◆3ITA5BuLTsの粘土板 - 1427598478

1：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/03/29(日) 12:07:58 ID:X7cB6Ljw0: 基本ルールは以下を参照でお願いします

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ここの板の基本ルール(2013年9月改定)
1　本スレでの予想は禁止、雑談は基本避難所で
　　→内容が投下内容の本筋に沿わないもの、3行以上の長文等は禁止です
　　　安価付雑談は全て避難所でお願い致します。
2　補足説明はok
　　・そこから発展した議論と雑談は避難所でやること。
3　誤字、脱字に関する書き込みは推奨
　　→訂正元についての安価をつけて下さい
4　自治不要
　　→違反者はその都度☆凜(>>1)が対処するから自治レスは禁止

その他、雑談所で自重するように言われたもの
*共産主義、資本主義等の**主義関連、宗教関連
　その他加熱し易い話題は禁止。
　他スレの話題は常識の範囲内で許可。
みんな仲良くの原則に外れそうな話題はやめましょう。

作者さんより　「少しの気遣いでみんなが幸せになれるという事です。」

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シベリア鉄道が開通しました、目に余る予想や中傷はこちらへ書き込んでください
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1413206654/
297：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 18:11:25 ID:WYL8an1c0: 肉が食いたくなったので、近場のスーパーでアメリカンソーセージ買ってきたw
298：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 18:17:09 ID:fmx1KrG20: 乙でした。

ふと思ったが、孕んだ後でも、同じように食えるのだろうか？燻製の匂いで悪阻そうだがw
299：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 18:23:22 ID:G5Ufi8oc0: 狩場で必ず獲物と出会う加護でもあるのか
しとめないと次から倍々で現れる呪いとセットだと面白いな
300：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 18:35:14 ID:NoepArTw0: 乙
肉（欲）の処理かｗ
301：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 18:35:40 ID:HqN.JzVw0: 乙
最初はただの猟師話かと思いきや冒険者世界だったでゴザルｗ
302：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 18:39:43 ID:26uVLVH60: 乙でした。
ドボルベルクの背中のコブは珍味中の珍味だから食ってみたいなｗ
303：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 19:25:00 ID:rpxK6V9s0: 乙ー
やる夫、圧倒的勝ち組ｗ
304：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 19:30:19 ID:4xvvXgfE0: というかアチャ夫、子沢山ってお相手誰ですか？ｗ
虎さん？桜さん？凛さん？
305：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 19:35:53 ID:w2uSxKqk0: ＞子沢山なアチャー
多分嫁の頭数が多い
306：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 19:38:35 ID:4xvvXgfE0: 全部ですかぁ～!
307：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 20:04:21 ID:P7EQe4CU0: 隣の村は喜んでるだろな
やる夫が娶ってくれなきゃ村が食いつぶされてたって
308：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 20:08:51 ID:RDKQWMi.0: 乙
こっちのセイバーは蝗と違って許せるなｗ
309：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 20:26:00 ID:R6sVf2R60: やる夫強っ
310：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 20:32:18 ID:CHprTYlM0: 乙
この圧倒的なベーコン押しはなんなのかｗ
311：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 20:44:45 ID:WYL8an1c0: バラ肉はハムに向かないからしょうがないんだよ
(脂が多いと腐りやすい)
312：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 23:01:03 ID:eUDr8aU60: 一瞬、山賊ダイアリーかとｗｗ
313：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 23:21:09 ID:NA/UCbvI0: >>312
思ったｗｗ
314：名無しの読者さん：2015/04/05(日) 23:39:52 ID:QXG6h3F60: 途中から、ああモンハン世界なのかと納得したｗ
315：名無しの読者さん：2015/04/06(月) 10:47:00 ID:K/oyEypY0: 換金部位は革や骨だけど、仕留めた獲物無駄にするのを許さないタイプか。
実際の狩りでも、全部回収しないから(欲しがるもの居ないと)。
316：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:34:54 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
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　　　　　　　　　　　　　　　ハッ　 l/|　l /ヽ l｀　ヽ l '´ヽ! ＼ ! 　 !　　/| |
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　　　　　　　　　/　ヽヽ　　＼　　ﾄ､l　!:::C　　　　 !::::::::C | 　ﾄ､ノ/く
　　　　　　　　（＿＿ _　　　　＜　　 ! T ｀ｰ'　　　　　｀ー‐'´| 　 |｀ }/_ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　|　l 〃"　　　　　　 "〃ｲ　 / ノT
　　　　　　　　　　　　　　　　　フ　　ﾄ､ト､　　　＿　　u ノ/　/<｀ｰ'
　　　　　　　　　　　＼　　　　　⌒ｊ　　ヽﾄl｀丶､_ (､　ヽ_,. ..::'"l /:::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　/ T￣　_ト､:/ｲヽ::::::::',
　　　　　　　　　　　　　　',　　　　　　　　　　　　jｲ´L　'´　　ヽ::|　L:_:::」
　　　　　　　　　き　　　　ヽ　　　　　　　　 ,　' ´/ ィ´:}　　　／｀丶､
　　　　　　　　　　ゅ　　　/　　　　　　　　/　　j/:::Τ:ヽ　 /　　　　ヽ
　　　　　　　　　　る　　└ ､　　　　　　ｲ　/／::::ｲ |::::::ヽ/　　　　/　　ヽ
　　　　　　　　　　　　る　　 |　　　　　 /l /<:_:::::/! |:!:::::::::>　　　/　　　 ',
　　　　　　　　　　　　　る　｀l　　　 / ィ　　 7:::l　!:｀T´　　　ｲ　　　　　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ_　　/　 |　　/:::::|　|::::|　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　｀ｰ'　└ '

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「やる夫は狩人のようですセイバーside」
317：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:35:40 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´ ￣｀ヾ.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_il __ __ __
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. -＜ .ﾉ　´⌒ヽ｀ヽ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,イ´　　　　/　　　　ヽ　ヽハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / // 　 / /i　 !　＼　　',　 ! i ﾄ.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ' ij　 / /　i　.|＼___ヽ　i.　| l iﾉ}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イｌ　/⌒　ヽ.j　´V ｀ Vｌ　| iﾒ! }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |l V === 、　　 ___　　| l　|ﾉﾒｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |ｌ⊂⊃　　　　　￣｀ヾ| l　ト.ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |l人,. --一- 、 ⊂⊃ l i ｲノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |i／;:,. = .;: ;:/i 　　 ,ｨ| ilﾘ >
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::://⌒);:;:/ ﾉ--＜ﾚ'ﾙ' |´
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂ー‐:';:;:／「＼ﾉ　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フ入i」Ｌ!__ __　__ ノi
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /´｀ト、 _,. - '´__ `ー‐‐ --- ‐‐ '!
　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　l　ﾊ　Y´　 Y´　｀ﾄ、　　　　 ,'
　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 | i　i　ｌ.　　|.　　 | iﾄ. 　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　ト--! l _レ'⌒ー|.　　 | ll i＼_／
　　　　　　　　　　　　　　　　　 `ー' ´ 　　　　ト‐‐.ﾉ'´￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　私は小さい頃から直ぐにお腹が空く子で

　　　　　　　　　　　　　　　　　　おまけに大人顔負けの量を食べる子だった。
318：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:36:02 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　＿,-､,-､　／'⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　 ,/,r'´ ￣｀（＞、
　　　　　　　　　　　　　〈/　　 /　　　,　ヽ＼
　　　　　　　　　　　　　〈ゝ､!. ｣__/_｣ｲﾊ- .}ヽ!
　　　　　　　　　　　　　〈ヽ_j ,ｨｆﾃｉヽ' fﾃ〉ﾉ）ﾉ　　　　　　　　母上、
　　　　　　　　o 　　／Vﾋ| oゞﾟ'.､､､`ﾟ'!ﾚ' ,､_＿_
　　　　　　　　o　　　ヽミ:｀'lj　|､｡-‐ ィ k'´ ラ三.＼　　　　ご飯がもうありません。
　　　　　　　　 o　　　　〉ﾐ:ｒ､jＮ二i夭},|Ｎ }'´　　　｀ヽ　
.　　　　　　 ┬┬ 　　￣　 },ｒ'⌒ 仆{.　 !　 ○　　:. |
.　　　　　　｜｜　　　　 i　　ｲ　｀ヽ / 　　　 //
　　　　　　　　　　　　　　　　l　　ハ　 i/≫＝＝≪
　　　　　　　　　　　　　　　　l　 ,'{､_j＿j,《＿＿＿__》、
　　　　　　　　　　　　　　　 /　 i人三ﾆ}! ￣｀Ｈ´￣ :|
　　　　　　　　　　　　　　　〈　　{｀'ｰｰ‐'|　　凵　　 :|――――――‐
　　　　　　　　　　　　　　　 i＿_j.:.:.;'　 :. l､＿_j_i＿_.ノ
　　　　　　　　　　　　　　　〈____ｒ'ｰ'⌒ヽ..l＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　 / .:.:￣｀ｰ.:':　! ― 、　r‐‐ ､｀Y´ ,r‐ ､　 ,r
　　　　　　　　　　　　　　 / .:.:.:.:.;' 　 :　　!　　 i　 |　　 i　|　i　　 |　 i
　　　　　　　　　　　　　　/ .:.:.:.:.:;' 　 .:　　:l　　 l 　|　　 l　|　l　　 |　 |
　　　　　　　　　　　　　/　:.:.:.:.:,'　　:.:　　 l　　.ｌ　 |　　 l　|　l　　 |　 |
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　　　　　　　　　　　〈 .:.: :.:.:.:,'　 :. :.:.:　　|｣　　| 　|　　 |　:　l　　 |　 |
　　　　　　　　　　　　｀ー ‐--ｒ―ｒｒ―'´　　　j 　j 　　j　:　j　　 |　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　|::::::l:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　|::::::|ﾍ__＿___
　　　　　　　　　　　　　　　,r‐〈::::,r'⌒ヽ､: : :｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　（. : : :V. : : : : : ヽー‐'
　　　　　　　　　　　　　　　｀ー '｀ｰ ―― '　　　　　　　,/: :/ /: :_ノ｀⌒´￣｀ー<_/ /: : :/: : : /:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'ｰ‐/_/ｰ7　＼　　　　 ,／　＼ｨ: : : /: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: : :./ ,.===､"　　 '',===-､　＼::/: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, - ‐'ｰ―┴っ===''　, 　　ﾞ===ｧﾆヽ--/:_:_:_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ‐〃 !.フ,'　　　 ,┬┬┬-,　　　｀￣/‐:‐:‐:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_ ／l 　　 ∧l___!__|_ノ| 　　　 /:ｨ: : :∠　　おやつをつまむ感覚で
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　 ,|　　　,'　　　ｒ‐,ﾉ!　　　　〃"ｰ彡、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└― ''"!　　　|　＿ ,.┴ ､」　　　 "　 /　　　　　一升飯を平らげるなぁ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　λ.　　ﾚ／　　　 !　　　　　, 'ーァ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::!ゝ　　ﾄ､＿＿＿ｨ|　　　　ﾉ: : : :｀:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: :）-＼└┴┴┴'‐'　　／/: : : : :;.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !:/　冫: ＞､　　　 _　- ｲ::/⌒〉_;. ,ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,|'　　/: : : : : :|　￣　　　 |/　 /: : :､_|_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ﾃ　 !￣￣ﾌ'|　　　　　ﾉ　　|´￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　十歳を過ぎた頃には既に家族で一番食べるようになっていた。
319：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:36:42 ID:SVauYWBI0: : : : : : : : : : : : : :!: : : : |: : : :_!:}
: : : : : : ! : : : : : :|＿,レ'´￣Ｌ}
: : : : : : !: : : : : : |　| |ﾄ､｜| | ;
: : : : : : |: : : : : : |　| ||　ﾄ､｣ ;　　　　　できる夫や！
: : : /⌒ﾍ: : :: : : |　 -===- | ;
: : : { ⌒い: :|: : :.|　u　　　　＼ ;　　　　さっさと嫁にやらんと我が家が
: : : .＼ヽ　｀^^^`　 r― ￢　　} ;
八: : : :`￢.　　　　 |　　　 |　/　　　　　食いつぶされるぞ！
: : ヽ: : : :.∧　　　　|　　　 |ノ
: : : |＼_ノ＿＼.　　|　　　 |　　　　　　　器量は抜群なんじゃ、どこでもイケるじゃろ！
: : :√:/´　　＼:ﾊ.‐1　　　ｉ
: :/::::/　　　　　Vﾍ└‐‐ ┘fY'} ;　　　　
:/::::/　　　　　　 }:∧　/7rく. }ﾉ　/7-､/7 ;
:::::/　　　　　　　|: :.ﾊ/　-‐'ノ／ Y^Y ﾑク ;
:::::| 　　　　　　　!: : :.|　　ノ /　　'´/ ／ ;

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ﾉ　　ー　　　　＼　　　あの子を嫁にするには
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ ●）　（ ●）　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 　　 '　　　　　　　　 |　　相応に稼ぐ相手じゃないと難しいでしょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　￣`　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　ヽ　　ウチの村には知れ渡ってます、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つてを当たってみますが…

　　　　　　　　　　　　　　父と母の諍いの原因は大体の嫁ぎ先が原因の事が多かった。
320：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:37:00 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,-‐‐-､
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,r",r'￣`7ｰ`￣￣ `ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ´　,r'´'´　　　　　　 ''`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　,f,.'　,'　 ,'　i　i　',　 `、 `、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 f.,'　,i'　 i　 i'i　!　.i,　　i　 .i
　　　　　　　　　　　　　　　　　 i i　,i　 ,i　 i .i　i,　 i,　 .i　 .!
　　　　　　　　　　　　　　　　　 i ヽi､__,i,,!-i'　i,ｰi､,,,,i､__i　 .i　
　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　 i　ヽ! ヽ!　ヽ,!` ､i`､!　 .!
　　　　　　　　　　　　　　　　　 i ;　i`ｰ-‐'　　　`ー-‐' i　; i　１日５合ではひもじいです…
　　　　　　　　　　　　　　　　　 i ;　i'､///　　　 ///　,'i　 ;.!
　　　　　　　　　　　　　　　　　 i ;　i>ヽ、　　_　　　／-!　;/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 i, ;　!ヾ,;/`iｰ--‐i'´ヾ;,/i ./
　　　　　　　　　　　　.　　　　　 i,_i, i;;;</ `ｰ'7k''´'`､;i;;;ﾚ,_
　　　　　　　　　　　　　　　　　,r'　ヽ!　_>-ｰi''''iｰ-<　 f´　`、
　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　 `､ヾ:.:,r'7-iヾ.:.:.`;/　　　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　 ', `i-"!　!:.i`ｰ'/　　　　!
　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　　　.', ,!:.:i　 !:.:i,./　　　　 ,!
　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　　　 .',ー'　ー`!　　,'　　,!
　　　　　　　　　　　　.　　　　　i　　　　　',　　　　,'　 ,.'　　 !
　　　　　　　　　　　　.　　　　　ヽ　　　　 .',　　　,'　,.'　　　,!

　　　　　　　　　　　　結婚適齢期になる頃には自主的に食事量を減らしたものの…

　　　　　　　　　　　　毎日お腹が空いてひもじい日々を過ごしていた。
321：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:37:32 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /l／　|／!／￣/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／!／^　　　　　　　　フ
　　　　　　　　　　　　　　　　　∧!　　　　　　　　　　　　　｀¨＞
　　　　　　　　　　　　　　ト､|ヽ　　　　　　　　　　　　　　＜＿_
　　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　　　 _　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　＿iヽ　　　　　　　　 /ﾍヽ彡ｧ　　　　　¨＞
　　　　　　　　　　　　＼　　　 ∧　　　 ,.=-〈〈　 /、　　　　　　｀>
　　　　　　　　　　　　　 _>::ﾚwﾄ〈-､w-'"^　　〉)　　77_　　　　　/　　　　嫁ぎ先のアテがある。
　　　　　　　　　　　　　　 7::::::l　｀　､　i　　　 '´　,／7 i　 ,ヘ　　ﾞ7_
　　　　　　　　　　　　　　ﾞレ:::l_　､ i 〈 /　　　／__^ﾞ　ﾞl　〉ﾞ〉〉　／
　　　　　　　　　　　　　　　　{::〉ﾆ､=､ﾞj /__,.=ｨ弋ソ¨　　 ', ﾄ‐ j　　ヽ、
　　　　　　　　　　　 .　　　 ¨ﾍヽﾞ='>li　¨ｰ＝¨　　　　/∨ﾌ/　　ヾ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　 ll　　　　　　 '　├‐ﾍ　　ﾊﾞ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ　 ll　　　　　　　　 l　　ヾヾ､¨ヽ--､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',　ﾞヾフ＿　　　　　 j　　　　　　ヽ、　｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ヽ,　ヽ,¨─,>　　／:::j　　　ﾄ､　　　ヽ､
　　　　　　　　　　　 .　　　　／　　l ﾍ　_,ニ´ _ノ／/i:::/　　} 　ヾ,ヽ,
　　　　　　　　　　　　　　　／　　 i. l　',ﾍ､＿＿,／:::/ //　　 j　　　ヾ,｀ヽ､_
　　　　　　　　　　　　　　／　　　　l. l　 ',:::::::::::::::__／　/　　　/l　　　　｀ヽ=-
　　　　　　　　　　　 . ／⌒ヽ、 _／　'　　',:::::::::〔　　 /　　 /::ヽ、_,.-‐'"／

　　　　　　　　　　　そんな時に婿の話を持って来たのは隣の村の村長さんだった。
322：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:37:55 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　　　　／　　─　　 ─＼
　　　　　　　　／　　（●）　（●）＼
　　　　　　　　 |　　　　　（__人__）　　　|　　　　どうぞ、
　　　　　　　　＼　　　　｀ ⌒´　　／
　　　　　　　　　　＞-、　__ー‐_,. ≦　　　　　　ソーセージとジャガイモのポトフです。
　　　　　　　　／、　i:::|__∠ヽ＿|::! ｀ヽ
　　　　　　　ノ　　ヽ j::０::::::::::::::O::| 　ハ
　　　　　　/　　､__ｲ」::::::::::::::::::::::::::Li/ i　ヽ
　　　　　ｿ　　　　ﾌ:::::ｒ‐､:::::::::::::::::::::V　__ `,
　　　　　 l '´￣メ,ｒ=ヽ___ヽﾍ________＿{'´-､ヽ}
　　　　　 i 　　:{´､ヽｨ'￣￣￣￣￣￣|ｒ)ノ｀!ｊ
　　　　　ゝ,＿_ﾍ `ﾆぅ　　　　　　　|=ﾆソ
　　　　　　　　|::::::｀┤＿＿＿＿＿___ｊ::T´
　　　　　　　　|::::::i:::::::::!ヽ、::::::::::::ノ::/::: |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　｀ヽ !_....　-─-　.._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　 -一,　　　　　　　　、｀''ヽ,,_, へ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／／ﾊ　i 　　､i　　ヽ　　　＼　ﾞi
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　/　 /　ハ　! 、　ﾞ|　　　 !　　　　ヽ人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　〃 ,.ィ´/　小ｘ.、　　｜!　　∥　　　　ﾞ､　冫
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　/i　ｋ=ﾚ　　弌ヽ､＼　| i　　｜　　　　　レ'、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｖ　！芹j　　乍≡气､`| !　　 |＿　-─　 i　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / ∨ﾋﾝ　　！しﾞﾉ〉| !　　 |-─　´ 　 /_ノ　　え？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　ﾉｒ｀　　　 ┴─''´　| !　　 iへ_　／　/´!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,' ,　{　　　　　　　u 　 |　　i　|　/,彡／__｣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i /　ﾊ　 i ⌒ヽ　　　　　|　　i　ト'彡／ ´/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜i 　人ヽ　丿　　　　ｲ　 i /／:::::＼´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　卜　i 　ヽ　　　 _　　 /,　　ﾘ'::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ﾊ　 !　　｀一 7´1r‐ /,'　ノ'¨｀ヾ:::::::r､::::::',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽゝ'⌒''ｰ∠ｲ::::ﾍ ' '"´　　　　ヾ:::｣｀一′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /,　　／::::::ﾉr:::ﾍヽ　　／￣｀＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　! i 　ぐ:::::／ |::::::::ヽ＼／　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |, l　/ 〈:::/ 　ﾄ:::::r┘ /　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/！ﾉ　 V　　 !＿｣　ﾞ,,!　!　　　　　ｲ

　　　　　　　　　　　　　　お見合い代わりに先方の家に行くと

　　　　　　　　　　　　　　饅頭に似た先方は何も聞かずに料理を出してくれた。
323：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:38:11 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　／ _─　 ─ ＼
　　　　　／　（●）　（●）＼
　　　　　| 　　　（__人__）　　|　　　イノシシのカツレツ
　　　　　＼　　　　　　　　／
　　　　　／|｀ー‐--‐‐―'|＼　　　　ミートソースかけです。
　　　　/ 　 |＿＿＿＿＿|| _,ヽ
　　　｛　（つE三三三三ヨし､)
　　　　｀T￣ﾉ　　　　　　　| T´

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.-‐y-vt; ;￣:ｰ､━─-　＿　
　　　　　　.　　　　　　　　　 ,,..　''´ ,ｲ:>=､ .:: :; ;;-､ : : ﾞ,ﾞ--､　　　　｀　
　　　　　　　　　　　　　 ,.　 ''´ ,r:､　 ,j:　 .; :: ﾞ　,. :;;;;;;;;ヾ _:;;;;;;;;;;;;;;;ヽ　　　＼
　　　　　　　　　　　　／　　 r'＾"⌒＾Y　,: ,　 ;;;;;:＼;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞ^};;;;;;;;;};;;;;　　 ',
　　　　　　.　　　／　　　　f ;x　; 　::, 　' v.:";;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;/ー;;;;;;; 　　}
　　　　　　.　　 /　　　　ry'　　ﾞﾞ＼;;;;;;;;;;;;;ヽ ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｝‐-<;;;;;;;;;　　　 /
　　　　　　.　　/　　_,,rf⌒ト､　:y;;;;;;;;;;;;;;;､y;;;;;;;;;;;＼;;;;;;;;;;;ハ;;;;;;;;;;;　
　　　　　　　　{　　 j;,ヽ　　 :ﾞ' ,,;;;;;;;;;;;;;;;;,　 };;;;;;;;;;;ｊ :;;;;;;.;;;;;;;;　　　　／
　　　　　　　　{　　{_;,... ﾞ ;,.　,;;;;;;;;;;;ヽ:;;;;;;;;;;;;;ﾉ;y;;;;ソ:;;;;;;;;;;;;; 　　　／
　　　　　　.　　丶　｀ｰ ,,, j;;;;;;;;;;;;;;;イ;;;;''",,;;;;;;;''´;;;;　　 .　　　　ノ⌒＼
　　　　　　　　　　＼　　　ゞ;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　 ,,..　''´　　　, ＝=＼ー＝ー、t 、
　　　　　　　　　　　｀ｰ-　..　｀^'''"　　　　 ,,..　-‐''´　　　　／　　　　　　　　　　　＼;)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　ミﾍ~j
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　ﾉ　ﾊ　　　 .,,　　 .jミﾍ〈
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　　,、ｲ　 / ヽ　ﾍ　 :|　　　i二ｿ〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｿ　　仕キヽ i｀ﾞ￣ⅶ=＼|　　　|彡 |;)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ﾉi　　ﾄ_大_　｀　~i;_人_ﾜ　|　　 :|、　l》　　　カツレツ…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　 |弋Y;;j　　　又Y;;ｿ_. |　　 | ) ｿ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ト | ￣ ¨ '　　　xx￣　 .i　　ｱi:.:l:.:.:.:〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:Y:　xxx　＿＿　　　　.j　　j l:.:.|:.:./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　｀.... 　　｀￣|j｀　　.:〈|　ﾉ. |.:.:Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ、ヽ　''::::. --=彡｀ーレ⌒＼:.」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ - ゝ , ´ ;,レ'」〆´　;,　　　 .i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .j　 ∠:.ﾊ:.:.ゝ　 ;,　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　( i:.:.ヾ.:.∧　　,　　 j
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 j ｀ﾍノヽ:.:.ゝ,__ ,|　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |｀^^'jﾄ .i.＿＿＿ j~　 y　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　~￣ー┤:.:.:.:.:.:.:...｀￣｀t-´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...... ﾍ

　　　　　　　　　　　　　　どんどん出てくる料理の数々。
324：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:38:28 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　／ _─　 ─ ＼
　　　　　／　（●）　（●）＼
　　　　　| 　　　（__人__）　　|　　うしどりの唐揚げです。
　　　　　＼　　　　　　　　／
　　　　　／|｀ー‐--‐‐―'|＼　　　
　　　　/ 　 |＿＿＿＿＿|| _,ヽ
　　　｛　（つE三三三三ヨし､)
　　　　｀T￣ﾉ　　　　　　　| T´

　　　　　　　　　　　　　　〉｀ヽ, ´(_ ノ^}, ´(, 、ノ)　　ノ:::ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　´⌒,<ソヽ　 /ム＿ヽ(⌒ヽ'ヽ:;:';;;;;::ゝ,　　　_
　　　　　　　　　　， _, ´￣´⌒ヽノ´ヽ//ヽγ'::::ヾ:::::::)-<:::::::)ミ,ﾊ´:::ヽ __
　　　　　　　， ‘ 　（　|l, ´　 , ´　)(⌒ヽ、 ,(:::::::::::::)::(::::::::ヽ:::::}/::ﾉ:::::::::)ヽ、｀- ,
　　　　　　，　　,　γヽ｝ {　 , ´　_/,, ヤヽ_ヾ､{:::::::::´::::::ゝ:::::::},;;;;>:::::::::::::::ゝ､｀_'ﾉ "' ､
　　　　，　 ,　そ' ヽﾉｿ　人,..´:::::::::::;;;::::;::;;:::::ヾ::;;;;;;;:;:;:::::::::;ﾉ､;;';;';;;_:::::::::::::::::ヽゝヽ　ヽ
　　　，　 ,　　,.彡ヽ ./ 〃⌒:::::::::::;;;;;;:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾﾆ三--':'':::::)(::::::::::ヽ;;::::::::::::ヽ　，　’
　　　，　 ,　　 {　.l|l／ｿ´::::::::::ヾil､::::::::;;;;;::::::::::::;;;;;;;;ﾐ彡::::::::;::ノ;;;;;;):::::::::(;'::);;;;:::::ノ　　，　’
　　，　,　　　l .ヽ, /:::::;;;;;;;;;;;;;ゞil|i!i!i!i!i!ヽ;;;;;:'::''''':':::'''''"'''';;;;;;;''ﾂ:::::::::::ﾉ;;;;':::::｀ヽ　　， .‘
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . 　　/ 　(:_:_)　レ二V　　ヽ　Ｚ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |／ハ　|`ｉ /// 厂|／／ソ　　ひゃっほう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼_|＞┴､_∠| 　レﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / /|＼　　　ヽ|_|>　　　唐揚げです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 > | ﾄ､/ ＿_／{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　丁￣　　　 `‐┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　/二つ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＿＿＿_ ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |＿| : : : : : : .

　　　　　　　　　　　　　　欲望の赴くままに平らげていった。
325：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:38:50 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒ヽ、＞　　　￣　　ヽゝ、
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ´　冫´　　　　　　　　　　ヽ）、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　ヽ　　ヾｊ=
　　　　　　　　　　　　　　　　　/　/´ .j　　　　　　j　　ヽ　ｿｿｊ:）
　　　　　　　　　　　　　　　　 i　.j　　 |　　　l　　　.i　　　ｊ　ノ :|ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　.i　.i　　 .| i　　:|　|ヽ　|　　 .|　ソ |ｿ　　ﾓｸﾞ
　　　　　　　　　　　　　　　　.|　|　i__.ﾊ.ﾄ　　|从=弋|　　 .| .ﾉ, .l＼　　　ﾓｸﾞ
　　　　　　　　　　　　　　　　 j .i　.l,,ﾌ=tfﾍ　| v==卞　　 |^.,; ,ﾉ、:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ'ヽjﾍj乂g) ヽj　人g),¨　　| ｿノi::j__ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　 |　|　＂　、　　　ﾞ | i　 .l´ﾉ:.:.|　　　　お代わりとかは…？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　ﾊ　　　　　　　　ﾚ'l　/ ﾉ:.:.ｿ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、ｿ　>＾丶ヘ　＜'　レ└ 、ﾉ　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｿ:/　 "ﾞ ..., ヽ　´　／　⌒、、ﾁﾗｯﾁﾗｯ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／i .,、,"　　　ﾄ、ノ　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 ./j |.　　　 .}^ 、<、　　　　／⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　j ./ / }、　　ﾉｆヽヽヽ.i　　　/　　　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　 ./ 、 , j｀,= ´:.:.ヽ　　　j　　/　　　　.{
　　　　　　　　　　　　　　　　　.j　 .j　　　 |ﾉ:.:.ﾉ|.:.:.:.)＿_ノj　/ ／´　　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　/　、}￣￣|＼/ .|___」|_____ノx ´⌒　　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　 j　　ノ￣￣ｿ　　　　　 |　　　ヽ、　　　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　.j 　ｿ　　　　ﾉ　ヽ　　　j　　　　　　　　ﾉ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　＼　　て
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　─　　 ─　＼　そ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　（●）　（●）　＼　　　ほう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　（__人__）　　　 |　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　ー‐　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　久々に食べる濃厚な肉料理の数々に思考能力が低下して

　　　　　　　　　　　　　初対面かつ見合いの席にも関わらずお代りを要求してしまう。
326：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:39:22 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　＼　　　Ｙ⌒ ,　　ちょっと待って下さい。
　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　＼　　　＼ﾉ
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　 l.　　　／　　　イノシシのバラ肉を焼いてきます。
　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　／　　／
　　　　　　　　　　　　　／￣　　　　　　　⌒＼（と）　　　　　その間はソーセージを摘んでいて欲しいですお。
　　　　　　　　　　　　 / 　,、　　　　　　　　　　|　ノ

　　　　　　　　　　　　　　　／　　 (／　　　　　　　　∧　　　　　　　　　＼|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　'i /　　 |　　　/　、　、　ヽ　　ヽ　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 | .|　　.:|　　.l .i 　 i l.　|::.　　|.　　i　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　| i 　 ::|l　 ::|| |　　| |:　ﾊ:　 j:::　　.|　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 　 |::ﾚ、::┼　:| | |　　|.i|: j个 ┐i:j 、ﾉ　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　t::|;;{ :::}ヽ__| i.|　　|j | j -|.」...|:j: /::: 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 　 :|、／っ九、 i　　　j　/っ⌒i＼ゝ:　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　:|:丶 i.,,∪)　　　　　　　|.,∪;ﾉ /:|::　　|　　　すいません…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　:|i　　｀ー°　　　　　　　｀-°　|::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　::|i 　＼＼＼　:| 　　／／／　.|::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　::ﾄ;.　　　　　　　　　　　　　　　lj::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　:::|.ヽ　　　　　＿＿,　　　　 ./;j::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　:::|　 >,..　　　　　　　　　　 ./;;;|:::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| ,　:::::ﾚ;;;;;;;/ ヽ、..　　　　 ...::::l 丶j::　　.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'i |　::::Y;;;;/　　 |:::::::::......:::''''''''|　　/::　ﾉj
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|i .::|i:|;;」┌<__L::::::::::::::''''＿」＞ﾉ// i/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　丶::|丶／　　　　 /ii/ii、´　　　ﾉ' .ノ
　　　　　　　　　　　　　　　二フ￣￣ヽ／l　　　／,;;;;/;;L;;l;;;,,,＼..　　　　ﾌヽー´￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　,,,::ヽ　　　 /　 .＼／,,;;;;;;/i;;/ ヾ＼'';;,,,＼.　ノ　 / ￣::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　＼|　　/　　　　＼,,／/;;　　 |;;:'＼,,;;'''/　　 /＿　::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　嫌な顔一つせずに台所に入った彼の背中が

　　　　　　　　　　　　　　　凄く頼もしく思えた。
327：名無しの読者さん：2015/04/06(月) 16:39:31 ID:33IXraQ60: 見合い(餌付け)
328：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:39:45 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼（ ;;;;(　）　　　　）　　　　）　　　　）　　　＼（ ;;;;(
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞｉ ) ;;;;)　　　　（　　　　（　　　　（　ﾎｶﾎｶ　ﾞｉ ) ;;;;)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿/;;／====''""￣￣￣￣￣""''==-- 、　　/;;／
　　　　　　　　　　　　　　　　　__,,..-=''"　　;;,)　ｼﾞｭｰ　__,,,=--'''--ヽ￣｀"ヽ_　　　｀／l;;,）＿__
　　　　　　　　　　　　　　　..／　　　　　　　（∵,=-'''"";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;＼,,.:.:.:.:｀ヽ、（　ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ｀ヽ-=,,,__
　　　　　　　　　__,,,...-―ｧ'´　　　　　　　　 ∴:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;i＞.:.:.:.:.:｀¨¨ゝ、　　　 ,,,;;;;;;;,;,,,,ヽ、｀"''- 、
　　　　　　　　 ∥:::::::::::/　　　　　　 _,、___.∵;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;ソ;〉、｀.:''=ｧ、.:.:.:.:｀"'ヽ,,;;;;;:;:;:;:;:;:;:;;;;;,,,:::::::::::::∧
　　　　　　　　∥:::::::::./　　　 ,,,-、_<;;;;;;;:;:;;;;;｀ヽ;;;:;,,,　;;;;;;;;;;;　:;:;:;:;:;　;;;;;;;/: ｀ヽ__.:.:.:｀"''人_.:.:.:.:ヽ'、::.iソﾉ".ﾊ:::::::::::::∧
　　　　　　　 ∥:::::::::::i　　.,'"´,,;;;;　 ;;;;;;::;:;:;:;:　　;:;:;:;:;;;;　　:;:;:;:;:;:;:;.:.:.:.:.:/: : : : ::::/｀ヽ_,.:.:-┬≧-、/j ヽ .{　　ﾊ:::::::::::::∧
　　　　　　　 i:::::::::::::::|　　{　　;;;;;　;:;:;;;;　　;:;:;:;:;:;　　　　:;:;:;:;:;:;:;:;:;.:.:.:.:.{: : : : ::∠_　／＜ミ｀ヽノ）'＼　ハ　　.}:::::::::::::::∧
　　　　　　 ..∥:::::::::::.iヽ　{　　:.:.:　　　,,,,ij;;;;;;;:;:;　　　:;:;:;:;:;:;:;:;:;.:.:.:.:.:.:.:i:::,,-='´: : ｀i;:;:;:;:;:;:,＞　｀ヽ、;;ヽ、ﾊ　 /::::::::::::::::.∧
　　　　　　 ∥:::::::::::::,ﾊ,｀,,｀ヽ,,_　　}⌒い;;;;;;;;;;;;;:;:;:;　:;:;:;:;:;:;:;:;:;.:.:.:.:.:.:/／: : : : : ::::i|;:;:;:;:;:/ノ´∨＼ｿ;:;:/￣　/::::::::::::::::::::::::.ﾊ
　　　　　　 ||::::::::::::::::::::｀,｀' 、　｀=´　｀iヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;、;:;:;:,,,ノーi´: : : : : ..:::／｀ヽ、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.ノ　／:::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　　 ||::::::::::::::::::::::::＼｀'=-,,、　　ヽソ__;:;:;:;:,,::::,,,_ソﾞ"´　　　ヽ: : : : :::／　　　　｀=,,,___,,,=-彡''"´::::::::::::::::::::__,,=-ｧ'´
　　　　　　ヽ、-=、:::::::::::::::｀"'=、　｀"''=-;;;...,,__　　　　　　　　　　　ヽ__ノ´　　　　　　.__,,=-'''"´::::::::::::::::::::_,,,=-'" _,,='"
　　　　　　　　｀"'=、｀"''=-、_:::::::｀"''=-;;;...,,__　｀""'''''====-----------====''''''""´::::::::::::::::::_,,, =-'''"´_,,,=-''"´
　　　　　　　　　　　｀"'=-,,,,_"''=―---===,,,,三ニ===----::::,,,,,,,,,,_______,,,,;;;;;;;;;;;;=----―'''''"´_,,..=- ' "´
　　　　　　　　　　　　　　　　｀"''' =―--....,,,,,,＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿___,,,,,,,,,,,,,,,.....==--'"´

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イノシシのバラ肉のオニオンソース焼き
329：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:40:11 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　　　　　 ∥　　 ,;＿／　　　　　　　　　　　　　　　''＼」...
　　　　　　　　　　　　 / 　　 ,(／　　　　　　　　∧　　　　　　　　　＼|
　　　　　　　　　　　　　　　　/　'i /　　 |　　　/　、　、　ヽ　　ヽ　 'ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 /　 | .|　　.:|　　.l .i 　 i l.　|::.　　|.　　i　　|
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　| i 　 ::|l　 ::|| |　　| |:　ﾊ:　 j:::　　.|　　|
　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 |::ﾚ、::┼　:| | |　　|.i|: j个 ┐i:j 、ﾉ　　|
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　t::|;;{ :::}ヽ__| i.|　　|j | j -|.」...|:j: /:::, 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 :|,.:il／っ^ﾁ、｀i　　 |j／っ＾ﾐ＼ゝ:　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　:|i丶 i.,,∪)　　　　　　　|.,∪;;ﾉ /:|:::　　|　　とても美味しいです。
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　:|;;i 　｀ー°　　 :l　　　　ー° 　|::::..　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　::|;i 　///　　　　　　, 　/// .:|i::::..　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　::ﾄ;ii, 　　　　　ー-―┤　　　 ..jj::::.　　|
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　:::|.　ヽ　　　　　　　　　　 ..:::/　j::::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　:::|　　 >,..　　　　　　　　 ...::/;;;、 |:::　　,|
　　　　　　　　　　　　　　　 | ,　:::::|／;;;;;;/ ｀ヽ、..　　　 ...::::l 丶、;j::　　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　 'i |　::::Y;;;;;;/　＿|::::::::.::..''''''''''　|　　　/::　.ﾉj
　　　　　　　　　　　　　　　　 |i .::|i:|;;;,」┌< __L;;;::::::::::::''''＿」＞ﾉ/i　/
　　　　　　　　　　　＼　　　丶::|丶／　　　　 /ii/ii、´　　　　ﾉ'、|ノ
　　　　　　　　　　　二フ￣￣ヽ／l　　　／,;;;;/;;L;;l;;;,,,＼..　　　　ﾌヽー´￣￣
　　　　　　　　　　　 ,,,::ヽ＼　　/　＼／,,;;;;;;/j;;/ ヾ＼'';;,,,＼.　ノ　 / ￣::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　＼| ＼/　　　　＼,,／/;;j　　 |;;:'＼,,;;'''/　　/＿　::::::::::::

　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　／ _─　 ─ ＼
　　　　　／　（●）　（●）＼
　　　　　| 　　　（__人__）　　|　　　ご飯のお代わりは？
　　　　　＼　　　　　　　　／
　　　　　／|｀ー‐--‐‐―'|＼　
　　　　/ 　 |＿＿＿＿＿|| _,ヽ
　　　｛　（つE三三三三ヨし､)
　　　　｀T￣ﾉ　　　　　　　| T´
330：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:40:27 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　》 /＼｀ー――/　　　.／　　　 /　　　　　　い、
　　　　　　《 .7ミ　＼　　 /　　　 ′ 　 / ./i　　}　　,’　　:,　＼
　　　　　ｒ’;,{ ｀ヾ　　｀¨/　　　./　　メ､ / ｲ　ﾉ　ﾉ　　　!　　)
　　　　　＼;{　　＼　../　　　 /　／/ ノ` .j　/j　,斗 |　　| |
　　　　　　{ ;i| ＼　--/　　　 ./ ;/´芹ミヾ. { / i　ﾉ,j/ |　　リ
　　　　　　ゝｔ＼　/ i　　　　/ ﾉ　{: :しﾟ}　　ｿ　 '芹う;j　./
　　　　　　　’、、{　|　　　 .ﾊ、　ゝ=ィ　　　　辷ﾉ{.//
　　　　　　　　”＼＼|　　　.|　　i::i::i::i::　　　　　　 |′　　　いいのですか？
　　　　　　　　　/: : .y　　　|　　　　　　　　　　/ :i::i::′
　　　　　　　　 /: : :|:::}　　.|　　　　　　　　__　　　/
　　　　　　　　/: : : |::::}　　 .}､　　　　　　ー' 　　ｲ
　　　　　　　 / : : : |::ハ　　.i　｀　　.　　　　　／　ｊ
　　　　　　　ヾ: : : :,/ 　、　.|.　　　/｀　－ .|　　ﾉ
　　　ノ´￣￣￣｀ヽ　＼　、 |　　　/＿＿　_.|　/
　／　　　　　ﾞ、　　　＞ .ヽ＿ノ＼　　　｀ヽ
／　　　　　　　　，　　　　　　/=ヽ　＼　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒　　 ⌒　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　／（● ）　（● ）　　　ヽ　　遠慮なんかせずに。
　　　　　　　　　　　　　　　 |　⌒（__人__）⌒　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　＼　｀⌒ ´　　　　　／　　どうぞ。
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　＼
331：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:41:14 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_, _ ,､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , - ´ 　　　｀ ‐- 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ　　　　　　　　丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　｀､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　, ´　　　　　　　　　　　　　、
　　　　　　　　　　　　　　　　, ' 　　　　　　　　　　　　　丶
　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　＿,'＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_',＿
　　　　　　　　　　　　　ヽ三三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ三三三三三三三三三三三三三三三/
　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼三三三三三三三三三三三／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀＜　　　　　　　　＞ ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀丁三三三三丁´
　　　　　　　　　　　　　＿　　　　　　　　｀ｰ----‐ ´
　　　　　　　　　　　　／: :冫＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
　　　　　　　　　　　（;_;_;ﾌ　ｰ─‐ ---＝＝ === ニニニ二二二三三三｣

　　　　　　　　　　どんと置かれた大盛りご飯ははとても温かくて美味しくて…
332：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:41:29 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　　　　　　　　　_　　　　　　　　＿　　_　　　　　　＼／
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒＞　｀´　　　　　＜ヽ_　　　／＼
　　　　　　　　　　　　／／　／　　　　　　　　　　　＼}､_
　　　　　 .　　　　　 /／　／　　　　　　　　　　　　　　ヾ }　　　　X
　　　　　　　　　　　/　　 /　/
　　　　　　＼／　　　　　　　　　　　　　ハ　　　　　　　K}
　　　　　　／＼　　　　 l　'　　　　 | 　 '　 }　l　 |　　　　 |ｨ}　　x
　　　　　　　　　　　　　　|/　ｌ　|　_｣イ |　丁ｵ十tfr　}　　从}　　 X
　　　　　　　　　　　　　 / 　斗r1´ﾊ从 { 　ﾙﾍﾊぇ_圦}　　斤}
　　　　　　　＼／　　/　　　| /Vx≠ミ　　　　"￣｀ |　　 lﾌ' 　＼／
　　　　　　　／＼　　,　　　　ﾙﾍ　　　　　、　 /l/l　 |　　 |!　　／＼
　　　　　　　　　　　　　　　 /　ハ　/l/l　　　　入　 |　　ト
　　　　　　　　　　　 l　ｲ　　 / .入　　,ヶr　～′　 ,|　　ﾄ :::＼
　　　　　　　　　　　 |/ |　　／:::/　／//　　　　イ l　　∧ ＼:::ヽ　　Ｘ
　　　　　　　　 ×　 {　 Vｌﾊ{⌒ヽ／), //ト　一　　トj从∧:::.　ヽ:::;〉 X
　　　　　　　　x　Ｘ　　／　　.／／ /∧　　　　／　ト- -一'⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　｢ﾝ/／￣ス　＼　／　　　 l　　　　　　　　　＼／
　　　　　 .　　　　　　/　／/　　／ /　　　兌、　　　/　　　　　　ハ　／＼
　　　　　Ｘ　x　　　/ <,／{　　　 ∧／人:::ハ＼　/　　　　　　 /
　　　　　　　　　　〈　　　　＼　　ヽ　 /:::::几:::::.　ｿ　　　　　 /　　 |
　　　　　　＼／　 }ソ　　　　> 　 ′.::::::/:! !::.:::ヽ　　　　　ﾙ
　　　　　　／＼　'　　　　／　　/ く:::; ｲ:::|,r '^ ¨'ぅ,　　　　 |!　　　　 |
　　　　　　　　　 /　　 _,／乂　 / 　　　|:;r　,　;:　　 ,;.　　　 |　　＼　|
　　　　　　　　　' 　／圦　　＼}　　　　 rj　"　　｡,::' .::', 　　 {　　　　＼
　　　　　　　 /　／　　　＼／　　　 |ト＝= -一彡L、　}::.　　　　　ヽ
　　　　　　　'　/　　　　　　｢　　　　　　rv'ｆ^v//////（　|　ﾊ::. 　　　　∨
　　　　　　｛　　　　　 /　　　　　｜l,|　V//////,〉 V　｣_;::z≦ 　〈
　　　　　　　ヽ　　　　　／ }　　　　　　　ヽヽ｀ｰ一　　厂 }
　　　　　　　　 V＿　_/　　V　　　＼　　　｀ーヽ　＿　　/　 /　　　　　　}
　　　　　　Ｘ　　　　　　　　}　　　　　ヽ　　　　　　　　マ＿,/ 　　　　ﾉ
　　　　　　　 x　Ｘ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀¨　ー　　一

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幸せの味がした。
333：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:42:02 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≦　ﾘ"" ﾞ丶，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　，" . : . : ハ : . : . : .ﾞ..,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／.:: : . : . :/)´｀ﾞﾍ, . : . : . : .ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　.: . : . : . か　　 (ｿ. : . : . : . : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, . . ，: . : . : , 'ソl　　て、. : . : . ::.　. 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　。. .　;: . : . : 勹 l　|　　　|冫: . : . : .:，. . 。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ . . . .：: . : .:　)i　l　|　　 i | 》t. : . : . :；. . . .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, . . . . . .l: . : .,'ノ l　|　|i　 ,ﾘ.j （。. : . : .: . . . .ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . . . . . . . j. : .　）三,儿 l .　ﾉv匕乂 . : . : l . . . . . ，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .ﾉ . . . . . . .，: .j )¨i:;ﾟか　｀ v　乂:;ﾟﾘﾞﾞｿ. : .，. . . . . . .
　　　　　　　　　　　　　　　　　 .。. . . . . . . . 。. :ヽ　｀-"　　　　　 -¨ j冫. ；. . . . . . . . 。
　　　　　　　　　　　　　　　　　, . . . . . . . . .　乂丿ﾄ　:::　　 .　　.::: 　 ,;（ : ，. . . . . . . .　ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　 . . . . . . . . . . . . ;ソ　j....,　　　- -　　。: .j　て. . . . . . . . . . .　。
　　　　　　　　　　　　　　　。. . . . . . . . . . .　/ ）|　j=- , L 　..　　ｲ＝｜ j ( i . . . . . . . . . . . 、
　　　　　　　　　　　　　　/ . . . . . . . . . . . . /ヽ　l .j　≧ﾉ ~ﾞ = 彡 {≦ | ﾉ　ﾊ . . . . . . . . . . . .
　　　　　　　　　　　　　 . . . . . . . . . . . .　,,ﾉノ___ Y　イ　ミ ,,＿,　ノ ’ .ﾚ-　__》, . . . . . . . . . . .　。
　　　　　　　　　　　　。. . . . . . . . . . . . .。）　　　　　　＿　　　＿　　　　　（ . : .，. . . . . . . . . . .。
　　　　　　　　　　　。. . . . . . . . . . . . . ，ソ　　　　　　　　｀　"　　　　　　　て : .； . . . . . . . . . . .ﾍ
　　　　　　　　　　ﾉ . . . . . . . . . . . . . .ﾚ<　　、ﾉ　　　　　　　　　　　　　　ｖ　 > : , . . . . . . . . . . . . .，
　　　　　　　　　, . . . . . . . . . . . . . . . . .ソ　　ﾘ　心、　　　　　　　彳丶 j　　く .j　. . . . . . . . . . . . . .
　　　　　　　　 ” . . . . . . . . . . . . . . . . ﾚ　　　 y"　　　　＼　;　／　　　　ﾞ.i　　（ ,y . . . . . . . . . . . . . . ，
　　　　　　　 / . . . . . . . . . . . . . . . . / ）　　　 i　:　　　　彡＾＾。ゞ、　　　.j　　.（ i . . . . . . . . . . . . . . . .；
　　　　　　 ,.. . . . . . . . . . . . . . . . .　，.）|　　　∧　　　　《 // v " ﾉヘ,ﾍ　ﾉ　　冫， . . . . . . . . . . . . . . . .
　　　　　　。. . . . . . . . . . . . . . . . .乂　 |　　 (⌒ヽﾉ⌒ﾉﾟ。_从　＼ﾉﾞ´∧〆L＿. ＼ヽ . . . . . . . . . . . . . . .ﾍ
　　　　　 . . . . . . . . . . . . . . . . . 〃ノ　├(⌒＼　ﾞ　　ﾉ ,つ＼／ｿ¨ﾟ　: ；　＞　ｿく　、. . . . . . . . . . . . . . . .。
　　　　ﾉ . . . . . . . . . . . . . . . . . 。）　／＝てヾﾟ¨ミﾐノ　＜　”≧　フﾞ｀∨｀ヽへ, j　（　、. . . . . . . . . . . . . . . . .、
　　　, . . . . . . . . . . . . . . . . . . .冫　（　仆　勹　Y冫⌒ﾉ/／＼彡　　　。彡／　|　　。； . . . . . . . . . . . . . . . . . ，
　　, . . . . . . . . . . . . . . . . . . .〃；　　　》＞。”≧ｿ　て　　　／　/／へソ　ヾ　"）　.《。. . . . . . . . . . . . . . . . . .ﾍ
　 / . . . . . . . . . . . . . . . . . 。）　　　（＿人　，ヽ　＜ミ0彡＞´　　ノ〆　　ﾉ彡　　　（。. . . . . . . . . . . . . . . . . . .。
。. . . . . . . . . . . . . . . . . . ；）　　　　　　＼≧⌒≠⌒∂≦≫o彡⊆　　　彡ゝ／　　　（，. . . . . . . . . . . . . . . . . . 。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼の家に行った、その三日後に結納。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さらにその三日後に式を挙げた。
334：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:42:19 ID:SVauYWBI0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　丶、　　　　 ,へ´.　　　　　、　 .へ、　　ヽ　　　　　　　　 x--┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　 ,　´　´ ／　　　　ヾ.　　｀ﾍ.　　ヾ｀､　　　　　　　　　ヽ┴､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __.　〉／ .／　　　　　　　　　　　　 |　　　　 |　　　　　　　　　　｀くヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,. -‐ ' ´ 　　 ',　./　／　／　　　 /　ﾍ　 ', |　　　 ├─ --　＝=　　　　',人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　＿　_　 ∨ ./　 ,　　/　 . ,ゝｰ--', 　 ',|　　　　 |　　　　　　　　　　〈　.}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,ィ''´　　｀　　 { /　 /　　　 / ,', ‐- 　 '､　 .|　　　　 |　　二　ニ＝ｰ‐ }く )
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{{　　　　　　 i{　 ,′ /　/ / }　ヽ、　,ﾍ. ｜　　　　|　　　　　　　　 _.|　〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　￣￣￣ヽ.｛　 .′,'l/　ﾉ、　＼l　丶!　　　　 !　　　 _.　 -‐　 "´ l/__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣ ,　　　｀ヽ{　 !　　ｨミ=z≧､　　 |　　　　 |　￣　　　　　　　. .ﾊ:::::｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾヾヾ／　　　　,-‐'´＼!　　　　　　　 | .　　　├‐- 、　＿_. -"´ﾉ::::ヽ:::::::＼
　　　　　.　　　　　　　　　　　 ,-､　　　　/　　　　　ﾍ　　　　〃〃　　　 i :. 　　 |¨｀`! !￣　　　,.ｲ人:::: ヾ:::::::ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　( ﾞﾍ＼ゞ )＼　 {　　　　　　 ',　　　　　　　　　　 | i!.　　 | __/,.′　　 ,<:|::::::::ﾄ:::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　 ,=＼　＼　　＼＼　　　　人　　　　　　　　　　　 | |!　　　|-=' 彡,ｲ>:´::ヽ|::::::::l　＼ノ
　　　　　　　　　　　　　　ﾍ-' ＼　＼　＼＼,.ｨﾍ_／ゞ-ﾍ　　　　　　　　 | ||　　　|　　　彡'::::::::::::|::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ　　＼　＼　　＼ { ｀'＼.　 -ｲ　　　　　　　　 | |ﾍ　　 |,.ｨ'´,.::´ゝ::_:::::ﾊ::::::::!
　　　　　.　　　　　　　 ,(ﾞヽ＼.　＼　＼　　.ゝ､.　＼ .∧　　　　　　　　　／:| ! ,.ゝ　 !,.ヘ｀､:::::::: ｀_ﾑ-::┴ -....、
　　　　　　　　　　　　　　　＼ '　＼.　＼　＼　　｀ヽ　｀ヽ丶､＿＿＿_　／　,i !',.::::゛､ |::::::::｀::､｀.ｘ.へ:::::::::::::::::::::::｀＞､
　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 ' .,　　' ,　　ヽ.　　　＼　　ゝ. 　　　＿＼,ｨ',.:ﾘ:::::::::>'ｿ＼::::::／:::::｀:、ヽ:::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
　　　　　　　　　　　＿,ｭ =-‐＜＼　　　　　　　　　　　　　 `　　｀ヽ　／:::::::::::＼::::::::>'´　　(´ ﾝ::::::::::::::::へ｀.､:::::::::::::::::::::::::::ハ
　　　　　｀ゝ -‐＜´　　　　　　　　∧　　　　　　　　　　　　　　　　　∨:::::::::::::::::::::ヽ>´　　　　｀7:::::::::::::::::::::::ﾍ　｀､::::::::::::::::::::::::::∧

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　めでたしめでたし
335：粘土板 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/06(月) 16:44:01 ID:SVauYWBI0: セイバーsideでした。

昔から大食漢ってのは豪農でもない限り大変だったようで…
なんでこんなに狩らないといけないかは次の話が有ればそこで。

ではまた。
336：名無しの読者さん：2015/04/06(月) 16:48:40 ID:33IXraQ60: 乙っした
腹ぺこさんは可愛いなぁ(傍で見ている分には)
337： ◆MidsHfdgNA：2015/04/06(月) 16:53:23 ID:Bm1HeDWE0: 乙に御座いました。仲良き事は美しき哉。
338：名無しの読者さん：2015/04/06(月) 16:55:31 ID:YuYQuPJ.0: 乙でした
まー嫁さんが太ってれば太っているほど良し、という場所もあるし。
（旦那さんに食わせる甲斐性がある、という証明なんだそうで）
339：名無しの読者さん：2015/04/06(月) 16:58:58 ID:6HjHUGdI0: 乙でした
340：名無しの読者さん：2015/04/06(月) 17:01:06 ID:AOBH3X560: 夕ご飯前で助かったｗ
メシテロが決め手で晩御飯は肉にする！
341：名無しの読者さん：2015/04/06(月) 17:09:15 ID:gEOqpKxQ0: 乙でした。
やる夫、料理する時間で狩りと食肉の加工時間無くならきゃいいがｗ
342：名無しの読者さん：2015/04/06(月) 18:10:30 ID:tOfG/j.U0: 乙。戦国武将の藤堂高虎も、当時の平均を遥かに越える大男（身長190cm越え、体重も相応）で、
子供の頃から餅とか食べまくる大食漢なので、家計が大変だったらしいね
343：名無しの読者さん：2015/04/06(月) 18:15:26 ID:uYV4h1V60: ほんといい顔して食いやがるなぁｗ
344：名無しの読者さん：2015/04/06(月) 18:18:14 ID:X1MJadfc0: 乙でした
いっぱい食べる君が好き
345：名無しの読者さん：2015/04/06(月) 18:43:36 ID:FJFXDNfM0: 乙です～ｗ
何か昔同士がチョロっと書いた、怪力体質の農家の三男シリーズ思い出したｗ
346：名無しの読者さん：2015/04/06(月) 18:55:41 ID:gEOqpKxQ0: ドボルベルクをソロで狩猟したとしたら、やる夫はB級冒険者なのかもねｗ
347：名無しの読者さん：2015/04/07(火) 07:45:37 ID:suguJaTM0: セイバーさんは家で何してるんですかねえ・・・
348：名無しの読者さん：2015/04/07(火) 20:48:27 ID:Q8SabGlw0: ＡＡ的にセイバーさんは戦闘力が高そうだが、やはり狩りに必要な能力とは違うと言うことなんだろうなぁ
349：名無しの読者さん：2015/04/07(火) 23:34:49 ID:w437b00M0: セイバーじゃなくてマルタさんでしょ？(ｽｯﾄﾎﾞｹ
350：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:37:33 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣｀ヽ､　　　　　　/　 /
　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　＼　　　　 /　 /
　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　､　ﾞ.　　　/　 /
　　　　　　　　　　　　　　/　　＿　　､,/●;　 |＿ ./　 /　　　　くっ！
　　　　　　　　　　　　　 i　　 i　●ｿ　`ヽ　　/ 　/　 /､_
　　　　　　　　　　　　　ヽ　　`　(___ﾉヽ- .／　/　 /　　｀`ゝ､
　　　　　　　　　　　　　　/ヽ､＿　　｀ｰ´　　　 /　 /ヽ､　 i´　　`ヽ
　　　　　　　　　　　　 /´ｰ　､　　　　`´　　r======､　￣,ゝ"⌒ヽ､
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　_ｨ"￣ﾐヾr-'　 iﾆｨゝ| | | | |
　　　　　　　　　　　　ヽ､　　　ヽ.　_．-'"　　r､ヾ/　　　　　　'"`´`'
　　　　　　　　　　　　　ﾞ､　　　/´　　　／/ ,/　|
　　　　　　　　　　　　　　ヽ.　　　　　／　ゝ-'　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　ゝ､＿_／　　　　　　　`ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　　　　　　/　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　/　　ヽ　　　　　　　　　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣　　　　　　　　　　　　　ﾗ　\ﾆ{__]]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　 _＿＿__,z＞-一'　ノ　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　 _＞-一"￣　　　　　　　　 [三/1|
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　 _＞‐"　　　　　　　　　　　　　　　　|　 |´　ヒュパッ！
　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　＞‐"　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　 |　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　 l／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／´　l　｀ヽ.　＿,r‐"￣￣｀、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　　|　　　 i´　　￣l |　　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l 　 _人　　　|　　　 //　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿,,z‐一''}　　　ヽ　_(　　　//　　　/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__/z‐--、＼＼. t_`ー’r, ￣ノ　//　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「＿,z＜￣＼＿,ヽ∧{｀ー‐´} | ,//　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　￣＼ゞ≦≧ソ_/ 　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　 / /　　＼　　　　 ,／ヘ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　　　　　 /_/　　　　｀ゝ、,_＿／　|　　｀＞、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ._＿＿＿＿　　　　　　　　ヽ三三丿　　　ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼,　　　　　　　　ﾍ　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣`＜＿　　 /,　　　　　　 |

　　　　　　　　　　　　初の敗北からというもの三日に一度のペースで死霊の騎士に挑むようになった。

　　　　　　　　　　　　だがまるで勝ち筋が見えてこない。
351：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:37:48 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　.　　　／　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　.　　／　　　 ―　　ー　＼
　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　（●）　（●）　|
　　　　　　　　　　　　　.　　＼　　　　（__人__）　／
　　　　　　　　　　　　　.　　　ノ　　　　｀ ⌒´ 　＼
　　　　　　　　　　　　　　／´　　　　　　　　　　　ヽ

　　　　　　　　　　　三ヶ月経っても成果は上がらない。

　　　　　　　　　　　まるで水に浮かぶ月を斬ろうとしているかの如くである。

　　　　　　　　　　　当たり前である、そもそも前提条件が間違っているのだ。
352：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:38:22 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_.　　　　 | |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.´　 l ｀ヽ..　　 | |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　 k 　 i　　　| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l 　 /＼,/　　 .! !
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ￣￣T￣/　　　　ヽ￣T´| | ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨ 　 |　( r‐-, r‐-y) .≦三≧
　　　　　　　　　　　　　　　　　／＼　 l　｀＝’_｀ｰ'' 　 !{￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　.／　 ,／＼ゝ. i{bdbd}i　ノ {　- 　 i
　　　　　　　　　　　　　 .|´´￣￣|　　 k　 `ー一’ 　 j　`k-1"i
　　　　　　　　　　　　　　.V　　-{　　 .[二三◎二三] 　 ! ┤ |

　　　　　　　　　　　　　相手は実体を持たない魔法生物で

　　　　　　　　　　　　　負のエネルギーの集積した産物である。

　　　　　　　　　　　　　空気を相手にしているのとさほど変わりはない。

　　　　　　　　　　　　　だが対抗手段がない訳ではないのだ。
353：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:38:38 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　＿　､
　　　　　　　　　　　｀ヾｰ- ゝ `ヽ}＼　､
　　　　　　　ー＝ﾆ二￣　　　　　ヽ)ヽ
　　　　ｰ-=≠≦ ＿__　　　 , ‐- ､ __,,∠　'=‐-､
　　　 ‐= ──≠ ''"´ 　／　　　　　ﾍ　- ＼
　　_rﾆﾝヽ` ､＿　　 -‐/　 ./　,ｲ　/　},　　＼ヽ､
／ ,x彡´　_＞_ 　　 ,r‐!　 /,.ィ__| /! ,ｲﾊ | l 　i
l__ r　彡　＼　￣　{ ( |　／弋ｯl/ |//l |// ヽ}　　得物に聖水を塗るか
|/ }.　　彡　　｀､　ゝ､{,ｲ,,... -‐─/ﾍ,.' |/
∨ﾍ.　　彡　　　　＞‐-‐ﾑ:.:.:.:.:.:.:.:.: 　/ ′　　　　属性魔法を付与すればいい。
∨ﾍ　　彡ーｲ´ｰ-‐=≧__ゝ､.:.:.:.:.: ,´,_
　∨ﾝ_／/:.|:.:.:.:`‐- .._:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.￣`＝=ｰ.､　　　　手っ取り早く火炎瓶とかでも効果が望める。
　／／ゝ≦x､:.:.:.:.:.:.:.:￣ ‐- ,,.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:|
／:.:.:r'二.._　　ヽ.ヽ_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.￣ ‐-.:.:_ィ彡ヽ
:.:.:.:.:/　　 `ヽ　ヾ　 `ヽ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |ヽ
:.:.:.:_{　　　　　＼ ',ゝ‐‐{　 `　＜:._:.:.:.:.:.:.:.:/∧ i
:,／ |　　　　　ヽT￣i　　　　　ヽ` ‐-tr'　|ﾍ‐
　.r‐l　､　　　／__`ｰ‐ } |　　　　＼　ﾍ　l　∨7
　|｀二二二三￣　 i＝//　　　　　　ヽ　 V 　 |=

　　　　　　　　　　攻撃を当てる自信があるのなら属性付与等が、
354：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:38:56 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }ｉ|ハi从}ｉ｛{ｌ|W从川｛ {从i|{　 i　!　　　　　　｛_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 V 　｝ハハ{V 　 Vハ{｛i｛ハ :{i｜! 　　　　{｛｀′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　　　　　　　　　　　|Ｗ从小j！i !i|　 ,　､_≧ｧ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑ　　　　　　　　　　 |/}ｲ小j｝}_} ｝!}W￤　｢广
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｣__＼､　　　　_　　-‐　　　|/}/从从从ｉ｛ﾊ　｛
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 { f≧メ}､_,)≦二 __ 　　　　 |/ﾑi7'⌒Ｖ小!|W　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ‘斥沙′｀} ]三三ミF￢＝＝≠f/　　　}仆{ハ!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｛　/　　‘弐三三ｦ　　　　　}小／　从｝Ⅵド　　あれ地縛霊でしょ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨　　　　　｀￣´　　　　　 l/ﾉ__／/从Wバ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }〉--､　　　　　　　　　　　　　　_ ｲ/}|V/　　　　範囲外から尖らせたサカキ、シキミ、ヒイラギの枝を
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: 　　　く_､__　　　　　　　　／　厂´}ｉ||Ｖ|ﾄ|{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　／∠}厶_　　　　　　　/　　 /　　|ﾊ|｣｛i　　　　　徹底的にぶん投げる、矢にして当ててもいいな。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　／／　｝>r‐ ｀　　　　　　　 _／　　　　|从{了
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:. ／／　　 }i|ｌ}ﾄ､_　　　_　 -‐ 　　　　　／｛_　　　　時間と採算が割に合わないけど。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `ﾞ´ 　　　ﾞｰ≠≧=≠ 　　　　　　／　　　{ﾍ._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _／　　　　l　　　　　　／　　　 ,′ ＼_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´ ハ　　　 |　　　　　／　　　　/　　　 }＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　｛　‘.　　　｣　　　　／　　　　　　/　　　　,′
　　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　 / 　　　 !　 }i　／　　　　ハ　　　　　　, '　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　 |／∧/　　　　　 {　ヽ. 　　／　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　 /　/　｛＼　　＿｣　　＼／　　　　 / /

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　無いのなら遠距離攻撃で何とかする事も出来る。
355：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:39:14 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　..　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　―　　-＼
　　　　　　　　　　　　.　　.　／　（●）　（●）
　　　　　　　　　　　　　　／　　　　（__人__）　＼
　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　｀ ⌒´　　　|
　　　　　　　　　　　　.　　＼　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　.　　　ノ　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　／´　　　　　　　　　　　ヽ

　　　　　　やる夫はそのどちらでも無いのだ。

　　　　　　結果として剣を振り回すだけの自己満足にしかなっていない。

　　　　　　結局の所、如何にして非実体を斬るかが肝となる。

　　　　　　何せ自分の攻撃は通らず、相手の攻撃は通るのである。
356：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:39:31 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　 /　　　 ─　　　─　ヽ
　　　　　　　　　　　　　 |　　　（●）　（●）　|　　　非実体なのに向こうの攻撃が…当たる？
　　　　　　　　　　　　　＼　　∩（__人/777／
　　　　　　　　　　　　　／　　（丶＿//// ＼

　　　　　　　　　致命傷こそ無いが何度も鋭い斬撃を浴びている。

　　　　　　　　　つまり相手は実体に頼らない攻撃が出来ていると言う事。

　　　　　　　　　そのロジックは師匠の言葉を思い出させた。
357：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:40:00 ID:B1SUpl4w0: ――師の教え

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ....-‐― -.、
　　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　〃::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀≧='
　　　　　　　　　　　　　　{:::::::/::::/:|::: |::::::::ヽ::::::＼＿ノ　　　気魂の太刀は技力の太刀に互する。
　　　　　　　　　　　　　　|:::::::{:::/l::ﾄ::::|､:::|::::ﾊ::::::ﾊ￣
　　　　　　　　　　　　　　|:::::::|!≧|!_ヽ|_ヽ|!:::::|!:::::::|　　　　　心中の気魂を肚に落とし、
　　　　　　　　　　　　　　|!::::::|ﾄ￣　｝「介､:::|!ﾊ/}|
　　　　　　　　　　　　　　'.::::∧ 　 _|　　 .∧:|!/　j!　　　　　肚に気魂を満たして身体に広げよ。
　　　　　　　　　　　　　.从:::::,∧　＝､　/:ﾊ:|ﾊ __
　　　　　　　　　　　　 ≦<_∨:::, ヽ___／/ハﾊ::::∨≧､　　　身体に気魂が満ちれば剣先にも自然と満ちる。
　　　　　　　　　　　 /...........≧:∧　　 / 　 }∧::::Ⅶｨﾍ＼
　　　　　　　　　__..ｲｧ‐＜........∨}＼.　ヽ　 |.....',:::}⌒..........＼今はわからなくていい、いずれ分かる。
　　　　　　　／......./...............≧..}:|......＼ｰ　.|.....ﾊ::|.........|...........ヽ.
　　　. 　／///// ......... ///＞|:!.､...... ＼. ｜.... |:|.........|!......|.//..＼
　　　　ｲ//////'............ ／ ........|:!.. ＼ ........､| ......|:|........ﾒ....'..∨//.....＼
　　　////////........,≦≠＝‐...|:!..........＼.... |!..... |:!....,ｲ.../......∨..／､¨´
　　　///////......./....|∧.............ﾘ..................ヽ|!＼_ﾘ／.|..,'...|......∨::::::::＼
　　　//////......./.......|..∧|..................................|!､...|.....}./ﾚ.....}＿__}!::::＼::::
　　　/////......./..........|....∧_.../////／...ゝ-|...<.///..厶イ´｀ﾏ:::＼:::::ヽ:
　　　////......./.............|//.∧マ￣..¨..ゞ=-.../.......〉/..//_　| 　 }､:::::::ヽ::::}!
　　　///......../...............|//...∧__ヽ.....ー.... .〈.......///.....ﾌ　　 |! ＼::::} :::||
　　　//......../.............. //..........∨￣......彡ｲ..ﾌ..∧ﾆ=‐<__　　.ﾉ　 .}::::|::::||
　　　/........./..............................／厂.............//.../.../≦二(￣ヽ　＼ .ﾉ:::ﾉ::::}|
358：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:40:18 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　─　　 ─　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　（─）　（─）　＼　　　師匠、感謝します。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　（__人__）　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　ー‐　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　答えは既に自分の中にあった。
359：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:40:35 ID:B1SUpl4w0: ;;:;:::　.__ |;: : :＼　|^~~^~^^ ~.:|　|;:;:;;;::;:| |;::;;;ノ/ヾヽ| |~~~;;::| |~~ﾞﾞ|　l丿ﾉ ^^^^^: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
~~: :~~: :|;|^^:.:.:.|: :|: : : : : : : : :|　|^^...^.| |: :| |/~^~ .| |: : : :.:| |: :: :|　／": : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : .: :.:.:|;|: : : : |: :|: : : : : : : : :|　|: :: :: :| |: :| | : : : : | |: :: :: :| |:　ﾞ＿　_,,.. ．-―――――　-　、: : : : : :
: : : .: :.:.:|;|: : : : |:: |: : : : : : : : :|　|: :: :: :| |: :| | : : : : | |: :: :,,_| | ,f´三三三三三三三三} 　　　ｌ: :: : : : : : :
: : : .: :.:.:|;|: : : : | ::|: : : : : : : : :|　|: :: :: :| |,,,r''''' .ﾞ'ﾞﾞﾞ: :""": ::　::ﾞ,|三三三三三三三三ニ:　　　　ｌ: : : : : : : : : : :
: : : .: :.:.:|;|: : : : |: :|: : : : : : : : r'''ﾞ~:.:. : :|,,|､　 ;;'"ﾞ~' ′　　　ﾞ^ﾞ .|三三三三三三三三三:　　　　ｌ
.rﾞ: : : .: :.:r~ﾞ" ﾞヽ"" ;,:;;､:. ;,　　　　　　　"""　　　"""　　　""::|三三三三三三三三三　　　ｌ
　　　_,,.-‐ … - 、　.,:;;､:. ;,:;;､:. ;,:;;､:. ;,:;;､:. ;,:;;､:. ;,　　　　　　　|三三三三三三三三三!:.　　　　ｌ
.　Ｙ´ｌ: : : : : : : : : }　　　　　　　＿＿　　　　　　　　　　　　 |三三三三三三三三三}:　　　ｌ
　 | ｜: : : : : .: :.:.:|　　　　／　　　／::￣:`:.、　 ;,:;;､:. ;,:;.　 |三三三三三三三三三}:　　　　ｌ
　 | ｜: : : : .: :.: :.:|　＿_ ／　　　　／: : : : : : .:.:.:＼　　 , , 　 |三三三三三三三三三}!　　　　ｌ
　 | ｜: : : : : :.: .:.:|　ト．"_＿＿／: : : : : : : : : : : : :.:`ー...、　　;|三三三三三三三三三}l.　　　ｌ
;,:;;､:. ;,:;　;;　,""""" |:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:}　 : ::|三三三三三三三三三il!　　　　ｌ
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　　　　　　　:; ;,:;;､　|:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : 　　　　　 |　 ; , |三三三三三三三三三}l!} 　　　　L -'"　　ｌ
　,,,,,,,,,,,　　　　　　　|:::::::::::|: : : : : : : : : : : : :　　　　　　 |　　　|三三三三三三三三三三　　　　　　　　　ｌ
:;;､:. ;,:;;､:. ;,: ､　　」::::::::: |: : : : : : : : : :.:.　　 __,,.. ．-‐　"_,.．-''≡≡ﾆニ二三三三三三三　　　　　　　　ｌ
　　　　　　　 /::::::::::: |:.:.:_,,.. ．-‐:::::'''""~　　_,.．-'''"　　　　　　　　　　 _,.．-''"￣　　　　　　　　　ｌ
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　　　　;:...:,:.:.､､;:...:,:.:,:.:.､､;:...:,:　　　　　 /三三三三三三三三三三三三l　　　　　　　　:::::::::::　　　　 ::::::::: 　ｌ
　　　;:...:,:.:.､､;:...:,:.　　　　　　　　　　　 |三三三三三三三三三三三三ﾆ　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　;:...:,:.:.､､|三三三三三三三三三三三三ニ　　　　　:::::::::::::::　　　　　　　　　／
　　　　､:;;､:. ;,:;;､:. ;,:;;､　､:. ;;'　　　　 |三三三三三三三三三三三三三　　　　　　::::::::::::::::::　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |三三三三三三三三三三三三三}　　　　::::::: 　 :::::::::　　　　／
　　　　　　､:;;､:. ;,:;;､:. ;,:;;､　､:. ;;'"ﾞ　　 |三三三三三三三三三三三三三ｪ　　　　　 :::::::::::::::::　　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |三三三三三三三三三三三三三ｪ　　　　　　　::::::::::::::::::　　 ',
360：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:42:22 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　─　　 ─　＼　　
　　　　　　　　　　　　　　　／　（●）　（●）　＼　　お願いします。
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　（__人__）　　　 |　
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　｀⌒´ 　　　,／　
　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　ー‐　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . ．-─　、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. -‐ ¨　　　　　　・．
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,. イ　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ ／　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　./　|　　　　　　　　　　 /　　エラレタカ…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}　.'　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　/　　　　マイラレヨ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゞ) }:　　　　　　　 /／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｢ L.. ≧z､　‐ﾆ::( .ﾉ _/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　] 　￣,.へ._jヾ.,r一-1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}≧rrzｿ|　　 / 三三{　　　 _＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣_,,ノﾉ　　 l　三三{,.．・　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｢r‐''’　／　}＞"´　,,..　-──┴‐-　、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´)　　/　／　　／　　　　　　_＿＿　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`ー" ／　　／　　　 ,. ＜￣￣￣｀ヾ.　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　/　　　／　　　　　　　 //

　　　　　　　　　　　　　　死霊の騎士は何事かを看破する。

　　　　　　　　　　　　　　やる夫はそれに返事をすること無く、どちらともなく構えに移る。
361：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:43:40 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ttps://www.youtube.com/watch?v=StYbzVNvetA

.
362：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:44:02 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　─-　.. _　　　 _＿　　　　　　_, -─-､_
　　　　　　　　　　　　　　＿__ ..＞ヽ　　＞.´　|　｀ヽ￣`ー"＿__＜´
　　　　　　　　　　　　　/　 __｀ヽ￣`ー─‐i 　 l　　 i-─"￣／　￣ l
　　　　　　　　　　　　　!　ヽ＼∨ 　 l !　 }_ /｀　_ {　 ! l　/　／￣7:|
　　　　　　　　　　　　　ヾ.　 )´￣￣＼ |　ゞ”'_`¨ソ　 | ＜￣￣￣|:/
　　　　　　　　　　　　　　＞ゞ.. _＿　｀ヽ　`ー‐"r‐"　　ヾ i__＿,′ 　　　イッテチソウ！
　　　　　　　　　　　＜ニニニ二二二三三三三三}‐- .. _ /´
　　　　　　　　　　　　　　　　　_.. -─-}　　 /!　　 `ｰ一T"_＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　 .′　..ハ|`ー"`'　　　　 r'"￣　ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　　　 |　　　　　　　 /　 /　　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ＿＿!`ｰ- .. _＿...ノ─/＿＿／
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　￣ﾊ　　　　　　/´￣￣ ,|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨￣￣`i'　　　　　 /´￣￣ﾗ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＼＿　|　　　　　/　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　 `|　　　 /　／￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　L..　　　 }　　　 l／　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　　 |　　　 |　　　　/　　ヒュパッ！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`ー一’　　　 `ー一"

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-‐　‐- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　_,　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ゝ､ﾉ´(● )　　　　　ヽ　　　応！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　　　　　　　　)＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| ゝ ' ｰ'　　　　　　　／　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　ー‐　　　　　　　　　　　　　｀ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`ヽ_　-‐　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　ゝ'"　　　　　　　≦､　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　　　　　　　　　　　｀フ￣　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　ヽ　　　　　　　　　　　 /　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　r- ､' ヽﾍ､-ｭ　　 _ﾉ　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　￣￣└-ﾒ_j .| | |~ﾞi||-､￣ヽ. ／ﾞi
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　　　　　 'ゝ､_｀`´-ｲ||　ﾞi　　 |¨`‐-'．_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ､　_ -‐'"´　　 j　└'"｀Tﾉゝ､ﾉ‐-．_　　~¨ ‐-．_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i､　　　　｀`´　　　　　｀ヽ` ‐-．__ ` ‐-．__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　ヽ　　　　　　　／　　　ヽ､　　　` ‐-．__ 〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　ヽ　　　　／　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　＼　　/　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　,‐､　　　　　　　　　 `､

　　　　　　　　　　　　　　　　　　死霊の騎士が仕掛けた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　遠間から踏み込みつつ跳躍する。
363：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:44:21 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　　　　　　　　　　 l　　 .!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿,z≦｀ヽ｀.＿　　　　　　　 ,!　　 .!
　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣　　　　　　　　　　　　　ﾗ　\ﾆ{__]] 　　　　　 l　　　|
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　 _＿＿__,z＞-一'　ノ　|　　　　　　　　　 !　　　,!
　　　　　　　　　　／　　　　　　　 _＞-一"￣　　　　　　　　 [三/1|　　　　　　　 !　　　.|
　　　　　　　　　 /　　　　　 _＞‐"　　　　　　　　　　　　　　　　|　 |´　　　　　　　　　!　　　 !
　　　　　　　　　|　　　＞‐"　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 | 　　　　　　 /　　　 l
　　　　　　　　　|　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |　　　　　　　　 ,!　　　 lﾞ
　　　　　　　　　l／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |　　　　　　　 !　　　 .!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿　　　　　 /｀}=) 　　　　　 /　　　 ,!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／´　l　｀ヽ.　＿,r‐"￣￣｀、　　　　 /　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　　|　　　 i´　　￣l |　　　 i　　　　 /　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l 　 _人　　　|　　　 //　　　/　　　　 ,/　　　　ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＿,,z‐一''}　　　ヽ　_(　　　//　　　/　　　　 ,/ 　　　./
　　　　　　　　　　　　　　　／´＼＼　　 | li≧、　爪i｀;　 //　　　 i　　　 ,/　　　　/
　　　　　　　　　　　　　 __/z‐--、＼＼. t_`ー’r, ￣ノ　//　　　　|　　　 / 　　　 ./
　　　　　　　　　　　　　「＿,z＜￣＼＿,ヽ∧{｀ー‐´} | ,//　　　　/ 　　 ,/ 　　　 ./
　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　￣＼ゞ≦≧ソ_/ 　　／　　 /　　　　 /
　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　 / /　　＼　　　　 ,／ヘ、　 / 　　　　/
　　　　　　　　　　　　| 　　　　　 /_/　　　　｀ゝ、,_＿／　|　　｀ / 　　　　./
　　　　　　　　　　　　ヽ._＿＿＿＿　　　　　　　　ヽ三三丿　　,i′　　　 ./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼,　　　　　　　　ﾍ　　　　/ 　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣`＜＿　　 /,　　　 / 　　　　 ./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　　　./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　　　./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　　　 ,/

　　　　　　　　　　　　　　騎士は片手で跳躍しながら斬りこんでくる。

　　　　　　　　　　　　　　南方の片手剣士の得意とする跳躍からの片手斬りである。

　　　　　　　　　　　　　　片手剣から繰り出される斬撃には特色があった。

　　　　　　　　　　　　　　斬撃に十分に肩が入るため伸びるのだ、

　　　　　　　　　　　　　　俗に言う「片手斬りに三寸の利」とはこれである。
364：名無しの読者さん：2015/04/11(土) 01:44:22 ID:TOehVbKM0: おお……
365：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:44:43 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__
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　　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　 i|＿_.::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／二二二ミ:､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚノ´_冫ー-ミ｣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲｰ'´ ﾉ　　　`r
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`r'´人________人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Y γ=か､___廴
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `'}≧孑{
　　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　　 }≧孑{
　　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　　 }≧孑{

　　　　　　　　　　　　更には得物は重心が切っ先にある厚いシミターであり先がよく伸びる。

　　　　　　　　　　　　得物の利点を十分に発揮し、速さ、重さ、伸びが揃った斬撃が繰り出せる。
366：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:45:04 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / ./ 　　　　　　　　　　　 !　　/
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　　　　　　　　　　　跳躍し高所を取り、相手の上方からの伸びのある必殺の斬撃。

　　　　　　　　　　　狙いは首、寸毫の狂いもなく曲刀がやる夫の頸動脈を狙う。

　　　　　　　　　　　これに対しやる夫は…
367：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:45:26 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　,----二､）ヽ_ｌ┐
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ- '´　　　　 /:}'´::::::::::::::::::::::::::::＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　＿ノ;;;'､＼＿∠´　　--'"　　　）、ｒ--- '´ rフ＼　　＼　　　　　　 /　　　　／
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　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　 (;;;;;;) ｀ヽ　　　ー―　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　ヾ､,-､＿　　　＝-'／
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　　　　　　　　　　　　　　　　｀`ー　-----'´　ｒ- ､_＝-　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　ノ」:{　ヾ┘ >　　＜二
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ､（´｀ヽ､　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　厂￣ヾ---‐ '´＿ｒ-‐'￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　後ろ足の支える力を抜き、重心を変え、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　足裏を地面で滑らして半歩後方へ下がる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やる夫の初太刀は相手の得物を目標と設定。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　攻撃する目標は相手は自分の首、自分は相手の得物となる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　相手は長く、自分は近い、速度は相手が有利としても距離の差で五分。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これで相手の速さの利を相殺する。
368：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:46:58 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : : :./　　　　　{　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ
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　　　　　　　ﾆi＼　(´　ﾍt　{　　.t {　　 jﾆﾆﾆ=-=、　　　 j: :.ﾍ;;;;ﾍ;;;;;;;ﾍ: :　　　　
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　　　　　　　ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=--'ィ￣´　 .j　　　,. ィ'"´: : : : : :.ﾍ;;;;t;;;;;;;;;i:　　　　
　　　　　　　ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆィ'"´　　　　　　 .ﾉィ'"´: : : : : : : : : : : : :ﾍ;;;;t;;;;;;;;i　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　身体が下がり始めると同時に抜刀を開始する。

　　　　　　　　　　　　　　　　胴田貫は長さで有利、シミターは伸びで有利、総合して得物の利は互角。

　　　　　　　　　　　　　　　　ならば片手斬り「三寸の利」が決め手となるが

　　　　　　　　　　　　　　　　その「三寸の利」を相殺するためにこちらも片手斬りの居合で相対する。

　　　　　　　　　　　　　　　　これで相手の伸びの利を相殺する。
369：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:47:16 ID:B1SUpl4w0: .　　　　　二二二二二二二二二二┌ ┬‐v─ v 、//////////＞ '"二二二二二＼'/////////
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　　　　　　　　二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ﾞ'ｰ'ﾞｰ'^'ｰ'ｰ'ﾞﾆ==-＼__｀＼＿
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　　　　　　　　　　　　　　　　先に攻撃した相手の軌道を見切り

　　　　　　　　　　　　　　　　明確な意図を持った運動量とベクトルを持って

　　　　　　　　　　　　　　　　相手の曲刀へ向けて気魂を込めて抜刀する。
370：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:47:47 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿___
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　やる夫の腰から迸る斬撃は狙いを外すこと無く
371：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:48:08 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　｀'-､　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　 _／゛
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　騎士の曲刀に横合いから衝突し、両方の剣が甲高い金属音を鳴らし弾きあう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　斬撃は相手の方がやや重くともベクトルの制御によって打ち勝つ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　これで相手の斬撃の重さの利に勝った。
372：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:48:31 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. ．-─　、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,. -‐ ¨　　　　　　・．
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./　|　　　　　　　　　　 /　　　ムッ！
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }≧rrzｿ|　　 / 三三{　　　 _＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣_,,ノﾉ　　 l　三三{,.．・　　　｀ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´)　　/　／　　／　　　　　　_＿＿　＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　 ',
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　　　　　　　l　　　　　　　　　　_,,,...イ´ 　 |　　　　 .',
　　　　　　　ヽ、ヽ＿_,,..-t''"´:::::::::::|　　 l　　　　　 .',
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　　　　　　　　　　　　ヽ、　　￣　　　／　　　　　　 .',
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　 l
.人　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　 l

　　　　　　　　　　　　　　　　　　騎士の曲刀は横に、やる夫の刀は上方に弾かれる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　打ち合いは予定通りに速さと伸びを相殺し、重さで勝利。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　二つ引き分け、一つ勝利、総計でやる夫の勝利である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　その結果として相手は跳躍の体勢から大きく体を崩した。
373：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:48:46 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　んく　 ):.r===ミ__／j7ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {{=ミ≧ﾍ_}'⌒ヾi{ミトくつﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ぃ／　＼｀i{<うう／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　ノー　 Ⅵ‐≦ 　ノ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　j　´ 　　＼》´! 　／:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈　 . イ´　｀ヽ〉ﾉイ.:.／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .:,｝　＜⌒¨´i{:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　!　　 }'⌒ヾi{:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :＞ッ'’　　 :.　　 }'⌒ヾi{:
　　　　　　 .　　　　　　／ : ´＞:"´|＞ ´ 　Λ　　　　　 }'⌒ヾi{:
　　　　　　　　　　　　　／: ＞'".:.:.:.:.:. l　　　　 Λ　　　 ,，:´}＿___i{:
　　　　　　 .　　　　　／jIイ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|　　　　　 Λ　.／/￣　　　　∨ 　　　チャキッ
　　　　　　　　 jI斗匕{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l　　　　　 Λ＾∨ . :＞= ﾆ{ 　∨
　　　　　　 .:´:.＼.:.:.{:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l 　　　　　〉ﾉ:ア　___　　　｀ヽ:
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　　　　　　 .:.:.:.:.:.:.:.:./`: ..ｰ- 　 .:.:.:.:.:. |丶 ,:　　　／ : : : Λ /￣　ミ‐- 　 Ⅵ
　　　　　　 -- ―‐/＿＿__ー==ミー:ｌ　〉 ,，イ: : : : ／: ノ〉　､　　　　 Ⅵ
　　　　　　￣￣.:/.:.:.:.:.:.:厶=-､----|　_ ノ: : : : : ／／／ヽ　{￣⌒Y '' 　 ∨:/　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人}'⌒ヾi{　　　　＼　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }'⌒ヾi{:　　　　　＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　やる夫はベクトルが上方に傾いた刀を上段に構え直し
374：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:49:06 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |!
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　　　　　　　　　　　　　　　　　:!ｰｯ .r‐┐┌┘　　　　　　　　＼´　　彡x
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／　/　　　　　　　　　　　＼{　 └´ ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .ヽ‐゛　　　　　　　　　　　　＼´　　彡x
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼´　　彡x　　　　　　　　　　　　　　　　　/ . /
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　気魂を込めて真っ直ぐに切り下ろした。
375：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:49:25 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｰ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (, 　::..:: :::!､　　..::::::..　::Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　メ　--ー´　　::　　_:::;,ノ
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　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　　　　　／　　　　　　　　＼
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　＼
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　　　　　　　　　　　　賛辞を残して死霊の騎士は塵と消えた。

　　　　　　　　　　　　後に残されたのは静寂と己の剣気の燻りのみ。
376：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:49:40 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　 ― 　　‐
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　　　　　　　　　　　　　おそらくは…

　　　　　　　　　　　　　先の一合以外は手加減されていた。

　　　　　　　　　　　　　アレほどの剣士が手も足も出ない自分を殺せない訳がない。
377：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:50:01 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　 ― 　　‐
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　｀_⌒
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　　　　　　　　　　　　　死しても勝負を渇望する何かがあったのかもしれない。

　　　　　　　　　　　　　己も死して尚、勝負を渇望するのかもしれない。

　　　　　　　　　　　　　だが今は先へ進むのみ、考えるのは死んでからいい。
378：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:50:17 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 _― 　　―､　　＼　　　有難う御座いました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　（―）　（―）　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　（__人__）　　,／ﾍﾟｺﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　｀⌒´　　　　＼
379：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:50:42 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 _― 　　―､　　＼　　　有難う御座いました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　（―）　（―）　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　（__人__）　　,／ﾍﾟｺﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　｀⌒´　　　　＼

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380：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:51:06 ID:B1SUpl4w0: ――あずかり知らぬ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　/: : : :/: : :／: : :./: |: : : :ヽ: : : ヽ:ヽ:､: :ヽ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 V: : : : /: : :/: : :,:/ :/: l: |: :ヽ: : : : ヽヽ-:'/:∧ l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: : : :/: /:/: : :/.／: : :l: l: : : :l: : : : :､ v: :/: :}　!,　　　　　浄化してくれって言ってた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: : : : :l_:_l_:,: ／: : :､_:ノl: ,!: : : :.|: : : : : l:V: : : ハ !,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l: : : : : l: Ali: l: : : : :/｀'メ､_:_: : :l: : : : : : l:|: //: :|　!,　　　　地縛霊が出る墓地ですけど…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: l: : : l: レ,､l!: : : /　 /,--__ヾ: :.|: : : : : : ﾋィ: : : :|　 !,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:.|l: : : :l|/l iii}ヽ: l　／'´/,ヽヾ,l: : : : : : : :|: : l: : : :|　　!,　　なんか綺麗でしたよ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |i:!ヽ: : :ヽﾋソヾ　　　 l じ｀ヽ: : : : : : :l:|: : l: :i: : |　　 !,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | ヽヽ: : lヽ　　　　　　　｀ ´/: : : : :,: : /:l: : :.l: l: :.|　　　!,　場所間違えてます？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　lヾ､　 '　　　　　　　 /,ィ: : :／l:/: ﾊ: : :l: :l: :|　　　.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　.|: :ヽ　　lヽ　　　　 _,.彡ィ: : : /: :ハ: : :l: :l: :|　 ,r-'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　.|: : : ＼｀｀　　　　,. イ/: : : : : : :|ミ|: : :l: : : :|´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､　　　|: : : : : :ヽ__ , - '´　 /: : : : : : : トミゞヽ: : : :.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､_　|: : /: : : L,ィ |　　_/: : : : : : : : :|三,ィﾐl|: : : :.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __＞===ィ'´,. - '´　|: : : : : : : : :|　　ヾ;;|: :l: : |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 rr;'::::::/　 /,ィ　　　　　ヽ:_:_:_: : ソ:|'´　　＼: : :｀:､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |l:::::;ィ: : : :i　ヽ　　　_,. ィ　｀　v::::::＼　　　　ヽ: :.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |l:l::::ヾ: :ｿ　　　 /´　　/: : : :- /::::::::::::::＼　　　　ヽ:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　V/　　　　 /　　　　ー-､__ﾘ|::::::::::::::::::::ヽ　　　　ﾄ: :ヽ
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【コクブンチョウ地下神殿の巫女長】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　_,､;;-;;;''：!!!!!!!!'';;-､､_,,,
　　　　　　　　　　　 -=ﾆ;;;;;!!!|||||||ゞ,､_､-､ﾐ!!iiL
　　　　　　　　　　　-=ニ;;;;;:::!!||||!<｀　　　｀'-'iﾉ
　　　　　　　　　　　 -=ﾆ,､;;:,-､ii/　｀''-､_ , _!
　　　　　　　　　　　　　｀ヽ;;;;!　!ﾞ　u ﾆ'ﾆ｀<ｲ　　　　一応、正式には地縛霊じゃなくて魔法生物だから。
　　　　　　　　　　　　　　 _i_,ゝ;;　 u 　　 .　)i　
　　　　　　　　　　　　　､'ﾞ(~'､　 !.　､──-/ u　　　おっかしーなぁ…
　　　　　　　　　 _,､-;;;ﾞ/;;;;i　 '､　　　￣￣/
　　　　　　　　　'ﾞ::::::::;;;/;;;;;;;i 　ヽ,　｀'',,- -' u　　　　何人か駆け出し冒険者が地縛霊にボコボコにされて
　　　　　　　　　　::::::::/::_:::_ i､.　 /ﾆ::i.´!＼　 u
　　　　　　　　　　:::::::::~,､-::'::|ヽ,/i|||||i　!:::i丶　　　　　帰ってきてるんだけどなぁ。
　　　　　　　　　　:::::: <:::::::::::::i　　ﾞi||iﾞ｀|､::ゞ:ﾞ:､
　　　　　　　　　　::::::::::ヽ;::::::::::!. 　|||||　i:::ﾞ::､::::::ヽ,
381：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:51:26 ID:B1SUpl4w0: ※コアブロック注意

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´￣｀`.....
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　jI斗=, '　　　　: : : :::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　jI才　.／/　　　　　 : : : ::::::::::::,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-=＞ ´　　 /　.,　　　　｀`　 : : ::::::::::::::.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　 i{ 　 i　　　 ,x､　ヽ: ::::::::::::::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　 .i{ 　 .,　　　ヽfｯ　､ﾉ::γヽ＿　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　 .∧　.入　　　　 ¨　: :::ゞ..'::￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　//　＼个。　　ゝ- '､_ﾉ::::／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　/　　　　ヽ　　＞=----=＜
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　　　　　　 </≫s。　　　　　　　　　　　 , 　　 / γ´　　　｀＼　　　／ }:.:./ ./
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　　　　　　　　　　　。s＜´　　　　　　　　　｀`ｰ=======ヽ　　　　　　　ﾉ }　　　　｀゛＞。ニニﾆﾆ=-∨/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やる夫　ＬＶ５　戦士　２５歳

　　　　　　生命３２０　　　　気合１７０

　　　　ちから（str）　　　１６→３２　　　　　　　技能一覧（パッシブ）　　　　　　ギフト一欄　

　　　　すばやさ（agi）　１６→３２　　　　　　　刀類扱い　ＬＶ５　　　　　　　　　大器晩成　LV２

　　　　かしこさ(int)　　１６→１７　　　　　　　具足扱い　ＬＶ３　　　　　　　　　観目　　LV５
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　きようさ(dex)　　１６→３２　　　　　　　剣術　　　　LV５　　　　　　　　　技能一覧（アクティブ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　たいりょく(vit)　１６→３２　　　　　　　生存技術　LV５　　　　　　　　　切り落とし

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　解剖技術　LV５　　　　　　　　　気魂刀　New！
382：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:51:43 ID:B1SUpl4w0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　得意敵種：粘体種 LV５

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　得意敵種：動物種 LV５

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　得意敵種：魔獣種 LV５

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　得意敵種：節足種 LV５　New！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　得意敵種：魔法生物種　LV５　New！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三寸の見切り→一寸の見切りNew！

　　　　　　一寸の見切り：すばやさ、レベル係数、剣術レベル係数を合算して回避に補正、効果大。

　　　　　　気魂刀：気力を１０消費して武器に無属性の魔法力を付与。攻撃が無属性の魔法攻撃となる。
383：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:52:11 ID:B1SUpl4w0: ※蛇足

――ちがうそうじゃない

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,. -‐━:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､:.:.:.:.:.＼:.:.:┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.}ﾊ:.:.:.:.:.:.＼:!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.｝:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／｝:./:.:/:.:.:!:.:./:.:.:/:.:.:.:./:.:.:}{:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|..八/:.:/:.:.:.:|:./:.:i:.:|:._:.:/:.:.:./」__:.|:.:.:.:.:.:.:.:.　　　　地縛霊とエッチできる機会なんて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|..}Ｖ:.:.:,:.:.:.:.:]厶ｧ;爪:.:{:{:.:.:/_;八:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　 |..}:{:.:.:.i:.:.:.:.:.|:.:/恣xﾍ:.:.:./ 爪沁:.|:.:.:.:.:.:.:.|.:.　　　早々ないのに…
　　　　　　　　　　　 .　　　　　　　 /...Ⅵ:.:.|:.:.:.:.:.爪.　刈　ヽ(　込ﾝ＾:.:.:.:.:.:.:.:|｝:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/.......｝}:.:.|:.:.:.:.:.:.:.､V沙　　　　　　/:/:.:.::.:.:/ }:.}　　もうちょっと早めに行っておけば良かった。
　　　　　　　　　　　 .　　　　　　/..........｝}:八:.:.:.:.:.:.､:＼　　 '　　 ′:.:.:/:./　;./
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.............｝}:.:.:.:＼＼:.:＼`　　っ　／:.／:.:.:.:Ｖ:′
　　　　　　　　　　　 .　　　　＼..........｝}:.:.:.:.:.:.:＼}/∧　､　_ ィ/{:.:.:.:.:.:.:.:.::/:
　　　　　　　　　　　 .　　　　　　｀`丶:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:.{///}　　 ¨_//八:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｝:.:.:.:.:.:.:.:.:}⌒ｱ:ｉ:>-‐:iV⌒）'ｰ　ミ:.∠_　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人:.r‐―:./__（i／:i:i:i:i:i:i:〉-:.:.:.:.:.Ｙニニ=_　　 ,
　　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　　〃ニ=:.:.:.:T　　＼:i:i:i:／　jＬ:.:.:.:.jニニﾆ=_　　′
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※蛇足終わり
384：観目 ◆3ITA5BuLTs：2015/04/11(土) 01:53:25 ID:B1SUpl4w0: 以上です。

初心に戻ってやりたいことやればいいと思いまして
今回はちょっとはっちゃけております。

お見苦しいかも知れませんがご寛恕ください。
385：名無しの読者さん：2015/04/11(土) 01:54:13 ID:hmYZtrSk0: 乙っした
骨とエッチとか上級者だのぉ
386： ◆j6WL6ztZms：2015/04/11(土) 01:54:32 ID:.4VbZVTQ0: 乙でした
387：名無しの読者さん：2015/04/11(土) 01:57:30 ID:TOehVbKM0: 乙乙～
388： ◆MidsHfdgNA：2015/04/11(土) 02:10:51 ID:FyX0Coag0: 乙に御座いました。
拙作れすとらんにて「マダオの採取したきのこ」の設定を使わせていただいたこと、
改めてありがとうございました。
389：名無しの読者さん：2015/04/11(土) 02:16:40 ID:/248hLjw0: 乙です～ｗ
賢さにストップがかかったｗ
390：名無しの読者さん：2015/04/11(土) 02:25:38 ID:ZwwZ24Cg0: 乙でした。
あの娼婦冒険者のアサマチかww
そして空破斬を身につけたか。死霊騎士の未練がなくなるまで斬り合ったようにも見えるけど。
391：名無しの読者さん：2015/04/11(土) 10:23:15 ID:Ct.E7UOA0: 乙
霊とエッチって「エンティティー（霊体）」かよwww
392：名無しの読者さん：2015/04/11(土) 10:52:25 ID:12ORww2g0: 乙
空裂斬ポジの技得たか！　斬れる幅が広がったｗ
393：名無しの読者さん：2015/04/11(土) 11:16:16 ID:McOE310c0: 乙です。
刃鳴散らすの音楽ともあっててとても良かった。
熱い戦いでした。
394：名無しの読者さん：2015/04/11(土) 11:24:46 ID:ZwwZ24Cg0: >>392
あう、龍狼伝の空破山と混ざってた。

orz
395：名無しの読者さん：2015/05/07(木) 12:15:08 ID:Unt9MDHE0: t
396：名無しの読者さん：2015/05/10(日) 08:56:38 ID:wsTZSJ2w0: 乙
さてこの世界のＡランクはこやつをどう評価するのか