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Romance　with　Artificial　Ｉntelligence

1： ◆OXWzYU0s4c：2015/01/12(月) 21:54:23 ID:VWyhir2k0



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　　　　　　 │　　　  Romance　with　Artificial　Ｉntelligence　　　　 │
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　　　　　　 　 　 _,ﾚイ}ﾍ　　　!_r_￣〉; ; |／; ; ; ;/　　 ┃　　　●投下ペースは非常にゆっくりです、　　　　　　　　　　　　 　 　 ┃
　　　　　　　　 {; ; ; ; !__ゝ、　〉; ;ヽ; ; ／／; ; ;ｲ､　　 ┃　 　 　 遅い時は一ヶ月に１回ぐらいになると思います。　　　　　　　  ┃
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　　　　 　 〈:::::＼ｰ イ; ゝ;く ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;/､　　　 　 ┃　　　●過激で直接的な描写は無いですが、　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┃
　　　　　　 ∨:::::::>´;ﾚ ; ; ⌒ヽ; ; ; ; ;ﾍ; ; /; L　　　　  ┃　　　　  ロボットの人権を問題にするような場面が少しあります。　　 ┃
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2： ◆OXWzYU0s4c：2015/01/12(月) 21:54:55 ID:VWyhir2k0
機械とヒトの垣根を越えた恋愛を軸にして、周りの人間模様を描いていく感じの作品です
よろしくお願いします

１１時半頃からの投下になります

3：名無しの村人さん：2015/01/12(月) 22:01:29 ID:yfvAHmac0
新鮮なスレだぜ、ﾋｬｯﾊｰ
……いつかの予告スレで見たことあるような？
違ったら失礼、――期待！

4： ◆OXWzYU0s4c：2015/01/12(月) 22:05:13 ID:VWyhir2k0
宣言所の方では打ち込みミスって全く違う酉が出てしまいましたが、これが正しい酉です
混乱させてしまってごめんなさい

5：名無しの村人さん：2015/01/12(月) 22:07:06 ID:tSrfc.5c0
とりあえず期待

6：名無しの村人さん：2015/01/12(月) 22:10:24 ID:HWX5t3Ic0
ドジっ子の>>1がいると聞いて

7：名無しの村人さん：2015/01/12(月) 22:49:53 ID:Vt9mu9/o0
こりゃまた気になるのが

8： ◆OXWzYU0s4c：2015/01/12(月) 23:30:39 ID:VWyhir2k0
では１話の投下をば
最初の話は展開が早いというか、割とあっさりめです

9： ◆OXWzYU0s4c：2015/01/12(月) 23:30:51 ID:VWyhir2k0








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　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　 │　　　　 時は、２０３０年代――　　　　　 │
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10： ◆OXWzYU0s4c：2015/01/12(月) 23:31:16 ID:VWyhir2k0




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　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　│　　　目まぐるしいほどの発展こそ、とうの昔に終わりを告げたものの……　　　　　　　　　　　　  │
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　　　│　　　滞りなく進められてきた科学の進歩が、依然人類の生活を向上させ続けている時代。　　 │
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　　　　　　 　 ＿ ＿j[]j_三三三三:|　　 ＿_ _jiiiiiiiｉ|lllllllllllllllllll{[］}　　　　|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ r──┬─t ++＿_|　　　 |日日日日|
L　　 　 　 　 |iiiiii|llllllllllll|三三三三|＿,.|llllllll|iii|_iiiii|llllllllllllｉ丁￣丁i 　 H|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ |i i i i i |i i i |++｢iiiiiiｉ|ｉ　|￣￣￣￣|日|
⊥._　　　　　 |iiiiii|llllllllllll|三三三::|￣￣|llllllll|iii|￣||llllllllllll|├─┤|￣|H|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ |￣￣｀|￣｀|++|iiiiiiiｉ|kｚ| ﾛﾛﾛﾛﾛﾛ |日|
iiiiiiii|　「三三 |iiiiii|llllllllllll|zL..L|￣:|＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─┤|≡|H|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|￣￣|iii|:::::| ﾛﾛﾛﾛﾛﾛ |＿|_ __
iiiiii⊥.」三:r──────ｰ | ﾛ |＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─|￣￣￣￣￣￣|￣￣|j |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|====|iii|:::::| ﾛﾛﾛﾛﾛﾛ |llllllll|iiiｉ|
ｆｴ| lﾕﾕ |/| ｌｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺ | ﾛ |＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─|三三三三三三|≡≡|j |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|====|iii|￣￣| ﾛﾛﾛ ,.rfニマiii|
7ﾐ| 「厂厂| ｌｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺ | ﾛ |＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─|三三三三三三|≡≡|j |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|====|iii|＝＝| ﾛﾛ xzk㌍ﾐHiiｉ|


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11： ◆OXWzYU0s4c：2015/01/12(月) 23:31:34 ID:VWyhir2k0




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　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　│　　　都市部の街並みも、およそ３０年前と比較して劇的な変化はない。　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　│　　　……でも、それまでには確かに存在しなかったモノを、街中でちらほらと見掛けることができる。　　 │
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　　　　　ゞ,;;ゞ ;;　ll ll ll ll ii ii|と_ノ|゛ヾ|　 　 l／￣|::::::::::::|￣|'i　　l~||　|／ ,;;ｰ''|＋＋＋＋＋| |　｜
　　　　　ゞゞ ;ヾゞ '''―,,,,＿.|｢愛 |!!llii|　 .／／￣|::|￣|::|￣|'|~| ゞヾ; ゞ-''.,;;ｰ''|＿＿＿＿＿|_| ヾ|
　　　　　;ゞ ゞヾ ;ゞゞ ｌ ll ii ii|;;;;|ヽ|゛ヾ|／l／／|iiii|::|2c|::|　 |'| ,,ヾ;;ゞゞ ゞ .,;;ｰ''|;;Ｇ;;从∧＿/| |　｜
　　　　　,,ヾヾ ;;ゞヾ.二ニ二|￣､ |!!llii|／l／　 |iiii|::|..H|::|　 |' ゞゞ ;;;ヾゞ; ゞ 　 |;;;; i'()（∀‘.:;;;|_|　｜
　　　　　; ヾ ;;ゞ;ゞヾ |_|::::::::ｉ|フ.'''.|゛ヾ|　, ;;ゞヾ;ゞ |::|＿|::|　ゞ;; ゞゞ ゞヾ;;ゞ　／|从)),､∩∩.:;;| | ヾ|
　　　　　;ゞヾ ヾ ゞ . ;ｱ,,ﾐ《 ,|;;;;;､;;|!!llii|　ヾ ゞ ゞヾ|::=-= ,,ゞ;;ヾゞ ゞ;ヾ ゞゞ､ ／|￣￣￣￣￣|_|　｜
　　　　　ゞゞ ;ヾゞ　.二ニ二|￣~'l.゛ヾ| ゞゞ;;ヾ; ゞゞ === ゞゞ ゞ ;;ゞゞlｉlﾉ"／　 |二二二二二| |　｜
　　　　　;ゞゞ ;;ゞゞ. ￣￣￣|＿__|!!ｌlｉi|　'',､,､iﾉ　　 ,､,､,､,､　　ヾlil,'' ゛|i|'　 ,,iil|| | ______________ |_| ヾ|
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　　　　　──-､ ================　 （ ´Д｀ ）uu uu 　 (　 ) (　 （　　　,,）　　,､,､,､,､　('jｺ')
　　　　　□ □ 'ｰ､――――――‐ ‐　 （　　　　）　　　　　 uu　　　（　　　 ）　 ﾐﾌ' (ﾌ' ) <　)
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　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 （＿人＿）　　　　　　　　　　し 'ヽ＿）


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12： ◆OXWzYU0s4c：2015/01/12(月) 23:31:59 ID:VWyhir2k0




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　　　　│　　　――それはずばり、ロボットと呼ばれる物たちだ。　　　　  │
　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　,　　　 ￣　 、　　　　 〃〃
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／| |　　　　　／/＼　　 ,＝ﾃ、
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　｜|＿　＿ / /　　 ヽ /川//
　　　　　　　　　＿　　　　　 ,-,ー （(()）ヽ ＿｀―- 、/^ヽ／
　　　　　　　　/ ,??ー-　、　|[: === テ- '（( )）＝= l ： .（)）
　　　　　　　 ﾊ//／　　　　ヽ、――(O))⌒――― '_ー　―
　　　　　　　ー'　　　　　　　|c|￣ヽ――――――' ＼）。　　　＼
　　　　　　/　　　　　　　 　 | .|＿_　＼lニコ　　　　　　 ＼。　　 　 |
　　　　　　|o⌒o　　　　　 /c/Eヨ| |　 / 二二ニﾆ―――、。 。　/
　　　　　　ヽ⌒|＼＼＿／／ |Eヨ| | / /　　　／／￣￣ l | |　＿（
　　　　　　　　 | ／^ 二_ノ 　 ===' / /,へ＼二＿＿＿_二＼　 /
　　　　　　 　 / 　 　./|| ト＿＿＿// へ　//￣￣￣￣￣￣|　 |
　　　　　　/⌒ヽ＼ .|=U=| |　　　 ||　＿ //⊂ニニニニニ⊃|　 |
　　　　　　|　　 | |/ |》‖《|_|　　　 |　　 /　　　　　　　　　　　|　 |
　　　　　　ヽ／/⌒|-廿-'||ｺ 　 　 |　 / ⊂ニニニニニニ⊃/―ヽ
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13： ◆OXWzYU0s4c：2015/01/12(月) 23:32:33 ID:VWyhir2k0




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　　　  │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　＿|r │　　　俗に『ワークマン』と総称されている業務用ロボットたちは、　　 　 　 　 　 │
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　｜|r │　　　目的ごとに様々な機種が生産されており、至る所に配備されている。　　 │
　｜|Ｌ │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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　｜||_Ｌ ┏────────────────────────────―──────┓
　｜|r ､ │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
　｜|<　 │　　　……世の人々もそれに対して疑問を抱くことはない。　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
　｜|＿ │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
　冂l [l[l │　　　既に１０年以上前には受け入れられていて、当たり前の事実となっていた。　 　 │
　|l |匚  │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　|l |ｌ　|  ┗───────────────────────────────―───┛
　|l |匚　　 ＿|l|　　　 |　 匚|匚|ｌＤ|匚|匚||・|l| 、　　　　　　 　 　 　 |l_| |　ｌ|／|幵l|L　　＿＿　　　＿＿＿＿＿＿
　|l |ｌ　| 　 匚_ |　　　 |　 匚|匚| Ｖ|匚|匚||；|l| l|　　 　 　 　 　 　 ＿|l | |　fｱfEEEｌ }|ｒ'|i||'z| |´]｡ ｒ'´_ ＿＿　 ＬＬＬＬ| |
　|l |匚　　 ＿|l|　　　 |　 匚|匚|ｌＤl l|／＾ﾟ ：|l| l|┐　 　 　 　 ┌/「￣￣￣|ｘ'|EEE| ||ｒ'|l||'･| | |　 | _| || 万 ||_ ＬＬＬＬ| |
　|l |ｌ　| 　 匚_ |　　　 |　 匚|匚|￣|‖|匚|凵l|「|r|_　　_ _ _ _r‐| |｜l _　_　_｢ｭ[ ｭ ｭ| ||ｒ'|l　　 |´]｡ ｒ' | |l　　 ||_ ＬＬＬＬ| |
　|l |匚　　 ＿|l|　　　 |　 匚|匚|匚|‖|匚|　 l| 二／＾ﾟ　二二二二二二二|'ｭ[ ｭ ｭ| ||ｒ　ﾟ＾＼､ 'r┤ｌ| || 世 ||ﾍ.  ＬＬＬ| |
　|l_l＿|＿_匚_ |　　　 |　　　　　＿_‖_ _ |　 l|┴‖┴┴┴┴┴┴┴┴‐ｒ'´｢￣ﾐ￣|ｒ'ｌ｣|l.　　　　　　 　 ／V　.ＬＬＬ| |
　＿＿＿_ｒ'´_|l|　　　 | }三{ _ l｢ヽ_ ‖＿_ヽ _| ｌ｣‖tr｢ |l ｨｼﾄr「,ｲﾄl| …|｢ |ｔ：|　,幺､ | -┐ ,-―､___/yt,.ﾍ _/ _ＳＥGA_|
　三　|　 ｢三 ‖　　　|}三三{　r‐　‖‐┐　 l| |｢‖r|rrｨｲﾐｿ、ﾐミ彡｡．｣|_l|__l|ﾆ'ｲiト､|二. ' !ﾛi　∠．.~Ｙ,／/ 　 GiG０二
　三　|　 |三=‖　＿｜}三三{ |￣ ‖　l|　　l|_/'｣|ｧ flfl',fl'fl' fl'fi'ffi' fi fi ｰ-= ､ _ i|  _______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ　＿________ |
　＝＝＝＝＝ ＝＝ ＝ ,､_,､＝＝_｣|,､_,､_ ＝─ '′ A　 fﾆl　A　　A 　 fﾆl..　　 /i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ　/Ei/i**i∧＼
　　　　　　　 　 　 　 　 ( ´∀)　　　(　　 )　　　　　　　 　 ∧＿∧　　　　　　　  ﾍ￣￣l !√/了/√￣ゝ、| ￣￣￣/.../
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ~^^'-'-"　_,[〓l二l〓７/；\|ll.警視庁.lll■|
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14： ◆OXWzYU0s4c：2015/01/12(月) 23:32:59 ID:VWyhir2k0



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　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 │
　　│　　　しかし、ロボット技術の成長もまた、頭打ちしているのが現状だった。　　　  │
　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
　　│　　　……人工知能の開発が円滑に進められなかったのである。　　　　　　　 　 │
　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　|
　　┗───────────────────────────────―─┛

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　__/ﾑ＼　　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 , '´//￣＞｀´": : : : : : ｀ ー‐-- 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: ://／": : : : : : : : : : ": : : : : : : : ＼ 　,.-
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　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /: :/: : : :′: :/: : : : : : ／/: :ﾊ　　 ＼　　V -〈: : : : :人
　　　　　　　　　　　　　　　./:::///::/: : : /:/_____/　// /　',　ハ　'.　　ﾄ､: :＼: :|: :|: :|
　　　　　　　　 　 　 　 　 /: : :{.{/ ﾊ: : : : :７　/ / ｀/: : /ﾚノﾚヽ: :|: :| |: :人: : : //从|
　　　　　.　　 　 　 　 　 /: :ﾉ从/ {i : :l : ﾊ　ｆﾃｧz､{: : {　　 ____ヽ:ヽ : :/ : : : : ///: : :|
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　　　　　　　　　　　 ,′ : : : : : /:: : :/ ! |」」　""　,　　 　　　""./ : :/| : : : : :|: : : : : :|
　　　　　.　　　　 　 ′: : : : : :/: : : 厶匕/__ヽ　　v‐　、 　 　 /: :／/: : : : : :|: : : : : :|
　　　　　　　　　　 ′: : : : : :/: : : : : | ＿`⊆二⊇ヽ..ノ　　.／／.　/: : : : : : : : : : : : .|
　　　　　.　　　　 /: : : : : : :/ : : : : ／ 　　／厂┤`ｰ‐ｧ 彡彦 　 /: : : : : : :| : : : : : : |
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　　┏──────────────────────────────────―――――┓
　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　│　　　いくら人間のような外見を作ることが出来ても、見合うだけの中身はまるで伴わない。　　  │
　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　│　　　……与えられた刺激に対し、決まった定型文での反応しかできないのだから。　　　　　　 │
　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　┗──────────────────────────―――――────────┛


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15： ◆OXWzYU0s4c：2015/01/12(月) 23:33:47 ID:VWyhir2k0









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　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　│　　　 ヒトと同じように自分で考え、ヒトと同じように感情で行動する。　　　　  │
　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　┗────────────────────────────―──┛
　　┏──────────────────―――――――――――──────────――――――─―─┓
　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　│　　　これは、そんなロボットがまだまだ絵空事であると信じられていた世界の、とある『二人』の物語である――　　　 │
　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　┗─────────────────────────────――――――――――――─――――――┛







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