番外4.JUNK ROSE
登場人物全員悪人。ローズだけじゃなくて、イースターズも組織の人間も店主も傭兵も、悪いヤツしか出ていない。
欧州ストリートチルドレンのグロテスクな搾取構造がつぶさに描かれていて、読んでいてだいぶ気分が悪くなる一作。
悪の根源である男をパパと呼び、愛を求める子供たちと、愛なんて得られるはずがないと達観しているローズの様子とで心が痛くなる。
148.I Have a Dream
『私には夢がある』のフレーズをキングに相対する者に言わせるセンスは好き。
エンダの夢は実際に壮大で尊ばれるべきものであり、このフレーズに見劣りしない夢なんですよね。
そして牧師の夢は表社会の完全制覇であり、こちらも壮大さは劣らない。
自分の夢のために死ねと啖呵を切る二人、いいですよね。
エンダの夢を叶えるためにはキングが必要であるというふざけたロジックを秒で一蹴するシーンはとても好きです。
152.Liberty or Death
メリリンは最近、ローマンとのベストカップルが押し出されていたので、そういえば元々コミュ力低めで自分の世界に傾倒しがちなメカニックだったなあと思い出した。
安理も誠実な青年に化けたけれど、元々だいぶ気まずい会話するキャラだったなと思い出したし、そこを切り口に話を広げていくの、キャラの理解が深いな、と思います。
気まずさは完全に治ったわけじゃなくて、何も言わずに大金卸のところに駆けていくスタンドプレーに若干まだ残ってるな、なんてことも思う。
それはそれとして、安理は羽開いてからずっと愛されっ子になってますね。
142話でも思ったけれど、善玉キャラが彼と関わると、関わった側の好感度が上がっていくんですよね。
Der Freischütz回でも出たメモリ演出、また見られましたね。
とある一要素を核に複数のキャラクターに焦点を当てつつ、衝撃の事実を演出するこの手法、本当に惚れ惚れします。
乃木平所長が偉そうな口調で喋ってるのがなんか新鮮ですね。
Zのときの曹長と一等陸曹のやり取りの再演が記録されてるの、なんかしみじみ。