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SSスレ

1名無しさん:2012/10/17(水) 01:15:13
SSまとめ

5名無しさん:2012/10/17(水) 03:24:52
247 名前:1[sage] 投稿日:2012/09/29(土) 01:02:44.75 ID:???
高緑と黄緑と三角関係で浮気ネタSS注意




傷みを自身で受け入れる事で心を酩酊させたかった。
床に滴る雫の形は濡れたレンズでぼやけている。


「良くないよ。全然。
あん時どうにもならなかったのかなぁと思った。でもやっぱ、どうにもならなかったんだよ。
だから真ちゃんは黄瀬とネンゴロになったんだろ?」

「……酷いな」

「それはなんだろ。不義っつー難しい過ちをした自分が?
それとも」

「お前だ高尾。
俺など要らないと云ってくれやしない。
傷付いているのはお前なのに、それ故に俺を傷付けてるのだよ」

「…要らない訳がない。
それはね、アイツ、黄瀬もだからだ。
真ちゃんの心が俺かアイツどちらか唯一つに置かれているか分からない。
お前を離せるって?それなら黄瀬だって、とっくに真ちゃんとバイバイしてるぜ」




248 名前:2(高緑と黄緑)[sage] 投稿日:2012/09/29(土) 01:03:57.27 ID:???
短いし拙いです。すみません








俺も知らないのだよ高尾。
黄瀬にお前と同じ気持ちを抱いているつもりはない。ただ過去を持ち込んでしまった。
傷付け合っても互いに必要とする仲なら、存在などしない方がいいのに。
焦がれ目映い思い出に浸る美しい行為が生んでしまったものは。


―緑間っちの過去を俺と一緒にしないで欲しいっス。
続いてる。そうやって俺はずっと見てるっス


迷いではないのだ。高尾と黄瀬。

窓硝子に映る俺の切れた唇を高尾は撫でた。
痛くはない。

「いいんだ。俺は真ちゃんを傷付けている存在で。
俺が好きだから、こんな顔をしてくれるんだろ?」

「そうだな」


子供の蛇の様に硝子を辿る指が、今度はそこに映る鎖骨をなぞる。
彼の指の感触はないのに、爛れた火傷の様に熱かった。


硝子の窓には未だに黄瀬が付けた鬱血が赤く映えていた。

6名無しさん:2012/10/17(水) 03:26:47
288 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/09/29(土) 11:39:00.20 ID:???
>>279
つメガネ×真ちゃん








俺には好きな人がいる。
俺には彼が必要だし、彼には俺が必要だ。
言葉を交わす事こそ無いけれど、そんな物無くともお互いの心は通い合っている。
いつも誰よりも近くにいて、俺が彼を守っているのだと、そんな充足感を感じていた。
こうした付き合いを重ねてもう何年になるだろうか。
ところが最近身の回りの様子が少しおかしい。
俺と彼を引き離す男がいるのだ。
そして彼もそれを容認しているように見える。
悲しい事に、俺は自らの意志で彼にすがりつく事は出来ない為、男が俺から彼を奪い取っていくのを只傍観しているしかなかった。
真太郎。
真太郎は、もう俺が必要ではないのか。
あんなに一緒にいたのに。
俺が居ないと一人で歩けもしない真太郎。
少し離れただけで不安に視線をさ迷わせる真太郎。
どうか俺を捨てないで。
君の一番が俺でなくても構わない。
だから、どうか。
俺に君を守らせて。


眼鏡(無機物)一人称とかもう意味分からんなったww

7名無しさん:2012/10/17(水) 03:32:48
517 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/05(金) 18:38:07.48 ID:???
このスレの真ちゃん萌を語る今吉さんのせいで今緑が熱いw

↓今緑SS



けぶる睫毛に縁取られた切れ長の瞳。
スッと綺麗に通った鼻筋。
唇は荒れた呼吸の為半開きになっていて、その無防備さが全体のストイックな雰囲気を裏切ってどこかいやらしい。
首筋を流れ落ちた汗がくっきりと浮き出た鎖骨に溜まり、やがてTシャツの襟首の中へと吸い込まれていく。
乱れた息に合わせて上下する胸は薄く、そこから続く腰はイヤに細い。
(ほんま、えらいやらしい雰囲気の子やな)
緑間の全身を観察して一人ごちた。
整った容貌、身長は高いが肉付きの薄い体、性格は真面目で潔癖でプライドが高く、マイペース。
警戒心が強い割に隙だらけで、この上なく嗜虐心を煽る。
「やー、緑間君てめっちゃワシ好みやわ」
「貴方も、流石桐皇の主将ですね」
「おお、ありがとさん。でもそっちの意味とちゃうねん」
「……意味が分かりません」
困惑と若干の不快感をない交ぜにした表情がまた堪らない。
泣き顔が見たい。涙でぐちゃぐちゃになった緑間は、さぞ美しいだろうと思った。
(悪いなぁ、鷹の目君)
コートでプレイしている緑間の相棒に目をやり、心中で詫びる。
(君の据え膳、ワシが貰うわ)

8名無しさん:2012/10/17(水) 03:52:20
828 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 00:18:59.88 ID:???
話豚切りな上性懲りも無くSS投下する
モブ+高×緑です。







高尾…高尾…!たす、けて…!
「…っ!?真ちゃん…!」
放課後の自主練。最早義務のようになったそれは、基本的に緑間と一緒に行うことが多かった(というか緑間がいないときなんてなかった)
それが今日は緑間の姿が見えない。
いつもなんだかんだ言いながら最後まで残っている緑間が?
(おかしい…)
そんなとき聞こえてきたのが小さな呻き声と俺の名前を呼ぶ真ちゃんの声。
体育館倉庫の中だ。間違いない。
走って体育館倉庫まで向かうがいきなり殴りこむ訳にはいかないだろう。
とりあえず扉をそっと開けて中の様子をかを伺うことにした。
「…なんだよ…これ…」
緑間の後孔に、(これは辞めていった元バスケ部員か?)男の男根がずっぷりとくわえこまれていた。
無理矢理致したのだろう、緑間の顔には苦悶の表情が浮かんでいたし、後孔からは血が滴っていた。
怒りが沸点を超えると同時に、酷く興奮している自分が居た。
(畜生…!助けるんだろ…!なにおっ勃たててんだよ…!こんなの、おかしいだろ…!)
「う゛ぁあ゛…!痛…いぃい゛…助け、てぇ…たかおぉ…」
ほろほろと涙を流す緑間に興奮が隠せない。
「ふっ…ぅ…んぐ…しんちゃ、ん…!」
気が付けば無我夢中に自身を扱いていた。
相棒のピンチだろ?助けなくてどうするんだよ…。
でも、止まらねえ…。
「おい、何やってんだよ。高尾くーん?」
「「…?!」」
緑間と目が合う。
酷く驚いた様な緑間を見てしまった。
それを見て更に高尾の頬は紅潮し、今すぐにでも欲望を吐き出してしまいそうだった。
「…ごめん、真ちゃん…俺…俺…」
絶望、という表現がピッタリの緑間に高尾は死刑宣告を告げる。
「お前のこと、抱きたいんだ!ごめん、本当…ごめん。」
「おー。高尾も仲間に入るのか?イイぜ。楽しもうや」
男はそういうとニヤリと笑った。


毎度毎度すみません。
もうそろそろ自重します。

9名無しさん:2012/10/17(水) 03:54:02
903 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 16:33:43.48 ID:???
今こそビッチ間さんの可能性を考える時期ではないでしょうか

916 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 17:50:06.79 ID:???
>>903こういう事か?
って事でSSS。











ぴちゃりぴちゃりと水の音。
「…んあ…ひ…っ」
それに合わせて上がる艶っぽい声に、いちいち反応してしまう息子が忌まわしい。
「緑間…!駄目だ、って…!っ!」
口では駄目だ駄目だと言うものの、先程述べた通り俺の息子はフル勃起状態だ。
こんな状態では緑間がまた調子に乗る。
「ん…そんなこと言うけど…ここは、俺に入れたいって、言ってます…んんっ」
ちなみに緑間はそんな事を言いながら、自分で自分の後孔をいじくりまわしている。
なんだこいつ。この見た目からは想像もつかない位エロい。
「んはっ…!先輩…、早く…!」
ずぷりと引き抜かれた指には先走りが、ねっとりと絡まっていて、酷くエロい。
「ん…んふっ…美味し…」
見られているのを感じたのか、緑間がその先走りでベタベタの指をれろりと舐め上げる。
うわ…うわうわうわ…!
「…ね、先輩。俺のこと、好きですか?」
指から口を離し、俺に詰め寄る緑間の顔が歪み…。
「うわぁ!」
「何なのだよ…高尾…」
ガバッと起き上がると、あからさまにイライラしている真ちゃんが居た。
あ、夢か…。
「ね、真ちゃん、俺、めっちゃエロい夢見てたのに途中で終わっちゃったよー」
一瞬にしてぽっと顔を朱に染める。あーやっぱりこうでなくちゃな。
「だ、だから何なのだよ…!」
「…続き、真ちゃんとしたいんだけど」
「なっ…!何を馬鹿な…!」
今度は全身を真っ赤にしながら怒ってくる真ちゃんを見てると…もっと素直になれよーとも思う。
「なーんてな!ジョーダンジョーダン!…って、あの、真ちゃん?」
「べ、別に!してやらん事もないのだよ!…た、たか…んんっ」
俺の真ちゃんマジ天使!!!!!!


しょーもないネタですみません。
魔が差しました。

10モブ緑1:2012/10/17(水) 04:17:31
728 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/12(金) 23:17:48.27 ID:???
毎度毎度流れ豚切りしてしまって申し訳ないんだが
以前書いたモブ緑が一応区切りついたので投下してしまってもいいだろうか?

734 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/12(金) 23:26:48.12 ID:???
反応ありがとう
どこまで上げたか忘れたから最初から最後まで投下
例のごとくSSかつ強姦ネタなので下げます。
長過ぎて怒られたので二つに分けます。








「うっ、く、ぁあっ!」
(…な、んなのだよ…!意味が分からないのだよ…!)
部活終わりの体育倉庫。誰も居るはずのない空間に、異様な空気が漂っていた。
緑間が縛られて執拗に嬲られている。
お相手は誰とも分からない男たち。
なぜこんなことをされているのか、それすら分からないまま喘ぎ、精を吐き出し、啼く緑間に、男たちは生唾を飲み込んだ。
「むかつくんだよ緑間ァ!」
ガンッと壁を殴りつけられ、ビクリと肩が竦む。
喧嘩は苦手、と言うより、めっぽう駄目だ。
大切な手を傷付けたら困るし、何より暴力は何も産みはしない。
それに、いままでは暴力と言うものに全く触れる機会がなかったために、恐怖が身体を鈍らせる。
触れる機会がない、と言ったら嘘になるか。
赤司や青峰がいつも助けてくれた。面倒くさいといいながらも紫原も参戦して、黒子と黄瀬にぎゅうっと抱きしめられて安心する。
だから、高校に入って初めて知った。こんなにも恐ろしいものなのだと。
「お前さえ居なければ俺たちはレギュラーでいれたのに…クソッ」
そう言って今度は身体に拳が入る。
縛られている上、恐怖で竦んだ身体は反応してくれず、もろに食らってしまい、余計に動けなくなったところで男が抽挿を再開する。
気持ち悪い、気持ち悪い、嫌だ!
感情的な涙と生理的な涙が止まらない。
けれど身体は快楽を拾う。
潔癖の気がある緑間は、自らを慰めたりはしないし、そもそも淡白な人間なので自慰の必要もない。
それなのに浅ましく男のイチモツを求めるかのように締まる後孔。
恥ずかしくてまた涙が出た。
「んぐ…!んんー!んっ…ふっ…う…うぅ…」
上の口も下の口も…孔という孔が全て犯される。そんな錯覚を覚えた。
怖い、怖い。
誰か助けてくれ。
(…高尾!)
「た、か、お…あっ、あ、うあ…」

11モブ緑2:2012/10/17(水) 04:18:29
735 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/12(金) 23:28:41.48 ID:???
続き





「…は?」
「…っ!あ…」
思わず出た助けの声。
本当に無意識のうちに、高尾の名を呼んでいた。
男達は一瞬動きを止め、その後ゲラゲラと笑い出した。
「お前本当にホモなのかよ!」
「気持ち悪ぃなホント。ガチかよ…」
「へー高尾とヤったことあんの?だからこんなにとろとろになってんの?まじ淫乱。」
淫乱と罵られても、何を言われようとも、もう聞こえない。
ただ、愕然とした。
(そうか…俺は高尾の事…好き、なのか…?)
身体が妙に冷え、嫌な汗が吹き出る。
分かっては居たのだ、高尾に対する想いが他の人間に抱くそれとは違う事位は。
「…ーい…おい、聞いてるー?『真ちゃん』」
「…っ!あっ、やめっんんっ…ふぅ…?!うっ、いや、だ…!」
ぐちゅぐちゅと嬲られながら高尾の様に名を呼ばれれば身体がいう事を聞かなくなる。
嫌だ嫌だと思いながらも、高尾の事を想像したらどうしようもなく身体が疼く。
(…や、こんなの、おかし…!)
「あ…あ!ああっ!?ひ、ぃん!」
苦しい。
苦しいだけじゃない。そんな事もう…。
「きもちーんだろ?なぁー『真ちゃん』」
「…っ!!や、やめてぇ…おかしく、な、る…!」
頭の中がぐちゃぐちゃだ。もう訳が分からない。
とろっとろに蕩けた中はけれど男のナニを貪欲に求めるかのようにきゅんきゅんと締め付け、男を離さない。
「ちょ、こいつ…締め過ぎ…も、出るぅ…!」
びゅるびゅると熱い精が注がれる感覚。
「なァ、『真ちゃん』、気持ちイイっていえよ…!」
「だから…やめ、て…くださいいい…!」
涙と涎でぐしゃぐしゃの顔を快楽が塗り替える。
こんな自分知らない。
もう男たちに懇願するしかないのだ。
それはもう分かっている。
「も…許してぇ…うえ…うぇえ…」
男たちは笑いを堪えながら、優しく、優しく囁く。
「『真ちゃん』、許してじゃないだろぉ?き・も・ち・い・いって言いなよ。」
「そうだぜエース様?じゃなきゃ解放はされねえよ?」
「ひぃ…!いや、だぁ…!ううう…っ」
泣いても泣いても無意味だ。もう降伏するしかない。
「きもち、い…い…」
「あ゛ー?聞こえねえよ」
こんな生ぬるい降伏では許さないとでもいうように、男たちは緑間に厳しい。
「あ、あぅ…ああ…許してぇ…お願い…」
どれだけ助けを請うても、誰も助けてはくれない。
それはそうだ、だってこんな理不尽な奴らに勝てるわけがないのだから。
男たちは容赦無く緑間の身体を揺さぶり、腰を強く打ち付ける。
その都度小刻みに喘ぎ、高尾に助けを求める緑間を男たちは嗤う。
「高尾…!早く、来るのだよぉ…!ああああ゛、やめ、やめるのだよぉ、死んじゃ、死んじゃううう゛!」
けれど、いつだって助けてくれたヒーローは、今日は来てはくれない。
せせら笑う男たちの声が、聞こえなくなる。
とにかくボロボロに泣き、高尾の名を呼び続けた。

12モブ緑3:2012/10/17(水) 04:19:38
737 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/12(金) 23:37:29.97 ID:???
更に続き







「チッ、さっきから高尾高尾うるせーんだよ!そんなに高尾に助けて欲しいなら呼んでやろうか?こんな姿見せたいんだ?変態だな」
「…や、それは…やめてくださ…!お願い…何でもするから…あ!ああああっ!そこ、駄目ぇ!」
ゴリゴリと前立腺を圧迫され、切羽詰まった声が上がってしまう。
でも、覚悟は決まった。
「き、もちいい!気持ちいいのだよぉ…!」
高尾にバレる位なら、このまま屈服してしまった方が幾分もマシだ。
「はは…へ、ん、た、い。」
縛られていた縄が解かれる。
もう緑間が抵抗する事はないと確信を持っていた。
そしてそれは、…その通りだ。
高尾の事を口に出せば、緑間は何でもいう事を聞いた。
「オラ!自分で腰振れよ淫乱!」
M字開脚をし、男にのしかかり腰を振る。
その度最奥まで張り詰められたイチモツが突き立てられ、苦しさと快感で頭がおかしくなりそうだった。
「あ゛ー!!!…あっ、あっ、気持ちいいのだよぉ!も、っとぉ!」
いつしか緑間は、自ら男たちを求めるようになって行った。
「あーまじお前のケツマン最高…ぐっちゃぐっちゃにしてやんよ」
そして、散々犯した男たちは足腰立たなくなった緑間を置き去りにした。
(…俺は、これから、どうしたらいいのだよ…)
自分が淫乱だという事に、嫌でも気付かされた。
高尾への想いも、無理矢理こじ開けられた。
とにかく家に帰りたい。今なら誰もいないはずだ。早く、早く帰らねば。
「…っあっ!」
こぷりと男たちが吐き出した欲望が溢れ出て来る。
気持ち悪くて立ちあがれない。
それ以前に散々嬲られ、酷使されたそこは、ジンジンと熱を持って居て、とてもではないが身動き一つ出来ないだろう。
(こんな姿、高尾に見られたら、どうしよう…)
変態と罵られるだろうか、それとも、憐憫の眼差しを向けられるのだろうか。
どちらにしろ絶望だ。
そんなところに、練習の後片付けをしに来たであろう男が一人。
「…!緑間か…お前、よくもまあ練習サボってくれやがったなぁ…轢くぞ…っておい…どーしたんだよ!緑間!大丈夫か?!」
光を反射しない瞳に映ったのは、宮地だった。


宮緑展開に続くかもしれない。

13名無しさん:2012/10/17(水) 11:02:39
954 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 23:18:06.27 ID:???
諸君 私は緑間が好きだ
諸君 私は緑間真太郎が好きだ
諸君 私は緑間真太郎受けが大好きだ

高緑が好きだ 黄緑が好きだ 赤緑が好きだ 紫緑が好きだ

青緑が好きだ 黒緑が好きだ 火緑が好きだ 宮緑が好きだ モブ緑が好きだ

ラッキーアイテムの前で チャリヤカーで 攻めの自室で 
体育館で 校舎裏で 部室で 教室で 合宿所で 体育倉庫で シャワー室で

この地上で行われるありとあらゆる緑間真太郎受けが大好きだ

超長距離3Pシュートが轟音とともに敵陣を吹き飛ばすのが好きだ
空中高く放り上げられたボールが寸分の狂いもなくゴールに決まった時など心がおどる

高尾の操る送迎用のチャリヤカーに乗ってしるこを啜っている様を見るのが好きだ
一応はじゃんけん制の筈なのに
ナチュラルに『高尾に引かせて』と言った時など胸がすくような気持ちだった

おは朝の無茶振りラッキーアイテムが 緑間の一日を蹂躙するのが好きだ
恐慌状態の緑間が 集まった赤いアイテムを分類・把握している様など感動すら思える

勝利主義のキセキたちを無自覚に落としていく様などはもうたまらない
祭りの射的でアイテムをねだられたり、休み時間に将棋を打ったり
もんじゃを食べていたらゲ○と言われ涙目になったりするのも最高だ

哀れな腐女子達が『ツンデレ眼鏡』『占い好き』『甘党』『語尾:なのだよ』『下まつげ』という
過積載な萌えに潰されそうになりながら 健気にも立ち上がってきたのを
新たにファンブックに記載された『特技:ピアノ』『料理が苦手』の文字が 
木っ端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える 

名もないモブ集団に 目茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだった貞操が蹂躙され 犯され堕ちていく様はとてもとても悲しいものだ

赤司の天帝の眼に転ばされて殲滅されるのが好きだ
アンクルブレイクをくらって害虫のように地べたを這い回るのは屈辱の極みだ

14名無しさん:2012/10/17(水) 11:03:22
955 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 23:19:31.22 ID:???

諸君
私は緑間受けを 地獄のような緑間真太郎受けを望んでいる
諸君 私に付き従う大隊戦友諸君
君達は一体何を望んでいる?
更なる極甘緑間受けを望むか?
情け容赦のないモブレイプの様な緑間受けを望むか?
帝光過去回想の限りを尽くしキセキ同士で緑間を取り合う嵐の様なカプ論争を望むか?

「緑間受け!! 緑間受け!! 緑間受け!!」

よろしい
ならば総受けだ

我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い闇の底で184Qもの間堪え続けてきた我々に
ただの総受けではもはや物足りない!!

緑間総受けを!!
一心不乱の緑間総受けを!!

我らはわずかに受けスレ10×1000レスに満たぬ腐女子にすぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人の腐集団となる

我々をキャラサロンへと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう

連中に総受けの味を思い出させてやる
連中に腐女子の妄想のすごさを思い出させてやる

攻めと受けのはざまには 奴らの哲学では思いもよらない事がある事を思い出させてやる

一千人の緑間受けの戦闘団で 総受け界を燃やし尽くしてやる

「PSPゲーム秀徳ルート発動開始」
「本誌秀徳対洛山戦終了」
「キャラソンDUETシリーズVOL3購入」

目標 BD・DVD4巻&初回特典CDドラマ!!

WC3位決定戦開始未定 アンケートを送付せよ

征くぞ 諸君

15名無しさん:2012/10/17(水) 11:05:16
73 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/14(日) 13:55:43.26 ID:???
黄緑→ THE BL の王道らしいシチュを希望する
まずは待ち合わせの合流で周囲の視線を集めてもらおうか
黄瀬君はもちろんモデルの本気を出せ
自分が選び送りつけた服を着た真ちゃんに一瞬絶句して褒めちぎるまでがお約束だ
真ちゃんも黄瀬の見目良さに視線をずらし照れ隠ししつつ顔を赤くしなければならない 解るな

74 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/14(日) 14:00:20.72 ID:???
さて遊園地に入場しよう
黄瀬くんはここでもモデルの本気を出せ
人脈を駆使しろ 若しくは次の仕事にその遊園地関係をチョイスだ
フリーパスgetは当たり前 狙いどころは園内飲食店&お土産店だ
季節感を狙った小豆テイストを用意させろ&珍獣関係お土産を用意させろ

75 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/14(日) 14:03:41.05 ID:???
真ちゃんは常になくわくわくした雰囲気だ
「黄瀬、一口ならやらん事もないのだよ」と過去最大のデレを発揮してもらおう
もちろん一口はアーンで食べさせろ 拒否は認めない
お土産はラッキーアイテムになりそうな色違いのアイホンジャック等を押す といか押せ
めったにないお揃いアイテムは親しさと他へのけん制の役割を果たしてくれるぞ

16名無しさん:2012/10/17(水) 11:06:06
85 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/14(日) 14:37:55.00 ID:???
では遊園地本来の楽しみを二人で満喫しに行こう
フリーパス用意済みをウィンク付で伝えてもらおうか
きっと真ちゃんはデートとはいえ相手に金銭的負担をかける事を
心苦しく思うだろうからそこは仕事関連強調だ

86 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/14(日) 14:42:07.88 ID:???
この黄瀬君…デキる
稀に見るガチイケメンの黄瀬君やないか
私はこれが見たかったんや

87 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/14(日) 14:42:28.04 ID:???
「頑張ったってご褒美にくれたっす!どうせなら緑間っちと楽しみたいっす!!」とでも言え
何故なら真ちゃんは人事を尽くす人間が好きだ大好きだ
思ったよりも仕事を頑張っているのだよと、黄瀬、君の株もあがろうというものだ

さて次はジェットコースターへ行こうか?

17名無しさん:2012/10/17(水) 11:07:24
90 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/14(日) 14:50:35.65 ID:???
原作から見るに真ちゃんは絶叫系は苦手ではないが好きでもないといった所か
しかしデートであるからにはお約束というものがある そうではないか?
ここはお約束の為に真ちゃんには前方向かって右に着席してもらおう
だんだん高度を上げていくコースターにだんだん口が顔が固まる真ちゃん
可愛い可愛い可愛い
しかしここでこんな事を口や表情に出しては台無しだ 絶対にやけるな

91 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/14(日) 14:58:52.01 ID:???
コースターが最高高度になった ここが勝負だ
黄瀬、お前は絶対コースター系は得意なはずだ わくわくはしても怖くない
というかそうでないとちょっと困る
何故ならここで君にちょっとした演技をかましてもらう予定だからだ
真ちゃんが固まりきって、コースターが落下するその瞬間だっ!
思わずと言った悲鳴をあげて真ちゃんの左腕を抱きこんでしまえ!!

95 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/14(日) 15:14:40.94 ID:???
落下中の真ちゃんはきっと密着されてもそれどころではないはずだ
大事な真ちゃんの左腕の感触をここぞとばかりに味わえたと思う
降りてからは「あー・・・思ったよりスリルあったっすね・・・」と演技続行だ
結構びびった事を認めたくない性格の真ちゃんを逆撫でするべからず
「俺はお前の悲鳴にびっくりしたのだよ・・・」とちょっとマイルドなお返事になるだろう
・・・計画通り

18名無しさん:2012/10/17(水) 11:08:21
604 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/16(火) 15:56:11.57 ID:???
この遊園地デートの本題はお化け屋敷でのアレコレだ
最初から狙いはそこに絞っている
しかし真ちゃん相手には布石が大事だとどこかの天帝様が実証済みだ
競争相手が多い黄瀬君に必要なのは差別化だ
是非とも黄瀬君の自他ともに認める外見の良さをもっと真ちゃんに印象づけたい
という訳で次はメリーゴーランドへGOだ

605 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/16(火) 15:59:16.98 ID:???
そこは遊園地でも、もう一つ輪をかけた夢の世界だ
通常DKには見るだけでこっぱずかしい事この上ない
きっと真ちゃんは拒否するだろう
「お、俺のような年の、しかも外見の男が乗れるわけないのだよ!」ごもっとも
しかしここで重要なのは真ちゃんがくるくる回ることではない
回ってみせるのは、黄瀬、きみだ

608 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/16(火) 16:02:19.32 ID:???
「んー、じゃ俺一人で行ってくるっす!あ、でも、ここで見てて!ね!?」
念押ししておこう 真ちゃんは羞恥から逃亡するおそれがある
白馬の王子様黄瀬を見てもらわねば困るのだ
普通は笑う所だ しかし黄瀬、君はモデルだ この際モデルのゾーンにも入れ
ああいった乗り物は本人が照れたら負けなのだ
周りの皆様もきっと王子様登場に見とれて下さる ゾーンだ 入れ 入れ 入れ

19名無しさん:2012/10/17(水) 11:09:48
610 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2012/10/16(火) 16:05:14.63 ID:/Ccp2tcy
格好良く見えるポーズで乗れ 金髪をなびかせながら真ちゃんに笑いかけろ 手を振れ
手本は中年欧州貴族の皆様だ 忘れるな真ちゃんは年上好きだ 
ここぞとばかりに優雅に余裕をもって振舞え 
大丈夫だ君にはコピーという武器がある
降りたら周囲と真ちゃんがボーッとしている内に至近距離でもう一度優雅に微笑め 
ここで「緑間っちー!わんわんお!!」は厳禁だ 夢が覚める

614 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/16(火) 16:09:30.33 ID:???
真ちゃんが見ほれている間に手をとって「次行くっすよ?」だ
「あ、ああ・・・///」珍しく素直な真ちゃんと手繋ぎゲット だからしゃべるな 絶対だ
歩き出した所でもう一つ高感度を上げておく作戦を実行しよう
「あ、忘れないうちに渡しておくっす」
「ん?ピン・・・メリーゴーランドか 良く出来ているのだよ」アイテム登場だ

616 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/16(火) 16:14:33.71 ID:???
「これ乗った人だけがもらえるんす 
ラッキーアイテムが非売品の日とかに使えるかな〜って」
「・・・」
「でも流石にメリーゴーランドは恥ずかしかったすね!待たせてごめん緑間っち!」
真ちゃんはツンだが根は素直な子だ だが周囲の変人認定で好意には余り慣れていない

618 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/16(火) 16:18:19.26 ID:???
自分を理解してくれて、尚且つ負担にならない献身はどストライクだろう
「ふん・・・見れない程恥ずかしくはなかったのだよ これも使わせてもらう」
黄瀬、解るな?これがデレだと解るな?
証拠に繋がった手に力が入っているではないか

 さあ、行こうお化け屋敷へ 黄緑デートメイン会場へ

20黄緑お化け屋敷1:2012/10/17(水) 17:09:09
882 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/17(水) 15:57:55.23 ID:???
遊園地デートとくればお化け屋敷はお約束だ
夏なら単に納涼という目的もあるが、お約束部分はそこではない
ズバリ普段出来ない「密着」だ
日本妖怪の出番は終わったが、西洋妖怪は絶賛営業中だ
サンキュー、ハロウィーン お約束の場を有難う
さぁ、不気味な笑い声やいきなり動き出すカボチャの中を進んで行こう

883 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/17(水) 16:00:23.61 ID:???
そろそろモンスターの出てくる場所へ着くぞ
黄瀬、内心びくびくの真ちゃんを堪能中の黄瀬、行動を確認しておくぞ 
いいか、真ちゃんのような事前行動タイプはとにかく不意打ちに弱い
ここでアピールするべきは何事にも怯まない臨機応変さだ
青峰君のフォームレスシュートを思い出せ コピー済のはずだ 
真ちゃんには悪いがとにかく心底びびってもらおう

887 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/17(水) 16:04:17.53 ID:???
「秀徳カラー一色っす♪」とでも話題を振り油断させよう
「秀徳のオレンジはカボチャの色ではないのだよ!」
はい!フランケンシュタイン 真ちゃんフリーズ
黄瀬、無言でつかまれた肩の痛みは愛の痛みだ 我慢しろ
君は出来る子だ 「いてぇぇぇ!」なんぞと叫んではいかん 次くるぞ

888 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/17(水) 16:09:00.12 ID:???
ミイラ男だ 真ちゃん飛びのく 背に庇え 密着だ
吸血鬼だ 真ちゃん涙目 壁沿いに逃げろ 囲い込んで死守だ 密着だ
腐女子歓喜の壁ドンだ 見えるとしたら気のせいだ 黄色い悲鳴も気のせいだ
壁から手が生えたのは本当だ
もうやめて!真ちゃんのライフは0よ!!なのに狼男登場だ
魂が半分出かけている真ちゃんは動けない さぁ、黄瀬、THE BLの王道だ

892 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/17(水) 16:14:02.90 ID:???
真ちゃんから非難の悲鳴が上がっても無視だ
暴れるようなら耳元へ「動くな!」S声でダイレクトアタックだ
背中へ手をまわせ 両足を掬い上げろ お姫様抱っこの完成だ
集団ゾンビが襲ってくる お姫様抱っこで走っていけ 
速度が出なくても心配無用 狼男が足止めだ
謝礼要求ボードの「合コン」にはシャララ☆でOKサインを出しておけ

897 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/17(水) 16:22:24.03 ID:???
避難スペースでそっと降ろしたら優しく肩をたたいて声を掛けろ
「俺がついてるっすよ!!」とにっこり笑って安心させろ
紫原君のディフェンス並の頼りがいを見せろ コピー済のはずだ
今の真ちゃんには効果抜群だ
吊橋効果の勘違いもいいところだが、これまでの布石の効果が出るぞ

898 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/17(水) 16:26:07.62 ID:???
「黄瀬・・・」と無言のお願いだ
解りきった事を確認するのも野暮だが、ここだ黄瀬、解っているな?
「了解っす!・・・じゃあ、離れないようにしましょっか」と・・・!? 

赤司様 想定以上の想像外ってこれですか 怖い、天然怖い

21黄緑お化け屋敷2:2012/10/17(水) 17:11:17
900 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/17(水) 16:30:33.34 ID:???
予定は恋人繋ぎのはずだった これぞ王道 そうだろう?
ところが真ちゃん、斜め上だぜ真ちゃん 全力で腕にしがみついたがな
目玉ポーン! 黄瀬フリーズ! そんなの予定にありませんがな
「どうした?」首をかしげるな 可愛いさに黄瀬が再フリーズだ
恋人繋ぎをすっとばし、いきなり腕組み(NOTスクラム)ゲットだぜ 超☆密☆着

902 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/17(水) 16:34:44.19 ID:???
「緑間っち!ちょっ!近い、近い!」喋るだけでキス出来ちゃう 
「離れないようにするのだろう!?」意地になった真ちゃんからの更なる密着攻撃だ
どアップでうるうる状態の真ちゃんだ!
もうやめて!黄瀬の余裕ライフは0よ!!

905 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/17(水) 16:40:41.90 ID:???
後のモンスターさんはお飾りだ 
真ちゃんが恐怖で切れない内に外に出ろ
ある意味今一番怖いのは黄瀬、君だからな 
早く再起動を掛けろ 半目でブツブツ状態から回復しろ 理性を切ってはいかん
「あせったっす・・・怖かったっす・・・」「秋にお化け屋敷など無意味なのだよ・・・!」

906 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/17(水) 16:44:08.56 ID:???
怖かったのはそれぞれ別のものらしいが、黄瀬、結果オーライだ
真ちゃんは君との密着状態に嫌悪感はないらしい いい事だ おいおい生かしていこう
回復したなら、黄瀬、この状況が美味しい事が理解できると思う
真ちゃんを警戒させず腕組み状態を続行だ 観覧車が君たちを待っている 

・・・誰か書いてください

22名無しさん:2012/10/18(木) 00:24:05
718 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/16(火) 22:42:53.53 ID:???
ここで空気を読まずに青緑どうでしょう!!!!!!
すみませんSSです
モブ女と青峰との遠回しな性描写ありですので無理な方はスルーお願いします
息抜きに書いたので短くてすみません…
下げます





最近やけにムラムラする。
発情期というやつなのか。
自慰に耽ってみたり、そこら辺にいる女を引っ掛けて見たりしたがどうにも解消されない熱。
(…こう、なんつーか、もっと純情で潔癖な奴とヤりてえな…)
思い浮かぶのは中学時代のチームメイト。
一度だけ、本当に一度だけ抱いてしまった事がある。
半分(いや、殆ど)レイプのような物だったが。
「ちょっと〜青峰くん、聞いてる?ねえ、もう一回…」
「…ワリ、俺帰るわ」
「えっ…ちょ、待ってよ!」
緑間を身体が求めている。
あの骨ばった身長の割に軽い男を、もう一度抱きたいなど、酔狂にも程がある。
女のような柔らかさなどどこにもなく、けれどあの感触を忘れられない自分が居た。

「おい、緑間ァ」
「…青峰か。何なのだよ…」
その日の青峰は機嫌が悪かった。
かなりの強豪校と戦ったにもかかわらずやはり結果は変わらないどころかまたしても皆諦めきっていて、イライラがつのっていた。
ただ、魔が差したのだ。
と、言うだけならこんなにも簡単なのに。
相手は他にだっていただろうにわざわざ緑間を選んだのは、心の底ではきっと、どこか惹かれていたのだろう。
今なら分かる。
「お前、この後予定あるか?」
「…なんだいきなり。また課題か?いつも言っているだろう、計画的にやれと。だからお前は駄目なのだよ…んっ、ふぅ…?!な、なに…?!」
いつものように辛辣な言葉を吐くその開いた口に、舌を這わせる。
ただの気の迷い。余りに緑間が煩かったから、その口を塞いでやった。
想像通りの反応が返って来たのが面白くなってしまって、もう一度キスをする。
「んんんっ!あ、おみね!やめ、ん…!ふぅ………ふぇ…」
テクニックには自信があった。
案の定緑間は腰砕けになり、ふにゃりと床にへたり込んでしまった。
(可愛いじゃ、ねーか…)
「…っなにをするのだよっ!」
キッと睨めつけてくるが、上気した頬と涙目になった目が、逆に青峰を煽る。
そうしてずるずると致してしまってから、早い物でもう半年か。
あの後の緑間の様子は表面上ではあんなことがなかったかのように普通だった。
それが、面白くなかった、なんて…。
眼鏡にぶちまけた時の顔が忘れられない。
あの顔が、もう一度、見たい。
(ああ、そうか、これが)



恋だ。

23名無しさん:2012/10/18(木) 00:24:57
808 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/17(水) 04:51:42.25 ID:???
寒いので唐突に宮緑SS投下!






宮地には噛み癖がある。
緑間がそれに気付いたのは、宮地と恋人関係になってからだった。
例えば爪を噛むとか、食事の際に箸を噛むだとか、そういった噛み癖ではない。
宮地は、緑間を噛む癖がある。
初めての時はそれはもう怯えたものだ。
初めての情事の際、緑間にとっては行為自体初体験で混乱していたのに、
優しい手つきとは裏腹に容赦無く残される噛み痕をどう解釈して良いか分からなかった。
だが回数を重ねるとこれは宮地の愛情表現なのだと理解出来た。
と同時に、妙に可笑しく感じて笑ってしまった。
正常位では喉や肩、鎖骨に。後背位では項や背中に噛み付いてくるその様子は、まるで猫のようだ。
猫は嫌いだけれど、この猫だけは愛しくて堪らない。
時折緑間の左手を噛みたそうにウズウズしては、眉間に力を入れて我慢している様子が何とも微笑ましい。
今も見るからに我慢している風情の宮地へ左手を差し出すと、キョトンとした表情を返された。
「どうぞ。…噛みたそうに見えたので」
口元が緩むのを隠さずに言えば、ムッとして腕を取られ宮地の方へと引き寄せられる。
抵抗もせず引かれるに任せて身を預けると、掴んだ左手に宮地が軽く口付けた。
「…んな簡単に、この手傷付けさせんじゃねえよ」
チュッと音を残して手の平から唇を離すと、緑間を閉じ込めるように強く抱き締める。
高校を卒業してバスケを辞めた緑間は、もう以前程己の左手に執着していない。
爪だけはヤスリで整えているが、もうテーピングはしていないし、少し位噛まれても構わないと思っている。
だが当人が執着を手放したこの手を、宮地は殊更大事にしたがった。
刷り込みのようなものだと本人は苦笑していたが、緑間は最近それが少し気に入らない。
大事にされたくないわけではない。
だが緑間の体で殆ど唯一一度も噛み痕を残された事の無い左手が寂しかった。
緑間の体に残る噛み痕は宮地の所有印だ。
自分はまだ、全てを宮地のものにされていない。
そう感じる事が、少し気にくわない。
(普段は聡い癖に、こんな時ばかり気持ちを酌んでくれないのだよ)
腹立ち紛れに目の前の鎖骨に噛み付いてやる。
力加減が分からず宮地から悲鳴が上がったが、綺麗に残った歯型に緑間の溜飲は下がったようだ。
初めて自分が付けた痕を満足気にそっと撫でた。
「今日はこれで満足してやるのだよ」


次の日、緑間が大学を休んだのは余談である。

24名無しさん:2012/10/23(火) 07:24:08
68 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/18(木) 00:20:51.52 ID:???
いつもの空気読めない自重出来ないksです
懲りずに宮緑SSを投下させていただきます
どんどん文章がおかしくなっていっててgdgdですが、暇な方は見ていただければ、と思います






ついに、決行に移す時が来た。
「おい、おめーら、ちょっといーか?」
「な、なんスか、宮地さん…」
見るからに怯えた様子の男たち。
こんな非力で卑劣な男達によって、どれだけ、どれだけ緑間が傷ついて来たのか。
それを考えるだけで、怒りで頭が沸騰しそうだった。
「…いいか、一度しか言わねえぞ。拒否ったら轢く。」
ゴクリと唾を飲む音が聞こえる。
それだけ凄い剣幕をして居たのだろう。
それはそうか。
大切な後輩をレイプした男達を、傷付けた男達を、許せるはずがない。
大切な後輩?違うな。
もう、一人の男として好きなのだ。
高尾が好きだと言う事は知っている。
けれど、それでも好きなのだ。
もう、認めざるを得なかった。
「緑間の事だ。分かってるな?お前達が何をしたか、俺には全部まるっとお見通しだ」
サッと、男達の顔に青みが指す。
まさしく人を殺しそうな宮地の様子に、皆怯えて居た。
「い、いや、あの…俺たちは…その…」
「あー言い訳とかいらね。とりあえず、今後一切緑間に近づくな。それで許してやる。あと、お前等みたいなのはうちのバスケ部には要らねえ。自主退部してくれるよなぁ?」
「は、はいいいいいい…!すんません!本当にすんません!ビデオも全部消しますんで許してくださ…!」
(ビデオ…?)
まさかそれで揺すられて来たのか?
「…お前ら、何なんだよ。そんなに殺されてぇの?緑間を傷付けて、楽しかったか?おい。」
「すんません!ほんと、すんません!!!!ただ、懲らしめたかっただけなんです…!」
懲らしめる…?緑間が何をしたと言うのだ。
あんなにも必死に練習を積み重ね、誰よりも誠実にバスケと向き合っているあいつに、なんて仕打ちをしてくれたんだ。
「そうか…おいお前等。「は、はい…!」
無理くり笑顔を作った。
自分でも思う。
それはそれは恐ろしい笑みだっただろう。
「とりあえず一発殴らせろ」
そう言って拳を振り上げる。
男達が身構えをするが、その手は止まってしまう。
突然の訪問者によって。


続きます

25名無しさん:2012/10/23(火) 07:25:52
70 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/18(木) 00:22:06.63 ID:???
つづき





「…駄目です!宮地さん!そんな事したら…!」
ハァハァと息を切らした緑間が走ってやって来る。
「っ緑間…?!」
なんで、ここにいる、なんで、なんで、なんで。
「俺は、いいんです。もう…もう、どうせ、駄目だから…」
どうせもう、男なしでは生きていけないのだから。
「〜〜〜っじゃあ!俺が、お前を満足させてやる!それならいいだろ!高尾の事とか、いろいろあるのは分かってる、けど、もう見てらんねえんだよ…お前の事、好きになっちまったんだよ…」
そう言って緑間に縋りつき、うな垂れる。
もう、どうしたら緑間が笑ってくれるのか分からない。
笑ってくれよ。
「…みやじ、さん…すみません…俺、俺…」

分岐点
A:応えられない
B:こんな俺で…いいんですか…?
続きはまだ書けませんでしたorz
明日までには完成させたいのですが…需要があればですが…

26名無しさん:2012/10/23(火) 07:26:47
188 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/18(木) 16:11:09.16 ID:???
宮緑の流れになったので
昨日の宣言通り宮緑を投下します
信じられるか…?まだ続くんだぜ…
二つに分けて下げます





「こん、な、こんな俺で、いいんですか?ど、ド淫乱だし、ワガママだし、…まだ高尾の事が好きだし、それに、それに…好きになってもらう価値なんて…」
そう言って緑間まで泣き崩れた。
それを宮地は受け止める。
覚悟は出来ている。とうの昔に。
叶わない恋だともわかっている。それでも緑間は、受け入れようとしてくれる。
その事実が、酷く嬉しかった。
「バァカ、価値とかそーいうんじゃねーんだよ。俺はお前が好き、それだけだ。分かったか?」
緩んでしまう口元に手をあて、隠す。
笑われたと思い、緑間はまた心を閉ざしてしまう。そんな気がしたのだ。
「宮地さん…ありがとう…」
ぶわっと溢れていく涙は、とても綺麗だった。
こっちまで感極まって泣きそうになったが、耐え、グイッと緑間を胸元に抱き寄せる。
「礼を言われる程の事してねえし、俺が勝手にしてるだけだ。お前が、振り向いてくれるまで、待つさ緑間…な?」
だから、笑ってくれよ。
「〜〜〜〜っ…はい…」
力強く抱き返してくる腕を感じた。

189 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/18(木) 16:12:18.21 ID:???
続き






「おい、お前ら」
緑間が泣き止むまで、ひとしきり二人の世界に入り込み、忘れていたのだが、まだ、問題はある。
「は、はいぃい!」
緑間は怯え切っていて、猫のように縮こまって宮地の背中にしがみついている。
「ビデオ、寄越せや。…おーサンキュ。バックアップは取ってねえよな?…何ならあれか。全員のパソコンと携帯、見してもらおうか。」
口調こそは軽いが、その目は笑わない。
とりあえず全員の携帯を確認、パソコンは後日宮地が直々に確認にいく事にした。
緑間は少し安心したようだった。
ホッと息をつき、ぎゅうっと握り締められていた身体から伝わる体温が少し上がり、震えも止まる。
Tシャツは少し伸びていた。
「…オラ、もう大丈夫だぞ」
男達を帰し、二人きり。
勢いで色々な事を言ってしまった。
今更恥ずかしくなるが、後悔はない。
「…はい。」
緑間の目もとは腫れぼったくて赤くて痛々しい。
まだ、高尾が好きだと言っていた。
…けれど、これから、振り向かせて見せる。
守って見せると、決めたんだ。
やはり決意は固かった。
…しかし、現実はそう簡単には行かなかった。
まだ、課題が残っていた事を、忘れていたんだ。


仕事いってきますね…

27名無しさん:2012/10/23(火) 07:27:55
247 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/18(木) 22:42:30.24 ID:???
というわけでゲス尾さんです。
よく分からないですすみません…
あくまでifなので、生温い目で見てくださると助かります…







「へえ、宮地サンと真ちゃんが?面白い事になってきたねぇ」
くつくつと涙目になった男達を笑いながら、上機嫌でディスプレイを眺める。
『う、くっ…あああっ!』
あの日の緑間が、鮮明に浮かび上がっていた。
「…まったくさー、二人とも抜けてるよねぇ…首謀者が居るっつー発想はないんかねぇ…ま、真犯人が俺なんて、考えつかねーか。…やべぇ…超おもしれー」
全て高尾が仕組んだことだったのだ。
何故そんなことをするのか。
周りの皆は疑問に思うだろうが、高尾は決して緑間の事を嫌ってなどいない。
寧ろ逆だ。
問題はその性癖にあった。
自分が好きになった者を、一度他の男のところへ泳がせ、攫う。
それが楽しくて仕方ないのだ。
悪趣味。とは、高尾自身も自覚してはいた。
けれど欲は出てしまう。
持ち前の人脈を使い、緑間をレイプさせ、その後を宮地に向かわせた。
なんとなく分かっていた、宮地が緑間のことを密かに想っている、ということは。
自分でも自覚はなかったのだろう。
けれど、高尾には分かった。同種の人間だと。
それは黒子に言ったような意味とは違う。
「そっち」の人間だと言うことだ。
もちろん高尾自身も、そして、高尾を好いている緑間も「そっち」の人間だ。
「さぁて、そろそろ…かなぁ?」
これ以上泳がせておいたら、緑間が本気になる。
それはダメだ。あくまで自分の元へと帰って来なければ。
もう十分楽しんだ。
秘蔵の動画も手に入れた。
後は緑間を手に入れるだけだ。
(楽しみだよ、し、ん、ちゃ、ん)

つづかない\(^o^)/

28名無しさん:2012/10/23(火) 07:29:30
459 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/19(金) 22:42:43.66 ID:???
>>453ありがとうございます。
どんどん日本語でおk状態になっていますが
勘弁なさってください…
二つに分けて下げますね。






その問題に触れる前に、少し話をしておこう。
緑間は知らないが、実はこんな事があった。
「おっ、真ちゃん!宮地サン!どこ行ってたんすかー!って、あれ?真ちゃん、どったの?」
あの後、二人は練習に戻った。
高尾は一番に駆け寄り、赤らんだ緑間の目を見て宮地を睨み付けた。
(…わっかりやすいのな)
こいつだって、緑間が好きなんだろう。
何だよ、両想いじゃねーか。
…けれど、諦める気はない。
「…別に、どうもしてないのだよ。」
「嘘、涙声。…宮地さん、何緑間泣かしてんすかーやだーこわー!」
そう言う高尾の口調は軽いのに、目は笑っていない。
「っるっせーな…どうでもいいだろ。あ、大坪、これ。」
キャンキャン喚く高尾を無視して、先程書かせた男達の退部届けを出す。
「…なんだ、やはり辞めたか。練習にもろくに来なかったから、まあ受理されるだろうな。確かに受け取った」
「あっちょっと!無視ぃ?!あれ…真ちゃん!もしかして体調悪い?帰ろ?」
「おー、そうなんだよ。緑間、帰れ帰れ。送ってってやっから。いいよな?大坪」
「あ、ああ…いいが…珍しいな、お前が緑間に構うなんて」
「あ、宮地さん!だいじょーぶっす!俺が送ってきますんで!ね!真ちゃん!」
「お前は練習しろ!調整まだ終わってねぇだろ!…まあいい。話がある。一緒に来い。」
「…宮地さん…高尾…別に送ってもらうほどの事ではな「「いいから、黙って送られてけ!」」
はあ、と大坪がため息を吐き、いいからとっとと行って来いと三人を体育館から追い出した。
これ以上練習を中断されてはたまらない、と言う事だろう。


462 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/19(金) 22:45:57.19 ID:???
続き





リアカーは今日は置いて行き、無事に緑間を送り返す。
本題はここからだ。
「…で?宮地さん、話ってなんすか?俺、出来れば真ちゃんトコに居たいんですけど。」
「…お前は何も知らないんだな。」
宮地が緑間を泣かせたと思っているのであろう高尾は、二人きりになった途端、敵対心を剥き出しにする。
「…はァ?どーいう、意味、「緑間は、今日退部届けを出した奴らにまわされたんだ
「…!?まわされた、って、…まさか!」
「そのまさかだよ。」
サッと高尾の顔に青みが差した後、激昂する。
「〜〜〜っあの野郎共!ぶっ殺す!」
「…それを、緑間が望むと思うか?」
宮地はあの時の自分を見ているようだった。
ふつふつと静かに煮えたぎっていた心が、妙に冷静になる。
人は自分より危ない人物に出会うと、こうも理性的になるのだと、初めて知った。
「…っだけど!…いや、そうっすね…すんません…」
あくまで冷たく言い放った宮地に、高尾は何と思っただろうか。
冷たい、と思ったか。
「…高尾、お前も、緑間が好きなんだろう?」
「…『も』って事は、やっぱ、宮地さんも好きなんすね」
叶わないとは分かってるんすよ、と笑う高尾に、正直イラッとした。
だから、言ってしまった。
「お前のせいで!緑間がどんだけ傷付いたと思ってる!!
お前の事、緑間は好きなんだよ…だからあんな、あんな奴らの言う事、聞いて…!」
「!?な、なに、言って…?」
全て、話した。
高尾は、呆然、と言った顔で、静かに話を聞いていた。



すみません、二つに、と言いましたが収まりませんでした!

29名無しさん:2012/10/23(火) 07:30:43
463 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/19(金) 22:49:17.40 ID:???
更に続きです。
何かのエラーってなんでしょうか…






「…分かったか?お前は、早く緑間を幸せにしてやってくれよ…!
俺は、あいつが泣いてるとこ、もう見たくねえんだよ!」
たとえ振り向いてくれなくても構わない。
緑間の幸せが、宮地の幸せだった。
けれど高尾はこんな事を言う。
「…悪いけど、その仕事は俺じゃないと思います。話を聞く限りだと、俺が詰め寄ったら、
奴らの事、思い出しちゃうだろうし、それに、きっともう、宮地さんに惹かれてってる筈っすよ?
見ました?あの顔。前までは俺だけに向けてくれた顔。今は、宮地さんにしか、してないんですよ?」
だから、幸せにしてやってください。
心の底からは言えなかった。
けれど、その現場に居合わせられなかった自分、助けた宮地。
比べれば、どちらが緑間を幸せに出来るかなんて、決まっている。
(なんで、俺、大切な時に一緒にいてやれなかったんだろ。)
「…いーんすよ、俺はこれから三年間、緑間の相棒で居られる。…それだけで。」
「…そーかよ。お前がそう言うなら、俺は本気で行くからな。」
「はい。…泣かせたら、先輩とは言え、…ぶん殴りますよ?」
「…!お、おう!」
この日交わした約束を、緑間は知らない。

長ったらしく続けてしまってすみません!
もうすぐ終わるかと…!

30名無しさん:2012/10/23(火) 07:31:51
847 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/22(月) 18:05:12.42 ID:???
宮緑の者です
懲りずに投下します
途中までですが…





何が問題として浮上したのか。
限界を超えるまで、宮地は気付かなかった。
…というより、緑間以外、知らないだろう。
何故ならそれは…。



「うっ…あっ、あ、あァ…!」
切なげな声が部屋に響く。
それと共にぐちゅぐちゅと濡れた水音。
何をしているのかなど、見なくても分かる。
緑間は自らの孔に指を突き立て、前立腺を探す。
しかしなかなか見つからずもどかしい熱が溜まって行く。
「…んぅ…!んん…!ンああっ!」
コツンと指が前立腺に当たる瞬間の快楽が、もう忘れられない。
困った問題とは、このことだった。
もともとは淡白だったはずの身体は、
男たちにより快楽を擦り込められ、後ろを触らない限り快楽を拾わない。
毎日のように疼く身体、自慰に耽る自分。
全てが忌々しい。
しかも困ったことに、達することが出来ないのだ。
熱はどんどん溜まって行く。
「……う…うぇ…イけないのだよぉお…イきたいいい!」
ボロボロ涙を流してはみるが、もう分かっていた。
何故達することが出来ないのか。
それは確かに緑間のテクニックがない、という事もある。
けれどそれ以上に。


『ギャハハ!コイツマジド淫乱!』
『ホラホラ、イきたいんだろ?』
『イきたいって言えよ!』
あの、あの言葉に、酷く興奮していた自分がいたのだ。
最初こそ、『高尾』という言葉に反応していたが、次第にそうではなくなっていったのも、分かっていた。
その罵りの言葉がないとイけないのであろう。という事も。
とんだ変態になったものだと、自嘲する。
「…っあ」
思い出しただけでカウパーが鈴口から零れ落ちる。
それでも達することは出来ずに、熱を吐き出せないまま無精してしまう、という、情けない日々が続いていた。
そんなこと、誰にも言えなかった。
いや、言えるとしたら宮地しかいなかった。
…告白を受けてからも、宮地の態度は変わらなかった。
それに、安心していて。
頼れるのは宮地くらいしかいないのだ。
「あの出来事」を知っている、数少ない人間だから。
本当ならば誰にも言いたくはないのだが、もう限界だった。


878 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/22(月) 19:41:37.95 ID:???
>>855こうですか分かりません…
最後の分岐です







「宮地さん。ちょっと、いいですか?」
練習後の部室。
「…なんだよ、どうしたなにか、うぉ?!」
グイッと腕を引っ張られ、驚きの声が上がる。
その時伺えた緑間の顔が、あまりにも切羽詰まっていて、抵抗が出来なくなる。
緑間はおもむろに服を脱ぎ始め、狼狽える宮地を無視し、熱で浮いた身体を、見せつける。
「助けて…くださいぃ…!」
涙目になり、真っ赤な顔でそう懇願する緑間に宮地は…
→後悔、すんなよ(宮緑エッチエンド)
→お前の事は好きだけど…すまん(傷心のモブ緑ビッチエンド)

31名無しさん:2012/10/23(火) 07:32:51
83 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/18(木) 00:48:17.20 ID:???
ヤンデレ高尾さんに悶えたので15分クオリティのSSS投下する






「御懐妊かな〜?うっはー気持ち悪りぃ!」
精液で膨れた腹を嗤い、蹴り上げる。
「…っ痛、う゛…あう…」
痛い痛いと訴えるが、自身からはカウパーを垂らし、口元からも耐えきれない声が上がる。
「…嘘吐き。ね、気持ちいいって言いなよ」
それも、彼は全てわかっている。
最初こそ普通のプレイをしていたはずだ。
それがいつの間にか、こんな、暴力的な物になっていた。
彼は絶倫と呼ばれる部類に入るであろう。
何度吐き出しても、吐き出しても、精は枯れる事なく何度も注がれる。
ずちゅ…ずちゅ、と鈍く粘着質な音が響く。
抽挿を繰り返される度、吐き出された精が泡立ち溢れていく。
それ程までに緑間の腹の中は精で満ちている。
「きも、ち、悪い…!うぐ、うううう゛…!ああ゛!」
誰がどう見ても感じている緑間はそれでもそれを認めたりしない。
「はぁー…これだから真ちゃんはさ、面白いよねぇ」
そのプライドをぶち壊したい。
「何を、言っているのだよ…ああ?!あ゛あ゛あ゛!!!?」
自身をギュッと握りしめられ、解放する事のできない熱が身体を支配する。
もちろん腰は打ち付け続ける。
「ほらほら、気持ちいいのだよ、イキたいのだよ、は?」
「ひぃぎ…ぃ!やめ、やめるのだよ!あああああ」
もう、耐えられない。
プライドなど、ズタズタにしてしまえ。
「たか、お…!イかせてぇ…!気持ちいい!気持ちいいのだよおおおお!!」
「よく出来ました」
自身から手が離れると同時にびゅくびゅくと精を吐き出す。
大量に吐き出されたそれは、緑間の顔を汚した。
「真ちゃん…大好き…」
抱きしめられて感じたのは、悪寒。
それでも好きなのだ。
こんなの、狂ってる。

32名無しさん:2012/10/23(火) 07:34:36
108 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/18(木) 02:31:10.32 ID:???
前スレ1000からの流れで今吉さんの本気エロ書いてみた







奇跡のような3Pを放つ手が己の性器に触れている。
その性器に犯されるべく、彼はゆっくりとその上に腰を下ろしていく。
時折動きを止めて苦しげに息を吐いているが、背中に噛み付いて先を促せばまたゆるゆると動き出した。
所謂背面座位の姿勢である為、快感と異物感にピクピクと震える筋肉の動きが良く見える。
かなりじれったいが、彼が自ら犯される為動くというのが大切なので、自分は一切動いてやらない。
少しずつ、少しずつ。
自分の性器が全て収まる頃には、彼は既に息が上がっていた。
「ん、ちゃんと全部入ったな。えらいえらい」
自分を飲み込んでいる結合部を指で撫でると、ヒクヒクと食むようにそこが動く。
「初めての時は裂けそうやったのに、もう完全に馴染んだなぁ…緑間君が優秀で嬉しいわ」
「ひ…ぁああっ!」
後ろから足を抱えて無理矢理に広げるように固定すると、自らの体重を尻で支える体勢になった彼が引きつれた声を上げた。
自重で一層深く性器を受け入れたせいか、彼の体がピンと強張る。
「くぁ…!今吉さ…やぁっ…」
「緑間君、ほら前見てみ」
「ふっ……ま、え…?」
彼が前を見た事を確認し、手元の紐を引く。
紐を引くと壁に掛かっていた布が落ち、大きな鏡が現れた。
「……っ!!い、やぁあ!今吉さん、止めて下さ…!」
鏡に向かって足を開かされている彼には、男の性器をくわえ込んでいる後孔も、萎える事なく勃ち上がっている自らの性器も、全て丸見えだ。
客観的に自分の姿を直視させられた彼は動揺し足を閉じようとしたが、そんな事許す訳がない。
足を抱えたまま下から強く突き上げると抵抗が止んだ。足がピクピクと震えている。
「なあ緑間君、コレはお仕置きや言うたやろ?ほら、ちゃんと見な」
「…ぁ……嫌ぁ…」
「…嘘付きやなぁ…さっきより大きなってるで?」
ツ、と彼自身の裏筋をなぞる。
プクリと先端に先走りが浮いた。
「鏡見て、犯されてる自分見て……興奮したんやろ?」
"変態"と。己を棚に上げて詰るように囁くと、彼の見開かれた目から涙が落ちた。
視線は鏡に映った自分から逸らさない。あられもない自らの姿を見て、ポロポロと涙を落とす。
その静かな泣き顔にどうしようもなく興奮した。
「ははっ…もっと変態になって良いんやで?…もっと、ワシ好みにしたる…」
震える彼の背中に痕を残し、抱え上げた身体を揺さぶり始めた。
動きに合わせて断続的に上がる声は、快感の色の濃い甘いものだ。
彼の身体は着実に作り変えられている。
うっそりと浮かぶ笑みを隠す事なく、ひときわ強く腰を突き上げた。

33名無しさん:2012/10/23(火) 07:36:13
285 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/19(金) 00:15:15.34 ID:???
書き直してみた。





「は、早くイけぇっ!こ、この遅漏!うあっ、あっあっ!」
とろとろに蕩けた顔で睨みつけてくる。
それが煽ってるってことは、きっとこいつは知らないだろう。
これだから、この男はタチが悪い。
俺はまだ一度もイってないってのに、こいつはもう何度イったか分からない。
もう吐き出す精がないのか、排出される液体は薄まった、先走りとそう変わらないようなものになっている。
更にはドライで何度かイったようで、もうビクビクと身体を痙攣させている。
俺、まだ一回もイってねえんだけどな。
緑間のいう通り、俺は遅漏なのかもしれない。
「お前がイき過ぎなんだよ…ま、気持ちいいならそれでいいか。俺がイくまで気絶すんなよ?」
「ひぃっ…!?う、あっ!動くな!馬鹿!…む、無理なのだよぉお…!」


ごめんなさい

34名無しさん:2012/10/23(火) 07:36:43
310 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/19(金) 01:47:46.32 ID:???
>>307こうですか分かりません…





「う、あ゛あ゛あ゛ああ!やめ、やめるのだよぉ!おかひく、なるぅ!」
初めて味わう途方もない快楽に首を嫌々とでも言うように振り、制止を促す。
けれど、若く拙い性はとどまる事を知らず、逃げようとずり下がる腰をガッチリと掴み離さない。
「…悪りぃ、気持ちよすぎて、止まんねぇ…」
そう言ってなお一層強く打ち付ける。
甲高い喘ぎ声が、蕩けた顔が、全てが火神を狂わせるのだ。

35名無しさん:2012/10/23(火) 07:37:36
311 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/19(金) 01:51:30.95 ID:???
肌寒くなってきた今日この頃
夏用布団だけでは心もとないが、冬用布団を出すのもまだ早い
寝てしまえば気にならないが、夜中にふと目が覚めてしまうともう駄目だった
どうにも寒さで目が覚める
閉め切った空気が苦手なので窓を閉めるという選択肢はない
どうしたものかと思案していると隣から衣擦れの音が聞こえる
そういえばと泊まりに来ていた人物を思い出す
しばし思案した後、彼ならばからかったりしないだろうとそっと布団を持ち上げる
潜り込んだ布団の中はほんのりと暖かく心地良い
大きな背にそっと寄り添い目を閉じた

幸せそうな紫原の腕の中で目を覚ました緑間が羞恥に打ち震えるまであと何時間かな

36名無しさん:2012/10/23(火) 07:38:42
397 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/19(金) 16:13:18.83 ID:???
秋っぽくならなかった黒緑投下
黒→緑未満で緑間君喋りません





シトシトと、雨が降り続いている。
小さな雨粒が糸のような残像を残して地面へと落ち、静かに水たまりを広げてゆく。
秋の雨は嫌いではない。
降り出しても長続きしない雨は、景色に艶を与えるに留まる。
少し気温が下がって空気が引き締まる感覚も悪くない。
こんな時は、身体を動かすよりも静かに読書をしていたい気分になる事が多かった。
その欲求に従って午前の休み時間を全て読書にあてた結果、
持ってきた読みかけの文庫本は昼休みに入って10分もしない内に読み終えてしまった。
昼休みはまだあと30分程もある。
このまま教室に居れば、そう待たずに黄瀬や青峰が遊びに来るだろう。
それに乗るのも悪くはなかったが、折角風情のある秋雨の日を騒々しく過ごすのは勿体無く感じる。
図書室に行こう。ついでに何か新しく本を借りるのも良い。
黒子は騒々しい教室を後にした。

「あ」
図書室の奥の扉を開けると真っ先に彼が目に入った。
図書委員や既に図書室にいる人からはあまり見えない奥まった席に、彼は一人で座っていた。
目立つ長身に、目立つ深緑色の髪。
真直でキツい印象の翡翠色の眼は、今は伏せられて幾分穏やかに見えた。
背筋をピンと伸ばして静かに本のページを捲る彼はとても図書室の空気に溶け込んでいるのに、
どうしようもない程に目を引き寄せられる。
ああして静かにしていれば、本当に美しい人なのだと実感した。
窓の外で降り続く細い雨。それを受けてしっとりと艶めく植え込みの葉。そして、書物に視線を落とす、彼。
まるで出来過ぎた絵画のようだ、と思う。
(悔しい)
自分と彼は部活の仲間で、友人だ。
そんな彼との間に、静かに横たわる溝を見つけてしまったような気分だった。
(悔しい)
声をかければ良いのだ。
そうすれば彼はいつものように生真面目に言葉を返してくれるだろう。
(悔しい)
分かっていて、踏み出すだけで跨げる小さな溝を前に、二の足を踏んでしまう自分が悔しい。
今の自分ではあの世界を壊してしまう。
まだ、自分はあそこへ行けない。
暫く逡巡していたが、踵を返して静かに図書室を後にした。
いつか。
あの絵画のような世界で、彼の隣りに立てると良い。
瞼に残るその光景をひっそりと愛でながら、喧噪の中へと足を向けた。

37名無しさん:2012/10/23(火) 07:39:54
718 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/21(日) 18:14:08.80 ID:???
シャワー浴びた描写入れられなかったけどこうか?
SSなので下げます
高緑で立ちバックのつもり…すみません。
二つに分けます…









「た、かお!ダメなのだよっ!こん、な、所で…っんん…!」
放課後、部活終わり。
帰りたくないと駄々をこねる高尾が緑間を誰も居ない空き教室に連れ込んだのは、つい先ほどの事。
れろりと舌を這わす高尾に危機感を覚えたのは、たった今の事。
這う舌の感覚にぞくりとする。
でもダメだ、抵抗しなければ、と思うけれど高尾によって開発された身体はそれだけで簡単に動けなくなる。
「んんっ…ふぅ…っ!やっ、それ、駄目ぇ…!」
丁寧に施された左手のテーピングを、しゅるしゅると解いて行く。
晒された触り心地の良い指にちゅ、とキスをし、そして、べろりと舐め上げた。
堪らず声を上げ、制止を促すがスイッチの入った高尾にそれが聞き入れられる筈もなく。
寧ろ真っ赤な顔で涙目になった緑間を見て更に興奮したようだった。
もう、こうなっては、止まらない。
緑間はそれをようく知っていた。


720 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/21(日) 18:15:43.85 ID:???
続き






ぐちゃぐちゃうるさい。
耳元で態とらしく手のひらに乗せたローションを揉みこまれる。
その水音に、カッと身体が熱くなり、更に顔が赤くなるのを感じた。
期待、してるみたいで、恥ずかしい。
へたり込んでしまった緑間を抱え、高尾は後ろに指を突き立てた。
その間も、高尾はずっと喋らない。
なんだか高尾が高尾でないようで、怖くなる。
そろりと不安気に高尾を見上げたら、余裕のない瞳と目が合う。
「た、…か、っあ!?あああっ!」
その目があまりに印象的すぎて、ぼーっとしていて、気がついた時には、もう高尾の猛った自身が入り口にひたりとあてがわれていた。
無理矢理立たされたかと思うと、勢いよく全てが挿入される。
引きつった喘ぎ声を上げ、堪らず達する。
ガクガクと震える身体は高尾に支えられて居なければ倒れてしまいそうだった。
「…悪り、真、ちゃん…っう、あ…締めすぎ…!とまんねえ、ほんと、ごめん…な!」
ようやく口を開いた高尾はそんな事を言いながら強く激しく腰を打ち付け、緑間の身体がガクガクと揺れる。
「ひあ…あああ!?やめ、やめるのだよおおおお!」
足元に己らの吐き出した精と腸液の水たまりができるまで、高尾は緑間を犯し続けた。

「…………」
「…ごめんって真ちゃん!謝ったじゃんかー!」
「俺はいいとは言っていないのだよ!!もうぜっったいに教室でなんてしないのだよ!!!馬鹿者!」
我に帰った高尾が後片付けと緑間のご機嫌とりに追われるのは、また別の話。


いろいろはしょりすぎた、ごめそ(´・_・`)

38名無しさん:2012/10/23(火) 07:40:54
758 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/21(日) 21:49:31.36 ID:???
真太郎呼びは赤司様のものだとは分かっているが
自重できなかったモブお兄さんと真太郎くん書いた
下げます






最近めっきり寒くなってきた。
近所に住んでいる彼は、会えば口うるさく言って来る過保護な男で。
いつまでも子供扱いされるのは少し嫌だったけれど、その優しさが、心を暖かくする。
「おー真太郎。元気にしてたか?風邪引いてないか?」
彼は今年無事に就職し、社会人としての道を歩んでいる。
子供の頃からずっと一緒で、いつも遊んでもらっていて。
それが、今はなかなか会うこともできない。
なんだか、いきなり遠くに行ってしまったような気がして、切なくなる。
「……さん…大丈夫、ですよ」
なんだか妙によそよそしくなってしまった。
久しぶりに会うとやはり緊張してしまう。
…色んな意味で。
「おいおい、いつもみたいに小生意気な口調で喋ってくんねーとなんか調子狂うんだけど。よそよそしすぎ!」
「小生意気…?そんな事ないのだよ!」
「ほらその感じ!なっつかしいなぁ〜!おりゃ!」
ぐしゃぐしゃと頭を撫でられる。
よかった、いつも通りだ。なにも変わりはしない。
少し、距離ができてしまっただけだ。
会おうと思えば、こうしていつだって会えるのだから。
「…よかった…」
この人はきっと自分の事など、恋愛対象には見ていない。
けれど、それでいいんだ。
…今はまだ、それがいいんだ。
きっといつかは変わってしまうだろうけれど、今が幸せなら、それで。
「ん?なんだよ、調子狂うな」
にかりと笑ったこの人の事が、やっぱり大好きなのだと、気付かされる、そんな秋の日。

39名無しさん:2012/10/23(火) 07:41:44
886 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/23(火) 00:12:44.66 ID:???
タイムスリップネタでしょたりまさんと高尾さんSS
正直意味わからないごめん(´・_・`)
二つに分けて下げます






「…キミ、誰よ…真ちゃんのおとーとさん?」
ランドセルを背負った、小学生と言うには少々無理がある長身の、けれど幼い顔立ちの少年。
緑色の髪にメガネ。バッサバッサの下まつ毛。色白もち肌。
あれ?真ちゃんって弟居たっけ?
「…何、言ってるんですか。と言うか、何故俺の名を知っているのですか?」
「え…もしかして、本当に真ちゃん!?」
「だから、なんで俺の名前を知っているのだよ!」
父さん、母さん、妹よ…俺はどうやらタイムスリップしてしまった模様です。
(しっかし…真ちゃんって昔から背ェ高かったんだなぁ…負けてるし…俺…)
がっくりとうな垂れる高尾を無視して帰路に着こうとする緑間を高尾は見逃さない。
「待て待て待て!!俺怪しいもんじゃねーって!な!真ちゃん!」
しかしこれでは誰がどうみても不審者だ。何か緑間の警戒を解くものはないものか。
「!そうだ!今日の蟹座は最下位だったろ?」
「そんな事はないのだよ!一体何なのだよ…大体、なんで俺がおは朝を見ていると言う事を知っているのだよ…?」
そうだ、確かに高尾がいた時間軸では、今日は蟹座は最下位だ。
けれど、過去の事はよくわからない。
そもそも今が何年の何月何日なのかも分からない。
「…てか、こんなちっこい頃からおは朝信者やってたのね…」
顔立ちが幼い、というところ以外はほとんど変わっていないらしい。しかし、この長身でランドセルはこの間したプレイを思い出してしまって駄目だ。
「…真ちゃん…ごめん!」
「な…!やめるのだよ!何処へ連れて行く気だ!?変態!変質者!」
思い切り抵抗されるが、力はさすがに高尾の方が強いらしく、公衆便所に連れ込む事ができた。
(やべえ、俺マジで犯罪者じゃね…?)
「あのね、真ちゃん。俺未来から来た君の恋人なの。だからこーゆーことしてもいいよね?つーか、するから!」
意味が分からず?マークを浮かべながら恐怖に肩をすくませる緑間は、それはそれは可愛らしかった。
大きくクリクリとした瞳から大粒の涙を流す緑間に、正直言ったところ、酷く、興奮した。
「や…!やめるのだよ、やだ、や、やめっ!男同士で、こんな、頭おかしいのだ、っよ!変態!」
そんな事を慌てた口調で言ってくる緑間のズボンを剥ぎ、ペロンと剥き出しにされたケツを撫でる。
鳥肌がぶわっと立ち、いよいよ強く抵抗をするが、日頃のリアカー引きとバスケで鍛えられた高尾の力に小学生が敵う筈もなく、あっという間にパンツも脱がされる。
「い、いやぁ!嫌なのだよぉ!」

887 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/23(火) 00:13:41.59 ID:???
続き






声変わり前の甘い声。身長の割には性成長はまだまだのようで、剥けてもいないピンク色のそこは可愛らしかった。
(今の真ちゃんからは考えられないな…)
高尾の居た時間軸の緑間のイチモツは、使い込まれてこそいないものの、完全に剥けており、それなりの大きさだ。
正直、そちらの大きさも負けている。
(何つーの?タチとしの威厳がさー…でもこの真ちゃんなら…いや、うん。)
「…やめた!ごめんね真ちゃん。やっぱり俺、いつもの真ちゃんじゃなきゃダメみたいなんだ。ホント、勝手でごめんな」
「…ふぇ?」
本気で泣き出した緑間の身体から手を離す。いきなりの展開に緑間はパチクリと瞬きした。
「俺、やっぱ、いつもの真ちゃんが好き。あっ勿論、この時間の真ちゃんもめちゃくちゃ可愛いし、正直ヤりてえんだけど、なんか、浮気みたいで嫌なんだ。」
「…よく分からんが、お前は未来?の俺?の事が、本当に好きなんだな」
涙が残る顔に、薄い笑顔が浮かぶ。
「…そうか、俺も誰かを好きになるのだな…それが男と言うのは、何とも言えんが。しかもお前か。最悪なのだよ。」
「ひっでえ!…つーか、俺の言う事、信じてくれんのな!ありがと!大好きだぜ、真ちゃん!」
「か、軽々しくそんな事を言ってはならないのだよ!というか、さっきの発言と矛盾しているのだよ!」
やはり軽い男だ。こんな、こんな男に恋をするなんて、信じられない。
平然と好きだ好きだと言う自称未来の恋人に、正直ドキドキしている自分がいて、恥ずかしい。まともに顔が見られない。
意を決して顔をあげたら、もうそこに男の姿はなかった。
きっと、元の世界に戻ったのであろう。
(…勝手な男なのだよ。こんなに、俺の事を弄びおって…覚悟しておくといいのだよ)

40名無しさん:2012/10/23(火) 07:42:47
905 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/23(火) 02:11:37.76 ID:???
>>899
こんな感じかな?と考えてみた
会話のみ、年齢操作、一応死ネタ注意です








「やあ真太郎、調子はどうだい?」
「…赤司か。見ての通り、もう長くはない」
「稀代の天才医師も寿命には勝てないか。皮肉だな」
「そんな事当然だろう。お前にしては馬鹿な事を言うな。…何かあったか?」
「何も無いよ。そうだな、真太郎が居なくなると思ったら、つい口に出た」
「………お前は、会いに来ないかと思ったが」
「うん、そうしようかと思ったけど、止めた。先に後悔は残したくないんだ」
「…そう、か」
「真太郎」
「何だ?」
「愛してるよ」
「……っ!」
「今までもずっと愛してた。今も、これからも、愛してるよ」
「…ああ…俺も、同じだ。お前を愛している」
「知っているさ。…両思いだな」
「まさか、この歳になって指輪を贈られるとは思っていなかったがな」
「人生の最後を恋の成就で飾るなんて、なかなか乙だろう?…さて、僕はそろそろ行くよ」
「ああ。……赤司」
「ん?」
「お前が居てくれて、本当に良かったのだよ。ありがとう」
「随分と素直じゃないか。……真太郎、また会おう」
「ああ、またな」
――いつかまた巡り会うどこかで――

41名無しさん:2012/10/28(日) 17:23:37
56 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/24(水) 09:00:22.80 ID:???
朝っぱらから紫緑に萌えたので紫緑エロSS
下げます








「…っねえ、ミドチン…気持ちいい?」
ねえねえと執拗に問いただす紫原に緑間は答えられない。
だいたい、聞く前から分かって居ると言うのに聞く方がおかしい、と思う。
絶え間無く喘ぎ、ぜーはーと荒い息を吐く緑間にその問いに答える程の余裕などない。
「ああああっ、やめ、やめるのだよぉ!やっ、ひぃっ、あ゛あ゛ー!」
紫原の太く長いそれにより、途方もない快楽が押し寄せる。
ずっぷりと入り込んだそれは、少し動くだけで前立腺を圧迫し、緑間を狂わせる。
「ねえっ、ミドチン、答えて…!」
「ひぃ、あっ!動く、なぁっ!」
分かってて質問しているであろう紫原はニヤニヤと笑いながら、けれど表には出さないものの余裕なとなかった。
緑間のそこは、きゅうきゅうと紫原のイチモツを締め付け、離さない。
何度か達した為に精でぐちゃぐちゃと音を立てており、その音にさえ興奮する。
何より、緑間の乱れた姿かたまらなかった。
普段のストイックさからは想像もつかない程エロく。
それがたまらないのだ。
「き、も、ち、っいいっ!気持ちいいのだよぉおおお!だから、も、許してぇ!」
何度達したか分からない緑間の理性は完全に吹っ飛んでいて、とにかく解放を望んでいた、の、だが。
そんな事を言われて止まる紫原ではない。
「ごめんねぇミドチーン…そんなんじゃ、逆効果だ、よ!」
「え、ああああっ!?や、やっ…!」


続きません

42名無しさん:2012/10/28(日) 17:24:25
272 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/25(木) 00:47:06.58 ID:???
流れを豚切りして大変申し訳ないのですが、宮緑終わりました
もうちょっと意味分かりません
すみませんでした
とりあえずハピエンです
どうしてもミドリンに清志さん呼びをさせたかった…
下げます







「…俺がお前をどう思ってんのか分かってて言ってんのか?本気で犯すぞ。…後悔、すんなよ」
そう言った宮地の顔は、ギラついた男の目に変わっていた。
それはそうだろう。
好きな相手に誘惑され、こんな姿を見せ付けられたら、誰しもこうなる。
ならない筈がないのだ。
…まだ、緑間の気持ちは分からないけれど。
それでも、いいか。
しかし、そんな宮地の気持ちを知ってか知らずか、(…いや、きっと知らない)緑間はこくこくと頷き、キスを強請るように目を閉じた。
(〜〜〜っとに!こいつは!)
そのままの勢いで噛み付くようなキスをし、強引に押し倒した。



しかし現実「犯す」などと言ったものの、強引に致す気はなかった。
でろでろに優しくすること、それしか出来ない。
…のだが。
緑間はそれを望んでは居ない。
「み、やじ、さァん…もっ、もっと、強く、うぅんっ!」
もっと、強く。
寧ろ乱暴に、犯してくれと。
正直言おう、どうしたらいいか分からない。
性経験のない宮地にはハードルがあまりに高すぎる。
「なっ、なに、言って…!む、むむむむ、り、だ!って、おい!?」
優しく扱きあげていた手を掴まれたと思えば、震える手が、けれど力強く握りしめ、激しく扱く。
他人の手だと、動かしているのが自分でも、やはりなにか違うのか、いつもより遥かに気持ちいい。
けれど達するには程遠い刺激で、やはり後ろを太く硬いイチモツで犯してもらいながら激しい罵倒をして欲しくなる。
(…なんて、浅ましい。やはり俺は、淫乱、なのだよ…)
自覚はしている。
けれど、止まらなかった。
左手は宮地の手を握り、後ろに右手を這わす。

43名無しさん:2012/10/28(日) 17:25:04
273 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/25(木) 00:47:57.48 ID:???
続き








「あっ!はァ!んんっ…みやじさ、キス、して…っん!」
こんなものを見せ付けられてもなお、理性を保っていられるほど宮地に余裕はない。
拙いながらも舌を必死に絡ませ、掴まれていた腕を自ら激しく動かす。
緑間は左手を宮地の手から離して、宮地のモノをズボンから取り出し、軽く扱きあげる。
半勃ちだったそれは、男たちにより慣らされたせいか、それとも宮地の耐性がなかったからか、すぐに完勃ちになる。
貪欲に舌を絡ませていた緑間だったが、口を離し、おもむろに宮地の股に顔を近づける。
「ちょ、おまっ!まさか…!や、やめろ!汚いから!お、おいっ!?う、ぁ…?!」
慣れた手つきで宮地のイチモツに舌を這わせる緑間は興奮しきっていて、上気した顔を惜しげも無く宮地に見せ付ける。
(う、わめ使いは!反則、だろ!)
正直緑間にフェラチオをしてもらっている、という事実だけでかなりクるものがあるというのに、このテクニックだ。
これでは五分と持たないだろう。
ビクビクと震えるナニを嬉しそうにしゃぶる。
もう限界なのは分かっているであろうに、この男は。
「あ゛ーもうちくしょ、だ、す、ぞ…!離せバカ!」
そういって頭をグイッと押すがビクともしない。
じゅ、と強く吸われ、堪らず精を吐き出すと同時にようやく緑間の口がナニから離れる。
流石に飲ませるのは悪いと思ったので、それはよかったのだが、勢いよく吐き出された精は緑間の顔を汚して行く。
「んっ、んんむっ…みやじさんの、美味し…」

44名無しさん:2012/10/28(日) 17:25:36
274 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/25(木) 00:48:50.32 ID:???
続き







眼鏡や頬にかけられたそれを指で掬い、手入れの施された美しい指を口に含む。
「…お、おいぃ!?なにやってんだよ!吐き出せ!今すぐに!」
恍惚とした表情でそれを美味しそうに舐めとり、またそれが宮地を狂わせる。
「〜〜〜っもう!本気で犯すからな!マジで後悔すんなよ!」
「っ痛ぅ…ひぁ!?」
硬いベンチに緑間を押し付け、腰だけ上げる。
そしてそのまま緑間によって慣らされたそこに猛った自身を押し付けた。
ついに、やってきた、悦楽に浸れる瞬間。
悦びに打ちひしがれていたが、宮地はそう簡単に挿入してはくれない。
押し付けたまま、暫くはあはあと荒い息を吐き、これから訪れるであろう快楽に今から必死で耐えているのだ。
まさか男相手に童貞を捨てるとは思わなかった。
けれど、本当に好きな相手だから、全く後悔はない。
「宮地さ、ん!早くぅ!」
「…清志、って呼べ。」
ぺしぺしとイチモツを尻に打ち付けながら、そんな事をいう。
(な、んで…早く、欲しいのにィ!)
愛おしい相手に名前を呼んでもらいたかった、ただそれだけ。
それが緑間を煽り、焦らしているという事は、宮地は気づいて居ない。
その焦らしが、堪らなく気持ちいい事も。
「き、よし、さん!おねが、い、挿れてぇ!」
そう懇願した瞬間、ずぷりとイチモツが入り込んでくる。
(何が、優しくするだ。…ぜんっぜん優しくねえじゃねえか…)
これではあいつらと何ら変わりも無い。
少し複雑な気分だったが、緑間が気持ち良さそうだからよしとした。
「あっ、あっ!きよし、さぁん!もっと、奥!犯してえ!」
バックの体勢で致していたのだが、それでは緑間のイイ所には当たらないらしい。
丁度顔も見たかったし、ベンチに緑間を寝かしつけ、今度は正常位で緑間を揺さぶる。
緑間は淫らに腰を振り、きゅうきゅうとそこを締め付けてくる。
お陰様で一度達したというのに、もう限界が近い。
「緑間…好きだ…好きだよ…」
その瞬間、互いが高まりに達するのを感じた。


確かに今までは罵倒がないとイけない、と思い込んでいた。
しかし、自分を想ってくれる人と致すのが、こんなにも気持ちいいものなのかと、思った。
…そんな宮地に、惹かれている自分に、気付いてしまった。
身体から始まった関係だ。
今は素直に認める事は出来ない。
けれどいつかは認めなくてはならない日がくるであろう。
優しい、緑間の事を本当に大事に想ってくれる宮地によって、緑間も変わって行くのだろう。

45名無しさん:2012/10/28(日) 17:26:11
275 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/25(木) 00:50:51.75 ID:???
最後です







「…すまん。やり過ぎた…痛くなかったか?」
「…大丈夫です。気持ち、よかったです。」
賢者タイムというものなのか、妙にこっぱずかしい。
ストロークという程甘いものではないが、白濁で汚れたベンチを見て、互いにゴムを付けなかった事を酷く後悔した。
何度か達した為に、部室は見るも無残な状態だ。
それを片付けるのにどれだけの労力を使った事か。
「…そーか。ならよかった」
宮地は笑う。
優しい優しい笑顔で。
緑間は表には出さなかったが、内心ドキバクしてしまっていた。
暫くセックスをする日々は続いた。
互いの家で、時には野外、なんて事もあった。
その度どんどんとドキドキは増えていく。
心を宮地が占めて行く。
素直に言葉に出せる日は、案外近いのかもしれない。
「何だよ緑間」
「何でもありませんよ、清志さん」
「…っ!」
いつしか二人きりの時は名前で呼ぶようになり、ニコリと笑った緑間に、宮地もまた、ドキドキしっ放しなのは、緑間には秘密だ。

ありがとうございました。

46ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/10/31(水) 15:50:02
810 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 00:39:39.26 ID:???
>>800です
なんだか馬鹿みたいに長いので
また何かのエラーで途中で投下出来なくなったらすみません
完全に性犯罪です
モブ緑です




緑間の占い好きは、今に始まった事ではない。
では、疑問に思ったことはないか。
とてもではないが、中・高生が毎日ラッキーアイテムを手に入れることは不可能ではないか、と。

昔話をしよう。


まだ中学生だった緑間は困っていた。
(ふむ、しくったのだよ。もう手持ち金がない。)
緑間の家は裕福な部類に入る。
月に貰っている小遣いは相当な物だ。
しかしおは朝信者である緑間の浪費っぷりはそれを上回る勢いだった。
ラッキーアイテムを入手できなければ、身の安全が危ぶまれるのだから、当然といえば当然か。
しかも、占いのラッキーアイテムと言うのは女性の好むようなものが多い。
一人っ子で尚且つ女性と関わる機会の少ない緑間には、到底手に入るものではない。
だから、ラッキーアイテムはいつも逐一購入している。
それが手鏡、花柄のハンカチ、などと少し男には買いにくい物ならいいのだが、おは朝は普通の占いとは少し違う。
ラッキーアイテムが妙ちきりんなのだ。
入手困難な物で尚且つ高価。
これを毎日集めるなど、まだまだ子供の緑間には無理があった。

811 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 00:40:59.86 ID:???
続き





…月はまだ半ば辺り、なのにもう手持ち金がない。
これは困った。
そんな時に目についたのは、青峰の持ってきた、所謂色本。
破廉恥だと、片付けようとした緑間だったが、ちょうど開いていたページに書いてあった求人募集に、目を見張った。
『時給2万以上!貴方はただ快感に溺れていればいいだけ!安心保証!』
ふるふると震える手で色本を手に取り見入ってしまう。
その本は成人指定だったためか、それともその当時の法律がまだきちんとしていなかったのか、緑間には分からなかったが「18歳から」などとは書いておらず、緑間は完全に自分にも出来る仕事があると勘違いしてしまった。
なんとマニアックな本だったようで、その募集要項には、男性大歓迎!と書いてあった。
これしかない、と思った。
「うぃーっす…ふわぁ…ねみー…っておい!緑間ァ!何見てんだよ!返せ!」
そう言って入ってきた青峰によって、本は奪われてしまったが、もう電話番号は覚えてしまった。

47ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/10/31(水) 15:50:44
816 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 00:49:28.97 ID:???
すみません長くて…
うpロダの使い方が分からないのでこのままいかせていただきます。




何をするのかも分からないまま、とりあえず電話してみる。
中学生が働く事は出来ない、と言うのは常識として知っていたが、死活問題だったのだ。
そんな事を考えている余裕はなかった。
その仕事が、限りなく非合法だと言う事も。
…そして緑間がどんな道に足を突っ込んでしまったのか、と言う事も。



練習終わり、メモした住所へと向かう。
あの後電話してみたところ、あっさりと面接が決まった。
じゃあ、これから来てください、と。
何も聞かれなかった。
緑間はとんでもないアンダーグラウンドな場所へ誘われてしまったようだ。
「…失礼、します。あの、先程電話させていただいた、緑間…「あーあー真太郎クン?どーぞどーぞ!かわいいねぇ!…でも、キミ、まだ若いよねえ?中学生?高校生かな?」
「っ!」
そうだ、そうだった。
忘れていた。中学生はバイトなど出来ない。
「…すみません。俺、まだ14なんですけど…」
男は笑顔ながらにも困ったような口調で、恐ろしい事を緑間に囁きかける。
「んー…ウチでは雇ってあげられないんだけど…あっ、そうだ!ここならもっと稼げるし誰でも雇ってくれると思うなぁ」
そう、笑顔で。

817 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 00:50:33.39 ID:???
続きます




「…あの、ありがとう、ございました。わざわざ送って貰ってしまって…」
「いーっていーって!じゃ、頑張ってね」
着いた先は、ただのマンションに見えた。
インターフォンを鳴らすと、すぐに厳つい男が出て来て、緑間を見た瞬間、ニヤリと笑った。
その顔が何と無く恐ろしくて、やばそうな気配を感じる。
けれど、ここがどこなのかすらも分からない。
…もう、帰れない。
「あっあっ、あ、の…お、俺「だぁいじょうぶ、話は聞いてるよ。緑間くんでしょ?ん、聞いてたとおりかわいいね。君ならすぐにナンバーワンになれるよ」
(???意味が、分からないのだよ…)
とりあえず入りなよ、と言われるままに部屋の中に入る。
成る程部屋の中は普通のマンションとは全く違っていた。
どう見ても小学生だろうと言う少年少女から、幅広い年齢層の男女が、リラックスした様子で好き勝手にガラス越しに行動していた。
男が得意げに、「これ、マジックミラーになってんだよ。あっちからは、こっちの様子は見えない。」
などと言っていたが、緑間はそれどころではない。
何かとんでもないところに来てしまった、と思い、逃げたくて仕方なかった。
そして、ついに、聞いてしまう。
「あの、俺、これから何をするんですか…?」
「え、何も知らないで来たの?…そうだなぁ、オジサンと一回してみる?お試し、ってことで。処女でしょ?高く買うよ?15万でどう?」
「じゅ…!?えっ、あ、あの………はい」
金に目がくらんだ。そうとしか言いようがない。
とにかく出された金額が、緑間にとっては破格だった。
これがあれば暫くはお金に困ることもないだろう。
だから、頷いてしまったんだ。

48ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/10/31(水) 15:51:25
819 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 00:56:23.72 ID:???
すみません
本当にすみません!
次で終わります・・・




「…………せっ、くす…?」
「ハハハッ!本当に初めてなんだねえ。…でも、もう、途中でやめる、とかは無しだよ?君は頭がいいから、分かるよね?」
そう言った男は笑っていたけれど
、目は笑っていなかった。
(逃げられない)
何と言う道に入りんでしまったのだろうか。
逆らったら、本気で殺られる。
…そう、思った。
だから、素直に従ったのだ。
「大丈夫、きっと気持ちいいよ」
…狂っちゃうくらいにね。
「じゃ、キスするから、口開けて。」
「は、はい!っんんんっ!んぅっ!んんん」
初めてのキスは、タバコの味がした。
かなり慣れている様子の男は緑間の息が切れるまで唇を離しはせず、じゅるじゅると舌を吸ったり、歯で舌をなぞる。
あまりに驚いたのと、気持ちいいのと、酸欠で、立っていられない。
男は緑間より背は低かったが、ガタイが良く、へにゃへにゃとへたり込んだ緑間を軽く抱き上げる。
「っ、うわっ!?」
そのままベッドに連れ込まれ、服を剥がれる。
(セックスって、まさか、本気なのか…?!)
やり方くらいは知っている。
けれどそれは男女でのセックスのみだ。
何と無く想像がついてしまい、ゾッとする。
この流れからすると間違いなく入れられるのは緑間だ。
「…や…っ、ひぐ、ぅ!?」
衣服を剥かれ露わになった、男にしては色白い肌を男は綺麗だと言う。
だが緑間にそんな事を聞いている余裕などなく。
(えっ、触られ…!?っ…!!!)
剥き出しになった緑間のそこを、男が優しくなぞる。
「えっ、あの…!う、うぇ…ひぁああっ!!!?」
誰にも触らせた事のないそこをなぞられれば、高い声が上がる。
しゅるしゅると扱かれれば、自慰の経験もない緑間は喘ぐだけになっていく。
『快感に溺れていればいいだけ!』…まさしく、その通りだ。
次第にカウパーが溢れ出し、声も更に上ずったものになって行く。
限界が近い。
「も、も、ダメなのだよぉ…!やめて…!やめてえええ!な、何か来ちゃ、ううう…!」
ぐしゃぐしゃに泣きながら許しを請うが、男はそれを無視し、更に激し扱く。
そのまま呆気なく緑間は達し、男のゴツゴツとした手に大量の白濁を叩きつけた。
「はっ、はぁっ…」
これで、解放される…。訳がなく。
分かっていたのだ、セックス、と言うのが、どんなものなのかも。
「…っあの、や、優しく…してくださ…い…」
その言葉が、男を煽る、と言う事は、緑間は知らない。
ゴクリと唾を飲んだ男は、ついに後ろに手を這わす。
「大丈夫、天国に連れて行ってあげる…」
そうして緑間は純潔を散らした。


820 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/28(日) 00:57:52.26 ID:???
最後です







震える手で万札を受け取る。
確かに気持ちよく、何度イったか分からない緑間の腰は使い物にならず、男の車で近くまで送ってもらった。
「…また、お金が足りなくなったらおいで。今度はお客様としてもらうけどね。…まあ、気が向いたら連絡してよ」



その後連絡を入れたのは、僅か二週間後。
あの快楽と、お金を手に入れる悦楽が忘れられなくて。
「…もしもし、緑間です。」
「…また、お願い出来ますか」
そうして緑間の援助交際は始まった。
店のトップに躍り出るまでに、そう時間はかからなかった。
天性の資質と容姿、一度抱いた男達は皆、緑間を離さない。
ああ、また一人、道を踏み外してしまった。
男は哀れな目を緑間に向ける。
…それに、緑間が気付くはずはなかった。


バスケとの両立も、簡単だった。
ほんの少し、家に帰るのが遅くなっただけ。
親も何も気にしない。
もともと与えている小遣いが相当なものだ、その金でなんとかしていると思っているのであろう。
こうして、高校に入ってからも、歪んだ性交は続いていた。
その現状に、緑間は、満足していた。

49ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/10/31(水) 15:52:35
55 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/29(月) 08:18:00.99 ID:???
あまりに寒くてムシャクシャして紫緑書いた
後悔はしていない







くしゅっ。
不意に後ろから聞こえた音に、おや?と思って振り返るとまた数回立て続けに同じ音がした。
今は衣替え期間中で制服の着方は割合自由な時期だが、
後ろにいた緑間は早くもジャケットを着込み、それでもくしゃみを繰り返している。
「ミドチン寒いのー?風邪引いた?」
「いや、まだそこまでではないが…少し寒気がするのだよ」
自分の腕をさすりながら、もう少し着込んでくれば良かったとボヤく緑間を意外な気持ちで見つめる。
普段自己管理にも人事を尽くしている緑間は、体調を崩す事が殆どない。
弱っている緑間の姿は非常にレアなのだ。
「寒いなら抱き締めたげるよー?おいでー」
「結構なのだよ。クラスも違うし動き辛い」
「でもこのままじゃミドチン本当に風邪引くし。…仕方無いなあ」
緑間の言うとおり、1日中緑間を抱き締めて温めるのは不可能だ。
仕方無く紫原は代替案として、自分が着ていたカーディガンを緑間に差し出した。
「……何だ?」
「コレ貸したげる」
「それではお前が寒いだろう。ちゃんと着ていろ」
「オレ別に今日寒くねーし。それに風邪なんて引いたら赤ちんに怒られるよー」
「ぐっ…」
「ハイ決定ー」
赤司の名に怯んだ緑間の手にカーディガンを押し付ける。
ジャケットを剥いで無理矢理着替えさせようとしたら、自分で出来るのだよ!と怒鳴られてしまった。
溜め息を吐き、緑間は渋々紫原のカーディガンを着て上から自分のジャケットを羽織ったが、
体格差のある紫原の物の為、見るからにカーディガンのサイズが合っていない。
袖は指先しか出ていないし、裾は尻を完全に覆ってしまっていた。
「……お前のは大きいのだよ」
「えー、暖かくて良いじゃん」
「…確かにな。もう寒くないのだよ……感謝する」
「へへ、ミドチンがデレたー」
ポツリと小さな声で告げられた感謝の言葉が嬉しくて笑っていると、
顔を真っ赤にした緑間はさっさと廊下を歩いて行ってしまった。
「あらら。…ミドチン可愛かったなー…また着て貰お」
緑間を見送り自分の教室へと向かった紫原は、今日一日上機嫌だったと言う。


真ちゃんは紫原の匂いがするのだよ…!って意識しちゃって一日中悶々と授業を受ける羽目になると思います

50ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/10/31(水) 15:54:26
132 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/29(月) 23:27:20.59 ID:???
黄色く染まった銀杏並木を並んで歩く
ひらひらと風で飛んできた銀杏の葉を掴んで
「すっかり俺色に染まったッスね」
心底嬉しそうにそんな事を言うものだからどう答えて良いのか分からなくなった
俯き小さく死ねと言ったところで逆効果なのは分かっている
せめてもの意趣返しに繋いだ手を握りつぶしてやる
痛い痛いと喚く声に少しばかり溜飲が下がった
手の力を緩めようとすれば逆に痛くない程度に強く握られる
振り払う気にはなれず、掌が凍える事はなかった

そんな黄緑
THE BL

51ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/04(日) 23:44:37
804 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 22:31:55.40 ID:???
すみません ではお化け屋敷から腕組み状態で出てきた所からです

さて、黄瀬、君は真直ぐ観覧車へ行きたいだろうがここで一息入れておこう
観覧車に乗るならば夕方が好ましい
雰囲気ももちろんだが、ちょっと夕日の力を借りたい事もあるからだ
季節もいい頃だし、金木犀の咲くオープンカフェへ行こう
腕組み状態だからエスコートもしやすい
真ちゃんを金木犀の下の席に着席させてから冷たい飲み物を注文へ

805 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 22:36:49.57 ID:???
「おまたせ・・・っと、緑間っち」
くすりと笑ってから真ちゃんの髪の毛を手櫛ですこう
「な・・・?」
「金木犀の花が髪に付いてるっすよ!」
付いてなくても付いているものとして行動しよう
「はい、取れたっす」
真ちゃんが赤くなってもからかったり、悶絶したりしてはいけない
微笑みを湛えたまま、パーフェクトにエレガントな着席&足組を披露しよう
まるで外国の映画のよう・・・のレベルを要求する

806 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 22:40:06.86 ID:???
一瞬見ほれて怒るタイミングも逃した真ちゃんは
照れ隠しもあるし、冷たい飲み物を一気飲みするだろう
そしたら、ここで提案だ

807 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 22:42:28.05 ID:???
「ちょっと冷えてきたっすね・・・観覧車なら扉しまるし、乗りません?」
「ふん、冷たい飲み物など頼むからだ馬鹿め・・・仕方ない 行ってやるのだよ」
頃合も良し、では観覧車へ


※ 次から観覧車編ですが問題があったらレスお願いします

52ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/04(日) 23:45:31
811 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 22:53:36.41 ID:???
※ では観覧車編です

観覧車に乗り込んだら、黄瀬、必ず夕日を背負う側に君は座れ
そして真ちゃんは出来るだけ入り口から遠くに誘導しよう
これがこの後に必ず必要となるからだ 忘れるな
観覧車に190台の男が二人乗り込んだら手狭だろうがそこは考えようだ
「あ、あれ見て緑間っち!」
「行儀が悪いぞ、黄瀬」
片足ずつクロスさせても、不自然ではない
膝と膝をぶつけて、注意を向けてもらっても不自然ではない
「狭いんすもん!勘弁してほしいっす!」
しばらくは本来の観覧車の楽しみ方をしよう
勝負は3/4を過ぎた頃だ

812 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 23:00:01.44 ID:???
「あ、そろそろ下に着くっすね」
黄瀬、君もそろそろ行動に移ろう
クロスしていた足を外し、ゆっくりと中腰で入り口側へ移動しろ
『・・・んっ!まぶしっ・・・!』
今まで君の背に隠れていた夕日が真ちゃんの目に差し込む
真ちゃんが眼鏡を少し浮かして目をこすろうとしたらすかさず眼鏡を奪おう
「黄瀬、返すのだよ!」と涙目の真ちゃんが顔をあげたら
ちょっと悪い顔でささやいてくれ
「・・・後でね」
両手で閉じ込めて、覆いかぶさるように唇を奪おう

813 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 23:04:35.73 ID:???
真ちゃんを窓際に座らせているから隣には充分空きがある
横に座りなおし、真ちゃんの後頭部を抱え込んだらキスを続行しよう
扉が開いたら背を向けたまま、”もう1週”サインの人差し指を見せておこう
係りのおじさんも何百、何千のカップルを相手にしてきたプロだ
恋人たちの時間を邪魔する野暮などせず、黙って扉を閉めてくれるだろう
降りられない位置にきたら一度息継ぎをさせてあげよう
「死ね!」でも「・・・死ね」でも美味しいではないか
その後は言うまでもない 
お返しに腰が砕ける様なディープキスをお見舞いしよう
くれぐれも握っている眼鏡は壊さないように注意しておこう

815 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 23:22:20.75 ID:???
観覧車が地上に着いたら腰を抱いて降ろしてあげよう
側のベンチに座るのは真ちゃんだけだ
黄瀬、君は地面に片膝つけて下から覗きこむ位置につけ
眼鏡を掛けてあげて真ちゃんを抱きしめよう
真ちゃんが君の肩から顔を上げるまでその体勢でじっと待つ事
顔が上がったら「緑間っち・・・好きっすよ・・・」と夕闇迫る中告げて
そのまま夜に飛び込め 
夜明けのコーヒーとお汁粉が待っている

53ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/08(木) 21:37:45
298 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/05(月) 22:53:22.73 ID:???
真ちゃん!真ちゃん!真ちゃん!真ちゃわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!真ちゃん真ちゃん真ちゃんぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!緑間真太郎きゅんの翡翠色の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説2巻の真ちゃんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
秀徳に来て良かったね真ちゃん!あぁあああああ!かわいい!真ちゃん!かわいい!あっああぁああ!
20巻も発売予定で嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!相棒なんて現実じゃない!!!!あ…HSKもアニメもよく考えたら…
真 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!キセキぃいいいいい!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?扉絵の真ちゃんが俺を見てる?
ジャケの真ちゃんが俺を見てるぞ!真ちちゃんが俺を見てるぞ!後ろの席の真ちちゃんが俺を見てるぞ!!
アニメの真ちゃんが俺に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!俺には真ちゃんがいる!!やったよ宮地サン!!ひとりでできるもん!!!
あ、洛山戦の真ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ女王様ぁあ!!し、真ちゃん!!エース様ぁああああああ!!!ばんざぁあああい!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ緑間へ届け!!聖処女の真ちゃんへ届け!

54ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/08(木) 21:38:48
644 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/07(水) 14:13:36.97 ID:???
真ちゃんってHするの?

   するよ派──┬─ HSKこと高尾としてるよ派(高緑派)
        │  │
        │  ├─星占いでも血液型占いでも二人の仲は運命なのだよ派(おは朝派)
        │  │
        │  └─チャリアカーでやってるよ派(青姦派)
        │
        ├─ 中学から赤司としてるよ派(赤緑派)
        │  │
        │  ├─帝光時代に既に調教されてるよ派(M奴隷派)
        │  │
        │  ├─今でもまったりと湯豆腐を突っつく中だよ派(京へおいでやす派)
        │  │
        │  └─WCで再燃したよ派(やけぼっくいに火がついたよ派)
        │     │
        │     └─高尾も交えて3Pするよ派(過激派)
        │
        ├─ 黄瀬とラブラブだよ派(黄緑派)
        │  │
        │  ├─モデルのコネや能力を駆使して豪華なデートをしてるよ派(モデル派)
        │  │
        │  └─コピー能力を駆使して満足させてるよ派(技巧派) 
        │
        ├─ 何気に紫原としてるよ派(紫緑派)
        │  │
        │  ├─ムッくんが後ろからぎゅっと抱き締めるよ派(トトロ派)
        │  │
        │  └─おかしと一緒にいただかれちゃうよ派(男体盛り派)
        │
        ├─ 青峰が貧乳に開眼するよ派(青緑派)
        │  
        ├─ 鬼畜眼鏡こと今吉さんに調教されてるよ(今緑派)
        │
        ├─ 宮地先輩に甘えてるよ派(宮緑派、真ちゃんは年上好み派)
        │  │
        │  └─高尾も交えて3Pするよ派(過激派、急進的秀徳派)
        │
        ├─ モブが犯してるよ派(モブ緑派)
        │  │
        │  └─モブは強引に犯す事でしか己を刻み付けられないよ派(諦念派)
        │
        └─ 火神とケンカップルだよ派(火緑派)
           │
           └─真ちゃんの胃袋をがっちり掴むよ派(代わりに勉強を教えるよ派)

645 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/07(水) 14:14:46.21 ID:???
  しないよ派──┬─ 真ちゃんはいやらしいことなんか考えないし知らないよ派(真ちゃんマジ天使派)
        │  │
        │  └─押し倒されてもきょとんとしているよ派(真ちゃんマジヒロイン派)
        │
        ├─ 年相応に興味はあるけど実行してないよ派(健全派)
        │  │
        │  ├─オナニーはするよ派(中立派、誰を対象にするかで細かく分派)
        │  │
        │  ├─オナニーはせず夢精だよ派
        │  │
        │  └─そもそも真ちゃんが出すものは精液ではないよ派
        │    │
        │    └─ファンタジーというものを出すよ派(急進的ファンタジー派)
        │
        ├─ 好きな人はいてもHはしないよ派(純愛派)
        │  │
        │  └─婚前交渉は破廉恥なのだよ派(貞操派)
        │
        └─ 黒子とプラトニックな付き合いなのだよ派(黒緑派)
           │
           ├─お互いに苦手意識が先に立ってしまうよ派(素直になれない派)
           │
           └─ほのぼのと図書館デートしてるよ派(言葉は少ないが通じ合っているよ派)

55ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/08(木) 21:39:55
494 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/06(火) 21:19:51.08 ID:???
言葉少ない遣り取りしかなくても寂しくない黒緑っていいと思う

図書館とかでばったり会って「あ」「あ」ってなって
お互い用事を言葉なく終わらせても何となく一緒にいて
外のベンチとかで「ちょっと座りませんか?」「かまわん」
「焼き芋食べませんか?」「いいだろう」
そんで黙々と二人でまた言葉もなく食べていて食べ終わったら
「それでは失礼します」「ああ、またな」で別れる二人
それでも二人は結構心がほんわか温かいなーと思ってる
そんな黒緑

56ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/08(木) 21:40:34
665 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/07(水) 16:18:00.08 ID:???
どうしよう「気持ちいですか?緑間くん…」「黒子ぉっ…っ!」妄想が止まらない

666 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/07(水) 16:58:59.37 ID:???
同士>>665さんに捧げる スレで妄想しましたこうですか? 下げます




「ん・・・んっ・・・っ」
口付けから開放されたかと思った直後、黒子の唇は胸に寄せられた
まるで貴婦人の掌に送られるような丁寧なキスが繰り返される
タッチは柔らかく、それでいて、立てられるリップ音が響くのが恥ずかしい
小柄とはいえ、あの硬い皮のボールを扱う男らしい指先が下半身に伸びる
ああ、もうどうしていいのか、どういう顔をしていいのか解らない
緑間に出来るのは必死に声を耐える事位だった
「緑間くん・・・」
眼鏡を外している自分にとって頼りになるのは今触れている体だけだ
「気持ちいいですか?緑間くん・・・」
「黒子ぉっ・・・っ!」
緑間の指は黒子の髪の毛を思わず掴んでいた

1日遅れたけど黒緑ひゃっほーい!

57ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/08(木) 21:41:24
850 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 01:50:56.03 ID:???
>>847です。
反応ありがとうございます。
黒子様の全力の攻めを妄想してみました…
キャラ崩壊が酷いです、そして意味不明です。
ちょっと黒子様が黒いかもしれません。
以下下げます。







「すみません、緑間くん。…少し、酷くしても、いいですか。」
拒否権はないのだろうと、悟る。
そんな事を言った黒子の顔は、いままで見たことのない、男の顔をしていた。
「…な、何なのだ、よ…黒、んんんっ」
機嫌が悪い、のは、見て取れた。
でもそれが何故なのかは、分からない。
どうして、どうして?
「…緑間くんが、悪いんですよ。…すみません、手加減出来そうにないです。」
身長差も、体格差も、俺の方が優っているのに、逆らえない。
この圧力はなんだろう。
「く、ろ、こっ!だめ、なのだよぉ!ひああっ!?」
普段触れられる事のない左手に舌を這わされれば、堪らず声が上がる。
普段の黒子は、優しい。
俺を気遣って、でろでろに甘やかして。
それが当たり前だと思っていた。
こんな、こんな黒子、知らないのだよ…!
「ふっ…っ…う…く、黒子が黒子じゃないみたいで、こわ、いのだよ…!」
「…またそうやって、煽る…っ緑間くんっ!」
いつも冷静な黒子が、こんなにも、余裕のない顔をしている。
それが、何か嬉しかった。
怖いけれど、嬉しかった。
だから、身を任せる事にしたのだよ。
「…黒子が、酷くしたいのなら、してもいいのだよ…んっ!」
(…ほら、そうやってまた、僕を煽る…)




「…結局、何がお前を怒らせたのだ?」
「…僕の事、どうせ、雑魚だと思ってるんでしょう?」
「…っそんな事思ってないのだよ!…お前の事は、認めている。…それに、そんなところが、…好きなのだよ…」
「緑間くん…これ以上煽らせないでください。」
そしてもう1Rへ…。

58sage:2012/11/11(日) 17:23:15
320 :名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 01:52:06.86 ID:???
ポッキーの日記念でSS投下 紫緑、最後に微赤緑 青、黄、黒ファンは注意して下さい


部活の休憩時間、いつも通り菓子の箱を抱え紫原は緑間を探していた
探していた相手は秋も深まるこの時期に体育館外の水飲み場でぼんやりしている
寒いのにナニしてんのミドチン
紫原は後ろから抱きついた
「ミドチン、見っけー」
「紫原・・・どうかしたか」
「何にもー?けどミドチンが外へ出たからどこ行くのかと思って」
「ああ・・・少し水が飲みたかったのだよ」

嘘だし 

紫原にでもあそこに緑間が居づらいのは解る
何しろ今ロッカールームに帰れば、そこにいるのは青峰、黄瀬、黒子の3人だ
緑間を苦手だと言っている人間しかいない
恐らく彼らが自分を嫌ってはいないと理解していても傷つかない訳もない
本当は意識しすぎて三人共一杯一杯なのだろうが緑間を傷つけるのは許せないものがある

だからミドチンが出て行ったのが気になっても誰も動けないし
人の事子供みたいに言うけど3人の方がぜってーバカだし

後ろから抱き込んでいた緑間の体を自分の方へ向けると緑間の両手を自分の胸に当てる
「何をしているのだよ?」
「んー、前に青チンが胸に触ったら元気でるとか言ってたんだけど・・・出ない?」
「それは・・・話というか意味が違うのだよ」

でも、ちょっと元気出たっぽい?

321 :名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 02:02:07.72 ID:???
「じゃあこっちね、ミドチンあ〜ん」
持っていたポッキーを銜えさせ、自分も数本纏めて齧る
「やっぱりお菓子の方が元気出るよねー」
「そうだな」
「俺ねー、元気だしてくれるなら赤チンとミドチンにはお菓子あげてもいい」
「赤司と同じ扱いとは光栄なのだよ」
「うん、俺ミドチン好きだからねー」
「・・・そうか」
「そうだよー」
あいつらなんかには今の笑った顔なんかみせてやんない
「そう言えば今日のゲーム俺と赤チンとミドチン同じチームだって」
「あちらが青峰、黄瀬、黒子か」
「そー ねー俺頑張るからご褒美ちょうだい?」
そして紫原は緑間の頬にキスをした チョコがついたのは言わないでおく だって可愛いし?

それを3人は当然見つけたが誰も突っ込めずにいた
しかし赤司には指摘され、紫原曰く「ご褒美の前払い」と聞くと爆笑し
「それじゃあ、俺にもご褒美の前払いをくれるかい?」と反対側の頬にキスをした
その日の試合結果は言うまでもない

59ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/15(木) 15:09:12
643 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/13(火) 02:19:41.42 ID:???
宮緑で雰囲気ゼロなちょっとエロ投下
エロと言うより下品かも





目の前で緩く勃ち上がっているモノに舌を這わせる。
とっさに閉じようとした足は許さず両手で押さえつけて開かせた。
まさか一生の中で男の性器を口にする事態が起きようとは、人生何が起こるか分からないものだ。
先端を舌で抉ると、横たわった身体が大きく跳ねて先端にじわりと液が浮いた。
舐めとってみると、苦いし不味い。が、まあ我慢出来ない程じゃない。
さっきよりは硬度を増したそれを満足気に見ていると、押さえつけていた身体が身じろいだ。
「お前いい加減に観念しろよ…言いだしたのはお前だろうが」
少し身体を起こして臍の下辺りをキツく吸い上げると、またピクピクと身体が跳ねる。
…コイツ、マジで敏感過ぎねえ?
楽しくなってチュッチュと吸い跡を付けていると、緑間が泣きそうな震えた声を上げた。
「それはもう謝ったのだよ!まさかこんな……っ」
「オイ敬語」
「っ…すみませんでした、こんな事はもう止めましょう」
「断る」
「宮地さん!」
「あー、五月蝿ぇ。つかお前サボんな。オレ超間抜けじゃねえか」
言って少し腰を下げると、緑間がギョッとして顔を背けた。
その反応はちょっと傷つくぞオイ。
「69教えてくれって強請ったのはお前だからな…絶対止めねえ」
付き合って1ヶ月と少し。
まだキスしかしていなかった恋人にそんな事を言われたオレの気持ちを分かって欲しい。
勿論最初は断った。ハッキリ言ってコイツには早すぎるし、絶対意味を分かっていなかった。
それをしつこく食い下がり、終いには意気地無し呼ばわりをしやがったのだ、コイツは。
断言しよう。この状況、オレは悪くねえ。
だが抵抗する腕を足で押さえこみ、緑間の顔を跨いでいるこの体勢は、オレだって正直恥ずかしいのだ。
しかしここまで来たらもうヤケだった。
「お前がちゃんとオレを口でイかせるまで粘ってやるからな。覚悟しやがれ」
低い声で宣言すると緑間らしからぬか細い悲鳴が上がった。
その声に欲情して少し大きさを増したオレのモノを見た緑間から後日サディストの称号を得る事になるのだが、もう一度言う。
絶対オレは悪くない。



多分青峰君あたりが言っているのを聞いて気になった真ちゃん
きっと1on1みたいな事だと思ってた

60ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/15(木) 15:09:49
657 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/13(火) 09:46:39.64 ID:???
既出だけど青緑は夏が似合うと思う
炎天下でギャーギャー騒ぐのも中学生っぽくていいし、夕立で濡れた青緑とか一気にエロくなってたまらん
中学生青緑、以下下げます



ゲリラ豪雨、とはよく言ったものだと思う。
ほんの数メートル先の視界すら奪われた中、2人で慌てて近くの軒下に駆け込んだ。
とりあえずこれでもう濡れることはないが時すでに遅し。すでに髪から滴が落ちるほどにはずぶ濡れだった。
「…最悪なのだよ」
「俺もだっつの。つかお前折り畳み傘持ってたんじゃねーのかよ」
使えねーなおは朝。と愚痴をこぼすとキッと睨みつけられた。
「昼休みに壊したのはどこの誰だ」
大体お前は、とその後いつもの説教コースに入ろうとしたから 適当に謝っておく。
本当に最悪なのだよ、と零しながら、かろうじて濡れてなかったらしいハンカチをズボンのポケットから取り出して、
眼鏡のレンズを拭きだした。

658 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/13(火) 09:48:39.54 ID:???
眼鏡のない、伏し目がちな表情になぜだか妙な興奮を覚えた。
「…青峰?」
いきなり黙った俺を不審に思ったのだろう。緑間が僅かに首を傾げてこっちを見てきた。見えてないくせに。
夕立に降られた緑間の制服のシャツは、濡れているせいでべったりと肌に張り付いている。
そこからうっすら白い肌が透けて見えることに気付いて、血管が一本切れた音が聞こえた気がした。
「…青みっ…んっ……ぅ…っん…!!っ…ふっ……っ!!」
頭の後ろに手を伸ばして、無理やり引き寄せた。
とっさにのばされた緑間の左手が俺 の胸元のシャツを掴む。
そうやってしばらくキスを楽しんだ後、ゆっくりと解放してやると銀色の糸が口元を繋いだ。
「誰かに見られたらどうするつもりなのだよ」
「こんな大雨んなかじゃ何にも見えねーよ」
そうやって口では非難する癖に、コイツの左手は俺のシャツを掴んだままだ。
何も言わずに顔に添えた親指で唇をなぞると、緑間はゆっくりと瞼を閉じた。
――――夕立が上がるまで、あと10分。

61ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/15(木) 15:10:19
660 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/13(火) 11:06:30.85 ID:???
ここで悲恋もの黒→緑とかどうでしょう
高緑要素入ってます
下げます



特別な日。
君に会える日。
苦手だった。…確かに、苦手だった。
…でも、そうですね。
高尾くんに出会ってからの君を見てると、もやもやするんです。
…なんで、僕は変えられなかったんだろう、と。
高尾くんと一緒にいるいまの君は、とてもキラキラしていた。
…僕は、君のそんなところ、知らなかった。僕が、引き出したかった。
…それが、悔しいんです。
「…テツくんそれはね、」
「恋って、言うんだよ。」
なんて、桃井さんが変な事を言うから、妙に意識してしまう。
でも、目の前にしたら、分かった。
これは紛れもない、恋だ。
苦しい。
その笑顔は、僕が引き出したかったのに。
けれど僕は平然を装う。
こんな時、感情が表に出ないのは、本当にいいことだと思った。
「…久しぶりですね、緑間くん。」
「…黒子。お前は相変わらずだな。…何を考えているのか、全く分からん。」
そんな事を言われて、内心安心した。
君が鈍感で、本当によかった。…高尾くんと、お幸せに。
特別な日。
それは、初めて味わった、失恋の日。
(…さようなら、僕の初恋)

62ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/15(木) 15:11:51
759 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/14(水) 02:23:11.14 ID:???
眠れないので赤緑SS投下します
暗いし、何だか意味不明です
赤司さん病んでるのか患ってるのか微妙な所




パチリ、パチリと、乾いた音が教室に響く。
外からは運動部の掛け声が聞こえているが、それは窓に隔てられてどこか遠く感じられた。
パチリ。
乾いた木を打つ音はここ数ヶ月ですっかり身近になった音だ。
ミーティングの際赤司が将棋盤を持ち込むようになって、一体今までに何局打っただろうか。
この静かな時間は嫌いではない。
パチリ。
赤司の細い指が駒を掴み、軽い音をたてて盤上を移動させる。
その度に、少しずつ、少しずつ、俺の首に掛けられた縄が締まっていく。
赤司は勝ちを急がない。
じわじわと退路を塞ぎ、気が付いた頃には手も足も出なくなっている。
その勝負の進め方が、実に赤司らしいと思う。
パチリ。
パチリ…パチリ。
「……投了だ」
溜息と共に敗北宣言を吐いた。
オレの王将は未だ勝ちを知らない。
盤上の駒を集めて箱に戻していると、赤司が少し難しい顔をしている事に気付いた。
「どうしたのだよ、何か気になる事でもあったか?」
問いかけると赤司は駒に注いでいた視線を上げて俺を見た。
その顔はどこか不服そうな色を覗かせている。
「…最近緑間は王手をかけさせないな」
「ああ、随分将棋にも慣れて先読みも出来るようになったからな。詰みくらいは読める」
返した言葉が不服だったのか、今度はハッキリと眉間に皺がよった。
「つまらない」
「……は?」
「オレはね緑間、お前を追い詰めたいんだよ。逃げ道を残した状態で終わらせるなんてしたくないんだ」
立ち上がり、オレの頬に手を添える。
「追い詰めて、全てを剥ぎ取って」
頬に添えた手をゆっくりと下ろし、ツと首筋を指でなぞる。
「どこにも行けなくなって初めて、王将はオレの手に落ちるだろう?」
首にあてた指で喉仏を軽く押さえながら、赤司が笑った。
コイツが今しているのは本当に将棋の話なのだろうか。
「……悪趣味なのだよ」
「知っているさ。でもオレは狙ったモノは逃がしたくないんだ」
良く覚えておくといい。そう言って漸く赤司はオレから手を離した。
押さえられていた喉に手をやる。
息苦しさからは解放された筈なのに。
…パチリ。
どこかでまた少し、オレの首が締まる音がした。

63ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/22(木) 23:28:09
666 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/19(月) 23:57:14.63 ID:???
黒子様飼い主ネタ書いてみた
暴力とかあるので無理な方スルーでお願いします
下げます
意味不明です




「黒子ぉ!やめるのだよ!なにす、んひぃっ…」
首輪をグイッと引っ張れば簡単に消える抵抗。
ほら、面白い。
こんな趣味はなかったはずなのに。
この人が悪い。
いきなり現れて、また消えて。
ツンツンで、言うことなんてなにも聞かなくて。
だから、非力ながらも本気を出してみた。
いつもの影の薄さを利用して、緑間くんに腹パンを喰らわせる。
「ぐっ…!?」
体力がないとはいえ、一応体育会系、と言える黒子の力は想像以上に強い。
とはいえ、想像より、と言うだけ。
緑間を気絶させることはできなかった。
「…緑間くん、黙っていうことを聞いてくれますよね?」
その時の黒子の顔は、とてもではないが人には見せられないだろう。
「ーーっ!な、なんなのだよ…うあっ!?」
「着いてきて、くれますよね?」
有無を言わせない、黒子の表情に、緑間は息を飲んだ。


「…な、なにす…!」
首輪を付けて、ドアノブに繋げれば、完成。
これで君は僕のモノですよね?
「緑間くん。僕のこと、ご主人様って、呼んで下さいね?」
こうして、緑間と黒子のおかしな関係は始まった…。

64ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/22(木) 23:28:41
675 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/20(火) 03:32:58.75 ID:???
宮地先輩の良い飼い主っぷりに滾ったので宮緑投下




すっかり通い慣れた道を一人歩く。
いつもリアカーを連結させた自転車を漕いでいる高尾が今日は用事があるとかで一人早々に帰路についてしまった為、久しぶりに歩いての帰宅となった。
すっかり日の落ちた時間帯、今の季節は随分と冷え込んでいる。
まだコートを着る程ではないが、少し指先が冷えて感覚が鈍くなってしまっていた。
温かいおしるこが飲みたい。
冷えた身体を好物で温める為、近くの公園へと足を向けた。
夏場より増えたとは言え、おしるこ缶を販売している自動販売機はあまり多くない。
そんな中、その公園には年中おしるこを置いている、緑間からすれば管理者を褒め称えたくなるような自動販売機があった。
季節に左右されず常に好物を購入する事が出来るため、緑間(と高尾)はこの公園の常連になっている。
今の時間帯ならば子供達も帰っていて、静かにおしるこタイムを満喫できるだろう。
そう期待して公園の入り口に差し掛かった時、中から人の声が聞こえた。
「ったく…こんな所に居やがったのか。心配しただろーがこの馬鹿」
聞き覚えのある、今日も散々怒鳴り散らされた声。
緑間がそっと公園を覗くと、宮地がトンネル型の遊具の前でしゃがみこんでいた。
その手元をよく見ると、白い子猫を抱きあげている。
「怪我は…ねえな。お前小せえんだから外はまだ危ねえって言ったろ」
いつも緑間に浴びせている怒声とは違い、優しい声音だった。
自分が巻いていたストールで猫を包み、そっと頭を撫でる。
その手つきがあまりに慈しむようなものだった為、緑間は戸惑った。
宮地が本当は優しい人間である事は緑間にも分かっている。
だが宮地自身が、それを後輩に悟られたくないと振舞っている節があった。
ならば"宮地清志は怖い先輩"だと、その認識を覆す必要はないのだ。
これは見なかった事にしようと、おしるこを諦めて踵を返した時だった。
「コラ暴れんな。意地っ張りな所までアイツに似てんじゃねえよ…シンタロウ」
「…はい?」
「へ?」
「あ」
宮地の思わぬ発言に思わず声を出してしまっていた。
しまった。とっさに口を塞いだが一度発した声は元には戻らない。
ハタと、公園内の宮地と目が合った。
みるみる顔を赤くする宮地を見て、緑間も自分の頬が熱くなっていくのを感じた。


自分の飼い猫に真ちゃんの名前を付ける宮地先輩とこれから先輩を意識しちゃう真ちゃん
猫は白猫で目が緑色な美猫です

65ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/22(木) 23:29:15
802 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/20(火) 23:57:11.54 ID:???
フライングで失礼します
以下誕生祝い?高緑SS




アラームと共に目を覚ます。
この時期日の出よりも早く起きることは既に緑間にとって習慣の一部と化していた。
そしていつもの通り己の定めたルールに従い、メガネをかけベッドから起き上がる。
いつもと違ったのは机の上の携帯がメール受信のランプを光らせていることだ。
緑間の夜は早い。
それはすでに周知であったので、夜のうちに誰かからメールが来ることは珍しかった。
わずかに首をかしげながらそのメールを開けば、文章は一切なく、ただ一枚の添付画像のみ。
おは朝によると本日蟹座のラッキーアイテムは植物図鑑。


添付された画像に映るのは艶やかな赤が美しいゼラニウム。
花言葉は「君ありて幸福」

66ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/27(火) 15:08:43
160 :名無しさん@ピンキー:2012/11/23(金) 00:00:03.29 ID:???
いい夫婦の日記念 赤緑SS投下 間に合え〜 以下下げます!





パチリ
「結婚しようか、真太郎」
カポーン
「・・・」
緑間さん長考に入りました。
5分経過
10分経過
パチリ
「一ついいか赤司」
カポーン
パチリ
「他でもないお前のお願いだ 例え”待った”でも僕に否やはないよ」
バチッ
「”待った”ではない お願いでもない お前の発言に関する質問だ」
パチリ
「ほう、何でも言ってみろ」
パチリ
「では聞くが、結婚して俺とお前の何かが今と変わるのか」
パチリ
「何も変わらないね・・・王手だ」
「それならいいのだよ」
カポーン
赤司さん投了後に長考です
「・・・参りました」
「以後末永く宜しく頼むのだよ」

67ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/27(火) 15:11:00
379 :名無しさん@ピンキー:2012/11/24(土) 18:24:16.43 ID:???
文化祭汁粉祭りで火緑のSS投下 文化際前の話になります 以下下げます





公立高校である秀徳の文化祭は広くは一般に公開されない
文武両道、奇をてらったエンターティメント性などもっての外
定番しか許されない場合どうやって売り上げをあげればいいか?
答えは一つ、ひたすら品質を上げるしかないのだ
「という訳で、お前に俺にお汁粉の作り方を教えさせてやるのだよ」
「俺、高尾がいねぇとお前と日本語で話せる自信がねぇわ」
「安心しろ 俺はお前の様に日本語が不自由ではないのだよ 
大体どこがおかしい 指摘してみろ」
「説明できねぇけど、お前の言葉はぜってぇおかしいわ!!」
日本語もだが、この態度がおかしい これが教えを請う人間の態度か 
解せぬ が
「ちっ、あん時の借りはこれでチャラだからな」
以外に律儀な性格の上、認めたくはないが結構気にはなっている人間の頼みだ
火神は自宅において緑間にお汁粉の作り方とやらを指導する事になったのだ

相手は口も態度も悪いが、育ちは悪くないのだろう
「おじゃまします」の挨拶から始まり、脱いだ靴をキチンと揃える
自分の周りでそういう態度を示して見せたのは黒子位だ
『ちょっと意外だったぜ』でも悪くない、うん、悪くないな
緑間に好感を持つ日が来るとは・・・やっぱりソウゾ?リカ?ってのは大事だなと火神は思った
黒子でもいれば、火神にそれは相互理解だし、これからの時間は地獄だと指摘できたろうが
あいにく彼はこの場にいなかった

「お前・・・もう調理班からは外してもらえ!というか外れてくれ下さい!!」
台所の惨状に火神は泣きそうになったが、何とか自分と緑間の身の安全と汁粉は確保した
小豆よりも緑間の料理ベタ認識が甘かった・・・と後に語られた感想に黒子と伊月は感動する事になるが
今現在の問題は解決しなかった
「やはり、駄目か・・・」
火神の指導の元、味だけは何とかなった汁粉をすすり落ち込んだ緑間は呟いた
「もうすぐWC予選だっつーのに、お互い怪我はまじぃだろう 決着つかねぇ」
小豆があんなに熱いものとは思わなかったぜ・・・和菓子は怖ぇ
しかし、垂れた耳が見える程しょぼくれている緑間にキュンとする自分の方が怖ぇ
とにかく浮上してもらって何時もの小憎らしい面に戻さねば
「あ〜・・・とりあえずこれ食ってみろ」
「何だ?」
くそ!!両手で汁粉持って首傾げんじゃねぇ!!
「いただくのだよ」
行儀いいな!おまけにむぐむぐする緑間が、どうしよう、はっきり可愛い・・・
自分もそれを思い切り噛み締める
「塩気があると甘味が増すからな お前は塩昆布でも配ってろ」
これで部に貢献できると笑んだ緑間の微笑みは
それから暫らく塩昆布を食べる度、火神の気分を甘辛いものにした

緑間に秀徳の文化祭に招待された誠凛バスケ部ご一行様は
バスケ部のデモンストレーションにも参加して楽しい一日を過ごしたらしい
これが恋の切欠だと二人が覚るのはもう少し後の事

68ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/11/27(火) 15:17:29
630 :名無しさん@ピンキー:2012/11/25(日) 21:49:21.15 ID:???
現状の維持と発展ではなかろうか
汁粉すすってバスケしておは朝みてラッキーアイテム探して勉強して
「行くぞ高尾、帰るぞ高尾」して「黒子!」して「火神!」して「赤司ぃ!」して
これから「黄瀬!」とか「青峰!」とか「紫原!」とかがあったりして
あれだ、宮沢さんの「雨にも負けず風にも負けず」真ちゃん版で生きていけたら幸せ

638 :名無しさん@ピンキー:2012/11/25(日) 22:04:31.20 ID:???
>>630 こういう感じ?

無冠にも負けず
キセキにも負けず
WCにも夏のIHにも負けぬ
丈夫なからだをもち
慾はなく
決して焦らず
いつも静かに勝利を目指している
一日に500本のシュート練習と
ラッキーアイテムを並べ
あらゆることを
願望や運を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり
そして忘れず
王者の古びた学び舎の中の
これまた古びた体育館にいて
東にキセキならざるキセキあれば
行って完封し
西に開闢の王あれば
行ってその首を狙い
南に全てを模倣する者あれば
行って更に凌駕する技を見せつけ
北に絶対の防御を誇る盾あれば
それさえ撃ち抜くシュートを放ち
惜敗の夏は涙を流し
完敗の冬ははらはらと泣き
みんなに仲間と呼ばれ
疎まれもせず
畏れられもせず
そういうものに
わたしは
なりたい

69ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/12/04(火) 23:01:02
168 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/23(金) 01:25:44.16 ID:???
宮地先輩の場合部室が一番可能性高いよね
夜の部室でロッカーに真ちゃん押し付けて秀徳ジャージで腕の自由を奪って欲しい

171 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/23(金) 02:06:12.49 ID:???
>>168
つまりこういうことですかわかりません! 以下宮緑SS 少々Sっ気あり宮地さん





卒業式を終えたとはいえ、形式上は未だ高校生である3年生が部活に顔を出してくれたのは、
新年度に向けて、新しく入ってくる下級生のためにロッカーの移動を終えたばかりだった。
ガシャン、と金属の立てる鈍い音がした。
とうに眼鏡を奪い去られたおぼろな視界でも、部室のロッカーに押し付けられたのだとわかる。
抵抗しようにも腕の自由は鮮やかなオレンジに奪われ、動かせる気がしない。
「―――なぁ、緑間」
低く掠れた声がするりと忍びこんできた耳を、後ろからねっとりと舌が這う。
それだけでもう身体が動かない。ヒトの身体はなんて脆いのだろう。
「忘れるなよ」
一度甘く食み、ようやく耳朶を解放したその人は首筋へと歯を立てる。
後ろからロッカーに強く押し付けられている今の状態では、きっと俺の呼吸が浅くなってきていることにも気付いているだろう。
気付いていて、手のひらの固い大きな手で撫でまわすように触れてくるこの人は本当に性質が悪い。
「…何が、っですか…っ!」
ハーフパンツの中に侵入した先輩の右手が太ももをいやらしく撫でる。
まだ何も潤っていない後ろに指を押し当てられて、僅かに爪を立てられると意図せず声が漏れた。
もう片方の手は先程からずっとゆるく乳首をつまんだままで、自分が身じろぎすることで刺激を与えられている。
「これから1年、ここに立つたびに今日のことを思い出せ」
「嫌、ですっ…! ぁ…やぁっ…」
「何でだよ?」
拒否の言葉を吐いた途端にキュッとつまみあげられた乳首は赤く立ちあがっている。
いつも、弄られすぎて服に擦れると痛いと訴えても先輩が止めたことはなかった。
「思い、出さない…のだよ…っ だから、……忘れる前に…っ会いにきて、くださっ…」

70ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/12/04(火) 23:02:32
263 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/29(木) 18:21:12.00 ID:???
黄瀬君にプラ○テスの名シーンみたいなプロポーズしてほしい

267 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/29(木) 18:57:00.91 ID:???
>>263
長い会話文で悪いがこんな感じかw


黄瀬くん「じゃー緑間っち「あ」からね」
真ちゃん「芥川龍之介」
黄瀬くん「けー…毛糸」
真ちゃん「徳川宗武」
黄瀬くん「誰っスかそれ…。け…ケアレスミス」
真ちゃん「いかにもお前らしい言葉だな。吹田順助」
黄瀬くん「どういう意味っスか!?ていうかだから誰っスか!?
     け…け…ケースバイケース」
真ちゃん「…本当に性格が出るな。す、周布政之助」
黄瀬くん「聞いたこともないんスけど…。けー…け…け…ケータイ」
真ちゃん「お前が言い出したのにもうネタ切れか?
     井伊直弼  これならお前にもわかるだろう」
黄瀬くん「また「け」って!緑間っちわざとやってないスか?」
真ちゃん「フン、もうないだろう。無理しなくていいのだよ」
黄瀬くん「……「け」…ねぇ…。……あるよ。」

黄瀬くん「結婚しよう?」

黄瀬くん「緑間っちー「う」っスよー」
真ちゃん「…、………」

黄瀬くん「う〜」
真ちゃん「…………………」

黄瀬くん「みーどりまーっち 「う」、」
真ちゃん「……うるさいのだよ!!!」

黄瀬くん「え、ちょ!どこ行くんスか!ここは「うん」で終わるとこでしょ!」
真ちゃん「うるさいのだよ!!」

71ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/12/04(火) 23:03:22
272 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/11/29(木) 20:03:47.15 ID:???
申し訳ありませんが黄緑プロポーズSS投下
続いてすいません、すいません! 以下下げます



19歳の黄瀬の誕生日を初めて二人きりで祝ったのが始まりだったと思う
黄瀬から毎月決まった日にバラが一輪づつ届くようになったのは
今まで送られたバラは全部で11本
12本目が送られるはずだった黄瀬の20歳の誕生日、どうしても!と本人のリクエストでドライブに出かけたのだ

「着いたっすよ緑間っち!」
ずい分走って着いたこそは、高原にある小さな白い建物だった
「綺麗でしょ?撮影でここに来て一目ぼれっす!
次に来る時は自分で愛車運転して緑間っちと来るんだって決めてたっす!」
これまた彼が一目ぼれして買ったと自慢していた深緑の車から手を取って降ろされた
「何度も言うが、そんな事は女性にすべきなのだよ」
「何でですか?俺は大事な人を大事に扱っているだけっすよ?」
心底不思議だという顔をされてしまった。
最近すっかり男らしくなってきた表情が、出会った中学の頃にもどってしまう
「せっかくの顔が台無しだぞ・・・」
「えっ?俺の顔が好みって事っすか?」
「そういうこっちゃないのだよ!」
図星の顔を見られたくなくて俺は建物に向かってズンズン歩いていく。

建物の扉に着いた俺を黄瀬が呼んだ
「緑間っち!!」
「何だ!」
後ろを振り返った俺に向かって黄瀬が何かを高く放った。
見覚えのある黄瀬の体勢、何度も見たその物質が描く高い放物線
これは、俺の・・・、黄瀬がコピーしてみせた俺の3P・・・!
そしてバラのブーケが狂いなく俺の手元に届けられた

273 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2012/11/29(木) 20:07:35.80 ID:IVysPyk7
それは黄瀬から今まで送ってきたバラと同じ種類、本数は11本
「花嫁のブーケっすよ」
いつの間に距離をつめていたのか
俺を囲い込むように扉に両手をついた黄瀬の顔が目の前にある
隠し切れない高揚と、少しばかりの心配を混ぜた真剣な顔が目の前にあった

「ここで撮影したのって、ブライダル特集っす。そん時、ブーケの由来を教えてもらったんす
色んな意味をバラ12本に託して男がプロポーズする、OKなら女性がその中で一番大事だと思う意味のバラを
1本返す・・・これがブーケの始まり」
「お、俺は・・・」
少し下からキスを送る黄瀬は俺を俯かせないようにする
「俺、去年誕生日祝いに緑間っちを貰ってから、ずっと考えてたんすよ。俺も同じだけあんたに渡したい。
俺をあげたい。何より、もう緑間っちを誰かに渡せない。離れていられない。・・・だから緑間っち」
片膝をついた黄瀬が目の前に真紅のバラを一輪差し出した
どんなに花言葉にうとい人間でも間違えようのないそのバラの花言葉
「愛しています・・・結婚して下さい」
そのバラを飾るレースのリボンには、バラと同じ真紅のルビーの指輪が結び付けられていた


あの3Pコピーには思う所がありすぎなんですが、今日のプロポーズ特集で
これなら!と思ったので書きました
失礼しました!!

72ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/12/04(火) 23:04:17
643 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/12/03(月) 04:11:30.94 ID:???
ヌルい火緑エロ投下
エロ本番は無理でした
真ちゃんも火神君も殆ど喋りません





所謂恋人と呼ばれる存在である男に夕飯に誘われ、二つ返事で了承したのは1時間前。
待ち合わせをして近所のスーパーで共に買い物をしたのが30分前。
食材を抱えてこの男が一人暮らしをしている部屋に着いたのが5分前。
玄関脇の壁に押し付けられ、喰うように唇を重ねられたのはその直後。
そして今。
「ぅ…っく、は…ぁ…」
男…火神と玄関のドアに挟まれるような形で手荒な愛撫を受け、みっともない声を漏らしている。
玄関で、まだ靴も脱いでいないというのに、俺達は何をしているのだろう。
既に寛げられたスラックスは足元に落ちてしまっている。
ドアに額を押し付け、その冷たさで冷静になろうと試みるも、
下着の上からやわやわと性器を揉まれてはそうもいかない。
性器の形を確かめるように指でなぞり、大きな手のひらで覆うように揉む。
布越しのもどかしい刺激に耐えるようヒクリと喉が震えた。
見なくとも、己の性器が完全に勃ち上がっている事は感覚で分かる。
あらゆる刺激にピクピクと反応を示すそれの、己の物とも思えん素直さが憎い。
下着の中に手が潜り込み、直に触れられた時は歓喜に震えた。
先端に布を被せたまま竿を扱き、睾丸を揉む。
次第に強く激しくなる刺激に膝がガクガクと笑い、立っている事が辛い。
力が抜けていく下半身を支える為火神に寄りかかると、丁度尻に奴の猛ったモノが当たり、身体がビクリと跳ねた。
その反応が面白かったのか、奴はワザと後孔にモノの先端が当たるように腰を動かす。
慣らしもしていない孔に、しかも下着越しに、先端がめり込むのではないかと
思う程強く性器を押し付けられ、恐怖に喉が鳴る。

644 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/12/03(月) 04:13:05.37 ID:???
続き






流石に駄目だと思い、俺の前に回されていた腕を掴み、首を振る。
首だけ振り向き、これ以上は嫌だと、意志を込めて睨み付けた。
だが奴は馬鹿だった。
「あ、悪ぃ。慣らさねえと入らねえよな」
睾丸を刺激していた手をそのまま後ろに回し、後孔の縁を俺の先走りで濡れた指でくるりと撫でた。
違う。いや違わないが、慣らすのは良いが、このまま玄関でするつもりか。
鍵が掛かっているとは言え、正気の沙汰では無い。
罵倒してやろうと口を開いた瞬間を見計らったように体内に指が侵入した。
「んぅ…っ」
慣れない異物感に沸々と汗が浮く。
火神に腰を突き出すような体勢で目の前のドアに縋る。
背中を丸めて異物感に耐えていると宥めるように背中に口付けが落とされた。
少し捲られただけで上半身はしっかり服を着たままだった為、感触は殆ど感じられない。
「本当悪ぃ…辛いかもしれねえけど、マジ止まんねえ」
背中に口を付けたままそう宣う奴の切羽詰まった声を聞き、俺は抗う事を諦めた。
クチクチと鳴る湿った音を他人事のように聞きながら、今日泊まる為の親への言い訳を考え始めた。


この後は立ちバックだったり駅弁だったり
買った食材は玄関の上にちゃんと置いてます

73ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/12/14(金) 21:24:08
64 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/12/06(木) 03:03:40.99 ID:???
真夜中にこっそり。
前スレで真ちゃんの処女を誰がもらったのか(意訳)という話になっていたので青峰さんにもらっていただいた
以下青緑SS 誰か青緑くれ…ださい!





夕焼けに染まる部屋のなかで、荒い呼吸音だけが耳に届く。
絶頂を極めたばかりの身体はただひたすら酸素だけを欲している。
自分と違う吐息に視線を僅かに上げると、甘く溶かされた青い目が柔らかく微笑んだ。

明かりを全て消してほしいと言ったのは緑間で、点けておきたいと言ったのは青峰だった。
見られるのが恥ずかしいという気持ちと恋人の姿を目に焼き付けておきたい気持ちは等しい重さだったが、
何も見えねぇのはお前を傷つけちまいそうだからと言われてしまえば、緑間にはそれ以上明かりを消してとねだることは不可能だった。
バスケットボールによって手のひらが固くなった大きな手は、緑間の想像よりもはるかに優しく丁寧に緑間の身体を開いた。もし緑間の指の爪があと2ミリ長かったら、快楽に自我を失った彼によって今頃青峰の背中には赤い痕が残っていただろう。
それでも本来受け入れるべきではないところへ男の性器を受け入れた衝撃と圧迫感は多大なる痛みと苦しみを、青峰と緑間に与えた。
それなのに。

いざ事を終えて思い出してみれば、ただひたすら愛され、甘やかされていたことしか覚えていない。
腿の内側をあやすように撫でられ、いつもよりかすれた声に名前を呼ばれ、首筋を左手を解けだすくらいの熱い舌でなめられ、すがった背中の暖かさにいつのまにか全てを委ねていた。

「緑間」
身体に残る熾き火がトロリと熱を孕む。
頬を触れ合わせたままで耳に吹き込まれた低い声が、耳朶をくすぐる吐息が身体に残る熱を再び高めていく。
その声と頬に当たる柔らかな感触が、のちの緑間のお気に入りとなることを、今の2人はまだ知らない。

74ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/12/14(金) 21:25:05
536 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/12/10(月) 02:08:26.89 ID:???
昔書いた高緑を発掘したので投下
二人がグダグダ喋ってるだけです





真横を見る。
隣りを歩く男の顔は視界に入らない。
一歩離れると見上げなくても顔が見える。
でも離れるのは嫌だから、今日もオレは少し見上げる。
緑間を見下ろしたいとまでは思わないけど。

「あー、オレももうちょっと身長欲しい…」

最近特に強く思う。
オレだって別に小さくはない。
平均よりは高い方だし、多分これ以上成長すると生活が不便になるだろう事は想像がつく。
それでも今現在、この身長では支障をきたす事があるのだ。
首を傾けるとゴキッと鈍い音が鳴った。

「最近マジ肩凝りになってきてんだけど」
「肩凝りの原因は運動不足なのだよ」
「いやいやいや、全然不足してねえよ。鬼の様な運動量だよ。つか、お前のせいだっつの」

不満を手っ取り早く表明する為に軽くローキックをかました。
膝カックンにでもなれば面白いのだが、残念ながら奴の膝は位置が高い。
脹脛辺りに当たったそれは大した威力も無いが、緑間は多少気分を害したらしい。
眉間に皺を寄せて睨みつけてきたので、それに拗ねたような表情で返す。
最近気付いたが緑間は拗ねられる事に弱い。
偏屈でわがままで自分勝手な唯我独尊野郎だが、意外と面倒見は良い方のようで、
庇護欲を煽ってやればそれなりに折れる事もあるのだ。

「……何故お前の肩凝りがオレのせいになるのだよ」

今回も自分が折れる事にしたらしい。
眉間の皺は取れないが、溜息を吐いてオレのローキックは不問とされた。
妙な所が素直で、まったく可愛いとしか言いようがない。
口が笑いそうになるのをグッと堪えた。

537 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/12/10(月) 02:09:24.15 ID:???
続きです




「オレ、いっつもこう見上げてるっしょ?コレ結構首に負担かかるんだよね」

多少わざとらしく、いや、分かりやすいように大げさに見上げてみる。
すると緑間はパチリと瞬きをした後、微かに首を傾げた。

「お前そんなに小さかったのか?」
「ちょっ、真ちゃんがデカいの!デカ過ぎんの!!失礼な!」
「……お前も十分失礼だと思うが」
「お互い様っしょ、小さいとか……。見てろよ!後10cmは伸ばしてやるからな!」
「何だその微妙に低い目標は。それでもオレの方が高いのだよ。何も悔しくないな」

眼鏡のブリッジを押し上げながら、呆れたように見やる。
物理的に見下ろされている分、若干馬鹿にされている感がある。
別に肩凝り解消の為だけに身長を伸ばしたい訳じゃない。
今のままでは緑間との距離が遠いのだ。
具体的に言うと、キスしたいと思った時とか。他諸々。
だがどうやら緑間はそんな事は全く感じていなかったらしい。
自分だけが欲しているようで少し悔しかった。

「くっそ、明日から牛乳飲もっかな…」
「……昔、紫原がまいう棒には成長作用があると言っていたな」
「マジで!?まいう棒凄ぇ!!」
「冗談に決まっているのだよ、馬鹿め」
「だぁぁあ、ムカつく!この野郎キスしてやる!!」
「何故そうなる!?止めろ馬鹿!」

勢いに任せて跳びついてみたが、やはり簡単に止められてしまった。
色々と悔しいので明日からの日課に牛乳2本を追加しようと思う。
緑間に頭を押さえられつつ、オレは決意を固めた。

75ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/12/14(金) 21:25:56
604 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/12/11(火) 01:52:27.47 ID:???
ソイネミネを目指した青+緑SS 入ってないし付き合ってない 若干モブ→緑要素ありかもしれません。





「おい…誰か起こせよ」
部屋中の人間の気持ちを代弁した声が聞こえる。
「無理…俺は無理…」
矛盾するようだがこちらも部屋中の代弁だった。
彼らの目線の先では、健やかな寝息が聞こえている。


その日、帝光中学校は修学旅行に来ていた。
消灯前の思春期の男子達が集まっていてやることといえば選択肢はそう多くない。
青峰と緑間のクラスの男子達も多分に漏れず、校内で気になる女子を言いあったり(校内で1番の人気と言えば桃井さつきなのだが幼馴染の青峰に気兼ねしてかこの話はあまり盛り上がらなかった)、
誰かが持ち込んだグラビア雑誌やエロ本を皆で見たり、彼女持ちのクラスメイトをからかってみた後、最後に行き着いたのは枕投げだった。
ディフェンス不可能な点取り屋は枕投げにおいても防御不可能だったらしく、次々と相手チームを沈めていた青峰の顔面に高い軌道を描いて枕が落ちてきたのは、ゲームも佳境に入った頃だった。
なるほど、彼の枕レンジは部屋全てなのか、と同じクラスのバスケ部員が部屋の入り口を見やる。
「ぶほっ!!てめぇ何すんだ緑間!」
「見周りの先生が来るのだよ」
試合終了のホイッスルは、こうしておしるこを買いに外に出ていた彼からもたらされた。
この日一番の機敏さで、彼らは布団を直し、枕を戻し、床に就く。一番入口に近い人間が部屋の電気を消し、布団に滑り込んだ瞬間、見周りの教師ががらりと襖を開けた。
壮年の男性教師も心得たもので「静かにバレないようにしろよ」と声をかけて去っていく。
この日、中学バスケット界最強のエースと最高のシューターをそれぞれ擁したチームの戦いは、第7Qにまで及んだ。



そして問題の朝が訪れる。
そもそも中学生としてが規格外の身長を持つ青峰と緑間は宿の布団では足が出てしまうため、縦に延べた布団の下側に更に横に布団を並べて尺を足してある。
そのため2人の布団は仲良く並んでいたのだが、早朝、たまたま用を足すために起床時間より早く起きたクラスメイトが見た、その特別仕様の布団の上の住人達は。
なぜか、右側を下にして眠る緑間を後ろから青峰が抱きこんでいる状態で眠り込んでいた。
その密着具合たるや、どうみてもはいってますありがとうございましたと言わんばかりである。
更に間の悪いことに、いささか空調が利きすぎている部屋で更に後ろから人間湯たんぽで温められているせいか、暑苦しさから緑間の着ている浴衣は裾が乱れていた。
露わになっている太ももは、絡んでいる日に焼けた青峰の太ももとのコントラストが眩しいほどに白い。
肝心?の腰のあたりが布団に隠れているせいで、ますます想像を掻き立てる。
緑間の首筋に半分顔をうずめてすやすやと青峰が眠る一方、緑間の暑さにうなされているせいで眉間にしわの寄った苦悶の表情は、
なぜか昨夜のエロ本のどの女性よりも若い彼らの身体を刺激した。
起床時刻の10分前、緑間の携帯のアラームがなるまで若き少年たちはただただ見つめることしかできなかったのである。


余談ではあるが、3泊4日の旅程を終えた帰りの新幹線のなかで着席後おやすみ3秒をしたのはいずれも青峰、緑間両名のクラスメイト(男子限定)だったという。

76ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/12/14(金) 21:27:00
907 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 01:19:24.84 ID:???
星を見る赤緑の超短文投下です




『真太郎は星に何を願う?』
耳元の小さなスピーカーから聞こえる声は優しく問うた。
「…何も願わないのだよ」
願った所で、星には願いなど叶えようもない。
望みが無いではないが、その殆どは自分で叶えなければ意味のない事だ。
自分で勝ち取れない望みなど抱いていない。
問われて返せば、クツクツと笑う声が機械の向こうで響いた。
『真太郎らしい答えだとは思うけどね。少し寂しいな』
「寂しい?」
『そう、寂しい。…真太郎、本当に願いは無いか?』
ああ、コイツは何が何でも自分に願いを言わせたいらしい。
願い。星にかける願い。
奴にはきっと既に答えが見えているのだろう。
『口に出して言ってごらん。手を伸ばせば得られる物も有る』
耳朶を打つ声はどこまでも優しく、だが強制力に満ちている。
目を閉じれば、浮かぶのは星空ではなく声の主の姿だ。
――ああ、そういう事か。
「そうだな…」
この願いは星には叶えられない。
だが、きっと、口に出せば叶ってしまうのだろう。
家の前の電信柱の陰で人影がモゾリと動いた。
「お前に…赤司に会いたいな」

77ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2012/12/25(火) 01:58:11
78 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/12/15(土) 23:58:47.65 ID:???
トンギリすみません
ナンバーにゃんにゃんスレにネコミミしんちゃんでにゃんにゃんを書かないといけないと思ったんだ…
ということでネコミミ宮緑SSです 多分宮地さんは大学生で1人暮らし中。真ちゃんにネコミミ+シッポ生えてますのでご注意ください



珍しくアポなしでやってきた緑間は、珍しくパーカーを着ており、なぜかフードをかぶったままだった。
お邪魔しますと丁寧に靴を揃えるソイツを部屋に入れるとようやくフードを脱いだのだが。
「は…?」
つい最近、ムカつく後輩からムカつく恋人へと昇格したそれはそれは顔だけは恐ろしく綺麗な男の頭には、なぜかネコミミが付いている。
おは朝のラッキーアイテムが猫耳カチューシャだったのかでもお前それ学校でしてたんじゃねーだろなそんな姿他の奴らに見せたのかマジで轢くぞと手を伸ばすと「にぎゃっ」と可愛くない声。
「え…?」
掴んだその白い毛並みは暖かく、手の中でプルプルと震えている。
「本、物…?」
痛みから涙目になった緑間をじっと見つめる俺を現実へ引き戻すように、緑間の背中の向こうで白いシッポが見えた。



なんで?どうして?
そんな大量の疑問符はパイナップルと一緒に遠くへ投げ捨てた。
「みや…じ、せんぱっ… っぁ…!」
ベッドの端に腰かけた俺の上で、緑間の腰が妖しく揺れる。
押し倒したらシッポが痛いとわめいたのは自分の癖に、跨っているこの体勢が恥ずかしいらしく、緑間はいつもより頬を赤く染め、目を潤ませている。
「…何だよ」
ナカの締め付けが殊更よくて、気を抜いたらもっていかれそうなのをこらえる。
目の前に晒された首筋に舌を這わせればさらに揺れる腰を、片手で支えた。
「言いたいことがあるならちゃんと言えよ」
猫の耳としっぽがあっても、ちゃんと喋れるはずだ。


「…っイかせ、て…っ くだ、さいにゃ…っ」
腰にまわした手にしなやかに絡みついたシッポが、誘うように揺れた。

78ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2013/02/02(土) 15:25:28
681 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/01/31(木) 16:10:12.26 ID:???
誕生日関係無いけど黒緑SS投下
黒子さん誕生日おめでとう






フワフワと浮き上がるような浮遊感を感じる。
体が言うことをきかず、沈み込むような感覚を覚える。
矛盾する体の感覚に、思考すら纏まらない。
頭も体も働かない。そんな中、傍に有る体温が心地良い。
…体温。
違和感を感じ、うっすらと瞼を持ち上げる。それだけの動作すら酷く億劫だ。
焦点が合わずぼんやりとした視界の中で、異彩を放つ緑色だけが何なのか認識出来た。
「……緑間、くん?」
掠れた小さな声だったが、何とか相手には聞こえたようだった。
緑色が少し近付き、先程よりハッキリとその姿を捉える事が出来た。
「目が覚めたか。体は動かせそうか?」
「はい……あ、いえ、無理そうです」
情けないが、指先一つ動かせる気がしない。
正直にそう告げると頭上の緑間は重い溜め息を吐いた。
「すみません――あの、この状況はどういう事ですか」
詫びついでに質問してみると、緑間はその端正な顔を思いっきり歪めた。
苦虫を噛み潰したような顔の見本として教科書にでも載せたい位だ。
「シャトルランの最中にお前が倒れたのだよ。疲労と、軽い熱中症だ」
「はぁ…それで緑間くんが膝枕をしてくれていた、と」
膝枕という単語に、頭の下にある緑間の足が跳ねた。
「今日は間の悪い事に桃井がいない上に、赤司は少し遅れているからな。
適当に冷やして隅にでも転がしておこうかとも思ったが…それでは踏まれてしまいそうだったのだよ」
わざとらしく顔を逸らし、カチャカチャと無意味に眼鏡を押し上げる。
どうやら今更照れてしまったらしい。微かに見える耳が仄赤い。
「そうですか…ありがとうございます」
「赤司が来る前には動けるようになっておけ。お前だけ特別メニューを組むと言いかねん」
「死にますね」
「ああ、追い討ちなのだよ」
あまりに容易に想像出来る未来に一層目眩が酷くなった気がして目を閉じた。
「まあ、精々頑張れ」
クツクツと笑う緑間が憎らしい。
だが頭からジワリと感じる彼の体温はやはり心地良く、何とも言えない気分になる。
少しだけ体を起こして水分を取り、また緑間の足を枕に横になった。
緑間はそれに文句も言わず、体調が戻るまで付き合ってくれる気のようだ。
こうなったらとことん巻き添えにしてやろう。
そう心に決めて、硬い枕に頬を寄せた。

79ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2013/02/22(金) 00:47:01
193 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/03(日) 08:58:43.08 ID:???
バレに滾った紫緑SS でも出て来るのは紫+桃のみ
バレ+バレ部分の詳細を捏造してるので注意
分割投稿します





勉強は面倒くさい。
学校で勉強しても英語を話せるようにはならないし、数字やグラフと格闘するのも面白くない。
所謂暗記科目は稀に興味を引く事もあるけれど、授業が進むと興味の無い話に移り変わってしまう。
先々困らない程度に、かつ大人に叱られない程度に出来ればそれ以上は必要ない。
そう、思っていたのだけれど。

人混みの後ろから廊下に張り出された紙を覗き見る。
特に苦労もなく見る事が出来たそれは、先日行われた定期テストの順位表だ。
一位二位と、良く見知った名前が並んでいた。
この2人は入学以来その順位以外に名を書かれた事は無い。
(あららー、ミドチン今日は不機嫌さんかも)
いつか赤司に勝つのだと息巻いている緑間は、残念ながら今回も二番手に甘んじる結果となっていた。
そこから十数人隔てた所に己の名前を発見したが、それには特に高揚も落胆も無い。
無感動に己の結果を眺めていると、ポンと軽く背中を叩かれた。
「ムッ君おはよ!結果どうだった?…って、ムッ君は心配要らないね」
明るく声をかけて来た桃井は愛らしい顔に苦笑を浮かべている。
おそらく彼女の幼馴染みの結果を先に見て来たのだろう。
この様子では相変わらずの結果だったようだ。
「おはよー。うん、前よりちょっと良かった」
「そっかぁ、おめでとう!ムッ君って何気に凄いよね」
じゃあコレはお祝いね、と言って渡してくれたまいう棒は礼を言ってありがたく受け取った。
ふと順位表に目をやると、自分の名前の下には前回より10点程高い点数が記されている。
(「勉強は人事を尽くせば結果がついてくるものなのだよ」)
数日前の緑間の言葉を思い出し、口元が弛んだ。
「だってオレ、すげー勉強してるもん」

194 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/03(日) 09:01:20.36 ID:???
続き
引き続きバレ注意です






勉強を好きになったわけではない。
しかし、勉強を口実にすれば緑間と二人きりの時間を持つ事が出来た。
それは酷く魅力的で、他に口実を持たない己はそれに縋った。
幸い頭の出来は悪くなかった為、勉強自体に苦労する事はなかった。
初めは短時間だったそれがみるみる長く延び、勉強時間に比例して右肩上がりになった成績は
今や自分を文句なしの上位に据えているが、それ自体はどうでも良かった。
勉強をすれば緑間と二人きりになれる。
そんな人参を鼻先にぶら下げられて、従っていたにすぎない。
しかし最近、口実が必要な関係にもどかしさを感じていた。
勉強は面倒だけど苦ではない。
が、そんな物が無くても二人きりでいたい――そう思うようになっていた。

「……ミドチン鈍いからまだ無理かなー…」
「?ムッ君何か言った?」
「…んーん、何でも無い。ちょっとミドチン慰めて、ついでに褒めて貰ってくるー」
小さな独り言は聞き咎められる事なく地面に落ちた。
不思議そうな桃井を置いて、背中越しにひらりと手を振り、緑間の教室へと足を向けた。

今はまだ、時期じゃない。
もう少しだけ待ってあげようと思うのだ。
緑間の中に自分と同じ感情が芽生えている事を知っているから。
それが成長するまでもう少し、口実にお世話になろう。
(オレ、人事尽くすからね)
視線の先、教室の中に見つけた一際目立つ緑色に自然と表情が綻んだ。

「おはよーミドチン」

80ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2013/02/22(金) 00:48:00
755 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/20(水) 19:23:42.31 ID:???
赤緑はリムジン辺りにしませんかww
人力車とか馬とか馬車とかは笑ってしまうw

青緑と火緑は大型バイクっぽい
この2人が大型乗ってたら格好良すぎて惚れる

790 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/21(木) 00:18:54.26 ID:???
>>755を見て滾った。青緑SS モブ視点。未来捏造。





インタビューの場所に指定された都内の某ホテルに、青峰選手は颯爽と現れた。
高校卒業と同時にアメリカへ渡った彼も、今やすっかりスター選手の仲間入りを果たしている。
数時間のインタビューは適度な緊張感を保ったまま無事終了した。

会社に戻るついでに送りましょうかと問えば、既に迎えを呼んであるという。
「お、来た」
ドイツ語で戦乙女の意味を持つバイクはその名に違わぬ美しいフォルムで、初夏の陽光を反射する。
そのバイクを駆ってきた人物は、びっくりするほど長い手足だ。
「突然呼び出すとはいい度胸なのだよ」
シルバーメタリックのフルフェイスから現れた顔は、戦場でばったり会ってしまったら思わず魂を捧げてしまいそうに美しい。
こっちが本当のワルキューレなんだろうか。
「別にいいだろ?どうせこのあと俺んち来る予定だったろうが」
「…帰りはお前が運転するのだよ」
じゃあ、と来た時よりも爽やかに別れのあいさつを告げられ、慌てて頭を下げた。
きっかり45°下げた頭を上げると、青峰選手のお腹に後ろから長い腕がキュッとまわされていた。
相当仲がいいんだろう。


そういえば。
インタビューも終盤、戯れのように趣味であるバイクに関して質問したところ、妙に意味ありげな笑みを浮かべていたなと思いだす。
「俺の運転は荒いらしくて、しょっちゅう文句言われんだよ。」
お友達にですか?と促した先の、口角を片方上げた表情は今思えば肉食獣のそれだった。
「文句言う割には俺の運転好きなんだけどな。突き上げられる感覚がたまんねーらしいわ」
あからさまに含みを持たせた発言に気付かなかった自分にGJを贈りたい。今気付いてしまったけれど。


遠ざかるバイクの、後ろに乗る人物の腰を思わず眺めてしまったスポーツライターに罪はない。

81ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2013/02/22(金) 00:49:18
811 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/21(木) 17:35:02.24 ID:???
話切るようですいません
>>794さんからこっちのスレの流れで妄想SS投下します
出るのはほとんどモブです 指先ほど高、黄、赤、紫が登場します







ここにひっそりと一軒の店がある
看板さえ出ていない店だが何故かある種の人間には強烈な引力を放つ
どういう人間か、それは一言で言えば上流に属している人間だ
本物を見分け、本物だけの世界に住むに相応しい人間達
その人間達が惹かれてやまない店、その実態は、一見さんお断りの会員制汁粉バーであった
気品と静寂に包まれた店内では今日も寡黙な青年バーテンダーが一人
カウンターでお汁粉を客に供している

夜に入ったばかりの午後7時過ぎ、一人の客が店のドアを開けた
この店では客の入店を知らせるのはドアの開閉の音のみだ
だがピアノを嗜む青年バーテンダーの耳はその僅かな音を聞き逃さない
輪島塗の汁椀を磨いていた青年は客を確認すると
軽く緑の目を緩め翡翠の髪を揺らし会釈をする
それを受けた客も軽く会釈を返し席に着く
この店では誰も青年に客に対する挨拶を強要したりしない
どの席に着くと決まっていない客でも席に着けば
既に青年は注文を受ける体勢で待機している
この接客態度こそ彼が客を粗雑に扱っていない証拠だからだ
常日ごろ嘘や駆け引きや汚い媚を含んだ言葉を聞き飽きた人間には
余計な言葉は邪魔だ

どの汁粉にするのか?と青年の眼差しが問いかけている
今日は疲れすぎていてこれという汁粉を思いつかない
客はそういえば青年のお任せで汁粉を楽しんだ事がないな…とふと思った
「お任せで」
「承知いたしました」

客が知るバーテンダー内でも青年の見目は美しく賞賛に値するが
特に素晴らしいのは声だ
知的な硬質さがあり涼やかなくせにどきりとさせる色気と隠している感情が滲む
人間の声や言葉に疲れ果てたこんな夜は彼の声に身も心も浸りきってすごしたい…
そう、彼の声とは正に彼が奏でるピアノの音と質が同じなのだと
店の端に設置されたピアノを見て思った

812 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/21(木) 17:45:16.31 ID:???
※ 続きます





「お待たせいたしました」
彼の白い整った指先が黒い輪島塗の汁椀を目の前に置いた
蒔絵が品よく配置された高級品の椀よりも白い指先の方が美しいと
何度見ても感嘆のため息が出てしまう
それを疲れからのため息だと青年は勘違いしたのであろうか珍しく声をかけてきた
「…あまり無理をしないで欲しいのだよ」
心配させてしまったかと少し心苦しく思うが彼に心配されるのは
正直くすぐられるような嬉しさがあった
だからつい好い気になってしまったのだ
大丈夫だと示すように目の前にあった彼の左手に自分の手を乗せて軽く2回たたく
静かだった店に席を立つ音が瞬時に響き渡った

「何勝手な事してんだよ…真ちゃんの手に誰に断って触ってんの?ホント何?」
目の鋭い青年が嘲りと怒りの笑みを浮かべて客の手をひねり上げる
「やっていい事と悪い事があるんスよ…ここの常連なら弁えてると思ったのに
…駄目駄目っスね」
薄暗い照明にも映える美しい青年が椅子毎客を後ろへやり青年と引き離す
そして椅子から立ち上がった客の前に風格を持って赤毛の青年が立つ
まるで客をバーテンダーの目に入れるのを拒むように…
「解っているな?君はこの店の禁忌に触れた 
残念だが今日この日を以って会員資格は剥奪だ」


待ってくれ、もう二度とうかつな事はしない、何とかと言い募るが聞いてもらえない
せめてもう一目と抗うが背を押す紫の髪を持つ巨躯からはもう向こう側が見えない
青年の怒気と共にドアから出され、手を離された瞬間に
わずかに見えた店内で見たもの、それは…

おしおきだよね〜 どこか甘える声音がドアから遠のいていった


客は諦めきれず後日その店を訪ねてみたが、そこには別の店が営業をしており
前の店は移転したようだと聞いた
伝をたどりかつて会員だったという人物に話を聞いた
あの汁粉バーは会員のうち一人でも会員資格を剥奪されると
そのたびに店の場所を移すのだという事
しつこくその移転先などを追う人間は
まるで罰だといわんばかりの不都合に見舞われるという事



ひっそりと存在する一軒の汁粉バー、彼らが看板さえ出させない
その店の名は「Green Eyes」
これを知るのはバーテンダーと彼を囲む青年達だけである


終わります 笑っていただけたら嬉しいです

82ラッキーアイテムは名無しなのだよ:2013/02/24(日) 15:38:36
973 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 00:50:47.78 ID:???
脱がぬなら脱がせてみせよう真太郎

974 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 00:54:02.65 ID:???
脱がぬなら 脱ぐまで待とう 真ちゃんを

975 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 00:57:01.01 ID:???
脱がぬなら 無理やり脱がす 緑間を

976 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 01:07:02.48 ID:???
脱がぬなら 服を破こう ミドチンの

977 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 02:57:07.69 ID:???
脱がぬなら 一緒に脱ごう 緑間っち!

978 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 03:32:52.48 ID:???
脱がぬなら 轢くぞ緑間 ふざけんな

979 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 03:36:17.95 ID:???
脱がぬなら 着たまましましょう 緑間くん (字余り)

980 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 03:48:17.39 ID:???
脱がぬなら それでもええよ? 緑間クン



987 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 04:12:08.73 ID:???
脱がないが 嫌なわけでは ないのだよ



991 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 04:22:32.73 ID:???
脱がぬなら その気にさせよう このモブが


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