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やらない夫のオイレンシュピーゲル物語

1： ◆c4bqdXp7mw：2013/12/14(土) 00:10:00 ID:Dy..w8Jg




このスレは、『ツァラトゥストラはかく語りき』や『ティル･オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』などの交響詩や
歌劇『サロメ』、『薔薇の騎士』、『カプリッチョ』等で知られる作曲家 リヒャルト･シュトラウスの人生を扱ってます。

ですが、これはフィクションであり、 ◆c4bqdXp7mw による〝創作〟として捉えて下さい。



また このスレで差別的な表現を載せることもありますが、これは十九世紀半ば〜第二次世界大戦における
ドイツの社会的な状況から来るものであり、作者に特定の人種を貶める意図はございません。


最後に、このスレはタイトルに【十八禁】を入れませんが、スレ内で紹介するオペラ作品によっては
エロ･グロが出ることがあります。
該当する話のときには投下する前に注意を入れる予定ですが、ここに前もってお断りしておきます



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956： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:14:24 ID:14hgAQOI



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│　　産業界で成功したブルジョアジーは生活の中に貴族的な習慣や作法を取り入れ、芸術界においては 　 │
│　　貴族に代わる新たなパトロンとなった　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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乙乙乙乙乙Ｌ||　 |l乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙||　 ||乙乙乙乙乙乙
㏄i　　人　　　||　 ||　　　}｀ニニ´{　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 人　　　||　 ||　 　 　 　 　 ㏄i
[ｲ]　 ｛［]}.　　 ||　 ||　　　} |ヒfう| { 　 　 　 　 ,rァ　　　 　 　 　 　 ｛[］｝　　 ||　 ||　 　 　 　 　 [ﾄ]
,}_{;┐ `Ｙ　　　||　 ||　　　}_,ニニ,_{　　 ｒ――（__）U―┐　　　　 　 ﾞY′ 　 ||　 || 　 　 　 　┌;}_{,
ーr'{＿＿_____ ||　 || 　 　 ＿／⌒ヽ___ |工l丕丕丕l工| ＿／⌒ヽ＿　　 　 ||　 || ＿＿＿＿}`ｒｰ
⌒'´　　 　 　 |||　 ||マﾏﾏ| lT}⌒⌒{Tl ||―{:::ｨ爻､:::}―｢| lT}⌒⌒{Tl |ママﾏ||　 |||　　　　　　｀'⌒
　　 ｌＴエア⌒ヾ＿jj┴┴<´´:￣￣:｀｀ﾞ>二{ｴｴｴエl}二}<´´:￣￣::｀`'>┴┴ｌ|___jjア⌒ヾエ,Ｔl
＿__j | lT}⌒⌒{Tl |　　　 }.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{　　　　　　　 　 }.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{.　 　 　 | lT}⌒⌒{Tl | |__＿
Eエ{ <´´:￣￣:.｀｀>　 　 |::｢::｢::｢::｀!::｀!::|　　 　 　 　 　 |::｢::｢::｢::｀!::｀!::|　　 　 <´´.:￣￣:.｀｀> }エｺ
￣´　}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{　　　'⌒'⌒⌒⌒⌒ﾞ　　　　　　　　 '⌒⌒⌒⌒⌒ﾞ　 　 　 }.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{　｀￣
　 　 |::｢::｢::｢::｀!::｀!::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |::｢::｢::｢::｀!::｀!::|
　　　'⌒⌒⌒⌒⌒ﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '⌒⌒⌒⌒⌒ﾞ



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ―-　、
　　　　　　　　　 ,　　-――┐　　　　　　　 /､　　　　＼ ＿＿　　　　　　　 /´￣｀ 丶、
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　　　　　　　　　 lｨ, ニニニニｱ　　　　　 /,ﾆ丶._ ￣￣〈二二二.L_　　 ＼＼　＼＿＿＿/
　　　　　　　　 〈イ:::::/__,二. ,ﾆl　 　 　 　 〉l 　　}/ﾆl¬-'ィ:ｧ:ｧt:tｧｲ　　 厶＼丶 ＿＿＿〈
　　　　　　　　　 ‘i{　i} └‐'. }┘　　　　 く ,,,,_, l r-く::/1{ ,ﾆ、 ,ﾆ.{´　 　ﾉl　　}:/ﾍｰ――ｧ┘
　　　　　　　　　　｀T L_ '''--'i'　　　　　　‘T´ 　　_人ﾆ!_} 　 , )　|}　　く ,,,,,　　//:::::::::::/
　　　　　　　　　 ／(丶-ヽﾘﾘ'　　　　　　 　 ￣)'´／∧ノl_ ｀ こ´人　　〈ｰ　　ﾉ´ ﾆﾆ 〈
　　　　　　,　-‐'´ |　＼　/＼l＼_　　　　　　/}／ ／　ヽ ＼ 天 /､|｀ ー∟、／´￣￣＼_
　　　　　 / ￣｀ヽ ￣ / ＼〉ﾍ〉　 |　　　　 /´l￣ ／⌒　〉/ﾍ〉〈l　 〉　　 l∠ -‐ '´￣￣｀ ＼
　　　　　 |　　　　|　　＼　 ＼|　| |　　 　 /／l　 l　　　 /　＼∨∠l∠／ ＼　　　　　　　 　 ヽ
　　　　　 | ／　　j　　　　￣ヽlﾑ| | 　 　 / /l/| l |　　　'　　　 /'´　 〃　　　 ヽ　　　　　　　　 |
　　　　 ／-―　/／　　　　 o　/｜　　 ' 　￣　〈　　　|　　　　o　 /{　} 　 　　 !　　／　　　　ﾘ
　　　　 |　　／/　　　　　　　　 l　|　　/　　　 　 }　 　 |　　　　　 /　V 　 　 　 | ／　　　　　/l
　　　　/　 　 /　　　　　　　　　ｌ　|　　|　　　　 /|　　　|　　　　　,　 /　　　　　 |　　　　　　/　!

957： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:14:46 ID:14hgAQOI



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　ただ、時代の変化への敏感さゆえか、〝貴族〟と〝ブルジョアジー〟の違い、差、とでも言うのか･･･　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└────────────────────────────────────────────┘




　　 　 　 ,-------――--...、
　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
　　　 ,/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀i
　　　/:::::::::::::::,r-'''゛｀''''''--,,＿＿::;::}ヽ、
.　　 |::::::::::::::::ﾐ: :　　　　　/　　　 }|::}.　 )
.　　 {::::::::::::／: :　　 　 ／　　　 /.}/　 ′
　　 {:___::::f´ -ﾆﾆニ==、　ﾉ, ＿ﾆ-}
　　/ i :ヽ:|: : :ヾ赱_,= ｀ 　 ,´旡_ﾌ/　　　　　　　　さすが、お客さん
. 　{　{: :/｀: .　　　　　　 　 |　　　|　　　　　　　　 お目が高い･･･
　　｀ゞ、_: : : .　 　 　 　 　 j　 　 |
　　　 |: i:｀i: : :　　　　　. : ´.　　 /
　　　 |: :,: :t: : .　　　ｰ===　 　/
. . . . r|: :ヽ: :＼: . 　　ー-,　　/　　　　　　　　　 これは新しい〝美〟、アール･ヌーヴォーの大家
　　/　｀＼|: : : ｀: .、.　　　　/　　　　　　　　　　エミール･ガレの花瓶ですぜ
　./　　　　＼__: : : : : .-t┬´
r-′、　　　　　｀ヽﾆﾆ_´　ヽ、
　 ヽ ヽ,　　　　　/////>,　 | !、
　　 ヽ　＼　　 /ヽ////|.>、|　 ＼
　　　 ｀　　＼/ヽ　ヽ-^/　ヽ|　 　 ＼
　　　　　　　　　 ヽ |//ヽ.　　　　　　 ＼

　　　　　　【 モブ美術商Ｂ 】


http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a9/Vase_Marguerite_Gall%C3%A9_Petit_Palais_OGAL00553_n1.jpg/398px-Vase_Marguerite_Gall%C3%A9_Petit_Palais_OGAL00553_n1.jpg

　　　　【 エミール･ガレ： 「ユリとヒナギクの花瓶」 】



┌──────────────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　十九世紀末から二〇世紀初頭にかけて、美術界では、今までのアカデミーで墨守されてきた〝美〟に　　　  │
│ 　 反発するグループ、『 分離派 』 が生まれたのだが、ブルジョアジーの中には彼らをパトロネージする者が 　 │
│　　少なからず現れた　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└──────────────────────────────────────────────┘


※ アール･ヌーヴォー：１８９０年頃から１９１０年頃の間、ヨーロッパで開花した芸術運動の総称で、フランス語で
「新芸術」を意味し、植物をモチーフにした曲線による装飾や、ジャポニズム（日本趣味）などの特徴がある。

なお、この運動、ドイツでは 「ユーゲントシュティール」、イギリスでは 「モダン･スタイル」、イタリアで 「スティレ･リバティ」
と呼称された
.

958： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:15:09 ID:14hgAQOI



┌─────────┐
│　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　『 分離派 』 ･･･　　│
│　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
└─────────┘




　　　　　　　　　,ィ　　　 ,　　　　　　　　　　__ 〃 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､__　　　　　　　　　|
　＿＿｣ヽー- '　`ｰ（..-'/　　　　　　　　　　ノ'￣) 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 入ヽ　　　　 ヽー-┘
　＼　　　　　　　＿　　ゝ──ァ　　　　　　　 ´ 　　　　　　　　　　　,ｒ;ｧ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　ヽ
　　 ヽ　　 ｢.l｢.l ｢ヮ |　　　　／　　　 　 ／　　,. -─- .､ 　　　　　　　ゝﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　l
　　　 ',　　ＬlＬl　Ｌl´ 　　／　　　　　／　　 /:::::::::::::::::::::::', 　　　　　　ヽ ヽ　　　　,,　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　 ﾉ 　 ロロ　ロ　　（　　　　　　　　　　 |::::::::::::::::::::::::::}＿＿__ 　 　 ヽ:ﾍ　 　　.i! 　　､　　　　　　　　　　r,;､ 　 ﾊヽ |
　　∠-ｧ 　　　　　　 ,--ヽ　　　　　　＿. -;二ニ＝''フ7コ´￣￣　　 　　ヽ::ﾍ　 　 l|　　　＼　　　　　　　　　＼＼し,コ'
　　　 /.-────┘, r──､ 　　　　 , z三ﾆミ､／Y,,, 'j 　　　　　 　 　 ヽ::ﾍ　　 | 　 　 　 ＼　　　__ 　　_　　,×ヽﾉ
　　　　　　　　　　　　j_｣ --ｧｚつ ,. イ´──::::ヽヽ,八ヾｴ 　　　　　　　　 　ハ:ﾍ .,r'─､　､ 　　 ゝｧ甘き＝''　 .| .! ゝ'ーｧ
　 　　　　　　　 　 ,__从ル'!j r,l／:::::/::::::::::::::::::::}:::::|　 ヽ' 　　　　　　　　 ／／ﾍ,>ファ7zっ｀ヽ､　　i::::T´　　旬ぅｺ｀ヽ ∠
　 ／￣￣ ─ヶ７三二三＞'´:::::::::/::::::::::::::::::::/:::::::! 　　　　　 ,イ/ヽ　,ｨ'／ ,r'三≧､く_r' 旬ﾉｚ今,-,';:;ュ来ｒ氷::| .|ｴ≧ ＝ヽ
　 　 ,＿_　　 l/ｒ┐ , r-､〈::::::::／::/:::::::::::::::::::/:::::::::jr-ｭ_　　 ふY三≧>il'　∠i r' ⌒Y',γ=<j､爿, z＝ﾄ､_ヾ/:/::::|-'} |　　 _-ﾍ
　 '´　　　￣７/1j／.ﾍ::j ﾄゝｲ::::::/::○:::::::::::/::::::::::/f7,r'´,r 7´￣´　 ヽ ﾄ､/} j /　　,ｲ ﾍ ｎ　|/ .r':::::::::::;-ﾆ}ｒ/ｊ:::::ゝ,; ヶ...＿ -|
　　　 　 　 //)''l/ｒっ 〃 ∨::::::/::;-､:::::::::::::l:::::::::/∩ｌ＞ l //ヽ/⌒l!　ﾍ!./ﾐ/ /　　/ |i-'彡l　', /;ｲ::::::::::::ヽい7:;-<ァ:::::;:::::; -┤
　　　　　 /ﾊUr;.,, ~,_/'　 /:::::/::::::''":::::::::::::l:::::::/-, -'　, ィ !' " ',,`　! 　У / .j　　 j ／ ,イヽゝ'ゝ'|::::::::::;;;入_/:j ヽﾍ＼::ヽ｀￣
.　 　 　 /　　 ''`／ｌ=　 /::::::r';: 二ニ＝､:::l:::::/ i ゝ─ｧｵ　i'ゝ'' ' ¨~　　ljiii　/＿,,,/　／ ヽﾍﾍく　.ｌ::::／::|　ﾍ:ヽ｀ ‐- ､ゝ:ﾍ
　　　 __l　 　 ／ 　し, ,':::::::::7-;:::::::::::::::ゝ､l::/　 l 　 ノ;.ｲ　　　　　_..-　ｌ　　 }ニ彡ィ'三三（ヽﾍj　／　l::::|　_l;;;;l　　　　ヽ｀l
　＿　|　￣´　　　　 l j:::::::;ｨ:::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ､ ヽ':／ l　　　　二ニ;'' | 　　ゝノヘヽI::7::::〈ヾ´ ∨　　 }r,'-─;;ﾍヽ__　 　 ﾍ



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│ 　 十九世紀末、「既存のアカデミーの中では、作品を発表する機会がない」 と考えるドイツ各地の美術家たちが、　 │
│　　官営事業化している展覧会とは別の、自主的な展覧会を開くために 《ゼツェッション（分離派）》 の名を掲げて　　 │
│　　立ち上げた組織だ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
└────────────────────────────────────────────────┘

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959： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:15:31 ID:14hgAQOI



┌──────────────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　１８９２年にシュトゥックやトリューブナー、ウーデらがミュンヘンで 「ミュンヘン分離派」 を旗揚げすると･･･ 　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
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: : : : : : : : : : : : : : : : : :.⊂,　　　w--､,-,: : : ＿,--v' `>: : : : : : : : : _／　...∧,,∧ 　.∧,,∧　 　　　　　　 　 {_
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :>　　　　　∠,､ ／　　　　C-､_: : _,-‐'￣.∧∧(｀・ω・´)(｀・ω・´)∧∧　　 　 .__,-'
: : : : : : : : : : : : _,-‐､_: ..∧,,∧　 ∧,,∧ ~　　　　　　　　 ~~　　　 (｀・ω・´).∧∧) (∧∧(｀・ω・´)._,-‐'
: : : ::_,-‐'`^⌒i〈.　 .∧ (´・ω・) (・ω・｀) ∧∧　 　 　 　 　 　 　 ｜　Ｕ (｀・ω・´)(｀・ω・´) と ﾉ
ﾍ: : ]　　　　　 i　.(　´・ω)　Ｕ) ( つと ﾉ(ω・｀ )　　　　　　　　　　 ｕ-ｕ　（l 　　 ) ( 　　　ﾉ u-ｕ
　フ `-,　　　_i'　..｜　Ｕ (　　´・) (・｀　　)　と ﾉ . ﾍﾞﾙﾘﾝ　　　　　 ,--‐'　 `ｕ-ｕ'　 `ｕ-u'
　＼_／　　 '‐､　　 ｕ-ｕ （l 　　 ) (　　　ﾉu-ｕ　 　 .◎　　　　　　 }
　　　　　　　/~　　　　 　 `ｕ-ｕ'.　`ｕ-u'　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ]
.　　　 <^‐'`'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `-､_
`i_　　　〉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`i＿,-､
　 `-,　/　　　　　　　　　　　　　ドイツ帝国　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 `i
　　i~　〉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ュ_　,-､　　　　　　　　￣＼
.　　￣i_　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _,-‐'　　　　 `‐､_,､　　　　　　　 く
. 　　 ,-'　　　　　　 　 　 　 .∧,,∧　 ∧,,∧ _　,-､/　　　　　　　　　　く┌──────────────────────┐
　　 /!､_　　　　　　　　 ∧ (´｀д´) (｀Д´ ) ∧∧　　　　　　　　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
-､__i　　〉　　 　 　 　 (　｀・Д)　Ｕ) ( つと ﾉ(ﾍ・´　)　　　　 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　 ￣`　 　 　 　 　 .｜　Ｕ (　　｀・) (・´　　)　と ﾉ　　　　　　　　　　 │　　その五年後の ’９７年には、グスタフ･クリムトを　 │
　　　　　 `--'i＿　　　..ｕ-ｕ （l 　　 ) (　　　ﾉu-ｕ ､　　　　　　　　　　 │　　会長とする 「ウィーン分離派」 が誕生･･･　　　　　 │
　　 　 　 　 　 　 ＞　　 　 　 `ｕ-ｕ'.　`ｕ-u'　　　 └､　　 　 ,‐-､__　 .│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　 　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _入＿,ノ　　　 .`‐│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　 ﾐｭﾝﾍﾝ　　　 _,-'　　　　　　　　 　 └──────────────────────┘
　　　　　　 　 }　　　_　　 　 　 　 　 　 ○　　　 く_
　　　　　 _　 く,､_,､_> `-､　　　　　　　　　＿,､_,､〈
　　　　　'7`'~　　　　　　 `T^‐ｭ_!`‐'i＿／　　　 `'



　　　　　　　　　　　　 ┌────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　 │　　’９９年には 「ベルリン分離派」 と、次々に生まれた　　 │
　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　 └────────────────────────┘

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960： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:15:52 ID:14hgAQOI



┌──────────────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　そして 彼ら、「分離派」 は、当時生まれたばかりの新しい様式 『ユーゲントシュティール』 ―― フランスで　　│
│　　 『アール･ヌーヴォー』 と呼ばれる様式 ―― と結び付き･･･　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└──────────────────────────────────────────────┘




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　　　　　 　 　 .レ,　　　　　　 r‐'　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ;　 　 |!
.　　　　　 　 　 　 レ､.、, ィノトゝ-〈　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　;　 　 |!
　　　　　　　 　 　 .i´_　-―‐　_　.⊥-‐ ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ; 　　 |!
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.　　　　　 　 l　　　　　　　　　 -‐＼へ、　　　　　　　＼　　　　　　　　 　 　 ⌒　　≧=‐┘
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961： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:16:17 ID:14hgAQOI



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│　　象徴主義的な傾向やエキゾチズムを帯びるようになった　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
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圭圭|　　　　　 　 |圭ア　　　　　 ,..｡x≦圭圭紗≠⌒`守圭圭圭少´　　　　　　　　　　　｀ﾞミx､｀寸圭圭圭掛,　　Ⅷ圭心、
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圭ﾆ从　　　　　　 |圭圭圭圭圭圭刃’　7圭圭圭圭圭圭圭ﾑ从　　 　 　 　 〈圭ﾑ　l! 　 Ⅷx　　　　　　　守圭圭圭》　Ⅳ
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　 マ从　 ，　　　　 Ⅶ仂　陟.>､.ノ::::＼　　　-- ､　 　 　 　 .｀ﾞミx紗′ 八 　 　 　 .|圭圭圭圭ﾄ､У　　　 ｀ﾞニ三圭圭ﾘ　　炸致
心、 マ∨ﾑ　　　　　Ⅵ　,　‐-＼::::::::::::::>'´　　　 〉 ｀ﾞミx｡、　　　｀´　 x佳掛,　　 　 Ⅷ圭圭圭:抄　　　　　ミx｡..,,_　　　　 ,.佳致′
圭㍉　 寸掛､　 　 　 . /　　 ＿_＼_／ 　 　 　 / ﾘ　　 　 ｀ﾞミx｡、__,佳圭圭}　　　　Ⅵ圭圭圭7　　　　　　　`守沁　　 ,.佳紗′
圭圭l!　　寸掛､ 　 . ／　　　　'´￣　　　　　l／}　'ﾐx､　　　　　｀ﾞミ少^寸圭ﾘ　　　　 ｀寸圭圭′　　　　》　　　 寸′,.:佳ア´
Ⅶ圭|!　 ﾄ､ 寸掛,.../　　　　　　　　　　　　　'　 |.〈　寸≧x　　　_,,.｡x=升紗" 仏　　　　　Ⅵ圭{　 {　　　〃　　　　 ,.イ紗'" ,.ｲ!
.∨圭ll,　.ﾏﾑ　寸 .,'　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ.仏　`守圭圭圭少''"´　 　 紗′　　　　 炸掛,　l!　　,佳　　　,.x'紗'"　 ,.:佳’
　 寸从　 Ⅷﾍ　`..|　　　　　　 　 　 　 　 　 ／}...圭ﾄ､　`守少'"　　　　　　/′ 　 　 　 ,.佳圭ム仏　 {掛､　 '"　　_,,..ィ升ア
　　 マム　Ⅵ爪　.|　　　　　　　　　　　　　　 /.圭圭圭圭圭圭≧x｡、＿,〃　　 　 　 ,.ｲ圭圭圭圭心､`歩’,,.ｨ≦圭圭紗"
..,　 -―‐-　 、 ＿ﾉ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｲ.圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭′　　　　〃⌒`寸圭圭圭紗,.ィ升紗''",.ィ升
　 　 　 　 　 ..丶　｀丶、　　　 　 　 　 　 　 ﾉ . 圭圭圭圭圭圭圭圭圭７　　　　 ,.佳圭圭≧x｡_｀¨¨´　｀¨¨¨´　"¨¨´　_,,.ィ"
　　　　　　　　守.＼ _　＼　　　　　　　　／:: 圭圭圭圭圭圭圭圭圭致　　　　,.佳圭圭＞''"´　　　　　　,,.｡x=≠圭紗'"
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962： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:16:41 ID:14hgAQOI



┌───────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│ 　 フランツ･フォン･シュトゥック･･･　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
└───────────────┘




http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/88/Franz_von_Stuck_010.jpg/473px-Franz_von_Stuck_010.jpg

　　　　【 フランツ･フォン･シュトゥック：『サロメ』 （１９０６年、レンバッハハウス美術館 所蔵） 】






　　　　　　　　　　　　　　r':::::r''　 ;、　　　 ヾ::ｰ:､
　　　　　　　　 　 　 　 r'::::r'　　 ,;ヾ、　　 　 ;i::::::::ヾ、
　　　　　　　　　　 　./::::::i'　　　:ミヾ::ﾐ　　,.:　ミ:::::::::::ゝ
　　　　　　　　　　　 i:::::::i'　　 __　　　　　　　 ''i:::::::::::::i
　　　　　　　　　 　 川::::l　'二 ＿,.ニ　＝=、 i':i::::::::::l'i
　　　　　　　　　　 　.i l:::l　_,,.,,ﾆｰ　´_,,,,,,,-.､　 l::::::::::::!　　　　　　　　　　　　┌───────────────┐
　　　　　　　　　　　　l リ '::r'て);::　 :::'てﾌj:`::　 i::::;i::!　　　　　　　　　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　 l.;j!　　　´　　　｀　 ´　　 ,ｨ_ ノ　　　　　　　　 　 　 　.│ 　 ウィーンのグスタフ･クリムト･･･　 │
　　　　　　　　　　　　　 l;i;, 　.:r'　　　_) 、　,.:ｨ:::::!　　　　　　　　　　　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　 　 　 　 l::::":::､::｀::::´::::::::::::::::::::::::!、　　　　　　　　　　　 　 .└───────────────┘
　　　　　　 　 　 　 ,r,.',´ ,.!::::::::i'｀.ー‐;'´,::::::::::::::r' 　 ヽ
　　　　　　　　 　 / :i!/ /　ヾ::::::;::..,,.,..,:'::::::::::::::r'　;　　　ヽ
　　　　　　　 ／ ,: i!il!　i!　,:' ヾ:::'::::;':::::::::::::::::'":::::' ::.　,.r 　 ヽ、
　　　　　 r ´　　　 i '　' ,〃 / .l "'''''''''ｿ":::::::::::.._,.r'´;　　　　　 ヽ
　 　 　 /;　　 　 　 l!　 ;i';:r'　　 !　　　　:::::- ／,:::'/

　　　　　　　　　　　　　 【 グスタフ･クリムト 】



http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/92/Gustav_Klimt_039.jpg/293px-Gustav_Klimt_039.jpg

　　　　【 グスタフ･クリムト：『ユディト』 （１９０１年、ベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館 所蔵） 】

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963： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:17:35 ID:14hgAQOI



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　彼らは 象徴主義の詩人らが称揚した “ビザンチン様式” を取り入れ、これらの表現法を用いて　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　世紀末の神経症的な雰囲気をも、表現した　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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※ ビザンチン様式：四世紀頃から始まった東ローマ帝国（ビザンチン帝国）の建築・装飾様式。
　　　　　　　　　　　　ギリシャやトルコなど、地中海東側に見られる
.

964： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:17:56 ID:14hgAQOI



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│　　そして これらの美術がかもし出す、退廃的な空気の漂う豪華さとエロティシズムは、　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│　　新しい〝美〟を求めるブルジョアジーを魅了した　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
└─────────────────────────────────────┘




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f,} ｲ　{　 r.､　　　　　　　ハﾟヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　 ヽﾉ　}　　　　　　 .}　｀´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　 /　　　 　 　 ‘.　　　.{
＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_>=ミ､ _ノ　　　　　　　　ヽ_,　ィ
_　　　｀ヽ　　　　　　＼　ユディトﾀｿ､ﾃﾗｶﾜﾕｽｗｗｗ　／　　　._r- ､　　　　 ／￣￣｀ヽ　　　＿　　　　 __ >イ´:
_>　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ'　 {　　　./::::::::::::::::::::/　 __＞:.:.｀ー'￣＜ ヽ::::::
ヽ　　　 ＿⊥　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_　　＞^＼　/:::::::::::::::::／　 ア:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ｧヽ::
　`ーイ／￣｀ヽ　　　r-､　　　　　　　　　　__r､　　　 , ＜:.:.:.:.:ヽ　＼:::::::7::::::::::::::::::/　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ　ヽ
　 　 く:::::::::::::::::‘.__　厂Yヒｧ-- ､　とア＼　ヽ___>x　./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.　　ヽ/::::::::::::::::::/　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
ー-､ハ:::::::::::::::::::V:.ヽ／:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ　> ⌒ヽ　　Y　ヽ!ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:./　　 _/::::::::::::::::::::ヽ　　Ⅵ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ
:.:.:.:.:.} /ヽ:::::::::::::::::V/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ::::::::::::}'´¨｀ヽ　ヽ ﾍ:.:.:.:,､ｲ＞＜::V::::::::::::::::::::く　　 ﾊヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
:.:.:.:./ .}:::::V::::::::::::::::V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:::::::::/!:.:.:.:.::ﾊ　　>^⌒＞ ´￣￣へ::::::::::::::::::::ヽ　 }::}' ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./V　／
≠^ー'::::::::V:::::::::::::::::V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Y仁!＞==ｲ_＞ ´:::::::::ト-､:.:.:.:.:.:.:.:∧::::::::::::::::::::::`＜ﾆヽ　ヽ:.:.:.:.:.:./ｲ　／:::::
:::::::::::::＞::´^ｰ=-::::::::::ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:ﾊ!¨¨¨ヽ　　 {::::::::::::::::/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:./:.:}ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::｀￣^ﾞV^'^ヽイ:::::::::::
＞:::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:.:.:.:.:.:.:.:.:ハイ::::r^ﾍ::{ー- }:::::::::::::/:.:.:/ヽ_:.:.:.:.:.:／!:.:ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞へ:.:.:ｈイ ././ヽ_L=<_|＿__!::::::::_ノ:.:.:/＞-=^￣ゝ._}:.:.ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::＞＜ }}　　　ヽ|　　/./ 　 ＼　 ヽ 　 }_:::/:.:.:.:./⌒ヾx　　　　ヾﾍ:.!ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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＞＜　||:::::::::V　　.}! 　 　 　 　　　, ー ､　　　 ∧＿ア´｀!　　　　　　 　 　 i　　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i

965： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:18:21 ID:14hgAQOI



┌─────────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　だが これらの新しい〝美〟は、「アカデミー」、ひいては旧来の美を規範とするグループ ――　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　 宮廷を中心とするハイカルチャーからの反発を招き･･･　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
└─────────────────────────────────────────┘




　　 　 　 　 　 _＿,..．-=≠=＿,..．-=≠=,..．-=≠=,..．-=≠=,,..．,..．-=≠==x､＿
　　　　　　　/´￣　 　 　 　 ¨　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　￣¨ﾊ
　　　　　 　 |I　　　　　　これが〝美〟だと！？　何と、おぞましい･･････　　　　　I|
　　　　　 　 ゞx､_ 　 　 _＿,,..　　 　 _＿,,..　 　 _＿,,..　 　 _＿,,.. 　 _ 　 _＿,,..＿,,..．ｨⅣ
　　　　　　　　　｀ =≠彳⌒¨ヾ=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨ｰ彳=≠彳⌒¨⌒¨￣
ｨ彡三ﾐヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/｀　ｨ彡三ﾐヽ
彡'⌒ヾﾐヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　ー彡'⌒ヾﾐヽ
　　　　　ヾ､　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/
　　＿　　　｀ー―'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ー―'
彡三ミﾐヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彡三ミﾐヽ
彡'　　　ヾ､ 　　　＿ノ ., --､　 ,.--､　　 ,.'ﾞ´ﾞﾞﾞﾞ`ヽ　 ,r‐‐ ､/ ⌒ヽ　　　　　,､､､,,＿　　　ヾ´　　　　´ミ
　　　　　　｀ー '　　　./,,,　,, ', (!,,, ,,,l)　　{ ｨ ‐ ‐ゝ}　ﾘｏ‐ｏﾘ.Ｏ Ｏi!　　　　/ ,ｨ´`ヽ ｀ー ´
　,ｨ彡三ﾆﾐヽ　　＿_.｛i｀'',,'' ﾘ {i 竺 {L,.．/''彡''''ﾐヽ､ぃ '''' j! ,r ‐､,!　　　　{.:.!''' ''' !　 　 .,ｨ彡三ﾆﾐヽ
彡'　　　　　 　 ,． '"´ﾄ､ ﾆ,.ｲ｀` ヽ/　　 ﾄ､.:.:.:.:.:.:.:j!　 ｀Y´l`ヽﾆ/ 「｀`ヽ''´l L二ｿﾄ､､,,　　　　　　　　ミ'
　　　　　　＿ .i　.　　 |／^V　　 ./ ;　　 l/ヽ,;,;,;,ノ　　i　i　l／ ﾞﾞ＼|　 ,　i　l/ ⌒ヽ|　　ヽ
　　　,ｨ彡'　　 |　|　　　　　　　　l　 |　　　　　　　　　|　 !　 　 　 　 　i　|　 　 　 　 　i　!...,ｨミ'
ﾐ三彡'　　　　.|　|　　　　　　　　|　 |　　　　　　 　 　|　 |　　 　 　 　 l　|　　　　　　 ,'　!　 　 .ﾐ三ミ'
　　　　　　 ｨﾆ.|　l.　　　 　 　 　 |　 |　　　　　　 　 　|　 |　　 　 　 　 |　|　　　　　　 i　| .=- '
　　 　 ,ｨ彡'　..ヽj　 　 　 　 　　 |　 |　　　　　　 　 　|　 |　　 　 　 　 |　|　　　　　　 l　|.ｨ,
.　　　　 　 　 　 |　　　　　　　　 L__|　　　　　　 　 　|　 |　　 　 　 　 |　|
.　　　　 　 　 　 |　　　　　　　　 ﾉ　|　　　　　　 　 　「 「　　　　　　　「 1

966： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:18:43 ID:14hgAQOI



┌────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　十九世紀の終わり･･･　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└────────────┘






　　　　　　　　　　　　　　　ｒ'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'ヽ
　　　　　　　　　　　　　　（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　　　　　　　　） 　　あんな汚らわしい物を･･･ 　（
　　　　　　　　　　　　　　（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　　　　　　　 丶〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'´








　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼　　　　 /＼　　　　　/ |　　　／/ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿|　 ＼/＼/　　 ＼／＼/　|∧／　/|∧／/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　 　余の都、　　　　　　　　　　　　　　 ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∠　 　帝都に置くのは許さんッ！！　　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／＿　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣　/　／∨|　/Ｗ＼　　/＼|＼　 .|　　￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｨ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/／　　　|/　　 　 ＼/　　 　 ＼|　　　　,,　　　　　　　 　　　 　　,,. 　　 ,.　　　　.／::i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ | 　 /|　／|　　　　 _,,.ｒ':/　 ／::|　　 ／::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::i　 /::i　|:::::i　 ./'''"´:::::/ .／:::::::|　 ./::::::::::/
　　　　　　　　　　　! i　　 　 .!l 　 　 　 !ii i　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./::::::::i　 |::::! .i::::::i　/::::::::::,,./／:::::::／　 /::::::::::/
　 　　　　　 　　　　| i!i/: : : : !l|ｒ"-'"-i| i`i|‐､　　　　　　　　　　　　　　　　　i::::::::::i　 i::::i　i:::::::i/:::;.r''" ／:::::::／　　/::::::::／
　 　　　　　 　　　　|,ｲ|,,.．r''"!l|　　i!　　|ヽi　 `i　　 　.,./　　　　　 　 ,/　　　 i:::::::::i.　i::::i,/i:::::/'"´　.／:::::::／　　 ./::::::／
　　　　　 　 　　 ,ｒ'''! |i!　　　　　　 ii |　　| |`i　 i　　／/　　 　 　,.r"/　　　　 i:::::::::i. i:::/::::i:::/　　／:::::::／　　　 /::::::/
　　　　i､　 　　 /　 !　　　　　　 ,,,,.i! l-ー|--i!､ .i:／ ./　　 　,,.r'"　/　　　　　 i:::::::::i i/:::::::i/:| ／::::::::／　 　　　/::::::/
＼　　 i ＼　　/i　　　　　,,.．r''"　 i! i. 　 !　 i! l .i　 ./ 　 ,ir''"　　,/　　　　　　 i:::::::::"::::::::::／ |:::::::／　　　　　 /::::::/
　 ＼　!　 .＼/ .:i.　　 　　　　　 　　　　　|　　 i ヾ､./:r''"　　　　/　　　　　　　 i:::::::::::::::／　　i::／　　　　　　./::::::/
　　　`'　 　 / .::/　 　　　　　　　　　　　.!|,,.rヾ､,,ノ　　　　　　 /　　　　　　　　 .i:::::::::／ 　 　 i/　　　　 　　 /:::／
.　　　　　　〈 .::::i　 i　　|　　　　,,.．-‐ ''"|i　　　i　　　　　　　/　　　　　　　　　 .i::::::::i　　　　　　　　　　　　/／
　　　　　　　ヾ;::ヽ､i　　!　　　　　　　　　　　　/　　　　　　/　　　　　　　　　　　i:::::::i　　　　　　　　　　　　^
　―−―――ヾ;::::i 　 ! 　 !|i　　　　　　　 !|/ヾ;― =＝　　　　　　　　　　　　　 i:::::::i　　　 　 　 　 　 　 　／i
　　　　　　　　　 ヾ:i, 　|i.　 !||　 　 i |i　,,.ｒ"!| 　 〉　　　　　　　　　　　　　　　　　.i:::::::i　　　　　　　　　　／::::::i
　　　　　　　　　　 `i、 ||　　|i　　　i ||'"　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　 .i::::/　　　　　　　　　　i::::::／
　　　　　　　　　　　 .ヽ||　　　　　　　　　　　i|'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i/　　　　　　　　　　　i／
.　　　　　　　　 　　　　 i'ヽ、　　　　　　,,.r''"!i
　　　　　　　　　　　　....:::::::::ヽ|i,,,,,|,,..r''":::::::.......

967： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:19:16 ID:14hgAQOI



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,,､､､､､､ 　 　　,,,､､､,,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,〃´　　　　　　　　´　　　 ｀`ヾヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 〃　　　　　ﾐヽ　 .:.:;,　　　　　. : .:.:.`ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 〃´　　　　`ミﾐV彡'´　　　　　　 .: .: .:.:`ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 〃´　　　　 `ヽﾐV彡'´　　　　 .: .: .: .: .: .: .::.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 j j　　　　　　`V//'"´　　　　　　　　`ヽミミミﾐヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾉﾉ　　　　　　`V/'´　　　　　`ヽヽ　　　`ヽミミﾐﾐヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,〃　　　.l:l:l. !.l:ﾐヽ ,.ｨ彡ﾉﾉ.:.!.:.:.i.:.:.!.:!　　　 .: .:.`ヽ.:.:.ﾐﾐ;､
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,〃　　.,:.!.l.:l.l:! l l:l ﾉﾞﾞﾘﾞﾞﾞﾞﾞ´j.:.::!..:.:i.:.:.!.:!　 .: .: .:. :. :. ｀ヽ.:!.:!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,〃　.l.:l!.l.:l.:l.:l.l:! l l:!′ ﾊ　　川j!.:.:.:i.:.:l.:lﾄﾄ､.:.: .: .: .: .: .:.:.kl.:i!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l/　..l.l.:l!.Nｲｲ_ﾘ j ﾘ　　　　　　ﾄﾄ､.:.:.:.:.ﾄﾄ､ﾐﾐヽ.:.:.ﾆ彡彡ﾉﾉ!l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l l.:.川.:.l!.l.::.｀`ミﾐ;:､　　 ﾄ､,,,__,,.ｨ彡公ﾐﾐヽ＼ミﾐﾐﾆﾆ彡!!.!Ⅳ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 VⅥ.:.l!.l.:ﾊ　,ﾆミﾐヽ　ヽミミﾐ∠二_　　　｀`ミj!ハヽ:j.:!!.:V
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 Ⅵ:j:州｀ヽ(:･:ｼヽ　　.:.:. ､_(:･:) ヽ　　　lﾐj!j　i i.:j.j.!.:;′
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 二ﾆ二二ﾆ`ヾ州!　　 ｀ﾞﾞ7　;: .　｀`　　　｀　　　 iﾐ!j　i i.:j:j:i ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　i 　 　 !.:.:.:.:.:.',　　　 ,′ ;.:..　　　　　　　　　　 ﾉ ﾉﾊ,:ji/　ﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　i　　　!.:.:.:.:.:.:.:',　 　 (　...;;;:'´　　　　　　　　　 / 　 ji!ｲ　/!.､｀丶､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　i　　 .!.:..:.:.:.:.:.:.:',　　　　r===== ､　　　 　 　 /　　ﾉﾉ　/ !:::::｀丶､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　i　　 !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾞ.､　　　V/　　　 ',　　 　 　/　／　　/ /:::::::::::::;:;:;:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !　!　　l.:.:.::::::::::::::::::.:.ﾞ､　　 !.ﾆﾆﾆﾆｿ 　 　 ／:／　　　/ /:::::::::;:;:;:;:;:;:;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !　!　　l.:.:.:.::::::::::::::::::::::ﾄ､　 `二二´　　 ／:／　　　/7. /::::::;:;:;:;:;:;;;;;;;;;
　 　 　 　 . |＼　　　　 /＼　　　　　/ |　　　／/ |.::::::::::ヽﾄ､　　　 　 ,.ィ´／　`ヽ＼// /;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;
. 　 　 　 ＿|　 ＼/＼/　　 ＼／＼/　|∧／　/|∧／/.::::ヽにﾆﾆ〒〒｀`YY1　 l 1/ /;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
. 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　/:::::::::::::`ヽ 州jj!ゝｨｲﾉﾉ　ノノ／;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
. 　 　 　 ＜　　　　　即刻、撤去せよ！！　　　　　＞
. 　 　 　 ／＿　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　＼　　　 【 皇帝ヴィルヘルム二世 】
. 　 　 　 ￣　/　／∨|　/Ｗ＼　　/＼|＼　 .|　　￣
.　　 　 　 　 /／　　　|/　　 　 ＼/　　 　 ＼|



┌─────────────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│ 　 突如、皇帝ヴィルヘルム二世の命令で、ベックリンの絵画が “猥褻” を理由にベルリンから撤去された 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
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http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0b/Arnold_Boecklin_-_Island_of_the_Dead%2C_Third_Version.JPG/1024px-Arnold_Boecklin_-_Island_of_the_Dead%2C_Third_Version.JPG

　　　　【 アルノルト･ベックリン：『死の島』 （１８８３年、ベルリン美術館 所蔵） 】

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968： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:19:39 ID:14hgAQOI



┌──────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　露独再保険条約の破棄、そして露仏同盟に見られるように、　　　 　  │
│ 　 １８９０年のビスマルク退陣以降、フランスは孤立状態から脱却･･･ 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
└──────────────────────────────┘




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　 　 　/　　　　　　|　 |.　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l ,　.:.::::::ﾆ=‐- ､」⌒ヽ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `<::r''"´ ｰ'´ 　　1　 |:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `1ﾞﾞL ､　 /　 /l 　 ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',　_ ,,,　l　 /:::L_/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　　 ／＿エL_ ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 `ー＜.:::::::::::::::::::::::::::::.:.｀`ヽ
　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r1 /　ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　　」::L_／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　 　　　　　 ／.:.┌──────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／.:.:::::│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　　　./.:.:::::::::::│　　逆に、ドイツ包囲網 が敷かれる中･･･　  │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /.:::::「 /.: │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　　 /.:::::::::l/. :: └──────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.::::::::::::L ‐'/　/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀`　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 r,,,‐‐ ､ 　　 /.:.:::::::::::::::::::/　/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
　　　　　　　　　　　　 　 　　 　 　!,, ,､',　〉　 /.:.::::::::::::::::::::/　/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 l ´ 　X　 〈.:.::::::::::::::::::::/　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　 r'⌒ヽ　　　　　　　　　　_lﾆ「:::::.`ーヽ.::::::::::::::::/　/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
　　　　　 `「ノ_L　　　　　　　　／.:::::::::::::::::::::::::::.`ー＜/　/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丿￣
　　　　　_ノ 」::::::::l 　 　 　 　 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::　　　 ￣ヾ:::::::::::::::「 ﾆ二二二「￣ヽ
　　　　/.:.::::::::::::::::|　　　　　　i.:::::::::::::::::::::::::::「￣ヽ　　　　　i「　　　 | |＿｡＿ ／|　　 ',
　　　 /.:.:「/.:::::::L」　 　 　 　 |:::::::::::::::::::::::::∧ -‐ !　 　　 　|　　　　| |　i　　 |　 | 　　i



　　　　　　　　 ┌────────────────────────────┐
　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　 │ 　 帝国主義政策が進められ、ドイツの政治は保守に向っていた 　 │
　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　 └────────────────────────────┘

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969： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:20:03 ID:14hgAQOI



┌──────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│ 　 ベックリンの撤去も、この保守化から来たものだったのであろう･･･ 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
└──────────────────────────────┘



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970： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:20:26 ID:14hgAQOI



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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣ ＼
. 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,ノ　ヽ､,_　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（●）（● ） 　　 |　　　　　　　　　　　 え？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（__人___）　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '､｀⌒ ´　　u　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　 |　　　　　 ベックリンが撤去されたって！？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　、 　 　　ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｨヽ-ー　≦ノ7
　　　　　　　　　　　　　　　 _, ､ -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ﾄ、
　　　　　　　　　　　　　　 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........--、
　　　　　　　　　　　　　 丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::: {
　　　　　　　　　　　　　r :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀,::::i
　　　　　　　　　　　　 /.:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::i
　　　　　　　　　　　 /.:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V



　　　　,､　　　 　 　 　 　 　 　 , ､
　 　 　ｌ:. ＼　　　　　　　　　／.: i
　　　　|:.:.　 ＼　　＿＿　／.:.:.　|
　　　　|:.:.:. 　..::`´　　　 `'.:.:.:. 　 |
　　　 /:.:.:..:.:.:.::...　　　　　　　 　 ヽ
　　　,':.:.::.:.:.:.::.:.::.. 　　　　　　-―　',
　 　 ｌ:.:.::.:.::.::.:.:.:.:.:.:... 　 　　 　 　＿_l
　　　{:.:.:.:.:.:.:.:.:..::.:.:..:.:..　　し　　/　　}
　　　ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:::.:.::.:.:.::.:... 　 　､___/　　　　　 そうだモナ
　 　 　 ヽ、:..:.:.:.:..:.:.:..:::.:.:.::.:.:..　 ,／
　　　　／:.:.:.:.:.　　　　　　　.:.:＜

971： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:20:55 ID:14hgAQOI



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣ ＼,-、_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,ノ　ヽ､__ ／ 　/ ,〉、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （ー）（ｰ-/　´／ /),
　　　　　　　　　　 .　　　 ﾌｰｯ 　 　 　 （__人＿,{　 /　' ´ﾐ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'、`⌒ ´V　__　<､
　　　　　　　　　　　　　　 γ⌒ヽノ　　　|　　　　〈´／::::::Λ　　　　　 バカげたこと、するよなあ･･･
　　　　　　　　　　　　　　 ( 　⌒ ）　　　 | 　 　 　ﾔ::::::::::::::Λ
　　　　　　　　　　　　　　 ゝ＿ ｲ　　　　 `ｭ`ｰ─ｰV::::::::::::::Λ
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾑ _ , ｰ ' V::::::::::::::Λ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,. -／::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::Vﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ::::::::::::::::::::.∨}
　　　　　　　　　　　　　　　　 j :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ::::::::::::::::::::::ﾚ;
　　　　　　　　　　　　　　　　i :::r ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉､:::::::::::::::::::ﾉ
　　　　　　　　　　 .　　　 　 ｉ :::| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::-==:::イ
　　　　　　　　　　 . 　 　 　 | :::| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 l⌒＼　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 !　　　〈 　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　/ 　__,.ノ｀ ⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒ト､/　　（＞ ）（●）　　　　皆が知ってる絵を、今さら撤去したところで
　　　　　 　 　 　 　 　 　 r-='´　　　　　ヽ 　 　（___人__）　　　　何の意味もないだろ、常識的に考えて
　　　　　　　　　　　　　　|　　　　＿∠ ノ |　　　 ｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　}　⌒´　　　　 ｀V　　　　　　 |＞ー- 、
　　　　　　　　　　　　　　〉　　　　　　 -‐く　　　　 　　|:::::::::::::::::::ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　￣ 　 　　 /｀ヽ.,___ ,__ノ７::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　ﾊ　　　　　　／|/:ヾｰ--ｰ"　ゞ:::::::::::::::/::::ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 ７ |　　　　￣　, /ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::i
　　　　　　　　　　 /::::ｌ|　、　　　　／ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::∧
　　　　　　　　　　 l:::::ｌト-ゝ==- '´丁::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::∧／⌒ヽ
　　　　　　　　　　 ＼::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::／￣　_ノ⌒ヽ
　 ／　 ｲ
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: : .　　　　　＼
: : .　　　　　　 ヽ
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: :　　 　 ヽ.＿＿_, ,'
: :　　　　　 V　ア/
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二二｀ ＜
三三ニヽ >
三三二 ＞ｘ



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│　　シュトラウスは、この ベックリンの絵画撤去の報を聞いたとき、鼻で笑ったそうである･･････　  │
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972： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:21:20 ID:14hgAQOI



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973： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:21:42 ID:14hgAQOI

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　[二］￣゛￣`―‐ﾆﾆﾆﾆ==―--､＿━　`ー‐ ┌―――――――┐||||/＿＿
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　　　　　　　 　 　 .`ｰ^''´〉′　　　　ﾞ'' ｰ　..,_　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀､ _／,′,,.. - 　 　 ﾞ､
　　　　　　　　　　 　 　 釻､　 　 　 　 　 　 　 ﾞ'' - .,_　　　　　　　_,.　-''"''´　, ´r'´ ヽ. 　　　　　ﾞ 、
　　　 　 　 ╋──────────────────────────╋　　　 　 　 .｀.
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　　　 　 　 ｜　　　　　　　　　　〜 リヒャルト･シュトラウス 〜　　　　　　　　　 　｜　...`i　　　　　 |
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　　　 　 　 ｜　　 　 やらない夫のオイレンシュピーゲル物語　　第八話　　　 ｜ /　 丿 　　　　l
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　 　 　 　 　 　 　 　 {ﾞヽ. ﾞ、ﾞ''ｰ-‐┘　 !　　　　　　　　　　　　　　　 ノ　　　　　　　/ ‐" 　 　　　　　　i
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　　　　　　　　　　　　　｀￣´　　　!‐''"ー- i'´　　　　　　　　　　　　　｀　　　 ,ﾞ { 　 　　　　　　　　　　 l
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974： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:22:04 ID:14hgAQOI



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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜 １９０３年、８月 〜






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　　　　　　　　　　　 ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ…　　 ,r'／ .: .: .:(.人.__＿) 　 　 　 !l:!._､／.::.:.:／.:　　　ﾞｉ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾘ : : : : : : : ﾞｉ´. ｀: : : :､,r': :／:|.:.:　..:.:l／: : :彳　　ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾉ!ﾞｉ : : : : : : :.ト-‐‐=ﾆ ､＜: : : |: /: :､:.V . : : :_:_ ､ゝ{
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,r'リ:ﾍ: : : : : : ::ﾚ＾＜:ヽ::ﾊ: : :＼|i :､: :.:l.:} : :＜.: : :　　l
　　　　　　　　　　　　　　　 　／ゝ:_:_: :.＼ : : : : : : :: :｀ソ|: : : : :.: : . :.:.:.｀l <: : :¨.:ﾆ:,　 i
　　　　　　　　　　　　　　　_r'. .: ;: : : : .:.:.:.ｉ : : : : : : :. : !i:.: :､:.:..:.:.:: : ::.::.::.:.>.:イ＜ 　 Y
　　　　　　　　　　 　 　 　 | |,r'ﾆ=‐--=≦ ＼: : : : : : : !l:､:＞ : : : .: ., .::.厶イ: : ＞ , {
　　　　　　　　　　　　 　 __| | : .: -‐=ﾆ.: .:_､,rﾍ: : : : : : ヾ.: : : : : : : :. .／ : : 　　＜:.ﾞｉ}
　　　　　　　　　　　　 γ､ Y｀ヽ : .:.ﾞｉ_＞-=≦､ﾄ:,:_:_:_:_:_:.!j: : :､-=≦｀'r:ﾄ｀≦. 　　Y |
　　　　　　　　　　　 　 iヽ.Li.メ{ ｉ ir'γ'二￣' 　　　:.ﾞｉ.:￣ !i.: : i:￣.:¨.:ﾆ=‐- !: :.ｉ.　ﾄ､!
　　　　　　　　　　　 　 ｌｰj:| |::. .ﾉﾍ/´ .‐―.:........:.:.:.:.::!i:..j...!i: :.:j,: : : : : : : : : :.ヽ:.ﾞｉ :,r'
　　　　　　　￣￣￣￣｀ーY￣　　ーﾍｰー⌒-―ーﾞ――ー-―――――-ー´｀´￣￣￣

975： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:22:26 ID:14hgAQOI





. 　　　　　　　,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　│　な･ん･と･美･し･い･こ･と･だ･ろう･か、　　　　│
　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　│
　　　　　　　│　今･宵･の･王･女･サ･ロ･メ･は･！、か･･･　　.│
　　　　　　　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.乂
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ノ




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　 |i:i:|!
＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿　 |i:i:|!
＿＿Wie schön ist die Prinzessin Salome heute Nacht! ＿＿＿＿＿　..|i:i:|!
＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞＜＿＿　 |i:i:|!
＿＿ ♪　♪　　♪ 　 　♪　　♪　　♪.　♪　♪　 　 ｒ―fｰ=¨ _　　 `　.　　|i:i:|!
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿Y⌒ヽ三>.＞､　 　 :,:|i:i:|!
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 〉'　 .}≪三＞. _　　i:|i:i:|!
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,:　　 ｊ ノ`＜{ 　 　 r　V|!
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿{　 　 ＼T/／`　 .　`≦ﾆ> _
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/,　　 　 `¨ 　　　 ＞ _　`≪ミ､
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.　　　　　　　　　　　　ト　_V(^>,
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿i　　　　　　　　　　　　|　　　 ¨
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_,　　　　 　 　 　 　 　 i
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,　　　　　　 　 　 　 |
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_､　 　 　 　 　 　 　 {　　　　　　　　　 ｶｷｶｷ……
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_. ＼　　　　 　 ―‐┴＝ミ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヽ.／ 　 　 　 　 　 　 ＼
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_/　　　　　　　　　 　 　 ＼

976： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:22:47 ID:14hgAQOI




. 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,´￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　これこそ･･･　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿_ノ








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　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,　　　　　 ＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,　　　　　　 ヽ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,　　　 　 　 |
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,　　　　　　|
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,　　　　　 .|
　　　　　　　　　　　　　　,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::　 　 　 　 ',
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::　　 　 　 ./
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＿＿＿＿_ノ ⊥ しー<
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ',,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;(　 ●　 　,) 　 (●　 )-＜＿　　　　　　音楽を付けるために書かれたテキストだろ、ｊｋ･･･
　　　　　　　 　 　 　 　 　 //',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::　　 ､　　　|//////＞．
　　　　　　　　　　　　 fﾆﾆﾆ/;;',,;;;;;;;;;;;;T;;;;;;;;;;;;:::::　　　 |　　 ,/////////|/＞．
　　　　　　　　　 　＞/lﾆﾆﾆ|;;;;ヽ、;;;;;;;;＼＿＿＿＿ノ ー‐''|ﾆ、//////,|////＞．
　　　　　 　 ＞＜///,l二ﾆﾆ!,',;;;;;ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ー‐‐ r'ﾞ　lﾆﾆ、//////|//////
　　 　 ＞＜///////,l二ﾆﾆ|,,,',;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::　　 ,,'　　 lﾆﾆﾆ>､_////|,////
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////////////////l二ﾆﾆﾆ| .ヽ　 　 　 　 ＞-r弋_ﾉ ///>　 ,'ﾆﾆﾆ'//,|////
三三ヽ//////////,l二ﾆﾆﾆ|　　ヽ 　 　 　 　 ,'ヽ-ﾆﾆ>-'　 ',,,'ﾆﾆﾆ'///|///
三三三ヽ////////lﾆﾆﾆﾆﾆ|　　　.ヽ　　　　 ,'ﾆ三＞'//|　 ,ﾘﾆﾆﾆし-/,|//
三三三三ﾍ//////lﾆﾆﾆﾆﾆヽ　　 　.ヽ　 　 /　',//////|　　　lﾆﾆﾆﾆ|/|/
三三三ニﾆﾍ/////lﾆﾆﾆﾆﾆﾆヘ　　　 .ヽ　 | 　,',,/////,|　　 .|二ﾆﾆ,l/,|
三三三三三l/////lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ　　　.ヽ/　　.弋ﾆﾆﾆ,l　　 |二ﾆﾆ//,|
三三三三三|/////ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ,ヽ　　　　　　　.|///,∧　　|ﾆﾆﾆl///|
三三三三三|/////＞---＜二ﾆﾆﾆヽ　　　　　　 |////,∧　.|ﾆﾆﾆ|///|



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
│　　『 家庭交響曲 』 を ほぼ 完成させると、シュトラウスは 歌劇 『 サロメ 』 に取り掛かった　　 │
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977： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:23:13 ID:14hgAQOI



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　しかし、この戯曲には前から、少なくとも前年の１９０２年から関心を寄せていた と、考えられている･･･　　 │
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　　　 ｶﾘｶﾘ… 　 __| | : .: -‐=ﾆ.: .:_､,rﾍ: : : : : : ヾ.: : : : : : : :. .／ : : 　　＜:.ﾞｉ}
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　 ｶﾘｶﾘ… 　　 ｌｰj:| |::. .ﾉﾍ/´ .‐―.:........:.:.:.:.::!i:..j...!i: :.:j,: : : : : : : : : :.ヽ:.ﾞｉ :,r'
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978： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:23:39 ID:14hgAQOI



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│　　１９０１年１１月２１日、ドレスデンにて･･･　  │
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979： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:24:05 ID:14hgAQOI



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　シュトラウスにとって二作目のオペラ 『火難 （火の欠乏）』 が、エルンスト･フォン･シューフの指揮棒の下で　  │
│　　初演された　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
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　 ∧,,∧　♪　　∧,,∧:::♪:;::∧ ∧　　 ハ)ヽヽ　　　△＿△ .//　　λ_λ//　::::♪::::〜　　∧-∧
　 (=ﾟωﾟ)　　　　ミﾟＡﾟミ　　　(ﾟＡ ﾟ )　.|ﾉﾉ´・_・｀ﾉ　　（　´▼｀//　　（‐Å‐//　　　　　　　　（/＾ヽヽ ）∬
┏ ,,ψ⊂|┓┏ ,,ψ⊂|┓┏ 　¶⊂.┓ ┏ 　¶⊂.┓┏(　　|//┓┏(　　|//┓(-＿-)┓　　ゝ^ο^ﾉ__‖υ
（O）/　　.┃（O）£/　┃┃|つ:‡　|┃┃|つ:‡　|.┃┃ つ;/⊂┃┃ つ;/⊂┃（　　（⌒＼　＼　　 （　〆　）
┣|⌒|⌒|┫┣|⌒|⌒|┫.┣|⌒|⌒|┫.┣|⌒|⌒|┫|⌒|⌒| ━┫|⌒|⌒| ━┫つ━＼╋ )＼つ━)╋━（━
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　 λ＿λ　;;;;;♪::::　::::♪::::　　;;;♪〜　 ∧-∧　　♪ 　Λ＿Λ　　 .⌒⌒ヽ　　　　　;;;;;♪::::　♪
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┃（　　　（⌒＼　　（　^×^）　　　　　　ゝ^ _ ^ﾉ　 　 　（｀Ａ ´ハ|　ヽゝ・_・ ﾉ┓ ∧∞∧　　　 //ノ）） ∬
┃　つ━＼╋ )　┃（　　 （⌒＼　==つ=○=⇒| ==つ=○=⇒|　（　　..（⌒＼　(‘ー‘*)┓　从・_・ 从 ‖υ
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　（　´∀｀）　　　　　　　∧ ∧　;;;;;;;♪:::::::　 tttttttt　　　　　　　∧＿∧　♪:::　　　　∧＿∧　∬
┃（　　　（⌒＼　　　　(*ﾟーﾟ)_　　　　　　　（　　　　）／　))　　　(´⊆｀　) ┓〜;;;;♪（・∀・　_　‖υ
┃　つ━＼╋ )━┃　|　　.（⌒＼　　　　⊂　　　　つ　　　　　（　　　（⌒＼　　　┏（　　　（　〆　）
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980： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:24:28 ID:14hgAQOI



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│ 　 ちなみに このオペラの粗筋は、と言うと･･･　 │
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981： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:24:51 ID:14hgAQOI



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│　　市長ゼントリンガーの娘 ディームートと、魔法使いクンラートが、ミュンヘンを舞台に繰り広げる 　  │
│　　ちょっとエッチ（？）な、コメディ調のオペラだ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
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／ﾆ=ﾆ=ﾆ=ﾆ=ﾆ=ﾆ／ヽ|:: 　|__＿＿/＿＿丶二ﾆ二二/＿_＿　　　 /　∨:::∧:::::∧:::::∧:::::∧:::::∧
三二三二三二 ／ 　　|:: 　|'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'. .:' .:'　　　　 /＼─ｲ i!i!.|￣|「l￣|「l￣|「l￣|「l￣|「l
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[日　｢lｨ==ｭ'"　　　　 `/.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;',:',:',:',:',:',:' .:'＿__/＿＿＿_ヽ/'ﾆﾆﾆﾆヽ＿＿＿＿＿＿__
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982： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:25:12 ID:14hgAQOI



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│ 　 夏至祭りの日、初めて顔を合わせたディームートとクンラートは、互いに一目ぼれするが･･･　 │
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┌──────── 【 ディームート 】────────┐┌───────【 クンラート 】 ─────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　r┐ ,､　　　　......││　　　　　 　　　〃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　　　　　　r┐「 !　_　 _, -‐ ' ¬──‐- ､　 !│'７　　　　　 .││　　　 　 　 　 /,' r､＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　 　 　　, ´イ',「「＞,｀丶　　 !`　　　 ､　丶ヽi_,レ'-､　　　　　││　　 　 　 　　 ﾝﾄ!　 丶　 ￣ヽ‐- ､　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　 ／´　ﾑ i /／　,.　冫､ !　│ヽ　＼　 ヽ＼ 　ﾍ　　　......││　　　　　　／/ﾊ| ､_ ､ヽ､丶　ヽ　 ヽ　　　　　　　　　　　....│
│ 　 ／ 　 〃　ｱ/　　/　./` ﾍ|　│、ヽ　 ｀,　 丶ヽ　 ゝ　　　 ││　　　　 ／//　/ｨ　ﾄｰ､ﾆｭ､_`,　`i　丶ヽ　　　　　　　　　　│
│ 　′　　jﾉ　/,ｲ　　/　/　　　l　 ﾄ､ヽ ヽ　 ヽ. 　ヽ アノ　　　 ││　 　　 /,ｨ .i　〃 ',. ﾄヽ, ヽヽ.　',　',',　 `ﾄ,＼　　　　　　　　.│
│　　　　　､ヶ'/│　 |　/ 　 　　!　i　ヽ‐ ¬‐-､　 i |　',　　　　.││.　　　〃7 j　i,' __ ', ｌ!ヽ丶‐- ､_',　!ﾄ､　!. '､ヾ　　　　　　　..│
│　　 ,　７´//７ !　 ,!ィ' ´￣｀　 '　!　　丶.＼'　ヾ　!| ﾄ.',　　　...││　 　 /　!ｿ|　|'´ ,..、ﾍ　＼ｭヾ,｀､ヽ ! .i!　ﾐﾄヽ　　　　　　　 .│
│　／／ /ｉ/,ｲﾄ.| 　i|/　,r=ュ､.　', ',　　,ィユﾐ､ ､ﾄ　ｌ! | |!　　......││.　　 '　 i,'ｌ.!　ﾄ,i f:i!　｀!　 化ﾄ,ヽ丶├ ﾄ, ﾄ!　　　　　　　　　│
│　 〃　/:ﾚ　|ハ!　|:!. / ｈ　｀i`　ヾ!　　 r'´　} ｉ.ﾘ ! ﾄ | !　　 　 ││　　　　 |! ｌﾄ ﾄ|!ヽｨ‐､__r ,ヽ-'　　　ﾘﾉ.ﾉ‐' 'ﾏ.　　　　　　　...│
│／　／:/　　! 爪. ｉﾄ.丶 ふｃj　　　　　 `ひ:ﾉ '/〃i| .!.|　　　　││　　　　　　! ', ｷ"" ' 　` '"""　u ヶi7　　　,＞/.ﾆ7'　　 　 .│
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983： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:25:37 ID:14hgAQOI



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│ 　 公衆の面前でいきなりキスをされ、恥をかかされたディームートは ―― 　 │
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984： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:26:02 ID:14hgAQOI



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│　　「夏至の夜の歌」 を歌ってクンラートをおびき寄せ･･･　 │
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　　　　　　　　　　　　　 i! : : : : : : : : :{t个 ||ﾒ 人　　 　　__ﾞ　__　　　　ハﾑ-ｲ／}. : : : ::ﾚ'
　　　　　　　　　　　　　 l : : : : : : : : : !.:.:!f!Ц|_l_全=- 　 ゞ　　ﾉ ＿,∠__　 ／ﾙｲ : : : : :|
　　　　　　　♪ 　 　 　 l : : : : : : : : : i.:.:.:.:.:.:|!　　　_＞- ._｀¨ /r, 　///l／ //从 : : : : : |
　　　　　　　　　　　　　l : : : : : : : : : :!.:.:.:.＿|　　　j//行!　`7 j!　////ﾄ,_/ノ::j ﾊ : : : : :.|
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│ 　 ディームートの部屋に入りたがるクンラートを、たくみに籠の中へ誘い込み･･･　 │
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985： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:26:27 ID:14hgAQOI



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│　　クンラートが入った籠を そのまま家の外に吊るし ――　  │
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_,]　ll　　.ll　　　　　 │　　　 　‐ '7　/　/／ﾍ ヽ　 ヽ ヽ　 i ヾ`ヽ　　　　..│
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986： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:26:54 ID:14hgAQOI



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　　　　　　　　　　　　　　　（　´∀｀） ＜　わははは　　　　　　　　∧＿∧　　 　　〃´⌒ヽ　　　　　　ﾓｳ ｶﾝﾍﾞﾝ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　町中の笑い者となるよう、仕向けた ――　　  │
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987： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:27:17 ID:14hgAQOI



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
│　　激怒したクンラートは、魔法を使って町中の火を消したので･･･　 │
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　　　　　　　　　 　 ,ｲ′ ／　／‐ ' ´　　,　 = ≡二￣
　　　　　　　　　　//　／.,　'´　' ´　　_, 三-､　二ニュ _　ｨ
　　　　　　　　　　i｛ r'‐ '　＿二フ, 　＜┛┗ 二丶　　／/ -ｧ
　　　　　　　　　　 ヽ」　r三＝三ﾆ ミ ､ ┓┏三二 ン　'　∠＿_
　 　 　 　 　 　　　 ,' ,ﾊ ヽヾ ¬弐= ､ミ､ ､ 丶≡ﾏﾍ　　　　　＜
　 　 　 　 　 　 　 ,' i|　ﾄ､ヾヽ､ｲ}ハ　`　｀丶丶ぅﾘｉ｝}　　　　 ,ム
　　　　　　　　　　| |i　ｉト ｧ､､　 ゞり 〃　　　　'´ﾌ ﾘ r─ ァ'´　｀ヾ丶、
　　 　 　　　 　 　 !.|!ｌ ヾ,{もヾｿ ) 　　　　　　　‐'　 冫 ,／　　　　　ヽ ＼
.　　　　　 　 　 　,ﾍ.ｌ ｌ!　ｉ}! ﾛ´ ,ィて｀ヽ　 　 /　　　,'／　　　　　 　　 i
　　　　　　　　　 !　} ‖､ '､　ヾｲ´!、　!　　/＿　 / '　　　　　 　　　　 i
　　　　　　　　　i　 {　＿ゞ ` 　､｀`　　 ,.〃ヾ､ﾏ'″ 　 　 　 　　　 　 　|
　　　　　　　　,.」　 jィ　___二ﾌ　 　¨ ﾆ∠＿ /　　　　　 　　　　　 　　 !
　　　　　　 rヾ、 ヽ　　{､r‐-─ '　¨´　 　 ／　　　　　　　　　　　∠_／
　　 　 　　 { ､ ヽ. ｌ　　 ゞ､__　　　　　　／　　　　　　　　　　　／
　 　 　 　 ∧ ゝ 〕'　　　　＿_ ヽ.　　／　　　　　　 　　　 　／
　　　　 　 ｉ. ヽ、__,　-=¨´　　　 ,　 '　　 　 　 　 　 　 　 ／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　町は闇に閉ざされてしまった！　 │
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988： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:27:43 ID:14hgAQOI



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
│ 　 突然の暗闇におびえる人々に向って、クンラートは ミュンヘン市民の俗物性を非難し･･･ 　 │
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..′　　　.l　　 λ/ .／　ィ≦、　/./　　 /　.／ィ　/|‖　　l l　ﾊ|　　.ト-ヽ|　.│l;;l　 ヽ
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│　　最後に、「全ての熱は女性より湧き、全ての灯は愛より起こる」 と言って締めくくる。 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│ 　 ―― 平たく言えば、「処女が僕を愛してくれれば火は戻るヨ ♥」 と言ったのだがｗ　　　 │
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989： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:28:13 ID:14hgAQOI



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
│　　皆が見守る中、籠はディームートの部屋へ引き入れられ･･･　 │
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990： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:28:38 ID:14hgAQOI



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　　　　　　　　　:; 丿　し　(ヽ（　　　　）ノ) ::::::::）　　　|　.　. 　 |　　∪　 ; 丿(ヽ（　　　　）ノ)　ー￣.／
　　　　　　　　　∪　　　　　ヽ￣ ｌ ￣ .／　; 丿　　　(___人__　）　　　　∪　　ヽ￣ ｌ ￣ .／::::::|:::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　 |　.　. 　|　　　∪　　　　 ; 丿　し　　　　　　　　　|　.　. 　 | (:::::人:::::::(

　　　　　　　　　　http://www.youtube.com/watch?v=uOCYWZmUPTk

　　　　　　　　　　　　　 【 Ｒ．シュトラウス：『火難』から「愛の情景」 】


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991： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:29:01 ID:14hgAQOI



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│ 　 町に火が戻り･･･　　 │
│　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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:::::::.:::.:::.::.::.:.::: ||:::::::丿　八::::::::||:::::::.::.:::.:::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::八_ 八:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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992： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:29:26 ID:14hgAQOI



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│　　二人は結ばれて ハッピーエンド、といった内容なのだが･･････　 │
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　　　 　 　 .|/ヽ_ﾍ　　 t=＝=ァ　　/_／ﾍ|.ﾊ　　　　　　　　　 ﾊ　　ﾄ　　{,′ ,ノ--‐/　　 　 了　.　-‐　　　　￣￣￣
　　　 　 　 .l　 ／丶、 ヽ　 .ノ　.／　　...l |i }=='　　 ＝==ｭ //∧　|　ｉ　{ 　 {フ´￣＼＿_,．'／
　　　　 r┴､._ ￣´//i丶　_　.／/ゝ、　 l∧{'' '' ′　'' '' '_,彡イ＾}＼　|　 }‐ｧ′　　　　＼{　{
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993： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:29:52 ID:14hgAQOI



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│　　 『オランダ説話集』 に由来し、エルンスト･フォン･ヴォルツォーゲンが台本化した、このオペラ。　　 　 │
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│　　ヒット作となり、この作品によってシュトラウスは、“オペラ作曲家” としても名を上げることになった　　 │
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　　　　　　　　　　　　　　 ,r '"　¨ミﾐヽy'´　　｀`ヽ
　　　　　　　 　 　 　 ,. '"´　　　　ミﾐｼ'´　　　 ｀` ヽ
　　　　　　　　　　　 j.::::r'´ .::r'　　ﾐｼ'´　　　 :.:　 j i ｀､
　　　　　　　　 　 ,. ｲｨｲ:.:.:.:N:. ,rr( ⌒))ハ　 ji! 　 j i i ｀ ､
　　　　 　 　　 　,′ﾐﾐ:.:..:.:.:N.〈〈｀`　 ﾉノリ,;i.:ji!　　ヾﾐ彡'｀ヽ
　　　 　　　　　 ,′ミﾐﾐ yｲｲﾊﾐゝ　　 "´ﾄﾄ､M　　　ﾐ彡'´　.',
　　　　　　　　　ヽ　ミﾐY'" ´二｀`　　,. -─ミﾐﾐ;:.:;:;ヲ´.;.;.;..:.:i!
　　　　　　　 ､ _ノﾉ,:;'　,ﾊ , tモﾐヽ　 ,rE式､ ｀了´.;.;.;.; .:.:.!N i
　　　　　　　 ,フ　,;:;′,:ハ　 　 　,　 　 ￣｀`,r'´　　　　,′N `ヽ
　　 　 　 　 〃　 .;:;　 ,;:ハ! 　 　ﾉ　　　　　〃.:.:.r'´ 　 j!　.:.　 ', `ヽ　　　　　　 まあー･･･…
　　　 　 　 〃　,　.:;:;.;.;.;.;,ハ. 　 ｀" 　 ,　　〃.:.:.:.r'´　 j!　.:.:　　:　`,!
　　 　 　 　 ﾘ .:;　　｀`;.;.:.i ハ､　｀二´　　 ル'´　',　　 ﾄ､ ｀`,　　`V　　　　　　　猥褻ですこと
　　　　　 ､ ﾙ　.;　　　 ;.;.;ﾄﾄ:ミﾄ､　　　, イ ,ﾚ.::.　 '::.　　ﾄ､　 ;　 .;.;/
　　　　　, '"　　.;　 i.:.:i:.:.i.:::::::::/l　｀"´　　 ,ﾚ.:N　 '::.:.　 ﾄ､　;.:.::::::.ルﾉ
　　 　 　i .i :il　　 .::i.:i:i::i:i::::; ｲ　＼_＿_／ V.:;N　 ':::ﾄ､.:.ﾄ､　;.:.:::::.`ヽ＼
　　　　　',.:l:::iﾄ､.:.:.:.::ﾐゞ 'ﾘ´1　　　　　　　　V.:N.:!.::ﾚ/`ヽX`L:::::::::::::.,．-
　　　　 ／.:.:.｀`フ"´　　 )ノ|　　／八｀ヽ　_ﾉノﾉﾉ'´/　　ﾉノ 　￣`7′.:.
　　　／.:.::.:.:.:／ 　 　 　　　|　/.:.::(◎):.:.ﾄ､　　 　 /　　　　 　　.::/.:.:.:.:
　　./.::.:.:.:.:.:/　　　　　　　　|//.:.:.N:.:N.:.::! ＼　／　　　　　　 .::/.:.:.:.:

　　　　　　　　　　【 皇妃、アウグステ･ヴィクトリア 】


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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│　　ただベルリンでは、皇妃から 「猥褻」 を理由に取り下げが要求されたため、七回の上演で打ち切られはしたが　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
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994： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:30:20 ID:14hgAQOI



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　何にしてもシュトラウスが、『グントラム』 失敗によって 失くしていた オペラ創作への〝自信〟を取り戻し、　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　〝次〟の劇場作品への意欲を掻き立てる引き金とはなったのである　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　キラッ
　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 ,ﾉ　 ヽ、＼　　　┼ Y
　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　--─'"´　 　　｀ｰ-ヽ
　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　 　 ,ィぅ､　 ヽ　 　　,r｡､ ヽ　　　　＋
　　　　　　　　　　　|　　 ,'⌒ヽ⌒;　　 　　l0躑o　　l　　 　躓0!　l
　　 　 　 　 　 　 　 | .／ 　 ノ　丿　　 　 ヾー° ノ　 　　ヾｰﾟ　<　　┼
　　　 　 　 　 　 　 ／　_,,／ _,,/　　　　　　 /　　 　 　 　 i　　 　 ヽ
　　　　　　 　 　 ／　　／　 /　　　 　 　 　 l　　 　 　 　,ﾉ!　　　　 l
　　, -──､─く　 ｰ／ｰ／　　　　　　　　　ヽ_＿＿_,ノ　 ゝ､_＿,ノ
　/ 　　、 　| 　 | ,,／ /'⌒､　　　　 　 　 　 　 　 ｀`ヽ､_＿＿__/　ﾉ
,/ 　'-ｰ|　　| 　 |　　 （　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲ
　　　　 ｀ー＾ー′　　 i､_　|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '" |
　　　　 　　　　　　　 人、 |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　 ;,　　,／´　"ヾ 　　l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |
　　　 　 i 〃　　　　　　／ ＼　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /
　　　 　 }　　　　 　 ／　　　|　丶　　　　　　　　　　　　 　 　 ／
　 　 　 _ｿ,,_ ＿ ,／　　　　　|　　 ｀　　 　 　 　 　 　 　 　 ／
｀　''⌒,"´　／´　　　　　 ,ノ′　 　 　 　 　 　 　 　 　 イ´
　　　　　 /　　　　　_／ｰ-..,,_　　　　　　　　　　　　 　 |
　　　 　 /　　 ,〟'".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼　　　　　　　　　　 　 ﾄ.､
　　　　/　 ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼　　 　 　 　 　 　 |i:.:.｀`ヽ、
　　　 /／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ 　 　 　 　 　 /.:.:.:.:.:.:.:.:.＼

995： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:30:46 ID:14hgAQOI



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　･･･で、『火難』 に続くオペラ作品だが･･････　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│ 　 最初にシュトラウスの下へ申し出てきたのは 『火難』 を提案してくれた作家のヴォルツォーゲンで、　 │
│　　セルバンテスによる 『セヴィリアの不良少年』 の台本を用意立てたのだ　　　　　　　　　　　　　　　　 　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
└───────────────────────────────────────────┘




　　　 　ミﾐ ヽヽヽヽﾘﾘﾉﾉノノ
　　　　ミ　　 ,,､,､,､,､,､,､,､､ 彡　　　　グヘェヘェ、わしがヴォルツォーゲンや！
　　　　 l 　i''" 　　　　　　　i彡
　　　　.|　」　　 ⌒'　 '⌒　 ｜　　　　始めたる！始めたる！！
　　　 ,ｒ-/　　 　<･>　<･>　 |
　　 　l　 　　 　 ﾉ( ､_, )ヽ　　|　　　　　次はカバレット（キャバレー）も始めたるで〜！！
　　　　ｰ' 　　 ノ､＿_!!＿,.､　 |
　 　　 ∧ 　　　 ヽニﾆｿ　　　l
　　 ／＼ヽ 　 　　　　　　　 /
　／ 　 　 ヽ.　 ｀ー--一' ノ/ヽ　　　 ノ７_,,, ､ 　　　＿＿＿＿＿＿
/ 　　(⌒､"⌒ソ⌒ヽ─ '"　　 ｀､　 ( ｨ⌒ -'"",う／諭 ／ ／吉:／|
　　　　~''(_)(_)(_)(_)ソ　　　　　　 ヽノ　　　,イ^＿.|≡≡|__|≡≡|彡|＿＿＿＿＿
　 　　ヽ/｀､＿, ｨ/　　 　　 　　　　 ヽ─/￣／／|≡≡|__|≡≡|／諭／／吉 :／|
　　　／ 　　　　/　　　　　　　　　　　) / ≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　 i|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
＼　　　　　　ノ　　　　　　 　　　　　　|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|

【 エルンスト･フォン･ヴォルツォーゲン 】

─────────────────────────────────────────────




　　　 　ミﾐ ヽヽヽヽﾘﾘﾉﾉノノ
　　　　ミ　　 ,,､,､,､,､,､,､,､､ 彡
　　　　 l 　i''" 　　　　　　　i彡
　　　　 |　」　　／'　'＼　 ｜　　　　　　　 ･･･が、その前に次のオペラの台本や！
　　　 ,ｒ-/　　-･=-, ､-･=- |
　　 　l　 　　 　 ﾉ( ､_, )ヽ　|
　　　　ｰ' 　　 ノ､＿_!!＿,.､|　　　　　　　　　　 「ドン･キホーテ」の作者、
　 　　 ∧ 　　　 ヽニﾆｿ　 l　　　　　　　　　　 ミゲル･デ･セルバンテスの『セヴィリアの不良少年』！
　　 ／＼ヽ 　 　　　　　　/
　／ 　 　 ヽ.　 ｀ー--一' ノ/ ´ 　 　 (⌒)
/ 　　(⌒､"⌒ソ⌒ヽ─ '"　　 ｀､　　ﾉ ~.ﾚ-r┐､
　　　　~''(_)(_)(_)(_)ソ　　　　　　 ヽノ__　 |　.|　|　|
　 　　　/｀､＿, ｨ/　　 　　 　　〈￣ 　　｀-Lλ_ﾚﾚ　　　　　　どや？　面白そうやろ〜
　　　／ 　　　　/　　　　　　　　 ￣｀ー┬--‐‐´
　　　　　　　　 /　L i v e　d o o r 　i|
＼　　　　　　ノ　　　　　　 　　　　　　|
　 ＼＿＿ ／　　　　　　　　　　　　 ﾉ


　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　 ／　　　　　　＼
　 　 　 　 　 |　 　　　　　　　|
　 　 　 　 　 |　　　　　　　　│
　　　　 　 　 | 　　　　　　　　|
　　　　　　　｜　　　　　　　 |　　　　 ･･････
　　　　　　　　ヽ　　 　　　　/
　　　　　　　 　 ヽ　 　　　 /
　　　　　　　　　　>　 　　 <
　　　　　　 ／,⌒ 　　　 　　⌒
　　　　　 ./　/|　 　　　 　 　　　＼
　　　　 ／／　|　　　　　　.　| ヽ、二⌒)
　　 (⌒／　　 |　　　　　　.　|

996： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:31:16 ID:14hgAQOI



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│ 　 シュトラウスも最初は乗り気であったが･･･ 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 ｜　　　,_ノ　｀⌒
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　 ｜　 　.（ ●）（●）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 | 　　　 （___人__）　　　　　（結構よさ気だろ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .|　　　　　　　 ﾉ　　　　　　オペラにするのに･･･）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　 　　 人､ 　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ＼､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　::::::::::.＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:::::::::::::...ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...ﾍ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:::::::::::::::::...ヽ::::::､-─────- ､_,. -−──ｰ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::://￣￣￣￣￣￣｀ｰ´￣￣￣￣/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　::::::::::::::::::::::::://　　　　　　　　　/ /　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:::::::::::::::::＿//　　　　　　　　　/ /　　　　　　/l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:::::::::::::::{　___￣￣｀ヽ　　　　 / /　　　　　,／´)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　::ー::::::{　____＿}｀'ｰ'´　　　 ./ /　　　　　 L,.-'´}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:::::::::/　　____＿}　　　　　 ./ / 　 　　　　,.-'´ ./




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,.-─-、　　　' _
. 　　　,´￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　.',　　　、
　　　│　やらない夫さん　 │　　　　　　　　　　 　 　 　 i 　　 　 　i
　 　　乂＿＿＿＿＿＿＿_ノ　　　　　　　　　　　 　 　 　 !　　　　　,'　　　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ＿＿　/　　　 i }_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,.ィ':::::::::::::::::`ー─ <//γ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.-‐'´...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.｀､. r_j
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /´...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: }　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::ｲ-〔､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ゝ､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶:::::::::::: {::::: i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 冫:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l.:::::::::::: i:::: l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／.::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::: i::: l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イ.:::::::::::::::::／｀,::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::: i､:i

997： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:31:48 ID:14hgAQOI



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣ 丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ﾉ､_)　　i　　　　　　　　何？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧　　　ｲﾄ、_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __／::｀t- "::::::::::::..`,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i::'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i :::::::..V:::::::::::::::::::::::::::: |l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 i :::::::: j:::::::::::::::::::::::::::::: !　　　 __________
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 i ::::::: l::::::::::::::::::::::::::::::: iﾍｰ-r´ `ﾆ⊃--'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i ::::::: li:::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::::ﾊ__ﾉ{__}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i :::::::: l l::::::::::::::::::::::::::::: i-ｰ"￣　￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'v:::::::へ::::::::::::::::::::::::::::: |

　 ／　 ｲ
／ 　 //
.　　 / {
: .　/　ﾉ｀: .
: : .　　　　　＼
: : .　　　　　　 ヽ
: : .
: :　　 　 ／⌒ 　 i　　　　ウィーンのリントナーさんから
: :　　　　　　　 　 ヽ
: :　　　　　　　　 　 }　　 「いい戯曲があるので、オペラにしてみないか？」
: :　　 　 ヽ.＿＿_, ,'
: :　　　　　 V　ア/　　　 って言付かってるんだけど、どう？
: : 　 　 　 　 ｰ' /
: : : .　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣｀ヽ
;_;_;_; 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　なんての？　....│
二二｀ ＜.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ＿＿＿＿＿＿_.乂
三三ニヽ >
三三二 ＞ｘ
三三三三二≧ミ_
三三三三三三二}
三三三三三二二i
三三三三三三二!
三三/三三三二/
=三/三三三二/
三/三三三二/

998： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:32:17 ID:14hgAQOI



. ,´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
│　『サロメ』、って　　　│
│　言うんだけど･･･　　│
..乂＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　 ｀‐-､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:.　　　　　　　 :.｀:‐-､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /:.:.:　　　　　　　 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ_＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿＿__　　　 l:.:.:　　　　　　　　　:.:.:.:.:.:.:.:.::.. ヽ　　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　 _,-‐−'´..:.:.:.:.:.:.:.｀‐-､_l:.:.:.:.　　　　　　　　　　 .:.:.:.:.:...　 ヽ　　　ヽ
　　　　　　_＿__,-−'´　　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.　　　　　　　　　　.:.:.:.:.:.:.:.:.:...　ヽ　　　ヽ
　 ,イ￣´´　　　　　　　　　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.　　　　　　　 ...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. ヽ　　　ヽ
／ｉ:l　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.　　　　　　　　　　:.:.:.:.:.:.:.:.:.;　ヽ　　　ヽ
:ｉ:ｉ:ｉ:l　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.　　　　　　　　　 :.:.:.:.:.:.:.:.:..:　ヽ　　　ヽ
:ｉ:ｉ:ｉ:l　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:　　　　　　　　　　 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:　 ヽ　　　ヽ
l:ｉ:ｉ:ｉl　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.　　　　　　　　　　　:.:.:.　　:.:.:.:　 ヽ　　　ヽ
lｉ:ｉ:ｉ:ｉl　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:　　　　　　　　　 :.:.:.:.:　　:.:.:.:.:.　 ヽ　　　ヽ
.lｉ:ｉ:ｉ:ｉl　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.　　　　　　　　:.:.:.:.:.:.:.　 :.:.:.:.:..　　ヽ　　　ヽ
..lｉ:ｉ:ｉ:ｉl　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:　　　　　 　 　 ,-‐−-､_ :.:.:.:.:.:.　　 ヽ　　　ヽ
. lｉ:ｉ:ｉ:ｉl　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:　　　　　　 ／;,;,;,;,;,;,;,;,;,;｀−‐--､_＿_ヽ　　　ヽ
　lｉ:ｉ:ｉ:ｉl　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.　　　　 .／;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,__,-−'´三三=ゝ
　.lｉ:ｉ:ｉ:ｉl　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:　　 ./;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;__,-−'´三三‐'´
　 lｉ:ｉ:ｉ:ｉl　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ..　/;,;,;,;,;,;,;,;,;,__,-−'´三三 ‐−'´
　 .lｉ:ｉ:ｉ:ｉl　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._＿ヾ´_＿,-−'´三三-'´
　　lｉ:ｉ:ｉ:ｉl　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ..:._＿,-‐−'´￣=_/￣ヽ､三三-'´
　　.lｉ:ｉ:ｉ:ｉl　　　　　　　　　　　　　　　＿,-‐'´￣三三三三三,-'´___,-'´
　　 lｉ:ｉ:ｉ:ｉl　　　　　　　　　　　 _,-‐'´三三三三三三-‐'´￣　"´
　　 .lｉ:ｉ:ｉ:ｉl　　　　　　　　_,-‐'´三三三三三-‐'´￣
　　　lｉ:ｉ:ｉ:ｉl　　　　 _,-‐'´三三三三-‐'´￣
　　　.lｉ:ｉ:ｉ:ｉl　_,-‐'´三三三三-‐'´
　　　 lｉ:ｉ:l/三三三三-‐'´



┌──────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
│　　ウィーンの作家、アントン･リントナーが、当時（１９０２年）ベルリンで話題になっていた 　  │
│　　オスカー･ワイルドの戯曲 『サロメ』 のオペラ化を提案してきたのだ　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
└──────────────────────────────────────┘

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999： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:34:28 ID:14hgAQOI



┌─────────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　シュトラウスも こちらの話に気を惹かれたらしく、’０２年４月に両親宛に出した手紙の中で･･･　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
└─────────────────────────────────────────┘



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.．''"　　　　　　　,.．イ"　　　　　　　　 =彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　} 　 　 ,.．''"　　 　 　 　 ,.．彡'　　　　　　　　　　　 ジ"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　j.! ,．'"　　　　　　　,．イ"　　　　　　　　　　　 　 ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣,..ｲj/,:　　　　　　,.．彡"　　　　　　　　　　　　　,．'"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,．‐'" 　 j!　　 　 ,．イ"　　　　　　　　　　 　 　 ,.．'ﾞ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣,イ　　　　　{!　 ,．彡'　　　　　　　　　　　　_,.．彡"
　　･･･アントン･リントナーから提供された台本が　　　　　 ,ｨ"　　　　　　,.．彡"　　　　　　　　　 _,.．-''"´
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣/　　　　　 ,.．才　　　　　　　　　 ,.．彡´￣￣￣￣
　　立派なものなら、『火難』 の対になる作品として　　.,:′　　　,.ィ,.イ　　　　　　　　 ,.．''"
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ⌒V　　　,.ィ,.イ 　 　 　 ,ゞ、,.．:'ﾞ'"￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　一幕もののもう一つのオペラを考えてます。　 　.{　,.ィ,.イ　　　　 ,.ｨfチ｀ﾞ"
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ _ミﾞヾ彡ｨ;",.イ　　_ ,.ィ彡ヘ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　････････････　　　　　　　　　　　　　　　　 =彡ィ",.イミ≦チ=彡'
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣,.ｲ ,.ィ彡 ".:ﾞミ辷彡￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,.ィ".．イ彡ｨ''⌒ﾞミイ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　＿＿_
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ . 　/　 　　　＼　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　/　ｰ､_ 　　　＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　l, （● ）　 　 　 | 　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　i,!､＿）　　　 　 .|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣...ｶﾘｶﾘ…　　　　　1⌒　　　　　　l　　￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　ヽ　 　 　 　 /
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ .(( 　　 ヽ,　　 　 / 　　￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｶﾘｶﾘ…　　/))　 ／　　 　 　ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣./⌒|￣　__,　 　 　　 i
　　　　　　　　　 　 　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |　　　　　　|
　　　　　　　　　 　 　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣／　　　　 ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　_／￣￣￣|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿|　　|￣|￣|￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 （＿＿＿)　|＿|



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌─────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │ 　 ･･･と書いている　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └─────────┘

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1000： ◆c4bqdXp7mw：2014/05/16(金) 22:34:59 ID:14hgAQOI
次スレです

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14429/1400247209/

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