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カオスロワ避難所スレ2

1混沌な名無しさん:2013/09/05(木) 20:26:58 ID:XVx2BHo60
こちらは投下スレです。

201その胸への問いかけ:2013/12/13(金) 00:03:13 ID:9Iv.hGOw0

【混沌の騎士@カオスロワ】
【状態】健康、記憶喪失(一部復活)
【装備】斬鉄剣@ルパン三世
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いには乗らず、煉獄へ帰る
0:被害をこれ以上拡大させないために、ロボット(ジプシー・デンジャー)を止める
1:煉獄へ帰る前にこの世界で何が起きてるのかを知る
2:できれば記憶の詳細を思い出したい
※主催がバラまいた『何か』(ナノマシン)の存在に感づいています
※5期・6期のごく一部の記憶と、自分が煉獄にいたことを思い出しました


【小町と影薄な仲間たち】
【小野塚小町@東方Project】
【状態】尻が真っ赤、ダメージ(小)、服がボロボロ、怒り
【装備】斬魄刀『神鎗』@BLEACH、デスノート@DEATHNOTE
【道具】舟
【思考】
基本:バトロワに乗じて仕事をサボる?
0:あやのへの詫びも兼ねてあのロボット(ジプシー・デンジャー)を倒す
1:殺し合いに乗るにしろ、乗らないにしろ、影薄たちとは別れるべき?
2:殺し合いに乗るかどうかは一旦保留
3:どっかに安住の地はないもんかねぇ


【黒子テツヤ@黒子のバスケ】
【状態】顔が包帯でミイラ(顔の皮膚喪失)
【装備】なし
【道具】死出の羽衣@ 幽々白書
【思考】
基本:友人たちと生き残る
1:小野塚さんの援護をする


【東横桃子@咲-Saki-】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:加治木先輩や友人たちと生き残る
1:小町さんの援護をする
2:峰岸さん……


【赤座あかり@ゆるゆり】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】マムルの肉×2@風来のシレン
【思考】
基本:主人公らしく活躍する
1:小町さんと一緒にロボットを倒して主人公らしく活躍!


【日之影空洞@めだかボックス】
【状態】ダメージ(中)、右腕欠損(止血済)
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:主催者を倒す
0:こまっちゃんの援護をする
1:仲間を守る
2:↑の全部やらなくちゃあならないのが先代生徒会長の辛いとこだな。



【死人が出るぞぉ!! コンビ】

【ベン@D-LIVE!!】
【状態】健康、ジプシー・デンジャーに搭乗中
【装備】防弾ベスト@現実、猟銃@現実 、ジプシー・デンジャー@パシフィック・リム
【道具】支給品一式、クレイモア地雷@コマンドー
【思考】
基本:殺戮


【ゴゴ@ファイナルファンタジーⅥ】
【状態】健康、ジプシー・デンジャーに搭乗中
【装備】防弾ベスト@現実、猟銃@現実 、ジプシー・デンジャーの入っていたホイポイカプセル@ドラゴンボール
【道具】支給品一式
【思考】
基本:物真似をする
1:ベンの物真似をする


【江ノ島盾子@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 死亡確認】
【峰岸あやの@らき☆すた 死亡確認】
【大阪の病院や、その周辺にいた参加者×多数 死亡確認】

202雨降って地固まる……のだろうか?:2013/12/15(日) 17:45:40 ID:SQfnUo9U0
「ちっ……俺もヤキがまわったか……」
「あっ……浜田さん……そんな……」

 熱狂していたライブ会場に尖った石の雨が降り注ぐ、それがまどかが目を閉じる前に見た光景だった。
目を開けると、無残な死体と化したクラウザーさん達と観客達、そして自分を庇って死んだ浜田がそこにいた。

「ちっ、一匹残ったか……今度は串刺しにしてやる」

 声の聞こえたほうには、緑の肌で四つの眼を持った人型の異形がいた。
異形ことグルドは、サイコキネシスで観葉植物を削って木の矢を作り、爆炎に包まれた。

「まどかはやらせないわ」
「なんとか間に合ったみたいやな」

 まどかの視界に、髪をかき上げるほむらの姿が現れた。
何故かその肩には関西弁で喋る小動物がいたが……。

「やってくれるじゃねえか……殺してやるぜ!」

 爆炎が収まると、そこには頭の側面についた二つの眼が潰れたグルドがいた。
グルドは自身の切り札である時間停止をする為に息を止めようとして、背後から切り上げられ、真上に飛ばされた。

「させるかぁぁぁ!」

 グルドを剣で切り上げたのはさやかだった。
さやかは飛び上がり、宙に浮いたグルドを切りつけ、床に叩き落とす。

「プリキュア・ハートシュート!」
「プリキュア・ラブサンシャイン・フレッシュ!」
「プリキュア・エスポワールシャワー・フレッシュ!」

 そして、3つの光が、立ち上がろうとするグルドを消滅させた。
ほむらはグルドに止めを刺した者達の内の一人を見て驚いた。
それと同時にほむらが見た人物こと桃園ラブもまた、驚くことになる。

「「何で貴方がここに!?」」

ほむらからしたら、殺したはずの人間が何故か無傷で生きており、ラブからしたら、自分に襲い掛かってきた人が何故か小動物を肩に載せてまどかを庇うように立っているのだ。
彼等の関係がどうなるか、それはまだ誰にもわからない。

203雨降って地固まる……のだろうか?:2013/12/15(日) 17:46:04 ID:SQfnUo9U0
【一日目・17時30分/大阪・ライブハウス】

【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】とにかく生き残りたい
1:ほむらちゃん!それにさやかちゃんも
2:浜田さん……
※ライブに夢中で放送を全く聞いていませんでした。

【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、変身中
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(ほぼ穢れ無し)
【道具】支給品一式、ベレッタM92(残弾100)、レミントンM870(残弾20)、ミニミM249(残弾50)、M16クレイモア×10、L16 81mm迫撃砲×5、M84 閃光手榴弾×20、88式地対艦誘導弾、長ドス、ゴルフクラブ
【思考】基本:まどかを守る
1:まどか……無事で良かった……
2:嘘、何で生きて……!?

【ケルベロス(小)@カードキャプターさくら】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】基本:桜を探す
1:まどかって子が見つかって良かった
2:一体どういう事なんや?

【相田マナ@ドキドキ!プリキュア】
【状態】健康、変身中
【装備】キュアラビーズ@ドキドキ!プリキュア、ラブリーコミューン@ドキドキ!プリキュア、ラブハートアロー@ドキドキ!プリキュア、シャルル@ドキドキ!プリキュア
【道具】基本支給品一式
【思考】基本:殺し合いを止める。
1:ここにいるみんなと一緒に殺し合いを止める。
2:あの子(ほむら)、悪い子じゃないのかも。
※前回のロワとは関係ありません。

【桃園ラブ@フレッシュプリキュア!】
【状態】健康、変身中
【装備】リンクルン@フレッシュプリキュア!、キュアスティック・ピーチロッド@フレッシュプリキュア!
【道具】基本支給品一式、大量のドーナツ
【思考】
基本:絶対に殺し合いを止めて、みんなが助かる方法を探す。
1:誰かを探しながら、ワドルディを守る。
2:ここにいるみんなと一緒に殺し合いを止める。
3:これ、どういう事?
※9期とは関係ありません。

【蒼乃美希@フレッシュプリキュア!】
【状態】健康、変身中
【装備】リンクルン@フレッシュプリキュア!、キュアスティック・ベリーソード@フレッシュプリキュア!
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いを止める。
1:ここにいるみんなと一緒に殺し合いを止める。
2:さやかが何だか他人のような気がしない。
3:死んだキュアピースの分も頑張る。
4:あの黒いプリキュア?の出方を見る
※放送の内容をラブ達から聞きました。

【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、変身中
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:マミさんの為にも、殺し合いを止める。
1:ここにいるみんなと一緒に殺し合いを止める。
2:美希が何だか他人のような気がしない。
3:て、転校生……!?
※8期、9期とは関係ありません。
※放送の内容をラブ達から聞きましたが、上条恭介の死を知りません。

【ワドルディ@星のカービィ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いには乗らない。
1:ここにいるみんなと一緒に行動する。
※6期とは関係ありません。
※アニメ出展なので、喋る事ができません。

【根岸崇一@デトロイト・メタル・シティ 死亡確認】
【立花響@戦姫絶唱シンフォギア 死亡確認】
【浜田雅功@現実 死亡確認】
死因:サイコキネシスによる尖った石の雨

【グルド@ドラゴンボール 死亡確認】
死因:消滅

204混沌な名無しさん:2013/12/17(火) 13:04:51 ID:JdOWOUtYO
「戦艦の墜落を防ぐのじゃ!」

そう言ってネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を落ちてきた巨大戦艦に向けて発射したじーさん。
戦艦は爆散し、福井県の地上に戦艦の残骸の雨が降った。
その中の一つが、ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲ごとじーさんと孫を押し潰した。
勿論、他の残骸も福井県の地表に大きな被害を与えた。
まあ、ろくに考えずに行動したらこうなるのもおかしくはない。
そんな光景を、どうにか戦艦から脱出できたガーゴイルがただ呆然と見つめていた。
【一日目・17時35分/日本・福井県】

【ガーゴイル@ふしぎの海のナディア】
【状態】精神的疲労
【装備】仮面
【道具】支給品一式、アニメ7話に登場した銃@ふしぎの海のナディア
【思考】
基本:人間を全員下僕に
1:どうしてこうなった
2:私の戦艦が……
3:ブルーウォーターを手に入れる
4:ネモとノーチラス号の抹殺
5:あの殺せんせーが死ぬとは、一体何があった?

【じーさん@でんぢゃらすじーさん邪 死亡確認】
【孫@でんぢゃらすじーさん邪 死亡確認】

205死んだクラウザーさんは生きてるときより性質が悪い:2013/12/17(火) 20:56:33 ID:kMSZQvzc0
「クラウザーさんが……死んだ?」
「そんな…俺達のクラウザーさんが…」
「嘘だっ!クラウザーさんが死んだなんて嘘だっ!」
「お前だってライブハウスの映像見ただろ…クラウザーさんがあのチビにSATSUGAIされたのを…!」
「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「なんてこった、俺があの場にいればあんなことには…」
「その仇もあのメスガキどもにSATSUGAIされたしな…
 くそっ俺があの糞チビエスパー野郎をSATSUGAIしたがったぜ…!」
「俺たちはどうすればいいんだ…」



「クラウザーさんを蘇らせよう…」
「…っ!!」
「そうだ、クラウザーを再びこの世に再臨させるのだ!!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「でもどうやって?」
「とにかくまずは生贄だ!クラウザーさんを復活させるための生贄を捧げろ!」
「一千人…いや一万人…いやもっとたくさんの生贄が必要だ!」
「そのためにもSATSUGAIじゃぁぁぁぁぁ!!」
「この世を地獄に変えてやれぇぇぇぇぇぇ!!」
「飯食ってる場合じゃねぇ!」
「笹食ってる場合じゃねぇ!」
「人喰ってる場合じゃねぇ!」
「SATSUGAIせよ!」
「SATSUGAIせよ!SATSUGAIせよ!」
「SATSUGAIせよ!SATSUGAIせよ!SATSUGAIせよ!SATSUGAIせよ!」
「SATSUGAIせよ!SATSUGAIせよ!SATSUGAIせよ!SATSUGAIせよ!SATSUGAIせよ!SATSUGAIせよ!SATSUGAIせよ!SATSUGAIせよ!」


「「「「「「「「SATSUGAIせよ!!」」」」」」」







206混沌な名無しさん:2013/12/17(火) 20:58:57 ID:kMSZQvzc0
「俺より強い奴に会いに行く」殺し合いに巻き込まれたとしても格闘家リュウの本筋は変わらなかった。
そしてリュウは先ほど襲い掛かってきた男との戦闘に入っていた。
だが、その身はズタボロである。相手はそれ程の実力者であった。
名前は蟹座のデスマスクと名乗っていた。

「波動拳!」

リュウは溜めた気を放つ。
だが、黄金の鎧を身に纏ったデスマスクは波動拳を拳で砕いた。

「クッ、こんなに手も足も出ないなんて…!」
「無駄だ!黄金聖闘士(ゴールドセイント)に同じ攻撃は二度通用せん!」
「うぉぉ!竜巻旋風脚!」

リュウは空中に跳び、回転しながらデスマスクに迫るが…

「効かんと言っているだろうが!!」

デスマスクはテレポートしたようにその場から姿を消し竜巻旋風脚を回避する。
そして、リュウの真横に現れ黄金聖闘士特有の光速の拳を浴びせる。
が、リュウはデスマスクの拳を察知し防ぐ。
そして、驚愕するデスマスクに昇龍拳を喰らわす。

「か、かにぃ!?」

デスマスクは素っ頓狂な叫び声をあげて吹っ飛ぶが、流石は黄金聖闘士。空中で体勢を立て直し着地する。

「ちぃ、このデスマスクに一撃を与えるとは…」
「まだまだこれからだ、かかってこい!」
「この男、戦いの中で成長しているというのか…?」
「確かみてみろ!!」

再び対峙する強者二人。
こうして第2ラウンドが始まろうとしていた。



「フフ、ですが背中がお留守ですよ」
「ぐわぁっ!」

突如、リュウが背中から大量の血を吹き出して地面に膝を突く。
その背後には両手に血の滴った大鎌をもった白い長髪の男がいた。

「光秀か。手を出しやがって…巻き添えでSATSUGAIされたいのか?」
「これは非道い…私達同志じゃありませんか。クラウザーさんを復活させるためのね。
楽しむことも結構ですけどそれを忘れなきよう…フフフ」
「…ちっ」
「ぐぅぅっ…!」
「フン、まだ息があったか。後ろからの不意打ちに気づかぬとはマンモス愚かな奴よ」
「お前…卑怯だぞ…!」
「なんとでも言うがいい。止めを刺してくれる…積尸気冥界波!!」

デスマスクの突き出した人差し指から白いオーラが飛んでいく。
たちまちリュウの体は白いオーラに包まれる。
最後にリュウの魂が肉体と分離し、冥界へと叩き落され、魂を失ったリュウの体はそのまま倒れ伏した。
笑みを浮かべたデスマスクと光秀は新たな生贄を探すためにこの場を立ち去っていった。
彼ら二人はクラウザーさんの狂信者である。
だがクラウザーさんの狂信者は彼らだけではない。それこそ全国に存在する。
日本が地獄を見るのはまだまだこれからなのだ…。

【一日目・18時/全国各地】
【DMC狂信者】
共通思考:クラウザーさんを蘇らせる
1:生贄のために参加者をSATSUGAI
※携帯やらネットやらツイッターやらで連絡を取り合っています。

【一日目・18時/千葉県】

【蟹座のデスマスク@聖闘士星矢】
【状態】健康
【装備】蟹座の黄金聖衣@聖闘士星矢
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:SATSUGAI

【明智光秀@戦国BASARA】
【状態】健康
【装備】大鎌×2
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:SATSUGAI

【リュウ@ストリートファイターシリーズ 死亡確認】

207混沌な名無しさん:2013/12/19(木) 14:34:18 ID:N0i9DTk6O
黒神めだかの攻撃が首輪に当たったから、あの金色のマーダーは首輪が爆発して死んだ。
変身した野比玉子が頭部についたソウルジェムをマーダーに破壊されて死んだけど、頭も砕け散ったからソウルジェムの秘密は話さすにすんだ。
野比玉子の死は残念だけど、悪くない結果だね。
しかし、問題は僕の他の個体が殺し合いに巻き込まれて全滅した事だ。
大災害の混乱でカオスロワ開始時には僕を入れて100体しか残っていなかったとはいえ流石に早すぎる。
他の参加者から姿が見えなくても流れ弾や広範囲攻撃で死ぬ個体が多すぎだ。
大災害が起きてから母星に連絡できないし、連絡出来るまでは死なないようにしないといけないか。

【一日目・17時30分/日本滋賀県・ピエリ守山】

【黒神めだか@めだかボックス】
【状態】健康
【装備】箱庭学園の制服(めだか仕様)、ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(穢れ無し)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:バトルロワイアルを叩き潰す!!
1:善吉……

【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、他の個体が全滅
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:女性参加者全員を魔法少女にする。
1:必ず鹿目まどかとも契約してみせる。2:母星と連絡出来るまでは生き残る。
3:黒神めだかに守られるように行動しておきたい。

【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【黄金バット@黄金バット 死亡確認】

208残る命、散る命:2013/12/20(金) 20:24:43 ID:Bir1tBxI0
「ゲギャギャギャギャ!防ぐだけで手一杯じゃねえか!」

 なのは組とマーダー二人の戦闘は、なのは組が不利となっていた。
人数自体は多いとはいえ、怪我で動けないユーノをなのはが魔法で治療し、それをハス太が護衛している為戦力は半減していた。
しかも、戸愚呂兄を桑原が一人で相手にしている為、OVERに対処できるのはレオリオとやらない夫の二人だけだった。
そして、やらない夫はすでにM16を撃ち尽くしてレオリオにスパス12を受け取っていた。

「どうしよう……このままじゃみんなやられちゃうよ」

 弱音を吐くハス太。
ユーノとなのはを護衛しつつ、風を操って他の仲間を援護していた彼は戦況をしっかりと把握していた。
それ故、自分達が危険な状態である事を誰よりも実感していた。

「ぐっ……皆、僕に構わないで……」
「そんな事言わないで!フェイトちゃんが死んで……ユーノ君まで死んだら私……」

 自分の命を諦めはじめるユーノと、それを必死で止めさせようとするなのは。

「ユーノ!大災害を防ぐのに頭のいいお前が必要なんだ!だから死のうとするな!」
「隙ができてるぜ、桑原!」
「ちぃっ!」

 そして、桑原もユーノを激励しつつ、戸愚呂兄の攻撃を防いでいた。
しかし、悪い流れは続くもので、やらない夫のスパス12の弾もついに切れた。

「遂にそっちの銃も弾切れか、じゃあ死ね!」
「やらない夫!?」

 OVERの投げたオリハルコン製のハサミがやらない夫の身体を貫いた。
だが、やらない夫はそれでも笑みを浮かべていた。

「ふっ……俺一人だけで……済んだ……な」
「何!?」

 OVERは、やらない夫の意味深な最後の言葉に疑問を浮かべ、背後からの攻撃により木端微塵になった。
その背後には、ところどころに植物らしき意匠を持つ巨大な怪物とそれを従えてると思われる一人の女性がいた。

「タマムシジムのジムリーダー、エリカ。助太刀に参りますわ」
「支給品のメディカⅣで俺のHPは全回復してんだ。トレーナー様のお墨付きも出たんでもう一人もぶっ殺してやるぜぇ!」

 そう、やらない夫は彼女達の存在に気づいていた。
だが、彼はそれをOVERに気づかせないためにあえて誰にもそのことを教えず、時間稼ぎに徹していた。
そして、自身の命と引き換えにOVERに致命的な隙を生み出したのだ。

「やらない夫が命と引き換えに作ったチャンス、無駄にするかよ!」
「もうお前の好きにはさせない!死んだやらない夫さんの為にも!」

 レオリオの念能力とハス太の暴風が戸愚呂兄を吹き飛ばす。

「どうにか動けるくらいには回復したし、逃がさないよ。チェーンバインド!」
「未来の自分が使っていた魔法……これなら。アクセルシューター!」

 翡翠の鎖が戸愚呂兄を縛り付け、桃色の幾つもの誘導弾がその身体に生えた突起物を次々と砕いて行く。

「追い詰めたぜ……これで終わりだ!!」

 そして、桑原の霊剣が戸愚呂兄を切り捨てた。

「があぁぁっ……だが、俺は、何度でも蘇って……」
「なら、復活できなくすればいいだけですわ。神樹!」
「焼き尽くしてやるぜ、メギドフレイム!」

 歪みし豊穣の神樹の放つ炎は、戸愚呂兄を細胞一つ残らず焼き尽くした。
灰すら残らず蒸発した彼に復活する術は無い、つまり彼は完全に死んだという事だ。


「という訳で、俺達は共に行動していたんだ。」
「そんな事になっていたのですか……」

 やらない夫を埋葬したなのは組は、神樹をモンスターボールに戻したエリカにこれまでのいきさつ等を話していた。

「けど、流石にこれ以上は無理に協力しなくても……」
「いえ、このままだと生き残っても意味ないので、私も協力しますわ」
「そうと決まれば、出発するか。傷も癒えたし身体も休まったしな」
「で、ユーノ君。政府の施設を調べていくって言ってたけど、何処から行くの?」
「国会議事堂も気になるけど、首相官邸かな。マーダー登場のタイミングからして主催に目をつけられてるだろうし、いっそのことね」

209残る命、散る命:2013/12/20(金) 20:25:02 ID:Bir1tBxI0
【一日目・17時45分/千葉県】

【高町なのは@魔法少女リリカルなのは】
【状態】健康、19歳の身体
【装備】レイジングハート@魔法少女リリカルなのは、千年タウク@遊戯王
【道具】基本支給品一式、タイムふろしき@ドラえもん、ボンテージ
【思考】基本:大災害による世界滅亡を防ぐ
1:情報を集めないと
2:ヴィヴィオに再会してきちんと話し合いたい
※千年タウクの効果によって、高町ヴィヴィオの存在と日本に世界を襲った大災害が起こる未来を知っています。
※タイムふろしきを使ったので、19歳の肉体に成長しました。
※未来の自分が使っていた技の一部が使用可能です。

【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】
【状態】健康、19歳の身体
【装備】なし
【道具】基本支給品一式
【思考】基本:大災害による世界滅亡を防ぐ
1:なのはを護る
2:大災害の情報を集める
3:主催が妨害してきている可能性が高いね
※タイムふろしきを使ったので、19歳の肉体に成長しました。
※PSP版の技が使えます。

【ハス太@這いよれ!ニャル子さん】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、ガソリンの入った一斗缶
【思考】基本:大災害による世界滅亡を防ぐ
1:ニャル子ちゃんたちは大丈夫かな
2:僕も頑張らないと

【桑原和真@幽遊白書】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:大災害による世界滅亡を防ぐ
1:戸愚呂兄をぶっ倒す
2:怒鳴りつけた借りを返す為にも、ハス太を護る

【レオリオ・パラディナイト@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:大災害による世界滅亡を防ぐ
1:主催と大災害に関係があるのだろうか?
※ゴンの死に気づいていません

【エリカ@ポケットモンスター】
【状態】健康 、歪みし豊穣の神樹のトレーナー
【装備】モジャンボ、キノガッサ、他不明
【道具】基本支給品一式、モンスターボール×3
【思考】基本:大災害による世界滅亡を防ぐ
1:ポケモンと一緒に生き残る
2:珍しい植物タイプはゲットしておく

【歪みし豊穣の神樹@世界樹の迷宮4】
【状態】健康、エリカのポケモン、モンスターボールの中
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:エリカに従う
1:モンスターボールの中で盗み聞きしたけど、世界滅亡ってやばくね?

【やらない夫@2ch 死亡確認】
死因:刺殺

【OVER@ボボボーボ・ボーボボ 死亡確認】
死因:粉砕

【戸愚呂兄@幽遊白書 死亡確認】
死因:蒸発

210落ち込んどる場合かーッ:2013/12/20(金) 22:41:00 ID:nSESj1PU0

「ふむ……」

 四国の最西端、。香川県高松市。
 日本人なら誰でも知っているだろうが、ここの地名は竹居観音岬。
 そこに集まったひとつの集団。
 
「祐一郎よ。あれはなんだ?」
「あれは……本来、人類の希望になるべきものだった」
「ほう、俺が求める『大いなる遺産』とは違うが、実に興味深いな」

 サイボーグの超視力を持ってすれば、空中浮遊しているロボなど肉眼で捉えることができるのだ。
  、
「提督、偵察機は送りますか?」
「一応は送っといてくれ、ここから北東200kmだ」
「流石にそこまでは、無理です」
「いや、我が波紋の力を持ってすれば可能だ」

 勢いよく波紋入り艦載機を飛ばす。
 ついでに波紋入りチサオくんも飛ばす。
 が、波紋入りチサオくんは広島県辺りで墜落した。
 こんな感じで

211落ち込んどる場合かーッ:2013/12/20(金) 22:41:20 ID:nSESj1PU0


             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ > | ̄| | ̄|
            <______     /   |_| |_|
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                   /         \         |                /
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   ヽ/      く>    \\ 、 、  ヾ;.、   ヽ\ ̄ )\_)::、──<             | ̄| |/
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212落ち込んどる場合かーッ:2013/12/20(金) 22:41:42 ID:nSESj1PU0

「所詮、チサオくんはチサオくんだったようだな」

 チサオくんに飛行能力はないからね。
 墜落するのも当たり前。そんなわけで、広島が焦土になってしまった。

 そんな中、のび太は不安だった。
 この集まった集団で唯一の一般人。
 戦闘力で言えば、おそらくは参加者内でも最底辺。
 下手すれば、足を引っ張るかもしれない。

 そう考えると手足が震えてきた。
 ここまで無傷で生き残っているのも運がいいだけなのかもしれない。
 現にジャイアン×4、スネ夫、父に母、そしてジャイアンの母が死んでしまったのだから。

「どうした不安なのか?」
「光さん……」
「だが、しかぁぁぁし、我がドイツの科学力は世界一ィィィィ!!」
「シュトロハイムさん、それはもう分かりました」
「恐怖を乗り越え『恐怖』を我が物とすることは波紋修行の初歩だ」
「ダイアーさん……」
「ふっ、私を忘れてもらっては困る」
「紫龍さん……デイバックの中に戻ってください」
「俺は……」
「アドラーえもん」
「俺もいるぜ」
「テリーマン」
「提督、これが友情パワーですか?」

 だが、のび太は悟った。
 正義超人の友情は不滅である、と。
 勉三さんの支給品であったキン肉マンの単行本読みながら悟ったのであった。
 

【一日目・17時30分/日本・香川】
【光祐一郎@ロックマンエグゼ】
【状態】サイボーグ化、首輪解除
【装備】なし
【道具】支給品一式、ノートPC、自作爆弾
【思考】基本:息子たちをサポートする。
1:主催者について調べる



【ルドル・フォン・シュトロハイム@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康、首輪解除
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明
【思考】
基本:主催共に一泡吹かせる
1:祐一郎達と行動する


【野比のび太@ドラえもん】
【状態】健康、首輪解除
【装備】キン肉マンのコミックス全巻@現実
【道具】支給品一式、ボーリングの玉@現実、龍星座の紫龍@聖闘士星矢
【思考】
基本:生き残る
0:死人は出ないぞぉ!!
1:ドラえもんを探す


【ダイアー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】割と健康、首輪解除
【装備】イカ墨とパスタ@現実
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催を倒す
1:ディオとかいう奴も倒す
2:アドラー達と行動する。


【アドラー@エヌアイン完全世界】
【状態】それなりに健康、首輪解除
【装備】電光機関@エヌアイン完全世界、四次元ポケット(中身入り)@ドラえもん
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:ダイアー達と行動する
0:俺は……アドラー……えもん


【翔鶴@艦これ】
【状態】万全
【装備】彩雲、紫電改二、流星改、 零式艦戦62型
【道具】なし
【思考】
基本:提督(祐一郎)に従う
1:敵は爆撃する

【ザ・テリーマン@キン肉マン】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:殺し合いを止める

213横着するからだ:2013/12/21(土) 10:19:38 ID:yoTAXQ2.O
主催の存在と居場所に気付いたガメラは、九州ロボにプラズマ火球を撃ち込もうとしていた。
そこに、ダイアーの飛ばした波紋入り偵察機がやってきて、ガメラに激突、偵察機は砕け散った。
その衝撃でガメラもプラズマ火球を発射する寸前で口を閉じてしまい、口内でプラズマ火球が爆発してガメラは死んだ。

【一日目・17時50分/日本海・九州ロボ周辺空域】

【ガメラ@平成ガメラ三部作 死亡確認】

214俺達の歌を聴け!:2013/12/21(土) 23:10:33 ID:zu6VPULE0
 第三新東京市は火の海と化し、地下にあるジオフロントまでもが炎に包まれていた。
そこに侵攻していたのはネイティブドラゴンが一柱、火幻竜フレクザィードだ。
正確にはシアレンスの迷宮の奥深くで隠しボスの内の一体として君臨する個体だったりするのだが、それに気づく存在などこの場にはいなかった。

「振り向くな いつだって 情熱の向かう先に そこはきっとある」

 最大出力のATフィールドで炎から身を護っていたカヲルは確かにそう聞いていた。

「砕け散る 星たちよ 新しい 光となれ 闇を照らせよ」

 最大出力のATフィールドの向こうから聞こえてくる歌声だ。
それを不思議に思い、カヲルは歌声が聞こえてきた方向を向いた。

「Long long Time 忘れてただけさ」

 そこには、フレクザィードとは別の赤い竜が飛んでいた。

「扉はもう開いているのさ あとは飛び込んじまえよ」

そして、その背に立ってフレクザィードに向かって歌う歌う一人の男が居た。

「It's NEW FRONTIER そうさ オレたち ここにいると」

 その男、熱気バサラの歌はサビに入り、彼を乗せている赤竜も彼と共に歌うように声を上げる。

「鐘を打ち鳴らせ Woo Woo」

 それを聞き、ついにフレクザィードの動きが止まる。
その光景にカヲルはますます驚いた。

「It's NEW FRONTIER だから もっと 胸に火をつけろ」

 そして、フレクザィードもまた歌うように声を上げ始める。
カヲルは気付いた。バサラの歌の力に、そしてその魅力に。

「かげがえのないもの 解き放つさ」

 そして、カヲルもまた歌に合わせて歌い始めた。



【一日目・18時00分/日本・第三新東京市】

【熱気バサラ@マクロスダイナマイト7】
【状態】とても健康、上機嫌
【装備】ギター
【道具】支給品一式
【思考】基本:戦いなんてくだらねえぜ、俺の歌を聴け!
1:偉大なる赤竜と共に歌を届ける
2:あっちの奴ら(フレクザィードと渚カヲル)も良い歌してんじゃねえか。

【偉大なる赤竜@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】もくたん@ポケットモンスター、支給品一式
【思考】基本:歌で自然環境の保護を世界に訴える。
1:都庁組や氷嵐の支配者といった仲間達やグンマーの民、そして歌の素晴らしさを教えてくれたバサラを護る為なら戦う事も厭わない。
2:バサラと共に行動する。

【フレクザィード@ルーンファクトリー4】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】歌エネルギー変換システム@マクロス7、支給品一式
【思考】基本:殺し合いを止めて、今は歌う
1:これが歌というものか

【渚カヲル@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:シンジ君と一緒にピアノを弾く
1:こんな素晴らしい歌があるなんて

【ホメ春香@ニコニコ動画 死亡確認】
死因:焼死

215因縁の終わり:2013/12/22(日) 19:14:20 ID:VgcGPyrIO
物凄い速さで飛んできた何ががマスターチーフの首輪に突き刺さり、マスターチーフの首輪が爆発する。
英良は、飛んできたものがさすまただと気付き、グリモルディをそれが飛んできた向ける。
予想通り、そこにはきれいなジャイアンがいた。
しかも、自然治癒力が強化されているのか傷が全て塞がっていた。
一瞬で間合いを積めてきたきれいなジャイアンの拳をグリモルディに受けさせたが、前のきれいなジャイアン戦のダメージもあってグリモルディは大破してしまった。
二撃目を放とうとするきれいなジャイアンだが、英良もまたキャスパーの支給品だった自動式拳銃を取り出していた。
きれいなジャイアンの拳が英良の腹部を粉砕するが、英良もきれいなジャイアンの眉間を撃ち抜いていた。
あくまで自然治癒力が強化されただけにすぎないきれいなジャイアンは致命傷から回復出来る訳がなく死亡した。

【一日目・18時00分/日本・山口県】

【マスターチーフ@ヘイロー・シリーズ 死亡確認】
【阿紫花英良@からくりサーカス 死亡確認】
【きれいなジャイアン@ドラえもん 死亡確認】

216戦慄の捕食者:2013/12/25(水) 22:47:42 ID:S1mvucYc0
「この分だと、既にこの日本でも参加者の諸君は勝手に散っているだろうな」
 朱色に染まった太陽が地平線の彼方に沈んでいき、辺りが徐々に暗くなっていく中で一人の男はそう呟く。闇に同調しそうな衣服を身に纏う男の名前は乃木怜治。その正体は、乃木怜治と言う男に擬態したワームの首領・カッシスワームだった。
 人間同士で互いに殺し合い、生き残った者達だけを国民として認めるバトルロワイアル。それに対して、乃木は大して関心を向けていなかった。
「同じ地球に生きる人間同士が醜い本性を曝け出し、殺し合う……やはり人間とは実に愚かで悲しい生き物だ。そして、哀れすぎるよ」
 フン、と鼻を鳴らしながら乃木はつまらなそうに呟く。
 存亡の危機に陥ったのならば、普通は同族同士で助け合うべきだろう。互いに潰し合っている場合ではないのに、主催陣営は殺し合いを強いる。そんな方法で生き延びたとしても、生き残った群れがいずれ破綻するだけだ。こんな下らない戦いで平和を得たとしても、疑心暗鬼に駆られた末に同じ戦いが起こるだけ。その程度のことにも気付けないくらいに、人間は落ちぶれてしまったのか。
 だが、例えそうだとしても関係ない。そんな人間どもを駆逐してワームが残った日本を占領すればいいだけのこと。
「どうやら、君達みたいな人間にこの地球を任せるわけにはいかなくなったな。我々ワームが頂き、そしてよりよい世界を築き上げていこう……世界はワームの物だ」
 乃木の方針は今までと何も変わらない。日本に跋扈する低俗な人間どもを一人残らず狩って、それからワームが支配権を握る。その為にも、首領である自分自身が進んで動かなければならなかった。
 同胞がこの日本にいるかどうかはわからないが、今は関係ない。いるならこれまでのように指令を出せばいいだけで、例えいなかったとしても一人で戦うだけ。
 どんな相手がいようとも負けるわけにはいかなかった。
「その為にも、まずは見つけなければならないな……俺の餌となるべき人間と、有能な配下が」
 愚かで弱い人間は餌にする。また、強者でも反抗的な態度を取るのならば餌にする。餌となった存在の力を己の物にできるのだから。反対に、もしも利益になる参加者がいれば配下にする。切れ者ならば参謀にするし、それなりに戦闘力を誇るのならば兵士にすればいい。どちらを選ぶにしても損はなかった。
 だが、戦うにしても油断はできない。日本のどこかにはZECTが生み出したマスクドライダー達もいるはずだった。奴らにはこれまで何度も煮え湯を飲まされた。小賢しい策を弄して戦いを挑んでくるかもしれない。負けるつもりはないがその対策もする必要があった。
 今は他の参加者を探しながらワームが支配を握る地盤を固めなければならない。道のりは長いかもしれないが、苦にならなかった。
「もうすぐ、戦場は再び闇に包まれる……その時、どれだけの参加者が生きていられるだろうね……」
 誰かに問いかけるかのような口調で呟きながら乃木は歩く。
 人の気配が一切感じられず、ゴーストタウンにいるかと錯覚させてしまうような道路。普段ならば人間どもの活気で溢れているのだろうが、今は誰の姿も見られない。もしや、主催陣営が殺し合いの為に前もって住民達を駆逐したのだろうか? だとしたら、尚更愚かだった。貴重な労働力を自ら刈り取るなんて普通の神経ならばありえない。尤も、それは人間の問題でワームには関係の無い話だが。
「死んだ人間の諸君は実に哀れだ。信じていた国のトップに裏切られ、命を終える羽目になるなんて……」
 乃木は静かに紡ぐ。
 その瞬間、どこからともなく二つの足音が響いてきた。場所はそれほど遠くない。それに気付いた乃木は瞬時に振り向き、そして笑みを浮かべた。
「おやおや、ようやく現れてくれるか……待ちくたびれたよ」
 漆黒のコートを翻しながら、乃木は高く跳び上がる。
 闘いの時はもうすぐだった。

217戦慄の捕食者:2013/12/25(水) 22:48:08 ID:S1mvucYc0





 佐倉杏子は高町ヴィヴィオを連れて歩いていた。ヴィヴィオの母親である高町なのはを見つける為にホテルの中を捜索している。
 先程、何故か小さな子供に性的な虐待をしようとしていた。子どもの方は怯えていたのを見る限り、もしかしたら性行為は無理矢理しようとしていたのかもしれない。逃げるヴィヴィオを追ってしまったが、助けた方がよかったかと今になって思う。後悔してももう遅いので、一刻も早くなのはと会わなければならないが。
 そうしてホテルへ戻ったが、そこには誰もいない。ホテルの中を隅から隅まで探しても、誰も見つからなかった。きっと、すれ違いになってしまったのだろう。
「見つからないな、お前の母親は」
「ごめんなさい、杏子さん……私が何時間も落ち込んでいたせいで……」
「気にするな。あの状況だったら、誰だってショックを受けるよ。ヴィヴィオが謝る必要なんてある訳ないだろ」
「でも……」
「ストップ! ヴィヴィオ、落ち込んでいる暇があるのなら二人を探すことを考えろ! いいな」
 杏子はヴィヴィオが吐く弱音を遮る。すると、ヴィヴィオは一瞬だけ驚いたような表情を浮かべたが、すぐに笑顔になった。
「……はい! ありがとうございます、杏子さん!」
「いいってことよ」
 やはり、落ち込んでいるよりも笑っている方が杏子としても気分が良かった。いつまでもウジウジしていたって何にもならないし、杏子だって落ち込んでしまうかもしれない。
 亡くなった妹のモモだって、ヴィヴィオのように笑っている頃があった。もう少し大きくなったら、ヴィヴィオと同じ活発な少女になっていたのだろうか……そう、杏子は思ってしまう。
「さて、ホテルにいないとなったらいつまでもここにいたって仕方がないし……どこか他の所に行くか」
「わかりました!」
 杏子とヴィヴィオの声がホテルのロビーで響き渡る。
 それからホテルの正門を潜ると冷たい風が肌に突き刺さる。何か温かい服をホテルで探せばよかったかもしれないが、今から探すのは面倒だ。それにこの程度の寒さならコートを羽織る必要もないし、耐えられないほど寒くなってから考えればいい。
 今はなのはを見つけることが最優先だった。
(あの放送じゃ呼ばれていなかったけど、安心はできないな……どうか無事でいてくれよ)
「おやおや、ようやく見つけたと思ったら小娘が二人か……」
 杏子は思案していたが、それを阻害するかのように男の声が耳に入る。
 それに気付いた杏子が振り向くと、黒い衣服を纏った男を見つけた。
「だが、ただの小娘ではなさそうだ……もっとも、俺の配下になりうる人材ではなさそうだが」
 開口一番、男は意味のわからないことを言ってくる。その態度はとても高圧的で、杏子は表情を顰めた。
 何故、見知らぬ男から上から目線でそんなことを言われなければならないのかがわからない。一体、何の権利があるのか?
 偉そうな相手が好きになれない杏子に、目の前の男と仲良くなるのは無理な話だった。
「いきなり何だよ、オッサン」
「だが安心したまえ。君達はもうこの愚かな戦いに怯える必要はない……俺の餌にしてあげよう」
 冷たい目線を突き刺してくる男は静かにそう呟く。すると、男の身体から紫色のオーラが噴き出された。
 薄気味悪い音が響き渡り、男の体は変わっていく。瞬く間に、カブトムシのような姿へと怪物へと変貌した。
「なっ……!?」
 刹那、怪物から物凄い勢いで殺気が放たれ、杏子は反射的に魔法少女に変身する。
 目の前の怪物・カッシスワーム グラディウスはあたし達のことを殺そうとしているし、話し合いの余地などない。一目見ただけで杏子はそう確信した。
 ならば、相手が何かを仕掛けてくる前に叩き潰すしかない。そう思った杏子は槍を振りかぶりながら突貫し、勢い良く振るう。だが、それはカッシスワームの左腕から生えた刃によって軽々と受け止められてしまった。
 杏子は力づくで押し込もうとするがカッシスワームは微動だにしない。
「おやおや、随分と凶暴だねぇ……」
 嘲るような声がカッシスワームから聞こえてきて、杏子の中で怒りが湧きあがっていく。
 その直後、カッシスワームが腕を振るったことで槍は弾かれてしまい、そこから杏子の身体は切り裂かれてしまう。
 身体に激痛が走り、杏子は声にもならない悲鳴をあげてしまった。それを好機と見たのかカッシスワームは攻撃を続ける。その勢いは凄まじく、歴戦を乗り越えた魔法少女である杏子でも見切ることができなかった。

218戦慄の捕食者:2013/12/25(水) 22:49:15 ID:S1mvucYc0
「杏子さん!」
 度重なる攻撃によってよろめいた後、後ろからヴィヴィオの声が聞こえてくる。
 それに振り向いた直後、いつの間にか変身していたヴィヴィオも拳を掲げながらカッシスワームに突貫したが、カッシスワームは背後に跳んだことでその一撃を避けた。
 だが、そのおかげで杏子はカッシスワームの攻撃から解放される。そんな杏子の元にヴィヴィオは駆け寄った。
「大丈夫ですか、杏子さん!?」
「ああ……」
 心配そうな表情を浮かべるヴィヴィオに杏子は勝気な笑みで答えるが、それはあまりにも力が溢れていなかった。
 目の前の怪物・カッシスワームはあまりにも強すぎた。それこそ、これまで戦ったどの魔獣も凌駕してしまいそうなほどに。
 これまでの戦いで養われた経験から、カッシスワームは自分達二人を圧倒的に上回る強さを誇っていると杏子は察する。認めるのは癪だが、それだけのオーラを発していた。
「お喋りはそこまでだ……」
 戦慄する杏子の耳に、カッシスワームの声が響く。
「終わらせて貰おう……ライダースラッシュ!」
 カッシスワームの腕から二発の鋭い衝撃波が放たれていき、杏子とヴィヴィオを標的に進んだ。
 その速度は音を遥かに凌駕して、二人に反応する暇を与えない。
「ヴィヴィオ――!」
 杏子はヴィヴィオに言葉をかけようとしたが、それが最後まで紡がれることはなかった。
 何故なら、杏子の身体はカッシスワームの放つライダースラッシュによって切り裂かれてしまうのだから。





 高町ヴィヴィオには抵抗をする余裕すらなかった。
 カッシスワーム グラディウスによる死の斬撃が彼女の身体を容赦なく切り裂き、そこからあらゆる力を奪われてしまう。起き上がろうとしても身体が言うことを聞かない。
 首も動かない。そのせいで、ヴィヴィオの視界には暗くなっていく空しか映らなかった。
 まるで、その闇が自分を引きずり込もうとしているかのように見えてしまい、ヴィヴィオは不安になってしまう。
(私……死んじゃうの?)
 意識がどんどん薄れていく中、ヴィヴィオの鼻に生臭い血の匂いが届く。
 それに伴って身体がどんどん冷たくなっていくのを感じてしまい、自分の死が近づいてきているのをヴィヴィオは察した。その瞬間、ヴィヴィオの脳裏にこれまでの人生が見てきた光景が走馬灯のように過っていく。
 愛する母親である高町なのはと出会い、そして戦った幼い日々。たくさんの人と出会い、そして絆を深めあった学園の毎日。アインハルト・ストラトスと拳を交わし合って、互いに色々なことを語り合った日常。
 どれもかけがえのない時間であり、宝石よりも輝いて見えた。そんな毎日がこれからも続いて欲しかったが、それはもう訪れることはない。
 そう思うと、全ての思い出がこの上なく愛しく感じられてしまった。

219戦慄の捕食者:2013/12/25(水) 22:49:47 ID:S1mvucYc0
(杏子さん、アインハルトさん、それとなのはママ……ごめんなさい)
 ヴィヴィオはどこかにいるはずのなのはのことを考える。
 どうして小さな子どもにあんな変なことをしたのかがわからない。なのはに何があったのかが知りたかったけど、もう叶わないだろう。
 きっと、なのはは自分の死を知ってしまう。そうなったら、なのはは泣いてしまうかもしれなかった。
 それがヴィヴィオにとって何よりも心残りだった。
 そして、自分を守ってくれた杏子はどうなったのか? 無事でいて欲しいけど、確かめる術はない。
 ヴィヴィオが杏子の為にできることは、生きていることを祈るだけだった。
(ママ……)
 ヴィヴィオは願う。
 高町なのはが元に戻って、こんな殺し合いを止めてたくさんの人を助けてくれることを。強くて優しいママだったら、簡単にできるはずだから。
「ヴィヴィ、オ……」
 ヴィヴィオの耳に震えるような杏子の声が届く。
 それを聞き取ったヴィヴィオは、最後の力を振り絞って首を動かす。そこには、自分と同じように横たわる佐倉杏子の姿が見えた。
 既に杏子も身体の半分が切り裂かれていて、とても助かる様には見えない。だけど、今のヴィヴィオにはそれを気にする余裕などなかった。
「杏子、さん……」
 最後に杏子を見ることができて、ヴィヴィオは思わず微笑む。
 佐倉杏子が腕を伸ばしてきたので、それに答える為にヴィヴィオも腕を伸ばす。
 二人の掌が触れ合うまで、そう遠くはなかった。
「おやおや、こんな身体になっても互いを気遣うとは……泣かせるじゃないか」
 しかしそんな最後の想いさえも打ち砕くかのような、冷酷な声が響く。
 それに気付くことのないまま、高町ヴィヴィオの世界は闇に飲み込まれてしまった。





「俺としたことが、少しばかり大人げなかったかな……? 今まで誰にも会えなかったとはいえ、やりすぎたようだ」
 カッシスワーム グラディウスの変身を解除した乃木怜治は能面のように硬い表情で呟く。
 たった今、二人の少女を糧としたが何の感慨も抱かない。ある程度の力は得られたかもしれないが、それだけでこの戦いを生き残れるとは限らなかった。
 高町ヴィヴィオと佐倉杏子という奇妙な力を持った小娘。そんな二人を勝利したところで余韻に浸れるわけがない。この程度で酔うなど小物のすることだ。
「悔やむことはない。この俺の糧となれたのだから、むしろ誇るといいさ」
 もうこの世にいないヴィヴィオと杏子に言い聞かせるかのように言葉を残しながら、乃木はその場を去っていく。
 食事の時間は終わった。次の訪れるのは主催者による放送の時間だ。
 その時には何人の参加者が呼ばれるか……そんなことを、乃木怜治は考えていた。

220戦慄の捕食者:2013/12/25(水) 22:50:05 ID:S1mvucYc0
【一日目・17時50分/日本・千葉県 ホテル】

【乃木怜治@仮面ライダーカブト】
【状態】健康、
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:愚かな参加者の諸君を始末し、最後には主催者の諸君も始末する。
  1:さて、どうするか……?
  2:利用出来る参加者がいるなら利用するが、そうでないなら餌にする。
〔備考〕
※佐倉杏子と高町ヴィヴィオの肉体を吸収しました。




【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ 死亡確認】
【高町ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはVivid 死亡確認】
※杏子とヴィヴィオの肉体は乃木によって吸収されました。

221人狼、獣化する:2013/12/26(木) 16:56:15 ID:efbqkFLk0
 熱斗組と拳王軍が合流した事により一時的に熱斗組討伐の任を解かれた大尉は、全裸の少年を射殺し、その少年が持っていた服を死体に被せていた。
大尉は、その少年が変態な趣味のせいで他の参加者に逃げられた葵・トーリという存在だという事を知らない。
ただ、五大幹部から彼が熱斗組が探しているシンクロチップを所持していると伝えられたから殺しただけだった。
そんな大尉の元に銃声を聞きつけた二人の対主催が現れた。

「お前、なにしてやがる!」
「マーダーめ、撃つぞ!」

 駆けつけてきたのはゴッドフェニックスもヤマトも無い事に気づいたコンドルのジョーと南部の二人組だった。
それを見た大尉は、既に抜き取っていたシンクロチップを使用、ビーストマンを模した装甲に身体が覆われ、両手はビーストマンと同じ鋭利な爪と化した。

「何!?」

驚くジョー達に対し、大尉は両手を前に突き出し、ジグザグな軌道の突撃を行う。
ビーストレイというその技を、ジョーは飛行することで回避出来たものの、南部は動きを目で追う事すら出来ずに内蔵を爪で抉られた。

「南部を、よくも!」

 大尉めがけ、羽根手裏剣を投げるジョー。
しかし、ビーストマンとクロスフュージョンした大尉のスピードが早すぎて、掠りすらせずに羽根手裏剣を使い切ってしまった。

「ちっ……」

 今度はエアーガンを取り出して構えるジョー。
しかし、その時には既にジョーの目の前まで大尉は跳躍して接近していた。
そして、ジャンピングクローと呼ばれる爪の一撃がジョーの身体を切り裂いた。

【一日目・18時10分/愛知県・名古屋】

【大尉@HELLSING】
【状態】健康
【装備】PET(ビーストマン入り)、シンクロチップ@アニメ版ロックマンエグゼシリーズ
【道具】支給品一式×5、モーゼルM712@HELLSING、14年式コスモガン@宇宙戦艦ヤマト2199、エアーガン@科学忍者隊ガッチャマン
【思考】基本:五大幹部の命令に従う
1:これがネットバトルの力か……
2:とりあえず、ジョーカー参加者として動く
3:ネットバトルの練習も忘れない
※人狼としての力でダメージが完治しました。

【ビーストマン@ロックマンエグゼ3】
【状態】HP満タン
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:PET所有者である大尉に従う
1:主催の一員として動く
※PETの中にいます

【葵・トーリ@境界線上のホライゾン 死亡確認】
死因:射殺

【南部康雄@宇宙戦艦ヤマト2199 死亡確認】
死因:ビーストレイ

【コンドルのジョー@科学忍者隊ガッチャマン 死亡確認】
死因:斬殺

222最強の死:2014/01/04(土) 01:41:51 ID:O9juRzfAO
その圧倒的な超能力でギャオスを一方的に殺害したと同時に楠子が背後からの斬撃に倒れた。
知覚に役立つ超能力の制限に順応しきれなかったのと、ギャオスの気配が大き過ぎて他の気配が非常に解りづらくなっていた為、背後に潜んでいたマーダーに気付けなかったのだ。
そのマーダーとは朝倉威、彼は仮面ライダー王蛇に変身していた。

「クラウザーさんが死んでイライラすんだよ」

そう吐き捨てた朝倉は変身解除して楠子の死体から支給品を奪った。

【一日目・18時00分/日本・三重県】

【朝倉威@仮面ライダー龍騎】
【状態】健康
【装備】王蛇のデッキ@仮面ライダー龍騎、モンスターボール×5
【道具】支給品一式
【思考】
基本:SATSUGAI
1:クラウザーさんが死んでイライラする
【ミカルゲ@ポケットモンスター】
【状態】健康、朝倉にボールごと拾われた
【装備】かなめいし@ポケットモンスター
【道具】支給品一式
【思考】
基本:おんみょ〜ん
1:ヤバい奴に拾われたっぽい

【ギャオス@ガメラシリーズ 死亡確認】
【斉木楠子@斉木楠雄のΨ難 死亡確認】

223混沌な名無しさん:2014/01/04(土) 12:17:30 ID:sVvb26nw0
王蛇は朝倉じゃなくて浅倉だよ

224混沌な名無しさん:2014/01/04(土) 12:19:37 ID:O9juRzfAO
すまねえ、修正しといてくれ。

225アルケーガンダム新生:2014/01/05(日) 19:02:28 ID:Al8j5LcQ0
 高木社長とミスティアは、リグ・コンティオでサーシェスの乗るアルケーガンダムと戦っていた。
二人は、765プロのアイドル達や幻想郷の住人達、ライバルである黒井社長の死を悲しみつつもカオスロワを生き残って765プロの活動を再開させることを決意していた。
しかし、彼等はPETを操作していた参加者がアルケーガンダムのビームで消し飛んだのを目撃し、逃げたり隠れたりしても一方的に殺されるだけだと判断してリグ・コンティオで迎撃を試みたのだ。
左腕とGNファング全てを失ったアルケーガンダムに対し、支給品が出刃包丁で能力もMS相手には役に立たないミスティアが無線式ショットクローを操作して援護する事で、ビームライフルとヴァリアブルビームランチャーでの射撃戦に持ち込む高木。
だが、サーシェスはその程度でやられるようなパイロットでは無かった。

「ちっ、やってくれるじゃねえか、だが甘いぜ!」

 サーシェスは無線式ショットクローの軌道を先読みし、GNバスターソードでそれを切り捨て、さらにGNバスターソードをライフルモードに変形させて連射した。
機体性能の高さとビームシールドのお蔭でどうにか被弾を防ぐリグ・コンティオ。
しかし、防ぎ切れなかった二つのビームが、ビームライフルとヴァリアブルビームランチャーを破壊していた。

「嘘……このままじゃ……」
「安心したまえ、こいつを取っておいた!」

 そう言い、止めを刺そうと近づくアルケーガンダムに向けて、リグ・コンティオは胸部の三連ビーム砲を発射する。
高木社長が直感で今まで使っていなかったこの武装は、サーシェスの知識に類似の武装が存在しなかった為虚を突かれたアルケーガンダムに直撃した。
サーシェスを乗せたコアファイターが脱出すると同時に爆散するアルケーガンダム。
その時、戦場にコアファイターの無いアルケーガンダムを重武装にしたようなMSが出現した。

「こいつは……知っているぞ!」

 そのMSの名はヤークトアルケーガンダム。対多数戦を目的とした重武装型アルケーガンダムとも言うべき機体であり、コアファイターの無い状態で主催本拠地の格納庫の収納されていた。
そして、爆散したアルケーガンダム共々主催によって改造された事でコアファイターとの再合体機能が追加され、転送ゲート等を活用する事で状況に応じて機体を換装する事が可能になっていたのだ。
勿論、主催の一員である事を忘れたサーシェスはそんな裏事情も知らないのだが、ヤークトアルケーガンダムを見てコアファイターとの再合体機能だけは思い出し、三連ビーム砲による追撃を躱しつつコアファイターをヤークトアルケーガンダムに合体させた。

「えええええええ!?」
「まさか!?」
「そうよ、そのまさかよ!行けよ、ファング!!」

 コクピットで思わず悲鳴を上げる二人。
それに構わず、ヤークトアルケーガンダムのGNファングによる一斉射撃が放たれる。
ビームシールドでそれを防ぐリグ・コンティオだが、その隙にGNファングがリグ・コンティオを取り囲んでいた。

「さあ、機体諸共逝っちまいな!!」

 GNファングによる一斉射撃がリグ・コンティオの四肢と頭部を破壊し、ビームサーベルを発生させた幾つものGNファングがリグ・コンティオを貫いた。

「さあて、次の相手はどいつだ!」

 GNファングを全機収納したヤークトアルケーガンダムの背後でリグ・コンティオが爆散した。


【1日目・18時15分/日本・神奈川】


【アリー・アル・サーシェス@機動戦士ガンダム00】
【状態】疲労(小)、強い屈辱 、ヒゲがない
【装備】ヤークトアルケーガンダム@機動戦士ガンダム00V
【道具】支給品一式、熱線銃
【思考】基本:カオスロワという名の戦争を楽しむ
1:参加者は片っ端から虐殺
2:赤いガンダム(ガンダムエピオン)には必ず雪辱を果たす
※新型ナノマシンにより、闘争本能等が増大しました。
※主催の一員ですが、すっかり頭の中から抜けてしまいました。

【福田康夫@現実 死亡確認】
【ビデオマン@ロックマンエグゼ4 死亡確認】
死因:(PET諸共)ビームライフルにより蒸発

【高木社長@アイドルマスター 死亡確認】
【ミスティア・ローレライ@東方project 死亡確認】
死因:GNファング

226混沌な名無しさん:2014/01/05(日) 21:13:06 ID:2s/UKMdM0
まーたサーシェス贔屓か、飽きないねぇ君も

227汝ら『悪』を滅ぼす『刃』になれ:2014/01/06(月) 21:14:05 ID:TRBzgX1g0

 走る。
 縦横無尽に要塞と化した九州を駆け抜ける。
 そして、辿りついた九州ロボ機動兵器格納庫。
 
「退け……!」

 残っていた残像兵をプラズマの力を纏ったスライディングで文字通り蹴散らす。
 そのまま空中に飛び上がり、さらに跳躍。正確にクナイを投擲する。
 そして、チャージした力を開放し、空中でさらに加速する。
 と、最新作で覚えた技の数々を惜しげも無く使いまくる飛竜。

 風よりも早く動き。
 林よりも徐かに。
 火の如く勢いよく。
 陰のように動きを悟られないように。
 山のように一切ブレない精神力で。
 その姿まさに雷神。
 
「ちっ……」

 全員をぶち殺したところで、思わず飛竜は舌打ちをする。
 脱出用の機体が何一つ残っていないかったのだ。
 仕方ないので、敵を殲滅を決行することにした。
 この決断に至るまで舌打ちからわずか0.1秒。

「そこまでだ!」
「!?」

 その時、一機のオスプレイが飛来した。
 操縦しているのは我らが野田総理だ。
 記念すべき5000話だからといって自ら出撃してきたのだ。うーん、この主催者は。
 
「ハッーハハハハハハハハハハハハハァッ!! たまんねぇなァ!!!」

 オスプレイに装備された回転式機関砲をぶっぱなす野田。
 それを飛竜はサイファーで作り出した特殊な磁場を発生させ、リフレクトする。
 しかし、弾丸を弾き返せても、弾き返した弾の射程距離ではない。

 だが、次の刹那。『ソレ』はオスプレイの上からやってきた。

「虚空陣奥義……ズェア!!」
「なっ……!?」

 上空から飛んでいたオスプレイをぶった斬った。
 オスプレイはそのまま、空中で大爆発を起こした。

【野田総理@現実? 死亡確認】
死因:オスプレイの爆発に巻き込まれた。

 そら、生身の人間だよ。
 爆発に巻き込まれれば死ぬし、刀で斬られたら死ぬだろ、常識的に考えて。
 だが、オスプレイを斬った男はそのまま、地面に着地した。
 
「貴様、何者だ?」

 飛竜の目の前にいるのは長い白髪を9本に束ね、白を基調とした甲冑。
 そして、何より目をひく、その白い仮面。

「……我は空、我は鋼、我は刃……
 我は一振りの剣にて全ての『罪』を刈り取り『悪』を滅する」
「答えになっていない」
「我は白! 世界を白く染め、無に回帰させし者。我が名は『ハクメン』!」


【一日目・18時00分/九州ロボ・福岡県】
【飛竜@ストライダー飛竜】
【状態】健康
【装備】光剣サイファー@ストライダー飛竜 クナイ、各種オプション
【道具】支給品一式 
【思考】基本:主催を抹殺する
1:主催陣営の殲滅
※2014年2月22日発売予定の新作『ストライダー飛竜』の技が使えます。

【ハクメン@BLAZBLUE】
【状態】不明
【装備】斬魔・鳴神
【道具】支給品一式
【思考】基本:『悪』を滅する
1:世界に災いをもたらす者を『刈り取る』

228新たな戦いの前触れ:2014/01/08(水) 00:59:03 ID:XUUYJmpE0
 話し合った結果意気投合した飛竜とハクメンは機動兵器格納庫の一角にいた。
そして、主催を殲滅する為に動き出そうとした所で二人は光に包まれ……気が付いたら山形県にいた。

「ひょっひょひょひょ。見てみろよ丁度良い所に参加者がいるぜ」
「ああ、時臣や遊戯とやらを殺す為のシュミレーションといこうか」
「…………」

 そんな二人の元に現れたのは異様な雰囲気の三人組だった。
特に、男二人は昆虫装機デッキの力に酔いしれたせいで解りやすい悪役オーラを出しており、そんな彼等を見逃すハクメンと飛龍では無かった。
故に、戦闘が始まるのは必然の事だった。


 その頃、主催本拠地の一室でココがとある男と通信で話していた。

「という訳で、九州ロボの要塞化……いや、超巨大特機化計画はマキナ化を除き完了した」
「フーフフ。ご苦労様」

 男の名はビアン・ゾルダーク、主催の科学技術班班長であり、五大幹部の信頼を受けている人物の内の一人である。
彼は、その天才的な頭脳で自身と主催が持つ様々な技術を集約させ、九州ロボの要塞化を進めていた。
その過程で、自身の趣味とそれを実現するだけの能力と今は亡きクルル曹長の協力があったせいで要塞化計画は超巨大特機化計画へと変わってしまったのだが、実現したので主催にとっては問題無かった。
だって、九州ロボの性能が当初の想定を遥かに上回るものになったのだから。

「だが、良かったのか?あの二人を攻撃しなくて……私がヴァルシオンで出撃する事もできたが」
「こっちのほうが都合がいいのよ。あのハクメンという男、場合によっては対主催であろうと斬るわ」

 そう、ハクメンと飛竜は主催によって山形県へと転送されたのだ。
というのも、たまたま二人がヤークトアルケーガンダムが置かれていた場所に居たため、それをサーシェスのもとに転送するのに使った装置を使って二人を転送したのが真相である。
ちなみに、主催の一員である事を忘れて暴走するサーシェスの元にヤークトアルケーガンダムを転送したのは、彼を暴れさせる事でより殺し合いを激しくするためだったりする。
ついでにいうと、この転送装置はクルル曹長が遺したものを元に作った物だったりする。

「ふむ。まあいい、これも人類が力尽くでも災厄から生き残る未来を勝ち取る為だ。」
「ええ、それではまた。」

 そして通信が切られ、ココは最後にこうつぶやく。

「しかし、野田総理には最後まで迷惑をかけられたわ……私のオスプレイで無断出撃して撃墜されるなんて」

229新たな戦いの前触れ:2014/01/08(水) 00:59:20 ID:XUUYJmpE0
【一日目・18時20分/日本・山形県】

【飛竜@ストライダー飛竜】
【状態】健康
【装備】光剣サイファー@ストライダー飛竜 クナイ、各種オプション
【道具】支給品一式 
【思考】基本:主催を抹殺する
1:ハクメンと共に主催陣営及び『悪』を殲滅する
※2014年2月22日発売予定の新作『ストライダー飛竜』の技が使えます。

【ハクメン@BLAZBLUE】
【状態】不明
【装備】斬魔・鳴神
【道具】支給品一式
【思考】基本:『悪』を滅する
1:飛竜と協力して、主催及び世界に災いをもたらす者を『刈り取る』

【間桐雁夜@Fate/Zero】
【状態】健康
【装備】昆虫装機デッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:時臣ぶっ殺して葵を寝取る。
1:羽蛾と組む
2:時臣戦の練習として目の前の二人を倒す

【インセクター羽蛾@遊戯王デュエルモンスターズ】
【状態】健康
【装備】昆虫装機デッキ
【道具】支給品一式
【思考】基本:遊戯をぶっ殺す。
1:雁夜と組む。
2:ウォーミングアップとしてまずは目の前の二人を殺す。

【間桐桜@Fate/Zero】
【状態】健康
【装備】蜂の子、ち○こ蟲
【道具】支給品一式
【思考】基本:一応おじさんに着いていく
1:凛を見つけたら蟲攻めする
2:あの二人強そうだし、やばくなったらおじさん達を見捨てて逃げようかな?


【同時刻/九州ロボ・福岡県】

【ココ・ヘクマティアル@ヨルムンガンド】
【状態】健康
【装備】ライトセーバー@STAR WARS
【道具】不明
【思考】基本:テラカオスを生み出す計画を遂行する
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものは撃つ
2:野田総理死亡後の動きについて五大幹部で話し合う
3:キャスパーの死は仕方ない

【ビアン・ゾルダーク@スーパーロボット大戦OG】
【状態】健康
【装備】ヴァルシオン@スーパーロボット大戦OG
【道具】支給品一式
【思考】基本:大災害から人類が生き残る未来を勝ち取る為に主催に協力する
1:自身を倒すほどの力と、人類の未来を勝ち取る強い意志を併せ持つ者達が現れたのなら後を託す事も考える。
2:だが、主催の一員として手を抜くことは絶対にしない
3:資材の都合で九州ロボの外観を自由に変えれなかったのが心残り

230最後の力:2014/01/08(水) 11:30:04 ID:dvg1ZBHo0
イエーガーというのはドイツ語で狩る者…つまりハンターという意味であり、ジプシー・デンジャーをはじめとした巨大ロボの総称である。
その狩人は対怪獣用の兵器である。
よって、ただの人間など相手にもならないわけで、戦いにすらならないのだ。
だから、騎士と影薄達はズタボロになって地面に這い蹲っている。

「クッ、まさかこれほどやられるなんて…」

鎧の所々にひびが入り、身体も鎧と同じようにボロボロな混沌の騎士が立ち上がろうとする。
横には同じくボロ雑巾と化した日之影が横たわっている。

「全くだ、前回かっこつけたこと言ってたくくせに…こんなんじゃ笑い話にしかならねぇよ……」
「大丈夫っすか皆さん……」
「……」
「……」

桃子が周囲を気遣う。黒子は既にスタミナ切れでうつ伏せになって倒れている。
あかりにいたってはレイプ目状態で倒れており、何の反応も示さなくなっていた。
この絶望的状況が表す通り、これこそがイエーガーと彼らの力の差に他ならない。

「それにしても、圧倒的だな……」
「ええ、私はどれほど無力なんでしょうね…」
「あぁ…」

騎士と影薄達が一瞥する。その先には

各所に火花を上げ、膝をつくジプシー・デンジャー、そして……
刀を持った小野塚小町が鬼気迫る表情でジプシー・デンジャーを見下ろしていた。





231最後の力:2014/01/08(水) 11:32:08 ID:dvg1ZBHo0



イエーガーに乗るベンは焦っていた。
確かに圧倒的だった。このジプシー・デンジャーは。
何でも斬れる程度の「斬鉄剣」を持つ混沌の騎士も、箱庭学園最強《知られざる英雄》の日之影空洞も、
キセキの世代『幻の6人目』黒子テツヤも、鶴賀学園麻雀部の副将『ステルスモモ』東横 桃子も、
……『特徴がないのが特徴』の赤座あかりも、全員圧倒的な性能で蹴散らしてやった。

だが目の前のこの少女は…『三途の水先案内人』小野塚小町は何だ?何故倒せない?
ロケットパンチも、冷却攻撃も、プラズマキャノンも、チェーンソードも当たらない。
いや、当たらない…というよりは届かないのだ。
それだけではない、避けられないのだ。相手の攻撃が。
ジプシー・デンジャーはデカイとはいえ機体の各所にスラスターがついており、機動性はかなり高い。
のにも関わらず小野塚小町の放つ弾幕が、神槍による伸縮自在の攻撃が必ず全て当たる。
まるで必ず当たるというよりは、逃げられないような……。
サイズの差ゆえ一つ一つのダメージは小さいが、それが少しずつ…長時間にわたる戦闘によりいくつも確実に積み重なっている。
その事実がベンの心を揺さぶる。

小野塚小町の能力は『距離を操る程度の能力』である。
これは呼んで字のごとくで、用途は主に三途の河の彼岸までの距離を変えることに使用される。
この殺し合いでも序盤、船が陸地に着かないよう使われていた。
一見地味な能力に思えるのだがそれを戦闘に使うとどうなるか。
つまり距離を操れば相手の攻撃を届かなくさせたり相手を強制的に有効的な間合いに引き寄せられる…。
要するに『間合いを支配する程度の能力』と化す。
こと戦闘、特にタイマンではとても有用的な能力なのだ。
小町が長時間イエーガー相手に孤軍奮闘できたのはこの能力とあやのを殺されたことに対する復讐の業火のおかげに他ならない。
例え仲間が次々に倒れても小町の炎は消えはしなかった。

小町の能力によって引き起こされる不可解な現象にベンは焦りと苛立ちを募らせていた。
それが災いし大振りで拳を繰り出してしまい、小町には能力なしで避けられ大きな隙を晒してしまう。
無論それを見逃す小町ではない。

「さあて、そろそろ切り札を使わせてもらうかねぇ…卍解――『神殺鎗』ッ!!」

斬魄刀『神鎗』の刃がこれまでとは比べ物にならない程瞬く間に伸びていく。
それは79m程のジプシー・デンジャーを越すどころか、天を貫くやもしれない領域まで。

「これどこまで伸びるか分かるかい?13kmらしいよ。眉唾物だけどね」

13kmは流石に大法螺が過ぎるのだが、実際そうなんじゃないかって程の長さに見えるのは確かであった。
そして、その超尸魂界級の刃と化した『神殺鎗』が、ジプシー・デンジャーに向かって振り下ろされ――ジプシー・デンジャーの左腕を切断した。


ジプシー・デンジャーが左腕を失ったのにも関わらずゴゴは冷静だった。
ゴゴはものまね師である。ベンの行動方針や戦闘技術のコピーはもちろん、カオスロワ第4回ではジャイアンの母やYOKOAZUNAの戦闘力すらものにするレベルのものまね師である。
故に麻雀士の桃子に匹敵する洞察力の持ち主なのだ。そんな彼がこれからすることは…

「俺はものまね師ゴゴ。ならばお前の『距離を操る程度の能力』のものまねをしてみよう」

やはりものまねであった。

「射殺せ――『神鎗』ッ!!」

斬魄刀『神鎗』の刃がジプシー・デンジャーの残った右腕に迫る…がその刃が届くことはなかった。

232最後の力:2014/01/08(水) 11:37:36 ID:dvg1ZBHo0

「何…だと…?」

小町は一瞬驚いた顔をした後唇を噛み締める。
この不可解な現象には見覚えがある。いや、ありすぎる。

「まさか、あたいの『距離を操る程度の能力』を……使ったっていうのかい!?」

そう、『距離を操る程度の能力』をゴゴはものまねしたのだ。
コクピットに座るゴゴとベンは「Exactly(そのとおりでございます)」と言いたげに笑みを浮かべる。
後はもうこちらの攻撃と同時に能力を使い、小町との距離を縮めればいいだけ。
それによるゼロ距離のプラズマキャノン…もう避けられまい。
小町を消し飛ばした後はそこでズタボロになっている可哀想な連中にきれいさっぱり止めを刺してしまおう。
歓喜の笑みを浮かべ、プラズマキャノンの砲口を光らせると同時にゴゴは『距離を操る程度の能力』を使用した――

「!!!!?」

二人は目を疑った。能力使用と同時に小町の姿が消えたのだ。プラズマキャノンの光は空しく空を切る。
プラズマキャノンの砲口の前に来るように距離を操作したはずなのだが…二人は動揺を隠せないでいた。

「あたいの能力を真似したのには驚いたさ。でもそれであたいに勝てるほど甘くはないよ」
「ッ!!」
「あたいの能力を手に入れたアンタが嬉々としてとどめに使うだろうと思ってたよ…だから重ねてやったよ。距離を縮める能力をね」

あの女の声が聞こえるが、どこを見渡しても見つからない。
そんな彼らの様子を知っていたか再び声が聞こえる。

「どこ見ているんだい?あたいはここだよ!」

小町はジプシー・デンジャーの頭上に立っていた。
小町は『神槍』の刃先をジプシー・デンジャーの頭部…コクピットに向ける。
ゴゴの距離を縮める能力に小町の能力を重ね、彼女は一気にデンジャーの頭部に移動していたのだ。

「今度こそ決めさせてもらうよ、射殺せ――『神鎗』!!!」

解号と同時にジプシー・デンジャーの頭部は爆発。
コクピットを失い機能停止した狩人はそのまま倒れ伏し、動かなくなった。







ゴゴは爆発に乗じて脱出していた。
ゴゴの行動方針は決まっている、ものまねである。

「俺はものまね師ゴゴ。次のものまね相手を探して真似してみよう」

ベンは先ほどの爆発で死んだだろう…なので次のものまね相手を探す必要がある。
次の標的を探そうとその場を離れようとした時、冷たい声がかけられた。

「逃げられると思ってるのかい?」

ゴゴが冷や汗を垂らしながら振り向くと後ろには先ほどコクピットを貫いた刀とは違う刀、斬鉄剣を持った小野塚小町が立っていた。
斬鉄剣は倒された騎士から託されたものだ。

「こいつぁアンタが殺した峰岸あやのからの贈り物さ。三途の渡し賃代わりにとっておきな」

次の瞬間、ゴゴの首が宙を舞った。

【ゴゴ@ファイナルファンタジーⅥ 死亡確認】

ゴゴを斬首して殺した小町は物音に気づき、振り向く。
すると、猟銃に防弾チョッキと完全武装した猿…ベンがいた。
だが、ベンは小町を見るなり奇声を上げ怯えたような様子を見せる。
カオスロワが始まってから殺戮しか頭になかったベンだったが、先ほどの戦いやゴゴが目の前で殺されたことで本能的に恐怖が頭を支配したのだ。

「なるほどね、アンタもこいつと一緒になって殺しに加担していたってわけだ。
 だったら、コイツみたいに殺される覚悟はできてるんだろうねぇ?話通じるか分からないけど」

ベンは思った。この女は一体何なんだ?
刀の切っ先、自分を見るその視線。全てが命を刈り取るような形をしているようだった。
まるで死神――
お前は一体何なんだと叫びたかった。
そんなベンの気持ちを見通すが如く小町は答える。

「あたいは三途の川の一級案内人、小野塚の小町。地獄の果てまで落ちても覚えておくんだね」

233最後の力:2014/01/08(水) 11:39:43 ID:dvg1ZBHo0
恐怖極まったベンは一目散に逃げる。
もちろん小町は逃がしはしない。『距離を操る程度の能力』を使おうとする、その時。
小町は全身から力が抜けるような感覚を味わい、そのままがっくりと膝をつく。
彼女の能力には実はパロロワ特有の制限がかかっていた。
それに一回使うごとに体力を消耗するという制限。
復讐心に駆られた小町は消耗に全然気づいていなかった。
何度も能力を使うごとに彼女の身体は確実に限界まで衰弱していたのだ。
これはあまりにも本気を出すのが遅すぎた故の結末なのだろうか。
『そう、貴方は遅すぎた』
誰かの声が聞こえたと様な気がしたと同時に小町の視界はだんだんとぼやけ、小町は完全にうつ伏せに倒れる。

(制限…?はは、多分そんなものじゃないだろうね……。
これはきっと…三途の船頭としてのこの能力を、営業外で殺しに使ったことに対するあたいへの罰なんだよ……。
あぁだめだ目の前が見えなくなってきやがった…あたいはこれでもう死ぬんだろうな……。
丁度いい。あの世での無期限休暇でももらうとするかねぇ…四季様も向こうにいるだろうし……)





小町はぴくりとも動かない死体のようになっていた。
その様に桃子とあかりは涙を浮かべる。

「小野塚さん…」
「死んだのか…?」
「そんな…」
「いいえ、まだ生きています。かろうじて…ね」

小町の左胸に耳をあてていた混沌の騎士はそう答える。
が、その表情は暗い。

「ですが、何とかしなければ彼女はそのまま死んでしまう…」
「こうしちゃいられねぇ…何とかして回復させてやらねぇとな」
「騎士様も手伝ってくださいっす!」
「当然です東横さん。彼女はたった一人で巨大な敵と戦ってくれた。そんな彼女を絶対に死なせはしませんよ」

騎士と影薄達はボロボロの身体に鞭を打って小町の身体を担ぐ。
当てのない回復手段、刻一刻と迫る死へのカウントダウン。
彼らの行く末は一体どうなるのか…?

234最後の力:2014/01/08(水) 11:42:38 ID:dvg1ZBHo0
【一日目・18時30/日本・大阪 病院跡地周辺】

【混沌の騎士@カオスロワ】
【状態】ダメージ(大)、記憶喪失(一部復活)
【装備】斬鉄剣@ルパン三世
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いには乗らず、煉獄へ帰る
0:小町を絶対に助ける
1:煉獄へ帰る前にこの世界で何が起きてるのかを知る
2:できれば記憶の詳細を思い出したい
※主催がバラまいた『何か』(ナノマシン)の存在に感づいています
※5期・6期のごく一部の記憶と、自分が煉獄にいたことを思い出しました

【小町と影薄な仲間たち】
【小野塚小町@東方Project】
【状態】瀕死、尻が真っ赤、心身衰弱(極大)、服がボロボロ
【装備】斬魄刀『神鎗』@BLEACH、デスノート@DEATHNOTE
【道具】舟
【思考】
0:………(死んだと思っている)

【黒子テツヤ@黒子のバスケ】
【状態】顔が包帯でミイラ(顔の皮膚喪失)、スタミナ切れ
【装備】なし
【道具】死出の羽衣@ 幽々白書
【思考】
基本:友人たちと生き残る
1:小野塚さんを絶対に助ける

【東横桃子@咲-Saki-】
【状態】ダメージ(中)
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:加治木先輩や友人たちと生き残る
1:小町さんを絶対に助ける
2:峰岸さん……

【赤座あかり@ゆるゆり】
【状態】ダメージ(大)、
【装備】なし
【道具】マムルの肉×2@風来のシレン
【思考】
基本:主人公らしく活躍する
1:小町さんと一緒にロボットを倒して主人公らしく活躍!

【日之影空洞@めだかボックス】
【状態】ダメージ(大)、右腕欠損(止血済)
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:主催者を倒す
0:こまっちゃんを助ける
1:仲間を守る
2:↑の全部やらなくちゃあならないのが先代生徒会長の辛いとこだな。


【死人が出るぞぉ!!】
【ベン@D-LIVE!!】
【状態】健康、恐怖
【装備】防弾ベスト@現実、猟銃@現実
【道具】支給品一式、クレイモア地雷@コマンドー
【思考】
基本:殺戮
1:死神怖い

235殺って良いのは殺られる覚悟のある奴だけだ。:2014/01/09(木) 16:53:13 ID:cG9zkhLMO
諸葛亮孔明が死んだ事を知らず、彼を探していた衝撃のアルベルトは大阪に辿り着いた。
そこで目にしたのは射殺された少女と、立ったまま機能停止した青い狸型ロボットを狂ったように猟銃で撃ち続けるベンだった。
実際、ベンは恐怖のあまり発狂しており、立ち塞がるように見えた参加者全てを殺して小町から逃げる事しか頭に無く、メインコンピュータが破壊されても立っていたドラえもんを攻撃し続けていた。
そして、ベンはアルベルトに気付いて彼に猟銃を向け、そのままアルベルトの衝撃波で砕け散った。
これが、ろくな覚悟もなく野生のままに大量虐殺した猿の最期だった。

【一日目・18時35分/日本・大阪】

【衝撃のアルベルト@ジャイアントロボ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式 、葉巻
【思考】
基本:単独行動する
1:カオスロワについていろいろと探る
2:孔明を探し、知っていることについて問いただす
3:自分から殺しはしないが邪魔な奴には容赦しない

【松実玄@咲 -Saki-阿智賀編 死亡確認】
【ドラえもん@ドラえもん 死亡確認】※支給品扱いの為死者リストに乗らない
【ベン@D-LIVE!! 死亡確認】

236グンマーの悲劇:2014/01/16(木) 12:36:52 ID:uBExwDUcO
戸愚呂弟はカオスロワ開始直後からグンマーをさまよっていた。
ちなみに、当初は同行者として支給品の女性に変身する犬が居たが、11時過ぎに急死していた。
そんな彼は、グンマーの集落で民が皆殺しにされていたのを発見された。

(幅広の熱した刃物で焼き切ったのか?……しかし、グンマーの民を全滅させるなんて、どんな化物だ?)

実際の所は、ナノマシンという人工物を大量に摂取したせいで大自然の力が使えなくなり、グンマーの民が大幅に弱体化しただけなのだが彼がそれに気付くわけが無かった。
そうやって考え事をしていた彼に光の刃が突き刺さり、彼はそれがグンマーの民の死因だと気付き、そのまま意識を失った。

【一日目・18時30分/群馬県・グンマーの民の集落】

【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】疲労(中)、精神崩壊、不眠症
【装備】ゼットセイバー@ロックマンX
【道具】支給品一式
【思考】基本:俺はどうしようもない人殺しだ、だから殺さないと。

【アルフ@魔法少女リリカルなのは 死亡確認】※支給品扱い
【グンマーの民@グンマーコピペ 絶滅確認】
【戸愚呂兄@幽遊白書 死亡確認】

237混沌な名無しさん:2014/01/16(木) 16:12:31 ID:uBExwDUcO
すまん、ミスった
【戸愚呂弟@幽遊白書 死亡確認】
に訂正しといてくれ

238混沌な名無しさん:2014/01/18(土) 00:22:31 ID:hd22L14k0
「お前も俺たちの歌を聞け!!!」
「ところがぎっちょん、歌ってるだけで生き残れるほどカオスロワは甘くねぇんだぜ?」

 理不尽なまでGNファングによる一斉射撃が歌っている奴らを爆撃した。
サーシェスさんだし、贔屓してもいいんですよね?

【1日目・18時30分/日本・第三新東京市】
【アリー・アル・サーシェス@機動戦士ガンダム00】
【状態】疲労(小)、強い屈辱 、ヒゲがない、テラカオス化
【装備】ヤークトアルケーガンダム@機動戦士ガンダム00V
【道具】支給品一式、熱線銃
【思考】基本:カオスロワという名の戦争を楽しむ
1:参加者は片っ端から虐殺
2:赤いガンダム(ガンダムエピオン)には必ず雪辱を果たす
※新型ナノマシンにより、闘争本能等が増大しました。
※主催の一員ですが、すっかり頭の中から抜けてしまいました。

【熱気バサラ@マクロスダイナマイト7 死亡確認】
【偉大なる赤竜@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女 死亡確認】
【フレクザィード@ルーンファクトリー4 死亡確認】
【渚カヲル@新世紀エヴァンゲリオン 死亡確認】
死因:GNファング

239荒らしには容赦しない:2014/01/18(土) 12:43:10 ID:Fx8r6kUgO
幾らカオスロワとはいえ、20分で神奈川から第三新東京市(長野あたり)という無理が有りすぎる移動時間。
描写はおろか、説明すらないテラカオス化。
そんな矛盾を解消する為に世界そのものによる修正が行われた。
全て無かった事になったのだ。

【一日目・18時35分/日本・神奈川】

【アリー・アル・サーシェス@機動戦士ガンダム00】
【状態】疲労(小)、強い屈辱 、ヒゲがない
【装備】ヤークトアルケーガンダム@機動戦士ガンダム00V
【道具】支給品一式、熱線銃
【思考】基本:カオスロワという名の戦争を楽しむ
1:参加者は片っ端から虐殺
2:赤いガンダム(ガンダムエピオン)には必ず雪辱を果たす
※新型ナノマシンにより、闘争本能等が増大しました。
※主催の一員ですが、すっかり頭の中から抜けてしまいました。

【一日目・18時35分/日本・第三新東京市】

【熱気バサラ@マクロスダイナマイト7 死亡は誤認】
【偉大なる赤竜@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女 死亡は誤認】
【フレクザィード@ルーンファクトリー4 死亡は誤認】
【渚カヲル@新世紀エヴァンゲリオン 死亡は誤認】

240電車って危ないからね:2014/01/18(土) 16:16:03 ID:HL3.It5I0

 箱根の山には神が住むという。
 年始の箱根駅伝を見たら良く分かる。
 そんな箱根の山を今電車ごっこで爆走しているわけだが。
 申し遅れた、シグナムだ。

 いま、どんだけ速いかというと東京から四国をガチで一直線で駆け抜けて3時間くらいで走れる速さだ。
 流石、拳王電車だ。移動時間に何一つケチがつかないぜ!
 まあ速くなったのにもわけがある。
 
「電車ごっこロープにオートダッシュとシノビダッシュを組み込んだぞ!」
『まさかそんなことが出来るなんて、やっぱり熱斗君はすごい』

 熱斗少年はひみつ道具にナビカスタマイザーを使うとかね。
 雑魚戦はスルーする。まあ最速クリアには必須だわな。
 まあ、乱数調整とかできないから仕方ないと、わけわかんないこと言ってたけどね。
 そんなわけで異常な速度で爆走してるのに全く疲れない上に楽という奴になった。
 だからこそ、このようにこの場の解説に専念できるわけだ。
 カオスロワの解説王……それも私だ。

「ケイデンスをあと30000上げるぞ!」
「それ死にますからね、やめてね」

 その電車ごっこの先頭を引っ張る拳王様。
 筋肉ムキムキな上に足がわけわかんないくらい速い。正直怖いってレベルじゃないぞ。
 その横のタクア……ムギさんも怖いもの知らずとかそういうレベルじゃない。
 
「この移動時間を利用して、遠投の練習するぞ!」
「確かに球速アップには肩作りには遠投よね(ぶっ殺す球威アップにもなりそうだし)」
「このディオもベースボールを学ぶぞッ!」
「ですなぁ」
「づら」
「いや、あぶねぇからな!」
「そうです!」

 髭とMEIKOの姐さんとデュークとディおじさんととんまがテニスボールを豪快に投げる。
 それを黒いドラえもんみたいなパチモン……いや、クロえもんさんとピンク髪の幼女・シャーロックが止めようとする。
 だが、彼らの静止を振り切りボールは空を飛んでいく。
 凄まじい勢いで飛んでいくテニスボール。しかも、すぐに新しいテニスボールが出てくる。
 確かに状況表に「テニスボール×∞」ってあるけどさぁ……
 そこらへんの木にぶつかったテニスボールは跳ね返ることなく、木をなぎ倒した。
 森林破壊ってレベルじゃねーな。というか、テニスボールってなんだっけ?

241電車って危ないからね:2014/01/18(土) 16:16:54 ID:HL3.It5I0
「こうなったら、ブラックホール打ち!」
「私のトイズで!」

 クロえもんさんはバットをぐるぐると回す。
 ヘッドスピードがやべぇ……。流石アマチュア野球日本代表にも選ばれるほどの実力者だ。
 飛んでいこうとするテニスボールはクロえもんさんのバットにどんどん吸い込まれていく。
 そら、ブラックホールだからね。吸い込まれるよ。うん。
 その集まったテニスボールをシャーロックのトイズで制御する。
 ……なるほど、ゲーム版出典の能力じゃねーの!
 どんどんデイバックの中にテニスボールが収容されていく。
 だが……

「言ったはずなのだよ……。――俺のコートはこの日本全土なのだよ」

 緑間君の放った超高角度テニスボールは日本海に向かって飛んでいく。
 流石、キチガイ……いや、キセキの世代だ。

 放たれた超高角度テニスボールは九州ロボの方面に飛んでいく。
 私のゲームで鍛えた動体視力なめるなよ。
 まあ、あんな速度で放たれたテニスボールはブラックホールでも吸い込めないよ、多分。

 そして、その横では……
 
「上条、俺とファイトしろ!」
「いや、俺やったことないし……ほら、俺の口癖『不幸だぁぁぁぁ!』だし、カードゲームはちょっと……」
「カードゲームじゃない……ヴァンガードファイトだ!」
『上条よ、ムラクモデッキを使え』

 ヴァンガ脳乙。
 櫂君もすっかり丸くなったものだ。
 そういや、リバースって言う名の虚無(ヴォイド)の力は闇属性じゃないそうですね。
 それにしても上条さんは誰とも恋愛フラグが立たないな……私か?
 
 いや、天地がひっくり返ってもそれはない。
 ここにいる女性は私を含めて四人。
 フラグが立ちそうか、考える?
 タクア……ムギさん→精神的にぶっ飛んでいるから、立つわけない
 MEIKOの姐さん→野球バカだから、立つわけない。
 シャーロック→小林先生がいるだろ? 立つわけない。

 これから、導き出せる結論は……『上条さんに恋愛フラグは立たない』

「踏み切りだ!」
「いや、俺心太だから! 踏み切りじゃないから!」

 途中、踏り切りごっこをしていたところ天の助がラオウに踏まれた。
 パァ――――――ン!! という破裂音が響いた。

【ところ天の助@ボボボーボ・ボーボボ 死亡確認】 
死因:ラオウに秘孔を踏まれた

 な ぜ 殺 し た し?
 と、言おうとしたが、カオスロワだからね。仕方ないわ。

242電車って危ないからね:2014/01/18(土) 16:17:45 ID:HL3.It5I0

                     /三三三三三三三三三三三ゝ'7 / __  _ \
                   / 三三三三三三三三三三 ,、 / //ο|゙i i))i^ヽ
                    / 三三三三三三三三三三//` _ノ∧-='//‐ゝ-'|
                |三三三三三三三三三三三>-ニニ-‐ _´=‐⌒' |
              , <⌒ヽ三三三三>┐三三三三三`''`ー= ´ 三三三|
                 /,/¨¨ヾヽ」,> '¨´   .丿 二二二二二二二三三三三 .|
                 | i :、, <´     _, - 'ヽ、三三三三三三三三三三 > .i、
                {:,/    ,>::'´;;'     `<三三三三三三三三三三三> 、
           _,/  ___∠ ::、::;'    : : : :: ::`''=_ニ三三三三三三三三二≡≡、ヽ,
            , '´ ¨¨ ̄- ,__     |      ':: _____  ヾ 、ヽ ̄ ̄   ,ヘ、      ヾハ
         ./          ̄ ヽ, |        ヾゾヾi:: ::`'゙   ,'ニ_゙ソ  \        リ
       ,/             i  , ヽ        ヽ_ ̄ノ::::  ,rャッ、 _,ノ     `''ー-=-‐'゙
      /           i、_ノ`ニ!   i : :             !ヾ´'' /
   __ /         ノ  _,i´ ゙i::'゙ l : : : :    ,       !   /
 /三 \         ムィ´ | ::|   |: : :      ,': : : : :  |  ,/        『そうだね』
 三三三 \       ,/`    ゝ-ゝ ,」         ゝ-=、   i/
三三三三三\     /    ,/、: :i:: i:: . .   ,,; ::i:: : ::: ::i::;'¨::´/
三三三三三三ヽ  /   /、,_  \::i :: : :   i::'、 ヾー- ニ__-_、/
.三三三三三三 ヽノ  / ヽ三> 、:::\i:: ::: : :  ヽ, `¨'ー‐´ノ
三三三三三三三 |,/  ∧ 三三 ゙>ヽ;i::i: :    ゝ---,/
.三三三三三三 ,ノ 、    ∧ 三三三三 ゙ゞ,、_:::i,,... ::...;;ノ
三三三三三r''´ / ∨   ∧三三三三 i .|ヽ ゙゙̄ヾ゙゙´
三三三三 ノ ,/ 三 ∨   .∧三三三三| |三ヽ   \
三三三 //三三三 ∨   ∧ 三三三 | |三三ヽ   ハ



 あばたは……イチローさん!?
 と、思ったが……ムネリンのイメージだった。
 
(イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチロ一さんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん
 イチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさんイチローさん……)

 ラオウと別の意味でこえーよ。

243電車って危ないからね:2014/01/18(土) 16:18:22 ID:HL3.It5I0
(はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい
 はちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたいはちみつ食べたい……)

 こっちもこえーよ。
 タクア……ムギさん、早くはちみつをプニキに渡さないと……食われるぞ。

 あっ、今、名古屋駅を無事に通過しました。
 やっぱ速いわ、拳王電車。

244電車って危ないからね:2014/01/18(土) 16:19:02 ID:HL3.It5I0

【一日目・18時30分/日本・愛知県名古屋】
【MEIKO@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】アルティメットアーマー@ロックマンXシリーズ
【道具】支給品一式、ノートパソコン@現実
【思考】
基本:殺し合いに乗った者達を殺す
 1:ラオウ達に協力してもらう
※今までとは別人です。
※『黄金の回転』を習得しました

【琴吹紬@けいおん!】
【状態】精神的にぶっ飛んでる
【装備】核ミサイル、キーボード、現金1兆円ほどが入った特注ジュラルミンケース
【道具】支給品一式、たくあん@現実、その他不明
【思考】
基本:生き残ることを最優先
1:拳王とやらの配下になる
※今までとは別人に決まってんだろ!!いい加減にしろ!!

【ラオウ@北斗の拳】
【状態】健康
【装備】炭酸水
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:野田総理を倒す
0:主催者チームを全員屠る
1:そして、拳王が新たな時代を作る
2:死兆星から使者の小娘を配下にしたぞ!
3:トキ似の男を配下にしたぞ!
4:強そうな鎧の女を配下にしたぞ!
5:謎の黒猫たちを配下にしたぞ!
6:なんかいろいろ配下にしたぞ!

【平等院鳳凰@新テニスの王子様】
【状態】健康
【装備】テニスラケット、テニスボール×∞、諭吉一枚
【道具】支給品一式、少年ジャンプとヤンジャン、その他不明
【思考】基本:主催者達を滅ぼす
1;マーダーも滅ぼす
2:ラオウたちと行動する
3:テニスがしたいが、野球をする

【プニキ@くまのプ○さんのホームランダービー】
【状態】健康、全ステータスMAX
【装備】木の棒
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:ムギさんからハチミツを貰うために野田を野球で潰す
1;ホームランを打つ

【川崎宗則@現実?】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式
【思考】基本:イチローを倒してでも、マリナーズに連れ戻す
1:戦力を集める

【クロえもん@ドラベース ドラえもん超野球外伝】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式 電車ごっこロープ
【思考】基本:野田総理に野球で挑んで勝つ!
0:矢部君の意志を継ぎ、殺し合いを打破する
1:最低でも四国アイランドリーグが出来るくらいの仲間を集める
2:イチロー選手を仲間に引き入れたい

【殿馬一人@ドカベンシリーズ】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式、グランドピアノ@現実
【思考】基本:生き残る
1:イチローと合流したい

【デューク渡邊@新テニスの王子様】
【状態】健康
【装備】テニスラケット、テニスボール×∞、キャッチャー用具一式
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:お頭(平等院)たちについていく
1;デュークホームランを打つ

【緑間真太郎@黒子のバスケ】
【状態】冷静
【装備】ハンマーブロスの無限ハンマー@マリオシリーズ
【道具】支給品一式、ホワイトボードとサインペン
【思考】
0:赤司に勝つ
1:野球をするのだよ

245電車って危ないからね:2014/01/18(土) 16:19:59 ID:HL3.It5I0
【光熱斗@ロックマンエグゼ】
【状態】健康、激しい怒り
【装備】自分のPET(ロックマン入り)
【道具】支給品一式×2、大山デカオ@ロックマンエグゼ、大山デカオ@ロックマンエグゼ2
    デカオ(ロックマンエグゼ3)が作ったおべんとう、チップトレーダー@ロックマンエグゼ、
    大量のガッツマンのチップとバグのかけら、ガンデルソル3(実物)ネオバリアブル(実物)
    大山デカオ@ロックマンエグゼ3(BLACK版)大山デカオ@ロックマンエグゼ5チームオブブルース、
    各種ナビカスタマイザーパーツ、大量の金、シンクロチップ、他不明
【思考】基本:野田総理にネットバトルを挑んで勝つ!
1:プリズムとフォレストボムのチップを探す
2:その為に色んな人にネットバトルを挑む
3:上条(ジョジョ)さんとディおじさんの決着をつけさせる
4:パパが心配

【ロックマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】ロックバスター
【道具】なし
【思考】基本;熱斗をサポートする
1:野田総理がネットバトルを受けてくれるか、心配。
※PETの中にいます


【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康、自称フリーター
【装備】レヴァンティン
【道具】支給品一式、PET(カーネル入り) 、SPW財団以上の資金とか多数のレアチップ、シンクロチップ
【思考】基本:働かなくて済むように動く
1:二人についてくる
2:野田は倒す
3:上条(ジョジョ)か……一理ある
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます
※PSP版の技は使えませんが、念能力が使えます。

【カーネル@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】カーネルのブレード
【道具】なし
【思考】基本;ロワの破壊
1:今は(仕方ないので)シグナムに従う
※PETの中にいます

【上条当麻@とある魔術の禁書目録】
【状態】健康、不幸
【装備】PET(シャドーマン入り)
【道具】エスパー伊東@現実、シンクロチップ、他人のデッキ(「ムラクモ」デッキ)
【思考】
基本:

                    いいぜ ヘ(^o^)ヘ
                            |∧
                            /
                野田総理が
             何でも思い通りに
             出来るってなら
                 /
             (^o^)/
           /( )
          / / >

      (^o^) 三
      (\\ 三
      < \ 三
..\
(/o^)
( / まずは
/く そのふざけた
   幻想(ロワ)をぶち殺す


【シャドーマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】ムラマサ
【道具】なし
【思考】基本:上条に従う
1:敵は殺す、慈悲はない
※PETの中にいます

246電車って危ないからね:2014/01/18(土) 16:20:23 ID:HL3.It5I0

【ディオ・ブランドー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】疲労、全身にダメージ
【装備】PSP(デューオ入り)
【道具】支給品一式×3、シンクロチップ
【思考】基本:ネットバトルとベースボールを極める
0:主催を倒すのはラオウではない、このディオだッ!
1:ジョースター家を手に入れる
2:ジョジョより優越感を得る
3:熱斗達にネットバトルを挑むのは後回しだ!
4:シンクロチップを手に入れ、デューオとクロスフュージョンする。

【デューオ@ロックマンエグゼ4】
【状態】HP満タン
【装備】ジャスティスワン、ザ・ワールド
【道具】なし
【思考】基本;とりあえず、ディオを見守る
1:カオスロワでもそれは無理そう。
※PSPの中にいます

【櫂トシキ@カードファイト!! ヴァンガード】
【状態】ヴァンガ脳
【装備】自分のデッキ、やきそば
【道具】支給品一式
【思考】
1:強いファイターと戦う
2:上条達についていく

【シャーロック・シェリンフォード@探偵オペラ ミルキィホームズ】
【状態】謎ミルキィ
【装備】かまぼこ、自分のデッキ(「ロイヤルパラディン」デッキ)
【道具】支給品一式、テニスボール×∞
【思考】
1:櫂に着いて行く


 その頃、九州ロボの右腕、佐賀に緑間が放った超距離テニスボールが届いた。
 緑間君のシュートレンジは日本全土だからね。そりゃあ、届くよ。
 でも、箱根から日本海を1,2分で届くとしたら、その速度と威力は少なくとも大砲以上になる。
 まあ、つまりだな……

247電車って危ないからね:2014/01/18(土) 16:20:54 ID:HL3.It5I0




             ┌──┐                                        "
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             │::::::::: │ ┌─┐            ┌──┐               /
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                  i       ,              /               /           く :::::::::::::: /
                  |i       /             "             /           ̄ ̄ ̄
         <7         人_    /(         /         ,      /
            、 、   ,:彡'三 ≡ヾV  て      /く>  !      /     /
             \_)\/ミ:::.:..  ..:.::ゞ-≡三ミミ:、  "   _,人,、_   /(      '    '
        `ヽ.__ノーシ=二≡=、;::=-::.:.. ’.:.::=、彡 、  ,:彡'=三≡ヾV  て  /     ◇
    _    ヾ:;:./=≡:::.....:.:/ミ::.:.    ..:.:::-=ヾ:_)\/ミ:::.:.  ..:.:::ゞ-≡三ミミ:、 /
            _冫三::;  ..:.:::::::|ミ:::.:.. .・.::`ヽ._三ノー.シ=二≡=、;::=-::.. ’.:.:::=三|!l/(_ /    ´
         )三:::...    ..::::゙ミ、:..   ..::-=:ヾ:;:./=≡:::.....:.:/ミ::.:..   ..:.::-=ミ:v'  て_ _
         ⌒ヾミ=-:/=::... ..:.::゙ミ:=-=彡'::. _冫三::;  ..:.:::::::|ミ:::.:.. .・.:.::-=彡':.;. (_      <>
    <7      )ミ/三::.     ..:::`ミv彡::.:.. )三:::...    ..::::゙ミ、:..  ..::-=彡三=三ミミ:v'´
         _ノ三|三:::::... ∵  ..:.::=il=::.. ⌒ヾミ=-:/=::... ..:.::゙ミ:=-=彡'::.. ..::::=三|!l
          ´⌒):..ヾミ=-.::;    ..-彡ミ:::..  . )ミ/三::.      ..:::`ミv彡:::.:.. .::-=彡ノム _
             ヽ∧ヘ、ヘ人从ヽ∧ヘヘ从ヽ_ノ三|三:::::... ∵  ..:.::=il=::.  ・..:.::三ミ:、て ̄
                              ´⌒):.ヾミ=-.::;    ..-彡ミ:::...   . ..::::ノソ⌒` 、
                                ヽ∧ヘ、ヘ人从ヽ∧ヘヘ从ヽ∧ヘ、ヘノ(
     ※イメージではありません。

 その佐賀(九州ロボの右腕)は消滅した。

 ※佐賀(九州ロボの右腕)は消滅しました。
 ※他にも九州ロボに被弾したかもしれません。

248混沌な名無しさん:2014/01/18(土) 16:26:05 ID:HL3.It5I0
すんません。
一人称間違えてる箇所がありました。

×「私のトイズで!」
○「あたしのトイズで!」

wiki収録時に修正しておきます。

249敵が強くないと面白くないだろう?:2014/01/19(日) 00:37:27 ID:NNdYINC2O
「やむをえん、スーパーリペアキットを使う」

そんなベイダーの指示により、九州ロボの右腕が復活した。
これが、スパロボでお馴染みの強化パーツの力だ。

「しかし、こんな所でこいつを使う羽目になるとはな……」

実はこのスーパーリペアキット、本来は対主催との戦闘の切り札として使う為にとっておくはずだったものだ。
超大型特機となった九州ロボには歪曲フィールド等の強力な防御兵装が搭載されているものの、制御システムの都合でマキナ化が完了しなければ機能しなかった。
今は、ビアンにマキナ化作業を手伝わせる事で作業効率を上げる事しか出来ない事をもどかしく思うベイダーであった

【一日目・18時40分/日本・九州ロボ】

【ダース・ベイダー@STAR WARS】
【状態】健康
【装備】ライトセーバー@STAR WARS
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:テラカオスを生み出す計画を遂行する
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものは消す
2:他の幹部と今後について話し合う
3:九州ロボのマキナ化が待ち遠しい

250東京のカオス度がさらに加速するようDEATH:2014/01/19(日) 21:40:39 ID:T4zTJCMQ0
東京都江東区にあるビッグサイトは今ではショッカーの幹部である死神博士らに占拠されていた。
彼の目的はもちろんバトロワに乗じてショッカーによる世界制服を実現させることである。
そのために死神博士は東京のビッグサイトに潜伏し、カオスロワ開始の混乱で各所に散り散りになった怪人や戦闘員などの戦力を集め雌伏の時を得ていつか表舞台に出ようとしていたのだ。
その矢先のことである。

「イーッ!(大変です死神博士、敵襲です!!)」
「(クッ、まさかここに潜伏してたのがばれたか?)何だと、数はどのぐらいだ?」
「イッー!(それがその……監視カメラの映像をご覧ください…)」
「……何だこれは!!!?」

死神博士は映像を見て驚いた。何と、こちらの兵を遥かに上回る数の参加者が押し寄せてきたのだ。
しかもそれぞれが殺害だのレ○プだのとアレな言葉を連呼している。明らかにイカれている連中だ。
なんとなく分かると思うが、襲い掛かってきているのはクラウザーさんを信仰するDMC狂信者達。
クラウザーさんのファンに全国に存在するので数で言えばショッカーの一支部を軽く上回るのは当たり前である。
彼らの目的はDMC狂信者の活動拠点としてビッグサイトをレイ○することにしたのだ。
もちろんショッカー戦闘員は応戦するものの、その圧倒的な数に次々と薙ぎ倒されていく。

「仕方がない…。待機させてる怪人達を出撃させろ!!」
「イーッ!(それが……)」

実は既にショッカーの怪人たちは出撃しており侵入者と戦闘していた。
戦闘員は死神博士にその様子を見せる。
死神博士はその映像に目を向ける。







「終わったな…所詮クズはクズなのだ…」
「ケンシロウ、SATSUGAIはいいぞ!!」
「金!暴力!SEX!」
「黄金の鉄の塊で出来ている天人が皮装備のジョブに遅れをとるはずは無い」
「殺ってやるDEATH!」
「おもちうにょ〜ん」


【ユニコルクス@仮面ライダー 死亡確認】死因:ラリアット(ラージャン)
【ヒルゲリラ@仮面ライダー 死亡確認】死因:秘孔を突かれる(トキ)
【蜘蛛男@仮面ライダー死亡確認】死因:ジェットストリームアタック(意味深)(KBSトリオ)
【シードラゴン@仮面ライダー 死亡確認】死因:グラットンソードでバラバラに引き裂かれる(天子)
【ガマギラー@仮面ライダー 死亡確認】死因:ギターによる48の殺人技(あずにゃん)
【蜂女@仮面ライダー 死亡確認】死因:餅を喉に大量に詰まらされる(つかさ)






その映像はDMC狂信者のメンバーによってSATSUGAIされている怪人の面々であった。
死神博士は驚愕の表情を浮かべる。

「馬鹿な…怪人が全滅…?一レスもたたずにか…?」
「イーッ!(どうしますか?)」
「クソッ、こうなったら仕方がない。遺憾ながらビッグサイトを放棄する!脱出だ!!」

だが、その瞬間死神博士が見たものは首から上が無くなっていた戦闘員だった。
後ろを振り向いた死神博士が見た光景は巨大な蟷螂のような化け物だった。
巨大な蟷螂の名前デスマンティス。都庁の軍勢の一員でありながら、実は隠れクラウザーさんのファンだったのでDMC狂信者側についたのである。
そして、死神博士は首はデスマンティスによって刎ねられた。

【ショッカー戦闘員@仮面ライダー 死亡確認】
【死神博士@仮面ライダー 死亡確認】


こうして東京ビッグサイトはDMC狂信者達によって占拠されたのであった。
辺りは狂信者たちのSATSUGAIコールが延々と響き渡っていた……。

251混沌な名無しさん:2014/01/19(日) 21:43:03 ID:T4zTJCMQ0
【1日目・18時30分/日本・東京都江東区ビッグサイト】
【DMC狂信者】
共通思考:クラウザーさんを蘇らせる
1:生贄のために参加者をSATSUGAI
2:ビッグサイトを活動拠点にする
3:ビッグサイトに集結
※携帯やらネットやらツイッターやらで連絡を取り合っています。

【デスマンティス@世界樹の迷宮4】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】
基本:SATSUGAI

【ラージャン@モンスターハンター4】
【状態】健康、ギルクエレベル100、擬人化
【装備】擬人化パッチ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:SATSUGAIし尽くすだけだぁ!

【トキ@北斗の拳】
【状態】お前のような病人がいるか
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】
基本:SATSUGAIはいいぞ!
※まごうことなきトキ本人です

【KBSトリオ@真夏の夜の淫夢】
【状態】3人とも健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
基本:SATSUGAI

【比那名居天子@東方project】
【状態】健康、謙虚
【装備】グラットンソード@FF11
【道具】支給品一式
【思考】
基本:SATSUGAI

【中野梓@けいおん!】
【状態】健康
【装備】ギター
【道具】支給品一式
【思考】
基本:SATSUGAI
1:殺ってやるDEATH!

【柊つかさ@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】無限の餅製、バルサミコ酢
【道具】支給品一式
【思考】
基本:SATSUGAI

252ビアン総裁やらヤークトアルケーやら出した人:2014/01/20(月) 00:32:24 ID:zYqUj0dE0
ジプシー・デンジャーが暴れまわったせいで、あちらこちらで火の手が上がっている大阪のとある区画のデパートに影薄組と混沌の騎士はいた。
ひとまず家具売り場のベッドに小町を横たえたが、小町は衰弱するばかり……あきらめムードが漂い始めたその時、一人の男が立ち上がった。
その男、日之影空洞は自分のデイパックから宝石のついた変わった意匠の腕輪を取り出した。

「これだけは使いたく無かったが、こまっちゃんの為だ」
「そ、それは……あのゲームの……!」
「メガザルの腕輪じゃないっすか!?」

 あかりとモモが驚いたのも無理もない。それはまさしく有名なRPGシリーズのアイテム、メガザルの腕輪だったのだから。
これが日常なら偽物だと認識したかもしれない……だが、カオスロワという状況ではそれが本物であるのは十分想像できた。

「ああ。制限によって死者は復活できないが、俺の命と引き換えになるが、これならこまっちゃんを助ける事が……」

 そういって、脚を使って無理矢理にでもメガザルの腕輪を左腕にはめようとする日之影だが……。

「いや、その役目は私です」

 その前に、混沌の騎士がメガザルの腕輪を掠め取った。

「騎士さん!?」
「おい、まさか……」
「し、死ぬつもりっすか!?」
「ど、どうしてそんな事を……」

 驚く小町を除いた影薄組に向け、混沌の騎士は語り始めた。

「私は、この世界の住人ではありません……元いた世界で犯した非常に重い罪を煉獄償っていた罪人なのです。それがどういう訳か、記憶を失ってこの世界に来ていました」

 信じられない事実に言葉を失う影薄組。

「そして、私はこの世界の空気中に漂う瘴気に似たような何かによって記憶をある程度取戻し、このカオスロワの裏で起きている事を知ろうとしました。それと同時に、私が此処に来た理由も心の何処かで探していたのかもしれません」

 混沌の騎士は、そう言いながらメガザルの腕輪を自分の腕にはめた。

「そして、後者は見つかりました。それは、貴方達を助ける事です。心配しないでください、もといた場所に帰るだけですから……」
「そんな……」
「空気中に漂っている何か……それには注意してください。あれはおそらく非常に危険なものです。それでは……」

 混沌の騎士は自分の首輪を思いっきり引っ張り、彼の首輪が爆発した。

(ああ……そうか……私は……)

死の間際に全てを思い出して混沌の騎士は散り、メガザルの腕輪が発動した。


「それで、あたいは生きていて、黒子の顔や日之影の右腕も治って……」

 死の淵から蘇った小町は、仲間達から気絶している間に起きた事を教えられていた。
気絶した事で頭が冷えたのか、小町は聞かされた話を冷静に受け止めていた。
余談だが、小町の服は男性陣が使えそうなものを探している間にモモとあかりによって着替えさせられていた。
そして、小町は迷いを捨て、自身の決意を語り始めた。

「あたいは……カオスロワを終わらせたい……映姫様や、あやのや、混沌の騎士を奪ったこの殺し合いを……もう嫌なんだ、こうやって失っていくのは……だから……」
「そうやって、また一人で行こうとする気っすか?」
「あかりも皆も、どんな事があっても小町ちゃんと一緒に行くってもう決めてるんだよ」
「けど、こっから先は危険だし、主催だって目をつけて……」
「既に、あんな巨大ロボットと戦ったんです。今更ですよ」
「命と引き換えに腕を治してもらってるしな。ここで逃げたら一生後悔するぜ」
「アンタたち……解ったよ。ただ、一つだけワガママをさせてくれないか。置いてったりはしないからさ」

 そう言うと、小町は家具売り場の近くにあったフードコートの厨房に入って行き、ガスコンロでデスノートを燃やした

「あのノートがあれば強敵も楽に殺せるかもしれないさ。けどね、あれを使ってたら力に溺れてあのデカブツに載っていた奴らみたいになっていた気がしたからねぇ……ま、行こうか。」

253Life goes on:2014/01/20(月) 00:33:04 ID:zYqUj0dE0
「ふうん、まあ、最低限の目的は果たしたわね」

 そう、モニターの前で幽香が呟いた。
実は、小町をマーダーにするのは出来たら儲け物程度でしか無かったのだ。
そして真の目的は、小町達影薄組を何等かの形で積極的にカオスロワに関わるようにする事だったのだ。
世界を救う為にテラカオス化を促進させるという目的がある為、カオスロワに関わろうとせずに逃げ隠れしたり遊んだりしている者達は主催にとって下手な対主催以上に厄介な存在だったのだ。
だから、影薄組が対主催になったとしても主催としてはプラスになるのであった。

「こっちからはこないであげるから、せいぜい頑張りなさいね」

 別のモニターでとある光景を確認すると、幽香は他の五大幹部と今後について話し合う為に席を立った。
そのモニターには、三つ首の蒼い竜が大阪に襲来したという事実を映し出していた。
その名は氷嵐の支配者。都庁の軍勢と志を同じくしていながら、とある理由で都庁組とは別行動していた氷竜である。
その理由とは、自身が都庁から離れた場所で派手に暴れる事によって、少しでも参加者の注目を都庁からそらす事だった。
そんな彼?が、強力なマーダーが死んだりマーダーをやめたりした結果比較的安全なエリアとなりつつある大阪へと足を踏み入れたのだ。
要するに、大阪に新たな惨劇と戦いが起きようとしているという事だ。


【一日目・18時45分/大阪・デパート】

【小町と影薄な仲間たち】
※メガザルの腕輪により、全員のダメージ等が完治しました。

【小野塚小町@東方Project】
【状態】健康
【装備】斬魄刀『神鎗』@BLEACH
【道具】舟
【思考】基本:もう仲間を誰も失わない為にカオスロワを終わらせる
1:もう二度と仲間を置いて行こうとしない
2:幽香と戦う事を覚悟する

【黒子テツヤ@黒子のバスケ】
【状態】健康
【装備】猟銃@現実
【道具】死出の羽衣@ 幽々白書
【思考】基本:仲間と共にカオスロワを終わらせる
1:友人たちと生き残る
2:混沌の騎士の言っていた空気中に漂う何かが気になる
※実はゴゴの死体から猟銃を回収していました。

【東横桃子@咲-Saki-】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本:仲間と共にカオスロワを終わらせる
1:加治木先輩や友人たちと生き残る
2:混沌の騎士が言っていた空気中に漂う何かって主催の仕業?
3:峰岸さん……

【赤座あかり@ゆるゆり】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】マムルの肉×2@風来のシレン
【思考】基本:仲間と一緒にカオスロワを終わらせて主人公らしく大活躍!
1:混沌の騎士の分も頑張る

【日之影空洞@めだかボックス】
【状態】健康
【装備】斬鉄剣@ルパン三世
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を倒す
1:仲間を守る
2:混沌の騎士が遺した謎を解く
3:↑の全部やらなくちゃあならないのが先代生徒会長の辛いとこだな。
※斬鉄剣は混沌の騎士のものを受け継ぎました。
※不明支給品はメガザルの腕輪でしたが、効果が発動したため、砕け散りました。

【混沌の騎士@カオスロワ 死亡確認】
死因:首輪が爆発


【同時刻/九州ロボ・主催本拠地】

【風見幽香@東方project】
【状態】健康
【装備】日傘
【道具】不明
【思考】基本:テラカオスを生み出す計画を遂行する
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものは地に還す
2:他の五大幹部と今後について話し合う。


【同時刻/日本・大阪のどこか】

【氷嵐の支配者@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】とけないこおり@ポケットモンスター、支給品一式
【思考】基本:自然を汚す人間を滅ぼす。
1:グンマーの民のような人間は殺さない。
2:自分が暴れる事で、都庁の軍勢から参加者の注目を少しでもそら

254混沌な名無しさん:2014/01/23(木) 10:55:08 ID:MRhu4ODEO
ビッグサイトを占拠したDMC狂信者達は、そこを拠点としつつ、参加者を襲い始めていた。
その中の一組のKBSトリオが国会議事堂に乗り込むと、黒い雲に乗った金色の何かがいた。
KBSトリオはそいつを殺そうと構え、無数の真空の刃で細切れとなった。
そう、そいつの名はヘルクラウダー、オルゴ・デミーラの配下にしてドラクエ7最強とまで言われるボスだ。
彼は主君との合流に成功し、主君が居城とした国会議事堂を防衛していたのだ。
ちなみに、オルゴ・デミーラは拾った二人の怪我を治療していた。

【一日目・18時45分/東京都・国会議事堂】

【ヘルクラウダー@ドラクエ7】
【状態】健康
【装備】ベビークラウド×いっぱい@ドラクエ7
【道具】支給品一式
【思考】
基本:オルゴ・デミーラに従う
1:国会議事堂を防衛する。

【オルゴ・デミーラ@ドラクエ7】
【状態】健康、美しい人間形態
【装備】不明
【道具】支給品一式、香水、口紅
【思考】
基本:主催者を美しく皆殺しにして自分が支配者となる
1:美しく早く主催者本部を見つける
2:かつての部下を美しく回収する
3:部下にふさわしい参加者がいれば、新しい魔王軍として美しくスカウトする
4:日本以外を潰した首謀者がいるなら、そいつも美しく殺す
5:できれば醜い本気形態にはなりたくない
6:ミケと平山を治療する
※美の感じ方は人それぞれです

【ミケ・ザカリアス@進撃の巨人】
【状態】中ダメージ(治療中)、右脚重傷(治療中)
【装備】立体機動装置一式
【道具】支給品一式
【思考】
基本:死にたくないのでオルゴ・デミーラに従う

【平山幸雄@アカギ〜闇に降り立った天才〜】
【状態】中ダメージ(治療中)
【装備】サングラス、雀稗
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:死にたくないのでオルゴ・デミーラに従う

255混沌な名無しさん:2014/01/23(木) 11:04:47 ID:MRhu4ODEO
ごめんなさい、【KBSトリオ@真夏の夜の淫夢 死亡確認】を追加しといてください

256蒼白:2014/01/25(土) 03:08:08 ID:xRSahQoE0

 一瞬だった。
 ハクメンと雁屋おじさんが対峙し瞬間、デュエルが始まった瞬間。

「虚空陣奥義……悪滅」

 ハクメンはアストラルヒートを発動させる。
 さて、皆さんご存知であろうがアストラルヒートの条件はかなり厳しい。
 ここでは現在絶賛稼働中&絶賛発売中の『BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA』での条件を記す。
 ・自分がこのラウンド取得で勝利の状態。
 ・対戦相手の体力が35%以下。
 ・ヒートゲージが100%
 ・バーストアイコンを1つ以上使用可能。
 となる。
 では、これを現在の彼らの状況で当てはめてみる。
 ・自分がこのラウンド取得で勝利の状態。⇒これ、ロワだよ? 次のラウンドなんてあるわけないじゃん?
 ・対戦相手の体力が35%以下。⇒前回まで長野県にいた昆虫コンビが描写なしでいきなり山形まで移動した。⇒当然、疲れる。
 ・ヒートゲージが100%⇒ハクメンの【状態】不明⇒ヒートゲージが100%かもしれない。
 ・バーストアイコンを1つ以上使用可能。⇒ハクメンの【状態】不明⇒バーストアイコンを1つ以上あるかもしれない。
 となり、雁夜おじさんは『テーレッテー』基、『アキラメナーイ』されてしまった。
 まあ、実際は『そのゲージとバーストを立ち回りに回して体力を35%奪いきった方が堅実』だからね。
 
 と、いうわけで

【間桐雁夜@Fate/Zero 死亡確認】

 となった。
 その一方、飛竜と羽蛾の戦いだが……

「その程度か?」
「お、俺様のカードがぁぁぁ!?」

 飛竜はプラズマエネルギーから発せられる熱量を注ぎ込むことで炎の力を纏わされたサイファーを振るう。
 カードの主原料は紙やらプラスチックである。これは遊戯王カードにも言えるであろう。
 例え紙で出来ていれば炎で燃えるし、プラスチックで出来ていれば溶けるよ。
 まあ、無謀にも人の話を聞かないことで有名な特A級ストライダーにカードで挑んだ決闘者がいたことを私は忘れない。

「貴様は……あいつ(主催者)らの仲間か?」
「ち、ちがう……俺は……」
「そうか、ならいい……死にな」

 サイファーを一閃。
 そこに慈悲などない。
 こうして、飛竜は任務の障害を排除した。

【インセクター羽蛾@遊戯王デュエルモンスターズ 死亡確認】

257蒼白:2014/01/25(土) 03:08:34 ID:xRSahQoE0
 
 ◆

「さて、どうするのだ、蒼き竜よ?」
「……一旦、拠点【四国】に戻る」
「御意」

 そして、彼らは日本随一の過疎地・四国に向かった。

 飛竜は駆け抜ける。
 ハクメンもまた駆け抜ける、アニメ版で見せたようなダッシュで。

【一日目・18時30分/日本・山形県】
【飛竜@ストライダー飛竜】
【状態】健康
【装備】光剣サイファー@ストライダー飛竜 クナイ、各種オプション
【道具】支給品一式 
【思考】基本:主催を抹殺する
1:ハクメンと共に主催陣営及び『悪』を殲滅する
※2014年2月22日発売予定の新作『ストライダー飛竜』の技が使えます。

【ハクメン@BLAZBLUE】
【状態】不明
【装備】斬魔・鳴神
【道具】支給品一式
【思考】基本:『悪』を滅する
1:飛竜と協力して、主催及び世界に災いをもたらす者を『刈り取る』


「やばい……マジやばいわ……アイツら」

 桜は逃げていた。
 どう考えても分が悪いと咄嗟に判断した。
 元々、逃げる気マンマンだったし、スタコラサッサとあの場を後にしていた。
 だが……命惜しさにおじさん達を見捨てた時点で彼女の命運は尽きていた。

「えっ?」

 キキーン! ドーン!!

【間桐桜@Fate/Zero 死亡確認】
死因:車にはねられた

「あのう、今小動物か何かはねましたか?」
「いえ?」
「そうですよね」
「まあいざとなったら、先生もいますし」
「流石、黒を白にするスーパー弁護士だなぁ」

 制限速度を守ってようといきなり飛び出した子供は避けられないよ?
 

【井之頭五郎@孤独のグルメ】
【状態】普通
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:北岡先生を探すのを手伝う
2:どこか食事ができる店は無いのか?

【由良吾郎@仮面ライダー龍騎】
【状態】健康
【装備】ザビーゼクター&ライダーブレス@仮面ライダーカブト
【道具】支給品一式、高級外車
【思考】基本:北岡先生を探す
1:五郎と行動する

258有名な風評被害がいなかったので:2014/01/25(土) 23:07:02 ID:1RVmg58g0
ゴロリに見つからないよう、うまく隠れながらグラウンドを目指すヴァイジャヤ。
だが、彼は気づいていなかった。さて彼はいつからゴロリの他に追っ手がいないとを錯覚していた?

「ちょっと眠ってろお前―――」
「ッ!!!?」

背後から声をかけられたときはもう遅い。
屈強な腕がヴァイジャヤの首を締め付ける。
その力は尋常ではなく、特殊な細胞によって強化されたヴァイジャヤの肉体でさえ抵抗できないものだった。

「よくも俺の駒を殺しやがったな!もう許せるぞオイ!!」

男が何か言っているがもはや彼には何も聞こえなかった。
ヴァイジャヤの意識がみるみるうちに薄れていく。
そして……

「落ちろ―――」

男の言葉と共にヴァイジャヤは意識は闇に落ちた。




「こいつどの漫画に出てた何て言うキャラだったかな…。
 俺より先に終わったジャンプ漫画のキャラなんて覚えてないんだよねぇ」

そう言って、首がおかしすぎる方向に捩れ曲がって倒れているヴァイジャヤを男は踏みにじった。
男の名は久保帯人。おそらく読み手諸君は知らない者はいないであろう漫画家である。代表作は言うまでもない。
久保帯人は野獣先輩討伐隊の一人…いや、それを結成した本人であった。
彼はジャンプの看板作品ブリーチの作家としてジャンプ内での地位をじわじわと向上させ、いずれ天に立つ…はずだった。
だが、その矢先自分がホモビにも出てオーソドックスなSMプレイで少年を調教していたことがバレてしまったのであった。
その影響で久保帯人に絶望してブリーチのファンをやめた読者が続出、女と結婚して自分はノンケ(大嘘)であることをアピールしたが効果はなかった。
これが久保帯人に地位の陥落に影響し、天に立つことが遠退いたのは語るまでもないだろう。
その報復のために自分と同じく野獣先輩…もしくは彼のカテゴリーに対して恨みを持つキャラを集めて討伐隊を結成し、彼らを動かして自分は後から動くはずだった。
が、からくりドームの野球の死合に巻き込まれるという予想外の事態が発生したために自分が動かざるを得なくなったのだ。

「大丈夫ですか久保先生」
「…多田野数人か」

久保帯人に話しかける男は多田野数人。
先ほどナッパ様の打球で死んだクッソ情けないホモビのTDNとは違う。
イチローが探していた正真正銘の野球選手としての多田野数人選手である。
彼も討伐隊の一人であり久保帯人と共に行動していた。

「状況は?」
「最終イニング表でイチローさんのホームランで一点のリードです。もっと差を広めなければ相手の力量からして一転攻勢による逆転もありえますね。
 ちなみに負けたほうは全員切腹ですよ。まぁ負けたからって素直に切腹する奴はいないと思いますが。この試合、僕らも加勢しますか?」

多田野の提案に対して久保帯人は腕を組みながら答える。

「まぁ別にただの駒がいくら死んでも別にかまわないけど…やっぱりここで戦力が削れるのはマズイかな」
「まだ一日目ですし。博麗の巫女霊夢、山の四天王伊吹翠香を失うのは大幅な戦力ダウンですよ。
それに運良く合流してきた方にもチートバッカーズの美堂蛮、元ポケモンチャンピオンのダイゴ、地上最強の生物範馬勇次郎。
そしてイチローさんもいます。彼らを…特にイチローさんを失うのは避けたいですね」
「これだけの人材がいるんだったらひとまず様子見でいいと思うよ。まぁ、博麗の巫女に至っては代わりがいるんだけどね」
「何よそれ!この私をあいつの代替品みたいな言い方…、あ〜腹立つわぁ^〜」

久保帯人の発言に多田野と同じく行動していた博麗霊夢は彼に噛み付く。
今試合に出ているほうの霊夢とは違う出展作品である。それにしてもこの霊夢もまたヘンな声である、なんか関西のおばさんっぽい。
ちなみに彼女は大晦日に風呂に入っているところを殺し合いに巻き込まれたのでバスタオル一枚である。
健全な男子なら興奮して自分の息子がスタンドしかねない光景だがホモである二人は特に興味がなかったのだった。

「とにかく悪いようにはしないよ。僕らの目的のためにもね」
「そうですね。ホモビに出たことがばれてるなら仕方ない」
「私はただ風呂で生き返ってるのを邪魔した奴をぶちのめしたいだけだけどね」

259混沌な名無しさん:2014/01/25(土) 23:08:30 ID:1RVmg58g0

久保帯人らはこの殺し合いが世界の崩壊を防ぐための手段であり、殺しあわないと世界が滅びるのを知っていた。
だがそれは彼らにとって不都合だったのだ。久保帯人は天に立つことをあきらめてはいなかったのだから。
この世界では久保帯人と多田野数人がホモビで出ているという事実が判明してしまっているからだ。
久保帯人の真の目的は野獣先輩の属するカテゴリーに対しての報復ではない。
まずこの世界を災害で滅ぼして、その後の新世界で漫画界の天に立つことなのだ。
そのために『野獣先輩の抹殺』を表の目標として掲げ同志を集め、殺し合いによって世界の崩壊を防ごうとするダース・ベイダーらの目的を阻止し抹殺しようとしていたのだ。
『世界の崩壊』が目的の久保帯人。この先彼はこの試合に対してどう動くのか。

「ククク…世界を芸術品にしたてy…仕立て上げてやんだよ。
 世界を芸術s…ヒィンにしたんだよ!!
 世界を芸術品にしてやるよ…」
「先生、決め台詞くらいちゃんと決めてくださいよ…」

【一日目・16時10分/東京・からくりドーム】

【久保帯人@現実?】
【状態】健康
【装備】斬魄刀「???」@ブリーチ
【道具】支給品一式、サングラス、SMプレイ用の道具一式
【思考】
基本:世界を滅ぼし天に立つために主催者を殺す
0:さて、どうするかな…
1:自分が結成した野獣討伐隊を上手く操る
2:できればイチローチームを戦力として取り入れたい

【多田野数人@現実】
【状態】健康
【装備】野球道具
【道具】支給品一式
【思考】
基本:世界を滅ぼしてホモビに出ていた過去を抹消する
1:久保帯人に協力
2:最低でもイチローを味方に引き入れたい

【博麗霊夢@東方お正月ボイスドラマ企画】
【状態】健康 、バスタオル一丁、声がヘン
【装備】バスタオル、お札
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催者をぶちのめす
1:久保帯人に協力

【ヴァイジャヤ@魔人探偵脳噛ネウロ 死亡確認】

260オツベルとマンモス:2014/01/26(日) 13:04:08 ID:0oo3raqc0
オツベルときたらたいしたもんだ

オツベルが道を歩いていると、その、マンモス達がいた。
マンモスだぜ。どういうわけでいたかって?見ろよ。マグロをがつがつ食べている。
こいつらは7時半から今までずっとマグロを食べていたんだ。
だけどもうマグロはほとんどのこってないみたいだ。

さあ、オツベルはいのちがけだ。パイプを右手にもちなおし、度胸をすえてこういった。

「どうだい、マグロはうまかったかい」
「まあな。だけどもう食えねえのは残念だ。」マンモスがからだをななめにして、目を細く
して返事した。
「おれはマグロをもってるぜ。もっとうまい食い物もな。よかったらおれとこないかい」

オツベルは言ってしまってから、にわかにがたがたふるえだす。
ところがマンモスはケロリとして
「いってもいいぜ」と答えたもんだ。
「そうか、それではそうしよう。そういうことにしようじゃないか。」オツベルが顔を
くしゃくしゃにして、まっ赤になってよろこびながらそういった。

どうだ、こうしてこのマンモス達は、もうオツベルの財産だ。今に見たまえ、オツベルは、このマンモス達を戦わせるか、働かせるか。
どっちにしてもこいつはいいひろいものだぜ。

261オツベルとマンモス:2014/01/26(日) 13:10:10 ID:0oo3raqc0
【1日目・18時30分/日本・東京・築地市場】

【オツベル@オツベルと象】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】グルメテーブルかけ@ドラえもん
【思考】
基本:不明
1:マンモスマン達を利用する

【マンモスマン@キン肉マン】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】蛍石×大量
【思考】
基本:ウメーウメー
1:とりあえずオツベルについていく

【マンモス怪人@仮面ライダーBLACK】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】タウリンエキス×大量
【思考】
基本:ウメーウメー
1:とりあえずオツベルについていく

【ビッグコンボイ@ビーストウォーズネオ】
【状態】健康、ビーストモード
【装備】ビッグキャノン、マンモストンファー
【道具】なし
【思考】
基本:何やらノリで仲間に加えられてしまった。
1:とりあえずオツベルについていく

※オツベルを除く全員が放送を一切聞いていません。
※ジラ@ゴジラ FINALWARS は完食されました。

262悪意と狂気のスタジアム:2014/01/26(日) 18:07:42 ID:VS3HE5BE0
 美堂蛮の怒りを込めた打球がからくりドームを飛ぶ。
アスクレピオスの力を使って振るわれたバットで飛んだ打球はナッパ様の放った打球に匹敵するほどの威力を持っており、手を伸ばして取ろうとした中邑真輔の腕を肩ごと引き千切り、フェンスを突き破って観客席に突き刺さった。
打球の衝撃を腕だけで受けたが為に、肩ごと腕を引き千切られる結果となった中邑真輔は激痛と出血に耐えきれず、ショック死した。
そして、ホームランではクルミボール1号の効果も発揮できないらしく、蛮は大正義巨人軍から1点をもぎ取った。

「どうだ、お前等だって後は監督しか控えがいねえんだろ?」
「だからこの攻撃で全員殺してやるとでも言うつもりか?甘いな」
「PSIクオリアが無くとも、この回に貴方達が得る点数は2点だと決まってるんですよ」

 仲間が死に、点差を広げられても余裕を見せる大正義巨人軍。
だが、この機をイチローチームが逃すわけにはいかない。
そして、バッターボックスに次の打者である佐治雪哉が立った。

「時間の都合上、引き分けになったら生き残った人数で勝敗が決まるしな。殺してやるよ」

 そう言い放ち、6/が195km/hもの速さのボール……ではなく胡桃を投げ、佐治の両手をバット諸共貫いた。

「があああああっ!?」
「雪哉!?」
「これが、クルミボール2号だ。そして、打席はまだ終わってないぜ」

 悲鳴を上げて蹲る佐治にチームメイトが駆け寄る前に、6/の投げたゴルドーボールが佐治に止めを刺した。

「ハハハハハハ!面白い、全て叩き潰してくれるわ!!」

 そういい、次の打席に立ったのは、地上最強の生物・範馬勇次郎。
そのオーラは、PSIクオリアを無効化するほどの力を有しており、身体能力はイチローチームでもトップクラス。
再び投げられるクルミボール2号だが、それは前とは比べ物にならないほど早かった。
260km/hもの速さのクルミは勇次郎のこめかみを貫き、彼の命を奪った。

「一試合一回しか使えない全力のクルミボール2号……だが、これでお前等はもうPSIクオリアを封じる事は出来ない。俺達の勝ちだ!」

 イチローチームは、2点で攻撃を終えたのだ。


一方、久保帯人達は、こっそりとイチローチームと大正義巨人軍の死合をからくりドームのどこかで覗いていた。
もちろん、グラウンドや観客席にいる参加者から気づかれないような所に居た訳だが……。

「やれやれ、地上最強の生物も案外だらしないねえ……」
「久保先生、早く加勢しないと……がっ!?」

 久保に意見しようとした多田野の首が背後からの斬撃で飛んだ。
倒れる多田野の死体の背後には仮面ライダーGとなったゴロリが居たのだ。

「ワクワクさんの仇を殺したのは感謝するが……人を駒扱いするお前等を、見逃す訳にはいかんな」
「替えが効くとはいえ俺の駒を殺した上に、話を聞かれたとあっては、殺すしかないよねぇ」
「訂正する……貴様は此処で殺さねばならぬ相手だと!」

 久保の狂った言動から彼の危険性に気づいたゴロリは、必殺のスワリング・ライダーキックを放つ。
しかし、久保は傍にいたもう一人の霊夢を掴み……盾代わりにして攻撃を防いだ。
倒れる霊夢には目もくれず、久保は斬魄刀を引き抜き、こう言った。

「肉壁にしては豪華だったけど、代わりはいるし別に良いか」
「貴様あああああああああああっ!!」

 その狂気に、ゴロリは激怒した。

263悪意と狂気のスタジアム:2014/01/26(日) 18:08:01 ID:VS3HE5BE0
【一日目・18時50分/東京・からくりドーム】


≪大正義巨人軍≫

【◆6/WWxs901s氏@カオスロワ書き手】――目的:目立つ
【ラミレス@横浜DeNAベイスターズ】――目的:ハラサン…
【ハレクラニ@ボボボーボ・ボーボボ】――目的:契約金
【武田観柳@るろうに剣心】――目的:契約金
【雀ヶ森レン@カードファイト!! ヴァンガード】――目的:勝利
【真壁刀義@現実?】――目的:闇DAIGOの仇討ち
【ナッパ様@ドラゴンボールZ】――目的:とりあえず野球に勝つ
【松本人志@現実】――目的:浜田を生き残らせる。ハラサンに協力。DCS状態
【ハラサン@大正義巨人軍】――目的:大正義巨人軍を優勝させる。
※死んだ中邑真輔の代わりにハラサンが8番ライトとなりました。

ポジション表
1番 サード    ナッパ様
2番 センター   武田観柳
3番 ファースト  雀ヶ森レン
4番 ピッチャー  ◆6/WWxs901s氏
5番 セカンド   松本人志
6番 キャッチャー ラミレス
7番 ショート   ハレクラニ
8番 ライト    ハラサン
9番 レフト    真壁刀義


≪イチローチーム≫

【イチロー@現実?】――目的:川崎宗則を倒すため仲間を集める。
【DAIGO@現実?】&【ウルトラマンゼロ@ウルトラマンサーガ】――目的:殺し合いを止める。
【美堂蛮@GetBackers-奪還屋-】――目的:とくになし。野球しようぜ組
【伊吹萃香@しゅわスパ大作戦】――目的:大正義巨人軍を倒す。
【ロイ@FE封印の剣】――目的:レンにモテるコツを聞く。
【博麗霊夢@クッキー☆】――目的:大正義巨人軍を倒す。声がヘン。
【ダイゴ@ポケットモンスター】――目的:きれいな石を集める。
【吉川ちなつ@ゆるゆり】――目的:大正義巨人軍に勝つ。
※死んだ佐治雪哉の代わりに吉川ちなつが7番ファーストとなりました。
※吉川ちなつは死んだ平田真が持っていた釘バットを拾いました。

ポジション表
1番 ショート   博麗霊夢
2番 ライト    ロイ
3番 セカンド   DAIGO
4番 ピッチャー  イチロー
5番 サード    ダイゴ
6番 レフト    美堂蛮
7番 ファースト  佐治雪哉
8番 キャッチャー 伊吹萃香
※空席となったセンターは、ライト、レフト、ショートの3人でカバーし合います。

【久保帯人@現実?】
【状態】健康
【装備】斬魄刀「???」@ブリーチ
【道具】支給品一式、サングラス、SMプレイ用の道具一式
【思考】基本:世界を滅ぼし天に立つために主催者を殺す
1:自分が結成した野獣討伐隊を上手く操る
2:できればイチローチームを戦力として取り入れたい
3:自身の本性を知ったゴロリを抹殺する

【ゴロリ@つくってあそぼ】
【状態】仮面ライダーG、激怒
【装備】仮面ライダーGの剣@仮面ライダーG
【道具】支給品一式、工作道具もろもろ
【思考】基本:見敵、必殺
1:さあ――工作の時間だ
2:危険人物である久保帯人を殺す
3:ワクワクさんの仇、最後の一人も殺してやる

【中邑真輔@現実? 死亡確認】
死因:ショック死

【佐治雪哉@LIGHT WING 死亡確認】
【範馬勇次郎@範馬刃牙 死亡確認】
死因:クルミボール2号

【多田野数人@現実 死亡確認】
死因:斬首

【博麗霊夢@東方お正月ボイスドラマ企画 死亡確認】
死因:スワリング・ライダーキック

264混沌な名無しさん:2014/01/26(日) 18:47:37 ID:VS3HE5BE0
すまねえ、佐治の死因とポジション表のミスを修正しといてくれ。

265ディナーは戦いの後で:2014/01/26(日) 23:59:07 ID:cLfJjwaU0
「――♪」

セプテントリオンが一人、武曲星ミザールは上機嫌であった。
念願であった都庁の屋上にぶらさがれたのだから、当然と言えば当然だろう。


「「都庁にまた変な化け物がくっついたぞ!?逃げるんだ!」」


もっとも、その珍妙な巨体で都庁にぶらさがろうものなら、周囲からは注目の的である。
かなりの距離が離れていても、一般参加者はミザールの姿を確認し、都庁から少しでも離れようと逃げるに決まっている。
こういった化け物に立ち向かう力がない参加者が各地で都庁の危険性を口々に話す為、これでさらに都庁に近寄る人間は減るのだろう。
化け物を退治してみせようとする正義の味方やら賞金稼ぎなどはあえて近づくのかもしれないが……
生半可な腕前では、今や植物の織り成す迷宮へと姿を変えつつある都庁の養分になるのがオチだ。

「ふふ……潜行が可能となる我がシークレット・トレイルならばなんなく都庁へも侵入でき――」

※ あ あ っ と ! ※

「オレサマオマエ、マルカジリ」
「な、なんだこのドラゴ――」

【根来忍@武装錬金】死亡確認 死因・骨竜による丸かじり

もちろん、下手な小細工をしても結果は変わらない。


だが。
ぶらさがるミザールはぶらさがることに熱中し、骨竜は地下からの侵入者に気をとられていた。
他の魔物も、しばらく人間が近寄らないために内装のリフォームに集中していた。
だから気がつかない。


「さて、魔物がいた以上、ここが都庁のはずなんだが……随分様変わりしているな」
「おおきいねぇ……」

「グ、グオオオオォォォォォ……!」

恐ろしい食人鬼、全てを喰らい取り込む二人組が、四条化した怪物が、堂々と都庁の正面口へとやってきたことに。
番人の役割も兼ねていた魂の裁断者が果敢に挑むも、四条化した風鳴翼の強さはこれまでの人間の比ではなかった。
刀剣での近接攻撃、その戦闘技術もさることながら、真に恐ろしいのはその口。
裁断者の体は既にところどころが抉られている。翼に『食われた』のだ。

「こいつには特に耐性があがる効果はないみたいだが、意外と熊肉というのも美味しいな」
「はごたえがあるね」

ぐっちゃぐっちゃと裁断者の肉を咀嚼する二人の怪物。
数々の冒険者を引き裂いてきた裁断者は、だからこそ相手の強さも理解してしまう。
おそらく、仲間であるアイスシザースや大王もこの怪物には勝てない。
リーダーか、あるいは新入りの叫帝クラスでなくては。

「オオォゥ……」

しかし、連中は気になる言葉を口にしていた。耐性が上がるだのなんだのと。
万が一、雷への耐性をこの怪物が持っていたら?炎耐性も同じく危ない。
もし耐性持ちだとすれば、非常にまずい。こちら側の敗北もそうだが、怪物がさらに手をつけられない存在となってしまう。
相手を食うことで飛躍的に強くなる怪物など、樹海でもいるかどうか……
目の前の怪物の外見は人間とラッコだが、限りなく得体の知れない存在にしか見えなかった。

「さて、この分なら中の魔物も楽しめそうだな」
「そうだね。おなかいっぱい食べられるかな?」
「グォウ!」

裁断者は、恐怖していた。
それでも爪を掲げ、臨戦態勢をとった。
たとえ勝てずとも、時間稼ぎはできる。
自分の肉は食い尽くされたところで、敵に耐性を与えることもない。
自分の遺志は、仲間が継いでくれるだろう。
少しでも戦いを長引かせ、リーダー達にこの怪物の存在を気がつかせねばならない。

「いきがいいくまさんだねぇ」
「だが悪いな、私たちが欲しているのは耐性があがる肉なんだ」

翼が刀を構え、裁断者にとどめを刺そうとする。

266ディナーは戦いの後で:2014/01/27(月) 00:01:38 ID:mBl4h5BA0
――その時だった。

「それなら、僕の肉を食べてみればいいんじゃないかな?」
「っ!?」
「――そう簡単に食べさせはしないけどね?」


翼の背後から現れた青年はそれだけ言うと、体を捻り、高速回転させながら突撃をしかけた。
間一髪でそれをかわす翼だが、わき腹に激痛を覚える。

「ツバサおねえさん!」

ぼのぼのの叫びを聞き、翼はようやく自分のわき腹が、ほんの少しだけ削られていることに気がついた。
そして、裁断者と自分の間に割ってはいった青年を睨む。
青年の口の端からは――血が滴っていた。

「もぐもぐ……ぺっ!」

青年が何かを咀嚼後、吐き捨てた。
確認するまでもないだろう。まさに今『食われた』翼の肉だ。

「駄目だね、美味しくない。君らが人を食べるのは理解に苦しむよ」
「くっ……下衆め……私に何をした!?」
「どっちが下衆なんだい?ここの魔者達からは、大地を大切にする思いがひしひしと伝わってくる……そんな彼らを食べるだって?
 ふざけるのも大概にしなよ。不味いけど、君らも少しは食べられる側の気分を味わってみる?」

開かれた口と、その奥に並ぶ歯はごく普通なもの。断じて牙ではない。
しかし真っ赤に染まったそれは、間違いなくその歯が、翼の肉を食った証でもあった。

「悪いけど、僕はオリハルコンを練りこんだ料理も問題なく食べられる程度には歯も胃も丈夫なんだ。
 ああ、劇毒にも慣れてるよ。昔は毎晩寝る前に飲むのが日課だったからね。食人鬼の肉でも問題なく食べられる。
 君たちが望んでいる完全耐性も、僕には備わっている。まあ、装備品も含めてではあるけど……
 全属性吸収に加えて、無属性も半減できるんだ。君たちが僕を食べれたら……お得だとは思わない?」
「何者だ……一体……」
「僕はレスト。……君たちに食べられたアゼルと同じ、アースマイトだよ」

アゼルの名が出た瞬間、翼は僅かに顔を歪めた。
かつての仲間を自分が食い尽くしたのだという現実の再認識と……
そして彼が魔物を庇い、自分を狙う理由がわかったからだ。

「もしかして、フレイって言う子も食べたのかい?彼女もアースマイトだったんだけどね」
「悪いが、知らないな」

短い間ではあったが、アゼルとは仲間であり、彼の口からアースマイトのことも聞いていた。
いわく、大地の声を聞き、大地を守り、大地と共にあることを宿命づけられた希少種族。
まさか、都庁に群がる魔物の声まで聞きつけたというのか。

「まあどっちでもいいよ。君らは殺す。ここの魔者達に手を出す奴は殺す。自然をなんとも思わない連中は――皆殺しさ」
「ふん、アゼルの仲間かと思えば、随分と恐ろしい考えを持っているようだが?」
「僕だって、話し合いでどうにかしようと思った時期もあったよ?でもそれじゃあ駄目なんだ。
 その昔、一人のアースマイトが帝国の世界征服の野望を阻止した。その時彼は、皇帝を手にかけず、見逃した。
 優しいと思うだろう?でもね、皇帝は改心なんてしてなかった。どころか、アースマイトという種族そのものを逆恨みしてたよ。
 そのとばっちりは僕や街の人にも及んで……あろうことか、僕の愛した女性、セルザまで傷つけたんだよ。下らない野望のためにね……だから――

ガォン!

レストの言葉を、発砲音が掻き消す。

「くっ!?」
「あれ、この距離でかわされちゃった。ごめんよツバサおねえさん」

見れば、いつの間にかぼのぼのが回り込み、銃を構えていた。
彼は以前に殺害したフォズのことを思い出し、脳味噌を食うつもりでヘッドショットの奇襲をしかけたのだ。
もうそこには、かつての心優しいラッコは存在しない。同族の翼以外全てを食糧としてしか認識できない、怪物しか存在しない。

267ディナーは戦いの後で:2014/01/27(月) 00:02:31 ID:mBl4h5BA0
「へえ、君は動物だからまだ見逃そうと思ったのに。銃を、使うんだね?行く行くは近代兵器にまで手を出すつもりかい?
 ――ああ、憎いったらないよ。行き過ぎた銃火器も科学も軍隊も……それを扱う人間も、何もかも!」
「どうやら完全耐性とやらも、銃弾には……いや、物理的な力には意味を成さないらしいな?ならば……」

翼は自らのギアである天羽々斬を巨大化させ、構える。
彼女は足にも刃を装備しており、言うなれば完全武装の状態だ。
そこに四条化で手に入れた強靭な歯があわされば、弱点となりがちな頭部も克服したことになる。

「私がお前を――食ってやろう」

相手はただの人間ではないようだが、銃弾が翳めた頬から血が滲む存在。
純粋な物理攻撃には耐性を持たない、物理攻撃を最も得意とする自分にとっての――獲物でしかない。

「蒼ノ一閃ッ!」
「そうだね、僕を殺して食べたいなら、物理攻撃しかない。でも……」
「何っ!?」

放出された巨大な蒼い刃を、レストは鞄より取り出した大剣で叩き伏せる。
並の剣ではそのまま蒼ノ一閃に切り裂かれるであろうが、振るわれた剣には傷一つなかった。

「僕の得物はこの天ノ村雲ノ剣。……大剣が得意なのは、何も君だけじゃあないんだよ?」
「ちっ……!」

続けざまに振るわれた大剣からは衝撃波が放たれる。
蒼ノ一閃ほど巨大ではないが、牽制には十分。直撃すれば深手になるだろう。

(迂闊には近寄れないし、蒼ノ一閃では決定力に欠ける。なんとか懐に飛び込めれば……
 そのまま、そのハラワタヲ、ニクヲ……あぁ、駄目だ。お腹が空いて空いて……)

「ぼのぼの、そこを離るんだ!千ノ落涙でこいつを――」



「光よ、焼き尽くせ!」
「ぐぁっ!?」
「うわぁ!?」


突然、圧倒的な光の奔流が翼とぼのぼのをまとめて吹き飛ばした。

「何をしているレスト。愚か者共を始末するのはいいが、まずは負傷している魔物の治療が先ではないのか?」
「す、すみませんダオスさん……」

乱入者――ダオスと呼ばれた長身の男性は、光の放出を続けたままレストへ目配せをする。
状況を把握しきれていない、手負いの魂の裁断者を癒せと。
慌てたレストは剣をしまい、裁断者に回復魔法をかけはじめた。

(これで、あの魔物も一命は取り留めるだろう。問題は……)

両の手からの光線は、未だに続いている。
都庁付近の建物も巻き込まれ次々に崩れ落ちていく程の威力だ。

「……タイダルウェイブ」

しかしダオスは突然攻撃を中断し、何かを呟く。
次の瞬間には、光ではなく凄まじい激流が周囲を容赦なくなぎ払った。



268ディナーは戦いの後で:2014/01/27(月) 00:04:18 ID:mBl4h5BA0
「一応、応急処置が終わりました」
「ご苦労。しかし警戒は怠るな。連中はおそらく、まだ生きているぞ」
「さっきのレーザーの直撃を受けて、ですか?」
「ああ。光の中でこちらの隙を窺っているように見えた。
 おそらく完全ではないが、光と熱に対して既にある程度の耐性を得ている可能性が高い」
「それで水魔法に切り替えたんですね」

捕食者を撃退した二人は、改めて都庁を眺めた。
もうそこには、コンクリートやガラスなどで構成された都庁の面影はほとんど残っていない。
絡み合う樹木、茂り始めた大きな葉、自然の産物が文明の象徴を覆っていく。

「「美しい……」」

それはさながら、新たに生まれた世界樹のようで。

「……これこそ、この世界のあるべき姿ですよ。自然と共に生き、大地の恵みに感謝を忘れない。
 行き過ぎた文明や科学なんて必要ないんです」
「私はお前のような熱心な自然崇拝者というわけではないが、科学の根絶には賛成しよう。
 人間共がくだらぬ化学兵器を使うせいで、世界は穢れて枯れ果てるのだ。もっと大樹のありがたみというものをだな……」

彼らは大地の守人と大樹の守人。
都会の真ん中で生まれつつある新たな大樹と、自然を愛する魔物達を守るために手を組んだのだ。
共に科学的なものを毛嫌いしていたのも大きな理由であったといえる。
そしてさらに、互いが互いの弱点を補う存在であったことも。

「連中以外にも、ここを狙う輩はいるだろう。
 お前の使役していた三幻竜のうち一体も行方不明だというし、戦闘は私に任せ、援護とそやつの治療にまわってくれ」
「わかりました」

ごきごきと手を鳴らすダオスは、魔王と称され、魔術でしか倒すことができないと言われた男である。
膨大な魔力と卓越した格闘術も十二分に脅威だが、彼は物理的な攻撃を受け付けないことが売りであった。
裁断者を治療するレストは、特殊な装備練成と肉体強化により、あらゆる魔法攻撃を受け付けない。
二人が揃うことによって、擬似的にあらゆる攻撃を受け付けない完全な状態が作り上げられるのだ。

(私はもとより、レストも戦いに秀でている。魔物達もここを占拠するだけの力を持っている。
 科学使用者共に負けるつもりはないし、負けてはならぬのだが……
 あの二人組は、一体なんなのだ……? 魔物でも、人間でもない、もっと得体の知れない……)

【一日目・18時50分/日本・東京都庁樹】
【ダオス@テイルズオブファンタジア】
【状態】健康、物理攻撃無効、雷耐性低
【装備】ダオスマント
【道具】支給品一式、不明品
【思考】
基本:星の自然環境改善
1:主催者含めあだなす存在は全身全霊で滅ぼし、協力者は助ける
2:機械っぽい外見の奴は問答無用で潰す
3:四条化コンビを警戒
4:都庁の魔物を狙う参加者を迎撃する
5:グンマーの世界樹の迷宮も気になる

【レスト@ルーンファクトリー4】
【状態】健康、全属性攻撃吸収、無属性攻撃半減
【装備】天ノ村雲ノ剣、
【道具】支給品一式、不明品
【思考】
基本:星の自然環境改善
1:主催者含めあだなす存在は全身全霊で滅ぼし、協力者は助ける
2:機械っぽい外見の奴は問答無用で潰す
3:四条化コンビを警戒
4:魂の裁断者の治療
5:あわよくば竜と結婚できる世界を作りたい
※フレクザィードの飼い主でしたが、バサラによりその権限を奪われていることに気がついていません

【魂の裁断者@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女】
【状態】瀕死(治療中)
【装備】無し
【道具】長くて丈夫な木の棒、支給品一式
【思考】
基本:都庁を住処にしたモンスター達で協力して生き残る
1:気絶中



269ディナーは戦いの後で:2014/01/27(月) 00:05:54 ID:mBl4h5BA0
「かはっ……」
「うぅ……」

濁流に揉まれた翼とぼのぼのは、都庁から離れた位置まで流されていた。
持ち前の生命力と、食への渇望により命に別状はないが、初めてダメージらしいダメージを負っていた。
浴びた攻撃は水属性のもの。都庁に向かう途中で手に入れた耐性は風であり、水にはまるで耐性ができていなかったのだ。

【疾風のゲハ@ボボボーボ・ボーボボ】 翼とぼのぼのに捕食され死亡

「あの男達……かなりの強さだな。だが同時に……アア、ゼヒトモ食べてミタいな?」
「でもでも、かなりたいへんそうだよ?」
「なに、食べるのが困難な食材ほど、美味いというものサ……お腹、スイタな。
 あの男の攻撃を耐えるためにも、次は水耐性を得られそうな相手を狙って……いや、今はとにかくダレデモ……」

初めて、かなりの傷を負い。
初めて、食事をとることに失敗した。
それと同時に死亡してしまった四条貴音の無念はどれほどのものだったことだろうか。
だが彼女と違うのは、翼もぼのぼのもまだ生きているということ。
そしてご馳走を前に『お預け』をくらったことにより……より『食』への思いが強くなったことだ。
前菜ともいえる熊肉すら満足に食えていないのだ。当然の結果といえる。
だんだんと理性が削られていき、より獣に近くなっていっていることに、二人はまだ気がつかない……

【一日目・18時50分/日本・東京都のどこか】

【風鳴翼@戦姫絶唱シンフォギア】
【状態】中ダメージ、超空腹、炎耐性(強)、聖耐性(強)、闇耐性(弱)、風耐性(弱) 四条化、きゅんっバンパイア化
【装備】シンフォギア・天羽々斬@戦姫絶唱シンフォギア
【道具】支給品一式
【思考】
基本:四条貴音の意思を継ぎ、空腹を満たす
0:水耐性を上げたいが、今はとにかく空腹
1:食べられればなんでも良いが、特にらぁめんを食べたい
2:貴音の失敗を鑑みて、より多くの耐性が得られそうなものを優先して食す
3:ペットとしてぼのぼのは連れて行く
4:立花たちが今の私を見たらどう思うか……
5:都庁の敵を警戒
※四条貴音の細胞に肉体を侵食されたため、四条化し貴音の能力と一部の記憶を受け継ぎました
※テラカオス化の進行度合いも受け継がれています。さらに本人も気がつかないうちに現在も進行しています

【ぼのぼの@ぼのぼの】
【状態】中ダメージ、超空腹、炎耐性(強)、聖耐性(強)、闇耐性(弱)、風耐性(弱) 四条化、きゅんっバンパイア化
【装備】ウィンチェスターM1912
【道具】支給品一式、ヒョウヘンダケ@ぼのぼの×10
【思考】
1:すごくおなかすいたなあ
2:「ころしあい」っていうのはたべることなんだね!
3:ツバサおねえさんについていく
4:みんなどこにいるのかなぁ
※四条貴音の細胞に肉体を侵食されたため、四条化し貴音の能力と一部の記憶を受け継ぎました
※テラカオス化の進行度合いも受け継がれています。さらに本人も気がつかないうちに現在も進行しています

270守護天使?:2014/01/27(月) 17:09:56 ID:r6ZoDfuA0
DMC狂信者の活動拠点、ビッグサイト。
ショッカーの拠点にされたりもして、踏んだり蹴ったりである。
そんなビッグサイトではあるが、普段も色々と拠点にされていたりする。
アニメとか同人誌の一大イベントでは、それはそれは沢山の人々が集まるわけで……
その中には、腐った連中もいる。
外見ではなく中身が腐った思考の連中にとってもビッグサイトはある意味聖地であり、守護獣的なものも存在していた。

「ホモォ……!」

それが、ビッグサイト上空で荒ぶっているこの天使、ルシ腐ェルである。
堕ちたうえに腐った、最狂の天使とされるルシ腐ェルは、下界のホモォ達を優しく見守ると同時にたまに手助けをする。
感情が昂ぶった瞬間、ビッグサイト上空から地上に舞い降りて、ルシフェル砲で超広範囲を爆撃するのだ。
本来であれば、美味しい薄い本でもないとすぐには荒ぶらないルシ腐ェルであるが、今はご覧の通りフル充填状態。
ルシ腐ェルの真下、ビッグサイトから漏れ聞こえるはクラウザーさんの歌(CD)と信者のSATSUGAIコール。
圧倒的なSATSUGAIコールは最狂の天使の思考さえ掻き回し、ホモォ以外の存在でも手助けしたくなるような……

「……光秀×デスマスク……イケル!」

――などということは別に無く、単にルシ腐ェルが勝手に狂信者達を頭の中でホモに仕立て上げているだけであった。

「レイ○……ソウダ、光秀総受けもオイシイ……」

少なからず、影響は受けているようだが。
とにかく、妄想力逞しいルシ腐ェルは、息を荒げてビッグサイト上空に居座っていた。

【1日目・18時50分/日本・東京都江東区ビッグサイト上空】
【ルシ腐ェル@しんげきのホモォ】
【状態】健康、チャージ100パーセント
【装備】不明
【道具】支給品一式、大量の薄い本
【思考】
基本:ビッグサイトに近づく連中をルシフェル砲で爆撃する
1:DMC狂信者でカップリング妄想する

271つく相手を間違えたな:2014/01/29(水) 08:36:07 ID:vMn5lDkUO
ビッグサイトの屋根に登ったラージャンの気光ブレスがルシ腐ェルを焼き尽くす。
DMC狂信者からしたら、ビッグサイトを護っていようとSATSUGAI対象に変わりはなかった。
味方する相手を間違えた時点でルシ腐ェルに未来は無かったのだ。

【1日目・19時00分/日本・東京都江東区ビッグサイト】

【ラージャン@モンスターハンター4】
【状態】健康、ギルクエレベル100、擬人化
【装備】擬人化パッチ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:SATSUGAIし尽くすだけだぁ!

【ルシ腐ェル@しんげきのホモォ 死亡確認】

272右手だって、あるんだよ:2014/01/29(水) 17:55:41 ID:yZ/YJRkg0
「はぁはぁ……ようやく復活できたか……」

息を荒げて、糸目の男――タケシは近くの壁にもたれかかった。
彼は野比玉子症候群の一員であるが、今回は復活にかなりの時間を要していた。
原因としては、玉子本人の長期生存である。
玉子が長期生存した場合、症候群はその効力を弱らせ、症候群メンバーも即退場する可能性が減るわけだが……
メンバーが玉子より先に既に死亡していた場合、逆に復活ができないor再生に時間がかかるというデメリットも存在している。
玉子が何者かに殺害されたため、ようやくタケシも復活できたのである。

「いい加減に、この不毛なバトルロワイアルを破壊する方法を探さないと――」

「そこの少年、この手の法則を言ってごらん?」

「なっ!?」

「はずれだ。罰として……両手攻撃・ダブルフレミングバスター!」

しかし復活して間もないタケシは、現れたチョビ髭の男が繰り出した電撃の嵐により一瞬で炭になってしまった。
彼の名はジョン・フレミング。
ある意味で、野比玉子症候群と同等に凄まじい扱いを受ける、テラカオス化参加者の一人である。
その力はより強大に、そしてより理不尽なものへと進化していた。

「私の左手の法則と……そして右手の法則……両方を正しく知らない奴は……すべて……ぶち殺す!」

【一日目・19時/栃木県】

【ジョン・フレミング@現実?】
【状態】テラカオス化進行中、電撃能力会得
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:フレミングの左手と右手の法則をきちんと知らん奴を皆殺し。(野田総理でも許さん)
1:子供の参加者を優先して質問を投げかける
2:答えられなかったら当然始末する
※テラカオス化進行により、両手から電撃を放てるようになりました

【タケシ@カオスロワ】 死亡確認

273二人はH / 地獄で髑髏を拾う者達:2014/02/01(土) 23:02:48 ID:DyvPe7js0
 桜田ジュンは、同じく魔女と呼ばれる謎の生命体が支給された水谷絵理というアイドルを仲間にしていた。
絵理もまた、友人や仲間たちを探しており、魔女が支給された者同士という事もあって共に行動することになったのだ。
ちなみに、絵理に支給されたのはハコの魔女H.N.エリー(キルステン)というツインテールの生えたパソコンのモニターのような生物だった。
そんな二人は今、京都の街中を歩いていたのだが、平和な時間はここまでだった。

(それにしても絵理とエリーって……えっ)
「数秒間だけ、空が真夜中みたいに……きゃっ!?」

 絵理が言った通り数秒間だけ空が暗くなったかと思うと、犬耳の生えた筋肉質な銀髪の男が吹き飛ばされてきた。
その男・ザフィーラは二人の足元で止まると、倒れたまま光に包まれながら消滅した。

「……に……逃げ……ろ……」

 そう言い残し、事切れる青い狼と、それを見て絶句する二人。
そして、粗暴さを感じさせる大声が周囲に響き渡った。

「次はお前等か!お前等もクラウザーさんの元に送ってやるぜぇ!」

 その声の主は、キバという男だ。DMC狂信者の一員だったりする彼は、支給品のキバットバットIV世を使って(未来の世界の)仮面ライダーキバに変身していたのだ。
ザフィーラを殺したのも、こいつの放ったダークネスムーンブレイクだったりする。
そんなキバを見て、主の危機を感じ取ったシャルロッテが彼に噛みつこうと身体を伸ばしたが……。

「なっ!?」

 逆に、シャルロッテに蹴り上げが三発も叩き込まれ、さらに回し蹴りを喰らってシャルロッテが弾き飛ばされた。
脱皮による再生でシャルロッテは無事ではあったものの、相手の強さを思い知らされる事になった。
そんな時だった。彼等が現れたのは……。

「随分と楽しそうじゃねえか、キバの大将よぉ!」
「弱い物いじめで悦に浸るとは、程度が知れるな」
「そ、その声……テメエ等は、髑髏の奴の……だが、この力があればこっちの、何ぃ!?」

 彼等は、ジュン達の後ろからやってきた。
一人は獰猛さを感じさせる笑みを浮かべ、もう一人は冷たい目でキバを睨んでいた。
そんな、どう見ても悪人にしか見えない二人は、海動剣と真上遼。マジンカイザーSKLのパイロットである善良な公務員だ。
自身の宿敵の登場に、驚くも仮面ライダーの力で自分の有利は揺るがないと思い持ち直すが、二人もまた腰にベルトを巻いていた。

「真上、こいつは俺にやらせろよ」
「ああ……で、其処のお前等。俺の身体に傷一つつけさせるなよ」
『サイクロン!ジョーカー!』

 海動が変身したのは緑色の右半身と、黒色の左半身を持つ仮面ライダー。
仮面ライダーWの基本形態ともいえるサイクロンジョーカーだ。
ちなみに、意識が変身した海動に転送された為に倒れた真上の身体は、ジュンと絵理が半泣きになりながら必死で保護しました。

274二人はH / 地獄で髑髏を拾う者達:2014/02/01(土) 23:03:38 ID:DyvPe7js0
「お、俺と同じ……仮面ライダーだとぉ……!?」
「よそ見してんじゃねえよ」

 うろたえるキバにWは掴みかかり、そのまま蹴りと拳を浴びせ、頭突きで突き飛ばした。
そして、キバが間合いを詰めようとしている間に、メモリチェンジを行うW。

『ヒート!メタル!』

 ヒートメタルにチェンジしたWのメタルシャフトと、キバの拳がぶつかり合い、キバが押し負ける。
そんなキバにWは、メタルシャフトでの突きを三発叩き込む。
海動がヒートとメタルに、真上がヒートとトリガーに高い適合率を持っている為にヒートメタルはそのポテンシャルを十分に発揮できていた。
一方、キバは無理矢理変身しただけであり、本来の力をまるで発揮できていなかった上に、ザフィーラとの戦いで少なからずダメージを受けていたのだ。
その差が、同じ仮面ライダーと戦う事でついに表面化したのだ。

「フッ、どうした?その程度か?」
「チッ、良い気になってんじゃねえぞコラァ!!」
(怖いけど……凄い……)
(こっちまで殺されそうだけど……どこか安心する?)

 キバの回し蹴りが、後ろ回し蹴りが、踵落としが、Wの振り回すメタルシャフトに弾かれていく。
その圧倒的な強さに、ジュンと絵理と二人?の魔女は恐れつつも見とれていた。

「ちぇええええいっ!!」
「ずおおおおりゃああああああ!!」

 そして、飛び蹴りを放つキバを、Wの投げたメタルシャフトが撃ち落とした。
それまでに受けたダメージに苦しみながらもどうにか起き上がり、体勢を立て直すキバ。
しかし、Wは既にメタルシャフトを回収していた。

「海動、決めるぞ!」
「おう!!」
『メタル!マキシマムドライブ!!』
「うおおおおお!メタルブランディング!!」

 先端に炎を宿したメタルシャフトをWが横に薙ぎ払う。
その一撃はキバのベルトに止まっていたキバットバットIV世を粉砕し、その勢いのままぐるりと一回転する。
そして、二撃目がキバの胴に直撃し、キバを爆散させた。

「「俺達が、地獄だ!」」

 その禍々しくも雄雄しいその勇姿を、ジュン達はただ目に焼き付けるのだった。

275二人はH / 地獄で髑髏を拾う者達:2014/02/01(土) 23:14:45 ID:DyvPe7js0
【一日目・19時10分/静岡県】

【海動剣@マジンカイザーSKL】
【状態】健康、ヒートメタルに変身
【装備】ダブルドライバー@仮面ライダーW ガイアメモリ(ジョーカー、メタル、ルナ)@仮面ライダーW
【道具】支給品一式
【思考】基本:戦いを楽しみながら主催を倒す
1:マーダーは片っ端から倒す
2:俺達に大義名分なんて無いのさ!
※真上がボディサイドを担当する場合は、変身前にジョーカーメモリとサイクロンメモリを交換する予定です。

【真上遼@マジンカイザーSKL】
【状態】健康、変身により意識が転送されてる
【装備】ダブルドライバー@仮面ライダーW ガイアメモリ(サイクロン、ヒート、トリガー)@仮面ライダーW
【道具】支給品一式
【思考】基本:戦いを楽しみながら主催を倒す
1:マーダーは片っ端から倒す
2:俺達に大義名分なんて無いのさ!
※真上がボディサイドを担当する場合は、変身前にジョーカーメモリとサイクロンメモリを交換する予定です。

【桜田ジュン@ローゼンメイデン】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、シャルロッテ@魔法少女まどか☆マギカ
【思考】基本:死にたくない
1:あの二人が怖い……
2:結果的に女の子(巴マミ)を殺してしまったことへの後悔
3:家族や友人、ドール達と再会したい
4:見せしめに殺された女(巴マミ)が生きていたのは……?

【水谷絵理@アイドルマスター ディアリースターズ】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、H.N.エリー(キルステン)@魔法少女まどか☆マギカ
【思考】基本:尾崎さんやサイネリア、876プロの皆と再会して生き残る
1:あの二人が怖いけど……護ってくれた……?

【ザフィーラ@魔法少女リリカルなのはA's 死亡確認】
死因:ダークネスムーンブレイク

【キバ@マジンカイザーSKL 死亡確認】
死因:メタルブランディング

276:2014/02/02(日) 03:35:24 ID:Gq0tekwc0

 長崎県(九州ロボ・第二の右腕)。
 そのハウステンボスは現在『真・ゆうかりんランド(仮)』への改装中であった。

「オラぁ! 働け、屑共ォ!!」
「ひっ……」 

 ゆうかりん信者と化した現場監督が奴隷(モブ参加者)を鞭で叩く。
 そんな最中、とあるモブ参加者が空を指差した。

「空から、無数のテニスボールが!?」
「は……?」

 次の言葉を口にすることなく、彼らの命は塵屑のように消えた。







 ※印で書いてあった。『他にも九州ロボに被弾したかもしれません。』 
 そう、ここにも届いたのだ。

 

 さて、緑間君の超距離テニスボールの威力を実際に計算してみる。
 まず速度であるが……
 約1、2分で約1,000km放れた距離に届くとすると、その速度は約30.000㎞/hとなる。
 ここでマッハ1を約340m/sとする。これを時速に換算すると約1.224Km/h。
 つまり、大体マッハ24となる。これでも充分速さである。
 (ちなみに光速はマッハ881.742である)
 しかし、問題はそのテニスボールの持つエネルギー量である。
 このテニスボールの質量を一般的な重さの50ℊとする。
 これは一般的なライフルの銃弾の約4gの約12.5倍ほどの質量である。
 一般的なライフルの初速は約947.5m/s≒約マッハ2.8である。
 物体のエネルギーは1/2×質量×速さ×速さである。
 単純計算でも一般的なライフルの400倍のエネルギーを持つ。
 
 それが一発分の威力であるが……
 九州にいくつ届いたか?
 その超距離テニスボールの個数は『限』りが『無』い。故に『∞(無限)』。

 つまり、前SSで書かれていた『少なくとも大砲以上』という表現では足りない。
 全然足りないのだッ!!

 そして、そんな破壊兵器と化したテニスボールが九州ロボ全土に降り注ぐ!!

277:2014/02/02(日) 03:37:17 ID:Gq0tekwc0

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278:2014/02/02(日) 03:37:51 ID:Gq0tekwc0


 結果的に『真・ゆうかりんランド(仮)』諸共九州ロボは粉々に砕け散った。
 
 九州の大きさは日本人なら誰でも知っていると思うが35,640平方キロメートルである。
 解り易く言えば敷地面積が46,755平方メートルの東京ドーム約762.271個分である。

 そんな距離を一時間やそこいらで移動・修復できるわけないだろ?
 光博士とかビアン博士とか阿笠博士とかの科学者でも無理に決まっている。
 スパーリペアキットでも完全に消滅したものは修復は不可能である。

 それは単純である。
 スパロボでHP0の機体を行動させることは出来るか?
 否である。

【一日目・18時45分】
【九州ロボ 完全破壊確認】

※九州にいた参加者及び主催者の安否は不明です。

279真 カ オ ス ロ ワ 史 上 最 低 の 糞 回:2014/02/02(日) 15:40:00 ID:oybROXCo0
SATSUGAIの名の本に犠牲がまた出た。

【野比玉子@ドラえもん 死亡確認

280真 カ オ ス ロ ワ 史 上 最 低 の 糞 回:2014/02/02(日) 15:44:07 ID:oybROXCo0
SATSUGAIの名の本に犠牲がまた出た。

【野比玉子@ドラえもん 死亡確認

だが誰も気付くことはなかった。彼には。

281真 カ オ ス ロ ワ 史 上 最 低 の 糞 回:2014/02/02(日) 15:56:04 ID:oybROXCo0
彼、ジョン・フレミングは乗り捨てられていた車を使い東京に来て一人ほど抹殺した後眠ろうと思った。
【モブキャラ@いろいろな作品 死亡確認!】
だが、騒音のせいで眠れなかったので、騒音を断とうと思った。

彼は能力を使い電気を集め放つとうと思った。
23:55 光が薙ぐ。
およそ2kmを移動した雷はビッグサイトを破壊した。

【ビッグサイト 消滅】
【DMC狂信者 壊滅】

そして、フレミングがテラカオス化した。
その時不思議な事が起こった。
なんと空間に穴が空いた!

282真 カ オ ス ロ ワ 史 上 最 低 の 糞 回:2014/02/02(日) 16:03:32 ID:oybROXCo0
知っているだろうか。TCBR7期でノトーリアスDECOは死んではいなかった事を。
ソースは保管庫にて。

ノトーリアスDECOは異次元に今もいる。
もし…

「おわっ!」
フレミングは突然現れた怪物に取り込まれた。

「とでも思っていたのか!」

テラカオス化したフレミングが怪物、ノトーリアスDECOを乗っ取り、そして感じた。
そう、カオスを。

283真 カ オ ス ロ ワ 史 上 最 低 の 糞 回:2014/02/02(日) 16:23:54 ID:oybROXCo0
ノトーリアスDECOは7期に繋がっている。
何故かは不明だ。
しかし、かがみとアカギから見て7期は4-6,8期に繋がっている。

ゆえにフレミングは4-8期に繋がった。

流れ込んでくる怨念は、フレミングをテラカオスへと変貌させた。

イチローは試合中、ルーファウスは死んだ。
他の阻止できそうな奴らも殺された。
世界は因果律を書き換えられた。
彼はもう止められない。

【しまっちゃうおじさん@ぼのぼの 死亡確認】
【田中@爆笑問題 死亡確認】
【ユニクロン@トランスフォーマー 死亡確認】
【マグニスさま@テイルズオブシンフォニア 死亡確認】
【女神イシター@ザ・ナイトメア・オブ・ドルアーガ 不思議のダンジョン 死亡確認】
【オタチ@ポケットモンスター 死亡確認】
【武藤遊戯@遊戯王 死亡確認】
【老賢者@誤爆スレ 死亡確認】
【692@夢オチ 死亡確認】
【マルク@星のカービィシリーズ 死亡確認】
【エンペラ星人@ウルトラマンメビウス 死亡確認】
【バグラモン@デジモンクロスウォーズ 死亡確認】
【世界 因果律書き換え確認】

【一日目 東京都】

【テラカオス・フレミング@いろいろ】
【状態】テラカオス
【装備】なし
【道具】なし
【思考】カオス
※テラカオス化+ノトーリアスDECOと融合 でテラカオスになりました
※四〜八、十周目の死者の能力を使えます。

284はいはいリセットリセット:2014/02/02(日) 18:09:41 ID:kxoT26EoO
新潟県の海岸で一人の悪の斬り殺していた飛竜達は、設置されていた望遠鏡で大量のテニスボールが九州ロボを破壊するのを目撃した。
しかし、爆煙が収まるとそこには九州ロボと大してサイズの変わらないロボットがあった。
実は、九州ロボは地表を反応装甲として使う事で難を逃れていたのだ。
最も、九州ロボにいた主催以外の参加者は地表にいた為全滅しており、主催以外の参加者が地表に残されていた事を知っていた飛竜達はテニスボールを放った者を悪と認定した。
幾ら主催を倒す為とはいえ、多数の犠牲が出る事を二人は容認しなかったのだ。

【一日目・19時00分/日本・新潟県の海岸】

【飛竜@ストライダー飛竜】
【状態】健康
【装備】光剣サイファー@ストライダー飛竜 クナイ、各種オプション
【道具】支給品一式 
【思考】基本:主催を抹殺する
1:ハクメンと共に主催陣営及び『悪』を殲滅する
2:九州ロボを大量のテニスボールで攻撃した者を抹殺する。
※2014年2月22日発売予定の新作『ストライダー飛竜』の技が使えます。

【ハクメン@BLAZBLUE】
【状態】不明
【装備】斬魔・鳴神
【道具】支給品一式
【思考】基本:『悪』を滅する
1:飛竜と協力して、主催及び世界に災いをもたらす者を『刈り取る』
2:九州ロボを大量のテニスボールで攻撃した者を抹殺する。

【ガーゴイル@ふしぎの海のナディア 死亡確認】

【同時刻/日本・九州ロボ】

【九州ロボに居た主催以外の参加者全員@いろいろ 死亡確認】

285はいはいリセットリセット:2014/02/02(日) 18:17:04 ID:kxoT26EoO
一方、すぐ隣の石川県では、異次元より現れたノトーリアスDECOが多数の参加者と戦い、相討ちとなって消滅していた。

【同時刻/日本・石川県】

【ノトーリアスDECO@カオスロワ7期 消滅確認】
【しまっちゃうおじさん@ぼのぼの 死亡確認】
【田中@爆笑問題 死亡確認】
【ユニクロン@トランスフォーマー 死亡確認】
【マグニスさま@テイルズオブシンフォニア 死亡確認】
【女神イシター@ザ・ナイトメア・オブ・ドルアーガ 不思議のダンジョン 死亡確認】
【オタチ@ポケットモンスター 死亡確認】
【武藤遊戯@遊戯王 死亡確認】
【老賢者@誤爆スレ 死亡確認】
【692@夢オチ 死亡確認】
【マルク@星のカービィシリーズ 死亡確認】
【エンペラ星人@ウルトラマンメビウス 死亡確認】
【バグラモン@デジモンクロスウォーズ 死亡確認】

286混沌な名無しさん:2014/02/02(日) 23:59:00 ID:Gq0tekwc0
色々荒れているので、破棄します。申し訳ありませんでした。

287探し人は今:2014/02/03(月) 00:12:48 ID:o2Eix1vI0
千葉県の公園にて、少女雪音クリスと小動物シマリスが情報交換を交わしていた。
彼女らが求める情報…それは知り合いの情報であった。

「うーん、ぼのぼのとかいうのは知らねえな…。
 というか、お前みたいな喋れる小動物がいるのがビックリなんだが」
「わたしは人間はアウトオブ眼中だったからよくわからないのでぃす」
「まぁ、翼は心配ないと思うけどな。
 響の奴はいろいろ抜けててちょせぇからなぁ」
「ああ、ぼのぼのもそんな感じなのでぃすね。早く見つけてやらないとでぃすね…」

だが、会話の内容を聞く限り仲間の手がかりは見つかったとは言えないようだ。
とりあえずはお互い人探しというスタンスを持ったもの同士、一緒に行動するかという話になった。
と、その時目の前に人影が現れる。
ひらひらな羽衣を着用し、右手の人差し指を天に向けたそのサタデーナイトフィーバーポーズをとった女性はクリスたちに話しかけてきた。

「話は聞かせてもらいました。貴方達はどうやら知人を探しているようで…」
「シマリス達になんの用でぃすか?」
「私は永江衣玖と申します。実は私も丁度知り合いを探しているのですが。比那名居天子という少女を探しているのですが知りませんか?
 頭に桃を乗せた帽子を被り、ナイト専用の剣を持ち、おかしな言葉で喋る方なのですが…」
「知らねぇよそんな個性豊かな奴…で、お前はさっきから何で変なポーズを取り続けているんだ?」
「えぇ、実は私は首輪の制限でこの体勢を維持していないと呼吸が出来なくなって死ぬんです」
「お、おう…」
「心配は要りません、これには慣れておりますので。
 あぁそれと…近日中にこの日本を地震を含めた大災害が襲いますよ」
「えっ」

空気を読んでいるのかいないのか、最後に爆弾発言を淡々と投下する永江衣玖。
まぁ、それが彼女の仕事みたいなもんだからしょうがない。
果たしてこの言葉をクリスとシマリスはどう受け取るのか?
そして彼女らは知らない、この3人の探している面子がマーダー化していることに。

【一日目・19時/千葉県 公園】

【雪音クリス@戦姫絶唱シンフォギア】
【状態】健康、呆然
【装備】イチイバル
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:仲間を探して現状を打破する
1:えっ

【シマリス@ぼのぼの】
【状態】健康、呆然
【装備】胡桃五千個
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:仲間と共に生き残る
1:えっ
2:胡桃の扱い方を極める

【永江衣玖@東方project】
【状態】健康
【装備】イクサベルト@仮面ライダーキバ
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:???
1:天子を探す
※サタデーナイトフィーバーポーズをとり続けないと呼吸困難で死にます

288見かけで判断するのは危険:2014/02/03(月) 02:24:57 ID:s.X/vkYs0
「おもちうにょ〜ん」

 柊つかさは、DMC狂信者の一員として、参加者のSATSUGAIに勤しんでいた。
拠点であるビックサイトを出発してから2人の参加者をSATSUGAIし、今まさに3人目を餅で窒息死させていた。
そして、次の獲物を探そうとあたりを見回すと、そこには青い軟体生物がいた。
それはまさしく、某有名RPGでおなじみのスライムだった。
楽にSATSUGAI出来る獲物を見つけ、つかさははりきってそのスライムに近づこうとして……スライムが吐いた灼熱の炎に包まれて灰と化した。

「ピキー!」

つかさを返り討ちにしたのはまさしくスライムであった。
ただ、そのスライムは、伝説のモンスター使いの元で戦い続け、仲間と共に地獄の帝王にすら勝ち、種族としての限界に至るまで強くなった個体であった。
仲間内でもトップクラスのスピードで放った灼熱の炎は、並の相手では自身の身に何が起こったか理解する事すら出来ない程の絶技だったのだ。
そう、そのスライムの名はスラリン。グランバニア国王が逃げ出した奴隷だった頃から共に戦い続けたモンスターの内の一体だ。

「ピキー、ピキキー」

 そして、スラリンは仲間を探して殺し合いを終わらせる為、移動し始めるのであった。

【1日目・19時30分/日本・東京都】

【スラリン@ドラゴンクエストV 天空の花嫁】
【状態】健康、LV99
【装備】無し
【道具】支給品一式、ナイフ
【思考】基本:殺し合いを終わらせる
1:主であるグランバニア国王とその家族と同僚の仲間モンスター達を探す
2:それ以外の仲間も探す
3:マーダーは可能な限り倒す。
※人間の言葉は聞けば理解できますし、(出身世界の)人間の文化や常識も理解できますが、人間の言葉は全く喋れませんし読めません。

【兜甲児@マジンガーZ 死亡確認】
【原監督@現実? 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
死因:餅による窒息死

【柊つかさ@らき☆すた 死亡確認】
死因:焼死

289無限のテニスボールを無駄にするのは惜しい気もしたので……:2014/02/03(月) 16:48:28 ID:kAwx2RUgO
実は九州ロボの右腕を破壊したテニスボールの他にもそれと同じ威力のテニスボールが無数に存在し、九州ロボを破壊するはずだったのだが、それは起こらなかった。
何故なら、九州ロボの右腕を破壊した一発を除き、テニスボールは全て上空でカオスロワを傍観していたユニクロンに直撃し、彼を粉砕していたのだから。
一発だと九州ロボの右腕を破壊する程度の威力でも、無数に集まれば惑星サイズのユニクロンをも破壊出来るのだ。

【一日目・19時00分/日本海の上空】

【ユニクロン@トランスフォーマー 死亡確認】

290長野って埼玉にも面しているんだよね:2014/02/03(月) 19:16:59 ID:SmzCAQos0
長野から埼玉まで車で移動していたカール・フリードリヒ・ガウスの近くに人が近寄ってきた。
ガウスは車を止めた。

「おーい、そこの人!水をくれ」
「誰?」
「俺は◆02GOODMe2.」

ガウスは水を差し出した。
だが運の悪い事にそれは新型ナノマシン入り飲料水だった。
電波を受信した彼らは思った。

ガウスは思った。
(カオスを加速させる為に)
◆02GOODMe2. は思った。
(この殺し合いを終わらせる為に)
そして2人は言った。

「主催を倒す!」

でも出来なさそうなので戦力強化に走った。

【一日目・20時/長野県・埼玉との境界近く】

【もっとカオスにし隊】
共通思考:とりあえず、マーダーは倒す
1:主催を倒したい
2:カオスの加速

【カール・フリードリヒ・ガウス@現実?】
【状態】テラカオス化進行中
【装備】なし
【道具】支給品一式、車
【思考】
基本:どんな手を使ってもカオスを加速させる
1:◆02GOODMe2. に付き合う

【◆02GOODMe2.@現実?】
【状態】テラカオス化進行中
【装備】なし
【道具】支給品一式、銃
【思考】
基本:どんな手を使っても殺し合いを終わらせる
1:とりあえず、マーダーは倒す
2:主催を倒したい

291長野って埼玉にも面しているんだよね:2014/02/03(月) 20:08:06 ID:/1CmSjhU0
長野から埼玉まで車で移動していたカール・フリードリヒ・ガウスの近くに人が近寄ってきた。
ガウスは車を止めた。

「おーい、そこの人!水をくれ」
「誰?」
「俺は◆02GOODMe2.」

ガウスは水を差し出した。
だが運の悪い事にそれは新型ナノマシン入り飲料水だった。
電波を受信した彼らは思った。

ガウスは思った。
(カオスを加速させる為に)
◆02GOODMe2. は思った。
(この殺し合いを終わらせる為に)
そして2人は言った。

「主催を倒す!」

でも出来なさそうなので戦力強化に走った。

【一日目・20時/長野県・埼玉との境界近く】

【もっとカオスにし隊】
共通思考:とりあえず、マーダーは倒す
1:主催を倒したい
2:カオスの加速

【カール・フリードリヒ・ガウス@現実?】
【状態】テラカオス化進行中
【装備】なし
【道具】支給品一式、車
【思考】
基本:どんな手を使ってもカオスを加速させる
1:◆02GOODMe2. に付き合う

【◆02GOODMe2.@現実?】
【状態】テラカオス化進行中
【装備】なし
【道具】支給品一式、銃
【思考】
基本:どんな手を使っても殺し合いを終わらせる
1:とりあえず、マーダーは倒す
2:主催を倒したい

292覚醒邪気眼イズム:2014/02/03(月) 20:49:10 ID:o2Eix1vI0
質問に答えられなかったタケシを抹殺したジョン・フレミングは新たなターゲットを探していた。
そして間もなく見つけた。左目に眼帯を付け、右手に包帯を巻いた少年だ。
当然の如くフレミングは少年に質問を投げかける。

「少年。私の生み出したこの法則を知っているかね…?」

そう言って両手のあの法則のポーズを少年に見せ付ける。
するとその少年はそれを見るなり驚愕したような表情を浮かべワナワナと震え始めた。

「どうした、答えられないのか?」
「バカな…貴様が何故ソレを知っている…?」
「ん?」
「黒の教科書でしか知らなかったが本当に存在していたとはな…
 しかしアレは既に黒歴史の果てに人々の記憶から抹消された存在のはず…それがどうして…?」
「は?」
「正気か?ソレを…『バルギスの定理』で世界の真理を暴くことがどれほど危険なことか…。
 貴様は…貴様は一体何をしようとしている!?『バルギスの定理』を使って…貴様ァァァァァァッ!!」
「違う…この馬鹿のバルギスがぁ…ダブルフレミングバスター!!死ねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

少年の意味不明な珍回答に今までにない程の怒りをこめて電撃を放つフレミング。
が、少年は突如何もない空間から最上級悪魔の力が宿った闇色の剣『魔剣ルシファーブレード』を具現化させるとフレミングの放った電撃をその一振りで打ち払った。

「何だとッ…!」
「ククク…攻撃してくるとはな。それが貴様の選択か…
 やはり貴様は禁じられた『バルギスの定理』を使ってよからぬことを企んでいるらしいな…」
「いや、だから違うって言ってんだろ」
「貴様の野望は俺の邪気眼が跡形もなく次元の彼方へ消し去ってやる!!闇の炎に抱かれて消えろ…」
「さっきから話聞けやこの厨二野郎」

そして少年は左目の眼帯と右手の包帯を脱ぎ捨てる。
少年の左目と右腕に刻まれた謎のタトゥーが妖しく輝いていた…。

【一日目・20時/栃木県】

【ジョン・フレミング@現実?】
【状態】テラカオス化進行中、電撃能力会得
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:フレミングの左手と右手の法則をきちんと知らん奴を皆殺し。(野田総理でも許さん)
0:邪気眼使いを殺す
1:子供の参加者を優先して質問を投げかける
2:答えられなかったら当然始末する
※テラカオス化進行により、両手から電撃を放てるようになりました

【邪気眼使い@邪気眼ネタ】
【状態】邪気眼覚醒、邪気眼解放中
【装備】魔剣ルシファーブレード@作者の妄想
【道具】支給品一式
【思考】
基本:邪気眼の力に導かれるまま動くだけだ
0:フレミングをこの世界から消し去る
1:それが世界の選択か…

293悪を薙ぎ倒せ:2014/02/04(火) 00:05:28 ID:1DWWM/t.O
飛竜とハクメンは福井県で、再起を誓って新たに部下を集めていたガーゴイルと彼が集めた部下4人と1匹を全員斬り殺していた。
全人類を下僕にしようとしていた悪だから仕方ないね。
そんな彼等だが、風の噂で九州ロボの右腕が一度破壊された事を知り、それを行った者を悪だと認定していたりする。
主催以外の参加者が九州ロボの地表に残されている事を知っていた二人は、彼等もろとも主催を倒す事を容認しなかったのだ。

【一日目・19時30分/日本・福井県】

【飛竜@ストライダー飛竜】
【状態】健康
【装備】光剣サイファー@ストライダー飛竜 クナイ、各種オプション
【道具】支給品一式 
【思考】基本:主催を抹殺する
1:ハクメンと共に主催陣営及び『悪』を殲滅する
2:まだ主催以外の参加者が残っている九州ロボをテニスボールで攻撃した者を抹殺する。
※2014年2月22日発売予定の新作『ストライダー飛竜』の技が使えます。

【ハクメン@BLAZBLUE】
【状態】健康
【装備】斬魔・鳴神
【道具】支給品一式
【思考】基本:『悪』を滅する
1:飛竜と協力して、主催及び世界に災いをもたらす者を『刈り取る』
2:まだ主催以外の参加者が残っている九州ロボをテニスボールで攻撃した者を抹殺する。
※ヒートゲージ等の状態は次の書き手に任せます。

【ガーゴイル@ふしぎの海のナディア 死亡確認】
【しまっちゃうおじさん@ぼのぼの 死亡確認】
【田中@爆笑問題 死亡確認】
【老賢者@誤爆スレ 死亡確認】
【692@夢オチ 死亡確認】
【オタチ@ポケットモンスター 死亡確認】

294既知との遭遇:2014/02/04(火) 19:45:37 ID:2ye0aUeM0
バガン!

【サキエル@新世紀エヴァンゲリオン(テレビ版) 死亡確認】

戦いは終わった。
サキエルは◆02GOODMe2. により転んだ後、ガウスによる50回以上のしき逃げアタックによりコアが砕けたのだ。
と言ってもテレビ版なので死体が残る。どうしよう。

ガウスは言い出した。
「そうだ、焼肉しよう」
「おお!いいな!」

こうして新型ナノマシン入り飲料水を飲みながらサキエルの焼肉を食べるのであった。

それにしてもガウス、いつの間にか肉を1/5まで食べたり、さっきまで1/10くらいだったのに、ノリノリである。…ってあれ?

【一日目・20時30分/長野県・埼玉との境界近く】
※サキエルの死体が4/5ほど残っています

【もっとカオスにし隊】
共通思考:とりあえず、マーダーは倒す
1:カオスの加速
2:主催を倒したい

【カール・フリードリヒ・ガウス@現実?】
【状態】テラカオス化進行中
【装備】なし
【道具】支給品一式、車、新型ナノマシン入り飲料水(空)
【思考】
基本:どんな手を使ってもカオスを加速させる
1:◆02GOODMe2. に付き合う
※テラカオス化が進行し、時間停止(?)ができるようになりました
※1秒続きます

【◆02GOODMe2.@現実?】
【状態】テラカオス化進行中
【装備】銃
【道具】支給品一式
【思考】
基本:どんな手を使っても殺し合いを終わらせる
1:とりあえず、マーダーは倒す
2:主催を倒したい

295晴れのち雨のち、猛吹雪:2014/02/04(火) 21:56:40 ID:2z50rPbI0
「ほら、ほむらちゃん! もう一回!」
「うっ……く、殺そうとして申し訳なかったわ、桃園ラブ……」
「だーかーらー、駄目だってば転校生! 謝る時はもっとちゃんと謝る! ほら目ぇみて目を!」
「だ、だからさっきから何度も謝っているでしょう!?」
「私なんかのために、誰かを殺してまわろうだなんて、そんなの絶対おかしいよっ! おかしいよっ!
 大事なことだから二回でも何回でも言うよ!」
「うぐぅ……わ、私はまどかのために……」

1時間以上に渡り、暁美ほむらは正座の姿勢であった。
彼女の探し人であったまどかと、魔法少女仲間のさやかに何度もダメだしを受けながら。

「ふ、二人ともその辺にしてあげて? その子ちょっと涙目だし……」
「確かに殺されかけたけど……ほら、ワドルディ共々元気だからさ!」
「当人がいいって言ってるし、そろそろいいんじゃないさやか?」

その様子に、三人のプリキュアも思わず苦笑い。
特にほむらに殺されかけたラブは、ほむらへの印象を大きく変えていた。
対峙した時こそその態度に驚いたものの、いまやほむらは別人のようにしょげかえっている。
おそらくこちらが本来の姿なのだろう。あの執念も、大切な友達を思っての行為かと思うと憎めない。
……恐怖心が完全になくなったかと言えば、嘘になるが。
なにしろ彼女の使用武器が武器なだけに。

「ほ、ほらまどか? 本人が水に流してくれて……」
「駄目だよほむらちゃんっ!」

「あの子、普段からあんな感じ?」
「いや、普段はもっとクールというか、愛想がない感じ。ただあのまどかがあそこまで怒ってるからねぇ……
 ……マミさんがいたら全身縛られてもっと怒られてただろうけど。正義の魔法少女が殺し合いに乗るだなんて言語道断だーってね」
「そうだよ、私達と、あの子と、みんなで殺し合いを止めないと」

「あ、あなた達は考えが甘すぎ「ほむらちゃん?」……ごめんなさい」

この場にまどかがいたのは大きい。
いなかった場合、再びプリキュアと魔法少女の殺し合いが起きていてもおかしくはない状況だったのだから。
この場の全員が、ある種和やかな空気を作り出してくれたまどかに感謝をしていた。
怒られ続けているほむらさえも。


「ガアアアアアアアアアァァァァァァァァァァ!!!!」

「「!!?」」


そんな空気は一瞬で凍りつき、そして破壊された。
ライブハウスの壁を粉砕し乗り込んできた、巨大な蒼き竜の咆哮によって。

296晴れのち雨のち、猛吹雪:2014/02/04(火) 21:57:40 ID:2z50rPbI0
「な、なんなのこいつ!?」
「グルル……」
「ひっ……!?」
「っ! まどかから離れなさい、化け物!」

誰よりも早く、ほむらが竜に対して銃撃をしかける。

「あぐっ……!?」
「転校生!?」
「な、何が起きたの!?」

だがしかし、放たれた弾丸は竜ではなくほむらの身体を貫いた。
あまりに一瞬の出来事に誰もが状況を把握できない。

「こ、氷……いや、鏡の盾!?」

遅れてその原因が竜の生み出した反射装甲・ミラーシールドであると気がついた時にはもう遅い。
既に竜の、氷嵐の支配者の三つ首は必殺の一撃の構えに入っていた。

「ゴオオオォォォォォォ!!!」
「「――――!?」」

全ての生命を拒絶する絶対零度の吹雪が、少女達に放たれる。
その一撃はまさに天災、人間が浴びていい代物ではない。
だが……

「くっ……!」

彼女は、人間ではない。天災級の魔女と幾度となく戦ってきた魔法少女。
盾に魔力を集中し防御力を高め、吹雪を四散させることで、ほむらはその場の全員を守り抜いた。

『ほう、魔力からただの人間ではないと思っていたが、我が洗礼を耐え抜くとはな』
「こ、こいつ直接脳内に……!?」
『やはり、私の声も聞けるか。ならば、話は早い……
 この娘、頂くぞ』
「きゃ!?」
「ま、まどかぁ!?」

テレパシーで語りかけるやいなや、支配者はまどかを連れ去り、どこかへと飛び去っていった。
ほむら達も後を追おうとするが、吹雪の威力を完全には殺しきれず、寒さで体の動きも鈍ってしまっている。

「は、はやくまどかを助けないと……!」
「無茶だよ! あんたはあたし達庇ったうえに、銃弾も跳ね返されてるんだよ!? 今回復するからじっとしてて!」
「ぐっ……このままじゃ、まどかが、まどかがぁ……!」
「落ち着きなって! わざわざ攫ったんだ、すぐには殺さないって! あんたとみんなの傷を治したら、すぐに追いかける!
 みんなもそれでいいよね!?」
「もちろん! まどかちゃんを、貴方の大切な友達を助けないと!」
「あ、貴方達……」

くしくも、かつて敵対した魔法少女とプリキュアは同じ目的のために、共に行動することとなった。
これもまた、まどかのおかげと言えるのだろう。

297晴れのち雨のち、猛吹雪:2014/02/04(火) 21:58:18 ID:2z50rPbI0
【一日目・19時20分/大阪・ライブハウス】

【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】ダメージ大(ジェムは無事な為、命には別状なし)、変身中、寒さによる体の痺れ
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(穢れ35パーセント)
【道具】支給品一式、ベレッタM92(残弾95)、レミントンM870(残弾20)、ミニミM249(残弾50)、M16クレイモア×10、L16 81mm迫撃砲×5、M84 閃光手榴弾×20、88式地対艦誘導弾、長ドス、ゴルフクラブ
【思考】基本:まどかを守る
1:まどかを早く助けたい
2:桃園ラブに僅かに罪悪感

【ケルベロス(小)@カードキャプターさくら】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】基本:桜を探す
1:えらいこっちゃ!

【相田マナ@ドキドキ!プリキュア】
【状態】ダメージ中、変身中
【装備】キュアラビーズ@ドキドキ!プリキュア、ラブリーコミューン@ドキドキ!プリキュア、ラブハートアロー@ドキドキ!プリキュア、シャルル@ドキドキ!プリキュア
【道具】基本支給品一式
【思考】基本:殺し合いを止める。
1:ここにいるみんなと一緒に殺し合いを止める。
2:まどかを助けに行く
※前回のロワとは関係ありません。

【桃園ラブ@フレッシュプリキュア!】
【状態】ダメージ中、変身中
【装備】リンクルン@フレッシュプリキュア!、キュアスティック・ピーチロッド@フレッシュプリキュア!
【道具】基本支給品一式、大量のドーナツ
【思考】
基本:絶対に殺し合いを止めて、みんなが助かる方法を探す。
1:誰かを探しながら、ワドルディを守る。
2:ここにいるみんなと一緒に殺し合いを止める。
3:まどかを助けに行く
4:ほむらはまだ少し怖いが、仲良くしたい
※9期とは関係ありません。

【蒼乃美希@フレッシュプリキュア!】
【状態】ダメージ中、変身中
【装備】リンクルン@フレッシュプリキュア!、キュアスティック・ベリーソード@フレッシュプリキュア!
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いを止める。
1:ここにいるみんなと一緒に殺し合いを止める。
2:さやかが何だか他人のような気がしない。
3:死んだキュアピースの分も頑張る。
4:まどかを助けに行く
※放送の内容をラブ達から聞きました。

【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】ダメージ小(自動回復中)、変身中
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(治癒魔法使用のため、穢れ蓄積中)
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】基本:マミさんの為にも、殺し合いを止める。
1:ここにいるみんなと一緒に殺し合いを止める。
2:美希が何だか他人のような気がしない。
3:ほむらを治療後、まどかを助けに行く
※8期、9期とは関係ありません。
※放送の内容をラブ達から聞きましたが、上条恭介の死を知りません。

298晴れのち雨のち、猛吹雪:2014/02/04(火) 21:58:56 ID:2z50rPbI0
【ワドルディ@星のカービィ】
【状態】混乱
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:殺し合いには乗らない。
1:ここにいるみんなと一緒に行動する。
2:みんなの役に立ちたいけど……
※6期とは関係ありません。
※アニメ出展なので、喋る事ができません。



……



『さて、ここならいいか』
「きゃっ!?」

しばらく飛行した後、支配者はどこかに降り立った。
現地の地理に疎いまどかに、ここがどこかなどわかりはしないだろう。
わかったところで、この竜相手に逃げ延びることなど不可能なのだが。

「わ、私をどうするつもりなの……?」
『少女よ、お前は私の声が聞こえるか?』
「は、はい……聞こえます……」
『であろうな。そうでなければ、わざわざ攫わずにあの場で凍結させている』
「ひっ……!?」

支配者の言葉に、まどかは思わず竦みあがった。
あの一瞬の戦闘だけで、ベテラン魔法少女であるほむらがおそらく深手を負ったのだ。
自分如き小娘など、一秒たりとも持ちこたえられないに決まっている。

『少女よ、問おう。……その身から溢れる魔力はなんだ? とても人間の持つ魔力ではない』
「その、キュゥべえにも言われたけど……私なんかが、そんな凄い力をもっているわけが……」
『我が目に狂いは無し。その気になれば、私を消し飛ばすことぐらい容易いであろうに……それに、その魔力の波長は……』
「え?」

目の前の、人智を超えた力を持つ竜の言葉に、思わずまどかは聞き返す。
恐ろしい外見であり、友人達を傷つけた存在なのだが……何故か、不思議と会話を続けてみたくなっていた。
最初に自分を襲ってきた怪物とは違う、蒼き竜はどこか知性を感じさせ、先ほどまで抱えていた恐怖心も薄れてきている。

「魔力の波長……ですか?」
『そうだ。誰しもが様々なものを持っているが、少女よ、お前の……」
「あ、私、鹿目まどかって名前で……」
『……まどかよ、お前の魔力の波長はそう、我が第二の故郷であるグンマーのそれに限りなく近い……』
「え? グンマーって、あのグンマーですか? 世界樹の迷宮とまで呼ばれていて、イャンクックさんとかがいる?」
『そのグンマーだが……妙に詳しいな?』
「その、私が住んでいる見滝原市は、グンマー圏に最も近い市なので……」
『見滝原の者だったか……。あの地域は、とあるグンマーの民が作った特別な場所なのだ』
「そ、そうなんですか!?」

まどかは思わず叫ぶ。
自分の住んでいる見滝原と、グンマーとでは、明らかに方向性が違う為だ。

299晴れのち雨のち、猛吹雪:2014/02/04(火) 21:59:55 ID:2z50rPbI0
『その昔、東京などの都会の人間はグンマーの自然の素晴らしさを理解せず、未開の地と馬鹿にし続けていた。
 その程度の戯言は放置すれば構わぬが、それを信じ込み、グンマーに面白半分で乗り込む愚者も急増したのが問題だった。
 屍を喰らうことはできるが、持ち込まれた機械や科学製品などはグンマーの生物も喰うことはしない。つまりグンマーの環境が穢された。
 それに怒った一部のグンマーの民は、あえて森の外に超文明の街を作り上げた。それが見滝原だ』
「どうして、そんなことを?」
『超文明都市を存在させることで、未開の地と蔑ませないためというのも理由の一つだが……
 見滝原ほどの科学力をもってしても、グンマーに侵攻するのは不可能であると言うある種の警告の役割もはたしている。時定市なども、同じような理由だ。
 ちなみに見滝原に存在する大部分のものはグンマーの術により生み出されたもの故に、地域全体を自然に還しやすい反面、魔力含有量も凄まじい。
 その影響から野良生物が吸い寄せられたり、魔の存在も集まりやすい場所でもあるな』
「確かに先生がよく鹿に襲われるって話、聞いたかも……」
『そんな環境下で生活していれば、魔力を持つ人間も生まれやすいのだが、お前の場合は祖先にグンマーの民がいて……何らかの理由で、その力を覚醒させたのだろう』
「そうだったんだ……と、ところで、いくつか質問しても、いいですか……?」
『む、構わないが』

ここでようやく、まどかは一番気になっていることを目の前の竜に尋ねることにした。
話が一段落した今であれば、話の腰を折ったとして殺されることはないだろう。

「貴方は、私とこうしてお話してくれている。でもさっきは、ほむらちゃん達を、私の友達を傷つけた。それは、どうして?」
『決まっているだろう。この殺し合いの状況を利用し、自然を汚す人類をこの世から残らず滅ぼすためだ』
「そ、そんな!?」
『人類は、身勝手だ。己の利益ばかり追い求め、争う。利便性を求めて、どこまでも科学を発展させていく……
 科学の全てを否定はしない。時に科学は動物や自然を助けることもあるからな。問題なのは……それの使い方だ。
 科学を制御しきれない、扱いきれないにも関わらず、人間はそれでも手を伸ばし……自滅していく。周囲の環境も生物も巻き込みながらな。
 残された地は日本のみ。ここの大地の再生が叶わねば、どの道人類には未来はないというのに……』
「そ、それなら、国の偉い人に訴えかけるとか……」
『この殺し合いを開いたのは誰だ? 上層部の人間ほど腐った人間は多い。それに私のこの姿で乗り込んだところで、話の前にまず撃たれるであろうな。
 先ほどの火薬臭い少女も、まず撃ってきたな? 私が傷つけたのではない。彼女が私を傷つけようとしたから、私は身を守っただけだ』
「っ!」

言い返すことはできなかった。
人類が環境を壊していることも、いくら状況を説明したところで、野田総理らがそれを聞き入れるわけがないことも、ほむらが先に攻撃をしかけたことも。
全て、竜の言う通りだからだ。

「そ、それじゃあ、どうして私はまだ殺さないんですか……?」
『感じ取った魔力の波長がグンマーに近いものだったからだ。我らは人類を憎むが、グンマーの民など自然を愛し守る者には敬意を表し、また彼らの敵も討つ』
「私は……グンマーの人たちほど、自然に感謝できてないよ……お花の咲く弓矢とかいいなぁとかは思ったりするけど……」
『そこから考えを改めていけばよいのだ。……まあ、本音を言ってしまうとだな、我ら竜や他の魔物にも、色々な感情や好みがある』
「?」
『赤竜の一族は金髪美女の騎士が好きだし、雷竜の一族はああ見えて、熟女の人妻と酒が好物だ。そして我ら氷竜の一族は……』


『桃色の髪の低身長少女をみかけると、つい攫いたくなっちゃうんだ☆』
「えええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!??」
『ああ、安心するがいい。私のモットーはイエスロリータ! ノータッチ! だからな』
「何をどう安心すればいいんですか!?」

知りたくもない、先ほど感じさせた知性とは真逆の性癖を聞かされてしまったまどか。
しかし逆にそれが、彼女の心を揺さぶった。
外見で判断してはいけない、魔物達にも心や思うところがあるのだという事実。
人間と魔物、どちらが正しいのか?

(……人も魔物も、みんなで、仲良く出来たらいいのになぁ……)

300晴れのち雨のち、猛吹雪:2014/02/04(火) 22:00:37 ID:2z50rPbI0
【同時刻/日本・大阪のどこか】

【氷嵐の支配者@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】とけないこおり@ポケットモンスター、支給品一式
【思考】基本:自然を汚す人間を滅ぼす。
0:大阪近辺でしばらく暴れる。魔法少女たちが追ってきた場合は迎え撃つ
1:グンマーの民のような人間は殺さない。
2:鹿目まどかの魔力に興味。可能であればこちら側(都庁軍勢)に引き入れたい
3:状況によっては都庁の仲間と合流する
4:誘拐はノータッチに分類
※一定の魔力を有する相手であれば、テレパシーで会話可能

【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、混乱
【装備】なし
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】基本:とにかく生き残りたい
0:どうしようもないので、氷嵐の支配者に同行する
1:できれば人間が殺されるのを止めたいが、魔物が殺されるのも止めたい
2:魔法少女たちが心配
3:本当に強い魔力があるなら、キュゥべえを探して願いを叶えてもらう……?
※ライブに夢中で放送を全く聞いていませんでした。
※極めて高い魔力を有しているが、現時点では持ち腐れ状態です




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