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◆grqZWuW4dcと◆MU.DuagW1U

1小夜左文字 ◆grqZWuW4dc:2018/07/04(水) 23:55:17
新しい…部屋、増築した…

※前スレ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16897/1494264388/

524陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/03/13(水) 12:30:52
>>522
(もたれ掛かってくる同田貫を抱きしめたまま、泣き出してしまった恋人の顔を見られず)
(じっと動きを止める)
(強くあること。武器であること。自分の存在はそういうものだと言って憚らない同田貫が、全てを捨てても良いと言う)
(言わせたのは、わしじゃ…)
(弱々しく泣きじゃくるのをあやすように、背中をさすってやりながら)
(弱く首を振る)
そないなこと言いな…
(強い同田貫に惹かれた。何処で折れようと、孤独だろうと己の意思を貫く頑なさ)
(以前の主人の名残を引き摺っていても良い、男に拉がれて狂う体でも)
(側で共に歩めるなら。と…だがそれは次々に溢れてくる独占欲で意味を変え、同田貫という刀の存在そのものを否定しかねないほどに肥大してしまった)
(わしの我儘を…ずうっと受け入れさせてしもたせいで)
わしも…愛しとうよ……

(眠る同田貫の背を眺めながら、同田貫の本身を手にしたまま、もう一刻近くも動けずにいる。手入れに出すつもりが)
こんまま…錆びるまで、か…
(それともいっそ一思いに…という剣呑な考えを振り払い、部屋を出て手入れに向かう)
(急ぎで!と御札を投げ込んで使い狐を急かし、戻ってきた黒鞘を佩く。馴染んだ自分の本身に比べて少し長く、重い)


【(春めいてきたと思えば嵐、暖かくなるかと思えば唐突な冷え込み)】
【(甘酒で暖をとりながら書類不備が無いか確認している)】
【…ハンコの押し忘れ…こっちは………】
【(向かいでは博多が算盤を弾きながら「こいも金額が合うとらんったい…」などと呟いていて)】
【(この一角だけ瘴気が渦巻いている)】

525同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/03/18(月) 23:10:45
>>524
(動きを止めた陸奥守に不安になり、歯を食いしばって腰を振るが)
(背を擦られてやがて力を抜く)
俺は……、おれ、は……本気で……
(命をくれてもいいんだ)
(同田貫は陸奥守が気に入るような物、あるいは陸奥守にとって価値のある物を持ち合わせていない)
(だから自身の全てを差し出す以外に彼を引き留める方法を思いつかず。矜持を捨てて身も蓋も無く縋る)
(情けなく惨めな姿に呆れられてしまうだろうか。それでも陸奥守を失うのは……辛い)
(愛していると、陸奥守の故郷の言葉が聞こえてどっと気が緩み、意識が遠くなる)

(身じろぎもせず深く眠る。熱を帯びた体が嫌な汗をかく)
(どれほど経ったか、ふと、陸奥守の気配がごく近くにある気がして薄く目を開き)

【(陸奥守達の、有って無いような休憩を見計らって陸奥守の袖を引っ張り)】
【(廊下の角で目の下に隈を作った顔をくしゃくしゃに撫でて、頭をぎゅっと胸元に抱く)】
【ん゛……】
【(喉風邪を引いたから、長話する訳にも口付ける訳にも行かない)】
【(襟巻に口元を隠して、陸奥守の手にキャラメルの箱を押し付ける)】

526陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/03/29(金) 10:29:10
>>525
(自分の本身は同田貫の枕元へ着替えに重ねて置いてある)
(そのまま、自室には戻らず無人の道場へ上がる。さわさわと風の音がする以外、静まり返った中に床を踏む微かな軋みだけが聞こえ)
(中央に程近い位置に立って呼吸を整える)
(腰の鞘をやや大きめに前へ出し、柄を握る。この刀の映し身では無い自分にも抜ける、という根拠のない自信があった)
(…言うて、抜けんやったら格好悪いの…)
(小さく苦笑し、右手指にこもり過ぎた力を抜く。肩を落とした瞬間)
(滑らかな鞘走りと共に真一文字に空を断つ)
(甲高く澄んだ鋼の震える音)
(次いで、右へ振り抜いた手を返し左上へ払い上げ、半身踏み込みながら振り下ろす)
(暫くそうして型をやり)

(息を切らせながら納刀する頃には腕が小さく震えている。刃の厚み、重さ。性質はあくまでも素直であるのに鬼神の如く力強い)
なるほど…同田貫じゃ…
(これを片手で振り回して銃を抜く余裕などありはしない)
(真向から断ち割るための力か)

【わ。何じゃ何じゃ……】
【(わしわしと撫でられ、抱きしめられて目を瞬く間に当の同田貫は物も言わずに去ってしまう)】
【(手の中に残った箱には「滋味豊富」の文字。デレっと笑って仕事に戻り、全員分の書類を仕上げてしまうと死んだように眠り)】
【ふあ……むにゃ…。おお、もう桜の時期かえ】
【(目覚めると閉めっぱなしだった障子戸を開け放つなり「花見!弁当!でーと!」と言う論法で同田貫を探しに飛び出す)】

527同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/03/31(日) 23:26:36
>>526
(体を起こし、傷が元通りになっているのを確かめる)
(取り乱さなかったのは陸奥守の本身が傍にあったためもあり)
(自身の本身が陸奥守と共にあるという、理由の無い確信があったためでもあり)
(恰好を整え、陸奥守吉行を片手に肉体の陸奥守を探しに行く)

(ふらりと道場に寄った時には、陸奥守が刀を納める少し前だった)
(戸口から俺自身を振るう陸奥守を瞬きもせずに見つめ、つい、答える)
ああ、呼んだか?
(先にあれほどの醜態を晒したばかりだったが、不思議と心は鎮まっていた)

【(喉風邪も治っていたが、いつまでもぐずぐずと布団の中におり)】
【(起こしに来た陸奥守の腕を掴んで引き込みかける)】
【ああ?あんたちゃんと寝られたのか?たまにゃあ休め……】
【(弁当と聞けばぐるる、と鳴った腹の虫。もぞもぞと起き上がり)】

528陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/04/11(木) 23:07:16
>>527
(振り下ろし、正面へ戻り、残心。鞘に戻そうと鋒を向けた途端聞こえた声に、僅かに手が滑って背筋がヒヤリとするが持ち堪え)
(チン、と快い鍔鳴りを残して鞘に収めると、己のものだと言わんばかりに腰に戻す)
うん。おんしゃァやっぱりエエ刀なが
(つくづくと言って振り向く。戸口に佇む姿に動揺はない。こちらも、散々に剣を振ったおかげか、余計な邪念は消えている)
(普段の癖で右手を懐に突っ込み、左手で柄頭を抑えた格好で)
わしはな。同田貫。おまんが好きじゃ。そのまんまで真っ直ぐなおまんがな
(何をグダグダと悩みこんでいたのだろうと思う。初めから、この男士この刀が好きだったではないか)
(屈託無く笑って)
ヤキモチで何も見えんようになっとったわ
(言いながらもまだ同田貫の本身を返しもせず腰に佩たまま)
ほやけど…まあ、二、三日はここにおってや
(ぽんと腰を叩く)

【(のそりと現れる。急激な天候の変化に見事に負けて)】
【(顔が青いを通り越して最早白い)】
【桜…弁当持って…同田貫とでーと……】
【(恨み節がすごい)】
【うぅ…同田貫ぃ……】

529同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/04/12(金) 00:11:09
>>528
【お、おい……っ!】
【(今にも倒れそうな陸奥守を両腕で抱き寄せ、温めた部屋の奥に匿う)】
【(毛布を片付ける前で良かった。仰向けに寝かせ傍らに添う)】
【でーと、ねえ……】
【(唸る陸奥守の頬に触れる。今はこちらの方が手が温かいか)】
【(眠りを促すように頭を撫で、内緒話のように囁く)】
【あんたと見るなら何の花だっていいさ。桜がいいんなら、陸奥でも蝦夷でもまだ間に合う】
【だから……】
【(こめかみに口付け、力を抜いて隣で目を伏せる)】
【起きたら、でーとしようぜ。文ももうちっとしたら書く】

530同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/04/14(日) 12:07:42
>>528
(向かい合った陸奥守はさっぱりとした表情だった)
(躊躇いの無い言葉が、突っ立ったままの同田貫の胸の内に温かく火を点す)
……っ
(俺でいいのか?とみっともなく問おうとして飲み込み、言葉につかえてしばし目を伏せる)
(俺は俺のまま、陸奥守を好いていいのか。不愛想な表情はあまり変わらないものの、瞬いて笑顔を見つめ)
敵わねえな……。あんたの器に惚れた。出会った時から今まで……
(細かな傷だらけの鞘が少し誇らしげに陸奥守の腰に収まっている)
ああ、陸奥守、あんたも俺と居てくれ
(手の中の刀は俺の本体よりもやや軽い。多くの人々に愛されて来た刀を手にするのに、俺がぐずぐずしていては駄目だ)
愛している
(初めは口にするのも照れ臭かった言葉が素直に溢れる)

531陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/04/14(日) 20:35:43
>>530
(ぱあっと子供のように屈託無く破顔して、ずかずかと同田貫に近づき)
(さっと口付けする)
わしもじゃ。おまんを…愛しちょう
ふふ、…おまんほど頑丈や無いき、大事にしてや
(同田貫の手の中にある墨色の鞘と拵えは)
(戦などではなく火事で焼失し、刀身自体も焼け身になって反りを失ってしまったため新たに誂えられたものだ)
(同田貫と同じ使い方をされたのでは直ぐに折れてしまいかねない)
(反対に、厚い刀身はもちろん、無骨な鞘すらも存分に振り回せる同田貫は)
(思う存分振り回せるじゃろ…むふふふ…楽しいじゃろうなあ)
(“男の子”というのはこういうのに目がない)
今日は手合わせの予定なんじゃ!振り回してもええじゃろ?
(相手は…小狐丸。この刀が誰のもので、誰の心に住んでいるか。知らしめてやる気満々である)

【(サッ!と弁当箱を出す。「外出禁止」と釘は刺されたが食事制限は受けていない)】
【(むしろ食べろと言われている)】
【(重箱には桜の蒔絵。せめてもの花見気分)】
【同田貫!一緒に食わんや!】

532同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/04/14(日) 23:40:48
>>531
んっ!?
(口付けに少し驚き、ふっと息を吐き苦笑い)
ああ、しばらくは大人しくするさ
(つい癖で陸奥守本体を肩に担ぐ)
(楽し気な恋人に小言でも言おうかと思ったが、拳銃の隣に自分の本体があり、拳銃より先に使って貰えると思えば自分もにやけ)
いいぜ。使いこなせよ!
(自分が指名されていない時の内番表を見ていないため、相手が誰だか知らぬまま気安く激励し)

【(重箱の艶やかな表面を撫で、桜の花をなぞる。器の絵柄など、今までは気にもしなかった)】
【……本当に大丈夫かあ?】
【(滑らかな頬へと指を伸ばす。眉間の皺を深め)】
【(弁当は机に乗せたまま、相手をぐいと引き寄せて膝の上に横抱きに抱える)】
【やっぱ、軽くなってねえか?】
【(このまま食べさせる気で重箱の蓋を片手で開け)】

533陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/04/26(金) 16:26:34
>>532
(同田貫の返事に笑みを深め、思わず抱き締める)
ありがとうな
(ぎゅっと力を入れ、すぐに離してホルスターの上から拳銃をぱん!と叩き)
何やったらこいも貸そか?わしはこいがあれば十分ぜよ!まはははは!
(同田貫の本身に触れ、笑ったままでいる。今日は既に十分鍛錬したとも言えるが、手合わせに向けて気魄を漲らせ)
さてと、ほなら先ずは飯でも食うかの。行こか、同田貫
(誘って、道場を出た)

【一旦〆るぜよ】
【(抱き上げられて、わー!と驚いた声を上げたものの、おとなしく膝に収まっている)】
【(年度が始まった思たら改元で仕事は山積み、おまけに土佐への特別調査命令…病み窶れもするがじゃ…)】
【ちっくとな…立て込んでしもて。あーん】
【(同田貫が上げた箸を待つ気満々で、既に両手は同田貫をがっしりと捕まえている)】
【おまんとこがいしとったら元気になるき。むふふ…】
【(首筋に接吻する)】

534同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/04/28(日) 21:52:21
>>533
(ごく自然に、同時に片腕で抱き返す)
俺にはあんた一振りで十分だ
(離れ際に頬に口付け、つられて笑う)
(連れだって道場を後にし)

【じゃ……俺も〆る】
【やれやれ、別にあんたが無理しなくたって、俺が昔馴染みを迎えに行ったっていいんだぜ?】
【(はいそうですかと譲る性格では無いと知っていて軽口を叩く)】
【(故郷を蹂躙され、黙っている男ではないと)】
【(卵焼きを陸奥守の口に運び、自分も一つ頬張る)】
【ん……甘くてうめえ。……んっ!?】
【(首を擽る唇の感触に目を白黒させ)】
【これから戦だってのに、食わなきゃ力出ねえだろうが!】
【(こら、と目尻を吊り上げてブロッコリーを口元に差し出す)】

535陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/04/29(月) 11:27:10
>>534
【そいはそやけど……まあ、色々との】
【(答えると、ムニャムニャと眠たげに甘えにかかり)】
【(唇に当たるブロッコリーを見もせずに口を開けてモギュモギュ食べている)】
【(完全に「眠たい子供の食事風景」と化している)】
【んんうー…同田貫ぃ…】
【口。吸うて…(唇を尖らせる)】

536同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/04/29(月) 21:13:35
>>535
(少し幼い素振りで野菜を頬張る陸奥守を見ていると、愛らしい、という単語が浮かぶ)
寝てんのか……って、やけに甘えるじゃねえか
(小声で囁き、ほうじ茶を一口含むと恋人を引き寄せて唇を重ねる)
(口移しに飲ませてから、目を伏せてちろりと舌を忍ばせ)
(陸奥守の唾液の味に我慢がきかなくなり……それでも自制心で強引に貪らず)
(ゆるゆると浅く口吸いを続ける)
(こうして触れ合っていると、自分の内側が温かく潤うようで)
(我を忘れる前に鼻先を触れ合わせたまま息を継ぐ)
……次は、何が欲しい

537陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/04/30(火) 15:37:30
んー…?ん、ん…
(目を閉じたまま口移しされる茶を飲み込み、ささやかに触れ合う舌先に集中する)
(唇が離れるとムフフ…と笑い)
もっかい
(言いながら唇を近づけ、先ほどよりも深く舌を差し込む)
(ゆっくりと絡めながら両手で同田貫の背を撫でる)
(着物越しに実戦に鍛えられた筋肉の形をなぞり、尻の方へ滑らせ)
(軽く揉む)
……ちんぽ触ってや
(耳元に囁き、反応しつつあるソレを同田貫に押し付ける)

538同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/04/30(火) 20:54:29
>>537
(瞬き一つ、また口移しかと湯呑みに伸ばしかけた手がぴくりと跳ねて止まる)
……ん…っ
(両腕で彼を支える。肉体の輪郭をなぞる恋人の腕がくすぐったく、身をよじりたいが)
(抱きかかえていてはそうもいかず、呼吸を逃がして小さく震えるにとどめる)
ふ……っ、ん、ん……。ああ……っ
(片手で服越しに熱塊を握る。じわじわと強めになぞればくっきりと形を成す)
(陸奥守の形……、過去に誰と出会い何が起ころうと、今俺たちはここにいる)
(確かめて)
陸奥守、変だ。あんたを触っているのに……気持ちいい……
(ずくんと腰に集まった熱が、陸奥守を下から押し上げる)

539陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/03(金) 17:34:32
>>538
(薄っすらと目を開き軽く上気する同田貫の顔にヤニ下がる)
(布越しのもどかしい感覚を受けながら、じわじわと張り詰めれば浅く息をついで)
(腿の下から押し上げてくる弾力に少し腰をずらす)
(そのまま向かい合わせの床に降り)
わしも…触ってえいがか?
(言いながら、じゃーじの脇から手を潜り込ませ下穿きを掻き分けて)
(脈打つ肉棒をじかに握り込む)
同田貫…
(軽く腰を上げ、顔を寄せて唇を重ねる)
(あらゆる部分で繋がっていたい、と思ってしまう。結果やたらと口を吸っている気がするが)
(手を動かし、同田貫の亀頭あたりを捏ねるように刺激する)

540同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/04(土) 00:12:12
>>539
(離れる体を惜しみながら、陸奥守の手に合わせて膝立ち気味になり)
(自分のものでは無い指が直に肌に触れ、性器に絡むまでをつぶさに感じ取り)
(服越しに蠢く形を捉えていると、自身が張り詰めて布が突っ張る)
(自分が布越しに握る陸奥守も欲しくなって、恋人の先端がじっとりと湿り気を伝える頃に)
(袴の横から手を差し入れ直す。血管を浮き上がらせているだろう雄を強めに搾り)
あ、あ、はあ……っ。あ……あ、陸奥守……っ
(唇を吸う。じゅく、ちゅく、と唾液を飲む)
(求めて繋がって、陸奥守を雫一滴、髪一本残さず俺の物にしたい)
んくぅっ!!?
(不意に亀頭をくるくると揉みこまれて、重ねたままの唇から喘ぎと共に混ざり合った唾液が零れる)
……っ
(拭うのも忘れて、また陸奥守の唇を求め)

541陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/07(火) 13:06:37
>>540
(舌を差し込み絡める。ざらりと舐め上げては吸い)
(同田貫の手に握られた肉竿がぐっと固く太り、びくりと反る)
(口付けを交わしたまま腰を引けぬように抱き寄せ、手の中の肉棒に先端から溢れるぬめりを広げるようにしごき)
(すぐ近くで聞こえる抑えた喘ぎに煽られ、緩く腰を動かす)
あぁ…
(甘い吐息が漏れ)

542同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/09(木) 15:42:54
>>541
(体が更に密着すれば、互いの硬く滾った茎が服越しに擦れる)
ふ……ぅ……、吉行ぃ……っ
(陸奥守が気持ちいいと俺も気持ちいい。肉茎が力強く手の中で跳ねると、掌まで性感帯になる)
(一度袴から片手を抜き出し、袴の紐をつんと引く)
(許されれば、陸奥守の下半身を脱がせたい)
(ぽってりとした自分の亀頭は、想像しただけでだくだくと先走りを溢れさせて服まで湿らせる)

543陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/09(木) 16:14:17
>>542
なんや、脱がせたいかえ?
(腰をつんと引かれて小さく笑う。同田貫の仏頂面が欲情に染まって潤んでいるのが可愛らしい)
(腰紐を持った手に手を重ねて横へ引く。履き口の大きい袴はストンと落ちかけて)
(完全に勃起した亀頭に引っかかる)
(こちらも相手のじゃーじを腿まで引き下ろし)
(両手で同田貫の尻たぶを掴む)
(肉棒同士を擦り合わせようとしつつ、首を伸ばして耳元を舐める)

544同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/09(木) 23:06:39
>>542
……だめかよ
(拗ねた物言いだが欲情は隠しきれない)

(反り返る男根に引っかかった袴を、指先で除ければぶるんとそれが跳ねる)
(生唾を飲んで、されるがまま腰回りだけ肌を晒しあい身を寄せる)
(濡れそぼった熱い茎が二本、二人の間で絡み合う)
(見下ろせば心臓が高鳴る。零れた俺の先走りが今や陸奥守まで濡らし)
(両腕を相手の背に回す。もっと一緒になりてえ)
あ、あぁ……っっ!
(尻を掴まれて悶えた。どうしようもなく奥が疼く)
(尻の中だけじゃない。口の中も、……小便の穴の奥の奥も、全て陸奥守の侵入を待ち望んでいて)
(体の内がわから、勝手にきゅんとする)
(ふと近くなった気配が、耳元に吐息をかけて……小さく水音を立てた)
う……あっ!?な……っ、に……!!あ、あああっ!ひっ!く……うぅぅ!
(咄嗟に肩を竦め、びくびくと体が跳ねる)

545陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/10(金) 11:53:05
>>544
(互いの肉棒の弾力を感じる。クッと緊張し、先端の小穴をヒクつかせて)
(粘液を溢れさせる)
(ぬちっ、と音が立ち)
(下半身は直に触れ合っているのに、背に回された腕が布越しというのが)
(“いけないこと”をしているようでゾクゾクする)
ん…ん、ふふ……
(声を上げる同田貫の耳朶に吸い付き)
(耳孔に舌先を差し込んでくるりと舐める)
(掴んだ尻を引き寄せ、ぐにぐにと揉みしだきながら腰を軽く揺すって肉茎同士を擦り合わせ)
可愛えの…
(同田貫自身は感じやすい肉体を恥じているのか、仕込まれたせいだといつも謝ってくるが)
(それが今は、誰にでも見せる顔では無く)
(わしだけのモンやき…)
同田貫、口開けて
(舌を出させてぬるぬると舐め合う)

546同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/10(金) 22:40:10
>>545
(耳を吸われて、舐められて、脳に直に響く水音に悶え)
あ、ああ!……っんな所っ!はぁっ、やめ……っっ!
(耳の穴まで陸奥守の侵入に喜んでいるのか、上擦った声が止まらない)
(吐息は熱く、腰を揺さぶられると陰茎が擦られて……だが手でしごく程の強い感覚ではなく)
(とろ火で炙られるようないやらしさに酔い、潤み滲んだ視界で陸奥守を探す)
は……、はぁ……っ、は……ん、んん……っ
(気持ちいい。ちんぽも、舌も、陸奥守と粘膜を擦り合わせるのは恥ずかしくはあるが惨めさも嫌悪感も無く)
(もっと恥ずかしい事をしたいとすら思ってしまう)
吉行……っ、あ……ぁ、イきたい……っ!
なあ、俺……熔けちまう
(自らも腰を揺らして絶頂を請う。焦らされれば、更に理性が蕩けていくばかりだが……)

547陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/13(月) 13:42:04
>>546
(金色の目を潤ませて絶頂をねだる同田貫は愛らしい)
(ぐんと反応する陰茎で掻きあったまま)
(もうちっと…)
(このまま見ていたい、と思う。羞恥と快感で蕩ける恋人を強く引き寄せ)
このまんまでも、イけるじゃろ?
(背を丸めて、顎の下の少し柔らかな喉に吸い跡をつける)
そいとも…どがいして欲しいか、自分で言うてねだるか?

548同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/15(水) 00:24:15
>>547
(陸奥守の勃起が熱くて硬い)
(俺も煽られてびくつき、脈動して反る二本を擦り合わせているのだから)
(いつも同じ所に当たるのではなく、先走りでぬめる感触が不意に強く快楽を与えたり、もどかしかったり)
あ……うぅ、このまま……っ?
(迷いに目を泳がせていると、喉元を吸われて)
くあぁ゛……!!
(声帯の振動が陸奥守にも伝わるだろうか)
(ぎゅっと陸奥守を抱き返し)
さらしに……つい…ちまう……
(呟くが、目を伏せてかくかくと腰を揺らし始める)
(下から上へ陸奥守の勃起と下腹部を突き上げるようにすれば、無毛の股と陸奥守の男らしい下生えが触れてくすぐったい)
ふっ、ふっ……ぅっ、吉行……なあ
尻……を、掴んでてくれよ…ぉ。あんたのちんぽのせいでナカまで疼いて、腰抜けそうだ……っ!
(ぼそぼそと耳元に吹き込み、終いに耳朶に文字通り吸い付いて痕を残す)
(同時に陸奥守を掻き抱き、力強く大きく腰を振り始める)
あ゛、あぁ!ん゛っっ!!吉行っっ!よしゆきぃ!っっ!!
(込み上げる射精の快楽に、薄目を開けて眉を寄せ)

549陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/18(土) 16:20:56
>>548
(密着すると互いの腹の間に挟み込まれた肉竿が巣の中の鰻のようにヌルヌルと絡み合う)
(腰裏の傷を隠したサラシに擦れるざらりとした感触と、同田貫の無毛の肌の滑らかな感触)
ええよ…わしも、芯から…熱い…
(はっ、と短く息を吸う。同田貫の淫らがましい動きに合わせるように腰をくねらせる)
(ぐちゅ、と腹の間で粘っこい音がして)
(雄臭さが立ち上ってくる)
同田、貫っ…
(絶頂をねだる声を吸い取るように唇を合わせ、舌で口中を犯し抜きながら)
(ぎゅっと吊り上がった陰嚢から精管を押し広げて迫り上がる汚濁を放つ)
んん、っ…ん、むっ……!!
(びゅぐっと跳ね上がる熱い飛沫が顎まで届き)

550同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/19(日) 00:39:47
>>549
(ドロドロになって、体を擦りつけ合って、ただ恋人の体を感じる)
(高めあった熱を一つにする)
ああ、あぁ……っ、感じる……ぅ!あんたの、命……
(外側から犯すように陸奥守に下腹部を押し付ければ、五感から快楽が生まれる)
(腹の間で交互に擦れるいやらしい亀頭)
(上擦る声と生々しいぬめりの音)
(陸奥守の汗と雄の匂いが好きだ)
(触れあう肌の下に躍動する筋肉とどくどくと脈打つ心臓を感じる)
(そして)
んぅ゛ぅぅぅぅぅ!!!
(甘い唾液が入り込んで、呼吸を奪う勢いで舌が俺を犯す)
(上から下までぐちゃぐちゃになる。舌が……気持ちいい)
ぐうぅぅっ!ん゛!!っむぅ゛うううう!!
(悲鳴を飲み込まれながら、ぱくぱくと口を開く尿道口から射精する)
(大きく跳ねた陸奥守のそれと、濃く粘りどぷどぷと溢れ互いのさらしをすっかり染める俺の子種が)
(ゆっくりと滴って混ざり)
ふっ、ふっ、ふぅっ、は……っ、ぁ
(呼吸が戻らない。駄犬のように喘いで陸奥守の顎についた精に舌を伸ばす)
は……っ、はぁっ、ふっ、んくっ……
(ぺちゃぺちゃと舌を使い、夢中で雄の匂いを啜る)

551陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/19(日) 13:32:18
>>550
(同田貫の尻を鷲掴みにしたまま、息を吐く)
(短髪に鼻先を埋めて恋人の匂いを吸い込んでいると、舌の感触が顎を舐め)
(ちゅっと吸い付いて精を啜る)
(擽ったさに小さく笑ったものの、そのうちじきにまた硬く猛りはじめ)
(ゆっくりと立ち上がって、穂先を差し出す)
(唇に触れさせ)
(はだけた上着はそのまま、完全に脱げ落ちた袴を軽く脇へ蹴って脇へ追いやり)
欲しいがか?
(肉棒にたっぷりと絡んだ互いの精が混じり合ったものを同田貫の顔に塗りつける)

552同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/20(月) 06:49:51
>>551
(肌に陸奥守の呼吸を感じながら、舌先で顎から喉へと白濁を掬い続けていると)
(じんわりと落ち着きかけた二つの肉茎が、陸奥守の方からまた熱を増し)
……あ、あぁ……
(恋人が立ち上がり、また上向いた勃起の先端が浅く開いた下唇に触れる)
(額から頬、鼻先へと生臭い欲を塗り付ける筆先を目を細めて受け入れ)
(問われて見上げる。力強さを増した肉体の陰影を乱れた黒い着物が縁取る)
(むせるような雄の匂いに唾液が溢れる。ぴくんとまた反応する陰茎を隠しもせず)
(口を開いて潤んだ舌を差し出し)
は……、は……う…ぅ……、欲……ひい……っ
(両手を床についたまま口だけ開けて強請る)

553陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/20(月) 10:21:13
>>552
(顔に残る傷跡の上に、糊のような汚れが残る)
(差し出された舌の上に亀頭を載せる頃にはもう)
(先端の小穴がひくりと蠢いては粘液を吐き出している)
ほなら、上手に舐めてや……
(言いながら同田貫の短髪に指を差し込んで、形のいい頭を撫で)
(そのまま後頭部を引き寄せる)
(鈴口から裏筋を撫でる舌のぬめりに、またゾクゾクと感じる)
(見下ろせば、ぎゅっと肉の詰まった恋人の艶めいた肌)
(張り詰めた胸が寄って深い谷間ができているのも)
(逞しい腿やむきだしの脛の丸みも)
(…目の毒じゃのう……)
(煽情的で、思わずニヤリと笑ってしまう)

554同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/20(月) 11:38:05
>>553
(舌先に触れた熱塊は既に塩っぽい蜜を零し始めていた)
(考えるより先に、一滴も零さないように舌でずるんと裏筋をこそぎながら深く迎え入れ)
(淫らに匂い立つ精を唾液に馴染ませてすすぎながら唇を窄めて吸い取る)
(ゆるゆると頭を引き、先端に改めて口付けてから本格的に扱き始め)
んぐっ、ん、ぷ……っ!ふっ、んくっ、ん、おっ……んんっ!
(味と、匂いと、喉奥を突く音で頭ん中犯される)
(潤んだ口の中で陰茎を往復させるのに夢中になり、ちゅぽちゅぽと水音がする度に涎が顎から滴り落ちるのも構わず咥えていると、頭上で微かに笑う気配がして腰をもぞもぞさせる)

555陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/20(月) 16:22:40
>>554
(献身的な口淫に肉棒がぷるぷると跳ねる)
(ピチャピチャという空気の混じった水音と、同田貫の掠れた呻き)
(鼻から抜ける自分の喘ぎや呼吸音)
(達しかけると動きを止め、快楽の波をやり過ごしては再び腰を使う)
(じわりと体を揺らす同田貫に気づき)
(その体の内部のうねりを思い出して)
(アカン。もうガマンも限界じゃ)
同田貫…!
(肉棒を口から引き抜き、一気に畳の上へ押し倒す)
(性急に膝を抱えあげながら口を吸い)
もう…っ、いれたい

556同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/20(月) 17:26:35
>>555
(言葉よりも雄弁に口の中に反応を返す陸奥守に、慈しむ唇使いで応える)
(頭に乗せられた手が時折静止を促すから、呼吸を整えて従順に待ち)
(また頬を窄めて吸い)
ん……?どうした……っ!うあ!
(ひっくり返り、両足ごと抱え込まれると秘部が丸見えになる)
(物欲しげな柔らかい縦スジが露わになる)
(ちゅ、と唇を吸った後、陸奥守の願いに頷いて、下半身の力を抜き待ち受ける)
いいぜ、こっちにも……欲しい

557陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/23(木) 12:51:35
>>556
(いきり立った穂先をあてがうだけで、先端が柔らかく口を開く肉に触れ)
(軽く体重をかけるだけで呑まれる)
(亀頭だけ数度出し入れして様子を見てから)
(一息に貫き通す)
(揺するように突いて根元までしっかりと埋め込み)
ふぅ……
(息を逃す。同田貫の膝に口づけ)
動くき
(言うなり、ごん!と突く)

558同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/29(水) 00:04:06
>>557
う……っ
(粘膜に熱い亀頭が触れる。一気に意識が集中して、馴染ませるのか浅く掻くそれをひくひくと肉筒が食む)
なあ、もっと……あ゛っ!?くあぁ゛あ゛ぁぁぁぁぁ゛!!
(一気に疼く場所まで深く埋められて上体が反り、膝を抱えられた両足がもがく)
(待ち望んでいた癖に、衝撃に耐えられず体を逃すようにくねらせ)
(引き絞る肛門の肉輪も、内側からじわりと揉みこむ腹圧も同時に陸奥守を圧迫する)
(ぶるぶると震えていたが、宥めるように膝に口付けられてふと手足から力が抜け)
……あ……あ?
(言葉に答えるが、意味を飲み込む前に最奥に滾る硬い逸物を叩きつけられ)
んぉぉおおおお゛お゛お゛っっっ!!!ひっ!ぎひっっっ!!
(悲鳴が押し出される。同田貫の腹の上で、一気に滾った陰茎が精の生臭い匂いを纏わせ、魚のようにびくびく濡れ跳ねる)

【悪ぃ、待たせた】

559陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/29(水) 14:17:49
>>558
(男を咥えることにすっかり慣れきって馴染んでいるくせに、緩みを感じさせない)
(鍛え上げられた筋肉が、物欲しげな肉襞が、男根を絞り上げる)
(エエ具合じゃ)
(奥を突いた途端に達したように跳ねる同田貫を押しつぶすように抱きながら)
(ごつごつと奥を叩く。亀頭の先端がコリコリとした窄まりにぶつかっては離れ)
(先走りの粘液を擦りつけていく)
どがい、した、…っ奥まで突いて欲し、がやろ?ホレ、おまんの大好きな、専用ちんぽじゃ
(ハッ、ハッ、と息を荒げながら叩き、かと思えばカクカクと小刻みに震わせ)
(同田貫の唇を塞ぎもせずに舌を絡め、くちゅくちゅと舐め合っては吸い上げ)
(膝が閉じかけるたびに無理矢理開かせては深く犯す)

【暑ぅなってきたのお。ほい。麦湯と塩飴持って行き】
【(当番で拵えた軽食のおにぎりと水筒を配って回っている)】

560同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/30(木) 20:46:03
>>559
(ぎゅっと体が締まると内側の陸奥守の形をまざまざと感じる)
あ、うっ!ぐっ……!はぁ、はあっ、はっ、あぁっ!
入っ……て…る!あぁ゛、深ぇ……っ!
(何度も何度も奥に叩きつけられて息を詰める)
(交わりが、粘膜と粘膜の接触が、気持ち良くて)
(理性を手放しそうになる。快楽だけに狂いそうになるのを本能的に恐れるが)
……ん
(両腕を陸奥守の首に回して、引き寄せて獣のような口吸いで答える)
(何度も捏ねられた最奥がくぷくぷと口を開きかけ、その度に体の芯をひっくり返されるような衝撃に体をぎゅっと縮こまらせるが)
(陸奥守が体を開く。見られる。びくびくと引き攣る陰茎。また精液を送り出そうとする陰嚢。陸奥守の形に丸く張り詰めた尻の穴)
う゛…あ、……っいる!はいるぅ゛っっ!!お、おぐに゛ぃぃぃぃぃ……っっっ!!!
(迎え入れる結腸が、強烈な締まりで陸奥守の張り出した亀頭を握り締める)

【ありがとサン。喰いきれねえ位獲ってくるぜ(今日は遠征、雲丹を探しに行き)】

561陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/06/10(月) 00:32:40
>>560
あっ、あ、同田貫っ、入る!入゛ッッッ
(ぢゅぽん、と抜けた先端が一気に締め付けられる)
(そこで縊れて千切れそうなほどの力と、竿に絡みついて蠕動する肉襞の動きに全身をぶるりと震わせ)
(出そうだ、が、キツ過ぎて出ない)
ぐ、う!もちっと…緩うしな、アカンか
ちっくと、我慢、な?
(同田貫の脚を抱え直し、全身でのしかかる。奥へ入った先端をさらに押し込むように)
(十分に浸した穂先を引くように重心を後ろへ動かす)
(とは言っても、下手に引けば食い千切られそうに締められているため)
(擦るというよりは捏ねるような動きだ)

【気ぃつけて行きy……】
【(手を振りかけて、雲丹→海→素潜り→褌一丁で飛び込む同田貫(幻視)まで想像して)】
【わ!わ!わしも行く!むしろわしが行くぜよ!海なら慣れちゅうき】
【(慌てて声を上げる)】

562同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/06/10(月) 13:16:04
>>561
(折りたたまれた体勢で、びゅるっ、と短く精を放った後、噴き出した潮が髪にまで跳ねる)
がひぃ゛ぃぃい゛い゛ぃぃぃッッッ!!!?
(ぐっ、ぐっ、ともがく肉体が陸奥守の全体重をかけて押し込められ、深く掘り進められる)
(身長にぐにぐにと結腸を捏ねられれば全身に震えが走り、続けて達しそうになるのが怖くて陸奥守により強くしがみつく)
うわ、あっ、あ゛っ、ひっ、ん゛ひぃ!あ゛……あぅ゛ぅぅ……っ!!
(圧迫感に頬を染めて小刻みに息をする。金の瞳は恍惚と上瞼に隠れがちで、呆けて潤んでいる)
(結腸の奥に亀頭がはまり込んでいる。ここまで、陸奥守の形になる。ちゃんと陸奥守の物になったような気がして、正気であればありえない甘ったれた声が出た)
ん……っ、よひゆき…ぃ♡

【(急に行く気になった陸奥守に驚きながらも、海に慣れているという言に納得し)】
【主、陸奥守も雲丹取りたいってさ。……じゃ、あんたも自分の分の水筒持てよ】
【(陸奥守も部隊に編制され、遠征のついでに磯で雲丹を探す事となる)】
【疲れてんだから、はしゃぎすぎるなよ】
【(僅かに口角を上げ)】

563陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/06/13(木) 23:44:28
>>562
(触れ合う体が熱い。しっとりと汗ばんだ肌が密着して、溶けてしまいそうだ)
(同田貫の男根がビクビクと反応している)
(尻穴も同様に)
(全身が甘く快楽に染まり、舌ったらずな声に名を呼ばれて)
(濡れた唇を舌先で撫で)
同田貫…可愛え、わしの…鞘……っ
(囁いて唇を塞ぐ。舌を絡めて吸い上げ、口中を舐りながら)
(ぐっ、ぐっ、と腰を突く)
(パンパンに吊り上がった陰嚢から溢れるような感覚が)
(肉棒の根元から駆け上がる。有様が同田貫にすら感じられるのではと思うほどの強さで尿道を押し広げ)
(文字通り、迸る。熱い粘液をびゅぐん、びゅぐん、と打ち出す度に全身がぶるりとふるえる)
あ、あっ…ぐぅ、…ぎょうさん出ちゅう…ほれ、まだ…

【(自分の分の弁当と水筒を常備袋(同田貫からの贈り物だ)に詰めるや、そそくさと)】
【まーかしとけ!まはははは!】
【(連れ立って海へ向かう。海水浴にはまだ少し早いが、外はもう十分に夏の気配だ)】
【まだ水が冷えちょるき、時間になったら上がって休憩じゃ】
【無理に欲張っちょったら溺れてしまうぜよ。泳ぐっちゅーのは思うより体力が必要じゃ】
【(素潜り漁である。袴と小袖を脱いで『大漁』と描かれた無駄に派手な褌姿で船べりを踏み)】
【(経験のない者達に説明している)】

564同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/06/16(日) 21:55:18
>>563
(体が勝手に動く。ひくついて、震えて、跳ねて、中まで蠢いて、陸奥守が中からも外からも触れているせいで、余計にはっきり感じられて)
(意思だとか、自我だとか、何の力も無くなって快楽にただ揺さぶられておかしくなる。おかしい俺を、陸奥守が、陸奥守の鞘だ……って)
はぁ゛……ッッッッぅう゛ぅうううぅぅぅぅぅぅぅッッッ!!!
(陸奥守と目を合わせたまま意識が飛び、また目覚め、橙の瞳を覗く)
(勃起させたまま、俺……イって……出してねえのに……)
くぅ……ん゛
(腹の奥に注がれる熱が溶けて、一つになるのを感じて、鼻から切なく息を逃す)
(思い通りに動かない四肢ですがり、吐息のように呟く)
ふ…、ふっ……好きに、して……いい…っ。は……、ふぅ……

【(わざわざその褌に着替えてきたか、と意識を逸らしながらも指導に頷き)】
【(黒い褌だけになって)】
【とっとと始めよーぜ】
【(冷たい塩水。眉間に皺を寄せながらそろそろと海に入り)】

565陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/06/20(木) 05:42:06
>>564
(同田貫の瞳孔が拡散し)
(収縮してまた目が合う。尻穴の感覚だけで達した、と告白しているのも同然の蕩けた吐息を吸い取る)
(抱えていた同田貫の脚を離し、まだ硬い肉茎できゅんきゅんと締めてくる肉壷の中をゆるく捏ねる)

(徐々に勃起が治ると、漸く本来の動きを思い出したような腸の動きに押し出され)
(嵌り込んだ亀頭が抜けて身を離す)
(隣に横たわりながら、恋人の肌を柔らかく撫で)
……大好きじゃ。…愛しとう
(囁いて、軽く口付ける)
(じかんをかけて引き締まった腹から下腹まで撫でてから起き上がり同田貫の身体を抱え)
(風呂へ連れ出す。下ろせ、と文句を言われてもそんなつもりはない)
(洗い場でも湯船の中も膝上に抱えっぱなしで)
(部屋に戻って新たしい布団に並んで横たわっても、まだ触れている)
(同田貫が、嫌だ、と言わない限り)
おまんが大好きじゃ
(何度でも言う)

【(同田貫の褌姿に一瞬見惚れる。気取られないように伸びをして自分も海に入り)】
【(一度頭まで潜ってから、ぴょこんと顔を出して)】
【冷やいのう!】
【(顔をしかめて見せる。無理しないように、と皆に告げて雲丹採りに精を出し)】

566同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/06/20(木) 23:28:00
>>565
(腹の中でゆっくりと陸奥守が動く。形を知らしめるように、縋る俺の肉壁を撫で)
ん゛、んむ゛っ、ふっ……ぅ゛!
(ぞくぞくする)
(されるがまま、触れられて愛を囁かれる。照れ臭い言葉と甘い触れ合いを何度も何度も重ねられて)
も……いい、下ろせって……!
(いつも通りに振舞おうとするものの、投げ出した足からかくりと力が抜け、腹の中深くに受け入れた精がどろりと流れて)
う……っ
(思わず陸奥守にすがる。触れられているとなぜだか安心する)
(夢心地で布団に横になり、正面からまじまじと陸奥守を見つめてからそっと体を起こす)
(くしゃくしゃと頭を撫で、こめかみから頬へ撫で下ろし、指先が首へと滑る)
(肩口に唇を押し当てて強く吸う。痕を残すほど息を止めて吸い付いてから、ちろりと舐めてまた横たわり)
俺だって、好きだ……
(出会い、結ばれ、時を重ねても褪せるどころか深くなる想いを唇に乗せて目を伏せる)


【(陸奥守が海に入り小さく波が立つ。真似て頭まで付けてみる)】
【(目を開けば澄んだ海の下に貝やら何やらが生きていて)】
【(手を伸ばした先で魚が逃げる)】
【さっさと集めようぜ】
【(カギの先で特徴的なウニを拾ってはタモの中に入れ)】
【(他の者の様子を見るに順調なようだ。じきに集め終わるだろうか)】

567同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/06/23(日) 17:22:21
【あー……問題ねえかもしれねえけど、しばらく酉無しで返事するかもしれねえから】
【不都合あったら悪ぃ】
【じゃ、雨で体冷やすなよ】

568陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/06/26(水) 23:33:15
>>566
(同田貫のしたいようにさせるが)
(跡を付けられると苦笑して)
こりゃ。ほたえなや、表で水浴び出来んようになるが
(言うが、気にしてはいない。むしろ嬉しく)
(目を閉じた同田貫の手をそっと握って繋ぎ)
……知っちょうよ
(小さく呟いて返事する。これからもきっとこの恋人のことで心乱されることもあるのだろう)
(だがそれも幸福だと感じる)
(ただの刀だった時には感じなかったもの)
(繋いだ手のひらに愛しさが募る)
ふふ
(ふにゃふにゃと笑みを浮かべ、そのまま眠りに落ちた)

【(雲丹を集め終わり本丸に戻れば、調査に誰が行く修行に誰が行くと騒がしい)】
【(が)】
【わしは昼寝じゃ】
【(さっさと風呂を使い、部屋に戻ると)】
【(褌一丁で海に潜る同田貫の肉体を思い出してニヤニヤし)】
【(終いにはゴソゴソと自慰に耽る)】

【(コホンと咳払いして気を取り直し)】
【おまんも、無理しなえ。急に寒ぅなったり暑ぅなったりするき】

569同田貫正国:2019/06/27(木) 23:12:14
>>568
……じゃあ次は違うとこに付ける
(仏頂面で片目を開けて言い返す)
(重ねた手はそっと握り返し)
(男の手だ。骨ばって、指はこいつの方が長いか。手の甲を指でなぞり、手のひらの厚みを重ね)
本当に、好きなんだぜ?
(呟いて眠る。明日も明後日も、陸奥守と生きる日々を疑いもせず)

【(水面に上がる刹那、しなやかに泳ぐ陸奥守の体に見惚れる)】
【(派手な褌も人魚のヒレに見えなくもない。いや、恋人の贔屓目か)】
【(流石だと思っていると視線が合い、その真剣さにどきりとする)】
【(本丸に戻り、調査に志願するが却下され、仲間を見送ったら暇になった。泳ぐのは妙に疲れる)】
【……寝るか】
【(当然のように陸奥守の部屋へ立ち入り、すっきりした様子の恋人の背中に頭を擦り付ける)】

【俺はこれで〆でいいぜ】

570陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/06/28(金) 03:28:56
>>569
【(後始末を終えて、一息ついたのを見計らったかのように現れた気配に口元を緩める)】
【同田貫】
【(他の誰でもない。気配でわかる。甘い声音で名を呼んで、背後に手を回して引き寄せる)】
【一緒に昼寝しよか】
【(目が覚めたら、手合わせか演練に誘おうと考えつつ)】

【わしの方も一旦〆じゃ】
【そんで、ああ、宝生ちゅう男が…】
【(言いかけの陸奥守を一気に脇へ追いやって、柔和だがどこか陰鬱な青年が現れる)】
【(半顔を隠す前髪を軽く指先で整え)】
【やあ。そろそろ…私の番でも良いかな?】
【(細く長い指を組んで目を細めながら“不死者”だという男を待つことにする)】

571シクステン:2019/06/28(金) 21:02:05
>>570
【(汗を流したばかりなのにまた引っ付いて)】
【んん】
【(同田貫は陸奥守の匂いに安心しながら眠り)】

【(焔が揺らぐような深紅の巻き毛を肩につかない程度に切り、目鼻立ちのくっきりとした巨躯の青年が宝生を見下ろし)】
【お前が俺を従えるって言うのか?】
【(片手を腰に当て不敵に口角を上げる)】

572宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/06/29(土) 13:59:11
【(見下ろされても怖気は無い)】
【(薄い笑みを浮かべたまま組んでいた指をほどき、深く息を吐く)】
【従えられない、と思うのですか?】
【(慇懃な口調で問ひ返す。こちらを侮っているのだとすぐにわかる態度が可笑しい)】
【(体格差か、体力の差か、欧米人はどうにも筋肉偏重主義な気がする)】
【(指先で、張り詰めた胸板を撫で上げ、顎に添え)】
【(横を向かせる。逞しく長い首に形の良い頭。実に美しいバランスだ)】
【(目を細め)】
【お前を躾けることなど造作もない】
【…ほかにしたいことがなければ、書き出すとしようか】

573シクステン:2019/06/29(土) 19:10:34
>>572
【(添えられた手があまりに自然で、ついそのまま横を向いた)】
【(分かりやすくむっとして口を尖らせて指先を払い)】
【(宝生とやら、郷里の呪い師か何かのような胡乱な気配がするが戦士の手だ。底が知れない)】
【じゃ、頼む。思い付いた事があったらしながら尋ねる】

574宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/06/29(土) 19:54:31
>>573
(深夜半、小雨の中に滲むネオンが裏通りまでを仄かに照らし出している)
(歓楽街に出来た僅かな静寂の谷間)
(足元には今し方心臓を抉り抜かれたばかりの死体が転がっている)
(とは言え、被害者の顔は穏やかだ。余命僅かと知って、或いは生きる意味を喪って自ら命を差し出す者はどう時代が変わろうと絶えはしない)
(さて、持ち帰って処理するか、と僅かな感慨を振り払った途端パトカーのサイレンがけたゝましく鳴り渡り)
(ドヤドヤと駆け回る警官の姿が見る見る増えていく)
(ここのところ…警察の連中の気が立っているのだろう、些細な揉め事や軽犯罪まで徹底的に追い詰めているようで)
(まさか俺が見つかった訳ではあるまい)
(とは言え、この状況を見られたら言い逃れは難しいか…)
チッ
(思わず舌打ちして心臓を捨て、足早に入り組んだ路地を歩き出す)
っ……⁈
(不意に横合いから現れた大柄な影に、咄嗟の動きで脾を打つ。タイヤでも殴ったような感触があった)

【とりあえず…現代の日本でいいか?他国でも構わないが、まあ何かと顔が効くのでな】
【(目に見えて不機嫌になる男に笑みを深め、再び指を組む)】

575シクステン:2019/06/30(日) 06:21:15
>>574
(燃えない光が灯り続ける奇妙な街。天上からいきなりここへ転移してからどれほど経ったか)
(プラムやチェリーの花が咲き、燕が飛び、俺の知っている夏にならず毎日雨が降っている。ここの言葉まで覚えてしまった)
(この街の大半を占める黒髪の小柄な民は丸腰で略奪は容易く、初めは向こうから絡んでくるガキや酔っぱらいを殺して身ぐるみ剥いでいたが、次第に気が大きくなって押し入り強盗をするようになった)
(この頃は金属の礫を打つ警察という兵士らがすぐ追いかけて来るから面倒だ)
(塀を越えて路地の奥を目指す)
(と、暢気に歩いている奴にぶつかりそうになる)
どけ!
(言いながら既に片手斧を振りかぶっていたが、迷い無く腹に一撃貰って袈裟懸けに斬るつもりの軌道が揺らぐ)
は……っ
(表情を歪めるものの、新鮮な血の臭いに高揚する。こいつも略奪者だろうか。だとしたら尚更、一発貰って逃がす訳には行かない)
お前、死にたいようだな
(今のは不意を突かれただけだ)
(こちらの装いは妖精物語の中から抜け出たようなチュニックとズボンにブーツを履き、略奪した女物の派手なストールを巻いている。柄と色が気に入った)
(獲物は今振り下ろした厚い刃の片手斧とベルトに差したナイフ)
(狭い路地で、次は斧を自身の右から左へと振り抜こうとする)

【不都合はない。いいだろう(尊大に腕を組み)】

576宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/06/30(日) 16:18:23
>>575
(倒れてもいなければのたうち回りもしない。最近の人間なら大概はこれで黙るものだが)
(それよりも、男の振り下ろした得物に左肩を斬られた)
(殴っていなければ真っ直ぐ頭を立ち割られていたという訳か)
(刃が鎖骨の端を切って跳ねたおかげで胸は薄く肉を開かれた程度で済んだ。が、これほどの怪我は数十年ぶりだ)
(黒いカットソーに濃い色のデニムのおかげで血はさほど目立ちはしない)
(一歩引いて相手を見る)
あゝ…追われているのは君か
(警官の数に納得がいった。最近世間を騒がせる強盗殺人犯)
(防犯カメラに映った一方的な虐殺とファンタジー世界の住人にでもなったつもりかと疑わしい格好、明らかに日本人離れした顔立ちも目立つ事この上ない)
(今や国民総監視社会と言っていい時代だ。道行く一般人の端末から瞬く間に居場所が知れる)
(ただ、何故かこの犯人の正体を誰も知らない。ネットもメディアも。噂や憶測ばかりだ)
(右から来る手斧を躱す。風圧に濡れた髪先が払われ、この凶器に十分な重みがあるとわかる)
(何故こんな暴力を伴った男がいる?)
(力をぶつけ合う戦争の時代はとっくに終わった)
(遠い路地で悲鳴が上がる。あの死体が見つかったか。今の状況からすれば一時の時間稼ぎにはなる)
(この男の犯行、という事になるかも知れない)
(兎に角、ここを離れなければ)
(手斧を躱し続けながら男の動きに注意する。ベルトに大振りのナイフが見える)
(どう攻めてこようともあのナイフに手をかければ、その一瞬、大柄な体格ゆえの死角が生まれる)
(腰の後ろ、ベルトにつけたホルダーの留め具を外す)
(こちらの獲物を仕留めるための高圧スタンガンを手の中に落とし)

577シクステン:2019/06/30(日) 22:29:11
>>576
ああ?
(いくらか手応えがあったのだが、冷静に問われていぶかしむ)
(続けて数度打ち込もうとしてかわされれば益々のめり込んで追う。やっとマシな奴と会えたのだ)
(何、少し手間取って警官が来ても、この暗さで俺の肉体にかけられた神の加護があればどうにかなる)
(しかし、小柄な民に合わせて作られた路地は狭い)
(空ぶった斧がエアコンの室外機に食い込み何かに引っ掛かった)
チッ
(身軽な相手を逃さぬよう、即座にベルトのナイフに手を伸ばす)
(相手も後ろに手を回した。ナイフか、拳銃とかいうのか、どちらにしろ恐ろしくは無い。一気に距離を詰め)
……あ……ぐッ?
(何かを押し当てられた途端全身がひきつる)
(再生力はあるが、強いショックに対し気絶するのは人と変わらず)
(視界が明滅した後かくんと据えた臭いのする水溜まりに倒れる)

578宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/01(月) 00:06:16
>>577
(一瞬だ。ナイフを抜こうとする一瞬)
(低く踏み込んでスタンガンを脇に当てる。遠慮は無い。心臓麻痺で死ぬこともありうるが、そうなったらそうなった時だ)
(雨に濡れていたお陰か電流のまわりが良い。すぐにカタがついた)
…のは良いとして…どうするか…
(警官は走り回っているし怪我は塞がってきたとは言えまだ薄皮が張った程度)
(捨てた心臓の代わりにこの男の心臓を貰うか…迷惑料には丁度いい)
取り出すヒマは無さそうだな
(騒つく気配が迫っている。即座に電話を一本かける)
(七尺に迫ろうかという巨躯を右腕一本で苦労してどうにか路地の影に引きずり込み、隠しておく)

(じきに裏路地に似つかわしく無い黒塗りの車が滑り込んでくる。降りてきた男たちに『荷物』をトランクに積み込ませ)
(後部座席に収まるとすかさずグラスが差し出され、きつい酒を飲み干す)
家…いや、“作業所”へ
(行き先を告げ、深く息を吐く)

(地上1階地下2階の建物はミニマルで小洒落ている。地上と地下一階は落ち着いたインテリアで統一した生活スペース)
(地下二階は病院めいて清潔で白い。継ぎ目のないつるりとした焼き物…バスタブを部屋の大きさに引き伸ばしたように感じる)
(中央に大きめの排水口、シャワーと水道)
(ガラス張りの扉の向こうに頑丈なベッド)
(ベッドに備え付きの革ベルトで全裸にした男を拘束し終えると“部下”を返し)
(脇の棚から手斧を持ち上げようとする。案の定、重い。両手が必要だが左はまだ効かない)
(一体何に使う斧なのか。薪割りどころか大木でも伐り倒すつもりか)
…樵? まさか

579シクステン:2019/07/01(月) 06:08:15
>>578
(気絶の間に男は表の世界から姿を消し)
(ワイドショーで正体が解明されることも次の犯行が行われることも、おそらく、無い)

(服を奪われ仰向けに固定されると、肩から腰へ逆三角形に綺麗に肉がついている)
(長い手足には細かく古傷の跡。指には斧特有のタコ。ただの人間だった頃のもので治癒しなかった)
(恥毛は茶がかった赤。体格にみあった完全に剥けた肉茎が隠しきれずにぶら下がっている)

(持ち合わせていた斧には上向きの矢印のようなマークが刻まれている。軍神の加護を祈った符号だ)

(穏やかに呼吸で胸を上下させていたが、やがて目を覚まし天上の明かりに顔をしかめる)
(起き上がろうとして四肢の戒めに気付き、動く範囲で必死に首を巡らせる)
(白い部屋なのに神々の住まいのような神聖な気配は無く、宝生の姿にぐっと眉間に皺を寄せる)
放せ、これを……!

580宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/01(月) 13:33:03
>>579
(樵というのは案外悪くない考えだ。戦前なら、と鼻で笑う間にベッドが軋むのが聞こえて振り向く)
(はっきりとした白い光の中で見ると、思ったよりも若々しい)
(ただどことなく…俺に似ている。いや、むしろ周に)
(もう長らく会っていない弟弟子の面差しを思い出しかけて軽く首を振る。心中では未だに昔の名が出てしまうのも、悪い癖だ)
目が覚めたようだ。言葉は?わかるかね?
(英仏西伊独露…男の知っていそうな幾つかの言語で試してみるが、片言の日本語に眉を上げ)
ふむ。完全に狂気の野蛮人、というわけでも無いのか
(失礼な感想を口にしつつ近づき、肩のあたりを押さえながら指を立てて唇の前へ。この仕草は万国共通だろうか?)
しー…静かに。騒がなくとも外すよ…後で
(古い傷跡はあるが、そのほかに目立った傷は無い)
(直近の警察のファイルによれば1週間前には死に物狂いの被害者に抵抗されて刺され、車道によろけ出て普通自動車に接触しているし、4日前には5発の弾丸が命中とあったが)
綺麗なものだ
(つい先ほどのスタンガンの跡はまだある)
(まあいい。少なくとも常人以上に心臓は健康そうだ)
心臓を貰う相手は静かに送っておくのが私のやり方だが…君の場合は必要ないな。無辜の民を意味もなく殺すような奴輩にかける情けは持ち合わせない
(メスの代わりに男のナイフを取り上げる。肉を開き、肋骨を剥がすのはこれだけでは骨だろう)
(ならば肋骨の下から切り開いて下から引きずり出すか。どちらにせよ男には長々と苦痛を与えることになりそうだ)
(陰鬱に眉を顰めたが、我知らず薄く微笑んでいる)
(どこから、と決めぬまま腹を開く。鎖骨と正中に沿ってY字に切り込む刃を臍の下、鼠蹊部まで走らせ)
(片手で苦労しながら重い肉を観音開きにすれば、健康的な色とハリのある内臓が剥き出しになる)

581シクステン:2019/07/01(月) 16:03:43
>>580
(交易や襲撃の対象として縁のあった独語に反応し一言二言返してみるが、こちらの独語は古風な上に訛りが強く、日本語が一番マシと感じ)
ゲルマンはここから近いか?
(と聞くだけ聞く。天上に帰る方法は皆目見当つかないが、自分がどこにいるか知って損はない)
(閉口して男の話を聞いていたが、知らない単語が混じる)
(何となく咎められている事と心臓を取られる事は分かった)
(もう一度拘束を軋ませてから諦めて横たわる。致命傷を受けてもいつもは気絶している間に再生する)
やれよ
(イライラと男を睨む。その左手を不自由そうにしているのが分かり少しだけ溜飲を下げていたが)
(ナイフの刃先の向けられた場所に頭を起こし)
アア?どこを……ッッア゛?!!!
(骨と肉を切り分けられ思わず声を上げ、慌てて歯を食い縛る)
(刃が走る一瞬の熱さの後に激痛がついてくる。鍛えられた肉が自分の意思で動かせなくなり重い)
ン゛……グ!くっ……ハァ……ハ……ッ!
(静かにしろだって?暴れるどころか息を浅く吸うだけでやっとだ)
(裂かれた腹を開かれ、内側が外気に触れるひりつく苦痛と寒気に鳥肌が立つ)
(鍛えようの無い脆い場所を晒し、苦しげに声を絞り出す)
ば……か、知らないのか、心臓……どこか……
(青ざめながらも必死に意識を保とうとする)

582宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/01(月) 21:20:23
>>581
(独語に反応した、と思ったものの恐らく男の母国語では無いのだろう訛りが酷くて伝わらない)
(どうやら日本語は多少通じるようだ。独り言にならずに済んだ)
ゲルマン? 古い呼び方をする。帝国はとうに無くなったが…未だに、気軽に行ける距離ではないな
(最後に独逸を訪れたのは確か戦中…戦争景気で良かった頃だから、もう80年も前か)

ほう
(と感嘆の息を吐く)
(腹膜を斬られる痛みが想像を絶するものだという事は知っている)
(否、そもそも生きたまま魚でも下ろすように切り開かれてこんな風に耐える事は不可能だ)
(俺自身も、数多く見てきた普通の人間も)
(思わず手を止め、白茶けた顔を見つめる)
(冷や汗を流し歯の根も合わぬほど震えながら、まだ意識を保っている)
(図らずも慣れた手技ではあるが、生きた身である。それなりに出血もある)
(このままだと遠からず失血で意識を失うか、死ぬ)
(その前に、と興味を向ける)
生きたまま腑分けされるのを受け入れる人間は初めてだよ…内側まで健康そうで何よりだ
(ナイフだけのつもりがきたが変わり、金網でも切るような金鋏を肩を使ってどうにか操り肋骨を切る)
(胸の上を蓋のように覆う骨を取り除くと、中央あたりに力強く拍動する心臓が露わになる)
(右手で触れる。それだけでは飽き足らず、口付け)
では、貰おう
(太い血管を切断すると同時に生暖かい血液が吹き上がり、腕を濡らす)
(血の匂いは好きではないが、長い間に慣れてしまった)

(取り出した心臓をトレイに置いて、体を洗うべく一旦上階へ移動する)
(地上階へは鍵をかけてあり、生体認証型のセキュリティーがかかっている)
(死体は地下2階に作り付けの炉で骨まで焼いてしまうとして、心臓の方は丁寧に炭にしなくてはならず)
(シャワーから出ると、さすがに疲れていたらしく眠気が襲ってくる)
(……一眠りして…それからでいいか…)
ふゎ…ぁ…
(欠伸をして、ベッドに倒れこむ。左肩の傷は朝を待たずに治る程度だ)
斬られたのは……久しぶり…だな…

583シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/01(月) 22:45:04
>>582
(故郷は近くないと分かり落胆するが、地か海が繋がっていれば一縷の望みはある)
(それ以上思案する暇は与えられず)

(まだ骨から肉が外されていない部分が苦痛に一気に緊張し、それにより体の内外が引き攣り更なる苦痛を生み)
(脂汗が滝のように流れるが、その上を跳ねた血が上塗る)
……ッ、……、……ッッッ!!!
(自身を嬲り侮る男への怒りだけを原動力に、「は、や、く」終わらせろと唇が動く。限界まで見開いた目は既に焦点が合わず用意された道具は見えていない)
(次々と肋骨を折られて喉から笛のような音が鳴る)
ヒッ??!!!!……ッッ!ヒュ……、フ……!!!!
(戦闘訓練で肋骨の一つや二つ折られた事はあるが、丁寧に剥がれるのは当然初めてで)
(もう碌に息ができない。意識はほぼ飛びかけ、与えられる刺激にめまぐるしく浮き沈みし)
(心臓は怯え切った小動物……と例えるには激しすぎるが、ばくばくと異様な速度で小刻みに蠢いている)
(苦しい、苦しい、胸が、い、痛い、あ、あ、糞ッ、神よ!!ああああああ!!)
(たっぷりと激痛を味わい、ぶつんと命が絶たれて静寂が訪れる)

(宝生が地下二階の照明を絞るか落とすかした直後)
(死体の傷口に沿って直線を組み合わせたようなルーン文字が次々に浮かび淡く輝く)
(粘菌か何かのように、体の周りの血だまりが持ち上がり体の中に還っていく。斬り開かれた肉体も、脇に置かれた肋骨までもが植物の成長を早回しで見るような異様な動きであるべき位置に吸い付く)
(体から離された部位は、一定以上の小ささ、一定以上の遠さであれば回収できないと見做され体内で創り直す)
(実際、細かい血飛沫は戻らずそのまま乾きかけている)
(だが心臓は)
(弱いながら引き寄せる力が働き少しずつトレーの縁に乗り上げるがそれ以上動かず)
(このまままた照明がつけば、微弱に動こうとするトレー上の心臓と、心臓が無いまま傷が塞がり最低限の生命活動を魔術で補おうとする肉体に分かれたまま、シクステンが目を覚ます)

【……魔術の効果は俺らのやりたい事に応じてその都度調整する、から】
【困ったら忘れてくれ】

584宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/02(火) 11:40:18
>>583
(ウトウトするつもりが眠ってしまったか)
(左肩は綺麗に元の状態に戻っている。あの怪我で大量に出血したせいで少し指先が冷たい)
(寝返りを打ったところで、ふと違和感に気づいた)
(掌の稚拙な三日月を見る。自身のうちに封じ込められた鬼がざわつくような感覚)
何だ…?
(起き上がり、墨色に流水を織り出した夏衣を簡単に羽織ると腰紐を結びながら裸足のまま下階へ向かう)

(掃除をしただろうか、と呑気な事を考えた)
(床一面に広がった大量の血が消えているのが部屋の外からでも見える)
(俺の手から落ちたと思しき滴下血痕はそのまま乾いている)
(深く息を吸う)
(部屋に入り、数度目を瞬かせてから大股に男へ近づく。両手の戒めを解き、掌を見る)
(刺青は無い)
(宝生に伝わる“鬼込め”ならば利き手の掌に必ず刺青をする)
(そもそも、あの…まだ動いている心臓が体に戻っていない)
(乗り上げるようにして胸に耳を当てる。鼓動は聞こえない)
(では何故)
(全く予想していなかった事態に、珍しく狼狽え、男が目覚めることに気付いていない)

585シクステン:2019/07/02(火) 18:36:14
>>584
(開ききった瞳孔に光が差してきゅっとすぼまる)
(手足の自由が無いままだと気付き、じっと宝生を待つ)
(何故か手を自由にした。前髪の先が治癒した肌に触れ、頭が乗る。俺から視線を反らした)
……!
(弾かれたように上体を起こし首に腕を回す。チョークスリーパーをかけ残る体力のすべてを掛けて締め上げ)
放してくれたな?約束通りだ……
(気絶で済ませるものか、心臓が止まるまでだ)
(殺したら足も自由にして、まず心臓を拾わないと)
(闇の中に入ったらすぐくっつくように)
(次にここを出て行かないと)

(一人ではその先に行けないと知らずにこの後の事を考えていたが)
(ローブのような服から露になった肩に傷がないと気付き)
お前、ルーンを使うのか
(思わず呟く)

586宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/02(火) 21:24:58
>>585
(考え込み、トレイの上の心臓へ目を取られた)
!!
(野生の虎にでも飛び掛かられた気分だ。いや、それより悪い。驚きで心臓が止まるかと思った)
(呑気に構えている余裕はない。丸太のような腕が明確な殺意を込めて一気に首を締め上げてくる)
(不味い、と思った瞬間には抵抗をやめ身を任せる。下手に逆らって脛骨を折られると面倒だが)
(血流が止まっての死であればすぐに蘇生できる)
(耳元に呟きが聞こえる…ルーン…何だったか……?)
(すう、と気が遠くなる)

(白い床が先ず目に入った。それからベッドの脚)
(フロアから出られず、さぞかし苛々しているだろう男の悪態(と思われる)が響いている)
(この階はシェルター並みに頑丈な作りになっている。ガラスは防弾仕様の二重構造、壁の向こうは分厚いコンクリート)
(無垢の一枚板に見えるのは表面だけで、寸毫の隙間なく密封可能な鋼鉄扉)
(斧で打とうが全身でぶつかろうが、無駄なことだ)
……。
(飽きるか疲れるかすれば部屋に戻るだろう)
(ベッドに腰掛け、裾がめくれるのに構わず足を組む。その上に肘をつき、掌に顎を預ける)
(トレイの上の心臓がなくなっている。本人が取り戻した、と考えるのが自然か)
(つまり、あの男は何らかの理由で不死であるという事か)
ルーンがどうの…と言っていたな…
(記憶と知識のページをめくる。北欧、ケルト。古い神話群の中の一節)
(なるほど…その辺りの出身か)

587シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/03(水) 06:55:10
>>586
(腕の中で男が息絶えてからしばし荒い呼吸を整える)
(心臓無しはやはり苦しい)
(重力のままに男の死体をベッドの横に落とし、自分は左手に心臓を、右手に斧を掴んで十分)
ハァ、ハァ……ッ、あ゛ぁぁッ!
(思いつく限りの罵声を浴びせ怒り狂って戸に斧を振りかざしたものの、また弾かれてへたりこむ)
(石の中に閉じ込められたように戸も壁もびくともしない。換気口らしい穴はあったが人の通れる大きさではない)
(部屋中を弄り回す間に照明のスイッチに気が付いた。先に心臓を戻した方がいいか)
(壁のボタンを弄ると暗くなる。胸の上にルーンが輝き、押し当てた心臓がずぶずぶと沈み込む)
ふ……っ
(人心地ついて灯りを戻す。戸にカギ穴は見当たらないが、あの男が何かしらのカギを持っていないか探る必要がある)

(気乗りしなかったが例の部屋に戻り、悠然と足を組む男を見つけて腹が立つやら呆気に取られるやら)
生きてたのか!!
(斧を向けるが、恐慌は無い。天井には俺と同じような存在がいくらでもいた。こいつも俺と似たような術で蘇生したな)
(話しができる内に面倒ごとを解消するに限るだろうと、少し怒りを飲み込み)
やはり魔術師か。外に、出せ。あと服だ。
(そういえば全裸のままだった)

588宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/03(水) 19:24:44
>>587
(ゲルマンは近いかと尋ねていたからそちらの系譜なのだろう…なるほど、それであの赤毛か)
(不死者なのだという以外に…詳しいことはわからない)
(となれば段々と思考が無関係な方へ向き始める)
(横を向いて、少し首をかしげるようにしながら夢想しているところに大雑把な気配が戻ってきて、目線だけ戻す)
(マグス、と聴こえて薄く笑う。確かに、そう見えるかもしれない。だが、『やはり』とは何だ)
(そんなに怪しい人物に見えるつもりはない。自惚れるわけではないが、日本人にしては珍しい六尺を超える長身に小作りな整った顔、(特に女性に)好感を持たれる方だ)
(少々臍を曲げ)
残念ながら、服は捨てさせてしまったよ。ずいぶん汚れていたのでね
(向けられた斧に、ふん、と鼻を鳴らし)
まったく、どこの野蛮人だか
(傷ひとつない胸を目を細めて見る)
血色が良くなったな…心臓が戻ったからか?お前を“そう”したのは誰だ?閻魔か?
(弟弟子を真っ先に疑う。米国軍も熱心に不死を研究していたが、成功のニュースはまだ聞かない)

589シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/03(水) 20:52:19
>>588
(斧を取り返した俺を見ても動じない。こいつはやはりただ者ではない)
(触れるだけで意識を落とし、窓の無い部屋に閉じこもり、眉一つ動かさず人体を弄ぶ)
(シクステンの目から見ても宝生はこの国の一般人と比べて浮いていた)
(なまじ見目が綺麗にできているのが却って不気味にすら思え)
どこって、スカーニーからだ。あー……えーと、スカンディナヴィア?
(土地の古い呼び方をしてから、大昔に他の国の奴らから呼ばれた言い方も添え)
俺にこの術をかけたのは神……オーディンだ
(得意げに言い切り)
……“エンマ”、がお前を復活させる神か?
(少々馬鹿にされている雰囲気と、オーディンの名まで出したのに期待するような反応がなく)
(喉の奥で唸る)

590宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/03(水) 22:26:51
>>589
(碌に話が通じるとは思っていなかったところに、意外とまともな返事が返ってきて)
(頬杖をやめる)
…は?
(今何と言った?スカンジナビア?いや、それはいい。出身地は問題ではない)
(唐突に出てきた古い神の名に、思わず素っ頓狂な疑問符が出た)
(何を馬鹿なと言いたいが…つまり、この男の中には西洋的に言えば神の力が込められていると言うわけだ)
(改めてその身を頭から爪先まで眺める)
(名だたる美術館の収蔵品が嫉妬しそうな、はち切れんばかりの筋肉。それでいて無駄は一切無い)
(そして美術品には無い、男性性の生々しさ)
(炎のような赤毛に彫りの深い顔立ち)
(神を容れる器に相応しいと思わせる姿をしている)
あ?…閻魔は弟弟子の名で…仏…神の名でもあるが…
(また、自分の考えに耽っていた。はっきりしない返事に不服そうに唸る男に向けて、いくらかきちんと話す)
私の中には、夜叉が捕らえてあるのだよ。神ではなく『鬼』が
(そうしても良い、と判断した。危険ではあるが、敵ではない)
(そういうものは飼い慣らせる、と経験で知っている)
君は、…何のために不死を得た

591シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/04(木) 07:53:36
>>590
(斧の先を下ろす。手放しはしないが、現状を確認する良い機会だと感じ会話に専念する)
(鬼。いつだったか盗みに入った家で老婆が俺を指してそう言っていた。良いニュアンスでは無かった)
鬼の、夜叉。
(こちらにも、神と敵対する巨人族がいた。見たことは無いが鬼に近い者かもしれない)
(こちらの事も少し説明しておくか)
俺の力は戦う為にある。死んだ人間の魂から、強い者、勇敢な者が選ばれて神の館に呼ばれる。
不死の兵隊になっていずれ来る戦いに備える為だ。まあ仕方ないな。俺は強いし
(これはとても名誉な事で、揚々と語っていたが徐々にトーンダウンし)
天上で訓練し酒を飲んで寝て起きて……毎日そうだったのに起きたら急にこの国にいた
初めは神に見捨てられたと思ったが、不死の加護はまだある
だが、神から何も命令がない。使いのヴァルキュリアも来ない……
俺は……なぜ死なない
(不死でも飢や寒さは感じる。目的を失った暴力は目先の欲の為に振るわれた)

(この国に来て初めて長く喋った。俺の事よりこいつだ。どうにかしてこいつに上の扉を開けさせないとならない)
お前はなぜ鬼を自分の中に入れた。どうやってここと外を出入りする。

592宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/04(木) 16:00:07
>>591
(組んだままの膝の上で指を組み合わせる。男の話を遮らず聞き)
なるほど…神話もあながち嘘ではないと言うことか
(神仏の存在を否定はしない。何しろ自らも鬼を封じているのだから、そう言うこともあるかと受け入れるのは容易い)
残念ながら、最終戦争は始まっていないようだから…休暇を取った、とか
(軽く肩を竦め)
あるいは、修行に出されたか。君の神がどういうものだかわからないが、神の使いといえば品行方正、公正明大、弱きを助け強きを挫く…そういうものと相場が決まっている
(飢えをしのぐのに力尽くで強奪するようではな、と遠回しに嫌味)

(矢継ぎ早の質問に静かに笑い)
さあ。どうしてだったか……
(前髪を手櫛で直しながら、少し悪戯心を起こし)
君のように躾のなっていない野蛮人を野放しにする訳にはいかないのでね、魔法をかけたのさ
(再び上がりかかる斧に眉を顰め、立ち上がって壁…に見えるだろう…の一部をスライドさせる)
(現れた棚から一振りの日本刀を取り出し、鞘を払う)
……その不死には興味がある…

593シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/04(木) 20:50:40
>>592
……さっきからお前、面倒な言い方をするが俺が気に入らないならはっきり言え
(こいつの感情表現は分かりづらい。先の見えない不安を頭の中から払い)
つまり、俺があんたの気に入るようになるか、あんたが俺の“頼み”を聞く気になるか
(斧を正面に構える。斬れば傷つく、縊れば息が止まるのなら、俺がされたように嬲る事だってできる)
修行って考えは気に入った。ヤシャ、お前を倒せば神も俺を呼び戻すかもしれない。
(思わずにやける)
(頭を捻って扉を開けるよりこちらの方が余程楽しい。相手の獲物は細い片手剣か)
(こちらの知る武器とは、質の揃わない鉄をどうにか集め、厚く重くする事で強度を保ち、切れ味は二の次という物)
(流石にこの片手斧はよく研いであるが)
(日本刀は突きにさえ気を付ければ容易く折れそうに見え)
お前も死なないのに、気になるか?
(今回は向こうの出方を伺い)

594宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/05(金) 22:03:43
>>593
(なんと野蛮人に嫌味が通じたぞ、という顔で片眉を上げてみせる)
(200年も人界で揉まれるうちに…要するに底意地が悪くなった)
(笑みを浮かべる男に向けて)
戦いが嬉しいか?野蛮人め
(言い放つ。刀の柄に両手をかける。左で握り、右を柄頭へ添える。基本の正眼。もとより裸足だ)
(すう、と意識が冴える)
(男との間合い、呼吸。周囲の様子も感じられる)
(江戸の終末、身分を捨て、彫師に弟子入りし…人道を踏み外すとともに刀を振るうことは無くなったが、剣術を捨ててはいない)
(時代とともに形骸化した部分もあるが、研ぎ澄まされた部分もある)
(分厚い鋼の…もしかするとただの鉄かも知れない…無骨で力任せの斧)
(捌き、凌ぐことは難しい)
(ならば、それごと断ち切るか)
(緩く息を吐く。半眼に伏せた瞳を開く)
参る!
(無意識に出た。180年ぶりか)
(摺足で踏み込み、籠手を打つと見せかけながら更に地を蹴る)

595シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/05(金) 22:59:14
>>594
ああ、嬉しい。俺はその為に生きている。
(そこに見栄も空威張りもなく)
(一度死しても、不死の存在エインヘリアルに変わり果てても、生来の単純さから己の存在意義を信じ)
(男の構えは見慣れないものだがよく鍛錬されていると見える。呼吸をするように自然だ)
剣を覚え、オニを宿している癖に、戦いは嫌いか?
(心臓が癒えて脈打つ。血色良く、瞳は輝き、じゃれつくまえの獣のように目に見えて高揚し)
オオォッ!!
(応じて吠える。滑り込むように向かってくる相手の刃先が狙うは手元かと、自身の左下から上へと斧で弧を描いて払おうとするが)
(フェイントだと気づき遅れて左足を引く。半身を捻って更なる踏み込みを受け流そうとし)
ウ……ッ

596宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/06(土) 00:14:27
>>595
(いかに斧を扱い慣れていようとも、動乱の幕末期、倒幕の急先鋒だった長州でもそれなりに名を知られた俺の剣の方が疾い)
(不死ゆえの慢心…生き返るなら切られても良いという捨身は守りの動きを鈍らせる)
(男の引き足が遅い。振り上げて伸びた腕の下、肺に目掛けて突く)
(即座に引き戻し、脇を抜けながら上下真っ二つに胴を薙ぐ)
(終わった、と思ったのはこちらの慢心だった。相手が神兵だと言うことを失念していたのだ)
(横合いから、刃が落下する重力と加速によって弧を描く斧が戻る)
オオオオォォオオオッ!!!
(裂帛の気と共に刃を返す)
(やや下方から左上がりの真一文字)
(斧の半ばまでを絶った刀が不意に金剛石に当たったように止まった)
(矢印のような文様がやけにくっきり見えた)
(胴を払われる。巨大な質量で叩き斬られる感触)
(左腕が胴の方へひしゃげながら千切れ、同様に上半身がハエ叩きにあったかのようにすっ飛ぶ)
(衝撃で刀から手が離れた右腕は付いたままだが、左腕は別に転がり)
(臓物を撒き散らしながら下半身も倒れる)

(全てがスローモーションのようにゆっくりと見えていたが、壁に跳ね返り、どん、と落ちたところで元に戻った)
あゝ…酷いな…。これは繋がるまでしばらくかかる
(苦痛に顔を歪めながら、右手で身体を支え顔を上げて男を見る)
君の方は?いや、見ていればわかるか
(運良く…悪く、か…心臓も脳も上半身の方に残っている。おかげで意識を保っていられる)
(治るまで一眠りしたいのは山々だが、男の不死性を見たい)
しかし…石斧(嫌味)も断てぬとは。斬り合いの世から離れて200年ほどか…衰えたものだ
(自嘲気味に言い)

597シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/06(土) 08:07:24
>>596
(相手の動きは見えている……が、速い!)
(突きの後即座に腹を開かれ、これで終いかと理解しながら、両足を踏みしめて斧を振る)
ッアアアアアアアアア゛ァァ!!
(肺に残る息を吐ききり、その剣を手折る心算だったが目を見開く)
(バターでも分けるようにぬるりと細剣が食い込むのがスローモーションのように見え)
(魔剣、という言葉が脳裏を過り)
(力の抜け始めた肉体がどさりとベッドの足にもたれる)

ヒュ……、ッ、ッ、……!
(あ、あ、畜生、胸のここやられると息できねえ)
(肺から溢れる血を口からブクブク吐くが代わりに吸えるものはなく)
(体の右端で繋がってはいるが十字に裂けた肉体からはらわたと血が溢れ、ヤシャの飛び散ったそれと混ざる)
(ヤシャの血まで間違って体に取り込んだら嫌だな、とよく喋る男がまた何となく俺をバカにしているのを聞きながらぼんやり思い)
(血の気を失った震える指でどうにか天井の照明を指す。せめて満月の夜くらい暗くならないとルーンが働かない)
(不思議そうにしている所を見るに、あいつは明るくても再生するのか……)

(こちらにそれを観察する時間はなく、ふつんと意識が途切れる)
(裂け目から覗く臓器も動きを止め仮死状態に入る)
(適度に刺激を与えれば意識だけ戻ると言う地獄が味わえるが、光度が落ちるまでは肉体に変化はなく)

598宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/06(土) 14:22:01
>>597
あれ?…君?返事は?死んだのかい?
(返事がなくなり何度か呼びかける。意識を失ったか?いや、呼吸音がない)
(痛みや、臓物の流れる不快感を我慢して起きているこちらが馬鹿みたいじゃないか…)
(しばらく様子を見るが生き返る気配がないのに痺れを切らし、右腕で這う)
(蝸牛のごとく、のたのたとまず左腕に近づく。切り口と言うには荒々しい千切れた皮膚と肉、骨の砕け方)
(まじまじと眺めてから傷口に押し当てる。封じ込めた鬼が笑っている気がする)
(ひしゃげた肉同士が糸を撚りあわせ、編まれるように引き合う)
(腕が揃うと這うのも楽になる。下半身の近くまで戻り)
(大きく息を吐いて目を閉じる。少し眠ろう…ともあれ何もかもは再生してからだ)

(ぱちりと目を開く。体感で外は朝だとわかる)
(着慣れた着物はもうダメだが、肉体の方は完全に元に戻った)
(顔を撫で、前髪を整える)
(半顔に残る火傷の痕だけは、未だに完全には消えていない)
(立ち上がり、男に近づく。てっきりとっくに再生したものかと思っていたが)
(切り口を見せたまま、その場から寸毫も動いた気配がない)
……、まさか死んだか
(鬼込めを施された不死者は、正確には不死ではない)
(怪我や病気などで死ぬと言うことは無くなるが、寿命はあるのだ)
(普通の人間よりもはるかに長命になると言うだけで、1000年もすれば死ぬ…閻魔はそう言っていた…「俺たちにも寿命はあるんだ」と)
(この男も寿命が尽きたか、と考えた。だから神とやらはこの男を捨てたのではないか)
つまらないな……ッ、ぅ、あゝ…そうしよう
(体内を浸す苦痛に顔を歪め、愉しげにそうしている鬼に答える。苦痛から逃れるには人の心臓が必要だ)
(焼き締め、炭をひいて粉末にする。鬼が暴れるたびに耳掻き一杯程度のそれを舐めなくてはならない)
(正当に鬼込めを継いでいない俺は、その名の通り夜叉なのだ)

(男の上半身を抱え上げ、ベッドへ下ろす。死んだのならもう用は無い。当初の予定通り心臓を取り出せばいい)
(この状態からするに、もう復活はないだろう)
…つまらないよ…、長い時を過ごす友が出来るかと期待したのに…
(何に反応してか、死体の指先がひくんと動いたことに気づいていない)

599シクステン:2019/07/06(土) 15:30:28
>>598
(冷えきった死体のまま時間が流れる。夜叉の受ける苦痛をつゆ知らず)
(上半身がベッドに乗り、脇腹の筋肉と皮で繋がっていた下半身がぶつんと落ちる)
(指先が跳ねて瞳が揺れる)
――――ッ?!
(一瞬だけ傷の周りでルーンが光が照明の下では淡見えづらい。肉体が最低限の生命活動だけ再開する)
(瀕死のまま、死ぬに死ねず意識が戻る)
(片肺に穴があり呼吸できず。下半身の感覚は鈍く)
(露出した臓器と骨が外気に触れるだけで俺を苛む)
(はっきりと覚醒するより先に痛みが来て、ぼんやりとした視線をさ迷わせ緩慢に首を横に振る)
(夜叉の呟くような声は聞き逃した)
(内蔵に触れられ口を悲鳴の形に開く)
…………〜〜〜〜〜ク……ッ!!!
(やっと夜叉の姿を捉える。こいつの方が治りが早い……)
(俺の事を野蛮だと……死体を嬲るような奴がよくも……)
(首だけのけ反り、眉をぐっと寄せ)

600宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/06(土) 23:41:08
>>599
(心臓を切り出すべくナイフを取り出す。医療用メスよりも刃の部分が大きい)
(胸を切った瞬間、反応に息を飲む)
(悲鳴)
(実際にはほとんど声はなかった。肺に穴があるのだからそれもそうだろう)
(とっさに切り口から指を入れて直接心臓に触れる)
(弱く動いている)
生きている…死んだのではなかったのか?なんとか言いたまえ
(口が無くなったわけでも無いのに、と非道に言い捨て)
(ぺちぺちと頬を叩き、目を合わせる)
何だ?上?神でも呪うかね?…違う?
(指先がかろうじて上を指すことに気づき)
(そう言えば、と思い出す。初めに心臓を抜き取り復活した時、ここの灯りは落としていた)
光か!
(途端に疲れ果てたように落ちた腕が正解だと言っている)
(光の中では再生しない…或いは、その動きが非常に鈍い、と言うことか)
(面白い弱点だ)
このままだと、どうだね?傷は塞がらず、死にもしないが生きてもいない、という状態か?
返事もできないほどの怪我ではあるまい…戦士だと自慢する割にはひ弱だな
(仕方ない、と下半身の方も(腑はデロリと出たままだが)ベッドへ上げ)
(手足に枷を掛けてから)
灯りを落とせ
(と声をかける。スゥと暗くなった代わりに足元灯の小さな明かりが灯る)
さあ、どうなる…

601シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/07(日) 07:50:06
>>600
(こいつ……何を……、心臓に……や……め)
ヴ……ヴ……!
(ごぽ、と寒天状に固まった血を吐くと、残る片肺に少し空気が入り)
け……せ!
(どうにか一言告げ)
(殴り倒したい面に拳を振り上げる力すら残っていない)
(指先で指してからはぐったりと伸びる)
(痛みと寒さに朦朧としながらどうにかヤシャの言葉を聞き取ろうと視線を向ける)
俺が、弱い、だと……?
(飛びそうになる意識を呼び戻し睨みつけ)
(手を拘束されると分かり緩慢にもがくが、腹に力が入れられないため簡単に抑え込まれ悔し気に歯噛みする)

(部屋が暗くなればルーン魔術が発動する。頭のある側の傷に光る文字が浮かび)
(血だまりがスライムのように盛り上がり傷口に吸い付く)
(大きい欠損に対し引き寄せる力は強く働く)
(下半身全体がズッ、とずれて骨が繋がり、内臓、筋繊維、脂肪と皮が滑らかに癒着する)
(回復は速い。銃弾を受け、轢かれても警察から逃げられたのはこの為だ)
……ハ……ァ
(ルーンの治癒により痛みが癒え、思わず恍惚とため息をつくが)
(気付けばその様までヤシャに観察されていた)
(また表情を引き締め)

602宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/09(火) 21:52:58
>>601
(遠くなりかけてはもがいて引き戻される意識に揺れる表情を見ていたが、望むような返事は得られないと知る)
(胴を半分に割られて尚も話せるというのが、まあ…おかしいのか)

(蛍の光のように、ふわりと浮き上がる文字に弱く照らされた傷口が蠢いている)
(かと思うや下手な逆回しでも見ているかと思う速さで血肉が引き合い繋がっていく)
(早い。同様の傷でこちらが数時間かかるものが、ものの数分で癒着する)
(たっぷりとした溜息に、完全に治ったのだとわかって)
(緩んだ表情に薄く笑みを返し)
(手にした大振りのメスを肋骨の下辺に沿わせて切り開く)
(その端からぼわぼわとあの光る文字が浮かび、くっ付いていく)
(気道、腱、血管の上を切り開いても…同じだ)
面白い。灯りをつけてくれ
(散々試してみてから明かりの下で見ると、傷はひとつもない。男を無視してベッドの端に腰掛けて少し考え)
うん。そうだ。君、しばらくウチに居なさい
(優しげな教師のような口調だが、命令調である)
(俺の楽しみのために、などとは言わない)

603シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/10(水) 07:49:37
>>602
(朦朧とした頭の中でヤシャの笑みと翳されたメスの意図が繋がらず、遅れて慌て)
や……めろ!ウ゛ッ……!!
(切れ味の良い刃が骨の際に沈み歯を食いしばる)
(こんな物、すぐ癒える。すぐ)
フ……ッ、フゥ゛……ッッ、や…め…ン゛……グッ?!カ……ガフッ??!
(喉から熱い血が迸り唇を濡らすが、すぐに染みこむように吸収される)
(こいつを殴ってやりたいのに動けない)
クウゥゥ゛ッッ〜〜〜〜〜〜〜!!!!
(ぶつぶつと腱を斬られては繋がり、数度遊ばれてから)
(力んで浮き上がった腕の血管をツツ、と刃先がなぞり、どっと血を失う不快感の後にすぐ癒され)
(何だ。こいつは何を考えている。俺は何をされている。何の為に、これは)
(不可解な物への恐怖と不安がふつふつと湧いてくるが、意志の力で押し込める)
(俺は戦士だ。弱くない。この程度、まだ耐えられる)
(小さく息を詰めながら体を強張らせ)
(ヤシャの魔法?で急に明るくなり、目を細めて見上げる)
……
(何やら機嫌良さそうなのに腹を立て)
後悔させてやる……。お前を完全に殺す方法を見つけたら…容赦しない
(それまではヤシャの命に執着すると含める)
(外に出たとて目的も無い。ここまで甚振られてただ逃げ出すのはプライドが許さず)
(かといって、この国に来てから初めて出会う手練れの不死者をすぐに倒す算段もなく)

604宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/19(金) 03:41:30
【返事が遅くなってしまってすまない】
【少し身体を壊していてね…まあ、人間200年も生きているとあちこちガタも来る。いくら鬼込めがあるとは言え、回復が追いつかない傷もあるんだ】
【すまないが、もう少し待ってくれ】
【そうそう…灯りは落としておくよ(うっすらと輪郭が見える程度に調整)】

605シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/19(金) 19:42:31
>>604
【ヤシャ……】
【少しなんてケチな事は言わない。十分に休め。神だって寝るものだ】
【……弱ったお前を倒しても名誉じゃないからな!】

606キース ◆MU.DuagW1U:2019/07/24(水) 10:27:31
【(そっと寝室を覗き、ベッドの上の一人分のふくらみを確かめ)】
【(街へと魂を飛ばしひそやかに呼吸を止めている乙羽の体を抱きしめる)】
【(向こうで治療を受けているなら良いが……)】
【あっ、ステイ、そしてステイ!】
【(起きたと勘違いしたか、愛犬が乙羽の匂いを嗅いで手を舐め)】
【ずるいよジョン、私だって……】
【(ためらいの後に目を瞑って唇を重ね)】
【(心なしか顔を赤くしながら元通り恋人を横たえ、しばらく顔を眺めていた)】

【こっちは平気だからちゃんと寝ろ、って言いたいだけなのにくどくて悪い、気にすんな】
【(と言いながら通り過ぎるのは同田貫)】

607宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/08/05(月) 15:48:27
>>603

(男の唸り声に噴き出す)
ほう。私を殺すのか……それは楽しみだ。せいぜい頑張るといい
(言いながら拘束を解く。お互いに不死者と理解した以上殺しあっても無駄なことだ。性懲りも無く襲いかかって来るほど愚かでは無いだろう、と考え)
(男を伴い上階へ向かおうとしてから、血ですっかり汚れているのを思い出した)
(男の血は大半が彼の体内に戻ったが、こちらは流しっぱなしだ。体が少し冷えている)
(ついでに、この野蛮人を洗っておこう)
(ホームレス同然の生活をしていたな、と思い出したと同時に妙な潔癖を発揮して)
食事を用意する…その前に、来たまえ
(広めのシャワー室へ引き込む。ガラス張りの壁の向こうでは惨状と言える室内の自動清掃が始まっている)
(着流しの残骸を捨て、裸身を晒すと温水を出す。天井の中央から少しぬるめの雨が降る中に男を引き込み)
(無理矢理しゃがませて髪を洗い、スポンジで背中を流してやる)
(逞しい背に触れていると、さっきまでの戯れのせいで発露しかけた劣情が、ぐっと頭をもたげ始めて苦笑する)
(意識をそらすように)
そういえば、名は?

【(盆に乗せた氷菓を運んでくる。薄いガラスの器に山のように盛ったカキ氷)】
【最近は益々暑いねえ…まったく。甘いものは好きか?嫌いでも付き合いたまえ】
【(氷蜜に、梅のシロップとジャム。さっぱりと甘酸っぱい)】
【長く留守にして、すまなかったね】

608シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/08/05(月) 21:21:23
>>607
……ふん
(解かれた腕で一発殴ろうとしたが躱される。舌打ちしてヤシャの後に続き)
何だ?……ああ
(べとつく血に塗れた男の姿を眺めて理解する。この国の浴場は上から湯を降らす事ができるのは覚えていた)
あ?俺を洗うのか?ン゛!?
(腰が引け、しばしもたつくが不服気に屈み)
(量の多い伸びかけの赤毛は中々泡立たないが、汚れが落ちれば色が鮮やかになる)
(肉体には無数の傷痕があるが肌色のせいか目立たない)
(続いて背中を拭われるが、先ほどまでナイフで甚振られた相手に背後を取られるのは落ち着かず)
(毛先から水滴を落としながら何度も振り返る。数度目に問われ)
シクステン、だ。
(血の匂いが清潔感のある匂いに上書きされ、温い湯が心地いい。気が緩みそうになる)

【(起き上がり)】
【雪なんて、どこから持ってきたんだ!?もらうぞ】
【(本人は自覚が無いが目に見えて喜び、舌鼓を打つ)】
【お前に勝つために、逃げずに待っていたぞ】
【……動いて大丈夫か】

609宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/08/06(火) 08:45:18
>>608
いいから、しゃがんでくれ。届かないだろう
(わしわしと赤毛を(薬用石鹸で)洗いつつ)
上なら湯船があるんだが…蚤やシラミを撒き散らされるのはごめんだからな…
(まるで野良犬でも拾ってきたかの言い草だ)

(所々に見える薄い肉の盛り上がり。さっき付けた傷は全て綺麗に消えている…不死になる前に着いた傷か。それにしても多い)
(相手がこちらを警戒するように見てくることにも気付かず、落ち着こうと試みて)
シクステン…ふむ。そうか。これで野蛮人と呼ばずに済むな
(背中から脇腹、尻の割れ目あたりまでを洗うとスポンジを相手の手に押し付ける)
前は自分でやりたまえよ。それとも洗って欲しいかね?
(言うだけ言って背を向け、自分も髪を(シャンプーで)洗う。終わると長く伸ばした前髪をかきあげてタオルを取りに行き)
(水気を拭き取るとシャワーを止めてシクステンを呼ぶ。湯でいくらか温まったせいか普段隠している半顔の火傷の跡が浮き出している)
終わったか?きちんと拭けよ

【(あからさまに出ている態度に、クス、と笑い)】
【…魔法で出したのさ】
【(と揶揄う。それにしても、この体格の良い男が持つと小さなスプーンはまるで耳かきだ)】
【(口元を緩めたまま、ゆっくりと食べる。キンと来るのとシクステンの言い様が可笑しくて、額を抑え)】
【何だ、戦士の意地かね?フフ……】
【まあ、酷く悪いわけじゃあ無い。君が殴りかかって来なければ平気さ…まさか「誇り高き神の戦士」が病人相手にそんな卑怯な真似はするまい?】
【(すっかり冷えたところで暖かい茶を二人ぶん淹れて出し)】

610シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/08/06(火) 22:19:26
>>609
(何となく、青年の気が逸れているのを感じるがどう表現したものか分からず、古傷を面白がられているのかと思い)
面白くも無いだろう。……そんなに見ても虫はいないぞ
(ヤシャの物言いに頬を引きつらせるが、石鹸をたっぷり使えるのはありがたい)
(がしがしと頭を掻き泡を流しながら)
お前……余計な事まで喋るのは癖か?あ、おい、わあっ!?
(腰の下の方まで擦られて、擽ったさにひょこっと腰を浮かして逃げる)
一人でできる!!
(隅の方でごそごそと体を洗う。ヤシャがこちらを見ていないのをいい事に、好きなだけ泡立て遠慮なく股座まで洗い)
(泡が全て流された頃合いに湯の雨が止んだ)
(タオルを渡されその匂いを嗅ぎ、自分の髪の匂いを嗅ぎ、首を傾げてから身を乗り出して)
(びしょぬれのままヤシャの首筋の匂いを嗅ぐ)
これの方がいい匂いだ
(シャワールームの中で漂ってきた匂いはこれかと納得して、顔を上げて全身を拭く)
……それ、は…オニを宿す前の傷か?俺より立派な物じゃないか
(色づく火傷の痕について、談笑するように気安く問う)

【(勢いよく口に氷を入れていたが、たちまち頭が痛くなって苦しみ)】
【(それでも懲りずにゆっくりとスプーンを舐め)】
【ふん、意地以外には何も持っていないからな】
【(頭の痛みが落ち着いてから指を鳴らすが、言葉を聞いていれば力が抜け)】
【お、お前……っ、そんなに喋る病人見た事無いぞ】
【(行き場の無い指先は仕方なく湯呑みを握る)】

611宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/08/07(水) 00:29:06
>>610
(片方の眉を器用に上げ、意外と恥じらいがあったのだな、などと考える)

(くんくんとにおいを嗅ぐ男に軽く首を傾げ、良い匂いだと言われて、ふっと笑う。野良犬は野良犬でも)
(たいした大型犬だな、これは)
(ちょうど少し腰をかがめているおかげで、頭にやすやすと手が届く)
(薬用石鹸のおかげで軋む赤毛を軽く手櫛でほぐし)
(ツヤツヤとしたまとめ髪のシクステンを想像して笑いを堪え、微妙な顔になりつつ)
(首筋、頸動脈の上に指を滑らせる)
気をつけたまえよ。また切りたくなるかも知れない
(後で欲情を処理しよう、と考える。爛熟した風俗産業に金を払うという手もあるが、シクステンを置いて家を留守にするのは不安だ。連れて行くのも不安だ)

(軽く振り向いて苦笑を返す)
いいや…これは……。ただの人間に付けられた傷だ、と言ったら…信じるかね?
(これでもだいぶ薄くなった傷跡を撫でる。未だに鬼込めの再生が追いつかないこれは、長崎で受けた傷だ)
(終戦間際の暑い日)
(既に人類は悪魔の火を手にしている。不死者であろうとも焼き尽くす炎を前に、この神兵なら生き延びるだろうか)
ま、いいさ。昔の事は。おいで
(滴っていた髪の水気もある程度拭き取るのを確認してから、上階へ向かう。シクステンの大暴れにビクともしなかった扉が生体認証を受けて静かにスライドする)
(箪笥から単衣を出して手早く着替え、もう一枚取り出した浴衣をシクステンに着せる)
(裄も丈もつんつるてんだが、他に着られる服は無いし、裸でウロウロされるのは精神衛生に良くない)

【(厳つい見た目に反して子供のように素直でリアクションが大きいのが面白い)】
【そうは言ってもね。喋る以外にやることもないし…】
【黙って見つめ合いでもするかね?】
【(机の上に肘をつき、両指を組み合わせた上に顎を置いて、じっと見つめてみる)】

612シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/08/07(水) 10:26:30
>>611
(急所をなぞる指先が闘争本能を甘く煽る)
はは……っ!喉を食い千切られたいか?
(とはいえ、丸裸での殺し合いでまた二日三日潰すつもりはなく)

(頭を拭うタオルの隙間から、改めて火傷痕を見つめる)
人間に
(出会って数日の満たない相手だが痕が消える様子はなく)
(よほど深く肉体を損なったのだろう。やり方が分かればヤシャにやりかえせるだろうが)
(等と考えているが、まさかそのために街一つ消さなくてはならないとは想像もつかない)
……??
(それよりも興味は扉の開け方に移る。見ても理解できず、閉まる前に慌てて通り)
(されるがまま浴衣を着せられる。こういうローブは(これまで襲撃した家では)あまり見ない)
……お前は分からない事だらけだ。この国の人間を殺した罰をくれようとしている……と思っていたが
奴隷にするでもない、自由にする気もない……
(自分の知る限りの古い時代の人間関係のいずれにも当てはまらず、相手の意図が読めない)
(奴隷が一番近いような気がするが、先ほどから何をしろと言われるわけではなく、むしろ仕方なしに世話されている有様だ)
(上階に上がっても窓が無い事に落胆しながら物珍し気について歩き)

【む……っ】
【(口を引き結んでしばらく睨むが、居心地が悪く)】
【(茶をすぐに飲み干してしまったのがもったいない)】
【もう一杯くれ】
【(先に言葉を発し)】

613宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/08/08(木) 01:12:39
>>612
(2間続きの自室、広い書斎と風呂とトイレ。案内するほどのものは無い)
(服も着せたし地上階へ連れて行って…万一人目に触れても問題ないだろう。風呂に入れ着替えさせただけで、殺人犯感は無くなった)
ん? 君を野放しにする気は無いよ。奴隷…奴隷ねえ…、どちらかと言えばペットだな
しかも随分手がかかる。躾のしがいがありそうじゃないか
(広く取った階段を上がると、リビングに出る。掃き出し窓から見える庭は手入れがゆき届き、昨日の雨のおかげで青く瑞々しい)
(さっさと食べさせて、何か暇つぶしを与えて…TVでも見せておけば良いのか…?)
(他の事で誤魔化しているが、体の奥底に情欲が淀んでいる)
その辺に座って待て
(カウンターを回って、あまり使った気配のないキッチンの冷蔵庫を開ける)
(有名ホテルのディナーセットが手付かずで入っている。これで良いだろう、とまとめて運び、ローテーブルの上に並べる)
(どれほど食べるかわからないので全部出した上に、パンもバスケットに山盛りだ)
(酒で眠らせる、という手もあるな)
(思いついて出しかけたミネラルウォーターをしまい、ワインをボトルごと出す)
ほら。シクステン、食事だ。裾を直せ
(着物は着せたが下着は無い。大きく捲れれば見えてしまう)

【(沈黙を破る相手に勝った、という顔を向けてやり)】
【病人を働かせるのか…やれやれ】
【(勿体をつけているが、電気ケトルのスイッチを入れるだけの作業である)】
【(湧いた湯を急須に入れ、グラスに茶を注ぎ足してやる)】
【(茶をすするシクステンを薄く微笑んで見ている)】
【(秀でた額、彫りの深い顔立ち。考えていることは、脳の一部を弄ってやったらどうだろう…などという剣呑さだが)】

614シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/08/08(木) 20:56:19
>>613
……ペット
(関連して思い出されるのは、洗われる犬やブラシをかけられるヤギ)
(納得すると同時に険しい表情になる)
余裕だな。その内後悔させてやろう
(が、階上に上がれば目に眩しい緑に暫く見惚れ)
あ、ああ
(体が沈み込むようなソファに大股開きで落ち着く)
(次々に出て来る料理を眺めながら、これはこれで天上とあまり変わらないかもしれないとふと思う)
(口に出したら神の罰が当たりそうで、思うだけに留めるが)
(毎日戦い、麗しいヴァルキュリアにもてなされ酒と馳走をいただく繰り返しの日々だった)
(ああ、誉めてもてなしてくれるヴァルキュリアが一言ごとに嫌味を言うヤシャになってしまった)
(……地上に降りてから女を抱いていない。略奪を行えばすぐに警察が駆けつけるし、元々女に泣いて嫌がられると興が冷める性分だった)
(視線を感じて我に返る)
いい物食べているんだな……裾?見苦しくて悪かったな
(細かい、などとぶつくさ言いながら股を隠し座り直す。手を組んで短く豊穣の神へ祈りを唱え)
(ヤシャも席につけば、まずワインに目が向く)
(いつも二本は飲めるが、空腹のため回るのは速いだろう)
お前も飲めるのか?

【(想定してはいたが得意げな顔に腹が立つ)】
【ワーアリガトヤシャサン】
【(棒読み気味に礼を告げる)】
【(茶を味わっていたが、視線に気づいて見つめ返す)】
【……お前の頭の中で俺に何をしているか知らんが】
【か弱い病人のする事じゃ無さそうだ】
【(歯を見せて笑う)】

【来週は神々に挨拶に行って来る。悪いが、返事がまちまちになるかも知れない】

615宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/08/09(金) 11:16:38
>>614
知人の祝い事があってね。残念ながら、普段はもっと質素だよ
(要するに政治家のパーティーを途中で抜けたら土産を持たされた、と言うだけの話だ)
(この国の中枢に深く食い込んだコネは便利だが、中身の無い集まりに顔を出すのはウンザリする)
(食事を摂らなくても死にはしない。死にはしないが腹は減る)
(昨今はすっかり便利になった。配送サービスも出前も、24時間何でもある)
日本人は恥じらいを持っているものでね。蛮族と違って
(それも昨今の若い者ときたらすっかり怪しいが、と考えてしまうのは幕末生まれだからか…いや、それほど耄碌したつもりは無い)
(神の館とやらで永遠に青年期を過ごすのとは違い、何しろ見た目こそそれ程変わらずとも既に200年。人の世の変化を見続けている)
(200歳の爺だものな…)
(しみじみと溜め息をついて(シクステンには嫌味に見えたかもしれないが)、ワインの栓を抜く)
これは君の分だ。私は遠慮するよ。昼日中から酒というのは性に合わん
(両手を合わせて軽く礼をすると、時期の魚のカルパッチョに箸をつける。シクステンにはナイフとフォークを用意したが)
(ま、手づかみでも驚くまいよ)
(野菜、魚、肉に果物。少しずつ摘むがどれも美味い)

少し休む。君と違って…流した血まで戻ってくるようなデタラメな身体では無くてね
(甘いものを食べるかは疑問だが、デザートに、とケーキの詰め合わせを箱ごと押し付け)
(TVを点ける。音声認識で操作できるため、簡単な使い方を教えて)
「てれび」だ。いいか。「テレビを消せ」消えたな。「テレビを見たい」点いたな。「音楽」「演劇」「ニュース」簡単だろう?
(バーカウンターから更に酒と…タチの悪い酔い方をされても困ると気付いてミネラルウォーターの瓶をまとめて用意して)
(階下の自室へ戻る。奥の和室に入り、帯を解く)
(半勃起しかけた男根が襦袢を落とす感覚に一気に硬くなる)
(元々、性欲旺盛とは言い難いし、女性に対して向ける…向けた…愛情は清らかとも言える)
(だが加虐的な欲望は別だ。そちらはどういう訳か、……先の大戦とその後の経験のせいか…肉欲に直結した)
好きなだけ切り刻んで…死なない男…俺と同じ、いやもっと……
(肉茎に指を絡める。早くも先端がヌルついているのを親指の腹で抉じる)
(これで、あの逞しい身体の穴という穴を犯してやったら…)

【それほど大したことは考えていないさ】
【(にっこりと笑い返す。一見すると人当たりの良い好青年…自分で言うのもどうかと思うが…に見えることは百も承知だ)】
【構わないよ。戦乙女に手紙を運ばせるわけにもいかないだろう?】
【(ゆっくりしておいで、と言いながらきちんと包装された菓子の包みを出し)】
【神々のお口に合うと良いが…】
【(何しろ見た目は青年、中身はお爺ちゃんである。手土産の一つも持たせようとして)】

616シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/08/09(金) 21:05:13
>>615
オニの知り合いはオニか?
(と聞いてみるがどうやらエンマの事では無いらしい)
(こちらも飢えれば苦しむばかりで死にはしない。奪い取らずに食っていけるなら内容にこだわりはなく)
(強いて言うなら酒があるかないか)
お前が、捨てたからだ。俺のズボン!
殺し合いでなければ先に服を探した
(日本語の拙さも相まって、外見そのままの生意気な若造らしく)
(まずは遠慮なくワインを注いでは飲み、少々振る舞いが雑なもののカトラリーを問題なく扱い馳走を味わう)

(美味い物は酒を進ませる)
(朗らかに酔い腹が膨れればヤシャの憎まれ口も多少は許せる気になり)
何だ?酒を飲まないと血にならないぞ……ぉ
(面倒くさい絡み方をする前にテレビを示されて関心が移り)
逃げないから安心しろ
(画面に目が釘付けになりながら手だけ振る)
(甘い菓子に合う甘めの酒を選んで飲み直す。ケーキは二つ食べて、勿体なくなり冷たい棚………冷蔵庫?に片づける)
(甘くなり過ぎた口の中を水でさっぱりさせ、「ニュース」を映させる)
おお
(警察から逃げた路地が映る。昼の絵だが変な看板があったから間違いない。食い物と装飾品を奪われた死体と心臓を抜かれた死体があった、と難しい単語が多い中で聞き取れる)
(どうやらどちらも俺のせいにされているらしい)
(ふと眉を寄せる。俺も一度は心臓を抜かれて大変な目にあった。雨の中で出会ったヤシャから濃厚な血の匂いがしたのは、この名前も分からない奴の心臓を抜いていたからか)
(マナーだ何だと常識人ぶった事を言うが、俺の知る限りこの国の民の一般から最も外れている存在はヤシャだ)
(寝込みを襲えば報復できると頭の隅で考えたが、それでは再生した時に卑怯だなんだと詰られる)
(倒すなら相手が万全の時にやり返し、最大限に悔しがらせてみたいものだ)
テレビを消せ
(ずっと食い入るように動く絵を見ていて疲れた。ソファの上に横になり胸元を開く)
(室内は適温に保たれていたが、飲んだせいか首筋が熱い)
(鉄斧を裂く魔剣。見た事の無い構え。あれを凌ぐにはどうすれば……)
(眠気に襲われ、泥のように眠る)

【な、なんだ。準備がいいな……供物か】
【(受け取り、中身が分からないながら任せろと請け負う)】
【お前も、あまり怪我をするなよ】

617宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/08/11(日) 01:08:55
>>616
(脱ぎ落とした着物の上に膝をつき、男根を弄う)
(もう片手で、ふっくらと吊り上がった陰嚢を慰めながら扱きたて)
んっ…く、
(達しそうになると緩め)
(小引き出しから太い革製の首輪を取り出す。サイズが明らかに動物用では無い)
(着けられたものが自分で外せないように、鍵がついている)
(とろりとした笑みを浮かべ、裸のままリビングへ向かう。さっきの様子だとTVに夢中だろう)
(不意をついてこれを掛けるくらいは出来るだろう、と考えたのだが、ソファの前まで行って少し考える)
(寝ている。どう見ても熟睡中だ)
(すっかり緩んだ合わせが、辛うじて帯で押さえられているという状態で)
ふぅん……
(無防備を絵に描いたような具合に、屈みこんで起こさないように気をつけながら首輪を着ける。ついでに短い鎖でソファの足に繋ぐ)
(更に一旦階下へ戻り)
(取ってきたケースを開くと注射器が並んでいる。小瓶から薬液を吸い上げて、両手足に打ちこむ。ただの麻酔だ)
(しばらく時間を図り、様子を見ながら手足の腱を断つ)
(日が暮れればこの血もどうせまた元に戻る…戻らなければ掃除が大変だが…)
(ぶつん、と動きから切り離された膝と肘から先が弛緩する)
(作業の間中、ズキズキと痛むほど猛った肉茎をそっと撫で)
(その手でシクステンの陰茎を握りこむ。軽くしごいてから膝の間に入り込み)
(尻穴周りをマッサージするように解しながらワセリンを塗り込み、指を差し込む。中でくにくにと動かしながら満遍なく捏ね)

【(中身は老舗パーラーの果物ゼリー(詰め合わせ)だ。ナマモノだと腐っても困るし、とカ◯ピスの詰め合わせと悩んだ結果である。こう見えても根っからの庶民)】
【こういう付け届けが先々役に立つ……事も、ある】
【私の事より君だろう。無茶をするなよ。いや…しても構わないが、五体満足で戻ってくれなくては。私の楽しみがなくなってしまうじゃないか】
【(澄ました顔で言い放ち)】
【行っておいで。気をつけて】

618シクステン:2019/08/11(日) 20:34:06
(しっとりとした首筋に乾いた首輪が通り、心地良さそうに少しのどを反らせ)
う……ん
(注射針にピクリと反応するが、すぐに何も感じなくなり、音を立てて切れた腱から静かに血を流す)
……っ、……
(寝息を立てているが、かなり久しぶりに他者に擦られて股間が脈打って反応を返す)
(周りの肌と比べ色素の濃い逸物が反り返り、先端から赤く色づいて)
(血管が根本から飾るように浮き上がる)
は……っ、は……、はっ……
(静かに吐息が熱くなる)
(酒気で弛んだ未通穴が滑りを帯びた指をつぷんと受け入れる)
うぁ
(初めての感覚に細く目を開くが、酩酊が深く)
ア……ァ、ヤシャー……?ふっ、ン、ンンッ…!…ハアっ
(快楽で何も考えられない)
(内側でくねる指がある一点を掠めると、分かりやすく腰が跳ねて陰嚢がきゅんとつり上がる)
……ゥ?
(朦朧としたまま赤らんだ顔で酒臭いため息をつく)

【お前が選んだならさぞ文明的なんだろうよ】
【大丈夫だって、信じろ!】

619シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/08/21(水) 07:47:48
【おーい、遅くなって悪かった。帰ったぞ!】
【供物もちゃんと捧げて来たからな。あんまり喜ばれたから、お前のみたいな魔剣でも貰えないかねだってみたが】
【ま、この通りだ。ほら】
【(一定期間の不老不死をもたらす黄金のリンゴのパイを持たされた)】
【あんたは元気か】

620宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/08/22(木) 21:10:13
>>618
(反応にスッと目を細める。薄い唇を舐め、隆々とエラの張った亀頭を口に含んで飴玉のように舐め回す)
(先程風呂を使ったばかりだからだろう、体臭はあまり感じない)
(その間も指は尻穴の中を探り続け)
(シクステンの反応した箇所を重点的に、押し上げるように揉む)
(酩酊状態らしい甘い声に、どうした?と返し)
そのまま……力を抜いていろ
(言って、指を抜くと、すぐさまきゅっと閉じかかる後庭へ己の穂先をあてがう)
ッ……は、ぁ…
(あまりのキツさに溜息が出た。徐々に馴染ませながら埋めていく)
(特別に男色の気がある訳ではない。が、女のように行き止まりの有る穴と違って根元まで飲み込む尻穴の具合と)
(己と同じように猛る雄を征服する優越は、これを堪らず夢中にさせる)
(シクステンの男根を握って扱きながら、その動きに合わせて腰を振る)

【おや。お帰り】
【(朝晩はマシになったとはいえ、まだまだ残暑は厳しい。ソファにだらしなく伸びていたが起き上がり)】
【(ちゃんと戻ったな、と手を伸ばして赤毛をぐしゃぐしゃと撫でる)】
【(土産を受け取りながら、魔剣などでは無いと説明してやるべきか、黙っていた方が面白いかと微妙な顔をするが)】
【素麺でも喰うか? おお、そうだ。中元にだだちゃ豆が届いてね。ビールでも用意しようか】
【(シクステンの帰還に我知らず機嫌が良く)】

621シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/08/24(土) 07:04:57
>>620
んくうゥゥゥゥ……っ!?ん……うぁっ、は……っ!
(先端をくちゅくちゅと舐め回す舌先に悶え、思わず腰を使おうとするが)
(膝から先が役に立たず、何度試しても太腿がばたつくだけで仕方なく小刻みに腰回りを戦慄かせる)
う……う゛ぅぅ……!
(その度に内側の指をまざまざと感じ、中のいい所を弄られると痺れたようになって鼻息が漏れる)
あ……ア、「何で」……?ヤシャ……ぁっ
(故郷の言葉で寝言のようにぐずぐず呻きながらもまだ頭ははっきりしないまま)
(入り込む肉茎にびくりと全身が強張るが、馴染ませる動きにゆっくりと力が抜けて行く)
(ずる、ぐちゅ、と中から音を立てて異物が入ってくるが、裸のヤシャと、男根の快楽と、状況が結びつかず)
ふぅ、うぅ、んっんっ、くふぅ、はっ……はっ……、あ、あああぁ……っ
(断続的に排泄するようにいきみながら眉を寄せる)
(性器を擦られながら突きこまれ、たまらず首を横に振る)
んん、く……んっ
(何か変、だが気持ちいい。なのにどうして視界にヤシャが映る)
(徐々に目覚めて来た意識でヤシャを払いのけようと腕を持ち上がるが、力の入らない末端が自分の筋肉のために重たく)
(苦心してもぞもぞと肩を捻って右腕を振る。当然届かず空を切り、折れた草のようについてきた肘から先が、自分の肩を抱くような恰好でだらりと下がる)
(胸の上に血が滴るが、なまじ痛みが無いため自分のものだと意識できず、ただ血の匂いに高揚して潤んだ目を細める)
フゥ……ッ
(熱い手が陰茎を強く擦り、尻の穴がずぽずぽと拡げられて深くの気持ちいい場所を捏ねる)
(何度か絶頂しかけてぶるりと震え)
くう゛……っっ!!あ、な……ぜ、ヤシャ……!?うあ、ァ、どけ……っ!
ん゛ひ……!!っっっ離れろ……ォっ!
(青い瞳に意志が戻り、男に抱かれている所までは理解して不自由な体で藻掻き始める)
(だが快楽に火のついた体は、突かれる度に跳ねて動きを止め)

【なんだ、だらしない】
【(まるっきり犬か何かのように撫でられて、口を尖らせて自分で手櫛をする)】
【(既に魔術の影響下にある我らに黄金のリンゴは不要だろうが、古傷のダメージを残すヤシャには少しは効くだろうか)】
【それは食べた事が無い。ビールはくれ】
【(冷蔵庫の前までついて歩き)】

622宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/09/02(月) 14:39:28
>>621
悦さそうだ…初めて、と言うわけではないのだろ
(きゅっと締め付けたかと思えば押し出すように肉壁が押し寄せ、続いて引き込まれる)
(離れろ、と言うわりに反応は快楽を強請っているようにしか見えない)
(特にこの張り詰めて跳ねる陽根)
(くっきりと浮いた裏筋、絡みついて浮き出た血管。既に十分にぬるついた亀頭が手の中でくちゅくちゅと音を立てる)
(ソファに乗り上げ、さらに体重をかける)
可愛いものだ
(はっ、と息を継いでシクステンの耳朶を噛む)
神兵も地上にあれば、その主人に従いたまえ。…私に
(腰を捻り中を搔きまわす。つんと尖った小さな乳首を摘み、抓る)
(燦々と射し込む午後の光が赤毛を燃え立たせて見せ、上気した肌にくねる陰影が艶めかしい)

【(ビールの栓を抜いて渡し)】
【……。いつまで付いて回る気かね】
【(塩茹でしただだちゃ豆を笊ごと渡してソファへ追いやりにかかり、面倒になって素麺はやめ、アップルパイを切る)】
【(さっくりとした生地の中にぎっしりと詰まった黄金色のリンゴは、蜜を溢れさせている)】
【(食欲をそそるスパイスの香り。羊の丸焼きでも齧っていそうなシクステンのイメージ(偏見)との差に思わず見比べ)】
【(毒殺などというセコイ真似はすまい…)】
【(切れ端を摘んで驚く)】
【……⁈ 美味い…】

623シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/09/03(火) 20:08:26
>>622
やめろ……やめろ……ッ!入……っるな……ァ!!
(体を捩ってもいきんでも尻の穴を貫く肉杭は抜ける様子が無い)
(耳に吹き込まれた言葉に硬直し、パニックに陥っていた頭の中が一気に怒りに染まる)
俺が、何……だと?こんな侮辱……受けた事がない!男……に!……ッッン゛、ゥ…!
ク……、筋を切ったな……糞ッ!卑怯だ!!
(眉間に皺を寄せて睨みつけるが、突かれる度に瞳が揺らぐ)
(尻を男根でこじあけられ、ともすれば体が裂けてしまいそうな太いそれに対し浅く呼吸して耐えるしかなく)
(肉を掻きわけてずくんと深くを突かれると何故か陰茎の奥が痺れて思考がまとまらなくなる)
(勃起した俺の茎がびくつくのは俺の意志じゃない。こんなの俺の快楽じゃない。俺のせいじゃない。だからこれ見よがしに先っぽだけ弄るのは……)
くァ゛ッッッ!!?ひっ……気持ち、悪ぃ、ッは、ヤめろ……ォッ!!
(何が楽しいのか、ヤシャが俺に圧し掛かり更に深く陰茎を突き立てる)
(耳に吹き込まれる堕落の言葉にゾクゾクと震え)
ウ゛、ゥ゛……!?汚らわしい……変態野郎、自惚れるな……俺は、神に、選ばれた……う゛、ぉ゛、お゛ぉ……!
(腹の中からぐちょぐちょと音がする。今まで意識した事すらない小さな乳首に痛みと疼きを与えられて首を横に振る。違う、怒りに、集中、しなくては)
ほォ゛おぉぉぉッッ!!!?お゛っっっ、俺はぁ゛!!エインッッ……ひぇリアりゅゥウウ!!!!
(役に立たない両肘両膝を突き出して抵抗しながら、その内腿の筋に目に見えて緊張が走る)
(睾丸がぐんと吊り上がって、陰茎が一際血を集めて大きく戦慄く)
(ぎゅっと腹の内側にヤシャを握り締める。高慢な意志に反し、肉体は初めての鶏姦で浅ましく絶頂を覚えようとしている)

【おお!ありがとう(瓶に口をつけながら)】
【竈の使い方が分かれば俺にも料理できるだろ】
【(もうこの発言の時点で嫌な顔をされるが、ヤシャの手元しか見ていない)】
【火が出ないのはその石板が熱くなるからか?なあ、おい……ええ……】
【(渋々豆の笊を運び、ほこほことした匂いに生唾を飲みながらソファに収まって「テレビを見たい。格闘技」とやってからぼやく)】
【俺だって骨付き肉の焼いたのくらい作ってやれると……】
【(お察しの通り、シクステンの料理は良く言えばワイルドだが、パイは神の僕が作った物だから安全だ。ヤシャの声に顔を上げ)】
【豆も美味そうだぞ】
【(手招き)】


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