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ぷちます!いじめ・虐待専用スレの避難所 九匹目
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ぷちますキャラ(ぷちます版アイドル・P含む)の精神的・身体的・性的ないじめ、虐待、陵辱、拷問、虐殺、四肢切断、スカトロなどなど、
本スレ、キャラスレ、エロパロスレに書けないような妄想を垂れ流す隔離系スレッド(通称:ぷ虐スレ)の避難所です。
虐待以外のぷちますSSは事前にスレ住人と相談の上で投下の可否を決めてください。
虐待ネタが嫌いな方は見ないで下さい。
気に入らないネタがあっても非難せずにスルーしてやって下さい。
ぷちます以外のアイマス系いじ虐の話題は別スレで。
盗作君が出現しているのでSS作者はトリップ推奨。
書き溜めは可能な限り。他人の投下中の割り込みは避けましょう。
ぷちます! 隔離スレ・SSまとめwiki
ttp://putimaskakuri.wiki.fc2.com/m/
ぷちます!隔離スレ まとめwiki (消滅?)
ttp://putimasisolation.wiki.fc2.com/
本スレ
ぷちます! いじめ・虐待専用 十五匹目 [転載禁止]������2ch.net (dat落ち)
ttp://peace.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1416056096/
個別スレ
ゆきぽ いじめ・虐待専用スレ 二匹目
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16471/1419767659/
前スレ
ぷちます!いじめ・虐待専用スレの避難所 八匹目
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16471/1424818790/
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ぴよぴよがおかしいってssを読んだけどいいな、コレ
序盤で終わってるのが悔やまれる
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>>5
検索してみてみたけど、なんかぴよぴよの社畜感が半端ない
たしかに、原作でもぴよぴよの登場シーンて働いているかお手伝いしてるかが
大半だもんな
他の穀潰しは出てきても遊んでるか、物壊してるかぐらいだというのに
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検索してみたら本当に面白そう。未完なのが悔やまれる。
他にもwikiにまとめられてないオススメのぷちssがあったら誰か教えて欲しいな
『響「はるかさん」』も好きです
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これから!という場面で終わっているだけに未完の作品だと可愛がった末の続きが読みたかったです
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肌寒くなってまいりました・・・暑さにバテるぷちどもも良いですが、やはりこいつらには凍える凍死がよく似合う・・・なああふぅ?
あふぅ「ナ?」ビクッ
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スレ立ておつです。
しばらく見ない間に色々な力作が出て、とても面白かったです。
最近の作品と比べるとちょっと見劣りしますが、書けたので投稿します。
誤字・脱字や御都合主義があるかもしれませんが、生暖かい目で見てくれると嬉しいです。
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にこやかな暗躍者
パサッ
「ん?何かしら?」
事務所で業務をしていた律子は、転がってきた紙玉に気付きます。
拾って開いて見ると、人間の鼻と目が書いてあります。
「ん〜?」
何の意味があるのか分からず首を傾げます。
律子がその紙に気を取られている時、
「めっ!めめめ〜」
と、隣の部屋でちっちゃんがぷち達に指示を出しています。
その指示を受けてぷち達が一斉に動き部屋を出て、事務所の階段を下り建屋の外に出ます。
「めっ」
「あら〜」
ちっちゃんがみうらさんに声を掛けて、みうらさんが拍手をする体制になります。
スタンバ〜イという謎の音が聞こえ、拍手したパンという音が響きます。
そしてみうらさんの能力、ワープをします。
全ぷちでどこに行ったのでしょうか?
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「「「「「「「「「「「「「いなくなった〜!?」」」」」」」」」
事務所では所属アイドル達が異口同音に叫びます。
アイドル達は事務所内や周辺を血眼になって探しました。
しかし、影も形もありませんでした。
自分の家にぷちを連れて帰る子もいるので、突然の失踪に皆呆然としてしまい事務所内の雰囲気が重くなっていきます。
それを見てPが、
「まぁ、そのうち帰ってくるって」
と、励ますために言います。
しかしアイドル達は
「「「「「「「「「「「「「プロデューサーは黙ってて!!」」」」」」」」」」」」」
と、再び異口同音に叫びます。
Pは普段冷静な律子も金食い虫のはずのぷちに関することではここまで取り乱すのかと、内心呆れています。
アイドル達はどうするか方策がでず、意気消沈しています。
その時、
「あ〜、君達ちょっと良いかな?」
と、社長が顔を出し皆に話しかけます。
社長は一同の顔を見回して、
「君達に話したいことがあってね。実は―――」
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一方、事務所から出たぷち達はどうしているのでしょうか?
ぷち達は都内でも有名な桜の名所にいます。
事務所から人間の足で五時間の所です。
ぷちが皆揃って桜の木の下にいます。
実はぷち達はアイドル達に普段のお礼を兼ねたお花見を考えていました。
アイドル達が来た時の動きも打ち合わせが終わり、今か今かと待ち構えています。
最初は緊張交じりだったので、大人しくしていました。
「Zzz……なの……」
「くぅ〜くー♪」
「はっ、はっ」ザクッ ザクッ
しかし、一向に来る気配がなくあふぅは居眠りをし、ちひゃーはボイストレーニングを始め、ゆきぽは穴を掘っています。
ちっちゃん、ぴよぴよ以外のぷち達は緊張感が無くなり、多かれ少なかれだらけてきました。
陽が沈み始めてきました。
アイドル達はもう来ないとちっちゃんとぴよぴよは判断し、事務所に戻ろうと決めました。
「めめめ。……めめめ?」
「ぴ!?ぴぴぴ!!」
事務所に戻る為に、みうらさんに声を掛けるちっちゃん。
しかし何も反応が返ってきません。
ぴよぴよが周りを見渡しますが、みうらさんは影も形もありませんでした。
ちっちゃんは急いで他のぷち達を集めて事情を話します。
「だぞ、だぞ。ないさー」
「とかか」
「ちー」
状況を分かった他のぷち達はやよにみうらさんを探すように言います。
「うー?うっ!うー」
それに対してやよはもう暗くなり今行くのは危ない、明日の朝探すと反論します。
「くっ!くっくー」
ちひゃーがやよに反論します。
帰らないと牛乳が飲めない、と言っています。
あくまでも自分本位な考えで、やよが危険な目にあうかもしれないことを全く考慮していません。
「めっ!めめめ」
ちっちゃんが場をまとめます。
やよの言い分が正しいこと、今日は皆で固まって一夜を過ごそうと提案します。
「しじょ!!」
「なの!なー!!」
「も、もー」
「はぅ!ふぃー!!」
自分勝手なぷち達は当然文句を言います。
「はるかっかー」
はるかさんはどちらにも参加せず、全員から離れたところで鳴いています。
所持金を持っていないのに、やれ、お腹が空いた。食べ物用意しろ。こんな所で寝られるか。ダンボールを用意しろと訴えます。
仕方なくぴよぴよが近くのコンビニから廃棄品とダンボールをくすねてきて、ぷち達にあてがいます。
ほとんどのぷちは本能に忠実なので、満腹になるとすぐにダンボールに入り寝てしまいます。
野外でしかも夜ということで、ちっちゃんとぴよぴよは交代で見張りをすることにします。
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全てのぷちが目を覚ましたのは次の日のお昼頃です。
腹ごなしをして、やよにみうらさんを探す様に頼みます。
「うっうー」
やよは元気よく駆け出して行きます。
すぐに戻ってくると思っていたが一時間経っても、二時間経っても帰ってきません。
みうらさんに続き、やよまで安否が分からなくなりぷち達に不安と焦り、苛立ちが募っていきます。
「もぉー!!」
特にやよと仲の良かったいおが、ちっちゃんに突っかかります。
それを機にゆきぽ、あふぅ、こあみまみ、ちひゃーと、害獣達がちっちゃんに詰め寄ります。
それをまこちー、ちびき、たかにゃ、ぴよぴよが宥めます。
はるかさんは相変わらず話の輪の中に入っていません。
しかし、苛々は解消されないのかあふぅがちっちゃんに飛び掛かります。
「ぴっ!!」
ぴよぴよが慌ててちっちゃんを抱えて飛びます。
「もー!!」
「なぁー!!」
「とかー!!ちー!!」
「くぅぅぅ!!」
鳴けないゆきぽを除いて詰め寄ったぷち達が口々にちっちゃんを罵ります。
その言葉にちっちゃんはハリセンを取り出し「めっめめめ、め」とぴよぴよに何か言っています。
その額には怒りマークが出ています。
ぴよぴよが素早く動いて害獣の周りを旋回します。
「めっ!!」
そしてちっちゃんが害獣とすれ違う都度ハリセンを叩きつけます。
「ぎ!!」
「な゛ー」
「どが!ぢー!」
「ぐぅ゛!!」
「ぼ!?」
ちっちゃんは徹底的に害獣達を痛めつけました。
何度も打ち据えられた害獣達は、ぐったりと横たわっています。
「めっ!!めー!!めっ、めめめ、め、め、め、め!!!」
その後ちっちゃんは害獣達に説教を始めました。
本来は害獣達だけが正座をさせられるはずが、何故かはるかさん、まこちー、ちびき、たかにゃ、ぴよぴよも巻き込まれます。
ちっちゃんは擁護してくれたことも忘れたのか、擁護をしてくれた五匹がうんざりしそうな顔になる度に叱りつけます。
結局陽が沈むまで説教は続き、明日また方策を考えることにします。
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次の日、また昼過ぎにようやく全員が起き話し合いをします。
と言っても、ワープできるみうらさんと彼女を直ぐに連れて来られるやよが居ない時点で、資金も無く言語も通じないぷち達では方法は限られてきます。
空を飛べるぴよぴよが事務所まで飛んで行き律子達に事情を伝え、残ったぷち達を回収してもらうことに決めました。
「めっ」
「ぴぃ〜」
ちっちゃんとぴよぴよが最終確認をしている間、他のぷちはする事がありません。
ぴよぴよがくすねてきた廃棄品を食べようと、まこちーとたかにゃが近づきます。
その時、草の茂みがガサガサと音を立てました。
「まきょ?」
「しじょ?」
二匹は何だろうと思い音源に近づきます。
茂みの中から突然大きな野良犬が飛び出してきました。
「ヤ!……ヒュー、……ヒュー」
「じじょおぉぉぉぉ!!!!!!!」
二匹は全く対処が出来ずに犬に噛みつかれます。
まこちーは一言発しただけで首を噛みつかれ空気が漏れる音しか出せなくなります。
一方たかにゃは脇腹を噛まれて苦悶の声をあげます。
「なの!?」
「はぅ!?」
他のぷちが異変に気づきます。
「もー」ミョンミョン
「だぞ」グスン
強力な攻撃を持つ二匹が犬を撃退しようと構えます。
しかし――――
「も゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!!」
「あんまよー!!!!」
野良犬は一匹だけではなく、もう一匹の犬がいおとちびきの背後から襲いかかります。
前方に気を取られていた二匹は為す術がなく、断末魔をあげます。
あまりの事に残りのぷち達は呆然としています。
その間に二匹の野犬はこあみとちっちゃんの方に駆け寄ります。
「ぴっ!!」
ちっちゃんはぴよぴよに抱えられ難を逃れました。
が―――
「どがぁ!!!!」
こあみは避けられず噛みつかれます。
「ちぃー!?」
こまみが悲痛な声をあげます。
そしてちっちゃんを狙っていた方ははるかさんに狙いをつけます。
「か、かっかー」
はるかさんも急いで逃げ出しますが、犬の足には敵わず噛みつかれます。
「がー!!!!」
はるかさんが断末魔の声をあげます。
「はぅ!!」トテトテ
「なのー!!」ダッ
「くー」スタスタ
ゆきぽ、あふぅ、ちひゃーは自分が標的にならない内にと一目散に仲間を置いて逃げます。
ぴよぴよは急いでこまみも抱え木の上へと退避をします。さすがに犬達も手出しをできません。
やがて諦めて、去って行きます。
周囲の安全を確認し、三匹は地上に降ります。
「ちぃ……」
こあみの無残な死骸を見てこまみは力なく鳴きます。
ちっちゃんとぴよぴよは周囲に声を掛けゆきぽ達を探します。
しかしどこにも影も形もありませんでした。
仕方なく探索を諦め、落ち込むこまみを慰めてまこちー達と合わせてお墓を作りました。
またも日が沈み事務所に行く事が出来なかったちっちゃん達。
ぷちの数も相当減ってしまいました。
明日はもう自分達だけでも事務所に行こう。
三匹はそう決め、木の上に寝床を作り早めに寝ます。
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次の日の朝。
三匹は急ぎ事務所に行くために、ぴよぴよがちっちゃんとこまみを抱えて飛びます。
「ぴぃ〜?」
「ちー!」
「めっ!」
「ぴ!」
急いで飛んでいるので、苦しくないかとちっちゃん達にぴよぴよが尋ねます。
大丈夫、もう少し速くしても良いですよ、と答えを得たのでぴよぴよが速度をあげます。
もう少しで765プロダクションのあるビルに到着するだろうと皆の表情が緩んだときに、
「……あら〜……」
「め?」
何か聞こえたちっちゃん。
確認をしようとして、
「びぃ゛ぃ゛ぃ゛」というぴよぴよの絶叫と体が下に落ちていく感覚がちっちゃんとこまみを襲います。
「どがっ!!」
ちっちゃんがこまみを下敷きにする形になって落ちたので、ちっちゃんに大きな怪我はありませんでした。
しかし下になってしまったこまみは即死です。
「めめめ」
ちっちゃんが泣きながらこまみの亡骸に謝ります。
「ぴー!!」
再びぴよぴよの悲鳴が聞こえてきたので、ちっちゃんはそちらに顔を向けます。
みるとぴよぴよはタカの集団に襲われています。
タカの鋭い爪や嘴で体中を引っ掻かれて服は破れて、傷だらけになっています。
動きが鈍ってきたところ、一匹のタカがぴよぴよの足を掴み巣へと持ち帰ります。
「ぴぃぃぃぃ〜」
ぴよぴよの声が遠ざかっていきます。
「めめめめ」
ちっちゃんがぴよぴよを呼びますが、もうぴよぴよの姿は見えなくなり声も聞こえません。
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「めっ!!」
いたたまれなくなったちっちゃんは、事務所に向けて駆け出していきます。
「め〜……、め〜……」
体力が無いちっちゃん。
息も絶え絶えになっていますが、事務所はもうすぐです。
ようやくビルに辿り着き、階段を昇り事務所の前に着きます。
「めっ!!めっ!!」ドンドン
事務所の扉を思いっきり叩きます。
この時間帯なら小鳥やPは出社しているはずです。
しかし、どれだけ叩いても反応が返ってきません。
「めっ!?め??」
想定外の事態にちっちゃんは混乱しています。
ふと表札がある場所に目をやると『765プロ』の字が無くなっています。
事務所が無くなった。
状況を理解すると同時にアイドル達が何処に居るのかが分からず、完全に手詰まりになってしまい、トボトボとビルの外に出ます。
しかしあまりのショックと疲れが溜まったのか愕然とした表情で膝を地につけます。
「め……」
どうしようと絶望に打ちひしがれるちっちゃん。
目の前が暗くなったような気がします。
「め?」
事実、影がちっちゃんに差します。
上を見るちっちゃん。
植木鉢が落ちてきます。
「――――?」
ちっちゃんは首を傾げます。
落ちてくる物が何かは分かっているのだが、何故そんな状況になるのかがまるで理解できず呆然としています。
グシャ
動けず、声も何も発せないままちっちゃんの顔に植木鉢が直撃します。
「め……、め……」
まだかろうじて息があるちっちゃん。
自分たちはアイドルに普段世話になっている感謝をして、花見がしたかっただけなのに……。
そう言ってちっちゃんは息絶えます。
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後日―――――
こちらは新しい事務所に移った765プロ。
アイドル達は前の事務所にいた時とは比べ物にならない程精力的に働いています。
社長室では社長とPが話をしています。
「アイドル達は皆一生懸命働いています。社長の思惑道理ですね」
「まだまださ。前はぷちという無駄飯喰らい達が居たからね。それに本来得られるはずだった利益と事務所の移転費の回収はまだだしね」
高木社長は冷静に答えます。
「それにしてもこんなに上手くいくとは思いませんでしたよ」と言い、Pはぷち達が出て行った日の事を思い出します。
「君達に話したいことがあってね。実は事務所を移転しようと思っている」
「移転ですか?」律子が一同を代表して疑義をていしました。
「うん。ここも手狭になってきたし、利便もあまり良くない。丁度良い空き物件が安く見つかった。ただ問題があって……」
社長は一息置いて、
「そこはペットが禁止になっていてね。君達が連れてくるあの生物は事務所に連れてこないこと、事務所に置いていた数匹は誰かに飼ってもらう必要が出てきた」
社長はアイドル達を見回し
「そこで君達に相談だが、私としては君達の更なる飛躍のためにも事務所を移転したいと思っている」
「どうかね?君たちの意見を聞きたい」
社長はそう言い、再びアイドル達を見回しました。
アイドル達はぷちが居なくなったことに加えて移転話で軽く混乱状態になっていました。
「それは……、ぷち達にも聞いてみないと分かりません。私達の都合だけを押し付ける訳にもいきませんので」
と律子が、意見を述べました。
「そのぷちとやらは、人間の言葉が分かるのかね?律子君」
とぷちと関わりが無い社長が尋ねました。
「はい。人間の言葉を理解できます。逆にあの子達が何を言っているかを完全に分かる人間は少ないですけど。でも、今日急に居なくなってしまってどうすれば良いのか……」
その言葉に社長は顎に手をやり、
「だとしたら、三浦君にそっくりな生き物に聞かれてしまっていたのかな……」
「え、みうらさんが聞いていたんですか!?」
春香が驚きの声をあげた。
「いや、話を終えた時には部屋にいたのだよ。どこから聞いていたのかまでは分からない」
「そういえば」と律子は何かを思い出してポケットに手を入れました。
「あの……、実はぷち達がいなくなって代わりにこんな紙切れが落ちていたのですけど」
律子が社長に紙を見せた。
その紙を見て社長は再び思案顔になり、
「どうやら、私の話を聞かれていたようだね。みうらさんを介して、他のぷち達にも伝わったのかもしれないな。皆の為に自分の意志で出て行ったのかもしれない」
と、自分の考えを述べました。
「何故、そう思われるのですか?」
貴音が問い質す。
「まず、私の話を聞いてぷち達が一斉に消えてしまったこと。次にこのメッセージだが、人の鼻と目をしているのを見ると、『はな』れて『み』守っています。と言いたいのじゃないかな」
「あの子達自分から出て行ったのかしら……。私達の為に」
律子がそう言うと、伊織が目に涙を溜めながらも
「ちょっとあんた達!あの子達が私達の為にしてくれたのよ。私達も期待に応えないと駄目でしょう!?」
伊織のその言葉にアイドル達は触発され、皆にやる気があふれてくるのが分かりました。
それを見て社長は、
「では、移転する事務所の下見に早速行こう。急だが、二日後にはそこが活動拠点になる。諸君、益々に励んでほしい」
「はい!!」
全員は気合十分に返事をし、とんとん拍子に事務所移転が決まりました。
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Pが思い出していると、
「あんな害獣に現を抜かしている小娘ぐらい欺けなくてどうするかね」
社長が冷静に答えます。
続けて、
「これで、会社の経営及びアイドル達の意識は正常に戻った。ただしあの害獣達が来る前に戻っただけだ。これから先は、君の尽力に掛かっている。一層の奮起を期待する」
と、Pに発破をかけます。
「はい、一層の努力を行います」
と答えを得た社長は満足に頷き、
「うん、期待している。それじゃあ今日は帰りたまえ。お疲れさん」
「お疲れ様です。お先に失礼します」
Pは頭を下げて退社します。
「ただいま」
Pは家に帰って声を出します。
「あら〜♪」
行方不明になっていたみうらさんが出迎えます。
「あ〜、今日は帰ってきていたのか。それじゃあ夕御飯にしようか」
「あらあら」
みうらさんはとても嬉しそうに返事をします。
(ま、これぐらいは仕方ないか。あの屑達が居なくなったことだし、みうらさんの能力には結構助けられているしな)
と、Pは思います。
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事務所に度々損害を出したぷち達。
ついに社長の堪忍袋も限界がきてアイドルに不審を抱かせないように、ぷち達を処分することにしました。
処分の対象外はぴよぴよとみうらさんだけでした。
他のぷちは事務所に多かれ少なかれ損害を与えていました。
意外にもちっちゃんも事務所に多大な損害を与えていました。
害獣達の餌や冬服等を社長から事後承諾すら得ずに用意したこと。
気に食わないことで、事務所にいる全員を巻き込んで何時間も説教をして事務を滞らせました。
またそのせいで出演依頼の電話を何度も出られないことがあり、後から知った分の出演料だけでも合わせるとかなりの額になっていたのでした。
社長はみうらさんがPを好きと分かり、害獣駆除に協力すれば彼と一緒に居られる状況を作ることを約束しました。
自分本位な所は多かれ少なかれぷち達にあり、みうらさんも自分の欲の前に仲間達をあっさり除くことを承諾しました。
そしてPに事情を打ち明け、ぷちの性格や普段の行動からぴよぴよを除く害獣達の処分の仕方が決定しました。
そして一部を除きPの予想道理に事態は動いていきました。
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ぷち達排除のシナリオ、及びその時の状況はこのようになっていました。
まずぷち達でアイドル達に感謝をしようとみうらさんがちっちゃんに提案し、ぷち達を事務所から出しました。
そしてみうらさんは桜の名所に着いた後に一人だけワープをしました。
やよが探しにきたらどこか大きな滝にワープをして小銭を滝壺に放り投げるようにみうらさんに言っておきました。
「うっうー♪」
やよは後先考えずに飛びつき落ちて水の底に消えました。
「あら〜♪」
それを見届けたみうらさんは再びワープ。
事前にPと一緒に捕まえた野良犬に一晩餌を与えず、飢えさせてぷち達の群れの近くにワープさせ、襲わせました。
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生き残ったぷち達の報告をPにして、ちひゃー、あふぅ、ゆきぽも、逃げ出してすぐ、あるいは寝ている間にワープ能力を駆使して始末する指示をしました。
「くー、くー!!」
犬に襲われ直ぐに逃げだしたちひゃー。
目も瞑り、無我夢中で走りました。
「くっ、くっ。……く?くーーー!?」
必死に走ります。しかし、不意に地面が無くなり、体が落ちていきます。
そのまま川に落ちてしまいました。
泳げないちひゃーは必死に手足をばたつかせます。
「くっ!!ゴボ……。くっくー」
助けを呼ぼうと必死に絞り出す声。
しかしその度に水を飲んでしまい、「ぐー」と一声鳴き川底へと沈んでいきました。
「Zzz……なのぉ……」
逃げ出した後に安全な場所に着き、気が緩んだのかのんきに寝ているあふぅ。
プップー!!と大きな音が響きます。
「な……?」
寝惚け眼で音のした方へ向くあふぅ。
キキィー!!と乗用車が突っ込んできました。
「な゛!?」
急いで避けるあふぅ。
突っ込んできた乗用車を何とか避けましたが、その脇からブロローとトラックが突っ込んできました。
「なびゃあ!!」
あふぅはどうしようもなく、ぶつかってしまいました。
吹っ飛んだあふぅ。
即死でした。
その後も走ってくる車があふぅの死骸を避けたりしますが中には踏みつぶしていく車がありました。
あふぅが飛ばされたのは高速道路なので、車の流れは途絶えません。
あふぅの死骸が原形をとどめなくなるのに時間は掛かりませんでした。
「Zzz……。ぽゆ……」
逃げる途中に見つけたのかダンボールの中で眠っているゆきぽ。
「Zz、はぇー!?」
頬に突然の激痛を受け、目を覚ますゆきぽ。
「ぽ?」
ゆきぽは周りを見回します。しかし何も怪しいものはありませんでした。
「はぅ!?」
今度は足元に痛みが込み上げました。
見るとゆきぽの足元にグンタイアリの大群が居ます。
やがてゆきぽを餌と認識したのか、何匹もの蟻が噛みついてきました。
「ひゅいー!!」
ゆきぽはスコップを持ち応戦するも、数が決定的に違いました。
一匹、また一匹とゆきぽの体に取り付き噛みつき開始。
「はへー」トコトコ
ゆきぽは急いで逃げようとしました。
「ほへぇ!?」ガッ バタン
しかし足を噛まれる激痛に一瞬気を取られてゆきぽは転びました。
「ひぅー!!」ザクザク スポッ
ゆきぽはパニックを起こして、あろうことか地面に穴を掘ってそこに入りこんでしまいました。
「はぅー」
目に涙を溜めて蟻を見つめました。
ゆきぽ痛いんだよ。とても怖いよ。もう止めてくれるよね?
とでも言いたいのでしょうか?
馬鹿ですね。
もうここは食うか食われるかの世界だというのに。
蟻はお構いなしにゆきぽにたかってきました。
「ひぇあ?」
いつもならこれで何とかなってきた経験がさせた行動ですが、今回は完全に裏目になりました。
「ひや、はぅ!!」
蟻の大群がゆきぽの顔を覆いました。
「はぅー」
最後に一声鳴きそれ以降ゆきぽは声を出すことはありませんでした。
顔にはアリがたかり餌にしているので時々モゾモゾと動いていましたが。
やがてゆきぽの白骨だけが残りました。
「あらあら〜♪」
そして次の行動に移るみうらさん。
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事務所の上に行き、残りのぷちが来るのを監視しました。
そして生き残りのぷちが来たのを確認しPの所に行き、一緒に戻り植木鉢を落としてもらったのでした。
こうして邪魔なぷち達を取り除くことが出来ました。
「しかし、ぴよぴよは無事に保護できると思ったんだけどな」
自分のプランが完璧だと思ったP。
残ったぴよぴよは慰めて、事務所移転をしていたことを伝えてPの家で事務の書類の作成の手伝いをさせる予定だったのでした。
「まぁ、タカに襲われたのならしょうがないか。あ、明日は朝早いから食べたら俺は寝るね」
「あら〜♪」
みうらさんは邪魔者を全て排除してPと一緒に居られる生活をかみしめ、ご飯を食べながら返事をします。
その顔は何の後悔も見られない、とてもにこやかな顔でした。
終わり
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一つ目の投稿はこれで終わりです。
アニメ版ぷちの一期最終話からです。
アイマスはアニメ関連でで入った人間で、恥ずかしながらまだゲームもした事が無いので、社長のキャラが掴みきれなくて違和感があるかもしれません。
個人的に大塚さんが好きなので、ぷちにも出てほしかったですが。
次はこのスレオリジナルな設定のを投稿します。
また、誤字・脱字があったり、ご都合主義や季節感が違うなどありますが、生暖かい目で見守っていただけるか、スルーでお願いします。
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Brood parasite
「ぴ〜、ぴよっぴ〜」
爽やかな春の陽気に誘われて、ぴよぴよが気持ちよさそうに鳴いています。
暖かくなる季節は生き物が活発に行動します。
「ぽっ。んしょ、んしょ」ザクッ ザクッ
その中に地面に穴を掘っている不思議な生き物がいます。
この子の名前はゆきぽ。
穴を開けた後にゆきぽは穴に入ります。
いつもなら寝るために掘るのですが、今は何か様子が違います。
顔はいつになく強張り、いきんでいます。
用でも足しているのでしょうか?
「ぽっ、ぷぃ〜〜〜!!」
一際大きな声をあげた後に、体から力が抜けていきます。
「ぷぃ……、ぽへ……」
と肩で息をするほど疲れています。
息を整え、「んしょ」と一声出し穴から出てきます。
「ぽふふ」
と、穴の中を見て笑顔を見せます。
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その穴の中にはなんと卵があります。
このゆきぽは産卵をしていたのです。
卵の確認をして温める為なのかまた穴の中に戻ります。
さっきまではにへらと笑っていましたが、穴の中に戻ると表情がまた張りつめたものになります。
無事に産卵できた嬉しさでハイな気分になっていましたが、周囲の音や人間の声が聞こえる度にビクッと反応しています。
普段は勝手に人間に寄生をするゆきぽですが、ベビ達が産まれ独り立ちするまでは大人しい気性が嘘の様に狂暴になり警戒心が強くなります。
しかし近くに幹線道路があり夜も交通量が多く、ゆきぽは夜もおちおち眠る事が出来ません。
そんな状態が続き、三日後ついにゆきぽはうとうとしてしまい、「ぴ〜、ぴよっぴ〜」とぴよぴよが近くで鳴いても反応しなくなりました。
そしてそのまま深い眠りに入ってしまいます。
「Zzz……、ぽ?」
暫くしてゆきぽは目を覚まします。
「ぷぃ!?」
うっかり眠ってしまったゆきぽは慌てて卵の無事を確認します。
穴の中を見て無事であると分かり、ほっとします。
穴に戻りまた卵を温めます。
そしてまた三日程寝ずに、その後深い眠りに入るということを何度か繰り返します。
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ある日、眠りに落ちようとしているゆきぽは足元に違和感を覚えます。
「ぽ!?」
ゆきぽは急いで穴から出て中をのぞきます。
卵がモゾモゾと動いています。
ついに
「いぃ〜」
と卵からベビが生まれてきました。
「ぽぇ〜。ぽ、ぽ。ぷぃ〜」
ゆきぽは次々生まれてくるベビ達に声を掛けます。
卵からは全部無事にベビが産まれました。
ゆきぽにこれまでの疲労とベビが皆生まれてきた安堵による睡魔が襲ってきました。
辺りを見回すと、ぴよぴよが近くの木で鳴き声をあげているだけで、人間や害を及ぼす他の危険なぷちが居ないこともあり、ゆきぽは仮眠をとる事にします。
「ぴぃ〜。ぴよっぴ〜」
ぴよぴよの陽気な声を子守唄にゆきぽは眠りに着きます。
-
「「「「「「「いぃ〜」」」」」」」
「なの〜」
突然、ベビ達の声以外に何か得体の知れない声も聞こえてきます。
「ぽぇ!?」
ゆきぽは慌てて起き上がります。
寝相が悪いため、普段は穴や狭い所で寝ているゆきぽ。
今回は地面に横になっていたので、寝ている間にだいぶ移動してしまいベビ達のいる穴から離れてしまっています。
見ると、穴を覗き込んでいる金髪のぷち、あふぅがいます。
「「「「「「「い〜?」」」」」」」
「にゃはは〜」
何も分かっていないベビ達は不思議そうな顔であふぅを見て、あふぅは食べ物が手に入ったと思っているのか涎を垂らしてベビを物色しています。
「ぽっ!!」スチャ
ベビ達が危ないとゆきぽはスコップを取り出し、普段からは考えられないスピードであふぅに突撃します。
「ぽぉぉぉぉーー!!」
「にゃ!?」
ベビ達の物色に夢中になっていたあふぅはゆきぽの突然の攻撃な対処できませんでした。
ザクッとスコップがあふぅのお腹を抉ります。
「な゛に゛ょ゛ーー!!」
あふぅは夥しい血を出し、断末魔をあげて倒れます。
-
「ぷぃ〜」
そしてベビ達の方を見てもう大丈夫だよと声を掛けます。
「「「「「「「いぃ〜」」」」」」」
しかし、ベビ達は一斉にお腹が空いた。と叫びます。
確かに生まれてきてから、ゆきぽはベビ達に食べ物を与えていません。
「ぽ……」
ゆきぽは思い出したように急いで食べ物を探しに行きます。
「ぽ……、ぽ……、……ぽぇ♪」
見ると、ベンチに座ってお昼ご飯を食べている男性が居ます。
「ぽぇ〜」スッ
ゆきぽはお弁当を貰うつもりで男性の前に立ち両手を出します。
「ん?ふざけんなタヌキモグラ!あっちに行きやがれ!!」ゲシッ
「ぽぎっ!?」
可愛い自分は無条件で食べ物を貰えると思っているゆきぽは、いきなり蹴りを受けたことで驚きの声をあげます。
「さっさとどっか行け!!」
男性が立ち上がり再び蹴る構えをとったので、
「ぽ、ぽひ!!」
ゆきぽは慌てて男性から逃げます。
その後も公園にいる人間に食べ物をねだりに行きますがその度に、
「邪魔だ」
「こっちに来るな」
「目障りよ」
と罵声を浴びせられ、暴力を振るわれる時もありました。
「ぽぇ……」
結局食べ物を手に入れられず、トボトボとゆきぽはベビ達の所に戻ります。
遠目に巣穴の前に人が立っているのが見えます。
「ぽ!?」
ゆきぽは慌てて駆けて行きます。
「へぇ〜もうこの季節か。立派に育てよ」
と言って、ポケットからビスケットタイプの栄養食品を出し、砕いてベビ達にあげます。
「「「「「「「いぃ〜」」」」」」」
ベビ達は食べ物を受け取るとペコペコと頭を下げお礼を言います。
そして、美味しそうに頬張り、直ぐに食べ終わります。
男性はそれを見て移動しようとします。
「ぽ〜♪ぽぇ、ぽ、ぽ、ぷぃ〜♪」
その男性の前にゆきぽがニコニコしながら、立っています。
子供達も貰えたなら、当然ゆきぽにもくれるよねと、言って男性に両手を差し出します。
ゆきぽ自身はまだそれ程空腹を感じていませんが、食べられる機会があるならそれに越したことはありません。
それに、『やっぱり可愛い自分達なら、優しくされて当然だよね』という自尊心を満たしたいのか甘い考えを抱きます。
「どけ」
しかし男性は冷たい言葉とともに、当然の様に蹴りを入れます。
「ぷげっ!?」
その蹴りはゆきぽと、その甘い認識を一緒に吹っ飛ばします。
「ぽぇ……」
起き上がった時にはもう男性はいなくなり、ベビ達も食べ物を食べ終わっています。
-
その後はベビを狙う危険なぷち達は現れず、母子はベビが産まれて以来初めてゆっくりした時間を過ごします。
「いぃ〜」
「「「「「「いぃ〜」」」」」」
ベビ達は一匹を下にして残りのベビが押し競饅頭をします。
母親のゆきぽはそれをニコニコと見つめています。
「ぴよー、ぴよー」
やがて夕方になりぴよぴよもどこかへ帰る頃、母ゆきぽは再び食べ物を探しに行きます。
しかし昼と同じようにゆきぽは通りかかる人間に「ぽぇ」と食べ物をねだっては、
「どっか行け」
「シッシッ」
「来んなタヌキモグラ」
と、罵声とともに殴られ蹴られます。
その度にぼげっ、ぽぶぎ、ぽぎゃと悲鳴をあげます。
「ぽぇ〜ん、ぽぇ〜ん」
ゆきぽは泣きながらベビの所に戻ります。
ベビ達は母親が用意したダンボール箱に入っています。
ゆきぽの姿を見て、食べ物をねだるためにヨチヨチ箱から出てきました
「「「「「「「いぃ〜」」」」」」」
ベビ達は食べ物頂戴とゆきぽにすがります。
「ぽぇ……」
食べ物を持ってこられなかったゆきぽは返す言葉がありません。
-
そこに
「何だこれ?親子……?」
「ほら、春だから例の」
「あーそっか。じゃあ餌をやらないとな」
二人の男性がそう言って親子に近づき、
「ほら、これを食べな」
「早く一人前になれよ」
そう言って持っていたお菓子をベビ達にあげます。
「「「「「「いぃぃ〜」」」」」」」
ベビ達は喜び空腹を満たすため、急いで食べます。
「ぽ、ぽぇ〜。ぽぉ〜、ぷぇ〜、ぷぃ〜」オブオブ
今度はゆきぽも空腹なので、食べ物を必死になってねだります。
「……」
「……」
二人は親ゆきぽを無視して立ち去ろうとします。
「ぽ!?ぽ〜!!」
ゆきぽは慌てて男性のズボンの裾を掴みます。
「おっと、放せよ」
掴まれた男性は、ゆきぽを軽く足で小突きます。
「ぽへ!?」
ゆきぽは裾を放して尻餅をついてしまいます。
「ぽ……。ぽー!!ぽぇー!!」
可愛いゆきぽが頼んでいるのに何でこんなひどいことするの、食べ物が欲しいと言ったらくれるのが当たり前でしょ!!
と、言っています。
「文句でもあるのか、害獣のくせに」
男性がゆきぽの顔を見て言います。
「ぽぇ!?……ぽー!!ぽんがー!!」
ゆきぽは自分が怒れば、必ず謝ってくれると思っていたのにその通りにならなかったことと、空腹も重なって癇癪を起します。
「ぽぇ!!ぷぅー!!」チャッ
スコップを取り出し、威嚇をします。
「こいつ、やる気か?」
「痛い目に合わせないと分からないみたいだな」
男性が思い切りゆきぽを蹴ります。
「ぽぎぃ!?」
まさか攻撃をされると思わなかったゆきぽ。
大きく吹っ飛びます。
「この野郎。害獣のくせに」
「親失格のくせに偉そうにしてんじゃねぇ!!」
二人は容赦なくゆきぽを蹴り続けます。
「ぽぎ!ぷげ!ぽぎゃー!ぷぎー!!」
ゆきぽは悲鳴を上げ続けています。
暫くして、
「おい、もう止めようぜ。このままだと死んじまう」
「そうだな。こいつにはしっかり子育てをしてもらわないとな」
さっき裾を掴まれた男性は、ゆきぽの襟首を掴んで持ち上げます。
「ぽ、ぽぇぇ〜……」
ゆきぽは足が地面に着かないので、苦しがっています。
「いいか、害獣。人様に迷惑ばかり掛けるお前が、偉そうに人間と同じ物を食べようとすること自体が間違いなんだよ。そこの毛虫の死骸でも食ってろ」
そう言ってあふぅの方に投げます。
「ぽげっ!!」
受け身を取る間もなく地面にぶつかり呻くゆきぽ。
その間に男性達は立ち去りました。
-
「ぽ、ぽぇ〜」
散々に自尊心を砕かれたゆきぽは泣く寸前です。
「く〜、くっくくくくく〜、くっ!!」
そこに青い髪のぷち、ちひゃーが音痴に歌を歌いながら近づいてきます。
「く?」
ちひゃーはベビ達を見ると、「くっー♪」と一鳴きしマイクを取り出して歌おうとします。
「ぽぇ!?」
ゆきぽは再び焦ります。
ちひゃーは歌が下手なくせに、けなしたり批判したりすると噛みつく狂暴なぷちです。
それによって、このゆきぽは姉妹を殺されています。
「ぽー!!」タタッ
ゆきぽは再びスコップを取り出し駆け寄ります。
「ぽぉーー!!」
そして「く〜」と歌い始めたちひゃーの脳天に振り下ろします。
「ぐげっ!?」
ちひゃーは汚い断末魔を残して、息絶えました。
「ぽふぅ」
度重なる危機を退けたことで、ゆきぽは安堵の息を吐きます。
しかし、空腹は抑えきれない所まできています。
「ぽ……」
ゆきぽはちひゃーの死体を見ます。
「ぽぇ!」
ゆきぽはスコップを構えると一鳴きしてちひゃーに突き立てます。
何度も突き立て、ちひゃーの体を徐々にばらばらにしていきます。
そして、ちひゃーだった肉塊を食べ始めます。
「ぷべっ!!」
あまりの不味さに、吐き出しかけますが背に腹は代えられず我慢して飲み込みます。
こうして親ゆきぽは飢えを凌いでいきました。
-
ゆきぽの子育てはその後も苦労の連続です。
食べ物はなかなか見つからず、人間にねだったり、時には強奪しようとしたりしましたがその度に、殴られ蹴られます。
「ぽぇ〜ん、ぷぇ〜ん」
ゆきぽは食べ物探しの後何も見つからず、心身に傷を貰いいつも泣いています。
食べ物以外でも、
「なの」
「くっく〜」
「う〜」
「とか!!」
「ちー!!」
と、子供達に近づいてくる他のぷちの撃退もしなければなりません。
ゆきぽは子供に他のぷちが近づくだけで
「に゛ゃ゛の゛〜」
「ぐ〜」
「う゛〜」
「どが〜」
「ぢ〜」
と、その度に退治をしていきます。
そしてその死骸を解体し、自分の食糧としていきます。
子供達も食べ盛りですが、人間達は何故か子供には食べ物をくれる為何とかなりました。
「「「「「「「いぃ〜」」」」」」」
一か月後、ベビ達はまだあまり喋れませんがすくすくと成長しダンボール箱から出て活発に行動します。
親ゆきぽの方はというと、育児の疲れが出てきたのか地面にぐでーと寝ています。
寝相が悪いので、ゴロゴロと辺りを転がっていますが。
本来この時期になると安定して食べ物が得られるように住宅街に行き、どこかの家に侵入するか家の下に潜んで生活をします。
しかしこのベビ達は何故か住宅街に行くのを嫌がり、公園に居たいと駄々をこねます。
結局子供に甘いゆきぽが折れていまだに公園に居ます。
ベビ達が色々動き回るようになると、皆の行動を見張りますが公園の外に出たがるのか度々道路にまで行こうとします。
ゆきぽが声を掛けても聞かず、走って子供を捕まえに行かないといけないので穴を掘る暇さえありません。
こうして、子育ての疲労がピークに達します。
|
|
-
ベビ達が産まれて三か月後。
「ぽんがぁぁぁぁぁぁー!!!!!!!」
とうとうゆきぽがヒステリーを起こしました。
満足に穴を掘れず、食べ物も本来はお茶と沢庵が好きなゆきぽにとって他のぷちの肉という生活は耐えられない物です。
「ぽぉぉぉぉぉーーーー!!!!」
ゆきぽはスコップを取り出し構えると、ベンチで昼食を食べているOLに突撃をします。
「え?な、何!?」
女性はゆきぽのただならぬ様子に驚き、貴重品や手荷物を急いで持って避難します。
ゆきぽは真っ先に置いてかれたお弁当に飛びつきます。
近くのコンビニで売っているお弁当で、中にはゆきぽの好きな沢庵も入っていました。
「ぽぉ!!ぽぇぇぇ!!」
ゆきぽは威嚇をし、OLを近づけないようにします。
「ぽぇ♪」
OLが近づいてこない事が分かると、ゆきぽはお弁当にがっつきます。
「ぽ、ぽぽ。ぷぃ〜♪」
久しぶりのまともな食事にゆきぽの機嫌は良くなります。
顔には今までの苦労が吹き飛んだかのような笑顔が浮かんでいます。
しかしそれも長くは続きません。
「ぽぎぃ!?」ゲシッ
いきなり後頭部を踏まれ、ゆきぽはお弁当に顔を突っ込みます。
「ぽぉぉぉ!!」
ゆきぽは先程の威嚇が効くと思い再び力強い声を出します。
しかし、
「何やってんだ!このモグラ」バキッ
「ぷぎぃ!?」
頭を踏んでいるのとは違う男性がゆきぽを蹴ります。
別方向から顔を蹴られて、ゆきぽは叫び声をあげます。
「調子に乗ってんじゃないぞ。この害獣が!!」ドガッ
ゆきぽの頭を踏んでいた男性が再び足を上げてゆきぽを踏みつけます。
「ぷげぇ!?」
ゆきぽは再び顔をお弁当に突っ込みます。
周りにいた人もゆきぽを蹴りつけます。
「ぷげ!!ぼぎぃー!!ぷ、ぷぃー!?」
ゆきぽはご飯を食べてるだけだよ。何で叩かれてるの?
とゆきぽは現状が納得できないのか悲しげな鳴き声を出します。
自業自得だということをまるで理解していない、いかにも害獣らしい自己中心的な考えです。
その態度が更に怒りに火を注ぎ、ゆきぽを蹴る力が益々強くなります。
-
「ぽぇ……、ぷへ……」
散々に痛めつけられたゆきぽ。もう虫の息です。
しかし、ゆきぽの体は頑丈だったので蹴りつける人達も疲れています。
少し息が荒くなり、蹴りつけるのを止めます。
これをどうしようかと相談しようとしたとき、
「「「「「「「いぃ〜」」」」」」」ペコペコ
ベビ達が頭を下げながら近づいてきます。
「いぃ〜、い、い、い〜」
一匹が代表として身振り手振りで説得します。
それを見て、ゆきぽに殺意を抱いていた人達も、
「分かったよ。そこまで言うならこれで止めてやるよ」
男性がそう言って、ゆきぽの周りにいた人達は解散します。
「ぽ、ぽぇ〜♪」ズリズリ
ゆきぽは這いずりながらベビ達の方に近づきます。
ゆきぽの子供達はなんて賢くて優しい子供達なんだろう。そう思いながら。
「「「「「「「いぃ、いぃ〜」」」」」」」
お母さんもう大丈夫だよ。
そう言ってゆきぽに近づいています。
「ぽへぇ♪……ぽ……ぇ」
ゆきぽは安堵から気を失ってしまいます。
子供達が自分を持ち上げて運んでいくのを感じながら。
-
「「「「「「「いぃ♪いぃ〜♪」」」」」」」
「ぽぇ?」
子供達の楽しそうな声に目を覚ますゆきぽ。
周りを見回すと、住処の公園ではなく海辺に来ているようです。
気絶する寸前に運ばれる感覚があったので、ベビ達が運んできたのかな?と、首を傾げます。
そして子供達に目を向けて「ぽえぇぇ!?」と大きな声を出します。
なんと愛しの可愛くて賢く、謙虚で人間からも何かと目を掛けてもらえる自慢の子供達が縦横無尽に空を飛んでいます。
皆とても楽しそうです。
ゆきぽが起きたことに気が付いたベビ達は口々に言います。
「いぃ」お母さん見て
「い、いぃ、い〜」私たち飛べるみたいだよ
「いぃぃ〜」お母さんも私達と一緒に飛ぼうよ
「い〜。いぃ」お母さんもこっちに来てよ。楽しいよ
と、ゆきぽにも飛ぶように促します。
「ぽぇ。ぽ、ぽぇ〜♪」
ゆきぽ達が飛べるなんて知らなかったよ。待っててね、直ぐ行くよ♪
そう言ってゆきぽはニコニコ笑顔を浮かべながら子供達の方に駆け出し、ジャンプをします。
その時、浮かれていたゆきぽに周りは見えていませんでした。
足元の状況と光景を。
そして唇の端を釣り上げ、ニヤリと嫌な笑いをしている子供達に。
-
『ニュースの時間です。本日○○の××大統領が……』
その日の夜の報道番組が流れています。今日一日の日本や世界の動きを伝えています。
その中に突然海にぷかぷかと浮かぶ沢山のゆきぽの水死体の映像が出ます。
『次は今年で三年目になる、ゆきぽの浮かれ自殺の特集です。
世間では道路に穴を開け、家の壁を勝手に壊して入ってきて「ゆきぽ可愛いでしょ?だからゆきぽのお世話をさせてあげるよ」と言わんばかりの厚かましい態度で勝手に住み着こうとする、害獣のゆきぽ。
そのためあふぅ、ちひゃー、やよと同様にゆきぽは政府や自治体から駆除の対象になっています。
しかしゆきぽは一年で二度も出産をし、また繁殖の方法が一切分からず市民からの通報によって捕まえに行くという対処療法しか取れず、なかなか効果的な駆除ができませんでした。
しかし△△県の□□市の職員が、ゆきぽと繁殖時期が近いぴよぴよに托卵を行わせ、ゆきぽの数を減らすことに成功しました。
ぴよぴよに産卵中のゆきぽを見つけさせ、ゆきぽが寝た隙にゆきぽの卵を捨て代わりにぴよぴよの卵を産み付けます。
単純なゆきぽは、卵が偽物である事が分からず、巣穴から生まれてくると姿形が違うぴよぴよの子供を自分の子供と疑わず、懸命に世話をします。
そして子供のぴよぴよ達が飛べるようになると自分も飛べると思い込む性質を利用して海に飛び込ませて処分をしています。
それがこの時期に一斉に起こり、このような光景ができるのです。
また育ったぴよぴよを格安の労働力として、育児や介護施設、現場作業に提供を行い、市の職員や学校職員の補助要員として働かせることで市の財政の二割削減に成功。
子供が産まれた時に親のぴよぴよが子供達に状況を説明し、子ぴよぴよがゆきぽの被害を出させないように我儘を言うなどして、公園などの穴を掘っても害が少ない所にとどめられること。
それ以外にも、過保護なゆきぽは育児中に近づくぷち達を始末するのでこれを利用して先程挙げた害獣達を処分させる等、一石三鳥の効果が見られました。
□□市の職員は、
<地域の害獣が減りつつあり、また賢く力もあるぴよぴよの労働力を得る事が出来るようになりました。
多方面で助かっているとのお声を頂いています。
この方法は、害獣駆除と労働力確保の観点からも有用であり、全国の自治体が参考にするモデルになれればと思っています>
とのことです。
続きましては……』
ニュースが淡々と流れます。
「ぽっ。んしょ、んしょ」ザクッザクッ
「ぴ〜、ぴよっぴ〜」
また、春が来ました。
ゆきぽは己の運命を知らず、浮かれた顔で産卵用の穴を掘っています。
終わり
-
以上で終わりです。
新しいスレになったので、色々な作品が出て読めると良いですね。
また何か思いついたら投稿してみたいと思います。
-
乙です
欲を言うと、語尾に『ます』が続いてちょっと文章が単調になりがちな部分がありますね
意識的に体言止めを入れてみるのも良いかも
内容は個人的には楽しめました
-
読みづらい
托卵のアイデアは面白いのにな
-
そういえばぴよぴよとゆきぽは見た目は少し似てるからなぁ
醜いアヒルの子で実は白鳥でした…ならぬ醜いゆきぽの子で実はぴよぴよでしたとかもありそう
-
乙
ちっちゃんってムカつくよね
好きっていう意見も多いけど奇形が偉そうにするな、って思う
ゆきぽをぴよぴよとして売る、っていう小ネタは見かけたけど托卵は始めてかも
ぷちますはアイドルマスターSPの頃の世界だから、社長は亡くなった徳丸完さんなんだよな
明言された訳じゃないけど
-
面白い設定のssでした!
-
ぷち毎の代表作を考えてみた
※独断と偏見に基づいてのものです
ゆきぽ……候補多数
あふぅ……なし
ちひゃー……候補多数
やよ……候補多数
はるかさん……『ぷちどるいじめ』
ちびき……なし
こあみまみ……『双子の見分け方』
いお……『ぷちどるいじめ いお篇』
たかにゃ……『食害の果て』
ちっちゃん……なし
ぴよぴよ……なし
みうらさん……なし
……あふぅって意外とあんまりない気が……
あとやっぱり『ぷちどるいじめ』は流石原点
-
あ、まこちー抜けてた。
まこちー……なし
-
あふぅはぷち達の敵討ちやロイコクロリディウム・ナノハニゥムetc.
はるかさんハルカモドキ・ロワイヤル
まこちーは仮面まこちー
いおはいおなほ
ちびきは化け物には化け物を
たかにゃは良い子のたかにゃ
ちっちゃんは優等生の闇は深い
ぴよぴよはぷちもえさん
などがありますよ
みうらさんだけは代表作ってほどのものはない気がする
やっぱりワープを処理するのがめんどくさいから?
-
『ロイコクロリディウム・ナノハニゥム』を忘れてた…… 事務所のみんなとあふぅのすれ違いが原因で起きた悲劇、って感じが物悲しい作品でした
みうらさんは色んな意味で虐待向きじゃない感じですね
虐待される為に生まれたモンスター、ゆきぽとは真逆な気が……
-
実際に飼えれるぷちどるって少ないと思う
・飼える
ちっちゃん、ぴよぴよ、まこちー、やよ
・欠点はあるが辛抱強く頑張れば飼える
ちひゃー、たかにゃ、こまみこあみ
・その能力ゆえ飼うのにおすすめしない
はるかさん、いお、ちびき、みうらさん
・飼えない
ゆきぽ、あふぅ
みうらさんの場合、ワープの際に巻き込まれたものや動物もせいで部屋が崩壊する危険性もあると
思われ
-
ヘリウムガスを吸わせればやよもやよいみたいな高音を出せるようになるのか
そう言えば大人用のヘリウムガスをジュニアアイドルが使用して意識不明に陥る事故がありました
ましてや体の小さいぷちどるなら…
やよ「うー?」ナニソレ?
-
お姫ちんにヘリウムガスを渡して『これを吸わせれば、ぷちは浮きます』(嘘は言ってない)って言ったらどうなるかな?
やよ「うっうー(高音)」
……これが、やよの最期の言葉だった……
-
>>48
あふぅは常に着ぐるみで封印状態にすれば飼える可能性を検討できそう
やよは飼えるけど完全室内飼いじゃない
-
書いてる途中にミスった
やよは室内飼いじゃないと外に出して本能で小銭の音に反応するから、拾って口に咥えた落とし主の小銭が、オラついたDQNなら本気で見捨てないといけないし
-
ゆきぽ→タヌキモグラ
あふぅ→金髪毛虫
やよ→ネコババツインテール
ちひゃー→?
ちひゃーは何もないですよね?
-
ちひゃー→無能
これに尽きる
-
青いゴミ、毛玉、音痴とかね
-
あふぅで何回も読み返したのは金髪毛虫あふぅ(仮)ですね。
-
ちひゃーは無能の他に
「厄介者」が似合いそう
最初の部族の村の人たちから厄介者扱いされ
いまでは千早の家で厄介になってるし
-
ちひゃーに合う言葉だと『はだかの王様』も良いかも
他の害獣と違って実害は出さないけど、世話をする上で手間がかかり過ぎるし無駄にプライドが高いので
-
そうだそうだ、もっとみんなちひゃーを虐めるべき
定期的に投下してくれる人以外はほぼいなくなったな
-
そろそろ執行人さんの処刑SSがみたいなぁ。是非ともアガペ像や頭蓋骨粉砕器、赤く焼けた靴、審問椅子等を使って欲しい。ほらやよも待ってます。
やよ「うっうー♪」
-
私は何故にあふぅがまだマシみたいな空気になっているかが不満ですわ。
ゆきぽはスコップさえなければなんとかなりそうな気がします。ウザい分はその度、ビンタやゲンコツくれてやればいいわけですが、あふぅはどうしていいかわかりません。
着ぐるみで大丈夫!って言われても出した瞬間にストレスで暴れ出すのは確実だし、意図的に破壊活動してる分他と比べてタチ悪いですわ。
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あふぅは原作の6巻や最新刊の7巻では何も破壊してないし、暴れてる描写も少なかった気がするのでマシになってるのは確かです
逆にゆきぽはスコップなくても炬燵の天板を叩きつけて破壊したり、ソファーを叩きつけようとしたり床板を剥がすなど破壊神として覚醒してます
-
あれ・・・ってことはゆきぽは破壊神 ビルス様の2代目に?
-
最近行動がマシになってきた
あふぅがマシに見えるくらいゆきぽが酷い
あふぅは公式でも割と痛い目にあっているので、そこまでヘイトが溜まらない
私の個人的なあふぅ観はこんなとこですかね
ゆきぽは……コイツはもうどうしようもないので、コイツにヘイトを集中させて他のぷちにヘイトが溜まらないように作者サイドが画策しているのでは、と勘ぐってしまうくらいにゆきぽが酷いと思います
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そうなんですよね
ぷ虐で大人気だから原作者もそういう立ち位置にしたのかなってくらい、最近のゆきぽは破壊特化型ぷちとして活動してます
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グラセフみたいなゲームにDLCでも良いから、ぷち達が登場してくれないかな
マシンガンでハチの巣にしたりライフルで遠距離から狙撃も良いし、集団で集まっていたらロケットランチャーで吹っ飛ばしたり、火炎瓶で焼いたりと何時間でも遊べそう
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アニメ化した時にゲームを出すべきだったんだよ
しょっぼいミニゲーム集でいいから、動く奇形共をつつき回して遊びたかった…
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ウィルスを強化して人類を滅亡させるゲームがあるんだが、名前をはるかさんにすると楽しい
風にのって運ばれるはるかさん、突然変異するはるかさん、最終的に人類をヌッコロスはるかさん…
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ちひゃー精神崩壊させたあと殴り殺したいあふぅは触りたくないから棒かなんかで殴り殺したいゆきぽはスコップぶんどって殴り殺したい犬美にスコップ向けた時点で処刑だろこいつこまみはこあみの目の前で陵辱してやりたい
たかにゃにはエロい事したい脱糞させて録画したものをエンドレスで見せてからブチ犯したいやべっチンポ起ってきたw
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>>62
>>64
作者「ゆきぽの事は嫌いでも、ぷちます!の事は嫌いにならないで下さい」
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ちひゃーの舌引っこ抜いて二度と歌えなくしたらどうなるのかみてみたい
ぷちども芋虫状態にしたらどんな行動とるか楽しみ
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ツイッターを始めたちっちゃん
しかし、普段の愚痴や事務所を破壊するぷちどるを
載せてしまったことにより大炎上
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傲慢ちひゃーが千早とPに迷惑かけて徐々に信頼が薄れていくssが初めてNTR同人見た感覚と似てたわ
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ここは生き物苦手板みたいな感じなのね
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リアル虐待はキツいかな
犬も猫も可愛いから
ただぷちどるはNGなんで
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ぷちどるいじめたいだけで動物とかはかわいいよ
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動物虐待とかありえませんよ!犬猫はもちろんウサギも鳥も生きてるんですよ!
ぷちどる?あれは虐められるために存在してるんですよ。
こうね、モチモチのほっぺたをムギューっと抓ってナノナノポエポエ泣かせたいと思いませんか?
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人里に降りてきて悪さする猿や猪は処分されてるんだ
人に寄生して悪さしかしないぷちどるが裁かれないのはおかしい
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ぷちに感じるイラッと感は、ギャンギャン吠えるバカ犬に対するイラッと感に通じるのは否めない
飼い主がろくでもないところ込みで
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人里に降りてきたヒグマが射殺されたらしいけど、ぷちどる達はそのニュースをどんな感じで見てるんだろうか
怖いとかならまだしも可哀想とか思ってたらイラッとくる
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野良時代の事なんかすっかり忘れてそう
もしぷち達が世界規模で野生化してたら面白そう
チンパンジーに縄張り争いに負けて子供もろとも根絶やし弱っている所を鳥につつかれ生きながらにして食われるとか。日本だったらカラスが小銭の音にやよが反応するの覚えて車の来る頃合いを見計らって小銭を落とし轢かせて遊んだり食料にしたりしそう
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ぴよぴよをしつこくゲレゲレと呼びたい
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ぷ虐でグロを書くやつとか妄想するやつは基本的に中2臭えし現実はひ弱なオタク何だろうなぁ
害獣がどうのこうの言うくせに一番弱そうなゆきぽが一番人気だし
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一番害獣だから一番人気なんだよ頭大丈夫か?
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ここまで的外れな意見もひさびさだわ
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いおは?
ビームで事務所は二回は破壊されたな
いおが虐待されるの滅多に見ないわ
人間以外の、しかも創作物なんて絶対に仕返しされない生き物を虐待しているネクラくんに正論はキツかったかな
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頭ごなしの決めつけを正論と言うバカに言われたくないな
ちっちゃんってこんなにあたまわるかったっけ?
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言い返せてない時点で頭ごなしでも決めつけでもないな
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いお虐待は結構あるぞ。
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>>88
久々にこういう奴出て来たな
いおは扱いづらいキャラだから、クズでもあまりssが増えないのよ
愛で派かと思ったけど、だとしたら普通悪いとこ書かないだろうし、どっかの生き物苦手板の人間か?
だとしたらすいません。自分ら先輩みたいにリアルな生き物いくほどガチじゃないんでwww
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いおはですねえ、労力に見合わないんですよ。ちびきもそうなんですけど
クズ度でいえば中間ぐらいなので、虐めてもカタルシスが少ないというか
SSはなんといっても『ぷちどるいじめ いお編』が至高です。やよが絡むと面白い
いお単体なら『スぺパププさんの無人島』がオススメ
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後はいおなほとか大事なうさちゃんとか
世界の死刑でヤリで串刺しにされる話好き
応援してるやよがウザくてとても良い
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いおで思い出したけど、ウサギのぬいぐるみにゴキが引っ付いてたよな
伊織のカバンの中にゴキがいたってことで、どんだけ部屋が汚いんだと
そしてそれを千早の顔にぶん投げるクズっぷり
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ゆきぽが一番弱いとか・・・原作ちゃんと読んで欲しいわ
ちなみに総合値から見てぷちどる最弱はちひゃーだと思う
次点はこあみまみ
(パワー・スピード・知能・特殊能力)
ちひゃーはスピードだけが平均値で他は赤点
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ぷちどるのいる日常、続きが中々きませんね…個人的な希望としては、ラストまでがっつり書き溜めして、何日かに分けてまとめて投下して欲しい
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二ヶ月近く空くと、さすがに未完アレルギー反応出るよね
比較的数が少ない、な行やま行のssとほぼ同数の未完ssがある現状だと尚更
と言うか、未完、連載中に掲載されているssは20本以上あるけど、完結して晴れて別の行に異動したssは殆ど無いと思うので(もしかしたら0かも……)、日常の作者さんは頑張って完結させてみて欲しい
あと、まとめwikiの管理人さんに質問
ハッキリと『未完』表記があるものと無いものがあるみたいだけど、基準的なものはあるのでしょうか?
ぽえの形とかは経緯から明らかに未完なのに『未完』表記がないのが、ちょっと気になったので
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管理人ではないが
旧Wikiの時点で未完表記が付いているタイトルを、そのままにしているだけだと思われる
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ちひゃーがPの変態友達に下利便食わされる話はスゴい良かった
ちひゃーは暴力振るうとすぐ死んじゃいそうだから精神的に殺したいよね
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「楽園への扉」
とある裏路地では、野良やよたちが群がっていた。
塀に囲まれた施設の裏口が開かれると、中から男が一人出てきた。
「うっうー」
やよたちはその男に群がっていく。
やよが差し出すのは手にした小銭だった。
命よりも大事にしているであろう小銭を男に差し出す。中には、その大きな目にいっぱいの涙を溜めているのもいる。
それでも、得られるもののためにやよは小銭を差し出す。
男は、やよの手に乗せられた小銭を眺めると、幾匹か連れて行った。
扉が閉まる。抱きかかえられたやよの目には、明らかな優越感があった。
残されたやよは、至極残念そうな表情を浮かべたが、小銭を失うことがないことにどこか安堵を得ているようでもあった。
「うー」
「うっうー」
残されたやよたちは、頭を突き付けて相談し始めた。
足らない。足らないのだ。あの扉の向こうに行くには。
大好きな茶色ではだめだった。
銀色のならば行けた。でもそれはなかなか手に入らない。
穴の開いた茶色はダメだった。銀色のなら二枚で行けた。
やよたちは情報をすり合わせていく。
金の価値はわからない。
だが、それに魅了されるやよたちだったが、あの向こう側への魅力に比べれば惜しくなかった。
ここにいる野良やよたちは、あの扉の向こうが何なのかは、知らない。
戻ってきたやよはいないのだ。
だが噂だけが、野良やよたちの中を駆け巡った。
あの向こうには、楽園がある、と。
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野良の生き物にとって、街中もまた野生である。コンクリ―トで固められた町は、隠れられる場所すらなく、天敵に襲われればひとたまりもない。
やよも、目の前で姉妹や仲間が食い殺される中逃げ回ったこともある。
餌を得るのも一苦労である。生ごみを荒らされるのを避けるために、厳重になった管理によって残飯から食べ物を得ることは難しい。
街中では木の実のなる植物はあまり植えられておらず、民家の果実が落ちていればいいほうである。
都会では虫もかなり減ってきていた。
生まれついての野良やよならば、何とかそれらで食料を得ることもできるが、捨てぷちに至っては、舌が人に与えられたもので肥えているために、虫に手を出すことは抵抗があるようだった。
どことなく、人間的な嗜好を持っているのが、足枷になっているようだ。
ただでさえ少ないパイの奪い合いである。
飼い主に連れられたやよが幸せそうな顔で、民家の扉をくぐっていく。
野良やよにとって扉の向こうとは、想像もつかない幸せの待つところであった。
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ある日。
大きな塀に囲まれた建物から一人の男が出てきた。
塀に寄りかかり、大事な十円をしゃぶっていたやよをしばらく見下ろしていたかと思えば、声をかけたのだ。
その男は言ったのだ。
「いいところへ連れて行ってやる」
だがお前の大事なものを差し出せ、と。
野良やよは、駆けだした。弱っていたのだろう、少しふらついていたが、その希望にすがったのだ。
野良やよはやり遂げた。男の求めるものを差し出すと、男はその建物の中にやよを連れて行ったのだ。
それを見ていた別のやよによって、その話は瞬く間にやよたちの間に広まった。
温かい建物の中に行ける。それだけでも野良のやよたちにとっては希望だった。
次の日には、その建物の前には、やよたちが集うようになった。
男は、面食らったような顔をしていたが、笑顔を浮かべると声をかけたのだった。
しかし、細かい条件は言わない。
差し出した小銭から、男が満足する量を思ってきたやよだけが建物の中へと入れた。
十円一枚だけでは無理だった。
やよたちは必死になって小銭を探すようになった。
一枚でも得られれば幸せになれるモノから、楽園への引き換え券となったのだ。
しゃぶるためのモノから本来の役割への物をやよが学んだ時だった。
しかし、それは一枚あれば満足するものから集めため込むものへと変化していったのだ。
街に落ちている小銭などたかが知れている。
それを探すために時に野良やよたちの死亡率は確実に上昇した。
食料よりも小銭を求めるようになったのだ。
時には、人間が落としたものをかすめ取ったりした。相手が悪ければ大けがが、最悪では死が待っていることもある。
小銭探しに夢中になるあまり交通事故に遭う、やよもあとを絶たなかった。
だが、なによりも大きな変化があった。
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「うっうーーーー!!」
「うぅーーー!!」
やよたちが取っ組み合い、争い合っていた。
じゃれあいなどではない。ほとんど殺傷能力のない足と歯しか持たないやよだが、どちらも体から血を流していた。
温厚なやよが争うことなどほとんどなかったのだ。いままでは。
しかし、落ちている小銭は有限。ならばどうすればいいのか。
あるやよが気づき、それを実行してしまったあとは、もう収まりがつかなくなっていった。
なければ、あるところから取ればいい、と。
だが、その建物前ではやよたちは争わない。
ある日、小銭を奪い合って騒ぎになっていた。
今まで、毎日、空が太陽の中天に上るころ姿を見せていた男が出てこなかったのだ。
やよたちは、その楽園の前では争うことを止めたのだ。
しかし、それは何時いかなる時に襲い襲われるかわからない状況を作り出してしまった。
「うぅーーーーっ!!」
噛みつかれたやよが倒れこんだ。
「うー!!」
それでもあきらめないのか、噛みついたやよの頭をぺしぺしと叩いていた。
短く、指も発達してないような前足ではダメージが通らないのか、放す様子もない。それどころか、その抵抗に噛みつく力をより強めていった。
やよの手から力が抜ける。死んだのだ。
同族殺しとなったやよは、小銭を奪い取る。
このころには、もう大体必要な枚数はわかっていた。
これで、届いたのかやよは小銭を握りしめた。
その時だった。
油断なのだろう。
一匹のやよが手にした石ころで、勝利者のやよを襲ったのだ。
漁夫の利を得ようと一匹になるのを待っていたのだ。
石ころで滅多打ちにされたやよ。
転がる小銭をもって走り去っていく後ろ姿を、かすれゆく目で追うが、やよには体を動かす力はもうなかった。
束の間の勝利者も一瞬で、その屍をさらすことになった。
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日に日に、やよたちは荒んでいく。生きていくことに、金の奪い合いが追加されたためだ。
路地裏に集まる数も減っていた。
男はほぼ毎日やよたちを建物へと連れて行った。全体の数が減ってきているのだろうか。
小銭の奪い合いなどでも数を減らしてきている。
百円。五十円が二枚。十円玉で八十円。
皆ボロボロになりながら、期待した目で男に小銭を差し出す。
男は、八十円を超えた小銭を持つやよたちからそれを受け取ると、やよたちを引き連れて建物の中へと入っていった。
楽園は、拍子抜けするほどなんていうことのない廊下だった。
しかし、熱くもなければ寒くもない。それだけでも、外とは天地の差だった。
連れてこられた部屋にはいくつもの檻。
中には、犬猫などの動物たち。中には、ぷちどるもいた。
あふぅやゆきぽが多かった。
「うー?」
やよが男を見上げる。
ここは一体なんなのか、そうたずねているようだった。
男は、やよたちを開いている檻へと押し込める。
「うーっ!」
戸を閉められそうになったため、させじと飛び出そうとする。が、男は慌てることなく十円玉を檻の奥へと投げ込んだ。
「うーっ!」
打って変わって喜びをはらんだ声でやよたちは檻の奥へと走っていく。
先ほど、一匹のやよが渡した小銭だというのに。
十円を巡って争っている間に、檻は閉められた。
男は振り返ることもなく部屋から出ていった。
「おい、まだこんなことをしているのか」
男の同僚が声をかけてきた。そこには男を非難する色はなかった。
「ん、まぁな」
男も軽く答える。今頃は、炭酸ガスが充満してきているはずだ。
「ほら、見ろよ」
手のひらには、汚れた硬貨がいくつか乗せられていた。
「自分の始末料を律儀に持ってきてくれるんだよ」
その小銭を募金箱に入れると、男は言った。
「今頃は楽園に逝っているさ」
おしまい。
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おつ
やよ同士の喧嘩とか醜くて見るに耐えないだろうなw
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