/7__ ＿＿＿
/ムム`７ ,勹 ｢
ﾚ [] [] |/∠ゝノ
| [] [] |//１ ﾆｺ ┏ ┓
| 厂 | |ﾆﾆ ﾆｺ ▅▅▅▅ ┃ ・初投稿です。よろしくお願いします。 ┃
// 弋_j |_j ▅▅█ ┃ ・論理パズルが元ネタです。 ┃
V ▅▀ ┃ ・全5回予定です。 ┃
▀ ┗ ┛
「ヽ <ﾆi
, -┘ `ﾆ二ゝ
ヽ-‐''| |´,へ,
<ﾞﾆゝ| |r､￣ ▅
／ﾌ.| | ヽ`￣`─ｧ ▅▄ █ ▅▅▅▅
〈__」_」 .｝ ｀ー‐'~’ ▅▀▆ █
＼_ﾉ ▀ ▀ ▀▀▀█
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| 厂 | |ﾆﾆ ﾆｺ ▅▅▅▅
// 弋_j |_j ▅▅█
V ▅▀
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問一 川を渡ろう
.
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ | さてお立ち会い
|ハ | （●） （●）/ / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
|￣￣￣￣￣￣￣￣ |
_（,,) 下記の問題の (,,）_
／ | 解を求めよ | ＼
／ |＿＿＿＿＿＿＿＿_| ＼
.
Q．
「羊」「狼」「キャベツ」を持ったある人が、川を渡ろうとしました。
川を渡る為の船には、漕ぎ手である自分の外には一つしか
| |
| | 載せられません。「羊」と「キャベツ」を同じ場所に置いて人が離れたら、
| <二l| 人
| | 羊 「羊」は「キャベツ」を食べてしまいます。「羊」と「狼」を置いて離れたら、
向こう岸 | 川 | 狼
| | キ 「狼」は「羊」を食べてしまいます。
| |
| | 何一つ失う事無く、人がそれらを無事に向こう岸に運ぶには、
どうすればいいでしょう？
,,/´ﾞi
,,/:ェ /l
く/.::. ｀７
______,,,,,,,,,,.......,.r'´;;::::... ｜
／´;;;::::::;;;;;:::::::;;;;;;:::::::::::;;;::::: l
/{:: ''':: '''''::: ':::/
. l:: | ::/ :: /
. |: | ノ''ｰ- .....,,,,,,＿_i /|
ヽ;ﾉ /´ | | |
/|: l, |: | |
ﾞ'`ｰﾞ |: l_'ｭ
`ｰﾞ
ヾ>;;::;;;'ァ:::::::::::::::::::::::::::::....、
ﾞ;‘/ ’))::;::::;:::;::::::;:::;::::;:::;:::::';
(ｴ_,ﾉ:::;;;::::;;::::;:::::;:::;:::::;;::::;;::';
ヾ:;::;:;:;:;;;:::;:;:;:;;;::;::;;;;:;;:;;::;::;'
ﾞ､::i::::,'ﾞ'''''''''ヾ;:' ;;'';;''';'
'L|_j |_j |_j
__, -=ﾆ二ゝ、
r‐'ﾝ -―< 〈 ｀ヽ、
ノ /, -‐=ﾆ二 〉ヽ､/ l
〉｜―=ﾆ､＿ く ￣ヽ/|
> | ｀'ｰ--､__ ﾉ ￣ヽl
｀ヾ､ー-､＿ 〉 ￣ﾉ
｀ヽ､二_〈＿＿／
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
できる夫の解
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ― ＼ ふむ、考えなしに動くと
／ （一） （一） ＼
| __´___ | 何かを失ってしまうわけですね。
＼ `ー'´ ／
/ ∩ノ ⊃ ／ ここはひとつ解決策を考えてみましょう。
( ＼ ／ ＿ノ | |
. ＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
┌──────────┐
│ できる夫は熟考し │
└──────────┘
.
|
＼ __ ／
＿ （ｍ） ＿ﾋﾟｺｰﾝ
|ミ|
／ .｀´ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ／ ＼
／ （●） （●） ＼ 思いつきましたよ！
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
. ＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
┌─────────────────┐
│ しばし後、妙案を導き出した。 │
└─────────────────┘
.
まず羊を連れて対岸に渡り…
- －、
.∠Y"´ﾞァｯ ● ●） ヽ
ゝ‘,,ェ） ､ '一 .ノ
"〔ﾆﾆﾆﾆﾆﾆIIﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ,,〕゛
... ＼...::::::::: || ::::::::::::::...／
〜o ゜从 。 人 o从。.
僕だけ戻ります。
, ｰ .、
● ●） ヽ
､ '一 .ノ
"〔ﾆﾆﾆﾆﾆﾆIIﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ,,〕゛
＼...::::::::: || ::::::::::::::...／
〜o ゜从 。 人 o从。.
続いて狼と対岸に渡り
,,/´ﾞi , ｰ .、
,,/:ェ /l ● ●） ヽ
く/.::. ｀７ ､ '一 .ノ
"〔ﾆﾆﾆﾆﾆﾆIIﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ,,〕゛
... ＼...::::::::: || ::::::::::::::...／
〜o ゜从 。 人 o从。.
羊を連れて戻りましょう。
, ｰ .、
● ●） ヽ ∠Y"´ﾞァｯ
､ '一 .ノ ゝ‘,,ェ）
"〔ﾆﾆﾆﾆﾆﾆIIﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ,,〕゛
＼...::::::::: || ::::::::::::::...／
〜o ゜从 。 人 o从。.
〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・以下略〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・
.
┌────────────────────────┐
│ 彼はその優れた頭脳で何も失わずに対岸に渡り │
│ |
│ 旅を続けた。 │
└────────────────────────┘
／￣￣￣＼
／ ノ ヽ ＼
／ （ー） （ー） ＼ 手間がかかって疲れましたが
| __´ _ |
＼ ￣ ／ 無事に前に進めそうですね。
／ ゝ ィ'ヽ
／ ＼
/ ｨ r ＼
| `|| |ヽ ヽ
/⌒ヾ| | |, |
ヾ___,ｿl │（､__,ﾉ
| |
l Y´ /
ヽ, （ ,/
ヾ | |
≒;| | ﾃｸ ﾃｸ
(.（"＿｀ﾞ_）
┌────────────────────────┐
│ このように、人に思考力と知恵が備わっていれば │
│ |
│ 困難を乗り越えられるのだ。 │
└────────────────────────┘
.
やる夫の解
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
＿＿＿
／ ＼
／⌒ ⌒ ＼
／（● ） （● ） ＼ 川がやる夫の道を阻んでるお。
| ⌒（__人__）⌒ |
＼ ｀⌒ ´ ／ やる夫を川が邪魔してるお。
/ ⌒ヽ
/ ＿ / |
'、＿＿ヽ （ ￣￣ ＿/
/ ＼ /￣￣ヽ .|
| 、 | |
、 ＼＿_| | /
＼＿ | | ＿ /〜´
（＿＿/ （＿＿）
┌────────────────┐
│ やる夫は川をひと睨みすると │
└────────────────┘
.
＿＿＿_
／― ― ＼
rヽ ／（●） （●） ＼
i ! ／ （__人__） ＼
r;r | ヽ | ｀ ⌒´ | なめんじゃねーお
〈 } .＼ .／
l / ／ ＼
ヽ l ／ ＼
┌────────────┐
│ 決然と立ち上がった。 │
└────────────┘
.
┌─────────────────────────┐
│ やる夫はやる男だ。 │
│ │
│ 狼と羊をむんずと掴み、その頭にキャベツを乗せて │
│ │
│ 一声気合を入れると │
└─────────────────────────┘
__, -=ﾆ二ゝ、
r‐'ﾝ -―< 〈 ｀ヽ、
ノ /, -‐=ﾆ二 〉ヽ､/ l
〉｜―=ﾆ､＿ く ￣ヽ/|
> | ｀'ｰ--､__ ﾉ ￣ヽl
｀ヾ､ー-､＿ 〉 ￣ﾉ
｀ヽ､二_〈＿＿／
／ ＼
／ ヽ、 _ノ ＼
／ （●） （●） ＼ さあ！ 行くお！！
| （__人__） |
,,/´ﾞi ＼ ｀⌒´ ／⌒ヽ
,,/:ェ /l γ⌒ ヾ>;;::;;;'ァ::::::::::､ ＼:::::....、
く/.::. ｀７ i j ﾞ;‘/ ’))::;::::;:::;::｝ ):::;:::::';
______,,,,,,,,,,.......,.r'≧≠＝∞o ヽ､ l (ｴ_,ﾉ:::;;;::::;;::::;:| |:::::;;::::;;::';
／´;;;::::::;;;;;:::::::;;;;;;:::::::::::;;;::::: l ∞∞∞∞/つゝ､,,! ヾ:;::;:;:;:;;;:::;:;ﾉ ﾉ:;;;;:;;:;;::;::;'
/{:: ''':: '''''::: ':::/ ｛〈〈〈,ゞ8,ｿ ﾞ､::i::::,'ﾞｲ i i i ｝;:' ;;'';;''';'
l:: | ::/ :: / ｀￣／8 'L|_j＼｀´｀´" |_j |_j
|: | ノ''ｰ- .....,,,,,,＿_i /| ／ ／´`＼ ＼
ヽ;ﾉ /´ | | | ! く´ ＼ ﾍ
/|: l, |: | | ＼ ＼ ヽ ﾍ
ﾞ'`ｰﾞ |: l_'ｭ (´____＿___ノ ヽ ヘ
`ｰﾞ ｀￣ ￣ ∨__＿___｀)
.
┌──────────────┐
│ 勢い良く川へと飛び込んだ。 │
└──────────────┘
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼＿ `⌒´ _／
／ ヽ
| | | |
＼ ＼ | |
| （JJJ） | |
ヽ ￣￣＼ ￣￣＼
／ ￣＼ v⌒）＼ v⌒）
／ ヽ＿／ ヽ＿／
／
ヽ ﾉ
ヽ＼ ／
.
___00 ＿＿00 __ ∩ ∩
| ∟ └‐┐l └┘/7 ∪ ∪
|_厂 (ノ ＜ノ ○ ○
ﾟ ﾟ ｡ ﾟ ﾟ ｡ 。 ﾟ ﾟ ｡
ｃ ,,, , ｡ ﾟ ,,,,_ ｡
ｃ/´ｃ" ﾐﾞヾ'〜'〜 γ´'" ミヾっ
ｃ///,:'⌒ヾヾ vヾ' ////,:'⌒ヾっヾっ
ｃ"ｃ,, ｃ" ﾟ ｡ )､ 〜''^' ,i// ｀ﾍっっ
ｃ ﾟ |i|!) ソ !li,'i,( ﾟ
ﾟ ｡ i ノi|!ﾞ.;il| ,,iｌｌ! 。 ﾟ
・ ｡ ;､ ノiｌ|! .,:;. ｊil;:ｖ'ｌｌ!ヽ ・ ﾟ
〜'〜'〜'〜'〜'〜'人人,,,人〜'〜'人,,人,ﾝヽ､。〜'〜'〜'〜'〜'〜'
.
wｉ:;"|;;::ll|:'',:;:.; |:;ll ;l||::::''.:'': | ,; ll|;:;: :;'':.;;:;:.:::'':: ;: ;::.;;'|＿|/,:;; Yiw:;: :::'': :,:;; :;: :: _,.w'"
;:' ;|::;l;l|;:;wiｉ |;;;:li::l|!Ww;:'ﾉﾊ;从 ;'" :'" ::.;wiｉ;'' ;:'' :;: : :;: ;;:,: :''::: :;: ;;:'';;.; :; iw､ -‐''゛~｀_
;;:;: : |.::;ll|、;::."|;:iｌ.;;l|| : .;;'' ;;:;::::''::.;;'' ; ;: ::'',.. ;'"'":;.;'" :. ::.;w;'' ;;:: :::''"'":;.;'" :: 冫_ -=-
:.;' ﾉ;:ﾊ;:;ゞ ;:''|;, :;;;l|| ::.;w;''.;;:: :::'':":;:";.:.. ;'"'":;.;'" :: ;;;; '' ;; ;: : ::.;;'' wWY, -'" ￣
;'" ;: : ''.;'" ;: |;;l| ;il|l､_..;'"'"; : : ;. :;:; : : :::'',: :::wWw':,::;: :::iwW''::.;;'' ;:w-'"
:;'.,:: : ;.'':.. ;'"ノ:;ハ;::ヽ:;'' :wWw :;:;; '';;.:: :. :;; ::.;;'' ;;:;: :::'':: .;;'' ;;_,,.-‐''"
:;:;; '';;.:: : :;;; '' ;;'' ;;:;: :::''::: :..:.;'"'":;.;'; '' ;; ;: : iiWw''" ＿
":;. :.. ;'"'":;.;'" :: ;;;'' ;;:;:.:::''::.;;'' ;;:;: :::;'.,:: :､ ノ 、 ;;:;: ::', -'" ─＝ ─
wYiｉ :.. ;'" ;:'" ::.;w;'' ;;:;: :::''::.;;'W: :;: ● ●） ヽ ;::.;;' ─ ﾆ
:;: : ''.;'" ;::;.,'' ; ;:.:::'',.. ;'"'":;.;'" : :;; ::: :（人__） ノつ
:;. :.. ;': :;:; : :::'',: :::wWw':,::. ;:; ⊂ / -＝ ＿
::.; '' ;;:;: :::' ";. :.. ;'"'":;:: .; '' ;;:;: :::', " | 〈 ﾟ从｡
":;. :.. ;'"'":;.;'" : :;;'wW_,,..． -‐ '''´ 从￣＝￣
:;:;; '';;.::wW: :; ;; ''iw-'"
Yw' .;;'' ;;:;wW,. ─ 二
;;:;: :::''::wWﾘ ＿ ￣
ﾘWﾙw ─ 二
w ── ＿
＿
─＝
┌─────────────────────────────┐
│ そのままザブリザブリと急流を渡り、遂には対岸へたどり着いた。 │
└─────────────────────────────┘
┌────────────────────────────┐
│ そしてその無尽の体力でもって、何事も無かったかのように │
│ │
│ 旅を続けた。 │
└────────────────────────────┘
_＿＿＿
／ ＼
／─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ あの程度でやる夫を止めるなど
| （__人__） |
＼. ｀⌒ ´ ／ 千年早いお。
／ !:::: ﾍ
ゝ＿|:::: ﾍ ﾊ
|:::: ＼／
|:::: |
ﾍ::::: ／ i
ｷｭﾑ ｷｭﾑ ＼: | ／
ﾍ＼＿／|
＼＿／
┌───────────────────────┐
│ このように、人に強靭な肉体と胆力があれば │
│ │
│ 何物にも負けることはない。 │
└───────────────────────┘
.
やらない夫の解
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | （ ●）（● ） |
. | （__人__） │
| ｀⌒ ´ |
. | |
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
.
／￣￣＼
／_ノ ｀⌒ ＼
_ | （● ) （⌒ ） .| こんな便利な場所に橋さえないとは
| ! | （__人___） |
｜ ! | ｀ ⌒ ´ .| きっと皆困ってるだろ、常識的に考えて。
| ! ,.-, | |
_,ﾉ ┴、/ ,/ ヽ r
r `二ヽ ） i ヽ _ ､___, ﾄ
| ー、〉 / _,,,,ﾉr ` ／i＼,,,,_
| r_,j j__,,.. r''''"/::;| ＼`'／ ,'::;;;r;;;;;;;;;;;;:: r ‐-、
| ） ﾉ ::::::::;;;;;;;/::;;;;| ／＼ /::;;; l;;;;;;;;;;:: ::;;;;;;;:: ヽ
ﾉﾆ-､ ,/::;;|:::;;;;;;;;;＞::;;|／(::::ﾉ ＼/::;;;く;;;;;;;;;;;;:: i::;;;;;;;;;;;:: }
√..:::;;; ヽ､〉;:;;|::::;;;;;;;;{ ::;;;;;| "::く /:::;;;;/;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;:. ノ }
/..:::::;;;;;;;;;;;;;;;〉;;;;|::::;;;;;;;;;:{ ::;;;;| |:::::::| /:::;;;:/;;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;;;;;;;;:: }
┌────────────────────┐
│ やらない夫はそう予測すると │
└────────────────────┘
.
／￣￣＼
／ __ ノ ゝ､
/ ( ●) (●) ここに橋を建てるだろ！
ｌ. (__人__)
. ｌ |_＿__|! 不便をしている人達は俺に協力して欲しいだろ！
ｌ | l |ｉ
ｌ ￣￣ﾉ ,r────,＝,───────‐┬ ､
. /｀ ＼ ＿_／ |l| lilililililil i;;;;;! / ヽ
,､r＜￣´＼ ヽ､/、 |l| [ニニ] !;;;;l /､ ヽ
/ ﾍ ヽ ∧j!、 ヾ＝＝＝=ヾ_ヽ /:ノ /
! ; ＼ ＼/∨∧｀＞､/´￣￣__＿_） ` ､ _ /' /
l ヽ /:::j / __＿ ﾉ ｀ ` _/. /
l ! /:::/ !。 丿 __＿ﾉ ｀ヽ /
l ﾍ／::::/ ! ／ __ ノ ｀ヽ､_/
l ／￣ゝ::::::/／ ,--く
! ___ ／ _ヽ／ ／ | ヽ
く ﾍ ｲ ! 〉
｀＞:ﾍ ／l ol l ／
／:::::::::::ヽ ／ l l |／
/::::::::::::::／ ヽ__ ／ ヽ ヽ. l |
./::::::::::／j ヽoヽﾍj
|:::::::::/ / / ノ ノ 〉
::::::::/ ＼_/／／ ／ 〉 〉 ノ l
::::::/ }二二}{二二}{二[二二]ﾆ{ l
:／ ﾉ:::::::／:::::::::｝::::::::::::::::ヾ;;;;;{ﾍ l
┌───────────────────┐
│ すぐさま近隣住人に呼びかけた。 │
└───────────────────┘
.
┌───────────────────────┐
│ 彼の熱意と説得力ある演説に多くの人が賛同し │
│ │
│ 橋の建設が始まった。 │
└───────────────────────┘
,r=ヽ、 r';;;:;:;;:::;;;;;;;;;;;;ヽ、
j｡ ｡ﾞLﾞi rﾆ二`ヽ. Y",,..、ｰt;;;;;;;;;;;）
r-=、 l≦ ﾉ6)＿ l_,.､ヾ;r､ﾞt lｦ '・= ）rテ-┴- ､
｀ﾞゝヽ、`ｰ! ﾉ::::::｀ヽ､ L､ﾟﾞ tﾉ`ｿﾞ`ｰ ﾞiｰ' ,r"彡彡三ﾐミ｀ヽ.
にｰ `ヾヽ'":::::::::::: ｨ"^ﾞiﾌ _,,ﾉ , ﾞtﾌ ﾞゞ''"´ ﾞifrﾐソﾍ,
,.、 ｀~iヽ､. ｀~`''"´ ﾞt （,,￣, frﾉ ゝ-‐,i ,,.,...、 ヾミく::::::l
ゝヽ、__l::::ヽ｀iー- '''"´ﾞi, ヽ ヽ,/ / lｦ ｪ｡､ 〉:,r-､::ﾘ
W..,,」:::::::::,->ヽi''"´::::ノ-ゝ ヽ､_ﾉｰ‐ﾃ-/ i / ,, 、 '"fっ)ﾉ::l
￣r＝=ミ__ｨ'{-‐ﾆ二...,-ゝ、'″ ／,/｀ヽl : :`i- ､ヽ ,.:ﾞ''" )'^`''ｰ- :、
lﾐ､ ／ f´ r''/'´ミ)ゝ^),ノ>''" ,:ｲ`i /i､ヲﾞi .:" ,,. /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞ
! ヾ .il l l;;;ﾄ､つノ,ノ ／ ／:ﾄ-"ﾉﾞi ,,.:ｨ'" /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
. l ハ. l l;;;;i _,,.:イ / ／ ,ﾚ''";;;;｀ﾞﾞ" ヽ_,,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
人 ヾﾆﾞi ヽ.l yt,;ヽ ﾞv'′ ,:ｨ" /;;;;;;;;;;;;;;r-'"´｀i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
r'"::::ゝ､_ﾉ ﾞi_,/ l ヽ ﾞ':く´ _,,.〃_;;;;;;;;;;;;f´' ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
｀￣´ ／ l ヽ ヾ"／ ｀ﾞ''ーハ. l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
／ l ﾞt `' ／^t;＼ ,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;
.
┌───────────────────────┐
│ やらない夫の指導の元、多くの人が建設に携わり │
└───────────────────────┘
＿__
f=-=}__
ゝｭ'/ _ﾞヽ
,=v=.__ r=v=. __ i:ﾄ三}f(_)i { _r=､ ,=、r=、
.､ﾉ{_},f^yr=v-、_ _ｨ 't､ﾉ{_},f^yr=v-、_ j:|::,イj ｰ'|i(_ ,,、r=v=y'+ヽr'_､ｨ_ヽｲ__ -、_
ﾞ'::ﾞ´|｀!ヾ辷^-'::(_)fﾍ{'ﾞ{::!::.ﾞ´|｀!ヾ辷^-'::(_)fﾍ{'ﾞ{::!::ｰ!」ｪｪ|ﾄ､〉y､):､ィﾄ'tfゝｲ ! 「j iY}.| ﾄヽ ::(_)fﾍ{'ﾞ{::!
..}{ ｉ}兮.､!} ﾄ'ﾆ}{ ｉ}兮ｉ´<|‐^‐〈....､!} ﾄ'ﾆ}{ ｉ}兮ｉ´<|‐^‐〈介〉′「!ﾄ._/j! , i}_/} !r'/ Уﾉr,'.」..}{ ｉ}兮ｉ´<|
!-|;;;;||. ;;〉;;ﾈ!-|;;;;||┬|:::|::ﾊ i、!..;;〉;;ﾈ!-|;;;;||┬|:::|::ﾊ i、!ﾑィ!ﾊ};;;;〈;;;;〈;;;Yｰﾊ｀＾i､У 〉;;ﾈ!-|;;;;||┬|
|!:|.ｉ|:ｌllｌ| |i !|「|!:|.ｉ|:ｌllｌ| |i }:::!:{ }_!}」ｌ..!|「|!:|.ｉ|:ｌllｌ| |i }:::!:{ }_!}」ｌ||ｉ|:|i |T!iT「!|| || i!/ T/,ｉ |.ﾞ!|「|!:|.ｉ|:ｌllｌ| |i }
┌────────────────────────┐
│ とうとう急流に負けない頑丈な橋が出来上がった。 │
└────────────────────────┘
‡
||
ii
||＿_＿____,
＿＿＿＿＿＿＿＿＿ __|＿＿＿＿|__＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿'i, ,;;;;;;;;;;;;; ;;;;::,i'＿＿＿＿＿＿＿
｝｛;;;｝｛;;;｝｛;;;｝｛;;;｝｛;;;｝｛;;;ヽ､;;;;;::: ;;;;/｝｛;;;｝｛;;;｝｛;;;｝｛;;;｝｛
i￣￣￣i￣￣￣i￣￣￣'';;|:;;;;;;;:: :;;;|￣￣￣i￣￣￣i￣￣
￣, '' "￣゛ '' ､￣i￣￣|:;;;;;;;:: :;;;|￣ , '' "￣゛ '' ､￣
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ヽ￣i￣;|:;;;;;;;:: :;;;|￣/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/〜~ ~ ヽ￣ |:;;;;;;;:: :;;;|i'/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/〜~ ~ ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;（ ~ ヽ..::;;|:;;;;;;;:: :;;;|,i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;（ ~
〜 ~ ~ 〜 〜〜 ~ ~〜 〜 〜 〜 ~ ~〜 〜
.
f,} ｲ { r.､ ハﾟヽ
ﾉ ヽﾉ } .} ｀´
やらない夫様！！ ヽ / ‘. .{
＿＿ _>=ミ､ _ノ ヽ_, ィ
_ ｀ヽ 我らがリーダー！！ _r- ､ ／￣￣｀ヽ ＿ __ >イ´:
_> ＼ ヾ' { ./::::::::::::::::::::/ __＞:.:.｀ー'￣＜ ヽ::::::
ヽ ＿⊥ ＿_ ＞^＼ /:::::::::::::::::／ ア:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ｧヽ::
`ーイ／￣｀ヽ r-､ __r､ , ＜:.:.:.:.:ヽ ＼:::::::7::::::::::::::::::/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ ヽ
く:::::::::::::::::‘.__ 厂Yヒｧ-- ､ とア＼ ヽ___>x ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}. ヽ/::::::::::::::::::/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
ー-､ハ:::::::::::::::::::V:.ヽ／:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ > ⌒ヽ Y ヽ!ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:./ _/::::::::::::::::::::ヽ Ⅵ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ
:.:.:.:.:.} /ヽ:::::::::::::::::V/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ::::::::::::}'´¨｀ヽ ヽ ﾍ:.:.:.:,､ｲ＞＜::V::::::::::::::::::::く ﾊヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
:.:.:.:./ .}:::::V::::::::::::::::V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:::::::::/!:.:.:.:.::ﾊ >^⌒＞ ´￣￣へ::::::::::::::::::::ヽ }::}' ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./V ／
≠^ー'::::::::V:::::::::::::::::V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Y仁!＞==ｲ_＞ ´:::::::::ト-､:.:.:.:.:.:.:.:∧::::::::::::::::::::::`＜ﾆヽ ヽ:.:.:.:.:.:./ｲ ／:::::
:::::::::::::＞::´^ｰ=-::::::::::ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:ﾊ!¨¨¨ヽ {::::::::::::::::/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:./:.:}ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::｀￣^ﾞV^'^ヽイ:::::::::::
＞:::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:.:.:.:.:.:.:.:.:ハイ::::r^ﾍ::{ー- }:::::::::::::/:.:.:/ヽ_:.:.:.:.:.:／!:.:ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
┌───────────────────────────────┐
│ 多くの人がその労を讃え、やらない夫に残ってくれるよう懇願したが │
│ │
│ 彼は丁寧に断り │
│ │
│ 年単位で遅れてしまった旅を続けた。 │
└───────────────────────────────┘
.
, -―- ､
/ ＼
/ ＼_ |
(●) （●） | 羊も狼も代替わりしただろ。
(_人__) /
l｀⌒´ / キャベツも大量に増えたし…どうするかなこれ。
| ヽ
__!､＿___／ ＼
／､ ヽ r ､ ヽ
ﾊ ヽ Y｀l | > Y
{ ヽ_ゾﾉ | ﾚi i i}
｀¨´ ヽ ハ `'''
> / ﾍ
/ /ヽ ﾍ
_,/ / ご_ノ
（ ヽ /
＼__ノ
.
iヽ二／＼二二ヽ＿＿＿＿＿＿＿
_,,.,.,. |]|／n∩n ＼二二二二二二二 二 ＼. _｢|l_───── ､
ゞ;ゞ;ヾ,‐,,､ . ＿＿ | |l]l]l ∧三三三＼l]l]l]l]l]l]l]l] /＼￣￣￣￣ _l ｏ |l_＼＼＼＼＼
ゞゞ;;';ゞ ;;ゞ;'':;:.,. ,,_ /TTTT|＼___ |]|l]ｌ /n i,二二二__|_∧￣￣ /' (） ＼￣￣ _|ｎ∩ｎ |l_.＼ ∧￣￣
;;ゞ;;ゞ;'_,n,_:;.;ゞ;.; ;:.:; :､.,.. ∠二二/_l_l_lrt_ｌ|l]､|llll | |l]l |[![! i__ﾊ￣∧ /:l]:V'三/' l] l] l] ＼￣_| l」ｌ｣.ｌ｣ |l_ /ロヽ __
;ゞ;;ゞ {I}{II}};ゞ;:;' :.:;;' :':.:';`;. _|E!E!E| _n__..． --‐‐fi‐─－─‐fi‐－─－‐fi─－‐─‐fi‐‐─－─fｉ─- ．..,,_n__ |ﾛ
|i!|...,.,,_`||′'l!i:`'l!!'':n_;;::．-‐||'_二二 -||-‐_''..二二!!二二二二!!二二二二!!二二二二!!二二二二!!二.. _‐- ..｣|__ ￣
|i!|;;";;､::||::ﾞﾞ;;''::'_'／,||__.．-‐_!!_,_､z=＝宀''' ~￣￣ ￣￣ ￣￣￣ ￣￣ ￣￣￣￣￣ ￣￣ ￣￣ ￣￣ ｀~`''''＝=三
,,､-'`"ﾞ ||ﾞ´ ／||／ 'ｨ＝''¨~￣´___ﾆﾆ三三三三三三三三 ,.､t''T叮了丁丁Ti￢-､三.三三.三三三:三.三三ニ＿＿
ｆi──‐}{ｆ!' ／ｌｌ／' .l三三.三 ,､t''T丁丁i￢- ､三.三.三,.<ヽ>‐` ´￣￣￣ ｀＾''く,r｀>､:三三 ,.､t ''Ｔ丁丁Ｔ￢‐､三三
||..二二][||'_,,／'.‐三|!三三,.ﾍヽ, -ァ'￣｀＾"‐く.｀>、三,心>ｲ'二二＿_|￣,t'三三 ヾk,. ﾍ三,.ﾍ >'"´ ￣￣｀ヾ'く.｀>、=
￣ ￣￣丁 ´.‐三三{:三.,〈ヽ／／...._ : .:_. . : :.ヾ. ﾍ ム,//: . ; :. ; :_.;:￣￣;~~ '''''‐iV‐''Vヽ_〉′┬┴┬-⊥_ヽヾ. ﾍ
. 三三三:{ 三三 三:l!三心/;;;/,,____,,,｀); . ._.:. : : Yﾞfﾆｉ=!;{: : :. . :.;: . ; : _ :: : . :. l;Yﾆllﾆ/ .;￣￣ ~`''''─- ．';;;Yﾆ
三 三.三:l!三三 _,.．;ｰ┴┴::':,｀~´￣´ -‐:. ..└| ├'"; :. ':.. .:..:.. :. .: .: ; : :_. ;└::‐┘:.;. :. .. : ..:. . : .: ;`:'‐‐
‐:.::‐ ー:.:.'‐:':"´::::::::::;::::::, ;::::::., _ ..: :~ : ;::::, .:: ‐- '_..: . .. .: : : ;:; ;. .;__ . : .: :. .: . ,::::;
:::::::::::::: .:::;:::::::: ..:: .:::::;:::::::、 ､:::￣.... . . . . . .....:::.:: : ..: ､:::... ￣ : ... ,::; :. ､:... ＿.:.... . ,..::::;
::::::::::- ｰ::;:: ....:::: .:::::::.::─::::... ::::::::.::::::.:::::::::::: ..::::::.. ::: ::::.............. . ..............::::::: .:─. :::.::.... . . . . ...:::::::: .::::
:: ..::::.:::::::::;: :::::::::::-‐::.::::::::::....::::........─ ..... ..:::::__.:::::::..... ::::::::::::::::::: :::::::::::: ..::::::.::::.... :::::::::::::.::::: ＿..::::::::
::....:..__....::.:.....::..... :..:..:...::.:: ::::::.::::::::.: :::::::::.::::.:::.:::: :￣:::::.:::::::__::::......... ￣ _ __ .........:::::::... :::::.:::::::...... ￣...:::::.:::::::
::....￣.....::.: ...: ... . . .::...... ..￣:: ::.:.::::::.:: :::::.:.:::.:. :::::::.:::.::.:: ::.::::::.:::.::..:.::::.:::. ::.:::::: ::::.:.::::. ::::.::::.:: ::::.:::.::::.:.:::.:.:::: ::::.:.__::.:::.:::.:
┌──────────────────────────────┐
│ 彼が築いた橋は今も見ることが出来る。 │
│ │
│ このように、人に優れたリーダーシップと実行力があれば │
│ │
│ 偉業を成し遂げるのだ。 │
└──────────────────────────────┘
.
ギャル夫の解
ﾄ VVVVVVV_ﾉ＼
＼ ＼
ﾊ ＼
⌒≧ ／ ／＾＾＼〆 ､ ＼
彡 〆 ＼ ＼ ヽ
〃 ﾊ _ノ ―＼ l |
ﾙ从§ （●） （●） ヾ |
乂§ （__人__） 从ｲ
＼ ｀ー´ ／
／ ＼
.
ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
＼ ＼
ヽ ＼
⌒≧x ／＾^＼/ ＼ ＼ むむ、どうすりゃいいか分からないっす。
彡 〆 ） 丶 ∨
〃 ﾊ ＼ , , ／ Y:ｉ| このままじゃここで旅が終わってしまうっす。
ｲ 从§ （ ●） （●） |从
乂ｲ§ （__人__） |
/ ﾟ o ` ⌒ ´ ／
／´ _i⌒i⌒i⌒i┐
| ｌ （ l / / / l
l l ヽ /
┌─────────────────────┐
│ ギャル夫には名案が浮かばなかったが │
└─────────────────────┘
.
ﾄ VVVVVVV_ﾉ＼
＼ ／） ＼
／／／） ＼
⌒／,.=ﾞ''"／ ノ＾＼〆 ､ ＼ そういえば、この近くに
／ i f ,.r='"-‐'つ ＼ ＼ ヽ
/ / _,.-‐'~ ⌒ ⌒ ＼ l | ダチがいたッスね。
／ ,i ,二ﾆ⊃（ ＞） （＜） ヾ |
/ ﾉ ilﾞフ§ '" （__人__） "' 从ｲ アイツに頼んでみるッスよ！
,ｲ｢ﾄ､ ,!,!＼ |r┬-| ／
/ iﾄヾヽ_/ｨ" ﾟ ｡ `ー'´。 ﾟ
┌───────────────┐
│ 彼には親友がいた。 │
└───────────────┘
.
┌─────────────────────────────┐
│ ギャル夫とギャラナイ夫は兄弟同然の付き合いをしていた。 │
│ |
│ 勿論、住む場所が変わった後も連絡は欠かさなかった。 │
└─────────────────────────────┘
,.イ_,,..-z＿__
. ,i/|／:::::::::::::´:::::_〈 ￣ ＞
/:::::{:_::::::::::::::::::::::> ￣＼
>''´:;::::::,､::::::::::::::> ｀ヽ ＞ ＞''7_,,.-''´l／
／::::::/:::::; ヾﾙ'｀^^^ヽ ﾍ ｀> ／ /´
. /:::::::::;::::::::i ﾍ ﾍ 7 ,ｨｲ ./
/::ｲ:::::;:::::::::|-‐''´ ゞ-- リ ',. /l// ＿/ヽjヽ､i｀ヽ､
|/ l:::::i:::::::_,ｨ≡ﾐ､ ,ｨ≡ﾐ､ i .i / ヽ {i /,-､ ヽ ヽ.ヽ ／
|:::::|:::|:::::| l lリ〈ヽ /∨〉､ヾ ＼lヽ ヽ ヽ ヽ
|::i:::!::|:::::| （＿_人＿_) | !|､f´./ / i ､__ _ノ ／､ ヽ ヽ. ヽ
|/|::ヽ|::::l ゝ ニニ ' |ｲ/ !:ヽ/,ｲi iﾆヽ ∠ -‐ヽ l .i ヽ|
. |::::::l::::l /l/: :.i/〉.l (:::::,} _) '., | i i
. ヽi:::|:::l ./: : : : | 〉 〉i i-‐ / , -_ﾆ二} i i .iヽ|￣ヽ＿_
ヽ|ヽゝ ／: ヽ:|:i: :.〉〈､|.｜ ゝ-'ｰ '´￣ l/ i i r: : : : :
＜;;;;;/＼ ｀ 二二二 ´ ／: : 〉､./7! ヽヽ ／|/ r:/,.-: : :
／;;;＞ヽ: : ￣:_:_:_:_:_:_／: :.:／!;;;l{i.i: :､ |ヽヽ ＿＿ r' r':': : : : : :
..／;;／: :∠/7ｰ,-------- イi:り|:､ ヽl: : ヽ| 丶ゝ ζニﾆ( r': i: :_∠: :
';;;／: : : : :/:/;;;;iヾニニニニ/;;l: :.|: :i;;;;;;;;ﾍ..(_,､__,､_ﾉT´;;;;;;;;;;;|ゝ､_,‐'｀´: : Y: : : : :
;/: : : : : :/:/;;;;;;;| /;;;;;| : : : i;;;;;;;;;;;ヽ:|: : : : : |;;;;;;;;;;;;;r: : : : : : : : : : }: : : : :
: : : : : : : /;ヽ;;;;;l ./;;;;;;;;| : : :.i;;;;;;;／;;;i: i: : : : :＼;;;;;;;ﾉ: : : : : : : : : :「: : : : :
: : : : : : /;;;;;;;;i;;;;| |;;;;;;;/|: : : :|;;;;;;!;;;;;;;;ヽ|: : : : : : :Y´: : : : : : : : : : : 〉: : : : :
.
-‐ '´￣￣｀ヽ、
／::::::::::､::::::::::::::/ て
∠／::::::::/'´￣￣｀｀ ヽ
ノ／/::::/ シ .ヽ、ヽ ｜
ｲ /: :从 （●）（●） ﾚレ|
. |ﾊ | （__人__） ./ﾉ
ｲ| ｀ ⌒´ ﾉ。 当然手伝ってやるウィッシュ
ヽ .川 .}
ヽ_/ } . ﾉ
/⊂ ＼∩ノ ⊃
(〆 ⊂ ／ ＿ノ |
.＼ “ ／＿ /
＼ ／＿＿／
┌────────────────────────┐
│ ギャラナイ夫は一も二も無くギャル夫の頼みを引き受け │
└────────────────────────┘
.
' ゞヾゞ;ゞ {; lゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;:::: ｲ.ヾゞ, .,; ゞヾゞ__,// ;ゞ ゞヾゞ;ゞ `
ゞヾ;ゞ;＼ゞ;ゞ |iiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.ゞ:,,ヾゞヾゞ__;::/ ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
ゞヾゞ;ゞ |iiiii;;;;::::: :ﾚ;:/ ヾ;ゞゞ;ゞ ヾゞ , `
ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;:::: .|:/ ヾゞ `
´ |iiiiii;;;;;::: :|' `
|iiiiiii;;;;((,)| ｀
|iii;;iiiii;::;:; |
i,､,.､､,,､,.,,,､,.､､iiw,,､,.､､,,,wﾉiiwiiiiｉ;;,.､,|,,､,.､iiwii,,,､,.､､,.､,,,,､,.､､,,iiｉww,,､,.､,.､,,､,.､wiY,,､,.
:;;';';..;..;:.,.,:;.;.;..;..;:.,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.:.:.. .;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:;.:,; .:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;.,;:..;.;..;..
;..;..;:.,.,:;.;.;;.;..;..;:. .:,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..: .:.:;:. .:;.,;:.;.:,;.:.::;.:.;.;.;..; ..;:.,.,:;. :,;.:.::;.:. ;,:;.:,;.:..;.
::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:. ..:;. ;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.: ／WN/|_ :.;.;.;..;..;:.,.,:;.;.;;..;..;:..: ,;:.;.:,;.;.;..;.
.:. ..;..;:..:;.,;;.;.;..;..;: .,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:. ﾝ ,/ベ､ヽｿ'、 ;.;..;..;.;.;..;..;:.,.,::. , ;.; .;..;:.:.;.:,;.:.::;.:.;.;.;.
..;:.,.,:;.:,;.:.::;. :.;.;.;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.;..;..; ,ｨﾙ(● ●）ﾑ ;.;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;:,;.:.: :.;.;.;..;..;:..;.:.;.,:;.;.,;,:;.:,;.:.:
.;.;..;..;:..:;. ...:.;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:;.;.;..;. 从.（_人_）.从 ;.;..;..;: .,.i>､_,v .;.;.;. .;..;:.:;.:.;.,:;.:,;.:.::;.:..;
;.;..;..;:. .:,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..: .:.:;:. /゜･｡｡・゜ヽ .,.,: ヾ ﾐ ｡.,｡i ; ..;:.,.,:;. :,;.:.::;.:. ;,:;.:,;.:..;.
.;:..:;.,;:.;.:,;.:.:.. .;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:;.:, （| |）.,;:.;./⌒",ヽ.._'ｯ :.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:;.:,.,:;.;.;..;..;:.
:.::;.:.;.;.;..;..;:. ,.,:;.;.;..;..;:.,.:. ..;..;:..:;.,;;.;.;..; し Ｊ.;.;.. （／⌒＼）＼） ..;..;:..:;.,;;.;.;..:.;..;:..:;.,;:.;.:,;
'""ﾞ'"''"''""ﾞ'"ﾞ'""ﾞ'"''"ﾞ'""ﾞ'""ﾞ'""""ﾞ'""ﾞ'""ﾞ""ﾞ'"''"ﾞ'""ﾞ'""""ﾞ'""""''""ﾞ'"''"ﾞ'""ﾞ'
＿＿ - ニ ―― ＿_ ￣￣ ＿＿ ― ￣￣
─ ￣ ＿ ＿＿_￣￣ 二 ─ ＝ ─二 ─ﾆ─‐ ￣＿ ＿＿￣
二── ＝ ￣￣＿ ￣￣ ─二 ─￣￣ ──二─ ＝ ─二 ＿ ￣
┌─────────────┐
│ 2人は協力して │
└─────────────┘
.
,);; ) ,;;;;ｿ ,::; )::::::::) __, -=ﾆ二ゝ、 ´ ゞヾゞ;ゞ {; lゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::
);:;;;|ヾ, ,;;;::::;;;;;;;:)-''" r‐'ﾝ -―< 〈 ｀ヽ、 ` ゞヾ;ゞ;＼ゞ;ゞ |iiiii;;;;;:
ヽ_ | |ｌ | ﾚ'" ノ /, -‐=ﾆ二 〉ヽ､/ l ゞヾゞ;ゞ |iiiii;;;;::
＼_)) ! :|｜ 〉｜―=ﾆ､＿ く ￣ヽ/| ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;:
| l| l :| > | ｀'ｰ--､__ ﾉ ￣ヽl |iiiiii;;;;;
| ! i l| ｀ヾ､ー-､＿ 〉 ￣ﾉ ´ |iiiiiii;;;;
| |l l ﾄ､ ｀ヽ､二_〈＿＿／ |iii;;iiiii;;
iwﾉ,,､l,いiへ,wi,､,,､,.､､,､,.,,､,､､ii ∠／::､::::::::::::/ て ､.､､,,､,.,,,､,.､､iiw,,､,.､､,,,wﾉiiwiiiiｉ;
:;;';';...;..;:..:;,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;: :;.,;:.;.:ノ/::/ ノ ､ ｀ ヽ .,.,;:..;.;..;...;..;:.,.,:;.;.;..;..;:..,:;.:,; .:.::;.:.;.;.;
;.;;.;..;..;:. ...:,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..: ｲ/:::从（● ●）ﾚレ|;..;:.,.,:;.:.::;.:.;.;.;..; ..;:.,.,:;. :,;.:.::;.:. ;,:.
;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.: ,..::;.:.;.;.;..;..;:.,|ﾊ | （_人_） | ﾉ .;:..: ,;:.;.:,;.;.;..;:.,.,:. ..:;.
::..:;.,;;.;.;..;..;:.,.,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;. ...:.;..:. ヽ ノ .,::.,.,:;.; .;..;:.:.;.:,;.:.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;.;.:.;.;.;.
..;:.,.,:.;.;.;..;:,;.:.::;.:;.,;:.;.:,;.;..;..;:.,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;., /∽ ∽ヽ.;.;.;..;..;:..;.:.;.,:;.;.,;,: _nn_:.::;. :.;.;.;..;..;:..
;..;..;:.,.,:;.:.::;.:.;.;.;..; ..;:.,.,:;. :,;.:.:.:,;.:..;.:;.:. （| ∞ し' :,., 〜（~~~~~~~~＠ ‐＼:. .:;.,;:.;.:,;;
.;..;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:;.;.;..;..;:.,.:. ..;..;:..:;.,;;.;.;.. | | .,.,:;.:,;.:.（ ,,ﾄ -- ' ,;.:.::;;:..:;. ...:
;.;..;;:,;.:.::;.:.;.;.;..; ..;:.,.,:;. :,;.:.::;.:. ;,:;.:..;:. .: し Ｊ.:.;.;.;..;..;:..|_|_|~~~~|_|_| ;.,;:.;.;..;..;:.,.,:;.;.,;.:..;.
:;;';';..;..;:.,.,:;.;.;..;..;:..,:;.:,; .:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.:.:.. .;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,;:..;.;..;..
'""ﾞ'"''"ﾞ'""ﾞ'"ﾞ'""ﾞ'"''"ﾞ'""ﾞ'""ﾞ'""""ﾞ'""ﾞ'""ﾞ""ﾞ'"''"ﾞ'""ﾞ'""""ﾞ'""""ﾞ'""ﾞﾞ'""ﾞ''"''"
─‐＝ ― ＿ ￣￣￣ ＿＿ - ニ ―― ＿ ￣￣ ＿＿
―― ＿_ ￣￣ ＿＿ ― ￣￣ ＿＿ - ニ ─
￣￣ 二 ─ ＝ ─二 ─ﾆ─‐ ￣＿ ＿＿￣ ─ ￣ ＿ ＿
┌─────────────────────────┐
│ 川を往復し、無事に全てを対岸に送り届けた。 │
└─────────────────────────┘
.
┌───────────────────┐
│ ギャル夫は親友に感謝し、別れを告げると │
│ │
│ 旅を続けた。 │
└───────────────────┘
ＮVVVVVVV＼
＼ ＼
＜ ｀ヽ､ ギャラナイ夫！
＜／ ／"" ＼ .ノヽ. ＼
//, '〆 ） ＼ ヽ 新天地に着いたら
〃 {_{ ノ ― │i|
ﾚ!小§ （＞） （●） | ｲ 連絡入れるッスよ！
ﾚ § （__人__） | .:i
＞゜。 `ー'´ 。 ﾟ",::::L..-.ｧ__,.､___,､ _..._ __,,.. --──＝ｽ__,,. --‐ ニス
_|.:, ∞ ∞ __ノ:::':":::;':::／::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i ,. -ﾆ-=ﾆ´
/:::::ヽ ／::::::::::::::;:／:::_;;:-＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ト､ Ｋ¨´￣
,'::::::::::::l /::‐‐--､:::::/:::::／--─……──---＝==-┘ ｀¨ ｰ ⊃
,'i:::::::::Ｏi /:::l:::::::::::::i:::/:／
;:l::::::::::::::', /::::::l::::::::::／:/
ｉ:l:::::::::＼:/:::::::::::─ｧ／/
!:l:::::::::::::;':Ｏ:::::::::::／::::/
l::l::::::::::::;::::::::::::／::::::::/
}:i::::::::::::i:::-‐:'::::::､:_ノ）
ｉ::l:／::::/Ｏ:::::::::::::::::::/、
!::ｌ::::::::::i:::::::::::::::::｀¨:::::::!
l::i::::::::::::i::::::::､:_:_:__;.:ィ:ﾊ
┌───────────────────────┐
│ このように、人に固い友情があれば │
│ │
│ 共に助けあって苦境を脱することが出来るのだ。 │
└───────────────────────┘
.
キル夫の解
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ (●） （●） ＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） |
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
.
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼ ええっと、狼を運んだらキャベツが食われて
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '（ー） （ー） u.| キャベツを運ぶと狼が…
. /,'才.ﾐ)ﾄｪｪｪｪｪｪｪｲ）／
. | ≧ｼ'ヽェｪｪｪェ／ ＼
／＼ ヽ ヽ
┌────────────┐
│ キル夫は暫く唸っていたが │
└────────────┘
.＿＿＿_
. ／ ＼
.／ ＼ ええい、面倒くさい！
. ／ (●） （●） ＼
. | （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | 分からんものは分からん！
. ＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
/ ヽ.
/ /| i i
/ / | /| |
∠二二[廴ｊ≧ ヽ ｒ / ﾊ .,）
ヽ ｜／
>__ノ;:::......
┌────────────────────┐
│ 手持ちの剣をもっておもむろに立ち上がる。 │
└────────────────────┘
.
┌────────────────────────────┐
│ そもそも、狼も羊もキャベツも │
│ │
│ この剣で手に入れてきたのだ。また対岸で手に入れればいい。 │
└────────────────────────────┘
...,! ,! ._＿＿＿ ヽ.ヽ ;;゛'';;; ﾞ'・,
...,! .! .／ ＼ .ヽヽ ''゛;;∴
...| │ ./ ＼ . ヽヽ ﾞ'・,
│ .! .' （●） ＼ .ヽヽ .' '∵゛;;
. | ! .!ｪｪｪｪｲ） | i i .'゛;; オレの飯になーれ！
. | .! .iｪェ／ ／ .i i .'゛;;゛'';;;∴∵゛;;;;
l ! ｀ｌ 〈 i i .;;・゛∵ ' '゛;;∴,, ''
. ｌ l ｌ ｒ ､ i ＼ ｌ ! ;; '' ;;・゛; ;;゛゛・;;
│ l | ヽ ヽ |＼ ＼ ｌ| .;;゛' ';;;∴ ;; ;; '' ;;・゛;
! ｌ | 〉 〉 | ＼ ＼ /＼
.! .! | / / ﾊ ≦（＿ノ]二二フ
. ! .! ／ （＿ノ ノ 三 ..＿＿―＿＿＿＿＿
ｌ ..ｌ, ／＼ 三 ――￣￣＿＿＿￣
ｌ （ .ｌ, ＜´ ＼ .三 ....＿＿―＿＿＿＿＿
ｌ ＼ ｌ ヽ ＼ .三 .＿＿―＿＿＿＿＿
ｌ. ＞.ｌ } ヾ .三 ...――￣￣＿＿＿￣
ｌ. ゞ､＿.ｌ´ } 三 ...＿＿―＿＿＿＿＿
. ｌ .ｌ, し´
.
┌──────────────────────────────────┐
│ 家畜を始末すると、早速食事に取り掛かった。 │
│ │
│ 羊の丸焼きに狼肉とキャベツのスープ、味付けは岩塩でシンプルに仕上げた。 │
└──────────────────────────────────┘
,. |7
ヽ| ´,.--<>
|＞ ／ ノ: : :!
ﾉ: : : : : :/
,.|: : :,;彡'´
／^)' ￣ ＿＿
(ソ「 ／ ＼
| |／( ●) (●)＼
i／|| ﾄｪｪｪｪｪｪｲ | 上手に焼けたぞ
| |＼ ＼ｪｪｪ／ ／
< (￣￣ ／/〃/ア
｀Y＼／ ＼／＼
i⌒v'￣￣￣| ＼,.ﾍ
i=<ﾆ>＝ = :! ＼丶
|＿∧＿＿＿ゝ (__ﾉ
ヾ,v.> |__/⌒＼ ｝
ヾ.v.> _＿＿__ .| | ｛ } ｀Y⌒)
| | f' =ニニ =ゝ | | ,ﾉ」 ) L、
| | !ミ 彡!,|,」, ￣
,,|,」,｀'─----─'
.
┌───────────────────┐
│ 川の流れを見ながら料理を堪能する。 │
└───────────────────┘
i_i_i
||_
,＿＿＿｛( ）
／ ＼ ＼
／ ＼ ）
／ （＞） （＜）ヽ 美味い！！
| xxx ）〜〜〜 ｘｘ | =3
＼ ,／
⊂ヽ γ ヽ
i !ｌ ノ ﾉ !
⊂ｃノ´
.
┌────────────────────────────┐
│ 全て食べ終わり活力が漲ってくると、剣を頭上に括りつけ │
│ │
│ さっさと川に飛び込み、泳ぎ切る。 │
└────────────────────────────┘
___00 ＿＿00 __ ∩ ∩
| ∟ └‐┐l └┘/7 ∪ ∪
|_厂 (ノ ＜ノ ○ ○
ﾟ ﾟ ｡ ﾟ ﾟ ｡ 。 ﾟ ﾟ ｡
ｃ ,,, , ｡ ﾟ ,,,,_ ｡
ｃ/´ｃ" ﾐﾞヾ'〜'〜 γ´'" ミヾっ
ｃ///,:'⌒ヾヾ vヾ' ////,:'⌒ヾっヾっ
ｃ"ｃ,, ｃ" ﾟ ｡ )､ 〜''^' ,i// ｀ﾍっっ
ｃ ﾟ |i|!) ソ !li,'i,( ﾟ
ﾟ ｡ i ノi|!ﾞ.;il| ,,iｌｌ! 。 ﾟ
・ ｡ ;､ ノiｌ|! .,:;. ｊil;:ｖ'ｌｌ!ヽ ・ ﾟ
〜'〜'〜'〜'〜'〜'人人,,,人〜'〜'人,,人,ﾝヽ､。〜'〜'〜'〜'〜'〜'
.
┌──────────────────────────────┐
│ 全てを手に入れるための剣が濡れていないことを確認すると │
│ 旅を続けた。 │
└──────────────────────────────┘
＿＿＿＿
/ ＼
,（●） （● ） ＼
/ （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｲ） | 次の村で
| ヽェｪｪｪェ/ |
＼_／⌒ヽ､-- .._ ,／ また羊を頂くか。犬でもいいな。
| イ ｀￣ヽ
ﾔ/‐<＿＿ ,..､ ヽ.
| ゝ､ ﾞ.
', |ヽ, ﾄﾍｲ´>
', |ﾍﾄイ｢｣"´
ﾔ {〉､<"
j ﾄメヽ>
/ |
. イ./ |
イ ,.ｲ. |
. イ . イ´ / / |
ﾄ､_ イ / /´l" |
/ / | |
┌─────────────────────┐
│ このように、人に圧倒的な力があれば │
│ │
│ 失うことなど恐れるに足らないのだ。 │
└─────────────────────┘
.
？？？？の解
／￣￣＼
／ ─' ＼
| （ ●）（●）
| ｜ | あれ？名前は？
| Ｕ __´___ﾉ
| `ー'´}
ヽ }
ヽ ノ
/ く
| |
.
,r,､
/~ヽ ,ｨ'/ |
| ;;; ヽr'''' ゞ'i ＿,,,...--――-- ､.,_
| ;;;;,. r ､ ゝー----――''''"";: ;: ;: ;: ;: :;: ;: `ヽ､
| ;: ;:ゝ;:,. ミ ;:: ;: ;: ;: ;: ヽ 捕まったってだけで癪に障るのに
/ミ ; : : ; ﾐ ;: ; ; ; ; ;:!
/ =･! ;･' .;ゝ ,;: ; ; ; ; ;: ;;| なんで連れ回されなきゃならんのだ。
彡 ミ ヽ ヾ" ,;: ;: ; ; ; ; :: ヽ
彡 ､ ﾍ ;: ;: ､､'"`ヽ ,i ヽ 干し肉程度で満足出来るか。
ヾ, ＼＿iフ ;: ;: ,,.-- ､､､､ ヾ ヽ /ヾ ヽ
ヽ ､ i''" ヽ / ヽ i
| |ヾ | ヽ ;! ｀ヽ､_｀ゝ
i / ヽ l ヽ ヽ
,! / | | ＼ ＼
,l / ! !
/ ／ | ,i
┌───────────────────┐
│ ｶﾚ │
│ 狼は飢えている。そして考える。 │
│ │
│ なぜ羊を食えないのか。 │
└───────────────────┘
.
_,,ｒ〜､ ,,,,,,r´⌒,,、
,,,,,,,,ｒ⌒ ⌒ヽ,
,,､ノ⌒ _,,,,､,,,,___,,,,r'￣⌒'-,,,,,_
／,,／ﾞ゛ ｀ﾞﾞﾞ'''ヽ ﾞﾍ
, ",／ ） ,＿_ ´"ー--､ｰ､
lﾞ ,i´ ヽ、 l ,ﾘ ,广) ｹ ｀;;;;;ヽ
lﾞ lﾞ ,,,,,,__, `./'''i" ﾞ‐'~ `~ﾘ
lﾞ | ＿_,ﾞ,l´ ┴＿、 ,,r'
| .| _,,,,ﾞl,,,,,／i､ ￣｀r _,,,,,,,r-"
ﾞl ﾞl、 ￣ _,‐ ﾞl `､Z´ ／ ｢"
ﾟi､ﾞl, ‐" / ,,,rl、 ﾞ'-,ヽ、
｀''r,,ｰ-､,,,,,,,,_,,,／ `ﾞﾚィ'ｰｔ、 ｀ ､_t_
｀ﾞ"''''''''"゛ ヽ`!,,_ ＿,〕
r‐'"￣
┌───────────────┐
│ 人がいるから羊が食えない。 │
│ │
│ ならば、元を断てばいい。 │
└───────────────┘
.
┌────────────────────────┐
│ ｶﾚ │
│ 人は狼に背を向けて、何事かブツブツ呟いている。 │
│ │
│ 完全に注意力散漫だ。 │
└────────────────────────┘
＿_
. ／ へ＼
. ／ ノ (●)＼ えっとまずは羊を乗せて、次に狼、羊を連れて帰って
｜ （／) ＼ ＼
｜ , _ ヽ キャベツ…最後に羊…これでいけるか？
＼ / |
＼ /
. ＼ ⊂ヽ∩
/´ (,＿ ＼
/ ＼. ＼
. / / |. ＼ソ
（ y' .|
.
┌───────────────────────┐
│ ｶﾚ │
│ 絶好のチャンス、狼は素早く飛びかかった。 │
└───────────────────────┘
、 ......... . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ...........,
＿ﾐ:::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::::::::::::::::::::_ -=二{i
､..........i}二二=‐＿:::::::::::::: : : : : : : : : : : : : : : : : ::::::::::::::-=ﾆ￣ ノ{i
ﾐ::::::::::::::i}ミ ￣二=‐:::::::::::: : : : : : : : : : : : : : : ::::::::::::::::::ミ 彡´
.ﾐ:::::::::::::::::i}ミ 彡ヾ::::::::::::::::::::: : : : : : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::,, ミ
ﾐ:::::::::::::::::::::i}ミ .....;;::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::;;;;;ミ
ﾐ:::::::::::::::::::::::::i}ミ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::;;ﾐ
::::::::::::::::::::::::::::::i}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ﾐ
::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::''''''''''' ';::::::::::::;' ''''''''''';;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾐ
::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:ﾐ `ﾏﾇ､ ;:::::::::::; ｆｶﾌ ﾐ;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ 人、羊の順で食えば
::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;:'''''ﾐ:::.... ヾ}:::::::::::::::::::::::::::::{7′ ﾐ:::: '''''';;;;;;;;ミ
::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;; :::::::......:::: -=ミ :::}{::: ｫ=-:::::::::::::: ;;;;;;;;ミ 問題は解決する！
:::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;; :: ｀ﾐヽ|/ィ´ ::: ;;;;;;;;;;;;ミ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;; - ､ | , - ,,,;;;;;;;;;;;;;ミ
:::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;:::::::''' ＿＿ ;;;;;;:::::ミ
::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;::: f//人/∧ / ;:'''
:::::::::::::::;;;;;;:::::::::::::::;;;;;, |i:,､＿∨/////__,.ｲ ,:'
::::;;;;;;;;;;:::::::::::::;;;;;;;,, ヾili,ﾊ ￣￣￣j^iｌ/ ,:'
;;;;;;;;::::::::::::::::::::;;;;,,, ヾi^Y^ytrtrｲil/ ,..::'、
;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;;;;;;;,,, ＼,,,,ー,,,,／ ,:''
;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,,,;;;;;;;;;ミ
.
┌──────────────────────┐
│ ｶﾚ │
│ 狼の背後からの一撃は見事に不意をつく。 │
│ │
│ 人は動くことさえ出来ない。 │
└──────────────────────┘
/＼
. ／ / ＼
/ U /
_,,,,..,,_
,. -''"´ ｀ﾞ''-､ U
,." ｀ヽ. ヽ＼
/ ｀、 Y､
,' i. | 〉
! ◎ l i ／.:.:.:.:. . . . . え？！
', ,' i. /.:.:.:.:.:.. . . .
丶 / j {.:.:.:.:.:.:.. . . : そんなのアリ？？
ヽ ,.' ﾊ i.:.:.:.:.:.. . . .
｀'-､_ _,.-'´ ノ .i.:.:.:.:.:.:.:. . . ちょっと待っっ…
｀ﾞ''ｰ-‐'''"´ イ V.:.:.:.:.:. . .
ゝ.:.:.. . .
. /
/,
l /.:.:.:. .
U /:.:.:.. . .
ゝ .:
┌───────────────┐
│ 結果は言うまでもない。 │
└───────────────┘
:,: :(::)
/⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,,
(:::::::::::::::!' (::::::)
ヽ::::::::';''' ''`` 。
τ'::/ .;:
)/
。 ' 、 ;: 。
`'''`~''・ ' `
f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 ::,,,,,、...
,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::) 。 !::::::::::`! 、
:.、 !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ (:::,,;,;,、; 。
゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'` ` ..,,.. _,,,.、 ・ ,, ...:・..
π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ;,;;( ):::::;. c::── '`'''::::::::::;''
):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` ⌒ ` !.:::τ'' ``
τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:!
(::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ ・
::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''"
.
┌──────────────────────────┐
│ ｶﾚ │
│ 久々に狼は新鮮なごちそうにありつくだろう。 │
└──────────────────────────┘
＿＿＿＿＿;
. ／:;:;:;: ; ﾒ＼ （⌒二＼
│:;:;:;:;:;:;:; |´:￣￣￣￣￣｀ヽ
│:;:;:;:;:;:;:;: ＃ ﾒ | ',∴ ･':;;:：：##; ヽ＼＿＿
.ｨ-=-;;;＼:;:;:;:;:;:;:;: ＃ / ',∴ ･' :;; ﾒ ＼＿＿）_．
.ｰ'ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;￣￣￣￣￣#;il;;ﾞ /￣￣￣￣￣￣ヽ､ ﾒ ）
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;v .. ￣;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;￣￣￣
.ｌ´|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.ﾝ- ／ ゝ-..､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;￢';;ナ
;;;;;;.,,_.;;;;;;;;;;;;;/ |;;;;;;;;;;i￢ｰ-,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{´
.
┌────────────────────────────────────┐
│ ｶﾚ │
│ ただ残念なことは、狼が人に気を取られている間に羊が逃げてしまったことだ。 │
│ │
│ 人の足の遅さを思えば、先に羊を攻撃しておくべきだった。 │
└────────────────────────────────────┘
_, -―-―- 、
, ‐'´ ｀＝─
ノ⌒´ 二＝─
（ _,,.( 〃⌒＼ _=__---
／::::::::(八/⌒ヽ } w´ヽ ゝ,√"´＼ /｀''-w´ヽ ,√"´＼ ∧ /｀''-w´ヽ
/:::::::o:::::( ゝ. __,ノ ￣/ゝ￣￣￣￣ゝ￣￣￣￣|￣￣￣／￣￣￣￣ゝ￣/￣￣゛￣￣￣￣＼￣￣
{::::::::::::::::::( 三＝￣￣￣￣ヽ､￣∟／￣ヾ_/￣￣ ヾ ''￣ﾟ ￣￣｀ヽ/￣￣￣￣￣￣￣￣ヾ─
ゝ ::::::::::::( 人;-
｀丁¨´ _, -‐'::::::二ﾆ＝ ﾆｹﾞﾛｰ
(:＞-‐ ､＿_, ‐-‐'´ ｀¨¨´
(:::::::::ノ
｀¨´
.
┌──────────────────────────────┐
│ ｶﾚ │
│ 狼は数日を腹一杯で満足して過ごすと、新たな餌を求めて │
│ │
│ 旅を続けた。 │
└──────────────────────────────┘
,ィ＾ヽ
ノ;;;;;;;;;;;｝
,ｨ｡´;;;rvWvx;} まあいい、匂いで追えるかもしれん。
ノ;;;;;;;;;ノV⌒ヾ{
／;;::::とｌシ´;;;;;;;;;ﾊ
,ィ´;;;{::（(:::彡彡ミミミ{
／彡彡彡彡彡彡ミミミ）
.∠彡彡彡彡彡彡彡ミミミﾐ｝
ﾌ彡彡彡彡彡ミミミﾐf'
.厶ィ彡彡彡彡彡ミミミ〉
彡彡彡彡彡彡ミミミミミゝ
.γ彡彡彡彡彡ミミミミミヽ
.ｲ彡彡彡彡彡ミミミミミﾐﾐ(
ノ彡彡彡彡彡ミミミミミミミ≧_
}彡彡彡彡彡彡ミミミミミミミミミヽ
}彡彡彡彡彡彡ミミミミミミミミミミ＼
┌───────────────────────────┐
│ このように鋭い牙と知恵があれば │
│ │
│ 人の手から自由を取り戻すのは容易いのだ。 │
└───────────────────────────┘
|￣￣￣￣￣￣￣| ＿ _,
| ━━━━━ l ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
| 川渡り問題 | ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿ 解は以上。
. ／＾) 〜〜∴〜〜 | ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
{／ ス | ／ ヽ ｀Ｙ′之＞ 目の前の問題に没頭しすぎたら
{／ _ノ | / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ヽ'´_ﾌ |ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ | 足元をすくわれるゾ。
V| ||ハ | （●） （●）/ / ,/ﾚ′
ﾄ| | .`| ヽ 「)'/|/ 油断大敵、良い子の皆んな、勉強になったかな？
{.Ｌ.rー‐､(こ'ー-､__.｣ ヽ､_ ― _,.ィT/
┏━┓ ┳━┓ ┳━┓
┃ ┃ ┣━ ┃ ┃
┗╋┛■ ┻━┛■ ┻━┛■
.
できる夫の案すら浮かばなかった俺の頭ェ
次回は数日から一週間の間に投稿します。
できる夫の案は普通に知ってた・・・が、その他の考えもなかなかに面白いですなあ
他にもいろいろ考えられそうですなｗ
上流に向かって行って川の始点を回るという気の長い方法もあるな
分からなかったってばよ…
できる夫ほどじゃないけどできない夫も頭いいんだな！
自由な発想だなあ
やる夫のパワープレイで笑った
狼は有能。はっきりわかんだね
真っ先に思いついたのは源流を使う方法だったが面倒くさいわな
同じ面倒でも橋ひとつ渡るまでに偉業を成し遂げるやらない夫凄すぎｗ
あまりの嬉しさに小躍りせんばかりの様相です。
残り4話ほぼ完成していますので、最後まで読んで頂ければ幸いです。
二問目は明日の晩を予定しています。
良い案を頂き、時間もありましたので問一に番外で8レス追加します。
ダディの解
/＼＿＿_／ヽ
／'''''' '''''':::::::＼
. |（●）, ､（●）､.:| ＋
| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::| 番外編だよ
. | ｀-=ﾆ=- ' .:::::::| +
＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／ +
,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
.
┌─────────────────────────┐
│ ダディは知恵者の>>56の話を聞いて大いに納得し │
└─────────────────────────┘
／｀ｰ──一'＼
,ｒ（●）(､_, )､（●）＼
. | '"トﾆニﾆ┤'｀ .:::|
|. | .:::| .::::| なるほど！
. | ヽ .::::ﾉ .::::::::|
＼ ｀ﾆﾆ´ ..::::::／ 水源まで行ってしまえば
,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ーーノﾞ -､ 結果的に川を渡れるということだな。
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
.
┌───────────────────┐
│ 片っ端から文献、地図を読み漁り │
└───────────────────┘
ニニニニニニニニl
| | |||||| |||| |
| | ||||||| ||| | /＼＿＿_／ヽ
|||||| |||||| |||||| ／'''''' '''''':::::::＼
ニニニニニニニ . |（●）, ､（●）､.:| ふむ、不確かだがこのあたりが水源のようだな
|||| || || |||.| | ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::| ＿＿_＿＿＿＿＿＿
|| || ||||| || || | ＿｀-=ﾆ=- ' .:::::::| ）三三三 ） ）
| | r=､ ､ , r ニ- ─‐'､ ´ .:::::／ 「￣￣「￣￣￣!
| ヽ ヽ =r'r ' ´ '､-‐一'´＼ r┴―‐┼―┬ｰ'
ニニ ヽ '､'､ '､ ::::i | {＿＿＿l＿___{___
|| || ヽ '､'､ '､ :::;;| | |ニニニニ ニ |:.:.:.|
|| | ヽ '､'､ '､. ﾉ | |ニニニニ ニ j::.:.:j
|| || （ ）､'､'､ -‐（ ￣ ／ ｢￣｢￣￣￣￣￣￣l
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
┌────────────────────────────┐
│ その後装備を整えて、水源への道を進み始めた。 │
└────────────────────────────┘
ハ
＿＿ / ,'
/´￣ ｀ヽ / /
, -─'ｰ── ｰ- _ Ｖ _ノ
＼ ,. -── - , _｀ ＜ヽ.
Y´ '''''' '''''' ヽ ソ
/l （●）, ､（●） ｊ〉｀l
＿＿ｒ─-ｌ | ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, ﾞ,ﾘﾉ 前人未踏の道のりだ、万一のことも覚悟せねばな。
. /, ‐ﾆ‐､ヽ￣｀ｌ、 ｀-=ﾆ=- ' ､ﾉ´ヽ.
// /ｎヽ ｌ |, -‐<｀' ､ ,_､ﾞｨ ､ l
| | | | | l∠､ ＿_j <ヽ｀￣｀＜＿ﾄ､_) ､ﾉ
l 〉ヽy' | | ＼｀丶､ ＿ ,ﾊ＼ｒ＼
y'＾y' | | ＼ / ＼.ヽrｭ__
ｒ彳 / l r──‐┐ ＼_,/ ｒ‐---Y〉ｰ- ｀ト ､
. |Fl_r', -‐ - ､ｊ /l__ｒ‐ｭ＿ｊ │ | ｌ､_rｭ_ｊ─- h !
|| / / ,. -- 、 |,ノ | | | |│ ﾄ--‐ ｊ.l |
ｌ| Ｌｌ∠ -‐'⌒､ｊ ｰ──' | └─ーﾍ7ー'´ﾉ ,/
| |〈 ｌ ││ |,〉、 ﾉ ト､二／
. ヽl ヽ､_ｌ__,l､_ﾉ､__)───── ｲ--------イ
|_|__|_| |─┬r────‐r‐┼--------h
｀匸.| |Ｏ__ｊ | ! ﾉ ||
| |＿__ｌj j'´ ﾘ
| |ｰ─' ﾊ l ｜
| ﾄ､ l ﾉ / 〈 ヽ , ﾉ 〉
| | ｌ｀ー─'ー---ｲ 〈｀ｰ｀ｰ--'ー‐ｲ
| | l ,ﾆ -- ‐ ─'ﾉ ヽ --─ '´,ノ ゝ、
│.|〈 ,.∠ﾃ=ﾓ＜´ 〉 │ _／／ﾝｰヘ､
│.| ﾊ､＿二＿_)Ｙ ヽ､＿_,∠_ｰ'ー‐-'ﾉ
l__l ｀ー------‐' ｀＾＾＾￣
.
┌──────────────┐
│ 土砂降りの雨の中を │
└──────────────┘
!| i| i| |i !| i ! i
i i| ! i i |! i ! ! i i
i| ! i i ! ! i |! i| !
!| i| |i ＿＿ !| i ! i
i i| ! i ／´ ＼＼｀＼ i ! ! i i
i| ! i ／ U ヾヽ ヽ i |! i| ! i|
!| i| / _ヽ_､ ヽ ! i
i i| ! / U ,イ´::::''''ﾄ､ ヽ ! ! i i
i| ! i ｛ ／:::::::::､（＝）ﾍｌ 〉
|i l ! ヽ | /::::,,ﾉ(､_, )ヽ､,,::｝ / i やれやれ、ひどい雨だ。
!| i| λ＿ゞ＼ゝ､ -=ﾆ=-､__/У だが歩みを止めるわけにはいかん。
i i| ! i ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ ! ! i i
i| ! i /弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ |! i| !
!| i| / ‐゛ ｀ﾞ'''' ゛ .゛.'" ゛.､ ! i
i i| ! ヽ -―￢''''ﾞ" / U ヽ ! ! i i
i| ! i / ／ ./ .ヽ !
|i l / ._..- .／ U ,i" ﾞ''ｰ- .. ...ｌ i !| i
i ! / -‐'″ ／ / U .ｌ i| i!
i! i! / U / ヽ ｌ i! i!
!i l、 U ,‐ .｀'． U ／ i!
!| i i ｀''ｰ ..,,_.＿_ .,-|..ｌ, ＿__,,,￢″ i!
i i ! ｌ./ /ﾞﾞ"''''‐" | l―'''''''ﾞﾞﾞ´ ゝ i!
７ / ＿____、 ! .! --- ./
/ ,iﾆ- ＿_ イ'" ｀'''___＿_＿_|
/ ,/,! .lﾞ | !
ｰー.. ! .,,,,,、 .| .! .`'ｰ-､
,ｒ'"ﾞ゛ | .! ｀i
'!、＿_＿_＿__＿l .ヽ＿＿＿＿＿i
.
┌─────────────────────────┐
│ 晴れ渡った空の下を旅し続け │
└─────────────────────────┘
,､、
/:.:∧
,l:.:.:.|:.:ヽ、
/.:.:.:./l:.:.:.:.:＼
＿_ _,r '′:.,:.'.:.|:.:.:.:.:.:i:.｀ｰ- ､＿＿
ニヽ-'´:.:.:.:.｀ー- 、＿＿,,..．-─￢ー- ､_ ＿_ ,!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.: ｰ- :. -＜:.:.:.＼_ ＿＿
:. :. :.~""'''ｰ- ．..,,＿_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ー--‐ｧ'´:.:.:.:.:.｀ｰ-‐'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ｰ-=ニ二､￣:.:.:.:.:.
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.￣￣~~""'' - ､:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.~"''' ｰ-､ :.:.:.:∧＿∧.:.:.:.: 少し休憩するか。大分登ってきたな。 __,,,.. ．-‐
:. ―-､.:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.＼:（ / ⌒ヽ） :.:.:.:.:.:.:.:._,,.- ' :.:.:.:.:. _,,.. ．-‐ '''""~ ゛ ''
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. i>､_,v . :. :. / ヽ ． ,,,,,,∠Y"´ﾞァｯ -‐ '''""~ " _ ゛''
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ﾐ ｡.,｡i （/ __ ヾ,;' ゝ‘,,ェ） ﾞ''" ｯ淼v
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ｰγ⌒",ヽ.._'ｯ ''' (＿)ー、 ;' ､,,,,,,, ;; ,,:' ､w,,,
:. :. :. :. :. :. :. :. __,,.. ．-‐ '''"" ヽ_,,)-､_rシ''" |_j l_j |_jﾞｌ_j ﾞ''''" ､,,vﾉ
__,,.. ．-‐ '''""~ ﾞ''" wkv
.
: :.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.: : :.::.::.::.:
┌──────────────────────────────┐ .:.
;;;⌒ヽ │ 遂に、誰も見たことのなかったこの川の水源にたどり着いた。 │
;; :. .);) └──────────────────────────────┘ :
ヾ);ヾ; :. .) : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
ヽ;;;;))ノ;;) ; ,.;；:｡,.;i；';.,, : : : : : : : : : : : : : : : .;'":;. :.. ;'"'":; ;:,.;i；';.,,,:'':'`::
;;; ;⌒ヽ;;; ,.i,i,i,i,';.,,;:i;i;i;.;i；';.li：､;,.;；:｡;:；;:：､; ,.;i：、;:;":;";`;:;";`：、;:;":;";`;:;" ;:;..:,.;lili｡;:；; (;;:'`) ::;;:
..;;liヾ; :. .) .;,,,,,,；li,i,；,.;lilii,:；;:：､;｡;:；;lililili.;'":;. :.. ;'"'":;ii:.. ii ：、;:i;"：、;:;ii`;:;"ii":;" ,.;；:｡lili,ｉ,：､;',: (;;:';;: ) :;`：:
;;;;(;;;) ))⌒) '"' "'''.'::::''"'"' "'''.':''"'""'''""'"'"' "'''.'''"'"' "'''.''"'"' "'''.':::''"'"' "'''.':::::::::''"'"' "'''.:: (;':(;':i:;:',,, )::
ﾉｿゝヾ⌒:::⌒.)) .:i;i;!;!;!i;;..i;i;...;!;!;!;!i;i;:;;.:.i;i;,, ..i;ii.i. ,,..'.;'":;. :..''"'" "''' '''.' (⌒' ) (;;(;'::(ii;;/;;,,,,ヾ
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;;;;;ヾﾉｿ:;⌒) :;⌒) ) :.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.: ::: : : : ';i;i;i;''"'"' "'''.(;;:(;;:i';:' )::..)'(;;:';:' )';;;;ヾヾ)
ﾉ：、li":; ／ " `;:;");) .:.:.::::::::::::::::::::::::::::-:::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : :-:::;!;!;!;!;i;:;(;;:';(;;;:ii' /....):::|iii:::::::::::::::
:: li⌒) ⌒;) ;;(;;; :⌒;;) ::::::::::::::::::〜:::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.: : : : : : : : : : : : : : : ::''"'"(;;:''.';:' );:' ).. ):::|iii' "'''.':::::
ﾉｿゝiliヽﾉ;/;;;;; :;;(;;; :ノ ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::-::::::::::.::::::::.〜 : : : : : : : : : : : : : : : :::''"'"' "'''.'::|!ii::::::-:::''|!i|' "::::::::::
;;;ヾilili; ;;));ノ;;;; .:.:.:::::::::: 〜::::::::::::::::〜::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._::::::''"'"' "'''.': .....:|i!i:: ' "'''.~~'::::::: ::::
: :|liｌｉ;!|;ヾ);;;);;;;;) :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-:::::::''"'"' .;'":;.;'ヾiﾂｨヾiﾂｨ:,,,....､........ﾂｨ''"'"' |!ii::.':::::::::::ヾiﾂｨ ::
:.:.|ｌｉｉ;ｉ|;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::-:::::::::::::''"'"' "'''.'''.;'":ｿ''.':,､,､::::::｡.． :::ヽｼｿ ::::::''"'"' "'''.':::ヽｼｿヽｼｿ ﾉﾉ
'.''|liliｌｉ|ｉ;''.'''"'ヽヾiﾂｨ "'''ヽヾiﾂｨ:::ヽヾiﾂｨ ,､ ｡.． ,､ ．.． :ヾiﾂｨヾiﾂｨ''.'''"'"' "'''.ヽﾉｼｿ ﾉﾉﾉ :::::::
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│ │
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.
┌─────────────────────────────────┐
│ 無事に山を下りたダディはこの旅の成果を発表、大いに称賛された。 │
└─────────────────────────────────┘
/＼＿＿_／ヽ
＋ ／ '''''' ''''''::::＼
| ,（●）, ､（●）､| ＋
+ | ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .:::|
. + | ｀-=ﾆ=- ' .::::::| + 私もこれで冒険家の一員だな。
＼. ｀ﾆﾆ´ .:::／ + >>56>>65殿にも感謝せねば。
. |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
.| |
,. -‐ '| ダディ測量 |
/ :::::::::::| |＿_
/ :::::::::::::|. 水源の地図 ｒﾆ-─｀､
. / : :::::::::::::| ｀┬─‐ .j
〈:::::::::,-─┴-､ |二ﾆ ｲ
. | ::/ .-─┬⊃ |`iー"|
.ﾚ ﾍ. .ﾆﾆ|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|ｒー''"|
〈 :::::＼＿ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::: ／::::::::::::|
┌──────────────────────────────────┐
│ │
│ このように、人の話に真摯に耳を傾ける謙虚な気持ちと │
│ │
│ それを実行する不屈の精神力があれば、人は立派な功績を打ち立てるのだ。 │
│ │
└──────────────────────────────────┘
┏━┓ ┳━┓ ┳━┓
. ┃ ┃ ┣━ ┃ ┃
┗╋┛■ ┻━┛■ ┻━┛■
話の最後にQ.E.D.を使おうと思い間違いないか検索をしたときに
そのタイトルの漫画があることを知ったのですが、読んでないので内容は全く知らないです。
ネタとして有りがちなのかもしれません、あまりに似ているなら恐縮です。
Wikiを見る限りあちらは難しい命題を取り扱っているようですが
こちらはあまり深く考える問題も答えも出てきません。
だからすくうのは足
/7__ ＿＿＿
/ムム`７ ,勹 ｢
ﾚ [] [] |/∠ゝノ
| [] [] |//１ ﾆｺ
| 厂 | |ﾆﾆ ﾆｺ ▅▅▅▅
// 弋_j |_j ▅▅█
V ▅▀
▀
「ヽ <ﾆi
, -┘ `ﾆ二ゝ
ヽ-‐''| |´,へ,
<ﾞﾆゝ| |r､￣ ▅
／ﾌ.| | ヽ`￣`─ｧ ▅▄ █ ▅▅▅▅
〈__」_」 .｝ ｀ー‐'~’ ▅▀▆ █
＼_ﾉ ▀ ▀ ▀▀▀█
▀▀▀▀
問二 割り切れない数、割り切れない気持ち
.
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ | さてお立ち会い
|ハ | （●） （●）/ / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
|￣￣￣￣￣￣￣￣ |
_（,,) 下記の問題の (,,）_
／ | 解を求めよ | ＼
／ |＿＿＿＿＿＿＿＿_| ＼
.
Q．8個のリンゴを3人で分けようと思います。
不公平にならないように、どのように分ければいいでしょうか。
,ﾆ、
／ナ′
/ У
,.. -┐ ｒｧ …‐- ..,,
,.r七て) | .|.:.:.:.:.:.:.:.:. ﾟ :.:. : 、
＞’ 。 | :|.:.:./／.:.:. : ... .:..::ﾟ.:.:..、
／ ｃ :.:.:.:.:.:.f圦 Ｗ ′ ..:...:.: . . . :.:.:＼
Ｘ.:. . : . . く≧‐- __｀廴》 __,..:=≠-‐ . . . . .:ヽ
/.:.:.:.. : . . . . . . . . ￣￣´ ::::::: 、 . .:.: い
ん..:.. : . . . .ο γ ⌒γ い . . .:.:.:.
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ヽ、..:.:. : : . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . : ..:.:.:.:;:;〆
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`ﾐ＜.:.:.:. : . : . . . . .. : ..:.:.:. : : rf〔
｀≧=‐-=ﾆ二二ﾆ斗r七升
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│ │
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└───────────────────┘
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できる夫の解
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
.
＿＿＿_
／― ― ＼
／（●） （●） ＼
／ （__人__） ＼ 一人２つづつは確定だおね。
| ｀ ⌒´ |
＼ ／ 残り２つはどうすればいいお？
／ ＼ ナイフで切るかお？
| ・ ・ ）
. | | / /
| | / / |
| | / / |
(YYYヾ Y (YYYヽ |
（_＿＿ノ-'-（'＿＿_）_ﾉ
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（―）（― ） |
（__人__） U | 3人で割り切れるように切っても
（｀⌒ ´ | 切り分け方次第で等分にならないだろ。
.ｌ^l^lｎ |
.ヽ L ﾉ …そう思うと1個づつのリンゴの大きさも
ゝ ﾉ ノ 気になってきただろ…
／ / ヽ
／ / |
.
あーでもないこーでもない
／￣￣￣＼
／ _ノ ヽ
| （ ●） | ＿＿＿_
| U （__人）. ／ ＼
| ⌒ﾉ. ／ ノ ＼ ＼
ヽ } ／ （●） （●）＼
＿ > } | u （__人__） |
￣￣` ､＿_ﾉ ＼ ｀ ⌒´ ／
￣`'‐- 、 > ー‐ <
ヽ / ／￣彡ﾐヽ、
V ヽ / / ヽ ヽ
ヽ Ｙ / | |
入 ヽ ノ ヽ ノ
／￣￣￣＼
困りましたね。 ／ ＼
/ --‐ ‐-- ヽ
このままでは喧嘩が起きてしまいます。 | （◯） （◯） |
＼ ' __,／
僕が解決策を考えないと…。 ／ ＼
.
|
＼ __ ／
＿ （ｍ） ＿ﾋﾟｺｰﾝ
|ミ|
／ .｀´ ＼
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ●） （●）＼
／ ___'___ ＼ そうだ！この手がありました。
| |r┬-| |
＼ `,. -'"´´￣｀ヽ やる夫くん、やらない夫くん、
／ （＿＿＿ | もう悩まなくていいですよ！
／ |
（￣ |
￣￣￣| |
／￣￣＼
／ ⌒ ＼
（ へ）（ へ） |
.（__人__） .| お、さすができる夫。
ｌ｀ ⌒´ |
{ | 名案を思いついたみたいだな。
{ ＿ |
（ヽ、ヽ / ）|
| ｀`ー―‐'| ..ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／）
／／／）
／,.=ﾞ''"／
／ i f ,.r='"-‐'つ＿＿＿_
/ / _,.-‐'~／⌒ ⌒＼
／ ,i ,二ﾆ⊃（ ●）. （●）＼ はやくやる夫たちにも
/ ﾉ ilﾞフ::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
,ｲ｢ﾄ､ ,!,!| |r┬-| | 教えるお！
/ iﾄヾヽ_/ｨ"＼ `ー'´ ／
.
＿＿
＼ ￣ ｀ヽ| ┌───┐
, `―― ⊥￣"' ､ |＿＿＿__ |
／ /⌒) ＼ | |
/ し／ i | |
| Ｏ l | |
i l 人 人
i / ＼ ／
i / -‐} {‐-ミ
＼ / ＼ ───┐ （( ‘ー’ )）
＼ / ＼ ＼│ ／ ｜ ｰ―― '
`―――――´ ＼ │ ／ │
＼ ｜ ／ ／│
───┘ ／
r――ｭ - －、
,ｨニニ二二二二ニニx ● ●） ヽ
く{: : : : : : : : : : : : : : : : : :j ､ '一 .ノ
l: : i! : : : : : : : : : : : i! : :l
l: : i! : : : : : : : : : : : i! : :l リンゴを全部ミキサーに入れて
l: : i! : : : : : : : : : : : i! : :l
l: : i!: : : : : : : : : : : :i! : :l ジュースにしてからきっちり三等分しましょう。
l: : i! : : : : : : : : : : :ｉ! : :l
. l: : i! : : : : : : : : : :.i! : :l 液体なら体積も重さも測りやすいですよ。
. l: : i! : : : : : : : : :.i! : :l
l: : i!: :,,ゞV∠: :.i! : :l 味も均一になりますし。
l: : i! /_,〔 〕,_ヽi! : :l
>ﾆ二Y⌒Y二ﾆ<
| i :i´￣￣￣｀i :i |
L乂__＿＿＿..乂j
| |
| |
/ ﾍ
. / : on : ﾍ
/ :｛・｝: ﾍ
. / : off : ﾍ
| : ..: |
｀ーrｭ＝=========＝ｒｭ一´
.
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
(⌒）（⌒ ） |
(__人__） u | （俺は固形のリンゴが食べたかったんだけどな）
| |┬‐| |
| |｜ .| | 確かに、均等を考えればそれがいちばんの案だと思うだろ。
（｀ー´ /
ヽ /
〉 〈
| |
| |
_＿＿＿
／ ＼
／ ＼
／ ＼ （リンゴジュースってリンゴと呼べるのかお？？）
| ＿, ／ |
＼（ー⊂ヽ､∩ ｕ ﾉ うーん、これ以上悩んでいても仕方ないし
| | ゝ＿ ＼ ／ ) できる夫の案でいくお。
| |＿＿＼ ” ／.
＼ ＿＿＿ ＼ ／
＿＿＿_
／ ＼ ありがとうございます。じゃあジュースにしていきますね。
／ _,ﾉ ー ＼
／ （●） （●） ヽ
| u. ' | （2人ともあまり納得していない様子ですね。
＼ - ― ／ ちゃんと平等になる分け方のはずなんですが…）
／ ＼
.
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│ │
│ │
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│ │
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┌──────┐
└──────┘
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼ 賢いやり方が、納得されるやり方になるとは限らないよね。
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l 設問の答えとして正しくはあるんだけどさ。
∖ヾ!∖ ∖「ゝ （●） （●）|ハ|
ヾi ∖| , |´ 人の心って難しいよね。
ヽT､,_ ― _,ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼ さあ、次の人を見てみようか。
>{ ,' | ､ , ,. ,.l , ﾞｉ
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ,ｌ
′Ｊｉ, ﾞｉ ﾞｉ （ ●） （●）|ハ|
i⌒ヽ'(1. ''' ＿' ''' ﾉ川／⌒)
. ヽ ヽx＞､（_.ノ__,イ ｌ |::::ヽ／
∧ 人lﾊ:::::l,三|:::/ｌ| ,:::::ﾊ
.
やらない夫の解
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | （ ●）（● ） |
. | （__人__） │
| ｀⌒ ´ |
. | |
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
.
／ ￣￣ ＼
／ノ ヽ__ ＼
／（―） （― ） ＼ やっぱりリンゴはリンゴとして食べたいお。
|. （_人＿） u |
＼ ｀⌒ ´ ,／ ジュースにしたんじゃなんか違う気がするお。
/ ヽ
./ l ,/ / i
(＿) (__ ノ l
／ ／ ___ ,ノ
!､＿__!､＿_＿＿_つ
／￣￣￣ ＼
／ ノ ヽ ＼ そうですね。
／ （ー） （ー） ＼
| __´ _ | あまりにも三等分にこだわりすぎて
＼ ￣ ／ 本質から外れてしまったかもしれません。
ノ ＼
.
でもやらない夫くんなら やらない夫ー
きっと解決してくれるはずです。 期待してるおー！
＿＿＿_ ＿＿＿__
／ ＼ ..... ／_ノ 'ﾟ .ヽ_＼
／ ⌒ ° ⌒ ＼ .... ／（≡） （≡）＼
／ （ー） （一） ＼ . ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| __´___ | .... | |r┬-| |
＼ `ー'´ ／ .. ＼ `ー'´ ／
／二二､ヽ:.:.:.:.:.:.:ー‐.:.:.:.:.:.:.:￣｀＼ ...... ／二二､ヽ:.:.:.:.:.:.:ー‐.:.:.:.:.:.:.:￣｀＼
|丨 丨亅:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::|! ... |丨 丨亅:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::|!
ヽ`ｰ-‐'ン’:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ﾍ .. ヽ`ｰ-‐'ン’:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ﾍ
! ｀| |´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ ! ! ｀| |´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ !
! . | |｀￣￣￣￣￣ ,＿__￣￣ｌ ! ..... ! . | |｀￣￣￣￣￣ ,＿__￣￣ｌ !
! . | | ＾‐ｰ i´ ｀ヽ ┴、 ! .... ! . | | ＾‐ｰ i´ ｀ヽ ┴、 !
!丨∃ゝ ヽ ,-┴､ ヽ. .! !丨∃ゝ ヽ ,-┴､ ヽ. .!
／￣￣＼
━━┓┃┃ ／ ヽ､_ ＼ なんで地蔵？！
┃ ━━━━━━━━ （≡）（≡ ） |
┃ ┃┃┃ 从,_人__）⌒:::::: |
┛ 三 ≧ ',,._. |
. ﾟ ｡ﾟ 三 ≧ ﾟ'ゝ､ | 平等にお供え待ってますよ（お！）＞やるでき
-=＝ 三 ≦ ﾉ
。 -=≦ ,ｧ ノ
. ﾟ ･ ﾟ｡ 三＜ ､,Ｊ > ヽ 図々しい地蔵だなオイ！
≦ ッ ッV´ | |
.･ ｡ ﾟ ｡ ミ´ ､､ ﾊﾄ･｡ | |
.
／￣￣ ヽ
／ ヽ （頭痛くなってきた）
/ ヽ
| _,.ノ '(ゞ､_| まあいいだろ、俺はもう均等にはこだわらないことにした。
.| （ ー）ヽ ヽ 結果に差は出るが、機会は公平になる方法でいくだろ。
.ﾉ| U （___人_＼＼__
／ | ｀⌒（⌒_ ＼
{ .ヽ. し「、 ＼
{ ﾄ ｀ヽ. ___´ノ ヽ、 i
.| | | ／ /
＿＿＿＿
／＾ ⌒ ＼
（●） （● ） ＼ お？
/⌒（__人＿）⌒:::::: ＼
| |-┬r| | なんだかとっても気になるお。
＼ ｀'ー` ／
＿＿＿＿
/ ⌒ ⌒ ＼
./( ―） （ ●） ＼ 差が出るというのは少々不満ですが
/:: __',__ ::::: |
| `ー'´ .| ただ差をつけるわけではないんでしょうね？
＼ ／
.
, ノ ､ 、 {f⌒)}
- - 、 l（● ●）l - - 、 {「
/ (● ●）ヽ | （_人_） | / (● ●）ヽ Ｃ
ゝ（_人_） ノ ヽ ノ ゝ -'- ノ
、 、 、 、 、 、 、 、
γ┴ヽ γ┴ヽ γ┴ヽ γ┴ヽ γ┴ヽ γ┴ヽ γ┴ヽ γ┴ヽ
ゝ＿ﾉ ゝ＿ﾉ ゝ＿ﾉ ゝ＿ﾉ ゝ＿ﾉ ゝ＿ﾉ ゝ＿ﾉ ゝ＿ﾉ
まず、２つづつリンゴを分ける。これで最低1人2つは確保できるだろ。
残った２つはじゃんけんで決める。
勝った２人で１個づつ分ければいいだろ。
ノ ノ
,.r''"⌒ヽv "⌒｀ヽ ,.r''"⌒ヽv "⌒｀ヽ
/ ［ ］ Y / ［ ］ Y
l l l l
l 「 l l l 「 l l
ヽ | 」 ﾉ ヽ | 」 ﾉ
ヽ / ヽ /
＼ ／ ＼ ／
``~~~´´ ``~~~´´
.
(ヽ三/) ））
＿＿ ( i)))
／⌒ ⌒＼ ＼
／（ ●） （●）＼ ） それはいいおね！
.／:::::: ⌒（__人__）⌒::::＼
| (⌒)|r┬-| | やる夫、じゃんけんには自信があるお、早速やるお！
,┌､-､!.~〈`ー´/ ＿/
| | | | __ヽ、 /
ﾚレ'､ﾉ‐´ ￣〉 |
｀ｰ---‐一'￣
＿＿＿_
／_ノ ' ヽ ＼
／（ ≡） （≡）＼
／:::::::⌒ __´___ ⌒:::::::＼ ふふふ、僕の頭脳をもってすれば
. | |r┬-| |
＼ `ー'´ .,／ 勝つことなど造作もありません。
/⌒ヽ ｨヽ
./ rｰ'ゝ 〆ヽ さあ勝負です！
/,ﾉヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
(⌒）（⌒ ） | （納得してくれたみたいでなによりだろ）
(__人__） u |
| |┬‐| | 負けたからって恨みっこなしだからな。
| |｜ .| | じゃあいくぞ。
（｀ー´ /
ヽ /
〉 〈
| |
| |
.
じゃーんけーん
､__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ 人
） __,n◎ __ ∩ （
） └┐r┘ └┘/7 ∪ （
） <ﾌＬKﾞ> ＜ノ ○ （
） （
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y Ｙ
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼ ちぇっ、上手くいっちゃったみたい。
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ いかにも常識的な解ね。
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ| ただ気をつけて。
ヾi∨| , |´ 恨むなと言っても、恨み深い人はいるの。いるのよ。
ヽT､,_ σ _ ノ
| lヽ::ニヨ7l 相手を見てやらなきゃダメよ…。
└l´:::／ヽ |`
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞ じゃあサクサク次いってみよう。
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ | （●） （●）/ / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
.
やる夫の解
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
＿＿__
／ ＼
. ／ ノ ' ヽ＼ あれ？まだやるんですか？
. ／ ／）（ー） （ー） ＼
| ／ .ｲ ' | やらない夫くんの提案ですっきり決着しましたし
∨,'才.ﾐ). -‐‐- ／ これ以上の案は出ないのでは？
. | ≧ｼ' ＼
／＼ ヽ ヽ
／￣￣Y￣￣＼
／ ヽ,_. ノ ＼
（●）（● ） （ ●）（●）
（__人__） （__人__） じゃんけんの結果で揉めたわけでもないしな。
{｀⌒ ´ 彡 ｀ ⌒´
{ }ﾉ もうこれでいいんじゃないのか？常識的に考えて。
{ 彡 }
ヽ、 / ノ
.ﾝ ヽ
／／ |
(⌒二_／ | . |
.
( ⌒ )
γ⌒ ⌒ヽ
ゝ ノ
| l |
＿＿＿
／ ＼ なにおぅ！
,---､ ＼, 三_ノ ＼,― 、
.l ｌ （●） （●） ＼ | やる夫は全然満足出来てないお！
| | （__人__） | |
.| | |!!il|!|!l| ／ / やる夫だけリンゴ２つしか貰えなかったお！
ゝ |ｪｪｪｪ| ノ やっぱりみんなぴったり同じじゃなきゃ嫌だお！！
＼ ／
/ |
/ |
／￣￣＼
／ _ノ ヽ、 ＼ お前…じゃんけんに負けたの根に持ってたのか？
| （ ○）（○ ） |
. ＼ | .（__人__） l / ＼
.＼ .| ｀ ⌒´ ﾉ . / ＼ ￣iフ ┌─┐
. ＼ ヽ } ノ . ┌┘
.＼_,ゝ ノ ＿＿_ ｡
／, r､ く、 ／ ＼
./ 〈 ＼ i ／ ⌒ ⌒ ＼
. ヽ､ .ヽ ＼ / （ ○） （○ ） ＼
.て_） ＼| ｀ | 後出しした挙句負けたんでしょうに。
＼ ＜＞ ／
〉 ､ 〈
_ノ 入 / / |
(⌒_ノ ＼ / ／ |
￣ (.__) ! うるさいお！！！
＼＿ノ やる夫が完璧な案を出すお！＞(やる夫)
.
┌──────────────────────────────── ── ─
└────────────────────────── ── ─
┌──────────────────── ── ─
└──────────── ── ─
┌──────── ── ─
└── ── ─
.
┌──────────────────┐
│ そう言い残してやる夫は旅立った。 │
└──────────────────┘
／￣￣￣ ｀＼
／ ヽ､
/ ＿ ヽ
/ ,イ´::::::::ﾄ､ ヽ ジュースにしなくても
｛ ／::::::::::（●）ﾍｌ 〉
ヽ | /::::（__人__）:::::::｝ / 完璧に等分に分ける方法があるはずだお…。
λ＿ゞ＼ゝ､.｀_⌒´＿_,/У
ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ
/弋＿ー ＝ ー─ヤ彡ヽ
┌────────────┐
│ 異世界に渡り │
└────────────┘
i !
| i !
l
i |! ＿＿ | ,|
, -‐＼ , ,i -─ '''""´ ／＼｀""'''ー- i,､ !
/ （● ● |／＿＿＿＿／ δ ＼＿＿＿＿＼ ,|
⊂ゝ （__人） /. ＼ ξ／ ￣￣￣￣＼ σ ／ ﾍ!
ヽ つ | | ＼／ ;ﾞ ,.'"ﾞ': ＼／ |
〉 ＼ ﾍ i ,／＼ ､｀,. 'ﾞ ／＼ ! /
（_／ ￣ヽ_） ＼|／ ο ＼i＿＿＿＿／ α ＼i!／
￣￣￣￣＼i η ／￣￣￣￣
｀"'' ‐- ..,_|＼／,,.. -‐ ''"´
.
┌──────────────┐
│ 厳しい修行を経て │
└──────────────┘
＜BEFORE＞
／￣｀ヽ､
/ ＼
＿_◎＿ ヽ
＿／⌒ ⌒＼＿ | ぐえっ
／:●））（__人__）（（●:＼ |
| |r┬-| | |
＼ `_⌒_´＿___ ∠__. |
. /´ ⌒｀￣ , ´ ｀ヽ/
| ＿ﾞ＿＿_､ィ`_,ﾙﾘ
| イ´￣ l
. | |
＜AFTER＞
, -､ , --―l
, - '" ） `､ン-´
r'''ヽ､´｀ -r'入 r
/､､__ノ |___／｀ー--､ ＿＿＿＿
,-'l ＼ l ___,-|／~"'',.'‐､-'' ／＾ ⌒ ＼
, -'": : "'-､ N __,..┤ ／ （●） （● ） ＼ ストリングプレイスパイダーベイビー
: : : : : : : : ／l＼ |／ /⌒（__人＿）⌒:::::: ＼
: : : : : : ／ l ＼| | |-┬r| |
: : : : : :l__,.__l_,.._＿_ﾄ､, -' ､_ ＼ ｀'ー` ／
: : : : :丿 l ｀ __|__丶 ~""'''┐´| │
: : : ／､ l /||| ||`､丶 ヽヽ __／
: ／ﾉ: l. l ||||| ||||| 丶 ＼｀゛￣￣ ,..／
: : : : ノ l l|||| ||||| 丶 ＼_,. -'''"
ヽ::/ l ｀- -´ ｀-‐､
ヽ ,┴-､ _____/＿ｒ/
l ー-､_''""~￣ / （
l ___,,..__,,..-､ "'-､_/ l
l （_＿__,,.. ． ヽ l
￣~""'''‐-..,,__ l
.
┌──────────────────────────────┐
│ 遂に、『どんなものでも均等に分割する能力』を身につけた！ │
└──────────────────────────────┘
＿＿＿_ ○
／ ＼. O .::::::::. ○ ﾋｯｻﾂﾜｻﾞ
／ ヽ、 _ノ＼ .:::::::::::::. ○ これがやる夫の『答え』だお！
／ （●） （●） ＼ o .:::::::::::::::::.
| （__人__） | /)/）／）::::::::::::: (⌒)
＼ ⌒´ ／ 「//／／:::::::::::::::::: ｀~
γ⌒ ⌒￣￣'￣´ （:::::::::::::::::::::::r ⌒ヽ
i j _＿＿､＿_,､＿`つ::::::::::::::::ゝ __ノ
ヽ､ l /′ ｡ :::::::::::::::::::::
/つゝ､,,! } o :::::::::::::::::: (⌒)
｛〈〈〈,ゞ,ｿ 〈 O :::::::::::::: ｀~´
｀￣／ ＼ O :::::::: ○
／ ／´`＼ ＼ Ο ○
! く´ ＼ ﾍ
＼ ＼ ヽ ﾍ
(´____＿___ノ ヽ ヘ
｀￣ ￣ ∨__＿___｀)
.
┌────────────────────────┐
│ やる夫は異世界から帰還し │
│ │
│ 早速やらない夫とできる夫の元に向かったが │
└────────────────────────┘
／￣￣￣＼
／ ＼ ／ ＼ 見てくれお！
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | これがやる夫の完璧な解だお！
_,..,＼ ｀ ⌒´ , ﾉi／
＼、 r´／ ﾉ)ノ,(_ノしν
《, nnnn ヾ》 ( j nnnnぅ ﾉ
弋`ーマ乂 (廴`二ンζ
／ﾞ''ｰ-‐'' | /
| ｒ /
ヽ ヽ／
>__ノ;:::......
.
┌──────────────────────────────────┐
│ 時間の流れが大きく違ったため、２人はすでにこの世のものではなかった。 │
│ │
│ もちろん、分けるべきリンゴもあろうはずがない。 │
└──────────────────────────────────┘
∧
／|￣￣| | i /|￣￣￣|
| : | | ／ｌ ／|￣￣| | | . | |.: . . '|
| . | | . / / | : | |..〉.:| ／|￣￣| | | : . |
| : | |￣|/ / | : | | | | | : | | | |:.. . ;|
＼ | . | | |_ / ／|￣| :| : | | | ｌ'w'^~^ヽ／|￣| : | | | | . .; : |
:| :| . | | |/ :| . | | .| : | | | | | : | | : | | | |.: ' . .|
:l,,r'"゛''| : | | | |￣￣l | : | | :| : | l l ;"; ｌ⌒ｌ | : | | : | | | | . .. : |
:i |￣|￣￣￣i: |_| |,;''"| : | ||￣γ￣￣ ｌl | | | : | | : | | | |;.. .. |
. l: |￣￣|￣￣￣| .| l | : l |￣ |_|￣￣￣|_| : | | | : | |￣|￣￣￣||￣|￣￣￣|
／￣￣￣ ＼
／ :::::＼:::／＼ やる夫が帰ってくるまで、待ってて欲しかったお…。
／ ｡<一>:::::<ー>。
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj ３人でリンゴ、分けたかったお…。
＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜
／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;.
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼ いくらリンゴがあっても
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l 分ける相手がいないと意味ないよね。
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ|
ヾi∨| J |´
ヽT､,_ 'ｰ=-' _ ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼ さあ、次からは別の３人組を見てみようか。
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （＜）|ハ|
ヾi∨| "" , "|´ ⌒☆
ヽT､,_ ― _ ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
.
ギャル夫の解
ﾄ VVVVVVV_ﾉ＼
＼ ＼
ﾊ ＼
⌒≧ ／ ／＾＾＼〆 ､ ＼
彡 〆 ＼ ＼ ヽ
〃 ﾊ _ノ ―＼ l |
ﾙ从§ （●） （●） ヾ |
乂§ （__人__） 从ｲ
＼ ｀ー´ ／
／ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ なんだこのパッとしない面子。
／ (●） （●） ＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | それにリンゴより肉が欲しいぞオレは。
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／＿
／/ ヽ ／＼
／ / _ ／ ／
／|￣￣￣￣￣￣￣（__.ノ￣|＼／|
| ひろってね ｜ ／
|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|／
／￣￣＼
／ 「 ー ＼
| （●） （●) | リンゴの話で肉が出るわけないだろう、
. | | | 常識的に考えろよ。
| ___´___ |
. ｌ^l^lｎ `ー'´ | あとそのダンボール、可愛さアピールのつもりか？
. ヽ L | あざとすぎるんだよ。
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
.
r-、 _００ /::::'┴'ｒ'
|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ｸ_;厂 /
|::::「|:::| l| |Lｎ:::r┘|.l _lﾆユ、 ./
￣└r''"´］_ l| | ｒﾞ=ﾞ┐ |└ァ::/ / /
あ？やるか？ ､ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / ／
＼＼｀´ |:::|. l| l 〈::/ ､ ! '／
やんのか？ ＿＿＿_
＿＿＿_ ／」 ゝ- ＼
／ ＼ ≦ﾟ≧ﾐ:≦ﾟ≧ ＼
／ （ ○） （ ●）、 | ｜ | やれよ。
／ （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ）.｀ｰ 、 ｜ ｀_＿ |
| ＼ェｪｪｪェ / ｙ气 | | |r┬|. | やれるんならな。
＼ ／ /＼｀ヽ, - + - | .| | | |
/ ￣￣￣￣´ 入 ヽｲ | | ﾆﾆ´ /
| ＿＿＿＿＿／ ＼ > ＜＿ r ､
＼ ヽ ＼ ,''''つ／）/ i ヽ ! !(,ヽ
＼ ヽ ＼ / /／／ノ´) / ）ﾄ .| | | | i
＼ ｊ(ミノ 〈 Y ∠／／,' ) 〈 〈 .| | | |/ ./
ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
＼ ＼
ヽ ＼
⌒≧x ／＾^＼/ ＼ ＼
彡 〆 ） 丶 ∨ ギャル夫ですが
〃 ﾊ _ノ ― Y:ｉ|
ｲ 从§U （ ●） （●） |从 この場の空気が最悪ッス。
乂ｲ§ （__人__） |
／ ﾟ o ｀ ー´ ／
/ ∽ ∽
| ヽ ヽ ∞∞ ヽ
.
｜ l /
／￣￣＼ ′／
／ ＿ ＿＼
| ･ ・
. | ＠ （__人__） お、ギャル夫じゃないすか。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } どうしたでやんすか？深刻な顔して。
. ヽ }
ヽ ノ
/ ＼
( ヽ / /
（（ ヽ ヽ＿∩ ノ)
ヽ＿＿＿ノ´
／ﾚVVVVVVVV ｲ
／ ／
／ ∠
／ ／ヽ／＾＾＼ x≦⌒ あ、やってられっか夫！
/ ／ （ 〆 ミ
| ′⌒ ⌒ ﾑ ヾ いいところに来てくれたッスね。
从| （●） （⌒ ） §从 ゝ
| （__人__） §ﾙ′
＼ |r┬‐| o ﾟ ＼
∽｀ー ´ ∽ ヽ
/ ∞∞ / / |
.
ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
＼ ＼
ヽ ＼
⌒≧x ／＾^＼ / ＼ ＼
〃 ﾊ〆 u ） 丶:ｉ| 今は何も言わずに
ｲ 从§ ノ ー |从 このリンゴ２個貰って欲しいッス。
乂ｲ§ （ ●） （●） |
／ ﾟ o （__人__）／ あとでアンタの家に行って理由は説明するッスから。
/ ∽ ∽ 、＼
| ヽ ヽ ∞∞__ γ┴ヽ ＼
| ＼ ＼ ／ ゝ＿ﾉ 、｛￣ヽ
| ゝ､ ￣ ￣｝ γ┴ヽゝ＿｝
￣￣`‐‐´ ゝ＿ﾉ
_|＿
／ ＼
／ヽ ／ ＼
| ・ ⌒ |
（__人__） ＠ | .／ヽ いいでやんすよ。
ヽ｀⌒ ´ | / / __ 他ならぬギャル夫の頼みでやんすからね。
{ ./ / . ／ .ﾉ
. ヽ / 厶- ´ ／ よく分からないけど頑張るでやんすよ、ギャル夫。
ﾉ. ヽ / ノ
i r一'´ ー ､ ￣￣￣ノ
| .`ー―. ､＿_ .〈￣￣
＼ ＼
ヽノ
.
ﾄ VVVVVVVﾉ＼
＼ ＼
ヽ ＼
⌒≧x ／＾^＼/＼ ＼ リンゴは６個になったから
〃 ﾊ ー ー Y:ｉ| ３人で２つづつ分ければ均等ッス…って
ｲ 从§（ ●） （ ●）|从
乂ｲ§ （__人__） |从 何やってるんッスかアンタ達…。
乂ｲ U ｀i i |
＼ ＿ `⌒／
／ ⌒丶
／￣￣＼
／ .＼ どっちが上手く化けられるか競ってたら戻らなくなった。
| （ ●）（●）
| | ギャル夫がとっとと分けないのが悪いんだぞ。
| （ﾄｪｪｪｪｪｪ リンゴは１人２個だな、貰ってくぞ。
| ヽェｪｪｪ
ヽ }
ヽ ノ
/ く
| |
＿＿＿_
／ ＼
／ Γ へ ＼ アイデンティティが揺らぐなこれは。元から大してない気もするが。
／ (●） （●） ＼
| | |
＼ __｀__ ／ ところで元々リンゴって６つだったか？
/⌒ヽ. `ー'´ ｨヽ ６つだったら何悩む必要があったんだ？まあどうでもいいけど。
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜ キモッ！
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ でもこれ、公平なように見えるけど
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l ギャル夫とやってられっか夫は２人で１単位と考えたら
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ| ４，２，２で限りなく不公平だよね。
ヾi∨| u ,,, ' ,, |´
ヽT､,_ ⊂⊃_ ノ バカなことやってた２人は気付いてないけど。
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' | ､ , ,. ,.l , ﾞｉ さあ次いってみよう。
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ,ｌ
′Ｊｉ, ﾞｉ ﾞｉ （ ●） （●）|ハ|
i⌒ヽ'(1. ''' ﾄｪｪｲ ''' ﾉ川／⌒)
. ヽ ヽx＞､ iｪｪﾉ_,イ ｌ |::::ヽ／
∧ 人lﾊ:::::l,三|:::/ｌ| ,:::::ﾊ
.
できない夫の解
／￣￣＼
／ 「 ヘ ＼
| （●）（●） |
| | ｜
｜ __´___ |
｜ `ー'´ |
ヽ /
ヽ ／
/ く
| |
| |
.
、 |
＼‐ ''"￣ | ￣ "'' ､／
/ ヽ.
＿＿＿_
／ ＼ 肉肉と思ってたけど
／ 彡 ミ＼ 予想外にリンゴは美味かったなぁ。
／ （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ）＼
/⌒丶 ＼ェｪｪｪェ／ /⌒l まだ食えるならもう少し付き合ってやってもいいぞ。
＼ ゝ ノ /
/ / | |
ＮVVVVVVVV＼
＼ ＼
＜ ｀ヽ､
＜／ ／"" ＼ .ノヽ. ＼ 確かにビックリするほど美味かったッスね。
//, '〆 ） ＼ ヽ
〃 {_{ ⌒ ヽ_ │i| 飽きがこないっていうか、こんなリンゴ初めてッス。
ﾚ!小§ （●） （＜） | ｲ
ﾚ §. （__人__） |ﾉ
＞ |ｒ┬-| ｨ
⊂⌒ヽ / `ー' く /⌒つ
＼ ヽ / ＼ ヽ /
.
ﾄ VVVVVVV_ﾉ＼
＼ ＼
i_i_i ,ｨ ﾊ ＼ /uiu､
||_ / |≧ ／ ／＾＾＼〆､ ＼| |
,＿＿＿｛( ） | |彡 〆 ＼ ＼ ヽ /
／ ＼ ＼ | |〃 ﾊ ⌒ ⌒＼ l | | リ・ン・ゴー！
／ ＼ ） ヽ.|ﾙ从§ （＞） （＜） ヾ | |
／ （＞） （＜）ヽ |.|_乂§ （__人__） 从ｲ⌒) リ・ン・ゴー！
| xxx（ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） .| 〈_ィ.＼ `ー'´ ／ ／
＼ ＼ェｪｪｪェ／／ ＼ ／
⊂ヽ γ ヽ i /
i !ｌ ノ ﾉ ! | i
⊂ｃノ´
／￣￣＼
／ ─' ＼
| （ ●）（●） ……。
| ｜ | （すっかり盛り上がってるよコレ。）
| Ｕ __´___ﾉ
| `ー'´}
ヽ }
ヽ ノ
/ く
| |
.
／￣￣＼
／ ､___ ＼
（―）（― ) 儿 | （何が１人２個だよ、ギャル夫め。
| | ﾌ「 |
r" l __｀___ | やっぱり６個じゃなくて８個あるじゃねえか。どうすんだよこれ。）
（ =‐' { ｌ
ゝ-' { ./
ヽ ノ
ﾉ ヽ
/ |
＿＿＿
／ ＼ オイ何黙ってんだ？
／（● ） （● ）＼
／ （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） ＼ ネコババしようってんじゃないだろうな。
| ＼ェｪｪｪェ／ |
. ＼ ／ ギャル夫もオレも楽しみにしてるんだから早くしろよ。
と⌒ヽ ｀＞ 〈´
ヽ V´ ヽ
ヽ / ､
ＮVVVVVVV＼
＼ ＼
＜ ｀ヽ､ ま、まあもう少し待ってみるッスよキル夫。
＜／ ／"" ＼ .ノヽ. ＼
//, '〆 ） ＼ ヽ 俺達のために悩んでくれてるんッスから。
〃 {_{ ノ ─ │i|
ﾚ!小§ （○） （○） | ｲ （絶対バレてるッスね。悪気が無かったとはいえ
ﾚ § u （__人__） |ﾉ 正直リンゴ分けが続くとは思ってなかったッス。）
/⌒゜。 ー‐ 。゜ｨヽ
/ rｰ'ゝ∞ ∞ 〆ヽ
/,ﾉヾ ,> ∞∞ ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |∞|
.
. ＿＿
／::::::. ＼
/::::::ヽ;;: ＼
（:::::（::::冫 | （ギャル夫を問い詰めても後味が悪くなるだけだしな。
|:|:::::: |
r‐-;::::::. . | …もういい、何もかも面倒臭い…）
（三））::´:.. |
>::::ﾉ:::::::::. /
/::: / ヽ;::::::::: /
/::::/ ⌒ヾ:::::::::::.〈
（;;;;__ゝ:;;:::::＼／:::::）
|＼::::::::::::;;:1
|:::::＼;;／:::|
（⊃￣￣＼
（⊃ 「 ＼
（⊃ （ ●）（●） 今回は１人４つだったみたいだ。
| ｜ |
| __´___ﾉ よかったな、たくさん食えるぞ。
| `ー'´ } ＼
／ヽ }. ＼
／ ヽ､.,＿＿__ノ ）
／ . | ＿／
| ／￣￣（＿)
＼ ＼ ／| ＪＪＪ （
＼ ／ ／⊂＿）
.
＊ ＿＿＿＿＿__
／￣| + ／ ヽ + グッジョブ！
｜ ::｜ ／⌒ ⌒ ＼
｜ ::｜x / （ ●） （ ●） | .人 （やった！増えた！４つ！）
,― ＼ | :::::（ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｪｲ）:: | ｀Ｙ´
| ＿＿_） ::｜ .! ＼ ／ / キラリン
| ＿＿_） ::｜＋ヽ ＼ｪｪｪ／ / 十
| ＿＿_） ::｜ .＞ ＼
ヽ＿＿）＿／ / ＼
ﾄ VVVVVVV_ﾉ＼ *
☆ ＼ ＼ ☆
* . ﾊ ＼ +
⌒≧ ／ ／＾＾＼〆 ､ ＼ *
+ .＊ 彡 〆 ＼ ＼ ヽ ☆ （あれ？４つも？まあいいッスよね？）
〃 ﾊ ⌒ ⌒ 、 l | +
＊ . ﾙ从§ （● ） （＜）ヾ | *
* 乂§ ⌒（__人__）⌒ 从ｲ ☆
☆ ＼ ∩ ｀ー´ ／ +
+ / ⊂ ＼∩ィつ ヽ
/ ゝィ／ ＿ノ 丶 チョリーッス☆
（ ／ ／ ＼ ）
＼ ／ ＼ ／
ー ´ ー ´
*:.｡..｡.
*:.｡..｡.
／￣￣＼ ..｡.:.*･゜
「 へ ＼ ..｡.:.*･゜
. （ ◎）（ ◎） | （もうどうにでもなーれ）
| | |
. | __｀___ |
. | `ー '´ |
. ヽ / ..｡.:.*･゜
> ＜＿ r ､ ..｡.:.*･゜
.,''''つ／）/ i ヽ ! !(,ヽ
/ /／／ノ´) / ）ﾄ .| | | | i
〈 Y ∠／／,' ) 〈 〈 .| | | |/ ./
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
,_ ＿
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜ 自己犠牲？プレッシャーに負けて？
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' |､ , ,. ,.l , ﾞｉ 自分を顧みない行為は一見スバラシイけど
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ, ｌ 報われないことも多いよね。
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ （●） （●）| ハ|
ﾞｉ|ﾞｉ'(1 , | こんなつもりじゃなかったー！とかナシだよ☆ミ
ﾞｉTィ.,_ ∩ /777ノ
│「（丶_//// l
└l´::ヽ ／ ¨
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞ さあ、次が最後。
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノﾍ ）） どんな解かな？いってみよう。
（（ ,ﾍ, |（●） （●） / / ,/ /
'､ `| ヽ 「)'/|/ /
＼ヽ､_ ― _,.ィT/=/
< l 7Eニ::ィ1 〉
ゝ'ｲ／ヽ::::｀ ､ ／
i´￣ ｀ヽ::|
j| <
／ ヽ ＼
.
キル夫の解
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ (●） （●） ＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） |
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
.
＿＿＿＿＿
／三三三三三三＼ おい、これはどういうことだ？
／ 三三三三三三三＼
／ 三三三三三三三＼ リンゴは８つじゃねーか。
／ ｲﾞﾞﾞﾞﾞヽ 三三三三三三＼ お前らどうやって減らしたり増やしたりしたんだ？
／ ｗ○ｗi 三三三三三三三＼
| ｀--"´ 三三三三三三三三| 回答次第じゃタダではおかんぞ。
| lゝ､___＿＿＿＿＿__ノl 三|
＼ ヾ ＷＷＷＷＷWWノ ／
＼ ｀`‐‐-------‐''" ／
ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
＼ ＼
ヽ ＼
⌒≧x ／＾^＼/ ＼ ＼ え？そこ蒸し返すんッスか？
彡 〆 _ノ ヽ_ ∨
〃 ﾊ （ ●） （●）Y:ｉ| もういいじゃないッスか。
ｲ 从§ U （__人__） |从 キル夫も好きなように分けてくれれば。
乂ｲ§. ｀⌒´ |
＼/⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒)
／| / / / (⌒)| / / /
／ | (⌒) ヽ /
/ l | / / ） /
| ーゝ / / ／
ヽ ＿＿＿＿／ / ／
／￣￣＼
／ ＼ ノ
| （ ●）（●）
. | ノ（ | |
,--､ | ⌒ ___´__|,― 、 減らされて不満言うのは分かるわ。
| | | /＿＿ } |
| | ヽ } ﾉ なんで増やしてやったのに文句付けてくるんだよ！
.＼ ＼ ヽ ノ ／
ゝ ／
＼ /
| |
| |
.
＿＿＿＿＿＿_
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
_ .._ _ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ あ？
. '´;;;;,;;;;,;;;;,;｀ｉ |;;;;;;;;;;;ｨﾁ⌒x;;;;;;;;;;;;;;x⌒ミx;;;;;;;;;|
/;;y;;/;;/;;ﾉ;;ﾉ l;;;;;;;;;;;w◎w;;;;;;;;;;;;;;ｗ◎w;;;;;;;;;;l やる気なんだな？
. /;;;;`,≧= 'ｰ┘＿ !､;;;;;lゝ､___＿＿＿___ノl;;;;;;;;;;,!
/;;;;;;;;;;;;;;i .-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼;;;;＼wwwwwww／;;;;;;／
. {;;;;;;;;;;;;;;;ハ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〉;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈
` 、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,
ＮVVVVVVV＼
＼ ＼ お？やるッスか？
＜ ｀ヽ､
＜／ ／"" ＼ .ノヽ. ＼ そこまでご不満なら言ってやるッス。
//, '田 ） ＼ ｎ: ２個やってられっか夫にあげたッスよ。
〃 {_{ ノ ─ |｜
ﾚ!小§ （●）三（●） | ｢| |^|`| できない夫だって空気読んで言わずにいてくれたのに
ﾚ § （__人__） |ﾉ| ! : ::} オメー１人だけグチグチ言うなッス。
/ ゜。 `ー'´ 。゜ ヽ ,ｲ
(愛＼ ∞ ∞ ／＿ノ
.＼ “ ＿∞∞＿ノ∞ ／
＼。＿＼＼＼＼＼／
.r-､ ／￣￣＼
／て ) ／ 「 ＼ OK、OK
（ _ﾉ ﾌ. | 儿 （ ●）（●）
ゝ、 〈 | ﾌ「 ｜ | 俺の取り分０にして４つも分けてやったら
/ ハ ヽ. | __´___ﾉ そういう態度とはね。
/〃 ﾍ ＼ . | `ー'´}
ｉ ！ ＼ ｀ ヽ } もうこれは妥協の余地なしだな。
丶丶 _ ＞ ヽ ノ ､ しねばいいと思うよ。
ゝ'´- ､_ y-､ ＼
〈 ￣ う /､ ヽ
`ー― ￢､__ノ | > /
| r'＾ヽ'´ _／
| `く__ノ´
.
┌─────────────────────┐
│ │
│ コイツら、結託してオレを嵌めようとしてるな。 │
│ │
└─────────────────────┘
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
./ - _::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::- ┌──────────────────┐
/ ｀丶:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__ -‐ │ │
./ ＼ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::{__ -‐ │ オレだけが上手く分けられないのを見て │
/ ￣￣￣ ≧ミ `ｰ':::::::::::::::::::::::::::::::/ x≦￣￣￣ │ 影で笑う気だな。バカにしやがって。 │
./ ､ i {i} i｀ヽ }::::::::::::::::::::::::::::{ /／ i {i} } / │ │
{ ＼ ゝ -- ' ::::::::::: :::::::::::::' ゝ -- '／ └──────────────────┘
i ´￣￣￣ ￣￣￣｀ |
| ､ -ｧ |
| ＼`ト． , イ i/ !
＼ ＼{ ｀ト―┬―┬―┬―┬―┬彳 }__/ ／
┌────────────────────────┐
│ ﾔ │
│ 上等だ。ならお望み通り殺ってやろうじゃねぇか！！ │
│ │
└────────────────────────┘
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ そうだ…最初からこうしておけば…
／ (○） （○） ＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | 弱肉強食…
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／ 勝者総取り…
｜ ｜
｜| / ｜
｜| ﾄ｜｜
＜三三三三三三| |(＿）
ヽ ｜／ ﾚ ユラリ
>__ノ;:::......
／￣￣＼
とうとう本性を表したか。 /ノ ＼
（○ ） | ,r-､__ ____,r‐''7´7
面白い。返リ討ちだ。 | |┬ﾌ i￣`''´r--っ二>
___,,,,..,..---‐‐‐‐'''' ヽ____ |┴< r-ﾆ'''''/ f'''´ /
___,,,,....--‐‐‐'''''''￣__,,,,,...--‐‐‐''''''''￣´´ {‐'´ /__ lﾆ;l_,f-､~`ヾ ／
__,,,..--‐‐''￣_,,..--‐‐‐'''''''''' ￣ > '" ｀￣ /´
,‐''￣,...-‐''''''' ￣ ,,/'"~´/ ／
￣￣ / / , -‐ ~´ スチャ
〈 l r~´
ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
＼ ＼
ヽ ＼
⌒≧x ／＾^＼/ ＼ ＼
彡 〆 ） 丶 ∨ ふ、２人とも止めるッスよ…。
〃 ﾊ U ヽ ノ .Y:ｉ|
ｲ 从§ （ ●） （○） |､ ,＿＿＿＿_,,,､ （いや、漁夫の利も有りか？）
乂ｲ§ u （__人__） .|y"_//___ｲﾆニﾆfi
ﾟ o__＿ ｀ ー´＿,ｲ~￣ﾏﾆﾌ,="´￣´
/´ ｀ﾞ￣￣´; " />´
〈 ＿...;::::──,"ｉ￣´ｲ
ｉ ´￣ /､.￣,/ ジャキッ
| | ￣
.
／ ＼
／ ＼ ／ ＼ ,. '´
/ ＼ i ／ ', ,. '´
/ ＿_ ヽ_ ソ ゞｰ''´ ,ｨｆ ￣￣ ア ', ,. '´
/ ヾ￣ ,.‐-ﾐｰ<､ i ,.ｨ´ , ¨ヽ , , ,. ' , -────--､
ﾊ { i } ヾ ! '/ { i } / ,. ' ／;:;:;:;: ;:;:;:;:;:;:＼
ゞﾆ≧=´- , ､ -ゝ=＜.ｲ' ,. '´ /;:;:;:;: ;:;:;:;:;:ヽ、
′ ,. '´ /;:;:;:;: ;:;:;:;:;:ヽ
ﾞ丶、 ﾄ.､ ,. '´ /;:;:;:;: ;:;:;:;:;ヽ
ﾞ丶、 ﾏ`ｧ-..,, _＿＿＿＿＿＿＿＿____ ,. '´ /;/￣i!i!i!i!i!` ／｀ヽ、 ;:;:;:;::.l
ヽ ﾞ丶、 ゞノV^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y,. '´ l;:;:;:;:;: i!i!i!i!i!i ;:;:;:;:.|
ﾞ丶、 ＼ ,. '´ L!０ ）li!i!i!i!i!|（０ ）ｌ ;:;:;:;:;:|
ﾞ丶、 ,. '´ j`ー’i!i!i!i!i!i!i!`ー " ;:;::;;:;:|
､__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ 人 |;:;:;: | ;:;:;:;: ..;:;:;:;:;:|
） （ !＿__丶_＿＿__＿_＿ノ'!} ;:;:;:;:;:;:|
） 俺が全部独り占めだ！ （ ヽﾊ＜/Vヽ jv-,_,.ｨﾉv'ﾘ ;:;:;:;:;:;:;:|
） （ ゝ-､} ,.´-‐ｧ￢‐,,'/ ;:;:;:;:;:;:;:./
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y Ｙ |l / ／ ,､r7 ;:;:;:;:;:;:;:/
／ / /'⌒ヽ l 从ヽ ﾞ丶、 j∨ ,}ヽj／ ;:;:;:;:;:;:/
／/ l / O o ＼__l_／ ヽ .l ﾞ丶、 ﾊｆvﾍﾊﾉゝ'_,. _＿＿＿_ノ |＿
／../ l / l .l ｀ヽ／ ﾞ丶、 ヽr ´ 厂..:..:..:..:..:..:..:.::.::.::.::￣
// /. l/. , ､,,.-='､'､l l､ ﾍ_,,..-''" ﾞ丶、 rr:ｫ ヽ;:;:;: ,..ｲ..:..:..:..:..:..:..:..:..:.::.::.::.::.::
// / | / `┬;;;:::┬′ ﾞ.ﾞ､;;;;::',ﾉl ! l ﾍ ﾞ丶、| 丶＿..ィ.:::/..:..:..:..:..:..:..:..:..:.::.::.::.::.::.::.:
l ./| |.. ⌒ﾞ''''''´" ｀'''''". | ,' | .lヽ| ﾞ丶、 |ﾘ.:/..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.::.::.::.::.::.::.::.:
| / .| | ｌ´ ｌ ｀ｌ | ./ l | ﾞ丶、
| /| |ヽ| `┬ イ` ┬ ' ﾚ | /l | ﾞ丶、
l/ ヽ| |─┬‐ | |/ヽ|ヽ| ﾞ丶、
＼ ｀ ─ ´ ／ ﾞ丶、
／´⌒ﾞ ー─ イ ─ ､. ﾞ丶、
/ ー- ＿ ｀ー- ＿ ﾞ丶、
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__/￣/＿_
/__ __ / `
_./ // / . ＼ ,,_人､ノヽ
|___ノ.|___,/. . )ヽ （ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ) て /' ７'７./''７
／^⌒`Y´^＼ ー'ｰ' / /..
＿_ ノ / .
/＿___,／
------------=================ニニニニニ三三三三三ニニニニニニ=================------------
---------==============ニニニニニ三三三ニニニニニ==============---------
-----========ニニニニ三ニニニニ========-----
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---===---
-
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ﾄ VVVVVVVVﾉ＼ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､ わーお。
.＼ ＼ ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
ヽ ＼ ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜ 死屍累々とはまさにこの事だね。
⌒≧x ／＾^＼/#＼ ＼ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
彡 〆 ノ ヽ､_ ＼ :ｉ / , l、 、 , ､ | ヽ }< でもまあ、公平な結果が生まれはしたよね。うん。
ｲ 从§（ ＿） （＿） 从 ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ | /,/
#乂ｲ§ # （__人__） ,ｲ |ハ | （●） （●）/ / ,/ﾚ′ ∠ﾆｰ-' /
／ ｀ 「 i | `| ヽ 「)'/|/ ｀〉Y>､＼
（＿⌒) i;;二| [ 二l｜ ヽ､_ iゝ _,.ィT/ 〈__/⌒ｌ,ｿ
ｌ⌒ヽ ・i;j：. !.」_ﾉ | l 7Eニ::ィ1│ /, ,/
| r ` ）__) 'ｲ／ヽ::::｀l┘ , -─- /ri / ＿＿ ＿
（＿ノ ￣ ／#／ i´￣ ｀|::::| ／#:; :＼､ .// /__,イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ
（＿_^) j| |::::| ,' ＿ #;;;{ !ヽ// /-､ __::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀
／ |:::::| ＞´l （ × ）（;{;;;};;}};|｀l´゛/￣￣＼-｀ ､:::::::::::::::::::::::::::::
／ / ｌ lrｪﾘ＼ ＞: : ::.. :! | ┃##;:! 'l l:::. /: :＿:ヽ｀ヽ｀::ヽ,:::::::::::::::::::
, -─‐──‐-､ ＼/ | ／ ｀ヽ: : :::::: :! ＿_ ;#/ _! |::::::::/:::::::: :i--' ￣:::::::::::::::::::
／､ﾊ, ＼ ｀ ｰｒｰr┼‐ｒ'´ i Y ,､ヽ::::::::::::!ヽ l i i i｀ー―ヽ:. : : : : : : :|::::::::::::::::::::::::::::::::::
／^ < て ＼ |::::| |::::| ヽヽヽ-‐´ ｀ ´ヽヽl ,ー――ヽ::::::::::::::ﾉ::::::::::::ー'''''':::::￣:
l ./'Y''~ヾ ; l⌒ '"⌒ ヽ、 |::::| |::::| ￣￣
| ` :::::::::::::::::: |ｰ ＼ ,ﾍrﾘ ﾄｰ}
. ! :::::::::::::::::::::: ,; ＼ ,rｰ､ `ｰ'
ゝ ::::::::::::::::::::::::::::::::: i'′⌒￣￣`￣￣￣ヾ｀ヽ ヽ
（ ヽ（ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ）_ ,ノ ヽ､_＿＿＿"_＿＿,､___ｿﾉ__ﾉ
ﾟ~゜´＾i!i!i!i!i!⌒ ´"´´ﾟ＾ﾟ＾ ~゜ﾟ`´＾ﾞ＾ ＾´'゜´＾ﾟ´ 'ﾟ＾´ﾞ ＾ ﾟ゜
（ i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i! と_
（￣i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i! ,
`ー､i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i! j
- _i!i!i!i!i!i! ｀ ー'￣ ￣
廴_i!i!ノ
.
|￣￣￣￣￣￣￣| ＿ _,
| ━━━━━ l ＿__,＞ Ｙ´'ー-､ この問題の解は以上。
| りんご分け | ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
. ／＾) 〜〜∴〜〜 | ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜ 平等って難しい。
{／ ス | ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
{／ _ノ | / , l、 、 , ､ | ヽ }< 良い子の皆んな、勉強になったかな？
ヽ'´_ﾌ |ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
V| ||ハ | （●） （●）/ / ,/ﾚ′
ﾄ| | `| ヽ 「)'/|/
{.Ｌ.rー‐､(こ'ー-､__.｣ ヽ､_ ― _,.ィT/
.
＿
､＿__ . -=ﾆ二 ｀ ___ノ
＞―=彡 ⌒ ､
／ ／:::＼／ヽ ＼
, . ´￣￣￣｀ . ＼ f￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／ ＿_ . ´ ＼ 、⌒ヽ | |
⌒７ ヽ. ‘， | ところでさ、 |
/ / | ﾟ｡ ‘， | ここに |
. ′ .′ | ∧ 、 ＼ ', ‘， | ３人の命を吸った |
| ノイ 斗‐/ ﾟ｡ l| ,＼ ‐- ＼ | ヽ⌒＼ | ８つのリンゴがあるんだけど |
人 | , / Ⅵ | ヽ Ⅵ ＼ | 貴方ならどう分ける？ |
／⌒ヽ | !x≠ミ ＼ | ｘ≠ミ ト . _| く￣｀ | |
ｉ 八 | , , ヽ{ , , ヽ } |{⌒ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
| ヽ. ト ′ }ノ 八
|{ ）ハ . -‐ ‐- . 八 /
八 / ∧ ヽ У ｲ ,
）ハ / 个 ｀こ´ ／ ＿＿
／ i l| i＞ __ イ l | } ＼ ￣ ｀ヽ|
|{ l| | :|ハノﾚ , `―― ⊥￣"' ､
. 八 . ＜三三三三三＞ ／ /⌒) ,- 、
. -‐＜///////////||////// / し／ ＿ ', ヽ^ヽ
／/////////////////,||////// | Ｏ _（ ヽ ヽ ', ヽ
//////////////////// ||////// i { ヽ ＼ ', ｉ ｝
. ′////////////////// 八////// i ', ヽ ヽ } }/
ｉ/////////////////// / ∨///// i r⌒､ 、 ヽ ヽ ! }
＼', ヽ ヽ ヽ ¨´ /
l ヽ i ' ／
', ＼ノ /
ヽ , ' ´
ヽ ,- ― ' ┏━┓ ┳━┓ ┳━┓
¨´ ┃ ┃ ┣━ ┃ ┃
┗╋┛■ ┻━┛■ ┻━┛■
.
一問増えたので6回になりそうです。
次回は明日夜に投稿する予定です。
アップルパイにするとかりんごを使った料理を作る。
一人を殺して残った二人で４つずつが思いついたけれど全滅しちゃったか
一個だけ毒入れて、順に食べていってみよう
りんごを売り払った金を元手に3人で商売をはじめてその利益で食べきれないほどのりんごを手にいれよう
他人より多くのりんごを得たい、その邪な想いがある限りどのように公平に分けようとも人の心から不満は消えないのです
煩悩を捨てなさい。涅槃へと至る事でりんごなど取るに足らない事と悟るでしょう
もう一人友だち誘って４人で分けよう
人数変動が禁止なら、２個しか食べれない人が林檎の質を見比べて分配すればいい
リンゴをひとつ買ってきて値段を３等分すりゃいいのよ
植えて木になるまで育てる
ちょうど二個あるし
そらリンゴ８個をみかん６つと交換よ
王道の半分に分ける奴を応用して、じゃんけんして余ったやつを一人で切って二人が分けるのがベター？
あるいは、細かい違いが気にならないくらい小さくわけて爪楊枝でプスプス食べるか
思いつきもしなかった解が多くて読むのが楽しかったです。
特に>>141さんの解には猛烈にリンゴパイが食べたくなったと同時に…
. : "´ ￣ ｀ : ､
.,:::::::::::::::::::::::::::ヽ::､
//:::,::::::,:::::::､:::::::､::ヾ:.
. ｌ,f:::i|_:::::|:::::::||:::::_|i::::i::| リンゴパイにりんごのジェラート
|:|:::::|（●) (●）|::::::|:| 白あんにリンゴのコンポートを入れた大福も作ったわ。
|:|::::_| ,､ |_:::|::|
|:|:´:|ﾞ:､／ |l|＼,.ｨ|:｀::|::| どうぞ召し上がれ。
|:|::::|::/ | ﾞヽ:::::|::|
|:|::::|/ ∧ |:::::|:::| 家のボケリンゴも使えたし、丁度良かった。
|:|::::| ／,| ヽ |:::::|:::|
|:|:i'l〉ｲ´ .| ｀ﾄ〈'i,::|:::|
,-‐､ .r ! 00 ｎ r ! _ｎ___,､ __
／ （ ｜| _｣ 己 ｜| └i ｎ ﾄ､> l | ｎ
/ ,: ∧ ヽﾆフ （⊆广ﾞ ヽﾆフ. U Ｕ. Ｌ.ﾕ U
/ ,: ,: : :'，
/ ,: {: : : :'，
／⌒ヽ_ |￣￣￣￣￣￣|
／⌒／---＞、 |￣￣￣￣￣￣| ＿__ _＿
／⌒／､ ＼-/ //-＞ 、 | | _,, ‐'"／,‐,'i‐‐i',‐､ﾞ'､ﾞﾞ'‐､
__|⌒i'⌒)＼三ll三rヽ＾)三| , -| | / ./::/,;; |:| |:| ;;;｀､ヽ ｀ ､
／ |||||l^ヽ(⌒)(⌒ヽノ⌒)、).￣ ＼ r' ヽ＿＿＿＿ノ'´ ／l i:i´ ;;;; |:| |:| ;;;;; ﾞi::| i､
／ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ ´ | ｀‐ ､_|:ﾞ'‐-‐'_i i_'‐-‐'ﾞﾉ__,, ‐´ﾉ
( | キル子はホントなんでも作れるねー。 | ====== " 丶 ｀ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ´-=ﾆニニニﾆﾆ=======
￣￣| 憧れちゃうよ。 | ｀ﾞﾞ''''‐‐--======--‐‐''''ﾞﾞ´
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
, -‐ ´￣ ｀'く | 食べるのはやる実に任せるお！ |
Y::::/::::::::::::::::::::::::＼ -‐ '´￣￣｀ヽ､ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
/:::::l,::::::j:;:::,:::::,l_::::､:::＼ ＊／ ／" ｀ヽ ヽ ＼
':::::[]W∀WW孑}/[]:::「 ／￣| + //, '/ ヽﾊ ､ ヽ +
|::ﾊ:|‐(＿）‐(● ）‐|ﾊ:| ｜ ::｜ .〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │ i|
|:ヾi| , .'ﾚ::| ｜ ::｜x ﾚ!小ｌ（ ●） （●）从 |、i| .人
__ ..|∧:ヽ _ r ┐_. ｲ}ｲＮ ,― ＼ ﾚ⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃ |ﾉ/ ｀Ｙ´
-､ヽ、 , へ_＞＜ｲ:ヽ | ＿＿_） ::｜ ヽ、 ゝ._） j /／
く::::＼ /:::::;::Lヽ／」;::::| | ＿＿_） ::｜＋ ヘ,､ __, イ／ 十
＼::::＼/::::::ｲ::::::::::::::::::〉:| | ＿＿_） ::｜ｒ ヽヽ::::::|ヽ`ー'´,1ｰ:::::ヽ、
＼::::`:::/ }:::::::o::::::::{:::| ヽ＿＿）＿／ .{ Ｖ:::::::::∨yヽ/::::::::::／,1
.
では第三問目、投下します。
/7__ ＿＿＿
/ムム`７ ,勹 ｢
ﾚ [] [] |/∠ゝノ
| [] [] |//１ ﾆｺ
| 厂 | |ﾆﾆ ﾆｺ ▅▅▅▅
// 弋_j |_j ▅▅█
V ▅▀
▀
「ヽ <ﾆi
, -┘ `ﾆ二ゝ
ヽ-‐''| |´,へ,
<ﾞﾆゝ| |r､￣ ▅
／ﾌ.| | ヽ`￣`─ｧ ▅▄ █ ▅▅▅▅
〈__」_」 .｝ ｀ー‐'~’ ▅▀▆ █
＼_ﾉ ▀ ▀ ▀▀▀█
▀▀▀▀
問三 時間差の兄弟
.
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ | さてお立ち会い
|ハ | （●） （●）/ / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
|￣￣￣￣￣￣￣￣ |
_（,,) 下記の問題の (,,）_
／ | 解を求めよ | ＼
／ |＿＿＿＿＿＿＿＿_| ＼
.
Ｑ．弟は分速60mで歩いて家から1.5km先にある図書館に勉強をしに向かいました。
兄は弟が筆箱を忘れたことに気付き、
家を出発してから6分後に自転車で出発し、分速240mで弟の後を追いかけました。
兄が弟に会うのは何分後ですか。
-＝ ∧＿∧
-＝≡ （ ´∀｀） ∧∧
-＝（ つ┯つ (,,ﾟДﾟ)
-＝≡/ / // ⊂ ﾉつ
-＝≡（_＿）/ ） 〜| ,,つ
-＝ (◎)￣）） 三 （/
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
やる夫とギャル夫の解
ﾄ VVVVVVV_ﾉ＼
＼ ＼
ﾊ ＼
＿＿＿_ ⌒≧ ／ ／＾＾＼〆 ､ ＼
／ ＼ 彡 〆 ＼ ＼ ヽ
／ ─ ─ ＼ 〃 ﾊ _ノ ―＼ l |
／ （●） （●） ＼ ﾙ从§ （●） （●） ヾ |
| （__人__） | 乂§ （__人__） 从ｲ
＼ ｀⌒´ ,／ ＼ ｀ー´ ／
／ ー‐ ＼ ／ ＼
.
ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
＼ ＼
ヽ ＼
⌒≧x ／＾^＼/ ＼ ＼
彡 〆 ） 丶 ∨ 夏休みの宿題
〃 ﾊ _ノ ― Y:ｉ|
ｲ 从§ （ ●） （●） |从 今年こそ早く終わらせろってカーチャンに怒られたッス
乂ｲ§ （__人__） |
,-‐ o ｀ ⌒´ ／ 家にいたら気が散るし、図書館で頑張るしかないッス。
/ ∽ .∽, ＼
/ / ∞∞ :::|＿/
＼／ ::|
| ::::| ｷｭﾑ
i ＼ ::::/ ｷｭﾑ
＼ |::／
|＼＿／/
＼＿／
┌───────────────────────────────┐
│ │
│ ギャル夫はおおむね分速60mで歩いている。時速に換算して3.6km。 │
│ │
│ 彼が中学生であることを鑑みても、ゆったりした歩き方だ。 │
│ │
└───────────────────────────────┘
.
ﾄ VVVVVVVﾉ＼
＼ ＼
ヽ ＼
⌒≧x ／＾^＼/＼ ＼
〃 ﾊ ー ー Y:ｉ|
ｲ 从§（ ●） （ ＝）|从
乂ｲ§ （__人__） |从 それにしても暑いッスね。
乂ｲ U ｀i i |
＼、＿ `⌒ /´ヽ 兄貴が冷凍庫で凍らせてる
) ィ （"_ノ スポドリでも持ってくりゃ良かったッス。
/ /⌒ヽ ヽ ） |
i l | | |
| | | |-‐'
|.| | |
i〆 / |
ヾン´ l
| ィ |
l | /
〉 ノ 丿
/ /／
く、.,、,.,,（,≒,.,.,、 ,, ,. ,,, 、,,,., ,
┌────────────────────────────────────┐
│ │
│ 真夏の日差しは強烈で、5分も歩けばどこかで涼みたくなったが │
│ │
│ 適当な木陰もなく、近くに自販機もなかったので、ギャル夫は変わらず歩き続ける。 │
│ │
└────────────────────────────────────┘
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ 一方そのころ自宅では │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
／￣￣￣＼
／ ⌒ ⌒
／ （●） （●）、
| :::: ⌒（__人__） | おっし、宿題終わり！
＼ |r┬-| ／
/´⌒ `ー'´ おやつにでもするお！
/ ， j冫
、 / く} l'
＼ ヽ ヾ ｜
＼ ＼＿ノ j、 ―― [] ]
＼ ＼ （ ,/_ﾉ | ｌ￣ | |
ヽ、 ，へ ＼ノ |_| 匚. |
＿ / ￣ ＼ ＼ | |
＼＼ ＼､＿_ ／´ ＼ ヽ |_|
＼＼￣＼ ＼ ＼ / [] [] ,-
￣＼＼＼￣| ＼＼ // / ／／
￣￣＼＼＼￣＼ ＼// / 匚／
￣￣￣＼＼＼￣| // /
￣￣￣￣＼＼＼￣＼＿＞
￣￣￣￣￣＼＼＼￣|＿
￣￣￣￣￣￣＼＼＼ ＿＼
.
l l. //
l l //
＿＿＿_
／ ＼ ニニ
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| ､" ﾞ)（__人__）" ） 勉強のあとのポテチはまた格別だ…お？
＼ ｡｀ ⌒ﾟ:j´ ,／ ﾊﾞﾘｯ
｀> ゜ < ﾎﾞﾘｯ
／ ｀ヽ
（ ￣￣￣ヽ ヽ
｀ーＴ￣|'`'`'`'`'`'`７| ）
| | ﾎﾟﾃﾄ |、| ／
| | ﾁｯﾌﾟｽ（￣ )
| | Ｔ´
| ム========ゝ
＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ζ｝ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ｝ ＿＿
|_|＿＿＿＿＿_| ／|
.／. |
／ ／|
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／ ／ | | |
／ ／ | | |
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: : : : .
: : ギャル夫のやつ、筆箱忘れてるじゃねーかお。 : : .
: : : : .
: : 宿題しに行くって言ってたのに、あいつホントにそそっかしいおね。 : : .
: : : : .
: ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／,ｨｧ=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=ミ､
. / rﾀ,,r＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ミ､
|,{ﾀfr }}
. /〉ﾀ {{ }}
r<〈/- 、{{ }}
| ｀￣￣{{ }}
｀￣ Ｔ￣{{ }}
| {{ }}
ゝ､_{{ 2年C組 入即出ギャル夫 }}
ﾞー＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝' '
.
＿＿__
／_ノ ヽ＼
／ （ ●） （●）、 しょーがねーお。
／::::::::⌒（__人__）⌒＼
| |r┬-| | 兄貴として、届けてやるとすっかお。
＼ `ー'´ ／
⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ / ヽ /
＼_,,ノ |､＿ノ
.
＿＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ そんなに時間も経ってねぇし
／ （●） （●） ＼
_ _lll_ | '" （__人__） "' | チャリで追っかければ追いつくお？
/ ｿ'`ヾ＝= ＼ ｀ー ´ ／
| ∥,ゝヾ､_ ／ ゝ ィ'ヽ
|￣`ｰ 、_.| ヾ〆 ＼ ` ／ ＼
|￣￣￣ ヾ// / ｨ r ＼
|::::::::::::::::::/'// ≡三三≡ | `|| |ヽ ヽ
|::::::::::::::::/./ハ // ＿＿＿＿＿＿ /⌒ヾ| | |, |
,,,,二二≡'//＼＼ /へ〆,=＝＝＝ﾐヽ/､ ヾ___,ｿl │（､__,ﾉ
, ﾍ"=＝＝＝=/ﾐヽ ヽ ＼ // ,ゝ＼-'´￣￣ `./＼＼ | |
/／ // ヾヾ ヽ. ＼__ ///"/ ' ＼ / ヾヽ l Y´ /
,'/ // ヾヽ ＼_ ￣`＝=ｙ///,' ＼ / ヾヽ ヽ, （ ,/
l'l' , ソ ｌｌ | ヾ､ , -//ul ll―――‐‐ゝ‐/､ ｌ|'' ヾ | |
|.| ◎ |.|'' ,ヘゝ.＝ｌ ｌ===＝＝＝◎┐ l'l| ≒;| |
.l l l./ ヾ__||＿ヾヽ―‐''''''''" | |" // (.（"＿｀ﾞ_）
ヾl // || ￣ヾヽ | | , ／
＼､_ ,／ ||| ＼ヽ_ / | ,,,／
ー＝===＝‐" `ー＝===.|=="
`´
┌──────────────────────────────┐
│ やる夫は自転車でギャル夫を追う、分速240mで。 │
└──────────────────────────────┘
.
／￣￣￣＼
／ ⌒ ─ u＼
／ （●） （●） ＼
_| ｕ " （＿人＿） " | フゥフゥ
/ ＼ ゝ＿ノ ／＼
/ ｀`ー─‐ｖ─‐一''´ ‘， さすがに外は暑いお。
/ l
|＿＿__l |＿＿__|
| | | | | |
| | | l | |
| | l l | |
┌/￣￣｀Y＿ｘ<二二二>ｘ.＿/￣￣｀Y┐
└Ｌl__|__|__|─＜＿(X)＿＞─|__|__|__|_j,┘
（＿ﾉ:::::::::::￣} {￣:::::::::::ゝ＿）
く:::::::::::::::::::| |::::::::::::::::::::〉
i|:::::::::::::::/| |、:::::::::::::/|i|i
┌───────────────────────────────────┐
│ │
│ ギャル夫が家を出てから6分、つまり家から360m先を歩いている。 │
│ │
│ 追いかけるやる夫は1分で 240m－60m＝180m づつギャル夫に近づいていく。 │
│ │
└───────────────────────────────────┘
.
┏ ┓
┃ 2分後 自宅から480m地点 ┃
┗ ┛
ｎｎ
| | |^!n ））
∩、 :|
ヽ :ｲ
| |
／￣￣￣＼ | |
／ ⌒ ゝ- u＼ | | おーい、ギャル夫！！
／ （●） （●） ＼ | |
_| ｕ " （＿人＿） " |￣￣ |
/ ＼ ゝ＿ノ ｕ ／ /
/ ｀`ー─‐ｖ─‐一''´ ／
/ ／
|＿＿__l /
| | | |
| | | l
| | l l
┌/￣￣｀Y＿ｘ<二二二>ｘ＿|___i──┐
└Ｌl__|__|__|─＜＿(X)＿＞──i ──┘
（＿ﾉ:::::::::::￣} {￣:::::::::::ゝ＿）
く:::::::::::::::::::| |::::::::::::::::::::〉
i|:::::::::::::::/| |、:::::::::::::/|i|i
.
r‐┐
／＼ | |
＼ ＼ |＿|
<＼ ＼／
＼> ﾄ VVVVVVVVﾉ＼ ｎ
＼ 丶 l^l l ｌ / ）
ヽ ＼ | Ｕ ﾚ /／）
⌒≧x ／＾^＼/ ＼ ＼ ﾉ ／
彡 〆U ） ｀⊂ニ ｌ
〃 ﾊ ⌒ ⌒ Yヽ /
ｲ 从§ （ ⌒） （⌒） lﾘﾊ ｲ あっ、やる夫兄。
乂ｲ§ ⌒（__人__）⌒|/ ／ 兄貴も図書館で勉強ッスか？
＼ﾟ o u Ｙ⌒Ｙ ／ ／
/⌒ヽ ∽. ー ィ ／
/ r‐､ ∞∞ ／
/ ﾉヾ > ｲ
| ヽイ |
.
, -― - 、 ,.､
／ ＼ / /
/ ⌒ ヽ / )/ /
/ （● ） ⌒ U .! / /¨.〈 やる夫は家で計画的にやってるお。
| （ー ） | / {二. ',
,..．-ﾞl （__,､ / { ゝ } それより、お前筆箱忘れたろ？
/ ゝ '､_`ー' u / } ´ / リビングのテーブルの上に置いてあったお。
,〃 ヽ l ＼ ＿／ ＼ / /
／/ ! l ヽ￣/ / ＼ ,' .l
く´ l ヽ.,イ¨¨ヽ. ./ l / ヽ/ .!
,У、 / l:::::::::l∨ 〃 ,' |
ＮVVVVVVV＼
＼ ＼ _ｎ__ ∩
＜ ｀ヽ､ └i七┐ ＿_ ∪
＜／ ／"" ＼ .ノヽ. ＼ （r匕r'_） つ) ○
//, '〆 ノ ） ＼ ヽ
〃 {_{ （ ○）}liil{（○）| i| そう言えば忘れてきたッス。
ﾚ!小§ （__人__） | ｲ━
ﾚ § ヽ |!!il|!|!l| /|ﾉ ┃┃ 暑い中ここまで歩いてきたのに…。
/ ゜。 |ｪｪｪｪ|。゜ ∩ノ ⊃
(受＼ ∞ ∞ ／＿ノ
.＼ “ ＿∞∞＿ノ∞／
＼。＿＿＿＿ ／
.
＿＿＿
／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼ そう思ってやる夫は忘れ物を渡しに来てやったんだお。
. ／::::::⌒（__人__）⌒::::::＼
ｃー､ | |r┬-/ ' |⌒,一っ サービスで凍らせたスポドリも付けてやるお。
,へ λ ＼ `ー‐' ／ 入 へ、 優しいやる夫に感謝するといいお。
<<<／ヽ /＼>>>
ｌ´.￣`ｌ
l、＿_,l
/ ヽ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ /＿＿＿.ヽ
／,ｨｧ=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=ミ､ / ヽ
. / rﾀ,,r＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ミ､ l ┌（λ）┐ |
|,{ﾀfr }} | | .ア全| ::|
. /〉ﾀ {{ }} | |[] ミ.焼! |
r<〈/- 、{{ }} | |8.メ 系| ::|
| ｀￣￣{{ }} | |8.式 ..| ::|
｀￣ Ｔ￣{{ }} l └―─┘ |
| {{ }} l |
ゝ､_{{ 2年C組 入即出ギャル夫 }} i`========= 'i
ﾞー＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝' ' | |
| |
| |
l,＿＿＿＿____l
.
ﾄ VVVVVVVVﾉ＼ *
☆ ＼ ＼ ☆
* . ヽ ＼ +
⌒≧x ／＾^＼/ ＼ ＼ *
+ .＊ 彡 〆 ） 丶 ∨ ☆
〃 ﾊ ⌒ ⌒ Y:ｉ| + さっすが兄貴！！
＊ . ｲ 从§ （ ●） （●） |从 *
* 乂ｲ§ ⌒（__人__）⌒| 助かったッスよ！
☆ ＼ﾟ o Ｙ⌒Ｙ ／ + ジュースも欲しかったんッス、マジ感謝ッス！
+ /⌒ヽ ∽ ー ∽ヽ
/ r‐､ ∞∞〆ヽ |
/ ﾉヾ > ヾ_ノ |
| ヽイ | |
ー ´ ー ´
.
／VVVVVVVⅥ
＿∩ ／ ／
/ 〉〉〉 r'´ ＞
{ ⊂〉 ／ ／ヽ／ ゛゛＼ ＼＞
| | / ／ （ ゝ' ,ミ
| | |i│ ノ ─ }_} ヾ んじゃ、お礼に勉強終わったら俺っちの小遣いでプリン買って帰るッス。
| | ﾄ | （●） （＜ ） §小!、ゝ
ヽ ( ,| （__人__） § 、ゝ 一緒に食べるッスよ。
＼.＼ ＼ `ー'´ 。゜
＼ ∞ ∞＿＿ ヽ
ヽ (＿＿＿_/
／￣￣￣＼
／ _ノ ヽ_ ＼
／ （＞） （＜） ＼
| ::::::⌒（__人__）⌒:::::l うっしゃ！
＼ |r┬-/ ／
. ｸﾞｯ /⌒/＾ヽ､`ー'´ ,ィヽ、 それじゃ、はやく終わらせて帰ってくるお。待ってるお。
/ ,ゞ ,ノ , ＼
l ／ / ト >
ヾ＿,/ |／ ／
| |／
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
┌──────────────────────────────────┐
│ このように兄は弟に2分後に追いつき │
│ │
│ 弟は兄から渡された筆箱とジュースを手に、再び図書館に向かい │
│ │
│ 兄は元来た道を引き返した。よって解は『2分後』である。 │
└──────────────────────────────────┘
.
できる夫とキル夫の解
＿＿＿_ .＿＿＿_
／ ＼ ／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ ／ ＼
／ （●） （●） ＼ ／ (●） （●） ＼
| __´___ | | （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） |
＼ `ー'´ ／ ＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
ノ ＼ ノ ＼
.
. ＿＿＿＿
.. ／ ＼
／ ＼
／ （●） （●） ＼ 自由研究を進めなきゃ。
| '"（ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ）"' |
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／ 去年みたい冬休みまで粘らないようにしないとな。
／ ゝ ィ'ヽ
／ ＼
/ ｨ r ＼
| `|| |ヽ ヽ
/⌒ヾ| | |, |
ヾ___,ｿl │（ ,,_,ﾉ
| | ∥》⌒＼
l Y´ / 《ﾉ. ＼
ヽ, （ ,/ < /
ヾ | | ＼ ./
≒;| | ＼／
(.（"＿｀ﾞ_）
.
＿＿＿
／ ＼
／ U ＼
／ u ＼
| （●） （●） | それにしても暑い。
＼ fｪｪｪｪｪｪｪｪy U ／
／ ヽ
／ ＼
/ ｨ r ＼
| `|| |ヽ ヽ
/⌒ヾ| | |, |
ヾ___,ｿl │（､__,ﾉ
＿＿＿
／ ＼
／ U ＼
／ （●） （● ） ヽ
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | こういう時こそキンキンに冷えたコーラだな。
＼ ＼ｪ.r―-､／ ／
ﾌﾟｼｭ / r⊆し-(_ ＼ ヽ
| / う |' .＼ ＼ｨ }
l / ﾉ (△| ＼ ヽ /
＿＿＿
／ ＼
／（―） （― ） ＼
／ （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） ヽ ｸﾞﾋﾞｯ
| γ⌒)⌒ヽｪェ／ | あﾞー、美味い。生き返るわー。
＼( ^/ (△/ij ／ ｸﾞﾋﾞｯ
/ { ,(⌒ヽ/ ヽ
| / i ー ' ｨ }
ヽ＿ﾉ | |
┌───────────────────────────────┐
│ │
│ キル夫は速足で図書館に向かっているが、途中に休憩を挟むため │
│ │
│ 歩く速度はおおむね分速60mだ。 │
│ │
└───────────────────────────────┘
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ 一方そのころ自宅では │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
|┃
|┃ 三
|┃
|┃ ｶﾞﾗｯ ＿＿＿_
|┃ 三 ／ ＼
|┃ ／ ⌒ ⌒ ＼ キル夫ー。
|┃ . ／ （⌒） （⌒） ＼
|┃ 三 | '" __´___ "' | この前買ってたマンガ僕も読みたいんだけどー
|┃ ＼ `ー'´ ／
|┃ ／ゝ "` ィ ｀ヽ.
|┃ 三 ／ ＼
,⊆ﾆ´⌒￣￣" y r､ ヽ
⊂二、 ,ノ──-‐'´| | l" |
|┠ ' | l/'⌒ヾ
|┃三 | |ヾ___ｿ
＿＿＿＿ ＿＿＿＿_
／ ＼／ ＼ ‐-､
､-‐ ／⌒ ⌒ ⌒ ⌒＼ __＿,ノ-､
､- !､,＿_／（● ） （● ） 彡 （ ●） （ ●）ヽ __＿,ノ
!､,＿__ l ___'___ ___'___ | あれ、いない。
＼ ｀ー'´ 彡 ｀ー'´ ／
/ ヽ
.
＿_＿__ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
／ノ ( ●) ＼ ・
.｜ ( ●) , | 机の上には筆箱がぽつんと。
.｜ /
.｜ '~ / そういえば図書館に行くとかなんとか…
＼＿ ⊂ヽ∩＼
/´ (,＿ ＼.＼
| / ＼＿ﾉ
＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ζ｝ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ｝ ＿＿
|_|＿＿＿＿＿_| ／|
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: : : : .
: : うーん、図書館に宿題しに行ったんだとしたら : : .
: : : : .
: : これは忘れていったんじゃないでしょうか？ : : .
: : : : .
: ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／,ｨｧ=+=+=+=+==+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=ミ､
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|,{ﾀfr }}
. /〉ﾀ {{ }}
r<〈/- 、{{ }}
| ｀￣￣{{ }}
｀￣ Ｔ￣{{ }}
| {{ }}
ゝ､_{{ 2年A組 派即出キル夫 }}
ﾞー＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝' '
.
ｒ､ ＿＿＿_
ﾍ ＼ ／ ＼
(ﾐ⊂） ／⌒ ⌒ ＼
ﾍ ＼ ／（●） （＜） ＼ しょうがないですね。
ﾍ ＼| __´___ |
_ _lll_ ＼ ＼ `ー'´ ／ 忘れてたら困るでしょうし
/ ｿ'`ヾ＝= ＼ ＼ 持って行ってあげるとしますか。
| ∥,ゝヾ､_ ＼ ___ト ゝ
|￣`ｰ 、_.| ヾ〆 ＼ ` | ( ／
|￣￣￣ ヾ// | ￣ |
|::::::::::::::::::/'// ≡三三≡ /￣ |
|::::::::::::::::/./ハ // ＿＿＿＿＿＿ ﾄ⌒＼ |
,,,,二二≡'//＼＼ /へ〆,=＝＝＝ﾐヽ/､ ヘ ＼ ＼‐‐、
, ﾍ"=＝＝＝=/ﾐヽ ヽ ＼ // ,ゝ＼-'´￣￣ `./＼＼ ） ヽ.＿＿__｀＿）
/／ // ヾヾ ヽ. ＼__ ///"/ ' ＼ / ヾヽ
,'/ // ヾヽ ＼_ ￣`＝=ｙ///,' ＼ / ヾヽ
l'l' , ソ ｌｌ | ヾ､ , -//ul ll―――‐‐ゝ‐/､ ｌ|''
|.| ◎ |.|'' ,ヘゝ.＝ｌ ｌ===＝＝＝◎┐ l'l|
l l l./ ヾ__||＿ヾヽ―‐''''''''" | |" //
ヾl // || ￣ヾヽ | | , ／
＼､_ ,／ ||| ＼ヽ_ / | ,,,／
ー＝===＝‐" `ー＝===.|=="
`´
.
＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ─ u＼
/ （●） （＝） ヽ …と思ったけど
__| ｕ " ´ " |_
/ ヽ l二ヽ / ＼ これは暑い、暑すぎます。
/ ｀`ー─‐ｖ─‐一''´ ‘，
/ |｡| l
|＿＿__l |＿＿__|
| | | | | |
| | | l | |
| | l l | |
┌/￣￣｀Y＿ｘ<二二二>ｘ.＿/￣￣｀Y┐
└Ｌl__|__|__|─＜＿(X)＿＞─|__|__|__|_j,┘
（＿ﾉ:::::::::::￣} {￣:::::::::::ゝ＿）
く:::::::::::::::::::| |::::::::::::::::::::〉
i|:::::::::::::::/| |、:::::::::::::/|i|i
┌─────────────────────────┐
│ できる夫は分速240mでキル夫の後を追いかけるが │
│ │
│ 1分もしないうちに足を止めた。 │
└─────────────────────────┘
＿＿_
,..-''"´ ｀`丶、
／ ヽ、
/ -‐一'"´ ｀`ー‐- ':.
,' ', あの筆箱が忘れ物じゃなければ無駄足だし
{ （●） （● ） } 忘れたなら帰ってくるでしょう。
', ,'
ヽ、 ｀ u / 念のために連絡しておきましょう。
ｒ'ヽ、 -‐-‐- ,.／
／ ＞─-----─'"´ ',
/ ,/ ヽ、_,ノ ',
;' ,ｲ', ヽ i ',
ﾄ､ ,ﾉ ,ゝ Ｌ＿＿_」
.｀ミ彡-‐'" ', | |
.
＿＿＿＿＿＿
／ ＼
／ ＼
／ ＼ えーっと
／ ＼
／ ＼ 『お前の机の上に筆箱あったけど
| | もしかして忘れた？』と。
| |
ぽちぽち ＼ ／
＿＿＿＿＿_ ＼ ／
. ｉ´ = o `! 〉,_,r-‐──
. | !|.｢￣￣￣￣￣|| ／⌒ヽ､
. | !|.| .|| ,ｲ´ ゛＼
. | !|.| （（ｒ'⌒ヽ､| { ｀ヽ､ ｀ヽ
.
-‐ー-ミ
／ ヽ
′ :, うし、ちょっと体も冷えたし
.{ （ ●) （ ●)i そろそろ行くか。
_,.. -‐ '".从 ﾄｪｪｪｪｪｪｲ /´ ￣｀ヽ
｛ ≫ ..,_｀＿_ _,,´ｲ. ,: 〉 ん？
＼ ー- ..,_ ,≠ァ゛ ′
. ＼ ＼ .｝ /_／ ／
. ヽ ｀ヽ ^「 / .//}
. / 〈 : ヽ」 乂_//り 〜♪
{: ｛ L}Lj」┘ ___ :} { 〜♪
乂 八 ∧'"´￣ ￣7 八 ,
. ヽ .ハ } ./ ノ
∨ ∧ / , /
／ ﾊ .′ ＼ ／
｛ } } {
ー＝'"´ ｀ー- -‐'
.
- ─ ＝＝─ - ､
.／ ＼
. ／ ＼
. / ヽ
/ ヽ
. | | あ、兄ちゃんから連絡だ。
丶 （ ● ） （ ● ） |
. ...ヽ / なになに…筆箱が机の上に？
＼ トェェェェェェェェェｲ／
イ ＼
／ ヽ
./ i _＿＿＿＿＿＿_
/ ! ∧:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_〉
./ ,ｲ /::/:::::::::::::◎::o:::::::::/
/::/::::::::::::::::::::::::::::::::/
/::/:::::::::::::::::::::::::::::: /
/::/:::::::::::::::::::::::::::::: /
/::/:::::::::::::::::::::::::::::: /
/￣ｒぅ'::::::::::::::::::::::::::::::::/
. ,,..-|''|"|´|￣ .｀ヽ、 _ｎ__ ∩
／ | | .| ＼ て__ └i七┐ に二二l ＿_ ∪
／ ヽ (´ （r匕r'_） つ) ○
/ U ', ζ
./ l
.l u | 忘れてきたー！！
', ＿＿_l
', /VVVV ,-,.-,-,
/ ,,..-‐--.,,_ / lヽ/ / / /ヽ
／ ｀"''-.,, VVVV / ／
.／ ＼,,_￣ 7 / /
../ ＼ﾞ´ _,,.-''´ ／
/ ｀''-''" .／
￣｀''-,,_ ／
｀''-,, .／
/ ｀ﾞ''‐---‐''"´
.
_ _ _
_/ } } }
/ } /// , --―-- ､
／ / ' './' , ''´ ｀ヽ つ
/ '￣// / ｀', っ
ﾉ } / / ＿ ＿ ',
/ '_ イ ｛ i:::::i冫 ｨｆ:::::i _} i
/{/ /, { ￣´ ｀￣ i ちっくしょー！
/ニ∨|／/{ i ＿＿＿___ u ,'
/ニニニニ/__,ｨ＼!∧ /┴┴┴┴ヽ ,' 取りに帰らなきゃ！
. /ニニニニ〃三ニ}ヽ∧｛┬┬┬┬ｲ/ ∠
/ニニニニ/ニニニ／ﾆ}.＼￣￣￣￣ イ{:.:.:.＜＿
. /ニニニニ/ニﾆﾆ／ﾆﾆ//} ≧ -‐／}/=ヾニニ／
. ,'ニニﾆﾆ／ニﾆﾆくニニ/´ /. :!ニニ=‐ニニニ７_
{ニニニ/ニニﾆﾆﾆヽﾆ/ { ＼ /__ |ニニニ=‐ニニﾆﾆヽ
∧ニニﾆ=-‐ ´__>ニ/}: : : ＼. ／i､ニ／ニニニニニニ＼
.. ヽ=-‐ ´ 〉ニ/i:i!: : : : : :ヽ__／／.: ∨ヽニ//＜￣ﾆ=ニニ{
/ニ/i:i:ii!: : : : : : : : : : : : : : :.',ﾆﾆ{ﾆ{三三三ヽニニ＼
／ニ/i:i:i:ii!: : : : : : : : : : : : : : : ∧ニニ寸三三ニ/＼{､¨
／ニﾆ/i:i:i:i:i!: : : : : : : : : : : : : :／{i:i:＼ニﾆﾆ寸／ﾆ} }≧ ､
／ニﾆﾆ/ ´￣ }: : : : : : : : : : : ／. : :i|i:i:i:i:i＞ニニニニ≧=/ニニﾆ､
くニニニ/ /. : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ¨´ ｀ヽニニニニニニニﾆ〉
',ニﾆﾆ{ {: : : : : : ヽ_ﾆ=-‐: : : :／/ ￣￣ﾆ=‐-´
',ニニ! ヽ: : ､: : : : : : :／ニﾆﾆ{
ヽﾆ､| }ﾆﾆミ_____／ﾆ=-‐￣｀ヽ
i! {:::::::::≧===≠／:.:.:.:.:.:.:.:.}
i!::::::::/:::::|/／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i!
i!::::::::::::::::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i!
i!::::::::::::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
┌─────────────────────────┐
│ キル夫は慌てて今来た道を引き返す。 │
│ │
│ 全力で走って戻ったので分速は360mに達した。 │
└─────────────────────────┘
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
"´￣￣￣￣￣￣ ｀丶
"´ ヽ
／ ',
,'
' ∧ '.
（__;） ヽ.....ノ {__.ｧ'´ |
i } あづがっだぁ…
| 三三三三三 三三三
| i
', | もう図書館行くのめんどくせぇ。
ヽ -―=ｚｪｪｪｚｨ=,.ｰ--､z､_ ﾉ 明日にしよ。
'´ ￣｀ヽ.､ ￣￣´｀¨¨{. |_. '´
／ ﾍ ｀ . ＿＿. -r１ |
, ' '. ＼ | _. -┴ー──┴┐
/ | ＼ ｒ' | -──────i'
＞ ・''"´￣￣￣｀ﾞ'''＜
,｡イ´ ｀ﾒ､
, イ ﾞﾒ、
／ ,, ､ ':,
.,ｲ―――''" ﾞ''――――‐ ':,
,ｲ ':, まったく
.,ｲ ヽ .,ｲ ﾒ、 ':, 出かける前に確認しないから
../l＿＿＿＿＿＿l l＿＿＿＿＿＿＿＿l .', そういうことになるんですよ。
/ ', 夊三ｿ / ', 夊三三ｿ l .',
./ ゝ イ .ゝ、 / ', 次からは気を付けることですね。
.,' ヽ :
l ,'
.l ,'
', ､＿_ ,:'
＼ /::/ ,.ｲ
.ヽ /::/ ｡イ 分かってらぃ＞（キル夫）
｀＞ .｡ /::/＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__｡ ＜´
/::/ ,' ', ＼
./ .,' ＿＿＿＿＿＿､
/ ,' .| ぽっきー | ':,
./ .,' r┴―､＿＿______|＿',
.,' .: / __∠_ ( ヽ
,' .l ｡イ .＿_） (￣
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
┌────────────────────────────────────┐
│ │
│ このように、弟は兄との連絡で1分費やし、1分で自宅まで引き返した 。 │
│ │
│ 自宅では兄が麦茶を用意して待っていたが、その後やる気が無くなった弟は、 │
│ │
│ 一日を兄とダラダラ過ごした。よって、解は『2分後』である。 │
│ │
└────────────────────────────────────┘
.
やらない夫とできない夫の解
／￣￣＼ ／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼ ／ 「 ヘ ＼
. | （ ●）（● ） | | （●）（●） |
. | （__人__） │ | | ｜
| ｀⌒ ´ | ｜ __´___ |
. | | ｜ `ー'´ |
. ヽ / ヽ /
ヽ / ヽ ／
> < / く
| | | |
| | | |
.
, -―- ､
. / ＼
. / └- |
(●) （●） | 涼しい図書館で勉強しようと出てきたけど
. | | ./
. l __｀＿ ./ どうも何か忘れてる気がするなぁ。
| ヽ
__!､＿___／ ＼
／､ ヽ r ､ ヽ
ﾊ ヽ Y｀l | > Y
{ ヽ_ゾﾉ | ﾚi i i}
｀¨´ ヽ ハ `'''
> / ﾍ
/ /ヽ ﾍ
. _,/ / ご_ノ ﾎﾟﾃﾎﾟﾃ
（ ヽ /
＼__ノ
,, -─- ､._ 〃"
"ミ ／ ヽ
| 「 └ |
| （●）（●） | やっぱりそうだ。
｜ | |
｜ __｀__ .ﾉ 筆箱を家に忘れてる。
ゝ く
/ ヽヽ, ） ）"
"（ （ （ ヽ ／.／
＼ ＼ ゛／／ | ｶﾞｻｺﾞｿ…
／ / ヽ ~ ＼ ｀ヽ~＼
| |
| /
ヽ＿＿＿＿＿＿／
.
, -‐─
／ ヽ
| U -- ',
| （●） (●)
',. | | 仕方ない、戻るか。
ﾞｉ. ＿´__ l
ﾉ i クソ暑いし近道使おう。
／ ＼___＿ノ__
／ ､ r ッ ､＼
Y < | l´Y ッ ﾊ
{i i iＪ | (,ゾ_ッ }
'''` ハ / ｀¨´
/ ﾞｉ <
/ ッ', ヽ
!､_ ) ヽ ヽ,_
', γ ）
!､__／
┌────┐
│ 家 │ 近道
└────┘ ／
┃＼ l/
┃ ＼ ′
┃ ＼ ┏━━━━━━━┓
┗━━━◎━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 図書館 ┃
↑ ┗━━━━━━━┛
今ｺｺ
┌──────────────────────────────────┐
│ │
│ できない夫は分速60mで歩いて図書館に向かっていたが │
│ │
│ 5分後、忘れ物に気付き、近道（同じ速度で歩いて3分）を通って家に引き返す。 │
│ │
└──────────────────────────────────┘
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ 一方そのころ自宅では │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
／￣￣ ＼ -、_
_,ノ ヽ､__ / / ,〉、
（＝）（＝ ）／ ´／ /) できない夫のやつ
（__人＿） { , ' ´,/ 俺のアイス勝手に食って出てったな。
'､`⌒ ´ V __, ＜´
| 〈´／::::Λ 楽しみに取っといたのに
| ﾔ::::::::::::::Λ 何てことしやがる。
`ｭ`ｰ─ｰ V::::::::::::::Λ
/ﾑ _ , -.／V::::::::::::::Λ、
_,. -／:/===/´..::/i:::::::::::::::::::Vﾍ …ん？
／/.／.::::{ | :::::/::::ｉ::::::::::::::::::.∨}
j ::::::::>.:::::::l |::::::::::::::ｉ::::::::::::::::::::ﾚ;
i :::r :〈 ::::::::i |::::::::::::::::〉､:::::::::::::::::ﾉ
ｉ :::| :::::'., ::::i {:::::::::::::::::::::`::-==::イ
| :::| ::::::::',::::i ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::/
／￣￣＼
/ ヽ､_ .＼
（ （● ） . |
（人__） | これ、あいつの筆箱だな。
r‐-､ . | 忘れてったのか、いい気味だ。
（三）） . |
> ﾉ /
/ / ヽ、 . /
/ / ⌒ヾ .〈
（＿__ゝ､ ＼／. ）
＿＿＿＿＿ |＼ ,.1
＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ζ｝ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ｝ | ＼_／...|
|_|＿＿＿＿＿_| ／|
.／. |
／ ／|
.／ ／| |
.／ .／l | |
／ ／ | | |
／ ／ | | |
／ ／ | | |
.
::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .
: : : : .
: : いや待てよ、筆箱を持っていってやって、代わりに : : .
: : : : .
: : アイス買って帰ってこいって言えばいいんじゃないか？ : : .
: : : : .
: ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :
＿＿ ＿＿
〈: : : : : : ＞============================================＜: : : : : 〉
〈: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_,,,ｨ: : : : : : : : : : : : .イｧヾ､==ﾆ;;;;;;;;;}is。: : : : : : : :..:.〉
〈: : : : : : : :rイ∨=i{￣i!__i''''{_{_i}''''i!==i: : : : : : : : .ri{/,､i ,ｨュ .7;;;;;;;;;∨: : : : : : :.:〉
〈: : : : : : _{´ゝ''ﾏ} i! .i!_ ｒi i|､_.i| .i|: : : : ＞,､'''ﾐ{_{ﾘ/ {リ /;;;,ｨ''''iﾘ: : : : : : : : 〉
〈: : : : : :{_ｨ .〈i', ヾフ iﾉ |i| i|｀}i .i|: : :/.／Y ゝ,‐_-='''"",ｨ､'''ゝミ': : : : : : : : :〉
〈: : : : : : :ﾘ 〉ゝｲ´ ／＞'´=＞'´,,。s≦' /:.:.＞‐。,{_ }￣}_,,,}-＼ ヽ: : : : : : : 〉
〈: : : : : :./ ／: : /／イ: : : : ''"´__}〕 三 {＞'´ ｀イ"|:.:.:.:.:.:.:.} .∨: ／{: :.〉
〈: : : : : /ｲ____｀ヽ ソ ー ダ: : :＼〈 ＞'''''､ゝ ､。,,／ ／=＜::,ｨヾ") }／ {: :.〉
〈: : : : : : {/////}──────ｰ/ = ､ヾ。ｨ } i| ／i:i:i:i:_ｨ=､ヽ.ヽ{.／ .{: :.〉
〈: : : : : : ゝ===ｲ￣￣￣￣￣￣ { ゝ{ }丿´丿ｲ__ﾉ｀)i:i:{ ヽ ／ .{: :.〉
〈: : : : : : ＞=================.ゝ=====i≦=================＜: : : : : :.〉
￣￣ ￣￣
.
／￣￣＼
/ﾉ ヽ､_ ＼
. （ ●）（ ●） |
|（人__） | まだできない夫が家出てから5分くらいだし
| ⌒ ´ |
. | | すぐ追いつけるだろ、常識的に考えて。
. ヽ /
ヽ ノ
_ _lll_ ／ ＼
/ ｿ'`ヾ＝= | |
| ∥,ゝヾ､_ .| |. | |
|￣`ｰ 、_.| ヾ〆 (.￣丶 | | .| |
|￣￣￣ ヾ// ￣＼ ＼ .| | |
|::::::::::::::::::/'// ＼＿ノ |ノ
|::::::::::::::::/./ハ .| |＿＿＿＿＿
,,,,二二≡'//＼＼ | .| ＝＝ﾐヽ/､
, ﾍ"=＝＝＝=/ﾐヽ ヽ ＼ .| || ￣￣ `./＼＼
/／ // ヾヾ ヽ. ＼__ | | |＼ / ヾヽ
,'/ // ヾヽ ＼_ ￣`＝ | | | ＼ / ヾヽ
l'l' , ソ ｌｌ | ヾ､ , - | | |―‐‐ゝ‐/､ ｌ|''
|.| ◎ |.|'' ,ヘゝ| | | ＝＝◎┐ l'l|
.l l l./ .ヾ__| | | | |''''''" | |" //
ヾl // | | | | | | , ／
＼､_ ,／ | | | | / | ,,,／
ー＝===＝‐" | | | |.＝===.|=="
（＿＿|（＿＿| `´
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.
／￣￣＼
／ ノ ＼
.（●）（● ） .ﾉ( |
（__人__） ⌒ .| …ったく、どこ歩いてんだ？
.(｀⌒ ´ | 見当たらないぞ。
{ |
{ . /
＼ /
／ ＼
／ .／ ＼
_ _lll_ .／ .／ ／ ヽ
/ ｿ'`ヾ＝= .／ ／ .｝
| ∥,ゝヾ､__／ ／.｛ i
|￣`ｰ 、_.| ヾ〆 （_＿ ／ i |
|￣￣￣ ヾ// / /
|::::::::::::::::::/'// / ／ ／三≡
|::::::::::::::::/./ハ ／ ／＿＿＿＿＿＿
,,,,二二≡'//＼＼ ／ ／ ..,=＝＝＝ﾐヽ/､
, ﾍ"=＝＝＝=/ﾐヽ ヽ ＼ （ ／./ ,ゝ＼-'´￣￣ `./＼＼
/／ // ヾヾ ヽ. ＼__ i |.//"/ ' ＼ / ヾヽ
,'/ // ヾヽ ＼_ ￣`| |//,' ＼ / ヾヽ
l'l' , ソ ｌｌ | ヾ､ ,| | ll―――‐‐ゝ‐/､ ｌ|''
|.| ◎ |.|'' ,ヘ| |.===＝＝＝◎┐ l'l|
.l l l./ ヾ__| |..―‐'''''''''''"＝" //
ヾl // （_＿＿＿）ヽ ／／
＼､_ ,／ 三三三 .＼ヽ_ ,,,／
ー＝===＝‐" `ー＝======
┌────────────────────────────────┐
│ │
│ やらない夫は分速240mでできない夫を追いかけているつもりでいるが │
│ │
│ 実際は行き違いになっているので、追いつくことはない。 │
│ │
└────────────────────────────────┘
.
┏ ┓
┃ 一方 ┃
┗ ┛
（⊃￣￣＼
（⊃ -‐' ＼
（⊃ （ ●）（●）
| U. ｜ | ただいまー。
| __´___ﾉ
| `ー'´ } ＼ いや、忘れ物取りに戻っただけなんだけど。
／ヽ }. ＼ …あれ、母さんこの辺りに筆箱置いてなかった？
／ ヽ､.,＿＿__ノ ）
／ . | ＿／
_,,..-‐‐‐-..,,_ ,⊆、 {f⌒)}
／ ヽ └ｧ厶 に二二l {「
. ,' ', └〜┘ Ｃ
l ＿＿丿!|!|ヽ.＿ i
| -。＝＝ .-。＝l
| ≡≡= i =≡|
| __'__ l 兄貴が俺を追いかけたぁ？
| U | | ｜
|. | .| .| 近道で帰ってきたから出会わなかったぞ。
|. | | |
,.-r/. └―┘ !
_,,-| | ＼ ｀¨´ ,.'
,,-''´ | .', ｀"'' __,,..-''´
,,-''´ l ヽ、 /|ヽ｀''-､
_／ ', ＼ / .| '., ｀''-,,
./ ', ｀7＿＿__,| .l ヽ
. ,' .l ', ／| |＼. | .|
. | .| .ヽ.／ ＼ |. ヽl .| |
. | | Oヽ .／ .| |
.
／￣￣＼
／「 ヽ ＼
|（●）（● ） ｜
| | | まあいいや。
| __｀＿ ｜
| `ーｎｌ^l^l^l/ もう一度図書館に行く道で会うだろ、きっと。
ヽ | ノ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
, -―- ､
. / ＼
. / -- |
(●) （●） | 全く、普段なら何を忘れてようが見向きもしないくせに
. | | ./
. l __｀＿ ./ 今日に限ってどういう風の吹き回しだよ。
| ヽ
__!､＿___／ ＼
／､ ヽ r ､ ヽ
ﾊ ヽ Y｀l | > Y
{ ヽ_ゾﾉ | ﾚi i i}
｀¨´ ヽ ハ `'''
> / ﾍ
/ /ヽ ﾍ
. _,/ / ご_ノ ﾀｯﾀｯ
（ ヽ /
＼__ノ
.
┏ ┓
┃ 一方図書館では ┃
┗ ┛
ゝ´ゞヾヽ;´/｀｀ﾞ:´ゝ` ゞ´;ゞヾ丶ヽ｀:´/ゞ
￣￣￣￣￣￣￣￣ゞゝヾ;ヽ,丶ヽゞゝヾ;ヽ丶:丶ヾゞゝ:;ヾ丶丶￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣ゝゞ``;ゞゝ ゛:ゞゝヾ`ゝヽゞ:ヾ´/ヽ:丶 ;.ヽゝ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
' ' ゝヾ`｀ﾞ´ヾ:/ゞ;ヽ`ゞ､_´丶ゝヽ_ﾞ｀¨ゞ__)´ゝヾヽ
＿＿＿＿＿ ゝゞゝ; |;!li!l+!l!l!l | ヾゝﾞ ゞ ＿＿＿＿＿
| // | // .| |li!li!;;:;:l!;;. i￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣| | // | //
| .//. |. //. | |l@l!;;;;!;;; ! | | |..// | .//
|// |// | |li!li;;;;!;;;;l i | | |//. |//
￣￣￣￣￣ |l!i!l:;:l;;;!;;. l. l二>|<二l | ￣￣￣￣￣
゛ |li!;i:;:l::::l;. ! | | ○○スレ立 図書館
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|i!:l!;;;::l:::;l: i. | |＿＿＿＿＿＿＿＿＿
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|!;iil!;｡:::;li!;l i￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|:::::::;;:::::::::::::::::;::::::::;:::::;::;:
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::⌒;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ` `＼￣￣￣￣￣￣￣￣＼ :;:;:;:;::;:;:;:;:;:;;;::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::;;::;:;:;:;:::::;:;;; :::::::::::;;;;;;;;;;;;;;。;;;;;;;;; ＼ ＼:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
::::::::::::::::::::::;:;:;:::::::::;;;;::::::::::;:; ｡;;;;;;;;;;;;;ｖ;;;;;;;;;;;::::: ＼ ＼:;:;:;:;:;:;::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::: ;;;w;;;;;;;;;;;;;;;;;。;;;;;;;;;;;;; ＼ ＼::::::::::::;;;;;;;;;:::
::::::::::::::::::::::::::::::::: ;;; ;; ;;;; ; ;;;;;;;; ; ;;;;;w;;;;;; ; ;; ; ;; ; ;; '' ＼ ＼:::::::::::::::::::
＿＿
／ 丶
ヽ､ ､__,ノ `
. (●）（●.） ノＬ｜ どこにもいねーじゃねーか！！
(_人＿） ⌒ ｜ あの野郎どこほっつき歩いてんだ！
|｝r┬‐| | __
'､｀⌒ ´ , ﾄ、 _r┘ ｀ヽ、
｜ ､ ,ｲﾉ:::｀ｰ‐ｰ-r'‐、'ヽ `、{
`ｫﾆﾆ二´:::::::::::::::::::::::::{ ､ ｀ |
_/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,」 |、
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |､{
r'':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ＿,.／ ノ Y
/.::::: ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈──::::::::::|
/::::::::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ::::::::::::::::::::|
.
／￣￣＼
／ ノ ＼
.（●）（● ） |
（__人__） | もういい。
.(｀⌒ ´ | 折角出てきたんだ。隣町まで遊びに行ってくる！
{ |
{ . /
＼ /
／ ＼
／ .／ ＼
_ _lll_ .／ .／ ／ ヽ
/ ｿ'`ヾ＝= .／ ／ .｝
| ∥,ゝヾ､__／ ／.｛ i
|￣`ｰ 、_.| ヾ〆 （_＿ ／ i |
|￣￣￣ ヾ// / /
|::::::::::::::::::/'// / ／ ／三≡
|::::::::::::::::/./ハ ／ ／＿＿＿＿＿＿
,,,,二二≡'//＼＼ ／ ／ ..,=＝＝＝ﾐヽ/､
, ﾍ"=＝＝＝=/ﾐヽ ヽ ＼ （ ／./ ,ゝ＼-'´￣￣ `./＼＼
/／ // ヾヾ ヽ. ＼__ i |.//"/ ' ＼ / ヾヽ
,'/ // ヾヽ ＼_ ￣`| |//,' ＼ / ヾヽ
l'l' , ソ ｌｌ | ヾ､ ,| | ll―――‐‐ゝ‐/､ ｌ|''
|.| ◎ |.|'' ,ヘ| |.===＝＝＝◎┐ l'l|
.l l l./ ヾ__| |..―‐'''''''''''"＝" //
ヾl // （_＿＿＿）ヽ ／／
＼､_ ,／ 三三三 .＼ヽ_ ,,,／
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┃ 夕方 ┃
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__ｎ＿ . __ｎ＿00 __ ＿ｎ__
７/,ニ, ７/,ニ, l | ｎ ⊇ ⊆ に二二l
／ ￣ ｀ ､ 〈/r三ｭ 〈/r三ｭ Ｌ.ﾕ U (⊆广
′
| ⌒ ⌒ ! ＿
| （● ） 三 | ! 廴＿
| ､_人_, ｉ | V⌒} いやー、遊んだ遊んだ。
| | | ｉ 人 く _j アイスも食ってきたし
| l__」 , } | 楽しかったー。
人 ./ .| |
__ ィ{＼ ._／__ | |
r ￣＼ ‘， ア ￣ ア＾ ､ !
/{ ‘， / / { }
/ / V/ {/ .j― ┘
/ ＼.＿＿_/ i{ {＿＿／
/ / } ！ .｝
／￣￣＼
／ 「 三 へ＼
| （ ○） （○） |
|.ﾉ( | | おい、何一人で楽しんで来てんだよ。
|⌒ __´___ | 俺の筆箱はどうしたよ、てめぇを探して一日潰れたじゃねぇか！
| }
ヽ }
ヽ ノ
_＿ ,.. } ' / ー､＿＿、
/ ´:::::::::::::::ゝ--一'::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀、
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_:::ゝ
く:::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',／ ﾍ
,l ＼＿:l:SUTTOKODOKKOI:::::::::ハ ﾍ
/ / !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::' ｀v ﾍ
.
_ｎ__ _ｎ__ ｎ {f⌒)}
￣ ｀ 、 └i七┐ └i七┐ /厶__ {「
／ ＼ （r匕r'_） （r匕r'_） └'^ｰ┘ Ｃ
/ ,ｨ'´/ ＼
l ＿＿ 三ﾆ-＜ ＼
: ､’_ノ 三 ｀ヽ ヽ 元はと言えばお前が勝手に俺のアイス食うからだろ！
{ ,＿_ノ、
＼. ゝ-ｲ __ ｘ‐＼ ｉ どこほっついてたのか図書館まで行ってやったのにいなかったしなぁ！！
.＼ ∨/´ /／ /
.＼. ＼ｰ/ ＼
ヽ ＿ ヽ
}
ｎ __ｎ＿00 ｢L.、 ∩
／´￣￣￣＼ /厶__ ７/,ニ, //二 ∪
／ へ ＼ └'^ｰ┘ 〈/r三ｭ └─┘ ○
/ _＿､ |
/ .〈:::::::::::::ヾ |
| ﾉ( ￣￣~~ﾞヽ .＿i 普段しねぇようなことをするからだよクソ兄貴！
| ⌒ 〉ヾ::;;:ｊ
| _. -r‐┬─‐､ / 遊びに行くってんなら俺の物くらい家に置いてから出てけよ！！
| (L _/ / // /
/ ￣" ヽン /
／. /
／ ヽ._＿＿＿ノ
／ {
､__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ 人
） （
） んにゃろう！どっちが上か思い知らせてやる！！ （
） （
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y Ｙ
(⌒;;从⌒ (⌒;;从⌒） ､__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人 人
バキ (⌒;;从⌒从⌒从⌒⌒;;从⌒从 ドカ ） （
∑⌒;;(´三(ﾊﾞｷ´∪Ｗ⌒;;(ｱﾎﾞｰﾝ´´ ;;） ） てめえなんかに負けるかよ！ （
(´⌒;;(´三ｱﾎﾞｰﾝ(´⌒;;(´⌒―⊂;;(´;;ﾄﾞｶ) ） （
ドカ∑´⌒つ;;(´三(´⌒;;(´⌒Ｗ;;( ;;;;;) バキ ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y Ｙ
.. (´⌒ﾊﾞｷ;;(Ｗ´三(Ｗ´ﾄﾞｶ⌒;;(´ﾊﾞｷ(´ ;;;;;)
(´⌒;;∑(´三(´⌒;;(´⌒;;(ｽｶ´;;;;;;;)
.
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┌─────────────────────────────────────┐
│ │
│ このように弟が家を出たのが午前9時30分、兄が追いかけ始めたのが午前9時36分。 │
│ │
│ 兄が帰宅して弟と顔を合わせたのが午後5時54分、よって解は『498分後』である。 │
│ │
│ ※なお、兄弟仲が一層悪くなったことについては考慮しないものとする。 │
│ │
└─────────────────────────────────────┘
.
|￣￣￣￣￣￣￣| ＿ _,
| ━━━━━ l ＿__,＞ Ｙ´'ー-､ 今回の解は３つ。
| 小六算数 | ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
. ／＾) 〜〜∴〜〜 | ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜ 兄弟は仲良くね。
{／ ス | ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
{／ _ノ | / , l、 、 , ､ | ヽ }< 良い子の皆んな、参考になったかな？
ヽ'´_ﾌ |ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
V| ||ハ | （●） （●）/ / ,/ﾚ′
ﾄ| | `| ヽ 「)'/|/
{.Ｌ.rー‐､(こ'ー-､__.｣ ヽ､_ ― _,.ィT/
┏━┓ ┳━┓ ┳━┓
┃ ┃ ┣━ ┃ ┃
. ┗╋┛■ ┻━┛■ ┻━┛■
.
次回は数日以内に投稿します。
鉛筆くらい図書館で貸してもらえるだろーと見捨てる
途中信号とかで立ち止まったりして１，２分ぐらい余計にかかるかと思った
確認のための電話にて・・・
兄『おーい弟、筆箱忘れてったろ』
弟『え、あれ、ちゃんとある・・・て、これ兄の筆箱だw』
兄『おいおいｗ、しゃー無いからそれ使って勉強してこいw』
やる夫とギャル夫に和んでしまった
自転車にジェットエンジンを搭載して届けるので解は5秒後
もし居住地が県庁所在地だと、弟は県立図書館に向かってて、兄は市立図書館に
向かっていた可能性もあるかもしれない。
>>221さんの『ジェットエンジン』は非常に強い言葉でしたので
.厶 ＿＿＿
.た ／ ノ '' ⌒＼
. ＃ ／ （ ● ) (● )＼ ジェットエンジン付ければ
. ⅰ ／ :::::⌒ ゝ⌒:::::＼
. ！ | ﾄ==ｨ' | 最速、だろっ！
. ｷ _,rｰく´＼ ＼,--､ `ー' ／
.. 抓 ,-く ヽ.＼ ヽ Y´ ／ ー ﾉ i｀ ｰ-､
ﾑ { -! l _｣_ﾉ‐′/＼― 、 ,－/＿| ∧
∧ ヽ ﾞｰ'´ ヽ / フ ＼ /ヽ /ハ
寸 ｀ゝ、 ﾉ ノ ＼ ヽ / ／ ,4
＼ 在
今ｘ ｘ令
尖ﾄ 〔 〕 ≪
〕iト=ェL｣＿_｣Ｌﾆ=牝刋
ｒ'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'
） そう言って、俺を追いかけた兄さんはずっと、ずっと遠くに行ってしまった。 （
（ でも、俺は思うんだ。 ）
（ 今でも兄さんはあの高い空から俺を見守ってくれていると。 ）
丶〜'⌒'〇'⌒'〜⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'´⌒
Ｏ ＿＿＿＿
o ＿＿_／ ＼
ﾟ ,, - '"r'.// ／ ヽ ヽ'ﾚヽ､
.／ / || | ／| |" l
／-､ i ヽヽ. ／￣| / i ! とはいえ、
／ ヽ |＿ ＿＼＼＿＿＿＿／ ／/ ブレーキも付けずに発進するのは
／" ! ￣ヽ＼.＼〃／ / /／
ﾉ￣￣ ''' l ＼__／-､ / / / …馬鹿じゃないかな。
／ | "~ ｀´ / ' >
／ ＝ ､ ! /_ -‐<-,
{ ニ＼ /､ ヽ- ／/ {
ヽ_, -'"￣ ` ´} ＿ ＿,-‐-=ｩ‐- イ > r ' ￣ ﾄ
<_ ＿,, ｨｺ ￣ ､ -ﾉ_, / ＼/＼ l,-､,,-､_
ヽ_ ヶ､'~ ＼,_, -,‐_T`‐--イ／ ､ _,, - +‐ti;;;;,､ ヽ , `､
`''t‐t＼ r ' ' i >;}~ ）ニ-i─ t'", -─| |-'┴/_l_/ﾉ
||/::::::::`{;;;i i i__i__/''ヽ |::￣:l￣l~:::ヽ |＿ ===--､__
.
このような解になりました。
第四問はスレを跨ぐ予定なので、新スレを立ててきます。
立てたら投稿を開始します。
/7__ ＿＿＿
/ムム`７ ,勹 ｢
ﾚ [] [] |/∠ゝノ
| [] [] |//１ ﾆｺ
| 厂 | |ﾆﾆ ﾆｺ ▅▅▅▅
// 弋_j |_j ▅▅█
V ▅▀
▀
「ヽ <ﾆi
, -┘ `ﾆ二ゝ
ヽ-‐''| |´,へ,
<ﾞﾆゝ| |r､￣ ▅
／ﾌ.| | ヽ`￣`─ｧ ▅▄ █ ▅▅▅▅
〈__」_」 .｝ ｀ー‐'~’ ▅▀▆ █
＼_ﾉ ▀ ▀ ▀▀▀█
▀▀▀▀
問四 塀の中の頭脳戦？
.
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ | さてお立ち会い
|ハ | （●） （●）/ / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
|￣￣￣￣￣￣￣￣ |
_（,,) 下記の問題の (,,）_
／ | 解を求めよ | ＼
／ |＿＿＿＿＿＿＿＿_| ＼
.
Q．協同して銀行の金庫破りを行った囚人A、Bを自白させるため、警官は2人に以下の条件を伝えました。
ア）もし、お前らが2人とも黙秘したら、2人とも懲役2年だ。
イ）だが、お前らのうち1人だけが自白したらそいつはその場で釈放してやろう（つまり懲役0年）。
この場合自白しなかった方は懲役10年だ。
ウ）ただし、お前らが2人とも自白したら、2人とも懲役6年だ。
なお彼ら2人は別室に隔離されており、連絡を取り合うことは不可能です。
さて、2人はどうすればいいでしょうか。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃┌───────────────────┐┃
┃│ | .,-.‐-、 | │┃
┃│ | { └ } | ...│┃
┃│ | ｀‐-‐´ .| ...│┃
┃│ | .| .│┃
┃│ | .| ...│┃
┃│ | ＿＿___ | ...│┃
┃│ | .〔;;;;;;;;;;;;;;;〕 | ...│┃
┃│ .| ||＿＿|| | │┃
┃│ ／￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼| ...│┃
┃│ ／／７┰ｧi ＼ ...│┃
┃│ ／ i´-r-ーｲﾉ＿＿＿__ ＼ .│┃
┃│／ ζ￣￣ 〔;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〕 ＼ .│┃
┃│ ξ || || .＼ .│┃
┃│ニニξニニニﾆ||ニニニ||ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ!!. . │┃
┃└───────────────────┘┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
やる夫とやらない夫の解
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
.| （ ●）（● ） |
＿＿＿_ .| （__人__） │
／ ＼ | ｀⌒ ´ |
／ ─ ─ ＼ | |
／ （●） （●） ＼ ヽ /
| （__人__） | ヽ /
＼ ｀⌒´ ,／ > <
／ ー‐ ＼ | |
| |
.
┏ ┓
┃ やる夫の独房 ┃
┗ ┛
-―─- 、
／ ＼
′ ⌒ ⌒ , 片方だけ自白すればその場で釈放。
i （ ―） （― ） ｉ
| (__人__) | つまりやる夫だけが盗んだ金の在処を言えば
､ ノ 牢屋ともおさらばかお？
⊂⌒ヽ ＞ ＜_/⌒つ
＼ 丶′ 7 これは考えものだおね…
＼ ノ ﾄ､_/
. ′ |
. i |
乂 ｲ
| /ー―一 、 |
し′ ､_ｊ
__ｎ__ 00 ｎ _ ｎ＿ ｎ r‐─┐00 r ! __ｎ＿ .
／⌒ ⌒＼ `弋乂 /厶__ l ﾘ rｭ | /厶__ ｀ア／ ｜| ７/,ニ,
／⌒ ／／･＼ ／⌒ （ ⊂´ └'^ｰ┘ └1.心_> └'^ｰ┘ ヽつ ヽﾆフ. 〈/r三ｭ
／／･／::::::⌒（／／･＼ ／ ￣ .
／::::::⌒ | ／::::::⌒（__人／⌒ ⌒＼
| ＼ | ﾄ／／･＼ ／･＼＼ なーんて！
＼ ／ ＼ ／::::::⌒／⌒ ⌒＼ 言うと思ったかお？
/ | ／ | ／／･＼. ／･＼＼ ｷ
| | | ＼／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
ｷ | ﾄｪｪｪｲ | キ やる夫がそんな甘い男だと思ったかお？？
＼ `ー'´ ／
／⌒ ￣── ￣＼
／／ ノ> >
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／ （⌒） （⌒）＼ やる夫はやらない夫を信じてるお。
／ ::⌒（__人__）⌒::: ＼ あいつは絶対裏切らないお。
| |::::::| ,---、
＼ `ｰ' しＥ | やる夫もどっしり構えておくお。
／ l､Ｅ ﾉ
／ ｜ | 2人で仲良く2年臭い飯を食うお。
（ 丶- 、 ヽ_／ その後一緒に…ふふふふ。
`ー､＿ﾉ
.
┏ ┓
┃ やらない夫の独房 ┃
┗ ┛
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●） やる夫は俺を信頼してるだろ。
| （__人__） だから、俺が自白するとは思ってもみないだろうな。
| ｀⌒´ﾉ
| ,.<))／´二⊃ つまり俺だけ釈放される可能性は高い。
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） だがしかし、だ。
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
＿＿＿＿_
／ .r┐ヽ「|
／ r-､ | .| ./ l lﾞl 苦楽を共にしたやる夫を裏切るというのはあり得ないだろ。
. ／ .__,ノヽ ﾞ､_,ﾉ '-' .|,,/ |
｜ （●）ヽ ﾉ ´/ 最後にヘマをしたとはいえ、警察は証拠を掴んでいない。
| 〉 〈_,,.-､ 金の隠し場所の見当もついてないだろ。
.| （__人{ .r''´
.| ´ ⌒| _,.-i'´ ここは2年我慢する、これしかないだろ、常識的に考えて。
. .{ l-‐'''''''ｰl }
｛ . |´￣￣｀`l }
{ .| |.}
.
┌─────────────────────────────┐
│ 2人は全く同じことを考えていた。 │
│ │
│ 言葉など必要ない。 │
│ │
│ どちらもが黙秘を貫いた。 │
│ │
│ 警官は遂に根負けし、2人を懲役2年にするより他はなかった。 │
└─────────────────────────────┘
|| ||¨ '! ‐- ． :: _::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|| || || || || || |:::::::::::┌- ::: :_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|| || || || || || |:::::::::::::| l| l| || l| ｌl¨ '! : ‐-::::．:::_:::::::::::::::::::::
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| |l || ||,／|| || || |; ::ﾞ .:; : ;:ﾞ: :; ; ; : ;:ﾞ: ;": :; ﾞ; |: : ;; |＼ :: ﾞ::
| |l ||,／|| || || || | ; : ;:ﾞ:# ;": :; ; : ;:ﾞ: ;": :; | :: | ||.＼ ; ;"
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／..|| || || || || || | ;;: ; : ;:ﾞ: ;": :; ; : ;:ﾞ: ;": :; ﾞ|;; ; ﾞ ＼ || || |
| || || || || || || || |; ::ﾞ .:; : ;:ﾞ: :; ; ; : ;:ﾞ: ;": :; ﾞ; |: : ; ; ": ＼.|| |;
| || || || || || || || |; : ;:ﾞ: ;": :;: ;": :; ; ;:: .: " ;; ﾞ:::| :: ; ::; .; ﾞ＼! :
| || || || |ﾚ|| || || | ; : ;:ﾞ: ;": :; ; : ;:ﾞ: ;": ヽ ノ 、 ;;ﾞ あと1年、1年の辛抱だお。
| || || |ﾚ|ﾚ|| || || | ;;: ; : ;:ﾞ: ;": :; ; : ;:ﾞ: ● ●） ヽ ;:;; " :: ; ::
| || |ﾚ|ﾚ||_|| || || |;; : " ; : ;:ﾞ: ;": :; ; : " （人__） ノ ;: ここから出てやらない夫に会ったら
| |ﾚ|ﾚ||_|| || || || | ;;: ; ,; ;:ﾞ: ;": :; ; : ; (ξ）＿ノ| :;: ;"変わらない友情に乾杯するお。
ﾚ|ﾚ||_|| || || || || ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／ | .|__ノ : ;": :;
ﾚ||_|| || || || || (__ノLノ ＼: :;: ; ;; ":
|_|| || || || || ＼: :;:: :; ;
.
＿＿, ,＿____, ,＿＿, ,＿＿,, ,＿＿, ,＿＿
||::|: | | | | | | | | | | ||
||::|: | | | | | | / :| | | | ||
||::|: | | .: | | : . | |: / | | | | ||
||::|: | | ./ | | | | | | | | ||
||::|: | |// .: | |:.:.. ::| | | | | | ||
||/￣| |￣￣| |￣￣| |￣￣| |￣￣| |￣ ||
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／￣￣＼
／ ヽ ＼ あと３ヶ月、３ヶ月か。
（●）（● ） | 最短で出られるとはいえ、長かっただろ。
（__人__） │
(,｀⌒ ´ | ここから出てやる夫に再開したら
. { | さっそく釈放を祝して飲みに行くだろ。
{ ..:/
` ー ＼ ああ、その日が待ち遠しい…。
/ ＿ l
/ ￣｀Ｙ´ ヾ;/ |
,| | |´ ハ
| | |-‐'ｉ′l
|＿＿ | ＿| ７'′
（ （ ￣ノ ｀ｰ-'′
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
┌─────────────────┐
│ 時は流れ遂に釈放の日が来た。 │
│ │
│ 二人は二年ぶりに再開した。 │
└─────────────────┘
,ｨ爪 ﾉ乃､
＿＿_ _,. -‐ｧァ'!fＴ}ｌ{Tf'!ァｧ‐- ､_ ＿＿_
_________________|____＿| ,.ィ´ｉ ｌ | | | | |乂|||乂| | | | | ｌ i｀ヽ､ |____＿|＿＿＿＿＿_
＿_____________ |┬┴|／ｌ | | | | | | | | |乂|||乂| | | | | | | | | ｌ＼|┬亠| ＿＿＿＿____
＿l＿＿l＿＿|┴┬|｜| | | | | | | | | |乂|||乂| | | | | | | | | |｜|┴┬|＿＿l＿＿l＿
＿＿l＿＿l＿|┬┴|｜| | | | | | | | | |乂|||乂| | | | | | | | | |｜|┬亠|＿l＿＿l＿＿l
＿l＿＿l＿＿|┴┬|｜| | | | | | | | | |乂|||乂| | | | | | | | | |｜|┴┬|＿＿l＿＿l＿
＿＿l＿＿l＿|┬亠|｜| | | | | | | | | |乂|||乂| | | | | | | | | |｜|┬亠|＿l＿＿l＿＿l
＿l＿＿ｌ＿__ |┴ｒｰ|,」_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|込|||込|_|_|_|_|_|_|_|_|_|,」_|┴ｒｰ| __＿l＿＿l＿
＿＿l＿___l___｢￣￣|,｣_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|,」_|||,」_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|,｣_｢￣￣|＿l＿＿l＿＿l
￣￣ ￣￣
＼＿_人＿人从＿人＿人从／
＿） （＿＿
） やる夫！ （
￣￣） (￣￣
／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
) ＞
＜ やらない夫！ ＞
< (
／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
.
┌───────────────────────────┐
│ 2人はしばし再開の喜びに浸り、お互いの沈黙を讃え合った。 │
└───────────────────────────┘
／￣￣＼
黙秘を貫いてくれて嬉しかったお！ .ノ ＼,_. .＼
（＞）（＜ ） | 当たり前だろ、親友なんだから。
やる夫のこと信じてくれたんだおね。／￣（__人__） |
／ _ノ .ヾ⌒ ´ | お前こそ喋らずにいてくれて有り難かっただろ！
／ oﾟ⌒ { . /
| （__人＼ .ｶ
＼ ｀ ⌒´ﾝ .ﾉﾉ
／ ￣ .／ . .. し｝
.(⌒二_⊿ニ⌒) .i
.
┌──────────────────────┐
│ そして │
│ │
│ かねてからの望み通り、その夜は飲み明かした。 │
└──────────────────────┘
_,_.-､,-‐､ _,_.-､,-‐､
,ノ ｀＾"!_._ ,ノ ｀＾"!_._
,-'i＾""''{ ､ﾄ-.,_｀＾┐ ,-'i＾""''{ ､ﾄ-.,_｀＾┐
}./. ｀ｰ, 〉｀´ ｀'､_} }./. ｀ｰ, 〉｀´ ｀'､_}
|::::.. ｀‐'´ | . |::::.. ｀‐'´ |
|:::::: |､. ,|:::::: | ／￣￣＼
|:::::: |_)...(_|:::::: |／ _ノ ヽ､_ ＼
＿＿＿_ |:::::: |_.）(_.|:::::: | （ ⌒）（⌒ ） |
／⌒ ⌒＼ . |:::::: |_) .(_|:::::: | （__人__） │
／（ ＞） （＜）＼ |::::::: |_) .(_|::::::: | ｀⌒ ´ |
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼|:::,.--―￢''''''￢‐-..,,,_ |/ .ヽ|:::,.--―￢''''''￢‐-..,,, .| |
| /| | | | | |'´::::..._,,...-----....,,,,_ ヽ{ |'´::::..._,,...-----....,,,,_ |ヽ /
＼ (、`ー―'´, ／.}‐'""´-‐‐￢‐‐‐--..,｀ヽ{ .}‐'""´-‐‐￢‐‐‐--..,｀ヽ{＼> /
／ ￣￣￣ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ <
／ ＞ｰｰｰ-------‐''"´ ｀ｰｰｰ-------‐''＜ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼ ところでやらない夫
／ ⌒ ⌒ ＼ 隠した金はどうするお？
／ （●） （●） ＼
| ､" ﾞ)（__人__）" ） 紙幣は見つかっちまったみたいだけど、あの裏金っぽい金塊なら
＼ ｡｀ ⌒ﾟ:j´ ,／ /ﾞ~::~::~~.ﾌ 山分け出来るんじゃないかお？
＿＿／ ＼ ...ヽ:_:::::/~
| | / , ＼ｎ|_/~
| | / / .|~~~~~'| r. （ こ）
| | | ⌒ ー|зC.. | |＼ (⊆ｿ
￣ ＼＿_､_|з |
／￣￣＼
ノ ヽ､_ ＼
.(●) (● ） | おう、俺もそれを考えていたところだ
.（__人__） |
__＿.(,｀⌒´ | どうだ？こういうのは早い方がいい。
| |{ | 明日の晩に金塊を掘り返して二人で分けないか？
ﾓ|(★)| ヽ. ノ
.|ｮ| |／ﾄ. ＼ あの銀行、被害は紙幣だけと申告してたみたいだし
.ヽ|__＿|. _ ｨ ヽ 警察も俺らをマークしてはいないだろ。
＼_／| | |
/⌒￣￣￣ ﾉ
.
┌────────────────────────────────────┐
│ いつも通り二人の意見は一致をみる。 │
│ │
│ 次の日の晩、やる夫とやらない夫は道具を携え金塊の隠し場所へと車を走らせた。 │
└────────────────────────────────────┘
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.／ ＿＿_ ､､====='='=====,,, .／￣ ＼＼
尾行されてないみたいだお ／ ＼||（●） ＼＼ || ／／_ ＼＼
.／ ／￣￣／ ﾞｉ ＼＼==========="（● ） ,r'￣￣￣ﾞｉ よし、出発だ。
／' | | |●） | （,__） | |
| . l|＿＿＿|_＿| （__､l） (,⌒´ |＿＿＿＿||
| ._|||＿＿＿||__＿｀⌒ { ＿＿||＿||＿＿
| ,／＿＿＿＿ ／￣ﾞｉ__＿＿＿＿＿＿!､,r' ＿＿＿
| | | ＿＿＿＿ __|
.
::::.. . . .:: : :.. . ... :::....:::;;;;;;;.,.,.,.,..,.,.,.,::::........ . .::::::
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..:: . .. . .. .. .. .. .. . . . .. . . ... .. .. .. .. . . . .. . . ...
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ﾞ''､,,_,,,,-‐'゛｀`''､,.. .. . ... .::::.. . . .:: : :.. . ... :::....:::: ─ ＊ -- ヾ ;i ,,/／ : :: : .. . .
;'' ;~'',;'''',;'';'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;;.. .. . ... .::::.. . . .:: : :.. .. .::::／/！ヽ --, ＊､--; : ::. .:::: .. . .
,;'',;''ﾟ ;~,;":;;;: : ;: ;: ;::::::｀｀ﾞ''::;.-‐'゛~ﾞ｀ﾞ''-、.,,,:: . ... ... ／/ l ヽ
::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:::;.:"ﾞ''､,;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:`;'' ;｀`'‐.､;;;;;;;.,.,.,.,..,.,.,.,. .. .. .. .. . .
:;,':,:;.,:;'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;;~'',;';~.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ :: :;":;; ~ﾞ"'ｰ-;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;...
":;;;: : ;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; '' ;~'',;''ﾟ ;~'',;'',;' ｖ'ﾟ ;~,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;~'',;'',;'~,;ﾞ''､,. .. . ...
::;...;;.;;ii:i;;:;i,'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;'',;' 'ﾟ ;~,;''ﾟ ;..;;.;;ii:i;;:;i'',;'',;''ﾟ ;~,;::;.:".:;.:'::;...;;.;;ii:i;;:;i|ﾞ:.:ﾞ,:;、,"
ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,:;,`ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;"i|:;.::;,,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;":;.::;,ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,:
:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,::.ﾐ,,;'',;' ;~,;:.ﾐ,,ii;'',;' ;~,;''ﾟ :.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,:;,`ﾞゞ:.ﾐ,;'',;' ;~ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;,:.:.､;:...:,:.:.､
.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
┌─────────────┐
│ 1時間あまりの重労働の後 │
└─────────────┘ ＿＿
／u ヽ
/ - ー uヽ
.＿_＿_ （●） （● ) i
／uー ｰヽ i （__人__） |
/ （ ◎） （●） :}ヽ | ｀⌒´ u.i
i u （__人_）.i .| i ヽ,__ ＿_,ノ､
＼＿__｀⌒´ノ | i ｒ'⌒ ￣ u.ヽ、 ＼
（ .u ゝノ⌒ヽ、 .i. i /u / .|＼ ＿ゝ_, ヽ
/＼ ＼ ,ヘ uヽ、 |: ! 〈 〈 u |＼と}＿＿＿〉
. / u ＼.u＼ ＼_ゝ | ! .＼__ヽ,／／￣/
/ ┌ヽノゝ─‐ｔゝ──‐{ O} r"￣￣￣ !rｊﾂ／＿／
/￣￣￣',￣ﾟヽシ￣””￣￣￣i: | .| ├─‐ ／／ ⌒ﾍ
. / u ／ ＼ :i :| .|.＿! ／／ ＼ u ﾍ
/ .／ ＼ u.〉 | :i と二ﾉ／／ ＼ .ﾍ
../.u ／ ./ ／ i :i ..／ ￣＼ .| |
/_／ {二ヽ ＿ ＿| :!＿ ./、 . ﾉ | u .|
. ヽつ ￣￣￣ ＿ー⌒． ；￣⌒⌒ ￣ー{二・＿／. .|＿_|
. ￣￣ ＿．＝” ｒ ⌒ 。 二ﾟ ￣。― 二＝-.＿ ＿ヽ.__〉
┌────────────────────────┐
│ 2人はずっしりと重いアタッシュケースを掘り出した。 │
└────────────────────────┘
|||,/＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＼// ||
||.|i,〉 〈｀ヽ.,||
|| |l.´￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣￣|＼ﾉ_) )）
||./;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´''＼ノ
. l/;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´¨｀;;'´＼
. /;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´￣￣｀';;'´＼
./,.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.,ヽ
!.￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣!
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!:〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜:!
~￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
ｨ彡三ﾐヽ /｀ ｨ彡三ﾐヽ
彡'⌒ヾﾐヽ ー彡'⌒ヾﾐヽ
ヾ､ /
＿ ｀ー―' ｀ー―'
彡三ミﾐヽ 彡三ミﾐヽ
彡' ヾ､ ＿ノ ＼＿ ヾ´ ´ミ
｀ー ' そのとき ｀ー ´
,ｨ彡三ﾆﾐヽ ＿_ノ ,ｨ彡三ﾆﾐヽ
彡' ミ'
＿ ＿＿ ノ ＿
,ｨ彡' . ,ｨミ'
ﾐ三彡' ／⌒ ﾐ三ミ'
ｨﾆﾆ=- ' ｨﾆﾆ=- '
,ｨ彡' ｀ミｨ,
.
┌──────────┐
│ 疲れた二人の目を │
└──────────┘
／ ￣￣ヽ
＿＿＿ / _ノ:::::::ヽ＼
／ ヽ / ＼ l （ ○） （○）l
／ ;;（ ○） （○） l li|il::（__人__）::i
| l|lii!:::::（__人__）:i l :::::u / /:::::i
| ::::::u; / / ;::::| i ｀⌒´ }
／⌒ヽ ｀⌒´_／ ／⌒ヽ ノ
／ ＼ ー‐ /｀i ／ ＼ ー‐ / ｀i
／ , ⌒ヽ ヽ / / ／ , ⌒ヽ ヽ / /
ｒ´ ／ ＼ ヽ / ｒ´ ／ ＼ ヽ /
{ < ： (__ﾉﾉ { < ： (__ﾉﾉ
.；i /＼ ヽ ； | | .；i /＼ ヽ ； | |
； / /； ＼ i ：. | | ； / /； ＼ i ：. | |
(＿ ) (＿ヽ. | | (＿ ) (＿ヽ. | |
┌────────────────────────┐
│ 金塊の輝きが妖しく包む。 2人の考えはここでも─。 │
└────────────────────────┘
＿ｊ|＿
￣|!￣ ＿＿ｊ!＿_
| ￣|!￣ ＿ｊ|＿
＿＿ｊ|＿＿ ___ ￣|!￣
￣|｢￣ ，rぉiび三ﾆ=- |
|! ，rぉiび ｀ ＿＿ｊ|＿＿
十 | ，rぉiびﾆﾆﾆﾆ=-- -=-，rぉiび Ⅷ ￣|｢￣
＿＿ｊ!＿_ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=--- ，rぉiび --=Ⅷ |!
￣|!￣ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二，rぉiびﾆﾆ=- - - 十 |
. /ﾆﾆﾆ＼ ，ぉiびﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- -=ﾆⅧ
. /ﾆﾆニ二|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ= - - - - ，rぉひ
〈ﾆ二二二|二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- -，rぉiひ三ﾆ=-
. ＼ﾆﾆ二 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二二，rぉiひ三三二ﾆ=-
. ＼ﾆﾆ |二ﾆﾆﾆﾆﾆニ，rぉiひ三三三三二ﾆ=-
＼｜二ﾆ rぉiひ三三三三三二ﾆ=-
. 〕爪三三三三三三三二ﾆ=-
.
＿＿＿＿＿＿
／ ＼ やらない夫…
／ ::::::::::::::::::::::::::::: ＼
／ ::::::::::::::,::::::::::､,,.-='､'､::::＼ よく考えたら
／ :::`┬;;;:::┬′:::::::::ﾞ.ﾞ､;;;;::',ﾉ:::: ＼ 今回の犯行、動き回ったのはやる夫ばかりだお。
／ ::::::::"⌒ﾞ''''''´":::::::::::::::｀''''''"⌒:::::: ＼
| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | お前、「計画を立ててる」ばっか言って
| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | 危ない橋は全然渡ってなかったおね。
＼ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ／
＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ／
┌─────────────┐
│ できるだけ財を独占したい。 │
└─────────────┘
／.:￣￣￣￣￣ ＼
／: : : ＼ 山分けなんておかしいお。
／: : : : ＼
／: : : : : : ＼ 1人で捕まる危険性が大きかったやる夫が
: : : : : : : :.._ _ ＼ 多めに貰ったってバチは当たらんお。
: : : : : : : ´⌒＼,, ;、､､／⌒｀ l
: : : : ::;;（ ● ）::::ﾉヽ::::::（ ● ）;;::: | やる夫が２、やらない夫が１の割合で分けることを
: : : : : : ´"''", "''"´ l 提案するお。
: : : : : : . . （ j ） ／
＼: : : : : : :.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／
／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ＼
: : : : : : : : : :.｀`ｰ- -‐'"´ ＼
: : : : . : : . : : . ＼
.
／´￣￣￣￣ ｀＼.
／ ＼ あン？
/ '.,
| ___ノ'′ ﾞヽ､___ ..| 言うじゃないか。やる夫
| .|
| ;;;（ ● ） ﾉヽ （ ● ） | だけどな、そもそもこの犯行、
| .´"''",. "''"´ | 俺が思いつかなきゃお前は動くことさえ出来なかったんだ。
|.. （ j ） .l
| ｀ｰ-‐´｀ｰ-‐′ / 俺が綿密な計画を立てたからこそ
.丶 ｀ ⌒ ´ / あそこまで上手くいったんだ。
ヽ /
ヽ /
ゝ ＿ ／イ＼
／ ＼
┌───────────┐
│ その一点で一致する。 │
└───────────┘
.:::::::::::::::|
"ｰ--､ ,.--‐':::::::::::| お前がそういう強欲を見せるなら
（ ○ ） :（ ○ ）:::::::::::|
:: .::::::::::::::,! 俺にだって考えがあるだろ…。
（ j::. ）:::::::::|
｀,ｰ-‐'´｀ｰ-､' ::::::::/
、 ￣二二￣::::::::::/
:ヽ ..:::::::::::::::::::/
::::丶 :::::::::::::/＼
.|::::::＼＿＿＿_／|::::::::＼
::| ::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::
:::! :::::::::::::::::::/:::|::::::／:
:::丶 .::::::::::::/:::/／.::::::|
::::::::ヽ::::::::::::/／.::::::::::::::
.
／￣￣＼
／ ヽ､. _ノ ＼
| （●）（●） | そこまで言うなら
| （__人__） ｜
| |r┬-| | 俺が全部貰ってやるだろ！
ｼﾞｬｷ | ｀ ー'´ }
∧、 ヽ } さあ、アタッシュケースから手を離せ、やる夫！
γ⌒ヽ.＼ ヽ､.,＿＿_ノ
.|（●）.| i＼､''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
.ゝ＿ノ ^i | |::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
|＿|,-''i⊃l(）::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
[__|_|／〉l／:::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
（[ニニ/〉[::::::::::::::::]＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
|└―'_〉;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::
┌────────────────────┐
│ 護身用、何かあった時の武器を用意する─ │
└────────────────────┘
.
＿＿＿
／ ＼
／ ＼ , , ／＼
／ （●） （●） ＼ ｶﾁｬｯ
| （__人__） rii――‐i---i やらない夫！
＼ ` ⌒ ´'r'~ ﾟ三三ﾟﾉﾞ~￣
. /⌒〜"￣,￣'r'~￣ｿﾞ=‐'' 最初からそれが目的だったんだおね！
| ,＿_＿ﾞ_r､rヾｲｿ 油断しなくてよかったお。
| ｀ .￣ |
. | | お前こそアタッシュケースから離れろ！
┌─────────────┐
│ その周到さも一致している。 │
└─────────────┘
.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＿＿＿_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ヽ ／ ＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／（●） （●）,,＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ （__人__） U ＼ う、動いたら撃つお…。
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| |r┬| |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／⌒＼ ｀⌒´ U ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|（●）.| i＼ ＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゝ＿ノヽ^i | | / |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|__ __|,-''i⊃ｒ-､ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:[ニニ/二ノ＿／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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┌───────────────────────────┐
│ 金塊の入ったケースを間に挟んで、二人は微動だにできない。 │
│ |
│ 相手がどう動くか、知っているからこそ動けないのだ。 │
│ |
│ そして永遠にも思われる時間が過ぎた。 │
└───────────────────────────┘
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.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| （●） （●） |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| （__人__） U| お、お前こそな…！
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.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|（●）.| i＼ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ＿ノヽ^i | | / |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:[_○_|／〉l二 / /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.[ニニ/二ノ＿／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.└―'
.
┌─────────────┐
│ そのうち夜が白み始めた。 │
└─────────────┘
_,,,...:-‐‐=-.'.:,丶
. ,r'";; ;; ;;＼,,.....,
,,r'";; ;; ;,,, ;;; , ;;; ;;;,`'::,､ .................
,:r';;; ;; ,;;; ;; ;; ;; ;;; ,;; `':,､ ........::::::;;;;;;;;;;;;;;;:::::::.........
,r'";;;,, ,,;; ,,;;;, ,,,, ; ;; ;; ,, ;;, ;;`';;､_:::::::::::::::;;:'' ''';;;:::::::::::::::
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,r'",,,;;;;,, ,,,,,,;;;;; " ''''‐- ,..,,,... ′,, -‐- ,... ...--‐‐''''"
,r' ,,,,;;;;; " ''''‐ ...:;;; /' ￣
"'' -‐‐‐-,..,,.,,,,;;;;; ;"'., , ;, ノ'' .,,._.
.
＿＿＿_
／ヽ, |||／ ＼
::／（●） （●）,,＼
／ U （__人__） U ＼
|U |r┬| |
／⌒＼ ｀⌒´ U ／
.|（●）.| i＼ ＼
.ゝ＿ノヽ^i | |U /U |
|__ __|,-''i⊃ｒ-､ /
[_○_|／〉l二 / /
[ニニ/二ノ＿／
└―'
┌───────────────────┐
│ 日の光は、二人に時間の経過を知らせ │
│ |
│ 疑いの昏い闇を少しばかり打ち消した。 │
└───────────────────┘
／￣￣＼
／＼||| ノ ＼
| （●） （●） |
| （__人__） U|
|U ｀ ⌒´ }
∧. | U }
γ⌒ヽ.＼ ノ
.|（●）.| i＼ ＼
.ゝ＿ノヽ^i | | U / |
|__ __|,-''i⊃ｒ-､ U /
[_○_|／〉l二 / /
[ニニ/二ノ＿／
└―'
.
＿＿＿＿
.ｨ:ｉ ／ ＼ や、やっぱりこんなこと不毛だお
|::|l| / 丿 ＼ ＼
ｨ;|:;||| /（● ） （● ） u ＼ やらない夫、今からでも半分づつ分けて
,ｲ⌒ｉｲ:! | （__人__） | 終わらないかお？
ﾄ,三l^l:;| ＼ ｀ ⌒´ ／
ﾞl⌒ ´| /´/´｀､ー‐ Y ｌ|
| .|./ |_ﾊ_ ＼ ／ /|
| ｲ | ヽ ´ ／ |
ﾄ､ / ＼ _ ／ |
/ ヽ. |
l | _⊥-‐ ､
l _,l ￣／ ｌ
γ ﾄ､＿ ／￣ `l_-‐ ´
（＿＿＿〉 ￣ヽ --‐'
.
1Ti
|:::|i
|:::|i_
ｊ::___jｰ､_
＿＿__ |jИ}⌒i{ｰ､
／ ｀ . i｀i:{NLi ﾊ
′ ﾊ } ヽﾆ<. .ｊ ん、ああ…
―| i ｀L i i だから最初から…
／ | _＿,ﾉヽ,＿.| ./ | |
／ ,ｲ. U (●) (●), / j ﾊ いやいい。
／ ＼ ( 人 )/ヽ､_,ｲ / i さっさと終わらせちまおう。
/ , ￣｀ー―-<_＿_,. -――＜´ |
／ ! 夜が明けきって
/ ＞ﾞ 誰かに見られたら今度こそ不味い。
i _＿__≧=- ¨
/ ,ｲー─── '''¨
i ／
| ｲ
.
┌───────────────┐
│ 二人は黙々と金塊を分けた。 │
└───────────────┘
＿＿＿ ＿＿＿
／ニ二ニ、ヽ ／ニ二ニ、ヽ
,. =====ゞ=======く "=====、-、 ,. =====ゞ=======く "=====、-、
r￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ｉ::||:| r￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ｉ::||:|
|: ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , :i::||:| |: ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , :i::||:|
|: , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' :i::||:| |: , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' :i::||:|
|: ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , :i::||:| |: ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , :i::||:|
|: , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' :i::||:| |: , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' :i::||:|
|: ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , :i::||:| |: ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , :i::||:|
|: , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' :i::||:| |: , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' :i::||:|
|: ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , :i::||:| |: ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , : ' : , :i::||:|
｀ｰ──────────ｰｰ´-´ ｀ｰ──────────ｰｰ´-´
.
┌──────────────────────┐
│ 山を降り、車に乗り込んだ後も言葉は無かった。 │
└──────────────────────┘
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.／ ＿＿_ ､､====='='=====,,, .／￣ ＼＼
.／ ／ ＼||（●） ＼＼ || ／ゝ_ ＼＼
.／ ／￣￣／ ﾞｉ─ ＼==========="（● ） ,r'￣￣￣ﾞｉ
／' | | |●） | （,__） | |
| . l|＿＿＿|_＿| （__､l） (,⌒´ |＿＿＿＿||
| ._|||＿＿＿||__＿｀⌒ { ＿＿||＿||＿＿
| ,／＿＿＿＿ ／￣ﾞｉ__＿＿＿＿＿＿!､,r' ＿＿＿
| | | ＿＿＿＿ __|
.
┌─────────────────────┐
│ そして何も言葉を交わさぬまま、二人は別れた。 │
└─────────────────────┘
＿
/ ｀
! _＿i _＿
rヘｰ之ミ´､ ,｀≧z､
}/,i/7,＞=ﾆ三ﾆイﾍ<//＞x
＼/////＞У///∠≦､///>
}/／／//{/////////７７/＞､
////////へ/////////／三 ﾍ
//////////∧＼//＞ﾞ´ `ー-＜i
′///', 1 ／≧＝＝{
iγ三/ ヽИ≠/, :､/∧
ヾ三/ V/≧=ミj//.;!
＼i V////{ゞ≦
V///∧//
ﾄ､///∧′
Y,V// ∧
j ∧///∧
┌──────────────────────────────┐
│ かつての親友に対し、最悪の事態だけは免れたという安堵を抱きつつ │
│ │
│ もう二度と会うことはないだろうということを、お互いに確信しながら…。 │
└──────────────────────────────┘
,. - : ,
／ ｀ヽ
/ ＼ ／ ﾍ
. i ｒtｯ> r'rｯﾃ ',
r':ﾍ ''' (__ ,､___) ''' /{┐
..r‐=＝:ﾊ::::.ゝ､＿＿＿ ,.イ::::::{ﾊ.＿
-‐:::::´:::::::::::::::::::/ｲﾍ:::::::::|:::::〉-〈f}:|:::::∨ﾊ{:::::::ﾊ
:::::::::::::::::::::::::::::::::fj::〃.:::::{レ'{_:_}:V:!::::::::》:|!|:::::':::}
::::::::::::::::::::::::::::::://::{{:::::::::l :. |::::|:. :.}::::::::}}:|!|:::':::::',
´￣￣￣￣`メ,:' ::::{{::::::::{ :. |::::|:. :.}:::::〃ｌ|!|:':/.::::}
,ｨ彡'＾Ｖ::::::ヾo::::＼|::::}／.::::/rｭ:|!|/.:::::::|
｀ｰ=＝彡'´ :::::::::::ト＝=|:Ｅ}==:ｲr┼ |!|:::::::':::|
{:::::::::{!:::::::::{::::{-､::{二Uﾉ':!:::::':::::',
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
できる夫とできない夫の解
／￣￣＼
／ 「 ヘ ＼
| （●）（●） |
＿＿＿_ | | ｜
／ ＼ ｜ __´___ |
／ ⌒ ⌒ ＼ ｜ `ー'´ |
／ （●） （●） ＼ ヽ /
| __´___ | ヽ ／
＼ `ー'´ ／ / く
ノ ＼ | |
| |
.
┏ ┓
┃できる夫の独房 ┃
┗ ┛
＿＿＿_
／ ＼ 捕まったことをクヨクヨしても仕方ないですね。
／ ＼ ／ ＼
／ （●） （●） ＼ 今どうすればいいかが大切です。
| ´ |
＼ ⌒ ／ 2人で黙秘すると2年づつ
／￣￣ヽ ＼ 両方自白すると6年。
（｢ ｀rﾉ ＼
ヽ ノ ＼ 態度が割れれば10年か即時釈放。
| | ｢＼ ＼ しっかり考えないと損しますね。
＿_＿__
／ ― ＼ あの条件、互いの態度が割れた時がミソですね。
／ノ ( ●) ＼
.｜ ( ●) , | 自白する者と黙秘する者がいた場合
.｜ / 自白すると最大の利益を得られる。
.｜ '~ /
＼＿ ⊂ヽ∩＼ できない夫君が黙秘してくれるなら、僕は自白するのが最適解です。
/´ (,＿ ＼.＼
| / ＼＿ﾉ
＿＿＿＿
／ ＼ さらにもっと突き詰めると
＿ﾉ ー ＼
（ ●） （ ●） ＼ どうであれ自白したほうが得なんですよね。
| ' | 相対的に…。
＼ ￣` ／
/ ヽ うむぅ、警官も考えましたね。
/
.
┏ ┓
┃ できない夫の独房 ┃
┗ ┛
／￣￣＼
／ -‐' ＼
| （ ー）（ー） 捕まったのは今さらどうしようもないが
. | │ │ あの警官、質が悪いぞ。
| U ___´___ﾉ
,| } 脅さずとも自白に持ち込める、
／ ヽ } うまい手を考えたもんだぜ。
く く ヽ ノ
＼ `' く
ヽ、 |
| .|
／￣￣＼ 俺が自白すれば0年か6年
. ＼ へ ＼ 俺が黙秘すれば2年か10年
（● ）（● ） |
| | u | 黙秘すれば最低でも2年、場合によっては大損だが
| ___｀___ | 自白すれば少なくともできる夫よりは損しないんだよな。
| |
r'ﾆ二ヽ_ | できる夫が黙秘してくれりゃ、即刻ここから出られる。
. ﾉ´─‐､)' ,ﾊ /
|. ご,¨ｌﾉｰ' / ＼
| ‘ｰｧ′／ |
＿_
. ／ ノ ＼ もうさっさと自白しちまうか？
. ／ ノ (―)＼
｜ （／) ＼ ＼ 盗んだ金も紙幣ばかりだし
| ___ ヽ 隠し場所がバレなくても使った時点で足が付くし
＼ U /'´ |
＼ / 黙ってて得なことがなさそうなんだよな。
. ＼ ⊂ヽ∩
/´ (,＿ ＼
/ ＼. ＼
. / / |. ＼ソ
（ y' .|
.
┌───────────────────────┐
│ さらに2人の思索は続く。再びできる夫の独房では… │
└───────────────────────┘
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ゝ‐- ＼ できない夫君も、きっと同じ結論に達してるはずです。
／ （一） （一） ＼
| __´___ | 明日の取り調べで早速自白するかもしれませんね。
＼ ／
/ ∩ノ ⊃ ／ こうなれば僕も遅れを取るわけにはいきません。
( ＼ ／ ＿ノ | |
. ＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿＿_ いや、別の考え方もありますね。
／ ＼
／ ＼ 僕とできない夫君、両者の利益を考えた場合が。
／ - ヽ ＼
| （●） （●） | 互いに黙秘だと合計4年。
＼ ´ ／ 黙秘と自白だと合計10年。
／ ＼ 互いに自白すると合計12年。
＿＿＿
／ ＼ これなら互いに黙秘した場合に最大の利益が出るんですよね。
／ ノ ヽ＼
／ （ ー） （ー）＼ あくまで個人の利益を優先するか
｜ | | ___´___| | | 協力して2人の利益を優先するか
、 | | `ー '´| |／
ノ | | | |＼ これじゃ１つの答えが出ないじゃないですか！
.
┌──────────────┐
│ 一方、できない夫の独房でも… │
└──────────────┘
／￣￣＼
／ 」 ＼ 「自白したほうが相手より損しない」
| （ ●）（●）
| ｜ | これくらいできる夫ならとっくに気がついてるよな。
| __´＿ﾉ
| `ー'´} さすがに今日即行で自白したりはしてないみたいだが。
> ∩ノ ⊃
( ＼ ／ ＿ノ |
＼. ” ／_| |
＼_／＿＿ /
／￣￣＼
／ ＼ いや待てよ。
| -‐' へ |
| （ー ) （ー ） | できる夫は「両者で最大の利益が出る」形を考えてるのか？
| ｜ u | それならお互いが黙秘するに限る。
l __´___ ｌ
ヽ ! 自白する者が出た時点で合計の刑期は倍以上になるからな。
ヽ ノ
/ く
/ ヽ
. ＿
. ／ ｀丶、
/ ､_ 丶
. ｌ ﾉ (●) 丶 どう考えればいい？
. ヽ（●）丶 ヽ 個人か、全体か。
ヽ ∠/ i
ヽ､ ノ＼ 考えれば考えるほど泥沼に嵌り込んでいくぞ…
ｆ´ ﾞｉ
| ､. | |
.
┌───────────────┐
│ 夜は更けていく。 │
│ │
│ しかしお互いに答えは出ない。 │
│ │
│ ただ、時間だけが過ぎていく。 │
└───────────────┘
|| ||¨ '! ‐- ． :: _::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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＿||＿|| || || || || |:::::::::::::| l| l|ﾞ「 || l| || l| l| || || |::::::::::｜||:...
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￣||￣|| ￣|| || || || |:::::::::::::| l| l|::::] |j || || l| l| || || |::::::::..
|| || || || || || |:::::::::::::| l| l| || l| l| || l| ,｣! !! ''¨
|| || || || || || |:::::::::::::| l| l| || ｣ l! '' ¨
|| || || || || || |:::::::::::::|_, ｊ．- ^
.
＿＿＿_
／ ＼ ああ、このままでは夜が明けてしまいます。
／ _ノ ⌒ ＼
／ （＝） （＝） ／^ヽ どんなに考えても答えが出ないというのに。
| __´___ （ / 〉|
＼ ｀ 〈 ／ ⌒^ヽ できない夫君の考えさえ分かれば決断できるんですが…。
―――――――― ＼ _ _ ＿ ）
＿＿__ │ /
／ ＼ ′／
. ／ ノ ' ヽ＼ …あ、そうか。
. ／ ／）（ー） （●） ＼
| ／ .ｲ ' |
∨,'才.ﾐ). -‐‐- ／
. | ≧ｼ' ＼
／＼ ヽ ヽ
.
／￣￣＼
／ L__ ＼ 結局一睡もできなかったな。
（＝ ）（＝ ） |
| | | どうすればいいかも全然纏まらないし
ｌ __｀___ |
{ │ せめてできる夫がどうするか分かればなあ…。
_{ │
（ ヽ､＿＿_/ ）|
| ヽ ｜ ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
│ /
′／
／￣￣＼
／ `ｰ- ‐'
| （ ●）（ー）
| U | | …あ、もしかして。
. | ___´__ﾉ
| ∩フ´⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ " ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
.
┌───────────────────────────┐
│ 思いつめた人間の判断が正しくなるはずもない。 │
│ │
│ 「自分ならこうする」という予測は2人を異なる決断に導いた。 │
└───────────────────────────┘
＿＿＿ よく考えれば。
／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼ 付き合いも短い相手と、短期間で信頼関係なんて築けませんよね。
／:::::: __´___ ::::::: ＼.
ｃー､ | |r┬-/ ' |⌒,一っ できない夫君もそう思っているに違いありません。
,へ λ ＼ `ー‐' ／ 入 へ、
<<<／ヽ /＼））） ならば、互いに利己的に動くのが定石。
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
／￣￣＼ よく考えれば。
「 へ ＼
（● ）（● ） | わざわざ俺をデカいヤマに誘ってくれて、最終局面まで上手くやれたんだ。
| | |
| __｀____ | できる夫は俺のことを信頼してくれているに違いない。
| `ー '´ |
r'ﾆ二ヽ_ ﾉ ならば、共同して最大の利益を取るのが定石。
. ﾉ´─‐､)' ,ﾊ /
|. ご,¨ｌﾉｰ' / ＼
| ‘ｰｧ′／ |
.
＿＿＿＿ _
／ ＼
／ ＼
/ _ 丶
l ﾉ } ⌒＼ /⌒ l 自白しましょう！
| / .ﾊ ::;;（ ●） （ ●）|
.l // .ﾑ-,..,. ´"''" , "''"´ l 裏切られることに怯えながら黙秘するより
＼ ヽ! ' ' ! ヽ ､__ ,_, ／
|ﾌ入 l ／ 互いに自白したほうが後腐れがないでしょう！
,ヘ ﾍ ト ､ ＿ ､´
／ ヽ ', jｧ / / ! ヽ
／ /ゝ..＿..ﾉ｀Y Y / }
／ ,.......... ', ｌ}_|./ j
/, '´ ｀ヽ ﾊ_ ノ ｌ /
// ∨ ｀` ￣ l ./〉
j j ､ l l ,._ll′
l | ｀ヽ ﾍ l! /
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
.
,- 、_
,...--─- 、 ( ,´ヽヽ_ ヽ、 ,-┐
／ :::::::::::::::ヽ、 <ヽヽ .ヽ ヽ ヽ.（ .ヽ
/ ∠ :::::::::::ヽ ヽ ヽヽ ヽゝ ヽ、 l 黙秘しよう！
l ／;;）） ::::::::::::丶 ,-ゝ、ヽゝ 、 l
Γ ヽ｀´ ::::::::::丶 ヽ ヽゝ 、 ヽ l ,-、 自白して、裏切りの結果に後悔するより
ﾋヾ)＼ ::::::::::::丶 ヽ、_ , -─´ 丶
ヾ , ｀ ...::::::::::::::::::｀ ヽ、 .／ l 互いに黙秘して信頼を取るべきだ！
｀ｌ. ／ :::::::::::::::::::;;::::l .,、__ >´ , -‐ ´:;:;l
ヾ :::::::::::::::;;;;:::::l〈.ｌl ｀ヽ < , -‐ ´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l
ヽ .／l ., ﾍ :::::;;;;;;;;::::丶ll l Ⅱｌ >´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ｌ
／ l´ ヾ.、;;;;;;;;:::::::::〉,!ゝ‐‐ゝ─ ´￣ ヽ、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l
〈 l, -,.l.〉.、;;;;:::::::::l∧:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l
丶 ‐´O lゞヽ ヽ::::::::::l ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l
,_´-:;:;:;:;:;:;:;lヽ ｀ ヽ、 l / .丶;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l
,、_ - ´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l ヽ、 ─- l/ / .丶:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:丶;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;l
.
┌─────────────────┐
│ 2日目の取り調べ、 │
│ │
│ 2人は己の信じた最善手を取った。 │
└─────────────────┘
丶 (⌒)
＼ ／
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
| iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆi |
| || ／ | ／ ||. |
| ||／／,_._ .. |／／,_._ .. ||. |
| || :::;: ;:; :／:;| :;:::: ::; ／:;||. |
| ||＿＿＿＿|＿＿＿＿||. |
| ＿ .|
| [__,ノ＼ ,,,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_,|
＿＿＿＿＿___ |__＿__ ＼
／. _＿＿_┻__ /'| ＼
──‐､＿＿＿＿__/ | ＼
(ぃ) |＿,|＿＿＿| |
ーl |―' |＿＿＿| |
ニリｺ＿＿|＿＿＿| |＿
| | | | /
| | |＿＿＿|,/
.
┌──────────────────────┐
│ すなわち │
│ │
│ できる夫は相手も自白していると信じつつ自白し │
└──────────────────────┘
,＿＿＿
／ ＼
／ ＼ ／ ＼
／ （●） （●） ＼
| ___'___ |
＼ |il!|!il| ／
. /⌒〜"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ
| ,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃
| ｀l￣
. | |
.
┌──────────────────────┐
│ できない夫は相手も黙秘すると信じて黙秘した。 │
└──────────────────────┘
／￣￣＼
／ ､___ ＼
（―）（― ) |
| | |
l __｀___ |
. { ｌ
{ ./
ヽ ノ
ﾉ ヽ
/ |
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
┌──────┐
│ その結果 │
└──────┘
,ｨ爪 ﾉ乃､
＿＿_ _,. -‐ｧァ'!fＴ}ｌ{Tf'!ァｧ‐- ､_ ＿＿_
_________________|____＿| ,.ィ´ｉ ｌ | | | | |乂|||乂| | | | | ｌ i｀ヽ､ |____＿|＿＿＿＿＿_
＿_____________ |┬┴|／ｌ | | | | | | | | |乂|||乂| | | | | | | | | ｌ＼|┬亠| ＿＿＿＿____
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＿＿l＿___l___｢￣￣|,｣_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|,」_|||,」_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|,｣_｢￣￣|＿l＿＿l＿＿l
￣￣ ￣￣
＿＿＿_
／ ノ ＼＼
／ （●） (●）＼ あ、あれ？
／ u ___'__ ＼
| `ー'´ | いきなり釈放ですか？これはなんともツイている…
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) / / / /
/ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
.
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ …って？！
／（ ○）}liil{（○）＼
／ ＿´＿ ＼ おかしいですよこれ、なんで僕だけ出てきてるんですか？
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／ 自白したら6年でしょ！そういう条件だったはずですよ！
／￣￣￣＼ え？え？
／ ― ― ＼ もしかしてアレですか？
／ ;;;（◯）::::::（◯）;;;＼
| __´___ | まさか自白したの僕だけなんですか？
＼ `ー'´ ／ だから即時開放された…。
＿＿＿
／ ＼ ってことは、できない夫君は黙秘したんですよね。
／ ノ ヽ＼
／ u （●） （●）＼ 互いの信頼を選択したってことですか？
| U __´__ u |
＼ `ー'´ ／ あれ、じゃあ僕裏切ったって思われてますよね。
ヽ < ∩ノ ⊃ そういうつもりで自白したんじゃないのに！
| ⌒ヽ i |／ ＿ノ
| ヽ ＼ ／ ／
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
┌──┐
└──┘
□
.
＿＿, ,＿____, ,＿＿, ,＿＿,, ,＿＿, ,＿＿
||::|: | | | | | | | | | | ||
||::|: | | | | | | / :| | | | ||
||::|: | | .: | | : . | |: / | | | | ||
||::|: | | ./ | | | | | | | | ||
||::|: | |// .: | |:.:.. ::| | | | | | ||
||/￣| |￣￣| |￣￣| |￣￣| |￣￣| |￣ ||
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／￣￣＼
／ ヽ､_. ＼
（●）（● ） | もう何も聞く必要はないって言われたぞ。
| | │
i ___｀___ | 黙秘ってそんな1日2日で終わるのか？
{ |
{ /
` ー ＼
/ ＿ l
/ ￣｀Ｙ´ ヾ;/ |
,| | |´ ハ
| | |-‐'ｉ′l
|＿＿ | ＿| ７'′
（ （ ￣ノ ｀ｰ-'′
.
／￣￣＼ l＿
／ ＼ ／ あっ！
| -‐' ヘ | ＞
| u（○ ）（○ ）| ＼ もしかしてできる夫が自白して
| | u | 刑期が確定したのか？
| U __´___ }
ヽ /＿＿_ヽ .!
ヽ ノ
/ く
/ ヽ
. . .: : : ::::::::￣＼
. . .: : : :::::: 「 ＼
. . .: : : ::::::（ ○）（○） それしかないよな、うん。
. . .: : : :::::: ｜ | 黙秘したのは俺だけか。
. . .: : : :::::: __´___ﾉ
. . .: : : :::::: `ー'´} 俺だけ懲役10年かー…。
. ..: :ヽ }
. . .: : : :::: ノ
. . .: : : :::::: く
. . .: : : :::: |
_,. -┬ ｆﾆト､
r'´ ､r | | ,.L |
| （_ノ j {. '､＼ できる夫が自白を選んだってことは
| }‐イ-上 〉. ＼ 自分自身の利益を追求したってことか。
| ﾉ´ / )。 |
i ｒ‐‐ ｜ │ わざわざ大損する選択をした俺を、今ごろは笑ってるんだろうさ。
ヽ .ノ __´___ |
i !, ﾉ お互いの利益なんて甘い考えをしたんだから！
.', ヽ、 . /
＼ . ヽ、
＼ |.i
| . | |
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
┌────────────────────┐
│ その後、釈放されたにも関わらず、 │
│ │
│ できる夫は後味の悪さから気持ちが晴れず │
└────────────────────┘
＿＿＿＿
／;;;:::::::::::::::: ￣ ヽ あﾞー、酒が不味い。
／:::: ,,ﾉ:..:ヾ、 ＼
／;;;;;ｰ'"´ ,,､ ｰ‐‐,, ＼ なーんでできない夫は自白しなかったんでしょう。
＿＿＿＿＿＿＿ + ／;;;;; 赱ﾗ ;;;;;;;;;;; 赱ﾗ ヽ
|ｉ:¨￣ ,、 ￣¨.: i |;;;;;;;;;;;;;;:::::::::: , ｜ 普通自白しかないでしょ、合理的に考えたら。
|i: ／ﾍ:＼ :i| _ |;;;;;;;;;;::::::: ,- ､ |
.|i:〈｀_､/´_｀>.、 :i| ,.r:;'三ヽ:;;;;;;;;;;;;;;; '⌒ ` /｀､ 誰だってそーする。僕もそーしました。
|ii~~'､;'´`,'~,;~~~~:i|;ｲ:;:";;;;;;;;;;;＼;;;;;;;;;;;;;;; ｡;: ／::::: ヽ
|ｉ｀::;:':::::;::;:'::::::::::;.:i|`｡⌒/7, -──〜 ､;;;;;;;;;;:::::::;;;;;"⌒;;::／::|:::::〆::＼ なのになんだって黙秘なんて…ブツブツブツ
|i::::::;:':::::::::::::::::::::::i| ::::://,::::.. " ニﾆヽ;;;;;::::;;;;;;;_ ィ /:::::::|:::::〃::: : ヽ
─|｀ー＝===＝一 | ::::::|_|;;､:::._＿y-ﾆﾆ'ｰ-ｧ ﾟ‐─'───┴────── ‐
::::::｀ー―――‐一´￣~ ￣ ￣
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
.
┌─────────────────┐
│ 1人刑務所に取り残された │
│ │
│ できない夫は自己嫌悪に陥っていく。 │
└─────────────────┘
_________
／ 'r r.r.r.i
/ | | | | |
/ u .ﾉ.ﾉ.ﾉﾉﾉ
ﾊ_ノ ヽ､__ / /ﾉ.
/ (◎）（◎ ) .( l ヽー―ー-､ つまり、俺は切り捨てられたってことか。
/ .ﾍ ヽ ﾑ ｲ r ヽ
./ / ヽ _____, .l / / ､ l もしかするとできる夫は悩んですらいなかったかもなぁ。
/ / 八__ ___.／l | ,' l l
. / ,' ヽ| | ﾉ ﾊ l 1人で迷って、見当外れな判断下して
/ .l ∧ | ﾚ' ノ l
/ l ノ ヽ | | ﾉ } ハハハ、馬鹿みたいだ。
∧ / ,〆 ﾍ l , ' l
ヽ､＿,ﾉ'´ ﾍ .l / ﾉ
', | / ,'
ﾄ､ ノ ﾉ
.
,. -―- 、
／ ＼
／ -‐ ‐-＼ そうだ、抗議しなくちゃ。
i ::::（◯）ilil（◯）ヽ
{ ｀ } 僕が裏切り者でないっていうことをできない夫に分からせなきゃ。
ゝ `‐‐-- ノ
＞ー ゝ､ 僕の判断は間違いじゃないって、はっきりさせなきゃ…。
/´ ヽ
l i l i
.l l .l .i
l l l .i
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
／￣￣＼
せめて一矢報いてやらないと。 .「 _ノ ＼
（○ ）（○）） |
10年先に、どこに行ったかわからなくなる前に | | ilili |
| ___｀___ u |
どんな方法でもいい、少しでも後悔させてやらないと…。 | `ー '´ ./
ヽ /
> ＜＿ r ､
,''''つ／）/ i ヽ ! !(,ヽ
/ /／／ノ´) / ）ﾄ .| | | | i
〈 Y ∠／／,' ) 〈 〈 .| | | |/ ./
.
''''' '''';;;;;;;,,,;;;;;;'''''';;;;,,,, ''';;;;,,, ''';;;,,, ,,,,,;;;;;;'''''';;;;;,,,,,,,,, ,,,,,,;;;;;;;''''''
,,,;;;'''''' '''';;;;;;,,,, '''';;;;,,,, ''';;;, ,,,,;;;;'''' ''';;;;,, '''''';;;;;;,,,,,;;;;;;;;''''''
''''''''' ''''''';;;;;;,,,, ''';;;; ;;'' ,,,;;;;;''''' '''';;;;,,, '''';;; ''''';;;;;;;,,,,,,
''''''''';;;;;;;;,,,, ; ;' ,,,,,,,,,,;;;;;'''' '; ''''';;;;;,,,
''''';;;;;;;,,,,,,, ''';;, ''' ' ''';
'''''''''''';;;;;;;,,,,,,, ,,,;;;,,, ,,,
,,,,,,;;;;;;;;;''''';;;;;;;;,,,,,,;;;''''' ''''';;;;;;;,,,,, ,,,;;'''''';;;,,, ,,,,,;;;;''''''
,,,;;;;''' ''';;;'' ,, ' '''''';;;;;,,,,;;;;''''''';;,, ,,,;;''
,,,,;;;;;;''''''' ┌──────────────────────────┐ ''';;;;;;;,,,,,,,;;;'''''
│ 思いつめた人間の判断が正しくなるはずもない。 │ '''';;;;;''
''';;;,,,,, │ ただ、奇しくもここで2人の決断は一致した。 │ '';,,,;';,,;''
''';;, └──────────────────────────┘
'';;;;;;;'''';;;;;,,,,,,,,;;;;;;'''''''''''' ';, ,;
''''';;;; ,,,;;;''';;'
'''';;;;; ,,,,;'';,
,;,, ,,,,,,,;;;;;;;''''''';;;,,,,,;' ,;''';,;' ;'''';;;,,,;''' ';,;'
,,,,;;;;'''''';;;;;,,,,;;;;'''''',,,,;;'' ,;'' ;' ''';;;;,,,
;;;;;'' ''';;;;;''';,,,,;;;'''; ,,,;;; '''''';;,,,,
;;;''; ''''';;;;,,,,,, ''';;,
.
┌────────────────┐
│ それから少し経ったある日のこと │
│ │
│ とあるアパートの一室と │
└────────────────┘
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. ＿＿＿＿ |ﾐ|
,. -'"´ ｀¨ー ､
／ ヽ ヽ、
,,.-'"_ ,,.-'"｀ ヽ、
/ ヽ _,,.-='==-､ヽ ヽ、
i へ＿__ ヽゝ=-'"／ _,,> ヽ
./ / ＞ ＝'''" ￣￣￣ ヽ
/ .<＿／''" く i
/ .l
,' /ｴｴｴエｭ /
i | ] /
', ヽ＝＝´U ／
ヽ、 __,,.. --------------i-'"
ヽ､_ __ -_'"--''"ニニニニニニニﾆヽ
｀¨i三彡--''"´ ヽ
/ ヽ
/ ヽ
.
┌────────────────┐
│ 遠く離れた刑務所の独房で │
│ │
│ 首を吊った2人の男が発見された。 │
└────────────────┘
.|ﾐ|
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＿＿＿＿ |ﾐ|
,. -'"´ ｀＼
／ ,,.-'"゛` ヽヽ、
,,.-'" ヽ_,‐'" ヽ、
/ ノ"゛ヽﾉ _,,.-='==-､ヽ ヽ,
i ＿__ ヽ ゝ-'"／ _,,> i
./ / ＞. ＝'''" ￣￣￣ |
| .<_ ノ''" .|
ヽ |
|. | |
,' i| |
,' ｛| i
i ヽ l
i 「エエエェヽ l
i | | l
i |γ⌒｀`ヽ､| l
i ｝エエェェ=」 /
i | | /
', U ノ
ヽ、 __,,.. -------i-'"
ヽ､_ __ -_'"--''"ニニニﾆヽ
｀¨i三彡--''"´ ヽ
/ ヽ
/ ヽ
.
┌─────────────────────────────────────┐
│ その側には、一通づつ遺書らしい手紙が遺されていたが │
│ │
│ お互い宛てた相手はこの世にはなく │
│ │
│ 他人ではその怨嗟と狂気に満ちた文面が理解できなかったため、そのまま処分された。 │
└─────────────────────────────────────┘
＿＿＿,,＿,_,,._...、 ､､､､､､ --- ―――┐
.| ｜ :. ::.
.| ＿＿＿＿ | ::.
:: | ＿＿,,＿,_,,._..､､､､ | :.
: :. | '''' ""ﾞ ´´￣￣ | ::.::.
:: : : | ＿＿,,＿,_,,._..、､､ | :.::.
.::.: | '''' ""ﾞ ´´￣￣ .|´｀""''' ―- ､
:. ::..| ＿,,＿,_,, _、､､ | _,. -''´ヽ
.: : | '''''_""ﾞ_´´ ＿￣_ ＿,.＿,.,, 、,､､ -z- =-'、,. -''´:::::::::::::::::::＼
: ﾞ、"`｀""´´￣￣ ￣＿＿,,＿,_,,._..､､､､ ﾞ、:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
:: ﾞ、 '''' ""ﾞ ´´￣￣ ﾞ、::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼
:: ﾞ、 ＿＿,,_,, _、､､､ ----- ――― ﾞ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
::.. . ﾞ、 ＿＿,,＿,_,、､､､ ﾞ､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
ﾞ、 '''' ""ﾞ´´￣￣ ﾞ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:: ﾞ、 ＿＿,,_,, _、､､､ ---- ――― . ﾞ、:::::::::::::::::::::::::::::::_,. -
:: . ﾞ、 ＿,,._,,. 、､､､､､ --――''`::::::::::::::::::_,. -''´
:::: `'''' ""､´´::￣￣:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_,. -''´
.
┌───────────────────────┐
│ ただ、お互いに相手のことを強く念じて死んだのだ。 │
│ │
│ 死後の世界があるなら、必ずまた再び会えるだろう。 │
│ │
│ 理解し合えるかどうかは…闇の中だが。 │
└───────────────────────┘
〈777とヽ
t```て_)
| |
／￣￣＼|
もっと利己的になりなさい！ ／ _ノ ＼ もっと信頼しろよ！
＿＿＿ （○ ）（○ ） |
／ ＼ | | u. |
,---､ ＼ ／＼ ― 、 |__｀___ |
.l ｌ （○） （○） ＼ | ｝vvvv} |
.| | ____'___ | | ｛｀^^^´ /
.| | |!!il|!|!l| ／ / ,-‐‐r ＼ /
ゝ |ｪｪｪｪ| ノ ｛ ﾘ ノ ＼
＼ ／ ゝ ＼／ ｝
/ | ＼ ／i |
/ | | |
｛ ノ 丶、 }
ゝ ／ ヽ (
メ ,ノ ＼｛
-=-＝＿＿＿_ノ´ ＼_,
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
キル夫とギャル夫の解
ﾄ VVVVVVV_ﾉ＼
＼ ＼
ﾊ ＼
＿＿＿_ ⌒≧ ／ ／＾＾＼〆 ､ ＼
／ ＼ 彡 〆 ＼ ＼ ヽ
／ ＼ 〃 ﾊ _ノ ―＼ l |
／ (●） （●） ＼ ﾙ从§ （●） （●） ヾ |
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | 乂§ （__人__） 从ｲ
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／ ＼ ｀ー´ ／
／ ー‐ ＼ ／ ＼
.
┏ ┓
┃ キル夫の独房 ┃
┗ ┛
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ケッ！
／ (●） （●）＼ クソ詰まらねぇ。もう少しで唸るほどの金が手に入ったってのに。
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） .|
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／ …あの刑事、何か小難しいこと言ってやがったな。
ノ ＼
／´ _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ 片方だけ自白したらすぐ出られるんだとか？
| ｌ （ l / / / l 俺のことバカだと思って、場所が場所なら殴ってやるんだがな。
l l ヽ /
＿＿＿_
／ ＼ そうだ、殴ってやりたいといえばギャル夫だ。
／ ﾉL ＼
／ ⌒ (●） （●）＼ あいつが金庫開けるのにモタモタ時間掛けてるから
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | サツに囲まれたんじゃねぇか。
.〉 ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | | ドリルと爆弾も持っていけってのに拒否った上に3時間もかけて
.＼ “ ／＿＿| | 「スマートに開けるからカッコイイんッス！」とかなめてんのか。
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣￣＼
／ ＼ よし、オレは自白するぞ。
／ （●） （●） ＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | ギャル夫の奴がいかにバカなことをやったか
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／ せめて言ってやらなきゃ気が済まん。
. ｸﾞｯ /⌒/＾ヽ､ ,ィヽ、
/ ,ゞ ,ノ , ＼ どうせギャル夫も吐く気だろうし、早い者勝ちだ。
l ／ / ト >
ヾ＿,/ |／ ／
| |／
.
┏ ┓
┃ ギャル夫の独房 ┃
┗ ┛
ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
＼ ＼ あー、もうちょっとだったんッスけどねー。
ヽ ＼
⌒≧x ／＾^＼/ ＼ ＼ あの金がもう少しで俺たちのものになったのに
彡 〆 ） 丶 ∨ 上手くいかないッスね。
〃 ﾊ ― ― Y:ｉ|
ｲ 从§ " 旬｀ "旬｀ |从 取調官は色々言ってたけど、ほとんど耳に入らなかったッス。
乂ｲ§. ｉｊ ￣（__人__）￣|
／ ﾟ o. ｰ=ﾆ=- ／ えっと、俺ッチだけが自白したらすぐ出られる？
/ ∽ ∽ 本当なんッスかねぇ？何か裏がありそうなんだけど…
| ヽ ヽ ∞∞ ヽ
ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
＼ ＼
ヽ ＼ それはそうと、ムカつくのはキル夫の奴ッス！
⌒≧x ／＾^＼/ ＼ ＼
彡 〆 ﾉL ） 丶 ∨ イザってときのためのマシンガンをバカみたいに撃ちまくるから
〃 ﾊ ⌒ ＼ , , ／ Y:ｉ| あの音で警察に気づかれたんッスよ！
ｲ 从§ （ ●） （●） |从
乂ｲ§ （__人__） | いざ警察来たら弾切れしてるし
/ ﾟ o ` ⌒ ´ ／
／´ _i⌒i⌒i⌒i┐ 「ギャングみたいでカッコイイだろーが」とか
| ｌ （ l / / / l バカにも程があるッス。
l l ヽ /
ＮVVVVVVV＼
＼ ＼
＜ ｀ヽ､ 考えるほどにムカついてきたッス。
＜／ ／"" ＼ .ノヽ. ＼
//, '田 ） ＼ ヽ
〃 {_{ ノ ヽ_│i| せめてあの取調官にキル夫の駄目さ加減を教えてやらなきゃ
ﾚ!小§ （ ○） 三（()） | ｲ 腹立って眠れないッスよ。
ﾚ § （__人_） |ﾉ
/ ゜。 `⌒ 。゜ ∩ きっとキル夫、今頃ベラベラ俺のあることないこと
(愛＼ ∞ ∞ ｆ＾ ' ｿ しゃべり立ててるに決まってるッス。
.＼ “ ＿∞∞ ／ ／
＼。＿＼＼＼＼／
.
┌──────────────────────────────────────┐
│ 2人は相争うように犯行をバラしあった。 │
│ │
│ 犯行計画、準備、実行方法、そしてアジトの場所まで。 │
│ │
│ キル夫もギャル夫も、自白の目的は相手の非を言い募ることだったが │
│ │
│ 警官は自分の考案した取引方法が成功したと満足し、両者に6年の懲役を言い渡した。 │
└──────────────────────────────────────┘
|| ||¨ '! ‐- ． :: _::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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解を求めよ ２
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