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Perfect Order.

1研究者 ◆eh9L/zDBA.:2013/01/18(金) 13:38:52


老いていく肉体に、狭まる視野に、固定される概念に、くだらない常識に、

わたしは絶望していたのだ



■ 報告書


 ▼ Fantom
 錬金術研究所。第一研究室、第二研究室から成る。不老不死の研究を行っており、第一研究室では理論の確立、第二研究室では人体を用いた実験が行われている模様。その実態は定かではない。

 ▼ Homunculus
 兼ねてより研究されていたHomunculusではあるが、未だ成功例は見られない。第二研究室には腐敗臭が漂い、失敗作は無残に捨てられている。肉片と成り果てたその姿は大変恐ろしいものであった。矢張り、人間を生成することは不可能なのだろうか。

 ▼ Theophrastus Bombastus
 彼は、優秀な錬金術師である。生物学に関して豊富な知識を有し、我々の研究に助言を与えている。Homunculusとは、彼が名付けた名称である。

 ▼ 錬金術
 物質、肉体、魂を対象として、それらを完全な存在に錬成する試みを指している。現代の錬金術は、不老不死の研究を行っている場合が殆どである。



諸君に無限の命を与えよう、無限の時間を与えよう

Homunculusとは人造人間である




■ 長ロル・長文推奨
■ PF提出不要
■ 美化・最強設定禁止
■ 恋愛・戦闘自由

2研究者 ◆eh9L/zDBA.:2013/01/18(金) 13:39:26

■ 2642.Sept
Homunculusが誕生する。Fantomは大々的に研究成果を発表し、研究に大きく尽力したとされるTheophrastus Bombastusを讃えた。


■ 2642.Oct
Theophrastus Bombastusが演説を行う。

「老いていく肉体に、狭まる視野に、固定される概念に、くだらない常識に、わたしは絶望していたのだ。
諸君に無限の命を与えよう、無限の時間を与えよう。
Homunculusとは人造人間である。
彼らは老いぬ、彼らは死なぬ。永遠の肉体、命を持つのだ。
わたしは老いてしまった。死が無情にわたしを誘っている。だからこそ、目が眩んだのだ。
ああ、一度でいいから、わたしは神様になってみたかった。
Homunculusとは死を克服した存在である。
はて、叡智の及ばぬ存在とは、果たして人間と呼べるのでしょうかな。
政府の諸君、軍隊の諸君、民衆の諸君。倫理問題を唱える者もいるだろう。
安心したまえ、選択するのは次世代を担う諸君だ。
永遠を容認するか、否か。

さあ、選択したまえ」


その言葉を最後にTheophrastus Bombastusは自害した。

3じゅんいち:2014/01/08(水) 17:30:22
支援あげ(゜∇^d)!!


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