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カオスロワ避難所スレ2
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そのまま、二人は福岡ドームの扉を突き破った。
そして、ベジータはセンターのフェンスに突き刺さった。
無限大のパワーなめんなよ!
「こ、これはいかん! フェイスフラッシュ!」
無限大のパワーを食らったベジータは瀕死の重症に陥った。
が、すぐにアタル兄さんのフェイスフラッシュによって回復した。
「アシュラマン、俺様に何が足りないって言うんだ!!」
「貴様に足りないもの……それは『戦うという覚悟』だ!」
「俺様に『覚悟』が足りない……だと……?l
「そうだ!」
「ん? 二人ともあれを見ろ!」
「なんだ、ソルジャー?」
アタルが福岡ドームのモニターを指差す。
そこでは仲間たちが戦っていた。
バッファローマンが、ブロッケンJr.が、ニンジャが、四次元殺法コンビが。
何故か飛竜の戦っている様子はなかった。
バッファローマンがロボットと戦っていた。。
ブロッケンJr.が大勢相手に孤軍奮闘していた。
ニンジャがリング上でドSっぽい女と戦っていた。
四次元殺法コンビがファンシーな服の少女たちと戦っていた。
だが……
「「「ニンジャ―――――ッ!!!」」」
ニンジャが相討ちになった時。
そこですべての映像が止まった。
(あのソルジャーとアシュラマンが泣いてやがる……)
あのいつも厳しいリーダーが涙を流していた。
冷血・冷酷・冷徹な魔界の王子も流していた。
気付けば、ベジータも涙を流していた。
少ない時間とはいえ一緒にいた仲間だったから。
「ニンジャ……お前を失うのは二度目だ……この怒りはあの主催共にくれてやる! カーッカカカ!!」
「ああ、そうだな……行くぞ、アシュラマン、ベジータ」
「(悲しんでいる場合ではないということか……)……ああ」
そして、さらに奥に進んでいき遂に辿り着いた。
福岡ドームの最深部。おそらくここに主催者のあのウォーズマンもどきがいる。
三人は意を決して、扉をこじ開けた。
すると、そこには!
「誰もいないじゃないか!!」
「あのウォーズマンもどきはどこに行きやがった!」
「隠れてないで出てきやがれ!! このサイヤ人の王子ベジータ様が相手になってやる!!」
すでに蛻の殻だった。
行き先の手がかりを探そうにもどこにもない。
その時である。
「奴らなら、東京の方に向かったぜ」
「バッファローマン!」
背後にもう一人超人が立っていた。
二本のロングホーンに威圧感のある巨体。
怒れる猛牛『バッファローマン』である。
「だが、なぜそんなことがわかるんだ?」
「俺がいた熊本県の阿蘇山がさっき東京の方に飛んでいくのを見た。
恐らく、阿蘇山には何か仕掛けがあったんだろうぜ……九州だってロボになってるんだからな」
その事実を知ったバッファローマンはすぐに知らせるために。
自身の超人強度を0パワーにして光速で移動してきた。
その速度は文字通り光速、途中の障害物を気にせず一直線にここまできたのだ。
「……この状況で主催者が逃げ出す必要があるか?」
「きっと俺様たちに恐れをなしたんだろう!」
「追うか?」
「ああ」
「ブロッケンたちはどうするんだ?」
「……あの黒い奴の瞬間移動で一瞬じゃないのか?」
「いや、あいつら今戦っている……奇襲の必要もないし我々だけでいくぞ」
「お前らも舞空術が出来るのか!?」
「超人が空を飛ぶことができるのは当然だぜ?」
「カ〜カッカッカ!ベジータよ、キン肉マンのコミックス読み直して来い!」
そして、彼らは九州ロボのコントロールルームをぶっ壊した後に飛び立った。
目指すは東京。狙うは主催者たち。
「ところでなんでこんな陸地が近いんだ? さっきまで日本海の上だったはずだが?」
「恐らく知らぬ間の移動したのだろう」
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