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ぷちます!いじめ・虐待専用スレの避難所 十二匹目
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ぷちますキャラ(ぷちます版アイドル・P含む)の精神的・身体的・性的ないじめ、虐待、陵辱、拷問、虐殺、四肢切断、スカトロなどなど、
本スレ、キャラスレ、エロパロスレに書けないような妄想を垂れ流す隔離系スレッド(通称:ぷ虐スレ)の避難所です。
虐待以外のぷちますSSは事前にスレ住人と相談の上で投下の可否を決めてください。
虐待ネタが嫌いな方は見ないで下さい。
気に入らないネタがあっても非難せずにスルーしてやって下さい。
ぷちます以外のアイマス系いじ虐の話題は別スレで。
盗作君が出現しているのでSS作者はトリップ推奨。
書き溜めは可能な限り。他人の投下中の割り込みは避けましょう。
ぷちます! 隔離スレ・SSまとめwiki
ttp://putimaskakuri.wiki.fc2.com/m/
ぷちます!隔離スレ まとめwiki (消滅?)
ttp://putimasisolation.wiki.fc2.com/
本スレ
ぷちます! いじめ・虐待専用 十五匹目 [転載禁止]������������������������������������������������2ch.net (dat落ち)
ttp://peace.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1416056096/
個別スレ
ゆきぽ いじめ・虐待専用スレ 二匹目
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16471/1419767659/
前スレ
ぷちます!いじめ・虐待専用スレの避難所 十一匹目
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16471/1481888999/
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司会「ゆきぽのように実害を及ぼしてなくとも、ここまで嫌われるものなんですね?」
博士「ぷちどるにイラッとするのは、ぷちが人間でも動物でもないからかもしれません。
そしてやよの場合は、それが顕著に表れるのだと思います」
司会「人間と同じ待遇を要求しておきながら、動物じみている点がムカつくのでしょうか」
博士「例えば原作9巻でも、やよは水族館の魚を見て、食べることしか考えていませんでした。
動物ならその考えで正しいのですが、人間的には問題があります。
そうした微妙な『ズレ』が、イライラさせられる要因でもあるのです」
司会「確かにやよは、魚を食べ物としか見ていないようですね」
博士「SSの題材にもされていますが、やよなら平気で禁漁中の魚も獲りそうです。
原作のような優しい世界()なら、泣き落としで恵んでもらえるのでしょうが、
現実ではぶん殴られ、ぷ虐スレでは細切れにされて魚のエサになります」
ボグシャ!!
やよ「う゛うぅっ!!」≡⊃:)TQ゙)ζ,',:'
司会「無自覚に、人間と動物両方のエゴが丸出しなのが、いけないんでしょうね。
あんまり多用したくない言葉ですが、一種のサイコパスとも言えますか」
博士「サイコパスなのかバカなのか微妙なところですが、やよには可愛げがないですね。
悪知恵を働かせたり哲学者ぶったりしていますが、自身の行動を顧みる知性はありません。
同じく9巻で、やよはちひゃーといお両方に、生命の危機を感じさせてもいます。
ちひゃーを助けたのは……意外なぷちでした」
司会「そんなこんなで、今一番嫌われているぷちがわかったわけですが」
博士「イコール一番虐待したいぷち、一番殺したいと思われているぷちです。
記念に殺してやるから、遠慮なく殺されろよ、やよ」
やよ「うう〜〜!? うううう゛!!」
博士「ちょうど今時期は夏、花火の季節です。トップ祝いに、でかい玉を上げましょう。
空を飛びたい()とかいう妄想を抱いていたこいつを、花火玉にくくり付けます」グルグル
やよ「う゛ぅぅ〜〜っ!!」ζil TO゚)ζ
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司会「ぷちの重量が加わりますが、打ち上げられるものなんですか?」
博士「『四尺玉』という花火は、直径が1メートルを越え、重さも400キロ以上になります。
そんなデカブツを発射できるんですから、ぷち一匹加えても問題ありません。
さあ、外に出てスタンバイしましょう……」
やよ「うぅぅぅ!! うぅぅぅぅっ!!」
ガチャガチャ……
博士「準備完了、ですね。離れて離れて」
やよ「うぅぅぅぅぅ!!」ζil TQT)ζ
博士「もっと喜べよ、空を飛べるんだから。次の瞬間、星になるけどな」
※花火用の火薬を星と呼びます。
3、2、1、ボンッ!! ヒューーーーン!!
やよ「うぅーーーーーーーーっ!!」ζli 。Q゚)ζ
ドカーーーーーーーーーーンッ!!
やよ「っ……」ζil ゙o;.;∴;.
博士「たーまや〜」
パラパラパラ
司会「花火の破片と一緒に、肉片がそこかしこに振り落ちてますね」
ゆきぽ「ぽぇ〜♪ ぽぇっへっへ♪」ペンパイナッポー
司会「こちらは大はしゃぎです。自分が虐待されない立場だと、呑気なものですね」
ゆきぽ「ぽえっ! ぽえぽーえ!」センセイ
司会「えっ? 『今回の選挙結果を受けまして、私ゆきぽはぷ虐スレを卒業いたします。
これからはもう虐めないでくださいね』? 何言ってんだこいつ」
博士「これで終わりのわけないんですけどね? 次はおまえの番だぞ、ゆきぽ」
ゆきぽ「ぽぉっ!? ぽぇえっ!?」
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博士「いや、当たり前だろ。一番嫌われているぷちはやよだけど、
一番虐待されているぷちは相変わらずおまえで、許される気配もまったくないんだから。
七冠王が六冠に減ったぐらいのもので、総合的なトップは依然としておまえだぞ」
司会「ぶっちゃけ卒業なんて不可能ですよね」
ゆきぽ「ぽぇっ!? ぽぇぇえ!!」
博士「四尺玉に劣らぬ花火を用意しました。椅子に47本の特製ロケット花火を取り付けています。
ここに座って点火すれば、宇宙まで飛んで行くという装置です」
司会「何ですかその宇宙的発想は」
博士「火薬の発明国とされる中国に、ワン・フーという人物の伝説があるそうです」
「16世紀の初め、ワンは中国の進んだロケットと花火の技術を使って宇宙へ行くことを決心した。彼は恐らく、47本のロケットをつけた椅子を用意したのだろう。打ち上げの日、ワンはきらびやかな服を着て、椅子に座った。47人の従者がロケットに点火し、身を守るために急いで椅子から離れた。大きな爆発があり、煙が晴れると、彼と椅子はどこにも見当たらなかった。その後、彼の姿を見たものはいない」
※ウィキペディアより
司会「昔からあの国は加減を知らないんですね」
博士「これは伝説に過ぎないと言われてますが、実際はもっとひどい事故が多発してたと思います。
だって中国ですし。人間大砲ぐらいは平気で試していたでしょう」
司会「それで、今からゆきぽに伝説を再現してもらうんですね?」
博士「はい。まあ安価なソユーズロケットでも、一度の打ち上げに約50億かかりますし、
こんなクソみたいな仕かけで宇宙行けりゃ世話ないんですけどね。
でも、ゆきぽ。初めて宇宙に行ったぷちどるになれるチャンスだぞ」
ゆきぽ「ぽ、ぽぇぇえ!?」
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博士「大丈夫。ぷちます原作のノリなら大気圏ぐらいまでは行けるから。
椅子に縛りつけて、と……。導火線を使って一気に全部点火するようにします」シュボッ
ゆきぽ「ぽぉぉお!! ぽぇえええ!!」
博士「準備完了。早いとこ逃げましょう」ダッ
シュウウウウウウ……
ゆきぽ「ぽゃぁあああああああっ!!」ジタバタ
シュウウウウ……ズドドーーーーーンッ!!
ゆきぽ「ぽっ……」
モクモクモク……
司会「……煙が晴れてきました。残骸が飛び散ってますね」
博士「きっと、宇宙に行けたんですよ。そう信じましょう」
司会「まあ、法則をねじ曲げて宇宙でも生きて行けるかもしれませんね。
何せぷちどるは、エイリアンという説もありますから」
博士「あのまま故郷の星に帰れるといいですね」
司会「さて次の選挙では、どのぷちに(土に)還ってもらうことになるのでしょうか。
ともあれ、本日はありがとうございました」
ゆきぽ「」
終わり
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早いもので、ぷ虐スレに参加してから四年が経ちました
私生活では変化が続いておりますが、ぷ虐スレは不変のホームです
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乙です
永世被虐王ゆきぽが逃れられるはずもなかった
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>>87
乙です
何かにつけ、やよは魚を食べたがりますよね。うなぎとか
意地汚いのがムカつくんでしょう
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乙です
やよ虐が一番好きな身としては人気投票1位になった勢いでやよ虐ssが増えてくれると嬉しいなぁ
まぁ、もっとしっかり人気投票したらゆきぽにもかなり票は集まりそうな気はしますが。リレーssもほとんどゆきぽですし
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>>87
乙です。
最近のやよの意地汚さはちょっと・・・って思ってたのでスッキリしました。
そしてゆきぽ勝手に卒業しようとするなw
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やよ「うっうー♪」
いお「もっもー♪」
やよといおが2人で楽しそうに歩いています。
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ぽええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュリ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリィリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)
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う゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュリ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリィリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!!)
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害獣二大巨頭による脱糞ショーは汚すぎる
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この動画、ゆきぽでやったら楽しいんだろうなー
ttps://youtu.be/1H6FFlEMBOM
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すっかり、やよとゆきぽが害獣ツートップなんですね
やよ虐好きな作者さん達の尽力のおかげか、やよの自業自得か
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>>97
そのどちらもあると思います。
やよ虐好きな作者さんが名作を作り続けた事もありますし、やよが原作で図々しい行動を取ってるのもありますね。
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>>96 巣からキューキューぽえぽえ泣きながらわらわらと出てくるゆきぽを追い回して虐める...最高だな!
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>>97 特に最近やよ虐は名作増えましたからー
これからもゆきぽと共にぷ虐界のスポットライトを一身に浴び続けてもらいたいものです
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住民の沸点低すぎて草
虐待とか馬鹿じゃねえの?(嘲笑)
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レスの流れを全く無視して急に沸点が低すぎると言われても…
誰と戦ってるんだろう?
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新作ssが続々発表されて嬉しい限りです。私もこの流れにのってss投下します。主役は社長。ドラフト会議の悲喜こもごものドラマをお楽しみ下さい。虐待色はごく薄めです
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765プロ 会議室
ザワザワ…
高木「全員集まったようだね。今日集まってもらったのは他でもない、君たちが飼っているあの子たちの事だ。私がPくんに頼んであの子たちに簡単な意識調査のようなものを行ったところ、なんと14匹中10匹が現在の環境を変える事に興味がある、もしくは別の飼い主に飼われてみたいとの回答が得られてねぇ」
ザワザワ…
高木「じつに3分の2以上という数字は無視できない。そこで、あの子たちがここへ来た時とは逆に、今度はあの子たちが君たちの中から飼い主を指名し、指名された君たちが飼う飼わないを決める、いわゆるプロ野球のドラフト会議のようなものを開催しようと考えている」
ザワザワ…
小鳥「…あの、そもそもそのプロ野球のドラフト会議っていうのがイマイチ分からないんですけど…」
高木「ふむ、例えば音無くんを指名した子が一匹の場合、ここで飼う、飼わないの交渉が行われる。飼い主を指名する権利はあの子たちにあり、飼う、飼わないを決める権利は君達にある、と言う訳だ。しかし、仮に複数の子が音無くんを指名した場合、くじ引きで交渉権を決めたのちに先ほどの交渉にうつる事になる」
律子「うーん…確かにぷち達の意思を尊重する事も大事ですからね」
貴音「ですが、その案には賛同しかねます。それだと飼えるのは一人一匹という事になるのでは?」
高木「うむ…では、指名された人間が希望した場合に限り、複数匹との交渉を認めよう。たとえ一匹と交渉が成立してもお目当ての子がまだいれば引き続き会議に参加できるものとする。それと、もし同巡で重複したとしてもくじ引きをせずに重複した子全てを飼う事も認める。ただ、飼い主側から宣言がない限りは原則一人一匹、主従関係が成立した人間は自動的に指名対象外になるようにしよう」
貴音「それなら…まあ…」
真「ボクとまこちーが離ればなれになっちゃうかも知れないんですか?!イヤですよそんなの!」
高木「落ち着きたまえ。先ほど私が言った事の裏を返せば、14匹中4匹は現在の関係に満足している事になる。君の飼っている子がその4匹のうちの1匹なら、間違いなく君を指名するだろう。…それとも、その自信がないのかね?」
真「自信はありますけど…で、でも…ボクがもし複数指名されたら…」
高木「その時は他に君を指名した子も一緒に飼ってあげれば今の子とは確実に離ればなれにはならない。もちろん、今のその子だけを飼いたいのならくじ引きに賭ける手もあるけどねぇ」
真「うーん…」
P「ちなみに、その会議の日程は…」
高木「今の主従関係は今月末までとして、来月一日にはその関係を白紙に戻して改めてドラフト会議で新たな主従関係を、という段取りで考えている。それに先立ち、あの子たちを飼う事を希望する者は今月末までに『飼い主志望届』を私に提出してもらいたい。用紙は私が作成しておいた。一応この場にいる全員に配ろう。飼う事を考えていない者に関しては提出は不要だ」
P「…」
実はこのドラフト会議、俺のある目的の為に社長が立ち上げた企画だった。とは言え、俺はそれ以上の事は聞かされていない。今回は社長のお手並み拝見といこう。
渋っていた真も他のアイドル達から説得され渋々ではあるがドラフト会議開催に同意した。
そして月日は流れ、運命のドラフト当日
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会議室
高木「うむ。今、会議室にいる者で全員だな。ドラフト会議参加者は」
春香「あれ?プロデューサーさんも参加するんですか?」
P「ああ。ウチはペット可物件だし、一人暮らしも寂しいから誰かが指名してくれれば飼ってみたいと思ってる」
小鳥「…変な事はしないで下さいね…」ギロッ
ジー…
みんなが一斉に俺を見た…貴方こそ変な事は言わないで下さいよ、音無さん…
姿が見えないのはあずささん、律子、雪歩、美希、やよいの5名。
高木「三浦くんと星井くんは今の住居がペット禁止だから、という事だったねぇ」
美希は両親とも公務員で公務員宿舎住みだからな。
高木「萩原くんはあの子たちが苦手だからという事で辞退…秋月くんは近いうちに一人暮らしを考えていてペットの事を考える余裕まではない…と。以上、人間側はこの4名が辞退者となる」
真美「あれ?じゃあやよいっちは?」
高木「高槻くんは今飼っている天海くんに似た子と一緒に参加を見合わせてもらった。あの子が増殖した場合の事を考えると、元に戻せる高槻くん以外に飼わせるのは不安だからねぇ。残念だったかな?天海くん」
春香「えー…ちょっと残念だなー。指名してくれたら飼ってあげたのに」
千早「…賢明な判断ね…」ボソッ
コクッ…
千早の呟きにみんな頷いた。はるかさんの現在の飼い主であるやよいという適任者と、絶対に飼わせるべきではない春香という不適任者の存在。はるかさんなら『似てる』と言う理由だけで春香を指名しかねないからな。はるかさんとやよいの参加を見合わせた社長のこの判断に春香以外はみんな納得したようだ。
高木「実はあの子たち側からも辞退者がいる。三浦くんに似た子から参加辞退の申し出があった。特定の飼い主は希望していないとの事だったねぇ。以上で参加辞退者の発表は終了となる。さて、次に、今回の進行役の紹介にうつろう」
ザワザワ…
進行役?
高木「まずはこちらのモニターをみてもらいたい」ポチッ
モニターには、別室に待機しているぷち達が映った、そして
律子『どうもー。今回こちらの進行役を仰せつかった秋月です。今日はよろしくね』
亜美「律っちゃん?!」
律子が画面の向こうから挨拶をした。以外とこういうの好きだもんな律子は。楽しくてたまらないといった様子だ。
高木「そして、こちらの部屋の進行役は…」コンコンコン
ガチャ
やよい「うっうー!こちらは私、高槻やよいがたんとーしまーす!」ペコリ
高木「私一人では進行に滞りが出そうだからねぇ。秋月くんと高槻くんに手伝ってもらう事にした。この二人はあの子たちの言葉が分かるというし、適任だと思ってねぇ。秋月くんには流れを全て説明してある。そして高槻くんはアシスタントとして秋月くんをフォローするかたちで会議は進行される」
律子『もう1位指名はみんなに聞いているので、すぐに発表できますけど…』
高木「うむ。それではさっそく頼む」
パッ
画面が本物のドラフト会議のような画面に切り替わる。本格的だな。
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律子『こあみとこまみは二匹で一組ね。じゃあ…』
『第一回 選択希望飼い主』
パッ
ゆきぽ…千早
あふぅ…P
ちひゃー…千早
やよ…伊織
ちっちゃん…P
こあみ・こまみ…伊織
ぴよぴよ…P
まこちー…響
いお…伊織
ちびき…響
たかにゃ…真
貴音「」ガーン
小鳥「」ガーン
真「」ガーン
亜美「」ガーン
真美「」ガーン
ザワザワ…
うわぁ…って言うかコレ、偏ったなあ。現在の関係に満足している4匹のぷちは辞退したみうらさん、ちひゃー、いお、ちびきだったって事か。それ以外のぷちは飼われていた飼い主とは違う人間を選択したようだ。よく考えたら現在の関係に満足しているぷちが4匹と言うのは絶妙な数だよな。真はもちろん、貴音まで勘違いできるギリギリの数だ。
高木「ふむ…秋月くん、飼われていた飼い主と違う人間を選んだ子たちにコメントをもらって欲しい。みんなも聞きたい事だろう」
律子『分かりました』
以下、ぷちのコメント
ゆきぽ…仲良しのちひゃーと一緒がいいから
あふぅ…男男男男…
やよ…お金お金お金お金…
ちっちゃん…※顔を真っ赤にして倒れたのでコメントなし
こあみ・こまみ…伊織さんの家は楽しいものがいっぱいあるから
ぴよぴよ…頼れそうだから
まこちー…あの時もしかしたら飼ってくれてたかもしれない響さんに興味があったから。あと真さんの愛が重い
たかにゃ…食べ物食べ物食べ物食べ物…
ちょいちょい欲望丸出しなコメントが混じってるな…
貴音、真、亜美、真美「「「「……」」」」ブツブツ…
小鳥「…あぁ…あなたまで私をおいていくのね…ちっちゃん…」ズーン
春香「あは…あはは…」
千早「ちひゃーが私を選んでくれたのは嬉しいのだけれど…」
伊織「くじ引きが…ね」
俺も他人事ではない。俺を選んでくれたのはこの二人にくらべれば比較的マシなメンツとは言え三匹の競合。両手に花、足元にクソと言ったところか。くじの結果次第では両手の花を放り投げて足元のクソを掴む羽目になってしまう。それに、俺にだってこの中に意中のぷちがいるのだ。
伊織と千早を選んだぷちはなかなか厄介なメンツ、特に千早は大当たりか大ハズレと、かなり厳しいくじになりそうだ。
響「社長!自分は指名してくれた子を両方飼うぞ。まこちーは自分が飼うつもりだった子だし、何の文句もないさー」ニコニコ
高木「ふむ。我那覇くんの宣言を認めよう。それではくじ引き抽選は三人か…通常のドラフトならここであの子たちにくじを引いてもらって交渉権の抽選を行う訳だが…今回はもう1つ違う選択肢を用意した。簡単に言えば、指名された君達の方がくじを引いて飼う子を選ぶ、という選択肢だ」
ザワザワ…
高木「私は常々思っていたんだよ。ドラフトの不条理な部分と言うか…自分の運命を目の前で最初から最後まで赤の他人に決められてしまうというのはどこか間違っているんじゃないか、と。指名された方が自分の手でくじを引ければ、たとえそれが望まない結果だとしても自分の運命として受け入れられるのではないか、と」
一理あると思う。重複指名を受けた選手がもし自分でくじを引けたのなら、あの涙の会見も、あの失意の入団拒否もあるいはなかったのかもしれない。
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高木「どちらのくじ引きにするか選ぶ権利は指名された君たちに与えよう。さあ、どちらがいいかね?」
重複指名を受けた響以外の俺たち三人は、いずれも自分でくじを引く選択肢を選んだ。
伊織がうさぎのぬいぐるみをやよいを通じていおに渡す。
伊織「もしも私があんたを引けなかったら…うさちゃんはあんたにあげるわ。大切にしてね…」
いお『もっ…もっ』ギュ ウルウル
悲壮な顔の伊織と、ぬいぐるみを抱き締めて泣きそうな顔のいお。まさに運命のドラフトといったところだ。
高木「さて、それでは抽選といこうか。…と、その前に高槻くん、冷蔵庫の中に色々飲み物が入っている。みんなに冷たい飲み物をふるまってあげてくれたまえ。大事な決め事をする時は温かいものより冷たいものの方が良いと聞くからねぇ」
社長が抽選の用意をしているうちに、少し休憩。
亜美「たかにゃは亜美たちの事選んでくれるって思ったのに…」
真美「確かにまこちんの方がいっぱいご飯くれそうだけどね…」
真、貴音「「…」」ブツブツ
亜美たちはショックから立ち直ったみたいだが…真と貴音はいまだに相当落ち込んでいるようだ。二人とも自分の飼いぷちを溺愛してたからな。
飲み物が一通りみんなにいき渡った。いよいよ運命のくじ引き。
高木「今回のくじはこのゴルフボールを使用する。本物のドラフトは封筒を使用して『交渉権確定』と書いたものが入った封筒が当りくじらしいが、あの子たちがくじを引く場合、封筒だとあの子たちの手の構造上持ちづらそうだと思ってねぇ。あの子たちが比較的持ちやすそうで、なおかつ私の家にある物の中からゴルフボールを選んだ。ボールを入れる箱は貧相で申し訳ないが、ティッシュの空き箱を使用する。確か箱は3つだったね…」ガサガサ
ゴルフボールは封を切られていないものだった。
高木「高槻くん、開封を頼む」
ガサガサ…
やよいが開封し、中をみんなに見せた。3個入りの小さな箱が4つ、ボールは1ダースあるようだ。社長がやよいにくじに使うボールや箱を改めさせた。
やよい「特に怪しいところはないかなーって」
高木「それでは、私がこのゴルフボールにあの子たちの名前の最初の一文字を書いて箱に入れるので、その中から一つ選んで引いてほしい。引いたボールは私に見せたあと、あのカメラに向かって掲げてもらいたい。高槻くんには最初の一文字が重複している子がいないか確認をお願いしよう。私はイマイチあの子たちの名前を覚えきれてなくてねぇ」
やよい「ちっちゃんとちひゃーが同じ『ち』ですけど、指名でかぶってる子はいないみたいだから大丈夫そうですー」
高木「Pくんの指名の子の最初の一文字は、ち、ぴ、あ、水瀬くんの指名は…」キュッキュッ
..
スッ ゴロゴロ
いよいよか。緊張してきた。伊織も千早も緊張の面持ちだ。千早にいたっては顔を青くしている。
高木「それでは、中に入ったボールから1つ、選んでくれたまえ」
スッ
俺たち三人は一斉にティッシュ箱に手を入れた。
ゴロゴロ…
P(ん?!)
手を入れて中をまさぐった時、すぐに感じた違和感。
P(ボールが1つだけ、キンキンに冷えてる・・っ!)
ふと顔をあげると、伊織も千早も明らかに困惑の表情を浮かべている。
これは…当たりなのか?普通に考えれば社長が俺たちを騙して得などあるはずがない。ただ、俺たちはそれぞれ大ハズレも抱えている。俺は色情狂の金髪毛虫、伊織は腹黒電波の守銭奴、千早は問答無用のクソ害獣。もしかしたらこのボールは大ハズレを知らせる警告なのか?俺たちがそのボールの意図をはかりかねて戸惑っていた、その時
高木「高槻くん、もう一杯飲み物を貰えるかね?」
P「…!」
その時、俺はハッキリとこのボールの意図が分かった。
社長は既に俺たちにヒントを出してくれていた。
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P「社長、では、俺から引きます」
スッ
俺は迷わず冷えているゴルフボールを引いた。
高木「どれどれ…ほう、Pくんが交渉権を得た子は…『ぴ』か」
P「ぴよぴよ、よろしくな」スッ
ぴよぴよ『ぴーっ!!』ヨロコビノポーズ
ちっちゃん『もー…もー!;;』ポロポロ
あふぅ『…ハンッ…』チッ
パチパチパチパチ…
俺の意中のぷちは、実はぴよぴよだった。つまり冷えたボールが正解だった訳だ。伊織と千早は社長のヒントに気づいているだろうか?念の為に俺からもヒントを出しておこう。
P「ふう…緊張したから喉がかわいたな」
やよい「何かもってきましょうか?」
P「悪いなやよい、飲み物ならなんでもいい。やよいに任せるけど、できれば…」
「一番冷えてるヤツがいいな」チラッ
伊織、千早「「!」」ピクッ
やよい「うー…そんなのわかんないですよー」
そう。社長の出したヒントとは、くじ引きの前に言ったあの言葉。
『大事な決め事をする時は温かいものより冷たいものの方が良い』
つまり、冷たいモノを選べ、と言う事だ。
伊織と千早にも今ので伝わっただろう。まずは伊織がくじを引く。
伊織「にひひっ、いお!当ててあげたわ!これからもよろしくねっ!」
いお『もっ、もっ!』ヨロコビノポーズ
こあみ『とか…』シュン
こまみ『ちー…』シュン
やよ『うー…』シュン
パチパチパチパチ…
続いては千早
千早「ちひゃー、これからもずっと一緒よ。ゆきぽは…選んであげられなくてごめんなさいね」
ちひゃー『くー!』ヨロコビノポーズ
ゆきぽ『ぽぇ…』シュン
パチパチパチパチ…
高木「いやはや…『絆』というのは目にはみえないだけで、本当に存在するものなのかも知れないねぇ」
しれっとそんな台詞を吐く社長。役者だな。
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高木「一巡目は…残すは菊地くんと四条くんに似た子の交渉のみか…」
真「…え?」
高木「ん?」
真「あの…ボクあまりのショックで記憶がなんか曖昧なんですけど…何でボクがたかにゃを、みたいな流れになってるんですか…?」
たかにゃ『しじょー///』『不束者ですが』
真「いやいやいやいや…まこちー?まこちーは?」
高木「君が飼っていた子なら、我那覇くんと交渉成立して…」
社長がそこまで言った時
真「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!」
ビクッ…
真「何で!何でまこちーが響のとこに行くんだよっ!こんなのボクは認めないよ!まこちーはボクのなんだ!そうでしょみんな?!」
小鳥「真ちゃん落ち着いて…まこちーちゃんがいなくても、あなたにはたかにゃちゃんが…」オロオロ
真「イヤだよ!ボクはたかにゃなんか飼いたくないんだ!!ボクはまこちーしか飼いたくないんだよ!!!」
たかにゃ『しじょ?!』『ショック』
真「こんなのイヤだよ!こんなのノーカウント・・・!ノーカウント・・・・っノーカウントだよ・・・・っ!」ポロポロ
たかにゃ『しじょ…びぇ、びえ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!;;』
真「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ;;」
高木「いかんな…秋月くん、高槻くん、緊急の協議を行うので、社長室に来て欲しい。あと、当事者どうしが同じ部屋では揉め事があるといけない。我那覇くんはあの子たちがいる部屋に避難してもらいたい」
響「わ、わかったぞ!」
ザワザワ…
・・・・
真「まこちー…まこちー…!うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ;;」ジタバタ
真は駄々っ子のように泣き叫んでいた。そして、ぷち達の部屋では…
響『よしよし。たかにゃ、泣いてちゃ可愛い顔が台無しさー。ほら、こっちおいで』ダキッ
たかにゃ『び〜〜〜〜〜〜っ!!;;』ギュ
ちっちゃん『もー、もー!;;』ポロポロ
響『ちっちゃんもほら、もう泣かないで』ナデナデ
まこちー『…』ジー…
モニターの向こうのまこちーは、その様子をじっと見ていた。モニターの向こうで醜態を晒している元飼い主と、そちらの部屋で甲斐甲斐しく泣いているぷちの世話をする新飼い主。
P(どちらを選ぶかはもう明白だよな…)
バタン
そう思っていたその時、ドアが開き社長たちが出てきた。
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高木「協議の結果を発表しよう。最初に断っておくが、これは強制ではなく、私個人の『強い要望』だと思って聞いてほしい。まずは、最初に決まった通り、我那覇くんはまこちーくんと、菊地くんはたかにゃくんと一度主従になってもらいたい」
真「…ぐすっ…だから…まこちー以外はイヤなんですよぉ…」グスグス
たかにゃ『ひっく…グスッ…;;』『断固』『拒否』
高木「話は最後まで聞きたまえ。その後、我那覇くん、菊地くん、たかにゃくん、まこちーくんの四者が合意した場合に限り、たかにゃくんとまこちーくんの交換トレードを認めようと言うのが私たちの協議の結論だ」
P(なるほど…あの事件の再現か…)
『空白の一日』と呼ばれたとある事件。怪物と呼ばれる投手を獲得する為に球界の盟主を自認する球団が使ったあまりにダーティな手段が日本中を騒がせた事件だ。確かに自分の要求をゴネて押し通そうとする今の真は当時の某球団そのものに思える。
高木「一応確認しておこう。菊地くんはどうしてもまこちーくんを飼いたい。そうだね?」
真「ぐすっ…はい…ボクは…ボクはまこちーがいいです…」グスグス
高木「よろしい。次は我那覇くん、この話が成立した場合、君はまこちーくんの代わりにたかにゃくんを飼う事になるが…どうだろう」
響『まこちーとお別れするのはちょっと残念だけど…たかにゃも良い子だし、ウチに来てくれるのは大歓迎だぞ!いつでもお腹いっぱいにしてはあげられないけど…それでもいいならたかにゃ、ウチに来るか?』
たかにゃ『ひっく…しじょ…』『光栄』『是非』
高木「ふむ…あとはまこちーくん次第だが…」
まこちー『まきょー!ヤー!ヤー!!』(まずは真さん、泣かせたたかにゃと迷惑をかけたみんなに謝って下さい!話はそれからです!)
真「ぁ…ごめん…たかにゃ…みんなも…ごめんなさい…」
たかにゃ『しじょ』プイ
まこちー『ヤーヤー!まきょー!』ガミガミ!ガミガミ!
その後もモニター越しにまこちーの説教は続いた。恐らくまこちーが真にこれだけ本音を言うのは初めてなんだろう。真はビックリしたような顔をしながらまこちーの説教を聞いていた。そして最後に…
まこちー『まきょ!ヤー!』(今言った事が守れないなら、私はいつでも真さんの元から出ていきます。それが私が真さんのところに戻る条件です!)
響『その時はまこちー、ウチにおいで。いつでも待ってるさー』
真「…ほんとに…今言った事全部守ったら…まこちーは戻ってきてくれるの…?」
まこちー『まきょ』コクン
高木「条件付きとは言え、四者間での合意は成立したものとみなして特例を認めよう」
真「まこちー、まこちー!うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん;;」
醜態を晒したとは言え、まこちーの中に真に対する情が少しは残っていたのか。それとも優しい響をこれ以上困らせたくなかったのか。ともあれ、社長の『強い要望』に沿うかたちで事態は収束した。
・・・・・・
-
うるさい真をまこちーごと家まで送り帰し、ドラフトは二巡目を迎える。
高木「本来のドラフトなら外れ1位と言うべきだろうが、ここでは2位指名としよう。秋月くん」
律子『はい、では発表します』
『第二回 選択希望飼い主』
パッ
ゆきぽ…亜美真美
あふぅ…社長
やよ…貴音
ちっちゃん…小鳥
こあみ・こまみ…貴音
ザワザワ…
おっ、ほぼ元の鞘に収まって、…あれ?あふぅの指名…え?!
ザワザワ…
小鳥「ちっちゃ〜んっ!もうこんな男の事は忘れてしまいなさい!いえ、私が忘れさせてあげるから!何にも気にしないで戻っていらっしゃい!」
…酷い言われようだな。俺は何もしてないのに。
高木「さて、四条くん。重複だが…?」
貴音「…」ブツブツ…
真があれだけ騒いだにも関わらず、貴音はいまだに自分の殻にとじ込もっていた。
貴音「…思えば私は事あるごとにあの子たちを連れて水瀬邸に押し入ってきました…その過程でうちの子たちが豪奢な水瀬邸に心奪われるのは無理からぬ事無理からぬ事無理からぬ事…」ブツブツ…
…怖いな。ちびきの友達の幽霊よりよっぽど幽霊みたいだ。
高木「四条くん?」
貴音「…所詮私は水瀬伊織の二軍…」ブツブツ…
高木「やれやれ…私たちの声では届かないねぇ。四条くんを指名した子たち、四条くんに呼びかけてあげてくれたまえ」
こあみ『ねーちゃ!』
こまみ『ちー…?』(やっぱり怒ってる…?)
やよ『うっうー…』(ごめんなさい…)
ピクッ…
貴音「…はて…?今私を呼ぶあの子たちの声が聞こえたような気が…そんな筈は…」
P「気のせいじゃないぞ。モニター見てみろ」スッ
貴音「…!!!」ポカーン
(゚Д゚)←みたいな顔をしたかと思いきや
貴音「…;;」ブワッ
大粒の涙をこぼしはじめた。忙しいヤツだ。
貴音「戻ってきてくれるのですね?今後は私、いつ如何なる時でも貴方達にとって一番の飼い主になれるよう…頑張りますから…;;」ポロポロ
高木「…これ以上何かを聞くのは野暮だねぇ。音無くんと四条くんは指名通りに交渉成立としよう」
パチパチパチパチ…
…さて、ある意味最大のサプライズについて聞こう。
P「と言うか、社長『飼い主志望届』出してたんですか?」
高木「おや?会議の冒頭で言わなかったかね?『今、会議室にいる者で全員だな。ドラフト会議参加者は』と。つまりそういう事だよ君ぃ」
ザワザワ…
食えない人だ。ドラフトに付き物の『隠し玉』まで用意しているとは。
高木「本当は誰も飼いたがらない子がいた場合の保険として私がエントリーしていたんだが…二位指名とは驚いたねぇ」
あふぅ『ナー、ナノー』(消去法っス。おじさんだけど男だから選んだっス)
高木「ははは、理由はどうあれご指名いただけたのは嬉しいよ。私で良ければ君、家に来なさい」
パチパチパチパチ…
とんだサプライズだったが、これであふぅの契約も無事終了した。さて、残りは…
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ゆきぽ『ぽえ〜』オブオブ
亜美真美「「…え゛?!」」
高木「そうだねぇ…指名の理由を聞こうか」
ゆきぽ『ぷぃ。ぽぅー』(ゆきぽをここに連れてきてくれた人だからです)
亜美「あ…あの…」
真美「えーと…」
高木「うむ、君たちが飼っていた子は我那覇くんの家に移籍した訳だし、後釜としてその子を君たちの家で飼うのに特に問題があるとは思えないが」
P「確かにそうですね。今だから言うけど、亜美たちがたかにゃの面倒を見るって言った時、俺は『え?そっち?』って思ったっけ」
これはあの日からずっと、亜美たちに言ってやりたかった台詞だ。
亜美「あ、あのー…もし亜美たちが飼えないって言ったら…」
高木「もちろん、君たちには拒否する権利がある。まあ、そうなると三巡目の指名でまだ指名を受けていない天海くんが自動的に…」
春香「!!…私は真美たちが飼うべきだと思います。ゆきぽは真美が拾ってきたんだから、真美たちが飼うのは義務ですよっ!義務っっ!」キッパリ
ザワザワ…
そう、一番最初に自らの手で拾ってきたゆきぽを連れて帰らないで、一番最後に事務所に来たたかにゃを連れて帰った事自体がそもそもあり得ない話なのだ。
亜美「う…うあうあー…」
真美「ち、ちなみに真美たちもはるるんも『飼えない』って言ったら…?」
高木「うーむ…可哀想だがいらない子は処分するしかないねぇ。一匹で事務所に置いとく訳にもいかないし」
ザワザワ…
高木「本来ならこういう場合の為に私がエントリーしていた訳だが…いやはや、状況が変わってしまったからねぇ」
亜美「そんな…」
真美「で…でもでも!真美たちが良くてもパパとママに反対されたら…」
高木「君たちとこの場での契約が成立したあかつきには、私が君たちの家に出向いて直接ご両親にご納得いただけるよう説明しよう。契約書もかわすつもりだ。実はもう用意してある」ピラッ
P(手際が良過ぎるな…)
この企画は俺の目的の為に社長が立ち上げたものだったはずだが、社長は社長で別目的で動いていたようだ。
ゆきぽ『ぷうぅ…』ウルウル
高木「さあ、君たちの返事を聞かせてほしい」
亜美「…分かったよ…」
真美「ちょっ…!亜美、ヤバいって…!」
高木「…色々あったが、これで全ての子たちが飼い主と主従契約を結ぶ事ができたねぇ」
パチパチパチパチ…
春香「でも私だけ余っちゃったのはやっぱりちょっと悔しいなぁ、あははっ」
口ではそう言う春香だったが、その表情にはどこか安堵の色がうかがえた。
高木「亜美くん達は私が家まで車で送っていこう。ご両親ともお話をしなくては。君たちもあまり遅くならないうちに帰りなさい」
この日はこれで解散となった。
帰り道、俺の新しいパートナー、ぴよぴよは俺の側に…いない。俺の頭上の高いところを飛んでいた。抱っこして連れ帰ると間違いなく警察に連行されてしまうからだ。
P「…でも、それが俺がぴよぴよを飼いたくなったきっかけなんだよな…」
俺は頭上のぴよぴよを見上げ、一人呟いた。
・・・・・・・
-
次の日
P「おはようございます」
ぴよぴよ「ぴぃ」ペコリ
小鳥「あら、罪作りなプロデューサーさん、おはようございます。…ぴよぴよ、変な事されてない?」
ぴよぴよ「ぴ、ぴっ!」ブンブン
P「はは…おはようちっちゃん」
ちっちゃん「…もー」ペコリ
P(何だかこのメンバーだと気まずいな…早く律子来ないかなぁ)
アイドルの中にも気まずい今日を迎えている者が一人。
真「おはよー雪歩ー!今日も暑いねー!」
雪歩「そ、そうだね…どうしたの真ちゃん?何か今日、テンション変だよ?」
真「え?!そ、そうかな…」
真は昨日の件で流石にばつが悪いのか、ドラフト会議に参加していないあずささん、雪歩、美希に積極的に変なテンションで話しかけていた。
美希「あはっ、あふぅは玉の輿なの。社長の飼いぷちだなんてすごいって思うな」
あふぅ「ナノッ!」フンス
あずさ「うふふ。でも意外と言えばたかにゃちゃんも意外よね〜。どうして響ちゃんなのかしら〜」
真「あ、あずささん、それは…ちょっと…」
たかにゃ「しじょ」『姐御』
響「あ、姐御?!自分がか?」
真「はは…」チラッ
たかにゃ「…」プイ
P「ははは…」
無理もない。昨日のドラフト会議は既存の関係を全て壊して新しく組み直したばかりだ。そのうち時が経てばカドも取れて以前のように戻るだろう。雨降って地固まると言うしな。
そう考えていたその日の夕方…
ガチャ
小鳥「あら、亜美ちゃんに真美ちゃんに…ゆきぽちゃん、どうしたの?」
亜美真美「「…」」
ゆきぽ「ぽえぇぇぇんっ、…ひっぐ…ぷいー、ぷぃー;;」
制服姿の亜美と真美が、手のあとがついた真っ赤なほっぺのゆきぽを連れて事務所に現れた。
真美「ピヨちゃん、ちょっとゆきぽの事見てて。…兄ちゃん、社長さん、いる?」
P「ちょっと待ってくれ。今取り次ぐ」ガチャ
内線で社長にアポをとり、二人を社長室に案内する。
律子「ゆきぽ、亜美たちのお家で何があったの?」
ゆきぽ「…えぐっ…ひっく…ぽー、ぱうー…ぅぅ…;;」
ゆきぽは『自分は何も悪い事はしてないのにいきなり叩かれた』みたいな事を言っているようだが…
しばらくしてから、亜美たちが社長室から出てきた。その目は真っ赤だった。
亜美「…ゆきぽ、帰ろ」
ゆきぽ「ぽ…ぽやあ!ぽやあっ!」イヤイヤ!ギュッ
ゆきぽがイヤイヤとしながらほっぺの手当てをしていた音無さんの袖を掴む。
小鳥「ちょ、ちょっと亜美ちゃん?ゆきぽちゃん、お家に帰るの嫌がってるみたいよ?」
真美「…じゃあ、ピヨちゃんがゆきぽ飼ってくれる?」
小鳥「…ゆきぽちゃん、今日は大人しくお家に帰りなさい」ビッ
音無さんがゆきぽの手を振りほどく。それとこれとは話が別、とばかりに。
ゆきぽ「ぽやあっ!ぷや、ぽや、ぽやあーっ!!」イヤイヤ!イヤイヤ!
亜美真美「「…」」ガシッ
スタスタスタ…
ゆきぽ「ぽや」
バタン…
シーン…
-
俺たちが呆気にとられていると
ガチャ
社長室から社長が出てきた。
ザワザワ…
高木「あの子をひっぱたいたのは亜美くんたちのお母さんのようだ。まず、私が今聞いたあの子が起きてから亜美くんたちが帰ってくるまでの話をしよう。まず、あの子は昼前に起きていきなり亜美くんたちの部屋のドアを叩き壊したそうだ」
ザワザワ…
律子「ドアを閉めて学校に行っちゃったのね…」
基本事務所では、ぷちが通れるようにドアは半分開けられていた。
響「たかにゃはドアを開けられるからその感覚で出て行っちゃったんだと思うさー」
たかにゃはドアノブに飛びついて身体をひねってドアノブをまわし、ドアの横の壁を蹴ってドアを開けるという非常にアクロバティックなドアの開け方をする。
あずさ「それで手を上げたんですか?」
高木「いや、お母さんはそこは我慢したようだ。次はお昼ご飯だが、お母さんはたかにゃくんにいつもあげているようなご飯をあげたようだが、あの子の好物がなかったようで、あの子は終始ふてくされていたらしい」
たかにゃ「しじょっ?!」『言語道断』
雪歩「ああ…それで手を…」
高木「お母さんは『夕食は好きなものを食べさせてあげるから』と言ったらしい。それでその場は収まったそうだ」
亜美たちのお母さんは大人だな。俺ならとっくに手が出てる。
高木「ご飯を食べたあと、リビングをウロウロして、何故かテレビ台のブルーレイレコーダーを引き抜いてそのスペースに挟まって寝ていたとか。引き抜いたブルーレイは床に置きっぱなしで」
ザワザワ…
真「ゆきぽは狭いところ好きだから…」
やよい「うー…それはちょっと頭にきちゃうかなーって…それで手を?」
高木「そこはグッと我慢したそうだ」
ザワザワ…
あのバカ…何が『悪い事してない』だ。さんざん好き放題暴れて、お母さんは相当我慢してるじゃないか。
高木「これだけ我慢したお母さんの堪忍袋の緒が切れたのが、次に起きた出来事。あの子が台所のコンロと流しの間にある電気ポットの周りをウロウロしてたのを見かけたお母さんが慌てて駆け寄ったら、あの子が電気ポットのてっぺんをバシバシ叩いていて、床にはお母さんが大切にしていたティーカップが粉々になって中に入っていたであろう粉末茶と一緒に落ちていたらしい。うっかり落として割らないように大事に食器棚の一番下で保管していたのが仇となったようだねぇ」
千早「事務所のポットと同じシュポシュポ式だと思ってポットのてっぺんを押してもお湯が出なくてパニックを起こしてしまったのかしらね…」
春香「…これって完全にゆきぽが全部悪いよね…」
高木「昨日私が亜美くんたちのお家にお邪魔した時に紅茶を頂いてねぇ。割った器はその時の物と同じ物か?と亜美くんたちに尋ねたら、そうだと答えた。あのカップは確かウェッジウッドの物だったと思う」
貴音「はて?うぇっじうっどとは…」
伊織「英国皇室御用達のブランドよ。安いものではないはずだわ」
ザワザワ…
高木「実はウチの妻も高級な食器を集めていてねぇ。それで私も昨日のカップがウェッジウッドの物だと気づいた訳だが…私がもし誤って妻の大切にしているカップを割ってしまったらと思うと…ゾッとするよ」
大切にしていたカップが床に砕けて散乱していたのを見て、お母さんの中でも大切な何かが砕けてしまったのだろう。
高木「まあ、そんな事があって、『もうウチじゃ飼えないからまた事務所で引き取って欲しい』と亜美くんたちにお願いされた訳だが、キッパリとお断りした」
ザワザワ…
律子「…それは…そんな事があったのにまだ亜美たちのお家でゆきぽを飼わせるのは…」
高木「ふむ…そこで一つ私からみんなに質問をしたい。亜美くんたちの家で飼えない子を、どうして事務所では飼えると思うのかね?ドアを半開きにしているから?お茶とたくあんを常備しているから?潜りこめる隙間や掘っていい床があるから?高級な食器などないから?」
シーン…
高木「とんでもない誤解だ。この事務所は私の苦労と努力の結晶だと思っている。それこそ、亜美くんたちのお母さんのウェッジウッドのカップにも劣らぬ程の宝物だと思っている。私だって今までずっとその大切な事務所を蹂躙される度に歯をくいしばって耐えてきたんだ」
シーン…
高木「真美くんが拾ってきたんだから、真美くんたちが飼うのは義務、そう言ったのは君だったよねぇ、天海くん」チラッ
春香「は、はい…」
アイドルの春香からその発言が出たのは割と大きな事じゃないだろうか。
高木「私もその通りだと思うよ。今日の事は、本来なら真美くんがあの子を拾ってきたあの日に起きていなければならなかった事。それが少し遅れてしまっただけの事。いいね?」
・・・・・・・
-
ぴよぴよ「ぴぃ」
P「終わった?俺もあと少しだからちょっと待っててな」
ぴよぴよ「ぴっ」コクン
何だかんだでバタバタしたので、俺とぴよぴよは二人で残業中。
高木「…おやおや?仲睦まじいようで何よりだねぇ。『仲良き事は美しきかな』とは良く言ったものだ」ニヤニヤ
…社長がいつの間にか俺たちの背後にいた。確かあの日もこんな感じだったな。
以下回想
ドラフト会議の一ヶ月ほど前、同じように残業していた俺とぴよぴよ。始まりは何気ないものだった。
P「ぴよぴよって、他のぷちと違ってスキンシップ苦手だよな。あれって何で?」カタカタ
ぴよぴよ「ぴー。ぴっ?ぴぃ。ぴい…」(最初にPさんと会った日。私がPさんとスキンシップした瞬間、Pさんが警察に連行された事があったでしょう?あれから私がスキンシップをしたらPさんが警察に連行されるような気がして、それが何だか怖くて…)カタカタ
…確かに、最初に会った時に俺はぴよぴよを肩に乗せて、ぴよぴよは俺に頬ずりしてくれたよな。そしてその直後、俺は警察に連行されたっけ。
スキンシップを嫌がる理由が俺を思っての事だと分かり、俺はぴよぴよが急にいとおしく思えてきた。
「家に来ないか」と言う俺と、「ゆきぽとあふぅをほったらかしに出来ない」と言うぴよぴよ。その時も社長はいつの間にか俺たちの背後にいた。
「雇用主としては従業員の仲をとりもつ義務がある。私が一肌ぬごう」
と言って社長が企画したのが、このドラフト会議という訳だ。
回想終わり
P「お陰様でぴよぴよと一緒になれました。ありがとうございました」ペコリ
ぴよぴよ「ぴぃ」ペコリ
高木「礼には及ばないよ。私はただ、君たちの仲人役としてのつとめを果たしただけだ」
P「俺にはそれとは別の意図もあったように思えますが…」
高木「はは、まあ順をおって説明しよう。まず、あの子たちの一位指名は君の調査であらかじめ私は知っていた」
実は各ぷちの一位指名は意識調査の時に聞いていた。出口調査ならぬ入口調査だ。俺は興味がなかったので内容はあまり覚えていなかったが。
高木「その調査結果をもとに考えた結果、まず君たちを一緒にするという目標の妨げ、これを排除しようと考えた。そうすればおのずと道は拓けるからねぇ。一つはぴよぴよくん以外の事務所住みの子たちをどうするか。もう一つは菊地くんがやってみせた会議そのものを無効と主張する流れが起きない為にはどうすればよいか。まずは後者の方。相思相愛の者たちを引き裂いてしまえば間違いなくその気運は高まってしまう」
P「それで、あのボールを冷やす細工を…」
高木「サッカーの国別世界一を決める大会で開催国が有利なグループ分けになるようにとる手段だとまことしやかに囁かれている手でねぇ。…この話、ぴよぴよくんの前でしても平気かね?」
P「そういった経緯も昨日ウチで話したので大丈夫です」
ぴよぴよ「ぴっ」コクリ
P「…むしろそれならそうと最初から俺にだけ教えてくれても…人が悪いなぁ」
高木「はははっ、知らなかったかい?私は人が驚くのを見るのが大好きでねぇ。冷たいボールが手に触れた時の君たちの驚いた表情といったら!…それに、アイドル達に事あるごとにドッキリまがいの事を仕掛けている君だけには言われたくないねぇ」
P「はは…それを言われると…」
高木「話を元に戻そう。トリックは簡単、ゴルフボールを高槻くんに改めてもらったあと、ティッシュの箱を改めている隙に3個入りの箱の1つを冷やしておいたものとすり替えるだけだ。これで君たちを含む相思相愛の三組は問題なく結ばれる。それを察して水瀬くんと如月くんにヒントを出した君の機転もなかなか見事なものだったよ」
なるほど、3個入りをまるっと1箱すり替えた訳か。こちらの部屋に律子ではなくやよいを付けたのは社長が事を仕掛けるにあたって与し易いと判断したからなのかもな。
高木「恐らく、自分で引く選択肢があればみんなそちらを選ぶと考えた。自分で飼う子は自分で選びたいのが人情だからねぇ」
P「でも、冷えたボールを仕込めるのは3個ですよね?もし響がくじを希望したら…」
高木「そこだけが唯一、賭けだった。両取りもしくは我那覇くんが抽選で彼女に似た子を引けばオーケー、まこちーくんは元の鞘におさまると踏んでいた。もし我那覇くんがくじでまこちーくんを引いていたら物凄くややこしい事になっていただろう」
確かにちびきが残ると面倒な事になりそうだ。
-
高木「菊地くんの物言いは想定の範囲内だった。そこで参考にしたのがドラフト史上の汚点と言われるある事件だ」
P「『空白の一日』ですね?」
高木「ほう?良く知っていたね。君の生まれる前の話だが…」
P「10年くらい前、お酒のCMでその事件の当事者二人が出演した事があったじゃないですか?ウチの父親が『この二人、いろいろあったんだよ』って感慨深げに言ってて。調べてみた覚えがあります」
高木「あのCMは本当に衝撃的だったねぇ。いかにも、私が参考にしたのはその『空白の一日』だ。問題はまこちーくんがどのような選択をするかだったが…例え拒否しても誰かしらがまこちーくんを説得して、まこちーくんもそれに従う流れになっていたと思うよ」
P「二巡目であふぅが社長を指名したのもビックリしました」
高木「ここからは前者について説明しよう。一巡目で君と菊地くんが消えるのは分かっていたからねぇ。そこで隠し玉の私の出番だ。あの子は自分の意思で消去法で私を選んだと思っているようだが、私が消去法で私を選ばせたようなものだ。幸い、一日のほとんどを寝て過ごしているし、飼うのは楽だよ。…発情期の時に妻とひと悶着なければいいが…」
P「二巡目は元サヤが目立ちましたね。ゆきぽが亜美たちを指名するのは…」
高木「繋がりから言えば当然と言えるだろう」
P「でも…大丈夫なんですか?このまま亜美たちのご両親が黙ってるとは…」
高木「亜美くんたちのお父様は聡明な人だ。だが、契約の話なら契約社会の芸能界で長くやっている私に一日の長がある。あの契約書は弁護士も交えて作成した本格的なものでねぇ。最低限の説明義務も果たし、許可を得てその一部始終を証拠として録音してある。まあ、最初に『この子はたかにゃくんと同じ生き物』と言ったら割とすんなり受け入れてくれたがねぇ」
…本当に最低限ギリギリの説明しかしてないんだろうな…双海家的には賢くてしつけもバッチリのシェパードあたりをとりあげられて『同じ犬』と言われバカでしつけもロクにされていない土佐犬あたりを押し付けられたようなものだと思う。
高木「仮に裁判をおこしてもそれに費やす費用や時間に対して得るものはあまりに少ない裁判になるだろう。聡明な双海さんなら泣き寝入りを選ぶだろうねぇ。長くなったがこれが事務所住みの子たちをどうするか、の答えだ。…話は変わるが君ぃ、亜美くんたちの今後のスケジュールを調べて、仕事は代役を立てておいてくれたまえ。あの二人がこの事務所に来るのは恐らく今日で最後になるだろう。あの様子だと一週間もたずにあの子は殺処分になるだろうからねぇ。飼えると見栄を切って連れて帰って結局殺処分では他のアイドル達にあわせる顔などあるまい」
P「少しだけ可哀想な気もしますけどね」
高木「今さらそんな事を言わないでくれたまえよ君ぃ。契約書を作成したり私のエントリーをもしもの為の保険と言い張ったり天海くんを煽ったりと私も苦労したのだからねぇ」
P「社長…やっぱりこっちをメインに動いてたんじゃ…」
高木「さあ、どうだろうねぇ。まぁ結果は上々だし、そんな事はどちらでもいいじゃないか。それとも、こういった悪企みは嫌いかね?」
P「いえ…ただ、社長は敵にまわしたくないなぁと」
高木「ははは、よく言われるよ。『味方にすると頼りないが、敵にまわすと厄介』だってね。さて、頼りない君たちの味方はこれで失礼する。あまり遅くならないように」
あふぅ「zzz…」
バタン
社長はあふぅを抱えて帰っていった。
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まあ、亜美たちに関しては仕方がない、と思う。ゆきぽを拾ってきて今まで知らん顔して過ごしてきた罰だ。ちかたないね。
亜美たちの仕事は今回のMVPである姐御こと響にまわそう。これでたかにゃにお腹いっぱいご飯を食べさせてあげられるといいな。
ぴよぴよ「ぴよ、ぴっ、ぴー…」(私たちの仲を取り持つのとゆきぽの追放は同時進行だったんでしょうね。『二兎を追う者は一兔をも得ず』って言いますけど…)
P「あの人にとって二兎は追う対象じゃなくて手練手管で誘いこんで囲いこんで搦め取る対象だからな。知識だけならちっちゃんやぴよぴよの方が上だろうけど、こういう話になると社長はやっぱり老獪だよ」カタカタ
あの961プロの黒井社長がウチみたいな弱小事務所を目の敵にするのも、敵にまわった時のウチの社長の怖さを知っているからかもな。
仕事が終わった。帰り道の方向は一緒だが陸路と空路にわかれるので、事務所で夕食を何にするか決める。
P「ぴよぴよ、何か食べたい物ある?」
ぴよぴよ「ぴぃ…ぴっ」(特に希望は…お任せします)
P「うーん、じゃあ…」
俺も特に希望はないが、何か決めないと…そうだな
「冷たい麺にするか。俺たちの仲人も『決め事をする時は温かいものより冷たいものの方が良い』って言ってたし、な」
第一回765プロ チキチキ ぷちます!ドラフト会議 終わり
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>>117
乙です
まこちー冷静すぎワラタ
やよは確かに腹黒電波なぷちになりましたね
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>>117 乙です
一部の飼い主とぷち達の身勝手さが前面に出ている良ssでした
このスレでの社長はこういう役回りがよく似合いますね
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>>117
乙です。
凄く面白かったです。
真とゆきぽ腹立ちますねえええええ。
社長とまこちーカッコ良かったです。
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まずタヌキモグラは死ね話はそれからだw
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クソP「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」
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かっかぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )
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社長「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」
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ベチャベチャ
ゆきぽ「ぷやぁぁぁぁぁぁぁぁ;;」キタナイヨー
やよ「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ;;」キタナイデスー
いお「もぉ;;もぉ;;」キタナイワヨ
ウンコがかかってしまったようです。
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面白いSSありがとうございました。
ぷち達は事務所とペットモデルやタレントとして契約を交わしてる訳ではなさそうなのに、タヌキモグラなどはレギュラー番組のラジオを雪歩と一緒に担当してますよね。
いっそのことぷち達もアイドルと同じように契約を交わせば良いんじゃないかと。
芸能事務所という場所で「食って寝て遊べ」が通用する訳ないんですし。
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最近なのか昔からなのか分からんけど、純粋な虐待ssより単純に読み物として面白いようなssの方が受ける傾向あるよね
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P「今日はみうらさんの誕生日だ!おめでとうみうらさん!」
みうらさん「うふふ」
みうらさんは嬉しそうです
ゆきぽ「ぷぅぅぅぅぅぅ」ゆきぽの時は祝ってくれなかったくせに・・・
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>>128
単純にお前の誕生日がおめでたくなくて祝うに値しないからだよw
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>>129
ゆきぽ「ぷえっ!?ぽえぽーえ!ぽえぽえ!」そんな事言うなんてひどい!ゆきぽの誕生日もみうらさんの誕生日も等しくおめでたいんだよ!
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>>130
あふぅ「ハンッ!ナノ!ナーノッ!」
(何度言われても穴掘り止めないで修繕費出させてる癖してお前ごときがみうらさんと同格?
みうらさんに失礼だタヌキモグラ!)
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>>131
ゆきぽ「ぷいー!ぽんがあー!」
私を散々いじめてたあふぅに言われたくない!
P「いやあふぅが今言った言葉は正論だ、それにあふぅは反省して変わったんだ、変わらず迷惑をかけ続けるお前の方がよっぽど迷惑だ」
ゆきぽ「ぽ・・・・ぽ・・・・ぽ・・・・ぷぇぇぇぇぇぇん;;」ひどい!ひどいよー!
バキッ
ドアを壊してタヌキモグラは外へと駆け出していった
ゆきぽ「ぷわぁぁぁぁぁぁぁぁん;;ぽぇぇぇぇぇぇぇん;;」
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>>132
あふぅ「ハンッ!ナーノ!」
(あの程度で泣き出して出ていくぐらいなら初めから穴掘りなんかやるんじゃねー雑魚タヌキ!)
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>>133
P「ははは、まったくだな」
あふぅ「ナノッ!」
ゆきぽ「ぽぇぇぇぇぇぇん;;ぽぇぇぇぇぇぇん;;」
どうして追いかけてきて抱きしめてくれないのと思いながらゆきぽは走っていきますそこに・・・
犬A「ワンワン!」
犬B「バウバウ!」
犬が現れました
ゆきぽ「ぷぃぃぃぃぃぃ」ガクガクブルブル
絶対絶命のタヌキモグラ、これからどうするのでしょうか。
-
ダンガンロンパみたいにぷちどる同士でコロシアイする様を見てみたい
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>>134
タヌキモグラはスコップを出して攻撃しようとするも
石に躓いて転び、スコップを手放してしまう
そこに犬二匹が噛み付きに来る
-
>>136
ゆきぽ「ぽぇぇ」ガクガク
犬A「ワオーン!」
ゆきぽ「ぽえっ!」タタカワナキャ
犬B「バウッ!?」
コケッ
ゆきぽ「ぷげっ!」イタイ
ああ、石に躓きスコップを手放してしまいました
犬A、B ガブガブ
ゆきぽ「ぽぎゃああああああああああ!ぴぎゃああああああああああ!」
そしてこのまま今まで悪逆非道な行いを働いてきたタヌキモグラは犬のエサになりました。
おしまい
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野良犬でも全生物の癌食わせてかわいそう(変な病気がはやらないといいな)
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↑かからないとの間違いだw
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その後、犬二匹は死にました
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今更ながら「可愛がった末に」「真ん中のゆきぽ親子」「小学校のゆきぽ」「大雪の夜」「事務所の嫌われ者」「真夏の陽の下で」 の全部が同一作者さんだって知って戦慄してる...
ゆきぽ虐待ssの天才過ぎでしょ、この作者さん
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>>141
過去ログを見てみたときに思いましたが、あの作者さんは凄い人です。
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ゆきぽ「ポギャ━━━━m9(^Д^)━━━━━ !!!!」
ゆきぽは、嘲笑い方を覚えてしまったようです
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よし死ね ボカッ!(全力で顔面パンチ)
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>>144
ゆきぽ「ぽぎゃーーーーーー!?!?」
(10m近く後ろへ吹っ飛び)
-
>>145
窓ガラスを突き破ってまっさかさまに転落
-
>>146
ゆきぽ「ぽぇ…!?ぽやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!…ぽぎゃっ!」
頭から落ちる寸前に向きが変わり、背中から地面に叩きつけられ
「ぽ……ぇ…………」
全身にガラスによる切り傷と顔面と背中に痣ができ、内蔵も負傷しています
しかしピクピクと痙攣していてまだ生きています。大した生命力ですw
-
>>147
清掃員 「おーいここにも人形のごみが落ちてるぞー」
ポイ
ゴミ収集車の中へ入れられる
-
ゆきぽ、仙豆だ食え
-
ss投下します。主役はあの米俵の女豹。虐待色少し強め、グロあり
-
P「…分かりました。ただちにそちらへ…」
連絡を受けて俺が向かったのは、事務所近くの商店街の和菓子店、『まんぜう屋』。
P「すいません…毎度毎度…」ペコペコ
「ああ、いらっしゃい。あがってあがって」
連絡の主、この店の女性店長が出迎えてくれた。自分の事を『おばちゃん』と称するこの女性は何かと器用で面倒見も良く、ウチの連中も頼りにしている。
ただ、その面倒見の良さの上にドッカリとあぐらをかいている問題児が一匹…
ゆきぽ「zzz…」
おばちゃん「おやおや…寝ちゃってるねえ」ポリポリ
P「毎度毎度お忙しいところ、本当に申し訳ありません…」ペコペコ
おばちゃん「気にしてないよー。いつもの事だし」
初めてのおつかいの時、この女性がゆきぽとちびきを自宅に招いて以来、たびたび一匹でここを訪問するようになったゆきぽ。最初のうちはこの女性が事務所まで送ってくれていたのだが、あまりにしつこく訪問した結果、女性は俺に迎えを催促するようになり、女性の反応は『いいよいいよー』から『気にしてないよー』に変わった。まあ、実際はかなり気にしてるんだろうな、うん。
P「それじゃ…あの…いつもの」
おばちゃん「はいはい、10個入り3箱ねー。Pさんは話が早くて助かるよー」ニコニコ
俺はせめてものお詫びとして、ゆきぽを迎えに来た時はいつもここでまんじゅうを購入している。事務所には人間が16名、ぷちが14匹いるのでこれで人数分だ。
おばちゃん「はい、毎度♪Pさんは『魚心あれば水心』って言うの?心得てるよねえ。それに比べて眼鏡の人ときたら…言うに事欠いて『3割引きなら』だなんて…まったく、失礼しちゃうよねえ」
…実は表面上は取り繕っているが、律子と音無さんはこの女性とハッキリ言って折り合いがよろしくない。これがこの女性が俺の携帯に直接電話をかけてくる理由だった。
律子は初めてのおつかいの時の値引き交渉、音無さんはスポンサーとしてこの女性を海に連れてきてロクにもてなしもしなかった事、更には音無さんが居眠りしている間にこの女性が手掛けた書類の間違いを本人の目の前で指摘する(まあこれは良かれと思ってやったとは言え自分の専門外の仕事に手を出したこの女性もこの女性なのだか…)等、いわゆる配慮というか、デリカシーというか、そういったものに欠ける対応が原因だった。
事なかれ主義の俺からすれば考えられないような『塩対応』だと思う。
P「私にガツンと言える甲斐性があれば…申し訳ありません」ペコペコ
おばちゃん「いいよいいよー。さっきからPさん、ペコペコペコペコ米つきバッタじゃあるまいし、頭上げとくれよ。Pさんはちゃんと誠意を見せてくれてるんだからさ」
P「本当に申し訳ありません…では、私はこれで…」スッ
俺の気持ちも知らないでいまだグースカ寝ているゆきぽを右の脇に、左手にまんじゅうの入った紙袋を持って店を出た。
おばちゃん「毎度ありー。また来てね」
-
事務所に着いてから、ゆきぽにあの店に行くのは控えるように話したが、『あそこに行くとお茶とたくあんがもらえる』『自分は歓迎されている』などとのたまい、まるで話にならなかった。最後にもう一度、あの店への訪問を控えるように釘をさしたが、呆けたような顔で小首をかしげていた。まさに『糠に釘』といった感じだ。
あの手のタイプの人は怒らせると手がつけられないような気がする。『いいよいいよー』が『気にしてないよー』に変化したのは危険信号だと思っていいと思う。
そしてある雨の日、ついに女性の堪忍袋の緒が切れた
・・・
女性から電話があった。いつものどこか飄々とした雰囲気はなく、口調からは隠しきれない怒りの感情が読み取れた。外は昨日から強い雨が降っていたので、俺は雨合羽を着て急いで店に向かう。女性がお望みなら抱えきれないほどのまんじゅうを買わされる覚悟をしておかなくては。傘では手が塞がってしまうからな。
店の前には女性が立っていた。眉間には深いシワが寄っている。その姿からは剣呑な空気が漂っていた。
おばちゃん「…お入りなさいな」
雨合羽を脱いだ俺は中に通された。そこには
ゆきぽ「zzz…」
ゆきぽが穴を掘って埋まって寝ていた。
P「…」
おばちゃん「…おでこのチビちゃんが散らかした時も、金髪のチビちゃんが私に鼻水ひっかけた時も、まだ何とか我慢できたけどさあ…これはちょっと、私の我慢の許容範囲を超えてるねえ」
いつかこうなる事は分かっていた。今まで何事もなかったのがむしろ不思議なくらいだ。
おばちゃん「このチビちゃんが穴掘る事くらいは聞いてたけど…いやいや、せめてスコップくらいは取りあげてからウチに通わせてくれてるもんだとばかり思ってたね私は」
そりゃそうだよな。いつ穴を掘るか分からないようなヤツにスコップ持たせて外に行かせるだなんて論外、もはや狂気の沙汰としか言いようがない。
P「…何と申し上げたら良いか…」
おばちゃん「…で?Pさんはどう責任とってくれる気だい?まずはそれからお聞かせ願いたいねえ」
P「もちろん、穴の修繕費は全額我々が負担させていただきます。その上でご迷惑をおかけしたお詫びとして償い金も必ず…」
おばちゃん「…そっちのチビちゃんの処遇は?」
P「…殺処分が妥当かと」
おばちゃん「いいのかい?アイドルの子たちにガツンと言えないのにそんな安請け合いして。あとから『事務所のみんなが反対したから無理』じゃあ通らない話だよ」
P「それだけは、私の進退をかけてでも必ず…」
おばちゃん「なるほどねぇ…Pさん、ちょっと私の昔話につきあってもらえるかい?」
P「え、ええ…」
おばちゃん「私がPさんとこの子たちくらいの年の頃はヤンチャでさぁ」
P「はぁ…」
おばちゃん「女どうしだと『陰口を言った、言わない』みたいな事でケンカになるものなんだけどねぇ。私はその時言われた側で、言った子に対してアッタマきちゃって。わざわざ家に帰ってウチにあった米俵担いでその子を町内中追いかけ回した事があってねえ」
P「こ、米俵?!よくそんなもの家にありましたね…そもそも、何で米俵?」
おばちゃん「おじいちゃんが米どころの農家でさ。新米を米俵で送ってくれたのがちょうど家にあって。なんかあの時は確か『見た目いかつくてその上ぶつけても何となく大丈夫そう』みたいな理由で選んだような…」
P「いやいやぶつけたらタダじゃ済まないでしょう…でも米俵って相当重いでしょう?よく持てましたね」
おばちゃん「さすがに一俵じゃなくて確か20キロくらいの小さいヤツだったっけ。それでもかなり重たかったけどねえ。結局その子に詫びいれさせて話は終わりなんだけど、次の日から町内の一部の人から私『米俵の女豹』だなんて呼ばれてさ。学生時代の私を知ってる商店街の人は今でもそのアダ名使ってるみたい。ま、若気のいたりってヤツさね」ケラケラ
P「ははは…」
少しだけこの場の空気が軽くなった事にホッとしたのもつかの間
おばちゃん「さて、今の話を聞いたところでもう一度お聞かせ願いたいねえ。どう責任をとるつもりだい?」
女性の眉間に再び深いシワが寄った。
どうやらこの女性は、やられたらやり返すタイプのようだ。
-
P「…つまり、ご自身の手での処分をお望みだという事でしょうか?」
おばちゃん「やっぱりPさんは話が早いねえ。やられっぱなしは性にあわなくてさ。それに一度やってみたい事があってねえ」
P「やってみたい事?」
おばちゃん「うーん、それはまあこっちの話。…そうだねぇ…じゃあこうしようか。あのチビちゃんは今日ウチに来てなくて、当然Pさんもウチには来なかった、って事にするのはどうだい?つまりこの話は私とPさんだけの秘密って事でさ」
P「なるほど…例えばここにたどり着く前に何らかのトラブルに巻き込まれた的な…」
おばちゃん「そうそう。それならPさんもあの子たちに処分のお伺いをたてる必要はなくなるしさ」
俺としたら願ってもない話だ。
その後も話し合いは続き、床の修繕費は俺が自腹を切る事にした。事務所の金を使うと金の流れからアシがついてしまうからだ。俺にも生活があるので費用によっては分割払いをさせてもらう事で女性に了承を頂いた。
おばちゃん「さっきチラッと言ってた償い金だっけ?今からPさんが私の手伝いしてくれたら、それはチャラにしてあげてもいいけど」
これも願ってもない話だ。何をするのかは分からないが、そんなに難しい事は要求されないだろう。俺がこの女性の手伝いをする事で話し合いは大筋で合意。俺的にはやっと一段落といったところだ。
おばちゃん「それじゃ、今からちょっと準備するからさ。準備が終わったら表に車つけるから、Pさんはその子と一緒に店の前で待っててよ」
俺はゆきぽを穴から引き抜く。
スポ
ゆきぽ「zzz…ぽえ…」スヤスヤ
人の家の床に穴を掘っておきながら、何の罪悪感もない安らかな表情で寝息をたてるゆきぽ。
P「…」イラッ
緊張がとけたら急に怒りがわいてきた。手伝いの際には俺も何発かぶん殴らせてもらおう。
しばらく待つと店の前に女性が運転する軽バンが停まった。俺はゆきぽを抱えて後部座席に乗り込む。
車内
P「お手伝いの時に私も何発かぶん殴っていいですか?コイツには内心含むところがありまして…」
おばちゃん「うーん…申し訳ないんだけど、首から上には手を出さないでもらえるかい?あと最初は手足もダメ。それでいいなら」
…顔がダメと言うのはかなりテンションが下がるな…
P「理由を聞かせて頂いても?」
おばちゃん「道すがら話す、って言ってももうちょっとで着いちゃうねえ」
昨日からの大雨の影響か、道も普段より比較的すいてるように思える。そういえば行き先を聞いてなかったな。
おばちゃん「◯◯川だよ。えっと、確かあの辺に車停められたと思ったけど…」
着いたのはこの近くを流れる川、その河川敷。川はこの雨でかなり水位が上がっている。
ザーザー…
ザッザッ…
降りしきる雨の中、河川敷にいるのは俺と女性、ゆきぽのみ。普通に考えてこの大雨の中河川敷に近づこうとする物好きはそうはいない筈だ。
-
おばちゃん「でも、絶対に人が来ない保証はないしねえ。チャッチャと済ませないと」スッ
女性が持っているザックから取り出したのはロープ。カウボーイの投げ縄のように先端に輪っかが作られていた。その輪っか部分に寝ているゆきぽの頭を通し、首元で軽く絞める。
おばちゃん「これでよし。事前に説明しそびれたから、これからはやりながら順次説明するよ。Pさん、コレ使って」スッ
渡されたのは軍手だった。俺は軍手をして、次の指示を待つ。
おばちゃん「さっきも話したけど首から上と手足はダメ。あとはPさんのお好きなように」
許可がおりた。ではさっそく…
ドボンッ!!
ゆきぽ「zz…ぽぅあ゛っ?!!!」
ドサッ
俺は抱えていたゆきぽに渾身の腹パンをくれてやった。ゆきぽはしりもちをついて地面に落ちる。
ゆきぽ「けほ、けほっ、こほっ!…ぽ?!ぽええ?!」パチクリ
快感だ。先ほどまでの穏やかな寝顔は一瞬で消え、何が起こったのか分からないといった様子で目をパチクリさせていた。拳への感触も快感の手応えだ。表面はプニプニだがその奥には強い弾力がある。マシュマロでくるんだゴムまりを殴ったらこんな感じなのかもしれない。
ゆきぽ「ぽ!」ゴソゴソ
寝ていたところに腹パンをくらわせた。コイツの次の行動はいわゆるドリル穴掘りだろう。この状態でそれをされると首にかけたロープが回転により首にからんで死んでしまう可能性がある。そんな結末は女性も望んではいないだろう。追撃だ。
ドプッ
ゆきぽ「ぽえええっ!」
再び腹につま先で蹴り
グシャ
ゆきぽ「けっほゴホ…ぷぎゅいっ!!」
前屈みになった背中を踏み潰す勢いで踏む
ドボオッ!
ゆきぽ「ぽぶぁあっ!!!」
四つん這いになったゆきぽの腹を蹴り上げた、その時
フワッ
ゆきぽが結構な高さまで浮いた。アイドル達が頭に乗せても平気なくらい軽い、マシュマロでくるんだゴムまりを蹴り上げたのだから浮くのは当然かも知れないが、少しビックリするくらい高く上がった。浮いたのを見て最初俺は自分の長靴が脱げて宙に舞い上がったのかと思ったほどだ。
ヒュー…
浮き上がったゆきぽは顔を下にして落下しはじめた。このまま落ちるのを見たい気がするが、首から上はダメなんだよな…
スッ
ドモンッ!
ゆきぽ「ぽ!…ゴホッ、ゴッホ!…ゴホ…」
ズルッ ドサ
おばちゃん「あはは、ナイストラップ」
落下してくるゆきぽの胸あたりにあわせて膝を立てた。膝が胸に当たったゆきぽは咳き込みながら尻から地面に落ちる。
おばちゃん「こんなもんかねえ。じゃあPさん、こっち来て」
-
言われるがまま俺は女性の元に向かう。
おばちゃん「チビちゃーん。この人はおばちゃんが捕まえとくから、今のうちにトンネル掘って逃げなー」
女性はゆきぽにそう呼びかけた。
P「大丈夫ですかね?あの甘ったれ、貴方に助けてもらうつもりでいると思いますよ」ボソボソ
おばちゃん「かも知れないねえ。Pさん、しばらくしたらできるだけゆっくりあの子に近づいてもらえる?身の危険を感じてなおかつ考える余裕があったら間違いなくトンネルを掘りはじめるよあの子」ボソボソ
ゆきぽ「ぽ!ぽぇ、ぽええっ!」オブオブ
はじめは女性の方にオブオブと手をのばしていたゆきぽだったが
おばちゃん「速くお逃げなさいな。おばちゃん、もうこの人のこと長く捕まえとけないよ」
その言葉を聞いた俺は指示通りゆっくりゆきぽに近づく。
ザッ…ザッ…
俺が徐々に近づくにつれ次第にその表情は恐怖に染まっていく。そして
ゆきぽ「ぽ?!ぽいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…」ドドドド…
ゆきぽがトンネルを掘りはじめた。
おばちゃん「Pさん、ロープを持って。ピンと張ったら一気にあの子を引きずり出すんだよ」
その為の軍手か。ほどなくして、たわんでいたロープがピンと張った。
ズルズル
俺はロープを引く。結構な手応えを感じるが、しょせんは蹴り上げただけで浮き上がる軽い身体の持ち主。綱引きならこちらに分がある。
おばちゃん「スコップでロープを切って逃げられて事務所に駆け込まれでもしたら終わりだよー。頑張ってPさん」
その通りだ。先ほどとは逆に、今度は考える時間を与えてはならない。俺は懸命にロープを手繰り寄せる。
ズルズル…スポッ
ゆきぽ「ゴッホゴホッ!ゲホッ…」
カランッ
ゆきぽが穴から出てきた。首のロープがギチギチに絞まって顔が青くなっている。手に持っていたスコップは地面に転がった。
おばちゃん「これで死んでも私は構わないんだけどねえ。もしPさんがもう少し楽しみたいのなら、ロープのここを押さえてここを力一杯引っ張るとゆるむよ。かなり固く絞まってると思うけど『もう無理』って思った時に更に力を入れると意外とゆるむもんさね。不思議だよねえ」
グイグイ…ズズッ…スルリ
ロープは女性の言う通り、本当にほどけるか不安に思ったところから更に力を加えると手応えが変わってゆるんだのちにスルリとほどけた。
おばちゃん「ここから先は首から下は全部オッケー、何なら仕留めちゃっても構わないよ」
P「そうですか、では…蹴り殺してやるッ!このド畜生がァーッ」
ドガッ!バキッ!ドゴンッ!ドムッ!グチャッ!
ゆきぽ「ぽぎゃっ!ぎゃっ!ぱぅああっ!ぷぎ!ぽんぎゃああああああああああああああああああああああつ!!!!」
ゆきぽの柔らかいおなかを、無防備な背中を、コッペパンのような腕を、丸っこい足を、蹴る、蹴る、踏む、踏む。
とは言え、首から上は禁止というのはやはり物足りない。この泣きっ面に拳や靴底をめりこませてやったらどんなにスッキリするだろうか。
P「あの…すいません。一発だけ、一発だけでいいんで、その…」
おばちゃん「あらやだ、ずいぶんとストレートなお誘いだこと。申し訳ないけどおばちゃん、こう見えても身持ちが固くてねぇ…」
P「あの…えっと…そうじゃなくて…」
おばちゃん「あはは、冗談冗談。そろそろ首から上がダメな理由を話しとかないと、やっぱりPさんもおさまりがつかないよねえ。その子もだいぶ弱ってきてるし、少しお話の時間にしようかね」
チラッ
ゆきぽ「ぽぅ…ひっぐ…うぇぐ…っ…;;」
ゆきぽの腕はスコップを持てないくらい踏み潰したし、足もあり得ない方向に曲がっている。逃亡の危険性はもうないだろう。
-
おばちゃん「さて、どこから話そうかねえ…そうだPさん、突然だけど中国の歴史上の人物の孔明さんってご存じかい?」
P「孔明?思い浮かぶのは諸葛亮孔明くらいですけと…」
おばちゃん「正解!やっぱり男の人はそういうの知ってる人多いよねえ。そう、その人だよ」
諸葛亮孔明は三国志の登場人物。三国志は学校の図書室で読める数少ない漫画の一つなので、知っている人も多いのではないだろうか。
おばちゃん「まんじゅうの起源は諸説あるけど、この孔明さんが起源って説があってねえ。ある時孔明さんが荒れ狂って渡れない河にさしかかった時の話。地元の人に聞いたら『この河を鎮めるには人間の首を捧げなければいけない』って言われたらしくて。孔明さんは『戦で多くの人が死んだ。もう一人も殺すことはできない』って思って、料理人を呼んで小麦粉をこねて人の頭の形に作らせて、中に牛や馬の肉をつめるよう指示したみたい。それを河に供えて祈ったら河は鎮まって、孔明さんは無事に河を渡ることができた。それがまんじゅうのルーツってのを昔聞いた事があってねえ」
なんかそんなエピソードもあったような気がする。俺は関羽が死んだあたりくらいからあまり真面目には読んでなかったから自信はないが。
おばちゃん「俗説だって言われてるけど、私はこの説を信じててねえ。まんじゅうが生け贄になるはずだった人の命を救って、河の神様を鎮めたなんてまんじゅう屋の私からしてみれば何だか誇らしい気分になれるって言うかさあ」
自分の仕事に誇りをもつと言うのは大事だと思う。俗説と言えば、昔ある学校のあるクラスを舞台にしたドラマでの有名な話、『『人』という字は人と人が支え合ってできている』というのも実は俗説だったりする。真実は人が一人で腕を垂らして立ってる姿を模したものが『人』という字のルーツだとか。このように真実より俗説の方が人の心をうち、信じてみたくなるような話である事は往々にしてあるものだ。
おばちゃん「そこでさあ、こんな状態の川にまんじゅうの起源を捧げてみて、ピタリと川が鎮まったら俗説と言われるこの説にも少しは裏付けみたいなものが得られるんじゃないかと思ってさ。それがここに来る前に話した『一度やってみたい事』さね」
P「なるほど。ところで、いったい何を供えるつもりですか?」
おばちゃん「おやおや、話が早いPさんにしては珍しく察しがよろしくないねえ。あるじゃないのさ、目の前に」チラッ
ゆきぽ「ぽえぇぇぇんっ…ひぐっ…ひっく…ぱうぅ…;;」
P「まさか…首を切り落とすつもりですか?まだ生きてますけど…」
おばちゃん「本当はPさんのさっきのアレで死んでてくれたらよけいに苦しまなくても済んだのにねえ」ゴソゴソ スッ
女性がザックからノコギリを取り出した。
P「流石にそれはちょっと…やり過ぎでは…」
おばちゃん「Pさんも言ってたよねえ、この子の処遇は殺処分が妥当だって。どうせ死んでもらうんならついでにちょいと私の好奇心も満たして貰おうって寸法さね。神様へのお供え物にキズがついちゃあいただけないじゃないさ。だから首から上はダメだったって訳。これでお分かり頂けたかい?」
P「あの…男のくせに情けない話なんですけど…私は血とかそういうの苦手でして…」
恥ずかしい話グロいのは本当に苦手、これは昔からだ。
おばちゃん「いいよいいよー、別に恥ずかしい話じゃないさね。怖いなら目ぇつぶってなさいな。この子の…そうだねえ。頭から1本生えてるゴキブリの触角みたいなのとスカートの裾持って固定してもらえるかい?あとは全部おばちゃんがやるからさあ」
もう後戻りはできないんだろうな…俺は少しこの女性を見誤っていた。この女性は仕返しはとことんやらないと気が済まないタイプの人のようだ。
P「…」グイ ギュ
ゆきぽ「ぽえぇぇぇん;;…ぷい?」
俺は右手でゴキブリの触角みたいなのを掴み、左手でスカートの裾を握った。
P「高さはこのくらいでいいですか?」
おばちゃん「いいよいいよー。さ、始めましょうか」スッ
ゆきぽ「ぽ…ぽー!ぽぉー!ぷや、ぽやっ!ぽやぁーっ!!」イヤイヤ!イヤイヤ!
コイツの足りない頭でも身の危険は充分感じられたようだ。激しく首を振ってイヤイヤと拒絶の意思を示すが、コイツに拒否権など当然あるはずもない。
P「だから店に行くのは控えろって言ったんだよ。俺の言う事聞かないから…諦めろ。お前は今日、越えてはならない一線を越えたんだ」
おばちゃん「おやおや、忠告はされてたみたいだねえ。忠告を無視するような悪い子は、強制的に来れなくなるようにするしかないさね」スッ
ゆきぽ「ぽやあーっ!ぽ、ぽ、ぽええーっ!!;;」イヤイヤ!
おばちゃん「泣いてもダーメ。許さないから。さてPさん、ここから先は見ない事をおすすめするよ」
俺は両腕に力を入れ、かたく目をつぶる。
-
ザクザク…ザクザク…
ゆきぽ「ひぅ、ひぅーーーっ!ぱうーーーーーーーーーーっっ!!」
いよいよ始まってしまった。
ツツ…タラー
スカートの裾を握っている俺の左手に生温かい何かが垂れてくるまでにさほど時間はかからなかった。
ブチブチ…ブチゴキッ…
ゆきぽ「ぽぽ…おぉ…」
目をつぶっても生々しい音は耳に入ってくる。いや、目をつぶっているからこそ余計に、なのかも知れない。
ゴリゴリ…ゴリブチッ…
ゆきぽ「…ぷぅ…ぶぷぅ…ぉぉぉぉ…」
プシュウ…
空気がもれる音がした。恐らくノコギリの刃が気管を切り裂いた音ではないだろうか。…やはり聴覚が過敏になっている気がする。いや、聴覚だけではない。先ほどから左手に感じる生温かい感触と鉄臭いにおい。視覚を遮断している分、他の感覚がやたらと鋭敏になっているようだ。
その時だった。
ボトボト…
P「おえっ!ゲホッゲホッ…」
おばちゃん「大丈夫かい?もうちょっとだから我慢しとくれよ」
P「ゴホッゴホッ…だ、大丈夫です…コイツ腹の中垂れ流したみたいで…モロににおい嗅いじゃって…」
過敏になっている嗅覚でゆきぽの排泄物のにおいを嗅いだ俺はむせてしまった。
おばちゃん「ごめんなさいねー。ゴム手袋とマスクも用意しとくべきだったねえ。Pさん、本当にもうちょっとだからもう少しの間辛抱しとくれよ」
もうちょっとなのは感触で分かる。ゴキブリの触角みたいなのを掴んでいる右手は段々軽く、逆にスカートの裾を握っている左手は段々重くなっていってたからだ。もう生きてはいないだろう。
P「大丈夫です。続けて下さい」
目をつぶっていれば大丈夫だ、というのはとんだ思い違いだった。視覚以外の感覚が俺にその凄惨な状況をありありと伝えてきた。
ゴリゴリ…ブチブチ…ブチッ…
左手がずしりと重くなった。完了のようだ。
おばちゃん「さて、左手はもう離していいよ。右手はまだしっかり持っててね。目をつぶったまま私の手の鳴る方についてきとくれ」
パンパン…ザッザッ…
おばちゃん「はいストップ。そのまままっすぐ右手のソレを前に投げて」
P「…」ポイッ
ボチャンッ
おばちゃん「どうかお鎮め下さい…と。Pさんはそこで待ってて。おばちゃんちょっと後始末してくるからさ」
P「あ、俺も手伝いますよ」
おばちゃん「いいよいいよー。だいぶ悲惨な事になってるし、Pさんにこれ以上無理はさせられないさね。あの子が掘ったトンネルに残ったの全部詰め込んで土被せて終わりだから」
なるほど。トンネルを掘らせたのは後始末の為か。俺たちで掘るのは確かに容易じゃないからな。
後始末が終わり、女性に俺の家の近くまで車で送ってもらった。俺は自宅の風呂で一時間かけて身体を綺麗にしたあと、近所のディスカウントストアでさっき使った雨合羽と全く同じものを買って、ソレを着て事務所に戻った。
その日の夕方、案の定『ゆきぽがいない』と騒ぎになった。騒ぐくらいなら最初から一匹で外出させるなと言いたい。
まんぜう屋の女性にも連絡はしたようが、当然知らぬ存ぜぬの一点張り。
一匹で出歩かせて何も起こらないと決めつけていた時点でこの連中は飼い主失格だ。俺は逆に一匹で出歩かせて何かしでかさないかと気が気じゃなかった。案の定取り返しがつかない事をしでかしてしまって今日、首と身体が泣き別れになってしまった。ゆきぽがいなくなってなかばパニックになっている事務所の連中を、俺はさめた目で見ていた。
雨はその日から、三日三晩降り続け、気象庁から『大雨洪水特別警報』が発表された。大雨洪水警報には更に上があったんだな、と俺は妙に感心した。
・・・・・
-
1週間後
事務所の連中は雨の中ゆきぽを捜し続けて風邪をひいた者や、ゆきぽの身を案じて憔悴しきった者もいた。
馬鹿じゃなかろうか、と思う。
さらわれたり事故にあったりする可能性を微塵も考えていなかったのだろうか。ご丁寧に交通系電子マネーを与えてみたり、こいつらのゆきぽに対する全幅の信頼はどこからきたのだろう、と思う。
ましてやゆきぽは怪力の上に刃物の如く鋭いスコップを忍ばせる、歩く凶器だ。一匹で出歩かせては被害者にもなり得るしあるいは加害者にもなり得る。そんな存在をフラフラ出歩かせている時点で飼い主としての責任を完全に放棄してるとしか思えない。先日の一件は時や場所、人が違えど起こるべくして起こった事だと思う。ゆきぽの失踪を嘆き悲しむ資格は、こいつらにはない。
とは言え俺だけゆきぽ捜索に加わらない訳にはいかないので、聞き込みという体で俺は『まんぜう屋』を訪れた。
P「先日はどうも…」
おばちゃん「…やっぱり孔明さんのアレは俗説だったのかねえ…それとも、◯◯川の神様だけがしみったれてるだけとか…いずれにせよあまり神様のお気に召さなかったみたいさねえ…」
P「はは…供えたモノが悪かったんじゃないですかね。いらないモノを押し付けたようなものですし…」
おばちゃん「それもそうさね。小麦粉も肉も今よりずっと価値があった時代の話だろうし、あのチビちゃんの生首供えただけで鎮まれ、はちょっと虫が良過ぎたのかもねえ」
P「逆に考えればあれだけ雨が続いたって事は、神様にお供え物はちゃんと届いてるって裏付けは得られたんじゃないでしょうか」
おばちゃん「さすがPさん、いい事言ってくれるねえ。いつかまた別のお供え物でも試してみようかね」
P「はは…まあ、先日の事は秘密と言う事で…そのご挨拶と言ってはなんですが、その…」
おばちゃん「本当にPさんはにくいくらい心得てるよねえ。10個入り3箱で…」
P「いえ、今日は10個入り2箱と8個入り1箱で…」
おばちゃん「あー…チビちゃんが一匹いなくなったからねえ。でもそれだと1個足りなくないかい?」
P「いえ、俺はいいので…」
おばちゃん「いやいや、Pさんにおあずけくらわせる訳にはいかないさね。1個サービスしとくから、ね?」
おばちゃん「毎度ありー。また来てね」
…サービスしてもらったのはありがたいが、俺はこのまんじゅうを口にする事はないだろう。あの日の出来事は未だに俺の心の中でトラウマになっていた。それを連想させるまんじゅうを口にするだなんて、今は考えられない。
落語の演目ではないが、俺は今、まんじゅうが怖い
まんぜう怖い 終わり
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>>158
乙です、怒ると怖いですねおばちゃんは。
グロが苦手なPはなかなか新鮮で良かったです。
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>>158 乙です
原作でも、ちびきがでかい鳥呼んで店をめちゃくちゃにしたとき軽くキレてる様子だったので十分あり得る話ですね
あー、俺もぷちどる達の生首作ってみたいなー!
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ぷちを甚振る妄想をしながら食う飯は美味いか?
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害獣を愛でる妄想をしながら食べる食事は不味そうですね。
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>>161
涙が出るほど美味い定期
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>>158
三国志歴20年の自分が乙しますよっと
孔明の南蛮征伐はネタの宝庫ですね
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みんなの好きなアイドルは誰?
俺はやよいかな、かなり難しいぷちなはずのはるかさんをちゃんと躾けているし。
逆にあまり好きではないのは真と亜美真美かな(あくまでもぷちます版)
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>>158
乙です。まんぜう屋のおばちゃんはそろそろ765プロの連中にキレていいと思います
>>164
まとめいつも乙です。トップページに新着作品の情報がのるのは見易くて助かります
>>165
好きなアイドルは響ですね。あの中では比較的まともだし、気のいいおねーちゃんだと思います。
好きじゃないのは双子ですねぇ…言動がイラッとくるし、無責任だし。タヌキモグラを早口言葉で泣かせた挙げ句こあみまみに押し付けてトンズラしたのはちょっと笑えましたけどね
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>>165
ぷちますの千早は笑顔多めで原作より好き
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海外ロケでオロオロしてた頃の伊織は好き。今のたくまし過ぎる伊織はなんか微妙
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誰かが断ち切らねばならぬ――
誰かが滅せねばならぬ――
呪われた過去と未来を――
滅せねば――
--Pは、ゆきぽに火を放った--
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過疎気味なので適当に書いてみます。興味のある方の参加大歓迎です。時期的に童心にかえって皆様と一緒に楽しめたら幸いです
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今日、お父さんがゆきぽをひろってきました。ぼくはなつ休みのしゅくだいで、ゆきぽのかんさつにっきをつけたいと思います。
ひろってきたゆきぽはペルのおうちにすませることにしました。ペルはうちでかっている犬です。
ゆきぽに「今日からここがゆきぽのおうちだよ」と言ったら、ゆきぽは手をバタバタさせながらぷーぷーと何か言いはじめました。なんだかおこってるみたいです。
それを見たお父さんが、いきなりゆきぽのほっぺたをたたきました。5回くらいたたいたら、ゆきぽはせなかがかゆくなったみたいでせなかに手をやってゴソゴソしはじめました。お父さんはそれでもゆきぽのほっぺたをたたきつづけて、10回くらいたたいたらうずくまっておとなしくなりました。
今日わかったこと
ゆきぽはおこりっぽい
ゆきぽはほっぺたを5回たたいたらせなかがかゆくなる
ゆきぽは10回くらいたたいたらおとなしくなる
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どうせなら全部書いてほしい
リレー式が上手くいく確率って低いし
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同意だわ
賑やかしにはいいのかもしれないけど
読み物として面白いのないし
過疎ってるんだから1レスで投げられても
続かんよ
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リレー式のssのクオリティがあんまり高く無いのは同意だけど、そこまで文句言わんでも…
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過疎というか夏休み中ですか?
ちょうどタイムリーにSSが書き上がったので投下します
ぷ虐で自由研究
――八月。夏休みです。
例によって全国の小中学生達には、宿題が盛り沢山でしょう。
中でも簡単そうで面倒なのが自由研究。自分でテーマを決めて取り組まねばなりません。
しかし、ぷちどるが大量発生したこの世界では、新たに様々な試みが可能になっています……。
☆自由研究その1「ぷちどる採集」
昆虫採集ならぬぷち集めです。捕まえるぷちは、野に生息する野良ぷちに限られます。
ぷちどるは主に河川敷や橋の下など、人間の生活圏に近い場所に潜んでいます。
成体は捕獲と飼育の手間がかかるので、子供であるベビぷちを狙うようにします。
ベビゆきぽ「ポエーッ!」
ベビやよ「ウッウー!」 ζ*゚ヮ゚)ζ
ぷちどるにも数々の個体が存在しますが、多いのはゆきぽ、あふぅ、ちひゃー、やよです。
頻繁に見かける野良ぷちは、大体この四種です。害虫ほど繁殖力も強いものです。
ぷちの成体は動物に近い扱いですが、子ぷちやベビぷちは虫か小動物に区分されます。
ベビゆきぽ「ポヘエー♪」
基本的に野良ぷちは満足に食事を取れていないので、食べ物のエサには簡単に釣られます。
注意しておきたいのは、親ぷちも引っかかりやすいということです。
それを逆手に取って、親の見ていないうちに子ぷちを捕獲する方法もあります。
チャリーン!
やよ「うっうー!」ζ* ^0^)ζ ダッ
やよを釣り上げる場合、硬貨も有用なエサになります。やよは意地汚いので、
子供を放っぽって食べ物や金にむしゃぶりついてきます。
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やよ「うっう〜♪」ζ* ^ω゚)ζ レロレロ
この隙に、後ろから子供をかっさらってしまいます。
バサッ!
ベビやよ「「「ウウウー!?」」」 ζil゚。゚)ζ
大きな声が漏れないよう、蓋付きのバケツなどに放り込みます。
ビニール袋だと破られる心配があり、また強く結んだ際に窒息を起こすことがあります。
ベビやよ「」ζli。p゚)ζ
ぷちはそれぞれ、性格も違います。ゆきぽややよは、子供への愛情や執着心が強いです。
我が子がいなくなると、正気を失ったように長時間探し回ります。
やよ「うっう〜〜!?」ζ* TO゚)ζ
反対に、あふぅやちひゃーはそれほどでもありません。特にあふぅは育児放棄の傾向さえあり、
寝ている間に子供が連れ去られても、知らん顔でいます。
ベビあふぅ「「「ナノー!?」」」
あふぅ「zzzzz」
ぷちどるの中には、レアな種もいます。野良となればさらに稀少です。
いおなどは、捕まえることができればそれだけで自由研究完了です。
ベビいお「モッ!」
しかしどんなぷちでも、親ぷちが暴れると少々厄介です。
モンペ気質で凶暴なゆきぽは、小学生がまともに相手するには危険でしょう。
ゆきぽ「ぽぇええっ!!」ブンブン
そこでぷちどる採集とは別に、野良ぷち退治そのものを考究する例もあります。
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☆自由研究その2「野良ぷちの対処法」
これをテーマにする際は、ある程度の工夫が求められます。
単純に虐待して殺すだけでは、研究として認められません。
代表的なアイデアとしては、「トラップの設置」が挙げられます。
・「落とし穴」
最もポピュラーな罠です。人間が両足を捕られるサイズなら、ぷちは全身が穴に入ります。
掘った穴の上からゴザを敷き、土や草を被せてカモフラージュします。
子ぷちを連れ去られ、一直線に追いかけてくるゆきぽややよに使うのが有効です。
ゆきぽ「ぽぇぇええええっ!!」ドドドド
ズボッ!!
ゆきぽ「ぽぎぃいっ!?」
穴の底には、竹槍や釘を埋めておきます。鉄のまきびしを敷き詰めても良いです。
体の柔らかいぷちは、全身をぶっ刺されることになります。
ブスブス!!
ゆきぽ「ぽぎゃああああああっ!!」ブシュー
自由研究ではその効果についても観察・検証をします。
負傷して穴から出られなくなったぷちが、衰弱死してゆく様子なども記録します。
ゆきぽ「ぽ、ぽぇぇ……」
殺傷力を高めるために、竹槍の穂先に糞や毒を塗ったりもします。
毒は、その辺の毒草を潰して濾した汁です。即効性ならその日の内にも絶命します。
危険なので、小学生が準備する場合は保護者に見てもらった方がいいでしょう。
ゆきぽ「」
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・「落とし穴(干草)」
ベビぷちの数が多い場合、逃さずに効率良く始末する方法です。
穴の中に干草や枯草を敷き、軽く油も染み込ませておきます。
ベビやよ「「「ウッウー!」」」 ζ*^0^)ζ ζ*^3^)ζ ζ*^3゚)ζ
エサなどで引きつけ、まとめて穴に落としてしまいます。
その後、干草に火を点けます。穴の中は、一気に炎の地獄と化します。
シュボ、ボオオオオオオ!!
ベビやよ「「「ウ”ウウウウウウウ!?!?」」」 从火ノ从*。0゙)ζ从从ノT0゚)ζ从火ノ从ζ(゙qT从火ノ从
ただでさえ酸素が少ない中、燃焼で爆発的に消費されるのですぐに酸欠になります。
焼死か窒息か。穴から這い上がれない子ぷちは、全員が死に絶えます。
ベビやよ「「「ウウウ・・・」」」 火ノ从il゙p゙)火ノ从 ボオオオ・・・
消火と地ならし用に、土は大目に準備しておきましょう。
穴を埋め戻せば、そのまま死体も土葬できて一石二鳥です。
ベビやよ「「「」」」 #゙p。)
・「落とし穴(川底)」
水の中にも罠は仕かけられます。正確には穴ではなく壺や桶です。
浅瀬に容器を埋めておき、足を捕らせて溺れさせます。
ズボッ!
やよ「うぅぅぅうっ!?」ζli 。0゚)ζ
用水路や川岸に設置すれば、魚を獲りに来たやよを捕らえることもできます。
パニックを起こせば、水深が浅いにも関わらず溺死する場合さえあります。
※成人でも、ヒザの下ぐらいの水深で溺れる可能性があります。
やよ「う゛ぅぅぅっ!!」゚゚从*゙pT)ζ从゚゚ バチャバチャ
こうした罠は、忍術的に「地獄落とし」と呼ぶそうです……。
やよ「」ζ* 。b。)ζ プカーン
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・「戸板落とし」
トラバサミもそうですが、現在は昔ながらの罠の多くが、法律で禁止されています。
しかしぷち用の即席トラップなら咎められません。戸板に大きな石を載せ、
つっかえ棒で持ち上げて支えておきます。戸板の下にエサを置き、ぷちを誘い出します。
ゆきぽ「ぽぇ〜♪」タクアンハッケン
食いついたところで結んでおいた紐を引っぱり、つっかえ棒を外します。
石と戸板の下敷きになり、ぷちは押し潰されます。
ズシーン!
ゆきぽ「ぽぁああああっ!?!?」
圧死させるためには、それなりに大きな石を運ばなければならず、なかなか大変です。
身動きを取れなくする目的で使うのがいいでしょう。
・「落下式トラップ」
下ではなく、頭上で発動した罠が落ちてきます。樹上や天井に仕かけます。
だいぶ手が込んでいるので、中学生以上でなければ設置が難しいです。
足元でワイヤーに引っかかると、トゲ付き丸太が振りかかってくる仕組みです。
「Swinging Log Trap」とも呼ばれ、ジャングルの罠を連想させます。
やよ「うっうー!」ζ* ゚ヮ゚)ζ
ヒューン、ドグシャ!!
やよ「う゛ぅぅぅっ!!」゙;,从';p゚)ζ
狙い通り発動できれば、まず一撃でぷちを仕留められます。
野良ぷちは直感が優れていますが、知能は低いので結局罠にはかかりやすいのです。
※ベトナム戦争でも、アメリカの軍用犬はトラップを発見できませんでした。
ぷち用の罠としては他に「電気柵」などもありますが、コストが高い上に危険です。
小中学生が自作できる範囲で見積もりましょう。そして当たり前ですが、
作成した罠は放置せず最後に必ず処分しておきましょう。
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☆自由研究その3「ベビぷちの標本作り」
採集で捕獲した子ぷちをどうするかで、もう一つ実験できます。
普通に飼育してもいいですが、大抵は早めに始末してしまいます。
ベビやよ「ウッウー!」 ζ*T0゚)ζ
標本といっても、昆虫のようにピンで刺しておくだけではいけません。
しっかりとした防腐処理が必要で、液浸による保存が推奨されます。
ホルマリンは入手が難しいので、アルコールを代わりに用いるようにします。
ベビやよ「ウッウー!」 ζ*>。<)ζ
生きたままでは作業しづらいので、最初に〆ておきます。
動脈を圧迫して窒息死させるか、刃物で喉元をかき切って殺します。
ザシュッ!
ベビやよ「ウウウッ!?」 ζi゚'0`,',: ブシュー
適度に血を抜き、内臓がこぼれ落ちない程度に、腹部に切り込みを入れます。
ザクザク……
ベビやよ「ウ・・・」 ::ζ*゚p。)ζ::
上下の切り口からアルコールを流し込み、処理を施します。
必要な場合は体を縫い合わせ、防腐液が漏れ出ないようにします。
ベビやよ「」 ζ*゙p。)ζ
密閉容器に入れ、アルコールを満杯に注いで標本を完成させます。
長期間保存する際は、定期的に保存液を交換するようにします。
目にガラスの枠をはめ込めば、眼球の溶解も防げます。
ベビやよ「」 ζ*。p。)ζ
血を見るのが苦手であれば、冷凍庫で凍死させてから仕事するのもいいです。
家庭用冷凍庫に生き物を入れるのは、不気味な感じもしますが。
ベビやよ「」 [*゚p゚:] カチーン
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☆自由研究その4『ベビぷちの飼育・観察日記』
子ぷちを飼うのであれば、内容はなるべく実験的なものにします。
最近人気があるのは「ベビやよの植物式飼育法」です。
ベビやよ「「「ウウー?」」」 ζ*゚0゚)ζ ζ*゚o゚)ζ ζ*゚3゚)ζ
対象となるのは、この時期にも頭にタケノコを生やしたままのベビやよに限ります。
ベビやよの頭から下を地中に埋めておき、その状態で体とタケノコが成長するのか調べます。
万一にも脱出できないよう、手足の骨は最初に折っておきます。
子ぷちサイズなら、強く握るか指圧するだけでも骨が砕けます。
ググッ、ボキボキッ!!
ベビやよ「ウウウー!?!?」 Σ ζ*T0。)ζ
切断するのもありですが、傷口から病気感染して死にやすくなります。
あくまで生かした状態で、土に植えておきます。
ベビやよ「ウウ・・・」 ζ*゙p゙)ζ
一日に数度、水とエサを与えておきます。ぷち達の排泄物は直接肥料になります。
陽光にも浴びさせますが、夏場ですので熱中症には気をつけます。
ジリジリジリ……
ベビやよ「ウウウウ・・・」 ::ζ*゙p。)ζ::
場所を移動できるプランターで飼うのが良いでしょう。
ベランダに置く場合は、鳥よけも備えておきます。襲われて全滅ということも考えられます。
カラス「カーカー!」ツイバミ
ベビやよ「ウアアアアッ!!」 ::ζli。0゚从;';
室内なら安全ですが、他にペットがいるなら手が届かない所に置いておきます。
やはり飼い猫に襲われて全滅するケースがあります。
猫「フー!」
バリバリ!!
ベビやよ「ウウウウウッ!!」 ;,从从'p。)ζ::
害虫にも注意します。タケノコに蛾が卵を産みつけ、幼虫が湧き出てきます。
目や耳から幼虫が侵入し、ベビやよは体内を貪られます。
ガジガジガジ……
ベビやよ「ウウアアア・・・」 ::ζli゙q。)ζ::
もし死んでしまっても、原因はしっかり解明しておきましょう。
失敗を記録するのも自由研究のうちです。
ベビやよ「」 ζ#´p゙)ζ
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☆自由研究その5「ぷちどるの生態調査」
オーソドックスな観察記録から、学術的価値の無い実験まで様々です。
一例として、野良ぷちの摂食測定が挙げられます。
やよ「うっうー!」ζ* ^O^)ζ
ベビやよ「ウッウー!」 ζ*゚ヮ゚)ζ
ぷちどるが、身近にあるどんな物まで食べられるのか、食べても平気なのか調べます。
野生のぷちである以上、基本は生食となります。
やよといえば魚を食べたがる性質で有名ですが、そのまま食すのは危ない魚もいます。
用水路や濁った池にいるコイを、刺身にして食べさせてみます。
やよ「うっう〜♪」ζ*^〜^)ζ パクパク
ベビやよ「ウッウー♪」 ζ*゙〜゚)ζ モグモグ
コイは肝と筋肉に毒を有しており、生食の際にはよく洗わなければなりません。
しかも清潔とは言えない環境に生息していれば、寄生虫も多く宿しています。
やよ「う゛っ!? うぅぅう゛!!」::ζli 。Q゚)ζ::
ベビやよ「ウウウウウ!?」 ::ζli。0゚)ζ::
ひどい腹痛に見舞われています。下痢や痙攣などの症状を起こします。
体の弱い子ぷちはすぐに意識不明、死亡となります。
ベビやよ「」 ζli。p゚)ζ
やよ「う゛ぅぅううう!!」::ζ* Tp゚)ζ::
生き残れば、免疫がつきます。しかし自然界には異なる毒がまだいっぱいあります。
同じように、用水路で採れたタニシを、貝だと偽って食べさせてみます。
やよ「うっうっう〜♪」 ζ* ゙〜゙)ζ ムシャムシャ
ベビやよ「ウッウー!」 ζ*^3゚)ζ コリコリ
生のタニシには肝臓を侵す寄生虫が棲んでおり、卵にabトキシンという毒を有する種もいます。
毒は神経毒で、全身麻痺を引き起こします。
やよ「う゛う゛う゛う゛う゛!!」::ζ*゙'p。)ζ::
ベビやよ「ウ・・・」 ::ζli。'0。)ζ::
加えて寄生虫に肝臓を荒らされると、意識障害や吐血、最終的に死に至ります。
※本来タニシを食すには入念な泥抜きと加熱処理が必要で、労力に見合いません。
やよ「う゛……ぅ……」::ζ# 。q゙)ζ::
こうした結果から、野生のぷちでも特別抗体は強くないことがわかります。
最低限の学習能力はありますが、初めての摂食で死亡してしまう例が多いです。
やよ「」ζ#゙'p。)ζ
……と、このようにぷちに対しては色々な実験が可能です。
害獣であり害虫であるぷちは、多少荒っぽく扱っても非難はされません。
小中学生のテーマとしてはいささかバイオレンスではありますが、これも大人への階段です。
自由研究の課題に困った際には是非、ぷちを使った検証をしてみましょう。
ぷ虐で自由研究・終わり ζ(T-゚*ζ
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