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【戦闘】弱肉強食――全てを超えて生き残れ!【恋愛】

1 ◆xGh.oU6LlE:2011/11/07(月) 00:45:53


時は陰暦XXXX年―――世界は四つの領土に別れ、それぞれに据えられた国同士が絶え間なく争い続けていた。

東には『黄ノ国』
西には『藍ノ国』
南には『翠ノ国』

そして北には、最も優勢と云われる強国――『紅ノ国』が位置している。


これは、それぞれが異なる想いを抱きながらも時代の流れに翻弄される―――そんな者達の物語。


>>2 ルール
>>3-4 世界観・募集キャラ
>>5 PF(プロフィール)の書き方・主のPF

―レス禁―

221宴(翠ノ国/兵団長) ◆Y4qdwxl9.6:2012/02/23(木) 19:23:15
(PL/長らくの間スレに来る事が出来なくて本当にすいません><これから少しずつ復活していきますのでどうか忘れないでください…。
また、今回はひとつしかスレを返す事が出来なくて本当にすいません…。)

>>171水蓮(PL/長い間スレ返しが出来なくてすみません><その上所々確定ロルがありますorzもしも、返しにくければすぐに新しい物を書き直しますので!)
…はぁ。あンたの言いたい事はよく分かってるよ。でも、俺はあんたの剣であり、盾なんだ…お願いだから守らせてください。……っ、なんでも聞きますよ、お姫様?
(守りたい物はもう失いたくないそう思い自分はこの役職についたと言うのに、目の前にいる彼女は自分達部下を守るべきなんだなんて…。まったく納得いかない。ふてくされたように眉を下げ、小さな口から零れるのは大きなため息一つ。こんなにも愛しいと思うのに貴方は…まったく。そっと抱きしめてる彼女をゆっくりと下ろし、地面に相手の足をつかせ、ゆっくりと立たせる。向き合った彼女は儚く美しくも、国の主で自分を使う人間である。目の前にいる彼女はこんなにも綺麗なのに、この彼女は何かを守る為に自分を犠牲にしてしまうのでろう。止めても止まらないのだ。ならば、自分が彼女を守る盾になればいい。彼女を染めるであろう泥を、少しでも自分の方に来てくれれば良い。そう深く思うのだ。そっと腰を下ろし、地面に膝を付く。そして、細く白い彼女の手を優しくふれゆっくりと小さく手の甲へ口づけをすれば自分の額にへと当てる。まるで宝石を扱うかのように優しく優しく…。それほどまでに大切で、無くしたくないのだ。悪戯に微笑む彼女。さぁ、大切なお姫様。次はどうやって貴方を守りましょうか。

222 ◆Zf.59bF2UM:2012/02/23(木) 20:10:08
「ちょっとちょっとー、女の子に年齢を聞くのは失礼じゃないー?え?もちろん、永遠の17歳ですよー!」
「うーん、偵察は楽でいいね。団子食いながらぼーっとしてたら金もらえるなんて……皇帝様には恩に着るよ。」
「……やだなー、私の名前は「明星」よ?さ、さ、こんな無駄な話題なんてしてないで団子の話しない?」

名前:明星(アケホシ)
性別:女
年齢:19
性格:非常に賑やかな女性。お喋りが好きで、いつも笑みを絶やさない。人と談笑をしている時は、例え内容がどんなものでも本当に楽しそうだがそれはあくまで一時のもの、という印象を与える。相手をからかうような食えない性格。おまけにどんな時でも自分の素性は明かさない。聞かれても意味深に笑うだけで誤魔化される。もはや『明星』という名前さえ本名なのかも分からない。自分の事を第一に考えていて、正直国とかはどうでも良い、自分に不利になるようだったら裏切ってしまえ、という非常に危ないことも考えている。いずれ金が溜まったら自由気侭に生きたい、と考えている。団子好き。
容姿:偵察任務を行う事が主で、他国に偵察に行くときはそれぞれの国の色の着物を着ている。柄も様々だが、特に目立つという事はない。目は焦げ茶で、髪も暗めの茶髪。それを白の布でローテールにしていて、本当に目立たない。自国にいる時はいつ敵が来てもいいように動きやすい忍者衣装で闊歩している。ある意味目立つ。暗殺任務などの時は前述した忍者衣装を着て、さらにマスク付きの忍者頭巾も来ている。偵察の為胸はさらしで隠したり、逆に曝け出したりと様々。しかし実戦の時は邪魔になる為潰している。一応平均以上の大きさになるのだが本人はこれを「変装するときに便利な道具」程度にしか思っていない。
役柄:翠の国/忍
武器:手裏剣と仕込み刀。ただし偵察中は仕込み刀のみ。
備考:一人称「あたし」二人称「名前、〜様」等。物心がつき始めの頃、親に捨てられそれ以降人を信用しなくなった。それからは暗殺などで稼ぎを得、なんとか一人で生きてきた。最近ようやく腰を落ち着けれる所らしい。

(/予約はしていませんでしたが翠の国の忍をやらせてもらっていいでしょうか……?設定も矛盾してる、おかしい、足りない、というところがあったら光の速さで直します!)

223風伯【藍ノ国/皇帝】 ◆xGh.oU6LlE:2012/02/24(金) 17:20:23
(p/主でありながら約一ヶ月近くも放置してしまい申し訳御座いませんorz支援して下さった方、本当に有難う御座いました></主が受験生故にこれからも来られない日が続くかと思いますが、なるべく頑張ってしっかり管理したいと思います。今溜まっている返レスの方は、申し訳ないのですがもう暫くお待ち下さい;/それでは、今日のところは新規様へのお返事とキャラ表更新のみで失礼しますねノ)


>>222
(p/返答が遅れてしまい申し訳ありませんでした;PFに不備はありませんので、どうぞ御参加下さい^^)


―キャラ表―

■黄ノ国―キノコク―■…象徴(シンボル)は『黄』の文字と『太陽』

・皇帝…>>27 黄狛◆ae2dFIjdEo
・側近…二名
・兵団長…四名
・忍隊長…一名
・その他忍…無制限
・その他兵士…無制限
・その他国民…無制限

■藍ノ国―アイノコク―■…象徴(シンボル)は『藍』の文字と『三日月』

・皇帝…>>74(訂正版) 風伯◆xGh.oU6LlE(スレ主)
・側近…>>110 海陽◆sMTLx5HD02
・兵団長…三名
・忍隊長…>>38-39 羅刹◆uGEvYoT.FY あと一名
・その他忍…無制限
・その他兵士…無制限
・その他国民…>>180 朝姫◆e6R6dqupjM 無制限

■翠ノ国―スイノコク―■…象徴(シンボル)は『翠』の文字と『白百合』

・皇帝…>>23 水蓮◆ea3gLjDMw2
・側近…>>32 塔鳩◆SNuCULWjUI
・兵団長…>>69-70 宴◆Y4qdwxl9.6 あと三名
・忍隊長…二名
・その他忍…無制限 >>222 明星◆Zf.59bF2UM
・その他兵士…無制限
・その他国民…無制限

■紅ノ国―コウノコク―■…象徴(シンボル)は『紅』の文字と『紅薔薇』

・皇帝…>>131 洸◆lMykUvtrf
・側近…>>89-90 白馬◆BVy4vnGo5.
・兵団長…>>28>>30 己隠◆M9b6S7/Bmo あと三名
・忍隊長…>>103 庚◆iU02HpoL7s あと一名
・その他忍…無制限
・その他兵士…無制限
・その他国民…>>76 陸羽◆vf1IorWJOc 無制限


(p/現時点で予約の方はリセットさせて頂きましたので、ご了承下さい)

224水蓮【翠ノ国/皇帝】 ◆ea3gLjDMw2:2012/02/24(金) 22:30:23
(p:一ヶ月近く来れなくてすみません;そして返レス遅くなって申し訳ありません;;色々行事が終わりこれからは顔を出せると思いますのでよろしくお願いしますorz)

>>200 白馬

どうやらうまくいったようですね、兵達よご苦労様でした。後は各々持ち場に戻ってもらって結構です。―申し訳ありませんでした、民が貴方を警戒していたので仕方なくこのような手段を取らせて頂きました。…それで貴方は一体――…そう、貴方は紅ノ国の方なのね。普通の兵士であったならば黙って帰していましたが側近ともなれば話は別。大方我が国の情報を自国へ流していたのでしょう?申し訳ありませんが冗談では済まされなくなりました。無事で帰れるとは思わないでください(民衆は未だ彼女を警戒しているようだったが無事に城まで到着した。身体を縄で縛られている彼女に目をやると何処か落ち着かない様子。自分の今の状態を考えれば落ち着かないのも無理はないか、それにどうやら男が苦手のようであったし。勿論兵士達もこれが演技であると知っているせいか落ち着かない彼女にやや離れてではあるが話しかけている。その様子を暢気に見つめていたが突然胸の痛みに襲われ膝を付き、床に手をついて激しく咳き込む。調子がよくなったと思っていたがそうではなかったらしい。口を手で押さえるとその手にはべっとりと血が付いていた。今ほど健康な身体が欲しいと思ったことはないかもしれない。床には大きな血溜まりができ、異変に気づいた兵士が城に居る侍医を呼び慌てて数十人の侍医が周りを囲む。状態を見た侍医達は部屋まで連れて行く必要があると判断し背中に背負って部屋まで行こうと侍医の一人が背中を向けてきたがその前に一つすることがある、それは彼女の縄を解く事。演技で仕方なくとはいえいつまでもそのままにはしておけない。縄を解こうと手を伸ばした時、一人の侍医が言った「この者はまさか…!姫様!この者は紅ノ国で側近を任されるほどの人物。縄を解いてはなりません!」侍医はあきらかに怯えている。今まで彼女と談笑していた兵士達の目にも鋭さが戻り彼女の首元に槍を付きつける。だがその腕は小刻みに震えている。そうか彼女は紅ノ国の者だったか。体調を気遣うフリをして近づき、情報を引き出そうとしたのかもしれない。考えたくはなかったがどうにも上に立つと余計な考えまでしてしまって嫌になる。だが今彼女は縄で縛られ彼女が愛用している武器は我が手にある。ここで始末することもできるがそうなれば紅も黙ってはいないだろう。いずれ私自身が紅へ赴き、皇帝を問いただすとして彼女は男を嫌っている。男である兵士が一緒ならば手は出してこないだろうと考え、兵士二人に彼女を自室へ連れて来るように命じる。しかし今回は特別に彼女を見張るという名目で兵士も部屋へ留まるようにと付け加える。両脇を侍医に支えられながら自室へと足を進めた)

(p:遅くなってしまい申し訳ありません;一部確定ロルがありますので不快でしたら言ってくださればすぐに修正しますので!)

225水蓮【翠ノ国/皇帝】 ◆ea3gLjDMw2:2012/02/25(土) 11:44:31
>>214 塔鳩

グスッ…、そっか。殿方に興味がないってことはもう少し私の側に居てくれるのね。――ですが塔鳩、貴方と共に過ごす時間ももう残り僅か。次に私の身に何か起こった時が今生の別れとなりましょう。非常に短い時間になるでしょうがこれから貴方に私が教えられることを全て教えます。といっても私だけではなく、私の母様、そして姉様もやったことです。ですが臆する必要は何もありません。それらを全て貴方に教えることができたならば、最早この国で貴方に敵う者は居ないでしょう。―ふふ、何を言っているのかわからない?時期にわかるわ(面白い。やはり彼女は期待を裏切らない反応を見せてくれる。だが、こうして彼女をからかったりできる時間も恐らくもう残り僅か。彼女には何一つとして話してはいないし、これから私が話すこともきっと彼女からしてみれば何を言ってるんだと思われても仕方がない内容。だが彼女には素質がある。長い間国に振りかかる火の粉から守ってきたその力があれば国の問題は心配ないと思うのだが、皇帝となるからには今度は振り払う側、つまり力を身に付けなくてはならない。自惚れているわけではないが、私はどちらかというと力がある方だと思っている。勿論、刀を抜いて戦う実戦では、他の国の皇帝の中でも最下位に位置しているであろうが、政治手腕は誰にも負けるつもりも負けているつもりもない。彼女、塔鳩は私の推測に過ぎないが、恐らく今のところ守る側の人間であろう。だが守る事に関しては彼女は最早一流、これからは攻めという力が必要になる。判断力や知力なども必要になってくるが、それらの点は概ね合格していると判断している。とにかく力、彼女は攻めが薄い。この翠は周りを強大な国に囲まれているようなもの。紅の洸、藍の風伯、黄の黄狛…、これらの国と対等に渡り合う力がなければこの翠など忽ち滅ぼされてしまう。だが彼女は私より遥かに大きな力を持っていると確信した。きっと将来は大きな人物になる、この私の力など小さきものと感じられるくらいに…。きっと彼女はこの翠ノ国を強い国にしてくれる、その希望を信じ、彼女の許可を得ずに勝手に後継者としてしまったことは詫びなければならないことだろう。だから彼女に力を付けさせる、これをお詫びの代わりとしてほしい。こんな自分勝手な皇帝で申し訳ない、ただ貴方には眠れる力がある。その力にこの国の未来を賭けてみたくなった――。嬉しいとも悲しいとも執れる表情でしばらく彼女を見つめ、スッと目を伏せた)
(p:返レス遅くなって申し訳ありません;不快な部分があれは言ってください、すぐに書き直しますのでorz)

226水蓮【翠ノ国/皇帝】 ◆ea3gLjDMw2:2012/02/25(土) 13:25:40
>>217 羅刹

(母と姉の墓参りを済ませ来た道を戻るべく長い廊下を歩く。これからは忙しくても定期的に来なければ。民のことを考えるあまり家族を省みないというのは絶対にあってはならない。今回は渋い実を供えて来たから次は甘い実の方がいいかて考えていた時、前方より自分の方へ走ってくる兵士を見つけた。廊下は走らないようにと冗談を言っているような状況ではなさそう。兵士を遠くから見るあたり急ぎの用事なのであろうが、仕事で何かミスでもしたであろうか。それとも他国からの使者?何か事件でも起きた?やや真剣な表情で兵士の言葉を待つ。『こちらでしたか!どうかお急ぎください、すでに中庭にてお待ちです』中庭で待っている?首を傾げ顎に手を当てて考える。今日は他国から使者が来る予定はない。来る人なんて町で会った方ぐらいしか…。あぁ、そうだった、その方を私が城へ来てほしいと言って呼んだんだった。母様と姉様のことを考えていてすっかり忘れていた。来いと言った当人が忘れるとはなんという失態。彼には何と説明しようか、正直に忘れていたと言おうか。いや、逆に正直に言ったとして彼がこの国の皇帝は忘れっぽい性格をしていると他国に漏らされでもしたら?敵国とはいえ、交易などは盛んに行っている。その些細な事もその交易に影響を及ぼしかねない、皇帝とは国の顔、姉様が昔『皇帝たる者、真実だけを口にしていてはいけない』と言っていた。意味がわからなかったが今ようやくわかった気がする。皇帝たる者、敵に対しては嘘も重要ということか。彼は敵ではないだろうが他国に走られて翠の評判を貶めることをするかもしれない。最も原因は彼には全くなく、自分に全てあるのだが。今この場に居るのは私と兵士一人、兵士が言わなければ彼にバレる心配はない。ここは自分の病気を理由に薬を飲んでいたということにしよう。歳をとると悪知恵が働く、まったく困ったものだ。フフフと前を歩く兵士の後ろで怪しく笑う。とはいえ彼には聞きたいことがたくさんあるのも事実。どうやって私の病気の症状を和らげたのか、一番の疑問はそこ。だが頭の中だけで考えても答えは出ない。考えるのは正面に居る彼の答えを待ってからにしよう)
―遅れてごめんなさい。薬を飲んでいたら遅くなってしまって…。とにかくよく来てくれたわ、それでお名前は何というのかしら?

(p:がぶっ、あら、美味しい←/いやいや、食い意地の悪いだけで可愛さなんて皆無ですよ!返レス遅くなって申し訳ありませんorz)

227水蓮【翠ノ国/皇帝】 ◆ea3gLjDMw2:2012/02/25(土) 13:59:56
>>219

(p:支援してくださりありがとうございます!これからも頑張っていこうと思いますので見守っていただければと思います。本体から失礼しました!)

>>221

…それだけは譲れないわ、私はこの国を、貴方達を、そして民を守る大きな大きな剣。小さな盾では防げないような大きな泥が沢山振りかかってくる。いくら力がある貴方でも振り払えないような大きな大きな泥…。そうねぇ、総合的に判断すると塔鳩ね、私が国を守る剣なら彼女は大きな盾。私ですら壊せないくらい頑丈な、ね(不機嫌そうな顔をする彼、そんな彼の口から出る言葉は、言いたいことはわかるがお願いだから守らせてほしい。まるでプロポーズのようだとクスクスと笑う。聞けば彼は女性好きだとか。今まで数えきれない女性と関係を持っているだろうから守らせてくれなんて言葉が出ても不思議ではないのかもしれない。だが今の彼の言葉にはどこか重みが感じられる。少なくとも今は真面目に言ってくれているのだろう。私を守る剣になりたいし盾になりたい、それが本心ではなく巷の女性に対して頻繁に使われている言葉だとしても剣になりたいし盾になりたいと言われれば内心嬉しいわけで。だが、人の上に立つと振りかかってくる泥も相当大きく、生半可な盾では防ぐことなどできないようなものばかり。過去に彼のように貴方を守ってみせますと言って敵の手にかかって散った者を多く見ているせいか、内心は嬉しいと思いながらもそれを顔に出すことはせず、それはできないとやや顔をしかめる。彼だけは死なせたくない。勿論他の者も死なせるわけにはいかないのだが彼だけは、彼だけはと心の中で呟く自分が居る。この思いは何なのだろう?父に雰囲気が似てるから?それともただ単に部下だから?それとも――。その先の考えは彼の行動によって中断させられた。彼の額に当てられている手でペシッと軽く額を叩くと彼の手を離し口づけをされた手の甲を押さえ紅く紅潮させている頬を膨らませて)

(p:お帰りなさい!私も忙しくて来ることができませんでしたがこれから頑張って活気を取り戻していきましょう!)

(p:一通り確認しましたが、もし返し忘れている方が居ましたら言ってください;連レス失礼しましたorz)

228明星【翠ノ国/忍】 ◆Zf.59bF2UM:2012/02/25(土) 16:44:42
>>223 主様
(/承認ありがとうございます。では、出来た分だけですが絡ませてもらいますね。既に絡み文を置いてある方には後日絡ませていただきます!)


>>35 風伯様
――……うっわ、まさかあそこまで酷いとは……
(藍の国。町並みは藍で統一されている、上下関係が厳しいという噂の国。その町並みは目が痛い。何せ見渡す限り藍なのだ。しかし、ここまでくると逆に壮観なような気がしてくる。なにせ彼女が座っている茶屋の色も藍。隣にある民家も藍。人々の服装も藍。藍、藍、藍。全てが藍かった。しかし、その藍の中でも一際目立つ存在を彼女は発見した。この国の皇帝である。その人物は今、目の前に居る子供を冷淡な薄灰色の目で見据えている。何事か、と茶屋に金を支払い団子を食べながら近付いてみると民は恐れを奥に宿した目で彼――その恐ろしい皇帝を、そして尻餅を付いた子供を見ていた。彼女はもう少し近づいて観察してみよう、そう考え付き平伏する民達の少し後に続く。しかし、彼女は失念していた。この国の民は、この皇帝を心の底から恐れているのを。彼女は格好こそ藍の国の民なのだが、その態度はとても、ここの国民とは思えないほど堂々としていた。団子を食べながら平伏もせず、少し呆れたような、湿り気を帯びた視線で皇帝を見ていた彼女は――さらに、あろうことか皇帝を批判するような言動をしたうっかりしてしまった彼女は――少しでもこの国のことをしっている人物ならおかしいと気付くだろう。彼女も直後にまずい、と思ったのか慌てて地に伏そうと思うのだが、団子はまだ一個余っている為、しかし彼女の大好物である団子を手放す事も出来ず皇帝への視線を逸らしながらそろり、とここから抜け出そうと足を動かし)
(/絡ませていただきました!なんだか明星が酷いことを言っていますがどうかお気にせず;よろしくお願いします!)


>>42 水蓮様
(天気は快晴。雲一つ無い、日差しが暖かな穏やかな日。今日も良い団子日和だ、と思いつつ近くの茶屋で団子を買い、のんびりゆったりと散歩を楽しんでいた所、見覚えのある人物を発見する。その人物の周りには人々が集まり、皆一様に楽しそうな顔を浮かべている。中には涙を浮かべている者も居たが、決してマイナス方面の事柄ではないだろう、と彼女は判断する。あら楽しそう、私も混ぜてよとばかりにその談笑の輪に近寄ってみると、その中心の人物はこの国の皇帝、水蓮だった。何故病弱である彼女がこんな所に居るのか、と少し驚きながらもう少し前へ進んでみる。――途端、彼女の咳込む音が聞こえた。ぴたり、と歩を止めて彼女の様子を見る。……彼女はいい、と言っていたが本当に大丈夫なのだろうか。そう考えている間にも今度は商店街の方へ歩を進めている。もし万が一の事があったら……――自分だって、ようやく落ち着けれた場所を失いたくは無い。そう思い彼女の尾行をする。珍しく忍者っぽい事してるな、と自嘲しながら彼女の後を追い続ける。しかし、幸せそうな、嬉しそうな笑みを浮かべる彼女を見て、何故自分が苦しいのにそんなに笑ってられるのか、と少し呆れながら彼女の前に出る。そして作り笑顔を浮かべながら子供をあやす様に)
……はぁ、もう、そんなに無理してたら側近様に怒られますよ?さ、帰りましょう?治安なら私が見ておきますよ。
(/目をつけて絡んでしまいました。もう、水蓮様素敵過ぎて……こんな奴ですが、よろしくお願いします!)

229宴(翠ノ国/兵団長) ◆Y4qdwxl9.6:2012/03/05(月) 01:59:31
(PL/ゆっくりですが、出来上がったレスだけでもお返しします><)

>>179 風伯(PL/本当に亀になってしまって申し訳ございません></持って帰っていいですか?← 風ちゃんを愛するのは私に課された役目!キリ)
……ありがとうございます。……申し遅れました、私は翠の国の兵隊長 宴と申します。本日は私情で、こちらの国に訪問しました。よければ、私にお時間をくださりませんか?
(九死に一生を得たと言うべきだろうか、それとも途方も無い様なこれからの苦労を生み出してしまったのだろうか。どちらかはまだとれた分からないが、この場で誰も命を落とさない様になったのは確かだ。あいての統率力にひゅーなんてわざとらしく口笛一つ吹くと、鋭く開かれた相手の瞳と目が合う。反らせば殺されてしまうのだろうか、この緊張感。嗚呼、なんとも気持ち悪く心地が良いのだろうか。相手だけでは無い。統率のとれた兵士達は武器を下ろしつつもこちらを睨みつけ、殺気をそれでも浴びさせる。そんなに楽しませないでくれよ、俺が俺で無くなってしまうだろう?口角を上げにっこりとほほ笑む。ここで剣を抜けば、あの人は悲しむのだろうか?ここで剣を抜けば、あいつはやっぱり俺は紅だと安心するだろうか?…嗚呼、無情。馬鹿らしい、今は翠の国の人間なのだ。相手の視線を遮る様にひざまつき一度感謝の言葉を漏らすと、大げさと言わんばかりに頭を下げる。そして、ゆっくりと頭を上げ、はっきりとした口調で己の事を告げる。紅に居る頃からあんたには話したい事が沢山あったんだ。少しぐらい、時間をくれてもいいよな?なんて、貴方はこの不審者にどう接するか興味があったんだ。)

>>181陸羽(PL/返レスが遅くなってしまい申し訳ございません><)
……そんなに怯えンなよ…?まるで、俺が残虐な殺人鬼みたいじゃねぇか…ってまぁ、間違っちゃいないけど、あんたが俺に何かしなければなんもしないよ?それよかさ…あんた宝石商人の陸羽じゃない?
(空はどうしてこんなにも遠く、遠く手の届かない場所。宝石の様な星空も綺麗と思った瞬間に全て手の届かない場所に行ってしまう。ならば、何も望まなければそれで十分だったのに…。大きくため息一つ。それだけがどこか空に吸収されてしまう。なんて無情なのだろうか。視線の端に移る、自分を殺人鬼の様に不安そうに見つめる瞳さえ、宝石の様でそれを奪い取るのが大好きだったのだが、今はもういらない。そんな目で見ないでくれ、俺は俺で居たいだけなんだ。声にならない言葉を小さく吐き出し、困った様に眉を下げまたまるで、親が子供を説教するかのように優しく言葉を戻す。安心してもらって結構、もう今日の殺人鬼の俺はお休みなんだ。頬を人差し指で掻き、ゆっくりと相手を品定めするかのように下から上まで見つめる。どこかで、見た事あるこの姿。そう確か翠の国の女達が、「今日は宝石商人が来る」と騒いで言っていた人間の姿と同じなのだ。それなら話しが違う。欲しい物があるのだが、君はおもちかな?)

230宴(翠ノ国/兵団長) ◆Y4qdwxl9.6:2012/03/05(月) 02:00:23
>>183塔鳩(PL/お返事が遅くなってしまい申し訳ございません><なんだかただのチャラ男になっていてすみませんorz)

いやーそんな冗談はやめよーぜ?今更、紅になんか戻ったって殺されてしまうし、待ってくれている女も…、それに、翠にはこんな綺麗な女もいるし…な?―――どう?今から飲まない?
(足元に転がる物はいつから俺を怨み、殺そうとしていたのだろうか。ずっとずっと前?それとも好奇心?ただ、俺と同じく強い相手を倒したかっただけ?後者ならどんなによかっただろうか。どこからか聞こえてくる言葉に、苦笑い一つ零しまた子供の様に受け答えを。どんなに強さに自信があったとしても、自分の弱さや弱点を知っている人間の中に命を捨てに行く程、馬鹿じゃないのさ。はっきりとわざとらしく発する言葉に続け「それに、あいつも」…なんて言いかけた言葉を口の奥底に飲み込む。苦い汁を飲みこんだような険しい顔付きになっている事にあいては気づいただろうか。そっと見上げた空は何処かはかなげで、昔と同じ金色。嗚呼、愛おしいさ。そっと思い出に蓋をしよう。すぐにいつもの様なへらへらした笑顔の仮面を付け、目の前にいる女へと視線を映す。さて、いつから女遊びをしていないのだろうか。ゆっくり近寄りそっと相手の手を取る。愛してくれ?そんな事言わないさ。愛おしいよ、君が女である限り。だからそう、今日だけは夢を見せてくれ。)

(PL/連レス失礼しました!)


>>195羅刹(PL/返事が大変遅くなってしまいもうしわけございません><)
羅刹…ねぇ。どこの人間かはしらねぇが、よろしくー。あぁ?月…月ねぇ…、そうだな。今夜は、静かに過ごそうかねェ…。……羅刹、お前、若いねェー何歳―?
(相手の礼儀正しいお辞儀とは逆に名を呼ぶと、軽く肩の位置で手をパタパタと振り、気が抜けた声で挨拶を。まるでアクロバットの様な彼の軽い動きを尊敬するように子供の様に微笑み、拍手を一つ。自分の出来ない事をやってみせる人間はどうしても尊敬すると言うのが自分の良くも悪くも癖なのだ。相手に戦う意思がなければそこで戦いは終わり。残虐をするほど子供ではないのだから。そっと相手が着地した木の幹に体を落とし、そっと空を仰ぎ見る。美しい月、輝く星空。こんな絶景を汚そうなんて馬鹿らしい。手の隙間から見える月はいつも以上に綺麗に見えた。いつぶりだろう、こんなにもゆっくりと空を見上げたのは。自分よりもいくつか若いであろう青年に疑問を問いかけた。)

231宴(翠ノ国/兵団長) ◆Y4qdwxl9.6:2012/03/05(月) 21:45:53

>>213白馬(PL/レスが遅れて申し訳ございません><ものすっごくレスしてて泣きそうになりましたorzなんでこの子たち皆仲良くできないのorz)
ああ、翠…だよ。……ごめんな、白。……これで終わりにしよう。俺はお前の知ってる鴇桜じゃない。俺は、俺は…翠の国の宴だ…!
(紅はいつしか翠へと染まった。目の前にいる彼女は泣いているのだろうか。無垢に見つめるこの瞳をどうすればいいのだろうか。君が幸せになる為に自分は君の前から姿を消したのに、まだ君は必要としてくれるんだ。嗚呼、震える。戻りたいよ、君の笑顔が毎日見れたあの頃に戻りたいよ。でも、駄目なんだ。払いのけられた手は行く場所を失いゆっくりと落ちて行く。それが終わりを告げているのでしょうか。そのまま手を掴んでくれたなら、また昔に戻れる気がした。でも、でも。君を共に堕ちて行くなんて我慢できないんだ。なら、一層の事。受け居られない手を強く強く握りしめる。唇は強く噛みしめ唇の色が変わって行く。男は泣いてはいけない。小さい頃の教えを守る様に一度深呼吸一つつけば目を細めまた愛おしそうに微笑む。このまま翠を捨ててまた君の元へ帰ったならばあの人は俺を許すだろうか。いや、ほっておけない。震える手の平をそっと無視して貴方の涙を踏みにじって全て終わりにしましょう。あなたを私と言う鎖から解放しましょう。背中に背負っている鞘から自分の愛刀を取りだしゆっくりと目の前で構える。幼き頃、紅で教えてもらった剣術、愛しき貴方。もう、全てじぶんだったけど全て忘れたいんだ。月明かり剣に反射して何故か悲しく桂丸は光っていた。 )

(PL/連レス失礼しましたorz)

232風伯【藍ノ国/皇帝】 ◆xGh.oU6LlE:2012/03/30(金) 14:24:44
(p/またもや一ヶ月以上空けてしまい申し訳ありませんorzまだ途中までではありますが、漸く三方分のレスが完成したので返させて頂きますね><順変え、連レス失礼します;)


>>208 白馬
――…ふむ、良かろう。衛兵、そなたら二人は〝あれ〟を片付けた後城へ……他の者は引き続き我に付け、一旦戻る。
(慎め、と――そう告げた事に対し迷う事無く謝罪を口にし、その頭を垂れた相手。珍しいというよりは〝異色〟な金糸が揺れ、視界を掠める。しかし依然として感情の無い瞳のままいれば、姿勢を直した相手の口から紡がれた〝子供が見ている前で行政の話をするのは〟という言葉に暫し黙って思考を巡らせる。確かに相手の言う通り、そうしようと思えば簡単に言って済ませる事も出来るだろう。が、現在は状況が状況である為その選択は好ましくないように思えた。最終的に相手の意見を採用して小さく頷き、そうと決まれば素早く対応を……と兵士達に指示を出していく。まず手近に居た二名に場の処理を…残り数名はこのまま己の護衛を続行するよう伝えると、相手へ視線を戻し一言添えてから兵を率いて歩き出し)
――…では参れ、紅の側近。
(p/亀レス申し訳ありませんorz/百合百合…wそれにはまず、風伯が本来の性を晒す必要がある気g(爆)←)

>>218 羅刹
…五月蝿い。
(発言が年寄りっぽい――恐らく先程の己の発言に対する感想だろうそれを、すっぱりと擬音が付きそうな勢いで切り捨てる。確かに歳で言えば己はまだ若い部類に入るのだろうが、今更そんなものを意識してどうする…と軽く相手を睨んだ。抱えられているこの体勢では上目遣いのようにしかならない事が、妙に悔しい。そう感じて視線を外しながら、ふと……そういえば初めて見た相手はこんな雰囲気を纏っていただろうか――と過去の記憶を探った。あの時の彼はもっと鋭かったような……そう、まるで野生の獣のような瞳(め)をしていた気がする。そんな眼差しが今は、特に鋭い訳でも――逆に優しい訳でもない。少なくとも己は、そう捉えていた。現在(いま)此処に居る相手の眼に宿っているのは、よく解らない感情。一体いつからこんな状態、関係に落ち着いたのか――…見えそうもない答えを探すのは早々に諦め、それ以上思い出す事を放棄した。直後に〝最後に食べたのは…〟と尋ねてきた声が耳に入り、少々考えるように間を置いた後当たり前のように答え)
最後?―――…確か、丁度二週間前の今日ぞ。
(p/ははは…敢えて私からは何も申しませn/そしてこの人…なんと二週間水だけだった模様です←何で生きてるの^p^/大分遅くなってしまいすみませんorz小説に出して頂けた事に関しては凄く嬉しかったので、問題ありませんよ^^ノ)

233風伯【藍ノ国/皇帝】 ◆xGh.oU6LlE:2012/03/30(金) 14:25:50

>>210-211 水蓮
ふん、何を喚くかと思えば―――…そのような事、皇帝(フウハク)として立った瞬間から心得ている。分かり切った未来を嘆いてどうする、恐れてどうする?その行く末にあるのが我が死であるなら、所詮その程度の器だった…ただそれだけの事だ。
(放たれた炎――紅く、紅く…瞬く間に藍の街並を塗り替えていく。その場に民が残っていなくて良かったと、戦開始の法螺貝を聞いてから今…はじめて思った。この身に辛うじて在る〝人の心〟――自軍にさえ向けないそれを、敵軍に…ましてやその長たる皇帝に向けるなどという事は決してあり得ない。依然として変わらぬ氷の瞳で倒れ行く部下と敵兵を横目で見やった後、何やら喚き出した水蓮をしっかりと見据えた。炎の中心から響く怒号のようなそれを黙って耳に入れ、それから数分――…一通り吐き出し終えたらしい彼女に対し、〝言いたいことはそれだけか?〟とでも言うように短い音のような息を零す。大人しく耳を傾けていれば、相手の口から吐き出されていくのは〝国民を甘く見るな〟だの〝この国は長く持たない〟だの……解り切っている事ばかり。そんな事を今更確認されずとも、他者の口から言われなくとも既に嫌というほど沁みている。相手の苦しみと己のそれを比べる心算は無い――同等か、それ以下だろうと貶める気も無い。しかし、だからと言って何が解るというのか……貴様にこの心を理解する事など出来るのかと。翠の軍勢を見ていると嫌でも伝わってくる、信頼…愛情……それら正の感情。そんなもの――…とっくにこの手からすり抜けていった。〝死〟や〝裏切り〟…あらゆるカタチで。だからもう〝暖かい世界〟など要らない――再びそれに触れれば、きっと〝自分〟が壊れてしまうから。そこまで思い巡らせると陣を側近と数名の兵士に任せ、徐々に紅く染まっていく〝翠〟の文字に歩み寄った。周囲を焼く炎が唯一その口を開けている場所――火柱の隙間を躊躇無く潜ると、〝危険ですッ…!!〟と止める兵の声にも気付かない様子でゆっくりと刀(つるぎ)を抜き)
…無様な。貴様に、貴様等如きに―――我の心は解るまい……。
(p/あああもう何か、無駄に重い展開ですみませんorz/そして風伯が刀を抜きました!本気モードかしr←)


(p/連レス失礼しました;)

234niratama ◆72/C4QG2wA:2012/04/05(木) 12:36:17
 参加希望です・・・
 私は忘れっぽいので先にプロフはっておきます・・・

 「勝てばいいのさ。勝てばね。」
 「悪夢を見たいのかい?なら見せてやるよ!!」
 「俺は雇われ忍さ。いつ下克上してもおかしくないからねぇ。」
 
 名前 仙道麗博(せんどうれいはく) 普段使う名前 麓轍(ろくてつ)
 性別 男
 年齢 18歳
 性格 普段は優しく、町では敵とでも仲良する。だが仕事となると冷酷になり仕事はこなす。仲間は大切にする。
 容姿 紺色の忍装束。首には紺色の布を巻いている。肌は色白く目は朱と黒のオッドアイ。朱の目はガーゼで眼帯をしている。髪は紫で腰あたりまでの髪を一本に束ねている。因みに背は高い。
 役柄 藍ノ国/忍隊長
 武器 鎌
 備考 一人称は目下には「俺」目上には「自分」二人称は「アンタ、アンタ等、てめえ等」。両親を5歳、姉と弟を11歳でなくし天涯孤独の身になった。もう誰も失いたくない。という気持ちで忍になることを決意。過去のことがあり仲間を大切にする。朱の目の為虐められ、避けられた為、呪われた目として封印。眼帯を無理に取ると暴走する。

 (・・・こんな感じで。レス蹴りすみません。)

235羅刹【藍ノ国/忍隊長】 ◆uGEvYoT.FY:2012/04/27(金) 21:49:20
(/皆さん御返事が遅くなってしまい申し訳ありません!!久しぶりのロル回しでおかしな所があると思いますが、そこはみ、見逃して下せぇ!)

>>226 水蓮
そうですねぇ、今年は色々波乱に満ちて…でも、その中で小さな出逢いがあると思いますので、見逃さなければもしかしたら……。(兵の一人が駆けて行ってしまってからぽつんと残された者同士、時間潰しにお話しませんかと傍らに立っていた男に声をかければ、案の定返ってきたのは渋い顔だったが、占いやまじないには自信があるんですよと話を振った瞬間の小さな反応を見逃さず、料金は取らないからと少し強引に出たが、四ヶ国の中で一番穏やかな国情だからか数分も話せば男はすっかり此方のペースに乗っており、久しぶりに所謂恋占いをしながら野郎が思い悩んでいる姿を見ても全然微笑ましくないと心中で吐き捨てつつ、上辺だけは穏やかににこやかに道を示してやっているうちに此方に戻ってくる気配に気づき、それとなく相手にそれを知らせるとそれまで密談をするように縮めていた距離を元のように置いて、占いをする上で教えて欲しいと頼んで容易に得る事が出来た幾つかの情報を頭で整理しながら二人を迎え)いいえ、お気になさらず。お庭を拝見させて頂きましたが、とても美しくて…つい、時間を忘れてしまいそうでした。(実際のところは全く違う事をしていたのだが、兵の面子を守る為のこれは方便であって嘘ではないと屁理屈を捏ねながら静かに首を横に振り、一歩下がり静かに膝をつくと手を組んで頭を垂れ、諜報の際に使っている幾つかの偽名のうちの一つを口にし)失礼致しました。世羅と申します。
(/ほ、本当にお食べになった…!!←/強く生きているお嬢さん素敵です!そんな皇帝に平気で嘘吐く息子……( ̄Д ̄;))

>>230
……こういうの、好きなんだ?(いつもしている何気ない動作に拍手を貰えば一瞬何のことなのか分からず首を傾げて、ふと人を楽しませる為に生まれ磨かれた技で人々を魅せる大道芸を思い出せば、こういう類のものが好きなのだろうかと疑問を抱き、最も自分の技は他者を傷つける為に鍛えたのだがと思いつつ尋ね)ははっ、おにーさんが話の解かる人で良かったよ。んー…今年で二十、だったかな。若いって、あんたに言われても微妙なんだけど。(枝に手をついて腰かけると下を覗くように軽く身を乗り出し、幹に寄りかかっている相手の視線を追って天上の月を仰げば、いつだったか出遭った奴はお構いなしに向かってきたものだから大変だったのだと、そうは思っていない明るい声音で言い、所属も明かしていない上に名乗ったのは偽名、年齢くらいは本当の事を教えてもいいかと顎に手を当てて、いつもは意識しない自分の年齢を口にしてから大して歳は変わらないだろうと笑い)
(/いえいえ、お気になさらず。私ものんびりしまくってますので^^;)

236羅刹【藍ノ国/忍隊長】 ◆uGEvYoT.FY:2012/04/27(金) 21:50:35

>>232 風伯
全ッ然怖くないですよ、姫さん。むしろ可愛らしいです。(いつもと変わらない勢いのいい返しの中に滅多にない悔しさが滲んでいるのに気付き視線を落とせば、まだ若干青いもののしっかりと此方を睨んでいる相手と目が合い、自分に抱きかかえられている状況をその高い矜持は許さないが身体がそれについていかない事が気に食わなくて不機嫌になっているのかと小さく喉を鳴らした。常日頃から冷酷だ非道だとぬかしている奴等が、大人しく他者の腕に納まっている彼女を見たらどんな表情をするだろうと想像しつつ、綺麗に整えられている寝台に相手を静かに降ろすと薬でも持ってこようと身を翻したが、先の問いに対する相手の返答にぴたりと動きを止め)………は、二週間前?(ぎぎぎ、と錆ついたブリキのように首を巡らせ相手を顧みると一段低い声で繰り返し、何の冗談だと言いたかったが此処で…というよりも元々冗談を言うような性格ではないのだから事実なのだろうとその言葉を飲みこみ、数拍置いて状況を理解すると平然とした様子の相手に詰め寄り)側近はどうしたんですか、側近。この事を彼女知ってるんですか、知ってるなら職務怠慢にも程がある。貴女の世話が彼女の仕事だ。ていうか、普通は誰が言わなくても飯は食べるもんですよ。いくら冷酷だとか言われてても、毎日女中が運んできますよね?毒見もきっちり済ませた、必要な分だけの料理が出ますよね?それを、一日二日じゃなくて二週間食ってない?よく今まで保ちましたね、全然褒められねぇけど!!(侍医が知ったら卒倒するに違いない…いや、結構歳を召していたからそのままぽっくりなんて事もあり得ると柄にもない現実逃避をしつつ、いつも上辺だけとはいえ使っていた敬語がボロボロと抜け落ちている事にも気付かないまま説教じみた事を並べたて)
(/驚きの事実に息子が壊れました←/今や思い出話にしかならない師匠を出せばよかったんですけど…あ、ちなみに犂月はロリコンなおっさんでs((シリアスぶち壊し設定にも程がある)


(/連レス失礼しました<(_ _)>)

237風伯【藍ノ国/皇帝】 ◆xGh.oU6LlE:2012/05/09(水) 00:03:06
(p/…はい、お久し振りです←今更感半端ないですが、漸く書き終えたので一気に返レスさせて頂きますねノ連レス失礼します;)


>>228 明星
(余程恐ろしかったのか、金縛りにあったように微動だにしない子供。その様はまさに〝蛇に睨まれた蛙〟――これ以上適切な例えは存在しないだろう。そう思える程、この場の空気は凍り付いていた。まもなく訪れるだろう春を匂わせる暖かな空気等微塵も感じさせず、無感情な薄灰の瞳は更に鋭い光を纏う。だが、無意味な睨み合いをいつまでも続けてやる程暇ではない――右手に携える鉄扇を振り上げ、殴られるのかと身構えた子供の鼻先へ突きつけた。幾ら冷酷非道と言われようと一国を背負う皇帝だ、自ら民を傷つける……ましてや殺すような真似はしない。精神的には大分蝕んでいるだろうという矛盾はあるが、自国の民として〝護るべきもの〟である事は事実。ますます怯えた表情で見上げてくる瞳を真っ直ぐ射抜くように見据えると、〝次は無い〟と告げて鉄扇を引いた。そのまま口元へ添える事で少しの間表情を隠し、その場を去ろうと一歩踏み出す。が、不意にざわつきだした民と兵の異変に気付き、静かに視線を巡らせた。やがて藍で統一された民衆の中――ただ一人異なる雰囲気を纏う人物を探り当てると、声色鋭く去ろうとするそれを引き止め)
――待て、そこの者。
(p/返レスが大変遅くなり申し訳ありませんorzいえいえ、若干ご立腹ですが問題ないです、多分←此方こそ宜しくお願いしますね^^ノ)

>>229
時間だと?―――何故(なにゆえ)そのようなものを望む。
(ひゅー、と間の抜けた音が鼓膜を掠め、視界に捉えた口元が弧を描く。鋭い眼光は外さないまま保ち、不意に〝それ〟を遮るように膝を折った男を冷やかに見下ろした。それから紡がれた礼も、大袈裟に下げられた頭も――今の己にとっては苛立ちを増大させる道具(もの)でしかない。もはやこの面(かお)は、はっきりと〝不快〟を示す双眸を除けば無表情な仮面のようになっているだろう。先程強制的に与えた静けさは周囲の〝焦り〟と〝警戒〟――そして恐怖を吸収し、徐々に異質な騒がしさを纏っていく。常日頃から喧騒を嫌う己にとっては、十分五月蝿いと思える程だ。そう考えている間、淡々と紡がれていく相手の言葉を耳に入れる。翠の宴――確か奴は〝元〟紅の人間であり、昔馴染みの女が一人居た筈。忍頭から回された情報と己の記憶が正しければ、その女とはあの紅ノ国皇帝の側近だ。が、問題はそこではない。続いて相手の口から零れた〝時間をくれ〟と示す言葉だ。恐らく此方の時間を寄越せという事だろうが、目的までは理解出来ず訝しげに眉を寄せる。氷の面(つら)が僅かに崩れた瞬間だったが、そんな事はどうでもいいとばかりに返答を待ち)
(p/亀なのは此方もです、申し訳御座いません></こんな癇癪猫で宜しければどうぞどうぞ!ノ←根気強く接すれば、きっと懐いt(ほぼ不可能な件^p^))

238風伯【藍ノ国/皇帝】 ◆xGh.oU6LlE:2012/05/09(水) 00:04:34

>>234
(p/主が顔を出せなかったばかりにお返事がかなり遅れてしまい、申し訳ありませんでした!orzまだお入り頂けるのでしたら大歓迎ですので、どうぞ御参加くださいノ)

>>236 羅刹
(嗚呼、もう何も言わないでおこう、そうしよう――やはり上目遣い(不可抗力)での睨みは逆効果を発揮したようで、〝全然怖くない〟というだけならまだしも〝可愛らしい〟とまで称された。その蛇足以外の何物でもない言葉に心底脱力し、心中で力なく呟く。勿論表には殆ど出していないが、現在胸中を渦巻く感情は〝呆れ〟以上のものだった。その後漸く身体を抱いていた腕から解放され、整えられた布団の上に正座しながらそっと息を吐く。先に投げ掛けられた質問にも淡々と返し、特に慌てるでもなくそのまま過ごそうとした時――不良品のカラクリのような動きで振り返った相手の言葉に、僅かに首を傾げた。勘違いしないよう確認しておくが、断じて〝意味〟が解らなかった訳ではない。何故そのような反応をされるのか――それが理解出来なかったのだ。確かに毎日決められた時間に出される食事には、殆ど手を付けていない。側近がそれを知らない筈もなく、その時が訪れる度に端麗な顔を曇らせていたものだ。しかし、喉は通せても身体がそれを栄養分と認識せず、排除しようと働いてしまう。その結果、取り込まれる筈だった食物(しょくもつ)の多くは消化器官まで至らずに入口から吐き出されてきた。実際、ここ数日の間何度か〝喉に通しはした〟が、繰り返される事は同じ。常よりも更に壊滅的な相手の言葉遣いは然して気に留めず、感情の無い淡々とした口調で言葉を紡いで)
喉に通しはした――が、殆ど意味は成しておらぬ。……次の瞬間全て吐き出してしまうからな。
(p/暴走してますねー(オイ)そして風伯さん、食べたくても食べられない感じのようです←/ロ リ コ ンww確かにシリアスは何処かへぶっ飛びますが(←)それはそれで美味s(黙))

239水蓮【翠ノ国/皇帝】 ◆ea3gLjDMw2:2012/05/13(日) 12:40:17
(p:返レスが遅くなり申し訳ありません;所々日本語がおかしいですが、そこは何卒脳内変換をorz)

>>228 明星

(商店街を護衛の兵に守られるように歩く。前後左右に彼らが居るお陰で前がよく見えず、行動に若干支障が出ている。もっとも、今の体調のせいもあるのだが。やはり商店街は賑やかで右の店も左の店も人が多く、店の者も対応に追われている。昔はこの辺りはほとんど何もなかったのに今は、右も左もお店、お店、お店。この辺りで姉様と遊んだことが酷く遠い出来事のように思えてくる。かくれんぼをしたが隠れるような場所がほとんどない為、遊びにならなかったり逆に道は非常にいりくんでいるからよく迷子になってその度に姉様が探しに来てくれたっけ。そういえば昔、この辺りの店で団子を御馳走になった記憶がある。その記憶を頼りにいりくんでいる道を進んで行けば目的地らしき店を見つけることができた。何もかも昔と変わっていない。まるでこの店だけ時の流れから切り離されたかのように。正直、こういった、表現は悪いがボロボロのお店が一番好き。店内へ入るとまた異様ななつかしさを覚える。一人で出歩いてこの店に来ていたら、きっと年甲斐もなくはしゃいでいただろう。衛兵の一人が『誰ぞ居らんか』と言うと、慌てた様子で店の奥から年老いた男性と女性が現れ己を見るなり深々と頭を下げる。『この方はこの国の皇帝である―』と己の紹介を始めるが、きっとこの二人は言わなくても知っているだろう。最後に此所を訪れたのは姉様が居た頃、しかもまだ子供の時で己や姉を覚えているかと問えば答えが返ってくるであろうが、今はよそう。団子と水を一杯頼んでいそいそと奥へ消えていく二人。しばらくして皿に山積みにされた団子と水がテーブルの上へ置かれる。こんなに頼んだ覚えはないのだけどと困惑気味に老女を見ると、耳元で『水蓮ちゃんは、いっつも白ちゃんの為って言って団子食べなかったでしょう?ほら、うちの旦那も久々に会えたもんだから泣いちゃって…』視線を店の奥へと向けると、うんうんと頷いて涙を流している男性。店の外でここまでついてきた住民が店の中へ入らないように見張っている兵士に視線を変えて、あの人達にも同じ物をとお願いし、水を一口飲む。水を飲んだお陰か身体の熱は引いたように思う。兵士達に少し休むようにと促し、立ち上がり外に出る。見張りが居なくなったので、住民は次々と店内へ入っていき、あっという間に満員となってしまった。その光景に笑みを浮かべていると己の前に出てくる一人の女性。兵士は彼女の正体を知っているせいか、特に警戒することなく、運ばれてきた団子に手を伸ばしている。顔は覚えているが名前が思い出せない。咄嗟に頭に浮かんだ名前を出して)
ふふ、側近には帰ったとしても怒られることは確定しているわ。それよりもお仕事ご苦労様、久しぶりね梅星。

(p:絡みありがとうございます!非常に失礼な女ですが本体共々これからよろしくお願いしますorz)

240水蓮【翠ノ国/皇帝】 ◆ea3gLjDMw2:2012/05/13(日) 12:43:26
>>233 風伯

――どうやらこれ以上話をしてもお互い納得できるような答えは出ない、話すだけ無駄なようです。風伯、空を見なさい。空は紅く、もうすぐ今日の戦も終わります。法螺貝が鳴るまで約五分ほどでしょうか。貴方の様子を見る限り、このまま黙って終了というわけにはいかないようですね。―ゲホッ…!こちらは手負いの身ですが手加減など無用、貴方が今刀を向けているのは兵士ではなく敵国の皇帝なのですから…。お互い戦うのは初めてですから色々警戒があると思います。私は血を流し過ぎて派手に動きまわることはできそうにありませんので抜刀は控えさせていただきます。この五分間、私は防御に徹しましょう(彼から投げ掛けられる言葉に黙って耳を傾ける。そして出した結論は、これ以上話したところで時間の無駄。そうなると残りは刀を構える彼のように実力行使でいくしか手はなくて。こちらも刀を抜いてやりたいが、先程敵兵により負った傷が予想以上にこちらの様々な行動に支障を出している。特に胸の傷口から流れ出る血液は止まる処か、この場を一歩でも動けばさらに流れ出てしまいそう。移動は無理と考えた方がよさそうだ。抜刀してもいいのだが、手の内が全く分からない相手に、刀を抜いたからじゃあ私もという風にはならない。しかも彼は己と同じ皇帝の座に君臨する者、そう考えれば尚更彼の手の内が分かるまで抜刀はできない。幸いなのは彼が兵士を引き連れていない事。この左右の炎の壁を見れば当然といえば当然であり、むしろ彼がそれを突破してくる事自体、他から見れば命知らずなこと。そうまでして、己を倒したいのか。先程までは高みの見物をしていたくせに。刀を地面に放り投げれば腕を組んで、徐々に近づいてくる藍の皇帝を真っ直ぐに見つめて)
来なさい、藍ノ国皇帝よ。短い時間ではあるが翠ノ国皇帝水蓮が相手をします!
(p:戦はどうしても重い展開になっちゃいますよね;そして折角、風ちゃんが刀を抜いてくれたのに防御に専念する空気の読めない女、水蓮…←)

241水蓮【翠ノ国/皇帝】 ◆ea3gLjDMw2:2012/05/13(日) 12:45:12
>>235 羅刹

―聞いたことのない名ねぇ…。貴方のような不思議な力を使う人達なら昔この国居たみたいだけど、その人達はもう滅んでしまったから貴方がその人達の生き残りじゃないかって考えはハズレね。それで世羅さん、貴方にその力で調べてもらいたいことがあるの(彼が名乗った世羅という名を頭の中で検索をかける。しかし結果は該当なし。左右の兵士に視線を向けるが返ってくる反応は、いずれも首を傾げるもの。だが己の体調を不思議な力を使って和らげてくれた彼が無名なはずはないだろう。考えられるのは昔、この国に居たという彼と同じような力を使う者達、彼がその生き残りではないかと考えを巡らせるものの、すぐにそれはありえないという結論に至る。その者達は極少数だったみたいだし、生き残りがいる可能性など万に一つもない、己の考え過ぎか。他には他国のスパイという考えもあるが、この場合、彼は今頃中庭ではなく牢屋に居ただろう。これ以上彼について考えていてもしょうがないのでそろそろ本題に入ろうか。本題といっても、最初は、どうでもいい事から彼に調べてもらおう。いきなり重要なことを調べさせるにはまだ時間が早すぎる。まずは…、やはり己の部下が己をどんな風に思っているか、だろうか。民の事ばかりを考えてはいたが、部下への気配りを怠っていたつもりもない。人の上に立つ者は下の者の気持ちも知っとおかねばならぬというが、嘆いたり喜んだり説教をしたりするのは、彼の言葉を聞いてからにしよう)
まず一つは、兵士達が私をどんな風に思っているのか。二つ目は、何故私の一族は病気に弱いのか。三つ目はこの国以外の現在の情勢を――

(p:凄い無茶なお願いをしているのにそんな自覚がない女、水蓮←/基本病弱ですけど何だかその設定が揺らいできた気がs/ry)

(p:連レス失礼しましたorz)

242風伯【藍ノ国/皇帝】 ◆xGh.oU6LlE:2012/05/20(日) 17:51:00

>>240 水蓮
ふ、――…そればかりは同意見と言っておこう。防御に、な……我も気が長い方ではない、言われなくともその心算よ――!
(忌々しい。退いていく敵兵も、未だ周囲に残る数名の味方兵も、紅に染まった空も、翠の皇帝も――目に映るもの全てが、目障りで仕方がない。……この感情は何処へ向ければ良いのだろう。心の深淵で燻(くすぶ)る黒一色の闇――どろりと纏わりつくこの苛立ちを、何処へ。兵か、空か、皇帝か……全て違う。此処に、〝この闇をぶつけるに相応しいモノは無い〟。そもそもこの感情は今に始まったものではないのだ……もっと、ずっと以前からこの身に巣食っていたもの。それがこの戦の中で、翠の皇帝との会話を経て――僅かに表へ滲み出したに過ぎない。耐え忍ぶ事には慣れている、抑え込んでしまうのは簡単だ。――簡単な、事なのだ。まるで自身に言い聞かせるように呟いた言葉は、外へ漏れることなく心中で木霊する。〝これ以上は話すだけ無駄〟――研ぎ澄まされていた意識の中、凛と響いた言葉。それに対し口角を吊り上げ、軽く鼻を鳴らした。〝同意見〟――そう淡々と並べた言葉は本心からのもので、嘘偽りは一切無い。とうに懐へ収められた鉄扇が小さな金属音を立て、左手に握られた刀は燃え盛る炎を鋭く反射する。先に相手が言ったように、戦の終結を示す法螺貝が鳴り響くのは時間の問題だろう――わざわざ言われなくとも、元より〝手加減〟等という選択肢は存在しない。互いに国を背負う〝皇帝〟である以上、するべき事は一つだ。其方が防御に徹するというなら、此方もそれなりの手を打つまで――結果がどうであれ退く事は許されぬと、距離を詰める為走り込んだ後…流れるような動作で相手の首筋を目掛けて刃を振り翳し)
(p/なっちゃいますよねー…私の場合無駄にシリアス全開な傾向が強いので、余計に重い事に;;←/いえいえそんな、此方こそ容赦の「よ」の字も無い奴で申し訳ないです;手負いの敵相手にいきなり首狙いとか…^p^/書き直し受け付けてますので、遠慮なく仰って下さいねノ)

243水蓮【翠ノ国/皇帝】 ◆ea3gLjDMw2:2012/05/27(日) 21:19:51
>>242 風伯

これが戦神と謳われる貴方の力…。流石は一国を治める皇帝、私にはとても真似できません(己の首目掛けて振り下ろされる銀の刃。現時点で言えること、それはスピードだけは自国のどの将よりも上ということ。だが、甘い。恐らくこちらが出方を伺っているように向こうもまたこちらがどう出るのか見ているのだろう。単純に首を狙ってのこの攻撃、酷く古典的と思うのは、一般の将達の戦いを見慣れてしまったからだろうか。皇帝に即位してから病の身なれど小さな戦にはそれなりに参加し、数多の将を討ち取ってきた。どの将も最初から一撃で仕留めるつもりでいるものだから必ず最初から首狙い。そこに細かい考えなどなく、あるのはただ出世への欲と、討たねばこちらが殺られるという不安、恐怖。今この瞬間も彼、藍の皇帝はこの約五分という短い時間で己を殺そうと躍起になっている。が、唯一違うと思われるのは、この単純な攻撃が何の考えもなく放たれたものではなく、己の力を量る為に放たれたものであるということ。断言はできない、彼の考えは言葉に出さぬ限り彼以外に伝わることはない。今思うことは、己の考えが当たっていて欲しいということだけ。己より弱い者達との戦いでは満たされぬことはなかった何か。今目の前に居る彼は一国を治める皇帝、実力も並の将とは比較にならない。やっと、やっと全力を出して戦うことができるかもしれない、そう思うのと同時に身体の奥底から沸き上がってくる得体の知れない何か。政治を行っている時には全く感じなかったもの、数多の将との戦いにおいても感じることはなかったもの、己へと迫る刃が先程と違って酷くゆっくりに見える。まるで時間の流れが急速に遅くなったかのように。先程地面へと捨てた刀を再度左手で拾い上げ、そのまま刀で受け止めることはせずに右手の親指と人差し指で鋏むようにして刃を止めれば、この場から動かないと宣言したことを破棄するように、反撃とばかりに彼の腹を目掛けて蹴りを仕掛けて。嗚呼、わからない。この感覚はなんだろう?感情なのか?嗚呼、わからない。だが今はこの感覚に身を委ねよう、彼は、彼は簡単には死なない。何せ彼は他の凡庸な将とは違うのだから)

―私は今、とても嬉しいんです。これも戦乱を生きる者の運命(さだめ)というものなのでしょう。私は切に願います、貴方が私が刀を抜いても早々に倒れることなく、対等に戦える強者であることを――

(p:逆に穏やかな雰囲気の中で戦うのって物凄く気持ち悪いですよねー…。重苦しくてものんびりやりましょう!所々で場の雰囲気をぶち壊すのはこの女得意なので笑いも入れながら…←/そしてとうとうこの女おかしくなりました。俗に言う、体が軽い…、こんなのは初めて。もう何もk/黙)

244Natalie:2012/05/30(水) 18:03:52
It's much eaiesr to understand when you put it that way!

245Ivan:2012/06/01(金) 10:54:25
Thought it wulodn't to give it a shot. I was right.

246風伯【藍ノ国/皇帝】 ◆xGh.oU6LlE:2012/06/03(日) 15:07:12

>>243 水蓮
それが可能であったとして――他者を真似る愚行を良しとするような輩に、統べられる国などありはせぬ。
(女として堂々と皇帝の座につく相手と、男として玉座に君臨する己。活気に溢れる軍勢と、ただ道具のように黙々と役目を果たす軍勢――何もかもが根本的に違う。決して、相容れる筈のない〝道〟だ。故に真似る事など出来なくて当然――眼前の女皇帝から向けられる言葉を静かに受け止めながら、そう思考を巡らせる。同時に薄い唇を動かし、淡々と抑揚の無い声色で言葉を紡いだ。自分は自分、他者は他者。別々に生まれ落ちた以上それは変わらず、自身の領域に据えるは〝自身〟のみ――そこにそれ以外のモノを踏み込ませてはならない。藍の皇帝として表に立った瞬間から、ずっとそう考えていた。もし踏み込まれてしまえば、それは己の崩壊を意味する。何者の干渉も受け付けぬ、生じた波紋も瞬く間に消し去る心。惑わされては弱くなってしまう――そんな器では、国など治められる筈がない。そう信じて疑わない己にとって、〝他者を真似る〟という行為は〝自身を貶める愚行〟でしかなかった。〝目指すこと〟と〝真似ること〟は違う――後者を選べばその末路は、〝他者の複製物と化すこと〟のみだ。そんな輩に国の長は務まらぬと言い放ち、眉一つ動かさないまま止められた刃先を見据える。直後に仕掛けられた蹴りに「はっ、……」と乾いた笑みを零すと、先刻吐いた言葉を自ら違えた相手の瞳をちらりと見遣ってから後方へ跳んだ。ぎりぎりで避けた為に向けられた足が胴の鎧を掠めるも、大した打撃は受けずに刀を構え直す。依然として無感情な態度を貫き続けたが、次に鼓膜を突いた〝嬉しい〟という単語に僅かながら眉を寄せた。場にそぐわないその言動――瞳だけは無感情のまま、吐き捨てるように毒づいて)
貴様、この期に及んで気でも違えたか?――その願いとやら、刃を奮い己で確かめるがよい。
(p/そう言われてみると確かに…そうですね、のんびり行きましょうbb←水蓮様万歳w/風伯は冷めきりすぎてもう……どうしようこのk(ry)時々水蓮様より三つ年下なのを忘れそうになります←ぇ)

247水蓮【翠ノ国/皇帝】 ◆ea3gLjDMw2:2012/06/10(日) 20:21:29
>>246 風伯

つまり、誰にも真似が出来る力であるならば国は治められず、逆に貴方が誰にも真似が出来ない力を持っているからこの藍は不平不満があってもこうして治められていると?―成程、若いわりには随分とシビアな考えをお持ちなようですね。ですが、逆を言えば真似ができない程の力を持っているのは貴方だけ。どのような身分であれ慈しみを忘れた国は滅ぶ。貴方の率いる軍勢が改めてそれを教えてくれました(彼の口から発せられる言葉をにこやかな表情を崩すことなく聞いていたが、一通り彼の言葉を頭の中で整理して思った。゙相容れない存在〟己も一国を治める皇帝であり、国はそれほど豊かではないものの、活気があり人々は皆人情味に溢れている。しかし彼の統べる国、藍は翠より豊かで広大な領地を有しているものの、人々は常に怯えながら暮らしている。この点を考えても既に翠と藍は正反対であるといえる。それに加え、皇帝二人の性格もまた正反対なのは偶然か、それとも必然的なものなのか…、今は答えを導く必要はない。そろそろ頃合いだろうか、これ以上彼の手の内を探ったところで斬りかかってくる様子もないようだし、だからといってこちらもただ刀を抜いて斬りかかるのはなんだか味気ないというかつまらないというか…。そうして刀を抜くことを躊躇ったところでこの戦が終わるわけでもなく、死傷者が居なくなるわけでもない。彼らは、兵士達は翠の為、翠が天下を一つとすることを願って戦い、或いは散っていった。この藍の国は強国なれど、一人一人の結束は弱いと見ている。そこを上手く突けば、こちらに降る者も少なくはあるまい。今日一日の戦の状況を見ればこちらが圧倒的に不利であり、このまま明日もまともにぶつかれば前線の部隊は総崩れとなる恐れがある。せめて援軍が到着すれば巻き返すことができるが…。藍を制すれば黄ノ国攻略が容易になり、天下第一の勢力を誇る紅との決戦もまた優位に進めることができるであろう。今まで凡将との戦いばかりで母や姉から教えられた技を使う機会はなかったが、強いか弱いかは刀を抜いて確かめろと言う彼の言葉に従うことにしようか。ゆっくりと鞘から刀を抜くと、右手に刀を、左手に鞘を持ち彼へと走り出して)
―ふふ、貴方も本当は嬉しいのでしょう? …さあ、最後に私の手の内の一つを貴方に披露しましょう。吹き飛ばされないようにしっかり守りを固めてくださいね!

(p:水蓮が藍を制した暁には多分風ちゃんを夫にしてその冷めきった心を溶かそうと必死になりますでしょうな?←/そういえば風ちゃんは二十一でしたね!ふふ、いいですねぇ、そういうのも水蓮をその気にさせる一つの要因になると同時に中の人を興奮させる原因n/黙)

248羅刹【藍ノ国/忍隊長】 ◆uGEvYoT.FY:2012/06/12(火) 21:46:20
(/お久しぶりです、遅れてしまって申し訳ありません;まだ一つしか書けていませんが、生存報告と共に返させて頂きます。水蓮様はもう少々お待ち下さい(深礼)


>>238 風伯
(がっくりと肩を落とす相手とは対照的に、その反応が面白くて楽しくて仕方がないといった風に笑う。相手がどう取ろうとも別に構わない。呆れられようと怒られようと、自分の立場は揺るがない。仮に自分を切って捨てたとして、損をするのは藍ノ国である。もっとも、彼女ならばその穴を補う策をすぐに立てれそうだ。爆弾発言に振り返った先、寝台の上できちんと正座し首を傾げた相手を見てまた可愛いと思ったのは秘密だ。そうしていれば普通の姫君に見えるのに、運命とは残酷である。思った事を一息に捲し立て…途中、要らない事まで言ったような気がしないでもないが、一先ず息をつく。数秒の後に冷静な分析でもって返された答えに、ぐったりと脱力すればその場にしゃがみ込み膝に肘をついて手の甲に額を乗せ、肺の中が空になるくらい深々と息を吐き出し) ―――……、そういう事はさっさと言おーよ、姫さん…。(よく、今まで保ったものだ。側近には口止めでもしていたのだろうか。しかし、それが本当だとしてこのまま続けば、冗談抜きで危ない。侍医を連れてきた方がいいだろうと立ち上がったが、薬でなんとかなるならばとっくに試しているかかもしれないと動きを止め、顎に手を当てると軽く目を伏せ)材料がいくら揃ってても、普通の薬湯じゃ二の舞か……使った方が手っ取り早いが……。(幼い頃叩き込まれた術や薬草などの知識を洗っていきながら、今回の不調は十中八九疲労によるものだと判じたが言って休んでくれる相手でもない。動けるようになったら仕事に戻りかねない。ここで生家の十八番である呪術が活かされるべきなのだろうが、この国に来て他者の前で行使した事がないと考え至ればちらりと相手を一瞥し)
(/主君の危機に優柔不断な駄目男。人前で術を使う事に躊躇ってる息子です。奴は仕事が出来るカッコいいロリコンはいかがですか←)

249羅刹【藍ノ国/忍隊長】 ◆uGEvYoT.FY:2012/07/03(火) 13:31:48
>>241 水蓮
―――……、皇帝よ。後の二つはお答えしましょう。ですが、最初の問いに私が答える事は出来ません。臣下の心は、貴女が直接訊ねなさい。(矢継ぎ早に投げられた言葉に、表情こそ変えなかったが呆れを通り越して頭が痛む思いだ。彼女がその質問を口にした瞬間、背後に控えている兵士の顔色ががらりと変わったことはこちらからよく見えた。得体の知れない術者に臣下の心を覗かせるなど、彼らを疑っているとしか思えない。一目で分かる忠誠を踏み躙るような発言――それにより翠ノ国が荒れるのは藍ノ国としては侵攻し易くなるから構わないが、今回は彼女の血筋に長年仕えていた一族に免じて警告をしておこう。術者の家系は探せば他にもあるし、颯一族の本当の最期を知らない若き皇帝に出自が割れる可能性は低い。立ち上がって一歩下がり、ゆらりと瞳が揺れたかと思うとそれまでの暗い色から一変、鮮やかな金色に染まる。歴代の颯家術師が城内に施し、長い年月の間に幾重にも重なり絡まり合った術を丁寧に探っていけば、くらりと目眩がした。元々の素質があってもあの日から十余年の間、術者としての修業はほとんどしていない。王家に仕えていた一族でも屈指の術者に禊もせずに挑もうなどと、我ながら馬鹿な事をしたものだと微苦笑を滲ませる。どれ程の時間が経ったのかは分からないが、静かに息を吐き出すと閉じていた瞼を上げた。目の前の依頼人に深藍の双眸を向け、あくまで予想だがと前置きし)……気に、当てられやすいのだと思います。良し悪しに関係なく、自身の陰陽が乱される。そうならないよう術が施されていますが、それさえも時として体調不良の原因になっているかも知れません。(悪気だけならば幾らでも防ぐ事が出来るのだが守りの術でさえも毒となる体質にはこれ以上手の施しようがないと、周囲を見渡す。さて後は各国の情勢かと記憶を辿り、どこでも簡単に入手可能な当たり障りのない情報を口にし)今はどの国も目立った動きはないようです。互いに隙を窺っている…一度どこかで戦が始まれば、そこから一気に変わるでしょう。

(/遅くなってしまい申し訳ありません。無茶ぶりにもしっかり答えちゃいますよ!今回だけは(笑)
勝手に理由作っちゃいましたが、戯れ言として流しちゃってOKです。いやいや、元気が一番っスよ!)

250風伯【藍ノ国/皇帝】 ◆xGh.oU6LlE:2012/07/22(日) 12:53:22

(p/お久し振りです!大分遅れてしまいましたが、返レスしていきますね^^;連レス失礼しますノシ)


>>247 水蓮
解釈は好きにせよ。――――慈しみなど、我は知らぬ。
(眼前で並べ立てられていく、淡々とした言葉。対して……そちらの考えなど如何でも良いとばかりに口を開き、短く言い捨てる。〝不平不満〟、か。その単語を心中で復唱しながら、耳に入るのは炎が燃え盛る音と、敵味方……どちらのものとも知れない鈍い悲鳴。少なくとも戦場では、藍の兵士達と己の立ち位置は〝平等〟だ。総大将と兵。そう表面上の差はあるものの、勝利を収める為の〝道具〟としては、差など存在しないも同然だった。この戦場を一つの盤上に例えるならば、ほんの少し……己の方が指し手に近い、ただそれだけの事。わざわざ伝える必要も無し、と薄く開いた口を――閉じようとしたが、それより早く鼓膜を掠めた〝慈しみ〟という言葉に動きを止める。僅かに揺らぐ両の瞳……動揺を悟らせまいと耐えたつもりだったが、おそらく伝わってしまっただろう。落ち着け……何故こんなにも心がざわつく?揺れる必要など、無いというのに。間を置き冷淡に、しかし何処か絞り出すような声色で〝そんなものは知らない〟と言い切る。他者を深く想い、愛する――それが〝慈しむ〟という感情。ただ文字として並べられただけのものであれば、理解していた。遠い昔、きっと両親から受けていただろう愛情。――しかし、思い出そうとすればする程、下卑た言葉が脳裏に浮かんでは消える。もう全て忘れてしまった、自ら忘却してしまった。〝慈しみの心〟など、一片も思い出せない。ここまできては、最早〝知らない〟のと同じだ。相手の言葉に一瞬でも波立った心を恨めしく思うと同時に、再び一切の感情を消した。氷のように無機質な薄灰の双眸で相手を見据え、次いで紡がれた言葉に吐き捨てるように答えながら刀を握る腕に力を込めて)
―――抜かせ。……呆れた減らず口よな。
(p/風伯を夫に、だと(ゴクリ)なんてチャレンジャーなwでもそうなると確実に女だってばれますよね^p^/ちょっと若すぎたかな、と今更ながら思ってたんですが←取り合えず物凄く口が悪いです、どうしましy)

251風伯【藍ノ国/皇帝】 ◆xGh.oU6LlE:2012/07/22(日) 12:55:11

>>248 羅刹
言えば余計な思考が生まれよう。―――〝道具〟にはこれで充分よ。
(今ほど体調不良を訴える身体が恨めしいと思った事は無い。微かに眠気も感じ始めた双眸で相手を捉え、楽しげに笑うその様子に悔しさが募る。嗚呼……あの時耐え切れていたら、今頃こんな面倒事に見舞われずに済んでいただろうに。だが今更そんな事を思ったとて、意味は無い。そんな事は分かり切っている。一瞬でも過去の過ちに取り憑かれるなど〝らしくない〟思考を巡らせてしまったのは、きっとこの気だるさの所為だ。そう無理やり納得し、向けられた言葉に意識を移す。明らかな脱力を示す相手とは対照的に無表情を貫いたまま口を開くと、平坦な声色で当然のように言い並べた。己の体調不良……おそらく本質的には喜ぶ者が大半だろうが、正反対の反応を示してきたとしても〝上辺だけの感情〟を向けられては、はっきり言って迷惑以外の何物でもない。それ以前に、そんな感情を己へ向ける必要は無いのだ。彼らはただ、それぞれに与えた役目を果たすだけで良い――下した命令の中に、〝主君を案じろ〟等というものは一つも無い。藍の玉座に居座る己は〝皇帝〟であり、国を動かし保つ為の〝道具〟なのだから。一度言い切った後に少しの間を挟み、〝これで充分だ〟と告げた。部下の前で意識を失いかけるなどという失態を犯したのは今回が初めてであり、側近の前ですらこんな事態に陥った事は無い。表では耐え抜き、裏で一人息を吐く……それがこれまでの日常だったのだ。次いで、何やらぶつぶつと呟きだした相手。その双眸がちらりと此方へ向いたのを感じ、我は忙しいのだ、と言いたげに口を開いて)
……何ぞ。言いたい事があるならはっきり申せ、いつまでも休んでいる暇は無い。
(p/こっちもこっちで中々鈍感な気が←引き留めないと絶対どっか行きますこの人;(待)/仕事が出来るロリコンww良いと思いまs)


(p/連レス失礼しました;)

252羅刹【藍ノ国/忍隊長】 ◆uGEvYoT.FY:2012/07/26(木) 12:38:43
>>251 風伯
こんな状態でも役割に忠実か……らしいといえばらしいですけどねー。(何をそこまで、と思うのは、おそらく自分が失ったものを相手が持っているから。自分が犠牲になってまで守りたいものがある彼女が羨ましく、妬ましいのかもしれない。もっと器用に手を抜いて愛敬を振りまけば楽になるものを、零れそうなほどいっぱい重荷を一人背負って進もうとする不器用な人。組んだ手に顎をのせ、少々ぶすくれた表情を浮かべる。――…そんなもの、自分は知らない。ややあって忍び装束の合わせに手を突っ込むと手のひらに収まる大きさの巾着を取り出し、中身を確かめるように二、三度手の上で弄び結び目を解いた。逆さにして転がり出てきたのは南天の実のように赤く小さな丸薬のようなもの。薬草やら干物やら、とにかく色々と鉢に放り込み磨り潰してごっちゃ混ぜにし、ちょっぴり難しい術をかけて作る一族秘伝の薬だ。明らかな異臭を放つ鉢を抱えて擂り粉木を握り延々ゴリゴリと混ぜるのは、子供の自分が押しつけられ…もとい、任された仕事の一つである。製作過程ではそれこそ鼻が曲がるほどの臭いが漂うのに、どういうわけか丸薬になるとそれは消え失せる。手元にあるのは自分の手で一から作ったものだが……怪し過ぎる。遠い遠い苦い記憶を思い出しながら腰に下げていた竹筒と共に、いつも通りを装う相手へと差し出し)そんな仕事熱心な姫さんにはこれあげます。我が家に代々伝わるお薬。よっぽどの病じゃなきゃ、これで治りますよ。これ以外の薬を飲んだ例がない俺が言うんだから、効き目は確かです。ただ、副作用でちょーっと眠くなる。
(/鈍感ならば気付かせるまでッ(<●>ω<●>)!!なまじ仕事が出来るから残念な目で見られるというw)

253水蓮【翠ノ国/皇帝】 ◆XgzPoOaLlE:2012/08/14(火) 23:06:44
>>249 羅刹

(p:お久しぶりです!なかなか顔を出せず申し訳ありませんでした;遅くなりましたが返レスしていきたいと思います!)

ふふ、ごめんなさい。皇帝として人の上に立つ者の発言ではなかったわね。―それにしても、随分と感情を読むのが上手なのですね。私が下手なだけなのかもしれないけど貴方のその力があれば人の心を知ることもまた容易なのでしょうね(己が発した質問に対して不思議な力を使い占い見た結果を淡々と告げられる。今の世界はとても不安定、どこかで戦にでもなれば一気に変わっていく、か。予想していた答えとは大きく違った。いや、良く言えば、己の答えとほぼ一致する答えであった。彼も言うように世界はとても不安定、些細なことから戦へと繋がってもおかしくはないほどだ。しかし今のところこの翠は比較的どの国とも対等な付き合いをしている、はず。確信はないがこの翠は他国に比べ領土も少なく、軍備もあまり整ってはいない。その気になれば紅、藍、黄といった天下を狙う国々に真っ先に攻めこまれてもおかしくはない。だが今のところどの国も攻めてくる様子がないことから関係は良好なのだろう。最も、それは表面上であり、実際は密偵を送り込んだり、送ったりと互いに弱点の探り合いといったことをほぼ毎日、この間は紅の密偵が紛れこんでいた。恐らくこの世羅とかいう男も何処かの国の密偵であろう。紅以外とすれば、黄か藍のどちらか。だが黄ノ国にこのような術使いを送り込もうなどと考える輩は居ないはず。あの国が何かを企む時は必ず国を治める皇帝自ら動く。と、すればこの男は藍の密偵か。断定はできないがもし本当に藍の密偵ならば彼はそれなりの地位の人間のはず。藍の皇帝があのような術を使える者を兵卒程度の地位に留めておくはずがない。その気になれば人の考えることなど全てお見通し。藍の皇帝は厄介な密偵を送り込んでくれたものだ。便利な力である反面、喩え味方であろうとも皇帝以外には見せないはず。皇帝以外…、そして味方であろうとも見せない、これらの事から導かれる答えは…、彼の藍ノ国での地位は忍隊長か、側近ということになる。だがこれは仮説で彼の方から藍ノ国の側近ですなどと名乗ったわけではないので事実かどうかすらわからないが、警戒という意味で頭の隅に留めておくことにする。さて、次は彼に何を聞こうか。こうして彼に何かを調べさせている間にこちらも密偵を藍に送ることもできるが…。突如彼に背を向けて不安そうな表情でこちらを見る兵士数人に先ほど己が彼に聞いた過ちを詫びつつ、小声で「密偵を藍に送りなさい」と命令し、彼へと向き直った。命令を受けた兵士はその場から去っていったが、彼には不審に思われたかもしれない。だが心を読む暇など与えない。今はこの皇帝という立場を利用して質問攻めあるのみだ。)
―そういえば私以外の皇帝、特に藍ノ国の皇帝のことはよくわからなくて…;よければ聞かせてくれないかしら?

(p:レス返し遅くなってしまってごめんなさいorz/何か妙な推理してますが不快でしたら遠慮なく言ってくださいませ;)

254水蓮【翠ノ国/皇帝】 ◆ea3gLjDMw2:2012/08/14(火) 23:51:47
(p:トリップ違ってました申し訳ありませんorz確かこれであっていたはず…!)

>>250 風伯

その言葉、貴方の父や母の前でも同じことが言えるのですね?貴方は今言いました、慈しみなど知らない。その言葉がもし事実であるならば貴方を生み、育ててくれた父母を否定していることになります(慈しみなど知らない、冷たく吐き捨てられた言葉に反論するかのように言葉を返す。親が居ない者の発言ならば別のことを言うつもりであった。が、彼には間違いなく父や母が居たはず、確かな優しさをくれた存在があったはず。それらをあっさりと否定してしまう程、彼の心は凍りついてしまったのかと、悲しげに彼を見つめる。が、口では何とでも言えるが表情は正直であり、彼の微かに揺らいだ瞳を見た時思った。これは本心から言っているのではない、と。安堵の表情を浮かべるのと同時に、考えて見れば慈しみの心が本当にないのなら平気で民を手にかけてもおかしくはない。冷酷で無愛想なだけではなかった、やはり彼も人の子。刀を構える相手をよそに、うんうんと頷きながら目に溜まった涙を拭いて一人謎の感動をしており、終いにはやはり慈しみこそが人々を救いに導く唯一の方法であると言い出す始末。だからといってここは戦場。いつまでも感動している暇などない。そう考える頃には既に彼の前まで走り寄っており、彼の構える刀目掛けて今出せる力全てを使い己の刀を降り下ろして。そしてその表情は先程とは違い、真剣そのものであり、らしくないと自嘲するもう一人ね自分が居た)

(p:何だか馬鹿さ加減が段々大きくなっていく24歳…←/そして民、民、慈しみと、ウザキャラにも磨きがかk/ry)

(p:連レス失礼しましたorz)

255羅刹【藍ノ国/忍隊長】 ◆uGEvYoT.FY:2012/08/24(金) 20:26:38
>>253 水蓮
さて…人の心は移ろいやすいものですから。(感心したような風情で言葉を紡ぐ相手に、控え目に、目を細めて笑う。人間ほど移り気で、残酷な生き物はない。今目の前にいる彼女も、最初の興味はすっかり鳴りを潜めて、向けられているのは警戒と疑心。世界は広しと言えども、限られた力を目の前で堂々と行使したのが原因か。まったく、自分の良心で自分の首を絞めるとは。それにしても、本当にこの皇帝は嘘を吐くのが苦手なのだろうと、続いた問いに小さく笑う。声を潜めて兵へ指示を出した後に、わざわざ藍について尋ねるとは、藍を疑っていますと言っているようなものではないか。袖の下で印を結び、伝令用に藍ノ国に仕掛けて置いた術を発動させる。気づいてどう動くかは、残してきた部下次第。現在の身元がバレたところでこれと言った支障はないため、相手には好きなように想像させておく。ついでに、残った兵士たちから向けられる視線も無視。軽く首を傾げて思案する素振りを見せれば、やはり当たり障りのない情報だけを口にする。表情は変わらずに穏やかなまま、相手がいつまで自分をこの場に留め、それまでに有益な情報を引き出せるか、ちょっと楽しんですらいて)一部からは冷酷無慈悲と言われているようですが、藍の地を見る限り、国を治める手腕は確かなものですよ。
(/いえいえお気になさらずー!その嫌疑すらも楽しんでます!!(笑)←オイ)

256風伯【藍ノ国/皇帝】 ◆xGh.oU6LlE:2012/09/15(土) 10:15:27

(p/お久し振りです!今回も大分遅くなった上まだ一方だけなのですが、暇があるうちに投下しますね。>>254の水蓮様へのレスはもう少々お待ち下さい^^;)


>>252 羅刹
如何なる状態に陥ろうと、我は変わらぬ。――何だその面は。
(一体何が言いたいのかと、紡がれていく相手の言葉に薄すらと考える。我らしいとは、何なのだ。〝変われない〟の間違いではないか――そう囁くもう一人の自分を無視し、淡々と言い切った言葉は〝変わらない〟。そう……どんな状態に陥ろうと、自分は変わらない。変わる時があるとすれば、それは死ぬ時だろう。だから、まだ早い。上げた視線が相手の表情を捉えれば、今まで目にした事のないそれに対し眉をひそめ短く問うた。過去に何度か、似たような表情なら見た事はある。本人が意図してか無意識かまでは察し難いが、相手に限らずとも、どんなに小さな変化であろうと己がそれを見逃す事は有り得ない。そうして生きる道を手繰り寄せたのだから。この問いに特別な意味はあるかと訊かれれば、答えは否だ。ただ少し、これまでとは違う感情が覗いていたと思っただけの事。それからも気だるげな色が抜けない薄灰の双眸に相手を映し続け、なにやらごそごそと動いていた手が落ち着いた頃――取り出された巾着が何かを問う前に、〝代々伝わる薬だ〟と一粒の赤が差し出された。重たい瞼を叱咤し探るような眼差しを向けるが、かち合った視線に嘘は含まれていないようで。数秒と要さずそう察し、仕方ない…と伝わらない程度の息を吐く。正直これ以上眠気が増すのは御免被りたいが、いつまでも執務に影響するよりはずっとましだ。何よりそんな事態に陥る事は、自分自身が許さない。ややあって腕を伸ばし、差し出された物を受け取って)
(p/何とか薬飲んでくれるっぽいです。その前に何か食べなくて大丈夫ですかね←二週間水^p^/風伯「仕事が出来るなら問題なs(真顔))

257nanasi:2012/11/22(木) 21:09:15


上げ

258羅刹【藍ノ国/忍隊長】 ◆uGEvYoT.FY:2012/12/05(水) 20:01:35
>>256 風伯
―――……、え?何って…、いつも通りの顔ですよ。何度も合わせてるでしょう?疲れの余り自国の忍びの顔、忘れちゃいました?(時に神秘の力と称えられ、時に魔性の力と蔑まれていた血に宿る力を何よりも誇りとし、その力を持って民や国を陰ながら支えてきた一族は、もう顔もおぼろげで名前すら赤黒い記憶に消えつつある両親は、どれほどのものをどんな思いで捧げていたのだろう。幼すぎた自分には見えていなかっただけで、目の前の若き皇帝のように己の身を犠牲にしていたのだろうか。もはや返ってこない問いの答えは一族が辿った最期を思い出せば明確で、それをきっかけに普段は意識の外に追いやっているずぐりと何とも言えない気持ち悪い感覚がよみがえり、結局やっていることは自分も同じかと、そこにある形ない何かを身体の中に押し込めるように胸に手を押し当てたところで、いつもより幾分鋭さに欠けた声に思惟に沈んでいた意識をぐいと引っ張り上げられ、ぱっと郷愁の記憶に蓋をすると相手の観察眼を誤魔化せるとは到底思ってはいないが、どうせ深くは突っ込んでこないだろうと適当な言葉を並べてはぐらかし、薬が無事相手の手の中へ移ったのを確認するとどこか満足げに二、三度軽く頷いて)さ、それ飲んだら寝てくださいね。重臣その他諸々は近づけさせませんからご安心を。あぁ、寝物語とか子守唄を御所望なら、俺の知っている限りで応えますよ。(どこに反逆者がいるかわからない世界に身を置いている以上、この一件を知る者は出来る限り少ない方がいいだろうと判ずれば相手に横になるよう促しながら、命じるならば蟻一匹どころか羽虫の一匹の侵入も許さない…それを一人で成し遂げられるという自信に満ちた笑みをにっこりと浮かべて、おそらくばっさりと切られるであろう提案を口にした際にふっと頭をよぎった、己の傍らで音が外れた出鱈目な唄を口ずさむ男を一秒とおかず記憶の隅の隅に蹴っ飛ばし、室内に多く光が取り込まれるよう設置された窓に歩み寄ると寝るには邪魔になる日差しを遮るために吊るされた布に手をかけながら言葉をつづけ)で、起きたらご飯食べましょーね。城の冷めた飯に飽きたなら、城下にでも降りましょうか。
(/お返事遅くなってしまって申し訳ありません<(_ _)> 普通の薬じゃないんできっと大丈夫ですよ!二週間水って、現実的に生きていられるんでしょうかね・ω・? /えええええwきっと小さな風伯様が一生懸命頑張っているのをニヤニヤしながら見守っていたと思います(そしてそれを白い目で見る羅刹)…私も混じりたい←不審者二号)


>>257 nanasi様
こんばんは。遅くなっちゃったけど、あげありがとー。ちょっと寂しくなっちゃってるけど、これからも見守っててくれると嬉しいな。あ、お礼に俺特製の汁物飲んでいかない?あったまるよ。
(口端を持ち上げにっこりと笑むと軽い口調で礼を述べつつ今後もよろしくと付け足して、ぽんと手の平を握り拳で叩くと寒さが厳しくなっていく時期にちょうどいい香辛料を使ったスープがあるのだと誘って)
(/あげありがとうございました(^▽^)

259nanasi:2013/01/11(金) 12:48:34
age

260 ◆xGh.oU6LlE:2013/01/30(水) 14:47:44

(p/あああお久し振りです皆様っ!間が空きすぎてて一瞬書き込むのを躊躇いました、スレ主です;私が不在の間スレを支援して下さった名無し様方、有難う御座いました^^/本当に放置もいいとこだってぐらい遠のいてしまっていたんですが、来週辺りから余裕が出来そうなので一応上げを兼ねた報告をと顔を出してみました。こんな主ですが、またお相手して下さると嬉しいです。/ではでは、今回は本体のみで失礼しますねノ)

261羅刹【藍ノ国/忍隊長】 ◆uGEvYoT.FY:2013/02/11(月) 20:30:50
>>259 nanasi様
こんばんはー、…あ、ちょうど一か月前の支援だね。気づくの遅れてごめんね。お詫びと言ってはなんだけど、「ふぉんだんしょこら」っていうの作ってみたから、持ってってよ。
(日付を確認すれば申し訳なさそうに眉を少し下げて、藍色のリボンをかけた手のひらほどの大きさの箱を出すと、にっこりと笑いながら差し出して)
(/支援ありがとうございました!)


>>260
(/こんばんは、お久しぶりです!お元気そうで何よりです。息子ともども、まったりとチョコレートとかしながら(笑)お待ちしていますね^^)

262風伯【藍ノ国/皇帝】 ◆xGh.oU6LlE:2013/02/12(火) 22:29:56

>>254 水蓮
何度問われようと答えは変わらぬ。――慈しみとは、一体何なのだ。
(慈しみの心を否定する事。それ即ち、両親への否定。そう放たれた相手の言葉に一切頷けぬ訳ではない。だが今の己がいくらそれを肯定したとて、結局は嘘となるのだ。本質を忘却してしまった今、それが何たるかをこの口で語れぬ現在(いま)、〝知っている〟などと吐けたものではない。――徐々にヒートアップしていく思考に、自嘲からの笑みが浮かぶ。母親が我が子へ向ける柔らかなそれとは、とても似つかぬ醜いものだ。最後に呟くように問いを零せば、込み上げる苦い感情と共に眉を寄せた。嗚呼、らしくない。こんな調子では駄目だ。此処は戦場。力有る者が名誉と勝利を得、力無き者はただ死を頂く――弱肉強食の世界。簡単に薙ぎ払われてしまわないよう、刀を握る力を強める。何者にも侵されぬよう戦って、戦って。時には受け流し、耐えたりもした。そうして自分を保ってきた。生きるとは、つまりはこういう事だろう。やがて衝突した刃が鋭い火花を散らし、重い金属音を響かせる。甘く温かな時間は全て、遥か遠くの幻だ。現実は苦くて冷たくて――、塩辛い。だが元よりこの心、陽だまりで溶ける事を望んではいないから。今更負けてやる気など無いのだと、受け止めた白刃を押し返そうと力を込めて)
貴様も勝ちを欲するか?――翠の長。
(p/大変遅くなりましたっ!orz/いつの間にか戦いながら慈しみについて語ってる状況に…←若干シュール?^p^)


>>261 羅刹本体様
(p/反応頂けて安心しました…!お久し振りです^^/只今絶賛風伯のキャラを手繰り寄せ中(←)なので、返レスの方はもう少々時間を下さい;改めて宜しくお願いしますねノ+)

263宴(翠ノ国/兵団長) ◆Y4qdwxl9.6:2013/02/19(火) 21:52:18
(PL/皆様お久しぶりです。長らくの間顔を出す事ができず申し訳ございません。私生活の方が忙しくやっと落ち着いたので、書き込ませていただきました。その際に昔の宴のキャラを思い出せず、もう一度絡み文を投下させてください。またこの事によりレス蹴りしてしまい本当にすみません。また皆様とお話出来る事を願っております)
(月夜の事。とてもとても静かな森の奥。紅の国に所属していた頃から良く来ていた、国々の狭間にある大きな森の奥底の湖。水底がくっきり見える程澄んだ湖の中。桜と狼が描かれた着物を湖にふちに投げ捨ててあり、腰のあたりまで、浸かっているのは細身の晒しを巻いた男の姿。彼の手には赤く染まった剣、その剣を湖に付け剣を赤く染めている液体を落として行く。無表情。そういうのが正しいのだろうか。なんとも言えない表情には少し寂しさがあふれていた。後、何人この剣で殺めれば、自分の求める物が手に入るのだろうか。捨ててきた物が大きすぎて。他人から奪ってきた物が多すぎて。全てが無に近づいているようだ。空に輝く三日月さえもしらない。この剣で己の喉を切り取ってしまえばこの重みも消えて楽になれるのだろうか。名をすて新しく手に入れた名も…。さぁ、剣についた過去を投げ捨てる為に男はそっと瞳を閉じた。)
あぁ…それじゃあまたね?愛しい―――。
(剣についた過去は、昔の彼の友人であった物であったのは、もう昔の事)

264塔鳩(翠ノ国/側近) ◆.AjU1o/f6g:2013/02/26(火) 19:50:26
(p/お久しぶりですー!!トリップ忘れた上に、塔鳩のキャラがいまいち掴めていない本体ですー。みなさん顔を見せているようでしたし、私としても少しですが時間が出来たので、再参加しますっ!といっても、私の前レスが大分前なのでレス蹴りさせて頂くことになりますが……。とりあえず、絡み文投下ー。)
(或る日の夜明け前。まだ陽は昇り始めておらず、山の陰から薄く光の矢が数本飛び出している。己の身体を少しずつ起こし、城庭の噴水まで歩く。何故だろう、寝てもいないのに悪い夢を見たかのように気分が悪い、気持ち悪い。気休め程度にはなるだろうと一番安らげる噴水に到着する。噴水は静かに音を立てている様にも聞こえるが実際はかなり大きな音をしている。きっと己の耳が可笑しいのだろうと勝手に解釈して、噴水の近くに座る。嗚呼、己はまだ忘れたと思っていた過去を引き摺っているのか。忘れ去っていた過去を。そうなれば生きているのもつらい。もう、いっそのこと背後の噴水に顔を疼くめ、天高く飛んで行った方が楽だ。背後の噴水に顔を近づける彼女の姿は皇帝を尊敬するいつもの彼女ではなかった)

265風伯【藍ノ国/皇帝】 ◆xGh.oU6LlE:2013/03/11(月) 17:37:31

>>258 羅刹
――ふん、無駄な誤魔化しをするでない。常の貴様はもう少しましな面をしているわ。
(相手は一体何を思い、あんな表情(かお)を見せたのか。並より幾分か長けているとはいえ、所詮完璧な読心術など心得ている筈もないこの身では全てを察する事など出来ない。ましてその辺の民間人ならともかく相手はこの藍が抱える忍、中でも〝忍隊長〟の一人なのだから、あまりに解り易くては使い物にならぬ故これが当然だ。全く気にならないと言ってしまえばそれは紛れも無い〝虚言〟となるが、無理に聞き出そうとする程の興味も無い。そんな此方の性質は既に熟知済みなのだろう。いつも通りの顔ですよ、なんてあからさまな誤魔化しに出た部下を鼻で笑うようにして、その頬に左の指先を伸ばし悪戯になぞってみせた。違うだろう、と。常の己ならば自ら触れる事は愚か、相手方を近付ける事さえ許さないが、今はこのまま抓ってやろうかとすら考えている。人肌が恋しくなったのか?――否、そんな筈は無い。これはきっと体調不良の所為だ)
要らん。貴様がやると逆に目が冴えそうだ
(体調の影響か常より温度の低い指先を下ろし数秒。渡された薬を飲み下し掛けられた言葉に「分かっている」と小さく頷いてから就寝の態勢を整えていたが、後半の提案は眉根を寄せて蹴り「二刻経ったら起こせ」とだけ言い残しては、限界が近かったのか直ぐに規則的な寝息を立て始め)
(p/いやああぁぁあ!!此方こそ「もう少々」とか言って結局一ヶ月近く経っちゃいましたすみません!orz(台詞約五秒/そういえば気になって調べてみたんですが、二週間水でも生きていられる人は居るみたいですノ本当に凄い人は半月とか一ヶ月持つらしいですよ←人間って不思議^p^)

266羅刹【藍ノ国/忍隊長】 ◆uGEvYoT.FY:2013/03/13(水) 23:23:52
(/明日(といってももう、一時間もないんですが)はホワイトデーですね。つまり最後の書き込みから一か月…。その間に皆さんが戻ってきてくださり、私大変うれしいです!!遅くなりましたが、お返事させていただきます。相も変わらず無駄に長くなったので、二つに分けさせてもらいますね。連レス失礼します<(_ _)>)


>>263
(月明かりを反射して煌めく湖面から伸びている、無防備な背中。常日頃から鍛えられているのだろう身体には存外筋肉がついていて、真正面から向ってこられて力勝負に持っていかれたら押し負けそうだと、無意識に自分の二の腕を触ってから、忍びと兵士、比べること自体がおかしいかと考えるのをやめた。殺す方法は、対峙した時に考えればいい。あるか分からないやり取りについて、うだうだ悩むのは性に合わない。今はただ、この静かな空間に影のように溶け込んで、一人の男が何かと決別する瞬間を見守ろう。太い枝の上に足を伸ばして幹に寄りかかり男の姿を横目に眺めていた影は、向かい側の枝にとまってホゥと鳴いた梟に人差し指を唇に当てて笑った。邪魔をしちゃあ、いけないよ。その意味が通じたのか、二、三度首を回した梟はそれっきり黙り込んだ。もふもふと柔らかそうな羽毛に包まれたお利口さんを見ていれば、今日は少し寒いなぁと小さな独り言をこぼして)
(/お久しぶりです。レス蹴りお気になさらず^^/遅くなりましたが、絡ませて…絡んでないですけど絡ませていただきました←日本語おかしい。改めてこれからよろしくお願いします^^)

267羅刹【藍ノ国/忍隊長】 ◆uGEvYoT.FY:2013/03/13(水) 23:24:26
>>264 塔鳩
(ここに来ると息をしやすく感じるのは、己が初めて触れた空気がこの国に変わらず流れているからか、郷愁からくるただの錯覚か。夜明け前の冷たい空気を胸いっぱいに吸い込むと、一緒に生臭さまで入り込んできた。徐々に白み始めた藍色の空に溶け込むには、この身にまとう漆黒はあまりに濃すぎる。そろそろ退散しておくが吉だろう。よっこらせ、という言葉には似合わない軽い動作で立ち上がると、ぐっと組んだ手を耳の後ろまで反らして大きく伸びをして、本来愛すべきものが住まう地を去るために城の屋根を蹴り植えられた木々を足場に広い庭園を進んで行き)―――…あれは…、(後ろへ後ろへと風景が流れていく中噴水近くにある人影に気づくと目を凝らし、その正体を察すれば予定変更と小さく呟いてぐりんと身体の向きを変え、忍びならではの俊敏さで相手の背後をとると数刻前に鮮血を吸ったばかりの得物を喉元に滑り込ませ)こんばんはー…いや、おはよう、の方がいいのか…どっちがいいと思う、側近さん?
(/お久しぶりです。レス蹴り了解です^^/遅くなりましたが、絡ませていただきました。…が、最後思いっきり確定入っちゃってます;書き直し受け付けますんで、遠慮なくいってください></改めて、これからよろしくお願いしますね〜)

>>265 風伯
なんかさりげなく酷いこと言ってません…か、(最初から分かりきっていたことではあるもののやっぱり彼女に誤魔化しは利かなかったかと作り笑顔を浮かべたが、触れた冷たい指先には本当に驚いた様子で目を見開いた。事実、今この身に起こったことは夢なんじゃないかと疑わずにはいられない。一瞬、嫌な予感がしたのだが何事もなく、ただ輪郭をなぞって離れていった指先は深窓のお姫様のようになめらかとまではいかないが、武骨な男のそれとはやはり違うなとぼんやり頭の片隅で思ってから、あっさり触れさせてしまった自分の無防備さにも驚きつつ、この時にはすでに表情は元通り。にべもなく提案を蹴っ飛ばされても気にした様子もなく、あっという間に眠ってしまった相手にゆるりと口元に弧を描き微笑んで、扉と寝台の間、やや寝台よりの位置の壁に窓を向かいにして寄りかかり、首に巻いていた布を口元に引っ張り上げて腕を組むと目を閉じて周囲を探ることに専念して)……おやすみなさい、お姫様。
(/おお早口!(笑)お気になさらず〜、お元気そうで良かったです^^/わぁ、人間って案外しぶとい生き物なんですねぇ。仮に生き延びられたとしてもその後が大変そうです(^×^;)

268名無し:2013/03/20(水) 00:06:06
支援あげ↑

269名無し:2013/09/08(日) 18:45:50
上げ↑

270じゅんいち:2014/01/08(水) 17:14:52
支援あげ(゜∇^d)!!


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