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カオスロワ避難所スレ3
654
:
死兆星の瞬きはどちらに
◆FEwgCJ5Pw.
:2020/06/22(月) 22:32:53 ID:Y1vKgW0.0
「まずい!」
一塁へ向かう寸前に翔鶴はダークソードを召喚する。
ダークサウンドの音色はもうすぐ終わるが、その前に鎧武を仕留めようとする。
鎧武の防御や回避行動は間に合わない。
「平等院さんの……」
『――仇だ!』
憎悪による鬼気迫る表情で翔鶴とロックマンは仲間を殺した男を殺さんとする。
そして非情なる闇の剣が、仮面ライダーを唐竹割にした。
「みんな、すまね――」
鎧武もとい紘太は、翔鶴相手に何もできなかった自分を許せぬまま、ターバンごと左右に真っ二つになった躯を晒した。
そして翔鶴はその死骸ごと踏みつけるように、一塁を走破した。
その後、近くの壁に当たることで漸く移動に関するバグも止まる。
同時に漸く、ダークサウンドの音色は止まり、聖帝軍はやっと迎撃行動に映れたのだ。
「紘太……クッソがあ!」
仲間の死にレイジは激昂する。
もはや両腕を失ったガンダムではトーチカぐらいにしかならないのはわかってるが、それでも仲間の死を弔うために、僅かな効果しかないとしてもバルカンをラオウや翔鶴に向けて放った。
二塁へ向かう翔鶴はこれを冷静にアクロバット飛行で回避。
一方、ラオウは――
「北斗神拳奥義 二指真空把!」
「な、バルカンの弾を指で受け止めやがった!?」
二指真空把とは敵側から放たれた飛び道具を二本指で受け留め、かつ相手に投げ返して反撃する技。
ケンシロウは矢などを受け止めるために使ったが、野球選手として成長したラオウは片手でガンダムのバルカンの弾を受け止めた。
サイズが色々おかしいが、実際に二本指で受け止めたのだから仕方ない。
更にラオウはお返しと言わんばかりにレイジに向けてバルカンを投げ返した。
その弾丸は、ラオウの超剛腕も相まってガンダムが撃った時よりも格段に速く、威力を増して元の持ち主であるガンダムのコクピットをぶち抜いた。
「がッ――」
弾丸が装甲を貫徹し、内部のレイジに直撃。
そしてレイジの上半身は弾けた水風船のようにバラバラになって血と肉片をコクピット中に飛散させた。
「レ、レイジィィィーーーーッ!!」
「よせ、イオリ! 飛び出すんじゃない!」
「嫌だ、君が死ぬなんて……ラリー・フォルクみたいな死に方をするなんて……!」
沈黙したガンダムのコクピットに空いた穴から夥しい血が流れたことからして、相棒の死を悟ったイオリは泣き叫びながらベンチから飛び出そうとする。
犬牟田が止めなくては、試合中であることを無視してガンダムに駆け寄っただろう。
「紘汰、レイジ……」
「どうすれば!」
戦場でまだ生きているチルノ・闇は仲間の死に涙する暇も許されない。
三塁に迫るラオウ、二塁には既に翔鶴が迫っている。
拾ったボールは闇の手の中だが、闇の見立てでは三塁のチルノがキャッチするより、ラオウの方が早い。
おそらく無暗に三塁に投げれば、キャッチしようとした隙にチルノがラオウに殺されるだろう。
誰もいなくなった二塁に投げるなど論外だ。
チルノに至っては闘気だけで氷を溶かしてくるラオウへの打開策が浮かばなかった。
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