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版権作品+オリジナルキャラバトルロワイアル

1 ◆IRWq076pt2:2018/11/15(木) 19:05:50 ID:d6gvlLiU0
当企画は版権作品のキャラクターとパロロワテスト板でキャラメイクされたオリジナルキャラクターによるバトルロワイアルパロディリレーSS企画です。
企画の性質上キャラクターの死亡、流血等残酷な表現を含みますので閲覧の際は十分ご注意ください。

wiki
ttps://www65.atwiki.jp/hankenoriginal/sp/
したらば
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/subject.cgi/internet/24906/
地図
ttps://www65.atwiki.jp/hankenoriginal/pages/53.html

参加者名簿

6/6【Fate/Grand Order】
○藤丸立香/○オルガマリー・アニムスフィア/○クー・フーリン〔オルタ〕/○マリー・アントワネット/○レジスタンスのライダー/○新宿のアヴェンジャー
6/6【仮面ライダーアマゾンズ】
○水澤悠/○鷹山仁/○千翼/○前原淳/○御堂英之助/○マモル
5/5【仮面ライダー剣】
○剣崎一真/○橘朔也/○上城睦月/○キング/○金居
4/4【魔法少女リリカルなのはシリーズ】
○高町なのは/○闇統べる王/○星光の殲滅者/○雷刃の襲撃者
4/4【ゴブリンスレイヤー】
○ゴブリンスレイヤー/○女神官/○女魔法使い/○妖精弓手
4/4【鬼滅の刃】
○竈門炭治郎/○我妻善逸/○妓夫太郎/○累
4/4【星のカービィ】
○カービィ/○メタナイト/○アドレーヌ/○マルク
3/3【五等分の花嫁】
○上杉風太郎/○中野一花/○中野四葉
2/2【結城友奈は勇者であるシリーズ】
○結城友奈/○犬吠埼風
4/4【書き手枠(2票勢から)】
○/○/○/○
15/15【当企画オリジナルキャラ】
○エルフフェイス/○アルマ/○ニコラ(エラスモテリウム・アンデッド)/○ギノミドス/○長門カイ(模造品typeG)/○ナーダシュディ・フェレンツ二世/○女騎士ヴィクトリカ/○白野(はくの)/○ゼラ/○暴虐怪人ネメシス/○鈴木浩二/(ここから書き手枠、2票勢から)○/○/○/○

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2 ◆IRWq076pt2:2018/11/15(木) 19:09:12 ID:d6gvlLiU0
執筆時は以下のルールを参照してください。

ルール・制限
ttps://www65.atwiki.jp/hankenoriginal/pages/54.html

【基本ルール】
全員で殺し合いを行い、最後まで生き残った一人が勝者となる
生き残った一人は願いを叶えることが出来る。
参加者の間でのやりとりに反則はない

【初期装備】
※各キャラ所持のアイテムは没収され代わりに支給品が配布される。
開始時に、以下の道具がバッグに入れて全員に支給されます。
「地図」「食料」「水」「コンパス」「デジタル式時計」「懐中電灯」「筆記用具」
「名簿」→書き手枠の参加者の名前は登場次第浮きあがる仕組み。
「ランダム支給品」→何らかのアイテム1〜3個。参加作品、現実、当企画オリジナルのものから支給可能。

【侵入禁止エリアについて】
放送で主催者が指定したエリアが侵入禁止エリアとなる。
禁止エリアに入ったものは首輪を爆発させられる。
禁止エリアは最後の一名以下になるまで解除されない。

【NPCについて】
会場にはゴブリン@ゴブリンスレイヤーが存在します。
どれだけの数がいてどのように扱うかは書き手の裁量に任せます。

【放送について】
6時間おきに「死亡者」「残り人数」「禁止エリア」が主催者から発表される。

【状態表】
キャラクターがそのSS内で最終的にどんな状態になったかあらわす表。

生存時
【現在地/時刻】
【参加者名@作品名】
[状態]:
[装備]:
[道具]:
[思考・行動]
基本方針:
1:
2:
※その他

死亡時
【参加者名@作品名】死亡
残り○○名

【作中での時間表記】(基本的に0時スタート)
深夜:0:00〜2:00
黎明:2:00〜4:00
早朝:4:00〜6:00
朝:6:00〜8:00
午前:8:00〜10 :00
昼:10:00〜12
日中:12:00〜14:00
午後:14:00〜16:00
夕方:16:00〜18:00
夜:18:00〜20:00
夜中:20:00〜22:00
真夜中:22:00〜24:00

3 ◆IRWq076pt2:2018/11/15(木) 19:09:38 ID:d6gvlLiU0
投票によって選ばれたOPを投下します。

4オープニング ◆IRWq076pt2:2018/11/15(木) 19:10:15 ID:d6gvlLiU0
先も見えぬ辺り一面の暗闇。その床に倒れ伏している五十数名の人物。
彼らあるいは彼女達は次第に起き上がり、
『どうしてここへ?』 『いつの間に?』 と口々に話し出す。

「え〜皆さん、騒がしいですよぉ〜お静かに〜お静かにぃ〜!」

唐突に間延びした声が響き、暗闇の中から白いローブを被った男がパンパンと手を叩きながら現れる。

「私はハイネスと申します。皆さんに集まってもらったのは〜他でもありません。
アナタたちには〜殺し合いをしてもらいますです!」

ハイネスと名乗った男による突然の宣言。
その言葉に周囲からはどよめきや困惑の声が上がる。

「もちろんタダとは言いませんよぉ〜最後の1人となった者には〜元の世界に帰してあげますしぃ〜これも差し上げます!」

ハイネスが懐から手にかかげたもの、それは『金色に輝く杯』であった。

「これは『聖杯』といいましてぇ〜何でも願いが叶う杯ですぅ〜私の殺し合いを勝ち抜いた暁には―――」
「その必要はない」

突如、群衆の中から髑髏の仮面を被った黒ずくめの男がハイネスの前に躍り出る。

「どうやって聖杯を手に入れたのかは知らぬが、貴様の野望はここで潰える」

髑髏の仮面の男は右腕に巻かれた包帯を解く。すると燃えるような禍々しい赤い腕が現れ、
ハイネスの胸元に掴みかからんと一直線にに突き進んでいく。

「苦悶を零せ。『空想心――――」
「ジャマですよ、アナタ」

パァンと音が響いたと同時に、髑髏の仮面の男の頭は真っ赤な血を出しながら吹き飛ぶ。

「全く、説明の途中で乱入するヤツがありますかぁ!」

1人の男が死に、辺りに悲鳴が上がるのをよそにハイネスは他人事のように腹を立てる。

「まぁいいでしょう。アナタがたには首輪をつけさせてもらいましたぁ。なのでぇ〜私に逆らえばその男のように死んでしまいます。
それは英霊だろうが、モンスターだろうが、何だろうが関係な〜いことなのです!」

参加者達は首元を見ると、いつの間にか付けられていたのか。
銀色に光る首輪が彼らの首元で光っていた。

「それと禁止エリアに入っても同じようにドカン!ですよぉ〜私が殺し合いで死んだ者の名前と一緒に
放送するので耳をかっぽじって聞くようにぃ〜」

ハイネスは手ぶりを交え、演説する。自らの命があのローブの男に握られているということもあってか、
誰もが押し黙り、彼の独擅場を見守るしか術はなかった。

「さて、そろそろ殺し合いの舞台に転送して貰います。殺し合いの場所にはゴブリン共もいますのでぇ〜
奴らの餌食にならないよう注意することですねぇ〜」

ハイネスの言葉と同時に両手を上げる。すると、参加者の足元に魔法陣が浮かび上がった。

「最後にアナタ達のそばには地図や食料、それから殺し合いに役に立つアイテムを用意したので
有効的に使うように〜それでは健闘を祈ってますですよぉ〜!」

魔法陣から放った光に包まれた参加者たちは次々と転送され、消えていく。
そして、暗闇にはハイネスと、物言わぬ黒い死体だけが残っていた。


【呪腕のハサン@Fate/Grand Order 死亡確認】
【主催:魔神官ハイネス@星のカービィ】

5 ◆IRWq076pt2:2018/11/15(木) 19:12:05 ID:d6gvlLiU0
投下終了です。
予約はこちらで、11/17(土)0時からお願いします。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/24906/1542187380/

6名無しさん:2018/11/15(木) 19:44:00 ID:ZR3tsuxM0
スレ立て、OP投下乙です。

7 ◆IRWq076pt2:2018/11/17(土) 22:03:54 ID:xMtXQBIM0
鈴木浩二投下します。

8あるゴブリンたちの結末 ◆IRWq076pt2:2018/11/17(土) 22:06:34 ID:xMtXQBIM0
獲物だ。




男を見定めたゴブリン達は結論付けた。
その男は鞄を背負ってはいるが武器は携えていない。
同行者もおらず、こちらに背を向けている様は完全に隙だらけだ。
対して、こちらは5匹で棍棒も携えている。
どう考えても負ける筈はない。殺して荷物を奪い取ってしまう。

早速ゴブリン達は行動に移った。
声を殺し、物陰から棍棒を振りかぶって飛び出す。
五人がかりで叩き殺してやるのだ。
男との距離はどんどん縮まっていく。

5m。

4m。

…なにか違和感がある。

3m。

…2mまで来たところで気が付いた。


くさい。


この男、とてつもなく臭いのだ。
普段から清潔とは言い難い場所に生息するゴブリンでも思わず一瞬立ちすくんでしまうほどに。


それが命取りになった。


「クゥーン…」

その瞬間、男の身体から突然蒸気が吹き出した。
なんだ!?とゴブリン達が思った時にはそこに人間だった男の姿はなく、代わりに犬を人間の頭身に合わせたかのような不気味な怪物がいた。


超くさい。


その怪物は、臭かった。

「行きますよーイクイク」

鮮血が吹きあがった。
気付いた時には怪物はゴブリンの内一匹を押し倒しており、喉笛にその鋭い牙を深々と突き刺していた。
潰れた断末魔が口から漏れ、そのゴブリンは生命活動を停止した。
残り4匹。

「ヌッ!」

次の行動もゴブリン達より怪物の方が速かった。
五匹中一匹を絶命せしめた怪物は即座に跳躍すると、また一匹のゴブリンの背後に着地した。
振り向こうと思った時にはもう遅く、怪物は両手でゴブリンの頭部を挟み込み、力を加え始めた。

グシャ

と、音が一面に響き、ゴブリンの頭は見るも無残に破裂したものに変わり果てていた。
残り3匹。


ゴンッ、と今度は怪物の後頭部から音が上がる。
残ったゴブリンの内の一匹が、頭割りに集中している怪物の隙を付いて棍棒で殴りつけたからだ。

「アーイキソ」

だが、怪物にまるでダメージは無い。
殴りつけたゴブリンはとても後悔をした。
何故、俺がこの魔物を殴る役目を買ってしまったのか。
あの二人の内どちらかがやればよかったじゃないか。
そんな自分本位な恨みを同胞に抱きながら、そのゴブリンは怪物に頭を掴まれ、そのまま持ち上げられた。
手足をバタバタと振るが、当然空を切るだけで何の効果もあろうはずがない。

「見とけよ見とけよ〜」

その哀れなゴブリンの腹部目掛け、怪物は渾身の正拳突きを見舞った。
想像を絶する激痛と、強烈な吐き気が自分を襲ったのをゴブリンは感じとった。
口から血泡が出てくるが、怪物はそんな事で手を止める事は無かった。
一発、二発、三発。次々に正拳突きを打ち込んでくる。
内蔵はもう破裂しているだろう。
怪物は息も絶え絶えになったゴブリンをその場に放った。

「オォン!」

そして、サッカーボールをシュートするかの如く、ゴブリンの頭を蹴り上げる。
とてつもない脚力を見舞われた首の付け根がブチブチと音を立てて引き千切れ、結果、首が中途半端にもげた無残な屍が一つ出来上がった。
残り2匹。

9あるゴブリンたちの結末 ◆IRWq076pt2:2018/11/17(土) 22:07:26 ID:xMtXQBIM0

「(野獣の眼光)」

残った二匹は既に逃げ出していた。
ゴブリンも勝ち目のない戦いをするほど愚かではない。

あの魔物はしかるべき準備を用いて殺すべきであろう。
たかだか棍棒を持っただけの自分達で相手をするべきじゃなかったんだ。
お前囮になれよ。
なんだと、お前こそ囮になれよ。
待て、何か来るぞ。

いた。
怪物はすぐそこまで来ていた。
速い。
自分達よりも遥かに足が速い!

「ホラホラホラホラ」

一匹が、捕まった。
そのゴブリンの顔には絶望が浮かんでいた。
自分の生殺与奪権は、今やこの醜悪なバケモノに握られているのだ。
再び鮮血が吹きあがった。
怪物はそのゴブリンの右足に噛り付き、膝から下を食い千切った。
痛みにゴブリンは絶叫するが、怪物は特に動じる事もなく今度は左足の膝下を食い千切る。

だが、ここで怪物は不可解な行動に移った。
脚を食い千切り終えた怪物はゴブリンを放し、どこかへと走り出したのだ。
両脚を失ったゴブリンに対し興味を失ったのであろうか。

とにかく自分は助かった。
あの怪物の気が変わる前に、どこかでせめて止血しなくては…。

混乱した頭を抱えながらも、ゴブリンは匍匐前進で進みだす。

……………………………

………………………

…………………

……………

………





10あるゴブリンたちの結末 ◆IRWq076pt2:2018/11/17(土) 22:08:33 ID:xMtXQBIM0

…建物が見えてきた。
ひとまず、あそこに逃げ込もう。

「お待たせ!」

絶望だった。
さっきの場所からは大分離れたと思うのだが、それでもこのバケモノには場所が分かるようだった。
見れば、その手には下半身が千切れ、内蔵がはみ出し、眼球は飛び出し、頭蓋が破れ脳漿を垂らした同胞の死骸が抱えられていた。



残り1匹。




「ホラ行くど〜」

怪物はゴブリンに飛びかかり、馬乗りの体勢になった。
最早ゴブリンには抵抗する力さえ残っていない。
怪物は大きく口を開くと、ゴブリンの背中に喰らい付き―貪り始めた。

―喰ってる。

ゴブリンは、泣いていた。
背肉を喰われる激痛もそうだが、糞の擬人化のようなこのバケモノに圧し掛かられる事で、吐きそうな程の悪臭から逃れられない現実がどうしようもなく圧しかかる。
畜生、なんて臭さだ。
そして自分はこのうんこに殺されるのだ。
あまりにも絶望的な現状だった。

「まずっ」

暫く咀嚼していた怪物はそう言って、口の中のゴブリン肉を吐き捨てた。
どうやらお口にめさなかったらしい。
もういい。早く殺ってくれ。早く俺を楽にしてくれ。
そんな絶望的な考えだけがゴブリンの脳を支配していた。

「しょうがねぇな〜」

ジーッ。と何かを引き下げる音が怪物から聞こえてきた。
ゴブリンが恐る恐る首だけ振り向くと、怪物は履いていたズボンをずり下げ、己の剛直を露わにしていた。
理解が出来なかった。このバケモノは一体何をしようというんだ。
ゴブリンならば、アレを出すのには二つの用途がある。
一つは放尿。そしてもう一つは…。
そこまで考えてゴブリンは戦慄した。

まさか…このバケモノは俺を「孕み袋」にしようとしている!?
ありえない。ゴブリンは雄しかいない種族なんだぞ。だから他種族に産ませるのだ。
だが、その行為には無論快楽を目的とするものもある。
まさか、まさか…。

「オォン!」

そのまさかであった。
ゴブリンの履いている物は強引に破り捨てられ、怪物の剛直が菊門に深々と突き刺さる。
ゴブリンは叫んだ。
しかし怪物はお構いなしに腰を振る。

痛い痛い痛い痛い痛い臭い痛い!

明らかに怪物のそれはゴブリンの穴に入るサイズのものではなかった。
強引に穴が押し広げられ、ゴブリンは切れ痔になった。
もう滅茶苦茶だ。


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