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やらない夫のオイレンシュピーゲル物語

942 ◆c4bqdXp7mw:2014/05/03(土) 00:49:10 ID:QCFpwhrY
乙ありです。

>>941
キャバレー音楽、ジャズを問わず、リヒャルト・シュトラウスは〝軽音楽〟全般が嫌い、ととって差し支えないでしょう。

彼は音楽家の著作権を守るための活動を行ってますが、全て「シリアス音楽(いわゆるクラシック音楽)」のためで
軽音楽の音楽家は後回しにしてますし、また第一次大戦後ワイマール共和国の時代に、ヒンデミットやクルト・ワイルを中心に
“ジャズの要素をクラシックに取り入れた”音楽というのが作られるようになりますが、そういった運動にも
無関心を貫いてますから。


音楽研究家のマイケル・ケイターは、シュトラウスの音楽の好みを『権威主義的』と表現していますが、
ロマン・ロランがシュトラウスと会ったときの
・フランス音楽ではベルリオーズを絶賛したが、セザール・フランクには無関心、ドビュッシーは理解できず
・ムソルグスキーを勧めるが無関心
・ヘンデルにも無関心
というのから考えると、ベートーヴェンを頂点とする、バッハからワーグナーに至る『ドイツ・オーストリア系クラシック音楽』、
ある主題を長調短調24の調性の中で展開する、平均律の世界での音楽が絶対的な価値基準にあって
それから外れる教会旋法の音楽は変拍子の音楽は理解できなかったのでは、と思います。
これはあくまで私見ですが。

ただ私の想像通りだとしたら、シュトラウスはジャズを聴いても、コード進行や変拍子について
「単純且つ気持ち悪い」以上には思わなかったのでは、と思います。





第八話は『サロメ』を中心に話を進める予定ですが、思ってた以上にてこずってますので、今しばしお待ち下さい。
現在作成済みのレス数が約300、なのにまだ終わらない・・・orz




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