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【安価】やる夫は誰かのために戦うようです【R-18】

1 ◆x0SRSoJXe. :2018/11/18(日) 22:14:42 ID:NOfdPGR20

   ∧ `i¨ヽ   i   i  γ⌒ヽ`i¨ヽ `i ̄'`| ̄`ヽ.  .i\ i\
  _/,,∧ ├く    ∧ .∧ {{   }}|-く. ├一.|    }  .| | ヽ| .:iヽ
. _/_   ヘ_jL \__/ ∨ ∨ヽ、__ノ jL \」__.,イ!____ノ   | | .:| | ヽ
                    γ⌒ゝγ⌒ヽ `i¨ヽ `i ̄'\‐┘ー, .| └─:\
                   {{   {{   }}├く ├一. ¬┌ .:| ┌─'′\
                    ヾ、__.イ ヾ、__ノ .jL \」_イ   j_.L._j__L      )\

●この作品は株式会社フロム・ソフトウェアによって平成18年12月21日に発売された、『アーマード・コア4』の二次創作作品です

●原作との相違点も多く、作者の知識の至らない点は自己解釈によって補われています。あらかじめご了承ください

●この作品はフィクションであり、実在する人物・地名・団体とは一切関係ありません

4515 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:12:46 ID:M1jcoGRQ0

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そして、追撃の一撃を見舞おうと迫りくるロストワードに対し、
プライマルアーマーの復旧から間髪入れずにアサルトアーマーを起動した。

肉薄しつつあったロストワードを巻き込み、圧縮され、解放された
コジマ粒子が圧倒的な破壊の渦となって周囲へと広がっていく。

内部機関が露出していたためか、自身のアサルトアーマーに耐え切れず、
ブレードが遂に火を噴いて応答を停止した。操作を受け付けなくなった
刀身の柄を手放し、とうとう徒手空拳となって敵機と向き合う。

こちらは装甲のいたるところをひしゃげさせられてはいるが、
向こうも今のアサルトアーマーで火花と黒煙を上げていた。
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4516 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:18:28 ID:M1jcoGRQ0

                           イ´ _.r' >-、、〉         ./ /      / /       ../    /
                    /_∠_ / ∧ マ\       ./ /       / /       ../  .,.イ>.。
                  >  ノ  ヽ/ / //\ ヽ      ./ /     ..>/ /       ../  ./ /    >.。
               __ イ    {  ../ ゝ' /\ \!    / / >、'゜ ./ /       ../  / ./\       \
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        />'イ>' .Yr⌒yr-―≦マ./..r.'|   |´_   / ≧s.< / /   .>L.//  / ノ 、  \
       //  j / 乂彡’       `>.|. | ,.イ´  ヽ./    /  .レ'ン  _ノ  i/  メ、/  .ヽ_   \
    r≦ソ¨´ > ´ {   /          rト、ル' /    ハ!ヽ.  ../ .ィ´/ <¨   /  /   丶、 /  ̄ ≧s。
   _レ´ .>’    込=ィ'             N !./ //丶. j i! .>´ /´ \     !  /    __Y,.イ∨    ヽ
  ./ イ        ノ´               i i!〈 f´   ハ/ ハ´         ヽ _  { /<zr<./.r.'   .∨
  j /      _ > ’             | !.!.ト!    _}.r' /             \.У ィr≠メ-┴――=≦ニ、.,_
.. ケ′    ノ                    i!i!L,!V   ノ/´ /          ,..ィ   _ノ ,.化≦__    /   .>、
.j/ `ゝ<ニイ                  r'イ/,.ム∨// /       >t'二¨ ヽ、,ヒ>’´      >'- 、― .、
i!,/⌒ー≠イ                  j  / ム`,.イ/    > //    ` ー-{ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ≧ .。  .>、 .ヽ
{ハ_ト、〉ニ!′                   j イ イ ´/   _∠≦ィ /       /ト,              >。ヽ
.ヽX__}_}_}ノ                     / .ム > ’ /  .イ  // ∨      / .j i                   >。、
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                      L...> ' ゜  >'.゜イ/.Ⅳ_//¨\\-≦ニゝ-.'三三/_z=-z。\ニ>、 .ヽ
                            /_ ,≧ニ≦―┴≠、//¨〉 \\三三三ニY / ゝ、   ヽ Y.ニ>、 .'.,
              > ―――― -z=┴ 、 _____.ヽ-'    \\≠*ソ//     `ヽ _.ノ ム.三ム. マ
          > ' ゜_         ヾ⌒ヽ’_        .〉、     \ヽイノ./       .ィ/、三三ム  マ
           r'゜,z≦ ___゜¨¨ ー―---イノ_____>!     /ゝ.\     〃.イ /      .// (_ \三ニム  !
         ゜<  /:::::::::::: ̄:Y     /::::::    i!    ./j:::... \\  ノ /  i      //>-`、、Y三ニ! .i!
           > ≧ー― '     L::::....._ ノ   /_乂:::    ーヽ( 〈{  i!      //〈    ヽy三ニi! .i
              ¨'''' ー ------,イ¨¨>-≦t┬'¨┌┐::      〉〉_i!  }_ >''゜.イ  \   .リ三ニ7 /
                       Y/ii}   { {{ ,ヒ7、 レ'::::     .〃::::イ  ./   ./    .ヽ.ィ' ヽニマ./
                      {iiii人   /¨´ノ />s。::::............./:::/::i! /  _,.ィ         .人.、∀/
                         /7¨\ー r'r'  / / ∨∧ー― く/ ...::`,┬≦イ          イ  ヽY/
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                     ゝゝー≦>’       ヽ ゝ,::::::::::∨:::/./   !      ./     .ゝ〉    >'
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                                           `{≧=―i! !  ノ¨>’      / ̄

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だが、それでも、止まることも退くこともしない。
右のマニピュレーターを折りたたんで人間のような握り拳を作り、
残量も少ないエネルギーを振り絞って突撃する。

今しかない。

虚を突かれたロストワードも、アサルトアーマーの衝撃によって電子系統や
カメラアイに障害を起こしているらしく、定まらぬ拳を振り回していた。

それでも、どうやら音と直感でこちらの大まかな位置を割り出しているのか、
次の瞬間には右の拳をこちらに向けて引いていた。

今仕掛けて、仕留めなければ、もう勝ち目はない。やるしかない。
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4517 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:25:36 ID:M1jcoGRQ0

    ___ /\// / /           /' /    |    / /
    ヘ「/¨>ミメ∨イ        / / /_... -一 T¨ ̄ / /
  //   ´ ん㍉Ⅵー   ヽ _ /斗rヒ≦三z_ |  / /   /
 /| \__弋_リノ|  ,   ´  イ/ ̄ ,.ニニ、ヾメミ、 //   /
  ヽヽ      ̄  |/       _   | fj } ///   /
   /|\                  ̄    ̄”ミ=彡イ∠ --'
  ′l  \      j           >/          /
  l   '.           |          //          /
  |   ヽ        __        /       __ / ̄¨二二
  |     \       |>ー\       /  --ァ ´ / /.::.::.::.::.:::
\|  、<::..\     {    〉    //  /   / /.::.::.::.::.::.::.:::
 /.::.:.ヽ 二二\   ` ー‐ '         /    / /.::.::.::.::.::.::.::.::
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 ヽ   ,.ヘ  _,.‐':::::::::::::::::    ,,.-'"` `、ヽ, ヽ_!__./ _
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     :` ー-{ { へ___,:::::::::::" ゙.゙、;;;;::',ノ  :  { │|   ||
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     :     .| }゙ー-''"       ヽ u. :  「´│|   ||
.     :    ││     人     ノ  :   {.._│|   ||
     :     | }  ,_,,ノ  `─-‐' ヽ  :.  ´.{   | |   ||
      :     .|.  l  `、  _y──‐ l   : _,L.__ | |   ||_
       :    |   i   i_/  / _ ' __;.r‐´ z-‐''"´    .| r‐
      ,: ‐''"~´ ̄ ̄ ̄~``ヽ._.∠ニ-‐''"´        | ゝ:'
.      |   r-──┐    :|:::              -‐7 ̄
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敵機の姿が、異形の鴉のようなロストワードの躯体が視界一杯に広がっていく。
雄叫びを上げ、敵機の下腹部にあたる部位へと狙いを定める。
コックピットの位置は最初から分かっていた。
この二機は兄弟。その基礎スペックも基本構造も共通している。

そして、それは相手にとっても同じだった。

マーシフルの拳が届く直前、視界が復旧したらしきロストワードが、
猛然とこちらのコックピットに向かって鉤爪じみたマニピュレーターを
振り上げようとしているのが視界の端に映り込む。
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4518 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:27:58 ID:M1jcoGRQ0

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\-=ニニニ\  ,          く> /}    \ニニニ\\>i:i'ニニニニニニ=-|//ニ〉 /ニ=-  〈〉 __                / //-=ニニニニニ=-/
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  \丶ニニニニニ\ 〈]  \\      「\_∧ニニニ〉 /ニニニニニニニ=-/ニ/}/// ' 〈_/             /-=ニニニニニ=-//
 [〉   \\ ̄ く> rへ     \    |ニ/ニ\__/ /ニニニニニニニ=-///-=ニニ}' /    /〉   /〉     /-=ニニニニニニ//     /
    「ニニ>、    {-=ニ\   r‐ヘ '  |ニ{ニニニ{  'ニニニニニニニ=-//-=ニニニУ   /ニ/   〈/ '   /-=ニニニニニ//  __ / /
   \\ニ\{\ 〉-=ニニ}  rくニ=-\  ̄〉ニニ=-∨-=ニニニニニ=-//-=ニニニニ// /ニニ/       /-=ニニニニニ/-=ニニニ//
    \\-=ニニV-=ニニ∧ \\ニ=-丶 {-=ニニ/-=ニニニニ=-/-=ニニニニニ/〉/}-=ニニ〉  '    /-=ニニニニ=-/-=ニニニ//
   。 \\-=ニニニ{-=ニニ/ニ\ __\\ニ=-\\ニニ'-=ニニニ=-/-=ニニニニニニニ/-=ニ〉-/  '’      /-=ニニニニニ/-=ニニニ//
      , \-=ニニニ\-=ニニニ=-\丶\ニ=-\ニ/ニニニニ=-/〉-=ニニニニニニニ/-=ニ//__/ /〉 //-=ニニニ=-/-=ニニニ/
   〈_]  \-=ニニニ\-=ニニニ=-\\\ニ=-/ニニニ=-/ニ//-=ニニニニニニ/ニニ/ニ/ /ニ///-=ニニニ/-=ニニニ/
        <7 \-=ニニニ\\ニニニ=-\\\/ニニ=-/ニニ//-=ニニニ/=- ///-=ニ/=-//-=ニニニ/-=ニニニ/   '’ /
\    ` _\   \\ニニニ\\ニニニ=-\\-=ニ/ニニ//-=ニニニ/ニ=-//-=ニ/=-//-=ニニニ/-=ニニニ/   / /
\\   L\\   「\\\ニ丶\ニニニ=-\\-=ニ//-=ニニニ/ニ=-//-=ニ/=-//-=ニニニ/-=ニニニ/   / /
三=-\\ `┘   \ 」' \\ニ\\ニニニ=-\\ -/-=ニニニ/ニ=-//-=ニ/=-//-=ニニニ/-=ニニニ/   / /

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
そして、互いの拳が交差したと認識できた次の瞬間。

視界が暗闇に閉ざされ、意識の糸がぶつりと切れた。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

4519 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:28:12 ID:M1jcoGRQ0

         ,,..、._,ii、 -,,..-'';,i'   |;;;;;;;;;;;;;.;v―ーi;;,,v-ー'"          ,,-- 、
         ヽ./   `゙ヽ,;;;;__ゝ,, ..,,l゙;;;;;;;;;;./              _,,iiiニソ一'" : ii、
、             _,,ミ/゛  ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;゙‐'―― .... r;;;;ッr‐'''''"゛  .y、_
;ヽ、  .,ノ7       ヽ‐゛   ,r''゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i‐'"         ヽ;.|
'''-、゙゙ア'"             {,゙二、,,-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r‐┘ : :lニ;;.         ゛
  ...l′   :l";二゙''''┐       ,l´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ-'''''-、           ['l、
._...   _.  ´ ,〉;;;;;;゙'ー、,  . _,._..ミ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;7            `゙"
;;;l゙   .ヽ;; ̄ ̄;;;;;;;;;;;;;;;;;.!  .l、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!                     _,,
.、!、   .,i┘;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ^'''"   ,|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,..;>ー'゙゙゙゙゙ヽ             ゙‐' |.l
..l;;;;゙ゝy レ;;;;广'L;;_..コ    l;;;;ン'ッ;;;;;;;;;;.,,.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./  `''、_;;;;;;;;|        .,,,     . l、;゙¬.
. ゙'''''″ .ミ、;;;;゙''''l:゙'"  ` .、  `''" : l.;;;;;;;;;;l゙ ゙'<;,v、;;;;;;;;;;/'    .`''''"        !;;゙''┐    .゙'ー'"
    ,-シ、;;_ノ   . _, `    .tナ‐' ̄″ ∥ .`'―ー!llt;;. .'          !、;;;丿
;/  ,r./  l;/    '!┘            リ'i                       ´   ,,、   ,、
,! ./  ,i";;{_                  =!.!.l               ,i''';     .|;;;;゙゙''''''";;.l、
!     ゙L;;;;;゙>                    マ , 、,,,           `''".ィ;;-一'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..,i¬―''>.l..、/゙    i'゙゙~゙゙゙'-|!!ゝ         i'''j  .!、,,;l,゙,,r‐ー、        `''-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ィ
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..!、_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙!-゙;|,`''″  .,/;;;;;ゝ..r‐┐   i";;;;;;;;i┘  ゝ、;____,,/´        : ,ii;;,゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
 .ィ";;;;;;;;;;;;;;;;;,,、;;;;;.! ---'''゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; !   .〔;;;;;;;;;;;;ヽ :lニ二'゙'';;.    .,.. -ニ=''"゛ ./;/''''i;;;;;;;;;;;;;;;;
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.l´|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.ン- /     ゝ-..、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;¬';;ナ'             l7   l
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   |   |   |           ∥  |   | トヽ
__ |   |、  ト、 {         ||   |   | | |l
ヽ\|   | \ | ヽ\     |.| 厶   /l | ||
__/;ハ ヽ 斗―\l- \\.  /イ/ | //,イ|
ー'´ ヘ\\ヽ二 \  };;;{\/ >┬ ァ| 〃 |
    ヽ 弋F千 卞、  ;;;i!    ^ー'彡/   ∧           /        ……そう。
ト     \ `ニ´ ̄"         };;;;{   /   /  '        /.:/
| l\\  \   u      〉  ;;;i! / イ   ',     /..:::/         なら、好きに、するといい、わ。
| |  \>ー一    __ __,,.   イ  |、    ′ / /.:::/  /
| |     \        -   /| |\   У /.:::厶イ          自分が、選んだ、地獄を……
二丶    ト>  U     /  |  |   \// ̄_,. -‐ ニ
::::::.ヽ\   |::7r―- `=二´    |  |   /     ̄             行けるとこまで、行けば……
::::::::::.ヽ \ |:| |::::::/r‐::共::ト\   |   |一'二二二、、_,.. -―
:::::::::::::::..\ヽトl:::::|:|::::|:| |:|:.ヾV<|   '::::::::::::::::::::::::.ヽ\::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::l |:l \|:|::::|:| |:|:::::}:}\:l / .:::::::::::::::::::::::::::.\\ー<二
::::::::::::::::::::::| |:|   ゞニイ ゞニ仆、/ ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::.\\::::::::
::::::::::::::::::::::| |:|     |:l      |//\\:::::::::::::::::::::::::::::::::::.\\::

4520 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:28:33 ID:M1jcoGRQ0






       /  ̄ };;;i!i!i!{ ̄ ̄,
        /i!i!    | }i!{    |
      { .:i!i!;':  ト }i!{     |
      人 i!    | `ヽ}i!{   |
     }i!i!ヽi    |  ',/ i!  |
     /}i!!{   >,,.ハ  i }i! | |
    i i!i! /  ヽ  レ !i! / !         ……。
    /´´i!i/   { /  i!i!/ )
   i  iノ    /i´゙   /   /
  丶ー′,: ''"゙´}i!{ /  / ,'
        (...,,,_...-'"i!i!!  / ,′
       _...- '"´ i!i!_....ノ ,'
    l´  }i!{...-イ}i!{    /
   ∨''"゙/  / }i!{ /
      !/"~  }i!!{/
      (_...,,'-"ν  ホ
               
          λ
          (i!!)







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4521 安価のやる夫だお :2021/10/19(火) 21:29:10 ID:piH7WO/w0
ああ…

4522 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:29:13 ID:M1jcoGRQ0

    \.ヽ                           _,〈 /
.       \ ヽ                       , /  _)く`ヽ
          \ \ _         ィ lヽ {ヽ 〃  /    Vj                         . , : :γ⌒ヽ
.           > イ  ⌒ヽ ( { /: :二 ∧, //'  /     oハ                __. . <: : : { : : {{   }}
          ,′ ′    ヽ\、: :|ヘ ヽy/ { {、 j   o >===ト 、          . . <〃: : : : : : : 弋: : ゞ=="
    ___{  {      x=ミマ\ト∧__}!Y:i ` ´   /  .-──>   . . < : : : : : : {{: : : : : 斗  ´
    ヽ     ∨人   〃   }}:|.:| ヾfY{l|人ゝ0_ 斗<  ̄ミ < . . <: : : : : : : : : : : 斗 ゙ ´
      >、  乂o )  l!ゞ=彳: Ⅶ:.圦刈 : : 7三} ヾイ ヽ . <: : : : : : : : : 斗  ´
     /   ` <   o } ' T: : : :ⅦLHУ:/ニ>. : :´ : : :_:_ 斗 r≦_ ヽ
   /    ,   / (>ーイ__L_ミ=x: :斗r≦: : : : : 斗r≦ (ヽヾ ' \マヽ` }          ようし、どんどんブチこめ!
   -─=、 ア丈> / / > ヒ Y: : : : : :斗_ァ、´_  V く xへ   >: : ソ
        (/ \ く r[]: : : : : : ゝ≦ュ :|: : : :リ: :_: 、ヽ \ ヽヽ ヾイ彡"            ネクストだろうと数の利は消えねえ!
     _r≦.:\   \弋ニ:_:((><LT:l、「: f:(_)、\}   ̄`¨´
   rf_ z//_ - \ /! f ニ⊃ー //、_ヽ ──ト、Y /:.:\\                    スモークとフラッシュを絶やすな!
      _// _/7<` 弋i{三}: :Y:/ゞ-ソ-──j´ }/: : : : :\|
.     / / / /_'∠.:>、__ヘ: : .:∧: :{ : r──}: :〈 : : : : : : :j \                  各機交互に撃ってリロードの隙を埋めろ!
    {_フー,.斗-r∨: : : : : : : /.:〉∧ ∨: : :ハ∧∨: : : : :/、\ ヽ
        /! //∨: : : : : /.:/|: : :\∨/ ' ∧∨: : :/  Yへ ソ
.       / {___ヽ/∨: : : /.:/ l|: : : : :`r' \ vヘ∨: :l/ r/ イ
.     γ⌒ 、 \:.、 ∨: /.:/  |: :_: : |   ヽlVヘ∨:|!_」/ 、 ハ
     / /  `フ l } ハ :}:/   :|´l.:.:.:.l`|     {ヾ〈 ` ミ〈\r ソ、
   /  { _/ z弋_ ゝ'   | :i.:.:.:.i: |    ∨l ヽ `_}Y´ヘハ






|.      /      // /   /     ^ヽ          \二 〉
|.       /      // /   /    l/`レi ヽ  \ヽ       | 〃
|     /      // /   ,.     /ー‐l A    トl   ヽ. || /
l     /     //__/   /l    /   ハ/ {   ヽl    | lィ  !
l     /     // ′   '_」  ィ7    | |  ∨  {    | / | |
|__,/     //|l , | |_」 ム| |.、  | | _>、  ヽ   // | |
 ̄ ̄\\  ./////∨ | |´| lャ丈、\ | |´ィ赱ア>、  \_// ,./| |       ざまあねえなネクストさんよ!
     \\//ニ ィ(_// ゝ.ゝ| | ̄ `\! ゝ!     >  ニソ∧ |
_____y /l__| ` ゝヽ\ゝミ-   } `\  ゝ二ィ , /   'l ヽ|        最初の暴れっぷりはどうしたぁ!
  | | |   // _____>┐, ヘ.、≧=‐   ,{     ` 一//|  /| |
  | | l   // y   ,(__j/ | .≧‐    ヽ ´  ー ´イ  /l  / /|
  | | | . // /    ゝ- / V{__l\  ゝ===ラ /l/ / { ' /. |
  | | レl l / ̄   〈 /  |ヘ _>ヽ `¨二¨´ ∠.彡' / ∧| '  |
  | | レ//,′     .y′ ∧ \  丶__ ∠ /  / /  |.   |
  | |ニ イ.′    |  | V ` ¬ 工 工 イ  /  |  |.   |
  | | /{  r  、 lヘ.  l  ∨   |  |  |  〉 |  |  |.   |

4523 安価のやる夫だお :2021/10/19(火) 21:30:33 ID:fwRBPpsw0
さらば一周目のヒロインよ

4524 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:30:41 ID:M1jcoGRQ0


            __  -===
          .  _   __      >--=ミ、
            }        >-==ミ:{      ,_
     ,ィ      /-==ミ≦三 <    ./从     ∨\、
.            /     `㍉  \  // |∧.    ∧.//
.   /       /       ∨´ .\У| | .∧   / ∨
  /       /   /     ∨´二___ノ| |       ∧、_
.       |   l{  x≦=-- ァ    ヽ r‐‐‐.| |   ∨ ./  `ヾ}
  {      |   |/}k r'}:} /     / / 厂_,ム.∨  ∨   ∧        この、うざったい……!
     ≧、 |   弋ノ         / ク }  ハ ∨  ∨ /
  乂  圦r}`¨          }/  ( /  ¨    ∨   ∧       ロストワードはまだなの!?
     ヽ _ノ               厶イ        ∨
     八           u.   /  |  |  {    ∨          こんな有象無象、あの機体で薙ぎ払ってしまえば……
    {_,厶  _ --==        .:.   |  |   \   ∨
       ∧ { / r‐   ヽ          乂_      \
.     /   ∨ }    }  /  __. :≦ ` _    \ \
       /\\」_  /     厂      >     \
    /    / \    イ    /     __/___\___
.   /  /   {     / ∧   /     {厂夂ク彳    \
   /  /  八   /  / ∧_./     .イ





                              __
                         ,. . :‐、: : : : : : -. 、
                         ,. :´: : : : :|: : : : : : : : : Y、-- 、
                       /: : : |: : :{: |_,. - 、: : : : : {ム、: : :∨ヽ、
                      ': :|: : :|: : ::Ⅵ    `ヽ,: : :マム:\: :. }〉
                     /:': :|: : :{: : : :.:|   _ 彡: :マム: :}〉∨'
                    .': |: :{: : ::∨: : :|,ィ ´    彡'-、ム/: : .
                    |:|:{: : :,.-|、∨: :{ ィ_フ芹ァ  l! l l}マム: : :.\、__
                    |:{: 、: :{ィtォミ\_〉  Vソ  /:|_ノ/: マム: : ::. \///Σ        ――ウソ。
                    |:从:\〉Vソ           |: {イ : : {マム: : :',   ̄ ̄
                    |: :、:\:>  、    u.  {从: : : : :. マム: : : 、            シグナルロストって。
                    |: : :,: : 从   v:.、     /: : : :|: : : :. ',    \
                      ,  ∧: : : :._:、       .イ |: : : :!: : : ::. 、      \
                       r=====∧ : : ∨ ≧r- ´  | ̄\    :. \     \
                ,ィ::: ̄`ヽ\:::::. : : :. Ⅵ i    |   \  :.  \     \
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4525 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:31:00 ID:M1jcoGRQ0

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―――‐:::'"::::::::::::::::;;:-''"::::::::::::::::: / :: /:::/:::::::::::::::/:/:/::::::彡\://::::::::: / ::::::::::/
::::::::::::::::::::::_;;::-‐::''":::::::/:::::::::::::/ :: /:::/:::::::::::::::/:/:/_彡'了ゞミ'/::::::::/ ::::::::::/
_:::-‐=''":::::::::::::::::;;ィ'" ::::::::: / ::::: /:::/:::::::::::::::/:/{:{\   ん'/::>":::::::::::/:/       ――! 各機突撃! 敵が動きを止めた!
::::::::::::_. .-、--、::''":::::::::::::::::/ :::::::: ∥∥:/ :::::: /:/ .|:!>ミ';  /'"! ::::::::::::: /:/
_,. < : : : : > 、`  、 :/:::::::::::::::::i!:;イ::/!:::::::: i{:{,ィ'|!>'゙     ',:::::::::::::/.!:!         PAの剥がれた今ならブレードが通る、斬り込め!
: : : : : : : : : : : :,> _ `ヽ、::::::::::/:レ :|/::|::::::::::|i:|"´|   _    >::/!::/ l:|
-: : :_: : : ,,>"´   ` 、\:/: :\ilililili|::::::::::|.|!    ,r'"ヽ_>'´ ::///  リ
\: : :`> 、        ヽ \ : : : \ilil\:::: |、!   ヾ/ |::::::://
ililil\: : : : : > 、       \.、: : : : ヽilil,\{ \   ,r゙  |://
ilililililil\: : : : : : \          ヾ、: : . ヾ   \ >'ヾ、  ´/
ililililililililil\: : : : : : \       |: : : :  ',   ヾ   }
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    //─=ミ`ヽl二ト、 \oー〉::Y   /二l   /─‐┴--、__   ..F-!
   /    \) ∨ヘ \ ∨|::::弋__xヘ ̄ ̄ ̄ {     /_/┬─'   | |
  /          }:::::\}Vハ|::/}   \    ヽー‐ァ─'ノノ)_)    | |
  {  /⌒\  _ノ::r─‐┐{^|/7     \_  {::::/          |__j                  /x>
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  { 。oS「 ゝ‐'\^≧s。::\ノ::∨::{\ : : \              .,  -/ /⌒ { V |γヽ. 〉j     _/ /
   ̄  /  \_><//≧s。ヘ、: :〉\ : :\           .{  o{__/   .∧ v| {  j//ハ γ´ -‐ く        「囲め! 囲め!」
     {    /:::} ̄``''<//《////ミh。.,ヽ: : |            \    〃 ゞヽ 込ソ/ ァ/ `´ o_ (ハ
    ∧  /\{__  厂 /二`弌///≧s。              \o {γ:´: /. 代Hj (_/ ゚ ≦===ミ 〈        「このまま押し潰せ!」
      \/:::::::::::::/  ̄ ̄`<ノノ⌒^^'弌////>s。         ト、 ー〈ミx : ーr-:' : : _/7´     ハ//`ヽ
      /ー‐=彡イ: : : : : :::::{ |┴-r--、: :/7⌒^^'</≧s。.,...r<⌒ヽ >_` }/7_ // へてヽ   l > "
     {─ァ‐‐ー=ミ≧s。.,: :| |  /  〈 ̄ {     ⌒.∠二 ヽ/_ ̄ ¨    ‐-===` ー┐ __ーヘ ,..⊥.......,,,,   ________
     | /   / /⌒ヽ`'Ⅵ  }   }ー{    .(二{ { (二二≦三三ミ辷ァァz 、-- 、 ( (_((´::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄ ̄.:.:.:_.:三二ニ=-
     く  / ̄`ヽ、  \〉〉  \ 〈/ヘ        ` ー'> ー-<_っ‐─ゞr┴‐ 、:弋フ、 \ ≧ー r──‥…  '''''''   """  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ^У/ ̄ヽ }  / `    \\xヘ        .}: イ´ ̄ ̄> ̄ヽY´ ̄: 7 : / : \ `ー一リ
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  / /   / ̄                        ,〈 {>=ミ /r   ∧.: .: .:/ l: :| : : : : : ィ彡 ´、¨´
.. .V∧                             /   ′ . 7 _ )へ _/  ∨.:/ .レl : :// ∨  〉
  .∨∧                  __         /  ′ /   }          ∨   |イr }   _∨〈
   ∨∧     _    r‐┬┐  } 〉      〈ミxy.../   ハ                ゞ ^ 〈__f´、 `¨\
.    ゞニヽ    〈人   j/ ̄`:  / /     γ⌒V〉      ./ ノ                       ∨    `ヽ
.  /  r゚‐\   \\{  r┐∨ /     ,. /   / `ヽ ...//                      ∨〈`ヽ   \
  /{   {   },ゝ‐- .込\_ー_/ ィ_|>-y' /ゝ 'У  . ̄彡'                          { ∨∧   ヽ
. / ゞ=='   〃   {/ { ヘ ゞ' f //  〃 乂7ノ x=ク                          \ ゝイx ‐ 、 }
λ0   _xク {{ ,.<: : 代 {Vnソ: :`: <{{     (◎) <                            Ⅵ    jvト
..__> (◎) j/x: : : └┬一': : : :>f 从 ◎   イ                               \ヽイ  |: |
/ x` ¨¨¨ハ´ \ミマ :/ニハ: :r<≦={ : :ゞ=≦=ァ─z…
\イ /  / }- 、_`{,ハ{ ‐' |: ハ- ‥-r '    ′ r ァ
..`>く 0 '.:/ :>〈.:.:.{_j:! l |:,: :}  /イr_、__ | ∧ ヾ
..〉〉ゝ\/γ7.:.:}:〈: :|:l__j_//:/=彡'斗rヒ: ∧|   〉<
..>イ  Уチ:/:/: :ミ/二二{: {: 匕: :(⌒ヾV : ∧/

4526 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:33:18 ID:M1jcoGRQ0

                        /        il   -‐ ∨ト、 \            ____
                       /  /     ∧i|`⌒ヽ    '. \ヽ \ __________
                         {  i| .イ:::ll::::::::::::\  ハ\\〉__〉ニニニ=一         `
                     l{  LL 从 」{::::}!斗ャえ´ ∨  、 \\
                     j廴ハ  笊テミ:::::::::::::: 尓Tハ }⌒i \ ヽ ≧=─一
                        /∧ ,  Vソ   }   辷.´  .イ '   ミ =────────-  、
                      { '. '    〈        ムイ
                     |   ∧ ヽu.   -‐ 、   /   \ \   \ ⌒\ -‐=ニニ  、
                      ___l_ /__ \\ V_ ノ  イ          \    丶           ⌒ヽ     こ、の……
                  __/ニニニ\厂 ̄ ̄ \\ -=彡  ⌒\      \     、   丶
               {ニニニニニニ> 7  ̄  \\7__}     \      \      ヽ   \        ノーマル機風情に……!
          ト、「\|ニニニニニ.´/\_/  /  / ヽ ミメ、_]_厂 ` ‐-     \      \    ヽ
          |ニlニニ\ニニニ/,/\_/ l i|  l   / \  ヾ. } -=ミ.     `     \      \、
              Ⅵニニニ\ニニ. /\_/   i|  | /   /\ \    ヽ          、     \
          /^\ニニニニV./\_/   l i|  |    ,   ^ヾ.    } } :.  ‐-      ≧=───
         /     \ニニニ!'\_/       /__ /    /  \ / /  }         ‐-
        /        ト、ニノ\,/    丁 「    「   ミ/ 、  /     /ト、              ̄
       /       /   / /{     {  |     { 〇 {   \ /   , ニ}ニ=─-   .._
     /         /    /^//∧ r‐=ニ二二二二ニニミメ、  /\  イニニ〉







            /ソヾム   マii。                iニ\、、./__/__/,   /i/::::::::::\三三三/
`'<≧s。,,,__    .}マ i}_}.|i       /                 .i三ニ\\_ヽ、 .∨彡.i{ィ=.、:::::::::ヽ三/
   `'<三三≧s。 .ヾ〉.\人_    /(                 i三三ニヽ: : : :ヽ/。s≦:::::::::∨:::::::∨
      `'  、 、   ,:彡'三 ≡ヾV  て      / _    /i i三三 //.\: : :∨///|:::::::::{ ∨::::::∨
           \_)\/ミ:::.:..  .'" ;:.  ’三ミミ:、  " .〈三\ .// i三三//////\: : ヽi:}:、:::::{ ノi:::::::::::∨
      `ヽ.__ノーシ=二,/ ’ _,.∠ _ ’.:.::=、彡 、...三ヽニ.//≦..i三三ゝ//////ヽ: : : }i::\}i: :マi:::::::::∨
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         _冫三::;イ .: .:  #;. .:.''".: ,:,ilill''''"""゙゙゙''';lliili; . イ_{ニ}三|ノニニi}ゞ''´。イ、ー-:.∨:乂\イ: : i}:::::::::i
        )三:,ィ' ' “,,, -―-. .:.、:.illii'' ‘.'   ,.'   ''ill'../戈/./∧ニニ/{ .乂//ミ./: : :ゝ==彡: : : :i}::::::::i
        ⌒ヾrf' . :.'" .: : ,   illii''  .'      ''iilli;._i┤〈././ゝ=ヾム i}>: : /i/i/ マヽ∧: : ∧i}:::::::i
     ,,,,;;iiilliii;;;,,,.  .: :.,イ: . ..   iilll;,       ・   ,;iilli; .ニ/三i三三.>'´: : : :ノ ヾ〉ニ, マ マヽ.i .マ:::::::i
    ,ilill''''"""'''llili,i. .   ':;::!:. . . .: .:illii ,  .'      ,,,;;,,,;.i]ヾ}ニ/ヾ\\/: : /, ∨∧二, マ マゝ=イ::::::/
   illii'' ‘.'  ,.' ''iil'  ::;;;' .. . . '_∠ iillil;,  ・,‘ .:;:;;''''"""''';;:;:.;../.\ヾ.イ/┐  ̄乂_彡ゞ''゙   ゝ=イ      あ――
  ' illii'',  .'    ''iill.; '’: .  .∠三三'''iill;;,,  , :;;:: ‘.'  ,.' : :;;'.  , ./i{ニニム
   iillil;;  ・,‘  ;;lilii . . . ::. /三三=―"゙''''''il:;;:: ,  .'     ::;;:.',_.i}ニi{ニニニ}==/〈.∨
    '''iill;;,’ , .',;;llii''''..:;:;;''''"""゙゙゙''';;:;:.三`:.: : ''";::;;:;  ・,‘   ;:;::: :..::三ニニ ==― -- . イ
     ''''llliiliillli''''.:\:;;:: ‘.'  ,.'  、 、   ,:彡''''::;;..’ , .' .;;::'''' ==ゝ'´,。イ{\  \ \ム
       ノゞ'´ ....:.:;;:: ,  .'     \_)\/ミ:::.:.. '''';;;::;::;;;:''''三ミミ:、  "´/ \  .\ }_i
    >´ >´ .::;;;     `ヽ.__ノーシ=二≡=、;::=-::.:.. ’.:.::=、彡 、 . ノ∨´ `'< \\
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                ./マ _ノ三:;;:: ,  .'       ::;;,,,,;;iiilliii;;;,,,.ヾ// ≧s。/ .i          \〉
               ./ム .マ...´⌒)::;;;      ・,   ,ilill''''"""'''llili,i.}イ / ./ /  i
              ./  ノ\、ヾニ/ :;;:: ,  .'      illii'' ‘.'  ,.' ''iil'.../ ./ /∨  i
            >ヾ/       ::;;:;  ・,‘     illii'',  .'    ''iill ノ、ノ  ゝ=┘
        >=ゞ  .ゞマミ,__    / '''::;;..’ , .' .  ;;::''iillil;;  ・,‘  ;;lilii
      > i'´ >´ ./ /   /      '''''';;::;::;;;:''''  '''iill;;,’ , .',;;llii''''
     /   ゞ''´ノイ />彡

4527 安価のやる夫だお :2021/10/19(火) 21:33:25 ID:bxOO3pWE0
ネクスト3機がかりで負けるとは思わんかっただろうなぁ

4528 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:33:29 ID:M1jcoGRQ0

              「l ̄!i|  |! i! |
          _ __i!|  |!_ L__!i__i|
         i!| _     _ __|i|!                     __i| ̄|i_   |!´i!゙`|
           ̄ ̄`゙!|i  i!                         i!| ̄ ̄   _ ̄L__!i__i|
          /`゙≫|i!  !|<´\                       ̄`゙i!|  |i ̄i!  !|i!
         < /  |i!_i|  ヾ__≫            i            ̄ ̄  |i!  i|
                         !         |i! |                ̄
                         '         |::i i!|
                         iヽ   _ _ノ从メ#ヾ'人ヾ:;:ー- ...、
              \     ヽ  __ノ;;;ヾ=二三 :;:;: :;:;:;;・  ,`゙ヾ:;:;:;:;::;:;:ヾ
               `丶     》:;:;;#ノ彡三二三 」── 二=≡≡=ヾ:;:;:.,ゝ ── ─ i!二二二`7
                 \丶 ヾ,:;'゙´'人i从'※'iミ彡∠゙´       `ヾ:;:; ;:;:レ'         /7∠/
                  \ヾ人'゙´;:'´川彡/r-三゙´           `゙ヾ;:; ;:/       〈_/
                    >:;: :; :;:#i!彡/´゙                ゙:;川;;;;;;;;/'
                   .:i!|'゙´  ,イ'゙´   :    .;: ::.         i|!i《:;:;:/
                   i|#i///`゙                       |《巛<´ ゙
                   川//`                           ゙!|i!i|ヾゝi!二二二`7
          ─ = 二  て:.》                             |i:;:#i!`i'|!i /7∠/
                 !i゙´i!|                 \'    人゙-─∠ ゙`    〈_/
         \      `i!゙´     .,人-ーノ:;i|!ヾ      >ヾ'゙´ ::::::::::::;;;:#i|! i|ヾ
           ヾ、     ゞ'゙´ `゙ ::;:;´ ヾ》:: ::;:;ヾ   .r'゙´;;;;;;《'ミ゙´i三二=ヾ ゙ヾ
                \\  ,:;'゙´:;:;:.、`・/;;;;;;彡三三三ヾ 丶i|!# i!i゙´       `゙ヾ:; :;て
                \ヾミミi!#゙─<#i!`|゙´三二=─-.,.、\ ;:;!ii  .::'゙`   ゙::.、 i|!ミ  /
                   ヾ:;i!i゙´'゙´:::;;;:》i|!i゙`       ヾ;:そi|:;:;., :     :    ヾ:;.、て
             ─=二て 人从#ヾ|\/人从/  / \ヾ // #i∧ノ/《ヾノ!  ノ/人从/

4529 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:33:40 ID:M1jcoGRQ0

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4530 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:35:16 ID:M1jcoGRQ0

〜Tips〜

          仄いrく艾艾艾艾癶、
         r巛Uj〉j〉j〉::::::::::::::::::::辷う、   、
.        nrnrnrnrnrnrn:::::::::::::::::::辷う、   \
     /乂乂乂乂乂乂乂nrn:::::::::::::::辷う、   ヽ
   / ̄          乂乂nrn::::::::::辷う、
             \        乂乂n::::::::::rう)、
/               :.\   \    乂n:::::::::rう)     ′
  i      : :   ::::::. ヽ  :.\     乂辷辷く     ′
  ::|:.  ¦  :...:|....: i :::|   _}L.:.      艾艾艾\
  ::|:: |:::::l|:.. . .::::::|:: 斗r七'     |l ¦   Y⌒Y^  \   |
  ::|:: |:: 八:::::::::::::|l::l::| 〕斗ぅ弌7. |l  |:   V⌒ト、 \\ |
: |:八:. 、:::: ヽ :::::::八乂{ア乂`ーク  |l  ハ:.   |   |l \ \\
: |::::: \\⌒\/     ''¨゛´   八Λ|:: | |:) 八.   \ |
八::::::::::|\ 托笊!           ./ .:/ ..:|:: ハ! ,.:代_____\__
:. \ : |\\`ー1          //〉..:/|. / 「 ::|l   |.    )    )
\  丿:::::ヽヽ込、         //  ′/  :|l   |   (
  \   乂__込、    _ ー      ./  /   |l   ト、
.    (  |:l \ \         ./  /:/... 八|:  |:::\
     \|:l:: |:ハ  ヽ     イ..::/  /:/   /|:: |:  |:::::::::\
       |:l:: |:: |: |: 个ヲ 厂 ハ/  厶仏:::/^|:: | . ├――=ミ
       |:l:: |:: |: |: | ノ/: 厂\彡く/|..../: : |:: |:  |
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【Name】
アリス・メルキュリー(二週目)
【Status】
AMS適性:A
極めて高い適性の持ち主。
高負荷の機体であろうと問題なく搭乗できる。

戦闘技術:A
ネクスト操縦技術。
オルデンブルク最高ランクのリンクスとして恥じない実力。

【Note】
オルデンブルク所属の異質なリンクス。
ブライドルランク4。二十二歳。

二週目においてはやる夫と関わることもなく、粛々とリンクスとして任務を全うし続けていた。

桜花の粛清騒ぎ、そしてその残党狩りにおいて、オルデンブルク筆頭リンクスとして出撃することとなる。
任務の内容もあって、一週目での戦闘中における荒々しさすらない、冷淡な言動を見せる。

最後にはマーシフルと交戦。

コックピットを拳にて貫かれ、圧死。

4531 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:35:40 ID:M1jcoGRQ0

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               -―/     `゙'く ̄`  、
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          /  /             {{
.        ,   {  ,   〃   / ノ|     }}
        {{  { {   i  i|_ // |     /八 、    ;
        {{  { {   l  ||( //`ヽ八  { /  } },/    }
        {{  { {   l  ||/ィ芹冬ミ、 \}八''⌒犲  / }
.         八  \\八( 从弋ぅ丿 ^    )イ芳ミ刈  / i '
        /\\\\)小、          Vリ /i|/ /}/
          {   `⌒ヽハ八         ゝ  /,八/ /
          {` ー==彡ヘノ'⌒\   、 __    '  }}
        ` ー===彡/   \       /ー=彡′
              ^ー=/{     \     イ㎜o,
               /:::\     リ爪㌘””””´\
           人:::::::::` ー==だ以:\. . . . .ヽ ;
            ,,<㍑%\::::::::::::::/^‘,. \} .\. . } }
          ,,<㍑㌘^. . .\:::::::{. . . ‘,o . . . . `弋.\
        ,,<○㌘^... . . . . ..\ノ. . . . ‘*, . . . . . . `¨`. .、
      〃 ̄ ̄`ヽ . . . . . . . . . . . . . . . .‘㍉, o . . . . . . .\
      {{ . . . . . . . \. . ..}}. . . . . . . . . . . . . ‘㍉.. . . . . . . . . ',
.      ヽ. . . . . . . . . \ }}. . . . . . . . . . . . . . . .‘.,o . . . . . . }
      }} . . . . . . . . . .У. . . . . . . . . . . . . . . . . ‘,.. . . . . ..′
.       八 . . . . . . . . . {. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .; . . . . ../
       { . .\. . .\.. . ..‘,.. . . . . . . . . . . . . . . . ..,’o:_:彡く
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          \. . .\. . .\} : : : . . . . . . : : : : : /:::::::::::::::::::: }
【Name】
ダージリン(二週目)
【Status】
AMS適性:C
ネクストに問題なく搭乗できる。

戦闘技術:C
ネクスト操縦技術。
主に装甲と火力を生かした戦いを好む。

【Note】
品行方正な金髪の美女。
なのだが、搭乗するネクストは装甲と火力のために全てを犠牲にしたガチガチのタンク。
ブライドルランク18。スポンサーはSI。
二週目では桜花重工の残党狩りという、汚れ仕事染みたミッションで登場。

戦闘技術がCランクであることから見て取れる通り、クーガーやなのはに散々揉まれ続けたやる夫には難敵足りえなかった。

機体のコジマ爆発に巻き込まれて死亡。

4532 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:36:10 ID:M1jcoGRQ0

                   - ァ――.-...、
                 ..:´.:.:.:.,:'.:.:.:.:.:.:-:.:.:、`ヽ
                  /:.:.:.:.:.:.:.∧:.:―-:.:-:.:.:._、:.:\r-‐.、
               /:./:.:/:./:.::i:.├- 、:.:.:.-==―トt、:.:ヽヽ
            /:.,:':.:/:.:,':.:.:.:!:..|   `ヽ:.:,:.:.:´:|i:|ヽヽ:.!:.|、
            .':./:.::.i:.:.:i::.:.:.:|:.,' ___   ∨:.:/:}i:|/:!/:.|:.ト:ヽ
            i:.:!.:.:.:|:.:.:|!:.:.:.i!/´ ̄、`   ∨:.:,:`t.-.'.:.:!:.|//
            |:.:|:.:._i_:./!:.:.:!i'   ィ芹㍉ ,/t´ヽ`\.::.:i:.:!-{
            ∧:ヽ:.:!ィ芹、:{     t'炒 ' i:{ r !i:.\:\:.!ヽ\
            `ト!∧ _t':j      , , !' t /'.:.|:|:.:\\ \\
       r 、  , 、  i:.:.:∧  ノ          ,r':!:.:.|:.!:.:.:.:ヽ:{   \\
    r .、  |ニ:| :!ニ!   ヽt':.∧   , - ―ァ    / |:.|:.:.:!∧:.:.:.:.:.‘.   ´``
   ∧∧ !ニ:| |ニ!    !:.:|:.:\ ヽ  '   , '  |:.!:.:.:i:.:∧:.:.:.:.:.‘.
  / ∧∧ !ニ:! ,'ニ:!    !:.:|:.:.:.:i ヽ.     / r- ┴―ァ、:∧:.:.:.. . ‘.
   / ∧∧|ニ:!,'ニ :!    |: .!: : :.!/`ヽイ  /   /-=ニ=、:.:.:.:.:.:‘.
    /≧ 、三三∧     i ,.' / 、    |/ ,ィ≦//三三三≧、 : : ‘.
   ,'>、 {、三三``、   i'  `,ヽ ヽ r'´ /三/'三三三三ニ i   ‘.\
    !三:ト-'/≧-='ニ !   !   ,.' r} /,ィ≦三/'三三三三三三i、.  ‘. \
   ヽ三ニ}{三三 ニ,   .'  / ≦'-<三三//三三三三三三ィニi ヽ   ‘. 、 \
    ヽ三/ニヽニ 〈  /,ィ≦ィ三三==-'{三三>'´二二二三{ヽ. \ ‘. `ヽ\
     `i三三三 .{, イ-ァ'/!!三ゝ'三`ヽ〈三三三三三三三ニ∧ ヽ. \‘.   \\
     ,〈三三ニ////\/'`¨`ァ-―'三〉、三三三三三三三 {   \ ヽ\   \\
      /.三三/// ,':./:/三/三三三 \>'´三∧-、 ,、三 .∧   ‘.  ‘. `、  ヽ `.
    ,'ニ三r' /: / / !、:.::.i!三r!三三三三「三三三 ∧ /三ヽ'  \  ‘.  |、 i   ‘. :!
     i ニ三! i! i! i  i!:.ヽ:.ii三 i三三三ニ/:i三二ニ==ニ三/、    \ ‘. ! 、!   i :!
    `「 ¨ ∨i! i! i  i!:./ii三∧三三/三`7      /-'  ヽ.   \ ‘.}  :i   | i
     !  :∨ i! i  i'、:.:.:ii三三ヽ≦三三 /      / !    ‘.    ヽ|  i    i !
      !    ∨、i! i i!, - 、|三三 iニ三三 /      / ‘.     ‘     i   !   | !
【Name】
リエラ・マルセリス(二週目)
【Status】
AMS適性:A
極めて高い適性の持ち主。
高負荷の機体であろうと問題なく搭乗できる。

戦闘技術:C
ネクスト操縦技術。
新兵でありながら光るものがある。

【Note】
ノービィ・ノビタリアと時期を同じくするニューフェイス。
ブライドルランク19。スポンサーはIGIO。
人当たりがよく、共同ミッションでは即製のコンビであろうと優れた連携を見せる。

IGIO管轄コロニーの一般家庭で生まれ育った町娘。
家庭的で温和、分け隔てない優しさと偏見の少なさから人から好かれやすく、養成所では文盲かつ無感情で不愛想なやる夫とすら仲良くしていた。

二週目においてはIGIOから桜花重工残党狩り部隊に参加させられることとなる。
ネームレスやスザクを出してこなかった辺り、IGIOの驕りが見て取れる。

最後には小破状態の機体でディランディ隊と黛隊、艦載機部隊の攪乱と集中攻撃に見舞われ撃墜され死亡。
ロストワードがマーシフルと単騎で激突、ヘルヴォルによるノーマル隊掃討という運びとなったが、これはマーシフルを相手どるには不足とアリスに判断されたため。

もしもIGIOが本腰を上げており、スザク・クルルギやネームレスあたりが出張ってきていた場合は詰んでいた。
(ロストワードによって桜花重工残党の潜水艦と通常戦力は壊滅、その後合流しマーシフルを撃墜)

4533 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:40:42 ID:M1jcoGRQ0

       , -‐   ‐- 、
     /: : : : : : : : : : ::',
    , ': : : : : : : : : : : : : : :',
  /: : : : : : : : : : : : : : :○:',        今回の本編はここまでだ。キリもいいしね。
  ヽ : : : : : : ○: : : : : : : : :',
 .  `ト : : : : : : : : : : : _,-‐'`iヽ _      一週目ではああだったが……一つ運命が違うだけで、こうも展開も変わるものだ。
    i: 丶: : : : : :,-‐'´__,-‐'´: : : `ヽ
    | : : :ト: : : : `-‐´ : : : : : : 、: : : 丶    二週目のヒロインははやてだからね……まあ、はやてもはやてで、
    | : : :'、j`-‐ : : : : : : : : : : : \: : : ヽ
    丶,,:_:_:_: : : : : : : : : : : : : : : : | : : : i   一週目では言及されるだけで退場だったし……
          `ヽ: : : : : : : : : : : : `ー‐'
             ヽ: : : : : : : : : : : : : ヽ

4534 安価のやる夫だお :2021/10/19(火) 21:43:14 ID:bxOO3pWE0
乙ー

4535 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:43:21 ID:M1jcoGRQ0

                  . . .-─‐-. ミ
                     |: : : : : : : : : : `: ..
                     |: : : : : : : : : : : : /
                    }Ο : : : ◯: : : :,′
                   : : : : : : : : : : : :i
                      { -===- 、: : :. :.|      さて、今本編はここまでだ、と言ったね。
                    〉: : : : : : : : : :ノ
                  i: :`ニニニ´: : : : ‘,      言葉の通り、ここからは番外編をやろうと思う。
                 __/ : : : : : : : : : : : : i
      ___        /.: : : : : : : : : : :‘,.:.三|      そんなもんやるなら本編進めんかい! って思われるかもしれないが、
     / :::: ヽ: : : :‐--∧_: : : : : : : : : : :./:|: : : |
     .′ :::::::‘: : : : : : }/∧ア´二二ヽ:/ | : : ‘,      これ自体はやろうやろうと思ってタイミングを見失っていただけで、
.    ‘::::::::::::::ノ: : : : : :ハ \{/: : : :/⌒゙ヽ : : :‘
.       ゝ-=彡-──<¨¨゚‘; .: : :./:::::::::::::::} : :. :.|      いつか出すつもりだったし、必要なものだ。
                 \: :′:::::::::::/______」
                     弋:::::: /
                       `¨´





         _ _ _
       /: : : : : : `i
.       i: : : : : : : : : :!
       、: :○: : ○: :!
        i: : : : : : : : : i
        l: : :,, --_ッ: :',        まあ、>>1もこんな感じだしさ。今出しちゃおうと思って。是非もなしってやつ。
        丶 `‐'´: : : :ノ
         / ´: : : : : : : : `ヽ       モコイさんの集中力を鑑みて、前後半に分けようと思う。今日は前半だ。
  .     /: : : : : : : : : : : : : ヽ
    , -‐': : ,: : : : : : : : : : : : : :ヽ     ちょっとしたオマケ程度に見ていってくれたまへ。
  /: : : ,-イ: : : : : : : : /`丶: : : :、
  r⌒ ,/ /: : : : : : : : i   i: : : : i
  ` ‐ '  /: : : : : : : : : |   ! : : : |
       i: : : : , _ -‐ ´,)   ` ヽ _|
        (_ _i ̄(_ -‐'´i
      | :|`‐´i : : : : |
       |: :ノ_ _ ノ: : : : :|
       |: : : : : |: : : : : !

4536 安価のやる夫だお :2021/10/19(火) 21:44:24 ID:piH7WO/w0
はーい

4537 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:44:51 ID:M1jcoGRQ0

┌──────────────────────┐
│                                │
│   1週目エピローグ『敵意の大地に種を蒔く』    .│
│                                │
└──────────────────────┘

4538 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:48:16 ID:M1jcoGRQ0

                                      (                .ノ
              ‐=====‐ _               ノ               ノ
          >  _ ‐: :^ヽ,  >< <           (               (
        > _‐ _i\: : : : /: : \  寸                   ___     )
       / / ,.ィ: : :\}h、_/: :___: /^!ヽ∨           )> ゛     ̄ ̄   <
       j{ { .<: : :: :/: : :ヽ/{_:_:_:_}:::::{ }! Y         /   ,....................,,_     マ        「臨時ニュースです」
       i{ v>.:::::<: : : :/.:};{ : : : :  ̄:}j' }!       〃/ -´::::::::::::::::::::::::::::ニ- _  \ヽ
      .∧ \: :〉:::ヽ<: :.\}h、: : _: :ノ ∧      . //:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::            「本日朝10時、オルデンブルクの――」
        ヽ  `<{ : : : : : :.}{::::::>`   /      >.: ,'/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ム  : V
.         \   `~~~~~~ >‐‐< .イ     /  { .{!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ム j }`ヽ
          ≧s。     / ___. \   〃  ...{ V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}.: :   寸
               ̄ { (     .) }   /     j  マ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j,' j    マ
                 { ` ,.._ イ !  /    .∧   マ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〃 ,'    .マ
                 ‐       ,'  ;      ∧  `<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>`  <(       ,     ___
                 ‐_     _‐  .{ i      ム    ` -=======‐ ゛    (   マ    ,  〃............`ヽ
                  `ー‐‐‐彡  ...{.;{        ゝ.               イ⌒ヽ  マ    }! イ.......................}!
                         .ムム           .            イ`ー=彡   .〉>..........。s≦、...........ノ
                          ∧/,         \≧=-_-=≦> 。 ___ イ......。s≦´    ⌒ヽイ
                         / ∧/,          >''"゚~......⌒ヽ..`.~゚.........。s≦´   ,′
                              / ∧/ ,        /../......................〉....〃´      ./

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暖かい日差しが窓から差し込んできて、照明がいらないくらいに室内を照らしている。
モニターから流れるニュースと、対面のシグナムの息遣い、風に揺れるカーテン、
波と、手元のコーヒーカップの乾いた音。穏やかな音ばかりが存在している。

つい二年前までは、これが耳を劈く弾ける爆音と装甲の悲鳴だったというのに。
今、あの音を聞いたら、身体がすくんで動かなくなってしまうかもしれない。
それこそ、何も知らない幸せな人のように。

コロニー・リメリックの近海にわざわざ作られた人工島は、
増えすぎた人口の受け皿であると同時に、私たち夫婦への報酬だった。

このあたりはコジマ汚染の影響が特に少ない。
人々は与えられた土地で与えられた平和を享受し、
与えられた使命を全うしている。この島の役割は多岐にわたる。

海底資源の採掘基地であり、アームズフォートやACパイロットの養成所でもあり、
コジマ汚染の研究所でもある。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

4539 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:51:34 ID:M1jcoGRQ0

    ,イ 二二: :ヽ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、 : : : : : : : : : : : : : : |
   / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ヽ、: : : : : : : : } ヽ : : : : : : : : : : : : |
    /: //: : : : !: : : : : : : : : : : :/: : : :ヽ: : : : : : :r-: }ヽヽ: : : : : : : : : : |
   /: 〃: :/: : /: : |: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : /´: : |:ヽ: ヽヽ: : : : : : : : |
.  ///: :/: : / /|: ! : : : ! : : ヽ: : : :、: : : : : : ヽ-: : : }‐ : }: : :\\: : : : : :.|
 /  i: : :i: : :i: i: |: :|: : : :|: : \ \: : \: : : : : ヽ/: : : :,'ヽ : : : ヽヽ: : : : :|     プロジェクト・クレイドル、か。
   { : : !: : :| |: :!: :!ヽ: : ヽ: : : ヽ ゝ 斗‐‐: : : ‘,: : : ./| | i: : : / / : : : : |
   i: : l| : : | |: :', `ヽヽ ヽ ,斗 ´ _z,≠、: : : : : :',: : /| .| |ヽヽ// : : : : : :|      私にも招待状が届いたよ。
   |: :| !: : :|! | !| i !圷、: : ',  イ乏:::}/ヽ:ヽ : : |',: i:/ || | | ',/: : : : : : : :|
    ! | ‘, |リ ',ヽ:| .!ヒリ ヽ ヽ 辷zシ   | ‘, | ∧、 |.| .| |: : : : : : : : : : :.|      まさか、人の主な生活圏が空に移る日が来るとはな。
    リ  ', l  ヽ: |. ! ,  \ヽ      | | .!: :|:/ ヽ| | | |: : : : : : : : : : :.|
.       リ   ヽ|.ヘ ヽ   ヾ、     | | ヽ |、  | | || |: : : : : : : : : : :|      「コジマの恩恵とでも言うべきなのかしら。
               \ ヽゝ      .| !   ヾ、',  `  || |: : : : : : : : : : :|
                |:\    ,  〃 _ ----、  | ` : : : : : : : : : : |      アルテリア? っていう施設で発電して、
              | | .`- ´ ヽ /:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ | : : : : : : : : : : : :|
                 リ     /:.:.:.:.,:::::´ ̄ ̄ ̄ ̄:::::|: : : : : : : : : : : : |      そのエネルギーで運用するのでしょ?」
                  /  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::: |: : : : : : : : : : : : |
                  /  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|: : : : : : : : : : : : |
                  /  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |: : : : : : : : : : : : |
【ブライドルランク8 シグナム スポンサー:オルデンブルク】
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若い黒人女性のニュースキャスターがクレイドル計画について語っている。
傾けていたカップを戻し、ほっと一息吐いたシグナムが呟いた。

彼女も二年の月日を経たわけだが、あまり老けたようには見えない。
すらりとした体つきに、凛とした顔立ちのすっきりした美人には変わりなかった。
トップランカーとなった疲弊も少し滲んでいるが、落ち着きも増している。

最近は専属の主治医に言い寄られているらしい。年下の青年だそうだ。
食事の一回くらい行ったらどうだと進言してはいるが、彼女は頑なだった。

いつ死ぬか分からない身の上なのだ、好きにすればいいのに。
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4540 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 21:56:13 ID:M1jcoGRQ0

                   ,、rm__rv竺vヘュrヘ- 、
                 {辷彡'こ三三三三≧ヘV,ニニヽ
                     /彡クー^ー'^ー^¬卞〈\ヽ∨
               / 乃了   `ヽ  ヽ∨∧ヽ \`、
                  //_/7 ′     ハ `、〈〈_ノ ノ   ヽヽ
           r,ニY/」 ′〃   , ' l| ト、 l l ̄l「`、   | ハ
           __〉イ〃 ,  /, l   / ,イ!} |リ 八 ヽ |ハ
           〈 rク// ,′ ,'/l∥ ,' /厶‐十ナ/}小、ヽ ∨/  、          「アリスはどうするんだ?」
        , -ァ7イ {  l   |l ハ ト、 { l /ィ乏f千ァ l |ヽ}_ノ   、、 `、
        // 〃l ハ  、 レイ下丶、j′'ヾ゙ジ  // rヘ川 ¦ ヽ ヽ         私はここに残るわ。
.     //   {l { い、、\V,ィf赤       //  ,ィ|l |  ト、 \
     {_/    ヾ \/ ヽ\ヾ`ー'′       { !  仆//  ,′ | ヽ  ヽ       
             ノ{ {  八_〉、   ` , - ァ  ゝ, ' V ハl /   ハ }   \
           , -‐'´/ハ 、 { |lヽ、      ∠ニ-V リ / /  ∨    ヽ     
  , -‐'´  ̄   -‐ニ|l 7,ヘヽ \l_  「≧ァr<::..::..::..::..∨ /,...┴、/ト、     l
// '′, '´ ̄.:∧:.ヽ//  ヽ\j二 /// 7j「ヽ\::..::/ , '´::..::..::..::ヽj ヽ    |
 , '´ , / ___ ,' ハ/ , ′ }ノ/ ,..-ヘ \_/∧V /r┘/::..::..::..::..::..::..`、∥   l
/ , ///   __.::|||::./ / ///::..::_>ー'′∨厂 /::.::.::..::..::..::..::..::..::..∨!    |

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頭の中で話が脱線してしまった。クレイドルの話をしていたのだった。

無論、私と彼にも空への招待状は届いている。
だが、既に拒否の返答を送った。彼と一緒に決めたのだ。

シグナムが眉を顰める。困惑と悲しみが眉間に皺を刻ませていた。
視線は落ち、いつも真っ直ぐな瞳が微かに淀む。
彼女はいつも分かりやすい。だからこそ信頼できるのだが。

リンクス時代、荒れ狂っていた私を導き、リンクスとして再起不能となった今でも
気にかけてくれる彼女は、私というより、私たちの運命に思うところがあるようだった。

当の私は、あまり運命を恨んではいない。

オルデンブルクの女王と呼ばれ続けていたとしても、あんな私では、
きっとロストワードの冷たいコックピットの中で果てていただろう。

だから、この平和はきっと、少ない可能性の中から掬いだした、
奇跡のような時間なのだと思う。

それがどれだけ短いものであったとしても。
何も遺せない身の上であったとしても。
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4541 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 22:00:22 ID:M1jcoGRQ0

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          /ソ´              (ヘ;;;;;;;ハ)ハ
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          |     | | 」-ト、ト、  |   _x===|   }((ト、ヽ |
          |    レ|´| | | ヽ |  rテ´   | / ハヽ__」〉|
        _| |    | | |_==ヾ、 ∨        |/ / {{ ̄ ̄||          ――あと三年。静かに暮らすわよ、そのくらい。
      〈l ̄〉ハハ \\x゙     ,        /// / llヾ〉 |||
      ヾ_'-'∧. ヽ \\      _  ノ     jノ ,イ /| ll |ヾ_ |    /      ここが私と彼の家。ここで生きて、ここで死ぬの。
       /||ゞ´∧ \_\ゝ          /// | {{|  | |    /;;;
        //´|| 〉〉、_ ヽ ̄ヽ、        /イ‐,,/  ゙|  | |∧/;;;;;;      良い余生よ。変にもがいて疲れたくもないわ。
     //   ゙ |_| /\\_|` - -、- < ̄;;;;;/l   } /`│_;;;;;;;;;;;
      /\ー─-、 /  / ̄/|   ||   |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//|   |_/;;;;;;;;| ;;;;;;;       ……子供でもいたなら、話は違ったけど。
 ____/___〉;;;;;;;;;;;;>'  /  /l l/ ||  |;;;;;∧;;;;;;;;;/_ |  /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// /| /-ト─--' ̄\/ |ヽ;;;/  | /レ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
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//    / ヽ/く;;;;;ヽ |;;;;|》     |/   /  《/;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
  |   /   /  ヽ;;;;;;;;;;;;;|》ヽ  |   /   《/;;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈

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左手の薬指で鈍く輝く、白銀の指輪に視線を落とす。
人がなぜ指輪をするのか不思議に思うこともあったが、今なら意味が分かる。

思い出すためだ。これをくれた存在を思い出すためなのだ。
遠く離れていても存在を感じるために。思い出と約束を形にして。

そうやって、番となった人は互いに指輪を嵌める。
きっと彼も、指輪を見る度、思い出すのだ。

自分は一人じゃない、自分を待っている人がいる、自分を愛している人がいる。

こんなにも綺麗な意味を持ったものを身に着ける日が自分に来るなど、
思ってもみなかった。けれど今では、この指輪がない自分の手が想像できない。

一人じゃない。私には彼がいる。彼には私がいる。
小さな家の中で、帰りを待って、また送り出す。
ロストワードが彼を守る。

その日常だけが、今の私の全てであり、人生だった。
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4542 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 22:08:16 ID:M1jcoGRQ0

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        .>'´:::::::,ィ'i、   .`/iiiiiiiiiシ´三三三三三三三\:.:.:.:.:.:.:.:.>─<,     ,ィ'ii,           .`'<ii
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  .イミ::::::::,ィ'´//////////,イiiシ´>≦ミ三三三ミ/ヾ `ヾ三ミi::|  ノ:.:.:.:.:.:.`''<,,_><三ii、
     /////////////イiiシ´./三三三三三ミi`ヾ >≦シマミi:|/:.:.,。==イゝ=イ、:.:.:.:.:.\ミii、
    i{.///////////イシ´,,イ三三三三三三i≦ミ>''´  ヾ,イ:.>´三i}ミiッェ、:.:.:.i}i、,,:.:.:.:.:マ二ミii、
   ,イ//////////,イシ´三三三三三三三三>'´     ./イ三彡ミ≧ッ、`ヾi}iii>≦ミi、:∨
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第二次ネクスト戦役から二年。世界を巻き込んだ大規模企業間戦争は、
決して癒えない傷跡をそこかしこに刻み込んだ。

消し炭になった巨大コロニー。無秩序に拡大したコジマ汚染。
黒い雨、砂漠化、死の海、数えきれないほどに世界は傷つき、疲弊した。

企業連も主戦力たるネクストのほとんどを失った。
今やネクストとは力の象徴であり、イコールだ。
ネクストの強さと数が、企業の強さと勢力を決める。

一時休戦協定を結んだ企業たちは、幼き芽を育てることに注力しだした。
戦闘教導官の私の仕事も、その一端である。

IGIOとアヴィアコルは合併し、イオニア・アライアンスと改名。
今となってはオルデンブルクとSIに企業連宗主の座を取って代わられたものの、
なんとか健在である。

そんな手負いの企業たちが打ち出した肝いりのプロジェクト。
大規模コジマ発電施設アルテリアを基盤に、コジマ汚染の少ない空に
超大型航空居住艦クレイドルを打ち上げ、人類の生活圏を空に移すというものだ。
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4543 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 22:16:19 ID:M1jcoGRQ0

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               / /    /V/{「\=\ ノ7 =-/ ̄{: : :.人-r'⌒寸"~  /=-゚, ∨/∨ ∧ ∨ ∧ ∨ ∧
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          / /   /  )/^ヽ \ニ=-〈ニニ=-{   /廴ノ{     `寸ノ=-lニ=-} }'ム `  ∧ ∨ ∧ ∨ ∧
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      / /   / / __,xlレ'ニ/ Y´ {L ィi{i^辷/∨∧ ∨∧     {`,ニ=`、ニ/ /∨ ∧ ∨ ∧ ∨ ∧ ∨ ∧
    lL/   / / / ̄}[L/-= ノ  ~厄≧=‐〈  ∨∧ ∨∧    {=iニ=-\'゙  ∨ ∧ ∨ ∧ ∨ ∧ ∨ ∧
         /[/ , -= //-=-r'^  _/ニニ=-> ァ  ∨∧ ∨∧     \二ニ=-|l___ ∨ ∧ ∨ ∧ ∨ ∧ ∨
.      / /   /-=, ' ̄\_ ノ_「`/ ̄'>''~ /{__,厂\ム \{       lニ=-/ニ=L ∨ ∧ ∨ ∧ ∨ ∧ ∨
       lL/   ./-=/-=ニ二ア゚7=i|/ニ/}ニ=/_r く ̄\=-\       L ィ^ニニノ⌒i. ∨ ∧ ∨ ∧ ∨ ∧
           /-= i-=ニ二/: :/ニl|ニ/=}/i}⌒l=〈 \_ノ\=-∨       __]ニニ/: : : :l  ∨ ∧ ∨ ∧ ∨ ∧
           -=ニ」-=二=i: : 、-=lL/ニ/ニ=ノ  lニニ、: :\ ヽ=-,     /ニニ=,. : : : : : ,   ∨ ∧ ∨ ∧ ∨
         ]l-=/-=ニニi/l : : l-=l|ニ/ {/   ,ニ=-}: : : :\」}=l     i{ニ=-/ : : : : : /     ∨ ∧ ∨ ∧. \
         ]lニj{-=ニ二ノ ム : :l-=lL/ニ}   /ニ=-,: :_ イ^、\」   /l{ニ=/ : : : : : /       ∨ ∧. \ 」
         ]レ'⌒L/ ̄∨ム.」-==|ニ=,ー-‐〈ニ=-/´ニニ=-} ∨   i-=-/ : : : : : /       \ 」
         〈 l!i-=ニニ∨ム-=./|ニ/゚    }\二二ニ=‐∧ ∨   lニ/ : : : : : /
            lLノ┘!-=ニ二∨ifr┴L/Vムー-‐\ニニ=-厂 ̄}\}   j∨.: : : : :.,
             i-=ニニニ厂乂_,ノ  Vム     \.-/ニ=-7: : },  /´`{ : : : /
               八-=二/-=ニニ}`   Vム    ^i{ニ=-〈: : / ∨ /} L ィ^
              ⌒ヽ/-=ニ二〈ニ〉  Vム    j{ニ=-/:: '=-└' / /
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              }-=ニニニ/     \_/  \{___,∧
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         / /-ニ廴ノ                            〈`、ニ=乂l
         iL{-=ニニ/                          V゚,ニ=-\
       _Y⌒ヽ-ニニ/\                               ~}二ニ=‐∨
.     /ニ乂_,,ノ辷彡ー┘                          }ニニニ=-}_
     ー一''" /-=∨                             人ニニ=-ノ^{\
.          \_/                                     ≧(⌒)k、ノニ=\

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時代は大きく移り変わり、世界もまた変容していた。
企業たちは新たな経済戦争を始め、人々は空の暮らしを夢見る。

いずれ全てを忘れられる幸せな人々を抱いた揺り籠が空を飛び、
汚れた地上でアームズフォートが大地を抉り、
ネクストやノーマルが地を駆け火花と命を散らす。

だが、人間は変わらない。その本質は変わり様がない。
紀元前からずっと、やることは同じだった。

社会的な弱肉強食のやり取りの中で、今日も世界のどこかが戦場となる。

けれど、今の私にとっては、それも遠い世界の話だ。
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4544 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 22:24:09 ID:M1jcoGRQ0

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 | : : : :.:| ヽヽ.| |: :.| | i ヽ | | : | {  辷zzシ    /: : : : / ,≠乏テア: :/:/ } |: : : |: :
 |: : : : :.| : : ヽヽ : : | |/\ !: :!: |リ           / : : // 仍:ソ/} // / | |: : : !|: :      ……彼とは、上手くいっているのか?
 |: : : : :.| : : : : : : : :.| ||: : |、:| ヾ、         /: :/    ヾ- // }: / / !: :/ }: :
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 |: : : : :.|: : : : ,、r ´  .!:.:.:.:.:.:ヽ    `ヽ、  {/ !` ヽ 、
 |: : : : :,、r ´      |:.:.:.:.:.:.:.:\      /ヽ ヽ ヽ ` ヽ、

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シグナムは両手を組んで机に置くと、露骨に話題を変える。
とはいえ、興味もないことを適当に振ってきた様子でもない。
元から気になっていたことの一つなのだろう。

マニキュアの一つも塗られていない素朴な指が、落ち着きなく入れ替えられる。
教え子の夫婦生活が上手くいっているかどうか気がかりな様子だ。

「上手く……まあ、上手くは行ってる方だと思うわよ。
それに、お互いそうでないと困ってしまうもの」
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4545 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 22:24:33 ID:M1jcoGRQ0


          仄いrく艾艾艾艾癶、
         r巛Uj〉j〉j〉::::::::::::::::::::辷う、   、
.        nrnrnrnrnrnrn:::::::::::::::::::辷う、   \
     /乂乂乂乂乂乂乂nrn:::::::::::::::辷う、   ヽ
   / ̄          乂乂nrn::::::::::辷う、
             \        乂乂n::::::::::rう)、
/               :.\   \    乂n:::::::::rう)     ′
  i      : :   ::::::. ヽ  :.\     乂辷辷く     ′       「そう、なのか?」
  ::|:.  ¦  :...:|....: i :::|   _}L.:.      艾艾艾\
  ::|:: |:::::l|:.. . .::::::|:: 斗r七'     |l ¦   Y⌒Y^  \   |        ええ。だって、今更別の人と、なんて考えられないし。
  ::|:: |:: 八:::::::::::::|l::l::| 〕斗ぅ弌7. |l  |:   V⌒ト、 \\ | 
: |:八:. 、:::: ヽ :::::::八乂{ア乂`ーク  |l  ハ:.   |   |l \ \\        一人で生きていくには、希望がなさすぎるわ。
: |::::: \\⌒\/     ''¨゛´   八Λ|:: | |:) 八.   \ |
八::::::::::|\ 托笊!           ./ .:/ ..:|:: ハ! ,.:代_____\__      まあ、結婚って、形も人それぞれだけど……
:. \ : |\\`ー1          //〉..:/|. / 「 ::|l   |.    )    )
\  丿:::::ヽヽ込、         //  ′/  :|l   |   (         私たちの場合は、色々、含まれてるから。
  \   乂__込、    _ ー      ./  /   |l   ト、
.    (  |:l \ \         ./  /:/... 八|:  |:::\           
     \|:l:: |:ハ  ヽ     イ..::/  /:/   /|:: |:  |:::::::::\
       |:l:: |:: |: |: 个ヲ 厂 ハ/  厶仏:::/^|:: | . ├――=ミ
       |:l:: |:: |: |: | ノ/: 厂\彡く/|..../: : |:: |:  |
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.    ′l       | || |        / | ノ 厶|-/ 十| ┼- 、// |
   l l|    l     |  |||     / .|イ´ / / ― トL|  //  l|
    | l |  l |     |  |||    l ′ ノ/  //___l/l |  l:::|   l|    それに、やる夫は私がいないと、
    | | |  | |     |  || >、  | | /    彡===キ≦ |:::|  '|
    | | |  | |     |  |/ へ\ | l            |l|  |:::| / |     きっとダメになってしまうから。
    | l∧  ||  |  |、/| l/   __             |||  \〉  |
   ヽ  \||  |  | ヽ〈   彡'" ̄            l||  /|   |      私も同じ。きっと自棄な生き方しかできないわ。
   |::::|\|::l├ヘ、 、l  \ 〃                ||  ' |
   |::::|  レ\ | \\   ∧     ヽ            l |   | | /       自分ひとりの身じゃないから、大切にできるものもあるの。
   |::::|   | |l | ` \ トヘ          _,. ‐    ノ八  | |./
   |::::|   | | l|   |l| \      - ´        ヽ| |′        あの人を独りにはできないわ。
   └┘   | |∧l   |||    ト                   二|
         八 | ヽ  ||l    |  |>  .     _  ´ //..::.:|
          \  \ |リ    |  |     `T爪_//..::.::.::.:|
               \    |  |      |>〔]‐< ::.::.::.::.:/
                   ノ  |       /イ/^l ト、\::.::./

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人が結婚する目的というのも、その人次第だ。
社会的な体裁を保つため、という人もいる。生活のパートナーが欲しい人も。
経済的に支えてほしいという人もいれば、孤独な老後を嫌がって無理やりする人も。

私の場合は、そういったことよりも、精神的なものが大きかった。
私にとって、彼は傭兵時代からの相棒だ。ずっと前からのパートナーと言える。
それに弟のようなものでもあるし、結婚した今でも体力と時間の都合がつけば
二人で街中に繰り出すことだってある。辛いときは互いを頼りにする。

それらをすべてひっくるめての夫と言える。

別れるとか、相手を替えるであったりとか、そういった考えはない。
家族を替えようなどと言葉にできる人は、家族を持つべきではないだろう。

そして何よりも、彼を独りにさせたくはなかった。
こんな時間を過ごした後に味わう孤独というのは、想像を絶するだろうから。

きっと、彼を壊してしまうに余りある。私も同じだ。
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4546 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 22:29:17 ID:M1jcoGRQ0

              _ヒゝiノノ-ァ_
          ,..-‐_rく_..二ゝ'_フ√二` _
        /_,.rイ:三三三三三三_三:_三ヽ_
      .' _j/三三三三∠二.ノ`´.      ` 、
  ,. - . / _f/三三三∠_,.ノ     \  、   \二ヽ
/   Y ft/三三::;∠j‐イ        ヽ ヽ     \ノ
|!    |:: ィ三三∠_.ノ ,    i   :!: .    i  V ヽ,:  ヽ
|!    |:: 〉l三三/,ノ /   :|  ::|: i::.   .i |:: i:::.  !:: ヾ i
|!    |::ゝ|三:/,.ノ  '     .::|  ::|: |::    i |:: iヽ  l:: ||!|
'゙ヾ:.   |ニィ::|トく |  |   ,.::ハ::::::ヽト,::::::: i l::_j_ |::: i:::: |!リ
  |::!  |_/,イ!l \  ,イ  ::: |::| ヽ__|_! ヽ::: //|/_. |:::/:::://
  l:::   /| ||!  j::)/: |  ::::|::ィ ´ゝト、 |::: / jィォjr!/:;|ノ
  j::. ィ   | |ゝテイ;:::: lハ, ::イ |',ィォrヽ |::/  ゝ'イレイト.\        今日の朝ごはんだって彼が用意してくれたのよ?
/⌒l:::i   ::| |::| ,イ ::: 乂ゝ ::| ハt'ン  j/       i::i:!∧ ゙!
   ::::i  j::| |::| i:::::::::∧ トゝ          ノ   i::i:! ', |!        出撃を控えてるっていうのにね。
   ::::i/⌒!i::| ::::::::/ | l           __    /::i:|: ハノl
:.   イ   ||::| !:::::::ト. | |      _ く ノ   .イ::: ノ::.ノ::ノ         「アリスは朝が少し弱いからな」
::/ │   :|`Y !!:::::::|ーノ人    /三 `ー―'───'‐く
''   |::: _| _| ヾ :::::!//ゝ__ __ ー/三三三ヽ三三三三三\       ……まあ、それもあるけど。お夕飯は作るつもりよ?
i:   レ´三 /ハ≡ミ\/ヽ{::( >(::ハ 三三三\三三三三三ト、
   /::/三://三l:Y三三三三三|::|ヾヽ三三三: i ::三三三三:| \
:::∨三三://!|三|::| ::三三三三::|::|三ヽj三三三| 三三三三: ト.、  ヽ
/:三三//:::!ー‐' !三三三三三|::|ニニノ ::三三::| :三三三三 |::: ヽ  ',.
三三三l::|三!|三´::三三三三三|::| ::三三三三ノ 三三三三:::| ::::: ヾ  l
三三三|::!三!!: 三三三三三三 |::|三ヾ三三 /三三三三三:ノ :::::  ト |

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暮らしにも不満はない。予定のない日は一通り思いつく家のことをこなし、
時折お出かけをしたりもする。教導官の仕事もほとんど非常勤のようなものだから、
使い物にならなくなった身体にも大した負担ではなかった。

新しい世代の訓練兵たちと接するのもいい刺激になる。
今となってはメディアへの露出もないのに、オルデンブルクの若き戦力たちは
私を見かけると、大抵は声をかけてくれる。

家事だって、完ぺきにこなす必要もない。
彼も、家にいる間は率先してやってくれる。むしろ体調を気遣われてか、
世間一般的な夫よりも領分が多いのでは、と思えるくらいにやってくれる。

お互いに甘える時は甘えるし、頼るときは頼るが、怠けることはないようにしていた。
少しは自堕落になってしまうだろうかと恐れていたが、先が短いことが
分かっているせいか、案外しゃっきりできていた。
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4547 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 22:35:49 ID:M1jcoGRQ0

                   ,、rm__rv竺vヘュrヘ- 、
                 {辷彡'こ三三三三≧ヘV,ニニヽ
                     /彡クー^ー'^ー^¬卞〈\ヽ∨
               / 乃了   `ヽ  ヽ∨∧ヽ \`、
                  //_/7 ′     ハ `、〈〈_ノ ノ   ヽヽ
           r,ニY/」 ′〃   , ' l| ト、 l l ̄l「`、   | ハ
           __〉イ〃 ,  /, l   / ,イ!} |リ 八 ヽ |ハ
           〈 rク// ,′ ,'/l∥ ,' /厶‐十ナ/}小、ヽ ∨/  、
        , -ァ7イ {  l   |l ハ ト、 { l /ィ乏f千ァ l |ヽ}_ノ   、、 `、        そんなに心配いらないわよ。
        // 〃l ハ  、 レイ下丶、j′'ヾ゙ジ  // rヘ川 ¦ ヽ ヽ
.     //   {l { い、、\V,ィf赤       //  ,ィ|l |  ト、 \       私、ちゃんと幸せよ。
     {_/    ヾ \/ ヽ\ヾ`ー'′       { !  仆//  ,′ | ヽ  ヽ
             ノ{ {  八_〉、   ` , - ァ  ゝ, ' V ハl /   ハ }   \    独りじゃないってだけで、何もかもが満たされてる。
           , -‐'´/ハ 、 { |lヽ、      ∠ニ-V リ / /  ∨    ヽ
  , -‐'´  ̄   -‐ニ|l 7,ヘヽ \l_  「≧ァr<::..::..::..::..∨ /,...┴、/ト、     l
// '′, '´ ̄.:∧:.ヽ//  ヽ\j二 /// 7j「ヽ\::..::/ , '´::..::..::..::ヽj ヽ    |
 , '´ , / ___ ,' ハ/ , ′ }ノ/ ,..-ヘ \_/∧V /r┘/::..::..::..::..::..::..`、∥   l
/ , ///   __.::|||::./ / ///::..::_>ー'′∨厂 /::.::.::..::..::..::..::..::..::..∨!    |





     /: : : :r、: : : : : : : : : /ヽ´/{: : : : : : : : : ヽ: : :‘,
    / / / ヽ ヽ : : : : / ̄ r〃 ̄ !: : : : : : : : : : ヽ: : :
   // : i: : : : : :i / ̄/‐//: : ://!: : : : : : : : : : : ',: : : ',
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    |:|: : |: :|: :|: |ヽヽ、: : : : : : :| |: : : ',: : : : : : : : : : : :|: : |      「な、なに、どうしたの? そんな、足の小指をぶつけたみたいな
    ||!: : !: |ヽ ! !| |} }: : : : : : | |: : : : ∨ : : : : : : : : : |: : |
    | ヽ |ヽ| ',ヽ| リ |/ ヽ: : : : | |: : : : : :|ヽ: : : : : : : : : |: : |      顔して泣き出して……」
       ',l ヽ| ! | |: |   \: : | | : : : : /| |ヽ: : : : : : : : :|: : |
       ヽ ヽヽ. | |     ヽ7/ヽ./  ` ',: : : : : : : : :|: : |     い、いや……アリスから、そんな言葉が聞ける日が来るとは……
           | |、 、       |    i: : : : : : : : :|: : |
           リ ヽ- }  , 二二二、    |: : : : : : : : |: : |     あの頃は思いもよらなかった……
              ∠:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ    |: : : : : : : : |: : |
            ; /- ―/ ̄ ̄ ̄ ̄\   |: : : : : : : : |: : |     「やめてちょうだいよぉ、年寄みたいに」
  プルプル    ,、r´ >・:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ |: : : : : : : :|: : |
       ; ,、r .>・:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ|: : : : : : : |: : |     本当に……生き残っていれば、良いこともあるものだな……
       / ̄ ̄ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|: : : : : : : |: : |
     ; i:::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|: : : : : : : |: : |
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     ; |::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| : : : : : : |: : |

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急にわなわなと肩を震わせ、苦悶しているかのように顔を歪めて涙を流す
シグナムに、思わず吹き出してしまう。

まあ、大袈裟と言って片づけることもできないのも確かだ。
私だって、こんな風に過ごすことになるなんて、予想だにしなかった。

物心ついた時からネクストに乗ることを周りの大人によって運命づけられて。
目に映るものの全てが敵か味方かで。
戦場に出る生き方しか知らないまま、ACやコロニーを数えきれないほどに焼き尽くし。

血塗れの生き方をしてきて、いつか血に塗れて死ぬとばかり思っていたのに。
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4548 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 22:36:00 ID:M1jcoGRQ0

           ,' j{ニ/             /          マiム,
          ,' i{./      /   .,.′            マiム,
         ,'  j,'     /  /    ./ /  /    ,'       .',ニi}
         ,ィf芹l.    ,'  ,//i  イ   /  /i         }ニi}
           {i:i{  i    {/N'  { /i  / ./ ,'    ,'    }ニi}
            マihxl ', .ムセチ芸外/ イ./ ,/   / ./Ni/   .jニij
         i./i/i. ヘハミh、""´  /-<´ ー/ , '  /    //
         l.{i:} l  {.             セチ芸ァ ./     /
         i.{i:} i   ',              `""  /    , '只ヽ      で、今日はどうするの? ゲストルームも一応あるわよ?
         l.{i:} l    ',        /           /   ,/ .i  マiム
          i.{i:} i   .ト、'.,             -<´   .,.'ヾi:i:i:ツ     「いや、私も今日は夜間出撃だ。まったく……
           l.{i:} l   :i  :i'.,  `   =-    /     ., ' l
            i  i   :l: rfl \       <´    /  .!         そろそろ世代交代と行きたいのだがな」
            l  l   :i: {ニh、  '   ='''"´-=''./ニヽ _  l
         j   :i   :l:ムニニY'"ニニニニニニ/ニニニニニニニ\:i          分かったわ……シグナムも、無事でね。
           ,'   ;l   ',////只ヽニニ>''/ニニニニニニニニ',
        /  ,iN: V. V./イ/l.//ヾ´/.ニニニニニニニニニニニ}
   >''"ニニニニh、ツ  V  V.//iV/ /ニニニニニニニニニニニニニニi
  ./ニニニニニニニニ乂   ヾ、 V./.l V/ニニニニニニニニニニニニニニニl
  .{ニニニニニニニニツ    /// i//i /ニニニニニニニニニニニニニニニニi

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かつての自分が聞いたら腰を抜かしそうな程に穏やかな声が出る。
彼のせいだ。彼のせいで、私はすっかり弱く、やわらかくなってしまった。

けれど、今はそれでいい。
この家では、彼と暮らす時間の中では、弱さは罪にならないから。
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4549 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 22:36:12 ID:M1jcoGRQ0

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                               ・

4550 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 22:44:12 ID:M1jcoGRQ0

〜ブライドル本部・管理委員会オフィスエリア〜
                      |  |:::::::::|:::::::       |  ~""''' ‐- . _
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                      |  |:::::::::|::::          |  |:|     |//////// |     |  / /
                      |  |:::::::::|::::          |  |:|      ̄ ̄ ̄ ̄:|     |   /
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                      ト . |:::::::::|::          |  |:|          |     |            /
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                  _,..、-''" ¨` ´    ` .       |  |:|          |     |      //
            _,..、   _,..、-''"                `     |  |:|          |     |       /
      _,..、-''"   }-''"                       `   |  |:|:_______::|     "''‐ ._/
   l´         !                         `ー┘//////////////!             "' ._
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          } /.,': ,'i: : : :.|: : l.ヽ 弋zz汐           弋zz汐 ア:i: : : : : |: l   ∨ ハ      リンクス、入速やる夫。
          /  i: :i | : : : |: : :∨: :|               ,': /: : : : : :!: l     ハ
.          ,'    |: :l | : : : |: : : :∨:!               ,':./: : : : : : :!: l     ハ      貴方のブライドルランクを、
         i     |: :l | : : : |.: : : :.Ⅵ                ,':/: : : : : : : ,': :        ハ
.       i    |: :l Ⅷ : ハ: : : : :∧                /イ/: : : : : : :,':.,'       .ハ     3から10へと変更いたします。
         ,'     Ⅷ .Ⅷ: : ハ.: : : : :ハヽ     (__)     /i: : ,': : : : : ,'          ハ
.       ,'      !:i  Ⅷ: :.ハ: : : : : ハ: :ヽ          ィ: : ,': :,': : : : :./          ハ    ――以上。
..     /      i:|   Ⅷ: :.ハ: : : : : :}≧} >    < {-‐'´.,': i: : : : ,イ            ハ
      ヽ     ヽ   ヽ: : :.}: : : : : if´≧=‐- v -‐=≦ ヽ ,': :.i : :/      r‐=マ    >
        ≧ュ、__/┐ヽ  ヽ: }: : : : : |      /Yマ      |.{: : {: :, '     i   マ>
【企業連直轄ブライドル管理委員会書記 ムサシ・B・キサラギ】
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
大した歓迎もなく遮音ブースに連れ込まれると、
ブライドルの代弁者として顔も知られているムサシが、
極めて無感情に重大なことを淡々と告げてきた。

以上、と打ち切られると、どうも言い返しづらい。

最初こそ慣れなくて嫌っていたが、今となっては馴染んでしまった
ジャケットの襟元を引っ張って直し、椅子に深く腰掛けなおす。

意外にも、驚かない自分自身に驚いていた。
ブライドルランク3。第二次ネクスト戦役の英雄。色々持てはやされてきたが、
あまり興味も拘りもなかったのかもしれない。

決して悪い気分ではなかった地位だったが、その終わりは唐突だった。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

4551 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 22:49:21 ID:M1jcoGRQ0

                 ,,..-――-..,,
             /          \
            /            ヽ
         /      ___)   ヽ- l
        /l       '´       r  .l
      / ..|. U   =≡=   =='' ',
     /`ヽ、__.',             ヽ   l      ……一応、聞くだけ聞かせていただきたい。
    ./   \ .ヽ.     (_ノ--'  ノ
   /     /-‐| \、 ____ ,,..-<       僕にゃ、前回のランクマッチで観客を引かせるほど惨敗した記憶もないし、
  ./    ./   l l  \    | r-ヽ  `ヽ
 /    l    | ヽ   .>、 r'__..>>   |      企業連の機嫌を損ねるようなこともした覚えはないんですがね。
./     iヽ   .|_ヽ.イ .〈Y´ i `''1 |  |
'      l  、  < ´  .i  |  i  | |  |       なぜ、そういった判断を?
\   / _,,-ヽ  ヽ  .i  .|  .i  .|.l  |
  .ヽ∠-''"ヽ    ヽ  i  .|   i  |l ..|        「上の判断です。私からは何も――以上」
        〉    ヽ .l  .|   .i |`ヽ|
        /       l/  .|   ヽ|  .l         ですよね。ああ、勘違いしてほしくないな。別に食い下がりはしませんよ。
     ./         ./   l     /.\ ヽ
    l           /   .l   〉  \l
      ヽ     /__,..--'┬-イ    |
        \  ./―‐┴''"´ ̄ ̄l     |
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              l::l  l::::ノ    :i:{ l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::|      |       想定外の反応です。
            !:i  .l:ヽ    :i! l::::::::::::::::::l::::::: ::::::: |..     |
               i:!  .l::::ゝ_    ,'::::::::::::::::;'ゝ、::::::::::::|.       |        “黒い鳥”としては、大変遺憾かと察していたのですが。
                圦  l::::::ヽ   i::::::::::: :::;'   Y´ :|       | 
               ヽ l:::::::ハ_>l:::::::::::::/-‐==ニ{ :|     ┌‐        「からかってますか?」
                 ゝ|::::::::::} }::::::::::/  __,,,,,,....Y_ ニ -‐ ´:::|
                |::::::::::} ,'::::::::/'¨゙゙´    ム マ {::::::::::::|         いえ、まったく。
                    |::::::::::/:::::::/    __,,,,,,.... ム マ:::::::: ::|
                   |::::::::;'::::::;イ /'¨゙゙´     ∨ム{::::::::::::|
                  |: :::,'::::::,'          ∨:l::::::::::::|
                ノ イ;::::::,'             ハ .l:::: :: ::|
                  x<  ;::::: {             } |:::::::::::|
.              ,イ     ;::::i::l            l .!:::: : ::|
             ん     !:::i!::マ              ,' .|:: ::::::::|
              {      :::::!i::::マ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ  .|::: :::::::|
.            八       ',ムマ::ム―――― -、 ∧ .l::::::::::::|
               ' ,     r= .マ_ム______}  }  l::::::::::::|
             ゝ. _ マ   /       マ_/  l::::::::::::|

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ムサシは眉ひとつ動かさない。まさしく鉄面皮とはこのことだ。可愛げのない。
流れるような艶のある黒髪と抜群のプロポーションに恵まれた美女だというのに、
溢れ出る冷たさと無機質さですべてが台無しだ。

そんな興味も関心もなさそうな瞳で、あだ名を出してくるのだから面食らってしまった。

黒い鳥というのは、まあ、自分のあだ名だ。
自分のネクストであるロストワードが、遠目に見ると鴉に見えるから、だそうだ。
レイヴン、というと古い傭兵の呼び名になってしまうので、
そういった言い方になったのだろう。

陰で呼ばれる分にはいいが、自分で名乗ったり、
面と向かって呼ばれると恥ずかしい。

「あと、ロストワードは黒じゃなくて、どちらかというと紫紺です」

「さようでございますか」

冗談らしきものに冗談で返しても、乾いた言葉が飛んでくるだけだった。
ため息を押し隠し、すっくと席を立つ。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

4552 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 22:53:25 ID:M1jcoGRQ0

               _____ 
             /           ヽ
           /               \
          / 、                \        用はそれだけですか?
           /   `ー-               ヽ
           |  、__               |       「ええ」
         ノ   └┘ /              |
        (、      !_j              |       なら、失礼させていただきます。不満を聞くために、
          {`ー-'                  /
          \  ,, -===ニニニニ====-、_/         わざわざこういった形をとってくださったのでしょうけれど……
            ソ´:::;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
       ___〉:/       |i     \/_        では。
      /| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::       |`ヽ,
     /  .| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::       |:::::::|

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ムサシの仏頂面の向こう側にいる老人たちの集いは、
実質的に世界を支配し運用している集団だ。

彼らの逆鱗に触れる何かがあったのか。
自分のポストを明け渡したいお抱えのリンクスでもいるのか。

そんなことはどうでもいい。
権威の維持でも、利益の増大でも、政敵の排除でも、好きにやっていればいい。

自分はただ引き金を引くだけだ。銃口を向ける相手は勝手に決めてくれればいい。
そんなことよりも、今は待たせている妻のことが気になる。

世界の行く末、経済戦争の勝敗。どれをとっても、妻の機嫌に比べれば些末事だ。
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4553 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 23:03:00 ID:M1jcoGRQ0

.        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
.       /:.               \
     /: : :               \
.     / : : :                  ヽ
    | : : : :   ,.,,,,ノ⌒" '' ``⌒\,,,   l           「あの、もし」
    |: : : ::;  ( ○ )   ( ○ ) .;:: |
    |: : : : :    ´"''"      "''"´     l           ……うん? 僕ですか?
  ,_ ヽ___    (    j    ) u /__
/:: r' | r' ̄二ユ:`ー-‐'´`ー-‐'′ / : :: :: :`:、__       「はい。ああ、失礼しました。私、こういうもので……」
: : : :::| .| | /  ) `)         /: :.ヘ : :: :: :: :: :: :\__
 : : |.ノ. ノ /  ⌒ヽ_  _  , ´ |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ
 : :: ::\         `ト、   /: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ
 : :: :: :l: `ー┬-、      |ii入 /|:: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
  : :┐|: :: :: :: :\)  7 ./iiii〈    |: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
 : :イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiiiiiii}   | : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
 イノ: : / /: :: :\_  ̄\iiii}   |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|

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廊下に出ると、突然後ろから声をかけられた。若い女性の声だった。
身体ごと向き直ると、落ち着いたツイードのベストを着こんだ、
事務員風の若い西洋人女性が立っている。まあ、事務員と見ていいだろう。
明るい色の髪には艶があり、生活的な余裕を感じさせた。
控えめな化粧の中で濃い目に引かれたアイラインに自信が滲んでいる。

上品な風貌の女性だ。年齢も自分と同年代に見える。

敢えて訝しむような視線をやると、女性は胸元の名札に人差し指を当てた。
にこりと微笑んでみせてくるが、訓練された笑顔だと感じる。

「いえ、怪しんでいるわけでは。何かご用で?」

こうなってしまっては、社交辞令と腹の探り合いの始まりだ。
うんざりする。胸の前で腕組みをして、指輪が見える構図にしてみせても、
女は一向に怯まない。

リンクス、トップランカー、男。
この戦争経済を中心とした社会の中で、自分は垂らされた蜘蛛の糸なのだろうか。

こんなことを何度繰り返しただろう。世の女性が皆そうであるはずもないが、
こういった女性も確かにいる。既婚であろうがお構いなしだ。
むしろ、そっちの方が都合がいいのかもしれない。
変に社会的な関係を持たずに恩恵に与れるから。

ランクのお世辞が始まったあたりで、訂正を入れてみた。

「実は先ほど、降格の通達を受けてしまいまして。
これからはランク10、二桁ランクの中堅リンクスといったところです」

ここにきて、ようやく女性の眉がひきつるのが見えた。
視線が微かにブレる。品定めと検討の目だ。腐っても鯉とでも言いたげに見える。
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4554 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 23:08:20 ID:M1jcoGRQ0

             r‐/       \
        /⌒\/__ . - < ̄ ̄ ヽ.\
       _ゝ/⌒\ ̄ `、<⌒ 、  ) }
       / /     ヽ   \ \ ) < _ヽ
     /  , ´   }  }      ヽゝrー`
    ノ ., | i   /  /  }  ,.} ヽ 丶爻  }
 ‐=彡 /{ |人  /  /  /i==ノ= }  `爻  /
    {从`. { =\! 人 /y=ミ、ノ   }r 、人        あ、いたいた。お疲れ様です、やる夫さん――
    丶\≧y=ミ( ノノ  {..イハ }  i |.ソ}  }
       乂 {.ゝ{ ,ハ      ゞ- '/ ,  }リ. /  /        あら、お邪魔でしたか?
     { 、ミ=_ ゞ '       ./ノ ./ `´ ノ
      ` ミ=‐  '、    ‐=彡ノ! ノ /          「その手の冗談は人前で言わないでくれるか……」
          人    -     ノ { ノ
             >     /  _.У
            ( ソ ` ,ェ__,. - " /\
           , ‐ヽ ノ/./ヽ   /   |ー ―--、
         r ( ソ ノ/レ、_∧/      .|―‐ 、=彡\
      /   }=ミ'´/  /.{ / \_____|    \r―}





                      __
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               >― 、   ``ヽ. ヽ
     \      ,   ´ ̄ ̄ ̄`  ___  l |
       ヽ二二  ´ ̄    \\  \ 'ニヽ
        ア /    l/ / l l ヽ }      \
.        //   ,  /  /// | // ̄\\ ヽ ヽ
.      / ィ   //   l// //// ̄_ \\ |  l
     /´/ /// /, 彡レ'/l〃≦ッヘi  ヽ V"ヽ
        / .イ// //ア/イ  リ r代ツ ノ   Ⅵヘ 丶       おっ! 隅に置けないねぇ旦那ぁ。
.      / //.ィ // /ー≦リ、    ¨¨´     〈 /ノノ
     / /// l/ / / /ハ.ィ戈tア゙ヽ          /|        ね、お姉ちゃん、よかったら俺なんかもどう?
    ‐彡' / /l / ∧'| ヽ 一'´〈  _    _,、    「V {   、
.    ̄ ̄ ̄   |ヘ/ ∧ム  ∧ l ヽ  ィ _j   / V \__ノ)     彼と違って独身男性、オルデンブルクの超新星、
         ∨ / ⅥV ゝ ソ   く_レ´ ノ   .′ Ⅵ ‐≦_
.          Ⅵ  ⅥV |ィ l> _ ` ‐彡  // , レi  }\\    不死身のコーラサワーとは俺のこと――
          `ー Ⅵl 八ノノ //>..  __// / ノ/ /l  ヽ.l
           `¨´ ノ/  ア 从{ ∧     / ‐ 彡 イ/リ  Vリ   「しっ、失礼します!」
            `¨¨´   {ゝ{_`ン}  ヽ / ´ ̄ l'   /
                  `=彡 丿   /  ,. -‐V /      あるぇー。
                  / /   /  /  /´

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さて、もう一押しでこの女性も去ってくれそうだな、と内心ガッツポーズを取る。
袖に振ってもいいのだが、あまり失礼な真似はしたくなかった。
こういうのは女性から去ってもらうに限る。

すると、後ろから二つの聞き慣れた声が自分を呼んできた。
片や女性の方は落ち着いた様子でとんでもない冗談を叩きつけてきて、
片や男性の方は自分を見つけるや否や、隣の女性を口説き始めた。

堪えていたため息を吐くが、男の方に関してはファインプレーだった。
女性がもはやこれまでといった様子で足早に去っていき、
口を尖らせてそれを見送る男の肩に手を置き、首を縦に振る。

「コーラサワー、手あたり次第はやめなさいと……まあ、今回はよくやった」
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4555 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 23:15:09 ID:M1jcoGRQ0

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             , ニ^  ,   ̄     :、 ム_
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               , : : / : : . : : ´: :, イ: :〃:|: \\}
        、    ノ . : //: :/: :/: /\//厶」: : :l: .ぃl
        ヾ 二: : : ノィ : /: :/: /=ミ /´ /z_! : 小: | l
          ー=彳: : : ;|: :': :/!:/      (´⌒7:// l/     _ .. -‐―- .._
           レ: : /{|: |: :l l'     , / ノイム-‐ュ…‘”´        `丶
           l : ∧ ヽ|: :l     r==:: 、_   /   /               ゙,      しっかしホントモテますね旦那。
           !/ }: : :ヽl、  { ̄` V  /!   {                 丿
            、l/_,ノ: : : : :ト\  ゝ_丿 イ ム   ヽ┬…‐x、          /       いや、俺も負けちゃいませんけどね?
           'フ:/: :l: :| |__\ ‐ ∠: :`彡ヘ0__l⊥ィ // ` ¬‐-     /  
.            /イ : : /l: :ト! {「`l 厂[: : : トヽ ̄    !l l     ヽ   ,          むしろ俺の方がモテてますけどね?
         {、_ノ: , ヘ、!:/  jj { {  }:八 !       !l |        ゙
           \__/ \゙l'、_〃 { {  lへ ゙!         l |     /            奥さん泣かせちゃダメですぜー?
      _ .. -‐ ''´    厂 ̄ ―j j‐   \ ヘ     l   !     /
   _  '´          '    _ノノ      7/∧   l /  /
  f  、        / ,  , ´ ´      〃//ヘ 、 {   /
  l    \     / //             l //ヘ l \!/
 !    丶   / , ´ ´               ゙l   !
  ヽ      、 / 〈                    !
  丿      ∨ Vヘ                      ,
【ブライドルランク15 パトリック・コーラサワー スポンサー:オルデンブルク】





            -─-こヽ__
         /  ‐=≦ニニ>ミヽヽ─-、
         ´ ̄{ニニニ>'~ア⌒⌒`ヽ、≧ _
       /      >─/  /   /    丶  丶
      .'     '⌒ア / ./   l      ヽ  \
      {   / ( /  '  { |  {         }   \``〜、、
      / ',  /( /   { 从 {、__{',  {     } }     ヽ ̄ ̄
    '   ', ハ( '    ∨ V¨¨⌒Vヽ     l }   }   、
    {     | )| l,  { {    ‐-、   ',  ノ'⌒}  } }  |
          ( | ll  { {          }/-‐^l | ノ    l
     }   /   l{ l{  ゝ ', 'ア==‐~      _ ノィ レ  ノ '
    八  /  人 小  {`¨           、`ー={ィ_/l/
    }       \__\__      _   ′ {  ',       はいはい、コーラサワーさんはそれくらいにしましょうね。
    {   l      ) \',ヽ       丶 ソ  _ノ  ノ
            /、   |  、      ー   /}/         やる夫さん、お迎えに上がりましたよ。
      }`ー       ヽ  }  >      /
     {     、   }'^''〜、、  >---'               「ああ、わざわざありがとう」
       、      '⌒ヽ   `丶、ト、
       {``ー __、   }       _>寸               いいえ。 あなたって単純なんですから、
     _,ィヘ     >‐ミ 、  <///}\__
   ,ィニニア^ゝ __{ニγ´ ̄``ヽ∨入 \丶、          企業連のお偉方に騙されていないか心配で。
  r⌒ ̄ ̄\     {{ 寸    ヽ、)∨Λ   >=、丶、
  {         `丶   ー厶ィ     } \V Λ''*、Yソ ¨丶、      
           \     {    ノ   `寸Λ  ''*、   ヽ
      /          ヽ /〈从   (_      `寸',    '''*  }      
   ∨ ____、 } ~"''〜 ̄ ̄ 〇      \  ∥ __}
   〈 /‘,ー- 、 }} \ /  }   ~"''〜--   _〇ヽ/ \ 〉     
    Y三‘,ィ´|'´}}  ‘, /       ~"''〜─=ミメ、',  Y
      ( ‘,)| }}   ∨             }}  `}}  }',
      ‘,二 〕 ∥   丶           ∥  ∥ .ノ }
       \辷ア        ヽ  __       ∥_∥ ─┴、 -、
          、        //     ̄ ̄ ̄     ヾ、ヾ、ヾ、 \
        丶    <二二 丶、                  }} }} }}  }
        (~"''〜--、、_ヽ   ヽ               }} }} }}  |
        ~"''〜-   ___   }             }} }} }}´ ノ
【オルデンブルク所属戦術オペレーター テレサ・テスタロッサ】
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赤髪の偉丈夫と穏やかな雰囲気の少女が並んで自分の名前を呼ぶ。
男の名はパトリック・コーラサワー。女性はテレサ・テスタロッサだ。

鋭い目つきにすっとした輪郭のコーラサワーはおちゃらけてみせると、
無造作な髪をかき乱して口角を上げた。どうやら今のは計算でやったらしい。
何も考えていないようで誰よりも鋭いのが彼だ。
こう見えて自分よりも一回り年上でもある。

隣のテレサも得意げに腕を組んで胸を張っている。
自分の専属オペレーターとして勤めてくれている彼女には、
年若い女性相手ではあるが頼りっぱなしな部分も多い。ゆえに、頭も上がらない。

自惚れかもしれないが、彼女には先ほどの女性のようなきらいもないから良い。
曰く、「男から搾取しなくとも私は生きていけるので」とのことだった。
大人しそうな見た目によらず強気な女性なのである。

ちなみにコーラサワーは彼女を二回口説いて四回ビンタを貰っている。
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4556 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 23:20:27 ID:M1jcoGRQ0

                    =ニ::=====:::::::__:::::::::::::::::::::::::::::`メ、__」
                ー=彳 小{ ≧≠': ̄ ミ====デ/ i  :V }、
                       l ! :N 〃/ハ : : : /≫テ;ミくイ   . : }ソヽ>;
                        jハ :ト、 ド'ツヽ/   んiIハ 》 ′. : ハ.:.:.:/         さ、早く出ましょう。大声では言えませんが、
                     ハ :t ` ̄        ゞ==ク '  : ,イX/
                      __{: :`犬   〈        /,. ' . :, く.:'.:.:`ヽ          ここにはイオニア……旧IGIOのシンパも多いんですから。
                   ´:{ `Y: :ハ\   r 、     `Z -ァ7  \_/ 
              /.:.:.:.:.:.ハ ∨ ;} i\ `┘    / /      ヽ           さっきの女性だって、ハニトラかもしれないですし。
             ∧ .:.:.:.:.:∧,ハ V:j  ! ヽ.__ -‐,ニ´ /        ト、       
              /.:.:.',:.:.:.:/ ,ヒ1 〈   L、 >、‐'´  /       ; l.:.:.:\        「そーそー、早く帰ってあげなさいってハナシ。
            ′.:.:.:ヽ/ イ从j   V´ / /:::::ヽ  /      i l.:.:.:.:.:.:\
              |.:.:.:.:.i.:.:ヽr'´ ̄`ヽ ! ハ_∧::::::∧ /     ´"'' 、」 l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..      俺は一人寂しくお家に……テッサが付き合ってくれれば
               |.:.:.:.:.:l.:.:.;ノ  \. リ ! .:. ̄Y´ 〉⌒.:ー-.._    |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i 
                | .:.:.:.:.l.:.{  \ | ト、_」\.:.:.:| ./|.:.i.:.:.:.:.:.:.:.「.:.:ー ┘.:.:.:.:,:.--.:、|      そうでもな」
           /.:.:.:.:.:.:l:∧`ヽ | ,!ノ  ノ  |.:.:.| /: |.:.l.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .:.:.:.:.:.:|





                      ノ:}
         ー=ー--‐==ニ二 (: :.弋
          ヽ: : : : :: : : : : ::ヾ: : :.ゝー-
            >ー: : : : : : : : : : : : : : : :>. .、    }
         _zイ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ /}
      ー=ニ三/: : :.>': : : : イ: : : : : : : : : : : : : : : :Y: |
          /: : : :ノ-─ ''´  |.: : : : : : : : : : : : : : : : : :.ト、
            /:.:.:.:.:.:.:.:.:ム-ー''´ |:.:..: : : : : : : : : : : : : : : : : :.}
        /:.:,イ:.:.:.:.:.:ノ ィテ'   〉:.:.:..:..:....:. : : : : : : : : : : 代}
       ノイ /:.:.>' ...:::   レ'⌒Y:.:.:.:. : : : : : : : : : '
         イ:.:ハ.  /:::::     イ )j:.:.:.:.:: : : : : : : : :/       オウッ!
     ;∴ 。 |:/ ヒ=/::::::     r-イ:.:.::.:.:.:.:.:....: : : /
           ノ r-イ:::::     ノ |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.(   ノ
           )│     / .八.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::弋彡く_
     パッシィア     {           ノイ:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:::.:.:.:.:.:.:.:.:ミヽ、
             ̄ ̄ヽ    |:.:.{ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:彡=ー-ミヽ、
                }\.  l:.ノ  `¨7ー==⌒ニニニニニニニニ7ー 、
           /辷ニニニ{:.イX  リ   /   |ニニニニニニニニニニ/
           ィニニニニニ/ /イ. ',.    /   .ノニニニニニニニニニ/
         |ニニrt一'ヽИ /㍉∧  イ   /¨||  |ニニニニニ/
         |ニ/ /  // /: : :{  У ヽ<..  ||  lニニニニ/





         .,..-――‐-.、
      /        \
     ./  ―‐   ―‐  ',
     l   ━    ━   l      出ようか。
    _l            ,'_
    \.ヽ、 (_人_) //     
      /\.>、---- ,<./、
    .,'.   \ ヽ〉-〈/ /   ',
    l.     \ヽ /./    .l
    |.      `Y´       |

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
コーラサワーが手をわきわきさせる。
その視線が彼女の腰辺りに行っていたせいか、容赦ない、
それでいて是非もない平手打ちが彼を襲った。

訂正だ、三回口説いて五回ビンタとなった。

しかし、もっと真摯に言えば違うかもしれないのに。
コーラサワーだって決して冴えない男という訳でもない。
というのは言わないでおこう。彼に対しての誉め言葉は、さりげなく言うべきだ。

自然と頬が綻ぶのを感じながら、首を回し、息を吐く。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

4557 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 23:20:47 ID:M1jcoGRQ0

                         ┌──────┐
                         │::::::::::::::::::::::::::::::::│
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                         │::::::::::::::::::::::::::::::::│
                         └──────┘


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                           │::::::::::::::::│
                           │::::::::::::::::│
                           └───┘


                             ┌─┐
                             │ :: │
                             └─┘


                               ┌┐
                               └┘


                                   □

                               ・

4558 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 23:21:18 ID:M1jcoGRQ0

〜Tips〜
                    r‐/       \
               /⌒\/__ . - < ̄ ̄ ヽ.\
              _ゝ/⌒\ ̄ `、<⌒ 、  ) }
.             / /     ヽ   \ \ ) < _ヽ
            /  , ´   }  }      ヽゝrー`
           ノ ., | i   /  /  }  ,.} ヽ 丶爻  }
        ‐=彡 /{ |人  /  /  ,/i=ノノ- }  `爻  /
           {从`. { =\! 人 "/y=ミ、ノ   }r 、人
            .,η\≧y=ミ( ノノ  {..イハ }  i |.ソ}  }
           κ// 乂 {.ゝ{ ,ハ      ゞ- ゚/ ,  }リ. /  /
         / //i .{ 、ミ=_ ゞ '       ./ノ ./ `´ ノ
       / / 'r'.、` ミ=‐  '、    ‐=彡ノ! ノ /
.       /  イ .ゝ}   人   ー_ '    ノ { ノ
     _/  .{ i  /     >     /  _.У
      /iヽ, ノ _.ノ      .( ソ ` ,ェ__,. - " /\
.     / ,{/。\/〉      , ‐ヽ ノ/./ヽ   /   |ー ―--、
    /   \_/|     r ( ソ ノ/レ、_∧/      .|―‐ 、=彡\
.   /       /   - _  }=ミ'´/  /.{ / \_____|    \r―}
  /       /, -'"  {(_ノ从! {  / |/   \       /  |
. /       /      `/(_ (,人/ ノ      \    /    |
/     ,イ ヾ,      (_、ゝミ=‐.Y´  .   _,. -''   /      .|
      / |       \    \_,..-''"    \(/      .|
    /  !   _,..-''"{.  \    \       ヽ/      |
、____,..-''"    .ヽ   > 、   \      {        |

【Name】
テレサ・テスタロッサ
【Status】
AMS適性:E
 ネクストへの接続自体は確立できるが、操縦は困難。

戦術オペレーター:C+
 オペレーターとしての技術。
 未だ新米オペレーター故、取り乱すことも多い。

【Note】
16歳女性。北欧やヨーロッパの血を引く。
オルデンブルク軍事士官養成学校を飛び級で卒業後、空席となっていたやる夫のオペレーターとして赴任した。

頭の回転も速く普段は冷静沈着と頼れる存在だが、実戦経験の少なさからイレギュラーやトラブルには弱い。
軍学校時代の優れた成績から、オルデンブルクのトップを張るやる夫のオペレーターとして任命される。
本人自身もAC操縦にはかなりの才覚を持っており、戦闘面での観察眼にはやる夫も助けられることが多い。

将来的には前線基地の指揮官というキャリアを期待されているほか、微弱ながらもAMS適性を持つことから、
SIの推し進める微弱AMS適性所持者用低負荷ネクストプロジェクトのモニター候補でもある。

4559 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 23:21:31 ID:M1jcoGRQ0

                      __
             \、_____ `ヽ\
               >― 、   ``ヽ. ヽ
     \      ,   ´ ̄ ̄ ̄`  ___  l |
       ヽ二二  ´ ̄    \\  \ 'ニヽ
        ア /    l/ / l l ヽ }      \
.        //   ,  /  /// | // ̄\\ ヽ ヽ
.      / ィ   //   l// //// ̄_ \\ |  l
     /´/ /// /, 彡レ'/l〃≦ッヘi  ヽ V"ヽ
        / .イ// //ア/イ  リ r代ツ ノ   Ⅵヘ 丶
.      / //.ィ // /ー≦リ、    ¨¨´     〈 /ノノ
     / /// l/ / / /ハ.ィ戈tア゙ヽ          /|
    ‐彡' / /l / ∧'| ヽ 一'´〈  _    _,、    「V {   、
.    ̄ ̄ ̄   |ヘ/ ∧ム  ∧ l ヽ  ィ _j   / V \__ノ)
         ∨ / ⅥV ゝ ソ   く_レ´ ノ   .′ Ⅵ ‐≦_
.          Ⅵ  ⅥV |ィ l> _ ` ‐彡  // , レi  }\\
          `ー Ⅵl 八ノノ //>..  __// / ノ/ /l  ヽ.l
           `¨´ ノ/  ア 从{ ∧     / ‐ 彡 イ/リ  Vリ
            `¨¨´   {ゝ{_`ン}  ヽ / ´ ̄ l'   /
                  `=彡 丿   /  ,. -‐V /
                  / /   /  /  /´
【Name】
パトリック・コーラサワー
【Status】
AMS適性:B
 そこそこの適性を持っており、ある程度の高負荷機体操縦にも耐えられる。
 新規のリンクス確保が急務だったオルデンブルクからすれば十二分。

戦闘技術:C+
 ネクスト操縦技術。
 粗削りではあるものの、持ち前の機転と天性のセンスが合わさり、時折獅子奮迅の活躍を見せつける。

【Note】
28歳フランス系男性。ブライドルランク15。年齢にそぐわないお調子者。
元ノーマルAC乗り。彼と馴染みのAC乗りやエンジニアは、口をそろえて「不死身のコーラサワー」という綽名を出す。

元はオルデンブルクのノーマル部隊エースとしてブイブイ言わせており、
ネクストに関しては「積み上げたものが活かせると思えない」と冷静な観点から、適性を持ちながらもリンクス登録を辞退していた。
上層部もその性格のクセを鑑みて容認していた模様。

が、世情が変わり、そうも言っていられなくなると、急遽この問題児をリンクスとして強制的に登用。
当時トップランカーだったやる夫に押し付ける形となった。

変わり者ではあるが下衆でもなければ卑怯者でもなく、バカはバカでも真っ直ぐなバカ。
戦闘でもなんだかんだいってかなりの腕前を披露しているため、やる夫は気苦労を背負いながらも信頼を抱いている。

やる夫のパートナーとして協働任務を行うことが多く、師弟のような関係に近い。




                       /〉     ,/~7`i
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          _, -/´ '。7'<ム    /:,'     /:i!:/:::i!
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         〈-i_,,/:::::_≧ニニ7:::i:::マ     /::::/::::i! _,,,,,,
          ̄ヽzzマ _,, -'マ::t::!::/    _./>'´ マー::ヽ\\
   __, - ,,,,,,__    i!|ーイアi´  _,!::::i' _,rー≦zzi!!<。 \::::::\ i i
  /.= /:==i__}ニ==-z.!{ム _レ!<テ' ̄ ̄r =-''"       〉__ , i:| |
 ,/     !>"> 'ーーzイ, < ._ /,.イ          .//マ./t!__j
 |   r≦ーー,iチ´::::::::/_,,、="//::::i        。 .//マ//ニニ'
. i   ,i-----,'-:::::::/___./ /:::::::::::::!, ゚    _,,,、 < ∨/ニニ/
  !,_  {-----'、/::::::マーーーマ マ::::::::::::ム ト- ''"      _,/ニニイ
   `'ママ    マ::::::::マ  // :マ '、:::::::::::::ト, _   _,,, -≦   i!
    ∧.マ    .マ::::::マ. //  マ...ト:::::::::::::| 〕´マ マ,     i!
    i ! `'マ    .マ:::::マ/_,,, -ーi`> 、::::,イ≦ニニi マ,       i!
   ,iリ,,,_マ    マ::::::〕,/ー7----iイノニニニニニマ マ,       i!
  ,ム//:::,rzzト≧==ーー'    !.i:::::::::,'::ムニニニニニニママ 、_,,--、/
AA:ガンダムUCジェガン
【Name】
デイウォーカー
【Type】
中量二脚
【Architect】
オルデンブルク開発部・SI開発部
【Status】
火力:B 機動力:B 耐久力:C 持続力:A 負荷:C
【Note】
SI製フレームACに長年搭乗していたコーラサワーを鑑みて二社共同でアセンブルされた中量二脚ネクスト。
EN負荷やパワーウェイトレシオ、重量バランス、どれをとっても高水準で纏まっている。

積載重量や腕部EN武器適性など豊富な武装への適性を示しており、重武装での出撃の時はカウンターウェイトとしてスタビライザーを追加することも。
通常武装ではSI製シールドとオルデンブルク製軽量仕様レーザーライフル、レーザーブレードを搭載。
重武装では背部マウント式のハイスピードミサイル、腕部保持式グレネードランチャー装備。任務によっては大型スナイパーキャノンも使用可。
FCSなどもその都度変えている。

大変芸達者な機体で、ACの運用思想を忠実に再現している。
これら全てに適応するあたり、コーラサワーの非凡さが窺える。

4560 ◆x0SRSoJXe. :2021/10/19(火) 23:26:00 ID:M1jcoGRQ0
さて、そろそろ限界が近づいてきたようだ。

いい時間にもなってきたことだしね……

さて、次回なんだが、これは安価もない番外編なので、時間を見て書き溜め、終わり次第投下しておこうと思う。

一週目のエピローグも、どこかでやると言及していたか定かではないが……

まあ、一週目の時も、ずっと戦闘ばかりで主人公とヒロインの穏やかな恋愛描写も薄くなってしまっていたからね。補完の要素もある。

それじゃ、シーユーアゲイン。モコイさん、必ず生きてこのスレに帰ってくるわ……

4561 安価のやる夫だお :2021/10/19(火) 23:38:56 ID:bxOO3pWE0
乙ー
無理しないようにね

4562 安価のやる夫だお :2021/10/20(水) 00:00:59 ID:4AKAbTe20
乙でした

4563 安価のやる夫だお :2021/10/20(水) 00:49:39 ID:3Xv/WKPY0
乙でしたー

熱い話だわぁ、「生きてるだけで価値がある」って
仕事でへこんだ時に読み返そうかしら

でも、生きてるだけで価値があるなら、戦わずに済む方法はないのかなぁなんて

4564 安価のやる夫だお :2021/10/20(水) 22:08:46 ID:xReQT0MI0

待ってるぜ


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