ドリフターズで学ぶ最新の信長研究　外伝四

532： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:34:13 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　＿-=二三ミｘ、　　　　　　　 _､＜三三三三ミｘ、
　／⌒＞＝三三ミｘ、　　　　　／三三ミ三三三三ミｘ、
.　　　　＿　＼三三＼　　／三三彡/＾77≠ﾆハ/ ＼＼
　＿／三三＼＼三三＝彡三三三７　//／　／乂｝　＼
／／⌒＞=三三三三三三彡У~ﾞ彡′ー-ﾐ　／ _,,彡|l!　　｝
.　　／三三三三三三三三ノ八丶＾~｢三三|'゛ /rｬ笂,|{___　　　　　　　　　　　　　岡部又右衛門は
乂―三三三三三三三三三彡へ＿,,乂三ソ　 {〉｀¨¨|廴＿　　　　　　　　　　代々熱田の宮大工の家系でな。
　ｰ＝二三彡⌒三三三三三彡Λ从´ ＿　__　}/〉　八{￣
　　　　／三三三三三三彡ノ / ノ∨ﾊ广爻zzzz爻7　_))　　　　　　　　　　　　　　　先祖は足利義政公に仕えて
＿＿彡―く￣￣＼⌒＼三三彡ｲﾆ＼ﾊ　ゞ┴‐''~ /=-__　　　　　　　　　　　　　　御所の修繕など行っている。
　　　　　　　＼　　　 (￣￣¨ニ彡八ﾆ＼从从从/三三三=-__
.　　　＼　　＼　　＼　￣￣)/　_}　/三勹广｝八三三三三=-__
　　　　＼　　＼　　　　　　｛｛￣　＼_____　ノ　　＼三三「⌒＼三
　　　　　　＼　　＼　｝　　　＼____ 　＼,,,￣) 　 ___)＼三|　　___}ﾆ｝
　　　　 ⌒＼__｝＼　　｝ /　　　　　＼　　＼双　￣　｝｝　￣￣
　　　　　　｛　　＼　　 /　　 ,　　　＼　　＼　　　 //
　　　　　　　＼　　　　 /　　／　　　　＼　　＼　　｛＿

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-ｰ=ﾆ二ﾆ=ｰ　　　　　　　　　　　　　　　　この又右衛門自身も
　　　　　　　　　　　　　　　　∠二二二二二二二ﾆ=ｰ　　　　　　　　　　　　　　俺との付き合いが古い。
　　　　　　　　　　　　弋＿厶ｨｰ-ｰｧ廴二二二二二ﾆ=ｰ
　　　　　　　　　　　　／/　　.／八　}个≦二二二二ﾆ=ｰ　　　　　　　　　清州城や岐阜城の改築も
　　　　　　　　　　　 / .ｲ　／　/　乂 } |ﾆ|{二二二二ﾆﾆ=ｰ　　　　　　　　　依頼している。
　　　　　　　　　　　　乂 {／-==彡⌒ .乂.|ﾆ|辷二二二ﾆﾆﾆ=ｰ
　　　　　　　　　　／　　∧　　斗_ﾃｧ彳　 |ﾆ|辷/´ヽ二二二ﾆ=ｰ　　　　　　　　　　この岡部又右衛門に
　　　　　　　　　　　　 /　ヽ　￣　彡　　 .|ﾆ| V　{V |二二二ﾆ==‐　　　　　　　　　安土城の天守造営を任せていた。
　　　　　　　　　　　 ./　　　＼　　　　　 |ﾆ|　　　)'.八二二二ﾆ=ｰ
　　　　　　　　　　　ー--　　　　　　＿　|ﾆ|　　r／二二二二ﾆﾆ=ｰ　　　　　　丿
　　　　　　　　　　　　　丿vwwww　　7 八八　乂人二二二二二二ﾆﾆ=ｰ-=ﾆ二
　　　　　　　　 ./⌒　　/ Tﾆﾆ=一　´//.:i::i:＼＼　　　乂二二二二二二二ﾆ=ｰ=ﾆ二
　　　　　　　　 {ﾑ　　八ﾆ辷ｰ　　　 /　:i:i:i::i　＼辷个二二二二二二二ﾆ=‐-=ﾆ二
　　　　　　　　乂二二二ﾆ|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i／::|　　＞二二二二二二二二二ﾆ=ｰ=ﾆ二
　　　　　　　∠二二二二人:i:i:i:i:i:i:i:＞＜　 ::| ／二二二二二二二二二二ﾆ=ｰ-=ﾆ二
　　　　　　ハ二二八/二二二￣＼　　　　://:/{二二二二ﾆ圦二二二二ﾆ=ｰ--=ﾆ二
　　　　　 .人.八乂／二ﾆ=ｰ匕　／}　　　:/八(　辷ﾆ二二二二＼　￣｀ヽ )　＞寸二ﾆ
　　　　廴彡'　 ≧二二＞ ’　／　　　　.:/　　　／)八二二) 寸≧=ｰ--孑　　　　∨二
　乂　(　　孑三ﾆ=匕　　　 /　　　　　:/　　.／　　丿二/　　) ￣＼　　　　　　　 ∨二
　抖≧ﾆﾆﾆ＞＜　　　　　　.ハ　　　　　　.／　　　／ﾆﾆ/　　/　　　　ヽ　　　　　　　}ﾆﾆ
533： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:35:27 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　／/　／:三三三三三≧=-______＿__
　　　　　　///／／￣￣￣_＞三三三三≧＜´
　　　　/|//ﾚ'/／　／三三三三三三三三三ﾆ≧=､_
　　　　|i!//!／　／三三三三三三三三ﾆ＜￣￣￣｀
　　　　|!V　 -=≦三三三三三＼三＼三三＼
　　　　|V　　　＼＼三三三三三＼三＼三三＼　　　　　　　　　　ところでノブ
　　　 // ∧ |＼　＼＼三三三三三.＼三＼三三＼　　　　　　　何故、安土に城を築いた？
　　__ji!|N!ﾆ| |三.＼　＼ ,.ｨ≦≫＜_「＼三VNﾄ､＼「￣ヽ
／　{ i!三ﾆ.! |∧三.ヽ､__＼v´ _,.斗刈　V |ﾉ/ﾆﾄ､「ヽ　　　　　　　　　　近江という場所も織田の最前線というわけでもなく、
::.:.:.:.:Vﾍ三ヽ!三＼「＼￣V´｀こノ　　　「三N
:.:.:.:.:.:.:Vﾍ三ﾆヽN三＼! `ー　　　　　　　　| Vi!、　　　　　　　　　城の防御もそれほど堅固な施設がある
:.:.:.:.:.:.:.:.ヽヽ＼ハ｀ヽ「|　　　　　　　 ∧i! ∧　　　　　　　　　　　　というわけでもない。
＼:.:.:.:.:.:.:.:＼＼_∧　　:!　　　_　　　　 / i　V:.:∧＿
:.》｝､:.:.:.:.:.:.:.:.＞':.:.∧　ヽ-'´／　　　　 /　:|　://:.:.:.:.:.:〉＼----
／ ≫ｧ‐＜:.:.:／／:.＼｀ヽｰ=ﾆ二＞､./　　| //:.:.:.:.:.∧:.:.:.ヽ:.:.:.:.
＞':.:./:.:.:.:.:／ﾆ//:.:.:.:.:.:＼`ー‐'´ 　 /　　　V/:.:.:.:.:./:.:}:.:.:.:.:|--､
|:.:.:./:.:.:.:／三.//:.:.:.:.／三ヽ.＿__／　　／/:.:.:.:.:./:.:/:.:.:.:./:.:.:.:.
|:.:/:.:.:../三ﾆ//:.:.:.:./三三三三彡'　　／／:.:.:.:.:.:/:.:/:.:.:.:./:.:.:.:.:.:
V:.:.:.:.:.|三三＼:.:.:∧´￣＼ﾆｒ‐〈:!　　＼＼:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:
｜:.:.:.:.|三三三＼|八　　　　 !　 |　　　ヽ＼:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
∧:.:.:.:.|三三三三ヽ　＼　　　} ./　　　　　〉:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼: : ＼＼
　　　　　　　　　　　　≧=‐ミ*､　　　　　　＼: : ＼＼
　　　　　　　　　　／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼　　　　　　　＼,.rf''”Ⅳミ*､
　　　　　　　　　　:i:i:i／⌒≧ｘ:i:i:i:ｉ＼　　　　　.／:i:i:i:i:i:}i}:i/≠i:，　　　　　　　　　　　　　　　　　良い質問だな。
　　　　　　　　　　:i〃:i:／.′⌒㍉.:i:i:i`ー-=イ:i:／⌒)`ｰ≠㍉i:i:，
　　　　　　　　　　　 {､　　　　”''*､:i:i:i:i:i:{i/　　〃　 {,.斗*'ｉ:i} ､　　　　　　　　　　　　　　　　　実はこの城は
　　　　　　　　　　≧x _,,..　-‐==‐-‐=彡:i:i:/＾lｆ''㍉､{ｘ≦,,.ｨ气}r } . ＼　　　　　　　　　　　　　　　普通の城郭の役目をはたしていない。
　　　　　　　　　　:i:i:i:i:i＼r≦''”　　“''*=‐:i:i:V{Y:i:i:i:i)i7 ｘｆｔｚぇ.i:i:i:，　 .＼
　　　　　　　　　　:i:i:i:i:i:i:i:i≧=‐‐‐:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:公-彡.′　⌒ 乂:i:i}..＼.　＼　　　　　　　　　　つまり、守るために建てた城じゃない
　　　　　　　　　　 ≧s，,,,___,.斗*''“:i:i:i:i:i:i:i:/∧fr､ヽ_,.ｨ　,.'7.′ｉ:ｉ:l＼　＼　.＼　　　　　　　　てことだ。
　　　　　　　　　　　:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:／i/..∧`ｰ=±彳.ｲ}:i:i:i:ハ _丿　.＼　.＼, ㍉
　　　　　　　　　　　:i:i／:i:i:i,,.， -‐=彡〃　{　.{i 乂{v,ﾉ,ｘ''ﾞ /}人:i:i:i:iV㍉､　　＼　　i　{､__
　　　　　　　　　　　〃:／⌒ｘ≦ . 　 {从　　 {i　　「”　 //,ﾉ }　):i:i:i:iｒ=‐-＼　＼.{__{　ヽ｀
　　　　　　　　　 /:i:i:{　／ ⌒ヽ　八.　{ 　 {i`㍉､. . 　 /　 }.ｲ .〉:i:i:ゝ-==ミ､　　 /　/　 .}
　　　　　　　　 ./:i:ｉ:ｉ:iｲ≧=-　､　　　 l 　 .Ⅵ　＼ｖｚ_′　}　/:i:i:i:i:iﾉ　}　　　＼〈__ ′ゝ′
　　　　　　　　　 {:i:i／　　　　　　ｖ　　　　V　　Ⅵ 　 }升i 　 .} .{:i/:i:i:i(　 :}/ /　　.＼　　＼　＼
　　　　　　　　　　/　　　　　　　 .V　　　　V　　Ⅵ　　ヽ　 ∨i{乂:i:i:}　.}_ｲ__,,,,..」」」」　　　＼　＼
　　　　　　　　　　＼　　　　　　.〉　　　 V 　 Ⅵ　　　 :， :∨　 ):.′ }´:i:i:i≧x　　　＼　　＼　＼
　　　　　　　　　 {　　ミ*､　　　　　　} 　　　 V　　＼　　　}　　∨〃　 .}:i:i:i{⌒ヽ”ミ*､
　　　　　　　　　/　　　 .＼　 }.　　:}　　　　.V　　　ヽ:: : : : : : }　　 .}∧ｉ八　　}　　　}
534：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 21:35:51 ID:T3mSW/GI00: ＫＥＮと一緒に船作ったり長篠で陣地築いたりした人だっけ
535：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 21:35:52 ID:YQECXiBg00: あんたリングにして戦っていましたなｗ
536： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:36:05 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　 -‐ｧｧｧｧ‐- 　.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／｛｛｛｛////／∠=-＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,/｛｛｛｛∨///厶__二三三＼
　　　　　　　　　　　　　　／.//／/^Τ｛｛Χ,∨　|iミ-=ミ、
　　　　　　　　　　　　　　　　 {　.:| /// 　 |　Χ＼l　＼|ｉｌミ-=ミ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /,ﾊl｛｛　　 ∨　 Χ＼_,,.|ｉ| ミ/＾ヽ . ヾ､
　　　　　　　　　　　　　　　　｛∧ィ"⌒＼∧{｛ｰ＜¨二|ｉlヽi{ ,ﾊ│〉｝｝　　　　　　　　　　　これは人に見せるために建てた城だ。
　　　　　　　　　　　　　　　　 //i{ |／//∧::::.　　癶ツ|ｉ|　i　ノ//∧ﾉニ=──
　　　　　　　　　　　　　｛｛ ∧{///// }::::l　´￣￣ｉ|ｉ∨　_////∧ﾆ=─　　＼、
　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ∨,∨//／.::::|　　. 　八ｉｉ∨（）////∧＼　　　ﾉ｝
　　　　　　　　　　　　　　　／//∧ﾅ　＼l__／ｰ==ミ∨://l ///// ＼｀二二´＜
　　　　　　　　　　　＼　　 _＿彡'//∧彡ｲｲ示ﾐミミフ∨彡'/| /////// ｀ﾞ'＜二二_＼
.　　　　　　　　　　　＞辷＿＿彡'//∧ ｀ﾆニニニ´∨彡'//|//∧＼///////////＼＼
　　　　　　　　　　　／ //////／∠// :∧Ｖ/ｌ|l|l|ｌ|Ｖ∨/////,|///∧. ＼//////////∧
　　　　　　　　 / ／／////／／/ ://｛｀''++++++''//////,|/////＼｝｝ﾆﾆ=-　.,,_'//∧
.　　　　　　　 __厶　 -‐=ニ７.::::::::/.::.'//∧　V∧ 　 l///∧ ∧//////,｀ﾞ'＜⌒＼＼＼//＼__,ノ
　　　　　／/ニ=-‐ :::: ￣/.::::::::/ .:::|///∧　｝/} 　 l'//｛　＼＼/////////＼. 　　':, ＼ミ辷彡'
　　　　　　 /　.'／ ::::::::::::::::: /.::::::::/.::::::,'　 | |'∧ 　　　　∨∧　 /＼＼＼//////∧　　 l |　'.＼__,ノ
　　　　　 .′ ｌ{::::::::::::::::::::: /￣¨７＼ /'. 　| | 　｝.　　　　＼∧/　　　　｝'∧∨∧＼/,　　l |　 }/＜
.　＼＿__/ｌ　 |.＼:::::::::::::::/　　 / 　 /＼　(二）　　　　　　｀ミ辷彡／ / ∧∨∧. ｝｝　//　∧、'∧
　　＞│| 　 | 　＼ ::: /　　 / 　 /.:::::: ＼＼]]､_,　　　　／/　　／／////,｝｝//} 　 .//　/　.｝|//|
　／／│| 　 | 　　｀７　　' 　 /.: 　　　｢]]ﾉﾉ二｝｝彡'/　　./／　/　　／/／　 .//　/　./ .|＼|
537： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:37:26 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　 {´￣　　　　　 /　 r ､
　　　　　　　　　　　 ,--v ヽ} 　　 o　　　　　´ゝ'　ゝ、
.　　　　　　　 /＼___/　　　　　 }ゝ、　　　　　　　　/
　　　　　　　 /　　　　　　　　/〔〔　 {　　　　　　ヽ_
　　　　　　　 _}　　　　／´~ 　ｿ　〈　　　　　　　　　　 }
　　　 r- ､　/ 　　　　〉　　　　　　＼　　　　　　〈
　　 ‐' 　｀ ´　　　　　 { 　　　　　 'ｰ､_〇長浜　　 >
　/´　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　 }　　　　　 {´
　｀ヽ　　　　　　　　　〉　琵琶湖　　　{　　　　　　{
　　 ',　　　　　　　　　／　　　　　　 /　　　　ﾉ
　　　｀ /　　　　　　／　　　　　　 ,　'　　　　　　 }
　　　　/　　　　　／　　　　　　　 ,　 '´　　　　　　 <
　　　 {　　　／　　　 o　, r '´　　　　　　　　｀ヽ
　　　 {　　　 (　　　　／▲安土　　　　　　　　　　ト､
　　　　坂本　_〉　　_　__ }　　　　　　　　　　　　　 }
　　　　 } 　〇〉 r- ' ｀　　　　　　　　　　　　　　 <
　　　 /　　/ 〈　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {
　　　 _}　 /´　ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〉
　　　ヽ　 /　〈　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ
　　　 }　‐-､　}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈
　　　｀ヽ○ V　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /
　　　　大津　　　　　　　　　　　　　　　　　 r '
.　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{
　　　　ゝ　 r ,　　　　　　 r ､＿__　　　　　　 ,　 '´
　　　　　｀ ´　{　　　　　　｀ﾆ!　　｀　,__,　　'´

　　　　　　　　　,ｨTT>,
　　　　　　　 .ﾊ{T 才}ﾊ
　　　　 Y 　(__(|沁|.´|l)匕イ
　　　　　艾:i:i:i:八ハ八:i:i厶
　　　し/:i:i:イ:i:i:イ￣ } }　}＼乂
　　乂:i:∧从{| |+++/ ./　ハ　　　　　　　　　　　　　城造りは縄張りこそが重要だ。
　　　 .7 　V 从　／／　∨ }
　　　　八　/ 　／／　　　|　|　　　　　　　　　　俺が要求したことは次の３つ。
　　　 .{　人__く　く　　　　ﾉ_人
　　　__乂: : : :≧艾-─匕: : :＼)
　／{: : :ー─ｧ三爻三三Y: : : : ＼　　　　　　　　　１．超巨大建造物にすること
　|　|: : : : :／:i:i:/ハ∨:i:i:i:V: : : : : |＼
　|　|　／:i:i:i:i:i{:i{:i:i} }:i:i:i:i:i::＼: : : |　|　　　　　　　　２．それを可能にするための資材と人員を確保すること
　|　ﾚ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V/ ./
　∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:／＼:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:./　　　　　　　　　　３．大人数を養えるだけの広い街を造ること
　 |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i／　　　＼:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
　 |:i:i:i:i:i:i:i:i:イ　　　　　ﾑ:i:i:i:i:i:i:i:i:}
　 |:i:i:i:i:i:i:i:i:人　　　　乂:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾊ
　ﾉイ∨)ハ{乂　　　　ﾉｲ个小{乂
　　　　|　|　　　　　　　　 |　|
538： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:37:51 ID:cTEOJ6uM00: ┌────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　これらの条件に一番ふさわしいのが近江だった　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　人口も多いし、技術者・専門家集団は周りに数多いた　　　　　　　　　　　　　　　　└─ｧ
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
└────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　 ∥　　|　　　　　　 ∨　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,.+――――+., ,,_
　　　　　　　　　 ∥ 　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イ　.|　　　　　　| .U ||
　　　　　　　　　 ∥　　 l　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |＿＿＿＿_|_　 |.|
― 　￣￣　 ―‐∥　　　 l　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |‐'"_-========、`ﾚ
　　. . . .∨/:: :: :: :∥　　　　l　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 "'T三三三三ミT"
: .V/: : : :∨/ : : :　　　　　 |　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i三三三三三i
: : ∨/: : : ∨/:::/ 　 _　　　 l 　　　＿　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　 i三三三三三i
: : : ∨/. : : ∨/ 　 (　＼＿ﾉ､＿_／　ノ　　　　　　　　 ‐/　　　　　　　　　　　　　　　　　　 iミ|　 |_′ |三i
: : : : ∨/.:. :.'/　　　￣￣　　　￣　　　　　　　　＿／ /　　　　　　　　　　　　　　　　　 iﾐ.|. ー‐‐' .|ミ.i
: : : : : ∨.: :/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /. : : : /＿＿_　　　　　　　　　　　　　　 `i' ヽ.⌒ ／「
: : : : : : ∨/, ＿　――　､＿＿＿　－￣　 ―‐ ｌ: : : : /. : : : : .　　　　　　　　　　　　 _,,.-|ヾ `""/ﾉ .ト-..,,
: : : : : : : '/∧: : :∧: : : : :∨/: : : : '/, : : : : '/, : : : |: : : /. : : : : : .　　　　　　　　　 ,,-‐'"／ﾉ. ヾ、//　ヽ`ヽ　`- 、
＼: : : : : : '/∧: : :∧: : : : .∨/: : : '/, : : : : '/, : : : |: : /. : : : : : : .　　　　　　　 .,,-―へ　-┴‐--.,,ヾi /（_-‐""'''‐＼''‐`ァ‐-..,
: : .＼ : : : : '/∧: : :∧ : : : : V/: : : /, : : : : '/, : : : !::/. : : : : : : : .　　　　　　 .／ '"　,'　　メ⌒　　　　Y⌒　、　 .Y"　　 ,i　　ヽ

　　　【　渡来人を先祖に持つとされる　甲賀大工　】　　　　　　　　　　【　神社仏閣修理の専門家　奈良宮大工　】

　　　　　　_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　（_ll 〈）　＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／........r―‐ 、...＼
. 　　　　ヽ ' 〈　|＿＿＿＿＿|　　　　　　　　　　　　＿＿＿　　　　　　　　　／...............＼　　＼ｌ l V
　　　　､ヽ´ヽ/ ＼　|＼　／ |　　　　　　　　　　　　　　≦ ＿ ............... ＼― 、＿_ ／........../￣≧リ　 _　Ｖ/1
　　　　ヽ´ ｀　(　/■■■■■■■■　　　　　　　　　　　＼ .............. ヽ....＼.....＼......./　　l7　　 l.....ヽ　 l
　　　　　ヽ´｀ ¨／■■■■■■■■　　　　　　　　　　　 .＼...............∨.....V.......V///, r　　　￣　/ﾌ
　　　　　■■■■■■■■■■■■＼　　　　　　　　　　　 .ヽ............ V......V.......V/ ∧　　　＿　_
　　　　■■■■■■■■■■■■■｜　　　　　　　　　　　　　 l................V......V.......Ｖ /∧　　 l　//
　　　　■■■■■■１００ｔ■■■■■　　　　　　　　　　　　　 |.................}........}.........l..l---＼　ﾚ／
　　　　■■■■■■■■■■■■■■　　　　　　　　　　　　　 l.............../......./......./...|-- ／￣丶￣￣　－ _
　　　　■■■■■■■■■■■■■■　　　　　　　　　　 /............./......./......./......l--- V　　　∨　　　　　－_
　　　■■■■■■■■■■■■■■■　　　　　　　　　　　　 /......./......./.......∧---ﾉ　　　　V　　　　　　　-_
　　　■■■■■■■■■■■■■■■　　　　　　　　　 .／∧....../､...../......./ ...／　￣　　　　　 ∨　　　　　　－
　　　■■■■■■■■■■■■■■■　　　　　､＿＿／　　　l了　ｌ了ヽ了ｌ了　　　　　ｌ　　　　　 '　　　　　ﾆ
　　　■■■■■■■■■■■■■■■　　　　　　ｌ　丶　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　l　　　　　 -

　【　石垣造りの専門家集団　穴太衆　】　　　　　　　　　　　　　【　城郭建築に詳しい　熱田宮大工　】
539： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:38:55 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　/
　　琵　　　　　　 |
　　　　　　　　　 |
　　琶　　　　　　 |
　　　　　　　　　 |
　　湖　　　　　　 |
　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　￣￣￣＼
　　　　　　　 /￣￣￣￣＼＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　安土山（標高１９９m)
　　　　　　 ./　　　　　　　　＼＼＿＿＿＿／￣￣￣￣＼　　　　　　▲
　　　　／　　　　　　　　　　＼＿＿　　　　　　　　　　　|
　　　 .／　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　/
　　／　　　　　　　　　　　　　　　　/　　西の湖　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｷﾇｶﾞｻ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　繖　山（標高４３２ｍ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　▲
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　旧観音寺城跡

　　　　　　　　　　　　 _､＜三三ミｘ､
　　　　　　　　　 __ノ三三三三三Λ
.　　　　　　　　　　　 /⌒ﾆ/⌒7¨¨¨／寸乂＿
.　　　　　　　　　　 _,ノﾆ/＝-､／=彡⌒ト--
　　　　　　　　　　／⌒ｱｆ「〃二}} ｆｘ赴ｧﾒミ三彡　　　　　　＿　　　　　　　　　　　　　　　建設地も安土山に決まった。
　　　　　　　＿彡八_ {ニﾆﾉ|　~¨¨´ j三乂＿　＿彡　⌒　　 -=ミ
　　　　　　　　＿三彡三Λ｀¨〈ﾆ|_,ノ _Z/三三三三(＿＿　＿彡＜⌒　ﾉ)　　　　　　　　ここは六角家の拠点だった
　　　　　　＿彡三三三∨ｚｚ ,,ｘｬxΛ∨三三三三三三三三三＝彡　　　　　　　　　　観音寺城から北西にある小山だ。
　　　＞-=三三三三三三-∨｀¨¨彡′}　|⌒ト＜三三(⌒¨¨¨´
　　／三三三三三三三三/{　｀¨¨¨´/ /」　　　　＼⌒＼乂　　　　　　　　　　　　　　琵琶湖の水運を使えば
_,.ノ三三 /⌒i'''"´｢三三三{ {　　　 / /　}　　/　　　＼　＼三ア　　　　　　　　　　　資材の大量運搬も可能。
(　⌒)三ﾉ {　　　八三三ハ＼　　　　 _,,/　 /　　　　　　 }三｛
　=彡={ 　 {　　　{　）三三 }⌒＼　／¨|　　| 　　　　 |　　}三廴　　　　　　　　　　　　　安土山のすぐそばに湖があったので
三三ﾆ{＼　{　　　 /三三ノ}乂_____　_,彡|　　|　　 /　　/　　 ∨三廴　　　　　　　　　そこに資材置き場を設けることができた。
三三/ ＼　 {　　　 {三三( /　双双双　.|　　|　 ∨ /　/　　/　∨三乂＿
三三{　＼＼{　　八三ﾊ/ 　　 } ｛　　 |　　|　　｝/　/　／∠＿∨三＜
三／{　　 ∨}　　/　＼/　　　　} ｛　　 |　　|　 /＿/／＜^￣￣＼三三乂＿
-/　　＼　　〈}　 /　 / /　　＞''´⌒｀"''～　.,_､''"¨¨¨¨丶―＜⌒＼＼三(⌒
/　　　　＞　　/　 / /＞''´　　　　　　　　　｀"''＜⌒＼　　　＼　　 ∨三｝
　　　　　 / /　　{ ｛　　　　　V三=-　　　　　　　＼　｝　＼　　　 } ./三八＿
.　　　　　 / 〈　　　＼＼　　 /／　｀''＜　　　　　　　}　 /　　｝　　　}/三/　￣￣
　　　　　 /　　＼　　　＼＼／　　　　｀''＜　　　 /　/　　/　　　 }三/
　⌒＞ｰ〈　　　＼　＞''´ 　／二二=- |　|/｀＜}　/　 /　　/　 /三|
540： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:39:59 ID:cTEOJ6uM00: 安土城は当時としても異質な建造物だった。

天守は外観が五層で地上６階地下１階の七階建てだった。

高さ１６．５間（約３０メートル）、現在でいえば１０階建てのビルに相当する。

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　　　　　　　　　　　　　　／ jzzs｡　`ｰ-ミ彡ミi:i:≧rz彡ﾍ､＼ヽ＼__
　　　　　　　　　　　　／∠/＼彡-‐''ﾞ´　　　　｀¨¨´-=､､,,＼`ｰ彡ﾍ..,,_
　　　　　　　　　 zzz彡-‐　￣￣-=≦j'j'j'j斗ミi:i:i:i:i:i:i:≧=-二￣ｰ─＼≧zzｧ
　　　　　　　　　　￣|j'j'j'j'jI斗ｬ≦７7ﾌﾌﾌﾌ,jI＿￣￣::::=-=ﾆi:i:i:i:i:i:i:i:＞--‐く
　　　　　　　　＞≦//// __,,..　-‐　'´´￣ .l|　　＼＼＼＼＼＼＼＼＼／＼
　　　　 zz≦≠─￢7ﾏﾆ､__,,..　-=ﾆj'j'j'j'||＝＝=≧ミx＼＼＼＼＼ヽ￣¨￢ヽ
　　　　　　　　 |-=ﾆﾆｱﾉ_ﾏﾆﾍj'j'j'j'j'j'j'jI斗ｬ＞==ミi:i:i:i:i:i:`７＼＼＼＼＼≧zzx　＼
　　　　　　　　jI斗-∠斗==ミs｡／／彡'´＼＼＼＼≧s｡i:i:|亜亜亜亜亜亜＿ト.,／
　　　zz≦ﾆﾆ=-------──　￢¨￣¨Ｔ￢…───----ミs｡三三三三≧zz　`ー--ｬ
　　　`ー┐￣＿＿＿＿＿＿＿＿＿,,,jI,,,,,,....．---------| 田田田田田田二￣￣|´
.　　　　 |j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'|lj'j'j'j'j'[ ][ ]j'j'j'j'j'j'..| 田田田田田田i:i:i:i:i:i:i:i:|
.　　　　 |j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'|j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j'j|」＿||＿||＿||＿| :i:i:i:i:i:i: |
　　　　　/￣}￣匚广勹エスハヒフエヲjﾓﾕﾕﾕ|￣￣|j'j'j'j','||||||||||||||||||||||||||￣厂厂ﾊ
　　　　 /⌒Ｙ´｀)-(￣ヽ/‐{_/　|__{_ノ_〈 /-|-〈_ |＿＿|j'j'j'j','||||||||||||||||||||||||||ｰ〈__/⌒ﾊ
.　　　 /-- 〈￣{--〉´￣{-ソ⌒f　　{-ヽﾊ-ヽ_ﾉ--|_ノ,,|j'j'j'j'j'l||||||rzzzzzzzs｡l|--(ソ´￣ﾊ
　　　/--／⌒Ｙ__厂)￣Ⅳ--ノ￣￣A,ﾊ__／￣Ｘ＿/￣厂厂厂厂厂トミi:i:i:i:＞/-ヽ-/-ﾊ
　　 /___〈￣／ヽ___/￣/￣／---ヽ,W__/⌒ヽ/´Ｖヽ-/~~/ｰ'￣/∧-'Ⅵ￣||ハ'ー/ｰヽﾙﾊ
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541： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:41:28 ID:cTEOJ6uM00: 『信長公記』より
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━

天主は唐様風にて仕上げるよう命じた。

・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━

　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　＼　　＼
　　　　 ,'　　　 /　　/　　　　　　　　　 l　　　　＼　　ヽ
　　　　 ! 　　 /　　/　　　　　/　 ,'　　　 |　　l　　ﾊ　ﾍ､ヽ､_,
.　　　　 | !　　 l　　ｌ　　　　　/　 / 　 ,ｲ　! 　 i　　 ! l　ヽ ',｀￣
.　　　　 l |　　 l　　ｌ　,/　〃　,/ 　 /│ l　　j　　 l│　 ! l
　　　　ノ | !　│ 　 |　/_／/ ／/　 /　,' ∧ / |　 /　j 　ｌ│
　　　　　ﾉ l　ｧ|　　 |尢/‐=乞t/ ／　/∠ﾆ｢厂! /　,/　 / ﾘ
　　　　ｲ八{´ｌ　　!ﾚ<f{矛:下 'ヽ＿〃ｲ孑代勹ｲ }　/
.　　　　　　 Vﾊ　　|{　 r';;_zj　 f} ⌒{!　r';;zﾘ　/}, '/／　　　　　　　　　中心となる建物のことを
　　　　　　　ヽ ', 　| ` ー―‐‐ '　､　`ー-- ﾁ'　/　　　　　　　　　　　　『天主閣』
　　　　　　　　 `ﾍ　lヽ　　　　　　 _　　　　厶 ./　　　　　　　　　　と呼ぶことが多い。
　　　　　　　　 ', {.代ﾄ､　　　　　 , イ |　/
　　　　　　　　　　　＼_'i|　＞､　_ , イ/ V　ｌ./　　　　　　　　　　　しかし、この天主閣という言葉は
　　　　　　　　　／ヽj　　　　　　 {｀ヽ　 ′　　　　　　　　　　　　　　　明治時代に中華風の
.　　　　　　　 _ ／　　｢´　　　　　　ヽ}　＼　　　　　　　　　　　　　　　　楼閣建築が流行ったために
　　　 _, -‐ ´　　　　　l‐--‐､　＿　-‐ |　　 ` ｰ- ､　　　　　　　　　使用され始めている。
.　r＜＼＼　　　　　ヽ '´￣　___ ｀ヽl|　　　　 / /ヽ
　y⌒ヽ＼＼　　　　　　V　￣＿｀ヽl|　　　 / /　∧
./　　　ヽ. ＼＼　　　　　∨￣　　｀ヽ | 　　 / /　/　 l
{　　　　　ヽ　＼＼　　　　ヽ　　　　　/　　 / /　/　 │

:,::::::::::::　/::::／::::::／::: /:::::::　 !:::::　|:::.　|::.　　|　　 i
|::::::::::　/:::/::::::／i:::::／ }::::::　ハ:::: ﾊ:::　l:::: 　 !:. 　 |
::::::::＿!ム_∠__/;／　　!:::: /　 l:::/　!: /i:::::　/!::::　 |
:::::::::　|／＿ /／｀ヽ　/:／　_,,ﾑ'-‐lメ‐|:::: /: |:::::　 !
:::::::::　!,r=〒〒ﾐ==ヽ/'　　 ,,r'==＝ヾ-､!::/l::: ﾊ::::　!　　　　　　この当時では「主殿」
::::::::. |《 i､ﾋ''ｨﾉ　　　ゝ-‐-《 !;;.q,ﾉ ´／ﾚ:: |:: i .l:::::/
ﾍ::::::. | ＼￣　　　ノ　　　ﾍ_.￣　 /:ノ::: /!:::l　!::/　　　　　　もしくは「天主」
ヽﾄ､::: l　　￣￣￣　｀;　　　￣７::::::　/ .i:/　/
:ハヽ:::l＼　　　　　　r_ｧ　　　／!:::::　/　/　　　　　　　　　と呼ばれていた。
::::::,-一　｀､　　　　　　_, ＜ |ｲ::::: / 　'
:::/;;;;;;;;;;;ﾉ.　　｀　‐ｒ-‐＜　　　'l::: /　　　　　　　　　　　　　　　戦国時代の歴史学では天主閣は誤りになるので
`|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`､;-､_;-´;;;;;;`i´ 　.',/　　　　　　　　　　　　　　注意して欲しい。
　!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;へ;;};;;;;;`i;;;;;;;;;;;;;}＼
542：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 21:41:31 ID:T3mSW/GI00: 安土城の話を聞くたびに、信雄許すまじ！って思う。何考えたらこれを焼く気になれるのか…
543： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:42:12 ID:cTEOJ6uM00: また五層もそれぞれ着色され、金、青、赤、白、黒色に染められた。

フロイス『日本史』より
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━

層ごとに諸々の色分けが成されている。（中略）

最上階は全て黄金色だ。（中略）

瓦には金箔が施されて、屋根には堅牢で華美な瓦でおおわれていた。

・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━

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　　　　　　　　　|へ|［］|［］|三||口口||三|三||口口||三||□□|□□||三||□□||三|□|三|口|三|口|
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544：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 21:43:22 ID:YQECXiBg00: >>542
例え信雄が焼かなくても建材とるために解体処分されていたと思うよ
545： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:43:24 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　 //／/ｨミミミﾐ///////////////l/ﾊ///ハ、
　　　　　　　〈//.,'/∧＼ヽl//////////////　V//////lﾄ､
　　　　　　　　|ﾘ,' i///ﾍ,－}ｌ///////__,､//,'zzz}ﾄ'/////ﾊ
　　　　　　　　ﾘ/,'///,ﾐ' ｉｽ|l//////////≦二ミ､,!'////l/|
　　　　　　　　ﾍ＼'//∧ ｌ .|l//////////,{ヽ弋ｻ.l////l|Ⅵ
　　　　　　　 ,'l/|ヽｲ//ヽ＼|l//////////l{　　　 V// ﾘ .ﾘ　　　　　　　　金に赤に青……
　　　　　　　＞!l| 〉////,ｨ|ｌ|||//,l' ' ' ´ ￣　　　 _ 冫ノ　/
　　　　　　////////／　il||||l//ﾄヽ　　　､＿___, 〉　　　　　　　　　考えただけで
　　　　　 //--- ､／　　..l||||||ｌ/,ﾐヽ、　　　｀￣ｨ′　　　　　　　　　　目がチカチカしそうな色合いですね。
　　　＿ ∠、　　　ヽ　　 .ｌ||||||l'//,＞.　　　　ﾊ|i
￣￣ー―zz､　　　　＼　ll|||||||li､ﾒ'´./ﾘ≧ｰ‐'l/l||
＝=- ､｀ヽ＼＼　　　　.',从||||||li､`l､/　 ./////ﾘ
　　　　＼:.＼＼＼　　　 Vﾉ州|||li`li ヽヾ/////

　　　{　　　　／　　／／　.／／／.ハ　　　 /
　　　乂＿　{　　　/　 /　／／／／／.|　　　 /
　　乂二二二｀寸　 .|　/／／／／／/
　　乂＿　　　＼＼　|厶////////／　　　　{
　　／　＿　／￣￣￣￣￣｀寸／　　　　 .八　　 /{
　　　／　／ ´￣｀ヽ　　　　／{　　　　　　　　辷彡'
　　／　ハ艾三㍉　　　ﾉ厶=乂＿　　　　　＼
　　　|　　⌒乂　O　寸　/イ　O V　｀ヽ　　　　　　ハ
　　　|　　:}　个冖¨¨ 　 V ≧冖个V　ハ　　　}　　∧}　　　　　　　中国の広東地方や
　　..ﾉ　／　⊂⊃　　　 __∨ ⊂⊃ }|　 /　　　/　 ./ /　　　　　　　東南アジアによく見られる色合いよ。
　　／　　　　　　　／　ﾉ　　　' ∥ /　　　/　　:{　し
　／ .∧　　　　　　 -─㍉　ﾑｲ /　/:{　{　{　八　　　　　　　　それが五層もあるなら、
　　　 .∧　　　　 ─=ニニﾊ}　∧　.{　 |寸八八＼个ｰ　　　　　　　　遠目からでも派手に見えたでしょうね。
　　　/　　　　　　ー─‐=≦ ∧ハ　乂{　寸.＼ハ|
　　./　　　＼　　　　　　 ∧　　乂__　ヽ　V ハ　}
　人　　　　　＼　　　　　ハ　　＼　　 )　} 　 }.ﾉ
　　　≧≦ 　　＞─‐彳|:∧＼　　ヽ.　　八 /
　　　O辷　　≧≦: : :: : : |::::∧　ヽ .ハ}.　 /　/
　　　O辷　　　　　　　≧=‐匕　　|/　 |　乂(＿ﾉ
　　　O辷　　　　　　　　　　　人.　ﾉ
　　　O辷　　　　　　　　　　ｰ={
546：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 21:44:14 ID:YQECXiBg00: 東南アジアの寺とかもそんな感じやぞ、わびさびの対極
547： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:44:31 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　////////////メ;ﾐミ三三三三三
　　　　　 /ﾘ川川川ｲ川ﾘく｀ヽ∨∧ ミ三三三
　　　　　 ,川川:/ ¨¨ ハ、＼＼. ∨∧ |ミ三Y￣＼
　　　　　 /iﾘ|　 :|　　/　　ﾄ､ .ｌ　＞∨∧';¨ミﾆl |=､ .∨　　　　　　　　　　　その通り。
　　　　　 .,'.刈:;　 :';　/　　.|ｌ .｀メ´￣:V∧|　||ﾐil.|`Y:　川
　　　　 .| | ｌ|.∨ }∨　, ﾉ./.:／/ 　 ,ィ|/∧､:|| |`.:./　//,|　　　　　　　　建築場所を琵琶湖のほとりを選んだのも、
　　　　　乂ﾊlｨヘⅣヽ// ／r‐'_.ィﾘ..从'/∧ﾉ|.乂_fi ///,l　　　　　　　　周りに遮蔽物が無く
　　　　　　ﾄ:|ｲﾍ,ｨ示ﾐ､ヽ〉./ｨ≦ｚ≠/´Ⅳ/∧　　｢.乂ﾊ'/,|　　　　　　　　　　　遠くからでも眺めることができるからだ。
　　　　 .ﾉ乂 l/////ｉ　ｨ≠´ ￣/ ./ .∨/_＼.ｌ|::.　::::';/|三三三
　　　　　/　　 |ﾊ'////|　　　　　　　　　 _＼三ﾆ≧=―|三三三三三
　　　　 ,’|　　ｌ| .乂'//,l　　　　　　　 ,＜才}ﾐ从ナ￣';ミ';三三三三三
　　　 i　',　　| ＼じ⌒i　　 ,.:‐　_zz≦+八川ﾘ::|､＿:Ⅵ三三三三三
　　　 |.　∨　　　ヽヘ.ゝ-.'　 == _,ｨ　彡川ﾘ':::ｌト､＿.Ⅵ三三三三三
　　　.:从.　.∨　　　 |/へ`≠＝ ¨_,..:／,ｨﾘメ:::::::|　　　::Ⅵ三三≧=三
　　　　　iヽ. 丶　　 |///Ⅵ.￣ｨx￣,ィ从ｲ:::::::::::|　　　　∨三三三三
　　　　＼＼＼､　乂ｌ//∨从从从ﾘｲ:::::::::::::::/　　　　＼三三彡'
　　　　　 }､＼　＼｀￣ヾ＞≠::＜::::::::::::::::::ミ＞､　　　　　 | | /

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼: : ＼＼
　　　　　　　　　　　　≧=‐ミ*､　　　　　　＼: : ＼＼
　　　　　　　　　　／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼　　　　　　　＼,.rf''”Ⅳミ*､
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　　　　　　　　　　:i〃:i:／.′⌒㍉.:i:i:i`ー-=イ:i:／⌒)`ｰ≠㍉i:i:，
　　　　　　　　　　　 {､　　　　”''*､:i:i:i:i:i:{i/　　〃　 {,.斗*'ｉ:i} ､
　　　　　　　　　　≧x _,,..　-‐==‐-‐=彡:i:i:/＾lｆ''㍉､{ｘ≦,,.ｨ气}r } . ＼　　　　　　　　　　　　　　　そして、俺がどういう奴らに
　　　　　　　　　　:i:i:i:i:i＼r≦''”　　“''*=‐:i:i:V{Y:i:i:i:i)i7 ｘｆｔｚぇ.i:i:i:，　 .＼　　　　　　　　　　　　安土城をみせたかったか
　　　　　　　　　　:i:i:i:i:i:i:i:i≧=‐‐‐:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:公-彡.′　⌒ 乂:i:i}..＼.　＼　　　　　　　　　　というと―――
　　　　　　　　　　 ≧s，,,,___,.斗*''“:i:i:i:i:i:i:i:/∧fr､ヽ_,.ｨ　,.'7.′ｉ:ｉ:l＼　＼　.＼
　　　　　　　　　　　:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:／i/..∧`ｰ=±彳.ｲ}:i:i:i:ハ _丿　.＼　.＼, ㍉
　　　　　　　　　　　:i:i／:i:i:i,,.， -‐=彡〃　{　.{i 乂{v,ﾉ,ｘ''ﾞ /}人:i:i:i:iV㍉､　　＼　　i　{､__
　　　　　　　　　　　〃:／⌒ｘ≦ . 　 {从　　 {i　　「”　 //,ﾉ }　):i:i:i:iｒ=‐-＼　＼.{__{　ヽ｀
　　　　　　　　　 /:i:i:{　／ ⌒ヽ　八.　{ 　 {i`㍉､. . 　 /　 }.ｲ .〉:i:i:ゝ-==ミ､　　 /　/　 .}
　　　　　　　　 ./:i:ｉ:ｉ:iｲ≧=-　､　　　 l 　 .Ⅵ　＼ｖｚ_′　}　/:i:i:i:i:iﾉ　}　　　＼〈__ ′ゝ′
　　　　　　　　　 {:i:i／　　　　　　ｖ　　　　V　　Ⅵ 　 }升i 　 .} .{:i/:i:i:i(　 :}/ /　　.＼　　＼　＼
　　　　　　　　　　/　　　　　　　 .V　　　　V　　Ⅵ　　ヽ　 ∨i{乂:i:i:}　.}_ｲ__,,,,..」」」」　　　＼　＼
　　　　　　　　　　＼　　　　　　.〉　　　 V 　 Ⅵ　　　 :， :∨　 ):.′ }´:i:i:i≧x　　　＼　　＼　＼
　　　　　　　　　 {　　ミ*､　　　　　　} 　　　 V　　＼　　　}　　∨〃　 .}:i:i:i{⌒ヽ”ミ*､
548： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:45:15 ID:cTEOJ6uM00: ┌────────────────────────┐
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│　　　　　俺が敵としていた一向一揆たちだ　　　　　　　　　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　　　／/ {　ﾊ､　　　　　＞''¨¨¨¨''＜
　　　　　　　　　　　　　　　〃 /　{ ,'　',V　＞''"´ ￣￣￣｀`～､、
　　　　　　　　　　　　　　　　　∥＞―‐ 、 } }/　　 /::::::|>､:::::::::::)h､　 `''＜
　　　　　　　　　　　／''´: : /: ﾊﾊヽ!.,'　　 /::l::::::{ｨ芯ﾐﾄ::::::::}､ヽ　　 `寸
.　　　　　　　　　　　／:./ : : :7⌒l: : : : :ﾍ　　 ':{´ゝ:::::､ゞ',, }ﾉ::::}）}:::ﾊ　　　}
　　　　　　　　　 ,:': :ｧ{: : :l:-==ﾐﾊ: : ハ: ',　 {::《莎,⌒_＿　 Ⅵィ::::::弋(⌒)′
　　　　　　　　　　 /:/:〈ﾊ: :从""__ ﾉﾞ,气l: :ﾊゝ乂ゝ" 〃⌒} 　./{:::::::::乂ツ
　　　　　　　　　 /ｲ: : : `ﾍ: :ゝ {⌒ヾ', .ｲ: 人}　{::::込　ゝノ　ｲ　!八:::(¨´
　　　　　　　　　　　 Ⅵ: : : :}h､　乂ノ　人从!　　ヽ::::::(≧.イ　　 Vハ}
.　　　　　　　　　　　 ∨:ﾊﾊ}　＞｡ .イ､: ノﾉ　　r― ､―､,<＿-.､ ,`卜ヽ､､
　　　　　　　　　　　　　＿/ﾟoﾟ只ﾟ o o/'ｬ― ､　　{/￣`ヽ　∨....`'＜ア.....ヽヽ}
　　　　　　　　＞''"´oﾟ_{＿ﾟ入　ﾟ｡ }〃　　 ∨ /..............ﾍ　∨.........................ﾍヽ
　　　　　　　, ィo,､丶`7 ／　〃　`ヽ/∥　　　 ∨＿.............ﾊ . V............................}　Ｖ　　　　　　 _＿
.　　　　／イ´.　　　 / 　 ∥　　　　,{{ ∨´￣〈...... |￣ヽ.l...',　',..........................ﾍ.　Ｖ　　　＞''´-=ﾆ
.　　　 /ノﾉ′　　　　{　　 {{　　　　,ｨ圦_{　: <>:',―|　　　|.....|　|.............................ﾍ.　Ｖ　 .,'-=ﾆﾆﾆﾆ
''～､､,,　　　　　　乂.:.:.{{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ　: ﾟ: :.',　|　　　|',...|　|..........., 斗――=ﾆ二　 {-=ﾆﾆﾆﾆ
､〔〕　｀`''＜　　　　 / {.:.:.:}}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/. ﾍ　 : : :', |　　　| ﾍ|　|.../ /-=ﾆニニニﾆﾆ=-≧s｡-=ﾆﾆ
　ヽ　 <> 　└｀`''＜,' ＜二二二　`''ﾄ./.　ﾍ　 :o: ',|　　　|　 |　|/ /-=ﾆニニニニニニニﾆ=-≧s
. 　　 ` ､　　　　　　ヽ`　､: : o ｡: :ｏ`＜ノ　ﾍ　 : : l　　　|　 |. /' ,′-=ﾆニニニニニニニニニﾆ
.　　　　　＼　　　　 } 　　`'＜ｏ: : : :ﾟ: ヽ. 　ﾍ　:.:ｌ　　　|　//　 l-=ﾆニニニニニニニニニニニ
.　　　　　ヽ　　　 }　　　　 `'く｡: :〇:ﾍ　ﾍ　 |　　　∨ {　　|-=ﾆニニニニニニニニニニニ
549： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:45:34 ID:cTEOJ6uM00: 本願寺教団にとって近江国は、中興の祖とされる蓮如の出身地でもある。

かつて蓮如は金森、堅田といった地で布教活動を行っていたが、延暦寺と対立して敗れ去っている。

　　　　　　　　　　　　　　,,､､､､､､､､,,,,
　　　　　　　　　　 ,．.:;:;:;;;;;;;;;;;;;:;:;;;;;;;;;:;｀;;ヽ､
　　　　　　 ,r'ﾞ;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;:;:;:;;;;;;;;;:;:;:;;;;;;:;:;`ヽ
　　　　　　　　,′;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;;;;;;;;;:;:;:;:;;;;;:;:;:;:;;ヽ
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　　　　　　 !;:;:;:;:;:;:;:ﾄ､;;;;;;;;;;:;:;;;;;;;;;:;:;:;;;;;;;;;;;:;:;:;;;;;;;;;:;:;}
　　　　　　　j!;:;:;:;:;:;:;{　 `''ヾ;:;:;:;;;;:;:;;;;;;;;;;;;:;:;:;;; イ `';;;j　　　【　比叡山延暦寺　】
　　　　　　 j!;:;:;:;:;:;:{　　　　｀`''' ー---‐'''ﾞ´. :. : .ミ!
　　　　　, ﾍji!;:;:;:;:;:;'ﾞ ',　　　　　　　　　　　　.:. ,:' ﾐj!ﾊ
　　　 / ﾊﾞiﾄ､;:;;′　　　　　　｀ヽ　　　　 .: .:'　ミ /
　　　　 ', ::;;ﾊj!;ﾐヽ､__,r'"´｀`ヾミﾐゝ;.;.;.:,ｨィ''"´ ､ﾐ! ,!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【　本願寺第8代法主　蓮如　】
　　　　　', :;;;;ﾊﾐ!　 T. ｀`''ﾓt弐ﾐ}L___ k'ﾓﾃﾃ'''´〒ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , ----　、
　　　　　 ( い:ﾐ′　',　　　 "~´7!⌒ﾄ､"ﾞﾞ´. :. :.,ﾘﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.└‐-- ､ __｀ヽ
　　　　　　(ﾊJj!.　　ヽ　 _ ＿ノ ′　L.:._ _＿ノ爪_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ﾚ:T:T ｰ-.､_　ヽ〉：
　　　　　　/.::::::',　　　　　　　　,r　　.:.:.､ . :.: .: ,'.::::ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　： /://V:', : : ﾍ :ヽ、ヽ
　　　　／.:::::::::::ﾄ､　　　　　 `ｰ--‐'′. :. :,:'.:::::::::.ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i: :V ,ィVヽミ-',: ',:1ノ：
　　／.:.:.:::::::::::::l　ﾞ､　　　　　,　-‐- ､. :. :. :,ﾊ.::::::::::.:::.ヽ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　： |: ll　◯　　◯ﾞY l |
　／.:.:.:.::::::::::::::,.ｲ　　ﾞ､　　　　｀`"""´. :. :,.ｲ　ﾊ::::::::::::::::::..＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゞk ﾞﾞﾞ　　　ﾞﾞﾞﾊj:ﾘ：
ｲ.:.:.:::::::::::::::::::/./i　　　ﾄ､､､,,,　`ﾞﾞﾞﾞ¨´.: ,.ｨｲ'　ハ::::::::::::::::::::::::.＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ>､_△　　ﾉ;ﾙ′
′.:.::::::::::::::::/./ﾆL 　　 `ヾ州州州杉'ﾞ´　 ,ｲミﾐヽ:::::::::::;:;;:;;;;;;;;;;;　　　　　　　　　　　　　　　　　　： ,.(　　);ｆ⌒Y'ヽ：
.:.:.:::::::::::::::::/./,r'´ >､　　　`"ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ´　　,.ｲヽ`ヽVﾊ;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:f~^^}kゝ=ｲ.:.:.|
.:.:.::::::::::::::〃ﾊ／／ `>､,,_　　　　　　,. ｲヽ＼｀V: : : !;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　　　　　　　　　　　　　　：｀¨ﾐｪノｋ乂__〉､:〉：
:.:::::::::::::::〃ハﾄ､　／　/　77'''ﾊﾊﾊ八ヽ＼ >'´. : : : :!;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ヽ:::ﾊ:::::ﾑ
550： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:45:58 ID:cTEOJ6uM00: 蓮如が真宗を再興させて、顕如の代で最大勢力となると、近江での信者は旧寺社を復興させて
かつての賑わいを取り戻していた。

.　　　　　　　 ;　　ﾐ、　 :; : :} : : {　ﾉ　 }　　　　　　　　　 ,′/　､丶`｀￣￣´"''～ .,
.　　　　　￤ .,_jﾄ　　:; : ﾘ : : {　∠, jj　　　　　　　　 {　,'／　　　　　　　　　｀　、
.　　　　　！＼ _,.　 ‐‥…┴≪ ∥　　　　　　　　　　！/　　　　　　　　　　　　 `､
　　　　　 ,　'ﾞ}､丶｀　　　/＼ /!:,　｀ﾞ'､　　　　　　　　　　 /∟.,_　　　　　　　　　　　　　　　ﾟ:,
.　　　　／　 ,:｀　　　　 ; ｛/＼リ ´:,　　´:.　　　　　 _,,.　-‐《_　￣ﾆ=‐　 .,,_　　　　　　　 ',
.　　　 ,:　　 ,:′　　ⅰ ;｛:.　　　　　:, ':,　　 :,　　　 ≪　　　　 ´"''～　.,,_　　￣ニ =‐-　　..,,_　__}
　　 ,:　　　;　　　 . :{ :i{ :, :.:.　　　　} ∧ :,　 :,　　　　 ´''～　.,_　　と⌒ヽ´" ''　‐=ﾆΞ_　 ‐=} }ﾆ}
.　　,'　,'　　{　 .: .: :/{ ｢＼￣: .　　丁＾　ｉ }:.　j　　　　　　　　ﾔうぅ～ミづ　　 ―- .,　　　´"''''''"` ､
.　 ,ﾞ　,゜　　:,　:: ::∥ N　　＾､:; :: .:/　　ﾉｲ: : ;}　　　　　　　　/}::::{　´　　｀Yうぅ:::ｧ-　..,,___　　　　　 ` ､
　 ;　ｉ :　　:`､ :: :i{　　　　　ヽ::,:′ 　 }:}:: :ﾉ}　　　　　　 {/.::::{　　　`　 }:::::／　　}:::::::::::}:::::::7冖冖'″
　 {　:{: :　　::{:,＼ ':,　“^^＾｀　＂´^^”｛ノ／ ;}　　　　　　　　や从 ““¨¨　/／¨¨”” 川::ノﾉ.:::: ′
　　:, {:, :. 　 :.V心.,{｀　　　　　　　　 }´　 ∥　　　　　　　 ∨ヽ)　　　　　　　　　ﾌｱ,:ﾞ　∨
　　ﾟ:{＾､:.　ト｛へ＾h｡,_　　ｔｰ‐ｧ _,,. イ} .:从{　　　　　　　　　　　ﾉ＾　 .,_　､ァ　 ,.､ 'ﾞ　＇
　　　　　 ≫ {⌒¨¨ Ｙ´　｀ヽ--=⌒Y¨ヽく　　　　　　　　　　　 {Ξ,.二ﾆぅ‐　´ {ﾆ＝==―--　、
.　　　　 {;.;. ; ; ｘ-┬〉％‐ｧ}８}=‐ ﾟ卜、; ;}　　　　　　　　　　　 ,､rf〔...........〈.,,,__／........../｀､: ; ; .;.;}
.　　　　 {;.;.,∠.,_　｛｛ο ／{{⌒ ､_ﾟj　＼},,_　　　　　　　　　_ノ.........}...............ｰ'............../.........:, : ; ;.;}
　　　　 √　　｀:, } ｀`゛　 ´,　　　 ∨ /　 ` 、　　　　　 ,:'⌒ヽ........................................∥,.-=ﾐh､: ;.;}
.　　　　 j{.,_　　　丿j　　　　r=＝＝=ぅニ＞-､`､　　　,ィ冖…ｰ}＼ﾉ........_､丶⌒＼..∥(_,,.　-∨.;.;}
　　　γ´c　´"''～く.,,__,,. L.,':,_　　　 /=-‐　　ｰ… ､/ ﾉ､　＼￣￣￣/う)-‐ 　　 `ヽ　　　　ヤ.;}
＿____乂｡о　　 _,,_　　　　　‐- ﾆ=‐くL.,_ ｰ　｡_,,. ﾟﾉ乂{ ｀ｰ-- .,,＿,,. ´-辷_　　　　__ﾉ　　　　ﾉ.;.j}__
￣￣￣｀¨¨¨¨¨´　｀ー=＝＝=ｰヘ>>　｀```｀　　　　　｀```｀　　　　　　　｀```｀￣￣￣￣　　　　　￣
551： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:46:20 ID:cTEOJ6uM00: そして、自分たちが暮らしている近くで、得体のしれない見たこともない巨大な建造物が
毎日のように作られ続けるのである。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　7へ二二Ｌ∠ヘ__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ/＿＼＿Ｌ二二二L_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ﾌへﾍxヘ＿Ｌ＿/＿＼|_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　丁ア/＼＼＼_|_／＼／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣|￣￣￣￣￣丁￣￣￣￣|￣
､､..,,,,,,,__,,､-''⌒''ー--､、＿　__［］____｣...　　--─…宀ｒ…ー-　.⊥　＿＿　|]_
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..ﾉ'´:::-─…‐/　　　　　　ﾉ三＞＜_ -ヘヽ　/ / ﾊ丿ゝ　_,ﾉﾍ　,ハ　 /:::::::::/二ﾆ=--=ﾆﾍ癶　　} ヽ
552： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:46:54 ID:cTEOJ6uM00: そして、信長が命じた安土城建設は天正７年５月に完成した。

だが、城が完成しただけでなく、信長はさらに大胆な方法を行っていた。

＜　天正１０年（１５８２年）正月元旦　近江国　安土　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｒ＿_ｫ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__／＿／_＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.｣ﾛﾆﾛ|二|く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∠ﾆ＞‐-‐へ_>
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／＼＼_∩∩|丶,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ___／x==x_＼≫-＜廴＞:､＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣|^┘＿,,..､､弍=-　 ..,,_￣「￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,｡s≦三三二ﾆ=‐ヘ、三三三≧s｡.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣|￣xヘﾆ＼i⌒i::」i:i:i:｢二Ｔﾆﾆﾆﾆ｢
　　.f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,.｡s≦㌻____`'マZ≦ZＺＺ≧弌=====うｏ｡
　　.|　　　　うわぁ～～～！！！　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　｀'丁二LＺＺＺＺＺZZZZ|￣￣|i:i:i:i:i:ｉ:|￣|/
　　.乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.ノ　　　　　　　　　　　＿＿　辷辷|三公, :;, :;, :;, :;, :;, :;, `'＜｣三三｢ｰ-|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿__　／＼＿_＼jＩ＞''ﾟ_,;,;::::＞‐┬──‐ｧ…………………………
　　　　ｏ　　　　　　＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／＼__ヽﾉ|￣|／xへ￣「＿」.⊥ﾆﾆ|[[[[㌻7LL＿＿＿＿＿＿＿＿__
　　　　 []　　　　_,,/:::::/ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∠ＺＺＺＺ≦__￣＿/ＺＺTTTTTTTTTTTTTT''''|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　_､＜||＞､、｀丁¨丁丁　　　　　　　　　　　　　　　　 |───‐|:i:i:i:i:i:i:i:ii:i:i:i:i|┿╂╋╂|┿╂┿|_ﾟ_|＿[|[|＿＿[|[|＿＿[|[|＿__
　←┬┼┬→｡s≦xヘ￣＼　　　　　　　　ｒzzzzzzzzzzzzzzzzzz7￣￣￣￣``|╂┿╂┿|╂┿=7‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_
｡s≦ＺＺ≧Ｚ爻爻イ===＼___＼xxXXXxx､､､∟二二二二二二二/‐_‐_爻i爻ｉ泌i淡ｉ淡┿╂|-乂爻淡淡淡泌淡i:i:, ‐_‐_‐_爻‐_‐_‐_‐_
淡淡淡爻淡|￣￣||￣ ||爻淡淡j泌淡淡淡√‐_‐_‐_‐_‐_‐|‐_‐_xX爻淡淡i泌淡ｌ淡ｌ淡i淡刈X淡淡淡淡泌淡淡淡淡淡爻爻爻爻爻
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553： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:47:16 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　 /{　　　　　 ∨ / '⌒Y　　　}
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..　.∨　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　 ∧　　　　　　　　 /　∧ 二　　.|　　　　なにこれ～～！なにこれ～～！
　　...＼　　　　 ./　　　　　/　　　　　　　　　　 ∧ 　　　　／　/　　　　 .|
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　　＼　　　　＼人　　 |/　ｒタﾊ　厶イ.rタﾊ |　}　.} ／　　　／
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　　　　　　.ｶﾞﾔ　　　 ∧ 　　　　 .| 　 |　　 |　ｶﾞﾔ
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554： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:47:45 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,
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　　　　　　　　　　　　 { { 　ハ　　　　　　　　　　　　　　　＼
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　　　　　　　{　　　　　 |:::::::::::ｌ:::::::::::::::::::/ {:/　＼￣:::::.－　 _　――‐l}　　　　　　　　　　　えーと……
　　　　　　　＼　　　 |:::::::::::|::::::::::::::::/　斗- 　　∨:::::::::‐-::ﾊ::::.―　_＼
　　　　　　　　　＼＿__|:::::::::::|:::::::::::::::{ ／　　　　　}::::::::::::／ i|::::::|　　　¨＼　　　　　　　　　　城？いや、五重の塔……でもない？
　　　　　　　　　　　　　}::::::::::l::::::::::::::::| 　ィ示ﾐ　 |::::::::示ﾐ.　l::::::{_　　　　＼
　　　　　　　　　　　 /::::::::::ｲ:::::::::::::::| / ん　ﾊ　 |;／r )ﾊ　 |::::ハヽ　　　 )　　　　　　　 .うーん、何なんだろう？
　　　　　　　　　 {:::::::::::{ {::::il:::::::::| 　込ノ　　　込ノ　 |:/:::::} _}＿＿／　　　　　　僕にも分からないや。
　　　　　　　　　　 ∧::::::::::ヽ}从＼::{ 　　　　　　　　　　从:::::;
　　　　　　　　　　　 {　＼:::::::::::＼} 、｀　　　　　　　　　／/　}/
　　　　　　　　　　　　　　　}:::::::::}　＼＞s｡_　　 ⊂　_　イヽ{
　　　　　　　　　　　　　 / ＼:::l　　｀　　}　｀¨ 　7　　 j
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ＞‐―{　　　　/ヽ _＿
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　_ 　- ――――― ｀―――　　　　　【　近江一向一揆モブ　】
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 /:|　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　 /　　 /　|　　　　　　　　　　　　　　　|
555： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:48:29 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿r=ｧ=､ィfZｧ､,、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　 ´fフ:´-=_:三ｰ_ｰ^ヘ
　　　　　　　　　　　　　　　　／　_r/／'_ｧ'='^ー'｀´｀ ^ｰ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/r＝､ｿィｰ'7´　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ L／ｲ| ヽヽ　　　　 ',　　　ヽ ',
　　　　　　　　　　　　　　　　,　ｿ/ l ﾊﾚ´イ{ { ｛　　｜ ',　　ﾊ ',
　　　　　　　　　　　　　　　 //:/　ﾉj ｀´i |ムﾄ､ﾄ､　　　|　｝　ﾘ　ｉ !
　　　　　　　　　　　　　　　ハ:{／ｲ: {　乂ｙニﾐ、ヽ　　ﾉメﾉ/ 　} !　　　　　　　まぁ、私には禍々しい
　　　　　ヽ.＿ヽｰ､　　 /　/／ |:.　ヽ. { ´￣¨｀　｀}ｲ,ｨﾐｘｲ / ノ/　　　　　　　ものには見えないわぁ
　　　　　　　￣二ﾆヽヽ/　-ﾍ､:.. l:...　 lト＼｀'　　　　´ ¨/／　./
　ヽ､＿　_-ｧ.:´__::.::.::.:ヽ::＼　 j:〉..:.l:...　 l! 　　､_ __′"/´ |　/　)　　　　　　　　思わず拝みたくなりそう。
　　_,._-ﾆ-ｧ‐´ィ二;:-- ､::.::..｀ヽ､..:∧:..　lﾄ_、　　　　　イ.:　j| /{ ﾉ′
‐ ´/´　／´￣´／::.::.::.::.::..‐.-_､::＼:.ヽ:.. l::.::::＞ｰ＜l!:.:.|:.　ﾘ‐／/ﾚ
　　　 /′　／-‐ｧ::´::, ｧ::／.::.:￣:.｀ヽﾄ､.V／::}:ﾊ:{ﾄヽ/!:.　!:/‐'::/
　　　　　／´ ／::.:／ノ／..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='ｲ-!: /::;∠ イ_　　　【　浄土宗モブ　】
　　　／´ ／イj/ｲ'／.::.::＿.::.::.::.::.::.::.::.::.｀ﾄi｀j:|__ヽ＼ﾉ人::.::.::∠´
　　　/'　イ/　// ﾉ/:.‐..´...::.......ｰ ::.::.::.::.::.::.:K/:ハ.｢jﾌス::.:.｀:くヽ
　　　／//　　／ｲ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.{_j　　　jｧzく::.::..::..｀ヽ、

　　　　　　　　　　　　／´　　＿＿＿　　` ､ヽ
　　　　　　　　　　 /　,. -.: ￣　　:i　i:￣ - ､＼
　　　　　　　　　 /／ /.::/ ｲ i　.:.:ﾊ :ﾄ;:　 i　:＼:.ヽ
　　　　　　　　　i/　.:i.:./!/ |ハ .:.:|. i | ヽ　i i:.:. ヽ:.',
　　　　　　　　//　.:.:i|/´|!￣` ,i .:i| ´il￣∨|ﾊ:　 V
　　　　　　　　iﾊ　:.:.:|.ィて::卞` ∨　ィて::ヾ | /:　',
　　　　　　　　　 ',　.:|　　￣　　　　　　￣ ´/ｲ:　.i !
　..　　　　　　　　 /＼ゝ　　　〈! `　/〉　　／ｨ／|ﾘ
　　　　　　　　　 i ハ　　　、.＿＿//　　　イ|:　 |　　　　　　　　　へっ　日差しが当たると
　　　　　　　　　 /　ﾍ　　　　　　　￣　　 / ,|:.　 |　　　　　　　　　　　金が光ってキラキラしやがる。
.　　　　　　　　　i　 .:.:ﾍ　　　　´`　　　　ｲ二|:.　 |_
.　　　　　　　　　|　:.:.:|　＼　　　　　　／ |:.:.:.:|:. : .|￣`　　　　　　　　　　銭もってそうじゃねぇか。
　　　　　　　　 |　:.:.i　 |　 `　＿　　´　 |:.:.:.:|:. :. |:.`ヽ
　　　　　　　　　 !: :.:.|､,.,|_　　-――-　 _| r ''|:. :. i:.:＼､＼
　　　　　　　　r ''|:..:.:|　i´:::::::::::::::::::::::::::::::::`|　i:.:.: i',､:.:.:ヽ` ＼
　　　 r　´` ''´　 .i:.:.i| r|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト.i:.:/i|　 `´　'､,,　　　　　【　真宗願証寺派モブ　】
　　　(,　　　　　　 i:.||;' ` ､:::::::::::::::::::::::::::／:; 'i:/　　　　　､　〉
　　ｨ'　　　　　　` ,,i|i:::::::::::` ､:::::::::::／::`::r'　/　　　　　　 `,,) ､
556： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:48:46 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　♪　あ、わからない　♪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　♪　でも　踊りましょ　♪

　　　　♪　それ　わからない　♪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　♪　それ　踊りましょ　♪

　　　　　　　　　　　　 _＿＿_f:Yｦ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 fフrl_-‐　　　　　　　‐-､　__ ,､_,,ｭ
　　　　　　　 rf:z ． ´　　　　＞ヾ二≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／´ヾ／ ./　i　i　i　i　　 i　　　 / l秘l-!
　　　　　≪二テ　　　　　　　　　ゞ＼　　　　ﾁｬﾝｶ　　　　　　　　　　　　　　 /　　 ./　/ .i　l　l　l　 l　l　l　 i i　　l=彡 - ､
　　　　　 ∠/　/ 　|＼　ヽ⌒＼　　'.ヽ＼　　　　　　ﾁｬﾝｶ　　　　　　　　　　 /　　　 l　 l l_l_ l　l　l　　l .l l l　l　|　　li　　　　`|
.　　　　　　/{　ﾚ⌒从 `ﾒ=≠ﾐxヽ.:|　∧＼＼　　　　　　　　　　　　　 /, -ｰ-i |　lf‐>_izri　 '　　l l ｧァｧl ll　　l l　___＼　|
　　 /⌒!_/　Ⅵ ｨ=ﾐ　ゝ{::f薔::ﾉИll　i　|　|＼＼　　　　　　　　　　　　　　 / l　　 l　l　l{ .l_ !// 　　　　＿　 l　 ,. ／l　!､_　l
　　 ∨ ７:Yヾく　　　　　`＝¨メ､Ⅵﾚ'从　|　＼＼　　　　　　　ﾁｬﾝｶ　　　/　）　　　丶! ゝ-ﾞ´　　　　　　´　. ｀ l　 /　 /　 ∫ .|
　　　{: / : |: : ⊂⊃r――v､⊂⊃!　　　八　　＼＼　　　　　ﾁｬﾝｶ　 /　 -- ､　　　`((　　　rｰ--‐‐i⊂⊃ / ／　/　　__)　l
　　 ∨ﾑﾐ{: : : :入_ヽ　　ノ　　ノ￣ﾞス―ｚｰ―z,_＼＼　　　　　　　　 / ／　　＼ l　　 `-' ､r!､　　　 .}_　 /／　　l　／ V　　l
　　　{{　ヾ: : : :∨: `ーz～'7￣: : : :}: : ／: : : : { _つ } ﾉ　　　　　　 /／　　　　 / ＼_　　3_´___‐ ⌒_-_`ヲ_l　　 /イ　　　V　l
　　ヾ､　＼: : ゝ: f{泌}: : : :_:_:_:厂:／ ;＿: : : V　 //　　　　　　 .l　　　　　 .／／ `l　　_I'　ﾄ_‐　lｭ'l　‐l´　　/ l　 l　　　 V l
　　　　＼＼　ヽ: : `ｰｚ^ﾝ'~￣: :Ｙ_イ~￣ !　`^¨~| .//　　　　　　　 /　　　　／／/　　`ヽヽ⌒-⌒-f ｀-￣l__,,/l ..l　＼　　　Ⅶ
　　　　　＼＼弋_: : :_人_: : :_:_ム l|　l　 |　　　 |//　　　　　　　　 l　　　 /　 /　l　 /　　 /　　　　　　 .(￣l　入弋　　`i　　　l ､
　　　　　　 }ノ　/:￣: : :ﾉ￣: :.(:　 |　.　 |　　　　{ {　　　　　　　　入　人_　l　l　 .l　 l　/_　　　　 f_フ´　 l　　　 l　l　　　l　　入＼
　　　　　／´| く: : : : :/: : : : : : :〉　|　i　　　　　　ﾄ＼　　　　　　　）　)　 `''ii l　 l　 l/ ´t,,２__r-,_ri_r2__､>　　l　 l/　／　　　　） .}
　　　／　　.| ./`ー‐'＾ﾄ-―‐:く:　 |　l 　|　　　 ! ＼ヽ　　　　　 [__l￣　　 /l　`'' l ./　　　　　　　　　 /　　l　/　/ ィ　　　　 .／ィ´
　　　《　　　ﾚ': : : : : : }: : : : : : ヽ、　l　 | 　ｌ　　 |　　＼＼　　　　　　 2(　　 r､ -っ､l_l　　　　　　 _　ィﾌ　　　 .v／l（__　　　　 f__/
　　　 ||　　 /: : : : : : :〃: : : : : : : :`７7　|　∧　ﾉ　　　ﾑｲ　　　　　　　　　　　 l　　　l　　 l　／　　　　 l∫ ｺ__）
　　　　》　 ./: : : : : : :〃: : : : : : : : :.//／{ノ　l|／　　　//　　　　　　　　　　　 < .r-i　 l___　´_)__　　/　 .l´
　　／　　 {: : : : : : :《: : : : : : : : : : { {　　　　　　　　　〃　　　　　　　　　　　　　 l--==_,, r / ＼_/ l__/ _r
　　　　　　入: : : : : : ヾ: : : : : : : :／∧　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 |　 ./　/　　　 r　￣l｀`l
　　　　　　　＞―‐r彡^ヽ､＿／∠: :.ヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　 l　 /　　　　 .Ⅵ　l　l
　　　　　　　｀７‐イ⌒┬‐一～'’`ー一'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　/　/　　　　　　 V　l l
　　　　　　　　　　 ∨|:ﾘ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l／ /　　　　　　　　Ⅵ .l
　　　　　　　　　　　ヽ┘　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'､／　　　　　　　　　ゝ-′

　　　　　　　　【　時宗モブ　】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【　一向宗モブ　】
557： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:49:54 ID:cTEOJ6uM00: 　 _,,..---――-ミ､
／: : : : :r- : :,:,;_: : ＼
: : : : : : : l　　　￣￣　,
: : : : : : : :l　　ィ､　　　',
: : : : : : ／　　＼＼_j　i_',
--､: : :i　　　二二ij´　':,ｧ}　　　　　　　　　あいつら、
ヽ　}: : l　　　 -==　　　'､}　　　　　　　　　所かまわず踊念仏で
´{　{: : ﾑ　U　　　　　_　ﾘ　　　　　　　極まってやがるぜ。
　っﾏ; ; ; ＼　　＿＿＿ｨ l
､｀- j: : : : : :＼ {i-----j /　　　　　　　　　うっとうしいよなぁ？
二≧ﾏ: : : :／　寸　　 {f
.:.:ヽ.:.:＼／　　　　二二 i
.:.:.:.:}.:.:.::.i＼　　　　ｨ￣i j--､　　　　【　浄土真宗専修寺派　】
---}---{:-:i＼:―‐┴‐≦.:.:}.:＼
.:.:.:.:{.:.:.:.:{..:.:}.:.:.＞､--T　/:-}--}:＼

　　　‐=ニニニニニニニニニニニニニニニﾆ/
　　　　　　　　　　‐=ニニニニニニニニニニ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　‐=ニニニﾆﾆ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣/
　=‐　　　　　　　　　　　　　　 ☆
　ニニニﾆ=‐＿
　ニニニニニニニ=‐- ＿＿　　　　　　厶
　ニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ}
　マニニニニニニニニニニニニニニニ/
　　　マニニニニニニニニニニニニニ∧
　　　　＼‐=ニニニニニニニニニニﾆﾆ∧
　　＿＿＿＼＼‐=ニニニニニニニニニﾆ}
艾￣Vﾘ￣ Y∨　　　厶≧=-=ニニニニイ　　　　　……ああ。
　　 ≧=ー <　　　　.|¨¨Vﾘ¨¨ﾌ/} }:i:i:ーｧ
　　 .　　　　　　＿__| ー=≦ /://:i:i:／
.ﾆﾆﾆニニニニ彡─‐|　　　 ./／:i＜__
　　.／／　　　　　　 |ニ==/Y:i:i:i:i才´
. ／／　　　　　　　　 |　　/イ:i:i艾
_／　　　　　⌒　　　丿　/:i:iー弋　　　　【　真宗本證寺派　　本多正信　】
　　　　　　　　 ‐＜. l|　/:i:i:i:|
　　　　　　　　 __／　∧ハﾉ
　　　⌒　ー--/､.　／
　　　　　.‐‐‐/イ／
乂　　　　　／ヽ.
　　￣￣￣￣￣ハ
　　　　　　　　　　 ∧
558：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 21:50:31 ID:YQECXiBg00: へうげものじゃ金閣寺と要塞が合体したようなすごい代物って織部が言っていたな
559： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:50:43 ID:cTEOJ6uM00: .　　　　　　　　　　　 ,:ﾞ/ ､ﾊ/|　　Ｙ　|ﾊ/l_, ﾍﾞ:,
　　　　　　　　　　　　ん′」　ｌ　　　 l 　｢　)ﾊ
　　　　　　　　　　　 | |　_〉　｣　」_　」_ 　〈_　| |
　　　　　　　　　　　 | | く_＞ ’ ⌒^⌒ ‘ ＜_く | |
　　　　　　　　　〉'ﾞ´　　　∧　　∧　　　｀ﾞ'〈
　　　　　　　　　　／／　　　〈八Ｗ八〉　　＼＼
.　　　　　　　　 ,:', :'ﾞ　 ,　/: .　　　　　ﾍ　、ﾞ:.､ﾞ:､
　　　　　　　　 //　　　｜:|｜: .　　　　.:│.:ハ:│　 ‘vﾍ
.　　　　　　 / :ｌ　　　. :|斗ｷ‐く/ ｢」 i7‐jﾁ‐-|: |: . 　 l　:'．
　　　　　　　　,′:|　: . : :∧:ﾄ､Ｖ(: : .　　.:j/　　 |:/: : .:　|　:ﾊ
　　　　　　　 | l　|　: : :〈　｀沈㏍(: : : . .:沈㏍　´〉: : : ｜.:ｌ |
　　　　　　　 | l 人 : : .∧ 《 rうｘ｢｀ヽ:ノｒうｘ｢》 ∧ : .: 人.:ｌ |　　　　　　　ねぇねぇ！
　　　　　　　 | |: 　ｌ＼〈(..}　弋_ソ　　弋_ソ　 {..)〉／ｌ　 :| |　　　　　　　もっと近くから見てみようよ！
　　　　　　　 | |: : .:＼: :八　　　　　 ,　　　　　八: :／:. ..:| |
.　　　　　　 V＼: : .:rへ:ヘ、　ｔ‐‐‐ｧ　 . イ : イ: : .:／V
　　　　　　　　＼」　｀Y´＞ ..｀こ´. ＜｀Y´ 　」_／
　　　　　　 /＾｢＼_　　　　_〉Oo_｡{ ８ }｡_oO〈__
　　　　　 rくヽし'　｀)　 /´(_｡_.･ｘ个r个ｘ・._｡_)　｀．
.　　　　ヽ_)く`てｒ' 　/　　|i　　　 |i 　　　i|　　'．
　　　　　　　｢　Ｙ　/　｀ |i　　　　|ｉ　　　i| ,　　‘v‐，
　　　　　　 |　　「⌒｀ヽ、|ｉ　　　　|ｉ　　　　i|(　　　 )人
　　　　　　 l 　 ‘ｖ　　〉　　　 |i　　 . : :i| ヽ._／　　ヽ

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.　　　　　　l/{　＞''´￣￣｀''＜
. 　　　　 V／　　　　　　　＼
　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　∨
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　　く　　{:::Ⅳヽノ::廴::::ハ::::::::}:::::|　｀>
　　　　｀''ー{:::ｨzzx',:::::::ｨzzzｚｌ::::::}:::::|‐''´　　　　　　　えっ！？う、う～～～ん……
　　　　　从{ 沙 }从/ ﾋ沙 }::::八:::}!
.　　　　〈::::::ゝl l 　＿　 Uﾉィ::::::从　　　　　　　　　　大丈夫かな？怖くないかな？
　　　　　 )人)h｡＿ゝ' .イﾆ)人:(
　　　　　　　　ｧ‐くｧ‐く__ソﾆ|!
　　　　　　　　廴ﾉ廴ﾉ;ヽﾆﾆ|!
　　　　　　　　 |:::ﾊ::::|:::::)　ﾉﾆ=-
　　　　　　　　　　∪ﾆ∪≧≦ニﾆ=-
560： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:51:15 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.｀ヽ
　　　　　　　　　 |　　大丈夫！
　　　　　　　　　 |　　その時は一緒に逃げよ！
　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／}
　　　　　　　　,､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ*''¨¨¨～､、　　　　　 .f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
.　　　　　 /;ヽ;;{㍉､　　　　　　　　　　　　　　　　＿_／　　　　　　ヽ　　　　　 |　　　　うん！
.　　　　 l;;l ヾ:ヽ　ヽヽ　　　　　　　　　　　　　　〈　　＼＼　　　　　　　∨　　　　　 |　　　　ありがとう！
　　　　　　l l　ﾐxヽヽﾊヽヽ　　　　　　　　　　　　　`ﾄ､辷jヽ､`''＜＿_　__.ｨ　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　 | |＜.　 ',', ',爻､}ﾄ､　　　　　　　　　　　 ,ｲ:::,'-ﾐﾄ､　｀''ー--}}-''^ヽ
.　　　　ハﾍ　ﾊ／/　｀ﾑ｀ヽ、　　　　　　　　 {::::,芯/::::ｨzx≧=- 　＿ .イ
.　　　 ,ｲ　ヘ. ｱ′ ′{ヾハ.　 ',.V　　　　　　　　　　)ﾉ{ゞ, ﾍ{f心》/::::::::::::::/
　　　 /　　/　/　　ﾊ　|　　'爪　} }!　　　　　　　　　ヘ､　_｀＜::: イ)::::ﾉ
　　　l{.　　　 ! 　 {　ﾊ{｀ヽ/ｨ=}/},'　　　　　　　　　_}h.､､-＜::::::ｨV＿_
　　叭 . ｉ　{　'､　从ｧ=''　_'　八　　　　 ,､,､　　　　_〃/{ﾄ__／/ /ヽ￣寸∨ /
　　　　ゝﾄ､乂乂≧{　"　<:ソｲ　}〉　　　ﾄi:i:iﾑ　　　　 /:i:i｣: : : : /:iヽ: : ﾑ- . ヾ∨ /
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.　　　　　　　乂__.斗､,,_,.ｲ｀寸￣/zzz /　　　　{　 <: : : : : : ヽｲ、　厂　 }!
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　ニニニﾆ=‐＿
　ニニニニニニニ=‐- ＿＿　　　　　　厶　　　　　　　f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　ニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ}　　　　　　 |　　　　俺たちも行くぞ
　マニニニニニニニニニニニニニニニ/　　　　　 .乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.ノ
　　　マニニニニニニニニニニニニニ∧
　　　　＼‐=ニニニニニニニニニニﾆﾆ∧
　　＿＿＿＼＼‐=ニニニニニニニニニﾆ}
艾￣Vﾘ￣ Y∨　　　厶≧=-=ニニニニイ
　　 ≧=ー <　　　　.|¨¨Vﾘ¨¨ﾌ/} }:i:i:ーｧ
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.ﾆﾆﾆニニニニ彡─‐|　　　 ./／:i＜__.　　　 ∠ ＿＿　｀ヽ
.　　／／　　　　　　 |ニ==/Y:i:i:i:i才´　　　　/u. 　　　　＼
. ／／　　　　　　　　 |　　/イ:i:i艾..　　　　　/⌒´　｀⌒㍉/　 |
_／　　　　　⌒　　　丿　/:i:iー弋.　　　　　 {( o)〉　Y o )　V　 |
　　　　　　　　 ‐＜. l|　/:i:i:i:|　　　　　　　 ,　 .〈　｡　　　u/　ハ　　　　　エッ、マジ……？
　　　　　　　　 __／　∧ハﾉ　　　　　 {　Y ___　ヽ. 　/　/イ}
　　　⌒　ー--/､.　／.ハ､　　　　　　　　 ' 寸}/　｀ヽイ　/_／
.　　　　　‐‐‐/イ／..../ / ﾉ　　　　　　　　　∨艾／　　 ∨/
乂　　　　　／ヽ.　　¨´ー─㍉　　　イ⌒人r‐‐‐t　／./
　　￣￣￣￣￣ハ　　　　イ￣≦∧　∧　V　ー匕　　ハ- ､　　　　　　　厂) ) )>
　　　　　　　　　　 ∧.Y´　／⌒∨.∧　.∧　V＼　ﾆoTﾆﾍ　V＞　　　⊂ﾆ≧ニ丿
　　　　　　　　　　　　 { .／　　／ V ∧　 ∧　V:::＼　o}　∧　V　ハ　　　　Y　 |
　　　　　　　　　　　　ﾚ　　／　／∨.∧　 ∧　V:::::::＼∨:::}　 }　∧ﾑ　　　　|　 :|
561： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:51:33 ID:cTEOJ6uM00: ＜　安土城　本丸　天主前　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿___／＿_＼_＿,,、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ﾆ|三|￣|三|＼ﾆ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _',|三|二|三|＿｀i¨∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__ﾉ＞-ｰ‐┯━┬＜＼〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼| ／＼_|_∩_」∩|`i´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　癶ﾆ-　　　　　　　　　　　　　　　　　.左=====／／＼＼￣丁¨T'㍉============片
　　　　　　　　　　　　　　　　　只=-∠_　＼:;:, ;:.,ﾆ=-　　　　　　　　　　／＿＿__／／＿＿＼＼_|＿|／＿ｒ、::::::::::::::::::::::::| |i,
　　　　　　　　　　　　　　　癶:; :;＼:; :¨ﾆ=‐＼_;:; :;: ::; :ﾆ=-　_　　　　／::::＼丁¨|¨¨|¨¨|¨¨|¨¨|¨¨|¨¨|¨¨¨|＼__>:::::::::::::::::::::::| | i,
　　　　　　　　　　　　　　／癶＼:; :＼:; :;: :; :; ::¨ﾆ=-　_ :: ;: ;:.＼　／::::::::::: :: l三|三|三|三|三|三|三|三¨|／::::::::::::::::::::::::::::弌≧s｡.,＿
　　　　　　　　　　　　／／ﾆxへ＼;: :＼;:; :;: :;: :;: :;: :;: :;: :;: :;: :;: ＼:::::::::::::／⌒＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::癶:::::::::::::::::　∧
＿　　　　　　　　　／／ﾆ／三／＼＼;:; ::;: :;:; ;:;:; ;:;: :::; ;:; ;:; :;: :;:: ;::＼ﾆﾆｨ'´￣｀丶>ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆシ'⌒'くﾆﾆﾆﾆイ'∧
;: :;:¨"　''　ｰ-　.._／／ﾆ／三／|＿|__≧s｡.,＿ ;:; ;:: ::;: :;: ;:; ;:;; ;:; ;:; ;:; ;:; ＼.|二二二|7＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|　∨'∧
:::::::::::::::::::::::＞''~.ィi〔ﾆイ⌒Vﾆﾆ|＿＿_|ﾆﾆ|＿_|≧=‐　　　　__ ;;: :;: :;; :; : : ｀'＜ニニ|三¨|三|三|三|口|三|三|口|三|三|丁|二|丁|三|＼.∨'∧
＜_:_:_:_:_:__う爪ﾆﾆﾆニ|i:i:i:i|　　　　|:|　　　　 |:|　　　 |　　 |￣¨Ｔ=‐-　　__:;: :;:｀'' ＜7777777777777777777777777777777777777777777
"¨丁¨￣|￣￣|￣￣|丁i:i:i|,,＿＿,,|:|＿______,|:∟..____|＿　 |　　 | 　 | 　 |￣|¨T=-　__｀`～､、￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺZZ|i:i:i:i[二二二二二|i:i:ｉ:|三三三三三三三三三三三二二二ニﾆ=- T|￣/77777777777777777777777777777777777
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562： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:51:48 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　 _､＜三三ミｘ､
　　　　　　　　　 __ノ三三三三三Λ
.　　　　　　　　　　　 /⌒ﾆ/⌒7¨¨¨／寸乂＿
.　　　　　　　　　　 _,ノﾆ/＝-､／=彡⌒ト--
　　　　　　　　　　／⌒ｱｆ「〃二}} ｆｘ赴ｧﾒミ三彡　　　　　　＿
　　　　　　　＿彡八_ {ニﾆﾉ|　~¨¨´ j三乂＿　＿彡　⌒　　 -=ミ
　　　　　　　　＿三彡三Λ｀¨〈ﾆ|_,ノ _Z/三三三三(＿＿　＿彡＜⌒　ﾉ)
　　　　　　＿彡三三三∨ｚｚ ,,ｘｬxΛ∨三三三三三三三三三＝彡
　　　＞-=三三三三三三-∨｀¨¨彡′}　|⌒ト＜三三(⌒¨¨¨´
　　／三三三三三三三三/{　｀¨¨¨´/ /」　　　　＼⌒＼乂
_,.ノ三三 /⌒i'''"´｢三三三{ {　　　 / /　}　　/　　　＼　＼三ア　　　　　　　　見物客かな？
(　⌒)三ﾉ {　　　八三三ハ＼　　　　 _,,/　 /　　　　　　 }三｛
　=彡={ 　 {　　　{　）三三 }⌒＼　／¨|　　| 　　　　 |　　}三廴　　　　　　　　安土城へようこそ。
三三ﾆ{＼　{　　　 /三三ノ}乂_____　_,彡|　　|　　 /　　/　　 ∨三廴
三三/ ＼　 {　　　 {三三( /　双双双　.|　　|　 ∨ /　/　　/　∨三乂＿
三三{　＼＼{　　八三ﾊ/ 　　 } ｛　　 |　　|　　｝/　/　／∠＿∨三＜
三／{　　 ∨}　　/　＼/　　　　} ｛　　 |　　|　 /＿/／＜^￣￣＼三三乂＿
-/　　＼　　〈}　 /　 / /　　＞''´⌒｀"''～　.,_､''"¨¨¨¨丶―＜⌒＼＼三(⌒
/　　　　＞　　/　 / /＞''´　　　　　　　　　｀"''＜⌒＼　　　＼　　 ∨三｝
　　　　　 / /　　{ ｛　　　　　V三=-　　　　　　　＼　｝　＼　　　 } ./三八＿
.　　　　　 / 〈　　　＼＼　　 /／　｀''＜　　　　　　　}　 /　　｝　　　}/三/　￣￣
　　　　　 /　　＼　　　＼＼／　　　　｀''＜　　　 /　/　　/　　　 }三/
　⌒＞ｰ〈　　　＼　＞''´ 　／二二=- |　|/｀＜}　/　 /　　/　 /三|
¨¨／二＼廴＿. /二-< 　　／二二二二 |　|//// }　　 |　　｛　 /三ﾉ
／=/二二二二/二二二- ／二／二二二 |　|//// }　　 |　　｛ ./三{
二/二二二二/二二/ﾆ／二／二=-‐"´⌒|　|/////　　　|　　｛/三乂＿
=/二二二二/二二/￣~"'7＾7Τ　-‐…… |　|//// /　　｜　｛三(＿
/二二二二/二二/＿_／ ∨　 lΛ ＿＿＿|　|/// / 　　 | 　｛￣￣
二二二二/二二/ﾆﾆ/　　Λ__/　 ∨ニﾆﾆ.|　|∨ /　　　 |　｛
563： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:52:32 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　 |　i　_)　　　　　 /　/＿__j{ 　 (_i|
　　　　　　　　　　　　 |　i　＼__ .｡s≦¨￣　r‐:､＼-くｉ|
　　　　　　　　　　　　 |　i .ｨi〔／　　　　 ;　|i:}＼＼ﾄ､＼　/
　　　　　　　　　　　　､ヽ` i／ .／　　　　　;　 |　{iﾉ　＼iﾉ　 ∨ /
　　　　　　　　　､ヽ`　／/ .／　　　　　　 {　 |　　　　　　 '，. ∨ /
　　　　　　　／　／ ./ ./　　　　　 :|　 ∧　'，　　　　　　', '. ∨ /
　　　　　／　　　　 / ./　　　　　　 |　 |　V∧　　　　　 | |　∨
　　　　 ,:'　　　　　　| /　　　　　　 :∧__{　 V∧　{　　　　 }∧　|
.　　　 /　　 /　　　 .!.{　　　　　 :/　Ⅵ｀`ー-ｔ'　'， __,ノ∧ i|　!
　　　 /　　 /　　　　ゝ　　　　　 /　　ｨ=≠ﾐ､＼ '，　 /　i i| /ヽ
.　　　/　　 /　　　　　＼　　　　!　　〃_,)ハヾ　ヽ}　笊　| 'ｲ:　|
　　　　 /　　　　　　　 /´＼　　 |　 ∥{トｕｲ}　　　 jノj.} ∨　|　 |
　　 |　　 { 　　　　　 {　⌒_＼　',　　　ゞこｿ　　　 {_(ｿ }}　/　/
　　 |　　ﾊ　　　　　 {　 |ヽ（　　 ⌒ヽ　　　　　　ヽ　　∨／　　　　　　　えっ？おじさんは誰なの？
　　∧ 　 :| |　　　　　 '，　　＼_人　　　　　　　　　　　　 }
.　　 ∧　 | ＼　　　　　＼　　　　ト､　　　　　　　r‐ ､　　／
　　　 ∧ :|　　＼　　　 :{⌒ヽ.　　 {　_〕≧ｓ｡.　　 `　´　.ｨi〔/
.　　　 ∨　　　＼‐=ミ＼_　＼ .jﾚ{,ﾉ___　　 `7 ‐-＜＼}／
　　　　　　　　　　　ゝ{　`⌒___∠／/(_)O`ヽ､ﾑ_／(_)ヽ
　　　　　　　　　　　　　　／⌒ヽ　 { Oo　Oo } O}｡O O}
　　　　　　　　　　　 /　　　 }} ﾉ　　 ⌒／} oﾉ^ｏ　〈

　　　　　　　　　　　　 |／ φ　,,､r十宀|冖　三二ﾆ=‐三
　　　　　　　　　　　／| {　ﾉ／─t_ｧ─ク　　三二ﾆ=‐三
　　　　　　　　　　　　　　　乂　　｀``ﾉ``｀乂　／/''⌒寸三
　　　　　　　　　　　ヒﾟ　　／　　 ;,＿＿_　　　／　/　 rリ }.三
　　　　　　　 .金　　　コ　‘ｰ┐¨,,,,,,,,,,,,,,, }　　(　　/ 　 __,,ノ三
　　　　　金　.が　　　ヒ°　 ‘┬┬┬┐}　{　　 ;′＿彡ﾞヲ三
　　の　玉　な　　　　コ　　￣「￣¨| 　 {　　{　　　　　　　　　　　　おじさんはただの受付役さ。
.　　と　 .が　.い　　(℃=====|l==|ｌ=|ｌ=|　　{　ヽヽ i;i;i;i;i
　　同　..な　の　　　　　 _,,.. -_＼＼|l　|　　　ヽヽ i;i;i;i;i;i　　　　　　　　　中に入りたいなら
.　　じ　 .い　.は　　　(℃'' "´　　」┬┬|　　ヽヽ i;i;i;i;i;i;i　　　　　　　　　　　一人１００文で見学できるぞ。
　　　　　　　　　　　ヒﾟ　└三￣ﾔヽヽ i;i;i;i;i;i;i;i
　　　　　　　　＿＿＿＿コ　　{;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ｉrf升.／
　　　　　に二二二＿＿＿_ ￣`ヽ` ''''''' ``｀川 |ア
　　　　ゝゝ `ーｔ─（ lｺ＿_　　　_　　＼父＝彡ク/
　　　　　　　ゝゝ￣~"''～ `ーヘ＼　　＼＝彡ｸ　　　／
564： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:54:19 ID:cTEOJ6uM00: 信じられないかもしれないが、安土城は一般公開されていた。

普通なら軍事機密のため、内部の公開や立ち入りなどありえない。

『信長公記』より
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━

天正１０年正月一日、近隣諸国の大名・小名の人々は年始の挨拶のため出仕した。
大変な人数だったため、百々の橋の石垣を踏み崩してしまい、多くの死者が出てしまった。

年賀の御祝い金１００文を持参するようにお触れが出ていた。

・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━

　　　　 .: ′: : : :〃 : : : : : ｲ: : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : : : : : ',
　　　　　/: : : : : : :/: : : : : :.〃: : : :ヾ:、: : : : : : : :＼: : : : : : : : : : :.
.　　　　/: : : : :ｲ: /: : : : : : :ｲ: : : : : : : ト､:ヽ: : : : : : :',: : : : : i: : : : i
.　　　 .′ｲ :/: }: {: : : : : : / |:i: : :＼: : {　ヾ:.､: : : : : :i: : : : :.|: : : :ｉ|
　　　 i: //:/:. :.|:ｲ: : : : : /　j∧: : : :ヾ:.ﾄ､、＼:、: : : :|: : : :.:.|: : : :ﾘ
　　　 |:ハﾊ: : :.|:ハ: : : :ｲ-一{「ヾ: : : :Y、ミー-ヾﾊ:. :ﾊ: : :. :.|: : :人:､
　　　 {′リ:. :.:.ｉ{: :ヾ : /{/辷ミ:、＼: :i　Ｘ辷=≡ミ､: :Ｙ: : : :|: : : トミ:､
　　　　　 {:小: :Y.:.:.ハ:ヾﾊ:::r:､iヾ:､ __Ｙ´　乍r:､:i:ﾊ入:ﾘ: : : ﾉ: :./:|　　`
　　　　　 }八:.:.|: : : Y{:/ 弋;じ　}ﾉ⌒ヾ}　乂zじ’　〃}: : ｲ:）:/}:ﾉ　　　　　　正月の出仕の際に
　　　　 ′ ヾﾄ､:. :.i.:廴_""　ノ　,　　ヽ. 　""_ .イ: : : :/∧:{〃　　　　　　　　　一度に大勢が集まってしまったため、
　　　　　　　 }ハ: :|:.圦￣　　　　　　　￣　 /: : : :/彡ｨヾ、　　　　　　　　　石垣が崩れ落ち死傷者が出る騒ぎとなった。
　　　　　　　　 ′ ヾ:!i: : :ヽ　　　 ‐..‐　　　　 /: : : :/:厶､′
　　　　　　　　人ｔ:､: i:{`ト　　　　　　　 .ィ〃: :ｲ从{ｧ ‘，
　　　　　　　　　　ヾ{､Ｙ j/　`　、_ .．　´/"/／ヾУ　　:.
　　　　　　　　　　　　　＼! ′　　／ヽ　　〃　　 /　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｨ"　　∧　　′　／　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　ｒ=彡’ 　 ;ヘ.　　　 ,:′　　　　　　　　＼

　　　　　　　　　　　　_. . : : :￣￣ : : : .
　　　　　　　　　,. : ´: : : : : : : : : : : : : : ｀: : ､
　　　　　　　／: : : : : : ,: : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　／': : : : /:／: : : : :/: : : : : /: : :,: : : :＼
　　　　　　/: ,: : : /: : :,: : : : ｲ: : : : : /: : :ｲ : : : ﾊｰ
　　　　／イ: : : /': : /: :}/ : |: : : : :/_/_/_{ : l : : |
　　　　　 ': /: : : : : : : :/:_:_:.|: :､: : |:/:ｲ　从:|: /:}
　　　　　/:ｲ:/: : : : : :/: / ^-|: : :＼{=ｨ斥{l {:j:/ ﾘ
　　　　　　/': : : : : : :|:八 ( }l|: : : : |＼ Vj|j V_
　　　　　　/ｲ : : : : : l': : ｀ｰ|: : : : |　　　　ﾉ
　　　　　从:､: : : : : :|: ﾘ　V: : : |　　　,.., /　　　　　　　　　そのため、まず織田家臣、
　　　　　　　　｀}:∧: |: |:/ 　 ∨ : |　　　 r'
　　　　　　　　　/'　∨V　　　 V: {｀ r:r ´　　　　　　　　　 .次に近隣の他国衆、安土在勤
　　　　　　　　　　　 __/　　　　 {＼　j/
　　　　　　　　　　 /　　｀ヽ､　　l_　　　　　　　　　　　　　そして一般客の順番で
　　　　　　　　　 ,　　＿_　　＼-､､　　　　　　　　　　入場するようになった。
　　　　　　　 / ´　　　＼　　＼-｀-､
　　　　　　　　/／´￣￣＼＼　　＼／ '.
　　　　　　 {/ニニニニニ＼＼　　＼ ∧
　　　　　　　 /|ニニニニニﾆﾆ＼＼　 ∨ '.
　　　　　ﾆ|ニニニニニ＼ﾆﾆ＼＼　 V l
　　　　　　　lﾆ|ニニニニニニヽニﾆ＼＼ V|
565： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:55:37 ID:cTEOJ6uM00: また、年賀の祝儀として１００文を支払えば一般客でも入場できたようである。
しかも、信長本人が持参金を受け取っていたらしい。

・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━

御祝い金をもったいなくも信長本人が受け取って、後ろに投げ渡していた。

・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━

　　　　　　　　　　 ,r v-x/ﾐﾇ´ ,i　i　l／i　l ヽﾐx
　　　　　　　　　 i⌒|　.|　i !ﾆ/.⌒__,／/.￣ヽ,ﾄﾘ、
　　　　　　　　 },,,::!....:!...,!:!ﾇ /fﾆﾆ}}　=＝=-ﾄ、ﾊ　　,　- 、
　　　　　　　　　 .,'... ,'... ,'.. 'i }fi!乂二ｿ_ 、｀ ¨¨.i!ｿ、　 /ｨ
　　　　　　　　　 .f ｰ　__,フ⌒ﾊj,,、 ,,,,,｀.''_,,,,、　,i!三＞=ィ⌒
　　　　　　　 .,. - ,'　ー　(-'_ｨ　i!ﾊﾞ, V￣￣ >,,,,'三三三三ヽ　＿,ｨ
　　　　　ｰ／￣! 　　 ,f .￣　,八ヾ, ｀二ﾆ´,,,./!ヽ三三三三二＜
　　　　　 / /　＿ii、.. 　　　　／〈::|　｀.ｰ￣-.イ .i!」.i＼三三三ー- ＞
　　　　　　/二二/ii 　　¨Tﾌ/　　 i!　 i　Y　 ./　i!:i!.i　 i｀ヽ三三ﾐ／　　　　　　　　　 .はい100文丁度ね。
　　　　　,// /, /　ゞﾌ7=イ/!　　　i!、　、　 ,　 ./}}i!ｌ|　.|i　｀￣＞　、
　　　　　　　 /　　　 ¨　 /,'|　　　i!､ﾐx＿　　_//, | |　 |　|　　　i　　 i　　　　　　　　　毎度あり。
　　　　　 | /　　　　 ,.i !.!　　　i　i｀ｰ{iii}ﾆ川　 | |　 |　|　　　|　　 !
　　　　　 i/ 　　　　 .,:!.i !、　 ,　|_、ﾞﾞﾞﾞ　ﾘﾘ　 | |　 |　|　　　|　　 !　　　　　　　見どころ一杯あるから
　　　　　　,　　　　　　 ,::!.!| i!　　　 |ﾆヽ、　　　 .i i!　 !　!　　 |　　 |　　　　　　　楽しみにね。
　　　　　　|　　　　　　, .,:::i,!i! }:.　　　|三ﾆヽ　　 /:} |　,|　| 　 ..::|,,,::　:!
　　　　　　iV　　　　 / /::/　/|　　　ヽ三三＞<ﾆi! !, '　 |　　　|.　　 |　　　　　　　　 .中へ進んで案内役の指示に従ってー。
　　　　　　 i!＼　　 ,.／:/　/　!、　　　 ,＼ニ三ﾆ//　　 ,　　　.:! /　 i!
　　　　　　 |::::::ヽ一..::::/　/　/ .＼　　　　＼_／./　　 /　　　 :|　　ﾊ
　　　　　　 |:::::::::::::::::::/　/　/ 　　＼,　　　/　 /　　 /　　　 |　　　ﾄ、
　　　　　　 }::::::::::::::::/　/　/　　　　ハ、 _,/　 /　　 /　　　　 }.　　 |i }
　　　　　　ヽ;::::::::::/　 i__/　　　　　　ヽ/　　/　　 /　　　　　　|　　　.:: i!、
　　　　　　 .}:::::::ﾉ　　i!|　　　　　　 /　　/　　 /　　　　　　/|　　 ..::./i ﾐx
　　　　　　　 i!:／　 ./ﾆヽ,:　　　　＿/　　/　　 /＿＿＿　 ./ i!　　.:::　 ! V}
　　　　　ヽ　　　　／三三＼＿／　／　/ ＿／三三三三二＝=z、　 .:　　ヽ、
　　　　／ヽ＿_／三三三三＼＿,,,..ｪ＜三三三三三三三三三三i＼　　　 :ﾊ
　　　 ./二二三三三三三三ﾆﾆ＼三三三三三三三三三三三三三ﾆ＼　..:　ﾊ
　　　/三三三三二二二二三三三ヽ三三三三二二二二二二二三三ﾆ＼　..:ﾊ
566：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 21:56:13 ID:YQECXiBg00: へうげであった、上様自ら徴収＆挨拶していたってあれか
567： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:56:45 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　＿＿＿__
　　　　　　　　　　 ´　　　　　　　｀ヽ、
　　　　　／　　　　　　　　＼ヽ＼
　　　　　　, '　　　　　　　　　　　　　＼.､ﾊ
.　　　　　/　　　　　ｌ { : .＼: .＼＼　　｀ｰ廴_
.　　　 ,′ /　　 .八!＼ﾄ､斗匕￣ヽ､　　　＼＼
　　　　ｌｌ　|　　 {.ﾄ､＼＼ ,ｨ斗ｪ=ﾐｧ､_ヾ: . ﾊ　ヽ
　　　　| !　||　　.ｨＴ弋, ＼　ﾞＶｭ:::::;Ｙ´り: ﾊ :.ﾘ　　）
.　　　 !.!　|l　　 i| 　　　　｀辷ツ !Ｙ. ; :jノ
　　　　 .l　ﾊ､ : :小 /⌒　　　　 ::::　ﾉ:.ﾊ: : ; :＼
. 　　　乂ﾊﾊ. : :l;ﾍ、::: 　｀- ' 　／Ｖ: :ﾊ : ; : : ＼　　　　　　　　　はーい！
　　　　ノﾉﾉ}: :ﾘ : i:｀::ー―､‐', ィ´⌒Ｖ:廴.; :ヾ: :＼
　　　　　　ﾉ.:/. : .!: i : i ::「Ｖﾍ　　,ｨ》ー‐'i⌒＼ : ＼　　　　　　　 .団体様は一緒になって
.　　　　　　／イ: : : ｨT! ￣く≫|ｉ　}≪／　 lｌ.|　　〉 : : '.,　　　　　　　 .私についてきてください。
.　　　　　　 ,!: /´ Ｖ《　　l二ﾆ{_}ﾆコ　　 ll |　／ }＼: :ﾊ
　　　　　　　　,′{ ＼Ｖ《　　|_/ |＼_|　　》/ /　　.|: : .:, :ﾊ
　　　　　　　,′:.|　　ＹＶ《　 //　|　Ｖ　　》/　!　　 !＼:ﾊ: ﾊ
.　　　　　　 /: : :∧ 　 !. Ｖ《// 　 !　Ｖ　.》/　 |　　｜: ﾊ:ﾊ: |
.　　　　 /:/ : {　　 .|　Ｖ/_　 o|　　Ｖ》/ 　.,′ 　 .!; : :.| :!; !
　　　　　 /:/: : /　　 .∧／_ヽ）　 i　　 .Ｖ　 / /　　|:!: : |: |i |　　　　　【　信長小姓　　森乱丸　】
.　　　　 /:.,': : / 　＿|/ ´-､Ｙﾌ　 !　　　　 ./ｉ　　　 !:| : :!!:| !|
　　　　/:./: :./　イ´ ,ｲ　 ,ｨｫ }　　 |　　　　|.ﾚ　　 | ! : | !| ||
　　　 ,: :,'i: :.:{　《　 {　　ノｰ'　　 .|　　　　　Ｙ　　　 !::ﾊ | |! ﾘ
.　　　i: :i |:i : ＼ﾞ《　Ｙﾁﾌ :ﾉ　　 .oｉ　　　　ヽ　　 .|ﾘ　!! |
.　　！ | !:!: : | ｀ー' Ｔ´／ヽ, 　　 |　　　　／＼　 |　 |' .乂
　　　　､| |:|､: 乂: : :.:／￣　　　人　　　　｀￣ ,＼|　.乂
.　　　　 | |:! ＼: :｀く　＼　　　 ./　＼　　　　／ .／!
.　　　乂ヽ　ヽＶ＼　＼ .／i　　ｉ＼　／ .／ﾊﾆ!
　　　　　　　　　　/　 /:＼／! 斗　 ´i　　＼_／＼ .ﾊ＼
568：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 21:56:55 ID:YQECXiBg00: 石垣がくずれるシーンもへうげで書いてあったな、ちゃんと史料に基づいて書いているのね
569： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:57:40 ID:cTEOJ6uM00: 『信長公記』より
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━

座敷はすべて金で装飾され、各部屋とも狩野永徳が各地の風景を描いてあった。

その様子は、山あり谷あり、田園あり村里ありで誠に面白く。

言葉に表現できないほどであった。

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二.二二二二i＝＝＝||＿＿＿＿____,| |　　　　　　　 | |
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　　　 .,'::/: :,': : :l: : :/ l:.-!‐ V:.:l　ヽ:', ﾏ‐,-ヾ､: : : ヽ: : : l:.',
　　　 .':.': : l: : : l: :ィ´ V:.|__, ヽ:',　｀` _＼',_丶:｀: : : :＼: : l
　　　 l:.l: : :l: : : :l: :.! ,ｨ:7ｵ心　　　　 ,ィｵ弐心マ: : : : : :ヽ:!
　　　 .',l: : :',: : : :V:ｲん:::::::ﾊ!　　　　 .!ん:::::ﾊV `ゝ: : : : : :ヘ、
　　　 .V:l: :.V: : ﾊ ',V ,)::::刈　　　　 .ｌ　):::::リ,'　,'!ﾊヽ: : : :ﾊ`ヾ　　　　　　　城内の襖には
　　　　 .}:.l: : :ﾏ: : ヽゝ辷:ソ　　 ,　　ゝ辷cソ　 ':l_ﾉ: : :ヽ: :,ﾊ　　　　　　　　　狩野永徳の指示のもと
　　　　 .l:.j: : : :.ﾍ r:ﾍ　 : : : :　　　　　 : : : : 　,': l: : : : : : lv: }　　　　　　　狩野派の絵師たちが
　　　　 .,':.l: : :/: l: l: ﾄ､`　　　「￣　l　　　　　ﾉ!: l: : : : : : :l V!　　　　　　　　技量を尽くした作品を描かれております。
　　　 ./.ｲ:.::/: :,': .l: l: ヽ　　　　V:::::::ﾉ　　 ,ィ': l: :l: : : : : : :', ﾘ
　　　　 ./: :/: : : : l: l: : : :,＞　　 `　´　,　イ : l: :.l: :l: : : : : : :ﾊ
　　　 /: :,ｲ:: : : :.:l:.l: : : : : : :}　｀ニ ´　　 l:.: l: : l:.:l: : : : : : : :ﾊ
　　 .〃' /; : : : :.:l:;l: : : : : : :.l￣　　　￣　 V: : : l: l.: : : : : : : : :':,
　　　　../: : : : : : l: l: : : : : : ﾉ　　　　　　　　ゝ: : }: l: : : : : : _:_: : :',
　　　 ./:,　⌒　` }: l_: : :, ィ::::ヽ、　　　 ,＜:::::ﾊ l.;l :_:_:／　　　ヽ:',
　　 ./:./　　　　 ,l: l///{　!:::::::::::＞ーイ::::::::::::::::} l:.l//ハ　　　　 V,
. 　,:': /　　　　　 l:.l///ﾊ }::::::::::::::::l:::::::l::::::::::::::::ﾊ」:j///Λ　　　　 ',:.
.　/: :,'　　　　　 V////V:::::::::::::ノ￣ゝ:::::::::::::ﾉ ,ﾘ/////!　　　　　 l
570： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:58:49 ID:cTEOJ6uM00: ・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━

中に進むと『御幸の間』と呼ばれる部屋があった。

もったいなくも天皇が行幸される場所を案内された。

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　　|jI斗r≦:.:.:.:. |:|:|／..:／.:/ .;ｲ :. :.丶.:.: ＼　　　　　　　　 .,.　' ´　　　　　　　　　　 ∧l|　|:|　 i||
s≦:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:〃:.:./ .:./:.:/小:.: ',:.:.ヽ:.:.:. ',.ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺZZZZZZZ|　|:|　 i||
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,.　 -= l:{.:./ .:./':__j:! l ヽ_:.ヽ:.:.＼:.:.!　＿＿＿／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾏ|:|　 i||
__,.｡o≦＿　　　....ｉ:}:ﾊ .:7ｨ=ﾐj:ハ　>=ミヽ:.:ﾍヾ、　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣~~ﾏ:,　i||
￣￣￣￣ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ. ､_メ!.:i.:.ﾊ r'_;j　　 r'_;j ∧:.:}:.fヾ..ァ'"＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾏﾑ||
　　　　　　　乂;ｲ.:.∧.::::　　　 ::::./ｲ V:.:.| ﾘ.￣￣￣￣￣￣　　　　　　'''''　　　　　＝＝＝===== Ⅵ:,
　　　　　　 _／　j/_:ﾉ:.介 .､｀´ ,.イ:.l:|:..|:.:.:.!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨
　　　　　　　　 ´/:.:,':.:.:j:|:ﾉｰf夭‐ﾍ :j:|:.:ｌ:.:.:.:!
　　　　　　　　 /.:.;ィ7´ｌ:|＼/ﾑﾍ／｀l:| ｀ヽ.:.:i　　　　　　　　　こちらが『御幸の間』です。
　　　　　　　 ./.:/i　// !|　に不こ)　!|l 　/!:.:.i
　　　　　　 /.:/| ヽl ｌ　!|/〈/ i| ヽ｣　!| !./│:.:.i　　　　　　　　天皇陛下が安土へ
　　　　　 ./.:/: |　 | |　!l:　　 i|:　＼!l│　|:.:.: ',ヽ　　　　　　 .お越しいただいた場合に
　　　　　 /.:/.:.:;'!　 | ﾚ'l:!　ｃ.i|:　　 }l:ﾄj　/!:.:.:.. ヽ＼　　　　 .お休みされる予定の部屋になります。
　　　　 ., '.:./.:.://!　j∧ !! ｰ =i|ﾆ　 j l:Ｎ/ :l',:.:.:.:.:.:ヽ:.＼
　　　 .／.:.:/.:.://:.:| 　　 l!　　 i| 　ﾉﾍ! 　 |:. .:.:.:.:.:.:.:ヽ: ＼
571： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 21:59:47 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　───＼＿＿＼─＼／⌒V;';';';';';' ﾆｱ　　　　　　　 ,ｲ: ::/＼: :/: : : : }／: : : : : : ::::::
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圭圭j{:::ﾆ,∧Ｚ≧s｡;';';';'_　-ｒ‐「 _　-　　　: :7: √しレ{／〉ｨ'´/: ∧／￣/: :}: : /: : : : : :::::{: : : : :/: : :
圭圭iｌ::ﾆj{i:∧＜￣|二　-‐:}::√　　　　　: :〈: // :/{ノ// / /: /: /: : : /: : :廴_{: : : : : :／^＼／: : : :
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: : : : : : : : : : : : :_-二──‐ ‐ ‐ ‐ ‐沁,ノ: (: :/7￣ﾚ{: : :{: |／>ヘ／＼_:_:_:__∧: : : : : ＼: : : :∧: : :
: : : : : : : : : : _-三二─‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐　^沁,ﾉ´)<{／´√∨ /: :/: : :/: : : :./: : : : : :〉: : : : : :/: :／￣＼
: : : : : : : : _-三三二二─ ‐ ‐ ‐ ‐‐_‐ ^沁,(: /: : :/ : : :∨: :{: : :〈: : : ::/: : : : : : {: : : : : :/￣: : : : : : :
: : : : : : _‐三三二二二─‐‐ ‐ ‐ ‐ ‐_　 ^沁,(: ／:{: : : : j￣∨￣＼: :{::::: :＿／＼: : : /: : : : : : : : : :
: : : ::_-二二二──── ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ──^'心(: : 乂_:_:,{: : : {: : : :/￣V´: : : : : : : }￣｀`'ー──＜
: :_-二二二二二────‐ ｰ ‐ ‐　 }── ^心, ノ: : :.:} : : {: : : :{: : : :{: : : : :: : ::/:::: : : : : : : : ;:;:;:;:;:;
-三三三二二───── ‐ ‐ ‐　　　}　　　 ^心,⌒Y⌒ヽ{: : :_｣: : : :{: : : : : ／{: : : : : : : :;:;:;:;:;:;:／
三三二二─────── ‐ ‐　　　　}￣￣￣^心,ノ´￣ )'"´ :{: : : :{: : :／￣乂: : : : : ;:;:;:;:／::::

　　　　　　　　　　　　＿＿＿__
　　　　　　　　　　 ´　　　　　　　｀ヽ、
　　　　　／　　　　　　　　＼ヽ＼
　　　　　　, '　　　　　　　　　　　　　＼.､ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　安土城に使われている石垣は、
.　　　　　/　　　　　ｌ { : .＼: .＼＼　　｀ｰ廴_　　　　　　　　　　　　　　　　近江の穴太（あのう）の
.　　　 ,′ /　　 .八!＼ﾄ､斗匕￣ヽ､　　　＼＼　　　　　　　　　　　　　　　　石工職人衆の手で築かれました。
　　　　ｌｌ　|　　 {.ﾄ､＼＼ ,ｨ斗ｪ=ﾐｧ､_ヾ: . ﾊ　ヽ
　　　　| !　||　　.ｨＴ弋, ＼　ﾞＶｭ:::::;Ｙ´り: ﾊ :.ﾘ　　）　　　　　　　　　　　　　　大小さまざまな大きさの石を
.　　　 !.!　|l　　 i| 　　　　｀辷ツ !Ｙ. ; :jノ　　　　　　　　　　　　　　　　　無造作に積み上げて
　　　　 .l　ﾊ､ : :小 /⌒　　　　 ::::　ﾉ:.ﾊ: : ; :＼　　　　　　　　　　　　　隙間に小石を埋めて基礎を固めます。
. 　　　乂ﾊﾊ. : :l;ﾍ、::: 　｀- ' 　／Ｖ: :ﾊ : ; : : ＼
　　　　ノﾉﾉ}: :ﾘ : i:｀::ー―､‐', ィ´⌒Ｖ:廴.; :ヾ: :＼　　　　　　　　　　このことで作業時間が短縮され、
　　　　　　ﾉ.:/. : .!: i : i ::「Ｖﾍ　　,ｨ》ー‐'i⌒＼ : ＼　　　　　　　　　　　　　高く堅固な石垣が出来上がるんです。
.　　　　　　／イ: : : ｨT! ￣く≫|ｉ　}≪／　 lｌ.|　　〉 : : '.,
.　　　　　　 ,!: /´ Ｖ《　　l二ﾆ{_}ﾆコ　　 ll |　／ }＼: :ﾊ　　　　　　　　　　これは「野面積み」と呼ばれているんですよ。
　　　　　　　　,′{ ＼Ｖ《　　|_/ |＼_|　　》/ /　　.|: : .:, :ﾊ
　　　　　　　,′:.|　　ＹＶ《　 //　|　Ｖ　　》/　!　　 !＼:ﾊ: ﾊ
572： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:00:33 ID:cTEOJ6uM00: 　 |ﾞ㍉｡ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.￣￣l竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺|:.:.:.:.:.,ｨ㌻￣└───‐ｧ'ー,ｲ　　　 |ー'==========
　 |　　㍉=======/＿＿＿＿＿＿:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._＿r================／lll／　|　　　 .|============
　 |　　　　ﾞ㍉癶ニニﾆﾆ｡o个s｡ﾆﾆﾆl:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／＾＼:.:.:.:.:.｡ozzzzzzィ㌻＼＼zzzzzzzzzzzzァ'llｌlｌア　　 |　　　 |ZZZZZl───
　 |　　　　　　ﾞ㍉｡o≦＞'^ｰ'＾'＜ﾐs｡===癶匸「l:::::|＿__|｡o彡''´ ,.｡o彡クT^^^^^^^^^^^^^^^^アllllア　　　 l　　　 .|＿＿__|ZZZZZ
　 |　　　　　　　　㍉'´====癶====≧zｭ|二|､:::＼ｨ癶=====,ィ升イ／　」＿＿＿＿＿＿__,ｲｌア　　　　　 |　　　　.|-_-_-_-|^^^^^
　 |: 　　　　　　　ﾞ㍉｡　个＾个｡::||//,ﾄ､:.:.:|::|'´:.:.|＿|￣~ｱﾆﾆｱ|／　,.ｲ:::::__,..．-‐ｧ癶､ ,.ｲlア　　　　　　 |　　　　 |-_-_-_-|＼‐‐
＿|＿＿　　　　　　　ﾞ㍉|　 :| ﾏⅥ//|_|｡o≦ｨ癶／|^ヽ/ﾆﾆｱ　レ≦７≦--‐…'' |　 ,ｲlア　　　　＿＿__|＿＿＿:|-_-_-_-|zzzzz
　　　 __i{≧s｡　　　　　　　ﾞ㍉ |　ﾏ/// ／／ ,.イ　 :|／|ーｧ-t≦ﾆﾆ/:: |　　　　　 |,.ｲｱ′　　　／;;;i{　　　　＼　＿＿＿|-_|￣｡o≦
　　／　i{-=ﾆ_≧s｡　　　　　ﾞ㍉｡_ |::|/ィ,.ィ_r'´|/|｡s个　|／／ﾆニ／;|::::|　　　　　rク'′　　／;;;, ;;i{　　　　／￣＼＿＿|,.｡s≦/＞
￣＼‐ｰi{-=ﾆ_-=ﾆ≧s｡　　 |: ::::|＼|､;;;;|i:|ﾉ;;;ﾉ;;;|;;;;;;;|／|／ｰr‐tfi「;;; l／｀`～､、__|　　　／;;;, ;;;, ;;i{￣ヽ￣￣/--く＿｡o≦＞''´
ー'⌒＼_i{-=ﾆ_-=ﾆ_-=≧s｡　| : : |-_ﾑニニ=-　ﾉ;;;;;;;|;;;; |;;;;;;;;;|:::|i:i:|／;;;, ;;;, ;;;, ; |:::::| 　／;;;,, ;;;,, ;;;,;i{　　{──|＿｡s≦/＞''´
:　　　／i{-=ﾆ_-=ﾆ_-=ﾆ_-=`ﾄ､ : |-_-|ニニニニ=- ﾉ;;;,ﾉ;;;;;;;;;|:::|／;;;, ;;;, ;;;, ;;;, ;;|: : |／;;;, ;;;, ; ; ;;;, ;;i{￣￣|--｡o≦＞''´
￣､`ー--i{-=ﾆ_-=ﾆ_-=ﾆ_-=ﾆ_＼|-_-|ニニニニニニ≧s｡;;;ﾉ'´;;;, ;;, ;;, ;;;, ;;;, ;;; |::/;;;, ;;;, ;;;, ;;;, ;;;, ;;;i{￣ ,.｡s个彡'´
　　}　　　 i{-=ﾆ_-=ﾆ_-=ﾆ_-=ﾆ_-=ﾆ_-}ヽニニニニニニニニ｀''＜;;;;, ;;;, ;;;, ;;;;, ;|:/;;;, ;;;;, ;;;, ;;;, ;; ;, ;i{＿-=彡'´
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　　　`ヽー:i{-=ﾆ_-=ﾆ_-=ﾆ_-=ﾆ_-=ﾆｨケニニニニニニニニニニニﾆヽ;;;, ;;;,;;;i|;;, ;;, ;;, ;;, ;;, ;;, ;;, i{　　　　.:|
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'´　　　＼‐:i{-=ﾆ_-=ﾆ_-=ﾆ_-=ﾆ_-ｨﾀニニニニニニニニニニニニニニニ＼i|;;;, ;;, ;;, ;;;, ;;, ;;, ;;i{　　::{　　|
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　　`ヽ､　＿ﾉi{-=ﾆ_-=ﾆ_-=ﾆィ㌻ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ＼;;, ;;, ;;, ;;, ; i{￣￣r─┴=廾广厂厂厂厂厂厂厂
＼　　／　　,::i{-=ﾆ_-=ﾆ___彡二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ﾆ寸 ;,;;;, ;;,;i{＿＿厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂
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　　　　　　　　　　　 /::::::::::/::::/:::,::ｲ:l::::l::::l:::::::::::::ﾍ
　　　　　　　　　 ,ｲ::::/::::/::::/:::/　|:l::::|::::|::::::ヽ:::::::.
　　　　　　　　　　　　| |::::|:::::|::::zﾅﾅ　 |.ﾍ弋ｵﾐ::::::::ﾊ:::::.
　　　　　　　　　　　　| |::::|:::::|/ 　__　　　ｲ:::心ヽ::::ﾊ::::}
　　　　　　　　　　　　| |::::|::::从Y⌒''　 , 　ｌ:::::ﾉ〉）ヽ:|:::l　　　　　　　　　　　天主は安土山の頂上に建設されてます。
　　　　　　　　　　人人::ﾍ:::|　　┌‐┐　　 .,|'::::::ｿ::::|
　　　　　　　　ｰ=ﾆ~::ｲ弋ﾍﾍ:::＼　弋ノ　ノ::|川川::::|　　　　　　　　　　　　　資材も当然、
　　　　　　　　 ______ノ /::::::::川:川 l＞　　イ仄:::|川川::::|　　　　　　　　　　　　　ふもとから運び込まれておりますが、
　　　　　　　　　　　 /::/:ｲ川:川/ ｀¨M¨´　〉:::|川川::::|
　　　　　　　　 /:::/r'''￣{{ 　＞ｲ从＜´｀￣}}￣｀ヽ　　　　　　　　　中には「蛇石」と呼ばれる
　　　　　　　　　　 /::::/ |　　 ||　く__, ｲ.|.ﾄ､__>　　}}　　　|　　　　　　　　　　　　とてつもない大きさの石がありました。
　　　　　　　 /::::/::::|.　　 || 　 / /│| | 　　 || Y.　 |
　　　　　　　　　/::::ｲ:::::::|　　{.||　く_/.　| |_| 　　 jj .|　　|　　　　　　　　　　　　　中々運び出せず難儀していましたが、
　　　　　　 /　:/|::::::::|`　 | || ./　　 | 　ヽ.　 /　 |　　|　　　　　　　　　織田家の重臣である
　　　　　／　./:::|::::::::ヾ､　| ∨　　o|　　　∨　　|　　|　　　　　　　　　　丹羽長秀、滝川一益、羽柴秀吉の指示のもと
　　　　　／　　:/::::::|::::::::人.　| 　　　 | 　　　　 |　　|
　　　　/　　　:/:::::::.|:::::ｲ:::::}　 ',　　　　 | 　　　　 | 　ｲ　　　　　　　　　　人足一万人の手で運ぶことができました。
.　　　/　　　ｲ:::::::::::|:::{ |:::::ﾊ.　 ',　　　　|　　　　ﾉ　　＼
.　　 /　　／/:::::ｲ::::|:::| |::::::ﾉ　 Y　　　 |　　　　　 j.　　　＼
　　/　　/　从:::l |::::|:::|＞''　　人　　 o |　　　　　.ノ＼.　　　＼
573： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:01:08 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {i＿＿＿＿＿___＿i}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i|￣￣￣￣￣￣　|i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i|　　　　　　　 |i
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└￣ ||___＿,|＿＿|___＿,|| ￣┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 || ｉ⌒ｉ |¨|¨|¨| ｉ⌒ｉ ||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｎ_||_|＿|_|‐|‐|‐|_|＿|_||_ｎ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 []乙己乙己乙己乙]己[]
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒¨ﾞ|¨¨¨|⌒¨|¨¨|¨¨|¨⌒|¨¨¨|¨¨⌒
　　　　　　　　　　　　　　　ｒ＿＿＿_|ｉ⌒ｉ|ｉ⌒ｉ|￣|￣|ｉ⌒ｉ|ｉ⌒ｉ|＿＿＿ｭ
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　　　　　　　　　　　ｉ:}:ﾊ .:7ｨ=ﾐj:ハ　>=ミヽ:.:ﾍヾ、
　　　　　　　　　､_メ!.:i.:.ﾊ r'_;j　　 r'_;j ∧:.:}:.fヾ　　　　　　　　　　　　　　　　安土城に使用されている瓦は
　　　　　　　　　　乂;ｲ.:.∧.::::　　　 ::::./ｲ V:.:.| ﾘ　　　　　　　　　　　　　　　全て当地で生産しました。
　　　　　　　　　_／　j/_:ﾉ:.介 .､｀´ ,.イ:.l:|:..|:.:.:.!
　　　　　　　　　　　´/:.:,':.:.:j:|:ﾉｰf夭‐ﾍ :j:|:.:ｌ:.:.:.:!　　　　　　　　　　　　　　　　　瓦のために6人の奉行と、
　　　　　　　　　　　/.:.;ィ7´ｌ:|＼/ﾑﾍ／｀l:| ｀ヽ.:.:i　　　　　　　　　　　　　　　中華から瓦専門の焼き物師を招いて
　　　　　　　　 /.:/i　// !|　に不こ)　!|l 　/!:.:.i　　　　　　　　　　　　　　作業を行っております。
　　　　　　　　　 /.:/| ヽl ｌ　!|/〈/ i| ヽ｣　!| !./│:.:.i
　　　　　　　　 ./.:/: |　 | |　!l:　　 i|:　＼!l│　|:.:.: ',ヽ　　　　　　　　　　　　また、各建物の屋根には
　　　　　　　　/.:/.:.:;'!　 | ﾚ'l:!　ｃ.i|:　　 }l:ﾄj　/!:.:.:.. ヽ＼　　　　　　　　　　雄雌型の鬼瓦が備えられており
　　　　　 , '.:./.:.://!　j∧ !! ｰ =i|ﾆ　 j l:Ｎ/ :l',:.:.:.:.:.:ヽ:.＼
　　　　／.:.:/.:.://:.:| 　　 l!　　 i| 　ﾉﾍ! 　 |:. .:.:.:.:.:.:.:ヽ: ＼　　　　　　　　 .家事や災害などの厄災よけとして
. 　　／.:/:.:/.:.://.:.:.:l 　　 lヽ.　 i|　 /'　 i　　|:.:.. :.:.:.:.:.:.:.: ヽ:. ヽ　　　　　　飾られております。
　　 //.:/:.:/.:.://.:.:.:.ﾊ　　 i {　ｃi|　 }　　j 　ﾊ :.:.ヽ:.:.:.`､:.:.:.ヽ:. ',
　　.〃:.:,'.:./:.:./,'.:.:.:.:.l:.:.l　　ヽＶ ∧∨　ﾉ　{:.:`､ :.:.ヽ:.:.:.:`､:.:.:}:.ﾘ
.　　{{:.:.:{:.:{:.:.,'. {.:.:.:.:.:|;/|　　　 ∨ l ｿ　　　 /＼:.', :.:.:.lヽ:.:.:.:}:.:.l乂
　　 li:.:.:.!:.:l:.j　 l.:.:.:./ｌkﾑ　　　　 {　j/　　　 /　 /:.:} }:.:.j　}.:.:ﾉj:.:ｌ　}ヽ
　　ヾ:.:jヽ乂　ヽ:./ 〃　l　　　　ヽ/　　　 /ー'´ ヽ八:.l　{:/ /:.ﾉノ)
　　　ゞｰ' 　）　ｿ /　　∧　　　　`､　　 ∧　＼　＼ﾘ　ヾ_{:/
　　　　　　　　　／ヽ／/:∧ 　　　 `､　/　ヽ.　＼/ ＼　 `ｰヽ
574： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:02:12 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イ
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. 　　　　　　　　　　　　　 ,　　/　_　　-―………‐　　_
　　　　　　　　　　　　　　　.′ ｲ´　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　|_/
　　　　　　　　　　　　　　 /ﾆ=-　　_　　　　　　　　　　　　　　 ,
　　　　　　　　　＜_　　　　ﾆ=-　　　　_　ﾆ=-　　　　＿_　　　　′
　　　　　　　　　　　　　　 /ﾆ=-.....　_＿　　　ﾆ=-　　　　_二二二}
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　　　　　　　　　　　　　 i|:.:..::′`　＼:.:.:..:/　八:.:.: : .: .: |:.:.:.:..:.:.:.`｢　 =-
　　　　　　　　　　　　　八:.:.:.}　x斧ミ､` :.ﾉｨ斧ミ､{.|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
　　　　　　　　　　　　　　i{＼|　 Vzり　 ′ Vzり　 ,.:._ノ､:..:.:.:.:.:.:. ､
　　　　　　　　　　　　　ノ:.:.:⊂⊃　　　　　　　⊂⊃　　　 }:.:.:.:..: ｢￣
　　　　　　　　　　　　　　7:.:{　　　　　　､つ　　し　　　 _.ノ:.:.:.:.:. 八　　　　　　　 ……なんか、余りにもすごすぎて
　　　　　　　　　　　　　八:.:.`　　　　　　　　　_　　＜ ,:.:.:.ｨ:_.　 ′　　　　　　よく分からないや。
　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒　≧=-.　 }　　ノ7`　_　 ¨´ ′
　　　　　　　　　　　　　　r―‐_　／/:::::|:｀¨／ ′ ﾍ＼
　　　　　　　　　　　　　　i{_　　-::: .′::::｀¨::::::::|　,::::::∨. ,
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　　　　　　　　　　　　　｀¨　､_ ｲ:::::::::::::::::::::::::: :ﾑ|　　 |　 ′
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　　　　　　　　　　　　　　　　 ′　　　　|　　　　　i{i:i:i:i:i:}i

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.　　　　　　 /　　　.i　　　　 {　 ,k‐‐､　　　　 j ﾊ.　　 :
　　　　　　 /　　　 {　　　　ハ　{　ヽ{ 　　 'Tﾍ　!　}　 i
.　　　　　 /　　　　∧　　　 i　 Vf茫vヽ.ｉ　 /_,, 　} /　 ,'
　　　　　/　/　　 / /⌒ヽ　{ 〃 hﾉvﾘ　}／衍i, ﾊ　 ./　　　　　　　　うん、そーだねー。
　　　　 ,'　ｉ　　　　{ iて　ヽゝ　弋.ソ　　　 hiﾘ j　　/
.　　　　{ 　 !　　　　ゝゝ　　　　　　　　 '　ﾞ-' 〈　,ｲ　　　　　　　でも、なんだか新鮮な気分がする。
　　　　ﾊ　ﾊ　　　　　｀¨＼　　　､＿, 　　ﾉ´ .}
　　　　　ヽ{　{＼　　{　　 i　｀>　　　　 _.　イﾊ　ﾘ　　　　　　　　　こういうのなんて言うのかなぁ？
　　　　　　　＼{ ＼{V＼ハ_,/⌒ヽ｀{￣ﾉ,へノ　jノ
　　　　　　　　　　　／, -=ゝ{o O ﾟ }⌒Yo O}　　　　　　　　　　　　 ……そうだ！
　　　　　　　　　／o/　　.||ﾉ o　oﾑ__ﾉ　o 〈
　　　　　　　 / 　 /　　 ||ゝ--‐'´||　｀ﾞ'､-'ヽ
　　　　　　　ゝo /!　　ヽ.|l　　　 ||　　　ヽ　＼
　　　　　　　　｀＾´「￣￣｀ヽ　　　　||　　　 ljr‐‐'┐
575：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 22:02:25 ID:YQECXiBg00: 秀吉は安土城の案を大坂城と聚楽第に分割して作ったのかねえ
576： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:02:34 ID:cTEOJ6uM00: f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　 ,､
|　　　すっご～～い！　　　　　 | 　　　 /':,　　　　　 ,:ﾞ＾',
|　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　 ,'　jﾟ:,　　　　/　　ﾟ,
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.乂_　　　..゜､ⅰﾟ,　　 ,'　/,.　ﾟ,　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ; ｀　}　', 　 ,',ﾞ　　　 ´　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,′､｜　', ∥;/イｧ,.　 '　　　　　 |　　　　　た～のし～～～い！！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　ﾐヾj　　Ⅴⅱ,.　≪　 ;　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ;　ミ,.ｘ　´￣｀｀`丶､ミ、 }　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 { , '゛/／^^＼ⅰi　, ｀、ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 / / {　　　　　ﾉλ ﾟ,　　:,`､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,' ; ; ∧　　　 /}/｀:, }　　 ;　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /{ { { {ｘ芯、　/ｘ芯 kjj　　 }ヽ　＼
　　　　　　　　　　　　　　　 {！':,狄（り＼{　りﾉ∥　 ,心、、ヽヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　／:, ＼ :, "" _′__ ""ノ_,,.イハ＼}ﾉﾊﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　 ,:ﾞ〃ｨ /／ﾍ.,_ 乂,,.ノ_,,.´r┬‥…≪⌒う
　　　　　　　　　　　　乂{,ｧァ7ヽ_{　｀ヽ.,／___　}_j_,,,.､丶⌒ヽ_,.(
　　　　　　　　　　　　　　　　　　∟Lとﾉ､}　　(__√ ／＼,.　　ﾔr～´
　　　　　　 ,. .,,_　,:'´￣｀ヽ、　/γ´　ｰ彳＝ヽ〈〈〈　｀, ‐ ､}
　　　　　　 ,:ﾞ廴ノ∥　　':,　　＼　{　　｛{｛　　　　｀7¨゛∥c 冫
.　　　　　___た)　　;つ　〇':,ﾌ　ｎ＼＾､〉〉.,,_　　　,′　{c0,:ﾞ
.　　　　　ヽ;　 rっ￤　С⊂',　ノ　＼=＝=- ｀ヽ ,'　　 }Ⅴ
.　　　 r　'7{＼　⊂:,_）　ｏ ;⊂⊃　 0 { `､｀`丶Ｙ{　　　ﾉ/
　　　　乂 { ﾟ,¨゛　оﾟ,　° っ}つ rっＯ〉　`、〇i}乂　／
　　　､ヽ`~ﾞﾞﾞﾟ,C　ｃ゜ﾟ,ｏ　Ｏ ;о rっ　　{　)　ﾟ，`ヽ､｀゛
　　　　＼　　/,o　　; ',^,　　 iつ０Ｃ⊂ァN__　 ':,＼.,,)h､
　　　　／'⌒:, ﾟ,ｃ　 {　:,´, ﾟ　 {ﾟ,`ｰ-‐''゛　！__)Ο ､c 〇｀`ヽ､
　　　　＼廴ﾉ　〉-ｰ∟ ':,}, ‐-{_ﾟ,　　　　　ヽ人(__) `ｰ--ｰ …‐-　.,_
　　　　ｱ〔〈　　　,　〈　　　 }- .,_　　　　　／`ヘ⊃＜.,,).,,_..,,＿ト-ヽ
　　　　　 `　.,,_`、　_{_,..,,〉_　__｛～⌒丶.,,.　゛とつ｀ヽ～′r￢-‐''"´
　　　　　　　　[＞＜'´　｀ヽヽヤｰ┘( ｀ヽ　С 廴,ノ〃⌒）　.,,__}
　　　　　　　 /_} ヽ:,　　　ﾟ，ｰﾔ｢｀ヽ￣.,, γ ヽ／__） ┌-┘
.　　　　　　　 ,′　＼　　　:,　 }_,. ィ　ｰ-┘廴ノ人.,,_ト-┘
　　　　　　　　 {　　ﾉﾘ｀了~¨ヽﾉ　 {_,.　＾ﾍ､丶｀(ノﾄ､
　　　　　　　　 `ｰ-‐'゛　　ー''゛　　　　　ﾟ,　　〈ノ' .,_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾟ:,　　　 (_ﾉ¨７"广`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　ｉし'　｀　ﾐ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀　､　　　　､ﾐ _亥
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀` ｰ==⇒^｀
577： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:03:18 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　　　　 ....-------....
　　　　　　　　　　　　　　　..＜: : : : : : : : : : : ＞､
　　　　　　　　　　　　／: : : :: : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾑ
　　　　　　　　　　　 ,': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾑ
　　　　　　　　　　　,' : : : : :l￣￣￣￣￣￣￣￣￣}: :l
　　　　　　　　　　　l: : : : : :l　　　　　　　　　　　　　l : l
　　　　　　　　　　__j: : : : : :l　　　　 __　　,,__　　　 l: :l　　　　 __　　　　　　　　　　た～のし～～～！ってか。
　　　　＿＿　 /ｨヽ}: : : : :j 　,ィ=≠''~´　　｀'''ミ､　'､.:fヽ_｡s≦.:.:.｀ミ､
　　　ｨ.´:.:.:.:.ミh｛｛ｨゝl: : : /　''~´　　　　　/ 　＿_｀~｀ }:l/）.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.ヽ　　　　　　　へへ、ああいう笑顔を見てると
　　/.:.:.:.:.:.:.:.:.､:}ﾑ {', (l: : :l　　f三三=　　　 -弋ぅｆエ .l:l }f.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾑ　　　　　　　　なんだかこっちまで童心に帰る
　 ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:';i.:ﾑヽ, l: : :l ;:;:;:;:;:　　　　　|　￣;:;:;:;:; /:,' {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾑ　　　　　　　　気がしちまうぜ。
　,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:';.:.:.:ヽ' ﾏ: :ﾑ　　　　　ｨ>　l　　　　 / ;' ,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:ﾑ
　l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:'--ﾏ: : ーｧ　　　｀-　r'　　／:/-'i.:.:.:./:.:.:..';.:.:i.:.:.:..:.:.:.:.:ﾑ
　l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.'､.:.:.:.:.:.:ﾏ:／　　ーｧ--ｧ--'　　｀~7.:.:.:i.:.:/.:.:.:.:.:.';.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾑ
　j.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.:＼　　　弋ソ　　　　　ｲ.:.:.:.:i.:/.:.:.:.:.:.:.:.:';..l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾑ
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.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.丶￣　　/.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾑ

　　　　　　　 .f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　 .|　　　　ん？本多
　　　　　　　 .|　　　　どうかしたか？
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: : : : ﾑ
: : : : : ﾑ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -―――――--
: : : : : : :l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／//////////////// ＼
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　　　／}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |/／／二二二二二二＼しi　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣｀ヽ
二7　f Tj　　　　　　　　　　　　　　　　＼ｰﾄ--＜::{-―一彳冫ー-}:::)ノ廴　　　　　 |　　　・・・・・・。
ij`　　',￣}　　　　　　　　　　　　　　　　　／):::/⌒Y´ 二{]二　 {二[}二｢}::＜__ 　　　乂＿＿＿＿＿＿ノ
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　 __ 　/,'､　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚｸ|＼(　　　/　　 - ﾉ-ﾘ　　ﾘ人(
　　　　_l　h､　　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒＼__ﾄ　 |　{　＿＿{{　 /
　,　''ﾞ´ l　ﾏ＼　　　　　　　　　　　　　　　 '⌒V|＼　　（ｰ +-ﾉ　/{＿_
　_ -‐'ﾚ　　 l-,,l≧､__　　　　　　　　　　　　　　　　 |￣｀ー＼　￣　　/￣　 {
_/_: :イl　　　l　 l''-l,,_ﾑ　　　　　　　　　　　　 __厂￣｀　ｰ‐≧ﾆﾆﾆ〔＿＿人
　_ノ//l　　　l　 l　 l　　h　　　　　　　　　／＿ﾄ､＿￣￣￣￣￣￣￣＿＿)＿
T　///l　　　l　 l　 l　　lﾑ　　　　　　　 .￣＼　　＼　　￣￣￣￣￣￣￣￣　　　＼
:lo////l　　　l　 l　 l　　l　}
578： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:04:27 ID:cTEOJ6uM00: __,,..　　-‐‐=ﾆ二二二二二二ニニﾆ=‐‐-(V)＿＿／|＿
､ __,,..　　 -‐=ﾆﾆニ二二二二二/￣￣￣}:::::::::::::::::::::::::::
/ニニニニニニニニニニニﾆ／斗-‐ 　 }::::::::::::::::／￣
ニニニニニニニニニﾆﾆ=- ＜　　　　　　＼:::::::::/　 r‐
ニニニニニニニニﾆ=-　斗-‐　￣￣｀　　ヽ:::{　 /
ニニニニニニﾆ=-‐　　　　　　 (し)　／　　　 V}　{
__,,..二ﾆ=-‐γcYヽ,l　　　　 -‐一'^ﾞ´　　　　　　 }j　ﾉY
ノ::::::}∧ ≧=‐‐--　l＿＿＿　　　|　　　　　　　　　 {_/
｀¨ｱﾊ ∧　　＿_／l　　　　　￣|￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　正直に言って……圧倒されてた。
　ﾉﾊ∧,∧／/　　　l　　　　　　 |　　　し
　　 ,人,∧　}　U 　ヽ　　-　　　 ,|　　　　　　　　　r‐=彡　　　　　　　　これは……勝てねぇ……。
　　　　　ヽ‘,.}　　　　｀`　　　,/　　　 u　　　　,　｜
　　　　 ,／‘,　u　　　　　　 }　　　　　　 / 　 |
　　　／　　∧　　ー‐ｒ‐‐　二ﾆア　　　　　　 /　　/
　　　 }　　 /　　:,　　　｀¨¨¨¨¨¨¨{　　U　　／　　/
　　／　　/　　 ,∧　　　ー―‐-　}　　　／　　 ′
,／{　　,/　　 / 　ヽ　　　　　　　　　　／　　　 ,/
ニ }　　 {　　　{, 　　＼＿＿＿＿__／　　u.　　/
ニ {　　 {　　　{　　　＼　　　　　　　　　　　／

//////////////////////////// ヽ､ヽ
///////////////////////////////ヽ∧
―'´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ー―､/////ヽ ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀`＜//l i
　　　 _,-､―――l￣l──､＿__　　　､ヽくl l
　　　 l(__)二二二L__l二､＿　　　｀`ヽ､ /　〈l
＞――ｦ'´､￣￣｀`＜､7777＞ニ､＜ヽﾍ l`l
//////彡ヽﾏ､､　　　　｀`マ　　ヽ､　 `ヽヽ l
////＞'　　　　`ﾏヽ､　　　　｀`マ　　　　ヽ.ﾑl
////　　　― ､＿ `ﾏヽ､　　　　｀`マ　　　`ﾏ
//l　　　､ ―――ニ､ヽﾏヽ　　　 l　　｀`i､　ヽ
,/,l‐､　　ヽ､　　f弐,　l　｀´　　　L＝＝E `マﾑ
/,l　 ',　　　ヽ､込ｿ　!　　　　　L＿　　 i　　　`ﾏ､　　　　　　　　　　　　死を覚悟した一向一揆が
´　　ヽ､　　　　￣￣　　　　　/ ,伏,ヽ /　　　　　`ﾏ　　　　　　　　　　　いくら攻め込んでも
　　　　〉ヽー､＿＿＿＿,-=､ ', 杙ｿ /　　　　　　　ﾏ　　　　　　　　　　この城を見たら戦う気を無くす。
　　／,-‐'´￣￣￣ー―'´　　 ',ー‐〈7―､＿＿＿／
　 /´　　　　　　　　　　　　　　 ',=7､K　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんな感じの城だぜ。
. /　　　､　 , 　　　　　＿　　　　∨ `l
　　　　　l　l　　　　　　　 `　　イ　 /
　　　　 l　l　　　　　　　　 ,-'´/　 /
　　　　　｀´　　　　　　　　　　/　∧
　　　　　　　　　　＿＿　 .／　∧
　　　　　　　＜´_　　　　｀ｱ　 /`
　　　　　　　　　　｀ー―(　 /
　　　　　　　　　　´￣ヽ7.　/
　ヽ､　　　　　　　　　　i　 /
　　　｀ヽ､　　　　　　　　/
｀`‐-､＿_ `7､＿＿＿∠
　　　　　　￣｀`‐-――`l
　　　　　　　　　　　　　　l｀`‐､
579： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:04:56 ID:cTEOJ6uM00: ＜　旧ヴェルリナ帝都　　執務室　＞

_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐ﾐh｡,_　　`　､　　　　　`'マ }h､　　　　　寸､_,,,..､､- |｣｣_,,..､-‐ﾆ^＾-‐…‐-=ﾆ _=‐-　 //
_ｰ_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_ﾐh｡,_　 `　､　　　 _,,.`'マ }h､　　　　>＞``｀_そ込_ i｢_　　　　　　　　＾^７/
= = = = = = = = ｰ_‐_‐_‐_ﾐh｡,_　` ﾆ=-‐''''```'マ}h､_､‐゛　ト-((｢ﾄz}}h､ヽｰｧﾆ=‐-　.,,...､､　 -‐ ァ/`｀
三三三三三三三ミミｈ｡_‐_‐_‐ﾐh｡,_ ｀丶、　　　`'マh､_,,..===云ﾆ｢ﾞﾞﾞYィ≧=z　　｀```｀　￣___//=-‐
二二二二二二二三三三ﾐh｡_ｰ_ｰ_‐ﾐh｡,_｀'マﾆ=-‐`'マ､|　 |八　!＿lﾉr┤　|￢冖^^＾＾￣__,,,..､､　-‐
_‐_‐_‐_‐_=_ニニ二三三三|}h､}h､_‐_‐_‐_‐ﾐh｡,_`""´´____,|___|-‐| ｰr ゛=!__七¨¨￣_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_
‐_‐_‐_‐_‐_‐_=_=_=_=_=_=_=|=_=ﾐh｡_､_‐_‐_‐_‐_‐「‐_‐_‐_‐zzzzzzz======＝ニﾆ二二ΞΞΞイ‐_‐_‐
‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_=_=_=_=_=_=|=_=_=_=_|_‐_‐_‐_‐_‐l_‐_‐_‐_‐｢:ｉ:i:Г:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i|:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:｢:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ|:ｉ:ｉ:ｉ|_‐_‐_‐
‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_=_=_=_=_=_=|=_=_=_=_|_‐_‐_‐_‐_‐l_‐_‐_‐_‐|ｉ:ｉ;ｨト====彳ｌ|:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:｢「ﾐトr-‐彳!:ﾄ､ｉ:ｉ|_‐_‐_‐
‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_=_=_=_=_=|=_=_=_=_|_‐_‐_‐_‐_‐l_‐_‐_‐_‐ィｉ{:i|　i｣ .::. i|zミト≦ｔｔ||||=! ,::. !ｔ| |:ｉ:ｉト_‐　‐_
‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_=_=_=_=_=|=_=_=_=_ｌ　ｰ_‐_‐_‐ｌ_‐_‐_‐　 |:ｉ:i:|　｢l .::. Г|||~~~ﾞﾞﾞ|||「 ! .:. |ハ|:ｉ:ｉ|
‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_=_=_=_=_=|=_=_=_=_l　屮_‐｢lГΠﾞﾞﾞl| 山 !:ｉ:ｉ| ,ﾞⅰ.::. l　|||　　　|||l　! .: j　 i|:ｉ:ｉ|　山
‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_=_=_=_=|=_=_=_=_ｌ_‐_‐_‐|l||　ⅱ　||　` ⅱ]| ーi .:. ∟|||ｰ―‐|ll∟! .: l∟ !:ｉ:ｉ|‐_′_‐
‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_=_=_=_=|=_=_=_=_|_‐_‐_‐|l||　ⅱ　||ｰ_‐_|ｉ:ｉ|,'　ⅰ:. !　|||　　　jj||　! .: !|　 |:ｉ:ｉ|_‐_‐_‐_
ﾆ_‐_‐_‐_rｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚz _=_=_=_|==ミ_├-､_jj　 ||ｰ_ｰ_|!ij r～:, jj　 l||　　　jj||　', ,,ム　|:ｉ:ｉ|_‐_‐_‐_
=_=_=ﾆﾆ|ニニ|二二ニニニ|_=_=_=r'ｰ-､ :,''‐-､:, ｀ヽl|‐_‐_ |jj=i 　 i,,{==ｰ=====ｰ==∥ .:;'弌:ｉ:|_‐_‐_‐_
=_=_=ﾆﾆ|ニニ|二二ﾆ=-ｰ…￢=_=ヤ;;;;:.:, ,　　} :,　;¨| _ｰ_ |ｉ:|ⅱ___| }　 z‐‐‐ ｭ　　 ∥ .::'　》{{_‐_‐_‐_
=_=_=ﾆﾆ|ニニ|ーr'''``｀__,,,,..　r =_=_i;;;;;;;::.} ,　∥_:,-ｰｰ┐_j:ｉ:|z∟二二〕　}｢　「￣r― ┴‐==㌻… 、
=_=_=ﾆﾆ|ニニ|ニ|ｰ=ニrr‐==‐┐ｰ-|;;;;;;:::{_ ,‘……:,Y___ｰｭzzzzｧﾉГ∥ 八　 {Гﾉ　..:.:.:.::::;;:ﾞ　 .:'⌒ヽ
=_=_=ﾆﾆ|ニニ|ニ|三三|//,'｢ﾞﾞ~l|ｰ-=|;;;;;;;;;;;;;;:∩:.:.:.:.ｰ‐┐_,　ﾉﾊ}　...,,,,_‐'´ ｀ヽ ' ｢＿_,;;;;;:;:;:;;{　.:′
､-‐=ﾆこ|ニニ|ニ|三三|//,'|,,,,..l|.;;..;;..|;;;;;;;;;;;;;;;乂-､ﾞ~~~￣)／)|／　　　 /{　,,.　 ,ﾞ｢｀｀`` ^^^^^ ``｀｀￣
[Lﾆ=‐￢―--|ニ|¨¨￣ｰ-=|=‐'＾''.;;.''j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::L,,〕　,ｲ)) イ､､､､､､､/ j,,.　,,. ,ﾞﾉ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:
,. '',,. '',,. '',,. '',,. ¨¨ ''.;;.''.;;.''.;;.''.;;.''.;;.''.;;.'｢/￣¨``''ｰ弌ｰr'ﾞ {{（'',,.{｢ '',,. ''ヽl}ⅱ,,.　,｢.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;::::::
'',,. '',,. '',,. '',,. '',,. '',,. '',,. '',,. '',,. '',,. '',,.彳.;;.''.;;.''.;;.. '',,.. }/'',,. '',,. ''}} ,,. '',,. ,ﾘ,,. '',,. ''|:;;ﾆ=---==ﾆこ:;:;:;::::.:.:.{
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580： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:05:41 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　　　　イ////////////////////////////ﾑ
　　　　　　　　　　　　　　　　////////////////////////////////ﾑ
　　　　　　　　　　　　　　　//////////ハ//////////////////////ﾑ
　　　　　　　　　　ﾊ///////// 　∨/////////////////////ﾑ‐-､
　　　　　　　　　　　　 ' /////////　　 .∨/////////////////////ｉ＼'
　　　　　　　ウーン　　 /////////ヘ　　 .∨////////////////////.ｌ　　ヽ　　　　　　なんだか凄いものを建てた
　　　　　　　　　　　　　　,////////＿＿≧-ｰ､////////////////////ｉ　　./　　　　　　　のは分かりました。
　　　　　　　　　　　　ｉ./////Ⅳ､弌少　フ　ヽ////////////:/:ﾄ､//Ⅶ　./
　　　_ _　　　　　　　　 ∨>'//ｉ´　｀ ‐-‐ ´　　　＼∨､∧///ﾊ:/:/|　ｉ//　 ./　　　　　　　 .しかし、それと一向一揆と
　ｒ≠/ /´Y　　　　　　　＞/ﾊｿﾄ'　　　　　　　　ヽ｀　ヽy' . ｉ//|　!ハ　/　　　　　　　　どう関係が？
:// / /　./≦､＿,≧≦//////从　　　　　　　 .ｲ　　　　　　　　〉./ﾚ'ｉ '　!´
′/ /　./´ｉ/////////////_///:，　　　　　　｀　　　　　　　 .///|:ﾉ　ｉ_ｉ
　　　__/　 |////////////´////ム　　　　　　　　　　　 ////ﾄ､ｰ'
　Ｙ´　　　|//／｀≠=≦/　//////ｉヽ　　　ｒ‐‐＜¨ｉ　　　　,ｲ.////!　ヽ
　　　　ノ//　　　/´　ﾞ　.从/////!　ｉ＼　　￣　￣　　　／//////ｉ　　ト､

　　　　　　　　　　　イ　　　　,ｲ
　　　　　　　　　./ /　　　　　{乂__　.ハ＼　　　　　　　 -─く
　　　　　　　　　{　{　　彡 ⌒ヽ｀∨/∧　￣｀ヽ　／　　⌒ヽ
　　　　　　　　　乂｀¨¨´　　　　>‐( ///.}　　　弋_ }　　/　　　}
　　　　　　　　　　　｀¨¨¨八　 (ハハ //　　　.し　ﾉ　./⌒ヽ.　し
　　　　　　　　＿＿　　　　 ) 　.Y´￣ {　　　(　　　　厶--ハ
　　　　　　　 {　／￣ヽ寸彡　/二≧乂＿＿艾ーく.／⌒Yﾊ
　　　　　　　人(　　　/乂＿彡'| ^宀^　 ^宀^Ν--彳)　　八ﾉ　　　　　　　　娯楽の創造ね。
　　　　　　　　　　　 (　　＼　 | O 　 |. 　 O |ﾉ⌒Y./　　( （{
　　　　　　　　　　　　　(V__ﾉ .人　　ﾆﾆ、　人　八{　　　＼{_丿　　　　　　　つまり、戦うだけだった人に
　　　　　　　　　　　　　　7二´＿＼｀こ´ ／＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　違う価値観があることを
　　　　　　　　　　　　　　＼二￣　ー‐　─‐彡　　　　　　　　　　　　　　　印象づけたのよ。
　　　　　　　　　　r≦ﾆ圦‐ (　o　　　　　　 o　ｲｰTニ≧=‐
　　　　　　 /￣　 |ニニﾆﾑ　}. o　　　　　 o イ /ニニニ7￣　ヽ
　　　　　 ./　|　　ﾆニニニ＼　　　　　　　　　／ニﾆﾆﾆ/　　　／|
　　-─匕　　　　　ﾏニニニニ≧=─-─=≦ニニﾆﾆﾆ７　　／　 |
　/　　　　　 ∧　　　＼ニニニニニニニニニニニﾆ／　／　　.八
581： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:06:52 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　／::::l::://.:::::::イ≦三三
　　　／::::ミ::乂/ツ≠‐ミ三三
　　 /.:三＞‐'`　∨l ,_／ﾙ'从Ⅵ
　 ./i:::::イ};' ､　 ,//}ハ./l - ､}:;′
　ｉ .〉:ｲ.|ー-ミx､i〈､_ ‐'´＿_}.〉|
. /メ乂〈〉'///ﾊ', 　 ≪.tッ-彡
〈{.l./ﾒ〉//////,}l. 　〉=￣｀ } |　　　　　　　　　　　　　　　　そういうことだオカマ。
.从l从l ∨/////::|　　　／／';
.|　刈ﾍ.∧://乂::::ヽ¨ｧ－／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　戦いに向かわせる本願寺の教義は
.ﾄ､l　ト∧.|￣ｨ=-､_｀ノ　.ﾐﾐﾐﾐ､_〉)〉
.乂乂/l しﾍヽ.`ｰこ‐==‐-_-≠ }州　　　　　　　　　　　　　　死を恐れぬこと、
　＼_乂ノ.::::刈l｀...｀¨￣....´,　,, 州ﾘ::::∨:::::l::l::|::|:　　　　　　　死んだ後に極楽浄土に行けることなど
＜三三:::::彡:::::刈从｀ー '　从Ⅳ.::/} }ｌ:::/.;'::l::;!::
::::::::::::::::／.::/.:::::::::刈从l从l从ｌⅣ.::/!ｨ/／ /.:;'::;::;　　　　　　　　　　死について多く書かれている。
::::::::::／..:::::/.:::::::::::::::刈l州l州ﾒ'::／}.|/.:::／//:/./
:::://.::/.::::;':::::i::::l::::::::ﾄ､::::::::::::::::/　/ﾒ::::/.::/l::l::i:〈
乂;'::::ｉ:::::ｲ从:ﾄ､乂ｌ/| :',＼::::／　..l :::ｌ::乂:l::|:乂:::〉
.イl:::::|::::::|:::::.＼/ｌ/:::|　∨　{::: 　八::＼:::::ﾒ　 }:::l
./ |::::乂_.乂　　l |::l:::l:.　.';　　.／ / 〉 . 〉/:::〉:乂|
.!　!　　ト- 、　.乂‘, ∨　l::　 ′_/ノ／./::/ /八

　　　　　　　　　　ｨ:7 ７７７７≧ｰ
　　　　　　　　ｲ: :.Vｰｰｰｰ＞＜二: :＼
　　　　　　　/才　{　　／　　个辷: : : ＼
　　　　　　./艾⌒寸／{≧'⌒寸::l辷: : : ハ
　　　　乂ﾊ.Y二ﾆY　　 Y rﾃ寸:|辷: : : : ::.
　　　　 ( 八.}.{二二}　l 　 ¨¨≧{::| ≦⌒Y:::
　　　　/　从乂才〈ｰ　　', 　 .八乂二 ) l.}:|
　　　 {　( .∧　　 - 　-　＼　　￣¨¨V/:.|
　　　　　／ :∧wv r-- vww,, 寸　ｰrｲ : :{　　　　　　　　　　それによって、ただの一般人を
　　　　　　 /: /: Wv｀二⌒　WW)}V　 U: :.∧　　　　　　　　　　　　恐ろしき死兵へと変貌させてしまう。
　　　　　　 ./: : : V/　"""　　ﾊV　乂: : : :∧
　　＿＿／: : : : :.V//{ | }V/}／　　八: : : : 人
　　　: : : : : : : : : : : 乂/ﾑﾑ才　　　ｲ: : : : : : : : :
　　　: : : : : : : : :.／|　::::::::::::／/　　ﾉ: : : : : : : : :
　　　: : : : : : : :/ /::|　::::::::/　/ｰ=彡: : : : : : : : : :
　　　: : :/￣ ./ /:::::|　:::::｢　/　艾__乂: : : : : : : :廴
　　　ﾆ7　　./ /|::::八　::j　　　　　 / ハ: : : : : : {
　　　./　　　./:::|　　 }　　　　　／　　ﾉ: : : : : : ﾊ
　　　　　　　{:::::|　　　　　　　／　／: : : : : : :人ﾑ
　　　　　　 ∧:人　　　　　／　　/⌒7: : : : : (
　　　　　 ./:::　　(･_)| )|／　　　人　/: : : : : ハ
　　　　　/:::::　　　.|｣／　　　 /　　八: : : : : 乂
　　　　 .{:::::::.　　／　　　　　　　人ﾉ八ハ(
582： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:07:32 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　 -‐ｧｧｧｧ‐- 　.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／｛｛｛｛////／∠=-＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,/｛｛｛｛∨///厶__二三三＼
　　　　　　　　　　　　　　／.//／/^Τ｛｛Χ,∨　|iミ-=ミ、
　　　　　　　　　　　　　　　　 {　.:| /// 　 |　Χ＼l　＼|ｉｌミ-=ミ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /,ﾊl｛｛　　 ∨　 Χ＼_,,.|ｉ| ミ/＾ヽ . ヾ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから俺はその逆をやった。
　　　　　　　　　　　　　　　　｛∧ィ"⌒＼∧{｛ｰ＜¨二|ｉlヽi{ ,ﾊ│〉｝｝
　　　　　　　　　　　　　　　　 //i{ |／//∧::::.　　癶ツ|ｉ|　i　ノ//∧ﾉニ=──　　　　　　　　　　　　　　　生きることの楽しさ。
　　　　　　　　　　　　　｛｛ ∧{///// }::::l　´￣￣ｉ|ｉ∨　_////∧ﾆ=─　　＼、
　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ∨,∨//／.::::|　　. 　八ｉｉ∨（）////∧＼　　　ﾉ｝　　　　　　　　　　　　この世には仏の道以外にも
　　　　　　　　　　　　　　　／//∧ﾅ　＼l__／ｰ==ミ∨://l ///// ＼｀二二´＜　　　　　　　　　　　　もっと色々な価値がある！
　　　　　　　　　　　＼　　 _＿彡'//∧彡ｲｲ示ﾐミミフ∨彡'/| /////// ｀ﾞ'＜二二_＼
.　　　　　　　　　　　＞辷＿＿彡'//∧ ｀ﾆニニニ´∨彡'//|//∧＼///////////＼＼　　　　　　　　もっともっと見聞したいと
　　　　　　　　　　　／ //////／∠// :∧Ｖ/ｌ|l|l|ｌ|Ｖ∨/////,|///∧. ＼//////////∧　　　　　　　　　　　思うものがある！
　　　　　　　　 / ／／////／／/ ://｛｀''++++++''//////,|/////＼｝｝ﾆﾆ=-　.,,_'//∧
.　　　　　　　 __厶　 -‐=ニ７.::::::::/.::.'//∧　V∧ 　 l///∧ ∧//////,｀ﾞ'＜⌒＼＼＼//＼__,ノ　　　　　　　それを味合わなけりゃ
　　　　　／/ニ=-‐ :::: ￣/.::::::::/ .:::|///∧　｝/} 　 l'//｛　＼＼/////////＼. 　　':, ＼ミ辷彡'　　　　　勿体ねぇ！
　　　　　　 /　.'／ ::::::::::::::::: /.::::::::/.::::::,'　 | |'∧ 　　　　∨∧　 /＼＼＼//////∧　　 l |　'.＼__,ノ
　　　　　 .′ ｌ{::::::::::::::::::::: /￣¨７＼ /'. 　| | 　｝.　　　　＼∧/　　　　｝'∧∨∧＼/,　　l |　 }/＜
.　＼＿__/ｌ　 |.＼:::::::::::::::/　　 / 　 /＼　(二）　　　　　　｀ミ辷彡／ / ∧∨∧. ｝｝　//　∧、'∧
　　＞│| 　 | 　＼ ::: /　　 / 　 /.:::::: ＼＼]]､_,　　　　／/　　／／////,｝｝//} 　 .//　/　.｝|//|
　／／│| 　 | 　　｀７　　' 　 /.: 　　　｢]]ﾉﾉ二｝｝彡'/　　./／　/　　／/／　 .//　/　./ .|＼|
583：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 22:09:18 ID:5axLsIdY00: さすがに毎日毎日ではないだろうが、信長の性格からして
暇な時は入り口で金受け取っていても不思議じゃないのがなあ
584： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:10:49 ID:cTEOJ6uM00: .f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
.|　　　　教義などで縛ろうとて　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
.|　　　　決して抗えん　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　それは人の持つ本能だ
.ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.乂_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／厂ﾉ:i:i:i:i:i:i:i厶寸:i:i:i艾寸≦､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／{:i:i:{:i:i:i厶イ　∨　＼＼:i:i:i＼＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _{:i:i:＼:i∨　　＼/ ＿＿＼＼寸ﾏハ　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./:i:i:i:i:八~´　　{../ / ＿＿__.＼＼寸メ､　　　　　 }i:,　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /{:i:i:i:∥　＼　 ./V　// (:rｭ)　＞:i:＼ハV＿＿＿/:i:i}／:i:i:i:i:i:i＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//{:i:i:iﾉ　　　/　_:{__　　∨二二´　＼:i:＼} ∨:i:i:i:i:i:i:i／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 .// 从i:i:i　　／／:i:i:i:::＼＿＿ー─--- ＼:i:＼|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i=-──-=ﾆ:i:ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|i:|　 V:i:iﾑ./ /:i:i:i:i:i:i:i|:　| ////　,,,,,vww,,ｨ＼:i:i≧彡:i:i:i:i:i:＼　　　　}ﾉ＼:i乂__ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|i:| /　∨:i/:::l:i:i:i:i:i:i:i:il 　| ///,w''／￣ヽ. |V　＼:i:i:i:i:i:i:i＼￣ヽ　　　　＿ﾉ_ｰ=≦
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|i乂　　 V＼V:i:i:i:i:i:i/　/ ,vw''／　　X　　| ∨　V≧彡:i:i:i:＼ー--=彡:i:i:i:i:i:＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　叭ﾄ　V:i:i／　/ v/／　　X　　ヽ./　|.＼:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨:i:i／￣｀ヽ:i:i:i:i:寸
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧V∧::::　　| ,w{ヽ　X　　＼／／　ヾ:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∨　　　　ﾉ:i:i:i:i:i:i:＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/{　　　 /:i个s｡_:::::::....:v＜___＼＿_／／　ヾ＼}＼:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i≧=ｰ=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:
　　　　　　　　　　　　　　　　 |:i乂__／:i:i:i:i:i:i:i:i(_(＜wwーﾆ二二. ／　＼＼∨:..　＼ｰ=ﾆ三:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ |　　＜{　{　 {　 l ∨∨∨/|:::::.V 　ヽ　　＼＼:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
　　　　/　　　　　＿＿＿　　　 ∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/　 |　　V: :.` ＜{ 　{∨∨V/. |::::::::V/ 　V.　ハ　ﾏ＜:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
　　　 .i{　　　　 /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨⌒　乂:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/　　.|::.　 ∨/////￣ 77777l　::::::::::}//　 }//　∧　ﾏ　　￣＼⌒寸
　　　八＼＿／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i乂＿才:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{.　　 |::::.. 　V///ﾉ　　.}//　　|　:::::::::|///. |////　}　ﾏニ=ｰ- ＼___
　/　　＼:i:i:i:i／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:乂　 |::::::::..　∨八　　 |/　　:/　.:::::::::|///. |///　　　　ﾏ
..i{　　　　￣/:i:i:i:i:i:i:i:i:/　 {:i|　￣￣}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼|:::::::::::..　∨/＼　　 :/　.:::::::::∧//　{///
八＼　　　　/:i:i:i:/￣ /　　乂ー=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i<⌒|:::::::::::::...　∨//ﾑ　 /　　　　/∧///|///　　　　/{
─:i:i:i:≧=彡:i:i:i:/ 　 /　　　　＼:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}.　|::::::::::::::::::... ∨//{　/　　　　//　 V/..|///　　　 /∧
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/　　　　　　　　　 ):i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧　∨::::::::::::::::::.. ∨/}/　　　　//　　 }/ |///　　　///}
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/　　　　　　　　　 /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:} 　 ∨: : : : : : : :.∨乂　　　// 　　 .|///// 　　.///:{
585： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:11:45 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　 xイﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
　　　　　　ー=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
　　　　　　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ,ｲﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/{ﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　ｰ=イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ ﾚﾒv}ﾆﾆﾆ,小ﾆﾆﾆﾆﾆ|
　　　　　　 /／ﾆﾆﾆr㍉ﾆﾆ/ 乂 Q ﾉ/==／{ Q.)从===|
　　　　　　　／ /仁ﾆ={lﾊN=/　　　　 /=イ　　V//ｲﾘ小ﾉ
　　　　　　　　 /ﾆﾆ込弋ﾚ′　　　　　　　∠７　　l
　　　　　　 /ﾆﾆﾆﾆ=＼ﾉ　　　　　＿_ 　　 '　　　　　　　　　　　 ……俺には分かる。
　　　　　　　　/イ小从ﾆﾆ|ﾊ　　　　／　　　｀ヽ /
　　　　　　　　　　ﾑﾊ{小ﾆ|　　　　　　　　⌒　　/　　　　　　　　　　　　　　九州で関白との大戦（おおいくさ）
　　　　　　　　　ｨ代|　　＼　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　のこつ思い出すっと。
　　　　　　　　　　　　　| 　＞､.　＼　　　　 ,代
　　　　　　　　　　 r≦j　　　　　＞､　ミ三彡| 　＞､
　　　　　　　 r辷彡　　＞.､　　　　　＞､　　|　　　　　＞.､
　　　　 ≦ ￣￣　　　　　　　　ヽ.　　　　＞､乂　　　　／⌒z､__,へ
　　／　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　／　　｀ヽ　　/三三三ﾆﾊ　｀ヽ､
　　小､　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 /　　　　　 V .{三三三ﾆﾆ/　　 .∧
　 {　　　＞ー---　　　,ｨ示､　　　　　弌　　　r─　ﾘ人三三Y ´　　　小.
　レ' ￣仁ﾆ=一─ ≦ﾆﾆﾆﾆ}V　　.}　　　｀ヽ　　 /　　Y三;}　　l|　　　| 　ゝ､
　辷／　　　　　　　／ﾆﾆﾆﾘ }　　ﾉ　　｀Y　.l|: 　小､　 {　小　ﾘ＿　 }__彡⌒ヽ.
　 .∨　　　イ⌒　　 `7／￣＞＜_　　　ﾉ　l|＼/===＼　V　　∠　　　ミ＜寸ﾆヽ
　　 ∨　／　　　z=彡/　/´ 　／　＞＜　　l|=込=====＼≧ﾆﾆﾆﾆﾆﾆXﾐヽ　∨ヾヽ

　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ_, -=＝=ｰ-z
　　　　　　　　　　　 /::´:::::::::::::::::::::::::::ﾆ=ｰ
　　　　　　　　　　ﾄv:::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ミヽ
　　　　　　　　　　　　〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　　　　　　　戦すれば島津は負けたちう思わん。
　　　　　　　　　　　　〈::::::::::::::::::::ｨ 0）:::　|:::::::ﾍﾊ
　　　　　　　　　　　ヾ::::::::::::::::::::::::::::　|ﾍ::ﾄ､ｿ　　　　　　　　　　　　　じゃっどん、関白の兵は城を囲みながら
　　　　　　　　　　　　　　ヽ:::::::::::::::::::::::/　｀|　　　　　　　　　　　　　　　　　　どこでも茶の湯だ、宴だ
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ::::::::::::::::/::::　_ﾄ===ｭ
　　　　　　　　　　　 -‐.ヽ､-─'''¨¨´　 -ｰ=弋　　　　　　　　　　とても戦をやっちょるように見えんかった。
　　　　　　　　　　　　　く　　　..::＼　　　　彡三三彡ー‐一､
　　　　　　　　　　＜｢＼.::::::::::::::}　　　　　　 ,ｧ彡｀＞ ⌒ヾ､　　　　　　　　そして短期間で追い詰められて
　　　　　　　　　/´ 　　 { __ノ:::::::ｨ＜　　　　　 // /／　　　　　＼　　　　　　　降伏してしもた。
　　　　　　　ｲ　　　 |. /::::::::::|　　　　　　　|ｲ// 　　　 -─＝ﾆﾕ
　　　　　　　　 {　　 / 　 |/:::::::::::::|　　　　　　　|ｲ/　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　ﾑ.　 /　　ﾘ:::::::::::::::|　　　　　　　Vミﾍ　　　　　　　　‐===ーz
　　　　　く　　/　　　ﾄ､:::::::::::::|　　　　　 {彡ﾐﾍﾆﾆﾆﾆヽ
　　　　　　　　〉 ./　　　./ヾfyz==|　　　　　　　 ∨彡彡彡ｼﾍ辷ｰ==-
　　　　　 /／　　　 /:::::ffヾ}:::::|　　　　　　 ∨彡'弋辷三三ﾆﾍ
　　　　　　 ≠ （十）　/:::::::||::::||:::::|　　（十）　　∨　　　　　`ヾミﾐ∧ﾆﾆﾆ
　　　　　　 | 　　　 /:::::::::||::::||::::::＼　　　　　／　　　　　　　　 Y彡彡ミ
586： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:12:24 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　　-‐　　　　　―-　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ィ////////////////////＞,、
　　　　　　　　　　　 ,　　 ,イ//////////////////////////＞､
　　　　　　　　　　　　　/! ／///////////////////////////////,＼
　　　　　　　　　　　 ∧'////////////////////////////////////＼
　　　　　　　　　　　　 {//////////////////////////////////////∧ヽ
　　　　　　　　　　　　〉 /////////////////////////////////////∧
　　　　　　　　　　　 !///////////////////////////////////////∧
　　　　　　　　　ｌ///////////////////////////////////////ﾊヾ、　　　　　　　あれ以来、島津の御家も
　　　　　　　　　　　　 l///////////////////∧"＜//l＼///////////!ｿ　　　　　　　上方風に染まる者が増えちょった。
　　　　　　　　　 !iV//////////////////,ヽ-‐ ＼l二＼///!∨//∧
　　　　　　　　　　　 { ∨/i＼/∧`＜/∧`'＜///∧ハゞソ　!.＼/lﾉ.////,ゝ　　　　　　　あれが関白の戦かと。
　　　　　　　　　　 V∧ゝ、ヾ、　｀ヾ､ ::::, ｀'＜/ヽｰ　　　　　ヾ//,V,ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ/＼　　　　　　 .::::l　　　｀ヾ、　　　 '///l　}/　　　　　　　　　　兵子ん心を……
　　　　　　　　　　　　　　　　ヾﾄ､! ,　　　　 .:::::}　　　　　　　　　 ////,!　!
　　　　　　　　　　　　　　　｀　　、　　　 ::::::ヽ　　　　　　　　///ハ}　　　　　　　　　人ん心を変える戦じゃ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.ヘ　　　　＿＿　　　　 /:!;＼ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.'.／;ｌヽ　　{　　　｀ヽ　　 /::::l;;;;;;;ヽヽ
　　　　　　　　　　　　 __　／/;;;;;;;!::::::.. 　￣￣￣　　 ,.::::;' .l;;;;;;;;;ﾉ .}、
　　　　　　　　　　　　_＿=二/ ./;;;;;;;;;;ｌ :::::::＼　　　　　／:::::　 !;;／　　! ＼＿_,..- 、
　　　　　　　＿-ニニニ二/　/;;;;;;;;;;/!　::::::::::::::..ー一　　 .:::/ ／　　　 !:.　ヽ　ヽ. ＼￣￣　　ー--　､
　　　　‐=ﾆﾆ二二二二二/　/;;;;;;;;;;;{ l　　:::::::::::::::::::::::／　::/ /　　　　 ./::::　　ヽ　ヾ　ヽ　丶　　　　　＼
　　 ‐ﾆﾆニニニ二二二/　/;;;;;;;;;;;;;! :.　　 ::.　　:::::／　 .:::　/　　　／　:::　　　 l 　　　ヽ
　　　 =ニニニニニニニ{　〈;;;;;;;;;;;;;;!　ヽ　 :.　　　　　 .::　/　　／　　 .::　　　 l　　 !　　ｿ　　　　　　　　　ヽ
587：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 22:13:01 ID:T3mSW/GI00: 心を攻めるが上策よな
588： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:13:52 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲlilirｲﾍ"イ' l州l'´ Z州
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｨVﾄ､,ｨ"ヽ、 .Ⅷlli
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/,ｲl!'.,ｲ'　　 _,,ィ Ⅶli
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l"　|.,ﾘヽ,ｨ／　　 Ⅷ!li、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｲ　 lﾘ!　〃＞,‐ イ,.Ⅵllli､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l .l　 l|　.lﾉ'ｨ' /　,ｨ/　ﾄⅧ!ｌll
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　ヽヽ、ﾊ,ｨ{､Y/ ｀ーｷ Ⅵﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　　＼ l　　l.Vi!.　　　　ヽ `マ　　　　　　　　 .ヒヒヒ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、　 l　　　　　　　　　ヽ ,ｨ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `ｰ.,′　　　　　　　　_, ｲﾄ　　　　　　　　　それに安土城の玄妙さは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'　　　　　　　　　..;;;;;;;;ｨ　　　　　　　　　これで終わりじゃねぇ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　 ,ｨ　　 ..,,;;;;'',.ィ仁
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ー--r‐､　;;;;;:'' ,ｲ'.__ﾉ_ｲ　　　　　　　　　まだ他に寺と
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,メﾘl__,ィﾆｨ'ノ‐ ´　　　　　　　　　　城下に仕掛けが残ってるんだぜ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ィイメ` `r‐}ｌ'´　,　-ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,fﾘ′!、_　..|　ト∠- ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Ⅷ　　ー‐' ﾉ　｀ﾘli|;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾏ､　　　/ 　 .,州l|l;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿／　.,ｲ州州!;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲ/州州ﾊ`ｚｚｚｨ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/,ｲ州州ﾘl lⅧﾐ≡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ州! .l州li l ﾏﾐ三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ilｲ州!　 |l州ﾐ､＿,ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ!.|州l 　 l ヾ=- ./
589： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:15:09 ID:cTEOJ6uM00: ＜　天正10年正月　　安土山中腹付近　＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿___／＿_＼_＿,,、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ﾆ|三|￣|三|＼ﾆ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _',|三|二|三|＿｀i¨∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__ﾉ＞-ｰ‐┯━┬＜＼〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼| ／＼_|_∩_」∩|`i´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　癶ﾆ-　　　　　　　　　　　　　　　　　.左=====／／＼＼￣丁¨T'㍉============片
　　　　　　　　　　　　　　　　　只=-∠_　＼:;:, ;:.,ﾆ=-　　　　　　　　　　／＿＿__／／＿＿＼＼_|＿|／＿ｒ、::::::::::::::::::::::::| |i,
　　　　　　　　　　　　　　　癶:; :;＼:; :¨ﾆ=‐＼_;:; :;: ::; :ﾆ=-　_　　　　／::::＼丁¨|¨¨|¨¨|¨¨|¨¨|¨¨|¨¨|¨¨¨|＼__>:::::::::::::::::::::::| | i,
　　　　　　　　　　　　　　／癶＼:; :＼:; :;: :; :; ::¨ﾆ=-　_ :: ;: ;:.＼　／::::::::::: :: l三|三|三|三|三|三|三|三¨|／::::::::::::::::::::::::::::弌≧s｡.,＿
　　　　　　　　　　　　／／ﾆxへ＼;: :＼;:; :;: :;: :;: :;: :;: :;: :;: :;: :;: ＼:::::::::::::／⌒＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::癶:::::::::::::::::　∧
＿　　　　　　　　　／／ﾆ／三／＼＼;:; ::;: :;:; ;:;:; ;:;: :::; ;:; ;:; :;: :;:: ;::＼ﾆﾆｨ'´￣｀丶>ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆシ'⌒'くﾆﾆﾆﾆイ'∧
;: :;:¨"　''　ｰ-　.._／／ﾆ／三／|＿|__≧s｡.,＿ ;:; ;:: ::;: :;: ;:; ;:;; ;:; ;:; ;:; ;:; ＼.|二二二|7＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|＿|　∨'∧
:::::::::::::::::::::::＞''~.ィi〔ﾆイ⌒Vﾆﾆ|＿＿_|ﾆﾆ|＿_|≧=‐　　　　__ ;;: :;: :;; :; : : ｀'＜ニニ|三¨|三|三|三|口|三|三|口|三|三|丁|二|丁|三|＼.∨'∧
＜_:_:_:_:_:__う爪ﾆﾆﾆニ|i:i:i:i|　　　　|:|　　　　 |:|　　　 |　　 |￣¨Ｔ=‐-　　__:;: :;:｀'' ＜7777777777777777777777777777777777777777777
"¨丁¨￣|￣￣|￣￣|丁i:i:i|,,＿＿,,|:|＿______,|:∟..____|＿　 |　　 | 　 | 　 |￣|¨T=-　__｀`～､、￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿..|＿_,..|＿＿|＿＿|..|∠ニニニニニニ|i:i:ｉ:|:|￣￣|:l三三|￣|~|ー┼　」＿|_｜_|　|　|¨T=-ミs｡＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺZZ|i:i:i:i[二二二二二|i:i:ｉ:|三三三三三三三三三三三二二二ニﾆ=- T|￣/77777777777777777777777777777777777
　|　||====||=||=||==||¨|i:i:i:i|￣|:|￣|:|￣「l|i:i:ｉ:|¨￣|:|￣￣|:|￣　|:|￣|:|　 |:|　 ||　||　||　||　　└─丁¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
　|　||====||=||=||==||=|i:i:i:i|==|:|==|:|　 |:ｉ|i:i:ｉ:| 　 .|:|　　 |:| 　 .」」 .⊥　└　 ''　＂　　　　　　　　 |
590： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:15:25 ID:cTEOJ6uM00: ＜　摠見寺前　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ___________________________________________
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弍爾爾爾爾爾爾爾爾爾爾爾爾斥
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 jｦ＾ｦｺｺｺｺｺｺ{≫呈≪}ｺｺｺｺｺｺﾖ＾ﾖi
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 jｦ＾ｦｺｺｺｺｨf㌃i宀宀i弍ﾕｭｺｺｺｺﾖ＾ﾖi_
_________________________________　__r=ｨィイｲィリｺｨf㌃i¨´ __x______x｀¨弍ﾕｭｺｺﾖ＾ﾖﾕｭ_
爾爾爾爾爾爾爾爾爾爾弍ｦｧｧｧｧｧr匕匕´__､ヽ＼⌒＾}韮{＾⌒／｀¨弍ﾕｭｺｺｺｺﾕｭ斥ｧ　_nnnnnnnnnn、
ｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ弍ｦ弋弋戈弋¨￣丁丁丁丁丁丁丁丁丁￣ヲヲフ弋弋<く　ｨ兮弍弍弍弍弍>､
ｵｵｵｨf癶弍ｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ弍ⅳ`~| |｀弌弌｢く_¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ フ| |￣￣| |￣ | |／弋斥__||__||　　||＿||¨´
,ｨ㌃ｨfニﾆﾕ弍ｭ弍ｭ[￣][￣]|`トﾄﾄ|　 | | 　　 | l田|`∫∫∫∫∫田| |　　 | | 　 | |¨¨´　l亥弋ｰ┬┰┰┬
ﾖTT¨¨ｌｌ¨¨¨TT¨¨´フフフフフフﾄﾄ|　 | |＿＿_| l田|」⊥｣⊥｣⊥L」田| |＿＿| |嵓 | |_______|__jリｰ┼┸┸┼
r_| |r_r||r_r_r|‐r___rｫｭ_====イｌ lﾄﾄ|　 | l綴i綴｣ |___l 　　　　　 |___| |綴綴| |莖 | |‐‐‐--丑r‐ _｣|＿　｣|
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　　　 |¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨リｰｫ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r‐‐辷｣＿＿＿_|‐　､
　　　|￣￣￣￣￣￣￣|ｵ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ_Τ￣￣￣￣￣ |
　　　￣仄仄仄仄仄|扶´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　仄仄仄仄仄扶¨´
　　　仄仄仄仄仄仄扶　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　仄仄仄仄仄仄扶
591： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:16:25 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. ‐''"´　　　　　｀ｰ- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　＼　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ　　　　　　　　　　＼　　＼::: : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 /　　　　 ! 　 :|　 :|ヽ＼　　＼:::::. ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　　.:/　 .::::/　,' 　 :,'　.::iハ . ヽ::::　:::ヽ:::::. ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　i 　 .:/　 ::／　/ 　::/!: .::,' | |∨:|ﾍ:::: : :::ﾍ:::::::ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　.:,'　／　 .:/ 　::/,' :::/　|:.! |:.:| |∨::::::::∧::::::i､
　　　　　　　　　　　　　　　 |　.::i:./ 　.:::,ｲ　::＿/:::/ 　ﾘ　!斗f‐-､::::::::::ﾊ::::| !　　　　　　　　　　こちらの摠見寺（そうけんじ）で参拝すれば、
　　　　　　　　　　　　　　　 |／:|/　 :／,ィ"´／:｀` 　 / 　|/'_｣」. i:`: :::::::|::::| |　　　　　　　　　　次の四つの恩寵が授かると言われております。
　　　　　　　　　　　　　　 ,ｨ| 　/ ::::::／ﾒi　　___　　　　 /´::::}`.|:::::::::::::ｌ::::| |
　　　　　　　　　　　　　　　/　|　,'::::／{ rTl ,ｯ=＝=ﾐ　　　 .{:::::rﾘ ∥:: :::::/ﾄ､ﾊ|　　　　　　　　　　一、金運
　　　　　　　　　　　　　 {　 |　{::/::::::ヽ|:|::!　 ,. -､　　　　ヾ之'　,'|::::::::,'. |　乂
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ |　|,' |::::|::::|｀ﾄl／／　　　､　,,,,,　ﾊ|::::.::i　 !　　 `''ｰ‐　　　　　　二、無病息災
　　　　　　　　　　　　　　　　ｉ　　 |::::|::::,／／"゛　　　　　　　 /:::|:::::::|　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　ﾊ::　 l: ,.イ　ノ⌒j、　 `ー ´ ,. イ:|!:::ﾊ:::::|　　　　　　　　　　　　　　三、家内安全
　　　　　　　　　　　　　　　 ∧:　／　 r'　_ ノ　}-‐'――＜ i::|:::|:::::.ﾍf⌒ヽ　　 /＼
　　　　　　　　　　　　┌―‐z不 l　　　‘7＿_ノ ,r―――ー’ |:::|:::::::::{.;.;:;:;: ）／　 │　　　　　　　四、子宝
　　　　　　　　　.　　　＞　´　{　{　　｀ヽ　／　 ,.'!ﾊ| `＜ｭ」::|::::__/＼;;;／　/＼__>
　　　　　　。o．.斗ﾟ ´　　　　　ヽヽ. 　　ｰ〈ｲ　　 /_||__〉　ﾊ｀ヽ ::＼　　　/　/　〉_
　_ﾉｰｧ　　,　 ´　　　　　 _人_イ_＞―､　}ｰ-ｲ＞=＜ヽ　| !:::｀|￣　:_:_:_:|　/　 /　〉 ‐┐
　｀j,.- ﾟ／　　　　　 ,. イ｀Y´{´　廴._ }__ﾉ(／,' ﾊﾄ､＼｀ | |:: ::￣￣〈　 | ！ /　/ 　ｲ
　　　／　　　　　　／／￣＼:: :: :/:ヽ　ヽ　　.// ,':: ﾍヽ )　| |:: :/!:::::∧＼￣ ┘/ ／､
　ノ　　　　　　　トん: l:: :: :: :: :ヽ::/:: :: ﾍ　ﾍ　く/ /:: ::.∧. 　 | |,ｲ/::::::::::/　　　 └::＼: .＼

　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　　{　`、
　　　　　　　　　　　　　　　{　　ﾟ,_______
　　　　　　　　　　　　　　 ,.ﾟ:, 　 }　　　｀`丶、
　　　　　　　　　　　　　／　＼ﾉ　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　／二三￣{_{Ξ二ﾆ=-　.,_　ﾟ:,
　　　　　　　　,.　-‐ァ=＝＝＝＝=‐-　　..,,_　｀　ﾟ:,
　　　　　　　 (　　　j:::::{::::::::::jj :}::::::::::::∧{＼:::らぅc.,`､
　　　　　　　　＼　 }:::::}::::::::∥.:}::::::::::/－　ﾔ:::::::}彡'^＼
　　　　　　　　　｀7:::::ﾉ::::::::{{::/.::::::::ｉ{,ｘ=ﾐ　 }:::ｲ.:{　　　　)
　　　　　　　 {::::(:::::::Y´{:{:::::::::::::{ rﾋ｝　ﾉﾊ{:::}_,.､丶｀
　　　　　　　　　　 V心、::{＼寸ﾄｰ=ミ　　丶　}ﾉ
　　　　　　　　　　　＼::{＼::从)ﾉ　.,,_　　￢　ノ´　　　　　　　　　へぇー！それはすごいですね。
.　　　　　　　　 γ⌒)＿_,,.､､.,_丿　ｱﾆ冖´
　　　　　　　 ,:ﾞ､｀　¨ア....ヽ　`、　∧　｀:,　　　　　　　　　　　どんな神様が祭られているんですか？
　　　　　　　　/､｀　　,:ﾞ.......∥　jj{＼ﾉ..ﾟ:,　ｬ
　　　　　 / ｀　／.........∥　∥.............ﾟ,　ﾔ
.　　　　　 ,'　　　〉 .,,_...../　 ,'...................}i　}}
.　　　　 ,　　　 /　　 //　 /.....................}j ∥
　　　　 ;　　　/　　 //　, '....................../ }/{
.　　　　　 {　　 ,'　　 / [／_,,..､､､..,,,__....乂'　i
　　　　　ﾞ、　j　　,:ﾞ￣ｱ-‐=＝＝= ‐- 〈　 {
. 　　　　｀　} 　 {　 /　　　　 ,′　　　 `､_ﾟ,
　　　　　　 √¨√`{　　　　　{ /　　　　　:, }
592： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:17:57 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　＿＿＿__
　　　　　　　　　　 ´　　　　　　　｀ヽ、
　　　　　／　　　　　　　　＼ヽ＼
　　　　　　, '　　　　　　　　　　　　　＼.､ﾊ
.　　　　　/　　　　　ｌ { : .＼: .＼＼　　｀ｰ廴_
.　　　 ,′ /　　 .八!＼ﾄ､斗匕￣ヽ､　　　＼＼
　　　　ｌｌ　|　　 {.ﾄ､＼＼ ,ｨ斗ｪ=ﾐｧ､_ヾ: . ﾊ　ヽ
　　　　| !　||　　.ｨＴ弋, ＼　ﾞＶｭ:::::;Ｙ´り: ﾊ :.ﾘ　　）
.　　　 !.!　|l　　 i| 　　　　｀辷ツ !Ｙ. ; :jノ
　　　　 .l　ﾊ､ : :小 /⌒　　　　 ::::　ﾉ:.ﾊ: : ; :＼
. 　　　乂ﾊﾊ. : :l;ﾍ、::: 　｀- ' 　／Ｖ: :ﾊ : ; : : ＼　　　　　　　　　　　はい、中央の台座に御神体になられる
　　　　ノﾉﾉ}: :ﾘ : i:｀::ー―､‐', ィ´⌒Ｖ:廴.; :ヾ: :＼　　　　　　　　　巨大な蛇石が飾られてます。
　　　　　　ﾉ.:/. : .!: i : i ::「Ｖﾍ　　,ｨ》ー‐'i⌒＼ : ＼
.　　　　　　／イ: : : ｨT! ￣く≫|ｉ　}≪／　 lｌ.|　　〉 : : '.,
.　　　　　　 ,!: /´ Ｖ《　　l二ﾆ{_}ﾆコ　　 ll |　／ }＼: :ﾊ
　　　　　　　　,′{ ＼Ｖ《　　|_/ |＼_|　　》/ /　　.|: : .:, :ﾊ
　　　　　　　,′:.|　　ＹＶ《　 //　|　Ｖ　　》/　!　　 !＼:ﾊ: ﾊ
.　　　　　　 /: : :∧ 　 !. Ｖ《// 　 !　Ｖ　.》/　 |　　｜: ﾊ:ﾊ: |
.　　　　 /:/ : {　　 .|　Ｖ/_　 o|　　Ｖ》/ 　.,′ 　 .!; : :.| :!; !
　　　　　 /:/: : /　　 .∧／_ヽ）　 i　　 .Ｖ　 / /　　|:!: : |: |i |
.　　　　 /:.,': : / 　＿|/ ´-､Ｙﾌ　 !　　　　 ./ｉ　　　 !:| : :!!:| !|
　　　　/:./: :./　イ´ ,ｲ　 ,ｨｫ }　　 |　　　　|.ﾚ　　 | ! : | !| ||
　　　 ,: :,'i: :.:{　《　 {　　ノｰ'　　 .|　　　　　Ｙ　　　 !::ﾊ | |! ﾘ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 ´: : : : : : : : : : : : :｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _ヽ
　　　　　　　　　　　／ .:.:.:.:.:.:/.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　 /.:.:/:.:.:.:.: / .:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　 /.:.:/.:.:.:.:. / .:.:.:/│:l　:.:.:.:.＼.:.:.: ヽ::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　ｌ.:.:/.:.: /.:.,' .:.:.:/.:.:l.: |　＼.:.:.: 丶.:.:.:.::ヽ::::::::::i
　　　　　　　　　 | .:|.:.:.:.| .:ｌ.: __/.:.:ハ |　ヽ_＼＿_＼.:.::::::ヽ､:::;
　　　　　　　　　 | .:|.:.:.:.|.:イ.:./.:.:/.:ハ!　　＼-＼.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.ヽi　　　　　　　　　　　　こちらには
　　　　　　　.l .:|.:.:.:ﾊ.:.jｨ仔ﾃ女　ヽ　ｧ7仔i心､_.:ヾ.:.:.:.｀ヽ　　　　　　　　　　後に信長公自身が
　　　　　　　.l .:|: :ﾉﾍ小ﾍ::::::j|　　　　ｌﾍ::::::j|│.:lﾍ＼:::::､.:.＼　　　　　　　　一柱の神となって宿られます。
　　　　　　　.| .:! ﾉハ{　r'仁j　　　　 r'仁リ│.:|.:.!.:.:ﾊ |＼.: ヽ
　　　　　　　ノｲ.:.: /てﾍ　.:.:.:::　　 ,　　　 :::.:.:.: /!.:.j´j.:/｝}:| | ヽ.:}　　　　　　　みなさんの願いを聞き届ける
　　　　　　　 /.: /.: /しゝ、　　､　 , 　　／./.:/.:／|ノ人!　 j/　　　　　　　 .役目を担う予定になっているんですよ。
　　　　　　　　　 /.: /.: /.:./.:.:..:＞　　　　　　イ_l.:./.:/|´.:.: |.:. ｌ.: |
　　　　　　 /.:.,.':. / j:/.:.:.:./ l_,ﾊ` ‐- ＜｜_,,Ｖ.:厶l.:.:.:. |.:. ｌ. |
　　　　　　　　/／.:／　/.:.:.:./／/ｌ　ヽ　／＼_, '7/＿ヽ.:.: !.:. ｌ.: |
　　　　　　,'' /: :;,ｒ‐‐〃´￣ゝ' r‐-..,,ｖ,r‐‐ｧ　| l_＿//￣｀ヽ!: ヽ
　　　　　／.:／/　 i i　　　　 .＞ｲ从＜´. 　｀￣//　/　　ヽ.ヽ
　　　　／::::::,' 　i　　.i i　　　く__, ｲ.|.ﾄ､__>　　 //　,　　　　＼.ヽ
　　　／:::::::::;i　　l.　　i i　　　　　/ /|.|.| |　　　 i i　　　　　　　'i.:.:.:＼
　　　/:::::::::::::::i 　　i　　.i i　　　.く_/ .| | |_|　　　　{ {　　　　　　　ヽ.:.:丶＼
593： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:18:42 ID:cTEOJ6uM00: 　　　 |ｌ　　　　 |: :|: :: :|　　　ｌ　　　　　　　　　　 / /　_　　-―-　、
　　　 |ｌ　　　　 |: :|: :　|　　　|　　　　　　　　　 / /ィ´　　　　　　　｀丶、
　　　 |ｌ　ミ　斗‐: : ￣ ¨￢弋　　　　　　　　　ﾚ´　　　　　　　　　　　　＼
　　　入V／／: :　/＼/＼: : : ＼　　　-――ｒ' ＼　　　　　　　　　　　　ヽ
　／／／: :: :|: :|ﾉ `ｰ'^ヾ: :| : ハ　 ∨　　　ヽ、｀丶、　　　　　　　　　　　ｌ　　　　　　　えっ？そ、そうなんだ……
　: : : ://: : : : : :|.: :: :: :: :: : | ハ |: ﾊ　　＼　　　｀丶　｀丶､　　　　　　　　 }
/: : : :|/: : :: : :|: |斗-: :: :: :丁　ﾘ: : |　　　　＜ (ﾌｌ7ヽ｀丶、　｀　ー-　＿＿ﾉ
! :/: : |: :: :: : :ハ|　ﾆﾄ､: : : :ｨ‐､ |l: :/|　　　　　ﾉ:l`ミー'　　　｀丶､　＿　//　人　　　　　　　　ふーん？それってすごいことなの？
: :|: :: :∨: : : :|　Y´うﾊ｀ソ{ｰ| } |ｌ/: :|　　　　 |::::|ｘ勹トト､_　　　　　　　￣ ¨　＼
: :|: :: :: :ヽ､.: :|　{ 弋リ　　 `´　 Y: : :{　　　　 ∨}　V_｝/ﾚ彳｀i ト､＿　　　　　　　＼
!: |ｌ: :: :: :∨トミ　　　　　 __　　ノ| ／　　　　　入　　　　 `ｰ'　/::::://レiァｒ￢‐ '"￣　　　　　んー　凄いというか何というか……
＼|＼: : : :ﾄゝ_Y三ニニニニニ壬_――┬― ┴‐―――――__ｭく　　/　＼ヽ
　　　｀ーﾝ'＾ｌ∨　　　　　　　　　　 |￣￣　「￣￣￣￣￣￣　　 | ﾄ､　　　　＼
　.　　　__/　　|（|　　　　　　　　　 |　　　 |　　　　　　　　　　　 | |　V　　　　ﾊ
　　　｛V　　 |. |　　　　　　　　　 | 　　　|　　　　　　　　　　　 | |　 ∨　　　ハ
594： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:18:56 ID:cTEOJ6uM00: //////∧//////////////////////////////////////////////////////////////////////
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　　　　　　 |　　　　 !　　　｀　ｰ-　..＿_'//_,.．-‐''"　　　　　　　　ｌ　　　　 .l
　　　　　 |　　　　 !　　　　　　　　　　￣　　　　　　　　　　　　 l　　　　　 l
　　　　　 !　　　　 .l　　　　　　　 ,ｲ　 ,ｲ　　,ｲ,ｲ　　　　　　 .l　　　　　　 l
.　　　　　 l　　　　 l　　　　　　 .＿_/.ﾑ_/./　　ﾚ'ﾚ'　　　　　　　　 l　　　　　　 l
　　　　　　ｌ　　　　　 l　　　　　 .ヽ=, ,.--., .二7　　　　　　　　　　ｌ　　　　　　 l
.　　　　　 ,　　　　　 .|　　　　　 /″ .//　　　　　　　　　　ｌ　　　　　　ﾞ.
. 　　　　 }　　　　.|　　　　　　　　 .//　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　　ヽ
　　　　　　 {　｀ー-_ 　}　　　　　　　　　/´　　 ,ｲ,ｲ ,ｲ　　　　　　　　　ｌ　　--‐'",.　〈
.　　　　　　,' ｀ｰ ..__　 {　　　　　　　　　ﾚﾚ //　　　　　　　　 |　ｰ-‐='"　　 >､_
　　　　 /二ﾆｰ---┘　　　　　　　　　　　　 /'　　　　　　　　 .〉ー――‐'ニﾆー_ヽ
.　　　　,'ニ二二ニﾆ}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {二ニニニニニニニﾞi
ﾞ ――‐└――――┘　――――――――――――――――　└―――――――┘―――‐
595： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:20:30 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､ ‐ ｖｖl／し
　　　　　　　　　　　　　　　　　　___jヽ}ヾ　l　 {　=ミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝミ　　}/　从　　=ミ
　　　　　　　　　　　　　　　　 )　Ｙ　从V　ヾ　爻
　　　　　　　　　　　　　　　 { ヽノ..-‐:::::::‐-ミヾ }
　　　　　　　　　　　　　　　 ....:.´:.:.:.:.:-┬‐-:.:.:.:.ヽ､
　　　　　　　　　　　　　 ......:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‐-.....
　　　　　　　　　 .......:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ　　　　　　　　『東のシンアル平原に移住した人々は、
　　　　　　 /{{￣¨7:.:.:.:.:.:./:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:| :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: }}､
.　　　　　〈:.:}}:.:. :.:.:.:.:.:.:./:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ　　　　　　　　石の代わりに煉瓦を、
.　　　　　　　 }ヽ:.:.:.l:.:.:.:.: /:.:.:.: / :.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./　　　　　　　　漆喰の代わりにアスファルトを用いて
　　　　　　　　l:.:.:.:.: l :.:.: /:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l:.:.:.:.:. /l　　　　　　　　　街と塔を築き始めた』
　　　　　　 l:.:.:.:.:.:l:.:.:./:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |.:.:.:. /:.:l
.　　　　　　 lヽ:.:.:. ｌ:.:/:.:.:.: / :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:./:.:.:.l
　　　　　　　 lヽ:.:.:.:.:V:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l:／ :.:. ﾉ〉
.　　　　　　 ,: .:.:.:.:.:.:.}:/:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |／)／:/l
. 　　　　 ,: .:.:.:.:.:.: {/:.:/ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ｌ:／ : /:.:l
　　　　　 ,:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. l:.: ／ :.: l

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, -'":::::::"'- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::○::::○::::::` ､
　　　　　　　　　　　　　　__,,.. ．-‐"::::::',::::::::::::::::::::::,':::::~""'''‐- ．..,,
　　　　　　　　　　　　 ,':::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::,'::::::::::::::::::::::::::::::::',
　　　　　　　　　　　 ,':::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::,':::::::::::::::::::::::::::::::::::',　　　　　　　　　　　『人々は言った、
　　　　　　　　　〈 ',　',:::::::::::／　:∧:',:::::::::::,':::{　＼:::::::::|:::〃 / 〉
　　　　　　　　　　　 ', ',　| : :::/　　　/::',:::::::::,':::::} 　　　 |:::　/ /　　　　　　　　　　　　「我らの築く塔の先が
　　　　　　　　　　 ::', ', ｌ/ l/　　./　',:::::',::::::,':::::/　',　　 .l::: /.ノ ',　　　　　　　　　　天に届くまで煉瓦を積み上げよう。
　　　　　　　　　　　 ,'　　 l　/　　/　/:::::::::',:::,'::::::',　 .',　　 .l:::,'　　.〉
　　　　　　　　　　 ,'　　ｌ / 　 /　/::::::::::::::||::::::::::',　　　 l::, -'"-'"　　　　　　　　　　　我らの名を高めるため
　　　　　　　　〈 ', 　 ,'/　　/　/:::::::::::==||==::::::::',　　　 l．-'''"　',　　　　　　　　　　永久に残るように」
　　　　　　　　　　::', ',　./　　　/::::::::::::::::::||::::::::::::::::',　　 .l 　　　 ',
　　　　　　　　 ./ "'-､/　　　／:::::::::::::::::::::||:::::::::::::::::::', 　 lヽ＿_/￣〉　　　　　　　　主はそれをご覧になられ
　　　　　　　　　　::　　 /　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',' ,　.|　＿ __　',
　　　　　　　 ,':::::::::::/　　 /,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::'., ',　　　　 ',　　　　　　　　一人ずつ異なる言葉を
　　　　　　　 ,'::::::::::/　　 /:,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:::', `､　　　　',　　　　　　　　用いるようにさせられた』
　　　　　　 ,':::::::::/　　　/::,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:::'., ヽ::::::::::::::',
　　　　　　　 .,'::::::／　　 /:::,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'.,::::',　`､:::::::::::',
　　　　　 ,'::／　　　 ./::::,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:::::',　 `､:::::::::',
　　　　　　 '/　　　　 /:::::,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::',.　 `､:::::::',
　　　　　　 /　　　　 /:::::::￣,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',￣:::::::::',　　 `､::::',
　　　　　 ./　　　　 /:::::::::::::,'::::::::::::::::::::::::/￣￣'.,:::::::::::::::::::::',:::::::::::::::',　　　`､:',
596： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:21:09 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ヽ........／／{
　　　　　　　　　　　　　　　 /}/::::::::::::::::::::::／し- ､
　　　　　　　　　　　　　 / /''':::::::::::::::::::::::::::::／／￣ミ_メ
　　　　　　　　　　　　　 lゝ':::::::::::::::::::::::::::::／　∠二ニﾆ　メ
　　　　　　　　　　　　　メ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／∠二ニ=ミﾐｘ
.　　　　　　　　　　　 /／::::::::::::::::::::::::::::::／´　　｀ﾞミ　⌒ヽ　ヾ
　　　　　　　　　　　　 l' {::::::::::::::::::::::::::::: /／　　　　ミ　　=ﾐｰ
　　　　　　　　　　　　ヽ::::::::::::::::::::::::::{/　　__　　　ミメ, -､ﾐヽ　　　　　　　　　　　　　『人々はお互いの言語が理解できなくなり、
　　　　　　　　　　　　　 ';:::::::::::::::::::::::::〉／ -‐｀ｰ　｀㍉!ヽ 'ﾐﾒ､‐-　　　　　　　　　　　　やがて世界中へ散り散りになった。
　　　　　　　　　　　 ...:::::::; = ､ｰ}=く::::rt_ｱヾ　／ ´ 〉} }ﾐ '　＼　｀
　　　　　　　　　　　　／:::::::::{　　 }≠={{ ｀¨彡}}／　　 {´/ﾐ　', 　ヽ　　　　　　　　　そして、かつて塔があったその地を、
　　　　　　　　 . ‐／::::::::::::::::ゝ-　'::|　　ゝ--　'＼､ﾐr‐ '/: :: :|
　　　　　　 _/´ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:|　／　´　　　ヽヾ::V:::::::: :|　　 |　　　　　　　　「バベル」
　　　　　　 / |　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::､_｀´＿　-‐ ､ヾ、ヾ/::/::/::::::::|　　 |
　　　　　 r{ 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼二二´／　､／::/::/ /::::::　　 l　　　　　　　　　と呼ぶようになった』
.　　　　八　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ｀ｰ─‐ ´ヾ／::／／ /: ::::;
　　　　／　　￣ミ::::::::::::::::::::::..　＼　ヽ」」」」」／::／／　 .::::::::/
　　　　ヽ　　　　ー─── ヽ　ヽ＼､::::::: :／／　　 .::::: :/　　 /
　　　　 rﾍ　　　　　　 /　　　　＼　‘,　ヽ'.　/ / 　　　ヽ:: :{ 　　/　　　　　【　ポルトガル宣教師　　ルイス・フロイス　】
　　　 ∧ 　　　　 /　 /　　　　　ヽﾄ　 ',V / /　　　　　　　/
　　　｛　ヽ　＼　　　 /　　　　　　 '. 　 V　{　　　　　 '. /
　　　　　　　＼V　　 /　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　〉

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.ィ _ ィし､__,
　　　　　　　　　　/（ ,. -x/Vv'ﾌ′ｘ彡'／V⌒＼
　　　　　　　　　ｲｗＶ厶 '　　,.イ　　／' =≦x　_ミァ
　　　　　　　　_{{ヾ　＾Ｙ　　 /／　彡 ⌒ア　　＾入
　　　　　　　ﾍミｘ:_＼:､_　ｘ彡 ^" ｀`㍉x　　 _　` ﾐｘ
　　　　　　　厶7⌒7⌒｀"　　　　　　ミ　　/＾ヽ:::::::r　　　　　　　　　　　　　　なんたる傲慢……
　　　　　　　　　Xi:′　　,　　　 ,:ｘ==ミ､ゞ;ﾉｊ⌒; }:::::}
　　　　　　　　　　}}､、ｊ　i{ ｝　//ｘ=ミ,　//＾ V　,ミｘ{　　　　　　　　　　なんという不遜……
　　　　　　　　　　{ｉ^:::::.､ﾞ＼ゞ〃Ｏ｀}l｝iく/　　し' ＼;}
　　　　　　　　　　〉::__::.}Ｌ_ヾ{{弍='ﾍ:V/ 　　 }}　ヽ,ヾ=ミｘ
　　　　　　　　　ｲ{⌒`く⌒ヽ〉、__ノノ＼`ヽx:′､ ∨爪ﾐｘ＼
　　　　　　　　＾ヾ:､_.ﾉ| 　 ^ヾ¨´ 　　＼ 7　　V////ﾉ⌒し:、 __
　　　　　　　　　　　ﾏ＾{__　／_　ｘ=ｧ=ﾐ;';';':′::;::′ﾆﾆ/: : : : : У^
.　　　　　　　　　　　＼＾f三+ =-＾-彡;';/:::／ﾆﾆﾆ／: : : : : :/: : :
　　　　　　　　　　　　　　 rﾍ`xｰX⌒^xxX/／ﾆﾆﾆ／: : : : : :／: : : :
　　　　　　　　　　　　 ,.イ〃≧=―-- =彡'ﾆﾆﾆﾆ/: : : : : :／: : : : : :
　　　　　　　　　ｘ≪ﾆﾆ/／::::::::/く::::::::r／ﾆﾆﾆ／: : : : :〃: : : : : : : :
　　　　　　ｘ≪ﾆﾆﾆニ〃: : : :爪:ヽf彡{｛ﾆﾆﾆ//: : : : ／: : : : : : : : : :
　　 _ｒｖ≪: :ﾆﾆﾆﾆニ｛（: : ／::ｊ/ﾆi|: 　|｛ﾆニ{i｛: : :／: : : : : : : : : : : :
　　ｆ.:|^く: ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾍ Vﾆニ||ニV⌒ﾚﾆﾆﾆ}}:.Ｖ: : : : : : : : : : : : : : :
　 /:.:|: : :ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ}:｝ﾆニ||ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ厶ｆ´: : : : : : : : : : : : : : : :
597： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:21:34 ID:cTEOJ6uM00: 　　　　　　　　　　　　　　　　　/////////////////////////////////////////////.／
　　　　　　　　　　　　　　　 |//////// ィﾐ､ｬ､　　ィｫ-ｫ‐ｭ…ｧ､＿ ,.　//////////／
　　　　　　 ./￣/　　　　　　 .| ､　,､　「｀ヾ＼　＼乂ﾈイｲメ／ォ- ｧ'"ノゝ _ //////「
　　　　　 ./　/　　　　　　　 .|Vﾄ{ﾄ.三ミ、:.＼:ミx　V;;; ／イ／／　ォ"ｧメミ //// |
　　 .＿＿/　/＿＿_　　　　 {ヽ`ﾄ､＼丶＼ﾐ＼ ∨;;　／ ∠才/　／イ／ ≠ｽ /// !
　 . /＿__　　＿__　 /　　　　 .ヽヾﾐーミ＼ヾ:.､＼;; / ／／メィ" ォ≦　＜三ミ ///
　　　 ./　/　 /　/　　　　　　 /　/===ｼ'"ﾞﾞ` ー… …一 ''"´￣￣ヾー…==ヽ.ﾐ //
　　　 /　/　 ./　/　　　　　 ./≦ィメ /　　　　　　　　　　　　　　　　＼ー─ 乂 ∧　　　　　 .ノブナガ！！！
　　 ./　/　　/　/＿　　　　 /ヾ:::::彡/　　、　　　　　　　　 x── ､　ミヽ --ﾐ::/ミx
　　 .￣　　　￣//./ ＿　　i//､::::ｲ{′＿　＼　　 //ﾑ／￣￣￣ヾ ::V⌒ヽY　　 }
　　　　　　　　 .￣／／　 . {///∨ﾊ斗…ミ､ヾ::､　　{:{:{/　,ィ＝=ミ　　　:､!__　} |　＼j　　　　　貴様のやっていることは
　　　　　　　　 .／／　　 ./////｀rﾍ　　ｨ:三ミxﾞ　ﾞY　'　{　(::)　}　　 /:!　ｿ .'ヾ::./
　　　　　　　　 .￣　　　 ///////! ∧ /{　(::)　}::ヽ　ヾﾒ､ゝ ==彡 _　/　lノ　∧:.く　　　　　　　 .破滅をもたらすぞっ！！！
　　　　　　　　　　　　 ///////∧ 　}　ゝ==彡:乂!.:--Xｫ　　　　　 У　､l‐ く ∧:.:.＼
.　　　　　　　　　　　 i////////∧ｿ乂　　　 ff=/￣｀ヾ::.　　　　ノ:⌒ヽl::､　ヾ:ﾘ:.:.:.:i
　　　　　　　　　　　　＿j//////////ヾﾐ:ト　＿__ﾉ::j:::i　　　￣､￣ ´__ ＼　l　ﾍ　Y:.:.:.:.:!
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￣￣｀ヽ　　　　　__j:.:.:.:.:＼//////////l八/　／　 `ヾ　　／　＿___ ィ　 l　＼;!:.:.厶-- ､
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598： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:23:26 ID:cTEOJ6uM00: 本日分の投下は以上になります。
お付き合いのほど誠にありがとうございました。
599：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 22:26:14 ID:T3mSW/GI00: おつー

バベルの塔が壊れなきゃ世界は同じ言語で外国語勉強する必要もなかったのになぁ…
600： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:26:43 ID:cTEOJ6uM00: >>590修正

＜　總見寺前　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ___________________________________________
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弍爾爾爾爾爾爾爾爾爾爾爾爾斥
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 jｦ＾ｦｺｺｺｺｺｺ{≫呈≪}ｺｺｺｺｺｺﾖ＾ﾖi
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 jｦ＾ｦｺｺｺｺｨf㌃i宀宀i弍ﾕｭｺｺｺｺﾖ＾ﾖi_
_________________________________　__r=ｨィイｲィリｺｨf㌃i¨´ __x______x｀¨弍ﾕｭｺｺﾖ＾ﾖﾕｭ_
爾爾爾爾爾爾爾爾爾爾弍ｦｧｧｧｧｧr匕匕´__､ヽ＼⌒＾}韮{＾⌒／｀¨弍ﾕｭｺｺｺｺﾕｭ斥ｧ　_nnnnnnnnnn、
ｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ弍ｦ弋弋戈弋¨￣丁丁丁丁丁丁丁丁丁￣ヲヲフ弋弋<く　ｨ兮弍弍弍弍弍>､
ｵｵｵｨf癶弍ｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ弍ⅳ`~| |｀弌弌｢く_¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ フ| |￣￣| |￣ | |／弋斥__||__||　　||＿||¨´
,ｨ㌃ｨfニﾆﾕ弍ｭ弍ｭ[￣][￣]|`トﾄﾄ|　 | | 　　 | l田|`∫∫∫∫∫田| |　　 | | 　 | |¨¨´　l亥弋ｰ┬┰┰┬
ﾖTT¨¨ｌｌ¨¨¨TT¨¨´フフフフフフﾄﾄ|　 | |＿＿_| l田|」⊥｣⊥｣⊥L」田| |＿＿| |嵓 | |_______|__jリｰ┼┸┸┼
r_| |r_r||r_r_r|‐r___rｫｭ_====イｌ lﾄﾄ|　 | l綴i綴｣ |___l 　　　　　 |___| |綴綴| |莖 | |‐‐‐--丑r‐ _｣|＿　｣|
r_| |r_r||r_r_r|弋ｦ｣r｡｡)‐||　|| l lﾄﾄ|　 | l綴i綴｣ |___|_____r‐‐┐＿_|___| |綴綴| l｢｢「| |ｈ‐‐---丑 f｡ r｡(孑ｼ|j
　| |ｨﾎ||r_r_rl （__{ *ω八l|　|| l lﾄ|｣___中中中中中中 ┴ ‐┴中中|￣|中中中｢「| |ⅵ‐‐---　｛Д ｲしﾊ
　| |ｨﾎ||Tlハ|_い7T爪 _」l|　||__r┘丁丁７⌒Ⅵ‐┴─────┴|　 |──‐┴┴‐┐ー‐‐‐ 《T爪　 j｝
rf㌃二r 《Ｖ⌒7Ｖ⌒)j 二_r┘丁丁丁７［￣］ⅵ二二二二二二二|　 |丁丁丁丁丁丁ﾆﾆﾆﾆﾆＶし_)　入《L
￣~~~~ ├{　　)リ|　}｝¨¨~`ｰ'┴'┴┴《⌒⌒⌒》三三三三三三三|　 |┴┴┴┴┴┴=＝==＝} 7 ﾄﾐ　 )Ⅵ
　　　　　Ⅵrチ仂廴ﾕｭ　　　　　　｀¨¨¨¨¨´““““““““““““““ ｀¨´　　　　　　　　　（__(__j／(うぅj｝
　　　 |¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨リｰｫ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r‐‐辷｣＿＿＿_|‐　､
　　　|￣￣￣￣￣￣￣|ｵ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ_Τ￣￣￣￣￣ |
　　　￣仄仄仄仄仄|扶´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　仄仄仄仄仄扶¨´
　　　仄仄仄仄仄仄扶　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　仄仄仄仄仄仄扶
601：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 22:26:45 ID:KlTJgjf.00: 乙
ヘリオガバルスの祀った石が収めてれるそう
602： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:27:51 ID:cTEOJ6uM00: >>591修正

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. ‐''"´　　　　　｀ｰ- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　＼　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ　　　　　　　　　　＼　　＼::: : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 /　　　　 ! 　 :|　 :|ヽ＼　　＼:::::. ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　　.:/　 .::::/　,' 　 :,'　.::iハ . ヽ::::　:::ヽ:::::. ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　i 　 .:/　 ::／　/ 　::/!: .::,' | |∨:|ﾍ:::: : :::ﾍ:::::::ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　.:,'　／　 .:/ 　::/,' :::/　|:.! |:.:| |∨::::::::∧::::::i､
　　　　　　　　　　　　　　　 |　.::i:./ 　.:::,ｲ　::＿/:::/ 　ﾘ　!斗f‐-､::::::::::ﾊ::::| !　　　　　　　　　　こちらの總見寺（そうけんじ）に参拝すれば、
　　　　　　　　　　　　　　　 |／:|/　 :／,ィ"´／:｀` 　 / 　|/'_｣」. i:`: :::::::|::::| |　　　　　　　　　　次の四つの恩寵が授かると言われております。
　　　　　　　　　　　　　　 ,ｨ| 　/ ::::::／ﾒi　　___　　　　 /´::::}`.|:::::::::::::ｌ::::| |
　　　　　　　　　　　　　　　/　|　,'::::／{ rTl ,ｯ=＝=ﾐ　　　 .{:::::rﾘ ∥:: :::::/ﾄ､ﾊ|　　　　　　　　　　一、金運
　　　　　　　　　　　　　 {　 |　{::/::::::ヽ|:|::!　 ,. -､　　　　ヾ之'　,'|::::::::,'. |　乂
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ |　|,' |::::|::::|｀ﾄl／／　　　､　,,,,,　ﾊ|::::.::i　 !　　 `''ｰ‐　　　　　　二、無病息災
　　　　　　　　　　　　　　　　ｉ　　 |::::|::::,／／"゛　　　　　　　 /:::|:::::::|　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　ﾊ::　 l: ,.イ　ノ⌒j、　 `ー ´ ,. イ:|!:::ﾊ:::::|　　　　　　　　　　　　　　三、家内安全
　　　　　　　　　　　　　　　 ∧:　／　 r'　_ ノ　}-‐'――＜ i::|:::|:::::.ﾍf⌒ヽ　　 /＼
　　　　　　　　　　　　┌―‐z不 l　　　‘7＿_ノ ,r―――ー’ |:::|:::::::::{.;.;:;:;: ）／　 │　　　　　　　四、子宝
　　　　　　　　　.　　　＞　´　{　{　　｀ヽ　／　 ,.'!ﾊ| `＜ｭ」::|::::__/＼;;;／　/＼__>
　　　　　　。o．.斗ﾟ ´　　　　　ヽヽ. 　　ｰ〈ｲ　　 /_||__〉　ﾊ｀ヽ ::＼　　　/　/　〉_
　_ﾉｰｧ　　,　 ´　　　　　 _人_イ_＞―､　}ｰ-ｲ＞=＜ヽ　| !:::｀|￣　:_:_:_:|　/　 /　〉 ‐┐
　｀j,.- ﾟ／　　　　　 ,. イ｀Y´{´　廴._ }__ﾉ(／,' ﾊﾄ､＼｀ | |:: ::￣￣〈　 | ！ /　/ 　ｲ
　　　／　　　　　　／／￣＼:: :: :/:ヽ　ヽ　　.// ,':: ﾍヽ )　| |:: :/!:::::∧＼￣ ┘/ ／､
　ノ　　　　　　　トん: l:: :: :: :: :ヽ::/:: :: ﾍ　ﾍ　く/ /:: ::.∧. 　 | |,ｲ/::::::::::/　　　 └::＼: .＼

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　　　　　　　 (　　　j:::::{::::::::::jj :}::::::::::::∧{＼:::らぅc.,`､
　　　　　　　　＼　 }:::::}::::::::∥.:}::::::::::/－　ﾔ:::::::}彡'^＼
　　　　　　　　　｀7:::::ﾉ::::::::{{::/.::::::::ｉ{,ｘ=ﾐ　 }:::ｲ.:{　　　　)
　　　　　　　 {::::(:::::::Y´{:{:::::::::::::{ rﾋ｝　ﾉﾊ{:::}_,.､丶｀
　　　　　　　　　　 V心、::{＼寸ﾄｰ=ミ　　丶　}ﾉ
　　　　　　　　　　　＼::{＼::从)ﾉ　.,,_　　￢　ノ´　　　　　　　　　へぇー！それはすごいですね。
.　　　　　　　　 γ⌒)＿_,,.､､.,_丿　ｱﾆ冖´
　　　　　　　 ,:ﾞ､｀　¨ア....ヽ　`、　∧　｀:,　　　　　　　　　　　どんな神様が祭られているんですか？
　　　　　　　　/､｀　　,:ﾞ.......∥　jj{＼ﾉ..ﾟ:,　ｬ
　　　　　 / ｀　／.........∥　∥.............ﾟ,　ﾔ
.　　　　　 ,'　　　〉 .,,_...../　 ,'...................}i　}}
.　　　　 ,　　　 /　　 //　 /.....................}j ∥
　　　　 ;　　　/　　 //　, '....................../ }/{
.　　　　　 {　　 ,'　　 / [／_,,..､､､..,,,__....乂'　i
　　　　　ﾞ、　j　　,:ﾞ￣ｱ-‐=＝＝= ‐- 〈　 {
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　　　　　　 √¨√`{　　　　　{ /　　　　　:, }
603：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 22:28:03 ID:WM3QCVMA00: 乙でした
604： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 22:33:22 ID:cTEOJ6uM00: 【　登場人物　】

織田信長　（ドリフターズ）
島津豊久　（ドリフターズ）
那須与一　（ドリフターズ）
サン・ジェルミ伯　（ドリフターズ）

＜　織田家　＞
明智光秀　　　　　アーカード　（ＨＥＬＬＳＩＮＧ）
丹羽長秀　　　　　テリーマン（キン肉マン）
羽柴秀吉　　　　　少佐（ＨＥＬＬＳＩＮＧ）
森乱丸　　　　　　渡良瀬準（はぴねす！）

＜　本願寺勢力　＞
顕如　　　　　　　萬田銀次郎（ミナミの帝王）

蓮如　　　　　　　蒼星石（ローゼンメイデン）
下間頼廉　　　　鶴見中尉（ゴールデンカムイ）
下間頼龍　　　　龍驤（艦隊これくしょん）
本多正信　　　　杉元佐一（ゴールデンカムイ）
下間頼照　　　　オオコノハズク（けものフレンズ）
七里頼周　　　　ワシミミズク（けものフレンズ）

＜　その他　＞
細川晴元　　　　　アクア様（この素晴らしい世界に祝福を！）
浄土宗モブ　　　　水銀燈（ローゼンメイデン）
延暦寺モブ　　　　牛嶋くん（闇金融ウシジマくん）
一向一揆モブ　　　サーバル（けものフレンズ）
法華宗モブ　　　　　めぐみん（この素晴らしい世界に祝福を！）

大田牛一　　　長門有希　（涼宮ハルヒの憂鬱）
フロイス　　　　アンデルセン神父（ＨＥＬＬＳＩＮＧ）
605：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 22:38:09 ID:JxVfvMfs00: 乙
勝家も北之庄で安土城に匹敵するバカでかい城を建てるけど
一向宗への威嚇目的だったのだろうか
606：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 22:39:37 ID:EBBXIjjA00: 乙
607：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 22:41:05 ID:mAxSt8M6MM: 乙
神の概念が中世日本人とヨーロッパ人や現代人と異なるからねえ
608：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 22:45:48 ID:YQECXiBg00: 乙
フロイスは結構かみつく癖あるね
609：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 22:57:35 ID:yRJkm/g.00: >>608
日本古来の神社の神ならまだしも、目の前でいきなり「俺が神様だから崇めなさい」とかやりはじめたからキレたんですかねえ。
610：令和もどこかの名無しさん：2019/07/07(日) 23:11:33 ID:3Ft3Rd7w00: 乙っぱい
611： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/07(日) 23:11:49 ID:cTEOJ6uM00: 今回と次回の信長神格化のお話はセットになっております。
この二つで信長がやろうとした一向一揆への対抗策が判明します。
時期が前後して順番通りには描いてないですけど、分からなかったら気軽に質問書いてくださいね。

>>605
勝家の場合は、どちらかというと、山崎に城を建てた秀吉や織田家中に向けたパフォーマンスが強い印象です。
612：令和もどこかの名無しさん：2019/07/08(月) 01:12:20 ID:l2TAYGyw00: 乙

肉の更新今週じゃないのか…
613：令和もどこかの名無しさん：2019/07/08(月) 03:05:02 ID:8pFX/9Q200: 神ちてあがめよの前に受付係まで自分でしたと
やはり信長はアイディア的に面白いキャラだ
それ戦に勝つという戦略は、もっと知られていいのでは？
614：令和もどこかの名無しさん：2019/07/08(月) 10:24:00 ID:uq57m3Z600: 信長の神格化＝信長の皇位簒奪とかいう意見あるけど、ちょっと苦しいように思う
八百万の神々的に考えて
615：令和もどこかの名無しさん：2019/07/08(月) 20:20:29 ID:I.gJzBqU00: おつです
616：令和もどこかの名無しさん：2019/07/08(月) 21:01:33 ID:UufRaG/I00: 皇位簒奪は牽強付会すぎるだろう…そもそも権現とか大明神とか、死後は普通に神様になるのが日本なのだし。
まあ生きてる間に俺は神だとか言うのは、だいぶ頭あったかい人扱いだろうが…ｗ
617：令和もどこかの名無しさん：2019/07/08(月) 21:05:48 ID:TDX4dNrc00: >>542
ちなみに今の通説だと安土城を燃やしたのは信雄じゃなくて火事場泥棒による放火または失火の可能性が高いとされています
理由は信雄が安土城を燃やす動機が無いことと信頼できる史料に信雄が安土城を放火したという記録が無いことです
信雄が安土城を燃やしたというのは信頼できない風説でしかないそうです
618：令和もどこかの名無しさん：2019/07/08(月) 21:08:51 ID://ByO2mo00: 信頼できる資料ってなんだよ（歴史学）　フロイスの日本史って風説レベルなん？
619：令和もどこかの名無しさん：2019/07/08(月) 21:28:17 ID:xezqNhdwMM: 重要資料ではあるけど、キリスト教的な価値観や立場による誤解・偏見などもあるし
当たり前だけど本人が直接確認したことじゃない伝聞や風説のたぐいも書き記している

信長の第六天魔王もそれだな
620：令和もどこかの名無しさん：2019/07/08(月) 21:48:49 ID:K//B7W6600: 鳴かぬなら～の有名な俳句は
ググったところ、18～19世紀の隠居した殿様が詠んだそうで
3者はそういうイメージを持たれてたわけか
621：令和もどこかの名無しさん：2019/07/08(月) 22:58:04 ID:uq57m3Z600: 秀吉が秀長以外の種違いの兄弟を探し出して処刑した云々はフロイスの記録しかなくて、どうやら嘘じゃないかと
622：令和もどこかの名無しさん：2019/07/09(火) 00:23:44 ID:4C8f16gUMM: センゴクであったみたいに詐欺師とかじゃね
623：令和もどこかの名無しさん：2019/07/09(火) 00:40:11 ID:6b.k0BzA00: 天皇どうするかはともかく最高神祇官みたいになろうとしてたとかはありそうだな
624：令和もどこかの名無しさん：2019/07/09(火) 00:57:22 ID:O0lzui1s00: フロイスってその立場上接触できる相手限られてるだろうしな…
正直に書いていたとしても、ソースはかなり偏ると思われる
625：令和もどこかの名無しさん：2019/07/09(火) 03:25:39 ID:R95HpP4Q00: フロイスの記述は「信雄のアホが城下に放火して天主まで燃やした（意訳」だけど
類焼してないのでは（普通に二の丸以下は無事）と言う若干の矛盾があると思う
個人の感想レベルの事を言うと、そんな大チョンボしたら長益並に同時代人に皮肉られてそう

秀満「焼失前日に坂本囲まれて逝った俺犯人説よりは信憑性あるんじゃね？」
626：令和もどこかの名無しさん：2019/07/10(水) 23:35:02 ID:axt7K8yk00: 研究の進展によって通説がひっくり返ることってよくあるよね
例えば北条早雲は出自不明の素浪人で大器晩成の人→実はれっきとした幕臣で名門一族のエリート、年齢も20歳以上若いらしいとか
627：令和もどこかの名無しさん：2019/07/11(木) 00:17:54 ID:4Fpf1P4.00: 北川殿が妹から姉にジョブチェンジしてるの、なんか好き
628：令和もどこかの名無しさん：2019/07/11(木) 00:21:13 ID:gnz3sAtA00: >>626
実は江戸初期の記録では伊勢宗瑞は幕府政所伊勢氏の庶流であるとちゃんと書いてあった
629：令和もどこかの名無しさん：2019/07/11(木) 19:38:19 ID:sF6Wr1cE00: 秀吉の嫁さんの呼び方だって二転三転してるな

06年の大河「功名が辻」放映当時は「おね」が定説だったけど
原作が書かれた昭和40年代には「ねね」だったんで原作に準拠した

その後、やっぱり「ねね」だった説が浮上したり
「ね」「ねい」説まで出てきたりｗ
630：令和もどこかの名無しさん：2019/07/11(木) 19:56:51 ID:Ww72njUM00: 太閤立志伝４やってたからねねのイメージだ
631：令和もどこかの名無しさん：2019/07/11(木) 20:14:17 ID:BYzvrDHY00: >>629
私が聞いた話だと秀吉の嫁さんの名前は｢ね｣一文字だけどそれだと呼びづらいので丁寧語の｢お｣を付けて｢おね｣と呼んだという話でした
632：令和もどこかの名無しさん：2019/07/11(木) 20:25:28 ID:Ww72njUM00: 雷撃鷲爪斬！
633：令和もどこかの名無しさん：2019/07/11(木) 20:38:30 ID:gnz3sAtA00: >>629
そもそも歴史上現れた段階では本名で呼ばれることは一度もなかったと考えられるしなあ
634：令和もどこかの名無しさん：2019/07/11(木) 21:16:02 ID:henUCihg00: 牝一一一四五一四号とかよばれるのか（エロ同人脳）
635：令和もどこかの名無しさん：2019/07/12(金) 01:44:06 ID:SitHL7r.00: そうじゃなくて住んでた場所の名で呼ばれたりする。
あの淀殿も茶々が淀城に住んでた頃に呼ばれてた奴
636：令和もどこかの名無しさん：2019/07/12(金) 07:35:14 ID:QXUV/7BI00: ハッテン場に住んでたら…
637：令和もどこかの名無しさん：2019/07/12(金) 17:12:37 ID:9tg6vRog00: 「ねい」じゃワーテルローで突進しそうだ。
638：令和もどこかの名無しさん：2019/07/12(金) 17:23:06 ID:l.SpOVTs00: 「北政所」「北の方」も、邸内北方向にある家政機関（政所）を統率するところからの呼び名
639：令和もどこかの名無しさん：2019/07/12(金) 20:23:43 ID:ZdQrFR1k00: >>631
つまり、とししたでもおねぇさま……
640：令和もどこかの名無しさん：2019/07/14(日) 17:51:22 ID:iEN4tUbkSa: 乙でごわす

これはあやつマンが激怒して光秀に啓示を与えるフラグですわ
641：令和もどこかの名無しさん：2019/07/15(月) 11:16:38 ID:C1uEKC6o00: >>621
騒乱の原因にしかならんから、確認のとれたもの以外は詐称だから殺されてもおかしくないかと
642：令和もどこかの名無しさん：2019/07/15(月) 20:38:23 ID:.nBwNZfQ00: >>641
河原ノ者・非人・秀吉に記載されていたフロイス書状だと、証言者を複数連れてきた弟と名乗った男は若者とされ、
秀吉（当時51）の弟にしては不自然に若いから腹違いの弟のだったんじゃないかな
悲惨なのは弟処刑後に秀吉の捜査により発見おびき出され殺された片親違いの姉か妹の方と思う
643：令和もどこかの名無しさん：2019/07/15(月) 21:20:14 ID:V0QaC3ZM00: 種違いの間違いじゃね？
644：令和もどこかの名無しさん：2019/07/15(月) 21:22:17 ID:s27W66Gk00: > 河原ノ者・非人・秀吉
あの本は正直、歴史書と言うより結論が先にあるような内容でなあ…
645：令和もどこかの名無しさん：2019/07/15(月) 21:27:52 ID:mrsO8Mz200: 史実だからって結論ありきで語る人もいるからどっちもどっち
歴史なんてタイムマシーンとか発明しないと理解できないし
646：令和もどこかの名無しさん：2019/07/15(月) 21:34:12 ID:iDtjyCf600: 理解しようと頑張るのが歴史学だと思うがなぁ
資料が無いなら無いなりにあるものを組み合わせて分かるものはあるわけだし
647： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 21:51:41 ID:R9RT0kk600: 今晩は。２２時から少しだけ投下します
648： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:01:33 ID:R9RT0kk600: 投下します
649： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:02:02 ID:R9RT0kk600: ┌───────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　時は明治十年（１８７７年）　３月―――　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　御一新により徳川の世から新政府が主導する政が執り行われていた。　　　　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└───────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__r　┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __,,,..､､ -‐= ﾆΞ￣ {_j)ﾉﾑ
　　　　　　　　　_,r ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __,,,..､､　-‐=　ﾆΞ￣　　　 __,,,..､､　-ｧ'/ﾉﾉ//λ　-‐=
　_,,..､､ -‐=ﾆ “”,.癶、　　　　　　　　　　　　　　　　_　 __,,,..､､　-‐=＝ﾆΞ,(＾)h､､..,,______,,,..､､　-‐=　ﾆΞ ｱ^,＇ ,ｨ(,ｨiｱ ´,:ﾞ,:ﾞ　V,,,..､､
ﾆ=-‐ｧァフ ,､rf〔,.ｘh､＼　　　　　　　　　　　　　 r｢｢　　　　 __,,,...､､　-‐ｧﾞ/寸心、《/ｱ, ﾞ , ﾞ , ﾞ , ﾞ , ﾞ , ﾞ , ﾞ ,＇,ｨ(,ｨ(ｱ　,　, ﾞ｡ﾟ｡Ｖ　/
　　　　, rf〔,､rf〔i|＾h､}h､＼　　　　　　　　 }ﾉ'゜／／, ⌒'⇔=‐-　..,,､ﾞ｡ﾟ｡寸心》〉' ／／,　‐-､　ﾞ／／,.ｨi{, ﾍｱ／／　　　,ｨ(,ｨ( ,
　,､rf〔,､rf〔,｣ﾆ|ﾆ|=|=|h､]ｈ､＼　　__,,,..､､､　-‐ｧ'゜／／／＞‐＜ﾐｈ｡,ｰ＝=ﾆｺL ｀'マ_>ﾞ／,　「￣「 | 'ﾞ／　《う》)}h､｀ｰｧ ‐=＝ﾆ Ξ￣
〔,. イ_ｉ=|=|ﾆ|ﾆ|ﾆ|=|=|=|＾h､]h､＼､､､　-‐_､-｀､-｀,. ,.　-=＝｢ ”「~|`～ﾐh｡,__　｀寸㌻／／　├‐十1'ﾞ／／／／／_ｧ'Уア ,:ﾞ ,:ﾞ ,:ﾞ ,:ﾞ ,
┐! |=|=|=|ﾆ|ﾆ|ﾆ|=|=|=|=|=｢h､]h､＼,.　(＾_､-｀　ノ〃´,_　　├ 十ｉト .,,,___ヽｱ　　｀'く／／／｣:i:ｉ:ｉl;l;|'ﾞ∠ﾆ=＝-‐ ∠ﾆ=＝---ｰ…⇒｀
｜! |=|=|=|ﾆ|ﾆ|ﾆ|=|=|=|=|=|=|⌒⌒´,.　゛　rｾだ彡 ,ｨ(⌒```1i:i:i|l;ｌト　.,,___Ξ三三｢￣~~””””|:i:ｉ:ｉ|⊆ ‐==＝￢冖ｉ:ｉ｢;l;l;l;l;l;l;l;l:j=‐｀ ,ｘfI
_j｜|=|=ｌ=|ﾆ|ﾆ|ﾆ|=|=|=|=|=|=|=======＝----―‐……━┥ｉ:ｉ|l;ｌ｢Ξﾆ＝‐-≒_〕!ｈ｡.,_ ｰ-- |:i:ｉ:ｉ|;ｌ|l;l;l;l;l;l;l;l;l;l;l;l;l;|ｉ:ｉ|l;l;l;l;l:=‐｀ ,ｘf〔 ,､ri
{]｜l／＼ううぅぅぅぅぇぇぇぇ､ﾆ二“~｢「;l;l;l;l;l;l;l;ｌ;ｌ;|:i｢l;l;l;l;l;l;l;ｌ;l|i:C|l;ｌ|i＝=‐- ﾆｺi|ううぅぅァ^[竺]Ci:ｉ|;ｌ|l;l;l:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|ｉ:ｉ|l=‐｀ ,ｘf〔,､rf〔iIiIjI
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650： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:02:24 ID:R9RT0kk600: ┌───────────────────────────────────.┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　王政復古の大号令のもと、世の中はめまぐるしく変わった。　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　そしてそれは、新時代の希望だけでなく、失望も数多くもたらしていた。　　　　　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└───────────────────────────────────.┘

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　　　　　　　　　　　　　　　　''''''''';;;;;;;;,,,,　　　; 　　　 ;'　　　　　　　　 ,,,,,,,,,,;;;;;''''　　　　　　　';　　　　''''';;;;;,,,
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　　　　　　　　　　　 '　　　　　　 ,,,;;;''''''　　　　　　　　　　　　　　　　 '';;'　　　　 tｆ´　/__,　≧t､　＼>-
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　　　　　　　　''';;, ,,,,,,,,,,;;;;;;;''''''''　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｨ==≦､　､　　　｀}｀¨f^ヽ｀ー宀│
'';;;;;;;'''';;;;;,,,,,,,,;;;;;;''''''''''''　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ((ｨｰ'^＜/ ／　　＼ヽ、　ｊ;;　＾__`_　　;;;u j Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　--- ､　 ,r'　　　　　 ∨ __,tｯｰ￢fっ=r-ﾍ　r'===ﾍｨ　　'^'__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲ廴__　　ｰ≦f(乂从儿　ヽ!てテ　てﾃYヽ　ヽ｀￣￣´;;u , ' /
　　　,;,,　　　　,,,,,,,;;;;;;;''''''';;;,,,,,;'　　　　　〃__,{　ヽ、　､（{ ≦ 　 ≧zヽ, } こ'⌒ヽ ¨´u |Y^ﾍヽ､___ _, イ／.,;'
,,,,;;;;'''''';;;;;,,,,;;;;'''''',,,,;;''　　　　　　　　　､｣:ｆtｯ,ヽ、ﾊ　ﾐﾆ! /⌒ヽ　;;ﾄ┘{ ;ヽ弋iつ７´,'└〉_ﾉ^ｆ^ヽ､´／,
;;;;;''　　''';;;;;''';,,,,;;;''';　　　　　　　　　ヾ_| 〈_、 |　 | 　〈';;r===-ｲ气,ハ　｀¨こ´u;;; _／ヽノ|　,ｧ=r- ､.;;,,,,
　　　　　　;;;'';　　　　　　　　　　　　　｢! fﾆぇj　 j 　入｀¨こ¨´ u　／ｆ≧ー一 '´　　,/ 厶八_ﾉ　　＼__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､　｀¨７　,イ／＞ｒr--ｒ≦´　 jｆ｀=--　　　　/　　　,ｒ-､
651： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:02:53 ID:R9RT0kk600: ┌────────────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　その失望や不満が形を変えて爆発したのが、九州全体で起こった士族による最大規模の反乱　　　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　世にいう西南戦争である。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└────────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　,ィ　　　 ,　　　　　　　　　　__ 〃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､__　　　　　　　　　|
　＿＿｣ヽー- '　`ｰ（..-'/　　　　　　　　　　ノ'￣) 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　入ヽ　　　　ヽー-┘
　＼　　　　　　　＿　　ゝ──ァ　　　　　　　 ´ 　　　　　　　　　　　,ｒ;ｧ　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　ヽ
　　ヽ　　｢.l｢.l ｢ヮ |　　　　／　　　　／　　,. -─- .､　　　　　　　ゝﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　l
　　　 ',　　ＬlＬl　Ｌl´ 　　／　　　　　／　　 /:::::::::::::::::::::::', 　　　　　　ヽヽ　　　　,,　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　ﾉ　ロロ　ロ　　（　　　　　　　　　　 |::::::::::::::::::::::::::}＿＿__ 　　ヽ:ﾍ　　　.i! 　　､　　　　　　　　　　r,;､　ﾊヽ |
　　∠-ｧ　　　　　　 ,--ヽ　　　　　　＿. -;二ニ＝''フ7コ´￣￣　　　　ヽ::ﾍ　　 l|　　　＼　　　　　　　　　＼＼し,コ'
　　　 /.-────┘, r──､　　　　 , z三ﾆミ､／Y,,, 'j 　　　　　　　ヽ::ﾍ　　 | 　　　＼　　　__ 　　_　　,×ヽﾉ
　　　　　　　　　　　　j_｣ --ｧｚつ ,. イ´──::::ヽヽ,八ヾｴ　　　　　　　　　ハ:ﾍ .,r'─､　､　　ゝｧ甘き＝''　 .| .! ゝ'ーｧ
　　　　　　　　　 ,__从ル'!j r,l／:::::/::::::::::::::::::::}:::::|　ヽ' 　　　　　　　　／／ﾍ,>ファ7zっ｀ヽ､　　i::::T´　　旬ぅｺ｀ヽ ∠
　／￣￣ ─ヶ７三二三＞'´:::::::::/::::::::::::::::::::/:::::::! 　　　　　 ,イ/ヽ　,ｨ'／ ,r'三≧､く_r' 旬ﾉｚ今,-,';:;ュ来ｒ氷::| .|ｴ≧ ＝ヽ
　　 ,＿_　　 l/ｒ┐ , r-､〈::::::::／::/:::::::::::::::::::/:::::::::jr-ｭ_　　ふY三≧>il'　∠i r' ⌒Y',γ=<j､爿, z＝ﾄ､_ヾ/:/::::|-'} |　　 _-ﾍ
　 '´　　　￣７/1j／.ﾍ::j ﾄゝｲ::::::/::○:::::::::::/::::::::::/f7,r'´,r 7´￣´　ヽﾄ､/} j /　　,ｲﾍｎ　|/ .r':::::::::::;-ﾆ}ｒ/ｊ:::::ゝ,; ヶ...＿ -| 　 ,＿　, -─ ,二-ヽ
　　　　　 //)''l/ｒっ〃 ∨::::::/::;-､:::::::::::::l:::::::::/∩ｌ＞ l //ヽ/⌒l!　ﾍ!./ﾐ/ /　　/ |i-'彡l　', /;ｲ::::::::::::ヽい7:;-<ァ:::::;:::::; -┤'´::ｌノゝ--‐' └─'7
　　　　　 /ﾊUr;.,, ~,_/'　 /:::::/::::::''":::::::::::::l:::::::/-, -'　, ィ !' " ',,`　! 　У / .j　　 j ／ ,イヽゝ'ゝ'|::::::::::;;;入_/:j ヽﾍ＼::ヽ｀￣￣￣´
.　　　 /　　 ''`／ｌ=　 /::::::r';: 二ニ＝､:::l:::::/ i ゝ─ｧｵ　i'ゝ'' ' ¨~　　ljiii　/＿,,,/　／ヽﾍﾍく　.ｌ::::／::|　ﾍ:ヽ｀ ‐- ､ゝ:ﾍ
　　　 __l　　／　し, ,':::::::::7-;:::::::::::::::ゝ､l::/　 l 　ノ;.ｲ　　　　　_..-　ｌ　　 }ニ彡ィ'三三（ヽﾍj　／　l::::|　_l;;;;l　　　　ヽ｀l
　＿　|　￣´　　　　 l j:::::::;ｨ:::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ､ヽ':／ l　　　　二ニ;'' | 　　ゝノヘヽI::7::::〈ヾ´ ∨　　 }r,'-─;;ﾍヽ__　　ﾍ
　ヽ｀´　　　　　　　｀￣ ' …ｧ:::::::::::::::::::::::::::::::',　（　　j　　　　 _;-' 　.ｌ　＝ヽ　,入://:λｌr:) l　　 ,　' |-.二-';;;;;;;;｀ ‐- ､_i!
　　 }　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::', 　T;r|＿＿ ...　-─ﾍヽ＿, -'´:::::::｀ヽ､ゝ<_ﾉ__／ r三'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
　／　T　R　A　P？!　　 {:::::::::::::::::::::::::::::::i｀ゝ-'　/::/ ヽ::::::::::::::::::;-､;;;;::::｀ヽ､::::::::::::::::::;-'´;;;;;;;;;;ゝ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　　　　　　　　　　　　ヽ
'´＿　　　　　　　　　　　 _ヽ::::::ヽ::::ヽ::::::::::ゝ'::::::::＼'　ノ::ヽ::::::::／::', 　ﾌ::::::;:ｲヽ::::::::::::＞-;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;j 　　　　　　　　　　　 ,＿ヽr'‐
　　|｀ヽ　　　　　　　　,ィヽ:::::ヽ:::::＼::ヽ;:…'::::::::::::::::ヽ'／}::}::::/ ﾍ:::::∨:::;ィ::/ . 〃ゝ:::::;r';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ 　　　　　　　　　　r'　l/´~
　 /::::::|　　　　　　　　l//::::ゝ─'─'''｀":::::::::::::::::::::::::::::',　l/:::/ 　　〉ゝ::r' /:l　 //_/:::r'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/-─- ､　　　 ,.-┬ ､|　ｌ!
652： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:03:16 ID:R9RT0kk600: ┌───────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　そして、速やかな反乱鎮圧のため、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　大阪鎮台でも士族による壮兵部隊創設を目的とした募兵を行っていた　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└───────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　／　　　　　　　＼
　　　　　　　　／　　　　　　　　＼
　　　　　　／　　　　　　＼　､　　,./ ＼
　　　　　／　　　　　　., ーヽ　　　,'. ｰ- ＼　　　　　　　　　これや！
　　　／　　　　　　　（　●l 　　l　●）　＼
　　　 |　　　　　　　　｀ｰノ　　　ヽ.ｰ ' 　　　|
　　　 |　　　　　　　　 '⌒（_＿__人_＿_）｀　　|　　　　　　　　徳川の侍が面目を立てる
　　　　＼　　　　　　　　　`/　　7 ´ 　　　／
　　　　　＼　　　　　　　　' ⌒ '　　　／　　　　　　　　　　千載一遇の機会やないか！！
　　　　　＿/　ヽ　　　　　　` ｰ　　　〈
　　　/￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　l　　　　　　　　　　　　　/⌒i´￣i￣i￣ヽ　　ｸﾞｯ
.　　　l　　　　',　　　　　　 r‐'l　　'　　j 　j　　 l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｼｶﾀ　ﾚﾝｲﾁﾛｳ
　　　 l　　　　　　　　　 !　,! 　　　　　　 l　　　　　【　元大坂与力の子　　志方　錬一郎（１７歳）　】
.　　　 l　　　　　　　　　　 |　ヽ　　　　　　l
653：令和もどこかの名無しさん：2019/07/15(月) 22:03:57 ID:5gm3bT4E00: イッチもカルピスさんのアレ買ったんやなｗ
654： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:04:25 ID:R9RT0kk600: 　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　 .|　　　ブン屋（新聞記者）の記事じゃ　　　　|
　　　　　 .乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,...-=＝≦--＜_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 rく:::::::::::::::::::::::::::＜⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ　::::::彡'⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　警視庁の抜刀隊が　　　　　　　　　| ﾞY:::::ヾ､＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　バッタバッタと活躍しとるがな！　　　　|../:::::ﾊ<⌒７｀ー -- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.ノ.ﾍﾊﾘ|:.:.|／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.>､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__＿＿＿ .... へ、＿へ、--─ ､＜:.｀＞:.":.|}｀ヽ　jノ:.:.:.ﾉ　ﾉ:.:.厂￣￣｀ヽ、/:.:. ＼
.　　　　　　　　　　 __＿r┬＜￣￣:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ＼:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:. ＼:.｀＞:.":.:L _／{`ｰ:.､　ヾノ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:／／へ
　　　　弋ー―= '' "　　　　}ﾄ.＼＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丶:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:. ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀Ｙ三才:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /∠彡イ／:.:ヽ.
　　　　厶≧≠ー-ノ _＿丿ｰ＼＼＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,ｨﾃﾃﾊ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:彡ﾍへへ、__ｒ‐､-＝二二ニ＝─:.ﾊ
　　　　　ノ厶く／／___＿＿＿ ≧──====ニニニニ二二二￣￣￣入（（いＺＺＺＺＺＺ7 / / / r┬　｀ヽ:ヽ:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. }
　　∠二二二二二二ニニﾆニ＝＝＝　──　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣`ー"´｀ヽ:.:.:.:r‐ﾍヽヽヽ入_＞=彡|:.:|:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j
　　￣￣￣￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨:.:￣￣{￣￣:.:.:.:.:.:｀V:./:./:.:.:.:.:.:__三二才
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣/￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨:.:.:.:.:.:.:.>:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　く二二才{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉＿＿彡′ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　____＿ｊ＼､、＿〈:.:.:.:.:.: ｨ「￣|入__,ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼:.:.:.:.＼圭｛{＿}｝圭彡| 　｀ー〈,,,∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　厂￣二ニ＝─／＼─=彡ﾍ、＿＿∨:∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . ．＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ／:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ:.:.:.:∨:∧
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　ｊ!
　　　 __＿＿___,,べ⌒',⌒ヽ､|i|
　　 {ﾑ７７７７{　ｌ　ｌ　ｌ　_〉〔二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
　　　￣￣￣＼}＼}､_}(_.ノ´|i|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　|`‐‐‐‐ ｲ __|i_＿_
　　　　　　　　　/＼＿_,/　　　　　＼
　　　　　　　　　|　　　　|ヽ、　　_ノ　＼
　　　　　　　　　|　　　　|●）　（●）　　＼　　　　　　　　　わてもかつては
　　　　　　　　　|　　　　| （__人__）　　　　|　　　　　　　　　大坂中にその名が響いた剣術道場、
　　　　　　　　　|　　　　|　｀ ⌒´　　　／　　　　　　　　　　　　士錬館の師範代や！
　　　　　　　　　ﾍ　　　＼ー―　　く
　　　　　　　　　/　　　　　ﾍ　　　　　＼　　　　　　　　　　　　武功を挙げて、
　　　　　　　　　ｌ　　　　　　ｌ　　　　　　＼　　　　　　　　　　撃剣（剣術）で身を起こしたるっ！
　　　　　　　　　|　　　　　/ 　　　　　　 |
　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　'l　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　 |､
　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　 |　`ー-- ､＿　　　 ,r￢‐‐､
　　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　｀ー--くヽ_|{三|
　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　　　　　　 |` ‐､　　　　　　　　　　∠_ノ
655：令和もどこかの名無しさん：2019/07/15(月) 22:04:45 ID:iDtjyCf600: あれかーｗ
別のやる夫スレ作者さんも宣伝してたな
656： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:04:52 ID:R9RT0kk600: 　　　　　　　　　＼＼＼＼　＼　　　　　　　　　　　　　　 |　| |　|　　　 |
　　　　　　　　　　　　＼＼> |　　＼　＿___　　　　　　　　　＼＼､＼　　:|
　　　　　　　　　　　〉 | | |＞''"´　　　 ´ ￣　ヽ､_ 　　　　 |　| |　|　　|
　　　　　　　　　　　　　　〈　／　　／／　　　　　＼　　　 .|　| |　|　　|
　　　　　　　　　　　／　 ,.イ< ／　／／　　　 |　＼　　 |　| |　|　　|
　　　　　　　　　　　　｀ヾ´　／＼／｀ <／／ /　ﾉ}　　ヽ　/_/_/_/　　:|
　　　　　　　　　　　　／　 / ﾄ､　　　＿＿,　／／ / 　　 ∨ / / /　　　|
　　　　　　　＿_,,.ｨ{_「|/　　/__,,｀　　｀ー　　￣　./　　　　| Ⅵ　|│ OO│
　　　　　　　 }　　＼|:|　　,´ん:i　　　 , -‐=ミ、　 /　　/　/　l |__|│　O　|
　　　　　　ヽ､＿／})ー/ 弋ｿ　　　　んihx〉 /　　 /　/ 　ｉ＼/＼__／
　　　　　　　　　　　}／　ｲ　　　　　　　弋rっ'　|　／　/　　l |　　|　| / /
　￣￣￣二ﾆ=‐‐＜´ ＿ｌ　　　　　　　＿＿＿〈{/＿,,.､イ　　/l｜　|￣|／{　　　　　　　なに言うとる。
　　　　　　　　　　 ∧ 　「ヽ　ヽ＿　￣ﾉ}＼　_,ノ　 /　│　|＿|／
　　　二=-‐　――-　　　∧　｀ｰ　　　　｀ヽ_,,／ｨ77´　　／　/ i　　　　　　　　　　今の自分の立場を考えてみぃや。
　　　　　_,,.　-‐　　　￣￣∧ 　　　　　イ /彡' 　／　／　;!
　　　 '"´ 　　　　　＞-‐　｀二二二二二二二二´,,.､イ　 /
　／　　　　　／　／　／/￣／{====＞―‐ｧ'"´::::::＼　　 /
　　　　　／　／　／,.ｨ!:::::////＞::::::::::::／⌒＼:::::::::::＼/
.　　　　／　／　／　/|∧:/＞"´￣／￣　　　　＼:::::::::::＼　　　　　　　【　薬屋山城屋の末娘　　時子　】
　　　　　　／　／ _／ /＿>―― '" 　 /　　　　　＼:::::::::::＼
.　 -‐　―/　　/ /"´ ／／　　　　ヾ{　　　　　　　ヾ⌒＼j
　　　　　〈　　/ /:､／／　　　　　　　...:´ ',　　　__　　　　　＼
.　　　　＼/ /／／＾''‐-　　　,,....:::::::: /￣／⌒＼　　　〈⌒ヾ⌒ヾ⌒＼
　＿＿＿＿／／　　　　　　　　　　　　　 /　　　 /＼　　　　＼　＼　＼　＼
　＿＿＿＿／　　　　　　　　　　　 /　/ 　　／　　.＼　　ﾉ＼ /￣￣￣￣＼
　　　　　　/　　　　　　　　　　 /　/　　／　　　　　＼／/＼//{￣￣￣￣＼＼

　　　　　　　　　 ,　-―ー- 、
　　　　　　　／ノ　　ヽ､_　　ヽ　て
　　　　　　　 '＝=　　 =＝＝　　､　そ
　　　　　　 '　＝　　　＝＝　　　l
.　　　　　 { 　〈_,ｨ､＿,ノ　　　　　}
　　　　　　､.　　ﾚ'＿,ﾉ　　 ..　ﾉ　　　　　うっ……いとはん（お嬢様）
　　　　　　　＞　　　　　　　＜、
　　　　　　 /　ー―- .､　　 r 、　ヽ、
.　　　　　　`ー―- ､_ノ　　 l　＼　＼
.　　　　　 ,'　　　　　　　　l　　　ヽ _,ﾉ
657： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:05:45 ID:R9RT0kk600: . f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
. |　　　士錬館も先代は
. |　　　戊辰戦争の鳥羽・伏見の戦いで討死
. |　　　残ったのはアンタ一人
. 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.　ノ

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　|　|　|　|　|　|　|　|　|| | | | | | | | | | | | | | | | |　|　　| 　　| 　　|　| | | | | | | | | | | | | | | |
　|　|　|　|　|　|　|　|　|| | | | | | | | | | | | | | | | |　|　　|＿＿|　　　|　| | | | | | | | | | | | | | | |
　|　|　|　|　|　|　|　|　|| | | | | | | | | | | | | | | | |　|　　　　　　　.|　| | | | | | | | | | | | | | | |
　|　|　|　|　|　|　|　|　|| | | | | | | | | | | | | | | | |　|__=======!!=ｺ__|　| | | | | | | | | | | | | | | |
　|　|　|　|　|　|　|　|　|| | | | | | | | | | | | | | | | |/　　”　　　　”　　丶.| | | | | | | | | | | | | | | |
　|　|　|　|　|　|　|　|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　|　|　|　|　|　|　|／ﾟﾞﾞ｀｀　ﾞﾞﾞﾞ｀｀　ﾞﾞﾞ　ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ　　ﾞﾞﾞ　ﾞﾞﾞﾞ　ﾞﾞﾞ
　|　|　|　|　|　|／""ﾞﾞ　ﾞﾞﾞ　　""ﾞ　　ﾞﾞﾞﾞﾞ　　ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ　　　　　　　　　　　　　　ﾞﾞ　ﾞﾞﾞﾞﾞ　ﾞﾞﾞﾞ　　ﾞﾞﾞﾞ
　|　|　|　|　|／ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ　ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ　　　ﾞﾞﾞ　　ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　""　　""　　"""""
　|　|　|　|／
　|　|　|／ﾞﾞﾞﾞ　　ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ　　　ﾞﾞﾞﾞ　　　ﾞﾞﾞﾞﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　""　　　""""
　|　|／　　　　　　　　　　　　　　　 -─‐──‐-、
　|／ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ　ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ　ﾞﾞﾞﾞ　　　ﾞﾞﾞﾞ　　　　　.／　　　　　　＼　　　　　　　　 ""　　　　　　　　　""
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ;　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　U　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　,　、　　　　 ;　　 |⌒´⌒｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !、　　_ノ"　"ヽ、__　　∪　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ (（●）　（●） )::　 /⌒゛`　　　　　　 l:　　　　　　　教える人間もいないし
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ヽ~゜（__人___）~__ ,ノ|　　　 ,　　　　　|　　　　　　　　　明治になってから剣を学ぶもんも
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　/` ⌒　´　　　 | 　　 |　　 ,　　 !　　　　　　　おらんようになったわ……
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　/　　　　| `ー-,,,|"　　　|___,ノ　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　/　　　　　|　　　　|　　　　|　　　　 ,lー─- 、
　　　　　　　　　　　　　　　　 , --‐-ー、_/　　　　　 l　　　 ,|　　　　|　　　,／　）　　）
　　　　　　　　　　　　　　　く / /　ァ- ,ノ　　　　　　＼ノ＾ノ^／⌒ヽ.j＼　　／＾ー-‐'
　　　　　　　　　　　　　　　　 `ー' ー´￣　　　　　　 (_イ_,イ、_,ィ'´__/　　￣
658： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:06:11 ID:R9RT0kk600: .f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
.|　　　　..幼いアンタを商屋に勤めさせて
.|　　　　..生きながらえさせたのはウチのお父はんや
.乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　　　　　　　　／{／{イ≦二≦=-ミ､_
　　　　　　　 /{':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::㍉
　　　　　 ./{/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ､
　　　　　 {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　〕::::::::|'､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〔
　　　「:::::::;ノ、>､::::::::::::::::::::::::::::::::斗ﾃ::::::::::::::「
　　　　 Ⅵ::/^Ⅵ、/`≠----r=≦　 /::::::::::::::::「　　　　　　　　　　わては志方の坊（ボン）を
　　　　　Z:」rミ'《ミ' ./　　}　　＿　 r'::::::::::::::::::ﾉ　　　　　　　ひとかどの商人にと思うとったんやけどなぁ。
　　　　　　({ヽ.斧､}--ミ==≦=-''ミ､ヾ:::::::::::: /
　　　　　　 |`ーﾞノ￣`7<¨亡ﾌ￣|〕===/ﾞヽ/
　　　　　　 |　く　_　　ヽ.＿＿_ノ　 /ｲ　 ,ﾉx､rｰ='￣`　、
　　　　　　 |　r-､＿＿　　　　　　　　　ィ /⌒ﾄ---､　　ヽ
　　　　　　Λ ﾄ..L,l__i_,ｴ>,､　　　 /^´　//´　/.l二.ハ　　　'.≧=-＿
　　　　ｘ≦ﾆ'. ヽ､__ __　　r}　　／　 . ' ,! 　 {ﾆl二二j　　　 `'寸二ﾆ≧ｘ_
　　　./二二Λ ､二ﾆ　―'　イ　　／　从　　`-==-'"　　　　 V二二二.心　　　　【　薬屋当主　　山城屋久左衛門　】
　　　j二二二/≧=---＜　〔￣￣⌒￣^ヽ、　　　　　　　　　　 V二二二二
　　　}]二二ノ二二>､　　　　≦￣　-=　＿ `　--　'"　`　　　　　}^T>､二二
　　　jｷ二Z二二ﾆ!　L　_／　　`㍉ー-　　　　　　^　　-　_　　ノ ,ノ二>､二
　　　{キ二≧ﾆﾆノ／ }/-､　　　　　≧=-　　＿＿　　　　　　／／ﾆ二二>､
　　　ﾞⅥ工二二7　　/　　＼　　　/二二二≧-二二二≦,ノ,／ﾆ二二二二
　　　　Y!ｴ二二｛　　i　　　　＼／j二二二二ア二二ﾆ/>､イ二二二二二二
　　　　 }Ⅵ二二l　　 !　　　　　　 ,'二二二ﾆｱ二二ﾆ〈≦ 二二二二二二二
　　　　ヽ'〔ニニ!　　.l　　　　　　/二二二／二二二ﾆヽﾆ二二二二二二二
659： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:06:48 ID:R9RT0kk600: f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|　　　　肝心のアンタの腕前は
|　　　　丁稚奉公の合間に棒きれ振り回す程度
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.ノ..　.f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　実戦経験なんてまったく無い
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　 lヽ
　　　　　　　　　　　　 - ､　ﾚ' 1ヽ
　　　　　　　／　　 !　　　ﾚ′
　　　　　　　　／　／７ /
　　　　　　､_／　/ /
　　　　　　　　レ

　　　　　　　　　　　　r‐ ､
. 　|i　　　　　　　　 |.　￣　／ﾉ
. 　|l.　　　　　　 |　　　　　　　　　　　＿__
. 　|ｌi.　　　　　　　 |　　　　　　 | 　　＞　´ 　　　｀ヽ
. 　|ｌi.　　　　　　　 |!　　　　 i| 　　/ ＞　￣ .＜ lj ハ
. 　|ｌｉ.　　　　　　 |!　　　　 l| 　./ /　u　　u　　ヽ　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　 lヽ
. 　|l:i:.　　　　　　　 |!　　　　 l| 　{.,’ 、　　　 /　　.i　 y V　　　　　　　　　　　　 - ､　ﾚ' 1ヽ
. 　|l:|:!　　　　　　 |!,..　　　　　l|　 |.i　{i.{>､　.ｲｦノ .ﾉ　,’ . V　　　　　　　　　／　　 !　　　ﾚ′
. 　|l:|:l　　　　　　　 |!i..｀＜.　　|| 　 i.ゝ､｀7’_j__,).ィ’　 ,’u.　V　　　　　　 .／　／７ /
. 　|l:|:i　　　　　　　 |!l　　　　＜||.　　ﾞi　｀T￣　 i　　 / 　　 V　　　　　　　､_／　/ /
. 　|l:|:i　　　　　　　 |!l.!_　　　 ||｀＜∧　ヽu.　|　　’}　 u. 　V　　　　　　　　　レ
. 　|l:|:i　　　　　　　 |!l..:::|i...:::.　i.||i　　｀ヾ　ﾞi 　 |　　/　　　　　V
. 　|l:|:i|　　　　　　　|!|.ｉ ::l::::::::: l:|| :＞::..._ ｀ヽ-.,,>’　,’､　　　　　 V　　　　　　　　　 r‐ ､
. 　|l:|:il.　　　　　 |!|.|!:|l :::::::::l:||!::::::::::::::::＞.|i:|　　/　　＼　　　ヽ、　　　　　　　 .￣　／ﾉ
. 　|l:|:i:l　　　　　 |!|l|!|:l::::::::: l:|| ::::::::::::::::::::::|i:|_.ィ’　　　　＼　　　V　　　　　　 ._／／
. 　|l:|:i:|　　　　　　 ill:l::|l|.i|:::::::l:||::::::::::::::::::::,ｨ|i:|　　　　　　　　＼　　 V　　　　　￣
. 　|l:|:i:|!　　　　　　　|　 l|l|!|il:|il:||:::::::::::::::／才´　　　　　　　　　ヽ、　 V、
. 　|l:|:i:|!　　　　　　　 |!l|　 |il:||:::::::::／／　　　　　　　　　　＼　 ℡
. 　|l:|:i:|ｉ.　　　　　　　　　　 |il:||:::／／　　　　　　　　　　　　　〉　 {
. 　|l:|:i:|ｉ　　　　　　　　　　　 ||i|l:／　　　　　　　　　　　　　才＿___}
. 　|l:|:i:|i! 　　　　　　　　 i:|l
. 　|l:|:i:|i!　　　　　　　　／
. 　|l:|:i:|i:!.　　　　　　 i|il／
. 　|l:|:i:|i:!. 　　　　　／|
. 　|l:|:i:|i:|　　　　　／
. 　|l:|:i:|i:| 　　|　.／
. 　|l:|:i:|i:|!　　 |!|l
660： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:07:33 ID:R9RT0kk600: 　＞＜///////／　　　　　＞＜///////////////////＞､
//////////／　　　　／///////////////////｡+･'´　　ﾟv
///////+'´　　　　 _／///////////////.｡+･'‘´Y　　’,　　 V
///｡･'´ /　/　　　　〕iト--------‐=≦¨´ 　　　 ‘,　　　　　　∨
¨ﾟ´　　 /　 :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ‘, 　 ∧　　 ‘,
　　　　′　　　　 i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧　　 :,
　　　 .:　　 i　　　 !　　 i 　　　ヽ　　ヽ　　　　　　 !　　 }!　　.i!
　　　 i ! 　　　　 ‘,　　 :,　　　　　 ’,　　 ’,　　　　　　i l　　.! l 　　 ,
. 　　从.　　‘,　　　　　　＿_　　　　　　＿..斗､　　　 j !　 /　!　　　∨
　　　 l!ﾟv 　 ‘,　　　　ヽ｀ー'　　　　　ヽs≦　＼ヽ　从 ./　 j!　　､∨
　　　　 ∧　　ヽ　　　_ﾑヽ≧s｡､＿ﾑ─‐ ＼.｡s≦ｭヽ/　 /　　/! 　　ヽ:,
　　　　人ヽ＿__＼/乍了示心　　　　　jI仍云示圷¨　　　　 ! { 　　　＼
　　　　　　　l i　　ヽ∧　乂__沙'`　　　　　乂辷少/ ./　　　　　Y:,　　　　　＼
　　　　　　　l !　　>─:.､　:.:.　　　　　　　　　　.:.:.:　′'　　　　 i　j∧　　　　　　　　　　　　　　　あんたなんか、
　　　　　从.／･'¨¨¨¨ﾗ　　　　　丶　　　　　 { / 　　　 /r' ＿ヽ
　　　　　　 /〈:::::::＞￣个o.　　　　 r-‐､　　　　从　　.i　　　 !´:::::::::ヽ　　　　　　　　　　所詮へぼ侍やないか
　　　　　 {　iヽf　　　ヽ　〕iト．　ゝ- '　　　o个{　　 l 　／:::::::::::::::::∨
　　　　　　　!　l　 `,　　　　Y　 i'-.'〕iト｡ _.｡s≦__`_:::＞--o＜__}::::::::::::::::::::‘,＼
　　　　　　从 .∧　　　 }　 l:::::::`:､::::::::::ヽ7＿〉.｡ゝ'7/　ヽゝﾟih、:::::::::::::::,　＼
　　　　　　　　　　ヽ i}　　　'　 j!:::::::::::::＼::::::::}'..:./:;::::'〈/:i i　　　　　ヽ:::::::::::i
　　　　　　　　　　　 lj｀ー─ '! 〕iト．_:::::::::／..:./:'::::::::＿从　　　　　 ’,:::::::!ヽ
　　　　　　　　　　／j!　　　　,: ,　 / 　 ¨7￣¨7￣￣ :　　∨　ヽ　　　　　Y:::ｉ　’,
　　　　　　　　／　.′　　　 i/　/j　　 i..:..:..:.i　　　 ∧ 　 ∨　　〕iト．　　i::::l　 ‘,
　　　　　　　 ,: /　/　　　　　l' ,.:':::!　　 l..:..:..:.l 　　 ′∨　ヽヽ　ヽ　＞s｡::{
　　　　　 //　/　　　　　!/::::::i　　　.!..:..:..:.!　　 .:､::::::∨　　｀　i￣￣::´::::_｣
　　　　　　/ :　 ′　　　　　 !ﾆ二l 　　 !..:..:..:.i　　..:::::ヽ::::∨　　　‘,--‐=ﾆ¨　i
_　　　　/　i/　　　　　　　 j!　　 l 　　.!..:..:..:.l　　i'¨¨ ‐-=､, 　　 ∧　　　　　!
　〕iト．. /　./　　　　　　　　j､ヽ　‘,　　.!..:..:..:..! 　．　　　　 }　　〕ﾆ=ﾄ､　　 :,
　　　　　￣{　　　　　　　　　 ih、ヽ:,　　 ..:..:..:..:!　 ∧　　　,｡･'‘´　　　　ヽ._ 　 ∨
　　　　　　　　　　　 /_　　ゝ ∨　i..:..:..:..:!　　∧　.／　　　　　　　　 i! ヽ
　　　　　 ∧　　　　／　〕iト．.}_ ∨ !..:..:..:..i 　　 ∨´:::7s-､　　　　 } 　 ’,
　　　　　　ヽ. 　／　　　　　　　　〕iト．　..:.!　　ノ::i::::::ｉ::::::::}_　 _　　　.′
　　　　　　　　　 ¨　　　　　　　　　　　　　　　〕iト．_¨´l::::/::::::/ ｿ'¨::}- ､/

　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　／:::　　　＼
　　　　　　／::::::::::　　　　　＼
　　　　／:::::::::: 　　　　　　　＼　　　　　　ううう……
　　　　　|:::::::::::::::　　　　　　　　　|
　　　／⌒::::::::: 　　　　　⌒ヽ／
　　；/::::::::::::　　　　　　　　　＼；
　；/::::::::::::::　　　　　　　　　＼　ヽ；
661： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:08:09 ID:R9RT0kk600: 　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　,. -'"´　　　　　　｀¨ー､
　　　　　　　　　／::::＼::::::::::::::::::,／::　　　　　ヽ、
　　　　　　　　 ,.'"::::,.===､":::::::::::::'',===-､　　　　ヽ、
　　　 , - ‐'ｰ―ｰ‐っ=γ'　 ,　　ヽ'===ｧﾆヽ---― 、ヽ、
　　　ゝ‐─‐"￣:::::::::::丶__人＿ノ　　｀￣￣￣゛ー' 　ヽ　　　　　　　　それでも……
　　　　　 ./::::::::::::::::::::::∧l___!__|_ノ|　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　/::::::::::::::::.　　,'　　　ｒ‐,ﾉ!　　　　　　　　　　　　　 i　　　　　　　　これは、わてにとって最後の機会なんや！
　　　　 /::::::::::::::　　　 |　＿ ,.┴ ､」　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　,'.　　　　　　　ﾚ／　　　 !　　　　　　　　　　　　　 }
　　　　i　　　　　　ﾄ､＿＿＿ｨ|　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　もうへぼ侍なんて言わせへん！
　　　　',　　　　　　　 └┴┴┴'‐'　　　　　　　　　　　　／
　　　　ヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　ヽ､_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　｀¨i　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
662： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:10:00 ID:R9RT0kk600: ┌─────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　こうして錬一郎は徴募に応じて大阪鎮台へと馳せ参じた。　　　　　　　　　 │
│　　　しかし、現実は否応なく自分に突き付けられてしまうのだった。　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└─────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／i､,,-ーフ,､__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 iヽ／i/::::／∠_::::::::::::::｀＞__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::ヽ:/:／／/::::::／::＞::::::::::::ゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |ヾ::V:::/:,彡ｿﾊﾍ;;;;;::::￣´＼:ト　　　　　　　　　　この時勢、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ升/`"ﾍL__,,､__ﾍ　/｀二ニ:::＼　　　　　　　　槍備えが馬鹿正直に
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !/≧　`"''i斤┬,ｒ､く;;:::ニ＿＼::＞　　　　　　　槍で戦うわけねぇだろ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 'fj_)　　　ヾ┴ ′　　ミ::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/フ　　　　　　　　　ﾐ>＝-::ﾍ一　　　　　　　　　鳥羽伏見から五稜郭まで
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈ヽ　　　　　　　　　　γ´ヾラﾍ　　　　　　　　　ずっと銃を撃ってたぜ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',　､ｰ'""'､　　　　ソノ/::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　', 　` ｰ　′ 　　∧≦／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i′　　　　　　　´　l:l::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:lヽ __　　　　　　　l:l:l:::|　　　　　　【　元桑名藩　槍備え　徒士頭　　松岡　】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　L!　　 i　　　　_.,､ｰl !」ゞ、
　　　　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　　　　ｲt､,,,､､i´: : : : : : : : :＞ｰ-､_ ＿
　　　　　　　　　　／´: : : ／￣＞ｰ--､,,､ｰ'´:.| i丁厂ﾍ__;, : : : :／: : : : :!√ヽ:｀:＼
　　　　　　　　　/',: : : : : i: : : : i: : : : /: : : :,､／Υｿγ⌒ヽﾍ／: : : : ／: : : : : :,ヘ :＼
　　　　　　　　/:.:.',: : : : :l : : : l: : : : i:,､ｰ';;;;（( ノソ´;;;;;;;;)）;;/: : : ／´: : : :.,､ｰ'′: :ヾヾヽ
　　　　　　　 i:.:.:.:.',: : : : ! : : :.l: : : :|二ニヘノﾉヘ＝=≡∨: :／: : :,､ｰ':´: : : : : : : : : : :ﾍ
　　　　　　　　 !;.:.:.:.:.'.,: : : ﾍ : : ∨:._:ﾟ/;:;:;:;:ヽ__／;:;:;:;:;:;:;iﾟ。∨: :,､ｰ': : : : : ; : :´: : :｀: :': : ; :'.,
　　　　　　　'l:.:.:.:.:..:.:'.,: : : ＼厂ﾟ/´;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;!ト。_／: : : ; : :´: : : : : : : : : : : : : : .〉
　　　　　　　　　';.:.:.:.:.:.:.:.:':.,: : : ﾟｿ´;:;:;:;:;;;;;:;:;:;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ﾍ: : : : ; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
　　　　　　　ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀:.,/;;:;:;:;:;:;:;;;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ﾍ: ; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
　　　　　　／:.;,;,;,:､;ｰ/7丁´:;:;:;:;:;:;:;;;;;;:;:;:;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
　　　　　　　`フ;:;:;:;:;:;//;:;:i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;:;:＼: : : : : : : : : : : : : : : :／
　　　　　　 /;:;:;:;:;:;//;:;:;:;ヾ;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;:;:;:;:;:;:;＼: : : : : : : : : : : ／

　　　　　　　　　　　／Ｚ=ﾆ乙--ｚ
　　　　　　　　ｒｖ小:::::::::::::::::::: :ﾌ＿_
　　　　　　,､へ|:::::::::／:::Ｚ:::::::::::::::::::::¨フ
　　　　　　/ｨ,ﾆ＞ア:::::::::: :::::::二::::::::::::`ｚ
　　　　　//／　　|::乃::::::: ::::::7:::::::::Z::::::~7
　　　　〃/　＼_ |:｝|:｝}:::::::―-:::::::::::::＿乙
　　　ｒ一'" ｀ト-　ｊﾉｊﾉ {:::::二ﾆ::::::｀:::::::::::＜
　　　|　　　｀`　　　　,彡:::::::::::::￣:::::／:::/　　　　　　　もっとも、銃で敵を撃ち抜くことはできても
　　　|　　　　　　　　　マ¨ﾊ:::::::::::ノ:::::::::::フ
　　　つ　　　　　　ｊﾍ＾ }::::::::::::::::::::::::<　　　　　　　　借金取りは倒すことができねぇがな。
　　　ｉ　　　　　ι　｡,＿ノ:::::::::::::::::::＜´
　　　 `丶､　　　　,ｲ　　V:::::＞一'"´¨
　　　　　　　｀Y　　　ｉ」　　V了
　　　　＿＞〈| 　　　 i　　Vヨ-､
　　ｒ＝' У　　入　　　/　　∨}　}ｖ、
663： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:10:28 ID:R9RT0kk600: 　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　 ,.::::´::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　／::::／｀⌒´=ﾐヽ|
　　　　　　　　　　 ,'::::::|′,r　　　t!　}}
　　　　　　　　　　　　i::::::::{　′{!　 (　　{　　　　　　　　 ‐＝ミ
　　　　　　　　　　　V⌒}　　　 r‐ヘ　',　　　　　／　　　　　ヽ＿
.　　　　　　　　　乂　　　丿⌒　ﾉ　　　　.{　　　　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　＿ノｲ　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　}
　　　　　　　　　　　　 {￣￣｢￣￣{丁}|＿＿＿　　 '　　　　　＼　く
　　　　　　　　　 ,.く⌒＼ ─┘::::::::::{ { {:::::::::| 　l ヽ./　　　　　　　￣ )　　　　　　　あては京の青侍、
. 　　　　 ,∠二二＼　＼￣＼:::::::ヽ＼:::::|　 |　/　　　　　 r─ｲ￣　　　　　　つまり、お公家はんに仕うていた
.　　　　 /　　　　　＼　＼　＼::::::Vﾊ:::|　 |,/　　　　　 ⊂ニﾉ　　　　　　　　　 .武士ですわ。
　　　　　 {　　　　　　',　　＼　＼　＼::l｣｣::l　 /　　　　／⊂ニﾉ
　　　　 r─＝ミ　　 }　　〔〉　　￣￣￣￣ /　　　／　　 ⊂ｲ　　　　　　　　　　　『四条流』は料理の流派。
　　　／　　　　｀丶:ﾉ　　 /　　　　　　　 /＿二ニ＝─…　'|
　　　{　　　　　　　　 }　　/　　　　　　　　　　　　　　　',　　　　　　　　　　　　　せっかくの腕前やから、
　　　｀7¨¨¨¨¨⌒> ´　 /　　　　　　　　　　　　　　　 ',　　／　　　　　　　　　皆から駄賃もろうて材料集めて、
　　　　　　　 {￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣　　　　　　　　　　　まかないを作っとるんやで。
　　　 {　　　　　 ',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ’
　　　　　　　／´￣ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ’
　　　　＼/　　　　　｀ヽ
　　　　　　＼　　　　　　 }__　　　　　　　　　　　　　　 |
.　　　　　　┌ヽ　　　　 r‐┘─-　　.　　　　　　　　　　　|
.　　　　　　└└-　＿__)─＝ミ:::::∠二二二二二二二二二二二二二}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　【　京の料理屋店主　　沢良木　】
664： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:11:21 ID:R9RT0kk600: 　　　　　　　 , -‐ ' ￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　 , '"´　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ
　　　, '　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀､
　　, '　　　　　　　　　　　　　　　 / ヽ　　　　　ヽ
　 ,'　　　　　　　　　　　　　　　/ △ﾞ､　　　　　　l
　l　　　　　　　　　　　　　　　/_, --､_ﾞ､　　　　　|
　|　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿_＿|_
　|　　　　　　　　　　　,, --‐―'"´　　　　　　　　　　ﾞ　　､
　|＿＿＿＿＿,, -'"´, -―- ､　　　　　, --- ､　　　　　　｀　､
　 |　　　　　　　￣ ,'´,'　　　　｀ヽ､ , '　, 　　　｀ヽ＿＿＿＿＿__ヽ　　　　わしは確かに元姫路酒井藩士や。
　 |　　　＿＿＿_ l　l　　　　　　　|　 l　　　　　　|
　 |　　　(＿＿＿_ |　|　　　　　　　|　|　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　せやけど、ずっと大坂蔵屋敷で
　 |　　　　　　　　　l　l 　　　　 , '､ヽ　　　　 ,'､　　　　　　　　　　　算盤勘定しとったわ。
　ヽ　　　　　　　　ヽ､｀　　　　, '　　ヽ､｀　　　　, '　｀､
　　ヽ　　　　　　　　｀ー― '　　　　　｀ー　'　　　　 |
　　　ﾞ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　'
　　　　　｀ ,ゝー―‐､―――――,―､―――‐'"
　　　　　　/::::::::::::::::::::|　　　　　　　|:::::::ヽ
　　　　　 /:::::::::::::::::::::::|　　　　　　　|::::::::::ﾞ､　　　　　　　　　　【　神戸の銀行員　　三木　】
　　　,　' ￣￣｀ヽ､::::::::|　　　　　　 |:::::::::::'､
　　,'　　　　　　　　ヽ::::|　　　　　　　 |´￣￣ﾞ､
　 ,'　　　　　　　　　ヽ|＿＿＿＿＿_,l　　　　　l
　l　　　　　　　　　　　 |::::::::::::::::::::::::::::::l　　　　 l

　　　　　　　　　　＿＿＿_
.　　　　　　　　　／　　　　　＼
.　　　　　　　／三三二.　　　＼
　　　　　　　　／三三二　　　　　　＼
　　　　　　　 |三三二　　　　　　　　　|
　　　　　　　＼三三二　　　　　／　　　　　　　　　　借金まみれの博徒
　　　　　　　　 Y──----　　　く　　　　　　　　　京の料理人
.　　　　　　　　 /三二　三二二　ヽ.　　　　　　　　　　　銀行員
　　　　　　　　　ｌ三二　三三二二　　 ',
　　　　　　　　 l三二　三三.二二　　 ',　　　　　　　　そして、商人あがりのワイ
　　　　　　　　　,'三二　三三.二二. 　　 ',
　　　　　　　 /三二 :∧:三三二二　　　 ',　　　　　　　 .まともな武士がほとんどおらへん……
.　　　　　　 /三二 :/　∧三三二二　　 ',
　　　　　　 /三二 :/　/　 Y三三.二二　　 ',.
.　　　　　 /三二 :/_フ　　 j三三二二　　　 /
.　　　　　（｀ヽ____ノ　　　 ,厶三三二二__ ..イ
. 　　　　ー ´　　　／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ixイi:i:i:ﾉ
　　　　　　　　 /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＞'升:i:i:i:i:i′
　　　　　　　　　　 /i:i:i:i:i:i:i:i,:´　　l:i:i:i:i:i:i:i:i
　　　　　　　 /i:i:i:i:i:i:i:i/　　　 l:i:i:i:i:i:i:i:i
　　　　　　　　　 /i:i:i:i:i:i:i:i/　　　 l:i:i:i:i:i:i:i:j
665： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:12:25 ID:R9RT0kk600: 　　　　／´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : }}: : : : :｀:ヽ､
　　ﾍ||: : : : : : : , :r ,=_'_‐_´_ ｀ '‐= JL: : : : : : : : ヽ
　 |: ||:||, - , = r´': /　,-, フ　｀ '_r‐>-､= -､: : : : : : }
　ﾍ: >/竺ヽ}: : : r　//:|´　r‐'´／　　　ヽ: : ヽ: : : /
　　ヽ{ !焦ﾝﾉ二 }　ﾉﾆﾉ .ﾉ　人　／_ノ　＼: :ﾍ:/
　　　{｀'‐'-´ ‐::´:｀´ﾉ人､ヽ　ﾍ　´ﾉ　　､　　ヽ-‐,ヘ､　　　　　　　　　　　　貴様らをまとめる小隊長を務める堀だ。
　　　{／::´::::::::::::／{　・ヽ, ノ､‐｀/　｀i　　　　　/　　｀＼
　　 /:::::::::::, r ' ´ 　ﾍ　ノ　　　ヽ＿,,､ !､　　　/　　　　　　｀　､　　　　　　　　　さっそくだが、部隊編成のため
　　/,::: r'i´ﾟﾉ　　　　｀　　　　　　　|　＼_　ノ　　　　　　　　　ﾍ: :＼　　　　　　僕の指揮下に入る
　　'´　 | ｀r　_ - ､　　　　　　 |　　／　　　　　　　　　　／: : : :　　　　　　　　分隊長の指揮官を指名する。
　　　　 .|　'ヽ　ﾜ '　　　　　　　　　 | ／　　　　　　　　　／ｸ: : : :
　　　　　|　　｀　　 _ , -― ' ‐_､　　ヽ､　　　　　_ , - ‐ ': : : : : : : :
　　　　　ﾍ　　r_'´- ‐　￣　　　　　 r｀ヽ､＜: : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　ノ　　ヽ＼: : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　ﾍ　　　　　　　,　‐　´´ ￣￣ >==≧: : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　 ' - -, ､r = ´ _, - ‐_, '''''／: : : : : : : ＼: : : : : : : : :　　　　　　【　大阪鎮台　第八聯隊　　堀　輝明　中尉　】
　　　　　　　　　 /‐=｀|　 r'´r―ﾂ ´ ~: : : : : : : :
　　　　　　　　　{-‐i　.|, -'―': : : : : ○: : : : : : :
　　　　　　　rﾉ´=´ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　, r'r,´=＝´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :

　　　　　　￣　￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
.　　　　　 ○）}liil{（○）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　松岡、沢良木、三木の部隊は……　　　 |
　　　　　　（__人__）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弋＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.乂
　　　　　　　 |!!il|!|!l|
　　　　　　　 |ｪｪｪｪ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　志方、貴様が分隊長だ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弋＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂

　　　　　　|　　　　│
　　　　　　|　ｌ|　ｌ　 |l　　　　　､__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人.人
　　　　　　|　ｌ|　|　 |l　　|　　　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　　　　　|　ｌ|　|　 |l　　|　　　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　　　　　|　ｌ|　　　　　 |　　　　）　　　.えええ～～～～～！？　　 .（
　　　　／　　　　　　＼　　 .）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　／　　（:::::）＿_（::::）　＼.　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
.　　 |　　　（:::::::::::::::）　　　 |　⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y.Ｙ
　　　＼　　　 |::::::::::::|　　,／
　　　／　　　　｀ー‐´　　＼
　　/　　　　　　　　　　　　　|
666：令和もどこかの名無しさん：2019/07/15(月) 22:12:29 ID:5gm3bT4E00: おー、うまく再現してる
667： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:13:19 ID:R9RT0kk600: 　　　　　　|i:::::}_,,,,,,,__　　i´ ッ; ､　　　､.
　　　　　　ト::/,_::ｪｪ-....￣ゝｿ、ﾉ　　　　　"'' ＜:::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　ｬ∠三ﾆ=- ､,,::::::::::::....､　_　`ヽ　　　　ヽ､::::::::::::::::
　　　　／三三三三三三ﾆ=ｮ､,::::::::::.....　　`ヽ　　ヽ､::::::::
　　　　へ二三三三三三三三三ミ　　_::::::::::::.....
　　　　　　 {:::i｀､三三三二ﾆﾆﾆ/　　{三二ﾐi､::::::::...
　　　　　､,､::: ｀{!　' ･气三三彡　　 i三三三圦､::::...､_　　　　〉　　　　　　　貴官は十七歳だろう。
　　　≦ﾐ´ 　:i|　弋_　_,》i|　　｀≧､_,,､ｮ''ﾆニ三三ﾆミｮｭ､_ゝ
_／::::::::ﾐ　　　|　　￣ノ/　　　{　{!¨ ' ･ ‐-=､ﾆ二厶イ:::::＼　　　　　　　　僕も初陣は十七だ。
´:::::::::',　　　 |　　　ノ　　　　　　ヽ､_　__,ノ′　　　i:::::::::::::,ゝ
:::::::::斗　　　 i　　　{　　　　　　　　　￣　　　　　　 |:::::／,　　　　　　　　　　長岡でも部隊を率いたぞ。
:::::::::ﾐ､　　　{∧　　ヾ-‐､　　　　　　　　　　　　　　　　／
::::::::::::::｀,　　ﾐ::,　､　｀:ｒ‐ヽ　　　　　　　　　　　　　　r　　　　　　　　　　　　　もっとも、上が軒並みやられて
:::::::::::::冫､　　/∧ 　`　､_　　　　　　　　　　　　　　　､,_､vr　　　　　　　　　　僕しか残らなかった所為もあるけどな。
::::::::::::::::ミ　　 |:::∧　　ゝ､_"'' ‐‐‐-_,‐ｬ'´　　　　., 'r´　　''
:::::::::::::::::::≧　 |:::::∧　　　　￣￣　　　　　　　ノ　　　　v゛　　　　　　　　　　　　ハッハッハッ。
::::::::::::::::::::从　ﾊ:::::::ﾞゝ､　　　　　　　　　 ...:::､,ﾐ´　､　κ"
:::::::::::::::::::::::::ゝ　ゝ::::::::::≧-　-‐=ﾆ ´　　斗　　､ｲ゛

　　　　　　＿＿＿_
　　　　　／　　 ∪ 　＼
　　 γ⌒)　ノ三三三ゞ(⌒ヽ　　　　　（　言えん……
　　／ _ノ　（＞）三（＜）＼ `､
　（　 <:::∪:::::（__人__）:::::∪| 　）　　　　入隊といっても、詐術だけでなく裏金まで積んでようやく入ったなんてとても言えん　）
　＼　ヽ ::∪::::｀ ⌒´∪::／／
668： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:15:00 ID:R9RT0kk600: ┌───────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　どういう訳か小部隊を率いる隊長に任命されてしまった錬一郎。　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　実戦経験も銃の練度も部下より劣ってしまい、さぁ大変！　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└───────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,＿＿＿＿_　／＼　　　　　＼
　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿___{{二二二ﾆi／（◎)　　u　　　　　 |-､
　lﾆﾆﾆl===={{ﾆ {（{をｰ{王{王{王{王{{T(iﾆ二__＿_（人__ ）　　　　　lj　　　|-||　　　　　銃なんか触ったこともない……
　　　　　　　ヽミ~｀ヽつ　￣＼‐'ｰ'ｰ'￣|　||ヲ･　･ {(⌒´　　　　　　　　　 |. ||
　　　　　　　　　　｀ﾞｰ､_　　！　　　.|_ ||{_９ｲ]　_ヾ＼＿　　　　　　く＼_|、
　　　　　　　　　　　　　　｀ー､　｀､　　 ││　(二)＼〉＼_/: : : : : : : : : : ｀ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　〉'⌒ヽ　　￣　　ヽ三}＜ / : : : : : : : : : : : : : : :ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　！: : :！　　　　　　　　　ﾉ^ : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　！: : :！　　　　　　　　ノ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::.:.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　！: : : :！　　　　　　/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::.:.::i
669： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:15:32 ID:R9RT0kk600: 　　　　　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　 |　　　　何じゃぁい、わしらぁ　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　 |　　　　ガキの下働きせにゃアカンのかい　　　　|
　　　　　　　　　ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿　＿＿＿＿＿＿＿＿_乂_　　　　　　　　　　　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼{　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　お互いご愁傷様やのぅ
　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　 /　　　　　 .z rf　　　　　　　　　＜　　　　　　　　　　　　　 |　　　こら命、長うないで
　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　|　　　　 .（｀　　彡三　ミ;:;:;:;:;:.　∠　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　|　　　　 .ゞ　　　　彡ミ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　 |　　　　　　　　　　 |　　　　　　ヾ　,,ﾍ　彡ﾐ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:r´　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　 .|　　　　　　　　　　　 |　　　　　　∧/　ﾐ　f´ ﾐ;:;:;:;:;:;:;:;:|　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　 j　　　　　　　　　　　_ 」　　　　　 | .）/ﾟ　　　 .λ;:;:;:;:;:,,ヘ、　　　　　　　 .|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
　　　　　　　 `t､　_ ＿＿,,,,．-‐ r;:;:;:;|　　　　　　 |__　　　　Ι∨二彡∨ヽ、　　　　　　 .|::::::::::::::::::::::_:,ヘ ──‐ ,ヘ、┴-　.＿
　　　　　　　 j,ｲ^ゞ､,,_　ｰ=ﾆヾﾘ;:;:;:!　　　　　　　 χ´　イ_ 〆￣　　　ヽ;:＼　　　　 .|＿＿＿／ ,` ､ヽ＿/　／＿＿＿＿ニ=
　　　　　　〉　ﾆ｡, 　ﾆ｡, 　　!/^ヽ　　　　　　 .└´r´＿　. -┐,,,　,,,,,）;:;:トｰ-r ￣、ｰ-、　　i´　　＼ ∨／　 `r
　　　　　　　 ! 　　,ｲ　､　　　　　ﾚ l!　　　∠ﾞﾞﾞ＼ｰ─-∧　　　　　 },,,,　,,,,!;:;:;:!.}　」ヽ　!　ヽ｀!.==|.　　　　 `|.´　　　|
　　　　　　　 | 　　ゞ--‐'i　　　　　,ｲ､.　／　＼　＼　＼,,,,￣,,,,ｰ--┘,,　,,,!;:;:;:!└ ┤　|　!　 i　!.　＼＿＿ノ＼＿_ノ
　　　　　　　 l 　　｀T'''ヽ !　　　　　 /ﾞi　|　　　　＼　＼　ｿ,,,,　,,,,,,,,,,,,,,,,,,　,,,,!;:;:;:!,,,,,,,,,ﾍ＿　!　 i　|　　　　　　　　　　　 ,
　　　　　　　 ._ﾄ､　　L:::/ ヽ　_,､-‐''´　L..|　　　　　 |　　＞,,,,,,,,,　,,,,,,,,,,,,,,,　,,,,|rn|,,,,,,　,,,,,,,,￣￣￣　ｰ-r------r─ァ
　　　　　　 //,ｲゝ, ー‐'　 ,「　　　 ,､‐'　|　　　　　 |∠,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,　,,,,,,,,,,,,　,,,,,,,,,,,,,,,　,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,| ::::::::::::|.　　　　i／
　　　　　｀7 j」　｀T「 ‐''' |　 ,､‐'´　 ,/.|_　　-┐「,,,,,,,|,,,,,,,,,,,,,,,,,,,　,,,,,,,,,,,,　,,,,,,,,,,,,,,　,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,|.::＿_:::::|.. 　　　　i
　　　　　　 / /　> j ,!L, -‐'"´／￣　/∠／,,,,,,,| |,,,,,,,,,|,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,　,,,,,,,,,,,　,,,,,,,,,,,,,　,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,|. 　　ヾ|‐-----‐i
　　　　　 ,/ /　　 ///　　　／　　　 /,/ |,,,,,,,,,,,,| |,,,,,,,,,|,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,　,,,,,,,,,,,　,,,,,,,,,,,,　,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,|　　　 }::::::::::::::::::ﾉ

　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　／　　　　　　　　　　　　＼
　　　／　　　　　　　　　　U　　　＼
　／　＿＿＿ノ　|||||　＼＿＿＿. 　＼
／　U　（　ﾟ　）　　　　　（　ﾟ　）　　　.＼　　　　　　　うう・・・・・
|　　　　　　"''" 　　　　 "''"　　　u　　　|
|　　　＼　　（　　　 j　　　）　　　／　　 |　　　　　　　　皮肉が背中に刺さるわ。
|　　　　＼　｀iｰ-‐'´｀ｰ-i'′ 　／　U　　|
＼　　 u. 　|　 |│　　　│|　　 |　　　／
　＼　　　| 　 |│　　　│|　　|　　／
　　　￣￣￣￣L└──┘」￣￣￣
　　　　　　　　　￣￣￣￣
670： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:16:12 ID:R9RT0kk600: しかし、錬一郎は持ち前の空元気と気骨―――

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　 -―　、
　　　　　　　　　　　　 ,．: :´: : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　／: : _..．-――ｎ‐- ､:〉
　　　　　　　　　〈_ - ´　_..．-―‐U‐-､｣
　　　　　　　　　　 | _ - ´.:_..．-=＝＝=-{、
　　　　　　　　　　 L -=≦三三三三三三>　　　　　　　　　フン！どうせ怖気づいて
　　　　　　　　　　　 /､ー ´, -‐．ﾐx. ィ．-､ /､　　　　　　　　逃げ出そうとしたんだろう？
　　　　　　　　　　 r' ､　 -　､ーｧ'　　ヽ - ' Υ
　　　　　　　　　　 { り　　　　＿_ ｛､_｣＿　}
　　　　　　　　　　　　ヽィ { ｛､＼__.. -‐-､／｝,
　　　　　　　　　　　　 { ヽ　　 , ─ 　 - ‐.、　 ' 　　　　＿＿_　_
　　　　　　　　　　　　　ヽ　　 ´　　　 ‐- 　 _ノ‐x≪>／__／／: : :｀ヽ
　　　　　　　＿　＿｢lヽ、＿_　､　　　　ノx≪>'": └―‐'´: : : : : : : :＼
　　　　　　 _／／／: : : ヽ｣|:.|＿〈_:_:_＞‐x≪>'": : : : : : : /: : : : : : : : : : : : ＼
　　　　／:└‐ '´: : : : :_:/ 〉_: : : : : : x≪>'": : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : :∧
　　　 /: : : : : : : : : : : /_Ο_/: : : x≪>'": : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :}
.　　 /: : : : : : : : : : : : :〈_/: : x≪>'",.ｨｧｧ┐:＿_ : : : : ;': : : : : : : : : : : : : : : : : : :{
　　〈: : : /: : : : : : : : :/: :x≪>'": : : |:/ /://　 /: : : : {: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.∧
.　　 }: :/: : : : : : : : :x≪>'" : : : : : : |'_〃/＿/: : : : : :|: : : : : : : : : : : : ‐=―- : : ∧
.　 /: /: : : : : : :x≪>'": : : : : : : : : /´）: :/´): : : : : :､ |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∧

　　　　　　　【　歩兵第八聯隊　大隊長　　三好成行　少佐　】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人.人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿　　　　　　　　　）　　　これより御国のための　　　　　（
　　　　　　　　　　　´　　　　　　　　　‐-　 _　　　　　　）　　　戦働きなれば、　　　　　　　（
　　　　　　　　／　　／　　　　　　　　＼　　　　　）　　　後顧を断つは当然！　　　　（
　　　　　／　　 /　　　　　　　　ﾉ　　　　　＼　　　　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　　　／￣＼　　{　　　 ∠==--く　　　　　　　＼　　　 ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒.Ｙ
.　　　　i へ＿_, ＼j}_____／●　　　ﾉ　　　　　　　　　ヽ　　　　　　 .､__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_.人
.　　　 / / ●　＞ｰｆ'⌒　　＼￣￣　　　　　　　 ‘，　　　　 .）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　　/ 　ーァ'　　 {　　　　 }　　　　　　　　　　　　　 |　　　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
.　　/　　　（　　 ,＼_______,ノ　　　　　　　　　　 |　　　　）　　　　女房に別れを告げるくらい　　　　　　（
　　i 　　　｀ｰ┬'rｰ‐ｰｰ‐＼　　　　　　　　　　　 |　　　　）　　　　武士の情けと許されるべき！！　　　（
　　|　　　　　　　＼　 r─v─|　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　'，　　　　　　　ｉ_/＿/＿/　　　　　　　　　　　　　/　　　　　 .）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
.　　＼　　　　　　 (￣￣￣　　　　　　　　　／　　　　　　　 ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒.Ｙ
　　　＼　　　　　　￣　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　……そう思案した次第です。
.　　　　　￣i　　　　　　　　　　　　　　　　　〈
　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
.　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
671： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:16:51 ID:R9RT0kk600: ―――何よりも商屋勤めの経験を生かして、困難を乗り越えていく。

.f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
.|　　　　.なんだこりゃ？　　　|
.乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆┃
┃☆　　＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ☆┃
┃☆　　|. ∧_,,∧ .|　　　　　日本通用　　承恵社　　　　　　　 ☆┃
┃☆　　| ( ´∀｀ ).|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ☆┃
┃☆　　| ( 　　 .) |　　　　　　　金　拾　万　圓　　　　　　　　　　　 ☆┃
┃☆　　￣￣￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ☆┃
┃☆　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ☆┃
┃☆　この御札は、１０万円の価値ありと認定いたします　　　　 .☆┃
┃☆　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ☆┃
┃☆　　　　　　　　　　　　　　　薩摩士族一同　　　　　　　　　☆┃
┃☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　. |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
　　　　　　　　　　　. |::::::::::::::::::::::_,.　----───┴-　.＿
　　　　　　　　　 ___|＿＿＿／, .- -.,,_＿, .-- ,＿＿＿＿ニ=　　　　　　　地元の百姓たちは
　　　　　　／ ´　　｀ヽ　　 i´ 　　　 Υ.　　 `r ‐ -､　　　　　　　　「西郷札」と呼んでましたわ
　　　　　ｆ　　　　　　ヽ==|　　　　　 |　　　　 |. .,,_ 　',
　　　　　 i　　　　　　　ﾄ､＼　　ノ＼　　ノ　　) 　l　　　　　　　　　　せやけど、こんな紙切れ
.　　　　　＼　　　　　.ノ　ヽ　￣　　　￣　 , ／　 ,.'　　　　　　　　　　額面通りの価値があるわけない。
　　　　　　　　　｀''‐-‐､'"　　　.ヽ------r─ァ弋＿ノ
　　　　　　　　　　へ,,,____ノ　.　　　　i／　　　　　　　　　　　　　　　文字通り、空手形や。
　　　　　　　　　　　　 i　　　　..　　　　i
　　　　　　　　　　　　ト‐---------‐i
　　　　　　　　　　　　　　ヽ::::::::::::::::::::::::::ﾉ
672： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:17:34 ID:R9RT0kk600: 　　　　＿＿＿_
　　　／_ノ　ヽ､_＼
　／（ ─）　　(─）＼　　　　　　　誰も価値を認めないから
／::::::⌒／)／） ⌒::::: ＼　　　　　　ただの紙屑なんやな。
|　　／／／　　　　　　|
＼　|　/　二二)　　／
／　ｉ　　　r‐一' 　　＼

　　　　　　　　　　　　　 ,　-―――- ､._
　　　/ ｀ヽ、　　　／　　　　　　　　　｀ヽ､
｀丶,ｨ'　　　　ヽ　／　　　　　　　　　　　　＼
　　/　　 ,ヘ　 |, '　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　待てよ……
　 /　　/　　し/, ヘ　　　　　　　　　　　　　　　ゝ
. /　　 i　　　／　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　これをもし、
　　　　＼／　　　　　ト､　　　　　　　,-='､':'　　　　　　 ',　　　　　　　　　 .価値のあるもんに変えることが出来たら……
　　　　／　　 ,ｨヽ _ :':;;;;;,:i　　　　　　.ﾞ､;;;;::',ﾉ　　　　　 i
　　　　　　　ﾄ､＿〝'''''′　　　　　｀''''''"　　　　　　 l　　　　　　　　　　今の状況に上手く利用できるのでは？
　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ
　　　　　　　/7＿ ,ﾉ　（　　　 j　　　）　　　　　　／
　　　　　　 / 丶　　　｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′　　　　　／
　　　　　 / 　　 >　　　　｀`ｰ- -‐'"　　　　　　く
　　　　/　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
673： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:19:05 ID:R9RT0kk600: ┌────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　やがて、九州での様々な出会いによって、錬一郎の人柄も変わっていく。　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└────────────────────────────────────┘

　　　＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`::....､__
　　＿_＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,::/::/:::i::::::::::::::::::::::::::::､:::､::::::::::::､:::::::::::::::＿::／
　　 _＞::::::::::/:::/::/:::::/:::::i::::::|::|:/::ﾚ'|::::::::::::i:ヽ､!｀ヽ::＼!ヽ::｀`:ﾞ`::::::::::ヽ_::＞
-=ニ＿:::::::::/／ﾚ'::::::/:|:::/|::|::|::::ﾍ/::::::::::::ﾄ、ﾄ､ヾへヽ:::::`｀ヽ::＼ヽ､＿＿:::`ー‐ァ
　　 _∠ -‐ｧ::::::::/:::::::::::::::::://|:::::::::::::::::::::::| ヽ!ヽヽ::::::::＼:::＼:ヽ::＼::::::::::::::::::::／
　　　　／:::::::::/::::::::::/:::::/:::| |:::::::::::∧j::ﾊ!＿i!_ヽ::ﾄ､::ヽ:::ヽ:::::＼＼::::::::::::::＜
　　＜＿＿／:::::::::/:|::::/|:ﾊﾚ!メ:::::::|　|厂＞‐j!-､ヽ`ヽ:::＼!:ヽ::::::＼!::::::::::＿__＞　　　　　　　「またも負けたか大阪鎮台」って
　　　　　_／::::::/|/|:::|::├V_ﾚ┼|:::::|　ﾚ '´ ,.ｨf云ミ≪_ヽﾄ､:::::::::::､::::｀:::::::::＼
　　　 -'―‐ｧ/:::::::::::::|:::ﾚ´,,. ｨ斗ﾐ､:|　　　　_ぅゞ'_,〃　　 |::::::::ﾄ､ヽ!::::::::::::ヽ｀　　　　　　　　　薩軍が田原坂で散々揶揄していてな。
　　　　　_∠ -‐/::::::::|:ﾊ《､_ぅゞ' ヽ!　　　　　　　　　　　 |:::::::ﾋ_ ヽ::::::::::＿_＼
　　　　　　 /イ::::,.ｨ::∧　　　　 l |　　　　　　　　　 jｨ::∧　〉ﾊ`:::::ト､
　　　　　　　　_/／从:ハ　　　　り　　　　　　　　　　　　ﾚ'{,.´　/:::ﾄ､ヽヽ　　　　　　　　　　まぁ、うち（小倉第十四聯隊）は
　　　　　　　　　　 /　jﾊ,ﾍ　　　｀ヾ `　　　　　　　　　　　,.--<::::::|　 |` ｀
　　　　　　　　　　ハ.　　　　　　　　　　　　　　 ∧::::::::ﾄ､:|　 |　　　　　　　　　人様をどうこう言える立場ではなかったが。
　　　　　　　　　　　　　　､　　　　 __,. -―- ､　　　 /　/:::ﾊ:|　　 -'､
　　　　　　　　　　　　　ヽ.　　'ｰー――‐'　　　／　 i::::::!　!　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　 ` .､　　｀こ´　　　／　 i　ﾚﾍ!　〈　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　＞　　　　,.　'　　　 |　 |　　　ヽ　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ ∧ `ｰ＜　　　　　／　ヽ　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 ∧　　　　　 ∠ ､　　＼　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　／　　　ﾊ　　　　 | 「 i |　　　　｀ヽ､　　　　　　　　　ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　「rﾍ､　　　 | .j　　　　　| |　| |　　　　 /　i＼　　　　　　　　　　 `　､
　　　　　　　　　　　　　／ | |　 ||　　　 |　　　　　 | |　.| |　　　 ├ ､!　`､　　　　　　　　　　　　　　 `　､
　　　　　　　　　　,.　 '′／| |　＼　　 |　　　　 | |／| |　　　　 i　「￣ヽ　　　　　　　　　　　　　　　 ` ､

　　　　　　　　　　　　　　／三三三三三三三三三三三三
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾖ＞‐‐‐‐‐‐‐‐N',‐‐‐‐‐‐--､三三
　　　　　　　　　　　　　　　　　 i-‐'"""""""/yヾ""''''‐‐‐-- ､_,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　jィｮョ三三三三三三＞----- ､＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /三三三三三三ヨ(＿ , -- ､, -‐
　　　　　　　　　　　　　　　　----- ､三三三三三三＞-,'"ヽ　　,..
　　　　　　　　　　　　　　　　　　', i　i___ﾟ`ヽ､/:::i,:､--7-｡､-‐'"￣
　　　＿_＿__　　　　　　　　　　.',i: : : : ￣: :.j: : : : :.ヽ--､ヽ-､-‐‐'"　　　　　（　やっべぇ！？この人、もしかしたら……？　）
　　／　―　　＼　　　　　　　 |　　　´¨,ノ　　 _ヽ=-　　..::::`‐‐-
　／ノ　　( ●)　　＼　　　　　　.._i　　　　 iﾍ- ､　　　　 ,
.｜ ( ●) 　 ⌒）　　　|　　　..,...イ::::',　､-　　ヽ'"　　　　 u
.｜　　（__ノ￣　　　 /　　∠:::::::::::::', __〉＞--､__＿　　_____　　　y--
.｜　　　　　　　　　/　,..:＜:､:::::::::::::::ﾍ　二　‐--､_ ,..._ヽ-'　　　/:::::::
　＼＿　　　　 _ノ..／:::::::::::::＼:::::::::::::ﾍ　　　　　　　　,.......＜::::::::::::::
　　　/´　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::＞､＿＿__,.イ::::::::::::::::::::::::::::::
.　　 |　　/.　,....＜::iヽ-----､:::::::::::＼::::::::::::::---'"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
674： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:20:04 ID:R9RT0kk600: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ : : : : : :￣＼/.:.:.:／￣￣￣ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼: :／⌒＼_|_／: : : : : : :.／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ....:::/::::::::::::::::::::＼'く＿＿／
　　　　　　　　　　　　　　　　　／::／:／::::::::::::|::::::::Ｖ:＼::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　 /:::／:／::::/:::::::::::|::::::::::V/:ﾊ:::::::::＼
　　　　　／￣　　　　　 /／::::/:::::::/:::::::/::∧::::/:::V/::}::::::::::::::＼
　　　　 /{　　　　　　　　／:::/::´￣｀/:／/''7￣∨::::::|: : }::::::::::::＼:::＼
.　　　　{::::.　　　　　(⌒⌒):::/{::::::ｧｆ灯ト.　ｧｆてハ:: :: |::::从::::::::::::. ＼:::＼
. 　　　乂:::＼　　　＼／::/:人小乂ソ　　　乂_ソ::::::::|V:::ハ::::::::::::.　＼:::＼　　　　　　　　　　兵隊さん、
　　 _ ‐　￣:::::｀¨¨¨¨¨ﾞ|::::::{::{:::::)ﾉ, : :　' ＿_ : : : /:::::::::::|::V:::::|::::::::::::::..　　}:::::::::.　　　　　　　　　ウチを十銭で買うてんか？
　 /:::::: ,．-─…･･：∵|＼辷彡 :人　　{　　 } ⌒>: :::::: |:::|::::人:::: |::::::::.　 }::::::::::}
.　{:::::::::{_　 -　￣::::::___乂_＿:::>く⌒)>｡, --　.イ::::::::::::: |:::|/::::::):::/::::::::::∨:::::::::ﾉ　　　　　　　　お願いったい。
.　{:::::::::{::::::::::::::: ／─┐|/─ ＼　 >'´ )｀千　_|::::::::::::::/::/__彡::/:::::::::::::::}:::::／
　＼::: ＼::::: ／　rヘ/＾7二　　 V　／￣ j／ﾉ::::::::::::/／/⌒∨:::::::::/:::/／＼　　　　　　　　　兵隊さんが買うてもらわんと、
　　/:＼::／/　　　＼__/しヘ,　　 ∨´￣￣／::::::::::::/⌒メ､__ノ::⌒７:::／::::::::::::::.　　　　　　　　今日の飯（マンマ）が食えんとよ。
.　 |::::::::/:::::|　 7¨⌒'┴'′／ヽ　　 ,　　く:::::::::::::／ｉ⌒´　 ∨　):::⌒´＼::::::::::::::::.
　　＼::{:::::: |　:{　　　　　 /　　｜　′　　｀¨¨千ｧ''＾　　　ん'´:::: |　　　}::::::::::::::::}
　　　　{::::::::|　::,　　　　 { 　　 |　　　,　　　　 /′　　　ｨン:::::::::::|　　　}:::::::} ::::::}
. 　　人 ::::|　ﾍ　　　 {　　　 | 　　′　　 /　　　　...:::::::::::::::::::::| 　.／::::::/::::::/
　　　　　＼:|　　＼　　 {　　　｜　　 '， , 'ﾞ　　　　..::::::::::／::::::::/￣:::::::／:::／
　　　　　 |　　　｀､　 :{　　　｜　　Ｙ　　　　ｲ⌒¨¨´:::::::／⌒¨フﾟ::::／
.　　　　　　人　　　 }＼　{　＼　:,　　　}　　／⌒'ー--‐ '"　　　⌒¨´
　　　　　　(　＼　　√　＼　　 ∧　　　　／
　　　　　　　　　｀¨＞'"¨ア¨'く___彡,　　／〈

　　　　　　　＼　　　／:.／.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:＼.:.:.:＼.:.:.: ＼　　　　　　 /
　　　　　　　　}　　...:.:.:/.:.:.:.／.:.:.:.:.:|＼.:.:.:＼.:.:.:＼.:.:.: :.　　　　 .{
　　　　　　〈　 /.:.: /.:.:／ |.:.:.:.:. /　　＼.:.:.:..:.:.:.::＼.:.::　　　　　 {　　　　　戦になって食い扶持稼ぐには、
　　　　　　　　 }　|.:.:./.:.:/.:.:ノ.:/.:.:/　　／＼:|.:.:.:.:.:.:.＼＼　　　 {　　　　　ウチらみたいな女は
　　　　　　　　 }　| :/.:.:/＿_／／　　'´　　 _,|.:.:.:.:.:.:.:.: ‘,.:｀`'' ｰ-{　　　　　物売りか夜鷹でなければ
　　　　　　 .}　}/.:.:/.:.:／￣　　　　　=￢⌒|.:.:| .:.:.: |.:.:‘, .:.:.:.:.:. {　　　　飯にありつけんっと。
　　　　　　　　ノ　/.:.:.::{.:/ 　二　　,　　　' ' ' '｜/.:.:.:.:.:|.:.:.:.|.:.:.:.:.:.: {
　　　　　　＞ /:::|:::::从=￢⌒　　　　　　　ノ⌒7.:.:.:ﾉ.:.:.:.|.:.:.:.::＜
　　　　　　　}　｛.:八.:.{.:.ﾊ ' ' ' '　　　'＾　　　　_,.∠=-─-＜.:.:＼.:.:{
　　　　　　　}　ﾉ＼:|＼:j込、　　　　　　_,，　´　＼　　　＼丶:.:.:.{
　　　　　　　ﾉ'´.:.:／|.:.:.:{.:.::个s｡.._,，　 ´i,　　　　　　＼　　　＼＼{
　　　　／.:.:.／.:.:人.:.:乂＞'' ´ |　　　　'i,　　　　　　｀､. . : : :｀、:{
＿＿__／/.:.:.:/.:.／.:.:.:.>'´　　　　| 　　　 'i,　　　　 : : : ｀．: : : :: : {
　　　/.:./.:.:.:/／.:.:.:.:./　｜　　　！　　　 'i, 　 . : : : : : : ：: : : : :.::{
.　　/.:.:.{.:.:.: {.:.:/.:/.:/ 　 .|　　. . ..‘,　　　　. : 'i, : : : : : : : :. :i : : .:.:.:.:.＼
　 /.:.:.:人.:.:.:乂.:/.:.:{　　！. . : : : :.‘， : : :.: : : 'i, : : : .:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:|く￣￣￣
. /.:.:.:/.:.:.:＼(⌒ ／{　. : ‘, : : : : : .:.‘、.:.:.:.:.:.:.:.:.'i,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |.:.:.:.:.::.:.:.:|／＼. . : : :
. {.:.:.::{.:.:.:.:.: ／￣⌒ﾟ｡.:.:.:.:‘:、.:.:.:.:.:.:.:.:丶.:.:.:.:.:.:.:.:.'i,.:.:.:.:.:.:.:.:.: |.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　＼. : :
675： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:20:46 ID:R9RT0kk600: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ----
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ...::i〔:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i〕iト
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 /i:i:i:i:i:iア"　　　　　`ｰ≠i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}
　　　　　　　　　　　　　　 /i:i:i:i:iｱﾞ　　ｘ≠"⌒　　＾⌒{i:i:/⌒ヽi:i:}
　　　　　　　　　　　　　　　　 ′i:i:i:i:＼　　　汽苡　　　　｀＾ (ﾉj｝}i:i:}
　　　　　　　　　　　　　 Иi:i:i:i:i{=ミx 　＾´　　　　　｛ﾉ /ｉ:i:i}　　　　　　　パアスエイドだよ。
　　　　　　　　　　　　　 {^{ｉ{＾:i汽ﾘ　　　　　　　　　　　くi:i:i:ｉ′
　　　　　　　　　　　　　 { Ν 小〈　､　　　　　　　 ′ `ｰ{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {∧`　　 -=ア　　　　 /　　　　',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｰ　　　　　　 /　　　／⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　／　　　／　　　〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　 "　　／　　　　／　〕ト
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀¨´　〉辷彡'　　　／」┐"　　〕iト
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }ﾊ＾V　　／　　/乂　　jI斗
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /}i:i:i:ｉ∨ ／　　　　　 Y
　　　　　　　　　　　　　　　 r ､ﾐ　 ___　　　　　　 //ｉ:i:i:i:/ ´　　　　　　／ /
　　　　　　　　　　　　　　　 /_] ┘}　[ 」′　　　__./ }:i:i:i:i/ 　　　　／　 .′
　　　　　　　　　　　　　　/7　:| 　 |　| 　 |　　 {　ﾊ/i:i:i:i:′　　　　　 ′　/
　　　　　　　　　　　 / ｛　.:| 　 |　| 　 |´￣｀{　ゝ＼ｉ:ｉ{ 　　　　 { 　 /

　　　　＿＿__
　　　　／　　　＼
　　／　　　　　　　＼
.　／　／）　ノ´　＼_　＼　　　ぱ？　な、何や？
　|　／ ,ｲ =・=　　=・=　u |
　l /　二) 　 (__人__）　／　　　記者はんはけったいな言葉使うんやなぁ。
.　 |　二ﾉ　　｀ ⌒´　　＼
／＼　ヽ　　　　　　　ヽ

　　　　　_..ノ:ｲ:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:::ﾍ
　　　　　　/::::::/ ::::::::/::::|::::::::彡イ气::::::::::::::::::::::::',
.　　　　　　/::::::/:::::::::/:::::::|:::::|´　　　　｀ミ:::::::::::::::::::}
　　　　　/:::／!::!:::::/:::i::::::|:::::!　　　＿＿ﾐ:::::::::::::::::;　　　　　 .エゲレス語さ。
.　　　　 /／　 |:从:升┼Ⅵ::::|　　´ｒ__－　ﾐ::::::::::::/
.　　　　　　　 iハハﾏ弋外ヽ!　　ﾗ弋夊ﾌ .!/⌒Y　　　　　　　『漢語』で訳せば、
.　　　　　　　 i　 !　i ｀￣　 }　　　　￣´　｛込 !　　　　　　 .「説諭」とか「説得」という意味になるだろう。
　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　　　　　 __ ｨ′
.　　　　　　　　　　 '､　　ヽ　､　　　　　　/|::/　　　　　　　 .君もパアスエイドする人材に
　　　　　　　　　　　　　､　､__ ＿_,.　　　　ﾚ　　　　　　　　　なるべきだよ。
　　　　　　　　　　＼　 ―　　／　　[___
　　　　　　　　　　　　　／､＿___／　　ノ^ハ
　　　　　　　　　　　　　　八｛　　　　　__／　　 ∧
　　　　　　　　　　　　 /　 >{　　厂　　　　　〉､＿
　　　　　　　　　　 _　.ｲ　 /！　 { ﾍ　　　　　／､＿　｀　　 __
　　　　　 _　-－　＿　 !／　ﾑ＿_」　　､　　／　　　　　　―　_　｀丶､
　　　,　 _　-‐　　　　　　　　ヽ::／　　｀　´　　　　　　　　　丶､ヽ
. 　 /／　　　　　　　　　　　0 ｌ|　 7　　　　　　　　　　　　　　　　　ハ
676： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:21:18 ID:R9RT0kk600: 　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿_＿＿ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　／:.:.:::.:.::.:.:.::.:.::.:.:.:ヽ
.　　　　　　　　　　　　　　　 _／..:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:＼
　　　　　　　　　　　／:.ｒ''.:.:..:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:＼
　　　　　　　　　 /:::::, ハ.:.::.:.:.:::.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:ヽ
　　　　　　　　　/:::::/::::ハ:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:..､
.　　　　　　　　　 ,':::::/::::/:::::ﾊ:.:.:.:.:.::.:.:.::.:＿二.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:i
　　　　　　　　　　　ｉ:: /:::::i:::::::j:::::::::ｒ''￣￣　　　ヾ.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:}　　　　　　　　人は、話せばわかる。
.　　　　　　__,,.. ノ::::j:::::::ｌ:::::/::::/i::|　　　　　　　 V.:.:.::.:.:.:.:./
　　　　　　　　　￣|::::./:::::ｌ::::/::::/ |::!　　　ｧ''´｀ヽ､　V :/ ヽ/　　　　　　　　　それが僕の信条だ。
.　　　　　　　　　 ! /::l::::|:://⌒丶:!_　　　,斥少　　V　　ﾉ
　　　　　　　　　　 /ｲ::::i::::| ﾚ《弋fヵ　　　　　　　　　　ｒ彡
　　　　　　　　 /' ｌ:::::ﾊｌ ,ハ .＿__　 }　　　　　　　　 }
　　　　　　　／　|:/‐'^ヾ.＜´ｰ-､＼､ ,.　　　　　　/
　　　　　　　／　｀ト､ヽ｀ヽ　ヽ i､_　-‐ァ'′／ |
　　　　　　／　　　 }７　 l　　ｉ　リ　｀二´　／　　{ー‐──-‐'￢' ￣＼
　　　　　_　/　　　　ハ_／〉　,{　ｌ｀＞ー　´ ,ィ￣　　 /　| /　　　　　　／ヽ
　　　／　　｀ <　　　,ノ　　　ﾍ_/ ヽ' 　　＼　／　　　　／〃　　　　 /　／ヽ
　　／　　　　　＼　　　　　　 __／　＼　 /￣ヽ　　 .／　/ /　　　　　　/　/ /⌒ ;
. ／　○　　　　 V,､＿_,. ‐'´　　　　ヽ|　　 }_ ／　　〃　　　　　 ´∠./＿_　}
´￣｀ヽ、　　　　　 i ､＼　　　　　　　　 ∧＿_/　　　／/　　　　　　　　 ,. -一　　{
　　　　＼　　　j　ヽ｀ｰ ´　　　　　　 /　　∨ ／／　　　　　　　∠.＿￣￣￣ヽ
　　　　　ヽ　　 / ､ヽヽ　　　　　　　　 i　　　 i　　　　　　　　　　　　　　　 ,. -‐ ' ´ヽ､
　　　　　　｀.　/ .!　ヽヽヽ　　　　　　 |　　　　|　　　　　　　　＼　　　 /´￣￣￣｀ｰ- ､
.　　　　　　 ∨　 l 　ヽヽ｀ヽ'　　　　　 .|.　　　　!　　　　　／　　　　} ヾ　　ｉ　　／￣￣￣￣＼
　　　　　　　/ ﾍ.　ｌ　　　　ｉ　　　　 |.　　　　|　　　／　　　　　 |　　＼ .!　/　　　 ,. -一　　｀ヾ
　　　　　　〉　　ｉ　　　　　 l　　　　　　 |　　　　|　　／＿＿,. ---　ﾞｰ'　　ヾ.{/　_∠.＿￣￣￣　ヽ
　　　　 /}　　 }　　/-‐--{　　　　　 | 　　　 !‐二 -‐ ￣￣,　-──一＜´￣　　　　｀丶､＿　　＼
677： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:22:25 ID:R9RT0kk600: ┌──────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　やがて、戦争終盤になり、錬一郎には最後の機会が迫っていた。　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└──────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　〈三三三三三三三三三三三三三三三三三三
　　　　　　　　　　　　　　 }ﾆ/寸三三三三三三三三三三三三三三三ﾆ
　　　　　　　　　　　　　　 }/　　　 --==ﾆ三三三三三三三三三三三三
　　　　　　　　　　　　　　 / 　‐-　　　　 ‐-　 -=ﾆ三三三三三三三三三
　　　　　　　　　　　　　　　 /ゝ､　　‐- 　　　　　‐-　___　-=ﾆ三三三三三
　　　　　　　　　　 ,州///=-　　　‐-　　　〈 l.l.l 〉''‐ 　　-=ﾆ三三三
　　　　　　　　　　　　　　 i州////////=-　　　‐-　¨''''　　　　 ‐-　　　-=ﾆ
　　　　　　　　　　　　／ //{////////////=-　　　‐-　　　　　　　‐-
　　　　　　　　　 /　 // ∨////////////////=-　　‐-
.　　　　　　　　　　 {　/ｲ　　ﾄ､////////////////////=-　　　───
　　　　　　　　　　≠ ﾊ {:i:{ 　从｀"o寸///////////////////////////
ｧ=──＜＿,,,,/´　　} ./i:i}　　　｀丶､,,__ヾ≪////////////////////////
　　__..-'ﾟ　　 /　　　,ｲ,' :i:,'　　　　　￣三彡三ﾆ-≪//////////////////
イ　　　　/.　 {　　 {:i:i:{　:i,　　　　　　　　　Y//⌒ヾ三≪´￣ O ''≪三三j州　　　　　　　いいか、これは命令だ。
　　　　 ∥　 :{　　　',ﾆ＼!＿＿＿　　　　　//　　　　｀ヾ｀ゝ､　　　　ﾏ=三}州
　　　 {{　　 {. 　　寸ﾆﾆﾆﾆﾆ／　　　 //　　　　　　　　　｀¨¨¨彡´==ミ州　　　　　　　軍服を脱いで密偵となり―――
　　　　 {{　　 {.　　　　寸ﾆﾆﾆ/　　　　 /ｲ　　　　　　　　　　　　　'‘　　 /ｲ/
ｲ　　　 }}}　　 ',.　　　　　寸ﾆｱ　　　　ヾﾑ　　　　　　　　　‘' "　　　　　''. /:::
{{ 　　　{{{　　　',　　　　　　ﾏ{ 　　　_　　ゞ＝仍　　　　　　　　　　　　　ﾉ:::
{{　　　 {{{　　　 ',　　　　　　ﾏ､ ‘　￣　､　　　　　　　　　　　　　　　　〃 ''"´
{{.　　　ﾏﾑ　　　',　　　　　　ﾏﾑ　　､　｀''- 、　　　　　　　　　 ,イ〃___,イ
{{　　　　ﾏﾆﾍ　ﾑ　　　　ﾏﾑ　　ゞ=- 　　｀''　､　　　/＼／ﾆﾆﾆニ／
{{　　　　　　ﾏ.ﾆニﾑ　　　　　　ﾏ三ﾆ=zzzzzzzx＿_‘＿ノﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ ／
{{　　　　　　　ﾏﾆニﾑ　　　　　　ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-''"
{{ 　　　　　　　寸ﾆﾆﾍ　　　　 ',ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-''"
678： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:24:05 ID:R9RT0kk600: 　　　f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｲ_, -=＝=ｰ-z
　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::´:::::::::::::::::::::::::::ﾆ=ｰ
　　　|　　　逃走した　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄv:::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ミヽ
　　　|　　　薩軍の動きを調べてこい　　　　　　　　　　　　　　　　　〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.ノ　　　　　　　　　　　　〈::::::::::::::::::::ｨ 0）:::　|:::::::ﾍﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ::::::::::::::::::::::::::::　|ﾍ::ﾄ､ｿ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ:::::::::::::::::::::::/　｀|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ::::::::::::::::/::::　_ﾄ===ｭ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -‐.ヽ､-─'''¨¨´　 -ｰ=弋
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　く　　　..::＼　　　　彡三三彡ー‐一､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜｢＼.::::::::::::::}　　　　　　 ,ｧ彡｀＞ ⌒ヾ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /´ 　　 { __ノ:::::::ｨ＜　　　　　 // /／　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲ　　　 |. /::::::::::|　　　　　　　|ｲ// 　　　 -─＝ﾆﾕ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,....:::―:::......　　　　　　 .{　　 / 　 |/:::::::::::::|　　　　　　　|ｲ/　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 , イ　　　　　　 :｀::..､　　　 .ﾑ.　 /　　ﾘ:::::::::::::::|　　　　　　　Vミﾍ　　　　　　　　‐===ーz
　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　ヽ　 . く　　/　　　ﾄ､:::::::::::::|　　　　　 {彡ﾐﾍﾆﾆﾆﾆヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　 |　　....〉 ./　　　./ヾfyz==|　　　　　　　 ∨彡彡彡ｼﾍ辷ｰ==-
　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　|　　./／　　　 /:::::ffヾ}:::::|　　　　　　 ∨彡'弋辷三三ﾆﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　|　 ≠ （十）　/:::::::||::::||:::::|　　（十）　　∨　　　　　`ヾミﾐ∧ﾆﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　 {:://////|_,ﾘ＿＿　　　 |.　.| 　　　 /:::::::::||::::||::::::＼　　　　　／　　　　　　　　 Y彡彡ミ
　　　　　　　　　　　　　　　｝//////Y///////　　 |.　.|＿＿ ∠:::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　.／　　　　　　　　　　 {彡'¨¨¨
　　　　　　　　　　　　　　　 i///////}:　　　　　　　|　　　　　..|:::::::::::::::::::::::::::ｨ≦≧x＼／　　　　　　　　　／/
　　　　　　　　　　　　　　　　 :.////　　　　　　　　　::ｲ＜_　　　..|:::::::::::::::::::::／ ,　-─-､　＼　　　　　　／:::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',　｛　人＿　｝　　　,.: |＼　＼. 　|:::::::::::::::／　Zﾁ--==ー-／　　　　　　zﾁ＞'¨´
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.:.､　　‘ー｀　　　ィ　|／　　 }¨ヽ､.::::::(((ヘミ辷三三三辷{／ .｀Y¨¨ﾌ∨/¨
　　　　　　　　　　　　　　＿／ ∧:...　 "　　 ..イ / ／　　　 l|　　＼.::::::ヾヽ::::::::::::::::::ノ:::::）　　 |　 |　| | 　　　　　＞
　　　　　　　　　　　　イ　/ 　 {´ ',　｀ー　´　　'／　　　　　/ ﾊ　　｀　　､}:::::::::::::／:::::::/}彡'　l　人ヾ､　　　＞''¨´
　　　　　　　 _,.　　´　 / /　　 |　　:...　　　　／　　　　 /　　}　　　､　　　　ー::::::::::::::::::|ヽ､　ヾ　ヽ､＞'''¨´
　　　　 .＿,. 　 ´　　　　 /　{ 　　 |　　　　　　／　　　　　／　　;　　　　＼ヽヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､＞''¨
679： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:24:24 ID:R9RT0kk600: 　　　　　　　　　＿＿＿　　　　　　　　　　/./
　　　　　　　 (二二二ニ=- __　　　　 /./　　　　　　　　　　　　　　また負けたか八聯隊（やれんたい）
　　　　　　　　 |ー-=ニニニニ/　　　 ././
　　　　　　　／^ー--=ﾆニニ7　　　　././　　　　　　　　　　　　　　　それでは勲章九聯隊（くれんたい）
　　　　　　ーr‐tﾃ¨¨∨ニ/　　　 ././
　　　　　　　　(_(__ﾉ　 / __人＿　　/./　　　　　　　　　　　　　　　　敵の陣屋も十聯隊（とれんたい）
　　　　　　　　 |｀ヽ　/イ　／ﾆニ././⌒Y
　　　　　　 r{ﾆー≦＜／ﾆ/＞./V　　l.|ニﾑ　　　　　　　　　　　　大阪鎮台へぼ鎮台
　　　　　　 ./二∧ニﾆ∧／乂〈ハ　 ∥ /ﾆ=‐
　　　　　　/二二∧ニﾆ∧ニ＼≧彡＼ニ{ニニﾆ=-
　　　／≧ニﾆﾆ∧ニﾆ∧::〈ニ　　　 | |ニ=ｰ-=ニ=-
　　　 /ニニニニﾆ/7￣￣￣＼..─＜__| |ニニニニニﾆ=-
　　　 |ニニニニﾆ{ {　　　　　寸ヽ |ニﾆ.寸ニニニニニニﾆ}
　　　.乂二ニニニ＞￣￣＼〉' V　|二二二二ﾆ/‐=ﾆﾆﾆイ
　　　　　　　　　　　　　　廴／ニニニニニニニ}
　　　　　　　　　　　　　　　　寸ﾆ∧ニニニニニ',
　　　　　　　　　　　　　　　　丁||三}三}{三三}{∧
　　　　　　　　　　　　　　／ニニニニニニ二二∧　　　　　　　　／ニ=‐
　　　　　　　　　　　　／ニニﾆ|ニ|ﾆﾆ二二二二∧　　　　..乂寸{＼ニニ=‐
　　　　　　　　　　　.／ニニニニ＼乂二二二二二∧　　　　寸乂＼＼ニニ=‐
　　　　　　　　　 .／ニニニニニニ=ｰ∨ﾆﾆﾆﾆ二二∧　　　 ./ー　ﾚ寸ヽ.ニ=‐
　　　　　　　　／ニニニニニニ=‐　　　＼ニﾆﾆ二二∧　　 .｢{丁￣__ﾉ＼＼ﾆ/
　　　　　／ニニニニニ=‐　　　　　　　＼ﾆ二二二∧　　<＿　　|　从ﾊY￣
　　　　 .／ニニニニ=‐　　　　　　　　　　　　＼二二二∧　　厂`__/　-=ニ乂＿＿
　　　 ./ニニニニ／　　　　　　　　　　　　　　＼ニニニ＼..￣　Yニニニニニﾆﾆ=‐
　　≧=─────rr────艾二⌒寸────rrr─rrrr‐=ニ二二二二二二二/⌒Y
　　...￣￣￣|:i:i|￣￣||￣￣￣￣／　　　/ﾆ＼￣￣￣|||￣￣／二二二ニニニニﾆﾆ/　　 |
　　　　.￣￣ー'──'}{──艾ニﾆ＿_ 厶ニﾆ＼──''''─ ／ニニニニニニニニﾆ／　　　|
　　　　　　　.Vニニニ.＼　　　￣　　　　＼ニﾆﾆ＼　　　／二二ニニニニニﾆﾆ／　　　　 .|
　　　　　　　　＼ニﾆ∧..厂＼　　　　　＼ニﾆﾆ≧≦二二二二ニニニニ／　　　　 /
　　　　　　　　／￣./:∧. ＼　＼　　　　　　　＼ニニニニニニﾆ斗Vニニﾆ/　　　　　.／ﾆ∨
　　　　＿／ニニ厶イ}.　　＼　＼　　　　　　＼ニニニニ／　　 ∨ﾆﾆ/ /　　　 .／ニ／}
　　　　　Y二ﾆ==─=≦　　　　....ー=≧==ｰ=ニニニー=ﾆ才　　　　　Vニ| /　　.／ニ／／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　寸/　　／ニ／／ニﾆﾆ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂イニ／／ニニニニﾆ
680： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:25:29 ID:R9RT0kk600: ┌──────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　これは、時代の変わり目で足掻きつつも必死に生き残ろうとする　　　　　 │
│　　　弱くてもしたたかな「へぼ侍」たちの物語。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└──────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 ,,..-''"´ 　　　　　｀"''-.,,
　　　　　　　　　　 ,,-''´　　　　　　　　　　　　　｀''-,,
.　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',
　　　　　　　 / 　　　＼　　　　　　　　　　　　　／　　　 ',
　　　　　　　,'　　　　　　　｀''-..,,_　　　　　　　 _,,,..-''´　　　　　 .',
　　　　　　 l　　　　ミ三≡=-｀"''　　　 ''"-≡三彡　　　　　 .l
　　　　　　　',　　　　　　　　　／　　　　　　　＼　　　　　　　 ,'
　　　　　ヽ　　　　　　 /　　　　　　　 ',　　　　　　　　 /
　 ,,.-''"´￣￣＼.　　　　　 l　　　　　人　　　 l　　　　　　　／"''‐-...,,_
／　 -――-..,,＿_　　　　｀''――''´　｀''――''′,.-――-＜_￣￣"''‐ ｀ヽ
　　　　　 ,..-''"ﾞ´￣￣￣ヽ.　 r――-､＿_＿_./　 /　　/　　￣ヽ＿＿＿
.,.-‐-,,＿＿/　　　 l　　 l　　 l＿|　　　 |　　|:::::::l 　 |　　,'　　/　/:::::::::::::::::::
|　 l´　　　..l　　|　　 |　　 |　　 |::::|　　　　|　　|:::::::|　 .|| 　 l　　|　 l:::::::::::::::::::::
|　 |＿＿__.l　　|　　 |　　 |　　 |::::|　　　　|　　|:::::::ヽ-' ヽ._ﾉヽノヽ/::::::::::::::::::::::
｀¨´"'' ―‐|ヽ.__ヽ＿ヽ＿.j、_ノ￣|　　　　|--┴―‐t―‐､―――┬―――
　　　　　 |　　　　　{＿＿_ ノ.　　｀￣￣´　　　　　　｀￣　　　　 |
681： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:25:50 ID:R9RT0kk600: 　　　　松本清張賞受賞作品！
　　　　┏┓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┏┓
　　　　┗╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋┛
　　　　┏╋────────────────────────────╋┓
　　　　┃｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜┃
　　　　┃｜　　　　　　　　　　　　　へ　　ぼ　　侍　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜┃
　　　　┃｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜┃
　　　　┗╋────────────────────────────╋┛
　　　　┏╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋┓
　　　　┗┛　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┗┛

　　　　著者　坂上　泉

　　　　文藝春秋より発売中！！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿　　　　/!/! /!＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r.,　　　　　　　　　　　　　 ,､ィｰ'イYｰ-／　　　三＼-‐ﾆﾆ三三三三'l＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l::l　　　　　＿,,　　　―-r'lllﾆヽ三三/　　／　三三＼ﾒ三三ミﾐﾆ!i!i!
　　　　　　　　　　　　　　 __,,　 r--‐='i::!｀ｰ='"::::::;;:--=''=='='"::!i!i!i!i!i!〉三.ｲ　（●）　三三三|ミ､ヽ､三ミﾐﾄ-
　　　＿,, 　 -‐ ''　 "　_ _,,　-'::::::::::::::i::!:::::::::::::;; 　 -‐ '' =＝''"￣｀ヽ;;,--（__人＿）三三三三|三三ミﾒ､､ミ!
=＝'　　_ ,　　-＝''":::::::::::::::::;; =- ‐ ''".i::!￣￣　　　　　　　　　　　　　ヽ　三三三三三/三三三ミﾆ!､､
-‐''"::::::::::::::::::;;　-‐ 　　￣　　　　　　　　i_!　　　　　　　　　　　　　　　_,, -‐'"二二二イ　/---‐''" _,, --,　ヽミ!
. -‐=''"￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r'三!　|三三三>' 　／>　　,　 '‐､三三!　.iミ!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !i三i　 |三シ" 　／'", イ三三ミ､｀ヽ､ﾐ! iミ!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',!ﾆi　 ,!イ　　.／ , .イ三三三三三ﾐヽ　` .!ﾂ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 >‐'"´ , .ィ／／三三三三三三三三ミ､ﾒ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　'’ 　 , ィ　／ ,／三三三三三三三三三ミｼ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　'’　,　'’　ヽ　i! /三三三三三三三三三三ﾆ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　'’　,　'’　　　　ヽ Y三三三三三三三三三三ﾆ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　'’　 ,　'’　　　　　　 ∨三三三三三三三三三三/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　'’ 　 ,　'’　　　　　　　　　　ヾ三三三三三三三三三ﾐ′
　　　　　　　　　　　　　　　 ,　イ　　 ,　'’　　　　　　　　　　　　　　 l三三三三三三三三三/
　　　　　　　　　　　　　　　　 , イ　　　,　'’　　　　　　　　　　　　　　 i三三三三三三三三三!　　　　./
　　　　　　　　　　　　　,　 '’　　　 ,　'’　　　　　　　　　　　　　　　　　 r'三三三三三三三三三!　　　　　/
　　　　　　　　　 ,　 '’　　　　 , イ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｲ三三三三三三三三三ﾆl　　　　 /
　　　　 _　 - ' ’　　　　 ,, イ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l三三三三三三三三三三ﾆ!　　　 /
--‐‐ ' ’　　　　　 ,　'’　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , -'三三三三三三三三三三三〉　 ,ｲ
　　　　　　　,　 '’　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ ,, -‐'三三三三三三三三三三三三三ミ,ｲ
682： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:26:21 ID:R9RT0kk600: というわけで、坂上泉こと、元やる夫作者のカルピス◆xg50gQSlmQ氏の発売されたばかりの本の紹介でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　 -‐　‐- ､
　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　/　　　_,　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　 ,ゝ､ﾉ´(● )　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　カルピス・タイム
　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　　　　　　　　)＿　　　　　　　　　　　　　　　　　ttp://yaruoislife.jp/blog-entry-3325.html
　　　　　　　　　　　　| ゝ ' ｰ'　　　　　　　／　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　ヽ　ー‐　　　　　　　　　　　　　｀ヽ､　　　　　　　　　　　　やる夫達は戦後の裏舞台を戦い抜くようです
　　　　　　　　　　　　　 `ヽ_　-‐　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　 .ttp://yaruoislife.jp/blog-entry-3330.html
　　　　　　　　　　　　　　/　　ゝ'"　　　　　　　≦､　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　　　　　　　　　　　｀フ￣　　　/　　　　　　　　やる夫達は宇宙の惑い人のようです（原作：プラネテス）
　　　　　　　　　　　　 /　　ヽ　　　　　　　　　　　 /　　　　／　　　　　　　　 ttp://yaruoislife.jp/blog-entry-668.html
　　　　　　　　　　　　/　　　　r- ､' ヽﾍ､-ｭ　　 _ﾉ　　　／
　　　　　　　　　　　ﾉ　￣￣└-ﾒ_j .| | |~ﾞi||-､￣ヽ. ／ﾞi
　　　　　　　　　　　i　　　　　　 'ゝ､_｀`´-ｲ||　ﾞi　　 |¨`‐-'．_
　　　　　　　　　　　ゝ､　_ -‐'"´　　 j　└'"｀Tﾉゝ､ﾉ‐-．_　　~¨ ‐-．_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i､　　　　｀`´　　　　　｀ヽ` ‐-．__ ` ‐-．__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　ヽ　　　　　　　／　　　ヽ､　　　` ‐-．__ 〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　ヽ　　　　／　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　＼　　/　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　,‐､　　　　　　　　　 `､
683： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:26:46 ID:R9RT0kk600: 自分の感想を書きますとね、本当に面白くてみんなにも是非読んでもらいたい！

武張った戦争活劇ではなく、弱くて怖気づいても進もうとする錬一郎たちが好きになっていきます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,..　-一-　、　　c　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.-＜￣.　　　　　｀ヽ,,_　　 ,ｨ´_/＾ヽ＼　っ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　 __　　　　　　　　　ﾞ｀ヽf,(´‘j’＿}　 i　　　っ
　　　　　　　　　　　　　　, -一' ,-　　）＼,,_＿_　　　　　 /(＿人＿_）　|
　　　　　　　　　　　　とノ_フｰ'_,.ｨ=､　｛　　　　　ヽ､＿　　　｛ {:`:ｰ'-;':‐:}　/ ￣｀ヽ.,,＿
　　　　　　　　　　　　／,(-イ/´　　 `ｰ'　　　　　 /　　　　ゞ=ニヾ:_:ノ./　　　　　｀`ー--.､
　　　　　　　　　　　　 `´　　L）　　　　　　　　　　　 l.　　　　　　　 ='"　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　,- 、　　　　　　　　　　　　　＿_　　　　　　　 ,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }
　 '　_　',　　　　　　　／　　-／　, -─-､　　　　 {　　　　　　　　　　　　　 /ｰ--‐ゝ､　　　　/
. 　/　',　　　　　　　'´　／　　　_,/　　　　ヽ　　　 /　　　　　　　　　　　　　　ノ　　　　　 }　　　/
　,'.　　 ',　｀　´　　　 ,.' 　　／　　　　　　、　　 j　　　　　　　　　 ,..-‐''´ 　　　 r- '´､ヽヾ=ｰ､
　!..　　　'　　　 , - ‐'　　　 /.　　　　　　　　ヽ_,ｲ　　　　　　　／　　　, ､　　　r'_,ノ-ヘ_jﾍ ,! ﾄ'
　',　　　　｀　´.　　　　　 /　　　　　　 .i　　　　　　　　　　 /　　　　;'　 ' ､　　　　　　　｀＾′
　　',.　　　　　　 ,　‐ -　/ 　　　　　 /　　　　　　　　　　　 {　,　- ─　　 ;
　　;'.　　 , - ' ´　　　 /.　　　＿_,,..イ　　　　　　　　　　　　　　 !. 　'´　　　,　 ',
　　｀ _- ´ 　　　　　／　　／ _, - ,　＼　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ　　　 .,' ､　 ;　　 '´ ｀
　　　ゞ￣｀''''ｰ一 '　　　／　l´　 ,　　,　｀ヽ、　　　　　　　　　　ﾞ､　　 ,'　　',_,'　, ´／ヽ
　　　　ヽ.　　　　　 r′　 ,'　 ,'　　,′　　　`ー -､＿　　　　　　　＼,,..　__⌒　_,ノ　　　!
　　　　　`ー- ､　　 /　　　 ;　　　　,'　　　　　 ;,' ｀　- ￣ヾ　　　　　　　ヽ　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　｀￣´　　　　　　　 , '.　　　　 ,'　　　、　ヽ　　　　　　　ヽ　　　 ,. -ー､　　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　′　　　　　ノ､　　　　 ;　｀＼　　　　　　　　　／　　　　＼_|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　　　　, - ' ´　　 ;　　　　　　　　｀¨ヽ､　　　　 /　;
　　　　　　　　　　　　　　_　／　　　,　　　　　　　､　　　　｀､ ,'　｀､　 `ー-‐'′ ',　´　｀､ _
684： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:27:05 ID:R9RT0kk600: 登場人物たちが非常に濃い奴らばかりで、それぞれに役割があって
最後まで印象が薄れずに物語を作ってました。

自分のお気に入りは、人あたりの良い料理人の沢良木と苦労人の上官である堀。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　,,,, -‐ '''' "￣""''‐-,,_　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　／´,,-‐'' """""'''' ‐- ､.　＼　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,l　〆Θ='''' """ ンフ''ﾐ=oｧ｀＼ヽ　　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈　(;;''"　_,, -‐'",,=,,ﾞ"'‐､ヽ::::＼　ヽヽ　|
　 | 　　　　　　　 |　　　　　　　　　　〉'　　_ｪ､'ゝ;"´l　　｀i　'　 l:::::::::::＼｀i|ﾝ'
　 |＿＿＿＿＿_　　 |　　　　　　　　／´-ｲ,"-,l　 `　,ゝ・‐´ 　　 i:::::::::, 'ﾆ､ヽ,
　/::::::::::/　　￣￣￣|　　　　　　　　｀´ 　　l l ・'　　　　　　　　　　ﾞ''..:::':::`::}..l..
　{::::::::/　　､,,＿　　_, ﾉ　　　　　　　　　　　 i´ ヽ､ﾃ　　　　　　　　,:: -――‐- ､
　|⌒ｌ｣　　．　　．〈　　　　　　　　　　　　　 .l　　｀　　_.. -‐- ､　／;;;;;;;''''',, '':::::::::::｀:ヾヽ､
　し　　　　　　 __）　i　　　　　　　　　　　　 `､　　, ',´‐ '"´´ ／;;;;;;'''''　　,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,＼＼
　_|　　　　 / 　 }　 |　　　　　　　　　　　　 `､. '´　　　　.l;;;''''',,,,;;;;;;;;''';;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,'''';;;;;;ヾ.､
　|: ＼　　 /　こ　ﾉ　　　　　　　　　　　　　ゝ　　　　.::::|,/: : : : ／｀'';;;;＞､"''''''';;;;;;,,,;;;;;/
　|:::::...`　　＿＿／|　　　　　　　　　　　　　 ,r'´;;;;;;;ヽ-‐ '':::" |: : : : :l;;;;;;'''''''',,,,,,,,,,,,;;;;;;＞　＼;;ヽ
¨＼::::::.... {￣￣|l｢|丿　　　　　　　　　　　　　 ':::::. ;;;;;;;;;;;l i;;;; :::::l|: : : :ﾉ'',,,,;;;;;;;;;;;;'''''''"　　　,,,,,,,,,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :::　. .:: ;;;;;;;;;;lﾘ;;;;;;;;;;/: : : i;;;;;;;;;;''''''　　,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::　::. .:::: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: : :/;;;;''' c　　,,;;;;;;;;'';;;;;;;; ; ; ; ; ; ;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::::....::l‐- ､_ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l: :ノ;;''　　, ',' ';;;''',,　,;;;; ; ; ; ; ; ; ; ;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,,,,,,,,,,,,l　　 |;;;;;;;;;,-､;;''´‐'´;'' c , '',,'';;'',,;;''　,;;;;; ; ; ; ; ; ; ; ; ;
685： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:28:24 ID:R9RT0kk600: 読み終わった後、題名の『へぼ侍』が色々な意味が含まれていることが分かると思います。

笑って泣いて少し寂しさを感じる坂上泉の『へぼ侍』どうぞよろしくお願いします！

　　　　　　　　　＿＿＿　　　　　　　　　　/./
　　　　　　　 (二二二ニ=- __　　　　 /./
　　　　　　　　 |ー-=ニニニニ/　　　 ././
　　　　　　　／^ー--=ﾆニニ7　　　　././
　　　　　　ーr‐tﾃ¨¨∨些リ　　 ././
　　　　　　　　〈　　　　/ __人＿　　/./
　　　　　　　　 |｀ヽ　/イ　／ﾆニ././⌒Y
　　　　　　 r{ﾆー≦＜／ﾆ/＞./V　　l.|ニﾑ
　　　　　　 ./二∧ニﾆ∧／乂〈ハ　 ∥ /ﾆ=‐
　　　　　　/二二∧ニﾆ∧ニ＼≧彡＼ニ{ニニﾆ=-
　　　／≧ニﾆﾆ∧ニﾆ∧::〈ニ　　　 | |ニ=ｰ-=ニ=-
　　　 /ニニニニﾆ/7￣￣￣＼..─＜__| |ニニニニニﾆ=-
　　　 |ニニニニﾆ{ {　　　　　寸ヽ |ニﾆ.寸ニニニニニニﾆ}
　　　.乂二ニニニ＞￣￣＼〉' V　|二二二二ﾆ/‐=ﾆﾆﾆイ
　　　　　　　　　　　　　　廴／ニニニニニニニ}
　　　　　　　　　　　　　　　　寸ﾆ∧ニニニニニ',
　　　　　　　　　　　　　　　　丁||三}三}{三三}{∧
　　　　　　　　　　　　　　／ニニニニニニ二二∧
　　　　　　　　　　　　／ニニﾆ|ニ|ﾆﾆ二二二二∧
　　　　　　　　　　　.／ニニニニ＼乂二二二二二∧
　　　　　　　　　 .／ニニニニニニ=ｰ∨ﾆﾆﾆﾆ二二∧
　　　　　　　　／ニニニニニニ=‐　　　＼ニﾆﾆ二二∧
　　　　　／ニニニニニ=‐　　　　　　　＼ﾆ二二二∧
　　　　 .／ニニニニ=‐　　　　　　　　　　　　＼二二二∧
　　　 ./ニニニニ／　　　　　　　　　　　　　　＼ニニニ＼
　　　　＼ｰ====彡ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　＼ニニニV
　　　　　∨ニニニ∧.　　　　　　　　　　　　　　　　　ｰ===彡V
　　　　　　.∨ニニﾆﾆ}　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨ニニﾆ∨
　　　　　　　.Vニニニ|　　　　　　　　　　　　　　　　　 V二二ﾆ∨
　　　　　　　　＼ニﾆ∧　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨ニニﾆ}
　　　　　　　　／￣./:∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨ｰ=≦|
　　　　＿／ニニ厶イ}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼／/
　　　　　Y二ﾆ==─=≦　　　　　　　　　　　　　　　乂ﾉ彡'
686： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 22:29:42 ID:R9RT0kk600: 投下は以上です。
今年はやる夫スレ関連がにぎやかになりそうで、今からでもワクワクしちゃいますわ！
687：令和もどこかの名無しさん：2019/07/15(月) 22:31:01 ID:5gm3bT4E00: 乙でした

俺も自分のスレ煮詰まってるし、気分転換にへぼ侍宣伝スレ書こうかね
688：令和もどこかの名無しさん：2019/07/15(月) 22:31:08 ID:YIXjl3GoMM: 乙

発売日にカルピスと一緒に買ったさ！ｗ
689：令和もどこかの名無しさん：2019/07/15(月) 22:37:35 ID:iDtjyCf600: おつでした
ゲスト出演な歴史上の有名人たちの配役がぴったり！
690：令和もどこかの名無しさん：2019/07/15(月) 23:00:36 ID:mrsO8Mz200: どっかの大河ドラマの
六左といかいう人みたいなやつかな？
691：令和もどこかの名無しさん：2019/07/15(月) 23:04:00 ID:V0QaC3ZM00: >>687
もうほかの歴史系のスレでやっているから物珍しくもなんともないよ
692： ◆Zr4xz82y3k：2019/07/15(月) 23:45:58 ID:R9RT0kk600: >>690
六左というと、『おんな城主直虎』の奥野六左衛門のことかな？

六左は武芸がからきしダメでも事務仕事で役立った感じだけど、
どちらかというと、相方の之の字こと中野直之のイメージですね。

若くて未熟でも盛り返せる気力がある侍。
693：令和もどこかの名無しさん：2019/07/15(月) 23:49:59 ID:mrsO8Mz200: うん、そっち
なんか戦うより交渉とかのイメージがあったし
694：令和もどこかの名無しさん：2019/07/16(火) 01:38:17 ID:U7UJbYLo00: 良さそうな作品
695：令和もどこかの名無しさん：2019/07/16(火) 04:21:08 ID:UmsefZbs00: 乙
>>671-672
紙くず同然の紙幣を価値あるものに帰られたら、押し付けられた百姓は喜ばれたろう
こういう仕事するなら、戦闘するよりも工作員の方が向いてる

>>662
テクノロジーの進歩は時代を変えるよな
AIの入門も知らないと経営者失格みたいな
導入しないと日本企業も終わり。日本国も後進国に、というわけで
696：令和もどこかの名無しさん：2019/07/16(火) 04:38:58 ID:1zNKdr5M00: >>686
なんかやる夫スレの作者が作家に…ってパターンが目立ってきてる感じだな
697：令和もどこかの名無しさん：2019/07/16(火) 05:32:27 ID:8ewaFkX600: >>687
読みたい
へぼ侍宣伝競作面白いよ
698：令和もどこかの名無しさん：2019/07/16(火) 09:25:27 ID:snI1tNfY00: ああ、なんで松本清張賞って思ってたけど、
氏の作品に「西郷札」ってやつがあったからかねえ？
699：令和もどこかの名無しさん：2019/07/16(火) 09:28:09 ID:snI1tNfY00: というか松本氏のデビュー作か。
700：令和もどこかの名無しさん：2019/07/16(火) 16:19:34 ID:UmsefZbs00: >>699
すぐにつぶれる側の債務証書だから、押し付けられる側は被害者だわな

やる夫がそこうぇお利用して民百勝にスパイを植え付けるのかな？
701：令和もどこかの名無しさん：2019/07/16(火) 16:21:21 ID:Dz7w.SWw00: >>696
なれたのはほんの一握りだけだよ
702：令和もどこかの名無しさん：2019/07/16(火) 17:07:12 ID:UmsefZbs00: >>701
作家になれても専業で食える人は一握りときている
703：令和もどこかの名無しさん：2019/07/16(火) 17:10:51 ID:Dz7w.SWw00: 兼業でも一回出版して終わりでもできるだけ羨ましいわい
704：令和もどこかの名無しさん：2019/07/16(火) 17:39:03 ID:HqE9iXaUMM: A4五段組の厚い本を自費出版するならくじ運だけで売れるよ
705：令和もどこかの名無しさん：2019/07/16(火) 17:54:44 ID:8ewaFkX600: そもそもエタらないで完走させられるやる夫作家も一握りだしね
どんな業界でも成功できるのは一握りよ
706：令和もどこかの名無しさん：2019/07/17(水) 07:42:17 ID:SDZ0AoesMM: 西郷札は西郷人気のおかげでファンアイテムと化したんだよ
ただ、価値が出る、といって高値で売りつける詐欺も出たけど
707：令和もどこかの名無しさん：2019/07/20(土) 05:57:35 ID:7voyOpTk00: >>706
そこを狙った商売ができるか
もっとも、大坂鎮台の人間がするとスパイ容疑をかけられそう
708：令和もどこかの名無しさん：2019/07/20(土) 08:37:33 ID:pIONBFIgSr: 某漫画の神様の曾祖父との会話がよかったw
709：令和もどこかの名無しさん：2019/07/28(日) 16:59:24 ID:t3k7fuAc00: うちのオカン（７０歳）が興味を持ったので「おれ持ってるで」と渡してきた
てかダウンタウンの郷里出身なので「大阪の士族崩れの商人が西南戦争へ征く」に興味を持ったらしいｗ

ものすごい読書家で今だに新規開拓を怠らないところは流石だ
710： ◆Zr4xz82y3k：2019/10/26(土) 19:36:42 ID:5aE5ap4A00: みなさんこんばんは。いつも読んでくださってありがとうございまず。

次回の投下ですが、第１３回はすでに出来上がってます。
しかし、最近の台風・大雨の影響で地元が少なからず被害を受けてしまって、自分も微力ながら復興作業を手伝うことになりました。
次の投下は来週末にできるよう調整します。
もうしばらくお待ちください。
711：令和もどこかの名無しさん：2019/10/26(土) 19:39:16 ID:50YHrhWw00: 生還乙
712：令和もどこかの名無しさん：2019/10/26(土) 19:44:24 ID:N71ISR7s00: 復活乙

つづきがあるだけでうれしいですよ
感謝
713：令和もどこかの名無しさん：2019/10/26(土) 20:31:00 ID:zf0hnOx2MM: 乙です

まじめに生きててよかったといえるくらい災害が続いてるからなあ
714：令和もどこかの名無しさん：2019/10/26(土) 21:06:04 ID:5zjRqnh600: 復興作業乙です
ボランティア行くような立派な人間じゃありませんが、せめて早く復興される事を祈ってます
715：令和もどこかの名無しさん：2019/10/26(土) 21:58:52 ID:jO4Fnsv.00: 乙です
被災したとこ家具やら家電やらが積み上がってたうえにゴミ収集車きてたな。
ジャニーズも炊き出しに来るわなぁ
716：令和もどこかの名無しさん：2019/10/26(土) 23:01:12 ID:KS3A8Bw200: 投下が遅れたのはボランティアやっていたからか、ふむ、かれこれ三か月以上経っているけど
千葉の台風って７月くらいに来ていたか記憶違いか
717：令和もどこかの名無しさん：2019/10/26(土) 23:02:10 ID:KS3A8Bw200: 千葉だけじゃなかったわすまん
718：令和もどこかの名無しさん：2019/10/27(日) 06:59:52 ID:pfFuabS600: 不謹慎だけど、そののん気っぷりに逆にホッコリしたわｗ
719： ◆Zr4xz82y3k：2019/11/02(土) 23:04:44 ID:Y/ZfSBPk00: お待たせしました。投下予告です。

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　　　　ドリフターズで学ぶ最新の信長研究　外伝　信長VS一向一揆　―政教分離の戦い―

　　　　　　　　　　　　　　　　　　第１３回　　信長の神格化

　　　　　　　　　　　　　　―　とんでもねぇ、あたしゃ神様だよ　―

　　　　　　　　　　　　　　　　１１月３日（日）　２１時より投下予定

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720：令和もどこかの名無しさん：2019/11/02(土) 23:23:53 ID:nYcpUWdk00: おひさー！
721：令和もどこかの名無しさん：2019/11/04(月) 03:50:53 ID:cvwShcTU00: 乙
722：令和もどこかの名無しさん：2019/11/04(月) 04:59:57 ID:NcQ2kWBo00: したらばが落ちていたので普通板のほうにスレ立てて投下しているよ
723：令和もどこかの名無しさん：2019/11/04(月) 13:43:26 ID:z0.wnkWk00: 普通板、閲覧できるようになってる
以前は全く見れなかったのに
724：令和もどこかの名無しさん：2019/11/04(月) 18:42:38 ID:cvwShcTU00: 相変わらず閲覧できない・・
725：令和もどこかの名無しさん：2019/11/04(月) 22:12:49 ID:qXFWeGrg00: 乙です
千葉か福島か長野か存じませんが頑張って下さい
726：令和もどこかの名無しさん：2019/12/22(日) 22:36:00 ID:oBCDBv.c00: どこに投稿されてるんだろ？
727：令和もどこかの名無しさん：2019/12/22(日) 22:47:20 ID:yi2th1GE00: 普通板だよ
728：令和もどこかの名無しさん：2020/01/01(水) 13:06:47 ID:UOC4Xbp.00: 明智光秀には滋賀県多賀町出身との説もある
光秀より前の世代に旧主の土岐成頼から離れて六角氏の地に移住したという
ttp://akechi.taga-kankou.com/
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/多賀町
729：令和もどこかの名無しさん：2020/01/04(土) 17:02:35 ID:3epo2GLk00: 越前の称念寺で寺子屋を開いていたとも
ttp://shonenji.net/aketi/
針薬方しんやくほうという書物を所持していて村医者だったとも
ttps://hajimete-sangokushi.com/2019/12/22/%E5%85%89%E7%A7%80%E5%8C%BB%E8%80%85/
730：令和もどこかの名無しさん：2020/01/07(火) 18:13:51 ID:xQpYHHzw00: そういえば、信長が分国経営させていた臣下に道路整備のノルマ課していたから
道路整備により進軍のスピード向上したという話
このスレでしていたっけ？
731：令和もどこかの名無しさん：2020/01/18(土) 18:38:32 ID:VUTOGIcMSd: な
732：令和もどこかの名無しさん：2020/01/18(土) 18:39:27 ID:VUTOGIcMSd: 天皇についての話ってまだやっていないっけ？
733： ◆AHtVTV.Bvc：2020/01/21(火) 13:14:26 ID:8sz1yAa6Sd: まだやっていない気がする
734： ◆XFDaLfc.jc：2020/01/21(火) 13:15:00 ID:8sz1yAa6Sd: わお
735：令和もどこかの名無しさん：2020/02/01(土) 17:18:33 ID:nuhIa5sw00: >>732
中国南北朝時代に北朝の君主が名乗ったのが最初という話は本スレですでにしているよ
736：令和もどこかの名無しさん：2020/02/01(土) 17:21:41 ID:nuhIa5sw00: >>735
しまった、天武天皇スレと間違えた

でも、朝廷と信長の関係が良好だったとか
足利義昭追放後の方が改元がスムーズになるなどして天皇が喜んだ話は
すでに本スレが語った
737：令和もどこかの名無しさん：2021/01/31(日) 11:38:33 ID:XQdDSYr600: もう最後の書き込みから一年か
エタったか
738：令和もどこかの名無しさん：2021/01/31(日) 11:49:45 ID:dmRl9eLg00: 普通のやる夫板かどこかで続編していたよ

ドリフターズで学ぶ最新の信長研究 外伝四