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第二次二次キャラ聖杯戦争 part4

61if - a king of loneliness ◆WRYYYsmO4Y:2019/06/11(火) 00:33:13 ID:KEpQfa860

「僕は孤独だった、誰も僕を理解しないどころか、いつも僕を否定していた。
 どう他人に接すれば分からなかったんだ。どうすれば僕は愛されるんだろうって」
「奴等は私を理解しない馬鹿共だったッ!取るに足らない屑共だッ!」

 マハラギダインは最上級の火炎呪文。
 それにより生み出される業火は、あらゆる生命を灰に帰す。
 けれど、そんな力では過去を焼き切る事は出来なくて。

「香山先生は僕を受け入れてくれると信じていた。でもあの人は僕を拒絶した。
 当然だよね、教え子の僕とセックスしてくれなんて、到底受け入れられるものじゃない。
 見栄を張らずにいい子いい子してもらえれば、それだけで十分だったのに」
「これ以上口を開くなッ!貴様如きが、私を知り尽くした様な口を利くなッ!」

 マハブフダインは最上級の凍結呪文。
 それにより生み出される冷気は、あらゆる生命を停止させる。
 けれど、そんな力では過去を凍らせる事は出来なくて。

「お母さんがいれば、僕を愛してくれる人がいれば、僕はそれだけでよかったんだ。
 神様の力があればそれが叶うと信じたかい?そんな都合のいい話があるとでも?
 悪魔達は"魔神皇"の力にひれ伏しただけで、狭間偉出雄になんて見向きもしていないさ」
「愛など不要だッ!神聖なるこの身に、私という真理に!そんなものが必要あるものかッ!」

 ジオダインは上級の電撃呪文。
 それにより生み出される電流は、あらゆる生命を黒焦げにする。
 けれど、そんな力では過去を消し炭にする事は出来なくて。

「君のやるべき事は復讐なんかじゃない。ましてや聖杯なんて無用の長物だ。
 愛に飢えた君は、母に抱かれて眠るべきだったんだ」
「貴様に……貴様に私の何が分かる!?全能たる魔神皇が、そんな子供の様な……ッ!」
「事実子供じゃないか、君は」

 ハマオンは上級の破魔呪文。
 それにより生み出される極光は、あらゆる生命を天に帰す。
 けれど、そんな力では過去を清算する事は出来なくて。

「愛など必要ないッ!!貴様が私である訳がないッ!!」
「ならどうして、君はあのライダーを召喚したんだい?」
「そんなもの私が知るかッ!アークセルの嫌がらせに決まっている!」
「違うよ。君が望んだから彼女は来たんだ。君が彼女を求めたんだ」

 メギドは核熱呪文。
 それにより生み出される灼熱は、あらゆる生命を消滅させる。
 けれど、そんな力では過去を無かった事にすら出来なくて。

「彼女のセックスは正真正銘愛の象徴だ。自分も相手も快楽に溺れる交わり、それを愛と呼ばずに何と言うんだい?」
「都合よく解釈するなッ!あんな誰彼構わず、せ、セックスする女などッ!」
「それなら香山先生に"抱いてくれ"なんて懇願しなければ良かったのに。
 セックスが愛に由来する行為だって、そう知ってたからあんな事言ったんじゃないのかい?」

 どれだけ呪文を撃ち続けたところで、"影"は姿を見せる事はない。
 勿論、廊下の様子も一切変わることはない。全ては徒労に終わっていた。
 魔神皇ハザマの暴力では、精神を揺さぶる"影"にまるで太刀打ちできなかった。

「もういいじゃないのか。駄々をこねた所で何も変わらないよ」
「黙れ……私は……わたしは…………――――」

 その時だった、狭間の付近の虚空から、少女のものと思しき腕が出現したのは。
 腕は狭間の股間にまっすぐ伸びていき、か細い指がズボン越しに男性器へ触れる。
 すると、彼は素っ頓狂な声を挙げて痙攣し、へなへなと跪いたではないか。
 真っ白なズボンは白濁液で濡れている。端的に言うと、射精したのである。


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