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中学生バトルロワイアル part6

35中学生日記 〜遠回りする雛〜 ◆j1I31zelYA:2013/12/05(木) 23:05:40 ID:plMkkY2g0
生前の記憶からヒョウ柄シャツの少年を呼び出し、その屈託のない笑顔に向かって、ややこしくなったのはお前のせいだと毒づく。
遠山は、跡部景吾が殺されたことも気にしないと言ったらしい。
一発ぶっとばさなければ気が済まないけれど、それで終わり。
そうするのも、分からないわけじゃない。
自分だってバロウが許せないけれど、だから殺そうとはならなかった。
でも、好きなだけ殴れば気が済むかと言われたら違う。
殴ったぐらいでおさまるのか。あの血だまりを、乗り越えていけるのか。
だいいち、殴るのはすでに高坂が天野にやっている。
我妻に同じことをしても、きっと天野に対しての『あれ』以上の効果は出せない。
じゃあ、部長だったら?
厳しいあの人あったら、こういう時どうす――




……………………あ。


閃く。

冷めた声で、問いかけていた。

「悪いとは思ってるんだよね?
だったら、代わりに責任取ってって言ったら、取ってくれるの?」

そんな風に切り出すと、天野たちの表情が険しくなった。
天野のたつての願いで口を挟まないと診察室に待機していた秋瀬或が、警戒して顔をのぞかせる。

「アイツは一発ぶっ飛ばせば終わりって言ったみたいだけど。
オレ、その時まで我慢できそうにないから。
だから、好きな人のけじめぐらい、ちゃんと自分でつけてよ」

そこまで大事な人のためなら、逃げないよねと。
念を押すように、視線でがっちりと捕える。
覚悟したような顔で、雪輝が頷く。

「いいよ。それで由乃が、少しでも安全になるなら。
もっとも、迎えに行けなくなると困るから、動くには問題ない程度にしてほしい」

場の規律を乱すような者は、どうなるのか。
悪いことをしたら、どんな罰を受けるのか。
最初に会った時から、身をもって体験させられてきた。
絶対に、間違いなく、『100パーセント(CV青学テニス部3年乾貞治)』で、こう言う。


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