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アニメキャラ・バトルロワイアルV

52優勝に懸ける者たち ◆koGa1VV8Rw:2019/05/07(火) 20:49:49 ID:k1z.Nnig0
さて、この場においてサーヴァントを従えていない一般人の慎二は完全に無力だ。
慎二は聖杯戦争の最中、突然この殺し合いの場に転送されてきてしまった。
名簿を見たところ、忌まわしい衛宮、セイバーに桜も参加していると来た。
自身の従えるサーヴァント、ライダーさえいればなんとかなるかもしれないとの希望は、
支給品の中に偽臣の書がなく、
参加者にセイバーは書かれているのにライダーがいない事で完全に打ち砕かれる。
これだけでも戦って勝つのは不可能に近い。
さらにあの大勢の中に、複数の異能を持つ参加者までいるとなると勝ち残るのは絶望的だ。

慎二の選択した行動は逃避であった。
とにかく死にたくないので町中で隠れやすい場所を見つけて、
他の参加者から発見されることがないよう隠れる。
そうしてからその後どうするかを考えよう。
出来れば外の様子を伺えるところがいい。
衛宮のようなお人好しなら今までの事を謝り頼ってしまえば、
一般人の自分を殺し合いに積極的な奴らから守ってくれる可能性も高いだろう。
そのようなお人好しの参加者を見つけて、とにかく長く生き残れる可能性を上げたい。
そうしてビクビク怯えながら隠れる場所を探し町中を歩いていたのだ。

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ルーラは組んでいる味方のいない最初は、自分で少しリスクを背負わなければならない。
建物の屋根の上に登り、相手の動きを観察する。
相手は街の構造など把握しておらず、闇雲に周りを見ながら道を歩いているだけである。
もちろん屋根の上などに注意を払ってはいないようだ。
ルーラは上から見ているので、道の構造は容易に把握出来る。

そして、相手が袋小路の突き当りに入ってしまった瞬間、ルーラは後ろに飛び降りた。

「ルーラの名の下に命じる。貴様はその場で身動きするな」

慎二は何かが後ろに落ちた音に驚き振り返る。
だがその時にはすべてが終わってしまっていた。
マントの付いたフリフリの服、キラキラした髪飾りの少女。ステッキをこちらに向けている。
そして自分は体の身動きが全く取れない。
まずい。魔眼の類か。
自分なりに警戒はしていたが、まさか上から来るとは思わず反応できなかった。
もうだめだ。このまま殺されるんだ。
慎二は命乞いの準備を始めようとした。ところが。


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