したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

本投下用スレ

42 ◆WWhm8QVzK6:2011/03/06(日) 23:34:42 ID:T1M93QOg0

「ところで、今咲夜が何処にいるか分かるか?」

「視えるところにはいないよ」

「ここから東に約300m。戦闘機を見て尻込みしたようだな」

「そうか。じゃあここ周囲を一回旋回するから、そのうちにお前達は地下に降りてくれ」

「了解。健闘を祈る」


現在時刻PM 5:32。
戦闘機は北の空に飛び立って行き、地上には一人しか参加者がいなくなった。
その参加者はこっそりと建物の陰からその様子を窺うと、息を吐いた。

「そろそろ、行きましょうか」



◆◆◆



同時刻。場所は運営本拠地。
陣地に飛来しようとする戦闘機を、監視室のレーダーはまともに捉えていた。

「ハッ、まるで蝿だな」

「我々は腐った肉ですか」

「おいおい、そう卑下するもんじゃないぜ。それとも左上様は自分のこともそう思っていらっしゃるのかな?」

「今すぐ屋上に放り出しましょうか?」

「やめ、ちょ、タンマタンマ。言葉の絢だってば。気にしてたら身が持たないぜ」

「そうですね。私も貴方との会話に労力を割くのをそろそろ止めたいと思います」

「何辛辣に絶交宣言してるんだよ。それより大丈夫なのか?」

「ええ。エネルギーの半分以上を外のバリアに回していますからそれは使えないとしても、現状の余力で
 被害は最小限に食い止められるものと思います。連中もロケットランチャーは外してきたようですし
 そこまで甚大な被害は発生しないかと。とりあえず連中を下ろさなければいいわけですから」

「機関砲8つじゃ物足りない気はするが……正直ここまでの事態は起こらないことを前提として進んできたからなぁ。
 予備の武装も申し訳程度だし……撤収作業どのくらい進んでたっけ?」

「第二次まで完了しました。あとは内部の職員を必要最低限残しつつ順に撤収させるだけです。…確かに攻撃面では
 やや問題アリですね。兵力を増やしますか?」

「いーや、止めとこう。非戦闘員を戦闘に出して犠牲を出すのは後々問題がある」

「生体兵器は……ダメですね。同士討ちになるだけでしょうし」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板