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俺「ストライクウィッチーズと洒落込もうか」

1名無しさん:2013/04/07(日) 02:07:57 ID:qhlpEsaY
ストパンの世界に俺を入れてイチャイチャしようずwwwwwwwwww っていうスレ
         ∧
         / |
        〃 .|
       .//  |           ___ _,. イ
      / |  /  _ __     /       /
      ( |. /; ; ; ; ; ; ; ;.;.;>、/ /    /
      ヽ.! /; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; < ̄ ̄
      / V; ; ; ; ; i; ; ; ; ;.;.丶; ; ; ;ヽ
     .///; ; ;./; ;/|; ; ; ; ; ;.;.;l; ; ; ; ;.i
     |/; ;./ ; ;/; ;/ .l .ト、; ; ; ;.;ト; ; ; ;.;\ _,
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俺「ストライクウィッチーズ、ブレイクナウ」
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314名無しさん:2013/11/14(木) 23:39:35 ID:P6PwrKNA0
ジョゼ「それでは……いよいよ蜂蜜の部分を」

   「ん〜!! 蜂蜜とバターの風味が良い具合に絡み合っていますね!!」

俺「今日のジョゼはやけに興奮しているね。夜中だから?」

ジョゼ「は、すみません。つい……」

俺「気に入ってもらえた様で嬉しいよ。はい、牛乳」

ジョゼ「ありがとうございます。んっ……んくっ……ぷはぁ」

俺「あぁ……食べた食べた」

ジョゼ「何だかいけないことしているみたいです」

俺「この背徳感もまた夜食の醍醐味だな」

ジョゼ「ふふっ。本当にその通りですね。それでは」


「「ごちそうさまでした!!」」

315名無しさん:2013/11/14(木) 23:40:23 ID:P6PwrKNA0

俺「ちゃんとお皿は洗っておこう」 ザー

ジョゼ「証拠隠滅、ですね」 カチャカチャ

俺「その通り」 ジャブジャブ……キュッキュッ

ジョゼ「お皿!」

俺「良し! 蜂蜜と牛乳!」

ジョゼ「元通りです!」

俺「なんだ完璧じゃないか」

ジョゼ「では」


「「おやすみなさい」」



おしまい


俺「おっと! 歯を磨くのを忘れちゃ駄目だぞ」

ジョゼ「虫歯になったら怖いですしね」

316名無しさん:2013/11/14(木) 23:41:30 ID:P6PwrKNA0
投下終了お腹が空いた

317名無しさん:2013/11/15(金) 00:28:55 ID:xOpX8aMM0


ジョゼちゃんの辞書にはダイエットって言葉は無いんだろうなー

上がり迎えるまでは

327名無しさん:2013/12/02(月) 20:41:21 ID:Tnkr.Aw20
21時に投下します。
駄文ですがよろしくお願いします。

328名無しさん:2013/12/02(月) 21:01:55 ID:Tnkr.Aw20
「連合軍の一部がまたウィッチの代わりのなにか作っているみたいですね」

「また?ハッ、懲りてねぇな……。
マロニーのときにどうなるかぐらいわかっただろうが」

「アレはマロニー大将の独断だったらしいけど。
でも本当に懲りて無いよ。なにせウォーロックの時の技術の改良版らしいし」

「ってことはあれか、また501が尻拭いでもするの?
確か迎撃任務についてたと思ったけど」

「トラヤヌス失敗の原因か。
あの硬さを始末するのは結構骨が折れるよね」

「皇帝陛下でも呼べば?」

「呼んで気軽に来るような人じゃないでしょ。
頼まれてくれるのはせいぜい大将くらいかな?」

「俺がわざわざ抹消した記録の再現をすると思うか?
そうやら俺の能力の理論についてじっくり講義を受けたいらしいな?」

「冗談です。隠し事を蒸し返されるのは、自分がされてもいやだし」

335327:2013/12/02(月) 21:07:32 ID:Tnkr.Aw20
名前入れ忘れました。328も327の者です。というか反応早ぇー…

「おい。いい加減本題に移るべきだろうが」

「そですね。さーせん。
じゃあ本題どーぞ」

「……まぁいいか。単刀直入に言おう。

サーズの発生が懸念されている」

「……ぇ、え?
嘘だよね?」

「まさか…と思いたいところだけど、確かにここ最近のネウロイの動きは……おかしいだろうな」

「サーズが発生したなら出し惜しみなど論外。陛下を呼ぶことも考慮に入れなければならない。
もしも残存ネウロイ、最悪、セカンと接触したら、我々も裏方ではいられなくなる」

「ならどうする。セカンを巣ごと駆逐するか?
正直、それをしたって大規模の戦闘を行うんだ。俺達の存在は公表されるぞ」

「そうだ。
連合軍にとって、ネウロイのコアを利用した兵器の実験には、セカンの巣は絶好の獲物だ。
そのなかで俺達が動けば、能無し共も黙ってはいないだろう。
こちらとしても本意ではない。あの時は例外だっただけだ」

339327:2013/12/02(月) 21:09:53 ID:Tnkr.Aw20
「そうは言ったところで、どうするんだ。
サーズが現れるまで作戦練ってるしかないぞ」

「俺達は、な。
今回、『任期満了。転属求ム』との連絡を受けた」

「……『任期満了』?いやな予感しかしないんだが」

「おいおいおいおい。どちらにしたって表舞台に出ることになるぞ」

「いや、今回は都合がいい。
今回打診してきたのは、リベリオンの『ヴァンパイア』だ」

「ハッハー!!
やっぱり出たか!我が国が誇る魔女喰らい!」

「あー……あいつかー……」

「彼なら、連合軍の目論見が失敗したときも対応でき、こちらがサーズの巣に人員を割いても、セカンとの接触を防ぐ防衛線になりえる。
活動そのものも、ストライクウィッチーズの活躍に隠れることもできる」

「まぁ、それはそうですね。
配属したいなら別にいいんじゃないですか?」

341327:2013/12/02(月) 21:11:01 ID:Tnkr.Aw20
「いちいち全員の意見なんて聞かなくていいんだよ。
ストライクウィッチーズに『ヴァンパイア』の派遣がイヤな人挙手ー。
はい全員ですねわかります。彼の能力はとてもうらやまけしからんですねー。彼自身にはつらいでしょうけど」

「全員手を挙げていない上に、話がずれているではないか。
ストライクウィッチーズに『ヴァンパイア』の派遣に異論のあるものは述べろ。
―――いないな。では、『ヴァンパイア』を配属させることとする。

我々は、それぞれ引き続き各所防衛をしながら、サーズ殲滅のため、万全の体制を整えておくこと。
それと、鋼の。陛下に協力要請だけでいいから伝えてもらいたい」

「……なぜ俺なんですか?」

「感だ。できるか?」

「……わかりました。最善は尽くしてみます」

「感謝する。
各隊の決定は、各員に通達を送って検討する。いいな?

それでは諸君」



「我らがヴァンパイアと」
「人類の希望、誇り高き伝説の魔女たち、ストライクウィッチーズに」

「月と牙のご加護を」

343327:2013/12/02(月) 21:11:35 ID:Tnkr.Aw20
本日、眩いほどの晴れ。

わずかに開かれた窓から、カーテンを揺らして運ばれてきた木漏れ日の香りが心地良かったのは、つい数秒前の出来事。






『連合軍総司令部より通達。
アドリア海を北上する新型ネウロイを迎撃、撃滅する任に就く
第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズに新たにウィッチを派遣する。

リベリオン合衆国特殊戦闘航空軍特別戦闘飛行群第2飛行隊

俺 中佐

上記のウィッチを派遣する。
引き続き、新型ネウロイを撃滅せよ。

配属についての詳細は、後日改めて通達する。


なお、派遣するにあたり、該当ウィッチの情報公開を許可する。
特殊戦闘統合軍特別戦闘機関 認』

345327:2013/12/02(月) 21:12:14 ID:Tnkr.Aw20
山積みとなった書類を手際よく片付けていき、その書類を手に取ったとき見えた未だ艶のある執務机本来の色に、ようやく一息入れることができると心の中で小さく溜息をついたミーナだが、その内容をどうしても信じることができずに3回もの見直しをした。

突然ウィッチが派遣されてくることや、自身と同じ階級であることにではない。

ミーナ「…嘘、でも、え?
こ、これってまさか……」

ようやく振り絞った自分の声で現実を認識し、勢いよく立ち上がり、扉へと駆け出す。

―――その際、脛を机に強打し、想定外のダメージに半泣きになりながら誰にも知られることなく数秒ほど悶絶したどことなく萌える司令は、手に持った書類の感触を思い出して執務室を飛び出した。

349327:2013/12/02(月) 21:13:59 ID:Tnkr.Aw20
前から思ってた。とりあえずバルクホルンとペリーヌを出してやってくれ。

ミ「美緒!トゥルーデ!
ちょうどいいところにいたわ」

すっかり飛行技術に鈍りの見える三人の訓練を終えた二人が溜息をつきながら廊下を歩いていると、探す手間が省けたと言わんばかりにミーナが息を切らせて走ってきた。

美緒「どうしたミーナ。急ぎか?」

バルクホルン「緊急だから走ってきたんでしょう少佐……。
だが、ミーナが基地内でここまであわてるのも珍しいな。
……まさか、ネウロイか!?」

慌てて走ってきたミーナを見た美緒の、どこか抜けたようなコメントにやや呆れた声色で答えたバルクホルン。
だが、隊の司令塔であるミーナの様子から敵襲なのかと感じた瞬間に、その表情は一人の軍人のものとなる。

ミ「い、いいえ。勘違いさせてごめんなさいトゥルーデ、そうじゃないの。
ただ……これを見て欲しいのよ」

長い石造りの廊下を走っている際に強く握りしめていたせいか、一部がほんの少しだけしわになってしまった書類を渡すと、それを美緒が受け取り二人で覗き込む。

記されたものをたどって、視線が上から下へ。

二人して眉をひそめて、1度目より時間をかけて、もう1度上に戻り、下へ。

どこか居心地悪げに眉を寄せるミーナの目の前で、バルクホルンが美緒から書類をもぎ取るように奪い取ると、食い入るように見つめた。

353327:2013/12/02(月) 21:15:37 ID:Tnkr.Aw20
バ「リ、リベリオンの、と、特殊戦闘統合軍特別戦闘機関!?」

美「トクトク機関か……都市伝説の幽霊機関が実在したとはな……」

ミ「ただの出鱈目と疑いたいところだけど……」

困ったような悩んでいるようなミーナの声に、先ほどとは違って美緒が書類を覗き込む形で、書類の下部へと視線を向ける。

美「―――この署名か」

美緒が溜息とともに声を漏らす。

書類の下部には間違いなく、ブリタニア首相チャーチルのほか、計四名の大将の名、果てには、ロマーニャの第一公女の名までが記されている。

美「しかしリベリオンの第2飛行隊か。
扶桑の第2飛行隊は確か―――」

ミ「美緒!」
バ「少佐!」

美「……っとすまない」

二人に、静まり返った廊下に響き渡るような声で遮られ、美緒が思い出したかのように口を止めた。

美「そういえば国のトクトク機関の特徴は口外厳禁だったな。
何せ一種の伝説のようなものだからな、すっかり忘れていた。はっはっはっはっは!」

悪びれる様子もなくあっけらかんと笑う美緒に二人で溜息をつきながら、しかし溜息をついたところで悩み事は尽きず。

358327:2013/12/02(月) 21:17:37 ID:Tnkr.Aw20
今度はミーナも覗き込むように、再び書類に目を落とした。

バ「しかしどうするか……。
俺中佐と書かれていても、何の情報もわからないぞ」

ミ「そうね……あの機関である以上、男性なのは間違いないと思うのだけれど。
それ以外がまったく分からないわね」

美「聞けばいいじゃないか」

さも当然のような美緒の言葉に、頭上に疑問符を浮かべながら美緒へと視線を向ける二人。

美「そこに書いてあるじゃないか。
『該当ウィッチの情報公開を許可する』と。
リベリオン出身ならここにもいるだろう?」

ミ「シャーリーさんね。
確かに何も知らないよりかはマシになりそうだけれど……」

美「なに、いつまでも分からないことで時間を費やすよりも、まずは行動あるのみだ。
早速シャーリーに聞きに行ってみようじゃないか」

359327:2013/12/02(月) 21:17:55 ID:31iS2.GM0
名前入れ忘れました。328も327の者です。というか反応早ぇー…

「おい。いい加減本題に移るべきだろうが」

「そですね。さーせん。
じゃあ本題どーぞ」

「……まぁいいか。単刀直入に言おう。

サーズの発生が懸念されている」

「……ぇ、え?
嘘だよね?」

「まさか…と思いたいところだけど、確かにここ最近のネウロイの動きは……おかしいだろうな」

「サーズが発生したなら出し惜しみなど論外。陛下を呼ぶことも考慮に入れなければならない。
もしも残存ネウロイ、最悪、セカンと接触したら、我々も裏方ではいられなくなる」

「ならどうする。セカンを巣ごと駆逐するか?
正直、それをしたって大規模の戦闘を行うんだ。俺達の存在は公表されるぞ」

「そうだ。
連合軍にとって、ネウロイのコアを利用した兵器の実験には、セカンの巣は絶好の獲物だ。
そのなかで俺達が動けば、能無し共も黙ってはいないだろう。
こちらとしても本意ではない。あの時は例外だっただけだ」

362327:2013/12/02(月) 21:19:43 ID:Tnkr.Aw20
シャーリー「SP機関!?
一種の伝説か何かかと思ってたけど。
そっかー。ここにくるってことは実在するってことなんだな」

機械油の独特の臭いが漂う格納庫で、ユニットをいじっていたシャーリーを見つけて書類を渡して事情を説明すると、やはり同じような反応が返ってくる。

ミ「ええ……それで、配属が決定されてしまっている以上、やはり少しでも情報が欲しいのだけど……」

シ「うーん……といっても、アタシもそこまで知っているわけじゃなぁ……」

首にかかったタオルで汗を拭きながら、困ったように小さく笑いながら視線をそらすシャーリーだが、美緒の「構わん」の一言でようやく話し始める。

シ「―――リベリオンの第2トクトク機関は、通称・吸血鬼(ヴァンパイア)だよ。
確か、中距離から白兵戦までの戦闘スタイルだったかなぁ……」

バ「白兵戦?ネウロイ相手にか?」

シ「少佐の刀と同じようなものだよ。
あっちの場合は殴りかかるようなものらしいけどさ」

美「ほぅ……なかなか度胸がある奴と見えるな」

ミ(『変わり者』の間違い、じゃないかしら……)
バ(『変わり者』の間違いじゃ……ハッ……そういえば私も……)
シ(『変わり者』の間違い、だと思うけどなぁ……)

3人とも途中までまったく同じことを考え、1人銃器を鈍器代わりに殴りかかったことを思い出す。

365327:2013/12/02(月) 21:20:24 ID:Tnkr.Aw20
シ「あとは、別のウィッチと組んでいる……とか」

バ「別のウィッチと?SP機関が?」

バルクホルンが信じられないように声を上げる。

幽霊機関とも言われる存在すら怪しかったトクトク機関が、通常のウィッチと行動を共にするとは思えなかった。

シ「固有魔法が集団向けだとか…そんなことを聞いたことがあるなぁ。
たぶん、リベリオンで他のウィッチと組んでいたのはこのヴァンパイアくらい……だと思う」

「他の国は分からないけどさ」と付け加えたシャーリーに、他の三人も考え込む。が、まったく思い当たりはしなかった。

そもそも、自分の国であろうと、噂話以上にこの機関の情報を調べたりしない。

美「しかし、よくこんな空想のような部隊を知っているな」

バルクホルン、ミーナも少しだけ思っていたことを美緒が何気なく呟くと、シャーリーが「その言葉を待ってました!」とばかりに表情を輝かせた。

シ「それはそうさ!
第2の伝説といえば、なんて言ったってそのスピード!」

その一言に、三者とも納得のいった風に頷いた。

367327:2013/12/02(月) 21:21:01 ID:dXSckpdY0
バ「リ、リベリオンの、と、特殊戦闘統合軍特別戦闘機関!?」

美「トクトク機関か……都市伝説の幽霊機関が実在したとはな……」

ミ「ただの出鱈目と疑いたいところだけど……」

困ったような悩んでいるようなミーナの声に、先ほどとは違って美緒が書類を覗き込む形で、書類の下部へと視線を向ける。

美「―――この署名か」

美緒が溜息とともに声を漏らす。

書類の下部には間違いなく、ブリタニア首相チャーチルのほか、計四名の大将の名、果てには、ロマーニャの第一公女の名までが記されている。

美「しかしリベリオンの第2飛行隊か。
扶桑の第2飛行隊は確か―――」

ミ「美緒!」
バ「少佐!」

美「……っとすまない」

二人に、静まり返った廊下に響き渡るような声で遮られ、美緒が思い出したかのように口を止めた。

美「そういえば国のトクトク機関の特徴は口外厳禁だったな。
何せ一種の伝説のようなものだからな、すっかり忘れていた。はっはっはっはっは!」

悪びれる様子もなくあっけらかんと笑う美緒に二人で溜息をつきながら、しかし溜息をついたところで悩み事は尽きず。

369327:2013/12/02(月) 21:21:39 ID:Tnkr.Aw20
扶桑のトクトク機関も、カールスラントのトクトク機関も、リベリオンのトクトク機関も、国の名前が違うだけで、実際は一つの機関だ。

国によって所属しているウィッチは違うものの、いくつか共通しているものの中で最も分かりやすいのが『各隊の特徴』である。

例えば、第2トクトク機関であれば、シャーリーの言ったとおり『速さ』に特徴があることが共通しており、たとえどの国であろうとも、第2であれば『速いウィッチ』もしくは『瞬間的速度を出すウィッチ』であるのは確実といえる。

曰く、光速で動くとか。曰く、早すぎて分裂するとか。

―――ただ、それも全て『噂話』の域を出ず、存在すら怪しい機関のことなど覚えている方が稀である。

シ「少佐の言うとおり、空想のような部隊であることは分かっていたんだけどさ。
やっぱり気になったから調べたことがあるんだ。まさか今になってその人物がここに来るとは思ってなかったなぁ」

と、そこまで言ったところで、シャーリーの表情が一変して翳りが指す。

その表情の変化をいち早く察したミーナが首をかしげた。

ミ「……どうしたのシャーリーさん」

シ「あ、いや……さっきまでのは結構信頼できる情報っていうか、割と簡単に分かることなんだ。
ただ、ここからはちょっと信憑性はあまりないっていうかさ。本当に噂みたいなものなんだけど……」

言いよどむシャーリーに三人とも黙って先を促した。

372327:2013/12/02(月) 21:22:40 ID:Tnkr.Aw20
シ「その俺中佐なんだけどさ……一部だと女誑しとか魔女喰いとか言われてるんだ。
だから、なんていうかさ……」

気まずそうに頬をかいて視線を逸らし、それ以降言葉を発することのないシャーリー。

人のいない格納庫が無音に包まれる。。

外から流れてきた風が全員の肌を撫ぜていくが、この空気ごと換気するには弱く、余計に格納庫が静まり返る様に錯覚する。

ただでさえ得体の知れない機関からの増員だというのに、ウィッチにとって悪影響としか思えない通り名がつけられた人物。

噂とは言えど、不信感が募る。

375327:2013/12/02(月) 21:23:28 ID:Tnkr.Aw20
なんともいえない空気が漂ってしまった格納庫の沈黙を、最初に破ったのは美緒だった。

美「―――所詮噂は噂。しかし、火の無い所に煙は立たぬとも言う。
……一応、警戒はしておくべき……だろうな」

瞑想しているかのように軽く閉じられていた瞳をゆっくりと開き、先ほどまでとは違い、覚悟を決めたとも感じられる雰囲気で言葉を発した。

ミ「そうね。
少なくとも、私たちにとっては初の男性ウィッチ。
みんなにも注意を促すべきかしらね」

美緒の口から発せられた流れに乗る様にミーナが口を開くと、バルクホルンが続く。

バ「万が一を考えて、実力行使も考えておこう」

ミ「実力行使といっても、貴女の場合は加減を考え―――」

ミーナが苦笑を浮かべながらバルクホルンへと視線を向けた、その時。

基地内に警報が鳴り響いた。

384327:2013/12/02(月) 21:28:50 ID:Tnkr.Aw20
とりあえず今日はこの辺で。
これ以上はキリのいいところが見当たらないので。
まだ俺が一言も出てませんが、次にすぐ出てきます。

ちなみにSP機関とトクトク機関は同一です。
扶桑ではトクトク機関で定着していて、ほかではSP機関で定着しているということで。

自分とコピペさん以外いたかどうか知りませんが、見てくださってありがとうございます。

とりあえず、今後はペリーヌとバルクホルンを是非。

391名無しさん:2013/12/02(月) 21:34:01 ID:ohFQw43g0
>>384


まーきにすんな

394327:2013/12/02(月) 21:41:44 ID:Tnkr.Aw20
>>391
この読みにくい駄文を読んだ猛者に非常に感謝。
まさか乙とか言われる日が来るとは・・・

403名無しさん:2013/12/02(月) 21:56:58 ID:ohFQw43g0
>>394
IDポップアップでみれるしな

408名無しさん:2013/12/03(火) 00:38:30 ID:ZOjivdJY0
おつおつ
IDポップアップまじ便利

409名無しさん:2013/12/11(水) 00:40:46 ID:uvNl.nSM0
乙乙

410名無しさん:2014/09/22(月) 18:35:46 ID:DHu9CWtw0
気分転換伯爵劇場

ナオちゃん「・・・おい」

伯爵「なんだいナオちゃん」

ナオちゃん「おまえも」

俺「なんでしょうか」

ナオちゃん「お前ら、オレの部屋で何してんだ」

伯爵「いやー、ちょっと怖い熊さんに追われててね」

俺「いやー、ちょっと怖い伯爵に捕まっちゃって」

伯爵「むっ、怖いとは心外だなあ。これでも熊さんに襲われてドキドキしてる可憐な乙女なんだよ?」

俺「多分可憐な乙女にゃ、大の男の首根っこひっつかんで引きずるような力ないと思うんですよ俺」

伯爵「酷い言い草だなあ、まるで私がナオちゃんみたいじゃないか」

ナオちゃん「よし、わかった出てけ」

伯爵「ごめんなさい」 俺「いや、なんでか知らないんですが、俺までお説教の対象になっちゃってるんでお願いしますナオちゃん匿って」

ナオちゃん「・・・ったく、何やったんだよ」

伯爵「特になにも 俺・ナオちゃん「うそだ」  あちゃー」

411名無しさん:2014/09/22(月) 18:39:01 ID:DHu9CWtw0
伯爵「カクカクシカジカ マルマルウマウマ」

俺「なるほどー、つまり今伯爵がはいてるのは」

ナオちゃん「サーシャのズボンなのかー そーなのかーって馬鹿!」

伯爵「間違えちゃってテヘペロ」

俺「そんな可愛く言っても許されませんよ!」

伯爵「え、今可愛いって ナオちゃん「伯爵おまえ、そこまでやるとちょっと変態だぞ」

俺「そうですよ、ニパさんのならともかく、熊さんのはギリギリアウトでしょう」

ナオちゃん「えっ  伯爵「いや、そうはいってもだね 私のズボンがどこかに行っちゃったんだから仕方ないと思うんだ」

俺「どこかの誰かさんの所で脱ぎっぱなしなんじゃないですか?」

伯爵「うーん…俺君のところにはないよね?」

俺「えっと、多分無いと思います」

伯爵「じゃあナオちゃんの所にあるかも」ゴソガサ

俺「菅野さん、もう少し部屋綺麗にしたほうがいいですよ」

ナオちゃん「おいちょっとまて、どういう流れだこれ」

俺「お、ゼンダ城の虜じゃないですか。菅野さん以外とロマンチック  ナオちゃん「サーシャアァァアァ! ここだああ! はやくきてくれええええ!!」

412名無しさん:2014/09/22(月) 18:42:13 ID:DHu9CWtw0
ラル「ふむ・・・つまりクルピンスキーのズボンが行方不明だと」

先生「まったく…なにをやってるんですか」

下原「えっと、それで大尉は…」

ジョゼ「伯爵からズボンひったくって洗濯しに行きました」

伯爵「ちょっと扱いが酷い気がするんだけど」

俺「いや、多分自業自得ですよ」

ニパ「想像してみなよ伯爵 仮に俺が伯爵の立場だとしたら…」

ナオちゃん「うわぁ…」

俺「えっ、ちょ、なにこの流れは」

先生「まあ、それも自業自得です。ともかくズボンが行方不明だなんて、一体どういう事なのかしら」

ジョゼ「お洗濯したときは、伯爵のもあったはずなんですけど…」

下原「私も手伝いましたけど、取り入れた後にちゃんと中尉のお部屋に運びましたよ」

ラル「んー… なあクルピンスキー、おまえ心当たりは… っておい、なんでお前鼻血だしてるんだ」

伯爵「ん?え、あ、いや、あはは なんでもないよ 気にしないで続けて?」

ニパ「わわっ、ちょっと大丈夫?ジョゼ診てあげてよ」

413名無しさん:2014/09/22(月) 18:45:21 ID:DHu9CWtw0
ナオちゃん「ってうぉい! 俺も鼻血だしてるじゃないかよ!」

俺「え、ああ、いやそのニパさんに罵倒されたって思ったら何でか知らないけど出ちゃいましたテヘペロ」

先生「もうやだこの変態夫婦」

伯爵「おっと、貧血になりそうだからそれ以上刺激的な事は言わないでエディータ」

先生「あなた、私いま友達のよしみを最大限に使って発言してるんだから、ほんとしっかりしてよね…」

俺「おおおれと伯爵がふふふふふ夫婦とかめおととかなになななに何いっちゃってんですか子供せんせーったらもー」ドバドバ

ジョゼ「俺さんの首から下が真っ赤に…っ!」

ラル「とりあえずジョゼ、治癒魔法頼むな 下原も青い顔してないでご飯でも作ってやって」

伯爵「お、おお俺君もいやだなあな、ななにを童貞、じゃなくて動揺して」ドバドバ

ジョゼ「めでぃーっく!」

ニパ「いや、君だよジョゼ・・・」


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