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聖母戦士マタニア

1無明:2012/08/28(火) 02:17:01
登場人物(現段階)
聖子(26) 突如、異世界に召喚された妊婦。聖母戦士マタニアとして戦う運命を背負う。
マリアン(14くらい?) 聖子を召喚した少女。豊かで平和な国、ビルスの王女にして巫女。
バアル・ムゥ マリアンたちの住む異世界を滅ぼそうと企む魔王。恐るべき力を持つという。

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「はぁ、坂道を登るのも大変ねぇ」
夕暮れ時。スーパーからの帰り道。夕飯の材料が入った買い物袋と立派に大きなお腹を抱えて聖子は坂道を登っていた。
この坂道を登りきれば、自分の住むマンションまでもうすぐである。聖子は夕飯のメニューを考えながら一歩一歩進んでいた。
その時である。
「(ついに見つけたわ・・・!)」
「え・・・?」
ふと誰かに呼ばれたような気がし、あたりを見回す聖子。しかし聖子以外に誰もいない。
「気のせいかしら・・・?」
首を傾げ、坂道を登ろうとする聖子。
「(見つけたわ、マタニアの戦士・・・!)」
今度ははっきりと聞こえた。響くように頭の中で直接聞こえた。
「誰、誰なの・・・?」
再びあたりを見回す聖子。すると周りの景色が一変し、急に足元に穴が出来たかのように聖子は落っこちた。
「いや!!」
とっさにお腹を庇う聖子。ぐらぐらと回転しながら、落ちて行く。気がつくと一糸纏わぬ姿になり、乳房も尻もお腹をぶるんぶるん震わせながら落下してゆく。
そして何か水中に落っこちた。がぼがぼと慌てながら水面にあがる聖子。なにやら広々としたプールに彼女は落ちてしまったみたいだ。急いでプールサイドまで泳ぎ、水からあがった。
げほげほと咳き込む聖子。ふと目の前に人の気配がし、見上げた。
そこには少女がいた。派手な冠と杖を持ち、白いローブを着たあどけない少女だった。そして少女は嬉しそうに口を開いた。
「ようこそ!マタニアの聖なる戦士よ!あなた様こそ、世界を救う救世主です!」

59マタスイを更新していただけると嬉しいです:2012/09/12(水) 06:52:47

「ミラさま!」
1人の慌てた真面目そうな人魚が聖子たちに気づき、やってきた。
「ミラ、さま?」
「はぁ、はぁ、はぃ、実は、私は、マーメイの、長です。」
「え〜〜!」
聖子は只の案内役だと思っていたため、とても驚いている。

60名無しさん:2012/09/13(木) 23:59:26

「だからあれほど私たちが迎えにいくといったのですよ。」
「はぁ、はぁ、私の、付き人で、セキ、といいます。」
近くにやってきた頭の固そうな人はミラの付き人らしい人は、セキと言うらしい。

「ここよりは、神殿のほうがいいと思うので、皆様も神殿の中へおはいりください。」
ミラを抱えてセキが神殿に入っていくため、ついていく。

61:2012/11/20(火) 14:14:54
神殿に運ばれたミラは、水深の浅いプールの中に入れられた。
大きなお腹が、水面にぽっこりと出ている。
「はぁはぁ、うぅーーーん!!」
プールの縁にもたれて、必死に息む彼女の尾びれの穴からは、まるまる太った胎児の尾びれが半分ほど飛び出していた。
「ミラさまはいつからこのような状態で?」
「私たちを迎えに来た時に産気づいたみたい。みんなで手伝ったんだけど、あれ以上出て来ないの」
セキの問いかけに、セイコが答える。

62名無しさん:2019/09/15(日) 00:08:19
それに続けてマリアンが答える。
「それで、私達だけではもう、それ以上はどうしようも出来なくなったので、皆様の手を借りようと思って、ミラをこの国に戻すことにしたのです。」

それに対して、セキが、
「そうですか・・・・・・・・・・・・。」
と答え、そして、こう続けた。


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