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精霊を性的に愛でるスレ Part.5
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こちらは2ちゃんねるエロパロ板黒猫のウィズスレの避難所です
ギルマスでも精霊の妄想でもエロSSでもエロイラストでもなんでもどうぞ
注意書き
・精霊のバックストーリーの文をそのまま使うことは禁止(元ネタにするのはおk。ただし本文そのままはダメ)
・荒らしが出ても無視推奨
以下必要ならば次期スレに記載
過去スレ
精霊を性的に愛でるスレ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17048/1423188536/
精霊を性的に愛でるスレ Part.2
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17048/1425795357/
精霊を性的に愛でるスレ Part.3
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17048/1428677321/
精霊を性的に愛でるスレ Part.3(実質4)
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17048/1428677590/
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関連スレ
SS簡易保管庫
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17048/1426477486/
黒ウィズ性スレ作品への感想・要望スレ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17048/1430414946/
黒猫のウィズ 精霊を性的な目で愛でるスレ 避難所
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17048/1446732667/
※スマホアプリ板の同名スレの避難所です
似た名前ですが別スレなのでご注意下さい
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すれたておつりん
コラボコラボー
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5スレ目記念に何かSSをば…と思ったので軽い三択。全部は流石に書ききれんの
A ヒサメちゃん(某氏とは関係なし)が悪い人間に捕まっちゃっていろいろされちゃうおはなし
B クラリアちゃん中将が戦士たちに発破かけるのに「勝ったら一つだけ言う事を聞いてやる」って言っちゃうおはなし(ほのぼのかR18モード)
C ミコトちゃんのいけないあるばいと
文才とか期待しちゃいけない
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>>4
Aを所望する
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C!希望
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>>4
Aのヒサメちゃんをお願いしたい
某氏のヒサメちゃんだとある意味かなり興奮するが、さすがに不可侵領域だな
あとBのクラリアちゃんも捨てがたい
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え、じゃあ自分はBのクラリアちゃん中将閣下で!
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最近の人気イベキャラと一緒になぜか名前を挙げられちゃったAを希望!
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流れぶったぎってすまん
前スレの八百万将棋のSSでさらっとセイがルヴァルのところに出稼ぎしにいってる設定がじわじわきてる
貧乏とはいえそんなところにまで…
しかも色々あって衣装もらったって最初からミコトに着せるつもりでもらってきたよね
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神様はなんか皆貧乏になってしまった。余りまくってるゴールドを寄付できないかな…
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うわあーベルナさんのおっぱいが見たい
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唐突にすみません。前スレで画像が見られないと言っていた者です
さっき試したら見られました!お手数をおかけしてしまい申し訳ありません…
オルネちゃんかわいい!寒そうにマフラーしてるのに短パンにニーソで足がチラ見えするのすごくいい!もうその笑顔と肉まんだけで冬を乗りきれる気がします素敵なイラスト本当にありがとうございます!
「私からも感謝しよう。これはほんの礼だ、有り難く受け取りたまえよ」
https://m.imgur.com/RaqqJAn
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Aのヒサメちゃんが多いみたいだからヒサメちゃん書いてくる
他の二つはまた今度で
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本物のルイミーちゃんの前でエタクロルイミーちゃんをどろどろのぐっちょぐちょにしたい
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>>13
涎の付いている方をください
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コミケのセット再販してます
買い損ねた方がいたみたいなので
もう見てるかわかりませんが
ttp://store.shopping.yahoo.co.jp/colopl-store/015ot01.html
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あ、すみません間違えてしまった
スマホ板の避難所に書いたつもりでした
申し訳ない
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俺も比較的最近の子たちで三択をば
全部エロあり予定です
いま草案しかないので書き上がったものが違うものになる可能性もあります
1:ニティアちゃん 公式ストーリーから膨らませた、たぶん暗い話
2:クラリアちゃんとヴィラムさん 戦火展開交えた、たぶん暗い話
3:アリエッタちゃんがひどいことされる話
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>>19
2を希望したい
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3
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圧倒的3
新エッタさん、なんでもできるなら全体攻撃やめてくださいよぉ!と前叫んだのは忘れないぜー
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2でおねがいします
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3でアリエッタちゃんをひでぇ目にあわせてやってくだせぇ
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是非2のクラリアちゃんで
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クリスマスといえばシャロンテオ2015のストーリーとか出ないかなー
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これは同数だから先に3票貰った3からかな
2もそのうちに…
じゃあアリエッタちゃんに性的なイタズラしてくる
帰ってこなかったら塵にされたと思ってくれ
あっ、上から光の柱が…
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コノハちゃん路地裏に連れ込んで酷いことしたい
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コノハちゃんは猫さんがいない状態で某鬼ごっこにぜひ出場してほしい
捕まって罰ゲームを受けてるチェルシーちゃんとエステルちゃんの悲鳴を聞いて
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途中で切れてた
悲鳴を聞いて怯えて縮こまってる所をしっかり保護されてほしい
もちろん男たちから手厚い処置(意味深)も施されてどろどろにされながら大泣きしてる姿を想像したら非常に萌える
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鬼ごっこの続きを書く気はあるのよ…
気長に待ってくれると嬉しい
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コノハの戦闘ボイスは終始おどおどしてるから気持ちはわかるぞ…
あそこまで露骨にいじめてオーラを出してるのも珍しい
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ミカさまのお胸がっ…お胸が大きくなってる!?
これは天変地異の前触れなのか…
ヤバミカのミカ様も大きくなっちゃうん?
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ピノちゃん剃毛レイプ!
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(元々生えてない)
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それはそれで
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舐めがいがある
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ピノちゃんなら巾着プレイいけるなフフフ
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ピノは紙芝居の為に早く表情差分を作るんだ
白猫の会いたいよと泣く場面は表示は笑顔で狂気を感じるレベルだったぞ
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ピノちゃん袋詰めレイプ!
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寒いです、アルさんあっためてください!!
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ピノちゃんのSSそろそろ来ないかな…
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>>41
「アールさんっ♪」
「なんだ、ルシエラ?」
「寒いです、あっためてください!!」
「何をいきなり……。そんな格好してるからじゃないか?」
「えー誤魔化すんですかー?
……もしかして…照れてるんですかー、アルさん?」
「………照れてなどいない」(ギュッ
「ぴゃっ!?なななな、なにしてるんですかアルさん?!」
「………あっためろと言ったのはお前だ。」
ここまで妄想した ピノちゃんじゃなくてごめん
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これはいいアルルシ
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もしピノさんがアルさんをあの人認定したらとんでもない戦いが始まりそうだな
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>>43
ありがとう!
自分のループしている運命を知って可能性を見つけた後のアルさんが、
急に恥じらいもなくルシエラちゃんとイチャラブしようとする変化に萌えたw
はぁ・・アルさんマジイケメン
元帥危うし
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ループ打破に飽き足らず、ループ中の二人全員を
幸せ(いちゃラブ)にするべく時空を巡り始めるアルルシ
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>>43
「…えへへ」
「……なんだ」
「あんなに素っ気なかったアルさんが急に優しくなって私もうれしいです」
「…話してやっただろう、俺とお前はこういう…運命…らしい…」
「私もアルさんとはじめて会ったときからそうじゃないかなーと思ってたんですよねー、なんていうかこう…運命の赤い糸的な…」
「クエスアリエスでは完全に忘れてのんびりしてたにゃ」
「……ちょっと待っててください、不吉な黒猫を処理してきますので」
「魔王より不吉な黒猫がいるのか」
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>>44
>>46
ありがとうありがとう そう言ってもらえて何よりです
積極的なアルさんと戸惑うルシエラちゃん…あのシーンすごく好き
元帥はその…5番目くらいには好きだよ、うん
>>48
やっぱアルシエラはいいなー、見ててニヤニヤする。運命って口にするのは流石に恥ずかしがってるあたりがまた素敵
>>45
「に゛ゃぁぁぁ!痛いにゃ!ルシエラ、やめるにゃ!そこは引っぱっちゃダメにゃ!キミ、見てないで早く助けるにゃあ!!」
「天使に逆らった罰ですよー?さあ、これ以上痛い目に遭いたくなかったら、さっさとさっきの言葉を訂正して―――」
「ここに居たのね!?」(ザッ
「?………見ない顔だな、イザークの知り合いか…?」
「雪も降ってないのに、こんな所で逢えるなんて……!ありがとう神様っ!!」
「なっ――!?何なんだいきなり、抱きつくな!ちょっ…離れろ!」
「いったい何が起きてるんだにゃ…!?
………ルシエラ?どうしたんだにゃ…?」
「…………黒猫さん。わたし、少し…やるべきことが、できたみたいです」(ニコッ
続かないにゃ!
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>>45-46
つまりピノちゃんが元帥をあの人認定したら全て丸く収まる、と?
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ピノちゃんに屈した元帥もなかなか想像できないがこんな感じかな
英雄を守護する氷精 ピノ・マリアンヌ
ピノ「はーい、申し訳ありませんこんな格好で、シャワーを浴びていたものですから」
クラリア「貴様…最近ベルク元帥にまとわりついているとかいう…まぁいい、元帥閣下はおられるか」
ピノ「元帥閣下でしたら、まだシャワーに。用件なら私が承って伝えますけど?」
クラリア「くっ…もういい!また来る!」ギリギリ
ローヴィ「ピノ様、そろそろ会議の時間ですので元帥閣下をお呼びに参りました、お取りつぎ願えますでしょうか」
ピノ「はーい、───ねえディート?そろそろ会議が始まるってローヴィさんが…早く帰ってきてね?うん、ちゃんと信じて待ってるから…だから、ね?…うん、愛してる───」
ローヴィ「………」ジャキッ
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wwwwww
すごいですwwww
楽しいなwww
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ドルキマス軍の空気がすごく悪いww
ヴィラムさんならピノちゃんみたいな特殊な娘にも適切な距離感で対応できるきがする
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なら代わりにイツキをあの人認定にしよう(提案)
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>>51
すごい! 元帥め、ラブラブじゃないか…!
軍服姿のピノちゃんも可愛いだろうなあ…ちょっと欲しいと思ってしまった
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>>51
>ピノ「はーい、───ねえディート?そろそろ会議が始まるってローヴィさんが…早く帰ってきてね?うん、ちゃんと信じて待ってるから…だから、ね?…うん、愛してる───」
ここ生々しくて良いwwww
特に「ちゃんと信じて待ってるから」
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やめろおいこら
元帥はユペきゅんがいるんじゃww
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回廊に転がってるたくさんの可能性の一つだよ!
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ピノちゃんに堕ちた元帥…
どろっどろに濃密な関係になりそうですごい興味そそられる。
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ピノが母親似だったりするとどっぷり嵌ってすごく退廃的になりそう
幼児プレイをする元帥……?
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赤ちゃんプレイを注文したラムダさん思い出したじゃねぇか
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元帥を落とすのは相当難易度高そうだ
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雷闇チェルシーちゃんを酔い潰していけないことしたい
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火闇チェルシーちゃんをケーキバイキングに連れて行きたい。どことなくツンデレの気を感じるので
「そんなに食べて…太るよー」
「う…うるさい!」
って会話したい
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複数のチェルシーちゃんを見てたら前やってた赤青黄の三人でキャットファイトを実現できることに気が付いた
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チェルシーちゃんL化ということで、変なの書いてみたよ!
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「なによあんたたち!てんでだらしないじゃない!」
薄暗く、人通りも少ない路地裏
燃えるような赤い髪の溌剌そうな少女が地面に転がる男たちを見下ろしながら言い放つ
彼女の名はチェルシー・ネリム
とある異界の姫であり、宝具の力を行使できる魔法使いでもあった
チェルシーはギルドで自らの力を高める儀式を成功させた帰り道だったが
近道をしようと普段通らない裏道を抜けようとしたところ胡散臭い男たちに道をふさがれたのだ
「ここを通りたければそれなりの『モノ』を置いていってもらおうか、だっけ?」
男たちの言葉を反芻しながらチェルシーは決して豊かとは言えない胸を張りながら勝ち誇るように続ける
「ふふーん、残念だったね!闇の力を得たこのチェルシーちゃんの敵ではなかったね!」
普段のチェルシーであれば、すぐに逃げ出すなり大声を上げて助けを呼ぶなりといった行動をとっていただろう
しかし、この日のチェルシーは新たな力を得たばかりで気が高ぶっていた
闇の力を使ってみたいという欲求もあった
そして、それは大きな間違いだったのだ
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「むぐぅ!?」
突如として背後から布で口元をふさがれる
布に含まされていた薬品の臭いがツンとチェルシーの鼻を抜けると
ぐらりと、まるで地面が溶けてなくなってしまったような感覚に襲われる
戦闘であれば、卓越した魔法の使い手であるチェルシーがこのようなゴロツキたちに後れをとることは無かっただろう
しかしゴロツキたちの目的はチェルシーに勝つことではない
彼らは周到にも二段構えであり、路地裏の物陰に忍んでいた男が油断したチェルシーに背後から襲いかかったのだ
「なに、これ、気が遠く…!」
必死に薬の効力に抵抗しようとするチェルシーだったが
既に真っ直ぐに立つことすら出来ずに後ろに倒れ込みそうになるところを男に抱き留めるように捕まえられる
チェルシーがのした男たちが起き上がりにじり寄ってくるのが見える
「ひっ…!」
霞がかった視界の中で男の手がスカートの中に伸びてくるのが見え、思わず息をのむ
かがされた薬の力で足元はおぼつかず両腕は羽交い締めされてしまって動かせない
ごつごつした手はスカートの中を乱暴に這い回り、そして…
ずるーー……ッ!
タイツが引き下ろされ、肌が外気に触れる。
ただの物盗りではない!男たちの目的は…!
その確信がチェルシーの心を絶望に叩き落とす
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「いやーーー!!!」
こんな薄汚い裏路地で、得体の知れない男たちに汚される!
直面させられた恐ろしい事態にチェルシーは悲鳴を上げる
しかし男たちは、
「ああー!この肌触り!特上もんだぜこれは!」
「お、俺にも触らせてくれよ!」
「乱暴にするなよ!破けちまったら価値が半減だからな!」
「おおお!これは本当に素晴らしいタイツだぜ!!!」
しかし男たちは、チェルシーから奪い取ったタイツに群がり
チェルシー自身には目もくれなかった
「え?あれ?」
きょとんとするチェルシーに気づいた男たちからは予想もしなかった言葉が飛び出してくる
「あ、姉ちゃんは行っていいぜ」
「もう『モノ』はもう貰ったからな」
「脱ぎたてであることは最重要だが中身にゃ興味がないんだ俺たちゃ」
「え?え?え?」
徐々に薬の効果が切れてくるものの
ますます混乱するチェルシー
「俺たちゃ、タイツが欲しかったの!ほら、中身はとっとと行った行った!」
*****
トボトボと、夜道を力無く歩くチェルシー
助かった、助かったのだが…
「なんか納得いかないんですけどおおおお!」
チェルシーの咆哮が夜の町に響き渡った
この日、少女は一つ大人になった
そう、世の中には色んな変態が居るのだという
知らなくてもいい事実を知ることによって…
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(完結にゃ!)
あまりエロくないから向こうのスレでも良かったんだけど
チェルシーちゃんならこっちかな、とw
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チェルシーちゃんが無事でよかったと思う自分と「パパ助けて!」な展開を期待しまくった自分がいる…
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クリスマスガチャ明日からか
バラけないで一気に出して欲しいなあ
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お願いだーアルルシ明日にきてくれー!!
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押し倒されて下着だけ持ち去られた事件聞いたことあるw
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下着持ち去られてノーパン状態のチェルシーちゃんもいいな
風が吹くのを待つもよし、タービンを呼び出してめくらせるもよし
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寒い夜は履いているぱんつをいくつかに裂いてそれを燃やして暖をとるチェルシーちゃん
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チェルシーは三色ボイス共通なのね
見た目だけはおしとやかな水はギャップが凄い…
長期戦でうーん…、うーんと唸るのはアホッぽっくて可愛かった
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よく見たら火闇チェルシーちゃんのタイツってスカートに手を突っ込まなくても脱がせられるタイプでござった…
ttp://i.imgur.com/gBSrBul.jpg
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雷闇なら大丈夫だ、問題ない
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ttp://i.imgur.com/yqfIA5t.jpg
ほんとそうっすね
調子に乗って足元すくわれるのも雷チェルシーちゃんのイメージだし
L化きたー!タイツだタイツ!
って勢いで電車内で即興で書いたもんで考慮足りてなかった
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そこにエロがあってかわいいチェルシーちゃんが居ればそれで良いのさ!
アルシエラのストーリーが好きすぎて我慢しきれずガチャったらアルさん&ルシエラが来てくれた…!もう自分は明日死んでしまうのかもしれない
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チェルシー・ネリムは(また)家出をしていた。
「ふんっ、お父さんったら、いつまでもアタシを子供扱いして」
理由は(また)他愛ない誤解と行きがかり。
「お前なんか一人で外に出たらすぐに困るんだから! なんて」
些細まことでカッとなり(また)下界に下りてきた。
と、いうわけだが。
「どうしよう。道も分からない……」
さっそく困っている。
「なーんてね!」
急に独り言が明るくなる少女。
「へへん、こんな事もあろうかと、役に立ちそうな家宝を持ち出して来たもんねっ!」
じゃじゃん、と懐から宝石つきのペンダントを取り出す。
ネリム家に伝わるお宝の一、名をなんと言ったか。
「忘れたけどっ、持ち主が困らなくなるって効果はちゃんと書いてあったもんっ」
早速、ペンダントを握り締める。
「お宝さんお宝さん、道が分からなくて困ってますなんとかしてください!」
そんな願いで大丈夫か。
「大丈夫、心配ない。心配ない。心配ない……」
本当は心配。ぶつぶつ呟いていると、宝石が光った。
「きゃわっ!? 効果あった!?」
そして、
「お嬢ちゃん。迷子かい?」
声が掛けられた。
「ほら、やっぱり効果あるんだ!」
喜んで顔をあげたチェルシーだったが。
「ほう、こりゃあ可愛い娘さんだねえ」
「くくく、道が分からないならオジサン達がいい所に連れていってあげるよ?」
「ちょっと子供かなあ」
「いや、俺これくらいが好みだぜ。ぐふふ」
明らかに助かってなさそうだ。
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「わ、わわわ。」
周囲を見渡しても、助けてくれそうな黒猫を連れた魔法使いとか見当たらない。
チェルシーは再び願った。
「お宝さんお宝さん。いやらしい人達に囲まれて困ってますなんとかしてください!」
次の瞬間、宝石から光が放たれる!
「うわっ!」
男達が驚愕の声をあげる。
「や、やった!……あれ?」
またも歓喜は束の間。光が収まれば、何事もなくピンチの継続。
「驚いたけどこけおどしかよ!」
「こりゃあちょっとお仕置きしてやらねーとなあ」
囲みを詰めてきた男達。
一人が手を伸ばして、チェルシーのスカートをめくりあげた。
「きゃあっ!?」
悲鳴をあげた後、しかし、少女は戸惑った顔をした。
「おやあ、抵抗しねーのかい」
そう。チェルシーは男にスカートの裾をたくしあげられたまま。
まだ少し肉付きの薄い、しかし形のよい両脚と、その根元を覆う下着までも露わにされて、
男達の好色な視線に晒されながら、抵抗せずに立ち尽くしている。
「あ……、えと……、ん……」
頬が紅潮している。
羞恥の表情を浮かべながら、どこか恍惚としたような。
「へへっ、じゃあ俺も」
背後から、別な男が少女に抱きつき、それなりにボリュームのある胸を鷲掴む。
「ひゃんっ!?」
びくりと身体を震わせるが、チェルシーはまたも抵抗しない。
「俺はその可愛いお口を塞ごうかな!」
今度は正面から、三人目は強引に少女のファーストキスを奪い去った。
下半身を襲うのも、もはや視線だけではない。
複数の手が、多数の指が、少女の太腿、内腿、そして両脚の中心へと襲いかかる。
「あっ、ふあっ、ひゃあっ、あああんっ!」
状況は疑う余地もない。
チェルシーは、男達にレイプされつつあった。
だが、
「ああっ、あの、や……い……あれ? ……いや、じゃ、ない?」
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少女の混乱は、男達の侵襲以上に、自分の心に起因していた。
見知らぬ男に襲われる恐怖が、
無理矢理唇を奪われる嫌悪が、
身体を乱暴に嬲られる痛覚が、
どれも、否定に結びつかない。
(あ……きもち……いい……)
むしろ、快楽。
「おいおい、一丁前によがってるぜコイツ」
「子供みたいな顔して、実は変態かよ」
「うんうん。俺はロリ変態も好みだぜ。ぐふふ」
「実は誘ってたのか」
明らかに無抵抗でむしろ男を受け容れるかのような少女の態度に、俄然調子付く男達。
服の内側に指が入り込み、柔らかに膨らむ乳房を、その先端の瑞々しい突起を、
唇を開いて舌が入り込み、歯並びの良い歯茎を、ピンク色の可愛らしい舌を、
脚を割って掌が入り込み、丸く締まった臀部を、そして少女の最も秘密の場所を、
チェルシーは、身体中の恥ずかしい部分を責め立てられ、
やがて立っていることもできず草原に組み敷かれ、
そして、
「こんだけエロいんならまさか初めてはねーよなw」
そういって無遠慮に侵入した男を
「あ、あれ? マジ処女!?」
妙なことで驚愕させ、
「なんともったいない。じゃあ続きは俺が!」
「俺も俺も」
その後も、かわるがわる男達に蹂躙されて、陵辱の限りを尽くされ、
それでも。
「ふぁぁ……気持ちいい……気持ちいいよぉ……」
少女は一切の抵抗をしないまま、むしろ享楽と恍惚の嬌声を挙げ続けた。
◇ ◇ ◇
実は……。
ネリム家に伝わる宝の一。窮通の宝玉。
その効力は「持ち主を困らなくさせる」こと。
だがそれは、持ち主の抱えた問題を解決するのではなく、現状に持ち主が満足するようになる、という類の効力だった。
チェルシーは宝玉の効果と、もともとの性への興味が相まって、少女は男達に襲われる事を快楽と感じてしまった、ようだ。
◇ ◇ ◇
暫く後。
「え、えーっと、それで君、どうするの? 帰る?」
少女の全てを散らしておいて、
いまさら変に気遣った言葉をかけた男達に、チェルシーはこう言い放った。
「アタシ、帰らないから!「」
(おわり)
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今回はじめてチェルシーイベントやって可愛かったので衝動書き
出来は勘弁。失礼しました。進化前の緑の服も可愛い
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「ところでキワム
この私達に似せた人形、全部一人で作ったの?キワムがこんなに裁縫得意なんて知らなかったけど言ってくれれば手伝ったのに…」
「んー、それじゃ皆を驚かせられないだろ?それに全部ってわけじゃないぞ?
前に俺一人で買い物に出たことあったろ、あの時になんとなく似てる人形を買い集めてさ、そこに服を着せたり小物持たせたり…」
「あぁ…そういえば単独外出禁止のルール無視してアサギさんとトキオさんにこっぴどくヤられた事があったわね」
「…あのときのアサギさん怖かったな──逃げようとしたら無表情で指折られたし──」遠い目
「それだけのことをしたのだから当然です、キワムは反省が足りません」
「ニドトルールヤブッタリシマセン
…
と、とにかくさ!せっかく作ったんだし皆自分の人形や好きな人形持ってってくれよ!」
「アトヤー!私のコベニちゃん人形と交換しよー!」
「キ、キワム?あのもし良かったらキワムの人形…」
「よ、汚れるといけません、クロの人形は私が預かりましょう」
「余ったな」
「余ったわね」
「まぁ敵だからな…」
「仕方ないわね、タモンは私が貰うわ。ストレス解消位にはなるかもしれないし」
「なるほど…ではトキモリだったか、この人形は俺が貰おう、敵の研究になるかもしれ─」
「それはない」
翌朝──
「そ…それでそれで!?」
「ちょ、コベニさん」「トキオから、ミルクが、ビュルラーッと、トキモリのニンギョにかかりましたゆえ」
「…朝から騒がしいな、何の話だ?」
「あー…トキオ君、ちょっとお兄さんから色々と話がある。」
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チェルシーちゃんチョロかわいいw
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アトヤ、コベニ、ヒミカって三角関係だったりするのかな?
クリキワムのぬいぐるみ的に考えて
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コベニ→アトヤ→ヒミカ→コベニですか
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最近エロSSが投下されなくて寂しいのぅ…
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>>90
ずっとアウルム卿のエロSS待ってるけど時間かかりそうなので久方に俺もなんか書くか
誰のエロがいいだろうか
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ベアトとエルトのくっころコンビとか今熱そうな予感
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>>91
ベアエルトのくっころ
健康的な肌を晒してきたシールちゃん
リンリンちゃんに協力(意味深)
おっきくなったミカ様
気弱なクリネアちゃん
L化で調子に乗っちゃったチェルシーちゃん
三色チェルシーちゃんで負けたら罰ゲームのキャットファイト
お好きな物をどうぞ
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シールちゃんとピレットちゃんの汗だくプレイ!
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冬でも暖かいサマー性夜ってところか
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そういえばシールちゃんを転移魔法でいきなり雪原に放り出したらどうなるんだろ
さすがにエベレストみたいな高山に行ったら季節を変える能力も使い物にならなそう
雪とか見たこと無さそうだし寒さにもめちゃくちゃ弱そうだよね
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シール
「さ、寒い…。けど、私の心はまだ熱い!サマーセイヤー!」
なノリで何とかしてしまいそう
時化をねじふせたの見て、シールを退かせるのは無理と思ったわw
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白猫で雨の化身のツユハちゃんって子がいるけど、シールちゃんとの全面対決見てみたいな
感情が昂ったりするだけで大雨降らせるような子だし
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台風やゲリラ豪雨の出来上がりやね
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+西野さん
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>>97
そして巻き起こる大雪崩
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シールを寒い環境に置くのが無理なら、感覚を弄って
暑ければ暑いほど寒く感じるようにすれば凍えて動けなくなるかもな
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人肌で暖めるのが唯一の解決策と……
あれ、するとこっちはクソ暑い中でシールちゃんと抱き合うわけか。ま、それもまた良し
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松崎しーる
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>>103
>>102の魔法で感覚弄った後だとするとシールちゃんにとっては氷漬けになってるのと同義なんじゃ…
でも寒さに悶えるシールちゃんってイイネ
もっともっと悶えさせて苦悶の表情を浮かばせたい(ゲス)
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シールはやられた時にプレゼントが…というから、自分の痛みより
仕事を遂行できないで人の喜ぶ姿を見られないほうがダメ行く気がする
恨み節でもきたら、かなりのダメージいくんじゃなかろうか
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http://i.imgur.com/P2itVeq.jpg
mateからの画像アップテストでござい
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これコラ?本当の作画ミス?
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「姫様!」
苦難と危険に満ちた捜索の末、エルトが主を発見したのは、とある洞窟の奥広間。地底の泉の畔にて。
「姫様!」
倒れ伏すベアトリーゼを瞳に写し、思わず松明を投げ捨てて駆け寄る。
「姫様! 姫様!」
やけに明るいヒカリゴケの群生が周囲を照らしている為、松明が落ちても視界は十分にあった。
駆け寄り、助け起こす、一秒一秒がもどかしい。
「姫様! しっかりなさってください!」
敬愛する主を助け起こす女騎士。
「う……ああ……」
「姫様!」
ベアトリーゼが呼びかけに応えて、エルトの声に歓喜が満ちた。
ルクス=テルラの王女が敵に囚われたのはおよそ一月前。
追い詰められ、切り札の「綺光」を使ったベアトリーゼは、しかし、
大軍をも囮としたファナトール帝国の計略に嵌ってしまったのだ。
そして、エルトは何もできなかった。
己の命を捨てても主を護ると、何度も誓ったのに、
ベアトリーゼの危機に、近寄ることすら叶わず命だけを永らえたのだ。
それから今日まで。
王女を助け出そうと活動した女騎士の、半ば狂気じみた執念と気迫は、
薄暗い地下での再会という形で報われたのだ。
「姫様……お怪我は……」
ぼんやりと瞳を開けたベアトリーゼの様子からは、少なくとも大きな怪我はしていないように思える。
「あ……」
「水、飲まれますか?」
「……エルト……」
「はい……私です……姫様……」
エルトは感慨をもって主の声に応えた。
だが、
「エルトっ!?」
主の反応は、予想外のもの。
びくりと身体を震わせて、ベアトリーゼは部下の手から逃れようとしたのだ。
「ひ、姫様! いけませんっ!」
その身体に力はなく、エルトは彼女の身体をやさしく押さえる。
「う……」
水筒を取り出して水を含ませると、王女は素直に喉をコクリと鳴らした。
囚われの王女が逃げ出した。
噂を耳にしたのは、エルトが苦難の末、ついに主が虜囚となっている砦を見つけ出して間もなく。
今の再会は、その情報に力を得て周辺を捜索した結果である。
「エルト……すまない……どうして……」
だから、ベアトリーゼの謝罪と疑問符を、エルトは救出に対するものと受け取った。
「とんでもございません。私が至らぬばかりに、このような苦難を」
先程の反応を、目覚めの混乱によるものと解釈した。
「よくぞ、ここまでお逃げくださいました。」
だが、ベアトリーゼは部下が握り締める己が両手を悲しそうに見つめる。
「違うのだ……エルト……私は……もう……」
その時、バタバタと複数の足音が、洞窟内に木霊した。
-
空間に侵入してきたのは、異形の魔物達。
人型のものが多い。20体から30体くらいか。それに軟体状のもの、触手状のものが数体ずつ。
「やっと見つけましたよ。逃亡のお姫さま」
人型の一人、指揮官らしき男が、粘着質な声を出した。
「くっ、あと少しなのに!」
歯噛みするエルトが逡巡する間に、凛とした声が響く。
「エルトっ! 入口へ走れ!」
「はっ!!」
何度も受けた、烈断の号令。
考えるより早く、女騎士は主の指示を実践した。
「焔よ!」
奥義である焔剣を振りぬき、敵団の中央に炎の道を開く。
「姫様っ!」
エルト自身も炎を身に纏い、いや彼女自身が紅蓮の矢となって、
広間の入口までの道を突破した。
背後に、敬愛する王女がついてくるものと信じて。
「はあっ、はあっ! 姫様!」
しかし、手傷を負いながらエルトが退路を確保して振り返った時、
「姫……様……?」
ベアトリーゼは、未だ泉の畔に立ち尽くしていて、
「姫様っ!」
慌てて書け戻ろうとするエルト。
「来るなっ!」
そして部下に対するベアトリーゼの指示は、もはや悲鳴に近かった。
躊躇する間に、二人の間に敵の壁ができあがる。
「ひ、姫様っ!」
「逃げろエルト! お前は逃げてくれ!」
「私だけ逃げるなど! 姫様を犠牲にするなどっ!」
「違うのだ!」
再び、今度は逆方向の突撃を敢行しようとしたエルトの動きは、
主の悲痛な声に制止される。
「違うのだ……私は……もう……」
徐々に小さくなる呟き。
その途中で、
「言葉より、行動で見せてあげた方がよろしいですよ、ベアトリーゼ王女」
魔物達の指揮官がニタリと嗤う。
「何をっ!」
エルトは気色ばんだが、ベアトリーゼは青ざめる。
次の瞬間。
「んあああああんんっ!!」
悲鳴。
というには、あまりにも甘い鳴き声。
エルトは、主がこのような声を出すのを聴いたことがなかった。
そして、視界の奥で、彼女の主は、王女ベアトリーゼは、力なく崩れ落ちる。
「姫様っ!」
魔物達は、ある程度の空間をあけて、エルトの視界にベアトリーゼが入るようにしていた。
「み、見ないで……お願い……」
いつも毅然として凛々しかった主が、自分に向かって哀願している。
その願いを嘲笑うように、
ぱちん、
魔物の指揮官が指を鳴らした。
「あっ、あ、だめ、ああんっ、ふぁ、あ、ああ、うふぁあああっ!!」
今度は不意打ちでなく、必死に堪えようとしたのか、
王女が嬌声を挙げて地に這うまでにはわずかな時間があったが、
逆にそれは、己の痴態を部下に長く晒す結果にもなった。
今や、ベアトリーゼの行動の意味は明らか。
王女は、部下の目の前で、性感の絶頂に達してしまったのだ。
-
「くくくっ、いつもながら良い声で鳴きなさる」
指揮官の言葉は、これが王女の、囚われの日々の常態であったことを示す。
「逃げて……見ないで……エルト……あぁ」
ベアトリーゼの懇願を受けて、だがエルトは動けない。
「姫様! お気をしっかり!」
彼女の主は、このような陵辱に負けはしない筈。
その信頼は、しかし脆くも裏切られる。
「だ、だめぇ……ああ、ああんっ、あ、あんっ!」
指揮官は何の行動もしていないように見えたが、
王女は断続的な快感を与えられているのか、立ち上がろうとよろめきながら続けて喘ぎ声を挙げる。
「だめなの、だめ、逃げて、逃げ、ふあぁっ」
「姫様っ!」
「無駄ですよ。もう、ベアトリーゼ王女は、私の隷属魔法に支配されています」
まともに喋ることもできない王女の代わりに、魔物の指揮官がいやらしく説明を加える。
「私は彼女に指一本触れず、呪文の一つも唱えず、軽く思考するだけで」
「あ、あああああっ」
エルトの主は、腰を折り曲げて地面に手をつく。
鎧の下からすらりと白く美しい太腿が覗き、扇情的な姿勢になってしまう。
「自由に彼女の性感を操ることができるのです。」
「ひぅっ!」
膝を折るベアトリーゼ。
「そして、私は彼女と或るゲームをしています」
「!」
魔物の言葉に、快楽に紅潮していた王女の顔が青ざめた。
「だ、だめえ!」
再び立ち上がろうとして、
「くくく、彼女が3回絶頂に達する度に」
「あ、あぁ、やめ、や、ああぁ」
隷属魔法に与えられる快感によろめく。
「ひとつ、命令を聞いてもらうんですよ。できることなら、なんでもね」
「あ、やあ、こんなっ!」
既に2回の絶頂を迎えている王女は、必死に三度目の快楽に耐える。
結末は、エルトにも見えた。
「耐えていたつもりでしたか? 私がコントロールしていただけですよ?」
「ぁあああああああんんんんっ!!!??」
いとも簡単に、忍耐は突き破られ、
じょろ。
じょろじょろじょろ。
あられもなく、失禁までもをエルトの眼前に晒して、ベアトリーゼは三度目のアクメに達した。
「あ、あぁ、はあっ、はあっ、あ、あああ」
絶望に満ちた王女の顔。
エルトは驚愕しながら目をそらす事ができない。
「ふふふ、それでは、何をしてもらいましょうかね」
指揮官は一時思案を巡られるふうにして、痴態を隠すこともできないベアトリーゼを見やる。
「そうですね、こんなのが面白そうです。」
鎧と剣。
彼女の装備に目を留めて、指揮官はこう命じた。
「今すぐここで、<綺光>を使いなさい。鎧と剣があるから、できますね?」
-
「なっ!!」
エルトは驚く。ここで主が<綺光>を使えば、ここの魔物達は。
「この身体は傀儡ですから私は困りません。失って惜しい軍勢でもありません」
指揮官は、彼女の疑問を察して答える。
「それよりも……」
魔物に説明されなくとも分かる。
「だめ……エルト……逃げて……」
いま、この位置で<綺光>を使われれば、確実にエルトが巻き込まれるのだ。
「ひ、姫様……」
恐怖を感じながら、だがエルトは動けない。
やっと見つけた、彼女が全身で忠誠を誓う主を、
敬愛を超え恋慕すら抱いているやも知れぬ王女を、どうして見捨てられようか。
「何をしています? 鎧はあるでしょう? 剣もあるでしょう? 使えますね? <綺光>」
王女にかけられた隷属魔法がどのようなものか、「ゲーム」の支配力が何なのか、
エルトには判らなかったが、王女の身体はぎくしゃくと動き出す。
ままならぬ身体で、剣を構える、鎧が光りだす。
今のベアトリーゼの状態で、身体に莫大な負担がかかる<綺光>を使ったらどうなるのか。
「姫様! おやめください! 姫様の御身体が!」
無駄と知りつつ、
王女の心と行動は無関係と知りつつ、
エルトは、己の命よりも、主の身体を心配して制止する。
「エルト……エルト……」
ベアトリーゼは、そんな女騎士の姿を見つめる。絶望と、悲しみに満ちた瞳で。
刹那。
ほんの一瞬、ほんの一筋だけ。
その瞳に、己の意思の力が宿った。
「く、あ、つぁああああああああああああっっっ!!!!」
まさに全身全霊、魂の力で、
聖女騎士ベアトリーゼは、<綺光>の王女は、
王国の宝である伝説の剣を、同じく伝説の鎧に突きたてたのだ。
パアッと、洞窟の奥が昼間のように明るくなった。
「なんとっ?」
さしもの指揮官も、傀儡の魔物の口を通じてすら伝わる驚きの声を挙げた。
「ひ、姫様ああああああっ!」
光が収まりつつある中、エルトはベアトリーゼに駆け寄ろうとする。つまり、エルトは無事。
そして、魔物達の壁に阻止される、つまり、魔物達も無事。
パリン。
ガラスが砕けるような音がして、
光の中に砕け散ったのは、
「そ、そんな、まさか……」
光の中に砕け散り消滅していったのは、
ルクス=テルラの存在の証である<綺光>の力を宿した、鎧と剣であった。
どさっ。
王女は倒れた。
そして、エルトが目の当たりにしたのは、鎧の下に隠されていた、王女の服装。
-
ベアトリーゼの服は、おそらくは虜囚の身から逃げ出した時のものであろう。
囚人服というには装飾的に、肩や太股にはリボンやフリルがついている。
そして、あまりにも布地が少ない。
少ないだけでなく、女性が当然隠すべき部分を、殆ど覆っていない。
上半身は、乳房を下から持ち上げながら、乳首を露出させた胸布。
下半身は、極めて短いスカート状の布切れが巻きつけられ、
しかし腰に開いたスリットからは下着の存在が伺えず、臀部は殆ど丸出しである。
そのくせ足首や手首には無駄な装飾布が巻きつけられ、かえって性的な部位の露出を際立たせる。
娼婦ですら着るのを躊躇うような破廉恥な服だけが、王女ベアトリーゼの身を包んでいた。
「う、うぅ……」
ベアトリーゼがうめく。
生きていた。
それでもエルトはまず、そのことにホッとした。
「あ、あぁ……見ないで……」
だが、ベアトリーゼはエルトを恐怖の眼差しで見つめる。
女騎士は、主の恐れを、ようやく理解した。
「まったく。始末書が増えましたよ」
魔物が呟き、
「うあぁぁああっ!」
聖女騎士とよばれた少女の身体が、淫らな快楽に跳ねる。
「ま、いいですけどね。私自身は<綺光>の力にさほど興味はありませんでしたから」
「あ、ああんっ! ひゃぅんっ! ふあんっ! ふああああ!」
立て続けに、3回どころではない絶頂を迎えている事が、傍目にも分かった。
こんな痴態を、部下に、エルトに見られることを恐れたのだ。
先の凛々しい命令の声は、最後の力を振り絞って見せた彼女の気遣いだったのだ。
「お願い……エルト……」
絶え絶えな息の下で、ベアトリーゼは、
「逃げないなら……」
最も信頼する部下である女騎士に、
「私を……殺してくれ……」
そう懇願する。
「ああ、それも面白いですねえ」
魔物の指揮官はそう言って、配下に道を開けさせる。
エルトとベアトリーゼ、二人は魔物達に挟まれるように向かい合った。
「ひ、姫様……」
「後生だ……お前に……こんな私を見られるのは、辛すぎる」
「辛いなら気持ちよくしてさしあげますよ」
言葉通りに、
「あ、ああん! こんなっ!」
王女の苦渋の表情が、いとも簡単に淫靡に蕩ける。
「姫様っ!」
「くすくすっ、どうします? 止めませんよ? <綺光>の力の無い彼女に利用価値はありません」
「貴様ぁっ!」
力んだところで、ここにいる指揮官は傀儡。
しかも、その傀儡ですらまともにやりあっては倒せそうにない。
(今、私にできることは……)
今、エルトにできることは。
主の命に従い、彼女の恥辱を終わらせるべきか。
そうすれば、己の命も絶つ。それに迷いはない。
だが、
「お願い……あぁ……ん……見ないでぇ……」
己の無力故に救えなかった主を、その手に掛けることが解放なのか。
今もベアトリーゼは、隷属と快楽に身を委ねながら、エルトの侮蔑だけを恐れているのだ。
「……」
そしてエルトは決意した。
「姫様、私は」
剣を抜く。エルトの戦いを長年支えてきた相棒。焔の剣。
「おっ、やるんですか? やっちゃうんですか? 自分の主人を?」
揶揄する声は無視して、
「申し訳ございません。姫様」
エルトはベアトリーゼに深々と頭を下げて、剣を高々と掲げた。
-
「ん……」
ベアトリーゼは目を閉じて、魔法の快感の波に揺られながら、エルトが剣を振り下ろすのを待つ。
だが、斬撃はやってこなかった。
代わりに。
バキィィィィン!
強烈な、それでいて澄んだ金属音が、洞窟内に響く。
「!? エルトっ!?」
王女の瞳が驚愕に見開かれる。
エルトは、己の分身たる剣を、鞘で叩き折ったのだ。
「姫様っ!」
今や丸腰で、騎士は主の下へ馳せる。
魔物達は、エルトを阻止はせず、ただ退路だけは塞いだ。
「おやおや?」
その行動も、指揮官の声も無視して、
「私は、姫様と一緒におります!」
呆然とするベアトリーゼを、エルトは抱きしめた。
「エルト、私は、こんな状態で」
「関係ありません」
「エルト、私は、こんなに淫らで、いやらしく」
「それは、私も同じです」
エルトの言葉は、気遣いだけではなく、れっきとした事実だった。
さっきから、身体が熱く疼いて仕方がないのだ。
「それは私にかけられた隷属魔法の影響だ」
ベアトリーゼの顔が歪む。
「私に触れた者は、私と同様に淫らな身体になってしまうのだ」
だから、主は部下から逃げようとしたのか。
「だから、私に触れては……んっ!?」
だけど、王女の言葉を、女騎士は自らの唇で塞いだ。
(ああ、私はずっと、こうしたかった。)
主を唇を重ねて、エルトは心の奥底にあった欲求を自覚した。
「エル……ト……んんぅ」
「ひ、め、さ、ま……んふぅ」
驚きに見開かれたベアトリーゼの瞳が、うっとりと細められる。
「んっ、んくっ、くちゅ、ちゅぷっ」
「ふぁ、ん、あふっ、んん、んあっ」
王女と騎士、主と部下、二人の美女が唇を合わせ、
舌を絡めあう唾液の音が二人の間でいやらしく響く。
「ん……ふ……ぷふぁ」
「うぁ、はぁ、はぁ……」
唇が離れると、ベアトリーゼは荒い息でエルトを見つめた。
「申し訳ございません、このようなことを、姫様……」
視線に少しだけ我に返ったエルトは謝罪したが、
「姫様、はやめて欲しいな、エルト」
ベアトリーゼは微かに笑った。
「私はもう王女ではない。お前の主でもない。聖女騎士でもない」
彼女をその地位に留めていた<綺光>の力は、先程失われた。
「ただの女、ベアトリーゼだ」
そして今度は、いま少し明瞭に笑みを浮かべる。
「エルト、お前の事が大好きな、ただの一人の女だ」
「姫……ベアトリーゼ様っ!」
エルトは感極まって、再びベアトリーゼに抱きつく。
「お慕いしております。永遠にっ!」
「私もだ。エルトっ」
しっかりと抱き合う二人。
ベアトリーゼとエルトは、欲望のまま、心のままにお互いを求め合った。
-
「お楽しみのところ悪いんだがよぉ」
二人の逢瀬は、僅かな時間で打ち破られる。
「俺達もそろそろ、楽しませてもらおうかなぁ」
こいつら、喋れたのか。
指揮官ではない、取り巻きの魔物達の声に、エルトが抱いたのはそんな場違いな感想。
両肩に魔物の手が伸び、二人は引き剥がされる。
「あっ……」
一瞬、ベアトリーゼが切ない声を上げ、エルトは怒りを覚えたが、
「あ、ああんっ、喜んでっ!」
すぐに魔物達の指に身体をなぞられて悦びの嬌声を発するベアトリーゼを見て気持ちを変える。
あれが、聖王女の名誉から、王国再興の重荷から解放された、彼女の今の真実。
ならば。
(私も、同じ場所に堕ちなければ)
そうでなければ、ベアトリーゼはまたエルトを恐れるだろう。
エルトは、背後から彼女を制する魔物に身を委ねる。
「ど、どうぞ……んあああんっ!」
途端に複数の手がエルトの身体を這い回り、彼女は性感に突き上げられる。
ベアトリーゼと睦みあった時の穏やかな快楽とは天と地の違いがある、乱暴な刺激。
しかし、そんな荒々しい陵辱すら、眼前のベアトリーゼは、
「ああっ、いいっ、いいのっ、ちくび、摘んで! お○んこ、ぐちょぐちょに、ああんっ!!」
淫らな言葉を立て続けに唇から漏らして、身体をくねらせている。
そうであれば、エルトも同様に振舞うべきだ。
「あふぁ、あんっ! どうぞ、私の、アソコに、お○んこに、お○んぽ、ください!」
「ほーう綺麗だな。もしかして処女かい?」
「は、はいっ、すみません、私の、はじめてお○んこ、誰か、どなたでも、お使いくださいっ」
エルトも快楽に溺れながら、しかし、恥ずかしい言葉には若干の躊躇がある。
そんなエルトの身体に、魔法の力が浴びせられる。
(これは……隷属魔法?)
「サービスです」
指揮官がくつくつと笑った。
エルトは、喜びを持って隷属を受け容れた。
「あ、ああんっ、凄い、凄いの、気持ちいいのっ!」
途端に、身体を蕩かす快感が数倍に膨れ上がる。
(ベアトリーゼ様は、こんな快感にっ)
「ひぁああんっ!」
あっという間に、複数回の絶頂を迎えてしまう。
「おーい、お楽しみはこれからだぜっ!」
ずぶり。
エルトは、自分の処女がまだ奪われていなかった事にすら気付いていなかった。
「ああああああああああんんんんんっ!!」
そして、初めて男性器を挿入されたエルトの女性は、破瓜の痛みも性感に変えて彼女の理性を破壊した。
「あひぃ、ひぁんっ、しぃ、しゅ、しゅごい」
魔物達はかわるがわるエルトを侵略し、その度にエルトは嬌声を跳ね上げる。
-
「あ、あふぅ……ベアトリーゼ様ぁ」
自らが堕ち切ったと自覚して、元主に視線を向ける。
「エルトぉ……」
ベアトリーゼも、魔物達の陵辱に浸りきっていたが、愛する元騎士に目線を向けてくれる。
「ベアトリーゼ様、私、もはや、ベアトリーゼ様よりも淫乱でございます」
「そんな事はなかろう。私は今や性に溺れるメス豚だ……ひんっ!」
「ベアトリーゼ様がメス豚なら、私はメス犬にござります……きゃんっ!」
二人揃って、魔物達にお尻を突き出す。
「ベアトリーゼ様はこれに一月も耐えなさりました。私など数分でこうで……うふぅん!」
「エルトはまだ大人しい。私など、こうだ……んあっ!」
聖女騎士と呼ばれた元王女は、触手型の魔物に臀部を向け、双つの丸みを自ら両側に広げる。
「どうぞ……お尻の穴……入れてぇ……ああんんっ!」
誘いに吸われるように、彼女の菊門に触手が入り込む。
「べ、ベアトリーゼ様、負けませんっ」
エルトは多少の動揺を振り切って、スライムのような不定形の魔物に正対する。
脚をひろげて、自らでんぐり返しの姿勢をとり、上から覗き込む人型に笑顔を振りつつ、
「入れてぇ、エルトのお尻、貴方のおトイレにしてぇ……ひゃやんっ!」
言葉はすぐに叶えられ、エルトの肛門をゼリー状の魔物が覆いつくし、
狭い入り口を押し分けて直腸内に侵入してくる。
「う、うあぁぁあん……ん、ん、前も、お○んこもぉ」
すかさずのしかかった人型の魔物が、エルトの秘所を挿し貫く。
面白いように、魔物達は己の身体に張り付いて快楽を与えてくれる。
「ああん気持ちいいいっ!」
「やるなエルト。私も、前も、後ろも、おくちも……ふぐ、くぁ、あふぅん!」
「あ、私も、口でっ、エルトのおくちお○んこ、お使いくださーぃ」
ベアトリーゼとエルトは、時に背中合わせで両脚を開き、
時に並んで這いつくばってお尻を突き出し、競い合うように魔物達に己が肉体を晒し、
抱き合いながら協力して一本の男根を舐め回し、争って女陰にそれを収めてゆく。
性に溺れた雌達の鳴き声が、洞窟の中にいつまでも響いた。
……その日、リベラ=ドミニアからルクス=テルラという王国が消え去った。
一方、ファナトール帝国に所属する前線の一部隊では、
二人の美人娼婦が加わるという、些細だが兵士達にはそれなりに重要な出来事があった。
(おわり)
-
くっころコンビでした。先にベアトが堕ちてるパターンで妄想してみた
エロまで長くなった割にエロが短めで申し訳ない
魔物とかてきとーですが気にしないでください。失礼しました
-
素晴らしい。まさにくっころから堕ちるはかくあるべしみたいな?
いいものをみせてもらいました
-
シャロンは子供のままの方がいい派と、美しく成長なされて.....派で意見が割れそうだな
-
やっぱりこの二人はさんざん言われてたとおりくっ殺がよく似合いますね
しかもくっ殺(でも死ねない、殺せない)のパターン好きです
-
>>119
子供だけど身体だけ大人に成長とか、
大人になったけど子供に変身して悪戯とかいうパターンもあるぜ?
-
メルモちゃんだね
-
>>121
心は子供、身体は大人って駄目野郎のイメージしかなかったけど
お前の言葉で目から鱗が落ちた
-
>>117
乙です!
ベアト様ってば綺光使ったら無力って設定も
完全にくっころ属性な姫様だよね
-
祖国を裸で首輪つけられて犬の様に歩かされ、民衆の侮蔑の視線すら感じてしまうまで見えた
この展開だとプラーミャも堕落ルートまっしぐらだな…
-
裸に首輪されて民衆の前に立たされる展開とか
王女というだけでもう捗る
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ありゃなんか同じようなこと書いちまった。すまぬ
-
それだけくっころ王女には需要があるってことだ、気にしなさんな
さあさあ歩いてください王女様、民がお待ちかねですよ?
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王女様が皇女様でもいいっスよねーってシャロン様は女皇か
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シャロン様に首輪…だと
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シャロン様に首輪は難易度が高い
その前にまずはテオに首輪つけないと
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もしもテオがいない世界だったらシャロン様はどんなことになっていたかを想像するとムラムラしてくる
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モストロさん生きて復帰記念にマレーナさん(ハロウィン魔道杯2014の娘だよ)
人里から遠く離れた廃地にあると噂される、死者たちの住まう場所。
実際に目にしたという生者はいないが、確かにそこは存在しており、人ならざる姿の者たちは毎晩各々の暮らしを謳歌している。
身体が滅びても、暮らしの本質は我々と変わらない――彼らは食べ、遊び、眠り、そして愛する。
レストラン「アンデッド」は今夜の営業を終え、ディナーで混雑する時間と比べると、本物の廃墟のように静まり返っていた。
その奥にある灯の消えた厨房に向かう、ウェイトレス姿の女性がひとり。
彼女もまた死者であるが、血の気が無いという点を除くと、そこらの生きた人間にも劣らない美貌を持っていた。
彼女が厨房に足を踏み入れると、室内に備え付けのランプが意思を持つかのように点灯する。
そして、身体を鎖で縛られ床に横たわる大男の姿を照らし出した。
「――マレーナッ!?」
来訪者の姿を確認したモストロが、野太い叫び声を上げる。
本来、鎖を引きちぎるなど彼にとってはたわい無いことだが、いま彼を縛り付けているそれには光属性の魔力が込められており、
なんとか抜け出そうと苦闘したモストロの両腕に赤黒く灼け痕を作っていた。
「お待たせいたしました、シェフ」
困惑の表情を見せるモストロを後目に、マレーナが一礼する。
「なんのつもりだッ……!! やはり俺の店を潰しにきていたのか……!?」
モストロは以前、マレーナがレシピを盗み出しているのではないかと疑っていたことがあった。
結局のところそれは誤解だったのだが、彼女の疑惑が晴れてからもモストロは常に己の店を守るために気を張っていた。
それがまさか、二度も騙されるとは――やりきれない気持ちが襲う。
-
しかしマレーナは悲しげな表情になり、モストロの目前に膝をついて座る。
そして、モストロの顔を覗き込んだ。
「――違います」
「なんだと?」
「あなたが料理だけに気持ちを向けているのはわかってる。それに、一時ですが私がスパイと思われていたことも。
だからすぐには信じていただけないと思いますが……あなたが料理を愛するように、私もシェフをずっと愛していたの」
「だからって、こんな――」
「ごめんなさい。許されないことをしてるのは分かってるけど、このままではずっと気付いてもらえないと思って……。
……私、今晩でここでのお仕事は辞めます。私目当ての常連さんには伝えてるから、シェフはご心配なく。だから、今晩だけ――」
緊張からか徐々に消えゆく声でそこまで言ってから、モストロの耳元に顔を寄せる。
「――いただきます、シェフ」
死者にとって食事は必須のものではないが、暮らしに彩りを持たせるための習慣として行う者が多い。
同じように、ほとんどの死者は性行為による繁殖は行えないが、「機能」が残されていることは珍しくない。
もともとこれらの活動を重要視していない者が死者になると、そういった活動の存在自体が記憶の隅に追いやられてしまうことがある。
モストロにとっては、今行われようとしている行為がそれだった。
「まだ何もしていないのに、こんなに大きいだなんてっ……」
指を口元に当て、感嘆の声を漏らすマレーナ。
阻止する術もなく下半身を露にされたモストロは、心底困惑していた。
「マレーナ、一体何をするつもりなんだッ!?」
「何って……お分かりでしょう?とても気持ちの良いコトですわ。
私も久しくしてなかったから、上手くできるか分からないけど……一生懸命、あなたを満足させてみせますので」
そう言いながら、マレーナは側に置いてあった瓶を手に取り、モストロの男根に傾ける。
深紫色の液体が溢れ、茎全体とそれを支えるマレーナの左手を染めた。
「絶望ソース……少しだけ、使わせていただきます」
ソースを塗り込むように左手の指を遊ばせながら、マレーナが先端をを柔らかそうな唇に咥え込む。
(喰いちぎるつもりかッ!?)
しかし、モストロの懸念に反し、彼女は歯を立てることさえしなかった。
-
ぢゅぷっ、ぢゅぷっ……ぢゅぷっ……。
ソースをじっくりと味わうように、マレーナが口内で男根を滑らせ、扱く。
その度に粘度の高い唾液が混ざり、厨房に止めどなく音を響かせた。
「すぐ、たたへてあげまふっ……ぁ、んむっ……」
マレーナの宣言通り、変化は間もなく訪れた。
(……な、何なんだ、この感覚は)
彼女に舐られている部分が、死者には存在しないはずの"熱"を帯びてきている。
実際に体温が上がっているのか、それとも人間の頃の記憶が呼び戻した錯覚なのかは分からないが、モストロは確実にそれを感じていた。
「ふぁ、んっ……!ぁふ……んむぅっ……!」
ソースがすっかり薄くなってもなお、肉そのものの味を求めるかのように、口での刺激が続けられる。
ようやく彼女が唇を離す頃には、そこは完全に天井を向き、やはり生者と同じように脈動していた。
「ふふ……気持ちよかったみたいで、なによりです」
濡れた口元を拭いながら、まだ呼吸の整わない様子のマレーナが嬉しそうに微笑む。
「シェフ……私のも、見て……。あなたへのご奉仕だけで、もう、我慢できなくなってるの……」
マレーナがモストロの顔を跨ぐように立ち、スカートの裾を口にくわえる。
そして、湿った跡の残る下着を横にずらし、空いている手の指を秘部に滑り込ませた。
「んっ、んんっ……っふ、ぁ、ふっ……!」
自らを慰めつつ、布を噛んでくぐもった声を上げるマレーナ。溢れ出す液は、指先で絡め取ってもなお内腿を伝う。
眼前でその様子を見せられ、モストロは先程責められた部分が更に熱くなるのを覚えた。
「っはぁっ……最後は、いっしょに……ね?」
これからへの期待が抑えきれないという表情を見せながら、マレーナが立ち位置を後へと移動した。
-
彼女の腕ほどはある逸物が肉孔を分け入り、細い身体の奥へと侵入していく。
物理的な抵抗こそあるものの、滅びた身に痛みは感じない。
「あっ、はぁっ、あぁっ……!! すごいっ、これっ……!!」
久しく味わっていなかった性感を全身に受けながら、マレーナは悦びの声を上げた。
「見えますかっ、シェフ……?ほら、はいって、ますよ……?」
スカートをつまみ上げ、身体を反らせながら問いかけるマレーナ。
そこは不釣り合いな大きさのモノを咥え込みながら、ぬめる蜜を溢れさせていた。
「うっ、ぐっ……マレーナッ……!!」
未だ自由の利かない身体が疼く。死せるシェフではなく、本能を持った雄として。
――忘れていた。料理にばかり気を向けていたせいで、こんな営みがあるということを。
――知らなかった。こんなに近くに、ここまで自分を求める相手がいるということを――。
「シェフっ……、そのお顔、いいですっ……私も、ぞくぞくしてっ……ぁはっ、あぁぁ……んっ!!」
ただ互いの充足のために、一心不乱に身体を揺らし腰を打ち付けるマレーナ。
彼女の抑えようとする気もない嬌声はモストロの耳で響き、欲望を増幅させる。
もはや、身を委ねる他はなかった。
「――……おおぉッッ!!」
収まりきらない茎を押し込むように、巨体がひとつ揺れる。
それと同時に射られた精液が、マレーナの奥深くへと流れ込んだ。
「んんんっ……!! はぁっ、あ、あっ……!ああああぁぁぁっ!!」
それを心待ちにしていたかのように、彼女もまた甘く叫び声を上げながら達する。
絶えず痙攣する陰唇からは、挿さったままでも受け止めきれないほどの量が隙間から溢れていた。
「……私のわがままに付き合わせてしまい、本当に、申し訳ございませんでした。
今まで大変お世話になりました。このお店のことは、絶対に忘れません。
そして――素敵な夜を、ごちそうさまでした」
慣れない行為が起こした疲労感。それによって薄れた意識の中で、マレーナの声が白昼夢のように遠く聞こえる。
ようやく鎖の魔力が切れた頃にモストロが見たものは、床に脱ぎ捨てられた彼女の制服だった。
-
***
「や、マレーナちゃん。今日も会いに来たよ。おすすめ何?」
丸テーブルに肘をついた死者が、手を振りながら言う。
「ツキヨタケのパスタでございまーす」
それだけ答えると、両手一杯のトレーに料理を乗せた彼女は、店内をせわしなく周りはじめた。
ギィッ……カラン、カラン……。
出入り口の鐘が、新たな来訪者を伝える。料理を両手一杯に乗せたまま、マレーナは音のした方向へと振り返り、
「はい!いらっしゃ――」
来訪者の姿を確認した瞬間、歓迎の言葉を途切らせた。
「シェフ……!どうして、こんな所に……っ!?」
一通りの給仕を終えて余裕の出来たマレーナが、私服姿のモストロに耳打つように問いかける。
「いや、遠くのレストランに美人のウェイトレスが入って人気が出てるって話を聞いてだな。
まさかと思いながら行ってみたら、そのまさかだったというわけだ」
「なぜ、私を見に来るようなことを……」
声を詰まらせながら話すマレーナを、モストロが見据える。
「君目当ての客がいなくなって、店の売上は下がった。それは予想していたから別に問題はない。
だが、元々俺の料理目当てに来ていた客からも「味が落ちた」だの「熱気がない」だの言われるようになってしまった。
実際、自分でもダメになってるのが分かるんだ。このままの状態で店を続けても仕方がない。
――頼む、マレーナ。戻ってきてくれ。俺の店と、料理と、そして――料理しかなかった、俺のために」
数ヶ月振りに看板ウェイトレスが戻ったレストラン「アンデッド」はかつての繁盛を取り戻し、
のちに「夫婦が二人三脚で営む店」として長らく親しまれることとなったという。
(Finにゃ)
-
モストロさん所帯持つんかい!
いただきました!ご馳走様でした!
-
まさかのハッピーエンドw
-
まさかのモストロさんSSw
モストロさんもメリークリスマス!
-
「……はい、ではそのように。……そなたに任せます。
……いえ。もう少しお待ちなさい……よし……よし……いえ、これは……よし……」
皇界の玉座に座る皇帝シャロン・イェルグ。
幼くしてその地位に就いた少女は、様々な周囲の思惑を他所に成長し、
今や、若いながらもその権威を揺るぎないものとして執務に精励していた。
(本当に、ご立派になられた……)
彼女の傍らに控える「皇の剣」テオドールは、
その姿に感服しながら、一方で漠然とした不安を禁じ得なかった。
(シャロン様は、無理に御自分を押し殺してらっしゃるのではないか)
初めて出会った時に感じた、幼き皇帝の、あってはならぬ空虚さ。
テオドールの献身により、そして何よりシャロン自身の成長により、
それは彼女が成人する頃には払拭されていたと、そう信じていたのだが。
今のシャロンは、時折、空っぽに見える。
「今宵はクリスマス・イヴです。皆、存分に楽しんでください」
例えば今夜、華やかな宴の席で、大勢の家臣にかしづかれ、
その忠誠を受けるべくして受け容れている見目麗しき女皇。
傍目には完全無欠とも見える、彼女の立ち振る舞いを目の当たりにしても。
(これほど充実なさっているシャロン様を心配するなど不敬にも程がある)
決して口に出さず、努めて考えぬようにしても、
(シャロン様に、心から笑っていただきたい)
テオドールはふと、そんな感情を抱いてしまうのだった……
その夜。聖なる夜の、夜更けも近く。
コン、コン。
叩かれたのは、扉ではなく窓だった。
(?)
今夜は雪だというのに、外に人がいるはずもない。
悪戯な雪の精でも現れたか。
コンコン、コンコン。
「今、開けます」
誰とも知らぬ相手に律儀に返事をして窓を開けたテオドールは、
中庭の雪景色に目をやる間も、入り込んだ冷気に顔をしかめる間もなく、
「こんばんわテオ。開けるの遅いわよ」
「シャロン様!!!???」
窓の外で、自分を引き上げろと両手を伸ばす皇帝の姿に仰天した。
「よいしょ。外は寒いわね」
「一体何ゆえに、こんな酔狂をなさるのです」
普通に扉から入れば、いや、用があるなら呼びつけるのが当然であろう。
シャロンは美しい顔をしかめる。
彼女のしかめっ面など、どれほど久しぶりに目にしたろう。
「夜に出歩くと侍女がうるさいのよ。だから窓から抜け出してきたの」
「なんと……」
主君の御転婆に呆れながらも、テオドールは何故か安堵している自分に気がついた。
「それにね。聞いたのよ」
今度は屈託のない笑顔。これも、いつ以来か。
「サンタクロースは家の外からやってくるんでしょ。メリークリスマス! テオ!」
-
「聖夜の祝詞なら、さきほど宴でおっしゃいました。祝いの品も」
「ぶー」
ぷく、と頬を膨らませる皇帝。
その愛らしさに思わず手を伸ばしそうになって、テオドールは慌てて自制した。
「テオはあんなのが私の本心からのお祝いだと思っているわけ?」
「そうでなければ臣下が嘆きましょう」
「まあ、あの人達はあれでもいいわ。形式的な忠誠には、形式的な報いが必要だもの」
でも、
と、シャロンは無意味にくるんと身体を一回転させる。
「テオと私の間には、心の通ったプレゼント交換があってもいいと思うのよ」
ぎくり。
テオドールは青ざめた。
(私は、シャロン様へのプレゼントを用意できなかった……)
臣下が皇帝にクリスマスプレゼントを贈る慣習は、この皇界にはない。
それは置いても、何か、シャロンが笑顔になるようなものを差し上げたい。
そう思ってはいたテオドールだが、気の利いたアイディアも浮かばずに今日を迎えていたのだ。
「ふふっ、どうせテオは何も用意してないでしょうから」
「お、恐れ入ります」
「安心して、私がテオに、素敵なプレゼントを用意したの」
「はっ」
畏まって主君の言葉を待つ。
シャロンは小さな包み、というより封筒のようなものを差し出す。
「こ、これは」
これがシャロンからテオドールへのプレゼントだろうか。
しかし、宛名が、
「<最愛のシャロン様へ、汝の剣たるテオドールから>?」
困惑するテオドールに、シャロンがにっこりと微笑んで言った。
「テオに、<私が欲しいプレゼントを私に贈る>、っていうプレゼントを贈ります」
「……ややこしい言い回しをなさる」
「い、いいでしょっ。気が利かないテオに気を利かせてあげたのよ」
「私は、もとよりシャロン様の命であれば何なりと」
「命令じゃやなのー。テオから贈って欲しいのー」
駄々っ子のような台詞で首を左右に傾け、テオドールを覗き込むシャロン。
こんなに伸び伸びと活き活きとした表情を見るのは、いつ以来だろう。
(……こんな芸風ではなかった気もするが)
やはり玉座の日常は、相当なストレスになっているのかも知れない。
「では、謹んで申し受けます。どうぞ、お受け取りください」
「有難う!」
シャロンは、ごく小さくではあるが、文字通り飛び上がって封筒を受け取った。
さっそく開封する。
「……なにかなー、なにかなー」
「……流石に白々しいです」
「なになに……やったあ! 嬉しい」
「一体なんなのですか? プレゼントの中身は」
贈り主と受贈者のものとしては不可思議な会話をして、テオドールが覗き込んだ少女の手元には。
<<肩もみ券>>
テオドールはシャロンに仕えて以来、初めて主君の頭をひっぱたきたくなった。
-
「あっ、そこっ、いいっ、あんっ、ああん」
「変な声を出さないでください!」
「だってぇ」
美しい女皇にうっとりと振り向かれると、
嘆かわしく思いながらも、心臓の鼓動が早くなるのを抑えられず口ごもる。
「最近机仕事ばかりで肩こりが酷いのですよー」
「それはお察しします」
「今日のドレスも窮屈でしたし」
言われてテオドールは、眼前のシャロンが薄いネグリジェ姿なことを意識する。
「もっと下の方もぉ」
「お戯れはほどほどになさってください」
「私は真面目よ?」
「余計悪いです」
テオドールは逸らす話題を探した。
会話を続けると、自分が窮地に追い込まれるか、シャロンを泣かせてしまいそうだったから。
「私からのプレゼントは、一枚ではないようでしたが」
「そうそう」
乗ってきた彼女にホッとしたのも束の間。
「ふふん。どれにしよっかなー、これがいっかなー」
鼻歌混じりにカードをめくる皇帝の姿に猛烈に不安を覚える。
やがてシャロンは、一枚を選んでテオドールに示した。
「やっぱり、これね!」
<<お馬さんごっこ券>>
テオドールは泣いた。
「テ、テオ? どうしたの? 泣くほど嬉しかった?」
「情けなくて涙が止まりません」
「えー、だめー?」
「御年齢を考えなさってください」
「テオはロリロリした私の方がいいの?」
「下界でおかしな言葉を覚えるのはおよしなさいとあれほど……」
「あら、こっちでもみんな言ってるわよ? テオドールはロリコンって」
がっくりとうな垂れる<皇の剣>テオドール。
「嘆かわしい。あの純真無垢なシャロン様は何処へ行ってしまわれたか……」
呟いた時、
「ここにいるわよ」
そっと手を引かれた。
「!?」
顔を上げると、目の前に。
「私はいつも、テオの側にいるよ」
幼き日の、懐かしい子供の頃のシャロンの姿。
「……」
テオドールは絶句したが、すぐに立ち直る。
「これは酷い」
「うわーん、テオがイジメるぅ〜!」
突っ込んだら泣かれた。
「ぐ……」
魔法で姿を変えただけと分かっていても、
「テオが乗せてくれない……テオのお馬さんに乗りたいのに……」
絶対からかわれている。そう確信していても、
「ぐす……うっ……テオぉ……」
がばっ。
「どうぞお乗りくださいっ!」
思わず、テオドールはシャロンの前に四つん這いになって叫んだ。
-
「わーい♪ お馬ぱっかぱっか」
「……」
広い室内を三周しても、シャロンはまだご機嫌で次を促す。
「……私の知っている子供時代のシャロン様は、このような事はなさらなかった」
憮然として呟く。
「できなかったの」
真面目な答えが返ってきて、テオドールは思わず主君を見上げ、
「痛たたた」
首の角度が無理すぎた。
「馬鹿ね。大人しくしてなさい」
そういって前を向かせると、シャロンの方がテオドールの首筋に顔を寄せた。
「テオは、私にとって唯一の世界だったから」
子供の声のまま、しかし口調は大人びて、半ば独り言のようにシャロンが囁く。
「シャロン様……」
「子供心に嫌われたくないって、思ってたのね」
「……途中からは、けっこう我儘でいらっしゃいましたよ」
途中から、の前の事を、テオドールは明確には思い出せないが、
必要になれば居場所すら自然と察知するほど結びついた二人の心も、最初から通い合っていたわけでない事は記憶している。
「その頃には、流石にお馬さんはねぇ……」
「最初から何の心配も、なさる必要はなかったのに」
「そうよね。テオは、私の事、いつでも考えてくれるものね……」
テオドールの背に身体全体を預けて、皇帝はもはや背中から彼に抱きついている。
「これまでも、そして、これからも。そう?」
「仰るとおりです」
彼女が望むなら、四足の獣にもなろう。
「私は、この身果てるまで、皇の剣、いえ、シャロン様の剣でございます」
「ありがとう……」
ぎゅ、と首を抱かれた。
テオドールは目を閉じて、その感触に酔いしれた。
「と、いうわけで、中庭一周ね! テオっ!」
「今しがたの感動を私にお返しください! シャロン様っ!」
反射的に立ち上がって、シャロンが背中から落ちた。
「きゃ」
「も、申し訳ございませんっ!」
尻餅をついて涙目で見上げる子供の姿に、テオドールは慌てて手を伸ばす。
「ぐす……テオが落とした」
「あああああ」
絶対に嘘泣きだと分かっているが、主がちょっと拗ねていることも分かってしまうテオドールである。
少し逡巡してから、
「ひゃ!?」
ふわり。
両手を女の子の身体に回して、テオドールはシャロンを抱き上げた。
「て、テオ?」
「中庭は寒うございます。散歩なさるなら、これで」
お姫様抱っこで。
そんな単語を、皇帝が知っているかは定かでないが。
「私、<お姫様だっこ>のカードは使っていませんよ」
知っていたようだ。
テオドールは溜息をついた。
「サービスです」
「えへへ……」
腕の中の少女が、溶けるように笑った。
-
二人は、白銀の中庭に降り立つ。
「うわあ、綺麗」
「……そうですね」
シャロン様の方が綺麗です。とは、思っても言わない。
「ねえ、テオ? 怒らない?」
「怒りませんよ。なんですか?」
「……えいっ」
「うわっ!?」
突然、テオドールの両腕にかかる手応えが変化した。
落としそうになるのを必死に抱えなおすと、
彼が抱きかかえているシャロンは、もはや子供の姿ではなく、
「……戻っちゃった」
「……」
絶句しながらも、テオドールは主君を離しはしない。
「……重い?」
「シャロン様は、重くはございませんが」
皇女は、大人になっても軽かった。
「小さい方が良かった?」
「まあ、それは」
「やっぱりテオはロリコンね。がっかり」
「……落としましょうか?」
「きゃー、こわーい」
護り手の首っ玉にかじりつく、皇帝陛下。
ひとしきり騒いだ後、笑顔。
幸いなことに、雪の深夜。中庭に面した窓に灯りはない。
宮廷の他の者が見たら眉をひそめるでは済まないかも知れない。
皇帝と剣には、踏み越えることの許されない一線がある。
「メリークリスマス、テオ」
「メリークリスマス、シャロン様」
言葉以上の感情を交し合った二人は、
だから心の中でだけ、互いの永遠を誓うのだった。
(おわり)
-
シャロテオでお馬さんごっこしたかっただけなのに、
昨日書き始めたら長くなって5レスも消費してごめんなさい
キャラが違ったり設定がやっつけなのも毎度ながらごめんなさい
こんなんでも書くのに夢中になって、ガチャ最後の1回やろうと思って残してた
5栗を使わずに20時過ぎてしまったのは痛恨でしたorz
-
お疲れちゃん!
テオさん、皇界の住人どころかシャロン様本人にまでロリコン呼ばわりされてるしw
まぁ現実とはちゃんと向き合わないとね
-
乙!
ウィズの中でテオシャロが一番好きなカップリングだからすげーニヤニヤしたw
-
お疲れ様です!
アルシエラといいテオシャロといい、ラブラブしてるのは微笑ましくていいな
来年はきっと引けるさ…!
-
うちにも成人シャロン様は来てくれなかったな…
去年のロリシャロン様は来てくれたんだけどなー
まぁL進化はしてくれたからまたレイドで活躍してもらおう
-
適度にギャグも入ってるのが気に入ったぜw
お疲れ、そしてありがとうな!
-
ああ久々に言おう
テオはロリコン イザはシスコン…
-
そしてアルさんはルシコンですねっ!
-
>>153
ルシエラ早く寝ろよ
-
「なんだか目が冴えちゃって眠れないみたいです…。アルさーん、助けてくださーい。」
「……仕方ないな…。こっちに来い、ルシエラ。」
「…………!」
こっちに来たルシエラちゃんとアルさんがどうやって眠ったかは想像にお任せします
寄り添いあって幸せそうに寝息をたてる二人はかわいい
-
アルルシはいちゃいちゃするのはかまわんけど、ロストエデン導入時の
エルデス討伐からアルドベリク放置してだらだらしてたのは本当に何だったんだ
ルシエラが明らかに忘れてた描写はいってるし
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魔界に帰ったら今回のゲームオーバー(この世界での二人の別離)
が待っている事を無意識に察して、健忘症に逃避してたんじゃないか、と強引に解釈してみる
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長い間一人きりだったせいで孤独感や絶望がしみついていて、「どうせ自分を待っていてくれる人なんていない」という思考に至っちゃうのかなと思った
たしかそんな感じのことを言いかけるシーンがあったので。
ただ、言葉を表面的にとらえただけの解釈なので、ストーリーを鑑みると別れを察した説のほうが合ってる気がする
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正月元帥かっけーーー!
相変わらず帽子はとらないんだな
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帽子取ったらドゥーガみたいになってるからな
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笑ってはいけないドルキマス軍24時か
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マジでそれやってほしいなぁw
年末年始の番組同じメンツばかりでなんだかなだし
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とりあえず案内役はローヴィで
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小道具係りはヴィラムで
ピコピコハンマーから小林〇子ばりの大型装置まで作れるさ
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ローヴィがお前らみたいなもんがーとか言うのか
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エロパロスレの皆様、新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。(主に下半身的な意味で)
今年も宜しくお願い致します。(主に下半身的な意味で)
【褒めて】アルティメットなアリエリSS【伸びる子】
私――アリエッタ・トワ。
世間からは『稀代の天才魔道士』とか――
『天災魔道士』とか『歩く災害』とか『大魔道怪獣』とか『ドラまた』とか――って、これは違うか。まあとにかく不名誉な二つ名が多い。
魔道を究めんとするこの世界に於いて、“二つ名”というのはやっかみ半分な処もあるので、有り難い事だと思っておく。
――というか、一々気にしていたら、それこそ私を妬んでくる奴等の思う壺だから、絶対に気にしてなんかやらない。
好きなものは、大規模攻撃魔法と魔道の研究。
好きな人は――エリス=マギア・シャルム。
「――アリエッタには内緒にしてほしいの」
湯浴みから戻って部屋の扉を開けると、ちょうどエリスがリルムとソフィにそんなことを言っていた。
扉を背にしたエリスは気付いて居ないようだが、こちらを向いているリルムとソフィが「あっ」という顔をする。
私は素早く口元に指を当て、静かにするようジェスチャーで伝え、なるべく音を立てないようにそっと室内に進入する。
私と一緒に湯浴みから戻ってきたレナ・イラプションは、何となく事態を察したのか、悪戯っぽい笑みを浮かべて音を立てずにするりと室内に入り、素早く自分のベッドに腰掛けた。――本当に、空気をよく読む人だ。
リルムは深く考えずにこっくりと頷いたが、ソフィの方は若干青ざめ、引き攣った顔でこくこくと頷く。――うーん、別に取って食べたりするわけじゃないんだから、そんなに怯えないでもらいたい。
この二人とは、この街に入って――具体的には〈グリモワールグランプリ〉という魔道士の大会で知り合ったのだが、話していて面白いし、気が合ったので宿代の節約も兼ねて一緒の部屋で寝起きしている。
リルム・ロロット――魔道の名門たる“ロロット家”の娘であり、今は『魔道百人組手』とやらのために、諸国を旅しているらしい。エリスとは浅からぬ因縁の、長年の宿敵である魔杖〈エターナル・ロア〉の現在の所有者で在り――それに関して一悶着あったのだが、とりあえず丸く収まっている。
そして、ソフィ・ハーネット――とりたてて名の在る魔道士では無いが、その実力はレナやリルムに勝るとも劣らない。特に、その魔道の知識に対する造詣の深さは、私やレナでさえ舌を巻くほどだ。
リルムが『天性の魔道士』であるとすれば、ソフィは『努力の魔道士』といったところか。見れば見るほど凸凹なコンビだが、不思議と息はぴったりの様だ。
ソフィ自身は、努力家であることをむしろコンプレックスに感じているようだが――それに関しては、『比べる相手が悪い』としか……
「あ……あのね? ソフィとリルムは、その……せ、……性欲って、どう処理してる……?」
「ほえ? せーよく?」
もじもじしながら切り出したエリスの言葉にリルムは首を傾げ、隣に座ったソフィを見、
「“せーよく”って何? ソフィちゃん、解る?」
と、耳まで真っ赤にして俯いているソフィに、とんでもないことを聞く。……それは、他人事ながら、「あまり聞いてやるなよ……」と思ってしまうほどだ。
「え、えーと、“性欲”っていうのはね、……そ、そう、『えっちな気持ち』の事で……」
しどろもどろになりながらエリスが説明するが、リルムには伝わっていないようだ。
-
よく解っていないリルムに、ソフィが頬を染めながら何かを耳打ちする。……それでリルムも漸く理解できたようだ。「あっ」という顔でソフィを見、ソフィが頷き返す。
――そして二人はおもむろに抱き合った。
「リルムちゃーん♪ ……と、たまにロアちゃん」
「ソフィちゃーん☆ ……………………と、たまに杖」
ソフィとリルムの言葉に、エリスは見るも無惨なほど狼狽えた。
「ええっ!? そ、そんな、女同士なんて、そんな……」
――私はそんなエリスに、後ろからするりと抱きついた。
「んっふっふ。ソフィとリルムも女同士で愉しんでるんだし、エリスも早いとこ観念して私のものになっちゃいなよー。苦労はさせないよ?」
「きゃああああ!? アリ、アリエッタ!? いつの間に戻ってきたのよ!」
「ついさっき。」
「だ、黙ってたのね!?」
涙目になってエリスがソフィとリルムを見るが――
『そちらのアリエッタが黙っておくようジェスチャーで指示したので、ソフィと小娘はそれに従ったまでだ』
私がそうジェスチャーで言ったんだよー、と言うより先に、涼やかな男の声が響いた。
室内に男の姿は無い。が、声は確かにリルムの傍ら――に置かれた杖から響いてきた。
「ばらさないでよ、ロア。……縦に割っちゃうよ?」
魔杖〈エターナル・ロア〉――意思持つ武器であり、その強大な魔力を手にしようとした者の意思を奪い、精神を乗っ取るという伝説の魔杖。
エリスのお祖父さんの意識を乗っ取って暴れまわったせいで、エリスとエリスの一族は王都から追い出され、迫害されてきた。
……見つけたら絶対縦に割ってやろうと思っていたけれど、リルムの懇願もあって、それは保留にしている。
『……縦に割られるのは困るな』
「横ならいーの?」
『横もダメだ』
「――とにかくアリエッタ、ちょっと離れて」
私とロアのやり取りを遮って、エリスが無理矢理背中に引っ付いた私を引き剥がす。
「あーんもう、そんなに邪険にしなくったっていいのにー」
ぶーたれる私に、エリスが深々と嘆息する。
「全くもう……アリエッタ。いつも言ってるけど、冗談はほどほどにしなさい。」
「いつも言ってるけど、冗談じゃなくて本気なんだってば。エリスと結婚して、お金は全部私が稼いできて……子供は二人くらい欲しいよね。出来ればシャルム家の〈封印の魔道士〉を継げる様に育ててあげたいなあ」
『子供……って、出来るのか』
夢を語る私に、ロアがそう口を挟んでくるので、私はにっこりと頷いた。
「ち○こ生やす魔法は絶賛研究中だよ」
「女の子が『ち○こ』とか言わない。」
「じゃあち○ぽ」
「『こ』でも『ぽ』でも、ダメなものはダメ!!」
エリスが私の頭上に拳骨を振り下ろす。……ちょっとしたお茶目なのにー。
「……はっ。閃いた。ロアに乗っ取られた人は姿が変わるってことはもしかして……!」
「やめなさい。貴女みたいな攻撃力高い魔道士が乗っ取られたら手に負えないから」
「体だけ借りてロアの意識を押さえ込む魔法を確立させちゃえばいい」
『やめれ。というか、我にだって選ぶ権利が在る。貴様のような跳ねっ返りは小娘一人で十分だ』
……失礼な。
私が憮然とすると同時、それまで黙って経過を眺めていたレナが遂に吹き出した。
-
「……もう、笑わないでよ、レナ」
「ごめん、ごめん。……エリスー、アリエッタはかなり本気みたいだし、付き合ってあげたらどうなの?」
「い、嫌よ。私はもっとこう、逞しくて格好良くて、出来ればお金持ちで……」
「アリエッタも逞しくて格好良くてかなりのお金持ちだと思うよ? あれだけの魔道技術持ってるんだし」
「そ、それはそうだけど私としてはもっとこう……白馬の王子様みたいな」
エリスが其処まで言うと、レナ――だけじゃなくてソフィとリルム(と、表情は解らないけど多分ロアも)は、深い深い哀れみの目でエリスを見る。
「な、何よ。いいじゃない、夢くらい見たって」
「うん、いや……悪いとは言わないけどね、うん……」
「そーいえば、レナは誰かと付き合ってたりしないの?」
レナの浮いた噂は聞いたことが無いが、ふと気になったので、私はそうレナに尋ねる。
「居ないわ。――貴女たちみたいな、話してて楽しい相手なら一緒に居てもいいけど、そうでない相手と一緒に居たってつまらないだけだもの。」
「んーじゃあレナは、性欲とかどうしてるの?」
気になったら聞かずにはいられない性分なので、感情の赴くままにレナに問い掛ける。
レナはその美しい口許に蠱惑的な笑みを浮かべ、
「さあ? どうしてるのかしらね」
と言った。……うーむ、やはりレナの方が一枚も二枚も上手の様だ。
「そういうアリエッタはどうなの?」
「私?」
逆に問い掛けられて、私は宙を見上げた。
「ちょ、ちょっとレナ。あんまりアリエッタに妙な話題振らないでよ」
エリスがレナを制止しているが、私は構わず宙に向けて呟いた。
「――出てこい、本!」
ぶぁさっ……と重たい音を立てて、宙空から一冊の分厚い本が現れる。
……リルムの横でロアが『びくぅっ!!』とか声に出して震えているが、まあ気にしない。
私はベッドから立ち上がり、勢いよく指を天井に向けた。
「ちょ、やめなさいアリエッタ!」
「からの――エロの型! 触しy」
「――だから、それをやめなさいつってんでしょうがあああああっ!!」
認識出来たのは、エリスが杖を振り下ろすまでで。
――私の意識は、そこで途切れた。
「うう、痛い……」
こぶになった箇所を撫でさすりながら、涙ながらに呟く私に、
「貴女が変なことするからでしょ。――ほら、口ばっか動かしてないで、手も動かす!」
無慈悲なエリスの言葉が掛かる。
「はぁい……」
元より、エリスに反抗するつもりは無い。私は大人しく、魔道障壁の修復に取り掛かる。
「全く……またビジェックみたいなのが復活したら困るから、さっさと修復済ませるわよ」
「はぁい」
ビジェック――かつてこの地を荒らし回り、〈封印の魔道士〉によって封じられた、古の魔道士。
その魔道士は色々あって復活し、色々あって退治された。
――と。
「あ、あの、アリエッタさんっ」
後ろから響いた可愛らしい声に、私はそちらを見る。
其処に居たのは、私たちと同年代くらいだろうか。見るからに魔道士といった少女だった。
「?」
知らない少女の姿に私は首を傾げるが、少女は嬉しそうに私に駆け寄ってくる。
「初めまして! 私、メリィ・ミツボシって言います! えっと、その……一応、グリモワールグランプリの優勝者で……」
グリモワールグランプリ――平たく言えば、魔道士のバトル・ロワイアルだ。
エリスは運営として、私は勿論出場者として参加していたのだけど、途中、魔杖〈エターナル・ロア〉をめぐるゴタゴタがあり、そっちに気を取られているうちに、いつの間にか優勝者が決まっていた。
-
……何となく、彼女の言いたいことを察した私の前に立ち、メリィは恥ずかしそうに言った。
「あの……ご迷惑は承知なんですが……アリエッタさんと是非、戦ってみたくて……その、大会中に勝負してみたかったんですけど、何だか知らない間に優勝になっちゃって……」
「えーと……」
魔道士にとって、こうして勝負を挑まれるのはむしろ誇らしいことではあるし、私自身、大会ではっちゃけられなかった気持ちが不完全燃焼気味ではあるのだけれど……
ちらり、とエリスを見ると、エリスは苦笑して肩を竦めた。
「――いいわ。後は私がやっておくから、アリエッタはメリィさんと勝負してらっしゃいな」
……やっぱりそうなるか。
勝負を受けるのはいいのだけど、でも出来ればエリスに見てて貰いたいんだけどな……
「あ、あのっ」
しかし、エリスの言葉に何故かメリィは慌てて両手を振った。
「勝負してみたいって言ってるのは、私だけじゃなくて、大会参加者のレプスちゃんとサネーさんって人も居て……えっと、出来れば明日のお昼に、噴水広場の所でお願いしたいんですけど……」
「解った」
頷く私に、メリィは嬉しくて仕方がないといった笑みを浮かべる。
「ありがとうございます! じゃ、また明日、宜しくお願いしますね!」
「うん、また明日」
メリィと手を振って別れてから、後ろでエリスがくすくすと笑う。
「さすがアリエッタ。人気者ね」
「うーん、人気……なのかなあ。でも、名のある魔道士と勝負してみたい気持ちも解るし、自分がその『魔道士』に選ばれたのなら、光栄だと思うしね」
さて、そうと決まれば早いとこ修復を済ませて……と腕捲りをする私に、エリスが首を横に振る。
「アリエッタは、明日に備えて魔法の練習をしてきたいんでしょう? 後は私がやっておくから、アリエッタは明日の準備に集中しなさいな」
「で、でも……」
「いいから、いいから。――勝負を挑んでもらった以上、相手に失礼の無いように全力で戦わなきゃ。……ね?」
小さい子供を諭すようにそう言われ、私は俯いた。
「……練習もしたいし、真剣勝負だから失礼の無いようにとは思うけど……その、勝負するとこ、エリスにも見てて貰いたいなあ……なんて……」
もじもじしながらそう言うと、呆れるかと思ったエリスはしかし、微笑を浮かべて私の頭を撫でた。
「勿論、見に行くわ。――頑張るのよ」
「――うん!」
そうと決まれば話は早い。身を翻して駆け出す私の背に、エリスの言葉がかかる。
「あ、『練習』で魔道障壁壊さないようにね! 街の外でやりなさいよ!」
「はーい!」
そう返事をして、一旦宿屋に戻ってレナたちに事情を説明する。
――気がつけば夜通し『練習』していて、街の外にでっかいクレーターが出来ちゃったけど、まあ気にしない。
噴水広場には、多くの観客が押し寄せていた。
大会優勝者の勝負とあって、取り巻く観客の熱気も凄まじい。
昨日も話したメリィと、知らない少女と女性――恐らく、彼女たちが『レプス』と『サネー』なのだろう。
うさ耳のフードが可愛い少女は、何処と無く勝ち気そうな光を瞳に宿しており、もう一人の、目のやり場に困るような格好をしている女性は妖艶な光を瞳に宿している。
(エリス……何処だろ)
きょろきょろと辺りを見回す私に、
「アリエッタさん、今日は勝負を受けてくださってありがとうございます!」
ぺこり、とメリィが頭を下げた。
「あ、う、うん……宜しくね」
失礼の無いように、とは思いつつ、どうしてもエリスの姿が見えないと、気もそぞろになってしまう。
-
「じゃあ、一番手は私ね! 私、レプス・クルゥ! 宜しく!」
びしいっとレプスが私に杖を向けて来る――と。
「アリエッタ!」
突如響いたレナの声に、私は驚いてそちらを見た。
観客を掻き分け、息を切らしながらレナが駆け寄って来る。
「アリエッタ……エリスが、エリスが居ないの! 昨日から宿屋に帰って来なくて……」
ざわ、と観客やメリィたちの間に緊張が走った。
「どういうこと!?」
問い詰める私に、レナは首を振る。
「解らない……昨日、貴方から勝負の話を聞いた後、ずっと待ってたけど帰って来なくて……夜通し、皆で手分けして探したんだけど……」
今は、ソフィが空から探し、リルムが宿屋で待機しているのだと言う。
「誰か居なくなったの? 私たちも探すの手伝います!」
青ざめた私に、メリィたちがそう声を掛けてくれる。
観客たちも手伝ってくれることになり、街を上げてのエリス捜索が始まった。
(エリス……)
歯を食い縛ったつもりが、口の中に血の味が広がった。――どうやら、唇を噛んでいたようだ。
練習するように勧めてくれたのがエリスだったとはいえ、エリスから目を離してしまった自分の愚かさに腹が立つ。
(どうか、無事で居て……!)
街の人たちのおかげで、捜索範囲はどんどん狭まっている。
後、残すところは港の辺りだけだ。
(でも――もし、もう既に街を連れ出されていたとしたら……)
私は慌てて首を横に振って、考えを振り払った。
『もしも』を、考えていても仕方がない。とりあえず、一刻も早く探すことが大事――
「アリエッタさん!」
上空から探していたレプスとソフィが、私の前にふわりと降りて来る。
「港に怪しい人たちが居るみたい。使っていないはずの廃倉庫に、出入りしてるんだって」
「解った!」
途中でリルム、レナたちやメリィ、サネーたちとも合流し、私たちは港の倉庫を目指す。
倉庫の扉をレナとリルムが吹き飛ばし、私は中へ踏み込んだ。
「――エリス!」
問答無用で扉を吹き飛ばされるとは思ってもいなかったのだろう。狼狽える10人ほどの男たちの間に、縛られ、猿轡を噛まされたエリスの姿を確認し、私はほっと息を吐いた。
「あ゛ーっ!? アンタたち!」
同じく倉庫に雪崩れ込んだサネーが、男たちを見て素っ頓狂な声を上げた。
「……知り合いなの?」
私が問うと、サネーはしどろもどろに、
「大会が終わってから、私のファンになりましたとか言って来た奴らよ……アンタたち、何してんのよ!」
「――そう」
答える声は、自分でも驚くほど冷ややかだった。
後ろでレナたちが『びくぅっ!!』と身を震わせているが、知ったことではない。
「あ、サネーの姐さん! へへっ……天才魔道士と名高いアリエッタの弱点を押さえておきましたぜ。これで姐さんの勝利は間違いなしですぜ!」
ちらり、と私は隣に佇むサネーを見る。
「……確認しておくけど、貴女が命じたわけじゃないのよね」
「し、知らないわよぅ……第一、そんな事して勝ったところで、何になるっていうのよ。勝負を汚した卑怯者として一生後ろ指さされるだけじゃない。」
「そう……そうだよね。……ごめん。一応、確認しておきたくて」
言って私は、一歩、男たちに向けて進み出た。
-
「アンタたち! いいからその子を離しなさい! 私だけにならともかく、他人に迷惑かけるな!」
「なっ……あ、姐さんに恩を売って、姐さんの体を好きにさせてもらおうという計画が……!」
「恩どころか迷惑極まりないけどね! その子を離してくれるなら、私の体くらい、好きにでも何でもすればいいわ!」
サネーと男たちの間に怒号が飛び交う中、私はエリスに声を掛けた。
「エリスー、無事?」
こくん、とエリスが頷く。
「何にもされてない? 大丈夫?」
またもエリスが頷いて、私は漸く笑みを浮かべた。
「良かった。――出てこい、本」
ぽつりと呟くと、宙から分厚い本が現れた。
「守りの型――盾。」
私を守るためのものじゃない。本は私の意思に従って、ふわりとエリスの目の前に飛び、淡い光を放ちながら宙に浮いている。
「――ほら、命令通り脱いでやったわよ! とっととその子を離して!」
気づかないうちに、男たちと何かやり取りをしていたのだろうか。後ろから響くサネーの声が、遠い。
ざわ――と空気がざわつき始める。
静電気に髪が引かれ、耳の奥がチリチリする。
「げ、なんかヤバ……っ!」
レナたちが逃げているのも、何処か遠い出来事のように感じながら、私はにっこりと笑んだ。
「……勝負を汚し、あまつエリスを拐うなんて真似をしてくれた貴方たちには、お仕置きが必要だよね」
そこに至って漸く私の怒りを察した男たちが慌てふためく――が。
「いぃっけぇぇぇぇ――っ!!」
力任せに放った私の魔法が、男たちに炸裂した。
*****
「……ごめんね、エリス。私のせいで、巻き込んじゃって……」
宿屋に戻った私――エリス=マギア・シャルムの前で、アリエッタがうなだれる。
レナ、ソフィ、リルムの三人は湯浴みに行っていて、今部屋には私とアリエッタの二人きりだ。
私は慌てて両手を振って否定の意思を示しながら、
「私の方こそ、ごめんね。自分で自分の身も守れなくて、アリエッタに心配かけて……おまけに、勝負も流れちゃって……」
アリエッタが私を助けた後、港を入り江に変えるほどのアリエッタの実力を目の当たりにしたメリィたちは、「出直してきます」と言って勝負を取り消していた。
「そんな、エリスは悪くないよ」
「でも、ごめんね」
何が『ごめん』なのかうまく説明出来ない私に、アリエッタが抱き着いてくる。
「エリスは被害者なんだから、そんなに謝らないでよ」
「――って、どさくさに紛れておっぱい揉まないでよ」
ミシ、と音を立てて私の杖がアリエッタの頭頂部にめり込んだ。
「うう、痛い……」
「全くもう……油断も隙も無いんだから」
涙目になりながら頭をさするアリエッタ――
……本当は、アリエッタが私の事を本気で想っていてくれていることは、とうの昔に知っている。
周りから白い目で見られようと、構わずに私を姉の様に慕ってくれるアリエッタに、私がどれだけ救われたか……きっと言葉では表せない。
でも――
「エリスー、アリエッター、お風呂あいたよー」
「はーい、ありがとう。――じゃ、行こっ、エリス」
扉の外から声を掛けるレナに返事をし、誘う様に手を伸ばしてくるアリエッタに手を重ね、私は微笑む。
――せめてもう少しだけ、『お姉さん』ぶらせてね。
-
厚かましくもおまけを投下させてもらったり。
※シリアスを期待して読んではいけません※
アルティメットなおまけSS
ちょっとだけ――思っていたんだ。
かつてこの地を荒らし回り、〈封印の魔道士〉によって封じられた古の魔道士――ビジェック。
もしその封印が解けて、それを〈封印の魔道士〉であるエリスが封じたなら。
もしかしたら、エリスを白い目で見ていた連中が、考えを改めてくれるんじゃないか、って。
エリスが『そうしてくれ』と頼んだわけじゃない。これは、ただひたすらに私のワガママ。
もし、エリスが私の考えを知ったら――怒るだろうか。それとも呆れるだろうか。重く感じるだろうか。……それとも、『そんなこと気にしなくていいのよ』と言っていつもの様に私の頭を撫でてくれるのだろうか。
エリスの一族は、理由あってエリスのおじいさんの時代に王都から追い出され、迫害されてきた。
にも関わらず、エリスはいつだって凛としていた。
エリスは私の憧れであり――私にとっての目標だったのだ。
だからなおのこと、エリスが侮辱されるのが許せなかった。それをエリス自身が気にしていなくても。
――だけど、封印が解けたビジェックを一目見た瞬間、私は私の浅はかさを呪った。
これは、“人間を辞めたモノ”だ。私たちの手に負えるシロモノじゃない。
「――〈縛〉っ!!」
動くのは、私よりエリスの方が遥かに速かった。
エリスは冷静になると同時、〈封印の獣〉を用いて瞬時にビジェックをその場に縫いつけた。
「――アリエッタ!」
「うん、任せて!」
素早く私は魔法を起動し、力任せにビジェックに叩き込んだ。
「いぃっけぇぇぇぇ――っ!!」
かろうじて、街の外れも外れだったのが幸いか。遠慮なくぶっ放した爆発の余波をくらって、周囲の木々がなぎ倒される。――が、ビジェックはダメージらしいダメージを受けていなかった。
「嘘でしょ……」
呆然とエリスが呟く。
あれだけの大魔法をくらって無傷とは思わなかったのだろう。
――否、効いていないわけではない。手応えはあった。強いて言うなら、敵が『強すぎる』のではなく『タフすぎる』のだ。
とすれば、取るべき手は一つ。
「――出てこい、本!」
宙に向けて喚び掛けると、『本』と呼ぶにはあまりにも分厚すぎる一冊の本が私の目の前に現れる。
「伝令の型! “私”!!」
短い命令に従って、本が『私と同じ姿』を取る。
「皆を呼んできて! ――早く!」
こくり、と本が頷いて姿を消すのを見送ってから、私はビジェックに向き直る。
「さーて、やっちゃうぞー!!」
長い長い夜の、これが幕開けだった。
-
*****
「見て見て、ソフィちゃん。この人形、倒しても起き上がってくるんだよ」
「あ、ホント。凄いね、これ。どうなってるんだろ?」
街を歩くキミと師匠に一歩遅れて、リルムとソフィが興味津々といった様子で露店を覗き込んでいる。
『また妙なものに目をつけたな……小娘、そろそろその衝動買いを自重せんか。また仕送りが止まってから慌てたって遅いぞ』
「そ・の・と・き・は〜…………チラッ」
『ギクッ』
「チラッ、チラッ」
『ギクッ、ギクッ』
リルムと、リルムの手にした魔杖〈エターナル・ロア〉の掛け合い漫才に、レナがクスクスと笑う。
『笑うな、レナ。この小娘は本気でやりかねないからな。事実、仕送りが止められた時に我は一度、古道具屋に売り飛ばされた』
「よく戻って来れたね」
『ソフィが買い戻してくれた。……小娘の元に戻りたくは無かったがな』
ため息を吐くロアと対称的に、
「――ねぇねぇ、リルムちゃん。このタルトすっごく美味しいよ♪」
「あ、ホントだ♪ エッグタルトもいいけど、こっちのレモンタルトもたまんない♪」
呑気な二人の声が響く。
『ニャ!? 美味しい食べ物かニャ!?』
早速師匠がキミの肩を飛び降りて、ソフィとリルムに駆け寄る。
キミはやれやれと思いながら、財布を取り出し――
その腕が、横から伸びてきた腕にがっしと掴まれ、キミは驚いてそちらを見た。
「アリエッタ――?」
そう。それは確かに、今街の何処かで魔道障壁を修復中の筈のアリエッタの姿だった。
『――あ、黒猫の人!』
聞き慣れたアリエッタの声だけれど、何かが違う。強いて例えるなら、『洞窟などで反響した声が聞こえてくる』ような感じだろうか。何かを通して聞いているような、そんな違和感がある。
『……こやつ、アリエッタ本人ではないな』
小さな声でロアが呟く。
『あのさ、レナとソフィとリルム、其処に居る?』
周りを見ればすぐに確認できることを問い掛ける、ということは、ロアの言う通り、『本人』ではないのだろう。
……にしてはキミの腕を掴んでいる感触は『本物の』ソレだった。キミは改めて“アリエッタ”という魔道士の実力を痛感しながら、
「うん、居るよ」
と答えた。
『テヘ☆ あのね、ビジェックの封印が解けちゃった。今エリスが押さえてくれてるけど……私一人じゃぶっ飛ばす力が足りないんだ。至急応援求む!』
アリエッタの言葉にキミ――のみならず、レナ(と、多分ロアも)は一瞬目をキョトンとさせたが、
『えぇぇぇぇぇぇ――っ!?』
次の瞬間には、全力で叫び声を上げていた。
『場所はその“本”が知ってるから! ――じゃ、よろしくねー』
緊張感を微塵も感じさせないアリエッタの声が、そこで途切れる。そして、アリエッタ――の姿をした“本”は、ふわりと宙に飛び上がった。
慌てて駆け寄ってきたソフィとリルムにも事情を説明し、全員でソフィの箒に跨がる。
「よ、四人乗りなんて初めてだけど、頑張るねっ」
「ソフィちゃーん、私やっぱり杖に乗って飛ぼうか?」
『やめれ。というか、飛行中、我を落とすなよ。絶対に手を離すなよ!?』
「絶対にダメと言われると、やってみたくなるよね?」
リルムとロアのやり取りに不安を覚えていると、
『キミ、四人乗りはソフィも大変だろうから、キミだけほうきにぶら下がって行ったらどうニャ?』
ナイスアイディア!的なドヤ顔で師匠がキミを見る。……無理です、師匠。と、キミは心の中で呟いた。
「大丈夫よ、ソフィちゃん。私もほうきに魔力込めて、ソフィちゃんを補佐するから」
レナがそう言うと、閃いた様にリルムがほうきに視線を落とす。
「あ、そか。ほうきに私の魔力も乗せたらいいのか。よーし、やっちゃうぞー!」
-
――やっとアリエッタの元にたどり着いたキミたちを見て、アリエッタが目を丸くした。
「ど、どしたの? なんか既にボロボロなんだけど……」
アリエッタの前に立った『アリエッタ』が本の姿に戻るのを見ながら、満身創痍のキミは「何でもないよ」と首を振る。
リルムの魔力を込められたほうきが暴走して、壁に激突しそうになったのをレナが魔法で救ってくれたとか、結局街の人にほうき――ならぬデッキブラシを借りてソフィとリルム、レナとキミの二手に別れて此処へ来たとか、まあ色々あったのだが、今はそれどころではない。
押さえ込んでいる、といっていたエリスはじっとりと額に汗を浮かべている。
「アイツをやっつけたらいーの?」
緊迫した空気など微塵も感じさせない声で、リルムがビジェックを指さす。
『……一応言っておくが、我を投げるなよ』
とロアが言うと同時、リルムが杖を手に投擲の姿勢を取る。
「グレェェート……」
『って待て待て! 投げるな! アレは既に“ヒトを辞めた者”だ! 我の乗っ取りは効かぬし、生半可な魔道では傷付けることすら出来ないぞ! 投げられたら最期、我、へし折られるぞ!』
「……グレェェートザッパー出来なくなるのは困るなあ」
『小娘……他に言うことは無いのか……』
呆れたようなロアとリルムの隣で、レナとソフィがビジェックに魔法を叩き込む。
キミも慌ててカードを手に、アリエッタの援護に回る。
ロアの言う通り、生半可な攻撃では傷一つつかないようだ。魔力を出し惜しみしていては勝てない。
しかしそうなると、キミの魔力が尽きてしまう。ビジェックを倒すのが先か、押さえ込んでいるエリスの魔力が尽きる、もしくはキミたちの魔力が尽きるのが先か。
どちらにしろ、このままではジリ貧になるのは自明の理だ。
そうならないためには――それまでにビジェックを倒すしか無い。
それが出来るのか、否か。――それを考えている暇は無い。
キミはありったけの魔力をカードに込め、精霊を召喚した。
――夜なのに、空気でさえじっとりと汗ばんでいる様に感じる。
キミはビジェックを前に、額を伝う汗を拭う。
キミの予想通り、ビジェックとの戦いは長期戦になった。決定打に欠けたまま、事態は膠着し、キミたちは手詰まりに陥っている。
「……誰か、救けを」
街には今、グリモワールグランプリで多くの魔道士が集まっている。
大会自体は終わってしまったが、お祭り目当てで残っている者も多い。
だが、キミの呟きにアリエッタとエリス、レナが首を振る。
「ダメ。アリエッタやレナたちクラスの魔道士でもない限り、いくら魔道士が居たって何にもならないわ」
エリスがそう答えた瞬間だった。
ビジェックが動き――
「――エリス!」
腕を振り上げたビジェックとエリスの間に、アリエッタが飛び出した。
ぶん、と腕が振り下ろされ、まるでスローモーションの様に小柄なアリエッタの体が宙を舞う。
「アリエッタ!」
悲鳴の様なエリスの声に、木に叩き付けられたアリエッタがうっすらと目を開ける。
「わ……たしなら、大……丈夫、だから……エリスは……ビジェックを……」
駆け寄るソフィの手を取り、アリエッタは歯を食い縛る。
「ソフィは……エリスを手伝って……大丈夫……ソフィなら、出来る……から……」
「わかった……!」
ソフィは涙を拭い、エリスに走り寄って見様見真似でエリスの封印を手伝う。
だが――このままでは、結果は火を見るより明らかだ。
エリスは封印のために動けず、攻撃していたソフィもエリスを手伝い、アリエッタは動けない。
どうしたら――
-
そんなキミの焦りを察した師匠が、ふわりとキミの肩を飛び降りた。
攻撃の手は緩めないながらも、キミは師匠を目で追った。
一体何を――そう考えるキミの前で、師匠はリルムの傍らに行き、
『ロア! キミの力を貸して欲しいニャ! 私は今でこそ猫の姿だけど、こう見えて名の通った魔道士ニャ! 今この場で手持ち無沙汰の魔道士は私くらいニャ! だから私の体を使って、皆を助けて欲しいニャ!』
師匠の訴えに、キミは目を丸くする。
そんなことはさせられない。――だが、今のこの事態を打破するにはそれしか方法が無いのも事実だった。
『……猫を乗っ取るのは初めてだな。……だが、我は所詮杖でしか無い。所有者に確認を取って貰えるか』
ロアの言葉に頷き、師匠がリルムを見上げる。
『リルム……』
リルムは少しだけ逡巡したが、
「……大丈夫?」
と、小さな声でロアに問う。
『さてな。やってみないと解らぬとはいえ――』
其処まで言ったロアは、何故か悪戯っぽく笑う。
『日々“グレェェートザッパー”で鍛えられた我は、そう簡単に壊れはせぬ』
その言葉に、リルムは一つ頷いて杖を手放す。
「――壊さないでね?」
『任せるニャ!』
師匠は力強くそう言い放ち、魔杖〈エターナル・ロア〉に触れる――
次の瞬間、辺りに強い光が満ちた。
ビジェックに攻撃を続けながらも、キミの心は否が応にも期待が高まってしまう。
〈四聖賢〉とまで呼ばれる、クエス=アリエスでも屈指の魔道士と、伝説的なまでの魔力を秘めた異界の魔杖。その組み合わせに心が躍る。
光の中心から放たれる魔力が、物理的な衝撃を伴って、キミの頬を打つ。
――光が収まった時、其処には懐かしい少女の姿が在った。
短めの金の髪、猫の姿の時と変わらない好奇心に満ちた瞳。大きめのセーター、蒼いマント――
懐かしい姿……だが、師匠はふるふると体を震わせ、徐々に頬を朱く染めながら、俯いていく。
その体の震えに合わせ、『黒い尻尾』と『黒い猫耳』が揺れる――
「何ニャアァァァ、この姿はああああ!! 安っぽいイメクラみたいニャ! ――ロア! 乗っ取るなら乗っ取るで、しっかり乗っ取らんかい!!」
ギャース、と口から火を吐き出さんばかりの師匠の叫びに、キミ――のみならず、レナやリルムたち、挙げ句ビジェックまでもが目が点になった。
『無茶を言うな。というか、どう考えても語尾に“ニャ”とかついている貴様が原因だろう。乗っ取れと言うなら、意識を手放すぐらいせんか!』
今の声は――確かに師匠の口から出てきた。
「……気持ち悪っ」
リルムが正直な感想を口にするが、キミも全く同じ意見だった。
少女の姿をした師匠の口から、青年の姿をしていたロアの声が出てくるだけで違和感バリバリだ。
「私の所為だって言うのかニャ! そんなだからロアはリルムに頭が上がらないニャ!」
『待て。それは聞き捨てならないぞ。我の所為にするつもりとは、嘆かわしいな。弟子も相当苦労しているのだろう』
毒舌の応酬……なのだが、いかんせん、どちらの台詞も師匠の口から出ているので、声色を使い分けた一人漫才にしか見えなかったりする。
-
「――もう、ダメ……押さえられない……!」
エリスの声が響いて、キミは意識をビジェックに戻す。
師匠は未だにロアと毒舌を吐きまくっているが、それどころではなさそうだ。
遂にビジェックがエリスの封印を振り切り、動き出した。
「――キャア!」
縛っていた力が振りほどかれ、エリスとソフィがその衝撃に尻餅をつく。――が、ビジェックは今度はエリスに見向きもせず、真っ直ぐに師匠を目指して歩き始める。
――戦う上で、一番厄介な相手から倒していくのは定石でしょ?
グリモワールグランプリの最中、レナがアリエッタに向けて放った言葉を、キミは思い出す。
恐らくビジェックは、師匠を『一番厄介な相手』だと認識したのだろう。
ビジェックの口から、怨嗟だろうか――途切れ途切れに、何かの呟きが聞こえてくる。
「――いいからロア、さっさと離れるニャ!」
『そう言うのなら、貴様がとっとと杖を手放せば良い。猫に戻ったらただでは済まさぬがな』
だが、師匠は未だにロアとやり合っている。
師匠、危ない――ビジェックが腕を振り上げ、キミがそう声を上げようとした瞬間、
「う」『る』「さぁぁぁぁぁぁあ」『――――いっ!!』
師匠とロアが同時に叫び、ビジェックに向けて魔力を力いっぱいぶつけ――
ビジェックは消滅した。
「……は?」
あんまりといえばあんまりな展開に、キミを始め、レナたちやエリス、木に寄り掛かったアリエッタでさえキョトンとし、ビジェックが居たはずの地点に出来たクレーターを見詰めている。
魔道というよりは、ただ単に指向性を持たせた魔力をぶつけただけにすぎない。
にも関わらず、キミたちがあれだけ手を焼いていたビジェックが消し飛んだ。それは解る。解らないでも無い。いや、解りたくは無いけれど、理屈としては解らなくも無い。
だが、あまりにも実も蓋も無い結末に、キミは思わず脱力し、その場にヘナヘナと座り込んだ。
何処か遠くで、鶏が鳴いている。――もうすぐ、夜が明けそうだ。
-
改めまして、明けましておめでとうございますm(_ _)m
クリスマス前までにアリエリSSを完成させたかったけど、間に合わなかった。
アリエリSS(+おまけSS)が一本出来るまでに、八百万SSが大量に出来てしまった件。
……うん、また後で投下させてください。
あと、新年早々厚かましいのですが、SCに投下してた分を保管庫に置かせて貰います。
ということで、今年もまた懲りずにSSを書かせて貰いますが、どうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m
-
新年早々こんなにたくさんのSSが投下されるとは
ありがたやありがたや…
(ちょっぴりエリスちゃんとサネーさんが×××される展開を期待してしまった正月から煩悩真っ盛りな自分に泣きたい)
-
>>177
乙です。
女の子たちのY談(死語)……いいね!
今年もよろしくですー
-
連続で投下すんのもどーかなーと思ったのでちょっと時間を空けてみた。(間違った気の使い方)
【八百万】戦神様と誤字神様の長い一日【神秘譚】
「――そうそう、私、明日の夜お出掛けすることになったから。夜ご飯は作って置いておくねっ」
晩秋――というより冬の最中、囲炉裏端で夕餉の煮物をつつきながら、八百万の神の一柱、和歌の神であるミコト・ウタヨミはそう言った。
「どっか遊びに行くのか?」
同じく夕餉を囲っていた元戦神四十七柱の一柱、スオウ・カグツチが箸を止めてそう問い掛ける。
「ううん、お仕事っ」
楽しそうにそう答えるミコトに、汁物を啜っていた、スオウと同じ元戦神四十七柱の一柱、セイ・シラナミが動きを止める。
「夜……なのに仕事なのか?」
怪訝そうにそう訊くセイの表情には、ありありと不審が浮かんでいた。
「うん、そうみたい」
呑気に答えるミコトとは対称的に、スオウとセイが顔を見合わせる。
「……それは、トミの紹介なのか?」
問い掛ける、というより確認を取るような口調で、セイが尋ねる。が、スオウとセイの予想通り、ミコトはふるふると首を横に振った。
「ううん。トミ……じゃないや。ジョゼフィーヌちゃんに頼ってばかりなのは良くないかなと思って、自分でも“あるばいと”を探してたら、向こうから声かけられたの」
「へ……へえー……因みにそれってさ、どんな仕事か聞いたのか?」
「うんっ。『にこにこ笑ってお酌をするだけの簡単なお仕事です』だって。一日だけなんだけど、でも、お給料はすっごくいいんだよっ」
引き攣った笑顔のスオウに、朗らかな――全然解っていない笑顔でミコトが答え、セイとスオウは深々と嘆息した。
「……ミコト。悪いことは言わないからその仕事はやめときなさい。お金なら……まあ決して『稼ぎが良い』とは言わないけど……俺たちが何とかするから」
「で、でも、もう『引き受けます』ってお返事しちゃったし……」
困った様に眉を寄せるミコトに、セイとスオウは苦笑して肩を竦めた。
「――それなら、仕方ないな」
「そうだな。まあ、出来る限り頑張って来い」
「うん、頑張るね。ありがとう、セイちゃん、スウちゃん」
――と、その日の夕餉は恙無く終えたのだが……
-
「――じゃあ、スウちゃん、セイちゃん、行ってくるね。お夕飯はお鍋に煮物が入ってるから、温めて食べてね」
「おう。行ってらー」
「頑張ってな」
「うんっ。行ってきまーす」
手を振って出掛けるミコトの姿が鳥居の向こうに消えてから、スオウは傍らのセイを見た。
「……で、どうする?」
「――とりあえず、昨日の打ち合わせ通りに」
そんなやり取りをしながら二人は手早く準備を済ませ、ミコトを追って宵闇迫る町へと繰り出して行った。
――事前にさりげなく聞き出しておいた待ち合わせ場所の団子屋に向かうと、ちょうど男がミコトを迎えに来た処だった。
建物の陰から様子を伺うセイの前に、同じく屋根の上から様子を探っていたスオウが、すたんっ、と身軽に飛び降りてくる。
「――どうだった?」
「ダメだ。アイツ、身元が解るような紋も何もつけてない。こうなったらセイの読唇だけが頼りだな」
「ミコトがうまいこと引き出してくれるといいんだが……」
「……まあ、無理だろうなあ……」
期待はしていない、といった感じでスオウが肩を竦める。
そして二人は、男と連れ立って歩くミコトから、つかず離れずの距離を保ちながら、尾行を続ける。
「……呉服屋に入ったようだな」
「『にこにこ笑ってお酌をするだけの仕事』に、着物まで買い与えてくれるわけか」
言ってから、スオウは頭痛を堪える様にこめかみを押さえてその場にしゃがみ込んだ。
「ミコトはもう少し警戒心を持てってんだよ……」
「まあ、それがミコトの美点でもあるわけで。俺たちだってそれに救われてる部分もあると思うが」
「いや、それはそうだけど、なんつーか、こう……」
「安心しろ。言いたいことは解るから」
二人して重々しく頷いてから、
「しっ。――出てきたぞ」
セイの指差す先を見て、スオウは再び頭を抱えた。
「思いっきり遊女の格好じゃねーか……」
「しかも『重たくて動きづらいですー』とか言ってるぞ、オイ」
「『何かあっても逃げ出せません』って自分から白状してどうする……」
深いため息を吐く男二人には気付くことなく、ミコトは着替えが入っているらしい大きな風呂敷包みを手に、重そうに着物を引きずりながらよたよたと男について歩く。
「ちっ――何とかして先回りしたい処だが……」
「ちょうど良かったな、スオウ。――どうやらお客さんの様だ」
舌打ちするスオウに、セイがそう声を掛ける。
セイの指し示す先を見たスオウは、漸く笑みを浮かべて立ち上がった。
-
「――ナア、兄さんたち。人の恋路の邪魔する奴は、馬に蹴られて何とやら、って知ってるか?」
いつの間にか、ニヤニヤと笑いながら、見るからに柄の悪そうな破落戸といった男たちが、セイとスオウを取り囲んでいた。
その中の一人、どうやら頭格らしい男が、着物の裾から刃物をちらつかせながら、セイとスオウを脅しにかかる――が、スオウはそんな脅しなど何処吹く風といった様子で大きく伸びをしてから、軽く肩をほぐしている。
「やーっとお出ましかあ。やっぱオレには尾行なんてちまちました作業は向いてないわ」
「――ま、その為に気配を隠しもせずに尾行してたんだから、気付いて貰わないと困る」
苦笑して言うスオウとセイのやり取りに、男たちが目を白黒させる。
「な、なんだと?」
「だからさ、悪いが最初からオレたちは、探り入れるつもりは無いんだよ。んなまだるっこしいことしなくたって、こうして『食い付いて』きた奴らから聞き出せば済む話だからな」
「だからさっきの呉服屋で、裏で連絡を取り合ってるのも見逃したわけだしな」
な、と頷き合うスオウとセイに、男たちが顔を真っ赤にして威嚇する。
「オイ、まさかこれだけの人数相手にしときながら、『嵌めたつもりだ』とでも言うのかよ」
男たちがゲラゲラと大笑する――その隙をついて、スオウが素早く動いた。
身を低くして一足飛びに手近な男の懐に潜り込み、勢いよく刀の柄を跳ね上げる。
顎を砕かれた男が倒れ込むより遥かに速く、返す刀で隣に立った男を蹴倒し、更にその隣、スオウのあまりの速さに動けずに居た男の脇差しを、刀を振り抜き様に叩き割る。
その時には既に、セイも動いていた。
刀を手にしゃにむに突っ込んでくる男の必殺の一撃をひらりと躱し、たたらを踏む男の襟首を掴んで、そのまま地面に叩きつける。
――決着は、あっという間についた。
「う、うう……」「か、母ちゃん……」
男たちの苦鳴が響き渡る中、スオウは片腕が折れたらしい先程の頭格の男の傍らに屈み込み、にっこりと笑んだ。
「――つーわけでー、お前さんが何処の誰の手の者か教えて欲しいんだけどなっ♪」
「ひいいぃぃぃっ!!」
恐怖に目を見開いて、折れた片腕で必死に這いずって逃げようとする男に、さすがにスオウが憮然とする。
「ンな全力でビビらんでも……折角取っつきやすい様に満面の笑みを浮かべてんのに」
「いや……その『満面の笑み』が悪いんだと思うぞ、俺は」
「お、お前たち!! こここ、こんなことして只で済むと――」
「安心しろ。生憎オレたちは『只で済ます』様に、二度とこんな不埒な真似が出来ないまで徹底的に壊滅させる気だから」
観念してお前もとっとと口を割った方がいいぞ、と言われ、男は渋々口を開いた。
「す、スクナ様の命令で……」
「スクナ?」
「――あ。」
首を傾げるスオウの後ろで、何かに思い至ったらしいセイが声を上げる。
「“スクナ”って、あれだ。猫神様が言っていた……『決勝れえすでミコトにちょっかいかけてた奴』。」
「あー、あれか……オレたちがオニギリたちとやり合ってて助けに行けなくて、結局猫神様が助けてくれた時の」
「……の、ようだな」
合点がいったらしいスオウは、一人「うんうん」と頷いてから、
「なるほど……つまり猫神様に追い払われても、懲りずにミコトに手を出そうとしてるってわけか」
そう言ってスオウは頭格の男の襟首をぐいと掴み上げた。
「じゃあ、最後の質問だ。その“スクナ”とやらは、ミコトを何処かの見世か水茶屋にでも連れ込む気か? それとも、屋敷に招くつもりなのか?」
「や、屋敷に呼ぶことになっている……」
「よし。それだけ聞ければ十分だ」
スオウが男を掴んでいた手を離すと、男が『ごんっ』と音を立てて倒れ込むが――二人の知ったことではない。
「――やれやれ。これじゃどっちが悪役なんだか」
「最初から、“正義の味方”を気取るつもりはないんだから、別にいいと思うぞ」
呆れた様に言うセイに、スオウは微笑して返し――
そして二人は、夜の町の中を駆け出した。
-
スクナの屋敷は、すぐに解った。
成金趣味剥き出しの悪趣味な屋敷は、四方を高い白塀に囲まれており、一見するとちょっとした城の様にさえ見える。
スオウとセイは軽く周囲の様子を探ってから、人の気配の無い一角で立ち止まった。
顔を見合わせてから、セイが頷く。それに応える様にスオウはセイの肩を借りて素早く塀に飛び移り、上から手を伸ばしてセイの体を引き上げる。
「……只の屋敷にしては、随分と警備が厳重だな。集まってるのは破落戸ばかりの烏合の衆の様だけどな。金は有り余ってるみたいだが……一体、何の神様なんだか」
「“スクナ”という名前から察するに、『酒造りの神』ではないだろうか」
「なるほど、だからあの手の破落戸に慕われるってことなのかもな。……猫神様の話を聞いた限りじゃ、『傲慢の神』って感じだけどな。」
「……何処から攻める?」
「ミコトが来る前に片付けたいから、正面突破してスクナを叩きのめす。――それでいいだろ」
スオウの提案にセイが頷き、次の瞬間、二人は身軽に塀を飛び降りた。
まさかあの高い塀を越えて侵入する者が居るとは思ってもみなかった様だ。突如降って湧いたセイとスオウの姿に、見張りらしい男たちの間に動揺が疾る。
「な、何奴だ!?」
「曲者だよ。――見て解んないのか」
軽口を叩くスオウと、
「――推して参る!」
刀を抜き放ったセイが駆ける。
たちまちのうちに見張りの男たちを昏倒させ、二人は乱闘を繰り広げながらスクナの元を目指す。――それはまさに、抜けたとはいえ『戦神』の名に相応しい、鬼神の如き快進撃。
次から次へと湧いて出る破落戸たちを叩き伏せながら、スオウとセイは一際豪奢な襖の前で漸く足を止めた。
よし、と頷き合って、スオウとセイは勢い良く襖を開いた。
スパーンッ! といい音が響き、中に居た面々が驚いて二人を見る。
「ひとーつ! 人の世の生き血をすすり!」
「……」
「…………。」
「……え。もしかして俺も言うのか」
「当たり前だろ。オレだけにこんな恥ずかしいこと言わせるなよな」
「……言わなきゃいいだろ……」
「……とりあえず、間が保たないから襖閉めてやり直すか」
「……やり直すなよ。」
セイは「こほんっ」と咳払いをし、恥ずかしそうに、
「ふ……ふたーつ、不埒な悪行三昧」
と小さな声で言った。その隣でスオウは、
「みーっつ! みーっつ……あれ? セイ、三つ目って何だったっけ?」
「とりあえずもう諦めろよ」
呆れた様にそう言い放ち、セイは改めて室内を見廻した。
三十畳はあろうかと言う広い部屋だ。至るところに金がかかっているのが見て取れる。
-
襖に施された金箔。描かれている絵の菖蒲は恐らく岩絵具の瑠璃をふんだんに用いたもの。
床の間には膝丈ほどはありそうな薄紅色の珊瑚が飾られ、欄間の孔雀の羽には宝石が嵌め込まれ、衝立の虎は恐らく水晶か何かを削ったものだろう。とにかく『豪奢』の一言に尽きる部屋だった。
そして、部屋の中には一人の男――恐らく彼が“スクナ”なのだろう――と、複数の女性。
「だ、誰だいキミたちは。うちには警備の者たちが沢山居たはずなんだが」
「その、『警備の者』とやらは揃って庭や廊下でノビてるぜ。……てか、あれだけ騒がしかったのに、気付いて無かったのかよ」
「あまり言ってやるな、スオウ……どうやら『お愉しみ』の最中だったようだし」
セイの言う通り、『致して』はいないが、『お愉しみ』ではあったらしい。
セイとスオウにはかろうじて『女体盛り』と『ワカメ酒』は解ったが、後は何をしているのかさっぱり解らなかった。
「……良かった、ミコトが来る前でホント良かった」
思わず安堵の息を零すスオウの言葉に、スクナが反応する。
「ミコト……? そうかキミたちは僕とミコトの愛を邪魔しに来」
「ていっ」
「おぶぅっ!?」
スクナの口上を遮って、問答無用でスオウがかました飛び蹴りが、スクナの顔面に綺麗に決まる。
スクナはぼたぼた滴る鼻血を拭いながら、よろよろと身を起こしてスオウを睨む。
「くっ……キミたちの目的は何だ? か、金なら幾らでも出す。だから話し合いで解決しよう。暴力は良くない」
「オレたちの要求は唯一つ。『ミコトから手を引け』。――これだけだ」
スオウの言葉に、スクナは嘲笑を浮かべた。
「ミコトが誰と付き合おうが、ミコトの勝手だとは思わないかい? それに僕は、お金なら沢山持っているからミコトに苦労はさせないよ。――失礼だが、キミたちはお金を持っているようには見えないね。キミたちと居たって、ミコトは苦労が絶えないだけじゃないのかい?」
「……ミコトがそんな、『金』なんかで靡くような神だと思ってんのか」
吐き捨てる様にスオウが言うが、その声は何処と無く小さかった。
「――じゃあ、聞くが」
スオウの代わりに、それまで沈黙を保っていたセイが口を開く。
「スクナと言ったな。――お前は何故、ミコトに固執する?」
「決まっているだろう!」
スクナは大袈裟な身振りで、両腕を広げてみせた。
「『喧嘩神輿とうなめんと』、『ミコト杯』、二つの大会を制した女神を侍らせているとなれば、自然と僕の株も鰻上r」
「とうっ」
「ほぐぅっ!?」
スクナの口上を遮って、今度はセイの飛び蹴りがスクナの顔面に、まるで吸い込まれるように綺麗に決まり――
――今度こそスクナは轟沈した。
-
セイとスオウが連れ立って屋敷を出たちょうどその時、ミコトと案内役らしい男が重たい門をくぐって姿を現した。
「あれっ。スウちゃん、セイちゃん? ど……どうしたの? こんな処で」
素っ頓狂な声を上げて、大きな風呂敷包みを抱えたミコトが二人に駆け寄――もとい、よてよてと歩み寄った。
「――何でも無いよ、ミコト」
柔らかい笑みを浮かべてセイが言い、
「とりあえず、帰って飯にしよーぜ、メシ」
肩をほぐしながら、スオウがそう言う。
「あ、あの、でも、お仕事が……」
「それはもういいみたいだから、気にするな」
有無を言わさずスオウがミコトを促して、屋敷の外へ出る。
三人の後ろでは、のほほんとした三人の空気とは対称的に、ミコトを案内してきた男が屋敷内の惨状を見て悲鳴を上げているが、スオウもセイも特に気にしなかった。
門をくぐった処で、ミコトが足を止める。
「……? ミコト、どうかしたのか?」
「あ、ううん……えと、二人は先に帰ってて」
「? 『仕事』だったら、別に――」
「えっと……そうじゃなくて……」
もじもじと恥ずかしそうに頬を染めて俯くミコトの様子で、セイが気付いた。
「――あ。もしかして、ミコト、草履履き換えたのか」
セイの言葉に、ミコトがこくんと小さく頷く。
「なるほど。鼻緒ずれしてんだな。――何だ。そんなことならそう言えばいいのに。」
言うが早いか、スオウはミコトの体を抱き上げた。
「ひゃあ!? ――ちょっと、スウちゃん、だ、大丈夫だよ、だから、下ろして……」
「大丈夫じゃないだろ。――これ、着替えか?」
言いながら、横からひょいとセイがミコトの手にした風呂敷包みを取り上げる。
「うぅ……セイちゃんまでそんなこと言う……。スウちゃん、私、唯でさえ重たいのに、着物も重いから……キツくない? 大丈夫?」
「へーきへーき。軽い軽い」
そう言ってからスオウは、ミコトの額に額を寄せる。
「……とまあ、オレたちは頼りないけど、ミコト一人抱えるくらいなら何てこと無いから」
「三人で年越し出来るくらいなら、俺たちで何とかするから――頼むから金輪際、こんな仕事受けないでくれ」
セイがちょっと憮然としながらそう言うと、ミコトは何故か照れたように俯いた。
「うっ……あのね、年越し……も考えてはいたんだけど、ト……ジョゼフィーヌちゃんから、海の向こうでは『大晦日の七日前に、“くりすます”って行事がある』って教えてもらって……」
「“くりすます”? 何だそりゃ」
「ええっと……何でも、『“さたん”とか言う赤い着物を着た白髭の老人が、鹿に引かれて夜な夜な民家の煙突から侵入して“ぷれぜんと”なる贈り物を枕元の足袋に突っ込んで回る』っていう……」
『なにそれこわい』
セイとスオウが声を揃えてそう言うが、ミコトは慌てて首を横に振る。
「怖くなんか無いよ。向こうでは、聖なる日のお祭りなんだって」
「――なるほど。」
漸く気付いたセイが、スオウの腕の中のミコトの頬をくすぐった。
「ミコトは俺たちに“ぷれぜんと”を用意したかったんだな」
「う、いや、普段からセイちゃんスウちゃんにはお世話になってるし、その……」
セイに指摘されたミコトは、真っ赤になってアワアワしながらそう答える。
「ンなこと気にしなくていいのに。オレたちの方が、ミコトに借りがいっぱいあるんだし」
「私の方がいっぱい借りがあるよぅ……今だってこうして迷惑かけてるし……」
むくれた様にそう言うミコトに、セイがくすくすと笑う。
「迷惑なんかじゃ無いさ。――俺たちには、ミコトが呑気に笑ってくれるのが一番の“ぷれぜんと”だ」
「……なんかその褒められ方も釈然としない」
思わず頬を膨らませるミコトだったが、次の瞬間には吹き出して、そのまま笑い始める。
スオウとセイがつられて笑い出した時、空から白い結晶が舞い降りてきた。
「――雪だ」
それは、今年最初の雪だった。
-
保管庫に置かせてもらった「セイ様を性的な目でry」の続き(?)
【八百万】スオウ様を性的な目で愛でるSS【神秘耽(弐)】
「――ツクヨってさ、〈芸事の神〉にしては露出が少ないと思うんだよ」
冬も半ばに差し掛かったある晩、いつもの様に夕餉の後、セイと差し向かいに座って将棋を指していたスオウが、唐突にそんな事を言い出した。
「何だ、藪から棒に」
呆れた様にそう言うセイに、スオウが答える。
「いや、最近よく猫神様の処でツクヨと遇うからふと思った。〈歌と踊りの神様〉っていうくらいだから、即ち〈芸能の神〉だろ? 〈芸能の神〉なら、露出が多くてもいいんじゃないか? ベンテン様みたいに」
「別に、ベンテン様は必ずしも露出が多いわけじゃないと思うが……」
「ベンテン様って……宝船に乗ってる女の人だよね? ……別に、私も露出は多くないと思うけどなあ……」
セイと、横から話に加わったミコトが顔を見合わせて頷き合う。が、スオウは首を横に振り、
「下界のベンテン様なんて、異国風の、羽衣を纏った姿で描かれたり、像が創られてるんだぞ?」
「羽衣を纏った姿……? それってやっぱり、露出は多くないんじゃ……」
「や、だから……ミコトは見たこと無いのか。羽衣『だけ』を纏った姿なんだぜ」
やっとスオウの言っていることを理解したミコトが、耳まで真っ赤になって俯いた。
「まあ、下界のベンテン様の像みたく『御開帳』しろとは言わないけど……」
「御開帳……?」
「ミコトは気にしなくていい。」
セイは素早く片手を上げ、疑問符を浮かべたミコトを制す。
そうしてセイは軽く肩を竦め、スオウに向き直る。
「それで、さっきの『露出が少ない』に繋がるわけか」
「おう。」
「……でもツクヨちゃんは、『歌と踊り』って言っても〈舞踊〉の方だし、ベンテン様とはちょっと違うんじゃないかなあ」
「いやまあ、それは解ってるんだけど……最近猫神様の処で顔を合わせる面々が、ツクヨ・菓子作りのおっさん・過去も未来も嫁さんの尻に敷かれた魔王・『小娘』とやらに投げられ続ける魔杖、だからな。気のいい奴らだが、色気が足りん」
「『嫁さんの尻に敷かれた魔王』って何……?」
「俺は『投げられ続ける魔杖』の方が気になったぞ」
疑問符を浮かべたミコトとセイには答えず、スオウは床に寝そべった。
「なんかこー、たまには異国の踊り子みたいな女の子と一緒に戦ってみたいぜ」
「異国の踊り子……というと、サーシャみたいな感じか」
「サーシャ?」
セイの呟きにスオウがぴくりと反応し、セイが頷く。
「ああ。何でも、和ノ国でいう巫女と舞女の様な役割を兼ねてるとかで、結構肌の露出が多いぞ」
「サーシャちゃんって、シンシアちゃんのお姉さんの人かな?」
「ああ、そういえば妹が一人居るとか言ってたな」
「会うといっつもお姉さんの話をしてるんだよー。自慢のお姉さんで、お姉さんみたいな巫女になるのが夢なんだって」
「そうか……まあでも、サーシャの妹ならきっとなれるだろ」
そんなやり取りをするミコトとセイに、スオウがちょっぴり涙目になる。
「なんでオレだけそんな可愛くて露出の多い女の子と一緒になったことが無いんだよっ」
言うが早いかスオウはすっくと立ち上がり、
「ちょっと猫神様に抗議してくる。」
「行ってらー」「気を付けてねー」
セイとミコトに見送られ、スオウはミコトの御社を飛び出した。
-
*****
「――というわけで、オレもエロ可愛い女の子と一緒に戦ってみたい」
『何が「というわけ」なんだニャ……』
唐突に現れて開口一番そんなことを宣う元戦神四十七柱の一柱、スオウ・カグツチに、猫神様こと師匠が呆れた様に返事をする。
『ミコトには飽きたってコトかニャ?』
意地悪く問い掛ける師匠に、スオウが力いっぱい首を横に振る。
「違うんだよ! ミコトはミコトで可愛いんだけど、そんなんじゃなくてこう……男の浪漫なんだよ! 解るだろ!?」
『生憎私は女なので、“男の浪漫”とやらはさっぱり解らないニャ』
悪戯っぽく舌を出して見せる師匠に、スオウは愕然としながら、
「猫神様って……メスだったのか……」
『……ムカッ』
「ああああ、悪いっ。すまん、猫神様」
『……ふぅ。とにかく、このままじゃ寝付けないニャ。キミ、一応希望を聞いてあげるニャ』
ひょい、とキミの肩に飛び乗りながらキミに全部押し付けてくる師匠に嘆息しながら、キミはスオウに話を聞いてみる。
「えーっと、そうだなあ……まず火属性で」
『キミ、火属性のカードを出すニャ』
「肌の露出が多くて……」
……この時点で既に、難易度が高い気がする。
キミはため息を吐きながら、なるべく肌の露出が多いカードを探す。
「お色気担当で……」
『キミ、お色気担当のカードを探すニャ』
無茶言わないでくれ、とキミは声に出さずに師匠をジト目で睨む。
「出来れば姐さん気質だと尚嬉しいかなっ」
「……」
キミは吟味に吟味を重ねたカードを手に、困った様に師匠を見る。
が、師匠は一番最初に候補から外したカードの山から、一枚のカードを咥えてキミに差し出す。
「えっ……」
そのカードを見たキミは、『それもどうなんだろう……』と思ったが、
『“肌の露出が多く”て、“お色気担当”で、“姐御肌”ニャ! 何一つ間違って無いニャ!』
確かに師匠の言う通り、スオウの提示した条件には全て当てはまっているので、此処は素直に師匠の言うことに従うことにする。
『じゃあキミ、喚んで差し上げるニャ!』
「――おいでませ、桃色闘士さん!」
*****
「んっ……」
ミコトが小さく声を洩らし、セイが微笑む。
「――どっちから攻めて欲しい?」
「ううっ……どっちから攻めたってどちらにしろあと二手で『詰み』じゃんかっ。セイちゃんの意地悪っ」
頬を膨らませるミコトに、セイは思わず吹き出していた。
「もぅっ……」
「悪い、悪い。――それにしても、『せめてスオウに勝てるくらいになりたい』って言い出したのはミコトだろ? そんなんじゃ、百年経ってもスオウには勝てないぞ」
「百年……」
「……俺たち、百年経ってもこうして一緒に将棋指してたりしてな」
そうなったらどうする? とセイに聞かれ、ミコトは照れを隠す様に髪に手を遣った。
「……セイちゃんもスウちゃんも、やっぱり自分たちの御社が欲しいだろうから、こんなこと思ったら悪いのかもしれないけど……えへへっ。そうなったら、いいなあ……なんて」
「……」
「え、何で其処で顔逸らすの?」
「いや……不意討ちで今の笑顔はちょっと……」
セイは珍しく顔を赤くし、口元を手で隠しながら、
「……ミコト。俺とスオウの前ではいいけど、外でそんな無防備な顔しちゃダメだぞ?」
「え? ……う、うん」
よく解ってない顔で頷いてから、ミコトはふと、顔を上げた。
「そういえば、スウちゃん遅いね」
「そうだな。もうそろそろ帰ってきてもいい頃……」
「ただいまー……えぐっ……」
「――っと、噂をすれば、帰ってきたか」
「おかえりー。……って、どうしたのスウちゃん!? 何で泣いてるの!?」
「ど、どうしたんだ一体……何かあったのか?」
驚く二人には答えずに、スオウはセイの隣にちょこんと座り込み、セイの軍服の袖をぎゅっと掴む。
「セイー……オレ暫く猫神様の処に行く時は、セイと一緒に出陣する……オレ、水属性で出撃させて……」
「い、いや、それは構わないが……」
おろおろと狼狽えるセイとミコトの二人に抱き着き、スオウは一言だけぽつりと呟いた。
「貞操だけは守りぬいたぜ……」
――後日、猫神様からミコトの御社に、『スオウが壊した壁の修理代』の請求書が届いたが、スオウは決して猫神様の元で何があったのかを口にしなかったという。
-
本日ラストのおまけ詰め合わせ。
【稲荷】アルティミシアちゃんSS【寿司】
「(もぐもぐもぐもぐむぐむぐもぐもぐ……)」
「よく食べるな。」
「つーか、その体の何処にそんだけの稲荷寿司が入るんだ?」
「(むぐむぐむぐむぐ……ごくんっ)。稲荷寿司は、別腹だよ。特に、ミコトちゃんのは中身がちらし寿司ってだけでも嬉しいのに、ちらし寿司に刻んだお揚げまで入ってる特別製。いくらでも食べられる」
「……さよか。まあ、よく食べるのはいいことだが……ちょっと心配でもあるな。『稲荷寿司あげる』とか言われても、知らない人についてっちゃ駄目だぞ?」
「……どゆこと?」
「や、だから、物陰に連れ込まれて『残念。それは私のおいなりさんだ』とか言われないようにな、ってこと」
「スオウ。さすがにその例えは解りづらいと思うぞ」
「? ……大丈夫。おいなりさんなら全部食べる。」
「や、だから――」
「うん。だから、
『全 部 食 べ る』んだってば」
『…………』
***
「オレ……アルテだけは怒らせないようにするわ……」
「俺も。」
【聖樹の】アルティミシアちゃんSS【守護霊弓】
「ミコトちゃーん……ギュッてしてー」
「ふお!? い、いつもは私からモフモフさせてもらってばっかりなのに……嬉しいけど……アルティミシアちゃん、どうかしたの?」
「んー。今発情期で人肌恋しいんだよぅ……あー、ミコトちゃんの腕の中、落ち着くー」
「発情期……やっぱりそういうの、あるの?」
「あるよぅ……ミコトちゃんは無いの?」
「無い……かな? 多分無い」
「そっかあ……そういえば、あの二人とそーいう話をしたりはするの?」
「うーん、どちらかと言えばそーいうのは男同士で盛り上がってるかな」
「そうなんだ。男同士どんなこと話してるの? 私の話題出たりする?」
「出るよー。」
「本当? どんなこと言ってた? 可愛いとか言ってた?」
「この間は『アルティミシアちゃんが交合う時は、人か狐か』を真剣に議論してたよ」
「ちょっと撃ってくる。」
【むしろ】頑張れカタバさん【自分たちがry】
「なあ、セイ。カタバがどういう進化するか予想してみないか?」
「そうだな……全体自傷になっても、アルティメットなリルム嬢並の火力になれば……」
「でもそれならヒルデで良くね?」
「そうだな。ヒルデでいいな」
***
『進化無しか……』
-
ということで、新年早々はっちゃけてすみません。
最近エロエロしいのを書いてないのでエロ成分補充がてら、『連れ込まれてあれやこれやされちゃったミコト様をセイ&スオウが助けにいく』展開にしようと思ってた。
でも書けなかった。どうしても書けなかった。
ということで、何方か紳士、後は頼…ん…だ……(読むのは平気らしい)
それはそうと、『皆に幸せを配る権利』を手にしたミコト様がサンタコスしてくれないかちょっと期待してた。
まあすでにクリスマスは過ぎちゃったけど、七夕の時のような感じのが来ないかなーと密かに思ってみる。
あれ、未だに大事にとってある。マナ200まで振って。
バレンタインにはトミ&マトイペア、リュコス&クオンペア、そしてどうかメーベルさんをお願いします!!
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超絶乙!
新年早々からSSがたくさん読めて嬉しいです
貞操は守りぬいたらしいけど他の大事な物は奪われてそうなスオウ氏に合掌
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桃色さん定期的に出没するなw
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スウちゃんの要求に合う火精霊は露出多いという点では
ルルベル、ミュール、コフィ、BTキャット、アメリア、エシリナ、夏リヴェータ、Ⅴノア、ミカエラ(ロストエデン)
+年上っぽいと言うと新ニレイヌ、シャミア、ライサ、ヴァレリィ、イサール、エストラ
こんなところだろうか(水着・下着のみレベルや痴女級に限定するともう少し絞られるけど)
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うちの手持ちでマジレスすると
チーザ、ゲネス、エストラ、ラヒルメ、ユウギリ、ヴァレリィあたりかな
うん、人間一人もいねえけどスオウも人間じゃないから問題ないだろw
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ゲネスさんは神族だっけ
知り合いじゃないのか
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ゲネスさんは国が違いそうだしなあ
火属性ならイゼルマさんとルーフェリア姐さんも忘れんといてあげてください
-
イザヴェリ、シェイナあたりもなかなか。魔族は大人っぽいのが多い
が、同じ魔族でもフレデリカは露出度はあるがおっぱいがまな板
穴:シリア(←すぐ顔が思い浮かぶ人はえらい)
大穴:ハルピュイア(←個人的には可愛いと思うがどうだろう?)
-
セイスオウイケメンすぎわろた
3人の夜の様子もなにとぞよろしくお願いします(懇願)
それはそうとスオウ思春期まっさかりだなwその点セイは水属性だからプルミエやルリなんかの痴女(服に関して)とも共闘できるのか…うらやましい
-
ふぅ、やっと夜の休憩か。
今日も仕事で疲れたな。時工整備士は辛いぜまったく。
上の方でニューイヤーパーティーとかいうのをやったらしいが俺ら下っ端に関係ないし。
ったく、あけまして何がめでたいんだよ……
おや、休憩所に誰かいる? なんとっ!? 可愛い女の子!? それも、二人!!
美少女時工技師のユッカちゃんとアリスちゃんだ! 見たことあるよ!
でも、どうしてここに? 時計塔の、生活向上主任? ふぅん、そんなのできたんだ。
パーティーも君達の主催。良かったね。俺らには関係なかったけど。
ああっ、そんな涙目にならないでアリスちゃん! ちょっと拗ねただけだよっ。
そんな上目遣いで見上げられたら、思わず頭をナデナデしたくなっちゃう。なでなでなで……
……ハッ! 実際にナデナデしてしまった。セクハラで捕まっちゃう?
ん? アリスちゃん泣き止んでる。気持ちいい? 良かった。
俺もアリスちゃんの髪はサラサラで気持ちいいよ……ってユッカちゃんが睨んでる睨んでる!
ごめんよすぐ離れるから……じゃなくて? 自分も撫でろって? それは、もちろんだよユッカちゃん。
じゃあそのおっきぃ帽子をとってね。なでなでなで……うぅ、癒されるなぁ……
改めてどうしたの? ん? 俺らの生活向上のために何ができるか聞きにきたって?
そんなのいまさら言われてもなあ……あ、いやいやいや考えるよ。
そうだねえ、ユッカちゃんとアリスちゃんが毎日来てくれたら嬉しいなあ。
え? 毎日は無理だけど3日にいっぺんくらいなら来られる? それは大歓迎だね!
来て何をすればいいかって? 一緒にティータイムしてくれたらそれだけで嬉しいよ?
ん? 二人ともどうして不満そうなの?
何か隠しているって? いやそれは……ユッカちゃん、その機械なに? <本音を聞きだす装置>?
なにそれ怖いって僕に向けちゃらめぇ……
<あー二人ともちっちゃくて可愛いのにおっぱいは大きいなあナデナデモミモミしたいなぁ>
あわわわわ俺のせいじゃないよ男の本音なんてみんなこんなもんだよあわわわわ
……う、顔を見合わせちゃった。軽蔑されたなぁ。
とほほ。もう帰ろうかな。二度と来てくれないだろうな。みんなには内緒にしておこう。
じゃあねユッカちゃんアリスちゃん、って目の前に立たれると帰れないよ?
え? なあに? モジモジしてる仕草が凄く可愛いよ二人とも。ってそうじゃなくて、どうしたの?
いいよ? いいって、おっぱい、触っていいの!?
じゃあ遠慮なくアリスちゃんから……ふに。うひゃあ柔らかい。
おっきくて、ふわふわで、それでいて弾力もあって、凄く魅力的なおっぱいだよアリスちゃん!
あふぅ、ってほっぺた赤くして溜息をつくのもすごく可愛い。
このへん? このへんがいいのかな? あ、真ん中をグリグリすると、ふぁんっ、っていい声が出たね。
-
クイクイ、ってわわっ、ユッカちゃんがほっぺた膨らませて睨んでる睨んでる!
ちょっと調子にのりすぎ……じゃなくて、自分のおっぱいも触れって? もちろん喜んで。
うわ、ユッカちゃんのはボリュームたっぷりだね、アリスちゃんとどっちがおっきぃかなー?
でも服が厚手だから感触が伝わらないのが残念。アリスちゃんのほど気持ちよくないかもー?
ん、今ちょっとムッと、え? 直に触っていいの? 服の中に手を入れて?
でもユッカちゃんの服は長袖のワンピースで襟も狭いから、手を入れる所がスカートの下しかないね。
ワンピースがめくれちゃっておパンツやおへそが丸見えになっちゃうけどいいの?
大丈夫? わあ嬉しいなあ。じゃあ後ろにかがみこんで、よいしょ。
水色のパンツが可愛いよ。アリスちゃんが水色の服で可愛いから、ふうん、仲良しさんだねえ。
そしてユッカちゃんのお肌、すべすべだねえ、ブラジャーも外していい? 直にって言ったもんね?
むにゅむにゅ、ふにゃふにゃ、時工整備士やってて良かったよ。ありがとうユッカちゃん。
これをしたらみんな喜んでくれるかって? もちろん。保証するよ。男限定で、神様達には内緒でねっ。
もみもみ、あ、ユッカちゃんの乳首、コリコリになってきたね。
あんっ、って可愛く身をよじっちゃって嬉しいなあ。ユッカちゃんも気持ちいい?
気持ちいい、って素直だねユッカちゃん、ってアリスちゃんこっちに<本音を聞きだす装置>を向けてるよ!
思わずユッカちゃんのお腹もナデナデしたいって本音が出ちゃうよ。え? OK?
さわさわなでなで。おへそをコチョコチョ、あははっ、目をつぶって我慢してるユッカちゃん素敵。
赤くなって下を向いて、どうしたのかなー? 装置の影響で本音を言っちゃうからね、
ここで「キモいよおっさん」とか言われちゃったらKOだね! それはそれで嬉しいかも知れないけどっ。
ゴニョゴニョ、え? なあに口ごもって、なになに、「おまたがあっつくなってウズウズする」って?
よーし、じゃあマッサージしてあげる! ぐにぐに。ああんんっ、って大きな声がでちゃったねユッカちゃん。
掌でユッカちゃんのおまた、水色おパンツの上から沢山ぐにぐにしてあげる。
えいっ、それ、まだまだ、ふふっ、もう片方の手で乳首も弄るよ。どんどん声が艶っぽくなってるよ。
ユッカちゃん気持ちいい? そう、すごく気持ちいいんだ。なんかジワってなっちゃう? うん、パンツ濡れちゃってるね。
でもやめないよ。もっとぐにぐに、ふにふに、もっと気持ちよくなって、おかしくなっちゃって、そうそう、もう少し。
あああんんっ! って可愛い喘ぎで、ユッカちゃんイッちゃったね。すごく気持ち良さそうだよ。
あ、アリスちゃんが目を丸くしてる。ごめんねビックリしちゃったよね
あれ、そんな瞳をランランと輝かせてくっついて来るの? え、私にももっとしてって。も、もちろんだよアリスちゃん。
じゃあリボンを解いて胸元を開けて、あ、マントはつけたままでいいからブラウスを肩脱ぎしておっぱいを出そうか。
もみもみもみ、ふにふにふに、くりくりくりくり……アリスちゃん弄られる感触に浸っちゃってるねえ。
息が荒くなってきて、なあに? 我慢できない、なにが?
わっ、そんな涙目で見上げないで、ごめんね、アリスちゃんもおまたがウズウズしちゃってるんだね。
勿論いっぱい触ってあげるよ。でもスカートは自分でめくってもらおうかなー。
ストッキングを脱がすと、アリスちゃんは白のおパンツだね。
ちょっと大きめの、ワンポイントは……ウサギさんプリント。ちょっと後ろを拝見……お尻にもウサちゃん発見!
ええと、アリスちゃんてばお子様パ……痛い痛い痛い頭ぽかぽかしないで。
うんうん、アリスちゃんが大人なのはおっぱいを触ってよく分かってるから安心して。
では早速おまたを、え? ユッカちゃんのみたいに汚れちゃうとイヤ?
そういえばユッカちゃんも情けない顔で自分のパンツを見下ろしてるね。じゃあ、アリスちゃんはパンツを脱がせて直接サワサワするよ!
-
うわー綺麗なワレメ、開くと中がピンクで、指で擦ったら傷つけちゃいそう。
え? 痛いのはやだって、不安がらせちゃったねごめんごめん。大丈夫、指が怖いなら舌でペロペロしてあげるよ、えいっ。
ペロペロ、モグモグ、クチュクチュ。
あっという間に愛液が染み出してきちゃったよアリスちゃん。気持ちいい? って聞くまでもないね。喘ぎ声でわかる。
ふふっ、ちゃんとイクまで舐めてあげるからねアリスちゃん。ん? いっぱい舐めて欲しいから我慢するの?
ふーん。じゃあ頑張って。俺も頑張る。うーん、アリスちゃんの濡れ濡れおまんこ、美味しいなあペロペロ。
くぅんって犬みたいに鳴いちゃって、我慢するアリスちゃんも可愛いよ、でもそろそろ限界かな、ペロペロ。
ひひゃぅううんっ! あー、我慢したぶん盛大に声が出たね。
イっちゃって崩れそうなのを抱きとめてあげるよ。ついでにぎゅーってしちゃう。柔らかくて、あったかいなあアリスちゃんの身体。
あ、ユッカちゃんが睨んでる睨んでる。ユッカちゃんもぎゅーってしてあげる。柔らかくて、あったかいなあユッカちゃんの身体。
……ふぅ。
ユッカちゃんもアリスちゃんもありがとう。すごく可愛かったよ。
なあに? 自分達が気持ちよくなって、俺が気持ちよくなってないのはダメ? うーん、なんていい子なんだろうね君達は。
俺は可愛い二人をいっぱい触って満足だけど、そう言ってくれるならお願いしようかな。
女の子がおまたを弄られて気持ちいいのと同じで、男はおちんちんを弄られると気持ちいいからね。
うん、アリスちゃんにしたみたいにペロペロしてくれたら嬉しいなあ。
わわっ、二人でそんな争うように、ひざまづいて俺の腰にすがりつかなくても、ってズボン脱がすの早いし、もうパンツ下ろしてるし!
急に勃起おちんぽ出したら恥ずかし、ってダブルで舐め始めちゃうのユッカちゃんアリスちゃん!
うわあ気持ちいい。できればお口のなかにも入れてくれると、わ、順番に、順番にねっ、あと噛み付かないでねっ!
ふひゃあ、アリスちゃんのお口のなか、あったかくてヌルヌルで凄く気持ちいい。ヤバい。もう出ちゃうなこれ。
あ、うん、男が気持ちよくなると精液ってのが出ちゃうの。出して、って美味しいもんじゃないと思うから、ってうわわアリスちゃん舌が加速してる。
びゅくびゅくっ、びゅくっ。あー、出ちゃった。あ、アリスちゃん無理に飲まなくても。コクコクしてくれるアリスちゃんは可愛いけどっ。
ユッカちゃんが凄く不満そうな顔をしてる! ごめんね、1回出したから小さくなっちゃってるいけど、また舐めたら大きくなる? うん、もちろん。
ユッカちゃんがペロペロしてくれて、アリスちゃんがニコニコ見守って、二人ともおっぱい丸出しだし、脚にはおパンツが、ユッカちゃんも脱いだのね。
というわけであっという間に復活したよ! でもユッカちゃんのお口が気持ちいいからあっというまに二度目の射精しちゃうよ!
ああ、ユッカちゃんもごくごくしてくれて、二人とも本当に可愛いなあ。そしてえっちだなあ。
本当にありがとうね。これで少なくとも俺の生活は一気に向上したよ。
他の整備士の人たちにもしてあげたい? うーん、俺が一人占めしていいわけもないね。是非お願いするよ。
とりあえず汗かいたしお風呂入ろうかな。え? 一緒に入っていいかって?
もちろん歓迎だよ! できたら毎回一緒に入ってくれたら嬉しいよ。お風呂でもえっちな事しようね!
いやあ、時計塔生活向上主任のおかげで、今年はいい年になりそうだ! あけましておめでとう!
(おわり)
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シリアスタッチでルーシュ陵辱を書く予定だったのに気がついたら時計塔生活向上主任に変態妄想を垂れ流していた。
お正月ユッカ&アリスがロリ巨乳すぎるのが悪いと思います!
……失礼しますた。
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おおお素晴らしい!ユッカちゃんアリスちゃんが可愛すぎる…やっぱロリ巨乳はいいな!
>>196
シリアって牛頭の子か。今となっては全然お目にかからないな…懐かしい
ハルピュイア良いと思う 普通のはもちろんシリェーナも最高
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乙
ユッカちゃん達乱暴したい
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意外とガチエロは投下されてないミカ様で何か書こうかと思ったけど相手役が決まらない事案
イザークは立場的に無理そうだからそれ以外にするとすれば誰だろう
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継承級の帰りに疲弊しているところに可能性から闇の自分自身が出てきて
疲弊しているせいで敗れて、罵倒されて凌辱されてしまうとか妄想したな
Fate格ゲーで闇セイバーに敗北、絶望&後悔するEDあったから声的な意味で
すぐにイメージできたな
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駆け落ちミカ様はガチエロじゃなかったのか
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>>206
すまぬ、直接的な描写のあるSSはないって言うべきだった
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豊胸できるマッサージとかのチラシに食いついたらマッサージ師(詐欺)に騙されちゃうミカ様とか?
それか民間法の『揉めば大きくなる』を真に受けるミカ様とか?
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ミカイベ時の弱気ミカ様がブラフモ軍に捕まってれいぽぅされる展開やら
白猫主人公に対するおねショタやらロストエデンでの豊胸ネタまで公式からもお膳立てはされてるんだけどね
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何故か妙に犯しにくい雰囲気があるな
ヒサメちゃんとは別の意味でエロ妄想が難しい
あ、胸のせいk(ry
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ヒサメちゃんはエロいことしそうにないけどされる側にはいいと思う
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ヒサメちゃんは悪い人に騙されて見世物小屋でレイpショーに出されて最終的にはいい人に買われて幸せになるのがいいと思います
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ソフィちゃんによって食べ物に一服盛られて発情しちゃったリルムちゃんがひたすらオナっちゃうオナ猿展開
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さも当然の如くオナニー道具として扱われるロアちゃん
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リルム「杖すごい! 脚の間にはさんでこすると気持ちいい!」
ロア「それは小娘が淫乱なだけ……ああっ」
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>>210
ミカエラ様に比べてのチェルシーちゃんの犯られやすい雰囲気といったら…
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衝動的に行動する、考えが足りない、すぐに調子に乗る
実力的はまだまだ半端、少し歩くと樹に襲われる
これ考えるとカード性能も絶妙に調整してあるな…
ヴェルタは回復反転の都合上起用ありうるけど、「ふふん!最新エリアも私にかかればこんなもんよ!」と
調子に乗って樹どころか、雪男に押し倒されたり、分裂した植物に触手で嬲られたりするのか
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http://i.imgur.com/raM6WmP.jpg
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魔力が減らないバグ起きてません?
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ロボ部分の元ネタ何かあるの?
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悪い人たちに捕まって、奴隷にされちゃったヒサメちゃんを買い取って調ky…もといお世話したいよぉ
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特に理由もなく星くじらさん達と満面の笑みで遊んでるキシャラたんに突然覆い被さって周りが唖然としてる中即アナル挿入したい
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お正月キシャラちゃんはぶかぶかドロワーズが可愛いのに、
通常キシャラちゃんL進化は超ミニスカですべすべ太股が露出してる
なるほど、オーロラ内が暑いから脱いじゃってノーパンなんだねキシャラちゃん!
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なんかヒサメちゃんって敬語っ子ってイメージあるけどバックストーリー見る限りはそうじゃないよね?
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敬語云々ならヒカリも初期設定は敬語だ
今は上司の神様さえ弄るイケイケ聖女さんだが
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この頃書き込み少ないのぉ…
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フェルチたんとの賭け事に勝って背中を舐め回す権利をgetしたい
勢い胸もぺろぺろして「あ、平らだから背中と間違えちゃった」って言いたい
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>>226
もうちょっと待ってね
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>>226
俺もSS準備中だぜよ
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>>228 >>229
全裸にマフラーで待ってますわ
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んじゃ明日週末だし俺も描くか
ラクガキだけどリクエストあるか?
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尻の穴にぞばばばばばばばばばされちゃうリエンちゃんとかどうだろう
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触手に襲われるアネーロちゃんとか…
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アネーロちゃんとチェルシーちゃんが一緒に旅をするよ! 触手さんたちスタンバイ急いで!
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2人とも「助けて、お父さーーーん!」と悲鳴がハモるのか…
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定番になってる世界樹さんも良いけどレイドのデカいカメレオンさんも似合うかも知れない
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背中…エテルネちゃんの背中ハァハァ
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レイドの魔道書にえっちな魔法をかけてもらうのもいいかも
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チェルシーちゃんをマングリ返し状態でレイプして激しくパンパンしながらお前がママになるんだよ!って罵ってあげたいけどどう考えてもパパー!パパー!って泣き叫ぶだろうから言うタイミングが無い!
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>>239
俺がパパになるんだよ!って罵ってあげればいいじゃないか
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エテルネを孕ませてファムチをおばあちゃんと呼ぶ
という果てしなき挑戦
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リリー家に居ついてアネーロちゃんエテルネちゃんもつまみぐいしつつヒモ生活したい
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>>236
L化の素材は世界樹3、S+カメオン3、SSカメオン2
つまり
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エリークってトウガラシを描いた人かな?
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>>243
属性を変える度「もう嫌あああぁっ止めて!お願い許してぇ!」って合体部屋に放り込まれるのが怖くて泣きながら必死に黒猫氏に縋り付くチェルシーちゃん
大丈夫、変身したら膜は復活するから笑と部屋の中に押し込む黒猫氏
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部屋から出てきて生々しい感覚と記憶にすすり泣いてるチェルシーちゃんをまた次の合体部屋に放り込みたい(アズワドスマイル)
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チェルシーちゃんの相互進化、闇と光を切り替えるのが遠いのよね
SSカメに何度も舐めまわされて息も絶え絶えのチェルシーちゃんが
やっと終わったと思ってホッとした所で
「あ、進化行き過ぎた。ゴメンもう一周してきて」って宣告したい
-
5億年ボタンみたいな感じで合成部屋の記憶は外に持ち出せない設定も良い
レイプ目から一転、進化後には何も知らずに明るいドヤ顔を返してくれるんだ
次に合成部屋に入ったら一時的に記憶が戻るとかだと尚良し、困惑状態から始まるなんて最初からクライマックスやで……
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元気娘、小悪魔系、おしとやか、ヤンデレ、ツンデレ、ツンツンと6種類の性格がいる訳だけど、極限状態で生き残るために産み出された多重人格だったりしてな
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光闇属性で回復反転に耐性あるから高難度でも起用されるチェルシー
雪男に押し倒され、奇怪な植物に触手プレイされ、今後待ち受ける敵にも喘がされるのは確定という…
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>>249
そういう設定好き
6人でキャットファイトとかかなり良いと思います
-
チェルシー戦隊ネリムマン!
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チェルシーって進化後(自分ちの秘宝装備)のほうが胸でかいよな
つまりあの秘宝の効果は…
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赤チェルシーちゃんと黄チェルシーちゃんはぺったんこ
青チェルシーちゃんだけ以外とある
なるほどやっぱり水属性は大きい子多いんだね
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るどびかおねえちゃん「」
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ルドヴィカさんは鎧で押さえつけてるだけだから(震え)
なおリヴェータもなかなか薄いもよう
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リヴェータはグリコの水着で脱いだら凄いことを証明した
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イベントで出てきた白猫リヴェータ(制服版)は胸無しだった気がする
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ロリヴェータちゃんとグリコリヴェータちゃんはC以上は間違いなくあるよ
ルドヴィカさんは夏ver来るとしてもスク水になるね
-
「やめてぇっ! もう駄目なのっ!」
チェルシーは肛門を襲う未知の感覚に悲鳴をあげることしかできなかった。ズブリと肛門に入り込んだ瓶の口から粘ついた薬が腸へと流れ込んでいく。
想像を絶する感覚に、チェルシーは泣き叫ぶしかできなかった。
「駄目だよ、チェルシー。ちゃんと全部入れないと強くなれないよ」
さも当然のように語りながら魔法使いは、尻を上げた体勢で拘束された金髪のチェルシーを眺めていた。
ここは強化合成のための結界の中だ。歪んだ空間の中にはチェルシーと魔法使い以外の人間はいない。今やっているのはエーテルという薬による精霊の潜在能力の覚醒だ。その薬、エーテルは肛門から摂取させるため、こうして精霊を空間に固定し流し込んでいく。
魔法使いは、肛門に半ばまで入り込んだ瓶をさらに奥へと押し込んだ。
「ひぃゃぁぁあああっ!? 駄目ぇっ! お尻が壊れちゃうぅっ」
「大丈夫だよ、ほらもう少しで終わりだよ」
ぐいと入ったままの瓶を傾けて中の薬全てを流しこんでいく。そのたびに肛門の形は歪み、例えようのない感覚をチェルシーに与えていた。
「お尻っ……なのに何かっ来ちゃう! やっいやぁっ! やだやだ出ちゃうぅっ!?」
瓶の中身が尽きたのとほぼ同時だった。
肛門への刺激が強すぎたのか、チェルシーの秘所から髪の毛と同じ金色の液体が放出されていく。異性のいる前での失禁という事態は、年頃の乙女であるチェルシーには刺激が大きすぎた。
「だめぇ! 止まってぇっ! こんなのいやぁっ見ないでぇっ!」
小水は、一分以上続き、終わる頃には羞恥と虚脱感で自分の身体でさえ動かすこともままならない。
「ひっく……うぅ……で、でももうこれで……終わったんだ……」
強くなるために色々大事な物を失ってしまった。
それでも終わったことにはかわりないのも確かで、チェルシーはほんの少しだけホッとしていたのだろう。
しかし、魔法使いから放たれた次の言葉はチェルシーの予想を大いに裏切った。
「エーテル一本目お疲れ様、さてあと二十本頑張ろうか」
こうしてチェルシーの長い戦いが始まった。
-
向こうで書いてあるのみてほぼ衝動的に書いた
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ハイエーテルじゃなくて通常エーテルなのかw
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すまぬ。二十本じゃなくて十九本だったでござる
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1本は手を滑らせて前に挿っちゃった分だからね
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ミニエーテルにしよう(提案)
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(並エーテルで50%の賭けってことは失敗すればさらに増えるのか…)
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過去イチゴポッキーとかも尻から入れていた可能性が微レ存?
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ポッキーゲーム(おしり)
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単純な物量で言えば、ふなっしーのナシが一番かな?
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エテルネちゃんを捕まえたよ!
あああエテルネちゃんの背中スリスリ
背中出しすぎだよけしからんね背中なでなで
こんなスベスベな背中はペロペロだよペロペロ
つやつや背中丸出しのエテルネちゃんかわいいよ
さあエテルネちゃんを受粉させるよ!
天上岬に住んでるエテルネちゃんファンの植物型の魔物さんに協力してもらって僕のおしべ的な部分を植物的な触手に改造したんだ!
これでエテルネちゃんのめしべを探し当てちゃうよー
ほら服の中にドンドン入り込んでいくよ
そんな背中開いた服着てるからだね
おっ、なにやら柔らかい膨らみにたどり着いたね
ここはめしべじゃないみたいだけど気持ちいい感触だから触手の先っぽで噛みついちゃおう
大丈夫だよファンの魔物さんから作った気持ちよくなっちゃう都合の良い液体を分泌してるからすぐ痛くなくなるよ
そうこうしてるうちに別働隊の触手が穴を探り当てたよ
めしべはこの中かなあ?
頑張って身をよじって抵抗するけど触手はしっかり腰に巻き付いてるからかわいいお尻を振り振りしてるだけだね
うーんたまらないね
ほらほらちょーっとずつちょーっとずつ入っていくよ!
例の液体のおかげかトロトロでいいかんじだね
ありゃ、何本か触手が手持ち無沙汰だな
仕方ないからお口とお尻にも入っちゃおう!
最初は苦しいかも知れないけど例の液体をガンガン分泌するから効いてくるまでちょっと待ってね!
うわぁ、もう何がなんだか分からないくらいの声のあげ方になっちゃったね
そろそろ僕も中に出そうかな
あっ、その言葉に反応してぶんぶん首振ってるね
まだ抵抗できるんだね、強い子だね
良いお母さんになれるね!!!
どくんどくんどくん、、、
あー、奥の奥にたっぷりと出しちゃったよ
ちゃんと受粉するかな?
上手く行くまでファンの植物型魔物さんにも協力して貰いながらがんばろうね!
あっ、そういやエテルネちゃんがお母さんになったらファムはおばあ…《通信エラー 通信に失敗しました リトライできません》
-
ロリレイパー復活にワイ歓喜
最後はファム様にばれたのかw
-
>>260
安心のチェルシーちゃんブランド
あっちの浣腸ネタも見てたので尚更楽しい
>>270
口は災いの元だな
じゃあ俺が引き継いでエテルネちゃんのお胸をペロペロしよう
あれ? 少し膨らんでるね。っていうかフェルチより大(日記はここで終わっている)
-
アネーロちゃんを捕まえたよ!
とこしえの樹の一件で森の守り神のジャガードさんがアネーロちゃんを見初めたらしいんだ
神様の子供が産めるんだよ!すごいことだね!
僕はこの記録用クリスタルで貴重な映像をしっかり残してあげるね!
ほら早速準備しよっか、脱ぎ脱ぎしようね
体の自由を奪う都合の良い香水を嗅がせてあるから逃げられないね
香水ってすごいね
パパさんに必死で助けを求めるアネーロちゃんかわいいね
でも安心していいよ、結界を張ってあるから生半可な術者じゃここには来れないよ(フラグ)
台座に固定して、と
うつ伏せでお尻だけ持ち上げさせられた格好になっちゃったね
敏感にさせられちゃう都合の良い香水
嗅がせちゃって…
お先にちょっと味見しちゃうね
大丈夫大丈夫ちょっと大事なところを舐め舐めして舌を突っ込んで反応楽しむだけだから!
お豆さんさんをグリグリしまくって充血してきたところをきゅっとしちゃうだけだから…!
あれ、もうイっちゃった?香水ってすごいね
ほらジャガードさんお待ちかねだったみたいでギンギンだよ
「いや、やだ……!待って……!」
ごめんね、ジャガードさん待ちきれないみたいだよ
「嫌ァーー!!」
うわっ、ジャガードさん容赦ないね
イきたてのところをジャガードさんのデコボコしたモノを突っ込まれて
アネーロちゃんも大変なことになってるね
でも安心して!ちゃんとクリスタルで記録はとってるから
意識飛んじゃってもあとで存分に見返せるよ!
パパさんにも見てもらおうね!
えっ、それだけはいや?
パパさんに心配かけたくないんだね、優しい子だね
良いお母さんになれるね!!
びゅー!びゅ、びゅー…!!
おお!ジャガードさんの射精が始まったみたいだね
えーとこの図鑑によると…
ジャガードの射精は一時間以上に及ぶこともある…だってさ!
大変そうだけど頑張ってね!
あれ、図鑑だと…
森の守り神ジャガード 種族:亜人
神様じゃなかったんだね、ごめんねアネーロちゃん
***
もう結構時間が経ったね
最初はどうにかして逃げようとジタバタしてたけどぐったりしちゃったね
お腹はぽっこりしてて…このなか全部ジャガードさんの子種なんだね、すごい光景だね
小柄だけど絶倫なんだねジャガードさん
おや、おかしいな。結界にほころびがあるぞ
生半可じゃない術者なら外から破ることもできるけど…たとえば伝説級の調香師とか(フラグ回収)
あれ、からだが、うごかな…
ttp://i.imgur.com/lncnayH.jpg
ttp://i.imgur.com/1L0KLzd.jpg
-
ジャガードさんマジ畜生
-
畜生ですから!
-
亀頭球でギッチギチになってそう
-
分割でお借りしまーす
-
会場のみなさんこんにちは!今年もよろしくお願いします!
今回のイベントは障害物競争です!
そして今日はかわいい精霊さんたちとそのパートナーの魔法使いさん達を拉致…もとい招待させて頂いてます!
こ招待させて頂いたのは皆さん恋人同士だったり恋人未満の甘酸っぱい関係だったり
付き合ってもいないのにイチャイチャしまくって周りに砂糖を吐かせたりと、様々な愛を育んで来られたペアの方々!
さあ絆の力を見せていただきましょう!
ルールは簡単!制限時間内にゴールに到達するだけ!
パートナーの魔法使いさんは観戦席から会話魔法で指示出しをして下さい!
大事な精霊ちゃんをしっかりサポートしてあげて下さいね!
制限時間をオーバーした人は罰ゲーム!
パートナーの魔法使いさんにカードを引いてもらいますのでその内容に従ってください!拒否は無駄ですので悪しからず!
ではファーストステージは…トルリッカ!早速スタートです!
難易度は☆ひとつ!
市街地を駆け抜けてギルドに入るだけ!簡単ですね!
ちなみに難易度が高いほど罰ゲームの内容も激しくなりますよ!
早くも続々とゴールインしていますねー
これは今回は罰ゲーム対象者は無しでしょうか?
「きゃー!!」
おおっと!ここで裏路地から悲鳴があがったあ!
これは…チェルシーちゃんです!
チェルシーちゃんが何故か裏路地で世界樹に襲われていますね
解説のラパパさん、これはどういうことでしょう?
「ぷうぷう!」
なるほど!世界にはそんな法則が!
ためになりました!ありがとうございますラパパさん!
-
「光の焔ぁ!」
今回は自力で何とかできたようですね
いまのは雷と光の属性の技でしょうか!
しかしここでタイムアップです!
罰ゲーム第一号はチェルシーちゃんです!
では早速魔法使いさんにカードを引いて頂きましょう!
うおっーと!☆3のカード!
これは運がない!ちょっぴりキツめの罰ゲームとなります!
気になる内容はーー!?
生着替えだぁぁーー!!
チェルシーちゃんにはそこの箱の中の衣装に着替えて頂きます!
え?更衣室?何言ってるの?
そんなもの無いですよ!
「えっ、えっ、だっていま大勢の人が見て…」
はいはい、ちゃっちゃといきましょう!時間もないので召喚者権限の発動です!
これでチェルシーさんは命令を拒否できません!
「やだぁ!手が勝手に…!」
どんどん脱いじゃいましょー!
「いやぁ!止めて!お願い!」
かわいいおっぱいが見えちゃいましたねー
「この野郎!やめさせろぉ!」
魔法使いさんはやかましいですね、黒服のみなさん取り押さえちゃってください!
「うぅぅ、だめぇ…」
はーい、みなさんご注目!パンツに手が掛かりましたよー!
「やだぁぁぁ!!」
さあ観客席から盛大な拍手があがりましたあ!
丸見えです!生えかけのお毛毛がまたかわいらしい!
ツンツンした見た目なのに身体はまだ幼いのが良いですね!
「ううぅ…」
はーい、ちゃんと衣装は着れましたね
泣いてる暇はありませんよ!
次のステージは…ネフェリムンド艦内!
☆3の中難度ステージです!
わらわら湧いてくるイグノビリウム兵に注意して魔道艇に辿り着いて下さい!
ではスタートぉ!
おや、チェルシーちゃんスタートですよ!
「だ、だってこれ、透けて…」
そうですねー、しっかり透けてる黒の
ネグリジェですね!
下もスケスケだから丸見えよりもエッチですね!
「ううう…」
あー、うずくまっちゃいました!
でも良いんですか?ここ☆3ステージだから罰ゲームやばいの引いちゃうかもですよ!
「や、やだ…」
やっとスタートしたチェルシーちゃん!
しかし体を隠しながら走ってるから流石に遅い!
チェルシーちゃんに勝機はあるのでしょうか!
どう思われますかエクサヴェルさん!
「×○×■×!!」
何を言ってるのかわかりませんでしたが良い笑顔ですね!
-
はいはいそうこうしているうちにお時間です!
あーっとやはりチェルシーちゃんタイムアップです!二連続ですね!
ではではお待ちかねのカードセレクト!
おおおーーっと!?☆5です!
最もハードなランクのカードを引いてしまった!
チェルシーちゃんの表情は既に真っ青ですね!
では内容の発表です!
《30秒以内に魔法使いさんに触れた人にチェルシーちゃんと直接遊ぶ権利!》
聞くが早いか観客の皆さんが魔法使いさんに襲いかかったあ!
魔法使いさんも応戦しますが…弱っ!?
次々と観客のみなさんがチェルシーちゃんの元に転送されていきます!
ざっと10人以上いるぞお!果たしてチェルシーちゃんは大丈夫か!?
チェルシーちゃんは取り囲まれてしまってもうブルブル震えてるだけですね!
「魔法使いさ…ん」
おやおや、か細く最愛のパートナーに助けを求めてますが観客席の魔法さんは完全に取り押さえられちゃってますね
さあ観客のみなさんがじりじりとにじりよる!
おっと、ここで放送時間のようです
罰ゲーム参加者の人数も多いですしここで一旦ゲームはインターバルといたしましょう!
チェルシーちゃんがんばってね!
「いやあああああああああ!」
これは良い悲鳴です!続きをお届けできないのは心苦しい限りですがまた次回にお会いしましょう!それでは!
-
(一旦完結にゃ!)
続くかどうかは決めてないけど
思いついたままに書いた
連日失礼しました
-
続けー
-
>>230お待たせしました、靴下履いていいぞ
陵辱は他の方にお任せしてルーシュのラブラブHです(まさか再びボブさん書くことになるとは)
労働のみが由とされる世界を作り上げるため、政府は芸術家たちを捕まえるべく目を光らせる――そんな「芸術が禁止され色彩を失った異界」では、人並みに生きることさえ容易ではない。
かつては当たり前に存在していた芸術家たちは次々と捕らわれ、惨憺たる拷問の末に芸術を手放し、政府に屈していった。
そして拠り所を失くした一般の市民たちは、老若男女問わずただ働くことを余儀なくされた。
一時は芸術の完全消滅も時間の問題かと思われたが、人々は今も心の奥で色彩を求めながら生きている。
彼らの記憶の中には、政府の目をかいくぐりながら人々に希望を与える芸術家たちの姿があった。
「ここで野宿でいいかな?」
「そうね、今日もいっぱい歩いて疲れちゃったわ」
華やかな衣装に身を包んだ女の提案に、これまた派手な姿の男が同意する。
マジシャンのルーシュとダンサーのボブ――幾度となく政府に捕らえられては逃れ、今や世界的に名の知れた芸術家たちだ。
元々単身で旅をしており「流浪の救世主」とも呼ばれていた彼らは、あるとき偶然出会ったことを期に、行動を共にするようになっていた。
政府に追われながらの旅は、決して心の休まるものではない。人の多い場所に滞在するとすぐに尻尾をつかまれてしまうため、何も無いような場所で一夜を明かすことは当たり前だった。
「それじゃ……はいっ!」
掛け声と共に、ルーシュが小さく丸めた布を放り投げる。
するとそれは瞬きする間もなく一気に広がり、ゆうに二人は入れる大きさのテントに変化した。
-
食料やランプ等一通りの必需品は揃ったテントの中、二人は毛布を被って寝転んでいた。
「今日はショー出来なかったわねぇ」
ボブが残念そうに呟く。最終的な目的地も決まっていない旅だけに、街や村に辿り着けず人にすら会えない日は珍しくなかった。
「ま、でもこういう時は、二人でいると寂しくならなくてよかったって思うかな」
ルーシュが一人旅の頃にも芸術家の仲間はいたが、意気投合しても政府に追われるうちに離れ離れになったりと、長期間行動を共にすることはできずにいた。
己の身ひとつで人里に辿り着いても、全ての人間が反逆者であるルーシュを歓迎したわけではないし、運悪く政府に捕まった日には、無慈悲な詰問が待っていた。
そんな日々の中で絶望しかけたある日、彼女の目の前に現れた、境遇を同じくする男――ボブの存在は、彼女にとってはあまりにも大きく、そして近く感じた。
「二人でいてよかった」という言葉は、紛れもなく彼女の本心であった。
そしてその言葉の中には、もうひとつの意味が含まれていた。
「ちょっと、寒い……かも」
「そうかしら?まぁルーシュは私より薄着だから、仕方ないのかもね」
「ねぇ……そっち、行っていい?」
ルーシュが手を伸ばし、ボブの手に重ねる。
「ダメって言っても聞かないつもりでしょう?」
「あは、バレてる?」
「……ま、言わないけど」
近寄るように促されたルーシュが、素直にボブの毛布へと潜り込む。
重なった手はしっかりと組み直され、心音が伝わるほどに距離が縮められた。
「ふふ……温かい」
相手の顔を見つめながらふわりと微笑むルーシュ。間もなくして頬が微かに上気し、その表情は融けるように艶を帯びた。
「Mr.ボブ……」
「なぁに?」
「……もっと、あつく、して」
-
二人が関係を持つことは初めてではない。だからこそ、さも自然に流れは生まれた。
「まったく、素直なんだから……そこが燃えちゃうんだけどね」
ルーシュの細い身体を抱きながら、ボブの方から唇を重ねる。
何度も味わった感触に身を委ねるように、ルーシュは目を閉じ、唇をわずかに動かした。
応えるように、舌が割り込む。
「ん……ぅ、ぁふ……」
始めこそ控えめだったルーシュの動きが、次第に深いものへと変わり、漏れる吐息に水音が重なる。
相手を求める気持ちが昂ってくるのを感じながら、ルーシュはボブの胸元に手を伸ばした。
「いつも思うんだけどさ……あなたの服装って、露出多いわりに脱がせにくいのよね」
逞しい上半身を露わにしたボブが嘆く。ルーシュはといえば、コルセット一枚外されただけだった。
「でも脱ごうと思えば一瞬で裸になれるわよ?」
「違うのよっ!そんなのムードが無いじゃない?私は自分の手であなたを暴きたいのッ!」
「そっかぁ……じゃ、途中まで脱いでおいてあげる」
そう言いながら、ルーシュが両手袋を引き抜く。続いてブラウスを脱ぎ、レオタードの肩紐を外した。
「はいっ、どうぞ」
「ちょっと物足りないけど、ま、いいわ」
お任せしますとばかりに両手を広げたルーシュ。ボブがその空いた脇に手をかけ、下ろしていく。
豊満な胸が外気に触れ、程なくして下腹部を覆うものもなくなった。
「ふふ……暴かれちゃった」
丸まったレオタードから片脚だけを外し、ルーシュがわざとらしく微笑む。
「ソックスは履いたままでいいわ。冷えるでしょう?」
「この格好のほうが燃えるとかじゃなくて?」
「違うわよ」
その声色から真意を読むことは、ルーシュには出来なかった。
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-
「あ……んっ」
素の太股を撫でられ、ルーシュが息を漏らし身体を地面に擦る。がっしりとした手に似合わない絶妙な力加減がもどかしい。
「いつも見せてるトコなのに、そんなに敏感でいいのかしら?」
「だってそんな風に触られたらっ、ひゃぅっ!」
手が内側へと潜り込んだとき、高い声とともに身体が小さく震えた。
「やだ、むりっ、そこ、ばっかり……っ」
「そう。こっちの方がいいかしら?」
ルーシュの懇願を受けて、ボブが手を離さずに腰へと移動させる。そして、何か塗り込むかのように大きくなめらかに動かした。
「はぅ、あっんぅ……!」
先程と変わらず、強すぎないタッチ。それを避けるとも求めるともとれない様子で、ルーシュが身をよじらせる。
「まだ胸もあそこも触ってないわよ?なのに、こんなに感じちゃって」
「ち、ちがうのっ、くすぐったくてっ」
「それじゃ、確認しないとね」
閉じられた内股の間に、半ば強引にボブの手が割り込む。
「ひゃぁぁっ……んっ!!」
「ふふ、いっぱい濡れてるじゃないの。もうイっちゃうんじゃない?」
「いじ、わる……っ」
そう涙目で抗議し、ルーシュはおぼつかない様子で上体を軽く起こす。
そして、相手のズボンの張った部分を柔らかく撫でた。
「そっちだって、ここ、大きくなってるのに」
「そうね……私もそろそろ、欲しくなってきちゃったかも」
「あ、はぁ……っ」
とろけるような表情で熱いため息を漏らすルーシュ。その両手には、繰り返し口淫を受けて唾液で濡れた陰茎が収まっている。
「ルーシュ。あなたすっごくエッチな顔してるわよ?そんなにコレが好き?」
ボブが自身の根元を持ち、軽くひとつ揺らす。
「ん、好き……だけど、それよりも、Mr.ボブが私でこんなに興奮してくれてるってことが、嬉しい」
細かく口付けを続けながら、ルーシュが答えた。
「そう……それじゃ私も、もうちょっとサービスしちゃおうかしら。お尻こっち向けて」
「あ……うん」
促されるがまま、ルーシュが陰茎を握ったまま身体の向きを変え、相手に覆い被さる。
ボブの指がルーシュの陰部に触れたのは、彼女が身構えるよりも先だった。
-
「ひゃ……っ」
濡れたところが外気に晒され冷える――間もなく、そこに相手の口が押し当てられ、舌が滑り込んだ。
「――……っあぁぁぁ!!」
嬌声を上げてルーシュがぐらつくが、お構いなしに行為は続く。
溢れたものをすくうような舌の動きは陰唇から陰核へと渡り、繰り返し彼女を責め立てる。
ほとんど触れられなかった場所への刺激にするには、それはあまりにも強すぎた。
「だめっ……そこ、むりっ……!! あっ、ん、はぁ、はぁっ……ん、ああぁぁぁっっ!!」
抵抗する間もなく絶頂されられ、全身を突くような性感に激しく揺さぶられる。
崩れ落ちないよう手と肘をしっかりつき、止まない絶頂感を鎮めるようにルーシュは深く長い呼吸を繰り返した。
「本当に、すぐイっちゃったわねぇ」
「はぁっ、はあっ……だって、知らなかった、もの……私、こんな、敏感になってたの……。それに、その、あなた……っ」
口ごもるルーシュの言葉は、ボブによって代弁された。
「まぁ、ね。あなたがどうされるのが好きかっていうのも、もう覚えちゃったわ」
「ふふ……私、見通されてるんだ。ぜーんぶ……」
照れ臭そうな表情を見せながら、手の中で滾りきったモノを弄ぶルーシュ。
「……こっちでも、して……?」
「わかってるわよ」
仰向いたルーシュの下半身が持ち上げられ、ボブの膝へと乗せられる。
亀頭が押しつけられる様子を身体越しに見ながら、ルーシュは緊張と期待に固唾を呑んだ。
ちゅぷ……、ずっ――。
「は、ぅ……っ!」
狭いところが押し拡げられる感触に、身体が強張る。まだ、ルーシュはこの感触が少しだけ苦手だった。
それでも、十分に濡らされていたおかげで、痛みは伴わなかった。
男根が全て収まって間もなく、ゆったりと前後運動が行われる。
「ぁふっ……ん、はぁ……っ」
外陰を責められたときよりも緩やかな刺激が、ルーシュを甘く酔わせる。
繋がりが外れないように、彼女は相手の上半身を抱き寄せ、腰に脚を絡ませた。
-
「そういえば、ここも……まだだったわね?」
不意にボブが口を開き、利き手でルーシュの胸に触れる。それだけで彼女がぴくりと震えたのも構わず、色付いた先端を指先で撫でた。
「んん……っ!!」
拒絶するかのようにルーシュが首を大きく振るが、ボブは指先を繰り返し滑らせる。
くすぐるような愛撫に反応し、間もなく固くなったそこが、二本指でこすり上げられた。
同時に、ルーシュの身体の芯に痺れが走り、身体が大きく跳ねる。
「っああぁぁ!! だめっ、それ、されたらっ……!!」
懇願するようにルーシュが叫ぶが、相手の動きも自分の反応も止まらない。
「きちゃうっ……わたし、またっ……い、くぅぅっ……んんっぁはあぁぁっっ!!」
ひときわ高い声と共に肉壁が大きく収縮し、貫いているモノを絞るように締め付ける。
あっけなく二度目の絶頂を迎えたルーシュが、目を潤ませ切なげな表情を浮かべた。
「は、あっ……ごめん、なさい……。私、ばっかり、先に……」
「謝ることじゃないわ。あなたが好きなだけ悦んでくれれば、私も嬉しい。心配しないで――私も、ずっとゾクゾクしてるから」
上がった呼吸を伝えるように、顔を寄せるボブ。
「Mr.ボブ……」
サングラス越しの瞳と視線を合わせ、ルーシュはうっとりと目を細めた。
「ルーシュ……速くしていい?」
「うん……イきそうなのよね?中で、びくびくってしてる……」
許可を得るがまま、下半身を打ち付けるピッチが上げられる。
絶えず分泌される潤滑液が、結合部をぢゅぷぢゅぷと鳴らす。その度に溢れた分が身体を伝い、床を濡らした。
「ぁ、はぁ、あぁっん!はぁ……あぁっ……!!」
二度の絶頂で過敏になった神経が、一気に高められる。ルーシュは思わず強く目を閉じるが、すぐに相手を見据え直す。
「私もっ……また、イきたくなってるっ……!! カラダがっ……あなたの精液……欲しい、って……っっ!!」
完全にひとつになりたいとばかりに、ルーシュがしがみ付く腕と脚にいっそう力を込める。
それに応えるかのようにボブが身体を寄せると、激しく打つ胸が互いに自分のもののように伝わる。
限界が近いことは、言葉にせずともわかった。
「ボブっ……ボブぅぅ……っっ!!」
「ルー、シュ……っ!!」
どくん――と、二人の身体がほぼ同時に震える。
暫し続いた絶頂の波が過ぎてからも、二人は抱き締め合ったまま甘い余韻に身を委ねた。
-
「……迷惑、してない?」
素肌に毛布を巻いたルーシュが尋ねる。
「どうしたの、いきなり」
「だって、急に不安になったんだもの……Mr.ボブ、嫌々私に付き合ってこういう事してくれてるんじゃないか、って」
「あり得ないわ。気のないコに、あんなに興奮できるわけないでしょう?」
「そうかしら。う〜ん……そう、かも」
ルーシュの顔から不安そうな表情が消える。代わりに、ボブが神妙な顔を見せた。
「むしろ心配なのは私のほうなのよ。だって――あ、ゴメンなさい……何でもないわ」
「……初めて会った時のことでしょう?いいのよ……もう、大丈夫だから」
……――
「――何をするつもりなのッ!?」
「なに、ちょっとコレで拡げて調べさせてもらうだけだ。心配するな、大人しくしていれば引き裂くようなことはしない」
「いやっ、止めて……痛っあっあああぁぁぁぁッッ!!!」
「――あなた達!何をしてるのッ!!」
「……ッ!! あいつも反逆者だ!捕らえろッ!!」
「女のコによってたかって……政府はどこまで腐ってるのかしら!? いいわ――オシオキしてあげるッ!!」
――……
「あの時のことは今でも悔やみきれないわ……もう少し早く来ていれば、あなたが傷つかずに済んだのに」
「ううん、助けてくれただけでも本当によかった。あのままだともっと酷いことされてただろうし。
……最初はやっぱりショックだったわよ?無理矢理あんなの入れられて、血が流れて……でも、あれはノーカンだと思うことにしたの。私にとっての初めては、あなただから。
……そういえば、Mr.ボブって、今まで女の人とは……」
「ノーコメントよ」
「あっ、ずるい」
不満を示すようにルーシュがぐいと詰め寄るが、そのままボブの空いた胸元に寄り添う。
訊いてはみたものの、今の彼女にとってそれは重要なことではなかった。
「Mr.ボブ――これからも、この世界で一緒に歩ませてね」
「こちらこそ」
夜明けは、二人のすぐ側にまで来ていた。
(おひらきにゃ)
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あの衣装、あの口調で格好良いボブさんってやっぱり凄い(小並感)
挿絵も用意してるとかちょっとありがたすぎますねぇ……こういうのって仮に保管庫に載せてもリンク切れとかするのかしら
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よい!ただただ行為をするだけでないのがまたよい!
ちなみに1月26日は、アフロの日です。
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挿絵つきとかなんなのもう素敵すぎる
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ボブさんに抱かれてみたくなった
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乙
ルーシュかわいい
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柔らかそう
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天井岬に夜はない。
とはいえ、人々の生活には朝がある。
ある日、リリー家の朝。
「おはようございます。お父様」
エテルネは、居間に入ると椅子に座っていた男に挨拶した。
男は、1月ほど前にリリー家にやってきた。、
エテルネの母(産みの母ではないが)であるファム・リリーの「旦那様」になったそうだ。
実の所、男がやってきたときエテルネは少し拗ねた。
大好きな「お母様」であるファムが、男にべったりくっついていたからであり、
また、ファムの姉で、エテルネのもう一人の家族であるフェルチ・リリーも、
エテルネ同様に妹を男にとられて不満かと思いきや、
ファムと同様に男と<仲良し>になっているようで、
見た目は美しい少女でありながら、産まれてからの年数は幼児に等しいエテルネには、
それぞれの言葉の意味はよくわからないまま、自分だけが取り残されたように感じたのだ。
無論、ファムもフェルチも、そして新参者の男にとっても、
エテルネに疎外感を抱かせるようなことは本意ではなかったようで、
いくつかの試行錯誤の末、今では問題はすっかり解決していた。
その解決とは。
「おはようエテルネ。今日も可愛いね」
「えへっ」
毎日の言葉をはにかみで受け取って、少女は男に駆け寄る。
「朝の挨拶、してもいーい?」
「もちろん」
「えへへ……ちゅっ」
男の唇に、軽く自分の唇を重ねるエテルネ。
「おはようございます」
二度目の言葉を口にして、しかし男から離れずに物欲しげに見つめる。
「おはよう、お返しだよ」
ちゅ、と男からエテルネにキスを返す。
さっきよりも少し長く押し付けて唇を離すと、
「お返しのお返しー」
むぎゅ、とまた少し長く、少女は唇を触れ合わせる。
「ふふ、エテルネは可愛いなあ」
「じゃあ、もういっかい……ちゅ……く……ん……」
四度目のキスで、少女の口唇が開かれ、男は舌を腔内に差し入れる。
エテルネは、柔らかく敏感な部分を丁寧になぞりあげられて身を震わせる。
男は、少女の背中に手を回して背筋を撫で下ろすと、
大きく開いた衣服の隙間から腰を、そしてまだ薄い臀部を抱き寄せる。
「あぷ……んぅ……ぷふぅ」
唇が解放された頃には、エテルネの頬はすっかり上気し、
細い身体を疼くままによじった後、
椅子に座る男の膝に、正面から抱き合うように座り込む。
その際、抱き寄せる手の悪戯により、
エテルネが挟み込んだ太股の奥深くが、男の脚の上を滑った。
-
「あふぅんっ!」
ひときわ高い声をあげるエテルネ。
「おやおや、ずいぶんエッチな声が出たね」
少し意地悪な男の言葉に、赤い頬がさらに朱に染まる。
「ぷぅ↑」
照れ隠しにその頬を膨らませ、少女は男の顎の下に頭を擦り付けてくる。
「あはは。じゃあ<朝の仲良し>しようか」
笑いながら、男は彼女の頭を撫でる。
「ぷぅ↓」
エテルネは、男の腕の中で身をくねらせ、猫のように全身を擦りつけた。
「みゅ、……ん……」
やがて再び顔をあげると、今朝だけで五度目のキスをする。
「う……ん……んっ! ひゅ!……!」
口の奥から漏れる喘ぎが跳ね上がるのは、
男の指が、少女の敏感な部分を刺激したことの証。
エテルネの服は、布地が薄い上に開口が大きく、
背中も脚も露出が大きいだけでなく、指や腕を差し込むのも容易である。
男は、そんな少女の服の隙間から遠慮なく手指を侵入させ、
まだ薄く殆ど膨らみのみえない胸の、しかし既に敏感な乳首を弄り回し、
うなじ、背筋をなぞりあげて少女を震わせ、
腰を掴んで、男の太股の上でエテルネの股間を往復させる。
「あっ、は、あ、お、お父様、エテルネは、もう、あっ、ああぁっ!!」
お父様、という呼び方は、「お母様」の夫だからという理由で採用されたものだが、
このような行為の中で含まれると酷く背徳的に響いた。
「あぅ……はぁ、はぁ……うぅ」
一度絶頂に達しても、エテルネの身体はまだ疼きを止めない。
「お父様ぁ……」
「わかってるよ。おいで、エテルネ」
少女は身体の向きを変え、男に背中を預ける。
男は、エテルネの花びらのようなスカートを掻き分け、
白い内股に手をかけて両脚を開かせると、背中を支点に彼女の身体を持ち上げた。
「重くないですか? お父様」
「羽根のように軽いよ、エテルネ」
羽根のようにはともかく、事実エテルネは見た目以上にふわりと軽い。
だから、少女の身体の位置を調整して、男の怒張の直上に持ってくるのも、
それほど難儀な作業ではなく、
ずぷ。
「あぁああああっ!」
男根で少女を刺し貫くことも、ごく容易だった。
初めての時は、魔法で和らげても苦痛だろうと男は躊躇したものだったが、
エテルネは断固として「お父様」との逢瀬をやり遂げる事を望んだし、
ファムとフェルチがエテルネの両手を握って安心させた。
今では、エテルネの小さな女性器は、
その見た目に反してしっかりと男を飲み込んでしまう。
「あふぅ、お父様、エテルネ、気持ちいいです!」
「ああ、私も気持ちいいよ、エテルネ」
「えへっ、あっ、あふっ! ふぁんっ!」
男の眼前で、少女は頭を振り髪を乱す。
その度に、甘い花のような香りがエテルネから放散した。
芳香に包まれて、男と少女の興奮はますます高まり、
やがて、
「あ、ふぁぁあぁぁっ! ……あ……出て……る……」
エテルネは二度目の絶頂に達し、「お父様」の精液をその身に受け容れた。
-
「あらあら、朝から仲良しさんですねぇ」
エテルネが男の膝でうっとりと余韻に浸っていると、
厨房から食事を持ってファムが現れる。
「お母様、おはよう、ござ、います」
ろれつが回らない「娘」の様子に、微笑みを返すファム。
「おはようエテルネ。<朝の仲良し>が終わったら、ご飯ですよ〜」
「お手伝い、します」
おぼつかない足取りで、少女が立ち上がる。
たらり、と白いものが彼女の内股を伝い落ちた。
「じゃあ、テーブルのセット、お願いしようかなあ」
「はい、お母様」
「ふふふっ、じゃあ私はぁ、そのうちにぃ〜」
ファムが男にしなだれかかる。
と、
「わわっ、寝坊しちゃった!?」
フェルチが寝室から登場した。
「ああっ、おはようエテルネちゃん、もうお父様に御挨拶しちゃったの?」
「はい。フェルチお姉さま、おはようございます」
「私はこれからですよぉ」
出遅れたと慌て気味の姉に、妹がのんびり声をかける。
「お姉さまも一緒にいかがですかぁ」
「そ、そうだね」
頷いてから、ふとエテルネを見やる。
「エテルネは、もう終わったから朝ご飯の用意を……」
「エテルネちゃん! こっちおいで〜」
「お母様!?」
ふわふわと寄ってきたファムが、エテルネとフェルチの手をとった。
三人で男に向き直る。
「……ベッドに行くか?」
男の言葉に、起床まもない三人は多少思案したが、
「それがいいですね〜」
「どうせ今日は予定もないし」
「アネーロさんが来たら、そのまま一緒に<昼の仲良し>しましょう」
天井岬に夜はない。
だから、リリー家の朝が多少遅くとも、そこには何の問題もないのであった。
(おわり)
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リリー家ってみんな服の露出度高いよねー。種姉妹まとめて誑かして居座りたい
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続きはよ
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あ、酷い誤字に気付いたw 続くとしたら次は直します;
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エテルネちゃんの服は本当に無防備でムラムラするよね!
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赤ちゃんプレイできそう
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皆様魔道杯お疲れ様でした。
あと、正月ははっちゃけすぎてすみませんでしたm(_ _)m
しばらく自重しようとか思ってたはずなのにもう舞い戻って来たよこの人!
……百合っぷるいいよね、百合っぷる。(反省の色無し)
【月堕としの狼神】リュコスとクオンのいちゃらぶ性活記【月護りの狐神】
――昏い闇の中に、突き落とされた様な気がした。
泥の中に沈んでいく様に、生暖かい感触が全身を包む。
もがけばもがくほど、沈んでいく。――否、沈んでいるのか、立っているのか、もしくはただ単に漂っているのか……それさえも解らない。
どちらが『上』なのか。光さえ無い世界はひたすらに昏く、冷たかった。
だけど――
……枕元に誰かの気配を感じて、彼女――クオン・リムセはうっすらと目を開けた。
「ん……リュコス?」
問わなくても誰かは解っている。それでもクオンは眠い目を擦りながら起き上がり、枕元の行灯に火を灯す。
元々、今この家に居るのはクオンと契約したヤスナの他にはリュコスしか居ない。そうでなくても、稀代の陰陽師として名高かったクオンは、人一倍勘が鋭い。
のみならず、クオンは『人』で在る事を捨て、真狐の力を得た今のクオンは、障子から差し込む淡い満月の光が無くとも夜の闇の中を視認できる。
だが、それでも『人』で在った頃の癖はすぐには抜けないものだ。暖かい光を放つ行灯を見ながら、クオンは小さく苦笑した。
枕元に座っていたのは、クオンの予想通り、リュコス・ヴォーダンだった。
月を祀る一族に生まれ――そして一族の全てを失い、月を憎み、月を堕とそうとしたリュコス。
枕をしっかりと抱き、寝間着代わりにクオンが与えた甚兵衛を着たリュコスは、クオンを起こしてしまったことに、申し訳なさそうな表情を浮かべていた。
「どうしたの? 眠れない?」
クオンが優しく問い掛けると、リュコスは少し逡巡してから小さくこっくりと頷いた。
「あ……あの、ね。クオンと一緒に寝てもいい……?」
「いいわよ。どうぞ」
クオンが身をずらし、布団をはぐってみせると、リュコスは嬉しそうにいそいそと布団に潜り込んだ。
「……ヤスナは? 一緒に寝てないの……?」
「ヤスナだったら、其処の煙管の中で寝てるわ。狭い処が落ち着くんですって」
『同じなら布団より藁がいい、と言ったら断られたのでな』
煙管からにゅるっと顔を出し、ぼやくヤスナにクオンが顔をしかめる。
「藁なんかで寝たら、体が痒くなるじゃないの」
『煎餅布団より何ぼかマシだろう』
「失礼ね。こまめに干してるし、ちゃんと春秋に綿打ちしてるわよ」
『そもそも綿が少ない布団を打ち直しても……』
「――何か言った?」
『いえなんも。』
さっと煙管に引っ込むヤスナに苦笑してから、クオンは行灯の灯りを消し、リュコスに腕枕をしてやりながら、掻き抱く様にリュコスの頭を抱き寄せる。
「んっ……」
腕の中で、リュコスがもぞもぞと動く気配。
-
「ん? ああ、ごめん、苦しかった?」
きつく抱きしめすぎたかと慌てて身を離すクオンに、リュコスは力いっぱい否定する様にぶんぶんと首を横に振り、クオンに抱き着いた。
「苦しくない。――もっと近付きたい。もっと一緒がいい」
「いいわよ。」
くすくすと笑いながら、『――だめ?』と目で問うてくるリュコスに、クオンは両手を広げてみせる。
安堵した様に笑み、リュコスがクオンの腕の中に身体を預ける。
幼い子供をあやす様にクオンがぽん、ぽんとリュコスの背中を撫でる――が。
月が中天に差し掛かっても、リュコスは寝付けない様だった。
「……気が昂ってるの?」
クオンが問い掛けると、リュコスは申し訳なさそうな表情を浮かべ、しばし躊躇ってから小さく頷いた。
「無理しなくていいのよ」
寝付くまで待ってあげるから――声には出さないクオンの声に、リュコスは首を横に振る。
「あの、ね……今日、満月だし……今、アタシ、発情期で……」
「ああ、だからいつになく落ち着かない様子なのね」
一人納得するクオンに、リュコスは意を決した様に口を開いた。
「――お願い、クオン! このままじゃ眠れないの!」
「えっ……」
リュコスの必死の願いに、クオンは戸惑った様に身を震わせた。
「『お願い』って、何を……」
『“欲望を昇華させてほしい”ということだろう』
やれやれ、察しが悪いなと言わんばかりの口調でヤスナが煙管から顔を出す。
「……と言っても、私、女だし……」
困惑するクオンを、ヤスナが笑い飛ばす。
『元よりお主は、“女”どころか“ヒト”で在ることを棄てたのだ。我ら真狐の力を得た今、体を変えるなど容易い……おまけに狐の力は“化かす”ものだからな。……どうだ?』
悪戯っぽく問い掛けてくるヤスナの言葉は、クオンの耳に届かなかった。――ある感触に、クオンは信じられない気持ちで自身の下腹部を見る。
「ちょ、ちょっとヤスナ! 何を……」
その『感触』は、肌を寄せていたリュコスにも伝わっていた様だ。
「わは♪ クオン、ありがとう!」
言うが早いか、リュコスはクオンの着物の裾をはぐり、そそり勃つモノを取り出した。
「ちょ、リュコス、だめ……、やめなさ……!」
クオンの制止は間に合わなかった。
ぱく、とおもむろにリュコスはクオンのモノを咥え込んだ。
唾液をたっぷりと乗せたリュコスの舌がぬるぬると這う温かな感触に、
「ふぁっ……ん、あっ……!」
背筋をぞくりと快感が這ったと思った次の瞬間には、クオンの体内を何かが駆け抜けていた。
ビュルッと音を響かせて、リュコスの口腔内を精液が満たす。
クオンのモノから唇を離したリュコスは、口の中いっぱいに広がる精液を味わう様に、ゆっくりと時間をかけて飲み干していく。
「ん、おいし……」
『……些か早すぎはしまいか』
呆れた口調で呟くヤスナに、クオンが頬を染める。
「仕方ないじゃない、こんなの初めてなんだから……」
「『早く』ても、その分『楽しませて』くれるんだよねっ♪ クオンの此処、まだこんなに元気……」
ほぅ、と悦美の吐息を零しながら、リュコスがクオンの前に屈み込む。
「だめ、やめて……」
思わず後ずさるクオンだったが、狭い室内なので、すぐに壁に追い詰められてしまった。
「だめ、だめぇ……」
力無く首を振るクオンのモノを、リュコスはその豊満な両の乳房で挟み込んだ。
-
「ぁくっ……んっ」
かろうじて射精を堪えるクオンだったが、亀頭を包み込む柔らかな感触に、
「あ、射精る……!」
すぐに絶頂に達し、リュコスの顔に多量の白濁液をぶち撒ける。
「ごめ、リュコス、ごめん……!」
謝るクオンの前で、リュコスは頬を伝う粘液を指で掬い取り、口に運ぶ。
「んっ……クオンの味……雄の匂いだ……」
リュコスは獰猛な肉食獣の笑みを浮かべ、立ち上がる。
「……やっぱり、クオンが“此処”に欲しい……アタシに種付けして欲しい、な……」
クオンのちょうど目の前に、立ち上がったリュコスの秘花が在る。
リュコスは妖しい笑みを浮かべ、まるで花弁を圧し拡く様に、自身の其処に指を突き立てる。
既にぐしょぐしょに濡れているのだろう。蜜が滴り堕ちる様に、リュコスの指を伝って愛液がクオンのモノに降りかかる。
「あ……ああ……」
香しい、 茉莉花に似た強い花の香気。香りの元は――リュコスから滴る愛液。
その甘い香りはクオンの理性を溶かし、否が応にもクオンの情欲を高めていく。
ぐちょぐちょと濡れた、卑猥な音を響かせながら軽く指で解したリュコスは、見せつけるかの様に、ゆっくりと腰を沈める。
「……っ!」
襲い来る快楽を予想して、クオンは反射的にぎゅっと目を瞑り、歯を食い縛る――が、予想に反して快楽の波はすぐには襲って来なかった。
「……?」
クオンが恐る恐る目を開けると、泣きそうな顔をしたリュコスと目が合った。
「あ、あの、アタシ、クオンが嫌ならやめるよ? ち、ちゃんと、我慢、出来る……よ?」
股間にクオンのモノを咥え込む寸前で、きゅーん、と鳴きながら、尻尾を所在なげにパタパタと揺らし、耳を伏せて上目遣いにクオンを見上げてくるリュコスに、
「……ふふっ」
知らず、クオンは笑みを零していた。
「……?」
心配そうに見上げてくるリュコスに、クオンは『何でもない』という様に、首を振って見せる。
「嫌……とかじゃないの。ただ、あんまりに気持ち良すぎたから、怖くって……」
「じゃあ、してもいいの!? やったあ! 大好き、クオン!」
「え゛っ。……ちょ、ちょっと待ってやっぱり思い止まらせて。出来れば三日くらい」
「そんなに待てないよぅ」
クオンの言葉に、リュコスが唇を尖らせる。
そうして二人は顔を見合わせてクスクスと笑い――どちらからともなく唇を重ね合わせ、舌を絡め合った。
「んむ、う、ん……」
貪る様に唾液を啜りながら、リュコスが腰を下ろす。
亀頭を包むぬるりとした温かい感触に、
「――……!」
クオンの絶頂の喘ぎは、全てリュコスに飲み干された。代わりに、クオンのモノがリュコスの胎内で爆ぜる。
唇を離したリュコスは、クオンの肩に手を回し、激しく腰を上下させる。
「くぅ――」
苦鳴に近い声を上げ、クオンが身をよじる。
-
クオンの意思とは裏腹に、リュコスの“中”で射精を繰り返す男性器。
(ヤスナは『早い』って言ってたけど――仕方ないじゃない)
自身に男性器が“在る”感触も初めてならば、それに施される愛撫がこれほど心地良いことも――
(何よりリュコスのナカ、何よ、これ……ザラザラってして……こすれる度に気持ち良くなっちゃう……!)
何とか意識を保とうとするクオンに跨がり、
「ア……タシは!」
腰を上下させているため途切れ途切れになりながら、リュコスは声を振り絞る。
「アタシは、一人、生き残ったことを、責められている、気がした。『復讐しろ』と、言われている、様な、気がした。『血を絶やすな』と、言われている、気がした……!」
はあ、はあ、と荒い呼吸に混じって、ぐちょぐちょと濡れた音が響く。
「だから、月を憎んだ――だけど」
リュコスは動きを止め、そっとクオンに抱き着いた。
「クオン憐れみでも同情でもなく、アタシと、アタシの一族のために泣いてくれた。アタシを一人にさせないと――傍に居て、ずっと一緒に居てくれると言ってくれた。約束してくれた」
ぎゅっと握ってくるリュコスの手を、クオンが握り返す。
「――うん、イこう? クオン……」
最後、とばかりに深く腰を沈めるリュコスの中で、クオンは果てた。
-
毎度恒例になりつつあるおまけSS。
【狼】和ノ国テイストなおまけSS【狐】
「――お金が、ありません」
いつになく真剣な表情で、正座と伏せ、それぞれの姿勢で座る目の前の二人(?)――リュコスとヤスナに、クオンは厳かに、だがキッパリと告げた。
「……?」『……?』
今一つ、危機感が伝わって居ない様子で顔を見合せるリュコスとヤスナに、クオンは二人にも解りやすい様に説明する。
「つまり、お肉もお揚げも買えません」
「えー!」『えー!』
さすがにこれには二人揃って声を上げ、
「お・に・く! お・に・く!」
『お・揚・げ! お・揚・げ!』
手と前足で畳をばしばし叩く二人に、
「ヤスナは御社が在るといっても、真狐全体でのものだから分け前は微々たるものだし、当然ながら私もリュコスも御社は無いからお賽銭なんかの収入は期待できないわ」
言ってクオンは「ふぅ」と息を吐いて立ち上がった。
「――とにかく、私は暫く陰陽師の仕事に戻るから。貴方たちも自分たちで何か仕事を探してきて」
「あ、あのっ、アタシ、クオンと一緒がいい……」
「だめ。」
ぴしゃりと言い放ち、ぴしゃん!と音を立てて障子を閉め、クオンは里へ降りて行った。
(――ふぅ。思ったより楽な仕事だったわね)
数日後。数々の依頼を終えたクオンは、温かくなった懐を思い描きながら町の中を歩いていた。
(これだけ有れば冬の仕度もばっちり出来るし……そうだ。リュコス用に半纏と掻巻を用意しないと……)
そんなことを考えながら、覗いているのは豆腐屋だったりする。
(ヤスナに、いつもなら手が出ない、おいっしーお揚げを買ってあげよっと。あと、リュコスにちょっと上等なお肉を買って……私は、美味しいお魚にしよーっと。)
と、いつになくウキウキしながらクオンがお揚げを物色していると、
「――ああ、居た居た、陰陽師様!」
見るからに大店の番頭といった老人が、クオンに声を掛けてきた。
「どうかしたの?」
後ろ髪を引かれる気持ちをすぐに切り替え、クオンは優しげに老人に問い掛ける。
「ああ、あの……お恥ずかしい話ですが、つい先日から、うちの旦那様が“犬神”に憑かれた様でして……」
何人もの陰陽師に頼んだが、皆返り討ちにあったのだという。
-
ならば、強敵なのかもしれない――クオンは覚悟を決め、老人に案内された屋敷の門をくぐり――
「あ。クオン」
――其処に居たのは、誰あろう、クオンの相棒ともいうべきヤスナと、リュコスだった。
朗らかな声を上げながら――秘所に男を咥え込み、それぞれの手で男のモノを扱きながら腰を上下させるリュコスの姿に、クオンがあんぐりと口を開ける。
「あ、ちょっと待ってね、今『お仕事』終わらせるから。――えへへ。なんかね、『マンゾク』させたらお金くれるんだって! ちゃんと『お仕事』見つけたんだよ! えらい?」
得意そうに胸を張るリュコスの横で、ヤスナが『くぁ。』と退屈そうに大きなあくびをし、ぱたぱたと尻尾を揺らす。
「途中からどんどん人数が増えたけど、その分、お金って貰えるのかな?」
リュコスが楽しそうにそう言っているうちに、リュコスの巧みな――巧みすぎる腰使いと手つきに、男たちが次々と果てる――……
「ど、どうでしょう、クオン様。私共には見えませんが、他の名だたる陰陽師様がこの有り様で……」
番頭の言葉から察するに、どうやらヤスナが“見えない”類いのまじないをかけているようだ。
おろおろと狼狽える番頭の隣で、クオンはぶるぶると身を震わせて居たが、やおらキッと顔を上げ、
「悪・霊・退・散!」
周りに見えない・聞こえないのをいいことに、お札を手にツカツカとリュコスに歩み寄った。
「ほえ?」
と、新たな男に取り掛かるリュコスの腕をぐっと掴み、立ち上がらせる。
「?」
疑問符を浮かべるリュコスを引きずり、そのまま屋敷の外へ出ながら番頭に頭を下げる。
「――この“犬神”にはよぉく言い聞かせておきますので……」
「おお! もうお祓いくださったのですか! ――ああ、本当に旦那様の顔色も戻られて……お待ちください、今お礼を用意致しますので……」
「いえ結構です。」
「なんと謙虚な……」
感涙にむせぶ番頭を残し、クオンはリュコスの手を引いて足早にその場を立ち去る。
「帰るの? ――ちょっと待って。まだお金貰ってない……」
「――いいから。」
住み慣れた我が家に帰ってから、クオンは大きく息を吐き、リュコスに向き直った。
「――金輪際、あんな仕事受けちゃダメよ。たまたま私だったから良かったものの……取り憑いたと思われて、お祓いされちゃうわよ」
「取り憑く……」
リュコスは小さく呟いてから、はっと何かに気付いた様に顔を上げた。
「アタシが取り憑いて、クオンがそれを祓いに来ればお金稼ぎ放題……!」
喜色満面のリュコスの脳天に、クオンの錫杖が降り下ろされたのは、言うまでも無い。
――なお、ヤスナは“リュコスの監督不行き届き”として、三日間の陰干しの刑に処された模様。
-
イマジネイティブ☆ロックオン、ガトリン・チャンバー、ヘルファイアー!
……何なんだろうね、この中毒性。魔道杯中も一日一回はストーリー見に行ってしまった。
薬品使い+ナース服+ぶっ壊れ(※キャラ的な意味で)なんて、まさに薄い本の導入部のためにあるよーなうわ何をするやめry
えーと。リュコス&クオン編、とりあえず終了です。
前 編 は。(反省の色無し)←※2回目
クロマグとかはまーったり書いてるので、きっと忘れた頃に出来上がる悪寒。
それはそうと白黒コラボが大変な事にぃぃぃぃ!
主に俺の財布が大変な事にぃぃぃぃ!
ミコト様アルティミシアちゃんなんて俺の財布狙い撃ちじゃないですか!(大歓喜)
いいですよ!一ヶ月ふりかけご飯で乗り切るくらいしてみせますよ!
なお、おかかが一番好きな模様。
……ということで、いつも間借りさせてもらってすみませんm(_ _)m
次もまた魔道杯後くらいにひっそりと現れうわ何をするやめry
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>>310
朝から良いSSをありがとう
陰陽ってのは男と女を表すから生えちゃうのは仕方ないですなw
ガトリンのストーリーはいろんな意味ですごい内容だった(小並感)
白黒コラボはうちの財布にも大損害を与える模様
ミコト&ツキミとかヤバい、どっちもめちゃめちゃ愛用しとる…
しかし人間災害ことアリエッタとものぐさニート思考のシャルロットというのがあまりにも異色すぎてどういうストーリーになるのか全然想像できないw
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チャラララッチャッチャッチャー
リュコスのレベルが上がった!
リュコスは【ゲスいマッチポンプ商売】を覚えた!
リュコスちゃんのムチムチボディに低すぎる精神年齢とか、騙されて犯られまくる鉄板設定じゃないか
俺も憑かれたい
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今回のタッグカードって同じ絵師が描いてる感じかね? 元帥のは流石に違うだろうけど
白猫詳しくないからなあ
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>>312
リュコスvsルルベル
チョロさ対決!
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>>313
マールちゃんはせのび氏だからユッカちゃんと同じやで
ツキミちゃんとミコトちゃんも確か同じ絵師だったはず
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>>315
アリエッタもそうだよねコレ?
今までのタッグカードより違和感ないのはそれかな
アルテミスは絵柄変わった感があるけど
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黄色スポロンちゃんと対決!
おっきぃ盾でガードして、電撃で攻撃するの?
でも重くて持ち上げられないみたい。可愛いね。上半身はどうするんだろ。
え? しゃがんで隠れるの? 亀さんみたいに背中にしょって?
それじゃ僕が何をやってるのか見えないよね。さっそく魔法をかけちゃおう。
お、顔を出して、攻撃してくるの?
電撃がパチパチ……あ、ひゃんっ! って可愛い声が出ちゃったね。
そう、電気で感じる身体にする魔法をかけてあげたんだよ。
ほーら、自分の電撃でどんどん気持ち良くなっちゃう。
ふふっ、電撃も止められないようにしたからね、
自分で出してるから身をよじってもくねらせても逃げられない。
ほっぺたがリンゴみたいに染まって、黄色じゃなくて真っ赤スポロンちゃんだね!
からんっ!
おや力が抜けて盾の下敷きになっちゃった。
地面に挟まれてパチパチいってる。スポロンちゃんの蒸し焼きかな?
自分の電撃で怪我したりはしないよねー、
でも下から可愛い悲鳴が何度もあがってるから助けてあげようね。
盾をひっくりかえして、わっ、スポロンちゃんすっかり茹で上がってる。
ソックスの上のふとももをさすったらどうなっちゃうのかな?
びくぅっって跳ねてうずくまっちゃった
そんなにお尻をこっちに突き出したら、当然めくっちゃうよ?
へぇ、スポロンちゃんノーパンなんだ。グリコ妖精にはパンツを穿く習慣が無いのかな?
ワレメからトロトロのお汁が溢れちゃってる。
さっそく僕のうまい棒を挿入しよう。あ、メーカー違ったねゴメンゴメン。
キツキツでぶちって手ごたえはあったけど、
快感に蕩けてるから平気で動けるね。そして電気でピリピリ。耐電魔法かけてて正解。
じゅぶじゅぶ、ずんずん、ぱんぱん。
お尻に腰をうちつけたら、ひゃあんって背中が反りあがった。
せっかくだから背後から上半身をつかまえておっぱいを触るよ。殆どまな板だよ!
でも乳首はツンと尖って服の上からでもくっきり。摘むとキュンってアソコが締まる。
じゃあそろそろ射精かな。もちろん中に出すよ!
どぴゅ、どひゅ、びゅくっ!
スポロンちゃんエッチだからいっぱい出しちゃった。
トロンって気持ち良さそうに崩れ落ちるのがまた可愛らしい。
-
お、仲間のスポロンちゃんが助けにきたの?
合体? 進化? 稲妻スポロンちゃんだ!
電撃が強化されて宝石も増えてゴージャスだね。
でもやっぱり魔法で感じちゃうよ?っていうか電撃強化で快感も強化されちゃうよ?
ほら、あっという間に崩れ落ちちゃった。
またお尻をこっちに突き出してる。うーん、あ、腰に綺麗な玉飾りがあるね。
アナルビーズって知ってる? ちょっと大きいかも知れないけど、
性感でふにゃふにゃになったスポロンちゃんなら平気だよ。
おまんこから溢れるお汁をお尻に塗りたくって、一個ずつ順番に。
ずぶ、ずぶ、ずぶ、何個入るかな? 入れる度に切ない悲鳴が可愛いね。
これにも電気が流れてるから直腸内を刺激されまくってるんだね。
ずぶ、ずぶ。よしよしこんなもんで、じゃあ今度は対面座位で僕のラーメンばあを挿入だ。
古い上にメーカーが違う上に四角かった気もするけど気にしないでね!
おお、スポロンちゃんの体内越しにお尻に入ってる玉飾りがわかるよ!
もうスポロンちゃんは苦しくて気持ちよくてめちゃくちゃになってるけど、
敵なんだからしょうがないよね。いっぱい苦しんで気持ちよくなってね。
どぴゅ、どひゅ、びゅくっ!
あー、もう出ちゃったかあ。スポロンちゃんは息も絶え絶え。
え? もう許してって? どうしよっかなあ。
あ、そうだ。スポロンちゃんその髪飾りの玉かわいいね。
ん? どうしたの? そんなに青い顔になっちゃって、
南国パインの黄色スポロンちゃんが普通のスポロンちゃんになっちゃうよ?
ふるふる、首をふるスポロンちゃんは可愛いなあ。
髪飾りを外して、髪を下ろしたスポロンちゃんはちょっと大人っぽいね。
おっぱいは無いけどね。いやいや大きさより感度だよ。ほら、摘んだだけでイッちゃった。
さ、脚を開いてー、もっと開いてー、イヤイヤしても無駄だよ。ほら、指のひと挿しでイッちゃった。
涙目で必死に哀願するスポロンちゃんは可愛いなあ。
じゃ、このおっきなタマゴみたいな髪飾りを……
(おわり)
-
遭遇した瞬間にティンと来ただけの妄想なので続きません
黄色スポロンちゃんって、なんとなく某魔砲少女に似(以下検閲
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スポロンちゃん可愛いから仕方ないね
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そのは進化させても、もう見る影もない無残な性能
ここであった様にきっと前回魔導杯後、不平等にキれた魔導士たちにレイプされる
グリが悪意に憑かれて記憶消去レイプした後に胎内に悪意やらなにやら孕んじゃったんだね…
それでもう力も出せないと。あの笑顔の裏は困惑と不安しかないとおもうとそそる
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性能云々での精霊disはお腹いっぱいなんで
性的スレまできてやらんでほしいのです
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まぁまぁ性能ネタはリティカユッピー時代からあったものだし
外れ最高レアリティの可愛い女の子が腹パンされるのはソシャのエロネタだと良くある事だ
それ一辺倒の空気になったり性能談義が始まって無いならあんまし気にする事でもないよ
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無惨とまで言われましても…
-
普通に使ってるから無残な性能なんてことはない
強さの話はやめてほしいわ
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属性特攻の子が有利属性相手に調子に乗った結果、怒り状態の属性変化で不利になって返り討ちにあうの見たい
そのまま苗床になるとなおよし
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???「調子に乗っちゃうぞー!」
あ、だめだこの子このセリフのバージョンだと複色アタッカーで苦手がない
-
「勝ったな…とつげき」
-
広告の所為でミスったw
「勝ったな…とっつげきぃー!」って返り討ちにあってヌポヌポされるフラグビンビン建ててる特攻の娘も居るぜー
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えいるるぅー…えいるるぅー…
って感じで闇紳士に襲われてるあの子をだな
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冬月「勝ったな……とっつげきぃぃー!」
-
冬月「勝ったな・・・・」
ゲンドウ「とっつげきぃー!」
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これはセットでないと
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衝動的に書いてしまった。
反省は……多分している。
【セイちゃん】甘々な八百万神SS【スウちゃん】
「『甘いもの 美味しいものが 食べたいな』……」
「また言ってる」
「そんなに気に入ったんだな、その『ぷりん』とやら」
苦笑するスオウとセイ、二人の戦神の前で、ミコトはぐでんとこたつに突っ伏した。
「うぅ〜、美味しかったし好きだけど、セイちゃんとスウちゃんにお土産に持って帰りたかったのー……トミちゃんにも……」
「気にしなくていいのに。……俺たちは、ミコトが怪我も無く無事に帰ってきてくれただけで十分だぞ?」
「う゛。心配かけてごめんね……でもでも、あの食感は一度でいいから食べてみてもらいたいよー」
「なんだっけ。『ぷるんぷるん』? 寒天みたいなもんか?」
「寒天よりもーっと柔らかいよ」
「淡雪みたいな感じか?」
「んー……もうちょっと柔らかくてするっとしてる」
そう言ってミコトはぷりんの食感を思い浮かべたのか、蕩ける様な笑顔を浮かべた。
「想像つかねーな。……まあ、オレらは男だし、そんな甘いもの好きってわけでもないから気にしなくても」
「……ミコトが居ないからって俺が買って帰った三色団子をミコトの分まで食べてたことは、俺の胸に秘めておくことにする」
「おう、そうしてくれ」
「……俺はこの『抹茶ぽっきー』が美味しいから、こっちの方が嬉しいけどな」
「世の中には『抹茶ぷりん』なるものもあるらしいよ。食べたこと無いけど。……はぅー、いつかまたセイちゃんスウちゃんと一緒に行きたいなあ……」
落ち込んだ様にしょんぼりするミコトに、セイとスオウは互いに顔を見合わせ――力強く頷き合った。
めっちゃいい笑顔で。
「そんなに甘いものばっかり食べてると、そのうちミコトの体が甘くなっちゃうんじゃないか? というか、既に甘かったりして」
「確かめてみる必要があるな」
「そうだな! じゃ、オレ、上から味見する」
「じゃあ俺は、下から味見させて貰うとするかな」
「――って、もー! またすぐそういうことする……」
「嫌か?」
「う゛っ……嫌、じゃない、けど……セイちゃんもスウちゃんも巧いし……」
「じゃあ何も問題無いな」
「そうだな。」
「に゛ゃー!! スウちゃん、セイちゃんのいぢわるー!! ……あっ……」
――結局その日は一晩中、ミコトの嬌声が途切れることは無かったという。
-
ワイもミコトちゃんの甘くてぷりんぷりんなところを味わいたいです(直球)
-
>>334
貴宅のスウセイミコトほんとすこ
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いいなあ。ミコトとまったり同棲したい
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ミコトちゃんたちが白猫世界に行ったわけだけど、あっちの世界にはわりとアレなモンスター多いんだよね
巨大な食肉植物やデカい蜂やジャガーとか鬼とかその他もろもろ
…うむ
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蜂が8本の足でガッチリホールドして一瞬画面外出てから叩きつける技あるけど
画面外出た時にぶっ挿してるよねアレ
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食肉植物の技にキャラを丸のみにして吐き出すってのがあるけど、中ではめちゃくちゃに弄られてそう
というか公式で鬼が孕ましたって記述あるんだよな…
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丸飲みフェチの人もいるよね
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蜂にホールドされてぶっ刺される(意味深)って淫妖蟲を彷彿とさせるな
孕ませプレスならぬ産卵プレスだ
アナスタシアも零世界からクエス=アリアスに戻らずあっちに飛ばされちゃえば楽しくヤれたのかも知れんな
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カメレオンに丸呑みされたりムカデに噛みつかれてビリビリされたりマンティコアに押し倒されたりとかもあるで!
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ユッカちゃんは四つん這い状態で土偶の中身のスライム姦が似合うと思うんだがどうよ
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土偶の中に閉じ込めてスライム姦とか思いついたけど声しか聞こえないからあまりエロくならないな
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>>345
まぁそこは丸呑みにも言える事でもあるし中の様子をイメージするのだ
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某シリーズ物エロゲ(魔法戦士エリクシルナイツ)では、
無色透明のスライムに拘束(野次馬達にはヒロイン一人で脱衣してよがってるようにしか見えない)とか、
水槽のなかで液体モンスに陵辱(恥部の中まで丸見え)とかあったなー
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土偶だけじゃなくてアクーアっていう身体が水でできてる敵もいるで
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>>334ありがとうございますありがとうございます
スウセイミコ大好きで...これがほんとのにへにへの甘々
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バレンタインだったからSS来るかなと思ってたけどそうでもなかったか…
自分も用意出来てなかったしなぁ…
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植物型モンスターには触手を地面に突き刺してプレイヤーの真下の地面から出して攻撃する技があるけど
まぁ挿さるよね
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>>350
本当は投下するつもりだったんだがスイー島で宝石掘りをしていてな…
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新ノインちゃんのストーリー見てからと思ってたけどイマイチ何も思い浮かばなかった…
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我儘ノインちゃんにはおしおきだべー
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壁に埋めておしおきだべー(既視感)
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壁ノインちゃんとか水晶キシャラちゃんとか懐かしい
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とりあえずなんかオナホ扱いが似合うノインちゃん
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がに股で渾天儀に乗るノインちゃんかわいい
ノインちゃんは後ろからこっそりスカートをべろんしやすそうだね
本人ぐうたらだし気づかれずにやれそう
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はじめましてノインちゃん。僕がノインちゃんの新しい教育係だよ。
え? 優しい人か厳しい人かって? もちろん優しいよ。
神様を怒らせて奉仕活動だってね、大変だねえ。
でも安心して、ノインちゃんにぴったりのラクチンでにへにへなお仕事を用意したから。
じゃあソファに寝そべって。ちょっと渾天儀風に丸みをつけたからね、
うつぶせに伸びるのに丁度いいでしょ?手足を伸ばしてダラーっとしていいよ。
そうそう、楽にしてねー。
じゃあさっそく一人目に入室してもらって、え? 何をするのって?
ノインちゃんは何もしなくていいんだよ。言ったでしょl、ラクチンでにへにへなお仕事だって。
そのまま楽にしてー、そのままそのままー
ひゃっ!、って早速気持ち良さそうな声が出たね。
でも安心して、この人達はマッサージを研究してる男性達だからね、
そう、ノインちゃんのお仕事は実験台になってマッサージされることさ。
ほら、さっそく可愛いお尻からふとももの付け根をモミモミしてもらって、
あふぅって可愛らしい喘ぎ声が漏れてるね。
じゃあ二人目も入ってもらおうか。おや、わき腹からわきの下をサスサスされてくすぐったそう。
どんどんマッサージする人を増やそうね。
あ、抵抗はできないよ。神様がちゃあんと魔法で逃げられなくしてくれてるからね。
でも安心して、約束どおり、みんな優しくして気持ちよくしてくれるからね。
沢山の手で撫で回されてノインちゃん真っ赤になっちゃってる。
もちろん服の中にもどんどん指が入っていくよ。お肌を直接マッサージしなくちゃね。
おっぱいもコリコリされて、おまたもグニグニされて、ノインちゃんもう喘ぎまくってる。
こんなのやだぁって? そりゃあお仕事だからね。
苦労しない分、恥ずかしいのは我慢してもらわなきゃいけないよ。
でも安心して、こんなの序の口だから。
これからもっともっと恥ずかしくなるからね。ほら、みんながノインちゃんの服を脱がし始めた。
まったいらな胸のポチっと尖った乳首も、ツルツル割れ目のピンクの中身も、
みんな男達に見られちゃって、感じる所をみんなに刺激されて、
何度もイッてアヘ顔になっちゃってるねノインちゃん。
これからはにへにへのノインちゃん改めアヘアヘのノインちゃんって呼ばれるねきっと。
でも安心して、今までのは準備運動みたいなもの。
これからノインちゃんをみんなのおちんぽでマッサージしてあげるからね……
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単発妄想失礼しました
ノインちゃんはお尻ペンペンとかも似合いそうだけど
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アヘアへぇ〜とか萎え萎え〜とかノインちゃんはおませさんだね
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白猫でミコトちゃん来てくれたから遊んでたけどほんと可愛い
スオウセイはミコトがいなくなったら探してくれるんだろうなあ
一緒にお菓子食べてたら突然目の前から消えるとか大事件だよね
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だがちょっと待って欲しい
一緒に食べてたら一緒に呼ばれるんじゃね?
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ミコトちゃんだけ上と下の口でミルクを食べさせてもらってた可能性
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>>364
下半身丸出しで取り残されたセイスオウ想像してワロタ
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>>365
スィー島に出てきたミコトの格好もとんでもない状態だな
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アルティミシアちゃんはお菓子につられて来たんだよね
お菓子あげるから遊ぼうって言ったらホイホイついてきてくれそう
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>>365
間にいたミコトちゃんが突然消えたことで、腰をガクガクさせながらつんのめって抱き合うセイスオウ
一部のファンが救急搬送されるな
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┏(^q^┓)┓<お呼びですか
-
┌(┌^o^)┐<そのまま2人で続けたまえよ
-
フィニッシュ(意味深)の瞬間にミコトが消えたせいでお互いにぶっかけ合う羽目になったスウセイ
-
ミコト「「スウちゃん、セイちゃん、とっても仲良し私のおともだち」…あっ、間違えてほもって書いちゃった!」
-
不憫すぎるからミコト早く帰ってきて
-
何の間違いか突如、下半身裸の状態でスィー島に召喚されるカタバさん
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丸出しのまま黄色スポロンちゃんの群に遭遇しボコボコにされるカタバさん
-
ラヴリ「(うわぁ・・・マジ使えねえです・・・)」
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「抜刀せよ!」と下半身を滾らせて威勢よく襲い掛かるも、スポロンちゃんに
すぐ射精させられ、快調解除。主導権奪われ、逆レイプ。スポロンよ、覚えておけよ…と捨てセリフを残して逃走
スウセイも時代にあわせて、銃に持ち替えてるし、カタバさんは時代錯誤の人って属性もついたな…
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カタバさんマジ生きてるだけで超ラッキーだな
-
しかし数ヶ月後、そこには八百万3と共に突如複属性L化を果たし高倍率快調asで16段を縦横無尽に駆け回るカタバさんの姿が…!
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皆様、魔道杯お疲れ様でした。(フライング)
えー……先に謝っておきます。
色々すみませんorz
【和ノ国の】エトワールちゃんとメリエルちゃんが触手(ry な目に遇うSS【紋章師】
「――あ。おにぎり」
「だから、ボクはおにぎりじゃ――」
唐突に背後から響いた声に、少女――エトワール・ブリュネは憤慨して振り向き、
――そしてそのまま硬直した。
「スオウ、どうかしたのか? ――あ。」
エトワールの瞳に映る赤毛の青年の背後から、もう一人の青年が顔を覗かせる。
エトワールは彼らに見覚えが在った。
「……なんで神様が下界に居るのさ。もしかして、神様でも無いのに『れえす』に参加したボクたちを、捕まえに来たの?」
エトワールの指摘に、青年の姿をした戦神――スオウ・カグツチは、困った様にぽりぽりと頬を掻いた。
「いやー、別にそういうわけじゃ無いんだが……」
「じゃあ何よ、『れえす』で私たちに負けた腹いせでもしにきたの?」
ちょっと高飛車な口調で、エトワールの隣に立つ少女――メリエル・エクリプスがそう言うと、スオウの後ろに立った青年――セイ・シラナミが、柔らかな微笑を浮かべて首を振る。
「俺たちは、ウタヨミ神社に御参りに来た村人の頼みで、この先に棲む妖魔を倒しに来たんだ」
「そうそう。お前ら、何でこんな山の中に居るのか知らないが、この先は危ないから早く帰った方がいいぞ」
と、何故かその言葉に、エトワールとメリエルは最大限顔をしかめた。
「……ボクたちも、その妖魔を退治しに来たんだけど」
「そーよそーよ。私たちの仕事なんだから、手を出さないでよ。私たち、この依頼をこなして、久しぶりに白いご飯を食べるんだから!」
「おかずだって、いつもの野草のおひたしから、お魚とお肉になるんだよ!」
口々にそう言うメリエルとエトワールに、スオウとセイはものっすごく憐れんだ表情を浮かべた。
「なんつーか、苦労してるんだな、お前たち……」
「なんだろうな。なんか、とても他人事とは思えないんだが……」
「う、うるさい!」
顔を真っ赤にして怒鳴るエトワールに、
「……そちらの仕事の邪魔はしない。手柄も勿論そちらのものでいい。だから、俺たちにも手伝わせて貰えないだろうか?」
落ち着いた声音でセイにそう言われ、エトワールとメリエルは顔を見合せた。
だが――
「……ボクたちだって、一人前の紋章師だ」
「神様の力なんか借りなくったって、私たちで片付けてみせるわ!」
頑なな態度を崩さないエトワールとメリエルに、スオウは困ったような顔をし、
「いや、でも、この先に居るやつはちと厄介――」
言いかけたスオウの目の前で、エトワールとメリエルの指が宙を疾る。
「――って、ちょっ……!」
制止する暇もあらばこそ。
次の瞬間、スオウとセイの体は突風に吹き飛ばされ、木に叩きつけられていた。
「行こう、メリエル!」
「べーっ、だ」
エトワールに促され、駆け去るメリエルが振り向き様に舌を出して見せる。
そして二人の姿は、すぐに見えなくなった。
「ったたた……あいつら、手加減無しかよ……。おい、セイ。生きてるかー」
天地が逆さまになった状態で、スオウが声をかける。
「……とりあえず、お前が俺の上から退いてくれたら、生き返れそうな気がする」
「おー、悪い悪い」
よろよろと身を起こしながら、スオウは二人の向かった先を見る。
「あいつら、大丈夫かなあ……」
-
――その頃、エトワールとメリエルは、鬱蒼と繁った蔦の絡む洞窟の前に居た。
「此処、かな……」
日の差し込まない洞窟は、見るからにおどろおどろしい雰囲気を漂わせていた。
「よっ、と……」
蔦を踏み越えて、エトワールが洞窟に足を踏み入れる。
日光が全く届かないからか、苔は生えていない様だが、足元は天井から滴った水で濡れており、表面が削られていて滑りやすそうだ。そうしている間にも、エトワールの頭上から水滴が落ちてくる。
メリエルが宙に紋章を描くと、暗闇の中に淡い光が浮かぶ。
二人は灯りの紋章を頼りに、少しずつ奥へと進んで行った。
洞窟の中は、天井も二人の身長の倍ほどもあり、二人並んで歩けるほど広い一本道ではあるが、奥に向かうに連れてゆるやかに傾斜しているらしく、地下へ地下へと向かっていく。
「こういう洞窟って、『入ってる時に入り口が塞がったらどうしよう』って思わない?」
「ボクは別に。そうなったら攻撃の紋章で、塞いだものを吹き飛ばすだけだし、もし身動き出来なくなったらそれはそれで諦める」
「……私もアンタくらい図太かったらなー」
そんなやりとりをしながら歩いていると、一際広い空間に辿り着いた。
どうやら地底湖になっている様だ。天井は、灯りが届かないほど高い。
瞬間、エトワールとメリエルが緊張で身を固くする――居る。
魔物の気配を感じて、エトワールとメリエルが顔を見合せてから頷き合う。
其れは、遠目に見て『イソギンチャク』の様な姿をしていた。ずんぐりむっくりした体の上部から、何本もの触手が伸びて闇の中をうねうねと蠢いている。
幸いまだ二人の存在は気付かれていない様だが、こちらに灯りが有る以上、気付かれるのは時間の問題だ。
だから――勝負は一撃。短期決戦だ。
エトワールとメリエルの指が宙に複雑な紋様を描いていく。
刹那、イソギンチャクが二人の存在に気付いて触手を伸ばしてくる――だが、遅い!
『いぃっけぇ――っ!!』
二人同時にそう叫び、二人の魔法が妖魔に炸裂する。
メリエルの放つ魔法がイソギンチャクを凍らせ、エトワールの放つ雷が、妖魔を氷ごと打ち砕く。
息の合った連携に、妖魔は為す術もなく砕け散った。
そのまましばし、二人はじっと砕けた妖魔を見ていたが、動く気配は無い。
完全に倒したことを感じ取り、二人はやっと緊張を解いた。
「案外、あっけなかったわねー」
言いながら、興味津々の様子でひょこひょことメリエルが妖魔の死体に近付いていく。
「メリエル、あまり不用意に――」
エトワールがそう言った次の瞬間、
「きゃあああああっ!!」
洞窟内の暗闇を引き裂いて、メリエルの悲鳴が響き渡る。
「メリエルっ!!」
顔を上げたエトワールの前で、メリエルの体が宙に浮かぶ。
倒した妖魔の更に向こう、洞窟の奥から伸びた触手がメリエルの体に絡みついていた。
-
「エトワール、エトワ……ぅぐっ!」
叫ぶメリエルの唇を割って、触手がメリエルの体内に潜り込む。
「メリエル!」
苦しげにえづくメリエルの様子などお構い無しに、触手はメリエルの奥へ奥へと侵入する。
(……何? 何か飲まされてる……?)
必死に四肢をばたつかせるメリエルは、いやいやをする様に首を振りながら、泣きながら喉を上下させる。
(急がないと……!)
エトワールはすぐに宙に紋章を描き始める――が、その手が急に止まる。
慌てて手元に視線を下ろすと、エトワールの腕に触手が絡みついていた。
「……っ!」
瞬間、エトワールの全身が総毛立った。
(いつの間に――!?)
良く見れば、触手はエトワールの背後から伸びている。
(そうか、灯りの届かない天井を経由して、背後に廻ったのか……!)
この妖魔は、思った以上に知恵が回る。――だが、それに気付くのがあまりに遅かった。
「きゃっ……」
触手は軽々とエトワールの体を宙に持ち上げ、メリエルと同じ様に宙吊りにする。
「……うぐぇ!」
メリエルの苦しげな声にそちらを見ると、触手がメリエルの口から抜け出たところだった。
二、三度吐く様にえづいてから、メリエルの四肢からぐったりと力が抜ける。
「メリエ……」
言い掛けたエトワールの目の前に触手が現れ、エトワールは慌てて口を閉じた。
触手の先端は、本体と同じ様に『イソギンチャク』に似ている。
直径は一寸から二寸ほどか。中心には穴が開いており、穴の縁から小さい触手がうねうねと伸びている。
口を閉じたエトワールに、触手はじっとエトワールが口を開くのを目の前で待ち構えている。
と、他の触手が何本もエトワールの全身に絡み付いた。
「……!」
触手が、まるで口に咥え込む様にエトワールの乳房に吸い付くと――エトワールの服がドロリとした粘液に溶かされる。
そうして現れ出た両の乳房に、細い触手が絡みつく。
「ぅあっ……」
乳首をキュッと捻られ、エトワールは思わず小さく悲鳴を上げた。
すると待ち構えていた目の前の触手が、嬉々としてエトワールの口の中に潜り込む。
「うげぇ、ぐぅ、……ぁぐっ」
ボコン、ボコンと音を立てて、触手が喉を通る。
異物感に横隔膜が痙攣し、吐き気を催してえづくが、メリエルの時と同じく、触手はお構い無しの様だ。
そうして――触手はエトワールの体内で、『何か』を分泌し始めた。
(何……? やだ……!!)
触手の全体から分泌されるドロリとした液体が、エトワールの喉を伝う。
青臭い様な、生臭い様な臭いが口腔内に満ちる。
(飲みたくない……!)
そうは言っても、喉の奥に直接注がれる液体は、喉の粘膜を伝って、エトワールの体内に滴り落ちる。
(……っ)
いつまでも息を止めていられるものでもない。遂に、エトワールは苦しげに喉の奥の粘液を嚥下した。
(毒……? 一体何の……)
エトワールが嚥下したことを確認し、触手は満足そうにエトワールの口から抜け出た。
「げ、ぇ……!!」
思わずえづくエトワールの口から、白い粘液の飛沫が散った。
-
触手は、エトワールの全身に毒が回りきるのをじっと目の前で待ち構えている。
(悪趣味な……!)
そしてすぐに、エトワールは飲まされたものが『何か』を悟る。
体の奥が熱い。子宮が疼く様に痙攣する。乳房が張り詰め、乳首がぷっくりと盛り上がる。
(媚毒……!)
全身を襲うムズ痒さにエトワールは身を捩るが、触手に捕らえられ、宙に浮いた状態では、思うように体を擦ることも出来ない。
エトワールの全身に毒が回りきったのを確認し、ゆっくりと触手がエトワールの四肢に巻き付く。
「やだ……やだぁっ!!」
四肢をばたつかせて抵抗するが、体に力は入っていない。
耳、うなじ、脇、乳房、下腹部、臀部、太もも――およそ女性の性感という性感に、触手の愛撫が施される。
だが、挿入はされていない。秘処に群がる触手は、剥き出しにしたクリトリスに吸い付き、または膣口を解すだけで、奥へは侵入しなかった。
吸い付き、或いは細い触手が撫でるように這い、瞬く間にエトワールは膣をびしゃびしゃに濡らしていた。
「あはぁっ!! あ、ぁんっ、もっとぉ、もっとぉ!! 奥がいいの! ムズ痒いとこ掻いてぇ!!」
激しい声にエトワールがそちらを見ると、宙に浮かされた状態で、髪を振り乱してよがるメリエルの姿があった。
メリエルも挿入はされていない様だが、既に強すぎる快楽がメリエルから理性を剥ぎ取っていた。
「メ……リエル……」
メリエルのその姿は、自身が触手に囚われた時以上の絶望を、エトワールに与えていた。
同じ異国の地で。同じ紋章師として。時にはライバルとして。時には信頼できる仲間として。
思い出してみれば、いつもエトワールの隣にはメリエルの姿が在った。
普段は互いに憎まれ口ばかり叩いていたけれど――
「……」
いっそ、自分もメリエルの様に、理性を捨てて快楽に溺れてしまおうか。
メリエルと同じ処に堕ちるなら――
(……さっさと挿入すればいいのに。)
投げ遣りな気持ちで、エトワールはそう考えた。そうすれば、堕ちる処まで堕ちてしまえるのに。
処女で在ること。其れが、エトワールを狂わせることを躊躇わせて居た。
(一体、何でさっさと――)
挿入しないのか、と考えて、エトワールはふと思い出した。
(妖魔について書かれた本は少なかったけど、そうだ、確か……)
つい数ヶ月前に読んだばかりの本に書かれていた。
(妖魔には、女が絶頂に達した方が孕みやすいからとイカせまくる種族や、受胎しやすい様に女の体を『造り替え』る種族が在ると――)
受胎。
その単語を思い浮かべた瞬間、エトワールの背筋をぞくりと嫌な感触が這った。
エトワールの感情に気付いてか、秘部に群がっていた触手が、動きを止める。
触手に顔は無い。だから表情など在るわけが無い。
だが確かにエトワールは、触手が『顔を上げ』、『ニヤリと嗤った』様に感じた。
「やだ……やだぁ! 妖魔の仔なんて孕みたくないぃ!」
触手の狙いに気付いたエトワールを嘲笑う様に、触手が執拗なまでの愛撫を再開する。
(とにかく、イカない様にしないと……)
とはいえ、全身の感度が高められている上、触手の動きは巧みで、否が応にもエトワールを絶頂に導いていく。
-
もし、孕まされる様なら舌を噛もうか。そんなエトワールの考えを先読みしたかの様に、触手がエトワールの口に潜り込み、舌に絡み付く。
先ほども感じた青臭い臭いが口腔内を満たす。どうやら、愛撫するだけでなく、媚毒を更に塗りつけている様だ。
剥き出しのクリトリスにも、どろりとした粘液が塗りつけられ――エトワールは遂に、絶頂に達した。
「……!」
触手が潜り込んでいるので、絶頂の喘ぎは全て掻き消された。
大きく目を見開いたエトワールの体が、二度、三度、大きく痙攣する。
弓なりに身を逸らし、大量の潮を吹きながら、エトワールはイッた。
「あああああっ!!」
エトワールの前では、メリエルがもう何度目か解らない絶頂を迎えていた。
失禁かと思うほどの愛液で股間を濡らしたメリエルは、口の端を伝う涎を拭いもせず、だらしなく弛緩しきった表情を浮かべていた。
そんなメリエルの目の前に、一際太い触手が現れる。
直径は三寸から五寸ほどもあるだろうか。その触手がびくびくと震えたかと思うと、ぞるんっと音を立てて触手の中央に開いた穴から肉が盛り上がる。
其れは――その形状は、まさしく男性器のソレだった。
「んふぅ……んむっ」
メリエルは目の前に現れたソレを、怯えるどころかむしろ愛おしげに口づけた。
ちゅっ、ちゅっ、とメリエルの舌遣いに混じって、甘ったるい鼻息が零れる。
「……メリエル……ひっ」
エトワールの目の前にも、一際太い触手が現れ、同じ様に肉が盛り上がる。
そして触手は、エトワールの両足を持ち上げ、腰を突き出す様な姿勢を取らせる。
エトワールの見ている前で、既にエトワールと同じ姿勢を取らされていたメリエルの足の間に、肉棒を模した触手が宛てがわれる――
「いやだっ! メリエル……メリエル――!!」
自身にもいずれ同じ運命が降りかかるとしても、最早エトワールにとってはどうでも良かった。
メリエルを護りたい――
エトワールがそう思った瞬間、触手たちが一斉にピタリと動きを止めた。
「……え……?」
メリエルは、触手の愛撫が止まったからか、気を失った様だ。
エトワールは呆然と、メリエルの体内に潜り込む寸前の触手を見詰め、
「一体、何が……」
「――ったく、洞窟自体と同化っつーか、一体化してんのかよ。洞窟中に根みたいに触手を張り巡らせてるのか」
聞き覚えのある青年の声が、洞窟の中に響いた。
「そのようだな。――いいから、さっさと助けるぞ」
「わーかってるって。――よう、お前ら。ちょっと待ってろよ。すぐに助けるからな」
明るい調子で響く声に、エトワールは視線だけ洞窟の入り口に向けた。
見覚えのある赤毛の青年と蒼髪の青年――スオウとセイの姿を見た途端、エトワールの目に堪えていた筈の涙が浮かぶ。
――それは、自分が助かることへの安堵ではなく――
「御、願い……ボクはいいから、メリエル……メリエルを、助けて……っ!」
振り絞る様な悲痛な声に、スオウは一瞬キョトンとしたが、すぐに力強い笑みを浮かべてみせる。
-
「安心しろ。二人とも――助けるっ!!」
そう言った次の瞬間には、スオウの体はエトワールの真下に在った。
ざんっ! と横薙ぎの刀の一撃が、エトワールを触手の拘束から解き放つ。
(疾い……っ!)
まさに神速の剣捌きだ。エトワールの目には太刀筋も――否、それどころか、いつ間合いを詰めたのかさえ解らなかった。
触手の拘束が解かれ、一瞬だけ浮遊感を感じたのも束の間、すぐにエトワールの体はスオウの腕の中に収まっていた。
「悪いな。――セイっ!!」
言うが早いか、エトワールの体が宙に放り投げられる。
「わっ……」
驚くエトワールの体は、今度はセイに受け止められる。
「手荒にしてすまないな」
言いながら、セイの手がエトワールの額に触れる。
(あ……れ? なんか……体、楽になった……?)
セイが何かしてくれたのだろうか? 完全に毒が抜けたわけではないが、だいぶ楽になった気がする。
「スオウ! あまり長くは押さえておけんぞ!」
「解ってる!」
スオウにそう声を掛けながら、セイは手早くエトワールの体に残った触手を取り払う。
その時には既に、スオウはメリエルを縛る触手を斬り倒し、
「セイっ!」
エトワールの時と同じ様に、セイに向けてメリエルの体を放り投げる。
セイはまたしてもメリエルの額に触れてから、触手を全て取り除く。
「――下が濡れている場所で悪いが、少し待っていてくれ」
メリエルの体を横たえてから、セイはエトワールにそう告げる。
足元が濡れていることなんて、全然気付いていなかったし、そんなことは全然気にならなかった。
頷くエトワールに、セイはほんの少し微笑を浮かべ、腰につけた二本の刀のうちの一本をエトワールの膝に乗せた。
「あいつはお前たちに近付けさせないが――一応、御守り代わりに持っておいてくれ」
そう言ってセイは素早く身を翻し、スオウの援護に向かう。
二人の戦神が瞬く間に妖魔を斬り伏せるのを感じながら、エトワールは傍らで眠るメリエルを見た。
(良かった……メリエル……)
それを最後に、エトワールの意識は闇に堕ちていった。
足元が揺れる様な感触に、エトワールはうっすらと目を開いた。
「ん……」
「おー、起きたか」
すぐ近くから響く声に、エトワールはびっくりして顔を上げる。
見れば、エトワールの体はスオウに抱き抱えられていた。
隣では、メリエルを抱いたセイが、スオウ共々、もう薄暗くなった山の中、道ともいえない様な獣道を、人を抱えているとはとても思えない足取りで歩いている。
「ちょっと待ってろよ。里の近くまで連れてってやるから」
「い、いいよ」
エトワールは慌ててスオウから身を離そうとし、
「――っ」
くらり、と目眩を感じてスオウにもたれかかった。
-
「ほら、セイが治してくれたとはいえ、まだ完全に治ってないんだから、大人しくしてろって」
スオウにそう言われ、エトワールは渋々スオウに寄り掛かる。
「ったく、素直じゃねーなあ」
「……どうして」
「うん?」
エトワールの小さな呟きに、スオウが首を傾げる。
「……どうして、ボクたちを助けてくれたの。……ボクたちは、貴方たちを吹き飛ばしたのに」
「あー、あれなー。……お前もうちょっと『手加減』てもんを覚えた方がいいぞ」
「そうじゃなくて!」
声を荒らげた途端、エトワールは酷い頭痛に襲われ、顔をしかめた。
そんなエトワールに、スオウが笑う。
「『どうして』って、下界の人々を助けるのがオレたちの役目だし」
「だからって――」
「“神様”なんて、願いが叶って感謝されるより、うまくいかなかったり、折角の機会を生かせなかったりした時に、理不尽に恨まれたり八つ当たりされたりする商売だからなー。それから見れば、お前らの意地っ張りなんか可愛いもんだぜ」
「……。」
思わず言葉に詰まるエトワールを、スオウが明るく笑い飛ばす。
「ま、伊達に永く生きてねーってことだ」
「……え。もしかして、実はものすごい年寄r」
「そんなこと言うお口はこのお口かにゃー?」
言い掛けたエトワールを遮って、背後に殺気を漂わせつつ満面の笑みを浮かべたスオウが、エトワールの頬をつねる。どころか、セイまで一緒になってエトワールの頬をつねる。
「いひゃいいひゃい、ごべんな゛ざい゛、ずびばぜん」
……まあ、考えてみれば、神様なのだから、見た目通りの年齢では無いのだろう。
漸く手を離してくれたスオウとセイをジト目で睨みつつ、エトワールは痛む頬をさする。
「……ん……」
と、セイの腕の中でメリエルが小さく身動ぎをした。
「どうやら、こっちも目覚めたみたいだな」
「ん、此処は……?」
キョロキョロと辺りを見回すメリエルの様子に、エトワールは安堵し、深く息を吐いた。
「――さて、もう一人も目覚めたことだし、此処からなら歩いて帰れるだろ」
「うん」
スオウの言う通り、村はすぐ近くの様だ。薄暗い木々の間から、家々の明かりが見える。
スオウとセイはエトワールとメリエルを下ろし、羽織を脱いで服がボロボロになった二人の背に掛ける。
「あ、そうだ。お前ら、ちゃんと報酬は貰っておけよ。オレらに遠慮したって、何にもならないからな」
「……」
至れり尽くせりのスオウに、エトワールは何か言おうとして口を開いたが、結局言葉にならないまま口を噤む。
-
エトワールの隣では、メリエルがセイに「ありがとう」と言っている。
「う……あ、ありが……」
メリエルに倣い、何とか言葉を絞り出すが、其処から先は言葉にならずに真っ赤になって俯くエトワールに、スオウは『解っている』と言う様に、ぽんぽんとエトワールの頭を撫で、
「しっかし、普段は生意気なおにぎりがしおらしいと、変な感じだな。明日は雨でも降っ――」
次の瞬間エトワールは、躊躇なくスオウの向こう脛を、力いっぱい蹴り上げていた。
「〜〜〜〜〜っ!! おま、だから、手加減しろって……!」
思わず涙目で踞るスオウに、
「……いや、今のはどう考えても」
「アンタが悪い」
セイとメリエルの無慈悲な言葉が掛けられる。
「帰ろう、メリエル」
エトワールに促され、メリエルがエトワールの隣に並んで歩き出す。
「まだ二、三日は安静にしているようにな」
「じゃーな、お前ら。気をつけて帰れよー」
セイとスオウの言葉に、エトワールとメリエルは後ろを振り向くが、既に二人の戦神の姿は無かった。
「……。」
「あーあ、疲れちゃったわね。早く帰ってお風呂に入って……って、何? アンタまだ怒ってんの? 顔真っ赤よ」
「あ、う、うん……」
メリエルに指摘され、エトワールは気持ちを切り換える様に首を振る。
「な、何でもない。……ボクは早く帰って、お風呂に入りたいよ」
「だからそれ、私が今言ったばっかじゃん」
「そ、そうだっけ」
そんなやり取りをしながら、二人は暗くなった道を並んで歩く。
夜空に浮かぶ満月が、二人を照らす様に優しい光を投げ掛けていた。
-
【大体】おまけな八百万SS【いつも通り】
「セイちゃん、スウちゃん、おかえりー。あ、今日、こないだスウちゃんたちが言ってた、あの子たちが御参りに来てくれたよ」
「おー。……て、『あの子たち』?」
「ほら、えーと……こないだセイちゃんとスウちゃんが助けたっていう……『れえす』で一緒だった子」
「おにぎりたちか。どうだった? 元気そうだったか?」
「うん。顔色は良さそうだったから、大丈夫だと思う。それで、セイちゃんとスウちゃんの羽織と、お菓子を置いて帰ったよ」
「そっか。なら良かった」
差し出された羽織を受け取って袖を通したスオウは、
「……あれ?」
と首を傾げて羽織の袖口を見る。
「そーいやオレ、確か袖が破れてたような……」
「俺も裾が破れてた筈なんだが、どうやら繕ってくれたみたいだな」
セイの言葉に、スオウはエトワールとメリエルが羽織を繕ってくれている様子を想像し、小さく吹き出した。
「ったく、あいつら……素直じゃねーなあ」
「……お前がそれを言うか?」
「何言ってんだ。オレは素直だろ。多分、神々の中でも随一の素直さだと思うぞ」
「『素直』と『馬鹿正直』は同じじゃないぞ?」
苦笑気味にセイにそう言われ、スオウは少し考える様子を見せたが、
「じゃ、今からオレが『素直』な証拠を見せる。」
「――って、何で其処でおもむろに私の着物脱がすの!?」
「いや、『ミコトとエロエロしいことしたい』っていう気持ちに素直に従っただけ」
「……(ぽふっ)」
「って、セイちゃん何『その手があったか』みたいな顔して手を打ってるの!?」
「いや、俺も『素直』になろうと思って」
「なー? やっぱ人間、『素直』が一番だよな」
「そうだな。」
「って、“人間”じゃないし! 神様だし! 『素直』と『欲望に正直』は違うと思――や、だめっ……あっ……!!」
-
書かずにはいられなかった。
【死亡フラグ】戦神様に剣術を習うミコト様SS【様式美】
「スウちゃん、セイちゃん。私に、剣術教えてください!」
「別にいいけど……」
「いきなりどうしたんだ?」
腑に落ちない様子で頷くスオウと、首を傾げるセイ、二人の戦神に、
「前々から体を鍛えようとは思ってたんだけど……いつまでも力仕事をセイちゃんとスウちゃんに頼ってばかりなのは良くないかなと思って」
えっへん、とばかりに胸を逸らしてそう言うミコト。
その姿に、スオウとセイは小さく吹き出した。
「オレらとしては、ミコトに頼って貰えなくなるのは淋しいけどなー」
「だが、体を鍛えるのはいい事だ」
「だな。……つってもオレ、理屈説明すんの苦手だからな……。セイ、任せていいか」
「別に構わないが、こういうのは口で説明するより体に覚えさせた方が早いだろう」
「それもそうだな。……って、そういやミコト、『前々から鍛えようと思ってた』って、なんか鍛練でもしたことあんのか?」
「う、いや……」
スオウに問われ、ミコトは恥ずかしそうに髪に手をやった。
「えへへ……実は、何から手をつけたらいいのか、どんな鍛練したらいいのか解らなくて……」
そう言ってから、ミコトは思い出した様に慌てて両手を振った。
「あ、でも、『何かの参考になるかも』って、トミちゃ……ジョゼフィーヌちゃんから舶来の本を貰ったよ! ……何書いてあるのか全然解んなかったけど……」
「へぇー、舶来の本か。どんな感じのだったんだ?」
興味津々といったスオウに、ミコトは内容を思い出す様に宙を見上げ、
「えっと……なんか、ムキムキの裸の男の人たちが組んず解れつする感じの」
『ミコト。ちょっとその本全部出しなさい』
いつになく真剣な表情で異口同音に言い放つスオウとセイに、ミコトは首を傾げながらも、長持の奥から二冊の本を取り出し、スオウとセイに差し出した。
「ジョゼフィーヌちゃんは、『異国の力士のぶつかり稽古の様子じゃないか』って言ってたんだけど……海の向こうにも『お相撲』ってあるのかな? ね、何の本か解る?」
無邪気に問い掛けるミコトの前で、スオウは、
「――――」
バンッ!!と激しい音を立てて本を閉じ、
「…………」
その隣ではセイがおもむろに本をビリビリと引き裂いていた。
「にゃー!? せ、セイちゃんどうしたの!?」
「……ああ、すまない。つい」
我に返った様にそう言いながらも、手を止める様子は無い。
更には『つい』と言っておきながら、しれっとした顔で差し出してくるスオウの手からも本を取り、同じ様に引き裂いた。
その間にほうきとちりとりを取ってきたスオウが、黙々と足元に散った本の残骸を回収し、境内の片隅に掃き集めてあった落ち葉の上に投下する。
-
「えっと……え?」
目をぱちくりとさせるミコトに、
「よっしじゃあ鍛練始めようかー。ミコト、表出ろー」
何事も無かった様にスオウが言う。
よく解らないまま境内に出ると、スオウがセイの足元に棒で円を描く。
「こんなもんかな」
言ってスオウはミコトに木刀を差し出した。
「セイはミコトの得物しか狙わない。ミコトは、セイの武器でも体でも狙っていい」
「……といってもミコトのことだから、目とか喉とか狙わないだろうけど」
「それ以前にそもそもセイの体に当てられるとは思わねーけどな。あ、金的も狙っていいぞ」
「お前……他人事だと思って……」
「当たらないんだから別にいーじゃん」
「……金的を集中的に狙うミコトって、なんかヤだな……」
「……それは確かに嫌だな」
口々に言って頷き合うスオウとセイに、
「“金的”?」
とミコトが小首を傾げる。
スオウは『深く気にするな』という様にパタパタと手を振り、
「男の弱点だ。――で、セイがこの円から出るか、『参った』と言うか、セイの手から得物が離れたらミコトの勝ちな。で、ミコトは『参った』と言うか、ミコトの手から得物が離れたらセイの勝ちだ」
「わ、わかった」
戸惑いながらも返事をし、ミコトは木刀を構えて深呼吸をした。
「行っきまーす!」
木刀を手にしたミコトがセイに駆け寄――ろうとして、盛大につんのめった。
べちっ、と耳に痛い音がして、セイとスオウの間に何とも言えない沈黙が降りる。
「……おい、スオウ。何もしてないのにミコトの手から得物が離れたんだが……」
「……それは数に入れないでやってくれ……」
「うぅぅ……」
ぶつけたらしい鼻を押さえ、涙目のミコトが身を起こす。
「だ、大丈夫か……?」
セイの問い掛けに頷いてから、ミコトは木刀を構え直す。
「うぅ……い、行きまーす!」
てててっと、今度は転けずにセイに駆け寄ったミコトは、
「えーいっ!」
思いきり上段に振りかぶった木刀を振り下ろす。
が、セイは難なくミコトの攻撃を木刀で受け止める。
「ていっ! やぁっ!」
続けざまに木刀を振りかぶるミコトだが、セイは其れを全て受け流した。
「ミコトー。肩に力入れすぎ。上段からの攻撃は隙が多すぎるぞ。あと、脇が甘い」
スオウのアドバイスを受けながら、試行錯誤しつつ攻撃を繰り出すミコトだったが、いかんせん、元の体力が無いためすぐに息が上がってしまった。
体力が尽きる前に、勝負を決めようとミコトが大きく振り上げた木刀を振り下ろす――が。
「あっ!」
と思った時には既に、ミコトの攻撃を躱し様に下から跳ね上げたセイの木刀によって、ミコトの手から木刀が離れる。
「あう……」
さすがに体力の尽きたミコトが、その場にぺたんと座り込む。
-
そんなミコトに、弾き飛ばされた木刀を拾って差し出しながら、
「じゃ、ミコトの負けだから一枚脱いで貰おうかな」
と、スオウがにっこりと笑う。
「……へ?」
木刀を受け取りながら、きょとんとするミコトに、スオウは朗らかに、
「負けたら一枚脱いで貰う決まりだから」
「聞いてないよ!?」
「言ってないからな」
「しれっと!?」
「でも、こーいう“ぺなるてぃ”があった方が、真剣になるだろ」
「た、確かに……」
「というか、それくらいの楽しみが無いと張り合いが無いだろ。(主にオレたちが)」
「そうだな。やっぱり、こういうのがあると気合いの入り方も違うしな。(主に俺たちが)」
「なんか悉く語尾にカッコ主にオレたちがカッコ閉じってついてる!?」
「で、上から脱ぐ? 下から脱ぐ? オレらはどっちでもいいぞ」
満面の笑みを浮かべたスオウに、ミコトはしばし――否、かなり逡巡してから、
「うー……」
渋々上着を脱いだ。
襦袢姿になったミコトは、顔を真っ赤にし、片手で胸を隠す様に押さえながら、木刀の切っ先をセイに向ける。
「こうなったら、セイちゃんを丸裸にひん剥いてやるんだからぁっ!!」
「お、その意気だぞミコト。じゃあ、二本目開始な。頑張れー」
何処からともなく小さな旗を取り出して、気楽にパタパタと振りながら応援するスオウ。
ミコトはちょっぴり涙目になりつつ、セイに打ち込んでいく。
「セイの方が間合いが広いんだから、ミコトはもうちょっと小回りを利かせて懐に潜り込まないとダメだぞー」
(……と、いうか)
セイはミコトの攻撃を軽くいなしながらも、内心感嘆していた。
(スオウに言われるまでもなく、最初は上段からの攻撃ばかりだったのが、横から薙ぎ払う剣撃に切り替わってるな……)
最初は大振りだった攻撃も、少しずつだが徐々に鋭く切り返してくる様になった。
ミコトなりに考えている様だが――
「……ミコト。襦袢が乱れて胸が見えてるぞ」
「ふぇ!? きゃっ……」
セイに指摘され、ミコトは慌てて胸元を見るが――
「……あれ?」
襦袢の胸元は乱れていなかった。
ミコトが顔を上げて何か言おうとした瞬間、ぱしっと音を立ててミコトの手から木刀が落ちる。
-
「あー! だ、騙したぁ!」
「……というか、こういう手に引っ掛かったらダメだぞ」
「そうそう。もしかしたら、おっぱい丸出しで戦わなきゃならない時が来るかもしれないんだから、敵の言葉に惑わされない不動の精神をだな」
「それ一体どんな状況!?」
「いや、其処は少しは恥じらいを持たせてくれ」
「おっぱい丸出しで恥じらっちゃうの!?」
口々に勝手なことを宣うスオウとセイに、ミコトが思わずツッコミを入れる。
「……というか、冷静に考えると今のミコトって、おっぱい丸出しで戦わなきゃならない状況の一歩手前だよな」
「いや待てスオウ。さっきは上を脱いだんだから、次は下だろう」
スオウとセイがちらりっとミコトを見ると、
「うぅ〜……」
二人の視線を受けて、ミコトは袴の帯に手を当てる。
……が。
「だめ、やっぱ無理、セイちゃんとスウちゃんしか見てなくても、御社の中ならまだしも外では無理、恥ずかしいぃ〜〜〜っ」
真っ赤になって俯き、その場にしゃがみこむミコトに、スオウとセイは顔を見合わせて頷き合った。
「よっし。じゃ、ミコトもへばってるし、今日の手合わせは此処までにしとくか」
言いながらスオウが、しゃがみ込んだミコトの体を抱き上げる。
「あぅ……ご、ごめんね。ありがとう」
そしてミコトは思い出した様にキョロキョロと辺りを見回した。
「上着……」
「ああ、上着なら俺が持っているが……どうせすぐ脱ぐんだから、別に着なくても」
「……へ?」
「ミコトは今から御社の中で、オレたちと一緒に基礎体力造りなー」
「…………え?」
一体何するの? と問い掛けたミコトは、すぐにスオウとセイのめっちゃいい笑顔に気付く。
「何するって、えーと……組手?」
「寝技ばっかりだけどな」
「寝技ばっかりなの!?」
「お? ミコトは寝技以外もご所望か? いいぞいいぞー。任せとけっ」
「ふむ。ミコトは寝技だけでは物足りなかったのか」
「違うー! 寝技だけで十分だよ! 毎回毎回、二人とも、『イッちゃだめ』とか言う癖に、執拗に責め立てるんだもん!」
「……結構悦んでたよな?」
「な。」
互いに頷き合いながら、セイとスオウの姿が御社の中に消えていく。
――結局ミコトの『基礎体力造り』は、翌朝まで続いたのだった。
-
おまけな八百万SS
3チェインで攻撃力アップ。
レジェンド化でノーチェイン攻撃力アップに、5%の回復。
1ターンのスキル短縮に、レジェンド化で3ターンの単体遅延。
「……こう考えると、もしかしてセイちゃんて、すっごく器用? 何でも出来そう」
「あー、それな。……ミコト、あんまりそれセイに言ってやるなよ?」
「そ、そうなんだ。ごめん」
「いや、アイツさ、ずっとカタバと組まされてたんだよ。で、カタバはやれ『術をぶっぱしたいから援護しろ』とか『ボコりたいから敵を押さえつけておけ』とか『攻撃くらったから治療しろ。快調が途切れる』とか言うわけだ」
「カタバさんって……」
「今までカタバと組まされた奴は、カタバの無茶振りに耐えかねて悉く辞めたんだが、セイは律儀に言われたことをこなそうとしてなー……その結果がセイの器用さだ」
「セイちゃん……苦労したんだね……」
「そーいうこと。だからか知らんが、今アイツ、戦自体は嫌いだけど、何だかんだ言ってオレと猫神様の処に出陣する時はイキイキしてるもんな。やっぱ今まで無理してたんだろうな」
「セイちゃん……今は自由になって本当に良かったね。……にしてもカタバさんって、結構困った神様なんだね」
「――ぶぇっくし!」
「……って、何? 今のくしゃみ……」
「なんか床下から聞こえなかったか?」
「…………き、気のせいだよね」
「……………………そういうことにしておこうぜ…………」
-
正月に投下しすぎた反省は何処行った。
そしてリュコス&クオンはどうした。
うん……後から書き始めたエトメリちゃんが先に仕上がってしまった。何処の水戸黄門だよ。
えーと、今回はエトワールちゃんとメリエルちゃんが主役です。こないだから和ノ国ばっか書いてる気がする。至福。
正直、解毒的な流れでセイ&スオウとアレしちゃう展開もアリかなーと思ったんだが。
書いてて思ったけど、エトワールちゃんとスオウ氏は案外気が合いそう。
お互い口は悪いけど、何だかんだ言って信頼してるし気が合う、みたいな。
そうなってくると、エロエロしいのより子猫がじゃれあってる様な感じになりそうな気がしないでもない。
それはそれで書いてみたい気もするけど。
それはそうと、珍しくリクエストなんぞ受けさせてもらいたい。
レイフェル&クリネアコンビを書いたんだが、ちょいエロ路線を目指したハズなのに書き終わってみたらエロのエの字も無いほのぼのストーリーが出来上がっていた。
な、何を言っているか解らねーと思うが、俺も解らない。
ということで、気分転換がてらリクエストを。そんな理由かよ、というセルフツッコミ。
自分の文章でもいいという方、何方かお一人、
・誰(もしくは誰と誰)
・どんなシチュ
を書いてレスください。
多分、リュコス&クオンが先に書き上がるので、完成はその次になると思います。
ミコト様のために白猫始めるか迷ったまま、日数だけが経過してしまった。
多分このまま迷い続けているうちに、期間終了する予感……というか、既に終わってたりして?
と、いつもいつも御目汚し長文投下させてもらってすみませんm(_ _)m
最後は1レス使うほどでもない走り書きSSで濁して逃走。
*****
「なあ、セイ。『れえす』の最中、ミカヅチ様に乗ってる時に、何処からともなく女の声で、『ぼうや〜よい子だ ねんねしな〜』って歌が聞こえなかったか?」
「ああ、やっぱりお前も聞こえてたのか」
「……何だったんだろうな、あれ」
「……俺に聞くなよ」
-
毎度ごちそうさまです
人間には神様らしくミコトちゃんには素直にエロいことしようとする二人いいぞもっとやれ!貴殿のスウセイミコほんますきや
白猫は3月中頃まで黒猫ガチャ引けるみたいなので暇があればリセマラしてみるといいかも
うちにも来てくれたよ
一杯読めて幸せなのでリクエストは辞退
(リクエストしたら全部スウセイミコになるんで気分転換にならない)
ごちそうさまでした
-
エトワールちゃんが無事で良かったという気持ちとちょっとだけ快楽墜ちend見たさの気持ちもあったり
にして戦神二人はミコトちゃんの前だと常にオープンスケベでイチャイチャしててほっこり
負けたら服を脱ぐ下りは脱衣麻雀とか連想しやした
…カタバさんは、まさかとは思うけど毎晩床下で三人の『基礎体力作り』を聞いていたり?
リクエストは以外とSSの少ないリースちゃんのを見てみたい…シチュが凌辱系しか出てこない自分の汚れた妄想内容に涙
-
やっぱりミコトちゃん可愛いっすな、ごちそう様です。エトメリの凌辱ものを読んでると、こう自分の中で何かが目覚めそうだよ。
リクエストは金アイ銀アイといちゃいちゃエッチなことしたいと思うのは私だけなんだろうか、アンドロイドと事をいたせるのかはちょっとわからないですが(笑)
-
ごめんエトメリでめっちゃ興奮した
ごめんよエトワールちゃんごめん
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レイフェルとクリネアちゃんの話めっちゃ見たい
-
よもやの市原悦子エンド吹いた
毎度ごちそうさまです
リクエストとしては、ザラさんから助け出したと思ったらザラさんの魔力に当てられて発情してた聖女に襲われるルルベル様(長い)などを……
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エトメリちゃんはすぐに調子乗っちゃいそうだもんね、触手さんに襲われても仕方ないね
二次CPだけどクルス君とプラーミャさんのイチャイチャを見てみたい…
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スウセイの破り捨てた本はなんの本だったんだろうwボクシングとかプロレスの格闘技系だったのかそれともウホッな方面か
あ、自分はスウセイミコですがミコトがすげー積極的なの読んでみたいです
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ここはカタバさん主人公でいこう
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カタバさんがミコトちゃんリョージョクしちゃう展開とな
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逆にカタバさんがミコトにリョージョクされちゃう話とかはどうだろう
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実際、八百万1でミコトに逆レイプされてたしなw
復刻だと更に酷い。でも、目先の利益に釣られて頭が春なミコトが騙されて
ヤられてしまうのはあるかもしれん。グリコミコトはカタバの介護に格好だし、
雇ってやるとあるばいとで騙されて…
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寸止めじゃないガチ陵辱も見たい気持ちがあるにゃー
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公式での絡みは望み薄になってしまったけど
クルスくんとプラーミャの組み合わせが好きな人が他にもいて嬉しい…(TT)
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・エロはない
・既存キャラはいるけどオリキャラメイン
・3万字くらい
な短編?があるんだけどここにこういうの載せていいんだっけ
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三万字って何レスくらいなんじゃろ
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>>410
大体1レスの最大文字数が2000くらいだったから15レスくらいじゃね
エロのないSSなんて何回も投下されてるし、別にいいと思うよー
そもそも黒猫先生自体が半分オリキャラみたいなもんじゃし
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テキストファイルをどっかのロダにうpした方が早くね?
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409だけどサンクス
文字数制限を気にしつつ連レスするのも面倒そうだしピクシブに投稿してURL貼ることにするわ
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プラーミャの手足を縛り、目隠しをするクルス
口を開けるように命じると、一口大に切り分けたダークサンブラッドを…
まあエロくも何ともないですがね
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クルスきゅんに手足縛られて目隠しされるプラーミャってだけで割とえろい
クルスきゅんて可愛い顔なのに妙に色気あるんだよなあ
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pixivのせのびのページとか女性のクルスファン鼻血モノだろうな
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げんしにリョージョクされるクラリアちゃんてここで見た気がしたが
あったよね?
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イヴのせいで黒猫始めることになったわ…
クイズとか無理って思ったけど意外と面白いね
乙ぱいがたまらなさすぎて剥いでしまった…ふぅ
http://i.imgur.com/XpFtSxY.jpg
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イヴと言えば通常LのSS2が何故か全快でなく2000回復だな
寸止めで焦らすタイプか
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見える…ひと皮むいた大きなパイが3つも…!
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僕のトッポがステータスアップしました
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有能な剥ぎコラ
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これはたまりませんなぁ。。ふう
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この中にロッテがいるぞ!炙り出して○せ!
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完成度高すぎて草 本職かな?
ウィズの剥ぎコラってかなり少ない気がする
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シャロン様とフレデリカの首から上を交換したコラならあったな
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ラヴリちゃんの人畜無害そうな笑顔ほんとかわいい
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ラヴリちゃん可愛すぎて困らせてみたい
-
ヒカリ・スフィアがノインの部屋に入ると、そこはもぬけの殻だった。
「に、逃げたーっ!?」
さっぱり働かない大賢者様に仕事をさせないと、教育係の自分が怒られる。
「はぁ、なんでこんなことに……」
溜息をついて、何気なく部屋にあった渾天儀に手を掛けた。瞬間。
空間が歪んで、ヒカリの意識が一瞬飛んだ。
「……っ!?」
目を覚ますと、ヒカリは小さな部屋に閉じ込められていた。
「なっ!?」
おまけに、なにかブヨブヨした物に縛り付けられるように身体を拘束されている。
「やった! 成功だ! やはり渾天儀に仕掛けるのが勝利の鍵だった!」
そして、軽薄そうな男の声。
「ふふふっ、はじめましてノインちゃーん……って、おばさん誰?」
「誰がおばさんよっ!」
思わず言い返すが、今の状態では何もできはしない。
男は一瞬事態を把握しそこねたように呆然としたが、やがてがっくりと肩を落とす。
「あぁ……せっかく全財産はたいて準備したのに」
やけに冷めた目でヒカリを見る男。
「ノインちゃんを捕まえてエロエロぐちゃぐちゃのにへにへにしてあげる為に、
調教装置に次元転移装置に牢獄部屋、侵入して罠を仕掛けるのも命がけだったのに、
せっかく成功したと思ったら、ノインちゃんじゃないなんて!
こんなBBAなんて!」
「わ、わけがわからないけど凄く失礼な事を言われてるーっ!」
じたばた藻掻いても、拘束は外れない。
それどころか、
「ひっ、きゃあっ!?」
物体からゼリー状の触手が伸びてきて、ヒカリの身体をまさぐり始めた。
「ひ、ひぁっ!? ちょ、ちょっと、やめてよ! やめてってば!」
暴れてもどうにもならず、
魔法で逃げようとしても封印されているのか発動しない。
そして、触手が肌に触れた場所から、ピリピリとした刺激、流れ込むのは、快感。
-
「えっ、あっ、や、なにっ!?」
むきだしの二の腕と太股から与えられた、予想外の性感に戸惑うヒカリに、
「ああ、それは対女性魔道士用の調教魔物だよ」
男が興味なさそうな口調で説明して、すぐに悔しそうな表情になる。
「純真無垢なノインちゃん向けにバリバリ強化チューンしたから、
生理が来てるデカ乳ババアじゃすぐにアヘ顔ダブルピースだろうね」
「な、何を……ああんっ!?」
文句を言おうとした瞬間、だが服の中に潜り込んだ触手がヒカリの敏感な部位に達した。
「あっ、あ、や、そこは、だめ、や、ああっ、ひゃあっ」
喘ぎ声が止まらない。
たまらずヒカリは、目の前の失礼な男に懇願する。
「ちょ、ちょっと、見てないで止めなさい、止めて、ああん、助けてぇ!」
衆目の一致する美少女であるヒカリが、
あられもない姿で懇願する姿は、世の大抵の男を興奮させる痴態であったが、
「あー、俺、もう行くわ」
男は純粋な幼女性愛者だったようで、無感動に背を向ける。
「えっ、そんなっ!?」
「半日もすれば魔力が切れて部屋から解放されると思うよ。じゃあね。はぁ、僕のノインちゃあん……」
がっくりと肩を落として部屋を去る男
あまりにも落胆した去り際に、お人好しなヒカリは思わず少しだけ同情した。
が、
事態は当然それどころではなく悪化中であり、
「あ、だ、だめ、そこだめっ、ひゃああああんんっ!」
気がつけば、ヒカリの服の内部は至る所ゼリー状の触手で埋め尽くされ。
「し、下着、いやっ、胸っ、お尻、ちくび、あ、や、そ、そこだけは、
だめ、だめ、だめだめだめだめあああいやああんんいいいいいっ!」
全身の性感帯をくまなく刺激され、あえなく絶頂を経験してしまうヒカリ。
「はぁ、はぁ、や、やぁ……うぷっ!?」
調教装置の侵襲はそれに留まらない。
喘ぎ声を漏らすヒカリの顔を捉え、首を反らせて無理矢理口を開かせると、
「うぐぅうん!」
ずぶりずぬりと口腔内に触手が入り込む。
息ができずに目の前が暗くなって、窒息の恐怖に震えたヒカリの身体を、
全身を覆った触手の振動が一気に刺激する。今度は性感に震えるヒカリの身体。
「んぐんがっ、! ……!」
びくり、びくりと美しい肢体が跳ね上がる。
「ぐ……んぐっ、ごくっ、ごくっ」
同時に、喉の奥に触手から送り込まれた粘着質の半液体が、体内に流し込まれる。
「こく、こく……んああああっ!?」
途端に、ヒカリの身体が内部から熱湯に漬けられたように熱くなった。
「だ、だ、だめ、ひゃああんんっ!」
ヒカリの皮膚が、身体の一切が敏感な性感帯に作り変えられ、そして、
その全てがくまなく覆われた調教物質によって刺激される。
「ああんっ! ああんっ! ああんんっ! あああんんんっっっ!!!」
立て続けにイキ、再びイキ、イキ続ける他に何の行動も許されないヒカリ。
調教装置が動きを止めるまでの半日間、ヒカリは快楽の無間地獄に囚われ続けた。
-
「……はぁ、はぁ……あ……?」
気絶していたのはどのくらいか。ヒカリはようやく、解放されている自分に気がついた。
「あ、ああ……ん……もう……」
思考がうまく回らない。頭が麻痺している。
そして、身体は、
「あ、んっ、もう、やだっ」
毒づいたのは、刺激を求めてしまっている自分の身体に気がついたから。
「はぁ、酷い目にあったわ……」
自分に言い聞かせるようにひとりごちて、よろよろと立ち上がる。
魔力が弱まって封印が消えかけている虜囚部屋から出ようとした、その時。
ぐいん、と、世界が逆回りした。
「!?!?!?」
気がつくと、ヒカリは再び、例の調教装置に囚われている。
「え? な、な、な……ひゃああんんっ!?」
事態を把握する間もなく、再開される陵辱。
「あ、あ、嘘っ、や、ああんっ!」
もはや身体に馴染んでしまった触手の刺激が、簡単にヒカリをオルガスムスに押し上げる。
抵抗らしい抵抗もできないまま。ヒカリは再び無限の快感に押し流された。
「……はぁ、はぁ……あ……?」
そしてまた、解放の時が訪れる。
「あ、わ、私……もう……」
自由を得た喜びと、刺激が消えた喪失感のどちらが大きいのか、
ヒカリは己の感情を判断できなかった。
が、整理をつける暇もなく。
ぐいん、と、再び世界が逆回りする。
「あ、ああっ!?」
三度、触手に囚われたヒカリの口からは、もはや端から歓びの声が漏れていた。
・
・
・
そのころ、ノインの部屋。
「あれー、おっかしいなあ?」
渾天儀を前に、小さな大賢者が、首を傾げている。
「時間を巻き戻せば、新しい教育係のひとが来ると思ったんだけどなあ」
今度の教育係の女性は、若くて美人で善人そうだけど、結構きびしかった。
「あのひとじゃ、ノインはにへにへして過ごせないよー」
だから人を変えてもらおうと、時間を半日ほど戻しているのだが、
新たな教育係は姿を見せない。
「時間を戻すの、疲れるんだけどなあ〜」
仕方ない。
「にへにへのためだ。もういっぺん、戻してみよ〜っと」
そしてノインは、渾天儀に手を掛ける。
物理的にはすぐ近くの空間に、ヒカリが囚われていることにも気付かずに。
彼女が時間を戻すたびに、ヒカリの陵辱が繰り返されることも気にせずに。
(おわり)
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200栗注いで来てくれなかった限定ノインちゃんを腹いせに陵辱しようと思ったら、
最近60連で唯一人来てくれた限定ヒカリちゃんを陵辱していた。ごめん。
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イイヨーイイヨー
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けしからん身体してやがるね
トロトロになったところに遭遇して延長戦したいね
ttp://i.imgur.com/qjX8g2o.jpg
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ガチレズだからこそモンスターとかおっさんに滅茶苦茶にさせるのが捗るなー
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皆様リクエスト&感想ありがとう。
>>396のリースちゃんで書かせてもらいます。
自分が始めるより前のキャラはバックストーリー詳しくないから、こういう機会に調べると楽しい。
凌辱系でいいのかな?ハッピーエンド派か鬱エンド派かだけお聞かせください。
他の方のリクエストも、自分でもちょっと考えてた分もあるので、いつになるかは解らないけどそのうちリクエストと似たようなのが出てくると思われ。
もしくはまたリクエスト募集した時にお聞かせください。
>>399
レイフェル&クリネア、一応保管庫に置いておきました。
なんか自分でもうまく着地出来なかったので申し訳ない。
レイドの箸休めにでも読んでいただければ幸いです。
>>402
アッ――――!!
関係ないけど、今日レイドで一緒になった方が此処の住人の気がするw
さすがにフレ申請して聞く勇気はないけど、ちょっとニヤリとした。にゃー
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>>436
凌辱系の鬱エンドでオネシャス!
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そういえばヒカリソラナはバレイベントで相思相愛なのが発覚したんだっけ?
それにしてもすげえおっきした
しかしこうなるとノインちゃんスライムまみれも読んでみたいぞ
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相思相愛の百合系は双方襲って、互いを庇いあう中ヤられて相方の痴態を見て、
自分もどんどん昂ってしまうのが好き
>>436
凌辱系の鬱で…。サーシャシンシアと同じ世界で治安悪そうな感じだから、襲われても不思議でなさそう
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最近妄想力復活してきたからSS書きたいぜ
ここや本スレや避難スレからネタ拾おうと思うのでご容赦
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>>440
拾われきれないネタが沢山転がってるからむしろ歓迎
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スウセイに対する人質として囚われたミコト、動けない二人の目の前でミコトの陵辱が始まる……!
と言うのを思いついたが、カタバさんじゃミコトに搾り取られて終わるかな……残ってる44人の部下使えばいけるか?
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カタバさんの部下だと第一陣の4,5人が即昇天、残った大半はその様子を見ただけで果ててそう(偏見)
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スクナにれぇすの報復に経済的に〆られて、凌辱されるとか…
ミコトは腹芸とかできないし、律儀に払おうとして無茶しちゃいそう
カタバさんは>>374-379がここの現実だなw
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カタバさんにはまだL化と複属性化が残されていると考えれば……やっぱダメな気がするな
トミフィーヌちゃんは舶来の男神に弱そうだから、案外ライナー辺りが迫ればコロッといっちゃうのではあるまいか
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ツクヨちゃんをぬるぬるのぐちょぐちょにしたいです
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カタバさん本人は駄目でも、部下はまだ……
ほら、スオウとセイが部下だったんだ、同レベルのやつもいるかも。
最悪、汁男優程度には役立つさ
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八百万3時には神竜ガチャもビックリな戦神四十七柱ガチャが登場!
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>>436
399だけどありがとう!!!そしてありがとう!!!
癒されました!!!!
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カタバさんの靴ってヒールなんだな
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KTBさんオネエ説きたな
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カタバさんのせいでセイスオウ以外の戦神の株の暴落は止まる事を知らない…
れぇす見ると神様も序列やら上下はあるみたいだけど、カタバさんを任命したえらい人たちの責任が問われる
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い、一応物語の設定ではスウセイ二人がかりでも勝てないくらい強いはずだから…(震え)
ミコトスウセイ黒猫先生でやっと倒せたレベルらしいから…
カードとしての性能が悲惨すぎるとか言っちゃいけない
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スウセイ以外こんなのという可能性
ttp://p.twpl.jp/show/large/A1v9W
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戦神は需要無くなって苦しいみたいだし、次カタバさんが落ちぶれていたらネタになるな
それどころか戦神筆頭から転落してたら大笑いする
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カタバさんはクロマグとかの世界だと最強なんだろうなぁ…
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悪意の集合体にあっさり乗っ取られそう
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カタバさんは八百万1で戦起きまくりで信仰ブーストあって、あれだぞ
クロマグ世界に行ってもダメそう
いや、アーシアみたいに捕まってレイプされるのが仕事の人なら大丈夫か?
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案外ルーシュの世界行ったらエンターテイナーとして成功してそう
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絶級ボスの面汚しという汚名を返上するくらい強くなって帰ってきてほしい
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戦いの神なんだから、戦争以外の争いごとにもご利益がある神様になればいいんじゃないか?
運動会で勝てるとかじゃんけんで勝てるとか。
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ノインちゃんを壁に埋めてお尻ほじほじしようね〜
ん?お前は…まさか、桃いr
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???「私だよ」
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カタバさんにおっぱいがあったのならエロ需要あったのに
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いっそカタバ=サンが女性なら良かったと思うの
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カタバさんの性格で女の子とか…
うん、ありだな
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戦場で追い詰めて「くっ…殺せ!」って言われたくなるな
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ミシェルちゃんハイエースしてお薬でぬっぷぬぷのぐっちょぐちょになるまでいじくり回す様子をビデオレターにしてご、両親に送りつけたい
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約束の地は戦火要素が大量にあるけど、アンジェ覚醒等で護身回避してるな
覚醒できずに反逆者にヤられてしまったり、ミシェルが国主になった後に
戦争に敗北して見せしめでヤられたりとネタは沢山ありえるな…
ただあの人たちの話壮大すぎて、細部がイマイチ想像できないんだよなあ
-
あれ何億年も経ってるみたいだけど同じ世界のクロマグとかエタクロ勢はどの辺にいるんだろうね
-
敗北した国主っていうと
民衆の前で陵辱されるシチュエーションとかありますよね
おいたわしやミシェルちゃん…ううっ…うっ…
…ふぅ
-
首枷とか付けられちゃって最初は兵士とかのレイプショーだけど段々犬とか馬とかモンスターとかにランクアップして行っちゃうアレですね
-
王女様の戦火…首かせ付けられて裸で連れ回されたあと広場で公開レイプとか
壁穴設置されて兵士達の公衆便所とか色々妄想捗るね
-
しかもアダルトミシェルちゃんは勿論ロリミシェルちゃん時代から治めてた訳だから今回の天使モードと同じ見た目の時期でも戦火レイプは可能
最初は気丈に振る舞うんだけど衆人環視の前で乱暴に処女をズボズボされて泣き叫びながら許しを請うミシェルちゃんかわいそう
-
広場の中央に壁ミシェル設置か
完全に便器扱いだな
アンジェリカがブチギレて37564オチにしかならないけど
>>470
エタクロは戦火とは関係なさそうだけど、どうなってるんだろうね
はるか上空にあることは確かだろうけど、時空間も下界とずらしてあるんじゃないかな?
流れ弾がエタクロに直撃、滅亡とかじゃ笑えないし
-
火光ママのゲームオーバーボイスが「ミシェル、あなただけでも…」だった
ミシェルは泣きながらママの言う通りに落城から落ち延びるも捕まって公開レイプショー
ママも仲良くレイプ、どっちも互いの身を案じて自分はいいからママだけは、娘だけはと懇願までテンプレか
このシチュが実現するのはハッピーエンド後だろうから、尚更無残ですね
>>470
クロマグはわからんけど、エタクロは色々隔絶されてるっぽいから案外交わるかもしれない
-
ミシェルちゃんの壁尻便器はギリギリ爪先立ちになって足プルプルしてそうな所もそそる
正の字書きまくったあとママの剣の柄をケツ穴にパパの剣の柄をマンコにブチ込んでオブジェにしたい
-
戦火に食いつき良すぎワロタw
イかせた分だけ自国の民やら兵士を助命するとか言われて退くに引けなくなる構図
-
アンジェリカさんも普通に可愛いんだけどルーファスとの穴兄弟感の所為で劣情を一身に受けるハメになってるミシェルちゃん
背丈の割に発育の良いおっぱい弾ませながらこのドレス、どうなんて聞いて来たらそりゃあ剥いてパンパンするよね
-
>>478
むしろイったら捕虜を殺すと言われて媚薬盛られた身体で必死に耐えるミシェルちゃん、でも次第に責めに耐えられなくなり…
みたいなのが好きですごめんなさい
-
公開処刑前の公開レイープとかいう至高のネタ
処刑が絞首刑とかだとなおよし
-
ネタ含みでカタバ好きなんで
結晶化でカタバが超有能だったりするといいなあ
人に力を与えると滅茶苦茶強かったりすると戦神っぽくない?
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http://imgur.com/i787YC2
すまん、カタバさん艦隊作った雑魚おりゅ?
声、セリフは格好いいから、謎の中毒性
-
すごいw
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散々中二病だの邪気眼だの言われながらいざ使ってみると強くて使いでもあるエリーク
散々設定や地の文で強大な力を持っていると言われながらいざ使ってみるとしょっぱいカタバ
どうして差がついたのか
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Lで面目躍如すると思ってたんだがまさかのスルー
カタバ氏「急に復刻が来たので…」
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八百万3、そこには44人の部下を従えたボスカタバさんが!
45人で他のイベントのボスレベルかよとか言ってはいけない
-
スウセイ抜けてるから42柱かな
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42全てがカード化されてるのか、それともカタバさんのイラストに全てまとめられてるのか
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四十七柱-スウセイ-カタバだから44でよくね?
42の方がマシだったけどたいして変わらんか
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44人の部下がまとめられているのはカオスすぎるw
部下の類引き連れてるのはプチニーミぐらいしか思いつかんけど、人型で多数部下引き連れるカードは思いつかないな
イベントの雑魚で火の戦神、水の戦神、雷の戦神とかわらわら出てきて、数えてみると全部で44体いましたとかなら感心するな
尚、カタバさん艦隊でれぇすに出た場合、テルイ戦どころか3戦目の爆走黄玉元帥に手も足も出ない模様
リアルラックで連撃が偏って被害が2カタバさんの快調解除で済めばテルイさんには勝てる、大よそ一割ぐらいの確率
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事前に黄色ダルマにボコられてるとはいえテルイに勝率一割てw
そりゃあ黄色スポロンちゃんに逆レイプされますわな
-
黄色スポロンちゃん44人に逆レイプされたい
電気刺激で自動的に勃たされて絞り取られたい
-
カタバさんちぃーっす
-
KTB44…レジェンドはよ
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サーヤちゃんお祭り中に雑木林の中に拉致って
浴衣を後ろから捲り上げて後背位でパコパコしちゃいたくならない?
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「僕」視点のストーリーがあるから寝取られ感すごくなるしな
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サーヤはそのとき必死に「僕」に助けを求めていたのだが
その声は花火の音にかき消されて誰にも届かなかったのだった…
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ありゃ
ID変わったけど496=498です
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「僕」がかけつけても、ボコボコにされて何もできない
サーヤは見んといてと懇願。犯されている内に本当に感じてきてしまい、
「僕」の前でとうとうイってしまい、サーヤも「僕」も絶望とか
いやー、和の国は自分から円光する子もいるというのに本当に無情ですね!
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そんな時に神社の神様にお祈りをささげたら、そこの神様が救いを……
こういうときに強い神様って誰だ?
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万能な芸術の神ボブ
-
ミコト:大慌て。なんだかんだで助けるが、最後に句を詠んで誤字ってオチがつく
セイ、スオウ:普通に助ける、イケメン
マトイ:マジギレ。スプラッタ。ガチで頼りになるけど、「僕」、サーヤに別のトラウマが残る
ジョゼフィーヌ:動揺しまくり、何とか立ち直ってこの痴れものー!と小判乱舞
カフク:ああ、私のせいで…と自己嫌悪しつつ、助けようとする。大体爆発オチ
テルイ:おーぷんかーで挽く。「僕」が間違った格好良さを刷り込まれてしまう
ウカ:助けてくれる。が、強ゴロツキとかいると下手すると返り討ち
アツマ、スクナ:助けるが、更に「僕」からサーヤをNTR…。マトイがいればセフセフ
アルテミシア:みなしね矢で助けてくれる
クオン:助けてくれる。濡れ場を見て発情したリュコスに帰宅後、クオンが襲われる
カタバさん:ゴロツキを蹴散らすも、サーヤをその後犯す最悪の展開
カタバさんはスポロンちゃんをつけとかないとダメだな
-
???「オオミコシ様は仲間外れにされて大層お怒りです!」
???「怒る怒るオオォォミコシ!」
-
スザク3はまだかなぁ、早くアッカちゃんの水着をずらしたい
-
スザク3は全員ビースト化とかどうしようもないバッドエンドでどんよりさせて
同時に何故かエタクロ3が解放されてクリアすると女神達にカリュプス襲来前に飛ばしてもらって大気圏突入前の迎撃戦とか始まると熱いと思います
-
ボブさんは華麗に助けてくれそうなイメージ
-
>>506
カリュプスの軌道をそらした後、ガーディアンではないキワム達が
夜空の流れ星を眺めてエンドとか有りだと思うますヤムヤム
-
ツツノカミ様が出現してヤンキー共が謎の力で吹っ飛ぶも何故か獣和姦展開に発展する
僕も二人の交尾を見てフル勃起新たな性癖に目覚めるEND
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助けるならせめて「されそうになってるところへ」助けに入ろうぜ…
カタバさん展開は大いにアリだけどな!
>>506
時間改変はセティエに目をつけられる事になりますぜ
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西野さんあの人に会えずにリストラか…
いや、ファムチみたいに新たな進化と共に
思い出の仏ヶ浦みたいなイベントが始まるに違いない
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ミオが円光相手との仕事場に神社選んで鉢合わせして助けてくれる
その後、仕事はじめて、僕、サーヤ唖然
ハヅキやツバキが通りかかってなます斬りにしてくれる
エトメリが通りかかって、おにぎり呼ばわりされて怒ってぶっとばす
コノハが通りかかって、一緒に巻き添えレイプされる
あれ…?
多分、性スレアカリもコノハパターンだな
-
仏ヶ浦って心霊スポットじゃねーか!
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イツキリンカやアルルシみたいな構図のカードが出るも、映ってるのは幸せそうな西野さんただ一人なんですね
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恋慕級
逢瀬級
告白級
四谷級
永劫級
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四谷が入ってるだけで永劫がホラーに見える不思議
でも西野さんとのドロドロした日常、興味があります
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『私、この花が大嫌い…。あの人を奪ってしまうから…!』
と春爛漫イベ(仮想)で花見とか楽しむ面々に
黒いオーラを解き放つ西野さん。
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西野さんの話題のせいかブラウザの広告が
恋人ができなくて×2震えるになってた…
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何を血迷ったかフリーレ拉致を画策する西野さん
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そしてそこにシールも登場!
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そういえば西野さんってどこの異界だっけ?
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>>521
http://i.imgur.com/WaWVTgq.png
妖精界らしい
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>>515
そこはノーマルで純愛ストーリーを展開しておいて
ハードで傍から見ると実は…ってやつだろう
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ピノはあの人に売られてヤられたり、あの人に会いに行く途中にトラブルに巻き込まれてヤられたりするイメージしかないな…
いや白猫の笑顔で会いたいよと泣く場面のスクショは物凄い狂気を感じたけど!
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サーヤちゃんこんなに足出して歩いてたらそりゃ雑木林に連れ込まれても仕方ないよね(*´Д`)
ttp://i.imgur.com/wxEkRaC.jpg
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やっぱ紙芝居で見慣れてるのもあってssが一番かわいいわ
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>>522
たったこれだけの文章なのに背筋に冷たい物を感じさせるのは流石
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「僕」の目の前でチンピラに大人の女にされちゃうサーヤはよ
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>>522
「二人が一緒なら」の部分をなぜ赤字にしたのかスタッフに問い詰めたい
黒背景+赤文字ってホラーゲー臭いじゃないですかーやーだー
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とあるキャラのエロを書こうとしているが気を抜くとギャグっぽくなってしまう
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ボブ?
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>>528
これがフラグに見えてしまうじゃないか続き下さい
ttp://i.imgur.com/P6QgO4M.jpg
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別に「僕」と別れ際に結ばれてもいいのに、お前ら……
いいぞもっとやれ。
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>>531
アルティメットガールズの子なんだけどリアクション取らすとギャグっぽくなるんだ
-
アリエッタちゃんとリルムちゃんでエロ書くのはほんと難しい
エリスちゃんは意外と容易に妄想できるんじゃが
なおレナちゃんは変な難しさがある
-
「ちょうど良かった。手伝いたまえよ、子守りを」
「子供扱いするなー!」
「ソフィはともかく小娘、お前はな…」
「縦に割るぞ!」
「ロアちゃんに乱暴な事しないで」
「封印するわよ」
「元気があり余ってるわねー」
「子供じゃなーいー!」
「縦に!縦に!」
「ベルクおじさん、助けてもらえませんか?」
「…手伝いたまえよ。ベルクとか言われたの久しぶりなのだよ」
-
スレを間違えたのだよ。
ごめん。
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>>535
すげえ分かる
大昔にバレレナちゃんでも書こうとしたがお蔵入りしてるわ
-
>>537
どんまい。どっちもアルティメットガールズの話題だったからね
-
>>537
「良い具合だ(シャルルルリエ将軍並みの狭さだ…うっ)」
「あっあっああん!おじさんの太くておっきいよぉっ」
「変態!変態!」
「変なおじさんに◯◯が襲われてるー!?」
「まて、これは合意の上の行為で」
ドカーン
コッチでもノリ変わらなさそう
-
>>535
エッタはいっそ正統派(?)の恋愛いちゃラブが似合うかも
-
レナは本当の意味での頼りになる優等生のお姉さんだから、隙なさすぎ
アリエッタやリルムがやらかしてもいつの間にか収束する方向に誘導されてる感じ
-
逆に考えれば、レナの方がやらかす展開になればワンチャンある
-
あーあ、ねぇコレどうすんの?
レナ「え…嘘…そんな筈は…」
明らかに君のミスの所為だよね?責任は取ってもらうよ
見たいな?
-
ルルベルを呼び出そうとして、本当に些細なミスで制御不能のとんでもないもの…
例えばアスモさんや終焉さんとかを世界破滅級の化け物を呼び出してしまう
歯が立たずボロボロにされてたり、アレな目にあわされる展開
もしくはみんなの助けを借りてどうにか追い返すも、事件について責任追及されて…とか?
-
どっちかっつーと、
レナ「とうっ!」
ぎゃーっ!
レナ「ソフィ、大丈?」
ソフィ「あ、えっと……えっと……」
エリス「……レナ、その人は別に悪いことしてなかったわよ」
レナ「……え゛っ(絶句)」
リルム「あー、完全に伸びてる。おーい、つんつん」
エッタ「あはははは! レナが一般人を暴行した! レナがいっぱんじんをぼーこーした!」
リルム「これは罰ゲームだよね、エリス?」
レナ「わ、わざとじゃないからっ!(汗)」
ソフィ「……うわぁ、この人、腕と足が変な方向に曲がってるよ!?」
エッタ「レナが蹴ったからだー!」
リルム「レナが蹴ったからだー!」
レナ「……(滝汗)」
エリス「……ちゃんと治るまで看病しなさいよ」
レナ「う、うん……」
的な流れで。いやこの後どうエロくなるのかは知らん
-
ケガさせた人がその筋の人で色々難癖つけられてヤバい目にあう
気づいた時にはクスリとか打たれていて抵抗も満足にできないみたいな?
-
魔法学院での魔物の実験途中、同級生が嫉妬でレナの魔法にコッソリ悪戯をしてしまう
偶然が重なりトンデモ戦闘力と巨大チンポを得た発情期の魔物が爆誕
自分の責任だから!と果敢に魔物に立ち向かうレナ
しかしフルスロットルの魔法も通らず魔物に押さえ付けられクラスメート達の注目が集まる中処女喪失
-
リルムちゃんのおぼこい感じがたまりません
抱きたいってストレートに言うとわけわかんないこというな!って怒るリルムちゃん
そのまま押し倒してぎゃーぎゃー喚くのを無視しておっぱいにしゃぶりついて
ポカポカ叩いたりして抵抗してくるのを手首捕まえて男の力で押さえつけてビビらせて
怯んだところを下着に手を侵入させて入り口をひたすらに苛めてあげたい
-
>>547
怪我した人がその筋の人でもあの異界では魔道士の方が基本偉いから
その筋の人が魔法の関係でもその筋の人じゃないと手出しできないと思うの
ましてや相手は巨岩を蹴り飛ばす恐ろしい魔法の使い手っつーか化け物だし
-
素直に看病お世話からのエッチなお世話でもいいのでは
周囲(主にリルム)に囃し立てられながら
-
レナちゃん妄想捗ってきた
看病されているうちにいい仲になってナースさんプレイ込みでちゅっちゅ
もしくは
依頼のバレンタインチョコの試作品を味見させられた魔道士仲間の男が
チョコの媚薬効果で勃起しっぱなしになってしまって鎮めるためにちゅっちゅ
なんてどうだい
-
ソフィリルがいい感じの二人をくっつけようとして色々画策するんですね。
快気祝いデートの服装に悩むレナにアリエッタが「エロいやつ!エリスみたいなの!」と言ってあばばばばされるんですね。
-
カフク「このあたり貧乏の香りがしますね…」
エリス「わ…私?私は別に貧乏じゃないし…いや、第三者的には貧乏にみえるかもしれないけれどそれはあくまで客観的なものであって、私的には問題ないのでセーフというかこの服も好きで着てるんであって決して生地がもったいないとかそういうのじゃないし、なにより今日は私が安くて美味しいランチを奢ってあげようというのにその言い方はないと思うの」
カランカラン♪
リフィル「らっしゃーせー」
-
らっしゃーせーって最近見かけるけど元ネタなに?
-
>>555
ファイズは新イベやってないのか
-
エリスの魔法を見て、リフィルがその服が魔法を使う為の秘訣なのね!?と勘違いして
翌日、エリスのような痴女スタイルに変更。周囲から貧乏が過ぎて、ついに服まで節約してきたかと心配させる
-
新イベはだいたい手をつけるの土日になってからで話題に乗り遅れる…
-
リフィルちゃんはらっしゃーせー可愛いんだけど性的な可愛さとはまた別な感じがする
愛玩動物的な
-
らっしゃーせーはどっかの田舎のガソリンスタンドが思い浮かぶ
-
ペルソナかな?
男キャラ増えてきたから今年こそホワイトデーイベントあると思ってたのに…
ラブラブしてるアルシエラや楽しげなダンケルちゃんが見たかったなあ
-
リフィルの中の人もペルソナ4の主要メンバーの一人やってたな…
あっちは料理はムドオンカレーで食べたら死ぬけど
-
アイアイ、キルラキルに出てた人かと思ってたら違うんだな。
-
金アイ銀アイがいるのにアイアイが増えてどっちの話題か判別が大変になったw
-
金銀アイアイの通称が金銀になるのかな
そこに福本伸行コラボで銀と金が!(ない)
-
フルネームがアイ・ハートゴールドと
アイ・ソウルシルバーになるのか…
-
オメガルビーグリムとアルファサファイアグリムが出そう
-
アイ希少種とアイ希少種か
-
アイちゃんの希少な種付けシーン
-
オオグンタマの貴重な産卵シーン思い出した
-
なんか銀アイの方は普通に穴付いてて村人の憂さ晴らしで種付けされてたイメージがある
-
金アイの方も希少性から狙われ続けたらしいし、あのコンビは敗北or捕縛レイプと紙一重なんだな
どっちも自分を顧みずに互いにかばいあいそうなイメージがある
-
毎晩これじゃオリジナルの足下にも及ばない…
って言いながら銀アイの穴に出し入れしてたのかな
-
リツェーレさん何でオリジナルの具合を知ってるんですかねぇ…
-
アイ⇒愛⇒ラブ
人形師⇒人形⇒ドール
つまりラブド…おや誰か来たようだ
-
コピシュに弟か妹つくってあげましょうとか言ってゼラードに夜這いかけるリフィル誰か頼む
-
ゼラードさんが「悪い、俺巨乳じゃないと勃たねぇ」
とかほざくフラグクラッシュするのが見えた。
-
リフィルは燃えもネタもあるけど、萌え、色気がない
ヒロインというよりヒーローだな。ヒロインはコピシュ
-
リフィルちゃんは気怠げにチンポしゃぶってる図は簡単に想像出来るけどチンポをハメられてる図は想像しづらい女の子
-
リフィルちゃんがふたなりなのも容易に想像できる
-
コピシュちゃんハイエースしてお父さんの所にビデオレターを以下略
-
ああ、コピシュちゃんの剣倉<アーセナル>に
ハイエースした男達の剣(意味深)が代わる代わる納刀されていくのか…
-
「痛っ!?痛い痛いぃぃっ!!<バスターソード>は無理ですぅ!抜いて抜いてぇ!!」ミチミチィ
「あっやぁん!この<フランベルジェ>凄い…膣内で波打って!?ひゃあああああん!!」ビクンビクン
「……………? …ああー<レイピア>でしたか笑」フッ
-
ゼラードに迫られるリフィルは想像できないが、ゼラードがリフィルに押し倒される様は容易に想像できるな……で、その現場をばったり目撃してしまうコピシュ
-
アフリト翁もどこからか温かく見守ってそう
-
うっかり子供が欲しいと願ってしまってロストメアにハイエースとかあの世界も大変だな
-
リフィルも家を断絶させない為に必ず孕まないとダメなんだぜ…
リフィルの色恋沙汰は本当に想像できん
唐突にやってきて、よし、ヤろうみたいなイメージはあるんだが
-
ロストメアとリフィルの奪い合うようなセックス興味があります
-
すまん周回に飽いて走り書きしてもーた。
投票券集めに地道にヴェルタを進めているが、まだ300票しか集まってない。先は長い……
【肆式】人気投票な八百万SS【周回】+α
「人気投票」
「ほう。」
ナゴミが持ってきた『和々。新聞』もとい、『人気投票のお知らせ』を手にしたセイを、スオウが覗き込む。
「今回は『エントリーのお知らせ』来なかったけど、オレらも入ってるんだな」
「……みたいだな」
「投票券は敵の魔物が持ってるのか。今回は一人何票までとか決まってるわけじゃないんだな。……で、セイは誰に入れるつもりなんだ?」
ニヤリ、と悪戯っぽい笑みを浮かべるスオウに、セイは苦笑して肩を竦める。
「一々聞かずとも解っている癖に。」
「まぁな。……最近アイツ、『セイちゃんもスウちゃんも頑張ってるのに、、やっぱり私ってへっぽこなんだ……』って落ち込んでるからな。ここらで一発、元気づけてやりたいよなあ」
「決まりだな。――じゃあ、行こうか」
「おう。」
頷いて、スオウは御社の中に向けて声を掛ける。
「ミコトー、オレらちょっと猫神様のトコ行ってくるからー」
その声に、御社の中からミコトが顔を出す。
「猫神様の処? 気をつけてね、怪我とかしないでねっ」
「おう。」
「2、3日留守にするが、なるべく早く戻るから」
「帰ったらいっぱい可愛がるから、浮気するなよー?」
わしゃわしゃと髪を撫でるスオウに、ミコトが唇を尖らせる。
「もうっ。スウちゃんの意地悪っ」
「はははっ」
「――じゃあミコト、行ってくるから」
「行ってらっしゃーい。頑張ってね」
スオウとセイを見送ったミコトは、二人の姿が見えなくなってからその場にしゃがみ込み、境内の砂地に『の』の字を書き始めた。
「うううっ……セイちゃんもスウちゃんも猫神様にお喚ばれしてるのに、最近私は声も掛からない……やっぱり私ってへっぽこなんだ……」
――4日後にはフル稼働することになるとは、思ってもみないミコトだった。
*****
「人気投票」
「ほう。」
魔界の一画のとある王の居城にて、天上岬の蝶香師、ファム・リリーは手にした紙を広げてみせた。
目の前の玉座に座る、魔王であるイザーク・セラフィムがファムの手元を興味津々といった様子で覗き込む。
「魔物をぶっ倒して、投票券を手に入れればいいのか」
「そうです〜」
「……協力はせんぞ」
「『協力』ではなくて、『手を組む』ならどうですかぁ?」
魔王相手でも臆することなく、甘い声でのほほんと告げるファムに、イザークがニヤリと笑む。
「なるほどな。確かに、一人で駆け回るより効率は良さそうだ」
よし、とイザークが玉座から立ち上がる。
「今度こそ! うちの姉ちゃんに一位を!」
「一位を取るのはうちのお姉様ですわぁ!!」
間髪入れずにイザークの頭にファムの飛び蹴りが決まる。
――『手を組んだ』二人が、共に魔王の居城を出るまで、丸一日かかったという。
-
ファム&イザークとは意表を突かれたが確かにシスコン同士コンビ良さげ
お姉ちゃん自慢し合いながら敵を薙ぎ倒してそうだなw
-
魔界の組織票と思いきや、アルさんは頼まれたら性王様に投票するだろうけど、
ルシエラ、エストラはアルさん一択。トゥスニキは頼まれても忘れるかレノに。レノは兄に
クルスはやってくれそうだけど、見返り云々が煩雑そう。ニル、メルは女王云々の絡みでお互いに投票しまくり
予想以上に足並み揃いそうにないな、流石魔族は自分勝手な奴が多いだけはある
-
なんかルシエラはとりあえずアルさんに投票してすぐ飽きるイメージあるけどエストラは睡眠時間削って限界ギリギリまでアルさんに投票するも基本的に気付かれないパターンな気がする
-
アルさんは頼まれなくても黙ってルシエラに一票入れてそう
一票だけというのが味噌
-
クルス君に頼むと、見返りとしてダークサンブラッドの売り子を頼まれます。
-
>>593
そしてその一枚だけの投票券が何故かルシエラの手に渡って散々からかわれるんですね
-
何かドラク領は交易が盛んでにぎわってそうなイメージ
温泉とかあっても違和感ないな…
-
戦神四十四柱の力などと称して滅茶苦茶票数獲得しているカタバさん
なおすべて自演の模様
-
尚配布は対象外とわかり憮然とするカタバさん
不正で名前をさらされるカタバさん
罰として雷スポロンちゃんに逆レイプされるカタバさん
-
ヤバい、ヤバい、マジで困った…
やあ久しぶり、私だよ
あ、知らない?昔、天界の聖王と駆け落ちしていまだ逃走の旅を続けるしがない魔導士だ
最近は昔会った調香師とは別の調香師の娘の家で厄介になっていたのだけどね、あんまりノンビリしてるのも迷惑になるので別の世界へ来たところだ
世話になった調香師のシーラさんもひっきりなしにお客さんが来る程度にはそれなりに売れっ子のようで、性欲減衰の香水なんてものを調合してくれた
…というか二日目の夜に無理矢理ぶっかけられた
そんな訳で今回は追い出されることもなく長期間マッタリと過ごしてしまったわけだ
「で、ここはどこ?」
「えーと、現実と夢の狭間の都市らしいです。魔法はとうの昔に忘れ去られ機械文明が発達していて、現地の方に聞いた名前は──
ナン=ダケナ」
「ナン=ダケナ……要は魔法は自重しろってことか」
「そうですね、余計な面倒は避けたいですし」
「まあ、とりあえずは──」
「「宿泊先を」」
顔を見合わせて笑う
数ヵ月の禁欲生活だったんだし多目に見てほしい
性欲自体を抑えられていたので辛くはなかったが、ぶっちゃけ今にして思えばその為に駆け落ちしたといっても過言ではない位のノリだったのだ
正直、既に路地裏から抜けて通りを歩いている現在の状況でなければ間違いなくミカエラを壁に押し付けてむしゃぶりついている自信がある
押し倒されてむしゃぶりつかれている可能性もなきにしもあらず
「下がってください!」
急な声に足を止めて声のした方を見ると街中を魔物が迫っており、その後ろを駆ける身長程もある剣を二刀に構える少女
この少女の注意を促す声だったようだ
はいはい下がりますよー魔法使っちゃいけないって言うし─────
-
ゴンッ!!
……目の前に迫っていた魔物の足下から限定的に吹き上がる火柱の音と熱に脚がもつれて尻餅をつく
目の前には翼を広げ消えていく魔物を見つめる凛々しい天使の姿
ちょ、えー…うそーん…
「て、天使…様…?」
「魔法…!」
先程の少女やその仲間らしい女性らも集まって驚愕に目を見開き固まっている
遠巻きに現地のその他大勢の方々までが自分達に目を向けたまま口を開いているのが分かる
逃げ─────
「はいはい、見世物はここまでだ。皆離れなさい、羽根があっても消えたはずの魔法の技を使っても別に今更だろう?なんせメアレスだ、なんでも有りさ」
現れるなり手を叩いて観客に話して聞かせる胡散臭い男
「ちょおっと待ちなさいよ、私達を化物みたいに言わないでくれる?」
「ふふ、そう違いもないだろうさ」
持っていた銃をしまった女性が口を挟むも男が笑顔で飄々と受け流す
「さて、我々と来て話を聞かせてくれるかね?恐らくは黒猫の魔法使いと同郷の魔法使い殿」
そういって手を差し出す男の手を取って立ち上がり、既に翼を仕舞っているミカエラに目配せする
まぁ仕方ない、ミカエラも俺に危険が及ぶかもしれないと咄嗟の判断だったんだろう
メアレスが何だか知らないが敵意はないようなんでとりあえずは付いていこう
それに黒猫の魔法使いの話なら俺も聞きたいし
──────────
後日、ある病室
「あーすまん、都市の名前ね。嘘教えたつもりはないんだがそこの天使さんが話の続きを聞かずに行っちまうもんだからさ
ほら俺もまだこんな調子で追っ掛けることもできなかったし」
なんで病院で情報集めようと思ったし
-
続かない
-
久しぶりー!
アーモンドグリコさんかと思ったw
-
いなくなったのかと思ったけどいてくれたのか久しぶり
-
このスレの初期にピノちゃんと元帥書いて以来のSSだしね
普通に毎日来てはいるんだけど特にSSも思い付かずにイベントこなしてました
また何か思い付いたら投下するのでよろしくお願いします
-
やばミカさんおつ!
-
「筆が止まらないにゃ/// んっ…///」
今回の師匠エロすぎない?
-
アカリちゃんに友達つくってあげたくて投票してるけど無理っぽいわ
仕方ないから今年も二人きりで花見行こうね
-
アカリちゃんはお友達(?)が出来ても飲み会の後にアヘ顏ダブルピース写メ撮られてマワされる展開が容易に想像できるしねぇ
-
アカリちゃんは友達
ツバキちゃんは仕事仲間
ミオちゃんはたまに遊ぶ友達の友達
ハヅキちゃんは恋人
俺の理想
-
>>609
仕事中に振り返るとツバキさんが刀振りかぶってたりすることない?
-
ハヅキちゃんに手を出すと首飛ぶよ
-
ツバキさんがクレイジーサイコレズという風潮
-
お互いが思い合ってるならツバキさんは邪魔しない気がする
ただし浮気やらがあればハヅキちゃんよりキレると思う
-
ほほうつまりガイエンさんは…
古い話題ですまん
-
ガイエンのストーリーで
ツバキさんに人斬り抜刀斎のイメージが付いた
-
ガイエンにツクモちゃんの笑顔を見てほしかったね
-
ガイエンが殺されたのを色々あって知るツクモ
仇を討ちたいが自身に力はない
どうにかこうにか大金を工面して評判の八本の刀を操る剣客にかたき討ちを依頼
…という割と救いのない展開
-
ハヅキちゃんにフリフリのアイドルみたいな格好させたい
-
ハヅキ「わ、わたしの歌を…聞け…?」
ツバキ「ヒャッホーウ!」
-
土左衛門2体!
-
ツバキさん鼻血出てますよ
-
でも案外ツバキさんとかミオちゃんが一緒だったら
ハヅキちゃんもアイドルやってくれそうな気がする
-
歌と聞いてやばミカさんがアップしている姿が見える
-
アイドルと言えば拘束してディルドぶっ刺しながら局部全国生配信からの顔映しまでがテンプレ
しかし素直に泣き叫んでくれそうなのがハヅキちゃんだけで
ツバキさんは鬼の形相で拘束具外しそうだしミオちゃんに至ってはノーダメージそう
-
ハヅキちゃんもかなり強いだろうに
何故か変態には弱いイメージがある
-
ああーハヅキちゃんのおまんまんに鼻擦り付けてスーハースーハーしたい
-
魔道杯終わってからすぐ来るつもりだったのに遅くなってもーた。
順番前後して、リクエスト分のリースちゃんSSを投下します。
凌辱系鬱エンドって、こんな感じでいいんだろうか。なんか違う気もする。
【鬱注意】リースちゃん凌辱SS【閲覧注意】
――リース・ヴァレリアは、夢の中に居た。
(そうだよ。これは夢……これは夢なんだよ。早く目覚めなきゃ。目を覚まして……目を覚ましたら、シンシアちゃんを探しに行こう。『もう戦争は終わったんだよ』って。そして、二人で歌と踊りで旅芸人をしながら、あちこち見て回って……)
「――リース・ヴァレリア。汝は徒に兵たちを誑かし、死地へと唆した魔女である!」
(……そうだ。これは夢……夢なんだ……ふふっ。夢の中なのに『夢だ』って解るなんて、変な感じ……)
リースの手に鎖が巻かれ、首輪が巻き付けられる。
心では夢だと思いながら、心とは裏腹に、膝がガクガク震え、奥歯がカチカチと鳴る。
首輪の金具のひんやりとした感触が、何処か妙に非現実味を帯びていて、それが何処か滑稽に感じる。
――リースは今、覚めない悪夢の中に居た。
リース・ヴァレリアは〈歌姫〉だ。〈戦乙女〉と呼ぶ者も居る。
戦乱の世に在って、美しい歌声で兵たちを鼓舞し、傷を癒し、疲れを取り払ってくれる。
リースの歌声には不思議な力があった。聞く者を魅了する力だ。
その声は風に乗って戦場を駆け抜け、兵たちの勇気を奮い立たせる。
リースのお陰で窮地を脱したことは、一度や二度ではない。
だが、リースの力をもってしても、戦況は一進一退の膠着状態といったところだった。――ほんの数ヵ月前までは。
ある時を境に、敵国が敗走を繰り返す様になった。
それを機に、兵たちは破竹の快進撃で進軍していき、あっという間に敵国の王都の目の前の砦まで落としてしまった。
此処を落としてさえしまえば、敵国の王都まで遮るものはない。最早勝ったも同然である。
浮き足立つ兵たちの中で、リースもまた、浮かれていた。
勝ったも同然ということは、戦争が終わるということだ。
戦争だから仕方ない、敵だから仕方ないと自分に言い聞かせてきたが、やはり戦う『敵』もまた同じ兵であり、同じ人間であり、自分たちと同じように生活があるはずだ。
それを傷付けなくて済むようになることが、リースには何より嬉しかった。
(戦争が終わったら、どうしようかな……あ、そうだ。シンシアちゃんと一緒にあちこち回ってみるのも楽しそうだなあ……私が歌って、シンシアちゃんが踊って……街を渡り歩いて……)
――そんな空想を思い浮かべるリースに、王様からの呼び出しがかかった。
「王様から?」
リースは前線の兵士たちと共に居ることが多く、王都に在る王城の奥深く、安全な場所から指示を出すだけの王様が自分の名前を知ってくれていることに驚いた。
(王様が、一体私に何の用があるんだろう?)
リースは首を傾げながらも、使いの者だという貴族と共に王都へ向かった。
――そして、言い渡された宣告。
(魔女……私が? どうして?)
ぐるぐると頭の中を巡る考えに、答えは出ない。
-
自分の知らないところで、何が起こったのか。それを知る術は、リースには無い。
だが、自分は何一つ恥じることなどしていない。
(そうだよ……私は悪いことしてないもの。だからきっと、誤解は解けるはず……王様だって、きっと解ってくれる……)
自分自身に言い聞かせる様なリースの心を嘲笑う様に、首枷につけられた鎖がグイと引かれ、
「あっ!」
リースは苦しげに顔を歪め、引きずられるままに前のめりによろける。
「い、痛いっ!」
「うるさい! とっとと歩け、魔女め!」
鎖を手にした兵士たちは、容赦なくリースを責め立てる。急かされるままに、リースは城門に向かう。
城門では幾人もの兵士が、ニヤニヤと下卑た嗤いを浮かべ、リースを待ち構えていた。
(何……?)
その笑みに言い知れぬ不安を抱くリースに、兵士たちが告げる。
「服を脱げ」
「……え……?」
一瞬、何を言われたか解らずにキョトンとするリースに、兵士たちは呆れた様子を隠しもせず、馬鹿にした様に鼻で笑う。
「おい」
話すだけ無駄だ、と言わんばかりに隊長格の兵士が後ろに並ぶ兵たちに声をかけると、待ってましたと兵士たちがリースに群がる。
「や、ヤダ、やめて! 触らないで!!」
兵士たちの手が、リースの服を剥ぎ取りにかかる。ジタバタと手足をバタつかせてリースは抵抗するが、複数の兵士たちに、それも鎖を巻かれた手ではろくに抵抗もできなかった。
あっという間に、リースの裸身が白日の元に晒される。
歌姫として培われた適度に引き締まった体、豊満な双丘、髪と同じ淡い赤毛に縁取られた秘処。
「いや、いやあ……!」
兵士たちが離れた途端、リースは真っ赤になって、体を隠す様にしゃがみ込んだ。
そんなリースを、兵士たちは鎖を引いて無理矢理立ち上がらせる。
-
「いやっ……!」
それでも手で秘処を隠そうとするリースを引きずり、兵士たちが城門を潜ろうとする。
「え、何……この格好で街に出るの!? ヤダ、ヤダヤダ、やめて――誰か、助けて!」
必死に踏み留まり、恐怖と恥辱に顔を引き攣らせ、いやいやをする様に首を振るリースだったが、
「うぐっ……」
首輪につけられた鎖が引かれ、息苦しさに顔を歪めながら引きずられる様に一歩一歩足を踏み出す。
城門の外、街の中心を貫く大通りには、多くの住民が詰めかけていた。
道沿いに並んだ老若男女、様々な人たちが一様にリースに蔑んだ視線を向け、侮蔑の言葉を投げ掛ける。
「あれが魔女ですって?」
「あの女が……うちの息子を、死地に追いやったの……」
「何人もの兵士たちを誑かすくらいだ、さぞ具合がいいんだろうなあ、ヒヒヒッ」
白昼堂々と、全裸で首輪を嵌められて街中を歩かされるだけでも耐え難い屈辱だ。リースは顔を真っ赤にして、俯いていた。
俯いているせいか、普段より耳聡くなっているようだ。聞きたくもないのに、街の人たちの罵声が耳に届く。
許されるなら――「違う」と叫びたかった。
自分は兵士たちを誑かしてなどいないし、死地に追いやったことも無い。
だが、強い力で引かれる首輪につけられた鎖が、それを阻む。
――やがてリースは、街の中央にある広場に連れて行かれる。
漸く兵士たちが足を止め、首輪の絞まりが緩くなったリースは、大きく息を吐いた。
そして、気付く。
(……何……あれ……)
円形の広場の中心にある噴水。その手前に置かれた奇妙な器具。
リースの腰くらいの高さの位置に、大小三つの穴が開いた木の板が設置されている。板は上下に二枚に分かれるようだ。
それは一見すると、まるで――
(……断頭台……!?)
断頭台(ギロチン)にしては、不思議なことに刃物は見当たらなかったが、それでもリースは恐怖に身を竦ませる。
兵士の一人がその板に手をかけ、上の板を持ち上げる。
ぐい、と鎖が引かれ、リースは思わず目に涙を浮かべた。
「何……!? 怖い……やめて、やめてぇぇぇぇ――っ!!」
叫び声を上げるリースには構わず、兵士たちはリースを、半ば引きずる様にして木の板を潜らせる。
リースの両手に巻かれた鎖が解かれたのも束の間、今度は木枠に固定される。
上から板が下ろされ、首と手が固定された瞬間、
じょぼぼぼぼ……
リースは恐怖のあまり、失禁してしまった。
「うわ、汚ねっ」
「何? 嫌だわぁ……」
住民たちが眉をひそめているのを感じながらも、リースは失禁を止められなかった。
必死で尿意を堪え、尿道を閉じようとすればするほど慌ててしまう。
結局最後まで放尿しきったリースは、ぺたんとその場に――自身の尿溜まりに膝をついてしまった。
茫然としたリースは、辺りに立ち込めるアンモニア臭と、生温かい尿の感触を、何処か遠い出来事の様に感じていた。
「ふ、えぇ、えぇぇ……」
ただただ、幼い子供の様に泣きじゃくるリースの前に、一人の男が立った。
男は、リースの赤毛を掴み、涙と鼻水でぐしゃぐしゃになったリースの顔を上げさせる。
「よぉ。覚えてるか? いちいち覚えてねーかもなあ。テメーに奮起させられて突撃した結果、大怪我を負った兵士のことなんざ」
……言われてみれば、その男を前線で見たことがあったような気がする。
男はリースの髪を掴んだまま、下卑た嗤いを浮かべる。
「前線に居た時から、テメーのことは気に食わなかったんだ。女に飢えた兵士たちにちょっとチヤホヤされたからって、いい気になりやがって」
……そんな風に思われていたなんて、全然気付かなかった。
-
瞳を絶望に染めるリースを、男が嘲笑う。
「お前への刑は、『失った兵士たちの数と同じだけの国民を増やすこと』――らしいな」
言って男は、ズボンから『モノ』を取り出した。
「ひっ……!」
リースも、経験こそ無かったものの、一応戦場で男たちと共に過ごしていたので、『ソレ』の大きさは知っていた。
だが、目の前でそそり勃つモノは、リースの知っているモノとは桁違いの大きさだった。
ドクン、ドクン、と脈打つ鼓動が聞こえてきそうなほど、雄々しく反り返った肉棒に、リースは息を飲んだ。
「い、イヤ……そんなの、入らない、無理ぃ……」
弱々しく首を振るリースを尻目に、男はリースの背後へ回り――
「あああああ――――っ!!」
リースの腰を抱え、一息に捩じ込んだ。
リースの絶叫が、街中に響き渡る。
ブチッと音を立てて処女膜が破られ、リースの処女は失われた。
前戯も無く、いきなり貫かれたリースの中で、無理矢理膣が圧し拡げられる。
ズドンッ、と子宮口が突かれ、リースは枷で動かない手を必死にバタつかせた。
手首が木枠で擦れ、血が滲む。
そんなリースに、男は一度腰を引き――
ズン、と奥まで肉棒を捩じ込まれ、リースは大きく目を見開き、涙を浮かべた。
男が腰を引き、打ちつける。
ピストン運動を繰り返す男はやがて、ニヤリと笑んだ。
「なんだぁ? 段々滑りが良くなってきたじゃないか。『中』がぬるぬるしてきたが、血だけじゃないようだなあ? 街中の人に見られながら犯されて、興奮してんのか? とんだ淫乱だな」
「う……そ……感じてなんか……感じてなんか、ない……」
力無いリースの返答が、何よりの答えだった。
「じゃあ、もっと感じさせてやるよ」
そう嗤いながら、別の男がリースの前に立ち、ズボンの裾からイチモツを取り出し、
「――んぐっ!」
リースの口に無理矢理捩じ込んだ。
「んん、む、ぅ……」
桜色の唇を割ってどす黒い雄の象徴が出入りする様は、否が応にも男たちを官能に導いた。
「うっ、射精すぞ!!」「オラ、しっかり孕めよ!」
(嫌ぁぁぁぁ――っ!!)
口を肉棒で塞がれたリースは、声無き声で絶叫するが――その願いも虚しく、ドピュッ、とリースの胎内で男の欲望が脈動し、濃い粘液を子宮に放つ。
熱い迸りが直接子宮を打つのを感じながら、口に注がれた精液を泣きながら嚥下する。
-
だが、何よりリースを絶望させたのは――
「ハハッ。こいつ、射精されながらイキやがったぜ」
ズル、と肉棒を引き抜きながら、男が嗤う。
そう――射精された瞬間、気付けばリースは弓なりに体を反らし、膣を締め付けながら絶頂に達していた。
「あ……あ、あ……」
その事実は、リースから抵抗する気力を奪った。
リースの唇から、意味の無い言葉が零れる。
そんなリースに次々と男たちが群がっていく――
気付けば、リースの枷は解かれていた。
手も使わせるため、そして何より膣と尻の二穴挿しに不便だからだ。
もう、どれくらい時間が経ったのかも解らない。
男たちは好きな時にリースを犯し、好きな時に離れるが、リースの体は一つしか無い。必然、リースは休むこと無く男たちの相手をする羽目になった。
――そんな時、街の外れから爆発音が響いてきた。
その混乱は細波の様に広場の男たちにも伝播する。
男たちは慌てて、リースを見棄てて駆け去って行った。
――リースは知らなかった。
敵国の王は、どんなに不利な状況でも覆してくるリースのことを疎ましく思っていた。
其処で、わざと敗走を重ね、王都の近くまで攻め込ませ、『もうすぐ戦争は終わる』『戦時では必要だった歌姫も、最早不要である』と貴族を抱き込んで進言させた。
そして一気に反撃に転じ、リースの加護を失った軍を壊滅状態に追い込んだ。
戦火は、王都のすぐ近くまで迫っていた。さっきの爆発音はその前触れだ。
だが、今のリースにとっては、どうでもいいことだった。
枷を外され、既に男たちは居ないにも関わらず、リースはその場から動こうとしなかった。
「――……♪」
リースの唇から、旋律が零れる。
それは、いつかシンシアと共にステージに立った時に歌った歌。
王都に侵入した敵国の兵士たちの、鎧の足音が近付いてくる中――
リースはただ、歌い続けていた。
-
えー……はい、すみません。正直書いてて楽しかったです。
普段、「自分ならこうするかなー」という要素の真逆を選ぶのが、逆張りしてるみたいで楽しかった。
楽しくて、ちょっとエスカレートした気もする。
半年とか一年くらい期間を置いて、「凌辱系ならこーゆー展開もアリじゃね?」つー意見を聞いて、もう一回書き直してみたい。
そういや逆張りといえば、ワサビ羊羹。在庫捌けうわ何をするやめr……股間は鍛えてないから止めて!!
そうそう。ミコト様のおぱんてぃが見られると知って、ワクワクしながら白猫を始めてみた。
黒タイツ履いてた。
ガード堅かった。
めっちゃ堅かった。
久し振りにマジ泣きした。
これは、あれだ。きっとあの戦神の二人が、「俺たち以外におぱんつ見せたらダメ」つって、厚手のタイツを履かせたに違いない。
そうに違いない。
そう考えてみると、白猫のミコト様はめちゃくちゃガード堅い。
オートで軽く一万ダメ叩き出すオーブを掻い潜ってミコト様に近付ける気がしない。
結論:戦神様は過保護。
「ミコト、一位だって?」
「ああ。」
「で、その肝心のミコトはどうしたんだ?」
「結果にびっくりして目を回して倒れた。今はツクヨが看てくれている」
「……ぬか喜びさせたら可哀想だからって、中間発表見せなかったのは失敗だったか」
「いや、ぬか喜びさせずに済んだのは結果論だから、あれで良かったと思うが」
「折角トミからもらった『50連発くらっかー』を準備してたのに……」
「そんなもんぶっ放したら、また卒倒するからやめとけ」
-
ふぅ…ありがとうございます!本当にありがとうございます!
ガチ泣きしながら犯されるリースちゃんでもうバッキバキです
白猫ミコトちゃんは確かにスパッツを履いている!だがよく見てみよう!
後ろからパンチラしたときにくっきりとパンツラインが見えるのでござる
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乙。pixivでリース凌辱は何件かあるけど、それを思い出した
戦争の世界だとこういうのがむしろ普通だよね
この後も敵国に拿捕されてそのまま終わらない凌辱ルートとおもうと心が痛む…ふう…
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おトイレでこのSSに気づいた我、マジピンチ
おしっこうまくできない
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トイレで読むなよ!
いや、ある意味正解か?
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正月テレーゼもだけどタイツとかむしろ興奮するぜ
-
拾い物だけどシチュ的にそのまんま挿絵になりそう
https://m.imgur.com/a/b0jnS
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タイツは破くもの
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パンツはずらすもの
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タイツはむしろ破かずに顔を埋めたい
いれるときも破かずにタイツごといれたい
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痛い痛い
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>>641
ブツが擦過傷になるぞw
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何言ってんだ女の方の事を考えろよ
これだから男は自分勝手だとか独り善がりだとか言われるんだよ
まったく童貞こじらせたおっさんは困ったもんだな
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お前らタイツごと入れられるタイツさんの気持ち考えた事あるのかよ
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なんだこの流れw
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物を大事にしましょうってみんなで再確認したんだよ
たぶん
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タイツさんは痛いとかオレの立場も考えた事があるのかよって注文多いけど腕より太い触手で一緒に陵辱してくれるわー
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タイツさん男だったのか…
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ちょっとアマカドさんのタイツに生まれ変わってくるわ
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アマカドさんタイツはいてたっけ?
鞘が鉄壁なのは分かるが
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カタバさんvsヤーボさんの最強ボス決定戦をすべき
どれだけヤれたかの数を競う
最初はサーヤやクレア等の一般人に近いキャラから
黄スポロンちゃん等にランクアップしていって、最後にルドウィカを先にヤれた方が勝利
-
やーぼ「フッKTBと同列に扱われるとは甘く見られたものだ。俺は実装当時、貴重な戦士回復スキル持ちアタッカーとして活躍した実績がある。」
やーぼ「そしてL化を経て、火力は450%に迄磨き上がった!アレキサンドライトソーン!」
チュドーン
黄スポロン「鉄壁」シュー
Damage1!
やーぼ「えっ」
黄スポロン「鉄壁。」
…
……
やーぼ「くっ…こんな…こんな筈じゃあ、やめろ!う、う゛ああっ」グチュグチュ
カタバ「オウッオウッオウッオウッ!」バチバチ
今日もスウィー島には尻穴を電気責めされながら複数の幼女に跨れる2人のイケメンの嬌声が響く
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ヤーボは性スレではこれ以上ない出オチキャラとしての資質を秘めてるな…
あのワンパンでの退場は最早芸術の域。雷スポロンちゃんの壁を超えるのがネタキャラか否かの壁か
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最近じゃ「マクロスキャノンでヤーボを爆殺」なんてネタもあるくらいだしなw
初めて聞いたときあまりの字面の酷さに吹いたわ
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やーぼさんからソードマスターヤマトコピペの前座四天王的なかほりがしてきた…
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カタバさんスィー島に置き去りにされちゃったけど、仲間が増えたよやったね!
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ヤーボは作中相当働いてるのにハクアさんから存外に使えないと酷評されて、挙句一撃死
性能も地味に貴重な3T回復とか光るものにあるのに、こんなスネ夫使いたくないとか言われる始末
ただどんなひどい扱いしても許されるキャラではあるな
ベアト、エルトのくっころ百合カップルへの襲撃役とかはかみ合いすぎるし
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ヤーボは未進化の青髪のやつが一番好きだ。
どうしてスネオになってしまったのか……
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ヤーボはSS2に状態治療があれば…
…やっぱスネ夫だからそれ以前の問題か
-
ヤーボとかいう煮ても焼いても問題なさそうな竿役
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ヤーボの声の人が好きだからあんまり苛めたくないような、
だが、こうつつきたくなる不思議。
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ブラック(`;ω;´)モワッ
-
カードのスペックは結構なもんなのにな、スネ…ヤーボさん
覇眼覚醒の水推奨ステージで回復使い放題というね
…ミツィオラとリヴェータが相手ならいくらでも撃てる…?
ヤーボのストライクゾーンはここだったか!
-
その後、調子に乗ってるところにマジギレしたルドヴィカにぶった斬られるまでがテンプレというのが素晴らしい
-
状態治療持たせたらヤーボ艦隊ですべての水推奨クエストクリアできるようになっちゃうからねぇ
無料で手に入る事がヤーボ最大の悲劇と言える
-
ヤーボさんは潜在腐ってるし、暴虐()亜人さんでも異常回復ある
ただまあ、ヤーボさんが異常回復持ってたら、性能と活躍のギャップで更に弄られる末路しか見えないw
カタバさんの快調を維持しやすいから実は二人は相性がいい可能性が微レ存?
-
「さぁ皆さん、今日のオークションの目玉にご登場願いましょう!」
ステージの上で、スーツを着た男が高らかに声を上げる。
そのステージを食い入るように見ている者たちは誰も彼も豪奢な服を身に纏い、己の権力をあからさまに誇示していた。
ここはオークション会場。売り物は宝から古代の兵器、へては「人」ですら商品となる。
先ほど花の妖精である赤フラウが買い取られたところだ。そして次の品が登場した時、会場全体が歓声でとどろいた。
中央に連れてこられたのはその身に纏う汚いぼろ布と真逆の純白の翼を持つ少女だった。
「先日落札された双子の人魚に続いて、此度はこの翼を持つ亜人を捕獲してまいりました!」
-
ヒサメは未だに自分の現状を把握できなかった。いや、理解することを拒んでいた。理解してしまえば、もう自分には絶望しか残っていないのだと嫌でも気付いてしまうからだ。
故郷を飛び出して数ヶ月、様々な体験をしてきた。弟ももっと見たかったであろうこの世界はどこまでも美しく、ヒサメの視野を大きく広げてくれた。
そんな広い世界で旅を続けていたヒサメを襲ったのは人間の汚い欲望。それを初めて目の当たりにしたヒサメは、もはや現実を見ることを拒むことしかできないのだ。
(違う……あの子が見たかった世界はこんなはずじゃない……こんなのじゃない……)
こんな腐った光景が、自分の目の前に映されるなんて思いもしなかったのだ。
(これは、きっと何かの悪い夢のはず……目を覚ませばきっと……)
言い聞かせるように嘘だ幻だと心の中で唱え続け、優しい幻想が現実なのだと逃避しようとする。けれど聞こえてくる音は汚い欲望の声だけだった。
「ご覧ください! この白く美しい翼は数多く存在する亜人の中でも類いを見ない一品です」
「――ぃっ……!」
司会者に無理やり翼を広げられ、背中に痛みが走る。だがそれに構うものは誰もいない。まるで道具のような扱いだ。
だがセールストークはまだこれからなのだ。ステージの端から出てきた屈強な男が、ヒサメに近づくと座り込んでいる彼女を無理やり立ちあがらせた。
「もちろん翼の美しさだけではございません」
-
男の手がヒサメへと伸びる。
掴んだのはヒサメが身に纏っていたぼろ布だ。
「――その容姿もまた最高級なのです」
バサッとぼろ布がヒサメの身体から引き剥がされ、少女の肢体が照明に照らされた。
鳥型の亜人らしく華奢な体つき。細い腰。形のよい胸の頂にある桜色。少女らしい柔らかそうな太もも。そして足の付け根の最も大事な場所に至るまで。
その全てがここにいる客たちの眼に晒されていた。
「やっ……」
「純白の翼に遅れを取らぬこの肢体、皆様もぜひ欲しい商品でしょう」
まじまじと多くの客に裸を見られ、ゆでダコのように顔を真っ赤に染めて俯くヒサメ。だがその反応こそが欲望を刺激していく。
追い討ちをかけるように声が上がった。
「おい、司会者!」
「はい、お客様。いかがなさいましたか?」
「それって初物なのか?」
なんて汚ならしい言葉なのだろうか。しかし、司会者はあっけらかんに答えた。
「――では確認いたしましょうか」
ガシリと先ほど布を剥ぎ取った男がヒサメを抱き上げる。太ももを掴れ、足を広げられ、割れ目の見やすい体勢にされた。
「やっ! いやぁ! こんな格好いやぁ!」
だが聞き届けられることはなく、司会者の指がヒサメと割れ目に手を這わせていく。そのまま開かれ内部までがはっきりと晒される。遠くの客にも見れるように映像化クリスタルを通して処女膜の存在を明らかにされた。
「いやあああああああっ――むぐっ」
途中で煩わしく思われたのか、口の中に手拭いが押し込まれた。
苦しいのやら恥ずかしいのやら怖いのやらあらゆる感情が入り雑じり、ヒサメの思考は混沌に飲み込まれていく。
だがまだ折れることは許されない。まだオークションは始まったばかりなのだから。
-
とりあえず約束は破ってないよとばかりに投下
まだ途中な上、色々まだ修正中ですができしだい投下します
ヒサメちゃんの情報少ないからいまいち口調が掴めないでござる…
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くっ、ここで寸止めだと…
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>>4にリクしてから全裸待機してた
ヒサメちゃんはやっぱりいいな
何故か背徳感がすごい
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ヒサメちゃん売られて玩具にされちゃうのか…
売られていった屋敷で水汲みとか簡単な仕事をする少年
あるとき地下室に監禁されてるヒサメちゃんのお世話係に任命されて毎日顔を合わせるうちに弟の面影がある自分に徐々に心を開いていくヒサメちゃん
冗談を言ったりしてやっと微かに笑顔を見せてくれる位の関係になった頃、主人の命令で玩具にされているヒサメちゃんの前に連れてこられてお互いにショックを受けるも強制的にレイプに参加させられる
再び心を閉ざしたヒサメちゃんの手を無理矢理に取って一緒に逃げ出すけど追手の矢に射られ意識を失いかけながらも海岸の崖まで逃走
羽の傷も癒えきらない中、ギリギリでなんとか飛ぶことに成功するヒサメちゃんが必死で伸ばす手を振り払って、矢で傷付き足手まといになる自分は追手もろとも崖から飛び降りる的な熱い展開までは想像した
-
エンディングまでいってるな
-
例のテブにヒサメちゃんを買ってもらえば解決やな
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だれ?
-
http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=22283735
http://www.geocities.jp/ajiposo2000/img-ori/elf_end.jpg
これかな?
-
こいつかw
知ってる画像だった
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エリアナの声無茶苦茶可愛いな、と改めて
最近水デッキはキーラベルナばかりだったので、今回の覇級のお陰で再確認できたわ
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ミオちゃんはLモード二色で3万出した
普段は短縮で速攻でいかせて稼ぐけどじっくり腰据えてごっそり絞りとる事も出来るのね
-
リュコス&クオンがしっくりこなかったので書き直したら、更にしっくりこなくなってしまったそんなGW。いいんだ、そのうち書き直すから。
とゆーわけで皆様魔道杯お疲れ様でした(遅)。
普段、時系列がA→B→C→Dとあったら時系列順に投下する方なんですが、今回はちょっと趣向を変えてC→B→A→Dの順に投下していきます。
ので、「何でこんな展開になってるんだ?」と思われるところもあるかもしれませんが、
それが狙いです(ドヤァ
【甘々】魔界の住人SS【溺愛】
話は、少し前に遡る。
「――エストラ。頼みがある」
「な、何だ、アルドベリク……というか、来るなら来るって言え! わ、私にだって心の準備が……」
「すまない。」
「ま、まあ、私だって鬼じゃない。魔王だけど。……こほん。で、どうかしたのか? 会議でも無いのに私の城に来るなんて珍しいじゃないか。」
「ああ。魔物が持っている、この『投票券』というアイテムを集めるのに協力してほしい」
「投票券? まあ構わないが――」
「ルシエラが間違って俺とルシエラをエントリーしてしまったらしくてな。身内贔屓もあるがやはり可愛さでいえばうちのルシエラが断トツだ。ついでに投票も手伝ってk」
「――二度とうちの敷居を跨ぐんじゃねぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
「……ということがあったんだ」
「はー。エストラさんも大変でしたねー」
深い深いため息を吐くエストラと対称的に、底抜けに明るい声で相槌を打ったのは、誰あろう、魔王の寵愛を一身に受ける天使、ルシエラ・フオルだった。
エストラの手土産のシュークリームを嬉しそうにパクつくルシエラに、エストラはもう一度深いため息を吐き、
「……ルシエラ。口にクリームついてる。」
「ほや。ふぉんほへふね」
「食べながら喋るな」
「ふぁい。……むぐむぐ」
ルシエラは口いっぱいにシュークリームを頬張り、香茶で流し込んでから、
「……で、エストラさんはどうしてそれを私に?」
こくんっと小首を傾げてみせるルシエラに、エストラは憮然として言い放った。
「お前の旦那だろう。旦那の手綱くらいしっかり握っておけ」
「アルさんは大きいので、とても握れませんよ〜」
のほほんと。
答えるルシエラに、エストラが目を丸くする。
-
「お、お、お、大きい?」
「そうですよ〜。エストラさんも知ってるじゃないですか」
「い、いや、私は見たことは無いんだが……というか、え!? そんなに大きくてお前は大丈夫なのか?」
思わず身を乗り出しておろおろと狼狽えるエストラに、ルシエラは二個目のシュークリームを取り上げながら、
「……? 大丈夫ですよ?」
「う、受け入れてるってことか?」
「? ……まあ確かに私はアルさんほど器は大きくないですけど、アルさんのことだったら何でも受け入れちゃいますよ」
「あ、ああ、……器のことね」
拍子抜けした様にすとんと腰を下ろすエストラに、
「何だと思ったんですか?」
朗らかな笑顔でルシエラが問う。
「……慣れた今なら『本当に不思議に思って問い掛けてる』のが解るが、慣れてなかったら嫌味にしか聞こえないだろうな」
呆れた様にエストラが呟く。
「だって、本当に気になってますから。――で、エストラさんは、何と勘違いしたんですか?」
「――訂正。やっぱお前、わざと言ってるだろ。」
「エフトラひゃん、いひゃいれふ〜」
エストラに頬をつねられたルシエラが、涙目で訴える。
しばしルシエラの頬をつねってから、漸くエストラは手を放し、小さく嘆息した。
「……まあ、お前をからかっても仕方ない。アルドベリクへの嫌がらせに、お前に投票券のこともバラしたし、愚痴るだけ愚痴ってスッキリした。私は帰る」
「あ、待ってください、エストラさん」
立ち上がるエストラに、ルシエラが抱き着いた。
「ん? どうした?」
問い掛けるエストラに、ルシエラは悪戯っぽい――もとい、人懐っこい笑みを浮かべた。
「ね、エストラさん。私と、勝負しませんか?」
「何を?」
「どっちがアルさんにたくさん投票できるかを」
「……………」
しばしエストラは考え込む様にじっとルシエラを見詰めていたが――
「ふっ……ふふふふふ……」
小刻みに肩を震わせ、ルシエラにびしぃっ!!と指を突きつける。
「ふ、ふふふっ!! この〈強欲〉の魔王、エストラ・ディミールにそんな勝負を申し込むとは笑止千万! 魔王の名にかけて、貴様とは桁違いの枚数を投票してやろう!」
そんなもんでいいのか、魔王。という心のツッコミを、エストラは聞こえなかったことにした。
「ふっふっふ。私だって、負けませんよー」
「……で、貴様が勝ったらどうする?」
「前にエストラさんから貰ったフルーツのタルトがまた食べたいですね。エストラさんは?」
「そうだな……。私が勝ったら、以前から気になっていた『けえきばいきんぐ』に付き合って貰うとしよう。まあ、私が負ける筈は無いがな」
言いながら、何か間違っているような気がしないでもないエストラだった。
「よぉーし! じゃあ、勝負開始ですね!」
――こうして、女同士の熱き戦い(?)の火蓋は、切って落とされた。
-
勢いで書いた。今は反省している。
公式と色々違っててもキニシナイでください。
【ダークサン】魔界の住人 SideーC【ブラッド】
一組の男女が、暗い室内の中、一触即発の空気を孕んで対峙していた。
男の方は、まだ少年と言っていいほど幼い。透けるような白銀の髪に、濃い深紅の瞳が、女を映して炯々と輝く。
対する女は、『少女』と『女』のちょうど中間の様な印象だった。長い金茶色の髪の隙間から、少年と同じ真紅の瞳が苛烈な光を放っている。
じっとりと。空気でさえ汗ばむ様な重い時間。
室内を照らす唯一の光源である蝋燭の炎が、揺れる――
「……」
男が、動いた。
女はその一挙手一投足を見逃すまいと、じっと見詰めている。
男の右手が翻り――
「チェック。」
軽い、というかむしろ悪戯っぽいその声に、
「ぬがあああああ、また負けたあああああ!!」
女が頭を抱えて絶叫した。
「はい、これで僕が306戦306勝ね。」
「クルス、あんた絶対なんか卑怯な術とか使ってるでしょ」
「負けたからって言いがかりは良くないよ、プラーミャ」
涼しい顔で駒を片付ける少年――クルスに、プラーミャが恨めしげな目を向ける。
「――ま、どう考えても『詰み』しか残ってないのに、頑なに負けを認めず最後まで粘るその姿勢は評価するけど」
「褒められてる気がしない……」
「どう足掻いてもジリ貧なのに、実際に手詰まりになるまで絶対に諦めない姿勢、とか?」
「やっぱり褒めてないよね? それ」
「僕としてはこの上なく褒めているつもりだけどね」
未だにぶつぶつと文句を呟くプラーミャを、慣れた様子で軽くあしらい、クルスはにこっと笑む。
「さて、じゃあ――」
クルスはちらりっとプラーミャの整った肢体を上から下までじっくりと眺める。
「う゛……」
恥ずかしそうに身をよじりながら、
「わ、解ってるわよ。約束は約束だし……負けたからには、ちゃんと言うこと聞くわよ……」
「話が早くて助かるよ」
と、クルスは傍らに置いてあった服を取り上げ、プラーミャに差し出した。
「じゃ、いつも通りダークサンブラッドの売り子をお願いね。プラーミャが売り子さんだと、売り上げが違うんだよ。で、衣装なんだけど――じゃーん。今回は、『和ノ国』の『着物』という衣装を参考に、大胆なイメージチェンジをしてみましたー」
「いつものメイド服と違うのね」
洋装の様に前で止めるのではなく、襟を互い違いに重ね合わせる様だ。淡い燕脂色の服を受け取ってしげしげと眺めるプラーミャだったが、あることに気付いて目を丸くする。
-
「ん゛!? これ、絹!?」
「『和ノ国』は絹が特産なんだって」
「だからって……」
「折角プラーミャに可愛い格好してもらうんだから、いいものを着てもらいたいじゃない」
「ば、バカっ、……もうっ」
口では悪態を吐きながらも、表情は満更でも無さそうだ。口元がニヤついている。
「じゃ、早速着てみせてよ」
「えぇ? 今、此処で?」
「今、此処で。……サイズが目測だから、一応ちゃんと合うか着てみてよ」
「う……ち、ちゃんと後ろ向いててよ!? こっち見ちゃダメだからね!?」
「僕は紳士だから、そんなことはしないよ?」
「……いっつもしてるくせに。」
ぽそっと呟くプラーミャの声を聞こえないフリをして、クルスが後ろを向く。
しゅる……と衣擦れの音が響く。
「……あれ? これどうやって止めるの……? あ、そっか。この紐使うのか……」
何やら独り言を呟きながら、なんとか着たらしい。
「……出来たよ」
プラーミャの声に振り向いたクルスは、嬉しそうに手を叩いた。
膝上までの長さの深い臙脂色の着物、白のニーハイソックス、銀糸を散らした藍の帯、桜の簪をつけたプラーミャは、恥ずかしそうに顔を赤くしていた。
「いやー、いつも思うけどプラーミャは朱系統の色が似合うねえ。サイズもぴったりの様だし、何よりだよ」
「……ていうか、いつも思うけど本当に『目測』なのよね!? 本・当・に!!」
本当に、を強調するプラーミャに、クルスはうんうんと頷く。
「まあちょっと『夜』の手触りを参考に作ってたりしなくもない」
「ちょ、バッ……い、いちいち言わなくていいから!! ……て、この衣装、毎回クルスが作ってるの?」
「そーだよ。型紙はエイミーに作って貰ってるけどね」
エイミー、という人物は知らないが、器用なものだ。
魔王なのに。
感心しながら自分の姿を見下ろすプラーミャに、ふとクルスが気付く。
「あ、プラーミャ。それじゃ衿が逆だよ。それだと縁起が悪いんだって」
と、クルスはプラーミャの衿元に手を伸ばし――
みしっ、と音が響いて、クルスの頭上にプラーミャの拳がメリ込んだ。
「ぬぁぁぁにをナチュラルに脱がそうとしてるかな?」
「バレたか。」
しれっとそう言い、悪戯っぽく舌を出してみせるクルス。
-
プラーミャは慌てて後ろを向き、衿を直した。
「まったく……」
呆れた様に息を吐くプラーミャに笑って返し、
「じゃ、改めてよろしくね、売り子さん。――あ、そうそう。今日から期間限定でこの『投票券』でもダークサンブラッドが購入できるから。投票券3枚につき1個ね」
「投票券……? 何これ」
受け取ってしげしげと眺めるプラーミャに、クルスは朗らかに説明する。
「なんか人気投票があるんだって。魔物が持ってるこの投票券を集めて投票できるらしいよ?」
そう言ってクルスはさらりと、
「ちゃんとプラーミャもエントリーしておいたから、安心してね☆」
「な゛っ……!?」
「男女で別々にエントリーするみたいだから、女子の方で一位取って、ダークサンブラッドの宣伝よろしくね♪」
「この投票券で自分に投票しろと……?」
「まさか。それは僕の売り上げだから、勿論僕が男子の方で一位を取ってダークサンブラッドを宣伝するために使うに決まってるじゃない」
「ちょ、えぇぇぇ!?」
無慈悲なクルスの言葉に、プラーミャが思わず抗議の声を上げるが、
「プラーミャはその色気を武器に、お客さんを籠絡して投票してもらうんだ! じゃ、頑張って売ってきてね〜」
ひらひらと手を振るクルスに追い出されてしまった。
「……ひぃ、ふぅ、みぃ、と。さすが、プラーミャが売り子さんだと売り上げも桁が一つ違うねぇ」
夜。一日分の売り上げを前に嬉しそうなクルスに、プラーミャが小さく息を吐いた。
「……疲れた?」
「ちょっとね。……今日はもう部屋に戻るわね」
「お疲れ様。明日も宜しくね」
「うん」
と言って部屋を出ようとするプラーミャを、クルスが呼び止める。
「あ、プラーミャ。今日は、『血』は?」
「……今日はいいよ。おやすみ」
「おやすみー」
そう言いながら、クルスはプラーミャを心配する様に部屋を出る。
プラーミャの背が廊下の向こうに消えるのを見送ってから、クルスは売り上げを手に隣の部屋に入った。
「……わざわざ『和ノ国』から来て貰ったのに、待たせてごめんね。」
「いいえー。これも仕事ですからっ。このミオ・ツヅラオリ、お金が貰える仕事なら大歓迎ですっ。……で、私はこの投票券に『ぷらーみゃ・しあ』って書いたらいいんですか? 仮名文字でも大丈夫です?」
「うん、規約には大丈夫って書いてた。……でも、本当に一人で大丈夫? 僕も書くの手伝うけど……」
「いーえ! 時給日給に加えて、書いた枚数分のお金も貰えるんですから、私の仕事減らさないでくださいよー」
「そっか。じゃあ、宜しくね」
*****
――薄暗い部屋の窓際に立って、プラーミャは月を見上げていた。
深紅に染まる魔界のそれが、人界で言うところの『月』とは同じものなのかは知らない。
プラーミャはそっと、手の中の投票券を見下ろした。
別に、売り上げを誤魔化したわけではない。
『3枚につきダークサンブラッド1個』だったので、例えば投票券を10枚持ってきていたお客が端数をくれたのだ。
勿論、中には『また集めて持ってくる』と持ち帰った者も多いのだが、それでもプラーミャの手元には20枚近い枚数があった。
「……まあ、普段から世話になってるし……」
そうひとりごちて、プラーミャは窓から離れ、ペンを手にテーブルに向かう。
「……べ、別に、お礼ってわけじゃないけど……一応ね」
誰にともなくそう呟くプラーミャを、窓から差し込む朱い月の光が照らしていた。
-
なぜ2.1からでなく2.5からにしたし、自分。
いつも通りのお目汚しすみませんm(_ _)m
更にはしれっとミコト様SSも保管庫に置かさせてもらいました(※白猫ネタ絡み)
魔界SSの続きは1週間後くらいに投下します。
クルスくんとプラーミャさんは、書いてて楽しかった。
しかし当初の予定ではもっとエロエロしかったはずなのに、どうしてこうなった\(^o^)/
ところで、なんか色々書きたすぎて逆に書けないから前回のリクエストの>>397書いてみようと思うんだけど、いいだろうか?
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ミオちゃんが普通の仕事をしてるだと…!?(そこじゃない)
クルスとプラーミャのイチャイチャにニヤニヤが止まりませんでした
なにこのふたりかわいい
エストラさんとルシエラの女の戦いの続きお待ちしております!
…絶対に茶々いれそうな魔王がいるけども
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ミオが円光してない…だと…!?
そしてエストラかわいい
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リバーシに続いてチェスまでクルスにぼろ負けのプラミャンw
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ルシエラとエストラの仲良いいけど譲れないとこもあるライバル感とても良いです…アルさんうらやまか…。
クルプラのナチュラルイチャイチャ本当にありがとうありがとう変な汁出ました
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今日は図書館記念日らしいので。
今日は図書館が非番で、丸一日休みが取れた。いつもなら魔界に足を運ぶところだけど、特にこれといった要件があるという魔王からの連絡も入っていない。たまには、天界で休みを過ごすのも良いかもしれない。読みかけだった本を手に、私は町へと繰り出した。
聖王の王宮から十分ほど飛んだところに、天界で最も大きな商業区がある。レストランに始まり遊技場、スポーツジム、服屋にタバコ屋にと何でも揃っている。なんか人間くさいな、天界にふさわしくないなと思ったそこのあなた、大正解。
ひょんなことから人間の世界に飛んだミカエラ様が、我が天界にも作りましょうと血迷ったとしか思えないゲフンゲフン聡明な判断をされて、その結果このような新たな施設が出来たのだ。
地域住民には割と好評のようで、施設は潰れることもなく存続している。おそらくは王宮の資金源になっているのだろう、ここではお月見やお花見のような王宮主催のイベントを宣伝する場所としても機能している。
では喫茶店で一服、と行きたいところだけど職業柄、どうしてもまずは本屋に向かってしまう。そして入る度にザワつくのはやめて欲しい。別に商売敵だとか思ってないので。図書館には入ってこない種類の本が気になるだけなので。
例えばオカルト系の話を収録した本はその大多数が思い込みやデマ、異世界の法則が介入したことなどで説明がついてしまうので、よほどのことがない限りは蔵書には入らない。他、三面記事やゴシップなんかの廉価本も、保存するべき情報としての価値がないとして排除される。私は好きだけど。全員に「お前が一番だよ」と言い続けた何人もの愛人がいた男の話とか、浮気の何が悪いと開き直る男とか。まるで誰かさんみたい。
そして一般的な図書館と神殿図書館の一番の違いは、小説や漫画といった娯楽目的のものがほとんど置かれていないこと。モミジ(神族だけど何故か様呼びはしたくない)が来た時に見せたように、ない訳ではないが、数は決して多くはない。そういうのを本屋で仕入れるのだ。
いや、仕入れると言ってもあくまで自分用の蔵書に。さすが天界の本屋と言うべきか、異界で発行された本でも手に入ってしまう。どうやって入荷しているのかは、なんとなく想像がつく。
紙袋いっぱいになるほど本を買い漁って、今度こそ喫茶店のテラス席でお茶を飲みながら読みかけだった本を開く。
「ヘイ姉ちゃん、ワイと遊ばへん?」
お、トート今日はチャラ男キャラ? というかどうしてこんなところに。
「誰かと思ったらレメモちゃんやないか。いつもと服が違うから分からんかったで」
あなたが私を見分ける眼鏡はいつもと同じなんだけど。
「一匹でこんな所に来た、訳ではないみたいですね」
よく見ると首輪がはめられていて、そこから赤いリードを引きずっている。散歩中の犬か。
「記録用の紙とワイの餌を切らして買いに来たんや」
自分で餌とか言っちゃうか。アニマルって自覚はあるのか。で、メっちゃんは今どこに?
「それよりどうして今日という日にレメモちゃんはこんなところで優雅にお茶してるんや」
「オフの日くらい好きにさせて下さい。今日が何だって言うんですか」
「今日は『図書館記念日』なんやで! どっかの異界で図書館法とかいうのが出されてそう決まったらしいんや。そんな大事な日に図書館にいないなんて、神殿図書館の司書としてどうなんや」
「だから何だって言うんです。ここは天界ですよ。異界の記念日だかなんだか知りませんが、その日に私が図書館にいなければならない理由にはなりません」
「異界のお祝いごとを持ち込んだ本人が何言うとんねん」
何故それを知っている。
「私にとっては毎日が図書館の日なので、特別そういうのを祝おうとは思いません。そんなに記念日が大事ですか?」
「もちろんや」
「ではトートをいくらいじめても良い記念日とトートが神殿から出てはいけない記念日とトートが図書館に来てはいけない記念日と、あと何を作りましょうか」
「やっぱええわ」
「その代わりトートを全力でもてなす記念日も年に一回作りましょう」
「それはええアイデアや」
「一年かけて準備するので主賓はその間出入り禁止で」
「……パーティー当日を臨時休館日にするんやろ」
バレたか。
-
投票券ネタはピクシブの漫画も面白かったがこっちもいいなw
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すいません
ここって他のサイトに投稿した黒猫エロssを投稿してもよいのでしょうか?
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寧ろそのサイト側の著作権がどうたらを気にした方がいい、それかリンクだけ置いとくか
-
>>694
自分が書いた奴とかならちゃんと明記したら投下してもいいと思う
その、他サイトにもしっかり明記した上で
例
このSSは○○でも投稿しています
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一週間とは何だったのか(謎)。
遅くなってすみませんんんんorz
ということで、続き。
【今更ながら】魔界の住人SS【バレンタイン】
「ふ……ふふふ……」
暗い部屋の中央、玉座に座った妖艶な女が、愉しくて仕方ないといった様子で含み笑いを零している。
彼女の名はエストラ・ディミール。歴とした魔王の一人であり、〈強欲〉の魔王の名を冠する悪魔だ。
エストラは手にした大きめの本を、引き裂かんばかりに肩を震わせている。
「“男の心は胃袋で掴め!”――これよ、これだわ! これでこそ、恥を忍んでお忍びで人界に雑誌を買いに行った甲斐があったわ!」
表紙に『オンナノコの初恋特集』とか書かれた雑誌を握り締めて立ち上がった。
因みに傍らには、『J○』だの『Can○am』だの『○iVi』だの『non○no』といった雑誌が山と積まれている。
「思えばアルドベリクに手料理など食べさせたことはなかったな! ……作ったこともないけど!」
おあつらえ向きに、雑誌には『バレンタイン』とかいう、女性が好きな男性に菓子を渡す日があるらしく、その特集で菓子の作り方がたくさん載っている。
「ふははは! 見ていろ、ルシエラ! 貴様とは一味も二味も違うというところを見せつけてやろう!!」
誰にともなくそう宣言し、エストラはいそいそとキッチンへ向かって行ったのだった。
「――アルドベリク! 貴様に物申したいことがある!!」
バァン、と勢いよくアルドベリクの館の扉を開け放ったエストラは、
「あぁーん、アルさん、せめて一口、一口ぃ〜!」
「とか言いながら、お前さっきの皿のクッキー全部平らげただろうが!」
じゃれ合う様に、皿を頭上に掲げて防衛する〈魔王〉アルドベリク・ゴドーと、ぴょんぴょん飛び跳ねながら皿に手を伸ばす天使の少女、ルシエラ・フオルの姿に動きを止めた。
重厚な扉を開けた先にあるのは勿論キッチンなどではなく年代物のソファが置かれた応接間なのだが、どうやら二人して応戦しているうちにキッチンを出てきてしまったようだ。
-
「大体、お前が『今日はバレンタインと言って、女の子が好きな男の人にお菓子をあげる日ですが、国によっては男の人が女の人にお菓子をあげるらしいですよ?』とか言うから作ってるんだぞ!? 作る端から食べてどうする!?」
「だからこそ! 受け取る私が味見するべきだと思うんですよ!」
「お前、さっきもそう言って皿に乗ってた焼き立てクッキー丸々食べただろうが。次を焼き終わって皿に盛ろうと思ったらすっからかんで、思わず変な声が出たぞ!?」
「『ぴょっ!?』って目を丸くするアルさん、可愛かったです☆」
「……材料だけでなく、ラッピング用品も色々買い揃えたんだ、ラッピング用品にも出番を持たせてやって貰えるか?」
「閃きました! 夜中にアルさんが自分をラッピングして、私の部屋に来てくれればいいんですよ!」
「何でそうなる!?」
「……あのレースのついたひらひらのピンクのリボンも、アルさんが自分で買ったんですか?」
「……其処は気にするな」
そう応酬しながらも、ルシエラの手はしっかりクッキーの皿に伸びているし、アルドベリクはアルドベリクでしっかり皿をガードしている。
ルシエラは背中の羽で翔んで手を伸ばせば届きそうなのだが、思い付かないのか、はたまた敢えてじゃれついているのか。
遂にルシエラが最終手段に出た。
「せめて一口、一口だけで我慢しますから……」
うるっと瞳を潤ませて懇願されると、アルドベリクも弱い。
アルドベリクは肩を竦め、クッキーが山と盛られた皿をルシエラに差し出した。
「仕方ないなあ、一口だけだぞ」
「わーい! ンゴゴゴゴ……」
「あ゛ー!! こ、こいつ一皿丸々口の中に押し込めやがった!!」
一息にクッキーを頬張ったルシエラは、リスの様に頬を膨らませ、空になった皿をアルドベリクに返した。
ざっくざっくザックザック……
ルシエラがクッキーを咀嚼する音が響く中、
「……うまいか?」
疲れた様な声でアルドベリクが問う。
ぶんぶん、と口いっぱいに頬張ったクッキーを咀嚼しながら、ルシエラが力強く首を縦に振る。
「……そうか、うまいか。なら良かった」
「(ざくざくザクザク……)」
「……うん、『美味しい』って言おうとしてるのは解ったから、無理するな。ゆっくりよく噛んで食べろ」
「(ざっくざっくザックザック……)」
――その光景を見ながらエストラは。
固まっていた。完全無欠に硬直していた。口から砂とか魂とか吐かんばかりの表情で石像と化していた。
らぶらぶである。
めっちゃらぶらぶである。
もう背景に花やらハートやらが点描で描かれているのが幻視できそうなほどらぶらぶである。
-
――と、其処で漸くルシエラが立ち尽くす来客に気付き、促すようにアルドベリクの腕をツンツン、とつついた。
「ん? ――ああ、エストラか。すまない、とんだところを見られてしまったな」
アルドベリクに声を掛けられるが、エストラは答えない。ただ俯き、ふるふると肩を震わせている。
「天界以来じゃないか、久しぶりだな。あの時は世話になったな。お陰でルシエラもこの通り元気になった。――ところで、今日はどうしたんだ? 会合でも無いのに珍しいじゃないか」
そう言いながらエストラに歩み寄るアルドベリク。その後ろではルシエラがもぐもぐと少しずつクッキーを嚥下している。
と、アルドベリクがふと、エストラの手にした綺麗にラッピングされた袋に気付いた。
「どうしたんだ、それ? もしかして――」
アルドベリクが問うた次の瞬間、エストラはキッと顔を上げ、
「お前にじゃねーよ、バーカ! お前の嫁の様子を見に見舞いに来てやったんだよ、バーカバーカ! これは見舞いの品であって決して『ばれんたいん』なんか関係ないんだからなバーカバーカバーカ!」
涙目でそう叫びながら、手にした袋をルシエラの顔面に叩きつける。
「へぶぅっ!?」
とか妙な声が出るあたり、どうやら声が出せる程度には口の中のものを飲み込み終えた様だ。
ルシエラは直撃したらしい、赤くなった鼻をさすりつつ、ガサゴソと袋を漁る。
「わあ、マドレーヌです! アルさん、マドレーヌ戴いちゃいました!」
途端に喜色満面といった表情でルシエラが言い、つられてアルドベリクも嬉しそうに、ほんの少し口許に笑みを浮かべる。
「そうか、良かったな、ルシエラ。ちゃんとお礼を言うんだぞ?」
「はっ、そうでした。エストラさん、ありがとうございます!」
にこぉっと。
無邪気な笑みを浮かべるルシエラ。
一瞬、エストラは「嫌味か?」と身構えるが――
ルシエラの笑顔には、どう見ても一片の嫌味も無かった。
演技か?と穿った見方をしてみるも、どうにもそんな様子は無い。
本当に――『無邪気に』喜んでいるのを理解した瞬間、エストラの肩から力が抜けた。
なんだか、こいつ相手に勝手に『恋のライバル』と認識して一方的に挑んでいた自分が馬鹿らしくなってくる。
と同時、なんだかエストラの中に母性愛めいたものが目覚めてしまった。
「そ、その、なんだ。まだいるなら、わ、私の城に戻ればまだ沢山あるぞ……」
「むぐむぐむぐ……本当ですか!? わーい!」
早速口いっぱいにマドレーヌを頬張っていたルシエラが、嬉しそうにエストラの腕に飛びついた。
「じゃ、じゃあ、嫁は借りていくぞ、アルドベリク」
「ああ、よろしく頼む。――ルシエラ、あまりエストラに迷惑かけるんじゃないぞ?」
「アルさんこそ、淋しいからってついてきちゃ駄目ですよー?」
しっかりと腕にしがみついたルシエラを見下ろしながら、アルドベリクの居城を後にするエストラ。
どうしてこんなことになったのだろう、という気持ちも確かにあるが――
「マッドレーヌ♪ マッドレーヌ♪」
「――ほら、ちゃんと掴まってろ。不用意に私から離れるな。あと、口元にマドレーヌついてる」
嬉しそうなルシエラを見ると、「まあ、いいか」とエストラは小さく肩を竦めたのだった。
――なお、その日の夜中にアルドベリクが全裸にピンクのフリフリヒラヒラリボンを巻き付けて、ルシエラの部屋を訪れたというが――
真偽のほどは定かではない。
-
【苦理済ます】今更繋がりな魔界の住人SS【シングルヘル】
ttp://imgur.com/yCywlzH.jpg
「ジングルベール♪ ジングルベール♪ ――クリスマスですよ、アルさん♪」
「それはいいんだが……何で俺がトナカイなんだ?」
「ヤだ、アルさん。まさか橇なんて重たいもの、私に引かせるんですか?」
「橇まで引かせる気なのか……」
でも多分当日になったら、
「橇でもスノーモービルでも持って来い。俺が引いてやろう」
「素敵! アルさん!」
って言ってるとこしか想像つかない。
リア充め。
-
うん。書かずにはいられなかった。
【鍛治神】湯の神様と和歌の神様SS【治水神】
「たのもー!」
「はーい、はいはいっ。ちょっと待ってくださいねっ」
ガタ、と重たい音がして雨戸が開かれ、軒先に立って声を掛けた青年と、雨戸を開けた女性が、互いにきょとんとしながら互いを見る。
「え……あの……?」
と、戸惑いながら女性が声を掛けると、途端に青年は耳まで真っ赤にしてあわあわと狼狽えた。
「えっ、あっ!? す、すみません、御社を間違えました!!」
青年の狼狽に、女性もつられてあわあわと狼狽えながら、
「へっ!? あ、いや、えっ、お、お気になさらず!?」
自分でも何を口走っているのか解らないような女性に、青年は「怪しいものではない」と釈明する様に両手を振り、
「ぼ、ボクは戦神……じゃないや、湯の神のサクト・オオガミと申しますっ。この近くの御社に居られるセイ様、スオウ様の元へ行こうとして……」
青年――サクトがしどろもどろにそう言うと、途端に女性が肩の力を抜いた。
「なんだ、セイちゃんとスウちゃんにご用事だったんだ? それなら此処で合ってるよ。――セイちゃん、スウちゃん、お客さんだよー」
最後は部屋の方に向けて声を掛ける女性に、サクトは「へっ?」と目を丸くした。
「え? セイ様、スオウ様はこちらの御社にいらっしゃるんですか?」
聞いてないよ……と思わずサクトは内心でぼやいた。それならそうと先に言っておいてほしいものである。
「うん、そうだよー。ちょっと待ってね、セイちゃんもスウちゃんも、そろそろ起きると思うから」
朗らかにそう言って、女性はサクトに向き直った。
「私は和歌の神のミコト・ウタヨミですっ。――良かったら、上がって。今お茶を淹れるから」
さあさあ、と言いながら女性――ミコトがサクトを促す。
「あ、どうも……お邪魔します」
と、サクトが沓抜石に上がった所で、
「ミコトー、メシー……腹減った……」
眠そうな声が廊下に響いて、ミコトとサクトは一瞬顔を見合わせてから、声のした方を見る。
「――って、スウちゃん、浴衣! 帯解けてるから! お客さん来てるんだからシャキっとしてぇぇぇ!」
「ふぁぁ……てか、そもそもオレの帯解いたのミコトじゃん、何慌てて……って、客ぅ……?」
其処で漸くスオウの意識がハッキリしてきたらしい。
唖然とした顔で自分を見るサクトに気付いて、スオウは眠気を払う様に二、三度頭を振り、わしゃわしゃと髪を掻く。
「なんだ……サクトか。どうかしたのか?」
スオウがそう声を掛けるが、サクトは何故か硬直しているようで、スオウを凝視したまま動かない。
-
ミコトが慌てて差し出した適当な紐を受け取り、帯代わりに締めるスオウ。
サクトは甲斐甲斐しく世話をするミコトの姿とスオウに視線を往復させてから、
――ぼふっ
と、顔を真っ赤にして頭から湯気を立ち上らせた。
「そんな、男同士なんだからンな照れるもんでもねーだろ」
けらけらと気楽に笑うスオウに、サクトは「見てはいけないものを見てしまった」という様に両手で顔を隠しながら、
「いや、だって、そんな、見るからに衣衣の朝みたいな……」
「見るからにってか普通に事後だけど、そんな慌てるもんでもなくね? ――ってまさかお前童t」
「どどど童貞じゃありませんよ何言ってんですかボクだってちゃんと人並みに経験してますよっ」
「うん、そっか……」
サクトの勢いに若干押されながらも、スオウはものっそい憐憫の情を瞳いっぱいに湛えた憐れみの眼差しを向ける。
「いや何ですかその瞳は。言いたいことあるならハッキリ言ってくださいよボク傷付きませんから」
「いや、なんつーか、若いなあと思って」
「だからそんな生温かい眼差しで見るのやめてくださいよ!」
「もー、スウちゃん。そんなにからかわないのっ。『めっ』だよ。――サクトくん、お茶淹れたから、どうぞ、上がって」
いつの間にか、お茶を用意していたらしいミコトが、そう声を掛ける。
「あ、どうも……」
サクトは促されるまま、差し出された座布団に座る。
「――そういえば、セイちゃんは?」
「まだ寝てる。アイツ、低血圧だから」
テキパキと茶菓子を並べながらミコトに、スオウが答える。
「そういえば、そうだったね」
「稽古とか、なんか用事でもあれば義務感だけで起きてくるけどな。何にもなけりゃ大体こんなもんだ」
「起こして来た方がいいかなあ……」
「やめとけ。自力で起きるまで待った方がいいぞ。賭けてもいいけどミコトがセイの布団に引っ張り込まれるだけだと思うぞ。抱き枕代わりに」
「それもそっか。」
「――って、ほら。噂をすれば、何とやらってな」
悪戯っぽいスオウの指摘通り、セイが眠い目を擦りながら、襖を開けて顔を出し――
「さっきから五月蝿いぞ」
「ってセイちゃん! 浴衣、乱れて……!」
ミコトの慌てた声など何処吹く風といった様子で、セイはてふてふとミコトに歩み寄ると、そのままミコトの膝枕でごろんと横になった。
「二度寝……」
「今日は二度寝禁止! ほら、起きて〜〜〜〜っ!」
「ヤだ。」
「ヤだじゃない〜! ほら、サクトくんが困った顔してるからシャキっとして!」
「えー……」
そのまま暫く、何かを考え込む様にセイは目を閉じていたが、
「……サクト?」
唐突に我に返った様に目をぱちくりとさせ、漸く目の前で顔を赤くして俯いているサクトの姿に気付いた。
-
「…………」
セイは無言でミコトの膝枕から起き上がり、そのまま何気ない様子で部屋を出、
「――すまない。どうしたんだ? 今日は」
何事も無かったかのようにしれっと再び現れた。
「って、何でさらっと自分一人だけ着替えて来てんだよ!」
ぶつくさ言いながら、今度はスオウが部屋に引っ込んで着替えてくる。
二人がこたつに戻ったところで、改めてサクトが口を開き――
「な……なんか、お二人ともやけに場慣れというか……女性慣れしてません……?」
「あ、それ私も気になってた。セイちゃんもスウちゃんも、巧すぎじゃない?」
便乗して問うミコトに、セイとスオウはちらりと互いに目配せし、やがて観念した様に口を開いた。
「やー、なんつーか、戦神四十七柱の飲み会って基本、そーいう芸妓さんの居る店ばっかだったからなあ……」
「大体朝帰りだったもんな」
口々にそう言うスオウとセイに、サクトは一つ頷き、
「ボクちょっとカタバ様に謝って、戦神四十七柱に戻して貰えるよう頼んできます」
「ってちょっと待て待て早まるな!」
傍らに置いてあった刀を手に立ち上がるサクトを、スオウが押し止める。
その様子を横目に見ながら、
「でも、戦神にも女性って居るんじゃないの?」
のほほんとミコトが首を傾げ、セイに問い掛ける。
「ああ、まあな。男に比べれば人数は少ないが」
「そういう人たちって、どうしてるの?」
「まあ、内心がどうかは解らないが、少なくとも表立って文句は言ってなかったよ。普通に飲む分だけなら、そういう店でも飲めなくはないし。ただ、終わった後は女性陣だけで二次会というか、飲み直しに行ってたみたいだけどな」
「――というか、カタバが『そーいうの』を好きだから、皆遠慮して文句言わなかったんだよ」
一体何がどうなったのか、サクトにスリーパーホールドをかけたスオウが、横から口を挟む。
「『そーいうの』って?」
「美女を侍らしたり美女にちやほやされたり美女とイチャイチャするの」
「カタバさんって……」
ミコトが其処まで呟いた直後、
「――ぶぇっくし!」
「……なんかまたくしゃみが聞こえなかったか?」
「今度は天井からだったねー」
「天井裏に潜むとか、忍者かよ」
「忍者に失礼だぞ、スオウ。せめて油虫にしておけ」
のほほん、と会話する三人とは対称的に、スリーパーホールドをかけられたままのサクトが目を白黒させる。
「え、あの、今のくしゃみは一体……?」
「深く気にするな。家鳴りみたいなものだ」
セイにキッパリとそう言われ、サクトは釈然としないながらも頷いた。
「――とまあ、オレたちが場慣れしているのは、そーいうわけだ。……といっても、羽振りが良かった頃の戦神四十七柱なら芸妓遊びも出来たかもしんねーけど、今はミコトが戦を終わらせちまったから、前ほどは遊べないんじゃね?」
などと言いながら、スオウがサクトを拘束から解放する。
「うぅっ……その癖自分たちだけちゃっかり女性と同棲してるなんて……」
「同棲っつーか、ほぼヒモな気もするけどな。ミコトは渡さんぞー。……あ、でも、おっぱいだけなら片方だけ貸してやる」
「片方だけ!?」
「右のおっぱいはオレのもの、左のおっぱいはセイのものだ。だから左だけ貸してやる」
「待て。その理屈でいくなら右のおっぱいは俺のもの、左のおっぱいがスオウのだろう」
「結局左!?」
「――って、なぁぁぁにを好き勝手に言ってるのよ、スウちゃん、セイちゃん!!」
こめかみに青筋を浮かべたミコトが、お茶を乗せてきた盆でスオウとセイを殴り倒し、
「――ちょ、待っ」
「ミコト、落ち着」
スオウとセイの静止も聞かず、懐から素早く短冊と筆を取り出した。
「お・仕・置・き・ですっ!!」
――その日、五月晴れの雲一つ無い青空に、一条の稲光が疾ったという。
-
【戦神】カタバ様の策略SS【四十七柱】
「セイちゃん、スウちゃん。私、今夜ちょっとお出かけしてくるね」
「また変な“あるばいと”でも引き受けたのか?」
「ううん、違うけど……お賽銭箱にこんな文が入ってたの」
と、ミコトは小さく折り畳まれた紙を、袂から取り出した。
差し出された文に書かれていたのは、
「『今夜、子の刻、お願いしたいこと在り候。一人で四辻の堂まで来られたし』……? ってこれ」
「カタバの字……だな。どう見ても」
「えっ!?」
深い頭痛を堪える様なスオウとセイに、漸くミコトが事態を理解する。
「良かったなー、先に気付いて。」
「危ないところだったな」
安堵した様にほっと息を吐き、次いでセイとスオウは顔を見合わせた。
「こんな手を打ってくるってことは、まだ諦めてねーんだな」
「だが、諦めてもらわないとな。――俺はちょっと、猫神様の所に行ってくるから、スオウはミコトを任せた」
「おう。行ってらー」
「気を付けてねー」
二人に見送られ、セイは猫神様――〈黒猫の魔法使い〉の元へと急いだ。
子の刻――
草木も眠る、という時間には少し早いが、辺りは静寂に包まれていた。
「くっくっくっ……」
静かな闇の中、遠くから聞こえる微かな蛙の鳴き声に混じって、男の押し殺した笑い声が響く。
男の名はカタバ・フツガリ。戦神四十七柱の筆頭だ。
四辻のお堂の陰に隠れながら、楽しくて仕方が無いといった様子でカタバが肩を震わせている。
ぶっちゃけ、傍から見るとかなり怖い。
「くっくっくっ……和歌の神を一人で呼び出し、あんなことやこんなことをしてスオウとセイが堪能した穴を蹂躙し、肉棒無しでは生きられない体にして……いや、それだけじゃつまらないな。スオウとセイの目の前で、戦神全員に犯させて……!」
むふふ、と一人で自分の妄想で悦に浸るカタバ。
――と、遠くから草を踏み分ける足音が近付いてきて、カタバはワクワクしながら身を屈めた。
ギリギリまで近付いたところを、一気に組伏せる。
相手は和歌の神だ。腕力の勝負になれば、戦神筆頭たるカタバの相手ではない。
そんなカタバの思いなど気付きもせずに、足音がゆっくりと近付いてくる。
あと三歩、あと二歩、あと――
「……っ!」
カタバは身を翻し、一気に間合いを詰め――
カタバが桃色闘士と黄色スポロンにボコボコにされるまで、それほど時間はかからなかったという。
-
どどど童貞ちゃうわ。
湯治神様書いてたら一週間とかぶっちぎってしまった。
ということで、懲りもせず毎度の如く投下させてもらってすみませんm(_ _)m
苦理済ますSSは、本来クリスマスSSの前日譚的な感じだったけど、結局クリスマスSSが間に合わなかったのでしれっと。
折角誤字神様SSで前フリしといたのに間に合わないとかいう。いいんだ、今年の12月まで塩漬けにしとくからw
なんか変な落書きがついてるけど、深くは気にしないでください。書くのは好きなんだ。書くのは。(求:画力)
あと、書く前に>>397さんに確認取りたいことがあったんだが、今いらっしゃらないのかな?
>>400さん、いますか?
>>692
いつも乙です。
レメモちゃんSS読むたびにレメモちゃんが欲しくなる。
なんでロストエデンの時に復刻してくれなかったんだ・゜・(つД`)・゜・
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リクエストの内容をいちいち事細かに聞いてから書くよりも、漠然としたままのリクエストで書いた方が、
リクエストした人が「俺が求めていたものだ!」ってなったときの感慨が強いと思う
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カタバムッツリエロオヤジ!
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>>706
そういうのもアリだとは思うんだが、できれば「自分ではあまり入れない要素を」と思ってたので。
「自分ならこうする」じゃなくて、「俺ならこうしたい」って意見を聞いてみたくもあるかなーと。
といっても頑なにリクエストに拘るんじゃなくて、そこらへんはまあ、臨機応変にしていけたらと思う。
自分語りスマン。
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アルさんが自主的に全裸になっててワロタ
ルシエラ、裸にリボン付けろなんて一言も言ってないよなw
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「くっ、あの黒猫の、まさか私達の魔物をこうも簡単に撃破してしまうとは」
「どうしましょうお姉さま、もうあれより強い魔物なんていないわ」
「最上階まで来るなんて想定外でした」
「大丈夫、我が妹たちよ! 秘策がある」
「よくぞここまでたどり着いたな実験動物ズ! ほめてやろう。バーニングタワー最後の砦は、私達3姉妹だ!」
「えっ」
「えっ」
「えっ」「にゃっ!?」
「私達は魔物を愛するあまり、自分の体に魔物を宿してしまったのだ! その名も『ショジョ・マーク』! さあ実験動物ズ、私達をバニってみせるがいい!」
「だからバニるって何」
「そもそも『ショジョ・マーク』って何」
っていう4P+猫師匠の流れになりそうな電波を受信した
口調の違いは良く分かってない
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衝動的に。
「スウちゃーん、セイちゃーん、……どうしよう、鳥拾っちゃった……」
「チチチー!」
『捨てて来なさい。』
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>>712
(あかん)
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>>27さんは塵にされてしまったのか…
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ヒサメちゃんの人おめでとう!!
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>>714
覚えてましたか…書きかけで停まってます
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うん、いや、えっと、その……
【祖×】一周年おめでとう、ミコト様!【祝○】
5/30は八百万神秘譚配信から一年なので。ミコト様SSなぞ。
【八百万】1周年なミコト様SS【神秘譚】
ギシ……という床板が軋む微かな音に、元戦神のセイ・シラナミの無意識が反応する。
どうやら誰かが足音を殺して、廊下を歩いているようだ。
その『誰か』は、セイと、そしてセイと同じく元戦神のスオウ・カグツチの寝ている部屋の前で立ち止まり、僅かに躊躇ってから静かに障子を開ける。
(ミコトか……?)
セイはこの御社の主――セイとスオウが厄介になっている家主のミコト・ウタヨミの顔を思い浮かべるが、ミコトがこんな夜更けに自分達の部屋を訪れる理由も、こんな風に気配を消す必要もまるで思い当たらない。
――侵入者だとすれば、忍び込んだ先が元とはいえ戦神二人の寝ている部屋というのは運の無いことだ。
そんなことを考えているうちに、人影はセイとスオウの枕元に座り込み、二人の寝顔を覗き込んでから、ほっとした様に息を吐いた。
ちらり、と薄目を開けてたセイは、
「あれ……ミコト?」
淡く射し込む蒼い満月の光に照らされた、ある意味予想外の人物の姿に、素っ頓狂な声を上げた。
セイの声に、ミコトが我に返った様にあわあわと狼狽える。
「ご、ごめん。起こしちゃったね」
寝ているスオウを気遣ってか、小さな声でミコトが言う。
セイは頭を振って、布団の上に身を起こし、
「どうしたんだ? こんな――」
夜更けに、と言おうとしたセイが、ぎょっとして動きを止める。
ミコトの瞳がうるっと潤んだかと思うと、みるみるうちに堰を切った様に両の瞳から涙が溢れ始めたのだ。
「ど、どうしたんだ!?」
と、声を上げたのはセイではなくスオウだった。
どうやらスオウもセイと同じ様に気配に気付いて目を覚ましていたらしい。
ガバッと布団から飛び起きて、二人してミコトの背を撫でさする。
-
「うう〜っ……起こしてごめ……ごめんなさっ……」
ミコトは幼い子供の様に泣きじゃくりながら、
「せ、セイちゃんとスウちゃんが急に居なくなっちゃう……夢見て……ひっく……」
黙って二人ともある朝突然姿を消してしまったので、夢だと解っていても怖くて、不安で。思わず二人の様子を見に来てしまった、と言うミコトに、スオウとセイは顔を見合わせ――
やがて、苦笑して小さく肩を竦めた。
「バッカだなあ、ミコトは」
「俺たちが黙って居なくなる訳がない」
口々に言うスオウとセイに、ミコトは慌ててわたわたと両手を振った。
「ちが、違うの……スウちゃんもセイちゃんも、いずれ、いつかはこの御社を出て行くっていうのは解ってるから、束縛とか、無理に居て欲しいってわけじゃなくて……」
そんなミコトに、くすっと笑み、
「――オレたちは、何処にも行かないよ、ミコト」
そう言ってスオウは、ミコトの右頬に伝う涙をぺろっと舌先で掬い取る。
「『無理に』とか『束縛』とかじゃなく、俺たちが此処に居たいから居る……じゃ、駄目か?」
言いながら、セイもミコトの左頬に伝う涙を舐め取る。
「そうそう。そのうちミコトが『もう出ていけー!』って言っても居座る気だから」
笑いながらそう言って――スオウはくいっとミコトを上向かせると、
「ん――ふっ……」
其の珊瑚色の唇に吸い付いた。
びく、とミコトの体が大きく震える。
ちゅぷちゅぷと、舌の絡み合う淫猥な音が響く中、セイが手早くミコトの寝間着を脱がせる。
露になったミコトの肢体に、セイの指が宛がわれる。
「もう濡れてる……スオウの舌、そんなに気持ち良かったのか?」
スオウが唇を離すと、ミコトはとろんと蕩けた瞳で陶然と、スオウと自身を繋ぐ唾液の糸を見詰めている。――と。
「ひっ……!?」
ミコトが涙に潤んだ瞳を、大きく見開いた。
「やっ、セイちゃん、其処ヤだぁ!!」
くりくりと。慣れた手つきでクリトリスの包皮を剥くセイに、ミコトが懇願する。
だがセイは、不敵な笑みでミコトの声に応える。
「何を嫌がる……? ミコトは此処を弄られるのが大好きじゃないか」
「違っ……其れされると、カラダ、敏感になる……からぁ――ひっ!!」
セイがミコトの膣に舌を捻じ込むと、ミコトの体がびくん、と一際大きく痙攣した。
――ミコトの絶頂の喘ぎは全て、素早く口付けたスオウが受け止める。
舌だけでなく口の中全てをスオウに玩ばれ、剥き出しになった陰核をセイの指先で弄ばれ、膣口を妖しく蠢くセイの舌で優しく解されながら、ミコトはイッた。
-
スオウが絡めた指先を、ぎゅう、と切ないほどの力で握り返すミコト。やがてミコトの全身から力が抜けてから、漸くスオウが長い接吻を終え、唇を離す。
口の端を伝う涎を拭いもせず、弛緩しきった四肢をぐったりと投げ出したミコトの眼前に、
「――ミコト」
スオウのモノが突き出される。
ミコトは雄々しく反り返った牡の象徴を愛おしげに見詰め、うっとりした表情で、其れを口に含む。
唾液をたっぷり乗せた舌で鈴口を突きながら、指先で裏筋を優しく撫でさする。
――と。四つん這いになったミコトの膣に、セイの熱いモノが宛がわれる。
「ミコト。――挿れるぞ」
ずぷり、とセイのモノの先端が、ミコトの胎内に潜り込む。
スオウのモノを口に含んだミコトは、応える代わりに大きく頷いた。
セイは僅かに腰を引いてから――
――ゴツッ
一息に挿し貫いた。
「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
子宮口をこじ開けられ、ミコトの背筋を凄まじいまでの快感が駆け抜ける。
堪らずミコトはスオウのモノから顔を上げ、
「セ……ちゃ、ふか、深いよぉ!!」
悲鳴の様なミコトの声。
後背位という姿勢が、何時も以上にセイをミコトの奥深くへと導く。
セイは一旦腰を引いてから、
――ゴツッ
再びミコトを貫いた。
「ふぁあ!」
二度、三度。腰を引く度、セイはより深くミコトの奥へと自身を捻じ込んだ。
貫かれる度、強すぎる快楽がミコトから理性を剥ぎ取っていく。
「う……あ、ひんっ……あ……」
もう何度目か解らない注挿。ミコトは既に言葉にならない声を上げながら、だらしなく弛緩しきった表情を浮かべ、両の瞳は芒洋と宙を映す。
「――ははっ」
そんなミコトの頬に優しく触れながら、スオウは楽しそうに――愉しそうに笑う。
「ミコトはこの、イッた後の表情が堪んないんだよなあ……なんつーか、嗜虐心を唆るっつーの? グッチャグッチャに壊して、その上で溺愛したい感じ」
「ふ、うぅ……スウちゃ……ぁう……」
「大丈夫大丈夫。ホントに壊したりしないって。……多分。――ほら、口開けて」
言われるがままに口を開け、スオウのモノを苦しげに、しかし何処か恍惚とした表情で咥え、喉の奥まで迎え入れるミコト。
前と後ろ。口と膣を二人に貫かれ、激しい注挿を受けるミコトの体が小刻みに痙攣する。
「く――射精すぞ、ミコト!」
セイがミコトの腰を押さえ、奥突きに固定する。
「ミコト、全部飲めよ!」
スオウがミコトの頭を押さえ、喉の奥まで突き上げる。
「――――っ!!」
子宮と、口の中で爆ぜる二人の精を感じながら――
白い奔流に飲まれる様に、ミコトは意識を失った。
-
*****
――寝ていたのは一刻ほどだろうか。
深夜のしんとした空気の中、気付けばミコトは、セイとスオウの間に挟まれ、二人の腕枕で眠っていた様だ。
「――起きたか」
ミコトが目を覚ましたことに気付いて、セイとスオウが苦笑する。
「あ、ごめん……」
慌てて起き上がろうとするミコトを、二人が抱き締めて押し止める。
「……不安ならさ、ミコト、オレたちと一緒の部屋で寝たら? 傍に居ることが感じられたら、怖くないだろ」
スオウがそう言うと、ミコトは恥ずかしそうに頬を染める。
「で、でも、迷惑じゃない……?」
「迷惑だったら、俺もスオウも最初から提案したりしない。……まあ、ミコトが嫌なら無理にとは言わないが」
セイの言葉にミコトは慌てて首を横に振り、
「そんな、迷惑なんかじゃない!」
そして心から嬉しそうに、
「ありがとう……」
とはにかんだ笑みを浮かべる。
――その笑顔に、セイとスオウは顔を見合わせ、
『…………』
やがて、深く頷き合った。
めっちゃいい笑顔で。
「――よし、じゃあ話もまとまったし。二回戦な」
「…………え?」
ミコトはきょとんとして、身を起こす二人を見る。
「あの……何するの?」
「何って――続き」
「オレもミコトの中に出したいし。セイと入れ換わるつもりだったのに、ミコトが気を失っちゃったから、気持ちが消化不良なんだよな」
言いながら、セイとスオウの手がミコトの肢体に伸びる。
「え、あの、ちょ、やっ……にゃああああああああ!!」
――連夜の寝不足に、「やっぱり自室で寝る」とミコトが申し出たのは、それから数日後のことだった。
-
【おまけな】温泉神の日常SS【八百万】
「――ふぁ? ふぉんふぁのはふぁふぁがみふぁい?」
「スオウ、口に物入れて喋るな。」
「もー。スウちゃん、お行儀悪いよ」
セイと、お茶を淹れて来たミコトに口々にそう言われたスオウはむぐむぐと口の中の饅頭を嚥下し、ミコトの差し出すお茶を飲んでから、
「悪い悪い。――で、『女の裸が見たい』ってどう言うこった」
「――て、わざわざミコトさんの前で言い直さないでくださいよ!!」
ミコトがお茶を淹れに行っている隙に、と相談したサクトの苦労が露と消え、思わずサクトは顔を真っ赤にして抗議する。
「童貞なのはバレバレなんだから、ミコトも気にしてねーと思うぞ」
「童貞じゃないって言ってるじゃないですか何でバラすんですか失礼なこと言わないでくださいよ」
「……さりげなく本音が混じってるな」
口早にそう答えるサクトに、セイが苦笑する。
「でも、サクトくんが女性の裸を見たがるって、ちょっと意外かも。やっぱり男の子なんだねー」
「いやー、男云々て言うより、あれだろ。『温泉を開いてみたら女の入浴客も来たもんで、思わず鼻血で“りある血の池地獄”にしてしまったから女に慣れておきたい』とか、そんなとこだろ」
「何で知ってるんですか。見てたんですか。千里眼かなんかですか」
「…………いや、冗談のつもりだったんだが……」
ぽりぽりと頬を掻きながらそう言って、スオウは気を取り直す様にコホンと咳払いをし、
「つってもまあ、覗きはどーかと思うから、その手合の店に行くか、知り合いを拝み倒すくらいしか……」
其処まで言ったところで、三人の視線が一人に集中。
「……え、私?」
視線を受けたミコトは、セイ、スオウ、サクトの顔を順に見詰めてから、朱く染まった頬を隠すように、手にしたお盆で顔を隠しながら、
「えっと……スウちゃんとセイちゃん以外の人に見られるのは、は……恥ずかしい……なっ」
「…………何でボク、相談に来てノロケられてるんですか」
「うーん……とはいえ『脱・戦神』を勧めたのはオレたちだから、サクトが困ってる事なら何とかしたいしなあ……あ、そうだ。サクト、お前、ミコトと剣で勝負してみたら?」
「勝負……ですか?」
「ミコトもそれならいいだろ。いつもの鍛練と一緒だし」
「う、うーん……それなら、まあ……私が勝ったらいいんだよね?」
「え? え?」
話の見えないサクトに、セイが微笑して説明する。
「『負けたら、一枚脱ぐ』って決まりなんだ。」
「よっし、じゃあ決まりだな。サクト、表出ろー」
スオウがそう促し、四人は連れ立って境内へ出る。
-
手渡された木刀をとりあえず受け取るが、
「い、いや、やっぱり女性相手に勝負なんて出来ないですよ」
戸惑うサクトを、逆にスオウとセイが笑い飛ばす。
「言っておくが、ミコトは強ぇーぞ。全力でやれ。何せオレたちが二人がかりで色々仕込んだからな」
「……『色々仕込む』って言い方、なんか卑猥だな。まあ間違いではないが。」
「実際、色々仕込みすぎたじゃん。」
「……それは、『剣技』の意味でか? それとも『ぷれい』の意味でか?」
「両方じゃね?」
などと男たちが会話していると、袖を襷で止めたミコトが、サクトの前に立つ。
「準備できたよー」
気負いなど一切感じられない、のほほん、としたミコトの声。
ミコトに向き直ったサクトは、
「……って、ミコトさん、木刀はどうしたんですか」
きょとんとして、ミコトが手にした大きめの筆を指差した。
「私はこっちの方が得意だから」
「えぇー……」
にっこり笑って答えるミコトに、サクトが狼狽える。
だがそんなサクトに、スオウはひらひらと手を振りながら、
「サクト、頑張ってミコトの着物を脱がせよ。一枚脱がせば下は肌襦袢だ。手加減したら、お前が負けるぞ」
「いやいやいや、ボクも一応、元とはいえ戦神の一柱。セイ様スオウ様には負けましたが、女性に遅れは取りませんよ。応援ならむしろ、ミコトさんに言ってあげてください」
「……それ知ってる。確か、『死亡ふらぐ』って言うんだよな。トミが言ってた」
「『死亡』とか言わないでくださいよ!」
スオウにツッコミを入れてから、サクトは木刀を構える。
「さあ、ミコトさん。どっからでもかかって来てください! 手加減は要りませんよ! 全て軽くいなして差し上げます!」
「えっと……本気出してもいいの?」
「ええ、全力でお願いします!」
「……と、サクト本人が言ってるから、いいんじゃないか? じゃあ、始めるぞー」
呑気な声でそう言いながら、スオウが腕を上げる。
「――始め!」
スオウが腕を振り下ろした瞬間、サクトは一瞬、何が起こったか解らなくなった。
ミコトの姿が視界から消える。
「あれ?」
と思ったのも束の間、すぐにサクトは上を見上げる。
――両手で握り締めた筆を、大上段に構えて高く飛び上がったミコトが、其処に居た。
「――本気、出しちゃいます!」
……翌日から、日々の鍛練にサクトが加わるようになった。
曰く、「ミコトさんを此処まで鍛える二人の強さに感動した」らしい。
ミコトの着物を脱がせる様になるまで、サクトの鍛練は続くのだった。
-
最近、ミコト様の抱き枕のイラストがどストライクすぎてつらいw
絵師様自重してください。いやむしろ自重させてください(主に股間的な意味で)。
抱き枕として、よりタペストリーみたいに飾っておきたい。可愛い。
とゆーことで、魔界(次からは『天界(+魔界)の住人SS』だけど)は一旦脇に置いて、一周年記念。
金アイちゃんと銀アイちゃんのが間に合えば一緒に投下したかったけど、それは間に合わなかったのでまた今度。
なんか何時も何時も間借りさせてもらってすみません。何時もありがとうございますm(_ _)m
-
こちらこそいつもありがとう
ミコト様の抱きまくら露出多くないのにエロいよね
-
クルス「ディミール卿、ちょっと話があるんだけれど」
エストラ「何だ?」
クルス「実は女性向けファッション雑誌の出版を考えていてね。君に創刊号のモデルをやってもらいたいんだ」
エストラ「断る。お前も魔王だろうが、国を治める者がそんな暇でないことぐらい分かってるだろう」
クルス「もちろんそれは理解してる、だからそれなりの報酬をだね…」
エストラ「断ると言っただろう。用が済んだのならもう帰るぞ」
クルス「しょうがない、ゴドー卿とのペア写真はイーディスくんにやってもらうか…(チラッ」
エストラ「(ピクッ)も、もう少しくらいなら話を聞いてもいいぞ」
クルス「おや、断るんじゃなかったのかい?(ニヤリ)」
クルスくんは交渉上手でいらっしゃる
-
人減ったのう
-
書きこむ余裕がないだけで楽しく見てる俺はいるよー
-
同じく
-
トキオきゅん、素材が足りなくて進化できない(*ノェ・。)
-
久々に覗いたら神のようなSSがいっぱい投下されてる ありがたやありがたや(-人-)
>>723
貴殿の八百万SSほんと好き
保管庫のも読んできたよ
白猫ミコトは私神様なのにぃ〜ってぱたっといくのが可愛くてめちゃ使いましたわ
毎度いちゃこらしてる三人が見られて幸せ ごちそうさまです
-
ツバキハヅキミオアカリエトワールあたりメインの公式和の国イベント欲しいなあ
八百万にも出てるし、このスレで使い古されてはいるけど好きなんだからしゃーないやん?
-
仮初の静寂の中で微睡む貴方は
歪な生命にそれを砕かれる
怪物を滅ぼす他に道は無い
貴方が真の静寂を求めるならば
貴女は光を拒み闇を己の世界とする
それは貴女の聖域であり安息の地
来訪者には無慈悲なる鉄槌を
貴女は永遠の孤独を求めたのだから
本来ならば英雄となる筈だった貴方は
歪な運命のズレに翻弄され堕ちていく
貴方は朽ちた世界に立つ最後の希望
己の魂を燃やし尽くし『神』を討ち滅ぼす
暗く澱んだ世界に生まれた貴女は
世界の救済の為に命を削り続ける
貴女は陽光の女神へとその手を伸ばす
その果てに己が破滅すると知りながら
闇の世界に貴女が抱いた幻想は
輝きを放つ遺骸の手で無惨に砕かれる
憤怒と共に貴女は骸を罰するだろう
失った幻想が戻らぬ事を知らぬまま
自滅した世界に一人生きる貴女の魂は
少女から輝かしい『英雄』へと成り上がる
『英雄』の歩みは決して止められない
『怪物』の命を断ち切るその瞬間まで
Abcd精霊達を某狩人漫画の四行詩風に
エロでもなければssでもない
こんなモン書き込んで良かったのだろうか
-
うまくまとまってて良いじゃない
エロじゃなきゃダメなんてことはないのよ
-
研究所と思わしき場所に、何かが割れる音が響いた。
一人の男が、目の前に立つ少女に瓶を投げつけた音だった。
男の名はリツェーレ。
少女---否、少女の形をした機械の個体名はPLB-279-T
彼女の頬には大きな切り傷が生まれ、そこから血が流れ出ている。しかしその表情に苦痛の色は無い。
元々機械である彼女は痛みへの忌避感が薄いことも原因だが………最大の理由は、彼女自身がリツェーレから与えられる苦痛に慣れてしまった、ということだ。
彼女自身は自覚していないが、この状況に安心感を抱いていた。
痛みを与えられ、憂さ晴らしの対象にされる---そんな行為であっても、創造者が自分に意識を向けてくれていることが嬉しかった。
一方でリツェーレはといえば、この状況に常人の意識が及ばぬ程の怒りを抱いていた。
己が造り出した人形が、己の理想よりも遥かに醜く汚れていることを、この数日でいやという程思い知らされたからだ。
彼とて心の奥底では理解していた。
死者の魂を利用して造ったこの人形は、あの金色の人形には遠く及ばないということを。
何より……こうして人形を傷付けているリツェーレ自身の醜さが、目の前の人形の醜さを裏付けているということを。
心も体も魂も汚れきった男の造り出した人形が、どうして美しいといえるだろうか?
己の夢が己の行動によって砕かれたことを確信していながら、前を向くことも夢を捨て去り人形を破壊することも出来ず、只々苛立ちをぶつける。
リツェーレは自己嫌悪の悪循環から抜けられない。
リツェーレの心は、とうとう限界を迎えた。
目の前の人形を突き飛ばし、床に押し倒す。
「………ッ」
人形から僅かに苦悶の声が漏れる。
それがどこまでも『人間らしい』ことが、一層リツェーレの神経を逆撫でする。
衝動のままに、リツェーレは人形の衣服を引きちぎる。綺麗な下半身が露わになる。
「マスター、止め……」
「黙れ」
人形の脚を開き、己の性器を挿入する。
「………いぃ、あっ……!!」
悲鳴染みた呟きを気にも留めず、腰を打ち付けるリツェーレ。
きつく締め付ける膣内を強引に犯していく。
何度も、何度も、気が遠く成る程性交を繰り返し……正気に返ったリツェーレは、溜息を一つついた。
彼はもう、夢の残骸を直視することが出来なくなっていた。
醜く歪んだ人形と、それを造った更に醜く汚れている自分。
その事実は、今の彼には重すぎた。
虚ろな足取りで彼は研究所を抜け出した。
そこに一体の人形を置いたまま。
リツェーレ×銀アイ。 プチ陵辱
アビコ四行詩が好評だったテンションで書いた。
一応続きます。
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あらすじだけ言うとメアレス化したリツェーレが登場。本家メアレス勢との絡みはアフリト翁以外ありませんので注意。
-
懲りずにまた来てしまった。グランプリが待ち遠しいにゃあ。
【レイフェル】天界(+魔界)の住人SS【クリネア】
ギャア、ギャア、ギャア……
「ひっ……!?」
コウモリの羽ばたきにびくっと身を竦ませた天使の少女――クリネア・マキアが、もう一人の天使の少年――レイフェル・ユリーマにしがみつく。
「だだだ、大丈夫だよ、クリネア。もう目的のお菓子は買ったんだし、後は来た道を戻るだけだから」
そう慰めるレイフェルも、実は足が震えていたりする。
レイフェルは、天界に在る〈回廊〉と呼ばれる領域の管理者だ。
ありとあらゆる〈可能性〉の存在する〈回廊〉に於いてこそレイフェルは無敵だが、〈回廊〉を一歩出てしまえば能力は平均的な天使より遥かに劣る。
まして此処は、魔界にあるドラク領の一角。『天使』というだけでどんな目に合わされても文句は言えない。
二人は顔を見合わせてから、ごくりと生唾を飲み込みつつ、ゆっくりと歩みを再開する。
気持ちは焦る一方で、早く天界に戻りたいと切に思うのだが、下手に急ぐと魔物を刺激してしまいそうで、自然と足は一歩一歩、周囲の様子を確かめつつ進むことになる。
何故『天使』で在る二人が、魔物を訪れたのか――それはクリネアが胸に大事そうに抱えた包みに在る。
ダークサンブラッド――魔界のドラク領でのみ製造・販売されている銘菓だ。
その美味しさは魔界中を席巻しただけに留まらず、死界、冥界、時界、果ては天界にまで響いている。
それを買いに行きたいから一緒に付いてきて欲しい、とクリネアに懇願されて、レイフェルに断れようはずもない。
かくして、攻撃力とはまるで無縁の二人が、魔界の荒野を縦断する羽目になったのだった。
「くくくクリネア、もうすぐ天界のゲートだから、頑張ろう」
「はははははいぃぃ……」
一歩進むたびに周囲の様子を窺っているので、歩みは遅々として進まない。
それでもやがて、遠くに天界へのゲートが見えてくる。
「レイフェル様、あと少しですよ!」
クリネアがゲートを視認し、嬉しそうに声を上げて駆け出そうとした時だった。
「――危ない!」
レイフェルが咄嗟に腕を伸ばし、クリネアを引きずり倒す。
その空間を、ぶぉんっと空気を裂く音を響かせて、巨大な爪が通りすぎる。
現れたのは、漆黒の毛に包まれた、三つの頭を持つ巨大な狼だった。
――勝てない。とレイフェルはすぐに悟った。
それは諦めでも悲哀でもなく、ただ事実を認識しただけにすぎない。
-
(何とか天界のゲートまで逃げられるか――)
じりじりとにじり寄る狼から目を逸らさずに、レイフェルは狼と対峙したままじっと狼を睨み付ける。
その向こうに見えるゲートまで、二人揃って無事に辿り着ける可能性は低いだろう。
(ならせめて――クリネアだけでも)
それならいける、とレイフェルは判断するが――
クリネアが絶対にそれを認めないだろう。
クリネアとは、そういう天使だ。いつだって慈愛に満ちている。
「あああ、あのっ、レイフェル様! 私が囮になりますから、レイフェル様だけでも……」
「絶対に、ヤだ。それなら、クリネアが先に――」
「イヤです! 私が無理に付き合わせてしまったんですから、私が――」
「無理とかじゃなくて、ボクが来たくて来たんだから、クリネアが責任を感じる必要は……」
「私でしたら、攻撃は苦手ですけど、持久戦なら得意です! ですから、レイフェル様が天界に戻って救援を――」
「持久戦ならボクだって! クリネアを一人にさせるなんて……」
『グルォアァァァァァッ!!』
最早痴話喧嘩の様相を呈してきた二人に、無視するなとばかりに狼が吼える。
「ひえぇぇぇぇぇっ!!」
クリネアが涙目になってレイフェルにしがみつく――
その時だった。
「よぉっしゃあああっ!! 強そうな奴発・見!!」
嬉しそうな――底抜けに明るい声が響いたと同時、
――ドゴォォォォォッ!!
突如として横合いから叩き込まれた強烈な一撃に、狼は無惨にも土煙をあげて二転三転し、彼方へ消えていった。
あんまりといえばあんまりに唐突な展開に、レイフェルとクリネアが思わず目を点にする。
「……あ゛? 何かあっけなかったな」
土煙が薄らいでゆく中に、一人の青年が立っていた。
その青年は、茫然とするレイフェルとクリネアに気付いて、にこやかな笑顔を浮かべて片手を上げてみせる。
「なんだ、今の奴に襲われてたのか? ――よう、お前ら。大丈夫か?」
「えっと、はい……あ、ありがとうございます!」
我に返ったクリネアが慌てて頭を下げると、
「ん……? お前ら、天使か!?」
青年は、今更気付いた、と言わんばかりに驚いた声を上げる。
「ははは、はいぃ、そうです天使ですすみませんんんん」
びくりと警戒に身を竦ませるレイフェルとクリネアだったが、意に反して青年はケラケラと明るく笑う。
-
「天使が何でこんなトコに居るんだ?」
「へっ? そ、それは、ダークサンブラッドを買いに……」
「あー。クルスんとこ行ってきたのか。うまいもんなあ、アレ」
「あ、良かったらお礼に……」
「いやいーよ。お前ら、天界からわざわざソレ買いに来たんだろ? なら持って帰って大事に食えよ」
がっはっは、と豪快に笑い飛ばす青年に、レイフェルとクリネアは漸く肩の力を抜いた。
「俺はクィントゥスってんだ。魔帝になるための武者修行中だ。お前らは?」
問われてクリネアとレイフェルは名を名乗り、
「……ボクたちは天使なのに、貴方は親切だね」
感心した様にレイフェルは言った。
「だってよぉ、お前らなんつーか、……非力そうじゃん」
直球で『弱い』と表現するのは気が引けたのか、クィントゥスはぼかした表現でそう答えた。
「俺ぁ、強ぇ奴しか興味ねーのよ。それに、妹が居るから女と闘うのは苦手だしな」
一人うんうんと頷くクィントゥスに、レイフェルは「そんなものか。」と納得する。
「まあ、イザークくらい強い天使なら闘ってみたいけどな。アイツの姉ちゃん、『聖王』とかいうので、天界で一番強ぇんだろ?」
「イザーク様のお知り合いなんですか!?」
嬉々として声を上げるクリネアに、クィントゥスの目がキラーン☆と輝いた。
「お前ら、イザークの知り合いなのか? イザークには試合を申し込んでもいつも断られてるんだが……お前らに頼めばイザークと試合出来るのか?」
不穏な空気を感じ取り、レイフェルは素早くクリネアを庇う様に前に出る。
「知り合い――だとしたらどうするんです? ボクたちを人質にでも取る気ですか?」
「は? 人質? いやさ、お前らの口からもイザークに頼んでやってくれねぇかなと思って」
「……。」
思わず警戒してしまった自分自身に呆れながら、レイフェルとクリネアは顔を見合わせて苦笑した。
「助けて戴いたお礼に、伝えるだけは伝えておきますよ」
「イザーク様が……それを受けてくださるかは解りませんが……」
「いやいーよ、それで十分だ。ありがとな、お前ら」
何と言うか……魔族にしては何処までも『魔族らしくない』クィントゥスに、レイフェルとクリネアは今更ながら好感を覚えた――と。
ばさっ……と羽ばたく様な音が聞こえ、レイフェルたちの目の前に漆黒の翼を広げた一人の青年が舞い降りる。
つい今しがた、話題に出たばかりのイザークだ。
イザークは羽を畳むと、クリネアに駆け寄った。
「クルスから、『二人組の天使がダークサンブラッドを買いに来た』と連絡を貰ってな。詳しく聞いてみると、そのうちの一人の容姿がクリネアみたいだったから来てみたんだが」
「あ、あの、ご心配かけてすみません……こちらの方に助けて戴きました」
言いながら、クリネアがクィントゥスを手で指すと、イザークが微笑する。
-
「そうか――ありがとう、クィントゥス。相変わらず武者修行中なのか?」
「おう。そのうちお前も相手してくれよ!」
「そのうちにな。――すまんが、今は」
「あー解ってる解ってる。そいつらと話したいんだろ? じゃあ、また今度な!」
ニカッと笑ってみせてから、来た時と同じく颯爽とクィントゥスは去って行った。
それを見送ってから、イザークはクリネアに向き直る。
「全く……魔界の菓子が食べたいのなら、俺に言ってくれれば……」
ちょっとお説教じみたイザークに、クリネアは頬を朱くしながら、
「そ、その……すみません。ど、どうしても自分で買いに行きたくて……」
チラリとレイフェルを見るクリネアに、イザークは「ははーん」と事態を察してちょっとニヤニヤしながらレイフェルを見る。
レイフェルはレイフェルで、クリネアの言葉にドギマギしながらイザークのニヤニヤ顔とクリネアの俯いた横顔に視線を往復させる――が、
「ミカエラ様が最近お忙しくて疲れていらっしゃるので、甘いものを食べて元気を出して戴きたくて……」
続くクリネアの言葉に、イザークは「えっ」と思わず声を上げてレイフェルを見る。
レイフェルは完全に硬直していた。
「ちょ、クリネア」
「解ってます、『元気を出して戴きたい』のは、私の我が儘だって……ですが、ミカエラ様の補佐として、いえそれ以上にミカエラ様をお慕いする一人として、美味しいものが大好きなミカエラ様の為にですねっ」
「ちょ、クリネア、ストップ! ストップ!」
「きゃっ、す、すみません……ミカエラ様が大好きなので、つい熱くなってしまいました……」
照れた様に髪に手を遣るクリネア。
「う、うん、クリネアが姉さんを好きなのは解った。解ってる。其処まで姉さんを想ってくれるクリネアが補佐してくれれば俺も安心だ」
言いながら――ちらりっとイザークは、クリネアの隣で固まっているレイフェルに、痛ましげな目を向ける。
――レイフェルは最早灰と化していた。
さらさらと風に流されるレイフェルを見ながら、イザークは心の中で合掌した。
「ミカエラ様の事を口に出したら、何だか心配になってきました! レイフェル様、早く天界に戻りましょう! イザーク様、ご心配かけてすみませんでした!」
言うが早いかレイフェルの襟首を引っ掴んで意気揚々と歩き出すクリネアの背が、天界のゲートの向こうに消えるのを見送ってから――
イザークは一人、レイフェルの冥福を祈っていた。
後日、レイフェルはイザークに「まさか恋敵が女性である聖王だとは思わなかった」とぼやいたという。
-
>>397さん宛。
こんな感じに仕上がったけど、果たしてこんな感じでいいのだろうか。
【アイ】金色のアイちゃん+銀色のアイちゃん+黒猫の魔法使いなSS【アイ】
「――……?」
ぺちぺち、と頬を触られる感触に、キミはうっすらと目を開いた。
「う、ん……?」
夏を目前にしたある日。バロンからの依頼を終えてギルドを出た帰り道。宿を目の前にして――そうだ。
確か、いきなり目の前に大きな穴が開いて、吸い込まれるように其処に落ちた。
足を踏み出した先が急に深い穴に繋がっていて、何分咄嗟のことで、体勢を立て直すことすら出来なかった。
(あー……また異界に飛ばされたかなあ……)
普通に考えれば天地がひっくり返るほどの出来事だが、“キミ”にとってはもはやある種の日常茶飯事というか。まあ「またか」で済ませられる程度の事だったりする。
目を開くと――二人の少女がキミを心配そうに……否、感情の見えない表情で、キミを覗き込んでいた。
「……あ。おキた」
「起きた」
端的に言えば、美しい少女たちだ。
一人の少女は金髪、もう一人の少女は銀髪と、髪の色こそ違うが、驚くほど似通っている。
透ける様な白磁の肌、絹糸の様にさらさらと流れる髪、宝石の様に澄んだ瞳。
まるで人形の様な――というより彼女たちは実際に<人形>なのだろう。間接などから歯車が覗いており、背中からは硬質な羽が伸びている。
だが、<人形>だとすれば恐ろしく精巧に創られている。彼女たちの所作は、感情こそ窺えないが、人間のそれと何一つ変わらない。
「……わたしハ、あイ」
と、金髪の少女が言った。
「私は、アイ」
と、今度は銀髪の少女が言った。
同じ名前――なのだろうか。一瞬、どう反応すべきか戸惑っていると、ぴょんと師匠がキミの膝に飛び乗った。
どうやら一緒に異界に飛ばされた様だが、無事で何よりだ。
『にゃはは! 銀色のアイは金色のアイから同じ名前を貰ったらしいにゃ! 私は自己紹介を済ませたから、キミも名乗るにゃ!』
パチリと片目を瞑って見せる師匠に苦笑しながら、キミは二人のアイに名前を名乗る。
「よろしクね」「……よろしく」
自己紹介を済ませてから、キミは改めて辺りを見回す。
何処かの洞窟――否、何らかの遺跡の中だろうか。岩肌を人工的に刳り貫いてあるらしく、あちこちに人の手が加わっているのが見てとれる。
明るいが、窓の様な陽の射し込む場所は見当たらない。かといって、光苔の光とも違う。例えて言うなら『部屋そのもの』、部屋自体が明るいといった不思議な感覚だ。
-
キミは「此処が何処か」を問うと、金色と銀色のアイは二人揃って顔を見合わせてから、
「此処……秘宝都市<プレ=ボ>」
「……ノ、近クにあル、遺跡のナか」
秘宝都市<プレ=ボ>……聞いたことの無い地名だ。解っては居たが、此処はやはりクエス=アリエスでは無さそうだ。
ダメ元で、「帰る方法は在るか」と尋ねるが、
「ゴめんなサイ、私たチにも解ラない」
「遺跡の中……色々見てたら、何か触ってしまったらしくて……勝手に何かの術が起動してしまって……」
ごめんなさい、と深く頭を下げる二人に、キミは慌てて両手を振った。
確かに原因はこの二人かもしれないが、二人にとっても予想外の出来事だったに違いない。
二人の所為では無い、と伝えると、二人は安心した様にほっと息を吐いた。
『そうにゃ。私たちには異界移動なんて慣れっこにゃ! 今まで何だかんだ言って無事に帰れてるから、今回もきっと何とかなるにゃ。心配いらないにゃ!』
励まし――なのだろうか。異界移動に慣れるのもどうなのかな、と師匠の言葉に苦笑しながらキミが頷くと、二人はほんの少し、頬を緩めた。
笑顔というほどはっきり感情を表しているわけではないが、表情があまり変わらない様に見えたのは、やはり緊張と申し訳なさがあったからだろうか、とキミはふと思う。
そして、気持ちが落ち着いたからか、銀色のアイがまじまじとキミを見詰め始めた。
好奇心や興味というよりは、不思議そうに思っている感じだ。まじまじと凝視され、何となく恥ずかしくなってキミは身を捩る。
『……にゃ? アイは異界の人間に興味が在るにゃ?』
視線を感じ取った師匠が問い掛けると、銀色のアイは小さく首を振った。
「異界の人間……というか、男の人を間近で見たこと、あまり無かったから……」
「まスたーとハすぐに離レたと言っテイたけど、他の男ノ人は見たこト無いノ?」
「見たこと……は、あるけど……村の人たちも、あまり積極的に私に近付こうとしなかったから……」
そう言ってから、銀色のアイはこくんと小さく首を傾げた。
「一応……男女の見分けはつくよ……おっぱいがあるのが女で、おっぱいが無いのが男……」
その言葉に、今度は師匠が首を傾げた。
『にゃ? おっぱいは膨らんで無いだけで、男にも在るにゃ!』
「え、そウなの?」
と言ったのは、金色のアイだ。
「アイは……マスターと、ずっと一緒に居たんじゃ……?」
「でモ、マスたーの体を見タこトは無いワ」
そう言いながら、おもむろに金色のアイがキミのローブを托し上げる。
あの、乳首が服で擦れて……なんかちょっとアレなんですが。
「……ほンとうダ。」
金色のアイと銀色のアイが、二人揃ってキミの胸元に顔を近付け、まじまじと覗き込む。
……あの、やめてください吐息がかかってアレなんで。
「これって、私たちについてるのと同じ……?」
と、銀色のアイがキミの目の前で、薄手の黒いシルクの向こうにうっすらと見えるぽっちを、くりくりと弄って見せる。
……なんかエロい。
「同じ……ナのかナ?」
と、金色のアイが片手でキミの乳首を指で弄りつつ、もう片方の手で自分の乳房を捏ね回す。
いやもう、ちょっと勘弁してください。
-
――と。
必死に耐えているキミに気付いて、師匠がニヤリと笑う。
その笑顔に、キミの背中を一筋の汗が伝う。
『アイたちは知らないのかにゃ? 男女の一番の違いは、股間にこそ在るにゃ!』
「……」
「…………」
「………………」
二人の視線が、キミのゴールデンゾーンに集中する。
さっきから胸を弄られた所為でちょっともっこりしている。
声にならないプレッシャーを感じながら、キミはズボンを押さえつつゆっくりと後退するが――
勿論それを許す二人では無い。
華奢な体からは想像がつかないパワーでもって、金色のアイがキミを押さえ込み、銀色のアイが素早くキミのズボンを引っ剥がす。
力任せに引っ剥がされた所為で、ズボンは哀れにも、ただの布切れと化し――半勃ちのソレが、勢いよく「こんにちは」した。
「う、うぅ……」
人形で在るとはいえ、見た目的には年若い少女の二人に下半身を剥かれ、なんとも言えない悲しみがこみ上げてくる。
「…………」
「…………」
思わず股間を隠そうとすると、金色のアイと銀色のアイが、それぞれ片手でキミの手を押さえてあっさりと抵抗を封じる。
二人は息がかかるほどキミの股間に顔を近付ける。
つんつん、と銀色のアイがキミのモノを突く。
人間の手とは違うひんやりした感触に、ぶるんっとモノが起き上がる。
「ん……? ナんか、出てル」
ぺろりっと舌を出して、金色のアイが我慢汁を舌先で舐めとる。
「機能的には……女性の尿道と……そう変わらないのかな……?」
首を傾げる銀色のアイに、師匠が楽しそうに答える。
『ふふん♪ 果たしてそうかな?』
「違う……のかな。どうしたら……違いが解る?」
『それは男根に性的刺激を加えてやれば解るにゃ!』
「性的刺激……どんなの?」
『気持ちよく刺激してやればいにゃ!』
「……どう、すればいい?」
『優しく手で撫で擦ったり、舐めたり、揉んだりしてあげるにゃ!』
師匠おぉぉぉぉ!! と、キミは声にならない悲鳴を上げる――金色のアイが尖端を口に含み、銀色のアイが横から裏筋を舐めてくるため、声を出した弾みに暴発してしまいそうだからだ。
「ン……なンか、ビくびクしてル……」
金色のアイが、優しい手つきで玉を揉むと、
「く――うっ!!」
堪えきれず、キミは二人の少女の顔に向けて発射した。
ビュルッと勢いよく飛び出した精液が、金色のアイと銀色のアイの顔に白い飛沫を散らす。
二人は頬に散った精液を指で掬い、口に運ぶ。
「なンか……不思議ナ味……」
「ちょっと、苦い……」
そうして金色のアイと銀色のアイは互いに顔を寄せ、
「綺麗にシてあゲるね、アイ」
「私も……アイを綺麗にするね」
互いの顔に付着した白濁液を、互いに舐め取っていく。
其れは、官能的でありながら、何処か神聖な絵画の様にも見える。
二人は互いの顔を綺麗にすると、再びキミに向き直った。
「……また、出して……」
銀色のアイが、まだ元気なキミのモノに、手を添えてくる――が、キミは首を横に振った。
今度は自分の好きにさせてほしい、と伝えると、二人は快諾して頷いた。
許可を得たキミは、金色のアイの胸と、銀色のアイの胸に手を伸ばす。
胸を揉みしだくと、二人のアイが徐々に頬を染める。
-
「なニ……? コれ……」
「さっき、自分で触った時とは、違う……ふああっ!」
はだけた胸元に口を寄せると、銀色のアイは簡単に悶えた。
「ちゅぱちゅぱしちゃ、ダメ……あっ……!」
びくん、と震える銀色のアイの悲鳴が心地よく、執拗に胸を責め立てる。
「アん、アイばかリずるイわ……私も、シて……」
胸元を這うキミの手を握りしめ、金色のアイが懇願する。
お言葉に甘え、今度は金色のアイの乳房に吸い付きながら、キミは素早く托し上げた銀色のアイのスカートの中に、手を差し込んだ。
……濡れている。
“中”は思ったほど冷たくはなかった。ヌルヌルした液体が、差し込んだキミの指に絡んでくる。
キミは半ば感心し、半ば呆れながら、何を考えて創造主がこんな機能をつけたのか問い質したくなった。
「は、アぅ、キモち、いイっ……!」
無意識のうちに腰を振りながら、金色のアイが絶頂に達する。
――二人の体がだいぶ『解れて』から、キミは「中に出していいか」を問い掛ける。
「ン……いい、ヨ……」
と答える金色のアイと対称的に、銀色のアイが不安そうに瞳を揺らす。
なのでキミは、銀色のアイに見せつけるようにしながら、早速金色のアイの腰を抱え、じっくりと時間をかけながら挿入する。
痛くない? と問うキミに、金色のアイは歓喜の声でもって答える。
「い、イ……熱い、コれ熱イ……ア、頭のナか、ぐちゃグちゃニなる……!」
金色のアイの腰を抱え、キミは激しい注挿を繰返す。
『奥』を突かれるたび、獣じみた狂乱の声を上げる金色のアイに、銀色のアイは羨ましそうな顔をしながら唇を重ね合う。
奥突きに固定して、金色のアイの子宮の中にぶちまける。
最後の一滴まで流し込むと、待ちきれない様にキミの袖を銀色のアイが引っ張った。
――――。
「まダ……しテ……?」
「待って……次は私の番……」
キミの股間の前に屈み込む二人に、裸に剥かれたキミは「もう無理! もう限界!」と、何度上げたか解らない悲鳴を上げるが――
勿論、それを聞き入れる二人ではない。
学習能力の高い二人は、あっという間に覚えたキミのツボを刺激し、たちまちのうちに勃起させる。
師匠は、というと、そんな様子を見ることにも飽きたのか、気持ち良さそうに眠っている。
「ホら、まダ元気……」
「これならまだ出せるね……んっ……」
言いながら、銀色のアイがぱっくりと自らの手で膣を拡げ、キミの上に跨がる。
妖しく腰を振りながら膣を蠕動させる銀色のアイに、キミはたまらずぶちまけてしまう。
「じゃア次、私……」
待ってくれ、トイレに行かせて欲しい、とキミは懇願する。
「此処ですれば……? 私たちは別に、気にしない……」
と銀色のアイがそう言うが、どうしても恥ずかしいからと力説し、キミはローブを手に立ち上がった。
そして部屋を出た瞬間、キミはローブを羽織って全速力で遺跡の出口に向けて駆け出した。
このまま此処に居たら死ぬ――キミの心は、その恐怖で支配されていた。
枯渇死、それも異界の地で腹上死なんて絶対にごめんだ。
師匠を置き忘れて来たが、あんな師匠など知ったことか。
生への執念か、遺跡の罠も魔物も奇跡的に突破したキミは、明るい外へと飛び出した。
辺りは、一面の深い森が広がっていた。人の気配など微塵も感じない。
それでも、秘宝都市<プレ=ボ>が近くに在るはずだ。
「やったああああ!」
思わず歓喜の声を上げて、キミは大きく伸びをする。
……全裸にローブを羽織っただけの姿で大きく伸びをすれば、どうなるか。
結果――
「キャアアアア、変態ぃぃぃぃっ!!」
「任せて、ソフィちゃん! グレェェート・ザッパアアアアアアッ!!」
『ぬおおおお!! だから、投げるなと言っているだろうにぃぃぃぃぃ!!!!』
何処か懐かしい声が聞こえたと同時――
キミの視界いっぱいに、杖が飛んで来た。
――キミは、魔杖<エターナル・ロア>の知識を借りて遺跡の機能を作動させ、何とかクエス=アリエスに帰ることが出来たのだが。
ソフィが何気なく放った「ロアちゃんの方が大きい」という一言に、とてつもないダメージと精神的ショックを負ったのだった。
-
いつもながらのお目汚し、すみません。
すぐ上に真面目な銀アイちゃんSSがあるのに、なんかこんなギャグ調子で申し訳ないorz
天界の住人は、保管庫に置かせてもらったレイフェルSSの実質、続きです。
あと、サタジョとスザクの走り書き(落書き?)SSは此処に置かせて貰うと量が量になるので、保管庫に置かさせて貰います。暇なときにでも読んでいただければ。
トゥスの兄貴が書いてて一番楽しかった。
ではでは、お邪魔しましたm(_ _)m
-
はっ。聞いてみたいことがあったの忘れてた。
>>730
白猫の話で申し訳ないんだが、タウンでミコト様タップした時、
「お供えは○○○がいいなぁ〜」
って言ってるの、何て言ってるか解ったりします?
てっきり『ぷりん』って言ってると思い込んでたんだが、どうも違うっぽいから気になってる。
もし解れば教えてください。
-
薄暗い路地に、一人の男が立っている。
男の視線の先にはあるのは、おぞましいカタチをした怪物。
「……………………………」
男-----リツェーレ・トノラは、表情一つ変えずに傍の機械に命令を下す。
複数回の閃光が路地を照らした。
そこに残ったのは、全身に風穴を開けられた怪物-----ロストメアだけだった。
『………アア………ケッキョクワタシハ……アノコノ、コトヲ……』
その呟きがリツェーレの耳に入った直後。
リツェーレの足元に座り込んでいた機械の狼がロストメアの残骸に喰いついた。
グチャ、ブジュ……グジュ……と、音を立てて獣がロストメアを喰ったのを見届けたリツェーレは、路地から大通りへと向かう。
抱いた夢を失いながら、それでも尚そのまま生き続ける存在-----メアレス。
その一人、傀儡操者〈ドールディーラー〉リツェーレ。
それが、今この街で生きる彼の名だった。
余談ではあるが。
彼がつい先程粉砕したロストメアは………とある男が、死した娘を蘇らせようとした夢の残骸。
その時に造られた人形こそが、リツェーレが理想として目指した金色の人形だった事を……彼は知らない。
「ご苦労だったのう、傀儡操者。報酬はこいつだ」
ロストメアから吸収した魔力を、目の前の老人……アフリトの所で換金する。リツェーレにとってはもう慣れ親しんだ光景だ。
「助かる」
「なあに、お互い様さ」
社交辞令を交わしつつその場を切り抜け、夕食を取りに行くリツェーレ。
気怠げな「らっしゃーせー」の挨拶の店員と安さが評判の料理屋が彼の行きつけだ。
適当に食事を済ませ、寝床へと帰る途中のリツェーレに、どこからともなく現れたアフリトが言葉をかける。
「やあお前さん。また会ったな」
「………何の用だ」
リツェーレはなんとなく察した。
このジジイは面倒なことをこちらに任せるつもりだ、と。
「いや何、風の噂でお前さんの事を探し回っとる金髪と銀髪の二人の娘がいる、と聞いてのぉ。その娘らに尋ねられるかもしれんから気に留めておけ、という事さ」
「成る程。……待て、何故そんなことがお前に分かる?」
「そりゃ単純さ。儂がお前さんの居場所を教えたんだから」
「………何が『風の噂で』だ狸め。思いっきりお前が元凶じゃないか」
「そこに関してはすまんことをしたと思っておるよ。しかしその娘らからは、これといって悪意は感じられんかったのでな。大丈夫だろうと思ったまでさ」
溜息をつき、その場を後にするリツェーレ。
その夜、リツェーレの住処……どんな町にでも有りそうなボロアパートの前に、二人の少女が立ち尽くしている。
二人の内、金髪の少女がもう一人の銀髪の少女に声をかける。
「ねえアイ、流石にもう心の準備は済んだでしょう?いい加減声を掛けたら……?」
「ま、待ってアイ、あと少し!本当にあと少しだからお願い、待って…………!!」
「……それ、もう13回目だよね……」
結局、彼女らが行動したのは、これから30分後のことだった。
ゴンゴン、というノックの音で、眠っていたリツェーレは目を覚ました。
家賃の安さのみが取り柄のこの物件には、当然ながらインターホンなど無い。そしてここに住むのはリツェーレ一人。
面倒くさそうにドアを開けたリツェーレは、そこでとんでもないものを目にすることになる。
「------こんばんは。初めまして、リツェーレ・トノラさん」
その時、リツェーレの思考が停止した。
目の前にいるのは-----己が夢見た金髪の人形。かつて見た時よりも肉体年齢は上がっている様だが、そんなことは問題では無い。
「貴方に用があるのは、私じゃなくてこの子だよ」
そう言って目の前の人形は、自分の影に隠れていた少女を目の前に引っ張り出した。
その少女は……かつて、リツェーレが制作した人形だった。
「………!!………お前は、PLB-279-T……!?」
「違うよ。今のこの子の名前は『アイ』。私と同じ『アイ』なんだから」
どこか拗ねた様に呟く金色の人形。
それは機械とは思えぬほど滑らかな声色と挙動だった。
-
「………あ……あの……」
「---下らん。帰れ」
そう言って背を向けるリツェーレ。
「ちょっと、せめて話ぐらい……」
「………待って!お父さん!!」
銀髪の少女が発したその言葉は。
リツェーレの逆鱗に深々と刃を突き立てた。
「------その口を閉じろ。機械人形」
「………え」
「お前が私をどう思うかなど、どうでもいい。だが一つ言っておく。私はな………血と、肉と、鉄屑の塊であるお前を、『娘』などと思ったことは一度も無い」
「………あ……ああ……」
少女の瞳から、一粒の涙が落ちる。
彼女とて理解していたのだ。自分は結局、どう足掻いても『人間』にはなれない機械なのだと。
とっくに割り切って乗り越えた筈なのに、少女は流れる涙を止められない。
己の親ならば、自分を人として、娘として愛してくれるのではないか-----そんな惨めな『夢』を、彼女は抱いてしまっていた。その結果がこれだ。
再び背を向けるリツェーレに、金髪のアイが言葉を投げる。
「貴方は、そうやってまた逃げるんだ?」
「………何?」
「そうでしょう?一度目はアイを造ったあの研究所。二度目は今ここで。貴方は現実を受け止められずに逃げるだけ」
「黙れ。お前に何が……」
「分かるわけないよ」
少女は、真正面からリツェーレを見上げる。
「自分のしたことを認められずに、何もかも棄てて逃げた臆病者のことなんてわからない。わかりたくもない」
-
その瞳と言葉には、ただの機械では有り得ない感情……明確な敵意が込められている。
「貴方は私に憧れて、私の事を自分の中で神格化していたようだけど、私の創造主はそんな立派な人間じゃない」
気がつけば、リツェーレは目の前の少女の言葉から耳を離せなくなった。
「……私の役目は、死んだ娘の代用品。造られた理由だけでいうなら、私はこの子よりずっと醜いよ」
その言葉に、リツェーレはかつてない程の衝撃を受けた。己の心に未だ巣食っていた『理想』が、音を立てて崩れていく。
耐えられなくなったリツェーレは、床に膝を付く。まるで自分の存在を内側から削ぎ落とされたような感覚だった。絶望がリツェーレを包み込んでいく。
虚ろな声が、リツェーレの喉から響く。
「……そんなことを聞かされて、私にどうしろと言うんだ。」
自身の愚かさを嘲笑しているように聞こえた。
「抱いた夢は己の手で砕け、美しかった筈の理想はただの醜い幻想だった。あまつさえ今!!己が創り出し棄てた夢の残骸から『父親』と呼ばれているッ!!--何なんだ私は。こんなにも醜く汚れて歪みきっているリツェーレ・トノラは!!一体何なんだ!!」
-
「そんなの決まってる。世界でただ一人の、この子の父親だよ。」
リツェーレの悲痛な叫びを聞いて尚、金髪の少女の言葉は揺らがない。
「これまでの自分が醜かったなら、これからの自分を綺麗にしていけば良い。それは決して悪いことなんかじゃない。………ほら、アイ。立って。貴女の気持ちをちゃんと伝えて」
涙を拭った銀髪のアイは、リツェーレに偽らざる本心を打ち明ける。
「…………私、は…………貴方と、リツェーレ・トノラと一緒にいたい!!製作者と人形としてじゃなく、父親と娘として……『家族』として、貴方の傍にいたい!!」
少女の言葉は、荒れた男の心に確かに届いた。
「…………アイ」
「……はい」
リツェーレが、目の前の銀髪の衝撃に声をかける。
「お前は、こんな私を……お前を傷付け、棄てた醜い私を、本当に、心から『父親』と呼べるのか?」
「呼べるに決まってる。私をこの世に生み出してくれた貴方は、決して醜い人間なんかじゃない」
「………………ッッッ…………!!」
リツェーレの目から、涙が溢れる。
度重なる絶望と挫折の果てに、とっくに枯れ果てた筈の涙が。
衝動のままに、彼はアイを強く抱き締める。
今まで注げなかった愛情を一気に注ぎ込むように、強く強く。
次の日から、リツェーレの傍に二人の『娘』が増えた。一つ屋根の下に住む三人の『人間』は、心の底から幸せそうに笑っていたという。
-
とりあえず終了。ハッピーエンド、かな?
勢いで書いた筈なのにこんなに長くなっていた
-
>>744さんへ
凄いっすなあ(粉蜜柑)
ここまで書けるってのが凄いし羨ましい。
自分のssは、エロとかほのぼの系が書けない分が必然的にシリアスに比重が偏ってしまうのです。
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一応このssではアイは二人とも成長してます。見た目16歳か17歳くらい。成長に伴って金アイは言葉がより一層流暢になっています。
-
エロくはなくてもキレイにまとまってて非常に読みやすくてとってもよろしいと思いますです
いつもの人は流石としか言えんw
最近はここも人が減ってしまって閑散としてるし、昔いた書き手の人達に少しでも復活して欲しいもんですなー
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>>745
どうも730です
自分が聞く限り「甘味(かんみ)」じゃないかと
甘いもの好きなミコト可愛いなあ〜(*´ω`*)
あと「私神様なのにぃ〜」ってセリフはお代官さまあーれーに通じるものがあると思います
GP楽しみすぎて眠れる気がしないっす
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ROM専しかいないから閑散として見えるんじゃないの
直近の画像見る限りまだ100人超はスレ見てるよ
-
戦神様ちょっと過保護すぎやしませんかねw
>>754
言われて聞いてみたら確かに『甘味』っぽいですね。ありがとう、ありがとう(-人-)
きんつばも食べるしぷりんも大好きなミコト様は、ワタクシの秘宝都市<プレ=ボ>に届いていたりはしませんでした……
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「よく来てくれた、ディートリヒ・ベルクよ」
荘厳な空気に包まれた謁見の間で、ドルキマス国の国王が口を開いた。
その言葉に、軍服に身を包んだ男-----ディートリヒ・ベルクは、恭しく跪いた。
「お呼びいただき光栄にございます。国王陛下」
彼の背後に控える三人の部下達もまた、彼と同じように跪く。
ローヴィ・フロイセ。
クラリア・シャルルリエ。
ヴィラム・オルゲン。
彼らは皆同じ様な呼び方をされる。
『英雄ディートリヒ・ベルクの元で動く優秀な軍人』と。
「……なあ、ディートリヒよ。此度の戦……我々は、勝てるか?」
「勿論でございます。王よ、貴方が心配する様な事は何一つとしてございません。貴方はただ、普段の様に威風堂々としていれば良いのです」
慈愛に満ちた笑顔を浮かべるディートリヒ。
その顔からは、彼の内に潜む激情を伺う事は出来ない。
「……ところで国王陛下」
「なんだ?」
「一つだけ、お聞きしたい事があるのですが……よろしいでしょうか」
「勿論だ。なんでも聞くが良い」
国王は、目の前の男が自分に媚びでも売ってくるものだと思っていた。しかし彼の発言は、王が予想もしていないことだった。
王に近寄った彼は、己の顔を指差しこう言った。
「この私めの顔に………見覚えはございませんか?」
「…………いや、ないぞ。もしや貴様、元はどこか有力な貴族の跡取りであったのか?それならそうと早く言え。そうすればもっと速やかに出世出来ただろうに……」
「いえいえ、私はたかが有力貴族『程度』の血筋ではございませんよ」
怪訝な顔をする国王をよそに、彼は右腕を掲げ、大きく指を鳴らす。
それが合図だった。
銃声が鳴り、直後に謁見を見守っていた大臣や衛兵達が物言わぬ死体に成り下がっていく。
銃声の主は、ディートリヒの背後に控えた三人の軍人。彼らの顔には、一切の感情が浮かんでいない。
当然だ。
『任務』の際に心を乱す兵など、ディートリヒには必要ないのだから。
時間にして1分にも満たない地獄。
今この場で息をしている人間は五人のみ。
ディートリヒ達四人と、ドルキマス国王。
「当然、覚えてはいないだろうな。戯れに孕ませた女の息子の顔など、な」
別人の様に低い声色で言い放つディートリヒ。国王は、そこまで言われてようやく理解するしたようだった。
「き、貴様は、まさか…………!?」
「そのまさかだ。………全く、鳶が鷹を産むとの言葉もあるが、豚の種から獅子が産まれるなどとは誰も思うまい」
腰に下げた軍刀を抜くディートリヒ。
「た、助けてくれ!!地位も名誉も金も、お前が望む物を全てやる!!だ、だから命だけは……」
「何を馬鹿なことを言うのか。そんなもの、ここでお前を殺し私が王になれば、全て楽に手に入るというのに」
必死の懇願を嘲笑うディートリヒ。ここで王は、先程のディートリヒの発言の真の意味を知った。
-----貴方が心配する様なことは何一つない----.
嗚呼、そうだ。
これから死にゆく人間が、そんなことを気にしてどうするのか。
「とはいえ最期の願いだ。聞き入れてやろう。残り少ない命……存分に堪能するといい」
しばらくして、国王の首がディートリヒの手で胴体から切り離された。
国王の首から下は、もはや人間の身体だったとは思えぬほどの、血と肉と骨の塊に成り果てていた。
-----こうして、ディートリヒ・ベルクの復讐が成されたのだった。
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遅くなったけど元帥グランプリおめでとう。
と、いうことで書いた。あんなストーリー見せられちゃ書かずにいられない。
やっぱこういう話の方が書きやすいなぁ、と再確認。
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>>756
お役にたてて何よりです
GPの誤字神様達が貴殿のSSそのまますぎてどこまで公式だったかわからなくなりそうw
あれナチュラルに一緒にすんでる…?
うちの秘宝都市にも降臨されてなかったので力ずくで迎えにいってきました\(^▽^)/
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>>755
感想うまく書けないけど
ちゃんと見たよ!面白かったよ!
って伝えたいときにいいねボタンみたいなもんがあればと思うことが多い
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だからわざわざここに書く意味もないかなと思い始めてる
投稿サイトなら閲覧数とか星評価とかでどれだけ見られてるか可視化できるし
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そげな寂しいことを…
まあ投稿サイトは投稿サイトで固定客付かないと全然見て貰えないけどね
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自分はここに投下したあと投稿サイトでまとめたものを置いてるな
そして気付いてしまう書いたもののほとんどが凌辱物だったという事実
歪みねぇ…
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アナタは欲望の暴走の果てに生み出された
己を縛る愚者にアナタは無残な死を送る
本能のままにアナタは光に牙を剥く
その感情が造られたモノだとも知らずに
光と共に哀れな人々を導く貴方は
彼らを信者という名の奴隷へ変える
飽き足らぬ貴方は闇にさえも手を伸ばす
己が為だけの『理想郷』を築く為に
本来ならば神となる筈だった貴方は
歪な運命のズレに翻弄され堕ちていく
貴方は無垢な世界に降り立つ原初の神
祝福という名の絶望を世界へ与え続ける
貴女は太陽の化身である偉大な女神
並び立つものなど皆無な孤独の光
救済を願われた貴女は穢れた世界へ降り立つ
真の『救済』が何かすら分からぬというのに
かつて封印されながらも生を望む貴方の渇望は
闇一色の世界に輝く光を与えるだろう
蛮行に激怒した女神が貴方に罰を下す
貴方は世界へ唾を吐き冒涜したのだから
滅びゆく世界を一人歩む貴女は
どこまでも醜い『怪物』へ成り果てる
『怪物』は決して立ち止まれない
『英雄』に討たれ世界が救われるその時まで
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以前書いたアビコ四行詩のボスバージョン。
例に漏れず勢いのままに書いた作品ぞば
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スビェートに関しては「ただそこに存在し、人々を導く(ように見える)」ってだけで理想郷とか目指してなかったと思うし、スビェートに触れると人は消えたような気がする
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>>766
元のままだとスビェートだけキャラ薄いな、と思ったので、妄想と拡大解釈が含まれてます。
気分を悪くされたなら申し訳ない
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>>767
設定と違うのが気になっただけなのでお気になさらず
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プティちゃんをお外に連れ出したよ!
おはようプティちゃん!ここはどこかって?
誰も来ない都合の良い地下室だよ!念願の図書館の外だよ!
ママが何か知らないんだよね!教えてあげるよ!
さっそく準備しようね!
なんで服を脱がすのって?必要なことなんだよ仕方ないんだよ我慢してね
じたばた暴れても無駄だよプティちゃん
下の方も脱がすからね。ほら手首抑え込んじゃおう。か弱い抵抗がかわいいね
ほらもう裸にされちゃったね
恥ずかしくないよお勉強のためだからね
知らないことを知るのは尊いことだよねプティちゃん!
なんでそんなところ舐めるのって?
準備のためなんだよ必要なことなんだよぺろぺろぺろぺろぺろぺろ
ちっちゃい穴にぬるぬるの特製フルエーテルを塗りこんであげるね
指を押し込むと甲高い悲鳴をあげるのがかわいいね
気持ちよくなっちゃう都合の良い成分を混ぜてあるからね
ほらジンジンしてきたでしょ?
エーテルじゃないぬるぬるもどんどん出てくるよ
指を出し入れするとちゅぽちゅぽと音がしちゃうね。もう準備万端かな?
-
そしたらね、この僕のものをこの中に入れちゃうんだよ
本で知ってる?おませさんなんだねプティちゃん
でも本だけじゃダメだよ実践もしないとね!
おや体を丸めるように竦めて縮こまっちゃったね
なにされるかわかってるからおびえちゃったのかな
それならこのまま指でいじってあげるね
敏感なコリコリした部分をぐりぐりしながら指を出し入れしちゃうよ
ちゅっこちゅっこちゅっこ…
やらしい音が響いてるね
おや顔が真っ赤になってきたね
汗もどんどん噴出してくるね
特製フルエーテルがよく効いてるみたいだね
体がぴくんぴくんしだしたね限界が近いのかな
おっ、悲鳴みたいな声を上げて…いっちゃった?
これが絶頂だよプティちゃんおめでとう!
こんなの知らない?やっぱり実践って重要だよね
僕も我慢の限界だからいれちゃおうね
絶頂したばかりで脱力しちゃって抵抗しようとしてもうまくできないみたいだね
必死で腕をつっぱろうとするのがかわいいねプティちゃん
腕ごと抱きしめるようにして抑え込んじゃうね
狭いけどだいぶほぐれているからどんどんいっちゃうよ
一気に押し込んじゃうよ!…ふう。
いきたてだからか軽く痙攣してるのかな。中が波打ってるようにうねうねしてるよ
おや、奥の方を突くといい反応だねプティちゃん
じゃあどんどん奥をグリグリしちゃおう!
-
僕もいい感じに高まってきたよ
両足を持ち上げてそのまま抱え込むように抱きしめるよ
こういう体勢を何て言うか知ってる?種つけプレスっていうんだよ!
こんなの本に載ってなかったよね
また知らないことを知ることができたねプティちゃん
奥まで突かれて気持ちいいかな?わかんない?
僕はもうそろそろ限界だよプティちゃん
おやなんのことかわかるんだ
手足をばたつかせて抵抗しようとするんだね
でも種つけプレスだからね。プレスの名は伊達じゃないよ
そんなんじゃプレスから逃げだすのは無理だよ
最後の抵抗がかわいいよプティちゃん
奥の奥まで突っ込んで…うっ、くっ、ふう…
たっぷり奥に出したよ。これならママになれるかな?
今回だめでもまだまだ時間はあるからね。
早くママになってママが何なのか実践で知ることができるといいね!
知らないことを知るのは尊いことだよねプティちゃん!
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ロリレイパーニキ健在であるwプティちゃんかわいいからね、仕方ないね
俗にいう「お前がママになるんだよ!」か
ファム様やミルドレッドちゃんが思わず「お母さん…」って呟いたときにも言ってみたい
-
ロリレイパー生存確認
キシャラちゃんに告げ口しちゃおうねぇ��
-
エミリアちゃんは元気ですか?
お腹の子も元気ですか?
-
プティちゃんのちっぱいをちゅっちゅっするよ!
まずは服の上からなでなで!
肩が出ていてかわいい服だねペロペロしちゃうよプティちゃん!
イヤイヤ言ってお手手でぽかぽかしてくるプティちゃんも可愛いけどちょっと邪魔だね
このレバーを引くと…手首のベルトに繋がってる鎖が天井に向けて引っ張られて…ほらばんざいのポーズになっちゃったね
これでもう抵抗できないね
無防備になった脇もレロレロしちゃうよ!くすぐったい?
ちっぱいもふにふにしてあげるね
ここが先端だね。こりこりしちゃうよプティちゃん
痛い?ごめんね痛くないように特製のエーテルを塗ってあげるね
気持ちよくなっちゃう都合の良い成分入りだよプティちゃん!
脇から手を差し込んで素肌に塗り塗りしちゃうよ
-
やーやー言っても駄目だよ
大丈夫大丈夫すぐに気持ちよくなるよ
先端にもしっかり塗り込んであげるね
段々と堅くなってきたね、指で摘まんでキュッと刺激してあげるよプティちゃん!
ほら段々痛いよりも違う感覚が強くなってきたでしょ?
服のひもをゆるめて胸元を下にずらしてちっぱい出しちゃうね
暴れようとしても鎖で吊されてるから無理だよごめんねプティちゃん
お薬で充血しちゃった桜色の乳首が見えちゃったね
直接ふにふにすると凶悪な柔らかさだよ
火照った肌がなまめかしいね
指で触れるとしっとりして触れた後が白く残るよ
気持ちいい?わかんない?じゃあ教えてあげるよプティちゃん!
乳首を口に含んでちゅぱちゅぱするよ
片手でちょっと強めにもう片方をむにゅむにゅするよプティちゃん
ちゅぱちゅぱちゅっちゅ…
ちゅっちゅちゅぱちゅぱ…
-
体をのけぞらせて刺激から逃げようとするけど鎖があるから無理だねごめんね!
はぁはぁ肩で息をしてるね
カリッと乳首を甘噛みしてみようか
もう片方も指で摘まんでコリコリしちゃうね
ちゅぱちゅぱこりこり…
がりっ、ちゅっちゅっ…
ママさんになったらこうやって赤ちゃんにおっぱいあげるんだよプティちゃん!
ふう、こんなところかな
手首のベルト外してあげるねプティちゃん
吊り上げから解放されてへたりこんでるプティちゃん
もう終わったと思ったのかな?瞳に安堵の色が見えるね
そんなプティちゃんをひょいっと持ち上げて…
素早くベッドまで運んでお布団にすとん!
あっ、プティちゃん察しちゃった?
きょとんした表情からすぐに泣きそうな顔になってるね
そうこのまま僕もベッドにギシッと乗っかって…
それじゃ赤ちゃん作ろっかプティちゃん!!!!
-
「久しぶりだなぁ……可愛い可愛い私のイザーク」
天界の宮殿内部の謁見の間で、黒翼の少女---ミカエラ・セラフィムは、そう言い放った。
荘厳だった場所は瓦礫の山と化し、宮殿外部では無数の魔族と天使が殺しあっている。
首謀者は当然、ミカエラだ。
「姉さん……何故だ、何故こんな……!!」
「何故?決まっているだろう」
慈愛に満ちた笑顔を浮かべ、ミカエラは目の前の白翼の聖王に告げる。
「………お前のその顔が、苦痛と後悔に歪む様を見たいからさ」
その言葉で。
僅かばかりイザークの中に残っていた尊敬の念と家族としての情が、一切合切消え失せた。
「もう、俺が信じた貴女は……どこにもいないんだな」
「お前が本当の私を見誤っていただけだ。全く、肉親の本性すら暴けんとは笑わせる」
姉弟の戦いが始まった。
嗚呼、イザーク。私の可愛い弟よ。
私は、お前の全てが愛おしくてたまらない。
髪も、翼も、眼も、耳も鼻も口も手も足も何もかもが愛おしくてたまらない。
今お前は、怒りと憎悪に満ちた表情を私に向けてくれている。嬉しいよ。姉弟のままでは、お前は私にそんな貌をしてくれなかった。
だが駄目だ。まだ足りない。足りないんだよ、イザーク。
だから私は----
「ぐうっ……!」
「勝負ありだ。楽しかったぞ、イザーク」
倒れ伏すイザークと、彼の血で全身を濡らしながら微笑むミカエラ。
イザークの傷は深い。もう彼の死は間近に迫っている。
「少々やり過ぎたな……最後に一度位は犯してやりたかったが、この傷では、悠長にヤッている時間も無い」
そう言ってミカエラは………イザークの優しく抱き締めた。
「な……?……」
「ああ……いい匂いだよ、イザーク。これまで我慢した甲斐があった。魂が溶けてしまいそうだ!!」
ミカエラの貌が、底のない狂気で歪んでいく。
「嗚呼なんて馬鹿なんだ私は。もっと傷を浅くしておけば!衝動のままにイザークを犯せたのに!この火照りきった体を!疼きを!私はどうすればいいんだ!!?」
「…姉さん、貴女は…」
「煩いぞ」
ミカエラは、イザークの口を己の唇で塞ぐ。
「………!?ッ…………」
イザークは抵抗しようと足掻くが意味はない。
ミカエラの舌がイザークを強引に蹂躙していく。
ミカエラが十分満足して唇を離す。二人の舌を赤い血の糸が結んでいる。ミカエラの貌は、正しく『雌』のものだった。死地の中のイザークが、思わず全てを忘れて見とれてしまう程に。
「美味かったよ、イザーク」
そう呟いてから、彼女は転がっていたイザークの剣に手を伸ばす。そして二人の心臓を重ね合わせるように密着し、
「共に死のう。-----お前のことを、心の底から愛しているよ。イザーク」
もう一度唇が重なり。
重なった二つの心臓が、一本の剣で貫かれた。
-
「………という映画を、第3回ワクワク魔界フェスティバルで公開するのがええと思うんよ!!」
「イザーク、特攻大魔術を」
「任せろ姉さん」
「待って!本当に待ってそんなん喰らったらワイ死んでまう!冗談ですこんなの公開しろとか死んでも言いませんからお許しを!!」
「まあまあ御二方、落ち着いて。まさかトート殿も本気ではありますまい」
顔を真っ赤にして倒れたクリネアを解放しながら、威厳のある魔族の姿をした天使……テスタメントが仲裁する。
「た、助かったでテスタメントはん……敬ってくれるのはあんさんだけや」
「この前マクシエルを思う存分殴れましたからね。こんな神獣でも敬う気になるのですよ」
「刺さるわーテスタメントはんのさりげない言葉がわいのハートにクリティカルや」
「マクシエルのアレは酷かったな。ひたすらブーストパンチを喰らわされ姉さんとクリネアのスキルで倒れることも出来ずに無限ループ……」
「だいたい今のこの話の発案者は魔界のルシエラちゃんやで……」
「イザーク、この前のダークサンブラッドとやらを箱でアルドベリクの所へ送りなさい」
「了解だ。あとついでにフェニックスブラッドも俺たちで買い占めよう」
アルドベリクのダークサンブラッド地獄が始まる瞬間だった。
「あ、トート。お迎えですよ」
「ん、どないしたんミカエラはん……あ」
どこからともなく現れたレメモに引きづられ退場するトート。
数分後。
「ああ、待って待って待って裂ける!大事な所が真っ二つになってまう!お願いいたします助け………アッーーーー!!」
おしまい。
病みカエラさんのお話。
あと和解したテスタメントと天界組の絡み。
ワクワク魔界フェスティバルはきっと天界組もお忍びで行ってそう。
-
こういうSS見るとLEの時に何で天界イベ復刻してくれなかったのと心底不思議
あと基本的に黒猫登場キャラは特攻大魔術とかブーストとかスキルとか言わずに魔法とか技術とかでごまかすよ
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>>780
ギャグ時空です。細かいことは気にしてはいけないのです(震え声
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>>781
アッハイ
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ロスエデの追加進化でもいいのでいつか聖王イザークが実装されるのを期待してます
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聖王イザーク超有能そうw
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ゴドー選手、送り付けられた大量のダークサンブラッドに一時絶望するも
ルシエラ監督の名采配により、家臣とその類縁に振る舞われ事なきを得る
アルさんはなんでも自分だけで処理しないとみたいな思考してそう
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イベントタイトルのプティちゃん口にゴム咥えてるよね(コンドームだとは言ってない
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プティちゃんかわいいからね
ロリレイパーニキに襲われても仕方ないね
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聖王様が回廊閉じきらなかったせいで魔王ミカエラ様が出てきちゃってさあ大変!また翌日魔王イザークが何者かに拉致される事件が発生しました。
「イザークが誘拐されただと!?緊急会議だ!至急捜査チームを編成する!」
「珍しくアルさん慌ててますねー、普段あれだけおちょくられてるのに心配なんですね」
「まあおちょくられてると自覚していない節があるからな」
「ククク・・・お前が魔王になるなどという可能性があるとはな!私の可愛いイザークが!」
「ノリノリだな姉さん。聞きたくないが俺をどうするつもりだ?」
「もちろん愉しませてもらうさ、さて魔王のお前はどんな声で鳴くのかな?」
「やれやれだ。あいにく期待には沿えないと思うがな。この俺が悲鳴をあげるとでも?」
「その生意気な口がいつまできけるか楽しみだよ。まずは『久しぶりにお姉ちゃんと一緒にお風呂』から始めるか!」
「ちょっと待て!よせ!やめろ寄るな脱ぐな!!」
イザークの貞操や如何に!?
-
「どうするんだコレ」
アルドベリク・ゴドーは思わずそう呟いた。
原因は彼の目の前にある山のようなダークサンブラッドである。しかもギフト用の最高級品。
付けられたメッセージカードにはこうある。
『この度は其方の居候の天使様にこちらの淫獣もとい神獣が大変お世話になりました。これはそのお礼です。byセラフィム姉弟』
とんでもなく適当な字だった。
(ルシエラ……今度は何をしたんだ……)
暗い方向に思考が向きかけたが、どうにかして現実を見つめなおすアルドベリク。
ここで一つ問題がある。
如何にドラク領の名物とは言え、所詮ダークサンブラッドは菓子である。
つまり消費期限が存在する。
「どうする……俺は、一体コレにどう対処すればいいんだ…!?」
真剣な表情で呻くアルドベリク。彼の表情を見て、まさか大量のおはぎのせいでこうなったと思う者は誰一人いないだろう。
「んん〜?なんか甘い匂いがしますね」
アルドベリクの耳に一人の少女の声が流れ込む。そう、この事態を引き起こした元凶。その名もルシエラ・フオル。
「ルシエラ……」
「コレどうしたんですか、アルさん?……ハッまさか、とうとう強盗に手を染め」
「てないからな。これは貰い物だ。というか『とうとう』ってなんだ『とうとう』って」
「もう、冗談ですよ。前から思ってたんですけど、アルさんって生真面目過ぎません?そんなんじゃストレスでハゲちゃいますよ」
「俺の感じるストレスは9割方お前が原因だかな」
容赦ない物言いだが、これでもルシエラに比べれば軽い方である。
かくかくしかじか
まるまるうまうま
「なるほど。つまりアルさんは、この文字通り腐る程送られてきたダークサンブラッドをどうするかで悩んでいるんですね?」
「そういうことだ」
コレを『捨てる』とか『送り返す』とかいう選択肢がない辺り、やっぱりアルさんお人好しだなぁ、と思うルシエラ。
「だったらまずはこのお屋敷で働いてる皆さんに配ったらどうです?最高級ですから皆さん喜びますよきっと」
「…………その手があったか」
「アルさんはいっつも一人で抱え込み過ぎですよ〜」
そんなこんなで家臣達にダークサンブラッドを振る舞い。
それでもまだまだ余ったので巨大鍋に突っ込んで煮溶かしてお汁粉風にして領民へ振る舞い。
残りはアルドベリクとルシエラが各自消費、という感じになった。
余談だが。
最高級ダークサンブラッドの大量発注でドラク領の領主が高笑いしたり。
最高級ダークサンブラッドと共に労いの言葉まで贈られた家臣一同がよりアルドベリクへの忠誠を強めたり。
予期せぬご馳走に喜んだ領民のアルドベリクへの好感度が上がったりしたのは、アルドベリクには知る由もない。
-
>>785さんのコメントでぞばっとキタ。
そして書いた。
なんだかんだ病みカエラ様ネタも好評で嬉しい
-
>>789
人の財布で民忠を上げる領主の鑑
-
やっぱり魔界は愉快w
-
地下室生活は慣れてきたかなプティちゃん?
このゴムを使えば妊娠しないんだよ!ただしお口で着けてくれないと使ってあげないよ!
と教えて口でのゴム着けを教え込むよ!
本には載ってなかったかな?
実践でがんばって覚えてね!
次第に上手くなってきて
年端もいかない少女がお口で着けてくれる背徳的な光景に満足したら
後ろを向かせてガンガン犯してあげる
-
いつも通りイヤそうではあるんだけど
妊娠の恐怖が薄れた安堵感からかされるがままになっているところに
耳元で「実はあのゴムは特製エーテルを特殊な都合の良い技術で固めたもので
粘液に触れると溶け出しちゃうんだよ!」
と呟いてみよう
事態が飲み込めない様子だね
じゃあはっきり「あれじゃ避妊できないんだよ」と教えてあげる
すると急に泣き声をあげながら僕の体の下から這い這いして抜け出そうとするんだね
-
でも駄目だよ
頭ごと抱え込むようにその華奢な肩をがっしり押さえ込むよ!
そのままこぶりなおっぱいを鷲掴みにしてガンガンを腰を振っちゃうよ!
小さな身体を震わせてか細い悲鳴を漏らすプティちゃんかわいいなあ
あー、出るよ!プティちゃんの中に出しちゃうよ!
孕め!早くママさんになろうね!
プティちゃんプティちゃん!プティちゃん!!!
…ふう
ほら、穴から溢れてるよ
お腹の中は子種でたっぷりだよ
虚ろな瞳でかぶりを振るプティちゃんをそっとぎゅっとすると
目を見開いてビクッと身体をこわばらせて…ああ駄目だよプティちゃん
そんな反応されたらまたムラムラしちゃう
しょうがないからもう一回、付き合ってもらおうかな
早くママさんになろうねプティちゃん
僕は全力で協力するからね!
-
ここまでロリ神様が1人の精霊を短期間の内に何度も愛したことがあっただろうか
おまけにパラレルではなく連続した内容である、ロリ神様の筆の乗り具合に感化され私も興奮してまいりました
-
んんー!!
-
ttp://i.imgur.com/IJv6HgX.jpg
SS+がイメージ全然違っててこれもかわいい
-
プティちゃん!プティちゃん!プティちゃん!
さあ良いところに連れて行ってあげるね!!
ttp://i.imgur.com/e09wUFg.jpg
-
前にアイのSSについて頼んだものです。久しぶりに来たらアイちゃん達のSSが二つも上がってて感動してます。
アイならGPに間違いなく入ると思ってたのに入らずに残念だったけど、アイちゃんを愛でてくれてる人がいて本当にうれしいなあ。アイちゃんはシリアスもギャグも行けますね。つらい過去持ってるから幸せそうな姿を見られてうれしかったです。うがぴよさんがアイのイベントやりたいって言ってたので私は全力で待機しております。あーさっさとイベント来ないかなあ。
-
ミカイザのエロ未遂が読めた……!
あなたが神か!
-
はい、目を開けていいよプティちゃん!
見渡す限りの氷原、夜空に輝く星々…
凄い景色でしょ!
ここはどこまでも広がる氷の異界っていうんだよ
どうやったのかって?チェルシーちゃんから借りてきた宝具で異世界に飛んだんだよ!
これが本を読んでるだけじゃ見れなかった世界だよ!
これからいっぱいいろんな世界に連れて行ってあげるね!
おっと、そんなに肩の出てる服だとこの世界は寒いよね
ごめんね、ローブを貸してあげるね
あとこのカイロを懐に入れておいてね
イグニスさんが中に入って暖めてくれてるから落とさないでね!
次はどんな異界に行ってみたい?
ほとんど海しかない世界とか、遺跡がたくさんあって冒険が盛んな世界、お菓子でできた島なんてのもあるよ!
えっ、天界に行ってみたい?
良いけど…どこか見たいところでもあるの?
…ああ、なるほど神殿図書館か
図星だった?俯きながら赤くなるプティちゃんかわいいなあ
本好きなんだもんね、わかったよ!いまから行こう!
これからたっぷり時間はあるから色々見て回ろうね!
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ロリレイパーが浄化されてるだと…(震え)
というかイメリアちゃんどうなった、浮気?浮気なのかこれ?Nice boat展開なのかこれ
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エミリアちゃんのことかい
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ありゃま
素で間違えてましたわ
エミリアちゃんね
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薄暗い寝室の中、安物のシングルベッドの上でリツェーレは目を覚ました。
否、正確には『目が覚めた』のだが。
原因は彼の両脇で眠る二人の少女。
「…………もちもち、可愛い……ぷぅぷぅ………」
ゆるふわな神獣の夢を見ていそうな金髪の「アイ」。
「…………………………………」
対照的に、静かに寝息を立てる銀髪の「アイ」。
彼女達が両腕にしがみついたまま寝ているので、寝返りを打てないリツェーレは、しばしばこうして目が覚める。
(もう慣れたが、流石にいつまでもこのままはな……早めにベッドが買えればいいんだが)
3日前、二人の少女と共にベッドを購入しようとしたリツェーレだが、運悪く町で唯一の寝具店がロストメアの被害を受け半壊。ベッド類が全滅するという悲劇が起こった。町の外から商品を仕入れた直後だったため、次にベッドを買えるまではしばらく時間がかかりそうだった。
仕方なくリツェーレはリビングで寝起きし、アイ達にベッドを使わせようとしたが、そこで金のアイがこう言ったのだ。
『せっかくだし私とお父様とアイと三人で寝よ!!大丈夫密着すれば三人寝れるよ!』
この一言が原因となり、現在のリツェーレの状況が構築された。因みに『お父様』と言う呼び方については、『アイのお父さんなら即ち私のお義父さんってことだよね?あ、でも紛らわしいからお父様って呼ぼう!』という正論なのかよくわからない理由で決まった。
閑話休題。
己の腕にしがみつく少女達を見て、リツェーレは思う。
(血と肉と鉄屑の塊、か……私は、勢いのままに酷いことを言ってしまったな)
人と変わらない『温もり』と『心』。
それらを兼ね備えた彼女達は、只の機械であるはずがないのに。
(もっと、幸せを感じさせてやりたい。……私は、この子達の『父親』なのだから)
リツェーレは一度、優しく微笑んだ。
それからしばらくして、無事ベッドを購入した三人。
しかしアイ達が涙目でリツェーレにおねだりしたことで、もう暫く三人くっついての睡眠が続くのだった。
-
以前書いた金銀アイとリツェーレの続編。
金アイの性格が崩壊?ベッドだけ全滅とかいうご都合主義?こまけぇこたぁ(ry
金アイの性格については、長旅の中で色々成長した、と脳内補完して下さい。
-
ユッカちゃん!あぁぁぁユッカちゃん!ユッカちゃんんん!!!
エタクロ2のユッカちゃんがなんて呼ばれてるか知ってる?尻ユッカだよ!ユッカちゃん恥ずかしい??そんな事ないんだよ!ユッカちゃんのお尻は世界文化遺産クラスのお尻だから誇っていいんだよ?
ほら、そのフリフリいっぱいのスカート脱いでさ!うんうん、可愛いおパンツだね!!丁度クロッチのあたりに砂時計の絵が描かれてあれあれ?ユッカちゃん砂時計の色が変わってるよ?スカート脱いだだけで濡れてきちゃった??
もうそんなユッカちゃんにはお仕置きだね!!
何するか、わかるよね?ユッカちゃん好きだよユッカちゃんユッカちゃぁぁぁぁぁぁぁぁんんんん!!!
-
久しぶりに帰ってきたら懐かしい人達が帰ってきてて大歓喜
はぁ…いつもお世話になってる分貢献してみたいが書けないので未だROM専
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SSへの感想書けばいいと思うよ
一言貰えるだけでもやる気の度合い変わるよ
-
>>803
「これから」 「たっぷり時間はある」 から 「色々見て」 回ろうね!
これが意味するところは…
-
>>809
感想までじゃなくても一言内容に触れて貰えるだけでも励みになるですよ
人はいるのはわかってるんだけどね
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水着レナに日焼け止め塗ってあげたい。背中から塗ったまま勢いよく手を滑らせてブラの脇に突っ込んで胸揉みほぐしたい。そして顔真っ赤になったレナに魔法で丸焼きにされて天命を全うするのが僕の夢なんだ……
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媚薬入りのサンオイル塗って様子見たいワイがいる
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リルムちゃんのやわふわおっぱいをたぷたぷするよ!
たわわな膨らみを下から持ち上げるようにたぷたぷたぷたぷ!
水着のおっぱいをたぷたぷたぷたぷ!
「男の人ってこんなのが好きなの?」
と恥ずかしそうにしながらも興味深そうな様子で僕を見るリルムちゃん!
そうだよ!みんなおっぱいが好きなんだよたぷたぷ!
「変なの…」と笑いながら顔を赤らめるリルムちゃんたまんないねたぷたぷ!
ビキニごと押しつぶすようにもにゅもにゅするよ
最初は驚いたようにこちらを見ていたのに恥ずかしくなったのか目をそらすリルムちゃんもにゅもにゅ!
無口になっちゃって息が荒くなってきてしまいには「ん…」と熱っぽい吐息を漏らすリルムちゃんアルティメットもにゅもにゅ!
やばいよそれは!そんな反応の仕方されたら火付いちゃうよもにゅもにゅ!
そのまま砂浜に押し倒すと「なにするの?」と聞いてくるリルムちゃん!!!
なにじゃないよ!そんな聞かれ方したら教えてあげるよ!ってなるのわかってる!?
分かってて言ってるならえっちだね!小悪魔リルムちゃんいいね!
よーしお誘いに乗っちゃうぞぉ!
分かってないで言ってるならピュアえろすだね!無知無知リルムちゃんいいね!
よーし僕がいろいろ教えちゃうぞぉ!
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リルムちゃんと無知ックスする権利を貰えるなら焼き土下座も辞さない
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http://i.imgur.com/hEZt0op.jpg
最後の賭けとばかりに単発やったら引けた
よかった…本当によかった
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おめでとうさん
ミコトちゃんってばすっかり調子に乗っちゃってるけど絶対フラグだよねアレ
触手ぬちゃぬちゃ系の魔物に挑んじゃってえらい目に合いそう
3やるときはまた何かやらかして没落するんかな
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成り上がり、没落、成り上がり、没落
新興企業系の株チャートみたいなエンドレスワルツ
しかし、正直、ここまでミコトは頭が春とは思わなかった
セイ、スオウが誘導しないと駄神まっしぐらだな
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向こうの性スレに上がってた夏の魔物、タコとか原住民?っぽいのとかいた
当分ネタには困らなさそう
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ハァ〜ロアさんに襲われたいハァハァ
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ユッカちゃん最近限定出てきてないからヘイトも貯めないし最高だねユッカちゃん!
でも僕の欲は溜まってるからぶちまけるよユッカちゃん!!!ほらほらそのたゆんたゆんの水風船もびっくりなおっぱいをさ!ぺろんちょしてさ?下からめくり上げて引っ掛けておくんだよ?覚えてたねユッカちゃん偉いね!
ほらご褒美のマイエターナルだよ?もうはちきれんばかりのエターナルでしょ?ユッカちゃん!はぁぁぁぁぁぁぁぁ!ユッカちゃんんんん
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第3回ワクワク魔界フェスティバルにおける出展一覧より一部抜粋
ゴドー領
『アルドベリク邸公開』
領主アルドベリクの宮廷を一般開放。内部では軽食を楽しむことも出来る。入場料無料。時間によってはアルドベリク本人と記念撮影が可能。
『動物?と触れあおう!!』
ルシエラ・フオル主催。彼女が拾ってきた挙げ句分裂し過ぎたマパパや、某白猫の世界で拾ってきたドラゴンなどと触れ合える。会場には巨大マパパバルーンや、「二世に乗ってアルドベリク領一周空の旅ツアー」(一人5千円)などが存在。
ディミール領
『情愛と快楽の園』
エストラの従僕であるサキュバスやインキュバス達が来場者をもてなす。名前がアレだが基本的に健全。ホストクラブとキャバクラを足して二で割ってマイルドにしたものと思えばいい。
ジルヴァ領
『殴り合いトーナメント』
ワクワク魔界フェスティバルの恒例行事。出場者はただ己の体のみで殴り合う。優勝者にはなけなしの賞金(大体一週間分の食費ぐらい)と、クィントゥスのやっつけ賞状(羊皮紙に殴り書き)が贈られる。大会中の怪我などは主催者が全て治してくれるクリーンな大会。
ドラク領
『ダークサンブラッド大食い大会』
その名の通りひたすらおはぎを食べまくる大会。優勝者にはダークサンブラッドが一年間定期的に贈られる。参加料1000円。そのうちフェニックスブラッド版も登場予定。
『プラーミャを探せ!!』
ティータイムから日没までの間の3時間、開催中毎日行われる。領内の彼女を見つけると引換券がもらえ、様々な景品と交換出来る。ラスト1時間はハードモードになり、プラーミャがマジ逃走するかわりに景品が豪華になる。この時プラーミャは捕まると後で領主から罰ゲームだが、本気を出し過ぎるとそれはそれで罰ゲーム。
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勢いのままに書いた。一応前回のミカイザssの派生
実際ワクワク魔界フェスティバルってどんなヤツなんだろう
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腕力が物を言う魔界らしく天下一武闘会みたいなのと予想
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そして魔族だらけの観客にしれっと紛れ込むレメモちゃん
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原住民達の呪い的なもので魔力が一切合切使えなくなっちゃって原住民達に回されて最後は村の性奴隷になっちゃうUSGが見たい
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アリエッタの危機を察したミリエッタが文字通り飛んできて、腕力で解決してしまいそうな気しかしねえな……
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リルムちゃん貞操観念低そう・・・
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>>827
:彡⌒:|
えっ? (´・ω:|
ヽつ::|
ヽ |
\
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リルムちゃん砂浜でじゃれあってたら砂まみれになっちゃったね
シャワー室に一緒に入って洗い流すよ
水着の中に砂が入っちゃってると困るからちゃんと手を入れて洗ってあげるよジャブジャブ!
「くすぐったいよぉ」
なんて甘ったれたように言われちゃったらもうやばいよ
水着外しちゃって柔らかおっぱいを堪能しよう
シャワーの水が滴って艶めかしいね
「やぁ…」
って小さな声を漏らすけど怖さと好奇心が混じってる瞳の色だね
期待しちゃってる?でもちょっと怖いのかな
大丈夫だよ優しくしたげるから!
シャワーのヘッドを持って水を大事なところにあてると
「ひぁぁっ…」
ってかわいらしい声が出ちゃったね
少し動かしながら反応見てると腰をくねらせちゃってかわいいな
シャワーのヘッドを戻してそっとキスをすると応じてくれるリルムちゃんの吐息が熱い
「あっ…!」
不意打ちのように下の水着に指を侵入させるとリルムちゃんはびっくりしたように腰を逃がそうとするけど
そのままもう一度キスをして逃がしてあげない
「んん…」
と恥ずかしそうにしながら大事なところをいじられちゃうリルムちゃんかわいいよ
声を殺さなくても大丈夫だよ
水音で外には聞こえないから
くちゅ、くちゅくちゅ…
おやぁ…?シャワーできれいにしたはずなのにヌルヌルしてきちゃったね
これ何でだかわかる?と聞くと
「知らない…」
と目をそらすリルムちゃん
ホントかなあ…?
なにも知らないのか体に聞いてみちゃおう!!!
-
GJ!
リルムちゃんは意外と弱気な所を見せるので責めたくなるね
個人的にレナがもっと真面目キャラかと思っていたが実際はかなりの能天気だったw
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レナちゃん元祖爆裂キャラだからね
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レナちゃんは一応邪神のルルベル様を相手にしても平気で荷物持ちさせる子やからな
そういや結局ルルベル様はあのあと報酬踏み倒されたんだろうか
ルルベル様とロアちゃん会わせてみたい
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レナちゃん無事に引けたからなんか書くか
とりあえずイベ終わらせてからネタ考えようかな
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>>835
最近見てないから、純愛ものが見てみたいですなあ|´-`)チラリ
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リルムちゃんに自分でしたことはあるの?と耳元で囁くと
「なにを…?」と口を尖らせてぷいっと目をそらす
その様子から、したことあるんだなあと確信したので少し意地悪をしてやろうと
ビキニのボトムに侵入させていた手を外に出し、焦らすように水着の上から円を描いてゆっくりゆっくりなでなでする
「うっ…ん…ふぅっ…」我慢してるリルムちゃんかわいいなぁ
ここがいい?とじわじわっと焦らしながら弱いところを探し当てよう
「やっ、そこはだめ…」
お豆さんを上からぐりぐりするとリルムちゃんが悲鳴を上げる
「そこは、怖いんだよお…」
懇願するように言うリルムちゃん
ここが怖いって?ここを自分でさわったことあるの?と
その場所を強調する言葉で囁くと恥ずかしそうに頷く
やっぱりしたことあるんだ?と重ねて聞いてみる、すると
「ソフィちゃんに…」
ぽつりと漏らすリルムちゃん
「ソフィちゃんに、教えてもらったんだけど、そこの部分は、フワッてなっちゃって怖いから…」
まじかー、あの子そういう子なのかー
-
秘密を言ってしまって気が抜けたのか
シャワー室の壁に背中を付けて脱力するリルムちゃん
その細くも滑らかな曲線を描く腰に手を当ててするすると下ろしていく
水着に手をかけるとピクンと反応を見せるも特に抵抗しようとはしてこないので両手でそのまま膝まで下ろしてしまう
「ん…」
露わになった秘所にシャワーの水が流れ混み濡れた陰毛がなんとも艶めかしい
顔を見るとはぁはぁと息を荒げながらとろけた瞳が宙を泳いでいる
視線がぶつかる。しかし意外なことにリルムちゃんは目を逸らさない
その瞳に浮かぶのは期待と不安、そして…
「…エヘヘ」
リルムちゃんはふっと悪戯っぽい笑みを浮かべる
僕がリルムちゃんを求める欲求、それが急速に高まっていく
いまはただ、獣のように、リルムちゃんが欲しい
リルムちゃんを無茶苦茶に、リルムちゃんを味わいたい、リルムちゃんを貪りたい
「…いいよ」
その桜色の唇からは小悪魔の言葉が飛び出した
それは魔法の言葉だった
しがらみはたくさんあった
住んでいる世界が違うとか、歳の差とか、少女に手を出す背徳感とか
もしかしたらリルムちゃんはただの好奇心でこうしているのかもしれない、そうだとするとこのまま成り行きで無邪気な少女を汚してしまっていいのか、などなど
でももはや、そんなことはどうでもよくなった
リルムちゃん!リルムちゃん!リルムちゃん!リルムちゃん!
いまはただ、ひたすらに、リルムちゃんが欲しい
僕は魔法の言葉で獣になった
-
(たぶんもうちょっとだけ続きます)
(直後に推敲ミス見つけたけどキニシナーイキニシナーイ)
-
乙
続き期待
-
光に包まれて、気が付くと知らない場所だった。
呆然と佇む彼-----クラヴィル・スティの状況を端的に表すとそうなる。
彼の目の前には、平和でのどかな街並みが広がっている。
『おい、クラヴィル。何時までそうやっているつもりだ』
手元にある魔剣の声でクラヴィルは現実に帰ってきた。
「なあ、ブラムリンガー……これ、どういうことだ?」
『先程あの光に包まれた時、高度な魔術の反応を感知した。本来私を扱うような高位存在が地上へ顕現する際のものによく似ていた』
「すまん、噛み砕いて言ってくれ」
『……限定的な時空間移動だ。つまりここは、私達が本来いた世界とは異なるということだ』
「そういうことか……だとすると、まず衣食住の確保をどうするか……俺の金が使えなかったら、日雇いの仕事でも探さないとな……」
『存外冷静だな。もう少し取り乱すものと思っていたが』
「お前みたいな魔剣と一緒にいれば、嫌でも慣れてくるさ。それにしても、やけに賑わってるな。ここら辺で祭りでもあるのか?」
そう言ってクラヴィルが歩を進めた直後。
「いぃやっほおぉぉぉぉぉう!!」
「アリエッタァァァァ!!……あ、ちょっと!前!前!ぶつか……」
背後から飛んで来た少女に跳ね飛ばされ、盛大に宙を舞った。
「……………い、……ヴィル。クラヴィル!起きろ!!」
「……ハッ!?」
クラヴィルは路上で目を覚まし……そして、己の目を疑った。
目の前にいたのは……黒い扇情的な服装と、肩まである宝石と見紛うような藍色の髪が特徴の美女であった。
「……えーと、どちら様ですか?」
「やはりこの姿では分からんか。……私だ。ブラムリンガーだ」
「……は?え、だってお前、剣だったよな?」
「人の姿をとることも出来る。元の世界ではほぼ不可能だったがな。…この世界は魔力の濃度が濃い。人間が魔法を生活の一部として利用する程だそうだからな」
「なるほど。あれ?後ろの二人は……?」
「お前を跳ね飛ばした犯人と、その保護者だ」
二人の視線の先には、石畳の上で正座させられている少女と、非常に申し訳なさそうにこちらの様子を伺うもう一人の少女。
「正座してるのがアリエッタ。立ってる方がエリスというそうだ。お前が倒れている間に話は聞いておいた」
「……本当に申し訳ありません。体は大丈夫ですか……?」
エリスが、疲れ切った声色でクラヴィルへ言葉を投げかける。
「心配ないよ。むしろさっきのは気が付かなかった俺の方が悪い。君達が気にすることじゃない」
「良かった………お詫び、と言ってはなんなんですが、私達にこの周辺の案内をさせていただけませんか?そちらの方から聞くところによると、この街には初めていらっしゃったそうなので……」
そこで、ブラムリンガーがクラヴィルに耳打ちする。
(私達が別世界の出身者だというのは伏せておいた。面倒事を避けるためにお前もそうしろ)
(なるほど、了解だ)
「じゃあ、お言葉に甘えて。俺たちは何がなんだかサッパリでな」
「では、早速今から行きましょう。……ほら、アリエッタ。貴女も謝りなさい」
「ごめんね、クラヴィル!私飛ぶのに夢中で全然気が付かなかった!」
「ご・め・ん・な・さ・い でしょう?」
「ごめんなさーい!!」
そんなこんなで、クラヴィルとブラムリンガーの異世界旅行が始まったのだった。
-
一人と一本、UG世界へ。
一度やってみたかったブラムリンガー擬人化。
女性なのには目をつぶって下さい……
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これはロアと出会う流れですねえ
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>>842
問題ない
はるか古の時代に聖刀・日光というものがあってだな…
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日光な流れだとクラヴィルと剣はヤることになるぜー
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剣は雄の象徴なのに何故女体化するのか、けしからん
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なんかワクワクしてきた
エロも良いけど冒険もね!
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>>844
ガハハ! グッドだ!
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>>845
>>841で美女になってるし、ちょうどええやん?
1億匹の生命の種を体内に取り入れることで元気になるに違いない
クラヴィル「あれ?ひょっとして命削らなくてもぶっかければいいのか…?」
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ミラノ「ねえねえ剣の人、カナブンも食べる?」
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クラヴィル見ると東ドイツ国歌が脳内で流れるようになったじゃねーか訴訟
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>>848
鬼畜王クラヴィル
…あかん(確信)
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そんなこんなで案内をしてもらい、エリス達の友人だという三人の少女達と挨拶を済ませた後、一悶着起きた。
『おい、そこの女』
「何か用か?封印状態の魔杖殿」
『やはり我の正体について看過していたか。異界の魔道武装よ』
「ほう……?」
魔杖エターナル・ロアの核心を突いた一言に、魔剣ブラムリンガーの金の瞳が鋭くなる。
「こうもあっさり見破られるとはな。ひとまずお見事と言っておこう」
『貴様と我は異質ではあるが、限りなく同種に近い。加えて我の知識の中に貴様と合致するものは存在しない。これだけの条件で見破れん方がおかしいのだ』
「同種だと?言葉には気をつけろよ鉄屑。少なくとも私は使用者の肉体と精神を喰い潰すような真似はしない。一緒にしてほしくはないな」
『代償に魂を喰らうのならば、我よりも悪質だと思うがな』
暫し睨み合う二つの武具。
しばらくして、ロアがおもむろに口を開いた。
『1つ、質問をしても良いか』
「構わん。答えられる範囲ならばな」
少し間を置き、ロアが問いかける。
『貴様はこれまで……武具にあるまじき扱いをされたことがあるか?』
「特にはないぞ。私の本体は剣だが、クラヴィルの奴は常識の範囲内でしか私を扱っていない。というか、なんだその質問は」
『本当か?よく思い出せ。ちなみに我は杖なのに投げられたり旅の方向を決める枝代わりにされたり売り飛ばされたり期待させた挙句結局使わなかったりされたことがあるぞ!?』
ここで魔杖の状況を説明しよう。
これからの予定が楽しみになりすぎたリルムは、ブラムリンガーの存在で饒舌になったロアを鬱陶しく思い、地面にブッ刺して放置し別の場所で話を始めたのだ!よってこれまでのシリアスと殺気が混ざった会話は、クラヴィル含め誰の耳にも入っていないのである!!
「寧ろあいつは私の手入れが丁寧過ぎる。私の存在がクラヴィルを生かしているのは確かだが、正直あそこまで優しい扱いは受けた事がないくらいだ。……まあ、私に信頼と愛着を持ってくれるのは嬉しいのだが」
『う……羨ましいぃぃぃぃ!!』
若干----本当に若干顔を赤らめるブラムリンガーと、血涙を流しかねない勢いで叫ぶエターナル・ロア。
持ち主の違いは、武器にとってはあまりにも残酷だった。
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反応よかったので勢いで続き書いてしまった。
ブラムリンガーは意外と素直にデレると予想。
そして先に言っておこう。今後エロシーンは……あるッ!!
書く側の負担的に大分時間掛かりますがね……(遠い目)
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>>854
わっふるわっふる
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ロアェ…他の異界の喋る武器たちにも同じようなこと聞くんだろうなぁ…
あんな扱いされてるのロアだけだと思うけど
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なんだろうこの気持ち…
ブラムリンガーになりたくなってきた
-
ムラムラブリンガー
-
クラヴィルとブラムリンガーが異世界に来て数日。本当に濃い日々だった。暴走したロアがあんなことになったり、アリエッタがうっかり露店を吹っ飛ばしてエリスの心労が増えたりと、とにかく色々あった。
そして今。
それらの騒動を締めくくるような、『最悪』の『災厄』が起きる。
「-----っ!?」
夜道をブラムリンガーと散歩していたクラヴィルは、突然走った悪寒に驚愕した。街の中心部付近から、尋常ではない魔力と威圧感が放出されたからだ。
「ブラムリンガー、今のは……」
「中心部へ走れクラヴィル!!このままでは……」
ブラムリンガーの叫びを遮るように、特大の咆哮が夜の街に炸裂した。
『----------Uuuuuuuaaaaaaaa!!』
人とは思えぬ異形の叫び。
駆けつけたクラヴィル達が見たものもまた、明確な『異形』であった。
人型の異形はクラヴィルを見ていない。否、先に交戦していた筈のアリエッタ達すらソレの意識にはない。
爆心地はまるで昼間のように明るい。
夜闇を照らす異形の名は-----アバド・ビジェック。
狂気じみた欲望と求道の果てに、人を捨て怪物へ至った男。
永き時を生き、長い長い名を持つとある魔道士は、かつてこう語った。
『古代都市トランディアに深く関わった二人の魔道士。アバド・ビジェックとブブル・アルガムナドは、長い魔道の歴史に於いても十指に入る「怪物」である』と。
そして、その『怪物』の片割れが封印されていたのが……この街だった。
「みんな、大丈夫か!?」
「なんとか、全員無事です。……けど、戦況はかなり悪いですね。私達だけじゃなく、目に映る全てを無差別に襲ってる。理性が吹き飛んでますね、あれは」
クラヴィルの呼びかけに応えたエリスの体には、幾つかの傷が刻まれていた。
その横ではアリエッタがぐったりとしていた。封印解除直後の咆哮をもろにくらってしまったらしい。『ぐったり』程度で済むのは流石アリエッタと言ったところか。
他の面子も無事ではない。
それを見て、クラヴィルの方針が決定された。
「俺が前に出て、あいつを足止めする。みんなはその間、少しでも休んでてくれ」
そう言って一人ビジェックに立ち向かおうとするクラヴィルを、エリスが慌てて止める。
「な、何言ってるんですか!?そんなこと……」
「止めても無駄だ。小娘」
割って入ったブラムリンガーの体は霧のような物に包まれ、瞬き一つの間に一本の魔剣へ姿を変える。
『こいつのこの性格は、一生治らん不治の病だ。良いから今は休んでいろ』
ビジェックの目と耳が、向かってくる一人の男の存在を捉えた。
振りかぶった剣を受け止めようとして……突如走った激痛に、顔を歪めた。剣に宿る異常な量の魔力から、彼はそれが魔剣であったと知る。
痛みで思考が更に混線し、彼は完全な怪物へと変わった。
-
Aaaaaaaaaaaaaaaaaーーーーーーーー!!!
再度咆哮したビジェックの動きが変わる。完全に無差別に周囲を砲撃し始めたのだ。
砲撃の一発が、住宅地の方へ向かった。
「っ、やばい!!」
『待てクラヴィル!!貴様一体何をするつもりだ!?』
「決まってるだろ。受け止めるんだ!!」
『無茶だ!!おいクラヴィル、止まれ!止まってくれ!!』
クラヴィルに迷いはない。彼はそういう人間だ。
しかし遠い。間に合うかは五分五分。受け止められる保証もない。
だがそれらの事柄は………クラヴィル・スティを止める理由には、決してなり得ない。
「止まれぇぇぇぇぇぇ!!」
間一髪間に合ったクラヴィルが砲撃を止める。しかし重すぎる。やむをえず、空へ弾く形で砲撃をそらした。それでもクラヴィルは派手に吹き飛んだ。
飛ばされたクラヴィルのぶつかった民家は、その衝撃で全壊し瓦礫の山になった。
「………ぐぅ、がぁっ………!」
『馬鹿者めが……ッ!動くなクラヴィル。人型になって治癒を行う!」
一瞬で人化したブラムリンガーが治癒を始めるが、それが終わらぬ内にクラヴィルは立ち上がり、ビジェックを見据える。
「クラヴィル!!………何故だ。なぜお前はそこまで己の身を犠牲に出来る!?顔も名も知らぬような連中の為にどうしてそこまで出来るんだ!!」
「知らないよ。そんなの考えたこともない。……でもさっき、思ってしまったんだ。彼らは元の世界の人達と何も変わらないって」
クラヴィルの呟きは続く。
「たとえ見ず知らずの人間でも。それは助けない理由にはならないんだ。俺はそういう人間なんだよ。………だからこそ、『お前』を手に取った。この命、誰かの笑顔の為にすり減るなら本望だ」
嘘偽りのない感情の吐露。
それを聞いたブラムリンガーは、観念したように小さく笑う。
「全く、困った主を持ったものだ。これではあの魔杖を笑えない。-----良いだろう。そこまで言うのなら私も腹をくくる。---勝つぞ、クラヴィル』
言葉と共に、ブラムリンガーは魔剣と成る。
ビジェックの元に、ふたたびクラヴィルが切りかかる。ブラムリンガーによってブーストされたクラヴィルの動きは、先程よりも数段鋭くなっている。ビジェックも負けていない。魔力で肉体を限界まで強化し、ブラムリンガーを受け止めうる強度にまで変貌させた。
だが、徐々にビジェックは押され始めている。
クラヴィルの速度への対応が遅れ始め……そして、ブラムリンガーの刃がビジェックを切り裂いた。
声にならぬ叫びをあげ後退するビジェック。クラヴィルにもう余力はない。
「攻めの型!!重石!!」
「---------------歪み穢れを全て喰らい尽くせ!!」
二人の少女の声がクラヴィルの耳に届き、直後にビジェックが再封印された。
クラヴィルは息を吐いて脱力し………
「良くぞ頑張った。クラヴィル。私も武器として誇り高い」
倒れ込むクラヴィルの体を、ブラムリンガーが受け止めた。
-
確かにエロシーンがあると言った。書くと約束もした。しかし、
一体いつから燃えを書かないと錯覚していた?
この後エロシーンありますので。しばらく感覚が空きますがお許し下さい。
-
待ってるよー
-
おもしろいw
クラヴィルのいちいち暑苦しくて面倒くさい性格がらしくていいね
-
久しぶりに草生えた!(良い意味で)
-
ブラムリンガーの特徴(まとめ)
・黒い扇情的な服装
・肩まである宝石と見紛うような藍色の髪(セミロング?)
・金の瞳
誰か描かないかなーまだかなー
-
アル○ラーン戦記のファランギ○スの服黒くしたような感じなのか…?
-
大魔導士ビジェックが再封印された次の日の夜。
クラヴィルは宿屋のベッドの上で目を覚ました。
「ん……あれ、俺は……」
「目を覚ましたか、大馬鹿」
不機嫌そうなブラムリンガーの声が、クラヴィルの耳に届いた。彼女の目の下にクマが出来ているところを見ると、ずっと起きていてくれたのだろうか。
「悪かった。後先考えずに突っ込んで本当に申し訳ない」
「どうせ今後もやらかす男が何を言う。全く……全身の至る所に骨折と内出血。そして私の力を限定的に肉体に宿したことと、怪我の急速な治癒による全身疲労。これだけの目にあって尚、お前はこの生き方を続けるのか?」
「当たり前だろ」
間を置かずクラヴィルは言い返した。
「俺のやり方は一生変えない。もし俺に嫌気がさしたなら、その時はお前の方から俺を捨ててくれて構わない」
「………見捨てられるわけがないだろう、馬鹿が……ッ」
俯き、誰にも聞こえない小さな声でブラムリンガーは呟いた。
そしてもう一度クラヴィルへ向き直る。
「成る程、理解したよ。ならば私も止めまい。だが………憂さ晴らしをさせてもらうがな」
直後、クラヴィルが疑問の言葉を口にするより速く。
ブラムリンガーの唇がクラヴィルのそれに重なった。
「………ッ…………!?」
伸ばされた舌が、クラヴィルの口内を一切の遠慮無く蹂躙する。
数分間休まずに続けられたその行為は、彼を興奮させるには十分過ぎるものだった。
やがて引き離された二つの唇を、唾液の橋が繋ぐ。
それを見てブラムリンガーは満足そうに嗤う。
万人を誘惑し堕落させるような、邪悪さと妖艶さの入り混じった笑みがクラヴィルを捉える。
「さて、次だ。覚悟しておけよクラヴィル」
「待て、ブラム……」
「そういえば『あの時』も、お前は結局私の制止を無視してくれたな。だから私も止まってやらん」
ブラムリンガーは、見た目には似合わない腕力でクラヴィルの寝間着の下腹部----より正確には股間の部分----を、力任せに引き千切った。
すっかり硬くなり、赤黒く腫れ上がった肉棒が露わになる。
彼女はそれを弄ぶように、ゆっくりとゆっくりと舌で舐めあげ湿らせていく。
快楽を噛み殺したようなクラヴィルの吐息が、より一層ブラムリンガーの嗜虐心を煽る。
「どうしたクラヴィル。随分と苦しそうじゃないか?別に遠慮無く溜まったものを吐き出しても良いんだぞ?ん?」
「ちょっ、待て、止め……」
「断る」
ブラムリンガーの行為はさらにエスカレートする。クラヴィルの一物を口に含み、搾り取るように唇と舌を動かしていく。
とうとう耐えきれなくなったクラヴィルは思い切りブラムリンガーの口内へ精液を吐き出した。ブラムリンガーは嫌な顔一つせずに精液を口に含み…………ごくり、という艶かしい音と共に一気に飲み込んだ。
「体はどうだ?クラヴィル。この行為の間に、私がお前から喰らった魂を徐々に戻していったのだが」
「言われてみれば、楽になった気がする。……なんだよ、だったら最初からそう言ってくれれば……」
「言っただろう、『憂さ晴らし』だと。それに……何を勘違いしているんだ?まだ何も終わっていないぞ」
「え」
ブラムリンガーは己の割れ目にクラヴィルの肉棒をあてがい………そのまま一気に腰を下ろした。
「ふぅ……っ、中々キツイ、な……」
「ブラムリンガー、お前、血が……」
「ああ……そういえば、この体は処女のままだったな。滅多に人の姿をとらないから、すっかり忘れていたよ」
-
ブラムリンガーは腰の動きを緩めない。膣でもクラヴィルの精液を搾り取ろうと動き続ける。
「ほら、出せ、出してしまえクラヴィル!思う存分快楽に溺れろっ!」
彼女自身もまた、未知の快楽に溺れていることに気付かない。そしてクラヴィルにとうとう限界が来た。
「ぐぅ、出るッッ……!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」
子宮の中がクラヴィルの精液で満たされ、声にならない叫びをあげるブラムリンガー。
暫し余韻に浸っていた彼女だが、
「………クラヴィル?どういうつもりだ?」
一瞬の隙を突かれ、クラヴィルに押し倒される形になったブラムリンガー。
「もう十分『元気になった』からな。そのお礼だ」
「待てクラヴィル、少し休ませ……」
「こんなにされて我慢出来るわけないだろう。----今度は俺の番だ。ブラムリンガー」
繋がったままクラヴィルに名を呼ばれた彼女の体に、突如電流のような刺激が流れた。
(名前……名前は、駄目だ……っ!!)
体が熱い。過ぎ去ったはずの興奮の波がまたぶり返してきた。
クラヴィルの肉棒が膣を蹂躙し、子宮に触れるたびにブラムリンガーの体が大きく震える。もう彼女は快楽に抗えない。
(名前など、私にとっては識別の為の道具でしかない……なのに、なのに何故………)
-----目の前の男に名を呼ばれることに、自分はこの上ない幸福を感じているのか。
所詮己など『道具』でしか無いのに。
本来ならば人から愛を向けられるものではないはずなのに。
「……クラヴィル……本当に良いのか……?」
快楽でとろけきった声で、クラヴィルへ問う。
「私は……魔剣ブラムリンガーは、武器だ。道具だ。そんなものを愛して……お前は、この先後悔しないと言えるのか………?」
もしここで首を横に振られたら………きっと、彼女は躊躇いなく死を選ぶだろう。それほどまでに彼女の中でクラヴィルの存在は大きくなっていた。
だが、だからこそ問わねばならなかった。
彼を愛しているからこそ……彼の意思を尊重させねばならない。
クラヴィルはいつもの笑みを浮かべ、間髪入れずに即答した。
「当たり前だろ。後悔なんて絶対しないさ」
その言葉で。
ブラムリンガーの涙腺が砕けた。
嬉しさで涙が止まらない。止まってくれない。
「お前がどんな存在でも関係無い。真剣に俺のことを思ってくれるなら、俺だってそれに全力で応えるさ。----------お前のことが大好きだよ、ブラムリンガー」
ブラムリンガーはクラヴィルの腰にがっちりと足を絡ませ、勢いよくクラヴィルの唇を奪う。
意図を汲み取ったクラヴィルは、獣のように腰を打ち付ける。何度も何度も繰り返す。
「ブラムリンガー……ッ、出すぞ!!」
「…………あぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」
再度ブラムリンガーの中に精液が吐き出される。最後の一滴まで子宮で受け止めた彼女は、最後にこう呟いた。
「私も………お前のことが大好きだよ。クラヴィル」
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書ききったぞ………!!エロ描写ムズイ!!
クラヴィル×ブラムリンガー大好評なのに驚いています。ろくに構想もせず書いたのに反響が凄い。
ブラムリンガーの見た目とかに関しては、皆さんの脳内補完で。もちろん描いてくれるならば大歓迎ですが。誰かいないかなー(チラッチラッ
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肩までの藍色の髪と黒装束でこの人思い出した
ttp://www.houyhnhnm.jp/blog/inoue/images/motoko.jpg
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こんなに素敵なもの置かれたら描くしかないと思った
ちょっとセーラームーンの悪役調べてくる
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SS+クラヴィルって事後みたいな顔してんなって思ってたけど、そういう…(察し)
ttps://www.youtube.com/watch?v=hZai20T4dMw
作業用BGM置いておきますね!
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すばらし!すばらし!
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これはいいss
即興でこの出来ってすげえなおい
ところで一つ聞きたいのだけど、避難所の方で見た我孫子のssってもしかして貴方の作品だったりする?
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>>874
06バッドエンドとかバッシーVSラヒルメとかのことを言ってるのなら、自分のやつです。
何故わかったし(驚愕)
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SSソムリエおるな
これだけの情報量でよく書いた人わかるなぁ…
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リルムちゃんちゅっちゅ
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★ アルティメット・ガールズ×ガールズ ★
*
――お前は今でも十分に優秀だが、我々魔道士協会としては、もっと魔道士としての"技量"を上げて欲しいのだ。
アリエッタが実家に帰省中のいま、存分に羽を伸ばせ……と言いたい所だが、よろしく頼むぞ。
「……って、イーニア先生に言われたの」
魔道士、エリス=マギア・シャルムは困っていた。
"黒猫の魔道士"とともに、"島"を沈めたあの日から暫く経つ。
諸々の報告書や一部の始末書も書き終え、ようやく日常が戻ってきた……そんなある休日の昼下がり。
自室のベッドに腰掛けながら、丸い紺色のクッションを抱きつつ、ため息混じりにエリスは言った。
「は〜。先生も酷なこと言うわね」
話を聴き終え、絨毯に座りながら呑気に感想を漏らすのは、レナ・イラプション。
こちらも優秀な魔道士のうちの一人である。
エリスの自室に招かれていた彼女は、エリスの良き話し相手だった。
「そんな他人事みたいに言わないでよ……」
「だって実際そうなんだもん」
「そりゃそうだけど……」
むう、と頬を少し膨らませるエリス。能天気さがありながらも、真面目な一面も十分にあるレナ。そんな彼女を、エリスはよく頼っていた。
時たま暴走してしまうが、常に爆走しているほかの三人に比べたら可愛いものである。
「で?私に手伝って欲しいってことで?」
「……理解が早くて助かるわ」
「それは構わないけど。でも何をすればいいの?バチバチのバトルでもする?」
「それで私が貴女に勝てるわけ無いでしょう」
そうかしら?と、レナは笑いながら言い、テーブル上に置いていたカップを持つ。ひとくち紅茶を飲んだ。
「それにね……イーニア先生は、"封印魔法"の精度と速度を上げて欲しいみたい」
「なるほど。確かにあんなに強力なものは、エリスにしか出来ないわね」
黒猫の魔道士との冒険でも役に立った、封印魔法。
しかし一つだけ弱点がある。それは詠唱に時間が掛かり、かつ集中力がなければできないという点であった。
もし咄嗟に繰り出すことができるようになれば、或いは最強の魔道士になり得るかもしれない。
「それじゃ、封印魔法の特訓にしますか!」
「何かいい案があるの?」
「ふふん!このレナ・イラプションにお任せ!」
――暴走の予感がする。
不気味な笑みを浮かべていたレナに、エリスは念の為に始末書の原紙と胃薬を用意しておこうと考えるのだった。
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ふたりは部屋の中で立ち上がると、レナが人差し指を立てて説明を始める。
「ルールは簡単!エリスは普通に封印魔法を唱えて。対象が無くても詠唱だけなら出来るわよね?」
「ええ、まあ……。でも、それで特訓になるかしら?」
「問題ありません!エリスが詠唱中、私が邪魔をします」
「……え?」
「それでもエリスは詠唱を続けて。もし一周してもまた最初からね。
邪魔をされても詠唱し続ける……並大抵の集中力では出来ないはずよ。
だからコレで特訓すれば、集中力を鍛えられると思うの」
「あー……まあ、一理あるわね」
「でしょ?どんどん邪魔していくから、頑張って耐えて!」
満面の笑みを浮かべるレナ。エリスにはどうも"私を弄りたいだけ"にしか聞こえない内容だった。
この子も楽しいことが大好きだ。ただ、楽しければ何でも良いのだ。
その火の粉が私に振りかかることも稀にあるし、まさしく今回の提案がそれにピッタリ当てはまる。
……でも、頼み込んだのは自分だし、せっかくレナが協力してくれると言っているのだ。
それに確かに、周囲の状況に関係なく魔法を出すことができれば、邪魔者に影響されることも無くなるだろう。
主にアリエッタとか。あとアリエッタとか。
そんなこんなでエリスが承諾し、無事に魔法の特訓がスタートとなった。
「それじゃ……はじめるわね」
すぅ、と息を吸い込むと、エリスは静かに詠唱を始める。目を瞑り、脳を集中させる。
魔力を高め、指先が熱くなってきたら、順調に行っている合図。このまま意識を途絶えさせずに、
「……ふぅっ」
「きゃぁっ!?」
行きたかったところで、かわいい悲鳴が漏れた。
レナがエリスの右耳に息を吹きかけたからだ。エリスの魔力は途端に消えてしまった。
「ちょっとー、我慢しなきゃダメじゃない」
「そ、そそそそんなことされて耐えられるわけないでしょう!?」
「はい集中!」
「……っ!」
レナが言語道断、とばかりに仁王立ちする。
……無かったことにしよう。さっきの悲鳴も。なんとか心を落ち着かせて、再びエリスは詠唱を開始した。
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やがてレナが頃合いを見計らって、エリスの背後へ回る。今度は人差し指で背中そっと触れた。
「ん……!」
エリスから声が漏れそうになるが、今度はなんとか耐えたようだ。
先程はあまりにも急だった。だが"身体的になにかされる"と身構えることができれば、ある程度は予測がつく。
くすぐったかったようだが、エリスは詠唱を続けている。魔力も高まってきた。
「ふーっ」
レナは後ろから、今度は首筋に息を吹きかけた。
「……っ!」
これもエリスは我慢できた。少し言葉に詰まりと揺れがあったものの、詠唱は順調だ。
このままいけば、無事に耐えられる。エリスは確信していた。
「それっ」
「ひゃぁ!?」
そんな油断が招いた結果かは定かではないが、またエリスから悲鳴が漏れた。
レナが後ろから、彼女の胸に堂々と触れたからだ。
「れ、レナっ!?どこ触って……!」
「もー、順調だったんだから詠唱続けなきゃ〜」
「で、でもっ……」
「ほら詠唱!集中!」
「……っ、分かったわよ……!」
エリスは渋々に詠唱を再開する。だが、レナの手は離れなかった。
動きはしなかったが、離れることもない。
比較的大きく、形の整ったエリスの胸に、両手のひらを当てたまま静止している。
何もされないのに、自分に触れられている。
これはこれで集中力が削がれる……と、エリスが思い始めた頃。ついに手が動いた。
――離れたのではない。"動いた"のだ。
「……っ!?」
レナの手が、エリスの胸を揉んだ。ふにゅっ、と音が出そうなくらいには歪むそれ。
露出していた乳房の下半分にも直接触れられ、また違った感覚がエリスに走る。
声こそ出さなかったが、思わず後ろを振り返ろうとした瞬間。
「集中」
エリスが口答えを始める前に、耳元で呟くレナ。
これも特訓のうち、ということなのだろう。エリスは言葉を飲み込むしかなかった。
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「……ん、っ」
が、最初は単純に揉むだけだった手も、やがて全体を回すように撫でてみたり、ぽんぽんと軽く弾ませてみたり。
様々な触り方へと変わってゆく。レナはレナで、何も言わずにただただ胸を揉んでいる。
「んっ……ん」
エリスから息が漏れ始めた。詠唱はなんとか続けてはいるが、その言葉の端々には余白が多い。
指先だけではなく、身体の隅々までが熱い。
ダメ、集中しないと。……そんな想いはあっさりと解れてゆく。
「……ほら、頑張って耐えて?」
レナは普段とは違う、少しキツく低い声でエリスに告げた。ぴく、とエリスの身体が僅かに動く。
「ん、ぁっ……」
同時に、胸を揉む力が強くなる。どんなに脳が拒んでも、身体に走る快感信号を止めることは出来ない。
立っていることも少しつらくなってきた。座りたい、座って後ろにいる彼女に身を任せ、快感に浸りたい。
そんな欲望さえ出てきてしまう。集中力を鍛えなければいけないのに、こんなのことではダメなのに。
「ん、……は、っ」
だが、博識なエリスはとっくに気付いていたのだ。
私は今、明確に"愛撫"されているんだと。
「んん……、っ、ふ!」
もはや詠唱のためではなく、快楽を我慢するために目を瞑っているエリス。
気がつけば言葉を発することすら止め、口は真一文字に閉ざしている。
そうしないと、すぐにでも嬌声が零れてしまいそうだから。
-
「エリス、黙ってないで。詠唱は?」
レナが茶々を入れる。詠唱なんて出来ないと分かっているのに、なんて意地悪なんだろう。
我慢しきれない熱い息とともに、エリスは口を開く。
「んっ……こ、こんなの……んぁ、無理っ……」
「うーん、そっかぁ」
お気楽な声を出しながら、レナはとうとうエリスの乳首に触れた。
すっかり勃ち上がっていた先端を指でくにくにと弄ると、エリスの身体がぴくりと震える。
「んやぁっ!そ、そこ、んんっ!」
「エリスの詠唱、私はもっと聞きたいな〜」
レナの言葉は本心から思っていないのが丸見えだが、そんなことはどうても良かった。
今はただ、エリスを可愛がりたくて仕方がない。
それにエリスとて、これがもう詠唱の特訓だなんて思っていないのだ。
「れ、レナぁ……んぁっ」
「うん、なに?」
彼女の言葉から、それは容易に読み取ることが出来る。
エリスは首を後ろにひねりレナの方を向くと、涙目で言葉を漏らした。
「もっと……んっ、"特訓"、して……っ」
この魔道士は、既に快楽という魔法の海に溺れてしまっていたようだった。
*
その後、レナが"特訓"したり、逆にエリスに"特訓"されちゃったりするのは、また別のお話。
あと、田舎から帰ってきたアリエッタが二人の間の雰囲気を察知して大騒ぎするのも、
イーニアが予想外の展開に頭を抱えるのも、また別のお話。
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お目汚し失礼しました。
USGのエリスが詠唱に集中できないとか言ってて思いつきました。
バトルでもチャージSSなのでその間に被弾するとボイスと相まってすごく良いと思いました(こなみ)
初めて投稿しましたが、エロはむずかしむずかし。
百合モノですが誰か一人にでもハマれば幸いです。
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安心してください、ハマるどころかジャストフィットですよ
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自分もエリスさんの特訓したいです
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診断で出たこれに興奮した
怪しい実験施設に監禁されたキシャラ。実験台の上に裸で拘束され、カメラで撮影されながら、謎の触手生物に穴という穴を責められてしまう!顔を真っ赤にしてイヤイヤと首を振るキシャラだった…
#辱められったー
https://shindanmaker.com/637979
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朝からすごく眠かったので書いたよ
だいぶ原作から進んだ世界的なアレです
★神々の朝★
「ふわああ……」
――ねむい。
たった一言で表すならば、それ以外に今の状態を形容するものは見当たらなかった。
ベッドの上、下半身は掛け布団に覆われたまま、上半身だけを起こした状態。大あくびをしつつ右手で目を擦ると、芯のない身体はゆらゆら揺れる。
そのまま目を開くでもなく、ぼふんと音を立てて上半身が再び布団に沈んだ。
「こら、また寝るつもりか」
"ベッドの外の世界"から声がする。凛とした雰囲気に似合う、透き通った声。それは、朝が得意な光の神による呆れた言葉だった。
彼女は既に朝食を摂り終えたようで、何か支度をしているようだ。
「だってぇ」
「だってじゃない。闇の神ともあろう者が、いくらなんでも体たらくが過ぎるぞ」
なんだかお説教をされている。脳では分かっているのだが、彼女にとっていま最も優先すべきは、身体を睡魔に委ねることだった。
あくびを混ぜながら、彼女はゆっくりと言葉を漏らす。
「闇の神だから、朝は苦手なの……」
「言い訳にすぎん。昼夜を交代で見張る時代はとっくに終えたんだぞ」
「温故知新……古きを大切にする心……」
「適当なことをいうな」
察するに、闇の神は確かに以前、夜を任されていたようだ。
その頃であれば朝が苦手なのは頷けるが、光の神の言うように、それも昔の話である。
今は"神"であり"人"として、二人は普通に生活していたのだから。
「……すぅ」
「って、話し中に寝るな!」
怒鳴り声。それだけで日雷が轟きそうな形相である。
普段は凛としつつも温厚な光の神だが、怒らせるととても怖い。それは闇の神もよく分かっていた。
だから、こういう時はちゃんと起きたほうが身のためだ。
だが、闇の神には必殺技があった。
「……ルフぅ」
「なんだ」
「一緒に寝ようよぉ……」
寝ぼけ眼。ふわふわと安定しない声色で、そう言った。
どこか幼稚的な姿は、普段の天真爛漫さとはまた違った彼女の一面。寝起きの今しか見られない彼女。私しか見られない彼女。私を呼ぶ甘い声。
「っ……」
光の神にとって、そんな彼女が可愛く映るのは、ある意味で当然だった。
光の神は少しだけうろたえながらも、ベッドに背を向けて言葉を漏らす。
「……ダメだ」
意志は欲望に勝利した。ここで安易に流されないのが、光の神の確固たる強さである。
それに今日は、もうひとつ流されない所以がある。
「ここで二度寝したら、今日出かけられなくなるぞ」
「……むぅ」
これには闇の神も返す言葉がなかった。
そう、今日はデートの約束をしていた。なんてことはない、二人で人間界の街へ出かけるだけだ。
でも、誰より楽しみにしていたのは闇の神だった。だからこそ、ちゃんと出かけたいのだ。光の神は。
「…………」
ふいに、闇の神が静かになった。
口答えをやめたか、それとも本当に再び寝てしまったか……?
不安に駆られた光の神はベッドに向かい、思わず顔を覗き込む。
すると、目を開いていた闇の神が、笑顔でぽつりと呟いた。
「じゃあ……目覚めのキス、して?」
光の神は頭を掻いた。
こいつはどこまで可愛くて、どこまで私を困らせれば気が済むんだと。
「……お前はよくよく卑怯だな、ラト」
「あはは、褒め言葉」
*
その後、ルフは完全に軽いキスで終わらせるつもりのところ、ラトが舌を入れてこようとしたので、流石にぶん殴って無事に(?)デートに出かけたらしい。
なお、その件についてルフが『朝から一体何をしようとしてるんだ』と怒ると、ラトが『朝じゃなければいいよね』と言って、それに対してルフが特に言葉を返さなかったことも付け加えておく。
(了)
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>>889
最高です。ルフ×ラト万歳
是非続きを期待したい
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「温泉に行きましょう」
死界の主イザヴェリ・ヘイズは、二人の友人へ唐突にそう言った。
「…………?」
「イザヴェリ、いきなりどうしたの?」
無言で小首を傾げたのはハクア・デスサイス。
純粋な疑問をぶつけたのがヴィヴィ・ナイトメア。
「ほら見て。この前のハクアのお土産に、こんなチラシが付いてたのよ」
「……これは……」
「あーなるほど。そういうことか」
その紙に記されていたのは、『どうぞ日々の疲れを癒して下さい!〜ドラク領健康ランド〜』というものだった。
「ハクアのお疲れ様会よ」
そんなこんなで魔界入り。
えいやー、というゆるい掛け声で空間を切り開くイザヴェリはやっぱり化物だな、と思うヴィヴィとハクア。だが実のところ二人もたいして変わらなかったりする。
「あぁ……気持ち良い……」
湯船に浸かったイザヴェリが、艶やかな声を漏らす。
現在彼女達は大浴場に浸かっている。スタイルの良さとか凛とした雰囲気とか隠しきれていない強さとかのせいで周りの注目を集めているが、当の本人達は何も気にしていない。
(……イザヴェリの心遣いに感謝しなくてはなりませんね)
ほんの少しだけ表情を緩めるハクア。
(ふふ。この後は三人でお土産巡りしていっぱい観光して……あー楽しみ!!)
友人との休暇を思いっきり楽しむ気のイザヴェリ。
(イザヴェリ、楽しいと周り見えなくなるからなぁ……もしもの時は私が止めなきゃかな)
温泉を堪能しつつ、少し先の未来に想いを馳せるヴィヴィ。
よもやこの不安が現実になるとは、この時のヴィヴィは思ってもいなかった。
十分に体を温めた三人は、浴場の外であるものを発見した。
それは二つのラケットでピンポン玉を打ち合う遊戯………卓球。
イザヴェリとハクアの眼が一瞬で鋭くなる。
「ハクア」
「ええ、イザヴェリ」
二人は空いていた台に陣取り、ラケットを手に取る。
(あれ、まさかこれは……)
そのまさかである。
イザヴェリがラケットを振る。
音を置き去りにするレベルで。
(あ、これヤバイやつだ)
とっさに二人と台を覆うように結界を張るが、間に合わず周囲の客が吹き飛んだ。そして偶然来ていたパブロ先生がお亡くなりになった。
対するハクアも負けていない。鮮やかに球を打ち返す。当然音速をぶっち切り。
(この二人、初心者どころか卓球初体験だよね?)
ヴィヴィの疑問をよそに、音速のラリーが続く。
何度もこんなのを続けているうちに限界が来た。もちろん二人では無く道具の方に。
「………ッ!!」
振り抜いたイザヴェリのラケットが、音を立てて砕け散る。むしろよくここまで耐えたものである。
「もらった-----!!」
その隙を見逃さず、完全に仕事人の眼でラケットを振り抜くハクア。そして彼女のラケットもまた砕けた。
「甘いッ!!」
イザヴェリはあろうことか自身の鎌を取り出し、ラケット代わりにして球を打ち返す----------ことなど出来るはずも無く。
「「「あ」」」
三人の声が重なる。
切れ味の良すぎた鎌のせいで球はスッパリと真っ二つに切れ、そのままどっかへ飛んで行った。
そして球の切れ端が、やっと蘇生して帰宅するところだったパブロ先生の後頭部を直撃し、彼を再び死に至らしめるが、当然彼女達は知るはずもない。
その後彼女達は、ドラク領を目一杯観光し、土産にフェニックスブラッドと温泉ダークサンブラッド(要は温泉饅頭)を買い込み、楽しそうに死界へと帰って行ったのだった。
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>>890
ありがとうありがとう。最近ルフラトが生きがいです
続きは思いついたらまた。近いか遠いかは"神"
のみぞ知るということで
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始めて来ましたがここは素晴らしいところですなぁ
皆様頑張ってください〜
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テーブルテニヌw
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>>893
客人とは珍しい
ゆっくりしていきなされ
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今回のレイドはクラヴィルと思う存分デートができて嬉しい限り
前とは比べ物にならないくらいリアルが忙しくなってしまったから
早めに論文まとめてクラヴィルと使徒をボコりに行く時間も確保しないと
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ピノのR18が完成したので投稿します
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君には、君との再会を心の底から待っている人がいる。君も彼女との再会を望んでいるが、ギルドや魔法使いの仕事で再会できる日はそう多くはなかった。
会える時間を見つけて会いに行き、そして別れてまた出会う日まで互いのことを強く想う……君と少女はそんな関係を長く続けてきた。
少女の名前はピノ・マリアンヌ。君とは別の世界に住む異界にある寒い地域に暮らしながら君を待つ少女。
君とピノは今まで一番会えない日が続くなか、ようやく君は仕事の折を見つけて彼女と会う時間を確保した。
君はピノの姿が早く見たくて、異界につくなり降り積もった雪の上を歩いていく。今ここにウィズはいない。ウィズは君とピノの間に邪魔するのは悪いと思い、今回は留守番することにしたのだ。「思う存分、楽しんでくるにゃ」と茶化した風に言われたが。
慣れない寒い空気にさらされて、君はやっとの思いでピノの家に着く。玄関をノックしようとしたところで君は思う。
しばらく会えなかったがピノは怒っていないだろうか。そういえば前に会ったときは、今度は早いうちに会えるよ、と自分で言ったのを思い出す。……思い切り約束を破ってしまっているじゃないか。さすがにこれは大人しい彼女でも怒るのは当たり前じゃないか。
ピノに会いたい思いと怒られたくない思いが君を板挟みにして悩ましてしまう。どうしようかと唸っていると、ドアが開くのを見て君は背中から冷や汗が流れるのを感じた。
「あ、あなた……来てくれたのね」
君は、会いたかったよという。
「私もだよ。でもこの間は早く会いに来るって言ったのにどういうつもり。来るのが遅いどころか今までで一番待ったんだよ」
ピノがぷくっと頬を膨らませる。……これもこれで可愛いな、なんて怒ってるピノの前で言えない。
どういうつもりと言われても、毎度の如く「忙しかったから」を言い訳にするしかないのだが、これでは納得してくれない気もする。
君は、ごめんとだけ言うと、ピノは首を横に振った。
「別にそこまで怒ってないよ。ただあなたに会えなくて寂しかっただけ。ずっと、ずーと待ってたんだよ。あなたの写真をずっと眺めたり、家に落としたあなたの髪を集めて本数数えたり匂い嗅いだりしてたんだよ」
うん。……うん? なんか途中からよくわからないというか色々おかしかったような。
怒ってはいない。でも彼女をとても寂しい思いにさせてしまったようだ。君はせめてものお詫びとして羞恥の思いに耐えながら、ピノを抱きしめた。服はふわふわしてて暖かく、なのに服越しに彼女の華奢な体の感触も伝わってきて心地よい。ピノは少し驚くが、ゆっくりと両腕で君は抱きしめてくれる。
「外はこんなに寒いのに、あなたの体は温かい……。いきなり抱きしめるなんて、見かけによらず大胆なことするんだね。でもすごく嬉しいから許してあげる」
ありがとう、羞恥の思いに耐えるので精一杯な君はただ一言そう返す。
「家に入ろう。温かい飲み物作ってあげるよ……」
そう言われて、ピノに手を引かれながら家に入った。
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部屋の中に小さな光で照らされたギシギシと激しく揺れ動くベッド。その上では君とピノがお互いを貪るようにして舌を絡めあっていた。
君が上、ピノが下になり互いに積極的に舌を絡めあっていくと、少しずつ君が優勢になり、やがてピノは自らの舌を引っ込めて、それを君の舌が追いかけて彼女の口内で唾液まみれになってまで舌を蹂躙していく。
「んあっ、んふうっ……く、くすぐったいよう」
ピノが劣勢になったのは君が彼女の体をまさぐっているから。君はピノを愛してるが故に舌の自由を奪うだけではなく、彼女の太ももや二の腕、お腹に首筋と頬……とあちこちに触れている。対するピノは君からの積極的な行動に幸せを感じているようで、特に舌はされるがままだった。彼女の口からは唾液がこぼれており、君の唇から落ちてくる唾液をすすることだけがピノの唯一攻めであった。
こうすることを求めてきたのはピノの方からだった。君と長い間会えない時間を過ごした少女は、君と体を重ねることを望んだのだ。だからこうやって、ピノの心の隙間を君は埋め尽くしていく。
「はぁむっ、んあ……んちゅるっ、んん、ちゅるるっ……ちょっと暑いかも」
ピノがそう言うのを聞くと、君は彼女の上着を剥ぎ取っていく。どんどんぬがしていくうちにやがて最終的にピノは水着だけになる。……え、水着?
「あなたとは雪が降ってる時にしか会えないのに、一度だけ私が夏に海に行った時にあなたと会えたから。あなたは水着が好きになのかなって」
そうだったのか。別にそういうわけではないが、それはそれで嬉しい。君は愛してるの言葉の代わりに頬にキスをすると、ピノが満足気に微笑む。
体をこすり合わせて舌どうしを乱暴に絡めたことで、君とピノの体の熱は最大限にまで込み上がっていた。服を脱いだところで涼しくなるはずもなく、また君とピノは互いをねぶりあうようなキスをしてさらに体温を上昇させていく。
そうする合間にも先程のように君はピノの体に触れるのを忘れない。水着だけになったことで君は直にピノの柔肌を堪能していく。ピノは普段厚着のためそれを見ただけでは分からないが、肉付きはしっかりとしながらも全身は細く、どこを触れても至高の弾力と感触が返ってきて、華奢な体は丁寧に扱わないとあっさりと壊れてしまいそうだった。
だから君は、どれだけ貪欲になっても最初は必ずピノの体を優しく撫でて自身もそれを楽しんでいく。今すぐにでも彼女に甘い声を吐かせて、壊す勢いで一つになるのもそれはそれでありだと思うが、君は彼女を思ってそれはできなかった。
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キスをやめて互いに頬を撫でてまじまじと見つめ合う。恥ずかしくはあるが、君は今この瞬間も幸せを噛み締めていた。
突然ピノは起き上がると、君の体に両腕を伸ばしてそのままベッドに押し倒す。君の目の前には先程とは若干様子が違うピノがいた。
「いつもは私が気持ちいいことされてばかりだから、今日は私が最後まであなたを気持ちよくさせてあげるね」
具体的にどうするの? と、君が聞くと、ピノは「こうするの」とだけ言って、君の首元に顔を埋めてきた。瞬間、首筋にひんやりとした心地よいものが駆け巡り、君は背中をゾクリと震わせる。
ピノが君の首筋に舌を這わせてきた。確かにこれは今までとは違う、新しい行為だった。君は未知の快感に身をよじらせるが、ピノはそれを楽しんでるようで、彼女は君に追い討ちかけるようにして両腕をベッドに押さえつけ首筋を舐めまわしてくる。
ちゅるるっ、ちゅちゅっ、れろろっ、じゅるるっ
舐めてくる以外にも、首筋に唇を押し付けてきたりそのまま吸い付いてきたりして色んな刺激が君を襲う。息を荒くする君をピノはうっとりとした目つきで見つめて、再度首筋に舌を這わせていく。
「れろ……私が側にいないと、んちゅるっ……生きていけないくらい気持ちいい?」
快楽に脳と神経をぐちゃぐちゃにされて気力の無い君は「気持ちいいよ」とだけ答える。質問のしかたがおかしいと感じたものの、それを気にしている余裕も君にはない。ザラザラとした心地よい舌触りに首筋を何度も往復される君は、それを愉しみながら耐えるのみ。
それにしても未知の快感にやられていると言っても、本当に力が入らなくなってきている。なぜこうなったかという可能性を考えると、多分ピノが何かしたんだと君は思う。
「さっきあなたが飲んだ紅茶に薬をいれておいたんだよ。体に害はないから安心して。私があなたを自由にできるだけだから」
それは害があるといえるんじゃ……いやないな。ピノはそうまでしてこちらを求めてくれてるのだから、それが害なわけない。
「そうだ。紅茶だけじゃなくて、私のも飲んで」
飲む? 何を飲むのか聞こうとした君だが、その前にピノに唇をふさがれる。何かピノの口内からポタポタと水が落ちてくる……これは、唾液のようだ。不思議と美味しいと感じてしまい君はそれを飲み干していく。
しかしいつまでもこれを続けられるのはちょっと苦しい。君はそれをキスされたままなんとか伝えると、彼女はようやく唇を離した。
「ふふ、可愛い。大好きだよ」
最初らへんに君がそうしたように、彼女は言葉とともに頬へとキスをしてくる。
ピノは苦しそうに太ももを擦り合わせながら、君の勃起した股間にズボン越しに触れてきた。
「ねえ……久しぶり過ぎてもう我慢できないよ」
え……でもまだ慣らさないときついんじゃ。
「それはそれで私はありだと思うな、思いきり一つになってる気分がして。それにね、ほら、私はもうこんなに濡れてるんだよ……」
ピノは君に跨った状態で秘所を見せつける。そこは水着で覆われており水着ごと愛液で濡れかぶっていた。まだキスしたり体を触ったりしかしてないのにそれでこれということは、彼女はかなりの我慢をしてきたのだろう。しばらくの間会えなかった反動なのかもしれない。 滅多に見ない淫乱な彼女の姿に君はやられて生唾を飲み込みながら、何度も頷く。というか未だに力が入らなくてそれ以外のことができないのだが。
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ピノはひとまず君の上から降りてズボンとパンツをまとめて下ろすと、そこから天井を穿つように堅くなった肉棒が姿を現した。ピノは再び君に跨ると、君の愚息の根元を掴み調整しながらゆっくりと腰を下ろしていく。
そういえば、水着は着たままなの?
「そっちの方があなたも興奮するでしょ。あなたのために色んなこと勉強したんだよ」
そう言うと、ピノはもう片方の手で水着を秘部が見えるようにずらしてそこに肉棒を挿入していく。
「あっ、くうっ、ひぃあっ……お、思ったよりつらい」
ピノ言う通り、まともな前戯をしてないせいで亀頭が入るなり膣壁が阻むように押し返してくるのを君は感じていた。既に溢れていた愛液が少しずつ肉棒の挿入を促してくれるが、やはりこれだけでは足りなかったようだ。ピノもきついのか辛そうな表情をしている。君は「無理しなくてもいいよ」と言うが、「早くあなたを気持ちよくしたいから」と断った。
そしてピノは何を思ったのか、腰を上下に機微に動かすが、君はそれが揺れる反動で挿入させているのだと気がついた。そのあいだにピノの膣壁が君の肉棒を細かく何度も素早く擦りあげて刺激を与えてくる。気を抜けば下手したらこれだけで絶頂してしまいそうだ。
「あんっ、んんんっ、も、もう少し……っ! は、入った……」
そしてようやく奥まで挿入すると、ピノは身をよじらせながらも深呼吸を繰り返す。ぎゅうぎゅうと膣壁が君の肉棒を強く絞り上げて、君が動けたのなら容赦なく肉棒を激しく膣奥に突いていたかもしれない。それほどまでに今の君は飢えていた。
「んふっ、待ってね今動くから。……ああっ、はああっ、ひああっ!」
君の肉棒で膣奥を突かれて喘ぐピノ。彼女が気持ちよさそうな声を出すと同時に膣が君の肉棒を強く締め付けてきて快感を与える。ピノがしっかりと感じ始めたのか、愛液が肉棒濡らしながら性器の接合部から溢れ出ているのが分かる。その愛液の滑りに助けられてしだいに挿入の流れがよくなり、ピノの腰の動きが激しくなって、ぱんっぱんっと肌と肌がぶつかり合う乾いた音が部屋中に響き渡る。
「ふあっ、す、すごいっ! 私の腟内であなたのおちんちん擦れて熱くなってっ、やぁぁ……っ!」
ピノは口を少しだけ開けたまま蕩けた表情になり、左右の耳元の髪が規則性を無くした振り子のように揺れ動く。 その途中で君は気づく。腕に力が戻ってきている。薬が切れたのだろうそれならばやることは一つ。君は潔くピノの胸へと両腕を伸ばして水着をずらし晒された控えめな乳房を乱暴に揉みしだいていく。
「いやっ、今おっぱい揉まれたらっ、わたしっ、わたしもうっ!」
下半身からの熱くなった性器同士が擦れる快楽と、控えめながらもマシュマロのような触感を楽しみながら君は腰の奥から熱のようなものが込み上げてくるのを実感する。ピノの方も今までで最も強い締め付けと熱を与えてきて、両者とももうそろそろ限界だということを悟った。
しかし果ててしまうのならピノの何もかもを貪り尽くしたあとで。そう思った君はひたすらに腰を振るう少女の頭を両手で引き寄せて、顔が近くなると同時にどちらからともなく唇を重ねて互いの舌を乱舞していく。二人の唾液がどちらのものかわからないくらいぐちゃぐちゃに混ざり合う。
ちゅるるっ、ちゅばっ、れろれろっ、くちゅるるっ!
「ちゅるっ、んはあっ! んんんっ、ふああ、ああああっ、あんっ、もう気持ちよすぎてだめ――――んあああああっ! うあっ、出てるっ、あなたの精液がたくさんっ……」
ついに限界をむかえたピノは絶頂し、君はありったけの思いを込めた精液を彼女の腟内に吐き出してしまう。どくどくっ、と精液は絶え間なく溢れ続けピノは背筋を反りながらそれらを全て受け止めていく。君は腰が砕けそうな快楽になりながらも、精液を一滴残さず搾り取ってくる膣内の締め付けの快感の余韻に浸る。
力が抜けたのか、ピノは挿入したままゆっくりとこちらへ倒れ込んできて君は優しく抱きとめる。彼女は快楽にやられ過ぎて息を荒くしており、少しでも落ち着くようにと頭をなでてやるのだった。
-
「はい。夕飯できたよー」
あの後、二人でお風呂に入った後、君はテーブルについて彼女の料理を待っていた。
出てきたのはシチュー。それを見るなり、早速いただきますというとピノは困った顔をした。
「一気に食べると火傷しちゃうよ。シチューは逃げないからゆっくり食べようね」
彼女にそう言われて、君は「ごめん」という。
「怒ってないよ。……ねえ、今度はいつ会えるの?」
質問されて君は黙り込んでしまい、スプーンを皿の上に置く。それを見て察したピノは一瞬しょんぼりしたが、すぐに別の言葉を口にした。
「私、いつまでもあなたのことを待ってるよ。できれば早くまた会いたいけど……待ってるから」
彼女は笑顔でそう言う。いつまた会えるかわからない。そんな先のことを考えると不安と悲しみでいっぱいになってしまうけど、ピノの笑顔は一片の曇りも見当たらなかった。
永遠にいつまでも君との再会を待つピノ。その少女が見せる笑顔はとても可愛らしかった。
-
>>902
最高。甘いイチャラブを堪能させてもらいました
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やっぱりあのごってりした上着の下は水着だけだったか…
まあ下着だけとかすっぽんぽんとかじゃただの変態だもんなw
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ピノのラブラブ話、ごちそうさまです。
>>889 の続きかも。
もしかしたらキャラ崩壊注意。
★神々の夜★
闇の神:ラト・ファルネーゼは、とても困っていた。
「っは、ちゅ……らとぉ……」
「んん……ちゅ、っ」
光の神:ルフ・ファルネーゼに、それはそれは濃厚なキスをされていたからである。
*
深夜、日付もそろそろ変わろうかという時刻。今夜は新月か、外は無数の星たちのみが煌いている。
そろそろ就寝すべき時間に、光と闇の神は熱い口づけを交わしていた。
「っはぁっ!ル、ルフ、ストップ……!」
息苦しかったのか、それとも今の状況を受け止めきれないのか、なんとかその唇を離すラト。
一方のルフは、とろんとした瞳を浮かべ、物欲しそうな表情だ。普段の凛とした立ち居振る舞いを考えれば、全くの別人にさえ思える。
それは、言葉や声にも表れていた。
「ラトぉ、私まだ足りない……」
「ま、待って、分かったから!ね?ちょっと待って!」
ゆらりゆらりと近づいてくるルフの、両肩を押さえてなんとか制止させるラト。
一体どうしてこうなってしまったのか。答えは簡単、アルコールの仕業である。
人間界デートの終わり際。ラトがお土産にと買った、ボトル入りの飲み物。
艶やかな紫色に輝くそれは、ぶどうジュース……ではなく、安物のワインだった。
残念なことに、ルフは異常にお酒に弱かった。さらに運のないことに、酔うと豹変してしまうのである。
それも、子どもの如き"甘えん坊"へと。
「らーとぉ」
これまた普段からは想像もつかない、甘い声を発するルフ。
ただ甘えん坊になるだけなら、介抱が必要なくらいで特に問題ではない。
が、ラトが困っているのには、別の理由があった。
「(か……可愛すぎる……っ!)」
……闇の神は、"理性"が飛びそうだったのである。
-
(>>905)
いつも真面目で、凛としているルフ。
今でこそ、話していて笑いあうことは多いものの、ルフからラトに甘えるなんて事はまず無い。
大体はいつも、ラトが頼ってばかりだった。
今朝だってそうだ。ラトが寝起きで甘え、キスをねだり、やれやれと言って願いを叶えてくれる。
ずっと続いていた、もどかしいようで心地良かった関係性。
そんな彼女が、私に抱きついてこようとしている。あまつさえ、彼女のほうから深いキスを所望している。
――このまま、誘惑に流されちゃってもいいのかな。
「……もー。ラトぉ」
「ちょ、わ……っ!」
「ん、ちゅ……れろ……」
「んんっ、っぷ……ちゅぅ」
ルフは我慢できなくなったのか、自身の肩を押さえていたラトの両手を振りほどき、強引に唇を奪った。
反動で、二人はそのまま後ろにあったベッドに倒れこむ。
「はぁ、っ……」
ルフが近い。ルフの息が、先程よりずっとずっと近い。
彼女の銀色の髪が頬に当たり、ほんの少しくすぐったくて、身体を動かすラト。
「んっ」
その拍子に二人の豊艶な胸同士が触れ合うと、ルフが息を漏らす。
"普段"はこんなことで反応なんて見せないのに。
全身が敏感になっているのか、それとも普段が我慢しているだけなのか。
どちらにせよ、今のルフは、ラトに釘付けで。
「っ……ルフ……」
彼女の方からこんなに自分を求めてくれるなんてことは、もしかしたらもう無いかもしれない。
なんだかんだ、我侭な私の願いをいつも叶えてくれる彼女。時には本気で怒り、時には優しく笑ってくれる。
でも、彼女から能動的に来ることは、ほぼなかった。お互いに好意はあるのに、何かあるときは、いつも自分が発信源。
きっと、私のほうが我慢弱くて、寂しがりということなんだろうな。
だからこそ今が、チャンスなんだ。ラトの脳内が自身を囃し立てる。
「……ルフ」
「なに……?」
「進んで、いいんだよね?」
まだ天秤を傾けきれない自分を、彼女に委ねた。
とろんとした目をくりくりさせながら、一瞬動きが止まるルフ。
やがて、少し首を傾け、満面の笑みを浮かべて言った。
「いいよ?」
……もう、我慢できない。本能が弾けた。
「後悔しても、知らないから」
ラトから口づけを交わすと、ルフの体の力がふっと抜けるのを感じた。
* * *
翌朝。
ひたすらに敬語で土下座するルフを、満更でもなかったという表情のラトが宥めていた。
大変なハプニングはあったものの、Win-Winという結果になったかもしれない。
……ルフが心からWinかは、果たして怪しい所ではあるが。
(了)
-
投下しても大丈夫……かな?邪魔になったらごめんなさい。
地の文の呼称はどっちにしようか迷ったけれど、なんか怒られそうなのでこっちで。
【八百万】おトミ様&マトイ様SS【神秘譚】
豪奢な部屋の豪奢なテーブルに、これまた豪奢な椅子に腰掛けたうら若い乙女が二人、突っ伏していた。
「うぅ〜……」
……べろんべろんに酔っ払って。
一人は〈商いの神〉トミ・コトブキ――ことジョゼフィーヌ。もう一人は〈必中の神〉マトイ・ナヒサコだ。
二人とも、一応八百万の神々の一柱ではあるのだが――
今はジョゼフィーヌの部屋で酔い潰れている飲んだくれだ。
ジョゼフィーヌは徳利に残った最後の一滴をお猪口に注ぎながら、唐突にしくしくと泣き始めた。
「う、うう、ひどいと思いません? 他にきちんと正妻とも言うべき方がいらっしゃるにも拘わらず……」
嘆くジョゼフィーヌの隣では、マトイが洋酒の、一目で高級と解る飴色の液体の入ったグラスを一息に飲み干す。
「――だーから言ってやったわけだ。『こンの甲斐性無し!』ってな」
あはは、と明るく笑うマトイは、ジョゼフィーヌ――ではなく空になった酒瓶を前に、一人うんうんと頷いている。
……カオスである。
「はぁ……甘い言葉に踊らされたかつての私を殴りたいですわ……」
「舶来の神様に言い寄られたからって舞い上がりすぎなんだよ、トミは〜。チョロイチョロイ」
「ジョゼフィーヌ、ですわあ……」
「んーでその舶来の神様に喜び勇んで処女をくれてやった、と……」
「くぅっ……! 悔しい、悔しいですわ!」
「まあ〜処女なんて最初の一発だけだから気にすんな〜。どうせ処女捨ててからの方が経験数は多くなるんだから〜うーいちくしょう」
「経験人数四桁の方に慰められても嬉しくありませんわ……」
「失敬な! まだ四桁じゃねーよ、『 ま だ 』!!」
「語るに落ちるとはこの事ですわね……経験人数三桁の時点でドン引きですわあ」
「ううううるさいっ」
顔を真っ赤にして怒鳴るマトイをよそに、ジョゼフィーヌは「はぁ……」とため息を吐いてから、ぬるま湯につけられた新しい徳利を手に取る。
「『キミは太陽の様に輝かしく美しい』だの『愛しているのはキミだけだ』だの、何であんな浮わついた、歯の浮くようなお世辞に浮かれてしまったのか……自分が情けないですわ」
「お前、普段は冷静なのに、何でそんなのに引っ掛かったんだよ」
「恋は盲目、というやつですわね……。って、私のことはいいんですの。それよりマトイさん、貴方『 ま た 』フラレたのではなくって?」
「ブフォッ」
ジョゼフィーヌの言葉に、マトイが飲んでいた洋酒を口から吹き出した。
「なななな何で知って……!」
「知ってる……というより、長い付き合いなんですから、見てれば解りますわ」
ゲホゴホと噎せながら、マトイは口の周りの洋酒を拭う。
「一応言っておくが、ふ、フラレたわけじゃないんだぞ。こっちから見限ってやったんだ」
「マトイさんが、そんなことをなさるとは思えませんわぁ……」
「いや、本当なんだって。私目当てではなく、私の正一位としての地位が目当てだったらしくてな」
「下手に地位や権力を持つと、それがありますものね……」
「だから、『自力で正一位を目指す甲斐性無しに私が靡くと思うな』ってな」
「下手な殿方よりマトイさんの方がよっぽど男らしいですわね」
「い、いや、私はトミやミコト、ツクヨみたいな可愛らしい女神に憧れてるんで、そう言われても嬉しくない……」
「ジョゼフィーヌ、ですわ。……凛々しくて格好いいと褒めているんですの。……私、マトイさんになら抱かれてもいいですわぁ……」
気怠げに徳利を眺めていたジョゼフィーヌが、其処まで言って顔を上げ、マトイと顔を見合わせる。
-
「……」
「――ってちょっと待て待て。お前、飲み過ぎて我を失ってないか? そりゃ確かに、ト……ジョゼフィーヌの胸が柔らかそうだからぱふぱふしてみたいと思ったことが無いわけじゃないけれども!」
「好きなだけぱふぱふしてくださいなっ」
言うが早いかジョゼフィーヌはマトイの膝に座ってしなだれかかり、マトイの手を自分の胸元に導いた。
「ふふ。普段は鎧を着込んでいるので解りませんでしたが、マトイさんも十分大きいではありませんの」
と、ジョゼフィーヌはマトイの着物の襟から手を滑り込ませ、ふくよかな双丘に触れる。
「ちょ、ジョゼフィーヌ、其処は……はぁんっ」
「あら、マトイさんてば乳首が弱いんですのね……じゃあ」
おもむろにジョゼフィーヌはマトイの着物をはだけ、ぷっくりと盛り上がった其処に舌を這わす。
「くっ、この……!」
負けじとマトイもジョゼフィーヌの乳房を乱暴に掴み、激しく揉みしだく――が。
「う――ふぁぁんっ」
イッたのはマトイの方が先だった。
「私にも聞こえるほど、濡れた音がしましたわね。マトイさんたら、感度が良すぎですわ」
妖しい微笑を浮かべ、ジョゼフィーヌがぺろりと自分の唇を舐めてみせる。と、マトイはおもむろにジョゼフィーヌの身体を抱き寄せ、素早くドレスのスカートから手を潜り込ませ、
「伊達に経験が多いってわけじゃないところを見せてやる」
ジョゼフィーヌの下着を端に寄せ、指を宛がう。
爪で包皮を剥いた其処を、激しく指で責め立てる。
「ひ、あ、何、ムズムズしますわ! マトイさん、やめ――」
抵抗するようにジョゼフィーヌはスカートの上からマトイの手を押さえ込もうとするが、マトイの手は緩まない。
「ひっ――」
指で擦り、爪で掻き、指先で弾くマトイの巧みな愛撫に、遂にジョゼフィーヌは屈服した。
大きく目を見開いたかと思うと、
「ひぁぁぁぁ――っ!!」
びくびくと身体を痙攣させる。
ほのかに温かい液体がマトイの指を濡らして、マトイは不敵に笑んだ。
「ジョゼフィーヌの方が、私よりよっぽど濡れてるじゃないか」
「そ、そんなこと……」
「じゃあ、自分で確認してみたらどうだ?」
マトイに促されるままベッドに移動したジョゼフィーヌは、ふぁさ……と絹のドレスを脱ぎ、ベッドの上に座り込んだ。
-
すらりと整ったジョゼフィーヌの肢体が、淡いランプの灯りに照らされる。
マトイはうっすら微笑んで、ジョゼフィーヌの手を取り、彼女自身の股間へ導かせる。
ぐしょぐしょに濡れた感触に、かあ……と音をたててジョゼフィーヌが頬を染める。
「や、ヤダ、こんなに濡れているなんて……恥ずかしいですわ」
「恥ずかしがることでもないだろう。私も濡れてる」
「……私だけ服を脱いでるなんて、狡いですわ。マトイさんも裸になってくださいまし」
「み、見せるほどのものでもないぞ」
照れた様にそう言いながら、マトイが着物を脱ぐ。
引き締まった、それでいて出るべきところはこれでもかと出っ張った肢体が露になる。
「ほぅ……」と感嘆の吐息を零し、ジョゼフィーヌがマトイに寄り掛かる。
そしてそのまま顔を見合わせてから、どちらからともなく口づける。
じゅぷっ……にゅぷっ……
薄暗い室内に、舌の絡み合う濡れた音が響く。
やがて二人の手が、互いの乳房に伸びる。相手の胸へと伸びた手が、柔やわと揉みしだく。
やがてその指先は、腹部を滑るように撫でながら、下腹部の茂みへと伸びる。
まさぐる様に互いの秘処を弄りながら、二人は絶頂に達する。
絶頂の喘ぎまで飲み干しながら、二人は口づけたまま共に達していた。
長い長い口づけを終えて唇を離すと、ジョゼフィーヌは腰が砕けたのか、ぐったりと力なくベッドに手を突き、荒い息を溢していた。
そんなジョゼフィーヌをベッドに横たえながら、
「張り型とかあったら良かったんだけど……」
とジョゼフィーヌの身体に覆い被さる様に身体を重ねながら、マトイがぽつりと呟く。
「……“張り型”……?」
「ええと……“こけし”、みたいな」
説明をされても、今一つ解っていないようなジョゼフィーヌに、マトイは「気にするな」とでも言うように、愛撫を開始する。
「はぅん、マトイさん、あんまりおっぱいばかり苛めないでくださいな……」
「じゃあ、こっちがいいのか?」
ぺろり、と舌を突き出して、マトイが集中的に下腹部――子宮のあたりに舌を這わせる。
「ひゃん、くすぐったいですわ!」
「ふふ、じゃあ……此処?」
突き挿れられた舌を蠢かせるマトイに、ジョゼフィーヌはシーツをきつく握り締めて何とか耐える。
「わ、私にもその……マトイさんに、させてくださいまし……」
息も絶え絶えなジョゼフィーヌの言葉にマトイは漸く顔を上げてから、何かを思い付いた様に小さく頷き、ベッドに横たわる。
「ジョゼフィーヌ、私の顔を跨いで座って」
「え、ええ? そんなこと、出来ませ……」
「じゃあ、私が一方的にジョゼフィーヌを責め立てていいのか?」
「う゛っ……」
それでも逡巡を見せるジョゼフィーヌだったが、マトイに重ねて促されると、渋々マトイの顔を跨ぐ。
だが躊躇いがあるのか、中々尻を落とさないジョゼフィーヌの腰を、マトイが押さえ込んで座らせる。
-
「ふあああっ!!」
ジョゼフィーヌは大きく目を見開き、マトイの腕から逃れようと腰をくねらせる。
「ひぁ、舌、奥まで……! 動かしちゃだめぇ……っ!!」
だが非力なジョゼフィーヌでは、マトイの腕はびくともしない。
「あー! あー!」
ジョゼフィーヌは両の瞳から滂沱と涙を溢しつつ、言葉にならない叫びを上げる。
「ひっ――マトイさん、そっちは穴が違いますわ……!」
激しく責められながら、漸く責め返すことに思い至ったジョゼフィーヌは、陰核を指で擦りながら夢中でマトイの膣へ――「経験豊富」と自分で言っていた割には鮮やかな桜色に色づいた其処へと舌を突き立て、溢れる愛液を啜る。
「くっ、ジョゼフィーヌ、それ止め……!」
「マトイさん、わ、私もう、何か来ちゃいます――」
「わ、私も、イク――――!!」
二人は同時にイキながら――やがて意識を失った。
「……」
目が覚めると、燦々と朝の陽射しが差し込んでいた。
ジョゼフィーヌは身を起こし、自身の裸身と隣で寝息を立てている、同じく裸身のマトイを見比べ、
「〜〜〜〜〜っ!!」
昨晩の恥態を思い出し、耳まで真っ赤になった。
「わ――私ったら、酔っていたとはいえ、なんてことを……マトイさんに何て言って謝れば……」
おろおろと狼狽えるジョゼフィーヌの頭に、ぽふ、と手が伸びてきて優しく撫でる。
吃驚して、ジョゼフィーヌは傍らで横になったマトイを見る。
「マトイさん、起きてたんですの?」
「今目が覚めた。……その、昨夜はすまなかった」
その言葉に、ジョゼフィーヌは慌てて首を横に振る。
「そんな、謝るのは私の方ですわ!」
言ってから、ジョゼフィーヌはマトイに顔を寄せ、小さな声で言った。
「……舶来の神様に抱かれた時より、マトイさんの方がずっと気持ち良かったですわ……」
顔を朱くしたジョゼフィーヌに、ふふ、とマトイも不敵に笑む。
「私も。下手な男神よりジョゼフィーヌの方がよっぽど気持ち良かった」
二人は顔を見合わせ、くすくすと笑う。
「――大好きですわ、マトイさん」
そう言ってジョゼフィーヌは柔らかく微笑んで、素早くマトイの額に口づけた。
-
恒例の。
【溺愛】ミコト様をひたすら愛でるSS【戦神様】
「なんか猫神様のところで“くろうぃず ごー”とか言うのが流行ってるらしいな」
「何だそれは」
「よく解らんけど、“黒猫ぼーる”とかゆー、中が空洞の毬みたいなもん投げつけて、当てられたら捕らえられて好きにされちゃう、みたいな」
「……好きにされちゃうのか……」
「オレも投げつけられたけど、とりあえず全部叩き斬っておいた」
「ふむ。……暫く猫神様には近づかない方が良さそうだな」
「おう。だからミコトが猫神様に近付かないようにしないとな」
「……それは解ったけど……」
それまでずっと黙っていたミコトが、釈然としないような声を上げた。
「何で私、セイちゃんとスウちゃんに抱っこされてるの?」
ミコトは後ろからセイに抱きすくめられ、横から伸びるスオウの腕に押さえつけられていた。
「いやだからほら」
「猫神様のとこに行かないようにだな」
「……お茶淹れてきたいんだけど」
「まあまあ」
「まあまあまあ。お茶ならオレが淹れてくるから。……セイ、お茶淹れてきてから今度オレに抱っこさせて」
「了解」
「はうぅぅ……セイちゃんもスウちゃんも、心配性すぎるよぅ……」
「まあそう言わず。たまには猫神様の処に行かず、俺たちだけでまったり過ごしてもいいじゃないか」
「そうそう。たまにはのんびり過ごしたって、罰は当たらんと思うぞ」
「……そんなこと言って、すぐ閨事始めちゃう癖にー」
ぷく、と頬を膨らませてみせるミコトにセイとスオウは一瞬顔を見合わせ、
「――よし解った」
「それならミコトの希望通り、早速閨事をだな」
力強く頷き合った男二人が、おもむろにミコトの着物を剥ぎ取る。
「にゃあああああ、ごめ、ごめんなさぁぁぁぁぁいっ!!」
ミコトの絶叫が響き渡る。
――裸に剥かれたミコトが二人にイカされまくるまで、それほど時間は要さなかった。
-
俺……GPミコト様が降臨なさったら、おトミ様とマトイ様のエロSS書くんだ……!(1年ぶり2回目)
てことで、遅くなったけど1年ぶりに死亡フラグ回収しに来た。
ミコト様がご降臨なさるまでに、ミコト様除く8種コンプするわ、元帥は艦隊できるわ、ぷぅぷぅは艦隊リーチかかるわで、
「いや元帥来てくれて嬉しいけど、もう十分だから本当に必要としてる人のとこに行ってあげて! ていうか本当に俺のガチャ、ミコト様入ってんの!?」とか半泣きで回し続けた甲斐がありました。
焦らしプレイを覚えるとは……あの二人の影響ですかね。なんとうらやま……いやけしからんですな。
これで来なかったらお仕置きと称してあんなことやこんなことをさせちゃうSSを書くところだった。
もうひたすら愛でさせてもらいますとも。調子乗ってるミコト様超可愛い。被弾ボイスが股間に直撃です。
余談だけど、ミコト様をお迎えした10連で元帥もいらっしゃって、計7人に増えた模様。
もしかしたらと淡い期待を抱いていたけれど、グリココラボとはいえ今年の2月に復刻無かったから、GPの復刻はもう無いのかなー。あってくれたら俺が歓喜します。
こないだ初めてニコ生見たら、浅井さんのデッキにグリミコト様居てちょっと羨ましかったのは内緒w
そういえば、最近コノハちゃんが乗ってる猫が、実は猫神様なんじゃないだろうかって気がしてる。
夏目友人帳のニャンコ先生みたいな感じで、通常時→師匠に似た姿、本気時→コノハちゃんと一緒に居る姿、とか。
ああー何で八百万2には外伝が無かったんだー!もやもやするー!
八百万3が出て復刻した時に、ついででいいからちょっとだけでも外伝をつけ加えて貰えたらいいなあ……
話は変わるけど、公式でもいつの間にかルシエラちゃんとエストラさんが仲良くなってて密かに嬉しかった。今度タッグカードお願いします。
とまあ、グダグダ書いてしまいましたが。 一時期仕事忙しかったもんでSS全然書けなかったけど、まったり前の続きの分(?)を書いていくのでまたひっそりと置かさせてください。
あと、他の方のSSが読めて眼福、眼福。ありがとうございます、ありがとうございますm(_ _)m
あかん。ルフラト読んでるとニヨニヨが止まらないw
あとメアレスSSなんぞ書いてみたけどエロ要素無いしまた保管庫にひっそりと犯させ……もとい、置かさせてもらうので、お時間のある時にでも読んでいただければ。
それでは毎度のお目汚し、失礼致しましたm(_ _)m
-
なんかいろいろきてたー
-
あら��いいですね��
読み応えあるからじっくり読み耽るわよ��
-
ところで>>871さんの進捗はDo-dai?
-
https://i.imgur.com/LgKrTHe.jpg
>>871の者ですが人型ブラムリンガーさん(のようなもの)を描きました
剣=戦場行くぞゴラァァアア!
だと思って露出控えた方がいいのか…?それでいて扇情的に…?とかやってたら中々描けなかった
艦これに助けられる日が来るとは…
-
セーラームーンのブラックレディを想像してたら全然違ったでござる
-
俺のイメージこんなんでした
https://m.imgur.com/BMVp9Yz
-
「存外脆いな、イザーク。これではつまらないじゃないか」
無数の破壊の跡によって、元々の荘厳さが完全に失われた宮廷の謁見の間。
そこで、黒翼の少女……ミカエラ・セラフィムは残念そうに呟いた。
その視線の先には、血溜まりの中で膝をつく愚弟……イザーク・セラフィムの姿があった。
(強すぎる……!これが姉さんの、ミカエラ・セラフィムの力なのか……ッ!)
致命傷を負わされた己と、傷一つ無く悠然と佇む姉。同じ血を分けた者同士でありながら、彼らには決定的な力の差があった。
「---残念だよ。イザーク。お前が平和を望む聖王になってしまった事を、心から残念に思う。私の様に強さ『だけ』を求めたのであれば、あるいは私を殺せたかもしれないのに」
「……俺は、貴女とは違う。天使と魔族が傷つけ合う事に、何の価値も見出せない。例え何万年掛かろうと、決して戦いを肯定など出来ない。……故に俺は、平和を目指す。天使も魔族も関係無く、あらゆる者達が笑い合える世を。そのために俺は---」
「…………………………………………」
ミカエラは、無言でイザークの顎を蹴り上げた。
「がぁっ……!?」
「下らん」
今のイザークの言葉は………ミカエラの逆鱗に深々と刃を突き刺した。
倒れ伏すイザークへ、憎悪を孕んだ言葉を向ける。
「平和。私が何よりも嫌いな言葉だ。…………此の期に及んでそんな言葉が出てくる辺り、やはり私とお前は相容れないな」
イザークへ歩み寄ったミカエラは、血で汚れた剣を振り上げた。
「さらばだ、我が弟よ。……楽しみにしているといい。お前の死をもって、私は世界を在るべき姿へ戻す。お前が最も忌むべき混沌と戦乱の時代だ。……嗚呼、想像しただけで心が震えてしまうよ」
「貴女には無理だ」
その言葉を、ミカエラは死に損ないの挑発と受け取ったようだ。イザークの首を切り落とすべく、剣を振り下ろす。
だが。
「----------っ!?」
ミカエラがイザークの首を落とす前に、虚空から現れた無数の鎖がミカエラを拘束した。
「ご無事ですか、イザーク様!!」
壁に空いた大穴から現れた術者の姿を見て、ミカエラは舌打ちする。
「アルドベリク・ゴドー……余計な事をしてくれたものだ…………」
その言葉に先程までの覇気は無い。巻き付けられた鎖が、ミカエラの魔力を今も吸い取り続けている。
「外部の魔族の掃討はほぼ終わりました。今は指揮官を失い混乱する魔族達のごく一部が暴れている程度ですので、問題はありません」
「マクシエルめ……使えん奴だ。せっかく重臣に取り立ててやったというのに……」
「ええ、全くです。野心も行動力もあるが、此奴は詰めが甘い」
空間が裂け、そこから新たに金髪の壮年の天使が姿を見せる。彼の左腕は、全身傷だらけで白目を剥いたマクシエルを掴んでいる。その傍らには、落ち着き無くオロオロとしている天使の少女の姿もある。
「テスタメント殿。指揮官の討伐、お見事です。貴方のおかげで両軍の犠牲が大幅に減りました」
「お前が敵の主力を真っ先に撃ち落としたおかげだ。魔界からの協力者もいたしな。……クリネア。まずイザーク様を治療してやれ」
「は、はいっ!!」
「……待て、テスタメント。魔界からの協力者だと?」
縛られたままのミカエラの疑問に、新たな二つの影が答えた。
「呼んだかい?ミカエラ・セラフィム君」
「よう!!お前ら元気だったか!?」
天井の大穴から、二人の魔族が降りてきた。
「……クルスに、クィントゥス……?何故お前達がここに」
「つれないなぁイザーク。盟友であり最大の取引相手である君の窮地とあれば、僕が駆けつけない訳にはいかないよ」
「なんかドンパチやるって聞いてついて来たら、戦争なんて始めようとしてるみたいだからよ。俺はそういうのは勘弁だから手っ取り早く裏切った。タイマンならともかく戦争は楽しくねぇ」
「……相変わらずだな、お前達は」
いかにも魔族らしい言い分だ。親切なように見えて、根底にあるのは自分の欲望。
しかし-----今は、その奔放さが心地良い。
クリネアの治癒で最低限回復出来たイザークは、拘束されたままのミカエラへ歩み寄る。
「貴女の負けだ、姉さん」
-
「はいカット!!皆さんお疲れ様でした〜〜〜!!」
いかにも三流映画監督っぽいコスプレのルシエラの声が、特設スタジオに響き渡った。
「いや〜ええ出来やったで。特にミカエラはん、あの冷たい目がもう……ああ、わいも本気で罵られたい!」
この事態の共犯者とも言える淫獣の言葉は全員にスルーされた。
この一連の出来事は、ルシエラが出来心で書いた脚本を基にした映画撮影なのであった。ミカエラが黒かったり一部魔族組が白かったりゴリラがゴリラじゃなかったりするのはそのせいである。
ちなみにこれ、バッチリ第三回ワクワク魔界フェスティバルで公開される。
スポンサーとして名を売ったり、関連商品の開発などなどでまたもドラク領領主の懐が大変潤うのは、少し先の未来の話。
ちなみに。
撮影内での傷や出血は当然特殊メイクだが、マクシエルのみ、顔面部分がテスタメントの鉄拳でボコボコにされていたのは関係者以外知る由も無い。
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ゴリラ「お前が!改心するまで!殴るのを止めないッ!!」
ちょっと前の病みカエラさんの派生ネタ。シリアス……もとい、厨二ルート。
ロスエデの『回廊』って便利ですね。あらゆるif展開が書き放題になる
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ブラムリンガーのイラスト描いてくれた方々、本当にありがとうございます。
ブラムリンガーとクラヴィルのSS、これから先も展開していきますのでお楽しみに。時間は掛かりますがね……(遠い目
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>>922
ttp://imgur.com/vabbwek.jpg
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八百万はみんないいキャラしてるなあ
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いつかワクワク魔界フェスティバルをイベでやれば良いのに
限定は王侯会議の皆さん+αとかでいいわけだし
エストラ限定化はよってのが本音だが
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公式で魔界フェスやって黒猫氏巻き込んでほしい
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アルティメットサマーガールズ終了記念
こんなアリエッタも良いと思う。エリスは受け専。
百合注意。
* * *
★ 月夜の魔法 ★
「んっ……」
月明かりの下、レンガ壁に囲まれた行き止まりに、呻く人影がひとつ。
ここが街の外れだとはいえ、公共の場の屋外だ。いつ、誰が通ってもおかしくない場所である。
でも、なぜかここ数十分は、人通りが全くなかった。
なぜなら、この一角が空間ごと"封印"されていたからである。
「ん……はぁ、っ」
着ていた服の合間から、自らの股間に手を伸ばす少女。その手は小刻みに揺れている。
時折、体全体が震えるようにピクリと動く。艶やかな息や声も漏れ出ている。
「……んんっ!」
やがて、少し強めの反応があった。触れた部分は急所だろうか。
耳を澄ますと、少女の息以外に粘り気のある音も聞こえる。
だが、ここは"封印"されている空間。一見すれば普通の光景でも、音・空気・光の全てが外の世界とは隔離されている。
そこで――そう、自慰行為に励んでいる。絶対に誰にも見つからない場所で。
「んぁっ!」
声が漏れようとも、誰にも聞かれない。でもなんとなく漏らしたくないのは、少女の本能か。出た嬌声に思わず口を紡ぐ。
手のスピードが上がってゆく。くちゅくちゅという音が大きくなる。
相当熱くなってきた体だが、魔力はまだ潤沢にある。"封印"も解けないだろう。
「ん、んぁ、……っ!」
そろそろ限界が近かった。頭がふわふわと、のぼせたように昇華する。
……そんな絶妙のタイミングで。
「あれー?エリスー?」
「っ!?」
背後から、聞き覚えのある声で、自らの名前を呼ばれた。さっと血が引くのが分かった。
「あ、ああああああアリエッタ!?」
瞬時に手を引っ込め、濡れた指先を執拗に服で拭き取る。これは後でしっかり洗濯しよう
。服を脱いでいなかった、乱れてもいなかったのが不幸中の幸いだったろうか。
エリスと呼ばれた少女が後ろを振り返ると、一人の魔道士が立っていた。
「どしたの、そんなに慌てて」
「あ、慌てるわよ!!っていうか"封印"は?この周辺は"封印"されていたでしょう!?」
「えーっと。なんかココ、不自然に封印されてるなーって思ったから、解いちゃった」
「解いちゃった、って……」
鉢合わせたのは、よりにもよって、魔力の怪獣だった。
しかも自らの封印を"解いちゃった"という。クイズでもやってたんじゃないんだから、と思うエリス。
「……あなたには、常識という常識は通用しないんだったわね」
「えへへ、照れるな〜」
「褒めてないわよ」
封印魔法にはそれなりの自信があったけれど、もっともっと鍛錬が必要かもしれない。
そんな反省をするエリスだったが、アリエッタの質問により、それどころでもなくなった。
「そんで、エリスはこんなところで"封印"して、何やってたの?」
「っ!」
当然の疑問である。見知った友人が、魔法を使っている。
しかも封印魔法で、空間ごと固めていた。何か一大事があったとしても可笑しくない。
「え、えっと……その、あのね……」
うろたえてしまった。こういうときは、魔法の練習でもしてたと答えれば一発で解決するのに。
変に答えに詰まってしまい、余計に怪しくなってしまう。
「んー?なになに?」
アリエッタが近づいてくる。無邪気な顔。一体なんと言えば良いのか。
正直に言うなんてことはまずない、ありえない。
持ち駒を用意していなかったエリスはパニックになり、何も言葉が出てこなかった。
「その、……ね、アリエッタ」
「エリス」
絵に描いたように慌てるエリス。ふいに、そんな彼女にアリエッタが顔を近づける。
そして、普段の明るく弾けるような声とは全く違う、落ち着いた声色を耳元で囁いた。
「……続き、わたしがしてあげようか?」
-
(>>927)
「え、……っ?」
その言葉の意味を一瞬理解できなくて、エリスは固まる。
一方のアリエッタは、そんな彼女の答えも聞かずに"続き"とやらをし始めた。
「んっ!あ、アリエッタ!?」
アリエッタがエリスの豊艶な胸を両手で掴んだのだ
。そのまま手を動かすと、撫で回すように揉んでゆく。
柔らかく形を変えるそれは、服の上からでも熱を帯びているように感じる。
「ちょっと、アリエッ……んっ!」
その行為に驚きのほうが先に出たエリスだったが、やがて体が快感を受け止めだした。
ストップさせればいいはずなのに、何もしていないのがその証拠だ。
「ん……ちょ、っと……」
「エリス……続き、したいでしょ?」
また、耳元で囁く。
いつもの彼女じゃない。エリスは本能的に感じるが、どうすることもできない。
次にアリエッタは胸全体を包みながら、指先で胸の先端に触れた。
「んんっ……!」
「ここ、ずっと尖ってたよ?」
……バレていた、というのはもはや今更の話だが。アリエッタのひとことで決定付けた。
必死に指先を拭いた証拠消しも虚しく、エリスの乳首は服越しにでも分かるくらいに大きくなっていた。
下ばかりに気を取られ、すっかり失念していたようだ。
「いつから……んぁっ、気付いてたの……」
「んー、最初から?」
「さ、最初っ……!?」
「だってエリス、最近よく街中に消えちゃうんだもん。それも、封印魔法を使って。
気になっちゃって、今日は尾行してました」
"てへぺろ"の表情を浮かべながら、胸を愛撫するアリエッタ。
表情と行為のギャップに、思わず頭が可笑しくなりそうだ。
確かに最近、"行為"は頻繁だった。誰にも言わずに夜、こっそり抜け出していたが……気付かれていたということか。
「んぁっ、で、でもこんな……、んんっ、悪ふざけは、っ……」
「……悪ふざけじゃないよ!」
突然、手を止めて大きく強い声を上げる。
下を向いたアリエッタは、ほんの少しだけ震えていた。
「心配、してたんだから……。エリスが何か、悪いことに巻き込まれてるんじゃないかって……。
夜に一人で出かけて、封印魔法使って……何か大変なこと、引き受けてるんじゃないかって。
そうだとしたら、なんでわたしや皆に相談してくれないんだろう、って……。
もし大変なことに巻き込まれて、エリスがいなくなったら、わたし……っ」
それは、怪獣と呼ばれていた少女の、等身大の姿だった。
「……アリエッタ」
彼女がいくら世間から恐れられていても、一人の女の子に変わりはないのだ。
エリスにすれば、彼女を怒っている記憶しかない。でも、そんな自分をずっと慕ってくれていたのが、アリエッタという少女だ。
こんな私に、ずっとついてきてくれる。追い越すのなんて簡単なはずなのに、なんだかんだで尊重してくれる。
彼女は、私を信頼し、心配してくれている。そんな簡単なことに、エリスはたった今、気付かされた。
「……ごめんなさい、アリエッタ」
「ホントにだよ……こんなに心配したのに、やってたことがコレだなんてっ!」
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(>>928)
再び、エリスの胸を揉むアリエッタ。
……怒るのも無理はない。本気で心配していたのに、蓋を開ければやっていたのが自身の性欲の処理だなんて。
「んん、ご、ごめんなさいって……!」
「ダメ。わたしの気が済むまで許さないから」
ほんの少し涙声になりながら、アリエッタはエリスの胸の先端を摘んだ。
「んやぁっ!」
我慢できずにエリスから出た声を気にも留めず、アリエッタはそこをこねくり回す。
時折、乳房全体を撫で回して緩急をつける。容易に形を変える胸は、触れていてとても気持ちいい。
「んぁ、んっ……あ、ありえ……っは!」
「……ほら、気持ちいいでしょ?」
エリスもまた、気持ち良さに埋もれていた。彼女の荒ぶる声と、アリエッタの大人びた責め立てる声。
普段では絶対に聞けないものが、お互いの非日常感と高揚感を煽る。
やがてアリエッタは右手を胸から離すと、エリスのスカートの下を目指した。思わずエリスはその手を掴む。
「ちょ、そ、そこは……」
「エーリースー?」
「……っ、なによ」
そこだけは、死守したい。
そんなエリスの考えも、常識外れのアリエッタには通用しなかった。
「ちゅぅっ」
「……っ!?」
アリエッタが、エリスの唇を奪った。
あまりの急な行為に、目をくりくりさせ、驚くことしかできないエリス。
その隙に押さえられていた手を振り払い、アリエッタはエリスの秘部へと手を進めた。
「んんんぅっ!?」
エリスの悲鳴は、アリエッタの口に吸い込まれる。
くちゅ、と音がした。アリエッタは しめたとばかりに、器用にもキスをしながら両手で二点のそれぞれを責める。
「ん、んふ、ふぅ……ちゅ、んっ、んんっ!」
今までに感じたことのない、強い快感がエリスを支配する。
一人でしているときでは、絶対に味わうことの出来ない感覚。それも、相手はアリエッタ。
不思議、恥ずかしい、気持ちいい、色々な感情がごちゃ混ぜになって、彼女を襲った。
そもそも一人でしていたところを中断させられ、火照っていた身体。そんな彼女が達してしまうまで、時間はかからなかった。
「んんんんぅぅーっ!!」
エリスは一瞬体が強張った後、力が抜けたのか、ふらふらとアリエッタに寄りかかってきた。
彼女が達したのを確認すると、アリエッタはようやく口を離す。
「……ぷはぁっ!」
「はぁ……、はぁ、っ……」
涎を拭きつつ、放心状態のエリスを抱きしめながら、アリエッタは背中を撫でた。落ち着くまで、ゆっくりと。
そんな大人びた対応、それにアリエッタにイかされたという事実に、エリスは少しだけ悔しそうだった。
「っ……アリエッタ、あなた……どこでこんな……」
「ないしょ」
にこ、っと笑ってみせるアリエッタ。真意はエリスとて分からない。
この子はいつの間に、こんなに"成長"していたのだろう。色々な意味で、になってしまうが。
でも……エリスは少しだけ、嬉しかった。
「エリス」
そして、こちらもどこか嬉しそうな表情を浮かべるアリエッタ。
落ち着きを取り戻してきたエリスに、こんな声をかける。
「ねえ……これからは、一人でこっそりしないで、わたしも誘ってよ?」
「……ええ、…………ええっ!?」
まだ浮ついていた心が、聞き間違えただろうか。言葉が理解できずに、二度見するエリス。
だがアリエッタの意図は、発した言葉の通りだった。
ぎゅっと、少しだけ彼女を強く抱きしめて。
アリエッタはみたび、耳元で囁いた。
「わたし、エリスが好きだから」
――今夜は、月が綺麗だ。
-
(>>929)
* * *
「いやー、エリスのあんな乱れた声が聞けるなんてね〜」
「あんなの……末代までの恥だわ……」
「そんなこと言わないでよー。大衆に聞かれるわけじゃないし」
「それは、そうだけど…………ん?」
「どしたの?」
「……ねえ、アリエッタ。私の封印魔法って」
「ぶっ壊した」
「……」
「……」
「……………っ―――――!!!」
後日。
突然、封印魔法の腕が格段に上がったエリス。イーニア先生に大層褒められたという。
アリエッタはその件についてニヤニヤしていたが、その真意を知るものはエリス以外にいなかった。
<おしまい>
-
長文失礼しました。
真面目なアリエッタもたまには。二人で師弟コンビみたいにならないかな。
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エリスが総受けという風潮、いいですね
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乙です。
いいイベクエでしたよねUSG。配布もストーリーも最高でした。
クラ×ブラSSの投下は本日中を予定しております(コロプラ感
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とても穏やかな昼下がり。
柔らかそうなソファーの上で、一人の青年が寝息を立てている。
静かに眠っている彼に、それ以上に静かに歩み寄る影が一つ。
影は無防備な青年に近付き…………覆い被さる様に抱き付いた。
「起きろクラヴィル。一体何時間寝ているつもりだお前は」
「………んん……………」
青年は、眠ったままの状態で抱きしめ返した。
「おい。人を抱き枕代わりにするな。おい。……………いい加減にしないと叩き起こすぞ」
その声で、眠っていた青年……クラヴィルが身を起こす。
「……おはよう、ブラムリンガー」
「おはようクラヴィル。だが今はもう昼だ。……全く。何故ここ最近のお前は私がこうしなければ起きんのだ」
藍色の髪の女性……ブラムリンガーは、少し不機嫌そうな、しかしどことなく嬉しそうな声色だった。
「いいだろ別に。こうして起こされたいんだから。…………あー………やっぱり、嫌だったか?」
「嫌ならそもそもこんな起こし方などしない」
抱きしめる手の力を一層強めるブラムリンガー。
そして彼女はそのまま----
「時にクラヴィル。一つ聞きたい事があるのだが」
「ん?なんだ?」
「お前は、小さな胸より大きな胸の方に欲情するのか?」
-----超弩級の爆弾をクラヴィルへ投下した。
「…………………………………はぁ!?」
「聞き方が悪かったか?簡潔に言うと、お前は貧乳と巨乳のどちら派だ」
「いや、別に俺……て、おい。ちょっと待て。なんで唐突にこんな質問が来るんだ?」
「………雄と言うのは、本能的に胸や尻の大きな雌に欲情するものだろう。だからその………私は、本当はお前にとって魅力的ではないんじゃないかと思ったんだ」
ブラムリンガーを一言でとにかく簡潔に表すならば、『スレンダーな美人』だ。整った容姿と体型を兼ね備えているが、胸は若干小さいのだ。
尤も、これは彼女が何者なのかを考えればある意味当然なのだが。というか彼女は十分女性として魅力的ではないのだろうか。
「別に俺は気にしないよ」
「………そう、か。わかった。少し安心した」
「どうしたんだよお前。なんか変だぞ?」
「なんとなく聞いてみただけだ。………その気になれば私は肉体の姿をある程度変えられる。老化や若返りといった年齢操作ははもちろんの事、胸や尻、身長といった体の一部分だけを成長させる事も出来る」
「………とんでもないな、お前って」
どこか達観した様子で苦笑いするクラヴィル。
しばらく抱き合ったまま他愛のない会話をしていた二人。そこでふとブラムリンガーは、思い出した様に言葉を紡いだ。
「クラヴィル。私が元々高位存在によって振るわれる刀剣であるのは知っているな?」
「知ってるけど、それがどうかしたのか?」
「今日の夜、私の……まあ、上司に会いに行くぞ。眠っている間に意識のみを飛ばす形式でな」
「その上司ってのは?高位存在って言う奴なのか?」
「まあそうだな。端的に言えば神の一人だ」
「………オーケー。もう何が来ても俺は驚かないぞ」
そんなこんなで、二人は異界の神様に会いに行くことになったのだった。
続く。
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やってみたかった2355投稿。
この作品でのブラムリンガーは貧乳気味、という設定です。やっぱ元が魔剣なわけだし巨乳だと振る時邪魔だろうなぁ……と思った次第。
しかしこれまで一切胸についての描写を入れていなかったので、巨乳派の人も多いだろうな……と悩んだ末に生み出した体型変更可能と言うご都合主義設定。
そして年齢操作可能になったことで、今後クラヴィルとロリ化したブラムリンガーがいちゃいちゃする可能性も有るのです。
次回、神様との邂逅編。
カオスな展開への覚悟は出来ていますか……?
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ブラムロリンガーが降臨するのか
ロリレイパーが荒ぶりそうだな
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マロちゃんが好きすぎてSS書いたら長すぎたので保管庫にぶち込んでおきました
高クイコラボのキャラ、全員いいよね。思わぬ伏兵ばかりだった。
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>>937
見てきた
最高にエロかった!
確かに今回いいキャラ多いし自分も久しぶりに何か書いてみようかなあ
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>>937乙。
まだGQW始まって一週間経ってないのになんというボリューム。すごい。
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どもどもー(cvシール)
書けない時は全く進まないタイプで、熱がついた時に書いておかないと、と思ったので。。
見直したはずだけど、案の定誤植やら不自然な言い回しやら多かったですね。すんません。
ひらめちゃんSSとかもだれか書いてええんやで...
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レナのイチャラブものを何度も試行錯誤して執筆してるんだけど、レナをメインにするとめっちゃむずいな( ̄▽ ̄;)
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>>941wktkせざるをえない
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お知らせ見たら8月19日に猫神様降臨ってなってるけど何これ八百万来るの!?来ちゃう!?
うちのミコト様(初代)とセイちゃん復権来る!?
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八百万1と2両方LtoL来たら大歓喜間違い無し
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>>902
>>906
>>911
>>920
>>930
>>934
久しぶりに来たら素晴らしい作品が沢山あり感動してます。
いやはや尊敬と感謝の念が堪えません、これからも頑張ってください。
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「着いたぞ、クラヴィル」
「へえ、ここ………が…………?」
クラヴィルの声が徐々に弱々しくなっていく。だが無理も無い。
ブラムリンガーと共に彼女の上司である『神』に会うべく、意識のみ異界へ飛ばした彼が見たのは----------とんでもなく柔らかい空気の漂う、ゆるゆるでふんわりした景色だったのだから。
「ブラムリンガー。ここで本当に合ってるのか?」
「そうだが……それがどうかしたか?」
「いや、なんかもっと神殿的な場所に呼ばれると思ったから……」
現在二人がいるのは、色とりどりの花々が咲き乱れる花畑の中。とてもではないが『神』と会う場所とは思えない。
「気にするな。……それより、そろそろいらっしゃる頃だ。くれぐれも失礼の無いようにな」
「了解」
クラヴィルが返答した直後、彼らの視界を光が埋め尽くした。……大変目に優しい光だった。
そして降臨する『神』。
それは--------------------
「ぷぅぷぅ!」
『よくぞいらっしゃいました。異界の勇者よ』
…………………柔らかいオーラを全身から放つ、黄色いふうせんウサギ(神獣)だった。
「………………………………え?」
茫然とするクラヴィル。
何故このマスコットの様な見た目で『神』なのか。
何故「ぷぅぷぅ!」という謎の言語を使うのか。
何故その後に通訳されたような凜とした女性の声が聞こえてきたのか。
そんなクラヴィルを他所に、ブラムリンガーは神獣へ声を掛ける。
「お久しぶりです、ラパパ様」
「ぷう、ぷぷぅ!」
『息災なようでなによりです。世界を渡らせた甲斐がありましたね』
「ラパパ様。失礼を承知でお伺いしたいのですが…………あなた、私達を転送する時に何か「巻き込んだ」でしょう?」
「……ぷ、ぷぷぅ……?」
『別にそんなことありませんよ。ええ、とある黒猫と魔法使いがついでに異界に吹っ飛んだりしてませんとも。ええ』
「……………案の定、やらかしていたのですね。いい加減そういう所は直してもらわないと……」
「お や め な さ い」
瞬間、空気が凍りついた。
「「……………!?」」
ラパパがその一言を口にした瞬間、神獣ぱわーとか痛い所突くんじゃねえオーラとか運営側からの圧力とかその他諸々が混ざり合った威圧感がクラヴィルとブラムリンガーを襲う。何故か二人の体は硬直している。
しばらくして----------具体的には3T遅延ぐらいの時間----------硬直が解けた二人に、ラパパが声を掛ける。
「ぷう。ぷぷぷーう。」
『あなた達には、これからも色々な世界を回ってもらいます。神獣ぱわーでなんとかしますから問題は有りません』
----------いいですね?という問いかけに対し、二人は無言で頷くしかなかった。
「ぷーう!」
『それでは2名様、新婚異世界旅行にご案内〜〜〜!!』
直後、クラヴィルとブラムリンガーの足元に穴があいた。
「え、ちょ……!?」
「ラパパ様ァ!?あなた何考え……」
言い終わる前に、二人はまた異世界へ飛ばされた。こんな感じで複数の世界を旅する事になったのだった。
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だいぶ時間が空いてしまいましたが、クラ×ブラSSの続きです。
今後ともこのSSはシリーズとして続けていくつもりですが、次回は別のSSを登校したいと思います。………また擬人化系です。趣味が多分に入ったものになります
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おっ、駆け落ちミカ様のノリか?
期待してます!
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一応ここにも
スマホアプリ板の性的スレ
今夏休みで荒れてるから避難推奨
黒猫白猫同時プレイにリアル旅行イベで忙しくて見てなかったんだけど
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【19日に】走り書き【期待。】
「なあ、セイ。今度こそカタバがどういう進化するのか予想してみようぜ」
「……そんなこと言って、前回も進化無かったじゃないか……」
「まあそうなんだけど」
「……そうだな……もう贅沢は言わないから火力と体力が上がってくれればそれで……」
*****
「あ、スオウさん、セイさん」
「お? サクトじゃねーか。どうした?」
「いやなんか、戦神の社の前通ったら、カタバ様が泣きながら部屋に閉じ籠もって出て来ないらしくて」
『……』
「ちょっと心配だったから他の戦神と一緒に部屋を覗いたら、布団に突っ伏して泣きながら『キワム(1)が神進化したんだから、俺だって……!』とか、『俺だって自己犠牲結晶つけて“すたんばい”してるんだ……!』とか言ってたんですけど」
『・・・・・・』
「お二人は何の事か解りますか?」
「…………いや、うん…………」
「サクト……そっとしといてやれ……」
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人を焚き付けて戦争を長引かせる戦神っていうくらいだしそのまま自己犠牲魔術で進化するんじゃなく全体ブーストになってもいいんじゃないかなと思う
AS?知らんな
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カタバさんなーカタバさんはなー
ボスクラスって第一線は張れないけどギリギリ使い所は存在する位ってのが普通なんだけど彼だけなんであんななんだろうか
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カタバの見た目だけならウィズ男衆で一番好きだけどね
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たしかにカタバさん設定やシナリオ読むにブーストがぴったり合うんだよな
ASは最低保証+快調にするか吸収つければまあ何とか
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カタバさんはストーリーのシリアス濃度の関係で、敵役としてはスザクの収穫者組に劣るんだよねぇ……ネタキャラとしてはかなりハイスペックなんだが
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薄暗い光に照らされた研究所で、一人の少女が目を覚ました。
「…………?」
ガラス張りの巨大な円筒形の装置の中で、半透明の液体の中に浮かぶ少女の目に最初に入ったのは、装置の外で手にした書類や機械を何度も見直している研究者達の姿だった。時折自分を見ては歪な笑みを浮かべる男達の姿は、彼女にはとても不快に感じられた。
「…………あ」
次に彼女が目にしたのは、赤黒い装甲の様なものに覆われた自分の手足だった。否、彼女の肉体がそもそも変質しているのだ。赤黒く変色した両肘から先と両膝から下は、人の物とは思えぬ醜さだった。手首と足首には無数の針が刺さっていて、そこからチューブが何本も飛び出ている。体を動かそうとして、彼女はようやく自分が何らかの薬物を打たれて自由を奪われているのがわかった。
(……………………あれ?)
そこまで考えて彼女は気付いた。
赤黒い醜い手足には針が突き刺さり、他人に自由を奪われている己は、一体『何』なのだろうか?
答えはすぐに示された。
「実験は成功の様ですね。肉体が無事に変質して、生命力が大幅に強まっている。あれだけ致死量の薬物を投与したのにこの通りピンピンしてますよ」
「…………いや、駄目だな。確かに拒絶反応も無く肉体が変質したが、まだまだ不完全だ。本来ならば全身が変わっていなければいけないというのに……糞、これだけの時間と資材を使って、何故こんな中途半端な段階で変化が止まるのだ………これでは想定した出力の半分にも満たないぞ」
「実験動物の質の問題でしょうかね?やはりこの様な劣等モルモットではなく、もっと強力な生物を素体とした方が良いのかもしれません」
「…………兎も角、この失敗作は廃棄だ。迅速に次の実験に取り掛かるぞ。戦争が停滞している今の内に、この兵器を完全な形で実用化せねば……」
「了解です。しかし上も何をかんがえてるのやら。性処理にも軍事用にも使える従順な愛玩奴隷を作れと言うなら、こっちにも幾らかやりようがあるというのに」
『実験動物』
『劣等モルモット』
『失敗作』
研究者達のその言葉が自分を表していると理解した彼女の心に、とある感情が生まれた。
(……………………違う……………………)
他人に翻弄され続け、記憶すら満足に持たないこの少女には、何もない。『空虚』と言う言葉を体現していると言っても過言ではない。
(……………………違う)
そんな彼女が、今この場において抱いた二つの感情。
「……違う。私は………」
一つは、己の存在を否定された『絶望』
そしてもう一つは。
「----------お前達の『モルモット』なんかじゃない!!」
-----紛れもない『憎悪』に他ならなかった。
彼女の赤黒い両腕両脚が、生物として有り得ないほどの熱を放つ。装置の中の液体はたちまち沸騰し、数秒も待たずに装置そのものが砕け散った。
「なんだと……!?」
「そんな馬鹿な。この装置はたとえ成功例が暴走しようと砕けないはずなのに……!?」
慌てふためく研究者共の姿が、愉快で愉快で堪らない。モルモットだと、失敗作だと嘲笑っていた存在が反逆するのは、彼らはきっと想像すらしていなかっただろう。
「……………………あはは」
醜いと思っていた自分の体が、今は愛おしくてたまらない。もっともっと、この力で破壊の限りを尽くしたい。
「よーし、始めようっと」
手始めに少女は、目の前の全てを壊すことに決めた。長い灰色の髪を揺らしながら、一歩一歩楽しそうに歩みを進める。
それからすぐ、彼女の周囲は血と肉と骨と機械の残骸だけになった。このあまりにも冒涜的な光景を、一人の少女が1分と経たずに生み出したとは誰も思うまい。
「……………………?」
ふと彼女は、瓦礫の中にある物を見つけた。
それは、彼女が閉じ込められていた装置の外側に刻まられていた文字列。それは----------
「ウラガーン、か」
それこそが、忌まわしい愚図共に刻まれた己の名。
空色の瞳が歓喜に歪み、そして狂気に染まった。
己を縛るものはもう何も無い。
破壊することの喜びを知った。
自分が『何』なのか、嫌という程思い知った。
これだけの状況で、行動を起こさない理由が無い。
解き放たれた『怪物』は今、世界へと牙を剥く。
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以前予告した擬人化SS。
今回のターゲットはウラガーンでした。
これを皮切りにラヒルメ以外の我孫子勢みんな擬人化したいなぁ、なんて思ったり。みんな妄想捗り過ぎて困る。
ふふ、R-18verも現在執筆中ですぜ
え?ウラガーンってストーリーで「彼」って言われてるから中身は男だろって?
……結論を言おう。作者の趣味だッ!!
-
ウラガーン女体化しちゃうとカルムとにゃんにゃんな展開しかない
-
次はテネブルかスビェートか
-
最初ミュウツーの逆襲のオマージュかと思った
-
ブラムリンガーを女の子にしたりウラガーンを女の子にしたり
やっぱり凄い人がいるものだなぁ…
-
ぐじゅり。
湿った音が響いた。
一人の男が、敵対した人間の最後の一人の亡骸を踏みつぶした音だった。
否----------彼自身は、目の前の存在を『敵』として捉えてはいなかった。
潰れた死肉は瞬く間にミイラと変わらぬ程に干からび、流れ出た血は男の足元にひとりでに集まっては蒸発した。先ほどまで死体であった肉塊は、あろうことか数分で風化したのだ。
そうして『食事』を終えた彼は、小さく呟く。
「----------次は、東へ向かうか」
テネブル。それがこの世界に君臨する彼の名前だった。
テネブルは、目の前にあるもの全てを殺し、壊し、簒奪する男だった。理由など無い。一切の差別も無い。動物も植物も皆等しく喰らう。彼は『そういう存在』なのだから。殺戮は彼にとって食事に他ならない。そうする事以外に彼は生きる術を持たない。
彼にとって----------否、世界にとって幸いだったのは、彼のいる異界がどうしようも無いほど広大だったことだ。テネブルは多くの生命を一瞬で奪い去るが、決して殺戮に快楽を覚える存在では無い。必要なものを必要な時に必要なだけ殺す、ある意味では理性的な生命だった。
彼が『食料』を求め、長い時間を掛け果てへ果てへと歩き続ければ、やがてその内破壊され荒廃した土地にも新たな生命が目覚める。そして生命に溢れ、十分過ぎるほど繁栄した後に、テネブルによって一切合切を奪われる。皮肉にも、破壊者であるはずのテネブルの存在が、その異界のサイクルの一部となっていた。
そんなサイクルが何度も何度も何度も繰り返され…………ある時、テネブルの前にソレは現れた。
「----------何だ」
その女は、巨大な柩を引いていた。
自信に溢れた顔つきも、身に纏う膨大な魔力も、テネブルは気にしていない。彼の目の前にあるものは、須く彼の腹を満たす贄である…………はずだった。
「----------!?」
伸ばしたテネブルの腕が、黒い焔に包まれた。
今、彼は生まれて初めて傷を負った。
そしてそこから、長い長い闘争が始まった。
彼と魔道士の戦いは終わらない。千の夜を越えて尚、争いの勢いは収まらない。
しかし千一回目の夜が明けた時…………彼は敗北し、無様に地面に転がっていた。
「ぐぅ…………キサマァ…………!!」
女が引いていた柩が開き、テネブルを飲み込む。
彼が完全に柩に囚われる寸前に、女はこう告げた。
『誕生とは、終末へ向かう始点に過ぎない』
その意味を理解できぬまま…………テネブルは『死んだ』。
(なんだこれは)
テネブルは暗く狭い柩に封じられたまま、延々と世界の狭間を流れていた。
そこでテネブルが味わったものは、紛れも無い「死」だった。
彼は、「生」という概念を知らぬうちに「死」を知った。
その致命的な矛盾が、彼を狂気へと誘う。
「生きたい……………………ソウダ、オレハ!生キタイ!!」
その執念が通じたのだろうか。
世界に拒絶されたものたちが流れ着く果てで、彼を縛る柩がこじ開けられた。
同時に、闇一色の世界が眩く照らされる。
「ハハハハハ!!生きている。俺は今、生きているぞぉ!!」
色素の薄い金の長髪を揺らしながら、腹を抱えて笑うテネブル。
彼は今、「生きていた」
そこに、一人の女神が舞い降りる。
「…………貴様の仕業か、下郎」
「んん?何か用かね?俺は今笑うのに忙しいのだが。なんだ、俺と殺し合いでもするのか?」
「話が早くて結構。----------我が愛しき世界を汚した罪、その命でもって償うがいい」
「この世界を汚した?この俺が?何を言っているのだ女神よ!こんなに薄汚れた掃き溜めのような世界を、今更どう汚せというんだ?なぁ、教えてくれよぉ!!」
返答は無い。
今ここで、どこまでも無価値な闘争の幕が上がった。
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我孫子擬人化第二弾。生キタイことテネブル
外見についてはDiesの獣殿を想像していただければ
冷静になって考えるとだいぶ頭イかれたSSを書いていたが気にしない。擬人化バンザイ
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テネブルさんは男だったか
ニレイヌに負けてぷぅぷぅされるのか、勝ってぷぅぷぅするのか
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「 スウちゃん、セイちゃん。これからも、よろしくね!(主に性的な意味で)」
「オイオイ、へっぽこ神様の面倒みるの、楽じゃねぇんだぞ?(主に性的な意味で)」
「そう言うな、俺達も世話になっている身だ(主に性的な意味で)」
……にしか聞こえない自分は色々な意味で重症だと思う。(主に性的な意味で)
【YAOYORO】ミコト様と戦神様SS【Z】
「――これに懲りたら、猫神殿の言う通り、もう少し計画的にお金を使おうな」
「そーいやミコト、お前、あれだけの金額を何に使ったんだ?」
トミ――もとい、ジョゼフィーヌの用意してくれた“ほてる”の一室で、五人揃って寛いでいると、ふとセイとスオウがミコトにそう言った。
「えっ」
「ん?」
その言葉に反応したのは、ツクヨとジョゼフィーヌだった。
ツクヨは「あっ」と驚いたような顔をし、ジョゼフィーヌは訝しげに眉をひそめている。
「ミコトさん、貴方、この二人に何も説明してませんの?」
「う、いや、その……」
バツが悪そうに、ミコトが口ごもる。
「……何か知ってるのか?」
思わず身を乗り出して問い掛けるセイとスオウに、ツクヨは朗らかに笑み、
「実は――」
「わーわわわわ! ツクヨちゃん、すとっぷ、すとっ――むぎゅっ」
慌ててツクヨの口を塞ごうと手を伸ばすミコトを、そうはさせじと後ろからスオウがミコトの口を塞ぎ、がっちりと拘束する。
そんなやり取りなどまるで見えていないかのように、おっとりとツクヨが続ける。
「実はミコトちゃん、『和歌の普及には、まず字の勉強から!』って言って、寺子屋を建てたんだよ〜。『お金が無いお家の子でも通えるように』って、半紙とか墨とか筆とか、全部寺子屋側で用意できるようにして」
「……で、『恒常的に安く教材を購入できる店を教えてほしい』と仰るので、安く購入できるように便宜を図る代わりに、私も寺子屋で算盤を教えさせてもらうことにしましたの。計算が出来て困ることはありませんものね」
「それを聞いて、私も便乗させてもらったんだよ〜。琴を教えるのはお金がかかりすぎるから、代わりに裁縫教えてるんだ〜。マトイちゃんは、『私には教えられるような事が無いから』って言って、ミコトちゃんの資金に一口出資したりね〜」
「へぇ……」
と、感心したようにセイがミコトを見やる。
-
「なんだ、そんなことならオレらに秘密にする必要なんて――」
「――で、マトイちゃんが出してくれた分、少しお金が余ったから、セイちゃんとスオウちゃんの神棚を注文したんだよね〜」
スオウの言葉を遮って、にこっと告げるツクヨに、セイとスオウは驚いてミコトを見る。
もぞもぞ動いてスオウの手から逃れたミコトが、
「ツクヨちゃ〜ん……」
朗らかにバラしたツクヨに、涙目で恨めしげな声を上げる。
「ばっ、おま……っ! 何でもっと自分のことに金使わねーんだ!」
スオウは羽交い締めにしたミコトに思わず声を荒らげた。
「……気持ちは嬉しいが、俺たちはミコトの社に居候させてもらっている身なんだから、スオウの言う通り、俺たちの事なんて気にせず、お金は自分のために使った方がいい」
「ちゃんと、自分のためだよぅ……『セイちゃんとスウちゃんにはいつもお世話になってるから御礼がしたい』っていう自分の気持ちのためだもん……」
ぷく、と不貞腐れた様に頬を膨らませるミコトに、
「ミコト……」
「お前……」
セイとスオウは言葉に詰まる。
「大きくもきらびやかでもないけど、小ぢんまりとして可愛い神棚なんだよね〜。そろそろ出来上がるんじゃなかったっけ?」
「う゛っ……出来てるって連絡は来たけど、神棚を置く社がなくなっちゃったから……」
「あー、そっかぁ。そういえばそうだったね〜」
のほほん、としたツクヨの言葉に、セイとスオウは肩の力を抜き、少し呆れた様に笑んでミコトの頭を撫でる。
「まったく……」
「しょーがないやつだなぁ」
――その空気に、ジョゼフィーヌはわざとらしく「コホン」と咳払いし、車座に座っていたベッドから立ち上がる。
「私とツクヨさんは、男部屋で寝させてもらうことにしますわ」
「ミコトちゃん、頑張ってね〜」
ジョゼフィーヌに続いて、ツクヨが立ち上がる。突然の展開に、ミコトが慌てふためく。
「え、ちょ、待っ、トミ――じゃなくて、ジョゼフィーヌちゃん! ツクヨちゃん!」
ミコトの制止など何処吹く風といった様子で、ジョゼフィーヌは優雅にドレスの裾を翻し、扉の外に出る。
と、顔だけ覗かせて悪戯っぽく告げる。
「たっかい宿泊料には“しーつ”の“くりいにんぐ”代も含まれていますから、最後の日くらい多少汚しても結構ですわよ。その分の“ちっぷ”はもう十分に払っていますから」
「ミコトちゃん、また明日の朝にね〜」
「え、いや、あの、ちょ、待っ――」
ミコトの言葉を最後まで聞くことなく、ぱたんと扉が閉められる。
「……えっと……」
顔を青ざめさせ、恐る恐るミコトが背後を振り向く。
「……あの、なんでセイちゃんもスウちゃんもおもむろに“しゃつ”を脱いでるのかなー、なんて……」
「え?」
「いやほら、折角気を使ってくれたんだから、好意を無下にするわけにもいかねーだろ」
「い、いや、……するの? 本当にするの?」
「当然だろ。ほら、ミコトも脱げよ」
「いや、脱がなくていい。俺たちで脱がす。――スオウ、そっち押さえろ!」
「合点だ!」
「ちょ、待っ――にゃああああああっ!!」
『にゃああぁぁぁ………』
長い長いミコトの絶叫が、隣の部屋にも響き渡る。
「――まったく。“らぶらぶ”すぎて目に毒ですわ」
「ほんとうにね〜」
顔を見合わせ、ジョゼフィーヌとツクヨは苦笑して肩を竦めたのだった。
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>>965
ブラボー!
自分も3Pカードのセリフは()の中身が追加されて聞こえます
ミコトの使っちゃったの内容がほんとにこれだったらいいのになあ
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GJ!
この3人のらぶらぶはなんか和むw
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誰か!!何方か紳士の方!!
ミコト様つんつんした時のセリフを教えてください!!息子が危篤(ry
出来れば ○日目 チームミコト って出た時のセリフも教えてください!!
セイちゃんとスウちゃんのガード固かったよ……orz
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あのうっ、私、いちおう神様なんですけど
が可愛かったのだけ覚えてる
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あのうっ、私、いちおう神様ですよ
だった。
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「……座敷がない……」
サチ・コワラシは困り果てていた。
彼女は屋敷に取り憑いて、もとい、
降臨して家の者に幸福をもたらし、害悪を避ける守り神である。
人によっては「座敷わらし」などど失礼な名前で呼ぶ者もいる。
「確かに体型は子供っぽいですけどっ」
子供っぽいというか、幼い女の子そのものである。
「それにしても、この家はまずいです。ピンチです、わたし」
最近住んでいた社が無くなった(ぽーんって)彼女は、
再建までの間に神様ぽいんとを稼ごうと下界にやってきたのだが、
「家というか、部屋しかないです、ここ」
何を間違えたか、現代日本の集合住宅に降臨してしまった。
ちなみに家とは世帯単位らしく、サチに許された守備範囲はこの狭いワンルーム。
「住人も次々代わっちゃうし!」
子供の幽霊が出る、という評判が入れ替わりに一役買っている事はサチは知らない。
「今度の住人には、なんとしても幸福を授けて信仰してもらわなければ、神様ぱわーが大赤字です」
冗談抜きに死んでしまうかも知れない。
「というわけで、何か願いごとがあれば叶えますよ?」
「……と、言われても」
今度の住人の男は、あまり覇気のない若い男。
フロアリングに敷いた座布団に正座して詰め寄ったサチにぼんやりと答えた。
男も初めてサチを見た時は相当ビビっていたが、
壁をすりぬけたり超常現象っぽいことを説明したら受け容れてくれた。
「逃げ出さないのは、よかったんですけど」
いまいち幸福でも不幸でもない感じの男には、何を与えたらいいか分からない。
「今の生活に不満はないし。悪いことして仕事なくしたら元も子もないし」
「なんにもないんですか?」
「う……」
無くもないらしいが、後ろめたいのか男は目をそらした。
「む、あるんですね。よーしっ!」
多少悪いことでもこの際やっちゃえ、と、いささか焦り気味のサチは、
「打出のコヅチっぽいもの! この人の願いを叶えちゃえ!」
バッタもんっぽい神器を振り回して神様力を発動させた!
ぽわわーん。
「さて、何が願いだったので……ふわ?」
無責任な言葉の途中で、サチは戸惑った声をあげる。
「な、なんでこんなポーズしてるの、わたし?」
少女神、というか幼神は、
今さっき正座していた脚をほどいて、体育座りから後ろに手をついて、
膝小僧を男に向けてかなり広げてしまう。
「こ、これって“えむじかいきゃく”とかいうえっちなポーズですよ、本で読みました!」
自分の意思ではない。
神様ぱわーが、自分のだけど、こんな姿勢をサチにとらせてしまったのだ。
-
ということは、
「……ご、ごめん、ずっとサチちゃんのぱんつ見たいなーと思ってた」
「ロリコンかっ!」
「……で、でも、サチちゃんって……」
「!」
男の視線の先は、広げたサチの両脚の中間。
和の神様たるサチは、洋風のぱんつなるものを穿いていない。
腰布を巻きつけただけの股間は、下からの視線には無防備であり、
子供らしい短い着物の裾は、体育座りの時点でまるっきり中身が丸見えであり。
つるつるに一本線。
「う、うぅ……」
恥ずかしがって隠そうとしたが、己の神様ぱわーが己を縛る。
そして、
「……あっ? ふぁ、あ、あ、」
物理的な刺激のない筈の男の視線を受けて、幼神の下半身が疼きだした。
「み、見たいだけじゃない……デスヨネー」
「う、えっちになったサチちゃんが見たいとは妄想してて」
「はぅ〜」
男の願い、というか欲望に反応した神様ぱわーは、サチの身体をえっちにしてしまったらしい。
「もちろんセックスしたい!」
「抵抗できなさそうなのが分かった途端に元気になった!?」
サチは突っ込んだが、
「だってサチちゃんもしたそうだし」
瞳は潤み、上半身はくねり、下半身は熱い。
「そ、そんなことは……ひゃあんっ!」
なんとか言葉だけでも否定しようとしたが、男は許さず、サチの脚の間に頭を突っ込んできた。
ぺろぺろ。
「にゃあんじんじんしゅりゅぅ!」
神様ぱわーが男の行為と欲望を、全て快感に変換してサチに伝える。
「ひゃ、りゃめ、や、あ、ふぁ、ひゃあああんんっ!!」
フロアリングの床の上で、敢え無く絶頂に陥落する座敷の神様。
「はぁ、はぁ、ふぁっ!?」
ふわりと身体が抱え上げられる。
「ベッドに行こうね」
「あ、その……ん……」
お姫様だっこの感触も幼神を狂わせ、サチは思わず男の胸に顔を擦り付けてしまう。
とさっ。
ベッドに下ろされると、急に不安になる。
どこまで神様ぱわーの効果で、どこから自分の感情なのか、もう分からない。
「あの……」
彼女の様子を察してか、男はサチをもう一度抱えなおし、背後からだっこする姿勢になった。
「ふあぁ」
身体がぽかぽかする。と、和んだのは束の間。
「ひゃ、胸っ!?」
「サチちゃんのおっぱい、触りたかったんだ!」
男はサチの、隙間が空いた着物の両脇から指を差し入れ、
全くなだらかな平原に突き出た二つの突起を、左右それぞれの手で弄り始める。
ふにふに、
ぐりぐり、
こりこり、きゅっ。
「やぁんっ!」
「尖ってきたかな?」
「しょんなこと、にゃ……にゃあっ?」
今度は合わせ目から胸元を開かれて、露わになる幼神の乳首。
「すごいぷっくり膨れてる」
「うぇえん」
サチが恥ずかしがる暇もロクに与えず、今度は男に乳首を吸われる。
「あふぅっ! ふあ、あ、あんっ!」
敏感な部分の舌で嘗め回され、サチは先ほどの絶頂の感覚に近づいていくが、
胸だけではイクことはできず、もどかしさに腰が動き回る。
男はその腰を押さえた。
「す、するよ、サチちゃん」
そういって露出させた男性器は、普通に考えれば彼女の身体に受け容れられる大きさではない。
が、そこは神様だから問題ない。
ただ。
「ふあ、あの、お願いが……」
「ん?」
「わたし、はじめてだから……」
「優しくするよっ!」
「そ、それはあるけど違くて、えっと、する前に、……ちゅーして」
「勿論!」
サチのお願いは即座に実行された。
-
「あむ、んちゅ、う、くちゅ、ふあ、ああ……」
男と唇を重ね、舌を絡め合い、歯茎を舐められる。
たっぷりと幼女の口腔を味わう男、味わわれて恍惚とするサチ。
「ぷはぁっ」
「ふあ……お口のにおい……いい……」
神様に比べると人間の口は当然に臭いが、それすら快い刺激となってしまう。
「じゃ、じゃあ、サチちゃん」
「うん……してぇ……」
とろんとした表情のサチに覆いかぶさり、
着物を裾を広げると、下半身は表情以上にとろとろになっている。
脚を開いても閉じたままの彼女の中心線を指で広げ、小さな女性の穴を探る男の指。
「……大丈夫かな」
今頃不安になる男。
「だいじょぶ、だから、はやくぅ」
サチの方が焦れて男をせっつく。
その様子に決断して、
ずぷ、ずぷり、
サチの成り合わぬ処を、男の成り余れる処が刺し塞いでゆく。
途中で止まる。
「こ、これ、処女膜? 神様にもあるの?」
「あります、けどっ、止めないでぇ!」
サチはもう男の願いとか関係なく己の欲望に浸っている。
「う、うんっ、いくよ、サチちゃん!」
「ふぁい、っ、ああんんっ!!」
ぶちりと、奥まで入り込んだ。
「大丈夫?」
息の荒いサチを気遣って男が声を掛ける。
「平気です。神様ですから」
平気には見えないが、苦痛はなさそうだ。そう判断して、
「ふあっ、あっ、あんっ、あああっ!」
男は運動を開始する。
冴えない男は女性経験も乏しく、動きは単調なものだったが、
じゅぶ、ずぶ、ずい、
自分の身体を貫き往復する男根の感覚に、幼神は酔いしれる。
「サチちゃん、俺、一緒にイキたい!」
「はい、私、あふっ、もっ、んんっ」
初めて同士の男女が絶頂など合わせられるものではないが、そこは神様ぱわーの助力があった。
「ああんんんんっっっ!」
サチは、己の内部に注ぎ込まれる精液の感触を自覚しながら果てた。
「……こうなるとは思いませんでした」
「すみません」
しばらく後。
初体験の後も収まらぬ男の欲望に身を任せ、
ふらふらになってお風呂で洗いっこまでした二人。
今はフロアリングの上で正座。
「と、とにかく、願いを叶えたんだから私のことを信仰してください」
「それは勿論です」
我に返って平身低頭の男だが、
「まったくもう……って、あ、あれ?」
サチは、まだ身体の奥が疼いていることを自覚する。
「もしかして、まだ、足りないんです?」
「……それはもう、とっても」
男の欲求は底なしである。
「しょ、しょうがないですね。今は、私がこの家の神様ですから」
そういってサチは、住人の願望(欲望)を叶えるべく、再び男に抱きつくのだった。
めでたしめでたし。
-
月曜朝から何をやっているんだ俺。サチ神様が可愛いから悪い
キャラとか台詞とか元が少ないからテキトーです。失礼しました。
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>>975
ごちそうさまでした!
>>970、>>971
ありがとう、ありがとう!
くぅっ、こんな可愛いセリフ聞けるなんて羨ましい……!
スオウ
「よっしゃあ! ぜってー勝つぞ!」
つんつんボイス3種とつんつんしすぎた時はこんな感じ
「んを?」
「オレの顔に何かついてるのか?」
「なーにつんつんしてんだよ」
「もうやめろってw」
セイ
「どうせやるなら勝たないとな」
「どうした?」
「俺に用か」
「用があるなら言ってくれ」
「……ふざけているのか」
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あばばばばばばば
最終日に一回挑戦するの忘れてて魔導杯皆勤賞取りのがしたでござる
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クロマグ零が面白すぎる。八百万はなんだったのかというレベルで。
というわけで、近々クラ×ブラ組をクロマグ零時空に放り込んだSSをのっけます
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トワ家といいマスグレイブ家といい、黒猫世界のNOUMINとは一体……
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まだNOUMIN出てきたとこまでしかやってないけどエマちゃんが合法JKな理由はニコラちゃんの親同様にスルーされてるんすかね
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今頃八百万3やったんだけど八百万はもっと和風の雰囲気残しながらやってほしかったなぁってちょっと思った
江戸時代→文明開化→世界へって移り変わりなんだろうけどなんかもったいない感
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なあに、そのうちぽーんって吹っ飛んで原始時代に逆戻りさ
虎の毛皮とか凄く似合いそうだよミコトちゃんもトミさんも
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そもそも神道の多神教文化とキリストイスラムユダヤの一神教は相容れないものだし違和感しかない
和ノ国とアミレカンの世界を現実世界とごっちゃにすんなと言われたらそれまでだけどもw
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八百万イベントが面白かったもんで、つい。悪気はなかった。今は反省している。多分。
GPのはちょっと前に書いたやつだけど、ついでに。
こんな投下してたらそのうちいつかドン引きされるんじゃなかろーかと内心戦々恐々。
でもよく考えたらいつも通りだった。今更だった。
いつも通りエロ少な目だしスレの残りも少ないので、保管庫に置かさせてもらいました。
お暇な時にでも目を通していただければ幸いです。
走り書き。
「フッ……(サユリ先生……)」
「これ、温泉のペアチケット……くださるんですか? 折角ビンゴ大会でフロー先生が手に入れたのに……ありがとうございます! 大事に使わせていただきます!」
「フッ……(二枚とも持って行かれた……)」
「――お! 温泉のペアチケット! いいんですか!?」
「は、はいっ。それで……その、できれば、私と――」
「いやー、嬉しいなあ。農家は野菜から目が離せないから、家族サービスなんてロクにしてこなかったんですよー。……あ、でも『ペア』かあ……俺と娘二人……うーん、でも娘だけで行かせるのはさすがに……おっ! よく見たら『5歳まで無料』じゃん! よっしゃー! ありがとうございます、大事に使いますね!」
「…………」
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ゼロは、アムベルやらサユリ先生やらケイトリンやら可愛いのが多すぎて困るわー
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SSが直に出来上がりそうだけどスレが終盤だから投下しにくいな…
というわけでスレ埋めるネタ振りとして次のSSのネタ募集
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魔轟三鉄傑!魔轟三鉄傑!
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水着でオーベイ歩いてて路地裏に引きずり込まれてしまった比良芽や
枕営業、もしくはファンのおもちゃにされるまいみとか
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いろんなクエストに引っ張りだこで過労死寸前のGPアルさんの小話
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ぞばぞば言ってるのってタトリンでいいの?
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すまん、タトリンはアニスだった
ガトリンね
復帰したてで一年前からスレの話がサッパリわからん
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誰かが捨てた<えっちな夢>のロストメアに好き放題されるメアレス勢
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トートの青本さんがメアレスに降り立つのか
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フェルチが見てる前でファムにパイズリされたい
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フェルチが見てる前でファムにパイズリしたいに空目して焦った
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精霊を性的に愛でるスレ Part.6
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/otaku/17048/1474028608/l30
そろそろだと思って建てといたよー
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>>996
乙&ありがとー。
いっつも誰かしら立ててくれるからって、なんか任せっぱなしにしてすまない。
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>>996
乙。
ドルキマス2が予想以上の良ストーリーだった。新キャラも個性あったし、何よりエルナという安らぎと燃えを提供してくれる娘がいた。絶級のストーリーは本気で鳥肌立った
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クラリアちゃん中将ってばあんな風にお尻突きだして…いけないこと考えちゃうよ
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