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澪紬「舌足らずな部員」
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………♪
………♪
………♪
軽音部部室
ガチャ
唯「こんにちわー」
律「おっ!」 澪「よっ」 紬「こんにちわ♪」
唯「えへへ……」ガタ
紬「唯ちゃんお疲れ様。はいどうぞ。アップルティーよ」コト
唯「わあー、むいちゃんありがと〜」ゴク
律「……」ニィー
澪「……」フフッ
紬「……」ニコニコ
唯「おいしぃ〜〜」ホワーン
紬「ケーキもあるからね♪」カチャ
唯「うわ〜〜〜♪ はは〜〜ッ♪」
澪「唯、軽音部にはもう慣れた?」
唯「あっ、うん! いいところだよね〜こんなに美味しいお茶とお菓子が食べられるなんて」
律「軽音部に対する感想じゃねーなーそりゃ……」ハハハ
唯「あ、でへへへ〜……」
澪「まあ、まだギターも買ってないしな……」
紬「明日が楽しみですね♪」
唯「うん! どんなギターあるのかな〜」
澪「いっぱいあるよ。とにかく見てみないと」
唯「みよちゃんは、どうして今のベースにしたの?」
澪「え……えっと」
律「くくっ……唯っ。『みお』な。『みお』」
唯「ほえっ……今私なんて言った?」
澪「みよ、って……」
紬「さっき、私のことも『むいちゃん』って」ウフフ
唯「うあぁごめんなさい、私ちょっと滑舌悪いんだよね〜」
紬「いいんですよ♪」
澪「う、うん、別に全然……」
唯「緊張してたり、しっかり言わなきゃって思ってる時は、気をつけてるんだけど、気が緩むとつい……」
律「……でもそれってつまり、唯が軽音部に慣れてきたって証拠だよなっ」
紬「ええ♪」澪「うん……!」
唯「りっちゃん……」
律「あっ。アタシはふつーなんだな」
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…………♪
…………♪
…………♪
その後、無事ギターを手に入れた唯。
しかし中間テストで赤点をとってしまい、軽音部協力のもと、追試合格のための特訓をすることに!
………下校路
唯「今日はお父さんが出張でね? お母さんも付き添いでいないから気兼ねしなくていいよー」
律「あれ? 妹がいるって言ってなかったー?」
唯「ウン、妹は帰ってきてると思う」
紬「それだとお邪魔にならないかしら?」
律澪紬「「「唯(ちゃん)の妹かぁ……」」」
………♪
平沢家
律澪紬「「「おじゃましまーす」」」
憂「あ! お姉ちゃんおかえりー。……うぇ? お友達?」
憂「初めまして! 平沢憂です。姉がお世話になってまーす」
律澪紬「「「…………」」」
憂「スリッパをどうぞ」
律澪紬「「「出来た子だぁ……!!!」」」
唯「ありがと〜うい〜。この前話した、軽音部の友達だよ」
律「アハ……」 澪「エヘヘ……」紬「ウフ……」
憂「あ! お姉ちゃんから聞きました。部長の田井中律さんに、秋山みよさん、琴吹つむいさん、ですよね!?」
唯「あ……えっと〜」
紬(唯ちゃん……)
澪(そこはしっかり伝えてほしかったっ……!)
律(私は当ってる)ヨシ
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…………♪
追試試験終了!
…………♪
部室
紬「追試試験合格できてよかったね」
唯「うん。みんなありがと〜」
律「これでやーっとスタートって感じだなー」
澪「ほんとにな……コードも覚えなおさないとだぞ、唯」
律「そうだぞー。こないだの特訓ですっかり忘れちゃったもんなー」
唯「えへへ……またしてもみよちゃんにお世話になります……」
澪(みよちゃん……)
唯「でもまずはむいちゃんのお菓子からだよね〜」モグモグ
紬(むいちゃん……♪)
唯「おいひぃ〜♪」
澪「まったく……そうやってのんびりしてて、期末で赤点とっても知らないぞ」
唯「ハウッ!?」ガクーン
澪「あっ……」
律「前のは中間だからなー? 期末あること忘れんなよー?」
唯「だ、大丈夫……! 今度からは、いざとなったらちゃんとののかちゃんにお願いするもん!」ハムハム
律「? ……?」
澪「そ、そう……」
律(ののかって誰だ?)
澪(さあ……?)
紬(多分、和ちゃんのことじゃないっ?)
律澪((あ〜))
唯「うう〜〜〜そっか期末かぁ〜〜〜」
澪「えっと…………ほんとにやばそうだったら遠慮しなくていいからな? 私で良ければ、また教えるから……」
唯「はっ、みよちゃんっ……!」ジーン
澪「ま、まあ……その方が一人でやるより内容も覚えやすいし……」
律「おおー! ならば今後とも宜しく頼みます澪しゃん!」
澪「はいはい……」
唯「……」ガタッ
唯「……思い返せば私、みよちゃんに助けられてばかりだよ! ありがとうねみよちゃあんっ!」ギュ!
みよちゃん「うぇえっ!? う……うんっ……」テレテレ
紬「あらあら♪」
唯「入部した時も、ギター買う時も、ほんとに……。りっちゃんもむいちゃんも! みんなありがとうぅぅ!!」
律「へへっ」
むい「うふふ♪」
みよ「……ふふ」
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………………♪
…………♪
………♪
……♪
…♪
部室
律「てな感じで、一年の頃の唯って今に比べて舌っ足らずだったんだよなー」
梓「そうだったんですか……」
澪「なんか懐かしいな」
紬「うん♪」
梓「でも、私が軽音部に入った時には、もうちゃんと言えてましたよね?」
律「そうそう。あたしらが一年の時の学祭でさ、唯がボーカルすることになって、そんでさわちゃんところで歌の特訓したんだよ」
澪「それで戻ってきたら、発音も良くなってて。すっかりなくなったんだ」
律「声は枯れたけどな、最初」
梓「へ〜……」
紬「私、むいちゃんって呼んでくれるの好きだったから、ちょっと残念だった」
梓「アハハ……」
梓「…………ていうか、唯先輩遅いですね」
律「あー、唯のやつ昨日夜更かししたみたいでさー、HRのあと……というか今日はほとんど寝てたな」
澪「ああ、いつにもましてな」
梓「あー……」(これは今日も練習ナシのコースかなぁ……)
……ガチャ
唯「ぁぇ〜〜……」ノロノロ
律「おっそいぞー唯ー」
唯「ぁい」ノソノソ
澪「唯、大丈夫か? ……ほんとに眠いなら無理しなくていいぞ?」
唯「だいじょぶ…………ありがとみよちゃん」
みよ「!?」
梓「アレ? 今、みよって……」
唯「すおいねむぃけど……むいちゃんのお菓子たえたぃから……」
むい「!!!!」
律「も、もしやっ……限界を超えた眠気によって、封印されし唯の舌足らずが蘇ったというのかっ……!」ゴゴゴ
唯「りっちゃんごめん……今はそのノリつきあえないや……」グデッ
律「分かってるよっ! ってかやっぱりアタシは言えるのなッ!!!」ズコー
梓「ゆ、唯先輩っ!!!」
唯「ん〜〜……? んぁ、 あすなん」
あすなん「!!」
唯「あすなんげんきかぃ〜〜〜」ぎゅう〜〜
あすなん「は、はい……」
あすなん「…………」チラッ
みお「みよ……懐かしい響き……」グスッ
むい「むいちゃん……♪ ふふふっ……むいちゃん♪ うふふふ♪」ポワポワ
あすなん「…………」
あすなん(ま、今日は練習ナシでいっか…………)
…………おしまい!
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おまけ!
梓「……っていうことがあってね」
純「へ〜、なんか唯先輩っぽいよね!」
梓「……ふふ、うんっ」
憂「舌足らずのお姉ちゃんもかわいいよ〜」
純「憂はずうっと見てるもんね」
憂「うん。あ、そうだ、実はね? 私って本当は憂じゃないんだあ」
梓純「「へ?」」
憂「私、本当は『るい』って名前なの」
梓「え、る、るい?」
憂「うん! でも小さい頃から、お姉ちゃんが"うい、うい"って呼んでくれるから、"うい"って名前にしたの〜!」
梓「ええっ……!?」
純「ちょ、ちょっと憂それホント?」
憂「ふふっ……ウソ♪」
梓純「「やられたー!!」」
ほんとにおわり!
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最後名前変わるの笑った
みんあ可愛かった
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>>6
ありがと〜
ただ、最後のみよちゃんがみおちゃんになってることに今気づいて大後悔……
またどうぞ!
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あすなんあすなんあすなんなん!
おもしろかわいかった〜
おつです
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>>8
ありがとう〜また書くからよかったらみてね
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