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ニコニコ動画バトルロワイアルγsm3

720 新にとり計画 ◆J/0wGHN.4E :2015/04/12(日) 16:43:24 ID:riY5ofZg0


そう、シドニー・マンソンのものであった。


それはリュウセイの幻覚であろうか。
実際ケンとの戦いの消耗は決して小さくなく、疲れからそういったことが起こっていても大異は無い。
だが、そのリュウセイの目はしっかりと目の前の敵に焦点を合わせていた。



「マンソン!?俺たちは仲間じゃなかったのか?」

リュウセイが問う。
マンソンは応えない。

「くそっ… なんで… なんでこんな事になっちまったんだ!」


リュウセイは困惑を露にする。
だがマンソンは沈黙を続ける。


シドニー・マンソン。
嘗ての自分の仲間であり勝治やケンらと共に「いつもの四人」として悪の組織ビッグバン・オーガニゼーションに立ち向かった掛け替えの無い存在。
そんな仲間が何故自分にボーグを向けているのか。

いつの間にか鬼のその手には一つのボーグが握られていた。
彼の愛機である緑色のクワガタボーグ、「ハウリング・ロデオ・ドライブ」
嘗て共に戦った仲間として、忘れようの無い物である。

本来の阿部鬼はただ野性的に男を襲うだけの存在なのだが、このクワガタボーグを手にした事によって鬼にも知能が芽生え始めていた。
ボーガー補正とは凄まじい物である。


「…いや、違う…当然なんだな」

何かを悟ったような表情。
それはリュウセイの心の中の動かぬ決意。(端から見れば謎会話だが)

「…勝治も、ケンも、みんな今はもう居ない」

「…マンソン、俺はもう一人でも…迷わない!」

常に最悪のパターンを想定して行動する。
例えば仲間が敵になった時でも。
リュウセイの決意は揺らがない。
マンソンはその言葉に対し、一瞬だけ目を伏せた。
それが自らの行いを恥じての事なのか、或は自分の意志に敬意を払っての事なのかはリュウセイに知る由はなかったが。


「…あくしろよ」


「ボーグバトルだよ!俺にはもう余り時間はないんだ!」


「俺には頼りたい奴はいない、でも頼られるのは上等なんだ!」


それを聞き入れたのか、マンソンは歩き出した。
偶然設置されていたボーグ台に向けて。
続いてリュウセイも相手側の場所に立ち、お互いに愛機を掲げる。

一体この島にボーグ台は何個あるんですかねぇ…
この島、なんか呪われてんじゃないの?




「チャージ3回、フリーエントリー、ノーオプションバトル!」

リュウセイが高らかに宣言する

「チャージ3回、フリーエントリー、ノーオプションバトル!」

流石にこの時だけはマンソンもルールの復唱をした。
その声は当然ながら良い男のそれではあるのだが、リュウセイは気づいていない。


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