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カオスロワ避難所スレ2
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「皇帝たち、大丈夫かな……」
「……大丈夫じゃないかな……」
二人で周囲を警戒しながら、響子たちが戻ってくるのを待つ。
そんな時であった。
一人の男が二人に近づいてきた。
右腕の袖がない黒いロングコートに何か金属の装飾品を沢山付けた男。
ブーツの踵に付けた金属から変な音が響く。
男の名は矢車想。
矢車は一歩また一歩と二人に近づいていく。
そして……
「俺は矢車……お前ら、俺の弟と妹になれ……」
「なに……?」
「……?」
「お前らの目から地獄の闇を感じる……大切なものを失ったんだろ?」
シャドームーン……いや、かつての親友・秋月信彦を失った光太郎。
そして、先ほど自分の飼い主を失った空。
その瞳に矢車は地獄を見たのだった。
「俺は……」
「貴様、何者だ?」
「怪しい人ね……」
捜索を終え、二人が戻ってきた。
沢山の資料を抱えて……
「仲間がいたのか……いいよなぁ、お前らは悲しでくれる仲間がいて……どうせ俺なんか……」
「なんだこのやさぐれた男は?」
「矢車さんです」
「ふむ、矢車とやら……貴様は殺し合いに乗っているのか?」
「俺みたいな奴が、殺し合いに乗るわけ無いだろ……?」
「……そうか(この男、地獄を見た眼をしているな)」
一先ず、矢車は光太郎たちに同行することにした。
特に危害を与えるつもりはないが、特に何もしない。
ただ見極めるためだけについていくのだ。
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