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一時投下・修正用スレッド

11/ ◆CFbjQX2oDg:2010/12/13(月) 20:23:45 ID:5FqpaYJs
このスレッドは、一時投下、又は作品の修正案の投下用スレッドです。

予約した作品内容に自信が無かったりした場合は一度こちらに投下して他の方に意見をお願いしたりしてみてください。

あと、本スレが規制中で書き込めない方もこちらのスレを投下用にご利用ください。

2 ◆1yqnHVqBO6:2010/12/15(水) 17:22:49 ID:TY6nZsuI
規制なのでこちらに投下します

3A Boy(?)Meets A Girl(?)  ◆1yqnHVqBO6:2010/12/15(水) 17:25:43 ID:TY6nZsuI

「あの〜、そこの人〜?」

彼がその場所に到るまでに通過したのは街道や草原。
地図を見ると近くに街があるようだが
彼が生まれ育った場所を考えるに顔見知りの多くは砂漠を目指すだろうと考え、
南を目指すことにしていた。
途中でソレを見つけたのは普段その色が砂漠育ちの彼には馴染みがなかったことと、
巻き込まれている殺し合いという状況が感覚を鋭敏化させていたことが大きいだろう。
林、木が密集している場所。緑が集まった場所に自然と出来る物。
砂の色に慣れていた少年に草木の持つ力強い緑色は些か刺激が強すぎ、
だからこそ、その中にある違和感を見つけることが出来たと言える。
視線を向けると慌てたように木の後ろへと隠れた物体。
しかし、完全に隠れることは出来ずどうしてもはみだしてしまうものがあった。

「……スカートが飛び出てるすよ?」

その言葉に木からではなく木の少し先の位置から驚きの声があがり、
遅れて木に収まりきらなかったスカートの裾が
小動物を思わせる動きで木の後ろへと隠れる。
その動きと同時に反対側から右脚が飛び出たのはご愛嬌というべきか。
しかし、それら一連の醜態か喜劇か判別しづらい行動すら隠すかのように
シオが呼びかけた相手は沈黙を保つ。

「もれ、戦う気はねえすよ」

そう言いながらシオは背負っていたリュックを地面に降ろし両手を挙げる。

「ひ、一つ訊いてやるですう。」

ここまでして引き出したのが怯えたような、それでいて居丈高な言葉。
それでも歩み寄りに成功したという事実は変りなく、
少年は満面の笑みを浮かべ大きく頷いた。

「そのお前の側で浮いている人形は何ですう?」

その問いかけにシオは一瞬顔を強ばらせる。
彼にとって傍らで付き従うかのように浮かぶ人形と称されたものは
護神像アールマティ。
彼と多くの戦場を潜りぬけた“機械”であり、
ある意味で彼の戦力の源というべき相手。
声が発せられた高さや、木からわずかに覗き始めている顔から
相手の正体のおおよそはほぼ掴んでいる。
だからこそ危険だと彼の戦士としての勘が告げるが
対峙している者の目に浮かぶ涙や震えたる肩を見て少年は心を決める。

「護神像アールマティ。もれの友達す」

その答えを聞き恐る恐る目の前のソレは姿を現す。
構えられた如雨露の形をした武器らしきモノ。
赤と緑にハッキリ別れるそれぞれの眼。
砂漠で行動するには甚だ不適切であろう丈の長いワンピースらしき服。
しかし、それ以上にシオの肝を冷やすのは人間にはありえない小ささ。
間違いようのないほどに目の前の少女のような物体は機械であった。

4A Boy(?)Meets A Girl(?)  ◆1yqnHVqBO6:2010/12/15(水) 17:29:21 ID:TY6nZsuI

「戦う気は?」

「無いすよ」

シオの即答に目の前の機械は体の力を幾分か和らげる。

「わかってくれたすか!?」

「信用する気はねえですけど……
 だからってお前をしばき倒してもしょうがねえですから」

「それでも嬉しいすよ!」

挙げた両手はそのままにその喜びを体いっぱい表現するシオ。
それを見て少し照れたように顔を背けながら

「とりあえず情報! それが先ですう。あの真っ黒オヤジのこととか」

「あ、それはもれ達と戦っていたコトって奴すね」

「っていきなりぃ!? ちょ、ちょっと詳しく教えやがれですう!」

シオの言葉に機械は仰天したような表情を作り、
少年に先を促す。
それを彼は降ろした手で制し、ゆっくりと言う。

「その前に、ここは危ねえすよ。移動しながらのほうがいいと思ったり」

その提案に一瞬だけムッとしたような顔をするが
しょうがないという風に頷く。
その子どもらしい様子に
シオは笑いながら制するために突き出した手を下げる。

「じゃ、改めて……どうぞヨロポコ」

仕切りなおすかのようにシオは握手を求める。
それにブツブツ言いながらも応じる信じられないほどの小さな手。
大切な人と一緒に一度はいなくなった初めての機械の友を少年に思い出させる手。
満面の笑みを浮かべながら少し場違いなほど彼ははしゃぐ。

「嬉しいす! コレでお友達すな、機械の人!」

「いや、何を勘違いしてやがんですか!?」

握手した手をブンブン振り回されながらも
機械は――ローゼンメイデンの第3ドールである翠星石は思わずツッコミを入れる。
後ろで彼女が先程まで隠れていた警戒の表れであり、
能力の発言の証でもある木が地面へと戻っていくのを二人は気づいたのだろうか。

5A Boy(?)Meets A Girl(?)  ◆1yqnHVqBO6:2010/12/15(水) 17:30:38 ID:TY6nZsuI


【G-5/1日目/深夜】

【シオ@waqwaq】
[状態]:健康
[装備]:アールマティ@waqwaq
[道具]:基本支給品、不明支給品
[思考・状況]
基本行動方針: 戦わずに済む道を探す
1:目の前の機械?人形と落ち着ける場所に移動しながら情報交換をする。


【翠星石@ローゼンメイデン】
[状態]:健康
[装備]:庭師の如雨露@waqwaq
[道具]:基本支給品、不明支給品×2
[思考・状況]
基本行動方針: 蒼星石達とは戦わないで済む方法が欲しい
1:目の前の人間?と落ち着ける場所に移動しながら情報交換をする。

【アールマティ@waqwaq】
防人の専用武器。合体すればあらゆるものを変形する左手で食ったり吐き出したり出来る。
所有者の変更の際には今までの持ち主がアールマティに喰われるか死亡する必要がある
食べられた場合には所有者の記憶がある程度護神像に蓄積される。
【庭師の如雨露@】
翠星石の固有武器。木の動きや成長を操ることが出来る。

6 ◆1yqnHVqBO6:2010/12/15(水) 17:31:33 ID:TY6nZsuI
以上で投下終了です。
お手数かけるようですがどなたか代理投下をお願いします。

7 ◆1yqnHVqBO6:2010/12/15(水) 17:33:04 ID:TY6nZsuI
>>5
っとごめんなさい!修正です

>【庭師の如雨露@】



>【庭師の如雨露@ローゼンメイデン】

に修正します

8 ◆1yqnHVqBO6:2010/12/15(水) 18:18:20 ID:TY6nZsuI
代理投下感謝です!

……そうですね。発言じゃなくて”発現”ですね。
誤字ごめんなさい。


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