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カオスロワ避難所スレ2
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「真壁が殺られた!」
「テメー、何もんだ!?」
突然の来訪者は選手たちは悲鳴と怒号を浴びさせられるも、それを何でもないことのように微笑んで自己紹介した。
微笑むといっても、その眼は狂気で爛々と輝いていた。
「私の名前は切歌、クラウザーさんを信望する者の一人デス」
「いきなり出てきてなんて酷いことしやがる!」
「全てはクラウザーさんの復活のため、SATUGAIすべき生贄がまだまだ足りないのデス」
「こいつ……狂ってやがる」
シンフォギアの使い手である切歌はDMC狂信者である。
クラウザーの生贄を求めてからくりドームにやってきたのだ。
そんな彼女に対してナッパや蛮などの戦闘力を持っている選手は応戦しようと武器や拳を構える。
「おっと、私たちとやる気デスかー?」
「……私“たち”?」
「SATUGAIしにきた私だけじゃないデスよ」
彼女がそう言うと、50人以上の暴徒がドームの入口から突入してきた。
「うわッ、なんだこいつら!?」
「同志たちデス」
「「「SATUGAIせよ! SATUGAIせよ!! SATUGAIせよ!!!」」」
巨人小笠原の結界(ぶっちゃけ役立たずだった)がなくなったので、先の五本指や律と同じくドームへの侵入を許してしまったのだ。
もちろんその全てが一人としてまともな精神状態ではない狂信者たちである。
その証拠として彼らの異常な狂気は、ある猟奇的行動に走らせていた。
それを見たちなつとダイゴは吐き気を覚えた。
「ひ、酷い……」
「アイツら人の生首を! 人間のやることじゃねえ!!」
ドームの外で死んでいった者たちの生首を長い槍に刺し、晒し者のように天へと掲げられている。
そのどれもが彼らが殺した者ではないが、それでも惨たらしいことをやっているのは変わりない。
ダイゴが言った通り人間の所業ではないが、彼らの“宗教”にとってはクラウザーへの大切な供物であるのだ。
晒し者となった生首には、マドカ・ダイゴ、多くの美少女たち、白饅頭等々が苦悶の表情を浮かべていた。
そしてその中には赤い帽子に丸い眼鏡の男もいて――
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「ウワアアアアアアアア!!! ワクワクさんがあああああ!!!」
久保帯人と戦っていた仮面ライダーゴロリは、これ以上ないほどの絶叫を上げた。
既に亡くなっていたとはいえ、親愛するワクワクさんの亡骸を狂った連中に“工作”されていたのを見てしまったからだ。
「よくもワクワクさんを……まとめて皆殺しに「滲み出す混濁の紋章 不遜なる狂気の器 湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる
爬行する鉄の王女 絶えず自壊する泥の人形 結合せよ 反発せよ 地に満ち己の無力を知れ――破道の九十 『黒棺』!!」」
彼の怒りは今、戦っていた相手の存在を忘れるほどであった。
しかし、それがいけなかった。
敵に隙ができたと見て、ここぞとばかりに久保帯人は鬼道を唱えたのだ。
詠唱が終わるとゴロリの四方を黒い壁が覆う。
「なんだこれは……」
「重力の奔流さ、言っただろ? 邪魔をする奴は俺の漫画じゃかませ犬だって」
「貴様ッ!! うおわあああああああああああああああ!! ……」
ゴロリは脱出を試みるも、その前に重力の柩によって身体を押しつぶされてしまった。
彼の悲鳴が消え、鬼道によって生み出された柩も消えると、そこには瓦礫とひしゃげた仮面ライダーGだけが残されていた。
「終わったな……さて、イチローたちの下へ向かおうか」
戦いに勝利した久保帯人は、踵を返して選手たちと狂信者たちがいるマウンドへと向かった。
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