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【果てに掴むは】 やる夫は死を夢に見る27 【救いと希望】
747
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/03(日) 15:10:03 ID:Wu6.zd/w00
乙
まさに悪魔の誘惑
748
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/03(日) 16:45:15 ID:uBE1A0P600
乙
困ったことがあったら財産と引き換えに何でも願いなさい
749
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/03(日) 17:52:08 ID:cDKfsMx200
乙です
今は悪魔が微笑む時代なんだ
750
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/03(日) 17:58:57 ID:rLH63E9Q00
カミとGODは漢字に書くと同じように見えるが違うし、どちらも所により悪魔と人は言う
乙
751
:
◆mmsSEDCh.s
:2023/12/06(水) 08:40:12 ID:ozg6DX1ASa
乙でした
ちょっと目を離している隙にエピローグ
やる夫には幸せになってほしい
752
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/07(木) 01:40:33 ID:orXGDWaESa
乙
ううむ、ちっひ
753
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:30:11 ID:DcFdGpeYMM
いよーっす。
おはようお前ら、元気か? 元気ねーな!
顔色悪いぞ、働き過ぎかよ。
良くない良くない、良くないぜ!
___ 根の詰め過ぎは体に毒だ。
γ´ `ヽ もっと肩の力を抜いてよー、
人 適度にサボって、気軽に行こうぜ?
\ ‘,
,j!斗- -ミx i ワークとライフのバランスが大事なんだから。
/ ‰ i | 趣味とか家族、友達を大事にしてさ。
/ __rュ__rュ__ ‘, | | 遊んで、笑って、エッチしまくって、
.′ |__ __ _| ‘, .′ たくさん子供作ろうぜ?
i! └' | | i! / /
‘, └' / ___ / / ___
γ⌒ヽ __r‐ュ___ [i] / /´ `ヽ
人 \ |__ __| く /
\ /⌒) 〔_| |_〕 ー‐‐‐一'' \
/ / ′ └┘ ┌──┐ ___ /⌒ヽ \
/ / / , | □ | i___| / 乂______ )
′ /⌒'*s。. └──┘ ‘''ー‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ミ、
乂 ___ / ^''*s。. \
¨^''?ぅs------------------ミx )
`¨ ¨´
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|『悟ったフリとか馬鹿らしいからやめてさ、欲望に負けとけよ。
| 頑張り過ぎて体壊すなんてアホらしいだろ?
|
| お前らヒトはすぐに神になりたがったり神を超える力を欲しがるじゃん?
| でも、神ってのは終着点なんだ。先のあるヒトとと違って終わりなんだ。続かないんだ。
|
| だからお前らは、そのままヒトとして適度に楽しく生きてくれ。
| まあ、神を望むような奴らじゃないのはよく知ってるけどさ。
|
| つーわけでさえしない?、淋しくなるけどそろそろお別れだ。
|
| ん? 俺? おいおーい。誰なのかを聞かれるのは結構ショックだぜ?
| 寂しいこと言うなよ、ずっと一緒に戦ってきた仲間じゃん? 俺だよ俺。
|
| 第六天魔王 波旬 魔羅。
| いわゆる一つのマーラ様だよ!』
|
|「「「いやお前仲間じゃねーし(ないだろう)(ないわ)!!」」」
|
| そんな初夢を見たジャギ班の四人。仲良く並んだベッドでツッコミと共に飛び起きた新年度。
| 約一週間の昏睡を経て、最悪二度と目覚めないと誠ですらさじを投げた三人は、見事に普通に目が覚めた。
|
| 三人を治療しながら同じ部屋に寝泊まりしていた霊夢と黄泉も飛び起き、
| 夜間の体調急変に対処するため不寝番をしていたケンシロウは仰天した。
|_________________________________________________
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754
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:30:26 ID:DcFdGpeYMM
__ /二ニヽ }
} \__ /二二二ニ,__L
} ー {二≧s。 _ /二二ニニニi }
L __{二ニニニ≧s。jI斗‐===‐- _二二|ーL
} _二二二ニア゚.::.::.::.::.::.::.:_ -‐ 、 `,ー '< }
} ー‐ニ二二ア゚.::.::.::.::.::.: ´.::.::.::.::.::∨.::.::.::.::.`' 、
L __ -二/.::.::.::.::.::./.::.::.::.::.::.::.::.::.:i}, .::.::.::.::.::.::.\
、 \7.::.::.::.::.::,.::.::.::.::.::.::.::.::.::.,.::.::.:゚, .::.::.::.::..::.::.::.`、
\ ー .:i{.::.::.:: / .::.::.::.::.::.::.::.::./.::.::.::.:゚,.::.::.::.::.`、.:.::.::.`,
ヽil l{.::.:: /.:,.::.::.::.::.:: ,.:.::./.::.::.::i.::.:}`、.::`, :.:.`,:.::.゚,.::.,
i|l八.::.,゚.:/.::.::.::.::.::/.:.::.'i.:i.::i__|i.: } `,斗f七}.:.:.:}l.:i}
l|l.::.::ヾ.::゚:.::.::.::.::./.:.::.::iTΓ|::」Lノ }:」」ilL}___}l´
l|l.::.::.li.:l{.::.::.::. /ilL:.::.」jI斗ャ 圻リ }ニ∨ ジャギ! ルカ キル!
l|l.::.::.li.:l「`Y⌒Y^フ圻hノ狄 沙 ,゚ニニi__
l|l.:i.::八{`ヾー‐‐' i ~^^´ , {iニニノヽ} 嘘でしょ!?
l|l.:l.::.::人「(}ニニ{ u 从´{__ノ マーラあんチクショウは除夜の鐘でも焼かれないの!?
l|l.:l.::.::.::.::ソ^Y^Yヽ, r つ , ^゚Vi´:.::.∨
l|l人.::.::.::.⌒l{i⌒⌒、 うぅs。 イじ il|:.::.::. ∨
. 八{「\.::.::.:「{|.::.::.::.::.\‐- _jフ爪]′)' il|.::.::.::.::}i
______ ≫' |八:.::.::.::.::.::.\ /'゙⌒ { 、 '<⌒ 、 ̄~"''<
i ``'´、 ⌒i\.::.::.::.::{「 {.. . . .人 ~"''\ ”''<
. l| \ ⌒[\ .::.{i {\. . . .」≧s。.,_ \ ,___ ”''<
. l| \ i}丶{ー'゙ニニY~. .\ニヽ{{≧s。., \\\ `寸
ハ, l| , i}ニ‐ ‐ニ|i. . . . .\ニ∨ {{≧s。ヽ \\ ∨
. /二} l|/ ∨ i} __小 . . . . . .\}\ ゚, \`,  ̄_
,'ニ二}/, -―‐┓'´ } ゚ -ニニ/∧. . . . . . . \ \ \ |l l| i
辷彡()ーニニニ| / / _‐ニニニ/∧ . . . . . . . . . ヽi ___\ l| |
/ 人 二二二| -‐七I゛、_ ' _-ニニ二二二/∧. . . . . . . . .} | \\\ |
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| 煩悩退散ナンボのもんじゃとばかりに四人の夢に現れたマーラ様。
| 『決戦』時に契約をした霊夢と、合体していたルカ以外の二人の夢にも現れたのだ。
|
| もちろん原因は『決戦』。霊夢が魔王 マーラと契約して引き出した魔力でジャギとロストスキルをフォローしたからだ。
|
|「どれだけ寝てたの……? なんだか頭が軽い」
|「一週間よ。ルカあなた、髪の毛が短いままだから」
|
| 魔王マーラとの融合で生殖器官と化していた頭髪は、『霞ケンシロウ』に『爆弾』を放り込み、トカゲの尻尾として切り離していた。
| しかし、これまでは変幻自在で、切っても伸びても勝手に本のサイズに戻っていた毛髪だ。
|
|「あれ……? もしかして私」
|「残念ながらプリキュアみたいになってるわよ」
|
| ルカの髪は根本は肉襞色。しかし段々とグラデーションして毛先は元来のブロンドに戻っていた。
| 魔王マーラとの融合率が減少しているのだろく。
|
|「キル……ぐすっ良かった…………」
|「泣くな、一時的に目覚めたとは言え、この身体を蝕む呪いは」
|
| 泣きじゃくりながら頭を振る黄泉。
| ロストスキルを殺すはずだった『堕し児』の呪詛。それは奇跡のように消えていた。
|
| 意外と負けず嫌いな第六天魔王がなんとかしたとしか思えない。
|_________________________________________________
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755
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:30:46 ID:DcFdGpeYMM
____
/ \
. / (ー) (ー)\ …………そうか、
l^l^ln (トェェェェェェェェイ)\ そうか…………。
ヽ L \ェェェェェ/ |
ゝ ノ / すまん、未熟ですまん。
/ / \ ふふっ、感情が抑えられん。
/ / \
. / / -一'''''''ー-、.
人__ノ (⌒_(⌒)⌒)⌒))
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|「こんな時まで最強のニンジャでなくていいのよバカ! 好き!
| 生き残れて良かった……大好き!」
|
| わんわん泣きながらキスの雨を降らせる黄泉を、ロストスキルは微笑みながら抱きしめた。
| 最強のニンジャとして、感情を抑制してきた男が浮かべる心からの笑顔は、ひどくぎこちないものだった。
|
|「兄者……」
|「おうケンシロウ、押しも押されぬ北斗神拳正式継承者になった感想はどうだ?」
|
| ジャギは全身包帯まみれで、左腕が欠損していた。
| 内蔵も少なからずバーベキューになっており、もう元のようには動けないだろう。
|
|「いや、恥ずかしながら俺は下っ端からやり直しだ」
|「はぁ? じゃあ北斗はどうすンだよ!」
|
| 死にかけなのにそれを感じさせないジャギの心強さに、ケンシロウから嬉し涙がボロボロとこぼれた。
|
|「目を覚ましたトキの兄者が」
|「ああン? あの人『夢の塔』で死ぬ気の顔はどうしやがったンだ!!?」
|
| ジャギが『ビスケットハンマー』の負担を分散させたお陰である。
|
|「クソが! 早く傷を治して下剋上すっぞ!」
|「そうだな……兄者、ああ……頼んでいいのか?」
|「当たり前だボケが、いい加減泣き止みやがれ」
|
| 涙が止まらないケンシロウの胸を、ジャギが小突いた。
|_________________________________________________
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756
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:31:12 ID:DcFdGpeYMM
. !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|:::::r´Y:::::::::::::::::::::::::::::::::::゚::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
|::://`|:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::::::::l
|::i l r !:::::::::::::」!;;_::::/l:::il::::::::::::::::::。::::::::::::::::::::::::::::::::|
!::l レ´|::::::::::l|/!:::/.メ;::l|::::i|:::::::::::::::,、::::::::::::::::::::o::::::!
. ハ::ヾ./!:::::::::lr‐tミ_`メi;/l|:::/!:;ム;__:://!::::::::::::::::::::::::::::!
i l::::::ヽ|::::i:::::!`ー゚'`ヽ` !/ |_ム斗/.ヽl::::::::::::::::::::::::::::!
l l::::::::::l:::r',::::! ´ィ--。、 |:::::::::::::::::::::::::::l
レ:::::::::。!::ヘヽ::! "" ´`'ー゚'`l::::::::::::::::::::::::::::!
/::::::::::::::',:::ヘ N , "" /!.:::::::::::::::::::::::::::! いいのかな。
{:::::::r、::::::::〉;:::iヽ ‐_- /.:::::::::::o。::::::::::::::::l こんな、こんなに……
_r'{ヽ:::::Y::::::/ |::::l `ゝ. _ _ .. - '´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
 ̄ .: l::::.ヽニソヽ!ト:ハ /ヽ‐;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ねえ、いいの?
.::i l:::::. \ ヽ| iハ ´ `i|:::::::::i:::::::::::::::::::::::::i:::::l|l:| こんなに幸せで。
:::::! .ハ:: ::. ヽ ト| ', ノ!::::::::l|::::::::::::::::::::::イ!:l:il:!!|
:::. ::::i :.ハ: :::. ヽ lヽ !-、 ,-―/ ||::i:::::ll::::::::::::::::::::::il、!|.|:||:!
:::: :::i : : i:. :: ヽ ヽ / ||:/!:::||::::::::::::::::::::::||l|i::ト||:l
::::: :i i i l:::..: ハ ハ. / ,!ィ l::::||::::::::::::::::::i:::|||l|!i:.i!:l
:::::i ! / ', !:::: : ハ ハ / /l:.! |::::!l::::::::::::::::::l:i:||j||ノノ!:!
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|「釈然としないしムカツクけどね」
|「なによ霊夢、ハッピーエンドの何が不服なの?」
|
| 目を真っ赤に晴らして、未だに涙が止まらないくせに、それでも精一杯の不満顔の小学生巫女。
| 霊夢はジャギのシーツを剥ぎ取り、入院着の下半身を指さした。
|
| 目を丸くする黄泉、感嘆の声を漏らすロストスキル、驚きに声も出ないケンシロウ、
| 悲鳴を上げて目を覆うも指の隙間から凝視するルカ。
|
| そこにそびえ天衝く大槍を、一体何に例えればよいか。
| いや、絶対的なパワーを前には比喩表現など不要。
|
| 30センチもある凶悪な逸物が、有無を言わせぬ迫力でそそり勃っていた。
|
|「私が治すはずだったのに!!」
|「手間が省けて良かったじゃねェか!」
|「私が大人になる前にこんなに元気になられちゃ困るのよ!」
|
| ジャギが『血族』を離れる原因となった性的不能。そんなものマーラ様の手にかかればご覧の通りだ。
|
|「あのなァ、俺が女のにモテると思うのか?」
|「何言ってんのよタコスケ、年齢血統実績! どう見ても優良物件じゃない!」
|
|「だったら今すぐ十発ほど生で出させて、既成事実を作ったら?」
|「多い多い馬鹿殺す気か?」「それより挿入らないんだけど?」
|
| どう考えても小五ロリのツルペタバディには余る大きさだ。
|_________________________________________________
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757
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:31:32 ID:DcFdGpeYMM
,,.. -、― ..,,_
> ´ ` <ミ` <
,ィ´ .i i | ハ \\ ヽ
// ト. ,! /./__i !ヾヽ. ',
〃 / , |_'._ /イ_/___.| / ト } ,
/ ,: i i. ´|__ヽ. { ´_伝リ》' i .}>! , マーラを絞ってなんとかしようか?
i ,{ i 《.炒\! / /巡! i
ヽ! ヽト、 .i ___ __彡.イ !音| i!
{ }八. ` ´ , / / `Y´ i!
V´ ̄ \、 / //!. /.:|: '
i ヽi¨´===:!/ /! |. ∧ ,.ヘ
| }i==ミ:○// i |. ∧ _/ ,ィ `ー、
! / !/ r--ミ=-.r--ォ ∧ / i }/ ,: i
rー''´ ̄`''ヽ ,' ノ!乂二ニニ彡イ` <. ∧ ゝ Y´ヾ/ {
||: :|: : : : : : :{//三三三三ニヽヽ.、ニ\. ∧ ,| ゞイ
||: :!: : : : : : ;!三三三三三三i!} } }三ニ\ ∧./| |`ヽ
ヾ ̄ ̄`ヽハ三三三三三三,///三三ニi} / :| | .}、
/ ,′ ,/ニヽ三三三三三///三三ニ./,ノ | | リ
/ , ,!三三≧===---::///三三彡' | | |
/ .,′ ,ニ,..-..、三三三ニ///フ=-≦.、 | | |
/ ,:. /j/: : : : :ゝ-ァ- 、:{ {/: : : : : : :', i. | |
/ ./、___,,./ニ{: : : : : : !/: : : :レ´: : : : : : : : : ',、__/! i |
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|「やめろ」「やめよ」「巡音さん、その手付きは危険だ」
|
| 下品な手付きのルカに男衆からのサラウンド制止。精子ならマーラも喜んだろうが。
| ちなみにその手付きとは、左手で玉をねじ切り右手で棒をへし折るというもの。
|
|「マーラは痛いのも酷いのも可哀想なのも好きだけど、純愛ラブラブものも好きだから」
|「たが、マーラの力に頼ってテメーらにナニカあったらどーすンだよ」
|
| 頷くロストスキルとケンシロウ。
|
|「なら、他の女に手出しできない程に霊夢が絞り尽くせばいいんでしょ?
| 手と口だけでも男をメロメロにする技ならいくらでもあるわ」
|
|「黄泉先生……!」
|「ちなみにその手のテクニックだとキルの方が上手いけどね」
|「え?」
|
| 当然、女に化けて間諜もできるのがロストスキルだ。ベッド戦闘でもタツジンである。
|
|「それより『コレ』はここだけの秘密にするってンじゃァダメなのかよ?」
|
| 顔を見合わせる一同。そういうことになった。
|_________________________________________________
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758
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:31:49 ID:DcFdGpeYMM
三:::ノ )::::::: 三:::
三/ ヽー::::: 三::::::
::::::ヽ⌒ー 、:::::三 ):::::::. 三:::::::
::::::} ::三ヽ ..::::: ::.. ヽ::::::. 三::::::::
ヽ:::::: ( 三::::) :::::.... ::.... ):::::}ヽ:::::: 三::::::::::
ー、:::::⌒ヽ.⌒j 三::/ ..:: ::::.. :: ⌒ ):::::::::.. 三:::::::::::
ーァ {:::::: :::::::ヽ 三 ...:: ::..::: ..:: :: {:::ノ):::::: 三::::::::::::
ヽ_ノ:::::: :::::::三 ..:::: :::.. ::::::..:: :: {::::: 三::::::::::::::
三 ::::::: ..::::: r、 _ ノ:::::::. 三:::::::::::::::
三::.. ..:: -⌒::ヽ:::::::.. 三:::::::::::::::::
三::::: ノ:::::::::: 三::::::::::::::::::::
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
三 ::::::::::::::::三:::::::::::::::::::::::::
三 :::::::::::::三::::::::::::::::::::::::::
- 、::::::: 三 :::::::::::三:::::::::::::::::::::::::::::
)⌒ヽ:::::::. 三 /⌒j ::::::::::三::::::::::::::::::::::::::::::::
ー⌒ヽ、:::::: 三 .,-ュ. { / :::::::::三::::::::::::::::::::::::::::::::::
⌒):::::: 三 ..:j卅リヾr、 r'ニニ :::::::三:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
(-:::三 .:::/`ヽ_ `マニニニニ :::::三:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ー、 :::三 .::::{ハ {r' `}ニニ7' :::三:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
⌒ー rー :三 :::_ノ人ヽ{華} jニニム. ::三:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
三 .:r7 ハ ̄i7 └!ニニ} 三:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
三 .:イ/ ハ ハ ニニ{. 三:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
三 j/ Vハ ニニ. 三:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ノV Vハ ニ 三:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
_rー ―= ´ 7」、 「 ニニ 三:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
rー’ ミ 、 j ヾー、 Y r┘(  ̄ ̄ ̄ ̄
ー-ー―┐ ヽ } 人r―´ ̄ ` ̄
ゝ=y ヽ //
/_ノー―=彡
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| 結婚式である。
|
| やらない夫と翠星石の結婚式はしめやかに開式し、和やかに進んでいた。
| この式には複数の意味がある。東京での戦いに区切りがついたという事もその一つ。
|
| やらない夫という存在が『血族』に正式に入ったという確認。
| そして傷つき倒れていた戦士たちの快復祝い。
|
| ジャギ班の三人も、ようやく日常生活が可能になっていた。
| ルカの髪は相変わらずのまま。しかし魔王マーラの力が減少したために男を誘惑し続けることはなくなった。
|
| 訂正。近付くだけで男の理性を溶かす性的兵器ではなくなっただけ。
| 男を誘惑し、興奮させ、良からぬ想像を掻き立て、海綿体に血液を集中させる程度の力は残っていた。
|
| 呪詛の力で体力を極限まで失ったロストスキルは、戦士として引退し面打ちになっていた。
| 忍法『変化袋』による完璧な変装の応用で龍田や『カトルカール』に新しい顔を用意したのは彼である。
|
| ジャギの失われた左腕には、ロストスキル同様の木製義手が嵌められていたが、鉄仮面はそのままだった。
| トレードマークを今更外すのが気恥ずかしいのだ。
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死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:32:04 ID:DcFdGpeYMM
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. γ⌒ : : : : : : : : . ヽ
〃 __ : : : : : : : : : . ,
ゝ ´ : .`ヽ . : : : >ヘ : : : : }
. `ヽ : : ハ : : /ノ V : . : : : .′
l : :' 〃7 r‐' ∨.: : . : : l
{ : :′{ Ⅵ _ ヾ γ ヽ : :l
Y {ィミx ` 斗 セ ヒ_⌒ヾ く |〈:{ l: :{
ヽ:.弋ヒッ:、 ` ´ ´-ゞ' ´ | |( ノ ハ∧ おい、本気なんだな?
` j レゝイ } } 念の為に確認しておくが。
. r===ヘ / r- ム /_ / ソ
. |l|///∧ `_,. , //:::::::::::::::::::`ヽ
<∧ ≧ト、_|l|////∧ `ニ ´ .ィ//:::/` <:::::::/
/<l>//::::::::: |l|_///∧ / ,//:::/ ミ☆ミ/:::::/
ー一(:::::::::::::::::::く(////´:`.:Τ-´x‐//:::::::>... _/:::::/
ハ/ ` ー┐::::::::}}γ´.:.:/.:.:.:/.:.:.:>>:::::::>─く
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| 『葬天沽虚』戦で生死の境をさまよったジェリドとカクリコンも復帰していた。
| 今日はリハビリと称された地獄のシゴキから開放されて笑顔である。
|
| アンデルセンの訓練は恐ろしく厳しい。それが必要なことなのも三人は理解していた。
| 特に『葬天沽虚』というか、華琳に不覚を取った二人はこれ以上の無様を晒さないため死ぬ気で訓練に打ち込んでいた。
|
|「あら、男みたいな名前の女は嫌かしら?」
|「馬鹿言えよ」
|
| 結婚の話だ。あっちこっちでカップルが成立している。
| 『血族』の奴らは祝儀が大変だろうなとカクリコンはワイン片手に笑う。
|
| 加護の関係で酒に酔えないアンデルセンは、紅茶だった。その唇もめったに見せない角度に上がっていた。
|
|「カクリコン」
|「なんです?」
|
| ルカがあの状態だが、ジェリドが手を出していないことをアンデルセンもカクリコンも知っていた。
| マーラの魔力ではなく、自分の意志でルカを抱くためのジェリドなりのケジメだ。
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|「お前の恋人も首を長くしているだろうが、もう少し待たせられるか?」
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死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:32:19 ID:DcFdGpeYMM
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/ Y//!  ̄ ̄ ^ ,ィ些羔 ̄ / アマンダは賢い女です。
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/| 、,′ ミ彡 __ / / 汲んでくれますよ
/ニ\ ≧s。. \ ヽ _ ` -__/⌒ヽ / あいつらの事情も。
./ニニニ \ ≧s。. 、 "''<_(_, へ \
____,,.、丶´!ニニニニニニ≧s。. \ ー , ------、 .∨
ニニニニニニニニ}ニニニニニ/`''<ニニ≧s。. ≧s。 / "''<.',
ニニニニニニニニ\ニニニ ト...* `''<ニニニニ > ! >''"~ ̄~"''*、 . }
ニニニニニニニニニ ≧s。.ニニニ≧s。./ニニニニ/ / 人_ --r--、 ,′
ニニニニニニニニニニニニニニ≧s。.ニニニニニニ,' ,:' /ニ>''" ゙゙゙̄' ;ニニ≧s。. ____
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニ≧=‐ニニ! ! !ニゝ---r- 、 !\ニニニニ≧s。./ニニ≧s。.
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ{ { {ニニニニ圦 ` !ニ\ニニニニニニニ\ニニニ\ニ≧s。.
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ{ { {ニニニニニニ} /ニニニ.ヽニニニニニニニ \ニニニ]ニニニニ
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| ルカとジェリドを日本で結婚させたい。
| アンデルセンとカクリコンの二人は既にそのために動いていた。
|
| ジェリドやルカの家族を呼んでいる。
| しかし、『教会』関係者には秘密裏に。
|
| ルカが悪魔と融合していることは、失脚した『教会』日本支部の幹部たちから本部に報告されていた。
| 今の状態で彼女が魔王マーラの呪いを克服したと断言するのは難しい。
|
| ルカは『教会』から異端指定を受けていて、それは解除されていないしされる予定もない。
| であるから、『教会』本部の目の届かないこの極東で、二人に婚姻を結ばせたかった。
|
| 現在東京を仕切っている暴力教会のエダたちはぐだぐだ言いはしないだろう。
| 彼女らの用心棒をしているヤザンも、細かいことを問題にする性質ではない。
|
| ジェリドとルカの行く道に苦難は多かろう。
| それでも、乗り越えられぬ程のものではないとアンデルセンは信じていた。
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| そして、主の教えに背かぬ限りは最大限の援助を惜しまない。
| そう誓っていた。
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死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:32:39 ID:DcFdGpeYMM
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|:/ |::|:::从 ヽ |:::::::::::::::::::/イ::::::::::∧/
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レヽ::::::ヽ `` /::::::::::::::/::/:::::::::/ みゆきは?
ヘ::::::::i\ イ /:::::::://レヽ:::/`ヽ
ヽ:: | ヽ _ < レ'|::::::/|/ i ∧'/:∧
ヽ| /ヽ |:::/ / /:::::::::∧
_ イ .∧ i/ /::::::::::::::::::::ヽ
,ィ´/ / / .〉 ノ ./:::::::::::::::::::::::::::::::\
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|「置いてきたわ、今のあの子はやる夫の気配だけで吐くような状態だもの」
|
| 沈鬱な表情で頭を振る鷹野三四。答える不人気も同様だった。
| みゆきの状態は良くならない。いや、一時は再起不能と思われた精神の傷はほとんど完治していた。
|
|「ほんと、可哀想よね……なんとかならないかしらぁ」
|
| どの口で、誰のせいだ、天然て怖い。
| 有希、三四、赤提灯の脳内にいくつかの言葉が浮かんては消えた。
|
| 高良みゆきが心を壊す原因となったのは、『十字軍』によるレイプ未遂と水銀燈の凌遅刑である。
|
|「やる夫に関わるにゃあ覚悟が足りなかったんだよ」
|「ぶっ殺すわよクロウリー」
|
| 高良みゆきは、良くも悪くも普通の人間だった。
| この半年の戦いの中で、守られるべき無辜の人々の、そして守りきれなかった人々の代表だったと言える。
|
| やる夫たちとは住む世界が違ったと切り捨てるには、入即貸本の常連は彼女と親しくなりすぎていた。
|
|「それより誠あなたあちらの席でしょう?」
|
| この席は異常だった。周囲と隔絶されていた。
| それもこれも不人気と水銀燈の美の二大巨塔が同席しているからに他ならず。
|
| 彼女らの存在を認識してしまった人々は、この席にだけ当たるスポットライトを幻視した。
| ちなみに長門弟はこんな席居られないとばかりに別の席に移動していた。
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死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:32:52 ID:DcFdGpeYMM
ヽ丶ィ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶
. --- γ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ヽ
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. l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/l:::::::::::::::\::::::: 〆 \::::|\::::::::::::::::::::::_>
l::::::/:::::::::::::::::::::::::::::l \:::::::::::::|.\ ,,,;;ィ=≦≠\》::::lミヽ::::\___ だってあっちの席、
l::::/|:::::::::::::::::::::‐‐-l─X´\:::::::| ≧'´ |\} } </ 泉父娘と同席なんだぜ?
l/ |::::::::::::::::::::::ハ::::| ,,,ィ≦ \.| 。 j∧ ノ \
| |::::::::::::::::::/ {lィゞ" u }ゝィ/  ̄ ̄ 俺、こなたに殺されてるし、
l::::ハ│::::| ノ´' そのせいで臭い飯食わされたし。
ヽl llゝ::|ヽ u l~`丶 /
lV_ 人 ^ イ
丶、 ,♂
´ ゝー一 七ゞ´ l\\
/´|/ _ ヘ/ /ヽ
八 |\〔三 〕/ ./ /:::::::\
|lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ
|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|「小さいのに偉いわねえ!」「当然の報いかしら」
|「誠はもう少し素行を正すべき」「結果オーライだったしいいんじゃないの?」
|
| 針の筵の誠。いや、彼のメンタルは愛人が三人バッティングした修羅場程度では小揺るぎもしない。
|
|「脳噛は?」
|「祝電だけだ。アイツが結婚式なんて退屈な席に来るわけねーだろ?」
|
| 舌打ちをする水銀燈。次に会ったら殺すつもりだった。
| くだらない事を話しながら、しかしこの席の面子の目線は壇上に向いていた。
|
| 壇上では友人代表を名乗る男が冗談交じりに新郎との思い出を語り、褒め称えていた。
|
|「容態は?」
|「今のところ日常生活を送る分には問題ないわ」
|
| 三四が感情を感じさせない声で応えた。ハンドバッグから取り出したるカルテ。
| 内蔵年齢七十代、骨密度筋肉量低下、危険値を示す各種数値。
|
|「魔力計で測ると、魂が擦り切れてるのが分かるぜ。呪詛みたいな外的要因じゃねえ。『使い果たしている』感じだ」
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死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:33:06 ID:DcFdGpeYMM
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__rf㌻ア{⌒V⌒ハミ*、_
__(ハ'゛乂_,廴ヽ´_,,ノ,ノ⌒ヽ㍉,_
_{「/,ノi:i:r‐┘_,,.. ̄..,,_ `ヽ、i:i_ハ))
(^/イ⌒,x≦^ ^''*、i乂八ヽ
__};{_ノ,x㌻ { ; i 辷ヽ㏍}I.}⌒ヽ
〃⌒く/\}} .i{ | |{ } ; . 乂}ハ{⌒) }
ゝ //}__ノ.iハ li{ | |{ }! .} i! //}}\xく
.{/イ/ハ i{_,i 从 . | |{ }! i} i!乂_リ⌒\ヽ
/ !}__ノ -=≧s,,.ハ_j |{_,,.s≦=- {\} } }
く/. !}[ i `笊irjハ^乂_,,_ 笊irjハ7´ { )) } } なんとかならないの
// !}[ | |!`冖''゛ `冖''゛} { 〃 ノノ クロウリー。
.〈/ .!}[ | |! ;, _,ノ { {{ く/
}[ | i|!;、 _,,.,,_ ,7 ハ ∨ あなた一応専門家でしょう?
/ .| i|!l i` .イ,′ / } ∨
/ | ;|!|ノ }_,,.≧≦.,,_}_/ / .} . ∨
/ 八 i!|_/r''⌒)(⌒ヽi:} / } ∨
/ /⌒ー\ ヽ. {_/乂\_j;ノ .イ≧=-. ∨
/ 〃i:i:i:i:i:i:i:i:{))⌒`ーァ / }`ー //;{i:i:i:i:i:i:i:\. ∨
′ _j{i:i:i:i:i:i:{i:i:i{)) ./ /i } } /ノ{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ. ∨
.′ (i:i:i:i:i:i:i:i:i:Vi:{))r‐く/⌒)〃^Y^)_j((!{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i} ;,
ヽi:i:i:i:i:i:i:i:}i:{))| { く_j{ .lイ ((}i}i:i:i:i:i:i:i/i:/ ′
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:乂| ∧ / |′ノ((}i}i:i:i:i:i:iイi:i{ .,
.{ {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i乂{__} {_____ノ/:_乂i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:) ′
.{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i≧=- -=≦i:i:i: i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:} }
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|「一も二もなく専門家だよ。そして専門家でも匙を投げるしかねえ。
| 肉体と内蔵は魔術と医療で延命できるが、魂はそうは行かない」
|
|「誠は不老不死なんでしょう?」
|
| 不人気の問いかけに誠は肩をすくめた。
|
|「そうだ。だが、その種は『賢者の石』だ。早い話が万単位の生命を材料にした地獄の抽出物だ。
| やる夫に渡したくはねえし、渡したとしても魂の強度で負ける。つまり『賢者の石』に魂を喰われて別人に成り果てる」
|
|「他の方法、悪魔合体とか『末法少女』とかの方法も同じ理由で無理ね。やる夫くんの魂が耐えきれずに砕けるわ」
|「『末法少女』?」「魔法少女ではなく?」
|
| 何も知らない水銀燈と赤貝が首を傾げる。
|
|「あーあ、やっぱりやる夫くんの童貞切っとけばよかったわ」
|「え? 三四あなたそうだったの?」「想定外」
|
| ここにいるメンバーはやる夫に好意はあっても恋愛感情は皆無。と思っていた者たちから驚きの声が上がる。
|
|「二、三回ヤっといて精子採取して冷凍しとけば良かったかなって」
|「ああ」「うん」「三四ってそうよね」
|
| 異口同音の納得。しかし誠は首を振った。
|
|「今からでもヤれんじゃね?」
|「無理よ」
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死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:33:23 ID:DcFdGpeYMM
えー。
____ 本当は新婦からはコース料理を作れと
/ \ 無茶振りを受けておりましたが
/ ─ ─ \ 幸か不幸かこの身体でして。
/ (●) (●) \
| (__人__) | 半端な料理で皆様に恥をさらさずに済みましたお。
\ ` ⌒´ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ では、喋るのもしんどいので、
/ ,⊆ニ_ヽ、 | 友人代表の挨拶はこれくらいにさせていただきますお。
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
|lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ
|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 笑顔で手を振り、杖を片手に趙雲子龍星とバトンタッチ。
|
|「さあさあ我こそは長生きとお祝いの使者、花鳥仮面! 我らヒーホー雑技団の華麗なる演舞をとくと見よ!」
|
| 雪だるまとかぼちゃたちを引き連れて軽業とダンスが始まった。
| 男はそれを横目にゆっくりと歩く、よたつく足元。その身体にそっと蒼星石が寄り添った。
|
|「ね?」「ヤれよ」「ぶっ殺すわよクロウリー」
|
| 嬉しそうな三四、頷く紅マグロ。みゆきと親しい水銀燈と有希は複雑そう。
|
|「おっおっ、なんか楽しそうだお」
|「そりゃお前だろ?」
|
| それまで占拠していた席から立ち上がる誠。彼の、やる夫の席だ。楽しそうで嬉しそうなやる夫。
|
|「好きだった女と、大好きな親友の結婚だお? 死ぬ前にそれが見れた。嬉しくない訳がねーお!」
|「まったく、やる夫ったら本当に……」
|
| 自分の寿命がいつ尽きてもおかしくない。やる夫自身が自覚していた。
| 回りの悲しみなんて無視して、やる夫は誰よりも明るく。楽しげに日々を過ごしていた。
|
|「三四がお前とヤっときゃよかったってよ」
|「ちょっとやめてよ」「最低」「クロウリー死ね」
|
|「そういうのは蒼星石にお願いすることにしてるお」
|_________________________________________________
|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三
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死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:33:37 ID:DcFdGpeYMM
, . : -=====- : ミ、
,ィ'"´: : : : : : : : : : : : : : : : : : `ミ、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ: : : : : : :.ヽ
/.:/: : : :i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ハ: : : : : : :.ヘ
/.:/: : : : :|: : : :i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ',: : : : : : : :',
/.:イ: :i.: :{:.:{: : : :ヘ: : : :、: : : : : : : : : : : : : : :.i: : : : : : : :i
/イ:,'.: :i : :ハ::',:.: : :∧: : : :\: : : : : : : :ヘ: : : : ': : : : : : : :}
. ,' .i: i: : {.: ::{ ',:.ト: : : : ト:.: : : :.:゙トミ、__: : : :ハ: : : i:.i: : : : : : : !
i .|.:!.: : i : :i V:;ム: :{\: : :´ ̄:ヘ\: :‐-i :、: }.:}: : : :}: : :.'
l .l:{: : : l : {イ´ヾヘ:.',::ヘ,\: :ヘ:.:゙v‐-\: :}i: : !/: : : :'.: : :,'
. ! ',:', : : :i ; ', -‐、ト、:.:, ヾ;:ト;:_,zョョョョュ、i :,': : : :,'.: : :/
∨ハ: : :ヘ:;}_zョョョョュ、::ヾヽ "イ_);;;;;;j:下ミ〉: :,'.:/.: : :/
. V: i : :∧《(_){;;;;心ヽミ、ヾ、 乂ゞィン /: :/.:/.: : :/
∨i:, : :ヘ゛乂ゞ彡' 丶…'' /: :/.:/: :/リ
ヾハ:',:.:∧ `…´ :::::::::../;イ/.:/: :// 別にいいけど、絶対に避妊はしないでね。
iハ:トト::ハ :::..::::: 、 ///.:/: :/.,' それとはしゃぎすぎだ。
ι リi从::ヘ ,、 イ/.:/:,';/ 一週間は寝込むだろうからその後でね。
ヾ',:.:`>ュ 、 , <´/.:/;イ/ ._
〃´:::}ハ:.:ト;:ト:.;ハ:}`´''"´ /.:ムィ'^r^´:::::::`ヽ
/::::::::::::rヾ:} ` ヾリ,、 ノ/イ ノ:r゙::::::::::::::::::::',
,.イ:::::;::::::<`・リ イi}ヽ彡 :゙>、::::::::::::::::::i
/::::::::/::::〈`・_ /i{}ii}、 ゙,:r" i:::::::::::::::::ハ
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|「え」「おお!」「まあまあ」
|
| 茶目っ気たっぷりにウィンクする蒼星石。その表情に、控室で見せた翳りは微塵もない。
|
|「…………あー、その、やっぱりやめるお」
|「お前ふざけむぐむぐ……!」
|
| 誰より早く文句を言った誠の首を水銀燈が締め上げる。
|
|「やる夫、いついなくなるかわかんねーんだお……やる夫の欲望で蒼星石に傷を残すのはちょっと……」
|
| 突然しょんぼりするやる夫に、女たちが顔を見合わせた。
| 蒼星石が未婚の母となり、シングルマザーと成ることを、この先の別の誰かとの恋愛を邪魔しかねない事を気にしてるのだ。
|
| なんて馬鹿で可愛い男だろう。
|
|「つまり、やる夫は僕がケンと結婚して子供を生んで欲しい?」
|「あ、いやその……」
|
| 口ごもるやる夫。他の男と結婚なんてして欲しくないし、十年は引きずって欲しい。
| そんな格好悪いことを言えるほど、やる夫は強くなかった。
|
|「僕はやる夫の子供が欲しいよ。それは傷じゃない。逆のもの。大事なものだ。
| 君がいなくなっても、君がいた思い出と、君との子供がいれば僕は耐えられるだろう」
|
| 蒼星石の言葉は淡々としていた。
| だがそれだけに強く響いた。
|
|「やる夫は傍に居れなくなるお」
|「だから、君との子に傍に居て欲しいのさ」
|_________________________________________________
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766
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:34:26 ID:DcFdGpeYMM
____
/ ノ \\
/ (●) (●)\ やる夫は、やる夫は……。
/ ∪ (__人__) \
| ` ⌒´ | 毎晩やる夫の死を夢に見ているお。
\ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒) このまま目が覚めないかもしれない。
ノ | / / / (⌒) / / / / いつ突然倒れるか分からない。
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/
| l | ノ / ) / そんな恐怖を、蒼星石にまで……。
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
|lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ
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|「馬っ鹿だな。そんなの僕も毎日さ。いつやる夫が倒れるか分からない。
| 明日の朝は会えないかもしれない。この所毎日そう思ってるよ。
|
| 僕もやる夫の死を夢に見ている。
| 毎日胸が張り裂けそうな程に。いつ現実になるか分からないから」
|
| やる夫は泣き出しそうな顔で言葉を無くし、うつむき、唇を噛み締めた。
| 蒼星石は涙の枯れ果てた笑顔で微笑み、やる夫の頭を優しく抱きしめた。
|
|「『傾国』なら君を救えるかもしれない」
|
| 囁く蒼星石を、やる夫は馬鹿にするように笑い飛ばした。
|
|「それこそおめー、『傷』じゃねーかお。
| ちひろさんに頼っても頼らなくても、蒼星石は後悔する。
|
| だったら言わせてもらうお。あんたに頼らなくても、やる夫は幸せに生きて…………幸せに死んでやるお」
|「うん…………うん、幸せに生きよう」
|
| もう言葉は不要だった。
| 姦し娘たちは頷き合い、誠はサムズアップと見せかけて下品な手つきをしてみせた。
|_________________________________________________
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767
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:34:50 ID:DcFdGpeYMM
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:TrPzhDrN
やった! やりやがった!
次回はエロだな、R18間違いなし!
書くぜ! 俺はやるぜ!
盛 り あ が っ て ま い り ま し た !
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:nyaRlaTh
わっふるわっふる。
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:faCeLeSS
わっふるわっふる。
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:cHicK.ta
ねえ!
ちょっとどういうことなの!!!
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:nyaRlaTh
何だようっせーな。
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:cHicK.ta
なんで勝手にみんなでやる夫を助けてんの!!?
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:nyaRlaTh
知るか。バーカ!
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:cHicK.ta
ううー!! いじわる!
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:faCeLeSS
荒らすな荒らすな。
彼女はやる夫を助ける手段が分からなかったから君を遠ざけようとしたんだよ。
儚い希望が潰えて絶望させるのも酷だろう?
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:nyaRlaTh
あ? ちげーよバカ! そんなの愉悦してただけだし!
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:cHicK.ta
もお! もおー!
768
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:35:54 ID:DcFdGpeYMM
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:cHicK.ta
こないだは悪口言ってごめんなさい。
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:nyaRlaTh
急にテンション変えるのやめろ。
正直本当に馬鹿が来るまで打つ手なかったのはマジだった。
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:cHicK.ta
やる夫のことありがとう。
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:faCeLeSS
君のためじゃない、物語のためさ。
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:TrPzhDrN
え? チクタクマンたんのためだけど?
prpr! チクタクマンたんprpr!
お礼はエッチな自撮りでおなしゃす!
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:nyaRlaTh
死ね。俺のを送ってやるから速やかに死ね。
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:TrPzhDrN
ブラクラげとずさー。
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:faCeLeSS
流石だな兄者。
そういえば、けっきょくちっひでやる夫をどうにかできたなら僕らいらんかったのでは?
展覧会見学ツアーガイド:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:keNgacKy
外部干渉でギリギリ伸ばせる寿命ですから。ちひろさんに有り金はたいても一年も伸ばせませんよ。
ちなみに読者の皆様の有り金の集計結果です。
>>657
20/69◆YeqXWjTM4k
>>658
17/145◆wZFOryiZkw★
>>659
76/154◆fl15rilh2E☆
>>669
13◆3ALrgYhTvw
>>661
>>663
忘れちまったもんはしかたねーな! 3点分くらいの扱いで許してくれ。
>>698
64/74◆uUUL1UxePw
>>699
◆e4DpAp5mDU
>>700
20/65◆TIENe3Twtg
>>751
47/89◆mmsSEDCh.s
>>662
>>665-669
>>671
ついったにおける ◆HARO/n.qC6 さんのいいね
合計18乙 266ポイント
4788日
名無しの化身さん:2023/12/11(日) 24:00:00 ID:cHicK.ta
すごい、読者のみんなありがとう。
これでやる夫に、幸せな最期を送らせてあげられる。
ありがとう、本当にありがとう。
やっぱりプリパラはみんなアイドル、みんな友達なんだ!
みんな! 大好き!!
769
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/10(日) 10:36:17 ID:DcFdGpeYMM
☆ 次回予告!
始まりがあれば終わりがある。
めでたしめでたし。
主人公とヒロインの濃密なキス。
それって、つまり、セックスの暗喩だよね?
子供も安心して見れるように、その後をちょっぴりカットしてるだけで。
あの後無茶苦茶セックスしてるよね?
そして、このスレにおいて濃密な甘々ラブラブセックスをカットする理由がどこにある?
そうとも、ない。ないだろう!?
ついに来たのだこの時が。
次回、終幕『それから その5 二人の夜』
果てには何があったのか。
770
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/10(日) 12:30:28 ID:JD28wYCkMM
乙
わっふるわっふる
771
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/10(日) 13:59:13 ID:TVDUjEk2MM
乙
わっふるわっふる
772
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/10(日) 16:52:57 ID:/VKrl9UM00
乙
13年1ヶ月と少し……短命ではあるけど、子供の小学校卒業位までは見れるか?
773
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/10(日) 18:15:46 ID:dBOi8mOk00
乙
やる夫の寿命は乙なもの
774
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/10(日) 19:03:30 ID:MsYBIUJg00
おつおつ
お前らの邪悪な積み重ねでやる夫が翠よりも蒼の子のほうが好きじゃない?ってなってもの昨日のことのよう……ではないネ
何年前だオラァン!
775
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/10(日) 20:12:47 ID:yHvt1eMQSa
乙でした
大幅に遅刻したのに集計してくださってありがとうございます
次回も楽しみにしています
776
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/10(日) 20:42:34 ID:PzM0YeZg00
乙
子供の名前を考えなきゃw
777
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/10(日) 21:21:12 ID:I6K1I7/o00
乙でした
13年か…オラッ!急いで子作りしろっ!
778
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/10(日) 22:40:24 ID:KVRlLZt.00
乙乙 悪魔なら割と一瞬だが大分余裕ではある
丁度 このシリーズ分ぐらいになるのか……長かったなぁ
779
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/11(月) 03:52:30 ID:CEI0tFiw00
乙です
780
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/11(月) 04:02:01 ID:CPNF9p6600
乙
781
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/11(月) 18:29:43 ID:Jy0EcZOk00
乙 >投稿日:2010/05/22(土) 08:24:40
こうかぁ……遠くまで来たなぁ
782
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/12(火) 13:55:11 ID:TyH71gb2Sa
乙ン
スレも13年、伸びた寿命も13年……か
783
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/15(金) 23:38:53 ID:rTn2BcAg00
乙
しんのすけが連れていたシロの正体なんだっけ?
784
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/16(土) 10:34:39 ID:O1lwQKtwMM
>>783
ザ・ヒーロー(しんのすけ)とケルベロス(シロ)の話はカットされました。
ごめんなさいね。
785
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/16(土) 10:45:26 ID:O1lwQKtwMM
,.-、 ,-、
} } ノ }
f^ヽ { { ' '
{ } ', ', } : :{ さいご の ふうけい
{ ', } `' : :{
{`ヽ ', `' : : ',
ヽ \} : : : :ヽ
\ : : : : :`ー-―-、
} , : : : : : : : : :__ノ
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... -‐''´ ヽ : : : : : , '´
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| 酷い悪寒だった。
|
| ……性質の悪い風邪にでもかかったか。
| 朦朧とした意識。霞んだ目は薄闇しか映さず。
|
| 助けを呼ぼうにも喉は涸れ、うめき声すら出ぬ始末。
|
| 腰から下の感覚はなく、どことも知れぬ場所に浮いているかのようで。
| 何かもが曖昧ならば、せめて何かを掴もうと、縋るものを求めて手を伸ばしたくとも、その指はピクリとも動かない。
|
|(さむい)(さむい)
|
| 抗いがたい孤独。
| どうしようもなく弱る心。
|
|(こわい)(こわい)
|
|
|
|
| ………………………本当に?
|
|「やる夫」「やる夫兄い」「しっかりするだろ!」「まだ早いですよ!」
|
| 声が聞こえた。
| 誰かが、手を握っている。
|_________________________________________________
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786
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/16(土) 10:45:36 ID:O1lwQKtwMM
「お父さん!」
「父上!」
「パパ!」
, -/`ヽ 「お父様!」
_/, ー' ⌒>― 、
// ′ 人| _,. -‐..::::´
〈_,./ , ――< `丶、 __ -r へ:::::::::::::::::::::::::
「とーちゃん!」 / | /_,ノ _ 丶.ヘ、 \::::::ヽ ヽ:::::::::::::::::::
`て} ヽ--‐'´ }ヽ、 `~ヽ、 ヽ:::::::', ,:::::::::::::::::
〈| 八:::\_ ', ',::::::', ':::::::::::::::::
〉 / l ':::::::! !::::::::::::::::
/ / 丶.. _ _,,. --| |::::::| |::::::::::::::::
, ´ ノ´  ̄ ̄ V/,| |::::::| __,ノ_;;::: -‐
/` 丶、_,,. ´ / ヽ.| ノ_/´
 ̄ ̄´ \ /  ̄ ̄
`ヽ、 ヽ /
\ il } / 「おとうちゃん!」
|lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ
|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 四方八方から雨霰と降り注ぐ。声。声。声が。
|
| 寒さを消した。ぬくもりが生まれる。
| 恐怖を消した。喜びが生まれる。
| 孤独を消した。満足が生まれる。
|
|(…せめて……)(……さいご…)
|
| 声をあげる。
| でも、届かない。小さすぎて。
|
| お願いだ。お願いだから。
| もっと、もっと大きな声で言わせてくれ。
|
| そんなんじゃ聞こえない。
|
|「聞こえているよ」
|
|
|
|
|
|(愛してるお、おめーら)
|_________________________________________________
|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三
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787
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/16(土) 10:45:48 ID:O1lwQKtwMM
-- __
___/: : : : :|/: : \__
. . : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : |: : : : . . .、
/: : /: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : \
/ ̄/: : : : : ̄ ̄\: : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : :.
( /: : : : : : : :/: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
|: : : : : : : : |: :/|: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : :|
|: : : : : |:〃トく |: : : : : : :/|  ̄\ : : : : : : : : : : : ヽ
│: : :マ l:^X ハ |: : : : : :/ :|: : : |: : : : : : : : : : : : : : |
\ : |: |:/ |ィ刈 ハ: : : : / |: : :∧: : : : : : : : : : : : :│
ΥV’ Vノ _|: : :/=ミヽ: / : : : : : : : : : : : : :
|:/ ー ⌒∨ |: :/`7癶ハ. |: : : : : : : :|: : : /
|:.、 ' | |:/ /ィえ刈 |: : : : : : : :|: : /
__ ノ|:∧ \ 乂ン }i| / : : : : : : : l/
〃: : : : : : |: : : .、` 、 _ノ__\ : : : : : : : : /
\ : : : : /: : : : :\ , /: : : : : /|/
/:\: :〈: : : _ -=ニ≧=r─‐┬< /: : : : イ : / 好きな人がいました。
Υ : : : ノ: : :)ニニニ.イ 丿 ハ.:/: : : : : /: :/
|: : :イ : /ニニ/ |_______,//: : : : : : :/: :/
___ノ: / 〃ニニ/ /: : : : : : : : : : : : : : : :イ: : :′
7: :Y |: |ニ/ィニ人: : : : : : : :/ニニ| : : : : : : : |
./ : : | 「:.l.イニニニニ\: : : : /ニニニ1: : : : : : : :|
|: : : :| /:.:「\ :.:.:.:.:.:.: ハ: : : | ̄ ̄|∧: : : : : :.从
V(:.人:.:.:.:.:.|  ̄ ̄ |: : : l 人:.|: : : : : : : : \
/|:.:/:.:.:.: | / ノ: :ハ:| 〃:.:.:.:|: : : : : : : : : : : . 、
/ │|:.:.:.:.:.:l _/ //ハ :.:.:|: : : : : : : : : : : : : \
__ | ゙个/ ̄⌒ / . : : :|:/: : : : : : : : : |: : : : |: : :.
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|i:i:i: (/:.:.| ___/ . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | : : |
ト :i:i:i|:.:.:.:\___/、 /:.\:ノ|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
|}ハ:i:i:≧=≦:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: \___/:.:.:.:.\|__|:_: : : : : : : : : : : : : : : : : ;
|i:i:i\:i:i:i}_}iV:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| : : : : : :/: : : : : : : :/
|i:i:i:i:i:|:i:i:i:i:i:i:\:.:.:.:.|:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:|: : : : : /: : : :/ ̄
|i:i:i:i:i:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.: \:/: : : /|: : : /
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| 高校一年の夏、貞操の危機にあった自分、高良みゆきを助けてくれた人。
| 入即やる夫。
|
| 臆病で、偏屈で、人間よりも犬か豚に似ていて。
| それでも勇敢で優しくて、とても可愛らしいところもあって。
|
| 高校三年の夏、彼の実家である貸本屋のアルバイトに応募して、秋には彼の恋人になれた。
| 彼もみゆきを大事にしてくれていた。それでも、若者の恋だ。実るも実らないもあるだろう。
|
| 彼には、何かしらの秘密があることは分かっていた。
| それが、別の女性への失恋であることも察しが付いていた。
|
| みゆきはそれでもよかった。
| いつか彼がみゆきの方を向いてくれるなら。待てると思っていた。
|
| 実際に、やる夫はみゆきに好意を向けてくれたし。
| みゆきは彼を受け入れる準備ができていた。
|
| しかし。
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死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/16(土) 10:45:59 ID:O1lwQKtwMM
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| 秋の終わり頃、突然行方知れずになったやる夫。
|
| みゆきは彼の帰還を信じた。
| 苦しく辛い毎日だった。それでも、毎日彼の家に向かい。
| 毎日貸本屋のカウンターに座って。
|
| ひたすらに待った。
| 待った。待った。
|
| そして現れたのは…………地獄。
|
| 凶暴で邪悪な外国人の集団に襲われて、みゆきは貞操どころか生命の危機に陥った。
| みゆきはやる夫に助けを求めた。
|
| あのときのようにもう一度。
| もう一度助けてくれと願った。
|
| しかし、やる夫は来なかった。
| 代わりに来たのは……血、血血血肉片臓物飛散血泥。
|_________________________________________________
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死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/16(土) 10:46:18 ID:O1lwQKtwMM
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| 次にみゆきが気が付いた時、すでにいろいろなことが変わっていた。
| 終わっていた。
|
| やる夫は帰ってきた。
| しかし、みゆきの前には帰らなかった。
|
| 何が起きたのか、何があったのか。
| 平凡なみゆきにはわからない。わかろうとしても、理性と脳が拒絶する。
|
| ただ、やる夫のことを考えると言い知れぬ恐怖が全身を貫く。
| それまで抱いていた胸を締め付ける甘い切なさから。
|
| 苦く酸っぱい、腐肉の悪臭に。
|
| …………それから、十年以上。
|
| みゆきの大きな胸には今もくすぶる熾がある。
| それは恋なのか。あるいは恐怖なのか。
|
| 分からない。分からない。
| 直視する勇気が、みゆきにはない。
|
| 真正面から見てしまえば、再び狂乱に引きずり込まれる。
| そんな確信が、みゆきにはあった。
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死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/16(土) 10:46:33 ID:O1lwQKtwMM
____
/― ―\ 今日こそは言うお。
/ ● ● \ 今日こそは言うお。
/⌒ヽ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|/⌒i
ヽ ll|l (_ノ ll|l / 言って、やる太は男になるお。
从l||l |l||l从 そのままオトナにしてもらえたらバンバンザイだお!!
( ⌒ ) ( ⌒ )
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| 九段下の路地を潜った先に、その小さな貸本屋はあった。
| 名を『入即貸本』。
|
| 贔屓目に見てボロボロ。日当たりも最悪。
| 埃で曇ったガラス戸の奥には闇が凝っており、
| じっとりとした外気よりもさらに重い『何か』の気配があった。
|
| この場所はいつもそうだ。
| 幼い頃からの遊び場所だが、子供を怖気づかせる不可解な気配を発していた。
|
|「ばらしーもきらきーもルルもセリムもズッきゅんも勝も瞳子もゆいも……みんなムリって言うけれど。
| ムリって言う方がムリなんだお!
|
| やる太はできる。やる太はできる奴だお! そして今日も! これからも! やる太が挫けることは絶対にないお!」
|
| 汗で張り付くシャツを疎ましく思いながら、やる太は今一度その店を見た。
| ガラス戸の奥にうっすらと、白くて丸い『モノ』が見える。
|
|「やる太スカウター発動! 『104のK』!!」
|
| カスミガラスの向こうで揺れる乳房すらハッキリと認識。
| あの柔らかそうな丸さは、やる太の思う人物で間違いないであろう。
|
|「ビキニという水着はビキニ環礁の核実験から名称を考案された。衝撃の破壊力という意味だお。
| であるならばあの三桁バストをナニに例えるべきであろうか。
|
| 現在の不謹慎ネタへのバッシングを考慮して……『初代スカイツリーおっぱい』」
|
| あの『決戦』のはじめに、アリー・アル・サーシェスによる『連続多発テロ』があった。
| 今では建て直された新型電波塔『スカイツリーツー』が東京のシンボルである。
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死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/16(土) 10:46:45 ID:O1lwQKtwMM
| l:.:: : : : : : ',: : : ,'ヽヾ\三三三三l ,ィ三三三三三三// : : : : :: : : : : :./
l _,L.:: : : : : : ',.: :ハ ヽ、ヽ\三三三l /三三三三三三X´: : : : : : : : : : : /
r ‐- l、 / }: : , -,: : :V!:::ヽ\\\\三三! /三三三三三三./: :: : : : : : : : : :/
ゝ、 ` ’ /: :/ ノ: _: :V::::::::\\\\ヽ三l /三三三三三_ニ_,/.:,:': : : : /: : ::/
` 、 ``:.、ゝ:':/ ノ: :V:l::::::::::ヽ ヾ \\':,l /三三三三- ' ´,ィ≦/:.:/: : : :.,': : , ' /
, '´ } / _ ヽ: `´: : : ハ!::::::::::::::\ 丶\ヾ! /三, -=‐'´ =≦三ィ´/: : : : : : :.l::/ / , '
(_/ / / `ヽ }: : : : : : :.',::::::::::::::::::\ ヽヽ.,l ,:'-‐ , -‐≦,..::'´::::::::::/: : l: : : : : : i ,'
/ / r-ミー'\: : : : : : :ト、:::::::::::::::::::ヽ 丶l /_ -≦三,::::'´::::::::::::::::::::{: : : : : : : : :.,' .′ /
. { / { ト:. `ヽ、: : :.l \:::::::::::::::::::ヾ三三>'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::!: : : : : : : : :; ,;
ゝ ィ ハ ,j ヽ: :,' >'´:::::::::::`‐´::::::::::::-::‐::'´:::::::::::::::::::::ィ.: : : : : : : : l ; /
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|「やる太の知る限り、あれ以上のおっぱいは二人しかお目にかかったことがない。
| しかしその二人は既婚者。先代先生と霊夢さんのあのオーバーハンドレットを自由にできる旦那さん方が心から羨ましいお!」
|
| やる太は高鳴る胸を抑え、静かに深呼吸した。
|
|「あの最高オブ最高バディを誇りながらも、あの人は未だ独身!
| しかも時代が彼女に追いついちゃったからもう大変。
|
| たわわなおしりもぶっといふとももも、今では一般性癖!
| このままだとやる太が大人になる前に、どこの馬の骨とも知らぬ男にぐっちょんぐっちょんにされちまうお!」
|
| やる太は鼻息荒く、その勢いのままにガラス戸を叩いた。
| 知っての通り建てつけは悪くなく、大きな音は鳴らない。
|
| 意を決して戸を開ける、これまたするりと滑らかに開く。
| そして口を開くが、勢いで来てしまったために言葉に詰まる。
|
|「えと……その……こ、こ、こんにちわだお……」
|「あら、やる太さんいらっしゃい。また来てくれてお姉さんは嬉しいです」
|
| と、助け船は意外な方向から来た。
| 奥に座るが女性が、やる太の想い人が、ふんわりとした笑顔で挨拶をしてくれたのだ。
|
| やる太はは跳ねる心臓を抑え付け口を開く。
| この激しい動悸が伝わってしまったらどうしよう。
|
|「みゆきおねーさん、す……すす、す……」
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死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/16(土) 10:46:55 ID:O1lwQKtwMM
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,: : : : : : : /,.:': : : : :/: :.:/!: :l ',: :.l: : : : :l', マ:ヽ、: :ハ: : : :ヽ:. ゛,ヽ:.ヘ
,': : : : : : :ア´: : : : /: : : :/ l: :.l V:.l: : : : :l ' ',: : : : : :',: : : : :ヘ: :', ヽ}
l: : : : : /: : : : : : : : : : /_ +‐,' ',:l: : : : ,'-.l _V: : : : :l: : : : : ハ:Λ
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l: : :/: : :,': :/: : : : : アヒ:ノト.,Λ ヽ,':.:/ ;ハ 心 ゙ ハ: : :.l: l: : : : : !.: :!
,: :.ハ: : :,{: :l: : : : ,:イ《 VXし_,ハ ,:メ _! lじ.J:ハ ,: !: : ,': l, : : : :.l: :,′
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ヾl:/l/: : V: : : {: : l ` ^ ´ ,' ゜, `^' .!:,/:イ ,:/ !: :./
. V:{: :.:Y `マ:.l: : ',‘、 / ` 、_{:_;ノ ,/ ,:/ すす?
l:V: :八 lへ!: : :l ` ー ´ _γ´) }: :', 〃
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|「おすすめの本を、その……教えてくださいお……」
|「まあ、やる太さんは本が好きですね。お姉さんがんばっちゃいますよ」
|
| 高良みゆき、三十一歳。
| 独身、平日は商社で事務経理を行い、休日はこの入即貸本の店番をする女性。
|
| その心に負った深い傷を、やる太は本能的に見抜いていた。
| しかし、『誰か』に瓜二つな自分を見て、みゆきがいつも身構えていることには気が付かぬまま。
|
| 彼女の孤独を見破れたとて、その傷を癒やすには、まだまだ時が必要であった。
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死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/16(土) 10:47:11 ID:O1lwQKtwMM
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| やる夫は死を夢に見る
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| 完
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死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/16(土) 10:47:49 ID:O1lwQKtwMM
以上が『やる夫は死を夢に見る』の物語の果て。
まさか最後の最後にミラクルがあり、やる夫の寿命と投下期間が極めて近くなるなんて、誰が予想しましたか。
改めてお付き合い下さり、本当にありがとうございました。
この文章まで辿り着いた、ともに最果てまで至ったあなたへの感謝が耐えません。
ちなみに終盤は一話につき八千から一万文字、『決戦』だけで十万文字近いってことですね。
百六十話にも及ぶ最終幕は少なく見積もって百万文字。つまり、それ以前も含んだら五百万文字くらいになっちゃいそうですね。
しかも登場人物も多く視点が飛び回る乱戦ばかり。
面倒くさかったでしょう? 作者は楽しかったですが、本当に頭が下がります。
さて、やる夫は死を夢に見るを始める以前は、個人ブログで発表されていたオリジナル小説界隈も、小説家になろう様やカクヨム様の隆盛により今では一般市場。
手前、見ての通りやる夫スレの皮を被った小説スレですので、今後の作品はそちらに移っていきたいと思います。
血と臓物と破壊はお腹いっぱい楽しんだので、しばらくは平和で人の死なない小説でもゆっくりと書きます。まずは充電ですね。マジでマジで。
発表するときにこちらが残っていたらここにも書き込みます。
そうでなかったらTwitter @XDDDkyjV6 で。
それでは最後になりましたが、『それから その5』がカットされたのはわつふるが足りな……もといエロ小説書いたことも読んだこともない人間のエロ描写ではヌけねーよたぶん! という理由によるものです。
今までありがとうございました!
795
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/16(土) 10:48:11 ID:O1lwQKtwMM
さて、長々と充電期間を頂いてしまいましたが新作です。
ペンネームは「かくうのツン」のアナグラムで「うんかつくの」といたしました。
人も死なない、血も臓物もない日常ものです。気楽に書きながら、次の呪詛を貯めます。
何しろ「私はこんな幸せで無難な結婚式を書きたくて死夢見を終わらせたんじゃねぇ!」と、やらない夫の結婚式と出番を丸々ボツにした私です。
どうせすぐにエグいのを書きたくなるなる。
第一話は一日2000文字前後、毎朝07:00に投下を予定します。
796
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/16(土) 10:49:30 ID:O1lwQKtwMM
アドレス乗せ忘れてる!?
聖パトリルクス修道院は今日も平和!
ttps://novelba.com/indies/works/942784
797
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/16(土) 12:29:11 ID:Y2N43NuQ00
全身全霊を込めての乙
いやあついに完結とは感慨深いですなあ
798
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/16(土) 13:21:28 ID:fOIfRp6cMM
乙乙乙
いやあ長い充電期間でしたね
時が……飛んでる!?
799
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/16(土) 13:31:19 ID:z5zW7Q4U00
おつおつ
霊夢が成長してるやんけ!
800
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/16(土) 14:39:26 ID:GI3DS67g00
乙
本当にお疲れ様でした
801
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/16(土) 14:52:15 ID:w3TpJdi600
おつかれさまです
長い間ありがとうございました
802
:
◆3DH52tljio
:2023/12/16(土) 16:22:43 ID:aTG6rpEcMM
乙
感慨深い・・・前スレ999は俺だ!
やる夫の寿命に間に合わなかったけど、一応捧げておこう。盆にちょっと帰ってきてやれ。
803
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/16(土) 17:21:11 ID:PSmZtv3k00
乙です
804
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/16(土) 22:04:05 ID:HRdtyuz200
お疲れさまでした
運命はおねショタへと紡がれた…
805
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令和もどこかの名無しさん
:2023/12/17(日) 02:33:52 ID:WdFQCgbo00
乙
806
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令和もどこかの名無しさん
:2023/12/17(日) 07:23:47 ID:SqDpFi7.Sa
乙乙
みゆきさんが受付できてるってことは貸本屋のオーナー替わってるのかな?
807
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/17(日) 14:18:58 ID:U/T/yjDU00
乙
エピローグでやらない夫の出番が殆どなく終幕になったのはそういうわけかw
808
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/17(日) 15:28:16 ID:5hQeZ9EQ00
乙
809
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/21(木) 23:05:15 ID:LhuPH22s00
乙 三十路と12歳……これはいけません焼けぼっくいに火がついてしまいます
既に性癖が破壊されている以上、どうにもなりませんが
810
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2023/12/24(日) 08:44:12 ID:5NSa8hUoMM
皆さんお久しぶりです。
わたくしは今、エロもグロも不穏も存在しない優しい世界を堪能しております。
ttps://novelba.com/indies/works/942784
第一話(その9まで)が本日投下されました。明日からも毎日投下するので良ければ読んでください。
>>797
私も感慨深いです。
ここまで来れたのはひとえに読者の皆さんのお陰です。ありがとうございます!
>>798
私、マグロなので泳いでないと死ぬんですよ〜。
>>799
先代の血 + マーラ様の呪い = 血族ランキング1位
>>800
こちらこそ、本当にありがとうございました!
>>801
長い間ありがとうございました。
長く書きすぎていて未だに終わった実感が薄いです。
>>802
34点も捧げられたら
34x19=646で、しかも乙数が増えてこれまでの合計の266も加算されるから、912日も増えちゃうんですけどーw
>>803
乙ありでーす!
>>804
やる太の運命(大怨霊平将門の器)は生まれたときに破壊されてるので上手くやれるでしょう。
ん? 死を見る力は失われたが、やる夫のスーパー運命破壊マシーン能力は失われていない可能性が高いな。
>>805
乙さんきゅー!
>>806
ネウロがオーナーで、長門が管理してます。
蒼星石の家をバリアフリーにして、やる夫はそっちです。外に出るのに階段を登り降りする入即貸本二階は、しんどいので。
>>807
やらない夫なら、登場しなくても上手く生きてくれそうなので。
割りを食ったのはニャンコ先生と墨目とねずみ男。ケーキやラーメンを食べるシーンが削れました。
>>808
乙嬉しいです!
>>809
えるしっているか?
女の性欲は30代からがすごいらしいぞ…?
811
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/24(日) 20:10:08 ID:vrkMt89200
こちらで投稿乙
みwikiさんは既にサキちゃんのペルソナ使い、アルカニストに覚醒してそうではあるから合一化してえいえんにおしぼりせいかつかな?
812
:
令和もどこかの名無しさん
:2023/12/25(月) 09:29:52 ID:Zz1rkAaMMM
みwikiさんはボーナスステージ貰ったんやなあw
813
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2024/01/01(月) 07:03:32 ID:qo2EfpHEMM
あけましておめでとうございます!
新年も皆様に素晴らしい日々がありますように。
>>811
普通の幸せを与えたげてくださいw
>>812
ボーナスなのかロスタイムなのか。
今後の二人の未来は神のみぞ知るなのです。
814
:
令和もどこかの名無しさん
:2024/01/08(月) 21:23:52 ID:v570N1pc00
あけましておめでとうございます
815
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2024/04/10(水) 07:10:53 ID:4.T1nhXkMM
お久しぶりです。
新年度ですね、皆様お元気でしょうか?
私は小説『聖パトリルクス修道院は今日も平和!』を無事に完結させたので、その宣伝に来ました。
やる夫は死を夢に見るを見てくださっていた諸兄におかれては短編も同然の二十五万文字、なに、死夢見換算で葬天枯虚戦から決戦まで程度ですよ。
ncode.syosetu.com/n3678io/
今月中には次回作『武器を取れ、ドラゴンを殺す』を始めます。
知る人ぞ知る、雑談所でやっていた遊び『架空のソシャゲ WWW』の小説版です。残酷邪悪血みどろエログロです。お愉しみに!
816
:
令和もどこかの名無しさん
:2024/04/10(水) 19:12:23 ID:.yxxcnYQ00
あ、なろうにも投稿されたんですね、なじみがないサイトだったので追えてなかったですが追ってきます、
3か月で25万文字はふつうに筆が速いな……
817
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2024/04/10(水) 20:55:05 ID:4.T1nhXkMM
>>816
おおう、なろうにもはじめた時に宣伝しときゃ良かったです。
やる夫は死を夢に見ると大体同じペースでしたw
818
:
令和もどこかの名無しさん
:2024/04/10(水) 21:34:53 ID:JsNRqMZ6MM
生きてます!
なろうもいたのか・・・
819
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2024/04/11(木) 07:09:26 ID:OAUN0gugMM
今日からです。よーろしーくねー。
ttps://ncode.syosetu.com/n4760iw/
820
:
令和もどこかの名無しさん
:2024/04/19(金) 00:08:01 ID:egpyC82kSa
完結おめでとうございます、甘藍玉菜がくるりとまぁるくなるように綺麗に終わって素敵です
なろうで連載されたお話で私の読んだうちだとベスト2でした
次回作も期待しています。
雑板の原作は打ち切りだったのであの先どうなっていくのか楽しみにしながら読ませていただきますね
821
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2024/04/23(火) 20:21:25 ID:zM2Q29HUMM
>>820
ありがとうございます!
過大な評価照れますね……。
武器を取れ、ドラゴンを殺すは取りあえず架空のソシャゲの原始編をベースにしております。その先を書くかどうかはまだ分かりませんが、取りあえず読んでもらえたら嬉しいです。
822
:
令和もどこかの名無しさん
:2024/04/30(火) 23:10:26 ID:7SMNzEkQSa
>>821
いえいえ、書籍化作品をはじめとして娯楽として優れた作品は数あれど、読んだことに満足感を感じたのはこちらの他には辺境の老騎士だけなのは本当のことなので、決して大げさというわけではないのです
勿論感じ方は人によるのでたまたまわたしの波長に合っていたということかもしれないですけど
ドラゴンは架空の時と違って統一意思がないのでどうなっていくか、先の展開が気になりますね
更新楽しみにしてます♪
823
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2024/05/03(金) 15:42:50 ID:TtXVfrZAMM
ttps://ncode.syosetu.com/n4760iw/
武器を取れ、ドラゴンを殺す
一日目が終わり、現在五万字と読み頃…読み頃? ですよ!
メインキャラも出揃い、可愛いヒロインがいっぱいでーす。
>>822
やはりやる夫スレは読者との距離感が近く、感想が聞こえやすいのが嬉しいてすね。とても助かります。書くための栄養になる! 今後も頑張ります。
聖パトリルクス修道院は今日も平和! は、まあ蓋を開ければ結構邪悪でしたが、私のここまで発表してきたあれこれと雰囲気が違うので、こっちの読者様方に受け入れられるか心配でした。とても安心しております。
824
:
令和もどこかの名無しさん
:2024/06/07(金) 00:02:31 ID:.hD9v8scSa
管金くんがここにきて何かかわいい
825
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2024/06/09(日) 18:57:13 ID:M.YxRTQ2MM
>>824
うへへ、小野さんやモアではなく管金とは、お目が高いですね。ありがとうございます!
826
:
令和もどこかの名無しさん
:2024/07/09(火) 07:58:53 ID:OxmltfbASa
がっかりする管金くんが微笑ましいな
でも体の悩みは本人にとっては切実だものね……、朱里おねーさんも、アトやんもね
……って後でに 0.87管金 は酷い、おにおにあくま(爆
827
:
令和もどこかの名無しさん
:2024/07/14(日) 12:56:34 ID:zPiVAtI2Sa
久しぶりに見たら架空のソシャゲを小説にしていたのですね
今度読んでみます、懐かしい
当時はコンボを考えてボスを嵌めるのが楽しかったですね
828
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2024/07/15(月) 12:37:15 ID:kvG0juf6MM
>>826
ちょっとそんな突然褒めないでくださいよ〜。
ちなみに長月は独立育児第五艦隊の長月です。
>>827
ありがとうございます!
血も涙もない修道院とは違い、架空のソシャゲ小説版の『武器を取れ、ドラゴンを殺す』は死夢見後半戦くらいの殺伐世界です。楽しんでいただけると嬉しいですね!
829
:
令和もどこかの名無しさん
:2024/07/15(月) 12:51:25 ID:ih8fitYkSa
血も涙もないの意味がちがーう
(いや、涙はあったか)
830
:
令和もどこかの名無しさん
:2024/08/02(金) 23:33:02 ID:OQ5Vru1gSa
笛吹くんイケメンやったー!
831
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2024/10/23(水) 17:28:02 ID:o5eokjQgMM
というわけで残酷無惨血みどろチャンバラSF『武器を取れ、ドラゴンを殺す』は明日から最終日。
今年中には完結予定なのでよしなによしなに。
832
:
令和もどこかの名無しさん
:2024/10/23(水) 19:00:12 ID:ap2hTEh600
おお、最終日(最終章とは言っていない)かー楽しみ
833
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2024/12/09(月) 18:18:34 ID:ohmmEQxMMM
武器を取れ、ドラゴンを殺す。
明日からエピローグでーす。
約50万字と、死夢見最終幕の1/3程度ですので、良かったら読んで感想ください。
834
:
令和もどこかの名無しさん
:2024/12/15(日) 19:50:21 ID:YDYn82mESa
うーむ、メモして整理しながらじゃないと理解しきれないな
イルさんシーンも多分そういう意図でぶっ飛ばしてるのだろうし……
堀回やランスロット回を正座して待とう
835
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2024/12/23(月) 18:13:07 ID:LcDBkQ4YMM
>>834
終盤は私の悪い癖が出てますね。ごめんなさい!
本日完結いたしました。
新作は年始開始予定でーす。
836
:
令和もどこかの名無しさん
:2024/12/25(水) 14:44:28 ID:rC1Vy60U00
年始てw
完結お疲れでした!
837
:
令和もどこかの名無しさん
:2024/12/26(木) 05:27:46 ID:LEPCyNRI00
完結お疲れ様でした
毎朝楽しみにしながら読んでました
838
:
令和もどこかの名無しさん
:2024/12/27(金) 02:17:17 ID:USGzi1egSa
ちょっ、堀さん思いっきりすれ違い、木場さん連絡くれてたのにー、視野狭窄になって突っ走ってるー!!!
うわぁ、ほんと、お莫迦ぁっっっっっ!!!! でも、間に合ったて良かったよぉ……
あの願いは石見さんね、そうかなとは思ったけど答え合わせで納得、S0103 のあれって伏線だったのとか
ただ、色々と明らかになっていない所あるのよね……、特に管金くん周りの環境変化って石見さんだけのおかげじゃないよね
それに現代のドラゴンについても……
ひとまず、俺たちの戦いはこれからだエンド乙でした
次のお話終わって充電も終わったら、続きあったらいいなぁ
839
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2024/12/31(火) 17:36:53 ID:lkvvtmuMMM
死夢見完結から一年経ちましたが、まだこちらを見に来てくださる皆様、ありがとうございます。
来年もだいたい毎日更新を目指して好きなことを好きなように書き殴っていく所存です。
まずは明日の七時から『冒険商人 カルマ・ノーディ の物語』。
完結したら因習村オカルトミステリ兼残酷無惨古今東西武器チャンバラ古代ゾンビパニックもの(仮タイトルは『武器わ取れ、ドラゴンを殺す 第二部)の予定であります。
今後ともよろしくネ☆ ウッフン。
>>836
ありがとうございます!
明日からはじめますよー。
>>837
ありがとうございます!
読んでくださって幸せ幸せ。
>>838
長文感想ありがとうございます!
ほりっちとモアは金もないし体もガタガタだし、これから大変でしょうね。
でもひとまず二人はハッピーエンドになりました。よかったよかった。
そう、S0103のあれは笛吹の始まりの伏線でした。笛吹のことも管金回りも、第二部で進めていく予定です。
特に現代のドラゴンですね。因習村と関係ありまくりですとも。
840
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2025/01/02(木) 07:11:58 ID:SoJtErhkMM
あけおめことよろー!
(一日遅れ
841
:
令和もどこかの名無しさん
:2025/01/02(木) 09:20:29 ID:yYUFVpYkSa
おめことー
ふむり、これは角川スニーカー文庫の香り
842
:
令和もどこかの名無しさん
:2025/02/14(金) 00:26:19 ID:CSn4FqTcSa
うーん、三作の世界がつながってるのか
それとも、同じ名称なだけで別々なのか
843
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2025/02/14(金) 20:01:43 ID:JdFdq3ZkMM
>>842
うへへありがとうございます。
カルマと修道院は同一世界で、共通のキャラクターが存在します。
武器ドラとの関係はノーコメントです。オホホホホホ。
844
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2025/06/24(火) 20:23:53 ID:I580HT1oMM
【冒険商人 カルマ・ノーディ の物語】
あした完結しまーす。
愛する者の物語を後世に残したい老婆と、戦場に魂を置いてきた男の再生の物語です。
30万字と(私にしては)読みやすい分量ですよ。
よろしくネ☆
ttps://ncode.syosetu.com/n8905jx/
845
:
死夢見
◆XDD/DkyjV6
:2025/06/28(土) 07:26:06 ID:O4w0mpKMMM
予定通り次回作を始めます。7月中? 何の話かな??
ttps://ncode.syosetu.com/n3815kr/
846
:
令和もどこかの名無しさん
:2025/06/28(土) 11:28:02 ID:3JQcWW4ASa
連載お疲れさまでした
面白い構成ではありましたが、ちょっといろいろ詰め込みすぎて取っ散らかった感じだったかな
色々リンクしてたけど、2019年まで遡って絡めるなんてこの海の(略
おっと、早くも次作予告が……
あはは、癖強そうなヒトが一杯だ
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