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やる夫たちで見る2つの『湾岸戦争』【第6次】

1 ◆MLaUzx5D66 :2019/01/28(月) 00:59:00 ID:6O1/d8Go00

                   _ ,,...........,, _
                _,、<::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
               _,、<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                ̄/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
           /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::´,
           /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
.        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.,
         ´ ̄ ̄/::::::::::::::::::::::::::::::::::>''"丶/::::::::/ i}:::::ヘ  ―― 『英雄』サラディン ――
             /::::::::::::::::::::::::>''" 弋テ、/::::/ -‐/:::://
         /:::::::::::::::::::::(r<   (___,// l赱ノ:::::://
           ´ ̄|::::::::::/::厶     / ,, ゝー/::://  ―― 十字軍より称えられた慈悲深き文明的な指導者よ
            |:::::/ |::::::l心、        /::://        英雄とは、慈悲深いとは、懐が広いという意味ではないと
             |/__|∧|   \   ‐- /::::/               言うことをあなたはエジプトに刻み込んだ ――
              ∧..:..:..:..|    `  __ ./  レ゙ 
               /二\..:.:|┏                                             ┓
          ,./ニニニムノ┃                                             ┃
         /ニニニニニニム┃            やる夫たちで見る                      ┃
        /ニニニニニニニニ ┃                    2つの『湾岸戦争』              ┃
       /ニニニニニニニニニニニ┗                                             ┛
.    /ニニニニニニニニニニニニ二ム ,/   }..}


  このスレは『イラン・イラク戦争』『湾岸戦争』そして、アメリカによる『イラク侵攻』をモチーフとする
 【フィクション】です! 故に細かな情報精度について保障出来ません。

 なお、『イラク侵攻』に関してはほんの少ししか触れません。
 投下ペースは月2回程度になります。
 前スレ:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1528037644/l50

433 令和もどこかの名無しさん :2019/05/25(土) 00:51:17 ID:Y7gcEVHM00

_____________________________________

 ・:というわけで、今度の日曜日か月曜日に続きをやります

434 令和もどこかの名無しさん :2019/05/25(土) 08:01:50 ID:A.w9nxIM00
わーい

435 令和もどこかの名無しさん :2019/05/27(月) 14:22:51 ID:VDw6vitc00


>>414-421
欧米列強に侵略される以前に、
イスラム法を無視し文字通りの支配者の専制かつ恣意的支配が
エジプトで行われたというわけか

>>397-401
しかも役人は異教徒が独占
大昔から共生しているはずなのに、コプトとムスリムの対立が残るうえに、
いまだに民主選挙の結果があっさり軍事クーデターで覆される現代エジプトの歴史的背景

436 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/27(月) 23:38:16 ID:vGodQoAM00
もうちょっとだけ待ってね

437 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/27(月) 23:46:36 ID:vGodQoAM00
はじめまーす!

438 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/27(月) 23:47:01 ID:vGodQoAM00

               _   _,............_ _
              /   `ヽ     ´   ヽ
.             /  ,       _     ヽ\
            / /          ヽ    ヽ ヽ
.            / /           ',    ‘, ',  ―― これは、重大な爆弾となって、近代エジプトに表面化する
           / / | | | |    ! ! l |  ゙、    Ⅵ |.\   ある事に繋がっていく…… ――
          ,イ !  {ィ |  ̄| {  |リー-㍉、ヽム.   ..|、\\
         / .! !  |从_ノ:::\  |.!::z=≠{イ /!.     | \ヽ、`
.             | |. .|  z=≠u:\{:::::.   ,ハ     ト,  ヽ `ヽ }
           {/,'jハ从    :::::::::`::.U   / イ,'//\ ハ
             .!/ ´Ⅵトヽu  マニ⊃    // i//   ´′!  /
            |iイ . |_込、          イ  Y.Y   /
            |i  |     ̄ ̄丁  ̄ヘ  / /  ./ / ノ ノ'  ――あ、れ? 昔を掘り返せば掘り返すほど
             |         /⌒ 、  ヽ ./  ./ { { .{     私達が運用しているシステムが異常って結論にどんどんなって……
             }       //::/ ;   i
                      .//::/ /    .i!   i       . \
            {      //::/ /    (   {    ヽ \\


     _____     ━┓
   / ―   \    ┏┛
 /ノ  ( ●)   \  ・
.| ( ●)   ⌒)   |
.|   (__ノ ̄    /  ――昔を掘り返せば掘り返すほど……?
.|             /
 \_    ⊂ヽ∩\
   /´     (,_ \.\
.   |  /     \_ノ

439 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/27(月) 23:47:15 ID:vGodQoAM00

       _   _,............_ _
      /   `ヽ     ´   ヽ
.     /  ,       _     ヽ\
    / /          ヽ    ヽ ヽ
.    / /           ',    ‘, ',
   / / | | | |    ! ! l | ゙、    Ⅵ |  ――要するに『正統性』の問題なのです。
   } ' ! | ! | | |  |_| | | | ',    ',\   景気が良いときはいざ知らず
  ,イ | ! {ィ |  ̄| {  |リ  ̄|`ヽム    |、\\
/,.! { |! |从 ! リ{!マ  ! 从iリ{イ / !   | \ヽ、`ー 、
,ィ ! {|Ⅵ| ィチ示  \|イ示㍉、' ,ハ    ト,  ヽ `ヽ、_`ヽ、  ――うまくいってないときだと
/ |   Ⅵ ヒこj    ヒこソ/イ  i   | ',  ':,   `ヽ }   そもそも偉い人が偉い理由がもしも
 /|   |八    '        |  リi   | ヽ  ヽ、       間違っていたら?
イ !   !| \    -      ,ィ|  i l   |、  \  } \_ __
イ |   リ! |- >  _,....イr==| リ/!  | \  \__ ト、_',
/ !   / ! | }/! |-、_,ィ二 |/ j! / |  |}\ `ヽ、_   `ヽ、'
 /! イ / リ,」/|イ _  <_j!| j!/ ィ|  | / \   `ヽ、  }
イ |  ! { //,イ  /: }   |/ト/   } リ `ヽ、 ヽ    }  |


         ____     ━┓
       /   ― \    ┏┛
       /   (● )  ヘ\  ・
.       |   (⌒   (● ) |
     ヘ     ̄`、__)  |  ――??
       ヽ           |
        /∩ノ ⊃   _/  ――だとしても昔の六法全書の知識が失われる事が
      /./ _,)   `丶     どうしてそういう事になるんだお?
      (___/    1   |

440 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/27(月) 23:55:15 ID:vGodQoAM00

                         -- ミ
                厂  γ´         ‐-、
            /|   /        ヾ
                |   ,            :,   ,
              ,′:|   i            |  ,  ′
           ′.::|   | ,|   ;}   i{   |  ′
           ′.::::|   l斗―!{    ト  _|  ,
         { i ::::!   |八 从   八  ^「゙` |! | |  ――イイですか? スルタンだのアミールだの
          八l ::l:!   |l f斥斥ヘ/ xf斥`  |i | |    実際の政治指導者たちは……
             } ::|:八  八  `~    `^  ハ八| !
         /i ::|:     〉,      ′ 八「: :  l 八
        / ..; !  }ハ   个  冖 イ{: : : :   |/   \  ――大なり小なり、『カリフ』から任命されて
        / /   |  〕'ヘ   |_〕壬┐; :: :: ::  '        指導者、偉い人として振る舞っているんです。
.     / /  /  !   }i⌒', 「 ̄ ̄`{_| {____:   \\     \ そして、カリフがカリフなのは『シャーリアの最終大法官』だからなのです。
..  / /   /___彡'厂}  ;|   八\「`ー_>、 \\     )
    , '゙     / 厂二_/ ヽ }八      ヽ_}  `ー_>、      (
  /      , ,二_/     lニ{  __j{___ lニL   `ー>、  \\ \
/ /     / /二〈    i   「Vニ、 ⌒`V⌒vニ|    iニ}!  丶丶
      { /二二〉 / |  \ニ{   八  {ニ|    lニ八     `ー…=ミ
 |      i{ \二_{_ ' {___jニ、/⌒「\ニ、     l7: : :\         ヾ
 |      l{   }-_「   {二ニニニ|   }   vニ、    {: : :: :. \      )⌒`)'
 | i    i{  |二{   i{   ノ> lニl   人  マニ、  ヽ: : : :.  \
 | |    l{  |二{   l{   ニl ニ|__/⌒\___vニ、    ,: : : :    } 、
 | | |  i i{  |二{   lト。 lニL|ニ|         ├┘   ′: : : \,ノ  \
 | | |  l l{   ,ニ_}   {: : : :.〕ニ=┘         { {     V; : :   \
 | l  、 、乂_,二ニ}    , ,        {,   V,       V; : :   \
 }八  \\7二ニ{     V               V,      V; : :    ヽ

441 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/27(月) 23:57:18 ID:vGodQoAM00







             γ エジプト ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
             |  「では聞きます。間違った法の執行を行う        |
             |  『カリフ』は、カリフとして正統ですか?」          |
             乂_____________________ノ




                          γ  ̄エジプト ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                           |  「そして、そんなカリフに選ばれたスルタンは     |
                           |  果たして、法的に正しい存在ですか?」        |
                           乂_____________________ノ


.

442 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:00:30 ID:lnMtXadc00

                          __
                         ,r 、           、
                     /           ≧=‐ 、
                  /   /    /        `ヽ  ‘,
                /     /    /  ,/        \ }
                ,      ,′   ,   /|       i}      ‘,
                   ′        /__ /__!      ∧     i}
                   {     i   /  {     {¨゙} ‐   i}
                |       {   芹芋气ミ‘, '  八 i}    i}
                |       {  《  {{ノrj}  ∨ /斗==ミ、  i i}
                     i {   |i ゞ-''  ノiイ {ノr'ソ i| /レi  ――そうですね……現代の日本の皆さん風に言うなら
                |    | {   |iヽ(     、  ゞ'′ノイ i i|
                |    | {   |i      _     / i|  i|
                   /  i| {   |/|、    `'   イ   i|  i|  ――皇室典範にそぐわない、いわば偽帝がいて、
               ノ /  ∧:{   |  }__≧=‐-≦「__/}   |  i|    偽帝によって任命された首相がいたとして。
             _  イ彡′ / }ヘ   i|  }= ┐└┘┌}  i}   |  i|    その首相は……果たして本物の首相ですか?
          _    /   _/_ \ \ノ /―┘    └}  i}、 八 レ'
     ,:'´ _彡////少'´ ̄¨¨¨ヽ } 《    〈_〉  _/、 \ /≧ュ、.
      /イ    / {//}'′、     ノ } 》<>‐┼<>\ ヽ \`'守/≧、
      {: i  /  ∧/i}   \  // 《 /)__.  |    /  i\ ヽ  ̄7/7
      {: i/  〃 {/}    / /====/厂ヽ)、i|    {}===i} ノ  }  ,'/7
      レ'    /{i  {/}   /  i/   イ   乂}==‐:.、 {}   V  ノ ,'/7\
    /   /  / {i  〉{≧=-{  i} ////\  /V圦儿}{}  / / ,'/7}、
      /  / {i i {i 〉  八 },:'´//////∧ノ  i|    {{} /  /} ‐=《7: } \  }
    {i ,/  /  {i ∨/    ∨///¨¨∨/∧__∧__{} i/ヽ( }   _》 }   } ノ

443 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:02:12 ID:lnMtXadc00

        ___
..    /\:::::::::/\.  ――????
   /:::<◎>:::<◎>:::\
  /::::::::⌒(__人__)⌒::::::\
  |     ` ー'´  u   |  ――に、偽物だお!!        何故? >
  \  u   :::::     /
  /    :::::::::::::::::::    \
/                 \  〈〈〈 ヽ
                     (〈⊃  } }


       ___
     /\:::::::::/\.
    /:::<◎>:::<◎>:::\  ――偽物に任命されたわけなんだお?
  /::::::::⌒(__人__)⌒::::::\   なら偽物だお!?
  |     ` ー'´  u   |
  \  u   :::::     /
  /   :::::::::::::::::::  :巛 ̄ヽ
  /  ,        :〈⊃ ̄( .}:

444 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:04:17 ID:lnMtXadc00

       _   _,............_ _
      /   `ヽ     ´   ヽ
.     /  ,       _     ヽ\
    / /          ヽ    ヽ ヽ
.    / /           ',    ‘, ',
   / / | | | |    ! ! l | ゙、    Ⅵ |
   } ' ! | ! | | |  |_| | | | ',    ',\  ――偽物が偽物である根拠を提示してください。
  ,イ | ! {ィ |  ̄| {  |リ  ̄|`ヽム    |、\\
/,.! { |! |从 ! リ{!マ  ! 从iリ{イ / !   | \ヽ、`ー 、
,ィ ! {|Ⅵ| ィチ示  \|イ示㍉、' ,ハ    ト,  ヽ `ヽ、_`ヽ、
/ |   Ⅵ ヒこj    ヒこソ/イ  i   | ',  ':,   `ヽ }
 /|   |八    '        |  リi   | ヽ  ヽ、
イ !   !| \    -      ,ィ|  i l   |、  \  } \_ __
イ |   リ! |- >  _,....イr==| リ/!  | \  \__ ト、_',
/ !   / ! | }/! |-、_,ィ二 |/ j! / |  |}\ `ヽ、_   `ヽ、'
 /! イ / リ,」/|イ _  <_j!| j!/ ィ|  | / \   `ヽ、  }
イ |  ! { //,イ  /: }   |/ト/   } リ `ヽ、 ヽ    }  |

<===========================================>
 > やる夫「!?」

 > やる夫「そ、そんなの君が言ったんじゃ無いかお! こ、こーしつてんぱんに反していると!」

445 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:10:16 ID:lnMtXadc00

                              -‐…‐-
                            ´  ‐-   -‐  `
                         //   __     __ \ ヽ
                        /   /´  /    `、 `、  :.
                       //:  / / {  i   :.  `、 :.
                       // / /.′ |     | |    ,    \
                      // i | {-‐ {  :{ N ‐- | ′! {  `ー‐
                    //: | : 斗==ミ\ {/抖≠ミ } :|  `、     ニ=-
                  /"´ /: ! i{弋ぅソ   ヽ 以ツ刈 :    \       \、
                 /     //!  \:::::.   ,  .:::::ムイ ∧  \ ≧=-  __    }}
                / {   / ., ∧. 人    、 ,  //}/∧ `、\\‐-  __  X´
       .          / ::.-‐  / ./ ∧ }≧ニ´{_    ィ { / / {: .__`、 \ 〃´  \ \
              八{ ≧=-‐-=ミ./ /, {   }i{ {爪 }「:../ /ー=彡'=-    {{`ニ=-…)   }
             / /`ー‐‐‐‐‐、 ノ-= /,:{   }i{ {{ r' /ィ__     マニ\ ≧=-ミ 、, < 、
           / /  / /{⌒¨´     \}i冖 `“´/   }i}       `マ=ヽ ./、__}ノ___ノ )
          〃 /   /   ゝ=一 .  -=ニニ〃≧o。{:} __{`-=ニ=- /   }ニ//{ ノ }-=彡
          {{ {ー./  /  {ニ{  }ニニニニニ{{_____」}ヾ ニニ}}ニニニニ=-    } : ∧   \ノニ=一
           ゝ /  / ./ }ニ}  :〃´  /ニニ∧ニ 〉'"ニ¨¨“ ‐=ニ{  //{ {、 \   `“≧=--
          //, /'"/-=ニ Ⅵ  |    /ニニニ′∨、ニニニ     `、 〉〉:.  ≧=--  、 /≧=‐-.. ヽ
       .   / / { // /: :/ {: Ⅵ /   /ニニニ′ /  ∨ニニ     }// | ≧=‐-  ‐-ヽー‐‐‐‐) }
        八  {__ ′{ i {: :.{ }/ }i| .′   /ニニニ′ }{\ Vニニ     {|i{ 八  \   ) /、}/ / /
         ≧=- {  ゝ  \//i| }   /ニニ//-=ニ=-\Vニ=‐     } |\ \ ー‐=彡  / ./ /≧=-
          / _ヽ   ` //ヽ }|   /ニニニ7/´       \ニニ=‐ /|!:{ \ \ー‐=ミ { ′/__ }
       ‐‐‐/ / ,  -=彡'´}/  ∧/ニニ=- ′           \ニ=-  /  \}___ 〉\ ヽ\{_____彡′

<============================================>
 > エジプト「つまり、皇室典範を手始めに様々な歴史記録、法的文書等を参照して調べて調べまくれば立証
 出来る訳ですよね」

 > やる夫「そういう事に――――――」
 > エジプト「――――――――――ありませんよ。んなもん」

446 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:18:27 ID:lnMtXadc00

                                               _   ―  _      ノ|
                                           -  ⌒       ⌒::..-  .| |
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                                      /:  ,:::    斗‐--ミ :::::, |:::::::::::,::::::::::::::,:::::i{ : : :. ::,
                                  / :  ,:::    ∧ |::::\:::::::,|:斗‐--ミ::::::::::::: i{ : : : ::::,
                                 / :  ; ::     :、___!:::::. \::|::::::/:::|::::::/:::::::::::|{ : : : :::::,
                                 /   :  ; :::     | ⌒j`::. /::::斗考ミk::::::::::::::::|{: : : : ::::::,
                                 /    .:  ; ::    |   /  /:::::)/ゞソj::/::::!:::::!::/|\: : : ::::::\
                            /     ::  ;:::::|   :八_,    :::::::::::::::::::ij/::::∧:::|:':::|.  \: :::::::::::,
                            /      ..::  ;::/:|  .:: |\  ‐::::::r、::y/ ._:/::::::7: : |   |: ::::::::::j
                            /      /::::| |/::::|/ .::: |__ .>-:::::/:...\ / |::::/:::: |   |: ::::::::::|
                    / ̄ ̄ ̄        /::::::::::| |::-/  .::::  ! L/¨:: ̄/ ̄..V ./イ|::: : : |   |: ::::::::::|
                    /         . . : : : : /:::/::::::∧/::/   .:::::  |\::::::// ¨/ /  |/}: : |   | :::::::::::|
                   /......:::::::::::::: : : : : : : :/_:/:_:_:..-.‐...../   ..:::::  /_.\!/_/ .く> ´ /:: : |:,   |.:::::::::::j
           / ̄ ̄ ̄:::::::::::/: : : : : : / ̄/::::_::::_|:::|...// : :..::::::: /∧_   、   、 /  .イ.┐::: : !::,  |:::::::::/
.        /..:::::::::::::::::::::::::/: : : :   //:::///.......∧::V /  : : / :::: /:/....... ̄\   ) Y ., ! ....| ::: : |::::, /::::/
     /:::::::::::::::::::::::::::/ : :   __/::::/:::::| |......-‐.......∨/ : : /|! :: /.´/}-vl........ ̄\_/ λ ∨...7、::: |:::::,//
.   /::/   /.: ::::::::::/: :/  /::::::::::::|:::::::| |................../__./.....j|/_::\|:l¨........\\l........| !:::\j../ : :,:::| ::::\
.
<============================================>
 > エジプト「数多くの戦乱によって失われたモノが多すぎるので」

 > やる夫「」

447 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:25:20 ID:lnMtXadc00

                             ――
                          ,  ´       ` 、
                          / \       / ヽ
                    //              ヾ
                        //    ,r       ヽ    ヾ
                  ノ/     /           ハ    ヾ 、  ――そもそも、どの学説が『修正・無効・廃止』
                ///    /        ヽ ハ    ヾ、\   そうなったのか、把握が難しい!!
              _  /ノ イ    /、 /} /   l l  !ハ    l ヽ、  ‐- 、
         / _,, -, ‐ ´.!     //.// ./ }   l l  l i     l、. ヽ` ‐ 、 ヽ
           /  f.   / ,. イ    イ { .! ! / / ∩ l ...., ! l 〉.    !ヾ 、ヽ  ヽヽ
        l  l   / ノ  !   / l ゝl レ  / // /  ヽ lハ   l \ l\  ヽヽ  ――おかげで、シャーリアの運用が
           !   !_ - ´   ィl   lゝ     レ / ∨ o  }/  〉.   !  > .、  .} }   大混乱です!!
       , -‐ ´   ィ   !l   l ヽ     /  ゝ、   / イ ,    !ヽ     >.ノ
     , '       イ / -‐ !   l/:::::::::ヽ  /      `''/ ,' ハ   lヽ\丶      ヽ
     /    イ、  i´::::{    l / ヽ::::::::::::V f二ニ}   イ イ i i  l ヾ、 ヽ `ヽ    ト、
    ,  イ , l ヽ !:::::::!  /::::`‐´ヽ:::::::::ハ>  <  r ' l l  !  l \::\ )   }ヽ  l  ヽ
     i / i/ 人  ヾ:::::::!/::::::::::::::::::〉 V::::::ハ └┘   / /! ! l  !   \::\ ハ ヽ !
     !  i  / ヽ r i::/::::::::::::::::::/ ハ V:::::::}     ヽヽ  ! ハ ! l     ヽ::::}/ ゝハ !、  ',
     !  l /   /::/:::::::::::::::::/     } }::::::::l     〈.〈  ゝ V /     /:/ !\/ !l \. i


                          __
                     ,./ ヽ ´     ` -‐ 、
                    //              ヽ、
                  / ./   ′              .丶
                   ,  ′  /             ヽ   . .
                , ′  /  ,   /         .
                , .   /  / ′ ′    | .: | ‘, .
                  /     /十十十 {    }十十十      :.  ――本当のイスラムなんて、現代に近づけば近づくほど
                  ,   /{ |/ハ { ハ   ./ ハ  ノ  イ  .     誰も分からなくなっている……!
                    ;   ′ ,ィ====N{ ∨ '  ====x、/ |    ∨
.             /   i   Ⅳ ら:::::ハ   ∨  ら:::::ハ Ⅵ|  }    丶
.            /   イ    |Ⅳ  込zソ      込zソ 八   \
.          ,  //  ! |ハ                ハ .:      \  ――何が本当のイスラムの教えなのかなんて
         .  / ′ , ! |圦 """         """ ム       `     。   もう理解出来る人は殆どいないと言って良いかもしれません!
.         .   /      Ⅳ `  .     -      .< イ          ヽ
.           ′,   '   .| ∨_,,-‐{≧     ≦´‐-/ / }/      ハ   八}
         从 {  /| i 八{イv 、 :}´ ヽ{二二二}/ ` , , `/ 、    } ∨
           | ′  r': :: : | /  //  介  ∨  { ': : : : : :..  ,    .
           | ;'  ヽ ∨: : :} .  〉〉ミ:::::::彡〈〈 .从{: : : : : : :} {    }
           |    }/.: : : :! } //ニニ::::::::ニニ∨  | `ヽ: : : : i 八
             乂    ,∨: : : | /ニニ{  ∧:∧  }ニニ!: : : : : : :∧  ヽ /
                    }: : : ノ′ .| |ニ彡:::::::::::ミニ| | !: : : : : : : : |   ′

448 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:31:45 ID:lnMtXadc00

     ━┓
     ┏┛  ,=二二 ̄\
       ・  /(●)  (_.  \
        /(⌒   (\.) `  |
     /   ̄!、__)     |
     /            /  ――そうなのか? でも、よくイスラムの教えでは〜って
     ヽ          ./     やってるし、ここでもそんな感じのニュアンスを語ってきたじゃ無いか。
     ∩ノ⊃    /
    ./ _,)    <
  / ./       ヽ
  ヽ_/ .|       ィ   ヽ
     |      `y  )


                ___
            〃`<    __ `
          _/ __        __  ヽ  \
.           // /:           ,  ′  ヽ
         // /    .!        ′  ,
           ′′ i__/| ! ト   ',  ,   ′
        i | i ´| l.¨! :| :| ¨',‐-.| i   |   i
        | l | 小.! Vヽ i  ', ト .|   |    |
          И i .i ==   ` __.V .リ:   |    !  ――現代でイスラムの教え云々言われているモノの多くが
         | V        ̄` /    |    ト   実質『官制イスラム理論』だと思ってください。
         | 人          7   |     〉
            ,|   > _ ー '  ィ'|         、/
        /:i/\  |  :i≧r  //  / /      \  ――どこぞの政治家、官僚、王族が
             ヽ | /├|==/ / / |/    ヽ   ヽ   御用学者に言わせた『イスラムの教え』とやらを
        \  /.` / :├|*/{ 'イ: : : : ヽ   i }       世界に「コレがイスラムの正しい教えだー!」って叫んでるだけだったり
.            ヽ { i l : :├|/yヽ  ヽ/: : i  /  /   そんな感じです。
            } V、 | i: :.|。!/: : }  }: : : : | /
         /   ゝ: !: :|。!: : /イノl: : : : :i     {
        /     !: :|: :|。!: : : : : : i ノ: : :!    、
           イ  |: : l :|。|: : : : : <.: : : : :i      \
       i / !  ′ :V.-! : : /: : : : : :人  i    ヽ
.        V    /: : : : V、>/: : : : : :/ 〉  :l   l

449 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:31:59 ID:lnMtXadc00

               ___      ___
               >‐-: ミヽ-‐': : : : : : : : :`丶
               .: ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
             /: /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
          /// : /: : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : ヽ: : :.
           /  /:/: : : /: : : /: /: : : : : :,イ: : : : : i: : : : : : |
              //|: : /: /: : : /: /: :/| : : /.: :.l |: : :.|: : : |: : :|
.             {' |: /|:/ !: : /: /|: //! : /: :./」.|:_:_:」: : : |: : :|
                |/ .|:|: |: : | /¨「¨/小/|: / .j/レ'ヽ|.: :.八.: :|  ―― 例えば、現代のサウジアラビア ――
                {  |:|:八 : イ云笊j/ j:/,イ云笊/:/: |: : :|
                从: : \|弋/ソ    弋/ソl : : :|) |: : :|
              /: : |: :|: :ハ   '       |: : : l: :|: : :|  ―― 去年、ようやく女性の自動車運転が解禁されるようになったが
             '⌒|: |: :|: :|人   - -   /}: : :ノ: :|:八|    コレは、女性は1人で出歩いてはいけないという『教えの認識』に
                  レ'}:/∨}/}j:>   __  イ ,ノ イ¨ ̄¨¨\   基づいて出されていたイスラム解釈を法運用してた事が原因だ ――
                ' ./⌒ヽ/:::7}::{二}:/:::::::/:::::::::::::::::::::::\
               /:::::::::/::::/彡ミ/::/: /:::::::::::::::::::0:::::::::ヽ
              /::::::::::::〈:::::::/==/::::::::〉/::::::ィ======〉
            イr===r──只─- 、././:彡 '::::::::::::::::::::::::::: /
               `{::::::::::::::|   // }    }:::::::\::::::::::::::::::::::::::::::::/
               \::::::: |  .// .}    |::::::::::::\::::::::::::::::::::::::/
               < ̄ //|____ヽ___./:::::::::::::::::ヽ彡:::::::::彡{
                / ̄ ̄¨/::||::::::| |:::::::::::::::::::::::::::::〉:::::::::::::::∧
                  /\二/::: ||::::::ヽ二二二二二イ|::::::::::::::::::∧
             /::::::::/ ::::::::: ||::::::::::::::::::::::::::::::{.  |::::::::::::::::::::∧
               /::::::::/::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::::::: ヽ  |::::::::::::::::::::::∧
           /::::::::〈::::::::::::/:::::\:::::::::::::::::::::::::::〉 .|::::::::::::::::::::::::∧

450 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:32:21 ID:lnMtXadc00

_,.-‐'´             〉   _         ヽ  └-'´          f^^l,
             └'^´ |          \           r' f′
                     |              `l             Lァ{ ,、_ _
            f'     `l  rュ、         }           ヾ>,`ニャ'z、
            ,'′     | /  そ_    _,,ノ            ri"  F>`{f'′
                   }L、   `l r'´            〃    〈}ソr'L、
             '、   〈r、 {_     `′             "     r‐'^′ {
                     ', \               r-、     ,、`^^ヽl^′
              f^ヾ-、  {  `l               ,ィ'´  乙 = ´     。    ,   '
               ヾ 、 \ \  |      ァ     _,r'´   そ´          _   '
                    ` ,、\ ヾ=ミ、>     r-、_l´      ヽ, ,、__rァ  r彳
                  '"、 ヤ    `>       ',        r'´ /r‐-‐=_'´  」f´ 、=_, ‐- 、 、_
                  ヾ、`l   └ュ r 、   `l         f´  」 'ー'_孑' =- ミ′ -`ー、_ |  ,=r‐-
                    丶\     `}‐'rァ └-、_, -、 _ノ  〔_ r、 \    tァ ===  乏_ヽ'′
                      \  {′        `′   }l ヾ='           rミー-、
                      ゚ `^"ソー-、_r- 、_        `"  "        ,、 '"└′  \
                        ⌒ー-- ...,,_└ュrァ _ ,、_,、 , -、_,、 ッ=ァ    └′       く_r
                                  ̄´ " `^′rミ⌒´ f'r'´
                                         `'′゚ '′

______________________________________________

 ・:が、そもそも単純人口を語る場合、世界最大のイスラム国家は、インドネシアである。
 でもって、インドネシアで女性の運転……禁じられてたっけ?

 もっと言うと、禁じる動きあった? 今の日本、インドネシアから来た人々も多いが女性が出歩く事に
 何か特別な制限が加わってるように見えるだろうか。

451 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:32:42 ID:lnMtXadc00

              ,  ´  ̄ ̄ ̄ `  、
             /     /⌒\    \
         ,          _   \    ヽ
          / ,   ,     \  \   ',
        //  / l{   ヽ ヽ、\-介 、  .  ―― 次にペルシャこと、現代のイラン ――
       ///イ  /{∧\__  |_|_ヽ \/⌒ 、 .
     / /  | /  ̄`}从  |\}、{`\ 、 \:\:::.
      { '   ∧下≧、 \ }ィ≦テ下∧ \:\::、l
     Ⅵ:::::: 从ム Vり   リ Vzり ,' /^ヾ}::::::::`\、_,  ―― この国ではアルコールが禁じられ
      |:::∧::/ Ⅵ            {:/' ノ:::ト、:}::::|      所有している事さえ時に罰せられたりする ――
      |:/ }:::::/人   `   ,    ィ{イ:∧:|_リⅥ
      }'  从:{/::/> `  ̄   イ「 ̄//////≧< ̄`ヽ、--、
          ∨::{ }∧{` T--/////´////////////// \/ \
             ` \ _r┴∧//\__////////////// }/// 〉
           _r「/::〈   __/\___////\//////////|// /
          「/::乂{:::::`7´::::{::::::'::::::〈 {  ̄\/〉/////////|//{
          ∧{:/::::::r、ノ:::::::::〉ー:::´:::〉',  }/ ∨///////j///|
         { ∨:::::/「、〉::::::::::\:::::/\\    ∨//////{///|
         | ,:::::::::| |:::::::::::::::::::::`く    `   _   ∨>、//l|///
         | {::::::: | |::::::::::::::::::::::::::::\     `ヽ ∨` <>-'
         |人:::::::〉'_〉::::::::::::::::::::::::::::{\       }/>´
         | {^}::::::::} }:::::::::::::::::::::::::::,  `      ノ´
            乂:::::: | |:::::::::::::::::::::::::::{       ` ̄
         |  |::::::::| |:::::::::::::::::::::::::∧
         ,: /\_::| |::::::::::::::::::::/ /\

452 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:33:37 ID:lnMtXadc00

                   _   ――     _
                    ,  ´          `  、
                  /                ヽ \
                , ´     ,       ヽ   ∧ ヽ
             / /    /   /   l   ∨、_/ ∧   .
               / /    / / //   , {   | ヽァ':/-、:   ',
           /  '    /_/_/_{   /∧_|__l ∨^\
               | /  /{/乢{∧ ∧{ ´\}从{ ∧   ∨   .  ―― ところで『オマル・ルバイヤード』というのを知っているだろうか? ――
           |  | l|  /,ィ ,二ミ 从{   ィ 二、ヽ}∧   | | |
           |  {/{ 八  ハ刈  \  ハ刈 ノ ∧ | | |
           | |  Ⅵ:.   ヒzり       ヒzり l / } | | |
           |::::::|::.:::::∧       '         | {_ノ∧:l::::|::/  ―― 11世紀のペルシャで高級官僚として活躍した詩人オマル・ハイヤームの
           |::::::|:::::|/::∧          u  |/::::|::::リ::/イ     詠んだ歌を乗せた詩集である。今日歴史上最も知られたイスラム詩人であり
              从:::|:::::|::::{::込、   _   _    イ':::::/:::/}/      最も親しまれた素晴らしい詩集として、知られている ――
            `}'::从:::|//_}≧  __  ≦--、::::/}:/ /
             , -----、∧:.:.:|..,ィ-┴┴- 、|:.:.:.:.:Ⅵ /_,-- 、
           ////////〉、:.:.:|〈 。     。}|:.:.:.:.:.:イ//////\
         //////////:.:.:\{.....`>,<´...|:.:/:.:.∨///////ヽ、
       , イ´ ̄ ̄ ̄\//:.:.:.:.:.:/......///...........∨:.:.:.:.:.:}///> ´ ̄ ̄`ヽ
        {/ ̄ ̄ ̄ \_/:.:.:.:.:.:/_>...{ { {............<_}:.:.:.:.:.:.|/ ,..:.:.:. ̄ ̄ \ }
       乂:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.,:.:.:.:.:.:.:{.........ヽヽ/>......... |:.:.:.:.:. | /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
        \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:|..............〈/!|...........|:.:.:.:.:. |´:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:./
          ヽr――、|:/>:.:.| ............. | !|...........|:.:<\:}:.:.:./⌒ヽ、イ
          |:.:.:.:.:.:. |'/:.:.: |..........r、/ /.......... |:.:.:.\l|,イ:.:.:.:.:.:.:.:.|

453 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:34:01 ID:lnMtXadc00

                   _   ――     _
                    ,  ´          `  、
                  /                ヽ \
                , ´     ,    u.  ヽ   ∧ ヽ
             / /    /   /   l   ∨、_/ ∧   .
               / /    / / //   , {   | ヽァ':/-、:   ',
           /  ' U  /_/_/_{   /∧_|__l ∨^\
               | /  /{/乢{∧ ∧{ ´\}从{ ∧   ∨   .  ―― ところで、内容の半分近くが
           |  | l|  /,ィ ,二ミ 从{   ィ 二、ヽ}∧ u. | | |    酒と宴会がテーマの歌なんですが ――
           |  {/{ 八  ハ刈  \  ハ刈 ノ ∧ | | |
           | |  Ⅵ:.   ヒzり       ヒzり l / } | | |
           |::::::|::.:::::∧U      '  u.      | {_ノ∧:l::::|::/
           |::::::|:::::|/::∧ u.        u  |/::::|::::リ::/イ 
              从:::|:::::|::::{::込、   _   _ u.  イ':::::/:::/}/  
            `}'::从:::|//_}≧  __  ≦--、::::/}:/ /
             , -----、∧:.:.:|..,ィ-┴┴- 、|:.:.:.:.:Ⅵ /_,-- 、
           ////////〉、:.:.:|〈 。     。}|:.:.:.:.:.:イ//////\
         //////////:.:.:\{.....`>,<´...|:.:/:.:.∨///////ヽ、
       , イ´ ̄ ̄ ̄\//:.:.:.:.:.:/......///...........∨:.:.:.:.:.:}///> ´ ̄ ̄`ヽ
        {/ ̄ ̄ ̄ \_/:.:.:.:.:.:/_>...{ { {............<_}:.:.:.:.:.:.|/ ,..:.:.:. ̄ ̄ \ }
       乂:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.,:.:.:.:.:.:.:{.........ヽヽ/>......... |:.:.:.:.:. | /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
        \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:|..............〈/!|...........|:.:.:.:.:. |´:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:./
          ヽr――、|:/>:.:.| ............. | !|...........|:.:<\:}:.:.:./⌒ヽ、イ
          |:.:.:.:.:.:. |'/:.:.: |..........r、/ /.......... |:.:.:.\l|,イ:.:.:.:.:.:.:.:.|

454 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:34:38 ID:lnMtXadc00

             ソ ̄ノ ッ´ゝ
    ッヘヘ    ヾ  ゝ `´
   ∠___>   > く                           <ヘ  /
ヾノフ         ヽッ´                            フ ヾヽ
   ヾ─フ                                     ヾ Ц
      ノ      ___                              │
ソヘ__ノ       ヽ\                            ノ
             レヘ、ヘ─ヘ                     ノ
     \~\        ツ   \      ノヘ      /~ ̄ ̄´
      `\ ´\    /      ヽ   ノ   フ    く
        \  \ ノ        ヽ  │    レ    )
         │   ´          │ ノ
         レノ⌒フ           レ´

_____________________________________________

 ・:そもそもイスラム世界の繁栄とは、3つの商品と、それらの流通を支える通貨体制によるモノだ。

 奴隷、砂糖、香辛料の3つであることはもう何度も述べた。
 ところで、砂糖の原料はなんだっけ? サトウキビだ。

455 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:34:54 ID:lnMtXadc00

                       ‐―― 、-..´:::::\ _
                     〉、     \::__:{r:.ヽ____
                      ..::::::ヽ.>..-::―::i:::....、   _ /
                   /.:::::/:::::::...::´::::::::::`:::-..< / `
                     /::::::/::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::.丶
                /:::::;:::::/:::::::::::;::::::::リ::::::::::::i!:::::::::.  ―― Q.お聞きします。黒砂糖はどうして黒い? ――
                    .:::::::':::;::::::::::::::;イ::::;イ::::::::::::::从:::::::::V
                 .:::::::{:/::::::;:::::/`{.'丶|:::;::::::ィ:ハ:i:::::::::::.
               .::::::::::vi:::/{::::iィォェミ {イ::::/リ ̄|:!:::::::::::|:.
               .:::::::::::::v::::rヽ:{ vシ ,  ;/, ォ ミ:'|::::::}::::ト 、
               ,:::::::::::_ヽ:{ j        vシ ':}:::/|:::ノ  ――A.『糖蜜』が含まれてるからだよ。正確には『黒蜜』かな?
                 /.:::::::::_\ Ⅴ、      '   /::;:イ ´
               ./.:::, <  ヽ |' :.\ 丶 _   イ´:::::ト、
              /.:::/      .}、   、   .....:: <::::::::::{::::.
             ./.:::/       ./〉| ーォ′リi ´   }:::::::::.::::::.
              ,.::::::;        .:'〈 ヽ ―//    ,::::::::::.、:::::::.
          ..::::::::::{ i     .{ 丶 | // /  .′::::::::::.\:::::.\
       /.::::/::::::|リ     .|  .`iY´   /.'  /:::::::::::::::::::::. \:::::::
       ./.::::::;イ::::::::〈      .|   |」  .:.   {::::::::::::::::::::::::.V  、::::ヽ
     ../.:::/ {:::::::/ ;`ー‐ テ ┘        ハ_.ノ::::::::::::::::::::::::::.V  丶::}
      .,.:::/  |::::::{ .'.: : : : /       ,    .}: ;:::::::::::::::::::::::::::::::::.丶  ;/
      {::/   .|:::;イ,: : : : '     .:    , : ′:::::::::::::::::::::::::::::::::::..\′


      ,...::‐-..、/:::`ヽ、   / ̄/
     /:::::::::::::::::\_:::::/ ̄  /
   \ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ_},..-――-- 、 ,ィ/
    >---..、/::::::::::::::::::::_:::::::::::/:,.::::-二ニ- 、
    |:::::::::::::/::::::::::::::::::::/:::`ヽ、{:/:::::::::::::::\  \
    |::::::::::/::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::、:::::::::::::ヽ \
    |::::::::;'::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::.
    |:::::::{:::::::::::::::::::/::::::::/::::::;':::::::::::!:::::::{:::::::::::.、
    |:::::: !::::::::::::::::/::::::::/:::::,イ::l:::::::::}、:::::!:::::::::l:::|
    |::::叭:::::::::::::/:,::::::/:::::/ {:リ|::::::/ }/!:::::::::l:::!  ――黒蜜は独特な臭みやら何やらがあるけど
    |:::::::::ト,:::::::/:/:::::/!::::/‐-、!:::/,ィrォ、}:l:::::::ハ:}     基本的には、ミネラル豊富で、黒砂糖の黒い色
    |:::::::::|::、::::{イ:::::::! l::,ィテ㍉ |:/ ∨} イ!:::::/つ-―、__
    |:::::::/:::::ヽ/l::::::ル {i Ⅵイ}! {!   `¨ {Ⅵ ´  //  ̄ ̄  ー
    |::::/::::::::::l:ヽ!:/、_  `¨     `   八_,...イ{_-!__        ヽ
    |::/:::::::::::リ::::{!::::}! ヽ、    ー ' /:!_,-、__,../≧=--、    }
    /イ:::::::::::::{:::::::`´::!   ` , _, イー{/  /    /   /       ,  ――その物と言って良い。
   /´|:::::::::::::l:::::::::::::/      ! \/∧|  /    {   /  _,.. -      サトウキビから白砂糖を作るって言うのは
     |:::::::::::::|:::::::::,イ     ヽ /∨/l { 、 /   l  { ̄ {          この黒蜜を取り除けるだけ取り除く作業が
     |:::::::::::::|:::///>、 _.    ∨! /  ∨__{_|_/          精製作業なんだ。
     |:::::::::::::|/ ̄ ー`<//\__// }!   、
     |::::::::::::/  ヽ  _ ̄ _-o、  o    }
     |:::::::::::{   \ l       ̄ o}!_   ;
     |:::::::::::|     ∨         〈-〉  /
     |:::::::::::|      ',         `  /
     |:::::::::/   \  {::.....、   .:::  ;   {
    /::/::/ ''' 、   \!:::       /  /!
     {:/l:/  ,   ``  \      /  / |

456 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:35:17 ID:lnMtXadc00

              |\,..:―::..、_/ !         ___
              |  \:::::::::::::/  }__   _   ,彡⌒ヽ
            /{  、 \r,...::::´,.::::::: ̄:::::::::`/---...、
.           /:::::::\_,.ィ::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
         /:::::::::::::::/:::::/:::::::::::::::/:::::::/::::::::::/::::::::::::::、\
          /::::::::::::::/::::::::/:::::::::::::::::/::::::,イ:::::::/ ヽ::;:::::::::::::l:::.
.        /::::::::::::::::l:::::::::|::::::/::::::::/::::::/ {::/ ⌒ヽ|::::::::::::::::}:::.
      /::::::::::::::::::{:::::::::l:::/!:::::::::{:::::/   下斥ミ  }::,::::::::::/:::::l
       /::::::::::::::::::::l:::::、::j/::::、:::::::|!:::{    弋(ソ /イ::::::/_!:::::|
      ,::::::::::::::::::::::::{::::::ヽ/⌒、:::!从!         /イ ,t,、/::::リ
      /:::::::::::::::::::::::∧::::::{ r_ } ヾ!              ヽij!::::/
.     /:::;:::::::::::::::::::::{::::\:::、(_;:               {l:/
   /:::イ:::::::::::::::::::::|::::::::::\`::ー..、              _  }
   /:::/{::::::::::::::::::::::|::::::::::::::l\::ミ、\           ´ ' /  ――沖縄や奄美の黒砂糖は見ての通り、
  ,::::/:::!:::::::::::::::::::: !:::::::::::::::、/ }     ::...         /    糖蜜……黒蜜を取り除く作業をやってないけど
  /::/:::::|:::::::::::::::::::: |::::::::::l、::::::\|       :..,  - '´
 ,:::/:::::: !::::/::::::::::::: |::::::::::| \::::: !       { 
/イ'::::::::::!::/:::::::::::::::::!::::::::::!  \j  l   /  ヽ、__,.. -―- 、  ――わざわざ精製しているって事は大量の黒蜜が
 /::::::,::: !/:::::::::::::::::::|::::::::::|_,..イ         ////     __ヽ_  いわば産業廃棄物として、出てきているはずだよ。
./:::::,イ:::::::::::::::::::::::::__|__/ }//l ー- 、   r― ‐ i///!   /====`ヽ  ……どうやって処理しているかはわかんないけどちょっと心配
{:::::/ |::::::::::::::::::::/\___///|          ////j__,/ イ        \

457 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:35:35 ID:lnMtXadc00

:::::/::l::,. -:::__\:::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
::::,{:::|:::/::::::::::`´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
:/::Ⅵ!′:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::、:::::::::.
:::::::Ⅵ ::::::::::::::::::::::: ト、::::::::::::::::::::!::、::::::::::',::::::、::、
::::::/',!:::::::::::::::::::::!::: ! ヽ:::::::::::::::l:/:!、::::::::l:::::::ト、:.
::::/::::::::::::::::: !::::::l:::::|   ∨::::::::イl::l ',:::::}:::::::! ヾ!
::,':::::::::::::::::::,:|-::7 ̄!`   !::::::::::l , ヽ、l::/ハ::::l
::|:::::::::::::::::´::|:::/l:::/_  }:::;::::::iイ㍉ }/イ} !::;
::|:::|,:::::::::|::::::|/,ィチ㍉ `' /:ハ:/弋ソ {:::/ l/
::|:::|:、:::::::{::::下 トし刈  /  ´    ト、
::l:::l::ハ::::::,::::l 弋)zソ         、  { }!  ―― Q.心配とは? ――
::Ⅵ:{ i_\::',、!              八ノ
:::::::::ゝ、__,、             / ̄
:::::::::::::://:|_ヾ} 、       σ /
::::::::::::::{ !::|/}l   >  __/
::::::::::::::ヾ、|__,ノ     /ーrrr、--、 ̄`ヽ  ――んー世界最初の『お酒』って何だと言われていると思う?  
::::::::::::::::::::∨      、  ∨∧ ',   ':,   答えは自然のミード。
:::::::::::::::::::/          /∨∧ } l   ',
::::::::::::::_/_     _,...- 、     ∨/ヽj
::::::::::////>、´          ヽ//l l   ‘,
::::::::/ ̄`ヽ//\        //// |    }
::::{ ̄ ̄`丶\//` ー― '´77////  \   !
::::::.__    ̄`ヽ、/////////       ヽ |
::::::::.   \__  ` ̄ ̄ ̄´         }/ヽ


 ____/___:r─‐ミ、  f::/__ノ__ヽ:ヽ
八       、___|::jI斗≧ヽ:レ':、:::::::::::::::::}:::}`:..、::‐-.....
  \: : : : . . . . ../j:::!:::::::::::::/::::::::\::::::::::::}ノ:、:::::\ ̄ ̄
    \___/:::八::∨::::::::|::|::::::::::::\:::::::::ヽ::\:::::ヽ
    |::::::::::/::::::/:::::ヽ}:::::::/|::|::::::::::::::::}\::::::::\::\:::}::ヽ
    |::::::::;:::::::/::::::/:::::::::/ .!::!::::::::::::::::}  \::::::::}::::::}::}::::|
    |:::::::{:::::/::::::::{::::::::::{  !_!;:::::::::::::::} ´ ̄}`:::}::::::}::}::::|
    |:::::::{ :/:::::::::::{:::::::イ´ j::! \:::::::::}    从ノ::::::}::}、::|
    |::::::/イ:::::::::::{/:::i  j:ノ  \ノ      i:::::::}::} !|
    |/イ:::!:::::::::::乂:::::!            xzzミj:::::ノ:/ リ
    |::::::::マ:i::::::::::::::::{`゙ xzzミ、      ´   ノイ:::′ ′  ――糖分たっぷりの蜂蜜が自然発酵したお酒だよ。
    |:::::::::::\::::::::::::ム/´         ヽ : : :. !,∨      これを古代、ひょっとしたら原始人が発見したのが
.     ノ:::::::::::::::{\:::::::::::ヽ.: : : :        ,   ノ, }}
  /::::::::::::::::::::ーァァー─‐    ャァ─     .イ:乂}j
. イ::::::::::::/:::::::::::::/{ {:::} }:个o。.        /:::::::::::::\  ――お酒という飲み物の始まりって有力説ではそうなっているのさ。
:::::::::::::::::/::::γ´ ̄乂_ノ、::|:::}    ‐-- イ:::::::::::::::::::::::::\
:::::::::::::::/:::::/-─ 、   マ:ム´         人、:::::::::::::::::::::::::::\
:::::::::::::/::::::{     、  マ::ム        }  Y⌒} ̄`}^ー 、::::::,
:::::::::ノ::::::::::}       \ マ:::::, ヽ_   x‐‐/:::::::}  ノ   } ∨::,
::/::::::::::::::::}         \乂:::\  `´  /::::::::::}/  ノ  !:::::,
::::::::::::::::::::::′ \      Y 〕iトo。   /。斗 '"  /  j::::::}
:::::::::::::::::::::i    \    j    ≧f^>ニニミ、  /    i:::::::}
::::::::::::::::/!     /     ∨   {{ 〃ヾx  } } Y   .ノ、:::::}
:::::::::::イ ∧   /       :}    乂_j  \__リ  j  /  }:::}

458 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:45:12 ID:lnMtXadc00

      l \   /::/::::::::,:::::::::::ヽ /l
      ',   \__:::l:::::::/::,..--_、:/  }
       \/三ミ、::_ /,イ、/   /.、
        / \_/r..\/´, -―-、/::::::;
         /,.::´::::::::::`´::::::::::::::::::\::::::{
       /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::.
      /:::::::::::;::::::i:::::::::::::::::{::::、:::::::::::::::\、  ――もちろん、放っておけば必ずそうなる……
      ,:':::::::::::::::::{::::::{:::::::::::::::::l、:::、\:::::::',:::::ヽ、
.     /:::,:::::::::|::::::|::::〈:::::::::::::::::{イ ̄、:!、::::i:::::|::{:::.、
    / イ:::::::::::{::::::|イ´\_::::::::::| ヽ! リ 、:l:::::|:::}:::::::.  ――って訳じゃ無いんだけど……
      |:::::/::::::、:::{ _ \\:{ ,ィチ斥下,::::|`::::::::::::.   人間って、アルコールが好きだからねえ
      |::::||::::::::ル'イテ弍ミ   ` 弋zソ  从ト,:::::;:::::,:::::. 例えば、アメリカの士官学校とかである悪習、悪い伝統の一種に
.     八:::{l:::::::::圦 弋zソ   ,       lr.,/:::::l::::::::,::::::.
     ヾjハ、r、!、               ;-'i:::::::|::::::::}、:::l
      /:::::,ヽ、_ハ    <  ̄ ソ   人::!::::/:::l:::::| l:::!
.     /:::イ::::::::::込、     `   ´   /:::::::|::/:::::j、:リ l:/
     /´  |:::::::::::::::::::::>     _  イ::::::::::::j/:::::/ / /
        /::::::::::::/::::::::::::::l     |::::::::::::/:::::/
        ,':::::::::::,イ:::::::::::_}      ` ̄777―-- 、
     /:::::::://-‐77{ ___        {//l  / ̄`ヽ
      /::::://´  {//!   `      ///| / =´ `ヽ }
     ,::/{ ̄ ̄`ヽ、//\      _,////='´     \

459 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:50:16 ID:lnMtXadc00

           |' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
     .i \ ..|            |  /i
     i   \|________|/  i
     .i    .| ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,|    .i
     i      |γ⌒ヽγ⌒ヽγ⌒ヽ|     i
    .i      | ゝ __ノ..ゝ __ノ .ゝ __ノ.|   ....i  ―― リンゴがある ――
    i     |  γ⌒ヽγ⌒ヽ   .|    .i
    .i    ..|    ゝ __ノ ゝ __ノ  ...|     i
    i      .|γ⌒ヽ γ⌒ヽ γ⌒ヽ..|      .i
   .i      .| ゝ __ノ...ゝ __ノ....ゝ __ノ....|       i
   i     .|  γ⌒ヽ γ⌒ヽ    .|     i
   \     |    ゝ __ノ  ゝ __ノ   .|    /
     \  .| γ⌒ヽ γ⌒ヽ γ⌒ヽ |  ./
      \| ゝ __ノ  ゝ __ノ  ゝ __ノ |/
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
     /                   \
      ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
        |__________|



     _-==ニニ二二二ニニ==-_
     丨__  ̄ ̄. ̄.::::::. ̄:. ̄ ̄´::」
.      `こ三三三三三三三三ラ´
     ノノ              ヽ
.     //::                  .',
     i i::               :.::i  ―― そいつを細かく切って、少量の水と一緒に適当なモノに詰め込み ――
     i i::               :.::l
     l.i::                 ::;|
     |.i::                    :;l
     |.i::                 ::;|
     |.i::                 ::;|
     |.i::                 :::;;|
    ',',               ;:;j
     ヽ : : : : .:.:::::::::::::::::::::::;;:;;:;;;;/
      `tー- .:._____;;;::-一ァ''´
       `¨  …―…  ¨”´

460 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:50:39 ID:lnMtXadc00

   ___. /        /   │   ヽ        \
 / /ヽ         /.   │     ヽ       /ヽヽ
.(  ⌒ ヽ       /    │    ヽ       (  ⌒ ヽ  ―― テキトーな気にぶら下げて1〜2日ほど
 ∪  ノ     /.      │     ヽ      ∪  ノ    教官にさえ見つからなければ ――
  ヽ_),)      /.      │     ヽ      し' l_ノ
     ミ   _/_      │      ヽ
        // ヽ      │     /│ヽ  彡              違 法 リ ン ゴ 酒
      (  ⌒ ヽ      │    (  ⌒ ヽ  ―― 伝統と格式の『 密 造 シ ー ド ル 』の完成である
        ∪  ノ ミ /│ヽ 彡  ∪  ノ    なお、味と安全性と教官の眉間のしわは保障しない ――
        ヽ_),)   (  ⌒ ヽ    し' l_ノ
               ∪  ノ
                ヽ_),)


                       ‐―― 、-..´:::::\ _
                     〉、     \::__:{r:.ヽ____
                      ..::::::ヽ.>..-::―::i:::....、   _ /
                   /.:::::/:::::::...::´::::::::::`:::-..< / `
                     /::::::/::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::.丶
                /:::::;:::::/:::::::::::;::::::::リ::::::::::::i!:::::::::.
                    .:::::::':::;::::::::::::::;イ::::;イ::::::::::::::从:::::::::V
                 .:::::::{:/::::::;:::::/`{.'丶|:::;::::::ィ:ハ:i:::::::::::.
               .::::::::::vi:::/{::::iィォェミ {イ::::/リ ̄|:!:::::::::::|:.
               .:::::::::::::v::::rヽ:{ vシ ,  ;/, ォ ミ:'|::::::}::::ト 、
               ,:::::::::::_ヽ:{ j        vシ ':}:::/|:::ノ  ――旧ソ連では靴クリームやメチルアルコールで密造酒を造ってたし
                 /.:::::::::_\ Ⅴ、      '   /::;:イ ´     戦国時代の日本でも、米をちゃんとご飯として支給しないと
               ./.:::, <  ヽ |' :.\ 丶 _   イ´:::::ト、
              /.:::/      .}、   、   .....:: <::::::::::{::::.
             ./.:::/       ./〉| ーォ′リi ´   }:::::::::.::::::.  ――給料として出された米を勝手に酒に作り替えたりするって話があったり
              ,.::::::;        .:'〈 ヽ ―//    ,::::::::::.、:::::::.   人間、そこに水と糖分があったらとにかくお酒を造りたがるところがあるの
          ..::::::::::{ i     .{ 丶 | // /  .′::::::::::.\:::::.\
       /.::::/::::::|リ     .|  .`iY´   /.'  /:::::::::::::::::::::. \:::::::
       ./.::::::;イ::::::::〈      .|   |」  .:.   {::::::::::::::::::::::::.V  、::::ヽ  ―― 密造酒は犯罪です。お酒は二十歳になってから ――
     ../.:::/ {:::::::/ ;`ー‐ テ ┘        ハ_.ノ::::::::::::::::::::::::::.V  丶::}
      .,.:::/  |::::::{ .'.: : : : /       ,    .}: ;:::::::::::::::::::::::::::::::::.丶  ;/
      {::/   .|:::;イ,: : : : '     .:    , : ′:::::::::::::::::::::::::::::::::::..\′

461 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:51:26 ID:lnMtXadc00

                   , ‐‐ 、 -:─:-、         __
                  /. : : : : :\: : : : ト、      // ̄ \
                /: : :_:_:_: ,r==ァ: : :/⌒ヽー : //´     \
               /: : /: : , イ ノ´: : //: : : :⌒ヽV/: `ヽ、
              /: : : /: : : :/ /: : : : : : :/.:.: : : :``.::´: : : : \
              |: : :/:.:.:.: :〈V/: : : : : /:.:.:.:.: : : : : : : : : : : : : : \
              |: : :.:.:.:.:.:.:.:.l/: : : : :./:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : : : : : : : : \
              |: ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:}: : : : /:.:.:.:.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
              |: :.:.:.:.:.:./: :/:.:.:.:./.:.:.:.:.: : : : : : : : :/:.: : : : : : :): : : : : : :ヽ
              |: : : : :/: :/::::::::/::::.:.:.:.: : : : : : :./ /: : : : : :ハ: : : : : : : |
              |: : : : : : ハ: : :l: :/: : : : :/: ::/  /: : : : : :/:ィイ: : : : ト、|
             /: : : : :.:/: : :V⌒ヽ: : : :/|/ 、__ /∠/: : :/ノノ /: :/:./  ――わざわざ糖蜜を何が何でも分離させてとろうとしてるんだから
              /: : : : : /: : : :( ( ハ: :./  r =〒テ     ィ彳メ :/ V
            /: : : : : :/: : : : : \  V   ヽ りソ     りソ V
             /: : : : : :/: : i: : : : : : : :`コ            `   }  ――その糖蜜の管理、厳格にしないと大変な事になるよ。
              /: : :/: : /: : : l: : : : : : : (( ト、           ノ
          /: : :/: : /: : : : l: : : : : : : : :)   ̄`ヽ  ⊂二フ /
           /::/: : :/: : : :.:.:.l: : : : : / ̄\   ) Y⌒Yフ´`ヽ
        /:/ /: : : : : : :.:.:.:.l: : :/ /   (( _二_`フ´    ト、  ―― その懸念は大丈夫である ――
         /:/ /: : : : : : : : : : :/ /       i ハ (     i ヽ
       /:/ /: : : : : : : : / ̄\/       //  ヽ\    l  }
      /:/ /: : : : : : : : :/  / /\      //    \\   l  |

462 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:51:50 ID:lnMtXadc00


    __r‐ュ_r‐ュ__           __r‐ュ_r‐ュ__           __r‐ュ_r‐ュ__
  /,゛===========,'\       /,゛===========,'\      /,゛===========,'\
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  .∨////////////////,/       .∨////////////////,/      .∨////////////////,/
   ∨//////////////,/        ∨//////////////,/        ∨//////////////,/
   .∨へ、_メ ゝノ^し/          .∨へ、_メ ゝノ^し/         .∨へ、_メ ゝノ^し/
    ゝ._____ノ           ゝ._____ノ           ゝ._____ノ

              __r‐ュ_r‐ュ__          __r‐ュ_r‐ュ__
            /,゛===========,'\      /,゛===========,'\            _rュ_rュ_
           ////////////////////∧    ////////////////////∧        /゛======='\
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    _rュ_rュ_  ∨//////////////,/       ∨//////////////,/           ∨へ、メゝ_ノ^し/
  /゛======='\ .∨へ、_メ ゝノ^し/         .∨へ、_メ ゝノ^し/           .ゝ._____ノ
 ///////////////∧ ゝ._____ノ          ゝ._____ノ
. |////////////////i
 ∨///////////////
  ∨////////////,/
  ∨へ、メゝ_ノ^し/
   .ゝ._____ノ

<==========================================>
 > ペルシャ「あ、あんしんし、ろ! …………ちゃ、ちゃんと全部お酒にしてるぞ!!!」

 > やる夫「えぇ…………」

463 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:52:17 ID:lnMtXadc00

          /  ,     ハ ,、
          //イ(/(/(ノイ: :}(ハ
       {{ {: ::{: :{: : (: : : : : : /: :ヽ
       {ムV: : : : :、丶\ //: : : : }  ――これが、馬鹿に出来ない副次効果を生むんだ。
      Ⅵゝ: : : : : : : : イ: :/: : : : : `ヽ   正確には、蒸留してアルコール分をより強く出来る
      >ー-=彡: {\: {V{:_:_ミx: r‐ミ、
       {: : : : : {V从  }ハ/xへ}ヽ|j} }:} ̄\-――
        乂:_:_ノハ≧ミV厶イヒリ    ノ^\\ \ ̄
       {:_:_:_厶´ヒリ|^``ヽ    |:    }  }  ――蒸留酒の技術が出来上がった後になるけど
.         / ∧/L.. _   ,xー/⌒\ :}    イスラム圏はかつて世界で最も化学や医学が進んだ世界だった。 
      ,. -く  //∧  マ三ノ  / /     V    中世のヨーロッパの知識人たちはイスラム世界の叡智を
     /    \{ { { /\ こ´ / / 、    /\   求めようとしたぐらいだからね。
.   /      /`i.{ {:{  /ゝ---{:、. : :_:\__/: . . 、\
.  /(\| |_,/  .: i:{:{ :{ {    V/Yi|l }: : :_:ノ: : : ノ
  ′: : | |: . | l:/| l { :{ \'/ l | |||、: : : : :/ /
 | |ww| |: : | |'__,:| |:       /,  | |¦| ト-| i:く /./
./| |: : : | |/| |  :| |i:      /, | |  | | | | {__/.::::
: :| |l : : | |_ノ| |. : :| ||i:.,      /, :| |  | | | | |\:i:.| l
i :| |l l l:| |l : | |i : :| |||込、    /, | |: . | | | | |l |l | |
V| |l l l:| |l i | |l l :| ||l三三≧=ー/,| |: : | |: .| | || || | |

464 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:52:32 ID:lnMtXadc00

                        ,. -- 、_
                 ,. -く     ヽ:.`ヽ
                  }   :ヽ、  :}  ノ:.ヽ
                    {       ノ_,.ィ^)ノ
                 {    人从{  _}ζ
                  {:.彡イ≧x ィ≦^}ノ
                  (ヽ{ ヒリ   トリ j)  ――が、そもそも論として、何故医学が発達したのか?
                   ゝイ  ´ ー'  /    理由は2つあって、1つめはギリシャ医学を吸収することが出来たから。
                   `V\  `こ´ /´}、
                 _{´ ̄>--彳 //\
                  / /{{⌒{_}⌒}//  /` ̄ ̄ ̄厂`\
.              ,./  / :{ 'ー个:/ /  /     ,/    ヽ
            //  /i :{  ./  ,/  /
.          /  {   / :| :{_/ .//  /
          ,    { ./  !__./ ,/  /
.         /    :{ {      .//  /    ,:   :'  ――そして、2つめが最も重要で……
        / /   :{ {    / /   ′   /   ;     『 ア ル コ ー ル 消 毒 の 発 見 と 活 用 』
.      ,  /     { {、_,/  /   i:   ′  :     これさ。大規模な社会に根付いたモノにする事に成功したからさ
     i  '     { }     /}   |:         :i
     | i   :i  { }__/  :}   |:   i:   :     :
     | |   :|   i{ }     {i    |:   |:   :     :
     | |   :|   i} {     {i    |:   |:   i    :|
.     ヽ|   :|   i}:、ヽ    {i    |:   |:   |    :|i
        ├―‐|___j}__} }    :{i__|L..,,___|:   |    :|l
        {   {` ̄} ̄} }    {  { ̄´} └―‐┤    :|L..,,___
        {   {   :}  } }    {  {   :}   .:  } ̄ ̄ ̄「 ̄
        ヽ  ハ  :} { {     :}   {   :}   :i  }   :.   |:
.         i  /} :}  } }TTTTT}   {   :}   :i  }   i:   |:

465 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:53:27 ID:lnMtXadc00

.       r'"´ ̄``ヽ
.       }::::::::::::::::ミ{
      {:::::::::::::::::ミ}
.       ヽ'"´ ``ヽ'
.       |ィ ニニ.ヽ:::|
.        |(1888)):|
      |` ---"::::::|  ―― アルコール消毒には高濃度のアルコールが必要になる。
       |::::::_::::::::::|    中途半端なお酒による消毒はむしろ逆効果となる ――
.      |,,、、---、、,,,|
.       |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
.     ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丶
   /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.  Y.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Y  ―― それ故に、蒸留酒の技術がどうしても必要であり、
  |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|    もしも、NAISEIチートをやりたい人がいれば
  |.==================.|    蒸留酒の技術が無い限り、お酒を利用した消毒は全くおすすめできない ――
  |.__:_:__:___::::____:::_::::_:__:_:: .|
  ||_.∩||.||)):||))∩(:||_(:| |
  ||..'∪∪|',: :||ヘ::∪:)||_:)| |
  |{,,::-::‐‐::::::::::::::::::‐‐::- ::| |
  ||:::::::::::::::::::,,、:::::::::: ::::::: ::| |
  ||::::::::::::ハ(ゝ'ハイ:::: ::::: ::::| |
  ||::,___=ゞソ)=(イソ)_, -,:: | |
  ||::‐‐.ニニ(ゝソハヽ‐''"´ ::| |
  ||::::::::::::'´:ゝ-''"ゝ:::::::::: ::| |       _____
  ||:::iii::iii::iii::::iii:::iii:::iii::iii:: ::| |   -=ニ二____二ニ=-
  ||::::::--===--===--::: :::| |  .|             |
  ||::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::| | . | i   ィ```ヽ、  .  i |
  |.ミ;;::::::::::::::::::::::::::::: ::: :;;;彡| . | i  ノ´ヾ、_:::;;/:、. .. i |
  |:::::::::::``::::::‐‐:::::''"´ ::: ::::|   | i /.:::::ヾ´ Y::::〉、.. i |
  |、:::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::イ|   | i {::::... ソ´´:: ::::::〉...i |
  |.:.:.``::-.:.:.:===.:.-.:.:.''".:.:.:|   | i .<:::::>::--::ィ:/ ...i |
  |.,;,;,;,,:.:.:.:.:.:──.:.: .:.: .;.;.;.;|   | ヽ, \:::_ :::/-、  .ノ |
.   ヽ、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ノ ..  ヽ .`` ==-.--== .'"./
.    ヽ` ヽ ------ ''"´ィ      `ヽ、 ____..ィ
.      `` ── ''"´

466 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:53:42 ID:lnMtXadc00

               r.-=-┐
              ゝ::;;;;;;:〃
              >. =-= .<
              |: : :;:::::;.:|
              |: : :;:::::;.:|
              ゝ‐--‐,'
               |   ;::}.|
            ./ゝ-  ::..\
           /  ...   ;:......\\
          l :. ‐- ..._,_  ,,.  -‐ l
          |      .{  ;      |  ―― 故に、イスラム世界の繁栄にはご禁制であるはずの
          |.................l  ;      |    アルコール飲料の存在がその影に存在する ――
          |: :.‐- ::::::!: : : : : : : ::...|
          | : : : : : : !: : ,'=--‐¨/i
          |,._: : : : : :!: : {    /:::|_,,  ―― 戒律で禁じられているハズのソレが無いとむしろ
          i‐- =.._ .l_..└ ==:::l¨    イスラム世界は繁栄できないという矛盾に突き当たるのだ。
          | : : : : : : !: : {  ∥{\!    いや、そもそも論として ――
          | : : : : : : : : :ゝ_∥‐ヽ::ヾ
          | : : : : : : : : : : : : : :,,-‐‐―‐‐- ,,
          | : : : : : : | : : : : : : { ゛‐ --- ‐ }
          | : : : : : : | : : : : : 从 i    ; : : /
          | : : : : : : | : : : : : : : > ,..   ; :/
          | : : : : : : | : : : : : : : : :| ヽ ;;r   ..::::::::::::::::..
          | : : : : : : | : : : : : : : :┘:::l ;;l :::::::::::::::::::
           ニ=- .,_└,, -=ニ:::::::/   \:::::::::
                     >==<

467 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:54:22 ID:lnMtXadc00

            _                      _
            .[ニ]                      .[ニ]
            l |                       l |
            l |                       l |
            ノ八                      ノ八
          ./〜`\                   ./〜`\
          /     ハ. . |i--i|  |i--i|         /     ハ. . |i--i|  |i--i|
          | ハ_ハ_ハ | . l|  |l  l|  |l         | ハ_ハ_ハ | . l|  |l  l|  |l
          | |===j |  `Y´   `Y´         | |===j |  `Y´   `Y´
          | t ★ ノ |   |     |          | t ★ ノ |   |     |
          l_><___l  ⊥     ⊥         l_><___l  ⊥     ⊥
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                      ノ八                     ./〜`\
                    ./〜`\                   /     ハ. . |i--i|  |i--i|
                    /     ハ. . |i--i|  |i--i|          | ハ_ハ_ハ | . l|  |l  l|  |l
                    | ハ_ハ_ハ | . l|  |l  l|  |l          | |===j |  `Y´   `Y´
                    | |===j |  `Y´   `Y´          | t ★ ノ |   |     |
                    | t ★ ノ |   |     |           l_><___l  ⊥     ⊥
                    l_><___l  ⊥     ⊥             ̄ ̄
                       ̄ ̄

<============================================>
 > ジョナサン「一応、聞くけど、本当に……『お酒』は禁じられていたの?」

468 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:54:40 ID:lnMtXadc00

          ,. .-‐: :  ̄ ̄ ̄: : :‐-. 、
        _..∠,: : : : : : : : : : : : : : : : : r≧x
       ,/:::/: : : : : : : : : : : : : : : : : : ̄`ヽヽ
      ./i:::/: : : :/ミ: : : : : : : : : : : : : ヘ: : : : i:::ト.
      /: |:;i: : : :/: : : : : : : : : : : : i: : : :ハ: : : :ト:|ハ
    /:/: !:i!: : : !: i: /.:!: i!: : : : ://: : : : :|: : : :!リ: |  ―― イスラム教スンニ派四大法学派の一つ ――
   ./:/: :.{」: : : :|: :|:|: :|: :|: : : :.//: !: |: |: !: : : |': :i!
   i:/|: :/:i!: : : :|: ハト、,!斗': /X/」_:i!: i!:.|: : : !: :i!  ―― ハナフィー学派 ――
   |{ |: i!: |: : ´丁i丁 ヾ: i∨ヾ/:;イ}:¨丁丁`: |: :i!
   |' i!:.|!: !: : :.下艾g艾ヾヽ/'.≠艾g艾ア: : :.!: :|
     Ⅵ: |: : : :.!ゝ           /'|: : : i!: :|  ――難しい所です。酔っ払って周りに迷惑さえかけなければ
      ヘ:|: : : :i!       i      i!: : : :!: :.!    ワイン以外は合法としか言いようがありません。
       }!: : : :ト.      |      |: : : :|ヽ:|
      /|: : : :|: \   ,  、    /|: : : :|: :}|
     ./: !: : : :|: : : :i:.        .ィ: : : |: : : :!: 八
    ./ /:|: : : :i!: : :rト、`  __  ´_」、: : :|: : : :!/: : \                !? >やらない夫
  r:´: : /: :!: : : :|: :./^<≧=≦>^∨:i!: : : |: 、: : : :\
  ヽ.: :/: : i!: : : :!_〈:::::::::`:<>:´::::::::::〉」: : : :!: :.\: : : : ヽ
   )/: : :」: : : :.|=ハ::::::::::::/⌒ヽ:::::::::/ニi!: : : |: : : : ) \: :.}
  ,∠ィ≦=|: : : :.!三}::o::::/r―i'ヘ:::o::{三|: : : :i!≧<: : : :)'
.≦三三三_|: : : :.|三|::::::∧{Ⅰ} ∧:::::|三!: : : :|三三≧<
三三三三./: : : : } ´.!/   冂/  ヽ/`/: : : : {三三三三≧
三三三./: : : /      ii ii     {: : : : 八三三三三三


                  ___
         _    ¨       `  、
      .  ´                 ヽ‐-、
     /                   \    \
     /                 ',    ヽ
   / /       /     /           i「 ̄ヽ
  ./ /  /   /   /  / ∨,.ヘ  |    i!   i  i
 /,イ  /  / .i   /  / `゙^"´´|  |    |ト、_|  |  ―― イスラム教スンニ派四大法学派の一つ ――
.// i! ./  /  !  ,! ./     |  |    |ヘ  !   !
i/ ! ト、/  /|  /| ,'        ! /i!    !.∧_ノ i! |
|! | .| | `/ヽ! / .| .' _.x――‐.|.7丁    !  i! 从!  ―― マーリク学派 ――
{  ! .! ! 笊≧ミ. N " ,≠チ芝芍ア,|   .i!⌒i!ル'::::::!
  ! | ハ.ト. マz〉 {'     マzン イ!  {从|  リi::::::::::|
  i! i! ト|从            /i! 从::::!| ,.イ::!:::::::::i!  ――ん? …………禁止じゃボケ。
   Ⅵ. | |::{ハ  /        /' |リ:::::::::リ´:::!::|:::::::::||   ……うん、たぶん、禁止。たぶん
   ヽN |::|圦 ヽ           <|:::::::::::ハ::::::i!:i!::::::::!|
      |::{':::::\  マ >       ,.|::::::::/iil!:::::i!!|::::::::|:!
      |::::::::::| \      //::::::/ililil}ヽ::|リ::::::::|∧
      |::::::::::|   i\__.x≦ili/::::::/ili//∨:::::::::!::∧
      |:::::::::||   i!::::::{::::fヘilil/:::::/ニ_/: : : У ̄`'<}
      |:::::::::リ  八:::::>「i {/:::::/: : : : : : /      \
      |:::::::/  ./:> ´ /ー/:::::/: : : : :/            \

469 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:55:13 ID:lnMtXadc00

                      _  ‐………‐  _
                         ,ィ´:.:./\:.:.::/\:.:.:.:.`''<
                    //:.:ヽ':.:.:.:.:.:.ヽ'':.:.:.:.:.:.ヽへ:.:.:.:.ヽ
                    ,:.:/:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.へ∨
                   ,//:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : ヘ∨
             >''´:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :ヘ∨  ―― イスラム教スンニ派四大法学派の一つ ――
          >''´_:.:./:.:./:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:./:.:.:,':.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ヾ
           ´ ̄ ̄ //:.:.:. /:.:.:./:\:.:.:.: //:.:/:.:. l:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ:.:.:.ヽ
           >'´:.:.:..:.:./:.:.:./:./:.:.:\//:.:/}ハ:.:.l:.:.,斗―:.:.:.:.:.:.:ヘ:.:.:.:.ヽ
.         >'´___,,、、ィ/:.:.:.:.:.,ィ笊芯ミヽ/ ! ∨'":.:.:|__.:.:ヘ.:.:.:.:.:ヘh、:.:.:\  ―― シャーフィー学派 ――
           ̄/:.:..:.:.:.:./ :.:, イ《 {//(_  Y  /,ィf斧/ハ心:.ヘ:.:.:.:.:.ヘ:.:.ヘ ̄`
.         /:.:.:.:.:.:.:./.イ八 {ハ 乂r'ツ  ノ=={  }//(_ 〃:.:.∨:.:.:.:.ヘ:.:.ヘ
         /:.:.:.:.:.:.:.:.:.-=ミヽ:.ゝ乂      ./  乂 `''ー'  / \V:.:` 、:.ヽ:.:.ヽ  ――ワインは全面的に禁止。
     (___{:.:.:.:爻ニ二二二ニニハ `¨¨¨´    '  `'ー‐‐'__ソ:.\:.:\:.:.:.:.:.:.:}    それ以外のお酒は基本は禁止。
     >:.:.:ゝz爻ニニニニニニニヘ    、    ,    /ニ彡,,、ァ:ヽ:.:.:ヽ:.:.:./
    /´/:.:.:.:.爻ニニニニニニニニ}h、         ,ィニニニニニア_:.:.∧_,,ノ
.     {/∨ノニニニニニニニニニニ∧}h、    ,.。<ニニニニニニニニ爻イ:.:.<  ――それ以上はケースバイケースとしか言いようが無いわ。
       >ニニニニニニニニ爻 /≧x===x≦ニニニニニニニニ<:.ハ:.:ハ⌒   あっ、でも真っ昼間から人前でのむのは絶対ダメよ
       フニニニニニニハニ////////^^∨///)ニニニニニニニニ爻=-:.}
        /)ニニニニハハ{::|///∨o/// {⌒} ヽ/o//}ニニニニニニニ爻 }:ノ
.       /         |::::|>''^ ∨// ヘ_/  ∨/∧ハハニニニニニハ
      /.           |::::|    ∨  ハiハ   ∨   マ.       `''<

470 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 00:55:35 ID:lnMtXadc00

          .....:::::¨ ̄ ̄ ̄ ̄¨::::::....
        ./:::/:::::::∠三三三三三三\
       ./:::::::/:::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
      /:::::::/:::::::/:::/::::::/::::::|:::::::::|:::|:::|::::::::i
      .':::::::/:::::::/::;イ:::::;イ::/:::i! ::::: |:::|:::| |:::::|
      |:::::: |:::::: |_:/」__/.| i!:::ハ::::::;|:::|:::| |:::::|
      |:::::: |:::::´|/ |/ `|メ|/  }::/_|_:ハ_i!|:::/
      |:::::: |:::::: |幵芥不' {  j不芥幵|:Ⅳ
      |:::::: |:::::: | 込ゴ     込コ ハ:|  ―― イスラム教スンニ派四大法学派の一つ ――
      |:::::: |:::::: |          ,     /:: |
      |:::::/|:::::: ト.              / ::: |
      |:::/::|:::::: |:::\    ‘’  /|::::::::|  ―― ハンバル学派 ――
      |/:::∧:::: |:::::::个   __ イ:::::/::::::/
     // ̄\:|<_「 ̄ ̄V ̄ ̄|/::::/ ̄ヽ
    .//     \   ̄ ̄| ̄ ̄//
     ,:/          f二ニ只ニ /´ユ      |  ――最後の預言者様のお言葉の通りに……
    /:|             /::ハ::∨       |   アルコール飲料はダメ……。……でも厳密に言えば言うほど
   ./:: |            /::/ .|Vハ        Ⅵ   よく分からないとしか言いようがない。だからたぶんダメ。
  /:::::リ  / .i!     ∨   | ∨        |  〉
  /:::::〈 ./__{{_____∧_____}.イ
. /:::::::/∨{///八/////////,ノノノ////////人'|\
/::::::〃:::::::∨////i≧=-////{ { {//////,イ///!::::::ヽ            い、意味が、わからないお…… >やる夫
:::::::::{{::::::::::::∨///∨//////,| | |///////,∨/,|:::::::::::.
:::::::::|ハ:::::::::::|∨///∨//////| | |////////∨,|:::::::::::}
:::::::::| } :::::: |::∨///ハ//////| | |////////∧'}:::::::::/
:::::::::| 八 :::: |:::::.\//」//////| | |/////////∧::::::/
:::::::::|'::::: \从:::::::::>'///////,| | |//////////∧/

471 令和もどこかの名無しさん :2019/05/28(火) 01:04:25 ID:sekVutI200
スンニ派はそのあたりについては法学者大勢であーだこーだ話し合って
「なんとなく合意」したもんがルールになると思っていたが。

472 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 01:05:13 ID:lnMtXadc00

            . .-―――-. .
          。. : ゚: : : : : : : : : : : : : :゚. . 。
       。≦三三三三≧=-。: : : : : : : : `: .
    ∠三三【ハンバル学派】≧x: : : : : : : :\
   /´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ: : : :\: : :ヽ
  /: : : /: : /: /: :∧: |: : : :|: :|: : : :\: :.:.|: : : :.:.|: : : :゚。
 .′://:/ /: /: :/ !:∧: : ハ:.:ト. : |: : ハ: :.|: : : :.:.|: : : : :
 |:.|:.|:|: |: |: :ハ: :|/|:| |:`ト、| | }: ハ: :| |: :i!: : :.:.:.|: : : :.:|
 |:.|:.|:|: |: |斗匕{  |:{ |:/ 〕:トj⊥L」 |: :}!: : : :.:|: : : :.:|
 |∧|:| ハ |:丁丁)下ゝ.}'  j¨孑)兀下/|: : : : :|^i: : :.|  ――そう言われても……そうだなぁ……
 |  |从 }从 _込少       _込z少jイ/: : : : / リ: :.:.|   日本酒って、英語でなんて言われてると思う?
    |: : :∧    ,         /: : : : :/イ: : :.:.|
    |: : : : ハ            〃: : : :/.: :|: : : :.|
    |: : : : :込、   、     /{{: : : :/.: :.:.|: : : :.|  ――『SAKE』よ。日本だとビールやワインも全部合わせて
    |: : : : :|: : :>       /  ,リ: : :/: : : ∧: : : |    『酒』って言っているのに、英単語にするとそれは日本酒だけを表す
    |: : : : :|: :/: : : :>r     /.: : :/: : : :/.:.:}: : :.|    そういう単語になっている。
    ∨: : : ∨: : /| ̄∨ ̄ ̄/.: : :/|: : : /: : :j: : : |
     .∨: : : ∨/: : |  |   ./.: : :/_」: : /.: : :/: : :.:|
     /∨: : : | ̄ ̄`    ./.: : :/   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
   /   ∨.:.:.| r――‐只‐/: : :/―┐            ヽ
  ./    \:.|└=≠介./: :/=-┘            }
  /         `\  /:/ .|//                  ハ
 .{             /:/ イ|                  /.: }

473 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 01:07:16 ID:lnMtXadc00

              ....:::¨ ̄ ̄ ̄¨::..
            /::【ハンバル学派】\
          /::::::::::::::::: /:::::::::/二二二ヽ
       .:′.:/:::::::: /:::::::::/::::::/::::i!::`\
         i::::::i:i:::::::::/:::::::::/:::::://:::::ハ:: !:::::.
         |::::::l:| ::::: |::::::::::从::/イ::::/ j:::|:::}::}
         |:::::从 :::: |:::::::::|ィぅミムイ /::/::/:リ
         |::// ::::::: |:::::::::|んzソヾ 厶イノⅣ
         j//:::::::: /|:::::::::|`¨´   んネ:::Ⅳ
       //:::::::: /: |:::::::::|     ゝ从:::|
       .//::::::::::/: /|:::::::::|  -‐ .イ ::::: |  ――で、コーランで禁じられているのは
     .//.:::::::: /:_/_」:::::::::|ゝ、_/ |:::::::::|   『ハムル』
    // .:::::: / _|_」:::::::::∨     |:::::::/
   .//::::::::::/'´   `\:::::::マ-.、   !::::/
   /::{::::::::, ′      \:::ト、人 .!:/  ――……で、この『ハムル』って言うのがなんなのか検討に検討を
  /:::∧:::/        /`|:ノ\\'    重ねて重ねて重ねまくった結果出たのが『ハムル』とは『ワイン』の事であるという
. /:::/::::∨        く:.:.:/   \\   結論なのよ。
/:::/::::: //           V        \\
{::::{:::::/                    Y⌒
|:::::K                     ト、
|:::::|:::.\  :/        |          | ゝ
|:::::|::::::|:!\/       j_______」/
|:::::|::::::|:!: /____ .イ三三三三三ア
|:::::|:::::从 : |三三三三ミ|三三三‐-=イ
|:::::|::/:/∧:|三三三三ミ|三三三三ニ||

474 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 01:10:17 ID:lnMtXadc00

            . .-――-. . .
         . : :´: : : : : : : : : : : :`
       ./【ハンバル学派】:\: : ヽ
     /: : >―――<:\: : : :.:|: : : :゚。
    ./: : ∠>―――<≧ハ: :.::.:|: : : : :|
    /: : :/´:/:|: !:!:|!: : :!: |:`¨: |: : : |: : : : :|  ――で、ここからが面倒な話なんだけど、そもそもイスラムの基本は
   i{: : //:/|.:ハ:|:|:ハ: :|: ハ:|:|: |: : : |: : : : :|    この世のあらゆる自然物は主上の恵みであるという発想であり世界理解なの
   从//:/: ト{ |从{ j/}/j斗リ七: : |ヘ: :.:.|
    |/イ/!:.Nr≧zヽ ノ´}r≠=|: : : |ヘ }: : |
    { {:.:|:.j从 ヒう      ヒう|: : : |, イ:.:.:.|
     |: N.:|ハ  、       |: : : |: :|: :.:.|  ――だから、お酒も自然の恵み、つまり主上の恵みと認識できるの。
     |: : : |:人    _ _    |: : : |: :|: : ∧   実際、かつてのアラビア半島ではナツメヤシ(デーツ)を発行させたワインを
     |: : : |: : : i>。. __ ィ   |: : : |: :|:./: :∧  消化吸収を良くするための薬代わりに愛飲されていたしね。
     |: : : |: : : |: : : :.:r‐v― |: : : |ヘ|/: :/: : ゚。 そして、コーランには明確に次のような感じでお酒を規制しているの。
     |: : : |: : : |: : : :人_|__,|: : : |_ノ ̄ ̄ \}  『祈りの前に飲酒するな』『だからハムルは禁止』
     .从:.:.:|'´ ̄ ̄ 〔 ̄只 ̄|: : /       \
      ∧: !       /∧ヽ¨|: /           \
      /  `\     // } } j:/           \
   ./        .〈/ /{.L//'            _ >
  く   /          /ハ           八   .。<{/
   \/        /.{ {|          \////∧
     └<____.∧ Ⅵ______/Y/////∧
    /: :.:个</////| | |///////イ///: : : :∨/////∧
   ./: : :.:.:|///|'////| | |//////////イ: : : : :|∨/////∧
   /: : : : : |///|'////| | |//////////,{: : : : :ハ ∨//////\
  i{: : : : : :.|///|'////| | |//////////,|: : : :/: } ∨///////\
  ||: : : :.:.:.j///,|////,| | |//////////,|: : :/: : |  |\////////ヽ,、
  ||: : : : :////〈 ////| | |//////////,{: :/}: : :j /: :/\////////\
  ||: : : ://////}'///,'| | |//////////八 /.: :/ /:/   \/'///////>
  ||: : :////// リ////| | |////////////\:/ /´     〈////////`ー‐=ぅ
  ||: ://////// ////| | |//////////////ヽr 、      \'///    ニニ⊃
 . /^\////,(∨////.∧∨//////////> ´。く        `´ ヽ   __.ニニ⊃
 〈////\'///\\/./ /\\////_> ´。<//∧           \ 〈
 /\////ヽ〃//\_/////,\`二 。<'///////,ハ            ヽ)
./   \_./.{////////////////////////////,}

475 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 01:12:12 ID:lnMtXadc00

                 -―――-
         ...:::【ハンバル学派】:::`::..
       ./x≦三三三三三三≧x'⌒ヽ:.
       r‐7>.:´:::/:;ィ::::|:::::::\:`::.<}_/}:::゚。
      /:{/:::::|::::/ :|::| |::::|::::|:::::::\::::: ト、 j:::::::.
     .'::::i :::: |::::|::::|::| ‘,\_ヽ_:::::|:::: |::::Ⅵ:::::::|
     |:|::|:::|:::|:::ハ::i!:イ  \^\\:ト: 」_ ::: |:::::::|  ――つまりこういう図式が描ける
     |:i!:|::||斗匕i八|    \オ笊丁リ!:::::: |:::::::|
     |'|::|:从::<代)芯    " 込リ' |::::::::|:::::::|
      从\:\| マ少           !:::::: |:::::::|
       \::ト{:\    !       |::::::::|:::::::|
          `|::::人    ァ⌒ヽ  ∠!:::::: |:::::::|
         ∨:::::|` <>` ̄ ´fア三|:::::: |:::::::i!
         ∧:::: ∨::/|>zュ≦==!:::::::|::::::从
          /::∧::::::∨厂i|三||: : : : :/::::::/:::://:∧
         ./::/::∧::::::K: : :=┘: : : /:::∠:::_:i:/::∧

        ・天の恵みに感謝せよ
          主上の恵みだからね

        ・天の恵みにお酒は入るか?
          わかんない。たぶん入るかも

        ・礼拝前の禁則事項
          飲酒

        ・信仰の禁則事項
          ハムル

        ・ハムルとは何か?
          たぶんワイン

        ・結論:礼拝無い時間でワイン以外なら合法じゃね?

476 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 01:14:12 ID:lnMtXadc00

                 -―――-
         ...:::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`::..
       ./x≦三三三三三三≧x|::::::\
       /::/>.::´::/:;ィ::::|:::::::\`::.<|:::::::::::::.
      ./::/´ |::::/ :|::| |::::|::::|:::::::\::::::|::::::: |::::::.
     .'::::i :::: |::::|::::|::| ‘,\_ヽ::::: |:::::|::::::: |:::::::|
     |:|::|:::|:::|:::ハ::i!:イ  \^\\:ト::」_:::::::|:::::::|
     |:i!:|::||斗匕i八|    \オ笊丁リ!:::::: |:::::::|
     |'|::|:从::<代)芯    " 込リ' |::::::::|:::::::|  ――実際オスマン帝国のスルタンの中には
      从\:\| マ少           !:::::: |:::::::|    『その土地、特産の酒が飲みたいから遠征軍した』
       \::ト{:\    !       |::::::::|:::::::|
          `|::::人    ァ⌒ヽ    !:::::: |:::::::|
         ∨:::::|::....  ` ̄ ´ / |::::::::|:::::::i!  ――なーんていう風にからかわれたような大酒飲みが
         ∧:::: ∨::/|>-_≦-―‐!:::::: |::::::从   いたりするし
          /::∧::::::∨厂∨     /::::::/:::://:∧
         ./::/::∧::::::K  |    ./:::∠:::_:i:/::∧


          _ ,. < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`:. . _
         /::/: : 【ハナフィー学派】 : `: 、
       /:::::/: : : : : : :_: : : : : : : : : : : : : : : : :.\
       {::::/: : : : : :/: /: /: : : : : : :ハ: : : ヽ: ̄`ヾヽ  ―― オスマン帝国の公認(国教)学派 ――
       |/:|: : : : : /.:/: : /: /: : : : : : : i: : : : |: : : : i:::ハ
       ハ::::!: : : :./.:/: : /: /: : : : : : : :|: :|: :|: : l: : : : |:::::}
      i.:廴!: : : :.|: i!: :,イ: :i!: :/: : : :i!: :|: :|: :!: :/: : : : !::::ハ
      |: : :|: :U: : 「ハ:丁「:7i: :!: : : :./: /: /: :| /: : : : /:レ': i
      |: : :|: : : : || }:| |/ i!: !: : : /:7:7ト.x:./: : : : /': :i!: i!  ――の、のーこめんとで……。
      ,: !: !: : : : !{≧ー== Ⅵ: : :/イ//:,イ:/: : : : /: : : i!: |
     ./:/: :|: : : : |ゝ      ヾ/' ≧ー==/: : : : /: : :/:ハ: !
     /:/: /:|: : : : |      ,      ,/: : : : /: : :/://:/
   /:/: /: :|: : : : ト、        u.  /: : : : /: : ;イ/.//
  r:': : /: /: : :|: : : : |: :,ト.、  ‘’   . <i: : : : :{://' //
  {: //: : : :|: : : : |:/:ト-\_.....≦!: : : i!: :U: : i{   /'
 .(:/: : : : :._」: : : : |'::::ト、三三>.::^ト、: :i!: : : : :.ト、
 ./: : : >::´::::|: : : : !:::::!:::ヾ>´::::::::::|:::`:|: : : : : |: :\

477 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 01:20:20 ID:lnMtXadc00

       _   _,............_ _
      /   `ヽ     ´   ヽ
.     /  ,       _     ヽ\
    / /          ヽ    ヽ ヽ  ――とまぁ、こんな風にイスラムの教えって奴は
.    / /           ',    ‘, ',   実は、しょーじきそれぞれの部族の慣習や学派(宗派)によって
   / / | | | |    ! ! l | ゙、    Ⅵ |
   } ' ! | ! | | |  |_| | | | ',    ',\
  ,イ | ! {ィ |  ̄| {  |リ  ̄|`ヽム    |、\\  ――色々と違いがあって、現代のイスラムで
/,.! { |! |从 ! リ{!マ  ! 从iリ{イ / !   | \ヽ、`ー 、  『〜〜がイスラムの教え!』って言われてるモノは
,ィ ! {|Ⅵ| ィチ示  \|イ示㍉、' ,ハ    ト,  ヽ `ヽ、_`ヽ、  厳密には、各学派のいいとこ取りを手当たり次第にやった
/ |   Ⅵ ヒこj    ヒこソ/イ  i   | ',  ':,   `ヽ }  無軌道な物だったりするのです。
 /|   |八    '        |  リi   | ヽ  ヽ、
イ !   !| \    -      ,ィ|  i l   |、  \  } \_ __
イ |   リ! |- >  _,....イr==| リ/!  | \  \__ ト、_',
/ !   / ! | }/! |-、_,ィ二 |/ j! / |  |}\ `ヽ、_   `ヽ、'
 /! イ / リ,」/|イ _  <_j!| j!/ ィ|  | / \   `ヽ、  }
イ |  ! { //,イ  /: }   |/ト/   } リ `ヽ、 ヽ    }  |


               ,-‐   -‐…‐- -‐、
            / , ´      ヽ
              / /            ',  ,
           ′  / __ /   __    ′
          i  i |´/{ |  }  i `   :
          |  ト、抖-=x  /x=ミ }  |ヽ
          |  | ト Vツ Ⅵ Vツ}/:  | }
         /   |/圦 ""  ′ ""八|  |\ー=ミ  ――ある法律を作るときはハナフィー学派を持ち込むくせに
         //∧ :l: :r= >. ^ .<`{ | / .、 \   }}   別の法律を作るときは、ハンバル学派
       ///./_,∧{-′{{^´/)(ヽ }} / .: /=ミ }   } /
.      {〈  } // .∧ヽ //´く: :〉' \ムイ /\ /___
      \ノ// ./  ヾ}≫x /、{   __〉} /  ヾ Ⅵ   ヽ  ――それで、矛盾し合うと、こうなるとその矛盾の解消のために
        / )/i{   /ニニニ=‐ ‐=ニ{{、  }//〉\  }   適当にソレっぽいことを言ってるマーリク学派を
.      }/ \ヾ  {/ニ7ヾニニ=‐ ‐=ニ}:  //´/  }\/   それでもダメなら追加でシャーフィー学派の理屈を引っ張り出してきて。
     〃',  }∧∨/ニ7   X¨¨¨´Ⅴニ // ./、 /  }}   はっきり言って現代イスラムなんて『スパゲッティコード』になってて
     {{ }i / .∧∨7   / `、   Ⅵニ :{ { } i  〃、   何がなにやらはっきりと理解している人なんて本当にいるんでしょうか。
     ヾ、 /} }ニ7  /´   `、  Ⅵニ{  ≧=- {{  \
    -‐{ ,} V´/ ≧==- __}}   }}´ \__}ニ7≧=-‐‐-、ヾ、. \
 /  ___ X  :}/ /   〉ニニ}ヾO〃{ニニ〈 \\{ \/ }//:   }
..′/ /  〉 ',/  くニ/ {{´:`}} \ニニ>、.\}  / / // 〉 /
.{ / { { { / } } /   -=彡: :|: ≧=-^´  \{ 〈 {/ ′/ /
. ',  \\{/ . ′   }}: : : : :| : : : : }}     \ ヽ\{ / /
. ∧ 〃⌒}i  /     {{:.: : : : | : : : : {{      ∨ / }ヽ :{
/ / {  /⌒/   /{   }}: : : : :| : : : : :}}  }ヽ    ∨ / / \

478 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 01:22:07 ID:lnMtXadc00

                , ‐-- 、_____,..-‐- 、
             _/    ,      `ヽ、 \
               ,.:'/    /    i  、    ヽ \
           ,' /    ,:' | |  | ;  ',    ', \
           / '   / ___|_|_|i {  |i__! | | ',
           ! |     |´| | i / |  }il |ヽ| { ム     ヽ
             i ,|     |l {_,..- r 、八 / }_|_/{ | |\    ',
         /|/ |     |,ィて:::::し  {∨イ{:::し;| ! !  ヽ   ',
        / / ハ   | 弋こソ     弋_ソ リ /     、  ',  ――まぁ、現代イスラムのごたごたなんて今はいいです。
  _,. -―‐'- '_/ {i   !           `  イイ      マ  ム
/ ィ‐  ̄ ̄| /     /i   ト、         っ   人ト、   ∧  }
{ |    /     / マ   ! \          イ  ヽ ` /,..ィ,
\\  /    イ | |  ',  ,  }≧=---_く__,、\  \ { / } !   |
  \ Y  / /,イ 人   ヽ }   |=、_|----{i|  \._\/  |  /  ――エジプトの話の続きを入れましょうか。
  _} !   {, __,.. -――- ∧ |   /コ {`ヽ、 |iト、_ `ヽ、 ̄ ヽ|i /    えーと、過去の検証が大変になったと言いました。
´--イ/ ///イ´ ̄ ̄ ̄ ヽ リ //!ィ=、{ヽ/ィヽo!  `丶、\ } \    でも、それが問題として表面化したのはサラディンの時代のかなり先
ー---イ,{///{         /∧ト、/! _ーr: {__ Ⅵ     }/!イ/ヽ}
 / ̄ ̄ |///|        {/====Ⅵ/:ィr,: :rミ|iハ    !/! /ヽ  |
 ̄  ー-Ⅵ//!         /    |/!   !: |_ |i| ト、 // ヽ、 }/
,ィ-- 、__,Ⅵ/|         /   ,ィ/|/| _,): :_:_:ヽ! |   {i{\イ /
 、    ////}- ´   /___ノ/!,!/!イ ´   `ヽ_!  ヽヽ | {
  \  /////       ,'ー-- r―― '        T    \八
    ////'       / _,..ハ            |        \
} ////,:'         / T     ,}             ,       ヽ
/////         /  |  r==========、    {r==,
////        /   \/|___    }/! {!   |/! {        ':,

479 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 01:22:23 ID:lnMtXadc00

           __                              ___   ___
      | | r┐| | 斗                           ┌┘└―┘└┐
      ┘└」 ¨   ,、 .|                         └┐_ ¨¨¨¨_┌┘
     .└i ┌孑.f | | j |                          | ̄二  二 ̄|
       .| | | | | | r<                              |__  __|
     ,イ 彡| ー―匕 |                         [二二   二二]
     └ ´  ー――  '                             └┘
          | |                                イ , 、 `ゝ、
          | └―‐┐                          <彡__ ̄___廴/
          | ┌―‐┘                          ┌――:i| ̄ ̄ |
          | |                                  | r┐ .|| |¨| |
     .┌―‐┘└―‐‐┐                             |  ¨  || |彡 .j
     .└―――――‐┘                             └┘ ̄..| | ̄
        .|  二二二  |                           | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
        .|  二二二  |                           |__二二 二二_r'
      [ ̄ 二 二二二 ]                             | === === |
       |  = .|  、;  ノ                               | === === |
      イ  ¨ .| 〉  ゝ                         ┌==  ==┐
       ー  └┘彡 ヽ /                              └―‐┐..┌‐―┘
      .| ̄ ̄|__/ /< \                           |  |    .| |
      ┌┘ .|_  ̄....、 >                          |  | ―‐┘└┐
      |  二| _  _ ̄|                             |  | `¨¨¨i i¨¨
      └┐ || ¨  ¨ |                             |  | ,r=┘ |
      __/ . |二コ f ∧                          |  |( r=z    >
      辷彡'-―  ゝイ                          ー‐ ー--‐ '`゙
          |i!i!|
          |i!i!|
          |i!i!|
          |i!i!|
          |i!i!|
          |i!i!|
          |i!i!|
          |i!i!|
          |i!i!|
          |i!i!|
          |i!i!|
          |i!i!|
       |i!i!| |i!i!| |i!i!|
       |i!i!| |i!i!| |i!i!|
       |i!i!| |i!i!| |i!i!|
       |i!i!| |i!i!| |i!i!|
       ┌┐.┌┐┌┐
       └┘.└┘└┘

480 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 01:23:02 ID:lnMtXadc00

                          -=ミ
                       。’≦≧ー-
                          。’㌢刈 |圭圭 ュ
                     イ ‐=彡' .イ㌢:::::::::::{
                 r イム 寸:::::::::::::::::::::::::::::::::::.
                 ゞー=≡圭圭圭㌢~㌫寸k:::.
                     〃::::::シ~iリ   `゚' ヤ}k:::::.
                        彡イ:::::::::::〉人    - 廴  ヽ  ―― 近代銃火の化身 ――
                   (乂:::::::イ’廴  `゙孑'
      :i!       _ ≠‐=≦ュ ヾ:.:.:.:’ 。__゙j
  ....::;;  リ       ζゝ-  ≧ー=彡气:.:.:.:.:.:.:.:.゙i〉  ―― ナポレオンのエジプト遠征の時についに地雷は起爆した ――
 ..:: ..'  ,;'   ,'  从〃     刈}ニ{  ( ) ヽ \.:.:.:i!
..:: ..::' ,;'   ,,' ,イニ≧ー-  ≦ニニ      ’。  ー'ヽ          ,,;; '' ;,..イ
  ::; .,,''  。’ マニニニニニニ∥ニニi! r;    \  リ≧x   ,''   `゙゙
  ;:::''   ,;   f´ニニ气ニニニニ{ニニニi!ゝ       i!  i! ヽ..ノ
     ,;' ∥三㌢ ;彡ニニニ/ニニニi!        i! Oi!廴丿     x≦;,,.≠~
   ;   ;:, /三})' .}ニニニニ/ニニニニi!/       i!  リ㌢     〃 ζ
   ;;,   ∥㌢  ./ニニニ㌢ニニ≡='  ノ  __..》≠´       リ
        ル'   /ニニニ/''~ .≠~  .,;''~...,,;;''~          .:.ノ
         ,,;;;;;,,,,,,;;;''''  〃´   //            .:.イ
..;;   ,,;;'''    '''゙゙¨~         | ∥            /
'' ,; ;;''    ,,;; ,;;;≠;;;;,,;     |         ,,..   .ノ
 ,;'  ;;'  ,,;;..>γ::/:::::ノ  ;;,  !        〃´ニニニ》
 ; ,, ;;..>¨〃/∥/::::::≠  リ:.  ::         ./ {ニニニ/
;;;;;,,;;;;////∥::::::| i!:::::::{从 .;イ::::i          ./  }ニニ}k          x≦ ミ
::::::::::::::::::::::||:::::::::::::::::::::゙寺シ::::::ル'    ''''~   イ i! .リニニニニi        〃   _..彡
::::::::::x≦//',',//’。’。:::::::::::::::::/ /         リ .i  |ニ㌢~`ヾム彡    ,,;;  ,''~
//////////マ/////≧ー=彡'  ´γー- i''~ . i! レ'''     ゙~ー=≠~  ,;,;''
//////>¨´    ̄ ̄`¨¨''    /    リ 丿 i! ,'~
//>¨´            彡' ル'  ;;;,イ 彡' ル'
¨´         ≠ー-   彡イ ;;::  ゙ー ''~       ...,;''~          ,;'
   γ⌒ー‐‐ ¨´        '''~            , ;      ,,;;; ,,,,..._ ''~

481 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 01:23:15 ID:lnMtXadc00

                                ,ィァィァ-ァ/ /   ア /
                                __/ / /,ィ_//   / /
                           ,..-//   r7 、   / /
                           / {∧、,.-'///}    /_,.イ
                  ,..ィ´  ̄ `ヽ、 /  \/≧、/   /   /
                    /, 、ヽ / ̄`ー '´     `/´  /   /
                 {从!イ/      _,.....イ    /   /   _,.... ア
          ,ィ圭圭ヽ  /{ < {_   __/       _/   / _,..  ´  /
            /圭圭圭_ヽ/ 〉イ ,ィ二二ヽ        ,... イ- ´   ,  ´
         {圭圭!  ̄ ̄イ{  /_,.--- 、Ⅵー-----  ´     _,..  ´
            ',圭圭、, -  ̄ ̄` ̄`ヾ、イ∧- 、 ___,...  イ  ―― イスラムの知識人たちは躍起になって探した。
         _,... イ             `丶、__           何処で差が付いたのか? 何故こんな風に負けているのか ――
       /_____,.... -―――,――:.:. ̄ ̄ ̄`丶、_
      /  /:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ/////////`≧--_、
       /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨//////////`ヽ、____
        /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:}´ ̄  }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Ⅵ//////////////////≧ー-- 、  ―― 過去を探して、掘り下げて、探して探して探して…… ――
.       /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:j!     !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、////////////////////////∧
      /:. ̄ ̄`丶、:.:.:.:.:..:.:.!    |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ム \///////////////////////}
     {:.:.:.:./:./イ::ヽ:.:.:`ヽ:.:|      ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ、\/////////////////////
      \:{:.:.{::イ⌒ヽ:.:./:.:/     i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、 、/////////////////
        ,∧:.:\:::::_/:.:._/      、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:..:.:.:.:.:`ヽ、\////////////
     /:::::::\:./´          ∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\\/////// /
      {:::::::::/                 ∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} \/////
     `¨´                \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ̄Ⅵ/    \//


                             ――
                          ,  ´       ` 、
                          / \       / ヽ
                    //              ヾ
                        //    ,r       ヽ    ヾ  ―― そして、地獄の結論を導き出した ――
                  ノ/     /           ハ    ヾ 、
                ///    /        ヽ ハ    ヾ、\
              _  /ノ イ    /、 /} /   l l  !ハ    l ヽ、  ‐- 、
         / _,, -, ‐ ´.!     //.// ./ }   l l  l i     l、. ヽ` ‐ 、 ヽ
           /  f.   / ,. イ    イ { .! ! / / ∩ l ...., ! l 〉.    !ヾ 、ヽ  ヽヽ
        l  l   / ノ  !   / l ゝl レ  / // /  ヽ lハ   l \ l\  ヽヽ
           !   !_ - ´   ィl   lゝ     レ / ∨ o  }/  〉.   !  > .、  .} }
       , -‐ ´   ィ   !l   l ヽ     /  ゝ、   / イ ,    !ヽ     >.ノ
     , '       イ / -‐ !   l/:::::::::ヽ  /      `''/ ,' ハ   lヽ\丶      ヽ
     /    イ、  i´::::{    l / ヽ::::::::::::V f二ニ}   イ イ i i  l ヾ、 ヽ `ヽ    ト、
    ,  イ , l ヽ !:::::::!  /::::`‐´ヽ:::::::::ハ>  <  r ' l l  !  l \::\ )   }ヽ  l  ヽ
     i / i/ 人  ヾ:::::::!/::::::::::::::::::〉 V::::::ハ └┘   / /! ! l  !   \::\ ハ ヽ !
     !  i  / ヽ r i::/::::::::::::::::::/ ハ V:::::::}     ヽヽ  ! ハ ! l     ヽ::::}/ ゝハ !、  ',
     !  l /   /::/:::::::::::::::::/     } }::::::::l     〈.〈  ゝ V /     /:/ !\/ !l \. i

<============================================>
 > エジプトさん「……もしや、今の政治指導者たちには……正統性がない?
 いや、そもそも――――――」

482 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 01:23:57 ID:lnMtXadc00






     ――――――――――――――――私達は――

                                ――最初の段階から




          間 違 え て い た … … ?


             イスラムの教えを――――

                       ――――間違えて理解していたのでは……?





.

483 ◆MLaUzx5D66 :2019/05/28(火) 01:24:31 ID:lnMtXadc00

_______________________________________

 ・:今日はここで終了します。おやすみなさーい

484 令和もどこかの名無しさん :2019/05/28(火) 01:34:01 ID:z9mJHNFk00
おやすみなさ〜い

485 令和もどこかの名無しさん :2019/05/28(火) 14:03:27 ID:uRhReGbE00
おつ
宗教改革・近代化のチャンス到来?

486 令和もどこかの名無しさん :2019/05/28(火) 14:44:34 ID:2FnRrOTs00
乙でした

487 令和もどこかの名無しさん :2019/05/28(火) 23:37:00 ID:YHlNHz/6Sr
乙でした!

488 令和もどこかの名無しさん :2019/05/29(水) 11:39:52 ID:h9MMosWU00
乙でした
女性の自動車ってインドネシアとかじゃ別に禁止されてないのか…
お酒の話も面白いな。著名なイスラム詩人の詩に酒のネタってマジかよwってなるし
学派ごとの解釈違いもハンバル学派ちゃんの解説のおかげで多分なんとなくわかってきた
途中まではやる夫と一緒で意味わからんだったw

489 令和もどこかの名無しさん :2019/05/30(木) 18:09:08 ID:yzJpFgZE00


昔の2ちゃんねるで
キリスト教原理主義は聖書に立脚しているが、イスラム原理主義は現在の慣習に立脚しているだけ
というコメントがあったな

>>467-477
一応オスマン帝国のイスラム法学者はいたのに、解釈の変遷をきちんと編集したんものが存在しないのか・・・

>>481-482
それいったら、アッバース朝カリフが滅んで以降、どこの国のだれであれ統治者に正当性の根拠がないことになりかねないな

490 令和もどこかの名無しさん :2019/06/03(月) 01:56:42 ID:yM4RZx7600
乙でしたー!

>>489
だからこそ地元の支持、あるいは熱狂を獲得できれば誰でも勢力を興せると

491 令和もどこかの名無しさん :2019/06/04(火) 00:51:16 ID:aOaWNZw200
ものすごくいい加減な宗教だということがよく理解できたw

492 令和もどこかの名無しさん :2019/06/04(火) 08:07:48 ID:uqTnsr.c00
まあ宗教なんて、どこもこんな感じでしょう

「まず信じる」とこから始まるわけだから
基本的にどんな無茶ぶりでも適当なこじつけや屁理屈でどうにかなるし


個人で心の平穏を求めるだけならそれでいいけど
考えの異なる他人に強制したり、政治的な勢力になると厄介この上ない

493 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/07(金) 23:55:45 ID:dcOSxKQ600

            .  -‐ ━━ ‐- .
         .  ´     /     `  .
       ./      /   / /    \
      . ゜ ./     /   //    ト、 { \
     ./  /     ′ //}  /    l| \ ‘.
     ′{ /      {./イ/ ! /}    l| |   \ \
     .   !′    -=≦ /  〃 | ./   , 从  、 人{ヽ
     |  ′      | ,.斗≠ミx j/  ./} ハ   ト、{
     | /      |   |《 {::rし}  /}  /.xzrミ、}   |
    .八   {   !   !  .乂:ソ   j/ lし:リ }/ } ハ
   / / .//!  .人 八     /   ,ゞ'  .ィ ./リ .|
  ./ /.イ人 V   ヽ.∧             /.j/ ハ |  ――『ナポレオン法典』って言う
  / / } \.>∨    {ヾ{      _    ./  } {. ∨    近代大陸法の原点というべき物があってね
      八 \ .{∨   l|       ー'   .人 八!
    ./イ    ヾ ∨ .从>        イ   ./
       `ヽ   /´.∨  {   > _. ´{    /  ――エジプトはそれをマルパクリに挑戦してしているんだ。
_ ___〈ヽ.〈_ ヽ.八>〈 _     .l/} /    正確には、エジプトの独自要素を色々と入れてて、マルパクリとは違うけど
`\ : : : : : : >///.> .ヾ{  〉{    { .|/
  .≧==≦ .//_`> .//ヽ .ハ∧    /
     / .//´ 〃 f `ヽ/\j:|::トx、
   .〃 ´//  {  |   ' ,\/|:|::| ’∧_
  / {  { {   |  |   '. V:|::ト、Vハ}_
/.ィハ  .} }   l  |    '. .ゞ'//>人〉
  /  '. {`} 、 .人 '.    |  〈  Vハ  \
  {  ハ | {  > .ヽ }   |.  \ Vハ   ヽ


                          l/}
                /ヽ、.............. _    l/
         ,.. -― '77イ////////////>' 、
       ,r77///////,|////////////////`ヽ、
     / イ´イ/////,//|/!/////、/////////ヽ/∧
      ///,:'///'//// |/l/////ハ//∧//////∧/',
      ,:'/////////// l/.!////,l ∨/∧/,/∧//∧l}
    ///イ///////`/ー l-'!////l`ー-ヽ-'l,´//∧//∧!
   // ,////,{//l//   l/l∨//,|  --∨/!///∧/、/l  ――ボアソナードとロエスエルに感謝だよ。
   /   {////l//,l下示云',l ∨//! 下示云オ///!/ト、l
        !////l/,ハ  {ハ心  ∨/|  {ハ.テ心 ト,///l//l}ヽ
        |////l/l ハ ∨zテ- 、_∨,!_,-∨zソト、j∧//lヽ/!、  ――2人がいたから、私達は法体系の近代化に成功した。
        |//イ/l/!/ }(   _,.ノ 、∨ヽ、    )/∧/l'/VI ヽ   2人とも歴史学派って訳でも無いのに、我が国の慣習法らへんを
        |/,j ∨リ/八 ` ̄     _    ` ̄´l///l∨|/,|     細かく考慮してくれたからね。
        ∨    !//l/> . _   `   _,....<j///|/∧/!
              |/∧//-'   、T  ´ /  ,'///{ヽ //|
              |//∧!、    }  /   ,////l: : }//!
             〉,///l: :\  ∨´  _/////: : :∨∧
          //:∨,∧- 、_:ヽ、,..-:_:´:_:///イ/-―-:.∨/',
           //: : :\/l: : : : ヽ: /´: : /イ//: : : : : : :.}///ヽ

494 令和もどこかの名無しさん :2019/06/07(金) 23:56:07 ID:dcOSxKQ600

                               <> ´> ´
                   __r芹ミ、.∠ > ´ > ´
               /,二 < ̄乂乏リ/_> ´
              //..:::¨ ̄{^ヽr个_「_>。
       r――――.{ {´:::::__:rく^ヽ.|.∨ー'  ̄`
      ./¨  ‐-  /V`ヽ 〉 〉/ //
     〈      ` {0}ゝ }し'´ ̄´―=ミ. .。
     /≧=-      ゝ< ノ         \: :\
    ./ 三三三三 >.、 <_. . -――-. . . _ ヽ: : }
    ///////////// ./: ;ニ=-: : : : : : : : : :`: }/:二二ニ=ミ、
   .//////////,/ /: /:/: : : /: : /: ハ: : : \: =ニ¨¨: .、
  //////////  /: //:/: : : : ///: : |:|: :ヽヽ:.\: :\: : \
 .////////∨   j/:.:/:/: ー=彡:/|: : /:.|: : :.|:.|: :.:.| |: : ヽ:\ヽ
 ∨///////ノ  /:_:/|/: ̄: />く/|: ∧:.ト、:.:.|:.|: :| | |: :.:.:.|:ハ ヽ}
  .∨/////∧__ ̄「:从: /: :r芹テ圷ミ/:/ }/斗:┼|: :| | |: : |:.|ヽ| j!
   ∨///////ハ j/|: |イ´:{Ⅵ:{::::爿 j/  才芯ハハ/:/.:|: : |:.| .ノ
    ∨//////,ト、_j.:ハj\ゝ乂zン      ん::::リノ/:/|: :|: /|/  
     ∨///////ヽヘ|: :ト       '  辷ン /イ: |:/|/ /
    /∨//////,∧|:_:从    / ̄}     /イ:jイ:ハ  ――私たちは古き良き原始キリスト教を引き継ぐモノ!
   /: : : /\//////∧ヽー\   廴.ノ     イ: :ハ: ト、:.}   コプト教! 私たちこそが正統派だ!
  ./: : : /: /\/////∧ Ⅶ. 个  __  r=≦__」.:/: j:リ: Ⅵ`: .、
  i: : : /.:/   ∨////∧ ∨ \rrrrrf1 {: : |//´: : ノ': : : : \
  |: ∨.:/    {//////,ハ }\   ヽ|:|:|:|ハ ̄/' }⌒ <: :_:_: : : : :\  ―― 分割して統治せよ。それはあらゆる場面に現れる ――
  ∨:∨     .込//////リ//,\  ∨:|:|:}   ./  _z彡三廴_: : : :\     
   .∨:.\      `ヽ'////////,\ ∨:|:|   /`,く三三三三三≧=- ヽ
    ∨: : \      Y//////////,7r‐r‐rく///ハ三三三三三三三三三≧=ーzzzzz.rrzzr‐=‐ ┐
    .∨: : : : : .    \//////////,|:.:| |:.|///八 ` <三三三三三三三三三三//三|fア /{  }≧=-
      \: : : : : \   ∨//////// |:.:| |:.|////,ハ    ` <三三三三三三三//三./  {/ /三三三≧=アニつ
       \: : : : : \  ∨////////|:.:| |:.|/////|        |`:<三三三三=//ニ/    /ー<三ニアニ⊇ニニつ
         \: : : : : 「 ̄y/____/ハ:.}__}.:∨//__」_┐      Ⅵ: : :i<三三=//=/ o   /    | | \\
          \: : :八 .「::::::::::::::::::::::`Y´⌒ヾY´::::::::::}:|       }リ: : :!    <//=/    /       ∪   `¨
                |ヽ: : 〉.〉こ:::::::::::::ニ={{.XXX.}}=ニ::::八{        .|: : : 八    ` ー-  _/
                |: :.∨/::::::::::::::::::::::::八XXX リ::::::::::::∧\     |: :∨\\
            j: : / L∠x-=≦三三ト、_ イ≧=-x_マ┘    |: : :{  \\
           /: : Lて∨三三三三ニ|:.| |:.|三三三ハて     |: : ∧    \\

495 令和もどこかの名無しさん :2019/06/07(金) 23:57:01 ID:dcOSxKQ600

          _ ――― 、
     . 【ハナフィー学派】「:`ヽ
     ∠/l     ト、 ハ  l:::::∧
      /./l 」__l  _」-t7´「 ∨ |
     .l イ | |ヽト、 /rセ7アl  l.  !  ――念のために最初で言っておきますが……
      |'.|/ヘ<マフ`l/ `´,,,/l  !  |    イスラム教スンニ派四大学派のうち
       |  l,,,,     /'| l   l
       l  ト   _  _/ ./  ヽ
      /  /  ` ー r ´/ /\   \__  ――特に脳筋で人の話を聞かないタイプが
     / /   _ イ〉r./ /:::::::::\    }   ハンバル学派ですからね?
    /| /_ r‐-⊥、l/メ/ /\::::::::::::\  /   まぁ、そのハンバル学派の系譜が……
   / !/∧ ニニュ_ / /   \::::::_ヽL _
 /   ll,〈/ ,ニ=ヲ l .{ {     `/:::::::::l  /
/    「ー-ィ l   l l l __ ,イ:::::::::::l {
\   「\__|ヽl  l  \_  } |:::::::::::l \
   ̄ } l:::::::|  {.〉 l    / / l l::::::::::l   )
   / }::::::l  /  〉   /./  l l::::::::::l  /
  /   l::::::::∨   l   {'   | .l::::::::::l l
 .{    \::/   l          ハ l:::::::::::l }








               γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                |  ハナフィー学派                       |
                |  「『世俗主義』を産み落とした訳なんですが」      |
                乂_____________________ノ








.

496 令和もどこかの名無しさん :2019/06/07(金) 23:57:24 ID:dcOSxKQ600

_____________________________________________

 ・:次回の投下は今度の日曜日、もしくは月曜日になります。


 ちょー関係ない事柄の感想:ゴジラがゴジラやった…………。

497 令和もどこかの名無しさん :2019/06/08(土) 18:53:28 ID:/fwK3Kak00
>>492
>個人で心の平穏を求めるだけならそれでいいけど
>考えの異なる他人に強制したり、政治的な勢力になると厄介この上ない

遠藤周作の『沈黙』に出てくる代官も同じようなことを言いながら、宣教師を「説得」しようとするけど、

日本人には一番しっくりくる考え方なんだろうな

498 令和もどこかの名無しさん :2019/06/09(日) 06:51:29 ID:kKp/mKfk00
>>495
ハナフィー学派
わりと良識的な学派っぽいね

499 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/10(月) 22:53:13 ID:CxHtI1LM00
もうちょっとまってね……

500 令和もどこかの名無しさん :2019/06/10(月) 22:58:01 ID:.gKjqGtQ00
待ってました

501 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/10(月) 23:42:21 ID:CxHtI1LM00
はじめまーす

502 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/10(月) 23:43:17 ID:CxHtI1LM00

                      ___
           __       xwx‐'´   '=─ぇ___r=-、__        _
        / ̄ `''ァ_,z─¬′                ̄ ̄¨\ /   ̄¨¬¨¨`ー─── 、
       r'´ /|__,.                    ___  _,.´V `7           /⌒' r‐、_
    rj幺 XzZr'                    厶  |_/..     _>'´ ̄`ヽ.       }__r'   \
      r'´    __   _               /ト ,:'   ` ' ' ゚ ´      ゝ.          _,,.-'
     rー' r-、 ッ、_厶ア  〈〈 °           ,.' rァ''´               |         /
    弋z乏X`': └┐  Ll           々ノ _zノ                 V        /
.   /    `''^'''ヘ∨ x_           } ...;                   \    ,-=-j'
   /        ∧',   〉 ̄V  r‐、   r─'′             ヽ        \ |_rァ ::...
.  {          \zZ   | f´  丁_)  ;Tl       '                `''‐、¨|_ ̄__''';;
.   \_,..,_        /   :∨o   j}’ r、.ヾ . . 。.  . '                   ̄}´ `ヽ.__
       ; |      /         マッ 〔_ノ『公ー、_. . .  ' ''                 '''  |      `ー┐
        ∨     |           `-=-  ヽー'` : : .   '                  |        ,ノ
        〈    r' /!             /^′∨|   :   . ''    。            ヽ      |
        ∨  / Ll            f´      \           ' ' . .  . . .    ,|    r'''´
           }_/               |_r‐ 、   /   rj                   .|   _/
                               `ー'   Ll                    |  r‐’
                                                          | /
                                                         |_f

_____________________________________________

 ・:世界には4つの法体系がある。
 アングロサクソンの法体系、つまり英米法。

 ローマ法とカノンの法体系、つまり大陸法。
 刑法と軍法、行政法からなる官僚機構整備の律令。
 そして、イスラムの法体系、シャーリアの4つだ。

503 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/10(月) 23:43:32 ID:CxHtI1LM00

               -──-=ニ _
            <        >    > 、
                  /        `ヽ
       /        /            \
      /                   /
       /         /         . イ      ム
      ./        /   /         / |         ム
           /  .イ       ー/--ミ        }
     {   {      {从.      | /  八\    .小|
    .八   '.  │    >={    .| 7    V   / } ./ .j  ――英米法の基本は
       V  ',  |   / ヘV   小{ 、 __  V / .ム'      コモン・ローとエクイティ
      V\ ', ハ  ( ( Y \{  |   ヾミ  ( V./
       V 彡ヘ  \ー   \{       Y  ――つまりは、かの国際政治学者モーゲンソーがその著書で述べた
       (    人    ー           /   『伝統と慣習はその存在自体が権力を抑制する』という『前例主義(判例)』と
      イ  Y )⌒\   j       (_ア      前例主義だけでは時に生じてしまう無駄な犠牲を減らすために行われる
      弋  イ⌒Y  ハ /        /               __  『合理的救済の決断』の2つからなる物です。
        V_匕人/ \    /⌒)¨´                / /
           /ニ|   \  { 寸                 / /
          /ニ二|     >)__ \__              / ∧寸Yヽ
         /ニ二二|  イ、 `Y:i:i:i:iYVニニニ            / .ムイノノヽ)
      イニニニニニ二|/ニニニ\寸:iリ Vニニニ.           /   イ寸}
       |ニニニニニニニニニニニニ二\V:iム |ニ{ニニ         ∧   | 丿
       |ニニニニニニニニニニニニ二二\寸|ニマニニ      r匕ニニ=ー-r
       |ニニニニニニ|ニニニニニニニニニ二\|二\ニ      /ニニニニニニ<
       |ニニニニニニ|ニニニニニニニニニニニニニニニニV    /ニニニニニニニノ

504 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/10(月) 23:47:16 ID:CxHtI1LM00

                   ´            `丶、
                  /               \
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               | |    ,' |     |八 /   `Y|   |
                八|   │| 八  │イ\    j  |_
                  |   Τ|¬ト\   斗テ允ァ| ∧`Yい  ――要するに偉い人ほど前例を守り、前例道理に動け
                  |   |ャテ允 \∨ Vツ │ _丿人ノ   そして、偉い人ほど積極的に人を公平に助けろ。
                   | 小. Vツ ,     '''  |厶イ_ノ_)
                 \|\}人'''   、 ノ   /し人_丿
                    `て> _    イ\_
                   {{::⌒し/`ア__/  / ̄ ̄ ̄}}
                  ∨ ::::〈_xく.     /:::::/::::::::::::|  ――『文字に書かれていない事こそ本当に守る物である』
        (⌒(\____     冫::::/〉∠\_/ ::::Υ:::::::::::::::::|    そういう風に考える法概念で出来上がった法体系なんですよね
        oと_ニ二二つ)  /.:::::〈//:: ¬ :::::::| :::::::::::::::::|
        。 (\______/ /::::::::::::::::::::::::::(_/:::::::::l::::::::::::::::::ノ
         `ア二二∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::/〉
            〈\:::::::::人::::::::::ニ二:{::二::::::::::::::::::::l::::::::::::::::/
          \::::::::::::::丶::_::::::人:::::::::::::::::::/|/:::::::::::/
                \:::::::::::::::入:::::::::::::::::::::::: ̄::/::::::::::::/
                 \__/::::::丶:::::::::::::::::::::イ:: /:::::::::/
              /::::::::::::\\ :::::::::::::: |∨ ::::: /

505 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/10(月) 23:50:17 ID:CxHtI1LM00

               .  - ―‐ -
            .  ´           `  .
            /                \
         .      ./     ヽ     \    ヽ
          /      ./         '.      .!ヽ      .
        ′./   /  l   |    |   人 |.ハ    .∧
        .  .′  .′  .!、 |、   !  .八\! |    .ハ
        |  |    ト八 ィ!=V八  | / .|\{ !    |ヽ}
        |  |    |/l |  ∨{\ | /  ハ/ }\    .从
        |  |    | 从斗z≠ミ!、 \ /x芹ミ、!   人 {
        |  |  { .! ハ:::r::ハ   \ }/ lしrV リ| ./  }人
        | ./| .从.人《 ヾし:ソ      ゞ゜'  从′| !ヾ{
       .j/ ! / \.\:::::::::::       ::::::::::: /イ/  ! 八
            jハ{、.  ⌒\      ′   /´  ./!/  ――大陸法の下はローマ法、ローマ帝国の法典と
          ∨∨ / \    ー  '   .イ   //     カノン、ローマカトリック教会の法規則、カノン法典の2つ
              __∨ ∨ >      イ  |   /
          ´、: : : : : ∨ {    <`__{ ヽ--| / _
          >-=≦\|.x      /ァミx Y j/=====ミ` 、  ――ローマ法はギリシャに学び、そして都市国家連合から
          /イ ∨//\> , .{//|トハ/∧    `ヽ|    出発した帝国の民法典であり、常に変化することを想定した物。
       .  ´ . <>////////\::!.|| V∧.∧      | |    カノンは、主上が私達人間に化した契約書にして、教会の運用規則。
      / ,<>   ∨////}//{:{.リ. ∨ノ/\  ヽ  l |
     .{  {:{´       .∨/ .////`7{ハ/≧=-/ヽ  '. | |
      '.  .|:|\      ´  ///////|:::{//////≧=-.\
       ∧ l:|  ヽ        ̄ ̄ フ´Vハ ̄ ̄ ̄ヾハ rァY、
    /.ハ .l:!  ‘.    /   / rァ Vハ       rァ| ‘.
   /⌒′.} |{    \  / /  ヽ  rァ       /     |  }
     /   | |l     ヽ′/     ∨       //     .! リ
    ./   /| |l      } /       ∨      /      .l ,′
    .}  / : |!       〃         '.       /       |.,′
    .| ./   |.|!      .{、        |            j′
    .j/   .|.l!       .|ハ          |          ,′
    /    |.l!     |  ∨   \ .{           ′

506 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/10(月) 23:52:22 ID:CxHtI1LM00

           .   ´ ̄ ̄ ̄ `    .
         /             _
        /   /              /  \
        ./   /              / |   ヽ
      .′  /      ′   /   ./ .!    '.
       |   .′    |   / .ィ  /   |、    :,
       |   |       l / //./   ハ .|  .∧
       |   |.     -=≦=≦ /イ}   //、_} ハ   l∧
       |   |       |  ./斗彡  /}/xzリ |   .|ヾ{
     从  .|       | /x≠ミ./ ./ /代:} 》 .!  | \
      /イ   |       レ.ィ芹:::}/ /  乂リ  从  !
   / .|l   l ハ   .从《 ∨:ソ´        .イ  | |
      从  .j/ ∧  {八        '   八 l |
       }人   / ∧  |ヾ.{       _   ./}  .ハ.!
         \  / ∧八> .      ´    イ / /  ――大陸法の基本は市民の法典と自然の法典。
            {\ / ∧ {    .> .  /_ j/ /    制定法主義であり、天賦人権説に基づく社会契約と公共の法典。
     __.人 >' ヾ     /〉、´〈  } ./`ヽ
   --=ミ: : > ´ |/∧  \ >r{イ |/∧ j/    '.  ――『文字に表現された事こそ真に守るべき原理原則である』
       /     |//∧     / }lハ .|//∧     ハ
      /      |////\  .// |l|∧l</∧   ,′|
    /=ミ、     .|/////イ\{:{ ハ 〉:/\` .∨  .!
    |   \   |/// |///7/、/}/:////.>   '. 八
    |     \ レ  ////〈//∧|////     ∨ ヽ
   ./|      .∧  ////////∧//./-----、  }  }
  / .|      ./ ∧  ̄ ̄ ̄ ̄/:> ´    []. '. |   .|
 .//ト、     ./ .〉′     /´          [] .| !  |

507 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/10(月) 23:54:16 ID:CxHtI1LM00

          /ヽ____/                  ` 、|   ノ二ニ==――、
       /   \/      .,  :/  :/          \彡'=ニ二二二/__入
       \ 、 ://    :/ . :/ .::/  :/    ,         ヽ ̄ ̄ >:/    \
        \V/ ' : / /: : / .::/ : /    /:.| :| :|    V /:/_____ノ
.       rr―‐‐/、/:.:./,.:.:.|: ::/|: /i . :/|:!  .:/l/:| :/:. /     ∨://
     人\__:/_:/: : |:| : :|: 7卞j-ヽハ:|:!: .:.:/ /_ノ/_}:/_!_: :|   l//\       __
    /  :\\__| : /|:| : :.V斗テ≧ュ.从: :/ /え/ニ/_∧:./:  /: }'\  ` ー‐ァ彡=ミ
    \_\_:. \_:| /-|:ト、 : ト{ う弋)} ` ∨  '入乃)久、/:  /: /  `  フ/ __  {  ――律令は単純に『律』と『令』で出来た法体系よ!
    r' _>―‐ヘ{‐ハ! \レ! ` ̄   j    ーゞ=ソ //:. ,:イ: /    /   /___ノ
  r―'ハ{       ヽ>ヘ彡ミ、    r─┐    ノイ:.//.:/     /   /
.  \  ヽ       \<_,人        !    _/ソノ∠    /  /`ー――┐  ――『律』とは、刑法と軍法を表し
.    \ \        __,ノノ  \   ヽ ノ   /彡'_,> )   \ >'´ ̄    八    『令』とは、律を施行するための官僚組織と
     ー‐ヽ、__, <_<___,  >、 ‐  . イ´   \__ ノ     / _____ノ    その基本構造、そして、どうやってそれを実行するかの
               ̄ ̄ ̄   /ー〒――{  ー―'‐´    //´            行政手続き全般について書かれた物!
                     ノ 〃Yヾ、  〉、         /´
             / ̄ ̄/ ̄人((_,人_)) /  `ヾ ̄ ̄ ̄(ヽ
            /     /    /ノ| |厂      {      丶
            . '   }  /   /レ'ノ人、      ',       ,
             /    |/  /        \     ', /     ヽ
       _r―‐く    /'⌒く〈            〉y'⌒\ ∨       \___
       〈}}    \  /    `ミイ\ {/\/     ヽ \      /   |-、

508 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 00:00:30 ID:OMNnl76w00

             ,..イ}  ,イ}
            //// ///           ∧  .,.イ
         ヾ:.、 ∧///イ//./         /∧,.イ//
      _ .〉/Y///, -‐  ̄ 、, ̄ >.、   .//イ//,イ__
     八  ミヾ//イ               ` ,'////////
     ハ八三ミイ              \   .{/,.ィ.≠ィ≦_
     \\ 〃     / ./  ,   i   、   lイ   __ , ハ ヽ
  ,ィ――≧/ 〃    〃〃 /ハ {  i  ',≧{ イ_ツ ¨ヾヽ }
 ヾ ミー‐〃 / { i ,  ./{ /{ / { { l   l  ∨ ゝ 〃≠", イ
  ∨ミ三{ハ ハ l { i .{ |.{ .{ .{ .iハ .l、  }   }ー ≠ ヾイ, イ>,
   ≧=-i  {.ハ {≧ヾ ゞ ',.l .| }八__j i 八 ー=彡   /
   ヾ `=‐ハ八ヾ 心    ー ≦_}〃〃ィヘ ≧_ニ彡<"
    ヾ≠彡"ヾ八 ∨:〉     イ:か心イ/} 匂j ,ィ=ミ、 ノ 〉
    >、 ミ=- _j |、 ¨,     乂:::ツ.〃/, イ ヾ、三ニ彡′  ――『社会秩序を維持する組織図』
  .,r"ミ、\彡〈.〈∧   、 __ ,    /,.イ〈 、___彡 ノ
  .j、 \ }.∧  .》  \. ` ー " , イ<:{ 》 ≧ー=イ
 〈.-、ヽjイイ 〉 ヾ  /|/>-、 <//////>-、
‐イ{ ノイ  ,.イ>j ̄ヽ///.Ⅳ水////イ///>ミハ  ――それが、律令制って言って良いわ。
> \ー,.ィ::{ (.〃: : : /:Ⅶ/:〃:{//〃//イ   ヾ   ……肝心の社会秩序の想像図がアレだったし……
ヾヾ }"::r彡イ}::::\/::::∨::::〃:::∨/イ::{    ,.:<ニ ミ、 現代じゃ何処の国もやってくれない、もう歴史上の
 } >}≧=イ::::::j:::::::/::::::::::::::::{{::::::::j.イ::::::{、 ,.イ,.イ: : : :_:_ノ  終わった概念なんだけど
.<イハ:::::::::::::::ノ::::::{:::::::::::::::::::ゞ:::::::::::::::八ヽ": : : : ;.:<:::::::\
 て∧::::::::::::>イl:::::::;、:::::::::::::::::::::::::::::::}::{: : : /:::::::::::::::::::: \
    ∨::;イ   八::/r.、ヾ::::::::::::::::::::::::;:::::`ー〃:/:::::::::::::::::::::::::::\
     ¨      .{Y ゞイ .〉:::::::::::::::::::イ::::::::;ィ><::::/::::::::::::::::::::::::::::::\
          ∨/}{/∧:_;ィ ―――彡/{ ∨:/::::::::::::::::::::::::::::::::::\
              }/∧//////////////八 ∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\

509 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 00:04:23 ID:OMNnl76w00

                       ,ィ
                     /  ,// _、-
                 , '/ /‐'::::,、ン'/
              , ./:::レ:::::::::::::´::::::ー--...、.._
               _iV::::::::::::::::_::_::_::::::::::::::::::::::::::::::::::=-
           r::'::::::::::::`ヽ三ニー-::::ニ:::::::::-=ニ´
          /::/三:::\\ヽ:::::::::ミ、::::::::::::::_:::=≧ー
         /:::::/:::::ンヘ\\ ヽ:::::::::::`ヽ:::::::::::::ニ三三ェ-    / /
         //i:/://:::,'i::::ヽ\\',、::::ヽ:::::::::::::::::::::<'´      / /
          !' /::;:':::/:::,'::i i:::ヽ:::::::ヽ:ミミ:::::ヽ、:::::::::::k-ニヽ、    ・ ・
          /::i::::l:i:::i、::',. ',::::::ヽ::::::::ヽ::::::::::::`::::::::::ミヽ、
         /:::ii:::l::i:::L::::':,::i:::::::\、_:::ヽ::::::::::、::::::::::ヾ、  ―― では、シャーリアは? ――
         /::/i:i::l::i::i f:::j、:;::::',ヾ:::,rt:::j、\:::::::::::::::::i、\
      _,rーァ'/'´ i:ハ:l::lリ`=‐ヾ'、::、゙ヾ、ニノヽ::::::::::::::ヾヽ、.
   ,r''"     i.リ/リ::',゙     ゙ヽ     .,!::;:::::iヾ::',ヽ、 ``ー-
  / ',  -、    i//::l:l゙、     、 ..    ..:':l::i!ヾl:::l lヽi ', `ヽ  ――……人には守らなければならない規範があります。
  ∧  ',   i i   i i: リ ヽ. ‐-- 、   / /リ / !/./ ' '  ゙ヽ   コレは絶対の規範です。
  ,' ヽ  ', i 〈   ,i i::.、 \\   ..::'::: / !   , ', ' .i
  、 ヽ  i     'ヽゞミヽ、ゞ: `ニ:´:::::'' _,. -//  i
.  ヽ、ヽヽ  i    ',ヽ、`ヽミヽ、    ,.:-'´,. '´/   ノ     /
.   iヽ \i .i!ヽ     ` 、`'-、、、、、- ',ン''           /〃
   i  ヽ.\ !        ` ー-ー '´          , ' //
.   i   ヽ、ヾ                       , ' / '
    ',、   ゙゙'i\ヽ                   , ir' ヽ=
    iヽ    i! ヽ ヽ               , '/i!   /

510 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 00:08:58 ID:OMNnl76w00

             , ,. '    _,,,,、、yッ‐'´
              ,r/, _,、-='"´:::::::K..,,,,,,,____  __,,,,.....
         / ,、イシー''"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄::::ン'"´
       / /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,、-'"
       ソ,:'::::,::::::::彡=::::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'=ェー   _,.
.       il!'::::ソ::, ェ=-ニ '゙:::::::::::::::::::::::::::::-ーニ三::::::::::::::::::::`ミェ<´
    ,..=゙::!:::レ:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::三ニ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`=ミ云ミ'=、、._
   ,r'^チ;::::::::ー=ニニ  ニ==ー-:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ォr'''`゙゙゙'''ー-、
    メソヘ、:::::::'::.:.,::::::':::.:,::::::::::'.::.::.,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、゙ヾ、
    イ!l ! !::ヽ、::::::::::::::::::::`::::::::'::.:.,::::::ヾ、:::::::::::::::::::_::::::::::::::::::ヽミキ=;'''`´
   ル'|.l!::l!::::::i:ヽミニェー- 、、、.._::::::::::ヽ、::\三ニ二_::::::::::::::::::::::::::ヽ=ー___
.  ソ .i.:::!::',:',:::、:::::::::;::::::、:::::::::、、::::::::::::::::::::ヽ、::::::::::`:::::::::::::::::ニ=二''"´
.  /  !:从::'.,:::!ヾ、:::::ヽミ ニィ弋;ッ'y、ヽ::::::::::::::::ヾ:::::::::ヽ:::::::::三天_ ~  ――例えば、『人を殺すな』。
 ノ  り !l::::ヾi゙代ッ、-::ヽ`  、 ノ   ゙i::、::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::ミヽ、      何故? 殺してはいけないのでしょう?
    !' !':;::ハ:;ゝ=‐  `゙`'‐      !:l メ、::::::::::::、,、:ヽ:::::::ヾッ、ヽ
.   ノ.   ヾ','!リ丶 |           !i,i: `ヾ、:::i 'i ゙ヾミ廷=-ヽ
   '     `、゙ャ、. ヽ、 ‐       リ'    ゙リ>・'"    ``ヽ、.,
            ` i! ヽ ___     /   ,, -'"           `ヾヽ,  ――この疑問に色々な人々がそれぞれの立場で
          !  ゙ヽ`ニ´    /::   /´ '""'ー-、゙_ヽ、      `ヾ、   哲学的な議論を繰り返し、様々な主張が成されてきました。
               `ヽ. __,. '^`'‐=./'´        `'ー゙ミ、,     \  ……私達イスラム法学者にしてしまえばきわめて単純明快な
                     /             ゙'ヽ、    ヽ たった一つの答えがあるというのに。
                     /              \ ヽ,     \
                        ゙|                   \ i       ヽ
                         l                 i   、.i.',     ヽ
                      i              !   ヽl ',     ヽ
                        !             ,' ,'.   ヘ : 、       \

511 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 00:10:57 ID:OMNnl76w00

  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト- 、、
 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、 `ヽ
 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、`゙丶、
 ::::::::::::::,、i、,::::::::、、、、::::::::::::::::::::::::::ヽ 丶、、ヽ
 :::::::::::::li-rュヽ、ヽ〃rt;;jゞ::::::::::::::::::::i\
 ::::::::::::iヽヽ-",;;\iヽ-‐'´ i:::::::::::i\、::ヽ\
 :::::::::::::iヽ    i`    i::::::::::::ト、 \ヾ\  ――「 主 上 が そ う お っ し ゃ っ た 」
  iヽ::::::i、   、 ,    /:::::::::::::i 丶   ヽ
  | !:::::::ヽ -‐‐‐-  /:::::::iヽiヽi  ヽ
  ! i|ヽ:i `ヽ`゙゙゙゙´ /゛ }::i:ゝヽ ゝ_,-‐'´`゛゛二==-'"``゙゙゙゙゛丁
    ! ヽ:  `゙‐-´゛ .: (\iV ^/'" ,...-‐' ̄         .:i
      j::.     .::   / ノ,-‐´      ,.. .::‐‐‐---.::i  ――我々すべての人類は究極の所
  、,_-‐'"  :.     "  ノ-'''__,,,-、-,---‐'"::ιノ ̄ ̄:::::::::::i    主上の創造物に過ぎません。
  ゝミ‐-、.,,_ヽ    r_ニ-‐'"/...:;;;;;::::::::::::::''/  /   :::::::i    ……ある人が自殺をしようとしました。
    `‐-、二` ___,,/  //i"  i::::::::/ ,;/ ,,,..  ノ :::::i    それを止めるあなたはどんな言葉で自殺を
         ̄ /  / / /´\ ノ:::/  ,;,´/   ,..-‐::::ゝ   止めようとしますか?
  i       /   /ノi i|::::|、i:|:/   ,;:::::::::ヽ.......::::'''''""
  i             i.ノi! :ゝ::i"   /::ノ ̄ ̄
   i             `i::i「`゙ヽi /..:::::i
                 i::i   i .......:::i
                 i::i   i:::::::::::/
    i             i::i   i:::::::/
     i   `ヽ、__,../   .....i::i  i:::::/
     i         ......:::::iλ,,_ j:/
      ヽ      .....::::::::::::::::::::::::/
        .......::::::::::::::::::::::::::::::::::'''''i
     .....::::::::::::::::::::::::::::::''" ::'''   i
  .......::::::::::::::::::::::::::::::::::::   \   i

512 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 00:20:40 ID:OMNnl76w00


  ヽ、 ヽ:.、、,
、、  ヾ、:、.ヾ::::ミー:.、、,,
、::::`=:..、_ヾミ::`:::::::ヽ、:::::`:ー.、.ヽ、 、
.`ヽ、:::::::::三"ニー-::...ニ=-:、::、::ヽヽ .i:!
-ー '''''ーニ三ニ‐:::-ニ三ニ::::::::ヽ::::iノ::i
::::::::::: ̄::::::::::::::ン:三=ー-:::::::::::::::::::リ
::::::::::::::::::::ン:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ソ、
ッ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:::,::::::ンノソ
::::::::::::::::::::/::::ン::::::::::::::ェ= "::://::::ハ
:::::/::::::::::::::ン:::::::::::::/::::::///:::::::::::::i
::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::'::::::::::::::,:':/::::i  ――「あなたの命はあなただけの物では無い」
::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::ン:::::,::':::::::,':::::i!   そんな言葉を使いませんか? 或いはそんな言葉が使われてはいませんか?
::::::::::,:::::::':::::::::::::::::::ッ::::::;ン::::::::::/:::::::::f'i:!
=ィ::::〃:::::::::::::::,:::'ン-'''//::::/ ヤ::::/ i:!
./ハ:::::::〃:::::::/ '"   /"  .. ,ソiリ !  ――家族であったり、友であったり、彼らにとって、自殺者の命は大事な物です。
ヾ. l::::/' ',::il::/ヽ        _... ン i  '    と、そんな風に……。
.ヾ、リi  リ ソ  :::ヽ、  ̄‐'/   i     では、お聞きしますが……何故、『創造主』たる主上に被造物たる我々人類の
  ','ソ ヾ、_,... ッィ'ノ´. ` ../ /  k     個人の命をあなた1人だけが持つ物だと確信できるのです?
  i ヽ、__ ,ノ /  , / /     i      _
   i '' ‐-‐ '   //, ' , ' ⌒  i    /  `ヽ、    , -‐=-、
  i:: '     / .ィ , ', ' ,r-‐---、、、 /!   へ 、-ヽ、 / /  `! i
 ィ:    ,..::' ,.:':::i //_r/二二二ェッ、ヽリ     ヽ `/ /     l .l
  ヽ   ' ::  /  Y/´         ヾヽヽrヽ、 iヘ / / )  __、、l l


              /, '"´:/,.. -‐ニ ___
            / ///::‐''"_;:ニ=== ``ヽ、``
               {レ:1:::∠二::__::::::::::__:::::`ヾ.ニ._ゝ
               ,.ゝ::_:; -──- ニ:_:::::::''::‐ニ__:::::\
             /::::/:、::::::::``ヽ、:ヽ::::`丶、:::::─--`ヾ__
          /;:イ:l:::|::ヽ、:::::::`ヽ::ヽ\::ヽ::`丶、:::::< ̄
           〃/::::/:l:::、:ヽ:`::ー-:::::ヽ:::\::::、:::::::::::::::\
          / /1l!:|:i::|:i心::\:::ミ_ヽ、:ヽ::::\::::::::弋_⌒`  ――あらゆる『生命』は主上の物です。
            ! |l::|!::!::|{.Oヽ:、:::ヽ{.Oヽ::::::::::ヽ::::ゞヾゝー   そんな主上が慈悲深く、我らと対等に語らい
         | /!::|i:::::i`"´ .;!` `ヾ" |:!:::::::::::ト、|`ヽ、
      _, ‐'7´   !ハ::N   〈l,. _     ハト、!`iヽ、`  `丶、
     / 〃     | |:ハヽ _,,.......__   / :: ヽ::!       ヽ  ――契約を結んでくれました。
      // ̄ ``ヽ、   {. ヽ ー   / .::: / ,. -- 、   /  ',   人が守るべき規範、そしてその規範を守る限りにおいて
    ,: ′      ヽ _ \. ` -‐ '′  :/./   |  \/  iハ  魂の救済が絶対的に成されるのだと!
   ./        い   `ヽヽ、__ , ‐-'-./    l |   ヽ  || |
  .! 1         i !、 | | !   //  / /    | |.     ', || {
  ,|  |        | !| | |. i| / /〈 、t'レ'′   | |   | iノ }
  / !          | |' i〉 l | ヽヽ ヽ/      |l |   | |__`'}
  |! ヽ|         | |,.イl | !  ヽ.∨       il  |   .! | 〉 !
  | ヽ.|           | |ハ!r|.r|     /       |  |   ! /|V._ i
  |  |         ヽ`i | `「|'′  /  へ        |  i/ ! ! ヽ\!
  ヽ  l          ヽ !. l.  |:|  ./  ヽ  ヽ     |   ! | |   ヽ !
             | |  |:| _ム rへ     ヽ   | |  !| | |   /!.!|
             | |  |:| {っ iニYニv‐、\ ヽ  |/ / | | |、 // |
          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄ー'^'''^ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

513 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 00:23:47 ID:OMNnl76w00

                       ,ィ
                     /  ,// _、-
                 , '/ /‐'::::,、ン'/
              , ./:::レ:::::::::::::´::::::ー--...、.._
               _iV::::::::::::::::_::_::_::::::::::::::::::::::::::::::::::=-
           r::'::::::::::::`ヽ三ニー-::::ニ:::::::::-=ニ´
          /::/三:::\\ヽ:::::::::ミ、::::::::::::::_:::=≧ー
         /:::::/:::::ンヘ\\ ヽ:::::::::::`ヽ:::::::::::::ニ三三ェ-    / /
         //i:/://:::,'i::::ヽ\\',、::::ヽ:::::::::::::::::::::<'´      / /
          !' /::;:':::/:::,'::i i:::ヽ:::::::ヽ:ミミ:::::ヽ、:::::::::::k-ニヽ、    ・ ・
          /::i::::l:i:::i、::',. ',::::::ヽ::::::::ヽ::::::::::::`::::::::::ミヽ、
         /:::ii:::l::i:::L::::':,::i:::::::\、_:::ヽ::::::::::、::::::::::ヾ、
         /::/i:i::l::i::i f:::j、:;::::',ヾ:::,rt:::j、\:::::::::::::::::i、\  ――『主上が法を定めた。後は人次第』
      _,rーァ'/'´ i:ハ:l::lリ`=‐ヾ'、::、゙ヾ、ニノヽ::::::::::::::ヾヽ、.
   ,r''"     i.リ/リ::',゙     ゙ヽ     .,!::;:::::iヾ::',ヽ、 ``ー-
  / ',  -、    i//::l:l゙、     、 ..    ..:':l::i!ヾl:::l lヽi ', `ヽ  ――それが、シャーリアの基本的な考え方です。
  ∧  ',   i i   i i: リ ヽ. ‐-- 、   / /リ / !/./ ' '  ゙ヽ   どうやって、主上が定めた法を正しく守れるか
  ,' ヽ  ', i 〈   ,i i::.、 \\   ..::'::: / !   , ', ' .i        どうやって、主上が定めた法を正しく使えるか
  、 ヽ  i     'ヽゞミヽ、ゞ: `ニ:´:::::'' _,. -//  i        我々法学者たちは日夜ソレを考え議論しているのです。
.  ヽ、ヽヽ  i    ',ヽ、`ヽミヽ、    ,.:-'´,. '´/   ノ     /
.   iヽ \i .i!ヽ     ` 、`'-、、、、、- ',ン''           /〃
   i  ヽ.\ !        ` ー-ー '´          , ' //
.   i   ヽ、ヾ                       , ' / '
    ',、   ゙゙'i\ヽ                   , ir' ヽ=
    iヽ    i! ヽ ヽ               , '/i!   /

514 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 00:32:19 ID:OMNnl76w00

             ,r':i::::、::::、:::::ヽ::::::::::::::ヽ、::ヾヽ::::::::、:::::::ヽ、、、:::::::::
            i:::i:::!::ヾヽ、::ヽ、::::::::::::::::::::::ヽ:::::、ヽ:::::::::ヽ、::::::::::::::
          i:::i::::',:::::::`'-.:::::ヽ、、::::::::::::::::::::::::::::ヽ、::::::::::::::::::::::
             !:、i::::ヽ:::::、:::::__ヾ::::`::::::::::::::::::、:::::::::::::::`ヽ::::::::::::::
.           l:! ki::、:ヽ::',ヽ|}`ikj、:::`:::::::::::::::ヽミ、:::::::::::::::::::::::::::  ――故に、国家の法を基本軸に考える
             i! ヾ:、:::::::::、 ゙、.;::" ゙ヽ::i、:::::::::::::ヽ9`i、::::::::::::::::::   英米法、大陸法、律令制、これらとは特性が……
            !  ヾ ソ\::、 '"     ヾ!ヽ::i::、::::::;X"、:::::::ヽ:::::::
                /   ヽ、       l! ';:iヽヾ:::'rヽ.`ヾ::::::、:::
             '、_-‐       !  リ ヽヾ:', ::   ヾ:',`  ――そもそも主体が根本から違うと言えます。
                `i         ′ ソヾ; ';   ヾ',
         ,、..、         'ー‐ァッ        ,:':  ヽ ',  //
         f " ,`;ー 、      ヽ、、      /::::    : //
         ーア::ヾミッ、` 、_       i    ., '""'-、,,__.._ //
   ,:-、 ,x、, 〈::::::::::::r'^,ニ'ー `=r-、、. ゙ー-‐ "    〈'i ヾ:、::ソ/
   /   iヽ `'ヾー "{ノ ノ    `  ヽ.         |.  ヾ、:/


            / ̄ ̄\
          / ─  ─\
          |   (●)(●)|
     ____. .|   (__人__) |
   /      \   ` ⌒´  ノ  ――根本?
  /  ─    ─\       .}
/    (●)  (●) \     }
|       (__人__)    |    ノ.ヽ  。。(やらない夫が知らないって事はやる夫はちょっと説明されてもわからんお)
/     ∩ノ ⊃  /∩ノ ⊃|  |
(  \ / _ノ |  |/ _ノ |  |
.\ “  /__|  | /__|  |
  \ /___ //___ /

515 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 00:40:20 ID:OMNnl76w00

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   ―― 『世界最古の法』とは何か? ――



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                   ___ノ)
          {    ,  ´ ̄`⌒ /-、__,
      {∨{、 ハ{/ . :/: :ハ.: : : :. :. :.く___,
      {: :\:ヽ.: : : : : :. :./.: : : : : :. :. :. :.く
    }乂__>.: : : :.\: : : : :.{: : : : : : : : : : : : :}
     ーイ.: : : : :.ヽ:.丶.: : : :. :.、 : : : : : : : : : }
       {.: : : :. :.ノ: : :}i : : : : : : \_彡: : : :|
        〉.: : : :.ミx: :ノ {: : :.乂\: : : : : : : : ハ
      乂: : : :| ≧x ilゝ斗ャ≦「 ̄{: : : : : :イ  ――『法典』じゃ無くて、法律ね。
        ⌒ヽ::}  以^} ヽ 以,  乂=ミ: : :}   文字通り、人類最初のルールは何だろう?
         {ヽ}  ⌒/    ̄ :  u _ノノ: : }
         ゝ'}  〈ー_、    i u { ̄{::ノ'´
           i    r一┐   :i   /  /
          ':、  ´ ̄`    /::/
           ヽ  ⌒j   /::/   /  ――定説ではこう言われている。
            }、____ /::/    / <   最古の法は『復讐』についての規定だと。
           /´} : : : :::/   / -> ´
          / =ニ}   / ,. -=ニ/-/  -=
         / =ニニ}/ /=ニ/-/ -=ニ三
       く  =ニニ/ /.=ニ/-/ -=ニΞ三
       \=ニ∧/ =ニ, --,: ′-=ニΞ三三
            ヽ/∠二二/--/  -=ニΞ三三三
         /〔____/--/ -=ニΞ三三三三
          / =ニ三三/--/ ー=ニΞ三三三三三
        / =ニ三三/--/ー=ニΞ三三三三三三

516 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 00:42:25 ID:OMNnl76w00






























        _ャ─────-:.、
      <::::::::::::::::γヽ:::::::::::::\  ―― 1匹の毛の無い猿がいる ――
      /::::/::/レ゙´   `寸マム:::゚,
.        フ:::::V         V::::::゚,
        ̄l::::| -==  ==- |::::::::l
         i::::l〈弋ナ  弋ナ〉l::::ヾ
.          (ゝ           <.)
           ヾiヽ_  ̄  _,イ
             |:::::|_   _|:::::|
           /:::::::::ト==イ::::::::\


             > ''^^~~~^^'' <
           、 `          `ヽ
         、`   /    i   i
          /    / i:    |   |   V V
.         /  {_,,/___!_冖冖八_‐__|    V V
        ′ :人乂‘ノ )  {乂‘ノ ノ      }  ―― 同種の猿がいる ――
        i|  _j `        ´ i i   i ,′
        ||  (     △       | |   i八
.         八 i i i≧=-      -‐=| | ィi{  i  ―― この猿、群れを作るタイプのくせに、
        \(⌒Y_/j^j^j^j^j^j^7 |/∨   |      珍しく一夫一妻を貫きたがる動物だった ――
             ζ( i i{ i{ i{ i{ i{ j} イ/⌒Y !
            (7=≧=jXj==≦ニj\ =彡'..|
            v '' ‐-=jXj=-‐ ''イ/>'゛ . |
           ′   j     j⌒     |
           }ニニニニニニニ:     ∧|
           }ニニニニニニニ{ji∨∨
           Ⅳ       \ハ
           }′           \,

517 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 00:45:22 ID:OMNnl76w00

      ,.:--────z                   ,.:--────z                ,.:--────z
.    /::::::::::::::::7、::ヽ:::::::>           .    /::::::::::::::::7、::ヽ:::::::>         .    /::::::::::::::::7、::ヽ:::::::>
   /::::::::::/::/レ゙  ヽ}、::::::\   _           /::::::::::/::/レ゙  ヽ}、::::::\   _        /::::::::::/::/レ゙  ヽ}、::::::\   _
   /:::::::::::l∨      ∨:::ヾ  トヽ          /:::::::::::l∨      ∨:::ヾ  トヽ       /:::::::::::l∨      ∨:::ヾ  トヽ
   7:::::::::::i  \  / i ̄   /¨¨¨7         7:::::::::::i  \  / i ̄   /¨¨¨7      7:::::::::::i  \  / i ̄   /¨¨¨7
.   l::γヽl!〈弋ナ 弋ナiヽ  /:::::::::/       .   l::γヽl!〈弋ナ 弋ナiヽ  /:::::::::/    .   l::γヽl!〈弋ナ 弋ナiヽ  /:::::::::/
   l:::ゝ、  ,,,,     ,,,,.リノ /::::::::/          l:::ゝ、  ,,,,     ,,,,.リノ /::::::::/        l:::ゝ、  ,,,,     ,,,,.リノ /::::::::/
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   /::::::::::/::/レ゙  ヽ}、::::::\   _            ゝ、__/::/::/レ゙  ヽ}、::::::\         /::::::::::/::/レ゙  ヽ}、::::::\   _
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.   l::γヽl!〈弋ナ 弋ナiヽ  /:::::::::/       . . /::::::::/.ヽl!〈弋ナ 弋ナiヽ        .   l::γヽl!〈弋ナ 弋ナiヽ  /:::::::::/
   l:::ゝ、  ,,,,     ,,,,.リノ /::::::::/          {:::::::::::{ゝ u   ___  リノ           l:::ゝ、  ,,,,     ,,,,.リノ /::::::::/
    \!K__   ワ  ノ /:::::::::/          ヽ:::::::::ヽK_  ( V ノ             \!K__   ワ  ノ /:::::::::/
      |::::::|__  「:::|/::::::::::/            ヽ::::::::::ヽ:::|__  ̄「:::|                |::::::|__  「:::|/::::::::::/
.      /:::::::::::|==゙|:::::::::::::::/          .  .    ヽ::::::::::ヽ::::|==゙|::::゚,        .      /:::::::::::|==゙|:::::::::::::::/
    /::::ヽ::::::::゚, /::::::::::/                  ト:::: :::::::゚, /::::::゚,             /::::ヽ::::::::゚, /::::::::::/

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 ・:当然だが、物事は手数があるほどスムーズにうまくいく。なので一夫一妻を貫きたがるくせに
 こやつらはやたら群れを作りたがる。

 で、群れを作ったら当然中にはKYな奴もいたりする。

518 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 00:47:19 ID:OMNnl76w00

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.   l::γヽl!〈弋ナ 弋ナiヽ  /:::::::::/       .   l::γヽl!〈弋ナ 弋ナiヽ  /:::::::::/    .   l::γヽl!〈弋ナ 弋ナiヽ  /:::::::::/
   l:::ゝ、  ,,,,     ,,,,.リノ /::::::::/          l:::ゝ、  ,,,,     ,,,,.リノ /::::::::/        l:::ゝ、  ,,,,     ,,,,.リノ /::::::::/
    \!K__   ワ  ノ /:::::::::/           \!K__   ワ  ノ /:::::::::/         \!K__   ワ  ノ /:::::::::/
      |::::::|__  「:::|/::::::::::/               |::::::|__  「:::|/::::::::::/            |::::::|__  「:::|/::::::::::/
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      ,.:--────z                                            ,.:--────z
.    /::::::::::::::::7、::ヽ:::::::>           .  .                       .    /::::::::::::::::7、::ヽ:::::::>
   /::::::::::/::/レ゙  ヽ}、::::::\   _                                    /::::::::::/::/レ゙  ヽ}、::::::\   _
   /:::::::::::l∨      ∨:::ヾ  トヽ                                  /:::::::::::l∨      ∨:::ヾ  トヽ
   7:::::::::::i  \  / i ̄   /¨¨¨7                                 7:::::::::::i  \  / i ̄   /¨¨¨7
.   l::γヽl!〈弋ナ 弋ナiヽ  /:::::::::/       . .                       .   l::γヽl!〈弋ナ 弋ナiヽ  /:::::::::/
   l:::ゝ、  ,,,,     ,,,,.リノ /::::::::/                                    l:::ゝ、  ,,,,     ,,,,.リノ /::::::::/
    \!K__   ワ  ノ /:::::::::/                                    \!K__   ワ  ノ /:::::::::/
      |::::::|__  「:::|/::::::::::/                                       |::::::|__  「:::|/::::::::::/
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______________________________________________

 ・:なので、KYは容赦なく排除して、気の合う群れで過ごす。
 こうなると、夫婦となる個体は多くの場合、同一の群れの中から発生する。

 或いは近似の群れからになる。

519 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 00:49:14 ID:OMNnl76w00

   ヽ    :i
    }\   j\.       i|              {   ,,
    j  \,,j}     __i_ji   | |i        {-‐''"
   ヽ}:.    ,.。*'"      "'*、 !!          {_____
      \ . / /  i       ヽ  /      ,_____
      // /  / !/   i     ∨ /       /  :/  ―― すると、種全体の『ネオテニー』が始まってくる ――
     ./'゛ /从/\,'    v     ∨        /
     {   {仆j{  {    i: ∨            ウ
           j u !   !:  〉:    i  }:i:
          (   i   j: /:!    :|  i:i:    j{ j{
          ≧=j{ i  j:}レ': :|     i,)        {{ {{  ―― そう、すなわち…… ――
         i|i   j}≧=彡: : |    ハ . /     {{ {{
        r‐‐j{ニニ{L __ ノ: : !    : ∨ /
        ノr‐‐i}ニニ≧≦}:. .:.|      ∨     {〉{〉
           ゝ-‐=≦ j{: : ::        ./ .
               j‐ {ハ       ∨ /
      jij      /‐=ニハ          ∨
          // ,イニニニニ\     }ノ
          j{ { j__j{冖冖冖冖冖iト \j{
            {ニj{          マム⌒`
       i:i:    }ニi{         〉=ム
       i:i:   冖'"        ⌒´

520 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 00:55:25 ID:OMNnl76w00

             ___ ___
          ,。*'"         `"'*。
         /
                          \
      /      :|      ハ          /
       /     :|       ハ           ∨ /
            /  !        ハ          ∨ /
     j{   j{  .,':!     ∧  j}          W
      j{   {{ /__!   j{_,/__j___j}             }′  ―― 決して完成しない種族『人類』の発生だ ――
      {{   {Ⅳ⌒|   √{⌒} /j}             {
      {{   zzzzzj   : {:zzzzzzz        j:{
      {{   :{ 乂ノ⌒冖¬ 乂ノ i}     ..j{:j
      {{   :{    、        j}   :{   j{: !   , /
      {{ {   {            j}      j{:: !   ∨ /  ―― 多くの場合、動物は成熟すると決まったルーチンの中を生きる。
      .Ⅵ  :{\   }ヽ     :/  / ィi〔:: ::j}   ∨ /   変化を求めるどころか、変化という発想自体生じない。
      \ {:: ::\ :ゝ‐'  ,.。ィ/ ィi{レ'゛j| 〔 :: j}     ∨ /  本能が定めた計画道理にすべてが動くようになる ――
        Ⅵr:‐:‐≧=≦、 : : j{イ{: :r‐Ⅵ ! {:: ::j}       ∨
               オ)≧===j{  :Ⅵ..{:: ::j
              /ノ{   ノ‐"⌒Ⅵ{:: /      }
             _ア /‐‐‐=ミ: : :.   Ⅵ:,′/       }
            /j/      : .:   Ⅳ.../
       _____r‐={/       : : ::  / . /   . /   ∧
      { _,ノ}___j}/       /: : ::j / ィi{′  /   / :∧
      {r‐‐j‐‐ァ'       /:/ // /  . /   / / ∧
       ハ  { /      ,.イ{:;;//-=彡イ: /   / / /..∧

_____________________________________________

 ・:【ネオテニー】……幼体成熟。
 子供時代の特性や特徴を持ったまま大人になる。

 個体単位でなら兎も角、種族全体でソレが発生した場合、それは進化といって良い。
 いくつになっても遊びを楽しみ、学び続けられるのは、まさに子供の特性や特徴を持ったまま大人になったから。
 すなわち、人類は皆永遠に完成すること無い生き物になったのだ……。
 という学説がある。

521 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 01:03:58 ID:OMNnl76w00

        _ャ─────-:.、
      <::::::::::::::::γヽ:::::::::::::\
      /::::/::/レ゙´   `寸マム:::゚,  ―― ところが、人類ときたら、そういった物には縛られなく無いと
.        フ:::::V         V::::::゚,     生涯にわたって、『好奇心』や『遊び』に労力を費やす決して完成しない種族になる ――
        ̄l::::|  \   /  |::::::::l くるっ
         i::::l〈弋ナ  弋ナ〉l::::ヾ  .n∩n彡
.          (ゝ           <.)  .∩ || || |
           ヾiヽ_  ̄  _,イ   |^ ^ ^ ^|^i
             |:::::|_   _|:::::|    .ヽ    ノ


                ,.:--────z
           .   /::::::::::::::::7、::ヽ:::::::>
        .r-、   /::::::::::/::/レ゙  ヽ}、::::::\
       /て )  /:::::::::::l∨_   __∨:::ヾ
        ( _ノ  フ. 7:::::::::::i ⌒`  '゙⌒i ̄
       ゝ、__〈.  l::γヽl!〈弋ナ 弋ナiヽ
       / ハ::::ヽ.  l:::ゝ、    _   .リノ  ―― こうなってくると、より複雑な社会行動や巨大な群れを形成するようになる ――
       /〃 ヘ:::::\.\!K_  (_{  ノ
      i !   \:::::` ー|::::::|__  「:::|_
      丶丶   _ >::::::::::::::::::|==゙|::::::::ヽ
          ゝ'´-::、_:::::y-、:::::::゚, /::::::::::::\  ―― 家族から親族へ、そこから血族へ、部族へ、民族へ ――
        〈::::::::::::::::¨7  う::::::::∨::::::/、:::::::ヽ
            `ー― ¬、__ノ:::::::::::::::::::::|  >:::::/
               |:::::::::::::::::::r'^ヽ<:::/
                |:::::::::::::::::::::`く__ノ´

522 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 01:10:18 ID:OMNnl76w00

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/>'"´/>'"´  ,..:<::::::::::/:::::::::::::::::::::::\:
:::::::::::>⌒ヽ/::::::::/     ̄      ̄ ̄ ̄’::::::::::::::::ヾ ̄ ̄
::::::::/ / /::::/        \:.、      /:::::::::::::::::::::ヽ:
::::::/ ./  //               マヘ:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::ヽ
::::::l l            :::::::::::::::::マ::}:::::::::/::::::::::::ャ───゙:
:::::::マム             ::ヾ\:::::::::::::マ::::/`<:::::::ハ:
:/ ヽ ヽ          u::::::::゜ミメ:::::::::/    `<ハ:
.    ゝ      :::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
\   ヘ     U         l:  ―― が、そこに落とし穴が ――
:::::\                  '、
:::::::::::\         ij       _ゝ:
:::::::::::/            _ _ / ´  ―― 『身内が殺害される』という現実である。
:::::/  /` 、        ´ , ̄′       誰に? 決まっている。同族の人類に ――
/ ./     `` 、   , ":
\ i           `´:
/ヽ|:
 \|:
   |

523 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 01:15:53 ID:OMNnl76w00

                       \: : \\
            ≧=‐ミ*、        \: : \\
           /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\       \,.rf''”Ⅳミ*、
          :i:i:i/⌒≧x:i:i:i:i\     ./:i:i:i:i:i:}i}:i/≠i:,
          :i〃:i:/.′⌒㍉.:i:i:i`ー-=イ:i:/⌒)`ー≠㍉i:i:,
                  {、    ”''*、:i:i:i:i:i:{i/  〃  {,.斗*'i:i} 、
          ≧x _,,.. -‐==‐-‐=彡:i:i:/^lf''㍉、{x≦,,.ィ气}r } . \
          :i:i:i:i:i\r≦''”  “''*=‐:i:i:V{Y:i:i:i:i)i7 xftzぇ.i:i:i:,  .\  ――法が無い。法律ってモンが
          :i:i:i:i:i:i:i:i≧=‐‐‐:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:公-彡.′ ⌒ 乂:i:i}..\.  \  満足に機能していない。
           ≧s,,,,___,.斗*''“:i:i:i:i:i:i:i:/∧fr、ヽ_,.ィ ,.'7.′i:i:l\ \  .\
           :i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/i/..∧`ー=±彳.イ}:i:i:i:ハ _丿 .\  .\, ㍉
           :i:i/:i:i:i,,., -‐=彡〃 { .{i 乂{v,ノ,x''゙ /}人:i:i:i:iV㍉、  \  i {、__
           〃:/⌒x≦ .   {从    {i  「”  //,ノ } ):i:i:i:ir=‐-\   \.{__{ ヽ`
            /:i:i:{ / ⌒ヽ   八. {   {i`㍉、. .   /  }.イ .〉:i:i:ゝ-==ミ、     / /  .}
           ./:i:i:i:iイ≧=- 、       l   .Ⅵ \vz_′ } /:i:i:i:i:iノ }   \ 〈__ ′ゝ′
          {:i:i/      v    V  Ⅵ   }升i   .} .{:i/:i:i:i(  :}/ /   .\   \ \  ――そういう状況で身を守るためには
          /         .V    V  Ⅵ    ヽ  ∨i{乂:i:i:} .}_イ__,,,,..」」」」    \ \  群れて、ヤなんなきゃダメだ。
          \          .〉      V   Ⅵ    :, :∨  ):.′ }´:i:i:i≧x    \   \ \ ヤるって何かって?
          {  ミ*、      }       V  \   }  ∨〃   .}:i:i:i{⌒ヽ”ミ*、
         /      .\  }.  :}       .V   ヽ:: : : : : : }    .}∧i八  }   }
           {      _} _ノ_,,. ノ       \   ∨:i:i:i/   /′}:i:i′ .ノ .  ノ          メ 几
           {      ̄”㍉く⌒!          .\   }:i/     '  /_,., -==ミ           木又 す ん だ よ
           {      ____ミ*、}:i乂__         } ./   /  /^´      \
          { x≦   ⌒”''*、:i:i:i:i:i:i:i≧=-、    ./   /  /              \
         {             \:i:/     v /   /  /     _______
           .{     ,.斗*''“㍉I}.′ /⌒V v   / ,x≦  ,.斗*''” ̄ ̄ ̄ ̄”“''*、
          .{    /    \}/   〃,.斗*=ミ、 . /x≦ .斗*''“ ,,s≦”  ̄ ̄ ̄ ”“''*、
            {   / \    ´''“”   {  r‐‐ ∨   /⌒V/ハハ.′:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ
           {   .{    .\         〃  ”''≪∨rf千㍉x≦  } } }^ヽ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i} }

524 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 01:16:07 ID:OMNnl76w00

                             ,ィテ州州z、_
                            ,イミ;州州州州リイハ、_
                            ,仁三ミ州州川|llイ彡イミi、
                           ,イf三イ´```ヾリ州州彡'三ミi
                           lイl彡!ハ     ``'´〈ツ〈三ミト、  ――俺たちに手を出したらどうなるのか
                        //イ|イ!|            l マミハ.l    ちゃんと痛い目を合わせねーと、大変な事になるぞ。
                         メl l .イィキ≧x_ l.|  ィァ=キリトリ|ミ=―'´
                     イ/ハ,l | ,イ////ム彡",ィ=キミ、 lミx_,ィ仁ミx
                        / .l i 彡'ハ,|.!//////リ'./,イィモテヲ ,ハ l三≧ミx |li  ――『こいつらは遊びで殺してもOK何だな』ってふーに
                  `―彡=彡イ彡州キ‐ミ三彡!' ハ  `ー`´ /ノ/三ミx リ,ィ仁ミx  認識されることになるからな。
                    イl彡'フ〃,リ州州キr―..、 .ハ    ./イ州ミ三三彡'  リ
                 〉リリ 〈 ,リ .l!.l州リ'.:キリハlliミ、_,'.::;l ,,ミxイ州州ミx、====ミx /
                ,州 />-‐ミl|.il⌒li州l`ー‐-、州イリイli|lミxヾlix `ヽ``州l
         /-、>――― ニ二| |  リ.l| .liキ州州洲T,リlイ! トf‐リ==ミx 州 ツ! l州
          / /´ ̄ ̄ ̄ ̄´ il l l  〈 .| .|l::.ヾ州州lilリ' l |!.l l7 リ `リト-イリ'__,ィ、
        ./ .〃         .ll l .l     .| .ll  :::::::::::/ / l|li l V .l 州ト lリー=ハ ヽ 、
     /  l|  l     リ   l ,' /     lト、 ヽ ヽ::::::/ / ,イ|ト、l V .ヽヘミ=l `、   l l. ヽ
   ,f´l  .l|  l        ,'〃     ||、.ヽ ヽ    / イ .l.|!,イl  V  l .l  l    .| ll ハ
  ./l |   |  |       / /      ||ミ、ヽ、   ′  ,.イ|..::ハ     ヽ ヽ   l .l! l l


                        ,ィ7三三三三≧=x
                     ィT'/////イイ≦三三三≧x=-、
                    ノ川 州イリイイレヘ'ヘ三三三ミミlヘヾli   l
               .i   /イリ〈.}!' ` ′'ハ メ}ヘハlミ≧ミミミ∧ミ`ー'
                ゝ-/lイlリ l|      /  リ、l, l≦三ミ≧lハハ   ./
                   ,' .}./八 ヽ‐  ,.イ メ、/i l,' `l|!.ミミミ/ ,-,.V∧ーr‐.'
                   l l川,ィ=zl`〃〈ィ≦二二ニ7l|ハ}ミl ,'ミi:l ,'//i ト-  ――人間がいっちょ前に、他人に優しくなって
                 .乂lレlハ ,ィ示l{ ゞ`.'レ'r;ッ二ィリ.l|!.:|l|.l! ノ'///从ト|、_ノ   「いのちをたいせつに!」って叫ぶようになったのは
                 ,' ,}从;i'///ハ   '´ ̄ ̄´.! l|! .!ハlーイ/}Ⅵ'/∧ミz'
             ._.   i__,レ/弋'///,!       〉l|!.,' 从ノl|l|li|li|ミミ≧=
          , ‐=≦=、_〉<,Yィ川}l}ミ=‐'l|   ._ヽ _  .l l|l,' ミ:l川川l|liⅥl|式zイ  ――せいぜい、ココ2〜3百年程度の話だ。
    _, ―zz='z彡7>=ミ≧彡川l川iヘ.、,`ー' 、__zzミミil||ミミ/川l|l川lⅥl|iミ≧彡   それ以前の人間どもなんて、遊びと殺戮の区別がろくに付いてねーよ
  / ,イ州'7'⌒i}l| {l{/  ,ィイィ}川l川l}川ヘ}li''ミ===‐=-ミミvシ://}川!.}iⅥliⅥ三三   おまえら、ガキの時、ありの巣に水とかぶち込んだ経験はねーか?
  l ,'州l´ .l _ノリ ,≧=彡'从l从l从l从l从iヘli,,`,ililー‐'、,:ilリイ::::i,' 川l.|li}|lⅥl}iミ三    アレを同族にも時としてやりまくるのが本来の人間どもだぜ
 __.,ノli|ゞ==‐‐z≦三三彡彡彡从从从从l::::Ⅵ川川Ⅳ'.:::::::::;l|.,'l.|Ⅳl}l|liミ≧==‐
   乂ミ≧x彡彡彡{lⅣ 〈//.イ从从从≧i´fl| l  ̄ ̄:::::::::;:ィリ乂li|l 弋三三三リ'
    l、_///////,{ l.Ⅵィ从从从从l}Ⅳミ=;'::|ハl、::::::::::/ ,':,'  .lⅣムミ≧=zイィ
 、 _.ノ/从///从>'/ィ///ハ}l|'Ⅵム ノ.,'-、i ハ ヽ;;/  ,::/ /乂 ≧=‐//
  r‐=彡' Y,ィ〉}`i' ̄l}/,'/iⅥ ,イリ リハ}l/ /ト、∨ !   .// /    ,';'  /イ
 、_.ノ./l´. |! .,':|  ) Ⅵl/イ/ ,r' 州!/ハ.', .〉 l  ‐=イ/    ;:; 〃/   , -
   ./Y.{ | .l|! i∧/  )} ノ Ⅵl|、_ Ⅵ':l   i ト、_,.ィ /,'     /;' ,' /

525 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 01:16:39 ID:OMNnl76w00

     /::::l::://.:::::::イ≦三三
    /::::ミ::乂/ツ≠‐ミ三三
   /.:三>‐'` ∨l ,_/ル'从Ⅵ
  ./i:::::イ};' 、   ,//}ハ./l - 、}:;′
  i .〉:イ.|ー-ミx、i〈、_ ‐'´__}.〉|
. /メ乂〈 〉'///ハ',   ≪.tッ-彡  ――おっと、だからって人間が特別残虐な生き物だとか
〈{.l./メ 〉//////,}l.   〉= ̄` } |    知った風な口をきくなよ?
.从l从l ∨/////::|    / /';
.| 刈ヘ.∧://乂::::ヽ¨ァ-/
.ト、l ト∧.| ̄ィ=-、_`ノ .ミミミミ、_〉)〉  ――『サル』って生き物はどいつもこいつも基本的に凶暴残忍な
.乂乂/l しヘ ヽ.`ーこ‐==‐-_-≠ }州   性格してんだよ。コレでも人間はまだサルの一種としては穏健なんだぜ
  \_乂ノ.::::刈l`...`¨ ̄....´, ,, 州リ::::∨:::::l::l::|::|:  ウチのサルなんかなぁ……
<三三:::::彡:::::刈从` ー '  从Ⅳ.::/} }l:::/.;'::l::;!:: 
::::::::::::::::/.::/.:::::::::刈从l从l从lⅣ.::/!ィ// /.:;'::;::;
::::::::::/..:::::/.:::::::::::::::刈l州l州メ'::/}.|/.:::///:/./
:::://.::/.::::;':::::i::::l::::::::ト、::::::::::::::::/ /メ::::/.::/l::l::i:〈          殿! こんな所におりましたか! さぁ! 次の戦ですぞ! >
乂;'::::i:::::イ从:ト、乂l/| :',\::::/ ..l :::l::乂:l::|:乂:::〉
.イl:::::|::::::|:::::.\/l/:::| ∨ {:::   八::\:::::メ  }:::l
./ |::::乂_.乂  l |::l:::l:. .';   ./ / 〉 . 〉/:::〉:乂|
.! !  ト- 、 .乂‘, ∨ l::  ′_/ノ /./::/ /八

526 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 01:17:07 ID:OMNnl76w00

    _ャ───---:.、
  <:::::/::,r、::::::::::::::::::\
  /::::;レ゙  ヽ}ヽ::゙i::::::::::゚,  ―― というわけで、違う群れの個体に群れの誰かが殺されるという
  フ:∨      ∨l:::::::::::゚,     状況は必ず生じる。当然そういう事態が起きたら ――
    ̄i-==  ==- i::::::::ヾ
   γi弋ナ 弋ナ〉lレヽ:::::l
.   弋!.          ノ:::::l
    弋   ̄   _>l!/
     |:::1  __|::::::|
     /::::|゙==|:::::::::::\
     /::::::゚,./::::::::,r':::::゚,


                           \\
                          /\    _,.イ  __
                             /   \   ─┼─   |
                                    \  ノ  ,__| オ ォ ン

                        ,.:--────z
          __  ___        ./:::::::::::::::::::::::::::::::::>
      ,, ==、ー――――三ニ─ /:::#:::::::::::::::::::::::::::::::::\         \  │ ./  /
      , '´     ` 、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ           \ | / /
      i       \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;三ニ7::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i ̄     ──-‐‐‐  ・
     `、        i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::iヽ         / /.l\
        `、       l;;;;;;;;;、 ;;;;;;;;;;;;;,! .l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::リノ        /∴/∵ |∴\
          ` 、__ ,_ィ';;;;;;;;;;;;\\;_ィ'  \!ハ从レヘハ从レヘ/          / ∵:/∴・: |∴. \
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ニ─ ___|:::::::::::::::::::::::|_        ./∵::/:・∴・ |∴・. \
            ー‐‐ ‐‐  \\ /:::::::::::::::ャムャ:::::)
                      ヘ/:::::::./::::::<l::○::l>「
                       \/|::::::::ム:マ:ム::|

_____________________________________________

 ・:群れのみんなの命の価値を守る為に、相手の群れへの報復、復讐が発生する。

 が、ココで困るのは……

527 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 01:18:01 ID:OMNnl76w00

                 ,|!      |!,
         \     i|i|!       !i||!.  ’/
           .\ 丶i|!|!       .|!i|l//
        ___)/´   i|!il|i    `ヽヘ___
        ̄ ̄ ̄ ̄} i    i!|il!il|ili    .}て ̄ ̄ ̄ ̄
                 ,il| il|! i|!i,
                ,i|!i    |!il,
                   /:::<l::○::l>::.ハ  ―― 返り討ちに遭ったパターン ――
                /::::::::ム:マム:::::::::',
                 ,'::::::::::::,ィ=ミ、:::::ハ___
                 ,'`ヽ::::/::::::::::::::ヤフイ    \
             {::::::::::,'::::::::::::::::::}|         |
                 l::::::::.|::::::::::::::::/ |          |
                 l:::::::::l/∨!/|/  \     ,/、.
               l:::::::::{::/ |γ     ̄   }  〉
               .,':::::::::l:' .!'     /  ヽ!r'  i
             {:::::::.,'  ,'      {、  リj r 、 _r、
             |─‐{_ .{      〉   {、__/ `´〉
            ノ, , _ .〉 ハ      {         .j
            '// / ゝ'  ',     ゝニ=-―''´ ̄
            Yj.〈      }          > .,
            `¨      乂            Y
                   `゛'''‐-...,,__    ノ
                         {   >''´ )
                        ゞニ二=='


               ズドドドドドドドドドド!!!
                    ゜ヾ´ __  ″
     マックノーウチ !   =―≡ ̄`:.Σ:::::::::::::',´‘
          _  Λ_≡―=', ({::::::::::::::})∴∵゛、゜¨  ――テメェ! 良くもやってくれたな!
        , ≡ ) ( ゚Д゚r⌒)  _/ / ̄    _       こちとら、関係ないんだよ!!
      ´∴‘≡く / ∧   |::::y'⌒:ャムャ⌒ヽ _Λ(  ≡―=‥、,、
     ″″    \/  Λ_|::::/:<l○l>|::::| ゚Д゚ )`=―≡―
     “         ( ゚Дー' |::::ムマム ヾノ   //
             =―≡ ̄`:, |:::::::::::::| ( ̄=―≒‥,,  ――えっ、ひとちが……
         ,゛“=―≡―=',/`ー一'゙)∵`=≡―=
                ∴/´/::::/ |:::::| ,'ゞ       マックノーウチ !
              ゛〃/ /::::/ \|:::::|   ヾ
                /(:::::|  (:::::|
                /  |:::::|  |\::\  ―― そもそも復讐対象を間違えるというパターンだ ――
              / / |:::::|   | ヽ/⌒〉
             (_  「 _) (_〈_/

528 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 01:18:17 ID:OMNnl76w00

             :,.:,  :, .;.:∵       .:..~’
                   .,:.; :,.; ,. :.      , ;’
                    ,.: ;, ィf ㍉   .:’
                   ., :; ,〈,.;. :. ;, \ヽ,; :. :: ,;.
                _ャ─:斗--zZ,.:.:\ヽ:,: ;. .: ,.:’  ―― そして、報復合戦になるというパターン ――
             ≦::::::::::::::::::::,:.;ヾ, ;.'':..\ヽ
             ∠::i:::::::::::::::::::::::::,:.;,\ :,.,. :\,. :;
                  レヽ::::::::::::::::::::::::::::,.:;\ ,; .:,;\,: . ;.
               ,:.;  { レヽ::::::::::::::::::::::::::::\.,: ;. :ヾ; : ,          /
            .:‘   %  fИ:::::::::::::::::::::::::/ ヽ: ,;: .,:ヾ ;.,..     __/     /
         ,:; ‘       i! ゝ レ从:::::::::::::::::{:, ;.    .; :,. :丶     ハ      /
           . ;‘:;   ‘:.,    \ハ从ハ{      丶   `rf‐‐く  }r ‐‐ ァ'
,;.’  ∴’    '        个sァイ77777777ト、__      `' {_    \__ /
                 __i{ムs*''^///////ハ       {_{_l /⌒ヽ __  ―― どれも群れ同士での
             ‘     .ィf^7////////////|ヽ//ハ         `Y   ノ    『戦争』と言ってもいい自体になる ――
            i|  f!'/////7‘㍉//////|_ゝ/ハ           ゝ- '’
        . :'’  ||  i{/////////j!ハ`<///////ャ‘:.
                ノ'/////////j!∧/γ゙¨¨¨`ヽヽ‘
  ‘~           || j//////////j!/,.ィ//     V/}! |
              || j!//////////j!< |/l      l'/}! | i
           || j!//////〃//j!'/ヽ!/ハ      /'/,}! | | i

529 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 01:18:54 ID:OMNnl76w00

                 ___
            。o≦ _      "''*。,
          ィi〔 ィi  /          ヽ
        , ' / /  /                /
          / ,   /                ∨ /
       /  , i ,'   j i    }         W
         j j:/   j |   j!            W
      j{  j{/j:{    j j   j           }{  ―― 故に、『血縁』という単位を超えた共同体、
      {{  {_ヽi{     j_,,j,ハ ..j{             {    部族や民族、或いは市民という単位になったとき ――
      {{  i :抃     {ア 斥 j{      /   {
      {{  :i`乂ji: ト.、 ィ乂丐ノi{  : :   /: :
      {{  :i  :/    `   `´ ´   j  ,:: :: / ,'
      {{  :|            i{  :j{ . /:: ::,イ{:/  ―― 複数の群れを一纏めにしてるが故に彼らを統率する
      ハ ハ,          i{  /{ /{:: :/:: {{                『ルール』が求められる ――
      ハ {ム  ``    , j{ ./ :{' j{: /:: ::{ハ ./
       ハ (i iハ   _,. ィi{ : {{ / :: :: j{:/:: i:: !: ∨ /
        \iトj{ i i ir‐j:: :: : {j′   j=ミ::j:: |  ∨ /
          >-‐j{ :}:/: :      }: ノハ:∧:. ∨,'
         j{   / y'ノ′      ::j/ {: j{ ∧:.    ,
        /⌒"' ‐ァ'〈        ::jL_\j}': ∧:. :.  \
        j{___ >'"   !: .  -‐‐‐‐‐j{: ノ   "''<、:. :.  \
      -‐ミ/     : ´      ィi7        ヽ:: :.\  \
    j{___/    j: :ノ         j{,:/         ∨ : : \
    {⌒{  __ .,: ´           i{⌒j        }/,:: :: :: :..  ヽ 〕iト
    ∥ヽヽj{⌒j/            {//       ノ:! /,:: :: :ハ  ∨ /`ヽ〕iト
    j{  j\{ヽ:{__r‐=ミ       r‐‐= jア      /j{ }::/,:: :: : ハ.   ∨   ∨ ヽ
    {{  {  {≧s。j\_j:、__ _,,ノ  j{_ノ_    ィi〔  ハ!::/,:: :: :: :: }:   〉    :}:  }
   ハ ハ ハ  j  j ⌒ jィi〔 ‐=≦ ≧=≦   ノ  :}: /,:: :: :: : j:   /      j: /

530 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 01:19:10 ID:OMNnl76w00

_____________________________________________



   ―― 目には目を歯には歯を ――



_____________________________________________

 ・:有名なハンムラビ法典はまさに、復讐を法制化するまさにわかりやすい原初の法の象徴である。

531 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 01:20:17 ID:OMNnl76w00

              l.:./      /: :`:、    __
               !/_,. .-: :'':":´: : : : : : :ヾ`''"_ _,.二=ー…-
          ,. :':゛: /: : : : : : : /: : : : : i: : : :`:`:ヽ.、
         /: : :.; ': : : : : :/: : /:      ! ゙!   ヽ  `ヽ、
        /: : : : /: : : : : :./: : :,l: :/: : : : i |. .i.. . . .、 \  ` 、
       '   . :/: : : /¨7ヽ:,:'゙!.:/: : : : :j,.オ-、:: : : :゙、: . ヾ丶、
       ' . : :,': : : /: :.:::;l: :/ '/ !: : : : l.:,ハ.:lヽ: : : :i: ヽ: `、
.       |. : : :,': :/: : : :.:::j:/  〃 !: : : :,!:/  l:.|::::: : : :i: : i. : :.
        !: : :,': イ: : : ;;;∠ム≦/ l: : : /;/≧ッキ|V:: : : j: : :l: : :.
        l: : ,':/:l: : ッ''オ示乏!  l: :./ノ 伐片ヵV:: : :l:: : :|: : :i.
.         l: :j:/::|: : :.V !vヘ ノj  j:,.'    トヘ ,ノリ V: :.l::: : j\:.:l
        l.:|,!/'|: : /::l ∨つ」! /    レつゾ /::!: :ハ:: :.l  ヾ|  ――日本人は何世代にもわたって
          !j!{ !:.:/:::::! ´        、   `` . !::::l:/ 'l: /      日本列島だけに生きてきたから……
         i!.:゙J∨:::::::l "     ,、       ,!::::|{  l/
        j: ::.|: : ::::::::ト、 ,-、    '┘  __,.ィ´::::/ !
.        ! ::.|: : : ::::::l:|:ト、 ヽ、__,.-''"´ _,ノ::|::::::.: : |  ――この辺、説明されないと理解しないんだけど……
        i: : :l: : : : :::::|/゙ヘ        く::|:::::!::::.: : : |   『国民』って言葉あるじゃん。社会学の世界だと
          l: : :.゙、: : : : : }'⌒`丶、    ノ\:l: : : : : :j   この国民って単語が具体的に何を意味するかって言うと
       l: : : ::|、: : : :./==、、 \  |  l: : : : : /:!
        /: : : ;rミ:、: : /==、、``、、 `く  ,!: : : : /: :.l

532 ◆MLaUzx5D66 :2019/06/11(火) 01:20:34 ID:OMNnl76w00

 エステニック・モデル
      ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
                                                シビック・モデル


                . : ''"~: : : : : : : : : : :|: : : : : : : : : : : : :\
              . : : : : : : : : : : : :: : : : : :|: : : : : : : : : : : : : : :\
           /: : : : : : : :/: : : : : : : :/ |: : : : : : : : : : : : : : : : 丶
           /⌒): : : : : : : : : : : : : : : :/ /|: |: : : : : :/: : : : : \: : : ∨
           /: : : : : :/ : : : : : : : : / /. |: |: : : : :/|: : i: : : : : :ヽ: : i
.          /: : : i : :/: : : : / :''"~ ̄~"''|: |: : : :/. |: : |: : : : : : : : ::|
         /: : /l :/: : : : /: : /)/)/   | :|: : : ′''"~ ̄~"'': : : :∨
           /: /  |/: : : : /: : r====== |八:: :|   |/  ヽ: : : : : |∧  ――『エステニック・モデル』と
.          //    |: : : : /l : /|{ |:::(;;;ハ|   ヽ| ====ミ、∨: : : |: :i   『シビック・モデル』のスライダー
              i|: : : /: l ∧ 乂___り      |:::(;;;ハ| }|∧.:. :.|: :|
              l|: : /: : |(: ハ.       ,    乂___り / : |: : :|: :|
             /| ∩: : : : : :{      、__,、__,    。 /|:. :.|:/ ) : |  ――両方の要素を持つ存在を国民と定義しているんだ。
             (\ : :| |: :/: : : 丶    (   )      人|: : / /: :八   で、『エステニック・モデル』って言うのは要するに『部族型』
          /\\| |:/: : : /: :/ ≧s。     。s≦( : ノ: / /: : /)\ で、『シビック・モデル』って言うのは『市民型』
         . : : ::_\/⌒\: :/: :厂 ̄}    {‐┐: : | :/: :/ /_//: : : \
       /: : : :人__(_ノ⌒  ヽ ̄:: ::「ノ    ∨ハ: : :|//⌒i  (: :\ : : : :\
      . : : : : :/: (  )ノ    }:: :: :: |______/:: :: ::/:{  (__|/⌒) : \: : : : :
.     /: : : :// 丶     .ノ:: :: :: :|   /:: ::/ : : 人  (_/⌒): : : \: : :
    /: : ://    / ヽ    {-┐:: :: :|  ./::/: : : /: : }  (_/´',: : : : : :\:


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