したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

カオスロワ避難所スレ2

940ベジータ泣く!の巻:2015/03/12(木) 22:17:20 ID:hR/qcbmI0


そのまま、二人は福岡ドームの扉を突き破った。
そして、ベジータはセンターのフェンスに突き刺さった。
無限大のパワーなめんなよ!

「こ、これはいかん! フェイスフラッシュ!」

無限大のパワーを食らったベジータは瀕死の重症に陥った。
が、すぐにアタル兄さんのフェイスフラッシュによって回復した。

「アシュラマン、俺様に何が足りないって言うんだ!!」
「貴様に足りないもの……それは『戦うという覚悟』だ!」
「俺様に『覚悟』が足りない……だと……?l
「そうだ!」
「ん? 二人ともあれを見ろ!」
「なんだ、ソルジャー?」

アタルが福岡ドームのモニターを指差す。
そこでは仲間たちが戦っていた。
バッファローマンが、ブロッケンJr.が、ニンジャが、四次元殺法コンビが。
何故か飛竜の戦っている様子はなかった。

バッファローマンがロボットと戦っていた。。
ブロッケンJr.が大勢相手に孤軍奮闘していた。
ニンジャがリング上でドSっぽい女と戦っていた。
四次元殺法コンビがファンシーな服の少女たちと戦っていた。
だが……

「「「ニンジャ―――――ッ!!!」」」

ニンジャが相討ちになった時。
そこですべての映像が止まった。

(あのソルジャーとアシュラマンが泣いてやがる……)

あのいつも厳しいリーダーが涙を流していた。
冷血・冷酷・冷徹な魔界の王子も流していた。
気付けば、ベジータも涙を流していた。
少ない時間とはいえ一緒にいた仲間だったから。

「ニンジャ……お前を失うのは二度目だ……この怒りはあの主催共にくれてやる! カーッカカカ!!」
「ああ、そうだな……行くぞ、アシュラマン、ベジータ」
「(悲しんでいる場合ではないということか……)……ああ」

そして、さらに奥に進んでいき遂に辿り着いた。
福岡ドームの最深部。おそらくここに主催者のあのウォーズマンもどきがいる。
三人は意を決して、扉をこじ開けた。

すると、そこには!

「誰もいないじゃないか!!」
「あのウォーズマンもどきはどこに行きやがった!」
「隠れてないで出てきやがれ!! このサイヤ人の王子ベジータ様が相手になってやる!!」

すでに蛻の殻だった。
行き先の手がかりを探そうにもどこにもない。
その時である。

「奴らなら、東京の方に向かったぜ」
「バッファローマン!」

背後にもう一人超人が立っていた。
二本のロングホーンに威圧感のある巨体。
怒れる猛牛『バッファローマン』である。

「だが、なぜそんなことがわかるんだ?」
「俺がいた熊本県の阿蘇山がさっき東京の方に飛んでいくのを見た。
 恐らく、阿蘇山には何か仕掛けがあったんだろうぜ……九州だってロボになってるんだからな」

その事実を知ったバッファローマンはすぐに知らせるために。
自身の超人強度を0パワーにして光速で移動してきた。
その速度は文字通り光速、途中の障害物を気にせず一直線にここまできたのだ。

「……この状況で主催者が逃げ出す必要があるか?」
「きっと俺様たちに恐れをなしたんだろう!」
「追うか?」
「ああ」
「ブロッケンたちはどうするんだ?」
「……あの黒い奴の瞬間移動で一瞬じゃないのか?」
「いや、あいつら今戦っている……奇襲の必要もないし我々だけでいくぞ」
「お前らも舞空術が出来るのか!?」
「超人が空を飛ぶことができるのは当然だぜ?」
「カ〜カッカッカ!ベジータよ、キン肉マンのコミックス読み直して来い!」

そして、彼らは九州ロボのコントロールルームをぶっ壊した後に飛び立った。
目指すは東京。狙うは主催者たち。

「ところでなんでこんな陸地が近いんだ? さっきまで日本海の上だったはずだが?」
「恐らく知らぬ間の移動したのだろう」




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板