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カオスロワ避難所スレ2

393さらば! からくりドーム!:2014/02/20(木) 11:27:18 ID:G.gjyT360
チームの勝利が決定した瞬間、イチローチームから歓声が上がった。
チームの全員がイチローに駆け寄り、熱い戦いをやり遂げた感動と、生を勝ち取れた嬉しさのあまり、この試合におけるMVPのイチローの胴上げする。

「「「ワーッショイ! ワーッショイ!」」」
「イチローさん、マジウィッシュ!」
「ははは、僕だけの力じゃない、皆のおかげさ」

勝者が仲間と喜びを分かち合う一方、敗者たちは暗いムードであった。
負ければ切腹すると約束した以上、当然か。

「畜生、このナッパ様が二度に渡って地球人如きに負けるとは!」
「闇DAIGO様、仇を取れなくて申し訳ございません……」
(わ、私は切腹なんてゴメンです。 向こうに賄賂でも送って見逃してもらいましょうか? ハレクラニさん)
(……それもそうだな観柳)
「ハ、ハラサン…」

彼らは約束を守るならばもうじき切腹をせねばならない。
その前にハラサンは愛弟子である6/に声をかけた。

「……すまない、全力をかけて挑んだつもりが負けてしまった。
僕があそこでイチローの変化球に気づけば、勝てたかもしれないのに。
特に君はもっともっと活躍して目立ちたかっただろう」
「いや、いいんだ。 チーム全体で死力の限りを尽くして負けたんだ。
だったらハラサン一人責めたところで何も変わりはしない……それに」

6/の顔は先ほどまでの手段を選ばぬマーダーの顔立ちから、悟った仏のような顔立ちになっていた。

「あなたが野球という道を俺に示してくれたおかげで、俺はそれなりには目立てたハズだ。
ズガンや空気よりは遥かにマシな扱いで死ねるだろうし、それだけでも十分さ」
「6/ちゃん……」
「さあ、ハラサン。 野球の続きは死者スレでしようぜ。
こっちじゃ初戦敗退で終わったけど、あの世ではクルミボールで優勝を勝ち取るぞ!
ハラサンも手伝ってくれよ、チームにはあなたの指導が必要不可欠だ」
「ああ、向こうでも監督をやらせていただくよ(ニッコリ」

師弟同士、最後になる会話は笑顔で交わす。
そして、大正義巨人軍は配られた切腹用ナイフで自刃の準備(約二名はポーズだけ)に入った。

「くそう、俺もサイヤ人の端くれだ! 負け犬のままなら潔く死んでやる!」
「子供ト孫ガ心配デスガ、仕方ナイ……」

そして、自決の時間がきた。




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