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みんなでSS! スレ

175128:2016/09/19(月) 11:43:26 ID:I2SXmNxg0
無理やり押し込まれた英太だったが、狭いトイレで腹がつっかえる体では思うように動けず、
体の重みに負けて便器に崩れ落ちるように座り込んだ。
さらにそこにまだまだ立派な肥満体の男が身をよじって迫ってくるのである。

なんとか最後の尻を押し込み、男はトイレのカギを占めた。

「ふー、なんとか入れたな」

何の変哲もない、ただの普通の飛行機のトイレは、
やはり何の変哲もない、ただの普通の飛行機のトイレである。

150㎏の巨デブの男が2人も入ると、ギチギチでほとんど身動きがとれない。

男は英太に覆いかぶさる形になり、英太の頭上で壁ドンしている。
垂れ下がった男の柔らかな腹が、英太を便器と壁に押し付ける。
英太も男も、腕や太ももが壁につっかえている状態。

「ううっ……やっぱ狭いな、おい、早く脱げ」
「うっ…そんなこと言っても動けないよ……」
「そりゃそうか…ちょっと待て」

男がもがき、なんとか英太の頭上から手を放し、体を起こしてドアに持たれる形になった。
英太も立ち上がろうとするが、自分の腹と体重と男の腹が邪魔で全く立ち上がれる気配がない。

両方の壁に手をつき、顔を真っ赤にさせながら、さらに男に手伝ってもらうことで、
なんとか体を起こした英太は便器をまたいで後ろの壁にもたれる形になった。
互いに反対側の壁にもたれているにも関わらず、デブの巨腹は互いにこすれあっていた。
激狭の室内でデブが怪しく向き合って密着。
英太の顔がますます赤くなる

176128:2016/09/19(月) 11:44:25 ID:I2SXmNxg0
「おい、顔真っ赤だぞ」
「ふーっ、デブの体はたいへんだね。ふーっめっちゃ疲れる」

むろん、顔が赤いのは疲れたからだけではない。
英太は思わず顔をそむける。

そむけた先には、小さな鏡があった。

「…………」
「どした」

英太は、鏡に見入った。

177128:2016/09/19(月) 11:45:09 ID:I2SXmNxg0
そこには、巨デブがいた。

目を隠してしまいそうなほど丸々とした頬が赤く染まり、
タプタプと立派な二重アゴが垂れ下がり、さっきまであっただろう首が完全に消え去っていた。
ぴっちぴちのシャツがスポーツブラ的にたわわな胸を締め付けている。
残念ながら鏡が小さくその下の腹は見えないが、
胸から続く肌色のラインは緩やかな曲線でせり出して鏡外に消えていた。

モゾモゾと動いて、英太は太くなった腕を上げた。

英太は頬を触る。鏡の中で巨デブがパンパンの頬をムニムニといじる。
英太は胸を触る。鏡の中で巨デブがタプタプと張る胸をもむ。
英太は腹を触る。鏡の中で巨デブがムニムニと太くなった二の腕をつねる。
鏡の外なので見えないが、手探りで巨大な腹を撫でまわってみる。

目の前に映る姿は、今まで全く見たことのない肥満体の人物であるが、まぎれもない今の英太の姿である。

「デブだ……デブになったんだ……」

「おい、感動してるとこ悪いが、さっさとしようぜ」
「あ、ああわかった、ちょっと待ってくれ」

178128:2016/09/19(月) 11:46:33 ID:I2SXmNxg0
デブ2人が押し込められた暑苦しい空間で、英太はもぞもぞと動く。
ヘソ同志をチューブがつないでいるせいでさらに動きにくい。

分厚い脂肪に覆われた体に慣れていないせいで、今自分の腕がどこにあるのかもあやしい。
腹肉と雄っぱいの間に食い込んでるシャツの裾を手探りで探す。

「あ、あれ?」

シャツの裾は見つけたが、完全にピチピチに食い込んでる上に、汗だくでぴったり張り付いてしまっている。
二の腕の肉が邪魔でうまく腕が動かせず、なかなかシャツを掴めない。
たったこれだけの動きで、滝のように汗が流れ落ちた。

「ふーーっ、ふーーっ、あ、あれおかしいな、んしょ、ん?」

「おいおい何やってんだよ、脱がしてやるからじっとしてろ。手をあげな」

男に言われ英太は万歳する。腕ってこんなに重かったっけ……?
男は英太のたわわな胸に食い込んだシャツをひんむき、べろんとめくるようにして英太から脱がせた。
全国の貧乳女性が嫉妬する、BかCほどはありそうな雄っぱいがべろんと姿を現した。

「うひーお前、このシャツ汗でびっちょびちょだぞ……これ俺が着るのか? 汗臭そうだな…」

絞ればコップ何倍もの汗が滴りそうなシャツを手に、男はわざとらしくスンスンと嗅いだ。

「アジア人の体臭はアンタらよりマシだから大丈夫だ」
「ふむ、それもそうか?」

179128:2016/09/19(月) 11:48:59 ID:I2SXmNxg0
男はだぼだぼになっている自分のシャツを脱いだ。
急激に痩せてはいるものの、皮も余らずまだまだ立派な男の肥満体があらわになる。

互いに裸になることで、英太と男の体の密着感はさらに増した。
互いの腹肉がチューブを包み込んでピッタリと吸い付くように密着した。
アヤシイ空気が支配する。

「…………」
「おい、さっさとアンタの服をくれ」
「おお、すまんまん丸になったお前と小さくなった自分に見とれてた。はは、俺もこの体は久しぶりだからな」

男は自分のシャツを英太にわたし、英太のビロンビロンに伸びたビチョビチョのシャツを着た。
伸びきったシャツだが、まだ十分に大きな男の腹を隠しきるにはまだ小さいようだ。
白い腹はまだ覆いつくされずにはみ出ている。

「確かにそれほど臭くはないが……風邪ひきそうだな」

英太も男のシャツを着た。この段階ではまだブカブカ……のはずだが、
半分を超えてかなり時間がたっているため、思った以上に英太が増量していたようだ。
このままでも大丈夫なんじゃないかと思うくらいに違和感がないフィット感だった。

「時間がなさそうだな。さっさと続けよう次はズボンとパンツだ」

とはいうものの、シャツでさえ苦戦した英太には難題だった。
ただでさえ互いに密着した空間なのに、腹が前にどんと突き出ているせいで、自分の腰よりしたが全く見えない。

「……これも無理」
「しかたないな」

180128:2016/09/19(月) 11:51:56 ID:I2SXmNxg0
密着した体をモゾモゾとこすり合わせつつ、男は英太の腰に手を伸ばし、ギチギチに食い込んでいるゴムに手をかける
狭い機内のトイレで、デブがデブの腹に抱き着く態勢で密着しており、
まるでアンコ型力士同士の取っ組み態勢である。

のこったのこった…
英太の脳内に行司の空耳が響く。

「おっ……これは…ビクともしないぞ」

英太の雄っぱいに顔をうずめながら、男が奮闘する。
荒い鼻息が英太の乳首を刺激する。

「ふーっ、完全に張り付いてるな……くそっ、ズレねぇ」

英太の腰には、完全に伸びきって伸びしろがなくなったゴムが食い込んでおり、うまく指が入らない。
おまけに特大の丸太のようになった太ももにパンツもショート―パンツも張り付き、こちらもうまく外せない。
アンコ型力士の迫力相撲はいよいよ長期戦である。

「むむ……ちょっと腹ひっこめろ」

はっけよい!などと行司の威勢がどんどんよくなる脳内を振りほどき、
英太は腹を両手で抱え上げ、さらに力いっぱい腹をひっこめた。
多少余裕ができ、なんとか指がゴムにかかった。

「よしっ、このまま……」

ドンドンッ
「!!」

突然のノック音に、英太も男も思わず息をひそめる。

181名無しさん:2016/09/19(月) 20:35:57 ID:1JVjKin.0
SS乙!
密室でデブとぎゅうぎゅう詰めなんてよく興奮せずにいられるなぁww

182名無しさん:2016/09/20(火) 13:23:46 ID:VzEzY45U0
更新乙です。
はっけよいはっけよい、と合いの手入れながら読ませてもらいました。
ただの更衣のはずがまるで前戯みたいに…(*´Д`)

183sage:2016/10/09(日) 23:32:40 ID:Ml/i9Q1I0
SS乙です。楽しみにしてます。
ちょっと特殊かもしれないけど、
片方が太って片方が痩せるってすごくツボです。

184名無しさん:2016/10/20(木) 20:51:17 ID:HMaFeXDU0
128さんを待つ間に短いのを1つ投下

185名無しさん:2016/10/20(木) 20:52:04 ID:HMaFeXDU0
『焼肉』

恵介と二人で1日遊んだ帰りに、久しぶりの焼肉屋にやってきた。

「俺、もう腹ぺっこぺこ。今日は思いっきり食うぞ。」

大きな体で1日歩いて回った恵介は今日の消費カロリーを取り戻そうと
張り切っているようにも見えた。

僕は注文を取りに来た店員に食べ放題コースを注文する。
テーブル中央の焼き網に着火し、牛脂を満遍なく塗っていく。

「さて、肉を取りに行くかな。」

恵介は席を立って肉のコーナーに向かった。僕も後についていく。
最近のチェーン店は座席でオーダーするタイプが多くなっているが、
この店は客が自分で好きなだけ皿に盛ってくるタイプだ。
僕は定番の野菜を何品かと、肉数種類を何枚かずつ取った。
僕が席に戻ると、恵介はもう準備万端といった感じで待っていた。
豪快に山盛りになった肉と、大盛のご飯、
それにサイドメニューがいくつか恵介の前に並んでいた。

「さあ、さっそく焼き始めようぜ。」

網が十分温まったのを確認して、恵介が肉をどんどん載せ始めた。
僕もちょっと遠慮がちに隅のほうに野菜とかを載せていく。
やがてジュウジュウという音とともに、食欲をそそるいい匂いが立ち始める。
恵介はいかにも待ちきれないといった感じで、目を輝かせてその様子を見ていた。
程なくして、肉はいい焼き色になってきた。

186名無しさん:2016/10/20(木) 20:53:03 ID:HMaFeXDU0

「いただきまーす。」

恵介はカルビを2、3枚重ねて箸で摘み、小皿のたれにさっとくぐらせて、
ご飯の上に乗っけると豪快にほおばった。
「ん〜、んめ〜。」と言って零れるような笑顔を見せる。
おいしいものを食べているときの恵介はこの上なく幸せそうだ。
僕も火が通ったものから食べ始める。
恵介は小皿に焼けた肉を皿に移しつつ、空いたスペースに次々と肉を載せていく。
僕が1枚食べる間に、ひょいひょいと肉がなくなっていく。
10分もしないうちに、恵介が最初に持ってきた肉がなくなった。

そろそろお代わりかなと思って、僕はなにげなく肉のコーナーに目をやる。
店員がちょうど大皿にカルビを山盛りに補充していたところだった。
恵介がグラスの水をごくごくと音を立てながら一気に飲み干す。

「ふー。やっぱ焼肉はカルビが一番うまいよな。
 これならいくらでも食べられるぜ。」

「ふーん。そうなんだ。じゃあ…
 恵ちゃん、あのカルビの大皿一人で全部食べられる?」

恵介は肉の大皿に目をやる。
あの量は大食い自慢の恵介でもさすがにちょっと無理だろう。

187名無しさん:2016/10/20(木) 20:54:26 ID:HMaFeXDU0
「ああ、あのぐらいならたぶん食えるよ。」

え?僕は冗談のつもりだっただけにちょっと驚いた。
山盛りの肉は、目測だけど5kg以上はありそうだ。
それが顔に出ていたのか、恵介がじーっとこっちを見る。

「元相撲部舐めるなよ。現役の頃なら楽勝だったぞ。
 なんだよ、信じてないのか?
 しょうがない。それじゃあ証拠を見せてやるとしようかな。」

恵介は席を立つと、本当にカルビの大皿をそのまま持ってきてしまった。
どかっとテーブルの上に置かれる大皿。目の前でみるとやっぱりすごい量だ。

(※現実に食べ放題、バイキングで1品を独り占めすると
 お店やほかのお客さんの迷惑になります。)

それに気が付いた店員が、こちらのほうにやってきた。

「お客様、食べきれない量を持ってくるのはご遠慮いただきたいのですが…」

「大丈夫。これ全部食べるから。」

「この大皿で5、60人前はありますよ。」

「平気平気。」

「しかし、食べ残したら、この皿の肉の代金をいただくことになりますよ。」

「わかってるって。全部食べれば問題ないだろ。」

「…そうですか。わかりました。
 そこまでおっしゃるのなら、どうぞごゆっくり。」

店員が席を離れると、今のやり取りを聞いていたのか、
周囲の席が少しざわつくのが聞こえた。
そんな周囲のことなんか気にならないみたいで、恵介は肉を前にご機嫌だ。

「退路は断たれたね。ほんとに大丈夫?」

「おう、任せとけ。」

恵介は大きなお腹をポンと叩いて見せた。

188名無しさん:2016/10/20(木) 20:55:40 ID:HMaFeXDU0
「俺、肉食うのに集中したいから、焼くの頼んでいいか?」

「いいよ。どんどん焼くから頑張って食べて。」

僕は火力を強めにして網の上に肉を敷き詰めていき、
やがて、焼けた肉を順に恵介の皿に移した。
そして、間をあけず次の肉を空いたスペースに乗せる。
恵介曰く、食べ放題焼肉で重要なのは効率のいい土地利用なんだとか。
僕は焼くのに集中しつつ、たまに1枚自分の分をいただく。
恵介は肉が焼けるのより早く、ご飯と肉を平らげていく。

「ご飯、お代わり持ってきて。大盛で。」

「ご飯もきっちり食べるんだ。」

「焼肉に白飯は絶対必要だろ。」

そういうものかと感心しつつ僕は席を立った。
そして、ご飯とお冷のピッチャーを持ってくる間も恵介は黙々と肉を食べ続けていた。
お冷のお代わりをグラスに注ぎ、再び肉を焼く作業に戻る。

「おお、サンキュ。
 ちょうど水も飲みたかったんだ。」

そう言ってまた一気に水を飲み干し、水分補給する。
いつの間にか恵介の額には汗が噴き出しており、タオルで汗をぬぐっていた。
人間の満腹中枢はだいたい20分〜30分で食欲のブレーキをかけ始めると
聞いたことがある。大食いするなら短期決戦だろう。

189名無しさん:2016/10/21(金) 01:39:23 ID:ISaSv1mY0
個人的に大食いネタは大好物です!
続きに期待。

190名無しさん:2016/10/21(金) 18:29:00 ID:JukDafoo0
食べ始めてからだいたい30分ぐらい経ったころ、
大皿の肉はおおよそ半分ぐらいまで減っていた。
普通の大人ならとっくにギブアップしているだろう。
ちょこちょことつまんでいる僕も、だんだんお腹がいっぱいになり始めていた。
恵介は食べるのを中断し箸を置くと、ベルトを緩めた。ふぅっという息が漏れる。
よく見ると恵介のシャツのお腹のあたりが少し張ってきている気がする。

「そろそろきつくなってきた?」

「いや。まだまだ食えるよ。ちょっと腹が張ってベルトがきつくなっただけ。」

そう言って、恵介はまた箸を取った。
確かに食べるペースはあまり落ちていないようだ。
恵介の満腹中枢は仕事が遅いみたいだが、胃袋はまだ絶好調らしい。
それを聞いて、僕も休まずトングを動かしていく。

「でも、ちょっと味が単調だな。」

恵介はそういうとおもむろに立ち上がり、デザートコーナーに歩いて行った。
そして、チョコレートソースやナッツやフルーツで飾られた
大盛のソフトクリームを持って戻ってきた。

「もうデザート?」

「いや、箸休め。俺途中に甘いものはさんでも平気だから。
 あと、暑いし。」

玉のような汗をぬぐいつつ、ソフトクリームに手を付ける。
冷たいものを食べる時でも、恵介の一口は大きい。
大盛のクリームを飲むように平らげていく。
あんまり急いで食べると頭キーンってなるよ…
でも、恵介は平気な顔であっという間にソフトクリームを食べてしまった。

191名無しさん:2016/10/21(金) 18:30:04 ID:JukDafoo0
「さて、気分転換したところで、残りの肉も一気に片づけるか。」

まだ余裕綽綽な恵介。
後半戦は調味料を変えて味を変える作戦のようだ。

「んー。たれもいいけど、ポン酢も合うなあ。
 レモンと塩もさっぱりしてうまい。
 キムチを挟んでみるのもいける。」

肉を片付けるというより、純粋に焼肉を楽しんでいるようだ。
もはや呆気にとられ淡々と肉を焼く僕を尻目に、
大皿のカルビはみるみる減っていった。

そして、ついに大皿の肉の塊は全部恵介のお腹に収まってしまった。
恵介のお腹は目に見えて膨れ、シャツのボタンが左右に引っ張られていた。

周りの席からは、すげえぞあのデブとか、お相撲さんかな、とか小声が聞こえてくる。
そんな声が聞こえているのかいないのか、啓介は自慢げにお腹をゆすって見せる。

「げぷっ。どうだ、宣言通り全部食ったぞ。」

「まさかほんとに食べきっちゃうなんて思わなかったよ。
 今日はすごいもの見せてもらったし、僕が出すよ。
 会計してくるから待ってて。」

「あ、ちょっと待った。
 デザートのケーキとソフト持ってくるから。」

・・・結局、恵介はこの日、焼肉大皿1枚+α、大盛ご飯5杯、
ソフトクリームとケーキ類全種類2周ずつを食べた。

192名無しさん:2016/10/21(金) 18:30:45 ID:JukDafoo0
会計を済ませて店を出た後、二人で恵介の部屋に行った。

恵介はベッドに腰かける。大きなお腹が邪魔で見えなかったが、
すでにベルトもズボンのボタンも外されていた。

「ふう、食った食った。さすがに満腹だわ。ごちそうさん。」

満足そうにお腹をさする恵介。
店ではなるべく意識しないよう我慢してたけど、
ごくり。もう辛抱できない。

「あの、恵ちゃん。」

「ん?」

「お腹触ってもいい?」

少し小声になる。
これを聞くのはいつになっても小っ恥ずかしい。

「お、いいぞ。ほら。」

恵介がきつきつのシャツのボタンを外し、インナーの裾を捲ると、
丸くて色の白い、小山のようなお腹があらわになる。
お腹回りの皮下脂肪が厚いと胃が膨れてもお腹の膨らみが分かりにくくなるが、
それでも今の恵介のお腹は目に見えて丸く突き出してるのがよくわかる。

193名無しさん:2016/10/21(金) 18:31:18 ID:JukDafoo0
恵介のお腹に軽く手を当て、まずは優しく撫でてみる。肌が少し汗でしっとりとしている。
お腹の一番膨れている部分は軽く手を当てているだけでもかなりの弾力を感じる。
少しに手に力を入れ、軽くお腹を揉んでみる。
やわらかく分厚い脂肪の下にずっしりと重たい感じの感触がある。
腹筋とその下のパンパンに膨れた胃袋なのだろう。
今この状態の胃のレントゲン写真と、腹部を輪切りにしたCT画像が欲しい。

僕がお腹の感触を楽しんでいると、恵介がふぁ〜と大きなあくびをした。

「満腹で急に眠くなってきた。
 俺、横になるから、あとは好きにしてて。」

そう言って、ごろんと仰向けに寝転んで、やがて寝息を立て始めた。

好きにしろと言われたので、僕は引き続きお腹を揉んだりさすったりしていたが、
やがて、僕も少し眠くなったので恵介の横に寝転んだ。
恵介の寝息に合わせて、膨れたりしぼんだりする風船のようなお腹に
顔を半分うずめてそっと耳を当ててみる。
ぐるぐるぎゅううう。コポコポコポ。ぐぐ〜。
お腹の中で消化が進んでいることがわかる重低音が心地いい。
恵介が目を覚ます頃には、中身はすっかり消化され、お腹は元に戻っているだろう。
でも、あれだけのたくさん食べたんだし、また太っちゃうかもね。

恵介の太い腕が僕の背中を抱いた。
無意識なんだろうけど、なんだか安心できる。
僕も恵介の大きなお腹を枕にそのまま眠ることにした。

194名無しさん:2016/10/21(金) 18:34:05 ID:JukDafoo0
終わりです。
特にオチはありません。

食べ放題はマナーを守って楽しく食べまくりましょう。

195名無しさん:2016/10/23(日) 20:34:59 ID:pfjYr4zQ0
SS乙です。
デブで大食いで、しかもお腹触らせてくれる友人。その上腹枕まで!
うらやましい。

短編なのにキャラが活き活きしてたのがとても印象的でした。
同じキャラで続編とか前日譚?とかも読んでみたい欲求に駆られますね。
それくらい魅力的でした。

196名無しさん:2016/10/25(火) 20:53:08 ID:OARAjpv20
デブのお腹おもいっきりモミたい

197名無しさん:2016/10/27(木) 22:46:06 ID:FK10crAA0
投下します。短くなると思います。

198名無しさん:2016/10/27(木) 22:48:34 ID:FK10crAA0
『寿司』

いつもは僕と恵介で食事に行くことが多いが、
今日は健児と幸夫も誘って、4人で回転寿司の店で夕飯を食べることにした。
店の前で二人と合流する。
店員に案内され、テーブル席に着く。
4人掛けの席だが、このメンバーだとちょっと窮屈に感じる。

通路側に座ったのは恵介と健児だ。
健児は身長が高くがっちりとした体格をしており、腕が太く胸板も厚いが、
幸夫の影響か、最近ちょっとお腹がたるんできているとのことだ。
学生時代は柔道をやっていて、結構強かったらしい。

レーン側に座ったのが僕と幸夫だ。
幸夫は小柄だが、脂肪太りのぽっちゃりの体形をしている。
過去にスポーツ経験はないらしく、お腹やほっぺたがぷっくりとしている。

おしぼりで手を拭いたり、お茶を注いだりして、食事の準備ができたところで、
正面に座っている健児が幸夫に話しかけた。

「お前、何皿ぐらい食べれるの?」

「さあ、どのぐらいだろうな?50は楽勝だと思うけどな。」

「おー、さすがだな。50かぁ…よし。
 俺とどっちが食えるか競争しねえ?」

「ああ、別に俺はいいけど、それ俺に有利すぎないか?
 幸夫がよければ二人で組んでもかまわないぞ。」

199名無しさん:2016/10/27(木) 22:49:15 ID:FK10crAA0
恵介が幸夫のほうをちらっと見た。

「競争かぁ。なんか面白そうだね。やろやろ。」

「ちょっと待て恵介。俺だって食うのに関しては結構自信あるぞ。
 それに二人がかりなんてアンフェアだ。
 そっちは直樹と二人で組んで、2対2でどうだ?」

え?僕も?
僕は食べる量は人並みだと思う。正直このメンバーの中では一番小食だ。
健児は体も大きいし、恵介には敵わないまでもけっこう食べそうだ。
幸夫も食べることが大好きだというし、大人の平均以上は食べるだろう。
そう考えると、僕は恵介と一緒でちょうどつり合いが取れるのかもしれない。
今回も恵介にがんばってもらおう。

「じゃあ、2対2でやってみようか。
 でも、みんな無理しちゃだめだよ。」

こうして、僕・恵介と健児・幸夫の回転寿司大食いチーム戦が開始された。

200名無しさん:2016/10/27(木) 22:49:55 ID:FK10crAA0
「直樹、ネタは何でもいいから、こっちにどんどん皿をよこしてくれ。」

「ユキ、こっちにも頼む。」

通路側に座った二人が、レーン側の僕たちに言う。
店に入った時間帯がちょうどよかったのか、客がまだ少ない割りに皿は結構回っている。
僕は言われた通り、レーンから適当に皿を取って恵介と健児のほうに渡していった。

「「いただきまーす」」

通路側二人が同時にそう言って、食べ始めた。
恵介は箸も使わず、赤身2貫をそのままつまんでさっと醤油につけると
口を大きく開けて一気に放り込んだ。
もぐもぐと咀嚼しながら「んー、んまい」とか言いいつつ、あっという間に飲み込む。
…あんまり急いで食べると、ワサビでつーんってなるよ。
こうして恵介は最初の一皿を数秒で片づけると、同じように次の皿を食べ始めた。
健児は恵介の2貫食いに一瞬驚いたようだったが、目の前に並んだ寿司を
どんどん口に運んで飲み込むように食べていった。気迫ならこちらも負けていない。

二人が火花を散らしているのを横目で見ながら、僕も食べ始める。
競争中ではあるけど、早食いではないし、ゆっくり味わって食べることにする。
僕と同じように、ゆっくり食べつつ、幸夫が話しかけてきた。

「直樹君は最近映画観た?僕この前、健君と行ってきたんだけど、
 健君、始まってすぐ寝ちゃってさあ・・・」

へえ、そうなんだ、などと相槌を打ち、僕も最近見た映画の話などを始める。
普通に談笑しながら夕食を楽しむ僕と幸夫。
なんだか通路側の席とは時間の流れが違うような感じがするのは
幸夫のおっとりした話し方のせいかもしれない。
だけど会話をしつつも、隣に皿を渡すのはしっかりこなす。

201名無しさん:2016/10/27(木) 22:50:36 ID:FK10crAA0
けっこうなペースで渡しているつもりだが、恵介が食べるのが早すぎるのか
テーブルの上にとってある分の残りが少なくなってきていた。

「恵ちゃん、何か食べたいものある?注文しようか?」

「んーそうだな、じゃあ、イカとサーモンとツナマヨを3皿ずつ」

「俺も同じのを頼む…」

そういうが健児の声が少し苦しそうだ。
自分の分を食べながらも、幸夫が健児の顔を覗く。

「健君大丈夫?あんまり無理しないでね。」

「お、おう、まだいけるよ。」

いつの間にか、通路側の席のほうにはかなりの数の空皿の山ができていた。
恵介はまだぜんぜん余裕そうだが、健児のほうは限界が見えてきた感じだ。
お腹も確実に膨れてきているようで、ベルト穴をずらし始めていた。

やがて注文品がテーブルに並ぶと、健児の顔が引きつっていた。
ゆっくりお茶で流し込みながら食べていったが、やがて途中で箸が止まる。

「…ギブアップ。もう食えねえわ。げぷっ。」

そう言って健児は背もたれにどすんともたれ掛かった。

「健君、お疲れ。」

「幸夫、すまん。後は頑張ってくれ。
 俺もう腹パンパンなんだ。」

202名無しさん:2016/10/27(木) 22:51:16 ID:FK10crAA0
健児はシャツの裾を捲り、自分のお腹を見せる。
幸夫曰く、以前の健児のお腹はきれいに腹筋が割れていたらしいが、
柔道を引退してからというもの、お腹回りに少しずつ脂肪が蓄積してきて、
今は脂肪の上に薄ーく腹筋のカットが見えるばかりになっていた。
そのお腹がさらにぽっこりと膨れて太鼓腹のようになっている。
不覚にもちょっと見とれてしまった。

「…10、…20、…30、34枚か。
 全然50に届いてないじゃねえか。」

「うーん、もうちょい行けると思ったんだけどなあ。面目ない。」

回転寿司で大人の男が食べる平均はだいたい10皿〜15皿前後らしい。
それに比べればだいぶ多いけど、正直健児ならもう少し食べられるかと思った。
恵介はまだぜんぜん食べられそうだし、勝負有ったかな?

203名無しさん:2016/10/27(木) 22:52:03 ID:FK10crAA0
続きは来週ぐらいになると思います。

204名無しさん:2016/10/28(金) 01:16:19 ID:.Mg9DE4A0
軽い気持ちで「続編読みたい」なんて書いちゃいましたが、まさか本当に読めるとは。
新キャラも登場してますます楽しみです。続き、気長に待ってます。

っていうかこういうのが本来のSSだよなあ。適度に短くて、でもちゃんと萌えポイントは
しっかりある話を簡潔にまとめられるの、本当に尊敬する。
自分も前に肥満化スレの方で自作を上げたことあるけど、SSとは程遠い量に
なっちゃったし。
身体に贅肉つくのは一向に構わないけど、文章の贅肉は削ぎたいもんです。

205名無しさん:2016/11/01(火) 18:04:32 ID:3alc5tEM0
健児の脱落を見て余裕ができたからか、恵介はちょっとペースを落とし、
箸を使って1貫ずつ食べるようになった。
健児のお腹を見ながら恵介が笑う。

「健児、最近また太ったんじゃねえの?」

「お前が言うな。でも確かに、ほんと腹回りやばいよな。
 ジムでも通ってみるかなぁ。」

「ジムねぇ…。俺も体重いし、行こうかなぁ…。」

え?

「お前、まさか痩せようと思ってるの?
 せっかくそんなデカくなったのにもったいないだろ。」

「いや別に痩せたいって訳じゃないけど、
 この体型だと筋力維持しないとやってけないんだよ。」

なんだ、そういうことか。

「ジムなんて、僕は一生行かないと思うな。運動は苦手だよ。」

「幸夫、お前はそれでいいんだ。そのままでいてくれ。」

「そうそう、ジムっていえばさ、ジム通いしてる同僚がいるんだけど
・・・」

206名無しさん:2016/11/01(火) 18:06:01 ID:3alc5tEM0
ジムの話から始まって、最近のみんなの近況報告など話が弾んだ。
雑談をしながら1つ1つと寿司を食べていき、いつの間にか皿が積み重なる。
やがて僕のお腹も限界に達した。
ふうっと息を吐き、ベルト穴を一つ緩める。

「そろそろ、僕もお腹いっぱい。ギブアップ。」

「直樹おつかれ。…10、…20、21枚。
 結構頑張ったな。」

「うん、恵ちゃんあとは頼んだよ。」

こうして、恵介と幸雄の一騎打ちとなった。
正直、幸夫に勝ち目はないだろうと思う。
恵介のほうを見ると、すでに50〜60くらいの皿が積みあがっている。

あとは幸夫がどこまで健闘するか…。あれ?
雑談に気を取られてちょっと目を離している間に幸夫の前には
健児以上の皿の山が出来上がっていた。
そういえば、幸夫は話をしながらも常に一定間隔で口に運んでいた気がする。
恵介でさえ、だいぶゆっくり食べるようになってきているのに、
幸夫は食べ始めたころからペースがほとんど変わっていない。
まだかなり恵介にリードがあるけど、少しずつ確実に差が縮まっていく。

207名無しさん:2016/11/01(火) 18:07:17 ID:3alc5tEM0
「ぐぷっ。だんだん腹に溜まってきたな。
 さて、そろそろスパートかけるか。
 直樹、ペース上げるからまたどんどん渡してくれ。」

恵介がぐっとお腹を持ち上げて、ベルトを緩めると、
締め付けがなくなったお腹がぶよっと広がる。
そして、食べ始めた時のように2貫ずつ一気に口に運び始めた。
咀嚼もそこそこにお茶で流し込み、瞬く間にお腹に収めていく。
恵介の前にどんどん皿が積みあがっていく。
そんな恵介を見ながらも、幸夫は相変わらずのペースで1枚1枚積み上げる。

「直樹、ストップ。今取った分食って終わりだ。」

恵介はテーブルに残っている分を片付け、最後の皿を積む。
そして、満腹を宣言するような大きなげっぷをした。

「げぇーぶ。もう食えねえ。ごちそうさん。」

「…10、…20、・・・ジャスト80。
 すごい。恵ちゃん、お疲れ様。」

「…やっぱすげえな。
 ってか、お前こそ、ぜんぜん50じゃないだろ。」

僕と健児が見とれているのに気付いたのか、
恵介はさらに膨れたお腹を得意そうにぽんぽんと叩いた。
残るは幸夫だ。

「あれ、みんな食べ終わったの?
 それじゃ待たせちゃ悪いし、ちょっと急ごうかな。」

208名無しさん:2016/11/01(火) 18:09:02 ID:3alc5tEM0
幸夫はおしゃべりをやめて、食べるのに集中し始めた。
恵介のようにガツガツとは食べないが、ペースは少し上がっている。
食べ終わった僕たちはその様子を見守る。

「そういえば、幸夫って食べるの早くないけど、
 いつまでも食ってられるよな。」

健児が思い出したように言う。
確かに小柄で食べるのがゆっくりだからか、あまり大食いなイメージなかったな。
こうして、積み上げた皿で食べた量がはっきりして、初めて気づいた。
意外な伏兵に、さすがの恵介もちょっと焦っているみたいだ。

「ああ、おいしかった。ごちそうさま。」

結構な時間をかけたがようやく幸夫も食べ終わった。
その皿の数を数えてみると、71皿。
恵介にわずかに及ばないものの、かなりの大食ぶりだ。

勝負の最終結果・・・
僕・恵介 101皿
健児・幸夫 105皿
わずか4皿差であったが、健児たちの勝利だ。

209名無しさん:2016/11/01(火) 18:09:38 ID:3alc5tEM0
健児と幸夫と別れ、僕と恵介は恵介の部屋にやってきた。
恵介がどかっとベッドに腰かける。

「あー、惜しかったなあ。幸夫があんなに食うと思わなかった。」

「僕がもうちょっと頑張ってれば、勝ててたかもね。」

「いや、お前はよく頑張ったよ。
 …こんなことなら、おやつ我慢すればよかった。」

「そういえば、お店に入る前にコンビニでおにぎり何個も買って食べてたよね。
 なんでご飯の前なのに買い食いしちゃったの?」

「しょうがないだろ、新商品出てたんだから。」

うん、それならしょうがない。
こうした小さな努力の積み重ねが、こんな立派なお腹を作り上げるのだから。
僕もベッドに腰かけ、一段と立派に仕上がった恵介のお腹をじっと見る。
その視線で僕の言いたいことを察したのか、
恵介が服の裾を捲くり上げてお腹を出すとごろんと横になった。

「食いすぎて腹苦しい。擦ってくれない?」

「…うん。」

210名無しさん:2016/11/01(火) 18:10:11 ID:LLsDb2U.0
僕が恵介のお腹を撫でていると、健児からメッセージが届いた。

『お疲れ。今回は俺らが勝たせてもらったぜ!また飯いこうな。
 そして恵介とユキの競争心を煽って限界以上の大食いをさせる作戦は成功だな!」

だな!って僕も共謀してたみたいな言い方になっているけど、僕はそんな話は初めて聞いた。
続けてメッセージが届く

『本日の成果』

そして、その後に画像ファイルが4つ続けて送られてきた。
どれも裾を捲ってお腹を晒した幸夫の写真だ。
3つの画像はそれぞれ正面、横、そしてやや下からのアングルで撮影されている。

「すごい、おっきい。」

思わず声が漏れる。
さっき思い切り食べまくった幸夫のお腹は、すごい形をしていた。
控えめに言っても空気をパンパンに入れたビーチボールだ。
鍛えていない腹筋は抑えが少ない分、恵介より食前食後のウエストの変化が大きく、
ぷっくりした胸のすぐ下あたりからおへそのやや上、そして下腹に向かうお腹のラインが
きれいな放物線を描いており、ほぼ完全な半球状になっている。
正面から見ると膨らみすぎたお腹のせいで、おへそが引っ張られ、横に伸びたように形が変わっている。
下から撮った写真では、ズボンを大きく超えて張り出したお腹に上半身ほとんどが隠れてしまっている。
はちきれそうだ。
今すぐメジャーを持ってお腹回りを図りに行ってしまいたい衝動に駆られる。

そして最後の画像ファイルは、健児が幸夫の腰に手をまわし、
お腹をむにゅっと鷲掴みにしながら撮った二人の自撮り写真だった。
満足そうな健児とちょっと恥ずかしそうな幸夫の表情が微笑ましい。

211名無しさん:2016/11/01(火) 18:10:42 ID:3alc5tEM0
眼福眼福。
いいもの見せてもらったし、お返しをしないと。

「恵ちゃん、ちょっとお願いが…、あれ?」

僕が幸夫の写真に見とれている間に、お腹を撫でられるのが気持ちよかったのか
恵介は寝息を立てて寝てしまっていた。
起こしちゃ悪いし、勝手に写真を撮らせてもらうことにする。

恵介のお腹の写真をいくつかのアングルから撮影し健児に送った。
返事はすぐ返ってきた。

『すっげー!デッケー!肉の山みたい!
 めっちゃ気持ちよさそう!!
 今度触っていい?』

さあ、それはどうだろう?
少なくとも、今は僕が独り占めだ。
僕は恵介の大きなお腹を両手で抱き、その感触を存分に味わった。

212名無しさん:2016/11/01(火) 18:43:54 ID:3alc5tEM0
終わりです。

>>204
単行本1冊に何話か収録されるくらいが短編、それより短いのがショートショートという認識です。
長いお話も書けたらいいなあと思いつつ、いい案もなく、表現力もなく。
128さんみたいな文章に憧れます。続きが楽しみです。

213名無しさん:2016/11/02(水) 01:24:55 ID:Tj4eU6us0
SS乙でした。
恵介、大食いでは敵無しかと思ってたら意外な結果でしたね。
とは言っても2人合わせての結果であって、一人で食べた量と言う意味では
やはり断トツでしたけど。
負けたくないからと無理やり詰め込んだりするのではなく、純粋に食を楽しんでる感じが
とても良かったです。キャラクターに対する愛情が感じられるというか。

214128:2016/11/05(土) 23:57:42 ID:H9uFiESQ0
大変お待たせいたして申し訳ありません…
続きです。どこまで上げたっけ……

215128:2016/11/05(土) 23:58:31 ID:H9uFiESQ0
「おい、まだかよー何やってんだよ……」

トイレの外に他の乗客が待っていたのだ。
あまりの長期戦にしびれを切らしたらしい。

「……ど、どうすんだ……」

すまん、ちょっと中でデブ男二人が服を脱がしあって、まさに今パンツをずらすところなんだ

などと言えるわけもなく、
「す、すまん、ちょっと腹の調子が良くなくて、まだしばらく出られそうにない……」
男が苦しそうな演技を加えて答えた。

中でデブ男二人が服を脱がしあって、まさに今パンツをずらすところなどと知る由もない外の客は、
チッと舌打ちして、どうやら諦めて他のトイレへ向かったらしい。

しばらく物音がしないことを確認して、

「……ふーっ、危なかったな」

不意の水入り時間も乗り越え、男は引き続き試合を再開する。

216128:2016/11/05(土) 23:59:45 ID:H9uFiESQ0
パンツになんとか指はかかったが、汗でぴったりと張り付いたそれはなかなか?がれそうにない。
男は顔と肩とで英太の腹をこねくり回しながら格闘していた。

そしてようやく腰回り一周分のゴムを外へめくることに成功。
「よしっ」
そのまま腰ゴムを、靴下の裾を巻くように、
ショートパンツとパンツを重ねたまま、くるくると英太の太もも巻き下げていく。

今まさに牛か象のような巨大な尻山を越えようとしたとき、

「……おい」
「う……」

尻山の反対側で、別の火山がそそり立っていたせいで、パンツが引っかかりそこから一向に進めないのだ。
いくら肉に埋もれてミニマムサイズな見た目とはいえ、全開になってしまえばそれなりの山になる。

「このボルケーノをなんとか沈めてくれ」
「し、しょーがねーだろ!こんなグニグニムニムニこねられたら興奮するだろそりゃ!」

キレ気味に英太が吼えた。
とはいうものの、実際、山がおとなしく静まってもらうのを待つしかない。
さっさと噴火させてしまう手もあるが、さすがに男だって溶岩まみれの他人のパンツなど嫌でも履きたくない。

そうこうしているうちに、むくむくと英太は太り続けているのだ。
このトイレのなかでこれ以上太ってしまえば、それこそこの小さな扉から出られなくなってしまう。

……などと考えてしまうと、いよいよ英太の火山は高くそそり立ってしまうのだ。

217128:2016/11/06(日) 00:01:12 ID:fE0IBgPo0
これでは本気でトイレに詰まりかねないため、
何とか落ち着かせようと英太は素数を数える。
2、3、5、7、11、13、17、19、21……
「おい、21は素数じゃないぞ」
「うるせー。……あれ?どこまで数えたっけ」

などとやっているうちに、ようやく英太の火山は沈静化した。

入山規制が解かれたとはいえ、この様子だとすぐにまた警戒レベル5になるため、
男はさっさと相撲の続きにとりかかる。

幸いにも英太の火山が生地を伸ばしていた分の余裕が生まれたため、
先ほどよりは幾分スムーズに英太のパンツは巻きさげられていく。
尻山チョモランマもチンボラソ火山もなんとか越え、ぶっとい太ももを通過して膝まで下山することができた。

しかしパンツは足を通しているものである。
見た目すっかり豚であるものの曲がりなりにも人間である英太が二本足で立っている以上、引き抜くことはできない。

「よし、足を上げてくれ」
とはいえ200㎏がどんどん迫っているる体をやっとのことで支えている英太には、もはや片足を上げることもできない。

218128:2016/11/06(日) 00:03:12 ID:fE0IBgPo0
そこで再び英太は便器に腰を下ろす。
アメリカの巨デブを幾度となく支えてきているであろう歴戦の戦士たる便座でさえ、ミシミシと悲鳴を上げた。
尻を拭こうと片尻を上げようものならジエンドだろう。

英太のパンツは足首までおりており、今は下半身すっぽんぽんのはずだが、
肥大した土手肉と覆いかぶさる腹肉のダブルガードのおかげで
英太の火山は見事に隠されており、英太の相撲は不浄負けにはならずにすんでいた。

安心してください。はいてますよ!
などと流行語がよぎるが、実際、はいてませんよ。

壁に手をつき、なんとか歴戦の便座を壊さぬよう片方に体重がかからないように注意しつつ、
ずっしりと重くなった足を、片方ずつ少し上げて、なんとかパンツを足から外した。

「ふーっ!やっととれたぜ!」
脱ぎ捨てられた海パンのように細く巻き取られ8の字状を呈しているパンツとハーフパンツをほどきつつ、男が勝鬨をあげた。

「よくできたぞ」

男が英太をほめた。
まるでおむつが取れる訓練中の赤子である。
ここまで太るとここまで介護が必要なのか……

みじめな気持ちになると同時に、謎の興奮に似た感情を覚える英太。
さらに先ほど席に座っていた時より明らかに増している肉の質感にきづき、
肉ガードの下で再び火山が疼き出していた。

「……ちょっとまって」
「しかたねーな……」

219128:2016/11/06(日) 00:04:02 ID:fE0IBgPo0
英太はトイレットペーパーを多めに巻き取ると、
それを腹肉の下に突っ込んでまさぐり始めた。
この体形になると自分の山すら手が届くのがやっとだった。
さんざん刺激されじらされていた英太の火山は、ちょっと刺激しただけですぐに、

「……うっ」
「噴火はえーよ」

分厚くて重厚な腹肉ガードのおかげで、その下でナニが行われているのか全く様子がうかがえない。
英太の恍惚とその後の賢者の表情でのみ読み取ることができた。

「ふぅ……はやく、ズボンを」


男のズボンは、だぼだぼだったためあっさりと脱げた。というか、ストンと落ちた。

再び慎重に足を上げてズボンを通し、重量感抜群の巨体でなんとか立ち上がり、
すっかりおとなしくなったチンボラソと尻山を収めた。
これだけ大きくなった英太にとってもまだ緩いゴムズボンだが、このままではピッタリになるのも時間の問題である。

一方の男は、ぐっしょりと濡れたパンツを見て、
「……これも、俺がはく……んだよな?」

あからさまに嫌そうに言った。
「嫌ならノーパンでもいいぞ?」

賢者英太は、珍しくS口調で返した。

220128:2016/11/06(日) 00:04:43 ID:fE0IBgPo0
ここで一旦切ります

221名無しさん:2016/11/06(日) 00:07:36 ID:cU4edOfU0
>>128
SS乙です!
賢者モードでS、ちょっと笑ってしまいました…が、考えてみたら英太と男、尋常じゃない
体験を共有してるとはいえ出会って間もない間柄なんですよね。
そんな相手の汗でぐっしょりな下着を身につけるのは…たしかにちょっと嫌かも。
何はともあれ、続きが楽しみです。

222名無しさん:2016/11/06(日) 00:38:43 ID:fE0IBgPo0
>>221
汗だけじゃないでしょうしねぇ…

223名無しさん:2016/11/06(日) 23:00:27 ID:kt234Lak0
SS乙です
素数を数えて落ち着いたのに結局天国に到達しちゃいましたね。
こうしている間にも脂肪がどんどん流れこんでズボンがぴっちりしてくると
考えるとぞくぞくします

224128:2016/12/13(火) 21:00:57 ID:W6g75dsQ0
一旦切るとか言いつつ1か月以上空いてしまいましたね…

225128:2016/12/13(火) 21:03:13 ID:W6g75dsQ0
さて、何十分かかけて、ようやく服の交換が終わった。
少しだぼっとした男の服を着た英太と、まだちんちくりんで腹を隠しきれない男が出来上がった。
しかし、服だけみれば、腹の出た男のほうがデブ感あるが、
よくよく見なくても体の太さ自体はもうすでに英太のほうが大きく上回っていた。

すでに残りの数字は。100に迫っている。

「ふーっ、結構時間食っちまったな。ただ……」

ここからがまたハードルだ
男がそう言ってドアの外に聞き耳を立てる。

幸い、待ち客の気配は感じられない。

男はそっとカギを外し、恐る恐るドアを開け、隙間から覗き込んだ。
客はいないが、CAが、カタカタと軽食の準備をしているのが見える。

「まだだ」

男はドアを閉めて再びカギをかけると、英太にすぐに出られるように立ってろと言った。
1度立ち上がるごとに益々重くなる体だが、それでも少しは慣れてきた。
ゆっくりではあるがしっかりと立ち上がる。

「よし、待ってろ」

再びカギを外して外を覗き込む男。
誰かが呼び出したのか、CAがギャレーを開けており、誰もいない。

「今だっ」

かなり身軽になった体で、男がさっと飛び出した。

「おい早くしろっ」
「ふひっ、ちょ、ちょっと待って」

一歩踏み出しよろける英太。100㎏以上の増加体重が重くのしかかる。

「!」

226128:2016/12/13(火) 21:05:16 ID:W6g75dsQ0
人の気配を感じて男がとっさにドアを閉めた。
英太はトイレに取り残された。危うく腹肉をドアに挟み込むところだった。
しかしチューブが繋がっているため完全には閉めることができない。

ギャレーに入ってきたのはCAだった。男と目が合う。

チューブでつながった腹をを隠すようにしてトイレの前に立ち、
半分振り返って、ハァイ…と男はCAとアイコンタクトを交わす。

ハイ、と軽く挨拶を返したCAだったが、怪しげに男をじろじろと見つめている。

気付かれたか……?

「……なにか?」
「背中とお腹、丸出しよ」

CAはちんちくりんのシャツで隠しきれていない男の体を指していった。

「おお……失礼。サンキュー」

などと言ってそっと男はシャツを伸ばして腹を隠すそぶりを見せた。
小さいシャツではまだ到底隠し切れないわけだが、CAはそれ以上特に何も追究も質問もせず、
ギャレーの棚からジュースなどを取り出している。
ドアが閉まっていないことには気づいていないようだ。

何本かジュースを取り出したCAは、そそくさと通路へと戻っていた。
アメリカのCAがテキトーで助かった。

227128:2016/12/13(火) 21:06:12 ID:W6g75dsQ0
「よしっ」

ドアをさっと開けて、不安そうに息をひそめていた英太を男は引っ張り出した。

「ほらっ、しっかり歩け」

夢の200kg肥え、もとい超えを射程にとらえた巨体を揺らして、英太は席に戻る。
たった数メートルの距離なのに、まるで階段を500段登り切ったかのようなくたびれ具合である。

「ふひゅー……ふひゅー……」
「なんだもうへばってきたのか」
「お…はひっ……おもった、より、ふー、これキツイな……足とか、もうすでに限界なんだけど…」

そう、もうかなり終盤に近付いているとはいえ、まだ50㎏ほどの増量が残っている。
200近い巨体から考えればなんてことないような数値だが、よくよく考えなくても人ひとり分である。
今50㎏の誰かが背中にのしかかってきたとして、直立を維持できるとは到底思えなかった。

「なに、大丈夫さ。気付いてないだけで、脂肪だけじゃなくてほかの組織も一緒に移されるから。ほら見て見ろ」

男はそう言ってチラ見している自分の腹をつまんで見せた。
まだまだぽっちゃりしているとはいえ、全く違和感のない腹である。
ついさっきまで200㎏を超えていたのであれば、ダルダルの皮が余っていてもよさそうなものだが。

「もし脂肪だけしか移せないとしたら、100㎏超えたあたりでとっくにお前は潰されるか破裂するかして死んでるよ」
「ああ……なるほど」

一体どんな仕組みなんだ…などと一瞬思ったが、
数時間で150㎏太るとかいう意味不明な事態を全身をもって体感している以上、もはやどうでもよかった。

228128:2016/12/13(火) 21:07:09 ID:W6g75dsQ0
数メートルの長旅を経て席に着いた時、
「ちょっとまて」
男がそう言って、英太より先に窓側の席に座った。

「はじめはガリガリが窓側でデブが通路だったんだ。逆じゃないとオカシイだろ?」
男は笑って言ったが、はじめは日本人が窓側で白人が通路側だったんだけどな、と英太は思った。
この国の見た目基準は体形が重要なのか……
バレないように祈りつつ英太は通路側の席に座った。

先ほどまでは男の巨体によって窓際に押し付けられていた英太だったが、完全に立場は逆転していた。
ますます小さくなっていく男のシートにはみ出して、英太が男を押し込んでいた。
通路には英太の尻肉がはみ出す。

しっかりと背中をつけて座っているのに、前の席がずいぶんと近くに感じ、
というか、すでに前の席に押し付けられているような錯覚である。
足が伸びたわけではないはずだが、尻がでかくなっているせいで膝が前の席につっかえてしまう。
そのように太もも、膝、前の席とが作り出した空間の、80%くらいを腹肉が占拠しているように思えた。
隣で見ているときにはそれほど感じなかったが、いざこの体になってみると、想像以上に狭い。

さて、数値もいよいよ60を切り、英太の肥満化も残り1時間である。
ここまでくると、もう体の変化のスピードは減速し、目に見えた体系変化はわからなくなってきた。
英太も落ち着いてきたのか、体が順応してきたのか、先ほどよりは幾分息が下がっている。
そして再び、いろいろと楽しんでみる余裕も出てきた。

「ついに200㎏だぜ。どうだい?夢の巨体は」
「ふー……最高だな。なかなかしんどいけど」

今思えばずいぶんと野太くなった声で、英太は答えた。

狭い空間を占拠した腹肉は膝まで迫り、重く垂れ下がって太ももの間をこじ開けている。
その膝は太ももと腿の肉が増大したせいで皿の骨を触ることができない。
というか、全身どこを触っても、触れる骨など一つもなかった。
何10㎝もの厚みを持つ贅肉に埋もれた腰骨や肋骨は当然として、
アゴや頭蓋骨など、比較的皮膚が薄いはずの部分でさえ、肉の壁に覆われて固い感触がわからなかった。
狭い空間で腋肉が横へと広がるため、腕を占めることなど全くままならず、
巨大なひじ掛けによりかかっているように横に出すしかなかった。

229128:2016/12/13(火) 21:07:58 ID:W6g75dsQ0
ここまで。いよいよラストスパート。
年内に終わらせるのが目標…

230名無しさん:2016/12/14(水) 18:34:58 ID:0XR5I7YQ0
乙です。
200kgになって狭いシートに押し込まれたら自分の肉に埋もれる感触になりそう。

男もいいキャラしていて好きです。名前がないのが残念なくらい。
好きで太ったみたいだし、痩せた体に飽きたらまた太ってほしいです。

231128:2017/01/26(木) 22:57:55 ID:6v60gR7A0
年内なんて嘘ばっかでしたね!
全開更新時より私自身が5㎏太ったから許してください!

232名無しさん:2017/01/26(木) 22:59:06 ID:6v60gR7A0
そして英太は気付く。
おかしい、ズボンもシャツもすでにパツパツになっている。
あと25㎏ほど太らないといけないのに。

「あー、お前チビだからな。その分横に広がるんだな」

男が笑って言った。
なるほど英太は男より10㎝ほど背が低い。
同じ体重であれば、より太くなるというわけだ。

そんなことがわかったところで、英太の肥満化は止められない。
きっちり225㎏まで太らなければいけない。
ズボンとシャツのボタンをはずし、何とか凌げるよう祈るしかなかった


急に体が巨大化する疲労感と、深夜便の疲れもあり、
分厚くなった自分の贅肉を枕代わりに英太はウトウトしていたが、

「ん?」

そういえば、常に感じていたチューブのかすかな振動が、いつの間にか止まっていた。
動くのも億劫な巨体を何とかよじり、チューブのメーターに手を伸ばす。

233128:2017/01/26(木) 22:59:41 ID:6v60gR7A0
数値はゼロになっていた。
つまり、

「お!止まったか。おめでとう、肥満化完了だ」

すっかりやせ細った男が、英太に握手を求めた。
やはりそこは白人男性。スマートになると益々イケメンである。
つい数時間前まで150㎏の体脂肪を身にまとっていたとは思えない。

一方の英太はつい数時間前までちょいぽちゃだったとは思えないほどの贅肉を身にまとい、
もはやアジア人ではなかなかお目にかかれないレベルの立派な肥満体となっていた。
結局男のシャツでは隠し切れなかったその巨大な餅腹が、狭い座席を占拠していかにも窮屈である。

今となっては骨と皮のように見える男の手を、グローブのように膨れ上がった英太の手がそっと握る。


男は自分の臍からチューブを抜いた。
差したときは何cmもチューブを飲み込んだブラックホールのような臍は、わずか1㎝程度の浅さになっていた。
一方英太の臍はいつの間にかチューブを30㎝ばかりも飲み込んでおり、
まるで手品のようにするすると無限にチューブが出てくるようだった。

底なしのような臍からチューブを抜き取り、ようやくすべての作業が終わった。
かくして英太は夢の超巨体を手に入れたのであった。

234128:2017/01/26(木) 23:02:24 ID:6v60gR7A0
飛行機はやがて上空で朝焼けを迎え、朝の機内食が運ばれてきた。
一番後ろの座席には、窓側に普通体型の男性、通路側に超肥満体の男性が座っている。
それ自体は離陸時と変わっておらず、CAは二人の人種も国籍も入れ替わっていることに気付かなかった。

アメリカのCAが適当でほんと助かった
つくづくそう思いながら、英太は朝食を受け取る。

当然テーブルなど下ろせないので、巨大に成長した腹の上にトレーを載せた。
「これ、ずっとやってみたかったシチュエーション……」
ひとりで感動しながら、今となってはあまりに少なく思える朝食を英太はぺろりと貪った。


朝日が差すころ、ニューオーリンズへの着陸態勢に入った機内にはベルト着用サインが灯る。
当然普通のベルトなど出来ない体になった英太は、男が使っていた延長ベルトを借りた。
「これもやってみたかったやつ……」
やはり感動しつつ、分厚い脂肪に邪魔されて四苦八苦しつつ、男に手伝ってもらいつつ、
なんとか英太はベルトを腹にまわした。

ついさっきは、つなぎ合わせたことで幾分余裕があったベルトだったが、
男より腹が大きくなった英太にとってはそれでも結構ギリギリであった。

235名無しさん:2017/01/26(木) 23:03:26 ID:6v60gR7A0
日が昇り、見慣れた街並みが見えてきた。
高度を落とした飛行機は上下左右に小刻みにゆれる。
英太が着る何十キロもの肉襦袢も慣性の力でぐにぐにと動き、
隣に押しやられたスリムな男を幾度となくスタンプする。

やがてボーイングの巨体は英太の巨体を載せたまま滑らかに着陸。
全力の逆噴射による慣性力を全身の脂肪で受け止めた英太は前の座席に押し付けられた。
伸ばし切ったシートベルトがこれでもかと深々と食い込む。
「ぐえ……ぐ、ぐるし…」
そのまま押しつぶされそうなかすかな悲鳴を上げたが、間もなく飛行機は速度を落とし、英太は解放された。

最後尾の座席で起こった出来事に、他の乗客もCAも誰一人気付くことなく、
飛行機は無事ニューオーリンズに到着した。

236128:2017/01/26(木) 23:11:54 ID:6v60gR7A0
ここまで、次でラストかな

237名無しさん:2017/01/27(金) 18:50:05 ID:q4lqutis0
乙です
いつも更新楽しみにしているので、終わってしまうのがさびしいけど
早く続きが読みたいです。

128さんが太って何キロになったのかも気になります。

238名無しさん:2017/01/28(土) 00:28:34 ID:UI3Ww0Ow0
更新乙です。楽しみに待ってました。
実際に巨デブになったらやってみたいことリスト、この性癖(太りたい願望持ち)なら「あるある」でしょうね。
確実に終わりが近づいてる感じで寂しさもありますが、続きが待ち遠しい気持ちもあり…ちょっとジレンマ。

239128:2017/03/11(土) 18:34:08 ID:RF.XyG4Y0
また1か月以上空いてしまいました…
>>237
当時は72→77でしたが、今はさらに太って80kgです…
太り始めの英太くらいですね。こっから150kg太るのは想像できません…

完結編です

240128:2017/03/11(土) 18:34:57 ID:RF.XyG4Y0
機内の乗客は続々と前へ詰めていく中、巨デブとスリムが取り残された。

「ふんーーっ!!っんぎーーー!!」

パンパンになった頬をさらに赤くしながら、英太は必死に力んでいる
前の席を引き裂きそうな勢いでつかみ、隣の席を半分折りかけながら、四苦八苦している。

要するに、太りすぎて立ち上がれないのだ。
さっき着替えたときですら大変だったのに、さらに50㎏太っているのだから当然だ。

「おいおい大丈夫か…こう、いったん反対側に反動をつけて……」

肥満体の先輩である男が指南する。
全身の肉をだっぷんだっぷん降らしながら、英太は反動をつけて、

「ふんっ!!」

一瞬飛行機がゆさっと揺れた気がした。
全身汗だくにになりつつ、ようやく英太は立ち上がることができた。
0.2トンオーバーの重量がずっしりと足にのしかかる。

241128:2017/03/11(土) 18:35:31 ID:RF.XyG4Y0
「ほら、降りてくれ」

窓際に閉じ込められた格好の男が促すが、
ただでさえその重量感に苦労する英太の目の前にはさらなるハードルが立ちはだかっていた

「せ、狭い……」

男の肥満体でギリギリだった通路である。
身長が低い分、男より横に迫り出した英太の肥満体では、もはやそれは通路ではなくただの隙間に見える。

すでにほかの乗客は全員降りてしまい、清掃の職員が怪訝そうに英太の巨体をチラ見していた。

重力に耐え、英太は一歩踏み出した。
案の定両脇の肉が盛大に通路につっかえた。
お腹をひっこめたり手で肉を抑えたりして何とか突破した。

しかし通路が狭いことは、悪いことばかりではなかった。
200㎏超の重量でフラフラな英太にとって、シートがある意味支えになってくれたのだ。
無理に突っ張ることなく、少し力を抜いただけで簡単に寄りかかることができる。
何列か通過するごとに英太が一息つくたび、ロシアンルーレットに選ばれた不憫なシートは
ギシッと悲鳴を上げながら英太の体重を支えた。

何十列とあるシートにひとつひとつ腹肉をこすりつけ、
通り抜けるたびに全身の肉をダプンと揺らしながら、
たっぷり時間をかけて英太は飛行機から降りた。

242128:2017/03/11(土) 18:36:10 ID:RF.XyG4Y0
「ふひっ、ふひっ、ふひっ」

少しずつ体が慣れてきているとは言え、突然増えた150㎏の重量に、
全身から脂汗を流しながら英太はゆっくりとボーディングブリッジを進む。
時々、男がまるで動物園の巨獣を誘導するように、
ゆっくりと英太を介護した。

シャツのボタンは閉まりきっておらず、腹餅がたわわにこぼれている。
ズボンのボタンはギリギリで止まっているが、へその下に深く食い込み、弾けないのが不思議だ。

ゲートを抜け、土産物店などの並ぶエリアに入る。
さすがの肥満体国アメリカとはいえ、このような光景は珍しいらしく、
ガリガリから英太に近い巨体の持ち主まで、ちろちろと英太を見つつ通り過ぎる。

英太の顔は真っ赤である。
しかし、これには全身を覆う巨大な重量と、周りから奇異の目で見られる恥ずかしさ以外に理由があった。

「ちょ、ちょっと…トイレ…いって、いいか?」
切れ切れの息で、英太が懇願した。

243128:2017/03/11(土) 18:38:19 ID:RF.XyG4Y0
さすがアメリカなのでトイレの個室もやや広めに作られているが、
それでも今の英太にはギリギリだった。

「ふぅ、ふぅ……」
「ちょっとまて」
「?」

倒れ込むように便器に座ろうとする英太を、男が止めた。

「これがないと」

男は、荷物から消しゴムを取り出した。
そして、便座と便器の隙間に挟み込んだ。

「よし、ちょうどいいな。これがないとこんな便座なんて一発で粉々だからな」
「な、なるほど……」
元祖巨デブの生きる知恵である。

ようやく便器に座ることを許された英太は、食い込んだズボンのボタンを弾き飛ばすように外し、
どたぷんと尻もちをつくように座り込んだ。
消しゴムの支えがあるとはいえ、便器はミシミシと音を立てる。

244128:2017/03/11(土) 18:39:03 ID:RF.XyG4Y0
「ふーっ…ふーっ…ふーっ…」

息を整える間もなく、英太は股間に手を伸ばした。

英太がトイレに駆け込んだ理由はこれだった。

ただでさえ全身が肉塊になるという興奮冷めやらぬ状況に、
英太のナニは飛行機を降りる前からとっくにビンビンである。
おまけに、ナニを埋め尽くさんばかりにたっぷりと太ったモチモチタプタプの柔らかな土手肉が
一歩一歩足を進めるたびに、小さなナニを揉みしだくもんだから堪ったもんじゃない。
さっき空の上で抜いていたにもかかわらず、もはや英太は再び限界に達していた。

「あ、あれ……?」

巨大なクッションのように膨れ上がった腹肉が邪魔して見えないのはもちろん、
そそり立った息子すら飲み込む土手肉に阻まれ、上手く探り当てられない。
もはや英太は自分でナニすらできない体になってしまったのだ。

「何やってんだよ…しかたねぇな、ちょっと腹抱えてろ」

男に言われるがまま、重量感たっぷりの腹肉を、両手いっぱいに抱えて力いっぱい持ち上げた。
そうして生まれた空間に男はトイレットペーパーを突っ込み、そして

「うっ……」
「だから噴火早えぇーってば」

245128:2017/03/11(土) 18:39:36 ID:RF.XyG4Y0
「ふっ、ふっ、ふっ」

空港のターミナルを出る頃には、英太も巨体にだいぶ慣れてきていた。
ゆっくりではあるが、介助なしでも一人で歩けるようになった。

「お前、これからどうすんだ」

出口ゲートで、男が聞いた。

確かに、元の体とはかけ離れた体型になってしまった今、もはや元の生活には戻れない。
排便すら満足にできない巨体で、どうやって生活していけばいいのか

それに、仮にいくら自分の体が巨体に慣れたとしても、周りの環境はそうはいかないのだ。

学校に顔を出したところで、教員も友人も、誰も英太のことに気付かないだろう。
そもそも、今のアパートの管理にだってわかりっこない。
家に帰ろうとしたら撃たれることだってありえる。
何よりパスポートの写真も今となっては全くの赤の他人で、このままでは日本にすら帰れない。


黙り込んだ英太を見かねて、男は言った

「うちに来るか?」

「は?」

246128:2017/03/11(土) 18:40:07 ID:RF.XyG4Y0
「何言ってんだ?」

「お前みたいなクレイジーなやつ何人かと一緒に住んでんのさ
 遠慮するこたないぜ?いいやつらばっかだし、クレイジー同志気兼ねもないしな」

男の話によると、英太と同じようにデブになりたい変態どもが集まって
ひとつ屋根の下でデブ活を楽しんでいるのだという。

「で、でも…」
「永住権やら仕事やらは気にするな。方法はいくらでもある」

英太の心配事を見抜いたぞドヤァとばかりに男が笑った。

確かに、そのことは英太の心配のひとつであった。
しかしそれだけでなく、体のこととか、病気のこととか、
犯罪に巻き込まれないか、どっかに売り飛ばされるのだろうか
そもそも未だに名前も知らぬこの男をどこまで信用していいのか

などと、勢いで押し切られた機内と違って、あらゆる心配が英太の巨体を走る。

しかし、と改めて英太は視線を下ろす。
パツパツのシャツ、といっても上から見ればもはやそれがシャツなのかもわからない。
それが全部自分の体とは信じられないほどに、視界を覆う肉塊。

そう、どうあがいてもすでに自分はこの巨体なのだ。
もはや、選択肢はなかった。

247128:2017/03/11(土) 18:40:37 ID:RF.XyG4Y0
「お、お邪魔してもいいのかな」
「もちろんだ!」
「で、でもその前に…」
「ああ? まだなんか不安なのか」
「あんた、一体何もんだ?」

あら、名乗ってなかったか? と男は驚き、

「俺はデイビッド。デーブって呼んでくれ。なに怪しいもんじゃねーよw
 よろしくな、えーっと……

「英太だよw …あれ?名乗ってなかったっけ?」

英太も驚いた。

「これから世話になるよ、デーブ」

248128:2017/03/11(土) 18:41:23 ID:RF.XyG4Y0
以上、とりあえずの完結です
長い間お付き合いいただきありがとうございます
そしてお待たせしてすみませんでした…

249名無しさん:2017/03/12(日) 14:28:00 ID:uyciMYOA0
SS完結おつ!
自分の肥満体に興奮できるのはゲイナーとしてうらやましい
消しゴムネタは知らなかったなぁ
肥満化とはすこしずれるけどデブ活している集団も気になる
そんなところいったら主人公毎日発射してそうだw

250名無しさん:2017/03/12(日) 19:24:16 ID:9JP72OYk0
SS完走乙でした。読み応えのあるストーリーで、毎回楽しんで読ませていただきました

デブ活集団、これはこれでまた別のSSが書けそうな存在ですね。
どんな目的で活動してるのか?全容はどんななのか?謎がいっぱいで、でもそこまで
説明することなく話が終わっているのが、却って想像力を掻き立てますよね。

今回の話でデーブは伝道師的な役割だったように思うけど、あの不思議な機械は
誰でも(デーブ以外でも)使えるのか?とか。
もし使えるとしたら、伝道し終えたデーブはその後どうなるんだろう、とか。
デーブしか使えないとしたら、この後デーブはまた次のターゲットに移すための脂肪を
貯め込むために、またいちから太り直すのか(それはそれで萌える)、とか。
完結後もいろいろ想像して楽しませてもらってます。

251名無しさん:2017/03/13(月) 18:41:36 ID:JJRJNpk.0
完結乙です
毎回楽しみに読んでいました
ちりばめられた巨漢ネタがリアルでした

脂肪を移せる装置は夢の機会ですね
デブ仲間がいれば「限界まで太ってみたいからみんなの脂肪貸して」とか
「ちょっと帰省するから脂肪預かって」みたいな使い方もできそう

252名無しさん:2017/03/14(火) 12:45:48 ID:BdMgmkKg0
SS乙です
>ナニを埋め尽くさんばかりにたっぷりと太ったモチモチタプタプの柔らかな土手肉が
一歩一歩足を進めるたびに、小さなナニを揉みしだくもんだから堪ったもんじゃない

↑この部分は想像すらしたことなく新鮮で羨ましさと妄想だけで5回ヌいてしまいましたw

253128:2017/03/14(火) 22:24:40 ID:XXzL1vVY0
感想ありがとうございます。
そうですねーこのあとのデブ活集団生活も構想してますが、まずはここまでということでw

ちなみに消しゴムネタその他の巨漢ネタは全て僕の想像なので
実際のところどうなってるのか、どうしてるのかはわかりません…
検証できるくらいの巨漢になりたいですね
5回も抜いていただいてよかったですw

254名無しさん:2017/03/18(土) 22:43:33 ID:JPaMNi9M0
ここらでちょっと他力本願かもしれないネタでも。

適当に名前を入力して楽しんだり、イラストや小説のシチュエーション生成に利用したり
できる、「診断メーカー」。

名前を入力するとあらかじめ設定された選択肢がランダムで(実際には規則性があると
いう噂も)表示されるというもので、これまであまり気にしてなかったんですが
「強制肥満化ったー」とか「二人に迫られったー」、「おじさんと出会った〜(デブホモ用)」
なんて、ここのスレ的に萌えそうなのもあることに気付いて。

中でもこのスレ向きだなーと思ったのが、「肥満化小説書いたったー」。(これの作者さん、
もしかしてここや肥満化スレの住人さんでしょうか?)

フォーマット的には
「○○はAのためにBし、体重がCに増えます。最初は嫌がっていた○○は
最終的にDになります。今の悩みはEと、Fです。」って感じで文章が生成される。
○○はユーザーが入力した名前で、アルファベットのところにはあらかじめ設定されてる
選択肢(?)が入るんですけどね。
例えば、「おじさんはオークに捕まり食欲が暴走する薬を飲まされ、体重が3倍に増えます。
最初は嫌がっていたおじさんは最終的に痩せることを諦めます。
今の悩みは大きく垂れた2段腹と、常にお菓子が手放せないことです。」といった按配。

これに肉付けしていくことでSSに繋げれそうだけど、このフォーマットだけでストーリー性
を持たせられないかな、と思ってやってみたので、「ただの粗筋じゃん」って批判覚悟で晒します。
なお、選択肢の部分については数が足りないところがあったのと、明らかに性別が女性
なものもあったりしたので、一部オリジナルで考えてます。

255あるデブの一生:2017/03/18(土) 22:47:27 ID:JPaMNi9M0
少年時代の男は、小学校3年生の時に肥満体の友達と仲良くなります。
デブの友達と過ごす中で、大食いが習慣化してしまった結果、
元々ぽっちゃり体型だった男の体重は、卒業する頃には80kgにまで増えます。
最初は太ることを嫌がっていた男でしたが、食欲には勝てず痩せることを諦めます。
今の悩みは、身体測定で裸になるたびにクラスメイトに笑われる丸々と太った身体と、
少し運動しただけで滝のような汗が出ることです。

256あるデブの一生:2017/03/18(土) 22:48:31 ID:JPaMNi9M0
中学時代の男は、太った身体が少しでも目立ちにくいようにと相撲部に入ります。
恵まれた体格のせいで先輩からの嫉妬を買い、
食欲が暴走する薬を毎日の給食にこっそり混ぜられた結果、
体重が100kgに増えます。
最初は底なしの食欲を不審に思っていた男でしたが、
薬の効果により最終的に食べることしか考えられなくなります。
今の悩みは、まわしが埋もれるほど付いた贅肉と、
太りすぎて思うように体が動かないことです。

257あるデブの一生:2017/03/18(土) 22:49:28 ID:JPaMNi9M0
高校時代の男は、太りすぎから来る怪我で相撲が続けられなくなります。
全く運動しなくなったにも関わらず、
苦しくて動けなくなるほど食事を詰め込む習慣がやめられなかった結果、
体重が120kgに増えます。
人々の遠慮のない視線に晒され続けた男は、人前に出るのが恥ずかしくなります。
今の悩みは、筋肉が落ちてぶよぶよになった身体と、
汗と脂で体臭が人一倍きついことです。

258あるデブの一生:2017/03/18(土) 22:50:18 ID:JPaMNi9M0
大学時代の男は、デブになにかと冷たい日本から逃げ出します。
アメリカのホームステイ先で出される、高カロリーの食事を大量に食べ続けた結果、
体重が140kgに増えます。
自分が小柄に見えるほどのデブ大国で過ごすうちに、
男は太っていることを恥ずかしいと思う羞恥心を失ってしまいます。
今の悩みは、延長ベルト無しでは飛行機に乗れないほど肥大した腹と、
猪のような轟音のいびきをかくことです。

259名無しさん:2017/03/18(土) 22:56:01 ID:JPaMNi9M0
…ここまでは言ってみれば少年編ってところでしょうか。
一応、青年編、中年編も考えてますが、こんな不健康な生活で何歳まで生きれるのか
はなはだ怪しいところではありますね。

260あるデブの一生:2017/03/23(木) 02:15:36 ID:YtQA.nOQ0
20代で日本に戻り就職した男は、飲食業で働く中で、太った体型と旺盛な食欲を見込まれ新規開発部門の試食係を任されます。
男の巨大な胃袋をもってしても、食欲増進剤の助けを借りなければ食べきれないほど大量の食材を暴飲暴食し続けた結果、
体重が160kgに増えます。
食い地獄の毎日をすごすうちに、男はいつの頃からか周囲の冷ややかな視線に欲情するようになった自分に気付きます。
今の悩みは、テーブルに食い込むほど突き出た太鼓腹と、食事をがっつく姿が豚そっくりなことです。

261あるデブの一生:2017/03/23(木) 02:16:10 ID:YtQA.nOQ0
30代で失業した男は、借金返済のために新陳代謝を抑制する新薬の人体実験を受けることを決意します。
運動を極端に制限された家畜のような生活を強いられ続けた結果、
体重が180kgに増えます。
外出もできず性欲の捌け口を失った男は、太った自分の体に欲情するようになります。
今の悩みは、大きく垂れた2段腹と、牛のようなゲップがでることです。

262あるデブの一生:2017/04/08(土) 20:05:23 ID:vevDiBjY0
40代になった男は、同性愛者向けのデブ専風俗で働き始めます。
既に若くない自分がモテるためには今以上に太るしかないと言われ、強引に大食いを繰り返した結果、
体重が200kgに増えます。
太った身体が売りになる業界に身を置くうちに、男はデブも悪くないと考え始めます。
今の悩みは、太りすぎて着られる服が限られることと、自分の商品価値がいつまでもつかということです。

263あるデブの一生:2017/04/08(土) 20:06:01 ID:vevDiBjY0
50代になった男は、老けデブ専の主人によって身請けされます。
軟禁に近い生活で大量の食事を与えられ続けた結果、
体重が220kgに増えます。
太れば太るほど喜んでくれる主人を見て、男は太ることに喜びを感じ始めます。
今の悩みは、全身に脂肪がつきすぎて息をするのも苦しいことと、常に食べ物が手元にないと満足できないことです。

264あるデブの一生:2017/04/26(水) 21:51:46 ID:raJUu3Tw0
還暦を迎えた男は、デブ専の主人によってさらに肥育されます。
日々の大量の食事に加え強引に流動食を与えられた結果、
体重が240kgに増えます。
男は、自分がどこまで太れるか限界に挑戦してみたくなります。
今の悩みは、主人の助けを借りなければ身の回りのことができないことと、
長年のツケが一気に現れて様々な病気を発症しはじめたことです。

265あるデブの一生:2017/05/12(金) 23:50:55 ID:ALN0ZgBw0
70代になった男は、怠惰な生活の中で、肥育実験の材料にされた結果、
体重が260kgに増えます。
やがて男は、身動きもままならず、ただ栄養を流し込まれるだけの肉塊と化します。
今の悩みは、年のせいで体重の増えるペースが落ち始めたことと、
残された時間が少なくなってきたことです。

266あるデブの一生:2017/05/12(金) 23:51:48 ID:ALN0ZgBw0
80代になった男は、死ぬまでに300kg越えという目標を定めます。
増量のペースを上げるため、これまで以上に量とカロリーを増した食事を胃袋が破裂する寸前まで詰め込み、
さらに高栄養の点滴も受けた結果、
男は念願の300kg越えを果たすことなく84歳で息を引きとります。体重は290kgでした。
目標に届かなかったことを残念がりながらも、最後の3年で30kgもの大増量を果たした男の死に顔は満足げで、
全ての悩みから解放されたように安らかなものでした。

267名無しさん:2017/05/12(金) 23:54:12 ID:ALN0ZgBw0
これにて「診断メーカー」のフォーマットベースでのSSあらすじもどきは終了です。
ストーリー性を持たせられたのかどうか、微妙なところ。
あとハッピーエンドなのかバッドエンドなのかもはっきりしませんが、
本人的にはグッドエンドなんじゃないかと。以上お目汚し失礼しました。

268魔王、豚化により再起不能:2018/09/24(月) 03:20:35 ID:meVxJ3L60
我は王道RPGに君臨する魔王!
いくら勇者どもにやられようとも、姿を変えて必ず復活する不死身なのだ!!

復活はこれで13回目だな…。
13、いい数字ではないか、フフフ。
この回は我が魔力が最も高まるようだ。

今度こそ世界を闇に覆うとき!
そろそろ勇者が来たようだな、今度は思う存分ひねりつぶしてくれる!

269魔王、豚化により再起不能:2018/09/24(月) 03:21:27 ID:meVxJ3L60
勇者達(3人)が現れた。

魔王「よくぞ来た、勇者の子孫よ。我こそは魔王、闇の支配者なり!」

勇者達「…」

(魔王「相変わらず無口だな。ゲームの設定だからしょうがないが、毎回は飽きるぞ」)

魔王「我にたてつくとは、なんと愚かなことよ。さあ来い小さな光どもよ、我が粉々にしてやろう!」

勇者達「フフ、ボソボソ…」

(魔王「な、今初めて何か言ったぞ!いつものやつらとは少し違うようだな。だがこの勝負、我がもらった!」)

270魔王、豚化により再起不能:2018/09/24(月) 03:22:03 ID:meVxJ3L60
戦闘開始

勇者は皆と力を合わせ、ゴッド=バグを召喚した!

(魔王「えっ、バグ!?おい、なんだそれは。うっ!なんだこの感覚は…」)

バグの力が魔王を襲う!魔王に6438958983ダメージ!

魔王の攻撃!しかし、魔王はバグっている!

戦闘終了

271魔王、豚化により再起不能:2018/09/24(月) 03:22:51 ID:meVxJ3L60
魔王「おい!これは何だ?バグはあってはならないことだぞ、世界そのものが狂ってしまうではないか!」

勇者「ダッテ、モウ飽キタンダモン」

戦士「オッサン弱スギナンダヨ」

賢者「アナタハ何回モ復活ナサリマスカラ、私達ノ代デ再起不能ニシテ差シ上ゲマショウ」

魔王「何を言っておる、そなたらは世界を救うのだろう?ただちにバグを元に戻、んむ…」

(魔王「口が開かない、というか、体が動かない…」)

勇者「トリアエズ魔王サン黙ラセタケド、ドウ改造スル?」

戦士「オレラノコノ姿、別々ナノソロソロ話シヅラインスケド。合体シヨウゼ」

3人の体がバグって、なんとゴッド=バグになってしまった!

272魔王、豚化により再起不能:2018/09/24(月) 03:24:03 ID:meVxJ3L60
バグ「私ハ『バグ』ソノモノ…。コレヨリ、汝ノデータヲ変更スル」

魔王「んむ、んー、んーー!!(やめろ、やめてくれ!そんなことしたら、我が我ではなくなってしまう!)」

バグ「職業:魔王(モンスター)→豚魔(とんま)」

豚魔「んぶぅ!は、鼻が、あががが…、ほごぉ!」

バグ「パラメーター:Lv13、HP66666、MP6666、その他最大→Lv99、HP1、MP0、その他0」

豚魔「ぢ、力が抜げでいぶ…、えっど、おでは誰だ?ト、トンマ?なんだが違ぶ名前があった気がんぶぶぶ…」

バグ「筋肉リセット、脂肪保持」

豚魔「あ、あでで?腕ぶ、腹筋ふが、だだの平らな肉にぶ…。肉?そういえば、腹減っだ」

273魔王、豚化により再起不能:2018/09/24(月) 03:24:38 ID:meVxJ3L60
バグ「身長2m、体重100kg→身長2m、体重1t」

ぷく、ぽよん。
豚魔の腹と頬は、中年太りのまるっころいおやじのように美しい曲線を描いている。

豚魔「ほっぺが桃みだい、うぷぷ」

ぶくぅ、ずし。
豚魔の腹は鏡餅のような段腹に、胸は完全におっぱいと化している。

豚魔「気持ぢいいでぶぅ、腹いっぱい、おで、幸せ」

とぷとぷとぷ…、だぶんだぶん。
豚魔は太りすぎで動けない!

豚魔「動げん、重い、苦じい!ふぶふぅ、うぶぅ!」

ぼにゅぅ!ぶにゅぅ!ぼごぉ!
もはや説明のしようがない。

豚魔「ふう、ふう、ふう、う、はー、はー、ぶ!(息しかできない)」

(魔王「そうだ!思い出した!我は魔王だった。だが、肉が邪魔で何もできん!急に、眠気が…」)

豚魔「zzz…」

バグ「データ変更終了」

274ぽっちゃり野球少年の末路:2018/10/14(日) 19:33:27 ID:WSJOv5TA0
鯉巻という町に賢斗というぽっちゃり少年がいた。

165cmで75kgではあったが、少年野球のチームに入り

活躍していた。しかし味方チームが試合で負け、その全責任を

彼が負うことになった。

その試合後のミーティングにて、仲間の目の前でコーチからこう言われた。

「今回の試合の敗因の原因は、全て賢斗がぽっちゃりの為素早く走れなかった

からだ。それを考慮し、今より彼はチーム専属の性奴隷豚に降格だ。

これに関しては、既に彼の家族の了解を得ている。」

このコーチからの宣告に、チームの仲間は喜びを隠しえなかった。

何故かと言えば、とても柔らかく大きい腹を賢斗は中々仲間に触らせよう

としなかった。また彼がぽっちゃりとは言え、野球をすることに長けている

事への妬みをあったからだ。

しかし、当の本人からすれば酷いものだがこれが彼の運命を変える。


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