>>61 Ellen
(転んだ衝撃だけは感じて動けずにいると、帽子屋の前にいた少女が大丈夫?と自分に尋ね傷の手当てしてくれる。手当てしてくれたということはわかっても恐怖でお礼をを言う言葉も浮かばず、体をゆっくり起してまだ座り込んだまま、少女をみて悲しそうに眉をしかめるとポロポロ涙がこぼれ自分の頬を濡らし始める。少女に言うわけでもなく、ひとり言のように)
おうちに帰りたい・・・・
(ポロポロ流れる涙をぬぐおうともせず、少女を見ているはずなのにどこか違う遠くを見ているような視線を少女に向けている)
>>41 Mary
――…落ち着きなさい、Mary。心配を掛けてしまった事は謝りましょう、ですから少し静かにして下さい。……出来ますね?
(嗚呼、また始まった――次々と紡がれ、右から左へ走り抜けていく言葉の羅列。既に飽きる程聞いたそれが終わるのを待ち、先程までとはまた違う息を吐きながら淡々と口を開く。この行動……言動の全てが、己に与えられた生贄の一人である〝Mary=depend〟という人間だ。〝吸血行為〟のみに依存するもう一人とは違い、〝Keith=Crawford〟という〝吸血鬼自身〟に依存し――あまつさえ愛まで唱える愚かな少女(やつ)。果たして、彼女の中にある己への想いとは如何ほどのものなのか。様子を見る限り計り知れないだろうが、飽きてしまえば最後――簡単に廃棄してしまえる事も知っていた。それでも傍に置き続けているのは、彼女は〝自分の生贄〟だ…という認識が僅かでも存在しているからだろう。しかしこの関係は、明日突然崩れても何らおかしい事はない。一体いつまで続くのやら……相手の態度とは裏腹に心に影を落としながら、〝静かに出来るなら居座って良い〟と暗示し)
(p/絡み有難う御座います!思わず「Keith」を数えてしまいましたw←Keithは微妙な感じですが、本体はMaryちゃん大好ぶt(黙)似非紳士ですがこれから宜しくお願いしますね^^ノ)
>>65 Keith
(間違いなく捉えたように思えたナイフは空を切り、殺そうとした吸血鬼はいつのまによけたのか私の横で、自分は食材ではないと言って余裕のある笑みを浮かべこちらを見ていた。私は何故刺せなかったのか不思議そうに右手のナイフを見て、どうして刺さらなかったんだろうと首をかしげながら、吸血鬼の方をゆっくり向きもう一度殺そうと一歩距離をつめる。目に入るのは薔薇を握りしめたせいでトゲで指先を傷つけたのか、その滲む血液を舐め取り笑っている吸血鬼の姿。吸血鬼が自分の血を舐めている姿、正確にはその血を見て驚愕したように目を見開き、体の動きを止める。)
あ・・・・・・・・・・。
(体は震えだし、一瞬正気に戻った様子で自分の両手を見開きナイフを持っているのに気付くと怯えた様子でナイフを遠くに放り投げ両手を合わせて握りしめるとその場にうずくまる。)
>>67 Ellen
・・・・・・連れていく?
(少女の言った連れて行ってあげるという言葉に反応して、初めて少女がいる事に気付いた様子で見つめる。胸を叩いた瞬間むせているのを心配した様子もなく無表情で見つめる。立てますか?という問いかけと共に差し出された手を見て、うなづきながらそっとその手をゆるく掴み、ゆっくり立ち上がる。自分の冷たい手とは違い少女の手は暖かかった。首をかしげながら少女を見て確認するように尋ねる。)
おうちに・・・・連れて行ってくれるの?
>>87 Albert
ねこ?・・・・
(眠そうに目を擦りながら歩いていると、赤いリボンを巻いた白い猫を見つける。その白猫に興味を示し、ゆっくり近づくとそっと手を伸ばし撫ぜ始める。毛並みを楽しむように何度も優しく撫でていると白猫のほうも気持ちよさそうにしている気がする。フッと微笑みと白猫を抱っこしてどこかに連れていこうするが、たまたまシーツを身に纏い部屋から出てきた吸血鬼に足を止める。無表情で出てきた事を確認すると、興味がないという感じでくるりと背中をむけ、白猫を抱っこしたまま来た道を戻ろうと歩き始める。)
(/絡ませていただきました。病んでる子ですが、これからよろしくお願いします^^)
>>93 Ellen
ありがとう・・・
(一緒に帰ろうと言ってくれた少女にたどたどしく小さい声でお礼を言い、手を引かれてゆっくりテンポではあるがついていく。周りをきょろきょろ見回しながら珍しそうに見渡す。無差別に人間も吸血鬼も傷付けようとする私は危険なため1人で町に来ることはまずない。急に目にとまった様子でぬいぐるみの店の前で立ち止まる。見入ってる先は仲良さそうに家族をテーマにしたクマのぬいぐるみ。無表情ではあるがどこか寂しそうにじっと魅入っている。)
>>121 Keith
(怯えたように震えながらも、こちらに近づきしゃがんで目線を合わせてきた吸血鬼をまっすぐ見て、眉をしかめ何かをこらえている表情を向けながら)
・・・私の事はほっといて大丈夫・・・早く私から離れた方がいい・・・何をするかわからない・・・
(相手を遠くに遠ざけようとしながら、手に残っている先程握っていたナイフの感触が嫌でその手をもう一方の手で握り締めながらパニックを起こした様子で荒い呼吸を繰り返している。私が誰かを殺そうとするなんて・・・どうしてこんなことを・・・考えれば考えるほど混乱し、糸が切れたようにフッと意識を手放し横に倒れる。)
>>87 Albert
(日が落ちる逢魔が時、誰にも邪魔されない寝床を求めて高い木が連なる壁面からその木を伝って屋根に飛び移る。天辺の方までは行かず、適当に傾斜が緩やかな場所で寝転がる。ぼんやりと朱く染まる地平線を闇が覆う様を見ていたがこちらも段々と瞼が下がり、眠りに落ちた。―――どれくらいたったのか、不意に意識が何者かの手によって呼び戻される。ここは屋根の上で誰が来る出もない筈。人の趣味を邪魔するヤツは誰だ?と苛立ちを露わに薄く目を開けて元凶を確認する。空では既に銀色の星が輝いており、風に揺られている自分の髪の毛の先でじゃれるように動いてる白い毛に覆われた物体。エメラルドの瞳をした白猫だった。どこか行けと睨み付けたものの、動きを止めただけでじっとこちらを見てくる。自分が何もして来ない事に飽きたのか、一声鳴いて歩き去る猫の後ろ姿をぼーっと眺めていれば、首元に赤いリボンを見つけて)
…飼い猫か。
>>93 Ellen
(肌が焼かれるとか灰になるとかそういう類の影響は受けないのだが、太陽の光はなるべく避けたいと思うのはどの吸血鬼にも共通していることだ。例外がいる可能性は捨てきれないが。頭からすっぽりとシーツを被って窓から差し込む夕陽を避けるように壁側を歩きながら、足元をうろうろと自由気侭に歩き回る黒猫を眺めてよく平気なものだと未だ覚醒しない頭で考え、特に何も考えずに廊下を進んでいくと明るい少女の声が聞こえ)………、シロ?(シーツを被っているせいで所々切れてしまったが猫という単語はしっかりと耳に入っており、この屋敷で猫を飼っている奴は自分以外でいないのだから野良が入り込んでいない限りそれは自分の探している猫を指しているだろうと歩調を僅かに早め、ご機嫌な様子の相手に抱かれている白い塊に目を留め)……あ、見つけた。
(/絡みありがとうございます!いえいえ、可愛らしいと思います^^ 息子は猫の事しか考えていない猫馬鹿です…(苦笑)此方こそよろしくお願いします)
>>133 Albert
(私との距離を詰めて白猫を返してと言ってきた吸血鬼を見つめて、次に抱っこしてる白猫を見る。猫は吸血鬼のもとに行きたそうにもがき始めている。そんな様子の白猫を寂しそうに見つめ、白猫が苦しくないように一度ギュッと抱きしめると、地面に下ろす。窺うように吸血鬼を見つめて首をかしげて)
ご飯・・・あげる所を見ていては駄目?
(/ヤンデレが大好物と言っていただけて安心しましたwこちらこそ、これからよろしくお願いします)
>>172 Keith
・・・・・・・?
(どのくらい気を失っていたのだろうか・・・。ゆっくりまぶたを開き、何故自分が眠っていたのか分からず不思議そうな表情を浮かべながら体を起こす。ベンチに座った覚えなんてないのにな・・・とぼんやり考える。頑張って思いだそうとすると・・・・何か怖い事が起きそうだった気がするのは思いだせるのに、細かいことは霞みがかったみたいに思いだす事が出来ない。ふいに視線を横にやると足を組みベンチに座っている吸血鬼にきがつく。この吸血鬼、見覚えがある。確か私がいつのまにか眠ってしまう前に話をしていた気がする。珍しい物を見るように吸血鬼をじっと見つめる。白い肌に紅い瞳・・・まるで・・・。四つん這いで近づいてそっと片手を伸ばし、相手の顔を良く見ようと自分の顔を近づけて吸血鬼の頬に触れる。楽しそうに小さく笑い)
あなたの瞳・・・ウサギみたいね・・・可愛い
>>185 Keith
………飽きた。
(ロビーにある備え付けのソファーとローテーブルの一角を占領し、人間となってしまった原因でもある魔法陣の解読をしてみようかとらしくもなく思い立ち、魔術書、布切れ、羊皮紙数十枚とペンと共にここに至る。初めに全体を模写し、次に細かい部分を一部抜き出して書いていった。しかし、ペンを走らせる度に余計迷宮の深みに嵌まっていく感覚に陥りそこでペンを投げ出す。ぐったりとソファーの背もたれに身体を預け、何も映してない瞳で天井を見上げると一言漏らす。ローテーブルには本が開いたままで、転がり落ちていったペンは歩いて2、3歩先で止まり、ついでに使用済みの羊皮紙も、床にまで散らばってしまっていた。いつもの自分ではないと理解しており慣れない事は疲れるし、もう既に面倒臭い。いつまで探しても答えが出ないなら足掻いても仕方無いのでこうなったら人間生活でも満喫してみようかと考え始めて)
>>191 Ellen
(人間になって改めて気付いたが昼間の空も捨てたものではないなと心の中で思う。サンサンと降り注ぐ光は背を預けた中庭にある巨木の枝に遮られて自分の元には木漏れ日が揺れている。変な魔術を発動させ、呪い?を受けた直後は確認が目的で外に出て、それからはずっと魔術書に目を通していた。内容は常人の知識とはかけ離れており、かなり理解し難い。いい加減疲れて顔を上げると目に飛びこんできたのは真っ青なブルー。此処までまじまじと見た事もなく、自分が置かれている状況も忘れてじっと空を見上げていた。そんな時、自分の良く知る声が聞こえたような気がして、視線を元に戻す。何気なく辺りを見渡すが、誰かの姿すら確認は出来ず、気のせいだったのかと首を傾げてみるものの、一度戻ろうと思い直し腰を上げると本を小脇に抱えて玄関に向かって歩き出し)
>>205 Keith
…………相変わらず質悪いな。
?………Keith?
(天井しか見えない筈の視界に入り込んで来た艶やかな濃紫。物思いに耽って天井すら見て無かった為に相手の髪の色であるという認識が少し遅れる。足音までは耳に届いていたから誰か来たのは分かっていたが“散らかした”の部分は全く持って聞いていなかったのでまさか相手だとは思ってもみなかった。視線だけ動かして一瞥した相手は口角を上げており、そこからさらりと出て来た言葉が死相とか…冗談でも笑えない。実際魔術にかかっている身なのだから。普段ならば食って掛かる所だろうがそんな気力も無く、顔を背けて反応の薄い一言を返す。寄りかかっていた背もたれから身体を起こして座り直すと、今度はきちんと相手に向き直る。今迷っているのはここで相手に相談するか否か。ただ、同族とはいえ自分にとって屈辱的な出来事をどうして言えよう。切羽詰まったような目線でまじまじとワインレッドの瞳を見ていれば、何かいつもとは違う気がした。確かに口調や表情は相も変わらず質が悪い。が、やはり違って見える。断言出来るまでには至ってないが、やや眉を寄せて探るように相手の名を呼び)
>>185 Keith
(人一人通れるくらいに開いた扉から差し込む光が敷かれた絨毯の模様を照らす。丁度そこに座り込み適当に猫じゃらしを振って愛猫を構いながら、日向ぼっこと洒落こんでいる吸血鬼――…だった者。銀や聖水、十字架などの一般的に知られているものは、好みはしないものの実のところは平気だ。しかし本来闇に生きる彼らは日の光を大の苦手とする。絶対的に相性が悪い。こればかりは太陽が西から昇ろうと克服不可。だからこそ、こんな事は一生ないと考えていたのだが、今日はさんさんと降り注ぐ日差しに何故か惹かれ、毛繕いをしている猫の傍らに腰を下ろした。そして現在に至る。寝起きのまま全体的にぼさっとした身なりで壁に寄り掛かり、ひょんひょんと猫の手を避けるように房のついた棒をあちこち移動させていると、曲がり角の向こうから同族の気配がした。少し待ってみれば知っている姿が現れる。面と向かって顔を合わせたのは数えるくらい、その中で言葉を交わした回数など片手で足りる程。それこそ他人以上知り合い未満、同族であるくらいしか共通点を持たぬ相手の、全身を染め上げる漆黒に映える深紅が今日は隠れてしまっている。手が止まりその隙に捕まってしまった猫じゃらしを二匹に預け、座っている為に生じる視線の高さの差必然的に軽く見上げる形で相手を見遣り)……久しぶり、と言ったところか。その目はどうした。
(/猫嫌いと聞いて二匹を連れてやって参りましt((ry/初めまして、になりますね;頂いたレスは後日、しっかりとお返ししますのでお待ちください。原因不明、いいじゃないですか!息子は探す気もありません(その前に気づいてもいない)これから息子(+猫’s)共々よろしくお願いします)
>>191 Ellen
(いつだったか手に入れた光を遮る為とかけてきたサングラスだが、視界が悪くなると早々に額の上に押し上げてしまった。幸いにも、それがなくとも目が受容する光は強過ぎず丁度いい。本来なら有り得るはずもないが、軽く手を翳し晴れ渡った空を見上げる。雲ひとつない、見事な晴れだ。いくら人間のような姿になったとしても長年日差しを避けてきた習慣上、部屋に飾る為の薔薇を摘み終えればそれ以上外に留まるような事はなく、日差しを取り込む窓が一つとしてない屋敷に戻った。廊下の壁や要所にはランプがかけられ屋内を照らしているが、やはり外で感じた温かさは太陽特有なのだろう。この屋敷に囚われている贄たちがよく中庭に出る理由は、あの温かさを感じたいからか。先刻まではまったく気にせず、ふとそんなに日中の外はいいものかと一瞬疑問を抱いただけだったが、今回の出来事で少しだけ人間の考えている事がわかったような気がする。薔薇の花弁の滑らかな手触りを楽しみつつ進んだ先、何をそんなに慌てているのかばたばたと騒がしく移動している少女に向け、しかしほぼ独り言に近い小さな呟きを零し)……転ぶぞ。
(/お久しぶりです、お返事が遅く返せないままにイベント突入してしまいましたorz レス蹴りされるようですが、こちらで未だ返していないレスは返してしまっても大丈夫でしょうか?新しい絡み文が置かれれば、そちらに絡ませてもらいますので、遠慮なく言って下さいね^^)
>>220 Keith
まぁ…な。
ああ。お前の瞳、いつもよりマシな色をしていると思って。
(元気が無いと何を考えているか分からない笑みを浮かべて言われれば、若干不快に感じなくも無いが珍しく素直に頷いた。元々、テンションは変わらない質だが、相手に言われるまで気づかなかった。今回は自分が認識している以上に落ち込んでいるのかもしれない。まじまじと見て相手の名前を呼んだだけなのだが、此方の意図する返事が返ってくる所は話が早くて唯一自分が相手に好感を覚える部分でもあろう。ただ鋭過ぎて読心術でも取得しているのかと疑いたくなる。ワインレッドの瞳を指して問われた事に軽く頷き、いつもよりマシだと告げて顔を背ければ、立ち上がって転がったペンを拾いに行く。今更ながら目の前の相手が油断ならない事を思い出し相談という考えはどうかしていたのだ。ペンを持ったまま、床に散らばった羊皮紙も拾い集めていき)
>>172 Keith
誰も褒めてない。
………言いたい事があるなら聞くだけは聞いてやるが?
(一旦は背中を向けたものの、褒め言葉という単語にピタリと動きを止め、ゆっくりと振り向けば、笑みを浮かべる相手に呆れ顔でピシャリと否定する。似非紳士も、風にかき消されただろう言葉も、自分の中では“褒める”という部類には当てはまらない。口では残念とか言ってはいるが、相手のその顔には笑みが浮かべられており、言葉と表情が一致してない所を見ると絶対そう思ってないと判断した。危うく“解っているなら言うな”と言いそうになるのを寸でで飲み込み、煩わしそうに目を伏せる。先程も似たような事を言った筈だが、相手の反応がコレでは面白がられるだけな気がする。もういいかと思えば相手から声を掛けられ不思議なモノを見る目でじっと様子を窺い。相手からの引き留めるような物言いが何故か意外で、少し興味が湧く。立って話すのもいい加減面倒になり、相手の有無も聞かずにベンチに歩み寄ると、その隣に腰を下ろす。相手の顔も見る事無く、遠く夜空を見上げながら気まま過ぎる発言を口にし)
>>333 Rosa
窓があれば……そこから外に出れたのだろうに。不便な造りだなこの屋敷は……
(今の状況を説明すると、ロビーを通って外へ出たいのに出られなくて悩んでいる、という状態。今はロビーの上階の廊下にいるのだが、その前は自室で本を読んでいた。その本はよくある恋愛物の話だが、どうやら吸血鬼と人間の恋愛が題材になっているらしい話で、どうにも興味を持つ事ができなかった為すぐに書庫に返してきたのだ。自分の中では、吸血鬼と人間の恋愛は成立しないと思っている。どう足掻いても種族の壁を越える事は出来ない、反対する者も多いし困難も多いだろう。だからわざわざその道を通る必要性を感じないし、通る者の気持ちも分からない。不快な物を読んでしまった、少し気分転換がしたい、そう思い慣れない外へ出てみる事にしたのだが……。ロビーへ続く階段を下りていた時、悩みの種を視界に捉えた。あの女、酒を飲んで馬鹿みたいに笑っているあの女だ。彼女は今さっき自分が読んでいた本に出てくるヒロインによく似ている。叶いもしない吸血鬼との恋愛を夢見て一生を終えるヒロイン、彼女もどうせあの物語のヒロインと同じだ。しかしそれだけで悩んでいるわけではない。どうもあの女は苦手だ、実際に会話を交わした事はあまり無いが、他人と会話している姿はよく見かける。どうも彼女はプライドが高いらしく人を小ばかにするのが好きな様で。絡まれても対応に困りそうだ。けれど目的は外に出ること、気づかないフリをして出てしまえば何も恐れる事はないだろう。しかしなかなか意を決せずにいたのだった)
>>333 Rosa
(鼻先につく濃い香気。これは血の香りではない――そう、一部の人間達が好んで飲む、酒の匂いだ。不快ではないが、心地良くもない。姿が見えない生贄の一人を散歩ついでに捜し始め、既に二時間近くが経過していた。勿論本気で捜していればこんなにも時間を要する事は有り得ず、ものの数分も経たない内に見つけ出せる自信がある。にも関わらずそうしないのは、やはり彼女を〝生贄〟としか見ていないからで。実際その血液の味には満足しているし、表立って邪険にする理由も無い。しかし、初めて顔を合わせてから今まで、どんなに共に過ごそうと〝恋情〟だけは生まれずにいた。どうせ叶わぬ想いなのに――あの手この手で仕掛けてくる彼女を見ていると、不覚にも同情しそうになる。勿論、それを表に出した事は一度も無いが。得意の作り笑いを振り撒き、もう一人の生贄とも〝主従〟という関係のみを保ってきた。そう思い起こすように考えている内に進めていた足はロビーの扉の前に辿り着き、僅かな隙間から漏れる光とアルコール臭から中の様子を察する。半端に開いたままの扉に手を掛けて踏み入ると、テーブルに溢れる数本のワインボトルと、その手前のソファを独占している人影が確認出来た。瞬時にその正体を判断すれば、音も無く距離を詰め、背後から抱きすくめるようにしながら呆れ気味に――しかし声色だけは甘く響かせて)
姿が見えないと思えば――こんな場所で酔い潰れてしまうなんて、いけない人ですね。
(p/初めまして、絡ませて頂きました^^初っ端から確定ロル&セクハラやらかしてますが、どうかお許し下さいねorz/こんなのが主で色々申し訳ないのですが、本体共々宜しくお願い致しますノシ)
>>333 Rosa
(日が沈んでから訪れる、吸血鬼である自分にとっての活動時間。食事という生命維持としての生理的欲求以外には、これといって何がしたいでもなく、気ままに思い付いた事を行動に移すのみ。とは言いつつ、大概中庭で寝転がって星を見ながら朝方まで時間を潰す位なのだが。そして、まさに現在の居場所が中庭の木の上だった。太い枝に座り、その幹に背中を預けて呼吸のように煌めく星空を眺めていたら、ウトウトとし始め意識が星も見えない闇の彼方へと旅立って行く。しかし、その旅も束の間。突如として冷たい何かが頬を濡らした事で一気に意識が浮上してくる。薄く目を開けば、頭上で煌めいていた星はいつの間にか暗雲に覆われて銀糸のように細く光る雨粒が無数に落ちて自分を含め辺り一面を濡らしていく。それでも寝起きの為か1分位ぼーっとしてから、身軽な動作で枝から地面へ飛び降り、濡れるのも気にせずに歩いて屋敷の玄関へ向かう。室内に入ったら入ったで濡れた上着を脱ぐ事もなく、そのまま廊下を歩く。雫が滴る前髪を鬱陶しく思い、手で掻き上げた丁度その頃にはロビー近くに差し掛かっており、自分の耳に下品とも言える笑い声が届く。更に言えば、嗅いだ事のある臭いが流れて来て…これは人間の飲み物であるワインだろう。それも量があるのか明らかに濃い。途端に不愉快さが増し、誰の食い物かを確認して置かないと気が済まない。ロビーの入り口でマリンブルーの双眸が相手を捉えれば蔑む視線を露わに一言吐き捨て)
………品性を疑う。
>>349 Allen
…………俺に聞くな。
気になるなら自分で確かめろ。
(ランプから出るオレンジの光がテーブルとその一帯を照らしている。自分が来た事で室内に溜まっていたホコリが微かに舞い上がり、光を受けてチラチラとその存在を主張していた。自分と言えば、埃っぽさも気にする様子はなく、静かで孤立した場所だからか不愉快な気分も既に納まって開いた本の文字を目で追い頭に入れる。そういった中、誰も来ないと思っていた空間に人間が来た。昼間活動する種族だから当たり前か。そんな事を思いつつ、無視を決め込むつもりではいたが、真っ直ぐこちらに向かって来るようで、煩わしく視線を上げる。視界に入った相手は本を返却に来たのであろうという事は分かった。が、何故だか自分の前でしゃがみ込み、今なおこちらの手の上で開かれている本の表紙を見れば、読めるかどうかを聞いてくる。因みに今読んでいる本の表紙は茶色いハードカバーに金字で書かれたタイトルは〝錬金術の物語〟と記されている。厚みはやや薄い方だ。物語と言っても小説仕立てではなく、黄金だの不老不死の薬だのを作る経緯と錬金術師たちの在り方とその歴史等が主な内容だろうか。所謂、欲望が生み出した妄想に過ぎないが、コレはコレで妄想を信じた者どもの行き過ぎた研究論は中々滑稽で、面白い。ただこの本を相手が読めるか。などとは自分の知るところに非ず、素っ気なく返事をすれば自分で確かめろと本を閉じて相手に差し出し)
>>368 Rosa
治療室嫌いなの ・・・・・・痛みなんて感じないから大丈夫
(今にも相手の首を切り裂こうとしていると、媚びたような笑いを浮かべながら上目遣いで自分が悪かったと謝ってきた相手に動きをピタリと止める。いつもの自分であれば相手の首を止める事無く切り裂いていたかもしれないが、今は眠くて相手が静かにしてくれるのであればあえて傷つける気も起きなかった。相手の首にぴたりとくっつけていたワインボトルの破片を離してテーブルの上に置くと何も考えずに相手の隣に腰掛ける。傷の消毒をした方がいいと言う相手に右手から流れる血をじっと見つめながら上の言葉を言う。一応心配してくれたのかと思い、本当に何も感じていないという表情で握ったり開いたりを繰り返してみせる。ふと相手がそれほど気に入っているワインに目がと行く。お酒なんていままで飲んだ事が無い。そんなに美味しいものなのかな?テーブルの上には空になったワインのボトルが沢山置いてある。興味を示した様子でじっと見つめながら)
ワインってどんな味なの? 美味しい?
(/そう言って頂けると安心して狂った行動が出来ますwなんとなくお酒に注目してみたのですが、酔ったらリアは寝ちゃいそうですねorz)
>>370 Allen
(誰かに見つかるなんて考えてもいなかったけど私が考えた通り相手は何もしてこないし、とりあえずは急いで屋敷から出来るだけ遠くへ向かおうと思い走り出そうとしていると、いきなり腕を掴まれて後ろに引っ張られる。止められると思っていなかったのもあったけど抵抗する力なんて当然無いので後ろに引っ張られる勢いでバランスを崩し、転びそうになるのを反射的に防ぐためにその場にすとんと座り込む。少し驚いた表情を浮かべながら自分を止めた相手を見つめていると、相手は掴んでいた手を離して私の何も履いてない足を指さしながら“外へ行くならまずはその足に何か召せ、話はそれからだ”と言ってきた。指差された足をじっと見て不思議そうに首をかしげる。いつから靴を履かなくなったのかは忘れてしまったけど、その事を指摘してきたのは相手が初めてだと思う。靴・・・・・。主人が用意した夜会の時とかに履くような靴ならあった気はするけど・・・・そんなの履きたくない。そう考えれば無表情で相手を見上げて横に首を振りながら答える。ふと止められた事を思い出せば、少しむっとした表情を浮かべて相手がどうする気か確かめる為に尋ねる。)
靴なんて持ってない・・・・履かなくても大丈夫・・・。もしかして・・・・・私の邪魔をするの?
(/リアを心配して頂いてありがたいです^^微妙にリアを怖がっているアレン君が可愛いw)