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アニメキャラ・バトルロワイアルV

152反逆の精神 ◆koGa1VV8Rw:2019/06/02(日) 03:44:49 ID:NRf9D8VE0

フーゴは必死に逃げていた。
早く逃げないと、支給品の罠に気付いて逆上した相手に追跡され襲われる可能性がある。
バッグを渡す前、降ろす間に桃白白に見えないよう役立ちそうな支給品を隠し持ち、
マイナスの効果を持つ支給品を押し付けたのだ。
支給品の説明書きも、誰かに盗られたときのことを考え先に捨てていた。
自分は助かり、優勝するにしても主催を打倒するにしても邪魔な殺人者を弱体化させる。
緊迫した状況でも頭が回り、最も合理的ともいえる選択をフーゴは選んだ。
でもそんな自分のことがとても嫌になる。
出来れば例の支給品の効果による隙に曜が逃げてくれればという願望もなくはなかった。
だが叫び声が結果を物語ると感じてしまう。駄目だったんだ。

「こんな殺し合いから早く逃れたい……。
 くそッ! 一体僕はどうしたらいいんだッ!」

ピッコロ大魔王のことをわざわざ伝えてきたというのは、
そいつが桃白白と同格どころか上回る存在であり、
桃白白は自分で戦いたくなく他の人々に倒してほしいということの可能性も考えられる。
そんな奴すら存在する殺し合いの中で、フーゴは一体どのように生き残ればよいのか。
フーゴは何もできない自分に対して怒りを覚えるが、
今既に怪我をしている自分に凶暴性を向けてもどうしようもないことはわかっている。
まだ抑えられる。

「ジョルノ……君が居れば、ウイルスを使いこなす事ができるのに……」

ジョルノの能力ならば、ウイルスの遺伝子は変質していくがそれに合わせた抗体を作れる。
またウイルスに体の一部が侵されても切除してパーツを作ることが出来る。
ゴールドエクスペリエンスとパープルヘイズはかなり相性が良い。
だが、チームの他の全員がボスに離反する中で、
自分だけがついていかなかったことがやはり尾を引く。
会ったとしても合わせる顔がないのである。
さらには最悪の場合、自分が追手と誤解されて戦いになる可能性すらある。

フーゴは、殺し合いに反抗し自分の生きた証を残そうと決意した少女、
自分の利益のため殺し合いに乗ることを手早く決断した殺し屋の二人と遭った。
だがフーゴは未だに自分の行動指針を決めることができない。
しかし取り敢えず目標を建てる。
この行動は現状からの逃避なのかもしれない。
でもフーゴにとってはそれだけ彼女のことは心残りだった。

「曜の仲間に会って彼女の生き様を伝えなければ……。
 それが出来るまで、僕の体をそのために動かそう……」

後ろからは木が倒れる、いや吹っ飛ぶような轟音までもが響いてきた。
殺し屋が新たな獲物を見つけたのだろうか。
正攻法では絶対自分が叶う相手ではないとの認識が強まり、焦りが強くなる。
フーゴは敵からも現状からも逃避を続けてゆく。


【B-1/森 深夜】
【パンナコッタ・フーゴ@ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風】
[状態]:左腕表面に広く、右腕一部に火傷のような怪我、疲労(小)
[装備]:なし
[道具]:仙豆@ドラゴンボール、ミスタの銃@ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
[思考・行動]
基本方針:生きて帰りたい。優勝狙いか脱出狙いかは決めかねている
1:桃白白から逃げる
2:曜を見捨てたことに強い葛藤。せめて曜の仲間に生き様を伝えなければ……
3:チームの元仲間たちの様子を知りたいが、どう接すればいいかわからない
4:ピッコロ大魔王、桃白白の危険性を伝える

※参戦時期は21話、ブチャラティ達からの離別後。
※スタンド使い以外にもスタンドが視認できていると感づきました。
※渡辺曜と知り合いの情報を交換しています。桃白白に殺されたと思っています。
※ドラゴンボールについて知りましたが、支給品として存在するとは知りません。
※フーゴがミスタの銃の予備弾丸をどれだけ隠せたかは次以降にお任せします。


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