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ニコニコ動画バトルロワイアルγsm3

738 現人乱舞 ◆J/0wGHN.4E :2015/07/04(土) 22:34:44 ID:.s2iTrvs0



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時は少し過ぎ、現在3人は北に向かっていた。

協力関係も築けた事なので情報交換でもすべきかとと思ったが、そうもいかない。
自分達の居るエリアであるG-04は23時から禁止エリアに指定される。
そして現在時刻は10時になろうかという時である。故にまず此処から離れなければならなかった。



「…いいのか?」

歩きながら星君がムラクモに問う。

「ああ、姑息的手段とは言え表向きは対主催を装っていた方が動きやすい。

 元より先ほどの騒動のせいでかなりの数の参加者が固まってしまった。

 故にこの周辺で参加者を殺して回るのは分が悪い」

「敢えて考えるならはっきり孤立していると言えるのは海東くらいだろうな。無論生きていればの話だけど」

星君が口にした海東という孤立した存在。
だが二人ともその存在に手を出す気にはならなかった。

「生きているとして奴は追われの身だろう。それに奴があんな切り札を持っていた以上、ただで死ぬとは思えん」

「アフターケアも考えているだろうね。人質とか」

「うむ。ちょうど良すぎる奴が居るからな」

東風谷早苗。
現人神を名乗る奇妙な少女。
彼女は海東に信頼を寄せており、海東が生き残るには良質な手札となり得る。

「こちらが海東を殺める分にはいっこうに構わないし、早苗の命もどうなろうと知った事は無いが、

 海東が死ねば、どのような形であれほぼ確実に早苗は死ぬ。

 そして早苗が死んだとあれば、今度は自分達が遊星らに追われる事になるだろうな」

「厄介な事だ」

こういう形で人質が活きるようになった事は海東も計算済みだったのだろうか。
星君はそのような事を心中で呟いた。



「…それとさやかだが、少なくとも今晩の内は生かしておく」

唐突にムラクモは星君の顔に近づき、さやかに聞こえないように話す。
今、さやかには10m程はなれて後を歩かせている。
現在の所はさやかは周囲に気を配っているようであり、こちらに意識が向いている気配はない。

「…何か理由が?」

「今から話す。まず私らが向かっている場所だが、目的地は学校と埠頭だ

 学校は単に此処から離れていて人が群がりそうな場所だからだ。

 もしだれかいたならば、我々は被害者の振りをする。海東がやった。海東に脅されたとな。

 チャージマン研が広めていくだろう私らへの悪評を海東に擦り付けるのだ」

 「安全である事を装うと同時に遊星に出会ったときの為か」

 「そうだ、騙し切れたならそれで良い。

 実際の所、私の凶行を直接見た者は既に死んだもこみちくらいなのだ。

 だが二人きりでは遅かれ早かれ何処かに襤褸が出るだろう。海東を利用していた事実はそう簡単には覆せん

 そのためのさやかだ。要は気休めなのだがな」

 「なるほど、一時的とは言え信用している第三者が居れば印象操作として機能しそうだしね」

 「だが所詮はその場しのぎに過ぎない。誤摩化し切れなくなった時や攻め時だと思ったらさやかも含めて構わず殺す

 今晩の間は周りを戦いやすい環境に変えておくという事だ」

星君は感嘆を漏らす。

 「うん それで埠頭の方は?」

 「まあ似た理由だ。埠頭と言えば船の着く場。

 主催どもはあれだけ大それた仕掛けを持っている辺りエリア外にもそういう小細工はしているだろう。

 此処から出るのは難しいだろうが脱出を試みようとする人間が集まっていく可能性がある」



 「…それと攻め時に付いてだが、大体4回目か5回目の放送が境目になるだろう。

 それぐらいの時間帯になれば残り人数も20人を切ってくる。

 そうなると参加者の消耗もそれなりになるだろう。寝首を掻くには丁度いい」

 「それまで遊星や研との接触は避けるべきかもしれないな」

 「少々癪だがそういう事だ」

言い終えるとムラクモが星君から離れる。
さやかにはこの邪悪な会話に感付く気配はない。
それきり2人の会話は途切れ、3人は学校へ歩みを進めた。


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