したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

一時投下・修正用スレッド

11/ ◆CFbjQX2oDg:2010/12/13(月) 20:23:45 ID:5FqpaYJs
このスレッドは、一時投下、又は作品の修正案の投下用スレッドです。

予約した作品内容に自信が無かったりした場合は一度こちらに投下して他の方に意見をお願いしたりしてみてください。

あと、本スレが規制中で書き込めない方もこちらのスレを投下用にご利用ください。

2 ◆1yqnHVqBO6:2010/12/15(水) 17:22:49 ID:TY6nZsuI
規制なのでこちらに投下します

3A Boy(?)Meets A Girl(?)  ◆1yqnHVqBO6:2010/12/15(水) 17:25:43 ID:TY6nZsuI

「あの〜、そこの人〜?」

彼がその場所に到るまでに通過したのは街道や草原。
地図を見ると近くに街があるようだが
彼が生まれ育った場所を考えるに顔見知りの多くは砂漠を目指すだろうと考え、
南を目指すことにしていた。
途中でソレを見つけたのは普段その色が砂漠育ちの彼には馴染みがなかったことと、
巻き込まれている殺し合いという状況が感覚を鋭敏化させていたことが大きいだろう。
林、木が密集している場所。緑が集まった場所に自然と出来る物。
砂の色に慣れていた少年に草木の持つ力強い緑色は些か刺激が強すぎ、
だからこそ、その中にある違和感を見つけることが出来たと言える。
視線を向けると慌てたように木の後ろへと隠れた物体。
しかし、完全に隠れることは出来ずどうしてもはみだしてしまうものがあった。

「……スカートが飛び出てるすよ?」

その言葉に木からではなく木の少し先の位置から驚きの声があがり、
遅れて木に収まりきらなかったスカートの裾が
小動物を思わせる動きで木の後ろへと隠れる。
その動きと同時に反対側から右脚が飛び出たのはご愛嬌というべきか。
しかし、それら一連の醜態か喜劇か判別しづらい行動すら隠すかのように
シオが呼びかけた相手は沈黙を保つ。

「もれ、戦う気はねえすよ」

そう言いながらシオは背負っていたリュックを地面に降ろし両手を挙げる。

「ひ、一つ訊いてやるですう。」

ここまでして引き出したのが怯えたような、それでいて居丈高な言葉。
それでも歩み寄りに成功したという事実は変りなく、
少年は満面の笑みを浮かべ大きく頷いた。

「そのお前の側で浮いている人形は何ですう?」

その問いかけにシオは一瞬顔を強ばらせる。
彼にとって傍らで付き従うかのように浮かぶ人形と称されたものは
護神像アールマティ。
彼と多くの戦場を潜りぬけた“機械”であり、
ある意味で彼の戦力の源というべき相手。
声が発せられた高さや、木からわずかに覗き始めている顔から
相手の正体のおおよそはほぼ掴んでいる。
だからこそ危険だと彼の戦士としての勘が告げるが
対峙している者の目に浮かぶ涙や震えたる肩を見て少年は心を決める。

「護神像アールマティ。もれの友達す」

その答えを聞き恐る恐る目の前のソレは姿を現す。
構えられた如雨露の形をした武器らしきモノ。
赤と緑にハッキリ別れるそれぞれの眼。
砂漠で行動するには甚だ不適切であろう丈の長いワンピースらしき服。
しかし、それ以上にシオの肝を冷やすのは人間にはありえない小ささ。
間違いようのないほどに目の前の少女のような物体は機械であった。

4A Boy(?)Meets A Girl(?)  ◆1yqnHVqBO6:2010/12/15(水) 17:29:21 ID:TY6nZsuI

「戦う気は?」

「無いすよ」

シオの即答に目の前の機械は体の力を幾分か和らげる。

「わかってくれたすか!?」

「信用する気はねえですけど……
 だからってお前をしばき倒してもしょうがねえですから」

「それでも嬉しいすよ!」

挙げた両手はそのままにその喜びを体いっぱい表現するシオ。
それを見て少し照れたように顔を背けながら

「とりあえず情報! それが先ですう。あの真っ黒オヤジのこととか」

「あ、それはもれ達と戦っていたコトって奴すね」

「っていきなりぃ!? ちょ、ちょっと詳しく教えやがれですう!」

シオの言葉に機械は仰天したような表情を作り、
少年に先を促す。
それを彼は降ろした手で制し、ゆっくりと言う。

「その前に、ここは危ねえすよ。移動しながらのほうがいいと思ったり」

その提案に一瞬だけムッとしたような顔をするが
しょうがないという風に頷く。
その子どもらしい様子に
シオは笑いながら制するために突き出した手を下げる。

「じゃ、改めて……どうぞヨロポコ」

仕切りなおすかのようにシオは握手を求める。
それにブツブツ言いながらも応じる信じられないほどの小さな手。
大切な人と一緒に一度はいなくなった初めての機械の友を少年に思い出させる手。
満面の笑みを浮かべながら少し場違いなほど彼ははしゃぐ。

「嬉しいす! コレでお友達すな、機械の人!」

「いや、何を勘違いしてやがんですか!?」

握手した手をブンブン振り回されながらも
機械は――ローゼンメイデンの第3ドールである翠星石は思わずツッコミを入れる。
後ろで彼女が先程まで隠れていた警戒の表れであり、
能力の発言の証でもある木が地面へと戻っていくのを二人は気づいたのだろうか。

5A Boy(?)Meets A Girl(?)  ◆1yqnHVqBO6:2010/12/15(水) 17:30:38 ID:TY6nZsuI


【G-5/1日目/深夜】

【シオ@waqwaq】
[状態]:健康
[装備]:アールマティ@waqwaq
[道具]:基本支給品、不明支給品
[思考・状況]
基本行動方針: 戦わずに済む道を探す
1:目の前の機械?人形と落ち着ける場所に移動しながら情報交換をする。


【翠星石@ローゼンメイデン】
[状態]:健康
[装備]:庭師の如雨露@waqwaq
[道具]:基本支給品、不明支給品×2
[思考・状況]
基本行動方針: 蒼星石達とは戦わないで済む方法が欲しい
1:目の前の人間?と落ち着ける場所に移動しながら情報交換をする。

【アールマティ@waqwaq】
防人の専用武器。合体すればあらゆるものを変形する左手で食ったり吐き出したり出来る。
所有者の変更の際には今までの持ち主がアールマティに喰われるか死亡する必要がある
食べられた場合には所有者の記憶がある程度護神像に蓄積される。
【庭師の如雨露@】
翠星石の固有武器。木の動きや成長を操ることが出来る。

6 ◆1yqnHVqBO6:2010/12/15(水) 17:31:33 ID:TY6nZsuI
以上で投下終了です。
お手数かけるようですがどなたか代理投下をお願いします。

7 ◆1yqnHVqBO6:2010/12/15(水) 17:33:04 ID:TY6nZsuI
>>5
っとごめんなさい!修正です

>【庭師の如雨露@】



>【庭師の如雨露@ローゼンメイデン】

に修正します

8 ◆1yqnHVqBO6:2010/12/15(水) 18:18:20 ID:TY6nZsuI
代理投下感謝です!

……そうですね。発言じゃなくて”発現”ですね。
誤字ごめんなさい。

9 ◆S33wK..9RQ:2010/12/17(金) 23:41:52 ID:ApfVjbQw
 
あら、延長しなくてもギリギリ間に合いましたね。
しかし本スレでの投下時間がかぶりそうなので一旦こちらに投下致します。

10月の光、うつつの夢  ◆S33wK..9RQ:2010/12/17(金) 23:42:40 ID:ApfVjbQw

 
「二度目、ってジョークにしちゃ笑えないな……。ご丁寧にも学ランも着せてくれてさ」
 
真っ暗な学校でそう独り言を呟く。
真夜中に明かりをつけてしまってはゲームに乗った奴らの格好の標的になる、とアイツから教えてもらったのを思い出す。
窓から漏れてくる月明かりが自分を照らす。この学校の周辺で明かりの代わりになるのは月ぐらいだろう。
肌に冷たい空気が突き刺す。もっと厚着をさせてくればいいのにな、畜生。
二度目、というのは自分が参加させられたクソッタレなゲームに殆どルールが同じだったからそう表現したのだ。
戦闘実験第六十八番プログラム。そう呼ばれていたものに自分は参加させられた。
政治に関して全体主義の体制をとる『大東亜共和国』の戦闘シミュレーション、だったか。あの時はクラスメイトと仲良く殺し合いだったな。あまり思い出したくない。しかし忘れるわけにはいかないのだ。
沢山の犠牲を払って、そして今、自分は生きている。友達を何人も失って。川田も、三村も、杉村も、そして、……桐山も。
やっとのことで脱出して、それで唯一の生き残り、中川典子と一緒にクソ政府にカウンターを喰らわせようと下準備を始めていた所である。
が、なんだこの状況は?殺し合い?また?おいおい、どうなっている?
なんてタイミングの悪さだ。
 
「だけどなぁ、こんな事で挫けるオレじゃないんだぜ」
 
いいだろう。お前らのいうクソッタレプログラムにまた付き合ってやろうじゃないか。
だが、全員殺して暖かいお家に帰るより主催にカウンター食らわせて暖かいお家に帰る方を俺は選ぶ。
……しかしだ。今回は少し相手が違うらしい。あのよくわからない鏡だけの部屋からどうやってここの学校まで移動させたのだろうか?
前は神経ガスかなにかで眠らされてから拉致され、一人ずつ分校を出発したのを覚えている。
だが今回は違った。早くドアを出ろ、と急かされて、出たら学校の黒板にキスをした。(しかも忘れられない始まりの教室だ。畜生)
そして後ろを振り返ると自分が出たはずのドアがないのだ。
……ドラッグとかした覚えは無いし、幻覚とか見たことも無い。だが、急に移動をしたのは確かなのだ。まるで瞬間移動をしたみたいに。
……細かい事を考えても仕方が無い。それにいま自分の考察をまとめるのは早すぎる。
先ずは自分の支給品を確認だ。
デイパックを開けるとでてきたのは見覚えのあるショットガンだった。
レミントンM870。川田が使っていたものと同等の物かはわからないが、俗に言う『当たり』を引いたのではないだろうか?
他は……おいおい、ショットガンと弾だけか?……寂しい装備だが贅沢は言ってられないか。
で、前回と同じ通り水と味の無いパン、時計に筆記用具、そして名簿。
そういえば、まだ名簿を確認していなかった。自分の知り合いが参加している事は無さそうだが……
しかし、名簿に載っている名前は予想以上に異常だった。

11月の光、うつつの夢  ◆S33wK..9RQ:2010/12/17(金) 23:43:11 ID:ApfVjbQw
 
「……なっ!?三村!?杉村に相馬、桐山!?」
 
どうなってる。死人の名前が名簿に乗っているだと。
自分は他のファンタジー色溢れる名前より、その4つの名前に目が言ってしまう。
ミスプリント、にしては偶然すぎるだろう。同姓同名?……いや、それもありえない。
ではなんだこれは?……オレを混乱させる為のブラフか?いや、そんな事をして政府に何のメリットがあるんだ?
では本当に?いや、それはありえない。死人が生き返るだなんて。

「……死人が生き返る?」
 
『……そして、死者を蘇らせたい者。 最後の一人になった者にはどんな願いでも叶えてやることを約束しよう。我々にはそれが可能だということを知っている者もいるだろう?』
 
先刻聞いたばかりの言葉を思い出す。
……もしかしたらあの鏡の部屋のスクリーン(かなにか)に移った男は大東亜共和国の政府の人間ではないかもしれない。
ではなんだ?神様とでも? ヘッ、笑えるぜ。神が居たらオレはあんな殺し合いに巻き込まれなかっただろう。
しかし、これは仮定の話だ。馬鹿らしい仮定だが、奴が神だとしてそれで生き返らせたとして……
 
「いや、この仮定はやめておくか……いつからオレは電波少年になっちまったんだ?」
 
考えるのをやめた。死人は生き返らない。神は居ない。それでいいじゃないか。名簿の名前は同姓同名ということにしておけばいい。
そう納得しなければ混乱で死にそうだ。
次にすべきことは情報収集と物資調達か?この首輪を外す方法、そして工具を探す。できれば仲間も。(同姓同名の奴がもし……いや、やめておこう)
先ずは、この学校をでることにしよう。

12月の光、うつつの夢  ◆S33wK..9RQ:2010/12/17(金) 23:43:43 ID:ApfVjbQw

ポチャン
 
……なんの音だ?廊下から聞こえた。
デイパックを背負い、ショットガンを構えて廊下にでる。
ショットガンを強く握った手から汗が滲む。
殺し合いの序盤だ。音を出す行為は参加者にしては無用心すぎるだろう。(それともオレが二度目だから用心しすぎているのだろうか?)
音は女子トイレから聞こえる。
 
スコーン
 
また音が鳴る。ゆっくりと脚を進め女子トイレのドアの前に立つ。人影は見えない。
真夜中だからそれはなおさら見えない。古い学校の女子トイレのドアは木目がよく浮かんでいる。中から光が漏れていた。この光はこのドアの向こうの窓から漏れる月明かりだろう。
 
そして、ドアをゆっくりと開ける。
目の前にはなにも無い。しかし、なんて汚いトイレなのだろうか。掃除がまったく行き渡っていないじゃないか。
こんなところで用は足したくない。酷い匂いが鼻を突く。こんなところに長居はしたくなった。
振り返りドアを開けようとした、そのときだった。
 
「……ん?」
 
掃除が行き渡っていない汚い床に、それはなんとも美しい、そして華やかに装飾された服、俗に言うゴシックロリータチックな服を着ていて、そして透き通る様な肌をしていて、いまにも動き出しそうな人形が落ちていた。
 
「……なんでこんなところに人形が?」
 
両手で持ち上げる。感触は柔らかく、肌は赤ん坊の様にきめ細かい。目は瞑っているものの睫毛は長く、音楽を奏でそうな細い指。
なんと美しいのだろうか。
 
「…まぁ、中川には劣るだろうか」
 
おいおい、唯の人形と最愛の人を比べるなんて馬鹿らしいじゃないか、と自分で突っ込む。
……なんでこの人形は錆びたドアノブを持っているのだろうと疑問を持つ。
そのドアノブを取ろうとするが、完璧に掴んでいて中々離さない。
何故取れないのだろうか。おもいっきり引っ張ってみた。そのときだった。
 
ギョロン、と人形の目が開いた。

13月の光、うつつの夢  ◆S33wK..9RQ:2010/12/17(金) 23:44:26 ID:ApfVjbQw

 
「なっ!?動いた!?」
「痛いわ。気安く触らないで頂戴」
 
バチン
 
☆ ☆ ☆
 
「……酷い匂いね」
 
薔薇乙女第五ドール、真紅。彼女はあの扉から出てきたところは彼女にとってあまりにも汚いところだった。
女子トイレの個室であった。そこは暗く酷い匂いが鼻を突く。
前が見えない。
 
ポチャン。
 
「……最悪なのだわ」
 
暗くて見えないため、和式便所に片足を突っ込んでしまった。
本当に最悪だ。アンモニアの匂いがさらに鼻を突いた。
冷静に脚を引き上げた。中にも染みて不快である。匂いは…………。
この面倒な事が終わったらジュンに洗ってもらわなければ。
個室から出ると更に匂いが強まった。月明かりのお陰で少し視界がよくなったが。
 
「本当、酷い匂い…」
 
掃除はどうした。この館の執事はなにをやっているのだ。
とても埃っぽいし、ところどころ『物』っぽいものが見える。
不快だ。不快すぎる。
私はまずこのアリスゲームに良く似たこの催しについて考えることよりも、そして私をどうやって此処につれてきたのかより、早くここから出たいという気持ちの方が勝っていた。
しかし、出口のドアは閉まっていたし、ドアノブに背が届かない。
なにかいいものはないか。

14月の光、うつつの夢  ◆S33wK..9RQ:2010/12/17(金) 23:44:57 ID:ApfVjbQw

 
「ホーリエ、なにかつけるものはないか探して頂戴。……ホーリエ?」
 
ホーリエは呼びかけに応じない。つまり居ない。
まったくあの男は面倒な事をしてくれる。
仕様が無いので自分で探すことにする。しかし苦労しないうちに開けっ放しの用具室にバケツを発見した。
 
よいしょ、と運んでドアの前に置く。そしてそのバケツの上に乗る。
 
「さて、これでようやく……キャッ!?」
 
しかし、運が悪かった。ドアノブが外れる。
バケツの上に載ってもギリギリ届くぐらいのところにドアノブにあったので、真紅はドアノブを持ったまま倒れてしまった。
 
スコーン、と情けない音がでる。
 
「(あら?……意識が…)」
 
打ち所が悪かったようで意識が飛ぶ。
このままなら夢の中を彷徨うことになるだろう。
 
そして文字通り、夢の中にダイブした。
夢の中で体が浮く。なんとも心地よい気分だろうか。
まるでティータイムの後の御昼寝に似ている。
 
しかしだ。その心地よい空間に腕を強い力で引っ張られる。
なんだ?あぁそうか。私はドアノブを掴んだままね。
しかし、意識が起きても体は起きてくれなかった。一種の金縛りである。
早く起きないと腕がもぎ取れる。
そして……
 
「なっ!?動いた!?」
「痛いわ。気安く触らないで頂戴」
 
やっと体が起きた。条件反射でツインテールでその少年を鞭の様に攻撃した。
本当危ない所である。本当に腕がもぎ取れるところであった。

15月の光、うつつの夢  ◆S33wK..9RQ:2010/12/17(金) 23:45:28 ID:ApfVjbQw

目の前には顔が結構整っている少年が居た。しかしその顔は驚嘆に満ちていて、まるでお化けを見た様な表情をしていた。
数十秒の沈黙が続く。
少年は殴られたのにも関わらずまだ私の体を持っている。
 
「……レディが目の前に居るのに名を名乗ることもしないの?」
「え…あ、オレは七原、七原秋也……」
 
少年はまだ驚いている。この反応は私を始めてみたジュンのようである。
というよりか初対面の人はだいたいこの反応だ。
相手が名乗ったからにはこちらも名乗らない訳にはいかなかった。
 
「秋也というのね。では私も名乗りましょう。私は薔薇乙女第五ドール、真紅よ」
 
酷い匂いが充満するこの場所で、月明かりが二人を照らす。
このファーストコンタクトは最悪なものなのか、それとも……
  
 
【G-4:分校(鎌石小中学校)、女子トイレ/1日目/深夜】
【七原秋也@バトルロワイアル】
[状態]:頬に痛み。
[装備]:ショットガン(8/8)
[道具]:基本支給品、ショットガン(8/8)、ショットガンの弾(30発)
[思考・状況]
基本行動方針:プログラムの打倒
0:人形が動いただと?
1:脱出の為の情報収集、工具集め。
2:名簿の名前は……
※本編終了後から参戦。
 
【真紅@ローゼンメイデン】
[状態]:健康。左足からアンモニア臭。
[装備]:錆びたドアノブ
[道具]:基本支給品、不明支給品(1〜3)
[思考・状況]
基本行動方針:まだ決めていない
0:早く此処から出たい。
1:此処から出たら何をするか決める。
※参戦時期不明。名簿に目を通してません。

16 ◆S33wK..9RQ:2010/12/17(金) 23:48:07 ID:ApfVjbQw
投下終了です。題名は『月の光、うつつの夢』です。
◆CFbjQX2oDg氏の投下が終了いたしましたら本スレで投下させていただきます。

171/ ◆CFbjQX2oDg:2010/12/17(金) 23:51:16 ID:pe2QxTzo
猿めぇー!orz あと1レス分だったのに…ってことでどなたか代理投下お願いします…

18赤龍激突/ ◆CFbjQX2oDg:2010/12/17(金) 23:51:52 ID:pe2QxTzo
【C-4/民家/一日目・深夜】

【レオナルド・エディアール@WaqWaq ワークワーク】
[状態]:疲労(中) 軽度の打撲、軽い頭痛
[装備]:アシャ@WaqWaq ワークワーク、折れた日本刀(柄付き)@バジリスク〜甲賀忍法帖〜
[道具]:基本支給品一式
[思考・状況]
基本行動方針:機械、それに関わる人間を頭痛薬にする 
1:体を休める
2:ライダーを見つけたら殺す
3:防人以外にも戦えるやつがいるみたいだ

[備考]
ミラーモンスターを機械と認識しています。

[全体備考]
B-5エリアで爆発音が響きました。周囲の参加者は気付いた可能性があります。
B-5エリアの一部に火災が発生しましたが、自然に消えるレベルです。
折れた日本刀の刀身@バジリスク〜甲賀忍法帖〜はB-5エリアに放置されています。

【支給品紹介】

【カードデッキ(龍騎)@仮面ライダー龍騎】
仮面ライダー龍騎に変身できるカードデッキ。鏡の様な反射物にかざすとベルトが出現、そのベルトのバックル部卯分に装着すると変身する。
尚、サバイブ(烈火)のカードは入っていません。誰かの支給品に含まれているかは不明です。

【桜田ジュンの裁縫道具セット@ローゼンメイデン】
マエストロ級の腕前を持つ引きこもり中学生で真紅、翠星石のミーディアムでもある桜田ジュンの裁縫セット。
簡単な裁縫道具がこの中に入っている。

【鉈@バトルロワイアル】
何の変哲も無い鉈。七原秋也が同級生の大木立道に襲われた際に誤って彼の持っていたこの鉈で殺してしまった。

【BIM(クラッカー型)×4@BTOOOM!】
手のひらサイズの爆弾。見た目はトゲトゲのスーパーボールの様なもの。スイッチが付いており押すと起動、その後何かに当たると爆発する。
小さいが一般人相手なら殺傷能力は充分である。BTOOOM!内の様に持ち主以外が使用できるのかは不明。

【アシャ@WaqWaq ワークワーク】
防人専用武器。炎を操る力を秘めている。周りに浮かぶ4つの球体から炎を産み出して操ることができる。

【日本刀@バジリスク〜甲賀忍法帖〜】
伊賀、甲賀に広く普及している一般的な刀。

19赤龍激突/ ◆CFbjQX2oDg:2010/12/17(金) 23:52:23 ID:pe2QxTzo
これで投下終了です。 申し訳ないですがお願いします。

20 ◆CFbjQX2oDg:2010/12/17(金) 23:56:39 ID:pe2QxTzo
代理感謝! 
もし今ここを見ている方がいましたら続けて投下するS33氏のために支援をお願いします!

21 ◆S33wK..9RQ:2010/12/18(土) 00:30:38 ID:/yyaRFkM
 
「……酷い匂いね」
 
薔薇乙女第五ドール、真紅。彼女はあの扉から出てきたところは彼女にとってあまりにも汚いところだった。
女子トイレの個室であった。そこは暗く酷い匂いが鼻を突く。
前が見えない。
 
ポチャン。
 
「……最悪なのだわ」
 
暗くて見えないため、和式便所に片足を突っ込んでしまった。
本当に最悪だ。アンモニアの匂いがさらに鼻を突いた。
冷静に脚を引き上げた。中にも染みて不快である。匂いは…………。
この面倒な事が終わったらジュンに洗ってもらわなければ。
個室から出ると更に匂いが強まった。月明かりのお陰で少し視界がよくなったが。
 
「本当、酷い匂い…」
 
掃除はどうした。この館の執事はなにをやっているのだ。
とても埃っぽいし、ところどころ『物』っぽいものが見える。
不快だ。不快すぎる。
私はまずこのアリスゲームに良く似たこの催しについて考えることよりも、そして私をどうやって此処につれてきたのかより、早くここから出たいという気持ちの方が勝っていた。
しかし、出口のドアは閉まっていたし、ドアノブに背が届かない。
なにかいいものはないか。
 
「ホーリエ、なにかつけるものはないか探して頂戴。……バケツ?」
 
ホーリエがトイレをちょこまかと動いている。そしてそう時間がかからないうちにホーリエはそれを発見した。
開けっ放しの用具室にバケツが置いてあった。ぐるぐるとバケツの回りをホーリエが回る。
 
ありがとう、と言いながらそれを運んでドアの前に置く。そしてそのバケツの上に乗る。

22 ◆S33wK..9RQ:2010/12/18(土) 00:32:33 ID:/yyaRFkM
本スレ61を上記のものに差し替えます。
あと真紅の状態表の持ち物を
『不明支給品(1〜3)』
から
『不明支給品(1〜2)』
に修正します。

23 ◆1yqnHVqBO6:2010/12/18(土) 03:10:06 ID:dcbTpLMs
投下します

24女の世界  ◆1yqnHVqBO6:2010/12/18(土) 03:12:42 ID:dcbTpLMs

途方に暮れたような顔で住宅街の中を歩いていると
二人の女が近くの路地から飛び出してきた。

「助けて!」

縋るような声と共に制服を着ている少女か女か区別がつかない方が是方昭吾 に抱きついてきた。
もう一人の女はどんな目にあったのだろうか。
さして高価ではなさそうであるがそれでも
彼女の年頃ではまず普段着に選ばないであろう着物が乱れ、
乱れた髪は彼女の顔にかかり、
俯いた顔とともに表情を判断するのを困難にさせていた。

「私達、襲われていたの。後ろの彼女は私と一緒に逃げてきたのだけれど
女だけじゃどうしても怖くて……ねえ、おじ様。一緒に行動してくださらない?」

「お、お前さん達も殺し合いの参加者か?」

保護を求め、拠り所にするかのように老人である是方の腰に手を回した彼女は首を振る。
むむ、それもそうかと是方は思った。
これは恐らくシルバーバトルの一環。
それなら老人とは程遠い目の前の二人が選ばれるわけもなしいうことだ。
二人の女が発する強烈な色気に知らず知らずのうちに欲情を滾らせていた是方は、
無関係な若い女性を暴力の矛先に選んだまだ見ぬ参加者への闘志を燃やす。

「よし、お前さん達はここで待っていろ。おれがそいつをとっちめてきてやる」

制服を着た少女が無意識のうちに押し付けているであろう腰や脚。
それらに反応する下半身を特に隠そうともせず
まだ顔を上げない着物を着た方の女性へ少し下品な視線を向けながら是方は言う。
襲われたのは飛び出してきた路地の先だろう。
女を襲うような不届き者に
銃を支給された元自衛官の自分が負けるはずがないと是方は思う。

「ダメ、行かないで。おじ様がいなくなったら私達、怖くて死んじゃう」

腰に回した手を胸元へ移動させ、目を潤ませ上目遣いに少女は懇願する。

「ね、私達おじ様に従うから。何でも好きなようにしていいから」

その言葉で老人は吸い寄せられるかのように女性へと顔を近づけ、貪るような接吻をする。
これは目の前の女を安心させるため。
そう自分に言いながら唇を離し、少女の細い首に巻きつけられたマフラーを外し
服を脱がそうとする。
マフラーの下にあった首輪を見ておや? と一瞬思ったが場に充満する女の匂いが
是方から判断能力を奪う。
急速に抜け行く理性を尻目に精力家はいざ、性欲を暴走させんとする。
しかし、唐突にもう一人の着物を着た女が是方に接吻をした。
粘体動物のような動きをする色気の権化のような女。
横取りされ、不満の声を揚げる隣の女。
二人同時は体力的にどうなんだと思う冷静な自分は何処かへと消え、
そして――

【是方昭吾@銀齢の果て 死亡】


「あらぁ、もっと愉しんでからの方が良かったんじゃない?」

「黙れ」

25女の世界  ◆1yqnHVqBO6:2010/12/18(土) 03:14:08 ID:dcbTpLMs

【C-4/1日目/深夜】

【相馬光子@バトルロワイアル】
[状態]:健康、マフラー着用
[装備]:
[道具]:基本支給品×2、不明支給品×5、レミントンM700@現実
[思考・状況]
基本行動方針:優勝する
1:陽炎と協力して殺す方に回る。

【陽炎@バジリスク〜甲賀忍法帖〜】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、不明支給品×3
[思考・状況]
基本行動方針:甲賀弦之介を優勝させる
1:相馬光子と協力して(弦之介、霞刑部以外を)殺す方に回る。
2:頃合いを見て相馬を殺す

26 ◆1yqnHVqBO6:2010/12/18(土) 03:14:48 ID:dcbTpLMs
以上で投下終了です
お手数ですがどなたか代理投下をお願いします

27 ◆1yqnHVqBO6:2010/12/18(土) 05:07:11 ID:dcbTpLMs
>>25
>レミントンM700@現実



レミントンM700(6/6)@現実

に修正します

28 ◆EASY8BNCiM:2010/12/19(日) 20:40:46 ID:4WKuLtsM
と、投下します

29 ◆EASY8BNCiM:2010/12/19(日) 20:41:37 ID:4WKuLtsM
「ぬぅ……殺し合いとは」

名簿に視線を落としながら、筑摩小四郎は一人、呟いた。
緑が生い茂るこの空間に、今の所気配は感じられない。

「天膳様に姫様まで……」

名簿には『薬師寺天膳』と『朧』の名が、確かに刻まれている。
両名共に、伊賀鍔隠れの忍であり、彼が絶対の忠誠を誓う者達だ。
小四郎は顔をしかめる。
何故、お二人が『ばとる・ろわいある』などと言う馬鹿げた争いに巻き込まれなくてはならないのか。
天膳様も、姫様も伊賀鍔隠れを支える忍。
伊賀と甲賀、両一族の命運を分ける忍法勝負に勝ち残る為には、無くてはならない存在なのだ。
――こんな場所で、殺されていい訳がない。

(お守りせねば……)

主君の死。それ即ち、従者の死。
一刻も早く二人を見つけ出し、被害が及ばないように護衛しなくてはならない。
全ては伊賀の為。そして――自らの忠義の証明の為。

(そういえば、『支給品』なる物を見ていなかったな)

一旦地べたに座り、名簿を一旦傍らに置く。
そして、『でいぱっく』に手を伸ばすと、何か武器は無いかと中身を漁り始めた。
布製の袋に手を突っ込み、それらしき物を探す。

「むッ、これは」

最初に『でいぱっく』から取り出されたのは、彼には馴染み深い武器であった。
『鎌』。
湾曲した刃を持ったそれは、紛れもなく鎌であった。
本来小四郎が所持していた物とは大分違いがあれど、扱いなれている種類の武器が入っている事に、
小四郎は一瞬――本当に一瞬だけ――主催者の影のような男に感謝した。

(きゃつの話によれば、『支給品』はまだ入っているらしいな)

影男の話では、『支給品』は二つか三つ入っているらしい。
という事は、まだ最低でも一つは、この袋の中に『支給品』が入っているという事だ。
それも使い勝手の良いものだと助かる――そう思いながら、
小四郎は『支給品』を取り出そうと『でいぱっく』に手を伸ばし――。

「…………ッ!」

『でいぱっく』に伸びていた右手を引っ込め、代わりにその手で鎌を握る。
弾かれた様に立ち上がり、周囲を見回す。
――『何か』を、感じた。
できれば、今は感じたくないものを感じてしまった。
間違いない。これは――――人間の気配!


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板