>>15 Sharon=Olsen
……Trick or Treat. 菓子を寄越せ、Noと言うならその心の臓を絶つ。
(Trick or Treat.――もう幾度言い、聞いたか分からない。菓子か悪戯かを迫る言葉。一歩でも外へ出れば、必ずこのやり取りが展開されると言っても過言ではない。ジャック・オー・ランタンを象ったのだろう、大きな棒付キャンディー。それが今回の収穫だった。収穫、と称する程喜ばしくは思っていないが。にやりと笑みを浮かべる南瓜の化け物が妙に憎たらしく見えたのは、きっと気の所為ではないだろう。だが食べ物に罪は無いかと、結ばれていたリボンと包装を取り齧り付く。甘い味が口内に広がる。この感覚は、嫌いではない。程なくして飲み下し、指先に黒い棒だけが残った頃。背後でぽたりと、甘ったるい空気を破るように水音が響いた。――嗚呼、そういえば。音の正体は、己の右翼から滴った血液。街中を歩く内にすっかり忘れていたが、現在そこには人間によって成された銃創の傷がある。仕舞うのが面倒でそのままにしていたのだった。雲隠れの月が、飛べぬと思い出した途端急に遠く見える。どうせ一時だ、別に悔しくはない。そう自分に言い聞かせるようにしながらふと前方へ視線を遣れば、少し離れた場所に知った姿を捉え、進行方向故に近付いて行き)
(p/参加許可有難う御座います、絡ませて頂きました+/ものぐさ且つ変に物騒な奴ですが、どうぞ宜しくお願いしますね。^^)
>>62 alu
ーねぇ、君。大丈夫?
(自分が行動するには早すぎるほど早すぎる時間…といっても、日が登ったか登らないかの早朝に何時もの格好でふらっと散歩に出る。誰もいない町を歩くのはやっぱり気持ちが良いものだ。ーと、角を曲がろうとした途端、ローブを着た青年が飛び出してきた。驚いた拍子にフードが脱げ、耳を見られた、と一瞬焦るものの、その青年は自分の事など目に入っていない様子で走って行った。ほっとして前に向き直るとその青年を追いかけていた男(銃付き)が目の前に居た。男は自分の耳を見て、目をぎらつかせていて、こいつは殺さなきゃいけないか、と悟ると相手が発砲すると同時に後ろに回り込むとその首を躊躇なく折り畳みナイフでかき斬り息の音を止めた。ふぅ、と一息吐くとその男の服で血を拭い、フードを被るとさて、あの青年は何処かと辺りを探す。建物の陰にローブの端見つければひょこっとそちらに顔出して明るく声をかけ)
(/>>56に答えられず、すいませんでしたの意味も込めて絡ませていただきます。生意気な猫ですがよろしくお願いします。)
>>62 alu
大丈夫…?どうかしたの?
(自宅から飛び出して、近くの廃墟で持ってきたキャンディを口内で転がしながら本を読んでいたが、銃声を聞き、びくっ、と肩を震わせれば本を片手で抱きしめて音をたてないよう階段を降りて。すぐ外に出れば危険だが、もし銃を持った人間が入って来たら二階なら逃げられない。そう考えて一階に降りたところでドアが開き、驚いたせいで段差で背中を強かに打ってしまったが痛みに顔をしかめる余裕もなく、手すりに手をつき立ち上がると部屋の隅に怯える人影を見つけ。とりあえずさっき入ってきたのが銃を持ってる奴じゃない、と判断すると安堵から話しかけてはっとして。先程の銃声と関係がなくても、自分を殺しにくる人間に迂闊にも声をかけてしまったことを後悔し、相手がこちらを向くまでの想定時間と逃げるのに必要な時間を計算して、ちょっと間に合わないなぁ、と脳内で諦めたような溜息を吐けば、震える手に爪が刺さるほどの力をこめてただじっと相手の反応を待ち
/絡ませていただきました。怖がりまくりのお子様幽霊ですがよろしくお願いします)