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Alive or Explosion
100
:
N.T
:2015/03/29(日) 22:12:07 ID:NsjJwA66
シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ・・ミチミチ・・ミジ・・
結城「はっ!人形の腹に亀裂が!もうすくだ!うぉぉぉ!」
シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ
ミジミジ・・ジジジ・・・ブチ
シュッ、シュッ、シュッ、シュッ
明美「むぐわぁぁぁぁ!むうふぁあああがぁぁぁぁ!」
結城「うおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!いけーーーーーーーーーーーーー!」
パアアァァァン!!・・すごい爆音と共に人形は破裂した
結城「やっ・・やった・・・」
明美「むぐぉぉぉぉ!むぐぅ」
勝者チャレンジャー!ウィーン・・・ガラスの壁が消えていく
結城「明美!」
明美「むうふぁん!」
俺は明美の大きく脹れあがった胸を押し、顔を見えるようにした
明美「ぷはぁ!・・・ユウちゃん・・・終わった・・の・・・?」
結城「ああ!俺たちの勝ちだ!よく頑張ったな!」
明美「ユウちゃん・・こそ・・・あんなに・・無理して・・」
結城「俺はいいんだ・・もっと俺がしっかりしてれば明美をこんな姿に・・」
明美「ユウちゃん・・ううん・・・大丈夫・・・だから・・二人で・・がんばろ?・・」
結城「明美・・・ううぅ」
明美「バカ・・・男が泣かないでよ・・・もぅ・・」
結城「そっ・・そうだな・・ははっ・・あっそうだ、ホース抜けるか?」
明美「うん、たぶん・・でも・・・まだ抜かないで・・ほしい・・な・・その・・」
今ホースを抜けばお腹の中の空気が一気に漏れ出す、そんな自分を見せたくないのだ
結城「あっ、ああわかった・・でもこの胸どうやって戻すんだ・・」
明美「エクスちゃんに頼めば・・大丈夫だよ・・」
結城「そうか!そうだな!すぐエクス呼んでくるから!」
明美「むぐぁ!」
結城が明美の胸を離したせいで、またもや胸が顔を圧迫する
結城「あっ!すまん明美!」
明美「ぷはぁ!・・もう!・・・ふふふ」
結城「ははは」
101
:
N.T
:2015/03/29(日) 22:24:46 ID:NsjJwA66
結城「エクスを呼んでくるから胸を持っててくれるか?」
明美「うん・・わかった・・」
明美は巨大に膨れ上がった自分の胸を押さえた
結城「エクス!」
エクス「おおっ!兄ちゃん!クリアしたのか!」
結城「ああ!何とかな!ただ明美が大変なんだ!充電で戻してやってくれ!」
エクス「充電か・・・前に姉ちゃんからもらったエネルギーがまだ使ってねぇが・・これだけのエネルギーを捨てるのはもったいない気もするが・・」
結城「そうか・・だが今の明美も緊急なんだ!」
エクス「よし、わかった!」
結城「明美!エクスがきてくれるぞ!」
明美「うん、聞こえた・・・私はまだこのままでいいから・・・エクスちゃんに春奈ちゃん達のとこに行くように伝えて・・」
結城「えっ?なんで!」
明美「エクスちゃんの力は必ずみんなのためになるわ・・だから・・今の分は春奈ちゃん達に使ってきて・・」
エクス「ねっ・・姉ちゃん!これは・・なんて姿に・・・」
明美「エクスちゃん・・・お願い・・・」
エクス「いいんだな?いつ戻ってこれるかわからないぞ?」
明美「うん、大丈夫・・・ユウちゃんと一緒だから・・」
結城「明美・・・・わかった!エクスいってくれ、ここで待ってるぜ」
エクス「・・・・よし、わかった!できるだけすぐもどる!」
結城「全く・・・明美も無理するな」
明美「ふふっ、みんなのためだもん・・・忘れた?・・私強いのよ?」
結城「ははは、そうだったな」
改めて俺は明美の胸を支え、明美と共にみんなの帰りを待つことになった
102
:
N.T
:2015/03/30(月) 20:37:27 ID:rTrnTYGI
結城達が1の施設に入って間もなくのこと
春奈「明美さん・・・大丈夫かな・・」
隆二「信じるしかない、今は俺たちにできることをしよう」
春奈「・・・うん・・」
隆二達は2と書かれた施設の前へ
華蓮「ここも1ペアのみのようだ」
隆二「ここは俺たちがいく、華蓮さん達は他を頼む」
華蓮「うむっ、十分気を付けてくれ」
隆二「いくぞ春奈」
春奈「うん・・・」
隆二達は2と書かれた施設の中へと入っていく
隆二「なんだこれは・・・卵・・・?」
そこにはピンポン玉ほどの大きさの卵が無数に散らばっていた
春奈「なんだろう・・これ・・・」
隆二「下手に触るな・・何が出てくるかもわからん」
その時だった・・・ズドーン!!
春奈「きゃあ!」
隆二「なんだ!!」
施設内に突然巨大な恐竜のような化け物は現れ、隆二達へ近づいてくる
隆二「くっ、春奈!あいつの注意を引いている間に、ゲームのルールを読んでくれ!」
春奈「うっ・・・うん・・」
隆二「こっちだ!化け物!!」
隆二は恐竜の注意を引くと、春奈から離れていく
春奈「えっと・・・・読むよーーー」
隆二「いいぞ!」
春奈「この施設内に散らばった卵を孵化させ、中から産まれた生物を使って敵を倒せ・・・って書いてある!」
隆二「孵化だと?!・・どうやって!」
春奈「えっと・・えっと・・・・えっ・・・・・」
隆二「どうした!!」
春奈「卵は・・・・女性の子宮内に入れることで・・・成長し・・・孵化する・・・・・だって・・」
隆二「なっ!なに!」
春奈「えっ・・・それって・・・私の子宮にこの卵を入れて・・・産めって・・・こと・・・・」
春奈はその場に力なく座り込んだ
103
:
N.T
:2015/03/30(月) 20:56:11 ID:rTrnTYGI
隆二「他に方法は書いてないのか!!」
春奈「ううん・・・何も・・・ただ孵化させて産まれてくる生物に戦わせるとしか・・・あっ・・・他になにか書いてある・・・・ひっ!!」
隆二「なんだ!何が書いてある!」
春奈「卵によって産まれてくる大きさや強さが違う、中には・・・・・・お腹を破裂させて産まれてくる生物が一つだけ・・・あるって・・・」
隆二「なんだって!・・・春奈!一度出よう!」
春奈「うっ・・うん!」
春奈は出入り口へと向かった・・・だが・・・
春奈「うっ・・・うそ・・・開かない!」
隆二「なに!・・くそ、ゲームクリアまで開かないってことか!」
春奈「あっ!危ない!」
隆二「しまっ!ぐは!」
隆二は恐竜の尻尾で弾き飛ばされた
春奈「リュウ君!!」
隆二「くっ・・・春奈・・・そこにいてくれ・・俺があの化け物を倒せば済む話だ!」
隆二は再度恐竜へ向かって行く、だが太刀打ちできるはずもなく、隆二は痛めつけられていく
春奈「リュウ君やめて!死んじゃう!!」
隆二「大丈夫だ春奈・・・絶対に守ってやるから・・・うぐは!」
春奈「リュウ・・君・・・」
春奈は無数の卵に目を向ける・・・
春奈「私がこの卵を産めば・・・リュウ君が助かる・・・・それなら・・・私は・・」
春奈は目の前の卵を手に取った
隆二「!!・・よせ!!春奈!」
春奈「一緒に頑張るって言ったもん!!リュウ君が苦しんでるなら私も!!」
隆二「だが下手したらお前は・・・」
中には1つだけお腹を破裂させてしまう卵がある、だが隆二を助けるにはこれしかなかった
春奈「ううん・・・このままだとリュウ君が死んじゃう・・・だから・・・私にできるのはこれしかない・・」
春奈はそう言うと、下着を脱いでしまう
隆二「よせ!やめろ!」
春奈「これしか・・・これしかないもん・・・リュウ君は・・私が助ける!」
ぐぐっ・・・・春奈は子宮内へ卵を押し込んでいく
隆二「やめろーーーーーーーーー!」
春奈「・・・・・・・・・・・・・うぅ・・・・いやぁ・・・」
春奈の手が止まる・・・
春奈「私の・・・・・・・処女ぉ・・・・・」
隆二「!!・・春奈!!」
春奈の子宮内へ卵を入れ、その生物を産む・・・即ち春奈は純潔を失うということであった・・
104
:
N.T
:2015/03/30(月) 21:09:57 ID:rTrnTYGI
春奈「いやぁ・・・こんな形で失うなんていやだよぉぉ!」
春奈は泣き崩れた
隆二「春奈!大丈夫だ!お前はそこに入ればいい!!俺が何とかするから!!」
だが隆二の攻撃は全く通用しない、そして隆二は傷を増やしていく
春奈「リュウ・・・君・・・死なないでぇ・・・」
春奈は恐竜に痛めつけられる隆二をただ見つめていた・・・
隆二「うぐぁ!・・くそ!・・たぁぁぁぁ!・・・ぐはぁ!」
そして隆二は倒れ込んでしまう・・・そして徐々に近づく恐竜・・・
春奈「ああ・・・リュウ君!!・・・・リュウ君・・・リュウ君・・・・・!!!」
ぐぐぐぐぐっ!!
春奈「ああぐ!!・・・・ふぅーふぅーー・・んぐぅぅぅぅ!!」
隆二「はる・・・・な・・・?・・・なっ・・・よせ!!」
春奈は再度、卵を子宮へと押し込んでいく、苦痛と痛みで顔を歪ませながら・・
春奈「リュウ・・・くん・・・・」
春奈は隆二を見つめた
春奈「・・・・ごめんなさい・・・」
ぐぐぐぐぐっ!・・・ブチッ!
春奈「あああぁぁ!いっ・・痛いーーーー!」
春菜の子宮から血が流れていく・・・春奈の純潔が失われた証・・
隆二「春奈ーーーーーー!!」
春奈「痛い――!!痛い痛い痛いーーー!」
春奈はあまりの痛みにのたうち回る、そしてとうとう卵は子宮奥へと入り込んだ
春奈「ううぅぅ・・ごめんなさいぃぃぃー、ごめんねぇリュウ君・・うううわぁぁぁぁん!!」
春奈はただ泣くしかできなかった、隆二に捧げると誓った純潔を、今自らの手で卵を押し込み失ってしまったことへの悲しみで
105
:
N.T
:2015/03/30(月) 21:23:56 ID:rTrnTYGI
隆二「春奈・・・春奈ぁ!!」
春奈「ううぅ・・痛い・・痛いよぉ・・・・ひぃ!なに!卵が!!うぐぅ!」
春奈は大きく仰け反った、何と突然子宮内の卵が奥深くへと入り込んだのである
春奈「ひぃーーーひぃーーー!!いだいぃぃぃぃ!!」
隆二「春奈!!」
そしてとうとう恐竜は隆二の傍へ近づいてきた
春奈「リュウ・・くぅん!!・・・・えっ・・なに・・・なにこれ!」
突然春奈のお腹がボコボコと動き出す・・そして
春奈「ひぃぃ!いや!お腹が!お腹が膨らんできたぁ!!あぐぅ!!」
今までとは全く違うほどの勢いで急激に春奈のお腹は膨れ上がっていく、あっという間に妊婦ほどの大きさにまで膨れ上がる
春奈「お腹がぁ!お腹が破裂しちゃ!・・いやぁーーーー!やだぁーーーー!」
隆二「春奈!!くそぉ!くそくそくそぉ!!」
そして急激に膨れ上がったお腹が止まる
春奈「とまっ・・・た?・・・・・・あっ、そんな、だめ!あぐぅ!!」
春奈はまたしても大きく仰け反る、その時だった、春奈の子宮が大きく開き、何かが出てこようとしている
春奈「あがぁぁぁぁ!!いだいいいいぃぃ!!いだいいだい!じぬーーー!じんじゃうーーー!」
ぐぐぐぐぐっ・・ズズズ・・
春奈「ああああああああああああああああ!ああっ!ああっ!ああああぁぁぁぁ!!」
ずるぅん・・・春奈の子宮からとうとう何かが出てきた・・それは
隆二「なんだ・・・あれは・・・また・・恐竜・・か・・?」
???「ぴきゃーーーー!!」
春奈の子宮から出てきたそれは、翼の生えた恐竜だった
106
:
N.T
:2015/03/30(月) 21:44:53 ID:rTrnTYGI
春奈「あっ・・・ああっ・・・・あっ・・」
春奈はあまりの苦痛に意識を失いつつあった
???「キシャァ!」
産まれたばかりの恐竜は突然羽ばたくと、恐竜に目掛けて突進した、ズドン!・・恐竜は後ろへと倒れ込んだ!
隆二「すっ・・・すごい・・・あんなに体格差があるのに」
???「ピィィィィ!」
だが恐竜はすぐに立ち上がり、またもや向かってくる、そして産まれた恐竜を弾き飛ばしてしまう
???「ピキャ!」
隆二「やはり一匹では勝てないか・・くそ・・身体が・・・」
隆二は既に傷によって動けなくなっていた
春奈「・・・・リュ・・・君・・・私・・・がん・・・ばるから・・」
そういうと春奈はさらに卵を手に取り、それを子宮内へと入れていく、ぐぐぐぐぐっ
隆二「もうよせ春奈!!もうやめてくれ!」
春奈「リュウ・・・く・・あぐぁ!!」
またも卵は子宮内へと入り込み、ボコボコっと動き出し、急激に春奈のお腹は膨れ上がっていく
春奈「ああああああぁぁ!ぐっ・・ぐるじぃぃぃ・・・・あぐぁ!」
先ほどの半分くらいの大きさで止まると、春奈の子宮から新たな生物が産まれてくる
春奈「はぁ・・・はぁ・・・もっと・・・もっと・・・リュウ君は・・・死なせ・・ない・・」
そして休む暇もなく春奈は次々と卵を拾うと子宮へ入れ、1匹、また1匹と産んでいく
???「キシャ!キシャァァァ!」
産まれた生物たちは恐竜目掛けて攻撃をつづけ、ダメージを与えていく
春奈「もっ・・・と・・・・・・もっ・・・と・・・産まな・・・きゃ・・・・」
ぐぐぐぐぐぐっ・・・・ズズッ!・・・ボコボコ!!
春奈「あがっ!」
隆二「もうやめろと言ってるだろ春奈!!頼むからやめてくれ!!」
春奈「がっ・・・・がはっ・・・膨ら・・む・・・お腹がぁ・・・えっ・・・・止まら・・・ない」
春奈のお腹は今まで以上に大きく膨れ上がり、いまだに止まる気配がない
春奈「うっ・・・そぉ・・・いや!・・・待って!・・・破裂しちゃあぐぅ!!」
春奈のお腹は春奈が今まで体験した大きさを遥かに超えるほどにまで大きく膨れ上がっていく、お腹の中に赤ちゃんが10人以上は余裕で入りそうなほどに
春奈「破裂やだ!破裂やだぁ!・・・・リュウぐふぅ!!・・・たすげぐはぁ!」
ミチミチミチッ・・・・春菜のお腹は伸び切り、お腹の肉が悲鳴を上げる
春奈「リュウ・・くん・・・ごめんね・・さぃぃ・・もう・・・わたし・・・はれ・・つ・・・する・・・みた・・い・・・死ん・・・じゃ・・う・・・から・・・・せ・・め・・て・・・・みないでぇ・・・」
春奈は既に破裂を覚悟していた、もう私は破裂して死ぬから、せめてそんな姿を見ないでほしい、春奈はただ隆二にそう願った
107
:
N.T
:2015/03/30(月) 22:03:40 ID:rTrnTYGI
隆二「はるなぁ!!」
春奈「さよ・・・うなら・・・好き・・・・だよ・・・・」
ミチミチミチッ・・・・・
???「ピキャ―――!」
すると突然最初に1体目が春菜の元へ戻り、子宮内へ顔を突っ込む・・・ズン!!
春奈「・・・・あがっ!・・・・」
シュ――――――ーー!という音が鳴りだし、身体が光始める
隆二「うっ!なんだ!」
辺りがまぶしい光に包まれ、何も見えなくなる
隆二「春奈!!はるなぁ!!」
そして・・・・ボオン!!・・・という大きな音が鳴り響く
隆二「そっ・・・・そんな・・・うそだろ・・はるなぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
春奈が破裂した、隆二はそう思ったその時だった、光が晴れ、目の前にいたのは新たな巨大な恐竜
隆二「なっ・・んだと・・・あっ!あれは!」
そこにはお腹の膨らみが嘘のように元通りになった春奈がいた
???「グオオオオオオオ!!」
新たな恐竜は、敵の恐竜目掛けて突進すると、凄まじい力で圧倒していく
???「グアオオオオオオ!!!」
そして圧倒的な力で敵の首を食いちぎった
勝者!挑戦者!!
隆二「・・・・・勝った・・・のか・・・?」
春奈「・・・・・・・・」
隆二「春奈!!ううぅ、くそ!身体が」
???「グルルル」
巨大な恐竜は隆二の元へ
隆二「くっ、くるな!」
???「ガァァァ!」
恐竜の口から眩しい光が放たれた
隆二「うわぁぁぁ!・・・・・・んっ・・・・なんだ?」
眩い光に包まれたが隆二が無事だった、そして
隆二「かっ、身体が動く!傷が治っている!」
先ほどの光の後、隆二の身体の傷が治っていた
???「グルルル」
隆二「お前が治してくれたのか?・・・あっ・・ありがとう」
そして恐竜は春奈の元へと向かい、またしても眩い光を放った
春奈「うっ・・・ううん・・・」
隆二「春奈!!」
春奈「リュウ・・君・・?あれ!私!破裂して死んだはずじゃ・・」
隆二「いや、危ない所をこいつに助けられたんだ!・・・って・・・あれ?」
そこには小さくなった恐竜がいた
???「ピィィ!」
春奈「そう・・・だったの・・・リュウ君・・・リュウくぅぅぅぅん!!」
春奈は隆二に抱き付くと、大声で泣き出した
108
:
N.T
:2015/03/30(月) 22:18:55 ID:rTrnTYGI
隆二「春奈!・・よかった・・・本当によかった!!」
春奈「リュウくぅぅん!!」
それから二人は抱き締め合い続けた
隆二「春奈、身体は大丈夫か?」
春奈「うん、この子のおかげ・・・・でも・・・」
隆二「どうした?」
春奈「私・・処女じゃなくなっちゃった・・・ごめんなさい・・」
隆二「春奈!そんなこと気にしないでいい!それに俺のために仕方なかったんだ!謝るのは俺の方だ!」
春奈「うううぅ、リュウ・・君・・・」
隆二「春奈は俺の大切な存在なんだ、これからも絶対に離すもんか」
春奈「リュ・・・リュウ君・・・うん・・・ありがとう・・・嬉しい・・・」
隆二「立てるか?春奈、結城や華蓮さん達も心配だ」
春奈「うん、そうだね」
隆二「各施設のゲームクリアでも報酬があるって言ってたが、それらしきものが見当たらん・・・まあいい、とにかく行こう」
春奈「うん」
2人は施設を後にしようとした
???「ピッ!!ピィィ!!」
春奈「きゃ!この子、私の肩に・・」
隆二「まさか・・・ここの報酬ってこいつの事か!?」
???「ピィ?」
春奈「ふふふ、力を貸してくれるの?」
???「ピィピィ!!」
隆二「頼もしい仲間が増えたな、これからよろしくな」
???「ピィ!」
春奈「よろしくね♪・・・私がママよ♪」
隆二「ママ!?」
春奈「だって・・・私がこの子を産んだのよ?」
隆二「あっ・・そうか・・・だがしかし・・ううむぅ・・」
春奈「ふふふ、よろしくね♪・・えっとぉ・・・名前はリュウ君が決めて?」
隆二「俺が?」
春奈「この子のママは私、そしてパパは・・・リュウ君・・・でしょ?」
春奈は恥ずかしそうに隆二を見つめる
隆二「うっ・・・そっ・・そう・・だな・・・」
???「ピィ!!ピピピピィ!」
隆二「よし、じゃあピピなんてどうだ?」
春奈「わぁ!可愛い名前♪うん、それがいい」
隆二「よし、これからよろしくなピピ!」
ピピ「ピィ!」
隆二達は新たな仲間を迎え、新たな施設へと向かう
109
:
N.T
:2015/04/04(土) 23:17:32 ID:emu2NHsU
華蓮「残るは私たちだけか、よし施設3行くとしよう」
征志郎「はい先輩!何があってもお守りします!」
華蓮「当たり前だ、男子は女子を守るものだ!」
征志郎「押忍!」
そして華蓮たちは3と書かれた施設内へ
華蓮「うむ、この部屋の中には見覚えのある椅子が一つか・・」
それは緑の部屋にあった座ると液体を流し込まれる椅子だった
征志郎「あ、ルールが書いてありますよ!」
華蓮「こら!勝手に動くな!」
その時だった、ドーン!!という音と共に透明の壁が現れ、二人は離れ離れとなる
征志郎「うわーん!ごめんなさーい!」
華蓮「ばかもの!だから勝手に動くなと!・・でっ、ルールにはなんと?」
征志郎「えっと、これから現れるモンスターを男は武器を使って倒せ、ただし通常ではモンスターは無敵状態なため、女性が椅子に座っている間のみモンスターの無敵状態は解除される・・・」
華蓮「なるほど、そういうことか・・」
征志郎「えええ!ってことは僕が戦うんですか!?」
華蓮「当たり前だ、他に誰がいる」
そういうと華蓮は何の恥じらいもなく下着を脱ぎ捨て、椅子の方へ
征志郎「わぁ!先輩!なんてはしたない!」
華蓮「そんなことはどうでもいい、くるぞ」
ドーン!という音と共に、ライオンのような巨大な獣が現れた
征志郎「あわわわわ!せんぱーーーい!」
華蓮「男が弱音を吐くな!私を守りたいのなら戦え!」
征志郎「うう、先輩・・はい!僕・・やってみます!」
華蓮「ふっ・・信じているぞ?」
征志郎「あ・・はい!頑張ります!」
そして華蓮は椅子に腰かけ、突起物を肛門へ差し込んでいく、ぐぐぐぐぐ
華蓮「んっ・・・くっ・・」
そして完全にそれを飲み込んだ
征志郎「僕が負けても先輩は破裂、僕が時間かけても先輩は破裂・・・そんなことはさせない!」
征志郎は目の前に置いてあった刀を手に取った、そしてどこからか聞こえ始めた水音・・ごぼごぼ・・
華蓮「んんっ・・・」
ライオン「がおぉぉぉ!」
ライオンの周りにあったバリアが無くなった
華蓮「行け!征志郎!」
征志郎「押忍!!」
110
:
N.T
:2015/05/05(火) 00:10:16 ID:NvM4RlfA
征志郎「はぁぁぁぁ!」
ライオンに突撃する征志郎
ライオン「がるぁぁぁぁ!」
征志郎「はぁぁぁ!・・・ひぃぃぃぃ!」
だがライオンの迫力に押されて腰を抜かす
華蓮「こら征志郎!なんだその様は!・・うくぅ・・・立て!戦うんだ!」
征志郎「せっ・・せんぱーいーーー!そんなこと言ったってー」
完全に恐怖で震えあがっていた
華蓮「このままでは私の腹部は流れ込んでくる物でいっぱいになり膨らみだす!風船のようにだ征志郎!」
征志郎「先輩が・・・膨らむ・・・そうだ、僕がやらなきゃ先輩は・・・!」
華蓮「私とてまだ命は惜しい、破裂して死ぬなんて嫌だ・・だから征志郎・・・戦え!私を助け出してくれ!」
強く真っ直ぐな目で征志郎を見つめる華蓮
征志郎「先輩・・・・・はい!」
征志郎は立ち上がる、そして覚悟を決めた
征志郎「先輩は僕が助ける!はぁぁぁぁぁ!」
ライオン「ぐるるる」
華蓮「ふー・・・中に流れ込んでくるこの感覚・・やはり・・はぁー・・・慣れんな・・私としたことが・・震えているとは・・」
いつしか華蓮のお腹は目立つほどに膨らんできていた
111
:
N.T
:2015/05/07(木) 19:40:18 ID:gvkq7NZQ
それから数十分が経過しようとしていた・・・
征志郎「はぁーはぁー・・・せっ・・先輩・・」
征志郎の目線の先には今まで見たことないほどにお腹が膨れ上がった華蓮の姿
華蓮「私は・・大丈夫だ・・まだまだ耐えられる・・・君こそ大丈夫か・・」
征志郎とライオンは、双方ともに無数の傷を負っていた
征志郎「僕は大丈夫です先輩・・・待っててください・・今助けます・・」
その時だった
エクス「おーい!華蓮!征志郎!無事かー!」
征志郎「エクスさん!」
エクス「おー無事だったか・・・おっと、これはまたすごい姿だな・・」
エクスの目の前には大きなボールのように膨れ上がった華蓮の姿
華蓮「ふっ・・・これくらい・・・何でもない・・」
エクス「さすがだぜ!・・おい征志郎!手を貸そう」
征志郎「はい!ありがとうございます!」
エクス「俺の中にあるエネルギーで必殺技を放つ!それまで時間を稼いでくれ!」
征志郎「わかりました!はぁーーーー!」
ライオン「ガオオオオ!!」
エクス「よっしゃ!いっちょかますぜーーーー!」
ウィーーーーーーン!ゴゴゴゴゴゴ
征志郎「てやぁ!とうーーー!」
ライオン「グルァ!!」
華蓮「はぁーはぁー・・さっ・・・さすがにお腹がきつくなってきた・・か・・・く・・苦しい・・」
華蓮の身体は薬の効果で限界の何倍の大きさにまで耐えられる、だがそれは身体の話であり苦しみに耐えられるというわけではない
華蓮「ぐふぅ・・・征志郎・・がんばれ・・・」
華蓮のお腹は既に自身の身体を隠してしまう程になっていた
エクス「へへっ!またせた!行くぜ征志郎!」
征志郎「はい!」
エクス「くらえ!スーパーエクスプロ―ジョン!!」
チュド―ン!!!!
ライオン「!!!??・・・グオオオオォォォ・・・・・」
征志郎「すごい・・・あんなでかい化け物が一瞬で・・・」
エクス「へへっ!じゃあ後は任せたぜ!俺は先に明美たちのとこに戻ってるぜ!」
征志郎「はい!またあとで!」
112
:
N.T
:2015/05/07(木) 23:19:18 ID:gvkq7NZQ
その頃結城達は
結城「みんな大丈夫だといいけど」
明美「きっと大丈夫よ、信じて待ちましょ?」
今まで以上に大きく膨らんだお腹と胸で動けない明美と支える結城、そして・・
エクス「おーい!戻ったぞー!」
明美「あっ!エクスちゃん」
結城「どうだみんなは!?」
エクス「隆二も華蓮のとこも無事にクリアしたぜ!これから一度合流だ」
結城「そうか・・・よかった」
エクス「さてと、それじゃあ姉ちゃんを戻してやらないとな」
明美「うん、お願い」
そしてエクスは明美の肛門から充電し、無事に明美は元の姿に戻った
明美「ありがとうエクスちゃん」
エクス「お安い御用だぜ」
結城「身体は大丈夫か?明美」
明美「大丈夫よ、さぁいきましょ」
俺たちは1の部屋から退出した、既にそこには隆二、春奈の姿があった
隆二「無事だったか」
結城「なんとかな」
春奈「明美さん・・・よかった」
明美「春奈ちゃんもね・・・えっと・・その肩に乗ってる生き物は?」
春奈「私たちの子供です、名前はピピっていうの」
ピピ「ピィー!」
結城「こっ・・子供ぉ!?」
隆二「ごほん!・・詳しいことは後で話す・・まずは華蓮たちを待とう」
エクス「たぶん時間かかると思うぜ?華蓮すごいことになってるからよ・・」
華蓮「すごいことになってて悪かったなエクス?」
エクス「うわぁ!華蓮!」
華蓮のお腹は既に戻っていた
エクス「あれだけの大きく膨らんで・・どうやって戻った?」
華蓮「流し込まれたものだ、ならば排出すればいいだけだ」
征志郎「先輩・・はしたない・・」
結城「とっ・・とにかくこれで全員揃ったな、残りの部屋に進むか」
隆二「よしいこう、時間も限られている」
俺たちは残る部屋の攻略に向かう
113
:
N.T
:2015/05/07(木) 23:41:23 ID:gvkq7NZQ
結城「そっちはどうだった?」
隆二「5の部屋は人数制限なしだ」
結城「そっちもか、4の部屋もだ」
華蓮「ならば全員で入るとしよう、だが気を抜くな?それだけ危険なのかもしれん」
明美「ええ、わかったわ」
結城「それじゃあまずは4の部屋から行こう」
俺たちは4と書かれたフロアへと進んだ
結城「ここも広いなぁ・・・」
隆二「あれを見ろ」
そこにはとてつもなく大きな容器、そして中には満帆に入った液体
征志郎「あ、あそこに看板があります」
華蓮「見た限り予想はつくな、あの容器からチューブが伸びている」
征志郎「読みまーす!・・・このフロアの中にある液体容器の中にある液体を全てカラにすればクリア、容器から伸びるチューブは女性に挿入しなければ液体は流れない・・と書いてあります」
華蓮「やはりそうか」
明美「これだけの大きさを全てとなると・・・私達3人で分けて流し込むしか・・」
華蓮「必要ない、私1人で十分だ」
春奈「そんな・・・華蓮さんだけに苦しい思いはさせられません・・」
明美「そうですよ!みんなで力を合わせましょう!」
華蓮「・・・・わかった・・だが無理はするな?」
明美・春奈「はい!」
結城「くそ!俺たちは何もできないなんて・・・」
隆二「ちっ」
エクス「仕方がないさ、このゲームの主役と被害者は女性だ、お前たちは見守ってやれ」
明美「大丈夫だよユウちゃん!私頑張るから」
春奈「私も・・・頑張るからね?」
華蓮「よし、では始めよう」
4の部屋での戦いが始まる
114
:
N.T
:2015/05/08(金) 12:55:04 ID:tG9xNuBA
明美「順番はどうします?」
春奈「お任せします・・・」
華蓮「いや、もうそれほど時間に猶予はない、チューブを三本繋ぎ3人まとめて流し込もう、そうすれば効率がいい」
明美「そうですね・・・じゃあそれで」
春奈「私も・・大丈夫です」
華蓮「ただし、絶対に無理はするな、少しでも危険だと思ったらすぐに抜くんだ」
明美・春奈「はい」
華蓮「よし、では始めよう」
3人は容器から伸びるチューブを拾った
明美「・・・・」
華蓮「どうした?」
明美「いえ・・1の部屋で私空気入れのホースを使った時、挿入と同時に抜けなくなる仕掛けがあって・・このチューブは大丈夫なのかなって・・」
華蓮「うむ・・・よし、ならまず私から試そう、安全を確認したら後に続け」
明美「わかりました」
ぐぐぐぐっ・・・華蓮はチューブを挿入していく
華蓮「うくっ・・・これは・・太いな・・・」
ごぼごぼごぼ・・・容器から液体が流れ始める
華蓮「ふぅ・・!」
華蓮の中に液体が流れ込む、そして華蓮はチューブを引き抜く
華蓮「ふぅ・・・どうやらこのチューブには仕掛けは無いようだ」
明美「わかりました・・春奈ちゃん・・いい?」
春奈「うん」
2人もチューブを挿入していく、ぐぐぐぐっ
明美「いっ・・いた・・」
春奈「太くて・・・奥まで入らない・・よ・・」
ぐぐぐぐぐっ!・・・ごぼごぼ・・
華蓮「ん・・・」
明美「あっ!いや・・」
春奈「きゃう!!」
3人に液体が流れ込む、巨大な容器の液体を全て流し込むことができるのか!
115
:
N.T
:2015/05/08(金) 13:16:12 ID:tG9xNuBA
華蓮「こっ・・・これは・・・勢いがすごい・・」
明美「いや・・いっぱい入ってくるぅ・・」
春奈「はぁーはぁー、リュウちゃんお願い・・手を繋いで・・・私・・・怖い・・・」
隆二「わかった!俺が傍にいるぞ!」
結城「明美・・俺もだ」
明美、春奈の手を握る・・・
明美「ありが・・・んんんあ!」
流れ込む勢いが激しく、3人のお腹が凄まじい勢いで膨らんでいく
華蓮「2人・・・とも、大丈夫・・か?」
明美「はっ・・・はいいぃ・・・」
春奈「わた・・しもぉぉ・・・」
苦痛の表情を浮かべ、膨らんでいくお腹に手を当て必死に耐える明美と春奈
エクス「くそ!これだけ流し込んでも容器の中の液体はまだ半分以上あるぞ!」
3人のお腹は妊婦レベルを超え、大きなボール以上にまで膨れ上がっていた
春奈「ごっ・・・ごめんなさ・・・もう・・無理・・・です・・ぬ・・ぬいてぇ・・」
隆二「春奈!」
隆二は春奈に挿入されたチューブを抜く
春奈「ううぅぅ・・・くるし・・・」
華蓮「だめだ・・・春奈!・・まだ出すな!・・・こぼしては・・・失格になる・・」
春奈「ひぐぅ!・・そっ・・そうでし・・・たぁ・・」
明美「はぐぅ!!」
ぷくぅーーーっと明美の胸が膨らみだす・・
明美「ふふっ・・・奥義・・膨乳・・・てとこかしら・・・」
結城「はは、こんなときにお前・・」
明美の胸が膨れ上がり、お腹に余裕が生まれる
華蓮「膨乳薬か・・・いいぞ明美・・」
華蓮はさすがと言うべきか・・まだまだ余裕があった、そんな光景を見て春奈は泣き出し
春奈「私だけ・・なんの役にも・・たてな・・いなんて・・ひくっ・・もっと大きく・・大きく膨らめるように・・なりたいよぉーー」
春奈は2人に比べてこれといった力がないことに無力感を感じていた
明美「春奈ちゃん・・はん!・・・大丈夫・・だから・・きにしちゃ・・だめぇぇぇぇ!」
明美のお腹が、大きく膨らんだ胸と同じくらいにまでまたしても膨れ上がる
華蓮「くっ・・・これはさすがに・・きついな・・」
華蓮は2人に比べ遥かに大きく膨らみ、既に顔以外が膨らんだお腹で隠れてしまっていた
116
:
N.T
:2015/05/08(金) 13:26:02 ID:tG9xNuBA
ピピ「ピー!」
ピピが春菜の元に近づく
春奈「ピピ・・ちゃん・・・」
するとピピが春菜の下半身に近づき、春奈の性器へと顔を侵入させる、ぐぐぐぐ
春奈「ちょ!ピピちゃああん!あはぁん!」
隆二「・・・そうか!あの時の!」
その瞬間、春奈のお腹があっという間に縮んでいく
エクス「こっ・・これは俺と同じ能力を持ってるのか!」
ピピ「ピー!」
春奈「はぁーはぁー、はっ・・恥ずかしいぃ・・でも、ありがとうピピちゃん・・・これでまた私も・・・」
そういうと春奈はチューブを手に取り、ぐぐぐぐっと挿入していく
隆二「無理するな春奈」
春奈「ううん・・無理なんてしてないよ・・だから・・ね?」
ごぼごぼごぼ・・
春奈「ひゃううぅぅ!」
春奈の中に液体が流れ込み始める、ぷくぅーと目に見えてお腹が膨らみだす
ミチミチ・・・
明美「もっ・・・だめ・・破裂しちゃ・・・お腹も・・胸も・・・げんか・・い・・ごめん・・」
結城は急いで明美のチューブを抜く
華蓮「よく頑張った・・な・・・あとは・・任せろ・・」
結城「容器の中の液体もあと僅かだ!頑張ってくれ!!」
残るは華蓮と春奈の2名、残る液体を全て流し込むことができるのか!
117
:
N.T
:2015/05/08(金) 13:41:41 ID:tG9xNuBA
春奈「うぐぅぅ・・・まだ・・なのぉ・・?」
春奈のお腹も先ほどと同じほどに膨れ上がり、お腹の肉が張りミチミチという音が聞こえ始める
春奈「まだ・・耐えて・・私のお腹・・・破裂しちゃ・・だめぇ・・」
その時だった、ズルっ・・
隆二「もう限界だ春奈」
春奈「リュ・・ちゃん・・」
隆二は春奈の中からチューブを抜く
隆二「もう2人は限界だ・・・」
明美「くるし・・・うぐぅ」
春奈「あぐふぅ・・うう」
華蓮「ああ、あとは・・・まかせろ・・・征志郎・・こっちへ」
征志郎「はい、先輩!」
華蓮「私のお腹で顔が圧迫されて苦しい・・・だから顔が隠れない様に・・」
征志郎「はい!わかりました!」
征志郎は華蓮の膨らんだお腹を押した
華蓮「もっとだ・・もっと大きく膨らめ・・・限界はまだまだ・・・のはずだ・・」
ミチミチミチ・・・
結城「かっ・・華蓮さん・・・大丈夫なのか?」
華蓮「問題・・・ない・・・」
ミチミチ・・・
征志郎「!?・・もう先輩のお腹は張っています!!いつ破裂してもおかしくないじゃないですか!」
ミチミチミチ・・
明美「そ・・んな・・・だめ・・・」
春奈「か・・れん・・さ・・ん」
華蓮「なにを・・・言う・・・私は・・まだ・・・まだ・・・」
ミチミチミチっていう音が激しくなる、既に明美、春奈の2名を合わせた以上の大きさにまで膨れ上がり、巨大な超大型風船のようになっていた
エクス「くそ!あとすこしなんだ!耐えてくれー」
ミチミチミチミチ・・・
華蓮「うぐぇ!!!」
征志郎「先輩!!!」
華蓮の口から吐血した・・・華蓮の身体が痙攣し始める・・・ミチミチ・・・
華蓮「うううぅぐぐぐ・・おえぇぇ!」
華蓮のお腹に無数の血管が見える、既に限界を超えていた
118
:
N.T
:2015/05/08(金) 13:50:33 ID:tG9xNuBA
明美「ユウ・・ちゃん・・・私に・・チューブを入れて・・・」
結城「明美はもう限界だ!もうこれ以上は!」
春奈「華蓮・・・さんが・・・限界を・・・超えて・・・耐えるなら・・私たちも・・・」
隆二「・・・・わかった、賭けよう」
結城「隆二!」
エクス「今はそれしかない!あとすこしで容器は空になる!」
結城「・・・くそ!」
結城と隆二はチューブを手に取り、明美、春奈に再度挿入する・・・ごぼごぼごぼ
明美「あぎゃぁぁぁぁ!!」
ミチミチ
春奈「ふぎぃぃぃ!」
ミチミチミチ
華蓮「がっ・・・がふ・・・う・・・」
ミチミチミチ・・・
3人とも限界を超えて大きく膨らみ続ける
明美「あがああああああああああああああああ!!」
春奈「ふぐうううううううううううううううう!!」
ミチミチィ!!
エクス「空になるぞ!!」
明美・春奈・華蓮「あぐあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!」
ピシューーーーー・・・・という音と共に液体の流れが止まった・・・
119
:
N.T
:2015/05/09(土) 00:31:28 ID:qDIkvZeQ
エクス「やったぞ!空になった!」
結城「明美!大丈夫か!!」
明美「う・・・・・ああ・・・・・」
隆二「春奈!」
春奈「うあ・・・・りゅ・・・・・りゅ・・ちゃ・・・」
征志郎「先輩!先輩!」
華蓮「こ・・・んな・・・・はずは・・・・・」
エクス「これはまずい、3人とも限界を超えて膨らみすぎたんだ!」
3人は今まで以上に膨らみ、超巨大な玉のようになっていた
結城「どうしたらいい!」
エクス「やはり充電しかない!今あるエネルギーを捨てて再充電だ!3人にこれを!」
エクスが取り出したのは新たなチューブだった
エクス「これを3人に挿入してくれ!そうすれば3人一辺の充電できる!」
結城「わかった!待ってろ明美・・今楽にしてやるから」
結城達は渡されたチューブを3人に挿入した
隆二「いいぞ!」
エクス「よし!いくぜー!はぁぁぁぁああああああああ!」
明美「はぁん!」
春奈「んん!」
華蓮「うあ!」
エクス「こ、これは想像以上だ・・・すごいエネルギーだ・・・」
結城「頑張れエクス!頼む」
エクス「大丈夫だ!これなら・・・・もしかしたら・・・うお!」
突然エクスの身体が光り出した
結城「うわ!!なんだ!」
辺りに凄まじい光に包まれる、そして徐々に光が晴れ・・・
明美「うっ・・・ううん・・・あれ、私・・・」
結城「明美!気が付いたか!」
春奈「リュウ君・・・助かったの?」
隆二「ああ!よく頑張ったな!」
華蓮「くっ・・・不甲斐ない・・・私としたことが・・」
征志郎「先輩!よかった!」
3人は無事に元に戻った
結城「そうだ!エクス!エクスはどこだ!」
隆二「エクスがいない!どこだ!」
全員が辺りを見回した
エクス「こっちだ」
結城「ああ、よかったエク・・・・な・・・なんだ・・その姿・・」
エクス「へへっ・・・おかげで成長したぜ!これが俺の第二形態だ!」
そこにいたのは、今ままの野球バールほどの大きさのエクスではなく、普通の人間と同じサイズ進化したエクスだった
120
:
N.T
:2015/05/09(土) 16:01:01 ID:qDIkvZeQ
結城「ま、まじか!お前エクスか!」
明美「すごい・・・」
エクス「姉ちゃん達のエネルギーがあまりにも多かったみたいでな!この通り進化したってわけさ!まさかこんなに早く進化できるとは思わなかったぜ」
隆二「変わったのは見た目だけではあるまい?」
エクス「おうよ!勿論だ!だが今は説明してる時間はない、最後の5のフロアの攻略にいこう」
俺たちは4のフロアを後にし、5のフロアへと向かった
隆二「よし、入るぞ・・」
結城「おう」
征志郎「うわぁ・・・広いですねぇーー」
そこにあったのは今までとは比べ物にならないほど広い空間だった
明美「!?・・・見てあれ!」
結城「あ、あれは!」
春奈「なんで・・・あれがここに・・」
隆二「どういうことだ・・」
華蓮「あれも覚えがある」
征志郎「ですね・・」
そこにあったのは、空気入れ、卵、液体が流れる椅子、大型の液体容器・・・全て1から4までにあった仕掛けの全てが存在した
明美「なによ・・・またあれの使うの・・・」
今までの恐怖が蘇る
征志郎「看板が見当たりませんね・・・何をするフロアなんでしょうか・・」
華蓮「とにかく探して見よう・・これかカーテンか?」
シャーーー・・・
華蓮「なに!!なんだあれは!」
結城「どうした!・・・なんだ・・こりゃ・・」
春奈「ひぃ!」
そこにあったのは無数の男女の遺体、そして蜘蛛の糸のようなものに縛られ宙にぶら下がった3人の女性の姿だった
明美「ひどい・・・」
華蓮「おそらくは先客だろう・・そしてこのフロアにいる何かに殺されたのだ・・」
生存者A「うう・・」
明美「あ!みんな!あの人息がある!」
華蓮「おい!大丈夫か!」
生存者A「・・・・・・て・・」
隆二「何か言っている・・」
生存者A「・・・たすけ・・・て・・・お腹・・・が・・」
華蓮「・・・・・まさか・・・・まずい!みんな離れるんだ!!」
生存者A「あぐ!!!いや!助けて!お腹の中の卵が!!卵がーーーー!」
結城「たっ・・卵・・だと・・」
すると吊り上げられた3人の女性のお腹が一斉に膨らみだした
生存者A「ひぃーひぃー!・・いだいいだいいだいぃぃぃーー!」
ぐぐぐぐ・・ボコボコボコーーーー!!ものすごい勢いで膨らむお腹が内側からボコボコっと動き始める
生存者「うっぷ・・・」
ぶしゃ!!!!
春奈「きゃあーーー!」
3人の女性のお腹は裂け、中から小さな蜘蛛のような生物が飛び出した・・
121
:
N.T
:2015/05/09(土) 16:49:18 ID:qDIkvZeQ
産まれた3匹の蜘蛛が襲い掛かってくる
華蓮「私にまかせろ!はぁーーー!」
ザシュ!ズバッ!ドシュ!・・華麗な剣さばきで蜘蛛を蹴散らす
征志郎「さすが先輩ーー」
明美「あの人たちのお腹の中に蜘蛛の卵が・・・」
華蓮「うむ、卵を植え付けられたのだろう・・」
春奈「酷い・・・」
ズーン・・・・ズーン・・・
隆二「なにかくるぞ」
ズーン・・ズーン・・ズンズン
???「シャーーーーーーーーーーーーー!」
征志郎「ひいえーーーーーーーーー!巨大な蜘蛛ーーーーー!」
目の前に現れたのは超巨大蜘蛛だった・・
蜘蛛「キシャーーーー!」
華蓮「ふっ、怒っているようだな、子供が殺されたことで」
結城「あれを倒すのがここのルールってとこか」
隆二「あの道具はご自由にお使いくださいってことか・・・」
エクス「なら戦い方は一つだ、俺がエネルギーを溜めて奴が倒れるまでぶつけてやるのよ!」
華蓮「うむ、それがいいだろう、男たちは蜘蛛の注意を頼む!」
結城「わかった!」
隆二「おう!」
超巨大蜘蛛との戦いが始める
122
:
N.T
:2015/05/09(土) 19:07:10 ID:qDIkvZeQ
明美「・・・・」
春奈「どうしたの?明美さん?」
明美「また・・膨らまないといけないんだな・・・って・・・私達あとどれくらいこんな苦しいことしないといけないのかな・・・」
エクス「生きるためだ姉ちゃん!死んだらそこでおしまいだ、わかるな?」
明美「わかってます・・・けど・・・」
エクス「見な姉ちゃん、姉ちゃん達のために結城達が懸命に戦ってるぜ?」
明美「ユウちゃん・・・」
エクス「それも全て姉ちゃん達のためだ、だからそんな弱音を吐いてはいけない」
明美「・・・・うん、そうね・・ありがとうエクスちゃん・・・あっ・・もうちゃん付けは止めた方が良いかな?」
エクス「いつもどおりちゃんで構わないぜ!俺のマスターは姉ちゃんだぜ?」
明美「ふふ、じゃあ・・・始めるわね」
明美は空気入れを手に取り、ホースを挿入、結城の方へ目を向けた
エクス「よし、任せとけ!姉ちゃんが十分にエネルギーが貯まったらそれをもらうぜ!」
明美「私も頑張るから、ユウちゃんと一緒に生きるんだ」
シューシュ―シュー
明美「んっ・・・はぁ・・」
春奈「私も・・もう足手まといにはならない」
液体の流れる椅子へと腰を下ろす・・・ずぶぶぶ・・
春奈「ああ・・ん・・・」
ごぼごぼー・・
春奈「あっ!・・入ってくるぅ・・」
華蓮「結城!隆二!背後は任せた!私が注意を引く!!」
結城「わかった!!」
隆二「任せろ!」
シューシュ―シュー
明美「もっと・・もっと・・・もっと・・・はぁーはぁー」
明美のお腹が徐々に膨らんでいく
ごぼごぼごぼ
春奈「あくぅ!・・・もっといっぱいに・・・いっぱい・・にぃ・・」
春奈のお腹も液体でいっぱいになり膨らんでいく・・
エクス「ピピ!お前はもってる力使って兄ちゃんたちの援護に行け!」
ピピ「ピィ!!」
エクス「姉ちゃん頑張れ!」
シューシュ―シューシューシュ―シュー
明美「あっ・・苦し・・・もう立てない・・・」
明美は膨れたお腹の重みでその場に膝をついてしまう
春奈「わっ・・私も・・・苦しくなってきました・・はぁーはぁー」
春奈のお腹も大きく膨れ、身体が隠れるほどのになっていた
明美「エクスちゃん・・お願い・・」
エクス「まだだ!そんなものじゃ全然足りないぞ」
明美「そっ・・そんな・・・もう・・これ以上は・・苦しくて・・・空気入れを・・押せない・・ううく・・」
明美も春奈も膨れ上がる恐怖と苦しみに悶える
エクス「・・・仕方ない・・・これは危険だと思い使わないでいようと思っていたが・・」
春奈「・・なっ・・・なにか・・・?」
エクス「この姿になったおかげで使えるようになった機能だ、それを使えば・・」
明美「はぁ・・はぁ・・使えば?・・」
エクス「一定時間、どんな大きさにまで膨れ上がっても苦しみを味わない身体にすることができる、逆に膨らむことで快感を味わえるほどにな」
明美「そ・・それ・・って・・」
エクス「だが・・・危険でもある・・膨らむことで得られる快感に溺れ歯止めが効かなくなるからだ!」
エクスの新たな能力、それは膨らむ苦しみを快感に帰ることができるというものだった・・明美、春奈の決断は!!
123
:
N.T
:2015/05/09(土) 19:23:38 ID:qDIkvZeQ
明美「・・・お願いエクスちゃん・・それを・・」
エクス「・・・信じていいんだな?」
春奈「私も・・・お願い・・・絶対に・・・無理はしない・・」
明美「信じて・・」
エクス「・・・わかった!・・・俺が止めろと言ったら姉ちゃんは空気入れを止め、春奈ちゃんは俺が椅子から離す!いいな!」
明美・春奈「はい!」
エクス「よし、じゃあいくぞ!ふん!」
バチン!っと両手を合わせるエクス・・・
エクス「カンフォタブル・ボディ!! 」
辺りに眩しい光がつつむ・・
明美「・・・ああん!!いや・・だめぇ!!」
春奈「くはぁん!!なに・・これぇ!!」
明美と春奈は身体を痙攣し始める
シュッシュッシュ!! ごぼごぼごぼ・・・
明美「苦しく・・ない・・・はぁあん!いや、恥ずかしい・・でも・・・もっとぉーー!」
春奈「はぁーはぁー・・ごめんリュウ君・・もっとほしいぃぃのぉぉー!」
2人のお腹が急激に膨らみだす・・・
124
:
N.T
:2015/05/09(土) 20:27:06 ID:qDIkvZeQ
シュッシュッシュ!! ごぼごぼごぼ・・・
明美「ああん!いい・・・いいぃ・・・まだ膨らめるよぉぉ」
春奈「ひぃーひぃー!すごいいいぃぃ」
2人のお腹はあっという間に巨大な一つの玉のようになっていく
ミチミチ・・・
エクス「よし、もういいぞ!止まれ!」
明美「はあん!・・・あっ・・・うん・・・わかった・・」
春奈「こっちは・・・とまらないからぁん!!・・・」
エクス「せーの!!」
ズボッ・・
春奈「はぁーはぁー・・すっ・・すごかった・・」
エクス「では充電するぞ?ふん!」
ズン!!ウィーン
エクス「よし・・次は姉ちゃんだ」
明美「うん・・おねがい・・」
ズン!ウィーン
エクス「よし、これでいい、兄ちゃんたち待たせた!離れてくれ!」
結城「わかった!華蓮さん!隆二!離れるんだ!」
エクス「行くぜ蜘蛛野郎!スーバーエクスプロ―ジョン!!」
チュド―ン!!
蜘蛛「キシャ―――ーーーー!ガガガガ!!」
結城「やったか!」
蜘蛛「・・・・キシャーーー!!」
エクス「なっ・・なに!」
ボロボロになった身体で動き出す大蜘蛛が暴れ始める
エクス「仕方ない・・もう一度だ!2人とも!」
明美・春奈「はい!」
シュッシュッシュ!! ごぼごぼごぼ・・・
明美「はぁーはぁー・・」
春奈「んんん・・」
結城「くそ!なんて生命力だ!」
華蓮「だがダメージはでかいようだ!もう一度あれをお見舞いすれば勝てる!」
隆二「ああ!それまで持ちこたえるぞ!」
息の合った3組のペア、このゲームに巻き込まれた男女6名は今、生きるために力を合わせて困難に立ち向かう
125
:
N.T
:2015/05/09(土) 20:46:42 ID:qDIkvZeQ
それから数分の時間が流れる
明美「あはんん!・・だめ・・変な声でちゃ・・」
春奈「もっとぉ・・もっとぉ流し込んで・・もっと私のお腹パンパンにしてぇーー!」
2人はカンフォタブル・ボディの力での快感により苦しみを忘れ、一心不乱に膨らみ続ける
ミチミチ・・
エクス「よし、もういいぞ」
シュッシュッシュ!! ごぼごぼごぼ・・・
明美「はぁーはぁー・・」
春奈「んああ!」
エクス「おい!もういいぞ!止まれ!」
シュッシュッシュ!! ごぼごぼごぼ・・・ ミチミチミチ
明美「だめぇ!もっと・・もっと大きくなれるからぁ!」
春奈「私もぉ・・まだぁ!」
ミチミチ・・シュッシュッシュ!! ごぼごぼごぼ・・・
エクス「なんだと・・・おい!やめろ!もう限界だ!」
2人のお腹は4フロアの時ほどに膨らんでいた、あの時はこの大きさが限界だったが・・
シュッシュッシュ!! ごぼごぼごぼ・・・
明美「はぁ・・はぁん!まだ・・まだ大丈夫だからんん!・・もっと・・もっと大きく・・もっとぉ!」
春奈「うぃぃ!気持ちいいのぉーー!もっと私パンパンになるぅーーー」
ミチミチという音が激しさを増す
結城「明美!!やめるんだ!!」
隆二「春奈!落ち着け!」
エクス「くそ!だから言ったんだ!春奈ちゃん!やめるんだ!」
エクスが春菜を椅子からどかそうとする
春奈「だめぇ!!じゃまを・・・しないでぇ!!」
ドン!
エクス「な!」
明美「あは・・あはは・・すごい・・私の多きなお腹で胸が浮いてるぅ・・あははー」
シュッシュッシュ!! ごぼごぼごぼ・・・ ミジミチミヂィ・・・
エクス「いかん!やめるんだ!破裂するぞ!!」
春奈「いいよぉーーー!破裂すりゅーー!破裂しゅるのぉぉぉぉ!」
明美「見ててユウちゃん!はぁーはぁーー今私パーン!ってなるからぁーー!」
2人の目が正気を保っていない、既に意識もないに等しい
結城「明美!!うわ!」
隆二「結城!大丈夫か!・・くそ!エクス!なんとかしてくれ!」
エクス「カンフォタブル・ボディを切るか・・いや・そんなことをしたら2人はあまりの苦しさに発狂してしまう・・」
ミヂィミヂィ・・・ぷくぅぅぅ・・・ミチミチィ
明美「ふぐぅぅ!膨らむぅ!もっと膨らむぅ!!おっきくぅーー!」
あまりのお腹の大きさに明美の姿が全く見えなくなる、足も浮き完全に膨らんだお腹に乗っていた
春奈「明美しゃんすごぃぃ・・・でもわたし・・もっとぉ大きいもーーん!」
春奈は流れ込む液体が早いためか明美よりも膨らむ速度が速い・・2人の破裂が近づく・・
126
:
N.T
:2015/05/09(土) 21:04:08 ID:qDIkvZeQ
明美「うくぅぅぅ!!私のお腹で前が・・見えないよぉぉあは!」
春奈「あは・・あはは・・・あぐ・・あは・・」
ミヂ・・・ミヂヂヂヂ・・
春奈「ガッ!・・・・く・・りゅ・・すごい・・のぉ」
エクス「くそ!こうなったら!!はぁあああああああ!」
ドゴーン!!
春奈「きゃあ!!」
エクスは春奈の座る椅子を叩き壊した
エクス「この大馬鹿者が!!」
明美からは空気入れを取り上げる
明美「ああん!だめぇ!かえしてぇ!」
エクス「そんなお腹で動けるなら取りに来い!動けるか!馬鹿者!」
明美「もっとぉ・・もっと大きく・・・」
春奈「はぁーはぁーーんんん」
エクス「くそ、完全に失敗だった!・・・いや・・・それだけ苦しさがつらかったということか・・・」
今までの苦痛とは真逆の快感に幸せを感じてしまったために起きた事故だった
エクス「とりあえず今はあの蜘蛛が先決だ!はぁぁぁぁ!」
ウィ――――――――ン!
明美・春奈「ああああああああ・・・」
エクス「くっ・・なんて量だ!4フロアの時に近い・・」
あの時は華蓮もいた・・だが今回は明美、春奈の2人であの時の量に達していた
エクス「よくここまで身体は耐えたものだ・・・よし、フル充電だ!」
明美と春奈のお腹は元に戻った・・が、2人は意識を失い倒れたままだった
エクス「いくぞ!」
結城「わかった!」
エクス「これで最後だ!ハイパーエクスプロ―ジャン!!」
ウィンウインウインーーーーチュド―--------------ン!!
蜘蛛「キギャァァァーーーー!!」
巨大な蜘蛛は跡形もなく消え去った
エクス「はぁーはぁー・・さすがに疲れたぜ・・・はぁー」
127
:
N.T
:2015/05/10(日) 13:25:46 ID:qaCge8ss
無事に5つのフロアをクリアした結城達は報酬となる宝箱の前に来ていた
結城「やっとここまできたか・・」
隆二「ああ、そうだな」
華蓮「明美と春奈は大丈夫か?」
明美と春奈の意識は戻らず、結城と隆二に背負われていた
結城「大丈夫だ、息はしている」
華蓮「限界を超えて膨らみすぎたのだ、体力的にも限界だったろう」
エクス「とにかく今は休ませてやろう、それより早く宝石を回収してここを出なければ」
華蓮「そうだな」
ギィー・・・華蓮は中央の箱を開けた
華蓮「よし!赤の宝石だ!」
エクス「これで緑の宝石と合わせて2個目だな」
征志郎「あと8こですか・・・まだまだ先は長いですね・・」
結城「・・・とにかくここを出よう」
隆二「そうしよう、後の事も考えなければ」
結城達はフロアを後にした
華蓮「むっ!あれは!」
そこにはいつものように突然スクリーンが・・
マスター「皆さん!元気ですかー?ゲームをお楽しみですかー?」
結城「くそ!あの野郎・・」
マスター「途中経過をお知らせします!現在生き残ったゲーム参加者の数は開始時の50組中8組です!」
隆二「8組だと・・・」
華蓮「既に42組もの被害者が出たのか!」
マスター「この結果には私も驚いております・・とても悲しい・・42人の女性の方が無残に破裂してしまいました・・」
結城「他人事みたいに・・・お前が巻き込んだことだろう!!」
マスター「そこで皆さんに朗報です!!これから皆さんに新情報を与えます!」
華蓮「新情報?」
マスター「なんと!!これから間もなく、新たに100組の新規参加者が増員されます!それにより宝の発見率が上がります!」
結城「100組だと!」
華蓮「やめろ!これ以上被害者を増やすな!!」
マスター「これで108組となります!皆様で力を合わせてゲームクリアを目指してください!」
結城「くそ!ふざけやがって!」
マスター「あー、そうそう!現在発見された宝の数は5つです!!あと半分頑張ってください!」
スクリーンが消えた
エクス「5つだと!・・俺たち以外にも宝を手に入れたペアがいたのか」
華蓮「そのようだな、その者たちと合流出来れば・・」
結城「そうだな・・・だが100組が増員か・・」
隆二「もっと被害者が増えるな」
華蓮「とりあえず今は安全な所を見つけて休もう、明美と春奈の意識が戻るのを待つぞ」
結城「そうだな!」
新たに100組の増員、残り5つの宝、これから女性たちに更なる膨張の嵐に巻き込まれていく
128
:
N.T
:2015/05/10(日) 13:49:26 ID:qaCge8ss
8、新たな参加者
???「ファイトー!みんな頑張れー!」
ここはとある高等野球部の試合会場
???「拓也ー!打たなきゃ許さないわよー!!」
拓也「ああ!任せとけ唯!」
カキーン!・・・・
私の名前は唯、この野球部のマネージャーをしています。そしてこっちが拓也!この野球部のキャプテンです
唯「お疲れ拓也!」
拓也「おお唯か!見たかあのホームラン!」
唯「うん!すごかった!・・あとみんなの前で名前で呼ばないでって言ってるでしょ!」
拓也「べつにいいじゃん唯ー」
唯「だめよ!ちゃんとマネージャーって呼ぶこと!」
俺たちは中学の頃からの付き合いだ、俺はその時から野球をしていた、それで唯は高校から突然マネージャーになった
唯「あと1勝で甲子園ね!」
拓也「ああ!そうだな!」
唯「頑張ってね!そうだ!今日は私が晩御飯作ったあげる!」
拓也「いいよ別に・・てかなんでいつも俺にそんなに優しくしてくれるんだ?」
唯「そっ・・それはそのぉ・・・もう相変わらず鈍いんだから・・ボソボソ・・」
拓也「えっ?なんだって?」
唯「なんでもないわよ!!ほら!そうと決まったら晩御飯の買い物行くわよ!」
拓也「おっおい!待てよ唯!」
それから俺と唯は買い物を済ませ、俺の一人暮らししているマンションへと向かった
唯「ねー拓也知ってる?」
拓也「なにが」
唯「ここ最近行方不明者がどんどん増えてるって事件よ!聞いた話だとこの地区にも出たみたいよ?」
拓也「あー学校でもそんなこと言ってたなぁ・・」
唯「しかも全員男女のペア!」
拓也「駆け落ちだったりブームとか」
唯「そんなわけないでしょ!」
拓也「冗談だよ冗談!」
唯「もし・・私に何かあったら・・守ってくれる?」
拓也「当然だろ?マネージャーがいなくなったら野球部が困るしな?」
唯「・・・・・馬鹿・・」
拓也「ちょ!なにいきなり機嫌悪く・・・おいって!」
新章の開幕が刻々と近づく
129
:
N.T
:2015/05/10(日) 22:22:25 ID:qaCge8ss
それから数日が経過した・・・
唯「おはよ拓也!とうとう今日が最後の試合よ!勝てば甲子園!」
拓也「おいおい、だからってわざわざマンションまで来なくても・・」
唯「たまにはいいじゃない、さぁ行きましょ!」
拓也「なぁ唯?」
唯「なあに?」
拓也「昨日校長の挨拶あったろ?」
唯「うん、最後に試合への激励の言葉ね、それが?」
拓也「たしかいつもは学級委員長からの言葉があったはずなんだけど・・・今回はなかったなぁーって」
唯「え?拓也知らないの?」
拓也「何が?」
唯「学級委員長は数日前から行方不明になってるのよ?側近の生徒と一緒に」
拓也「ええ!マジか!それって近頃噂の男女行方不明事件ってやつか」
唯「そうそう・・あの人がいなくなるなんて・・・」
拓也「本当にな・・あの人色々凄かったからなぁ・・・不良軍団を1人で壊滅させたり・・」
唯「そうねぇ・・無事だといいけど・・華蓮先輩・・・」
拓也「とにかく今は試合だ試合!絶対に勝たなきゃな!」
唯「そうね!絶対に勝って甲子園に連れてってね!・・・そしたら・・・言いたいことあるから・・」
拓也「なんだよ?言いたいことって」
唯「そっ、その時に教えてあげるわよ!」
唯が顔を真っ赤になり、走っていく
拓也「おい!唯危ないぞー」
唯「大丈夫よ!」
拓也「ふふっ、全く・・」
その時だった
唯「きゃーーーーーーーーーー!」
拓也「唯!どうした!」
曲がり角を曲がった所から聞こえる唯の悲鳴
拓也「唯!!どこだ唯!!」
辺りには唯の姿がない
拓也「唯ーーーーーー!」
ドコッ!!
拓也「うっ!!」
拓也は背後から殴られ気を失ってしまった・・・
130
:
名無しさん
:2015/05/13(水) 21:51:37 ID:0vhISRos
???「・・・すか?・・・ですか?・・・」
拓也「うっ・・・うーん・・・」
???「・・ません・・・ですか!」
拓也「・・・誰だ・・・聞いたことない声・・」
???「すいません!大丈夫ですか?!」
拓也「あっ・・はい・・って・・・こっ・・ここは?・・・」
そこは見たことない広いドームの中だった・・・
???「私にもわかりません・・えっと・・この方はお連れの方ですか?」
目を向けると、そこには唯が倒れていた
拓也「唯!・・おい唯!大丈夫か!」
唯「・・・・・うっ・・ううーん」
拓也「唯!起きろ唯!起きろー!」
ピシッ!ベシッ!
唯「いたっ!・・痛いわよ!・・もう痛いってバカぁーーーー!」
ベシーン!!
拓也「あべし!!」
唯「全くもう!・・・って・・・ここはどこ?」
???「わかりません、私たちも気付いたらここに」
唯「あなた達は?」
拓也「いてて・・この人は俺を起こしてくれたんだ・・」
唯「そうだったんですか!ありがとうございます、私は唯、こっちが拓也です」
瑞穂[私は瑞穂です、大学へ通学中だったのですがいつのまにかここへ・・・あ、それでこっちが彼氏の昭夫といいます]
昭夫[はじめまして、無事でよかった]
拓也「ありがとうございます!・・それにしてもすごい人数ですね・・」
唯「そうね・・・それにみんなもここがどこだかわかってないみたい・・」
瑞穂[私たちはまだ意識がない人がいないか見てきます]
唯「あっ、はい!気を付けて!」
瑞穂と昭夫が奥にある巨大なスクリーンの方へ向かって行く
拓也「くそ!早くしないと試合が・・・」
唯「あっ!?そうよ!大事な試合があるのに!」
拓也「だが俺がいなくても大丈夫のはずだ、今は現状を把握しよう」
唯「でっ・・でもぉ・・・」
拓也「もしかしたらこれが噂の男女行方不明事件ってやつかもしれない・・周りを見ろ、全員男女でいるだろう?」
唯「本当・・・でも何のために・・」
その時だった、当然スクリーンに映像がながれ始めた・・
マスター「始めまして皆さん!元気ですかー!」
拓也「なっ、なんだ?」
マスター「わたくしはここの支配人であり、これから始まるゲームのマスターです!マスターとお呼びください♪」
拓也「マスター?・・ゲームって?」
新たな参加者に降りかかる恐怖が今、始まろうとしていた・・
131
:
名無しさん
:2015/05/13(水) 22:13:17 ID:0vhISRos
マスター「これから行われるゲームは、題してAlive or Explosionといいます!」
唯「Alive or Explosion?」
マスター「ルールは簡単です!このゲームのために用意された全てのエリアに隠された10個の宝を皆さんで探し出すだけ!最後の宝を手に入れた瞬間ゲームクリアです!」
男A「なんだよゲームって!俺たちそんなのに参加した覚えないぞ!」
女A「そうよ!なんなのよここ!」
一気に騒ぎ出す人たち
マスター「いつもの事ですが、騒がしいですねぇ・・ちゃんとルールを聞かないと・・・死にますよ?」
一気に空気が凍り付く
拓也「おいおい・・・これはシャレにならなくなってきたぞ・・・」
唯「拓也・・・」
唯が拓也の腕を掴む、唯は震えていた
マスター「それでよろしい♪ではルールを説明の続きをします」
マスター「10個の宝が眠る各場所のエリアには数多くのハンターが配置されています!このハンターは宝を守ると同時に、ペアの女性のみを目掛けて襲ってきます!」
拓也「女性のみって・・・」
マスター「ハンター達はペアの女性を捕獲すると、ありとあらゆる方法でその女性を膨らまそうとしてきます!風船みたいにね!」
マスター「なのでペアの男性は大事な女性を守っていく必要があります!もしそれが出来なかった時は、パーーン!っと女性は破裂してしまいますよ」
マスター「もしそうなったペアはその場で失格となり強制退場となります、もし全ペアの女性が破裂したらその場でゲームオーバーです!そうならない様に頑張ってください」
唯「えっ?・・・なに?・・今なんて言ったの?」
拓也「ハンターに捕まったら女性が風船みたいに破裂させられる・・・って」
唯「えっ?・・なに・・どういうこと・・・なによそれ・・」
マスターから告げられた言葉を理解できずにいる拓也と唯
女B「なによそれ・・どんな趣味してんのよ!ふざけないで!」
女C「破裂ってそんなことされたら死んじゃうじゃない!」
マスター「ですから、そうならないように注意しながら宝を見つけ出してくださいね!」
マスター「ちなみに!皆さんより先にゲームに参加している方々が既に5つの宝を見つけ出しております!なので残りは5つですので頑張ってください!何か質問は?」
だが辺りから聞こえるのは怒号のみってあった
マスター「元気そうで何より!ではそろそろゲームスタートといきましょうか!」
唯「拓也!ねぇ拓也!」
拓也「あっ・・・・ああ聞いてるよ唯・・・とにかく今わかってるのは・・・凄まじくヤバいってことだ・・」
唯「私・・・私怖い!!」
唯が拓也にしがみつく
唯「だってもし言った通りなら!捕まったら私は・・・私は!!いやぁぁぁぁ!」
拓也「落ち着けって!そんなことあるわけないじゃないか!そんな・・人間が破裂するなんて聞いたことも見たことも・・」
唯「そっ・・そうだけど・・でも・・・」
拓也「(もしマスターとかいうやつの言葉が本当なら唯もその標的ってことになる・・・唯が膨らまされる?・・そんな馬鹿な・・ありえない・・ありえてたまるか・・)」
拓也はそう強く思った、そして・・
マスター「それでは!Alive or Explosionスタートです!!」
こうして・・長い悪夢の時間が始まった
132
:
名無しさん
:2015/05/13(水) 22:35:02 ID:0vhISRos
ゲームスタートという言葉が鳴り響く・・だが誰一人として動こうとしない
拓也「・・・唯・・」
唯「なっ・・なに?」
拓也「俺のカン何なんだが・・・ここにいたらまずい気がする・・」
唯「あっ・・あんたのカンってよく当たるじゃない!・・・どうする?私・・拓也についてくから!」
拓也「よし・・とりあえず出口付近まで行こう・・それから様子を見る」
唯「うん・・わかったわ・・」
拓也と唯は出口へと足を進めた・・・その時だったシーンとしたフロアに突如、ピーピーという機械音が鳴り響いた
唯「きゃ!なに!」
拓也「なんだ!なんの音だ!」
すると突然ズドン!!!!・・・・ウィーンという音が鳴り響く
拓也「スクリーンの方に何かが落ちてきたぞ!」
落ちてきた物は、背中に大きなタンクのようなものを背負った、三階建ての家くらいある巨大な機械だった
唯「何あれ拓也!」
拓也「知るかよ!とにかく逃げるぞ!」
拓也と唯は出口から出ようとした、その時だった
???「きゃーーーーー!」
唯「この声は!!」
瑞穂「いや!・・離して!・・助けて昭夫!」
昭夫「瑞穂を離せ!」
唯「大変!あの人が!」
拓也「だがこの距離ではどうしようも・・!」
シュルシュル・・っと機械から長い管が出てくる
瑞穂「お願い・・だれかぁ!」
そしてその管は瑞穂へと近づいていく・・・
昭夫「この!なにをするんだ!!離せーー!・・ぐはっ!!」
瑞穂「昭夫!!」
昭夫は勢いよく吹き飛ばされる・・そして
瑞穂「あっ!・・なに・・何を・・!?」
管は瑞穂のズボン、下着を切り裂き・・
瑞穂「ひっ!うそ・・まさかぁ・・」
ぐぐぐぐ・・・ズズズズ
瑞穂「はあぐ!」
管は瑞穂の肛門へと挿入されてしまった
瑞穂「いっ・・痛いーーー痛い痛いいたいいいいいい!」
唯「ひっ・・ひっ・・ひぃ・・・」
拓也「ゆっ・・唯落ち着け!」
目の前で起きている状況に唯は混乱していた
瑞穂「あぐぅ!痛いーだれかーー!」
そして・・・シュー・・・・という音が聞こえ始め・・
瑞穂「えっ?・・えぐぅ!」
瑞穂の悲痛な声が響く
拓也「おっ・・おい・・この音って・・空気入れる音に・・似てないか?・・」
瑞穂「なっ・・なにか入って・・私の中に入ってくるわぁー!」
唯「うそ・・・うそうそうそ・・これって・・・もしかして・・」
瑞穂「ひっ!・・うそでしょ・・いや!お腹が!・・私のお腹がぁ!!」
瑞穂の今まで以上の悲鳴が響く、瑞穂のお腹は風船のように膨れだしたのだ
唯「やっ・・やっぱり・・あれって空気を送られて・・風船みたいに膨らまされてるのよ!」
拓也「そんな!・・そんなことって!」
信じられない光景が今、目の前に広がっていた
133
:
名無しさん
:2015/05/13(水) 22:49:48 ID:0vhISRos
瑞穂「くっ・・・苦し・・・苦しいぃぃー!昭夫ーーーー!」
瑞穂のお腹は見る見るうちに膨れ上がっていく、来ていた服のボタンが飛び膨れ上がったお腹が露わになる
唯「まるで・・妊娠した妊婦みたい・・・うそでしょ・・空気で人間も風船みたいにあんな風になるの!?」
拓也「・・・くっ・・いくぞ唯!」
唯「えっ!?・・ちょ拓也!あの人助けないと!」
拓也「この距離で、しかもあれだけの人混みの中進むのは無理だ!・・今は自分の事を!・・」
その時・・・2人に目に最悪の光景が・・・
瑞穂「たすけ・・・・てぇ・・・あぐぐぐぇ!!」
ボ――ン!!・・・・・
唯「あっ・・・・あっ・・・」
拓也「うっ・・・見るな!!唯!!!」
唯「いやぁぁぁぁーーー!」
拓也「おっ・・おい!待て唯!!」
唯はあまりのショックに拓也から離れ一人で出口からでてしまう
拓也「おい!唯!待て!落ち着け!」
唯「いやぁあああああああああ!!!私まだ死にたくないいいぃぃ!」
拓也「落ち着け!落ち着くんだ!」
唯「いやぁ!やだぁーー!」
拓也「唯!!唯ーーーーー!」
唯「破裂したぁ!本当に女の人が破裂したぁ!・・・私も捕まったらあんな風に膨らまされて・・いやーーー!」
唯は完全に錯乱していた・・
拓也「唯!聞け唯!くそ・・こうなったら!」
ぺシン!!
唯「!?・・・・たく・・や・・」
拓也「落ち着け唯・・大丈夫だから」
唯「たく・・や・・・ううぅ・・うえええぇぇん!」
唯は拓也の胸に飛び込み泣き始める
拓也「いいか唯?とにかく今はどこか安全なとこを探そう、俺のカンだとここにいるとマズイ」
唯「ひっく・・・うん・・・わかった・・」
拓也「よし、それじゃあ・・・右だ!右に行こう!」
拓也と唯はカンの赴くままに右へと進んだ、ゲームは始まったばかり・・・
134
:
N.T
:2015/05/16(土) 17:13:37 ID:6jC7x2og
急ぎ右の通路へと走る拓也と唯、目の当たりにした女性が破裂させられた光景に怯える唯
唯「はぁーはぁー・・拓也、ちょっと待って・・」
拓也「どうした?唯」
唯「はぁー・・はぁー、この後どうするの?・・」
拓也「そうだな・・とにかくハンターとかいう奴に見つからないようにできるだけ安全な所を見つけよう、ここにいてもいつかはハンターに見つかるかもしれない」
唯「ううぅ、怖いよぉ・・・」
もしハンターに見つかれば唯が狙われる・・拓也は焦っていた
拓也「とにかく行こう、さっきいた部屋の大勢の人がそろそろ詰めかけてくるはずだ、そしたらハンターもくるだろうからな」
拓也と唯は広く長い廊下をひたすら進んだ
唯「ねぇ拓也!何かある!」
拓也「あそこだけ白い扉が・・・んー・・」
唯「どうする?結構進んだけど何もなかったわよ?」
女B「きゃああああ!」
唯「ひっ!悲鳴!」
拓也「なんだ!・・どこだ!」
女B「はぐぅぅーー!」
拓也「なっ・・あれは!」
そこには掃除機のような形の機械に膨らまされている女性と、懸命に救い出そうとしている男性
女B「助けてぇー!お腹が膨らむぅー!」
男B「離せー!くそがあ!」
唯「あれがハンターなの!」
拓也「くそ!・・・いくぞ唯!」
唯「えっ!?・・あ、うん」
女B「苦しいぃ・・・苦しいよぉ・・」
妊婦のように膨れ上がってしまった女性の悲痛な声が響く
拓也「このやろう!その人を離せー!」
ドコ!バコ!・・拓也が掃除機のような機械を蹴り飛ばす
男B「あっ、ありがとう!今助けるからな!」
シューーーー・・シュ・・シューーー
女B「あがぁーー!もうだめぇぇぇぇ!破裂するーーーー!」
ミチミチという嫌な音が鳴りだす
唯「いや!私もう見れない!」
拓也「この・・・やろう!!うりゃああ!」
バキン!!!・・・機械から火花が散り停止した
女B「うぐぅ・・・くるし・・」
男B「やった!・・ありがとう・・ありがとう!」
拓也「ぜーぜー、間に合った・・」
唯「拓也すごい・・・・あっ・・ひぃ!!」
拓也「どうした唯?・・・なっ!」
目線の先には掃除機のような機械が10機以上の群れがこちらに迫ってきていた・・
唯「あっ・・ああ・・・拓也!!」
唯は拓也の腕を強引につかむと、先ほどの白い部屋へと引っ張っていく
拓也「うわっと!おい!唯!」
ピピピピ・・・
男B「そっ・・そんな!」
ずぶっ!!シューーーーーーーーーーーーーーーーー
女B「あぐぁ!!い・・・いやがぁぁぁぁ!!」
ボン!!!!
男「あ・・ああ・・・うわぁあああああああ!」
135
:
N.T
:2015/05/16(土) 17:47:56 ID:6jC7x2og
唯に連れられ白い扉の中へ・・・
拓也「おっ、おい唯!さっきの人達を置いて!」
唯「ごめんなさい・・でも・・」
もしあの場にいれば唯も巻き込まれていただろう・・拓也は責めなかった
拓也「・・・唯、大丈夫だ。お前は悪くない・・」
唯「拓也・・」
拓也「とにかく勢いで入っては見たけど・・・中まで真っ白な部屋だな・・」
そこは辺り真っ白な部屋だった・・・そして無造作に置かれた謎の箱が多数
拓也「これがゲームなら必ず武器となる物もあるはずだ・・・それを探さないと・・」
唯「そうだけど・・でもあの箱怪しすぎじゃあ・・」
拓也「俺もそう思う、でもただここにいるだけじゃあ何も変わらない」
唯「そうだけど・・」
拓也「俺のカンを信じろ唯」
拓也は多数の箱を選び出す・・・
拓也「うーん・・・・よし、まずはこれだ!」
ギィー・・・拓也は箱を開けた
拓也「なんだこりゃ・・・粉?」
そこには白い粉の入った袋があった
唯「何かの薬かな・・・?ハンターに投げると止まるとか・・あっ、箱にまだ何かあるわ!」
唯は箱の中にあった紙を拾う
唯「膨止粉?・・・って書いてある・・」
拓也「膨止粉?・・・なんだそりゃ、聞いたことないけど・・」
唯「私だってないわよ・・どうしようか」
拓也「一応持ってろよ、あとあと役立つかもしんないぜ?」
唯「うん・・・わかった・・」
拓也「他の箱も調べるか・・・あれはどうだ」
ギィー・・・
拓也「また粉だ・・えっと何々・・・膨腹粉?・・さっきと違うみたいだ」
唯「何よそのネーミング・・・いかにも罠じゃない・・」
拓也「とっ・・とりあえずこれは俺が持ってるよ」
唯「えー・・・うん・・・わかった」
それから拓也は次々と箱を開けていく
拓也「ざっと5、6個開けたがさっきの2つの粉以外は空だったな」
唯「そうね、でもこの部屋にはハンターは入ってこないのかしら・・さっきの機械みたいなのも入ってこないし」
拓也「それもそうだな・・とりあえず今はここにいよう、数時間もすれば何か進展あるかもしれないぜ?」
唯「そうね・・部屋外にいるよりは安全よね・・」
一方・・・この施設のどこかにて・・
マスター「100組追加して合計108組、それで現在99組かぁ・・もう9組も失格かぁ・・これじゃあまたすぐ終わっちゃうなぁ・・」
???「悪い趣味ねマスター」
マスター「おーこれはこれはアムダさん!」
アムダ「さっきの映像見たわよ?マスター、ルール説明あえて端折ったでしょ?」
マスター「ふふふ、バレましたか」
アムダ「武器のことや、一つの部屋には1時間以上いられないことまで教えないなんて」
マスター「だってその方が参加者が盛り上がるかと思いまして♪」
アムダ「だから一気に少なくなるのよ・・まぁいいわ、あとは勝手にどうぞ」
マスター「おや?どこへ?あなたの出番はまだなかったと思いますが・・」
アムダ「準備よ、約束があるの・・・大事な約束がね」
マスター「そうですか♪・・ふふふ、面白くなりそうだ!」
136
:
N.T
:2015/05/16(土) 18:16:05 ID:6jC7x2og
それから数分が経過した
拓也「とりあえず残りの箱は5個か・・・開けてみるか?」
唯「大丈夫かな・・・中からハンターが出てきたりしない?」
拓也「それは・・・わからないけど・・でももしかしたら強力な武器があるって可能性も・・」
唯「うー・・・拓也に任せる!」
拓也「おっ・・おう」
ギィー
拓也「空だ・・よし次」
ギィー
拓也「タオルだ・・」
唯「タオルなら持ってても損はないわね」
ギィー
拓也「あっ!また粉だ!・・えっと・・・膨乳粉・・だって」
唯「膨乳って・・・膨腹とか膨乳とか・・・もうなんなのよ・・」
拓也「とりあえず・・」
唯「持ってくんでしょ?・・いいわよ任せるわ・・」
唯は呆れていた・・
拓也「べっ!べつに俺の趣味じゃないからな!この先何があるかわからないからであって!」
唯「わかってるわよ!女の子のお腹や胸を膨らまして喜ぶような趣味、拓也興味無さそうだものね?」
拓也「おう!そっ、そうだろ?」
唯「・・・・本当に無いのよね?」
拓也「ねえよ!俺は野球一筋だぜ!」
唯「そうよね!」
拓也「よし、じゃあ残りの箱も開けちまおう」
ギィー
拓也「あれ、今回は粒だ・・薬でよく見る形だ・・」
唯「粉の次は粒・・・やっぱりこれも薬なのかしら」
拓也「膨移薬?・・って書いてある」
唯「膨移薬ですって?また変なネーミング・・・名前だけじゃなくて効果も書いてほしいものね」
拓也「そうだな、とりー」
唯「もってけば?」
拓也「お、おう・・」
そして最後の1つを開ける、ギィー
拓也「ん?なんだこれ、鉄の棒だ」
唯「武器にできそう?」
拓也「うーん・・武器にするにはすこし短いかなぁ・・あれ、なんかボタンがある」
ポチッ・・・・プシューーーー!
拓也「うわぁ!なんだなんだ!」
唯「棒から何か出てきてるわよ!」
拓也「これは・・・空気・・?空気だ・・・」
プシューという音を出し、棒から空気が噴出されていた
拓也「空気を出す棒か・・・んー何に使うかわからないが無いよりはマシか・・殴れそうだしな」
拓也は腰に装着した
唯「空気の出る棒って・・・ハンターみたい・・」
拓也「とりあえず全部開けたな、あとはここで時間が経過するのを待とうぜ、この部屋に入ってどれくらいたったかな」
唯「50分くらいよ」
拓也「さすがマネージャー!」
唯「ふふん!」
2人に危険な影が迫る・・・
137
:
N.T
:2015/05/16(土) 18:50:42 ID:6jC7x2og
拓也「それにしてもここはどこなんだろうな・・最初の部屋のバカでかい機械、さっきの小さい機械、あんなん見たことないぜ」
唯「私も・・・それに私達結構進んだのにまだ先があったわよあの通路、どんだけ広いのよ・・」
拓也「そうだなぁ・・・試合・・どうなったかなぁ・・いや!みんなを信じてるから大丈夫だ!俺たちも早く帰ろうぜ!」
唯「そうね!・・あ、そろそろ1時間よ・・」
そして・・・・ピーーーーーーー!ピーーーーーーーー!ピーーーーーーー!
拓也「うわぁ!!なんだ!何の音だ!」
突然部屋中に大音量の音が流れ出す
唯「拓也!」
機械音「イチジカンガケイカシマシタ・・・ハンター二イチジョウホウヲ、シラセマス・・・」
唯「えっ!なにどういうこと!」
拓也「音がうるさくてよく聞こえなかったけど、ハンターに知らせるとかなんとか!」
唯「なにを!」
拓也「知らねぇよ!」
そして大音量の音が止んだ・・
唯「とっ・・・止まった・・」
拓也「あー、頭がくらくらする・・・大丈夫か唯?」
唯「ええ、なんとか・・」
拓也「何かハンターに知らせるとか言ってたが・・・」
唯「拓也・・・」
唯は震えながら拓也の腕を掴む
拓也「大丈夫だ唯!ここにいればハンターは・・・」
ガン!!
唯「ひぃ!なに!」
ガン!ガン!
拓也「扉だ・・・白い扉から聞こえる・・」
ガンガンガン!!!ド―――ン!!
唯「きゃあ!」
白い扉が吹き飛んだ・・・煙が中に充満する
拓也「ごほっ!・・なんだ!いったい何が・・」
唯「はっ!?・・・・いっ・・・いや・・・いやぁぁぁぁぁ!!」
拓也「そっ・・そんな・・・」
壊された扉の穴から、トカゲのようなハンター、掃除機の機械など数体のハンターが侵入、唯目掛けて襲い掛かる
唯「ひぃ!いや!助けて!助けて拓也ー!」
拓也「唯!くそ!逃げるんだ!」
拓也は唯の腕を掴むと、ハンターから離れるように走り出す
唯「いや!拓也怖い!怖いよー!」
拓也「くそ!出口がハンター達でふさがってる・・・これじゃあ逃げ道は・・・」
唯「やだ!来ないで!ひっ!」
拓也「しまった!唯!」
唯「いやああああ!離して!拓也!拓也ーーーー!」
唯が掃除機から伸びたホースに足を捕まれ引きずられていく・・それを追うようにほかのハンターも唯を追う
拓也「唯!!唯ーーー!やめろ^----!」
唯「やだやだーーー!拓也助けて!私膨らまされちゃう!破裂させられちゃう!!」
必死に拓也に助けを求める唯、だが拓也からどんどん引き離されていく
拓也「唯ーーーー!」
唯「うう!・・ひっ!なに・・なにするのやめて!」
唯が来ていたジャージの中に侵入しようとする無数のホース、唯は必死に侵入させまいともがく
唯「やめて!いやぁ!」
拓也「唯!くそ!なんてハンターの量だ!唯の姿が見えない!」
唯に群がるハンター達の群れ、唯の運命は!?
138
:
N.T
:2015/05/17(日) 15:46:48 ID:XFC.xwFQ
唯「やだぁーー!やだってばぁー!破裂したくない!・・死にたくないぃー!」
無数のホースと謎の生物に襲われる唯、大量のハンターによって思うように進んない拓也
シュルシュル・・
唯「あっ!だめ!入ってこないで!」
とうとう唯のジャージのズボンの中へと侵入してしまったホース、それに続けと無数のホースも侵入してくる
唯「やだやだやだーーー!」
必死に抵抗する唯、だが多勢に無勢であった
唯「ひっ!だめ!そこは!」
とうとう唯の下着へと到達するホース、そして必死に抵抗する唯の手を掴むトカゲたち
唯「いや・・・離してぇー!拓也助けてー!」
拓也「唯!唯ー!くそ!どうしたらいいんだ!・・・うわー!唯を離せこのー!」
拓也は空の箱をハンターに向かって投げ始める
唯「ひっ!だめ!やめて!・・ひっ!・・やぁ・・・」
唯の表情が悲痛へと変わっていく
唯「いっ・・痛!・・私の中に入ろうとしてくるぅー・・」
とうとう下着の中にまで到達したホースが、唯の中へと挿入しようとしているのだ
唯「いやだよぉー!このままじゃ私、風船みたいに膨らまされちゃう!助けて拓也ぁー!たく・・やぁ!!」
ぐぐぐぐっ・・・唯の肛門へとホースが挿入を開始する
唯「ひぃぃぃぃぃぃー!いだいぃぃ!」
拓也「唯!!くそーーー!うわ!」
拓也は唯の元へ突進するが、足を躓き転倒してしまう
唯「痛い痛いぃー!入れないでぇー!」
泣きわめく唯、だがハンターは止まらない
唯「ふ・・・ぎぃぃ!」
ぐぐぐぐぐっ・・
拓也「くそー!」
拓也は先ほどの鉄の棒を手に取った、それをがむしゃらにハンターへ向かって投げた
唯「たく・・・やぁ・・・」
139
:
N.T
:2015/05/17(日) 16:12:46 ID:XFC.xwFQ
もうだめだ、諦めかけたその時だった・・・ブオオオオオオオ!!という凄まじい風音と共に強烈な竜巻が起こる
拓也「なっ、なんだ!」
無数のハンター達が宙へと飛ばされていく
拓也「まっ・・まさかあの空気の出る棒から!」
先ほど投げた空気の出る鉄の棒、そこから強烈な竜巻が起きていた
拓也「唯!大丈夫かーー!」
唯の姿が見えない、そして徐々に竜巻が収まっていく・・・あれほどいたハンターは全滅していた
拓也「すっげぇ・・唯!」
目の前に唯が倒れていた
拓也「唯!大丈夫か!唯!」
唯「うっ・・うん、なんとか・・・」
突然のことで唯も驚きを隠せずにいた
唯「助かった・・の・・・?」
拓也「ああ!危ない所だったが助かったぞ!」
唯「ううぅ・・私怖かったよーー!」
唯は拓也に抱き付くと大声で泣き続けた
拓也「もう大丈夫だ、ハンターはみんなあの通りだ、だがここにいたら危険だ、今のうちに移動しよう」
唯「ぐすっ・・そうね・・」
拓也「だがこの棒にこんな力があったなんて・・・」
唯「これがなかったら今頃私・・」
拓也「考えるのは止そう、とりあえず進もう」
唯「うん」
窮地を脱した拓也と唯、だが2人に襲い掛かる魔の手はこれから勢いを増していく
140
:
N.T
:2015/05/17(日) 16:39:55 ID:XFC.xwFQ
9、限界破裂
なんとか窮地を脱した拓也と唯は、安全な場所を求めてひたすら進む
唯「結構進んだけど・・はぁーはぁー、ここどこら辺だろ・・」
拓也「わからない・・・ただ見た限りハンターはいないみたいだ・・」
唯「うん・・・他の参加者たちは無事かしら・・さっきから1組とも出会わないけど・・」
拓也「確かにそうだ・・あれだけいたのに全然見ないなんて・・」
唯「どんだけ広いのよここ・・」
拓也「だが今は自分の身の安全が最優先だ」
唯「う、うん・・」
それから進むこと数分が経過した
拓也「おい・・・ここって・・最初俺たちがいたあの広い部屋だ・・」
唯「本当だ・・1周してきちゃったってこと?」
拓也「そういうことみたいだ・・3本ある道の右に行って中央から出てきたってことらしい・・」
唯「ということはあと行ってないのは左?」
拓也「そういうことになる・・ただあれだけいた人が全員左に行ったわけじゃあないだろうし・・」
唯「どこかに階段があって何階もあるとか・・」
拓也「その可能性が高い、とりあえず左へ進もう」
拓也と唯は左の道へと進む、そして拓也と唯はある残酷な光景を目の当たりにする
唯「ねぇ拓也!女性の悲鳴が聞こえない!?」
拓也「本当だ!・・それになんだよ・・これ・・どこも穴だらけだ・・・」
目の前には多数の穴が開いた長い道だった
唯「この穴ってまさか・・白い部屋の扉に入ってきたハンター達の時と同じ・・・」
拓也「まさか!・・」
拓也は近くの穴へそっと覗いた
女性C「いぎぃぃぃぃ!膨らむぅーー!お腹が膨らんできたぁー!」
男性C「・・・・くっ・・・」
そこには無数のホースによって空気を送られ膨れ上がっていく女性と、痛めつけられたであろう男性
女性C「たっ・・たすけ!・・もうやだぁー!」
どんどん膨れ上がっていくお腹、だが両手を固定され身動きが取れない・・・ミチミチィ
女性C「はっ・・・はっ・・息が・・・できな・・・苦し・・・うぐぇ!」
ボンッ!!
唯「ひっ、酷い・・」
そして他の穴からも多数の女性の悲鳴が・・
女性D「いやぁーやめてーー!はぐぅ!」
女性E「はなし・・てぇー!膨らみたくないぃぃ」
女性F「ひぃー!痛いぃぃぃ・・」
唯「いやぁ!もう聞きたくない!!」
拓也「行くぞ唯!走るぞ!あそこに階段がある!一気に駆け抜けるぞ!」
唯「拓也ぁー!」
141
:
N.T
:2015/05/17(日) 16:57:55 ID:XFC.xwFQ
拓也「いくぞー!」
拓也は唯の手を握り、長い道を駆け出す
女性D「いぐぅぅ!もう・・破裂・・しちゃがぁ!」
ボン!!
唯「ひぃ!」
女性E「死ぬぅぅぅ・・はれつぅぅぅ・・たすげげげげげ」
バン!!
拓也「見るな!走れ―!!」
女性F「死にたくないぃいぃいいぃぃいいい!・・はぐぅ!!ええええ」
ボウン!!!
唯「何なのよ!!私たちが何をしたって言うのよーーーー!」
女性G「たけるーーーー!たける助け・・・てぇー!はれ・・はれつぐあああ!!」
バオン!!
たける「うわああああああああああ!」
女性H「やめて入れないでーーーもうこれ以上・・・入れたら私の・・・・・お腹・・がぁ・・・ぐふぅ!」
バン!!
どんどん破裂していく女性達、そんな悲鳴が響く廊下を拓也と唯は走り抜ける
女性I「ぐ・・ああ・・・帰りたい・・よぉ・・ま・・・まぁ・・・」
ボンン!!
唯「ひっ!」
拓也「唯!」
女性J「だずげ・・・でぇぇ」
パンパンに膨れ上がっていく女性が唯の足を掴んだ
唯「いやぁぁぁ!」
女性J「おーーーーねーーーがーーーいーーーーーーーぎぃぃぃぃ!!」
拓也「くっ!ごめん!!」
拓也は唯の足を掴む女性の手を無理やり放す
女性J「あっ・・・・あっ・・・・あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
ボオン!!!!
唯「もういやぁーーーーーーー!」
拓也「もうすこしだ!走るんだ唯!」
階段がすぐそこまで来ていた
女性K「ふぐぅぅぅぅー!だずげでだれがああああああああ!ぐる・・じいい!」
ミチミチ・・・・バアン!!
唯「ひっ!拓也!ハンターが!」
ハンターが背後から唯目掛けて追いかけてくる
拓也「やはり見つかったか・・・うわーーーー!走れ―ー!」
唯「いやああああ!私破裂したくないいいいい!」
ハンター「ウオオオー!キシャーーーー!」
拓也「階段だ!」
唯「拓也!!」
拓也「上がるぞ!」
拓也と唯は間一髪でハンターを振り切り、階段を駆け上がっていく
唯「ハンターがいない・・・はぁーはぁーー・・・上の階までは追いかけてこないみたい・・・はぁーはぁー」
拓也「みたい・・だな・・ぜーぜー・・・さすがに疲れた・・・ぜーぜー」
142
:
N.T
:2015/06/01(月) 16:12:14 ID:rd96LVD6
拓也「大丈夫か?唯」
唯「はぁ・・はぁ・・なんとか・・ね・・」
拓也「また見たことない場所に出たけど・・進めるか?」
唯「もうすこし・・はぁ・・はぁ・・休ませて・・」
拓也「わかった、見た限りでは進める道はこの通りしか無さそうだ、唯はここにいてくれ、近くまで見てくる」
唯「わかったわ、気を付けて・・」
拓也は唯が見える位置まで進み。辺りを調べる
拓也「既に壁とかが破壊された跡がある・・先にこのゲームに参加させられた参加者達が・・」
唯「拓也」
拓也「もう動いて大丈夫なのか?」
唯「ええ、あそこにいても危険なだけだもの」
拓也「そうだな、周りに注意しながら進もう」
拓也と唯は、最前の注意を払いつつ先へと進む
唯「見て!あれ!」
そこには赤い服を着て全身を隠す謎の人物か立っていた
拓也「・・・あ・・あのぉ・・」
赤い服の人物「・・・」
ブオオオ!!!
唯「きゃあ!」
拓也「なんだ!」
突然強風が吹きだすと、謎の人物は姿がなくなっていた
拓也「なんだったんだ・・・あれ・・・」
唯「忍者?・・・みたいな姿してたけど・・」
拓也「ハンター・・・じゃなさそうだったが、とにかくここにいても意味がない、進もう」
唯「えっ・・ええ」
先ほどの赤い服を着た忍者は何者なのか・・・
143
:
N.T
:2015/06/01(月) 16:28:02 ID:rd96LVD6
10、謎の忍び
拓也「この階には特に何も無さそうだ・・」
唯「ええ、どこも既に誰かが入った後があったもの・・」
拓也「よし、次の階へ進む階段を探そう」
唯「ちょ、ちょっと待ってよ拓也」
拓也「どうした唯?」
唯「そんなに急いで進まなくてもいいじゃない、この階は安全みたいだし、ここで隠れているとか・・・」
拓也「でも同じところにはずっといられないんだぞ?ここもいつまで安全かわからない」
唯「そうだけど・・・先に進んだって危険な事には変わりはないじゃない・・すこしは私の・・・女の子の気持ちも考えてよ・・」
拓也「あっ・・・ごめん・・そうだよな・・・・わかった、比較的安全そうな部屋に入ってすこし様子みよう、1時間ギリギリに部屋を変われば大丈夫だろうし」
唯「拓也・・・うん、ありがと」
拓也「それじゃあまずは・・あそこにしよう」
拓也と唯は、それから長い時間部屋を変わり替わりを繰り返しながら隠れ続けた
拓也「もうどれくらいだったかなぁ・・・」
唯「たぶん、ここに連れて来られて一日は経過したわね・・」
拓也「そっかぁ・・試合、どうなったかな・・」
唯「・・・・」
拓也「考えてても仕方ない!とにかく今は時間が過ぎるのを待つしかないな!」
唯「うん」
拓也「よし、次はここだ」
拓也と唯は、赤い扉の中へと入っていく・・・
144
:
N.T
:2015/06/01(月) 16:43:24 ID:rd96LVD6
拓也「うっわ・・なんだここ、部屋の真ん中にでかい穴が開いてるぜ」
唯「本当だ!・・・なんか爆発でもしたみたい・・」
拓也「あまり近づくと危ないぞ」
唯「ねぇ、なんかあそこの床黒いものがついてる」
拓也「本当だ、なんだあれ・・」
拓也と唯は床に広まる黒い液体がついたところへ
拓也「炭?・・・みたいだ」
唯「炭がなんでここに」
拓也「それはわからないけど・・まあ特に危険なものは無さそうだし、ここで時間潰そうぜ」
それから数分が経過した
唯「・・・・」
拓也「大丈夫か唯?ずっと震えてるけど・・」
唯「うん・・心ではわかってるんだけど・・身体が震えちゃって・・・」
唯は自分のお腹を触った
唯「もし私も捕まったら・・・私のお腹も風船みたいに膨らまされて・・・あの人達みたいに破裂させられるのかなぁーって・・考えちゃうの」
拓也「唯・・・」
唯「えっ・・・拓也!?」
拓也は唯を強く抱きしめた
拓也「絶対そんなことさせないから・・絶対助けるから」
唯「・・・・たく・・・や・・・」
2人の顔が徐々に近づいていく・・・その時だった!ぶおぉぉぉぉぉぉぉぉ!
拓也「なっ!なんだ!?」
唯「拓也!」
部屋の真ん中の大きな穴から聞こえる化け物の声、それがどんどん近づいてくる
拓也「唯!出るぞ!」
唯「う、うん!・・きゃあ!」
拓也「唯!!・・なっ・・んだよ・・こいつ・・」
唯「いやぁぁー!離してぇー!」
そこには巨大なタコの化け物が!そして唯の足を捕まえていた
145
:
N.T
:2015/06/05(金) 21:39:32 ID:8TjY08bw
唯「拓也助けて!お願い」
拓也「唯!待ってろ!今助ける!・・・くそ、あの黒い炭はこいつの・・」
唯「離して・・・離してよー!!」
だが巨大なタコは唯の足をガッチリと掴み離さない、そして徐々に唯はタコの口へと運ばれていく
唯「まっ・・まさか・・私を食べる気じゃ・・」
拓也「そうだ!この風の出る棒で!はぁ!!」
拓也は棒を振り回す、だが何も起こらない
唯「拓也!何してるの!早く助けてぇー」
拓也「わかってるよ!だけど何も起こらないんだ!・・くそっ!あのときみたいな強風が吹けばこんな奴・・・だけどどうやって・・」
唯「ひっ!ちょ・・ちょっと・・うそでしょ・・いや!」
無数のタコの手が唯のジョージのズボンを勢いよく脱がしてしまう
唯「きゃあああああ!バカ!エッチ!変態タコ!何脱がして・・・まっ・・まさか・・下着も脱がし気じゃ・・ひぃ!」
そしてとうとう唯の下着までも脱がされ、唯の大事な部分が露わになる
唯「いやぁああああああ!だめ!拓也見ないで!」
拓也「見ないでったって、それじゃあ見えないだろ!」
唯「バカ!何が見えないよ!こんな状況で見ようとするなんてエッチ!!」
拓也「ちっ違う!俺が行ってるのはタコの事だ!そっち見なきゃ助けられないだろ!」
唯「あ、そうか・・って何でもいいから早く助けて!」
タコの口が徐々に唯の露わになった秘部へと近づいていく
唯「うっ、うそ・・まさか・・まさかぁ・・んん!」
拓也「唯!くそ!動け!動いてくれー!」
唯「拓也!拓也助けて!タコの口が入っちゃう!入っちゃ・・」
ぐにゅにゅにゅ・・
唯「あぐっ!気持ち悪い・・いやぁああああ!」
タコの口が唯の中へと差し込まれようとしていた
146
:
N.T
:2015/06/05(金) 22:00:20 ID:8TjY08bw
拓也「くそ!こうなったらあの時みたいに!・・頼む!!」
拓也は棒をタコに向って投げ飛ばした・・・だが・・・
拓也「うっ・・うそだろ・・・弾かれた・・」
タコの手によって棒は弾かれてしまった
拓也「ちくしょうー!唯を離しやがれー!うわぁ!」
唯「拓也!?」
拓也はタコに突進するも、無数の手に拓也も捕まってしまう
拓也「ちっ・・ちくしょう・・・唯を離せー!」
唯「拓也!・・ひっ!・・いや、だめ!入れないで!!入れな・・はぁぐ!」
ぐにゅにゅ
唯「いっ・・いた・・痛い・・・お尻に入ってくるぅ・・」
拓也「唯!・・・唯ーーーーーーーーーーー!」
唯「たっ・・・拓也・・・いや・・いやだ・・・たすけ・・・あっ!!」
ぐぐぐぐ!ずにゅん!!
唯「ひぎぃぃぃぃ!・・いやぁぁぁぁああああああああああああああああ!」
拓也「唯ーーーーーーーーーー!」
タコの口が完全に唯の肛門に挿入されてしまった、無理やり差し込まれたタコの大きな口により、唯の肛門からは血が流れ出す
唯「痛い!!痛い痛い痛いいいいいい!」
肛門が裂けた激痛と中に挿入された異物感に唯は泣きながら必死に抵抗する
拓也「離せ―!離しやがれ!!!唯ー!」
唯「たっ・・拓也ぁ・・・痛いよぉ・・お尻が痛い・・・助けてぇ・・」
拓也「ぬぎぎぎぎぎぎ・・くそ!だめだ離れねぇ・・んぎぎぎぎ!!」
唯「拓也!拓也ーーーー!私これからどうなるの・・・怖い・・怖いよぉー!」
唯は必死に拓也の名を叫び、両手を伸ばす
拓也「唯!待ってろ!絶対助けてやる!うおおおおおおおお!」
だが拓也の身体をガッチリと掴んだタコの手がほどけない
唯「ひっ・・・ひぃ!何!中で・・・震えてる!」
挿入されたタコの口が突然震えだした・・・
唯「まっ・・・まさか・・・嘘でしょ・・・嘘よね・・・ねぇ!!!いやあああああああ!炭を私の中に流し込むつもりよ!お願い拓也早く助けて!炭を流し込まれて私膨らまされちゃう!!炭が出されちゃう!!!」
拓也「うおおおおおおおおおお!!ぐっ、はぁはぁ・・・だめだ、解けない・・」
万事休す、唯と拓也の運命は・・・
147
:
N.T
:2015/06/05(金) 22:30:46 ID:8TjY08bw
拓也「くそーーーーーーー!頼む!誰か助けてくれー!!」
唯「膨らみたくない!破裂して死にたくない!やだーーーーーー!」
そしてタコの口が大きくなり炭を流しにかかる
唯「いっ、いや!拓也―!!」
拓也「やめろーーーーーーーーーー!!」
???「はぁああああーーーーーーー!!」
ズバァ!!!・・・・・
唯「うう・・・・えっ・・・」
拓也「なんだ・・どうなった・・今の声は・・・?」
謎の声が鳴り響くと、タコの動きが止まり、辺りが静まりかえる・・
唯「きゃあ!」
拓也「うわぁ!」
タコの手が拓也と唯から離れ、2人は地面へと落とされる
拓也「いててて・・唯!大丈夫か!」
唯「うっ・・・うん・・・タコの手がクッションみたいになってなんとか・・お尻に入ってたのも抜けたみたい・・」
拓也「そうか!よかった!・・でもいったい何が・・・なっ・・なんだ・・これ・・」
拓也が目にしたのは、巨大なタコが真っ二つになった死体だった
唯「な、なにが・・・何が起こったの・・」
カチン・・・
唯「あ、あの人って・・・あの時の赤い服の・・・」
拓也「赤忍者!」
赤忍者「・・・・」
唯「たっ、助かりました・・・ありがとうございます・・」
拓也「あ、ああそうだ、本当に助かったぜ」
だが赤忍者は一言も発さずその場を去ろうとする
唯「ちょ、ちょっと待って!・・あなたは一人で何をしているの?」
赤忍者「・・・・・!」
赤忍者は何かを見つけ拾い上げる
拓也「そっ、それは風の出る棒」
赤忍者「・・・・お前のか?・・・」
拓也「喋った!・・・ああ、一応そうだ」
赤忍者「悪いが貰っていく・・・」
拓也「えっ!ちょっと待ってくれ!それは俺の唯一の武器なんだ!」
赤忍者「・・・使いこなせなければ意味はない・・・次も助かるとは限らん、気を付けることだ」
唯「待って!!その棒は差し上げます!ただ条件があります」
赤忍者「・・・助けてもらっておいて条件を出すとは・・・なかなか面白い女だ・・言ってみろ」
唯「私たちに武器が見つかるまで、私たちを守ってくれませんか?」
拓也「唯!?」
唯「お願い、ずうずうしい事はわかってます・・でも、力のない私にはこうするしか・・」
赤忍者「・・・・・・」
拓也「ごくっ」
赤忍者「我には目的がある、その邪魔とならないと約すなら、いいだろう」
唯「あっ、ありがとう!絶対に邪魔にならないと約束します!」
赤忍者「ふん、ではさっさとしろ、ついてこい、遅れたら置いていく」
唯「あっ、待って!」
赤忍者「どうした」
唯「まだ・・下着とズボンはいてなくて・・・」
拓也「お、おれは見てないぞ!」
赤忍者「・・・・・早くしろ」
唯は大急ぎで下着と自分をはくと、その部屋を後にした
148
:
N.T
:2015/06/05(金) 23:07:16 ID:8TjY08bw
最悪の窮地を脱した拓也と唯は、謎の赤服の忍者と同行することとなった
唯「いっ・・・」
拓也「どうした唯?」
唯「さっきタコに入れられたお尻が痛くて・・・」
唯の肛門はタコの口の挿入によって裂けていた
拓也「そっ、そうだったな・・・でも薬なんてないし・・」
唯「ううん、たぶんもう少しすれば大丈夫だと思う、そこまで酷くないと思うから・・」
拓也「そうか?・・・でも無理はしないで言ってくれな?」
唯「うん、ありがと・・」
赤忍者「無理しなければ死ぬぞ、すこしの怪我でうろたえるな」
唯「あっ、ごめんなさい・・」
拓也「あいつ・・・・すこしは唯の気持ちも・・」
唯「だめ!今私達にはあの人が必要なの!私は大丈夫だから」
拓也「くっ・・・わかったよ・・」
赤忍者「・・・・・ここにいろ、ここ周辺のハンターは倒してある」
唯「えっ?ちょ」
そういうと赤忍者は消えた
拓也「・・・・まっ・・まさか置いて行ったんじゃ!」
唯「拓也!今は信じましょ、ここ広いから辺りが見渡せるし安全よ」
拓也「・・・そうだな、すこし休もう・・・」
それから数分後
拓也「これからどうする?・・・あの忍者が本当に戻ってくるならいいけど、戻ってこなかったら・・」
唯「その時は・・また安全そうな所を見つけるしか・・」
拓也「それしかないか・・・他の参加者さんが残りの5つを探し出してくれればいいけど、それまで隠れていられるか・・」
唯「・・・・この先進展が無さそうだったら・・・先に進む?」
拓也「えっ?・・でもそれは・・」
唯「うん・・・危険が増すかもしれない・・・でも・・このまま時間立つの待っても・・多分このままだとだめだと思うの・・私のカンだけど・・・拓也は・・?どう思う?」
拓也「・・俺の・・・俺のカンも危険だって言ってる・・」
唯「ふふっ、拓也のカンはよく当たるもの、このままいたら私・・いつかハンターに捕まって破裂するんでしょ?」
拓也「・・・・」
唯「だったら・・・どうせ膨らまされて破裂することになるなら・・最後まで抗ってやりたいの・・・あの忍者さん見てそう思ったの、あのタコが真っ二つになったの見て、私も戦わなきゃって」
拓也「・・・唯・・・・俺も、もっと強くならなきゃな!唯を守れるだけの力を手にいれないと!」
唯「うん・・・信じてる・・私を守って?・・・」
そういうと唯は身体を震わせ拓也に抱き付き
唯「私・・・膨らむなんて絶対いや・・・風船みたいに膨れ上がるなんて耐えられない!・・タコに捕まってお尻に入れられちゃった時、ああ・・私これから炭を流し込まれて膨らまされるんだって・・・本当に怖かった・・」
拓也「唯・・」
唯「でも・・もっと嫌な事があるの・・・」
拓也「それは・・・?」
唯「・・・拓也が・・・拓也が私を守るために死んじゃうんじゃないかって!!そう思ったら・・・私・・・」
拓也「・・・唯・・・お前・・・」
唯「あの時・・タコに襲われる前・・・拓也・・私にキスしようとしたよね・・・あれはなんで?・・」
拓也「!?・・・唯・・・そっ・それは・・」
唯の突然の言葉に拓也は・・・
149
:
N.T
:2015/06/05(金) 23:18:12 ID:8TjY08bw
拓也「あっ・・・あれは・・その・・・俺にもわからないんだ・・なんかあの時、身体が勝手に唯にキスしようと動いたんだ・・ごめん・・・」
唯「今は?・・・・今は・・・したくない?」
拓也「えっ?・・・唯・・・・ごくっ・・」
唯「・・・いいよ・・・私・・・」
拓也「・・・唯・・・・」
2人の顔が徐々に近づいていく・・・
唯「拓也・・・私を安心させて・・・」
拓也「・・・・!」
拓也は唯を抱きしめる
唯「えっ!?拓也」
拓也「ごめん唯!俺・・・こんな時にキスなんて違うと思うんだ!・・それに・・・本当にわからなくて・・・なんかわからないけどとにかく今じゃダメなんだ!・・この気持ちが整理ついたら・・その時は・・・だから!」
唯「・・・うん・・・待ってる・・・今はもっと強く・・抱き締めてくれるだけで・・」
拓也「唯!・・絶対守ってやる!一緒に帰ろう!」
拓也は今まで感じたことのない感情に気付いた、それが何なのか今の拓也にはわからない、だが今はただ2人は強く抱き締め合い、決心を固めるのであった
それから数分が経過したが、忍者は戻ってこない
拓也「・・・やはり俺たちを置いて行ったみたいだな」
唯「・・・・うん・・・」
拓也「もうすこししたら移動しよう、ここにいてもいつかハンターがくる」
唯「わかったわ、拓也についてく」
拓也「・・・あっ、そういえば・・」
拓也はポケットから前に手に入れた粉薬を取り出す
唯「膨腹粉、膨乳粉、膨止粉・・・だっけ・・・結局それ何なのかな・・」
拓也「うーん・・・あの棒があったとこにあったのだからきっと武器だと思うんだけど・・・」
唯「でも粉って事は、吸うか飲むしか使い道無いわよ?」
拓也「・・・・試しに舐めてみるか・・・」
唯「えっ!?バカじゃないの!そんな何のかもわからないもの!」
拓也「わからないからこそだ、もしかしたらハンターに対抗できる力になるかも・・」
唯「毒って可能性もあるじゃない!それにネーミングからして嫌な予感しかしないわよ!」
拓也「・・・俺のカンによると、少しなら大丈夫だと言ってる」
唯「・・だめ!!拓也のカンでも絶対に!」
拓也「わかったよ・・・・あっ、あれは!!」
唯「えっ!なに!!ハンター!?・・・・・ってなにもいないわよ?・・・拓也!?」
なんと、拓也が粉を少量舐めてしまった
150
:
N.T
:2015/06/05(金) 23:32:26 ID:8TjY08bw
11、謎の粉
唯「あっ・・・うそ・・・拓也、なにして・・」
拓也「うーん・・・別に何ともないな・・・無味だ」
唯「ばかーーーーーーーーーーーーーーーー!」
パーン!!唯は拓也に平手打ちをする
拓也「いってぇー!悪かったって唯!それになにも起こらなかったんだからー」
唯「何か起きてたらどうするのよ!毒だったら死んじゃうのよ!」
拓也「言ったろ?俺のカンを信じろってー」
唯「バカ!もう知らない!・・・・でっ?・・何も起きなかったってことはそれ何なのよ」
拓也「さあなー?・・・うーん・・・」
唯「はぁ・・・どっと疲れたわ・・・全くもうー」
拓也「さてと、じゃあそろそろいくか!」
唯「あ、待ってよ・・」
拓也「んっ?どうした唯」
唯「拓也だけっていうのも嫌だから・・・私も試す・・」
拓也「ええ!?」
唯「だって拓也に何かあったら私も終わりだし・・それに拓也だけ危険なことをさせるっていうのも・・・いや・・・」
拓也「ええっと・・・わかった・・でも少しだぞ?すこーしだけ取って舐めるんだ」
唯「う、うん・・・わかったわ・・」
唯は拓也から粉を受け取ると、少量取って指に乗せた
拓也「俺が舐めたのはこの膨乳粉だな」
唯「私は・・・膨腹粉よ」
拓也「わかった、頑張れ唯!」
唯「うるさいわね!緊張してるんだから静かにして!」
唯は下を出し、指を近づけていく・・・
151
:
N.T
:2015/06/06(土) 16:37:27 ID:rNPvoe1A
一方・・・この施設のどこかにて・・
マスター「あら、席を開けてる間に大分減りましたねー・・・やはりルール説明を短縮したのが悪かったかなぁ」
マスター「残りはー・・75組ですかぁ・・ふむ、これならまだ追加はいいでしょうかね、皆さんはどう思いますか?」
???「マスターにお任せします」
???「あたしはぁーもっと多くしてほしいなぁー♪その方がもっと悲鳴が聞けそうだしー」
???「俺も同感だぜ!おいマスター!早く俺に行かせてくれよ!全員俺が破裂させてやんぜ!」
アムダ「勝手にしたら?でも私の獲物に手を出したら殺すわよ」
???「わーってるよ何度も何度も、春奈だっけか?そいつには手を出さねえよ・・・そんなことよりよ!俺とこれから遊ばねぇか!これでもかってくらい気持ちよく膨らませてやんぜ?」
アムダ「結構よ、あんたにされるくらいなら自分でした方が何倍もマシよ」
???「ふん、それは残念だな、最近とっておきのオモチャ手に入れたのによ!」
アムダ「それでマスター?私たちをここに集合させた理由って?」
マスター「そうですね、皆さんも揃いのようですし、本題に入りましょう」
???「何々!あたしたちの出番なわけ!?」
???「待てよ!俺だろマスター!俺に全部やらせてくれよー」
???「だまれ・・・マスターに従え」
アムダ「・・・・・」
マスター「頼もしい事ですね♪・・・ではお話します!これからのイベントについて・・ね・・」
152
:
N.T
:2015/06/06(土) 16:59:31 ID:rNPvoe1A
マスター「という感じです、いかがですか?」
???「マスターの命令に従います」
???「あたしも全然OKよ♪」
???「俺も問題ないぜマスター!」
アムダ「よくそんな酷い事考え付くわねぇー・・・マスター」
マスター「不服ですか?アムダさん?」
アムダ「いいえ?やるからには楽しそうだから賛成よ、でも・・・」
マスター「大丈夫ですよアムダさん、あなたのお目当てのペアだけはあなたにお任せしますから」
???「アムダがそんだけ執着するなんてなー、一度会ってみたいぜ」
アムダ「!!」
???「冗談だよ冗談!手は出さねぇよ!」
マスター「ということでこの件については皆さん賛成ということでよろしいですね?期待しておりますよ」
マスター「あ、あと何やら施設内に何やら招かざる客が入り込んでいると聞きます、皆さん十分注意してくださいね!・・・それでは、イベントのために準備しますかね・・ふふふふ」
ピッ・・・・マスターが新たに企むイベントとは?・・参加者達を襲う地獄へのボタンが押された・・
153
:
N.T
:2015/06/06(土) 17:33:56 ID:rNPvoe1A
唯「・・・・・」
拓也「・・大丈夫か?唯?」
唯「大丈夫よ!・・緊張してるだけだから・・拓也が大丈夫だったんだから・・これだって・・」
拓也「むっ、無理するなよな?」
唯「はぁーはぁー・・」
再度粉のついた手を舐めようと舌を近づける唯・・・
唯「・・・ペロ・・・・ごくん!」
拓也「・・・唯・・どうだ?」
唯「・・・特に何も起きないわね・・本当にただの粉みたい・・・」
拓也「やっぱりそうかー・・まあ一応持っていようぜ、いつ必要になるかもわからないし」
唯「そうね、あー緊張したわ・・」
拓也「唯って度胸あるよなーホント」
唯「拓也程じゃないわよ」
拓也「じゃあそろそろ行こうぜ」
唯「ええ」
その時だった・・・ごごごごごごご
唯「きゃあ!地震!」
拓也「でかいぞ!掴まれ唯!」
ごごごごごごごごご・・・
唯「とま・・った・・」
拓也「みたいだな・・・大丈夫か唯?」
唯「ええ、私は平気・・あ!見て!」
拓也「えっ?・・・あ!」
赤忍者「遅くなった、ふっいなくなってるかと思ったが」
拓也「なんだとー!」
唯「だめ拓也!・・・これからどうします?」
赤忍者「上を目指す、5階までもう何もない事がわかっている、6階へいくぞ」
唯「わかりました・・でも危険じゃ・・」
赤忍者「どこにいても危険なのは変わらん、覚悟を決めろ」
拓也「唯は俺が守る、絶対ハンターに膨らませたりしない」
唯「拓也」
赤忍者「ふん、上の階へ上がる度にハンターは凶暴になる、気を付けることだ」
唯「凶暴に・・・」
赤忍者「ではいくぞ・・」
唯「はい・・・あっ・・」
拓也「どうした唯?!」
唯「大丈夫、すこしお腹がズキっとしただけだから・・」
拓也「大丈夫か?」
唯「うっ、うん大丈夫、もう痛くないから」
拓也「そうか・・よし行こう」
拓也と唯は、赤忍者に連れられ6階を目指す・・・
154
:
N.T
:2015/06/06(土) 17:49:44 ID:rNPvoe1A
6階へ向かう拓也たち、忍者に案内されるまま階段が上がり続ける
唯「はぁーはぁー・・・うっく」
拓也「大丈夫か唯?さっきから何度かお腹を気にしてるみたいだけど」
唯「大丈夫よ・・何でもないわ」
拓也「でも・・すごい汗だぜ?」
唯「すこし疲れただけよ、大丈夫・・だから」
赤忍者「・・・・ちっ、もうすぐ6階だ、ついたら一度休憩する」
拓也「そうか!ありがたい!唯もうすぐだ!」
唯「うっ、うん・・」
そしてとうとう6階に到着する
赤忍者「ふむっ・・ここはそこまで荒らされてはいないようだ」
拓也「本当だ、下の階と違って綺麗のところが多いな」
唯「はぁーはぁー」
唯は壁に手を付き、お腹をさすっている
拓也「唯大丈夫か?」
唯「うん・・どうしちゃったんだろ・・なんか・・お腹がさっきから痛くて・・」
拓也「お腹が?・・・なあ忍者さん、この近くにトイレは・・・」
赤忍者「知らん、6階へ来たのは始めてだ、したければそこらへんでしろ」
唯「大丈夫よ・・はぁーはぁー、すこし休めば・・・治るから・・」
拓也「唯・・・」
赤忍者「あそこに像がある、そこで休むとしよう」
拓也「ああわかった、唯、俺の背に乗れ」
唯「えっ?・・ううん大丈夫・・ひとりで行ける」
拓也「遠慮すんなって、ほら」
唯「さわらないで!!!」
拓也「なっ!なんだよ唯・・どうしたんだよ!」
唯「あっ、ううん、何でもないの・・ごめんなさい・・」
赤忍者「・・・・・」
拓也「唯・・・どうしたんだよ・・・」
唯「はぁーはぁー・・・すこし休めば・・はぁーはぁー」
唯の身体に起こる異変・・・いったい何が・・・
155
:
N.T
:2015/06/06(土) 18:01:58 ID:rNPvoe1A
赤忍者「ふむ、なかなか見事な像だ・・・」
拓也「唯、大丈夫か?」
唯「うん・・・さっきよりは・・」
ぎゅるるるる
拓也「何の音だ?」
ぎゅるるるる
唯「ごめん、私のお腹の音よ・・」
拓也「ああそうか、そういやなんも食べてなかったしなー」
唯「うん・・・もうお腹・・ぺこぺこ・・・」
赤忍者「よし、お前たちはここにいろ、周りを見てくる」
拓也「おい待てよ!こんな未知のど真ん中にいろってか!」
赤忍者「すぐ戻る」
拓也「さっきなかなか帰ってこなかったじゃないか!」
唯「はぁーはぁー・・・うっく」
拓也「唯!?どうした」
唯「わからない・・はぁーはぁー、なんかお腹がズキズキって・・」
拓也「くそ、薬もないし、見た限りトイレもないし・・・どうすれば・・・」
赤忍者「・・・・これを使え」
拓也「袋とティッシュ?」
赤忍者「それを使って隠れて済ませろ、今はそうするしかない」
拓也「でっ・・でも・・・」
唯「大丈夫・・・頂戴・・・そこに隠れて済ませてくるから・・」
拓也「唯・・・わかった、できるだけ離れているから済ませたら呼んでくれ」
唯「うん・・・わかった・・・忍者さんごめんなさい・・足ひっぱちゃって・・」
赤忍者「ふん・・・さっさと済ませてこい」
拓也「それじゃあ行くな、何かあったら呼ぶんだぞ?」
唯「うん・・・」
唯は立ち上がると像の奥にある壁に隠れた・・・
156
:
N.T
:2015/06/07(日) 15:42:25 ID:/2Ak6Okc
唯「はぁー・・はぁー・・どうしちゃったんだろ・・私・・」
唯は壁に隠れると、上着をめくりお腹を確認する
唯「やっぱり・・お腹が張ってる・・・限界まで食べた後みたいに・・なんで・・」
その時ある事が脳裏に浮かぶ
唯「まさか、膨腹粉を飲んだから・・・でもあれは効き目がなかったはずなのに」
拓也には何も変化がなかった、だがそれしか思い当たる原因が考えられなかった
唯「とにかく拓也にバレないようにしなきゃ・・はぁーはぁー・・これ以上心配かけられない・・」
唯は忍者から受け取った袋を広げ、ズボンを下ろす
唯「これで治るかわからないけど・・腹痛は和らぐかもしれない・・早く戻らないと・・んっ」
・・・・・・
唯「嘘・・・出ない・・・何も・・・長い時間トイレに行ってないのに・・全然でない・・」
ぎゅるるるるる
唯「痛っ・・・・痛いよぉ・・・お腹が痛い・・・」
突然襲った腹痛にその場に座り込む唯
唯「どうしよう・・早く戻らなきゃいけないのに・・えっ・・・うそ・・」
唯は自分のお腹をさするとあることに気付く
唯「さっきより・・・・張ってる気がする・・・」
腹痛と張っていくお腹に恐怖し震えだす唯、この後唯に更なる恐怖が襲う・・・
157
:
N.T
:2015/06/07(日) 16:03:06 ID:/2Ak6Okc
一方拓也たちは
拓也「大丈夫かな、唯」
赤忍者「・・・・・」
拓也「なぁ忍者さん!なにか薬とかある場所知らないか!」
赤忍者「無いな、あるとするなら女体を膨らます事に関係した薬のみだ」
拓也「膨らます・・・薬・・・・あっ!」
拓也は手に入れた粉薬の事を思い出す
拓也「これ見てくれ、これは前に白い部屋で見つけた膨乳粉と膨止粉ってやつだ、あと唯が膨腹粉を持ってる」
赤忍者「粉薬か・・粒の薬なら見た事があるが粉は始めてみる」
拓也「これの効き目がわからないから、さっき忍者さんを待ってる時に俺飲んだんだ」
赤忍者「・・・・・」
拓也「でも俺に何も起こらなくて結局この粉が何なのかわからなかったんだけど・・・」
赤忍者「それで何が言いたい」
拓也「その後・・・唯も飲んだんだ」
赤忍者「・・・・・・・・なぜ飲ませた」
拓也「俺に何も起きなかったから・・私も試すって・・」
赤忍者「はぁ・・・愚か者め」
拓也「えっ?」
赤忍者「このゲームのルールを忘れたか、ハンターがペアの女のみを遅い、ありとあらゆる方法で膨張させ破裂させようとする」
拓也「まっ・・まさか・・・これって・・」
赤忍者「おそらくはその粉薬も、そしてこの施設内に存在する全ての薬は女にしか効き目がないのだ!」
拓也「そんな・・・俺・・なんでそんなことに気が付かなかったんだ・・・」
赤忍者「愚か者め・・・だが過ぎたことは悔いても意味がない、今はあの女を待つしかない」
拓也「くそ・・ごめん唯・・・俺・・・・俺・・・・」
その時だった・・・
唯「きゃあーーーー!!たっ拓也ーーーーーー!」
赤忍者「!?」
拓也「唯!?」
突然の唯の悲鳴、壁の向こうでいったい何が・・・
158
:
N.T
:2015/06/07(日) 16:30:28 ID:/2Ak6Okc
12、唯・・・膨張
唯「はぁーはぁーはぁー、お腹痛い・・・どうしよう・・」
お腹をさすりながら壁に寄り掛かる唯
唯「拓也を呼ぶしか・・・ううんダメ!・・それだけはダメ!多分原因はあの粉・・それを知ったら拓也が責任を感じちゃう・・」
唯「お願い・・早く治って・・・お願い・・」
ぎゅるるるる
唯「うっく・・・いっ、痛い・・・どんどん痛みが強くなってる・・」
増していく腹痛に鎮痛の表情を浮かべる唯
唯「もういやぁ・・・・なんで私達・・こんな目に・・・私達がなにをしたって言うのよ・・」
ぎゅるるるるるる
唯「あっ!痛い!・・くうううう」
ぎゅるるるるる・・・ゴプォ・・
唯「えっ・・何の音・・・お腹の中で・・何かが・・」
ゴポゴポゴポ・・・
唯「あ・・・あああ・・・お腹の中で・・・何か中で動いてる・・・」
唯のお腹に突然起きた異変・・・そしてついに・・・
唯「いや・・・何・・・何が起きるの・・私のお腹・・・怖い・・怖いよ拓也・・・たく!・・・うぐぅ!!」
ゴポォ!!!ぷくぅーーーー
唯「あっ・・嘘・・いや!・・おっ、お腹が・・お腹が膨らんで・・・」
ゴポォという大きな音と共に徐々に唯のお腹が膨張し始めた・・
唯「ひっ!・・何これぇ・・とま・・・止まらない・・ああいや!やだ!助け・・ああ助けて・・」
唯「きゃあーーーー!!たっ拓也ーーーーーー!」
遂に恐怖が限界に達し、大声で拓也に助けを求める
唯「ああああ、いやだ!膨らまないで!・・もう膨らまないで!!拓也助けてぇー!」
拓也「唯!どうした唯!!・・・ゆっ・・・唯・・・」
唯「うぇぇひっく・・・たぐやぁぁぁーーたすけて・・・うぐぅ!」
拓也が見たものは、膨張していくお腹を必死に抑え、涙を流し震えている唯の姿だった
拓也「ゆ・・い・・・そんな・・俺のせいで・・・唯ーー!」
拓也は唯の近くに寄り添い、唯の手を取る
唯「あああ・・拓也・・拓也ぁ・・・止めて・・私のお腹・・・膨らむの止めてぇー!」
拓也「唯!!待ってろ、今何とかするからな!!」
唯「うえええぇ、怖いよぉ・・やだよこんなのぉー!怖いよ拓也ぁ!・・たく・・・はぁぐ!!」
唯は大きく身体を仰け反ると、膨張のスピードが速まった、既に服の中にバスケットボールを入れたほどの大きさに膨れていた
159
:
N.T
:2015/06/07(日) 20:41:55 ID:/2Ak6Okc
唯「あぐぅー!・・助けて助けてー!」
お腹の膨張に脅え、足をバタバタとしながら暴れる唯
拓也「唯!落ち着け!落ち着くんだ!くそ・・どうしたら!」
唯「ひぃー!ひぃー!苦し、あぐぅ!苦しいよ拓也ー!」
既に臨月の妊婦ほどの大きさにまで達しつつある唯のお腹、唯の脳裏に浮かぶ最悪の結末・・
唯「いや・・いやよ!やだ!破裂しちゃう!!破裂したくない!もう止まってお願い!やだーーーー!」
拓也の手を強く握り、悲痛の表情で拓也を見る
唯「お願い助けて!私まだ死にたくない!死にたくないよ!!まだやりたいこといっぱいあるの!拓也ー!」
必死に命乞いする唯、だが唯のお腹の膨張は止まらない・・・
拓也「くそー!どうしたら止まるんだ!!うわあああああ!」
赤忍者「愚か者!お前が冷静にならずにどうするか!」
拓也「!?」
唯「ふぐぅー!・・ひぃーーーひぃーぐぅぅぅ!」
赤忍者「膨止粉だ!それを飲ませろ!それしか方法はない!!」
拓也「膨止粉?・・・そうか、もしかしたら!」
拓也は急ぎ膨止粉を取り出そうとする・・・だが・・
唯「ああ!!お願い離さないで!!助けてー!」
周りの声が聞こえないほど錯乱している唯によって両手が捕まれ身動きが取れなくなってしまう
拓也「唯!!離してくれ!大丈夫だから!膨止粉を飲むんだ!唯!」
唯「お願い助けてー!・・あああ!破裂しちゃう!もうこんなに大きく!いやーーー!」
刻々と近づく唯の破裂・・・果たして膨止粉で止まるのか!そして無事に飲ますことができるのか!
160
:
N.T
:2015/06/07(日) 21:09:44 ID:/2Ak6Okc
拓也「頼む唯!離してくれ!膨止粉が取れない!」
唯「いやぁーーー!破裂いやぁーーー!」
どんどんその大きさを増して膨張していく唯、今ではとうに妊婦を越え、いつ破裂してもおかしくなかった
赤忍者「ちっ、俺が取る!どこだ」
拓也「左ポケットに!」
赤忍者「これだな?おい、女!今飲ませてやるから静かにしろ!」
唯「んぎぃーー!苦しいー!いだいーーーーー!」
肉が伸びるミチミチっという音が鳴り出し、唯に声が届かない
赤忍者「止まれ!!口を開けろ!!」
唯「うぐぐぐぐぐぅううう!」
赤忍者「ちっ!だめだ、これじゃあ飲ませるのは不可能だ」
拓也「唯!!落ち着くんだ唯!!!聞いてくれー!」
ミチミチミチ・・・ぐぐぐぐぐ・・
唯「たく・・や・・・たくや・・たす・・・けぇ・・」
拓也「・・・・こうなったら・・忍者さん!俺の口の中に膨止粉を入れてくれ!」
赤忍者「なに!どうするつもりだ!・・・ええい!わかった、口を開けろ!」
拓也「あっ!・・・(唯・・・今助けてやるからな・・)」
そして拓也は唯に近づく・・・
唯「んっ!・・・・んっ・・・」
拓也は唯の口に直接溶けた膨止粉を口移しで流し込んだ
唯「んんっ・・・・」
拓也「ぷはっ・・・・飲むんだ唯!!」
唯「・・・ごくん・・」
赤忍者「間に合うか!」
唯「はぁー・・はぁー・・・」
ミチミチミチ・・・
拓也「頼む!間に合ってくれーーー!」
唯「あっ・・・あぐぅ!!!」
拓也「唯!!」
唯「はぁー・・・ふぅううう」
唯は大きく仰け反ったかと思うと、今まで暴れていた身体が静かになっていく・・
拓也「唯・・・あっ!唯のお腹が!」
唯のお腹が嘘のように見る見るうちに小さくなっていく・・・
赤忍者「間に合ったようだな・・」
拓也「ああ!唯!・・よかった・・」
唯「はぁーはぁー・・・」
ギリギリ破裂を回避した唯は静かに意識を失う・・
161
:
N.T
:2015/06/07(日) 21:24:55 ID:/2Ak6Okc
それから1時間は経過した時だった
唯「うっ・・うーん」
拓也「気が付いたか!唯!」
唯「あれ・・・ここは・・・私・・確かお腹が膨らんできて・・それで・・」
拓也「もう大丈夫だ!心配ない」
唯「だめ・・途中から思い出せない・・拓也が助けてくれたの?」
拓也「忍者さんが手伝ってくれて、それを俺が唯に・・な」
唯「そうだったの・・・思い出せない・・ごめんなさい・・」
赤忍者「気が付いたのか」
唯「あ、はいおかげさまで助かりました」
拓也「ああ、本当に助かった、ありがとう!・・ところで今まで何を?」
赤忍者「周りの掃除だ、ここで大騒ぎしてたからハンターが集まってきていたんだ」
唯「ご迷惑を・・・すいません・・」
赤忍者「ふん・・」
拓也「おい唯!もう立って大丈夫か?」
唯「ええ、もう大丈夫よ!ありがとう・・助けてくれて」
拓也「無事でよかった」
赤忍者「ふっ、だがまさか口移しとはな、考えたものだ」
唯「えっ?・・口移しって?」
拓也「あっ!ちょ!それは!・・えっとぉ・・」
唯「・・ふふっ・・ありがとう拓也・・嬉しい」
拓也「おっ、おう」
赤忍者「よし、ならそろそろ先へ進もう」
拓也「あっ、待ってくれ」
そういうと拓也は3つの粉を取り出し
拓也「これは捨てていく、こんな危険な物無い方がいい」
唯「・・・・」
赤忍者「そうだな、それが懸命だ」
拓也は粉をその場に置いていった
拓也「よし、いこう」
赤忍者「うむっ、ではこっちだ」
唯「あ、あの拓也?」
拓也「どうした?」
唯「さっきに口移しは・・・ノーカンで・・いいよね?・・私の・・・ファーストキス・・だから・・」
拓也「ごくっ!・・おっ、おう・・いいんじゃねぇか?ははっ!・・はは・・」
唯「また・・機会があったら・・その時に・・ね?」
拓也「ごくっ!」
赤忍者「・・・・・置いてくぞ」
拓也「ああ!すいません!」
こうして拓也たちは6階の探査を開始する
162
:
N.T
:2015/06/08(月) 19:08:26 ID:qjGzRL5s
6階の探索を開始した拓也たちは、あることに気付く
拓也「階が上がるにつれて部屋の数が少なくなっていってる気がする・・」
赤忍者「だがそのかわり、中の試練はそれだけ危険が増しているということだ」
唯「試練・・・というとどんなことが・・?」
赤忍者「生死をかけたものばかりだ、女は必ず膨張することになる、そういう試練ばかりだ」
唯「そっ、そんな・・」
拓也「大丈夫だ唯、俺たちは試練なんて受けない!ずっとこうやって逃げ続けるんだ!大丈夫、早く武器を手に入れてハンターから守ってやるから!」
唯「拓也・・うん、ありがとう」
赤忍者「他の参加者も同じリスクを背負っているのに、貴様は他人任せで生き延びようというのか」
拓也「そ、それは・・」
赤忍者「1つ教えてやろう、ハンターを退けるほどの武器もまた、各フロアにある試練を越えねば得られんぞ」
唯「そんな!・・それじゃあいずれ・・・私は・・・」
赤忍者「俺もずっとお前たちと行動するつもりはない、戦えん者はいらん」
拓也「守るための武器を得るのも・・・5個の宝を得るのも・・どのみち唯は・・・」
赤忍者「膨張する未来にある、しかも先ほど以上の大きさになる事もあり得るだろう」
唯「えっ・・無理よ・・無理よそんな!!だって・・あれ以上なんて・・・私耐えられるわけ・・耐えられるわけないじゃない!破裂しちゃうわ!」
赤忍者「そのためにこの施設のどこかにある薬を手に入れるのだ!そうすれば限界以上に膨張できる、破裂のリスクもそれだけ減るのだ」
唯「この先逃げる道を選ぼうと、戦う道を選ぼうと私は・・・膨張するんですね・・」
赤忍者「そういうことだ、このゲームに巻き込まれた時点で未来は決まっている、諦めろ」
拓也「そんな・・・そんなことって・・」
拓也は唯に目を向けた、唯は恐怖と絶望で震えていた
163
:
N.T
:2015/06/08(月) 23:02:49 ID:qjGzRL5s
それから拓也達は現れるハンターを倒しつつ、6階エリアを探索し続けた
赤忍者「ふむ、このエリアで怪しいのはここだけだな」
そこには大きな黒いドアがあった
拓也「確かに怪しいのはここしかなかったけど・・・」
唯「・・・・」
唯は震え続けていた、膨張が決定的となった現実に
拓也「なぁ、この中って・・・やっぱり・・」
赤忍者「勿論何らかの試練があろう」
唯「あっ・・あの・・・やっぱり私・・・」
赤忍者「強制はしない、だがこの悪夢がそれだけ伸びるだけだ」
唯「・・・それは・・・」
拓也「そういえば気になっていたんだけど・・」
赤忍者「なんだ」
拓也「このゲームは男女ペアのはずだろ?あんたのペアは?」
赤忍者「俺は参加者ではない」
拓也「えっ?でもじゃあなんで・・」
赤忍者「詳しい事は言えん、だが俺は参加者ではない、だから俺にペアなどいない」
拓也「そう・・なんだ・・」
唯「それじゃあ・・・女は私しかいないわけですね・・・私に膨らめってことですね・・」
拓也「唯・・・」
赤忍者「残念だがそういうことだ、見た限り6階にいるのは俺たちだけだ」
唯「・・・・」
赤忍者「これはお前だけの問題ではない、この男のためだと思え」
唯「拓也の?・・」
赤忍者「そうだ、共に生きて帰りたいなら今は耐えるしかない」
唯「拓也と・・・・帰りたいです、またいつもみたく一緒に登校して、拓也が野球部のキャプテンで私がマネージャーで・・そんな当たり前の生活に・・」
拓也「唯・・・でもそれじゃあ・・」
唯「怖い・・怖いけど・・・でも、今はそんなこと言っていられない状況・・・なんだよね」
拓也「そ、それは・・・」
赤忍者「決心はついたか?こうしている間にも時間は過ぎる、それだけ危険が増すぞ」
唯「・・・・行きます・・・行きます・・・・・・・・行きます・・・」
拓也「絶対俺が守る!絶対に!・・・だから一緒に帰ろう!」
唯「拓也・・・うん、頼りにしてる・・行きましょう」
赤忍者「よし、では行くぞ」
拓也達は黒い扉の中へと進む
164
:
N.T
:2015/06/25(木) 17:40:55 ID:x3FEq8JQ
黒い扉の中へと進む拓也達・・・
拓也「薄暗いな・・唯、手を離すなよ?」
唯「うん」
拓也「とにかくゆっくり進もう・・いくぞ」
拓也と唯は一歩づつ慎重に進んでいく・・プシャーーー!
拓也「うわっ!なんだ!」
唯「げほっ!ごほごほ!何・・煙が・・」
突然周りに白い煙が噴き出す
拓也「止まった・・・唯、大丈夫か?」
唯「うん、私は平気・・」
???「ようこそいらっしゃいました!」
拓也「なんだあいつ・・・黒い・・ピエロだ・・」
黒ピエロ「ふふふっ・・・歓迎しますよお2人さん?」
拓也「2人?・・あれ・・いつのまにか」
部屋に入るまでは一緒にいた赤忍者の姿がいつのまにかなかった
唯「あの人のことだから何かあるのよきっと・・・」
黒ピエロ「何をひそひそ話をしているのですか?・・・さぁ、こちらへどうぞ」
拓也「お前は何者だ!」
黒ピエロ「私はこの部屋の主でございます、私とゲームし勝てたなら素晴らしいものを差し上げましょう」
拓也「ゲーム・・・だと」
唯「拓也・・・」
唯の手が、拓也の手を握る力が強くなる
拓也「やるしかないのか・・・でも忍者の言うことが本当ならあいつの言うゲームを受ければ唯は・・・」
黒ピエロ「既にゲームは始まっています、無駄話は控えた方がいいですよー?」
拓也「なんだと?どういうことだ!」
黒ピエロ「ふふ、先ほど入り口でお2人にかかった煙・・・あれ何かわかりますか?」
拓也「あの煙のことか・・・・なんだ!」
黒ピエロ「ふふふ、いけませんねぇ・・・ゴミの置き捨ては・・」
拓也「ゴミの置き捨て?・・どういうことだ!」
黒ピエロ「わかりませんか?この部屋の前の廊下であなたが捨てたあれですよ・・・」
唯「!?・・嘘・・・それって・・」
唯の身体が震えだし、拓也に目を向ける
拓也「まっ、まさか・・・あの粉のことか!」
黒ピエロ「正解です!先ほどの煙は膨腹粉と膨乳粉を混ぜたものです」
唯「そっ・・そんな・・・」
165
:
N.T
:2015/06/25(木) 17:54:50 ID:x3FEq8JQ
拓也「飲んだか!?唯」
唯「たっ、多分飲んではいないと思う・・」
拓也「そっ、そうか・・・それなら・・」
黒ピエロ「残念ですが、あの粉は飲むだけじゃなく吸っても効果があるのですよ?ふふふ、あの粉を捨てずに持っていればよかったですね?」
唯「そんなぁ!拓也どうしよう!」
拓也「くそ!だがいつのまに粉を・・・廊下には俺たちしかいなかったはずだ!」
黒ピエロ「無駄話は控えた方がいいですよー?早くゲームを進めないと彼女さんが大変なことになりますよー?」
唯「拓也!」
拓也「唯、大丈夫だ!・・・ルールを教えろ!」
黒ピエロ「ルールは簡単です、あれが見えますか?」
拓也「あれは・・・」
黒ピエロ「あの箱は5つの鍵を使わないと開きません、そしてあの箱の中身は膨止薬となっております、見事5つの鍵を見つけ出せばゲームクリアとします!」
黒ピエロ「この部屋の中にある無数の箱の中の中に5つの鍵が隠されています!それをお2人で見つけ出してください!ねっ?簡単でしょう」
唯「5つの鍵って・・こんな広い部屋の中から探し出すなんて・・」
黒ピエロ「早く鍵を探し出さないとどうなるか、それは彼女さんがよーくお分かりですね?」
唯「い、いや・・」
拓也「くそぉ!唯いくぞ!早く探すんだ!」
唯「う、うん・・」
黒ピエロ「ご武運を祈ってますよ?ふふふ」
ついに始まった拓也、唯の初ゲーム・・・2人の運命は!
166
:
N.T
:2015/07/09(木) 17:13:05 ID:WSowosb6
拓也「1つずつ探しても時間がかかるだけだ、手分けして探そう!」
唯「う、うん」
拓也「何かあったらすぐに言うんだぞ?いいな?」
唯「うん、わかった」
唯は左へ、拓也は右の方へと向かい、無数の箱を開けて進む
拓也「くそ!どこにある!早く見つけないと・・早く・・・早く!」
黒ピエロ「さぁさぁ急いでー、早く見つけないと大変ですよーーほほほ」
拓也「うるせぇ!言われなくても探し出してやる!」
拓也は猛スピードで並んだ箱を開けていく
唯「拓也、私のためにあんなに急いで・・・・嬉しい・・私も少しでも役に立たなきゃ!」
拓也「これは!あった!1つ目の鍵だ!」
唯「拓也!」
黒ピエロ「これは驚きました、まさかこれほど早いとは・・・体力には自信があるのですね」
拓也「待ってろ唯、あと4つも見つけ出して助けてやるからな!」
唯「うん!」
それから拓哉は止まることなく箱を開け続ける、野球で鍛えた身体と体力が発揮されていた
唯「頼りにしてる・・・・信じてるわ拓也・・・・あっ」
ぎゅるぎゅる・・・
唯「この感じ・・・同じだ・・お腹の中に違和感が・・・でもなんで、前より早い・・」
とうとう唯の身体に異変が起き始める・・・
拓也「おりゃああああ!どこだー!」
唯「はぁ・・はぁ・・・待ってお願い・・まだ駄目!」
黒ピエロ「(どうやらもう効き目が出始めたようですね・・・あれだけの量を吸ったのですから当然ですか・・さて、これから面白くなりそうですね)」
拓也「唯、大丈夫かー?苦しくないかー?」
既に遠くにいる拓也からの声が響く
唯「あっ・・う、うーん!まだ平気ー!」
拓也「そうかわかったー!無理するなー?」
唯「ありがとー!頑張ってー!」
拓也「ここら辺はあとあそこだけか・・・よーし!」
唯「あぁ、拓也・・・好きだなぁ・・・やっぱり・・・」
唯の目から涙が流れ出す
唯「帰れる・・かなぁ・・はぁーはぁー・・私・・拓也と帰れるかなぁー・・ううぅ・・」
唯は自分の身体に目を向ける、目線の先には目に見えてわかるほど張ってきている腹部・・・そして
唯「胸が・・痛い・・・苦しい・・・」
感じたことのない胸の張り・・・唯の腹と胸の膨張の時が近づいていく・・・
167
:
N.T
:2015/07/09(木) 17:44:10 ID:WSowosb6
それから数分が経過した・・・
拓也「あった!2つ目!」
黒ピエロ「おめでとう、残りは3つです!良いスピードですよー」
拓也「よし、次はこっちだ・・・おーい唯!大丈夫かー!」
・・・・・・辺りに沈黙が流れる
拓也「唯ー?・・・唯!!大丈夫か!返事をしてくれー!」
唯「あ、ごめん!聞こえなかったー!・・わ、私は平気ー!」
拓也「・・・本当に大丈夫かー?」
拓也は唯のいる方へ向かおうとする
唯「大丈夫だから!お願い信じて!!」
拓也「唯、お前・・・まさか!」
拓也は異変に気付く
唯「お願い・・・・来ないで・・・・私は平気・・・それより早く鍵を・・・」
拓也「くっ・・・わかった!すぐ見つけるからな!絶対助けるから!」
拓也はスピードを上げて箱を開け始める
唯「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・」
ぎゅるぎゅる・・・
唯「痛い・・・痛い・・お腹が・・・胸が・・・」
ぎゅるぎゅる・・・ゴポ
唯「あ、いや!この音は・・・いや・・やだぁーーー!」
唯は咄嗟に走り出す・・・拓也の元へ・・・
拓也「んっ、唯?」
唯「いやぁーーー!助けて拓也!拓也ーーー!」
拓也「唯!どうしたんだ!」
近づいてくる唯の元へ拓也も向かおうする・・
唯「拓也ー!拓也ー!・・・私・・私もう膨らむのいやあああああ!」
ごぽぉ!!!
唯「膨らむのい・・・・いやあぐぅ!!」
ぷくぅーーー
唯「あ・・あああ・・・いやぁー!膨らんできたぁ!私のお腹がぁー!」
とうとう唯の腹部の膨張が始まった
拓也「唯!!くそ!まさかこんなに早いなんて」
唯「あぐぅー!」
唯の腹部が空気を送り込まれる風船のように膨張していく、またしても唯の着ているジャージを押し上げるように・・・
唯「たく・・・や!・・たすけ!・・わた・・し・・、まだ!・・まだ!あが!・・うあ・・む・・ねが・・」
唯が胸を抑え、苦痛の表情を浮かべる
唯「ぐ、ぐるじぃぃぃ・・はあぐ!」
ぷくぅ・・・
唯「あああああああ!胸が・・・私の胸がぁー!ああああああ」
とうとう胸の膨張までも始まってしまう、3つの風船が服の中で膨張していくかのような光景が目の前で起きている
拓也「唯!耐えてくれ!!すぐに残りの鍵を!・・・あっ、はは、あった!ほらあったぞ唯!3つ目だ!」
唯「たくやぁー!死にたくないーーーー!」
唯は号泣しながら必死の命乞いを叫ぶ、一緒に帰りたい、まだ想いも告げてない・・・だが唯の身体の膨張が止まらない・・
唯「うぐぇ!!・・・ぐぇええええ!・・・くっ・・くるし・・・破裂しちゃ・・・お腹が・・・胸が・・・破裂しちゃ・・うううう!」
拓也「うわああああああ!ゆいいいいいいいいいいいい!」
既にパンパンに膨れ上がってしまった唯、これ以上伸びないほどに張りつめたジャージ、唯は必死に膨張していくお腹と胸を抑え拓也を見つめる・・
168
:
N.T
:2015/07/18(土) 17:57:21 ID:geFHuggI
唯「うぐっ!・・・ああ・・・・拓也ぁ・・」
ビリッ・・ビリリ・・・という音と共に、パンパンに張っていた唯のジャージが裂け始めた
拓也「くそ!どうしたらいいんだ!こんな状態で残り2つに鍵を見つけ出すなんて間に合わない!」
唯「ううあ・・・拓也・・お願い・・こっちきて・・」
拓也「唯?・・」
唯「拓也・・・私・・・もう駄目・・・うぐぁああ・・駄目、みたいだから・・せっ、せめて最後に・・聞いてほしい事が・・」
拓也「唯!あきらめちゃだめだ!待ってろすぐ残りの鍵を!」
唯「拓也!」
唯の手が拓也の腕を掴む
拓也「唯・・・どうしてぇ!どうしてこんなことにー!」
拓也の目に涙が浮かぶ
唯「おねがい・・・ねっ?・・もうすぐ・・ぐうぅぅ・・わ、私のお腹と胸・・・は、破裂しちゃうから・・その前に・・聞いて・・・はぁ・・はぁ・・」
拓也「うううう・・どうしようもないのかぁー!くそぉーー!」
拓也「私ね・・・拓也に始めて会った時から・・ずっと・・・ずっと・・・拓也の事が・・・すっ・・・すっ・・!!あぐぁ!」
ブチィ!!ぷくぅーー・・・とうとうジャージが完全に裂け、膨張していく唯のお腹と胸が飛び出した
唯「あぐぁぁぁ!」
拓也「膨らむスピードが上がった・・・そんな・・・どうして・・」
黒ピエロ「衣服で押さえられて若干ですが膨張が抑えられていたのでしょうね、ですがそれも無くなってしまった今、膨張を押さえておく物が無くなったというわけですね、ほほほ!あとは破裂に向かって膨らんでいくのみです」
唯「うううううぅーーーー!・・たく・・や・・・私・・・わた・・し・・・・たく・・やが・・ずっと・・・す・・・ぎぎぎぎ!」
ミチッミチッ・・・・という音がお腹と胸から聞こえてくる
唯「お願い・・だからぁ・・ちゃんと言わせてぇ・・破裂する前にー」
既に唯のお腹と胸は妊婦の10倍というほどの大きさにまで膨らんでいた、真ん丸と膨れ上がったお腹、Zカップを超える大きさにまで膨れ上がった爆乳・・
黒ピエロ「どうしてこんなに大きく膨張できるのか・・・それが不思議って顔をしてますね?」
拓也「!?」
既に唯の身体は破裂していてもおかしくない大きさにまで膨張していた、だが未だに膨らみ続けている・・・拓也はそこに疑問を抱いていた
黒ピエロ「ほほほ、いいでしょう、教えて差し上げます、彼女さんの身体は・・・」
拓也「唯の身体は?・・・・」
黒ピエロ「まだ破裂しませんからご安心を・・・ほほほ」
拓也「なっ!なんだって!!!」
169
:
N.T
:2015/07/18(土) 18:22:26 ID:geFHuggI
拓也「まだ破裂しない?・・本当か!?」
黒ピエロ「ええ、この膨粉という薬はね、飲むと身体が膨張する罠というわけではありません、これは飲むことで膨張し膨止粉を飲むまでに膨らんだ大きさを身体に覚えさせ、次に膨張するときにはその30倍の大きさにまで膨張が耐えられるようになる効果のあるアイテムです」
拓也「そっ、そうだったのか・・・じゃあ唯は・・」
黒ピエロ「以前破裂寸前まで膨張した経験があるのであれば、彼女のお腹や胸が破裂する限界はその30倍、そうですねぇ・・・膨腹薬の15個分といったところでしょうか?おっと膨腹薬というのは・・・いや、いいでしょう、というわけですからまだチャンスはありますよ?残り2つの鍵、頑張れば間に合うかもしれません」
拓也「聞いたか唯!まだ希望はある!待っててくれ、必ず助けるから!」
拓也は涙を拭うと、駆け出し残りの鍵を探し出した
唯「あぐぅ!・・・た・・たく・・・たぐぅ!」
黒ピエロ「ほほ、まだ破裂しないとは言いましたが、その前に苦痛で彼女が死んでしまう可能性があるのですがね・・・まっ、それはそれで面白いですねぇー」
拓也「うぉおおおお!どこだーーー!」
唯「いっ・・・息が・・・できな・・・くるし・・うぶぅ」
唯は膨張していく胸に圧迫され呼吸が困難になっていた
唯「うぶぅー!ぷは・・たく・・・やぁ・・・」
ミチミチミチ・・・・唯の身体が破裂に向かって膨張していく、タイムリミットは近い
拓也「そういえばあの忍者はどこに行ったんだ・・くそっ、裏切ったのか!」
拓也は消えた忍者に憤りを感じていた
拓也「だが今は鍵が先だ・・・んっ?・・あ!あんなとこに箱が!・・・・あったぞ!4つ目の鍵だ!」
170
:
N.T
:2015/07/25(土) 22:47:19 ID:cLnE6Ub.
唯「たく・・・や・・・」
拓也「待ってろ唯!あと1つもすぐ見つけて助けてやるからな!」
黒ピエロ「面白くなってきましたねー♪頑張ってくださいね!」
拓也「はぁーはぁー・・・あと残るはあそこだけ・・・あそこに残り1つが・・」
ミジミジ!・・・
唯「!・・・たくやぁー!もうだめ!うっぐぁ・・・破裂するぅー!」
拓也「唯!・・なっ、うそだろ・・・」
そこには既に唯の姿は見えず、あるのは巨大に膨張し球体のようになった肉の塊が3つ・・・血管が浮き出て今にも破裂しようとしている
拓也「唯!くそ、早く探さないと!うおーーーー!」
拓也は急いで残りの箱を開けていく
拓也「これが・・最後の箱だ・・・はぁーはぁー」
拓也は最後の箱を開けた
拓也「なっ!・・・空だと・・・確かにすべての箱を開けつくしたはず!」
このフロアにある無数の箱を確かに全て開けたはず、なのに最後の1つが見つからないことに困惑する拓也
拓也「おい!どういうことだ!」
黒ピエロ「さぁー?見落とした場所があるのではないですかぁー?」
唯「うっ・・うううううううぅぅぅ!」
ミジミジ・・
拓也「もうどこにも開けてない箱なんてないぞ!最後の鍵はどこにある!」
黒ピエロ「さぁー?」
拓也「このやろう!!最初からクリアさせる気なんてないんだろ!」
黒ピエロ「さぁー?」
拓也「てめぇー、いい加減にしろ!」
拓也は殴りかかる
黒ピエロ「おっと、暴力はいけませんね!」
拓也「うわっ!」
唯「んっ!?」
ブチィ・・とうとう唯の身体の肉が裂け始めた、すでに子供が20人は入れるほどに大きくなったお腹と胸は限界だった
唯「んぐぅぅぅ!」
拓也「くっ・・・ゆ、ゆいぃぃ」
黒ピエロ「もう限界のようですね、残念です。もう間に合わないでしょう」
唯「・・・・・・・・・・・・」
拓也「ゆっ、唯?・・・」
唯から苦痛の声が聞こえなくなった・・・
171
:
N.T
:2015/07/25(土) 23:13:30 ID:cLnE6Ub.
ミジ・・ブツ!・・
拓也「うわぁぁあああああ!唯ーーーーーー!」
黒ピエロ「ほーほほほ!ゲームオーバーですね!残念で!」
赤忍者「ゲームオーバーが貴様だ」
黒ピエロ「ぎゃあ!?」
赤忍者「拓也!鍵だ!」
拓也「えっ?・・・あっ・・・おう!」
拓也は鍵を受け取るとすぐに膨止粉の入った箱へと駆ける
拓也「よし!これさえあれば!唯!」
ボォン!!!!
拓也「・・・・・えっ・・・・・・」
びちゃびちゃ・・・・ぼと・・・
拓也「ゆっ・・・ゆい?・・・・うそだろ・・・」
赤忍者「・・・・・・」
黒ピエロ「ひっ、ひひひ・・・ざっ・・ざんねん・・・でした・・・ね・・・」
拓也「・・・うっ・・・うそだ・・・うそだうそだうそだうそだうそだーーーーーー!」
唯の身体は限界を超え・・・拓也に目の前で無残に破裂した・・・
赤忍者「間に合わなかったか・・・」
拓也「あっ・・・あああ・・・唯・・・」
唯の元へ足を進める拓也、辺り一面に流れ出る唯の血を踏みながら・・・
拓也「唯・・・唯ぃぃぃぃ!!!」
唯の大きく膨張していたお腹と胸の肉が嘘のように元の大きさへと戻っていく・・・大きく裂けた状態で・・
拓也「唯・・・・ごめん・・・ごめん・・・守ってやれなかった・・・助けてやれなかった・・・」
唯の身体を抱きかかえる拓也、だが唯は動かない・・・
赤忍者「・・・拓也、一度出よう・・・話がある」
拓也「今まで何をしていたんだ!!!!この裏切り者!!!」
突然大声を張り上げる拓也
拓也「突然いなくなりやがって!!偉そうな事言ってたくせに肝心なとこでいなくなって何が話があるだ!!唯は・・・唯は死んでしまった!!!これ以上俺に何をしろって言うんだ!」
赤忍者「その理由も後で話す、とにかく外に出るんだ」
拓也「・・・なせてくれ・・・」
赤忍者「・・・んっ?」
拓也「俺を死なせてくれ・・・唯が待ってる・・・一緒に逝ってやらないと唯が寂しがる・・・」
赤忍者「バカなことを言うな!!いいから来い!」
拓也「離せ!!俺を殺せーー!唯が待ってるんだーー!」
ついに破裂し、その命を散らした唯・・・・赤忍者が語る事とは?
172
:
N.T
:2015/07/25(土) 23:47:57 ID:cLnE6Ub.
一方、施設のどこかで・・・
マスター「どうやら準備ができたようですね」
???「ああ!そのようだな!ワクワクするぜ!」
アムダ「・・・・・」
???「お見事ですマスター」
???「きゃは♪たのしみぃー!」
マスター「皆さんの役目は既に通達した通りです、よろしくお願いしますね」
???「おう!わかったぜ!任せときな!」
???「仰せのままにマスター」
???「OK♪」
アムダ「マスター?私には何も来てないんだけど」
マスター「ああー、アムダさんには特別なことを頼みたいのです」
アムダ「特別な?それは?」
マスター「あなたはあの春奈という娘に御注進の様子、ですが私どもとしてはゲームに関係ない感情は止めていただきたいので・・・」
アムダ「・・・・それで?なにがいいたいの?」
マスター「できるだけ早くその娘の排除を命じます」
アムダ「あんたに言われなくたってそうするわよ!私には私のやり方が!」
???「それが待てねぇって言ってんだよ!なんなら俺が代わりに可愛がってやってもいいんだぜ?」
アムダ「きさま!」
マスター「喧嘩はそこまでにしてください、いいですがアムダさん?あなたの役割は早急にその娘との因果を立ちなさい、さもなくば・・・わかりますね?」
アムダ「ちっ・・・・わかったわ・・・」
マスター「よろしくお願いしますね!ああよかったこれで一安心、ふふふ楽しいイベントになりそうです」
ついに動き出す更なる試練、参加者達の運命は!
173
:
N.T
:2015/07/26(日) 11:32:29 ID:0WPQ1EiQ
フロアを後にした拓也と赤忍者、拓也の腕には唯の遺体が抱かれていた
拓也「・・・・・・・」
赤忍者「よし、ここでいいだろう」
拓也「・・・・・・・」
赤忍者「おい拓也、いつまでそうしている、しっかりしろ」
拓也「失格した参加者で残った者はいつ帰れるんだろうな・・・・」
赤忍者「・・・・・」
拓也「早く元の世界に帰って・・・・自殺して・・・・唯を追いかけなきゃ・・・・」
赤忍者「ふざけたことを言うな!いいか!よく聞け!失格した参加者はすぐに強制送還となる!だがお前は未だにここにいる!その意味がわかるか!」
拓也「・・・・でもここに唯が・・・・破裂して死んだ唯がいるじゃないか・・・」
???「拓也・・・」
拓也「ああ・・・唯・・・ごめん・・・ごめんな・・・」
???「拓也ってば」
拓也「ははは、唯の声が聞こえる・・・・迎えに来てくれたのか唯?」
???「もう!しっかりしてよ拓也!」
パンッ!
拓也「いって!!何すんだよ唯!・・・って、あれ・・・」
唯「拓也・・・私よ」
拓也「唯・・・・あれ・・・どうして・・・」
赤忍者「だから話を聞けと言ったんだ・・彼女は無事だ、その抱いているものをよく見ろ」
拓也「えっ?・・・・こっ、これは!」
赤忍者「それは俺がすり替えた人形だ」
拓也「えっ・・・それじゃあ唯は・・・」
唯「うん、私は無事よ?悲しませてごめんね・・・」
拓也「ううぅ・・・ゆいーーーーーーーーーーーーー!」
唯「きゃあ!ちょ、ちょっと拓也!」
拓也「よかった・・・本当によかった!!唯が生きてた!無事だったー!」
唯「もう・・・拓也ったら・・・ぐすっ」
拓也「ああ、すまん・・・いつのまに唯をすり替えたんだ?」
赤忍者「お前があのピエロに殴りかかった時だ、こんなこともあろうかと膨止粉を予備していたんだ、俺はその隙に膨止粉を飲まし、代わりにこの人形を作りだしてすり替えたんだ」
拓也「そっ、そんなことをあの一瞬で・・・」
赤忍者「ふっ、俺を誰だと思っている」
唯「私も、もう駄目なんだと思った・・・このまま破裂して死んじゃうんだって思ってた」
拓也「唯・・・ごめんな、守るって言ったのに怖い思いさせて・・」
唯「ううん、拓也が私のために必死に頑張ってくれたのわかってるから・・・だから私も耐えられた」
赤忍者「それにこのフロアでの試練のおかげでこの女はとてつもない力を得た」
唯「えっ?私が・・・?」
赤忍者「あの膨粉というアイテムを使って最後に膨らんだ大きさから何倍も膨張できるようになる効果がある」
拓也「そういえばそんなこと言ってたな・・・」
赤忍者「この女は先ほどまで自分の身体が隠れてしまうほど大きく膨張していた、だから今お前の身体はあの大きさの何倍の膨張にも耐えられるようになっている、もはやそっとの膨張では破裂することは無いだろう」
唯「よっ、喜んでいい事なのかな・・・」
赤忍者「だからと言って拓也がお前を守る力がなければいずれは破裂する運命だ」
拓也「ああ、わかってる・・・唯、もう怖い思いはさせないから!」
唯「うん、信じてる」
赤忍者「よし、では進むとしよう・・むっ!」
突然忍者が姿を消すと、目の前にスクリーンが現れた
唯「あ、あれは・・・」
マスター「皆さん元気ですかー!」
174
:
N.T
:2015/07/26(日) 11:52:59 ID:0WPQ1EiQ
拓也「あいつは!」
マスター「参加者の皆さんにご報告です!現在生き残ったペアは68組です!ですが未だに宝は発見されず5つのままです」
拓也「68組・・・・」
マスター「そこで皆さんに少しでも助けになるようにと、あるイベントを用意しました!」
唯「イベント?・・・」
マスター「それではイベントの準備をいたします!」
拓也「イベントの準備って・・・」
唯「きゃあ!」
拓也「唯!どうした!」
唯「わからない!何か私の背中に!」
拓也「背中?・・・なんだこれ・・・缶?」
突然唯の背中に謎の缶が取り付けられた、そしてその缶には一本の管が・・・
拓也「なんだよこれ!くそ!取れねぇ!」
その缶から伸びた紐ががっちりと唯の身体を縛り、まるでリュックを背負っているようになっていた
唯「うう、なによこれー」
その時だった、シュルシュルっという音と共に缶が伸びた管が動き出した
拓也「うわぁ!なんだ!」
シュルシュルシュル・・・シュ!!!
唯「ひっ!あぐっ!!!・・・あっ・・・あっ・・・あああ」
拓也「一体何が・・・!?・・・唯!!」
拓也の見たのは、缶から伸びた管が唯の肛門に挿入されていく光景だった
唯「うあっ・・・いっ・・いた・・痛いーーー!」
ぐぐぐぐっ、ズブッ!
唯「あああああああーー!いやぁぁぁぁあああああああああ!」
その管が完全に唯の中へと挿入されてしまった
拓也「唯!!」
マスター「準備完了です!ではイベントのルールをお知らせします」
ついに始まるイベントとは?
175
:
N.T
:2015/07/27(月) 23:48:30 ID:gDat3Ox6
唯「ううぅー、抜いてー!これ抜いてー!」
拓也「唯!くそ、こんなもの!」
マスター「あーっとその前に、取り付けられた物を無理に外そうとしない方がいいですよー!そんなことしたら大変なことになりますので」
拓也「なんだって!」
マスター「ではイベントのルールを説明します!」
マスター「これから参加者全員にあるお題が届きます、背中に取り付けられた物にお題が表示されますので忘れずにご確認ください」
拓也「これのことか・・・」
マスター「お題には、内容、制限時間などが表示されますので参加者の皆さんで力を合わせてお題を達成してください」
マスター「ちなみに、参加者全員が同じお題というわけではありませんのでご注意ください」
マスター「数々のお題をクリアし、どなたかが最後のお題をクリアした瞬間イベントは終了です!」
マスター「クリア報酬はなんと!1つの宝の位置が記された地図を参加者の皆さん全員に!そして最後のお題をクリアしたペアには膨腹薬、膨乳薬を5つ差し上げます!」
唯「最後のお題を誰かがクリアすれば・・・・」
拓也「参加者全員で協力ってことか・・」
マスター「ただし!もし制限時間までにお題をクリアできなかったペアはその場で失格となり、背中の器具から空気が送り込まれその場で破裂していただきます」
唯「そっそんなぁ・・・」
マスター「無理に器具を外そうとするとペナルティとして空気が流れ出し破裂することになりますのでご注意ください」
拓也「あ、危なかった・・・」
マスター「このイベントの終了期限は2日です、もしそれまでに最後の課題がクリアされなかった場合は・・・」
拓也「されなかった場合は?・・・」
マスター「参加者の女性全員その場で破裂していただきます、即ちゲームオーバーです」
唯「いっ・・・いやぁーーーーーーー!」
拓也「唯!落ち着け唯!」
唯「拓也!私怖い!怖いよー!」
拓也「唯・・・・くそぉ!ふざけやがってー!」
マスター「それではイベントを始めたいと思います!皆さんのご健闘に期待しております」
176
:
N.T
:2015/07/28(火) 00:24:36 ID:Mk6h8ca.
13、DEAD OR ALIVE
マスター「それでは!スペシャルイベント、DEAD OR ALIVEスタート!!」
その声と同時にスクリーンが消えた・・・・
拓也「DEAD OR ALIVEだと・・・くそ!」
唯「うう・・・ぐすっ・・・」
ピピッ
拓也「んっ、なんの音だ・・・?」
唯「背中のこれから聞こえたわ」
拓也は唯の背中に取り付けられた器具を覗く
拓也「あ、何か文字が現れたぞ!これが課題か!」
唯「なんて書いてある?」
拓也「えっと・・・ハンターを・・・・三体・・・・倒せ・・・・ハンターを三体倒せって書いてある!・・・制限時間は・・・二時間だ!」
唯「それじゃあ二時間以内にハンターを三体倒せなかったら、私は空気を流し込まれて破裂するまで膨らまされるってこと・・・よね・・」
拓也「そうはさせない!今度こそ唯を守るんだ!」
赤忍者「ならばぐずぐずせず行くぞ、お前でも倒せそうなハンターを探さなければ」
拓也「うわぁ!びっくりしたぁ!脅かすなよ・・・」
赤忍者「勝手に驚いたのはお前だ、仕方ない、これを使え」
そういうと赤忍者は何かを取り出した
拓也「これは・・・バット!」
赤忍者「さっき偶然見つけてな、手ぶらよりはマシだろう」
唯「ありがとう忍者さん!・・・ふふふ、やっぱり拓也はバットが似合うわね」
赤忍者「どういうことだ」
唯「拓也は野球部のキャプテンなのよ!エースだったんだから!」
拓也「なんで唯が自慢げなんだよ・・・」
赤忍者「ほうー、ならば最適な武器だったわけだな、こいつでハンターをぶちかますといい」
拓也「バットをこんな使い方したくないけど・・・そうも言ってられないな!おう!任せとけ!」
唯「頼りにしてるわ拓也」
赤忍者「よし、では行くとしよう」
拓也「ああ!まさかこっちからハンターを探すことになるなんてな」
拓也達は課題を果たすため行動を開始した、イベントDEAD OR ALIVEがついに幕を開けた
177
:
N.T
:2015/07/28(火) 14:15:26 ID:Mk6h8ca.
赤忍者「比較的弱いハンターは下の階にいる、下の階へ戻ろう」
唯「そうですね、ハンターは上に行くにつれ凶暴になっていくって言ってましたしね」
拓也「そうだな、じゃあ一度下へ戻ろう」
拓也達は階段を降り、下の階へと向かう
唯「んんっ・・・」
拓也「どうした唯?」
唯「あ、ううん、お尻に入ってるのが歩くたびに・・・ね・・・」
拓也「そうか・・・ごめん」
唯「拓也のせいじゃないわ?私は平気よ」
赤忍者「どのみち今は我慢するしかあるまい・・・・んっ・・」
唯「どうしました?」
赤忍者「何か聞こえる・・・・耳を澄まして見ろ」
・・・・・・・ピッー・・・・・・
拓也「あ、本当だ・・・何か聞こえる・・・」
唯「この音って、背中の器具から鳴ってた音じゃない?」
・・・ピッー・・・ピッー・・・
赤忍者「音が近づいてくる・・・2人とも気を付けろ」
ピッー・・・ピッー・・・ピッー・・・
唯「音が近いは・・・それに、何かほかにも・・・」
???「いやぁーーーーーー!助けてーーーー!」
拓也「悲鳴だ!」
ピッー!・・ピッー!・・ピッー!・・
唯「あそこ!あそこ見て!女性がいるわ!音もそこから・・・どんどん音も早く・・」
???「おい!杏子!落ち着くんだ!」
杏子「いやー!抜いて!これ抜いて早く!敏夫君!」
ピー、ピー、ピー、ピーーー!ピーーー!
拓也「やはりこの音はあの女の人の背中のやつから鳴ってるんだ!いったい何が・・・まさか!」
杏子「いやぁーー!助けて―!」
ピーーーーーー!ピーーーーーーーー!プシューーーーーーーー!
杏子「ひぃ!いやぁーーー!」
敏夫「京子ーーー!」
唯「こ、これって・・まさか・・・」
拓也「時間切れやペナルティーの・・・」
プシューーーーー!
杏子「いやぁーーー!空気が流れ込んでくるぅーーー!助けてー!」
178
:
N.T
:2015/08/03(月) 17:03:12 ID:nbQVsy1I
唯「うっ、酷い!」
あまりの光景に目をそらす唯
杏子「いやぁーー!助けて敏夫ー!入ってくる!私の中にーー!」
杏子という女性の中に空気が送り込まれていく
敏夫「杏子待て!今こんなもの抜いてやるから!くそ、こんなものーーー!」
男は彼女に挿入された管を力一杯に引っ張る
杏子「いっ!痛い痛い痛いーーー!」
だが抜ける気配もなく、ただ激痛が彼女を襲った
シューーーー!
杏子「うわぁあああ!いやいやいやいやいやいやぁーーーー!!!」
それほど勢いは強くないものの、確実に空気は彼女の中へと送られ・・・
杏子「あっ・・・・ああ・・・・あああああ!いやぁあああああ!お腹が・・私のお腹が膨らんでるーー!」
錯乱する彼女は自分のお腹に目を向けると、そこには今まで細かったお腹がゆっくりと膨張していく光景だった
杏子「敏夫助けてお願い!怖い!私怖いよ―――!」
必死に膨張していくお腹を抑え、恋人に悲痛の顔を向ける
シュ――――!
敏夫「どうしたら・・・ああ、どうしたらーー!」
男は焦って取り乱し、ただ目の前で起こっている状況を見ていることしかできなかった
拓也「くそ!あの男見てられない!助けにいこう!」
赤忍者「待て!下手に関わると被害を受けるぞ!ここのマスターを性根が悪い、どこにペナルティーが隠されているかわからん」
拓也「でも!・・・くそぉ!」
杏子「ふっぐぅぅうう!お腹がぁ!もうこれ以上膨らまないわぁー!破裂しちゃう!いや!破裂いや!死んじゃう!破裂して死んじゃうーーー!」
空気が送られ始めてから数分、とうとう彼女のお腹は妊婦のような大きさにまで膨張していった
敏夫「えっとー・・えっとーー、うわあああ杏子ーー!」
杏子「ぐっ・・・ぐるじーーー!」
ミチミチというお腹の肉の悲鳴が聞こえだす・・・
赤忍者「くそ!ここを通るのはこの道しかない・・・」
唯「もういや!見たくない!聞きたくない!」
しゃがみ込む唯
拓也「唯!」
179
:
N.T
:2015/08/03(月) 17:20:35 ID:nbQVsy1I
唯「怖いの!次は私かもって想像しちゃって・・・ううぅ、どうしてこんな目に!」
杏子「助けてよーーーー!ねぇってばーーー!」
突然の大声が鳴り響く
敏夫「うわぁ!きょ、杏子!!」
なんとか彼女はすがる思いで恋人に抱き付き転倒、恋人の上に追いかぶさり、大きく膨張していくお腹で押しつぶしてしまう
敏夫「うぷぅ!・・・おぶぅぅぅ!」
杏子「ぐっ・・ぐぅぇー!」
ミチミチ・・・ミヂィ!
杏子「はれづじぢゃ!!はっ・・・はれ・・・たず!・・だずげ!」
ミチミチミチミチ・・・
敏夫「んんんんんんんんー!んーーーー!・・・」
シュー!
唯「いやああああ!」
拓也「耳を塞げ!!見るなー!」
杏子「うっ!!・・・もうだべぇ!・・ううぅーー!じにだぐなーーーーーだずげ!」
バァアアン!!!!
唯「ひぃ!!」
拓也「うっ!」
とうとう彼女のお腹は限界を超え無残に弾け飛んだ・・・
赤忍者「・・・・・行くぞ、時間が迫っている」
拓也「・・・・いこう、唯」
拓也達は杏子の遺体を横目に道を通り始める
赤忍者「・・・・どうやらあの女の恋人も手遅れのようだな」
彼女の膨張していくお腹に圧迫され、窒息死していたのであった
拓也「なんて・・・なんて酷い事を考え付くんだ・・・」
赤忍者「とにかく今は先へ進もう、早く課題をクリアしなければ」
唯「うううぅ、女の子をあんな・・風船みたいに膨らませて何が目的なのよ!」
声を荒げる唯
拓也「ああ!絶対マスターをとっ捕まえてやる!」
拓也達は先へと進む・・・
180
:
N.T
:2015/08/10(月) 18:28:14 ID:e1BZRNOg
赤忍者「むっ、見ろ!あそこにハンターがいる」
そこには見覚えのある小さな掃除機のようなハンター
拓也「あれなら前に倒したことがあるぜ!待ってろ唯」
唯「う、うん」
バットを握りしめ、拓也はそっとハンターへ近づく・・
拓也「ハンターは女性しか襲わない・・だから男の俺が近づいてもハンターは無防備だ・・」
そして・・・
拓也「てやぁあああ!」
バキッ!!・・・
拓也「やった・・どんなもんだ」
ピッ
赤忍者「どうやら成功のようだ、1つカウントされている、あとは2体だ」
唯「拓也ー!1体カウントされたってー!」
拓也「おおそうか!よかった」
赤忍者「よし、ではこのまま進むぞ、おそらくこの階のハンターは皆雑魚だ」
それから拓也達は歩き続け、もう1体のハンターを撃破、残りは1体となる
拓也「いい気分だぜ、散々追い回された恨みをはらしてやる」
唯「でも、無理はしないでね?」
拓也「わかってるさ、唯は絶対守るから」
赤忍者「いたぞ、ハンターだ」
唯「何あれ・・見た事のないハンターだけど・・」
そこにはスライムのような物体が動いていた・・
拓也「見るからにと弱そうだぜ、待ってろ?すぐ倒してくる」
赤忍者「待て!」
赤忍者はハンターの元へ走る拓也を追っていく
バキン!
拓也「やったか!」
にゅるにゅる・・・
赤忍者「馬鹿者!よく考えろ!ジェル状の者にバットが効くはずがあるまい!」
その時だった・・・にゅるにゅる・・・ビシュン!!スライムは突然猛スピードで移動し、唯の方へと近づいていく
赤忍者「なっ!しまった!」
唯「きゃあ!!むごっ!」
拓也「唯!」
スライムは唯に飛びかかると、唯の口の中へ飛び込んでしまう
唯「うむぅ!むご!もがが!」
唯の元へ戻る拓也と赤忍者・・だが・・・にゅるん・・・スライムは唯の中へと完全に侵入してしまう・・・
唯「んぐっ!・・はぁ・・はぁ・・」
拓也「唯!大丈夫か唯!」
唯「ううん、私は平気・・あうっ!!」
突然お腹を抑えてうずくまる唯
拓也「どうした!?」
唯「わっ・・わからない・・お腹・・がぁ・・・」
すると・・・・・ぷくぅぅぅぅ
唯「えっ、なに・・・えっ・・・あっ・・・いやぁーーー!」
唯のお腹がどんどん膨れ上がっていく
拓也「唯!・・まっ、まさか今のスライムが中で・・・」
唯「たっ、助けて拓也!どうしよう!止まらない!膨らむぅー!」
凄まじい勢いでどんどん膨れ上がっていく唯・・・
拓也「吐け!吐くんだ唯!」
唯「うえっ!うええ!だめ!出ない!お腹膨らんじゃう!」
181
:
N.T
:2015/08/15(土) 16:28:19 ID:vQP/iR.w
ぷくぅー
唯「拓也早く何とかしてぇー!おっ、お腹がぁー!」
体内のスライムがどんどん膨れ上がり、唯のお腹はどんどん大きく膨張していく
拓也「待ってろ今すぐ何とかするからな!・・だが中から取り出す手段なんてあるのか・・くそ!考えている時間がない!」
拓也は膨張していく唯のお腹を触り、強く押したり叩いたりと思いつく限りの行動にでる
唯「痛い!痛いってば拓也!」
拓也「ああ、ごめん唯!でもこれしか方法が・・」
そんな時にも唯のお腹はどんどん大きさを増し、あっという間に大型トラックのタイヤほどの大きさにまで膨張していた
赤忍者「もし粉の効果がなければ既に破裂していたな・・・」
拓也「んなこと冷静に言ってる場合かよ!なんか方法はないのか!」
焦る拓也・・・
唯「んっ!・・たっ、拓也落ち着いて!・・私まだ・・・大丈夫だから・・」
拓也「えっ?
唯「すこし苦しいけど・・あくっ・・・でもまだ余裕がある気がするの・・・だから落ち着いて」
破裂の危機にある唯から落ち着くようにと言われ、動揺する拓也
赤忍者「だがこのまま何もできなければどのみち破裂する、早く手を考えるぞ」
拓也「あっ、ああそうだな」
だが色々な方法を試すも進展がなく、数分が経過した
唯「あっ・・・あうぅ!・・くっ、苦し・・」
既に唯のお腹は先ほどのフロアと同じ大きさにまで膨れ上がっていた
拓也「くそ!体内にいるんじゃどうしようもないじゃないか!」
唯「たっ、たく・・たすけ・・・!うぶぅ!」
唯の顔が膨張したお腹に隠れてしまった
赤忍者「万事休す・・か・・」
成すすべもなく時が過ぎ、唯のお腹は止まることなく膨張し続ける・・・
182
:
N.T
:2015/08/15(土) 16:44:53 ID:vQP/iR.w
唯「んっーーー!んぐぅーー!」
ぷくぅーっとその大きさを増していく唯
拓也「くそぉ!止まれーーー!」
膨張していく唯のお腹を必死に抑え、大声を上げる
赤忍者「このままでは窒息する!ふん!」
赤忍者は唯の身体を凄まじい力で持ち上げ、壁に横たわらせる
唯「はぁーはぁー、たくやぁ・・・ううぅ」
恐怖の顔を浮かべる唯・・・そんな時だった
唯「・・・あ・・・あれ・・・」
拓也「どうした!?」
子供が10人以上入れそうなほどにまで膨れ上がった唯のお腹、だが・・・
唯「とま・・・った?・・・」
赤忍者「なに?・・・むっ・・・」
拓也「ほっ、ほんとだ・・・止まってる・・・」
なんと唯の膨張が完全に止まっていた
拓也「だけどどうして・・一体何が・・」
唯「あああ・・・お腹が・・小さく・・・なって・・」
見る見るうちに縮んでいく唯のお腹
唯「うっぷ!!」
拓也「唯!?」
唯「おえーーーー!!」
ドボドボっと唯の口から吐き出されるスライム、そして唯のお腹は完全に元のサイズへと戻っていった
唯「はぁ・・・はぁ・・・たく・・やぁ・・」
拓也「唯!大丈夫か!」
赤忍者「ふむっ・・・なるほどな・・」
拓也「何かわかったのか!?」
赤忍者「このジェルのハンターは既に死んでいる、おそらくこいつの膨張限界を超えたのだろう、ふっ、お前を破裂させる力はもはやこの低層のハンターにはないということだろう」
拓也「そういうことだったのか・・あっ!背中の装置が!ミッションクリアになってる!」
唯「えっ?ほんと!?」
赤忍者「ふっ、お前がこのジェルのハンターを倒したのだ、その身体でな」
唯「よっ、喜んでいいのかな・・・・」
拓也「とりあえず助かってよかった!俺も・・もっとしっかりしないと・・・」
赤忍者「とりあえず今はここで休もう、おそらくまた新しいミッションがはじまるはずだ」
183
:
N.T
:2015/10/05(月) 18:54:51 ID:2HG07pHE
それから数分が経過した時だった、ピピッ
唯「あ、拓也また」
拓也「次の課題か!?」
新たな課題が唯の背の機械に表示される
拓也「6階へ・・・たどり着け・・」
赤忍者「俺たちが最初にいた階だ、ちっ、下りたり上がったりめんどい事だ」
拓也「とにかく簡単な課題でよかった、行こう唯」
唯「うん」
拓也達は6階へと足を進めた、一度訪れた場所だけあり、難なく駆け上がっていく
拓也「他の参加者達大丈夫だといいけど・・またあんな酷い事になってないといいが・・・」
赤忍者「気にするな、今は自分たちの事だけ考えろ」
拓也「でも!」
赤忍者「お前がそんなでは、次はその女の番がかもしれんな」
唯「・・・・・!」
拓也「そんなことさせない!」
赤忍者「ふん」
そして5階へ到着した時だった、複数の場所からピッー!ピッー!ピッー!という音が鳴り響く
唯「こ、この音は」
拓也「これはペナルティーの音!しかも今度は多い!どこだ!」
辺りを見渡す拓也達、ピッー!ピッー!ピッー!ピッー!ピッー!ピッー!
拓也「あっ!あそこだ!」
拓也が指差す方向には、今まさに4人の女性がペナルティーを受けようとしている地獄絵図だった
184
:
N.T
:2015/10/07(水) 00:15:18 ID:R4hzRXZU
ピー、ピー、ピー
女性A「嘘よ!いや抜いて!ねぇ抜いてーー!」
女性B「だから言ったのよ!こっちはダメだって!!」
男性B「そんなこと言ったって!」
女性C「うわーーん!こわいよーーーー!」
男性C「おちつけ!今何とかする!」
女性D「やだ!やだやだー!死にたくない!これ止めて―――!」
ピーピーピーピーピーーーーーーーーーーーーーーーー
唯「いや!もういやあああ!」
拓也「見るな唯!耳を塞ぐんだ!」
ぷしゅうううううううううううう!
女性A「うわぁぁぁ!」
女性B「あんたはいつもそ、あんぐぅぅ!!」
女性C「はっ、入ってくるぅぅ!やだぁーーー!」
女性D「ひぃー!ひっ、ぐぅうううう!」
唯「うううぅ!拓也―!拓也---!」
拓也は唯を抱きしめ、この悪夢のような時間が過ぎ去るのを待つ
女性A「うああ!おっ、お腹が!おーーなーーかーーーがぁーーー!」
女性B「ちょ、ちょっと!シャレにならな・・うぐ!お腹が膨らんで・・ああ!」
男性B「ああ、えっとーうおお止まれ!止まれー!」
背中の機械から一気に空気が送り込まれ勢いよく膨らんでいく4人の女性、慌てる相方の男たち
女性C「ふぐっ!あぐ!はぁんぐ!くっ、苦し・・ああ!苦し・・いい」
ぷくぅーっとまるで止まる気配のないお腹、必死に抑えながらもだえ苦しむ
女性D「破裂・・ひぃ!破裂なんていや!止めて!やめて!助け・・てぇ!?」
4人の女性のお腹は妊婦を越え、とうとうミチミチっと皮膚に悲鳴が鳴り出す・・・ミチミチミチ
女性A「がっ!・・ううううぅぅああああ!・・・がっ!・・・ぐがっ!」
女性C「・・・ぐげげげ!・・・あっ、ああ」
女性D「は・・・はれ・・はれぇ・・・はれれれれつぐぁ!!」
ミチミチミチ・・ミヂィ・・・パァーーン!!!
男性A,C,D「うわあああ!」
拓也「くそぉ・・・くそぉ・・・」
男性B「あ・・ああ・・本当に・・破裂した・・・」
女性B「みっ・・みてない・・で・・たすけ・・おなが・・」
3名の女性は破裂する中、ただ一人未だに膨らみ続けていた
185
:
N.T
:2015/10/08(木) 17:09:49 ID:cWh7IA5.
男性B「でっ、でもどうしたら!」
女性B「知らないわ・・よ・・早く止め・・てぇ!」
既に妊婦の3倍ほどの大きさにまで膨張していた
男性B「でっ、でも本当だったみたいだね!前に飲んだ怪しい薬、本物だったんだ!」
女性B「そんなこと・・ううぁ!・・どうでもいいからはやくぅぅーーーー!・・抜くのよ!力いっぱい引っ張って!」
男性B「えっ、でも・・」
女性B「痛みなんて耐えるわ!裂けたって構わないから!!・・はっ、破裂するよりはマシ・・よぉ!早く!!」
男性B「わかった!じゃあ・・いくよ!・・・・せーーの!!」
ぐぐぐぐぐぐっ!男は力いっぱい管を引っ張る
女性B「うあああああ!痛いーーー!痛い痛い痛いーー!」
男性B「大丈夫!?」
女性B「ばっ・・かぁ!!いいからもっと引っ張って!」
男性B「う、うん!せーの!ふんんん!!」
ぐぐぐぐぐっ!
女性B「ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁーー!」
男性B「うおおおおおおぉぉ!!」
深く差し込まれた管が徐々に抜け始めていく
男性B「もう、すこしぃぃぃぃーー!」
女性B「はぁぁ!!あああぃだいぁぁぁ!!!」
その時だった・・・ビィー!ビィー!ビィー!
男性B「えっ?」
拓也「なっなんだ!聞いたことのない音が・・」
それは女性Bの背中の機械から鳴り響いていた
女性B「なに・・してんの!早く!・・もうすこし・・で抜ける・・・!」
既に何倍もの大きさに膨れ上がったお腹、もう少しで管は抜ける、そうすれば助かる・・・そう思った・・・だが
男性B「うん!いくよ!せーーー!」
ビィー!ビィー!・・・・・・シュゴーーーーーーーーーーーーーーー!
女性B「はぁんぐ!!!!ぎゃひ!」
バァン!!!!!
男性B「の!!・・・って・・・えっ?」
拓也「なんだ・・今の・・・一気に膨れ上がって・・・破裂した・・・」
送り込まれる空気の勢いが増し、女性Bのお腹はついに弾け飛んだ・・・
赤忍者「絶対に力で抜くことは不可能・・・ということだ、先を急ごう」
拓也「・・・ああ・・行こう唯」
唯「ひっく・・・ひっく!・・」
拓也達は4人の女性の遺体が転がる道を渡り、6階へと進む
186
:
N.T
:2015/12/01(火) 14:00:56 ID:yJwnLnhU
赤忍者「よし、6階だ・・・んっ」
拓也「どうした?・・おお」
唯「人が・・・いっぱい・・・」
そこには多くのペアが集まっていた
拓也「みんな同じ課題だった人たち・・・ということか?・・あっ!唯、また背中のがクリアになってるぜ」
唯「本当?よかった・・・」
赤忍者「次の課題がくるまでここで待機だな、あの集団と一緒の階に集められた経緯も気になる」
唯「あといくつこんなことしなきゃいけないの・・・もう私いや・・」
拓也「唯・・・」
それから数分時間が経過した時だった、ピピッ!という音が各場所で鳴り出した
唯「あ、次の課題かも・・・」
拓也「そうみたいだ、他のペアの方にも課題が来ているみたいだ」
赤忍者「・・・ふむ、なるほど・・どうやらこれが最終課題のようだ」
唯「えっ?本当に!?」
拓也「6階、覇王の玉座にて待つ者を、力を合わせて倒せ・・・」
唯「覇王の玉座?・・・」
赤忍者「どうやらほかの連中も同じ課題らしい」
拓也「ということはこの人たちと力を合わせてその場所にいるハンターを倒せと・・」
唯「こっ、これだけ人がいるんだもん、大丈夫だよ・・きっと」
赤忍者「ふむっ、ご丁寧にその場所への地図も出ている、仕方ない、行くぞ」
拓也「唯、いこう、これが最後だ」
唯「・・・うん・・・」
拓也達と参加者達は、覇王の玉座へと向かう・・・最後に試練がまさに地獄ともしらず・・
187
:
N.T
:2015/12/01(火) 14:17:58 ID:yJwnLnhU
14、対決・・・四天王・覇王ゼン
拓也達と多くのペア達は、地図に示された覇王の玉座へと向かっていた
唯「・・・・ううぅ・・・」
拓也「どうした?唯」
唯「他の女性の方たちも・・みんなこんなものが入ってるんだなって・・もし失敗したらこの人たちも・・・私も・・・破裂するまで・・風船みたいに・・・」
拓也「考えるな!大丈夫だから!」
唯「うん・・ごめん・・・弱気になっちゃって・・」
赤忍者「弱音を吐くのは今だけにしろ・・・この先もそんなではすぐにやられるぞ」
拓也は周りを見渡した、ほとんどの女性は身体を震わせ、ペアの男性にしがみついている・・何度も泣いた後だろうか、多くの女性の目は赤くなっていた
拓也「くそ・・・酷い・・・酷すぎる・・・マスターの野郎・・絶対に許さねぇ!」
唯「あ、あそこ!・・・大きい扉があるわ」
拓也「本当だ!・・・でっけぇ・・・きっとあそこが覇王とかいう奴がいる玉座だ・・・」
覇王の玉座へとつながる扉を目の当たりにした拓也達と参加者達に、一気に緊張が走る・・・この中でいったい何が起きるのか・・何をさせられるのか・・・そして・・・膨張破裂の恐怖が・・・
男A「やっ・・やってやろうぜみんな!!どうせやらなきゃならないんだからよ!!」
男B「そうだ!戦うんだ!」
男C「よっ・・よーーし!俺だって!!」
男D「大事な人を守るんだーー!」
一斉に沸き立つ男たち、それを頼もしそうに眺める女性達・・
赤忍者「ふっ、なるほど・・まだ捨てたものではないな人間も・・」
拓也「ああ、そうだな!よーし!俺だって!・・・んっ、人間も??・・」
赤忍者「さぁ、扉が開くぞ」
でかい扉がすこしづつ開き始め、参加者達を中へと誘う・・・
唯「拓也・・・」
唯は拓也の手を強く握る
拓也「行こう!」
拓也は唯の手を引き、覇王の玉座へと向かう
188
:
N.T
:2015/12/20(日) 22:53:36 ID:GQtTYSrg
覇王の玉座へと足を踏み入れていく参加者達・・・目の前には長い階段、そしてその上部にある大きな玉座があった
拓也「うっわぁぁ・・広いなぁ・・・」
唯「ここだけいつもの部屋とは違う・・あれ?」
拓也「どうした?唯」
唯「いつのまにか忍者さんがいない・・」
拓也「あっ、本当だ・・いつのまに・・まああいつのことだ、何か考えがあってだろうぜ」
唯「うん、そうね・・今は自分たちのことを考えましょ」
そして集められた全ての参加者達がフロア内に集まった
女A「怖い・・怖いよぉ・・・」
男A「大丈夫だ、絶対に何とかなるから!」
参加者達はこのフロアの異様な雰囲気に脅えていた、明らかに何かが違うと・・・
???「よくきたなぁー!」
拓也「だっ、だれだ!どこから!」
唯「拓也!あそこ!玉座に!」
皆が一斉に声の聞こえた玉座の方を向く
拓也「なんだあいつ・・・さっきまでそこには誰も・・」
そこには赤い鎧をまとい、奇妙にほほ笑む男が玉座に座っていた
ゼン「ようこそだぜ、俺の縄張りになぁ!俺の名はゼン、俺のことを覇王なんて呼ぶ奴もいるが好きに呼んでくれや!」
拓也「あ、あいつが覇王・・・このフロアのボス・・・」
唯「今までのハンターとは違う・・拓也」
唯は強く拓也の手を握る
ゼン「そう緊張しなくてもいいぜー、せっかくの祭りだ、楽しもうや!」
玉座から立ち上がり階段を下りてくるゼン
ゼン「おーおー、かわいい子がいっぱいだぜぇー・・なぁなぁ!お前!」
女G「わ・・私ですか・・」
ゼン「そうそうお前だよ!その男とはどんな関係だ?」
女G「恋人・・です・・」
ゼン「おほほーまじかー!なぁなぁ!長いのか?ええ!」
女G「ま・・まだ付き合って1か月くらい・・」
ゼン「うっはぁー!初々しいねー!てことはまだヤッてないだろー!
女G「えっと・・・あの・・ううぅ」
ゼン「こんなかわいい子物にしててすぐにヤらねぇなんてお前あほか!」
男G「うるせえ!離れろ!」
ゼン「おっとー危ない危ない!ちゃんと守ってやれよな彼氏さんよ!そんなんじゃあっという間にパーンってな!ひひゃひゃひゃ!」
女G「いっ、いやぁ!」
拓也「なっ、なんてやつだ!怖がらせて楽しんでやがる」
ついに姿を現した覇王ゼン、これから待ち受ける試練とはいったい!
189
:
N.T
:2015/12/20(日) 23:36:40 ID:GQtTYSrg
ゼン「さってと・・んー・・ひーふー・・んー」
ゼンは指を指して何かを数えている
ゼン「なんだよーたったの20組かよ・・全部よこしてくれればいいのによぉ」
唯「20組・・そんなに集まってたんだ・・」
ゼン「まっ、いっか!よーしじゃあはじめっぞー」
一気に緊張が走る
ゼン「本当は女を賭けた男どもで熱い喧嘩をしたいところだが!お前たち人間がどう頑張っても俺には勝てねぇ、それじゃああまりにも可哀想だからよ!俺が出す課題をクリアしたらお前たちの勝ち!報酬にこの紫の宝をくれてやるぜ」
唯「あれが・・このゲームのクリアに必要な宝・・」
ゼン「勿論!女どもが全員破裂しちまったらゲームオーバー!だから頑張りな!」
女G「ひぃ!」
ゼン「今女どもの背中に背負ってる機械も、機械でできたハンターもぜーんぶこの俺が作った玩具だ!気に入ってくれてるか!」
ゼン「だからそれを外したければこのゲームに勝つことだな!ほかのフロアに移動された参加者たちも同様そこのゲームをクリアしたらその背中のが外れるって仕組みさ」
唯「拓也・・」
拓也「大丈夫だ唯、絶対にクリアして楽にしてやるからな」
ゼン「それじゃあルールを説明するぜ!男どもはこの広いフロアの中にある5つの鍵を見つけ、そこの5つの鍵穴にさせればゲームクリアだ!簡単だろ?」
拓也「また探し物系か・・・くそ!」
ゼン「勿論!タイムリミットもあるぜ!それは・・・ここにいる全ての女どもが破裂するまでだ!」
唯「えっ!それってどういう・・」
ゼン「あれを見な!あそこのルーレットがあるだろ、あれが2分ごとに回転する、そして書かれている内容の事が女どもを襲うようになっている!内容はお楽しみにってな!20組分平等になるようにセットしておくぜ」
ゼン「だからいち早く鍵を探し出さないと・・・パーン!!!」
唯「ううぅ」
ゼン「勿論ほかにも色々お楽しみの仕掛けがあるからよ!最後まで楽しもうぜ!」
そしてついに・・・
ゼン「よっしゃあ!準備完了!んじゃあ始めようぜー!」
190
:
N.T
:2016/01/13(水) 19:10:15 ID:cqoypEuU
ゼン「さぁさぁ!急ぎな!ゲームスタートしたぜー?さっさと鍵探さないとルーレット回り出すぜー?」
その言葉に一斉に行動を開始する参加者達・・
男A「まずはこっちだ!離れるな?」
女A「うん」
男G「大丈夫だから、心配しないで」
女G「わかった、怖いけど・・・信じてるよ」
拓也「よし、俺たちも行こう」
唯「でも拓也、どこ探す?こんなに広いんだもん」
拓也「こういう時は団体でまとまって行動するのはだめだ、だからあえて誰もいない所を探す、俺のカンだがそれがいいって言ってる」
唯「ふふっ、久しぶりの拓也のカンね、いいわ、ついてく」
拓也達はできるだけ参加者から離れたところへ向かい、鍵の探索を開始した
ゼン「ふんふんふんー♪ほらほら頑張れー!じゃないとお腹がボン♪お腹がパーン♪彼女のお腹がぷくぷくパーン♪ってか!ひゃひゃひゃ!!」
ゼンは大声で参加者達に聞こえるようにあざ笑う
男B「あっ!宝箱だ!・・・これはなんだ?・・」
ゼン「あーそうそう、言い忘れてたが鍵以外にもアイテムが隠してあるからよ、好きに使ってくれや」
男B「これは膨腹薬だ!さぁ、これを飲むんだ」
女B「えっ?・・・うっ、うん・・・・ごくっ」
ゼン「おっ、そろそろ2分だぜー、さてルーレットが回り出すぜー?」
その言葉に一斉にルーレットへと目を向ける参加者達
拓也「何が起きるんだ・・」
そして大きなルーレットが回転を始めた・・
ゼン「わくわく♪ドキドキってな!おーっと5番かー」
ルーレットは5番と書かれた場所に止まった、その時だった、静まり返ったフロアに突如プシューという空気が漏れる音が鳴り響く
女C「ひぃ!!いやぁー!」
拓也「なんだ!」
女C「何!なんで!いや!入ってくる!空気が入ってくるー!」
男C「おい!どうしていきなり!」
ゼン「その女の背中にある機械よーーく見てみな!」
男C「・・・5って書いてある・・まさか!」
女C「とめてーーー!たすけ・・・はぁはぁはぁーーーああああ!!お腹が痛い!痛いのぉー!」
ゼン「そういうことだ!ルーレットで止まった数字の機械から空気が流れるってわけよ!でも安心しな!いきなり破裂なんてしないからよ!だから早く鍵を見つけるなり、役立つアイテムを見つけ出さないと、いつか彼女の腹は破裂しちまうんだぜー!」
女C「はぁーはぁー、止まった・・けど・・・お腹が張って苦し・・」
目に見えてお腹が膨れているのがわかる大きさに膨張したお腹を抑え立ち上がる女C
拓也「唯!後ろを向け!」
唯「えっ?うん」
拓也「12番か・・唯!この機械は12番だ!」
191
:
N.T
:2016/01/13(水) 19:31:20 ID:cqoypEuU
ルーレットの恐ろしさを知った参加者達は、先ほどよりも大慌てで鍵を、そしてアイテムを探していく
男C「くそ!俺の彼女をこんな目にあわせやがってー!」
女C「ううぅ、怖いよー、怖かったよー!もうやだぁー」
男E「あった!膨腹薬だ!ほら!早く」
女E「うん・・・ごくっ」
唯「ねぇ拓也!あれって・・」
拓也「んっ?あっ!宝箱だ!よし、開けてみよう・・げっ!これって膨腹粉じゃねぇか」
唯「えええっ・・もうそれ見たくない・・捨てちゃえ!」
拓也「あっ!唯!・・まぁ、仕方ないか・・ほか探そうぜ」
ぐるんぐるんぐるん
拓也「あ!ルーレットが!」
ルーレットが回りだし、そして11と書かれた所に止まる
女H「いや!11番って私じゃない!ねぇ!いや助け!」
プシュー
女H「きゃあああああ!!」
ゼン「いい悲鳴だなぁー、最高・・・・だぜーーーー!ひゃひゃひゃ!」
女H「やだやだやだやだやだ!とめてとめてとめてとめてーーーー!あぐぐぅ!」
そして空気の流れが止まる、最初の女と同じくらいの大きさに膨張していた・・
女H「うううぅ・・・うわああああああん!」
男H「くっそーーーー!」
ゼン「まだ見つからないのかよー・・本気でクリアする気あるー?」
拓也「くそ!なんてやつだ!ぶん殴ってやりてぇ!」
唯「本当に最低ね・・・今はそんなことより早く鍵を見つけましょ」
それから10分が経過した、あれから5回ルーレットが回転し、5人の女に空気が送り込まれた・・
ゼン「ふああぁぁー・・眠くなってきた・・・んー始まってもう15分ってとこか・・やっぱり空気量少なかったかなぁ・・」
独り言を話すゼン・・・・
拓也「くそ!こんなに広くちゃ見つかるわけ!」
ぐるんぐるんぐるん
唯「あっ!拓也!ルーレットがまわ・・・えっ・・」
拓也「どうした唯?・・なんだこりゃ・・嘘だろ・・」
拓也達が見たのは、そこには回るルーレットが2つに増えていたのであった・・・
ゼン「お楽しみはこれからだぜ」
192
:
N.T
:2016/01/15(金) 23:02:48 ID:FzsR9V7k
http://www.pixiv.net/member.php?id=8518940
、Alive or Explosion 春奈 膨腹薬 限界突破 を投稿しました!薬の効果で何倍にも膨腹できるようになった春奈の姿をご覧ください!
193
:
N.T
:2016/03/14(月) 18:57:38 ID:AkFJQK72
唯「どういうこと!いつのまに・・・」
ぐるんぐるんぐるん
ゼン「そうそう、言い忘れてたが時間経過でルーレットの数も増えてくるんだった!はははー!すまんな!忘れては!」
拓也「あの野郎ーー!絶対わざとに決まってる!ゆるせねぇ!」
ぐるんぐるんぐるん・・・そして2つのルーレットは止まった
ゼン「何々・・・次は5番と9番だ!」
女C「えっ、ちょっと・・嘘でしょ!私さっきも!」
女E「ひぃ!!」
ブシューーーーー!!
女C「まっ!また入ってぇ!!いやぁああ!」
女E「あああん!入ってくるぅ!」
唯「酷い!・・・拓也!早く探しましょ!どんどん被害者が増えちゃう」
拓也「ああ、そうだな!くそ・・絶対あいつぶん殴ってやる!」
女C「苦し・・苦しいよ・・もう入らない・・もうこれ以上膨らめない!破裂しちゃう!」
女E「本当に・・・本当に膨らんで・・ああっ、私のお腹が!」
ゼン「いいねいいねー!興奮してきたぜー!」
男I「あっ!あったぞ!鍵だ!」
拓也「おお!よかった!」
ゼン「おーようやく1つ目か、おめっとさん!残りはあつ4つだ」
ぐるんぐるんぐるん
唯「あ!拓也!また!」
拓也「くそ!時間がこんなに早く感じたのは初めてだぜ」
ゼン「次はだれかなぁー?っと、残りは4つ、まだまだ遊べるなー!」
刻々と時間は過ぎていく・・・
194
:
N.T
:2016/03/21(月) 23:26:59 ID:ufLe8N0Q
ようやく1つの鍵を見つけ出し、残り4つの鍵の探索を続ける参加者達・・・
拓也「くそ!あれから何も見つからないなんて」
唯「仕方ないわ・・こんなに広いんだもの・・」
その時だった
男B「おいお前!ちゃんと探せよ!!」
男C「うっせぇな!彼女の腹が膨れて動けねぇから仕方ねぇだろ!」
男B「知るか!そんなこと!」
女C「ちょっとやめて!私は平気だから!」
女B「いきなりどうしたのよ!やめなさいって!」
男同士が胸倉を掴みあって喧嘩を始めていた
男D「おい!今そんなことしてる場合じゃないだろ!」
女D「そうよ!早く鍵を見つけないと私達破裂しちゃうのよ!」
拓也「時間がないってのに!」
唯「みんな必死で冷静な判断ができないのよ・・」
ゼン「あーあ、ああいう人間見ててムカつくぜー、これは罰与えないとなっと」
ピッ・・・・ブシューーーー!
女B「あっ、ああ!ひぃいいい!何!えっ!なにぃ!!いやぁあ!」
男B「どうした!おい!なんだよ!」
女B「いや!とめてぇ!あっぐぅ!お腹が、お腹が膨らむぅー!」
突然背中の機械から空気が流れ込み、女Bのお腹が膨張し始める
男B「おい!どうして!まだルーレットだって回ってねぇのに!」
ゼン「あぁん?罰に決まってんだろ罰!俺はただゲームを楽しみたいだけなのに、てめぇみたいなKYがいると萎えるんだよ」
女B「苦し・・助けて!お願い止めて!・・とめ・・ひぎぃぃぃー!お腹が・・お腹が裂けるぅーー!」
ぷくぅーと膨張を続けるお腹を必死に抑えながらもだえ苦しむ女B
男B「わかった!わかったから!謝るよ!もう下手な真似しないから許してくれ!!」
女B「助け・・てぇ!死にたくない!死にたぐながぁ!!」
女Bのお腹は妊婦を越え、その倍の大きさにまで膨れ上がってしまう・・
ゼン「ああ?本当に?・・もう生意気な事しない?」
男B「本当だ!誓うよ!だから彼女を殺さないでくれ!!」
女B「いやぁぁー!あうぐぅぅぅ!・・・・・・うあああ!」
ゼン「よし、そこまで言うなら!・・・んーでもなぁーーー?」
女B「ひっぐぅ!・・・も・・だめ・・・・破裂す・・する・・・あががが!」
ミチミチ・・
男B「頼むよ早く!!早く止めてくれ!彼女のお腹が破裂する!!」
唯「酷い・・もう見ていられないよぉ!」
ゼン「あーもう、わかったわかった!今止めてやるから・・・あれ?スイッチどこにやったかなぁーと・・」
女B「うぐっ!!・・うっ・・ぐっぅぅぅーーー!」
男B「頼む早く!うわぁぁぁ!頼むからーーー!」
ゼン「あー、あったあった」
女B「うっ!!ぐぇあ!!」
パーーーーーーーーーーーーーン!!!
男B「そっ、そんな・・・うわぁぁぁぁそんなぁぁぁぁーーーーーーー!」
ゼン「あっ、すまねぇー間に合わなかったわ!」
195
:
N.T
:2016/03/21(月) 23:40:55 ID:ufLe8N0Q
無残に破裂してしまった女B・・・そして周りに一気に大きな悲鳴が鳴り響く
ゼン「まあ仕方ないよな!間に合わなかったんだから、俺は止めようと思ったんだぜ?」
男B「ううぅ・・くそぉーー!なんで!なんでぇー!」
動かなくなった彼女を抱きながら大声で泣く男B
男B「許さねぇ・・許さねぇー!殺してやる!殺してやるーーーーー!」
男A「おっ、おい!」
男Bはゼンの座る玉座へ走り出した・・・だが
男B「殺してやっ!」
突然男Bの怒号が消え、辺りが静まり返った
ゼン「おーっと危ない危ない、失格者は強制退場ですバイバーイてな!」
男Bと女Bの遺体はいつも間にか消えていた
拓也「ひでぇ・・・こんなのあまりにも・・・」
ゼン「さてと、色々あったせいでルーレット回し忘れてたぜっと」
ぐるんぐるんっとルーレットが回転を始め、一気にまた緊張が走り指す
男A「みんな!早く鍵を探し出すんだ!」
男G「そうだ!みんな急ごう!」
ゼン「うんうん、いいぞいいぞーそうこなくちゃ!」
拓也「唯!俺たちも!」
唯「う、うん!」
ぐるんぐるん・・・・
ゼン「次は何番と何番かなぁーっと・・おー次は・・・12番と16番だ!」
唯「えっ?・・・うそ・・」
拓也「そんな・・唯!!」
唯「うわぁぁぁん!拓也ーーー!」
プシュー!!!
196
:
N.T
:2016/03/24(木) 00:43:09 ID:p6EitVFY
唯「いやぁぁー!」
拓也「唯!!」
ついに唯の中に空気が流れ込んでいく、膨張の経験はあっても直接中へ空気などが送り込まれるのは初めてだった・・
唯「いやぁーー!入ってくる!入ってくるのぉーー!拓也!!拓也助けてぇー!」
唯は必死に拓也にしがみつく、そして唯のお腹が徐々に膨張していく・・
拓也「唯!・・大丈夫だ!俺はここにいる!ここにいるから!」
唯「はぁーはぁー・・・拓也・・んんんん!」
プシューと止まらず空気が送り込まれていく・・・少しづつ膨張していく唯のお腹を、拓也は優しく触れる
拓也「唯、大丈夫だ・・落ち着いて・・唯の身体は大丈夫だから・・」
唯「うううぅ・・拓也ぁ・・」
そしてようやく送り込まれていく空気が止まった
拓也「大丈夫か?唯・・」
唯「拓也・・・うん、大丈夫だよ・・ありがとう」
唯のお腹は目に見えて張りが目立つほどに膨れていた
唯「早く・・探さなきゃね・・・」
拓也「ああ、そうだな・・・唯は強いな」
唯「ふふっ、当然よ、そうじゃなきゃ野球部のマネージャーは務まらないわ?」
冷静さを取り戻した唯、身体は震えていたが、必死に笑顔を作っていた
ゼン「残りは19人かぁ・・・多いんだか少ないんだか中途半端な人数よこしやがってマスターめ・・仕方ない・・そろそろあれも準備するかな・・っと」
ゼンは何かを探し出す、そのタイミングと同じくして
男G「あったぞ!鍵だ!!」
女G「ああ、よかった!」
ゼン「おー2個目の鍵見つけたかーいい調子じゃないのー」
そして他の場所からも・・・
男J「こっちにもあったぞーーーー!」
ゼン「あれま・・・3個目も見つかったかぁ・・・これはちと予想外だったなぁ」
立て続けに鍵が見つかり、参加者達の士気が上がっていく、だがその時だった
しゅごーーーー!!!という今までにないほどの爆音が鳴り響いた
拓也「うわっ!なんだ!」
ゼン「おっとっと!・・そろそろ新しい玩具追加するぜー、こいつだ!」
ゼンが両手で何かを必死に抑えている
唯「あれは・・・ホース?・・・」
ゼン「こっ、これはすごい勢いだぜ・・持ってるのがやっとだ」
凄まじい爆音を出しながら相当な量の空気が放出されているであろうホースだった
ゼン「こっこいつはな、お前たちの背中にある機械と磁石のように吸い付くようになっている特性ホースだ、これがくっついたらこのすげぇ勢いの空気が身体の中に入り込む!あっという間に破裂しちまうほどの量だ!これからはこれから逃げつつ鍵を探すんだ!」
唯「そっ、そんな!」
ゼン「もう持ってらんねぇ!さぁ、行くぜー!」
拓也「やめろーーーー!!」
ゼン「そらぁーー!」
しゅごーーーー!!!と凄まじい勢いで空気を放出するホースは、暴れ狂う蛇のように参加者達の方へと向かって行った・・
197
:
N.T
:2016/04/06(水) 21:28:27 ID:90/ycGCY
しゅごーーーー!!ひゅんーーひゅんーーー!凄まじい勢いで空気を放出しながらホースが暴れ狂い始める
拓也「唯走るんだ!近くにいたら危ない!」
唯「う、うん!」
男I「うわぁ!こっちくるなぁー!」
女I「いやぁあああ!」
暴れ狂うホースの動きが読めず、逃げ惑うしかできない参加者達・・・
男C「ここにいたらまずい!とにかく遠くへ移動しよう!」
女C「えっ?そんな無理言わないでよ!こんなお腹ですぐに移動できるわけ・・」
既にパンパンに大きく膨れ上がったお腹によって立つのがやっとの状態だった
男C「俺の背中に乗るんだ!」
女C「でも、このお腹じゃ・・」
男C「そんなこと言ってる暇はない!早くここから離れないと!」
男Cは強引に女Cを背中に乗せた、膨れ上がったお腹が背中に当たりバランスが保てない
女C「うううぅ、苦しい・・張ったお腹が押されて・・」
男C「我慢してくれ、すぐ安全なとこに・・・」
女C「う、うん・・・」
しゅごーーーー!!ひゅんひゅんーーー!・・・カチャ・・・
女C「ぎいやぁあああああああああああああああ!!」
男C「うわっ!なんだ!」
女C「うぐぁーーー!だずげぐぇえええ!!」
まるで早送りでも見ているかのように、とてつもない勢いで急激に膨らみだす女Cのお腹・・
男C「ま、まさか!」
女Cの背中にはあのホースが・・・その凄まじい勢いで放出される空気が一気に流れ込む
女C「むぐぅ!ふぅー!ふぅー!おぐぇええええ!
あまりの勢いに女Cの口から嘔吐物が飛び出す・・・
男C「くそ!こんなもの抜いてやるぅーーーー!」
スポン!という音と共にホースが機械から抜ける、だが・・
男C「うわっ!ちょ!わぁああーーー!」
その暴れるホースを掴んでいられず吹っ飛ばされてしまう・・・そして・・・カチャ・・・
女C「うっぷっ!!!」
パーーーーーーーン!!
男Cの腕から離れたホースがまたしても女Cに取り付き、そのまま無残に破裂してしまった・・・
198
:
N.T
:2016/04/06(水) 21:52:38 ID:90/ycGCY
ゼン「うーわっ・・・思った以上にグロっ・・・始めて使うがまさかこれほどとはな」
唯「酷い・・なんて酷い・・・ううぅ」
そして女Cの背中についていたホースが外れ、またしても暴れ始める・・・しゅごーーーー!!ひゅんひゅん!
男J「こんなんじゃ鍵なんて見つけられっこないじゃないか!」
女J「逃げてるだけで精一杯よ!」
ゼン「ゲームは難しくなきゃ面白くねぇからなぁー!頑張れ頑張れ!」
男G「こっちだ!さぁ!」
女G「う、うん!」
拓也「あのホースさえなんとか止まってくれれば・・・くそ!動きが読めなくて鍵探し集中できないぜ!」
唯「・・・・・・」
拓也「どうした唯?大丈夫か」
唯「あ、うんごめん、大丈夫」
拓也「?・・とにかく今は逃げ回るんだ!」
ぐるんぐるん・・・・
ゼン「おっとルーレットの時間だぜー」
拓也「くそ!あれもあるのか!」
ゼン「次はーっと・・・22番と19番だ!」
女A「いっいや!いやぁあああ!」
女S「うそ!私!?」
ぷしゅー・・・・
女A「ああん!!!」
女S「ひぃーー!」
男S「くそぉ!こんな!こんな!」
男A「ううぅ、我慢してくれ!絶対大丈夫だからな!」
女A「私のお腹が!膨らむぅうう!!」
女S「んんんんんんんーー!」
すこしづつ・・そして確実に膨れていくお腹に恐怖し立ち止まる・・・
女S「あっ・・うそ!あれ!」
男S「えっ?うぎゃ!」
べシン!!という凄い音がなると、男Sが吹っ飛んでいく・・・そして
女S「いやぁ!!来ないでーーー!」
カチャ・・・しゅごーーーー!!
女S「ぐぎああぁぁぁあああぁぁ!」
ぶっくぅーーー!と急激に膨らみだす女Sのお腹
女S「ふぎぃー!ぐぎぃいいいいいーー!」
ミチミチミチ・・・・・・
女S「だぶげぇぇええええ!むぐぉ!」
パア――――ン!!
ゼン「はい、ざんねーん残りは17組っと」
男A「くそぉ!こんなのあんまりだ!!どう考えても無理すぎる!!」
男G「最初からクリアさせる気なんてないんだろう!!」
一気に参加者がゼンに向けて怒りをぶつけだす・・・
ゼン「あーーーもう!うるさいな!!これ以上騒ぐなら全員その場で破裂させて強制終了でもいいんだぜ!!」
男A「うっ・・」
男G「でも・・このままじゃ鍵なんて探しようが・・・」
ゼン「ほらほら早くしないともっと被害者が増えてくぜー?」
199
:
N.T
:2016/04/06(水) 22:08:39 ID:90/ycGCY
それからどれくらい時間が過ぎただろう・・・
女M「じぬぅーーー!ぎいぁああああ!」
ボウン!!
女P「おぐぇええ!!うぐっ!」
パーン!!
女Q「じーーにーーだーーぐーーなーーーーぐぁあああああ!!」
パアアン!!
女R「ぐげっ!がっ!・・・あがっ!!」
パ――――――ン!!
ゼン「残り13組っと・・・なにしてんだよお前らー」
拓也「このままじゃいずれ全員・・どうすれば!・・あの忍者はどこに行ったんだ!!あのホースさえ何とかできれば・・・」
唯「・・・・・いいのよね」
拓也「えっ?」
唯「あの暴れているホースが止めれさえすればいいのよね!」
拓也「そうだけど、でもあんなのどうしようも!」
ゼン「ほらほら危ない!」
女G「ひぃ!!」
男G「やばい!!」
ゼン「おおおおおおおおおおおっとーーー!かわいこちゃんピーンチ!!」
しゅごーーーー!!ひゅんーーひゅんーーー!
女G「いやぁああああ!私死にたくないーーー!」
必死に逃げまわる女G・・その後ろをホースが追いまわす・・・
ゼン「逃げろ逃げろーー!捕まったら膨らんじゃうぞー!破裂しちゃうぞー!あひゃひゃーー!」
女G「いやよぉおおお!!膨らむのいやぁ―――!」
だが徐々に女Gの体力がなくなっていく・・
拓也「このままじゃ!」
唯「・・・・・・ごめん拓也!!」
拓也「えっ?どうしたんだよ唯?」
唯「信じてるから・・・・」
唯はそういうと、拓也に笑みを見せた・・・そして
拓也「唯!?唯ーーーーーーーーーー!」
唯は突然走り出した・・そしてその先には・・・
唯「こっちに走ってきて!!」
女G「えっ!?・・・」
ゼン「なんだ!あの女いったい何を!?」
拓也「唯!?・・お前・・まさか!!やめろーーーーーーー!!」
唯「うわぁああああああ!!拓也ーーー!」
女G「いやぁあああ!!」
カチャ・・・・しゅごーーーー!!
女G「はぁーはぁー・・・・えっ?・・」
200
:
N.T
:2016/04/16(土) 21:29:10 ID:YRodqOY.
拓也「うそ・・だろ・・・唯ーーー!」
唯「ひっっぎぃぃぃぃぃぃーーー!」
凄まじい勢いで空気を放出するホースが唯の背中の機械に・・・唯に中へと空気が送り込まれ唯の身体が勢いよく膨れ上がっていく・・
女G「あっ、ああ・・・そんな・・私をかばって・・・」
唯「うぐぅー!・・・・げほっ!げほっ!!・・うぐぁ!」
拓也「唯!!どうして!」
ゼン「はっ・・・はは、バカな女だ!正義の味方のつもりかは知らんが、破裂するのが早まっただけ・・・んっ・・・」
唯「うああぁ!!あぐぁ!!あああ!」
ゼン「なんだ、あの女・・・既に破裂していてもおかしくない大きさに膨らんでいるはず・・・」
既に妊婦とは呼べないほどの大きさに膨れ上がった唯のお腹・・・
唯「はっ・・・早く!!!!・・・はやぐ!・・かっ・・かぎ・・をぉぉぉぉぉー!」
拓也「ま、まさかお前・・・そのために!!!」
唯「は、はやぐ・・うあぁ!・・・ぐぅぅぅぅ!」
男G「探そう!!!!探し出すんだ!!!」
男達「うおーーーー!!」「ありがとう!!今すぐ探し出してやる!」
今まで恐怖で動けなかった参加者達が、唯の姿を見て奮い立った・・
唯「みん・・・みんな・・・うぐぅぁあああああ!」
ゼン「はっ・・ははは・・なんだ・・なんだこれは・・・他人のために自分を犠牲に・・・だと・・・馬鹿な・・・馬鹿な馬鹿な!!」
拓也「どうした・・あいつ突然狂ったように・・」
ゼン「人間は・・・人間はみんなわが身可愛さで他人を裏切る生き物なんだ!!お、お前のような人間が・・いるわけが・・・ははっ・・いるわけが・・」
ゼンが突然正気ではなくなり、身体を震わせながら大声で叫んでいる
ゼン「なんだ・・なんなんだあの女・・・すでに腹が身体を埋め尽くすほど膨らんでいるというのに破裂どころか・・まだ張ってすらいない・・貴様・・・貴様何をしたらそんな・・・」
唯の身体は膨らんだ腹によって完全に浮き上がり、どんどんその大きさを増し、すでに大きなアドバルーンのようになっていた
男F「あった!あったぞ!4つ目だ!!」
ゼン「なに!!!・・あっ、はは・・ありえねぇ・・・こんなことありえるわけが・・」
ゼンが玉座から立ち上がり、階段を降り始める
ゼン「俺様のゲームがあんな女1人の行動で覆されるなど・・・ありえるか!!!ありえてたまるか!!俺は覇王ゼンだ!!俺の楽しみは誰にも邪魔されることなどないのだ!!」
唯「うぐぁ!!た・・たく・・や・・・」
拓也「ああ唯・・俺はここにいるぞ・・」
唯「私・・がんば・・るから・・うぐぅ!・・・一緒に・・・帰る・・ため・・に」
ぷくぅ・・っとさらに大きさを増していく唯のお腹、既に拓也が手を伸ばしても唯の身体に届かないほどの大きさに膨れ上がっていた・・
201
:
N.T
:2016/04/16(土) 21:51:49 ID:YRodqOY.
拓也「ああ、帰ろう一緒に・・こんな馬鹿げたゲーム終わらせて!」
ゼン「そうはさせるかよぉ・・・貴様らは全員俺を楽しませる風船なんだ!!俺の言うとおりに膨らんで破裂してればいいんだ!!」
ゼンはついに玉座から参加者達と同じ地面に降り立った
ゼン「だからお前は・・・・お前は・・・!」
拓也「唯に近づくな!!!このくそやろう!!」
ゼン「お前は・・・お前は・・・」
ゼンはゆらゆらとした足で唯の方へ近づいてくる・・・
ゼン「お前はここで!!破裂して死ぬべきなんだーーーーーーーーー!!」
ゼンはそう叫ぶと、取り出した剣を片手に唯目掛けて走ってくる・・
拓也「くそぉ!やらせるかぁーーー!唯は俺が守る!!」
ゼン「死ねぇーーーー!!」
赤忍者「とあああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーー!」
ゼン「なっ!?がはっ!!!」
上から突如降ってきた赤忍者に、ゼンは身体を刀で貫かれた・・・
ゼン「がふっ!・・きさま・・・いつのまに・・」
拓也「忍者!!お前今までどこに!」
赤忍者「あの玉座に結界が張られている、この男が玉座から離れる隙を伺っていたのだ」
唯「うぐぅぅぅ!!」
赤忍者「とあっ!!」
唯に繋がれたホースを切り、唯の身体の膨張が止まった・・・
ゼン「お前か・・侵入者ってのは・・・マスターから・・聞いてはいたが・・」
赤忍者「俺は貴様らを殺しに来た暗殺者集団の一人・・・貴様らの狂った欲望も野望もこれまでだ」
ゼン「バカな・・・こんな・・この俺が・・・がふぁ!」
ゼンはその場に倒れ込んだ・・
赤忍者「英雄と呼ばれた男が、たかが暗殺者一人避けれぬとは・・落ちたものだな」
拓也「英雄?・・・・こいつが?」
ゼン「はっ、ははは・・懐かしいねぇ・・・」
赤忍者「この男ゼンは、とある星の戦乱を止めるため、仲間たちと共に力を持たない者たちのために立ち上がった・・・そして戦乱を終わらせ、英雄ゼンと呼ばれた男だ」
拓也「えええ!嘘だろ!?」
ゼン「ははは・・そんなことも・・あったっけなぁ・・」
赤忍者「ゼン・・お前の身に何があった?・・弱き者のために立ち上がった英雄が、どうしてここまで落ち、Alive or Explosionなどというゲームの四天王として人を襲う」
ゼン「聞きたいかい?・・・いいぜ、教えてやる・・・俺は・・・」
ゼンの口から語られる過去・・・かつての英雄がなぜ・・・・
202
:
N.T
:2016/04/20(水) 16:59:51 ID:2DtnlnQc
15、ゼンの過去・・・落ちた英雄・・
ゼンは静かに語り出した・・
ゼン「俺は産まれた時から親を知らず孤児として育った・・・俺の産まれた星は戦が絶えなかった・・・力を持った権力者達や王族どもが世界征服の野望を持ち戦を繰り返していた・・」
ゼン「戦に巻き込まれ、力を持たない男達は皆殺しにされ・・・歳も関係なく兵士や族どもに凌辱される女達・・俺は産まれた時からそんな光景だけを見て育った・・そして俺は決意した、何にも負けない力をつけてこの世界からこの馬鹿げた戦を終わらせると」
ゼン「そして俺が18になった時、俺の考えに賛同してくれる仲間を募り5人の仲間が集まった・・・、ゴンズ、アレン、セト、ココロ・・・そして俺と同じ孤児として育ったレイミ・・・俺はこの5人と共に旅を始めた・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ゼン「レイミ、ゴンズ、アレン、セト、ココロ・・・俺に賛同してくれてありがとう!」
レイミ「私もこの世界が平和になればいいなって思ってたから・・ゼンが行くなら私も行く、そう決めてたから・・」
ゴンズ「がはははー!これから長い旅となるのだ!気を引き締めていかんとな!!」
アレン「ゴンズの言う通り、我々はこれから長い付き合いとなる、もっとリーダーらしくー」
ココロ「そんな堅苦しいことはいらないってー!私も、そしてみんなもゼンについていくって決めてるんだから!・・ねっ?」
セト「・・・・・・・・うむ・・・・」
ゼン「そうだな!・・よし行こう!!この世界に戦のない平和を!!」
一同「おーーーーーー!」
そしてゼンと5人の仲間たちは各地の戦をその力で終戦させ、ゼン達の名は世界に広まり始めた・・・それから4年後・・・
民A「ゼン様だー!」
民B「英雄ゼン様!!我々をお助けくださいー!」
ゼンは力を持たない民たちにとって英雄と称えられ、ゼンに従う兵も増え各地の王族に引けを足らない勢力へと拡大していく
ゼン「やっとここまで大きくなったな・・・長かった・・」
レイミ「そうねー・・私たちが旅立って4年・・・ゼンの身体には消えない傷が残っているわ・・・それが心配で・・」
ゼン「俺は大丈夫だレイミ、お前の治療のおかげだ!・・レイミこそ俺たちについてきて身体を壊さないか心配さ」
レイミ「私は大丈夫よ?忘れたの?私の種族は身体がすごく丈夫なんだから」
ゼン「そうなんだけどな・・・レイミの身に何かあったら・・俺は・・・」
レイミ「えっ・・・?ゼン?・・・・あっ、んん・・」
ゼンは突然、レイミに口づけをする
レイミ「どっ・・どうしたのいきなり・・」
ゼン「いや・・ごめん突然・・・レイミの身に何かあったらって思ったら頭が真っ白になってその・・嫌だったか・・・?」
レイミ「・・・・・嫌じゃ・・・ない・・・」
ゼン「レイミ・・・」
レイミ「私はずっと、これからもゼンについていくから・・・」
ゼン「ありがとう・・・そうだ、まだ先のことになるかもしれないけど聞いてほしい事があるんだ」
レイミ「何?」
ゼン「俺たちがこの世界から戦を無くし平和を勝ち取ったら・・・その時は・・・俺の・・・その・・」
レイミ「・・・・うん、聞かせて・・ゼン・・」
ゼン「俺の妻になってくれ・・レイミ・・・結婚しよう」
レイミ「あああ・・ゼン・・・嬉しい」
2人は抱き合った・・・力強く・・・そして口づけ・・・
レイミ「んっ・・・ゼン・・・んん・・」
ゼン「レイミ・・ごめん・・本当はこんな時は・・・その・・・お前を抱きたい・・んだが・・」
レイミ「うん・・・わかってる・・・仕方ないわ・・きっとそれも治る時がくるから・・それまで待ってる・・・」
この時ゼンは、数多くの戦と、無慈悲に殺される民たちを見てきたショックで身体に障害が生まれ、生殖器が反応しなくなってしまっていた・・
ゼン「ごめんな、レイミ・・・」
兵士A「大変です!ゼン様!南門よりこちらに迫る敵軍を発見したとのこと!」
ゼン「なに!わかった!すぐいく!・・・いこう!レイミ!」
レイミ「ええ!」
ゼンと5人の仲間たちは・・数多くの兵力を武器に戦い続けた・・・
203
:
N.T
:2016/04/20(水) 17:23:01 ID:2DtnlnQc
ゴンズ「うおおおぉぉーーー!雑魚どもめーー!かかってこい!このゴンズが相手になってやるわー!」
敵兵A「うわぁーー!」
アレン「そんな暴れていては大事な時に体力切れになってしまいますよゴンズ」
ゴンズ「がはは!心配いらぬは!」
ココロ「私だって負けないんだから―!ゼンのためにも負けられないんだから!」
セト「敵は・・・・・・・・・・・・・・・・斬る・・・・・・・」
ゼン「すまん!待たせた!」
レイミ「ごめんなさい!」
ゴンズ「おーゼンよ!間に合ったな!もう少し遅かったらみんなわしが倒してしまっておったぞ!がはは!」
ゼン「ふん!それは危なかったな!・・よし、俺も暴れさせてもらおうか!」
敵兵B「うわぁー!ゼンだー!ゼンが出たぞー!!」
ゼン「おりゃーーーーーーー!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ゼン「よし、なんとか敵を退けたな!勝ちどきだ!!」
兵士たち「おおおおーーーーー!!」
ゼン「残すは東の地を残すのみか・・・」
ゴンズ「とうとう平和が目に見えてきたのぅ!ゼンよ」
アレン「ええ、ですが東の地はこの世界で最も戦が多く、荒れた地・・・一筋縄ではー」
ココロ「関係ないよね!ゼン?私達なら大丈夫!!」
セト「自ずと・・・・行かなばならぬ・・・・」
ココロ「そういうこと!でも今はゆっくり休んで次の戦に専念!なんか甘いものでも食べにいこーっと!」
ゴンズ「おっ!ならばわしは酒じゃ!アレン!セト!付き合えい!」
アレン「また酒ですか?・・・あれだけ飲んだばかりではありませんか・・」
セト「昨晩・・・・・酒樽が・・・なくなった・・・・」
ゴンズ「がはは!!」
ゼン「あ、みんな!・・・行ってしまったか・・」
レイミ「なんか私たちに気を使ってくれたように見えたけど・・・ふふっ」
ゼン「レイミ、これから町を見て回ろうか」
レイミ「ええ」
ココロ「・・・・・・・・・・・・・・・」
アレン「いいのですか?」
ココロ「・・うん・・・いいの、ゼンにはレイミがお似合いだもん・・・私はゼン役に立てればそれで・・・」
アレン「そうですか」
それからゼンたちは東の地へと進軍を開始する・・・・悪夢の惨劇まで・・・あと1年・・・・
204
:
N.T
:2016/04/20(水) 17:48:04 ID:2DtnlnQc
ゼン「くっ、想像以上の荒れようだ・・・各地で争いが起こっている!」
アレン「まさか民たちまでも争いをしているとは・・・」
レイミ「みんな生きるだけで必死なのよ・・・早く救ってあげたい」
ゼン「ああ、そうだな・・・兵たちよ!!これから地獄に入る!臆する者は去ってもよい!!このゼンと共に地獄へ入る覚悟のある者は続けーーーー!」
兵士達「うおおおおおおぉぉーーー!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
拓也「・・・・・・・」
赤忍者「そしてお前は全ての地を平定し、平和を勝ち取った英雄となった」
ゼン「そういうことだ・・・・あの頃はつらい事が多かったが、何より仲間たちと過ごす日々は・・・楽しかったぜ・・」
唯「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・うぐっ・・・なら、なぜ・・・あなたは・・・」
ゼン「ははっ、そんなパンパンに膨れ上がってて意識を保ててるとはな・・驚きだぜ・・・いいだろう、姉ちゃんのその頑張りに答えて教えてやる・・・平和を勝ち取った俺たちに・・・何があったのかをな・・」
205
:
N.T
:2016/04/20(水) 18:12:54 ID:2DtnlnQc
民A「ゼン様ー!ゼン様ー!」
民B「ありがとうーー!ゼン様ーー!」
民C「戦はもうない!!俺たちはもう戦に脅えなくてもいいんだーー!ゼン様ばんざーーーい!」
民達「ゼン様ーー!」
レイミ「ふふっ、見てゼン、みんなが喜んでいるわ?」
ゼン「ああ、見ているとも・・俺たちが夢見た光景だ」
レイミ「そうね、長かった・・・・辛かったこともいっぱいあったけど・・・この日のために・・・みんなの笑顔のために頑張ってこれた」
ゼン「そうだな、だが俺たちの仕事はまだ終わりではない、壊れた町や地を再興しなければ」
レイミ「そうね、ゴンズやみんなも頑張ってくれているわ」
ゼン「みんなにも改めて礼を言わないとな」
レイミ「がはは、そんな水臭いことはいらぬは!・・・ふふっ、ゴンズならこう言うでしょうね」
ゼン「はははっ、そうに違いない・・・ところでレイミ・・」
レイミ「何?」
ゼン「覚えてるかな・・その・・・昔にここで約束したこと・・・」
レイミ「忘れるわけないじゃない・・・この日を待っていたのは私も同じなんだから」
ゼン「そうか」
レイミ「本当に私でいいの・・・?」
ゼン「当然さ!レイミじゃなきゃダメなんだ!」
レイミ「嬉しいわ、ゼン」
ゼン「結婚・・いつにしようか?」
レイミ「ゼンに任せるわ、みんなにも伝えなきゃいけないし」
ゼン「そうだな!よーし!なんか幸せすぎて叫びたい気分だ!ははっ!」
レイミ「ふふっ、もーゼンったらー」
兵A「ほっ・・・報告します!!!」
ゼン「んっ、どうした!」
兵A「ア・・・アレン様が・・・アレン様が・・・」
ゼン「アレンがどうした!」
兵A「アレン様が・・・何者かに殺害されたと!!」
レイミ「えっ!?・・・そんな・・・・うそ・・・」
ゼン「アレンが・・・そんな馬鹿な!戦の無くなったこの世界でまさか!!」
兵A「アレン様の町の民の話では、城下の町外れの地でアレン様と、そのお付きの兵、そしてメイドたち他数名全員が殺されていたとのこと!犯人については手掛かりがなく!民の話では空が一瞬光ったと!」
ゼン「空が光った?・・何かの魔法でやられたのか・・」
兵A「いえ、それが・・その地はほとんど荒れた痕跡はなく、魔法など強い衝撃のあるものが使われた後が無いと!・・あともう一つ不可解なことが!」
ゼン「なんだ!」
兵A「アレン様と共についてきていたメイドたちが全員、内側から破裂したような遺体ばかりだったと!」
ゼン「どういうことだ?・・内側から・・・?小型の爆弾か何かか?・・だがなぜメイドだけに・・」
兵A「現在ゴンズ様とセト様が向かっております!ゼン様とレイミ様も!」
ゼン「わかった!すぐに行くと伝えてくれ!」
兵A「八ッ!」
レイミ「そんな・・・アレスさんが・・・」
ゼン「とにかく俺たちも行こう!」
悪夢の惨劇まで・・・あと3日・・・
206
:
N.T
:2016/04/23(土) 15:29:55 ID:1/joqKK6
ゼン「アレン!!」
アレンの遺体が安置されている町に着いたゼンとレイミ、そこには既にゴンズとセトの姿が・・
ゴンズ「うおおおぉぉぉーーー!アレン!アレーーン!!なぜじゃーーーーー!!」
セト「・・・・・むっ・・・・ゼン・・・・・きたか・・・」
ゼン「はぁーはぁーー・・アレン・・」
目の前にはアレンの遺体がそこにあった・・
レイミ「うそ・・どうしてこんなことに・・」
ゴンズ「誰じゃあ!!誰がアレンをーーー!」
セト「落ち着け・・・ゴンズ・・・ゼンがきた・・・」
ゴンズ「何が落ち着けじゃあ!!アレンが殺されて黙ってなどいられんわ!!ゼンも今まで何をしておった!アレンの領地に一番近かったのはゼンではないか!」
ゼン「そっ・・それは・・・」
レイミ「ゼンと私は民衆の声を聞くという役目があったのよ?あの町から離れることもできなかったの!」
ゼン「いや、いいんだレイミ・・・結果的にアレンを見殺しにしてしまったことは事実だ・・とにかく表に出よう、アレンが眠れない・・・」
ゴンズ「ふんっ!!言われなくても出ていくわい!!」
セト「・・・・・・・・・・気にするなゼン・・・あいつは・・・ショックで気を乱している・・・」
ゼン「ああ、わかっている・・・アレス・・・またあとでな」
レイミ「安らかにアレンさん・・・」
アレンの遺体を残し、ゼンたちは表に出た・・
ゴンズ「犯人はまだわからんのか!!」
兵A「はっ、はい!現在兵を分けて捜索していますが・・・その・・・」
ゴンズ「さっさと探さんかいボケェ!!」
兵A「もっ、申し訳ありません!」
セト「やめろゴンズ・・・兵にあたるな・・・」
ゴンズ「ふんっ!誰かは知らんが覚えておれよー!このゴンズが必ず殺してくれようぞー!」
レイミ「・・・・・・・」
ゼン「他の被害者の遺体はどこに?」
兵A「ここより近くの安置所に」
ゼン「案内してくれ、確かめたいことがある」
レイミ「あ、私も行くわ」
ゼン「いや、レイミはセトといてくれ、すぐ戻る」
セト「わかった・・・・任せろ・・・」
ゴンズ「ええい!ただ待っていても落ち着かん!」
セト「どこへいく・・・・・」
ゴンズ「酒場じゃ!酒でも飲まんと落ち着かんのじゃ!」
ゼン「こんな時に離れるのは危険だゴンズ!ゴンズ!!・・・・くそっ!」
兵A「こちらです、ゼン様」
207
:
N.T
:2016/04/23(土) 15:52:49 ID:1/joqKK6
ゼンはアレスのお付きの兵とメイドたちの遺体が安置されている安置所へ到着した
ゼン「これは・・・酷い・・」
そこには傷だらけの遺体がそこにあった
兵A「兵たちは剣を抜いた痕跡がありませんでした、瞬時に皆殺しにあったものと・・」
ゼン「そうか・・・」
兵A「そしてこちらがメイドたちの遺体です・・」
ゼン「確かに腹が内側から吹き飛んでいる・・・顔も皆なんと苦痛に満ちた表情を・・」
兵A「おそらくメイドたちはじわじわと殺されたものと・・・ただ何を使ってこのような殺され方に至ったのかはわかりません」
ゼン「やはり小型爆弾か・・・または何らかの魔法を・・だがなぜメイドだけに・・・メイドたちの身体に凌辱の痕などはあったか?」
兵A「いいえ、そのような痕跡はありませんでした・・・ですが」
ゼン「ん?」
兵A「メイドたちのほとんどは肛門をひどく損傷していたとの知らせが、凌辱の痕なのかは不明ですが・・・」
ゼン「肛門?・・・犯人は変わった性癖の持ち主なのかもしれんな・・・よし、わかった、皆のところへ戻ろう」
レイミ「・・・・・・・・・・」
セト「心配は・・・いらぬ・・・・・・必ず犯人を見つけ出そう・・・」
レイミ「ええ、そうね・・・・ようやく平和になったこの世界を乱すわけにはいかないもの・・・」
セト「そうだな・・・・アレンも見たがっていた・・・・・・お前の花嫁姿を・・・・」
レイミ「アレンさん・・・・ううぅ・・ぐすっ・・・うあああぁぁ」
一方酒場へ向かったゴンズは・・・・
ゴンズ「うぐうぐうぐ・・・ぷはぁ!・・・・おい!酒をもっともってこい!」
オーナー「もう酒はありません、先ほどのが最後です」
ゴンズ「なぁにぃーー?ふんっ!次来るときはもっと酒を用意しておけい!!」
ゴンズは椅子を蹴り飛ばし、酒場を出ていった
ゴンズ「ひっく・・・アレンの仇は・・わしが必ずぅ・・」
ふらふらした足取りで路地裏に入るゴンズ
ゴンズ「そうじゃあ・・アレンに酒を買って行かねばぁ・・あいつも飲みたいはずじゃあ・・」
その時だった・・・
ゴンズ「うわぁ!なんじゃあ!・・まっ、眩しい!」
突然ゴンズの周りに眩い光が現れ、辺りは強い光に囲まれた
ゴンズ「こ、この光はまさか!アレンの時にも光ったという謎の光!・・次はわしを狙うか!!探す手間も省けたわ!!来い!!アレンの仇じゃあーーーー!」
悪夢の惨劇まで・・・あと2日・・・・
208
:
N.T
:2016/04/23(土) 16:11:20 ID:1/joqKK6
次の日・・・・
ゼン「ゴンズはどこへ行った!見つからないのか!」
兵A「昨日酒場に入る所を目撃されて以降行方が分かっていません!」
ゼン「くそっ!だから離れるのは危険だと!」
レイミ「落ち着いてゼン、ゴンズなら大丈夫よ・・」
セト「おそらく・・・・酔って・・・どこかで寝ているのだろう・・・」
ゼン「だといいが・・・」
レイミ「そういえばココロちゃんは?」
セト「ココロは・・・ここから一番遠い領地を任されていた・・・向かっているという知らせは来ている・・・」
レイミ「そう・・・ココロちゃんも心配だわ・・早く合流できるといいのだけど・・・・」
兵B「ほっ、報告!!」
ゼン「なんだ!ゴンズは見つかったか!」
兵B「そっ・・それが・・・ゴンズ様を町の路地裏で発見致しましたが・・・ゴンズ様は既に・・・亡くなられていたと!!」
ゼン「なっ!!?・・なんだと!!」
セト「バカな・・・・・・」
レイミ「ゴンズが!・・・うそ・・・うそよーーー!」
兵B「路地裏が激しく損傷しており、争った形跡が発見されましたが・・犯人に繋がるものは何もなく!見つかったのはゴンズ様のご遺体だけと!」
ゼン「バカな・・・ゴンズは我々の中で最も武力が優れているんだ!ゴンズを倒せるものなどこの世界には・・」
セト「ゴンズは酒に酔っていたとすれば・・・・もしやそれで・・・」
ゼン「ゴンズの遺体は?」
兵B「こちらに移動中でございます!」
ゼン「そうか・・・付き次第教えてくれ」
兵B「八ッ!」
レイミ「アレンさんに続いてゴンズまで・・・」
セト「一刻も早く・・・・・犯人を捜し出さねば・・・」
ゼン「そうだな、兵を集めろ!軍議を行う!!」
それから夜通し軍議が行われ、ゴンズの遺体を確認したゼン、レイミ、セトは、兵を引き連れて謎の襲撃者の探索に出陣した・・・
悪夢の惨劇まで・・・・あと1日・・・・
209
:
N.T
:2016/04/23(土) 16:34:58 ID:1/joqKK6
ゼンたち一行は謎の襲撃者の探索に向かうが、これといった成果も出せず、町の民達もいきなりの出陣に不安の声が強まっていく
ゼン「アレンが襲われた城下、ゴンズが襲われた町の路地裏・・・隈なく探したが何も見つからないとは!」
セト「謎の光というのも・・・・・・・・気になる・・・・」
レイミ「犯人はこの世界の者じゃないとか・・・?」
ゼン「幽霊や宇宙人だと?」
レイミ「それはわからない・・・でもこの世界のほとんどを私たちは旅したじゃない?・・」
セト「確かに・・・・この世界には俺たちに立ち向かえる勢力は・・・・既にないはず・・・」
ゼン「いや・・・俺のカンだが襲撃者は1人だ、アレンやゴンズを相手にして襲撃者の血といった痕跡が一切見つからないのなら、そいつは余程の力を持った者としか思えない」
セト「なるほど・・・たしかにあの狭い路地裏で・・・・・大人数で襲撃するのは無理だ・・・・」
レイミ「ゼン、大丈夫よね?・・・これ以上仲間が殺されるなんて私・・・」
ゼン「大丈夫だ、俺たちは死なない!必ず犯人を打ち倒す!」
レイミ「ゼン・・・・」
セト「今日はもう暗くなってきている・・・・探索は後日にしよう・・・」
ゼン「そうだな、この場所から戻るのは危険だ、ここでキャンプを張ろう」
レイミ「ええ、わかったわ」
そして深夜・・・・
レイミ「ゼン?・・・いる?」
ゼンのテントの前にレイミが現れる
ゼン「ん?どうしたレイミ」
レイミ「私・・・怖いの・・・」
ゼン「大丈夫だ、レイミは俺が命をかけても守る」
レイミ「そうじゃないの!・・・私・・・実は最近ずっと夢を見るの・・」
ゼン「夢?・・」
レイミ「ええ、その夢のはいつも一緒・・・ゼンが・・」
ゼン「俺が・・・?」
レイミ「ゼンが狂ったように暴れて民や兵士たちを殺していくの・・」
ゼン「俺がみんなを?・・・それはすごい内容の夢を見たなレイミ、だが安心しろ、俺がそんな狂人になると思うか?」
レイミ「それはわかっているは!・・でも・・・不安で・・・えっ・・んっんん・・」
ゼンはレイミの口を塞ぐように口づけをした
ゼン「そんなことを言う口は塞がないとな」
レイミ「もっ、もうーいつも急なんだから・・」
ゼン「明日は早い、今日はもう寝よう」
レイミ「あ、ゼン?・・・」
ゼン「んっ?」
レイミ「私もここで・・・ダメ・・・?」
ゼン「だ、だめじゃないけど・・ははっ・・狭いけど大丈夫か?」
レイミ「ううん、大丈夫、ありがとう・・おやすみなさい」
ゼン「あ、ああ・・・おやすみレイミ・・」
ゼン「(くっ!こんな時健全な身体だったら!!)」
そして静かに夜は過ぎていく・・・
悪夢の惨劇がすぐそこに迫っていた・・・
210
:
N.T
:2016/04/23(土) 17:03:03 ID:1/joqKK6
セト「・・・・・・・・」
ゼン「おはようセト、早いな」
セト「ああ・・・・昨晩枕元に・・・・・アレンとゴンズが立った・・・」
ゼン「アレンとゴンズが!?・・・それで」
セト「何かを伝えようとしていた・・・・だが何も聞こえなかった・・・・そして消えてしまった・・・」
ゼン「そうか・・・2人は何を知らせようと・・・」
レイミ「おはよう、ゼン、セト」
ゼン「おお、レイミ、おはよう・・・よく眠れたかい?夢は?」
セト「夢?」
ゼン「ああ、レイミが最近見続けている夢の話さ、俺狂人化してみんなを襲う内容だそうだ」
セト「ふんっ・・・そういうことか・・・安心しろ・・・それはない・・・」
ゼン「はははっ!だろ?・・・んでどうなんだレイミ」
レイミ「ええ、今日はその夢を見なかったわ」
ゼン「そうか、よかったな、いろいろあって気がまいってただけさ」
レイミ「そうね、そうかも」
兵A「報告!!」
ゼン「どうした!」
兵A「民が我々の出陣で不安の声が強まっており、手が付けられないとのこと!」
レイミ「そうよね・・・平和な世になってまだ浅いのに、いきなり出陣なんて・・・」
ゼン「そうか・・浅はかだった!もっと民の事を考えてやるべきだった!」
セト「俺が手勢を引き連れて先に戻る・・・・・」
ゼン「なに!危険だセト!」
セト「大丈夫だ・・・・・・・ここ一帯は安全が確認済みだ・・・・・」
ゼン「しかし・・」
セト「大丈夫だ・・・・・・・・町の混乱を鎮めるのが・・・・・・・・・最優先だ・・・・」
ゼン「絶対に無理はするな?危ないと思ったらすぐ逃げるんだ!俺たちもすぐ向かう」
セト「ああ・・・・・また町で会おう・・・・・・ゼン・・・レイミ・・・・」
レイミ「ええ、また・・・ご無事で・・・・」
セトは手勢を引き連れ、町の混乱を鎮めるために一足先に向かった
ゼン「俺たちもこの一帯を探索後に帰還しよう」
レイミ「ええ、そうね」
兵A「出陣の準備が整いました!」
ゼン「よし!では行くとしよう」
ゼンとレイミが先頭に立ち、出陣の号令をかけようとした・・・まさにその時・・・
ゼン「うわっ!!なんだ!!」
レイミ「きゃ!!眩しい!どうしたの!」
兵士A「ゼン様!これはまさか!!」
ゼン「くそ!目が・・・まさかこれは襲撃者の!レイミ!離れるな!」
レイミ「ゼン!!」
眩い光によって目が眩み、混乱する一同・・・
兵士B「ぎゃあ!!」
兵士C「ぐあぁ!!」
ゼン「!?どうした!!」
兵士達「うわぁーー!」「ぐはぁ!」「なんだ!ぐふぅ!!」
ゼン「何があった!」
兵士A「何者かの襲撃にあっています!!このままでは!!」
ゼン「くそぉ!目が!・・くっ!!」
そしてゼンの目が回復し始め、辺りを見渡した・・・
ゼン「そっ・・・そんな馬鹿な・・・兵士たちが・・・」
レイミ「そんな・・・」
そこには多数の兵士たちが襲撃され、壊滅的被害を受けていた惨状であった
???「ほほほっ・・・ようやく会えましたねー・・英雄ゼンさん」
ゼン「誰だ!!」
211
:
N.T
:2016/04/23(土) 17:23:56 ID:1/joqKK6
???「こっちですよ」
ゼン「なっ!?・・・なんだこいつらは・・」
そこには3人の人間が立っていた
レイミ「あなた達は誰!!」
???「もう知っているでしょう?・・・謎の襲撃者ですよー、ほほほ」
ゼン「あいつらがアレンとゴンズを・・・女が1人、男が1人・・そしてあの真ん中のやつはなんだ・・おかしなマスクをつけて全身を隠すローブ姿とは・・」
???「とりあえず名乗っておきましょうか、英雄さんを前に失礼ですからねぇー、私はマスター・・・それで統一しております」
ゼン「マスターだと?ふざけた名だ!いったい何が目的だ!この世界を征服するつもりか!」
マスター「この世界に興味はありませんよ、あなたが私どもに協力してくれれば何も危害を加えるつもりはありません」
レイミ「何が目的かは知りませんが、私たちの仲間があなたによって殺されています!これは許せることではありません!」
ゼン「そういうことだ、のこのこと正体を現したことを悔いるのだな」
マスター「やれやれ・・この世界の英雄さん達は野蛮で困ります・・」
兵A「私にお任せを!たああああ!」
ゼン「待て!!」
???「マスター・・・お任せを」
兵A「たあああああ!」
???「フン!!」
兵A「なっ、なんだ!・・地面が歪んで・・・」
???「マスター御前である・・・わきまえよ」
兵A「ゼ、ゼン様ーーーーーー!ぎゃあああああああああ!!」
ゼン「くっ!!」
マスター「ご苦労様ですー・・・ほほほ」
レイミ「ゼン、どうするの・・」
マスター「さて、ここにはあなたたち2人しかいませんが・・・それでも協力していただけませんかー?」
ゼン「無論だ!この場で貴様を斬る!」
???「きゃは!!バカだよあいつーーー!超ウケるー!」
???「うるさいぞ・・マスターに耳障りだ」
ゼン「レイミ、お前は戻ってセトたちを呼んできてくれ」
レイミ「えっ!ゼンを置いてなんて!」
ゼン「大丈夫だ、俺はそんな簡単に負けない、俺を信じてくれているなら、頼む!」
レイミ「・・・・死なないでね!絶対よ!」
ゼン「ああ!」
マスター「ようやく英雄のリーダーさんがお相手くださるとは・・・光栄ですが残念でもありますねー」
マスターは何かを合図した・・
???「かしこまりました・・・ムンッ!」
レイミ「きゃあ!!なっ、なに・・・身体が・・うごかな・・」
ゼン「レイミ!!」
レイミの身体が突然宙に浮き始め、マスターたちの方へ引き寄せられる
212
:
N.T
:2016/04/23(土) 17:38:09 ID:1/joqKK6
ゼン「レイミーーー!」
マスター「おっと、動かない方がいいですよー、人質というのはあまり好きではありませんが、動くとこの女性がどうなるかわかりませんよーほほほ」
ゼン「くっ!」
レイミ「ゼン・・・私はいいから・・」
ゼン「そんなことできるわけがないだろう・・・」
ゼンは剣を捨てた・・・
レイミ「ああ、ゼン・・」
ゼン「協力しよう・・・だからレイミを離せ」
マスター「おー!これは嬉しいことですー!まさか女一人で英雄さんが協力してくれるとはー!余程大事な女性なのでしょうー」
???「きゃはー!英雄とか笑えるーー!」
ゼン「それで、何が目的だ!」
マスター「それでは説明しましょうー・・この世界のどこかにあるという神が作り出したという秘宝が隠されている施設・・・それがどこにあるのか教えていただけますかー?」
ゼン「神が作り出した施設だと・・?なんのことだ」
マスター「この世界を隈なく知り尽くしたあなたが知らないはずがないじゃないですかー、おとなしく教えていただければこのまま去りますのでー」
ゼン「知っていれば教えている、だがそんな施設も秘宝も知らん!そんなものはこの世界にはない!」
マスター「はぁーー・・・困ったものですねー協力すると言っておきながら・・・仕方ありません」
???「かしこまりました・・・ムンッ!」
ゼン「ぐあっ!身体の・・・自由が・・・」
レイミ「ゼン!!」
???「きゃは!動くなしー!」
レイミ「くっ!・・ゼン・・・」
マスター「さてと・・・準備準備・・・」
ゼン「なっ・・・なにをする・・・つもりだ・・」
マスター「ほほほ、ありましたー」
マスターが取り出したの数個の風船らしきものと、巨大な空気ボンベだった・・・・・
213
:
N.T
:2016/04/26(火) 17:11:39 ID:YnAmzc9g
マスター「ほほほ、これが何かわかりますかー?」
ゼン「それがどうした!・・・何をするつもりだ!」
マスター「なーに、あなたがその気になるまで、ちょっと風船で遊ぼうじゃないですかー」
そういうと、マスターは空気ボンベのホースの風船を取り付け始めた
ゼン「風船遊び・・・だと、ふざけるな!早くレイミを解放しろ!」
???「きゃは!それはあんたがさっさと素直になればいいだけだしぃー!」
マスター「ほほほ、そういうことです、それ!」
キュッ!キュッ!・・ぷしゅーーーーーという音と共に空気が放出され始め、ホースに取り付けられた風船が膨らみ始めた
ゼン「だから何度も言っているだろう!・・そんな物は知らん!」
パンッ!!
レイミ「!?」
風船が破裂し、その音に辺りは静まり返る・・・
マスター「ほほほ、すこし近づきましたかー・・すこし痛かったですねー」
???「お怪我は?マスター」
ゼン「聞いているのか!!」
マスター「そんなはずはありませんー、この世界を知り尽くすあなたが知らないわけがねー・・・さて準備しましょうか」
そういうと空気ボンベをさらに5つ取り出し始めた・・
マスター「ではよろしくお願いしますよー」
マスターは謎の男に数個の風船を手渡した
???「はい、マスター」
謎の男は5つの空気ボンベのホースに風船を取り付け始めた・・・そして
???「さてと、こっちも準備しないとね♪」
レイミ「きゃあ!」
そういうと謎の女はレイミの髪を引っ張り、どこかへと歩いていく・・・その先にあったのは最初に出された空気ボンベだった・・・・
214
:
N.T
:2016/04/26(火) 17:34:11 ID:YnAmzc9g
ゼン「レイミ!!くそっ・・身体が動かん・・・何をするつもりだ!」
???「準備準備っとー♪・・・それっ!」
レイミ「えっ・・・ちょ!何を、いやぁ!!」
謎の女はレイミの下半身を触り始めた
???「なかなか良いお尻してるじゃーん?私嫌いじゃないよー?」
レイミ「んっ、いやぁ・・・やめて!」
???「遊ぶな、さっさとやれ」
???「もう!わかってるしぃー!」
謎の男から空気ボンベのホースを受け取った謎の女・・
???「痛かったらごめんねぇーん♪」
レイミ「えっ?・・何をして・・ひぃ!!」
謎の女はレイミの下着に手をかけると、手に持つホースを近づけ・・・ぐぐぐっ・・
レイミ「いっ・・・痛い痛いーー!」
ゼン「レイミ!!貴様ら何を!!・・・・まっ、まさか・・・」
レイミ「ひっ!・・ぐぅーぎぃぃぃー!」
そしてそのホースは、深くレイミの中に差し込まれてしまう・・レイミの下半身からホースが垂れ下がり、そして力無く倒れ込む・・
ゼン「レイミ!・・・おい!何を考えているんだ!やめろ!」
???「準備できましたマスター」
???「こっちもOK-♪」
マスター「ほほほ、ご苦労様ですー。さて英雄ゼン、これからここに用意された6つの風船を順に膨らませていきます、全ての風船が破裂してしまう前に素直に喋ったほうがいいですよー」
レイミ「ううぅ・・・お尻が・・痛い・・・」
ゼン「6つの風船だと・・・やはり貴様ら!!」
マスター「それではまず一つ目・・」
キュッ!キュッ!・・ぷしゅーーーーーと空気が放出され、1つ目の風船が膨らみ始めた・・
???「きゃははー♪」
ゼン「もしや・・あいつら最後にはレイミを・・・はっ、そういえばアレンのメイドたちは肛門が損傷していて、腹が内側から吹き飛んだような遺体だった・・そういうことだったのか!!」
一気に青ざめるゼン・・
ゼン「わかった!!言う!!言うからそんなことやめてくれ!!」
レイミ「ううぅ・・・ゼン・・」
パンッ!!と1つ目の風船が破裂した・・・
215
:
N.T
:2016/04/26(火) 17:47:38 ID:YnAmzc9g
マスター「ほう、そうですか!では教えてください?」
ゼン「レイミを解放してくれたら共に探す!それでいいだろう!」
キュッ!キュッ!・・ぷしゅーーーーーと2つ目の風船が膨らみ始めた
ゼン「なっ!?」
マスター「そんなこと言って逃げるつもりなのはわかっていますからねぇー・・がっかりさせないでくださいー」
レイミ「お尻に入れたの抜いて・・痛いのぉ・・・・」
???「きゃは!今自分がどういう状況かわかってるー?」
レイミ「えっ?・・」
パンッ!!と2つ目の風船が破裂し、続けて3つ目の風船が膨らみ始める・・
???「自分のお尻に入れられたホースの先に何があるのかわかるでしょー?」
レイミはホースの先へと目を向ける・・
レイミ「あっ・・・ああ・・うそ・・・じゃあ6つ目の風船って・・まさか・・」
???「そうよ♪あ・・な・・た・・♪」
レイミ「いやぁーーーーーーーーー!」
今の状況に気付いたレイミは身体をバタつかせる、だが思うように身体が動かなかった・・
レイミ「助けて!助けてゼンーー!」
ゼン「レイミー!本当に知らないんだ!!何でもする!!俺の命だってくれてやる!だからレイミを解放してくれー!」
マスター「あなたの命には興味ありませんー、本当に強情ですねー」
パンッ!!
マスター「おやっ、3つ目も破裂してしまいましたねー早くしないと時間切れになりますよー」
キュッ!キュッ!・・ぷしゅーーーーー、4つ目の風船が膨らみ始める
ゼン「お願いだ!聞いてくれ!本当に知らないんだ!!」
レイミ「ゼンーー!怖いー!怖い怖いぃーー!」
???「ドキドキ♪ワクワクー♪」
マスター「んー?まさか本当に知らないのですか?」
ゼン「そうだ!知らないんだ!その目的の物がこの世界に本当にあるならあらば共に探す!!信じてくれ!」
パンッ!!4つ目の風船が破裂してしまった・・・・
216
:
N.T
:2016/04/27(水) 00:45:19 ID:N77NBzSI
マスター「うーむ、これは困りましたー・・・」
???「マスター、騙されてはいけません、あの男はこの世界の戦を終戦させてきた男です、どのような手口を持っているかわからないのですから・・・」
ゼン「なっ、なんだと・・貴様!!」
マスター「ふむぅ、それもそうですね。危なく騙されるところでした。ほほほ」
キュッ!キュッ!・・ぷしゅーーーーーと、ついに5つ目の風船が膨らみ始めた
レイミ「いっ、いやぁ!!」
目の前の風船が膨らみ始めたことに驚くレイミ・・・
ゼン「やめてくれ!頼む!!」
???「きゃは♪ヤバいんですけどー!興奮しちゃうー♪」
マスター「さぁ、そろそろ言う気になってきましたかー?風船はあと2つですよー?ほほほ」
ゼン「ふざけるな!!」
マスター「ほう」
ゼン「レイミは・・・レイミは風船なんかではない!!こんな非道が許されるわけがない!!知らん物は知らんのだ!!何度言えばわかる!!」
ゼンはとうとう怒りが爆発した
マスター「おおお、すごい迫力ですねー、さすがは英雄と言ったところですかー・・・ですが・・」
パンッ!!
マスター「今のあなたの立場をよく考えなさい?」
レイミ「あっ・・・いっ、いや・・いやよ・・やめ・・」
ゼン「やめろ!やめろーーーー!」
マスター「さぁー!最後の風船ですよー!」
レイミ「いやーー!やめてぇ――!ゼンーーー!ゼン助けてーー!」
キュッ!キュッ!・・ぷしゅーーーー・・・・・・・
レイミ「たすけ・・・はうっ!!!」
ゼン「レイミーーーーーー!!」
ついにレイミの中に空気が放出されてしまう・・・入ってくる空気の感覚にレイミの身体は大きく仰け反った
レイミ「うっ、うぁぁ・・・入ってくるー!私の中に入ってくるわぁーー!」
ゼン「レイミーー!やめろーー!やめてくれーー!」
217
:
N.T
:2016/05/12(木) 00:00:11 ID:GzA9sPZc
マスター「ほほほ!それはあなた次第ですー、素直に言えばいいのですよー」
ゼン「だから何度も言って!」
レイミ「うぐぅぁぁあああ!!いやぁ!助けてー!」
ゼン「レイミ!!」
レイミ「許してお願いぃー!本当に・・・うあぁ!・・本当に私達知らな・・いのぉ!」
???「きゃは!!見て見てーー!」
謎の女は倒れているレイミの身体を起こす
レイミ「ひぃ!!うそ・・・うそよぉー!私のお腹が膨らんで、いやぁーーーー!」
レイミのお腹が目に見えてわかるほどに膨腹し、膨らんでいくお腹によって衣服を内側から伸びていく・・
ゼン「レイミ!やめろーーーー!もうやめてくれ!」
マスター「ほほほ、最愛の女性が目の前で風船のように膨らんでいくのを見るのはどんな気持ちですかーー?このままではパンパンに膨れ上がって破裂してしまうでしょうねー」
レイミ「いやぁーー!助けてぇぇぇーー!」
レイミが必死にもがき始める・・
???「うわっと!・・」
ゼン「レイミ!」
レイミ「ゼン!!助けて!!お腹が破裂しちゃう!!」
レイミはそう叫ぶと、よろよろとした足取りですこしづつゼンの方へと近づいていく・・
マスター「ほう、これは驚きですー、まさか呪縛が解けるとはー・・・余程必死なんですねぇーほほほ」
レイミ「くっ、苦しい・・ゼン・・苦しいよ・・助け・・」
既にレイミのお腹は妊婦ほどの大きさにまで膨れていた・・・
218
:
N.T
:2016/05/12(木) 00:17:45 ID:GzA9sPZc
ついにゼンの近くまできたレイミ・・・だが・・
レイミ「ゼン・・・きゃ!!」
ゼン「レイミ!?」
レイミに差し込まれたホースが限界までのびたためピンと張り、その反動でレイミはまたしても倒れ込む・・
レイミ「いっ・・痛い・・・お腹痛い・・・苦し・・いぃぃ」
マスター「惜しかったですねー、もうすこでたどり着けたのにー、それにしても・・・それだけ膨らんでいながらまだ動けるとは・・余程身体がお強いのでしょうねー」
???「マスター・・」
マスター「ふむぅ、そうですねー・・私たちも急いでいますのでー・・・」
マスターはそういうとレイとに繋がった空気ボンベに手を伸ばし・・
マスター「そろそろ終わりにしましょう」
キュッ!キュッ!キュッ!!・・・シュゴーーーーーーー!!
レイミ「うぎぃいいい!!」
ゼン「レイミ!!くそ!くそぉー!動け俺の身体ーー!!」
レイミに流れ込む空気の量が増し、レイミにお腹はさらに急激に膨れ上がる・・
レイミ「ひいいぃぃぃーー!ぐぅうああああああぁぁぁーー!」
マスター「素晴らしいー!まさかこんな大きく膨らめるとはー!ほら見て見なさい!膨れ上がったお腹で身体が隠れてしまってますよーほほほ!」
レイミ「ゼ・・・ン・・ぐぅぅぅーー!たす・・けで!」
ミチミチミチ・・・
レイミ「ゼンーーー!ゼンだずげ!!」
ミチミチミチミチ・・・
レイミ「ゼ・・・うぐああぁあ!!」
ゼン「うわああああああああああーー!!レイミーーーーーーーーーーーーーー!!」
マスター「そろそろ限界ですねぇー!ほほほ、これはこれは・・・彼女さんのお腹も相当パンパンですがーーー」
マスターは何かを指差す・・・
マスター「英雄殿の下腹部もパンパンでいらっしゃるー、ほほほ」
ゼン「・・・えっ?・・・」
219
:
N.T
:2016/05/12(木) 00:33:19 ID:GzA9sPZc
ゼンはその言葉の意味を理解できなかった・・マスターが自分を指差してあざ笑う・・・
マスター「最愛の女性が破裂しようとしている時に、ほほほ、身体は正直といいますかー」
ゼンは自分に下半身に違和感があることに気付いた・・ゼンはゆっくりと下へと目線を向ける・・そこには・・
ゼン「あっ・・あああ・・・なんだこれは・・・まさか・・・・」
マスター「最愛の女性が目の前で膨らまされるのを見て勃起する英雄・・・これほど面白い光景はありませんねーほほほ!」
ゼンの下半身にある違和感・・・それは長い年月反応することがなかった男としての現象・・・
ゼン「嘘だ・・こんな時に・・俺は・・・はっ!レイミ!!」
ゼンはレイミの方へと目を向けた・・・そこには・・・
レイミ「・・・・ゼン・・・・・なんでぇ・・・・」
パーーーーーーーン!!!
ゼン「あっ、あああそんな・・・レイミ・・・レイミーーーーーーー!!」
レイミのお腹はついに限界を迎え、ゼンの目の前で無残に弾け飛んだ・・・
マスター「すごい破裂音でびっくりしましたぁー・・・あれほど大きく膨らんだ女性を始めてみました」
ゼン「・・・あっ・・・ああ・・・あああ・・・」
マスター「おや、ショックで精神が壊れてしまいましたか・・これでは満足に話せそうにもありませんねー行きましょうか」
???「はい、マスター」
???「きゃは!楽しかったー!」
マスター「それでは英雄殿、またお会いしましょう、次会う時にはもっと素直になっていてくださいね?・・ほほほほほ」
そういうと3人は姿を消した・・・
ゼン「・・・・・・・・・・・・・レイ・・・・ミ・・・」
そしてゼンは意識を失った・・・・
220
:
N.T
:2016/05/13(金) 11:34:29 ID:/b4MZmjQ
レイミ「・・・・ゼン・・・・・なんでぇ・・・・」
パーーーーーーーン!!!
ゼン「レイミ!・・・・レイミーーーーー!」
セト「おい・・・大丈夫か・・・・落ち着け・・・」
ゼン「はぁーはぁー・・・夢?・・・ここは・・・」
セト「お前の部屋だ・・・・お前が倒れているのを見つけ・・・ここへ運んだ・・・」
ゼン「そうか・・・レイミ!レイミは!!」
セト「・・・・・・・・・・」
ゼン「セト!!教えてくれ!レイミは!!」
セト「それは後で・・・教えよう・・・まずは身体を休めろ・・・」
ゼン「セト!待ってくれセト!!」
セトはそういうと部屋から退出した・・・
ゼン「レイミ・・レイミーーーー!ぐっ」
ゼンの身体はまだ回復しきっておらず、立ち上がるのも困難であった・・・そして数日後・・
セト「身体の調子はどうだ?・・・・・ゼン」
ゼン「ああ、大丈夫だ、おかげで助かった・・」
セト「そうか・・・聞かせてくれ・・・俺と別れた後・・・何があった?」
ゼン「それは・・・・お前と別れた後、謎の仮面をつけたローブ姿の人間と、その2人の部下の襲撃に合い、兵が皆殺しにされ・・・レイミも・・・レイミは!!レイミは無事なのか!!」
セト「落ち着けゼン・・・レイミがどうなったかは・・・お前がよく分かっているはずだ・・・この近くの安置所に・・・・レイミが運び込まれている」
ゼン「レイミ・・・・あああ、レイミーーー!」
ゼンはベットから飛び出すと、レイミのいる安置所に駆け出した・・・
ゼン「レイミ!!」
ゼンは安置所にたどり着き、その扉を開ける・・そこには・・・
ゼン「はぁーはぁー・・・レイミ・・・・レイミ、来たぞ?・・俺だ・・・ゼンだ」
そこには白い布に全身を隠され静かに眠るレイミの遺体がそこにあった・・・
ゼン「レイミ・・・すまない・・・守ってやれなかった・・・お前をあんな目に・・・おっ・・俺は・・・ううぅ・・・うわぁあああああああああああ!!」
セト「・・・・・・・ゼン・・・・」
ゼン「・・・・セト・・・・」
セト「これからどうする・・・」
ゼン「決まっている・・・奴らを探し出し・・・皆の仇を打つ!!」
221
:
N.T
:2016/05/13(金) 12:06:23 ID:/b4MZmjQ
そしてゼンは、民達を本拠地である地に集め、遠い町などには現場の映像を中継する形で今の現状を民達に伝えようとする・・・・ゼンは自室である物を眺めている・・・
ゼン「レイミ・・・・お前にこれを渡したかった・・・受け取ってほしかった・・」
ゼンの手には、レイミに渡すはずだった婚約指輪があった・・
ゼン「さぞかし美しかったのだろうな・・・レイミの花嫁姿・・・・長い月日共に過ごし、辛い目にも合ってきたがレイミがいつも癒してくれていた・・・今度は俺が幸せにしてやる番だった・・・」
セト「ゼン・・・時間だ・・・」
ゼン「ああ、今行く・・・・待っていてくれレイミ、アレン、ゴンズ・・・必ず仇を打つ!」
民A「ああ、ゼン様だ!」
民B「ゼン様ーーー!!」
ゼン「皆聞いてくれ!!戦が終わり、戦乱の世は終わった!!これからは平和の世が始まる!!そのはずだった!!」
民達がざわつく・・・
ゼン「だが!!その平和の世を乱す者が現れた!!その者により数多くの兵!!そして英雄たちの命が奪われた!!」
民達がさらにざわつく・・・
ゼン「だが!俺は負けない!!愛する民のため!!永遠に続く平和のために!!・・・だが!新たな敵は今まで以上の強敵である!・・・俺は数多くの兵を失った!!現状奴らに対抗できる力はない!!」
セト「・・・・・・・・・」
ゼン「そこで民達よ!!永遠に続く平和のため!共に戦ってくれる者を集いたい!!」
民達「!!?」
ゼン「無論強制はしない!!だが!奴らを倒さねばいつ平和が乱されるかわからん!!勇敢な民よ!!共に戦ってくれ!!」
ゼンは全ての思いと決意をその声に出し、全ての民達に聞かせた・・・
ゼン「はぁーはぁー・・・・」
長い沈黙が流れる・・・・その時だった
セト「・・・・・・・なっ、なに・・・・!?」
ゼン「なっ・・・」
民達が一斉に無言でその地から離れていく・・・
ゼン「民達よ!!なぜ!!なぜだ!!平和のために今戦わねば!!」
民A「ゼン様とその精鋭の兵たちが叶わなかった敵に、俺たちが勝てるわけがない!!」
民B「そうだ!!せっかく平和になったのに!また戦を起こすなんて反対だ!」
民C「ゼン様はこの世を戦乱の時代に戻すつもりですか!」
ゼン「なんだと・・・・」
民D「その敵だって、今まで町や村を襲ったことなんてないではないか!」
民A「とにかく俺はごめんだ!」
民B「俺もだ!!」
セト「・・・・・・なんという・・ことだ・・・一人も・・・残らないとは・・・・」
ゼン「こんな・・・こんな者たちのために俺たちは戦っていたのか・・・何のためにレイミたちは死んだのだ・・・」
セト「ゼン・・・落胆するのは早い・・・まだほかの町や村の民達がいる・・・その者の返事を待とう・・・」
それから数日が経過したが・・・ゼンたちの元へ集う民は・・・一人も現れなかった・・・・
222
:
N.T
:2016/05/16(月) 09:46:09 ID:jgA26K8g
ゼン「民は?・・・・共に戦ってくれる者は現れたか・・?」
セト「いや・・・・今だ一人も・・」
ゼン「そうか・・・・ふふふ・・・ふははははは!」
セト「どうした・・・・ゼン・・・?」
ゼン「俺たちが今までしてきたことは何だったんだろうなと思ったら、あまりにくだらない事だったんだなと思ってな!」
セト「そんなことはない・・・・俺たちは平和のため・・」
ゼン「その平和のために戦った仕打ちがこれか!!民には見捨てられ!仲間を大勢失った!!・・・・こんな未来があるとわかっていれば、俺は・・・」
セト「・・・・・・」
ゼン「どこへいく?・・・」
セト「残った兵を集め・・・・・・今後について軍議してくる・・・・お前はシャワーでも浴びて冷静になったら・・・こい・・・」
そういうとセトはゼンの部屋を後にした・・・・
ゼン「・・・・・・・レイミ・・・・俺は・・・」
ゼンはレイミへ渡すはずだった指輪を眺める・・・
ゼン「レイミ・・・・俺は・・・俺はどうしたらいい・・・どこで間違った・・・どこで・・・」
ゼンの目に涙がこぼれる・・・
ゼン「シャワーでも浴びよう・・・」
ゼンは自室のシャワーへと向かった・・・・キュッ、キュッ・・・シャーーーーー
ゼン「・・・・・・・・・レイミ・・・・・俺は・・・」
その時だった・・・・背後からガタン!という音が聞こえると・・・
ココロ「ゼン!!・・・ゼンどこーー!!」
ゼン「ココロ?・・・ここだー!今シャワーをー」
ココロ「ゼン!!遅れてごめ!・・きゃあああああああ!」
ゼン「うわ!いきなり入ってくるな!!」
ココロ「みっ、みちゃった・・・って、そんなことよりいったい何があったのよ!アレンが殺されたって聞いて、慌てて準備してたら次はゴンズが死んだって聞いて!それでー」
ゼン「ココロ、すこし落ち着け!後で話すから出てー」
ココロ「セトは!?・・レイミはどうしたの!?」
ゼン「!?・・・・」
ココロ「ねぇゼン!!2人は無事なの!」
ゼン「セトは無事だ、今軍議室にいるだろう・・・・レイミは・・・・」
ココロ「レイミは?・・・」
ゼン「レイミは・・・・死んだよ」
ココロ「うそ・・・そんな・・・」
ゼン「うくっ・・ううぅ」
ゼンは涙を流す・・・
ココロ「えっ、ちょっ!ゼン!」
ゼンはココロに抱き付く・・・
ゼン「すまないココロ・・でも俺・・・レイミを失って・・・寂しい・・・寂しいんだ・・・」
ココロ「・・・・ゼン・・・・ゼン、こっち向いて?」
ゼン「ココロ?・・・!?」
ココロ「んっ・・・」
ココロはゼンの口に唇を合わせた・・・
223
:
N.T
:2016/05/16(月) 10:05:13 ID:jgA26K8g
ココロ「大丈夫・・・私がいるわ・・・これからもずっとゼンの傍にいる・・・だから大丈夫・・・」
ゼン「ココ・・・ロ・・・ううぅ・・・」
ココロ「私・・・こんな時どうしたらいいのかわからないけど・・・いいよ?・・私が癒してあげる・・・」
そういうとココロは服を脱ぎ出す・・・
ゼン「ココロ・・・・ココロ!!」
ココロ「きゃ!!ちょっとゼン!まだ全部脱いでな・・・あんっ」
ゼンはココロの身体をまさぐる・・・
ゼン「ココロー!俺は・・俺はー!」
ココロ「んんっ!・・・んあ・・・うん、いいよ・・・私の身体・・・全部ゼンにあげる」
ゼンはココロの身体にむさぼりつく・・・それを受け入れるココロ・・・
ココロ「ああんっ・・ゼン・・・ああ、ゼン・・・したことないけど・・・私に任せて・・」
そういうとココロは腰を落とし、ゼンの下半身の陰部に手を伸ばす
ココロ「熱いのね・・・でもこれが・・ゼンの・・・動かせばいいのよね・・・」
ゼン「コ・・ココロ・・・」
ココロはゼンの物を上下にしごき始める・・・だが・・・・
ココロ「あっ・・あれ・・おかしいな・・・固くならない・・・ごめん、私へたくそなのかも・・・」
ゼン「いや、ココロ違うんだ・・・俺は・・・ココロ?・・・お前」
ココロ「ぐすっ、私・・ゼンの癒しあげたい!!なのにどうしていつもうまくいかないの・・・ゼン・・・」
ゼン「聞いてくれココロ・・・俺は・・」
ココロ「ゼン・・・・なんでぇ?・・・・・」
ゼン「!?」
レイミ「ゼン・・・・なんでぇ?・・・・・」
ゼン「ううあ・・・あああ・・・うわぁぁあああああーーー!」
ココロ「えっ、ゼン!?どうしたの!!」
ゼン・・・・なんでぇ?・・・・ゼン・・・・なんでぇ?・・・・ゼン・・・・なんでぇ?・・・・
ゼン「うわああぁぁぁぁーーーーー!」
せっかく平和になったのに!また戦を起こすなんて反対だ!」「ゼン様はこの世を戦乱の時代に戻すつもりですか!」
ゼン「うううぅぐぅぅぅーーー!うがああああああああ!」
・・・・ゼン・・・・・なんでぇ・・・・パーーーーーーーン!!!
ゼン「レイミーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
ブツッ・・・・・・・
ココロ「ゼン!!ゼンってば!!」
ゼン「・・・・・・うああぁ!!」
ココロ「えっ、きゃ!!」
ゼンはココロを壁に押し付ける
ココロ「い、痛い・・・ゼン痛い!!」
ゼン「もう一度・・・・」
ココロ「えっ・・・・?」
ゼン「もう一度・・・・見たいなぁ・・・味わいたいなぁ・・・あの感覚・・・」
ゼンはそういうと、シャワーに手を伸ばした・・・・・
224
:
N.T
:2016/05/17(火) 14:40:01 ID:JtfnlNxA
ココロ「ねぇゼンってば!どうしたの!?ねぇってば!」
ゼン「ふんっ!」
勢いよくゼンはシャワーヘッドを壁にたたきつけて壊し、ホースからは勢いよく湯が流れ出す
ココロ「ちょっとゼン!なにしてるの!ねぇ!は、離して・・・」
ココロは必死に抗うが、壁に押し付けられ身動きができない
ゼン「もう一度・・・・もう一度・・・」
ゼンはそのホースを徐々にココロの方へ近づけていく
ココロ「あ、熱い!・・ゼンやめて!!私が何かしたのなら謝るからぁ!」
ゼン「俺を癒してくれるんだろ?・・・だったら・・・・黙ってろ!!!」
ココロ「ひっ!!」
ゼン「あの感覚・・・あの滾り・・・あの・・・興奮を!!」
ぐぐぐぐっ・・・
ココロ「えっ!?あ、熱い!熱いーー!何!?ねぇ、何して!うぐっ!・・・あああー」
ゼンは湯が流れるホースを、ココロの中へと挿入させていく・・・
ココロ「や、やめてぇー!・・うああぁ、な、中に・・・はっ、入ってくる・・・熱い・・痛いぃぃ」
ぐぐぐぐっと奥へと挿入していくゼン・・・
ゼン「はっ、ははは・・・入ったぞ、どうだ?どんな感じだ!苦しいか!」
ココロ「うあぁっ!こっ、こんなの酷いよ・・ゼン・・・お願いだから止めて・・お腹の中にどんどん入ってくるのぉー!」
ぎゅるるという音がココロのお腹の中から聞こえてくる・・どんどんお腹の中に湯が溜まっていく・・・
ゼン「お、おおお・・・見ろ・・見ろ!!自分のお腹を!」
ココロ「えっ?・・・あ、あああ・・・いやぁーーーー!お腹が!私のお腹が膨らんじゃってるーー!」
ココロのお腹はホースから流れる湯でいっぱいになり徐々に膨腹していく・・その光景にココロは悲鳴をあげる
ココロ「ゼンお願い!!離して!!お腹が膨らんで!!止めて!離して!!うああぁ、お腹がぁーーー!」
ぷくぅー・・っと止まることなく大きさを増し膨腹していくココロのお腹・・・だがその必死の願いも虚しく響くだけ・・
ゼン「はぁーはぁー、やべぇーー興奮がぁー!全身の血が沸騰しているみたいだぁーーー!!待ってろぉ、今お望み通りお前の身体を貰ってやるからなぁ!」
ココロ「えっ?・・まだ何か・・うぐぁぁ!・・するつもりなの・・・・ひぃ!!そっ、それって・・」
ココロが見たのは・・ゼンの大きく勃起していた陰部だった・・・
225
:
N.T
:2016/05/17(火) 14:54:23 ID:JtfnlNxA
ゼン「い、いくぞぉー!ははっ!いくぜぇー!」
ぐぐぐっ・・
ココロ「い、痛い!!ま、まさかこのまま私を!?・・いやっ!待って!!入れないでぇ!!」
ぐぐぐぐっ・・・ブチッ!
ココロ「きゃあああぁぁぁーー!いっ、いったぁぁぁぃぃぃいいいいいい!!」
ココロの処女膜を突き破り、ゼンの物がココロの中へと挿入された・・
ゼン「な、なんだこれは!!!やべぇ!!気持ちいい!気持ち良すぎるぜぇ!!はは!!おら!おらぁ!!」
パンパンパンっと腰を動かし、ココロを犯すゼン・・・
ココロ「ひぃぎぃぃいいー!!いだいぃー痛い痛い痛いーー!!」
パンパンパン
ゼン「はぁ!はぁ!・・・すげぇ腹になったなぁ!もうパンパンだぜ!!はははは!」
大きく膨れ上がり、妊婦のようになったココロのお腹を叩きあざ笑うゼン・・・だがゼンは腰の動きを止めず、そしてココロのお腹の膨腹も止まらない・・
ココロ「うぎっ!あんっ!あはっ!・・痛っ!・・ゼ・・ン、やめっ!・・苦し・・あっ!!」
ゼン「ははっ!きもち・・気持ちいい!はは!!・・」
ココロ「ぐぅ!・・ああぁ!・・もう、だめ!・・し、死ぬ・・・死んじゃう・・」
ミチミチ・・・
ココロ「せっ、せめて・・これとめ・・あぐぁーー、おねが・・ホース抜いて・・私のお腹が破裂しちゃうーーーー!!」
226
:
N.T
:2016/05/17(火) 15:12:05 ID:JtfnlNxA
ゼン「はぁーはぁー、気持ちいい!最高だ!!・・ははは!!・・・ミ・・・」
ミチミチミチ・・・
ココロ「ぐるじ!!あがっ!うぐぅううー!・・・えっ?・・」
ゼン「気持ちいいよレイミ!!お前の身体最高だよレイミー!」
ココロ「そ・・んな・・・ゼン・・・」
ゼン「レイミーー!俺のために今まで処女でいてくれたんだな!嬉しいよレイミーー!」
ココロ「ゼン・・・・あぐっ!ぐぁ!・・ゼ・・・ン・・・」
ゼン「はぁーはぁー!もう駄目だレイミ!!・・もう出そうだ!!いっ、一緒にイクぞレイミ!!」
パンパンパンっと、ゼンの腰の早さが増していく・・・・・・ミチミチ・・・
ココロ「ゼン・・・・ひっ・・・・ひど・・・い・・・ひどいよぉ・・・」
ゼン「レイミーーーーーーーーーーー!!うおおおぉぉぉーーー!」
ココロ「ひどい・・・よぉ・・・ひど・・うぐぅ!うああぁぁぁーーーーーーーーー!!」
ボン!!!という音と共に、ココロのお腹はついに限界を迎え破裂・・・ゼンは時同じくして絶頂を迎えた・・
ゼン「はぁーはぁー・・・これが・・・射精なんだな・・・まだだ、まだ俺はいけるぞ!・・・んっ?」
ゼンの目の前には、腹が大きく裂け、涙と血で濡れ、絶望と悲しみの表情を浮かべたまま動かなくなったココロの無残な姿がそこにあった・・・
ゼン「ココロ?・・・・・・・・・」
ゼンはココロの身体から陰部を抜き、ココロの身体は力なく地面に倒れる・・・
ゼン「ココロ・・・・そんな汚なくなった身体じゃ、もう俺は癒せねぇよ」
ゼンはココロに挿入されていたホースを抜き取り、今だに流れ続ける湯で、ココロの破裂によって浴びた血や汗を流し、その場を後にした・・・
227
:
N.T
:2016/05/19(木) 11:06:05 ID:ORPkfCoc
ココロを破裂死させたゼンは、自室の窓から城下を眺めていた・・そこには笑顔を見せる民達の姿
ゼン「ふん・・・・誰のおかげで生きられていると思っている」
兵士A「ゼン様!いらっしゃいますかゼン様!!」
ゼン「ん?・・入れ!」
兵士A「失礼します!・・・・セト様がお呼びです!至急軍議室にー・・・なっ!」
兵士Aはふと横を向くと、そこにはココロの無残な遺体がシャワー室に転がっているのを見てしまう
兵士A「コ、ココロ様!!・・・ゼン様!これは!ぐっ!!」
ドスッ・・・・ゼンは兵士Aの身体に剣を突き立てた・・・プシャーっと血が引き出し倒れ込む
ゼン「いけね、開けたままだった・・・まあいいか・・・」
兵士Aの返り血を浴びたゼンは、そのまま部屋を出る・・・
メイドA「あ、ゼン様!お疲れさまで・・・きゃああああああああああああ!!」
兵士B「どうした!!・・・ゼ、ゼン様!」
兵士C「なんだ!なにかあったのか!・・・こ、これは」
血のついたゼンの姿を見て驚愕する兵士やメイドたち・・
ゼン「うっせぇなぁー・・・・邪魔だよ」
ゼンは剣を抜くと、集まった兵士たちを切り殺していく
メイドA「きゃああああああああ!ゼン様!なにを?!むぐっ!」
ゼンはメイドの口をふさぐ
ゼン「しっーーー・・・黙ってついてこい」
メイドA「んんんっ」
ゼンは震えるメイドを連れ、馬に乗るとどこかへと駆けて行った・・・
228
:
N.T
:2016/05/19(木) 11:33:03 ID:ORPkfCoc
メイドA「あ、あのゼン様・・・どっ、どこへ・・」
ゼン「いずれわかる」
ゼンはメイドを乗せ、馬を駆ける・・・向かった先は・・・
メイドA「こ、ここは・・・?」
ゼン「またここへ来るとはな・・・・」
そこはレイミが破裂死した地だった・・・
メイドA「あ、ゼン様・・・誰かいます・・」
メイドAが指差す方向には3人の姿・・・
ゼン「ふっ・・・やはりここにいたか・・こい」
メイドA「あっ!」
ゼンはその3人の元へ足を進めた
???「むっ?・・・マスター!あれを!」
マスター「ほほほ、来ましたか・・・おや?・・」
???「うっそーーー!なにあれぇーー!」
???「止まれ!!」
ゼン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
マスター「ほほほ、お久しぶりですね英雄殿・・・どうしたのです?その全身の血は」
ゼン「教えろ・・・お前たちの目的としている神の残した施設を探して何をするつもりだ」
マスター「そうですねー・・・ではすこしだけ教えましょう」
???「マスター?!」
マスター「神の力・・・・それが目当てだ言っておきましょう・・ほほほ」
ゼン「神の力だと?・・・ふふふ、神か・・・ふはははは!」
???「なんか前と雰囲気違わなーーい?」
ゼン「面白い・・・神の力か・・それともう一つ・・・女の腹を膨らませて殺す・・・それはお前の趣味か?」
マスター「そうですねぇー・・・趣味であり・・・野望でもある・・・ですね」
ゼン「そうか、ふふふ・・・そうかそうか・・・ふははははは!!」
マスター「私からも一つ・・・なぜそんなことを聞きたいのですか?」
ゼン「俺はお前を恨んでいる・・・だが、それ以上に感謝もしている」
マスター「ほう?」
ゼン「俺に最高の喜び、最高の快感、そして最高の生きがいをくれたんだからなぁ」
???「・・・・・・・・・・」
ゼン「俺も付き合うぜ、その野望をよ」
マスター「ほうー?・・これは驚きですー、仇を打つために来たのかと思ってましたがー・・理由を聞きたいですねー」
ゼン「理由か?・・・・今見せてやる」
メイドA「あ、痛い!」
ゼンはメイドの髪を引っ張ると、止めた馬の方へと引っ張っていく・・・そこには・・・・
229
:
N.T
:2016/05/19(木) 11:49:35 ID:ORPkfCoc
マスター「ほうーそれは・・・ほほほ!」
ゼンは馬に乗せていた荷物の中から、空気ボンベを取り出した
メイドA「ゼン様!・・・何を!・・あっ!」
ビリッ!ビリッ!・・・ゼンはメイドのスカートと下着を引き裂く
メイドA「きゃああああああああああ!!ゼン様!お止めください!」
そしてゼンは空気ボンベのホースを手に取ると、メイドの方へと近づけ・・・・ぐぐぐぐぐ
メイドA「えっ!?いやっ!何を!あっ!痛い!!痛いぃぃぃー!」
深々とメイドの中へ差し込まれたホース・・・・必死に抗おうと暴れるメイドだったたが・・・キュッ、キュッ・・・ぷしゅーーーーー!!
メイドA「ひぃ!!いやぁあああああああー!」
ゼンは空気ボンベから空気を放出させた
???「きゃは!!」
マスター「ほほほ、これはこれは」
メイドA「ううぅー!くっ、苦しいー!ゼン様・・・やっ・・やめて・・・」
ぐぐぐっとメイドのお腹が張り、膨張していく・・・
メイドA「うああぁ!・・お腹が・・私のお腹が膨らんで・・・あくっ!」
ぷくぅーっと膨腹し、メイドの服が盛り上がっていく・・・
ゼン「ふふふ・・・ふはははは!」
メイドA「うぐぁ!・・お願いしま・・す・・・やめて・・・!だれか・・たすけ!」
ビリビリッ!とメイドの服が膨腹していくお腹によって破れていく・・・
メイドA「私のお腹が!お腹が破裂しちゃ!・・・死んじゃう助けてぇぇーーーー!」
メイドは必死に叫ぶ・・・だが・・・ミチミチミチッ・・・
メイドA「うぐぅぅぅー!ぐるじぃーーー!・・・し・・・死にたくな・・たずげ・・・おかあさ・・・あがっ!・・ぐぅ!」
ミチミチミチッ・・・・
メイドA「うぐぁああああああーーー!・・・まっ、まだ・・・・・・・・じにだく・・・・なぁ!!」
パーーーーーーーーーーーーーーーン!!!・・・ついに限界を超えメイドのお腹が弾け飛んだ・・・
ゼン「こういうことだ・・・ふははは!」
マスター「ほほほ!歓迎しますよーーーーー!元・・・英雄殿ー」
ゼンはこうしてマスターの一味に加わったのであった・・・
230
:
N.T
:2016/05/20(金) 12:36:26 ID:d6zhzbwQ
マスター「ほほほ、それではさっそく施設に案内してもらいましょうかー」
ゼン「悪いがそれは知らん、何度も言ったはずだ」
マスター「ほうー・・・そうですかぁー・・・これは困りましたねぇー」
???「マスター、やはりこのような者を加えるのは危険です」
ゼン「なんだと貴様!」
???「我々は神となられるマスターのしもべ、貴様のような敗者は無用なのだ」
ゼン「貴様!言わせておけば!今切り殺してやろうか!」
マスター「おやめなさい!・・・ゼンさん?何か施設に繋がる情報などはありませんか?」
ゼン「直接聞くのさ」
マスター「どなたに?」
ゼン「勿論、この世界の力を持たぬ愚かな人間どもにだ」
マスター「ほほほ!なるほどー」
ゼン「俺に任せてくれ、あの愚かな人間どもには色々教えてやらねばな」
マスター「ほほほ!教えてもらうのはこちらですよ・・・いいでしょう、あなたのやり方でお願いしましょう」
ゼン「だが俺一人では時間と手間がかかる、お前の部下はこの二人だけか」
???「お前だと・・・マスターに無礼な!」
マスター「よいのですよ・・・・部下、と呼べるかはわかりませんが、ゼンさんにお貸ししましょう」
そういうとマスターは謎の男に合図する
???「・・・・・・・・・・かしこまりました、ぬんっ!」
突如眩い光が一面に現れる
ゼン「くっ、この光は!・・・・・・・・・なっ、なんだ・・・こいつらは・・・」
マスター「ほほほ、この者たちはハンターと呼ぶモンスターたちです」
ゼン「ハンター?」
マスター「このハンター達にもあなたの命令に聞くようにしておきましょう、そしてこのハンターたちですがー」
???「きゃあ!ちょっとー!」
ゼン「なんだ!」
謎の女の足に無数の触手が絡みついていた
マスター「おやおや、困ったものですねハンター達にはーほほほ」
ゼン「どういうことだ」
マスター「このハンター達は女性のみを襲う習性がされているのですー」
ゼン「女だけ?」
マスター「そうです、このハンターは女性を見つけるとあらゆる方法で膨らませ、破裂させようとするのです」
ゼン「はは、これは面白いな・・気に入ったぞ」
???「もう!私もあなた達の主でしょ!いきなり襲ってこないで!ばか!」
ハンター「ぐるる」
マスター「この者たちをあなたに貸しましょう、ほほほ、どうですか?」
ゼン「最高だぜ!・・・・マスター!」
231
:
N.T
:2016/06/17(金) 12:53:06 ID:UYVBmRd.
セト「ゼンは何をしている・・・・・迎えに送った兵も・・・戻ってこないとは・・・」
セトはいつまでたっても現れないゼンの様子を見るため、ゼンの部屋へ向かっていく・・・
セト「な、なんだこれは!・・・・」
セトが見たのは、廊下に倒れる無数の兵たちの遺体だった・・・
セト「まさか襲撃か!・・・ゼン!・・・」
セトはゼンの部屋へと急ぐ
セト「ゼン!俺だ!・・・大丈夫か!・・・」
セトはゼンの部屋を確認する・・・
セト「くそっ!・・・・ゼンはどこに・・・んっ?・・・シャワー室に・・・・誰かいるのか??・・・」
シャワー室へとゆっくり近づく・・・
セト「ゼンか?・・・・返事をしろ・・・・セトだ・・・返事がない・・・では誰だ・・」
武器を手に取り、シャワー室の扉に手をかける・・・そして勢いよく扉を開く
セト「なっ!!・・・・・コ・・・ココロ・・・ココロ!!」
そこには辺り血だらけのシャワー室、そして全裸で腹部から血を流し倒れているココロ・・
セト「おい!ココロ!!大丈夫か!セトだ!!!何があった!!誰にやられた!!」
この思わぬ状況に、セトの口調も変わる・・・
セト「くそ!だめだ!・・誰がこんな酷い事を・・・・ゼン!ゼンーーー!」
セトは部屋を後にすると、ゼンを探すために走り出した・・・
232
:
N.T
:2016/06/17(金) 13:20:31 ID:UYVBmRd.
ゼン「これから楽しい祭りの始まりだぜ・・・ハンターども!好きに暴れな!!男どもは俺に任せろ!女どもは全員風船のように膨らませてやれー!!破裂させてしまえーーーー!!」
ハンター達「ぐるるぁーーーー!!」
男A「うわぁーー!なんだ!化け物だーーーー!!」
女A「きゃあーーーー!助けてーー!」
城下の町の中へと一斉に進むハンター達・・・
女A「いやぁー!離して!!誰かーー!・・誰か、うぐぅ!!」
ハンター「ぐるるぁー!」
女A「あ、ああー!私の中に・・・中になにか入ってくるぅー!」
女B「いやぁーー!!」
女C「やめてぇ!入れないでぇー!」
男A「うわぁー!逃げろーー!」
男B「お助けーー!」
ゼン「女たちを見捨てて逃げるとは、やはり貴様らはクズ以下だな」
男A「おお!ゼン様!!どうかお助けを!・・えっ?ぎゃあーー!」
ゼンは剣を振り下ろし男を斬り殺す
男B「ゼン様!?ゼンさ・・ぐぁああああ!」
女A「く、苦しいぃぃーー!お腹がぁーー!お腹が膨らむぅーー!」
女B「やめてお願い!!いやぁ―!破裂しちゃう!!」
女C「誰か助けて――!助け、苦し・・・あああぁ」
女の民達はハンターに捕まり、液体を注入されてどんどん膨腹させられていく・・
女A「ぎぃ!!」
パンッ!!
女B「は、破裂しちゃ・・ぐぇぇ!」
パーーン!!
女C「がっ!!・・・ぐががが!!」
ボン!!
ゼン「ふふふ、ふはははは!!そうだ!もっとだ!!もっと殺せーーー!」
女D「お願いします!!娘だけは!!娘の命だけは!!」
女E「お、お母さん怖いよーー!」
ハンター「ぐがぁ!!」
女E「ひぃ!!お母さーーーーーん!!」
女D「あああ!やめてーーー!娘だけは!ああ!」
ハンター「ぐるぁ!!」
女E「お母さん助けてお母さん!!おか、、、ああああ、痛いーーーー!!」
女D「!!?・・・ああ、そんな!娘を離し・・・て、ああ!」
女E「痛い痛い痛いいいいぃぃー!お母さんーー!」
ハンター「ぐるるるる・・・ぐる!!」
女E「ひぐぅ!!ああ、入ってくる!何かがいっぱい入ってくるぅー!」
女D「や、やめて・・・娘だけ・・は・・ああ!」
女E「ううぅ、苦しいよぉーー!お母さん苦しいよぉーーー!!お腹が膨らんじゃってるぅーー!!」
女D「誰か!!!誰か助け!!あああ、お腹が!!だめ!娘をだれかぁ!!」
女E「ひぃーー!ひぃー!・・ぐるじ、助けてお母さ・・・おか・・おが・・ぐぇー!」
ミチミチ・・・
女D「ぐっ・・あぅ・・・だれが・・・だずげ・・」
ミチミチ・・・
女E「じにだくな・・・じにだ!!おがあざぁぁぁぁぁ!!」
パァン!!!
女D「ぐぇぇぇーーー!ぐがっ!ががががが!!」
ボォン!!
ゼン「そうだ!!いいぞいいぞ!!ふははは!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
???「マスター・・・あれでは」
マスター「ほほほ、あれでは施設の場所など聞き出せそうにありませんねぇー、仕方ありません、ここはゼンさんの好きにさせて私達で探しましょうー」
???「えーーー!?私はもう少し見てたいんですけどぉーー!」
???「黙れ、マスターの命令だ」
???「ぶーぶー!」
ゼン「ひゃはははは!!----------」
233
:
N.T
:2016/06/22(水) 19:07:41 ID:yUQNz/.Q
セト「民の避難が最優先だ!お前たちは門前で化け物どもを食い止めよ!」
兵達「八ッ!」
セト「くっ、いったい何なのだ・・・・ゼンの行方は未だわからず、兵たちやココロの遺体・・・そして突然現れた化け物ども・・・いったい何が起こっている・・・」
兵A「報告します!城下の南門付近でゼン様を見たという情報が!」
セト「本当か!・・・よし、わかった、今すぐ向かう!お前たちは引き続き民を守れ!」
民A「八ッ!」
セト「ゼン!・・・無事でいてくれ!」
セトはゼンを見たという南門へと変駆け出した・・・
ゼン「ははははは!!そうだ!いいぞ!!逃がすな!!全員破裂させてしまえーーー!」
女F「いやぁ!お、お腹がぁーー!・・・だっ、誰か助けてーー!」
女G「助けてー!お腹が膨らむぅーー!」
ハンター「ピピピ」
ゼン「うひひひ、最高だー・・最高だぜー・・・んっ、あれは・・・」
セト「ゼーーーーン!・・・ゼンどこだー!」
ゼン「セト!?・・・そうか、まだあいつがいたな・・」
セト「んっ?!ゼン!!無事だったか!」
ゼン「セトか、俺は大丈夫だー!」
セト「探したんだぞゼン!今まで何をしていた!」
ゼン「セト!ここは俺に任せろ!お前は退け!」
セト「一体何が起きている!ゼン!何か知らないか!」
ゼン「こっちはいい!来るな!」
セト「ゼン!聞いているのか!とにかくこっちへ!民達を安全な場所へ避難させるぞ!」
ゼン「セト・・・来るなと言っているだろう・・」
セト「ゼン・・・ともかく無事でよかった・・・おお、そうだ、お前に伝えねばならないことがある!レイ・・」
ズンッ・・・・・・・
セト「・・・・・・・・ゼン・・・・・なぜ・・・・」
ゼン「来るなと忠告したはずだぜ?」
セト「がふっ・・・ゼ・・ン・・・おま・・・え・・・・」
セトの身体をゼンの剣が貫き・・・セトは血を吐くとその場に倒れた・・・
ゼン「は、はは・・・・お、俺は忠告したんだ!・・馬鹿なやつだ!・・は、ははは・・・」
ゼン「」
234
:
N.T
:2016/06/22(水) 20:30:13 ID:yUQNz/.Q
ゼン「そして俺は、ハンター達を使ってたくさんの町や村を襲撃し、無数の人間どもを襲った・・・」
唯「ひ・・・・酷い・・・・」
拓也「なんてことを・・・今まで自分が守ってきた人間に・・・」
ゼン「ははっ、悪いのは奴らだ・・・滅びて当然の・・奴らだ・・」
赤忍者「それで?どうやって目的地を探し出した?」
ゼン「悪いな・・それは俺もよく分かっていない・・・俺が次にマスター達に合流した時には、既に見つかっていたのでな・・」
赤忍者「そういうことか・・・」
ゼン「さぁ、もう話すことは無い・・・殺るなら殺れよ・・敗れてまで生きようとは思わねぇ」
赤忍者「確かに民はお前を裏切った・・・・大事な者も数多く失った・・・だがお前を慕う仲間が大勢いた!民も全員がお前を裏切ったわけではなかったはず!・・なのに貴様は何故一人で勝手に・・・・」
ゼン「ああん?・・なんだお前・・・俺の話を聞いて同情したのかい?・・・ははは!見た目によらず優しい男だなぁー」
赤忍者「お前は変わってしまった・・・昔のお前とはまるで別人だ・・・」
ゼン「はぁ?・・・何を言っている?・・・」
赤忍者「ゼン・・・お前は・・・お前は何故・・・うっ・・くっ・・変わってしまったんだ・・・」
ゼン「おいおい・・・まさか泣いてんのかよ・・ははははは!・・・・お前・・・・誰だ・・・?」
赤忍者「・・・・・・・・」
赤忍者は頭巾を脱ぎ始める・・・・・
ゼン「お、お前!・・・・そんな・・・・まっ・・・まさか!?」
赤忍者「久しぶりだな・・・ゼン」
ゼン「セト!!!!!」
235
:
N.T
:2016/06/22(水) 20:48:51 ID:yUQNz/.Q
拓也「えええ!!セトって、さっき話に出てきた!?」
ゼン「い、生きていたのか・・・」
セト「ああ、急所を外れていたようだ・・・お前が本気で俺を殺す気でいたなら助からなかったはずだ」
ゼン「そうだったのか・・・・はは・・・こりゃ驚いたぜ・・・最後にとんでもないサプライズが隠れていたもんだ・・・・お前変わったなぁ?・・いつからそんな口数も多く、早口になった・・・」
セト「お前が変わったように、俺も変わったのだ」
ゼン「はは・・・さぁ、もういいだろう・・・お前の手でとどめを・・・」
セト「・・・・その前に、お前に一つ伝えねばならないことがある・・」
ゼン「・・・まだ何かあるのか?・・はは、お前が生きていたってこと以上に驚くことなんてないだろうぜ」
セト「レイミの事だ」
ゼン「!?」
ゼンの表情が一気に驚愕へと変わる
ゼン「レイミ・・・だと・・・」
セト「俺がお前の手で刺しぬかれたあの日、お前に伝えようとしていたことだ・・・レイミは・・・」
ゼン「・・・・・・」
セト「レイミはまだ生きていたんだ」
ゼン「なっ!!・・・そっ・・そんな・・・嘘だ!!嘘に決まっている!!レイミは確かに死んでいた!!」
セト「俺もそう思っていた・・・腹が弾け飛んでいたのだからな、普通ならまず助からん、だが忘れたのか?・・レイミの種族はどの種族よりも生命力が強く、身体も丈夫だということを」
ゼン「だっ、だがレイミは確かに俺の目の前で・・・嘘だ・・・嘘をつくな!!」
ゼンは突如立ち上がると、セトの胸倉を掴んだ・・
セト「いや、嘘ではない・・・レイミはあの時まだ生きていたんだ!!」
ゼン「そんな・・・そんな・・・う、うそだ・・・うそだーーー!!」
セト「俺がお前を探している時のことだ、俺はお前がレイミが安置されている安置所にいると思い、向かった時だった・・・」
236
:
N.T
:2016/06/22(水) 21:12:51 ID:yUQNz/.Q
セト「ゼン!ここにいるのかゼン!」
安置所の扉を開き、大声で名を呼ぶセト・・・
セト「ゼン!!いたら返事をしろ!!セトだ!」
だが、帰ってきたのは静寂だった・・・
セト「くそ、ここにもいないのか・・・」
セトはレイミの遺体が安置された方へ目を向ける
セト「・・・・・レイミ・・・・ゼンを守ってやってくれ、この世にはまだあいつが必要なんだ・・・」
セトはレイミの顔を見てそう呟いた・・・
セト「・・・・んっ?・・・前より顔の血色が・・・ま、まさか!」
セトはレイミの手を触る
セト「暖かい・・・微かにだが体温を感じる!!・・・医療班!!医療班早く!!」
兵A「八ッ!」
セト「奇跡だ・・・まさかこんな奇跡が・・・待ってろレイミ!ゼンを探し出して連れてくるからな!頑張るんだぞ!」
セトはゼンを探すためにその場を後にしようとした・・その時だった、セトはにを弱弱しい力を感じた
セト「・・・レイミ・・・?」
レイミ「・・・・・・・ぅっ・・・・・」
セト「レイミ!?・・ま、まさか意識が!」
レイミ「・・・・ぅっ・・・ぁぁ・・セ・・・・・ト・・・」
セト「そうだ!セトだ!よかったレイミ!今医療班が来る!なんという奇跡だ!」
レイミ「・・・・セ・・・・・・・ト・・・・・」
セト「んっ?なんだレイミ?俺に何か伝えたいのか?」
ゼンはレイミの口の近くに耳を近づけた・・
レイミ「ゼ・・・ン・・・・・・を・・・・・・・・・・・て・・・・」
セト「んっ?なんだって?ゼンを?」
レイミ「おね・・・・が・・・・ゼ・・・・ンを・・・・・とめ・・・て・・・」
セト「ゼンをとめて?・・・どういうことだレイミ?・・・ゼンをとめてとは?」
レイミ「お・・・・ね・・が・・・い・・・は・・・やく・・・・ゼン・・・を・・・・たす・・・け・・・て・・・」
セト「お前・・・何かを見たのか!?・・・ゼンの身に何かあったのか!!」
レイミ「・・・・・ゼ・・・・・ン・・・・・・だ・・・・め・・・・・」
医療班「セト様!!」
セト「レイミ!医療班が来たぞ!もう大丈夫だ!!・・・・・・早くレイミを運べ!!」
レイミ「・・・・・・セ・・・・・・ト・・・・ゼ・・・ン・・・を・・・」
セト「わかった!ゼンを早く探し出してやる!だから安心しろ!!」
兵A「ほ、報告!!城下に突如無数のモンスターが現れ民達を襲っております!!」
セト「なんだと!!わかった!すぐにいく!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
セト「その後はお前が知っている通りだ・・・俺はお前へを見つけ、そしてお前に刺し抜かれ瀕死の重傷を負った・・」
ゼン「そ・・・んな・・・・レイミが・・・生きていたというのか・・・・」
237
:
N.T
:2016/06/22(水) 21:28:22 ID:yUQNz/.Q
拓也「それで・・・そのあとレイミさんは?」
セト「・・・・・ゼンの襲撃から運よく生き延びた者たちによって手当てを受け、奇跡的に息を吹き返した俺は、無残にも壊しつくされた城や街を目の当たりにした・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
セト「こ、これは・・・なんということだ・・・」
男A「セト様!ゼン様はなぜこのようなことを!」
男B「うわぁーーーー!俺の妻と娘がぁーーーー!」
男C「落ちつけ!!また傷が開くぞ!」
セト「・・・・・・レイミ・・・・レイミは!!」
男A「ああセト様!!その傷で走られては!!」
セト「はぁーはぁーーー」
セトは激しく燃え、そして崩れていく城を走り突き進む・・・
セト「レイミは医療室にいるはず!・・・・レイミさえ生きていれば・・・ゼンを!・・」
そしてなんとか医療室へたどり着いたセト・・・目の前に広がるのは無残に崩れ去った光景・・・
セト「くそ!レイミ!!レイミーー!・・・は!?・・・こ、これは・・」
セトが見たのは医療室の女たちが一人残らず腹が弾け飛んだ無残な遺体だった・・・
セト「くっ!・・・あ、あれは・・・レイミ!」
崩れた瓦礫の中に、レイミを発見したセト
セト「レイミ!大丈夫かレイミ!俺だ!セトだ!」
レイミ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
セト「くそ!だめか・・・・レイミ!!すまない・・・ゼンを・・・ゼンを止められなかった!!」
涙を流し、レイミに謝り続けるセト・・・・
レイミ「・・・・・・・・・ゼ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ン・・・・・・・・・」
セト「レイミ!?」
レイミの目から一粒の涙が流れおちる・・・・そして・・・
セト「レイミ・・・・おいレイミ!・・・ダメだ!!死んではダメだレイミ!!・・・レイミーーーーーーーーーー!!」
その後、レイミが動くことは無かった・・・・・・
238
:
N.T
:2016/06/22(水) 22:05:48 ID:yUQNz/.Q
ゼン「そ、そんな・・・では・・・・では俺がレイミの傍に居続ければ・・・・俺がマスターの元へ行かなければ・・・」
セト「おそらく・・・・レイミは助かっていた・・」
ゼン「あっ・・・あああ・・・・・・・・うわぁぁぁぁぁぁああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーー!!レイミィィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!うわぁあああああああああああ!!」
その場に崩れ落ち、大きな声で泣き叫ぶゼン・・・
セト「お前さえ・・・・お前さえ変わらなければ!!裏切らなければ!!」
ゼン「うわぁああああああああ!!レイミィィィーーー!レイミーーーー!レイミーーーーーーーーーー!!」
その時だった、ゼンがセトの持つ剣を奪い取り・・・それを自分の首元へと運ぶ
セト「ゼン!?」
ゼン「俺が・・・俺ができる唯一の償いは・・・死んで地獄に落ちることだけ!!・・うわぁぁぁー!すまなかったレイミーーー!」
ゼンは持つ剣に力を込めて自分の首を斬ろうとする・・・・
ゼン「・・・・!?・・・・なっ!」
セト「お、お前・・・・」
唯「た・・拓也・・・」
拓也「待ってくれ!・・・死んでは・・・ダメだ!!」
ゼンの腕を必死に抑え、ゼンの自害を止めたのは拓也だった・・・・・
ゼン「離せ!!どういうつもりだ!!」
拓也「いいや!絶対に離さない!!」
ゼン「貴様・・・貴様はその女が俺にどんな目に合されたかわかっているだろう!俺の手で死んでいった女たちを見ただろう!・・・なのになぜ俺を止める!憎いはずのこの俺を!!」
拓也「確かに憎いさ!!唯をこんな目にあわせ!沢山の被害者を俺は見させられた!」
ゼン「ならばなぜ止める!!俺が死ねばお前の恨みも晴れるんだぞ!!」
拓也「死ぬことは償いじゃない!!逃げることだ!!この卑怯者!!」
ゼン「・・・!?」
唯「拓也・・・」
拓也「俺は昔のお前も知らないし、今のお前だってよく知らない、正直お前のこと何発も殴ってやりたいくらい憎いけど!!!でもあんたがこんな形で死ぬことを!レイミさんは望んでいない!!」
セト「・・・・・・・・・・・・・」
拓也「もし・・もし俺があんたと同じような目にあったら・・正直俺も何をするかわからない・・・・もしかしたらあんたみたいな凶器に走っていたかもしれない!・・でも・・・でも死んで償うなんてこと!!俺は絶対にしない!!」
ゼン「・・・・・ならば聞く・・・・お前ならどう償う・・・無数の人間を欲望のままに殺したその罪を・・・」
拓也「あんたに・・・あんたにすこしでも昔の正義心が残っているなら・・・レイミさんへの想いがあるならば・・・生きて・・そしてそのきかっけを作ったやつらを倒す!!」
ゼン「きっかけを作ったやつら・・・マスター達の事か・・・・」
セト「・・・・・・確かに、やつらさえ現れなければ民も、そしてレイミたちも死ぬことは無かった・・お前も変わることもなかった・・・」
拓也「だから死んだらダメなんだ!・・レイミさんや・・・俺たちに本当に償う気持ちがあるのなら!・・・生きて!あの野郎たちを倒すんだ!」
ゼン「・・・・・・お前・・・名は・・・・・」
拓也「拓也だ」
ゼン「拓也・・・・か・・・」
ゼンは剣を離すと、その場に立ち上がった・・・
ゼン「拓也・・・手を出せ・・・」
拓也「えっ?・・・こ、これは!」
拓也の手には紫色の宝石があった
ゼン「拓也、お前の勝ちだ・・覇王ゼンはお前に降伏する」
唯「拓也!」
拓也「唯!」
ゼン「セト・・・・俺は・・」
セト「ふん、俺はお前を許す気はない・・だがあの少年の言うことは正しい・・・もしお前がまた凶器に走るようならその時は今度こそ俺の手でお前を殺す」
ゼン「ああ・・・そうしてくれ・・・拓也!」
拓也「えっ?」
ゼン「俺を生かしたことに後悔はないか」
拓也「ない!!」
ゼン「そうか、ないか・・・ふははははははは!!」
拓也「ああ、そうだ!唯を早く楽にしてやらないと!!」
セト「これを使え」
セトが取り出したのは風の出る謎の道具だった
セト「これを差し込み、中の物を全て封じるのだ」
拓也「さ!差し込むって!」
セト「それしか元に戻す方法はない」
拓也「でもよぉ・・それって唯の色々が・・その・・」
唯「な、何を考えているのよ!・・エッチ!バカ拓也!」
拓也「な!なにぉーー!」
女G「あ、あのぅー、私にやらせてください」
239
:
N.T
:2016/06/22(水) 22:18:54 ID:yUQNz/.Q
拓也「あ、あんたは・・・」
女G「私は、この人に危ない所を助けてもらいました、だから私にそのお礼もかねて、やらせてください」
拓也「ああ、わかった!そういうことならお願いするぜ」
女G「はい、ありがとうございます」
唯「ありがとう」
女G「いいえ、お礼なんて・・・私がお礼をしなきゃいけないんです」
セト「それを肛門に差し込むんだ、それだけでいい」
女G「はい、わかりました・・・・いきます、唯さん」
唯「ええ、お願い」
ぐぐぐぐっ・・・シュゴ―――――――――――!
唯「あうん!!」
拓也「唯!」
唯「あああ、だ、だめ!!お腹の中の全部吸われちゃうーーー!」
唯のお腹が見る見るうちに縮んでいく・・・
女G「す、すごい・・・」
そして唯のお腹が元の大きさに戻った・・
唯「はぁーはぁー・・・た、拓也・・・」
拓也「唯!大丈夫か!」
唯「ええ、なんとか・・・」
セト「その道具はどうやら女が膨らんだ時に発生するエネルギーを吸って使う道具らしい、詳しい事はわからんがこの先はお前が持っているといい、きっと役立つはずだ」
拓也「わ、わかった・・・」
唯「拓也」
拓也「唯、もう大丈夫なのか」
唯「うん、なんとかね、いつまでもここにいるわけにはいかないし・・ありがとう助かったわ」
女G「いいえ、助けられたのは私ですから・・・」
ゼン「・・・・・ふっ・・・」
セト「何がおかしい」
ゼン「いや、人間も全員がクズという訳ではないのだなとな・・・」
セト「・・・・・・・・・ふんっ、今更遅い」
ゼン「そうだな・・・・ふっ」
覇王ゼンの降伏により紫の宝を手に入れた拓也と唯、だがAlive or Explosionが終わったわけではない・・・
240
:
N.T
:2016/06/28(火) 13:36:34 ID:ieAOViQE
16、頼もしき仲間達
ゼンの降伏により、6つ目の宝を手に入れた拓也、残る宝は4つ・・・・そして、閉められた覇王の間の扉が開かれていく・・
唯「見て!扉が」
拓也「おお!扉が開いた!」
ゼン「俺に勝ったのだ、当然だ・・・・ふんっ、生きて出す予定ではなかったのだがな」
すると、生き残った参加者達が開いた扉の方へと進み始める
ゼン「待て!・・いつまでもそんなものを背負っているつもりか?」
ゼンは玉座に戻り、何かのスイッチを押す・・・すると
唯「あっ・・」
女G「んっ!」
拓也「どうした!」
ガシャンガシャンという音と共に、女たちが背負っていた機械が外れ、地面に落ちていく・・・
唯「やった、外れた!」
一斉に歓喜の声を上げる生き残った参加者達
ゼン「残る宝はあと4つだ!これから先はさらに過酷な試練が用意されている!精々頑張ることだ!」
拓也「ああ!絶対生き残ってやるぜ!なぁ、唯!」
唯「ええ!」
覇王の間を次々と参加者達が退出していく・・・
女G「あの!唯さん!本当にありがとうございました!」
唯「いえ、そんな・・お互い頑張りましょうね?・・ええっとー」
女G「あ、私の名前は礼美といいます・・・偶然なんですが・・」
礼美はゼンの方をチラ見する
ゼン「ははは!これは傑作だ!あの可愛い子ちゃんがレイミと同じ名前とはなー」
礼美「そっ、そして彼が明人です」
明人「どうも、礼美を助けてもらって、ありがとうございます・・・拓也さん、お互い大事な彼女を守れるように頑張りましょう!」
拓也「おっ?おう・・・彼女・・・んー・・」
明人「あ、あれ?・・違うんですか?」
拓也「いや、唯とはまだそういう関係じゃなくてー・・まだ?・・でも大切でー・・んーーーーー?」
唯「・・・・・バカ・・・」
拓也「なっ、何をーーー!!」
セト「ふっ」
辺りが笑いに包まれた・・・
241
:
N.T
:2016/06/28(火) 13:52:04 ID:ieAOViQE
礼美「それじゃあ、また」
唯「ええ、無事を祈っているわ」
礼美「私も唯さんのご無事を祈ってます」
拓也「それじゃあ俺たちも行こうぜ」
唯「ええ、そうね」
セト「待て、拓也」
拓也「あ、なんだ・・・なんですか?」
セト「これからどう動くつもりだ?」
拓也「とりあえずハンター達に対抗できる強力な武器を探すつもりだ」
セト「うむ、それもいいが一つ助言をしておく、武器もいいがそれ以上に大事なものがある」
拓也「それは?」
セト「仲間だ、志を同じくする仲間を見つけるんだ」
拓也「仲間・・・」
セト「そうだ、仲間で力を合わせればどんな武器よりも頼もしい」
拓也「仲間か・・・わかった!探してみるよ!」
セト「無事を祈っているぞ」
唯「一緒に・・・来てくれないんですか?」
セト「すまんな、俺はこれからやることがある、ゼンも見張っていなくてはならんしな」
ゼン「ふんっ」
拓也「そっか、また会えるよな?」
セト「ああ、お互い生き延びていれば必ずな」
拓也「それじゃあ・・・また」
セト「うむっ、また会おう」
拓也と唯はセトと別れ、覇王の間を後にした
唯「それで、これからどうするの?」
拓也「そうだな・・・とりあえず階を降りようと思ってる、まだ探してない場所もあるだろうし」
唯「わかったわ、一緒に来てくれる仲間も見つかるかもしれないしね」
拓也「ああ、じゃあいこう!離れるなよ?唯!」
唯「うん!」
拓也と唯は階を降り、1階を目指す・・・
242
:
N.T
:2016/06/28(火) 14:04:20 ID:ieAOViQE
とある部屋にて・・・・・
マスター「ふむぅ・・・・・」
???「どうかなさいましたか?マスター」
マスター「アムダさんとゼンさんに連絡が着かなくなりましたー・・何かあったのでしょうかー」
???「アムダとゼンに?・・・アムダはともかく、ゼンはいなくなっても特に支障にはならないかと・・」
マスター「ほほほっ、まだそんなことを言っているのですか?仲間同士仲良くしなさいー」
???「きゃは♪マスター帰ったよーー!」
マスター「お帰りなさいー、どうでしたか?」
???「順調だよー♪もうパンパンもパンパン♪いっぱい溜まってたよー」
マスター「そうですかー、ほほほ!順調で何よりです」
???「ねぇーねぇーマスター!そろそろ私に出番頂戴よー!ゼンにくじ引きで負けて悔しいんだもんー!」
マスター「ほほほ、安心しなさい、用意している次のイベントはお任せするつもりですので」
???「本当!?やったー!楽しみぃー!」
マスター「ほほほ、その時はよろしくお願いしますよーー・・・淫魔ティナさん?」
ティナ「きゃは♪お任せーー♪」
暗躍するマスター達・・・次なる試練が参加者達を襲う・・・
243
:
N.T
:2016/07/05(火) 11:46:16 ID:EXDPmoxg
拓也「やっと1階についた・・・6階とは違って静かだなぁ」
唯「ここから始まったのよね・・こんなゲームに突然巻き込まれて・・・膨らまされて・・」
拓也「唯・・・」
唯「なんてね!いつまでも落ち込んでいるような私じゃないわ!マネージャーたるもの、強い精神力が大事なのよ!」
拓也「はは、いつもお世話になりますマネージャー」
唯「ふふっ、それでこれからどうするの?」
拓也「とにかくこの1階を隅まで調べるんだ、まだ誰も手を付けていない部屋とかあるはずだ」
唯「そうね、1階は特に連れて来られてみんな混乱状態だったから」
拓也「それに、今は俺たちにはこの武器がある」
セトに託された風を操る棒を取り出す拓也
唯「でも使い方わかるの?」
拓也「勿論だぜ!さっきセトに大体は聞いてきた!覇王の間で充電した分はまだまだ残っているから当分は充電は必要ないはずだ」
唯「うん、わかった!・・・頼りにしてるよ?拓也」
拓也「おう!任せとけ!・・・・唯!危ない!!」
唯「えっ?」
ハンター「グルルルァーー!」
唯「きゃあーーー!」
拓也「くそ!いつのまに!・・唯!伏せるんだ!」
唯「う、うん!」
拓也「これでもくらえーー!」
拓也は棒を勢いよく振ると、とてつもなく強い強風が巻き起こりハンターを壁へと叩きつけた
唯「す、すごい・・・」
拓也「どんなもんだ!ははっ、予想以上でびっくりした・・・」
唯「拓也、頼もしい」
拓也「お?おお、そうか?・・はは、なんか照れるな」
唯「ふふっ、じゃあ行きましょうか」
拓也「そうだな!」
拓也と唯は強力な武器と共に1階の探索を開始する
244
:
N.T
:2016/07/05(火) 13:31:44 ID:EXDPmoxg
拓也「やっと1階についた・・・6階とは違って静かだなぁ」
唯「ここから始まったのよね・・こんなゲームに突然巻き込まれて・・・膨らまされて・・」
拓也「唯・・・」
唯「なんてね!いつまでも落ち込んでいるような私じゃないわ!マネージャーたるもの、強い精神力が大事なのよ!」
拓也「はは、いつもお世話になりますマネージャー」
唯「ふふっ、それでこれからどうするの?」
拓也「とにかくこの1階を隅まで調べるんだ、まだ誰も手を付けていない部屋とかあるはずだ」
唯「そうね、1階は特に連れて来られてみんな混乱状態だったから」
拓也「それに、今は俺たちにはこの武器がある」
セトに託された風を操る棒を取り出す拓也
唯「でも使い方わかるの?」
拓也「勿論だぜ!さっきセトに大体は聞いてきた!覇王の間で充電した分はまだまだ残っているから当分は充電は必要ないはずだ」
唯「うん、わかった!・・・頼りにしてるよ?拓也」
拓也「おう!任せとけ!・・・・唯!危ない!!」
唯「えっ?」
ハンター「グルルルァーー!」
唯「きゃあーーー!」
拓也「くそ!いつのまに!・・唯!伏せるんだ!」
唯「う、うん!」
拓也「これでもくらえーー!」
拓也は棒を勢いよく振ると、とてつもなく強い強風が巻き起こりハンターを壁へと叩きつけた
唯「す、すごい・・・」
拓也「どんなもんだ!ははっ、予想以上でびっくりした・・・」
唯「拓也、頼もしい」
拓也「お?おお、そうか?・・はは、なんか照れるな」
唯「ふふっ、じゃあ行きましょうか」
拓也「そうだな!」
拓也と唯は強力な武器と共に1階の探索を開始する
245
:
N.T
:2016/07/05(火) 13:47:34 ID:EXDPmoxg
唯「行き止まりみたい・・・」
拓也「そうみたいだな、じゃあここから探そうぜ、その方がわかりやすい」
唯「そうね」
拓也「それじゃあこの部屋からだ、離れるなよ?唯?」
唯「ええ、わかったわ」
拓也と唯は慎重に扉を開け中へと進んだ
拓也「そんなに広くないな・・」
唯「そうね・・今までの部屋と違う・・・あ!あれを見て!」
そこには一つの箱が・・・
拓也「本当だ!よし、行ってみよう」
唯「気をつけて拓也」
拓也は恐る恐る箱を開けていく・・・
拓也「うわっ!なんだ!」
箱の中からものすごい勢いで煙が噴き出す
唯「きゃあ!なに!」
拓也「唯!どうした!」
唯「ちょっと!いや!離して!」
箱の中から無数の触手が飛び出し、唯の足に絡みつく・・・
拓也「唯を離しやがれ!・・うわっ!しまった!」
拓也の足のも触手が絡みつき拓也は転倒、その衝撃で棒を落としてしまう
唯「いや!どこ触って!・・拓也助けて!!」
触手が唯の下着の中に侵入していく・・
246
:
N.T
:2016/07/05(火) 14:03:09 ID:EXDPmoxg
唯「ひっ!いやぁ!入ってくるー!」
唯の肛門に触手が侵入していく
拓也「唯!くそー、と、とどかねぇー・・・」
落とした棒に必死に手を伸ばす拓也・・だがあと少しのところで届かない・・・
唯「ううぅ!な、なにか入ってくるー!」
唯の中に挿入された触手から唯の中に液体が流れ込んでいく・・
拓也「唯!我慢してくれ!すぐ助けるから!・・うぎぎぎーあと・・すこしーーー」
拓也の指が棒に触れる・・
唯「拓也!早く助けて!お腹が!お腹がぁー!」
唯のお腹が徐々に膨れ上がっていく・・
唯「もうこんなのいやぁーーーー!!たすけてーーー!」
拓也「くそーー!うおおぉぉぉ!」
唯「もうやめてお願い!!お腹を膨らまさないでぇー!」
唯のお腹は妊娠したようになっていた・・・
拓也「やった!とどいた!この触手野郎!!唯を離しやがれ!」
棒から強風が吹き、唯に絡みついていた触手が細切れになって吹き飛んでいく・・・
唯「はぁーはぁー・・・」
拓也「やった・・・唯!大丈夫か!」
唯「うん・・・なんとか、もうー遅いよぉ・・・」
拓也「そんなこと言ったって、俺だって必死だったんだぜぇー?それに今の唯の身体はそう簡単に破裂なんてしないんだしよー、まだ余裕だろー?」
唯「・・・・なによそれ・・・」
拓也「あっ・・・唯、ごめん、違うんだ!」
唯「最低!!!」
パンッ!!っと唯の平手打ちが拓也の頬を打つ・・
唯「最低・・信じらんない!!離して!!」
拓也「あっ、唯!今のは違うんだ!俺!」
唯「知らない!!近寄らないで!!」
唯はそう言うと、妊婦のようになったお腹を抱えたまま立ち上がり、拓也から離れていく・・・
247
:
N.T
:2016/07/05(火) 21:06:27 ID:EXDPmoxg
拓也「おい唯!待ってくれよ!俺が悪かったってー!」
唯「何が悪かったよ!良いわよね男子はハンターに襲われないんだから!なんで私ばっかりこんな目に合わないといけないのよ!」
拓也「唯・・・俺、本当にそんなつもりじゃ・・」
唯「じゃあどういうつもりよ!破裂しないから余裕ってどういう意味よ!私の気持ちも知らないで!」
拓也「それはー・・・その・・」
唯「見てよこのお腹!私妊娠したわけじゃないのよ!なのにこんな妊娠したみたいにお腹を膨らまされて!普通ならこんな大きなお腹になるのは妊娠した時だけなのよ!それなのに、私は風船みたいに・・・無理やり・・・こんなお腹になるまで膨らまされて!」
拓也「唯、頼むから一度落ち着いてくれ・・」
唯「うるさい!!もう私は嫌なのよ!!好きでこんな身体になったわけじゃない!そう簡単に破裂しないから何!?もっと大きく膨らめるからなんだって言うのよ!拓也にはわからないでしょうね!自分のお腹が無理やり膨らまされていく怖さなんて!もしかしたら破裂することになるなんて考えただけで・・私どうにかなっちゃいそうなのに!」
拓也「唯・・・ごめん、許してくれ・・本当にそんなつもりで言ったんじゃ・・」
唯「信じてたのに・・・拓也だけは私の気持ちわかってくれていると思ってたのに!!こんなことがこの先ずっと続くくらいなら・・・私・・・」
拓也「唯・・・?」
唯「私!破裂して死んだ方がマシよ!!」
唯はそう叫ぶとフロアから走って出て行ってしまう
拓也「ゆっ、唯!!だめだ!!唯ーーーーー!」
拓也は慌てて唯を追いかけようとする・・・だが・・
拓也「くっ!あ、足が・・・」
先ほどの触手に捕まっていた足に激痛が走る・・
拓也「ちくしょう!こんな時に・・・唯!!頼むから戻ってきてくれーーーー!」
だが、唯が戻ってくることは無かった・・・・
248
:
N.T
:2016/07/05(火) 21:31:53 ID:EXDPmoxg
唯「はぁーはぁーはぁー・・・・拓也の・・・馬鹿・・・ううん・・馬鹿なのは私か・・・・」
しばらく走り続けた唯は、徐々に冷静さを取り戻していく・・・
唯「でも・・・もう私は拓也の所には戻れない・・・こんな女のことは忘れて・・拓也・・・」
唯は辺りを見渡す
唯「ここどこだろ・・・遠くまで走ってきちゃったから・・・・ううん、どこかなんて関係ないわよね・・・すーーーー」
唯は大きく息を吸った・・・
唯「私はここよーーーーーーーーー!!来るなら来なさいよ化け物ーーー!!」
と、大声で叫ぶ唯・・・
唯「これで、近くのハンター達が寄ってくるはず・・・これでいいんだ・・・拓也を早く元の生活に戻してあげられる方法は・・これしか・・・うん、覚悟は・・・できた・・」
すると近くに足音が・・・・
唯「来た!・・・・拓也・・・ごめんね・・・・」
ハンター「グルルル」
唯「あ、ああ・・・・」
背中に空気ボンベを背負ったハンターが唯を見つけ、近づいてくる・・・
唯「ああ・・・いや・・・来ないで・・・」
ハンター「グルル」
唯「いや・・・死にたくない・・・・いやぁーー!やっぱりまだ死にたくないーーー!」
唯はハンターに背を向け逃げさそうとする、だが唯の背後から新たなハンターが迫ってきていた
唯「うそ・・・・そんな・・・・た、たく・・・ああ!」
唯の左手を掴むハンター
唯「い、痛い!離して!いやぁ!!拓也ーーー!拓也助けてーーー!」
ハンター「グルルルルル!」
背中の空気ボンベを下ろし、そのホースを唯の中へ挿入させようとしていく・・・
唯「いやぁー!お願い入れないで!!膨らまさないでぇーー!」
必死に抵抗する唯だったが、新たに現れた巨大なハンターに両手を持たれ、唯の足が浮く
唯「ひぃ!そんな・・・だめ!やめてやめてーーー!うっ、うーー!」
そしてついに唯の中にホースが挿入されてしまう・・・
唯「ああ、私本当に死ぬんだ・・・このまま破裂させられちゃうんだ・・・ううぅ、嫌だよぉ・・・怖いよ拓也ー・・・」
そしてハンターは空気ボンベに手をかけると、そのスイッチを押した・・・プシューーーーーーー
唯「ひっ!!ああ、入ってくる!入ってくるーー!」
唯は必死に足をバタつかせ抵抗するが、ハンターはびくともしない・・・そして唯の妊婦のようになっていたお腹は、その大きさをさらに増し膨腹していくのであった・・・
249
:
N.T
:2016/07/05(火) 21:55:53 ID:EXDPmoxg
唯「ううぅーー!お腹が!私のお腹がぁーー!」
徐々に大きさを増し膨腹していく唯のお腹・・・ついに膨らんだお腹は、中に大人が入っていようかというほどの大きさにまで膨腹していた
唯「うぐ!く、苦しく・・・なってきた・・・いや・・拓也、たすけ・・・」
だが助けがくることなく、時間だけが過ぎていく・・・
唯「うぐぅぅぅー!苦しいぃぃ!お腹が・・・破裂しちゃううう!」
唯の両手を掴み持ち上げているハンターの表情が変わる・・・さすがに持ち上げているのが辛くなったのか、唯を地面に寝かせる体制にする・・・
唯「お腹が・・・うぐっ!・・お腹が張って・・・もうこれ以上・・・やめ・・」
唯のお腹は既に自分の身体を覆いつくさんばかりの大きさにまで膨れ上がっていた・・・
唯「ぐっ・・・ぐぁぁーーー!!」
ミチミチという限界が近い事を示す音が聞こえ始める
唯「がっ!・・はれつしちゃ・・・・・たくや・・・た・・すけ・・・死んじゃ・・」
ハンターは驚いた表情を浮かべている・・・まさかこれほど大きく膨らむとは予想外だったようだ・・・
唯「うげぇーーーーーーーーーーーー!あぐぇぇーーーーー!」
唯の口から舌が飛び出し、信じられないような苦痛の声を出す唯・・・もはや限界まで来ていた・・・だがその時だった・・・
唯「あ・・・あが・・・・・が・・・」
ハンター「グルル・・・」
ハンターB「ウー?」
唯に挿入されていた空気ボンベが空になり、唯の膨腹が止まったのだ・・・
唯「あぐ・・・・たすか・・・・た・・・・の?・・・・・あ・・・ああ」
助かった、そう思った唯の前に、新しい空気ボンベを持って現れた3体目のハンターが近づいてくる・・・
ハンターC「グフフフフ」
ハンター「グルル」
唯「あっ・・・そん・・・な・・・・だれ・・か、たすけて・・・・助けてぇーーーーーーーーーー!」
限界を絞って最後の悲鳴を上げる唯・・・だが唯の中に新しいホースが挿入されてしまう・・・
唯「やめ・・・て・・破裂・・させない・・・・で・・・あぎぃ!」
プシューーーーーーーーーーーーーーー
唯「がっ!!!・・・・・・・・・・だぐ・・・・や!!!」
ミチミチミチ・・・・・・・・
250
:
N.T
:2016/07/05(火) 22:18:08 ID:EXDPmoxg
唯の巨大に膨らんだお腹はついに全身を覆い隠し、大きな肉の塊となっていた・・・
唯「ゔーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
ミチミチ・・・・唯は薄れゆく意識の中でこう思った
唯「拓也・・・もう一度会いたいよぉ・・・」
その時だった、薄れていく意識の中、何やら周りが騒がしい事に気が付く唯・・・
唯「なに・・・掴まれていた両手の感覚が・・・・ああ、私・・・死んじゃったのかなぁ・・・」
そのまま唯は意識を失った・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
???「・・おお・・・・・・・・」
???「・・・・・どう?・・・」
唯「ん・・・・」
???「あっ!みんなきてー!」
唯「ううん・・・・」
???「大丈夫ですか?・・・わかりますか?」
唯は意識を取り戻し、ゆっくりと目を開ける・・
唯「あれ・・・・私・・・・」
???「よかった、意識が戻ったみたい!」
???「よかったぜ!」
???「大丈夫・・・ですか・・・?」
ぼやけていた目が徐々に回復していく・・・そしてそこには男女4名の姿があった・・・
唯「あなた方は?・・・あれ、私・・・ハンターに襲われて・・・・それで・・」
???「もう大丈夫、ハンターはみんなやっつけました!」
???「ああ、危ないとこだったけどな」
唯「そうだったんですか・・・ありがとうございます、助けてもらって・・・」
???「へへっ!こういう時はお互いさまってな!」
???「何を偉そうにー」
???「うるせ!」
唯「あ、あれ・・・そういうべ私のお腹が・・・」
あれほど巨大に膨れ上がっていた唯のお腹は信じられないことに元の大きさに戻っていた
???「へへっ!もう大丈夫だ!ごちそうさん!」
唯「ごちそうさん?・・・って、どこから声が・・・」
???「ここだっての!!」
唯「え!?うそ!」
そこには小さなボールのような姿をした物体が喋っていた・・・
唯「え・・・ボールが喋ってる・・・」
???「ボールって言うな!!」
???「ははは!やっぱりボールって名前のがいいんじゃねぇかー?」
???「ぶっとばずぞ!」
唯「あ、あの・・・ところで皆さんは・・・?」
これが運命の出会いであった・・・・そして目の前にいる女性がこう返事を返した・・・・「私の名前は明美です!」
251
:
N.T
:2016/07/23(土) 19:01:35 ID:8330SaH2
唯「あ、どうも・・・始めまして明美さん、危ない所をありがとうございました」
明美「そんな気にしないで?同じ被害者同士だもの、ところで唯さんのペアの方が見当たらないみたいだけどー・・」
唯「・・・・・・・・」
???「けっ!彼女を見捨てて逃げたってとこだろう」
唯「違います!そんなんじゃありません・・・その・・・」
明美「何か訳ありみたいね・・・私たちは今仲間が戻ってくるのをここで待っている所なの」
唯「仲間・・ですか?・・・大丈夫なんですか?」
明美「ええっ!頼もしい人ですから」
???「このまま一人にはしていけない、訳ありのペアと合流できるまで一緒に連れて行った方がいいだろう」
明美「ええ、勿論よ」
唯「あっ、そんな悪いですよ!助けてもらった上にそこまで・・・」
明美「いいのいいの!こんな時こそ助け合わないとね!」
結城「ああ、そうだぜ!俺は結城だ、この明美とは幼馴染なんだ、よろしくな!」
唯「あ、よろしくお願いします」
結城「それでこっちにいるのがー」
一人の男が唯を険しい顔で見ている・・・
???「連れていく事に反対はしない、だが極力自分の身は自分で守れ、俺たちは自分たちのことで手いっぱいだ」
結城「おい、そんな言い方しなくたって」
唯「わかってます!迷惑はかけません」
唯はそう即答した
隆二「ふんっ・・・・隆二だ、それで俺の後ろにいるのがペアの春奈だ」
唯「あ、はい!初めまして隆二さん!春奈さんも!」
春奈「あっ・・・・・・」
唯「あ、あの・・・」
隆二「こいつは人見知りなんだ、気にするな」
唯「そうなんですか・・・あの、春奈さんとはどういうご関係で」
隆二「そ、それは・・幼馴染というか・・こっ、こいび」
春奈「妻です!」
すると突然背後にいた春奈が唯の前に飛び出しそう答えた
隆二「つっ!?」
一同「妻ぁ!?」
唯「えっ、えっとぉー」
隆二「聞き流せ!まだそんな関係ではない!」
その一言に春奈はぷくぅーっと頬を膨らました・・その時だった
ピピ「ぴぃー!」
隆二「うわっ!なんだピピ!やめろ!」
春奈と共に隠れていた小さな生物が隆二の頭をつつき始める
春奈「ピピ!もういいわよー」
ピピ「ぴっ!」
唯「な、何なのこの人達・・・・」
252
:
N.T
:2016/07/23(土) 20:11:48 ID:8330SaH2
明美「あとこれから合流することになっている仲間は華蓮さんと征志郎君よ」
唯「わかりました!・・・あ、あの・・・今更ですが本当にいいのですか?・・・お世話になってしまって・・」
明美「勿論よ!・・・えっとーーー」
唯「あ!いけない私ったら!私の名前は唯と言います!ペアは拓也といいます、野球部のキャプテンとマネージャーの関係です」
明美「よろしくね唯さん。その拓也さんはどこではぐれたの?」
唯「えと・・・それはその・・・・この階の所なんですけど・・・あ、会いにくいというか・・・その・・」
明美「何があったのかはわからないけど、こんな時だもの!ちゃんとペアと一緒にいないとダメよ」
唯「そうですよね・・・わかりました」
明美「それじゃあその場所へ向かいま・・」
???「おい・・・」
明美「どうしたの?」
???「俺の自己紹介を忘れてるだろ!!」
結城「いる?」
???「いる!!」
明美「ごめんごめん!この子はエクス、私たちの頼もしい仲間よ」
エクス「へへっ!超頼もしいの間違いだぜ!」
唯「はっはは・・・よろしく・・・あの、それでエクス・・さん?といいさっきの飛んでた生物といい・・・いったい?」
明美「あー・・・・それは私達もよく分かってないの、でも危険はないから大丈夫よ」
唯「そう・・・ですか、わかりました」
エクス「ところで姉ちゃん一ついいか?」
唯「はい、なんでしょう?」
エクス「姉ちゃんはいくつ膨腹薬を飲んだ?あの時の姉ちゃんを見た時は目を疑ったぜ」
唯「膨腹薬という物なのかはわかりませんが・・・膨腹粉と膨乳粉という物なら・・・」
結城「膨腹粉?・・・薬とは違うのか?」
明美「私と春奈ちゃんも膨腹薬を飲んでいるわ、でもさっきの唯さんほど膨らめるとは到底・・・」
唯「私自身もよくわからないのでうまく説明できません・・ただ膨腹粉は、服用した直後にお腹が膨みだし、その止まった最後の大きさの倍の大きさにまで耐えられるようになる薬だと・・・」
春奈「服用したら膨らみだす・・・ですか・・・」
明美「そ、そんなものまで・・・」
エクス「なるほどな、悪いな姉ちゃん!気になったものでな」
唯「いえ、大丈夫です・・・明美さんや春奈さんも・・・やはり被害に?」
明美「ええ・・・私も春奈ちゃんもこのお腹を何度も膨らまされたわ・・」
唯「ごめんなさい!こんな事聞いて・・」
明美「ううん、さっ!行きましょ!」
結城「よし、そうと決まれば善は急げだ!」
こうして、唯は結城達と共に行動することとなった
253
:
N.T
:2016/08/11(木) 18:23:29 ID:ynwzPPA6
結城「それでー、そのペアの男を分かれたのはどこらへんだ?」
唯「この階の一番奥にあった部屋です・・・そこで罠にかかって膨らまされて・・・その時助けてくれた拓也と口論になって・・・」
結城「口論?・・・どんな?」
明美「ちょっとユウちゃん!そんなことまで聞かなくてもいいでしょ!」
結城「そ、そうだけどよー・・そんな事があった後に口論になるなんてどんなことがあったのか気になるだろー」
唯「明美さん大丈夫です・・・拓也が私を助けてくれた時に、助けるのが遅いよって言ってしまったって・・そしたら、私の身体はそう簡単に破裂しないから余裕だろ?って言葉に私が怒っちゃって・・・それで・・」
隆二「なるほどな、確かにその男の言葉は傷ついても仕方ない・・だが、だからといって今の危険な状況で別れるのは間違いだ」
唯「はい・・・冷静に考えてみたらわかりました・・」
明美「破裂しないから余裕・・・かぁ・・女の子の気持ちなんて男にはわからないかもねぇー」
明美は結城を見つめながらそう言った
結城「お、俺はそんなこと思ってねぇよ!何だったら変わってやりたいって思うくらい・・・」
明美「ユウちゃんが?・・私の変わりに?・・・うえー、想像しただけで気分が・・・」
結城「お、お前なぁー!」
春奈「ふふふ」
隆二「こっちでは痴話喧嘩か、やれやれだ」
結城「ち、痴話喧嘩って!」
隆二「とりあえず最後に分かれた場所へ向かおう、まだその場にいるとは思えんがハンターどもは男は狙わん、無事でいることは確実だ」
唯「そうですね、本当にありがとうございます」
結城「よし、じゃあいこう」
結城達は拓也と唯が別れた部屋へと向かう・・・
254
:
N.T
:2016/10/22(土) 21:47:44 ID:TXv7iRro
唯「この先にある部屋です・・・拓也まだいるかな・・・」
隆二「おそらくはいないと考えて間違いないはずだ、部屋から飛び出した女を無視するような男でなければな」
唯「拓也はそんな男じゃないです!」
隆二「ふっ、ならば早く合流できることを祈るんだな」
春奈「ごめんなさい・・・口は悪いけど悪気があって言ってるわけじゃないの・・・」
隆二「悪かったな口が悪くて」
唯「ありがとう、大丈夫です・・・・あっ、この部屋です」
結城「よし、開けるぞ?念のため注意してくれ」
結城は扉をゆっくりと開けた・・・
明美「どうユウちゃん、誰かいる?」
結城「いや、どうやら誰もいないみたいだ」
明美「そう・・・やっぱりもう部屋を出てしまっているのね・・」
隆二「そうみたいだな、だが俺たちが来た方角には他に誰も来てはいなかった」
明美「ということは唯さんとは逆方向に行ってしまったってことかも・・」
唯「拓也・・・・」
結城「大丈夫だって唯さん!唯さんと離れてそんなに時間も立っていないんだ、まだこの1階のどこかにいるはずさ」
明美「それじゃあ行ってみましょう、時間かけちゃうとどんどん離れちゃうかも」
唯「そうですね、わかりました」
結城達は部屋を後にすると、拓也が進んだと思われる方向へと向かう
結城「そういや、他の参加者達ほとんど見かけないけどどこにいるんだろうな・・・」
隆二「どこかで隠れている者、ハンターの試練とやらに巻き込まれている者、または既にそれだけ人数が減ったかだろう」
春奈「皆さん無事だといいですね・・・」
隆二「ああ、じゃないと春奈や明美への危険がそれだけ上がることになる」
春奈「そっ、そんなつもりで言ったんじゃ・・」
隆二「わかっている、だが事実だ、人数が減ればそれだけ残っている者たちへ向けられるハンターの数が増えるということだ」
結城「ああ、そうだな、みんなで力を合わせてこのふざけたゲームを終わらせるんだ」
唯「みんなで・・・力を合わせて・・・」
明美「あ、見て!この先二手になってるみたい、どっちにいく?」
結城「うーん・・・」
唯「・・・・・じゃあ右に」
結城「右に?・・・わかるのか?」
唯「いえ、カンです」
結城「カンかよ!」
唯「あ!でも適当ってわけじゃなくて、なんて言ったらいいかわからないんですが・・・拓也ならこっちに行く気がして・・」
隆二「・・・・・よし、なら右へ進もう!なに、もし違ったら戻ってくればいい」
唯「はい!ありがとうございます」
結城達は唯のカンを信じ、二手に分かれた道の右へと向かった
255
:
N.T
:2016/10/22(土) 22:35:39 ID:TXv7iRro
結城「それにしてもホント広いよなーーーここ、いったいどこにこんな施設があったんだよ」
明美「窓もないから外も見えないし・・・そもそも本当に地球なのかな」
結城「おいおい、じゃあ俺たちは地球を飛び出して宇宙のどこかにある星に拉致されたってことか?」
明美「わからないわよ!でも今まで見てきたハンターはみんなアニメの世界に出てきそうな化け物ばかりだし、常識なんて通用しない場所なのはたしかよ」
結城「そ、それはそうだけどよー・・・はぁー、本当に帰れるのかー俺達・・」
明美「ちょっとー、ユウちゃんがそんな弱気にならないでよー・・・ちゃんと私を守ってよ・・・」
結城「勿論だ!明美を襲うのがハンターだろうが化け物だろうが宇宙人だろうが絶対守ってやる!」
明美「ユウちゃん!」
隆二「おい、そこのバカップル・・・今どういう状況かわかっているのか」
結城「お、おう・・・すまん・・・」
明美「う、うん・・ごめん・・・」
唯「拓也ーーー!拓也どこーー!いたら返事をしてーー!」
隆二「・・・・どうやらこの辺りにもいないようだな」
唯「はい・・・そうみたいです・・・」
春奈「ねぇ、リュウ君・・あれ・・」
隆二「あれは・・・ハンター達の残骸か!・・・どれも切り傷がある、おそらく華蓮達だろう」
唯「華蓮?」
結城「華蓮さんは俺たちと一緒に行動している仲間だ!今は分け合って別行動をとっているけど、すごく強いんだぜ!」
明美「華蓮さんも多分この階にいるはずなんだけどー」
隆二「華蓮なら心配ないだろう、まずはお前の相方を探すのが先決だ」
唯「はい」
結城「!!?・・危ない!!」
唯「えっ?!きゃあ!」
結城は咄嗟に唯に被さり地面に転がった
春奈「何かが飛んできた!」
結城「だ、大丈夫か?唯さん」
唯「はい・・私は大丈夫です・・あっ・・その・・・」
結城「んっ?・・あっ!!ごめん!!これはその!」
明美「ユウちゃんのバカ!!最低!変態!!」
結城「仕方ないだろ!咄嗟だったんだから!」
隆二「どうやら飛んできたのはこれのようだ」
春奈「弓矢?・・」
隆二「ああ、それにこんなものがついている」
結城「風船?」
隆二「ああ、そしてその中に何か入っている、割って取り出すぞ」
パンッ!っと風船を割ると中から一枚の紙が・・
結城「紙?・・・なんか書いてあるか?隆二」
隆二「どうやら探す手間が省けたようだ、おそらく拓也はハンターに捕まっている」
唯「えっ!そんな・・・」
「探している男は私のお部屋にいるよ♪早く迎えにきてね♪場所はここ!待ってるよー!」
隆二「・・・どうやらこの近くにある部屋にいるようだ、どうする?」
結城「どうするって、行くに決まってるだろ!」
隆二「これは高い確率で罠だ、ハンターを相手にするということはどういうことに繋がるかわかっているな?」
結城「あっ・・・それは・・・」
明美「・・・・・・・・」
春奈「・・・・・・・・」
唯「その部屋には私だけ行きます、これ以上迷惑はかけられません」
明美「えっ!でも・・・」
唯「元はと言えば私と拓也がいけないんです・・・それに明美さん達を巻き込む訳にはいきません・・・ありがとうございました、どうかご無事で」
唯は結城たちから離れていく
明美「待って!!」
結城「明美?」
明美「私も行くわ」
唯「えっ!?でも・・」
明美「ここで唯さんを見捨てて助かっても嬉しくないし、それにこれ以上ハンター達の好きにさせたくないもの!」
春奈「そう・・ですね!せっかくこうやって出会えたんですもの・・・みんな一緒ならきっと大丈夫・・・です!」
結城「明美・・・・そうだな!!このまま行く当てもなく彷徨うだけじゃいつまでも終わらねぇしな!」
隆二「ふっ・・・仕方ない・・・そのハンターに色々情報を聞き出すのも悪くはない」
唯「皆さん・・ありがとう・・・ありがとう・・・」
唯の目から涙がこぼれる
結城「そうと決まれば、行こうぜ!!・・・明美・・・絶対守ってやる」
明美「うん・・・信じてる」
隆二「春奈、俺から離れるな?」
春奈「うん、絶対離れない・・・ずっと・・・」
結城達は手紙に記されたハンターの待つ部屋へと向かった・・・・
256
:
N.T
:2016/10/24(月) 12:24:47 ID:p6UpdR9Y
隆二「紙に記されているのはここのようだな」
明美「なにこれ・・・他の場所とは全然違うというか・・・これは・・」
結城「うっわぁー、なんて悪趣味・・・」
そこには気味の悪い人形や、明らかに怪しい物が扉の周りに取り付けられていた
明美「まるでお化け屋敷の入り口ね・・・」
隆二「お化け屋敷の方がまだマシだ、だが入るしかない、気を付けろ」
春奈「うん・・・」
隆二「よし、開けるぞ」
隆二は扉をゆっくりと開け、結城達は中へと進む・・・
明美「部屋の中は人形とかないのね、よかった・・・」
結城「あ、あれは見ろ!誰だ!!」
???「待ってたわよ、あなたが来るのを・・・・色々おまけもついてきてるみたいだけど」
結城達の目の前には、赤いローブを纏った死神のような姿をしたハンターがそこにいた
唯「拓也はどこ!拓也を返して!」
死神「安心しなさい、大事な彼はまだ無事よ、今は・・・・だけど」
唯「あなたは誰?なんで私たちを狙うの?」
死神「私はあなた達に大事な彼を殺された・・・だから私は仇を打つの」
唯「彼?・・・・どういうこと・・」
死神「黒いピエロに見覚えない?あるわよねー?」
唯「ま、まさか!6階で私達を襲ったあの・・・」
死神「そう、あれが私の大事な彼・・・あなた達に殺された・・許さない」
死神は片手を宙に上げた
明美「あっ!何!」
春奈「きゃあ!」
結城「なんだ!明美達の足元に何かが!」
明美、春奈、唯の足元に謎の魔法陣らしきものが現れ強く光だし、そして消えた・・・
隆二「大丈夫か春奈!」
春奈「う、うん・・・特に何も・・・」
明美「私も大丈夫みたい・・」
結城「よかった・・・おい!明美達に何をした!」
死神「これは私の復讐、他のハンターみたく遊ばない、あなた達はここにくるまで色んな薬を服用し膨腹に耐えられる身体にしてきたはずよね?」
結城「膨腹薬のことか!それが何だ!」
死神「大きく膨らめるようになればそれだけ苦痛も増すけど破裂は回避できる・・・すぐに破裂死する心配が無くて少しは安心できる・・・そんなのつまらない・・・私の復讐には邪魔・・すぐ死んでもらわなきゃ・・・だから・・・」
死神が結城達を指差す
死神「あなた達の服用してきた膨腹に耐えられる作用のある薬の効果を全て無効にさせてもらったわ!今のあなた達は普通の身体・・・そう、巨大な膨腹に耐えられない!!」
唯「そっ、そんな!?」
春奈「酷い・・・ううぅ、リュウ君私怖い・・・」
隆二「春奈!」
明美「うそ・・・それじゃあ私のお腹が膨らまされたらすぐ・・・破裂しちゃう・・・いやっ・・いやぁぁぁーー!」
結城「明美!落ち着け明美ー!」
死神「ふふふ、存分に恐怖を味あわせて殺してあげる・・・これはゲームじゃない、だからルールもない・・・これは復讐・・・あなた達はここで苦しみもがいて破裂するのよ!!」
恐るべきハンター死神・・・薬の効果を失った明美達に襲い掛かる膨腹破裂の恐怖・・・
257
:
N.T
:2016/10/25(火) 16:48:37 ID:Gxkl5G/M
死神「覚悟はいい?」
結城達に近づいてくる死神・・
唯「待って!・・・この人たちには関係ないんです!はっ、破裂させるのは私だけに!」
死神「私はこれでもハンターなの、ハンターは見つけた獲物を逃がすと思って?・・・どのみちあなたに味方する者も同罪よ」
唯「そんな・・・でっ、でも元はと言えばあのハンターだって私たちを突然襲ってきて!それで!」
死神「そんなことは関係ないわ、私にはあなたに復讐したい・・・その事実だけで十分なのよ!・・・・ヤミ!!」
ヤミ「うふふ・・・こんにちは・・」
隆二「結城!後ろだ!」
結城「えっ!うわっ!なんだこの気味悪い子供!いつのま・・・」
ヤミ「ふふふ」
明美「ユウちゃんが・・消えた・・・うそ!ユウちゃん!!」
ヤミ「あなたも・・・こっちだよぉ」
隆二「なっ!早い!・・・くっ!はる・・・」
春奈「リュウ君!!」
死神「私はハンター・・・彼以外の男には興味はない・・」
明美「さっきの子供はいったい・・・ユウちゃん達はどこ!」
死神「心配する必要はないわ?もう二度と会えないんだもの・・・そうね、無事でいることだけは教えてあげる」
春奈「ううぅ、リュウ君・・」
死神「ここには女だけ・・・さっ、始めましょう」
死神は片手を上げると、地面に無数の魔法陣が現れた・・
258
:
N.T
:2016/10/25(火) 17:19:19 ID:Gxkl5G/M
唯「ごめんなさい・・・やはりここには一人で来るべきでした・・」
明美「ううん、そんなこと言わないで?私たちがついていくって決めたんだもの、必ずユウちゃん達が助けに来てくれる!それまで何とか逃げることに専念にしないと」
春奈「リュウ君・・・リュウ君・・・どこ?・・」
明美「春奈ちゃんも大丈夫だから、ねっ?」
唯「明美さん・・・なんて強い人・・明美さんも身体を震わせているのに、春奈さんや私の事を気遣ってくれている・・」
死神「はあ!」
春奈「危ない!明美さん!」
明美「きゃ!」
死神の出した魔法陣から1本の触手が飛び出し、明美に襲い掛かったが、間一髪のところで避ける・・
死神「ちっ」
明美「ありがとう春奈ちゃん・・どうやらあの床のやつから何か出てくるみたい・・」
唯「どうやらあの床のやつから何か出てくるみたい・・明美さん、春奈さん気を付けて!」
明美「ええ、わかったわ!」
死神「さっさと諦めなさいよ!」
今度は魔法陣から無数の触手が飛び出す
明美「走って!あの触手は思ったより動きは襲いわ!ユウちゃん達が来るまで頑張って逃げるしかない!」
春奈「わかりました!」
唯「はい!」
明美達は部屋の中を分かれ、襲い掛かる触手から逃げ惑う
死神「くそ!くそ!!」
明美「思った通りだわ、あの不思議な力にまだ使い慣れていないんだわ・・これなら時間は稼げそう・・ユウちゃん・・早く来て・・」
一方どこかへ連れ込れていかれた結城達は・・・
結城「に!!・・ってあれ・・ここは、どこだ・・みんながいない・・どこだ!明美ーーー!」
辺りはドアの前にあった不気味な人形などで埋め尽くされた部屋・・・そして結城がいるのは牢の中のようだった・・
結城「俺こういうの苦手なんだよなぁー・・・いいや、そんなこと言っていられない!早く明美達に所に戻らなきゃ!」
隆二「な!」
結城「うわぁーーーーーーーーーー!!」
隆二「むっ、ここは・・・んっ、結城!・・・どうした?」
結城「びっ・・・びっくりしたぁー・・心臓が飛び出るかと思った・・・」
隆二「ここはどこだ、春奈たちは」
結城「わからねぇよ・・俺も気付いたらここにいたんだ・・」
隆二「あの謎の子供が現れて、気付いたらお前が消え・・そして俺の背後に回り込まれたことまでは覚えているんだが・・」
結城「そうだ!そうだよ!あの気味の悪いのがいきなり出てきてそれで!」
ヤミ「気味が悪くて・・・悪かったわね・・・」
結城「うわぁ!またでた!」
牢の外に先ほどの謎の少女が現れた・・
隆二「ここはどこだ、春奈たちは!」
ヤミ「ここは私のお家・・・私のお友達に頼まれてお手伝いしてるの・・・えらいでしょ?」
隆二「お友達?・・・あの死神のことか!ここから出せ!」
ヤミ「・・・・・・・・・・・・・・」
隆二「おい!」
結城「待て隆二!そんなこと言って出してくれるわけないだろ!・・・ねぇお嬢ちゃん?お兄ちゃんとお人形さんごっごしようか!」
ヤミ「お人形さんごっこ!?やるやる!!」
結城「だったらここ開けてくれないかなぁー?じゃないとお嬢ちゃんに近づけないんだ」
ヤミ「・・・・・・・・・・・・・・バーカ・・・・・」
結城「んなっ!」
隆二「仕方ない、他に何か方法がないか探そう、相手は子供だ・・・何とかなるかもしれん」
結城「ああ、わかった・・」
結城達は小声で話すと、脱出する手段を探し始める
259
:
N.T
:2016/10/25(火) 17:57:12 ID:Gxkl5G/M
春奈「はぁーはぁー、もう駄目・・走れない・・はぁー」
死神「逃げたって無駄よ!」
明美「春奈ちゃん・・・・それはどうかしらね!悔しかったら捕まえて見なさいよ!」
死神「んぎーーー!ほら!いきなさい!そっちのも!」
春奈「はぁーはぁー・・明美さん、私の方に注意を向けないために・・」
唯「私はここにいるわ!私が狙いなんでしょ!」
死神「あーーーーーーーーーーーー!!うざったーーーい!!!!」
唯「短気な人間は必ず判断ミスをする・・・こういう時だからこそ冷静に判断をする!野球部マネージャーを舐めないで!・・・そうよね?拓也?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
結城「そっちはどうだ?」
隆二「だめだ、人形や玩具はあるが、役に立ちそうなものはない」
結城「んっ、壁に穴が・・・何とかすればここから出られたり!」
壁の穴を覗く結城
結城「くそ!向かい側の牢が見えているだけか!・・・んっ、誰かいる・・・」
隆二「どうした?」
結城「見てくれ、この穴、この隣に誰かいる」
隆二「何?・・・・確かに・・誰かいる・・・おい、結城、あの子供の注意をそらせ」
結城「わかった!・・・・・・・・・・ねぇお嬢ちゃん?名前は?」
ヤミ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
結城「お兄ちゃんとお友達にならないかな!お嬢ちゃんとお友達になりたいんだー俺」
ヤミ「開けないよ・・・・絶対・・」
結城「もう俺は出るのは諦めたんだー、俺はただお友達になりたいだけさ!」
隆二「おい・・・・聞こえるか・・・生きているなら返事をしろ・・・」
???「ううん・・・・」
隆二「おい!起きろ!こっちだ!・・・・」
???「・・・・誰の・・・声だ・・・・俺は・・・・はっ!!そうだ俺!いてて足が・・・」
隆二「聞こえるか!こっちだ!」
???「誰だ?誰かいるのか?」
隆二「俺は隆二だ、このゲームに巻き込まれた被害者の一人だ・・お前は?」
拓也「俺は拓也、境遇はお前と同じだ」
隆二「拓也だと?・・・唯の相方はお前か・・・」
拓也「唯!?・・唯を知ってるのか!そこにいるのか!」
隆二「いや、今はいない・・・ここにいるのは男だけだ、女たちは他の部屋にいる」
拓也「くそ・・・唯・・・」
隆二「時間がない、今はここから出る方法を探す・・・何か持ってないか?」
拓也「あっ、それなら!・・・くそ!」
隆二「どうした?」
拓也「強力な武器を持っていたんだがおそらく奴らに持っていかれた!」
隆二「そうか・・・なにかいい案があったら教えてくれ、こちらでも探す!」
拓也「わかった!」
結城「なぁーなぁーー!頼むよー!」
ヤミ「しつこい男嫌い・・・」
隆二「結城、もういいぞ・・・」
結城「おう、わかった・・・・・子供の扱いには自信あったのに・・・よく子供たちと公園で遊んだりするがすぐ懐いてくれるんだぜ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
明美「はぁーはぁーはぁー・・・さすがに体力が・・・ユウちゃんまだなの?・・はぁーはぁー」
春奈「ごめんなさい・・もう・・・無理で、あっ!!」
明美「春奈ちゃん!」
躓き転んでしまった春奈
死神「もらったわ!!」
春奈「ひっ!いやぁああああー!」
唯「春奈さん!!きゃあーー!」
春奈「唯さん!!」
春奈に襲い掛かる触手から庇い、唯が触手に捕まってしまう・・・
260
:
N.T
:2016/10/25(火) 18:55:19 ID:Gxkl5G/M
死神「やっと捕まえたわよ!もう逃がさない!絶対に!」
唯「春奈さん!・・いっ、いまのうちに!」
春奈「そんな唯さん!ごめんなさい・・私のせいだ・・・うううぅーー!唯さんを離してーーー!」
唯「駄目!春奈さん逃げて!」
死神「わっ!っと、驚かさないでよバカ!」
死神に突き飛ばされる春奈
春奈「きゃ!」
死神「全く・・・待たせたわね・・・いきなさい!」
唯「あっ、来ないで・・・いやっ・・いやぁ!」
唯に迫ってくる触手を必死に足をバタつかせて抗う唯
明美「唯さん!・・どうしたら・・・私どうしたらいいのユウちゃん!」
唯「ひっ!だめ!!」
ぐぐぐぐ・・・ずぶっ!
唯「いっ、痛いぃぃーーー!お尻が・・・裂けちゃう・・・」
ついに唯は触手の侵入を許してしまう・・
死神「私の恨みを存分に受けなさい!」
どぷどぷ・・
唯「あうっ!いやぁーー!中に入ってくるー!お腹の中に溜まっていくーー!」
明美「唯さん!・・・・そうだ、さっき春奈さんがハンターに迫って行った時、突然のことで驚いていた・・・まさか・・・」
唯「やだぁーー!こんなのやだぁーーー!」
どぷどぷ・・・
明美「考えている余裕はない!一か八かよ!・・・とりゃーーーーー!」
死神「ははは!そら!膨らんじゃえ!破裂しちゃえーーー!きゃあ!」
明美「唯さんを離してーー!」
死神に飛びかかりしがみつく明美
死神「くそっ!離れなさいよ!離れろー!」
明美「思った通り・・このハンター自身にそんな強い力はないんだわ!・・・・誰が離れるもんですか!唯さんを話すのが先よ!」
唯「明美・・さぁん!!」
未だに流れを止めない触手、唯のお腹が徐々に膨腹していく・・・
春奈「私だって!えーーーい!」
死神「ちょ!」
明美「いいわよ春奈さん!このまま離さないで!」
春奈「はいー!」
死神「離れろーー!くっ!あーーーもぉーーーー!」
唯「うぐぅぅ!・・・はっ、触手が・・・これなら・・んっ!」
侵入していた触手が弱まっているのを感じ、両手で掴み一気に引き抜いた
唯「やった!抜けた!」
死神「あっ!しまった!」
明美「唯さん!大丈夫!?」
唯「ありがとう!お腹が大分張っちゃったけどまだ平気!」
唯のお腹は膨らみが確認できるほど膨腹していた・・・
死神「うきゃぁぁーーーーー!うざーーーーーーーーーーーーーーーーい!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
結城「くそ!何も見つからない!」
隆二「こんなことをしている暇は!」
コンコン・・・・
結城「んっ、拓也か!・・・隆二!あいつを頼む!」
隆二「何!俺がか!・・・・おいガキ!」
ヤミ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
結城「バカ!そんなんで気を引けるか!」
隆二「くっ!・・・おっ、お嬢ちゃん?・・・」
ヤミ「なによ・・・・・・」
隆二「かっ、可愛い人形抱いてるね・・・ははっ・・・」
ヤミ「わかるーー?この可愛さが♪」
隆二「食い付いた・・・・・・お、おう勿論!凄く可愛いなって思ってたんだ!・・ははー」
261
:
N.T
:2016/10/27(木) 18:11:48 ID:B7eD6YCY
結城「拓也か?どうした?」
拓也「んっ?隆二じゃないのか?・・・誰だ?」
結城「あっ、ああそうかそうか・・俺は結城、隆二と一緒に行動している、それで何か見つかったのか?」
拓也「ああ、牢屋の外中央にあるテーブルを見てくれ」
結城「色々ごちゃごちゃと乗っかってるやつか?あれがどうした?」
拓也「そこに俺の持っていた道具が置かれているんだ!あれさえ取り返せればここから出れる!」
結城「本当か!・・・しかし牢から出られない以上取りになんていけないぜ?」
拓也「だがそれしかここから出る方法はないんだ!」
結城「うーん・・・・うーーーーーーーーーんどうしたら・・」
エクス「へへっ!俺の出番だな!」
結城「うわっ!びっくりした!ってお前今までどこに!」
エクス「主役はいいタイミングで出るもんだぜ!」
結城「ばかやろう!そんな余裕ないだろ!って、そうか!お前なら牢を出て拓也の道具を持ってこれるかもしれないな!」
エクス「おうよ!」
結城「聞こえるか拓也!その道具はどれだ!取りに行く方法が見つかった!」
拓也「本当か!あれだ!テーブルの右の方に細長い棒があるだろう?万華鏡のような形の!」
結城「・・・あっ!あれか!見つけたぞ!頼むエクス」
エクス「任せとけ!」
拓也「それで、取りに行く方法って?」
結城「すぐわかるぜ!・・・隆二があの子供の気を引いているうち・・・・・に!?」
ヤミ「こら隆二!ちゃんとお片付けしなさいっていつも言ってるでしょ!」
隆二「ごっ、ごめんよー母さ・・・ママ・・・すっ、すぐ片づけるよーー」
結城「おままごとしてるーーーー!」
エクス「よーし、今のうちにー・・・・そーっと・・・そーっと・・・」
ヤミ「うふふ、あなたも見た目に似合わず良い趣味してるじゃない!お人形さんが好きだなんてー」
隆二「あっ、ああそうなんだよ、はっはははー・・・」
ヤミ「いいわ!お友達になってあげる!ねっ!嬉しい?嬉しい?!」
隆二「ほっ本当か!それは嬉しいなー!・・・あはは・・・」
ヤミ「特別に私の宝物見せてあげるわ!ちょっと待ってて!」
エクス「うっ!やばい!」
ヤミ「えっとーーー、これこれ♪」
エクス「ほっ・・・」
ヤミが持ってきたのは、他の気味の悪い人形とは明らかに違う、可愛らしい綺麗なぬいぐるみだった
隆二「これは以外な・・・・これが宝物なのか?」
ヤミ「ええそうよ!これはね、アムダお姉ちゃんからもらったの!」
隆二「アムダだと!!?」
ヤミ「うん、私が一人で遊んでいるといつも遊びに来てくれるの!でもこれから忙しくなるから当分会いに来れないって・・・その時に私にくれたの!」
隆二「アムダが・・・・」
ヤミ「隆二ちゃん?」
隆二「いや、何でもない、また・・・・会えるといいな?」
ヤミ「うん!」
エクス「よし、これだな!」
拓也「な、なんだあれ・・・ボールが動いてる・・・」
結城「さすがエクスだぜ!それを拓也に渡すんだ!」
結城が身体を使ってエクスに指示をする
262
:
N.T
:2016/10/27(木) 18:54:50 ID:B7eD6YCY
死神「うがぁああー!離れろーー!」
明美「離れないわよ!ユウちゃん達を返してくれるまではーー!」
春奈「そのとおりですー!」
唯「お腹が張ってるけどまだ動ける、私だって!」
明美「唯さん無理しないで!」
死神「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
唯「はっ!明美さん!」
死神「離れろっていってるんだーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
春奈「きゃ!」
明美「きゃあーー!」
死神の身体から強い衝撃が吹き、明美と春奈が吹き飛ばされる
死神「もう怒った・・・身体に負担が大きいからこれは使いたくなかったけど・・仕方ないわ・・・ふんっ!」
新たに大きな魔法陣が現れた
明美「いたたっ・・春奈ちゃん平気?」
春奈「ええ・・大丈夫です・・・あっ、明美さん!!」
明美「えっ?きゃあーーーーー!」
明美は背後から突然現れた怪物に捕まってしまう
死神「くっ、ふふふ、これであなた達は終わりよ!いきなさい!」
そして触手が動きを再開する
明美「うっく・・・このままじゃ・・・あ、うそ、来ないで!やめ・・」
明美の足元に1本の触手が・・・
明美「いや!いやぁ!入れさせない!絶対!」
明美は両足を強く閉じ、触手の侵入を防ぐ
春奈「明美さんを離してー!」
明美「春奈ちゃんだめ!」
死神「おっと!あなたもね、そら!」
春奈「あっ、いやぁあああ!」
唯「ああ、明美さん・・春奈さん・・・」
明美「んんんーー!ユウちゃん・・・たすけ・・・たすけーーーて・・あっ!しまっ!」
ズブッ!!
明美「んぎぃぃーーー!いたーーーーーーいーーー!」
春奈「やだー!やだやだやだ助けてリュウちゃん!膨らむの怖い!もう私膨みたくな!」
ズブッ!
春奈「きゃああぁぁ!!やだぁーーーーー!」
唯「あ・・・あ・・・・ああ・・・・」
死神「助かったと思った?残念ね」
唯「はっ!」
ズブッ!
唯「あぐぅぅ!」
死神「やった・・・やったわ!さぁ!復讐よ!復讐よーー!」
ごぽごぽ・・・
明美「あっくっ!中に入って・・ああ!」
春奈「んあっ!もういやぁーー!リュウちゃんどこーー!膨らんじゃう!!私のお腹また膨らんじゃう!!」
唯「ごめんなさ・・・うあぁ!・・私のせいで・・」
明美「ユウちゃん助けて!お腹が!・・お腹がまた・・・あっく!」
ぷくぅーっと徐々に膨腹していく・・・
春奈「はっ・・破裂しちゃ・・・お腹が・・もうこれ以上大きくしないで・・もうむりぃぃぃーー!」
唯「さっきよりもっと大きくお腹が張って・・・うあぁ!くっ・・苦し!」
明美「ユウちゃん早く助けて!ユウちゃん!ユウちゃーーーーーーーーん・・・・死にたくない助けてーーー!!」
春奈「お腹が重い!!・・・重いよぁ!!!ひっ・・・・ぎぃぃぃーーー!」
唯「げほっげほっ!・・おっえええぇぇー!」
唯があまりに苦しさに嘔吐する・・
春奈「リュウちゃん助け、うぐあぁ!!わたし・・死んじゃ・・・」
3人のお腹はついに妊婦のように大きく膨腹していた・・・薬の効果を無力化された3人には、破裂の恐怖と限界を越えた膨腹の苦痛が襲ってくる・・
263
:
N.T
:2016/10/28(金) 13:27:22 ID:GcMFJ8W2
エクス「んー?これがそんな強力なもんには見えないが・・これをあの兄ちゃんに渡せばいいんだな!よーし」
結城「あの子供も隆二との会話に夢中で気付いていないな!いいぞー」
エクス「そーーっと、そーーーーーーっと・・・」
拓也「お、おおこっちくる・・・」
隆二「ん?・・・あれはエクス!・・・そうかあいつがいたか」
ヤミ「どうしたの隆二ちゃん?」
隆二「いや、何でもない!何でもないんだ」
ヤミ「ふーーん・・まっ、いっか!それより続きやろ!」
エクス「おう兄ちゃんまたせたな!」
拓也「お、おう・・ご苦労様です・・・」
エクス「ほら、これで間違いないか?」
拓也「ああこれだ!ありがとう!・・よーーしこれでこの牢を破壊する!結城達にもそう伝えてくれ」
エクス「破壊だと!?・・よーしわかった!」
エクスは結城達のいる牢の中に移動する
エクス「今すぐ奥まで離れるんだ!あの兄ちゃんが牢を破壊するらしい!」
結城「破壊だぁ!?おう、わかった!!・・隆二!!」
隆二「ママー!お腹すいーー・・・んっ、結城?」
結城「戻って来い!」
ヤミ「?」
拓也「よっしゃいくぜー!せーーの!!」
牢の檻に向かって強力な風が吹き始める・・・ドカ――ン!!
ヤミ「えっ!いったい何!きゃあーー!」
隆二「うおおぉぉー!」
拓也「よし!これで出られる!あとは結城達のほうの牢も!いくぜ!」
ド――ン!!
結城「すっげぇーー・・・何がどうなったかよくわからないがサンキュー!拓也」
隆二「結城!何をした!」
結城「説明は後だ!早く明美達の所に!」
隆二「あっ、ああ・・そうだな・・・」
ヤミ「なに・・どうしたの・・何が起きて・・ひぃ!」
拓也「今度は俺たちの反撃する番だ!これでもくらえ!」
拓也はヤミに風の吹く棒を向ける
隆二「待て!!!やめろ!!」
拓也「なっ、なぜ庇う!」
隆二はヤミの前に立ち庇う
ヤミ「隆二・・ちゃん・・」
隆二「この子はまだ子供だ・・殺すことは・・・ない」
拓也「子供だからなんだ!ハンターだぞ!唯やほかの人達もハンターのせいで苦しんでいるんだ!」
隆二「わかっている!・・だがダメだ!・・やるなら俺ごとやれ!」
ヤミ「隆二ちゃん・・・」
拓也「・・・・ちっ、わかったよ・・なにかあったら責任取ってもらうからな」
隆二「ああ!・・・お嬢ちゃん・・・いや、ヤミ・・すまん、だが俺は行かなきゃならない、大切な女がいるんだ」
ヤミ「・・・・・・・・・・・・・」
隆二「できればもうこんなゲームに付き合わず、普通の子供として育ってくれ・・・じゃあな」
ヤミ「待って!!・・・ここは私だけのお部屋・・・出口はないわ」
結城「なんだって!それじゃあ・・」
ヤミ「いいよ・・・大切な人がいる所に・・・帰してあげる・・・」
隆二「ヤミ・・・」
ヤミ「隆二ちゃんと私って友達・・だよね?・・私えらい?・・・」
隆二「ああ、友達だ!・・ヤミはえらいぞ!・・・ありがとう・・・」
ヤミ「えへへ・・・じゃあ、いくよ・・・」
結城「おう!」
拓也「ああ、頼む!」
隆二「待ってろ、春奈!今行くからな!」
264
:
N.T
:2016/10/30(日) 16:44:27 ID:TkjCIfV2
春奈「おねが・・もう・・やめ・・あぐぅー!」
明美「げほっげほっ!お腹破裂しちゃあぁぁぁぁーー!」
ミチミチミチ・・・
唯「うぐぁ!!・・・う・・ああ!」
死神「はははー!やはりあなたが最初みたいねー!これで復讐が叶うわ!・・・さぁ!破裂してしまいなさい!」
唯「たく・・や・・ごめんなざ・・ごめ・・うぐぇ!!」
ミチミチ・・
明美「唯さ・・ん、うあぁ!」
春奈「たすけ・・リュ・・く・・」
ミチミチ・・・
明美「春奈・・ちゃぁぁーー!!がっ!!」
ミチミチ・・・
死神「ははは!良い気分だわーー!」
結城「このやろーーー!!」
死神「えっ!?きゃあ!!」
結城「捕まえたぞこのやろう!明美達に何てことしやがる!」
隆二「春奈!大丈夫か!今抜いてやる!」
明美「ユウちゃん・・きて・・くれた・・早く・・たすけ・・・」
エクス「姉ちゃん!よかった間に合ったみたいだ!今楽にしてやるからな!」
拓也「唯!・・つっ!くそ、足が・・唯!今行くぞ!」
唯「・・・・・・たく・・・や?」
死神が結城に取り押さえられたことで触手の活動が止まり、3人の中に送られていた液体が止まっていた
死神「あと、すこしだったのに・・くそーーー!」
結城「へっ!そうはさせるかっての!!何が復讐だ自分勝手なこと言いやがって!」
春奈「リュ・・ウくん・・・たすけ・・て・・・たすけて・・・死んじゃ・・う・・」
隆二「春奈もう大丈夫だ!春奈!」
春奈「リュウ・・・くん・・どこ・・・たすけ・・・て・・・しにたく・・な・・」
隆二「春奈!!俺はここだ!」
エクス「あまりの苦痛と恐怖で精神がやられてしまってるんだ」
拓也「唯!ごめん・・ごめんな・・・俺が馬鹿なばかりに・・」
唯「・・ううん・・・いいの・・また・・会えた・・・よか・・った・・」
死神「くそぉ!!くそーー!うわぁーーーーー!!」
結城「絶対離さねーぞ!」
ヤミ「お姉ちゃん・・」
死神「ヤミ!!あなたなんで!!」
ヤミ「それは・・・その・・」
死神「今からでも遅くはないわ!あいつらを破裂させるのよ!あとすこしで破裂するわ!早く!」
265
:
N.T
:2016/10/30(日) 17:19:27 ID:TkjCIfV2
ヤミ「えっ・・でも・・・でもぉ・・ううぅ・・」
死神「さっさとしろって言ってるのよ!この役立たず!!」
ヤミ「・・・えっ?・・・」
死神「その能力は使えるから今まで面倒見てきたけど!そうじゃなかったら誰があんたみたいな気持ち悪いガキ」
ヤミ「・・・・・・・・・」
死神「あんたは黙って私の命令を聞いてればいいのよ!!」
隆二「あの野郎・・・」
ヤミ「私と・・・友達じゃないの・・?」
死神「はっ!笑わせないで!誰があんたみたいな気持ち悪いガキと!言ったでしょ!あんたのその能力が使えると思っただけよ!あんたみたいな気持ち悪いガキに友達なんてできるわけないだろバーカ!!いいからさっさあいつらを殺せーーー!」
ヤミ「・・・・・・・・・・・・」
結城「こいつどこまで性格が腐ってやがんだ!」
死神「ヤミ!!何をしてるの!・・いいから早くしなさ、うぎぁっ!!」
結城「うわっ!なっなんだ!」
死神「あっ、ああ・・」
ヤミ「ヤミにも友達がいるもん・・・・」
死神「そんな・・ちがう、私じゃない・・
結城「んっ、こいつどうしたんだ、いきなり抵抗が止まって・・って、なに!」
結城が驚きのあまり手を離し、死神から離れる
隆二「どうした結城!」
結城が死神の方を指を差す、そこにはなんと1本の触手が死神の中に挿入されている光景だった・・・
死神「ああ、ヤミ・・あんた、なにして・・」
ヤミ「お姉ちゃん友達じゃない・・・隆二ちゃん友達・・お姉ちゃん、友達の大切な人いじめる・・・ヤミ許さない・・」
ごぽごぽ・・
死神「ひぃ!!ちょ、嘘でしょ!やめなさいヤミ!」
ヤミ「やめない・・だってお姉ちゃんお友達じゃない・・ヤミのこと悪口言う・・大嫌い・・」
死神「そんな・・ああっく、お腹に溜まって・・うああぁ膨らむぅぅぅーー!」
ぷくぅーっと死神のお腹が張り、徐々に膨腹していく・・・
死神「ヤミ聞いて!今のは全部嘘よ!私はあなたの友達だし!ヤミはとても可愛い子よ!ねっ?・・ねっ?!」
ヤミ「・・・・・・・・・・・・・」
死神「ヤミお願い聞いて!・・うあぁ、お腹が苦し・・」
ヤミ「・・・・・・・・・・・・」
死神「ヤミお願いやめ!」
ヤミ「ヤミね・・・知らないんだ・・」
死神「うぐっ・・苦しい・・苦し・・・えっ?」
ヤミ「お姉ちゃんの名前・・・今までずっと教えてもらえなかった・・・お友達じゃないからなんだね?」
死神「そんな・・それはちがっ!ちがう・・の・・お願い謝るから止めて!!」
ヤミ「・・・・・・・・・・・・」
死神「ねっ、ねぇあなた達!もうあなた達に酷い事しないわ!復讐ももうしない!全て忘れる!!だから助けて!」
結城「ふんっ、今さらもう遅いぜ」
隆二「自業自得というやつだ」
死神「そん・・な、だって・・・だって私・・まだ・・まだ・・」
拓也「唯たちの受けた苦しみを受けやがれ」
死神「あ、ああぁ・・いやぁぁ!!死にたくない助けてーーー!私まだ死にたくない!!クロ!クロ助けてーーー!」
自分の置かれている状況が絶望でしか無いことに気付き、激しく暴れ出す
死神「ヤミ!・・ごめんなさいーー!ごめんなさい!お願い殺さないで!!破裂したくない!私・・まだ!!死にたくなっぁぁー!」
ミチミチ・・・
死神「とめでぇぇーー!膨らむのどめで・・・はれつしちゃぁぁーー!」
ミチミチミチ
ヤミ「お姉ちゃん・・・」
死神「ヤ・・・・ミ・・・」
死神がヤミに手を伸ばす
ヤミ「バイバイ」
死神「!?・・・うっ、うわぁぁぁぁーーーーいやだぁぁぁぁぁあああぁぁあぁ!!」
ミチミチミチ・・・ぶちっ
死神「うっぷっ!!・・・テ・・ティナさまぁぁーーーーー!」
パーーーーーーーーーーーン!!・・・・死神のお腹は限界を越え無残に破裂した・・
266
:
N.T
:2016/10/30(日) 17:50:22 ID:TkjCIfV2
エクス「哀れな奴・・・さてと、そろそろ姉ちゃん達楽にしてやんないとな!」
結城「おう、頼むぜエクス!・・・明美、遅くなってすまん・・」
明美「ユウちゃん・・私・・頑張ったよ・・来てくれるって信じてた・・・から・・ユウちゃん・・私を・・強く抱きしめて・・」
結城「ああ、明美・・・よく頑張ったぞ明美・・」
エクス「まずは春奈ちゃんからだ、よっと!ふんっ!」
春奈のお腹が戻っていく・・・
拓也「な、なんだあれ・・・どうなってるんだ・・」
エクス「次は姉ちゃんだ、おい兄ちゃん」
拓也「んっ?」
エクス「悪く思うなよ?ふんっ!」
唯「あっ!」
拓也「おい!なにして!・・・ゆっ、唯の膨らんだ腹も縮んでいく・・・おい、何がどうなって・・」
エクス「ふぅ・・詳しい事は後だ、おーい結城ー!次を明美ちゃんだぞー」
てくてくと走っていくエクスを眺めながら茫然とする拓也・・
ヤミ「・・・・・・・」
隆二「ヤミ・・・ありがとう」
ヤミ「ううん・・・ねぇ、ヤミって・・気持ち悪い?」
隆二「そんなことはないさ、ヤミはとても可愛くて偉い子だ」
隆二はヤミの頭をなでる
ヤミ「えへへ」
唯「拓也・・・」
拓也「唯!よかった・・大丈夫か?」
唯「うん、膨らんだお腹も元に戻ったし、足に力が入らないからまだ立てそうにないけど・・」
拓也「よかった!唯!よかった!・・・もう絶対離れないぞ!・・ずっと一緒だからな!」
唯「えっ!拓也・・・・うん・・・私も離れない・・ううん、離さないで・・・」
結城「これで何とか一件落着ってな」
明美「ふふっ、何が一件落着よー、もっと早く来てくれれば私達膨らまされずに済んだのにー」
結城「んなっ!それはないぜ明美!俺だって必死にだなぁー」
明美「冗談よ、ありがとう」
結城「明美・・・よかった無事で」
エクス「おーい隆二!春奈ちゃん目を覚ましたぞー」
隆二「春奈!」
春奈「うーん・・・リュウ・・・君・・」
隆二「春奈!俺だ!助かったぞ!」
春奈「ああ、リュウ君・・信じてた、私信じてたよ」
隆二「ああ、遅くなった・・すまない春奈・・・」
ヤミ「その人が隆二ちゃんの大事な人?」
隆二「ああ、そうだ、紹介するぞこの子はヤミ、この子が俺たちを助けてくれてんだ」
春奈「あ、あの時の・・・・春奈です、ありがとうヤミちゃん」
ヤミ「今はどういう関係?」
隆二「んっ?えっとーそれはだな」
春奈「恋人以上!妻未満です!」
隆二「お、おい!」
ヤミ「ふーん・・・まだ結婚してるわけじゃないんだーならまだ私にもチャンスあるよね?隆二ちゃん?」
隆二「えっ!!?」
ヤミ「だってさっき私の事可愛いって言ってくれたじゃない」
春奈「どういうことリュウ君!!まさかリュウ君子供が好みだったの!」
隆二「違う!それは違う!いいから落ち着け!」
エクス「ははは、モテる男はつらいなぁー・・・・あの女が最後に言っていたティナ・・・あいつがここにいるとしたらきっとやつも・・」
死神の脅威から無事に生還した結城達、それは新たなハンターとの戦いの始まりでもあった・・
267
:
N.T
:2016/10/31(月) 22:47:32 ID:ofvj.W9Q
それから30分後・・・
拓也「唯、身体はどうだ?」
唯「うん、もう大分良くなったわ、この通りもう歩けるようになったし・・私の事より拓也は大丈夫なの?・・・さっきから足を庇って歩いてるみたいだけど・・」
拓也「あーこんなのなんともないさ、すこし痛めただけだ」
隆二「みんな一度集まってくれ、今後の行動についてまとめるぞ」
結城「ああ、わかった、行こうぜ明美」
明美「ええ」
隆二「よし、集まったな、これからの事だがまず華蓮達と合流する、この部屋の傍にハンターどもの残骸があった場所があったな?そこへ向かおうと思う」
結城「ああ、俺は異議なしだ」
明美「私もよ」
拓也「・・・・なぁ!ちょっといいか」
隆二「どうした?拓也」
拓也「俺たちも一緒について行ったら駄目か?・・勿論大勢になると危険なことはわかってる、だけどこれから先のことを考えたら仲間がほしいんだ!とある人に言われたんだ、頼れる仲間を作れって・・・」
隆二「・・・・・・・・・」
結城「俺は構わないぜ?これも何かの縁だし、人数が多いと危険なのはわかるけど、逆に人数が多ければそれだけ助け合えるってことだろ?」
明美「そうね、私はユウちゃんに意見に賛成よ」
隆二「はぁー、仕方ない・・ここで断ってお前たちに何かあったら俺が悪いみたいに思われても嫌だからな、足手まといになるようだったら置いていく、それでいいか?」
拓也「ああ!足手まといになんかならない!ありがとう!・・唯!」
唯「ええ!やったわね拓也!」
隆二「では行くとしよう・・・ヤミ、元気でな」
ヤミ「うん・・・寂しいけど仕方ないもんね・・・・また会える?」
隆二「こんなふざけたゲーム終わらせたら会いにくる、約束だ」
ヤミ「うん!お姉ちゃん絶対死なないでね!」
春奈「ええ、勿論よ」
ヤミ「あっ!そうだ!これあげる!」
ヤミの手に魔法陣が現れ、何かの道具が出てきた
隆二「これは?銃?」
隆二が渡されたのは、まるでアニメの世界に出てきそうな機械仕掛けの銃だった
ヤミ「これはあるエネルギーを充電することで特殊な弾丸を作り出す兵器・・・きっと隆二ちゃんの役に立つと思うわ」
隆二「とあるエネルギーとは?」
ヤミ「そこに青いボタンがあるでしょ?それ押して」
隆二「んっ?・・これか?・・おおっ!?銃から何か細長いホースのようなものが!」
ヤミ「そしたらそこの黄色いボタンを押して」
隆二「これか?」
ぷしゅーーーーーーー!
隆二「おおっ!なんだ!ホースから空気が!・・・・もしやとあるエネルギーって・・」
ヤミ「そう、女の子が膨腹することで発生するエネルギーよ」
隆二「や、やはり・・・」
エクス「ふむふむ・・俺と同じってことだな、まさかそんな武器があるとは・・・俺だけかと思ってたぜ・・」
ヤミ「そしてその赤いボタンを押すと充電、また青いボタンを押せばホースは収まるわ」
隆二「ということは・・・この銃を使いたいときは、誰かをこのホースで膨らませ、エネルギーを充電しろと・・」
ヤミ「そういうこと・・ごめんなさい、もっと良い武器を持っていればよかったんだけど・・」
結城「どうしてその銃を持っていたのかも不思議だが・・」
ヤミ「使うか使わないかは隆二ちゃんの好きにして」
隆二「お、おう・・わかった・・」
隆二はチラッと春奈を見た
春奈「リュウ君?」
隆二「いや!何でもない!・・・ありがとうなヤミ」
ヤミ「えへへ、頑張ってね」
結城「よっしゃ!行こうぜ!華蓮さんと合流だ!」
結城達は部屋を後にすると、ハンターの残骸のあった場所へと向かった
268
:
N.T
:2016/10/31(月) 23:17:06 ID:ofvj.W9Q
隆二「・・・・・・・」
結城「それにしてもすごい銃もらったなー隆二、どうするんだ?それ」
隆二「充電する機会があれば使う、万が一の時すぐに春奈たちを楽にしてやれるかもしれん」
エクス「確かになー、俺と同じなら充電するってことは姉ちゃん達の腹も元に戻るってことだからな」
隆二「ああ、だからこの銃がどれだけ強力な武器だろうと、充電のために膨らますなどできるわけがない」
春奈「・・・・・・なら・・・」
隆二「ん?なんだ?春奈」
春奈「私なら・・・いいよ・・・リュウ君になら私、いつだって・・」
隆二「春奈!わかっているのか?この銃から送り込まれる空気で膨むことになるんだぞ?」
春奈「わかってるよ?・・・ハンターに膨らまされるのは怖いけど・・リュウ君ならどんなに大きく膨らまされても私!」
隆二「春奈・・・」
春奈「それに、その武器があれば明美さんや唯さんを守れるかもしれないなら尚更だよ!さっきの部屋でも私、明美さんと唯さんに助けられてばかりで足手まといだった!・・だから少しでも力になれるなら・・・ねっ?」
エクス「いい子じゃないか・・・その覚悟をどうするかは兄ちゃん次第だぜ」
隆二「言われなくでもわかってる・・・春奈・・・その・・・必要になりそうだったら・・・な?」
春奈「そんなのだめ!いつハンターに襲われるかもわからないんだよ?いつでも使えるようにしておくべきだよ!」
隆二「そ、それは・・・そうだが・・しかし・・」
明美「でも春奈ちゃんだけにそんな目にあわせられないわよ・・・」
春奈「みんなの力になれない私に唯一できることだもん、それにリュウ君ならいいの!私!・・・リュウ君こっち!」
隆二「お、おい春奈!」
春奈に腕を引かれ、結城達から見えない道に連れていかれる
隆二「春奈?!おい、まさかここで・・・」
春奈「お願い・・私のためと思って・・・一緒に帰るためにも・・」
隆二「一緒に帰るため・・・そうだな、春奈・・一緒に帰ろう・・」
隆二は銃の青いボタンを押した・・・
269
:
N.T
:2016/12/09(金) 12:48:52 ID:7WDfNXnw
銃からホースが飛び出す、ビクッと春奈の身体が震える
隆二「春奈・・無理しないでもいいんだぞ?」
春奈「ううん、大丈夫」
そういうと春奈は壁に手を付き腰を突き出した、春奈の顔がトマトにように真っ赤になる
隆二「恥ずかしがりな春奈がここまで・・・この覚悟を無駄にはできない」
ホースを手に取り、春奈に近づく・・またしてもビクッと増える
隆二「いくぞ春奈、苦しかったら言うんだぞ?」
春奈「うん・・」
下着をずらし、ホースを挿入していく・・ぐぐぐ・・
春奈「んっ!・・ああ・・」
隆二「奥まで入ったぞ春奈、それじゃあ空気入れるからな?」
春奈「うっ、うん・・」
隆二は黄色いボタンを押した、それと同時にプシューという音を上げ空気が流れ出す
春奈「くああぁん!!」
春奈が大きく身体を震わせる
春奈「入ってくる・・空気が・・私の中に・・んっ・・」
春奈のお腹が徐々に膨らんでいく・・壁についた手がぐっと力が入る
春奈「お腹が・・お腹が膨らんで・・でも、リュウ君だから・・私・・んあっ・・私、どんなに大きく膨らんでも耐えられる・・から・・」
春奈が隆二の方を向き、ニコッと笑顔を向ける
隆二「春奈・・・必ず一緒に帰ろう」
春奈「うん・・一緒に・・明美さん達とも・・一緒にね・・」
春奈のお腹が臨月の妊婦のようになっている
春奈「うっ・・苦し・・・・駄目・・耐えるんだ・・・私もっと大きくなれる・・んあっ!」
春奈のお腹が一気に小さくなり、元の大きさに戻っていく
春奈「・・・リュウ君?」
隆二「無理する必要はないんだ春奈、もう十分だ」
春奈からホースを引き抜く
春奈「リュウ君・・・ごめんなさい・・」
隆二「何を謝る必要がある?春奈は頑張ったじゃないか、ほら見て見ろおかげでこれだけ充電が・・・なっ・・」
春奈「うそ・・・」
エネルギー充電量がフル充電100%のうち、たったの3%しか充電されていなかった
春奈「あの大きさに膨らんでも・・3%・・なんて・・」
隆二「だ、大丈夫だ春奈・・これからすこしづつ貯めていけばいいんだ・・・ほら、エクスだっている、華蓮とも合流出来ればこの銃だって必要ない可能性だってあるんだ」
春奈「ねぇリュウ君!私をもう1回!」
隆二「さぁ戻ろう春奈、結城達が待っている」
春奈「リュウ君・・・」
270
:
N.T
:2016/12/11(日) 19:09:05 ID:pmYw1XcA
エクス「おっ、隆二達が戻ってきたぞ」
明美「大丈夫?春奈ちゃん」
春奈「ええ、大丈夫です、ありがとう明美さん」
結城「どうだった?隆二」
隆二「ああ、春奈が苦痛を感じる限界を充電して100%中3%しか充電されなかった・・・」
結城「ってことはフル充電にするにはさらに大きく膨らむか、何度も膨らむ必要があるってことか!?」
隆二「そういうことらしい・・・この銃はいざとなったらの時まで使わないことにする」
結城「そうだな、これ以上あんな目に合わせたくねぇ」
春奈「あと私たちの薬の効果はまだ戻っていないみたいです・・・」
明美「そう・・・わかったは、ありがとう春奈ちゃん」
結城「じゃあ銃の事は置いといて、華蓮さんたちと早く合流しようぜ!」
明美「そうね、唯さんも十分気を付けて」
唯「ええ、ありがとうございます」
エクス「よっしゃ!ではしゅっぱーー!」
大勢「うわぁーーーーーーーーー!!」「きゃーーー-ーー--!」
結城「なんだ!いきなり沢山悲鳴が!」
隆二「あっちだ!かなりの数の人間がこちらに走ってくる!みんなまとまれ!」
明美「どういうこと!どうして突然こんなに人が!」
結城達の横を大勢の男女が走り抜けていく
エクス「・・・・まっ・・まさか・・!」
結城「おい、なんだよエクス!」
エクス「みんなはここにいてくれ!結城、お前たちが始めてここに来た時の部屋へいくぞ!嫌な予感がする!」
結城「あの部屋に?・・・そうか・・ここは1階・・ってことはまさか!」
結城はエクスを持ち上げると、始まりのの部屋へと駆けた
271
:
N.T
:2016/12/11(日) 19:37:16 ID:pmYw1XcA
17、新たに立ちはだかる敵
結城「こ、これは・・・まさか本当に・・」
エクス「くそっ!最悪だ!」
結城達が見たものは、始まりの部屋にてハンター達に襲われている沢山の女性の姿だった
女A「やめてぇー!これ以上膨らまさないでぇー!助けてーー!」
男A「離せこの野郎!!」
女B「うぐぇー!ぐるじーー」
パーーーーン!
男B「そんな!うわぁーーー!」
女C「やめてーーー!そんなもの入れないで!・・・ひぃ!!」
男C「ぐっ!・・・やめ・・ろっ・・」
結城「間違いない!マスターの野郎、参加者を増やしやがったんだ!!」
エクス「戻るぞ結城!このまま1階にいたら危険だ!ハンターが集まってくる!」
結城は急ぎ明美達の元へ戻る
春奈「一体何が・・」
隆二「まさか・・・」
明美「隆二さん?・・・」
隆二「・・・・・・・」
唯「あ、結城さんが戻ってきました!」
結城「みんなすぐ移動だ!!」
隆二「結城どうした!なにがあった!」
エクス「話はあとだ!まずはこの階を離れるんだ!」
明美「で、でも華蓮さん達が!」
エクス「これほどの騒動が起きても姿を現さないということは、華蓮たちはこの階にはいないということかもしれん」
結城「とにかく進もう!ハンターは集まってくる!」
結城達は階段を上がり、2階へ到達した
明美「はぁーはぁー、ここは大分静かね・・ここでいいんじゃない?」
結城「ああ、そうだな、一度休もう」
隆二「結城、何があった?」
結城「人数はわからんが、新しい参加者が追加されたんだ」
明美「そ、そんな!前は増員の時には知らせがあったじゃない!?だけど今回はそんなこと一言も・・」
結城「だけど1階での騒ぎはそのためだ、くそっ!」
隆二「やはりそうだったか・・ちっ!早くこのゲームを終わらせないとどんどん被害者が増えていくということだ」
拓也「許せねぇ!完全に俺たちを遊び道具にしてやがる!」
唯「酷い・・こんなの酷すぎる・・」
エクス「とにかく今は十分注意しつつ華蓮達を探そう、参加者が増えたということは逆に宝を探す人間が増えたということにもなる、今は皆で力を合わせるしかない」
結城「明美離れるなよ!絶対に」
明美「うん!」
そして、結城達は華蓮達を探すため移動を開始する・・・
272
:
N.T
:2016/12/12(月) 14:06:56 ID:Se5o7S.k
結城「華蓮さんどこにいるんだー・・こうも広いと探すのも一苦労だぜ・・」
唯「あの結城さん?・・その華蓮さんという方とはなぜ分かれられたのですか?」
結城「唯さんと出会う少し前、比較的安全な部屋を見つけて休んでいた俺達の前に女のハンターが現れたんだ、そしたら華蓮さんがそのハンターを追って行ってしまって」
明美「その時に後で必ず合流すると・・」
唯「そうだったのですか・・・華蓮さん・・か・・ねぇ拓也もしかして」
拓也「ああ、俺も前からもしかしたらって思ってたんだ」
結城「華蓮さんを知ってるのか?」
拓也「俺たちの通っている学校の学級委員長とその側近だった生徒が行方不明だったんだ、そしてその人が華蓮先輩なんだ・・もしかしたらってな」
結城「そうなのか、まぁそれは合流してみればわかることだ!華蓮さんがやられるようなことはまず無さそうだし、きっと無事でいるさ」
明美「そうね、早く探さないと」
隆二「といっても手掛かりが無いのでは無駄に時間を立つだけ、動き回れば危険が増す」
結城「大声で呼んだりしたらハンターが来る可能性もあるしなー」
春菜「あっ、ねぇみんな!あれを見て!」
明美「あれって・・あっ!壁に大きな切り傷が!」
結城「本当だ!・・華蓮さんのかはわからねぇが、もし華蓮さんのだったらこの近くにいるかもしれない!」
隆二「この道に切り傷が広がっている、この道を進めば華蓮がいるかもしれん」
結城「ああ、そうだな!」
結城達は2階で見つけた壁や床についた切り傷を頼りに奥へと進む
結城「んっ?・・・何か聞こえないか?」
隆二「・・・・・確かに、この先で何か物音がする」
明美「もしかして華蓮さんかも!」
結城「行ってみよう!」
結城達は物音がする方へと向かう・・・
拓也「おい!誰か倒れてるぞ!」
結城「本当だ!・・あれは征志郎だ!おい!大丈夫か!」
征志郎「うっ・・・皆さん・・」
唯「あっ!征志郎先輩!・・ということは華蓮さんってやっぱり!」
明美「よかった無事で・・」
春菜「ピピ!お願い!」
ピピ「ピィ!」
征志郎の周りに光が差し込む
征志郎「あ、あれ・・身体の痛みが・・」
唯「す、すごい・・」
春菜「ありがとうピピ」
征志郎「ありがとうございます!・・はっ!そうだ先輩!」
結城「華蓮さんは今どこに!?」
征志郎「この先の部屋に!僕はここで女ハンターにやられてしまって・・」
結城「この先・・あれか!」
273
:
N.T
:2016/12/12(月) 14:40:52 ID:Se5o7S.k
華蓮「はあぁぁーー!」
ブォン!シュン!
ティナ「きゃは!あなた本当にしつこーーい、まだその時じゃないって言ってるのにー」
華蓮「黙れ!貴様との因縁はここで絶つ!」
ティナ「きゃはは!私ってば嫌われてるーー、私はあなたが好・・・き・・・よ?きゃは!」
華蓮「たあぁーー!」
シュン!
ティナ「痛っ!」
華蓮「もらったーー!」
ザシュ!
ティナ「あ、足が!」
ティナの左足が切断され、倒れ込む
華蓮「終わりだ」
バタン
征志郎「先輩!」
結城「華蓮さん!」
華蓮「むっ、征志郎!・・皆も」
ティナ「ああ、足が・・・私の足がぁーー!」
隆二「どうやら決着だついたようだな」
華蓮「さぁ、知っていること全て吐いてもらおう、マスターの企み、残りの宝石の場所、ここがどこなのか!」
ザシュ!
ティナ「ぎゃあ!ああ、手がー!」
結城「い、いい気味だぜ・・」
華蓮「口があれば話せよう、さぁ聞かせてもらおう」
ティナ「きっ、きゃはは・・言うと思ったの?・・ば、ばかじゃないの、私はこう見えて口が堅いのよ!」
華蓮「そうか、ならば仕方ない、ふんっ!」
ザシュ!シュン!ザクッ!
ティナ「ぎゃああああー!」
春菜「うっ!」
隆二「見るな春菜、後ろにいろ」
ティナ「はぁーはぁー・・」
華蓮「さぁ、次はどこを斬られたい」
ティナ「わかったわ!言う・・言うから殺さないで!」
華蓮「貴様の出方次第だ」
ティナ「残り4つの宝石は7階、8階にいるフロア主が持っているわ!」
華蓮「残り2つは?」
ティナ「知らない」
ザシュ!
ティナ「きゃああ!待って!本当に知らないのよ!元は他のハンター達がもっていたはずなんだけど誰かに奪われたのよ!参加者でもないし!だから知らないの!」
華蓮「・・・・まあいい、ではここはどこなんだ」
ティナ「ここはあなた達人間が住む地球ではない所よ、私も詳しい事は知らないわ、私はマスターに従っていただけ!この施設が何なのか私もよく分かってないのよ!」
明美「地球じゃない・・じゃあ私達帰れないんじゃ・・」
結城「明美・・・おい!帰る方法は!」
ティナ「このゲームを終わらせたらすべてが終わる!そうするしかないわ」
華蓮「では最後に、マスターの企みは?」
ティナ「知らないわ!私はマスターの命令を聞いていただけ!・・ねっ?もういいでしょ!助けて」
華蓮「お前たちはハンターは、そうやって命乞いをした女たちをどれだけ殺してきた、恐怖に震える女たちを膨らませ!愛する者の目の前で破裂させ喜んでいたのは貴様らハンターだ!」
ティナ「そ、それは・・・」
華蓮「貴様をこのまま切り殺すのは容易い、だが貴様は同じ女として同じ苦しみを味わって罪の重さを味わうがいい」
華蓮はそういうと部屋の中にあった空気ボンベを手に取った
274
:
N.T
:2016/12/12(月) 15:23:18 ID:Se5o7S.k
ティナ「な、なにを!きゃあ!」
華蓮はティナの身体を抑え込み、空気ボンベのホースを近づける
華蓮「言ったはずだ、今まで破裂死させられてきた女たちの無念を味わうがいい」
ぐぐぐっ!
ティナ「えっ!ちょ!嘘でしょ!やめっ・・あうっ!」
華蓮「征志郎!」
征志郎「は、はい!」
ぷしゅーーーーー
ティナ「ひぃぃぃーー!私の中に・・入ってくるー!」
華蓮「どうだ、これが貴様らのしてきたことだ、存分に味わうがいい・・・征志郎!さらに強めろ!」
征志郎「はい!先輩!」
ぶしゅーーーーーーーー!
ティナ「うぎぃぃぃーー!膨らむぅーー!」
ぷくぅーーとティナのお腹が急激に膨れ上がっていく
ティナ「やめてーー!やめ・・苦し・・ぎゃ!」
ミチミチ・・・
ティナ「破裂するぅーー!」
華蓮「その苦しみは罪の重さだ、地獄へ行け」
ティナ「ぎぃああああああああ!!」
ボ―――ン!!
華蓮「・・・・征志郎、止めていいぞ」
征志郎「はい先輩・・」
腹が弾け飛び、動かなくなったティナをその場に置き、華蓮は立ち上がる
華蓮「またせたな」
結城「い、いや・・大丈夫だぜ・・」
隆二「だがおかげて2つの宝の在りかがわかった、7階と8階か」
華蓮「やつが言うことが本当ならばな・・・んっ、君達は野球部の!」
拓也「やっぱり華蓮先輩だった!無事でよかった!」
華蓮「そうか・・君たちまで・・」
唯「私は大丈夫です、皆さんに助けてもらって」
華蓮「そうか、それはよかった」
エクス「ひゅーだがさすがは華蓮だぜ、意思のあるハンターを一人で倒すなんて」
華蓮「造作もない、我が手に刀さえあればこのようなやつに負けることは無かった」
明美「それはどういう?」
征志郎「僕たちをここへ連れてきたのはこのハンターなんです、下校中だった先輩は竹刀しか持っていなかったので・・」
結城「竹刀もってたんだ・・・」
華蓮「やつは変わった刃物を持っていたから竹刀では太刀打ちできなかったのだ」
結城「そういうことだったのか・・何はともあれ!ようやく華蓮さんと合流できてみんな揃ったな!」
明美「ええ、そうね!」
華蓮「ふっ、心配させたな」
征志郎「これからまたよろしくお願いします!」
???「ふふふ・・・・」
275
:
N.T
:2016/12/12(月) 15:23:58 ID:Se5o7S.k
華蓮「!?」
???「あはっ!あははは!」
結城「な、なんだ!」
華蓮「ま、まさか!」
華蓮は背後を振り返る
ティナ「きゃは!きゃははは!」
華蓮「ば、ばかな!」
ティナ「あー面白かった!ひっさしぶりに破裂なんてしたわー、やっぱり刺激的です・・て・・き!」
明美「そんな・・死んだんじゃ・・・」
ティナ「うふふ、ざーんねん?それー!」
ぐちゅぐちゅ・・ずるる・・
隆二「裂けた腹と切断された手足が・・戻っていく・・」
華蓮「くっ!」
ティナの身体があっという間に元に戻っていく
ティナ「はい!元通りっと!きゃはは!」
華蓮「貴様!たあぁーーー!」
ティナ「懲りないわねぇー」
ティナが宙に浮く
華蓮「くっ!」
ティナ「まだよ、まだまだ・・・お楽しみはまだ先よ」
華蓮「なんだと!」
ティナ「8階で待ってるわ、でもね8階にくるには7階を制覇しないといけないんだけど、それが出来たら相手をしてあげる、今までの生ぬるい試練と思わない方がいいわよ?精々お腹を洗っておきなさい!きゃは!」
華蓮「ああ、待っていろ!すぐに貴様を切り殺す!」
ティナ「貴様なんて呼び方嫌よ?いいわ、私の名前教えてあげる」
ティナ「私の名は四天王の1人、液体金属特殊生命体ティナ!淫魔と呼ぶ人もいるけど、好きに呼んでね?きゃは!」
華蓮「液体金属・・・だと」
ティナ「じゃあね!また会いましょ?きゃはは!!」
結城「き、消えた・・」
拓也「あいつ、四天王だったのか・・・」
唯「ゼンと同じ・・・残りの四天王・・」
エクス「四天王・・か・・」
隆二「今度について決めよう、おそらく7階へこのまま行くのは得策ではない」
華蓮「・・・・・・・・・・」
征志郎「先輩・・・」
新たに姿を現した四天王・液体金属特殊生命体ティナ
8人を待つ更なる戦いが、今より始まろうとしていた・・・
276
:
N.T
:2016/12/15(木) 13:27:09 ID:BKeFsG8M
とある部屋にて・・・
マスター「ほほほっ、どうやら参加者の皆さん楽しんでくれているようですねぇー」
???「そうですね、マスター」
マスター「残りの宝は4つ・・ですがいつのまにか無くなった2つの宝の在りかが未だ不明・・そちらの方はどうですか?」
???「いえ、未だ見つかっておりません・・申し訳ありませんマスター」
マスター「そうですか、まあいいでしょう・・アムダさんとゼンさんの行方は?」
???「それも、未だ」
マスター「ふむぅー、いったい何が起きているのでしょうねぇー・・今までこのような事は一度もなかったのに」
???「ご安心を、マスターには私がおります」
ティナ「私もいるよん!きゃは!」
マスター「おーティナさん戻りましたか!どうでしたか?」
ティナ「うふふ!私のお気に入りの子が思ったより可愛くてやばいのー!だから、私のお部屋に招待しようって思ってるの、ねっ?いいでしょうーマスター」
マスター「ほほほっ、構いませんよーティナさんのお好きなように」
ティナ「やったぁー!ありがとうマスター!・・まっ、その前に7階を越えて来てくれないとだけど」
???「ティナ、アムダとゼンの行方はどうなっている・・お前にも捜索を任せているはずだが」
ティナ「勿論探してるよ?でもその途中であの子に会っちゃってそれどころじゃなかったのーごめんね?きゃは!」
マスター「いいでしょうー、あの2人がいなくても支障は今は特にありません」
ティナ「ねぇーねぇーマスター!たまには一緒に参加者の悲鳴聞きに行こうよー、何かあっても私が守ってあげるからー」
マスター「ほほほ、それは楽しそうですねぇーですが私はここを離れるわけにはいかないのですー」
ティナ「えーー!ぶーぶー!」
???「黙れティナ、マスターはお忙しいのだ、引き続きアムダとゼンの捜索に行って来い」
ティナ「ほーーい・・・ちぇ・・」
マスター「ほほほ、まあもう少し様子を見ようではありませんか」
277
:
N.T
:2016/12/19(月) 23:42:37 ID:01zQnymE
アムダ「どうやらまだ無事のようね・・」
アムダはマスター達から姿を隠し、とある事のために1人行動していた
アムダ「でもこのままじゃ駄目・・・結果は見えているわ・・そろそろかしら・・」
???「こんなところで美女発見〜お1人ですか〜?」
アムダ「誰!?・・・・ゼン!?」
ゼン「よっ!探すの苦労したぜ〜?」
アムダ「マスターの命令で私を捕まえに来たの?」
ゼン「そう警戒すんな、今はお前と俺は同じ追われる身さ」
アムダ「えっ?それってどういう・・」
ゼン「そろそろこのゲームにも飽きちまってな!旧友とも思わぬ再会もあってな、だからよ」
アムダ「だから?・・」
ゼン「このゲームを終わらせる・・・」
アムダ「ゼン・・・あなた・・」
ゼン「そのためには強い人間がいる、それだけじゃない・・強い団結力もだ!・・アムダ!お前の力がいる!」
アムダ「・・・・・・」
ゼン「お前がやろうとしていることもわかっている!なぜその気になったかは知らねぇがそれはいい!手を組もう!」
アムダ「あんた本当にゼン?」
ゼン「あっ?どういうことだ」
アムダ「私の知ってるゼンはそんな男らしくないってことよ!」
ゼン「はっ!何言ってやがる!これが本当の俺だ!・・どうだ?惚れそうか?」
アムダ「ふふっ、どうかしらねー・・・とにかく、お互い利害は一致しているってことでいいのかしら?」
ゼン「ああ、そういうことだ、どうする?」
アムダ「強い団結力・・強い人間・・それはあの子たちに賭けるしかないわ」
ゼン「あの子たち?・・・」
アムダ「いいわ、協力するのは構わないわ、でも私には私のやり方がある、それだけは邪魔させない」
ゼン「いいぜー、俺にも俺のやり方がある」
アムダ「じゃあね、精々頑張る事ね」
ゼン「へっ、そっちこそな」
アムダとゼン、マスターの元に仕えていた元・四天王の2人が自分たちの願いのために行動を開始した・・ついに物語は大きく動き出そうとしていた・・・
278
:
N.T
:2016/12/30(金) 13:56:49 ID:i1R4G8KQ
隆二「あのティナという女の言ってることが正しいのならば、残りの宝は7階と8階、そして残り2つだ・・これからどう動くか決めよう、皆の案を聞きたい」
結城「俺はもっと武器になる物を探したほうがいいと思う、この先エクスやピピ、そして隆二の銃だけでは強力なハンターに対抗できるかわからないからな、だからまだ探してないフロアにいって武器を探すほうがいいと思う」
明美「私はユウちゃんの考えについていくわ」
隆二「そうか・・・拓也はどうだ」
拓也「俺も同じ意見だ、もっとやばいやつがいる所に行くのなら、それだけ準備が必要だと思う」
征志郎「僕もそう思います、先輩もそう思いますよね?」
華蓮「本当はこのまま8階まで駆け上がりたい所だが、万全な準備をして損はない」
隆二「よし、では決まったな・・・これから武器と、万が一の時に役立つアイテムを探すぞ、そして準備が整ったら7階へ進む」
結城「ああ!OKだぜ!」
華蓮「女たちは絶対に離れないように行動するんだ、全て私や男たちに任せるんだ」
明美「はい、わかってます」
春奈「はい」
唯「わかりました」
征志郎「先輩も女の人ですよね・・・」
華蓮「なんか言ったか?」
征志郎「いえ!何でも!・・せっ、先輩は僕が守りますから!」
華蓮「無用だ、お前は自分の心配をしていればいい」
征志郎「そ、そんなぁ・・」
隆二「では行くとしよう、1階、2階は大体見て回っている、3階へ向かおう」
結城たちは7階へ向かう前に、武器となる道具やアイテムを探すため行動を開始した
279
:
N.T
:2016/12/30(金) 14:39:53 ID:i1R4G8KQ
3階を探索する結城たち一行・・
エクス「エクスプロージョン!」
ピピ「グガァーーー!!」
華蓮「ふんっ!はぁー!」
エクス「よっしゃ、どうやらもう近くにハンターはいないようだぜー」
結城「わかった、行こうみんな」
明美「エクスちゃん、エネルギーはまだ大丈夫?」
春奈「ピピもよ?」
ピピ「ピィー」
エクス「それがそろそろ底が見えてきたぜ、パワーアップして沢山のエネルギーを残しておくことができるようになったとしても限りはあるからな、また充電しないと」
明美「・・・それじゃあ今のうちに充電しましょ」
結城「えっ?明美何行って」
明美「これから先もエクスちゃんの力に頼ることになるわ、いざというときにエネルギー切れになったら大変でしょ?」
結城「それはそうだけど・・わかってるよな?充電ってことは・・その・・」
明美「勿論わかってるわよ、でも仕方ないじゃない・・・私だって・・・もう嫌なんだから・・」
エクス「姉ちゃんたちに任せるぜ、どうする」
結城「わかった、充電しよう・・この先へ進むために、生きて帰るためにな」
明美「ええ、そうね!みんなそういうことだから・・」
華蓮「うむ、我々は部屋の外にいる、終わったら来るといい」
明美「ええ、ありがとう・・・ユウちゃんは残って」
結城「ああ、わかった・・・」
結城と明美、そしてエクスを残し、隆二たちは部屋から出た
エクス「ここに道具が色々ある、どれを使うかは任せるぜ」
明美「それじゃあ・・これを使いましょ」
明美が手に取ったのは空気入れだった
明美「はい、ユウちゃん・・お願い」
結城「わかった・・」
明美「思い出すわね・・・私達がここに連れて来られて、始めて私が膨らまされちゃった時のこと・・あの時も空気入れだったわね・・」
結城「ああ、そうだな・・・ごめん・・俺あのとき何もできずに明美を・・」
明美「いいの、仕方なかった事だもん・・・それじゃあ・・お願い」
そういうと明美は壁に手を付き、腰を突き出した
結城「震えている・・怖いんだな、明美・・・だけど今はこうするしか・・・いくぞ?明美」
明美「聞かなくていいから・・私、これから沢山震えるし、悲鳴上げると思うけど・・・ユウちゃんのこと信じてるから・・終わるまでやめないで・・」
結城「明美・・・わかった、すぐ終わらせるからな」
結城は明美の下着をずらしホースを近づけ、そして力をこめて挿入していく
明美「あっ!うっ・・・ううぅ」
明美は口を押さえ、身体を震わせる
ぐぐぐっ・・
結城「もうすこしだ、もうすこしで奥まで入るから・・我慢してくれ・・」
明美「そ、そんなこと・・言わなくていいから・・ああぁん!」
そしてホースが深く明美の中に挿入された・・・
280
:
N.T
:2016/12/30(金) 15:17:19 ID:i1R4G8KQ
明美は口に手を押さえ、両目を強く閉じ、そして涙を流していた
結城「明美・・・俺を全てを任せてくれているんだ・・俺も覚悟を決める!」
結城は空気入れに手をかけ、体重をかける・・・シュッ・・
明美「んっ!」
シュッ・・・・シュッ・・・
明美「んんっ!・・・んっ!・・・」
空気入れを押す度に、明美から小さく声が漏れる・・・シュッ・・シュッ・・・シュッ・・シュッ・・・
明美「んっーーー!」
結城は徐々にスピードを早めていく・・・
シュッシュッシュッシュッ・・・
明美「ああう!うああぁ!」
明美が口を押さえていた手を外し、徐々に張っていくお腹に手を当てた・・明美から大きな声が漏れる
シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ・・・・・シュッシュッシュッシュッ
明美「く、苦しい・・苦しい・・よ・・お腹が・・あああぁ!」
シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ
明美「ま、待ってユウちゃん!・・うっぐぁ!!・・もう無理ぃぃ!」
明美のお腹はいつしかパンパンに膨れ、上着がめくれ上がり、空気で膨れ上がったお腹が飛び出していた
結城「明美!?よし、もういいだろう、頼むエクス」
明美「待って!!・・まだ入るから・・まだ私のお腹大丈夫だからぁーー!!」
結城「明美・・・うわぁーー!」
シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ
明美「うわぁーー!やめてーー!・・ううぅ、やめないで・・・ううっく・・苦しっ・・ぐるし・・うあぁ!」
シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ・・・・・ミチミチミチ・・
明美「うううううぅうぅぅぅううぅぅぅーーー!」
エクス「まだ薬の効果が戻っていないのか・・それなのにこんなに大きくなるまで膨らませて耐えれるなんて・・それだけ覚悟が強くするのか・・・」
シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ
明美「も・・・・う・・・立って・・いられな・・」
明美が力なく倒れこむ
エクス「限界だ!充電する!!はぁぁーーー!ふんっ!!」
明美「あっくぅ!!」
エクス「よく頑張ったな姉ちゃん!・・その覚悟の力!しっかりともらうぜ!」
そして明美の膨れ上がったお腹が元の大きさに戻る
明美「はぁーはぁーー」
結城「明美!大丈夫か!」
明美「ユウちゃん・・うん・・大丈夫・・・私、頑張ったよ・・・」
結城「ああ、よく頑張った!偉いぞ明美!」
明美「エクスちゃん・・どう?・・」
エクス「おう!おかげでフル充電だ!これで当分は大丈夫だ!」
明美「・・・うそ・・・」
エクス「なに?」
明美「まだ足りてないって顔してるわよ?・・・私を騙そうなんて10年早いわ・・」
エクス「ね、姉ちゃん・・・」
明美「私はまだ平気・・・」
明美は横に落ちていたホースを手に取り・・・
明美「ユウちゃん・・・もう一度・・・お願い」
結城「明美!だめだこれ以上は!」
明美「私は大丈夫だから・・早くしてくれないと・・・蹴るわよ?・・ふふっ」
結城「明美・・・エクス離れてくれ・・もう一度だ」
明美「足が震えて立てないから・・このままお願い・・・」
結城はホースと手に取り、再度明美の中に挿入していく・・・
281
:
N.T
:2017/01/03(火) 13:00:11 ID:V7R5/Xpw
シュッ・・・・シュッ・・・
明美「あっ、ん・・・」
結城は再び明美の中に空気を送り込んでいく・・・シュッ・・・・シュッ・・・
明美「もっと早くして・・・大丈夫だよ・・ユウちゃん」
結城「わかった・・・」
シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・
明美「あっ、また・・・お腹が膨らんで・・きた・・」
明美のお腹が再び膨らんでいく・・・徐々に服が膨らんでいくお腹に押されて張り詰めていく
結城「はぁーはぁー・・」
空気入れを押す結城にも疲れが見えてきている
結城「明美はもっと辛いんだ!このくらいで弱音は吐けない・・早く終わらせてやらないといけないんだ!」
シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・
明美「く、苦し・・ああっ!」
服がめくれ上がり、明美の膨らんだお腹が飛び出す・・・
結城「もうすこしだ!がんばれ明美!」
シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・
明美「ユウちゃんんんんー!ユウちゃ・・あっぐぅ!・・・ユッ・・ユウちゃ・・ん」
ミチミチッ・・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・
明美「ひっぐぅ!・・あうっぐるじぃぃぃぃ」
ミチミチッ・・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・
明美「もっ・・だめ・・・はっ・・破裂しちゃ・・」
エクス「もういいぞ兄ちゃん!充電する!」
その時だった・・・
282
:
N.T
:2017/01/03(火) 13:25:52 ID:V7R5/Xpw
明美「待って!」
エクス「!?・・どうした姉ちゃん?」
明美「いきなり・・苦しくなくなって・・・私のお腹がこんなにパンパンに膨らんでるのに・・」
明美のお腹は、妊婦を超え破裂寸前まで膨れ上がった先ほどの大きさと同じくらい膨れ上がっていたが、明美の苦痛の表情が和らぎ、言葉もはっきりとしていた
結城「まさか薬の効果が戻ったのか!」
明美「そうかも・・」
エクス「そうか!・・ってことは外にいる姉ちゃんたちも!」
結城「たぶん戻っているはずだ!」
エクス「よっしゃ!それじゃあ充電して早く戻ってみんなに知らせないと」
エクスが明美に近づく
明美「待ってエクスちゃん!」
エクス「なんだ?」
明美「今私がどのくらいが限界なのか・・知っておきたいの・・・今後のために・・」
結城「明美・・・」
明美「私だってもう膨らむのはいや・・相手がユウちゃんならともかく・・ハンターに襲われて無理やりお腹を膨らまされて破裂させられるなんて絶対いや・・」
エクス「姉ちゃん・・」
明美「だけどこの先・・きっと私はハンターに膨らまされる・・・ユウちゃんがいてもきっとそうなると思う・・・だから知っておきたいの、私が破裂しちゃうかもしれない今の限界を・・だからお願い・・このまま私を膨らませて・・」
結城「明美・・・・お前って本当に強いやつだよ」
明美「ふふっ、当たり前でしょ?あなたが一番それを知ってるでしょ?」
結城「ああ、知ってる・・明美のことは俺が一番な」
明美「私も・・ユウちゃんのこと一番知ってる・・これからもずっと・・」
結城「勿論だ、これからもずっとな!」
結城は空気入れに手をかけた
明美「ユウちゃん・・・好き・・大好き!」
シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・
明美「大好き・・ああん!・・だいす・・きぃぃ・・んあぁ!!」
さらにその大きさを増して明美のお腹は膨らんでいく・・・
シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・
結城「明美!・・明美ー!」
シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・
明美「ユウちゃん!・・ユウ・・ちゃ・・・んぎぃぃぃーー!」
明美のお腹はどんどん膨れ上がり、その膨れ上がったお腹で明美は身動きがとれない・・そしてついに結城からは明美の顔までも見えなくなっていく
結城「明美、そのままだと膨らんだお腹に圧迫されて呼吸ができなくなる、横を向くんだ!」
明美「わかってる・・けど・・お腹が重くて・・動けないの・・」
結城「そうか・・よし!」
結城は明美に近づき、明美の身体を横向きにさせる
結城「よっ!!・・うおぉぉー!・・・はぁーはぁー・・これでどうだ・・」
明美「大丈夫、ちゃんと呼吸できるよ」
結城「よし、じゃあいくぞ、絶対無理するな?」
明美「わかってるわ、ユウちゃんお願い」
シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・
283
:
N.T
:2017/01/07(土) 14:30:14 ID:ZtYLjvms
明美「すごい・・こんなにパンパンになってる・・・いつもは自分のお腹を見てる余裕なんてなかったから・・」
赤ちゃん所か大人が1人は入っていそうなくらい大きくなった自分のお腹を触る明美
シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・シュッ・・
結城「どうだ明美?まだ大丈夫か?」
明美「すこしまた苦しくなってきたかも・・あぁ!」
結城「どうした?!」
結城は空気の注入を止める
明美「いきなり・・あっぐ!苦しく・・なったからびっくりして・・」
エクス「ということは今の姉ちゃんの限界はその大きさ辺りだということだな、その先が限界突破・・危険な状態ってことだ」
明美「これが・・・私の今の限界・・・」
横向きになった明美のお腹の中に50cmほどの大きなボールが入っているくらいの大きさになっていた
明美「今にも破裂しちゃいそう・・怖い・・怖いよユウちゃん!」
結城「エクス頼む!」
エクス「おう!任せろ!」
そしてエクスは明美からエネルギーを充電し、明美のお腹も元に戻る
エクス「こりゃすげぇー!本当にフルパワーだぜ!おかげで当分は持つ、ありがとな姉ちゃん!」
明美「ふふっ、頼りにしてるわね?」
結城「立てるか明美?」
明美「走るのは無理そうだけど・・何とか立てるわ」
結城「そうか!・・じゃあみんなのとこに戻ろう!」
結城は明美と共にゆっくりとした足取りで部屋を後にした
隆二「戻ってきたぞ」
春奈「明美さん大丈夫ですか!」
明美「ええ、大丈夫よ、ありがとう」
エクス「おかげでフルパワーだぜ!」
華蓮「そうか、ならば4階へ向かおう」
春奈「あっ、待ってください!」
華蓮「んっ?どうした?」
春奈「えっと・・その・・ピピにも・・そろそろ・・」
ピピ「ピー!」
隆二「はぁー・・お前ならおそらく言うと思っていた・・・」
春奈「リュウ君・・それでね・・その・・」
春奈がもじもじして何かを伝えようとしている
隆二「すまないがまた少し待っていてくれ、これでいいか?春奈」
春奈「うん!」
ピピ「ピィー!」
華蓮「ふっ、わかった、好きにするといい」
隆二「ああ、すまない・・・いくぞ春奈、ピピ」
今度は隆二、春奈、そしてピピが部屋の中に入っていった
284
:
N.T
:2017/01/07(土) 15:06:07 ID:ZtYLjvms
春奈「ピピ待っててね?」
ピピ「ピィ!」
隆二「色々道具があるな・・結城はこれを使ったのだろう」
春奈「わぁー・・これ全部女の人を膨らますために用意してあるの・・・」
隆二「本来はそんな使い方などしないのだがな、それじゃあ始めよう」
春奈「ううぅ、リュウ君なんかいつもと違う・・いつもなら絶対反対するのに・・」
隆二「言ったろ?俺はお前と共に帰るために覚悟を決めたんだ、それともやめるか?」
春奈「ううん!やる!・・方法はリュウ君に任せるから!・・・・えっと・・・どうぞ!」
春奈は強く目を閉じ、なぜか全身をピンッと伸ばした
隆二「そんな身体に力を入れられたら逆にやりにくい・・・全く・・」
春奈「あっ・・」
隆二が春奈を抱きしめた
隆二「大丈夫だ・・全部俺に任せろ・・」
春奈「リュウ君・・・・・んあっ!・・えっ?」
隆二はいつの間にか用意していた銃からホースを伸ばし、抱きしめたまま春奈の中に挿入した
春奈「リュウ君・・いつのまに・・ああん!」
ぷしゅーーー
春奈「あんっ!・・は、入って・・くる・・」
隆二「春奈・・大丈夫・・・俺はここだ」
春奈を強く抱きしまたまま、隆二は春奈に言い聞かせる
春奈「んっ・・ありがとう・・私・・これならどんな苦痛にも耐えれるよ・・」
ぷしゅーーー・・・春奈のお腹が膨らみ、上着がめくれ・・お腹が見え始める
春奈「あっ・・・お腹が・・リュウ君に当たって・・」
春奈の膨らんでいくお腹が抱きしめる隆二の身体に当たる
春奈「こっ・・これ・・なんか恥ずかしいよぉー・・」
隆二「嫌か?」
ぷしゅーーー
春奈「い、嫌じゃないけど・・どちらかといえば嬉しいけどぉー・・・あれ?」
隆二「どうした?」
春奈「リュウ君で今の私お腹見えないけど・・・もうすごく大きく膨らんでるはずなのに・・・ほとんど苦しくない・・これって!」
隆二「なんだと!?ということは薬の効果が!」
隆二が抱きしめていた手を伸ばした、そこにはパンパンに膨れ上がり、妊婦よりも大きく膨腹した春奈のお腹があった
春奈「ううぅ・・いきなり見ないで・・はずかしぃぃー」
隆二「あっ、ああ・・すまん・・だがどうやら本当に効果が戻ったようだな」
春奈「うん・・それじゃあ明美さん達も」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
結城「あっーーーーーーーーーーーー!!」
華蓮「どうした!?ハンターか!」
結城「隆二達に明美達の薬の効果が戻っていること言うの忘れてた!」
明美「あっ!そうだった!」
唯「本当に!?」
拓也「おおっ!よかった!」
華蓮「んっ?薬の効果?・・・どういうことだ」
結城「あー、華蓮さんにはまだ言ってなかったですね・・えっとー」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぷしゅーーー、春奈は壁に寄りかかる形で座り、未だに空気を送り込み膨らんでいく
春奈「はぁーはぁー・・・苦しくなって・・・きたよ・・リュウ君・・んっ!」
春奈のお腹も、50cmほどの巨大なボールほどに膨れ上がっていた・・
285
:
N.T
:2017/01/10(火) 15:18:21 ID:McFcHKzo
隆二「限界だな、ピピいいぞ」
ピピ「ピィー!」
ピピが春奈に近づいていく
春奈「おいで・・ピピ・・あぁん!」
ピピが春奈の中にくちばしを入れる、ピピの身体が光だし、パンパンに膨れ上がった春奈のお腹が元に戻っていく
ピピ「ピィーーーー!」
ピピが元気そうに飛び回る、春奈のお腹も元に戻っていた
隆二「大丈夫か?春奈」
春奈「うん・・・大丈夫・・もう少し休めば立てると思う」
隆二「そうか、よく頑張ったな」
隆二が春奈の頭をなでる
春奈「えへへ・・」
それから数分後
春奈「もう大丈夫、みんなの所に戻ろ」
隆二「ああ、そうだな」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
唯「あっ、戻ってきました!」
隆二「待たせたな」
春奈「おまたせしました」
明美「大丈夫?春奈ちゃん?」
春奈「はい、大丈夫です」
華蓮「今度こそいいな?」
結城「ああ大丈夫だ」
隆二「おう」
拓也「俺たちも大丈夫だ」
華蓮「よし、では進むとしよう」
こうして結城達は行動を再開した・・・
286
:
N.T
:2017/01/10(火) 15:43:42 ID:McFcHKzo
生か破裂か、最悪のゲームAlive or Explosionが始まりどれだけの時間が経過しただろう・・・大事な者を守るため、共に帰るためにゲームクリアのために進む結城達一行・・
ここはどこなのか・・・どれだけ広いのか・・・どれだけフロアがあるのか・・・そんな謎多い地にてバラバラになった参加者達・・・結城達の知らない所で、また1人、また1人とハンターの餌食になっていく
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
庄司「ここは安全みたいだ、治子こっちだ」
治子「うん・・・庄司、私怖い・・いつ帰れるの?」
庄司「大丈夫だ、すぐに帰れるさ!俺が守ってやる、絶対にな」
治子「う、うん・・・」
庄司「ここに隠れられそうな物がある、一先ずここに隠れるんだ」
治子「庄司は?」
庄司「俺はこの辺りを見てくる、大丈夫、男は狙われないんだ」
治子「いや!私から離れないで!」
庄司「大丈夫だって、ここは安全だから!すぐ戻る」
治子「うん・・早く戻ってきてね?」
庄司は治子を置いて辺りを調べて回る
庄司「どうやらハンターとかいう化け物はこの辺りにはいないみたいだ・・これなら当分は安全だな・・治子のところに戻ろう」
治子を置いてきた部屋に戻る
庄司「治子!戻ったぞ・・・なんだ、治子が隠れている所が激しく揺れている!・・どうした治子!」
ガチャ!
治子「いやぁぁぁー!もうやめてぇーー!お腹がー!」
庄司「そ、そんな治子!」
目の前には隠れていた治子が中で触手に襲われそのお腹を膨らまされている光景だった
治子「庄司助けて!!たすけてぇーー!・・うっぐうぅ!くっ、苦し・・」
庄司「くそぉ!治子を離せ!・・くっ!なんて力だ!」
庄司は触手を思いっきり引っ張るがビクともしない
治子「うぐっああ!!おねがっ・・はやぐだずげっ!」
妊婦のようになったお腹がミチミチという音を立てながらさらに膨らんでいく
庄司「治子!うわぁぁぁーーー!」
治子「うぎぃぃーーーー!!くっ、くるし・・くるしい・・ぐるじぃぃぃーー!」
ミチミチ・・・
治子「いやだぁぁぁーー!あがぁーー!いやだよぉーー!死にたくないー!」
ミチミチミチ・・・
庄司「うわぁーーー!やめてくれーーー!」
治子「まだぁぁー!じにだぐなぁぁぁぁーー!しょうぅぅぅぅぅーーー!」
ボンッ!!!
庄司「うわっ!!・・・・・・・・・・あ、ああ、そんな・・・治子ーーーー!」
287
:
N.T
:2017/01/15(日) 15:01:21 ID:eOkt7FOc
ハンター「残念!時間切れー!・・・それじゃあ・・」
薫子「い、いやぁ・・」
智史「やめてくれ頼む!も、もう一度やらせてくれ!」
ハンター「残念だけどルールは守ってもらわないとね!さっ、入れられるのはどっちがいい?口から?それともお尻?」
薫子「いや・・どっちもいや・・お願い許して・・」
ハンター「早く選ばないと私が選んじゃうよー?さぁさぁ!」
薫子「私まだ死にたくない・・・破裂なんてしたくない・・」
智史「くそぉ!ここを開けやがれ!この!この!」
ハンター「負け犬は静かにしてなさい!」
智史「うわぁーー!」
強い衝撃で壁にたたきつけられる
薫子「智史君!!」
ハンター「さぁ!口?それともお尻?あなたの中にいっぱい流し込んでほしいのはどっちの穴かなー?」
薫子「いやっ・・来ないで・・やめて・・たすけ・・」
ハンター「それじゃあ仕方ないー・・なら両方から流し込んであげるわ!!」
無数の触手がハンターの背中から現れ薫子に襲い掛かり、口と肛門の両方に入り込む
薫子「もぐぁ!!うぐぉぉーー!」
ごぽごぽ・・
薫子「もがぁ!!!」
入り込んだ2つの触手から大量の液体がお腹の中に溜まり・・そして徐々に膨腹していく
薫子「むぐぁーー!ぐうぅぅうーーーー!」
必死に触手を抜こうと抗うがビクともしない・・そしてさらに大きさを増して膨れ上がるお腹の重みと苦しさに耐え切れずついに倒れこむ
薫子「うぐぉーー!ううぅぅぅーーー!」
ハンター「早く何とかしないともうすぐ大事な彼女のお腹が破裂しちゃうぞー!・・・って、あれ・・なんだ気を失ってるのか」
壁に叩きつけられた衝撃で気を失い倒れている智史、そしてその方向に片手を伸ばす薫子
薫子「はうえれ!おぐぅ!・・・・はうえれ!!・・むぐぉぉぉぉ!」
ミチミチミチ・・・
薫子「うぅぅうぅぅぅぅぅーーーーー!!うっ!!」
パーン!!!
ハンター「ゲームオーバー!彼氏君また来てねー!」
288
:
N.T
:2017/01/15(日) 15:18:48 ID:eOkt7FOc
晴夫「こっちだ愛美!手を離すな!走れ!」
愛美「うん!はぁーはぁー」
ハンター「キシャーーー!」
晴夫「なんだあのトカゲみたいな化け物!どこまでも追ってきやがる!」
愛美「怖いよー!もうやだぁー!」
晴夫「とにかく今は逃げるしかない!・・誰か!誰かいたら助けてくれー!」
ハンター「シャーーー!!」
トカゲ型ハンターの舌が伸びる
愛美「きゃあ!あ、足が!」
晴夫「愛美!くそ!愛美を離せ!」
愛美「あっ!晴夫君後ろ!」
晴夫「えっ?うっ!」
新たに現れたハンターの持つ棍棒で殴られその場に倒れ落ちる
愛美「晴夫君!きゃあ!ひっ、引きずられて!」
ハンター「シャー!」
トカゲ型ハンターが愛美の上に乗ると、スカートと下着を破り捨てる
愛美「きゃ!なにするのよ変態!や、やめて!」
ハンター「シャー!」
愛美「ひっ!まさかそれって・・まさかそれで私を・・・」
ぐぐぐぐっ
愛美「ひぃぃ!だめぇーー!トカゲに犯されるなんて絶対いやぁーーー!ひっ!ぐぅぅー!」
ずぶっ!パンパンパン!
愛美「あんっ!あんっ!やめ・・ああん!」
パンパンパン!
愛美「は・・晴夫・・く・・たすけ・・・あんっ!あっ!」
パンパンパンパンパン!
愛美「もうやめって・・はぁん!もう突かないで・・やめ・・んっー!」
ハンター「キシャーーーーー!」
どぷっ!どぷっ!
愛美「ひぃ!ま、まさか中に!・・いやぁーーー!出さないでー!」
どぷどぷ!
愛美「ううぅ、くっ、苦しい・・お腹が膨らんで・・うあぁ!」
どぷどぷ!
愛美「助けて誰かーー!もう無理ぃぃ!これ以上入れないで破裂しちゃうぅぅー!」
どぷどぷどぷ・・・ミチミチミチ・・
愛美「ぐうぇ!・・うぐぇーーーー!」
どぷどぷ!ミチミチ
愛美「うぐっ!!」
ドパァン!!
ハンター「キシャー!!」
289
:
N.T
:2017/01/15(日) 15:40:12 ID:eOkt7FOc
美保「ううぅ、ケン君早く戻ってきてー怖いよぉー」
朱音「大丈夫よ!章人と一緒に見回りに行ってるだけ、すぐ戻ってくるわ?」
美保「ぐすっ・・ううぅ」
朱音「それにいざって時は私が守ってあげるから!ねっ?私たちはずっと一緒よ?」
美保「朱音さん・・うん、絶対に離れないで・・一緒に帰ろ・・」
朱音「ええ!絶対にね、だからおちつ・・・・!」
美保「どうしたの?・・・・ひぃ!」
ハンター「ピピピッ」
美保の背後に現れたのは機械型ハンターだった
朱音「逃げるよ!」
美保「あっ!待って!きゃあ!」
機械型ハンターから伸びた触手に両足をつかまれた美保、そして美保の左手が朱音の左足を掴む
美保「いやぁー!たすけ!助けて朱音さーん!」
朱音「・・・・・せ・・・」
美保「・・・えっ?・・」
朱音「離せよこのやろう!!」
パンっ!っと平手打ちが飛び、手が離れる
美保「えっ?・・・そんな・・・朱音さん・・・守ってくれる・・って・・・」
ぐぐぐっ
美保「あっぐっ!!いやぁーーーー!」
ぷしゅーーーーー
美保「いやぁーーーー!入ってくる!やめてーーーー!」
ぷくぅーーー
美保「うわぁー!お腹が・・ああ!お腹が!」
どんどん大きさを増して膨らんでいくお腹・・
美保「いやぁーーー!ケン君助けてー!!破裂しちゃうーー!」
ハンター「ピピピッ・・・ピピピ」
美保「ケン・・く・・うぐっ!」
ミチミチミチ
美保「うぅぅうぅぅぅーーーー・・・ああぁぁぁぁぁーーーー!」
ミチミチミチ・・・ミチ
美保「だ・・・だず・・・げげげげ!!!」
ボンッ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
朱音「はぁーはぁー・・・どうやらもういないみたいね・・助かった・・・はぁーはぁー・・ふふっ、悪く思わないでね・・」
ハンター「キシャー!」
ハンター「ピピピッ」
ハンター「グルルル・・」
朱音「あっ・・・・・・・・」
290
:
N.T
:2017/01/15(日) 16:13:01 ID:eOkt7FOc
ハンター「キシャー!」
華蓮「ふんっ!」
エクス「くらいやがれ!」
ピピ「ウオォォ!!」
結城「本当にすげぇな・・・あの3人が入ればほとんどのハンターなら軽く倒せるんじゃねぇーか?」
明美「そうね、頼もしい」
隆二「4階も粗方探し回ったがまだ多くの部屋があるようだ・・いったいどれだけ広いのだここは」
春奈「でも・・いっぱい見つかったね・・」
隆二の手には数個の薬が握られていた
結城「膨腹薬にー、膨乳薬・・あとなんだかよくわからない膨移薬とー」
唯「いっぱい種類あるんですねー・・」
華蓮「よし、安全は確保したぞ、皆疲れてないか?」
拓也「それはこっちの台詞ですよ!先輩こそ疲れているんじゃ・・」
華蓮「私なら心配ない、見つかった薬も皆で分けて使うといい」
明美「えっ。でも華蓮さんは・・」
華蓮「私は問題ない、皆と合流する前に征志郎が膨腹薬を2錠手に入れ、それを私が服用したからな」
征志郎「あのティナという四天王を追っている時に偶然隠し箱を見つけてその中に薬があるのを見つけまして」
華蓮「そういうことだからその薬は皆で使うといい」
唯「私も遠慮しておきます、今の私が使うよりは明美さんや春奈さんが使うほうがいいと思います」
隆二「うむっ、ではこの2錠ある膨腹薬は明美と春奈が使うとしよう」
明美「あ、はい」
ごくっ・・・
春奈「んっ・・」
ごくっ・・・
エクス「これで姉ちゃん達は2錠づつ膨腹薬を服用したってわけだな、これでいざって時も当分は大丈夫だろうぜ」
結城「大丈夫か?明美」
明美「うん、平気・・・でも、もう薬を飲むに連れて私人間じゃ無くなっていくみたいで・・」
結城「そんなことないさ!明美は明美だ!」
華蓮「そのとおりだ、気にする必要はない」
明美「はい・・・」
隆二「そして残るはこの膨乳薬と膨移薬だが」
明美「膨乳薬は私は既に服用しているわ、だから私はいい」
華蓮「私は必要ない」
唯「どんな効き目がある薬なのかはわかりませんが、私もまだ必要ないかなと」
隆二「ふむ・・では春奈どうする」
春奈「えっと・・これって・・あれですよね・・・お腹の変わりに胸が膨らむっていう・・」
明美「うん・・そう・・恥ずかしいけど危機的状況では役立つの・・」
春奈「ふふっ、これを飲んだら明美さんと私、同じ数の薬と種類服用したことになりますね?」
明美「あはは、そうなるわね?」
春奈「うん、みんなが良いなら・・私飲む」
華蓮「ああ、そうするといい」
唯「どうぞ」
春奈「んっ・・」
ごくっ・・
エクス「だがこれで安全というわけじゃあねぇな!もっともっと探すぜ!」
結城「ああ!準備しておいて損はないぜ!行こうぜみんな!」
隆二「待て!・・まだある」
隆二の手には膨移薬が残っていた・・・・
291
:
N.T
:2017/01/21(土) 18:22:14 ID:2InbQnbI
華蓮「ふむっ、膨移薬か・・」
春菜「膨移薬・・それはいったい?」
華蓮「膨移薬は、自分の膨んだ腹を他の者に移す事で自分に余裕を持たせる能力が得られる薬だ」
唯「それって他人を犠牲にするということですか!?」
華蓮「そういうことになるな」
結城「華蓮さんは何故そんなことを知って・・」
華蓮「始めて明美と出会う前、膨移薬を服用していた女に腹の膨らみを移された事があってな」
結城「なっ、なるほど・・・」
隆二「うむっ、ではこの薬は使わない方がいいだろう、皆を信じてはいるが・・・」
結城「そうだな、それがいい」
華蓮「だが捨てずに持っておけ、この先役立つことがあるかもしれん」
隆二「ああ、そうしよう」
隆二は膨移薬をポケットにしまった
華蓮「よし、では次は5階へ向かおう」
???「この辺りをこれ以上チンタラ探したって無駄よ」
華蓮「誰だ!」
春菜「あっ・・」
???「はぁい♪また会ったわね」
隆二「アムダ・・・」
突如結城達の目の前に現れたアムダ・・・ついにこの時はやってきた
292
:
N.T
:2017/01/21(土) 19:41:25 ID:2InbQnbI
18、約束された宿命の再戦・・四天王・堕天使アムダ
隆二「アムダ・・・何の用だ」
アムダ「決まってるでしょ?・・約束・・覚えてるわよね?」
春菜「・・・・・・」
唯「この人は?」
隆二「こいつはアムダ・・俺たちがここに連れて来られた時、春奈を始めて襲ったハンターだ!」
拓也「こいつもハンターなのか!?」
アムダ「そういうこと、まっ、私をそこいらのハンターと一緒にしてほしくないけどね・・・さてと、わかってるわよね?」
華蓮「てやぁーーー!」
華蓮がアムダに斬りかかる・・だが・・
華蓮「なっ!?消えた!」
アムダ「うふふ、本当に可愛いは・・あなた・・」
アムダは一瞬にして春奈の前に移動していた・・
隆二「春奈に近づくな!」
アムダ「あらあら、ナイト様のご登場?・・でもね、あなたも忘れたわけじゃないでしょ?もしあの時私がいなかったら・・どうなっていたと思う?」
隆二「くっ!」
春菜「覚えています・・・アムダさんのおかげで今もこうして生きていること・・そして約束も・・」
拓也「約束って?」
春菜「・・・次会う時、もう一度アムダさんのゲームに参加する事」
アムダ「ふふっ、覚えててくれて嬉しいわ」
隆二が春菜を見る、春奈も隆二の方を向き、小さくうなずく・・
隆二「・・・いいだろう、どのみちお前を倒せなければこの先も進めない・・そういうことだろう」
アムダ「話が早いわね、その通りよ・・・ここで話すのも何だし、私が用意した場所へ招待するわ」
明美「待って!・・私も行くわ!」
結城「ああ!隆二達だけ行かせるなんてできない!」
華蓮「無論私もだ」
征志郎「はい!」
拓也「俺たちもいくぜ!なっ!唯!」
唯「ええ!勿論よ、仲間ですもの!」
隆二「お前たち・・・」
春菜「皆さん・・ありがとう」
アムダ「・・・・・ふふっ」
隆二「んっ?」
アムダ「はぁー・・仕方ないわねぇー・・他の子に興味は無いんだけどいいわ、一緒に招待してあげる」
アムダが左手を上げると眩い光が辺りを照らした
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
隆二「くっ・・・みんな、大丈夫か!」
結城「ああ、こっちは大丈夫だ」
華蓮「平気だ、そっちはどうだ!」
拓也「唯も俺も無事だ!」
春菜「ここは・・・」
春菜達が見たものは、とてつもなく広い部屋だった・・・左右には異様なドアがいくつもあり、そして中央には・・・
アムダ「いらっしゃい、ここがあなたとの再戦のために用意した部屋よ!さぁ、楽しみましょう?ふふっ」
293
:
N.T
:2017/01/22(日) 13:13:36 ID:9klw.QLM
隆二「ルールはなんだ!」
アムダ「そんなに急がなくても大丈夫よ?ここは特別なの、1時間という制限時間も・・・そしてマスター達の監視も無い、私が密かに作り上げたこの時のための場所よ!」
結城「本当に春奈ちゃんだけが狙いってことか・・」
アムダ「だから、時間なんて忘れてゆっくりと楽しみましょう?あー、あと聞きたいんだけどー・・・同じ四天王の覇王ゼンを倒したっていうのはあなた達?」
結城「覇王ゼン?・・・」
隆二「待て!・・同じ・・・四天王だと?」
アムダ「そういえば名乗ってなかったものねー、そうよ、私も四天王の1人なの・・一応ね?」
春菜「アムダさんが・・・四天王の1人・・」
華蓮「なるほど・・・そういうことだったのか・・」
アムダ「ふふっ、だから言ったでしょ?他のハンター達と一緒にしないでって・・まっ、正直四天王って肩書も興味ないし、あっちが勝手にそう呼んでるだけなんだけどねー」
アムダ「私の事は置いといて、どうなの?あなた達なの?」
拓也「覇王ゼンを倒したっていうか・・成り行きでそうなったっていうかだが・・それは俺たちだ!」
結城「拓也!・・お前四天王倒してたのか!?」
唯「みんなと出会う前にいろいろあってね・・」
アムダ「ふーん・・そうなんだ、あなた達がー・・ふーん・・」
拓也「かっ、敵討ちでもしようってことか!」
アムダ「はっ?冗談でしょ?なんで私があんなやつの敵討ちしなきゃなんないのよ、言ったでしょ?私は四天王って肩書に興味はないって、だから仲間意識も全く無いの!」
唯「じゃあなんでそんなことを?・・」
アムダ「特に意味は無いわ?気になっただけだから・・・さてと、じゃあそろそろ始めようかしらねー」
アムダが皆の方へ近づく
華蓮「来るか!」
華蓮が刀を構える
アムダ「そんな物騒なもの出さないでよねー、武力行使は嫌いなのよ?・・・ふふっ、そこに隠れている小さい子?いい加減出てきなさい?バレてるわよ」
エクス「うっ・・」
アムダ「出てきたわね・・・・」
アムダがエクスをじっと見つめる・・
エクス「なんだよ・・なに見てんだよ!」
アムダ「ふふっ、気にしないで?」
エクス「ちっ、あいつなんか調子狂うぜ・・昔からあいつは・・・んっ・・・何言ってんだ俺・・・」
アムダ「それじゃあお待ちかねルール説明よ!しっかり聞きなさいね!」
ついに始まる四天王アムダとの再戦・・・いったいこの先に待つ試練とは!
294
:
N.T
:2017/01/22(日) 13:53:02 ID:9klw.QLM
アムダ「それじゃあ右の扉を開けて男達が入って、そして左の扉を開けて女の子達・・分かれて頂戴」
結城「分かれろだって!そんな事できるわけが!」
アムダ「そうよね?大事な彼女が心配なのはわかるわ?・・でもね、ここは私がルールよ、もし逆らうなら大事な彼女を一瞬で木端微塵にしてあげてもいいのよ?」
結城「くっ!」
アムダ「なんてね?冗談よ冗談!安心して?分かれた隙に女の子達だけ襲うなんてハンターみたいなことしないから」
隆二「結城、ここは従うしかあるまい」
結城が明美を見る、明美は微かに震えていたが結城に小さく頷く
結城「わかった、いこう」
征志郎「せんぱ・・」
華蓮「お前は向こうだ、皆の足を引っ張るなよ?」
征志郎「はい・・」
拓也「唯、大丈夫、必ず助けるから」
唯「うん、わかった」
隆二「春菜、これは本来アムダと俺たちの戦いだ・・何を仕掛けてくるかわからん、気を付けるんだ」
春菜「うん、リュウ君も無理しないで・・」
アムダ「もーイチャイチャしてないで早く分かれなさいー、扉を開けた先もガラス張りでお互いの姿は見えるでしょ?」
エクス「おい、俺はどっちに行ってもいいか?」
アムダ「好きにして構わないわ?ふふっ、どっちに行っても同じだけど」
エクス「??・・・じゃあ俺は姉ちゃん達の方へいくぜ」
アムダの指示通り、右の部屋に結城、隆二、征志郎、拓也・・・左の部屋に明美、春奈、華蓮、唯が左右の部屋に分かれた
アムダ「今いる部屋が第一フロアよ、課題をクリアすると鍵が手に入るからそしたら次のフロアに進めるわ」
結城「あの扉か・・」
アムダ「フロアは全部で10あるわ、それを全てクリアして誰か一人でも私の所にたどり着けたらあなた達の勝ちよ!・・負けは・・・当然わかってるわよね?」
明美「私たちが全員破裂したら・・ということね・・」
アムダ「あーそうそう、フロアに小さな穴があるでしょ?」
拓也「穴?・・あ!本当だ!下の方に穴が開いてるぜ!」
アムダ「その穴は全てのフロアに開いてるわ、小さいボールちゃん?」
エクス「もしかして俺の事か!俺はエクスって姉ちゃんからもらった名前があるんだ!」
アムダ「あらそう?ごめんなさいね?・・エクスちゃんならその穴潜れるわよね?」
エクス「おっ?・・・・・ああ、潜れるが」
アムダ「その穴を経由すればいつでも左右の部屋を行き来できるわ?活用してね?ふふっ」
エクス「どっち行っても同じってのはこういう意味だったのか・・」
隆二「・・・・・・・・・・」
結城「どうした?隆二」
隆二「アムダのやつの目的がわからん・・」
結城「目的?・・・隆二と春奈ちゃんとの決着じゃないのか?」
隆二「俺も今までそう思っていた・・だが思い出せ、さっきアムダが現れた時」
アムダ【(はぁー・・仕方ないわねぇー・・他の子に興味は無いんだけどいいわ、一緒に招待してあげる)】
隆二「アムダはこう言っていたはずだ」
結城「あー確かに言ってたな、俺達には興味がないけど特別に招待するって・・それが?」
隆二「わからないか?・・・当初俺と春菜だけをここに招くつもりだったなら、なぜこのフロアにエクス用の小さな穴が用意してある」
結城「あっ!・・そういえば」
隆二「アムダはエクスの存在を知っている、だが必ずエクスが俺たちについてくる保証はない」
結城「てことは・・アムダは最初から俺達全員をここに連れてくるつもりだったってことか!?」
隆二「確証はないがおそらくそうだと睨んでいる・・だが、ならばなぜ俺と春奈しか興味がないアピールをしているのか・・」
結城「なるほど・・・それでアムダの真の目的があるんじゃないか・・・そういうことだな?」
隆二「そういうことだ、だが今はアムダの動きに警戒しよう」
アムダ「それじゃあ早速フロア1の課題始めましょうか!生きるか破裂かのゲーム・・Alive or Explosionを!」
295
:
N.T
:2017/01/29(日) 14:02:35 ID:WvtZ9S26
結城達とアムダの再戦が行われている一方・・・とある場所にて・・
???「マスター、ただいま戻りました」
マスター「おーそうですか、ご苦労様でした・・・それで・・・あれは?」
???「はい、おそらく時間の問題かと」
マスター「おおおー!そうですかそうですか!もうすこしで待ちに待った時がくるのですねー!」
???「おめでとうございます、マスター」
マスター「ほほほ、それを言うのはまだ早いですよー!・・ところで他の方々は?」
???「ゼンとアムダの行方は未だ・・ティナには2人を探させておりますが、おそらく期待はできないかと」
マスター「そうですか、その時がきたら皆さんにも見ていただきたかったのですが・・まぁ、いいでしょう・・・そういえば、あなたとこうして長く二人っきりになるのも久しぶりですねー」
???「言われてみれば・・・」
マスター「あなたは本当に今までよく働いてくださいました、感謝してますよ?」
???「勿体なきお言葉です」
マスター「ほほほ、これからもよろしくお願いしますね?信じていますよ」
???「はい、これからもマスターに尽くします」
マスター「ほほほ、もうすぐですか・・もうすぐなんですねぇー、ほーーほほほほ!」
マスターの言う、もうすぐとは?・・・そして残る謎の四天王・・・・物語はついに大きく変わって行こうとしていた・・・
296
:
N.T
:2017/02/03(金) 15:16:39 ID:fecEZ2yQ
結城達と四天王アムダの戦いがついに始まった・・・
アムダ「それじゃあまずフロア1の課題よ、女の子たち?目の前に大きな水槽があるでしょ?」
明美「これのことかな・・・ええあるわ!
アムダ「誰でもいいわ、時間以内に水槽の中の水を全てお腹の中に入れて中身を空にしなさい!どう?今まで散々やってきたことだから簡単でしょ?」
明美「私たちの気も知らないで・・・でもこんな大きな水槽・・1人じゃ無理・・」
アムダ「制限時間は5分よ!」
唯「そ、そんな!たったの5分で空にしろって言うの!」
アムダ「もし出来なかったらその場でゲームオーバー!男達のいるフロアに毒ガスが噴射されるわ、そうなったら確実に死んじゃうから急ぐことね」
結城「なっ!なんだって!」
明美「そ、そんな!」
アムダ「言ったでしょ?私はそこいらのハンターとは違うって?場合によっては男だってターゲットにするのよ?それが嫌だったら頑張りなさい、自分達が助かりたかったら話は別だけどね?」
明美「そんな・・私達が出来なかったらみんなが・・・ユウちゃんが・・死ぬ・・・」
アムダ「使うホースとかは何本も用意してあるわ、それを使って頂戴、それを水槽の下にある4つの穴に差し込めば水が流れ込むわ!勿論、差し込むだけじゃ水は出ないわよ?もう片方を・・・分かるわね?・・・それじゃあスタートよ!!」
隆二「くそ!手も足も出せないとは!」
拓也「ここで黙って見てろってことか・・」
華蓮「やるしかあるまい!私に任せろ!この程度一人で・・」
明美「いやぁぁぁぁぁー!!!ユウちゃんが死んじゃうなんていやぁぁーーー!!」
華蓮「なっ!?待つんだ!」
明美は用意されていたホースを手に取り、ホースを水槽下の穴に差し込んだ
明美「待っててねユウちゃん!絶対死なせないから!」
ぐぐぐっ
明美「うっく・・ううぅう」
ごぼごぼ・・
明美「うあぁ!入ってきた・・」
華蓮「無茶をするな!・・・私もやるぞ!」
次に華蓮がホースを取り、同じく穴と肛門に差し込んだ・・・・ごぽごぽ・・・
華蓮「明美!君はいい!私に任せるんだ!」
明美「大丈夫・・です!・・あくっ!・・1人でやるより・・・2人の方が早いですから・・」
ごぽごぽ・・・
297
:
N.T
:2017/02/03(金) 15:51:32 ID:fecEZ2yQ
明美、そして華蓮のお腹に溜まっていく水槽の水・・・そしてそれにつれて徐々に膨腹していく・・
唯「私だって!」
春奈「私も!」
それを見ていた春奈、そして唯もホースを手に取った
華蓮「君たち・・・」
ごぽごぽごぽ・・
春奈「はぁん!!・・・・みんな助けたいのは・・私達も一緒です・・」
唯「そうです・・はぁはぁー・・みんなで力を合わせるんです・・」
華蓮「・・・・・・そうだな!」
結城「明美!」
明美「大丈夫だよユウちゃん!・・薬のおかげでまだまだこれくらい・・・」
ぷくぅーっと膨腹していく4人のお腹・・・明美は既に妊婦のようになっていた
アムダ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
明美「すごい・・こんなに膨らんでるのに・・・さすがに重いけど苦しくない・・」
華蓮「ふっ、2錠服用しているからな・・あとは精神の問題だ」
明美「はい!」
ごぽごぽ・・・・ぷくぅーー
春奈「お腹が・・重いよぉ・・」
唯「春奈さんこの椅子に!」
唯は流れ込む水でお腹を膨らませながら、近くにあった椅子を春奈の元に
春奈「あ、ありがとう・・唯さん・・んっ」
春奈はゆっくりと椅子に座る
華蓮「明美!君も無理に立っている必要はない!」
明美「はぁーーはぁーーは、はい・・わかりました」
明美は大きなお腹を抱えながらゆっくりとその場に座り込んだ
華蓮「ふっ、驚いた・・それほど膨らんでいて動けるとは」
唯「辛いときほど冷静にですよ・・うっく・・・私こう見えて強いんです!」
華蓮「ははっ、見直した・・さすがだ!」
アムダ「・・・・・・・・・・・・・・・」
拓也「頑張れみんなーー!」
結城「拓也!?」
拓也「このまま黙って見ているなんて俺には出来ない!せめてみんなを応援するんだ!」
征志郎「そうですね!皆さん!時間はまだあります!無理しないで頑張ってくださーーい!」
隆二「確かに俺達の命を救うためにやっているんだ、それを黙ってみているわけにはいかんな」
結城「そうだな!明美ーー!それとみんなもファイトーー!」
明美「そ、それじゃあ・・私以外オマケみたいじゃない・・ふふっ・・バカ・・」
春奈「もうすこし・・です・・頑張り・・ましょう!」
唯「ええ!」
アムダ「そう・・・・・いいわ・・・それでいいのよ・・・」
アムダは小さくそう呟いた
そしてついに水槽の中身が空になった・・・4人のお腹が大きなボールをお腹の中に入れたような大きさに膨腹していたが、4人の顔には課題をクリアしたことへの笑顔がそこにあった
298
:
N.T
:2017/02/04(土) 16:07:27 ID:dC3X2EtE
アムダ「課題1クリアよ!まっ、これくらいで出来てもらわなきゃ面白くないわ」
エクス「大丈夫か姉ちゃん達!すぐ楽にしてやるからな!」
明美「でもエクスちゃん・・はぁーはぁー・・・もうフル充電なんじゃ・・」
エクス「心配いらねぇぜ!姉ちゃん達は限界超えて頑張ってるんだ!」
エクスは1人づつ吸収し、4人は元のお腹に戻る
結城「大丈夫かみんなー!」
明美「心配ないわ!大丈夫よー!」
隆二「見ろ、先の扉が開いたぞ」
征志郎「次の課題が始まるんですね」
アムダ「みんな第2のフロアに進んだわね?それじゃあ課題2の準備よ」
するとアムダは左手を上げ、眩い光に包まれた
結城「うわっ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
拓也「みんな大丈夫か?!」
隆二「ああ、俺は平気だ・・・どうやらどこかにワープさせられたらしい」
結城「明美達は!」
アムダ「心配ないわ、女の子達は別の場所にワープさせただけよ、上を見なさい」
上を向くとそこには大きなスクリーンがあり、明美たちが写っていた
隆二「春奈!大丈夫か!」
春奈「リュウ君?・・・あっ!皆さん上に!」
明美「ユウちゃん達が写ってる!」
アムダ「それじゃあ課題2の説明をするわね、まずは女の子たちは傍に椅子があるでしょ?そこに各自座りなさい」
明美達の傍には4つの椅子が・・・
春奈「この椅子・・・どこかで・・・」
華蓮「とにかく今は従うしかあるまい」
唯「そうですね・・」
4人は椅子に座った、その時だった
唯「きゃ!両手が!」
明美「椅子に固定されて取れない!」
4人の座る椅子から突如拘束具が飛び出し、両手を椅子に固定されてしまった
華蓮「くそっ!これでは立てそうにない!・・うっ!なんだ!」
春奈「あっ、あぁん!!」
明美「何!?何かがお尻に入って・・んあ!」
唯「そっ、そんないきなりぃぃ!」
椅子からホースが飛び出し、4人に挿入される・・・
拓也「唯!おい!みんなに何をした!」
アムダ「落ち着きなさい、ただの準備よ、それじゃあ次はルール説明よ」
春奈「はぁーはぁー・・やっぱり・・これって・・」
隆二「あの時の・・・・・ちっ!」
アムダ「ふふふっ、そうよ?私と始めて会ったときのゲームよ!思い出してくれた?目の前に100個の箱を用意したわ、その中に鍵が5つ隠されているわ、それを制限時間30分以内に全て探し出せたらクリアよ」
結城「30分もあればすぐ探し出せそうだぜ!」
隆二「待て!忘れたのか?・・・鍵の入った箱以外むやみに開ければ春奈たちが危険な目に遭うんだ」
アムダ「そういうことよ!あの時と全く同じだから頑張ってね!もし制限時間を越えるまでに鍵を全て見つけ出せなければ4人は破裂してもらうからね」
結城「そうはさせるか!」
アムダ「ふふふ、それでは課題2スタートよ!」
299
:
N.T
:2017/02/04(土) 16:35:22 ID:dC3X2EtE
拓也「なぁ隆二、鍵の入っている箱以外には何が入っているんだ?」
隆二「本当にあの時のままならば、1Lや2Lと書いてある紙があるはずだ、それを引けばその紙に書かれた量の水が春奈達に流れ込む」
征志郎「そっ、そんなぁ!・・・でも今回は4人です、まさか全員に!?」
アムダ「動かなくていいのかしらー?今回は30分なのよー?」
隆二「やるしかるまい、前と違って箱が全てここに集まっているようだ、後は運・・・ということだ」
結城「明美!すぐ終わらせるからな!我慢してくれ!」
明美「うん!信じてる!頑張って!」
だが明美、春奈、そして唯は恐怖から身体が震えていた
隆二「ここを開けるぞ」
結城「どうしてここだと?」
隆二「カンだ」
結城「カン!?・・ってこんなやり取り前にもあったような・・」
ギィー・・・・・20L
隆二「なに!20Lだと!」
ごぽごぽ・・・
唯「ひぃ!!いやぁーーー!!」
拓也「唯!!」
唯「いやぁ!冷たい!!やだぁーーー!!」
アムダ「誰のお腹の中に流れ込むかはランダムよ!だから女の子も運が悪いと真っ先に破裂する可能性もあるから祈ることねー」
隆二「くそ!すまん!・・・前よりも難易度が上がっている・・20Lなど前はなかった・・」
唯「はぁーはぁー・・拓也・・」
唯のお腹が膨らみ、衣服が盛り上がる
結城「だけどこのままじゃ時間だけ過ぎていくぞ!どうする!」
華蓮「明美!春奈!唯!」
明美、春奈、唯が華蓮を見る
華蓮「大丈夫、男たちを信じるんだ!」
明美「はい!ユウちゃん!私は大丈夫!箱を開けて!」
春奈「リュウ君!信じてるから!」
唯「拓也!ファイトー!」
結城「明美・・・わかった!任せろ!」
隆二「・・・・よし!」
拓也「よっしゃー!!やってやるぜ!」
征志郎「・・・・・先輩・・・」
華蓮「征志郎!!・・・臆すな!今はお前が頼みだ!」
征志郎「先輩!・・・はい!」
結城「これを開けるぜ!」
ギィーーー10L・・・・ごぽごぽ・・・
明美「んぎぃ!!つっ、冷た!!」
拓也「これはどうだ!」
ギィー・・・・1L・・・ごぽごぽ・・・
春奈「きゃあ!!冷たいのが入ってくるぅー!」
明美「とっ、とまった・・・ああぁ・・お腹がまた・・」
征志郎「えい!・・・・あっ!ありました!鍵です!!」
隆二「よくやった!!残り4つだ!」
アムダ「あと25分よー!!・・・さてどうなるか・・・」
300
:
N.T
:2017/02/04(土) 16:59:35 ID:dC3X2EtE
隆二「そこに鍵があったとすると・・どう見るべきか」
征志郎「近くには鍵は置かないと考えるか、それを読んで遭えて近くにおくか・・ですね」
結城「ああーーもう!どのみち全部怪しいじゃねぇーかよー」
アムダ「鍵は特に考えずにランダムに入れたわよー、だから何も気にせず好きなだけ箱を開けなさいー」
結城「こうしていても時間がすぐていくだけだ!開けるしかねぇ!」
ギィー・・・・・50L・・・ごぽごぽ・・・
華蓮「くっ!」
結城「ああ!すいません華蓮さん!・・50Lなんて・・薬飲んでなきゃどうなっていたか・・」
華蓮「大丈夫・・だ・・くっ・・まだまだこの程度・・」
華蓮の細かったお腹に50Lもの量が流れ込む、まるで水風船を膨らませているようなスピードで膨腹していく
隆二「みんな!今は耐えてくれ!」
ギィー・・・10L・・・
明美「私じゃない・・・」
春奈「私も大丈夫です・・唯さん?」
唯「私も違います・・ということは!」
華蓮「私・・か・・あっく!」
アムダ「流れ込んでいる最中でも+されて量が増えることもあるからねー、合計60Lよ」
華蓮「ふんっ、この程度・・なんでも・・ない!」
華蓮のお腹はあっという間に妊婦のようになっていた
春奈「60Lなんて・・・私・・私・・・」
明美「春奈ちゃん!気をしっかり!大丈夫だから!」
ギィー・・・
結城「あった!2つ目だ!」
拓也「やったぜ!この調子だ!」
ギィー・・・・
拓也「げっ!!」
ごぽごぽ・・・
唯「ひぃ!また入って!・・・たく・・や・・なんて書いてある・・の?・・」
拓也「ひゃ・・100L・・・うそだろ・・」
唯「100L!!そんな!・・うああぁーーー!!」
凄まじい勢いで唯のお腹が膨らんでいく・・
唯「いやぁーーー!怖いーー!怖いーーー!お腹の中にいっぱい入ってくるー!」
ぷくぅーーーーーーっとさらに大きさを増して膨腹していく
明美「唯さん!大丈夫よ!唯さんのお腹はそう簡単に破裂なんてしないわ!気をしっかり!」
女子達はお互いに声を掛け合い励ましていく
301
:
N.T
:2017/02/10(金) 15:26:30 ID:MTEecgss
アムダ「今まで幾度となくそのお腹を膨らませてきたとしても、その苦痛と恐怖に慣れることは無い・・・」
唯「ひぃーー!冷たい!冷たいーーー!」
アムダ「今流れ込む水は今までと違って低温度の液体・・・流れ込む苦痛と冷たさに今まで以上に恐怖心が増すはずよ・・薬の効果で破裂までは余裕あってもこれはどうかしら?」
華蓮「ようやく止まったか・・くそっ!このままでは皆が!」
アムダ「あら、そんなパンパンになったお腹になっても他人の心配?・・あんたどういう神経しているの?」
華蓮「ふんっ!この程度なんでもない!何なら全て私に流し込んでも構わんぞ!」
アムダ「・・・・・遠慮しておくわ?じっくり楽しみたいもの・・・ねっ?」
春菜「・・・・・」
アムダと春菜が見詰め合う
唯「止めて!止めてぇーーー!!」
唯の中に止まる事なく流れ続ける・・・唯の膨らんだお腹は両足に乗っかり、ジタバタさせていた足が動かせなくなる
拓也「ああ!唯!唯がぁ!」
隆二「しっかりするんだ拓也!俺たちがやらねばいつまでも終わらんぞ!」
征志郎「そのとおりです!今は耐えるんです!」
ギィー・・・・・5L・・・ごぽごぽ・・
華蓮「うっく!」
征志郎「わぁ!先輩ごめんなさい!」
結城「これはどうだ!・・あっ!あったぞ!鍵だ!」
征志郎「これで3つ!あと2つですね!」
アムダ「残り15分よー!」
結城「時間がねぇ!早く残りを!」
ギィー・・・・60L・・・
結城「しまった!」
明美「ひっぎぃ!!いやだぁぁぁーー!」
結城「明美ーー!」
明美「ユウちゃん無理!!私そんなに耐えられないーー!」
だが明美の中にどんどん流れ込み、勢いよく明美のお腹が膨腹していく・・・
302
:
N.T
:2017/02/10(金) 15:58:47 ID:MTEecgss
アムダ「時間切れが先か、女の子たちのお腹がパーンってなるのが先か見物ね?」
結城「何が見物だ!絶対こんなゲーム終わらせてやる!待ってやがれ!」
ギィー・・・・3L・・・
ギィー・・・・2L・・・
ギィー・・・・10L・・・
どんどん時間だけが過ぎていく・・・・
明美「うっ・・・あっ・・・く、くるし・・・くるし・・・」
春菜「うあっ・・・あっ・・」
華蓮「みんな!しっかりするんだ!大丈夫!まだ破裂なんてしない!気を強く持て!」
唯「もう・・いや・・よ・・・いっそ・・楽に・・して・・・」
アムダ「あらあら、あんた達がちんたらやってるから女の子たちすごいパンパンに膨らんじゃってるわよ?」
結城「うるせぇ!言われなくたってわかってる!」
アムダ「まあいいけど?・・・あと7分よ!」
隆二「むっ!これは!よし!4つ目だ!」
結城「本当か!おい!みんなあと1つだ!もう少しの辛抱だ!」
明美「ユウちゃ・・・・はや・・く・・・たすけ・・・」
ギィー・・・・2L・・・ごぽごぽ・・・
明美「ユウ・・ちゃ・・・あっ・・あがっ!!」
結城「明美!!くそ!くそぉ!これ以上開けたくねぇ!!でもそうしないとどの道みんなが!」
隆二「・・・・・・・・・・・」
拓也「よし、次はこれを!」
隆二「待て!!」
拓也「お、おう・・どうしたんだよ隆二」
隆二が箱を突然数え始める
アムダ「ふふっ・・・」
隆二「やはりそうか、焦っていて気づかなかったがこの部屋に並べられているは9個の箱が9列・・・即ち99個しかない!」
結城「なんだって!でもアムダは100個用意したって!」
隆二「あの時と同じだとも言っていた!・・だとしたら・・」
征志郎「だとしたら?・・・」
隆二「みんな!そこにあるハンマーを持って壁を壊せ!どこでもいい!壊すんだ!」
隆二は巨大なハンマーを手に取り、手当たり次第に壁を破壊しだした
拓也「何が何かよくわからないが・・わかった!壊せばいいんだな!?」
征志郎「はい!」
結城「そうか・・・思い出したぞ!よーし!わかった!!」
アムダ「気づいたようね・・・残り3分よ!」
華蓮「みんな!もうすぐだ!もうすぐで助かるぞ!」
春菜「・・・は・・・い・・」
唯「はぁー・・・はぁー・・・・」
隆二「ここか!!あった!箱だ!」
ギィー・・・・
隆二「なっ!・・・なんだと・・・・」
結城「どうした!鍵は!」
ごぽごぽ・・・・・
明美「あぎぃ!!」
春菜「ひっぐぅぅぅぅーー!」
華蓮「くあっ!」
唯「ううっぐ!!」
拓也「ああっ!みんなが!おい隆二!なんて書いてあったんだ!・・・・こっ・・これは・・・」
隠された箱の中には(全員に1000L)と書かれた紙が入っていた・・
303
:
N.T
:2017/02/10(金) 16:15:33 ID:MTEecgss
アムダ「残念ね!もうこれで大事な子達は破裂確定よ?前と同じとは言ったけど中身まで同じだと思った?」
明美「いやらぁぁーー!死にたくないぃぃぃー!」
春菜「だずげ!!リュ・・・ぅぅぅぅぅぅぅううううううううう!!」
華蓮「み・・みんな・・・ぐはぁ!」
唯「ううううぅぅぅぅぅーーー!!うっぐぅ!!ぐえぇぇーー!」
アムダ「あらあら可哀想にー残り時間1分よ!破裂が先か時間切れが先か・・ふふっどちらかしら?」
エクス「みんな!残りの箱を全て開けるんだ!」
隆二「そ、そうか!よし!」
結城「お、おう!それしかないな!」
拓也「いそげーーーーーー!」
征志郎「はい!」
アムダ「ふふ、このまま何もしないかと思ったけど・・・」
結城たちは手当たり次第に箱を開けていく・・・・2L、1L、10L、20L、15L・・・・・・
アムダ「残り20秒!」
エクス「急げみんな!!」
結城「うぉぉぉー!」
ミチミチミチ・・・・・・
明美「・・・・・・・が・・・・・・・・・・あ・・」
春菜「・・ぁ・・・・・・・・・・・・・ぁ・・・・」
華蓮「んぐっ!・・・んんんん!!・・・・んぐふぅ・・」
唯「・・・・た・・・・・け・・て・・・・」
アムダ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
華蓮「ふぅーーーーはぁーーーーー・・・んっ?・・」
隆二「あったぞ!!鍵だ!」
アムダ「あら、残り5秒・・・か・・・おめでとう、ギリギリクリアよ!」
結城「や、やった・・・明美!!」
明美たちのお腹は今まで見たこと無いほどの大きさに膨れ上がり、華蓮以外は皆意識も無かった
華蓮「エクス!・・早くみんなを!」
エクス「おう!」
華蓮「・・・・・・・・・」
華蓮がアムダを睨み付ける
アムダ「何かしら?今は助かったんだからもっと喜びなさい?」
エクス「よ、よし、唯は完了だ・・・次は明美だ・・・ふん!」
アムダ「このまま進めても無理そうだし?すこし休憩にしてあげる!またくるからそれまで身体を休めることね?」
アムダはその場から消える、すると扉が開いた
隆二「扉が!これで春菜たちのところにいけるぞ!」
拓也「唯!大丈夫か!」
エクス「はぁ・・・はぁ・・・へへっ!次は姉ちゃんだぜ」
華蓮「ああ、頼む・・・どうした?」
エクス「何でもねぇぜ!・・・大丈夫だ!・・ふんっ!」
そして4人のお腹は元の大きさに戻った・・・
304
:
N.T
:2017/02/10(金) 16:43:43 ID:MTEecgss
結城「明美!明美!」
エクス「大丈夫だ・・・・生きている、だが今はそっとしてやれ」
結城「よかった・・よかった・・」
エクス「はぁーはぁー・・・」
華蓮「エクス、本当に大丈夫なのか?」
エクス「姉ちゃんこそもう動いて大丈夫なのか?・・へへっ、心配ないぜ」
華蓮「ならばいいが・・・」
征志郎「先輩!」
華蓮「征志郎か、見ていたぞ、よく頑張ったな」
征志郎「ああ、せんぱーーーい!」
華蓮「こら!止めないか!抱きつくな!」
隆二「春菜・・俺だ・・・よく頑張ったな・・」
隆二が眠る春菜の頭を撫でる
拓也「唯、遅れてごめんな・・」
隆二「華蓮、聞いてくれ・・・アムダの事だ」
華蓮「なんだ?」
隆二「アムダには俺と春菜への再戦以外に、何か他に狙いがあると考えている」
華蓮「私もそう思う、やつの真の目的はわからんが」
隆二「気づいていたのか」
華蓮「先ほどの事だ、最後の鍵を見つかるより数秒前に、我々に流れ込んでいた液体が止まったんだ」
隆二「なんだと!止まった?」
結城「手当たり次第に箱を開けたし、それにそもそも全員に1000Lだぞ?全部流れ終わったってわけじゃないだろうし・・」
拓也「用意していた液体が底ついたとか?」
華蓮「いや、そんなミスをするような相手ではない、破裂寸前・・・限界に合えて止めた・・・そう思えて仕方ない」
隆二「・・・・・アムダは最初から破裂させるつもりはないと?」
結城「騙されたら駄目だ!あいつはまだまだ楽しみたいからに決まってるぜ!そうに違いない!」
隆二「それもあり得るか・・・」
華蓮「まだまだ課題は続く、気を引き締めるんだ」
明美「う、うーん・・」
結城「明美!」
明美「ユウちゃん?・・・私・・助かったのね?」
結城「ああそうだ!明美!よかった」
唯「拓也・・」
拓也「唯も目覚めたか!よかった!」
隆二「春菜・・ゆっくり休め・・」
いまだに眠り続ける春菜を優しく撫でる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アムダ「あなた達のこと、よくわかってきたわ・・・・いいわ・・・・でも、まだよ・・まだこの程度じゃ・・・」
アムダは一人呟く・・・果たしてアムダの真の狙いは?・・・・
305
:
N.T
:2017/02/28(火) 14:56:03 ID:VRkYYeXE
春菜「んっ・・・ここは?・・どこ・・・真っ暗で何も見えない・・リュウ君どこーー!」
だが返事はない
春菜「もしかして私・・・死んじゃったのかな・・・リュウ君・・・ごめんなさい・・」
???「・・・・・・めて・・・」
春菜「えっ?今何か・・誰かいるんですか?」
???「・・・を・・・・めて・・・」
春菜「何を言っているの?・・・きゃ!」
突然眩い光に包めれると目の前に謎の女が現れ、春菜を見つめていた
春菜「あなたは・・・私?・・・でも何かが違う・・似ているだけ?・・・あなたは誰?」
???「お願い・・・・お姉ちゃんを・・・」
春菜「お姉ちゃん?・・・」
???「お姉ちゃんを・・・止めて・・・自由に・・・お願い・・」
春菜「お姉ちゃんを止めて?・・・お姉ちゃんって誰のこと?あなたは・・きゃ!」
またしても眩い光に包まれた
???「お願い、アムダお姉ちゃんを・・・助けて!・・」
春菜「えっ?・・アムダさん?・・・」
隆二「春菜!!春菜!大丈夫か!」
春菜「あっ・・リュウ・・君・・」
隆二「春菜!よかった・・目覚めたか・・・・突然うなされ始めたから心配したぞ」
春菜「今のは・・・夢?・・・」
隆二「どうした?春菜」
春菜「ううん、なんでもない・・・ちょっと夢を見ていたみたい・・・」
隆二「夢?」
エクス「おっ!目を覚ました!よかったぜ!」
春菜「ありがとうございます、私は平気です・・」
隆二「もう立ち上がって大丈夫か?」
春菜「うん、もう大丈夫だよ」
明美「無理しないでね?春菜ちゃん」
春菜「ありがとう、明美さんこそ無理しないで・・」
アムダ「十分休めたかしら?」
結城「戻ってきやがった」
アムダ「ふふふ、会いたかったでしょ?・・・それじゃあさっそく課題3に進みましょう!さぁさぁ、早く男たちは元の場所に戻って頂戴」
結城「明美・・」
明美「私は大丈夫、信じてるよユウちゃん」
そして男たちは左の部屋に戻っていった
306
:
N.T
:2017/02/28(火) 15:37:54 ID:VRkYYeXE
アムダ「分かれたわね?それじゃあ次の課題の説明をするわ、目の前に箱あるわよね?」
結城「この箱か?」
明美「こっちにもあるわ」
アムダ「その箱に小さな穴があるでしょ?そこに手を入れて中に入っている折られた紙を一枚出すのよ、全員引き終わったらその後はまた説明するわ、紙の中身はまだ見ちゃだめよ?」
結城「よし、じゃあ引くぞ」
明美「一枚よね・・・じゃあ・・・これ・・」
そして全員一枚の紙を箱から取り出した
アムダ「それじゃあ男達は紙を開いて」
結城「2って書いてあるぜ」
隆二「俺は3だ」
拓也「4だぜ」
征志郎「僕は1です」
アムダ「決まったわね、それじゃあまず課題3はあなた達に挑戦してもらうわ」
アムダは征志郎と華蓮を指差した
征志郎「わっ!」
華蓮「くっ!」
結城「消えた!」
アムダ「2人には課題3の会場に移ってもらっただけよ、そして次はあんたね」
今度は結城と明美を指差した
春奈「明美さん!」
隆二「結城達も移されたか」
アムダ「あの2人には課題4に挑戦してもらうわ、ここまでくれば紙に書いてある番号の意味わかったでしょ?」
そして全員が別の会場に移されていった
結城「みんな平気か!」
隆二「ああ!大丈夫だ」
征志郎「はい!」
拓也「問題ないぜ!」
アムダ「ほかの子たちの姿は引き続き上のスクリーンから確認できるから安心して・・・それじゃあまずは課題3からスタートよ、ほかの子達は見守るなり応援するなり好きにしなさい」
征志郎「先輩!」
華蓮「うむ、どんな課題だろうと問題ない、早くルールを教えろ」
アムダ「自信過剰ねーー・・まあいいわ、それじゃああなたが引いた紙を開いて頂戴」
華蓮「・・・・なんだこれは・・・」
征志郎「なんて書いてあるんですか先輩?」
華蓮「女は目隠し着用」
征志郎「目隠し?」
アムダ「これで内容は決まったわね、それじゃあこれを使いなさい」
アムダは華蓮に何かを投げ渡した
華蓮「目隠しか、これを私がつけろと言うのだな」
アムダ「そうよ、それじゃあ目隠しを着けたらお2人さんは前の扉を開けて入って頂戴」
征志郎「先輩、こっちです」
目隠しで周りが見えない華蓮を征志郎が誘導する
征志郎「わあー・・なんだここ・・」
征志郎が扉を開け、一歩足を踏み入れた・・その時・・
華蓮「うっ!」
征志郎「先輩!どうしました!」
華蓮「大丈夫だ、突然腹に違和感が・・」
アムダ「そこは迷路になっているは、ルールは簡単、30分以内にゴールにたどり着ければ勝ちよ、そしてその迷路には仕掛けがあってね、男が歩くごとにペアの女の子に空気が送り込まれてお腹が膨らんでいくの」
307
:
N.T
:2017/02/28(火) 15:59:00 ID:VRkYYeXE
征志郎「なんだって!!」
アムダ「素敵な仕掛けでしょ?がんばって作ったんだから楽しんでね?迷って歩き回っちゃうとどんどん膨らんで破裂しちゃうわよ?勿論、時間切れになったらその瞬間破裂するまで膨らんでもらうことになるわ」
華蓮「・・・・・・」
アムダ「他の子たちもこれから挑戦してもらう4、5、6の試練は同じルールだから覚えておいて頂戴」
明美「じゃあ私たちが引いたこの紙の内容だけ違うっていうこと・・」
アムダ「そういうことよ、あと大切な事を伝えるけど、そこの迷路のエリアではあなた達が飲んだ薬の効果は効き目がなくなっているわ!その意味はわかるわね?」
明美「そんな!」
春奈「ひぃ!」
唯「それじゃあ私達・・大きく膨らまされちゃったら・・」
アムダ「パーーン!・・・ってなっちゃうから」
結城「くそ!薬の効果を無効にするなんて卑怯じゃねぇーか!」
アムダ「言ったでしょ?ここでは私がルールだって?・・・それじゃあ心の準備ができたら言って頂戴」
華蓮「征志郎・・」
征志郎「は、はい!」
華蓮「私は目隠しで周りが見えん、ここはお前に全て委ねる、私をお前が導くのだ」
征志郎「先輩・・・・はい!やってみます!・・・・そ、それじゃあ先輩・・あの・・・」
華蓮「んっ?どうした」
征志郎「手を繋ぎましょう・・その方が先輩を誘導しやすいので・・とっ!とくに疚しい気があってのことではなく!」
華蓮「ふっ、いいだろう・・任せたぞ?」
華蓮が手を差し出す
征志郎「先輩!・・はい!」
征志郎は華蓮の手を強く握った
アムダ「準備はいいようね、それじゃあ課題3スタートよ!」
征志郎「先輩!行きましょう!こっちです」
華蓮「うむっ」
征志郎が一歩足を踏み出した
華蓮「くっ!・・・大丈夫だ、進め」
征志郎「はい!」
征志郎は華蓮を導きながら前へと進んでいく
アムダ「送り込まれる空気の量は少量だからすぐには破裂なんてしないから安心しなさい!でもちんたらしてたら時間切れよ」
結城「征志郎!がんばれー!」
唯「華蓮先輩も!」
華蓮「ふっ、聞こえるぞ、皆の声援が・・っく・・」
征志郎「そうですね!」
アムダ「・・・・・・・・・・・・・・・」
第3の課題に挑む征志郎と華蓮・・・果たして2人は無事にゴールへ進めるのか!・・・
308
:
N.T
:2017/03/13(月) 16:40:05 ID:jsCv3e2.
征志郎「先輩?大丈夫ですか?」
華蓮「問題ない・・お前は道に集中するんだ」
華蓮のお腹を見る征志郎・・少しであるが確実に華蓮のお腹が張ってきていた
征志郎「止まってください!・・道が分かれています」
今まで1本道だった道に左右の分かれ道・・・
征志郎「間違った道を通ればそれだけ歩く距離が増す・・それじゃあ先輩が・・」
華蓮「自分の信じる道を進むのだ征志郎」
征志郎「先輩・・はい!それじゃあ・・右へ進みます!」
征志郎は華蓮を誘導しつつ右の道へと進んだ・・
結城「頑張れ征志郎!」
隆二「征志郎・・この状況であの冷静さ、そして判断力・・大した奴だ・・」
春奈「華蓮さんも、征志郎さんを信じているみたい・・」
明美「そうね」
そして道を進み続ける征志郎と華蓮
華蓮「うっ・・くそ・・」
征志郎「先輩!?」
華蓮のお腹がかなりの量を食べ過ぎた時ほどの大きさに膨らんでいた
華蓮「大丈夫だ・・これくらいなんでもない・・」
華蓮は片手で腹を触る
征志郎「先輩、行きましょう・・こっちです」
アムダ「ふーん・・あの弱弱しい子・・意外としっかりしてるようね・・見た目で判断したら間違いってことかしら・・」
征志郎「今度は三つの分かれ道が・・」
華蓮「ぐっ、はぁ・・」
征志郎「次はこのまま真っ直ぐ進みます・・」
華蓮「ああ・・」
征志郎「先輩のお腹が・・早くしないと!・・」
だが、曲がり角を曲がるとそこには・・
征志郎「行き止まり!?・・しまった、道を・・」
華蓮「案ずるな・・戻ればいいのだ・・さぁ・・」
征志郎「すいません先輩!・・左に進みます!」
アムダ「もうすぐゴールよ、頑張んなさい」
征志郎「そんな・・5つに分かれた道なんて・・正解はこの中に1つ・・」
華蓮「ふぅー・・ふぅー・・」
華蓮のお腹が妊婦ほどの大きさになっていた・・華蓮に激しい苦痛が襲う
アムダ「薬の効果が失われているから、そこで何度も迷ったらアウトよ、さぁどこに進む?」
華蓮「大丈夫だ・・私はこの程度・・うっく・・この・・程度・・」
だが華蓮の足は震えていた・・もはや歩くだけでも膨れ上がったそのお腹には強い苦痛が伴う・・征志郎もそれに気づいていた
征志郎「どこだ・・どこに進めば・・・」
悩む征志郎、そのため華蓮と繋いでいた手が緩む・・・
華蓮「あっ!離さないで!・・・・あっ、いや・・違う・・しっかりするんだ征志郎!」
征志郎「先輩・・今・・あっ!はい!・・そうだ、僕がしっかりしないと!」
アムダ「へーー、なるほどねぇー」
ニヤニヤした表情になるアムダ
征志郎「決めました!先輩、真ん中に進みます」
アムダ「いいのね?もし間違ってったらー」
征志郎「・・・先輩、信じてください」
華蓮「ああ・・信じるぞ・・行こう・・」
征志郎は華蓮の手を強く握り、真ん中の道へ進む・・
309
:
N.T
:2017/04/04(火) 15:09:45 ID:XZspwoIE
征志郎「あ、あれは!・・見えました!ゴールです!先輩!」
華蓮「ふーー・・ふーー・・し、そう・・か・・ぐふっ・・」
ミチミチっという音を鳴らし、華蓮のお腹が破裂寸前にまで膨れ上がっていた
征志郎「先輩!もうすぐです!あと5歩・・4歩・・3歩・・2歩・・1歩・・」
征志郎たちは無事にゴールまでたどり着いた・・
アムダ「おめでとう、3の試練クリアよ」
エクス「姉ちゃん!よくがんばった!今楽にしてやるからな!」
征志郎「エクスさんお願いします!」
エクスは華蓮からエネルギーを充電し、華蓮のお腹は戻っていく
華蓮「すまない、エクス・・助かった」
エクス「いいって・・・ことよ・・・うっ!」
ピキッ!という音と共にエクスの体にヒビが走る
華蓮「エクス!」
明美「エクスちゃん!?」
エクス「大丈夫だ・・これくらい・・心配はいらない・・ぜ・・」
春奈「そうだ!・・ピピ!・・ピピはどこ!?」
アムダ「残念だけどあの小さな生き物はこの部屋にいないわ」
春奈「そんな・・・」
アムダ「ボールちゃん?いえ、エクスだっけ?今が耐え時よ?がんばりなさい」
エクス「言われ・・なくても!」
アムダ「さてと、それじゃあ次の課題へいきましょう、次はあなたたちよ」
結城「俺たちか・・・」
アムダ「それじゃああなた、引いた紙を開いて頂戴」
明美「えっと・・・えええ!」
結城「どうした!なんて書いてあるんだ明美!」
明美「あっ・・えっと・・・ハグ・・って書いてある」
結城「はっ・・ハグーー!?」
310
:
N.T
:2017/04/04(火) 15:35:14 ID:XZspwoIE
アムダ「決まったわね、第4の課題はハグしながら進んでもらうわ、ルールはさっきと一緒よ、ただし・・ハグを解いたりしたら罰を受けてもらうから気をつけること、いいわね?」
結城「明美・・えっと・・」
結城は4の課題の扉を開けると、明美を見る
明美「うん・・いこ」
明美が扉の中へ・・そして・・
結城「いくぞ?・・」
結城も扉の中へ1歩足を踏み入れた
明美「ひっ!」
明美はお腹を押さえて体を震わせた
結城「大丈夫だから・・俺を信じてくれ」
結城が両手を広げる
明美「うん・・勿論・・」
明美が結城に抱きつく・・・
明美「信じてるよ・・」
アムダ「それじゃあ第4の課題スタートよ!」
結城「進むぞ?明美・・・できるだけ1歩を大きく進むんだ、俺の合図に合わせてくれ」
明美「うん、わかった・・」
結城「せーの」
結城を明美は同じタイミングで足を進める
明美「んんっ!」
明美のお腹に空気が入り込む・・結城を抱きしめる手がぎゅっと力が入る
結城「我慢だ明美、大丈夫だ」
結城は明美に声をかけ続ける
明美「ユウちゃん、大丈夫行こう・・」
そして結城の声を合図に1歩1歩進んでいく
アムダ「ハグしながらでは歩きにくい、でも合図を頼りに息を合わせれば・・・ふふっ、でもハグしながら進むことで辛いのはこれからよ・・」
春奈「明美さん!がんばって!」
華蓮「結城を信じるんだ!明美!」
征志郎「頑張ってくださーい!」
結城「いいぞ明美、一度止まるぞ、分かれ道だ・・」
明美「うん、わかった・・はぁーはぁー・・」
明美の息が荒くなっていく・・
結城「どっちだ・・間違った道を進んだら明美の負担が・・・・よし、左へいくぞ明美・・せーの」
結城と明美は左へと進む、ハグしているため明美のお腹の状態を確認することができない
明美「はぁーはぁー・・お腹が・・お腹が・・」
ぐるるという音が聞こえ始める・・
結城「明美、頑張ってくれ!」
結城が強く明美を抱きしめる
明美「ああ、ユウちゃん・・・」
明美が結城に笑顔を向ける
結城「大丈夫・・大丈夫だ・・もうすぐだからな?・・はっ!?」
明美「あっ・・」
隆二「どうした!」
アムダ「ふふっ・・」
結城「明美・・・大丈夫!大丈夫だからな!」
明美「ううぅ、ユウちゃん・・怖いよぉ・・」
明美の膨らんだお腹が結城の体に触れ、強く抱きしめにくくなっていく・・
アムダ「そう・・これがハグしながら進む過酷な所・・膨らんだお腹に押され進みにくくなっていくということ」
春奈「そ・・そんな!・・」
311
:
N.T
:2017/04/04(火) 15:58:24 ID:XZspwoIE
明美「ユウちゃん・・苦しいぃ・・」
結城「明美!」
結城が明美を包む手を緩める
アムダ「ハグを解いたらだめよ?わかってるわね?」
結城「くっ!・・」
結城をできるだけ膨らんだ明美のお腹に負担にならないようにする
明美「はぁーはぁー・・」
結城「くそ、これじゃあさっきみたいに大きく進むことはできない・・」
明美「ごめん・・ね・・ごめんなさい・・」
明美の目に涙が浮かぶ
結城「明美のせいじゃない!大丈夫だ!・・あっ、止まってくれ、また分かれ道だ・・ということはさっきの道は当たっていたのか・・よかった・・」
目の前に二手にわかれた道・・
結城「左に進むぞ!」
明美「うん・・」
結城「頼む・・頼む当たっていてくれ・・・」
明美「ユウちゃん・・苦しい・・もういやぁ・・」
結城「ああ!そんな!」
曲がり道の先を見ると、そこは行き止まりだった・・
結城「くそ!違った!」
明美「ううぅ!いやぁ!もう無理!お腹破裂しちゃう!」
結城「明美!明美!」
明美「ねぇ!もうこんなことやめて!!お願いだからぁ!」
アムダ「敵に命乞い?あきらめなさい、助かりたければゴールすることね」
無常にアムダは返事を返す
明美「そんなぁ・・・破裂したくない!・・死にたくないぃぃ!」
結城「明美!落ち着くんだ!大丈夫だから!・・明美、俺を見るんだ」
明美「ひっく・・ユウちゃ・・ん!?」
結城が明美にキスをする
明美「んんっ・・・」
結城「落ち着いてくれ明美・・破裂なんてしない・・信じてくれ」
明美「ああ、ユウ・・ちゃん・・」
結城は明美を慰めると、来た道を引き返し右の道へ進んだ
アムダ「(耐えなさい・・耐えるのよ・・)」
結城「また分かれ道だ!」
アムダ「それが最後の分かれ道よ、よく考えなさい?」
明美「あっ・・ぐあっ・・あああ・・」
ミチミチという音が聞こえる、結城と明美の手もお互いの体を抱きしめることも困難になっていた
結城「最初が左、そして次は右・・順番的には次は真ん中・・征志郎のときも最後は真ん中が正解だった・・よし・・このまま真っ直ぐいこう明美」
明美「・・う・・ん・・」
結城と明美は1歩1歩慎重に進み、進むたびに明美の口から苦痛の声が漏れる・・
312
:
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:管理者権限削除
管理者権限削除
313
:
N.T
:2017/05/12(金) 13:47:21 ID:wy1lZMtY
結城「頼む!当たっていてくれ!・・・」
ミチミチミチ・・・
アケミ「い、痛い・・お腹が痛い・・破裂しちゃ・・」
結城「アケミ、耐えてくれ・・もうすぐ楽になるからな?・・」
アムダ「・・・・」
ピッ、アムダが何かのボタンを押した
結城「頼む、頼む、頼む!・・・・あっ見ろ!ゴールだ!明美もうすぐだ!もうすぐだぞ!」
明美「う・・う・・・ん・・はぁーはぁー」
そして無事にゴールへとたどり着いた
春奈「ああ、よかった・・・明美さん!」
拓也「よっしゃあ!」
アムダ「ギリギリセーフという所かしら?まあいいわ、第4の課題クリアよ」
明美「苦し・・苦しいぃぃ・・」
結城「明美!もう大丈夫だからな!エクス!どこだ!頼む明美を!」
エクス「はぁーはぁー・・おう、ここだ・・任せとけ・・」
結城「エクス・・お前・・その姿どうしたんだよ!」
エクスの身体はそこら中にヒビが入っていた・・
エクス「なんでもない・・さ・・ちょっとしたイメチェンだ・・姉ちゃん待たせた・・今楽にしてやる・・」
明美「あっ!・・・はぁーはぁー・・・・」
明美のお腹が元に戻っていく
エクス「うっ!ぐあああ!!」
アムダ「・・・・」
結城「エクス!どうした!エクス!!」
エクス「うおあああ!!」
エクスの身体から強い光が放たれた・・・そして・・・
隆二「あの姿は!あの時の!」
かつてエクスが見せた人間のような姿をした第二の姿へ変化していた
エクス「はぁーはぁー・・・なっ、なぜ・・・身体が勝手に・・・」
アムダ「さて、第5の課題にいくわよ」
隆二「ちょっと待ってくれ!エクスが!」
アムダ「私は敵よ?待つと思う?それじゃあ移動させるわよ」
春奈「きゃ!」
隆二「うっ!」
結城「エクス・・・」
明美「う・・うーん・・」
結城「明美!」
明美「助かったのね・・・ありがとうエクスちゃ!?エクスちゃん!どうしたの!」
身体中から煙を出し、苦しそうにしている第二の姿になっているエクスが目の前に立っていた
エクス「大丈夫だ・・すこし休めば・・これくらい・・」
隆二「くそ!」
アムダ「それじゃあ引いた紙を開いて」
春奈「・・・・こ、これって・・」
隆二「なんだ!なんて書いてある!」
春奈「お姫様抱っこ・・・」
隆二「おっ、お姫様抱っこだとぉ!?」
アムダ「あらあら、良いに引いたわね?・・・ルールは同じよ、その紙に書かれた通り、お姫様抱っこして状態でゴールを目指してちょうだい、途中で下ろしたりしたら罰を受けてもらうわよ?」
隆二「今は言うとおりにするしかない・・・春奈、いくぞ?準備はいいか?」
春奈「うん・・・リュウ君を信じているから」
エクス「はぁーはぁー・・何だ、俺の身体にいったい何が起こって・・それになんだ・・何かを・・何かを思い出しそうな・・・これは一体・・」
314
:
N.T
:2017/06/11(日) 13:54:54 ID:0ltGoLJw
隆二「よし、じゃあいくぞ」
隆二が春奈を持ち上げる
春奈「リュウ君大丈夫?重くない?・・」
隆二「心配するな、これくらい何ともない・・・それじゃあいくぞ春奈」
隆二は春奈をお姫様抱っこした状態で扉の中へと1歩踏み出した
春奈「んっ!」
春奈が身体を震わせる
隆二「すぐ終わらせるからな?がんばるんだ」
春奈「うん、信じてる」
隆二は可能な限り歩数を減らすため、1歩1歩を大きく歩き出す
春奈「んっ・・・あっ・・・んん・・」
明美「春奈ちゃんしっかりー!」
春奈「明美さん・・・」
春奈が笑みをスクリーンのほうへ向ける
アムダ「・・・・・・・」
隆二「最初の分岐だ・・・よし、右へいくぞ!!」
アムダ「あら?・・そんな簡単に決めちゃってもいいのかしら?」
結城「そうだぜ、ほとんど悩まず右に進んだぞ」
征志郎「ですが悩んだところで正しい道がわかるわけでもありません・・こんなときこそ冷静な判断をしているのでしょう」
隆二「春奈、平気か?」
春奈「うん・・すこしお腹が張ってるけど・・平気だよ」
春奈は徐々に膨らんでいくお腹を押さえながら隆二に身を任せる
隆二「そうか、よし次の分岐だ・・・今度も左右の道か・・・よし、左へ進もう!!」
結城「隆二のやつ、なぜ進む方角知らせるのをあんな大声で・・?」
アムダ「・・・・・・」
春奈「えっ?・・リュウ君!?・・そっちは・・」
隆二は宣告した左ではなく、右へ進み始める
アムダ「なっ!?」
アムダは驚いた表情を浮かべた
隆二「春奈、俺を信じろ」
春奈「リュウ君・・・うん」
アムダ「ふーん・・なるほどねー」
315
:
N.T
:2017/06/11(日) 14:19:34 ID:0ltGoLJw
隆二「今までと同じならこれが最後の分岐だ・・道は4つか・・」
春奈「はぁーはぁー・・」
春奈のお腹がついに目立つほどの大きさに膨らんでいた
隆二「よし・・決めた」
隆二が足を進める
結城「今度は進む方向を言わずに進みだしたぞ?」
征志郎「きっと何か作戦があるんですよ・・」
アムダ「・・・・・・・」
隆二が選んだ道に足を踏む入れる、そのときだった
春奈「リュウ君?」
隆二「しっ」
隆二が突然目を瞑り、足を止めた
隆二「ふっ、わかったぞ」
隆二がアムダのほうを向き、ニヤリと笑みを向けた
アムダ「くっ!」
隆二は進むうとした道ではなく、一番左にある道へ進んだ
結城「りゅ、隆二の行動がさっぱりわからない・・」
隆二「春奈、ゴールだ、もう大丈夫だぞ?」
春奈「リュウ君すごい・・・」
そして隆二は一度も行き止まりにかかることなくゴールへたどり着いた・・
アムダ「第5の試練クリアよ・・」
明美「春奈ちゃん大丈夫!?」
春奈「ええ、大丈夫です・・」
エクス「はぁーはぁー・・・姉ちゃんよく頑張っ・・た・・今楽にしてやる・・からな・・」
春奈「あっ!エクスさん私ならまだ平気ですから」
春奈のお腹は衣服が盛り上がるほどの大きさに膨れ上がっていたが、春奈は立っている
エクス「へへっ、心配いらないぜ、相手は四天王だ・・いつ仕掛けてくるかわからねぇ・・万全な状態でいないと危険だ・・」
春奈「でも・・・あっ!」
エクス「ふんっ!」
春奈の制止を無視しエクスは吸収、春奈の膨らんだお腹が元に戻る
エクス「へへっ、ほらな?大丈夫・・だろ?・・」
ピキッ!っと新たな亀裂がエクスの身体に入る・・
春奈「エクスさん・・」
明美「お願いだから無理しないでエクス!」
エクスの身体の労わる明美と春奈、エクスの身にいったい何が起きているのか!?
316
:
N.T
:2017/06/11(日) 14:54:20 ID:0ltGoLJw
結城「隆二!すげぇじゃねぇか!何で正解の道がわかったんだよ!」
隆二「征志郎達、そして結城達が課題に挑戦している時だ、俺はアムダの動きを監視していたんだ」
結城「アムダの動き?」
宙に浮きながら結城たちを睨みつけるアムダ
隆二「あの迷路はアムダが手動で操作しているんだ」
結城「なっ、何だってー!」
征志郎「それじゃああの分岐の行き止まりも!?」
隆二「ああ、アムダが操作していたんだ」
アムダ「やっぱりね?・・気づかれてたかー・・ふふっ、やるじゃない」
結城「で、でもよ!最後の4つの分岐はなんでわかったんだよ!あんなに道があったらどこが正解かなんてわかりっこないぜ?」
隆二「音だ」
征志郎「音・・あっ!そうか!」
隆二「アムダが操作すると壁が現れる、その時の音を聞けばどこに壁が現れたかわかる」
結城「いやいや、音なんて聞いたってわからねぇよ普通・・・それにもしアムダが何度も操作するかもって可能性だってあったんだぜ?」
隆二「それはない、アムダが本気で俺たちをクリアさせる気がないのなら、征志郎達のときからそうできたはず、だが結城達の時もそうしなかった、だからそれに賭けたのさ」
アムダ「・・・・・・・・・・」
春奈「アムダさんは私たちを殺そうと思えばいつでもできるはず・・なのにそうしないのには何か理由があるんですよね?!アムダさん!」
アムダ「・・・・ネタがばれちゃったなら面白くないわ、第6の試練もクリアってことにしてあげる、あなたのナイト様の頑張りに免じてね?」
春奈「アムダさん!」
アムダ「それじゃあ次のフロアへ移すわ、第7の試練へ進みましょう?」
結城たちの周りが強く光り、新たなフロアへと移される
結城「ここは、また新しい所に移されたのか?」
華蓮「うむ、だがどうやら皆いるようだな」
結城たち全員が同じフロアに移されていた
アムダ「第7の課題は全員で行動してもらうわ!この先にいるハンターから逃げてゴールまでたどり着いたらクリアよ、武器は用意してあるからそれを使いなさい!勿論、ハンターを倒して進んでもOKよ?できるならね?」
華蓮「そういうことなら私に任せておけ!」
アムダ「あーあと薬の効果は戻っているから安心なさい?それじゃあ第7の課題スタートよ!」
結城「どんなやつが来ようが全部倒してやる!」
明美「無茶はしないでね?ユウちゃん?」
隆二「春奈、俺から離れるな?」
春奈「うん・・」
拓也「俺にはこれがある!ハンターなんて全部吹っ飛ばしてやる!」
唯「頼りにしてるわ拓也!」
征志郎「ぼ、僕だって!」
華蓮「ハンターは私に任せて征志郎は明美たちを守れ、いいな」
征志郎「はい・・わかりました・・」
結城「それじゃあみんないこう!」
結城は第7の試練への扉を開けた・・・
317
:
N.T
:2017/06/11(日) 15:28:16 ID:0ltGoLJw
エクス「へへっ、溜まりに溜まったエネルギーをここで使わせてもらうぜ」
明美「ユウちゃん!ハンターが!」
結城「明美こっちだ!武器になりそうな物がある!」
華蓮「私に任せろ!はぁーーー!!」
隆二「さすがだな、よし、俺たちも武器を探すぞ!」
征志郎「うわぁ!今度はいっぱいハンターがきましたぁ!」
エクス「俺がやる!くらえ!エクスプロージョン!・・・・・なっ!何!?」
アムダ「ふふっ・・」
エクス「そんな馬鹿な!打てない!なぜ!?」
明美「あっ!エクスちゃん危ない!!」
エクス「うわっ!姉ちゃん!」
明美「きゃーー!」
エクスをかばって明美がハンターに捕まる
結城「明美を離せー」
結城は用意されていた槍を使ってハンターを刺す
明美「きゃあ!痛っ!」
結城「大丈夫か!明美!」
エクス「はぁーはぁー・・なぜ・・なぜだ・・」
華蓮「皆進むぞ!」
9人はハンターを倒しながら先へと進んでいく・・・
華蓮「この程度の相手造作もない!」
隆二「油断はするな!どこから来るかわからん!」
春奈「あぐっ!!いやぁぁーーー!」
隆二「春奈!」
そこには地面から現れた触手が春奈の中に侵入していた・・
華蓮「春奈!てやぁーー!」
ぶしゅーーー!
春奈「ひぐっ!!」
華蓮が触手を切るも、春奈のお腹が一瞬にして妊婦ほどの大きさに膨れあがってしまった
春奈「そ、そんな・・私のお腹が・・一瞬で・・ああ・・」
隆二「くそ!」
明美「うそ、一瞬であんなに膨らまされるの!?」
結城「明美!危ない!」
明美「えっ?ひっ!!」
ぶしゅーーーーー!
明美「いやぁーーー!ユウちゃぁぁん!!」
明美のお腹も凄まじい勢いで膨らんでいく、結城がハンターを槍で突き刺す
明美「ひっく、うう、やだぁぁ」
明美が地面に横たわり涙を流す、そのお腹は春奈と同じく膨れ上がっていた
結城「くそ!どこからハンターが襲ってくるかわからないぞ!」
明美「あっ!!」
ぶしゅーーー!
結城「明美!?この!!」
明美の下から触手が現れ、さらに膨らむ明美・・
明美「やだぁ!もうやめてよぉーー!」
結城「明美立てるか!?進むしかない!止まると危ない!」
明美「ううぅ、無理よぉーーこんなお腹じゃ進めない!・・あっ・・」
エクス「はぁーはぁー・・心配いらねぇ・・すぐ治してやる・・」
明美のお腹が元に戻る
アムダ「(もうすぐ・・もうすぐよ・・・耐えなさい・・)」
318
:
N.T
:2017/06/12(月) 15:13:39 ID:gyrtCRX.
華蓮「止まるな!ハンターは私に任せて走るんだ!」
結城「行こう明美!走れるか?」
明美「ええ、大丈夫よ!行きましょう」
拓也「これでもくらえ!」
拓也は強烈な風を起こしハンターを吹き飛ばしていく
拓也「唯!俺を離すな!このまま進むぞ!」
拓也の上着に掴みつく唯
唯「うん!わかってるわ!」
華蓮「たぁぁーー!」
征志郎「先輩!下です!」
華蓮「何!?ぐっ!」
ぶしゅーーー!・・・華蓮のお腹が急激に膨れあがる
華蓮「この程度!ふん!」
華蓮は触手を斬ると、膨らんだ腹のまま走りだす
隆二「戻れ!そのままだと危険だ!」
華蓮「無用だ!」
エクス「ぜーーぜーー・・・」
隆二「エクスにこれ以上負担はかけられん・・くそ!ピピがいれば!」
春奈「あっ!リュウ君!ヤミちゃんからもらった銃が!」
隆二「はっ!そうか!なぜ今まで忘れていたんだ俺は!」
春奈「これでエクスさんの負担が・・・ひっぎ!!」
ぷしゅーーー!!ぷくぅぅ・・・
春奈「いやぁぁー!」
隆二「春奈!しまった!油断していた!うおおお!」
春奈に挿入された触手を引き抜く、だが触手は再度侵入しようと春奈に迫る
春奈「いやぁ―!来ないでぇぇー!」
エクス「とりゃーー!」
ぐしゃ!!・・・エクスが触手を踏みつぶす
エクス「へへっ、これくらいなら出来るぜ」
隆二「すまないエクス!春奈今戻してやる!」
隆二は銃の青いボタンを押し、ホースが飛び出す
アムダ「んっ?・・あれは!!」
春奈「あっ!リュウ君!!」
隆二「ぐあっ!」
また新たな触手が飛び出し、隆二が弾き飛ばされる
春奈「リュウぐ!!うああぁ!」
ぷしゅーーーー!!
春奈「いやぁーー!もう膨らむのいやぁ――!」
華蓮「はぁぁーー!」
春奈に挿入された触手を斬る華蓮
華蓮「大丈夫か!」
春奈「華蓮さん、ありがとうございます・・」
エクス「ふん!」
春奈のお腹が元に戻っていく・・
エクス「ほら、お前もだ」
華蓮「無用だ!」
エクス「力に過信するのもいい加減にしろ!取り返しがつかなくなってからでは遅いんだぞ!」
エクスの怒号に辺りが静まる・・・
319
:
N.T
:2017/06/12(月) 15:33:30 ID:gyrtCRX.
華蓮「そうだな・・冷静を欠いていた・・頼む」
エクス「よし、任せろ・・ふん!」
華蓮「・・・すまない!はぁぁぁーーー!」
華蓮はまたしてもハンター目掛けて走っていく
エクス「あいつ・・・わかってるんだか・・わかっていないん・・だか・・ぐっ!」
ピキッ!!バリバリ!!という音と共にエクスの身体の一部が崩れ落ちる
明美「エクスちゃん!!」
結城「ダメだ明美!戻れ!!」
明美「ああ!」
明美の前に無数の触手が現れ明美にしがみつく
エクス「ぐぁぁぁーーーー!」
華蓮「明美!!今行くぞ!ぐっ!しまった!」
だが、その一瞬の隙をつかれ、華蓮に乗りかかるハンター
春奈「リュウ君!大丈夫!?」
隆二「あっ・・・ああ平気だ・・春奈!!」
春奈「えっ?きゃあああああああ!」
春奈は大きな巨人の手に捕まる
隆二「春奈ーーー!」
拓也「このやろーー!そっちもかーーー!」
唯「拓也!みんなから離れすぎだわ!」
拓也「まじか!仕方ない・・このままだと危険だ!戻ろう!」
唯「あっ!拓也!前!」
拓也「うわぁぁ!」
唯「たく・・うぷっ!!」
触手が唯の口の中に侵入する
唯「んっぐぅ!!」
そしてもう1本の触手が唯の下着をずらし肛門に侵入する・・ぷしゅーーーーゴポゴポ・・
唯「んぶぅぅーー!おぐぇぇーー!」
唯のお腹が凄まじい速さで膨れ上がっていく
明美「いやっ、やめて・・入れないで!!やだぁぁーーー!」
ぷしゅーーーー!!
明美「うわぁぁぁーー!」
春奈「離してー!離してーー!ひっ!」
捕まる春奈に触手が侵入する・・・ぷしゅーーーー
春奈「いやぁーー!私のお腹がまた膨らむぅーー!」
華蓮「くそ!私としたことが!くっ!」
征志郎「先輩離せーー!」
棒を振り回しながらハンターに殴りかかる征志郎だが華蓮にのしかかるハンターはびくともしない
華蓮「ぐっ!くそ!」
華蓮の中に触手が入りこむ・・ぷしゅーーー
華蓮「うっ!離れろぉぉ!」
アムダ「あらあら大ピンチねーもうここで終わりかしら?」
春奈「くっ、苦しぃぃーー!」
明美「破裂・・破裂しちゃうぅぅ!!」
唯「むぐぅぅーーー!おぅぅーー!」
華蓮「ぐっ!ぐぅぅーー!くっそぉぉー!」
4人のお腹が破裂に向かってどんどん膨腹していく・・・
320
:
N.T
:2017/06/12(月) 17:29:52 ID:gyrtCRX.
結城「明美を離せこのやろう!!この!この!」
結城は槍を振り回すが無数の触手が邪魔をし明美に近づけない
明美「ユウちゃん助けてぇぇ――!お腹が破裂しちゃうー!」
結城「明美ーーー!」
隆二「春奈!今助けるぞ!」
隆二は銃を構える
隆二「すこししかエネルギーは溜まっていないが、今はこれしか・・だが春奈に当たる危険が・・くそ!」
春奈「死んじゃうぅぅ!やだぁー!」
エクス「うっっぐ!!ぐぁあぁぁあぁああああー!」
バリバリ!!ガシャン!・・・エクスの身体がさらに壊れていく
拓也「唯!・・あれ!無い!どこに!・・くそ!あんなとこに!」
唯「おっごぇぇーー!」
華蓮「は、腹が圧迫され・・ぐっ!」
膨らんでいくお腹が、のしかかるハンターの重みで圧迫されていく
征志郎「このぉ!このぉ!先輩を離せ化け物!」
エクス「うおあぁぁーーー!」
アムダ「思い出しなさい!!本当の自分を!あなたが成すべき事を!」
エクス「本当の・・自分?・・・成すべき・・こと?・・・アムダ・・そうか・・お前は・・うおおおおおおおお!!」
エクスの身体から眩しい程の光が・・・
結城「うわ!なんだ!」
アムダ「ああ、ついに!」
エクス「うおおおおぉぉぉーー!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
結城「明美ーー!・・くっ、エクスはどうなったんだ!何も・・見えねぇー」
辺りはエクスから放たれた光りで覆われていた
結城「みんなー!みんなどこだー!・・一体何が起こったんだ!・・・んっ?あれはエクスか!?おーいエクス!大丈夫・・・か・・」
強い光ではっきりと姿を確認できないが、そこには見た事のない異様な姿をした何かが立っていた
結城「お前・・誰だ!・・いや・・もしかしてお前・・エクス・・・なのか?・・」
そして辺りの光が徐々に晴れていく・・・・
321
:
N.T
:2017/06/12(月) 17:50:27 ID:gyrtCRX.
結城「くそ!目が眩んでよく見えねぇ!・・」
明美「うっ・・ううん・・」
結城「はッ!明美!明美大丈夫か!」
明美「ユウ・・ちゃん?・・」
結城「よし、目が治ってきたぞ・・明美!お前・・お腹が・・」
明美「ユウちゃん?・・あれ・・私いつのまに助かって・・」
横たわる明美のお腹は元に戻り、辺りにはハンターが1体残らず消えていた
春奈「結城さん!」
結城「春奈ちゃん!よかった!春奈ちゃんも無事だったんだな!・・」
春奈「はい!でもリュウ君が!」
隆二「俺なら平気だ・・腰をすこし痛めただけだ」
華蓮「私も無事だ、一体何があったんだ」
征志郎「突然すごい光に包まれて、それで気付いたらハンターがいなくなっていて、先輩も元通りに・・」
唯「みんなーー!」
拓也「おーーい!」
結城「全員無事みたいだな!よかった!・・そうだ!エクスは!」
明美「エクスちゃん!・・」
そこにはいつものボール程の大きさのエクスが倒れていた
明美「どこも傷ついてない・・エクスちゃんも元に戻ってるわ!」
結城「それじゃあ・・あの時見たものはいったい・・・」
アムダ「よくやったわ」
隆二「アムダ!」
身構える一同
アムダ「あなた達の勝ちよ、ハンターは全員消滅してしまったから」
隆二「なんだと?いったい何があった!」
エクス「ううん・・・姉ちゃん・・」
明美「ああ!エクスちゃん!よかった!」
アムダ「気分はどう?」
エクス「ああ、最高だ・・おかげですべて思い出したぜ」
アムダ「ふふっ、そう?」
結城「思い出したって・・どういうことだ?」
エクス「俺の正体・・そして俺がここで成すべきことをだ」
結城「なんだってー!」
エクス「アムダ、お前最初からこのつもりでこの手段を・・」
アムダ「ふふっ、目的の半分はね?・・・だけど残り半分の目的はまだ他にあるんだもの」
エクス「何だと?」
アムダ「さぁ、これで終わりじゃないわよ?最終課題がまだ残ってるんだから」
隆二「最終課題だと?」
結城「次は第8の課題じゃないのか?」
アムダ「この子の記憶が戻った今、もう必要なくなったのよ、さぁついてらっしゃい?最後のフロアに案内するわ」
エクス「行こうみんな、アムダとの最後の戦いだ」
明美「ええ!行きましょう」
結城「ああ!もう絶対に負けてたまるか!」
そして結城達はアムダの後をついていく・・・アムダとの対決もついに最終決戦へ・・・
322
:
N.T
:2017/06/12(月) 18:23:38 ID:gyrtCRX.
アムダ「この扉の奥よ、この奥が最終課題のフロア・・・私の部屋よ」
隆二「アムダの部屋だと?・・」
春奈「アムダさん・・」
アムダ「ふふっ、それじゃあ入るわよ?」
アムダは扉を開ける・・
アムダ「さぁ、入りなさい・・大丈夫よ罠なんてないから?」
結城「本当だ・・今まで見たいな広いフロアと違って、普通の部屋みたいだ・・」
春奈「・・・・・・ひっ!」
隆二「どうした!?」
結城「ハンターか!」
春奈「あっ、あれ・・・遺体が・・」
結城「遺体?・・・うわっ!本当だ!」
春奈の指差す方向には、謎の遺体が横たわっていた
アムダ「紹介するわ、この子はエーバ・・・私の妹よ」
隆二「妹だと!」
春奈「アムダさんの・・・妹・・はっ!まさか!」
春奈は自分が見た夢に出てきた女の事を思い出した
春奈「たしかアムダさんのことお姉ちゃんって・・・」
隆二「どうかしたか?」
春奈「ううん、なんでもない・・」
アムダがエーバの遺体を抱きしまる・・・そしてアムダの目から涙が・・
結城「・・・・・・・・・」
明美「・・・・・・・・・」
隆二「その妹は最近亡くなったのか?・・遺体はまだ新しいようだが」
アムダ「いいえ、死んだのは随分前の事よ・・・遺体には特殊な腐敗処理をしてあるだけ・・」
隆二「そういうことか・・・なっ!」
結城「どうした隆二?」
隆二「似ている・・・」
結城「似ている?・・なにが?」
春奈「・・・やっぱり・・」
隆二「アムダの妹だ・・・春奈に・・・似ている・・」
明美「本当だ・・すごく似ている・・・」
結城「嘘だろ・・それじゃあアムダが春奈ちゃんに執着していたのって・・・」
アムダ「そう・・その子はね・・妹のエーバに似ているのよ・・」
隆二「これで今までの謎が解けた・・アムダ、お前は最初から俺たちを殺すつもりはなかったな」
アムダ「・・・・・・」
隆二「春奈を守ってくれたのも!それは春奈が妹に似ていたから・・そうだろ」
アムダ「ふふっ、少し違うわ・・今度こそ守りたかったのよ・・」
春奈「今度こそ?・・」
アムダ「さあ・・もう妹の事はいいわ、最終課題を始めましょう」
アムダは妹の遺体を置き、後ろに置いてあった剣を持ち隆二の前の机に置いた・・
アムダ「春奈、そしてあなた・・前に来なさい」
隆二「春奈・・」
春奈「うん・・」
アムダ「来たわね・・最終課題よ・・」
辺りがシーンと静まり返る・・・
アムダ「私を殺しなさい」
春奈「えっ・・・・」
隆二「・・・!!」
アムダの口から出た驚愕の一言・・アムダの真の目的とは・・・
323
:
N.T
:2017/06/13(火) 14:04:00 ID:oGtaudcY
とある場所にて・・・
ガーディアンA「マスター!報告いたします」
マスター「おーガーディアンの皆さんですか、ご苦労様ですねー・・それで何かあったのですかー?」
???「・・・・・・・・」
ガーディアン「はっ!例の準備が整いました!いつでも実行可能です!」
マスター「何と!ついにですか!!」
ガーディアン「はい!あとはマスターのお声次第でございます!」
マスター「ほーーほほほほほほほ!わかりました、すぐに向いましょうー!」
???「お待ちくださいマスター・・・」
マスター「おや?なにか?あなたも来なさい、私の野望が実現する瞬間を御覧なさいー」
???「勿論でございます、ですがゼンやアムダがいません・・・少なくともあの二人の功績もあるのは事実・・マスターの野望実現の瞬間を二人にも見せるべきかと・・」
マスター「おおーそうでしたそうでした!四天王の皆さんがいてこその実現ですからねーー」
ガーディアン「そのアムダ様とゼン様ですが・・」
マスター「見つかったのですか!?」
ガーディアン「いえ・・ゼン様は未だ・・・ですがアムダ様の行方はわかりました・・」
マスター「おーー!それは朗報です!一体今までどこで何をしていたのか気になりますが、まあ良しとしましょう!すぐこの場に連れてきてください」
???「マスターお待ちを・・アムダは我々を裏切っている可能性があります、そうだとしたらこの場にアムダを連れてくるのは危険かと・・」
マスター「なんということを言うのですか!仲間を疑ってはなりませんよ!・・ですがもし、アムダさんが私たちを裏切っていたのならば・・・」
???「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
324
:
N.T
:2017/06/16(金) 15:12:33 ID:UzwZlfak
春奈「えっ・・今・・なんて?・・」
アムダ「私を殺しなさい、それが最後の課題よ」
春奈「そっ、そんな!なんでそんなこと!」
明美「嘘・・」
結城たちも、予想外の言葉に驚きの表情を浮かべる
春奈「冗談・・そう、冗談ですよね!?・・そんな・・そんなこと・・」
アムダ「いいえ、冗談ではないわ?・・・さぁ、この剣を使って私を殺しなさい、そうすればあなた達も勝ち、ここから出られるわ・・・それと・・」
アムダが何かを取り出す
アムダ「これをもっていきなさい」
隆二「これは!まさか宝の石!」
アムダが取り出したのは、黄、青、白に輝く3つの宝の石だった
アムダ「私が密かにハンターを殺して奪い、隠し持っていたものよ・・これももっていきなさい」
結城「そ、それじゃあ俺たち以外に宝を手にいれたのは参加者じゃなくてアムダだったのか!?」
アムダ「そういうことよ」
明美「それじゃあこれで私たちの元にある宝は5つね」
拓也「俺も1つ宝をもっている」
結城「そうなのか!?」
拓也「ああ、ゼンからもらったんだ」
アムダ「ふふっ、ゼンを倒したというのは本当にあなたたちなのね・・」
明美「それじゃあ全部で6つね!」
華蓮「うむっ!残り4つだ!」
アムダ「でも忘れないで?まだ先にやることがあるでしょう?・・さぁ・・」
アムダが剣を差し出す
春奈「そんな・・そんなこと!・・リュ・・リュウ君?・・」
隆二が前に出る
隆二「俺たちは進まなければならない・・そうだろ」
アムダ「ええ、そうよ・・さぁ」
隆二「・・・・・よし」
隆二がアムダから剣を受け取る
325
:
N.T
:2017/06/16(金) 16:00:02 ID:UzwZlfak
春奈「まっ、まさか!?リュウ君!」
隆二「俺たちはここで止まるわけにはいかない、春奈や皆と共に生きて元の生活に戻るため・・・俺は鬼にでもなってやる!」
アムダ「いいえ、あなたは鬼ではないわ?・・私はあなた達の敵、敵には一切容赦はいらないわ、それをここで示すのよ」
春奈「だめぇぇーーーーー!!」
春奈がアムダの前に立つ
アムダ「どきなさい!敵に情けは不要よ!彼と帰りたいんでしょ!?」
春奈「そうだけど・・そうだけどアムダさんを殺すなんてぇーー!」
春奈が号泣しながらアムダに抱きつく
アムダ「ばかねぇ・・すこし優しくされたからって敵のために涙を流してどうするの?・・・私は敵・・」
春奈「敵なんかじゃない!!・・アムダさんは敵なんかじゃない!!」
アムダ「あなた・・・もう・・困った子ね・・」
春奈「いやだぁーーー!アムダさんを殺しちゃいやだぁぁーー!」
アムダ「まったく・・本当に・・妹に性格までそっくりで・・わがままなんだから・・・でもね」
春奈「きゃっ!」
春奈がアムダの元から飛ばされる
結城「おっと!」
アムダ「さぁ、あの子のナイト君・・」
隆二が剣を上に上げる
春奈「アムダさん!!だめぇぇーー!リュウ君やめてぇぇーー!」
隆二「はぁぁーーーーー!」
隆二が勢いよく剣を振り下ろす・・だが・・・・・
アムダ「・・・・・なんのつもり?」
アムダの頭の上で剣は止まっていた
春奈「ひっく・・ひっく・・リュウ・・君・・」
隆二「お前の言うとおり、敵には容赦はしない・だが・・お前は敵ではない」
アムダ「なっ!何を言って!・・私はあなた達を殺そうとした敵よ!あなたたちだけじゃない!今までだって沢山の人間をこの手で殺したわ!」
アムダ「あなたに出来ないなら下がりなさい!・・ほら、あなたはどう!・・あなたでもいいわ!」
結城&拓也「・・・・・・・・・」
隆二「アムダ、なぜ死のうとする・・・敵には容赦するな・・それを教えるためではないな?アムダ、もういいだろう・・全てを話せ」
アムダ「わっ、私・・私は・・・」
アムダが膝から崩れ落ちる
アムダ「私は死にたいのよ!!早く全てから開放されたいの!!こんな人間の命を奪うような毎日にはもううんざり!!妹を失ってからも私は今まで耐えたわ!!ずっとずっと!!」
アムダ「だから死んで楽になりたいのよ!」
隆二「それが本心か・・・ならば尚更殺せないな・・」
アムダ「なんでよ!!もういいでしょう!!私はもう全てが嫌なのよ!!私が死ねば今まで殺してきた人間たちにも償いになるわ!」
隆二「妹がそれを望むのか・・」
アムダ「・・・!?」
隆二「お前の妹は、お前が死ぬことを望んでいると思うか?・・・お前がどんな理由で今まで人間を襲っていたのかは知らないが、本当の償いは死ぬことではない」
アムダ「本当の・・償い?・・」
隆二「本当の償いは、このくだらないゲームを終わらせ、これ以上被害者を増やさないことだ!」
春奈「アムダさん・・・私の夢でエーバさんが言っていました・・お姉ちゃんを助けてと・・」
アムダ「・・・・エーバが?・・・本当に?・・」
アムダの目から涙がこぼれる
春奈「ええ、エーバさんはアムダさんが死ぬことを望んでなんかいない・・だから・・」
アムダを抱きしめる春奈
春奈「一緒に・・私たちと一緒に・・生きよう?・・アムダさん・・」
アムダ「・・・・いいの?・・エーバ・・・私、生きてても・・いいの?・・」
春奈「それをエーバさんは望んでます・・きっと・・」
アムダ「エーバ・・・エー・・バ・・・ううっ、うわぁぁぁーーエーバぁぁぁーー!」
アムダが春奈に抱きつき大声で泣き叫んだ・・・
326
:
N.T
:2017/06/27(火) 15:11:34 ID:ZCVQ65hE
19、真実と別れ
アムダ「みっともない所を見せたわね・・もう平気よ、ほら・・あんたもいつまで抱きついてるのよ」
春奈「アムダさん・・」
立ち上がるアムダ
隆二「アムダ・・お前が知っている限りのことを教えてほしい、ここがどこなのか、やつらはいったい何者か、そして真の目的を」
アムダ「・・・いいわ、教えてあげる、私の知る限りの真実をね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これは、結城達が巻き込まれる数年前の話・・・ここは勇敢な男と美しき天使たちが住むといわれている星・・
エーバ「ふんふふんーー♪・・・これでよしっと!お姉ちゃんのお部屋のお掃除、こんなもんかな?」
アムダ「エーバーー?どこにいるのエーバー?」
エーバ「わっ!お姉ちゃん!」
アムダ「あなた、私の部屋で何してるのよ」
エーバ「えへへ・・いつもお世話になってるお姉ちゃんのためにって・・お掃除を」
アムダ「はぁーー・・嬉しいわ、嬉しいけどあなたすぐ身体壊しちゃうんだから無理しちゃだめよ」
エーバ「ぶーーー、お掃除くらいで壊れませんよーだ!」
アムダ「全く・・・わがままなんだから」
エーバ「あれ?お姉ちゃんまたどこか行くの?」
アムダ「ええ、長老様から呼ばれているのよ・・・大丈夫、すぐ戻るわ」
エーバ「長老様から?・・・うん、わかった!じゃあ夜ご飯作ってまー」
アムダ「帰ってきたら私がやるから!あなたはお風呂でも入ってなさい?汗かいちゃってるんだから」
エーバ「ぶーぶー!」
アムダ「はいはい!かわいい子豚さんだこと・・・じゃあ行って来るわね」
そしてアムダは長老の下へ向かった
アムダ「長老様、アムダです」
長老「うむ・・・そこに座りなさい」
アムダ「はい・・・(話って何かしら?・・長い話じゃないといいなぁーー)」
長老「天使アムダよ、お主はこの村・・いや、この星に住まう天使たちの中でも特に秀でた力の持ち主じゃ」
アムダ「はぁ・・?突然なにを?・・」
長老「ナイトメア・・」
アムダ「ナイトメア?・・」
長老「その者が宇宙を征服せんと暗躍しているという情報を聞いた、すでにほかの星星がやつの手先たちによって滅ぼされておる」
アムダ「なんですって!・・ナイトメアとはいったい何者なのですか!?」
長老「わからぬ・・ただいずれこの星にもやつらはきっと来よう、その時がきたらアムダ、お主の力が必要なのじゃ」
アムダ「もちろんです!ナイトメアとかいう素性の知れぬ者に妹たちを殺させはしない!」
長老「うむ、よくぞ言うた!・・・むっ?」
村人1「長老!隣町で火の手が!!何者かの集団に襲われています!」
327
:
N.T
:2017/06/27(火) 15:50:12 ID:ZCVQ65hE
長老「何じゃと!!ナイトメアか!」
村人1「いえ、それは不明です!ですが至急の救援をと!」
アムダ「隣町ね?!わかったわ!」
村人1「えっ!お一人では危険です!」
長老「至急兵を追わせよ!」
アムダ「この平和な世界を滅ぼさせたりなんかしない!」
隣町へ急ぐアムダ
アムダ「見えてきた!・・くっ、本当に火の手が!・・急がなきゃ!」
燃え広がる町についたアムダ、だが広がる光景は無数の化け物と、無数の死体の数々・・
アムダ「みんなをよくも!!はぁぁぁーー!!」
アムダはその強大な力で化け物たちを倒していく・・・
アムダ「これで全部みたいね・・・誰か!誰か生きている人は!!」
だが返事はない
アムダ「まさか全員・・・そんな・・・酷い・・」
アムダは無数の遺体を確認する
アムダ「・・・・こっこれは・・あっちも・・・あの子も!」
アムダ「村の女の子たちの遺体がみんな同じようにお腹が裂けてる・・いや、裂けてるというとりは弾けとんだというような・・」
アムダ「間違いない、みんな同じだ・・これは・・」
男「だ・・だれか・・いるのか・・」
アムダ「生き残り!?よかった!私はアムダ、隣町に住む天使よ、何があったの!」
男「アムダ・・あの天使アムダさんか・・突然この村に・・たくさんの化け物が現れて・・お・・女たちを・・」
アムダ「女たち?・・どういうこと!」
男「おっ・・男には目もくれず・・女たちを襲い・・犯し・・・そして・・」
アムダ「しっかりして!」
男「おっ・・・女たちが・・つぎ・・つぎと・・はっ・・はれ・・つ・・・」
アムダ「だめ!死んだらだめ!!・・・くっ、・・・女たちが破裂?・・・いったいどういう・・」
アムダは再度女たちの遺体に目を向ける
アムダ「女たちを犯し、そしてお腹の中に化け物の子を孕み、腹を突き破って産まれたということ?・・でも化け物の子らしき者はどこにも・・」
兵士「ア・・アムダ・・」
アムダ「あなたは長老の!・・どうしたの!」
兵士「すぐ村に戻って・・くれ・・・みんなが・・長老が・・」
アムダ「みんなが!!そんな!村には妹が!」
アムダは急ぎ村へと戻る
328
:
N.T
:2017/06/27(火) 15:51:22 ID:ZCVQ65hE
アムダ「化け物はあの町にいたやつだけじゃなかったんだ!みんな・・・エーバ無事でいて!!」
そしてアムダは村へ近づく
アムダ「まだ火の手は上がってない!まだ間に合う!」
そしてアムダは村に到着した、そして驚愕の光景が飛び込む
女A「いやぁーー!やめっ・・膨らまさないでぇーー!」
女B「やっ、やめて・・お腹が破裂しちゃううぅぅー!」
アムダ「なっ、何よこれ・・・・いや、考えていても仕方ない!助けなきゃ!はぁーーーー!」
アムダは化け物を吹き飛ばす
女A「く・・苦しい・・・お腹が・・お腹が・・」
アムダ「あれは空気入れ?・・なぜあの化け物があれを使って女の子達を・・」
女B「ぎゃぁああああ!」
アムダ「くっ!あっちもか!はぁーーー!」
女B「うあっ・・あっ・・・あ・・」
アムダ「しっかりして!もう大丈夫よ!今に抜いてあげるから!」
女A「ぎゃ!」
新たな化け物から飛び出した触手が女Aに挿入され、さらに大きく膨れ上がっていく
女A「やべでぇぇーー!うげぇーー!」
パーーン!!
アムダ「うっ!そんな!・・・はっ!しまった!ああ!」」
アムダが背後から現れた化け物に弾かれる
女B「ひぎぅ!!やべで・・死にたくなぁぁぁ!!」
ぼんっ!!
アムダ「そっそんな!・・くっそぉぉーーー!はぁぁーーーー!」
アムダは回りにいる化け物たちを倒して進む
アムダ「お願い!無事でいてエーバ!!」
アムダはエーバのいる自宅に急ぐ
329
:
N.T
:2017/07/07(金) 15:10:24 ID:pL1QKAMQ
アムダ「よかった!まだここには化け物はいない!エーバ!」
アムダはエーバの待つ家に到着する・・・・バタン!っと勢いよくドアを開ける
アムダ「エーバ!!どこにいるのエーバ!!」
だが返事が返ってくることはなくアムダの声のみが響く
アムダ「エーバいたら返事して!お願い!・・・あの子いったいどこに・・お願い無事でいて!」
???「ほっほっほ・・」
アムダ「外から声!?」
アムダは外に出ると、そこにはローブで身を隠し謎の仮面をつけた者が立っていた
アムダ「あなたは誰!・・・まさかナイトメア!?」
マスター「ほっほっほ!始めまして、私はマスター」
アムダ「マスターですって?・・・妹はどこ!」
マスター「大丈夫、かわいい妹さんは無事ですー・・今のところはね?・・あれをごらんなさいー」
アムダ「エーバ!!」
そこには長身の男と、そして涙を流しながらアムダを見るエーバ・・・そして・・
エーバ「助けて・・お姉ちゃん・・・」
エーバからは1本のホースが伸びていた・・・
アムダ「エーバやみんなにこんなことしてタダで済むと思わないことね!・・目的は何!!」
マスター「ほっほっほ・・あなたをスカウトしにきたのですよー」
アムダ「スカウトですって?・・」
マスター「そう!私の野望を叶えるために、あなたの協力を借りたいのです」
アムダ「はんっ!ふざけないで!なんだか知らないけどあんたの野望に手を貸すなんてお断りよ!」
マスター「ふむぅーそういうと思ってましたー・・」
マスターは左手を上げ何かを合図する・・するとどこからかプシューっという空気が漏れる音が・・・
エーバ「ひぃ!!いやぁぁぁーー!」
アムダ「エーバ!!」
エーバが身体を大きく震わせる、挿入されたホースから空気がエーバの中へ送られていく
アムダ「なんてことを!今助けてあげるわ!待ってて!・・はぁーーーー!!」
アムダは長身の男に飛びかかる・・・が・・・
330
:
N.T
:2017/07/07(金) 15:41:11 ID:pL1QKAMQ
アムダ「くっ!こいつらいつのまに!」
アムダの周りに大量の化け物が囲む
マスター「ほっほっほ、ハンターたち!絶対に殺してはなりませんよ!」
アムダ「ハンターですって?・・この化け物たちのこと?・・」
エーバ「お姉ちゃーん!お腹が・・お腹が痛いよぉーー!」
アムダ「考えている時間はない!マスターだかハンターだか関係ない!全員倒すだけよ!はぁーーーー!!」
アムダは無数のハンターを倒しながらすこしづつエーバの元へ・・
アムダ「邪魔だ!!どけぇーーー!」
エーバ「おねぇ・・ちゃ・・ん!!ひっ!・・」
エーバは自分のお腹がどんどん膨らんでいることに気づく
エーバ「うそ・・なにこれぇ!いやぁぁーー!私のお腹がぁぁーー!」
アムダ「エーバ!!・・エーバのお腹が膨らんで・・くそぉ!絶対に許さない!!」
???「ほぉ・・噂以上ですね・・・」
マスター「そうでしょう!やはり宇宙の王の部下になる方はこうでなくてはねぇー!」
エーバ「うううぅぅー!苦しいぃぃ・・たすけてぇ・・おねぇちゃ・・・」
アムダ「はぁーはぁー・・もう少しよエーバ!すぐ助けてあげるからね!・・・はぁーーー!!」
アムダは長身の男に飛び掛る
アムダ「あとはあんただけよ!!エーバから離れろーー!」
???「ふんっ」
アムダ「なっ!」
アムダの強力な打撃を、片手で受け止める謎の男
アムダ「くっ!これならどうだぁーー!」
???「無駄だ・・」
アムダ「ぐっ!」
アムダは逆に吹き飛ばされる
???「妹が傍にいては全力は出せないか・・・いいだろう・・・」
謎の男がエーバから離れる
???「妹を助ける最後のチャンスだ・・こい」
エーバ「おねぇ・・ちゃん・・・たすけ・・て・・お腹が破裂・・する・・」
ミチミチという音が聞こえる
アムダ「全力でいくわ!はぁぁぁ-!!」
アムダの身体から眩しい光が放たれる
マスター「おおおぉぉー!これは・・・素晴らしいーーー!」
アムダ「はぁぁぁぁーー!」
???「うっ!うおおぉぉおおぉおーー!」
謎の男がアムダから放たれた光によって吹き飛ばされる
アムダ「はぁーはぁー・・・エーバ・・大丈夫・・今止めるからね・・」
アムダは空気ボンベをまわし、空気を止めた
エーバ「お姉・・ちゃん・・・」
アムダ「遅くなってごめん・・・もうだいじょう・・ぐっあ!」
アムダが身体を硬直する
アムダ「身体が・・動かせない・・・なんで・・」
???「確かに強いが・・・残念だったな」
煙の中から現れた謎の男は・・・無傷だった・・・
331
:
N.T
:2017/07/13(木) 15:02:28 ID:cgHKGRpI
アムダ「そっ、そんな!くっ・・」
エーバ「お姉・・・ちゃん・・・」
???「どうだ、動けまい・・ふんっ!」
アムダ「かはっ!」
長身の男がアムダを傷めつける
???「さぁ、マスターに忠誠を誓え」
アムダ「ぐっ!・・絶対・・お断りよ!・・」
???「愚かな・・マスターの元にお仕えできる光栄がわからぬとは・・」
長身の男がエーバに近づく
アムダ「まっ、待って!妹だけは!・・私を変わりに好きにしていいから!」
エーバ「こ・・ないで・・・やめ・・・」
???「マスターに逆らう愚かさを知れ」
ぷしゅーーー
エーバ「うああぁ!!あっ!・・」
ミチミチッ・・
アムダ「エーバ!・・やめて!お願い!・・なる・・から・・」
???「んっ?何を言っているのか聞こえんぞ」
アムダ「なるわ!マスターの部下にでも何でもなる!何でも言うこと聞くから妹を殺さないでーーー!」
きゅっ・・長身の男が空気を止める
???「マスター、よろしいですか?この者がどうしてもマスターに忠誠を誓いたいと」
アムダ「くっ!・・」
アムダが悔し涙を流す
マスター「もちろんですー!歓迎いたしますよアムダさんー!ほーーーほほほほほほ!」
???「マスターからのお許しが出た、光栄に思うがいい」
長身の男がマスターの元に戻っていく
マスター「ご苦労様です、ですがあの怪我ではすぐに動けないでしょうー、アムダさんをあそこへ」
???「はっ、かしこまりました」
アムダ「これで・・エーバは・・助かる・・」
ぷしゅーーーー
アムダ「・・・・えっ・・・」
エーバ「うぐぅ!」
アムダ「エーバ・・あなた何を!?」
エーバは自ら空気ボンベを操作し、破裂寸前に膨れ上がったお腹に空気を送る
マスター「ほぉ?・・」
エーバ「お姉ちゃん・・だめ・・・うっぐ!・・あんな奴らの所に行かない・・・で・・うぁああ!」
アムダ「だめ!早くとめなさい!」
エーバ「お姉ちゃ・・ん・・・私のために・・苦しまない・・・で・・・うぐっ!!」
ミチミチミチッ・・・
アムダ「エーバ!!だめぇぇぇーーー!!」
エーバ「お姉ちゃん・・・・大好き・・」
パァーーーーーーーーーーーーン!!
アムダ「エー・・・バ・・・う・・・そ・・・」
アムダは気を失った
マスター「姉妹愛ですかー、良いものを見させていただきましたー!・・ふむっ、良いことを思いつきましたよーー!ほーーほほほ!」
332
:
N.T
:2017/07/13(木) 15:31:38 ID:cgHKGRpI
アムダ「うっ・・・・ん・・・エー・・バ・・・・はっ!エーバ!!」
アムダは目覚めると辺りを見渡した
アムダ「ここは・・どこ?・・・エーバは!エーバはどこ!」
ガーディアン「お目覚めですかアムダ様」
アムダ「誰!」
ガーディアン「私はマスターに仕えているガーディアンでございます、アムダ様が目覚め次第マスターの元へお連れするように言い付かっております」
アムダ「わかったわ・・案内して・・」
アムダはガーディアンに案内されるまま、マスターの元へ向かう
アムダ「なんて広さ・・・ここはいったい・・・ねぇ、私はどこくらい眠っていたの?」
ガーディアン「3日でございます・・・この扉の奥にマスターがお待ちです」
アムダ「そう・・・」
アムダは扉を開け、中へと歩を進める
マスター「おおぉー!待ってましたよーアムダさんー!もう身体は大丈夫ですか?」
???「・・・・・・・・・・」
アムダ「(やっぱりあの時の男も一緒か)・・・エーバはどこ」
マスター「エーバ?・・・おー妹さんですね、妹さんのご遺体ならとある部屋に運ばせて置きましたー」
アムダ「ご遺体・・・・それじゃあ本当にエーバは・・・」
マスター「これからアムダさんは私たちの仲間!よろしくお願いしますよー」
アムダ「見てなさい、絶対殺してやるから」
???「マスターに無礼な!」
マスター「よいのですよ!・・・ほほほ、いいですねいいですねー、私はあなたを気に入っておりますー!」
アムダ「エーバの所に連れていって」
マスター「いいでしょう、ガーディアンさん?案内を」
ガーディアン「かしこまりました・・・アムダ様、こちらです」
そしてアムダはとある部屋に入る
アムダ「ああ・・・エーバ!」
そこにはエーバの遺体が横はたわっていた
ガーディアン「マスターの命令でご遺体の裂けた腹を閉じ、腐敗処理を施しております」
アムダ「エーバ・・・眠っているよう・・・」
ガーディアン「それでは後ほどまたお迎えに上がります」
アムダ「エーバ?起きて・・・お姉ちゃんよ?・・・エーバ・・うわぁぁぁぁーーー!」
アムダは大声で泣き叫んだ・・・・・・それから数時間後・・・
ガーディアン「アムダ様お迎えに上がりました・・・アムダ様?・・はっ!いない!ぐあっ!」
アムダ「許さない絶対に!全員殺してやるぅぅーー!」
アムダは怒りで周りが見えていなかった・・ただ目の入る者たちを片っ端から手をかけていく
ガーディアンB「マスター!大変です!アムダ様が!」
???「・・・・・・・・」
アムダ「はぁーーーー!!」
ガーディアンC「うわぁーーー!」
ガーディアンD「ぎゃあ!」
???「そこまでだアムダ」
アムダ「あんた・・・今度こそーー!」
333
:
N.T
:2017/07/13(木) 15:42:16 ID:cgHKGRpI
???「愚かな・・・なんとも愚かだ」
アムダ「殺してやるわ!絶対にゆるさ・・ぐっ!また・・身体が・・・」
???「無駄だ、貴様程度では私には勝てない、貴様はやはりマスターに仕えるに相応しくない、死ね」
アムダ「くそぉ・・エーバ・・ごめんね・・」
謎の球体「マスターがお呼びですーー至急お戻りをーーー(棒)」
???「なんだと!?マスターが!わかったすぐ戻る!」
長身の男は慌ててその場から走り去る
アムダ「はぁーーはぁーー・・・」
謎の球体「大丈夫か姉ちゃん?」
アムダ「なにあんた・・・喋るボール?」
謎の球体「ボールじゃねぇよ!!俺には立派な名前がだなぁ!・・・えーーっと・・・無いんだった・・」
アムダ「・・・・・・」
謎の球体「そんな冷めた目で見るんじゃねぇ!」
アムダ「ふふっ、可笑しなボールね」
謎の球体「だからボールって呼ぶなって!」
そう、この謎の球体こそ・・後のエクスである・・
334
:
N.T
:2017/07/13(木) 16:01:10 ID:cgHKGRpI
アムダ「なんで助けたの」
エクス「そりゃあ姉ちゃんみたいなとびっきりな美人のピンチを黙って見過ごせるかって」
アムダ「とにかく助かったわ・・・ありがとう」
エクス「おうよ!とりあえずここにいたらまたあいつが戻ってくるぜ!どこかへ隠れたほうがいいぜ!じゃあな!」
アムダ「あなたは大丈夫なの?」
エクス「俺はいい、俺には使命があるからな、それには逆らえねぇー・・・んじゃな!」
アムダ「あっ・・・使命・・か・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
???「マスター!只今戻りました!」
マスター「んっ?おーご苦労様ですー、どうしたのですかそんなに慌ててー」
???「はっ?それはマスターが私を至急にもどるようにと・・・」
マスター「そんなこといった覚えはありませんがー・・・まぁいいでしょう!お伝えしたいことがありましたからねぇー!」
???「・・・・・・・・・・まさか・・」
マスター「どうしましたか?」
???「いえ!申し訳ありません!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アムダ「それにしてもここはいったい・・・」
ティナ「きゃははは!」
アムダ「はっ!誰かいる!」
アムダは咄嗟に隠れる
ティナ「きゃははー!あーほんと面白かったー!きゃはは!でもこれからもっと面白いことが♪うーん!楽しみ♪きゃは!きゃはは!」
アムダ「独り言喋りながら大声で笑ってる・・気持ち悪い・・・とにかくここから脱出しないと・・」
アムダはエーバの遺体を背負い、この謎の施設からの脱出を試みる・・
335
:
N.T
:2017/07/16(日) 17:46:46 ID:GKhrMRx6
アムダ「出口はどこ?・・・止まっていても仕方ない・・とにかく進むしか・・」
アムダ「あっ、あそこから降りられそうね・・待っててエーバ、もうすぐお家へ帰れるから」
アムダはエーバを背負ったまま、長く続く階段を下りていく
アムダ「誰もいない・・好都合だけど、不気味ね・・」
アムダ「どうやらここが一番下みたいね・・多分この階のどこかに出口が・・・」
そしてアムダは何かに気付く
アムダ「何か聞こえる・・・誰かいるの?・・・これは・・・悲鳴!?」
アムダは悲鳴が聞こえる方向へ歩を進める
アムダ「この部屋からね・・」
アムダは恐る恐る部屋の中を覗く・・・そこには・・
女A「来ないでーーー!いやぁーー!」
女B「うわぁぁぁ!やめてぇー!お腹膨らまさないでぇー!」
アムダ「あれはあの時の化け物!?・・それに襲われているあの子達って村の子達だわ!」
女A「ひっ!いやぁ!入れないで!・・いやぁぁーー!うぐっ!」
女B「もう・・だめぇ・・破裂しちゃ・・」
アムダ「助けなきゃ!!ごめんねエーバ、すこしここにいてね?・・やめなさい!はぁーーー!」
女B「ア・・ムダ・・?」
女A「ひぃ!!アムダーー!」
アムダ「もう大丈夫よ!今助ける!はぁーー!」
アムダは2体の化け物を吹き飛ばす
アムダ「もう大丈夫よ!他のみんなは!」
女A「うっうっ・・何よ・・何よ今更!!!」
アムダ「えっ?」
女A「周りを見なさいよ!これが望みだったんでしょ!!」
アムダは周りを見渡す、そこには無数の腹部が裂けた女の子たちが倒れていた
アムダ「嘘・・・それじゃあみんなここに連れて来られて・・・」
女A「なによそれ・・・なによそれ!あなたがあの化け物達に私たちを襲わせたんじゃない!」
アムダ「えっ!?どういうこと!そんなわけ!」
女A「裏切り者ーー!!来るなぁ――!こっちに来るなぁ――!!」
アムダ「違う・・私は何も・・・ねぇ、聞いて!私は!・・」
???「うっ・・うう・・」
アムダ「はっ!?・・あれは長老様!!」
336
:
N.T
:2017/07/16(日) 18:02:57 ID:GKhrMRx6
アムダ「長老様!!長老様!・・私です!アムダです!!」
長老「アムダ・・・アムダ・・なぜじゃ・・」
アムダ「長老様?・・」
長老「よもや・・お主が・・・」
アムダ「長老様?・・」
アムダは背後に目を向けると、数名の天使たちが全員アムダを睨み付けていることに気付く
アムダ「ひっ!・・みんな・・なんでそんな目で・・・私を見るのよ・・私だって必死に戦って・・」
長老「ア・・ムダ・・・・・」
アムダ「長老様!?」
アムダは長老の顔に耳を近づける
長老「堕天使・・・め・・・」
アムダ「えっ?・・長・・・老・・?」
それから長老は動くことはなかった・・・
アムダ「堕天使って・・・私が?・・なんで・・私は何も・・」
アムダの頭は混乱していた・・・
天使A「裏切り者!!」
天使B「堕・・天使・・」
天使C「消えろ堕天使!!」
天使D「信じてたのに!!酷い!!」
アムダ「やめて・・・何なのよ・・私は何もしてな・・・・いやぁーーーーーーー!!」
アムダはその場から駆け出した・・・
アムダ「いやぁ!・・・いやいやいやーー!」
そして遠く離れた場所でようやくアムダは止まる
アムダ「はぁーーはぁーーー・・長老様・・みんな・・なんで私にあんなこと・・私は・・私はみんなを守ろうとしていたのに!!うわぁぁぁぁぁぁーー!」
アムダは大声で泣き叫んだ
337
:
N.T
:2017/07/16(日) 18:19:47 ID:GKhrMRx6
マスター「ほほほ・・・アムダさん?ここにいましたか・・探しましたよー」
アムダ「!?・・・ひっく・・ううぅ・・」
マスター「これを・・涙を拭きなさいー・・」
アムダ「殺して・・私を殺してぇーー!・・もうやだぁーー!」
マスター「辛い目にあったのでしょう?・・必死に守ろうとした者たちに裏切られたのでしょう?・・もうあなたには帰る場所も・・守るべき者もいない・・アムダさんはもう自由です」
アムダ「・・・・自由?」
マスター「そうです!自由です!・・もうあなたを縛る物はなにもありません!」
アムダ「そう・・・そうよね・・もう私は・・・何も残ってない・・みーーんな・・無くなっちゃた・・」
マスター「アムダさん、ですが死んではなりませんよ?・・これからは私があなたを守りましょう」
アムダ「私を・・守もる?・・」
マスター「ええ、ですから・・・アムダさんは私に力を貸してください・・・これから始まる自由のためにも」
アムダ「自由のため・・私を守る・・・はっ・・はは・・そんなこと言われた事・・今までなかったわ・・」
マスター「アムダさん」
マスターがアムダの頭をなでる
マスター「私に協力してくれますね?」
アムダ「・・・・ええ、マスター」
アムダの心が完全に壊れた瞬間であった・・
338
:
N.T
:2017/07/16(日) 18:30:12 ID:GKhrMRx6
天使B「・・・・ひぃ!!」
ハンター達「ぐぉあああああーー!」
天使A「いやぁーー!またあの化け物が!!」
天使C「誰か助けてーーー!」
無数のハンター達が天使の生き残りがいる部屋の中へ侵入、天使たちを襲う
アムダ「・・・・・・・・・・・・・・・」
天使A「はっ!アムダ・・・」
アムダ「あなた達がいけないのよ・・・」
天使B「いぎぃぃーー!!」
天使A「やめっ!入れないで!いっぐ!!」
天使C「やめてぇーー!膨らみたくな・・いいいぃぃ」
天使たちのお腹が次々と膨れていく
アムダ「私は悪くない・・あなた達が悪いんだから・・・そうよ・・私は悪くない私は悪くない私は悪くない・・」
天使B「ぐっ!うえ!」
ボンッ!
天使C「し・・死にたくないぃぃーーー!ぎぃぃああ!」
パーン!!
天使A「うっ!!・・・ううぅぅぅぅううう!!」
アムダ「私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない・・・」
天使「うっぶ!」
ボ――ン!!
天使は全員破裂し、無残に崩れ落ちた
マスター「見事ですアムダさん?さぁ、行きましょう」
アムダ「はい・・・マスター・・」
339
:
N.T
:2017/07/16(日) 18:51:27 ID:GKhrMRx6
それから数日後・・・
???「来たかアムダ、マスターがおっしゃられた時間ギリギリだ」
アムダ「これでも急いだのよ?始めて四天王が揃う日ですもの・・遅れるわけにはいかないわ」
???「うむっ、他の2人ももうじき集まるだろう」
アムダ「そういえばあなた以外の四天王に会うのは初めてだわ・・」
ティナ「きゃは♪お待たせーーー♪」
???「遅いぞティナ!何をしていた!」
ティナ「もーーそんな怒らないでよぉー・・私のお部屋のお掃除よ♪女の子はいつも綺麗にしなきゃ♪」
アムダ「あなた・・・どこかで・・」
ティナ「あっ♪あなたがアムダ!そうでしょう!」
アムダ「えっ・・ええ・・」
ティナ「きゃは!起きてる時のあなたと会うのは初めてよねぇーー♪私はティナ♪これからよろよろー♪」
アムダ「ええ・・よろよろー・・・んっ?起きている時?・・」
???「ちっ!あとはやつだけだ!・・」
ティナ「もう!いきなり不機嫌にならないで!私たちまで嫌な気持ちになっちゃうー!」
???「お前に限ってそれはありえんな」
ティナ「キャハハー♪」
???「もう待てん、マスターをこれ以上お待たせするわけにはいかん!これは反逆としてやつをー」
ゼン「反逆なんてするかよー、すこし遅れたくらい目瞑れやー」
ティナ「キャハ♪きたきた!ゼンお久ーー!」
アムダ「ゼッ・・ゼンですって!!」
ゼン「おう、俺がゼンだ!・・お前が新しく加わって早々に四天王に加えられたっていうーえーっと・・・すまねぇ!名前なんてったかな!」
アムダ「英雄ゼン・・・私の住む星にまでその名が知れ渡っていた最強の英雄王が・・・」
ゼン「おーーい、無視かーー?」
アムダ「あっ、いえ・・ごめんなさい・・・アムダよ」
ゼン「そーうそう!アムダだ!・・思い出したぜ!・・まっ!これからよろしくな!」
???「揃ったようだな、ではマスターの元へ行くぞ」
ティナ、ゼン、アムダ・・・そして謎の男・・四天王はこうして揃ったのであった・・・
340
:
N.T
:2017/07/16(日) 19:17:52 ID:GKhrMRx6
???「マスター!我々四天王!ここに集結いたしました!」
マスター「ほーーほほほ!これはこれは四天王の皆さん!今日という日を待ち望んでいましたー!」
ティナ「きゃは♪私も嬉しいよ♪これからよろよろねー♪」
???「ティナ!!無礼だぞ!」
マスター「ほーほほ!よいのですーよいのですよーー!よろよろですよーティナさんー!」
ゼン「そんで?俺たちを集めたってことは何かあるからなんだろ?」
???「マスターには敬語を使え!」
マスター「ほほほーそのとおりー、四天王の皆さんにお伝えする大切なお話があるのですー」
アムダ「・・・・・・・・・」
ティナ「まっ!まさか!まさかまさか♪もしかしてーー!」
ゼン「ついに始めんのか!!」
マスター「ええ!今日より我が野望のため進むのです!!」
マスターが大きく両手を広げ大声で宣言する
マスター「さぁ!始めますよぉー!ほーーほほほ!」
ティナ「キャハーーーー♪」
ゼン「よっしゃーーーー!ひゃっほーーー!」
???「マスターの御心のままに・・」
アムダ「・・・何を?」
マスター「おーそうでした、アムダさんにはお伝えしてませんでしたねー、丁度いいでしょう」
そしてマスターは語り始める
マスター「他星に住む女性たちをこの場に招き、ハンター達を使って膨らまし破裂させ集めるのですよ、私の野望を叶えるための光をね」
アムダ「野望を叶えるための光?」
マスター「四天王の皆さんにはハンター達と共に、この場に招いた女たちを襲っていただきますー」
アムダ「ふーん・・なるほどねー」
マスター「そして、この場で破裂した女たちの中から発生するエネルギーを溜めるのです!それこそ私の野望を叶えるために必要な物!」
アムダ「そんなもの溜めてマスターは何をしようというの?」
マスター「それはその時がいたらお話しますー」
ゼン「なんでもいいぜ!俺は早く女たちの身体をパンパンに膨れ上がらせてやりたいだけだぜ!」
ティナ「私は悲鳴♪いろんな悲鳴が聞きたいのー♪キャハーー!」
マスター「ですが、ただ他星の女性たちを招き、ただ襲うだけでは四天王の皆さんも大変でしょうー、女性たちを平等に分散するように誘導し、各自で襲うのです」
ゼン「はは!それはいいぜ!ハンターに獲物が取られちまう!」
341
:
N.T
:2017/07/16(日) 20:11:08 ID:GKhrMRx6
マスター「そしてここからが重要です、これから招くのは女性だけではなく、男性も一緒にここへ招きます」
ゼン「ああん?男だぁ?・・俺にそんな趣味はねぇぞー」
マスター「安心してください、ハンターは女性にしか反応しませんから男性は襲う必要はありませんー」
ティナ「それじゃあなんで?」
マスター「招いた女性を襲い、破裂させるだけならば容易いこと・・ですがそれではすぐ使い物にならなくなりまた新たな人間を招かねばなりません、それでは時間がかかってしまいますそこで男性の出番なのです」
マスター「共に招かれた男性にとってその女性が恋人、妻・・・家族だったなら?・・・」
アムダ「・・・・・・・・・・・・」
マスター「必死に助けようとするでしょうねぇー、破裂から逃れた女性はお腹の中の空気、液体を外に放出し事なきを得るはず・・そしていつしか他のハンターによって再度膨らまされ破裂する・・そうすれば効率よく集められるというわけですー!」
???「お見事ですマスター」
ティナ「キャハ!恋人の目の前で破裂するまで膨まされたらいい悲鳴が聞けそーー!」
ゼン「・・・・・ふんっ、まあいい!俺は好きにやらせてもらえればそれでいいぜ!」
マスター「それを踏まえ・・・ゲームを開催します!」
アムダ「ゲーム?」
マスター「そうです!生か死か!男女1組のデスゲームです!」
???「生か死か・・・いえ、生か破裂か・・ということですねマスター」
マスター「ほほほ!それはいいですねー!・・ほほほ、いいゲーム名を思いつきました!」
マスター「Alive or Explosion!!ほーーーーーほほほほほほほほほ!」
342
:
N.T
:2017/07/16(日) 20:40:44 ID:GKhrMRx6
ゼン「Alive or Explosionかぁ・・・いいねぇー!燃えてきたぜ!」
ティナ「キャハ♪やばいくらいワクワクするーー♪」
アムダ「マスターいいかしら?」
マスター「はい?」
アムダ「破裂させてその光とかいうの集めるんでしょ?ならわざわざ助かる可能性作る必要なんてあるの?」
マスター「良い質問ですねアムダさん、破裂する際に発生するエネルギー以外にも、膨らむことで発生するエネルギーもまた必要なのです、膨らむと時のエネルギー、破裂するときのエネルギーの2つが必要なのです」
アムダ「破裂するということは限界まで膨らむからどのみち集まるエネルギーってわけね、納得したわ」
ティナ「ねーねーマスター!それでいつから始めるの!?どの星から始めるの!?」
マスター「ほほほ、それはこれから皆さんで決めるのです」
ティナ「キャハ!それならまたあれがいいーーー!この前1階にいたあの羽が背中に生えた子たち♪良い悲鳴で泣くんだーキャハ♪思い出しちゃった!」
???「ティナ!!」
アムダ「1階にいた羽の生えた子達?・・・はっ!?」
アムダは思い出した・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ティナ「きゃははー!あーほんと面白かったー!きゃはは!でもこれからもっと面白いことが♪うーん!楽しみ♪きゃは!きゃはは!」
アムダ「独り言喋りながら大声で笑ってる・・気持ち悪い・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アムダ「まさか・・・・」
ティナ「あれ、言っちゃ駄目だったけ?・・・あっ!そうか!アムダのお友達だったんだっけー!」
???「くっ、馬鹿者めが・・・」
アムダ「ねぇ・・・それどういうこと?・・」
ティナ「ごめんねー!あの時丁度暇だった時にマスターに言わー」
???「・・・・・・・・・・」
ティナの首が木端微塵に吹き飛んだ、ティナの身体が倒れ込む
アムダ「えっ・・・あんた・・殺し・・」
マスター「アムダさん、今のは聞き流してください?いいですね?」
アムダ「えっ・・ええ・・・」
その時だった、ティナの身体が立ち上がった
アムダ「嘘!?・・頭が無いのに!?」
ぐちゅるぐちゅる・・・
ティナ「ぷはぁー!・・・もーーー!いきない何すんのー!びっくりしたじゃない!ぷんぷん!」
アムダ「頭が戻った!?・・あなた・・何なの?!」
ティナ「私は全身液体金属なの♪だから頭が無くなっても大ー丈ー夫♪」
アムダ「液体金属・・・」
???「無駄話はあとにしろ、マスターの前だぞ」
ティナ「はーーい!」
マスター「ほほほ、それでは本日よりAlive or Explosionを、我が野望のために尽くすと誓えますね?」
マスター「勿論でございますマスター」
ティナ「誓う誓うー♪」
ゼン「おう!快楽のためだ!なんだって誓ってやるぜ!」
アムダ「・・・・・・・・・・・・・・・」
マスター「アムダさん?・・」
アムダ「・・・・ええ、誓うわ・・」
マスター「ほーーほほほほ!!よろしくお願いしますよー!!四天王の皆さん!ほーーほほほほほ!!」
こうして、生か破裂かのデスゲーム・・Alive or Explosionは始まった・・・
343
:
N.T
:2017/07/16(日) 21:06:11 ID:GKhrMRx6
とある部屋にて・・・・
アムダ「1階の子達・・・マスターに言われて・・・液体金属の女・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
天使A「周りを見なさいよ!これが望みだったんでしょ!!」
天使A「あなたがあの化け物達に私たちを襲わせたんじゃない!」
天使A「裏切り者ーー!!来るなぁ――!こっちに来るなぁ――!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アムダ「・・・・ふっ・・ふふふ・・・あはははははは!」
アムダは大声で笑い出した・・・そして
アムダ「あの液体金属の女を私の姿に変身させみんなを襲い、私を心が壊れた所をマスターが現れ私の心を拾う・・そして私を仲間に引き入れる・・・なんだそういうことか・・・あはははははは!」
アムダの目が鋭くなる・・・
アムダ「よくも騙したなぁぁぁぁぁぁーーー!!」
ズド――ン!!部屋の中が激しく吹き飛ぶ
アムダ「はぁーーはぁーーー・・・絶対あなた達の好きにはさせない・・Alive or Explosionだかなんだか知らないけど、あなた達がそう来るなら私もそうするまでよ」
アムダ「このまま仲間の振りをして内側から壊してやる・・・野望なんて絶対に阻止して見せる・・」
アムダ「そのためにはまず状況把握と、この施設の事をもっと知らないと・・・」
そしてアムダは1人行動を開始した・・・
アムダ「ねぇ、マスター」
マスター「はい?なんでしょうかアムダさん?」
アムダ「この施設の最上階ってなにがあるの?」
マスター「私の野望を叶えるために必要な物がある・・とだけ今は言っておきましょうかねぇー」
アムダ「なんで全て言えないの?私の事信じてないの?」
マスター「信じてますともーー!ですがそのことについてはティナさんやゼンさんも知らせていないことなのですー、必ず時がきたらお知らせしますからそれまで我慢していてくださいー」
アムダ「そう、わかったわ・・見に行っても?」
マスター「ガーディアンと同伴ならいいでしょうー」
アムダ「ガーディアンとね?・・・わかったわ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ガーディアン「アムダ様!マスターからの命により同伴いたします」
アムダ「ご苦労様、それじゃあ行きましょう」
そしてアムダはガーディアンと共に最上階へと上がっていく
344
:
N.T
:2017/07/16(日) 22:24:57 ID:GKhrMRx6
ガーディアン「こちらが最上階でございます」
アムダ「ここが・・・」
そこにはとてつもなく大きな機材やスクリーン・・そして多数のガーディアン達がいた・・
ガーディアン「ここで下の階の監視や、ハンターの動きなどの監視を行っております」
アムダ「ふーん・・・ねぇ、ここ本当に最上階?」
ガーディアン「はい、そうでございます」
アムダ「本当にー?」
ガーディアンに近距離まで近づくアムダ
アムダ「どうなの?本当にここが最上階なのね?」
ガーディアン「なっなんと美しい・・・はっ!はい!その通りです!ここが最上階でございます!」
アムダ「ふーーん・・・わかったわ、じゃあ戻りましょ」
その時だった
ガーディアンB「おい、ボールを見なかったか?!」
アムダ「ボール?」
ガーディアン「いや、見てないが・・・・まさかまたいなくなったのか!!」
ガーディアンB「ああ、そうなんだ!すこし目を離すといつもこれだ!」
ガーディアン「あれにもしものことがあったらマスターが!」
アムダ「マスターが?・・・・」
ガーディアンB「とにかく辺りを探してくる!お前もみつけたら捕えてくれ!」
アムダ「(ボール?・・・まさかあの時の子じゃあ?!)ねぇ?ボールって?」
ガーディアン「あっ!・・いえ・・これは我々ガーディアンの問題ですので!」
アムダ「ふーん?・・・ねぇ、あなた私に何か隠してない?・・」
再度近距離まで近づくアムダ
ガーディアン「ああっ!そんな近くに!・・うっ、美しすぎるぅー・・・はっ!いえ!何も隠してなどおりません!」
アムダ「わかったわ、じゃあ戻りましょ」
アムダ「(収穫は無いかと思ったけど・・・あの子がいないとマスターが困るのね?・・ふふ・・)」
345
:
N.T
:2017/07/16(日) 23:00:11 ID:GKhrMRx6
アムダ「さてと・・・あの子はどこにいるのかしら・・・前はここにいたのよね・・・」
アムダ「(引っかかるとは思えないけど・・・試してみようかしら・・)あーー汗かいちゃったー、部屋でお風呂でも入ろうかしらー」
アムダは部屋の前でそう大きな声で言った、そして脱衣所で服を脱ぐアムダ・・
アムダ「まさかね、そんな変態男が釣れるようなやり方でくるわけないか!・・シャワーでも浴びて考えましょ・・」
シャ―・・・・・シャワーの音が静かに響く
アムダ「はぁー・・そういえばあの日以来ゆっくりお風呂なんて入ってなかったなぁ・・」
ゴトッ・・
アムダ「誰!!・・・・・誰もいない・・・気のせいかしら・・・・んっ?・・」
エクス「・・・・・気付くなーー・・気付くなよーー・・・」
アムダ「・・・・・・・・・・」
ズンッ!・・・アムダはエクスを踏みつける
エクス「ぷぎゃ!!」
アムダ「まさか本当に釣れるなんてね・・・」
エクス「見てねぇぞ!俺はまだそのボン!キュ!ボン!な超ナイスバディーの裸なんて見てねぇぞー!」
アムダ「正直に言えば許してあげるわよ?」
エクス「・・・・へへっ!ちょっとだけ?・・って、ぎゃぁぁぁーーーーぐぇ!!」
ブォン!エクスは思いっきり壁に叩きつけられた
アムダ「全く・・・機械のくせに変態なのね、あなた」
エクス「男は誰しも変態だ!!」
アムダ「そんなことカッコつけて言ってもカッコよくないわよ・・・」
エクス「はぁーでも最後に良いものみせてもらって満足だぜ!」
アムダ「最後?」
エクス「ああ、もうすぐAliveなんちゃらっての始まるだろ?そしたら俺の意識は消されてこの施設の一部になるんだ」
アムダ「なんですって!それがわかっていて戻るって言うの!?」
エクス「ああ、それが俺の使命だからな!そのために俺は生まれてきたんだ!」
アムダ「・・・意識を奪われるって・・それって死ぬのも同じじゃない!本当にそれでいいの!?」
エクス「死にたくはないさ、でもそれが使命だからー」
アムダ「誰がそんなバカみたいな使命をあんたに命じたのよ!」
エクス「ナイトメア様だ!ナイトメア様が俺を作ったんだ」
アムダ「ナイトメア・・・マスターね・・なら尚更あなたを行かせられないわ!」
エクスをわしづかみにするアムダ
エクス「おい!姉ちゃん!なにをするんだ!離してくれよ!俺は行かなきゃ!」
アムダ「はぁぁぁぁぁぁぁーーーー!」
アムダの手が光る
エクス「おっ、おい!姉ちゃんなにを!う、うわぁぁぁぁーーー!」
346
:
N.T
:2017/07/16(日) 23:18:02 ID:GKhrMRx6
エクス「・・・・うっ・・うーん・・・」
アムダ「起きた?どう気分は」
エクス「なんで俺こんな所で?・・えっとたしか姉ちゃんに突然わしづかみにされて・・それでー・・」
アムダ「無駄よ、もう元の使命は思い出せないわ、私が消しちゃったもの」
エクス「消しちゃったってお前!・・・・使命って?」
アムダ「ふふっ、でもね・・あなたには新しい使命を植え付けて置いたわ、でもまだよ、まだ思い出せないわ」
エクス「どういうことだよ」
アムダ「時が来たら思い出させてあげる・・それまではお願い」
エクス「お、おい!姉ちゃん!」
アムダがエクスを抱きしめる
アムダ「どうかやつらに捕まらないで・・・このふざけた現実を終わらせる勇気ある人間が現れるまで、あなたは絶対に捕まってはだめ!」
エクス「勇気ある・・人間・・」
アムダ「そう・・・そしてこのふざけた現実を壊したら・・・あなたは自由になるのよ」
エクス「自由に・・・俺・・自由になれるのか?」
アムダ「ええ!自由に生きれるわ!だから・・・・」
エクス「姉ちゃんは?・・・姉ちゃんどうなんだよ・・・」
アムダ「・・・・・・・・・・もうすぐ地獄が始めるわ、だから」
エクス「おい!どこにいくんだよ!おいって!」
アムダはエクスを持ったまま階を降りていく・・・そして1階の赤い扉を開け中へ・・
アムダ「ここは私に任されたエリア、ここなら他のハンターたちは入ってこない・・」
そして中央に置かれた箱を開けその中にエクスを入れた
エクス「おい!姉ちゃん開けてくれ!姉ちゃん!」
アムダ「あなたはいつか現れる勇気ある人間に出会ったら力を貸してあげて!でもいい?もしもあなたを見つけた人間がそれに値しないときはあなたはただのボール!・・もし勇気ある人間だと思ったらなら!その時こそ!」
エクス「姉ちゃん!姉ちゃーーーん!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アムダ「これでいい・・そして私は・・・時が来るまで・・・」
アムダの目つきが鋭くなる
アムダ「堕天使になる!!!」
347
:
N.T
:2017/07/16(日) 23:40:07 ID:GKhrMRx6
マスター「ようこそ皆さん!元気ですかー?」
ざわつく男女の人間たち・・
マスター「わたくしはここの支配人であり、これから始まるゲームのマスターです!マスターとお呼びください♪」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アムダ「始まったわね・・・Alive or Explosionが・・」
ティナ「キャハ♪ついにきたんだこの日が♪・・・それじゃあねー!お互い楽しみましょ♪キャハハハー♪」
ゼン「いやっほ――!祭りの始まりだぜー!楽しむぜーーーーイエア――――!!」
???「ふん、うるさいやつらだ・・・アムダ、お前も持ち場に付け」
アムダ「ええ、わかってるわ・・・」
1階にて・・・
アムダ「んっ?何あれ・・」
黄ピエロ「フラーーーーッシュ!!・・・よしこれでいこう!・・・あー緊張するなぁーー!ここで沢山の女たちを襲ってマスターに誉めてもらうんだ!」
アムダ「ふーん・・・そうだ・・・ねぇ?あなた?」
黄ピエロ「えっ?・・俺ですか?」
アムダ「手を組まない?・・・ふふっ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アムダ「そして今に至るというわけよ・・・」
隆二「なるほど、アムダがなぜ四天王としてマスターの元にいたのかがわかった・・」
春奈「ひっく・・ひっく!・・アムダさん・・・」
アムダ「泣かないでよ馬鹿ねー」
結城「それじゃあエクスがアムダを知っていたのも納得だぜ」
エクス「あの後俺は箱の中で突然意識を失って、気付いたら姉ちゃんのポケットの中ってわけさ」
明美「私が始めて膨らまされて破裂寸前の時に助けてくれたのよね」
エクス「そうだったな、だがまさかアムダのことまで今まで忘れていたなんてな・・」
アムダ「ふふっ、言ってなかったけどそう植え付けておいたのよ、時間が立ったら私の事を忘れるようにってね」
エクス「でも今はもう完璧に思い出したぜ!アムダのその爆乳のこともー」
アムダ「それは忘れなさい!!また投げ飛ばすわよ!」
エクス「ひぇーー!それは勘弁してくれーーー!」
348
:
N.T
:2017/07/18(火) 12:59:38 ID:frR2lPMw
華蓮「アムダ、聞きたいことがある」
アムダ「なにかしら?」
華蓮「このゲーム開催理由とマスター達の目論みはわかった・・ならばこの10この宝は何を意味する?」
華蓮「参加者達が10つ全ての宝を探し出せたらゲームクリア・・そうだったな?」
アムダ「ふふっ、良いところに気がついたわね」
結城「どういうことだ?」
華蓮「マスター達の狙いは数多くの女たちの腹を膨らまし破裂させ、その謎のエネルギーとやらを集めること・・・即ち、万が一10つ全ての宝を集めた所で参加者全員を生きて返す保証はない」
明美「そっ、そんな!でもマスターは最初に10つ集めたらゲームクリアで帰れるって!」
華蓮「いや、よく思い出せ・・マスターはゲームクリアだとは言ったが、皆が帰れるとは言ってない」
結城「ゲームクリアしても生きて帰れるってわけじゃないってことか!?」
華蓮「だからアムダに聞きたいのだ、どうなんだ?アムダよ」
アムダ「マスターはあなた達を生かして返すつもりはないでしょうね?」
唯「そんな・・それじゃあどの道私たちは破裂して死ぬしかないってことですか!?」
アムダ「それ以前に、マスター達は10つの宝が集まるとは考えていないはず・・・なぜなら四天王が残りの宝を所有しているのだから」
華蓮「四天王・・・ティナか!」
アムダ「ええ、ただ今マスターも焦っているはずよ、頼みの四天王のうち、私とゼンが突如欠けたんですもの」
結城「てことは残りの宝もその2人の四天王が持ってるってことか・・」
アムダ「おそらくはね・・私でさえ、宝の在り処を全て聞かされていないから」
隆二「ならばその四天王を倒すまでだ、マスターは四天王を頼りにしているのならば、それさえ排除すればマスター自身にもはや何もできないとみた」
華蓮「うむ、あのティナという女は必ず私が倒そう」
アムダ「ふふふっ」
アムダが小さく笑う・・
349
:
N.T
:2017/07/18(火) 13:25:37 ID:frR2lPMw
アムダ「そう簡単にはいかないわ?」
華蓮「なに?・・どういうことだ」
アムダ「私とゼンは所詮マスターの口車に乗せられたにすぎない・・マスターのために命までは賭けてないわ」
アムダ「でもね、残りの2人は違う・・マスターに心から忠誠を誓っている・・・そして、その残虐性も、秘めている力も私より格段に上よ」
春奈「アムダさんよりも・・・」
アムダ「まぁ、ゼンはどうかわからないけど?」
拓也「でもゼンも確か四天王に手も足も出せなかったって・・・」
唯「そんな相手に私たちが勝てるの?・・・」
華蓮「勝つしかないのだ、生きて戻るためにはな!」
征志郎「アムダさん、ティナについて何か知れませんか?・・その、弱点とか・・」
アムダ「ティナ・・・あの女は全身が液体金属で出来た生命体よ、頭を吹き飛ばしても、身体中をバラバラにしてもティナはいくらでも復活するわ・・ごめんなさい、私にはわからないわ・・ティナは・・・不死身の怪物よ」
征志郎「そっ、それじゃあ打つ手なしじゃないですか!」
華蓮「案ずるな征志郎!どのような怪物であれ、この世に生まれた者に弱点がない者など存在しない!」
征志郎「先輩・・・」
華蓮「そう・・・いざとなればあれを試す・・・」
アムダ「私の知ることはこれが全てよ」
結城「それじゃあ俺たちのこれからの目標が決まったな!」
明美「ええ、そうね」
隆二「そうだ、残りの四天王を倒し、マスターを止める!」
春奈「・・・・・・・・・・」
華蓮「我らなら必ずできる!力を合わせるんだ!」
征志郎「はい!先輩!」
拓也「俺もだ!出来ることは何でもするぜ!」
唯「私も!」
アムダ「ふふっ、勇気がある子達ね・・賭けるしかない・・この子たちに!」
隆二「んっ?・・・どうした春奈?」
春奈「・・・・・アムダさん」
アムダ「どうしたの?」
春奈「私!これからアムダさんの妹になる!!」
キラキラした眼差しをアムダに向ける春奈
アムダ「・・・・・・はああーー??」
隆二「春奈お前・・・おとなしいと思ったらそんなこと考えてたのか!?」
春奈「エーバさんの変わりになろうというわけではないの!でもエーバさんと私って何か繋がりがあると思うの!」
結城「確かに・・こんなそっくりだしなぁ・・生まれ変わりってやつなのか?」
明美「で、でもいきなり妹になるだなんて・・」
アムダ「はぁ・・・何を言い出すかと思ったら・・ふふっ、嫌よ?・・勝手に言ってなさい?」
春奈「えーーーアムダさーん!」
辺りに笑いが起こる、生か死かを賭けた戦いがはじめるとは思えない程に・・平和・・この場はそんな空気が流れる程に・・
350
:
N.T
:2017/07/18(火) 14:06:42 ID:frR2lPMw
隆二「アムダ、お前はこれからどうする?」
アムダ「そうね・・考えてなかったわ?だってここで死ぬつもりだったし?」
隆二「それならば・・」
春奈「一緒にいこ!アムダさん!」
隆二の言葉を遮って前に出る春奈
アムダ「はぁ・・・あんたの事だからそう言うと思ったわ?」
隆二「俺もそう言おうと思っていた、アムダが来てくれれば心強い」
結城「そうだぜ!マスターを倒したいって目的は同じなんだ!」
アムダ「・・・・そうね、それも悪くないかもね?・・」
春奈「ああ、それじゃあ!」
アムダ「でもね、この部屋や仕掛けを作るのにほとんどの力を使ってしまったから、回復するまで時間がかかるわよ?」
春奈「それまでは私がアムダさんを守る!」
アムダ「そんなキラキラした目で言わないでくれる?・・いいわ、一緒に・・」
その時だった・・
結城「うわっ!なんだ!地震か!」
明美「きゃあ!ユウちゃん!」
突如部屋が大きく揺れ始める
アムダ「そんなはずは!ここは私が作り出した部屋よ!・・・まさか・・みんな!私の近くに!早く!」
結城たちはアムダに言われる通りに集まった
アムダ「くっ!間違いない!見つかった!」
春奈「えっ?」
そして突如強い光に包まれた・・・・
隆二「ここは・・・アムダが俺たちの前に現れたときの・・戻ってきたのか?」
ピピ「ピーピー!」
明美「ピピ!ということは戻ってきたのね!」
春奈「アムダさん!!」
アムダ「ちっ、やっぱりあんた達だったのね」
そこには剣や槍といった武器を縫いまとった多数の男達がいた
結城「誰だお前ら!ハンターか!」
アムダ「ガーディアンよ、ハンターとは違い意思を持ち、マスター、四天王に仕える者たち・・それにガーディアンの隊長さんまでいるみたいね?」
ガーディアン隊長「探しましたぞアムダ様」
ガーディアンB「マスターのご命令で我らガーディアン達が参上しました」
アムダ「へぇーー?マスターからの命令ねぇー?・・なんて命じられたのかしら?」
ガーディアン隊長「アムダ様を発見次第・・・殺害せよ!とのご命令です」
春奈「そんな!!」
ガーディアン隊長「その者たちを捕らえよ!女は全員好きにして構わん!」
ガーディアンB「はっ!」
結城「明美後ろに!」
隆二「春奈!」
身構える結城達・・
ガーディアンB「ぐああぁー!」
ガーディアンC「うわぁぁ!」
アムダ「させないわ・・この子達は希望なのよ・・」
ガーディアン隊長「アムダ様・・マスターの命により・・処刑いたします」
アムダ「マスターが私をねー、珍しいじゃないあのマスターにしてわ」
アムダの両手が光る・・・
351
:
N.T
:2017/07/18(火) 14:26:12 ID:frR2lPMw
ガーディアン隊長「総員突撃!!裏切り者のアムダを殺せーーーー!!」
多数のガーディアンが武器を身構えて突撃を開始
エクス「アムダ!加勢するぜ!」
アムダ「あなたは出てきてはだめ!!」
エクス「うっ!・・」
春奈「アムダさん!・・えっ、なに!?」
結城「うわっ!いきなり身体が浮いて!」
結城達の身体が宙に浮き始める
アムダ「はぁぁぁーーーー!・・・」
隆二「アムダ!!何をするつもりだ!」
アムダ「ここであなた達を失うわけにはいかない!・・・いい!?進むの!前だけを見なさい!」
春奈「アムダさん!アムダさん!!」
アムダの顔に笑みが浮かぶ
アムダ「春奈・・ごめんね?一緒に行ってあげられなくて・・・」
春奈「嫌ぁーーー!嫌だよアムダさーーーん!!」
アムダ「お願い!絶対に死んじゃだめよ!・・エーバや・・私の分も生きて!!」
隆二「アムダーーーー!!」
エクス「やめろーーーーー!!だめだぁぁぁーーー!!」
ガーディアン達「うぉぉぉーーーー!」
アムダ「私の魂はみんなと一緒よ、エーバと一緒に見守っているわ!・・」
結城達の周りに光が包み込む・・
春奈「嫌ぁぁぁーーー!アムダさん!!アムダさーーーん!!」
アムダが満面の笑みを浮かべる
アムダ「バイバイ・・」
春奈「アムダさーーーーーーーーん!!」
結城達は光の中に消えた・・そして・・・
グサッ!ドスッ!ズバァ!!・・・・・・・・
352
:
N.T
:2017/07/18(火) 14:40:56 ID:frR2lPMw
とある部屋にて・・
ガーディアン隊長「マスター・・報告いたします」
マスター「どうでしたか!?」
ガーディアン隊長「アムダ様を発見しましたが、激しい抵抗を見せたため・・マスターへの謀反と見なし殺害しました」
マスター「なっ・・・なんと!!・・あああっ!なんということでしょうかー!」
マスターが膝から倒れ、身体を大きく震わせる
ガーディアン隊長「ゼン様の行方についてですがー・・」
マスター「お黙りなさい!!早く下がりなさい!」
ガーディアン隊長「はっ・・はっ!失礼いたします!」
マスター「おおおっ、アムダさん・・なぜ私を裏切ったのですかー・・」
???「マスター」
マスター「あなたですか・・・アムダさんが・・」
???「はい、先ほどガーディアンから聞きました・・裏切りが判明したためアムダを殺害したと」
マスター「お黙りなさい!・・二度と裏切りなど言ってはなりません!!」
???「申し訳ありませんマスター」
マスター「いったい・・・いったい何が起きているのですか・・今までこのようなことは・・大丈夫なのですよね!!」
???「はい、アムダを失ったとて私とティナがおります、そして未だ無数のハンター達も・・何もご心配はいりません」
マスター「そう・・ですか・・そうでしたねー、ほほほ、私にはあなた達がおりましたー・・引き続きゼンさんを探してください」
???「はっ、かしこまりました・・」
マスター「そう・・何も心配はないのです・・私の野望はもう目の前なのですから・・」
353
:
N.T
:2017/07/18(火) 14:58:37 ID:frR2lPMw
光が晴れ・・・・
結城「こっ・・ここは?・・」
明美「みんな一緒みたい・・よかった・・でも・・」
隆二「・・・・・・・・・」
春奈「うわぁぁん!アムダさん!アムダさんがぁぁ!ひっく!うううわぁぁん!」
華蓮「泣くな!・・・アムダが救ってくれた命だ!・・アムダのためにも私達は勝たなければならない!」
春奈「ひっく・・ううぅ・・・」
華蓮「春奈よ、お前には笑顔であってほしい、きっとアムダはそう思っている」
春奈「アムダさん・・・そうだよね・・・ぐすっ・・アムダさんに泣き顔なんて見せられないよね・・ぐすっ」
華蓮「ふっ、涙と鼻水で顔がぐしょぐしょだぞ・・」
隆二「春奈、アムダの魂はきっと俺達の傍にいる・・そうアムダも言っていた」
春奈「うん・・そうだね・・・もう私泣かない・・アムダさんのためにも強く生きるんだ!」
結城「ああ、そうだな!絶対に生きて帰るぞ!」
明美「ええっ!みんなで!・・アムダさん見ていてね!」
華蓮「アムダのことは一生心に刻もう・・・」
征志郎「アムダさん・・ありがとうございました!」
拓也「みんなで力を合わせれば出来ないことはない!そう教えられたもんな!」
唯「うん!そうね!絶対に負けない!」
隆二「アムダ・・春奈は絶対に守って見せる・・だから俺達に力を分けてくれ・・」
春奈「アムダさん・・・行ってきます!」
誰よりも強く・・誰よりも自由を求めて戦った美しき天使アムダ・・・彼女の意思は生き続ける・・勇気ある人間達によって・・・これからも・・・
四天王・・・堕天使アムダ編・・・・完
354
:
N.T
:2017/08/11(金) 12:06:08 ID:Lp8Gi.gc
20、現実と幻
アムダの死を乗り越え、結城たちは未知の領域、7階へと進む
結城「ここが7階へ続く階段みたいだ」
明美「そうみたいね・・7階にはいったいなにが・・」
隆二「なにが待っていようと俺たちは進むしかない」
春奈「アムダさんのためにも・・私は負けない」
征志郎「お守りします!絶対に!」
華蓮「ふっ、無理しない程度にな?」
拓也「ここでやられたらゼンに偉そうなこと言っておいて申し訳がたたない、絶対に負けてたまるか!」
唯「私も負けない!どんなことだって耐えて見せる!」
エクス「みんなの意思が強くなったのがわかるぜ!・・アムダ・・お前のおかげだ・・絶対にみんなを死なせないからな!」
結城「よし、みんな!・・・」
隆二たちが結城を見る
結城「これから何があるかわからないけど・・絶対に俺はみんなを見捨てたりしない!・・みんなで助け合って乗り超えよう!・・失いたくない大切な人を守るんだ!」
明美「ユウちゃん!」
隆二が春奈の肩に手を回し抱き寄せる
隆二「言われなくても守ってやるさ!」
春奈「リュウ君!」
華蓮「うむ、誓おう!この剣で皆を守る!」
征志郎「僕だって大切な先輩を絶対に守るんだ!・・って聞いてないですよね・・先輩・・」
拓也「ゆ、唯・・えっと・・全部終わったらちゃんと伝えるから・・なっ?」
唯「うふふ、やめて?それフラグだよ?」
拓也「ちょ!唯ーー!」
エクス「よし!行こう!!」
結城たちは7階への階段を上がっていく・・
355
:
N.T
:2017/08/17(木) 15:02:14 ID:kI0zobEE
隆二「よし、誰もいないようだ・・来ていいぞ」
ついに7階に足を踏み入れた一行
華蓮「見たところ今までの階と何も変わらないようだな、ティナの待つ8階を目指そう」
隆二「だが油断はするな、どんな罠が隠されいるかわからん」
明美「でも他の場所と違って扉が1つしかないみたい・・ほらあそこ・・」
明美の指差す方向には1つの扉が・・
結城「たしかにあの扉しかないみたいだ」
拓也「それじゃあ進む道はあそこしかないってわけだな」
華蓮「うむ、では行くとしよう」
扉の前まで辺りに注意を払いながら進む・・
結城「ハンターもいねぇ・・それが返って怪しいぜ」
隆二「開けるぞ・・油断するな?・・」
春奈「うん!」
明美「ユウちゃん・・離れないでね」
結城「わかってるさ、いいぞ隆二」
隆二「よし・・・」
隆二がゆっくりと扉を開ける・・そのときだった、中から強い光が差し込む
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
結城「くそ!目が!・・何も見え・・あれ、見える・・・明美無事か!・・ってなんじゃこりゃ!」
辺り一面何もない真っ白な世界だった
明美「ユウちゃん!ここはいったい・・」
結城「隆二達がいねぇ!・・おーーい!みんなーー!」
明美「だめ・・私とユウちゃんしかいないみたい・・あ、ユウちゃんあれ!」
白い世界の奥から何かが迫ってくる・・
結城「明美後ろにいるんだ!・・あれは・・なんだ・・」
そしてまたしても眩い光が襲う
明美「きゃあ!」
結城「くそ!またか!・・明美離れるな!・・」
そして眩い光が晴れる・・・
結城「なんだったんだいったい・・こっ、ここは!」
明美「嘘・・・ここって・・ユウちゃんの家・・」
なんと目の前には結城の自宅・・そして周りには見覚えのある光景
結城「どういうことだ・・明美だまされるな!きっと罠だ!きっと幻覚かなにかで・・」
結城は辺りを調べる
明美「車も普通に通ってるし・・それに歩行者も!・・」
結城「あーーもう!混乱してきたーー!」
???「その声は・・・ユウちゃん?」
明美「あっ・・」
明美の顔が驚きの表情になる
結城「・・か・・母さん・・」
356
:
N.T
:2017/08/27(日) 22:00:20 ID:k4MQddq6
結城母「ああっ!ユウちゃん!無事だったのね!明美ちゃんも!」
なんとそこにいたのは結城の母親だった
結城「ちょ!・・ええ!」
明美「それじゃあここって・・本当に!?」
結城母「ユウちゃん!明美ちゃん!よかった・・よかったわ無事で!・・ううぅ」
涙を流しながら結城に抱き付き、二人の無事を喜ぶ母
結城「じゃあ俺達・・帰ってきたのか?」
結城母「家の中に入りなさい!明美ちゃんも!」
明美「はっ、はい!」
結城と明美は家の中へ・・
結城「家だ・・・何も変わらない・・」
結城母「どうしたのよ!ここはユウちゃんの家よ!忘れたの?」
結城「いや、そういうわけじゃ・・」
結城母「はっ!そうだわ!明美ちゃんの両親にも連絡しなきゃ!・・あとお父さんにも!・・あっ、二人ともユウちゃんの部屋にいなさい?明美ちゃんの両親がきたら知らせるから!」
満面の笑みを浮かべながらそう言う結城母
明美「はい!ありがとうございます・・行こ、ユウちゃん」
結城「おっ、おう・・」
二階の結城の部屋に入る結城と明美・・・
357
:
N.T
:2017/08/27(日) 22:14:30 ID:k4MQddq6
結城「俺の部屋だ・・明美・・俺達帰ってきた・・のか?・・」
結城が明美の方を向く・・そこには涙を浮かべ、結城を見つめる明美・・
明美「ユウちゃん・・私・・助かったのね?・・ひっく・・生きて帰って来れたんだ・・私・・」
結城「明美・・・」
結城はまだ信じ切れていなかった・・だが明美の涙を見て結城は・・
結城「ああ!俺達帰って来れたんだ!明美!」
明美「うわぁぁーーユウちゃーーーん!」
結城に抱き付く明美・・
明美「助かったんだ!・・助かったんだ私!・・もう!・・もうお腹を膨らまされないでいいんだ!・・もう膨らまないんでいいんだ!うわぁぁーん!」
明美は自分のお腹が膨らまされ、破裂させられる恐怖から解放された喜びが大きかった・・
結城「ああ!もうあんな目に合わなくて済むんだ!明美!」
明美「ユウちゃん!・・抱きしめて・・もっと強く抱きしめて!」
結城「明美!」
お互いの身体を強く抱きしめ合う結城と明美・・
明美「ああ・・ユウちゃん・・・そっ、そうだ・・春奈ちゃん達は!?」
結城「きっとみんなも元の場所に戻れているといいんだけど・・」
明美「連絡先なんて交換してないしー!どう確認したら!」
結城「んーーーー!」
結城母「明美ちゃん!」
明美「わっ!」
結城母「明美ちゃんの両親がすぐ迎えにくるわ!・・ユウちゃん!お父さんも至急帰ってくるって!」
結城と明美は笑顔で見つめ合う・・本当に帰ってきたのだと・・
358
:
N.T
:2017/08/27(日) 22:30:14 ID:k4MQddq6
そして・・明美の両親が結城の自宅に到着
明美母「明美!!」
明美「お母さーーん!」
明美父「よかった!よかった無事で!!」
明美「ユウちゃんが私を守ってくれたの!」
明美父「結城君!ありがとう!ありがとう!」
明美父は結城の手を両手で強く握る
明美母「ぐすん、本当に安心したわ・・明美・・話したいことがいっぱいあるの、早く家に帰りましょ!」
明美「あっ・・えっと・・」
明美が結城を見る
明美「・・えっと・・今日は・・ユウちゃんと一緒にいる・・」
明美母「明美・・」
明美父「わかった、明美がそうしたいならそうしなさい!・・迷惑でなければ大丈夫ですか?」
結城母「勿論です!ゆっくりしていって!・・うふふ、なんか前より仲良くなったんじゃない二人とも!」
明美「えっ!?・・えっと・・その・・えへへ」
結城「それは・・その・・あっはは・・」
明美母「まさかあなた達!」
明美「そのことは後で話すから!・・ねっ?」
結城「お、おう!その時がきたらちゃんと話します!」
明美母「わかったわ、お父さん行きましょ」
明美父「ああ、明美、また明日な」
明美「うん!」
そして時間が過ぎ・・・その夜・・・
明美「春奈ちゃん達・・大丈夫かなぁ・・」
結城「テレビ見ても行方不明者についてのニュースとかないし・・まさか帰って来れたのは俺達だけなんじゃ・・」
明美「そんな!・・」
結城「いや!みんな無事さ!そう願おう!」
明美「うん・・・」
結城「えっと・・あっ・・明美!」
明美の両肩を掴む結城
明美「ユ、ユウちゃん!?」
359
:
N.T
:2017/08/27(日) 22:50:32 ID:k4MQddq6
結城「無事に帰って来れたら伝えたいと思っていたことが・・あるんだ!」
明美「・・・なっ、なに?・・」
明美の顔が赤面する
結城「あんなことがあって、いっ色々順番おかしい事にもなったけど!・・その・・」
明美「う、うん・・」
結城「お、俺・・俺!・・俺はずっと!明美の事が・・・明美の事が!・・」
明美「ユウ・・ちゃん・・」
結城「俺は!明美の事が好きだ!!・・ずっと・・ずっと前から!子供の時から俺!明美の事が好きだ!」
明美「ユウちゃん・・嬉しい・・嬉しいよぉ・・」
明美の目に涙が流れる
明美「私もユウちゃんが好き!子供の時からユウちゃんが大好き!!・・ユウちゃ!・・んっ!」
結城が明美にキスをする
明美「んっ・・んん・・」
結城「えっと・・明美・・」
明美「・・・うん・・いいよ・・」
明美を優しく布団に寝かせる
明美「んっ・・ユウ・・ちゃん・・」
結城「明美・・好きだ・・」
明美「私も・・好き・・誰よりもユウちゃんが好き・・んっ・・んあ・・」
結城が明美にキスをし、服を脱がしていく・・
明美「ユウちゃん・・電気消して・・」
結城「いや、このままで・・明美をもっと見たいんだ」
明美「もうユウちゃん・・・恥ずかしい・・んあ!」
結城が明美の胸を揉む
結城「大きいよな・・やっぱり・・」
明美「エッチ・・大きいの・・嫌い?」
結城「そんなことない!・・というか・・明美のなら大きさなんて関係ないけど・・でも・・な?」
明美「うふふ・・いいよ、私の身体をユウちゃんのもの・・全部あげる・・」
明美は全裸で布団に寝ながら両手を広げる
結城「明美!・・明美!」
明美「あん!!ユウちゃ・・あうん!!」
結城も服を脱ぎ・・その大きくそそり立ったものを・・
結城「明美・・・俺・・」
明美「うん・・いいよ・・」
結城「明美!」
ズブブブ・・
明美「くあぁ!・・ユウちゃんのが・・入って・・んあっ!」
結城「明美!・・好きだ!・・好きだぁぁーー!」
パンパンパン
明美「私も好き!・・んあっ!!・・好き好き!・・ああぁん!・・愛してるわ!・・ユウちゃん!」
パンパンパンパン
明美「あっあっあっ!・・あんん!!・・くあ!・・・はぁ・・はぁ・・あああ!」
結城「くっ・・出そうだ!・・明美!」
明美「あっ、待って!・・」
明美が結城の身体を倒す・・そしてその上に跨った
明美「ふふっ・・今度は私が・・んっ・・ああ!」
明美は結城の上に跨り、結城のものを中へ挿入し、上下に動き出す
結城「くっ!あ・・明美・・やばい・・」
360
:
N.T
:2017/08/27(日) 23:11:49 ID:k4MQddq6
明美「あっあっ・・んっ、ふふ・・いいよ・・いつでも出して・・ああん!ああ!・・全部中に!」
結城「うおおお!・・明美ーーー!」
明美「ユウちゃん!・・イ・・イク・・私もイッちゃ・・んああ!!」
結城「明美ーーーーー!」
ドクンドクン・・・結城は明美の中にその想いを流し込む
明美「んあぁ・・すごい・・いっぱい入ってきてる・・・ああ」
結城「明美・・うあ!」
ドクンドクン・・・
明美「うふふ・・そんなに・・んあ!・・私の中・・気持ちよかった?・・あっ、まだ・・出て・・」
結城「あ・・・明美・・明美!」
明美「はぁーーはぁーーー・・・なに?・・ユウちゃん・・んっ!」
結城「と・・とまらない・・・」
明美「えっ?・・」
結城「射精は止まらない!・・」
明美「・・えっ?・・あっく・・それってどういう・・くあ!」
結城「きっ、気持ちよかったけど!でもさすがにこんな量出るわけが!」
明美「えっ?・・ユウちゃ・・」
結城「まだ止まらない・・くっ!明美立つんだ!」
明美「う、うん・・あ・・あれ・・うそ・・」
ドクンドクン・・
結城「明美どうしたんだ!早く!」
明美「駄目!抜けない!!ユウちゃんのが抜けないの!」
結城「何だって!!」
明美「ユウちゃん!止めて!!出すの止めて!」
結城「止まらないんだ!!くっ、なんなんだこれ!・・抜け・・ない!!くそ!!」
ドクンドクン!!!!
明美「ひっぐうぅ!!」
明美が大きく身体を仰け反らせる
結城「明美!?」
明美「うあぁ!!入ってくる量が!・・・多く・・くああぁ!!」
結城「こ・・これって・・まさか!!・・」
明美「ひぃ!!お腹が・・私のお腹がー!」
明美のお腹は徐々に膨腹していく・・・
明美「いやぁーーー!ユウちゃん抜いてーーー!お腹が!お腹がー!」
明美は膨らんでいくお腹を必死に抑え、腰を動かし必死に抜こうともがく・・
結城「明美!!・・くそ!やっぱりここは!・・くそぉぉーー!」
明美「いやだぁぁぁーーー!もうやだぁーーー!!!」
361
:
N.T
:2017/09/07(木) 21:50:00 ID:Mk0h68r6
結城「くっそぉぉ!どうすれば!・・抜けねぇーー!」
明美「ユウちゃんもうこんなのやだぁ!!もう膨らまなくていいんだって思ってたのにぃぃー!」
助かった、そう思っていた明美にとって、とてつもなく残酷だった
明美「ひっく・・ひっく・・お腹が破裂しちゃう・・やだぁー!」
明美が結城の上で暴れ出す
結城「明美!身体を倒すぞ!俺が上になる!」
明美「う、うん・・ううぅ!苦しいよぉ・・」
結城「せーの!ふん!」
明美の身体を押し倒し、正常位の姿になった
結城「よーし、これなら・・ふん!・・うおおぉ!・・」
結城が力強く腰を引く・・だが結城のが明美から抜けない
明美「ううぅ・・やだぁ・・・せめて・・ユウちゃんの前で破裂したくない・・・うっぐ!・・こんな最後見られたくないよぉ」
結城「諦めるな!アムダに誓っただろ!生きて帰るんだ!」
だが明美の膨らんでいくお腹でついに結城から明美の顔が見えなくなってしまった
明美「いやぁ!ユウちゃんが見えない!!いやぁーー!怖い!怖いぃぃーー!」
結城「明美落ち着け!くそぉぉーー!」
ミチミチ・・・
明美「ひっ!いやぁ!!!破裂しちゃう!死んじゃう!!」
結城「エクスーー!頼む助けてくれーーー!」
明美「いやぁーーーーーーーーーー!!・・あっが!・・がふぁ!!」
ミチミチ・・・
結城「明美ーーー!・・・なっ、なんだ!うわっ!!」
その時だった・・結城と明美が強い光に包まれる・・・
362
:
N.T
:2017/10/17(火) 13:19:10 ID:hTEAYyUY
隆二「今度はなんだ・・・何!?ここは!?」
春奈「嘘・・ここって・・私たちが拉致された公園!?」
隆二「間違いない・・ここは俺たちのよく知る場所だ・・だがなぜ・・」
春奈「えっと・・みんなと7階を進んでいたら突然眩しい光に包まれて・・それでー」
隆二「油断するな、おそらくこれは罠だ」
春奈「うん!リュウ君についてく!」
隆二「よし、とりあえずここから近い春奈の自宅に向かおう」
隆二と春奈は回りに警戒しつつ春奈の自宅に向かった
隆二「もうすぐだ、今のところ何も起こらないな・・油断するな」
春奈「うん・・明美さん達大丈夫かな・・」
隆二「おそらく皆も俺たち同様、見覚えのある場所にいるに違いない・・・よし、ついたぞ」
春奈の自宅に到着した隆二と春奈
春奈「どうするの?」
隆二「春奈の両親がいるか確認するしかあるまい、罠ならばきっとなにかがあるはずだ」
春奈「わかった・・・」
春奈が自宅の呼び鈴を鳴らす・・・ピーンポーン・・
???「はい?・・・」
春奈「えっと・・・ママ?・・私」
???「春奈!?・・」
ガチャ・・扉が開く
春奈母「春奈!?・・・本当に春奈なの!?」
春奈「ママ!・・ママーーーー!」
隆二「待て!春奈!」
春奈が母親の元へ走り出す
春奈母「ああ、よかった!無事に帰ってきてくれて・・よかった・・」
春奈「うわーーん!ママーー!ママーー!」
隆二「何も起こらない・・・どういうことだ・・」
春奈母「隆二君も無事でよかったわ!・・あなたが一緒で本当によかった!ありがとう・・ありがとう!」
隆二「い、いえ・・」
春奈「リュウ君!私たち帰ってきたんだよ!助かったんだよきっと!」
春奈が満面の笑みを向ける
隆二「いや、だが・・」
春奈「リュウ君?」
春奈母「そうだわ春奈!パパにも連絡しなきゃ!隆二君もさぁ!」
隆二「・・・・・・・・・・・・・・」
春奈「あ、ママ・・えっと・・リュウ君?・・」
隆二「すいませんお母さん、俺の両親にも無事を早く伝えないと」
春奈母「あ、ああそうね!私ってば・・・わかったわ、それじゃあ春奈、行きましょう」
春奈「えっと・・ママ!・・・私もリュウ君についていく・・」
春奈母「え?・・どうして?・・」
隆二「今まで何があったかは後でお話します・・今は春奈は俺に任せてください」
春奈母「・・・・わかったわ、でもすぐ帰ってくるのよ?」
春奈「ママ!・・・うん!」
隆二と春奈は隆二の自宅へ向かう
363
:
N.T
:2017/10/17(火) 13:43:07 ID:hTEAYyUY
隆二「どう思う」
春奈「私は・・・帰って来れたんだって信じたい・・ママも、この風景も・・何も変わらないもん」
隆二「・・・・・・・・」
春奈「リュウ君が疑うのもわかってるよ、突然のことだもんね・・まだ宝も揃ったわけじゃないし・・」
隆二「・・・・・・・・」
春奈「でももし本当に助かったのなら・・どうしよう、ピピもどこにもいないし、みんなとも連絡する方法もないし・・」
隆二「・・・・・・・・」
春奈「もう!リュウ君何か言ってよ!」
隆二「ああ、すまん・・もしかしたらと、思ってな・・」
春奈「もしかしたら?・・・あ!リュウ君の自宅が見えてきたよ!」
隆二「春奈、絶対俺から離れるな?」
春奈「うん!」
そして隆二と春奈は自宅の前に到着した
隆二「ここまでは何も変わらず・・か・・よし」
隆二が目を瞑る
春奈「リュウ君?」
隆二「よし、いくぞ・・」
ピンポーン・・・・・
春奈「ごくっ・・」
ピンポーン・・・・・そして扉が開く
隆二母「はい?・・」
隆二「母さん・・俺だ」
隆二母「隆二!?・・よかった!無事だったんだね!」
隆二に抱きつく母
隆二「ああ、この通り俺も春奈も無事だ」
隆二母「春奈ちゃんも無事でよかったわ!本当に良かったわ・・ううぅ」
涙を流しながら喜ぶ母
隆二「ところで母さん・・・」
隆二母「何?」
隆二「父さんは?・・・元気か?」
春奈「え?・・リュウ君?・・」
隆二母「もちろん元気よ!隆二の行方がわからなくなって母さんも父さんも心配で心配で・・」
春奈「・・・・・・・・・・・・・・・・」
隆二「行くぞ!春奈!!」
春奈「うん!!」
隆二母「えっ!?どうしたの隆二!?どこにいくの!」
隆二は春奈の手を握ると走り出す
春奈「リュウ君!・・やっぱりここって・・」
春奈の目に涙が浮かぶ
隆二「ああ!罠だ!この世界は俺たちの記憶から作り出された幻だ!俺の父は俺が子供のときに死んでいる!元気なはずがない!」
春奈「酷いよ・・こんなの酷いよー!私助かったんだって思ったのにー!」
隆二「とにかく今は安全なところに隠れるぞ!走れ!春奈!」
隆二の機転により、この世界が罠だと確信した隆二と春奈・・果たしてこの世界は?・・
364
:
N.T
:2017/10/17(火) 14:16:01 ID:hTEAYyUY
そしてとある公園に身を隠した隆二と春奈
隆二「ここなら広いし、隠れる場所も多い・・これからどうするか・・」
春奈「もしかして明美さんたちも今頃・・」
隆二「くそ!悪趣味な罠だ!・・」
春奈「ううぅ、もうやだぁ・・もうお腹膨らまされるなんてやだよぉ・・・アムダさん・・アムダさん・・」
隆二「泣くな春奈!アムダに誓っただろ!絶対に生き残るんだと!」
春奈「うん、そうだね・・こんなんじゃアムダさんに怒られちゃうよね!」
隆二母「ここにいたのね、隆二」
隆二「ちっ!見つかったか!」
隆二母「突然走っていくからびっくりしたわ・・・ねぇ?父さん?」
隆二父「隆二、よかった無事で・・心配したんだぞ?」
隆二「ふざけるな!!父さんはすで死んでいる!!お前たちが偽者だとすでにわかっている!」
隆二父「父さんが死んでいるだって?・・・親に向かってなんてことを言うんだ!!」
隆二「逃げるぞ!春奈!」
春奈「うん!」
隆二母「待ちなさい!」
隆二「くそ!偽者だとわかっていてもあの姿は厄介だ!」
春奈「はぁーはぁー・・あ!」
春奈がつまづき倒れる
隆二「春奈!・・ぐっ!いつのまに!」
突然現れた隆二父に捕まり身動きが取れなくなる隆二
春奈「リュウ君!・・あっ、いや・・・・」
隆二「やめろ!!春奈に近づくな!」
春奈「嘘・・ママ・・・」
春奈母「春奈・・悪い子・・隆二君と付き合いだして変わっちゃったのね?・・」
隆二母「あら?うちの隆二だって本当はいい子なのよ?・・春奈ちゃんに付きまとわれて迷惑しているのは隆二よ」
春奈母「仕方ないわね・・これはお仕置きしないとね・・」
春奈「いやぁー!ママ離して!やめて!」
隆二「春奈!!くそ・・なんて力だ!・・」
隆二父「父さんに勝てると思っているのか?子が親に歯向かうとどうなるかよく見るんだ!」
隆二母「ふふふ、これを使いましょ」
その手にはホースが握られ、その先には水道に繋がっていた
春奈母「いいわね、そうしましょう・・・春奈、悪い子にはお仕置きよ」
春奈「う、うそ・・いやぁぁぁーーー!やめてやめてやめてーーー!」
無理やり下着を脱がされ、そしてホースを近づけ・・・ぐぐぐぐぐ
春奈「い、痛い!痛い痛い!!やめて!入れないで!助けてリュウくーーん!!」
隆二母「入ったわ・・後は・・」
隆二母が水道のほうへ歩いていく
隆二「く、、くそぉーー!やめろーー!」
春奈「やめてぇーーー!やだぁーーーーーーーー!!」
キュッキュッ・・ホースを伝い、水が流れ始める・・そして春奈の中へ・・
春奈「ひぃ!!冷たい!!入ってくる!・・ううぅーーーー!」
春奈母「暴れないの!これはお仕置きなんだから!・・もっと強めていいわよ!」
隆二母「わかったわ」
キュッキュッキュッ・・ジャァーーーーーーーー!
春奈「ひっぐぅぅぅぅーー!!」
隆二「春奈!春奈ーーー!離せーー!くそ!!」
春奈「く、苦し・・お腹が、お腹が膨らんで・・うわぁぁー!もうやだあぁぁーー!
春奈のお腹が見る見るうちに膨腹していく・・
365
:
N.T
:2017/10/19(木) 12:39:13 ID:vuSXzCYg
隆二「待ってろ春奈!今助けてやるからな!・・くっ!」
隆二父「もう諦めなさい隆二、ほらよく見なさいあの子の腹を」
春奈のお腹は既に妊婦のような大きさに膨腹し、春奈の顔は苦痛に歪む
春奈「リュウちゃん・・たすけ・・苦し・・」
春奈母「あなたを産んだ時を思い出すわー、でもね春奈?今あなたのお腹の中にあるのはただの水よ!どんどん入れてあげましょう!」
隆二母「ええ、そうね・・この程度じゃお仕置きにならないわよね」
キュッキュッキュッ・・ジャァーーーーーーーー!さらに水圧を上げる
春奈「うぎゃあ!あっ、あっ、ああぁぁー!!」
さらに勢いを増して膨れ上がる春奈のお腹・・
隆二父「これは驚いたな、女の子はあんなに大きく膨らめるのか」
膨腹薬の効果により、本来の破裂の限界を越えても尚膨らみ続けている
春奈「ううぅぅぅぅーー!苦しい・・苦しいぃぃー!」
隆二「うおおぉーー!くそぉ!離せーー!」
春奈母「あらあら、春奈のお腹もうこんなにパンパンになっちゃってー、すごいわぁーー!」
春奈「もうやめて!!・・・破裂しちゃう!!」
春奈母「なにを言っているの?これはお仕置きなのよ?・・春奈のお腹が破裂するまで続けるわよ?」
春奈「ひっ!いやぁぁーーーー!!」
366
:
N.T
:2017/10/19(木) 13:00:22 ID:vuSXzCYg
隆二「このままじゃ春奈が!うおぉぉ!」
隆二父「いい加減諦めなさい隆二!あの子はもうじき破裂する!」
その時だった・・
春奈「うぅぅーー!諦めるものかぁぁーーー!!」
春奈から今まで聞いたことないような大声で叫ぶ
隆二「は、春奈・・・」
春奈「アムダさんと約束したんだ!!・・うぐっ!・・アムダさんに生きて帰るって約束したんだーー!」
春奈母「そんな大声出して何を言っているの?見なさい!あなたのお腹はもう破裂しちゃうのよ?」
春奈「破裂したって・・破裂したって死ぬものかーー!!絶対死なない!!アムダさんと約束したんだ!!だから・・だ・・から・・ぐぇ!!」
ミチミチ・・・
隆二「春奈!!・・そうだ・・春奈を守るとアムダに誓ったんだ!!うおぉぉーー!」
隆二父「んおっ!?なんだ!・・この!・・隆二!・・お前!」
春奈「リュウちゃん!!・・・アムダ・・・さぁん!!・・」
ミチミチミチッ・・・
隆二「どけぇーーー!!」
隆二父「うわっ!」
ついに隆二父から逃れた隆二、一目散に隆二母の元へ駆ける
隆二母「えっ!?何!きゃあ!」
隆二「春奈!今止める!」
キュッキュッ・・隆二が水道を回し水を止める
春奈「リュウ・・・ちゃん・・」
春奈母「なんてことでしょう!もうすこしだったのに!」
隆二「俺の春奈から離れろ」
春奈母「ひぃっ!」
隆二「春奈・・遅くなってすまん」
春奈「リュウ・・ちゃん・・信じてたよ・・」
その時だった、突然眩い光が現れ辺りを包む
春奈「きゃっ!」
隆二「今度はなんだ!!」
隆二父「隆二!!・・・その子が大事ならちゃんと守れ!!いいな!!」
隆二「・・父さん・・・」
367
:
N.T
:2017/10/19(木) 13:27:12 ID:vuSXzCYg
華蓮「征志郎、どう思う」
征志郎「どう思う・・と言われましても・・ここはどう見ても・・」
華蓮「ああ、我が家だ」
征志郎「ですよね・・帰ってきたんでしょうか、僕たち・・」
華蓮「それはあるまい、どうせ罠だ・・おそらく私たちの記憶で作り出された世界などの類だろう」
征志郎「それじゃあ結城さん達も・・」
華蓮「おそらくはな・・だが今はここから脱出するのが先だ・・いくぞ」
華蓮は自宅の中に進んでいく
征志郎「特に変わった所はないみたいですね」
華蓮「ああ、私の知る世界そのものだ・・んっ」
華蓮母「華蓮?・・・華蓮なの!?ああ、よく無事で!」
華蓮「お母様」
華蓮母「征志郎君も一緒なのね!よかったわーーー、華蓮・・あなたなんて格好しているの!」
華蓮「これには色々と事情が・・」
華蓮母「着替えを用意しておくから、あなたはお父様と所に行ってなさい」
華蓮「はい、いくぞ征志郎」
征志郎「はい」
そして部屋の奥へ進む華蓮と征志郎は、父のいる部屋の襖の前で正座をする
華蓮「・・・・お父様・・華蓮、ただいま帰りました」
華蓮父「入りなさい」
襖を開け、中へ進む
華蓮「お父様、帰りが遅くなり、申し訳ありませんでした」
華蓮父「お前の事だ、無事に帰ることはわかっておった・・ところで華蓮よ、そのはしたない格好はなんだ」
華蓮「こ、これには色々と事情が・・」
征志郎「プフッー」
華蓮「征志郎・・貴様・・」
征志郎「ひぃ!ごめんなさいーー!」
華蓮父「まあ良い、何があったかは後日聞こう・・・君もだ、今は休むがよい」
華蓮「はい・・・」
征志郎「ありがとうございます」
華蓮「お父様・・・」
華蓮父「ん?まだ何かあるのか?」
華蓮「御免!!」
ズバッ!!!・・・華蓮は素早く刀を抜くと、華蓮父を斬る
征志郎「せっ!先輩!?」
華蓮「これでわかったな征志郎、ここは偽物の世界だ、本物のお父様なら私の斬撃など容易く受け止めよう」
征志郎「そうですね、でもいきなりでびっくりしましたよ先輩・・」
華蓮「行くぞ征志郎!・・むっ!」
華蓮母「アナタ!!・・・華蓮!これはどういうこと!?まさか!」
華蓮「偽物とわかっていてもその姿で言われるのは不愉快だ」
征志郎「どうしましょう、先輩」
華蓮「知れたことだ、押しとおる!!」
ズバッ!
華蓮母「ぎゃあ!!」
華蓮「走れ!」
征志郎「はい!」
368
:
N.T
:2017/10/19(木) 14:01:19 ID:vuSXzCYg
???「待て!」
華蓮「お前たち・・」
征志郎「あの人たちって!」
華蓮「ああ、父の道場で修業している門下生たちだ」
門下生「よくも先生をー!」
華蓮「ふん、さすが偽の世界だ、情報がまわるもの早いものだ・・いいだろう、かかってくるがいい!」
大勢の門下生たちが華蓮に向かって襲い掛かる、だが・・カキン!ズバ!ドシュ!
華蓮「その程度の腕で私を斬れるものか・・・むっ?」
奥からぞろぞろと門下生が現れる
征志郎「こ、こんなにいっぱいいましたっけーーー!?」
華蓮「ふん、ここは偽の世界だ、何も驚くことない・・征志郎、お前は隠れていろ」
征志郎「いいえ!僕も戦います!」
征志郎が落ちていた竹刀を拾う
華蓮「無用だ、私に一人で十分なのだ、足手まといになる、下がれ」
征志郎「せ、先輩・・・」
門下生「覚悟ーーー!」
華蓮「はぁーーーー!!」
ズバ!シュ!ズバァ―!
華蓮「どうした!もういないのか!」
華蓮の周りに無数の門下生たちが倒れていた
369
:
N.T
:2017/10/29(日) 14:34:31 ID:2eioY7Dw
征志郎「先輩!あっちからも!」
華蓮「まだくるか、皆が心配だ・・征志郎!ここは私だけで十分!お前はここから脱する方法が無いか探るんだ!」
征志郎「はい!わかりました!・・先輩、気をつけて!」
華蓮「心配は無用だ、行け!」
華蓮が敵に斬りかかる
征志郎「やっぱり先輩はすごいな!・・よし!」
征志郎がどこかへと走っていく
華蓮「頼んだぞ征志郎・・・うぉぉーー!こい!」
そして時間が過ぎ・・
華蓮「ふぅーー・・・」
辺りにはさらに増えた、倒れこむ門下生たち
華蓮「どうやら敵の襲撃が止まったようだが・・なぜ突然・・いや、来ないならこちらから行くまで!すべてあの道から奴らが現れている!ならば!」
華蓮は刀を構え進む
華蓮「どうした!!もう終わりか!・・私はここだぞ!!」
だが華蓮の声が響くばかり・・
華蓮「気配すら感じない・・本当にあれが全てだったのか?・・」
華蓮は回りに注意しつつ進む・・
華蓮「ここは道場・・なるほど、奴らはここから・・ならばこのふざけた世界の元凶もそこにいるはず!・・いざ!」
華蓮は道場の門を勢いよく開け、中へ飛び出した
華蓮「こ・・これは・・」
そこには無数の門下生たちが倒れていた
華蓮「これはいったい・・見事な斬り傷だ・・余程腕の立つ剣士がここにいるのか?・・むっ!?誰だ!」
征志郎「わぁ!!僕です!僕ですよ先輩!」
華蓮「征志郎か・・まさかこれはお前が?」
征志郎「違います!ここに来た時にはすでにこうなって・・」
370
:
N.T
:2017/10/29(日) 14:49:28 ID:2eioY7Dw
華蓮「そうか・・それで何か手がかりは?」
征志郎「はい、こっちです!」
征志郎に連れられ、道場の奥へ
征志郎「先輩、あれを見てください」
華蓮「あれは・・」
そこには1本の大きな大木の前に、不自然に歪む空間がそこにあった
華蓮「でかした征志郎、おそらくあれが出口だ、あそこから元の場所に戻れるはずだ」
征志郎「そうですね、でも閉じちゃってます・・」
華蓮「ふっ、ならば開けるまでだ!・・下がっていろ!てやあああぁー!」
歪む空間に向けて刀を振る華蓮、バリバリっという音が鳴り響く
征志郎「先輩!」
華蓮「我らはここで止まるわけにはいかん!皆を元へ世界へ帰す!・・そのために私は!・・はあああぁぁーー!」
歪む空間が強烈な光を放つ、そして空間が開き、そこに見えるのはまるで眠るように横たわる華蓮と征志郎の身体・・
征志郎「先輩・・これって・・」
華蓮「ああ、私と征志郎だ・・ならば!」
華蓮が手を伸ばす
華蓮「戻るぞ!征志郎!」
征志郎「はい!」
華蓮の手をつかみ、2人で空間に飛び込んだ・・・
371
:
N.T
:2017/10/29(日) 15:02:35 ID:2eioY7Dw
拓也「ここは・・・まさか・・唯!あれって!」
唯「う、うん・・・私たちの学校・・・だよね・・」
拓也「どうなってんだ・・」
唯「眩しい光に包まれたと思ったら・・いつのまにかここに・・」
拓也「帰ってきたのか?・・俺たち・・」
唯「そんなのわからないよ・・」
拓也「とりあえず行ってみよう、ここが何なのか確認しないと・・」
唯「うん」
拓也と唯は校門をくぐり中へ・・
拓也「どこも変わらない・・ここは俺たちのよく知る風景だ・・」
唯「でも、誰もいないよ?」
拓也「そりゃあ今は夏休みだしよ、ただほらあれ見てみろよ」
そこには車やトラック、歩行者などが・・
唯「それじゃあ・・・本当に私たち・・・帰って・・」
唯の目に涙が浮かぶ
拓也「・・・まだそうだと確信できたわけじゃない・・喜ぶのはまだ早い・・と思う・・」
唯「どうして?・・」
拓也「カン・・だけど・・」
唯「ふふっ、久しぶりの拓也のカンね」
拓也「ほかのみんながいないということは、同じようによく知る場所にいるってことだろ?・・それじゃあ」
唯「華蓮先輩達は近くにいるかも!」
拓也「そういうこと!探そうぜ!」
拓也と唯は華蓮たちが近くにいると信じ、行動を開始した・・・
372
:
N.T
:2017/11/03(金) 13:15:52 ID:2ozSNfD.
それからどれだけ時間が過ぎたか、華蓮たちの姿が見つからず途方にくれる・・
拓也「ここにもいないか・・ほかに可能性があるとしたら・・」
唯「自宅・・・とか?」
拓也「でも俺、華蓮先輩の家の場所知らないしなぁー」
唯「そうよねぇ・・」
拓也「とりあえず学校の方へ戻ろうぜ」
拓也と唯は学校のほうへ足を進めた、そして校門前にて
唯「ねぇ!あれ!」
拓也「あれは・・翔平だ!・・おーーーい!翔平ーー!」
翔平「拓也!?・・・拓也なのか!?」
拓也「そうだよ!拓也だ!」
翔平「よかった!心配したんだぜ!・・おお!マネージャーも!」
唯「それじゃあやっぱりここって・・・」
拓也「心配かけてすまない!・・みんなは?」
翔平「いつもの練習場にいるぜ!早くみんなにも知らせないと!」
拓也「そうだな!行こうぜ!唯!」
唯「あ、うん・・」
拓也「どうした?唯・・」
唯「ううん、なんでもない!いこ!」
そして2人は翔平と共に野球部の練習場へ向かった
373
:
N.T
:2017/11/03(金) 13:35:58 ID:2ozSNfD.
翔平「おーーい!みんなーー!拓也とマネージャーが戻ってきたぞーー!」
野球部のメンバーが一気にざわめく
拓也「みんなーー!」
拓也はメンバーの元に駆け寄る
翔平「ほら、マネージャーも!」
唯「え、ええ・・」
メンバーA「拓也!今までどこで何してたんだよ!」
メンバーB「いきなり行方不明になるからみんな心配してたんだぜ?」
拓也「ごめんなみんな!話すと長くなるんだけどこの通り!俺も唯も無事だ!」
その言葉にまたしてもざわめく一同
拓也「ところで試合は?甲子園がかかった試合はどうだった!?」
その言葉で一気に辺りに静寂が起こる・・・
唯「みんな?・・・・どうしたの?・・」
翔平「それをお前が聞くのかよ拓也?・・ああん!?」
拓也「ど・・どうしたんだよいきなり・・」
メンバーA「拓也がいなくなったせいで試合はボロ負け!俺たちの夢もパー!だ!」
メンバーB「そうだ!拓也とマネージャーのせいで俺たちは負けたんだ!どうしてくれんだよ!」
辺りのメンバーたちが拓也と唯に怒鳴りつける
拓也「落ち着いてくれみんな!俺たちだって色々と大変な目にあったんだ!」
翔平「そんなとこ知ったことじゃねぇ!!なぁ!みんな!」
唯「きゃ!」
拓也「唯!?・・・コーチ・・」
コーチ「だからお前たちには償ってもらわないとな」
唯がコーチに捕まってしまった
拓也「唯を離せ!うわ!お前ら!」
数名のメンバーが拓也に追いかぶさる
唯「拓也!」
拓也「く・・くそぉーー」
コーチ「さぁ!お前たち!・・俺たちの夢を奪った拓也とマネージャーをどうしたい!」
唯「は・・離して・・いやぁ・・」
拓也「唯・・・唯ーー!」
374
:
N.T
:2017/11/03(金) 13:53:27 ID:2ozSNfD.
翔平「なぁ拓也知ってるか?マネージャーはなぁ!ずっとお前の事ばっか見てたんだぜ?」
コーチ「マネージャー、知ってるぞ?・・拓也のことが好きなんだろ?好きで好きでたまらないんだろぅ?」
唯「ううぅ、やめて・・言わないで・・」
唯の顔が赤くなる
拓也「くそぉ・・離れろ!」
メンバーA「あーあ!いやになるぜ!マネージャーは俺たち野球部のマネージャーのはずなのに!いっつもいっつも拓也拓也ってよ!」
メンバーB「んで当の本人は全く気づいてなくて!笑えたぜ!」
拓也「くっ・・」
翔平「そんなお前たちに夢まで奪われた・・これは許せないよなぁ!・・」
メンバー達「うおおぉぉーー!」
コーチ「さぁどうする?・・このまま拓也を痛めつけるのも面白くない・・何か案はないか!」
翔平「そうだなぁ・・良いこと思いついた!・・」
コーチ「ほう、なんだ翔平」
翔平「拓也の目の前でマネージャーを犯すってのはどうだ!」
唯「そ、そんな!」
コーチ「ほう・・それもいいな」
拓也「ば、馬鹿なことはやめろ!!唯は今まで大変な目にあってきたんだ!もうこれ以上唯を苦しめないでくれ!」
唯「拓也・・」
コーチ「よーし、誰からやる?・・この分だとマネージャーは処女だ!マネージャーの処女がほしいやつ好きにしろ!」
コーチは唯を離す、すると一斉に唯にメンバー達が襲い掛かる
唯「いやぁぁーーー!やめてぇーーー!さわらないで!!」
拓也「唯ーーー!!」
ビリビリ!っと唯の服が破かれていく
唯「いやぁーー!いやいや!こんなのいやぁーー!」
メンバーA「うへへー!いつも思ってたけどマネージャー胸でけぇーー!」
メンバーB「ああ!いつも揉んでみてぇって思ってたんだぜ!」
唯「触らないで!拓也ーー!助けてーー!」
翔平「はははは!ほら拓也!助けてやれよ!このままだとマネージャーの身体がズタボロだぜー?」
拓也「唯ーー!やめろーー!」
そして服を破かれ、そして脱がされ・・唯は下着姿にされ、唯は胸に手で隠しながら振るえていた
375
:
N.T
:2017/11/03(金) 14:11:16 ID:2ozSNfD.
唯「ううぅ・・やめて・・もうやめて・・」
翔平「よーし!誰から犯す!」
メンバーA「それはやっぱり翔平!お前からでいいぜ!」
メンバーB「ああ!拓也たちがいなくなっても最後まで俺たちを指揮してくれたのは翔平だ!」
翔平「お前ら・・はは、悪いな!それじゃあ」
カチャカチャ・・・ベルトを外し、ズボンを脱ぐ翔平
唯「ひっ!いやぁ!!」
拓也「やめろ!!やめてくれ!翔平!」
翔平「見てな拓也!今マネージャーを女にしてやるぜ!」
唯の上に追いかぶさる翔平
唯「いやぁーーー!やめてぇーー!」
翔平の手が下着をつかむ
翔平「おら!諦めろ!脱がないと入れられないだろ!」
唯「やめてぇー!こんな形で失うなんていやぁーー!!」
必死に抗おうとする唯・・
翔平「しかたねぇ、脱ぎたくないならズラして突っ込むまでだ!」
唯「ひぃ!!やめてーー!」
翔平「諦めろって言ってるだろ!・・拓也!お先ーー!」
拓也「やめろーーー!」
唯「いやぁーーー!!」
翔平「おぐぅ!!?」
暴れる唯の足が、翔平の股間を強打する
翔平「うぐぉぉぉーーう!?・・」
翔平が倒れこみ左右に転がる
唯「はぁはぁーー・・」
メンバーA「翔平!大丈夫か!」
拓也「今のうちだ!逃げろ!唯!」
唯「で、でも拓也が!」
コーチ「そうだぞマネージャー、もし逃げたら拓也がどうなるか・・」
拓也「俺はいい!逃げてくれ!」
コーチ「さぁどうする?マネージャー?」
唯「・・・・・・・・」
拓也「唯!逃げてくれ唯!」
唯「無理だよ・・拓也を見捨てるなんて私にはできないよ・・」
拓也「ゆ・・唯・・」
唯「私は・・私は拓也が好き!!大好き!!」
拓也「唯・・・」
唯「だから、何があっても拓也から離れない!・・きゃあ!」
メンバーB「捕まえた!」
拓也「唯!!」
コーチ「これはさらにきついお仕置きが必要らしい、おい!そのままマネージャーを捕まえておけ!やはり俺たちは野球部だ!野球するぞ!」
そういうとコーチが何かを持って唯に近づいていく・・その手には・・
唯「あ・・ああ・・そんな・・」
コーチ「これから練習を開始する!俺たちは野球部!野球にはボールが必要だ!・・」
コーチの手には空気入れが握られていた・・
コーチ「唯!お前がボールだ!」
376
:
N.T
:2017/11/03(金) 14:45:17 ID:2ozSNfD.
唯「そ、そんな・・それじゃあやっぱりここって!」
拓也「くそ・・まだ・・まだ終わってなかったのか!」
コーチが身動きが取れない唯にホースを近づける
唯「いやぁ!!」
コーチ「おっと、もし暴れたら」
げしっ!
拓也「ぐはっ!」
唯「拓也!!」
コーチ「わかったな?おとなしくしろ・・」
唯「ううぅ・・拓也・・」
ぐぐぐぐぐぐぐ・・
唯「たく・・ううぅ・・うぃぃー!」
コーチ「よーし、それでいいんだ・・・入ったぞ」
唯「ひっく・・ううぅ・・拓也・・」
コーチ「それじゃあボールの準備だ」
唯「拓也・・・助けて・・」
シュッ!シュッ!
唯「くあぁ!!」
拓也「唯ーーー!」
唯「は、入ってくる・・すごい量が・・うああ!」
唯のお腹が、空気入れを押すごとに風船のように膨らんでいく
コーチ「この空気入れは特別製でな、送り込む空気の量は桁違いだ、ほらどんどんいくぞー」
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
唯「ひぐぅぅぅーー!」
唯のお腹があっという間に妊婦のようになる・・
唯「やめて・・お願いもう・・うっぐあ!
コーチ「お前はマネージャーだろ!マネージャーならその腹をボールにすることも仕事だ!」
唯「そ、そんな・・むちゃくちゃ・・な・・うっ!」
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
唯「あ、だめ・・もう立ってられない・・」
唯が倒れこむ
コーチ「そんな苦しんでも無駄だ!もっとだ!」
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
377
:
N.T
:2017/11/03(金) 14:46:53 ID:2ozSNfD.
拓也「くそぉ・・うわああああああああ!」
メンバーC「うわ!暴れんな!」
唯「た・・拓也・・お腹が・・お腹がぁ・・」
唯のお腹が妊婦には見えないほど大きく膨らんでいた
コーチ「こ、これは驚いたな・・」
唯「きゃ!」
メンバーAが唯の大きく膨らんだおお腹をパンパンっと叩く
コーチ「はぁーはぁー・・おい!だれか変わってくれ!」
メンバーA「わかりました!」
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
唯「あはぁ!!もうやめ!!」
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
唯「うぐぅ!・・ひぎぃ!!」
コーチ「な・・なんだ・・これは・・マネージャーお前の身体はいったいなんなんだ・・」
コーチをはじめ、メンバー達も唯のとてつもない大きさに膨れ上がったお腹を見て驚きを隠せずにいた
翔平「はぁーはぁー・・どけ!」
メンバーA「うわ!」
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
唯「ぎゃ!!・・ううぅうぅーー!」
コーチ「お、おい!翔平!」
翔平「死ねーーー!破裂して死んでしまえーー!ひはははは!」
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
唯「うっ!・・うぅうぅうううううううううう」
コーチ「やめろ翔平!もうそれくらいでいい!ボールを破裂させては意味がない!」
翔平「うるさい!!死ねぇ!死ねぇ!破裂してしまええええええ!」
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
唯「たく・・や!・・うあああ!」
翔平「はぁーはぁー!なぜだ・・なぜ破裂しない!」
唯のお腹は一つの巨大な大玉のようになっている・・
翔平「はぁーはぁー・・お前たちの・・・せい・・で・・」
バタッっと翔平が倒れこむ
拓也「いまだ!うらああああああああ!!」
メンバーC「うわぁ!」
拓也が隙を見て抜け出す・・
拓也「唯!」
拓也は唯の元へ駆け寄る
唯「たく・・・や・・」
その時だった、辺りに強い光が差し込む・・
拓也「うわ!なんだ!」
378
:
N.T
:2017/11/03(金) 15:15:04 ID:2ozSNfD.
エクス「な、なにが起こった!?・・辺りがピカッて光ったと思ったら姉ちゃん達が消えたぞ!・・どこいったんだ!」
ピピ「ピーーー!ピー!」
エクスとピピは7階の扉の前にいた・・
エクス「これは大変だ!姉ちゃんたちを探さねぇと!」
ピピ「ピーー!」
エクス「おーい!飛んでくな!俺を置いてくなーーー!」
ピピ「ピー!ピ!」
エクス「急げって顔しやがってーー!飛べるなら俺もつれてけこのやろーー!」
ピピ「ピィー!」
ピピがエクスを足で掴む
エクス「うぉーーい!逆さまに持ち上げるなーー!」
エクスとピピは、消えた明美達を探すため、辺りを飛び回った
エクス「んーーいねぇ・・おーーい!姉ちゃんたちーー!いたら返事してくれー!」
ピピ「ピィ・・・ピィ・・・」
エクス「ん?おい、どうしたピピ?って、おーーーーい!上空で離すなーー!ぐえっ!」
ピピ「ピィ・・ピィ・・」
エクス「いてて・・ピピこのやろう!疲れたからっていきなり離すな!」
???「・・・・・・・・・・・・・・・」
エクス「ん?なにか聞こえる・・・こっちか?」
何かが聞こえたほうへ向かうエクスとピピ・・果たして何が?
379
:
N.T
:2017/11/07(火) 12:38:08 ID:pc1l.Ias
ピピ「ピー?ピィ!ピィ!」
エクス「しー!静かにしろ!・・今確かに何か・・」
???「・・・・・・・・・・・」
エクス「また聞こえた!・・こっちだ!ピピいくぞ!」
ピピ「ピィー!」
エクス「おーーい!だから俺を置いていくなーー!」
ピピ「ピッ!・・・ピィー!」
エクス「お?そこに何かあるのか!?・・」
エクスは急いでピピの元へ向かう、そこには周りの扉とは違う一際目立つキラキラした扉が・・
エクス「なんだこりゃ・・悪趣味だなぁー」
ピピ「ピィ!?・・ピーピー!」
エクス「どうしたピピ!・・おっ、扉が半開きで中が見えるのか!・・どれどれ・・」
エクスとピピは半開きの扉から中を覗く・・そこには・・
エクス「見つけた!!姉ちゃん達だ!」
そこには明美達8人が意識を失い、倒れていた
???「さぁーて、そろそろかしら?」
エクス「やつがここのハンターか!・・」
その時だった・・・ぷくぅーーーっと唯のお腹が膨らんでいく・・
エクス「なんだ!姉ちゃん達に何も挿入されてないのに腹が膨らみだしたぞ!」
そして続いて明美、春奈のお腹までも膨らみだす・・ぷくぅーー
ピピ「ピィーー!!」
エクス「考えている暇はない!いいかピピ!俺がやつの注意を引くから、お前は姉ちゃん達を頼む!」
ピピ「ピィー!」
エクス「よし、いくぞ!」
エクスとピピは中へと侵入した
380
:
N.T
:2017/11/07(火) 12:54:28 ID:pc1l.Ias
エクス「任せたぞピピ!」
ピピ「ピィ!」
エクス「おい!このやろう!こっちを向きやがれ!」
???「ん?・・何、あなた・・」
エクス「おらおらー!かかってこいやー!キラキラした格好しやがってよぉー!」
???「突然何よあなた!!失礼ね!!・・あら?・・あなた・・どこかで見たような・・」
ピピ「ピィー!ピィー!」
明美、春奈、唯のお腹がどんどん大きさを増し膨れ上がっていく
ピピ「ピィー!」
ピピが3人の下着の中へ口を入れ吸収しようと試みるも、お腹が縮むことがなく、さらに膨らんでいく
エクス「おいピピ!何をしてるんだ!・・わっ!しまった!」
???「捕まえたわ・・んーあなたやっぱりどこかで・・」
エクス「くそー!離せこの野郎!」
ピピ「ピィー!ピィー!」
???「ん?・・何?あの小さい生き物は」
エクス「気付かれた!」
???「あらあら、いつのまにかこんなに大きくなっちゃってー」
謎のハンターが明美達に近づき、膨らんでいくお腹に触れる
エクス「姉ちゃん達に何をした!」
ピピ「ピィー!」
???「そういうこと、あなた達はこの人間たちの・・」
明美「うっ・・・」
春奈「んあっ・・」
唯「くっ・・うぅ・・」
???「ふふふ、残念だったわね?私の作り出した幻影世界からは人間ごときじゃ逃れられはしないわ」
エクス「幻影世界・・だと?」
???「んー、でもこのエッチな格好した人間は何も起こらないまま・・ふふ、やるじゃない?」
エクス「くそ!こうなったら・・力はできるだけ温存したかったが仕方ない!・・はあああああああ!」
???「え、なに!?」
エクス「この至近距離でお見舞いしてやるぜ!エクスプロ―ジョン!!」
???「きゃああああ!」
エクスプロージョンを至近距離でうける謎のハンター
エクス「どうだ!思い知ったか!」
だが3人のお腹が止まることなく膨れ上がっていく・・
381
:
N.T
:2017/11/07(火) 13:15:51 ID:pc1l.Ias
エクス「な、なぜ止まらない!・・」
???「びっくりさせないでくれる?おちびちゃん?」
エクス「そ、そんな・・あの至近距離でまともに当てたのに!・・くそ!温存を考えて力を押さえすぎたか!」
???「あなたはどこかで見た事あるから捕えようかと思ってたけど・・もういいわ、この人間共々消してあげる!」
エクス「へっ!やってみやがれ!」
謎のハンターがエクスに襲い掛かる・・その時だった
華蓮「はぁあああああ!!」
???「なっ!そんな馬鹿な!・・ぐっ!」
華蓮が背後から斬りかかる、バランスを崩し倒れ込む謎のハンター
エクス「華蓮!!」
華蓮「話は後だ・・」
結城「う、うーん・・」
隆二「ん・・ここは・・」
拓也「み、みんな!・・」
エクス「兄ちゃんたち!」
意識を失っていた結城達が目を覚ましていく
明美「うぅぅ!・・苦し・・苦しい・・」
春奈「はぁーはぁー・・リュウ・・ちゃん」
唯「うぐぅ・・うっ」
エクス「ピピ!」
ピピ「ピィ!」
エクスとピピが明美、そして春奈のお腹を元に戻す・・
明美「ありがとう・・」
春奈「ピピ、ありがとう・・」
ピピ「ピィ〜!」
エクス「次は唯姉ちゃんだ!・・」
???「させないわ・・」
エクス「うわっ!なんだ!」
唯の身体を謎のバリアがつつむ
拓也「唯!」
???「まさか私の幻影世界を破るとは・・驚いたわ」
唯「うっ、拓也・・たすけ・・」
拓也「くそ!なんだこれは!」
唯の周りに謎のバリアが張られ、唯に近づけない
華蓮「はぁあああ!!」
???「無駄よ!」
謎のハンターが宙に浮く
華蓮「くそ!・・」
ミラージュ「ようこそ、私の世界へ・・私の名はミラージュ・・幻影魔女ミラージュよ!」
結城達の前に現れた7階の番人、幻影魔女ミラージュ・・新たな試練が襲い掛かる
382
:
N.T
:2017/11/07(火) 13:50:37 ID:pc1l.Ias
21、真実の絆を示せ!7階の番人・幻影魔女ミラージュ
ミラージュ「ふふふ、まさかここまでくる人間がいるとは思っていなかったけど、なるほどね・・」
華蓮「降りてこい!私が相手だ!」
拓也「唯!・・唯!」
拓也は唯の周りに張られたバリアを叩き続ける
唯「拓也・・」
ミラージュ「無駄よ、人間ごときでは・・ねっ?でも安心しなさい?私の幻影を越えてきたあなた達に敬意を表して、チャンスをあげる」
隆二「チャンスだと?」
ミラージュ「ふふふ」
ミラージュがパチンっと指を鳴らす、すると・・
結城「うわ、なんだ」
隆二「こ、これは・・」
結城と隆二の前に空気入れが現れる
ミラージュ「それをもってペアの子と前へ来なさい」
結城「何をさせる気だ・・」
明美「でも、今は言うとおりにするしかないわ・・」
華蓮「隙を見て私が行く、それまでやつの注意をひいてくれ」
華蓮は小声で結城、隆二にそう伝える
隆二「わかった・・行くぞ、春奈」
春奈「うん」
ミラージュ「来たわね・・まずはあなた?」
明美「私?」
ミラージュ「この人間とどういう関係かしら?」
明美「お、幼馴染よ!」
ミラージュ「幼馴染ねぇ、ふふ、それにしてはあんなに腰振っちゃって・・気持ちよかったのかしら?」
明美の顔が真っ赤になる
ミラージュ「それじゃああなた、その人間とどういう関係?」
春奈「妻で・・!」
隆二「幼馴染だ!」
ミラージュ「ふふ、そう?・・わかったわ、それじゃあ・・」
パチンと指を鳴らす
明美「な、なに!」
春奈「きゃ!」
明美と春奈が光に包まれ消える
結城「明美!」
隆二「きさま!春奈たちをどうした!」
ミラージュ「大丈夫、そこにいるわよ」
ミラージュが指差す方向を向いた、そこには
383
:
N.T
:2017/11/07(火) 13:51:09 ID:pc1l.Ias
明美「う、うそ・・」
春奈「え・・私?・・」
結城「な、なんだ・・明美と春奈ちゃんが・・」
隆二「2人いる・・だと・・」
なんとそこには明美と春奈と全く同じ姿をしたもう一人の明美と春奈がいた・・
明美×2「ユウちゃん!」
明美「むっ、マネしないでよ!」
明美「そっちこそマネしないでよ!」
結城「なっなんだこりゃー!」
春奈「鏡を見ているみたい・・」
春奈「不思議な気持ち・・」
隆二「おい!どういうつもりだ!」
ミラージュ「ふふふ、あなた達の絆がどれほどのものか、測ってあげる」
結城「絆を測る?」
明美「ユウちゃん!」
明美「ちょっと!偽物のくせにユウちゃんに触らないでよ!」
結城「お、おい明美!落ち着けって!」
春奈「リュウ君・・」
春奈「リュウ君・・」
隆二「お・・おう」
エクス「こらーーー!イチャイチャしている場合かーー!!」
果たしてミラージュの企みとは
384
:
N.T
:2017/11/07(火) 17:25:42 ID:pc1l.Ias
結城「な、何をさせようっていうんだ!」
ミラージュ「簡単な話よ、その空気入れを使って偽物だと思う方のお腹を膨らませて破裂させなさい」
結城「なんだって!?」
明美「そ、そんな」
明美「うそ・・・」
ミラージュ「もし2人共偽物を見つけられたら、あのバリアを解除してあげる、どう?簡単でしょ?」
エクス「で、でもどっからどうみても見た目も声も同じだぜ・・」
ミラージュ「さぁーて?どっちが本物かしらー?・・」
パチン・・ミラージュが指を鳴らす
唯「いやぁ!!」
拓也「唯!?」
プシュ・・シュ・・シュ
唯「やぁ!・・また入ってくる!・・お腹がぁ!」
唯の近くにひとりでに動き出す空気入れが現れ、唯のお腹をさらに多く膨らます
ミラージュ「制限時間はあの子のお腹が破裂するまでよ!既にお腹がパンパンだったからそんな猶予なんて残ってないわよー!」
プシュ、シュ、シュ
唯「う、ううぅ・・苦しい・・拓也・・」
拓也「くそ!こんなもの!!・・くそ!壊れねぇ!」
ミラージュ「無駄だって言ってるでしょ?ほら、急ぎなさい」
華蓮「どくんだ!・・はあああああああ!」
カキン!カキン!
華蓮「くっ!」
隆二「偽物を破裂させる・・」
結城「どちらかが偽物・・」
春奈「リュウ君!」
春奈「わ、私!信じてるから!」
明美「ユウちゃん!私が本物よ!」
明美「だまされないで!ユウちゃん!」
ミラージュ「さぁさぁ急いで!ほほほ!」
385
:
N.T
:2017/11/07(火) 17:44:15 ID:pc1l.Ias
隆二「偽物をこれを使って破裂させればいいんだな?」
ミラージュ「ええ、そうよ」
隆二「よし、誰か手を貸してくれ!・・」
そういうと隆二が右側にいる春奈に近づく
右・春奈「・・・え?・・リュウ君?・・あっ!」
隆二が右側にいる春奈の髪を強引に引っ張り、そのまま壁に押し付ける
右・春奈「リュウ君!?・・ま、まさか!・・ち、違う!私春奈だよ!リュウ君!」
左・春奈「・・リュウ・・君・・」
隆二「待っていろ、すぐ終わる・・誰か頼む!」
華蓮「・・・征志郎、行ってやれ」
征志郎「は、はい!」
拓也「待っていてくれ唯、すぐ助けるから!・・俺も手伝うぜ!」
唯「うっく!・・う、うん・・待ってる・・んあ!」
征志郎と拓也が右春奈をガッチリと掴み、身動きを塞ぐ
右・春奈「いやぁ!離してください!・・リュウ君!なんでぇ!」
拓也「ほ、本当にこっちが偽物なのか!隆二!」
隆二「ああ、俺を信じてくれ」
そして隆二は空気入れのホースを右春奈に挿入し、空気を送り出す・・シュ、シュ
右・春奈「ひぃ!・・やだぁ!!やめてリュウ君!!なんで!なんでぇぇぇ!」
シュ・シュ・シュ・・普通に空気入れとは違い、空気の送られる量が多く、右春奈のお腹はあっという間に妊婦のようになる
右・春奈「ひっぐううぅ!苦しい・・苦しいぃぃ――!リュウ君・・信じてたのに・・なんでぇぇ!」
シュ・・シュ・・シュ・・
右・春奈「も・・だめ・・破裂しちゃ・・リュウ君の・・ばかぁ・・」
シュ・・シュ・・シュ・・
隆二「春奈!見るな!」
左・春奈「あ、うん・・」
右・春奈「うっ!!」
パァン!!っと右春奈のお腹は弾け飛んだ
左春奈「ひっ!」
右春奈の身体が力なく倒れ込む・・
拓也「これは・・・中身がからっぽだ・・てことは!」
破裂した右春奈からは血の一滴も流れることがなかった
ミラージュ「ふふ、おめでとう・・」
右春奈の身体が消える
ミラージュ「よくわかったわね?・・どうしてわかったのかしら?」
隆二「俺と春奈は子供の時からずっと一緒だった・・俺がどれだけ春奈を見てきたと思っている!・・いかにそっくりな偽物を用意しようと、本物の春奈がわからないはずはない!」
春奈「リュウ君!!」
春奈が隆二に抱き付く・・真実の絆、そして愛の力で見事偽物を当てた隆二・・
386
:
N.T
:2017/11/07(火) 18:01:46 ID:pc1l.Ias
隆二「結城!急げ!」
唯「ううぅぅー!」
結城「そ、そうだ・・俺だって明美とずっと一緒だったんだ!・・だったら俺にだって!」
右・明美「ユウちゃん!」
左・明美「ユウちゃん!」
結城「ぐっ・・んぐぐぐぐ・・」
右・明美「ユウちゃん・・私信じてるから・・私が本物だって絶対わかってくれるって・・」
左・明美「お願い!ユウちゃん!偽物に騙されないで!」
結城「わ、わかってるとも・・」
隆二「結城・・・お前・・・」
結城「ぐっ・・ううーん・・」
隆二「まさか・・・わからないのか?」
結城「そ、そんなわけないだろ!・・明美の事は俺が一番わかってる!・・わかってる・・けど・・」
右・明美「あーーもう!隆二さんみたいにビシッと当ててよ!!」
結城「うわ!そんな大声で怒鳴るなよ明美!・・・そうだ!俺にしかわからない方法があった!」
そういうと結城が後ろを向き、明美達に背を向ける
左・明美「リュ・・リュウちゃん?」
結城「さぁ!!バッチこーい!!」
結城がお尻を突き出し、お尻を1発叩いてそう叫ぶ
隆二「・・・・・・・・・・・」
春奈「・・・・・・・・・・・」
拓也「・・・・・・・・・・・」
征志郎「・・・・・・・・・」
華蓮「・・・・・・・・・・」
エクス「・・・・・・・・・・」
ピピ「・・・・・・・・・・」
ミラージュ「・・・・・・・・・・・・・」
辺りに静寂が流れる・・・・
387
:
N.T
:2017/11/07(火) 18:23:03 ID:pc1l.Ias
右・明美「・・・・・・・・はっ?」
明美「はっ?じゃなくて!ほら!いつもの蹴りを1発!」
右・明美「え、ええええええ!?」
左・明美「正気!?」
結城「勿論正気さ!ほら!遠慮なくドンと来い!」
右・明美「ば・・馬鹿じゃないの・・」
結城「馬鹿とはなんだ!ほら!時間がない!早く!」
右・明美「もーーー!隆二さんみたいにカッコよく見つけてほしかったのにー!!ユウちゃんのバカァ!!」
ドコッ!!
結城「ぐはっ!!!」
左・明美「もう!カッコ悪い!!バカァ!」
ゲシッ!
結城「ぎゃっ!!」
結城がお尻を抱えたまま倒れ込む
隆二「だ、大丈夫か・・・結城・・」
結城「あ、ああ・・おかげで・・わかったぜ!!」
隆二「わかったのか!?・・嘘だろ!?」
結城「へっ!俺は明美にどんだけ蹴られてきたと思ってんだ!・・みんな!手伝ってくれ!」
左・明美「えっ!?・・うそ・・ちょっと!!いやあぁ!!」
結城「偽物はお前だ!!」
征志郎「て、手伝います!」
拓也「お、おう!俺も!」
隆二「よ、よし・・」
3人は左・明美を捕まえる、そしてそホースを挿入する
左・明美「ちょっと待って!!ユウちゃん!私が本物だから!」
シュ・シュ・シュ
左・明美「ひぃ!入ってくる・・いやぁぁーー!」
左・明美のお腹が急激に膨らんでいく
左・明美「うわぁぁ!やだぁぁーー!!ユウちゃんの馬鹿!!信じてたのに!なんでーー!」
シュ・シュ・シュ
左・明美「うっ!うぅぅーー!破裂しちゃう・・お願いやめて!!」
シュ・シュ・シュ・・・
左・明美「うあああぁ!!!・・ぎゃあぁぁーー!」
ボンッ!!
隆二「よ、よし、本当に偽物だったようだ・・」
征志郎「はは・・絆って色々あるんですね・・」
結城「よっし!明美!」
明美「バカァ!恥ずかしいでしょ!この!!」
ドコッ!!
結城「あふん!!」
隆二「よく蹴られただけでわかったな・・」
結城「あ、ああ・・偽物の蹴りと本物の蹴りには決定的な違いがってな」
隆二「決定的な違い?」
結城「偽物の蹴りには若干の戸惑いと遠慮があった!!・・本物の明美には俺を蹴るのに遠慮も戸惑いもない!!ただ痛いだけ!!」
明美「バカァァァァーー!!」
ドコッ!!
結城「がっ!!!!」
2人の偽物を無事に見つけだした結城と隆二・・
388
:
N.T
:2017/11/07(火) 18:41:14 ID:pc1l.Ias
隆二「さ、さぁ!約束だ!・・解放しろ!」
ミラージュ「ふん、まあいいわ」
パチンっと指を鳴らすと、唯の周りのバリアが消えた
拓也「唯!」
パチン・・
唯「うぎぃぃーー!!ひぃいいいいいいいいい!」
唯のお腹が急激に膨らんでいく
隆二「なっ!貴様!」
ミラージュ「ふふふ、バリアを外すとはいったけど、破裂させないなんて言ってないわ!・・ほおら!これで一人片付いたわ!」
唯「うぅうぅううううう!!ぐっ!!うああああ!」
拓也「唯!今抜いてやるからな!・・ふん!・・」
唯「い、痛い!!痛い痛いいぃぃい!」
ミラージュ「無駄よ、抜けないわ!ほほほ!」
唯「んーーー!!んいいぃぃーー!」
唯のお腹はとてつもなく巨大なボールのようになってしまった・・
ミラージュ「な、なによあの子の身体・・なんで破裂しないの!」
華蓮「はぁああああ!」
ズバァ!!・・・空気入れのホースを斬る華蓮
華蓮「抜けないなら斬るまでだ」
ミラージュ「ムキィーー!!よくもーー!」
唯「あ・・ああ・・あ・・・」
拓也「唯!!エクス!頼む!」
エクス「よしきた!!」
ミラージュ「こうなったらお遊びはなしよ!破裂なんてめんどくさいことも無し!!すぐに消してやるわ!」
エクス「ね、姉ちゃん?・・わかった・・華蓮!ちょっと」
華蓮「む、なんだ・・」
エクス「唯姉ちゃんが・・」
華蓮「なんだ・・どうした!?」
ミラージュ「はぁぁああああああああああ!!」
ミラージュが両手をあげると巨大な光の玉が現れる
結城「じょ、冗談だろ!!」
隆二「ちっ!万事休すか!」
ミラージュ「これで終わりよ!!消し飛べ!!」
その時だった・・・・
ミラージュ「うっ!!?」
隆二「な、なんだ・・」
ミラージュがお腹を押さえて苦しみだす
ミラージュ「な、なに!これは・・・」
唯「よかった・・効いたわ・・」
拓也「唯!」
そこにはお腹が元の大きさに戻った唯が立っていた
389
:
N.T
:2017/11/07(火) 18:48:52 ID:pc1l.Ias
ミラージュ「そ、そんな!なぜ!・・ぐっ!うわぁぁーー!」
ぷくぅぅーーっとミラージュのお腹が膨れ上がっていく
結城「あいつの腹が!!いったいなぜ!」
華蓮「ふっ、大したことを思いつくものだ、関心したよ」
唯「ありがとうございます、でもこんな目にあわされて仕返ししたいって思っていたので」
ミラージュ「どういう・・・こと!?・・うああぁ!お腹が!私のお腹がぁあー!」
隆二「はっ!まさか!」
華蓮「そう、膨移薬さ」
結城「そうか!それがまだのこっていた!」
唯「膨移薬はお腹の膨らみを相手の女性に移すことができるようになるアイテム・・ならハンターだとしても女ならば移せるはず!!私の苦しみ!全部あげるわ!!」
ミラージュ「いやぁぁ!!お腹が!!くぅぅ!おのれぇ!!!人間・・無勢・・が!!」
ミチミチ・・・
唯「私の苦しみ、あなたには多きすぎたみたいね!」
ミラージュ「んぎぃぃーー!!そんなぁぁ!!この私・・がぁ!!・・は、破裂する!!うわぁぁーー!!!ぐっ!ぎゃ!!!」
ドパァン!!っとミラージュのお腹が弾け飛んだ
390
:
N.T
:2017/11/07(火) 19:48:37 ID:pc1l.Ias
拓也「唯!ごめん、もっと俺がしっかりしていたら・・」
唯「ううん、拓也が必死に私を助けようとしてくれたの知ってるから、ありがとう」
拓也「ああ、唯・・よかった・・本当によかった・・」
唯を抱きしめる拓也
隆二「どうやら助かったようだな」
結城「ああ、その気になればいつでも俺達を消せる・・そんなやつがこの先にもいるんだろうな・・」
征志郎「皆さんで力を合わせれば大丈夫ですよ!ねっ!」
エクス「よっしゃ!どんどんいこうぜ!」
ピピ「ピィ!!?ピィーーーー!」
エクス「ん、どうしたピピ・・・・はっ!」
春奈「リュウ君!」
ミラージュ「うっ・・ううう」
隆二「バカな・・腹が吹き飛んだはずなのになぜ立てるんだ・・」
ミラージュ「げふっ!・・はぁーはぁー・・このまま・・生かして帰さない・・わ・・」
ミラージュの手に光が溜まっていく
ミラージュ「お前たちも・・・道連れ・・・よ・・」
華蓮「ちっ!はぁあああ!」
華蓮がミラージュへ走り寄る
ミラージュ「はぁーはぁー無駄よ!」
ミラージュの周りをバリアが囲む
華蓮「くっ!またあのバリアか!はぁああ!」
カキン!カキン!
ミラージュ「はは・・ははは・・下等な・・人間ども・・消えなさ!・・ぐっ!ぐえええええええええええ!!」
ミラージュの胸を鋭い何かが貫く・・
ミラージュ「が・・がは・・ど・・どうじで・・なにが・・ああ・・」
???「キャハ♪・・遅いなぁーって思って様子を見に来て見れば・・」
華蓮「その声は・・・貴様!」
ティナ「キャハハーーー!何邪魔してんのかなぁーーーー!?」
ミラージュ「ティ・・ティナ・・さま・・・なぜ・・」
ティナ「この子はね、私の大事な大事なお客様なの、わかる?・・だ・か・ら♪・・邪魔しちゃだーめ♪・・キャハ!!死ねよばーーか!!キャハ!!」
グサ!!ドス!!グチャ!
ミラージュ「ぎゃああああああぁぁぁーーー!」
隆二「春奈見るな!」
結城「明美!」
明美「ううぅ、ユウちゃん・・」
ティナ「あーーーースッキリ♪」
華蓮「貴様・・・」
華蓮が刀を構える
ティナ「待って!待って待って♪ここじゃだめ!・・この上の階にある私のお部屋で遊びましょ?キャハ♪」
華蓮「・・・いいだろう!どこへだって行ってやる、そしてその貴様を討つ!」
ティナ「はぁん!!良い目・・そんな目で睨まれちゃ私感じちゃう・・キャハ♪」
征志郎「先輩はお前なんかに負けない!」
ティナ「キャハ♪期待し・て・る♪キャハハハ♪」
ティナが走り去っていく
華蓮「8階へ上がる階段はそこか」
隆二「この上で奴が待っている・・」
結城「ああ、だがあいつらを倒さない限り、俺達は生きて帰れない・・」
拓也「これ以上唯たちに辛い目に合せないためにも!」
華蓮「ああ・・奴を・・・我が敵・・ティナを討つ!!」
ミラージュの幻想を打ち破った結城達だったが、その目の前に現れた四天王ティナ・・ついに始める宿敵との戦い・・果たして華蓮達は勝てるのだろうか!
391
:
N.T
:2017/11/08(水) 17:46:50 ID:rEWkxmQw
22、嘲笑う淫魔の罠
華蓮「ここから奴の待つ8階へ行けるはずだ、皆覚悟はいいか」
明美「ええ!いつでも」
結城「おう!」
征志郎「お守りします・・・絶対に・・」
拓也「ああ!いつでも大丈夫だ!」
唯「はい!」
春奈「・・・・・・・・・」
隆二「ん?春奈どうした?」
春奈「ううん・・こんな時なのに・・・気になっちゃって・・」
隆二「何がだ?」
春奈「さっき私と明美さんの偽物を膨らませて破裂させた時・・リュウ君達ほとんど躊躇無かったなって・・」
明美「そっ、それは確かに思った・・かな?・・偽物とはいえ・・ほとんど一緒の見た目だったし・・」
結城「・・・見てくれ明美・・」
明美「!?」
結城の両手がブルブルと震えていた
結城「俺だって結構覚悟決めてたんだぜ?・・嫌がる明美をこの手で膨らましてしまった最初の時の事もあるし・・」
明美「ユウちゃん・・」
隆二「同じ見た目とはいえ、ミラージュが作り出した幻想だとわかっていて躊躇していてはこの先何があるかわからん・・辛いかもしれないが、俺は心を鬼にする・・・わかってくれ」
春奈「うん、わかった・・ごめんなさい・・」
エクス「俺からもいいか?・・華蓮、聞きたいことがある」
華蓮「なんだ?」
エクス「勝てるんだな?・・あの無敵の怪物・・ティナに」
華蓮「勝てる勝てないではない、勝たねばならんのだ!」
エクス「それは質問の答えではない!・・勝機のない戦いに挑むほど愚かなことは無い!・・それは華蓮、武人であるお前が一番よく分かっているはずだ」
華蓮「・・・・・・・・・・」
エクス「単刀直入に言わせてもらおう・・華蓮、お前ではティナには勝てん」
征志郎「そんな!酷いです!」
華蓮「いいんだ!征志郎・・・エクス、なぜそう言い切れる」
エクス「あのミラージュの張ったバリアを、華蓮の刀は貫くことはできなかった・・だがティナはどうだ!いとも簡単にバリアを破りミラージュを貫いた!」
華蓮「・・・・・・・・・」
征志郎「先輩・・・・」
エクス「すまない・・だがこれから挑もうとしている相手はただのハンターではない、四天王だ!・・ティナはアムダとは違う!本気で殺しに来るぞ」
392
:
N.T
:2017/11/08(水) 18:08:26 ID:rEWkxmQw
華蓮「わかっている・・だが私は逃げるわけにはいかんのだ」
エクス「なぜだ」
華蓮「我が武の誇りを汚されるは死ぬも同様・・例え99%勝機がない相手であろうと、1%の勝機があるならば私は戦う!」
エクス「その1%の勝機すらないとしたら・・?」
華蓮「最後まで戦って散るまで!」
エクス「それを無駄死にというのだ!!」
征志郎「もうやめてください!!」
エクス「・・・すまん、いいすぎた・・」
華蓮「・・・・・・・・・・」
征志郎「先輩はどんな困難にも立ち向かい・・そして勝ってきました!・・先輩なら必ず勝てる!僕はそう信じてます」
華蓮「征志郎・・お前・・」
結城「それに!今回は俺たちも一緒です!なっ!」
明美「ええ!私達が一緒に力を合わせれば1%くらいにはなるかもね!」
隆二「そうだ!どの道奴らを倒さなければ生きて帰れないんだ!ならばやることは一つ」
春奈「それに・・それに!私達にはアムダさんがついてます!!きっと私達を守ってくれる!」
拓也「おう!人間の団結力ってやつ見せてやろうぜ!」
唯「ええ!私達ならきっと!」
華蓮「お前たち・・くっ」
華蓮から一筋の涙が流れる
征志郎「先輩・・僕はどこまでもついていきます」
華蓮「征志郎・・ありがとう・・皆も・・」
笑みを浮かべる一同
エクス「お前たち・・これでは俺だけが悪者みたいじゃないかー!・・たくっ!・・1%の勝機か・・よし!賭けてみよう!」
ピピ「ピィーー!ピィーー!」
華蓮「行こう!・・皆の力で・・ティナを討つ!!」
華蓮達は階段を進み、ティナの待つ8階へと足を進めた・・1%の勝機に賭けて
393
:
N.T
:2017/11/08(水) 18:47:00 ID:rEWkxmQw
結城「ここが・・8階・・」
そこには1本の通路があるのみの狭いフロア
明美「明らかに今までとは雰囲気が違う・・扉も1つもないし・・」
春奈「こんなところじゃ隠れるところもありませんね・・」
隆二「もしハンターに襲われれば逃げるのは不可能・・戦うのみか・・」
征志郎「いえ、その心配はありません」
拓也「なんで?」
征志郎「ティナは先輩との戦いを何よりも楽しみにしています・・7階の番人だったミラージュを、先輩の足止めをしたという理由で殺されました・・ならばこの階にハンターはいない、いるのは・・」
華蓮「ティナただ一人・・」
唯「それだけ余裕を見せているということなのかな・・・」
エクス「だがそのおかげで無駄な体力を使わずに済む・・好都合とみるべきだ」
ピピ「ピィ!」
春奈「あ、あれ!」
そこには1つの扉が
華蓮「あの中に奴が・・」
征志郎「罠があるかもしれません・・まずは僕がいきます」
華蓮「油断するな」
征志郎は扉をゆっくりと開け・・中を覗く
征志郎「ティナはいないようです・・ただ目の前に2つの扉が・・」
華蓮「2つの扉?・・」
明美「ただここしか行ける場所はなさそうだし、入るしかないかも」
結城「よし、入ろうぜ・・」
中へと進んだ結城達・・だが・・
隆二「何もないな・・」
春奈「うん・・扉が2つあるだけです・・でもどっちに行ったら?」
征志郎「とりあえず2つとも確認してみます」
その時だった
ティナ「はいストーーーップ!!」
征志郎「うわぁ!?」
突然ティナの声が鳴り響く
華蓮「どこだ!!」
ティナ「ここよ!こーこ!」
結城「上だ!」
天井に穴があり、そこから顔をのぞかせるティナ・・・その穴から中へと入ってくる
ティナ「よいしょっと♪・・いらっしゃーい♪8階へようこそー!」
華蓮「決着をつけるぞ!」
ティナ「待って待って!ここはまだ私のお部屋じゃないわ♪もう!そんな焦らないで?キャハ♪」
華蓮「ならさっさと案内しろ、貴様の部屋に」
ティナ「言われなくてもそうするよん♪でもね、ただこのままじゃあまりにも可哀想だからお部屋に行く前にすこしゲームして遊びましょ♪」
華蓮「ゲームだと?」
ティナ「簡単なことよ♪クイズよ!ク・イ・ズ♪」
結城「クイズだぁー?」
ティナ「じゃあちょっと待っててねー♪・・んしょっと・・」
ティナはその部屋に置かれていた赤いペンキと大きな筆を持ちあげ、扉の前へ
ティナ「フンフン〜フ〜ン♪」
ティナはその筆を使って2つの扉に何かを描いていく
ティナ「できたっと!おまたせー♪」
394
:
N.T
:2017/11/08(水) 19:07:13 ID:rEWkxmQw
結城「2と・・田?・・」
2つの扉には数字の2と、漢字の田が書かれていた
明美「これって・・まさか・・」
ティナ「第一問!デーデン♪・・1+1=♪」
明美「やっぱり!」
ティナ「私ちょーー優しいから簡単なクイズにしてあげたの♪正解したら私の部屋で良い物あげる♪もし間違ったらちょっとした罰を受けてもらうから♪」
春奈「罰って・・」
ティナ「そんな脅えなくても大丈夫♪・・死にはしないから・・キャハ♪・・じゃあ次のお部屋で待ってるわねー♪」
拓也「でもこれってどう考えても2だろ?簡単じゃないか」
征志郎「いえ・・多分どちらに行っても不正解になる可能性があります」
拓也「なんでー」
唯「拓也知らないの?1+1=の答えが田っていうひっかけ」
拓也「いや、知らね・・俺野球ばっかやってたからさーー!」
唯「はぁ・・拓也はほっといてください」
華蓮「ティナのことだ、どのみち不正解で罰を与えるのが目的だろう」
結城「それじゃあどうするよ、このままここにいるわけにはいかねぇし」
明美「進むしかないわ、そうでしょ?みんな」
頷く一同
華蓮「よし、では2へ進むぞ」
2の扉を開け、中へと進む
結城「さっきと同じ部屋だ・・」
全員が入った所で勢いよくバタン!!!っと扉が閉まる
春奈「び・・びっくりしました・・」
ティナ「キャハ♪やっぱりここへきたのねー!」
結城「また上か!」
ティナ「ざーんねん♪今度は下よ♪・・よいしょっと」
床に小さな穴があり、そこからティナが出てくる
結城「くっ!すげぇムカつく!」
明美「お、落ち着いて・・」
ティナ「1+1=の答えは2!・・ふふふ、せいかーーーい!・・・だと思った?ぷぷーー!私は敵だよ?常識でくるわけないじゃーーん!キャハ♪答えは田よ!」
明美「やっぱり・・」
ティナ「それじゃあ・・罰を受けてもらうわ!・・終わったらそこの扉が開くから次の部屋に来てねー!」
華蓮「何がくるはずだ!・・皆注意しろ!」
だがなにも起こらない
結城「何も・・起きないぜ・・」
ガチャ・・
エクス「何もないのかよ!!」
華蓮「ふざけおって・・」
征志郎「先輩落ち着いて!怒っては敵の思うツボです!」
華蓮「そうだな・・よし、行こう」
次の部屋へ足を進める
395
:
N.T
:2017/11/08(水) 19:47:36 ID:rEWkxmQw
次の部屋にて
結城「また2つ扉があるぜ・・」
ティナ「キャハ♪いらっしゃーい!」
結城が辺りを見渡す
結城「どこだ!!」
ティナ「後ろ♪」
結城「うわぁ!!」
明美「いつのまに後ろに!?」
ティナ「それじゃあ第二問いきましょーー!準備するから待っててーー」
またしても筆を使い2つの扉に何かを描いていく
唯「そんな・・また!」
2つの扉にはまたしても2と田が書かれていた
ティナ「問題はさっきと一緒♪キャハ♪それじゃあ答え決めたら進んできてねー!待ってるわー!」
ティナは2の扉を開けて出ていく
エクス「そこから出ていくのかよ!」
唯「さっきと同じということは・・」
春奈「どの道ハズレ・・ということですよね・・」
華蓮「くだらん、進むぞ!」
華蓮は田の扉を開ける
征志郎「先輩なぜ田の方へ?」
華蓮「やつの触れた扉に触れたくなかっただけだ」
そして中へと進む一同
ティナ「はぁ・・まさかそっちにくるなんて・・」
結城「もう既に中にいやがった・・」
ティナ「なに!?楽しみにしてた!?ごめーん!」
結城「そんなんじゃねぇよ!」
華蓮「どうせハズレなのだろう、さっさと部屋へ行かせろ」
ティナ「もうーせっかちなんだからー・・そう!ハズレよハズレ!・・同じ答えで来ると思ったー?常識で考えて1+1=っていったら2でしょー!・・・小学生からやりなおしたら?・・キャハ!!」
結城「ちっ!わかっていてもムカつくぜ!」
ティナ「それじゃあ罰を受けてもらうわ!・・次が最終問題よ♪待ってるわー!」
辺りが静まり返る
隆二「また何も起こらないな・・」
華蓮「遊びたければ今のうちに遊ぶがいい・・」
明美「えっ!?うぐぅ!」
結城「明美!?」
明美の口に謎の液体の塊が付着していた・・
明美「むぐぅ!・・ううぅ!」
結城「明美からこの離れろ!この!」
だがその液体の塊は明美の中へと飲み込まれていった・・
396
:
N.T
:2017/11/08(水) 20:24:47 ID:rEWkxmQw
明美「げほ!げほ!・・の、飲んじゃった・・げほ!」
結城「明美!・・」
華蓮「くそ!謀られた!」
明美「いやぁ!ユウちゃん助けて!何が起こるの!怖い!怖いよユウちゃん!」
その時だった急激に明美のお腹が膨れ上がっていく
明美「ひっ!いやぁああ!お腹が!お腹がぁ!」
結城「くそぉ!なんでいつも俺は!!」
明美のお腹が妊婦ほど大きさになると、膨らむのが止まる・・
明美「はぁーはぁー・・止まっ・・た・・」
ボコボコ!!
明美「ぎゃっ!!」
明美の膨らんだお腹がボコボコと動き始める
結城「明美!どうしたらいいんだ!くそぉ!」
明美「ぎゃぁあああ!いだい!!いだいいだいいだあぁぁぁい!お腹が裂けちゃうーー!」
華蓮「ティナ!!見ているのだろう!相手は私だろう!!他の者に手を出すな!」
明美「ぐぅぅぎぃぃーー!いだいいだいぃぃぃー!うぐぅぅいいぃーー!」
倒れ込み、ジタバタと暴れる明美・・想像を絶する激痛に顔が涙、鼻水、よだれに濡れる
明美「やだぁぁがぁ!!いだいぃぃぁぁー!!!ユウぢゃん!ユウぢゃぁああぁ!!」
結城「明美・・明美ぃぃ」
結城もどうしたらいいかわからず、明美の手を握り続けた
明美「うっ!!げぶぉ!」
明美の口から先ほどの液体の塊が勢いよく飛び出す、お腹が元の大きさに戻る
結城「明美!明美!」
明美「ユウちゃん・・・うっ・うわぁぁーーー!うわぁぁぁん!」
明美は大声で結城に抱き付き泣き叫ぶ
華蓮「くっ!・・許さん!・・・絶対に許さんぞティナ!!」
ガチャ・・次の扉が開くと、華蓮がすぐに扉を蹴り飛ばし中へと進む
征志郎「先輩!怒っては!!」
華蓮「ティナ!!出てこい!!いるんだろう!」
397
:
N.T
:2017/11/08(水) 20:25:26 ID:rEWkxmQw
ティナ「怖い怖い・・ぶるぶる・・キャハ♪」
華蓮「くっ!後ろか!」
シュン!!っと刀を振る華蓮
ティナ「おっと!危ない危ない!」
寸でで避けるティナ
ピピ「ピィ!!」
明美の身体が光包まれる
明美「・・・あ、身体の痛みが・・」
結城「明美!・・ありがとうピピ!」
そして一同も同じく部屋に入っていく
華蓮「もう十分だろう!」
刀を向ける華蓮
ティナ「キャハ♪安心して♪今度の問題が最終問題!この扉の奥が私のお部屋よ♪」
征志郎「先輩・・」
ティナ「キャハ♪お腹を膨らまされるのは経験済みでも、お腹を突き破られそうになるのは初めてでしょう?キャハ♪・・どうだった?」
明美「最悪よ・・」
明美がティナを睨み付ける
ティナ「はぁん!!あなたの目もす・て・き♪・・他の子達も味わいたかったらいつでも言って?キャハ♪」
春奈「うぅ・・・・・・」
唯「震えが止まらない・・怖い・・」
拓也「そうはさせねぇ!」
隆二「笑っていられるのは今のうちだ!」
ティナ「キャハ♪・・・それじゃあ、最終問題よー!・・」
ティナがまたしても2つの扉に書き始める
ティナ「これでよしっと!・・」
2つの扉には華蓮・・そしてティナと書いてある
ティナ「最終問題・・・どっちが勝つでしょう?・・・これからその・・・・・」
ニヤッとほほ笑むティナ・・ぞくっとした空気が一同を襲う・・
ティナ「正解を決めましょ?」
華蓮「ああ、いいだろう・・決着をつけてやる」
ティナ「どちらの扉を進んでも私の部屋に繋がっているわ・・あなたが思う正解の扉を通ってきて?待ってるわ♪キャハ♪」
ついに・・四天王・液体金属特殊生命体ティナとの戦いが始まろうとしていた・・
398
:
N.T
:2017/11/09(木) 16:05:01 ID:wNP8iBz.
とある場所にて・・
ガーディアンA「報告!!3階南フロアが何者かに襲撃され!全てのハンター達が!」
ガーディアンB「報告!!2階北フロアが崩壊!!配属されていたハンター達がことごとく!」
マスター「なんですって!おお!なんですってぇー!・・この前も5階が何者かに襲撃されたばかり!・・一体誰が!?」
???「マスター、気を押し付けください」
マスター「おお、あなたですか!・・一体何が起きているのですか!?・・まさか参加者の人間達が!?」
???「マスターお考えを、たかが人間にそんなことができるとは思えません」
マスター「ではいったい誰だというのです!」
???「ゼンです!」
マスター「ゼンさん・・ですって?」
???「はい、やつは元々少数手勢で大戦中の世界を救った男・・・ゼンならばこの程度容易い事・・」
マスター「たしかに・・ゼンさんが相手ではハンターがどれだけ集まろうと無意味・・ですがアムダさんに続きゼンさんまでが裏切るなど!」
???「マスター!・・マスターには私がおります・・そしてティナも!・・何も心配はいりません」
マスター「そ・・それは・・」
???「アムダとゼンは所詮マスターに屈した敗北者です・・それをお忘れなく」
マスター「そうですね・・ほほほ!私にはあなたとティナさんが入れば何も問題はないのでした!ほほほ!そうでした私としたことが!ほーーほほ!」
???「ゼンをこれ以上好き勝手させるわけにはいきません・・ゼンについてはこの私に任せて頂ければ・・・」
マスター「ええ!勿論です!あなたの好きにして構いません!!・・そうですそうです!私にはあなたとティナさんがいれば何も・・ほーーほほほ!」
???「ありがとうございます・・では・・」
謎の男がマスターの部屋から退出する
399
:
N.T
:2017/11/09(木) 16:24:37 ID:wNP8iBz.
3階・・・東フロア・・・
ハンター「ギャアアアア!」
ゼン「よーし!これくらい暴れればいいだろう!」
男A「あ、ありがとうございました!!助かりました!」
女A「お腹が・・お腹が苦しいよ・・」
ゼン「元四天王に感謝か!はっはー!これは笑えるぜ!・・おら、早く行きな!巻き込まれてもしらねぇぞ」
男A「は、はいぃぃー!いくぞ!」
女A「ま、待ってよ・・お腹が・・」
男女がその場を去っていく
ゼン「ヒュー・・あの姉ちゃん良い腹してたぜ!・・んー、やっぱ四天王のままでいればよかったかなぁ!・・・・なーんて、冗談だ冗談!本気にすんなよ」
ゼンの背後から首に小刀を突き付けるセト
セト「ふん、どうだかな・・貴様を信用したわけではない」
ゼン「なんだよ、まだ信じてねぇのかよー!俺たちの仲だろう相棒!」
セトの肩に手が回すゼン
セト「馴れ馴れしくするな!・・貴様はもう俺達の英雄ではない」
ゼン「わーーたよ!・・でもこれであいつらも動きやすくなったはずだ・・あいつらがどんだけ暴れようとも、マスター達はぜーーんぶ!俺がやったと思うだろうぜ!」
セト「うむ、拓也達の道を開いておくのが今できる我々の使命だ」
ゼン「使命ねぇ・・俺はただあいつをぶっ倒したいだけだ・・俺はそのためにあいつらを利用しているだけだぜ?一石二鳥ってやつだなぁ!おい!」
セト「大声を出すね馬鹿者!・・見ろ!ハンターが集まってきたぞ」
ゼン「へっ!そいつは好都合だ!・・残念だったな!女はここにはいないぜぇぇーー!」
400
:
N.T
:2017/11/09(木) 17:04:20 ID:wNP8iBz.
23、我が命と誇りを賭けて!・・決戦!!四天王・液体金属特殊生命体ティナ
明美「大丈夫・・絶対に大丈夫・・」
結城「明美・・俺!死んでも守るからな!」
明美「馬鹿!!そんなこと言わないでよ!」
結城「いや、こんな時だからこそなんだ・・俺は弱い、この先も・・明美が苦しむのを守ってやることはできないかもしれない・・でも、俺は絶対に明美を死なせない!・・それだけは絶対にさせない!」
明美「ユウちゃん・・でもこれだけは覚えておいて・・もし私が助かってもユウちゃんが死んだら・・私も死ぬよ!・・ユウちゃんがいないんじゃ生きてても仕方ないもん!」
結城「明美・・絶対に生き残ろう・・」
明美「うん・・一緒に・・」
隆二「春奈・・相手が相手だ、お前を無傷で守れる保証はできない・・だが俺はお前を絶対に守る!だから・・俺を信じて傍から離れるな?」
春奈「うん・・絶対に離れない・・信じてる・・リュウ君が傍にいればどんな痛みにも耐えられから!・・絶対に私は死なないよ」
隆二「そうか・・強くなったな!」
春奈「アムダさんの妹だもん!」
隆二「ははは!アムダは認めてなかったがな?・・俺も、絶対に死なん!・・・アムダ、俺に力を分けてくれ・・」
拓也「セトさんが言っていたのはこの事だったんだな」
唯「え?・・」
拓也「必要なのは強力な武器だけではない・・頼れる仲間を探せ・・本当その通りだ・・力が湧きあがってくるみたいだ」
唯「拓也・・頼りにしてるから・・どんな辛くても・・」
拓也「ああ、唯は今まで俺を助けてくれた・・これからは俺が助ける番だからな!・・うおぉー!絶対に勝てる!!」
唯「ふふ?何でそう言い切れるの?」
拓也「カンだ!!」
唯「だと思った!ふふふ・・うん、そうね・・私も勝てる気がする!」
華蓮「この先に奴がいる・・私は・・必ず勝つ!!」
征志郎「お供します!!先輩は絶対に負けない!」
華蓮「征志郎・・今までよく私についてきてくれた・・ひどい扱いを沢山してきたろう・・・すまなかった」
征志郎「そんな最後みたいな事言わないでください!・・どんな時も!どんな場所にも!これからだって僕は先輩についていきます!」
華蓮「征志郎・・そうか・・考えてみればいつもお前は隣にいてくれたな・・・なぜそこまで私に?」
征志郎「そ・・それは・・その・・僕は先輩のことが・・その・・」
華蓮「ん?・・」
征志郎「い、今はそんなことより目の前の敵です!先輩!」
華蓮「お?おお、そうだな!」
401
:
N.T
:2017/11/09(木) 17:41:27 ID:wNP8iBz.
華蓮「皆!行くぞ!必ず勝つ!」
結城「守りたい大事な人のために!」
隆二「ここまで導いてくれた者のために!」
拓也「みんなで生きて帰るために!」
華蓮「勝つのは!・・私達だ!!」
華蓮と書かれた扉を開け、中へと進む・・
ティナ「キャハ♪キャハハーーー♪」
華蓮「ティナ・・貴様を倒す!」
ティナ「キャハ♪できるかなぁー?」
エクス「みんなはできるだけ下がるんだ、ティナ相手にまともに戦えるのは華蓮だけだ」
結城「でもだからってなにもしないわけには!」
ティナ「あー!そうそう!さっきのクイズの景品だけどーーそこにあるから好きに使ってー!」
隆二「な!あれは!」
そこには山のように積み上げられた剣、槍、銃や爆弾だった・・
ティナ「全問不正解の景品♪・・私相手にはなーーんの意味もないガラクタセットでーーーす!!」
隆二「だが何もないよりはマシだ!これで援護くらいはできるかもしれん!」
拓也「俺にはこの武器があるが・・到底あいつに通用するとは思えないしな・・逆に邪魔することになりかねない」
明美「華蓮さん!・・私達も一緒です!だから・・負けないで!」
華蓮「ああ!・・お前たちが共にいてくれることが・・何よりも力になる!!・・勝負だ!!ティナ!!」
ティナ「キャハ♪・・かかってきなよぉぉーー!!」
華蓮「はぁぁーーー!!」
ティナ「ぐえ!」
華蓮の一撃がティナの頭を真っ二つに切り裂く
華蓮「まだだ!はあぁぁー!」
華蓮が目にもとまらぬ早さで斬撃を繰り返す・・ティナの身体がどんどん切り刻まれていく
華蓮「二度と復元できないよう!粉々にしてくれる!」
バラバラになったティナの身体が地面にばらまかれる・・だが・・
華蓮「なに!ぐわ!」
ティナの身体の部品が華蓮目掛け飛び込む・・・ぐにゅるぐにゅる・・
ティナ「残念♪・・無駄なんだなぁーー!キャハハハ!!」
バラバラだったティナの身体があっという間に元に戻る
402
:
N.T
:2017/11/09(木) 17:42:04 ID:wNP8iBz.
結城「使ったことないけど、これでもくらえええ!!」
バン!バン!っと銃を放つ結城
ティナ「お見事♪左目貫通したよー!」
明美「うう、気持ち悪い・・」
だがティナの目がすぐに再生する
ティナ「はい!意味なーーーい!キャハー♪」
拓也「わかっていたけどあれは反則だぜ!全身は液体で出来てるなんて!」
ティナ「ただの液体じゃあないんだなぁ・・」
ティナが人差し指を拓也に向けると・・ビュン!
拓也「うわっ!いてぇ!」
唯「拓也!」
拓也の頬を伸びたティナの鋭い指がかすると頬から血が垂れる
ティナ「ただの液体じゃない・・私の身体は液体金属なんだなぁーー!キャハハーー!」
隆二「今だ!」
カキン!・・・・ティナの背中で隆二が突いた槍が止まる
隆二「ば・・ばかな・・」
ティナ「瞬時に固くなるのもお手の物♪・・そんなんじゃ私は貫けない!!」
ドコッ!・・隆二に凄まじい蹴りが炸裂する
隆二「ぐああぁ!」
春奈「リュウ君!!」
ティナ「まっ・・貫いても意味無いんだけどぉぉぉぉーー!!?・・キャーーーハハハハ!!」
ついに始まった四天王ティナとの戦い・・無敵の怪物を相手に勝機はあるのだろうか・・
403
:
N.T
:2017/11/13(月) 21:24:48 ID:3vRtAEOA
華蓮「はぁぁぁーー!」
斬りかかる華蓮
ティナ「そうそう!あなたはもっと私を楽しませてくれないとねぇーー!」
カキン!カキン!・・瞬時に硬化する腕で華蓮の斬撃を受け止めるティナ
華蓮「はぁーーー!!とあああああぁぁーー!」
ティナ「キャハハハハ!キャハハハーー!」
カキンカキン・・カキン!
結城「す、すげぇ・・」
拓也「さすが華蓮先輩だぜ・・」
征志郎「先輩・・」
華蓮「はぁーーー!」
ティナ「おっとっと!?」
ティナの片足を切り落とす華蓮
華蓮「もらったぁー!」
シュンシュン!
ティナ「ぎぇ!!」
素早い斬撃でティナの身体をバラバラにする
華蓮「はぁーはぁー・・」
ティナ「キャハ♪・・さすがだね♪」
華蓮「くっ!」
結城「どうしたら倒せるんだ!」
隆二「ちっ!化け物め」
ティナ「カッチーン!・・女の子に向かって化け物なんて・・とぉ♪」
ティナの左手が伸びる・・・バコォ!
隆二「ぐはっ!」
ティナ「怒っちゃうぞ♪・・キャハ♪」
春奈「リュウ君!リュウ君!」
倒れ込む隆二に駆け寄り、身体を揺らす春奈
隆二「だ、大丈夫だ・・春奈」
ティナ「口の悪い彼氏への罰は、勿論ペアの彼女さんにも受けてもらわないと・・」
春奈「えっ!?きゃ・・もごぉ!!」
隆二「春奈!!」
春奈の口に液体が飛び込み、中へと侵入する
ティナ「キャハハ♪」
404
:
N.T
:2017/11/13(月) 21:56:48 ID:3vRtAEOA
ぷくぅぅ
春奈「あぁ!嫌!お腹が膨らむ!」
あっという間にお腹が妊婦のように膨れ上がった所で膨らむのが止まる
華蓮「させるか!!てやぁーー!」
ティナ「今良い所なんだから邪魔しないで?」
ドコォ!
華蓮「ぐっ!・・がはぁ!」
征志郎「先輩!?」
春奈「こ・・これって・・まさかぁ!」
ティナ「キャハ♪」
春奈「や、やめ!」
ボコボコォ!・・っと春奈の膨らんだお腹が動きだす
春奈「うぎぃぃ!!いいいだいぃぃーーー!」
のたうち回る春奈
隆二「春奈!!・・この化け物め!春奈に何をする!!」
槍を持ち隆二がティナに突撃する
ティナ「はぁーまた化け物って言った!ぷんぷん!・・」
ザクッ!
隆二「ぐあぁぁぁ!!」
ティナの指が鋭い針となり、隆二の左肩を貫通する
春奈「いだぁぁぁーー!うぐぃぃいいい!いいいいだいあああああ!!」
春奈が大声を出して泣きわめく・・
明美「春奈ちゃん!・・もうやめて!!やめてください!」
ティナ「んー?どうしよっかなぁーー?」
春奈「だずげでぇぇえええええ!!もうやだぁぁぁああ、うあああー!」
明美「お願い!春奈ちゃんが死んじゃう!」
ティナ「キャハハ♪ばっかじゃないの!?私はあんたたちを最初から殺す気だっての!・・キャハハ♪」
春奈「あげみざぁん!!だずげで!・・いだぁぁぁいぃぃあああ!」
ティナ「あーでもこんな早く死なれちゃ面白くない・・か・・それじゃあ・・」
春奈「うっ!・・おええぇ!」
春奈の口から液体が飛び出す・・
明美「えっ!むぐぉ!!」
その液体がそのまま明美の中へ移る
ぷくぅぅ
明美「うわぁぁ!!」
ティナ「その子がそんなに心配なら・・あなたが代わりってことで♪」
ボコボコ!!
明美「うぎぃ!!?ぎゃぁぁああああ!」
結城「明美ーー!」
ティナ「ほらー!いつまで痛がってるのよ!・・大事なお友達苦しんでるよぉー?」
華蓮「くっ・・くそぉ・・」
よろよろな身体で立ち上がる華蓮
ティナ「嘘!?まさかあんな一撃でそんなダメージを!?・・うわざっこぉ!!キャハハ♪」
明美「いだあああぁい!ユウちゃん!だずげでぇーー!うぐえぇえええああ!」
唯「いやぁあああ!こんなの酷過ぎるわ!」
ピピ「ピィーー!」
華蓮の身体が光に包まれる
華蓮「すまない!・・もう油断せんぞ!はぁーー!」
ティナ「えっ!?あんた回復はっや!!ぐおぇ!!」
刀がティナの口を貫通する
405
:
N.T
:2017/11/13(月) 21:57:32 ID:3vRtAEOA
明美「おええぇ!」
明美の口から液体が飛び出す
ピピ「ピィ〜!」
ぐったりする明美と春奈が光に包まれる
華蓮「お前の相手は私だー!!」
ザシュン!!
ティナ「ぎゃ!」
華蓮「皆は無理せず下がっていてくれ!」
拓也「俺達にはどうしようもないのかよぉー!くそぉ!」
明美「ありがとうピピ・・」
春奈「リュウ君!リュウ君!・・ピピ!リュウ君の肩も!」
隆二「春奈お前・・あんな目にあって真っ先に俺の心配かよ」
ティナ「今のは驚いたけど、まあそうじゃなきゃ面白くないわ!!キャハ♪」
華蓮「すぐ笑えなくしてやるさ」
ティナ「楽しみ♪・・さてと、準備運動もできたし・・すこし本気出そうかなぁ?」
結城「今まで本気じゃなかったてのか!?」
ティナ「そんじゃ・・いっくよーー!」
ブォン!
華蓮「早い!?くっ!」
ティナ「キャハハハ!キャーハハ!!」
カキンカキン!!カキン!!
華蓮「うおおぉーー!はぁぁぁああ!」
ティナ「キャハァ!!」
ザシュ
華蓮「ぐあ!」
ザシュ、ザシュン!
華蓮「ぐっ!・・ぐわぁ!」
華蓮の身体に数か所に切り傷がつき、血が流れる
ティナ「こんなものなの・・・?あなたって?・・」
華蓮「こ・・こんなバカな・・見えない・・やつの攻撃が・・」
征志郎「先輩!」
華蓮「来るな!・・お前の適う相手では・・ない!」
ティナ「あんたでも適わないものね?キャハ♪」
圧倒的な力を見せつける四天王・液体金属特殊生命体ティナ・・果たして華蓮達は勝てるのだろうか・・
406
:
N.T
:2017/11/13(月) 22:17:14 ID:3vRtAEOA
エクス「姉ちゃん・・姉ちゃん」
明美「エクスちゃん?・・」
エクス「やはりここは俺の力を使うしか無さそうだ・・できれば四天王にだけは俺がここにいることはバレたくなかったが仕方ない・・」
明美「どうするの?」
エクス「ありったけのエネルギーをやつに打ち込む!・・だからそれまで時間を稼いでほしい」
結城「時間だな!?・・どれくらいだ!?」
エクス「2分もあれば十分だ!・・いけるか!」
結城「2分か・・やってやるさ!隆二!拓也!」
隆二「ああ!聞いていた!」
拓也「任せろ!」
結城「よし!明美達はエクスが見えない様に集まっていてくれ・・」
明美「わかったわ」
春奈「はい!」
唯「気を付けてね!」
結城「よし、やるぞみんな」
隆二&拓也「おう!」
結城「おい!液体女!」
ティナ「ん?」
結城「俺たちが相手だ!」
ティナ「・・・・ぷっ!キャハ!キャハハ!まじウケる―!キャハハ!」
拓也「笑ってやがる!」
隆二「俺たちの目的は時間稼ぎだ、笑いたければ笑わせておけばいい」
エクス「はぁぁぁーー!」
ティナ「いいよ♪かかってらっしゃい♪」
結城「いくぞー!」
隆二「おおおぉー!」
拓也「おらぁああ!」
ティナに一斉に突撃する3人
華蓮「はぁーはぁー・・不甲斐ない・・なんと不甲斐ないのだ私は・・くっ」
征志郎「先輩!・・」
ピピ「ピィ!」
華蓮の身体が光に包まれる
407
:
N.T
:2017/11/13(月) 22:24:13 ID:3vRtAEOA
結城「ぐあああ!」
隆二「ぐっ!」
拓也「うわぁー!」
ティナ「そんな力でよくここまで上がって来れたものね?・・運が相当よかったのね?あなた達」
ザクッ!
結城「うわぁー!」
鋭い針となった指が結城の右足を貫通する
明美「ユウちゃん!!」
春奈「明美さん!今は動いたら!」
明美「ううぅ・・ユウちゃん・・ユウちゃんがぁ・・」
エクス「はぁーー!」
ティナ「痛い?痛いのね!?・・キャハ♪」
ぐりぐり
結城「うわあああ!!」
隆二「くそぉ!!」
ティナ「あんたもまた味わいたいのね?いいわ!」
ザクッ!
隆二「ぐわぁぁあ!」
もう片方の手から放たれた指が隆二の左腕を貫通する
拓也「両手が塞がった今なら・・てゃああ!」
ティナの背後から襲い掛かる拓也
ザクッ!ドスッ!ブスッ!・・・
拓也「うっ!・・ぎゃぁあああ!」
ティナの髪伸びた無数の針となり、拓也の腕や足に突き刺さる
ティナ「忘れた?・・私の身体は全身液体金属だってこと?・・キャハハハ♪」
エクス「もうすこしだ・・もうすこしで!・・」
唯「拓也・・拓也がぁ・・」
エクス「兄ちゃんたち・・すまん!」
ティナ「あら?あんた・・傷が・・何をしたの?」
3人に刺さった針を戻すティナ
華蓮「ふん、貴様には関係ない事だ!」
ティナは辺りを見渡す
ティナ「あんたが何かしたの?」
征志郎「・・・・・・」
春奈「すごいわピピ、うまく隠れてる・・」
エクス「よし!いいぞ!」
明美「わかったわ!」
華蓮「こい!」
ティナ「キャハ♪まあいっか♪もっと遊べそうだしぃぃーー!」
ティナが華蓮に襲い掛かる・・
408
:
N.T
:2017/11/13(月) 22:42:29 ID:3vRtAEOA
エクス「今だ!!くらえ!!エクスプロージョン・インパクト!!」
ものすごい閃光がエクスから放たれる
ティナ「なっ!!?なに!?・・ぎゃぁああああああああ!」
華蓮「な・・エクス!お前!」
ティナ「ぎぇあああああーー!」
奥の壁で大爆発が起こる
エクス「へへっ!思い知ったか!」
明美「す、すごい・・今までのとは全然違う・・」
爆発の煙が張れると、そこにはバラバラになり、燃えつくしたカスと、溶けた液体が散乱していた
エクス「さすがにあれをモロに受けたらティナでもただじゃすまんだろ!」
華蓮「エクス・・」
華蓮がエクスに近づく
エクス「悪く思うな華蓮、こうしなければ勝てる相手ではない」
華蓮「・・・ああ・・わかっている・・」
征志郎「先輩・・」
春奈「ピピ!リュウちゃん達を!」
ピピ「ピィ!」
明美「やった・・の?・・本当に?・・」
唯「・・・ティナの身体が元に戻らないということは・・」
結城「はは!やった!」
隆二「勝ったのか!」
拓也「いえーーい!やったぜーーーー!」
明美「ユウちゃん!」
春奈「リュウ君!」
唯「拓也!」
3人に駆け寄る明美達
エクス「力がもうからっぽだ・・・またエネルギー充電しねぇと・・」
征志郎「・・・・・!?」
華蓮「征志郎?・・」
征志郎「皆さん!!まだです!!!まだあいつは生きている!!!」
華蓮「なに!?・・」
明美「うぐぉ!!?」
春奈「えぐぅ!?」
唯「おぐぅ!?」
結城「明美!!」
隆二「ば・・馬鹿な!!?」
明美、春奈、唯の中に液体が侵入する・・
ティナ「きさま・・・ら・・」
エクス「ば・・馬鹿な・・」
地面から崩れたティナの首が現れる・・・散らばる身体の欠片が合わさっていく
409
:
N.T
:2017/11/13(月) 23:16:22 ID:3vRtAEOA
ぷくううぅ
明美「いやぁぁ!」
春奈「また、お腹がぁ!」
唯「いやぁぁー!拓也ーー!」
3人のお腹が膨腹していく
ティナ「きさま・・ら・・・・・」
ぐちゅるぐちゅる
エクス「戻っていく・・ティナの身体が・・くそ!!こんなバカな!」
ティナ「はぁーはぁー・・今のは・・ビックリしちゃった・・」
明美「いやぁ!!もうあれはいや!!やめてぇ!!」
春奈「やめてーーー!!助けてぇーーー!!」
唯「怖い!!怖いーー!!お願いだからやめ!!」
ボコボコ!!
明美「ぐぎぃぃぃぃ!?痛いいぃぃーー!!」
春奈「ぐぇぇ!!?うぐぅぅううぎぃいいい!!」
唯「ぎゃああああああ!!?痛い痛い痛い痛い痛いいだああああああああああいぁぁぁ!」
拓也「唯ーーーーー!」
結城「うわーー!頼む!!明美達をこれ以上苦しめないでくれーー!」
隆二「春奈!!この化け物め!絶対に許さんぞ!!」
ティナ「ふん!!」
ティナの指が伸びる・・・ザシュ!!!
ピピ「ピッ!?・・」
エクス「ピピ!?」
ティナ「これでもう・・回復はできないわね?・・キャハハ♪」
エクス「ピピ!大丈夫かピピ!?」
ピピ「ピ・・・ピィ・・」
明美「うああぁーー!やめでぇぇーー!もうやめでぇえーー!」
春奈「いだいぃぃーー!いだいよぉぉーー!」
唯「あああ!わあぁぁ!やめで!ぎゃあぁぁあ!!」
華蓮「ティナ!!」
ティナ「もういいや・・そろそろ終わらせましょ・・飽きてきたわ・・あんた・・」
ティナは生きていた・・・果たして皆の運命は・・・
410
:
N.T
:2017/11/14(火) 12:16:55 ID:nXUHN70U
ティナ「でも、その前に・・・まさかこの人間達と一緒にいたなんてねー・・マスターが探してたわよ?」
エクス「くっ・・」
ティナ「これは良いお土産ができたわ♪・・マスター大喜びね」
華蓮「それはどうかな!貴様をここで倒せば問題ない事だ!」
ティナ「キャハ♪・・それじゃあ、見せてあげる・・四天王ティナの本気をね!」
ティナの髪が逆立ち、無数の鋭い針となる
ティナ「それじゃあ・・・いくよー♪」
ビュンビュン!っと無数の鋭い針が華蓮に襲い掛かる
華蓮「はぁああ!ふん!たああぁーー!」
それを刀で弾く華蓮・・
エクス「こうなったら華蓮だけが頼りだ!頼む!勝ってくれ!」
華蓮「はぁーーー!」
ティナ「キャハハ♪そらそらー!」
ビュンビュン!・・カキンカキン!
華蓮「見えた!!ここだーーー!!」
無数の髪の隙間を見つけ、一気に突撃する華蓮
ティナ「!?」
華蓮「私は負けるわけにはいかないのだ!!はぁあああああー!」
パリィン!!・・・・
華蓮「なっ!?」
ティナ「キャハ♪・・残念でしたー♪」
エクス「か、華蓮の刀が・・」
ティナの腕に弾かれた刀が無残に折られ飛び散る
華蓮「そ・・そんな・・そんな・・」
身体を震わす華蓮
ティナ「武人にとって、刀を折られることは死ぬよりも屈辱なこと・・キャハハハ♪」
華蓮「あ、あああ・・そんな・・」
エクス「くっ・・万事休すか・・」
ティナ「このまま終わらせるのは簡単なことだけどー・・それじゃあつまらないから♪あなたのために特別な物用意しといたわ♪・・喜んでもらえるといいんだけどー」
ティナが歩き出すその先には、大量のドクロが積みあがって出来た玉座・・
ティナ「キャハ♪これこれ♪・・受け取って!」
ティナが何かを華蓮に投げる・・それは・・
征志郎「こ!これって!!」
華蓮「な・・なぜこれが!ここに!」
それは1本の刀だった
411
:
N.T
:2017/11/14(火) 12:35:07 ID:nXUHN70U
ティナ「身を覚え・・あるわよね♪」
華蓮「こ、これは我が家を継ぐ者たちが継承してきた家宝の刀・・夢幻!?」
ティナ「正解ーー♪」
華蓮「この刀は今は我が父の手にあるはず・・・貴様!皆に何をした!!」
ティナ「あなたはここに招待してから、この日のために私が直々に取りに行ってあげたのよー?キャハ♪」
華蓮「貴様!」
ティナ「安心して!誰も殺したりしてないから♪・・でもあなたのお父さんは物分かりが良くて助かったわー?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
門下生A「貴様!何者だ!」
ティナ「キャハ♪・・華蓮ちゃんの知り合い♪」
門下生B「ふざけるな!貴様のような禍々しき気を持つ者に、華蓮様が知り合うはずがない!」
ティナ「あまり手荒なことはしたくないんだけどなぁー♪・・」
門下生A「何が目的だ!」
ティナ「この家のどこかに、華蓮ちゃんがとても欲しがってる刀があるはずなんだけどー・・それ頂戴♪」
門下生C「刀だと?・・・」
ティナ「それを黙って渡してくれれば何もしないで帰るわ♪」
門下生A「断る!・・刀を持たぬ者に刃を向けたくはないが!致し方ない!てやぁーー!」
ザシュ!
門下生A「な!防御もしないとは!?」
ティナ「キャハ♪・・異性はいいのね♪」
門下生B「なんだと!?頭を割られて生きているなど!?」
ティナ「それじゃあ次は私の番・・・ねっ♪」
ザシュン!グサ!ドス!
ティナの身体から伸びる鋭い針が、門下生たちを貫く
ティナ「でも雑魚ばっかね・・あの子はそうじゃないといいんだけど♪・・さてと、お邪魔しまーす♪」
家の中に侵入するティナ・・
412
:
N.T
:2017/11/14(火) 12:48:13 ID:nXUHN70U
門下生D「とああ!」
ティナ「邪魔!」
門下生D「ぐぁ!」
ティナ「ここかなー?・・違う・・ここかなーー?・・違う・・」
色んな扉を開けて中を調べ歩くティナ
ティナ「ここかなー?・・・ん?」
女A「ひぃー!」
女B「そ、そんな!」
とある扉の中には6人ほどの女たちが隠れていた
ティナ「キャハ♪あなたたちはもここの子達かしら?」
女A「外の男たちはどうしたの!?」
ティナ「キャハ♪すぐに通してくれたわ♪・・あなたたち、この家のどこかにあるすっごい刀ってどこにあるか知ってる?教えてくれたら何もしないわ?」
女B「そ・・それってお師様の・・」
女C「言ってはだめ!」
ティナ「そう?・・なら仕方ないわね?」
ティナの指が2本伸びる
女D「ひぃ!気持ち悪い!」
女A「きゃあ!」
ズブ!ズブ!
女D「きゃあああ!」
女A「お尻に入って!?いやぁああ!」
ティナ「キャハ♪・・早く教えてくれるといいんだけどー?」
ごぽごぽ
女D「ひっ!!?なにか入ってくる!?」
女A「いやぁーー!やめてーー!」
女C「なにを!!」
女2人のお腹が見る見るうちに膨らんでいく
女D「そんな!私のお腹がぁーー!」
女A「きゃああ!お腹が膨らむぅーー!」
ティナ「さぁさぁ♪早く教えてくれないとこの子たちのお腹が破裂しちゃうよー♪」
女C「させない!・・・はぁーー!」
女Cが持っていた槍でティナを貫く
女C「や、やった!」
ティナ「キャハ♪あんたみたいな威勢のいい子大好き♪・・」
女C「え!そんな!・・うぐ!」
ズブ!・・
女C「うわぁあーー!」
女Cの中にもティナの指が挿入される
ティナ「キャハ♪」
ティナが舌なめずりする・・
413
:
N.T
:2017/11/14(火) 13:04:32 ID:nXUHN70U
門下生A「ま・・まって・・くれ」
ティナ「ん?・・あんた門の前の・・」
門下生A「た・・頼む・・彼女だけは・・許してくれ・・」
女C「だ・・だめ・・」
ティナ「ん?・・ん?・・あー、キャハハ♪なに?あんたたちそういう関係なの♪キャハハ♪」
門下生A「頼む!・・彼女だけはー!・・」
ごぽごぽ
女C「ひっぐ!?」
門下生A「うわあああああ!」
ティナ「キャハハ♪こういうシチュ大好きー♪」
女D「く・・苦しい・・もうやめて・・」
女A「破裂しちゃう・・ううぅ・・」
女C「お腹が!お腹がぁ!・・いやぁー!もうこれ以上入れないで!膨らまさないでぇーー!」
門下生A「やめてくれーー!」
ティナ「それなら刀の場所教えて?そしたらやめるわ?」
門下生A「そ・・それは・・」
女C「うぎゃああ!お腹痛いー!苦しいー!」
3人の女たちのお腹が妊婦ほどの大きさに膨れ上がった
女C「ううぅーー!破裂する・・たすけ・・がは!」
ティナ「ほらほらー早くしないと破裂しちゃうよー?」
門下生A「・・・・・・わかった・・」
ティナ「んー?なんだってー?」
ミチミチ
女D「ぎえええぇーー!」
ミチミチ
女A「し、死にたくないぃぃー!」
ミチミチ
女C「ううっ・・あぁ・・がは!・・」
門下生A「はっ!?」
華蓮父「これが望みなのだろう?・・」
ティナ「はっ!?・・」
ティナの背後にいつの間にか立つ華蓮父
ティナ「いつのまに背後に・・」
華蓮父「持っていくがよい・・そして早急に去れ!」
華蓮父の手には1本の刀が握られていた
ティナ「ふぅーん・・それじゃあもらっていくわね♪」
女3人から指が抜ける
女C「う・・がは・・くるし・・たすけ・・」
門下生A「ううぅ・・ごめん・・俺にもっと力があれば・・ううぅ」
華蓮父「さぁ!去れ!」
ティナ「わかってるわよ♪それじゃ♪」
ティナは華蓮の家から出ていく
ティナ「本当はあの3人とも破裂させてやろうって思っていたんだけど・・」
背後に立つ華蓮父を思い出す・・
ティナ「まっいっか♪」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
華蓮「き・・貴様!」
ティナ「キャハハ♪これで存分に戦えるでしょー?ありがたく思ってね?華蓮ちゃん?・キャハハー!」
414
:
N.T
:2017/11/14(火) 13:15:25 ID:nXUHN70U
征志郎「先輩・・」
ティナ「あなたは私の手のひらの上で動かされたおかげここまでこれたんだから♪存分に楽しませてくれないと♪」
華蓮「どういうことだ!」
ティナ「あなたが最初ここに連れて来られた時・・不意に現れた壁に閉じ込められて1つの扉の中に入った・・覚えてる?」
征志郎「確かに・・あの時突然現れた壁に閉じ込められて・・」
ティナ「そしてその扉の中に・・何があった?」
華蓮が折れた刀に目線を向ける
ティナ「そう!その刀も!その装備も!膨腹薬も!・・ぜーんぶ私が用意した物♪」
華蓮「貴様・・きさまーー!」
ティナ「キャハ♪あなたは私に良いように踊らされていたの♪すべてはこの時の為♪」
華蓮「・・・・・・・・・・」
華蓮が家宝の刀、夢幻を拾う
ティナ「でも、もう終わりにしましょ!・・私って飽き性なのよ♪キャハ♪」
華蓮「ああ、終わらせてやる!」
華蓮は刀を抜く
華蓮「いくぞ!!私の命を賭けて!」
ティナ「かかってきな!これが最後よー!」
415
:
N.T
:2017/11/14(火) 13:29:19 ID:nXUHN70U
華蓮「征志郎・・あとのことは頼む・・・」
征志郎「先輩!?」
華蓮「頼む、もし奴を倒せても・・私の身に何かあったら・・我が母と父に・・」
征志郎「言わないでください!そんなこと聞きたくありません!」
華蓮「征志郎・・」
征志郎「先輩は死にません!絶対に!・・僕は・・僕は信じています!」
華蓮「お前・・・ふっ・・」
華蓮の構えが変わる
征志郎「せ・・先輩!その構えは!」
華蓮「奴を倒すにはこれしかない!・・我が家に伝わる秘剣!無心剣!」
征志郎「で、でもそれはまだ!」
華蓮「ああ、私はまだ無心剣を極めていない・・・未熟な者が使えば、その身体に代償が降りかかる」
征志郎「先輩!」
華蓮「これしかないのだ!・・頼む・・私を信じてくれているのなら・・征志郎・・私の一世一代の戦いを見守っていてくれ!」
ティナ「何をする気かしらないけど?・・来ないならこっちからぁぁーーー!」
ティナが華蓮に向けて突撃する
征志郎「はい!!僕は先輩を信じています!」
華蓮「ありがとう、征志郎!・・・はぁああああああ!!」
征志郎「先輩!!・・せんぱーーーーい!」
華蓮「受けて見ろ!!私の最後の一撃をーーー!」
416
:
N.T
:2017/11/14(火) 13:48:51 ID:nXUHN70U
24、全てをこの一撃に・・無心剣に断てぬもの無し!
ティナ「キャハハーー!死ねぇぇえええー!」
華蓮「はぁぁぁーー!秘剣!!・・無心剣!!」
ザシュン!!!
ティナ「ぎゃ!!」
華蓮「ふぅー・・・」
カキン、刀を鞘に納める・・・
華蓮「・・・・・・・」
征志郎「せ・・先輩・・・」
ティナ「が・・がは・・ぎゃあああ!」
ティナの身体がバラバラに崩れ落ちる
エクス「や・・やったか!!」
ティナ「なーんちゃって♪・・」
征志郎「そんな!!」
華蓮「やはり・・・私には・・無心剣・・は・・がはっ・・」
バタン・・華蓮がその場に倒れる
征志郎「先輩!!」
結城「明美・・ごめんな・・」
明美「うあぁ!!・・・ユ・ユウ・・ちゃん・・」
結城「あの世でも一緒だからな・・明美・・」
明美「ユウちゃん・・うぐぃぃー!ぎゃあああ!!」
隆二「ここまでか・・・春奈・・すまない・・」
春奈「ひぃぃーー!ぐぃぃーー!・・リュウ・く・・うわぁぁぁ!!」
拓也「唯・・もし一緒に生まれ変わったら・・次こそ行こうな・・甲子園に・・」
唯「うぎっぐぃいいいー!・・たく・・やあぁぁーー!うわぁあああ!」
ティナ「キャハハ!ほら!元通り♪・・・・はっ!?」
エクス「こ・・これは!」
ティナの左腕が完全に戻りきっておらず、左腕が地面に崩れ落ちる
ティナ「う・・うそ!なによこれ!!私の腕が!」
華蓮「そういうこと・・・か・・くっ!」
華蓮がふらふらした足で起き上がる
ティナ「ま・・まさか・・さっきの一撃が私の!?・・」
華蓮「この世に弱点が存在しない者などいない!!」
ティナ「私の核に!・・擦っていたというの!?そ、そんな!!」
華蓮「勝てる!・・真の無心剣さえ決まれば・・・この戦い勝てるぞ!!」
417
:
N.T
:2017/11/14(火) 20:43:20 ID:nXUHN70U
ティナ「キャ・・キャハ♪私の弱点がわかったからなんだっていうの?そんな身体で立っているのがやっとのあんたに!!」
明美「うっぷ!おええ!」
春奈「うおええ!」
唯「げぇぇー!」
3人の口から液体が飛び出し、ティナの身体へ戻る
ティナ「キャハハ!キャハハハハ!」
ティナの左腕が再生する
華蓮「征志郎・・離れていろ・・もう一度だ!」
征志郎「で、でもこれ以上は先輩の身体が!」
華蓮「構わん!今しか勝機は無いのだ!」
征志郎「どちらが先に倒れるかだ!・・行くぞ!ティナ!」
ティナ「私を倒せるわけないじゃない!ばーーか!!キャハーーー!」
ティナが襲い掛かる
華蓮「はぁあああああー!!無心剣!」
ザシュン!・・ティナの動きが止まる・・
華蓮「はぁ・・はぁ・・・・うっ!ぐわぁ!!」
華蓮の肩を背後から鋭い刃が貫く
ティナ「残念でした・・それは私じゃないだなぁ?」
華蓮「ぐっ!・・そんな・・これまで・・か・・」
バタン・・・華蓮が倒れ込む
エクス「華蓮・・・くっ・・」
征志郎「先輩!!せんぱーーーい!!」
ティナ「キャハ♪秘剣だか奥の手だか知らないけど!当たらなきゃ意味がないんだよぉ!キャハハハ♪」
征志郎「先輩!先輩!」
華蓮「征志郎・・・無念・・無念だ・・私は・・なんと無力なんだ・・」
ティナ「さてと♪・・そろそろ終わりましょ?・・邪魔よ!」
ゲシッ!
征志郎「うわぁ!」
華蓮「征志郎!・・ぐふっ!」
ゲシッ!ドコッ!
ティナ「キャハ♪キャハハ♪・・あんた私を倒すって言ってたわよねー?はぁぁ?!ばっかじゃないのぉぉ!?キャハハ!」
ドコッ!ゲシッ!
華蓮「うっ!・・ぐはぁ!・・ぐっ!」
結城「華蓮さん!」
隆二「どうせやられるなら・・最後まで抗ってやる・・」
拓也「ああ・・こんな痛み・・唯たちの苦しみに比べたら!」
ティナ「あんたたちは後で遊んでやるわ!今は黙ってそこで寝てな!」
ティナの髪が伸び、結城達の足を貫く・・
明美「ユウ・・ちゃん・・」
ティナ「さぁーって?・・華蓮ちゃん?・・名残惜しいけど・・もう終わりよ?キャハ♪」
418
:
N.T
:2017/11/14(火) 20:53:54 ID:nXUHN70U
華蓮「くっ・・」
ティナ「キャハ♪今まではどんな敵にも勝ってきた・・どんなことにも成功してきたかもしれないけどぉ?・・どう?これから殺される気分は?・・んーー?キャハハ♪」
征志郎「先輩!うわああ!」
ティナ「邪魔なんだよ!・・引っ込んでろ!!」
ドコン!
征志郎「ぐああ!」
華蓮「征志郎!!・・・うっ!」
ティナがしゃがみ・・華蓮のお尻をさわる
ティナ「キャハ♪・・ほんといいわぁ・・あなた・・レロ」
華蓮「くっ!」
華蓮の顔を舐める
ティナ「キャハ♪・・楽しかったわ♪・・」
ズブッ!・・華蓮のお尻の中に指を挿入するティナ
華蓮「うっく!・・きさ・・ま!」
ごぽごぽ
華蓮「うあ!あああ!」
ティナ「盛大に散らせてあげるわ?・・パーンってね!!キャハハ!!」
華蓮「うっぐ!・・うわああぁ!」
華蓮のお腹がものすごい勢いで膨れ上がっていく
華蓮「・・・せい・・しろう・・ぐああ!」
ぷくぅ・・・
ティナ「キャハ!苦しい!?悔しい!?・・キャハハーー!」
征志郎「せん・・・ぱい・・」
華蓮「ああ・・・み・・みんな・・はぁーはぁー・・」
結城「華蓮・・さん・・」
隆二「く・・くそ・・ぐ・・」
ティナ「キャハハハ!・・あんたはねぇ?!」
華蓮「う・・あ?」
ティナ「もう死ぬんだよぉぉーー!!キャハハ!!」
華蓮「あ・・・ああ・・」
419
:
N.T
:2017/11/14(火) 21:06:28 ID:nXUHN70U
華蓮「・・・・めて・・・」
ティナ「んんー?・・なんだってぇー?・・」
ごぽごぽ・・ぷくぅーー
華蓮「・・・うわぁぁぁあああああ!!やめてぇぇぇええ!殺さないでぇぇーー!!」
ティナ「!??」
征志郎「せ・・先輩・・」
華蓮「いやぁーー!殺さないでえぇー!ごめんなさい!ごめんなさいぃぃーー!」
華蓮は始めて完全な敗北を味わった・・そして抗えない死を目の前に・・今まで抑えてきた感情が溢れ出す
ティナ「ぷっ!!キャハハ!!あんた本当にいいわぁーー!最後に笑わせてくれじゃない!!キャハハーー♪」
華蓮「うわぁぁーー!死にたくないぃー!・・お願いやめてぇえー!」
ティナ「ぷくく!・・キャハハ!」
征志郎「せん・・ぱい・・」
華蓮「うぐあぁ!!苦しぃぃ!・・・・あ・・ああ」
華蓮が征志郎の方へ腕を伸ばす・・
華蓮「・・・征志郎・・・・・助けて・・」
征志郎「先輩!!」
ティナ「さぁー!いつ破裂するかなぁーー?・・げふぅ!!!」
ティナが何かによって吹き飛ばされる・・
ティナ「うげ・・げ・・な・・何が・・・・あ・・あんた!?」
ティナの顔が変形する程の一撃を浴びていた・・そしてティナの見たものは・・・
征志郎「先輩は・・・僕が守る!!」
夢幻を持ち、横たわる華蓮の前に立ち、構える征志郎だった・・
420
:
N.T
:2017/11/16(木) 13:01:44 ID:tL0dPWzQ
一方その頃・・・
華蓮父「・・・どうしたのだ?・・最近食事も喉を通らんそうではないか?」
華蓮母「あなた・・・華蓮が今だ行方知れず・・・以前の事件で被害を受けた門下生達も心配で・・」
華蓮父「そのことか、傷の手当ても済んだ・・安静にしておれば大丈夫だ」
華蓮母「どうしてそんなに落ち着いているのです?・・華蓮は大事な一人娘ですよ?!・・もし華蓮の身に何かあったら!」
華蓮父「・・・・・・・・・・・」
華蓮母「華蓮は確かに強い・・でもそれは剣術での話!・・本当のあの子はとても心が弱い子!・・それをわかってるでしょ!?」
華蓮父「わかっておる・・華蓮は我が家を継ぐため・・子供の頃から強くあろうと真の心を押さえつけ今まで育ってきた・・」
華蓮母「だったらなぜ!」
華蓮父「華蓮はおそらく、人生で最大の試練を迎えている・・我が家に現れたあの女によってな・・だが、心配はいらん・・華蓮は我らの子だ、必ず生きて帰る!・・それに・・」
華蓮母「それに・・・?」
華蓮父「華蓮と共に行方知れずとなった者が・・1人いるだろう」
華蓮母「はっ!?」
華蓮父「華蓮には・・あの者が共におる!・・あとは、その者を信じて待つのだ」
華蓮母「そうですね・・」
華蓮父「ふっ、華蓮が帰る時、お前が体調を崩していては意味がないだろう?さぁ、元気を出しなさい・・そうだ、たまにはどこか散歩にでも行こう・・どうだ?」
華蓮母「あなた・・はい、行きましょうか」
421
:
N.T
:2017/11/16(木) 13:22:47 ID:tL0dPWzQ
華蓮「せ・・征志郎?・・」
征志郎「これ以上は許さないぞ・・先輩は僕が守る」
ティナ「キ・・キャハ♪・・あーびっくりした♪・・何が起きたかと思ったら・・お子ちゃまがそんなもの持ったら危ないわよ?」
征志郎「お前は・・僕が倒す」
ティナ「キャハ♪・・あんたが私を!?・・キャハハハー!」
ティナが腹を抱えて大笑いする
ティナ「華蓮ちゃんについていくのがやっとのあんたが私を!?・・キャハハ♪華蓮ちゃんが適わなかった私をあんたが!?・・キャハハー♪」
華蓮「征志郎・・お前・・よせ・・やめ・・」
征志郎「先輩・・僕を信じてください、大丈夫です」
華蓮「征志郎・・・」
ティナ「大事な人を守るナイト様気取り?・・キャハ♪いいよいいよ、仕方ないから相手してあげる・・満足したらとっととどいて頂戴ね?」
ティナの両手が刃になる
征志郎「ふぅ・・・いざ」
ティナ「キャハーー!すぐ終わらせちゃうけどねーー!!」
ティナが征志郎に襲い掛かる・・・・カキン!・・カランカラン・・
ティナ「!?・・・あ、あれ・・腕が・・くっ!」
カキン!!
ティナ「ぐっ!!うわあ!」
ティナが弾き飛ばされる
ティナ「な・・何?!・・どうなってるの!」
征志郎「すぅー・・・・」
ティナ「キャハ♪・・まぐれって怖いわ・・ねーーー!!」
再度ティナが突撃する・・カキンカキン!!
ティナ「うぎぃ!?・・ぎゃあああ!」
ティナが勢いよく弾き飛ばされ、地面に倒れ込む
華蓮「え・・征志郎・・お前・・」
エクス「お、俺は何を見ているんだ・・これは現実なのか・・」
ティナ「はぁーはぁー・・み、見えない・・あの子が何をしたのか全く!・・何なのよあんた!!」
征志郎が1歩近づく
ティナ「ちょ・・ちょ・・調子に乗るなぁぁああああ!!」
カキン!カキン!・・・ズバァ!!
ティナ「ぐぇあ!!・・ぐぅ!」
ティナの身体が真っ二つに裂かれる
422
:
N.T
:2017/11/16(木) 13:40:48 ID:tL0dPWzQ
ティナ「はぁーはぁー・・そ、そんな・・そんなことあるわけ・・」
征志郎がさらに近づく
ティナ「ひっ!」
征志郎がティナの傍で止まる
ティナ「ひっ・・ひっ・・」
ティナの身体が震える、鋭い目でにらみつける征志郎
ティナ「ぐっ!こ、こんなはずはないのよ!・・誰も私を倒せない!!調子のるな雑魚がぁぁあああ!!」
カキン!ズバズバァ!
ティナ「ぎぇ!!・・ぎゃあああ!」
華蓮「私は・・私は夢を見ているのか?・・征志郎が・・」
ティナ「ぐぅぅぅううう!ううううう!うわあああああああ!!」
カキン!カキン!
征志郎「はぁあ!!」
ズバァ!!
ティナ「ぐぎゃあああぁ!!」
華蓮「いや・・これは夢ではない!・・征志郎・・お前・・どうして・・」
ティナ「ぜーーぜーーー・・ば、ばかな・・この私がダメージを追っている・・身体の再生が・・追いつかない・・不死身の私がぁぁーー!」
ティナは起き上がり、激しく大声を荒げる
征志郎「ふぅーーー」
征志郎の構えが変わる・・
華蓮「そ、その構えは!?・・無心剣の構え!?・・征志郎がなぜ!?」
征志郎「先輩・・」
華蓮「征志郎・・」
征志郎「僕はどこまでもついていきます!・・これまでも・・そしてこれからも!」
征志郎が華蓮に笑顔を向ける
征志郎「先輩は・・・華蓮は!僕が守る!!」
ティナ「いい気になるな雑魚がぁぁーー!!私が!・・私が負けるわけないんだぁぁぁぁ!!」
ティナが突撃する
ティナ「死ねぇぇぇえええええええええええええ!!!」
征志郎「はぁぁああああ!!・・・無心剣!!」
ザシュン!!
423
:
N.T
:2017/11/16(木) 14:05:37 ID:tL0dPWzQ
ティナ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
征志郎「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ティナ「キャハ・・・キャハハ♪・・無駄無駄♪・・何度やっても無駄なんだよぉぉーー!・・・はぁ!?!?」
ティナが振り向くと・・そこには・・・
ティナ「わ・・わ・・私の・・・」
征志郎「ふぅー・・・」
ティナ「か・・か・・かか・・核・・が・・ああ」
キン!・・征志郎が刀を鞘に納める・・
ティナ「ああ・・あああ・・・ああああああ!!?」
ズバッ・・・カランカラン・・・核が真っ二つに斬れる・・
ティナ「ぎぃやぁあああああああああああああああああああああ!!」
征志郎「先輩・・これからも共に!」
華蓮「征志郎・・うぅ」
華蓮の目に涙が浮ぶ
ティナ「ぎゃぁああああ!身体が!!身体が崩れ・・崩れる!!ぎゃぁあああ!」
ティナの身体がドロドロと崩れ始める・・
ティナ「こ、こんな・・こんなこと!!・・わ、笑えない・・笑えないぃぃーー!!ぎゃぁあああああ!!」
ズウン!!・・・ティナが地面に倒れる・・・・
エクス「や、やった・・のか?・・」
征志郎が華蓮の傍に近づく
征志郎「先輩・・」
華蓮「征志郎・・」
結城「う・・うう」
エクス「そうだ!兄ちゃんたち!大丈夫か!」
征志郎「先輩・・・すいません・・僕・・」
華蓮「征志郎・・・・はっ!征志郎!!」
征志郎「!?」
ティナ「うがぁぁあああああ!!!ぎざまぁぁぁ!!」
エクス「まだ動けるのか!?」
征志郎「くっ!!」
ティナ「じねぇぇぇえええええええ!!」
華蓮「はぁああああああ!!」
ズバァ!!
華蓮が刀を持ち立ち上がり、ティナを斬る・・・
ティナ「が・・・が・・・」
征志郎「ああ!先輩!」
華蓮「ティナ・・・私とお前・・・どっちが勝つか・・お前はそう言ったな?・・」
ティナ「が・・・が・・」
華蓮「答えは出た・・・私達の勝ちだ!!」
ズゥン!!・・・・・倒れるティナ・・その身体はドロドロと溶けていく・・
華蓮「征志郎・・・・ありがとう!!・・お前のおかげで私達は勝ったぞ!」
征志郎「先輩・・・はい!!」
仲間の絆の力を信じ、最後まで戦い抜いた華蓮達・・征志郎の華蓮への想いと、その秘めた力によって、無敵の怪物ティナを倒す・・
四天王・液体金属特殊生命体ティナ・・・死亡
四天王・ティナ編・・・・・完
424
:
N.T
:2017/12/03(日) 23:25:19 ID:OZndYNDs
24、救いたい命
エクス「みんな!大丈夫か!俺たちは勝ったぞ!」
結城「あ、ああ・・明美・・」
明美「ユウ・・ちゃん・・」
エクス「くっ!みんな重症だ!・・ピピ!!・・はっ!そうだ、ピピも!・・」
ピピは身体に大きな傷を負わされ、地面に倒れていた・・
華蓮「征志郎、行ってくれ、私は平気だ」
征志郎「わかりました!・・エクスさん!今行きます!」
ピピ「ピィ・・・ピィ・・」
エクス「こ、これは酷い・・ピピ!しっかりしろ!」
征志郎「なにか手当てが出来る物があればいいんですが・・そんなものあるとは思えませんね・・どうしたら・・」
エクス「くっ!みんなもあの状態では動けん、だが癒しの力を持つピピもこの状態では・・」
ピピ「ピッ・・・ピィ・・」
エクス「ん?・・ピピ何を!」
ピピ「ピィーーーーーーーー!!」
ピピの身体から眩しい光が現れ、辺りを包む
エクス「まさか・・ピピ!!よせ!!」
ピピ「ピィー!!」
そして光は消えていく・・
明美「はっ!身体の痛みが・・ユウちゃん!」
結城「明美!よかった!・・でもピピが!」
拓也「唯!大丈夫か!」
唯「ええ、でもピピちゃんが!」
隆二「春奈!!」
春奈「ピピーーー!」
春奈は起き上がるとすぐにピピの元へ駆けだす
エクス「姉ちゃん!」
春奈「ピピ!ピピ!!」
ピピ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
春奈「目を開けてピピ!!お願い!!いやぁぁぁ!!」
華蓮「春奈、落ち着くんだ」
膨らんだお腹も傷も元に戻った華蓮が、ピピに手を伸ばす
華蓮「微かに息はある!まだ死んではいないぞ」
春奈「本当ですか!ああ、ピピ!」
華蓮「だがこのままでは・・」
明美「エクスちゃん!なにかピピを治してあげる方法は!」
エクス「それを知っていたらすぐに教えている!だが俺もこの場所に詳しいわけではないんだ」
春奈「ピピ!しっかりして!すぐ治してあげるからね!お願い死なないで!」
拓也「どっかに救急箱とかないのかぁー!」
拓也が辺りを探し始める
唯「こんな武器や気味の悪い物しかない場所にそんなものがあるわけないじゃない!」
華蓮「だがこのままでは・・せめてこの場に詳しい者がいれば・・」
隆二「詳しい者・・・・それだ!!」
春奈「リュウ君?・・」
425
:
N.T
:2017/12/03(日) 23:39:44 ID:OZndYNDs
隆二「ヤミだ!!詳しいかはわからないが、だがヤミしか心当たりはない!」
華蓮「ヤミ?」
春奈「そうね!あの子なら!」
結城「それじゃあ善は急げだ!」
明美「行きましょう!確か1階の奥の部屋よね!」
拓也「よっしゃ!ピピには助けてもらってばっかだしな!今度は俺たちが助ける番だぜ!」
唯「うん!」
華蓮「ヤミとは誰かは知らんが、よし行こう征志郎」
征志郎「はい!」
春奈「ピピ!待っててね!」
そして皆はティナの部屋を後にし、1階へ向かった
結城「こう何度も行ったり来たりしてると嫌でも道覚えるもんだな!」
明美「そうね!こんな所覚えたくもないけど!・・ってユウちゃんこっち!」
結城「おっと!?」
エクス「そういえばハンターがほとんど見当たらんが・・」
拓也「良い事じゃないか!その方が大助かりだぜ」
エクス「それはそうなんだが・・・」
華蓮「とりあえず今はそのヤミとかいう者の所へ行くのは先だ!急ごう!ピピはそう長く持たん!」
そして1階へ到着する・・
隆二「こっちだ!」
エクス「ここにもハンターがいない・・あれだけうじゃうじゃといたはずなのに・・」
そしてヤミのいる部屋の扉の前へ到着した・・
426
:
N.T
:2017/12/04(月) 16:20:48 ID:eR4OConk
隆二「よし、入るぞ!」
扉を開け、中へと進む
隆二「ヤミ!いるか!・・俺だ!隆二だ!」
華蓮「誰もいないようだが?・・」
隆二「ヤミ!ヤミーー!」
ヤミ「ここにいるよ、隆二ちゃん」
華蓮「なっ!いったいどこから!?」
隆二「おお!ヤミ!よかった!」
ヤミ「どうしたの?・・何かあったの・・?」
春奈「お願いヤミちゃん!この子を助ける方法知りませんか!」
春奈は傷だらけのピピを見せる
ヤミ「酷い傷・・・この子は?・・・」
春奈「私達の大事な子です!」
ヤミ「どういう事?・・」
隆二「話せば長くなる!頼む!ピピを救える方法を何か知らないか!」
ヤミはピピに触れる・・
ヤミ「この子の身体から特殊な力を感じるよ・・それなら・・もしかしたらあれで何とかなるかも・・」
春奈「あれって!」
ヤミ「でも・・それはちょっと危険・・特に女の子達・・それでもいい?」
春奈「ピピが助かるならなんでもします!」
明美「ピピにはいつも助けてもらっているの!だから私達だって!」
華蓮「危険くらい覚悟の上だ!」
唯「私にできることなら!」
ヤミ「そう・・・わかった、それじゃあ案内するね・・ついてきて・・」
部屋を出ていくヤミ、そしてその後をついていく
427
:
N.T
:2017/12/04(月) 16:44:07 ID:eR4OConk
ヤミ「ここだよ・・」
隆二「ここって・・ただの壁だが?」
ヤミ「うん、だからこうして・・」
ヤミが壁に手を当てる・・ゴゴゴゴゴゴ・・
結城「おお!壁が動いた!」
そしてそこに1つの扉が・・
ヤミ「この中だよ・・ちょっとここで待ってて・・」
扉を開け、中へと入るヤミ
征志郎「本当に謎だらけですね・・ここは・・」
春奈「待っててねピピ!頑張るのよ!」
ヤミ「うん、大丈夫・・誰もいない・・入っていいよ・・」
ヤミの言う通り、隠し扉の中へ進む・・そこには・・
結城「な・・なんだよ・・ここ・・」
そこには沢山のカプセルや、大きな機械で埋め尽くされた謎の部屋だった・・
ヤミ「ここは・・・傷ついたハンター達を治す治療室・・・全ての階にいくつもこの部屋があるの・・」
拓也「ハンターの治療室だって!?・・」
ヤミ「多分これならその子の傷も治せる・・と思う・・多分・・」
結城「多分か・・でもこれしか方法は無さそうだし・・賭けるしかないか・・」
ヤミ「ここにその子を入れて・・」
春奈「あ、はい!」
春奈は開かれたカプセルの中にピピを入れた
ヤミ「えっと・・たしかこれをこうして・・・まだ・・残ってるといいんだけど・・」
カチカチっとヤミが機械を操作する
ヤミ「・・・やっぱり・・足りない・・」
春奈「何が足りないの!」
ヤミ「この子を回復させるために必要なエネルギー・・それがこの中に空っぽ・・だから・・まずエネルギーを充電しないと・・」
結城「そのエネルギーって・・・やっぱりあれ、だよな・・」
春奈「覚悟はしてました!私がやります!」
春奈がヤミに近づく
ヤミ「まだ説明の途中・・・焦らないで・・」
春奈「あ・・ごめんなさい・・」
ヤミ「そう、必要なエネルギーはお腹を膨らませた時に発生するエネルギー・・この子の場合、満タンまで充電できれば完治できるはず・・でも満タンにするには相当の量が必要・・あなた一人ではかなりの時間がかかる・・」
明美「女の子が危険って聞いた時から予感はしていたから!だから私も!」
華蓮「無論だ!私も協力する!」
唯「そういうことなら私も!・・それに・・この中で一番大きく膨らませられるこのお腹が役に立つなら!」
428
:
N.T
:2017/12/04(月) 17:08:44 ID:eR4OConk
ヤミ「薬の効果の話をしているのなら・・ここでは意味がないよ・・」
唯「え?・・」
ヤミ「必要なエネルギーは薬の効果が含まれたものでは駄目・・だから充電するときは薬の効果を一時的に無くす必要があるの・・」
唯「そういうことですか・・・」
ヤミ「どうするかは任せるよ・・よく考えて・・」
明美「ピピのためだもん!覚悟は変わらないよ!」
結城「明美・・・くっ、また俺は何もできないのか・・」
華蓮「私もだ!ティナに勝てたのはピピの助けがあったのも大きい!私は恩がある!」
唯「うん!大切な仲間だもん!私にできることなら!」
春奈「みんな・・・うん!私もです!ピピは大事な子です!助けたいの!」
ヤミ「わかった・・・それじゃあそこにある管をお尻に挿入して・・」
明美、春奈、華蓮、唯はそれぞれ管を手に持った・・
結城「お、俺達はなにか出来ることはないか!」
拓也「そうだ!黙って見ているだけなんて!」
ヤミ「残念だけど・・無い・・」
隆二「くっ・・すまん春奈・・みんな・・」
春奈「ううん、気にしないで・・傍にいて・・リュウ君」
明美「ユウちゃん・・手を握ってて・・」
結城「ああ、わかった」
唯「拓也・・お願い近くに」
拓也「ああ、俺はここにいるからな」
華蓮「せ、征志郎・・お前が傍にいることが頼もしい事はよくわかった!・・だから・・その・・お前が居たい所にいていいぞ!」
征志郎「はい!先輩のお傍にいます!」
ぐぐぐぐぐ・・・・
明美「はぁ!」
春奈「んっ!」
華蓮「よし、いつでもいいぞ」
唯「んあ!」
ヤミ「それじゃあ・・辛いかもしれないけど・・・一度開始したら充電が終わるまで止まらないから・・我慢してね・・」
ヤミはボタンを押した
429
:
N.T
:2017/12/04(月) 17:33:53 ID:eR4OConk
ブゥゥゥン・・
明美「うああぁ!!」
春奈「ひん!」
華蓮「くっ!」
唯「ひぃ!」
四人が身体をビクつかせる
ヤミ「薬の効果を一時的に失わせたよ・・・これでもう普通の身体・・・」
明美「ピピちゃんのため・・ピピちゃんのため・・ふぅー・・」
春奈「ピピ、待っててね・・今みんなで助けてあげるから」
華蓮「ピピに受けた恩を返す、そのためならどんな苦痛にも耐えるぞ!」
唯「こ、怖い・・でも、頑張らなきゃ!・・ファイト・・私!」
ヤミ「それじゃあ、充電開始するよ・・・」
ピッ・・・ごぼごぼ・・
明美「んいぃ!!入って・・くるぅ!」
春奈「ん!んあ!」
華蓮「くっ!」
唯「うぅぅ!お腹の中に・・きた!」
4人の中に液体が凄まじい勢いで流れ込む
明美「お、お腹が・・お腹がすごい勢いで膨らむ!あっく!」
春奈「んんんんん!!」
華蓮「これくらい・・くっ!なんでも・・ない!」
唯「ふぅーーふぅーー!」
4人のお腹があっという間に妊婦のように膨れ上がる・・そして・・ミチミチ・・
明美「うっ!苦しい!お腹が破裂しちゃうぅぅ!」
春奈「はぁー・・・はぁー・・うううぅ!」
華蓮「み・・みんな!・・大丈夫・・か!・・ぐっ!」
唯「ああああぁぁ!!だ、だめぇぇーー!」
その時だった、お腹の膨らみが一斉に止まる・・・すると音が変わる・・シュゴ―――!
明美「うっ!あ!・・す、吸われ!」
春奈「ひっぐ!」
華蓮「かはっ!」
唯「で、出ちゃう!全部出ちゃうぅぅー!」
あっという間に4人のお腹が元に大きさに戻る・・・
それも束の間・・・ごぽごぽ
明美「うわぁ!!ま、また!」
結城「そんな!どういうことだ!」
ヤミ「言ったでしょ?充電が終わるまで止まらないって・・まだまだ足りないから・・まだまだ続くよ・・」
430
:
N.T
:2017/12/13(水) 19:36:15 ID:FZ.3t/6Y
春奈「みんなごめんなさい・・っくう!・・」
華蓮「何を言うか・・我々は共に戦う仲だ・・当然だ・・」
唯「そうです・・よ・・はぁーはぁー・・私は平気・・ですから・・うぅ!」
そして4人のお腹はまたしても妊婦程の大きさにまで膨れあがっていく
明美「苦しい・・苦しい・・けど・・我慢しなきゃ・・」
シュゴ―――!
明美「うあああぁ!」
春奈「ひん!」
4人のお腹がどんどん縮んでいく・・
唯「はぁーはぁー・・これで・・十分・・ですか?はぁーはぁー」
ごぼごぼ
唯「あああぁぁ!!いやぁぁああ!」
明美「ま、まだ終わらないのぉ!?・・うぁああ!」
華蓮「みんな!耐えるんだ!」
春奈「みんな、ごめんなさ・・んぅ!」
結城「ヤミ!まだ終わらないのか!」
ヤミは静かに首を横に振った
拓也「そ、そんな・・まだ続くのかよ!」
唯「ま、また苦しく・・ううぅ!」
華蓮「みんな・・頑張れ・・耐えるん・・だ!」
シュゴ―――!
華蓮「んっく!」
明美「ユ、ユウちゃん・・はぁああ!」
明美が結城に手を伸ばす
結城「明美!俺はここにいるぞ!」
明美の手を握りしめる結城
春奈「リュウ・・くん・・私頑張るから・・はぁーはぁー」
隆二「ああ!頑張れ春奈!・・俺は何もしてやれないのが・・あまりに悔しい・・」
ごぽごぽ・・
唯「ひっぐ!!うわぁー!また入って!」
明美「ユウちゃん!ユウちゃん!・・ユウ・・ちゃんんんーーぎひぃー!」
征志郎「先輩!」
華蓮「私は大丈夫だ・・だが・・皆が・・」
春奈「げほ!げほ!・・うっくぅ!」
4人のお腹は何度も何度も膨らまされ続けていた・・精神的、肉体的な疲労はもはや限界だった
431
:
N.T
:2017/12/13(水) 19:54:53 ID:FZ.3t/6Y
シュゴ―――!
明美「んっ!・・んあ!」
春奈「はぅ!」
ごぽごぽ・・・・ぷくぅー
唯「あはぁ!!もう止め・・てぇ!」
明美「もういやぁぁーー!抜いてぇぇー!」
明美が挿入されたホースを抜こうと引っ張る・・だが・・
明美「ぬ、抜けない!・・あ、ああ!お腹がまたこんなに!」
ヤミ「言ったでしょ?・・終わるまで止まらないし止められない・・そのホースも終わるまで勿論抜けないよ・・」
唯「や、休ませ・・って・・もう・・耐えられない・・」
拓也「唯!・・・おい!なんとかして止まられないのか!」
ヤミ「ごめん・・無理なものは無理・・」
華蓮「みんなしっかりするんだ!・・ピピのために耐えるんだ!」
明美「うぅ・・わかってるけどぉ・・うう!苦しいぃぃ!」
シュゴ―――!
明美「はひぃ!!!」
春奈「ひぅ!」
唯「拓也ぁぁ!・・うああぁ」
ごぽごぽ・・・ぷくぅ
明美「あ・・・うっぷ・・ううぅ」
明美が口から泡を吹き始める
結城「明美!!もう限界だ!・・」
結城が機械の方へ走る
結城「どうにか止めるんだ!・・早くしないと!」
ヤミ「無駄よ!・・絶対に止まらない・・それに無理に止めようとすればこの子の命が危険・・それでもいいの?」
結城「くっ!くそぉぉ!」
春奈「うっ!・・おぶぶ!」
春奈も限界だった・・明美と同じく口から泡を吹き、目がうつろになる
隆二「春奈!!」
唯「ううううぅ・・・うううぅぅうううぅううぅう!」
唯も口から泡を吹き、身体を激しく痙攣させる
拓也「唯!!唯!」
華蓮「くっ!もはや皆限界か・・」
明美「ううっぷ・・うううぅ・・うぐぐ!」
シュゴ―――!
明美「ぐぅ!」
春奈「んぅ!」
結城「頼む!これで終わってくれ!」
拓也「もう限界なんだ!このままじゃ死んでしまう!!」
隆二「ヤミ!!どうだ!!」
ヤミが機械の方へ目を向ける・・
隆二「ヤミ!」
ヤミ「・・・・・・・ごめん・・」
ごぽごぽ・・・ぷくぅー
明美「うっ!!おえええ!!」
春奈「うえええ!!」
華蓮「うっく!さ、さすがに・・これ以上・・は・」
唯「あ・・・が・・・ああ・・」
4人のお腹がまたしても膨らんでいく
432
:
N.T
:2017/12/13(水) 20:07:04 ID:FZ.3t/6Y
結城「もうやめろぉぉ!!」
拓也「くそぉぉ!」
ヤミ「そもそも・・なんでエネルギーが残ってないの・・いつもはあんなに残っているのに・・大量のハンター達がここを使った形跡はない・・ならばなぜ一気にエネルギーが・・」
華蓮「ふぅーふぅー・・くっ」
明美「ううう・・・うううぅ・・・」
春奈「・・・・・あ・・・・う・・・」
唯「ひゅ・・・ひゅー・・・」
明美、春奈、唯は既に限界を越え、精神が乱れていた・・幾度となくお腹を膨らまされる恐怖と苦痛の連鎖に耐えられなかったのだ・・
シュゴ―――!・・・・そして・・・・ピッ
ヤミ「はっ!止まった!!止まったよーー!」
ぷしゅー・・という音と共に4人に挿入されていたホースが抜け落ちる
結城「明美!」
拓也「唯!」
隆二「春奈!」
男たちは各自大切な者の傍に駆ける
征志郎「先輩!大丈夫ですか!!」
華蓮「あ、ああ・・なんとかな・・だが、皆が・・」
明美、春奈、唯はだらんと力なく横たわっていた・・
433
:
N.T
:2017/12/13(水) 20:20:09 ID:FZ.3t/6Y
ヤミ「これで大丈夫、そしてこのエネルギーを使って・・・よし!これで!」
ピピピ・・ピロピロ・・機械が作動しはじめる
ピピ「・・・・・・・・・・・・」
ピピの身体が光に包まれる
隆二「頼む!ピピ!治ってくれ!・・お前の力が俺たちは必要なんだ!」
ピピ「・・・・・・・・・・・・・」
春奈「ピ・・・・・・ピ・・・」
ピピの身体がぴくっっと動く
明美「ピ・・ピ・・ちゃん・・」
華蓮「ピピ!」
唯「ピピ・・・・ちゃ・・ん・・」
ピピ「・・・・・ピ・・・ピィ・・」
ヤミ「ああ!」
春奈「ピ・・・ピ・・・」
ピピ「ピィ・・・・ピィ!・・・・ピィー!・・」
隆二「ピピーーー!」
ピピ「ピィーーーーーーーーーー!!」
機械が勢いよく開き、中からピピが飛び出す!
ヤミ「やったぁ!」
結城「よっしゃ!ピピー!」
ピピ「ピィー!!ピピィーーー!」
眩しい光に当たりか包まれる
明美「・・・・・あ・・身体の痛みが・・苦しさが!」
結城「よかった!明美!」
春奈「ピ・・ピ・・・ピピ!!」
隆二「春奈!」
唯「拓也・・私・・」
拓也「唯!はは!やったー!さすがピピだぜ!」
華蓮「ふぅー嘘のように身体が癒されていく・・まさに奇跡の力だ」
征志郎「はい!」
ピピ「ピィ〜!」
ピピが春奈の元へ飛んでいく
春奈「ピピーーー!」
ピピ「ピィ〜!」
ピピを抱きしめる春奈
春奈「よかった・・・よかったピピ・・ああ、ピピ」
ピピ「ピィ〜!ピィ〜!」
隆二「よかった・・ありがとう!ヤミ!」
ヤミ「うふふ」
ピピの身体は無事に癒え、そして4人の身体もピピによって回復された・・仲間の絆がピピの命を救ったのだった!
434
:
N.T
:2017/12/13(水) 20:44:27 ID:FZ.3t/6Y
ヤミ「よかったね」
春奈「ありがとう、本当に」
ヤミ「ううん、頑張ったのはお姉ちゃん達だよ」
結城「明美、もう立って平気なのか?」
明美「ええ!ピピちゃんのおかげでどこも痛くも苦しくもないわ!」
拓也「ほんとすげぇよ!ピピの力は!」
唯「ええ!そうね!・・ごめんね拓也、心配かけちゃって」
拓也「何言ってんだ、よく頑張ったな唯」
華蓮「皆、これからどう動く」
征志郎「あ!そうだ!これを!」
征志郎が何かを取り出す
華蓮「これは!」
それは桃色に輝く宝石だった
結城「これって!まさか7つ目の宝か!?」
隆二「一体どこに!?」
征志郎「ティナの部屋にある玉座にこれがあるのを見つけて」
華蓮「お前、いつのまに・・」
拓也「でもこれで残りは3つだ!」
唯「ええ!やっとここまで・・」
ヤミ「ねぇ、気になっていたんだけど・・もしかしてあのティナを倒したの!?」
華蓮「ああ!この征志郎がティナを倒したのだ!」
ヤミ「嘘・・・あの怪物を倒せる人間がいるなんて・・しかもこんな頼りなさそうな・・」
征志郎「ははっ、頼り無さそうですいません・・」
華蓮「失礼なやつだ!私の征志郎が頼りないなど!」
征志郎「先輩〜!・・ん?今なんて?」
華蓮「こ、これで残りは3つだ!・・ヤミよ、知っていたら教えてほしい」
ヤミ「なに?」
華蓮「残る最後の四天王の事を・・」
ヤミ「・・・・・・・・・」
明美「最後の・・・四天王・・」
435
:
N.T
:2017/12/13(水) 21:01:10 ID:FZ.3t/6Y
一方、その頃・・8階にて・・
???「ティナめ・・・一体なにをしているのだ・・」
ギィィーーーティナの部屋の扉を開ける謎の男
???「おいティナ!マスターがお呼びだ!・・一体何・・・を・・」
ティナ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
???「ティ・・ティナ!」
ティナの遺体を目の当たりにした謎の男
???「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ティナ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
???「人間共にティナを倒せるとは思えん・・・そしてアムダは既にいない・・・ならば残るは1人・・」
???「ゼンを置いて他にはいない!・・奴め!ついに動いたか!!」
???「ゼンは裏切り、アムダ・・そしてティナは死んだ・・・マスターに仕える四天王は私を残すのみとなったか・・」
???「ふっ・・ふっふっふ・・いや、私だけで十分なのだ、何の問題もない」
ティナ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
???「役立たずめ」
バリン!・・・2つに裂けたティナの核を踏みつぶし、部屋を出ていく謎の男であった・・
436
:
N.T
:2017/12/13(水) 21:50:39 ID:FZ.3t/6Y
マスター「なっ・・なっ・・なっ・・」
???「・・・・・・・・・・」
マスター「ほ、ほほほ・・あ、あなたがそんな冗談を言う人だとは思いませんでしたよー?ほほほ」
???「いえ、マスター・・真実です」
マスター「お黙りなさい!・・いいですか!ティナさんは人を殺すことはあっても!殺されることなどありえないのです!!」
???「この目で確認して参りました、残念ながら・・ティナは殺されました」
マスター「んなっ!・・はっ!はっ!はぁ!」
マスターが過呼吸になり背後に倒れ込む
???「マスター!」
マスター「おおおおおーー!なんという!なんということですかぁぁ!こんなことがあってはなりません!あってはいけないのです!」
???「落ち着いてくださいマスター!」
マスター「ゼンさんとアムダさんを失い!そしてティナさんまで!!・・なんとぉぉぉおおおお!」
???「マスター!気を静めてください!マスター!」
マスター「何が!何が起こっているのですかぁーー!私の野望成就はもう目の前まで来ているというのに!四天王を一気に3人も失うなんてぇぇ!」
???「マスター!!!」
マスター「はっ!・・・」
???「マスター・・何を心配することがありましょう?・・ゼン、アムダ、そしてティナを失ったとて、マスターはなにを心配することがありましょう?」
マスター「はぁー・・はぁー・・」
???「マスターには・・・・私がいるではありませんか」
マスター「お・・おおお!おおおおおおおおおお!そうでした!!そうでしたぁ!!」
マスターが謎の男の両手を掴む
マスター「そうです!私にはあなたが!あなたが!!あなたが!!!・・ほほほほほほー!そう!私にはあなたがいるのでした!!」
???「そうです、マスターには私がおります・・四天王など、最初から価値などありません」
マスター「ほほほほ!そうですねぇー!私にはあなたさえいればいいんです!そうですよね!?」
???「はい・・私が・・私こそがマスターのしもべに相応しい者なのです」
マスター「ほーほほほ!!頼りにしています!私の野望成就のため!・・いえ!私達の願いのため!」
マスター「信じていますよぉー!あなただけが頼りです!!お願いしますね?・・・クリムゾンさん!!」
クリムゾン「はっ!・・このクリムゾンに全てお任せを・・・マスター!」
ついにその正体を現した最後の四天王クリムゾン
物語がついに終結へと進む!!
437
:
N.T
:2017/12/14(木) 19:09:24 ID:mJtDFq4Q
25、最後の四天王クリムゾン
ヤミ「・・・・・・・・・」
華蓮「何でもいいんだ、知っていることがあれば・・・むっ!どうした!?」
ヤミがガクガクと身体を震わせ始める
春奈「ヤミちゃんどうしたの!?」
ヤミ「ごめんなさい・・大丈夫・・」
華蓮「これほど動揺するとは・・・・」
ヤミ「クリムゾン・・・」
結城「クリムゾン?」
ヤミ「マスターに仕える部下たちの頂点に君臨する四天王・・堕天使アムダ、覇王ゼン、液体金属特殊生命体ティナ・・そしてその四天王の中で最も危険な存在・・それがクリムゾンよ・・」
華蓮「クリムゾン・・それが最後の四天王の名か・・・」
ヤミ「ダメ!!クリムゾンにだけはどうあがいても勝ち目はない!」
突然大声叫ぶヤミ
明美「そ、そんなに恐ろしい相手なの・・」
華蓮「だが、我々は倒さねばならん!・・生きて帰るためにはクリムゾンを倒し、マスターの所へ行かねばならん!」
征志郎「僕も覚悟を決めました・・皆さんと、そして先輩のために・・僕も戦います!」
拓也「華蓮先輩は勿論だけどよ!あのティナをぶっ倒した征志郎さんがいてくれたらこれほど心強いことはないぜ!」
ヤミ「ムリ・・・・」
唯「え?」
ヤミ「ティナを倒したのはすごいと思う・・でも・・クリムゾンはその程度の相手じゃない・・あなたがどんなに強くても・・次元が違うの・・」
征志郎「・・・・・・・」
華蓮「・・・・しかし、戦わねばならんのだ」
結城「そうだぜ!どの道ここにいたって危険なことに変わりはないんだ!」
明美「怖いけど・・ここまで来たんだもん!やってやるわ!」
春奈「はい!・・それしかないんですから!」
隆二「そうだ!どんな相手だろうと避けて通れぬ相手ならば立ち向かうまで」
ヤミ「みんな・・強いんだね」
華蓮「ああ!そうだ!・・我々は強い!これこそ最大の武器だ!」
唯「どんな危険な相手でも!絶対にあきらめない強い力で立ち向かうです!」
拓也「強い・・力・・そうだ!それだよ!!」
唯「え?拓也?」
拓也「ゼンだ!・・ゼンならきっと!」
唯「ああ!」
拓也「ゼンは元々は英雄と呼ばれた戦士だったんだ!ゼンの力を借りられればクリムゾンにだってきっと!」
438
:
N.T
:2017/12/14(木) 20:14:54 ID:mJtDFq4Q
結城「でも今ゼンはどこにいるのかわかってるのか?」
拓也「そ、それはー」
唯「でも、今のゼンならきっと力を貸してくれます!きっと!」
隆二「だがそれに賭けるしか無さそうだな」
華蓮「よし、決まったな!探そう!ゼンという男を!」
春奈「ヤミちゃん、本当にありがとう」
ピピ「ピィー!ピィー!」
ヤミ「いいの、私の大事なお友達のためだもん」
隆二「本当にありがとうな、ヤミ」
ヤミ「絶対に死なないでね隆二ちゃん・・また・・絶対に会いに来てね!」
隆二「ああ!必ずな!」
結城「よし!行こうぜ!」
治療室から進もうとする結城達・・
ヤミ「あ!・・もしアムダお姉ちゃんに会ったら!ヤミが待ってるって伝えて!」
春奈「!?・・・あ、えっと・・」
隆二「わかった!!・・必ず伝える!」
春奈「リュウ君・・」
ヤミ「うん!頑張ってねー!」
そして治療室を後にした結城達は、周りを気にしながら進む
春奈「リュウ君・・アムダさんのこと・・」
隆二「これでいいんだ・・アムダが死んだことは・・次に出会う時に話す・・命を賭けて俺たちを守り抜いてくれたことをな」
春奈「うん・・」
結城「それでこれからどこへ向かうんだ?ゼンを探すってもあまり歩き回るのも・・」
拓也「6階の覇王の玉座にまずは行こうと思う」
結城「覇王の玉座?」
拓也「俺と唯がゼンと始めて会った場所だ、そこにいるという保証はないが・・」
華蓮「だが他に当てはない・・行くしかあるまい」
結城「そういうことなら行こうぜ!」
だが・・その時だった・・
明美「きゃ!何!」
春奈「みんなの足元が光って!」
隆二「みんな!離れるな!」
ブォン!・・・・結城達は足元に突然現れた光に包まれ、その場から姿を消した・・
439
:
N.T
:2017/12/14(木) 20:31:47 ID:mJtDFq4Q
一方・・結城達が治療室にいる同時刻・・
クリムゾン「時は近い・・そろそろあれをこれ以上野放しにはできんな・・ゼンはその後だ・・」
クリムゾン「いいか、見つけたら無傷で捕獲しろ」
ガーディアン達「はっ!」
クリムゾンはとある何かを探し歩いていた
クリムゾン「んっ?」
男A「はぁーはぁー!こっちだ!早く!」
女A「うん!・・はぁーはぁー!」
クリムゾン「・・・・・・・・・・・」
男A「うわっと!・・誰だお前!」
女A「ハンター!?・・ではないみたいよ?」
男A「そ・・そうみたいだな・・悪いな突然、この状況だからさ」
クリムゾン「・・・・・・・・・・」
女A「やだ・・かっこいい・・」
男A「おおーい!」
女A「じょ・・冗談よ!」
クリムゾン「お前たちに一つ聞こう、ボールのような形をした動く機械人形を見なかったか」
男A「機械人形?・・いや、見なかったな」
クリムゾン「そうか、ならばお前たちに用はない」
女A「え?・・あぐ!」
男A「どうした!?」
女A「か、身体が・・動かない・・の・・」
男A「なんだって!?」
クリムゾン「運がなかったと自分を恨むんだな」
男A「てめぇー!やっぱりハンターか!これでもくらえー!」
ドコ!!男のパンチがクリムゾンの腹部に当たる
クリムゾン「ほう、なかなかの一撃だ」
男A「俺はプロボクサーだ!その整った顔をボコボコにしてやるぜーー!」
ドコドコドコ!
男A「シュ!シュ!・・・オラオラァーー!」
パンチのラッシュを繰り出す男・・
クリムゾン「・・・・・・・・・・」
440
:
N.T
:2017/12/14(木) 20:39:41 ID:mJtDFq4Q
男A「はぁーはぁー・・頑丈なやつだぜ・・はぁーはぁー」
クリムゾン「もう終わりか?」
男A「うるせぇ!まだまだこれか・・」
バコン!!・・・・・・男の身体が一瞬で粉々に吹き飛ぶ
クリムゾン「貴様に構っているほど暇ではない」
女A「きゃああああ!!」
クリムゾン「ガーディアン!・・この女を破裂させろ!」
ガーディアン「はっ!」
女A「やめてぇーーーーーー!!うぐっ!・・いやぁ―!入れないで!いやぁ!」
ぷしゅーーーーー
女A「やだぁーーー!お腹を膨らまさないで!やめてぇーー!」
クリムゾン「あとは任せたぞ」
その場を去るクリムゾン
女A「うわぁ!お腹が大きい!・・ううぅ!苦しいぃぃ!だれか助けてぇーーー!」
ミチミチ・・・
女A「ぎゃあぁぁ!ぐぇぇーー!」
パン!!
441
:
N.T
:2017/12/14(木) 20:51:23 ID:mJtDFq4Q
男B「うわぁーー!やめてくれーー!」
女B「た・・たすけ・・!」
ボン!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
女C「破裂・・しちゃ・・あがっ!」
バン!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クリムゾン「ちっ!邪魔な人間共め!次から次へと!・・仕方ない・・」
クリムゾンは来た道を戻る・・そして・・・
クリムゾン「マスター!」
マスター「どうしましたか?見つかりましたか?」
クリムゾン「いえ、そのことですか・・ゲーム参加者達がいては何かと邪魔が入り捜索に支障が出ております」
マスター「ほう・・なるほど・・確かにそうですねー」
クリムゾン「なので一度参加者を隔離し、ハンターの増員も兼ね、捜索もしやすくなるかと」
マスター「わかりました!あなたにお任せしましょう!すぐ参加者達を移動させるとしましょう!・・ガーディアンさん!」
ガーディアン「はっ!」
マスター「聞いていましたね?すぐ準備なさい!」
ガーディアン「はっ!」
クリムゾン「・・・・・・・・・・・」
マスター「早くゼンさんを見つけ出してくださいね!油断してはなりませんよ?」
クリムゾン「はい、勿論でございます」
ガーディアン「マスター!いつでも可能です!」
マスター「そうですか!それではお願いしますよー」
こうして・・参加者達はどこかへと移された
442
:
N.T
:2017/12/14(木) 21:19:13 ID:mJtDFq4Q
結城「こ・・ここって!」
明美「うん・・前に来たホテルみたいな部屋だわ・・」
マスター「ほーほほ!参加者の皆さん!元気ですかー?」
突然現れた画面に映るマスター
結城「マスター!てめぇ!」
マスター「そろそろ皆さんも披露がたまっている頃でしょうから特別に休憩とします!ゲーム再開については追ってお知らせしますので、それまでゆっくりと休んでくださいねー!」
画面が消える
明美「それじゃあみんなも同じように・・」
結城「そういうことだろうな・・だがこうなったらどうしようもない、今は休もう」
明美「そうね」
結城と明美は久しぶりの安息な時間を過ごす
明美「はい、飲み物」
結城「おう、サンキュー」
明美「私達がここへきてもうどれくらいになるのかなぁ・・」
結城「どうだろうなぁ・・時計なんてないし・・ずっと必死に逃げたり戦ったりしてきたからなぁ・・だがあと残り3つだ!それさえ見つけられれば!」
明美「見つけても・・無事に帰れる保証なんてないんだよね・・」
結城「明美・・」
明美「帰りたい・・帰りたいよ・・ううぅ」
明美の目に涙が浮ぶ
明美「お腹を膨らまされる事は嫌だけど・・みんなと生きて帰るためって思えば、みんなと一緒なら何とか耐えられるようにはなったよ?・・でも・・でも・・」
明美「本当に生きて帰れるのかなって不安で・・怖くて・・ううぅ・・私・・死にたくない・・死にたくないぃぃー!」
結城「明美!」
明美を抱きしめる結城
結城「絶対に生きて帰れる!絶対だ!・・みんなと一緒なら絶対に大丈夫だから!」
明美「ユウちゃん・・うん、そうだよね・・私ってば・・らしくないよね・・ぐすっ・・」
結城「いっぱい汗かいたろ?風呂入ってこいよ、なんか喰えそうなもんないか探しておくから」
明美「うん、そうする・・・・」
明美は立ち上がり、お風呂場へ進む
結城「ん?どうした?明美」
明美「い、一緒に入っても・・いいよ?・・」
結城「へっ!?」
明美「ほ、ほら!もしもってことがあるかもしれないでしょ!?そんな時1人だと不安だし・・そ、それに!」
結城「それに?」
明美「も!もう私の身体!隅々まで全部見せちゃってるんだもん!・・あ、えっと・・と、とにかく先に入ってるからね!べつに来たくなかったら来なくてもいいんだからね!!」
明美は顔を真っ赤にしてお風呂場へ走って行った
結城「ぜ、全部って・・ごくっ・・よ、よし・・・」
443
:
N.T
:2017/12/19(火) 14:11:10 ID:5stkuGY2
シャー・・・
明美「はぁー・・いい気持ち・・・」
シャワーを浴びる明美
明美「す、すこし大胆すぎたかな・・でもこうでもしないとユウちゃん何もしてこないだろうし・・って!これじゃあ私がただユウちゃんとエッチなことがしたいって思われちゃうんじゃ!」
明美「ユウちゃん・・来ないのかな・・・」
結城「は、入るぞ?・・明美・・」
明美「ユウちゃん!・・ど、どうぞ?」
明美の表情が一瞬満面の笑みが浮かぶ
結城「お、おじゃまします・・えっと・・」
チラ・・チラっと明美を見る
明美「よ、浴槽にお湯張っとくね!」
結城「お、おう」
シャー
結城「落ち着け・・落ち着け俺の心臓!・・俺の相棒!」
明美「・・ユウちゃん・・私の裸意識してくれてる・・ふふ・・」
結城「あ、明美!」
結城が明美の近づく
バッシャア!
結城「うわっ!」
明美が結城にお湯をかける
明美「あははは!もしかしてエッチなこと出来ると思ったー?・・私はそんな軽い女じゃありません!残念でしたー!」
結城「お、俺は別にそんなこと考えてなんて!」
明美「ふふ、そんな大きくしてて説得力ありませーん!・・でもまぁ、昔の私たちからしたら、一緒にお風呂に入っていること自体信じられないんだけどね」
結城「そうだな・・でも俺はいつかは・・いつかは明美にちゃんと想いを伝えようって思ってて・・それでこんなことに巻き込まれて・・本当はもっとちゃんとした形で!」
明美「ううん、そんなの気にしない・・ユウちゃんが私を好きでいてくれたことがわかっただけで・・私は幸せ・・私だって、いつかはちゃんと告白しようって考えてたんだよ?」
結城「明美・・俺は絶対に明美を守るから!」
明美「うん」
結城「俺はずっと!これからもずっと明美といたい!」
明美「うん」
結城「明美、こんな俺だけど・・これからもずっと傍にいてくれるか?」
明美「勿論!・・私はユウちゃんの傍にずっといたい・・私を放さないでね・・ユウちゃん・・」
抱き合う二人・・そして
明美「んっ・・」
二人の唇が合わさる・・
444
:
N.T
:2017/12/19(火) 14:30:29 ID:5stkuGY2
明美「もう・・お腹に固いのが当たってるんだけどー?・・いい雰囲気だったのに・・」
結城「す、すまん・・こればかりはどうしようも・・あはは・・」
明美「もうーユウちゃんのエッチー・・いいよ・・しよ?」
明美が壁に手をつき、お尻を突き出す
結城「あ、明美!」
結城が明美の背後に近づき、そのそそり立つものを近づける
結城「明美・・明美のここ・・もう濡れて・・」
明美「バカ!言わないで!・・い、意識してたのはユウちゃんだけじゃないんだから・・」
結城「明美!!」
ぐぐぐぐ・・ずぶ!
明美「あっ!んん!・・そんな、いきなり奥までぇぇ」
パンパンパン
明美「あっ!あっ!ユウちゃん・激し・・ああ!」
結城「明美!・明美!・・腰が止まらない・・はぁーはぁー!」
明美「あん!あ!・・う、うん・・好きなだけ動いて・・くあ!・・」
それから結城はその想いを明美に打ちつけ続けた・・
明美「か、顔が緩んじゃ・・こんなのらめ・・あはぁ・・気持ちいい・・気持ちいいよ・・あんっ!あはぁ!」
結城「明美ーーー!」
明美「中に・・中にいいよ!・・このまま!一緒にぃぃー!」
結城「くっ!ああ!」
明美「ユウちゃん!大好きぃぃーー!あぁぁぁ!」
どぴゅぴゅ・・・
結城「はぁーはぁー」
明美「んっ・・中にどんどん・・入って・・ユウちゃんのが・・」
結城「はぁーはぁー、ありがとう・・明美」
明美「満足・・した?」
結城「えっと・・それはその・・」
明美「遠慮しないで・・満足するまで・・いいよ・・ユウちゃんなら私・・私幸せだから・・」
結城「明美!・・明美ーー!」
パンパン!
明美「ああぁん!!」
そして何度も何度も・・結城は明美を抱き続けた・・
結城「はぁーはぁー・・すまん明美・・さすがに・・はぁーはぁー、やりすぎたな」
明美がぐったりと床に倒れ、身体をヒクつかせる
明美「ユ・・ユウちゃんのがお腹の中にいっぱい・・破裂しちゃうかと・・思った・・」
結城「あはは・・明美ー」
明美「身体ベタベタだね・・・また洗わないと・・」
結城「そうだな・・背中流すよ」
明美「うん・・お願い・・でも・・もう少し待って?・・まだ・・身体に力が入らないわ・・ふふ」
結城「や、やっぱりやりすぎたみたいだな・・」
明美「一緒に帰ろうね・・絶対に」
結城「ああ!絶対に!」
445
:
N.T
:2017/12/22(金) 13:27:28 ID:jtZG0hbQ
マスター「そろそろ皆さんも披露がたまっている頃でしょうから特別に休憩とします!ゲーム再開については追ってお知らせしますので、それまでゆっくりと休んでくださいねー!」
画面が消える
隆二「ちっ、好き勝手していられるのも今のうちだぞ・・・」
春奈「明美さん達も同じようにここに?・・」
隆二「そうだろうな・・仕方ない、休もう」
春奈「うん」
春奈が辺りを見渡す
春奈「ピピ、やっぱりいないね・・」
隆二「おそらくピピはエクスと一緒だろう、心配はいらないはずだ」
春奈「うん・・」
隆二が春奈の頭をなでる
隆二「大丈夫だ、今は身体を休めるんだ、これから何が起こるかわからないんだからな?」
春奈「うん、わかった・・」
隆二「ふむ、飲み物はここか・・食べられる物もあるといいが・・」
春奈「・・・ねぇ?リュウ君・・」
隆二「ん?どうした?」
春奈「私達・・帰れるよね?」
隆二「ああ、勿論だ!・・必ず帰れる!・・それに、アムダが俺たちを見守ってくれている」
春奈「アムダさんが・・・そうだね!こんな弱気じゃあアムダさんに怒られちゃうよね!」
隆二「全く!あなたって本当弱虫ね!・・ってな!はは」
春奈「ふふ、アムダさんなら言いそう」
隆二「そのためにも今は万全な体制を整えよう」
春奈「うん!」
そして部屋の中に用意されていた物で食事を済ませた隆二と春奈・・
隆二「はぁ・・静かだな・・今が生死を賭けたゲームの最中だと思えないほどに・・」
隆二がベットに横たわっていた
春奈「うん、そうだね・・」
春奈がそわそわしている
隆二「ん?春奈どうした?」
春奈「リュウ君!」
春奈が隆二の上に乗る
隆二「お、おい!どうした春奈!」
春奈「あの時の続き・・今なら・・」
隆二「あの時の?・・!?」
春奈「んっ・・」
春奈が隆二にキスをする
春奈「お願い・・」
隆二「春奈・・・」
春奈「抱いて」
隆二「春奈!」
春奈「きゃ!」
隆二が春奈をベットに押し倒し、隆二が上になる
隆二「俺も男だ・・こうなったら途中で止まらないからな?」
春奈「うん・・止めないで・・私の全部をリュウ君に捧げます・・んっ」
446
:
N.T
:2017/12/22(金) 13:48:32 ID:jtZG0hbQ
隆二が春奈にキスをしながら服を脱がしていく
隆二「綺麗だ・・春奈」
春奈の顔が真っ赤になる・・そして春奈は産まれたままの姿に・・
春奈「は、恥ずかしい・・きゃ!」
隆二「もっと見せてくれ・・」
身体を隠す春奈の手を解く
春奈「リュウ君・・・・あっん!」
隆二が優しく春奈の身体に触れていく
春奈「あっ、んん!・・リュウ君のも・・すごい・・」
隆二も服を脱ぐと・・大きくそそり立つものが
春奈「私の身体でそんなになってくれてるんだね・・嬉しい・・・リュウ君・・頂戴・・」
隆二「もう大丈夫なのか?」
春奈「はしたない女だって思わないで・・でも・・リュウ君のが早くほしいの!・・リュウ君に捧げたかった処女は・・処女膜は失ってしまったけど・・」
隆二「それ以上言うな春奈・・もらうぞ?・・春奈の全部を俺が!」
ぐぐぐぐ・・・
春奈「ん!!!・・あ、入って・・入ってくるよぉ・・・うん!全部捧げます!全部もらってーー!」
ブチブチ!
春奈「ひっ!痛ぁ!!」
隆二「春奈!?・・」
春奈が大きく身体を震わさせる・・そして隆二と春奈が繋がった所からは血が流れていた
春奈「え・・これって・・まさか・・」
春奈は卵を産む際に失ったはずの処女膜・・だが・・
春奈「私の処女膜・・再生して・・」
隆二「ピピだ!・・きっとピピが産まれた時に春奈の身体の傷を治す時に!」
春奈「ああ、ピピ・・・」
春奈の目に涙が浮ぶ
隆二「もらったぞ・・春奈、お前の全部を・・俺が」
春奈「うん・・嬉しい・・私の処女・・私の身体をリュウ君に捧げられて・・幸せ」
隆二「それじゃあ・・動くぞ?」
春奈「うん・・」
ずぷ・・・・ずぷ・・・
春奈「んっ!・・くあっ!・・・あっ!・・」
ずぷ・・ずぷ・・ずぷ
春奈「んっ!・・あっ!・・あん!あっ!」
どんどん動くスピードが上がっていく
隆二「春奈・・大丈夫か?」
春奈「うん・・すこし痛いけど・・でも・・幸せだから・・もっと・・リュウ君を感じさせて!」
隆二「ああ、もっと俺も春奈を感じさせてくれ!」
447
:
N.T
:2017/12/22(金) 13:58:05 ID:jtZG0hbQ
パン!パン!パン!
春奈「あん!あ!あっ!ん!あはぁ!あんん!・・くぅん!あっ!」
隆二が動くごとに、春奈の身体は揺れ、胸も大きく揺れる
春奈「リュ・・リュウ君・・気持ち・・いい?・・私の身体・・気持ちいい?・・」
隆二「ああ!最高だ!・・腰がもう止まらない・・くっ!もっと春奈を求めている!」
春奈「うん!好きなだけ私を!・・あっ!あん!あん!・・」
パン!パン!パン!
春奈「あっ!・・うんん!!・・ああ、幸せ・・私・・幸せだよぉー!・・リュウくーーん!」
パンパンパンパン
隆二「春奈ぁぁぁーー!」
パンパンパン
春奈「あっ!あっ!あっ!あっ!・・リュウくーーーん!」
どぴゅ!!・・・
春奈「あ・・・私の中に・・はぁーはぁー・・嬉しい・・」
隆二「春奈!」
春奈「リュウ君・・」
隆二「お前は俺の妻だ!」
春奈「リュウ君・・はい・・私、春奈は・・リュウ君の妻です・・」
隆二「ああ!絶対に離さないから!」
春奈「うん・・離さないで・・ずっとついて行きます・・・」
そして長く・・そして強く抱き締め合った・・・
448
:
N.T
:2017/12/22(金) 19:46:26 ID:jtZG0hbQ
マスター「そろそろ皆さんも披露がたまっている頃でしょうから特別に休憩とします!ゲーム再開については追ってお知らせしますので、それまでゆっくりと休んでくださいねー!」
画面が消える
拓也「休憩・・って言われてもなぁ・・ここどこだよ・・」
唯「どこかのホテルみたいだけど・・」
拓也「油断するな?・・罠かもしれない・・」
唯「う、うん・・」
拓也「ここか!!・・ここか!!」
拓也は怪しい所を隈なく探していた・・ベットの下、ところどころの部屋を隈なく・・
唯「華蓮先輩たちも同じような場所に移されたのかな?・・」
拓也「どうだろうな・・・ここも大丈夫っと・・」
唯「休もう、拓也」
拓也「でもよーマスターが用意した部屋だぞ?・・罠だとしか思えないだろー」
唯「そうだけど・・」
拓也「お、飲み物がある・・食べ物まで・・」
唯「あ、私オレンジジュースがいい」
拓也「まてまて唯!・・もしかしたら変な薬が入っているかもしれないだろ!っておい!」
ごくごく
唯「はぁーおいしい」
拓也「はぁーおいしい・・じゃねぇよ!・・大丈夫なのか!?」
唯「うん、特に何も?」
拓也「そ、そうか?・・うーむ」
唯「ほら、拓也も」
拓也「お、おう」
唯「うっ!」
唯がお腹を押さえて苦痛の声を上げる
拓也「唯!!ほら言わんこっちゃない!」
唯「なーんてね!冗談よ冗談!」
拓也「お、お、お・・お前なぁーー!」
唯「あははー!だって拓也ここにきてからずっと難しい顔してばかりで、ずっと警戒ばかりしてるんだもん」
拓也「当たり前だろー、どこにハンターが隠れているかわからないのに・・」
唯「大丈夫よ、多分ここは安全だから」
拓也「なんでそう思うんだ?」
唯「カンよ、拓也の十八番でしょ?」
拓也「カンって・・はぁー、唯には勝てないなぁ・・恐れ入ったよ」
唯「ふふん!さっ、休も!・・」
拓也「お、おう」
449
:
N.T
:2017/12/25(月) 22:59:30 ID:xkvV0NlM
拓也「ふぅーごちそうさん!・・なんか久しぶりに満足に食べた気がするぜ」
唯「本当にね、さてと」
拓也「どこ行くんだ?」
唯「お風呂の準備よ、いつゲーム再開かわからないものー」
拓也「ああ、そうだなぁー」
唯「うっわーー!ねぇ!見てよ拓也ー!」
拓也「どうした?・・うわー広いなぁー」
唯「ね!・・こんな広い部屋に、美味しい食べ物に、このお風呂・・マスターってこんなふざけたゲームの主催なんてしないでホテルのオーナーになったほうがよかったんじゃない?」
拓也「はっはっは!それは言えてるな!」
唯「えっとー・・うん!これでよしっと・・それじゃあ拓也、先に入っていいよ」
拓也「え?俺は別にいいよ」
唯「何言ってるの!ずっと入ってないでしょ!汗臭いよ拓也」
拓也「え?そうかな?・・俺汗をかくなんて当たり前に過ごしてきたからなー」
唯「いいから入る!ほらほら脱いで!」
拓也「うわっと!わかった!わかったから!・・でも何かあったらすぐ言うんだぞ?」
唯「わかってるよ!大丈夫だからほら!」
拓也「ん?なんでそんなに急がせるんだ?・・まあいいか・・んじゃ行ってくる」
唯「いってらっしゃーい!」
450
:
N.T
:2017/12/25(月) 23:12:16 ID:xkvV0NlM
シャ―・・・
拓也「ふぅー・・なんだかんだ言って気持ちいいぜ、風呂って入るまでがめんどくさいんだけどやっぱいいもんだな」
拓也「えっとーこれがシャンプーで・・・っと・・早く戻らないと唯が心配だからな、急がないと」
わしゃわしゃ・・ごしごしー・・・・バタン
唯「お背中お流ししまーす!」
拓也「ええええ!唯!おま!・・うわ!目に泡が!いてぇぇーー!」
唯「うふふ、なにしてんのもうー」
拓也「なにしてるはこっちの台詞だ!ってか俺裸なんだぞ!!」
唯「別に気にしないよ、だって私も裸だし」
拓也「な!なにぃ!!・・唯!お前何考えて!・・・(後ろにいる唯は今・・・は、裸・・)」
唯「だから背中流してあげるから、ほら早く!」
拓也「いいって!自分でできるから!!」
唯「はら、いつまで頭洗ってるの!こっち向いて」
拓也「向けるか!!お前今裸なんだろ!」
唯「もーそんなの気にしないでも・・・ひっ!きゃあああ!ホースが入って!いやぁーー!」
拓也「唯!!?」
拓也が慌てて振り向く
唯「なーんちゃって♪」
拓也「や、やられたーーー!・・って裸でもないし!」
唯は下着の上からバスタオルを巻いていた
唯「残念でしたー!なに?期待してたの?エッチー!」
拓也「お、お前なぁー!・・はぁ・・なんかつかれた・・」
唯「さっ、座って、背中ながしてあげ・・きゃ!」
唯が足を滑らせる
拓也「危ない!」
ドテン!!!
451
:
N.T
:2017/12/31(日) 14:26:14 ID:nG4oFAhk
拓也「大丈夫か?」
唯「う、うん・・ごめん・・」
むにゅん
拓也「ん?柔らかい・・ってうわぁ!」
唯の身体を受け止めた際に、拓也の手が唯の胸を握っていた
唯「ううん!倒れたのは私だし・・」
そして倒れたときにタオルが脱げ、唯は下着姿に・・しかも
拓也「わっ!透けて!」
唯「え?・・・きゃ!」
拓也「み!見てない!・・俺はあんまり見てないからな!」
唯「エッチ・・」
拓也「不可抗力だ!・・」
唯「いいよ・・見て・・」
拓也「だから不可抗力だって!・・・えっ?」
唯が立ち上がる
唯「私・・ずっと震えが止まらないの・・怖いの・・」
拓也「唯・・」
唯「私は・・拓也が好き!」
拓也「!?・・・・・・」
唯「拓也は?・・・私のこと・・」
拓也「お、俺は・・・俺は・・」
拓也は手を強く握り締める
拓也「俺、今まで野球しか考えてなくて、そういうこと考えたことなかったけど・・・今なら・・・わかる・・」
唯「え、それって・・」
拓也「いつからなのか・・・それはわからないけど・・・ずっと前から俺も唯のこと!・・好きなんだと・・思う」
唯「拓也・・」
唯の目に涙が流れる
拓也「こんなところに連れてこられて・・もしかしたら唯が膨らまされて・・破裂させられて死ぬかもしれないって思ったとき・・心臓が握りつぶされそうなくらい苦しくなった」
拓也「そのときに思ったんだ、大事なマネージャとしてじゃない・・なにか他の感情があるって・・」
拓也「でもさ、俺馬鹿だからそれが何なのかわからなくて・・今までずっと・・わからなくて・・・でも唯が俺のこと好きだって言ってくれて・・ようやくわかった」
唯の近くに寄る拓也
拓也「唯・・俺は!・・・唯が好きだ!・・俺は唯が好きだ!」
唯「拓也ーー!」
唯が拓也に抱きつく
唯「嬉しい!嬉しい!・・嬉しいよぉー!・・拓也!好き!大好きー!」
452
:
N.T
:2017/12/31(日) 14:34:38 ID:nG4oFAhk
拓也「唯・・遅くなってごめんな」
唯「ううん!いいの・・私嬉しい・・」
拓也「唯・・」
唯「拓也・・・んっ・・」
拓也と唯の唇が合わさる
唯「ん・・んっ・・」
拓也「唯・・」
唯「拓也・・私・・身体が・・熱い・・」
拓也「俺も・・ずっと熱い・・唯!」
唯「あっ・・」
唯を押し倒す拓也
拓也「お、俺・・もう我慢が!」
唯「私も・・私も我慢できない!・・んっ!」
またもキスをすると、拓也が唯の下着に手をかける
拓也「見たい・・唯の裸が!全部が!」
唯「うん、いいよ!見て!・・全部拓也にあげる!私の身体も!心も!全部!」
そして目の前に唯の裸が露になる
拓也「綺麗だ・・すごい綺麗だ・・」
唯「拓也・・ありがと・・さわって」
拓也「おう・・・うわ、やわらかい・・・そして大きい・・」
唯「んっ・・ふあぁ!」
拓也が唯の胸を揉む・・
453
:
N.T
:2017/12/31(日) 14:46:10 ID:nG4oFAhk
拓也「唯、俺もう!」
拓也のモノが大きくそそり立つ
唯「うん、いいよ・・私が・・・あむっ・・ん」
唯が拓也のモノをくわえ、上下に動き出す
拓也「うわぁ!ゆ、唯!」
唯「んっ!・・んっ・・んあ・・ん・・」
じゅる・・じゅる・・・
唯「うふふ、こんなのはどう?」
唯が胸で拓也のモノを挟み上下に動かす
拓也「うっ!あ!唯!・・やばい!出る!うわ!」
唯「あむっ・・んん!」
どぴゅ!ぴゅ!
唯「ん・・ふぅぅ・・」
拓也「はぁーはぁーー」
唯「拓也の・・口いっぱいに・・ん・・ごくん」
拓也「唯!何も飲まなくても」
唯「うふふ、でも・・まだ大きいね・・・」
拓也「あ、ああ・・唯が・・魅力的すぎて・・」
唯「そういうの拓也に似合わないよ?うふふ」
拓也「唯ーおまえなぁー」
唯「拓也・・」
拓也「ん?なんだ?」
唯「しちゃおっか・・」
拓也「い、いいのか?・・」
唯「ずっと・・拓也に抱かれたいって思ってたから・・私の処女・・もらってください」
拓也「唯・・・」
唯「さぁ、きて!」
拓也「唯ーー!」
ぐぐぐぐ
唯「んっ!!」
ぐぐぐぐ・・・ブチ!
唯「い、痛っ!」
拓也「唯、大丈夫か!」
唯「うん・・入ってる・・私の中に・・」
繋がった部分から血が流れている
454
:
N.T
:2017/12/31(日) 14:58:37 ID:nG4oFAhk
唯「嬉しい・・私の処女もらってくれて・・」
拓也「ああ!しっかりともらったぞ!唯!・・でも、でも俺は唯の全部もらうぞ!」
唯「はい・・もらってください・・んあ!」
拓也が腰を動かし始める
唯「あ、あん!・・ん!・・うあん!・・ひぅ!」
拓也「はぁーはぁー・・唯!唯!」
唯「はぁん!拓也・・あん!・・たく・・やぁ!・・」
ぱんぱんぱん
そして拓也は唯の身体を突き続けた・・唯の身体は大きく揺れ、その柔らかい胸も大きく弾む
唯「たく・・や・・ああん!・・私・・私もう!・・はぁん!」
拓也「俺も・・もう!・・」
唯「一緒に!・・一緒にぃぃー!」
拓也「唯ーーーーー!」
唯「ああ!イク!!イクううううううう!拓也ぁぁーー!」
拓也はその強い想いを、唯の中に流し込んだ
拓也「はぁーはぁー・・」
唯「はぁーはぁーはぁー・・中に・・入ってきてるよぉ・・」
拓也「唯・・ありがとう」
唯「うん、私こそ・・これからもずっと、ついていきます」
拓也「ああ!ついてきてくれ!・・俺が絶対に唯を守る!」
唯「うふふ・・こんなに出しちゃって・・出来ちゃうかもね?・・」
拓也「ん?・・何がだ?」
唯「何がって・・赤ちゃんがよ」
拓也「赤ちゃん?・・・えええ!!赤ちゃんってこうやって出来んのか!!?」
唯「え・・・まさか拓也・・・赤ちゃんの作り方・・知らないの?」
拓也「お、おう・・知らない・・結婚したらなんかいろいろあって出来るもんだと・・」
唯「た・・・拓也・・うそでしょ・・」
拓也「だってよー!俺今まで野球しかしてこなかったからーー!」
唯「そういう問題じゃなーーーい!!」
455
:
N.T
:2018/01/12(金) 15:19:34 ID:Biz6uBIo
マスター「そろそろ皆さんも披露がたまっている頃でしょうから特別に休憩とします!ゲーム再開については追ってお知らせしますので、それまでゆっくりと休んでくださいねー!」
画面が消える
華蓮「征志郎、どう見えた」
征志郎「マスターは大分焦っているようですね、今までの余裕差が感じられませんでした」
華蓮「うむ、私も同意見だ・・四天王のうち3人を欠いたのだからな」
征志郎「そうですね、この先どんな手を使ってくるのか・・」
華蓮「マスターに残されたのは最後の四天王クリムゾンただ1人・・そいつさえ排除できれば私たちの勝ちだ」
征志郎「どんな相手だろうと先輩は僕が守ります!」
華蓮「ふっ、お前はいつもそればかりだな?・・だが・・今となっては頼もしい・・征志郎、これを」
征志郎「えっ、先輩・・なにを・・」
華蓮が差し出したのは、家宝の刀・夢幻であった
華蓮「さぁ、征志郎」
征志郎「ま、待ってください!それは先輩にとってとても大切な刀!それをどうして!」
華蓮「私にはもう、この刀を持つ資格はないからだ」
征志郎「せ、先輩・・」
華蓮「私はティナに敗れ・・絶望し・・そして醜く命乞いをしてしまった・・そんな私にはもう我が家を継ぐ資格はない・・」
征志郎「・・・・・・・・」
華蓮「お前は強い私に憧れ、今まで着いてきてくれたのだろう?・・・見ただろう?・・私は弱い・・失望しただろう?・・もし皆と生きて帰れたら、私を見捨てて構わな・・」
征志郎「それ以上言わないでください!!」
華蓮「せ、征志郎・・」
征志郎「僕は・・僕は!・・先輩が強いから今まで着いてきたわけじゃありません!」
征志郎「先輩が弱いというなら僕が守ります!・・だって僕は!・・先輩を愛していますから!!」
華蓮「それでは・・今まで私に付き従ってくれたのは・・」
征志郎「どうしよう・・つ、ついに言ってしまった・・」
征志郎があわあわし始める
華蓮「そうだったのか・・私は何と愚かだったのだろう・・すまなかったな、征志郎」
華蓮が征志郎に微笑む
456
:
N.T
:2018/01/12(金) 15:50:25 ID:Biz6uBIo
征志郎「でも、その刀は受け取れません!」
華蓮「なぜ!無心剣をも体得しているお前ならば!この刀を持つに相応しい男だ!」
征志郎「僕は先輩を超えるつもりはありません!・・僕はこれからもずっと!・・ずっと!先輩についていきたい!それだけです!」
華蓮「征志郎・・だが・・」
征志郎「先輩はこれからも僕の憧れの人であってください・・強く・・頼もしく・・美しく・・みんなが憧れる華蓮先輩のままで!」
華蓮「だが・・私は命乞いをし・・ティナ敗れた・・もう今までのようには・・」
征志郎「ならば、これからその汚名を挽回しましょう!・・僕たちが勝ってここから帰るためには先輩が必要なんです!・・皆さんだってそう思っていると思います!」
華蓮「汚名を・・挽回する・・か・・」
征志郎「その刀・・夢幻はただ強い者が継ぐ家宝の刀ではありません・・皆を導ける者がその刀を継ぐに相応しい・・それを一番よく知っているのは、先輩だと思います」
華蓮「皆を導く・・・そうか・・私はいつしか強さのみを追い求めていたのだな・・」
華蓮の目から涙がこぼれる
華蓮「ありがとう、征志郎・・お前がいてくれてよかった・・私は誓おう!皆のため!そしてお前のために最後まで戦うと!」
征志郎「はい!・・どこまでもお供します!!」
華蓮「・・・・・・・・・・・・・」
征志郎「先輩?・・」
華蓮は何かに気づいたかのような表情を浮かべると、征志郎を見つめる
華蓮「そうだ・・それがいい!」
征志郎「先輩?・・どうしたのですか!?」
華蓮「やはりこの刀はお前が継ぐべきだ!」
征志郎「えええ!?なんでぇー!」
華蓮「この刀を継ぐのは我が家を継ぐ者だ!私が適わなかったティナを倒し!私が未だ体得できていない無心剣を体得したお前こそが!」
征志郎「お、落ち着いてください先輩!」
華蓮「征志郎!」
征志郎「は、はいぃぃ?」
華蓮「お前は私が好きなのだろう!?私が欲しくはないのか!」
征志郎「せっ!せせせせ先輩!?」
華蓮「私を妻とし!そしてお前がこの刀を継げば我が家は安泰だ!そうだ!それがいい!」
征志郎「つ、妻って!・ええええええええ!!」
華蓮「さっきも言っていたのではない!私を愛していると!どうなんだ!それとも偽りだったのか!」
征志郎「偽りなんてとんでもない!僕は先輩を愛しています!!・・けど」
華蓮「それならば問題あるまい!!お前は私が手に入り!我が家は世継ぎもできる!!これこそまさに一石二鳥だ!」
征志郎「うううぅぅぅー!」
華蓮「お前は男だろう!!はっきり答えんか!」
征志郎「ひぃぃぃーー!」
征志郎は意識を失い、その場に倒れこんだ・・・
457
:
N.T
:2018/01/12(金) 21:16:04 ID:Ktv3Qs86
征志郎「う・・うーん・・あれ・・僕どうして・・」
むにゅん・・
征志郎「ん?なんかすごい柔らかいものが手に・・・・ふぁ!!?」
華蓮「ふっ、目が覚めたか?・・」
征志郎が飛び起きる
征志郎「せっ!せせせせ、先輩!・・ということは、さっきの柔らかいものって・・」
華蓮「女を自分の物にしてすぐに手を出そうとするとは・・ふっ、お前も男なのだな?」
征志郎「えええ!べつに僕はそんなつもりじゃ!って、わぁ!先輩なんて破廉恥な格好を!」
胸の谷間が大きく露わになった寝間着姿になっていた華蓮
華蓮「何が破廉恥だ・・今までの姿の方が露出は多いぞ?」
征志郎「そ、それもそうですが・・」
目を隠し後ろを向く征志郎
華蓮「どうしたのだ?こっちを向け征志郎・・もっと顔をよく見せてくれ・・」
征志郎「(先輩がおかしい!先輩がなんかおかしい!・・僕はどうしたらー!)」
華蓮「征志郎・・私が嫌いか?」
征志郎「そんなこと絶対にありません!!・・って、わわ!」
華蓮が征志郎に抱き付く
華蓮「私はな、征志郎・・我が家を継ぐことや、武をのことしか考えていなかったのは事実だ・・だがな、私は・・」
征志郎「せ、先輩・・」
征志郎の顔を両手で掴む華蓮
華蓮「私は、自分が女であることを忘れたことは無い」
華蓮の顔がほのかに赤くなっているのに気付いた征志郎
華蓮「私とて考えたことはあるのだぞ?・・いつしかそういう相手に巡り合うことになるのかとな」
征志郎「先輩・・ごくっ」
華蓮「私は未だ恋を知らん・・だが、お前に愛していると言われた時、心から嬉しいと思った・・今までずっと一緒にいたが、お前をもっと見ていたい・・もっと一緒にいてほしい・・そう思った」
華蓮「これが・・これがその女としての喜びだというのなら・・・責任、取ってもらうぞ・・征志郎」
征志郎「顔が近い!先輩の顔がどんどん近くに!・・せ、責任って!わぁあああ!」
征志郎が華蓮の手から逃れる
征志郎「あ、汗かいてしまって!あはは!だからお風呂に入ってきます!はい!」
ビュン!!・・・・・・・バタン!!
華蓮「・・・・・・」
華蓮がむっとした顔で頬を膨らます
シャーーーーーーーーーー
征志郎「どうしちゃったんだろ先輩・・・・はっ!まさかこれはマスターの罠!!・・いやいやそんなわけないか・・はぁぁぁ、僕はどうしたら・・」
征志郎「僕は先輩が好き・・勢いで言ってしまったけど・・それからだ、先輩がおかしくなったのは・・・ううぅ」
征志郎「ま、まさか先輩!本気で僕のお嫁さんになって、僕を家の跡継ぎにしようと!?・・先輩とそういう関係になれたらなーって考えたことはあるけどーーそんな夢のような話・・ううぅ」
458
:
N.T
:2018/01/12(金) 21:44:17 ID:Ktv3Qs86
バタン!
征志郎「ん?・・あわわわわわ!!」
華蓮「ふむ、やはり広いな、この風呂場は」
征志郎「せ・・せ・・・せんぱ・・先輩・・あわわわ」
華蓮「ん?どうした?征志郎」
征志郎「だ、だって先輩!・・は・・は・・はだ・・裸・・あわわわわ!」
華蓮「何を言っている、ここは風呂場だぞ?裸なのは当然だろう」
なんと華蓮は一切何も身に着けず、隠さず、風呂場に入ってきていた
征志郎「そ、そうですけど!うわぁー!見ちゃった!全部見ちゃったー!」
華蓮「またそうやって後ろを向く、私たちは夫婦になるのだ、恥ずかしがる必要はあるまい」
征志郎「夫婦って!!あ○×△◇×○◇・・」
華蓮「何をわからんことを言っている?後ろを向いている次いでだ、背中を流してやろう」
シャ―
征志郎「(落ち着けーー落ち着けーー落ち着けーー)」
華蓮「征志郎・・私は本気だ・・」
征志郎「!?・・」
華蓮「私を愛しているというのが本心なら・・何の問題がある・・」
征志郎「・・・・・・・問題なら・・あります」
華蓮「なんだ?・・教えてくれ」
征志郎「先輩が僕と・・その・・夫婦になろうとしているのも、僕の先輩への想いを受け入れてくれようとしているのも・・・全て家のためですよね・・」
華蓮「征志郎・・・それは・・」
征志郎「僕・・先輩とそういう関係になれたらなって夢にまで思っていました・・でも・・先輩は僕を跡継ぎとして見ていて・・男として見てくれていないんだなって・・だから!ってうわぁ!むぐぅ!」
華蓮の胸に顔を押し付けられる征志郎
華蓮「征志郎!違うんだ!お前を家の後継としか思っていないわけではない!・・」
征志郎「むぐぉ!せ、せんぱ!」
華蓮「私は今まで恋というものを知らん!・・だがお前にはこれからもずっと共にいてほしい!お前が私に想い告げた時そう思ったんだ!」
征志郎「ぷはぁ!・・先輩・・それって・・」
華蓮「こ、これが恋というものなのかはわからんが・・その、私とこれからも共にいてくれないか?・・そうしてもらえると・・嬉しい・・のだ」
征志郎「先輩・・本当ですか・・」
華蓮「わ、私に二言は無い!・・お前にはこれからも共にいてほしいのだ!・・わ、私にここまで言わせたのだ!よもや疑いはしないだろうな!」
征志郎「先輩ぃぃーー」
征志郎が涙を流す
華蓮「お前はどうなのだ!・・あの時の言葉は嘘偽りはないのだろうな!」
征志郎「勿論です!僕は先輩を愛しています!心から!・・これからもついて行きます!」
華蓮「征志郎・・こんな時どうすればいいか・・わかっているな?」
征志郎「へ?・・えっと・・どうすれば?・・」
華蓮「なんだ・・わからんのか?・・それはな・・」
征志郎「はい・・・」
華蓮「こうするのだ・・・んっ・・」
華蓮と征志郎の唇が合わさる・・・不器用な二人の気持ちが、ついに1つとなった瞬間であった
459
:
N.T
:2018/01/14(日) 23:25:46 ID:bPfm8XVA
華蓮「いい湯だ・・・征志郎、どうした?こんなに広いのだ、お前も入るといい」
征志郎「(先輩とチューしちゃった!先輩とチューしちゃったーー!)」
華蓮「お前はまたそうやって後ろを向く、もう私たちは先輩後輩の仲ではないのだぞ?恥ずかしがることはあるまい」
征志郎「で、ででで、でもぉ・・」
華蓮「ほら、入れ!」
征志郎「わわわ!」
征志郎の手を引っ張り、無理やり広い浴槽へ連れていく華蓮
征志郎「し、失礼します・・」
ドキドキドキ・・
華蓮「ゆっくり身体を癒しておくんだぞ?決戦は近いのだからな」
征志郎「は、はい!」
ちらっ
征志郎「(うわぁーーやっぱり先輩の胸、すごく大きいなぁ・・)」
華蓮「私の胸が気になるのか?」
征志郎「えひゃい!?・・ぼ、ぼくは別にそんな!」
華蓮「ふっ、バレてないと思っていたのか?学校の時も、そしてここに連れて来られなときも、お前は私の胸をチラチラと見ていたではないか」
征志郎「ううぅ、バレてたなんてぇぇ・・はっ!先輩ごめんなさいぃぃ!」
華蓮「謝ることは無い、お前も男なのだなと安心していたのだ!・・それに」
征志郎「それに・・?」
華蓮「この身体はお前の物になるのかもしれんのだぞ?・・堂々と見るといい」
征志郎「先輩の身体が!!?・・ぼ、ぼぼぼ!僕の物って!」
華蓮「その変わり・・征志郎、お前の身体は私の物だ・・誰にも傷つかせん」
征志郎「先輩・・・、先輩の事は僕が絶対に守ります!」
華蓮「征志郎!その先輩というのももう止めだ!・・これからは名前で呼べ!」
征志郎「ううぅ、絶対に言われると思った・・で、でもこれは癖で・・そんなすぐには無理ですよぉ・・」
華蓮「何を言っている、ティナから私を守ろうとした時に、華蓮と呼び捨てしたのは誰だ?ん?」
征志郎「あうっ!!聞かれてた・・」
華蓮「これからは名前で呼ばなければ返事はせん!・・いいな!」
征志郎「そんなぁーー先輩ー!」
華蓮「・・・・・・・・・・」
征志郎「・・か・・華蓮・・さん」
華蓮「さんはいらん、華蓮だ!華蓮!」
征志郎「うー!せめて慣れるまで華蓮さんで許してくださーーい!」
460
:
名無しさん
:2018/01/28(日) 23:54:42 ID:CpYX.REU
華蓮「いいや、絶対に華蓮だ!」
征志郎「じゃあ・・華蓮・・」
華蓮「そうだ征志郎!これからはずっと華蓮と呼べ!」
征志郎「はい・・華蓮・・」
華蓮が微笑んだ
征志郎「あ、あの・・」
華蓮「なんだ征志郎ってっ ぱぁ!」
征志郎「すみません、か、華蓮・・・つい・・・」
華蓮「謝らなくていい、むしろ嬉しいくらいだ。それより征志郎、あとで一緒に寝ないか?」
征志郎「も、もちろん・・あの・・だ、抱いてもいいですか?」
征志郎の顔が赤くなる
華蓮「私の身体はお前のものだ!好きにしろ!」
二人は風呂を出る
461
:
N.T
:2018/01/29(月) 11:10:07 ID:8sCXesC.
>>459
の続きはこちらからでお願いします!
一方・・残されたエクスとピピは・・・
ピピ「ピーーー!ピピピーー!」
エクス「慌てるなピピ!姉ちゃん達は大丈夫だ・・・くそ!これからって時だったのに!」
ピピ「ピ〜〜」
ピピがシュンとした表情を見せる
エクス「おそらく時間がくれば姉ちゃん達はここに戻ってくるはずだ、それまでピピはここにいてくれ、俺は周りを見てくる」
ピピ「ピー!」
そしてエクスはピピを残し、一人辺りの探索を始めた
エクス「四天王・覇王ゼン・・会った事はないが噂は聞いたことがある・・欲のためなら手段を選ばない凶暴最悪な性格をした男だと・・・そんな男が味方になってくれるとは思えないが・・」
エクス「だが考えても仕方ない、今はそれに賭けるしか・・はっ!あれは!」
エクスの目の前に2匹のハンターが姿を現す
エクス「おっと、そうだった・・あいつらは女にしか反応しないんだった・・・・だが姉ちゃん達のために排除しておくか・・・はっ!」
ハンター「ぐるぁぁぁ!!」
エクス「なにっ!!・・うお!」
ハンターがエクス目掛けて襲い掛かる
エクス「バカな!ハンターは女にしか反応しないはず!ましてや人間ではない俺に反応するとは!?くっ!エクスプロ―ジョン!」
ハンター「ぐがぁぁぁーー!」
エクス「もう一匹も!!・・ってあれ?・・」
もう1匹のハンターの姿が消えていた・・
エクス「逃げたのか?・・・いや、ハンターにそんな意思があるはずは・・・」
エクス「なにかが起きているのは間違いなさそうだ・・姉ちゃんたちが戻る前に状況を把握しなければ!」
462
:
N.T
:2018/01/29(月) 11:32:43 ID:8sCXesC.
クリムゾン「4組の人間達・・ですか?」
ガーディアン隊長「・・・・・・・・・・・・・」
マスター「そうです・・この者たちです」
大きなスクリーンに映し出されたのは・・なんと結城達の姿だった
クリムゾン「マスター・・この者たちは?」
マスター「ガーディアン達にゼンさんの行方を調べさせていた時に、とても怪しい者たちを見つけましてねぇー・・そうですよね?」
ガーディアン隊長「はっ!アムダと共にこの者たちも共にいるのを見ました!」
マスター「そしてこれを・・これはまだゼンさんが行方不明となる直前の覇王の間の映像です・・」
クリムゾン「・・・・・・・・・」
マスターがスクリーンを指差す
マスター「覇王の間から遅れて出てきたこの人間・・この4組の人間達の中にいるのです・・そしてこれはティナさんの淫魔の間の映像です」
マスター「そこにも・・この4組の人間達が映っているのです・・クリムゾンさん?これをどう思います?」
クリムゾン「・・・この人間達がアムダとゼンを狂わせ、ティナを殺害した者たちだと?」
マスター「そうと決まったわけではありません、ですが・・こうやって映像に写っている以上・・何か関与しているのは確かです」
クリムゾン「マスター・・やつらはただの人間です、アムダやゼンはともかく・・ティナを倒すなど人間には不可能です」
マスター「そうでしょうとも?人間はとても非力ですからねぇー・・ですが怪しい芽は取り除くのに越したことはありません・・隊長さん」
ガーディアン隊長「はっ!」
マスター「人間達をゲーム場へ戻し次第、この4組の人間達を探し出し優先して排除なさい」
ガーディアン隊長「はっ!」
マスター「クリムゾンさんは引き続きゼンさんの探索をお願いしますね」
クリムゾン「かしこまりましたマスター」
463
:
N.T
:2018/01/29(月) 11:50:17 ID:8sCXesC.
一方どこかのフロアで・・
ゼン「はっはぁー!!マスターのやつ、人間達をどっかに移したみてぇだな!・・ついに俺を探し出すのに集中する気にでもなったってか!」
ゼン「上等だぜ!・・その方が俺も動きやすいってもんだ!」
セト「ゼン」
ゼン「ようーセト!偵察から戻ったか!・・見ろよ!人間もハンターもなーーんもいないぜ!静かなもんだ!・・余程俺を見つけたいみたいだぜ!」
セト「いや、お前を見つけ出すためだけではない」
ゼン「あん?どういうこった」
セト「拓也達の事がマスター達の目に入ったようだ、もう時間がない」
ゼン「さすが隠密忍者!情報が早いぜ!って・・・おいおい!それじゃあ俺が遊びたくもねぇハンターの野郎どもと暴れてた意味がねぇーじゃねぇかよ!」
セト「そういうことだ」
ゼン「勘弁してくれよおい―!あいつら俺より目立つようなことしたってのか?」
セト「ああ、ティナを倒したようだ」
ゼン「ティナを!?・・はっはぁーー!!こいつはいいや!やるじゃねぇかあいつら!!」
セト「マスター・・そしてクリムゾンは焦っている・・いつ最終行動に移るかわからん・・猶予が無い」
ゼン「へっ!そろそろ最終決戦が近いってこったな!上等だぜ!、んで?これから俺たちはどう動く?突っ込むか?!」
セト「バカを言うな!!奴らには無数のハンターやガーディアン、それにクリムゾンまでいるのだ!2人で何とかなると思っているのか!」
ゼン「冗談だ冗談!!半分冗談だって!・・よっしゃ!ここで止まってても意味がねぇ!暴れつつ作戦会議だぜ!」
セト「ふん!・・って半分ってなんだ!・・おい!待てゼン!!」
464
:
N.T
:2018/02/09(金) 12:55:36 ID:sEHg9xB6
ガーディアンA「見つけたか!」
ガーディアンB「いや!こっちにはいないようだ!」
ガーディアンA「くそ!早く見つけなければ!マスターのご命令だぞ!」
エクス「これはどうなってるんだ・・・ガーディアン達は何を探して・・・はっ!こっちにくる!」
ガーディアンC「俺はこっちを探す!お前はあっちを!」
ガーディアンD「わかった!まかせろ!」
エクス「あ、危なかった・・見つかったら色々厄介そうだ・・ピピの所へ戻らないと・・」
そしてエクスはピピの所へ戻って行った
ピピ「ピィ〜・・・ピッ?」
ガーディアンE「・・・・・・・・・・・」
ピピ「ピッ!?・・」
ピピは咄嗟に隠れやり過ごす・・
ピピ「ピィ〜・・」
エクス「ピピ!・・ピピどこだー!」
ピピ「ピィー!」
エクス「そこにいたかピピ!ガーディアン共がうろちょろしてやがる!ここにいたら危険だ!どこかに避難しよう!」
ピピ「ピー!?ピー!?」
エクス「姉ちゃん達なら大丈夫だ!まだ当分は戻らないはずだ!」
ピピ「ピー・・」
エクス「それに女以外に反応しないハンターが俺を襲ってきた・・なにかある・・」
ピピ「ピ?」
エクス「とりあえずここから移動するぞ!やつらに見つかると厄介だ!」
ピピ「ピィ〜!」
エクスとピピはその場から移動する・・・だが・・・
クリムゾン「そうか、見つかったか・・・ふっふっふ・・」
465
:
N.T
:2018/02/17(土) 00:08:58 ID:/eqj/gE6
ガーディアン隊長「お呼びですか!マスター!」
マスター「隊長さん、あなたは参加者の皆さんをいつでも戻せるように、準備をしておいてください、いいですね?」
ガーディアン隊長「はっ!かしこまりました!」
マスター「あとはクリムゾンさんからの連絡を待つだけですねー・・はぁー、ゼンさん、あれほど目をかけたというのに・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エクス「くそ!ハンターの数が増えてきやがった!キリがねぇ!」
ハンター「ぐおおおぉ!」
ピピ「ピー!ピー!」
エクス「へへっ!心配ない!パワーアップした俺を甘く見るんじゃねぇーぜ!」
ドン!ドーン!
エクス「姉ちゃん達が戻ってくるまでに全部のハンター倒してやんぜーー!」
エクス「だが妙だ・・なぜこんなに多くのハンターがいきなり集まってきた・・しかも俺に目掛けて・・」
ハンター「がおおおぉ!!」
ピピ「ピィーーー!」
エクス「ピピ!危ない!!」
だがハンターはピピを無視しエクスに目掛けて襲い掛かる
エクス「うわっと!!・・間違いない!やつらの探しているのは俺か!!・・ということは・・くそ!やつがくる!・・ピピ!」
ピピ「ピ!?」
エクス「このままだとまずい!!早くどこかへ隠れるぞ!!」
ピピ「ピ―――!!」
エクス「くそ!邪魔するなーー!」
無数のハンターの群れを蹴散らすエクス・・・
エクス「ちくしょうー、いくらパワーアップしたからってこのままじゃ・・だがハンターの襲撃は止んだようだ・・これなら進め・・・はっ!!」
エクスの砲撃で発生した煙の中に人影がどんどん近づく・・・
エクス「ま、まさか・・・」
クリムゾン「ふっふっふ・・ようやく見つけたぞ?」
エクス「くっ!!」
ついにエクスの前に姿を現した最後の四天王クリムゾン・・果たしてクリムゾンの狙いは?
466
:
N.T
:2018/02/17(土) 00:35:26 ID:/eqj/gE6
華蓮「征志郎、聞きたいことがある」
征志郎「はい?なんですかせんぱ・・華蓮さん・・・」
華蓮「お前はいつ我が家に伝わる秘技、無心剣を体得したのだ、どうしてそれほどの力を今まで隠していた?」
征志郎「隠していたわけではありません!・・その・・僕はせんぱ・・華蓮さんのお傍にずっとついていきたい・・ただそれだけで・・」
華蓮「征志郎?」
征志郎「僕が中学2年、せんぱ・・華蓮さんが中学3年の頃の事です・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
征志郎「はぁーー今頃先輩たちは卒業式中かぁーー・・」
この日、華蓮は中学の卒業式を迎えていた
征志郎「結局・・・伝えられなかったなぁ・・・でもどうせ、こんな男じゃ先輩には釣り合わないし・・これでいいんだ」
生徒A「あ!先輩たちが出てくるぞ!・・わーー!おめでとうございまーーす!」
生徒B「先輩の皆さーん!ご卒業おめでとうございまーーす!」
卒業生たちが式を終え、ぞろぞろと出てくる
征志郎「せ、先輩!・・華蓮先輩は!!・・いた!」
華蓮「・・・・・・・・」
征志郎「せめて!せめて一言お祝いの言葉を言いたい!!先輩ーーー!!」
華蓮「ん?・・」
征志郎「先輩!!僕は先輩の事がーー!」
はっと我に返る征志郎
征志郎「ぼ、ぼくは何を!?違う!言いたいのはそれじゃあないのに!」
征志郎「せんぱ!」
生徒C「華蓮先輩!!」
征志郎「わっ!」
華蓮「ん?何かな?」
生徒C「俺!華蓮先輩のことが好きです!・・付き合ってください!!」
征志郎「あ・・・」
華蓮「・・・・・・・・・・・・」
突然の告白に辺りが静まり返る
華蓮「私は誰の物にもなるつもりはないのだ、すまんな」
生徒C「・・・・・・・・・」
征志郎「・・・・・・・・・・」
華蓮「そうだ、私は今付き人を探している、それでどうだろう?」
生徒C「つ、付き人・・ですか・・」
辺りがざわつく・・・
生徒達「華蓮先輩の付き人って・・そんなのになれるやついるのか?」「華蓮先輩についていける人間なんているわけないよー」
華蓮「どうかな?」
生徒C「ご、ごめんなさい!!」
華蓮に告白した生徒はその場から走り去った
華蓮「ふむ・・そうか・・残念だ」
征志郎「付き人・・・」
467
:
N.T
:2018/02/17(土) 00:51:04 ID:/eqj/gE6
華蓮が卒業して数日が経過した頃・・
征志郎「先輩・・・もう会えないのかな・・・忘れようと思っても脳裏から先輩が消えない・・」
自宅で征志郎は華蓮のことを考えていた・・
征志郎「はぁ・・・新学期からはもう先輩は学校にいないのかぁ・・・」
それからも征志郎はぼーっとして生活をおくる・・・そんなある日・・
征志郎「ん、なんだあの人だかり・・」
商店街に大勢の人だかりができていた・・そこには
華蓮「いつでもまたくるがいい、また相手になろう」
不良A「う・・ううぅ」
征志郎「せ、先輩!!」
華蓮がその場から立ち去っていく
征志郎「先輩・・先輩だ!・・」
征志郎は華蓮の後を追う
征志郎「はっ!僕は何を!・・これじゃあストーカーじゃないか!!」
長い距離華蓮の後を追ったところで我に返る征志郎・・
征志郎「あ、先輩がどこかに入って行ったぞ」
華蓮「父上!ただいま帰りました!」
征志郎「ここって先輩の自宅!?・・って、ええええええええ!」
そこにはとてつもなく大きな屋敷があった
征志郎「す、すごい・・ん?」
門下生達「はぁーー!てやぁーー!」
征志郎「道上!?・・そうか・・思い出した!・・先輩の実家には有名な道上があるって!」
華蓮「ん?誰かいるのか?」
征志郎「わっ!!」
華蓮「気のせいか?・・」
そして征志郎は逃げ帰るように帰宅した
468
:
N.T
:2018/02/17(土) 01:03:11 ID:/eqj/gE6
征志郎「先輩・・華蓮先輩・・・」
華蓮(私は今付き人を探している)
征志郎「先輩の付き人になれば・・また先輩に会える・・先輩のお傍にいられる!!・・」
翌日・・・華蓮の自宅の前に征志郎がいた
征志郎「ごくり・・・でも、こんな弱い僕じゃ先輩の付き人になんてなれっこない!・・ならこれしか・・・よし!」
征志郎は道場の中へ・・
征志郎「あ、あのぅーーー」
シーーーーン
征志郎「だ、誰もいない・・どうしよう・・」
???「何か用かね?」
征志郎「わぁあああああ!」
???「驚かせてすまないね、この道場に何か用かね?」
征志郎「あ、あのあの・・えっと・・あわわわ」
華蓮父「私はこの道場の師範、そしてこの家の主だ」
征志郎「(ええええ!ということは先輩のお父さん!!?)ぼ、ぼく・・僕・・僕を・・」
華蓮父「ん?」
征志郎「僕を!弟子にしてください!!」
華蓮父「・・・・・・・・・」
征志郎「・・・・・・・・・」
静寂が流れる・・そしてプルプルと震えている征志郎
華蓮父「あー門下生志願者かね?・・」
征志郎「は、はい!!」
華蓮父「そうかそうか、そういうことなら中へ入りなさい、色々聞かせてほしいからね」
征志郎「は、はいぃぃ!」
既に征志郎は限界だった
469
:
N.T
:2018/02/17(土) 13:50:14 ID:/eqj/gE6
華蓮父「では話を聞かせてもらおうか、なぜ我が道場の門をくぐったのだ?」
征志郎「はい!えっと・・ま、守りたい人のために!強くなりたいんです!」
華蓮父「ほう、守りたい者のためか・・・」
長い沈黙が流れる
征志郎「ごくっ・・・」
華蓮父「君はいい目をしている、嘘偽りのない真っ直ぐな目だ・・いいだろう、認めよう」
征志郎「ほ、本当ですか!」
華蓮母「あなた、お茶をお持ちしましたわ」
華蓮父「丁度よかった、この者が新しく門下生に加わりたいと門をくぐって来おった、あとの事はお前が面倒をみてやってくれ」
華蓮母「ええ、わかりましたわ・・それじゃあこちらに」
征志郎「は、はい!!」
華蓮母についていく征志郎
華蓮母「あなたに紹介するわね」
ガラッと扉を開ける、その中には
華蓮母「皆さん、新しい門下生が加わりますわ」
征志郎「・・・え?」
女A「わぁ!本当ですか!!」
女B「いらっしゃーい!きゃー可愛い子ー!」
女C「もう、みんなってば、初対面なんだから落ち着いてあいさつしないと・・」
中には沢山の女性たちがいた
征志郎「え?・・・え?・・えと・・ええ?」
華蓮母「ここにいる者たちは今日から共に学ぶ者達ですわ」
満面の笑みを征志郎に向ける
女A「さぁ入って入って!歓迎するわ♪」
征志郎「ちょ、ちょっと待ってください・・あわわわ!」
華蓮母「何か困ったことがあったら遠慮なく言うのですよ?それじゃあ・・」
征志郎「こ、困ってます!!!今まさに困ってますーー!」
華蓮母は気付かずに扉を閉める
470
:
N.T
:2018/02/17(土) 14:03:31 ID:/eqj/gE6
女A「そんな緊張しなくても大丈夫だよーー」
女B「そうそう!仲良くしましょ?ねっ♪」
女C「私たちの仲に遠慮はいりませんわ、共に頑張って行きましょう」
征志郎「ううぅー、あのーーー僕ぅぅぅ」
女D「それじゃあ時間も近いし、みんな着替えましょ!」
女達「はーーい!」
一斉に服を脱ぐ出す女達
征志郎「わぁああああああああ!」
女A「あ、そうか!まだ道着もらってないのね?それじゃあ今は代わりにこれを着るといいわ!」
女B「ほーら!着替えて着替えて!」
征志郎「あわわ!ちょ!ひぃぃぃー!」
女A「そんな恥ずかしがらないでーー!同じ女の子同士で・・・・ん?なにか当たったような・・」
征志郎「ひぃぃーーー!」
女B「あれ・・・」
女A「今のって・・まさか・・君・・」
女C「・・・・男・・・なのか?」
征志郎「ううぅ・・やっぱり勘違いされてたんですね・・・そうですぅ、僕男ですー」
女達「ええええええええええぇぇぇぇ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
華蓮父「すまんすまん!君はてっきり女とばかり!はっはははは!」
征志郎「ううぅ・・いえ、よく間違わられるので・・」
華蓮母「ほ、本当にあなた男なのですか?・・どう見ても可愛らしい女の子にしか・・」
華蓮父「しまった、まだ名前を聞いていなかったな?・・私としたことが、はーーはっはっは!」
征志郎「は、はは・・・えっと、僕の名前は征志郎といいます・・」
華蓮父「征志郎か・・・良い名だ・・(名前は男らしいのだな・・)」
華蓮母「征志郎君ね、勘違いしてしまってごめんなさいね?(名前はなんて男らしいのかしら・・)」
征志郎「い、いえ・・大丈夫です・・」
華蓮父「よし、そうと分かれば早速道場に移動するとしよう、これに着替えて道場に来なさい」
征志郎「はい!!」
渡された道着に着替え、征志郎は道場へ向かった
471
:
N.T
:2018/02/18(日) 17:40:34 ID:jfGWCJ9.
征志郎「し、失礼しま!」
門下生達「はぁーーーーー!!てやぁーーー!!」
征志郎「ビクゥ!!」
華蓮父「入りなさい」
征志郎「は、はい!」
華蓮父が道場に入ると門下生達が一斉に止まり一礼する
征志郎「ど・・どうもー・・」
華蓮父「この者も今日からここで修練を学ぶ事となる、迎えてやってくれ」
門下生達「はい!」
征志郎「せ、征志郎といいます!!よろしくお願いします!」
門下生達「えっ!?・・男!?・・・」
華蓮父「では、お前にも我が道場に入門したら最初に行う事をしてもらおう」
征志郎「は、はい!・・えっと、それは?」
奥から一人の男が近づいてくる
男「よろしくな」
華蓮父「この者と試合をしてもらう、今のお前の実力を見させてもらう」
征志郎「ぇぇぇえええ!?・・」
華蓮父「この者はこの道場で私に変わり門下生を見ている男だ、さぁ準備を」
征志郎「そそそ、そんなこといきなり言われましても!」
門下生A「皆は最初に必ず受ける試練だ、頑張れ!・・これを」
竹刀を征志郎に手渡す
征志郎「ううぅ」
華蓮父「さぁ!構えよ!」
征志郎「(これは先輩のため!、先輩のお傍にいるため!華蓮先輩ーーー!)よ、よろしくおねがいします!」
472
:
N.T
:2018/02/18(日) 17:57:21 ID:jfGWCJ9.
征志郎「竹刀って持つの初めてだけどこんな重いんだ・・・でも、これくらいなら!」
華蓮父「では!はじめ!!」
男「はぁーーー!!」
大声を出す男
征志郎「ビクゥ!!」
男「ていやぁーー!」
征志郎「く、くるーーー!」
男「とおぁーー!」
征志郎「うわぁーーー!」
パシィン!
華蓮父「ほぉ」
男「やるな」
征志郎「あ、あれ・・僕受け止めてる・・」
男「ならばこれならどうかな!ていいぃー!」
征志郎「こ、ここ!!」
パシィン!
男「!?」
征志郎「(て、手加減してくれてるのかな?・・なんか身体が勝手に動いてる感じだけどなんとかやれてるぞ僕!)」
ざわつく門下生達
男「はぁーーーー!」
パシィン!パシィン!パシィン!
征志郎「(な、なんでかわからないけど・・あの人の動きが見える・・)」
男「こ、この子一体・・」
華蓮父「・・・・・・・」
男「君、なかなかやるね・・でもそろそろ終わらせてもらうよ!」
男がすごい速さで征志郎に迫る
男「てゃぁあああああ!」
征志郎「強くなるんだ!僕は強くなって先輩のお傍にいるんだ!!・・」
パシィン!!・・・征志郎は男の一撃を流すと、男は体制を崩す
男「な、なに!?」
征志郎「わあああああ!」
パシン!!
男「ぐっ!!」
華蓮父「そこまで!!」
門下生A「う、うそだろ・・」
華蓮父「征志郎、お前の勝ちだ」
征志郎「はぁーーはぁー・・・へっ!?」
門下生達「うおおおぉーー!」
征志郎「ぼ、ぼくが勝ったんですか!?」
男「負けたよ、君は今までこの道を学んでいたのかい?」
征志郎「い、いえ・・竹刀を持つのだって今日が初めてで・・」
男「そ、そうなのか!?」
華蓮父「うむ、竹刀の持ち方は素人そのものだった・・・だが・・」
征志郎は門下生達に囲まれている
華蓮父「この者・・只者ではないかも知れぬ・・」
473
:
N.T
:2018/02/18(日) 18:17:28 ID:jfGWCJ9.
数日後・・
門下生達「はぁーーーー!はぁーーー!」
征志郎「はぁーーー!はぁーーー!」
華蓮父「・・・・・・・・・・」
華蓮「父上、今帰りました」
征志郎「せ、先輩!?」
華蓮父「華蓮か、そういえばまだ紹介していなかったな・・征志郎、来なさい」
征志郎「ええええぇぇぇ!」
華蓮「?・・・」
華蓮父「この者は数日前に門下生となった征志郎だ」
華蓮「・・・・・・・・・・・・・・・」
征志郎「(あああ、先輩が僕を見てるーーー)」
華蓮「はぁぁぁあああああ!!」
征志郎「へっ!!ぎゃ!!」
ベシィン!!華蓮が突然竹刀を征志郎にお見舞いする
華蓮「華蓮だ」
征志郎「はへはへー・・・」
突然の一撃に目をぐるぐると回す征志郎
華蓮父「華蓮・・そのあいさつはやめろと言っているだろう」
華蓮「武人に言葉入りません、まずは剣でお互いを語るのみです父上」
門下生A「まともに食らったな・・・あれば当分立てないな・・」
これが征志郎と華蓮の初対面であった・・・
そして月日は流れ・・征志郎が中学の卒業を控えた時期・・・
男「勝者!征志郎!・・・よって優勝者は征志郎!」
華蓮父「うむ!見事だ!」
道場内で行われた試合で、征志郎は圧倒的な強さを見せ、今では道場内で一番の男となったいた
征志郎「ありがとうございます!」
華蓮父「征志郎よ、あとで話がある・・着替えたら私の部屋へ」
征志郎「はい!」
474
:
N.T
:2018/02/18(日) 18:44:23 ID:jfGWCJ9.
征志郎「征志郎です!」
華蓮父「入りなさい、突然すまんな」
征志郎「いえ!・・それで話とは・・」
華蓮父「うむ、征志郎、お前は今日をもって門下生卒業だ」
征志郎「え!そんな!なぜ!」
華蓮父「征志郎、お前はもう十分強い、教えることはもうないのだ」
征志郎「そ、そんな・・でもまだ・・まだ僕は!」
華蓮父「覚えておるぞ、お前はたしか守りたい者がおるとか、今のお前なら十分守れようぞ」
征志郎「・・・まだまだです・・僕なんてまだあの人には・・」
華蓮父「・・・・・征志郎よ、一つ聞こう・・お前が守りたいという者は華蓮ではないか?」
征志郎「ぶぅーーーーーーーーーーーーー!!」
華蓮父「やはりそうか、征志郎、お前華蓮に惚れておるな?」
征志郎「あわわわわ!そ、そそそそれはその!」
華蓮父「ふっ、バレていないと思ったのか?華蓮が道場に来る度に実力をほとんど出せず、新人の門下生にまで試合に負けていたではないか」
征志郎「あ、あの・・それはー」
華蓮父「征志郎、お前に足りないのはただ一つ・・・自信だ!お前には自信がたりん」
征志郎「自信・・」
華蓮父「お前には天武の才がある、今のお主なら華蓮と互角、いやもはやそれ以上の実力があろう」
征志郎「!?」
華蓮父「華蓮を守る力は既にお前の腕に備わっておる、あとは自信だけが・・」
征志郎「違うんです!!・・僕は・・僕は先輩を守れるような男になりたい・・そう思ってました・・でも・・僕の本当の願いは・・」
征志郎「先輩のお傍にいたい!!ただそれだけなんです!・・」
華蓮父「・・・・・・・・・・」
征志郎「僕の身体にある才能には今でも信じられないです・・でも・・でも僕は先輩を超えたくてここへ来たんじゃありません!」
華蓮父「そうか・・よく話してくれたな」
征志郎「はっ!!あわわわ!僕なんてことをーー!」
華蓮父「だがな、お前は今日で卒業だ」
征志郎「・・・・・・・・・・・・」
華蓮父「華蓮なら庭におる」
征志郎「!?」
華蓮父「この先どうしたいかは、お前次第だ」
そして征志郎は庭へ向かう
475
:
N.T
:2018/02/18(日) 18:46:54 ID:jfGWCJ9.
華蓮「ん?誰かと思えば征志郎か?・・・父上に呼ばれていたようだが」
征志郎「あ、はい・・・今日でここを卒業することになりました・・」
華蓮「そうか、達者でな」
征志郎「ガクッ!・・そ、そんなあっさり」
華蓮「私は気の利いたことは言えん、弱いお前が悪い」
征志郎「よ、弱い・・ですか・・(そうか、道場での事先輩は知らないんだ・・)」
華蓮「男ならば強くなれ!・・私から言えることはそれだけだ・・さらばだ」
征志郎「せ、先輩!!」
華蓮「ん?どうした」
征志郎「ぼ、僕を!」
華蓮「?」
征志郎「僕を!先輩の付き人にしてください!」
華蓮「・・・・・・・・・・・・」
征志郎「・・・・・・・・・・・・・・・」
華蓮「いいだろう」
征志郎「本当ですか!?」
華蓮「ああ、そんなことを言う男はいないと思っていたがな、驚いたぞ」
征志郎「やった!はは、やったー!」
華蓮「だが覚悟しておけ!付き人となる以上!私が弱いお前を鍛えてやる!ついてこれないようなら捨てるぞ!よいな!」
征志郎「は、はい!!お願いします!先輩!」
こうして征志郎は華蓮の付き人となった
華蓮「では、私はこれから高校へ用事があって行かねばならん、お前は在学生ではないが私の付き人ならば問題ないだろう!ついてこい!」
征志郎「はい!どこまでもお供します!」
476
:
N.T
:2018/02/18(日) 19:02:26 ID:jfGWCJ9.
そして征志郎は華蓮と同じ高校へ進学し、華蓮の付き人として周りからも知られる存在となっていく・・華蓮についていける唯一の男として
征志郎「せんぱーーーーい!お茶をお持ちしましたーー!」
華蓮「ふぅん!!」
征志郎「あべし!」
華蓮の強烈なラリアットが炸裂する
華蓮「そのへらへらした顔をするなと言っているんだろう!」
征志郎「す、すみません!・・えへへ」
華蓮の傍にこうしていられる・・それだけで征志郎は幸せだった
華蓮「征志郎よ、学校は今日より夏休みだ、私は明日から山にこもる」
征志郎「えええ!なんでですか!?」
華蓮「今の私がどれだけ通用するのか確かめたいのだ、我が家を継ぐだけの力が私にあるのかをな」
征志郎「家を継ぐ・・力・・?」
華蓮「私は剣を極めねばならん」
征志郎「え?先輩はもう十分極めているではありませんか!」
華蓮「いや、私などまだまだだ、そして私はいつか極めねばならんのだ・・・無心剣を!」
征志郎「無心剣・・・?」
こうして華蓮は無心剣を極めるため、山へこもり修業を始めた
華蓮「征志郎・・お前まで付き合うことはないのだぞ?お前には到底ついていけん」
征志郎「いえ!僕もお供します!」
華蓮と征志郎は共に山を登山していた
華蓮「・・・・・・・・」
征志郎「心配はいりません!さっ!行きましょう!」
華蓮「う、うむ」
そして華蓮と征志郎は山の山頂近くにある小屋へと到着した、そして数日後・・・
征志郎「先輩!おはようございます!・・あれ、いない・・」
小屋の中に華蓮の姿がなかった
征志郎「せんぱーーい!先輩どこですかー!・・・あ、いた!先輩!」
華蓮「ふぅーーーーーー」
征志郎「なんだ・・あの構え・・見た事ない構えだ」
華蓮「ふぅーーーーー・・・・はぁあああああああ!」
征志郎「!?」
華蓮「無心剣!!」
ザシュン!!・・・・・・・・
477
:
N.T
:2018/02/20(火) 13:19:40 ID:60jP8Y8w
征志郎「す、すごい・・あれが無心剣・・」
1本の大木が斬られ倒れる
華蓮「・・・・・・やはり・・まだ・・ぐっ!」
華蓮が地にひざを突く
征志郎「先輩!?」
華蓮「征志郎か・・」
征志郎「大丈夫ですか!?」
華蓮「ああ、大事無い・・くっ、すまないが肩を貸してくれ・・小屋へ・・」
征志郎「は、はい!」
そして弱る華蓮を征四郎が小屋へと運ぶ
華蓮「す、すまない・・はぁーはぁー・・」
征志郎「どうしたんですか!?どうして突然!」
華蓮「我が家に伝わる秘伝の奥義・・無心剣・・極めればその剣に断てぬものは無く、未熟なものが使えば、その身体に反動が帰ってくるのだ・・」
征志郎「そ、そんな・・」
華蓮「見ただろう・・私はこのざまだ・・私はまだ未熟・・」
征志郎「先輩!?」
華蓮は意識を失った
征志郎「先輩・・・こんなに追い詰めていたのか・・家を継ぐために・・」
そして数時間後
華蓮「んっ・・・」
征志郎「あっ!先輩!」
華蓮「征志郎・・そうか・・私は気を失って・・」
征志郎「先輩!」
華蓮「なんだ?」
征志郎「帰りましょう!」
華蓮「な、なんだと!まだ修行は終わってはいない!帰りたくば1人で・・ぐっ!」
征志郎「そんな身体では無理です!・・それに僕は先輩の付き人して先輩を危険から守る義務があります!」
華蓮「し、しかし・・」
征志郎「家を継ぐことは先輩にとってとても大切なことなのはわかります、でも人生はまだまだ長いんです・・今焦る必要は無いと思いますよ?」
華蓮「征志郎・・・・ふ、ふん!なにを偉そうな口を!そういうのはもっと強くなってから言うんだな!」
ガバッと毛布を被り横たわる華蓮
征志郎「もうー頑固だなぁ・・」
そして翌日華蓮たちは下山し、帰路についた
478
:
N.T
:2018/02/20(火) 13:19:41 ID:60jP8Y8w
征志郎「す、すごい・・あれが無心剣・・」
1本の大木が斬られ倒れる
華蓮「・・・・・・やはり・・まだ・・ぐっ!」
華蓮が地にひざを突く
征志郎「先輩!?」
華蓮「征志郎か・・」
征志郎「大丈夫ですか!?」
華蓮「ああ、大事無い・・くっ、すまないが肩を貸してくれ・・小屋へ・・」
征志郎「は、はい!」
そして弱る華蓮を征四郎が小屋へと運ぶ
華蓮「す、すまない・・はぁーはぁー・・」
征志郎「どうしたんですか!?どうして突然!」
華蓮「我が家に伝わる秘伝の奥義・・無心剣・・極めればその剣に断てぬものは無く、未熟なものが使えば、その身体に反動が帰ってくるのだ・・」
征志郎「そ、そんな・・」
華蓮「見ただろう・・私はこのざまだ・・私はまだ未熟・・」
征志郎「先輩!?」
華蓮は意識を失った
征志郎「先輩・・・こんなに追い詰めていたのか・・家を継ぐために・・」
そして数時間後
華蓮「んっ・・・」
征志郎「あっ!先輩!」
華蓮「征志郎・・そうか・・私は気を失って・・」
征志郎「先輩!」
華蓮「なんだ?」
征志郎「帰りましょう!」
華蓮「な、なんだと!まだ修行は終わってはいない!帰りたくば1人で・・ぐっ!」
征志郎「そんな身体では無理です!・・それに僕は先輩の付き人して先輩を危険から守る義務があります!」
華蓮「し、しかし・・」
征志郎「家を継ぐことは先輩にとってとても大切なことなのはわかります、でも人生はまだまだ長いんです・・今焦る必要は無いと思いますよ?」
華蓮「征志郎・・・・ふ、ふん!なにを偉そうな口を!そういうのはもっと強くなってから言うんだな!」
ガバッと毛布を被り横たわる華蓮
征志郎「もうー頑固だなぁ・・」
そして翌日華蓮たちは下山し、帰路についた
479
:
N.T
:2018/02/20(火) 13:35:45 ID:60jP8Y8w
華蓮家にて
華蓮父「そういうことだったのか・・感謝するぞ征志郎よ」
征志郎「いえ、付き人として当然のことです」
華蓮父「そうか・・華蓮はそこまで追い詰めていたのか・・・我が家には子宝になかなか恵まれず、ようやく産まれたのが華蓮だ・・私は華蓮には跡継ぎではなく・・1人の女として生きてほしいと思っておるのだ・・」
征志郎「・・・・・・・・・」
華蓮父「我が家を継ぐものは秘伝の奥義・無心剣を伝承する者と決まっておる・・それが華蓮に重荷となっておるのだ・・」
華蓮父「だが、私の知る限り、無心剣を極め、我が家を継げる可能性がある者は華蓮と・・あと1人しかおらん」
征志郎「あと1人とは・・?」
華蓮父「お前だ・・征志郎」
征志郎「!?」
華蓮父「この家を継ぐものが現れれば、華蓮から重荷を背負う必要がなくなるのだが・・」
征志郎「・・・・・・・・・」
華蓮父「すまぬな征志郎よ、お前にそこまで背負わせるつもりはないぞ?これは我が家と華蓮の問題なのだ、これからも華蓮の面倒をみてやってくれ」
征志郎「は、はい!もちろんです!」
華蓮母「あなた!」
華蓮父「どうした?そんなに慌てて」
華蓮母「華蓮がいないの!すこし目を放した隙に!」
征志郎「!?」
480
:
N.T
:2018/02/20(火) 13:49:50 ID:60jP8Y8w
そして家中、そして辺りを探すも華蓮の姿は見つからなかった
華蓮母「ああ、あの子いったいどこに・・まだ外出できるような身体じゃ・・」
征志郎「ま、まさか!?」
征志郎が走り出す
征志郎「先輩!まさか!・・・」
そして征志郎は山の山頂の小屋を目指し走る・・その途中で・・
征志郎「は!先輩!」
華蓮は山の中で倒れていた
征志郎「先輩!先輩!」
華蓮「う・・・」
征志郎「こ、これは・・」
そこには大木が1本斬り落とされていた
征志郎「まさか先輩・・無心剣を!?」
華蓮「父上・・・申し訳・・ありま・・せん・・」
征志郎「先輩・・こんなにも・・・」
華蓮は意識を失った・・そして征志郎は華蓮を家まで運ぶ
華蓮父「すまぬな征志郎よ、何から何まで世話をかける」
征志郎「い、いえ・・」
華蓮父「だがもう大丈夫だ、もう夜になる・・そろそろー」
征志郎「あ、あの!!お願いがあります!」
華蓮父「ん?なんだ?・・お前には華蓮の礼がある、聞こう」
征志郎「僕に無心剣を教えてください!」
華蓮父「・・・・・・・・・」
征志郎「お願いします!!僕に!僕に無心剣を!!」
華蓮父「その理由は?」
征志郎「先輩を!・・華蓮を守るために!!」
華蓮父「華蓮よ、お前は恵まれておるぞ・・・よし!よかろう!来るがよい!」
征志郎「はい!」
そして征志郎は無心剣を極めるため、修行を開始した
481
:
N.T
:2018/02/20(火) 14:07:04 ID:60jP8Y8w
そして1年後・・・
征志郎「ふぅーー・・」
華蓮父「見事だ!!」
征志郎は1年という期間で秘伝の奥義・無心剣を極めた
華蓮父「無心剣をたった1年で極めた者はお前しかおらん、まさに天武の才よ!」
征志郎「ありがとうございます」
華蓮父「お前はこれで完全に華蓮を超える男となったのだ!!」
征志郎「お師匠様・・」
華蓮父「さぁ!お前の実力を華蓮に見せてやるのだ!」
征志郎「お待ちください!!僕は!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
華蓮「征志郎!早く行くぞ!遅れるな!」
征志郎「はい!先輩!!」
華蓮父「征志郎よ・・・華蓮を超える才能がありながら・・お前はただ華蓮に付き従うことを望むのか・・」
華蓮「征志郎よ」
征志郎「はい?」
華蓮「私にどこまでもついていく・・そう言っていたな?」
征志郎「はい!どこへだってお供します!」
華蓮「危険な道だとしてもか?」
征志郎「・・?・・もちろんです!危険ならば尚更お供します!」
華蓮「そうか・・・ならば共に行こう・・」
征志郎「え?先輩?」
華蓮「居るのはわかっている!!出てこい!」
ティナ「キャハ♪キャハハハーーー♪」
征志郎「!?」
482
:
N.T
:2018/02/20(火) 14:30:58 ID:60jP8Y8w
征志郎「というわけです・・せんぱ・・華蓮さん・・」
華蓮「そうだったのか・・私の知らぬところでそんなことが・・」
征志郎「今まで隠していて・・すいませんでした・・」
華蓮「何を謝る必要がある!謝るのは私のほうだ!・・私のために辛い思いをさせてしまったな・・すまなかった」
征志郎「そんな!やめてください!」
華蓮「そして・・・・ありがとう」
華蓮が笑顔を征志郎に向ける
征志郎「ああ、先輩・・」
一瞬でムッとした表情に変わる華蓮
華蓮「先輩と呼ぶのは禁止だと言っただろう!さっきからせんぱ華蓮さん、せんぱ華蓮さんと鬱陶しい!」
征志郎「ひーー!そう言われてもこればかりは癖でーー!」
華蓮「いいや!許さん!・・我が家を継ぐ者としてそうでは困る!」
征志郎「そ、そんな!僕はまだお家を継ぐなんて!」
華蓮「まだそんなことを言っているのか!・・こ、こうなったら仕方ない!・・ま、まだ早いかと思ったが!」
ドンッ!
征志郎「わぁ!!」
ベットに押し倒される征志郎、そしてその上に乗る華蓮
華蓮「父上の言うとおり!お前に足らんのは自信だ!・・だ、だから・・私がお前へを男にしてやる!」
華蓮はそういうと服を脱ぐ
征志郎「うわぁ!先輩!!見えてます!見えちゃってますーー!」
華蓮「見せておるのだ!・・さぁ!お前が欲していた女の裸だぞ!欲望のままに!さぁ!」
征志郎「そ、そんなこといきなり言われても心の準備がーー!」
征志郎はあることに気づく
征志郎「先輩・・震えて・・」
華蓮「征志郎・・もう一度聞かせてくれないか・・お前は私を・・どう思っている」
身体を小刻みに震わせながら華蓮はまっすぐに征志郎を見つめる
征志郎「僕は・・僕は!・・・僕は華蓮さんを愛してます!!」
華蓮「征志郎・・ありがとう・・んっ・・」
華蓮と征志郎がキスをする
征志郎「んん・・・(先輩・・華蓮!!)」
むにゅん、征志郎が華蓮の大きな胸を揉む
華蓮「きゃ!」
征志郎「あっ!ごめんなさい!・・わわわ!僕なんてことを!・・って、先輩?」
華蓮「い、いや!なんでもないぞ!・・よ、ようやくその気になったか!さぁ!男を見せてくれ!」
征志郎「せんぱ・・華蓮さん・・」
征志郎の手が華蓮の胸に伸びる・・
483
:
N.T
:2018/02/20(火) 14:47:29 ID:60jP8Y8w
むにゅん
華蓮「んあっ!」
むにゅむにゅ
征志郎「や、やわらかい・・先輩の胸大きくて・・手からこぼれてしまいます・・」
華蓮「先輩はやめ・・あっ!・・華蓮・・だ!・・くぅん!」
華蓮の身体が大きく揺れる
征志郎「華蓮・・さん・・」
華蓮「あっん!・・か、華蓮だ!・・」
征志郎「か、華蓮・・・さ・・」
華蓮「くあ!・・か、華蓮・・だ・・」
征志郎「か・・か・・」
華蓮「お、お願いだ・・んあ!・・私を華蓮って呼んでくれ!征志郎ーー!」
征志郎「華蓮!!華蓮ーー!」
征志郎が華蓮を今度はベットに押し倒すと、征志郎が上になる
征志郎「華蓮!・・僕の想い!受け取ってください!」
華蓮「んん・・」
長いキスをする華蓮と征志郎
征志郎「先輩の大きな胸・・ずっと・・ずっと触りたいって思ってました!」
むにゅんむにゅん
華蓮「あっ!そんな強く・・揉む・・な・・んあぁ!」
征志郎「華蓮!・・華蓮!・・」
華蓮「わ、わかった・・から・・んん!そんな強く揉む・・な・・わ、私は・・む、胸が・・くあん!・・」
征志郎「あむっ!」
征志郎が華蓮の乳首を加える・・すると華蓮の身体が今まで以上に大きく振るえ
華蓮「あぁん!!・・私は胸が・・弱いんだ!・・だ、だから・・きゃうん!」
征志郎「華蓮の声・・可愛い・・可愛いです!もっと!もっと聞きたい!」
ぺろぺろ・・・むにゅむにゅ
華蓮「あっ!だめ!・・そんな・・くぅん!・・あん!・・声が・・で・・る・・」
征志郎「華蓮!華蓮!」
華蓮「ああぁん!・・わ、わかったから・・征志郎・・や・・め・・あん!」
征志郎「華蓮!華蓮!」
華蓮「あはぁん!!・・・ええい!!やめろと言っているのだーーー!」
ドンッ!
征志郎「ぎゃひん!」
今度は華蓮が征志郎の上になる
484
:
N.T
:2018/02/20(火) 15:01:33 ID:60jP8Y8w
華蓮「はぁーーはぁーー・・よくもやってくれたな・・征志郎」
征志郎「はっ!僕はなんてことを!」
夢中になって暴走気味だった征志郎が我に帰る
華蓮「今度は私の番だ・・」
華蓮が征志郎の下半身に手を伸ばす
征志郎「うわ!」
華蓮「ふっふっふ、さっきから私に固いものが当たっていたのだ、さぁ見せてみろ・・お前の男を!」
バッ!と征志郎とズボンと下着を脱がす
征志郎「ひぃーー!」
華蓮「こ・・これが・・男の・・・こんなになるの・・か・・」
そこには大きくそそり立った征志郎の男の部分が・・しかも・・
華蓮「男のモノが大きくなることは知っていた・・が・・まさかそんな・・」
征志郎の男は部分は大きく、そして太い・・
華蓮「ごくっ・・これが征志郎の・・」
征志郎「ううぅ、恥ずかしいぃぃーー」
両手で顔を隠し恥ずかしがる征志郎
華蓮「ば、馬鹿者!男が恥ずかしがるな!・・よ、よし」
征志郎のモノを華蓮の手が触れる
征志郎「うっあっ!」
華蓮「熱い・・・これが征志郎の・・私に興奮してくれているのだな?・・はぁ・・嬉しい・・これが女の・・喜びか・・」
華蓮が征志郎のモノを握る
征志郎「うあ!」
華蓮「わ、私は未経験故・・うまくできるかわからないが・・知識はある・・こうすれば・・いいのだな?」
征志郎のモノに華蓮の口が近づき・・・
485
:
N.T
:2018/02/20(火) 15:18:30 ID:60jP8Y8w
華蓮「んっ・・」
華蓮が征志郎のモノをくわえる
征志郎「うわぁ!あっ!」
華蓮「んっ・・んっ・・じゅるじゅる・・(顎が外れそうだ・・だが征志郎は気持ちよさそうだな・・よし・・)」
華蓮「んっ・・んっ・・んっ」
征志郎「せんぱ・・うあ!・・華蓮・・さん・・くあ!」
華蓮「まだ先輩と呼ぶか!さんをつけるのか!・・そんな男はこうだ!・・んっんっん!」
速いスピードで征志郎のモノを刺激する華蓮
征志郎「ご、ごめんなさ・・うああ!・・だ、だめです・・・イ・・イ・・」
華蓮「んっんっ・・・・・・ん?」
征志郎「で、でます!」
どぴゅ!!どぴゅ!!
華蓮「んんっ!!?・・(口の中に・・征志郎のが!)」
征志郎「はぁーはぁー・・あ!ごめんなさい!」
華蓮「んうぅ・・・ごくっ!」
征志郎「あわわ!」
華蓮「これが・・征志郎の・・」
とろーんとした表情を一瞬見せる華蓮
華蓮「征志郎・・まだ大きいままとは・・いいぞ・・」
征志郎「わっ!」
華蓮「これが私の大事な女の部分だ・・お前を欲している・・身体がうずく・・征志郎・・」
征志郎「綺麗です・・・とても・・」
華蓮「征志郎・・征志郎・・」
征志郎「華蓮・・・・華蓮を僕のものにしたいです!」
華蓮「ああ、征志郎!私もだ!お前を私のものにしたい!」
征志郎「華蓮!!愛してます!!心から!」
華蓮「私もだ!!愛しているぞ!征志郎!」
ぐぐぐぐぐ
華蓮「あっぐ!!」
ぐぐぐぐぐ・・・ぶちぃ!!
華蓮「うっく!・・ああぁ!」
華蓮の太ももに血が垂れる・・
486
:
N.T
:2018/03/02(金) 13:14:07 ID:3h0MZU/c
征志郎「だっ、大丈夫ですか!?」
華蓮「あ、ああ、大丈夫だ・・これが破瓜の痛みか・・ふ、ふふ・・」
華蓮「私は生涯で男とこのような行為はすることはないだろうと思っていたが・・そうか・・私の始めての男は征志郎か・・」
征志郎「僕も・・夢みたいです・・」
華蓮「夢なものか・・これで私はお前の女だ・・さぁ、まだ終わりではあるまい?」
征志郎「え・・でも・・」
2人が繋がった部分からは血が流れ、華蓮の身体が痛みに震えていた
華蓮「全く、お前は・・・ならば!」
ドン!っと華蓮が征志郎を押し倒し、華蓮が上になる
征志郎「うわっ!」
華蓮「こうするしか・・うっく・・ないな・・んあ!」
ズブブブ・・一度抜けた征志郎のモノを、華蓮が再度中に挿入させていく
華蓮「そもそも、私は見下ろされるのは気に入らんのでな!」
ズブ・・ズブ・・華蓮が腰を上下に動かし始める
征志郎「ああっ!」
征志郎の身体が大きく揺れる
華蓮「気持ち・・んっ・・いいか?・・んっ・・」
征志郎「は、はい・・とても気持ちがよくて・・それに・・身体が熱い・・です・・ああ!」
華蓮「ふっ、そうか・・んっ・・では・・」
華蓮の上下させるスピードがどんどん速くなっていく
華蓮「はっ・・んっ・・んっ・・」
征志郎「か、華蓮・・さん・・華蓮・・うあ!」
華蓮「これが・・これが男女の交わり・・なのだな・・・はぁーはぁー・・」
征志郎「うあ!・・僕・・もう!」
華蓮の胸が大きく揺れ、華蓮の口から甘い声が漏れる
華蓮「んっ・・んん・・そ、そうか・・いいぞ・・あっん!・・」
征志郎「うああ!・・で、でもこのままじゃ・・中に・・あっ!」
華蓮「んんっ!・・良いではない・・か・・はっ・・んっ・・このまま・・このまま・・くあ!」
征志郎「うっくああ!!」
どぴゅ!どぴゅ!
華蓮「征志郎・・んああ!」
征志郎「あ・・・あ・・ああ・・」
487
:
N.T
:2018/03/02(金) 13:25:16 ID:3h0MZU/c
華蓮「はぁーはぁー・・わかる・・わかるぞ・・私の中に・・私の子宮に・・お前のが流れ込んでくるのが・・」
征志郎「・・・・・・・・」
華蓮「ふ、だが・・お前のはまだまだ私の中で固く・・熱いままだ・・・そこは男らしいのだな・・征志郎・・・征志郎?」
征志郎「華蓮!!」
華蓮「征志郎!?・・あっ!」
征志郎が華蓮を押し倒す
征志郎「僕・・僕・・もっと華蓮を感じたいです・・だから・・だから・・」
華蓮「征志郎・・いいぞ・・さぁ、好きなだけ感じるといい・・」
ズブブブ・・
華蓮「んっく!」
パンパンパン!
華蓮「うっあ!・・は、激し・・くあ!さっきのとは違う!くあ!」
征志郎「華蓮!華蓮!華蓮!!」
パンパン!!むにゅ!・・・征志郎の手が華蓮の胸を揉む
華蓮「あぁん!!だ、だめだ!・・胸をそんな強く・・だ、だめ・・ああん!!!」
征志郎「感じてください・・もっと・・もっと気持ちよく!!」
華蓮「あ、あん!んあ!!・・くんん!」
征志郎が華蓮をつくたびに、華蓮の身体が大きく揺れる
征志郎「はぁーーはぁーー!華蓮!華蓮!」
華蓮「あっ!もう・・私も・・な、なにかがきてしまう・・何かがこみ上げて・・んああ!」
征志郎「華蓮ーー!」
華蓮「んああぁぁーー!」
華蓮の身体がさらに大きく揺れると、身体を仰け反らせてビクつかせる
華蓮「あ・・ああ・・あああ・・」
征志郎「はぁーーはぁーー・・」
488
:
N.T
:2018/03/02(金) 23:00:46 ID:3h0MZU/c
華蓮「ど、どうだ?・・満足・・したか?・・んあ!?」
パンパン!っと征志郎の腰が動き出す
華蓮「ま、待て征志郎!・・んあ!・・ま、まだ・・あっん!」
征志郎「華蓮!華蓮ーー!」
華蓮「い、いいだろう・・んっ、今まで我慢していた分・・受け止めて・・あっ!んん!・・やるぞ!」
パンパンパンパン!
華蓮「んあぁーー!」
どぴゅ!どぴゅ!
華蓮「はぁーーーはぁーーー・・・んひっ!」
パンパン!!
華蓮「ま、まだするのか征志郎!?・・んあぁ!・・ちょ・・ちょっとま、あん!」
パンパンパン!
征志郎「華蓮!!華蓮さん!!先輩!!愛してますーーー!」
華蓮「んあ!!・・わかった!・・わかったから!!・・もう・・んああ!」
どぴゅ!!どぴゅ!!
華蓮「あ・・あああ・・はぁーーはぁーー・・・」
パンパン!!
華蓮「ひぃ!!もうやめてくれ!やめ・・んあ!!・・征志郎・・せ、せめて・・すこし休ませ・・て・・んあああ!」
パンパン!!
489
:
N.T
:2018/03/02(金) 23:13:15 ID:3h0MZU/c
征志郎「愛してます!!愛してますーー!!」
華蓮「わ、わかっら・・わかっらから・・・もう・・らめれ・・あっ、あっ・・」
パンパン!!だが征志郎の動きはどんどん早くなっていく
華蓮「もう・・・らめれ・・・からだが・・・こわれ・・やすませ・・あん・・あっ!」
どぴゅ!!どぴゅ!!
華蓮「あ・・ああ・・・子宮が中がいっぱい・・だ・・・これ以上はぁぁぁあー!」
パンパン!!
華蓮「ひっぐぅぅーー!あん!!あん!!・・し、死ぬ・・身体がこわれ・・んあ!・・し・・子宮が・・子宮が・・」
パンパン!!
華蓮「子宮が破裂するぅぅーー!」
征志郎「うわぁああ!華蓮!愛してます――!!」
どぴゅ!どぴゅ!!・・・・それから征志郎は止まることなく華蓮を犯し続けた・・・そして・・
征志郎「はぁーーーはぁーーー」
華蓮「・・・・・・・・・・・」
征志郎「・・・・はっ!!・・わああああああ!!僕なんてことをーーーー!ごめんなさい!ごめんなさい!!」
華蓮「ち、父上・・・母上・・・ご安心・・・を・・・我が家は・・・」
華蓮「世継ぎの心配は・・・ありませ・・・ん・・・ガクッ」
華蓮は意識を失った・・・
490
:
N.T
:2018/03/02(金) 23:26:59 ID:3h0MZU/c
そしてそれから数時間後・・・
華蓮「んっ・・・」
征志郎「あっ!目覚めましたか!」
華蓮「征志郎・・・そうか・・私は生きているのだな・・・」
征志郎「華蓮さん?」
華蓮「いや、何でもない・・・むっ!この期に及んでまださんをつけるか!!」
征志郎「ひぃいい!もうそんなに動いて大丈夫なんですかーー!?」
華蓮「私を誰だと思っている!」
征志郎「さ、さすがです!先輩!!・・あっ!!」
華蓮「せーーーいーーーしーーーろーーーうーーー!!!」
征志郎「ひぃーーーーー!」
その時だった・・・ピ―――ピ―――という音が部屋の中に鳴り響く
華蓮「むっ!」
征志郎「な、なんでしょう・・・・あっ!何か文字が!」
【1時間後にゲーム再開・・・1時間後にゲーム再開・・・】
華蓮「ふっ、ようやく再開か」
征志郎「1時間後・・・ついに決戦ですね!」
華蓮「ああ!必ずこの手で奴らを倒し!元の世界に帰るのだ!」
征志郎「あ、あの・・」
華蓮「ん?なんだ?」
征志郎「あ、跡継ぎの件・・・ですけど・・・その・・僕・・僕!お家も華蓮も!絶対に守り続けますから!」
華蓮「征志郎・・ああ!」
華蓮の顔に満面の笑みがこぼれる
征志郎「共に帰りましょう!僕がお守りします!!」
491
:
N.T
:2018/03/02(金) 23:31:16 ID:3h0MZU/c
【1時間後にゲーム再開・・・1時間後にゲーム再開・・・】
拓也「1時間後か・・・」
唯「うん・・」
拓也「唯、何があっても絶対に守るからな!」
唯「うん!信じてる・・みんなと一緒に帰りましょ」
拓也「ああ!!・・よーーーーーし!!絶対負けないからなーーーーーーーーーー!!うおおおおおおおおおおおお!!」
唯「ふふっ、もう拓也ってば」
492
:
N.T
:2018/03/02(金) 23:35:14 ID:3h0MZU/c
【1時間後にゲーム再開・・・1時間後にゲーム再開・・・】
隆二「見ろ、1時間後だ」
春奈「うん」
隆二「待っていろ、マスター・・今行くからな・・」
春奈「アムダさん・・・みんなをどうか守ってください・・・アムダさん・・・見ていてください・・私、必ずみんなと生きて帰ります・・」
隆二「アムダ・・・約束は守る・・必ず春奈を守るぞ!」
493
:
N.T
:2018/03/02(金) 23:46:27 ID:3h0MZU/c
【1時間後にゲーム再開・・・1時間後にゲーム再開・・・】
結城「ついに再開か・・・明美」
明美「ここに連れて来られて、もうどれだけ時間が過ぎたかわからないけど・・それももう時期終わるのね?」
結城「ああ!そうだ!・・マスターの野郎を倒して!みんなで帰るんだ!」
明美「私、信じてるからね・・・何があってもユウちゃんから離れないから」
結城「ああ!俺も明美から離れない!絶対に守る!」
明美「うん!」
そして時間が過ぎ・・・・1時間後・・・
華蓮「いくぞ!!征志郎!!」
征志郎「はい!!お供します!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
拓也「よっしゃ!行こうぜ!」
唯「うん!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
隆二「春奈!行くぞ!」
春奈「はい!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
結城「明美行こう!」
明美「ええ!私負けない!絶対にみんなと帰るために!」
舞台はついに・・最終決戦へと進んでいく!
494
:
N.T
:2018/03/03(土) 00:31:32 ID:uFsSbHPo
26、圧倒的な力
結城「あっ!みんなー!」
隆二「よぉ!どうやらみんな無事に戻ってきているようだな」
征志郎「よかったです!」
拓也「安心したぜ!」
華蓮「うむ!では各自問題ないようならば予定通りに覇王の間へと向かうとしようか」
唯「はい!案内は任せてください!」
春奈「明美さん?」
明美「エクスちゃんとピピちゃんいない・・・」
結城「あ!そういえば!」
華蓮「・・・・ん?・・」
征志郎「どうしました?」
華蓮「何か奥で聞こえる・・・なにかの爆発音のような・・」
春奈「あ!あれは!ピピーー!」
ピピ「ピィーーーー!ピィーーーー!」
春奈「ピピ!?どうしたのその傷!?」
ピピ「ピーーーー!ピーーーー!」
春奈の服を引っ張るピピ
隆二「どうやらこの先で何かあったようだな!行こう!」
唯「ひっ!きゃあああ!」
拓也「唯!?・・うわ!うそだろーー!」
皆の背後には無数のハンターが迫ってきていた
征志郎「ここは僕に任せてください!皆さんは早く!」
明美「え!でも!」
華蓮「征志郎なら大丈夫だ!そうだろ!征志郎!」
征志郎「はい!皆さんは先に行ってください!すぐに合流します!」
征志郎の手には夢幻が握られていた
華蓮「よし!いくぞみんな!」
征志郎をその場に残し、結城達はピピを追って走る・・・
ピピ「ピ―――!ピーーーー!」
結城「この先か!」
隆二「みんな注意しろ!何かいるぞ!」
明美「あ、あれは・・・エクスちゃん!!!」
エクス「がは・・・ね、姉ちゃん達・・・」
ボロボロのエクスが何者かに捕まっていた
495
:
N.T
:2018/03/03(土) 00:32:06 ID:uFsSbHPo
結城「お、お前は・・誰だ!!」
クリムゾン「なぜここに・・・お前達人間は全て隔離部屋に移動させていたはず・・」
明美「エクスちゃんを離して!」
クリムゾン「エクス?・・・」
隆二「貴様・・まさか!」
エクス「みんな気を付けろ・・・こいつが・・・最後の四天王・・クリムゾン・・・だ・・」
結城「貴様がクリムゾンか!」
明美「・・・・・・・・・・・」
クリムゾン「そうだ、我が名はクリムゾン、マスターの忠実なる僕・・」
隆二「エクスを離せ!」
隆二が持っていた銃を構える
クリムゾン「ほう、そんなもので私を倒せるとでも?」
隆二の顔に汗が流れる・・
クリムゾン「これはマスターの所有物だ、帰す道理はない」
結城「エクスは物じゃねぇ!!俺たちの仲間だ!」
エクス「お、お前・・・・へへっ」
クリムゾン「仲間だと?・・・ふん、人間はやはり理解できんな」
拓也「理解してもらわなくて結構だぜ!」
華蓮「離さぬのならば、力づくで取り戻すのみ!」
クリムゾン「ほう、この私に挑むか、いいだろう・・すこし相手になってやろう」
バキュン!!・・・・隆二が銃を放ち、クリムゾンに命中する・・・・が・・
クリムゾン「さぁ、誰からくる?・・・まとめて来ても構わんぞ?」
隆二「き、効いてない・・だと・・・確かに顔面に命中したのに・・」
華蓮「はぁーーーーーーー!」
華蓮がクリムゾンに飛びかかる
エクス「だ、だめだ!!やめるんだ!!」
ボコン!!!
華蓮「ぐふっ!!」
華蓮が突然吹き飛ばされる
結城「華蓮さん!!」
隆二「な、なにがおきたのだ!華蓮が突然吹き飛ばされたぞ!」
華蓮「が!・・あぐぁ!・・うぐぁ!」
華蓮の身体が痙攣する
明美、春奈「華蓮さん!」
華蓮「はっ!はっ!・・い、いぎが・・いぎができな・・・あが!が!・・」
春奈「華蓮さん!・・ピピ!お願い!」
ピピ「ピ―――!」
結城「う、嘘だろ・・・華蓮さんが・・・一撃で・・・」
496
:
N.T
:2018/03/03(土) 00:54:24 ID:uFsSbHPo
クリムゾン「ほう・・・聖竜種の子か・・これは珍しい生き物を見たな」
ピピ「ピーー!」
華蓮「すまない、助かったぞ」
エクス「やめるんだ!逃げろ!クリムゾンは他の四天王とは格が違う!今のままでは勝てる相手ではない!」
明美「で、でも!」
エクス「俺はいいから!!逃げてくれ!!」
クリムゾン「ふん、逃がすと思ったのか?・・・ふん!」
結城「うわ!な!なんだ!・・か、身体が動かねぇ・・」
明美「い、いや・・ユウちゃ・・」
全員の身動きを封じられる
クリムゾン「力を持たない人間がよくここまでやったと誉めてやろう・・だが、所詮は人間だ・・無力でしかない」
春奈「うっ・・リュウ君・・・」
隆二「く、くそ・・・これほどとは・・」
クリムゾン「もうお前たちは終わりだ、もうじきここにハンターがくる、女どもはここで破裂するまで膨らまれさるといい」
唯「い、いや・・・」
華蓮「ぐっ!ぐおおお!」
華蓮の身体がすこしだけ動く
クリムゾン「ふん、貴様は人間にしてはなかなかのようだ、だが!」
ボコン!!
華蓮「がは!!」
ボコン!バコン!
クリムゾン「無力だ!」
華蓮「が、がは・・・」
クリムゾンの手に力がこもる・・
華蓮「や、やめ・・」
クリムゾン「ふっ・・・」
華蓮「征志郎・・征志郎ーーーーー!」
征志郎「はぁーーーーーーーー!」
クリムゾン「なに!!ぐっ!!」
クリムゾンが仰け反る
華蓮「征志郎!!」
結城「あ!身体が動くぞ!!」
征志郎「遅くなりました!」
クリムゾン「貴様・・」
征志郎「ふぅーーーー・・・いざ!」
クリムゾン「ふん、どうあがこうが無駄だ・・人間ごときには・・・はっ!?・・ぐっ!!」
征志郎の素早い一撃がクリムゾンをとらえる
征志郎「てやぁーーー!」
クリムゾン「こ、こいつ!!ぐっ!!」
華蓮「ああ、さすがだ征志郎!」
春奈「お願い!征志郎さん!」
征志郎「はぁーーーー!」
クリムゾン「調子に乗るなよ人間!!」
征志郎「くっ!!」
寸でのところを避ける征志郎
クリムゾン「そうか・・・そういうことか・・・わかったぞ・・貴様か」
征志郎「ふぅーーーーーー」
クリムゾン「貴様がティナを倒したのだな?・・・なるほど、その強さ・・・納得したぞ・・・ふっふっふ」
征志郎の攻撃を前に、今だ余裕を見せるクリムゾン・・・
497
:
N.T
:2018/03/03(土) 13:05:10 ID:uFsSbHPo
華蓮「征志郎!気を付けろ!やつは強い!あのティナよりも!」
征志郎「はい!わかってます!・・だからこそ、ここで討つ!・・はぁーーーーー!」
クリムゾン「貴様がこいつらの希望ならば・・それを打ち砕いてやろう・・・」
ブォン!ブォン!!・・征志郎の素早く鋭い斬撃を寸でのところで避け続けるクリムゾン
クリムゾン「人間にしては骨がある・・・ティナが適わぬわけだ・・・だが!!」
征志郎「はっ!消えた!?」
華蓮「征志郎!!後ろだ!」
征志郎「なっ!?」
クリムゾン「私がすこし本気を出せば貴様などこの程度だ・・・・」
ボコォン!!
征志郎「うわぁぁああ!」
華蓮「征志郎ーーーーー!!」
唯「そ、そんな・・征志郎さんが!」
征志郎「ぐっ!」
クリムゾン「ふっふっふ・・」
征志郎「ならば・・・ふぅーーーーー」
クリムゾン「ほうー、まだ立ち向かうか・・いい度胸だ」
征志郎「はぁーーーーー!無心剣!!」
ザシュン!!
クリムゾン「ふっ・・・」
征志郎「はぁーーーはぁーーー・・無念・・・です・・・かはっ・・」
バタン・・・
華蓮「征志郎!!」
華蓮が征志郎に駆け寄る
クリムゾン「驚いたぞ人間・・本気ではないとはいえ・・まさかこの私にかすり傷を付けるとは・・」
華蓮「貴様!・・」
クリムゾン「ふっふっふ」
圧倒的な力の前に、征志郎までもが敗れる・・・
498
:
N.T
:2018/03/03(土) 13:59:01 ID:uFsSbHPo
クリムゾン「さて?そろそろ終わりとしよう」
結城「くそ!俺たちは手も足も出せないなんて!・・明美!後ろに!・・俺は絶対に諦めねぇぞ!」
隆二「その通りだ!死ぬまで諦めん!」
拓也「来るなら来やがれ!」
クリムゾン「愚かな・・人間とは何とも愚かでくだらんのだ・・」
エクス「みんな!やめるんだ!!」
ぐぐぐ・・べきべき!
エクス「ぐあああぁ!」
クリムゾン「道具は黙っていろ・・」
明美「エクスちゃん!!」
ガーディアン隊長「クリムゾン様・・」
クリムゾン「どうした」
ガーディアン隊長「マスターが至急戻るようにと・・それと・・その人間達は殺さぬようにとのご命令です」
クリムゾン「マスターが?・・マスターのご命令ならば仕方ない・・目的の物は手に入れたのだからな、すぐに戻りますとお伝えしろ」
ガーディアン隊長「はっ!」
クリムゾン「命拾いしたな・・今はまだ生かしておいてやる」
明美「エクスちゃん!」
エクス「姉ちゃん・・くるな・・」
クリムゾン「うっとしいぞ女」
明美「あ!か、身体が・・」
結城「ま、また動かねぇ・・」
クリムゾン「これはマスターの物だ、だが貴様らのおかげでこれもここまで成長し、手間が省けた・・その褒美をくれてやる」
クリムゾンがポケットから取り出したもの・・それは
結城「そ、それは!」
クリムゾンが取り出したのは水色、橙に輝く2つの宝石だった
クリムゾン「おそらく他7つの宝石もお前たちが持っているはずだ、最後の宝石は最上階・・10階の我が部屋にある」
クリムゾン「こいつをここまで育て、ティナを倒し、今まで生き残ってきたお前達への褒美として、元の世界へ帰してやろう」
結城「な、なんだって!」
拓也「元の世界に・・」
クリムゾン「10階の我が部屋へ最後の宝石を取りに来い、それが出来ればお前たちだけ元の世界に帰してやる」
明美「私達・・だけ・・」
クリムゾン「ふっふっふ・・・」
エクス「み・・みんな・・」
明美「エクスちゃん!!エクスちゃーーーん!」
クリムゾンはエクスを連れ、その場を去っていった・・・
結城「はっ!・・身体が動くようになったぞ・・明美!」
明美「エクス・・・ちゃん・・」
隆二「これで9つ手元に宝石がある・・そして10階へ行けば最後の宝石が・・」
拓也「そしたら俺達は元の世界に帰れる・・・そう言ってたな?」
唯「え、ええ・・」
ピピ「ピ―――!」
征志郎「ありがとうございます・・」
華蓮「征志郎・・大丈夫か?」
征志郎「大丈夫です・・すいません・・勝てませんでした・・」
華蓮「いいんだ・・やつは私達人間では到底勝ち目がない相手だったというだけだ・・」
結城「明美・・」
明美「ユウちゃん・・エクスちゃんが・・・エクスちゃんがぁぁーー!うわぁーーーん!」
明美が結城の胸に飛び込み、大声で泣き叫ぶ
499
:
N.T
:2018/03/04(日) 12:24:53 ID:p7zLSLtQ
とある部屋にて・・・
クリムゾン「マスターただいま戻りました」
マスター「ご苦労様ですー、それで?見つかりましたか?」
クリムゾン「いえ、ゼンの方は未だ・・マスター、よろしいでしょうか」
マスター「なんです?」
クリムゾン「なぜ人間達を会場へ戻されたのです?」
マスター「おや?・・私はてっきりクリムゾンさんの判断だとばかり思っていましたがー・・」
クリムゾン「・・・・・・・」
マスター「まあ遅かれ早かれ戻すつもりでしたし、それに・・もう無意味な事です」
クリムゾン「それはどういう?」
マスター「ついにその時が来たという事ですよ!最終準備が整ったと先ほど連絡がありましたー!もはや人間など必要ありません!」
クリムゾン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
マスター「さぁ!あなたも一緒に行きましょう!」
クリムゾン「ですがゼンが未だ」
マスター「私にはあなたがおりますー、ゼンさんを探しても見つからないのならば、逆におびき出してしまえばよいのです!」
クリムゾン「なるほど・・確かにその方が好都合ですね・・さすがですマスター!」
マスター「それでは最上階へ向かうとしましょう!私の野望成就の瞬間を!あなたと共に迎えるのです!ほーーーーーほっほっほ!」
クリムゾン「はっ!かしこまりました!」
マスターとクリムゾンは謎の部屋から出ると、最上階へと足を進めた・・
500
:
N.T
:2018/03/04(日) 12:43:04 ID:p7zLSLtQ
一方その頃・・・
ゼン「・・・・・・・・・・・・」
ゼンは一人・・薄暗い部屋に座っていた・・そしてその手には・・
ゼン「・・・・・レイミ・・」
レイミへ贈るはずだった婚約指輪が握られていた・・
ゼン「レイミ、ゴンズ、アレン、ココロ・・もうすぐだ・・・もうすぐ全てが終わる・・・」
ゼン「俺を見損なっただろう・・・・俺が憎いだろう・・・俺はお前達を裏切った・・その報いは必ず受けよう・・だがその前に・・その前に俺にはやることがある!」
ギィー――・・施錠されていた扉を開ける・・その中には・・
ゼン「見ていてくれ!俺の最後の戦いを!・・必ず奴らを倒すと!!この剣に誓う!」
英雄時代・・レイミたちと共に戦場を勝ち進んできた時に使われていたゼンの英雄の剣・・・
薄暗い部屋の扉が開く
セト「全ての準備は整った・・行くか・・ゼン」
ゼン「ああ!行くぞ!・・・全ての決着をつける!!」
501
:
N.T
:2018/03/04(日) 13:12:40 ID:p7zLSLtQ
隆二「みんな、これからの事を決めるぞ・・この判断を間違えば・・俺たちに未来は無い」
結城「ああ、そうだな」
隆二「あの男の言うのが本当ならば・・10階にあるという奴の部屋にあるという最後の宝で俺達を元の世界に帰すと言っていた」
隆二「だがもし、それが偽りだったならば・・俺達には奴を倒せる方法は無い」
華蓮「・・・・・・・・・・・」
征志郎「・・・・・・・・・・・」
隆二「アムダが言っていた・・奴らの野望にはおそらくエクスが必要だと・・だが、そのエクスはやつらの手に渡った・・もう時間はない」
春奈「アムダさん・・・」
隆二「俺達に出来るのはこの二択だ・・・やつの言葉を信じ、最上階である10階へ向かうか・・・それとも、万が一の勝ち目はないとわかっていても奴らに立ち向かうかだ」
唯「・・・・・・・・・・」
結城「俺は・・・俺は!信用できない!・・出来るわけないぜ!」
明美「ユウちゃん・・」
結城「それに、マスターの野望が何なのか知らないけど・・もし、本当に元の世界へ帰れても、未来はないんじゃないかって思うんだ!」
隆二「・・・・・・・・・・・・」
結城「それに何より・・エクスを助けたい!!エクスには何度も何度も助けられた!・・だから今度は俺が助ける番だ!」
明美「そうね・・エクスちゃんがいなかったら・・私今まで生き残って来れなかった・・エクスちゃんがいたから・・」
結城「だから!・・だから俺は最後まで戦う!!・・勝ち目がなくたって!どうせ未来がないなら!・・俺は最後まで抗って死にたい!」
隆二「結城・・・」
明美「私は、私はユウちゃんについていく!ユウちゃんが死ぬ時は私も一緒!・・ユウちゃんが戦うなら私も戦う!」
華蓮「ふっ、その通りだ・・敗北してまで得た生には意味は無い!・・私も最後まで戦うぞ!・・誇りある死を遂げようぞ!」
征志郎「僕もお供します!!どこまでも!天国にだって一緒に!」
拓也「野球の試合でもそうさ!絶望的な状況でも諦めなければ逆転の可能性があるんだ!!・・最後まで諦めねぇぞ!逆転サヨナラを信じるぜ!」
唯「うん!私もそんな状況を何度も見てきたからわかる!・・諦めなかったらきっと!!」
隆二「ふん、それにエクスを助けたいのはお前だけではないぞ結城!俺たちもだ!」
春奈「そうです!エクスちゃんはみんなを助けてくれました!・・それに、それにこのまま諦めたりしたら・・アムダさんに怒られちゃうもん!」
ピピ「ピ―――!ピーーー!」
結城「みんな・・・そうだ!みんな一緒だ!・・行こう!・・最後まで戦うんだ!」
一同「おーーーーーーーーーー!」
502
:
N.T
:2018/03/04(日) 13:35:51 ID:p7zLSLtQ
27、目指すは最上階
エクスを救うため、最上階へと向かう結城達は6階へ到着していた
唯「待って!・・」
隆二「どうした?」
唯「この階に覇王の玉座があります、一応見に行きませんか」
拓也「覇王ゼンさえ味方になってくれれば!もしかしたら勝機もあるかもしれない!」
隆二「だがその男は四天王だったのだろう?・・信用できるのか?」
拓也「信用は・・できる!!」
隆二「根拠は?・・カンだというならー」
拓也「いや!カンじゃない!・・男同士の約束だ!」
隆二「・・・・よし、そこまで言うなら賭けてみよう、案内を頼む」
唯「はい!・・こっちです!」
そして一行は覇王の玉座の扉の前へ到着した・・
征志郎「・・・・・・・・・・」
華蓮「どうした?征志郎」
征志郎「あれだけいたハンターが、今まで1体も見かけてません・・・それが気になって・・」
華蓮「うむ、確かに妙だ・・・それに、他の参加者とも1人とも会っていない・・」
隆二「ハンターはいないことを幸運と思うべきか・・これから起こる事の不幸と見るべきか」
結城「だが、ここで考えてても意味は無いぜ、俺達に出来るのはただ進むだけだ!」
拓也「それじゃあ、扉を開けるぜ?・・ゼン・・いてくれ!」
ゴゴゴゴゴゴ・・っと扉を開けていく
唯「・・・・やっぱり・・誰もいない・・」
拓也「おーーーーい!ゼン!いないのかーー!」
だが虚しく声が響くだけ・・・
隆二「どうやらいないようだな」
華蓮「他にゼンが居そうな場所は?」
唯「知りません、ここでゼンと戦って・・・それ以降は・・」
拓也「ゼン・・・」
隆二「仕方ない・・・進もう」
拓也「ああ・・」
覇王の玉座にゼンはいなかった・・・落胆する拓也達だったが、先へと進む足は止まらない
明美「でも、本当に静かね・・・ハンターも、参加者も誰もいない・・」
結城「ああ、俺達しかいないんじゃないかって思う程に・・」
隆二「だが、俺達が向かう場所は最上階の10階と決まっている、ハンターがいないことは好都合だ」
春奈「・・・・・・あ、あの!」
明美「どうしたの?」
春奈「ずっと・・気になっていたんです・・いつ言おうかと思っていたんですけど・・」
503
:
N.T
:2018/03/04(日) 13:47:28 ID:p7zLSLtQ
隆二「春奈?」
春奈「この施設の最上階は・・・20階・・です」
結城「なっ!なんだって!?」
隆二「春奈!?どういうことだ!」
春奈「私や明美さんが突然ワープさせられてリュウ君達と離れ離れになった時・・私はアムダさんと一緒に行動してて・・その時に聞いたの・・ここって全部で何階まであるんですか?って・・」
春奈「そしたらアムダさんが言っていたんです、20階よ・・・って・・それがずっと気になってて・・」
隆二「アムダが・・・だがクリムゾンは最上階は10階だと・・」
華蓮「これは・・・何かあるな・・」
隆二「春奈、よく教えてくれたな・・だがもっと早く言ってほしかったぞ?」
隆二が春奈の頭をなでる
春奈「も、もう!子ども扱いしないで!・・言うタイミングに困ってただけだもん!」
明美「ふふふ・・」
結城「クリムゾンが言っていたのは最上階は10階、そしてアムダは20階だと言っていた・・そうだな?」
春奈「はい!」
結城「そこでだ!みんなはどっちを信じる?・・せーの!」
一同「アムダ!!」
結城「当然だな!・・てことはクリムゾンは10階より上の階を隠しているってことだ!」
隆二「ふっ、それならば!」
華蓮「行ってみようじゃないか!10階よりも上へ!」
隆二「よし!目標変更だ!10階を無視し!20階を目指すぞ!」
アムダを信じ、結城達は真の最上階を目指す
504
:
N.T
:2018/03/05(月) 12:43:37 ID:OHJGZsNw
一方・・最上階・・
マスター「素晴らしいーーー!素晴らしいですよクリムゾンさん!ほらー!あなたも見て見なさい!」
クリムゾン「はっ!これもマスターのお力あってこそ・・」
マスター「いいえ、これは全てあなたがいたからこそです、我が野望がなった暁には、あなたには永劫の幸福を約束しましょうー!」
クリムゾン「ありがたき幸せにございます」
マスター「ほーーほっほっほ!・・ゼンさん、そしてアムダさんのまさかの裏切り・・そしてティナさんを失った事は悔やまれますが・・」
クリムゾン「お気になさいますな・・ゼンとアムダは愚かだっただけの事・・ティナはマスターの野望成就の後に弔ってやればよいのです」
マスター「そうですねー、そういたしましょう!ティナさんの弔いは盛大に行ってあげましょうねー!ほーーほっほっほ!」
ガーディアンA「マスター!生贄達の幽閉が完了しました!」
マスター「そうですか、よろしい!」
ガーディアンB「マスター!システムの準備が全て整いました!いつでも可能です!」
マスター「ほーーーっほっほっほ!よろしい!」
ガーディアンC「マスター!下の階に配備されていたガーディアン達の連絡が次々に途絶えております!・・おそらくゼンの襲撃かと!」
マスター「ついに来ましたか!ほーーっほっほっほ!思った通りですね・・・クリムゾンさん!」
クリムゾン「はっ!」
マスター「我が野望成就の生贄として!ゼンさんを抹殺してくるのです!」
クリムゾン「はっ!お任せを!」
マスター「ほーーーほっほっほ!!ほーーーーーーーーーーーっほっほっほ!!」
505
:
N.T
:2018/03/05(月) 13:26:42 ID:OHJGZsNw
クリムゾン「最後に連絡が途絶えたのはどの階だ」
ガーディアンC「15階と13階に配備されていたガーディアン達が一斉に途絶えました!」
クリムゾン「なに?・・どういうことだ?・・もしや襲撃者はゼンのほかにいるのか・・」
ガーディアンC「いかがいたしましょう!」
クリムゾン「これは何かがある、マスターの身が心配だ、私はマスターを安全な場へ避難させた後に向かう!お前たちは襲撃者を発見次第すぐ伝えよ!行け!」
ガーディアンC「はっ!」
クリムゾン「まさかあの人間達が・・・いや、それは無いだろう・・・ならばゼンには他に味方がいるということか・・ふん、最後まで不愉快な存在よ!」」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
結城「戻ってきたな、8階のティナの部屋に」
隆二「ああ、思い出したくもないがな」
華蓮「ここで一度休憩していこう、この上の階からは未知の領域だからな」
征志郎「そうですね」
明美「それにしても、本当に静かね・・」
春奈「ハンターもいない・・参加者の皆さんもいない・・怖いです・・」
隆二「大丈夫だ、俺達が一緒にいる」
拓也「そうそう!最後まで一緒だぜ!なっ!」
唯「ええ!」
春奈「ピピ、おいで」
ピピ「ピー!」
春奈「よしよし・・」
ピピ「ピィ〜〜」
隆二「ヤミからもらったこの銃も・・クリムゾンには効かなかったか・・奴の言う通り、人間は無力だな」
春奈「それは・・その銃が十分に充電されていなかったからだよ・・・」
隆二「それは・・そうだが・・」
春奈「エクスさんがいない今、強力な武器はいつでも使えるように準備しておいた方がいいよね」
隆二「春奈?」
春奈「ピピも、たくさん力使っちゃたよね?・・だから、リュウ君」
隆二「春奈・・まさか」
506
:
N.T
:2018/03/05(月) 13:30:23 ID:OHJGZsNw
春奈「うん、ピピと、その銃の力を充電しよ?・・私のお腹で」
明美「春奈ちゃん・・」
唯「・・・・・・・」
春奈「これから行こうとしている所は今まで以上に危険な所・・そうでしょ?・・それなら尚更だよ」
華蓮「確かにそうだ、エクスを失った今、存分に戦えるのは征志郎と私、そしてピピと、その銃を持つお前だけだ・・最も、エネルギーのないままでは意味がないがな」
隆二「・・・・・・・・いいのか?春奈」
春奈「うん、この先どういう結果になるとしても、もうこんな事ももうすぐ終わるんだもん・・覚悟はできてます」
明美「それじゃあ私は銃の充電を、春奈ちゃんはピピちゃんを」
春奈「え!?」
結城「明美・・」
明美「覚悟しているのは春奈ちゃんだけじゃないってこと、エクスちゃんやみんなとの未来のために!喜んでこのお腹を使うわ!」
華蓮「うむ、私もだ!・・私の腹も使ってくれ!」
唯「私も!・・こんな身体になっちゃったけど・・でもみんなのためになるなら、この身体でよかったかなって思えるから!・・私のお腹も使ってください!」
春奈「うん!私のお腹も!みんなのためなら怖くない!」
隆二「お前達・・」
結城「すげぇな・・本当にすげぇよ!・・この覚悟だけはマスターも、クリムゾンも壊せはしないぜ!」
拓也「よっしゃ!そういうことなら俺達もその覚悟に報いなきゃな!」
華蓮「その気持ちは嬉しいが、男たちはこの周辺で使えそうな武器を探してきてくれ」
征志郎「えっ?」
華蓮「この近くにティナがふざけたクイズを出すために使った部屋がある、女たちはそこへいこう」
唯「はい!」
春奈「わかりました!ピピ、いくよ」
華蓮「ということだ、察したか?・・その銃を渡してもらおう」
隆二「あ、ああ・・だが無理はするな?」
結城「なにかあったらすぐ呼ぶんだぞ!」
明美「わかってるーー!それじゃあね!」
拓也「よ、よし!それじゃあ俺達は使えそうなもん片っ端から探そうぜ!」
征志郎「そうですね、それじゃあ僕はこっちを!」
結城「それじゃあ俺はこっちだ!」
未来のために、女たちの覚悟を見た男達・・
最終決戦は・・・すぐそこまできていた・・・
507
:
N.T
:2018/03/05(月) 14:01:58 ID:OHJGZsNw
28、乙女達の覚悟
華蓮「よし、ここなら大丈夫そうだな」
明美「それじゃあ、さっさと始めちゃいましょうか」
華蓮「うむ、途中の部屋に色々使えそうな物があったから持ってきたぞ」
華蓮の手には空気入れや空気ボンベなどが持たれていた
春奈「その銃でも、その・・・膨らませられるので・・」
華蓮「それじゃあ服を全て脱ぐんだ」
カチャカチャ・・っと華蓮は装備していたビキニアーマーを外していく
明美「ふ、服を・・全部ですか?!」
華蓮「何を恥ずかしがることがある?ここにいるのは女同士だ」
明美「そうですね・・それなら!」
春奈「は、はい!」
唯「えっと・・はい!脱ぎました!」
4人は全ての衣服を脱ぐ、全裸になった
春奈「うわぁーー、みんなおっぱい大きいなぁ・・」
唯「や、やだぁ・・もう、春奈さんったら・・」
華蓮「ふっ、春奈もその小さな身体にしてはなかなかのものではないか」
春奈「そ、そうかなぁ?・・えへへ」
唯「だけど、服の上からもわかっていたんですけど、明美さんのもすごい大きい・・」
もにゅん
明美「きゃ!もう唯さんー!」
唯「うっわーー柔らかーい!」
華蓮「ほう?どれどれ」
明美「か、華蓮さんまで!・・あっあん!」
春奈「うううぅ・・私もーー!」
明美「ちょっとみんな!・・もーー!それなら私だってーー!」
むにゅん!
唯「ひゃん!」
むにゅん!
春奈「ひう!」
明美「うひひー実は触ってみたかったんだよねぇーー!」
華蓮「ま、待て明美!・・目が怖いぞ」
明美「先に触ったのは華蓮さんだもんね!それーー!」
むにゅん!
華蓮「あん!・・きゃうん!」
明美「うわーー!すごい弾力!片手じゃ収まりきらないよー!」
唯「華蓮さんは・・あんな声を・・ごくっ」
春奈「わ、私もーー!」
華蓮「ま、待て!そんな一気に触られたら!・・ああぁん!」
華蓮「え、ええい!こんなことをするために来たのではなーーい!・・ほら!時間がないのだ!早く始めるぞ!」
508
:
N.T
:2018/03/05(月) 14:10:15 ID:OHJGZsNw
明美「はっ!つい夢中に!」
春奈「そ、そうでした!」
唯「ご、ごめんなさい!」
華蓮「で、では、まずはこの銃からだ、まずは私から・・」
明美「いえ!私からでお願いします!・・ティナの時もだけど、私何もできなかったからこれくらいさせてください」
華蓮「よし、わかった、ならば春奈、この銃の使い方は知っているな?充電を頼む・・私は明美を」
春奈「はい!」
春奈は銃のボタンを押すと、1本のホースが飛び出す
華蓮「さぁ、明美・・どれがいい」
明美「えっと・・それじゃあ・・この空気入れで・・」
華蓮「よし、ならばそこに寝るといい、すこしは楽なはずだ」
明美「はい・・・お願いします・・」
華蓮「それじゃあ入れるぞ?覚悟はいいな?」
明美「は、はい!・・(ユウちゃん・・私頑張るから・・)」
華蓮は明美の肛門に空気入れのホースを挿入していく・・・ぐぐぐぐぐ
明美「んっ・・んんっ・・」
華蓮「よし、入ったぞ・・では」
華蓮は空気入れに手をかける
明美「は、はい・・・」
シュッ!シュッ!
明美「んっ!・・す、すごい量が・・入ってきます!」
2回のプッシュだけで明美のお腹がすこし膨らんだのがわかる程度盛り上がる
華蓮「どうやら普通の空気入れではなかったようだな」
明美「で、でもこれくらいなら・・続けてください」
シュ!シュ!
明美「んっ!・・んあ!・・お、お腹が・・膨らんできました・・はぁーはぁー」
春奈「明美さん・・頑張って・・」
唯「明美さん・・」
明美「大丈夫・・これくらい・・うんん!」
シュ!シュ!シュ!シュ!
明美「かはぁ・・はぁ・・ん!・・んあぁ!」
ぷくぅーーっと明美のお腹が膨れ上がり、あっという間に妊婦のようなお腹に膨れ上がった
509
:
名無しさん
:2018/03/09(金) 15:12:00 ID:Lw5/ZUWg
>>192
510
:
N.T
:2018/03/11(日) 13:54:00 ID:CwO7yW8E
華蓮「無理はするな?限界まで我慢する必要はないからな?」
シュ!シュ!
明美「は、はい・・わかってます・・んっ!でも、まだ大丈夫ですから・・続けてください・・はぁーはぁー」
シュ!シュ!ぷくぅーー
明美「改めてこうやってみると・・膨腹薬を2つも飲んでるからかな・・こんなに大きく膨らんでるのに・・まだ余裕があるなんて・・」
明美のお腹は既に臨月の妊婦のお腹を越え、さらに大きく膨らんでいた
春奈「今までは無理やりお腹を膨らまされて・・自分のお腹を冷静に見る余裕なんてなかったですから・・」
唯「そうですね・・・妊娠以外でお腹を膨らませるなんて・・考えたこともなかったですけどね」
明美「私も・・はぁーはぁー・・いつか・・いつか大好きな人の子を産みたいなって・・考えた事はあるけど・・んっあ!・・空気でお腹をパンパンに膨らませることに・・なるなんて・・あっ!」
明美の身体がビクンと動く
明美「い、いきなり苦しくなって・・くあ!・・」
明美のお腹は妊婦の何倍の大きさに膨れ上がり、明美の胸が持ち上がり顔を覆う程になっていた
華蓮「よし、そろそろ充電を・・」
明美「待ってください!・・んっ!・・ふあぁ!」
明美のお腹がどんどん小さくなり、かわりにその胸が大きく膨らんでいく
華蓮「膨乳薬か!」
明美「は、はい・・あはは、使える物は何でも使わないと、華蓮さん・・またお願いします・・」
華蓮「よし、ではいくぞ」
シュ!シュ!
明美「ん!」
春奈「明美さん・・頑張って!」
ピピ「ピー!」
唯「明美さん!」
明美のお腹はまたしても膨らんでいく・・
明美「はぁーはぁー・・この大きなおっぱいで、お腹が見えないわ・・あはは・・んっ!」
ぷくぅーーーシュ!シュ!そして時間が過ぎ、明美のお腹は先ほどの大きさにまで膨れ上がった
明美「く、苦しいです・・華蓮さん・・そろそろ・・」
華蓮「よし、では春奈」
春奈「はい!充電します!」
銃から伸びたホースを明美に挿入し、バタンを押す
明美「んっああ!」
明美のお腹と胸がみるみるうちに小さくなっていく・・
明美「はっ・・ん・・くあ!」
そして明美の身体は元の大きさに戻った
511
:
N.T
:2018/03/23(金) 13:55:56 ID:Bk9cE0jo
明美「はぁーーはぁーー」
華蓮「大丈夫か?」
明美「は、はい・・大丈夫です」
華蓮「ふっ、そうか・・・銃の方はどうだ?」
春奈「はい、10%溜まりました」
華蓮「そうか、よし、では次はピピの番だが」
春奈「それなら私を膨らませてください・・ピピ、待っててね」
ピピ「ピー!」
華蓮「ではここに寝るんだ」
春奈は言われた通り横になる
華蓮「苦しくなったら言うんだぞ?無理はするな?」
春奈「はい、お願いします」
ぐぐぐぐぐぐ
春奈「んっ・・んん・・」
春奈の中にホースが挿入された
華蓮「ではいくぞ?」
春奈「はい、お願いします」
シュ!シュ!
春奈「んっ!・・んっ!」
春奈のお腹がぷくぅーっと大きく膨らんでいく
春奈「あっ!・・んん!・・いっぱい入って・・お腹が・・あっん!」
シュ!シュ!シュ!
春奈「お腹が・・お腹がどんどん膨らんで・・」
自分の膨らんでいくお腹をゆっくりと触れる春奈、大きく膨れあがっていくお腹に段々と表情が強張る
唯「頑張って、春奈さん」
明美「春奈ちゃん、私達がここにいるからね?怖くないわ」
春奈「う、うん・・ありがとう・・」
シュ!シュ!シュ!
春奈のお腹はその小さな身体に相応しくないほど大きく膨れあがり、既に妊婦を超えていた
春奈「すごい・・私のお腹・・こんなにっぐ!!・・あっ!苦しい!苦しいです!」
華蓮「限界のようだな、よく頑張った・・ではピピ」
春奈「待ってください!・・私も使っていいですか?・・私も飲んでますから・・膨乳薬を・・」
華蓮「ふっ、構わぬぞ?・・やってみろ」
春奈「はい、やってみます・・・んっ・・」
ピピ「ピィーー」
春奈「あ、あれ?・・んーーー」
だがなにも起こらない
春奈「どうして・・できない・・」
明美「春奈ちゃん・・お腹の物を胸に移す事を強く考えるの・・大丈夫、きっと出来るから」
春奈「は、はい!・・んーー!」
512
:
N.T
:2018/03/23(金) 14:03:43 ID:Bk9cE0jo
春奈「んーーー!・・んあ!?」
ぷくぅーー!
春奈「む、胸が!・・胸が膨らんで!・・」
春奈の胸が膨らみ始め、かわりにそのお腹が縮んでいく
春奈「なんか変な感じです・・うぅ、膨らむの止まらない・・恥ずかしいぃぃ」
そして春奈の胸の膨らみが止まる
春奈「ん、重い・・胸が重いです・・あっ」
明美「んっしょっと」
唯「これでどうですか?」
明美と唯は、春奈の身体を起こし、その大きく膨らんだ胸を持ち上げる
明美「わ、こんなに大きいのに・・とっても柔らかい・・」
唯「すごいぷにぷにですよ、うふふ」
春奈「も、もう・・恥ずかしいです・・」
華蓮「では再開するぞ?いいか?」
春奈「はい、お願いします」
シュ!シュ!
春奈「んっ!・・また入って・・」
シュ!シュ!・・ぷくぅーーっと春奈のお腹が膨らんでいく
513
:
N.T
:2018/03/23(金) 22:35:48 ID:Bk9cE0jo
春奈「私のお腹と胸・・どっちもパンパンに膨らんでるのに、みんなが一緒だからかな・・少しも怖くないよ・・」
春奈が笑顔を向ける
明美「春奈ちゃん・・うん!私も怖くないわ!」
唯「うふふ、私も」
華蓮「仲間とはいいものだな!」
シュ!シュ!
春奈「そうですね・・んっ!私・・皆さんと会えて・・幸せです・・ん!」
先ほどの大きさ程に膨れ上がった春奈のお腹・・
春奈「か、華蓮さん・・く、苦しいです・・」
華蓮「よし、ではピピ、いいぞ」
ピピ「ピー!」
春奈「あ、んん・・」
ピピが春奈からエネルギーを充電すると見る見るうちに胸と腹が縮んでいく
ピピ「ピィィィーーー!」
華蓮「ふっ、どうやらピピはフルパワーのようだな」
春奈「はぁーーはぁーー」
明美「お疲れさま、春奈ちゃん」
唯「えっと、次は私いいですか?・・」
華蓮「ああ・・構わないぞ」
唯「それじゃあ、私はあれを使います」
指差したのは空気入れではなく、空気ボンベだった
華蓮「いいのか?・・」
唯「はい、華蓮さんもずっと空気入れを押していて疲れているでしょうし・・それに、私の身体はそう簡単に壊れませんから!」
華蓮「ふっ、ならばすこし休ませてもらおう・・・ではこれを」
空気ボンベのホースを持つ華蓮
唯「はい、お願いします・・・んっ・・」
ぐぐぐぐ、唯にホースを挿入した
唯「横になると呼吸ができなくなってしまうので・・壁に寄りかからせてもらいます・・」
唯「はい、大丈夫です、いつでもどうぞ」
華蓮「ではゆくぞ?無理はするな?」
唯「はい」
キュ!キュ!・・ぷしゅーーーーーーーーーーー!
唯「んああぁ!!」
唯の身体が大きく仰け反る
春奈「唯さん!」
唯「大丈夫・・うっん!・・勢いがすごくて・・ビックリしただけ・・だから・・んっ・・」
唯のお腹がとてつもないスピードで膨れあがっていく
明美「す、すごい・・まるで本当に風船を膨らませているみたい・・・あっという間にこんな大きく・・」
唯のお腹があっという間に妊婦を越える
華蓮「苦しくないか?」
唯「大丈夫です・・はぁ・・はぁ・・苦しくはないわけじゃないですけど・・これくらいなら・・まだ・・」
ぷくぅーーーっとさらに大きさを増して膨れあがっていく・・
春奈「す、すごい・・もう私と明美さんの限界を越えて・・・」
明美「ほ、本当に平気?唯さん?・・」
明美と春奈が心配になるほど急激に・・そして大きく膨らんでいく・・
514
:
N.T
:2018/03/23(金) 23:33:51 ID:Bk9cE0jo
唯「うん、大丈夫・・・これくらい」
515
:
N.T
:2018/03/24(土) 00:21:14 ID:gnRP5Kzo
唯「うん、大丈夫・・この身体もみんなのためになるなら・・」
華蓮「だが、まさかこれ程とは・・」
唯のお腹がさらに大きく膨らんでいく
唯「はぁーはぁー・・」
そして唯の巨大に膨れ上がった腹で胸が押し上げられる
春奈「ううぅ、見てる方も不安になってきます・・」
唯のお腹はアドバルーンのような大きさにまで膨れ上がっていた
唯「はぁーはぁ・・うっく!・・華蓮さん・・そろそろ・・苦し・・」
華蓮「よし!止めるぞ!」
キュ!キュ!空気が止まる
華蓮「春奈、頼む」
春奈「はい!えっと・・でも・・」
唯の強大なお腹でホースが隠れ、身動きが取れなくなっていた
唯「私の身体を倒してください、そうすれば多分・・」
華蓮「そうか、わかった」
明美「私も手伝います!」
華蓮「ではいくぞ」
唯「んっ!」
唯の身体を横に倒す・・
春奈「これなら!・・唯さん、今楽にしますからね!」
ぐぐぐぐ
唯「んっ!」
唯のお腹がどんどん縮んでいく
唯「ああ、どんどん・・吸われ・・あっ!」
そして唯のお腹は元の大きさに戻る
明美「大丈夫?唯さん」
唯「うん・・大丈夫・・はぁーはぁー」
華蓮「春奈?どうだ?」
春奈「すごいです!40%も溜まりました!・・今50%です!」
華蓮「丁度半分か、よし、いい調子だな」
明美「唯さん、お疲れ様」
華蓮「では次は私だな」
華蓮の傍にあった新しい空気ボンベのホースを手に取ると・・
ぐぐぐぐ
春奈「ええええ!じ、自分で!」
唯「さ、さすが華蓮さん・・」
キュ!キュ!・・・ぷしゅーーーーーーーー
華蓮「んっ・・」
明美「しかも立ったまま!?」
華蓮「ふっ」
華蓮は3人にドヤ顔を向ける・・・そして華蓮のお腹も風船のように膨れあがっていく・・
516
:
N.T
:2018/03/25(日) 14:08:45 ID:vq3VMWbY
春奈「やっぱり華蓮さんはすごいですね」
明美「ええ、同じ女として憧れちゃう」
華蓮「ふっ、おだてても何もでんぞ?」
華蓮のお腹が既に妊婦を越えどんどん大きさを増していく
唯「でも無理はしないでくださいね・・」
華蓮「無論わかっているさ、皆が共にいるのだ・・・前のような無茶はしない・・」
そして華蓮のお腹は明美達の限界だった大きさ程の膨れあがった
華蓮「ふぅ・・やはり不思議な光景だな・・こうやって自分の腹を膨らませることになるとは」
ポンポンっと膨らんでいくお腹を叩く
明美「そうですね、空気や液体でお腹が膨らますだなんて考えたこともなかったです」
華蓮「だがこんなことももう時期終わる、共に最後まで耐えよう」
明美「はい!」
華蓮「んっ・・そろそろいいだろう・・限界まで膨らませる必要はあるまい・・」
キュ・・キュ・・空気の注入を止める
華蓮「春奈、頼む」
春奈「はい!」
明美「・・・・・ユウちゃん達大丈夫かな・・」
唯「え?」
明美「ハンターとかに襲われたり・・罠とかにかかって危険な目にあってないかなって」
唯「大丈夫ですよ明美さん!信じましょう、私達の大切な人を」
明美「唯さん・・そうですね」
唯「うふふ、結城さんの事、余程好きなのですね?」
明美「ええ!?・・ゆ、唯さんだって拓也さんのこと・・その・・す、好きでしょ?」
唯「え?・・うふふ・・ええ!勿論」
明美「あはは」
春奈「私だってリュウ君が大好きです!」
明美「わぁ!聞いてたの!」
華蓮「ふっ、我ら全員大事な存在がいる・・その者たちを信じるのも、女として我らの出来ることだ」
唯「そうですね!・・・ん?我ら?」
華蓮「はっ!」
明美「あれれーーー!華蓮さんもしかしてーーー!」
明美はにやりと笑みを浮かべる
華蓮「さ、さぁ!まだ銃はフル充電ではないのだ!あまり時間をかけるわけにはいかん!」
春奈「もしかして華蓮さん、征志郎さんとー!」
華蓮「う、うるさいうるさい!・・もうこの話は終わりだ!」
華蓮のお顔が真っ赤に染まる
517
:
N.T
:2018/03/25(日) 17:13:12 ID:vq3VMWbY
華蓮「春奈、今はどれくらい充電されている?」
春奈「75%です!」
華蓮「残り25%か、よし、ならば私が〜」
明美「いえ!私がやります!」
春奈「私にやらせてください!」
唯「それなら私が!」
一斉に声を出す3人・・そしてシーンとした静寂が流れる
明美「えと、唯さんと華蓮さんは今膨らんだばかりだし、私はもう十分休めましたから!」
明美がホースを手に取る
春奈「それなら私も同じです!・・・私にやらせてください!」
春奈も近くのホースを手に取る
明美「春奈ちゃん・・それじゃあ・・ねっ?」
春奈「はい・・一緒に!」
ズブブブ・・・・・ズブブブ・・・
明美「んっ・・」
春奈「あっ・・んん・・」
華蓮「君たち・・よし、では任せよう、唯、君は春奈の方を」
唯「はい!」
明美「春奈ちゃん・・思えばここに連れて来られて一番最初に出会ったのが・・春奈ちゃんだったわね?」
春奈「そうですね・・突然こんな所に連れて来られて・・お腹を膨らまされて・・破裂していく女の子達・・とても怖かった・・けど、明美さん達に出会えたおかげでいっぱい勇気をもらいました!・・ありがとうございます・・明美さん」
明美「それは私も一緒よ?・・私も春奈ちゃんにいっぱい励まされたから・・ありがとう」
明美と春奈が近づき・・お互いの両手を握る
華蓮「では、いいか?」
明美、春奈「はい」
518
:
N.T
:2018/03/25(日) 17:27:06 ID:vq3VMWbY
シュ!シュ!
明美「春奈ちゃん・・んっ・・んあ・・」
シュ!シュ!
春奈「明美さん・・あっ・・んっく・・・」
明美と春奈のお腹に空気が送り込まれ膨れていく・・
明美「この先・・んっ・・何が起こるかわからないけど・・んあっ・・さ、最後まで一緒だよ?・・」
春奈「んんんっ・・は、はい・・一緒です・・最後まで・・んっ・・えへへ・・嬉しい・・なぁ・・」
シュ!シュ!シュ!シュ!
華蓮「ふっ、私達の子とも忘れないでもらいたいな」
唯「私達も最後の時まで一緒ですよ」
明美「はい・・勿論です・・んっ・・」
春奈「忘れてなんて・・いません・・あっん・・」
明美と春奈のお腹がパンパンに膨れあがる・・
明美「ふふ・・春奈ちゃんのお腹・・すごく大きい・・」
明美が春奈の膨らんだお腹に触れる
春奈「あっんん・・もう・明美さん〜・・えい!」
春奈も明美の膨らんだお腹に触れる
明美「んっ・・あはは」
春奈「お返しです!・・うふふ」
明美と春奈・・この2人から始まった物語・・2人には深い絆が生まれていった
春奈「そろそろ・・苦しい・・かも・・」
明美「そうね・・私も・・それじゃあ・・春奈ちゃんも」
春奈「はい、一緒に」
明美、春奈「せーの!・・・・」
519
:
N.T
:2018/03/25(日) 17:39:38 ID:vq3VMWbY
ぷくぅーーーーっと明美、そして春奈の胸が膨らみだす・・
明美「んんん!」
春奈「あっ、ああん!」
明美と春奈の膨らんだお互いの胸がぶつかり合う
春奈「くっついちゃいました・・えへへ・・」
明美「あはは・・そうね」
シュ!シュ!シュ!シュ!
明美「んっ・・もうすぐ・・もうすぐ終わるわ・・」
春奈「はい・・終わるんですね・・」
華蓮「ああ!・・我々が生きるも死ぬも・・このゲームはもう時期終わる」
唯「長く・・とても辛い時間でした・・」
明美「無理やりお腹を膨らまされる恐怖も・・好きな人の目の前で破裂させられてしまうかもしれない絶望も・・」
春奈「好きな人と離れ離れになる悲しみも・・・理不尽にお腹を膨らまされる苦痛も」
一同「もう終わるんだ・・」
平和な日常を奪われ、突如巻き込まれたゲームによって、空気、液体によって無理やり膨腹させられ破裂死の恐怖を味わされてきた4人・・・生きるも死ぬも・・もう時期終わる・・その事実がとても・・・・・・・・・・・・・・・嬉しかった
520
:
N.T
:2018/03/25(日) 17:52:48 ID:vq3VMWbY
明美、春奈「んっ!!」
華蓮「限界だな・・よく頑張ったな!今楽にしてやるからな!」
唯「お疲れ様です、明美さん、春奈さん」
明美「先に春奈ちゃんを・・」
華蓮「わかった、まっていろ」
ぐぐぐぐ・・・
春奈「んっ!・・吸われ・・・ああん!」
春奈の膨らんだお腹と胸が一気に縮んでいく
華蓮「よし、では次は明美だ」
ぐぐぐぐ・・
明美「んああ!・・んん〜」
華蓮「おお!これは!」
唯「どうしました?」
華蓮「見ろ、フル充電だ!」
春奈「はぁーーはぁーーやった・・」
明美「はぁーはぁー・・やりましたね・・はぁーはぁー」
華蓮「ああ!これで戦う準備は整った!ご苦労だったな!」
明美「華蓮さんもです・・あはは・・」
春奈「ふふふ・・皆さん・・お疲れ様です〜」
唯「うふふ」
華蓮「ふっ」
4人は達成感に浸り、そして笑いあった・・
華蓮「ではすこし休んだら戻るぞ」
唯「はい!私達の大切な人の元に!」
華蓮「そうだな!・・はっ!」
明美、春奈、唯「ニヤニヤ・・」
華蓮「お、お前たちぃぃー!」
華蓮の顔が真っ赤に染まる
521
:
N.T
:2018/03/25(日) 18:34:58 ID:vq3VMWbY
結城「こんなもんかな!」
隆二「ああ、持てる量にも限界があるからな」
拓也「俺にはこの武器があるが・・まさかバットまであるとは思わなかったぜ、ただバットを武器として使いたくなんてなかったけどな・・だがそんなこと言ってられる状況じゃないな!」
征志郎「そうですね!・・あとは華蓮さん達が戻ってくるのを待つだけです」
結城「そうだな・・・んっ?今なんて・・」
征志郎「はい?・・」
ピピ「ピィーー!」
隆二「ピピ!」
明美「ユウちゃーーん!」
結城「お!戻って来たぞ!あはは!おーい!」
春奈「リュウくん!ただいまー!」
隆二「ふっ」
華蓮「またせた!」
征志郎「いえ!おかえりなさい!」
唯「おまたせーー!」
拓也「おう!待ってたぜーー!」
華蓮「隆二、受け取れ」
隆二「こ、これは・・」
結城「満タンじゃないか!すげぇ!」
華蓮「私たちの覚悟と決意だ・・大事に使え」
隆二「ああ!わかっている!任せろ」
ピピ「ピィーー!」
拓也「はははー!ピピも元気よく飛び回ってら!」
征志郎「ご苦労様です!・・え、えっと・・華蓮!」
華蓮「よ、よせ征志郎!!」
明美、春奈、唯「ニヤニヤ〜」
華蓮「せっ征志郎!いいか!私の事は先輩と呼べ先輩と!!愚か者め!」
征志郎「えっ!?・・ええええ!僕何かしましたかーーー!?」
結城「よっしゃ、これで準備も整ったな!」
隆二「ああ、武器になりそうな物もそれなりに集まったからな」
拓也「ああ!あとは最後まで抗ってやろうぜ!」
明美「ユウちゃん・・最後まで一緒よ・・」
結城「勿論、ずっと一緒だ!」
春奈「リュウ君、私はどこまでもついていきます」
隆二「ああ、俺はお前を離さないぞ」
華蓮「征志郎・・・」
征志郎「はい」
華蓮「これより死地に向かう・・共に参るぞ」
征志郎「はい!どこまでもお供します!」
唯「拓也、信じてる・・拓也を信じた未来に、私・・悔いはないから・・」
拓也「ああ!俺も信じるぜ!・・諦めなければ奇跡は起こるってことを!」
522
:
N.T
:2018/03/25(日) 18:37:36 ID:vq3VMWbY
拓也「よっしゃ!みんな集まってくれ!こんな時は円陣だ!」
一同が円陣を組む
拓也「そんじゃ、リーダー!士気の上がるのいっちょ頼むぜ!」
結城「えっ!リーダーって俺かよ!」
隆二「お前の元に俺達は集まって来たんだ、リーダーは結城以外に誰がいる」
周りもそれに賛同する
結城「隆二・・・みんな・・・よーーし!みんなで最後まで諦めず戦おう!!そして・・・そして!必ず生きて帰るんだ!」
隆二「ああ!」
征志郎「はい!」
拓也「うおおーー!」
春奈「信じてついていきます!」
唯「全員で一緒に!」
華蓮「皆で生きる!!必ず勝利を!!」
明美「行こう!!みんな!!」
一同「おおおおおおおおおおおおお!!」
決意を固め、未来を勝ち取るために進む!
物語はついに・・・最終決戦へ!!
523
:
N.T
:2018/03/25(日) 19:04:21 ID:vq3VMWbY
29、EDEN
結城「ここから9階へ行けそうだ、いいか?みんな」
隆二「ああ!いつでも大丈夫だ」
征志郎「先輩!これを」
夢幻を華蓮に差し出す
華蓮「なぜ?」
征志郎「この先の部屋で新たな刀を見つけました、これを僕が・・あっ!」
華蓮「ならばそっちは私が使う・・何度も言わせるな、夢幻はお前に持っていてほしいのだ」
征志郎「先輩・・はい!わかりました!・・」
華蓮「あ、あと・・やっぱり華蓮って呼んでくれ・・・」
征志郎「は、はい!」
拓也「今の俺達には誰も勝てはしないぜ!」
結城「よし、いこう!」
9階への階段を上がる結城達・・
結城「特になにも無さそうだな・・一気にいくぜ!」
隆二「結城待て!・・誰かいる!」
結城「うわっと!!」
明美「しっかりしてよ、もー!」
結城「す、すまねぇ」
隆二「あれは・・ガーディアンか」
ガーディアンA「異常は?」
ガーディアンB「いや、特に異常はない」
ガーディアンA「マスターからの警戒せよとのご命令だ、油断するな」
結城「どうする?あいつらがいて進めないぜ?」
華蓮「簡単なことだ・・・押し通る!」
征志郎「はい!」
華蓮と征志郎が素早く飛び出す
ガーディアンA「ぐあ!」
ガーディアンB「ぎゃ!」
華蓮「峰打ちだ、だが当分は動けまい」
結城「す、すげぇ」
征志郎「先を見てきます、皆さんは後に」
結城「た、頼もしぃーー・・」
征志郎「止まってください、この先にガーディアンが1人います」
華蓮「1本道か・・しかも遠いな・・ここから斬りかかるのは見つかる可能性が高いか・・」
征志郎「隠れられそうな場所もありませんね・・どうします?」
拓也「俺に任せてくれ」
ゴソゴソ・・
拓也「こいつだ!どうやら衝撃を与えると電気が流れる玉みたいでな!いっぱいあったから持ってきたんだ!」
結城「でもこの距離だぞ?」
拓也「任せろって!・・・どりゃああ!」
ブォン!!!・・・・・・・・・・ガン!!ビリビリビリ!
ガーディアンC「がびびびびび!!?」
隆二「当たった!・・・この距離で!?」
唯「さっすがキャプテン!!」
拓也「こんなもんだぜ!」
結城「す、すっげぇ・・・」
明美「ユウちゃん・・・本当にリーダー?」
結城「う、うるせぇな!」
524
:
N.T
:2018/03/25(日) 19:59:32 ID:vq3VMWbY
征志郎「この先は安全のようです・・進みましょう」
華蓮「しんがりは任せろ・・」
春奈「ありがとうございます!」
唯「それにしてもガーディアンがいてもハンターが9階にもいないなんて・・」
拓也「好都合だぜ!」
隆二「ああ、だがハンターがいても倒すだけだ・・なにも変わらん」
拓也「まっ、そうだな!」
???「・・・・」
征志郎「んっ?」
華蓮「どうした?」
征志郎「今、そこに誰か・・見てきます!」
華蓮「気を付けろ!」
征志郎「・・・こ、これは・・」
征志郎が合図を送る
隆二「どうした?」
征志郎「この壁の奥に道があるようです、今は閉じてしまいましたが僕がここへ来た時にすこし開いているのを見ました」
征志郎が壁を調べる・・・・・・・・ゴゴゴゴ
結城「壁が!」
華蓮「隠し通路か、なるほどな・・・よし、いこう」
隠し通路を進む結城達・・
???「・・・・」
征志郎「また!・・」
華蓮「誰かいるのか?」
征志郎「さっきも誰かいた場所に隠し通路がありました・・まさか・・」
征志郎が先へと進み確認する
征志郎「やっぱり・・ここにも隠し通路が・・」
征志郎「僕たちを導いてくれているのか?・・でも誰が・・」
華蓮「どうした」
征志郎「ここにも隠し通路がありました、そしておそらく誰かがここへ導いてくれています」
結城「罠って可能性もあるぜ」
華蓮「うむ、そうだな・・気を付けて進もう」
隠し通路を先へと進む
525
:
N.T
:2018/03/26(月) 13:11:49 ID:Clb0lToU
一方どこかのフロアにて・・そこには巨大な牢屋と、中には無数の男女が・・
ガーディアンA「よし!吊り上げろ!」
女A「あっ・・・あっ・・」
お腹が破裂寸前にまで膨らんだ女が吊り上げれていく
男A「やめてくれ・・・やめてくれよぉ・・」
女B「もうやめてぇーーー!お腹が破裂しちゃうー!」
男B「やめろーーー!やめろーーー!・・ぐは!」
ガーディアンB「うるさいぞゴミが!」
ミチミチ・・・
女B「がっ!・・がは!・・あっ・・ああ・・」
ガーディアンA「吊り上げろ!」
ガーディアンB「よし!次を出せ!」
女C「ひっ!いやぁーーー!」
男C「てめぇ――!俺の女に触るんじゃねえーー!・・ぐあ!」
ガーディアンC「黙っていろ!」
女C「いやぁーー!入れないで!やめてぇーー!」
ぐぐぐぐ・・・・プシュー――!
女C「ひぃーー!お腹がぁーー!」
明人「酷い・・・こんなの酷過ぎる・・」
礼美「ううぅ・・明人・・怖い・・私怖いよぉ・・」
明人「礼美・・くそぉ!」
ミチミチ・・・
女C「あぐぁ!!・・は、破裂しちゃ・・・あがが・・」
ガーディアンA「よし!吊り上げろ!」
ガーディアンB「次を出せ!」
女D「ひぃ!触らないで!!・・やめてぇーーー!」
男D「やめろーーー!やめてくれーーー!」
ぐぐぐぐ・・・プシュー―――
女D「ひぃーー!」
礼美「もういやぁ!!帰りたい!!私帰りたいぃぃーー!」
明人「礼美!」
礼美「怖いよ明人!・・私膨らみたくない!膨らみたくなんてないよぉーー!」
明人「礼美・・大丈夫だ!必ず帰れるから!」
礼美「ううぅ・・明人・・明人・・ひっく・・ううぅー」
526
:
N.T
:2018/03/26(月) 13:22:36 ID:Clb0lToU
ミチミチ・・・
女D「あが!!苦し・・・破裂する・・が・・」
ガーディアンA「吊り上げろ!」
ガーディアンB「よし!次!」
礼美「ひっ!?」
ガーディアンC「ほら、こい!」
礼美「ひっ!いやぁーーー!!」
明人「やめろーー!礼美を離せーー!」
ガーディアンC「くっ!こいつ!!」
ビリビリビリ!
明人「ぐああああああ!」
礼美「明人!!・・明人ーーー!」
ガーディアンC「来るんだ!!」
礼美「やだぁーーーー!離して!やめてぇーーー!」
ガーディアンC「うわ!しまった!」
ガーディアンA「逃がすな!」
礼美「いやぁーー!膨らみたくない!・・怖いぃぃーー!・・ひぃ!」
ガーディアンD「捕まえた!・・たく!しっかり抑えとけ!」
ガーディアンC「すまねぇ!」
礼美「やめてーー!やめてください!・・ひぃ!!お願いします!お願いします!・・」
明人「礼美・・・くっ・・やめて・・くれぇ・・」
礼美「やだぁーーーー!!」
パシン!!
ガーディアンA「うるさいぞ!」
礼美「ひっく・・うぅ・・ひっく・・ひっ!」
ぐぐぐぐ
礼美「いやぁーーー!入れないで!!お腹膨らまさないで!やめてくださ・・ひぃーー!」
ぐぐぐぐ・・ズブ
礼美「い、痛い・・・痛いぃぃぃーー!やだぁーー!」
ガーディアンA「手こずらせる・・いいぞ!」
プシュー―――!
礼美「はぁぐ!!」
明人「うわぁーーー!礼美・---!」
礼美「あっ・・ああっ・・きゃああああああああ!!」
ぷくぅーーー
礼美「やだやだやだやだぁーーー!膨らまさないでーーー!!はぁっ!!お腹・・私のお腹が膨らんで・・・ひぃぃーー!」
礼美のお腹がどんどん膨れあがっていく
527
:
N.T
:2018/03/26(月) 13:44:04 ID:Clb0lToU
礼美「やめてーーー!もう膨らまさないで!!やめてください!やめてくださいーー!ひぃーー!」
明人「礼美・・・くそぉ・・礼美・・」
礼美「ああぁ・・お腹・・・私のお腹が・・膨ら・・ひぃー!いやぁーー!」
ガーディアンD「おい、見えるか〜?お前の大事な彼女の腹パンパンに膨らんでるのがよ!ひゃひゃひゃ!」
明人「礼美・・・・くっ・・」
礼美「うわぁーーー!明人助けて!お腹がーー!」
ガーディアンD「ほーら!お呼びだぜ!助けてやれよ!できたらなぁ!!ひゃひゃひゃーー!」
礼美「うっ・・苦しい・・苦しいぃぃーー!もう止めてぇーー!これ以上膨らまさないでぇーー!」
明人「うわぁーーーーーーーーーー!礼美ーーー!」
ガーディアンD「うわ!こいつ!」
礼美「明人・・助けて・・・もう・・いやぁ・・」
明人「礼美ーーーー!」
ビリビリビリ!!
明人「うっ!ぎゃああああああ!」
礼美「明人!?・・いやぁーーー明人ーーー!・・うぐぅ!!?」
ミチミチミチ・・
礼美「あっが!!・・お腹・・・裂け・・・破裂しちゃうぅーーー!・・あぁーー!」
ミチミチミチ・・・
ガーディアンA「よし!吊り上げろ!」
ガーディアンD「まあ、待てよ・・散々暴れてくれたんだ・・もうすこしいいじゃねぇかー」
プシュー――
礼美「あっが!!」
ミチミチ・・・
ガーディアンA「おい!やめろ!破裂してしまうぞ!」
礼美「ぐるじ・・やめ・・だずげ・・死にたくない・・・死ぬ・・や・・明人・・だずげ・・あが!」
ガーディアンA「止めろ!!」
ガーディアンD「たく、わかったよー」
ガーディアンA「吊り上げろ!」
礼美「あっ・・・・あっ・・・助け・・・・誰か・・・助け・・・」
明人「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ガーディアンA「よし!次!」
女E「ひぃーー!」
まさに地獄のような光景がそこにはあった・・・
528
:
N.T
:2018/03/26(月) 13:53:49 ID:Clb0lToU
征志郎「皆さん見てください・・・上に上がる階段です」
華蓮「うむ、隠し通路を通らなければ、ここへはたどりつけなかったようだな」
明美「それじゃあ征志郎さんが見た誰かがここへ導いてくれたってこと?」
結城「でも一体誰が・・」
拓也「なぁ征志郎さん!そいつって体格がいい長身じゃなかったか!・・もしくは服が赤かったとか!」
征志郎「一瞬しか見えなかったのでハッキリ確認できたわけではないですが・・そこまで体格がよかったようには・・色も赤ではなかったようです」
拓也「そうかぁ・・・てっきりゼンかセトさんかと思ったんだが・・」
唯「そうだったら嬉しかったんだけど・・」
結城「だがここまで導いてくれたんだ・・きっと味方のはずさ・・そう信じよう」
明美「そうね、そう信じましょ・・」
華蓮「この上がやつの・・クリムゾンが言っていた10階だ・・やつもいるかもしれん・・皆覚悟はいいか?」
頷く一同
華蓮「よし、では行くぞ!10階へ!」
階段を上がり、10階へと進む・・・
529
:
N.T
:2018/03/26(月) 14:16:45 ID:Clb0lToU
征志郎「大丈夫、誰もいません」
華蓮「そうか・・だが注意して進むぞ」
明美「あっ見て!なにか見えてきたわ!」
結城「扉?・・」
隆二「ほかの階と違ってここにはこの扉しか無さそうだ・・」
華蓮「ならばここへ入るしかないだろう」
征志郎「まずは僕が中を調べます、皆さんは後から」
華蓮「征志郎だけ行かせるわけにはいかん・・私も行く・・」
征志郎「はい!・・では・・」
ギィィ・・・・
征志郎「・・・・・・・・・・」
華蓮「・・・・・・・・・・・」
結城「ごくっ・・」
華蓮「なんだ・・ここは・・・」
征志郎「これは・・いったい・・」
結城「なんだよ・・ここ・・」
その部屋には辺りを埋め尽くすほどの巨大な機械、大量のモニター、大量の機器が・・
隆二「ここで俺達を監視していたのか・・」
春奈「誰もいない・・・上に上がる階段も見当たらないし・・」
明美「それじゃあ、ここが最上階ということ?」
春奈「そんなはずは・・だってアムダさんは20階が最上階だって・・・」
隆二「探して見よう、アムダを信じよう」
春奈「リュウくん!」
530
:
N.T
:2018/03/26(月) 14:20:01 ID:Clb0lToU
結城「にしても辺り全部機械だらけだぜ・・ほんとここって何なんだろうな・・ん?・・」
唯「ひぃ!!!」
拓也「どうした!」
唯「あ・・あれ・・って・・下・・」
拓也「下?・・・うわ!」
結城「こいつらって・・・ハンター・・」
ある場所に空洞が・・下を除くとそこには無数のハンターが蠢いていた
明美「ハンター・・しかもあんなにいっぱい・・」
パリ――ン!!
ハンター「ぐがぁーー!」
春奈「ひっ!」
結城「どんどん増えてってないか・・」
華蓮「まさか・・ここは・・」
クリムゾン「そう・・・ハンターを生み出す施設だ・・」
華蓮「くっ!しまった!」
クリムゾン「よくぞここまできた・・歓迎しよう・・」
胸に手をあて、頭を下げるクリムゾン
征志郎「皆さん下がって!」
クリムゾン「お前たちの探しているのはこれだろう?さぁ、受け取るがいい」
クリムゾンの手には黒い宝石が・・
拓也「10個目の宝・・・あれが最後の・・」
クリムゾン「約束通りお前達を元の世界に帰してやろう・・さぁ、取りに来い」
華蓮「騙されるな!!私にはわかるぞ!それが真実か偽りかを!」
征志郎「はい!!わかってます!」
クリムゾン「・・・・・・・・・・・」
結城「へっ!だれがお前なんか信じるか!」
明美「そうよ!」
隆二「俺達はお前とマスターを倒すためにここへきた」
春奈「か、覚悟してください・・です!」
拓也「逃げも隠れもしないぜ!」
唯「私達は負けない!」
クリムゾン「・・・・・・・・・・・・・・」
結城「ぐっ!!身体が!」
明美「動かない・・い、いや・・ユウちゃん・・」
クリムゾン「愚か・・・まさに愚かだ・・人間共・・」
???「ほーーーーほっほっほ」
結城「そ、その声は!!」
マスター「よくぞここまでいらっしゃいましたね、ほーーほっほっほ!」
一同「マスター!!」
ついに結城達の前にその姿を現したマスター・・・果たして結城達は勝てるだろうか・・奇跡は起こるのだろうか・・
531
:
N.T
:2018/03/26(月) 14:41:00 ID:Clb0lToU
マスター「ほーーーーほっほっほ!」
結城「マスター!あいつが!」
明美「私達をこんな目に合せた全ての元凶・・」
クリムゾン「マスター・・なぜここに・・安全な場所に避難して頂いていたはず」
マスター「人間達がもうじき10階へ到着すると聞きましてねー、あなたが殺してしまう前に一目会っておきたいのですよー」
クリムゾン「そういうことなら・・」
マスター「人間の皆さん!長い月日、色んな人間達をここへ招いてきましたが、ここへ到達したのはあなた方だけです・・素晴らしい、素晴らしいですよ!」
結城「ぶ、ぶん殴ってやりてぇーーけど・・身体が・・動かねぇ・・」
マスター「私はあなた方を気に入りました!・・そこで・・どうです?私の配下になりませんか?」
華蓮「な、なんだと・・・くっ・・」
マスター「私は勇気ある者が何より大好きなのです・・私の配下になるのならば!命は助けましょう!どうですか?」
クリムゾン「マスター・・この者たちはティナを殺し、ゼンやアムダを狂わせた者たちです・・お忘れですか」
マスター「ほーーほっほっほ、それだけの事ができた人間たちが配下加われば、何の問題もないではありませんかー」
クリムゾン「・・・・・・・・・・・」
マスター「さぁ、どうします?返事を聞かせてください」
結城「ふざけるな!!待ってろ!今すぐぶん殴ってやる!・・うぎぎー!」
明美「私はあなたを許さない!」
隆二「その通りだ!誰がお前の配下などに!」
春奈「私はリュウ君についていくだけ!・・リュウ君がいる場所が私の居場所!」
華蓮「この剣で貴様も・・そしてその男も・・斬り捨てる!」
征志郎「お守りします!・・絶対に!」
拓也「配下になるくらいなら死んだ方がマシだぜ!・・」
唯「そうよ!甘く見ないで!」
マスター「ふぅーーーそうですか・・残念です・・」
クリムゾン「では、この無礼者たちの始末を・・」
マスター「お待ちなさい!・・この者たちの処断は、我が野望成就の後に最後の生贄として残しておきましょうー、心変わりするかもしれませんしねーー」
クリムゾン「・・・・はっ!仰せのままに」
532
:
N.T
:2018/03/26(月) 14:55:34 ID:Clb0lToU
マスター「それでは、早速行うとしましょうか!我が野望成就の瞬間です!!」
クリムゾン「はっ!!!」
結城「ち、ちくしょーーーどうしようもできないのか・・」
クリムゾン「準備はいいな?」
???「はい・・・」
明美「!?・・その声・・」
クリムゾン「では始めろ・・」
???「かしこまりました・・・」
明美「あ・・ああ!エクスちゃん!!!」
一同「!?」
エクス「エネルギー充電開始・・・10%・・」
明美「エクスちゃん!!!エクスちゃん!!」
マスター「エクス?・・」
クリムゾン「・・・・・・・・・・・」
結城「おい!エクス!どうしたんだよおい!!エクスーー!」
エクス「充電・・・20%・・」
マスター「クリムゾンさん・・エクスとはなんの事です?」
クリムゾン「・・・・・・・・・・・・・・」
明美「エクスちゃん!私達がわからないの!!エクスちゃん!!」
エクス「充電・・・30%・・・」
マスター「クリムゾンさん?・・・ん?」
ガーディアンA「マスター!・・儀式のための生贄を全て仰せの通りに!」
マスター「ほーーっほっほっほ!そうですか!ではー」
クリムゾン「命令を下すまで待機していろ・・すぐに向かう」
マスター「!?・・」
ガーディアンA「ハッ!」
マスター「・・・・・クリムゾンさん?」
クリムゾン「人間共よ・・幸運に思うがいい・・新たな神の誕生をその目で見ることができるのだからな」
マスター「クリムゾンさん?・・どうしたのです?・・」
クリムゾン「マスター・・・いや・・・トワよ」
マスター「!?・・・・ク・・クリムゾンさん?・・あっ!」
クリムゾンがマスターのローブを掴む
クリムゾン「トワ・・」
マスター「ク・・クリムゾンさん・・なにを・・」
クリムゾン「ふっ・・」
ビリ!!ビリ!!
マスター「きっ!きゃあああああ!!」
結城「なっ!?」
明美「う、うそ・・」
クリムゾン「な、何をするのです!!クリムゾンさん!」
マスターのローブが破かれ・・その中には裸の女の姿が・・
そう・・・マスターは女だったのだ
533
:
N.T
:2018/03/26(月) 15:03:14 ID:Clb0lToU
結城「うそだろ・・マスターは・・女だったのか・・」
マスター「クリムゾンさん!これはどういうことですか!」
クリムゾン「まだわからぬのかトワよ?・・愚かな人間よなぁ・・貴様も」
マスター「クリムゾン・・さん・・まさか・・」
クリムゾン「ふっ・・貴様の時代は終わったのだ・・・いや?始まってすらいないというのが正しいか?」
マスター「そ、そんな・・裏切るのですか!私を!・・」
クリムゾン「ふっ、よく今まで我が手ごまとして動いてくれたな・・トワよ」
マスター「そ、そんな・・あ、あなたが・・・あなたが言ったのではないですか・・あなたの言う通りにしていれば・・私は・・私は全宇宙の王になれると!・・だから・・・だから!!」
534
:
N.T
:2018/03/26(月) 15:14:08 ID:Clb0lToU
ここは地球から遠く離れた未開の星・・地球よりも遥かに小さいその星は1人の王によって統率されていた国家が1つある星だった・・
兵士A「見ろ・・マリー様だ!」
兵士B「ああ、今日もお綺麗だ・・」
町人たち「マリー様ーー!マリー様ーー!」
マリー「うふふ、皆さんありがとうーーうふふ」
兵士A「ああ、マリー様が通られるだけで町の人間たちに笑顔が・・なんと素晴らしいお方だ・・」
兵士C「おーーい」
兵士B「どうした?」
兵士C「トワ様を見なかったか」
兵士A「いや・・見ていないが・・まさかまた抜けだされたのか!」
兵士C「あ、ああ・・すこし目を離した隙に・・」
兵士A「ならば俺はあっちを探す!」
兵士B「ならば俺はこっちを!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シュ、シュ・・
カエル「ゲ・・ゲコ・・」
トワ「おほ・・・おほほほ・・そら・・そらぁ」
パン!!
トワ「おーーほっほっほ!・・ああ、たまりませんわーー!」
王「トワよ!」
トワ「ギクッ!・・お・・お父様」
王「トワよ、また小動物を・・」
トワ「こ・・これは・・その・・」
王「何度言えばわかるのだ!!」
トワ「ひっ!」
王「お前は長女として我が後を継ぐ者なのだ・・そのお前がそんなことでは民がどう思う」
トワ「申し話ありません・・」
王「マリーが先ほど到着した、出迎えてやれ」
トワ「は、はい・・」
535
:
N.T
:2018/03/26(月) 15:32:24 ID:Clb0lToU
コンコン
マリー「はい」
トワ「マリーおかえりなさい」
マリー「お姉さま!」
トワ「わっ!もう・・いきなり抱き付かないで」
マリー「うふふ、だって久しぶりなんですものーー」
トワ「もーーマリーたらー・・えい!こちょこちょ!」
マリー「あっ!お姉さま!あは!あはは!」
コンコン
マリー「はいー」
兵士A「ネット様がもう時期ご到着とのこと!」
トワ「ネット様が!!わかりました!すぐ参ります!」
マリー「・・・・・・・・・・」
トワ「こうしてはいられないわ!ネット様をお出迎えするのよ!」
マリー「・・・はい、お姉さま!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
街人達「ネット様ーーー!ネット様がご帰還なされたーー!」
ネット「・・・・・・・・・・・・・・」
トワ「ネット様ーーーー!」
ネット「ト・・トワ・・出迎えてくれたのか」
トワ「おほほ!当たりまえじゃない!だって私・・あなたの婚約者ですもの!」
ネット「そ、そうだな・・嬉しいよトワ・・あっ・・」
マリー「・・・・・・・・・・・」
トワ「ん?どうしたの?」
ネット「いや、何でもないよ・・・そうだトワ!すこし休みたいからまた後でゆっくり話そう」
トワ「ええ!わかったわ!待ってる!」
そして場所は移り噴水前にて・・
マリー「・・・・・・・」
ネット「マリー!」
マリー「ネット様!」
ネット「待ってくれ!マリー!」
マリー「いけません!ネット様!・・あんたはお姉さまの・・時期王女に嫁ぎ、新たな王となるお方・・・」
ネット「だが・・だが私が愛しているのはマリー!お前なんだ!」
マリー「いけませんネット様!・・私も・・私もあなたを愛しています!・・でも・・でも私は次女・・長女が必ず王女となる仕来りがある以上・・私はあなたの妻にはなれません!」
トワ「もう!・・・ネット様ってば休むって言っておいてどこに行ったのかしら!・・・ん?」
ネット「待ってくれ!マリー!」
マリー「あっ・・ネット・・さま・・だめ・・それは!・・んっ!」
トワ「・・・・・・・・・・・・・はっ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コンコン
マリー「はい・・あ!お姉さま!」
トワ「マリーもう夜が遅いわ・・何を呼んでいたの?」
マリー「これは、お出かけした際に面白そうな本を見つけて」
トワ「そう・・・あなたずっとここで本を読んでたの?」
マリー「え?・・・あ、はい・・そうです」
トワ「ふーーん・・そう・・あまり夜更かししちゃだめよ?おやすみマリー」
マリー「はい!おやすみなさい!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トワ「・・・・・・・・・・・・チッ・・」
536
:
N.T
:2018/03/26(月) 15:48:55 ID:Clb0lToU
そしてそれから数日後・・・
トワ「うそ・・・・・そんな・・・」
トワ、マリーの父、世界を統一していた王が突如帰らぬ人となる・・
突然の事で兵士、そして民は慌てた・・後継者の存在に・・
兵士A「この世界はどうなるんだ・・後継者はトワ様だぞ?・・」
兵士B「しっ!静かにしろ!そんなこと口に出すな!」
街人A「おおお!なぜマリー様が長女として産まれなさらなかったのか!」
街人B「この世界も・・ついに終わりかもしれん・・」
トワは今までも事ある事に街人を理不尽に痛めつけ、人望も皆無に等しかった
しかもトワの変わった趣味も人の耳に知る所であり、誰しもがトワは変人扱いしていた・・
トワ「お父様・・安心してお眠りください・・・私とネット様が立派に継いで見せますわ・・」
そして数日後・・新たな王、そして新たな王女が生まれる式の日・・
トワ「ついに・・今日から私は王女になるのですね・・」
マリー「おめでとうございます・・お姉さま・・」
トワ「マリー・・こっちにいらっしゃい」
マリー「え?お姉さま?」
トワ「マリー・・・」
マリー「お姉さま?・・・あっ!」
マリーの長い髪を強引に掴むトワ
トワ「残念だったわねーー!マリー!おーーーほっほっほ!次女に生まれてきたあなたの運命を呪いなさい!」
トワ「この世界も!ネット様も!全部私のものよ!おーーーほっほっほ!」
マリー「あっ!・・ううぅ」
トワ「そこで見てなさい、新たな王と王女の誕生をねー!おーーーほっほっほ」
マリー「お姉さま・・ううぅ、ネット様・・・」
537
:
N.T
:2018/03/26(月) 16:07:56 ID:Clb0lToU
そして式は執り行われた・・・だが・・
司祭「この王冠をネット王子に・・そしてこのティアラをトワ王女に・・」
トワ「おほほ・・よく似合ってますわ・・」
ネット「・・・・・・・・・・・・」
トワ「さ、私の頭にそれを・・」
街人達「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
兵士達「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
トワ「さぁ・・」
兵士A「司祭様!!これを!」
司祭「なにかな?」
トワ「?」
兵士A「これが、王の部屋から!」
トワ「お父様の?・・・見せなさい!」
兵士A「あ!」
トワ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
司祭「なんと?」
トワ「あ・・・あああ・・・・あああああ???」
トワの身体が大きく震え、手紙を落とす・・・司祭がその手紙を拾う
トワ「な・・なぜ・・・お父様!」
司祭「これは・・・王の遺書である!!・・新たな王女はマリーに!!・・そして新たな王はネットとする!!」
街人「うおおおおおおおおおお!」
トワ「待ちなさい!!どんな理由があろうと!長女が必ず後を継ぐ仕来りが!!」
司祭「長女トワは、新たな王、そして王女が生まれた日より!一切の権限を没収!我が王家から追放とし!次女マリーを長女とする!!」
トワ「そ、そんな!!待って!!・・ねぇ!ネット王子!」
ネット「誰か!!この者をつまみ出せ!!」
トワ「ネット王子・・・・そんな・・」
兵士A「こい!」
トワ「離しなさい無礼者!!ネット王子!!そんな嘘でしょ!!lこ、これは誰かが陰謀です!!お父様がそんなことを残すわけがない!!・・離して!!いやぁーーーー!」
トワは王国から追放・・残されたのは一着のドレスだけであった・・
それから数か月が経過し・・王国内・・そして世界からトワの存在が忘れ去られた
トワ「あ・・・あう・・・」
街人A「なんだおめぇ!きたねぇな!!あっちいけ!しっし!」
トワ「おねがい・・なんでもいいですから・・なにか食べ物を・・おねが・・」
バタン!
トワ「お願い・・ああ・・・」
ざーーーーーーーーーーー雨が降り出す
トワ「どうして・・・どうして私がこんな目に?・・・・誰か・・・誰か・・助けて・・・」
???「お可哀想に・・・」
トワ「・・?」
???「あなたこそが真の王となられるお方のはずなのに・・こんな仕打ちを受けるとは・・」
トワ「あなた・・は?・・」
クリムゾン「私の名はクリムゾン・・・あなたの王と信じる者です」
538
:
N.T
:2018/03/26(月) 16:22:15 ID:Clb0lToU
トワ「私を王と信じてくれている人が・・いたなんて・・ああ・・ありがとう・・これで・・・死ね・・ます・・・」
クリムゾン「お待ちください、あなたはまだ終わるお方ではない・・・ふん!」
トワの身体が強く光り出す
トワ「お・・おおお・・身体の傷が・・痛みが・・痩せ細った私の身体が・・」
クリムゾン「さぁ、こちらへ・・」
トワ「は、はい!」
そして離れた場所にある小屋へ
トワ「おかげで助かりました・・クリムゾンさん」
クリムゾン「いえ、あなたをお救い出来たのですから本望です」
トワ「でも・・私はもう王家の資格はありません・・今は妹のマリーが・・」
クリムゾン「こんな小さな星の王になんの価値がありましょう」
トワ「え?」
クリムゾン「あなたはこんな小さな星の王ではなく、もっと!そう!全宇宙の王となられるお方なのです!」
トワ「・・・・ぷっ・・・おほほほ・・面白いお方ですね・・そんな冗談・・始めてです」
クリムゾン「冗談ではなく、本当に叶うとしたら・・どうです?」
トワ「なんですって?」
クリムゾン「全宇宙の王となることができるとしたら・・」
トワ「・・・・慣れるのですか?・・私が?」
クリムゾン「私の言う通りにしていただければ・・」
トワ「・・・・私はもう死んだようなもの・・そこをあなたに救われたのです・・おほほ、戯言でも構いません、付き合いますわ」
クリムゾン「戯言かどうか・・すぐにわかります」
539
:
N.T
:2018/03/26(月) 16:31:40 ID:Clb0lToU
トワ「それで?・・まず何をすればいいのです?」
クリムゾン「まずはその汚れた身なりを・・ですが、あいにくこれしかないのです」
黒い大きめのローブを取り出した
トワ「構いませんわ、綺麗なドレスなんてもう望みません・・・・着替えるのであちらを向いていただける?」
クリムゾン「これは失礼・・」
トワ「(何なのかしらこの男・・・見た目はーなかなかカッコいいですけど?・・・ま、適当に付き合ってあげましょ・・)」
トワ「これでいいかしら」
クリムゾン「結構です、今はこれで我慢を」
トワ「いいですわ、それd?何をすればいいのです?」
クリムゾン「まず手始めに、私と共に王家を滅亡させます」
トワ「・・・・なんですって?・・王家を?」
クリムゾン「はい」
トワ「あなたって本当におかしな方ですね・・王家の兵士は皆凄腕のもの達です、あなたにどれだけ不思議な力があろうと、一人で王家を滅亡させるなど」
クリムゾン「ならば・・・手始めにこの周りの村を消して見せましょう」
トワ「や、やってみせなさい?」
外に出るクリムゾン
トワ「冗談だったというなら今のうちですよーー今ならまだ引き返せまー」
クリムゾン「ふん!!」
チュン!!・・・ドカ――――ン!!
トワ「あっ・・ああっ・・・うそ・・でしょ」
クリムゾンの力によって、村が一つ一瞬にして消し去った・・
540
:
N.T
:2018/03/26(月) 16:35:09 ID:Clb0lToU
トワ「村が・・一瞬で・・」
クリムゾン「私の力はこんなものではありません・・さぁ、手始めに共に王家を滅ぼし、あなたは全宇宙の王に・・・」
トワ「ごくっ・・・え、ええ・・信じます・・私を・・私を全宇宙の王に・・・」
そしてクリムゾンとトワは・・王都を襲撃・・何者かの襲撃に王家内でも騒がれる事になる
541
:
N.T
:2018/03/26(月) 16:54:03 ID:Clb0lToU
トワ「すごい!すごいですクリムゾンさん!あなたの力は本物です!」
クリムゾン「光栄です」
トワ「おーほっほっほ!みてなさい王家の者たちよ!この私にこんな仕打ちをしたことを後悔させてやるわ!」
クリムゾン「はっ!仰せのままに」
トワ「ところで、全宇宙の王となるという話ですが、いったいどうやって?・・まさかあなたが一つ一つ星を征服していくなんてこと言いだすんじゃ」
クリムゾン「あるエネルギーを集めるのです」
クリムゾンは取り出す
トワ「玉?・・ボール?・・なんですこれは」
クリムゾン「あなたが全宇宙の王となるために必要なエネルギーを溜めるために装置です」
トワ「これが・・・?・・して、そのエネルギーとは?」
クリムゾン「この宇宙が誕生したきっかけと言われているビックバン・・・その莫大なエネルギーです」
トワ「ビックバン・・・エネルギー?」
クリムゾン「難しく考える必要はありません、あなたが王になるために必要なエネルギーだとお考えを」
トワ「ほう・・そうですか・・・それで?そのエネルギーはどうやって貯めるのです?」
クリムゾン「このエネルギーは生き物の身体から発せられるエネルギーと同じ・・それを生き物の身体から放出させるのです」
トワ「どうやって?」
クリムゾン「実は・・・その方法だけ未だ・・」
トワ「わかっていないというのですか!?」
クリムゾン「ですが、この星にはそのエネルギーが微量に発生しているのです・・なにかここを辺りは?」
トワ「ふむぅ・・生き者から発せられるエネルギーを放出・・エネルギーを放出・・・生き物の・・・」
クリムゾン「・・・?」
トワ「そういえば最近していなかったですねーー付き合いなさい」
クリムゾン「ハッ!」
トワ「丁度いい、このホースを使いましょう」
クリムゾン「見つけてきました・・カエルです」
トワ「ご苦労様ですーー!・・ではこれをこうしてっと・・おほほー」
クリムゾン「カエルにホースなど咥えて何を?」
トワ「まあ見ていなさいーーそれーーー」
ごぽぽぽ
カエル「ゲコ!!」
トワ「おーーーほっほっほ!やはりいいですねーー!見なさいクリムゾンさん!このパンパンになったカエルの姿を!」
クリムゾン「は、はぁ?・・むっ」
パァン!!
トワ「おーーーほっほっほ!さ、最高です」
クリムゾン「こ、これは・・」
トワ「どうしました?」
クリムゾン「エネルギーが微量ですが・・」
トワ「では、もしやそのエネルギーは破裂させれば発生すると?」
クリムゾン「それと、膨らんでいく時にも発生しているようです・・見つけましたぞ!」
トワ「なんと!!・・素晴らしい・・・なんと素晴らしい!!」
542
:
N.T
:2018/03/26(月) 17:04:08 ID:Clb0lToU
クリムゾン「ですがこんな微量では・・」
トワ「足りないと?・・ふむぅ・・どれくらいカエルが必要ですか?」
クリムゾン「おそらく・・・兆は軽く超えるかと」
トワ「兆!?・・カエルが絶滅してしまいますよ!」
クリムゾン「ですので、他の生き物でもエネルギーが発生するかどうか・・そう、もっと大きな生き物で」
トワ「ふむぅ・・色々試してみましょうか・・実験あるのみです!ほーーほっほっほ!」
そしてトワとクリムゾンはありとあらゆる動物を膨らまし、破裂させていった・・
トワ「どうです?」
クリムゾン「少ないです・・今までの中では猿が一番多かったかと」
トワ「猿ですか?・・・象や馬などを試してきましたが、まさか猿とは・・猿・・猿ねぇ・・」
クリムゾン「いかがしました?」
トワ「まだ・・試していないのがあるではないですかー」
ニヤリと笑みを浮かべる
トワ「クリムゾンさん、そうと決まれば早速王都を壊滅させましょう」
クリムゾン「ハッ!仰せのままに」
そしてクリムゾンは王都の首都を襲撃、瞬く間に制圧していく・・・
543
:
N.T
:2018/03/26(月) 17:15:22 ID:Clb0lToU
そして・・・・
マリー「くーーーーくーーー」
ネット「・・・・・・・・・」
深夜・・クリムゾンの襲撃に気付いていない城、最上階の部屋
バタン!!
ネット「!?・・誰だ!!」
マリー「ネット様?・・はっ!」
トワ「お久しぶりですねーーネット・・・そしてマリー」
マリー「その声は・・・まさか!」
ネット「トワか!!誰か!」
クリムゾン「無駄だ、辺りの兵は全員殺した」
マリー「お姉さま・・マリーは!」
トワ「クリムゾンさん」
クリムゾン「ハッ!」
ネット「ぐっ!身体が動かん!・・」
マリー「ネット様!?ネット様に何を!あぐっ!」
トワがマリーの上に跨り、抑える付ける
トワ「クリムゾンさん!あれを!」
クリムゾン「ハッ!」
クリムゾンが取り出したのは空気ボンベだった
マリー「お姉さま・・な、なにを・・」
ネット「マリーに何をする・・・ぐ!」
トワ「マリー・・私の可愛い妹・・」
マリー「お姉さま・・」
ビリビリ!!・・マリーの服を破り捨てる
マリー「きゃあああ!」
トワ「おーーほっほっほ・・綺麗な身体・・でも、もうここはネット様に捧げたのかしら?」
マリー「あっん!・・お姉さま・・だめ・・あっ!」
トワ「マリー・・私の可愛い妹・・・お姉さまのために・・・」
マリー「お姉さま?・・・なにを」
ぐぐぐぐぐ
マリー「ぎっ!痛い!・・いやぁーーー!」
マリー「膨らんで!破裂して見せて!!」
ぐぐぐぐ!ずぶ!!
マリー「いやぁーーー!痛いいぃー!」
544
:
N.T
:2018/03/26(月) 17:26:13 ID:Clb0lToU
マリー「いやぁーー抜いて!!離してお姉さま!」
トワ「クリムゾンさん!!」
キュ!キュ!! ぷしゅーーーーーーーーーーー!
マリー「あっ!きゃぁあああああああああああ!」
ネット「な、なにをするぅーー!」
マリー「いやぁ!何かが入って・・ううぅ!お姉さま・・やめ!」
トワ「ああ、マリー・・良い顔よー・・それに・・・おーーほっほっほ・・見なさいあなたのお腹を!」
マリー「えっ?・・ひっ!うそ・・そんな!・・いやぁーーお腹が膨らんで!!いやぁああ!」
トワ「おーーほっほっほ!素晴らしい!素晴らしいですよ!さぁ!もっと悲鳴を!」
クリムゾン「こ・・・これは・・」
マリー「ひっぐぅ――!苦しい・・苦しいですお姉さま!・・助けて・・ああぁ!」
膨らんでいくお腹を必死に抑え、苦痛の表情を浮かべる
トワ「すごいわ!すごいわよマリー!!まるで妊婦みたい!!・・ほらネット!見なさい!あなたの子よ!・・おーーほっほっほ!」
ネット「やめろーー!こんなこと止めるんだトワ!」
ミチミチ・・
マリー「あっぐ!!だめ・・・お腹が・・もう!」
トワ「わかるわ!もう限界なのね!!いいわ!お姉さまは全て受け止めてあげる!思う存分弾け飛びなさい!!」
マリー「ひぃ!そんな!・・いやです!!・・ぐっあああ!破裂しちゃ!・・マリーのお腹が破裂して・・・ぎゃあ!」
ミチミチ
ネット「うわああああ!マリーー!」
マリー「たすけ・・たすけてネット様・・・お腹がもう・・破裂して・・し・・死んじゃう・・いや・・やめ・・お姉さ・・ま・・」
トワ「そら!そらーー!弾け飛ぶのよ!!マリーーーーーーー!」
マリー「あっ!あがぁあああ!!ひっぎぃああああ!!」
パ―――ン!!! びちゃびちゃ・・
ネット「そ、そんな!マリーーーー!」
545
:
N.T
:2018/03/26(月) 17:32:08 ID:Clb0lToU
トワ「はぁーーはぁーー・・素晴らしいわ・・マリー・・全部受け止めてあげたからね・・マリー?・・」
マリー「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
トワ「あら?死んだの?・・・あっそう」
ネット「ううぅ、マリーー・・・マリーーー」
クリムゾン「これは!・・どの生物よりも多くエネルギーが集まりましたぞ!」
トワ「なんですって!!おーーほっほっほそうですか!」
ネット「うわああああ!お前達!絶対殺してやるーーー!」
トワ「全く、うるさい人ですねー・・・そうだ・・男はどうでしょうねぇーー」
ニヤっと笑みを浮かべる
トワ「女と違って筋肉がありますから?・・さてどうでしょうねぇーー」
ネット「な、なにを・・ま、まさか・・やめろ!やめろーーー!うわああああああああああ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トワ「ふむぅ、ダメですね・・男ではカエル以下のエネルギーしか集まらないとは・・残念です」
546
:
N.T
:2018/03/26(月) 17:41:40 ID:Clb0lToU
そしてトワとクリムゾンは、男は皆殺しにし・・町の女たちを襲っては膨らまし、そして破裂させていった
女A「た、たすけて・・お腹が・・・が」
パァン!!
トワ「さて、この町はこの女が最後のようです・・どうです?」
クリムゾン「かなりのエネルギーが貯まりました、お見事です」
トワ「それで、あとどれくらいですか?」
クリムゾン「100%で換算するならば、あと99・7%です」
トワ「はいぃ!?・・これだけ集めても1%にも満たないと!?」
クリムゾン「無論です、全世界の王となるためには、こんな微量では・・」
トワ「あーーはいはいわかりました!・・はぁーーそれが貯まる前に私の寿命が尽きますよ!どうするんです!」
クリムゾン「お任せを・・では行きましょう我らが野望を叶える場所へ」
トワ「え?・・」
辺りが光に包まれた・・
547
:
N.T
:2018/03/26(月) 17:50:17 ID:Clb0lToU
そしてそれから数か月後・・・
トワ「クリムゾンさん・・話とは」
クリムゾン「これを・・」
そこには無数のカプセルが・・
トワ「なんですか、これは?」
???「グルアアア!」
トワ「ひぃい!な、なんですこの化け物は!」
クリムゾン「私が作り出した生物です・・女にしか反応せず、女しか襲わない特殊な生物です」
トワ「女しか?どういうことです?」
クリムゾン「我々だけではエネルギーを集めるのに途方もない時間がかかっていまいます、そこでこの生物に女どもを襲わせ、膨らませ、破裂させてエネルギーを集めさせるのです」
トワ「そ、そんな生物を・・」
クリムゾン「お気に召しませんか?」
トワ「いいえ・・・素晴らしい!素晴らしいですよクリムゾンさん!」
クリムゾン「光栄です・・ですがこの生物にはまだ名前がありません・・」
トワ「そうですねーー、では女を狩猟する者という事で、ハンターと名付けましょう!」
こうして、無数のハンターは作り出された・・そしてハンターは世界へと送られ、あっという間に女たちを破裂させ・・沢山のエネルギーが一瞬にして集まった
548
:
N.T
:2018/03/26(月) 18:02:08 ID:Clb0lToU
そしてそれからさらに数週間後・・
トワ「どうやら、あの星の女は絶滅したようですね」
クリムゾン「意外と早かったですね・・」
トワ「こんな小さな星ですから?仕方ないでしょー・・これからどうします?」
クリムゾン「女がいないこの星にはもはや価値はありません・・他の星へ移動しましょう」
トワ「そうですね・・そうしましょう!・・さらば我が産まれの星よ!おーーほっほっほ!」
そして・・・
クリムゾン「この星にしましょう、ではまず私が下見に行ってまいります」
トワ「そうですか、では私も」
クリムゾン「いえ、私だけで十分です、あなたはここでお待ち・・」
トワ「い、いやです!一人はもう嫌なのです!!・・ううぅ、私を一人にしないで・・うぅ・・」
クリムゾン「・・・・・・申し訳ありません・・さ、お顔をお上げください・・」
トワ「ううぅ、クリムゾンさん・・」
クリムゾン「ですが、私一人だとこの先何かと不便です・・そこで、あなたの忠実な従者を1人・・もうすぐ誕生します」
トワ「従者?・・・ハンターですか?」
クリムゾン「いえ、ハンターとは別に、ちゃんとした意思を持ち、そして完全無敵な従者です」
トワ「ほう・・」
クリムゾン「そろそろ良き頃合いでしょう・・早速その従者を遣わせましょう」
ピッ・・・ゴ――――っとカプセルが開く
???「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
トワ「お、女?・・クリムゾンさん・・これは・・」
クリムゾン「起きろ・・我らが主の御前だ」
???「・・・・・・・はい・・」
トワ「ごくっ」
謎の女がトワに近づいてくる
549
:
N.T
:2018/03/26(月) 18:10:02 ID:Clb0lToU
トワ「ク、クリムゾンさん?大丈夫なのでしょうね!」
クリムゾン「心配はありません、さぁ、挨拶しろ」
???「・・・・・・・・・・・・・・・・」
トワ「は、始めまして・・・」
???「・・・キャハ♪♪」
トワ「えっ?」
???「あなたが私の主〜!?キャハ〜♪これからよろよろ〜!!キャハ〜♪」
トワ「へっ!?・・あ、はい・・よろよろです・・えっと・・クリムゾンさん!!」
クリムゾン「むっ?・・・・むぅ・・」
トワ「クリムゾンさん!?」
クリムゾン「おい!ちゃんと挨拶せんか!」
???「え〜〜!これから長い付き合いになるんでしょ〜?そんな堅苦しいのやだなぁーー・・・キャハ♪そう思うでしょーー!」
トワ「え?・・ええ・・まぁ・・・えっと・・クリムゾンさん!!」
クリムゾン「・・・・・・(どこで間違った・・)」
液体金属特殊生命体ティナの誕生であった・・・
そして無数のハンターが作り出され、そして数多くのおんな達が犠牲になっていった・・・
そしてそれから数年後・・・Alive or Explosionへと繋がる・・・
550
:
N.T
:2018/03/26(月) 22:32:15 ID:Clb0lToU
マスター「あなたが・・あなたが私を全宇宙の王に!!あっ!」
クリムゾン「黙るんだ・・うるさいぞ」
マスターの髪を引っ張るクリムゾン
マスター「ひ、酷い・・こんなの酷すぎる・・うぅ・・」
目から涙がこぼれる
クリムゾン「ふん、お前の口からよもや酷いという言葉がでるとはな!」
さらに強く引っ張る
マスター「あっく!・・・うぅ・・信じてた・・あなたを心から信じてたのですよ・・それなのに・・あなたを・・愛していたのに・・うぅ・・」
クリムゾン「愛だと?!・・ふははははは!・・愚かだ!こいつこそ最も愚かだ!ふはははは!」
クリムゾンがマスターを引っ張っていく
マスター「あっ!・・痛っ!・・離して・・」
クリムゾン「はぁ・・・お可哀想にー・・トワよ・・」
マスター「ク、クリムゾンさん・・ひっ、ま、まさか・・やめ!」
クリムゾン「お前は新たな神となる私のための、最後の生贄となるべきお方だよ、ふははは!」
ドン!
マスター「ひっ!いやぁーーー!」
マスターはハンターが蠢く穴に突き落とされる
シュル!シュル!ガシ!
マスター「ひぃ!!は、離して!離しなさい!!」
無数の触手に捕まるマスター
明美「くっ!」
春奈「ひっ・・ひっ・・」
隆二「春奈!しっかりするんだ!」
マスター「や、やめてぇーーー!クリムゾンさん!!クリムゾンさん!!」
クリムゾがニヤリと笑みをうかべる
551
:
N.T
:2018/03/26(月) 22:49:15 ID:Clb0lToU
マスター「ひっ!や、やめなさい!私はお前たちの主ですよ!!やめ!」
ぐぐぐぐ!
マスター「ぐっ!!ぎゃあああ!」
ごぽごぽ!
マスター「ひぃ!!入ってくる!・・やめてぇーーーやだぁーーー!」
クリムゾン「嫌だと?・・お前が散々してきた事じゃないか!いつものように笑え!笑え!ふはははは!」
マスター「ううぅーー!クリムゾンさん!あなたはーーーー!ひ!!お腹がぁーーー!私のお腹がーー!」
クリムゾン「ふはははははは!どうだ!人間達よ!まさか哀れだと思ってはおるまいな?!・・ふはははは!」
マスター「やめてーーー!もうやめてーーー!ごめんなさい!ごめんなさい!・・助けて―――!」
クリムゾン「ふははははは!愉快だ!まさに愉快だ!ふはははは!」
マスター「やぁーーやぁーーー!助け!おご!!」
マスタの口の中に触手が入り込む・・そして・・
マスター「うごぉ!!!?」
ズブブブ!!・・ブチブチ!!
マスター「うごぉぉーー!!」
大量の触手が前、そして後ろの穴に大量に入り込む・・
マスター「むがぁ!!うがおおぉおーー!・・うぐおおおお!」
ブチブチ!!ごぽごぽ・・・ぷくぅーーー
マスター「うがぁあああ!・・がああああ!」
マスターの口から触手が抜ける
マスター「うわぁーーー!だずげでーーー!お父様ーーー!マリーーー!ネット様ーーーー!・・・うぐぁ!!」
ミチミチ・・
クリムゾン「最後に良い事を教えてやろう」
マスター「ぐぁ!!・・は、破裂・・しちゃ・・あああぁ!」
クリムゾン「お前の父は突然の病気で死んだのではない、この私が殺したのだ!・・身体を操って遺書を書かせた後になぁ!!」
マスター「そ、ぞんな・・・ぎっ!・・ぎゃぁあああああああああああああ!」
パア―――――――――――――――ン
クリムゾン「ふははははははははははーーー!」
マスターの腹は弾け飛び、ガクンと力なく項垂れる・・・全宇宙の王になれると信じ、クリムゾンに踊らされた者の哀れな最後であった・・
マスター・トワ・・・死亡
552
:
N.T
:2018/03/26(月) 23:06:21 ID:Clb0lToU
結城「くっ、なんてやつだ・・」
隆二「だが同情はしない・・やつのせいで何人もの人間が殺されたんだからな・・」
拓也「ああ!その通りだぜ」
明美「マスターは・・いえ・・トワは・・間違えたのよ・・愛すべき男を・・」
クリムゾン「さて・・・そろそろお前達とも決着をつけなければならんな・・だが、誤算だったぞ?まさかこの私が浚ってきた人間がここまでくるとはな」
結城「えっ!」
明美「や、やっぱり・・あなただったのね!」
結城「明美?それじゃあこいつが俺達を!?」
明美「あの時は突然の事で記憶が曖昧だったけど・・この男を見た時・・そんな気はしていた・・」
クリムゾン「ふん、だがもはやそんなことはどうでもいい!・・私はあの女のような趣味はないのでな!お前たちの恋人を膨らませようなどとは思わん!・・だから・・一瞬で消し飛ばしてやる!痛みもなく死ねることを幸運に思うのだな!」
華蓮「くっ!ここまでなのか!」
征志郎「動いてくれ僕の身体・・うわぁーー!先輩を守るんだーー!」
クリムゾン「ふははははは!」
エクス「充電・・60%・・」
明美「エクスちゃん!!・・・エクスちゃん聞こえているんでしょ!!」
クリムゾン「無駄だ、こいつにはもうお前たちの記憶はない・・諦めて消えろ」
明美「エクスちゃん!!私信じてる!!エクスちゃんはこんな奴に負けないって!!・・私達がここに連れて来れてから!ずっと一緒にだったじゃない!!」
エクス「充電・・・65%・・ろ・・65・・」
明美「エクスちゃん!!お願い思い出して!!また一緒に戦おう!!一緒に自由になろう!」
エクス「充電・・・な・・70・・な・・」
唯「エクスさん!」
拓也「エクスーー!」
華蓮「エクスーー!」
征志郎「エクスさん!」
春奈「エクスさーん!!!」
隆二「エクスーー!」
明美「エクスちゃーーーーーーーーん!!」
553
:
N.T
:2018/03/26(月) 23:20:37 ID:Clb0lToU
クリムゾン「うるさいぞ女!!」
パン!
明美「あっ!!」
結城「てってめぇーーー!明美に・・・明美に何しやがるーーー!!」
クリムゾン「なっ!なんだと!!ぐあ!!」
バキン!!!身体が動き出した結城の怒りの鉄拳が、クリムゾンの顔をとらえる
明美「ユウちゃん!!」
華蓮「おお!身体が動くぞ!」
征志郎「結城さん!」
隆二「すごいぞ結城!」
クリムゾン「・・・・・・・・・・・・・・」
結城「おらぁ!!いつまでそうしてるんだ!!」
エクス「う・・・あ・・・ね・・ねえちゃ・・ん・・・に・・い・・ちゃん・・」
クリムゾン「きさまぁーーーーー!!」
結城「ぐふぅ!!」
明美「いやぁ!ユウちゃん!!」
クリムゾン「貴様!!この神に向かってーー!」
結城「へっ!何度だってぶん殴ってやるぜ!!」
ボコン!
結城「がは!」
バゴン!
結城「ぐふぅ!」
明美「やめてーーー!ユウちゃん!ユウちゃん!!」
クリムゾン「死ねぇ!!死ねぇ!!」
結城「さ・・さっさと目を覚ませよ・・・くそボールーーーーーーーーー!」
エクス「ボ・・・・ル・・・・ボー・・・ル・・?・・・お、おれ・・・・は・・・おれは・・・俺は!!」
クリムゾン「死ねぇ!!人間!!」
エクス「俺は!!ボールじゃねぇーーーーーーーーーー!」
クリムゾン「な、なんだとぉ!!!ぐああぁーーー!」
結城「へ・・・おせぇよ・・くそボール・・・」
エクス「ボールじゃねぇ!!・・俺の名は!・・エクスだ!!」
明美「エクスちゃん!!」
奇跡は起きた・・捕らわれ記憶を消されていたエクスの、結城や明美達への記憶が戻り、クリムゾンを吹き飛ばした!
勇気ある人間達とクリムゾンとの戦いが・・ついに始まる!
554
:
N.T
:2018/03/26(月) 23:54:29 ID:Clb0lToU
クリムゾン「貴様・・・」
エクス「ここは俺に任せろ!・・兄ちゃんたちは離れているんだ!」
征志郎「僕も共に!」
華蓮「私もだ!」
エクス「いや!こいつは2人の力でどうにかなる相手じゃねぇ!みんなを頼む!」
華蓮「・・・・わかった!いくぞ征志郎!」
征志郎「はい!」
ピピ「ピィーー!」
結城「ありがとうピピ!」
明美「ユウちゃん・・私・・私・・」
結城「心配すんな明美・・俺は明美を置いて死んだりしない」
明美「うん!・・うん!・・」
エクス「へへっ!・・さぁて・・・決着つけようぜ」
クリムゾン「貴様・・貴様の主に向って・・許されると思っているのか・・」
エクス「へっ!何が主だ!・・俺の主は明美姉ちゃんだ!!お前じゃねぇ!・・・はぁーーーーーーーーー!」
エクスの身体が人型へと変形していく・・
クリムゾン「ならば貴様を破壊するしかないな!!」
エクス「やってみろ」
明美「エクスちゃん!!勝って!!」
エクス「了解だーーー!」
クリムゾン「うおおおお!!」
エクスとクリムゾンの戦いが始まった・・
クリムゾン「ふん!!」
エクス「ぐっ!」
クリムゾン「無駄だ!貴様がこの私に勝てると思ったのか!」
エクス「ぐああ!」
明美「エクスちゃん!」
結城「エクスーー!」
クリムゾン「今さら後悔しても遅いぞ・・主に逆らった罪は万死に値する・・」
エクス「へっ!後悔なんてしてない・・ぜ!!」
クリムゾン「ふん!無駄だと言っているだろう!」
エクス「ぐっは!」
華蓮「やはりあの男・・強い・・くそ!私たちにはここで見ていることしかできないのか!」
クリムゾン「諦めろ・・貴様も、あの人間達も・・死ぬ以外に未来は無い!」
エクス「へ、へへっ!・・それはどうかな!・・俺は・・俺はアムダと約束してんだよ・・姉ちゃん達は生きて帰すってな」
クリムゾン「アムダだと?・・そうか、貴様の身を隠したのはアムダか・・・」
エクス「アムダに言われてんだ・・この力を使うタイミングを間違えるなってな・・それが・・・今だぜ!!」
エクスの身体が輝きだす
クリムゾン「むっ!こ、これは・・・まさか!」
エクス「はぁーーーーーーー!」
エクスの身体がさらに変形していく
明美「エクスちゃん・・・・」
エクス「はぁーーーーー!」
結城「あ、あの姿は・・」
明美「え?」
結城「あれは・・アムダの試練の時に見た・・・やはり・・見間違いじゃなかった!!」
エクス「今度はこっちの番だぜ・・・クリムゾン!」
エクスの真の力が!・・今!!
555
:
N.T
:2018/03/27(火) 13:09:33 ID:IYyb4O06
クリムゾン「あ、ありえん・・私の手無くしてその姿になるなど・・」
明美「あれが、エクスちゃん・・すごい・・」
エクス「いくぞ!クリムゾン!・・はぁーーー!」
クリムゾン「なっ!消え!・・ぐはぁ!」
華蓮「早い!」
エクス「まだまだぁ!」
クリムゾン「ぐっ!・・この私が負けるかぁ!!」
征志郎「また消えた!!」
クリムゾン「ば・・ばかな・・ぐふぅ!!」
エクス「こっちだぁーー!」
結城「すげぇ・・・すげぇぞエクス!!」
エクス「でりゃーーーー!」
ドコドコズドンバキン!
クリムゾン「ぐっ!うおおぉああ!」
クリムゾンが壁にめり込む
クリムゾン「っぐ!・・・お、おのれぇ・・・」
エクス「これで終わらせる!はぁーーーーー!」
エクスの手にエネルギーが貯まっていく
クリムゾン「き、貴様ぁ!・・貴様などにぃぃーー!」
エクス「俺の全ての力をこの一撃に!!くらえーーーー!!」
結城「エクスーーーー!」
明美「エクスちゃーーん!」
一同「いっけーーーーーー!」
エクス「これが!想いの力だ!!エクスプロ―ジョン・ノヴァーーーー!」
クリムゾン「うおおおおぉぉーーー!うおぁあああああーーー!」
ズド――――ン!!
結城「す、すげぇ!!」
エクス「・・・・・・・・・・」
パラパラ・・・クリムゾンの身体ごと壁が破壊され、奥まで巨大な穴が開いている
隆二「や、やった・・のか?」
春奈「リュウ君・・・私達・・」
エクス「へへっ!・・終わったぜ!みんな!」
拓也「は、ははは!やった!やったんだ!」
唯「勝ったんだ!!」
華蓮「見事だ!見事だったぞ!エクス!!」
征志郎「やったーーー!ははは!」
結城「エクスーーー!おめぇー最高だぜーー!」
エクス「へへっ!今更気付いたか!」
明美「ありがとう!!・・・ありがとうエクスちゃん!!」
エクス「へへっ!・・おう!」
クリムゾンはエクスから放たれた閃光の中に消えた・・・はずだった・・
エクス「・・・!?・・」
結城「どうした?エクス?・・はっ!」
明美「う、うそ・・・」
コツ・・・コツ・・・コツ
華蓮「バ、バカな・・」
春奈「そ、そんなぁ・・」
エクス「くっ!なんてやつだ!」
クリムゾン「・・・・・・・・・ふっ」
556
:
N.T
:2018/03/27(火) 13:22:39 ID:IYyb4O06
拓也「あんなのくらって・・・生きてるのかよ・・うそだろ・・」
クリムゾン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
明美「ク、クリムゾン・・・」
クリムゾン「クリムゾン?・・・ふっふっふ・・違う・・・我は神!・・」
クリムゾンの身体から黒いオーラがつつむ
エクス「みんな!遠くへ!!」
結城「あ、ああ!!」
エクス「くそ!!俺の全ての力を込めた一撃が!」
クリムゾン「我が力は既に完全なり・・・・今ここに降臨す・・・新たな神・・・」
明美「きゃあ!」
結城「な、なんだ!辺りが真っ暗に!」
華蓮「皆!慌てるな!」
ゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・
???「我が名を刻め・・・新たなる宇宙に・・」
結城「闇が張れた・・・なっ!あ、あれは!」
エクス「あ、あれが・・真の姿・・・だってのか・・」
ナイトメア「我が名はナイトメア・・・この世の全てに君臨する新たな神!」
ついに真の姿を現した、この世の全てに君臨する新たな神・ナイトメア
557
:
N.T
:2018/03/27(火) 13:51:03 ID:IYyb4O06
エクス「ナイトメア・・・だと・・」
春奈「そ、それじゃあ・・アムダさんが言っていたのって・・・」
隆二「こいつの事だったのか!!」
ナイトメア「・・・・・・・」
隆二「・・・ぐっ・・げふぉ」
春奈「・・・・え?・・」
ナイトメア「神である我に無礼な・・」
ナイトメアの手が隆二の腹を貫通していた・・
エクス「なっ!バカな!動きが見えなかった!しかもあの距離を一瞬で!?」
隆二「が、がは!」
倒れ込む隆二
春奈「え?・・え?・・・リュウ君?・・・ひっ!いやぁーーーーーー!」
結城「隆二!!」
ナイトメア「神の御前である、ひざまずけ」
華蓮「ぐっ!な、なんて力だ!」
強力な力で全員が地面に這いつくばる
春奈「いや・・リュウ君・・死なないで・・・」
隆二「がは・・・はる・・・な・・」
エクス「くそぉーー!はぁーーーー!」
バキン!!
エクス「なっ!」
ナイトメアは微動だにしない
ナイトメア「神に触れるとは、無礼なゴミめ」
ボコン!
エクス「ぐあ!!」
ナイトメア「我が新たな宇宙を生む神聖な地・・EDENより全てが始まるのだ」
結城「EDEN・・だと?・・」
ナイトメア「我が全ての力で生みだし・・全宇宙を新たに誕生させる施設・・それがEDENだ」
明美「EDEN?・・・それじゃあ私達が連れて来られたここは・・」
ナイトメア「だが、EDENを生み出したことで力を失った我は、完全な姿へ戻るまでの間、トワを利用したのだ」
ナイトメア「そしてついに!我は既に完全なる力を取り戻したのだ!ふははははは!」
エクス「EDEN・・だと・・くそ!・・だったらそのEDENごと!お前をつぶすまでだーー!」
だが・・・エクスの身体が小さなボールの姿へと戻る
エクス「なっ!そ、そんな!」
ナイトメア「力を使い果たしたようだな・・もうこの世に我に適う者存在しない!」
バキン!
エクス「ぐあ!」
明美「エクス・・ちゃん・・」
ナイトメア「喜べ人間共・・この新たなる神のために、その命を使われたことを!」
結城「く、くそぉ・・こんなやつのためにみんな・・」
558
:
N.T
:2018/03/27(火) 14:05:06 ID:IYyb4O06
ナイトメア「お喋りがすぎたな・・人間共よ・・光栄に思え・・このEDENに葬ってやる・・」
春奈「リュ・・リュウ君・・・ずっと一緒だよ・・・」
隆二「はる・・な・・すまない・・」
華蓮「くっ・・貴様に殺されるくらいなら・・自ら腹を切る!」
征志郎「お供します・・どこまでも・・」
拓也「唯・・生きて帰してやれなくて・・ごめんな・・」
唯「ううん・・拓也と一緒だもん・・・私それだけで幸せ・・」
明美「ユウちゃん・・生まれ変わっても・・また・・一緒に・・」
結城「ああ・・勿論だぜ・・必ず一緒になろう・・」
エクス「く・・みんな・・ち、ちくしょう・・」
ナイトメア「消えるがよい・・人間共よ!」
エクス「や、やめろーーーーーーーー」
???「そうはさせないぜぇぇーー!」
ナイトメア「むっ!?・・ぐおお」
エクス「はっ!?・・な、なんだ!」
???「ふぅーあぶねぇーあぶねぇー・・どうやら危機一髪!間に合ったようだな」
唯「た、拓也!!」
拓也「ああ・・・あああ・・・ああああああぁぁ!」
笑顔になる拓也と唯
ナイトメア「きっ・・貴様!!」
拓也「ゼーーーーン!!」
ゼン「へっ!待たせたなぁ!!真打ちの登場だぜぇーー!」
危機を救ったのは、覇王ゼンであった!
物語は一気にクライマックスへと進む!!
559
:
N.T
:2018/03/28(水) 11:58:03 ID:pphMyUDI
ナイトメア「ゼン・・・ようやく現れたか!」
ゼン「へっ!なんだよ、結構見ないうちにイメチェンでもしたのかい?」
ナイトメア「ふん・・だが、貴様が現れたところで何も変わらん、力を大半失っていた時の私に敗れたのだからな!」
ゼン「はっはーー!懐かしいねぇーーそんなこともあったけなぁー?昔の事なんざ忘れちまったぜ」
ナイトメア「ならば思い出させてやろう・・」
ゼン「ぐお!!身体が・・動かねぇ!」
拓也「ゼン!!」
ナイトメア「ふははは!どうだ!思い出したかゼンよ!お前は何もできず!その無力差故に目の前で恋人を失ったのだ!」
ゼン「・・・・・・・・・・・・・」
ナイトメア「だがよくぞきた、探す手間も省けたというものだ・・・」
拓也「ゼン!!ゼーーン!!」
ナイトメア「死ね!!敗北者よ!!」
ゼン「・・・へっ!なんてな!」
バキン!!
ナイトメア「なに!?・・ぐっ!・・ぐおおああ!」
ナイトメアが遠くへ吹き飛ぶ
ゼン「だからよぉー、昔の事なんざー、忘れたって言ってんだろうがー!」
ナイトメア「ぐっ・・貴様・・」
ゼン「過去にばかりこだわって、しつこい男は嫌われんぜ?」
唯「す、すごい・・」
ゼン「当たり前だぜ!俺を誰だと思ってる!・・へっ!俺に惚れんじゃねぇぞ姉ちゃん?」
唯「えええ!?」
拓也「ちょ!おいゼン!」
ゼン「わはははは!冗談だ冗談!・・・おら、いつまでそうしてんだ!さっさと行きやがれ!」
春奈「ピピ!リュウ君を!」
ピピ「ピィーー!」
隆二「うぅ・・・はぁ・・・春奈」
春奈「ああ!リュウ君!」
拓也「行くって・・」
ゼン「てっぺんだ!・・」
上を指差すゼン
唯「てっぺん・・最上階!?」
ゼン「そうだ!・・そこにお前達が倒すべき最後の敵が・・そこにはある!」
華蓮「最後の・・敵・・」
ゼン「そこに上へ進む階段がある!さっさと行きな!・・・こいつは・・この覇王ゼンに任せなぁ!!」
560
:
N.T
:2018/03/28(水) 12:08:57 ID:pphMyUDI
拓也「・・・わかった!行こうみんな!!」
結城「ああ!立てるか?明美」
明美「うん!大丈夫!」
隆二「いくぞ!最上階へ!」
春奈「うん!」
ナイトメア「愚かな・・行かせると思ったか!!」
ナイトメアが闇の閃光を放つ
唯「きゃあ!」
ゼン「おおっと!そうはさせねぇぜ、ってなぁ!」
ナイトメア「ぐっ!」
ゼン「あーそうそう、あともう1つ伝えることがあんだ!」
拓也「え?」
ゼン「この上の階で、お前達を待っているやつがいる」
唯「私達を?・・・誰?」
ゼン「そいつは会ってのお楽しみってな!・・もう話はそれだけだ!さぁ行け!!」
拓也「ああ!ゼン・・また会えるよな!!」
ゼン「へっ!当たり前だろう!・・・・おら!邪魔だ!・・さっさと行きやがれ!」
拓也「わかった!絶対だからな!絶対だぞゼン!」
結城「みんな行こう!」
結城達が上の階へ走る
ナイトメア「させるかぁーー!」
ゼン「おーーっと!お前の相手は俺だぜーー!」
ナイトメア「ゼン!!おのれぇぇぇーー!」
561
:
N.T
:2018/03/28(水) 12:25:14 ID:pphMyUDI
30、目指すは最上階!!そして奇跡の再会へ・・・最終決戦・・覇王ゼンVS邪神ナイトメア
結城「みんな急ごう!」
隆二「ああ!ゼンが作ってくれたこのチャンスを逃すわけにはいかない!」
華蓮「最上階に何かがある!・・ならば!それを討つのが我らの役目だ!」
征志郎「はい!」
唯「でも私達を持っているっていう人も気になります!」
春奈「上の階って言ってました・・そうじゃあこの階のこと?・・」
拓也「そういうことになるな!・・だが俺達は進むだけだぜ!そうすれば自ずと会えるだろうぜ!」
明美「行きましょう!みんな!」
結城「あっ!おい!あれ!」
ガーディアンA「なんだお前ら!止まれーー!」
華蓮「押しとおる!!はぁーー!」
ガーディアンA「ぐああ!」
ガーディアンB「誰か増員を!侵入者だーー!」
結城「なにが侵入者だ!お前たちが連れてきたくせによーー!」
征志郎「その通りです!てゃー!」
多数のガーディアンが倒れる
春奈「いっぱい集まってきましたーー!」
隆二「だが進むしかない!みんな気を付けろ!」
ドン!ドン!隆二も銃で応戦する
拓也「これでもくらえーー!ビリビリ玉だーー!」
ガーディアンC「ぎゃあびびびび!」
結城「てかよ!本当のこのまま進んで道あってるのかぁー?!」
春奈「あっ!きゃあああ!」
隆二「しまった!春奈!!!」
ガーディアン「動くなーー!動けばこの女を殺すぞ!」
春奈「あ・・あう・・」
華蓮「くっ!卑怯な!」
コツ・・・コツ・・・
ガーディアン「武器を捨てろーー!・・おい!誰か来てくれーー!」
コツ・・・コツ・・・コツ・・・・
ガーディアン「どうした!早くだれか!・・応答しろ!」
隆二「・・・はっ!?」
コツ・・・コツ・・・コツ・・・・・
???「ねぇ、あんた・・・」
562
:
N.T
:2018/03/28(水) 12:37:56 ID:pphMyUDI
ガーディアン「はっ!誰だ!!・・なっ!」
春奈「ううぅ・・」
???「私の妹に触らないでくれる?」
ガーディアン「そ、そんな!ああ!いつ見ても美し・・ぎゃああああぁぁぁーー!」
春奈「きゃ!」
隆二「これは・・夢か・・あっ、はは・・」
隆二の顔に笑みが
春奈「リュウ君・・?・・みんな?・・」
???「もう・・あんたって本当にすぐピンチになるわね?」
春奈「え?・・その声・・」
春奈が振り向く・・
春奈「あっ・・ああ・・・」
???「さぁ、一緒に行くわよ?・・約束でしょ?」
春奈「うぅ・・ううぅぅ・・うわぁぁーーん!アムダさーーーん!」
アムダ「あっ、もう・・ホント泣き虫なんだから・・」
春奈の危機を救ったのは・・未来を託して死んだと思われていたアムダであった・・
隆二「アムダ!生きていたのか!」
結城「アムダ!!はは!いやっほーー!」
春奈「アムダさんがーー!アムダさんが生きてたぁーー!うわぁあああん!アムダさーーん!」
一同の顔に笑顔が・・そして涙が浮ぶ・・
563
:
N.T
:2018/03/31(土) 13:16:11 ID:hcLivtCQ
ゼン「さてと・・そろそろ始めるかい」
ナイトメア「ゼン・・どこまでも不快な存在よ・・」
ゼン「へっ!奇遇だな!俺もお前が不快だぜ!」
コツ・・・コツ・・・
ガーディアン隊長「・・・・・・・・・・」
ナイトメア「んっ?・・お前!今まで何をしていた!!」
ゼン「よう、来たか!・・だが残念だったな、今さら来たってお前の出番はねぇぞー?」
ガーディアン隊長「ふん・・」
ナイトメア「どういうことだ!・・!?・・・お前・・何者だ!」
ガーディアン隊長がヘルメットを脱ぐ・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
隆二「アムダ・・あの時俺達を守って死んだと思っていた・・・」
アムダ「私もあの時死ぬつもりだったわ・・でも・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
グサッ!ドスッ!ズバァ!!・・・・・・・・
アムダ「はっ!」
ガーディアン達「ぐああ!」
ガーディアン隊長「な、何!!お前は!」
ゼン「ふぅーー、間に合ってよかったぜ」
アムダ「ゼン!?・・あんた!」
ガーディアン隊長「ゼン!!やはり裏切っていたか!!」
ゼン「そんなことより・・ほら、後ろ後ろ」
ガーディアン隊長「何!?・・ぐっ!・・ぐあ!!」
ザシュン!
セト「・・・・・・・・・・・」
アムダ「ゼン・・」
ゼン「たくっ!お前にはまだやることが残ってんだろうが!簡単に諦めんじゃねぇよー」
アムダ「私は助けてほしいなんて思っていなかったわ!・・やっと死ねるって思ったのに・・ようやく妹の元に行ってあげられるって思ってたのに・・」
ゼン「アムダ、お前の過去に何があったかは知らねぇけどな、お前の妹は姉に死んでほしいって思う妹だったのかい?」
アムダ「そ、それは・・」
ゼン「そんなに妹の事想ってんならよ、妹が何を望んでいるのかくらいわかるんじゃねぇのか?・・・まっ!俺が偉そうに言えた事じゃねぇか!わはは!」
アムダ「でも・・どんな理由があるとはいえ罪もない人間を殺し過ぎた・・私は堕天使アムダよ!・・そんな私にこれ以上どうしろと!?」
ゼン「堕天使アムダーー?・・何言ってんだ、そいつなら今さっき死んだろうが」
アムダ「えっ?・・」
ゼン「堕天使アムダは今死んだ・・今俺の目の前にいるのは、妹の仇を打つために戦う女、アムダだぜ!」
アムダ「ゼン・・・」
ゼン「それに、まだ守ってやらねきゃいけないのがここに残ってんだろ?」
アムダ「春奈・・・・・」
セト「ゼン・・俺は手筈道理に行く・・いいな?」
アムダ「おう!任せたぜ!・・はっはぁーー!似合ってんぜ!セト!」
そこにはガーディアン隊長のヘルメットと服を着たセトが・・
セト「ふん・・」
564
:
N.T
:2018/03/31(土) 21:11:20 ID:hcLivtCQ
ゼン「行ったか・・さてと、俺もそろそろ動くとしようかねぇー、んじゃなアムダ!」
アムダ「ちょ!ちょっと待ちなさいよ!・・私、これからどうしたら・・」
ゼン「あん?知るかそんなことー、お前はもう死んだことになってるんだ、もう自由に動けんだぜ」
アムダ「それは・・でも、今私は残された力も僅かで、普通の人間と変わりないし・・・あんた!私を助けにきたのなら、最後まで助けなさいよ!」
ゼン「意外とめんどくせぇー女なんだな、お前・・」
アムダ「な、なんですってーー!」
ゼン「たく、仕方ねぇなぁー・・ならあそこに行くぞ!ついてきな!」
アムダ「え?・・ええ」
アムダはゼンに案内されるままついていく
アムダ「こ、ここはいったい・・・」
ゼン「傷ついたハンターや、お前みたいに力を失ったやつを回復させる施設だぜ」
アムダ「そんな所が・・ゼン、あんたこんな所知ってたのね・・」
ゼン「前にセトが言ってたんだ」
アムダ「あー、そういうこと・・・」
565
:
N.T
:2018/03/31(土) 21:35:00 ID:hcLivtCQ
ピッピッ
ゼン「丁度いい、エネルギーもたんまりだ!これだけありゃ十分だろうぜ!・・おら!さっさと入んな!俺には時間がねぇんだ!」
アムダ「ええ、わかったわ・・」
アムダがカプセルの中に入る
ゼン「行くぜー?」
ピッピッ! ブゥーン
アムダ「みんな・・・春奈・・待ってて・・必ず生きて帰してあげるから・・」
そして・・・
ゼン「はっはー!あんなにあったエネルギーが空っぽだぜ!・・どうだー?アムダ!腹パンパンかー?」
アムダ「変な言い方しないでくれる?・・そうね、まだフルパワーではないけど・・これだけあれば十分よ」
ゼン「そうか、そりゃよかったな」
アムダ「えっと・・ゼン・・・・ありがとう・・」
ゼン「へっ!・・んじゃ、そろそろ見返りもらうとするか」
アムダ「見返り?」
ゼン「俺は覇王だぜ?善意で助けるわけねぇーだろ?」
そういうとアムダに近づいていくゼン
アムダ「えっ?・・ちょっと・・・」
ゼン「アムダ・・・」
アムダ「あんたまさか・・ちょ、ちょっと待って!・・いきなりそんなこと言われても心の準備が!・・・そっ、それにこんな所で!?」
ゼンがアムダの目の前に立つ
アムダ「まっ、待って!・・実は私・・私そういうのまだ!・・」
ゼン「俺がクリムゾンを倒す」
アムダ「えっ?・・」
ゼン「お前は人間達を頼む、そうすれば俺はやつに集中できる」
アムダ「ゼン・・・あいつは私の妹の仇なの・・・でも・・・いいわ、私の恨みと妹の無念を・・あなたに託すわ」
ゼン「交渉成立だな!・・・なんだと思ったんだよ、そんな震えて」
アムダ「う、うるさいわね!!ほっといてよ!」
赤面するアムダ
ゼン「んじゃな!俺は行くぜ!」
アムダ「・・・ゼン!・・・必ずあいつを倒して!・・絶対よ!」
ゼン「へっ!おうよ!・・・・お前、意外とエッチな想像すんだな!はっはっはーー!」
アムダ「ゼ、ゼン!・・あんたねぇーーー!」
またしても赤面するアムダ・・そして部屋を出ていくゼン
アムダ「ゼン・・・絶対よ・・」
566
:
N.T
:2018/03/31(土) 21:52:46 ID:hcLivtCQ
ゼン「セト、ご苦労さん!色々助かったぜ!」
セト「勘違いするな、お前のためではない・・あれがクリムゾンの真の姿か・・」
ナイトメア「それでは・・まさかアムダのやつも!?」
ゼン「正解だ!今頃あいつらと合流してるだろうぜ!」
ナイトメア「どいつもこいつも・・・許さん・・許さんぞゴミ共がーーー!!」
ゼン「セト、あいつらを頼む」
セト「俺に指図するな、お前の命令など聞かん」
ゼン「頼む・・・セト」
セト「・・・・・・ふん、お前に言われなくてもそうするつもりだ」
ゼン「そうかい、頼んだぜ!」
セト「・・・ゼン」
ゼン「なんだー?」
セト「勝てるんだな?・・やつに」
ゼン「ああ!勿論だぜ!俺を信用しろよ相棒!」
セト「・・・・信じるぞ・・」
セトが階段を素早くあがっていく
ゼン「ああ」
ナイトメア「全てを消し去ってくれよう!!この神の手によって!!」
ゼン「へっ!おもしれぇーー!やれるもんならーーー!やってもらおうかぁーーー!」
ズド――ン!!ついにゼンとナイトメアがぶつかり合う
567
:
N.T
:2018/04/01(日) 00:32:24 ID:liXXcTYw
アムダ「というわけよ」
隆二「そうか・・ゼンが・・」
春奈「うぅーーひっく!アムダさんが生きて・・ううぅ」
アムダ「あんた、いつまで泣いてんのよー、まだ終わったわけじゃないのよ?」
春奈「う、うん・・そうだよね・・ぐすっ!・・・うん!もう大丈夫!」
結城「よっしゃ!それじゃあ行こうぜ!!!」
明美「ええ!最上階に!」
拓也「うおおおお!誰にも負ける気がしねぇーーぜーー!」
アムダ「ふふっ、それじゃあ行くわよ!」
春奈「うん!」
アムダを加え、改めて最上階へと走る
ガーディアンA「いたぞーー!こっちだーー!」
アムダ「邪魔よ!!」
無数のガーディアン達が吹き飛んでいく
結城「すげぇ!さすがアムダだぜ!」
華蓮「ああ!心強い!・・だが!てやぁーー!」
ガーディアン「ぐああ!」
征志郎「僕達だって戦えます!・・はぁーーー!」
ガーディアン「ぎゃ!」
アムダ「こっちよ!」
12階・・
隆二「ちっ!この階にもガーディアンが!」
バン!バン!
春奈「アムダさん!あそこ!」
アムダ「ええ!わかってるわ!」
ガーディアン「ぐああ!」
隆二「よし!この調子で進むぞ!」
明美「エクスちゃん、身体は大丈夫?」
エクス「ああ、大丈夫だ・・心配かけるな、姉ちゃん」
明美「ううん、いいの・・ゆっくり休んでて」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ゼン「おらぁーーー!」
ナイトメア「無駄だぁ!!」
ゼンとナイトメアの白熱した戦いが繰り広げられていた
ナイトメア「(強い・・これがゼンの力だというのか・・)」
ゼン「どうしたー!この程度じゃねぇよなぁーー!」
ガキン!!
ナイトメア「図に乗るなぁ―!!」
黒い光線を放つナイトメア
ゼン「おっと!」
ナイトメア「ふははは!もらったぁー!」
ズン!!
ナイトメア「ぐはぁ!・・」
メキメキ・・っと、ナイトメアの腹部にゼンの重い拳がめり込む
568
:
N.T
:2018/04/03(火) 17:44:52 ID:tlSXqlF6
ナイトメア「うおぉ!・・おおぉ!」
ゼン「どうしたー!てめぇの力ってのはそんなものだったのかい?」
ナイトメア「ゼン・・貴様・・」
ゼン「はっはー!それとも俺が強すぎだのかー?!」
ナイトメア「・・・いいだろう・・」
ゼン「あん?」
ナイトメア「認めてやる、お前を我が野望最後の敵と!はぁああああー!」
ナイトメアの身体の周りに黒いオーラが・・
ゼン「へっ!そいつはどうも!嬉しくも何ともないぜぇーー!」
14階
アムダ「みんな!大丈夫ね?!」
結城「ああ!大丈夫だ!」
隆二「勿論だ!進むぞ!」
拓也「だけどさすがに進むにつれて敵が増えてきやがったな!」
華蓮「問題ない!押しとおる!」
ガーディアン「ぎゃ!」
アムダ「あそこから上に上がれるわ!行くわよ!」
征志郎「てやぁ!」
ガーディアン「ぐぉ!」
15階
春奈「はぁーーはぁーー」
隆二「大丈夫か?春奈」
春奈「う、うん・・大丈夫・・」
アムダ「でも休んでいる余裕はないわ、頑張るのよ?」
春奈「うん!・・アムダさんを信じてますから」
隆二「・・・・・・」
結城「何不機嫌そうな顔してんだよ隆二」
隆二「うるさい!」
結城「うわぁ!銃こっちに向けるな!」
ガーディアン「いたぞーー!こっちだー!」
唯「な、なんて数なの!?・・」
今まで以上の無数のガーディアンが迫る
アムダ「くっ!だけどこんな所で止まってはいられないわ!・・私が道を作るから!あなた達はその隙に進みなさい!」
春奈「そんな!アムダさん!」
アムダ「私は平気よ、後ですぐ追いつくから・・」
春奈「アムダさん・・」
アムダ「それじゃあ、行くわよ!」
その時だった・・・・
569
:
N.T
:2018/04/03(火) 18:00:21 ID:tlSXqlF6
ガーディアンA「うわ!なんだこれは!」
ガーディアンB「身体が・・沈んでいく・・うわぁー!」
床に影が広がり、無数のガーディアンが沈み消えていく
アムダ「これは・・もしかして!」
ヤミ「アムダお姉ちゃんと隆二ちゃんの邪魔させないもん・・」
隆二、アムダ「ヤミ!!」
ヤミ「ここはヤミに任せて・・私がいる限り誰も追ってこないから・・」
春奈「ありがとう!ヤミちゃん!」
ヤミ「当然だよ・・だって、私の隆二ちゃんのためだもん」
春奈「ちっ、違うもん!!リュウ君は私のリュウ君だもん!!」
隆二「春奈!今はそんなこと言ってる場合じゃないだろ!」
アムダ「無理しちゃだめよ?いい?」
ヤミ「うん」
アムダ「行くわよ!みんな!」
結城「わかった!」
ガーディアン「待て!行かせるか、ぐあぁぁぁ!」
ヤミ「だーめ・・ここから先へ行かせないもん・・ヤミ・・偉い?」
ニヤッと笑みを浮かべる
ガーディアン「ひぃ!」
570
:
N.T
:2018/04/03(火) 18:12:40 ID:tlSXqlF6
16階
拓也「なっ!あれは!!」
ハンター「ぐるるるる!」
唯「ひっ!ハンター!?」
明美「しかもあんなにいっぱい!」
征志郎「ここは僕が囮になります!そのうちに皆さんは進んでください!」
華蓮「ま、待て!征志郎!」
征志郎「僕を見ろー!!」
ハンター「ぐるるる!ぐるぁあああ!」
征志郎「よ、よし!なんか複雑ですけど・・僕を女だと勘違いしてるみたいだ!これなら!・・僕は女だぞーー!追ってこーい!!」
華蓮「せ、征志郎〜・・お前ってやつは・・」
ガクッと力が抜けたように項垂れる華蓮
結城「でもおかげでハンターがいなくなったぞ!」
華蓮「あ、ああ・・そうだな・・進むぞ!」
征志郎「ここまでくれば十分でしょうか?・・・」
ハンター「ぐるるるーー!」
無数のハンターが迫る
征志郎「残念だったですね!!僕は男ですよ!」
征志郎が上着をめくる
ハンター「グルァ!?・・・・・・・・・・グルァーー!」
征志郎「あ、あれぇーー!?」
一瞬止まったハンター達だったが、すぐにまた襲い掛かる
征志郎「僕は・・僕は本当に男なんだぁぁああああーー!」
ザシュン!ズバァ!!
571
:
N.T
:2018/04/03(火) 18:30:13 ID:tlSXqlF6
17階
アムダ「はぁーー!」
ガーディアン「ぐああ!」
華蓮「くそ!ここにもハンターが!・・たぁああ!」
ハンター「キシャー!!」
隆二「最上階はもうすぐだ!」
拓也「ここが踏ん張り所だぜぇ!」
ガーディアン「ぐああぁ!」
明美「あ!あれを!行き止まりよ!」
アムダ「こんな所に壁なんて!・・でも問題ないわ!こんな壁!」
アムダが閃光を放つ・・が、壁に当たる前に消滅する
アムダ「なっ!」
ガーディアン「その壁は特殊な力で守られている!壊そうとしても無駄だ!捕まえろー!」
華蓮「ここはやるしかない!私が相手だ!くるがいい!」
ガーディアン「うおおおおおー!」
その時だった・・ミシミシミシ・・
ガーディアン「な、なんだ!?うわぁーーー!」
ボコォーーーーーン!!っと地面が吹き飛ぶ
結城「な、なんだ!」
唯「あっ!あの人は!」
セト「どうやら追いついたようだな・・」
拓也「セト!」
ガーディアン「くそ!なにがおこっている!何なのだあいつらは!・・・ぐああ!」
ザシュン!ズバァ!
セト「ふん」
拓也「は、はえぇ!さすがだぜー!」
唯「で、でもなぜ地面から・・」
セト「奇妙な娘がなかなか通してくれなかったのでな・・」
セト「離れていろ・・・・・・・・・破!」
ボコォン!!っと壁に大きな穴が開く
唯「す、すごい・・」
セト「いくぞ」
アムダ「ええ!みんな!進むわよ!」
572
:
N.T
:2018/04/03(火) 18:56:55 ID:tlSXqlF6
ナイトメア「ふん!!」
ゼン「でりゃあー!」
ガキン!!ドゴン!!バキン!
ナイトメア「うおおぉーー!」
巨大な闇の玉を投げ飛ばす
ゼン「そんなの効かねぇぞ!おらぁーー!」
ガキキキキン!
ゼン「なっ!」
ボコォン!っと大爆発が起きる
ナイトメア「ふっ、ふはははは!」
ゼン「ちっ、こうこなくちゃ面白くねぇ・・」
傷を負ったゼンだが・・
ナイトメア「貴様の存在を完全に滅してくれよう」
ゼン「へっ!おもしれぇ!やってみやがれってんだぁーー!」
ナイトメア「うぉおおお!」
ゼン「おらぁーー!」
ガキン!ガキィン!!
18階
ガーディアン「まてーー!」
拓也「もう追手が!・・しかもすげぇー数!?」
セト「先に行け」
ビュン!!っとセトが素早い動きで斬りかかる
ナイトメア「はぁーーはぁーー、おのれぇ・・ゼン!」
ゼン「ぜーーぜーー・・へっ!まったく!しぶといやつだぜ」
ナイトメア「お、おおお・・おおおおお」
ゼン「?・・」
ナイトメア「こっ、この神であるこの私の身体に・・これほどの傷が・・」
ナイトメア「おのれ・・おのれぇ・・貴様さえ・・・貴様さえ・・・」
ぐっと拳に力が入り、フルフルと揺れる
ナイトメア「貴様さえ!!あの時殺せておけばぁぁぁぁぁーーーー!!」
ゼン「へっ!そいつは残念だったなぁーーー!後悔しても遅いぜぇーーー!」
ボコォン!
互いの拳がぶつかり合う
573
:
N.T
:2018/04/04(水) 11:13:24 ID:3Xo0UzGM
19階
アムダ「みんな!この上が最上階よ!」
華蓮「はぁーーー!」
ガーディアン「ぎゃあ!」
征志郎「てやぁーー!」
ガーディアン「ぐああ!」
拓也「ゼンが言ってた最後の敵が・・・この上に!」
結城「一体何が・・・」
明美「でも行くしかないなら!」
春奈「うん!」
結城「そうだな!みんなもう一息だ!」
アムダ「道を開けなさい!」
ガーディアン「うわぁぁー!」
結城達は走る・・最上階へ・・
ゼン「おらぁーー!」
ナイトメア「うおおぉぉー!!」
ゼンとナイトメアの白熱した戦いは続き、既に両者の身体には無数の傷が・・
ナイトメア「この私が・・貴様などに負けるはずがない!・・この私は神だ!神にひざまずけーー!」
ゼン「俺は神なんざ信じてないんでなぁーー!神だろうが仏だろうが知ったこっちゃねぇ!ただおめぇをぶっ倒すだけだ!」
ボコン!!
ナイトメア「ぐふぅ!!」
ゼン「それによぉー、俺は前々から神様ってやつが本当にいるなら、この手でぶん殴ってやりたいって思ってたんだ!・・お前がその神だってんならー!」
ナイトメア「!?」
ゼン「好都合ってなぁーー!」
ナイトメア「調子にのるなぁーー!」
ゼンとナイトメアの戦いは凄まじく、周辺は吹き飛び、瓦礫の山となる
ハンターを作り出す施設も、巨大な機器も全てが破壊されていく・・
だが2人の戦いは止まらない・・どちらかが倒れるまで・・
574
:
N.T
:2018/04/04(水) 11:38:49 ID:3Xo0UzGM
ヤミ「隆二ちゃん達・・大丈夫かな?・・ヤミ心配・・」
ガーディアン「うわぁーー!」
ヤミ「でも、アムダお姉ちゃんも一緒だもん、きっと大丈夫だよね?・・うふふふ」
ガーディアン「あの奇妙な子供がいるせいでここから先へ進めんぞ!どうしたらいい!」
ヤミ「カッチーン・・・消えちゃえ」
ガーディアン「ひぃ!うわぁーー!」
セト「よし、粗方始末したようだ・・追うとするか・・」
セト「ゼン・・・敗れることは許さんぞ・・」
ゼン「うおおおぉぉーー!」
ナイトメア「ぐっはぁ!・・きさま・・どこからそんな力が・・」
ゼン「俺は負けられないんでな・・俺が守れなかった大事な仲間のためにもだ!」
ナイトメア「ふっ・・ふはははは!貴様がもしこの私を倒せても!お前がしてきた罪が一生消えることは無い!・・誰も感謝などせん!お前は地獄に落ちる!・・悪の存在としてなぁ!!」
ゼン「へっ!望むところだ!地獄だろうがなんだろうが行ってやらぁ!・・だがその前に・・」
ゼンが武器を手に取り、それを天にかざす
ゼン「これが俺の最後の戦いだ!!みんな!見ていてくれ!!」
ゼン「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ゼンが大声で吠える!死した仲間に届くように・・
セト「はっ!・・・ゼン!・・ゼンの声が!・・」
遠く離れたセトにも、ゼンの声が心に響く・・
セト「・・うっ・・うう」
セトの目に涙が浮び、膝が地に着く
セト「アレン、ゴンズ、ココロ・・・レイミ・・聞こえたか?見えているか?・・」
セトが両手を上に上げ
セト「帰ってきた・・・俺達の英雄が!!帰ってきたぞおおぉぉぉーーー!」
かつて共に戦った仲間の心に、ゼンの声は確かに響く・・・・それはまさしく・・慕い、憧れ、そして信じた英雄の帰還を確信させた
ゼン「さぁ!!決着をつけようかぁーー!!」
575
:
名無しさん
:2018/04/30(月) 11:40:37 ID:CQk4RDkg
ゼン達「うおおおおお!!」
ナイトメアに超強烈な一撃が食らう。
576
:
N.T
:2018/04/30(月) 12:00:20 ID:2TK0UQjg
ここがリレー小説版なのは承知していますが、Alive or Explosionや膨張少女アケミは個人でやらせてもらっている小説ですので繋げて続きを更新しないようにお願いします
577
:
N.T
:2018/04/30(月) 13:18:46 ID:2TK0UQjg
結城達はついに20階へ到着した
結城「やっとついたぜ・・はぁーはぁー・・」
明美「ここが・・最上階・・明らかに今までと雰囲気が違う・・」
そこは、埋め尽くさんばかりの機械で埋め尽くされた、とてつもなく広い部屋・・
拓也「ゼンの言っていた最後の敵って・・・」
唯「見る限る誰もいないけど・・」
アムダ「さぁみんな、探すわよ!」
春奈「アムダさん?・・何を探すの?」
アムダ「真の最上階へと進む道をよ」
隆二「真の最上階だと?!・・どういうことだ!」
アムダ「私の予感が正しければ・・あれがあるはず・・そうだとしたら時間がないわ!手分けして探すのよ!」
隆二「わかった!・・怪しいものを見つけたら知らせる!」
ガーディアン「捕まえろーーーー!」
明美「ガーディアンがそこまで追ってきてるわ!」
華蓮「ここは私に任せろ!皆はアムダと共に探すんだ!」
結城「いくぞ明美!」
明美「ええ!」
アムダ「マスター達の野望を実現させる物・・きっと!きっとあれがあるはず!・・」
華蓮「はぁーーー!」
ズバァ!グサァ!
ガーディアン「ぐああ!」
結城「隆二!そっちはどうだ!」
隆二「それらしきものは見当たらない!」
拓也「俺の方もだ!」
結城達は辺りを隈なく探す・・だが、真の最上階への道らしきものが見つからず時間だけが過ぎていく
アムダ「くそ!どこにあるのよ!」
春奈「落ち着いて、アムダさん」
アムダ「ああ、ごめんなさいね・・大丈夫よ」
華蓮「はぁーはぁー・・まだか!さすがにこのままでは!」
ガーディアン「今だーー!」
隆二「華蓮!!」
華蓮「くっ!しまった!」
ズバァ!!!
ガーディアン「ぐあああ!」
ガーディアン「うわーー!」
征志郎「華蓮には指一本触れさせません!」
華蓮「征志郎!!」
征志郎「すいません!遅くなりまし・・わわっ!」
華蓮が征志郎に抱き付く
華蓮「無事でよかった・・心配させないでくれ・・」
征志郎「ご、ごめんなさい・・」
578
:
N.T
:2018/04/30(月) 13:19:33 ID:2TK0UQjg
セト「そんなことをしている余裕がないはずだぞ」
征志郎「わっ!すいません!」
拓也「セトさん!」
唯「セトさん!何か知りませんか!最上階へ進む方法を!」
セト「そのために俺がきた、任せておけ」
セト「アムダよ、やみくもに探しても見つからんぞ・」
セトが機械を操作し始める・・・・・・
セト「離れろ」
結城「あ、ああ!みんな!離れよう!」
セト「そしてこれを・・」
セトが謎の鍵を取り出し、機械へ差し込む・・・ごごごごご
アムダ「こ、これは!」
強大な機械が2つに分かれ・・そこに道が出現する
セト「最上階へ進むには、この鍵が必要なのだ」
隆二「道が・・・それじゃあこの先に」
結城「真の最上階が・・」
セト「さぁ、行け!俺はここで追っ手を食い止める」
アムダ「わかったわ、行くわよ!みんな!」
拓也「セト!絶対に死んじゃだめだからな!まだ俺!ちゃんとお礼出来てないから!」
セト「ふんっ、そんなもの不要だ・・・行け!」
拓也「ああ!行こう!唯!」
唯「ええ!」
結城達が現れた道を進むんでいく
セト「礼を言うのはこっちだ拓也・・・お前たちなら必ず成し遂げると信じているぞ」
ガーディアン「行かせるなーー!」
セト「この先へは行かせんぞ!進みたくば・・このセトを倒してからにするがいい!」
579
:
N.T
:2018/04/30(月) 13:24:51 ID:2TK0UQjg
ナイトメア「ぐっ!・・はぁーーー!」
ゼン「でりゃああ!」
ガキン!!ガキン!・・・ピーピーピー
ナイトメア「むっ!?」
ゼン「?」
ナイトメア「ま、まさかあの人間共!!」
ゼン「へっ!どうやらついたみたいだなー、やるじゃねぇか・・はっはぁ!どうする大将!あれを起動させるために鍵も人間達の所にある!てめぇの野望ってやつも、もう終わりが近いみたいだなぁ!」
ナイトメア「ふっ・・ふっふっふ・・・」
ゼン「あん?・・何がおかしい」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アムダ「これで上に上がれるわ、みんな乗って!」
結城「これは・・エレベーターみたいなもんか?」
明美「これで最上階に上がれるのね」
隆二「みんな乗ったぞ!」
アムダ「それじゃあ行くわよ!」
ピッ!・・ブゥーン
拓也「おお!上がっていくぞ!」
アムダ「落ちないように注意して」
春奈「うん!」
結城「この上に・・・いったい何が・・」
明美「いるのね・・・最後の敵が・・」
ブゥーン・・
ピピ「ピッ!?・・」
春奈「ピピ?どうしたの?」
ピピが突然震えはじめる
アムダ「この子のこの反応・・・やはりここにあるのは・・」
隆二「アムダ、一体何があるんだ?」
アムダ「いえ・・予想通りじゃないと・・・祈りたいわ・・・」
結城「見ろ!もうすぐ最上階だ!」
春奈「ピピ、落ち着いて・・大丈夫だから・・」
ピピ「ピィ・・ピィィィ」
拓也「待ってろゼン・・最後の敵ってやつを倒してくるぜ」
華蓮「皆油断するな!最上階に着くぞ!」
そして結城達は・・真の最上階へ・・・
アムダ「なっ・・なんてこと・・・」
ピピ「ピィィィーー!!」
そこには巨大な大砲が君臨していた・・・
580
:
N.T
:2018/04/30(月) 13:42:33 ID:2TK0UQjg
結城「大砲?」
明美「ユ・・ユウちゃん・・周りも見て・・」
結城「な、なんだここ・・」
そこは全面ガラス張りで、久しく見ることになる空や外が一望できていた
隆二「ま、まさか・・それじゃあここは・・・」
春奈「浮いて・・・いるの?・・」
アムダ「そうよ・・・この施設はね・・大気圏に浮く巨大施設なのよ」
唯「ひっ!!う、上を!!」
拓也「上?・・うっ、うわぁーー!」
女A「うっ・・ああ・・たすけて・・・たすけ・・て」
女B「くるし・・・だれか・・・」
明美「ひぃ!!」
上を向くと、そこにはお腹が破裂寸前にまで膨らまされた無数の女たちが吊り上げられていた
華蓮「なんて酷い事を!」
???「おーーい!こっちだ!助けてくれーー!」
征志郎「あっ!あそこです!」
男A「あんた達!頼む!ここから出してくれ!」
巨大な檻に入れられた無数の男たちがそこにいた
華蓮「参加者が見当たらない理由がわかった!皆ここに捕らわれていたのか!・・いくぞ征志郎!」
征志郎「はい!」
エクス「くっ」
明美「エクスちゃん!気がついたのね!」
エクス「こ、ここは・・」
明美「最上階よ」
エクス「へへっ、ついにきたんだな・・・」
明美「あ、もう動いて大丈夫なの?」
エクス「ああ、大丈夫だ・・・・よう、ようやく会えたな・・もう一つの・・俺!!」
明美「え?・・」
アムダ「パンドラ・・」
結城「パンドラ?・・」
アムダ「エクス・・・あなたやはり・・・」
エクス「・・・・・・・・」
581
:
N.T
:2018/05/11(金) 13:32:36 ID:/NH6eDG2
明美「アムダさん・・・パンドラって?」
アムダ「遥か昔・・神々が宇宙を作り出す際に用いたと伝わる神機よ・・その強大なエネルギーでビックバンを起こし、宇宙が生まれたと言われているわ」
結城「そ、それじゃあ!そんなのがここにあるってことは!?」
アムダ「マスター達の・・いえ、クリムゾンの目的は、神機パンドラを使って再度ビックバンを引き起こし、宇宙そのものを作り変える事だったのね」
ピピ「ピィー!ピピィー!」
春奈「ピピ・・パンドラを目にしてからずっと震えて・・」
アムダ「無理もないわ、この子は聖竜の子・・聖竜は神々からこのパンドラを監視する役目を担ったドラゴン・・そして最もパンドラの恐ろしさを知る存在」
アムダ「だからこの子も本能的に恐れているのよ、このパンドラをね」
隆二「そういうことだったのか・・」
春奈「ピピ?大丈夫だから・・怖がらないで・・ね?」
ピピ「ピィ・・」
アムダ「おそらくクリムゾンがこのパンドラに目をつけ、運び出した際に聖竜の卵も混ざっていたのでしょう」
男A「ありがとう!待ってろ!今助けるからな!」
男B「今下ろしてやるからなー!」
華蓮によって牢が開けられ、監禁されていた男たちが一斉に飛び出す
582
:
N.T
:2018/05/11(金) 13:55:50 ID:/NH6eDG2
アムダ「先にあの子達を下ろしてあげた方がいいわね、手伝って!」
隆二「わかった!」
結城「ああ!」
お腹が破裂寸前まで膨らまされ、天井に吊るされた女達を下ろしていく
女A「い・・痛い・・苦しい・・」
アムダ「我慢なさい、もうすぐ楽になるわ」
女B「助けて・・早く・・助け・・て・・」
結城「でかい脚立があったぜ!これで届くはずだ!」
そして女達を1人1人下ろしていく
女A「う・・ううぅ」
男A「ああ!ありがとう!・・もう大丈夫だからな!」
唯「た、拓也!あの人!」
拓也「え?・・ああ!」
明人「礼美!礼美!」
礼美「明人・・・お腹・・苦しいよぉ・・」
唯「礼美さん!!」
明人「は!?・・あっ!あなたたちは!」
エクス「全員下ろしたようだな、よっしゃこれなら!・・男達ちょっと離れてくれ!今女達を楽にしてやるからな!」
男B「え?・・あ、はい、わかりました!」
エクス「はぁぁぁーーー!」
女A「あっく!」
女B「ん!!」
礼美「んあ!?」
無数の女たちが一斉に身体をビクつかせると、膨らんだお腹がどんどん縮んでいく
エクス「はぁーーーー!」
明美「すごい・・こんな大勢を一度に」
アムダ「それだけパワーアップしたということね・・あなた達のおかげでね」
礼美「お腹が戻ってる・・明人!私!」
明人「ああ!助かったんだ礼美!」
礼美「明人・・うぅ・・うわぁーー!」
唯「よかった・・」
明人「覇王ゼンの所でも助けてもらって・・そして今回も・・ありがとう」
他の参加者達も男の胸の中で大声で泣きわめく女達
エクス「ふぅー、ごちそうさん!・・」
明美「ご苦労様エクスちゃん」
アムダ「安堵している所悪いけど、まだ助かったわけじゃないわよ・・」
アムダ「これを・・何とかしない限り・・ね?」
エクス「そうだな・・」
明美「エクスちゃん?」
エクス「アムダ・・その通りだぜ・・俺も・・パンドラだ」
明美「え!?」
アムダ「やはりね・・その力・・そしてあなたを鍵と呼ぶ者たち・・まさかとは思っていたけど、ここにこれがある以上、納得したわ」
エクス「聞いてくれ、俺はこの神機パンドラの起動元の鍵・・コアなんだ」
結城「エクスが・・・パンドラの・・コア・・」
エクス「パンドラがビックバンを引き起こすためには、コアである俺が必要なんだ・・そして膨大なインフレ―ションエネルギーもな」
583
:
N.T
:2018/05/15(火) 12:32:05 ID:084Cl2dc
結城「そ、それじゃあよ!エクスが俺たちの所にいるんだからこいつはそのビックバンは打てねぇってことだよな!」
エクス「・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ナイトメア「言っただろう・・もはや全てが整ったとな!」
ゼン「何をするつもりかはしらねぇが!させるかってんだ!!」
ゼンがナイトメアに向かって走る・・
ナイトメア「時は来た!!この宇宙を破壊せよ!!パンドラよ!」
ごごごごごごご・・・
ゼン「くっ!!なんだ!なにしやがった!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
明美「きゃあ!地震!?」
隆二「皆動くな!!危険だ!」
アムダ「この揺れは!?」
パンドラ「ソウゾウノマエニ・・・ハカイアリ・・」
華蓮「見ろ!天井が開くぞ!」
天井が開くと・・パンドラから伸びた砲台が空へ向かって伸びる
エクス「馬鹿な!!コアである俺はここにいる!なのになぜパンドラが!」
アムダ「クリムゾンは予想していたんだわ・・もしこの子を失った時のために・・そう、おそらくここが・・この場所事態が・・パンドラのコアになっているのよ!」
明美「そ、それじゃあこのEDENがパンドラのコアだって言うの!?」
エクス「それしか考えられない・・くそ!!やつのほうが一枚上手だった!!」
結城「でもナイトメアにそんなことができるのか!?神様のなんだろ!これ!」
アムダ「ナイトメアですって!?どういうこと!」
隆二「クリムゾンのことだ・・やつの真の姿がナイトメアだったんだ!」
アムダ「なんですって!?長老が言っていたナイトメアがあいつだったなんて!」
584
:
N.T
:2018/05/15(火) 13:02:02 ID:084Cl2dc
ナイトメア「ゼンよ・・私の勝ちだ!!ふはははは!」
ゼン「へっ!何笑ってやがる!まだ終わっちゃいねぇぜ!」
ナイトメア「貴様・・その余裕どこから・・・」
ゼン「きっとあいつらが何とかしてくれんぜ!・・だから何も心配しちゃいねぇ!」
ナイトメア「ふははははは!これは傑作だ!人間に裏切られ堕ちた貴様が!またしても人間を信用するとは!」
ゼン「同感だ!俺も自分が信じられねぇぜ!わはははは!」
ゼン「さてと、そろそろお喋りは終わりにして・・決着つけようぜ」
ナイトメア「よかろう!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
明美「揺れが・・止まった・・」
結城「エクス!何とかならないのか!何か止める方法は!」
エクス「止める方法は・・・・ない・・」
唯「そんな!」
拓也「それじゃあどうしようもないって言うのかよ!」
華蓮「はぁあああああああ!」
華蓮がパンドラに切りかかる
カキン!カキン!
華蓮「くっ!刃傷すら付かないとは!」
アムダ「みんな離れて!はぁあああ!」
アムダが閃光を放つ・・・が・・
アムダ「くっ!」
参加者達がざわつく・・絶望と・・そして諦め・・そんな空気があたりを包む
エクス「一か八か・・」
結城「エクス!なにかあるのか!?」
エクス「必ずという保証はない・・が・・俺たちのできる最後の賭けにでるしかない!」
明美「それは?」
エクス「パンドラを破壊する!・・ビックバンで!」
結城「ビックバンで!?どういうことだ!」
エクス「言っただろう、パンドラはもう1つの俺・・俺もパンドラだ!」
エクス「だから打てるんだ・・俺もビックバンが!・・宇宙を消すほどの威力はないがな!」
アムダ「なるほどね・・それが私たちにできる最後の賭け・・ということね?」
エクス「ああ!・・だが・・」
明美「エネルギーが必要なんでしょ!喜んで協力するわ!」
春奈「はい!私も!」
華蓮「無論だ!最後まで足掻いてやろうじゃないか!」
唯「うん!最後まで諦めない!」
エクス「姉ちゃんたち・・へへっ!そんじゃいっちょやってみるか!」
585
:
N.T
:2018/05/15(火) 13:19:55 ID:084Cl2dc
最終章、Alive or Explosion
明美「ユウちゃん!」
結城「よっしゃ!任せろ!こっちに大量に道具があった!それを使うぞ!」
隆二「急ぐぞ!時間がない!」
拓也「ああ!」
征志郎「はい!」
礼美「な、何をするんですか!」
唯「エクスに必要なエネルギーを充電するの!・・私たちのお腹を膨らませてね!」
明人「なんだって!!」
明美「いつでもいいわ!」
春奈「私も!」
華蓮「さぁ!いつでも構わん!」
拓也「唯!」
唯「ええ!今行くわ!」
礼美「あ!唯さん!」
エクス「俺が適度にエネルギーを充電していく!姉ちゃんたちはひたすら頼む!」
結城「いくぞ?明美」
ぐぐぐぐぐ・・・・・ぷしゅーーーーーー
明美「んっ!」
ぷくぅ・・
隆二「春奈、いくぞ!」
ぐぐぐぐぐ・・・・ぷしゅーーーー!
春奈「ああん!・・」
ぷくぅ・・・
征志郎「いきます!」
ぐぐぐぐぐ・・・ぷしゅーーーーー!
華蓮「私に遠慮はいらん!もっと強めるんだ!」
征志郎「はい!」
キュ!キュ!ぷしゅーーーーーーー!!
華蓮「くっ!!」
ぷくぅ・・・
拓也「よし!やるぞ唯!」
ぐぐぐぐ・・・・・・ぷしゅーーーーーーー
唯「んっ!!拓也・・ああぁ!」
ぷくぅ・・4人のお腹が急激に膨れ上がっていく
明人「な、なんて方達だ・・すごい・・」
春奈「はぁーーはぁーーうぅ」
隆二「春奈!」
春奈「だいじょう・・ぶ・・私頑張るから・・えへへ・・」
ぷくぅーーー
明美「ユウちゃん、手を・・手を握って・・」
結城「ああ!明美頑張れ!」
ぷくぅーー
586
:
N.T
:2018/05/15(火) 13:51:01 ID:084Cl2dc
華蓮「征志郎・・傍にいてくれ・・最後まで・・私の・・」
征志郎「はい!もちろんです!ずっとお傍にいます!」
ぷくぅーーー
拓也「唯!最後まで諦めなければ逆転サヨナラホームランだって!俺信じてるからな!」
唯「うん、私も・・んっ!・・信じてる・・んっく」
ぷくぅーーー
明美「あっく!!苦しい!」
春奈「お腹・・が・・うぅう!」
エクス「はぁーーーーーーーー!」
明美と春奈からエネルギーを充電する・・お腹があっという間に元に戻るが、入り続ける空気ですぐに膨らみだす
エクス「いいぞ姉ちゃん達!だけどまだだ!まだ全然足りない!」
明美「うん!待ってて・・もっと・・もっと膨らむから・・はぁーーはぁーー」
春奈「私もです・・はぁーはぁー・・リュウ君・・いいよ、もっと強めて・・」
隆二「ああ!わかった!」
キュ!キュ!ぷしゅーーーーー!!
明美「ユウちゃん・・私も・・」
結城「わかった!」
キュ!キュ!ぷしゅーーーーー!!
華蓮「んっく!!」
征志郎「エクスさん!お願いします!」
エクス「よぉし!!はぁーーーー!」
エクス「限界まで膨らませることはない!無理するな!」
華蓮「すまない!了解した!」
エクス「唯姉ちゃんは!大丈夫か!」
唯「私はまだまだ平気だから!みんなを!」
唯のお腹は誰よりも巨大に膨れ上がっていた・・が、唯にはまだ余裕があった
拓也「すげぇよ唯!惚れ直した!」
唯「うふふ、今言うこと?それ」
明美「あっく!お腹が!」
春奈「い、痛い!お腹が!」
エクス「おっと!すまねぇ!・・はぁーーーーー!」
エクス「姉ちゃん達も無理せず休むんだ!そのままだと身体がもたないぞ!」
明美「今はそんなこと言ってる余裕はないでしょ?エクスちゃん・・はぁーーはぁーー・・」
春奈「これが・・私にできる唯一のことなんです・・だから・・まだ・・」
エクス「姉ちゃん・・・何があってもお前を破壊するぞ!!絶対に!」
パンドラ「ハッシャジュンビ・・・シンコウ・・・サンジュウ・・」
唯「はぁーーはぁーー」
エクス「もらうぞ!!」
唯のお腹が元に戻る
唯「拓也、もっと強めて・・」
拓也「ああ!待ってろ!」
キュ!キュ!ぷしゅーーーーーーーーー!!
唯「はぁーはぁー・・(すごい勢い・・お腹の中の物がでちゃいそう・・でも耐えなきゃ)」
アムダ「道具はまだあるわよね?・・」
春奈「アムダさん?・・・えっ?」
アムダの手にはボンベのホースが握られていた
587
:
N.T
:2018/05/15(火) 14:06:15 ID:084Cl2dc
エクス「アムダ!?」
アムダ「私だって女よ?・・それなら何の問題もないわよね?・・あなた達だけ辛い目に合わせないわ」
ぐぐぐぐぐぐ
アムダ「んっ・・あぁ!・・これが、ホースを挿入する感覚・・か・・」
春奈「アムダ・・さん・・」
アムダ「そんな顔しないで・・私の妹になりたいんでしょ?なら・・・姉を信じなさい?」
キュ、キュ・・・ぷしゅーーー!
アムダ「はぁ!・・入って・・くる!・・んあ!!」
春奈「アムダさん・・うん、信じてるよ・・・あっん!」
アムダのお腹がどんどん膨らんでいく・・
アムダ「私のお腹が膨らんでいく・・・これが・・みんなが味合わされてきたことなのね・・」
エクス「はぁーーーーーーーーーー!」
明美たちのお腹が元に戻る
結城「エクス!どうだ!」
エクス「大分溜まったがまだだ!まだ足りない!」
アムダ「く、苦しい・・お腹・・が・・」
エクス「はぁーーー!」
アムダのお腹が元に戻る
エクス「腹を膨らますの始めてなんだろ!?無理するなアムダ!」
アムダ「何よ、偉そうに言ってくれるじゃない・・私を誰だと思っているの・・うふふ」
アムダのお腹がまたしても膨らんでいく
華蓮「はぁーーはぁーーもっと、もっと私の身体が膨らめれば・・っく!」
唯「このお腹がみんなのためになるなら・・何度だって・・っくあ!」
アムダ「みんな!耐えるのよ!・・耐える・・のよ・・んっく!」
ぷくぅーーーー
礼美「・・・!!」
明人「え?礼美!」
礼美が突然走り出す・・
礼美「私も!私も手伝います!!」
唯「礼美さん!」
明人「礼美・・」
礼美「生きて帰るためにこんなに苦しんでるんだもん!だったら私だって一緒に!」」
588
:
N.T
:2018/05/15(火) 14:19:12 ID:084Cl2dc
明人「・・・そうだな・・そのとおりだ!礼美!やろう!」
礼美「うん!これ!」
礼美がホースを明人に渡す
明人「礼美・・愛してる」
礼美「私もよ・・明人」
ぐぐぐぐぐ
礼美「はぁん!!・・んん!!・・大丈夫・・いいよ」
キュ、キュ・・・ぷしゅーー
礼美「うああぁ!」
身体を大きくビクつかせる、そしてお腹がどんどん膨らんでいく
エクス「ありがとう!」
礼美「唯さん・・私も一緒に・・」
唯「うん!うん!」
アムダ「やっぱり・・強いわね・・人間・・って!・・んっくぁ!!」
エクス「アムダ!!はぁーーーーーーー!」
礼美「ふぅーー!ふぅーー!痛い!苦しい!でも・・でも我慢しなきゃ・・我慢しな・・きゃ!・・」
エクス「はぁーーーーーーー!」
礼美「あっ、お腹が・・元に・・すごい」
エクス「へへっ!ごちそうさん!」
女A「わ、私も!!」
女B「私だって!!」
エクス「!?」
女C「私もやる!!ほら!いくよ!」
男C「よ、よーし!」
女D「生きて帰るためなら私だって!!」
男D「えええ!」
女D「えええ!じゃない!見てたでしょ!ほら早く!」
男D「わ、わかった!!」
男E「・・・・・・」
チラッと目線を向ける
女E「うん・・いいよ・・」
男A「ここに沢山道具があるぞ!さぁ!」
男F「な、なぁ・・」
女F「もう!わかった!わかったわよ!・・早く道具もってきなさいよ!」
次から次へと参加者たちが最後の希望に賭けて動き出す・・
589
:
N.T
:2018/05/18(金) 21:11:37 ID:T2yYOvU.
男G「俺たちもやるぞ!」
女G「えええ!?ちょっと勝手に決めないでよ!」
男G「何言ってんだ!もしかしたら助かるかもしれないんだぞ!一緒に生きて帰りたいんだろ?」
女G「そ、それはそうだけどー・・でもぉー」
男G「覚悟決めろって!道具取ってくるからな!」
女G「ううぅーー!・・・でも、そういう強引な所・・好き♪」
女A「痛いぃぃーー!お腹いたぁい!!」
女B「苦しいぃぃー!もうすこし弱めてぇー!」
ぷくぅーーっと数多くの女たちがそのお腹を膨らませていく
エクス「みんな・・よっしゃーー!その覚悟!無駄にはしないぜ!」
女C「怖いけど・・お腹苦しいけど・・生きて帰れるなら・・うぐぅ!」
女D「はぁーーはぁーー、こういうプレイだと思えば・・これくら・・い・・」
明美「あっく!エクスちゃん!」
エクス「はぁーーーーーーーーー!」
エクス「うお!一気にこんなにエネルギーが!」
アムダ「みんな頑張るのよ!!・・んっ・・もっと!もっとよ!」
女E「私のお腹風船みたい・・うっく・・でも・・頑張らな・・きゃ・・」
女H「あ、あんた!いつのまにもってきてんのよ!まだやるって言ってないわよ!?」
男H「そんなこと言ってる場合じゃないだろ!見ろよ周りを!」
辺りを見回すと、沢山の女が苦痛の顔を歪ませながらお腹を膨らませていた
女H「わかったわよもー・・・まあいいわ・・相手があなたなら・・」
男H「お、おう!・・んじゃいくぞー!」
ぐぐぐぐ・・・ぷしゅーーーー!
女H「ひぃぃーー!そんないきなりぃぃー!」
ぷくぅうう
パンドラ「ハッシャジュンビ・・・シンコウ・・・ゴジュウ・・」
590
:
N.T
:2018/05/19(土) 13:04:53 ID:PhueHeg.
結城「エクス!どうだ!」
エクス「まだだ!まだこいつを破壊できる程のエネルギーでは!」
女I「本当に!!」
エクス「?」
女I「本当にこれを壊せば!私達は生きて帰れるのよね!」
エクス「ああ、そうだ!パンドラにビックバンを打たせたら宇宙その物が消え去る!だから助かるためには今しかチャンスはないんだ!」
女I「・・・わかったわ!信じる!・・やるわよ!」
男I「おう!」
女J「私もよ!!」
女K「私も!」
エクスの一言に覚悟を決め、動き出す参加者達
明人「なにを迷ってるんですか!!これが最後のチャンスなんです!大事な人と共に生きて帰りたいなら!ここにいる全員で力を合わせるんです!」
男A「その通りだ!」
女A「はぁーーはぁーー・・一緒に帰りたい・・・・一緒にぃぃ!」
ぷくぅぅ
礼美「お願い・・・・うっ・・この人たちを・・んっ・・信じて!」
女L「や、やるわよ!」
女M「信じるわ!」
そしてついに残る全ての参加者達が動き出した!
隆二「見ろ春奈!今みんなの覚悟が一つになったぞ!」
春奈「うん・・えへへ・・嬉しいなぁ・・」
591
:
N.T
:2018/05/19(土) 13:24:56 ID:PhueHeg.
女I「うぅーー!苦しいーお腹が膨らんで・・くああ!」
女J「ううぅぅー!んっくぅぅーー!」
ぷくぅぅー
唯「エクスさん・・そろそろ・・」
エクス「ああ!もらうぜみんな!はぁあああああああああああ!」
女達の大きく膨れあがったお腹が、一気に元の大きさに戻る
エクス「うおおおお!これはすげぇ!・・」
華蓮「皆もっとだ!もっとエクスに我らの覚悟を送るんだ!」
アムダ「ゼン・・こっちは私達に任せて・・あなたは・・お願い・・勝って!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ゼン「でりゃあああああ!」
ボコン!!
ナイトメア「ぐっ!」
ゼン「!?・・・へっ!アムダのやつ・・はぁああああああああああああ!」
ゼンの周りに闘気があふれる
ゼン「俺の全ての力を込めた一撃だぁーー!次で終わりにしようぜーー!」
ナイトメア「図に乗るな!!この神に誰も適うはずがないのだーー!」
ナイトメアの周りに闇のオーラが舞う
ナイトメア「よかろう!・・我が力全てをもって!貴様を滅してくれよう!!」
ゼン「かかってこい!!これが最後だああああああああああ!」
ゼン&ナイトメア「はぁぁぁぁああああああああああ!!」
周りが2人の強大な力で崩れていく・・
ごごごごごごごごご!!
ゼン「アレン、ゴンズ、セト、ココロ・・・レイミ!俺に力を貸してくれ!!こいつを打ち倒す力を!!」
ナイトメア「消え去れ!!人類よーーー!!」
ゼン「俺は勝つ!!!絶対にだああああああああ!!!」
2人の全ての力がついにぶつかり合った・・果たして・・・
592
:
N.T
:2018/05/22(火) 12:59:28 ID:S37aJA/6
女A「は、早く持ってって!お腹が破裂しちゃううぅー!」
女B「私も・・おねがい・・もう・・うっぐ・・」
エクス「すまねぇ!はぁああああああああああ!」
明美「ユウちゃん・・空気が・・はぁーはぁー・・止まったみたい」
結城「わかった!新しいのを持ってくる!待ってろ!」
春奈「アムダさん・・無理・・しないで・・んっ・・ふぅ・・」
アムダ「もう・・あなたこそ・・っく・・・人の心配している場合じゃ・・ないでしょ?」
アムダが春奈の膨らんだお腹に触れる
アムダ「ほら・・もうこんなにパンパンよ?・・あっ!」
春奈「えへへ・・それは、アムダさんも・・だよ・・」
アムダ「ふふっ、そうね・・」
ミチミチ
春奈「んっあ!!」
ミチミチ
アムダ「何してる・・のよ・・くっ!早くしなさい・・うぁ!」
エクス「す、すまない!・・はぁあああああああああ!」
明美「こんなに大勢だと・・エクスちゃんも大変・・だね・・」
唯「頑張って・・・エクス・・さ・・んっぎ!」
ミチミチ
エクス「はぁーーーーーーーー!・・よし!これだけあれば!!うおおおおお!」
エクスの身体が光り輝く
征志郎「あ、あの姿は!」
エクス「またこの姿になれたぜ!・・あと少しだ!!みんな頼む!」
エクスは最終形態へと変化
エクス「この姿になれればこっちのもんだ!!はぁーーーーーーー!」
593
:
N.T
:2018/05/22(火) 13:49:13 ID:S37aJA/6
華蓮「こ、これは!」
唯「すごい・・さらに多くの人を一度に吸収してる・・」
エクス「もう一息だ!頼むぞ姉ちゃんたち!」
女C「これで助かるなら・・助かる・・なら・・ううぅ」
礼美「はぁーはぁー・・これが・・恩返しにもなるなら私・・何度このお腹を膨らませても・・んっ!・・」
明人「頑張れ!頑張れ礼美!」
結城「最後の最後まで明美や、女の人達にばかりこんな目に合せて・・俺達はただ傍で見守ってやることしかできないなんて・・ごめんな・・明美」
明美「ううん・・傍にいてくれるから・・頑張れるの・・んっ、ああ!・・」
春奈「そうです・・・大好きな人が一緒というだけで・・あっん!・・・どんなことだって耐えられ・・ます・・」
華蓮「一人の力には限度がある・・だが・・くっ・・私はここへきて絆や・・愛の力がどれだけ強いか知ることができた・・皆に感謝しているぞ!」
唯「お腹を膨らまされるのは・・・怖いし・・苦しいけど・・んっ・・それが大事な友達や・・大切な人のためになるなら!」
アムダ「みんなのこの強い想いと覚悟だけは・・・んっく!・・あいつにも破壊できはしないわ!・・」
エクス「ああ!そしてその想いと覚悟を!!」
エクス「破裂して全てを失うのではなく!生を掴むために今!!力に変える!!」
エクスの身体がまたしても光り出す!
パンドラ「ハッシャジュンビ・・・シンコウ・・・ハチジュウ・・」
結城「エクスの姿が!さらに変化した!」
エクス「必ずみんな生きて帰してやる・・・だから・・信じてくれ!俺にその命を預けてくれ!」
ジャキン!!・・・・エクスの身体に新たに現れた巨大な砲台に・・エネルギーが集まっていく
エクス「頼む!これが最後だ!姉ちゃん達のとびっきりの覚悟!送ってくれ!!」
女A「任せて!・・・さぁもっとお腹に空気入れて!膨らますの!」
女B「今送るから!待ってて!」
そしてその場にいる女たちが次々とそのお腹を膨らませていく
唯「拓也!私の覚悟を!このお腹で見せてあげる!」
拓也「ああ!唯!傍で見ているぞ!」
華蓮「見ててくれ征志郎!お前が守ってくれたこの身体!この命!そして・・この誇りを!」
征志郎「はい!そしてこれからもずっと!ずっとお守りします!」
春奈「リュウ君・・これからもずっと一緒だよね?」
隆二「ふっ、何を今さら、当然だろ?」
明美「隆二さん、春奈ちゃん、お二人はどういうご関係で?・・」
明美が笑顔でそう問う・・始めて出会ったあの時のように
隆二「ふっ、それはー」
春奈「妻・・です!」
隆二「ははははは!」
594
:
N.T
:2018/05/25(金) 12:33:41 ID:9AW.HGLY
結城「明美・・ようやく終わるな」
明美「ええ・・長かった・・本当に長かった・・」
結城「ここに連れて来られた時は不安で、明美を守らなきゃとだけ考えてた・・でも結局は明美に辛い思いをさせてばかりだったな・・」
明美「ううん、そんなことない・・ユウちゃんがいなかったら私、今生き延びてないと思う・・ユウちゃんが私を必死に守ってくれたからだよ?・・ありがとう」
結城「明美、みんなと帰ろう!・・そのためには!」
明美「エクスちゃん!私達の想いを受けとって!!」
一同「エクスーー!!」
エクス「うおーーーーーー!!」
眩い光が女たちの身体から飛び出し、一つにまとまっていく・・
明美「綺麗・・」
春奈「あれが・・」
華蓮「そう・・絆の力だ」
唯「私達の・・絆・・」
エクス「はぁーーーーーーーー!」
その光がエクスの身体に吸収されていく・・
エクス「よっしゃーーーー!これで十分だ!!」
アムダ「すごい力を感じる・・あれなら!」
皆の絆と覚悟の一撃に・・未来がかかっている・・
595
:
N.T
:2018/05/25(金) 12:50:59 ID:9AW.HGLY
パンドラ「ハッシャジュンビ・・・シンコウ・・・キュウジュウ・・キュウジュウイチ・・キュウジュウ二・・・」
パンドラの砲台の先端に強い光が集まり始める
エクス「姉ちゃん達!出来る限り離れるんだ!」
アムダ「みんなこっちよ!早く!」
皆が一斉にその場から非難する
膨腹の影響で身体に力が入らない女達は、ペアの男たちが持ちあげ走る
礼美「ありがと・・明人」
明人「何を言ってるんだ、当たり前だろ?」
アムダ「みんな衝撃に備えて!」
パンドラ「ハッシャジュンビ・・・シンコウ・・・キュウジュウゴ・・キュウジュウロク・・」
エクス「へへっ!それじゃあいくぜーーーーーー!」
エクスの手にエネルギーが集まっていく
エクス「はぁーーーーーーーーーーー!」
拓也「頼むエクスーー!」
唯「エクスさん!」
征志郎「お願いします!!」
華蓮「頼んだぞ!エクスよ!!」
春奈「信じてますから!」
隆二「エクスーー!!」
結城「エクス!ぶっぱなせーーー!」
明美「エクスちゃん!!」
エクス「・・・・・・みんなー!!」
エクスが笑みを向け・・
エクス「幸せにな」
明美「え?・・エクスちゃん?・・」
エクス「はぁーーーーーーーーーーーーー!」
エクスが上空へ飛び上がる!
パンドラ「ハッシャジュンビ・・・シンコウ・・・キュウジュウキュウ・・・」
エクス「これで最後だ!!」
エクス「エクスプロ―ジョン・ビックバン!!」
エクスの手からとてつもない威力の砲撃が発射された!
パンドラ「・・ハッシャ・・八ッ・・シャ・・ビック・・バ・・・ビッ・・」
メキメキメキ!
エクス「はぁーーーーーーーーーーーーーーー!!」
エクスの放ったビックバンは、パンドラを破壊し・・威力が弱まることなく壁を突き破り外へ飛び出す
596
:
N.T
:2018/05/25(金) 13:11:15 ID:9AW.HGLY
ゼン「はぁーーーはぁーーー・・」
ナイトメア「うぅ・・ばかなぁ・・そんなばかなぁ・・」
ナイトメアの左手が飛び散り・・瓦礫の山に倒れ込んでいる
両者の全力の一撃で辺りの壁が壊れ・・・
ゼン「へっ、空か・・久しぶりに見た気がするぜ・・」
ナイトメア「うぅぅーーー・・・ゼ、ンンン・・きさま・・ああぁ」
ゼン「俺の勝ちだな・・今楽にしてやるぜ・・・」
ゼンがナイトメアに近づいていく
ナイトメア「おのれぇ・・・おのれぇゼンー・・貴様さえ・・貴様さえいなければぁ・・」
ゼン「後悔ならあの世でしやがれ・・・」
ゼンが剣を構える
ナイトメア「ゼン・・・ゼンーーー!おーーーーーーーのーーーーーれぇーーーーーー!!」
ゼン「死ねぇ!!!・・・・・・・・ぐっ!!」
カラン・・ゼンが剣を落とす
ナイトメア「?・・」
ゼン「ぐっ!・・がは!」
ゼンの腹から血が噴き出す
ゼン「こんな時に・・傷が広がりやがった・・ぐっ!」
ゼンがその場に膝をつく
ナイトメアがニヤリっと邪悪な笑みを浮かべる
ナイトメアの身体がその場に浮き始める
ナイトメア「運は我にあり!!・・ゼンよ!勝負には貴様が勝った!だが!この世はこの我を望んでいるのだ!・・ふははははは!」
周りのハンター達の残骸からエネルギーが飛び出し、ナイトメアの手に集まる
ナイトメア「ゼンよ!喜ぶがいいぞ!貴様の名は我が世界で残してやろう!」
ナイトメア「我に立ち向かった哀れで!愚かな男としてなぁーーーー!」
ゼン「くっ!・・ぐおおぉ・・く、くそ・・」
???「・・・・て・・・」
ゼン「!?・・」
???「・・・ゼ・・・・って!」
ゼン「この声は・・・」
???「ゼン!!・・・勝って!!」
ゼン「レイミ!?」
ナイトメア「死ねぇーーーーー!!」
ゼンの顔に笑みが一瞬こぼれる・・
ゼン「うおーーーーーーーーーーーーーー!でりゃあーーーーーーーーーーーー!」
ブォォォン!!・・・ゼンが剣を投げつける
ナイトメア「なっ!なにぃ!?」
グサァ!!!
ナイトメア「ぐっ!ぐはぁーーー!」
剣がナイトメアに身体を貫き、その勢いで外に投げ出される!
597
:
N.T
:2018/05/25(金) 13:29:04 ID:9AW.HGLY
ナイトメア「ぐっ!・・・だが!この程度で我はーーー!」
ゴゴゴゴゴゴ・・・
ナイトメア「はっ!?・・」
ナイトメアの顔が驚愕の顔に変わる・・そして・・
ナイトメア「ぎゃぁぁああああーーーーーーーーーー!」
最上階でエクスが放ち、外に飛び出したビックバンがナイトメアに直撃したのだ
ナイトメア「が・・・・が!・・・」
ナイトメア(どこで間違った・・・全てが我が手の内で動いていたはず・・)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ガーディアン「例の準備が整いました!いつでも実行可能です!」
マスター「何と!ついにですか!!」
ガーディアン「はい!あとはマスターのお声次第でございます!」
マスター「ほーーほほほほほほほ!わかりました、すぐに向いましょうー!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ナイトメア(あの時に実行していれば・・・・いや・・・)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
明美「エクスちゃん!」
結城「エクス!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ナイトメア「あの人間さえ連れて来なければぁあああああああああぁーーーーーーーーーー!!」
ナイトメア「ぎいえぇぁぁぁぁあああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
ナイトメアの身体が閃光の中に消えていく・・・その醜き野望と共に・・・
邪神 クリムゾン・ナイトメア・・・・消滅
598
:
N.T
:2018/05/28(月) 17:58:39 ID:yBsvSsMM
ゴゴゴゴゴ・・・・・・
アムダ「どうやら収まったようね・・みんな大丈夫!」
結城「あ、ああなんとか・・明美!?」
明美が駆け出す
明美「エクスちゃん!エクスちゃんどこー!」
結城「まだ危ないぞ明美!」
明美「エクスちゃん返事して!エクスちゃん!」
華蓮「見ろ!パンドラが!」
パンドラが跡形もなく粉々に吹き飛び、その残骸が残されていた
隆二「止められたのか・・ビックバンを・・」
拓也「そういうことに・・・なるんだよ・・な?」
アムダ「ええ・・・でも・・」
明美「エクスちゃん!エクスちゃん!」
春奈「あっ!あそこ!」
明美「はっ!?」
エクス「・・・・・・・・・・・・」
結城「エクス!」
明美がエクスの元に走る
明美「エクスちゃん!大丈夫!?・・エクス・・ちゃ・・」
エクス「・・・・・・・・・・・・・・」
結城「どうした明美!・・・・エ・・エクス・・そんな・・」
明美「いやぁーーーーー!エクスちゃーーーん!」
そこには、身体の至る所が大きく欠損し、ビリビリっと欠損した部分から火花が散る痛ましい姿だった
明美「エクスちゃん!起きてエクスちゃん!」
隆二「エクスーーーー!」
そして隆二達もその場に集まっていく
結城「エクス!エクスー!!」
エクス「・・・・うっ・・」
明美「はっ!エクスちゃん!良かった!」
エクス「姉・・・ちゃん・・・・・パンドラ・・・は?・・」
明美「見て・・ほら、エクスちゃんのおかげで」
パンドラ「へ・・へへっ・・やった・・ぜ・・」
結城「ああ!お前ってやつは本当大した奴だぜ!」
エクス「・・・ああ・・・これで・・帰れるな?・・」
明美「うん!うん!エクスちゃんのおかげだよ!・・みんなで帰ろ!・・エクスちゃんも一緒に!」
エクス「へ・・へへっ・・よかった・・本当に・・・よかったなぁ・・」
明美「帰ったら色々案内してあげるね!・・私の家やユウちゃんの家・・ううん!それだけじゃない!もっと楽しい所いっぱい!」
エクス「みんな・・・・生き・・・て・・・帰れ・・る・・・そう・・・か・・よかっ・・た・・・」
明美「エクスちゃんの行きたい所どこへだって連れてってあげるわ!ねっ!」
アムダ「明美・・」
明美「ねぇ?どこへいきたい?・・どこへ・・どこへいきたい?エクスちゃん?」
アムダ「明美・・わかるでしょ?」
明美「そうか・・地球の事・・ぐすっ、知らないもんね・・どこへ行きたいか聞かれても・・わからないよね?私ってば」
アムダ「明美・・最後よ・・本当に伝えるべき事あるでしょ?・・みんなもよ」
599
:
N.T
:2018/05/28(月) 18:25:24 ID:yBsvSsMM
エクスと共に今まで戦い、そしてここまで生き延びて来た者達が、その目に涙を流しながらエクスの周りにに集まる
結城「明美・・・」
明美「・・・・・・・・・・」
アムダ「見える?・・あなたがこの子達を守りにいたのよ?・・」
エクス「・・・・みん・・・・な・」
拓也「エクス」
唯「エクスさん」
華蓮「エクスよ」
征志郎「エクスさん」
隆二「エクス」
春奈「エクスさん」
結城「エクス」
明美「エクスちゃん」
一同「ありがとう」
皆が精一杯の笑顔でエクスに伝える・・・
エクス「へへっ・・・・・」
明美「エクスちゃん?・・・・エクスちゃん!!」
結城「エクスーーーーーー!」
明美「いやぁ――――!エクスちゃん!やだーーー!エクスちゃん!エクスちゃーーーん!うわーーーーーー!」
守りたい者達・・そして大切な者達に見守られ・・エクスは、その宿命に終わりを迎えた
600
:
N.T
:2018/05/28(月) 18:49:16 ID:yBsvSsMM
ゴゴゴゴゴゴ
アムダ「はっ!?・・これは!」
明人「気を付けて!壁が崩れていきます!」
突然辺りが揺れ始め、壁などが崩れていく
アムダ「ここは危ない!みんなリフトに乗って!降りるわよ!」
隆二「みんな!泣くのはあとだ!行こう!」
春奈「うん・・・」
結城「明美・・」
明美「うん・・わかってる・・エクスちゃん行こ・・こんな所に残していかないからね」
エクスの亡骸を持ち、明美たちは上がってきたリフトに乗る
アムダ「みんな乗ったわね!行くわよ!」
ピッピッ!リフトが降り始める
拓也「この揺れはいったい!?・・おさまらないぞ!」
唯「どんどん周りが崩れていく・・何が起こっているの・・」
アムダ「・・・まさかゼンが!」
アムダの顔に笑みがこぼれる
拓也「そうか!ゼンが勝ったんだ!きっとそうだ!」
隆二「そしてナイトメアが作り出したこのEDENがその力を失い崩れ始めたというわけか!」
アムダ「それなら尚更急がなきゃ!」
アムダがリフトから飛び降り、急速に飛んで降りる
春奈「アムダさん!?」
アムダ「間に合わなくなる前に!あれを!」
華蓮「アムダの事だ、信じよう!」
征志郎「皆さん気を付けてください!瓦礫が振ってくるかもしれません!」
リフトに乗る人間達が辺りに注意しつつ、ついにリフトが下の階に到着する
アムダ「みんな!こっちよ!早く!」
結城「みんな急いでアムダの所に!」
先の部屋にいるアムダの元へ、全員が走っていく
その間にも、辺りがどんどんと崩れていく
アムダ「みんな!早くこれに入るのよ!」
そこには巨大なカプセルの扉が開いていた
春奈「アムダさんこれは?」
アムダ「話は後よ!みんな早く!」
人間達がそのカプセルの中に入っていく
アムダ「あんたたちもよ!早く!」
華蓮「わかった!皆いくぞ!」
征志郎「はい!」
拓也「なにかよくわからないが!唯いこう!」
唯「うん!」
春奈「アムダさん?」
隆二「春奈行くぞ!」
春奈の手を引っ張る
春奈「あっ!」
結城「明美!」
明美「うん!」
そして人間達は全員その巨大なカプセルの中に入った
601
:
N.T
:2018/05/28(月) 19:36:11 ID:yBsvSsMM
隆二「アムダ!全員入ったぞ!これからどうするんだ!」
アムダ「これからこれでみんなを元の場所へ戻してあげる!今の状況から見てチャンスは1度しかない!」
春奈「一度しかないって・・・アムダさんは?・・」
アムダ「・・・・・・・・・・」
春奈「アムダさん!」
隆二「春奈!」
春奈の肩を掴む
アムダ「この装置を起動させるには誰かがこのスイッチを押すしかないの・・春奈、また会えて嬉しかったわ?」
春奈「そんな!アムダさん!!」
アムダ「絶対に幸せになるのよ!?いいわね!」
春奈「アムダさーーーーん!・・・はっ!?」
ドンッ!!
アムダ「あっ!」
アムダが押され、その勢いでカプセル内へ・・
ゼン「たくっ!目を離すとすぐそうやって死のうとしやがって」
拓也「ゼン!!」
ゼン「よう!」
そこにいたのは、ナイトメアとの激闘に勝利したゼンだった
アムダ「ゼン!あんた!」
ゼン「ようアムダご苦労さん!もうこれ以上苦しむ必要はないぜ!」
アムダ「え?・・・」
ゼン「あと、忘れもんだぜ」
セト「アムダ」
セトが持ってきたもの・・それは
アムダ「エーバ・・」
ゼン「大事な妹の亡骸忘れんじゃねぇよ、それにいつまでそのままじゃ可哀想だぜ?ちゃんと眠らせてやれ」
ヤミ「アムダお姉ちゃん!隆二ちゃん!」
隆二「ヤミ!」
ヤミ「えへへーヤミ頑張ったよー!偉いでしょー!」
隆二「ああ!偉いぞヤミ!」
ゼン「アムダ、これからは自分の幸せのために生きろ」
アムダ「ゼン・・・」
ゼン「俺にお前は返しきれないほどの貸しがあるんだ、それ全部チャラにしてやるからよ、約束だぜ?」
アムダ「ふふっ、何よ偉そうに・・ゼン!」
アムダ「ありがとう」
ゼン「へっ!おうよ!」
ゼン「セト、頼んだ」
セト「ああ・・・ではお前達を地球へ送還する」
唯「お二人はどうするんですか!」
ゼン「俺達か?・・それなら心配はいらねぇぜ、セトがここへくるために乗って来たやつがある、それで脱出すっからよ!」
唯「そうですか・・よかった・・」
602
:
N.T
:2018/05/28(月) 19:43:47 ID:yBsvSsMM
拓也「ゼン!・・俺!まだちゃんとお礼言えてなかったから言わせてくれ!」
ゼン「礼だーー?んなもんいらねぇーよ!・・ほらさっさと帰んな!」
拓也「ゼン!俺はー!今のゼンは英雄だと思ってるからー!」
ゼン「・・・・・・・・・」
拓也「ありがとうーーーー!」
ゼン「けっ!身体がかゆくて仕方ねぇー!セト!」
セト「ああ!準備はできでいる」
アムダ「みんな!離れないで!」
隆二「お、おい!お前達!」
春奈「リュウ君!」
ヤミ「隆二ちゃん!ぎゅー!」
征志郎「し、失礼します!」
征志郎が華蓮の手を握る
華蓮「う、うむ・・」
拓也「唯!俺に捕まれ」
唯「うん!」
結城「明美、帰ろう!俺達の元の場所へ!」
明美「うん!みんなと一緒に!」
セト「転送する!!」
ピッ!ブゥーン!
603
:
N.T
:2018/05/28(月) 20:03:56 ID:yBsvSsMM
ゼン「行ったか・・」
セト「ああ、これで全てが終わったな」
ゴゴゴゴ・・・
セト「俺たちも急ぐぞ!早く脱出しなければ!」
ゼン「・・・・・・・・・・」
セト「ゼン?・・・」
ゼン「俺は残る・・」
セト「なっ!何を言っているんだ!・・・ゼ、ゼン・・」
ゼンの身体から血が吹き出す
ゼン「今の俺の身体じゃあ間に合わねぇ・・お前だけ脱出してくれ」
セト「ふざけるな!そんなことが出来るわけないだろう!」
ゼン「へっ、なんだよ・・俺が憎いんじゃなかったのか?・・」
セト「だからこそだ!お前には生きて償ってもらわなければ気が済まん!」
ゼン「頼む・・・セト」
セト「!?」
ゼン「お前には最後まで面倒をかけたな・・すまなかった」
セト「ゼン・・・」
ゼン「さぁ・・行け!そして生きろ!」
セト「ゼン・・くっ!うおーーーー!!」
セトが走り出す
ゼン「達者でな!!後の事は任せたぜー!」
セトが止まる
ゼン「?・・」
セト「ゼン!!我が英雄よ!!共に戦えたこと!永遠に誇りに思おうぞ!!!」
セトがその場から走り出す
ゼン「俺もだぜ相棒・・・」
ゼンが機械に寄り掛かる形で座り込む
ゼン「俺にしちゃあ出来過ぎた死に方じゃねぇーか?・・へっ、悔いはねぇ・・」
ゴゴゴゴゴゴ・・
ゼン「地獄ってやつはどんな所だろうなぁ・・楽しみ・・・だぜ・・んっ?」
ゼンの目の前は突然光り出す
ゼン「なんだ・・・迎えか?・・・ご苦労さん・・」
ゼン「!?・・・お、お前・・」
ココロ「・・・・・・・・・・・」
ゼン「へっ、なんだよ・・お前が俺を連れてってくれんのか?・・・わりぃ・・・な・・」
ゼンが手を伸ばす・・そして眩い光にその場が包まれた
604
:
N.T
:2018/05/28(月) 20:18:17 ID:yBsvSsMM
ボカン・・ドコーン!・・空中に浮いていたEDENがとてつもない爆発を起こし、地上へ落下した
そして同じくして、一機の機体が地上へ降り立つ・・ガシャン
セト「ゼン・・・安らかに眠れ・・」
セトが周りを見渡す・・
セト「終わったんだな・・これで全てが・・」
セトが歩き出す
セト「だが、これから俺はどうすればいい・・残された俺は・・」
セトが途方に暮れながらEDENが墜落した場所へ足を向ける
セト「ゼン・・俺はどうすれば・・・んっ・・」
セトが何かに気が付く
セト「あ、あれは!!」
そこには・・・
ゼン「・・・・・・なんだよ・・」
ゼン「俺にまだ生きろって言うのかよ・・ココロ・・」
ゼンの身体の傷も塞がっていた・・
セト「ゼン!!」
ゼン「・・・へっ!・・たく!仕方ねぇなー!」
605
:
N.T
:2018/05/28(月) 20:37:10 ID:yBsvSsMM
覇王ゼン
(ナイトメアとの激戦に勝ち、EDENと共に最後を迎えたかと思われたが、目の前に現れたココロの魂によって奇跡の生還を果たす
その後、セトと共に滅びた世界を渡り歩き、ゼンとハンター達の襲撃から逃げのびていた人間達の生き残りを発見する
その者たちは、全人間達がゼン等英雄達を見捨てたわけではなく、共に武器を持ち立ち上がろうとした者達だった
が、心持たない人間達によって邪魔されていたのだった。
セトは生き延びた人間達と共に世界復興を始めた・・・が、ゼンは二度と表舞台に立つことは無かった
ゼンは、セトと生き残った人間達の前に姿を現すことなく生涯見守り続けた・・
そしてセトは新たな王となり、アレン、ゴンズ、ココロ、レイミと共に後世にまで英雄として名が残ることとなる
だが、ゼンの名は世界を滅ぼそうとした悪の存在として、そして女達を快楽のままに襲い続けた狂人として後世にまでその名が汚名として残り続ける
それがゼンの選んだ償いであった・・・)
606
:
N.T
:2018/06/07(木) 13:14:34 ID:TM37AvuM
そして・・・・
結城「お、おい・・ここって・・・」
明美「うん・・見覚えあるわ・・」
隆二「それじゃあ・・本当に・・」
春奈「戻って来れたの?・・・私達・・」
征志郎「そうです・・きっとそうですよ!はは!」
華蓮「ああ!私たちは生きてこの地に戻ったんだ!」
唯「拓也!私達帰ってこれたよ!」
拓也「いやっほーー!やったぜーーー!」
結城「みんな!ここは俺たちの住む町だ!生きて帰ってきたんだーーー!」
明美「ユウちゃん!あははーー!ばんざーーい!」
一同が一斉に歓喜の声を上げた
春奈「リュウくん!」
隆二「ああ!春奈!」
春奈「はっ!アムダさん!?アムダさんは!?」
辺りを見回すがアムダの姿がなかった
隆二「きっとアムダは自分の星に戻ったんだ・・・ありがとうアムダ・・帰ってこれたぞ」
春奈「アムダさん・・・また会えるかな・・」
アムダ「ここにいるわよ」
春奈「あっ!アムダさん!」
隆二「上にいたのか・・」
アムダ「よくそんな狭い視野で今まで生きてこれたものねー、まったく」
ピピ「ピィー!」
春奈「ピピ!帰ってこれたよ私達!」
ピピ「ピィー!ピィー!」
アムダ「ふーん・・・ここが地球かー・・」
隆二「アムダ、これからどうするんだ?元の星に帰るのか?」
アムダ「さてねー、私の生まれた星は一族全員滅びちゃったし?それに帰りたくても地球からどうやって帰ればいいのかわからないわよ」
隆二「それもそうか・・ならー」
春奈「一緒に住もうアムダさん!!」
キラキラと目を輝かせ見つめる春奈
607
:
N.T
:2018/06/07(木) 13:29:14 ID:TM37AvuM
アムダ「あんた・・本気?」
春奈「うん!」
隆二「は、春奈と共に住むかはともかく、行く当てがないならこのまま地球に残らないか?」
華蓮「そうだそれがいい!アムダは私達の恩人だ!故に大きな恩がある!出来る限りサポートしよう!」
征志郎「僕もです!」
拓也「わからないことあったら何でも言ってくれよ!地球のこと教えてやるぜ!」
唯「野球のことしかわからない拓也じゃ心配だわ、私でよければ」
拓也「んな!」
結城「アムダ!俺たちに出来ることなら何でもするぜ!」
明美「遠慮しないで!」
アムダ「あんた達・・・」
春奈「アムダさんは私のお姉ちゃんだもん!アムダさんの面倒は全部私が見るもん!」
アムダ「あんた・・その言い方は私をペットとして飼うみたいに聞こえるんだけど?」
春奈「ち、違うよ!そんなつもりじゃ!」
アムダ「ふふ、そうね・・それもいいかもね・・それでいい?エーバ?」
???「ありがとう」
春奈「!?・・」
隆二「どうした?」
春奈「えへへ、ううん!なんでもない!」
春奈の顔が笑みを浮かべる
結城「よっしゃー!帰ろうぜーー!俺たちの家にー!」
結城たち生き残った人間達は、家族と再会し、平和な日常へと戻っていった・・・
そして・・数年後
608
:
N.T
:2018/06/07(木) 13:51:49 ID:TM37AvuM
唯「拓也ー!拓也どこー!」
拓也「ん?どうしたー?」
唯「そんな所にいた・・早く行かないと遅れちゃうよー!」
拓也「まだまだ待ち合わせの時間まで余裕あるじゃねぇかー」
唯「だめよ!待ち合わせ時間より早く着くのがマナーでしょ!」
拓也「相変わらず厳しいなぁー・・なぁー?ママ厳しいでちゅねー?」
唯の妊娠して大きくなったお腹に語りかける
唯「もう!馬鹿のこと言ってないで、ほら出発出発!」
拓也「わかったよー」
609
:
N.T
:2018/06/07(木) 14:05:56 ID:TM37AvuM
拓也
(無事に帰還後、恋人同士となった唯と共に元の学園生活を始める・・甲子園出場を果たしていた野球部でキャプテンとして出場、見事優勝を果たす
学園卒業後、プロ球団入り・・その年には成績を残しエースとして有名プロ野球選手となる
翌年には唯と結婚し、順風満帆な生活を過ごす)
610
:
N.T
:2018/06/07(木) 14:11:23 ID:TM37AvuM
唯
(無事に帰還後、恋人同士となった拓也と共に元の学園生活を始める・・甲子園出場を果たしていた野球部でマネージャーとして拓也を、そして選手たちをサポートし、見事優勝を果たす
学園卒業後、拓也と同棲を始め、プロ野球団入りした拓也を見守り続けた
翌年には拓也と結婚し、数年後、拓也の子を妊娠・・幸せな毎日を過ごしている)
611
:
N.T
:2018/06/07(木) 14:25:53 ID:TM37AvuM
華蓮母「外に車の準備ができたようですよ、気をつけていってらっしゃいね」
征志郎「はい、ありがとうございます!義母さん」
華蓮「襟が曲がっているぞ」
征志郎「わっ!本当だ!」
華蓮が征志郎の襟を直す
華蓮「まったく、この家を継ぐ者としてしっかりしてもらわないと困るぞ?」
征志郎「そうだね!しっかりしないと!」
華蓮「うむ!・・その・・よく似合ってるぞ」
征志郎「あ、ありがとう・・華蓮もそのドレス・・綺麗だ・・」
華蓮「そ、そうか?・・うむ・・ありがとう・・」
辺りに沈黙が流れる
征志郎「さて・・行こうか!華蓮!」
華蓮「ええ、あなた」
612
:
N.T
:2018/06/07(木) 14:35:59 ID:TM37AvuM
征志郎
(無事に帰還後、華蓮と共に元の学園生活へ戻る、それとほぼ同時に華蓮のほぼ強引な勧めで華蓮父に事の事情を話し、華蓮との交際を許される
華蓮、そして翌年に征志郎が学園を卒業すると華蓮の自宅で同棲を始め、征志郎は道場の副師範としての日々を過ごし始めた
そして2年後に征志郎は婿養子となって華蓮と結婚、次期師範として道場を継ぐ者となった)
613
:
N.T
:2018/06/07(木) 14:46:58 ID:TM37AvuM
華蓮
(無事に帰還後、華蓮と共に元の学園生活へ戻る、それとほぼ同時になかなか決心をつけない征志郎をほぼ強引に父に合わせ、交際を許される
だが華蓮の中では既に征志郎を婿養子として向かえ、後に婚姻を結ぶ婚約者と見ていた
そして華蓮、翌年に征志郎が学園を卒業すると同時に、征志郎から同棲の誘いを受けそれを承諾、同時に華蓮は剣の道から離れる
そして2年後に征志郎と結婚し、次期師範となった征志郎を妻として夫の傍にあり続けた
614
:
N.T
:2018/06/07(木) 15:14:32 ID:TM37AvuM
隆二「準備はできたか?」
春奈「うん!いつでもいいよ!」
隆二「よし、だがようやく結城たちもか」
春奈「これで全員だね!」
隆二「そうだな」
春奈「ねっ、ねぇ?リュウ君?」
隆二「なんだ?」
春奈「えっと・・私そろそろ・・欲しいなぁーって」
隆二「欲しい?・・何をだ」
春奈「何をって・・愛する旦那様の・・その・・」
隆二「!?・・そ、そうか・・そういうことか・・」
春奈の顔が赤くなる
隆二「俺も・・そろそろ欲しいと思っていたところだ」
春奈「リュウ君・・」
隆二「春奈・・」
アムダ「なに始めようとしてんのよあんた達・・」
春奈「ア、アムダさん!?」
隆二「いつからそこに!」
アムダ「そろそろ欲しいなぁーってとこからよ」
春奈の顔がさらに赤くなる
アムダ「それよりほら、早く行かないと遅れるわよ?外でヤミも待ってるわ」
隆二「ああ、わかった・・行くぞ春奈」
春奈「うん!」
615
:
N.T
:2018/06/12(火) 12:43:37 ID:LlpWSe3c
隆二が運転する車内にて・・
アムダ「ええそう、それでお願い・・それじゃあ」
ピッ
アムダ「はぁ・・」
隆二「相変わらず忙しそうだな」
アムダ「ほんとよー、あんなぬいぐるみの何がいいのかしら?人間ってわからないわ」
ヤミ「むぅ!あれはヤミの自信作だもん!」
春奈「ふふっ、でもあまりの人気に生産が追いついてないってテレビで見たよー、すごいよー」
アムダ「まさか地球にきて毎日働き詰めになるなんて思ってなかったわー・・」
ヤミ「まだまだ新しい子たちどんどん作って!売って!もっともっと会社大きくするの!」
アムダ「はぁー・・」
アムダが大きなため息をつく
春奈「頑張ってアムダさん!」
隆二「式場が見えてきたぞ」
アムダ「へーー、立派な所じゃないー・・頑張ったわねあの子」
ヤミ「そうだ!ウエディングドレスを着たぬいぐるみもいいかも!」
アムダ「こんな時くらい仕事の話やめましょうよ・・はぁー・・」
616
:
N.T
:2018/06/12(火) 12:43:38 ID:LlpWSe3c
隆二が運転する車内にて・・
アムダ「ええそう、それでお願い・・それじゃあ」
ピッ
アムダ「はぁ・・」
隆二「相変わらず忙しそうだな」
アムダ「ほんとよー、あんなぬいぐるみの何がいいのかしら?人間ってわからないわ」
ヤミ「むぅ!あれはヤミの自信作だもん!」
春奈「ふふっ、でもあまりの人気に生産が追いついてないってテレビで見たよー、すごいよー」
アムダ「まさか地球にきて毎日働き詰めになるなんて思ってなかったわー・・」
ヤミ「まだまだ新しい子たちどんどん作って!売って!もっともっと会社大きくするの!」
アムダ「はぁー・・」
アムダが大きなため息をつく
春奈「頑張ってアムダさん!」
隆二「式場が見えてきたぞ」
アムダ「へーー、立派な所じゃないー・・頑張ったわねあの子」
ヤミ「そうだ!ウエディングドレスを着たぬいぐるみもいいかも!」
アムダ「こんな時くらい仕事の話やめましょうよ・・はぁー・・」
617
:
N.T
:2018/06/12(火) 12:58:22 ID:LlpWSe3c
堕天使アムダ
(春奈達と共に無事に帰還後、華蓮の計らいで春奈宅の近くの空き地に家を設け、そこにヤミと共に生活を始める
妹のエーバを弔い、アムダは1人の人間として新たな人生をスタートさせた、その後
ヤミの作り出したぬいぐるみが世間に注目され始め、ヤミの頼み込みを断れずアムダは社長として事業を開始
販売会社アムヤミを設立し、商品全てがキモかわいい、中には仕掛け不明な動きまわるぬいぐるみなどがあり、瞬く間に評判になる
今ではアムダとヤミの名は全国に広まり、忙しくも満たされた毎日を過ごす)
618
:
N.T
:2018/06/12(火) 13:23:18 ID:LlpWSe3c
隆二
(無事に帰還後、春奈と共に元の学園生活へ戻ると同時に春奈と婚約、卒業後に結婚した
春奈の父の経営する会社に入社し、新人でありながら即戦力と社員から頼られる存在となる
近くに家を構えたアムダとの交流は続いており、春奈、アムダ、ヤミと共に休日を過ごすことも
結城や拓也など、共に戦い抜いた仲間からも度々相談を受けるなど、現在も頼れる兄貴分である)
619
:
N.T
:2018/06/12(火) 13:30:47 ID:LlpWSe3c
春奈
(無事に帰還後、隆二と共に元の学園生活へ戻ると同時に隆二からプロポーズを受け承諾、婚約者となり卒業後に結婚した
隆二が春奈の父が経営する会社に入社すると、春奈は専業主婦として隆二を支え続ける
近くに家を構えたアムダとの交流は続いており、特にヤミとの隆二争奪戦は結婚後も度々続いている
共に戦い抜いた仲間たちの中で最も早くに結婚したこともあり、明美、唯、そして華蓮などから度々相手をその気にさせる方法など相談されていた)
620
:
N.T
:2018/06/12(火) 13:52:57 ID:LlpWSe3c
隆二「おい結城、そんな緊張するな」
結城「ば、ばかやろう!緊張なんて、ししししてねぇよ!」
隆二「そんなガクガク震えてよく言う・・」
征志郎「失礼しますー」
隆二「よう、征志郎、久しぶりだな」
征志郎「はい!お久しぶりです!結城さんおめでとうございます!」
結城「お、おう!ああ、ありがとう」
征志郎「?」
隆二「結城のやつ緊張してさっきからずっとこうなんだ」
征志郎「あはは!なるほど」
結城「うるせぇな!緊張なんてしてねぇーぞ!」
隆二「華蓮は?」
征志郎「明美さんの所へ行きました、春奈さんもあちらに?」
隆二「ああ、新婦は色々大変だからな」
ガヤガヤ・・
隆二「ん?外が騒がしいな」
ガチャ
拓也「よっ!久しぶりー!」
唯「お久しぶりです」
征志郎「拓也さん!唯さんもお久しぶりです!」
唯「それじゃあ私は明美さんのほうに行くわね」
拓也「おう、わかった」
隆二「なるほど、外が騒がしかったのは拓也を見て驚いた者達のざわめきか、ふっ人気者は辛いな?」
拓也「よしてくれ、俺なんてまだまださ」
結城「よ、よお!よくきたな!ま、まあゆっくりしてってくれ!はは」
拓也「お、おう?・・どうしたんだ?」
隆二「察してやれ」
621
:
N.T
:2018/06/12(火) 14:02:29 ID:LlpWSe3c
隆二「だが、結城もついに結婚か」
征志郎「これで全員ですね!」
拓也「そうなるな!たくーもっと早く決心しろよなー結城ー」
征志郎「そうですよー明美さん待ってたじゃないですかー」
結城「お前たちと違って職につくまで時間かかったんだから仕方ないだろー!」
ガチャ
アムダ「新婦の準備ができたわよー、さっさときなさい」
結城「お、おう!今行く!」
カチン、コチン
アムダ「何硬くなってるのよ・・」
結城「き、緊張で・・身体が・・」
隆二「やっぱり緊張してたんじゃないか・・」
そして隣の部屋へ移動した結城たち
コンコン・・
結城「開けるぞー」
ガチャ・・
622
:
N.T
:2018/06/12(火) 14:19:24 ID:LlpWSe3c
結城「あ・・」
明美「ユウちゃん・・えっと・・どうかな?」
目の前には純白のウェディングドレスを着た明美がいた
結城「あ、えと・・あの・・」
隆二「何をしている結城、言うことがあるだろう」
結城「あ、ああ・・明美」
明美「うん・・」
結城「綺麗だ」
明美「ありがとう」
華蓮「あとは式の時間が来るのを待つばかりだな」
唯「ええ、そうですね」
春奈「唯さん座ってください、お身体を大事にしないとー」
唯「うん、ありがとう」
隆二「これからますます忙しくなるな?拓也」
拓也「おう、任せとけって」
春奈、そして華蓮がじーっと目線を向ける
隆二&征志郎「!?」
係員「式の準備が整いました、ご友人の方々は式場へお集まりください」
隆二「それじゃあな、しっかりやれよ結城」
拓也「式の途中で転ぶなよー?」
結城「転ぶか!」
明美「アムダさん、お願いします」
アムダ「ええ、わかってるわ」
明美から何かを受け取るアムダ
アムダ「行くわよ?・・エクス」
明美「見ててね、エクスちゃん」
結城「またあとでな」
623
:
N.T
:2018/06/12(火) 14:29:30 ID:LlpWSe3c
ある日、突然に失った平和な日常、長き日駆け回った死と隣り合わせの恐怖と絶望
だが、覚悟を一つにした仲間たちと共に、傷つき、泣き、そして助け合い
そしてついに、絆と愛の力で日常を取り戻したのだ
明美「ユウちゃん」
結城「なんだ?」
明美「私・・とても幸せだよ」
結城「明美・・俺もだ、これからもずっと一緒にいような」
明美「うん、ずっと一緒に」
結城「よし、行こう!」
明美「うん!」
そしてこの日、結城と明美の結婚式は皆に祝福されながら無事に行われた
あるのは笑顔、歓声・・これからも続いてく
平和な・・そして幸せな人生がこれからも、ずっと
624
:
N.T
:2018/06/12(火) 14:39:18 ID:LlpWSe3c
結城
(無事に帰還後、明美と共に元の学園生活へと戻る、朝になると明美が蹴り起こし、そして共に学校へ登校、そんな今までの毎日を過ごしていった
だが唯一違ったこと・・それは明美との関係であった、ただの幼馴染から、最愛の恋人同士へ・・
卒業後、明美と同棲を始める・・だがそれから隆二、征志郎、拓也が結婚したことで焦りもある中、遅れること2年後
ついに明美と結婚式を挙げた、今までだらけていた自分を捨て、明美と共に生きるこれからの未来のために進み続ける)
625
:
N.T
:2018/06/12(火) 14:47:05 ID:LlpWSe3c
明美
(無事に帰還後、結城と共に元の学園生活へと戻る、朝には結城の家に出向き、寝坊する結城を蹴り起こし共に登校、そんな今までの毎日を過ごしていった
だが、唯一違ったこと・・それは結城との関係であった、ただの幼馴染から、最愛の恋人同士へ・・
卒業後、結城と同棲を始める・・春奈、華蓮、唯が結婚していく中、明美は結城との今が何より幸せであり、そこに微塵の焦りもなかった
そしてついに結城からプロポーズされ結婚式を挙げた、明美が子供のときから描いていた夢がついに現実となったのであった)
そして・・・・
626
:
N.T
:2018/06/12(火) 14:58:53 ID:LlpWSe3c
明美「忘れ物ない?」
結城「おう!大丈夫だ!」
明美「もー!また時間ギリギリじゃない!遅刻してクビになっても知らないよー!・・だから私が朝起こそうかって言ってるのにー」
結城「いいや!これくらい自分で出来るようにならないとな!いつまでも明美に頼ってばかりなわけにはいかないし!」
明美「もう遅いと思うんだけどー・・」
結城「ん?なんか言ったかー?」
明美「ううん何も!・・ほら早く行かないと!」
結城「おう!それじゃあ行ってくるぜ!・・おっと!忘れる所だった!」
奥の部屋の中に戻る結城
結城「行ってくるなエクス!明美を頼んだぜ!」
チュ・・
結城「!?」
明美「ほ、ほら!急いで!」
結城「お、おう!んじゃ行ってきまーす」
明美「行ってらっしゃーい!気をつけてねー!」
玄関で結城を見送る明美
明美「さてと!今日も頑張らないと!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エクス「・・・・・・・・・・・・・・・」
ピッ、ピピピ・・ウィーン・・
Alive or Explosion........完
627
:
名無しさん
:2020/04/21(火) 23:11:44 ID:aanySse6
>>336
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