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【戦闘注意】浅葱の双刃【BL注意】

1絵巻 ◆q13XAvk0dw:2011/01/22(土) 11:44:37
時は不明、場所は日本
『浅葱幕府』という日本統一を成し遂げた巨大な幕府の下、日本は平穏の世を築いていた
特に幕府のお膝元である城下町は豊かで華やか
しかし、豊かだからこそ華やかだからこそ世というものは次第に歪み乱れていく

毎夜毎夜、誰かが襲われ何かが奪われ
騙し騙されの裏の世界が出来上がり、夜の城下町を侵略していく
それが赦せぬと、直さねばならぬと、立ち上がった男達がいた

『鴇浅葱五人衆』
目立たぬ赤色の羽織を身に纏い、刀を差して夜の町に繰り出す五人の男
何処の出かも分からない詳細不明のまだ若い男達

それに対するように、裏の世界からも立ち上がった男達がいた

『錆浅葱五人衆』
暗い碧色の羽織を引っ掛けて、それぞれのやり方で我道を行く五人の男
腕が立つと評判高く恐れられるまだ若い男達


彼ら以外にもそれぞれの協力者が首を突っ込み足を突っ込み
城下町の夜は正義と悪の抗争の場へと変貌する


『規則』
一、トリップ/長ロル(350文字以上)必須
二、荒らし禁止。名無し様からの注意は聞き入れること
三、恋愛はBL限定。苦手な人はここでUターンお願いします
四、戦闘推奨。ただし死亡は禁止
五、最強設定禁止
六、キャラ予約の場合は一週間以内にPF提出


>>2へ続く

2絵巻 ◆q13XAvk0dw:2011/01/22(土) 11:58:49
『世界観』
一、歴史上で言うと"江戸時代"の城下町的な雰囲気
二、昼は賑やかで華やかな明るい所だが、夜になると荒者が横行している
三、現在は同心が対応できないほどに毎夜毎夜様々な事件が起きている

『鴇浅葱五人衆』
鴇浅葱色の羽織を身に纏い、世直しのために奮闘している若い男の五人衆
皆歳は違うが幼馴染で、町人にはまだ素性はばれていない
それぞれが偽名を名乗り、表と裏を使い分けている

『錆浅葱五人衆』
錆浅葱色の羽織を引っ掛けて、邪魔者である『鴇浅葱五人衆』を潰そうとしている男達
皆鴇浅葱と同じくらいの年齢層だが、年相応以上に裏に染まっている
それぞれ特徴を持ち、戦闘向きでない者もいるとか

【PF/鴇浅葱用】
偽名:名字はあってもなくても可。書き込みの名前欄にはこちらを記入
本名:名字あり
年齢:役柄に従って
役柄:>>3から選んで記入。または募集されたキャラで。名前の横にも()で記入
容姿:極度の美化設定禁止
性格:みんな違う性格だったら面白いと思います
武器:現代的な物は無し
備考:
募集:協力者など募集したい役があればこちらに

【PF/錆浅葱用】
名前:名字はあってもなくても可
年齢:役柄に従って
役柄:>>3から選んで記入。または募集されたキャラで。名前の横にも()で記入
容姿:極度の美化設定禁止
性格:みんな違う性格だったら面白いと思います
武器:現代的な物は無し
備考:
募集:協力者など募集したい役があればこちらに


>>3に続く

3絵巻 ◆q13XAvk0dw:2011/01/22(土) 12:09:20
『募集キャラ一覧』
【鴇浅葱五人衆】
一、リーダー格。人一倍正義感の強い、見た目優男。年齢23歳
二、短気で豪快で人情に厚い強面。年齢22歳
三、冷静沈着で頭もいいが何処か馬鹿。年齢20歳
四、女装趣味の変態で一番容赦なし。年齢26歳 ←主が頂きます
五、気は弱いがいざという時は意外と役に立つ普段はドジ。年齢21歳

【錆浅葱五人衆】
一、リーダー格。冷血で残忍、目的のためなら手段は選ばない。年齢26歳
二、荒者を束ねる所の出身。単細胞馬鹿。年齢25歳
三、詐欺師を束ねる所の出身。頭がよく意地が悪い。年齢23歳
四、武器商人を束ねる所の出身。常ににこにことしている腹黒。年齢20歳
五、殺し屋や忍を束ねる所の出身。表立たず裏を好む。年齢22歳

・その他双方の協力者


それでは>>4より募集開始します

4 ◆3Dpmcw7Gkg:2011/01/22(土) 12:29:48
鴇浅葱の三予約してもよろしいでしょうか?

5絵巻 ◆q13XAvk0dw:2011/01/22(土) 12:30:52
>>4
予約了解です。
PFお待ちしております

6 ◆SoMc4ADrAs:2011/01/22(土) 12:33:24
錆浅葱の四を予予約します
≫主様

7 ◆SoMc4ADrAs:2011/01/22(土) 12:34:45
文が可笑しいので訂正させていただきますorz

錆浅葱の四を予約します
≫主様

8誘(鴇浅葱/四) ◆q13XAvk0dw:2011/01/22(土) 12:56:28
(p:主のPFです。最悪な奴ですが宜しくお願いします)

【PF/鴇浅葱用】
偽名:誘(イザナ)
本名:吉良 故(キラ ユエ)
年齢:26歳
役柄:鴇浅葱五人衆/四
容姿:藍色の髪は常に濡れているようで、綺麗なストレート。ボブカットで、前髪は左:右=3:7くらいの割合で分けている。瞳は漆黒で切れ長な上に吊り上がっている。唇には紅を乗せ、左頬に彼岸花のペイント。身長175cmで色白、華奢だがやっぱりどうしても完全な女性には見えない。項から腰にかけて背中前面に蛇の刺青。藍色基調で、肩を出して肩甲骨も少しのぞくほど大胆に着崩した花魁装束。袖が指先も見えぬほどに長く、金糸銀糸で百合や蝶が刺繍された絢爛豪華なそれ。生地は比較的軽いもので、両端に太腿からのスリットが入っているので一応行動的。しかしコレの上から羽織を纏っているのはかなり変に見える。足は白足袋に女物の下駄
性格:楽しいことが一番好きで、何で正義を掲げる集団に属しているのか本当に分からない変な奴。誰にでもウザ絡みするという迷惑な性格で、しかもお気に入りには特に酷い。我儘で高飛車で、容赦なし。好き嫌いがはっきりし過ぎていて、それが彼にとっての正義だとか。幼馴染だからというわけではないが仲間想いは人一倍で、何よりも仲間が大切。仲間と笑っていられる時間が大切、だから現在この集団に属している。仲間に害を成すものは全て敵とみなし、協力者であろうと容赦しない。戦闘を好むわけではないが避けるでもなく、売られた喧嘩は喜んで買う。中々暴れるので周りの被害は甚大になること多し。自分が傷つくことはあまり気にしない。人をからかうのは好きだが自分がされると不機嫌になる。意外と寂しがり屋で、独りでいることが大嫌い
武器:日本刀、鉄扇
備考:一人称は「ボク」二人称は「〜チャン、アンタ」。オネェ言葉ではないが、男らしい口調でもない。何処か間延びしたような、緊張感のない口調。年齢が一番上なのを気にしていて、それを言われると怒る。自身を完全に女だと思っているわけではないが、綺麗な物が基本的に好きなので自分がそれになりたがっている証。好きな物は「酒/煙草/菓子/談笑/昼寝」嫌いな物は「孤独/仲間の負傷/茶/荒者」。騒ぐのは好きだが、それは笑って騒ぐということで喚く方の騒ぐではない。帯にお気に入りの煙管と、護身用の鉄扇が常備されている
募集:彼の着物をオーダーメイドでいつも作ってくれるお得意様の呉服屋さんを募集します。年上で上目線な感じの、彼が唯一口で勝てないような人でお願いします。

9絵巻 ◆q13XAvk0dw:2011/01/22(土) 12:57:21
>>7
予約了解です。
PFお待ちしております

10 ◆nFMdZYYfzo:2011/01/22(土) 13:02:05
錆浅葱の五を予約させて頂きます

11 ◆AEse/Yo4nU:2011/01/22(土) 13:02:34
錆浅葱の五を予約します

12 ◆AEse/Yo4nU:2011/01/22(土) 13:04:28
錆浅葱の三に変えますね

13絵巻 ◆q13XAvk0dw:2011/01/22(土) 13:12:34
>>10>>12
予約了解です。
PFお待ちしております

14伊織(錆浅葱/四) ◆SoMc4ADrAs:2011/01/22(土) 15:50:56
(/>>7で予約した者です。なんだかよく分らないようなプロフになってしまいましたが、宜しくお願いします)

【PF/錆浅葱用】

名前:綾藤 伊織(アヤフジ イオリ)
年齢:20歳
役柄:錆浅葱五人衆/四
容姿:赤色を帯びた髪は腰ほどまで伸びていて、黒色の紐で一つ縛りにしてある。余った紐は綺麗に蝶著結びにされていて、前に伸びた髪(前髪)は両脇が長く、額にかかる髪は目にかぶさつ程度の長さ。瞳は漆黒の黒と紅色がまざったような色で、切れ長な目をしている。服装は至って普通で袴とは違って浴衣のような上下つながっている物を使用。色は黒色で帯が紅色。着崩していて胸が少し肌蹴ていて、帯も普通とは違って腰の位置より下あたりで縛られている。普段使っている羽織は黒色で紅色や桃色で菊の花の刺繍が施してあり、女物の羽織だが、気に入って使用している。錆浅葱五人衆用の羽織はあるが、自分の羽織を身につけていつも注意されてしまうが気に入っているため毎度毎度怒られても聞く耳など持たないそうだ。しかし、この羽織は自分の物ではない。
性格:どんなときも笑顔でいる彼には裏の顔も見受けられる。なにより彼は裏の顔を持つときのほうが好きらしく、笑顔で愛想を振り回しているときの自分は一番嫌い。だからか、仲間の前では本性ともいってよい裏の顔を見せている。偽りの自分が表の顔で何もかもをさらけ出しているのが裏の顔。しかし、仲間以外だとニコニコと笑顔で振る舞い相手の隙を突くために偽りながら生活している。それが唯一の彼の不満やストレスだと言えて、裏の顔の時はその不満を解消するための顔だとも思われる。だから、不満が募れば募るほどに裏の顔の彼はひどく荒っぽく強情になってしまう。しかし、腹黒さは裏でも表でも持っている。非常に扱いの難しい人間かもしれない。彼は20歳という若さで裏の世界を知り尽くし、なんでも挑戦しようとする。怖いもの知らずなところが、まだ幼いところかもしれない。彼の好きな事、物は「女遊び・煙草・酒・争いごと」嫌いな事、物は「正義感・優しさ」などである。普段は一人行動で何でもやらかすが実は「仲間」という存在が一番大切な物。だから、仲間を失ったときや傷ついた姿を見ると、なりふり構わず暴れてしまい誰にも抑えることができないくらいにまで荒れてしまう。
武器:日本刀(二本)
備考:一人称「俺」二人称「お前(敵の場合)」「名前(仲間の場合)」裏と表のときで話し方が全く異なり、まるで別人のように豹変してしまう。常にパイプ煙草を吸っている。

15凛(鴇浅葱/三) ◆079RkC9j9Q:2011/01/22(土) 15:55:12
【PF/鴇浅葱用】
偽名:凛(リン)
本名:市河 悠太郎(イチカワ ユウタロウ)
年齢:20歳
役柄:鴇浅葱五人衆/三
容姿:色素のやや薄い茶髪交じりの黒髪を肩の辺りまで伸ばし、後ろで小さく結っている。瞳はぱっちりとしておりそこから覗く眼は相手を常に観察している。濃い紫の着流しを着用しており、それには多少のグラデーションが入っているだけで柄も何もない。手持ち無沙汰になれば煙草を吹かしている。身長は177センチでひょろりとした体型。歳の割には落ち着いた雰囲気に見受けられる。
性格:常に冷静で感情はほとんど昂ぶらない。人を観察するのが好きで事細かに他人の情報を手に入れているが、観察しているように見えてぼーっとしていることもしばしば。個性的な仲間を見ては自分がしっかりしなければ、と考えているお節介。頭の回転は速く、口喧嘩も強い。が、剣の腕はそこまででもないので戦略か策略で相手を陥れるのが得意。口喧嘩で相手を手玉に取ったときは機嫌がよくなり弄り倒すほど。しかしどこか抜けてる部分もあり、戦略を語っておきながら刀を忘れたり、大事な話をしている最中に団子を食べていたりと馬鹿と天才は紙一重の様子。甘いものが好きでよく甘味屋に現れる。年齢関係なく敬語を使う。
武器:日本刀と琴線などの暗器
備考:最近は他国の文化に興味を示しているようで暇さえあれば地球儀を眺め、文明の利器を発明しようかなどと考えている。周りから見ればただの変人であるが、他人に興味を示されればそれについて時間を忘れるほど語りだす。
募集:彼の行きつけの甘味屋の方を募集します。彼の友人的な感じで二人とも地球儀眺めると落ち着く、みたいなちょっと変わり者の方お願いします

16 ◆ZOvQXZ1jc2:2011/01/22(土) 18:39:11
p/鴇浅葱の五を予約しても良いでしょうか?
>>主様

17黒鉢(錆浅葱) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/22(土) 19:07:09
【PF/錆浅葱用】
名前:黒鉢(クロハチ)
年齢:22歳
役柄:錆浅葱五
容姿:身長が高く細身で、大抵は濃紺の忍装束を着ており口元は同色の口当てで隠されている。仲間の前以外では、その口当てはあまり外さない。濡れた烏のような黒い髪は背中の半ほどに届くまでに長く、それを高い位置で黒い結紐できっちりと結い上げている。日の元を出歩かない為に肌の色はちょっと青白く不健康に見えるが本人は至って元気。顔の造りは、すっとした切れ長の一重黒目に薄い唇でかなり薄幸そうな青年だが、瞳が異常に暗い。それなりに感情の起伏があるのだが、無表情な上に口当ての所為もあり忍装束時はかなり表情が分かり辛いが、瀕死の人間に止めを刺す時には目元が緩んでいるとかどうとか。日中に街を歩くことはあまりないが、出歩くときには濃紺にささやかに小波の模様が入った上着に黒い袴を履いて、髪は結わずに流したまま。
性格:夜行性の猫のような性格で、何事をやるにもひっそりこっそり、夜を好み目立つ事を厭う。無機質な表情で何を考えているのか分かり辛いが、それなりに仕事を楽しんでいる様子。普段は裏の世界で暗躍する忍組の組頭であるが、職業柄か殺し屋方面にも顔が広い。普段は物静かだが、依頼された仕事や錆浅葱の活動となると無慈悲な程にきっちりと任務を遂行する。中距離戦を得意としており、個人的な趣味で暗器が好きらしい。それなりに常識があり、暴走する仲間を宥めることもしばしば。鴇浅葱の事は憎くはないものの、仕事の邪魔だし始末するに越したことはないかなぁ程度に思っている。仲間だという感覚はあまりないが、錆浅葱五人衆として命じられた仕事はちゃんとこなす。美味しいあったかいお茶、とくに焙じ茶が好き。並んでお茶と合うお菓子も好き。
武器:(忍装束時)万力鎖、苦無、短刀(私服時)縄標、毒針、短刀
備考:出雲の国出身であるという噂があるが定かではない。しかし、何処かしらで訓練を受けた忍である。本名は不明。一人称は「私」。二人称はまちまち。

(Pl:初めまして、なかなか扱いにくいCですが可愛がってやってください^^*宜しくお願い致します!主様、もし何か不備がありましたらお申し付けください〜/「黒」でも「鉢」とでも、何とでもお呼び下さいませ^^*)

18絵巻 ◆q13XAvk0dw:2011/01/22(土) 19:27:19
>>14-15
PFに不備はありませんので参加OKです
絡み文を投下して下さい

>>16
予約了解です。
PFお待ちしております

>>17
PFに不備はありません
名前の横を(錆浅葱/五)にしていただければ参加OKです
絡み文お待ちしております


協力者用のPFを載せるのを忘れていました
申し訳ありません;

【PF/協力者用】
名前:名字はあってもなくても可
年齢:
所属:どちらの味方かを記入
役柄:職業、立場等
容姿:
性格:
武器:
備考:

19誘(鴇浅葱/四) ◆q13XAvk0dw:2011/01/22(土) 19:51:11
(p:絡み文を投下させていただきますね^^面倒な奴ですがお付き合いくださいノシ)

――――今夜も皆で遊びに行くのかねェ…ボクとしては偶にはのんびりしたいんだけどなァ
(ここは、何処かの寺だろうか。寺といっても全く手入れはされておらず、草は伸び放題障子は破れたままで放置状態。主人の誰もいない建物とは揃ってこうも悲しい姿を晒す。町の華やかな喧騒から少しだけ離れたここは、彼にとって密かに落ち着けるような考え事に浸れるような物想いに耽れるような場所だった。そろそろ日が傾き始めていて、空は綺麗な茜色に染まり辺りは薄暗くなり、肌に感じる気温は肌寒い。荒れ放題の庭を眺めるように縁側に座って柱に背を預け片膝を立てた、肩を晒している花魁装束の人影は女性だろうか。しかし特注品である着物のスリットから露わになっている足は女性らしい柔らかさに欠けている。もっとはっきり言えばごつくはないが、肉付きの薄いだけの男の生足である。できることならそんなもの見たくないだろう、普通は。肌寒さを感じ始めて、晒した肩を隠すように少しだけ襟元を引き寄せて。彼の傍らに置いた盆には盃と徳利が置いてある。酒で満たされた盃を指先で持って、それを唇に運んで。片膝を立てて座る姿勢は酷く礼儀に反するような恰好だったが、それすらも彼自身が持つ男には本来ないような妖艶さを演出しているようで。白い盃についた紅を着物の袖で拭って、それを盆に返した。誰もいない静けさは嫌いだけれど、何故だろう、偶にこうして理由もなく一人になれる場所に来てしまう。誰かが迎えに来てくれるのを期待しているのかもしれない、自分でそう思って何度自嘲の笑みを浮かべただろうか。そんな下らないことをするなんて子供のようだと、自分の幼稚な我儘に呆れた。トン、と柱に頭を当てて盃から空の方へと目を向け直す。茜色はだんだん紫色へと変わって行く際中だった。今夜も、と何となく独り言を呟いてみた。返答なんて期待していないし、逆に返答があった方が驚く。正義の戦いへ赴くことをあっさり遊びだと言ってしまうのは彼の本心で、実際彼は正義でというよりも仲間のために毎夜毎夜出向いているようなものだ。皆でいるのも楽しいが、しかしこうも毎夜毎夜外に出ていては、夜更かしをしていては肌が荒れる原因になるわけで。それが最近の悩みだとか。全体重を柱に預けて、だらーりと本気で脱力した様子で一つ溜息。偶には、そう呟くのは昔を思い出したからだろうか。ただ意味もないことで笑い、叫び、泣き、怒り、戯れ、喧嘩し、走り回っていた子供の頃を懐かしく思う。ボクも歳だなァ、と自分で思ってしまったりもして)

20黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/22(土) 22:38:33
>>19
(ひらり、と薄墨の空に濃紺の布が翻った。動物たちは眠りにつくのにこの男は全く反対で、空が暗くなってきてからようよと動き出す。ざわつく街から外れた古びた家々の屋根の上を音もなく駆け抜けて、今日腰を落ち着ける場所を探していた。今日来た仕事は全て部下に振り割ったし、することは何もない。いつものように人気のない場所でぼんやりしようとふらふら街を彷徨っていると、随分と荒れた寺が目に入ると、その崩れかけた屋根に音もなく降り立つと頭巾から零れおちる前髪をふるりと首を振って払っていると、眼下に人が見えた。――……はて、あれは見たことがある。確か鴇浅葱衆の一人の……誰だったか、と首を傾げる。仲間以外は基本的に「任務の対象」であったから、名前を覚える必要性がなかったからあまり覚えていられないのだった。……殺したら怒られるだろうか、でもどうせ今日は暇だし多少手を出したって怒られないだろうと思い立つと屋根をトンと軽く蹴って、空中でくるりと一回転して彼の目の前に広がる荒廃した庭に静かに降り立つ。薄墨を広げた空を背景に長身の忍は中々禍々しいものがあっただろうが、相手の「のんびりしたい」という言葉にことりと首を傾げて)……おや、君はのんびりしたかったのか。それは申し訳ない事をしたね。……私は今から君を殺そうと思って来たんだけど、どうだろうか?(非番だからか少し柔らかな口調で相手に語りかけるものの、懐から苦無を取りだして僅かに残る夕日に煌めかせる。今から殺そうとしている相手に「どうか?」と聞いて、これで「嫌だ」と答えられれば素直に苦無を引っ込めるつもりでいて)

(PL:絡ませていただきました〜。裏好きなCなのですがこそこそしていると絡めなさそうなので引っ張り出しました…;/不束者ですがどうぞ宜しくお願い致します^^*)

21誘(鴇浅葱/四) ◆q13XAvk0dw:2011/01/22(土) 22:57:45
>>20黒鉢
(p:絡み感謝です^^引っ張り出していただきありがとうございます+/こちらこそ意味不明な奴ですが宜しくお願い致します*)

――――あれェ?……うーん、まさかこんな場所でアンタに会うことになるとはねェ―――あ、はっきり言うとご勘弁。まだボク死にたくないし…美しく散るのはもう少し後でいいや、今は気分じゃない
(寺の屋根に、何かがいるような気がした。それは、獣や鳥とはまた違う気配で何処か感じ慣れた気配のように感じて。そうこうしているうちに、庭の真ん中に何かが落ちてきた。否、それは落ちて来たのではなく降りて来たのだと理解したのは目の前の黒装束の男を見たから。予想外の人物の登場に目を丸くして、艶やかな紅をのせた唇が間抜けに半開きになる。誰か仲間が迎えに来てくれるかなァなんて甘過ぎる考えの妄想をしていたら、目の前に現れたのはどうしたわけか今現在敵対している錆浅葱の一人だったわけで。返す言葉を失って、とりあえず首を傾げて男を見た。さすがに敵とはいえ片膝を立てて生足を晒している姿勢は礼儀に反するというか、何だか相手に悪い気がしたのでとりあえず姿勢を正すように縁側に座り直して。しかし、座り直したと言っても普通の男性のように胡坐を掻いたりするわけではなく、俗に"女座り"と呼ばれる横座りになっただけ。物珍しそうな色の視線で男を眺めて、こんな所で…と本音を呟く。正直参ったとしか言いようがない。夕陽を受けて輝きを反射する苦無を、緊張感なく綺麗だなァとか思ってみたり。それでも、どうかと問われればもちろん答えは"否"で。戦闘気分じゃない完全なほろ酔い加減で対峙したってあっさりと討ち取られるのが目に見えている。それよりは、何だか今の男の雰囲気はいつもより多少緩い気がしたので本気ではないだろうと受け取って。気分じゃないと言って苦笑を浮かべると、その笑みは衣装も相まって本当に女性のよう。声音だけがハスキーボイスなのが欠点か。徳利を手にとって、盃を満たして、己で少し呑んでから相手の方へ向けた。わざわざ自分で一回口をつけたのは、毒味の意味。盃を向けながら、表情は誘うような艶やかな笑み)
――呑む?毒は入ってないの、分かるでしょ

22黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/22(土) 23:56:12
>>21

―……それは私の台詞だ。…今日は非番だからな、私とてみだりに体力を使いたくない。(ひゅぅと冷たい風が吹き、相手と自分との絶妙な距離の間に相手の言葉が落ちる。何故か女のような座り方をする相手を不思議そうな瞳で眺めながら、素直に苦無を懐にしまう。―…こんなことをしているとばれてしまったら叱られるだろうかという考えが一瞬頭を掠めるものの、どうしたって今日は暇だったし相手は戦闘する気はさらさらないらしい上に酒に酔っている様子だった。肌を仄かに紅くしてしどけなく座っている、花魁のような服を着た相手は頑張れば女性に見えない事はない。しかし隠しようのない低く擦れた声がぞわりとするような不釣り合いさを醸し出し、緩められる紅を引いた唇に僅かに背が震え瞳が揺れた。それを隠すように風に舞い上げられた前髪をゆるりと振り払い、差し出される杯に目を向ける。酒か、と口の中で呟く。芸者に化けて宴席に紛れ込んだ時くらいにしか口にしないが、わざわざ毒味をしてみせてまで差し出されたそれを、今現在の状況を加味しても拒否するのは不自然か―……それに、何か断り難い雰囲気を纏った相手を一瞥すると、職業柄か足音を立てずに相手の傍まで歩み寄ると差し出されたそれを受け取って)……随分と早くからこんな所で一人酒とは、なかなかの趣味だな(と僅かに皮肉を込めた台詞を吐くと、顔が見えないように相手よりも少し前の安全そうな場所に膝を立てて座って、口当てをずらすと薄く紅がついた徳利から酒をじみりと口内に流し込み)


(PL:あ、私は皆様が投下して下さる絡みロルに随時絡んでいく形にします〜。もし「絡みロル書かないよ」って方は私から絡ませて頂きます〜^^*)

23 ◆V1B3wBLmgo:2011/01/23(日) 11:24:13
>>15市河さんの募集キャラやらせていただいても大丈夫でしょうか?

24伊織(錆浅葱/四) ◆SoMc4ADrAs:2011/01/23(日) 14:15:09
>>19 誘
―――この俺が返り血をあびるとはなァ…。落ちぶれたもんだよ
(紫色をした空の下、菊の花の刺繍を施してある羽織が光を浴びてキラキラと光っている。ただ、中の着物は血だらけで台無しだった。顔まで返り血を浴び気づけば自分の周りには息絶えている者が何人も倒れている様子をふと思い浮かべれば、くすっと笑みを見せ顔に付いた誰のかも分らなくなった血を右手の甲で拭きとった。もし自分の仲間と一緒に行動していればこんな災難には出会うことはなかったはず。そう思うと自分が普段していることが全て無駄だったかのように思えて仕方がなかった。うつろな目をして足を進めたのは何故か誰もお参りなど来ることのなくなった神社だった。昔自分が子供のころよく遊びに来ていたところで今の姿を見れば想像もつかないが栄えていたはずの神社。今では古びて錆つき誰ひとり近づくことのなくなった神社を浮かべると今の自分のようで、どこか愛着がわいたのだろう。もちろん懐かしい神社に言って思い出に浸るわけではない。といっても、昔の自分なんて友達と笑いあい喧嘩をし…そんな遠い記憶に戻りたいと思っても決して戻れぬ世界など既に分っていること。今更昔のような生活に戻りたいなんて願っても風に舞って消えていくだけの現実。ただあそこへ行くといつもの自分でいられて落ち着くし、誰も来ないという解放感からか素の自分が出せる場として好んでいるだけのこと。人を着るときはお気に入りの羽織は身につけなかったので綺麗なままだったが、自分の着物には血がついていてその様子を見ればため息ばかりが口からこぼれる。パイプ煙草を口にくわえれば一息煙を吐き出した。というよりもため息を煙草の煙を吐き出す仕草に変えるために吸っただけかもしれない。今まで人を殺してきて返り血を浴びた事など一度もなかった。そう思えば今の自分は腕がよっぽど落ちぶれてしまったのだろうか…などと思ってしまったりもした。そんなことを思うのは勝手だが、たとえこの腕が一本ちぎれても自分にはこの世界しかない…、そんないつ起こるかもわからないことを思えば笑いがこぼれる。さっきとは違って声まで出して笑う、その表情はどこかせつない様子も見えた。もし一本でも腕がちぎれれば自分はこの世界で不必要な人間になってしまうのだろうか?なんて考えてしまった。考えているうちに階段を登る足を止め我に返った。誰もいるはずのないと思っていた神社には綺麗な着物を着て柱に寄りかかっている女の姿…いや、あれは男か?後姿だけでは見分けがあまりつかなかった。しかしどこかで見た姿。ハッとすると今までの表情とは打って変わってにこにこと満面の笑みで相手の前にしゃがみこんで自分のきれいな羽織を相手の肩にかけてやった。相手にとって自分は敵かもしれないが寒そうな格好を見ているだけで自分まで寒くなってくる。それだけの理由で相手の肩に羽織をかぶせた。女物の羽織だったためサイズは合うか良くわからなかったが無いよりはましかと考え)
寒くないの?こんな肩を出してさァ

(/絡ませていただきました!可愛くない奴ですが、力の限り可愛がってくださいまし〜。素敵な絡み文、感謝します^^/)

25伊織(錆浅葱/四) ◆SoMc4ADrAs:2011/01/23(日) 14:51:03
(/間違えている文を訂正させていただきます!すみませんorz)

もちろん懐かしい神社に言って…=もちろん懐かしい神社に行って
人を着るときにはお気に入りの…=人を切るときにはお気に入りの

26凛(鴇浅葱/三) ◆079RkC9j9Q:2011/01/23(日) 16:15:19
>>19
……嫌なにおいがしますね。こちらから、でしょうか……
(ふらり、ふらり。夕暮れ時の穏やかな時間、何かを思い立ったように街を歩くものの明確な行き先はなく手持ち無沙汰に煙草を吹かせながら気の向くまますれ違う人の流れを眺めていた。退屈だ、なんてやさぐれそうになる気持ちを押さえつけていたそのときふと風に乗って漂ってきた酒の香り。酒はあまり得意ではないのか微かに眉を顰めるが、なにか思うところがあったのかいつもなら嫌煙するはずの香りのほうへと歩みを進めていった。徐々に濃くなってゆくそれの香りの濃度に何度足を引き返そうと思ったことか。手に持っていた煙草はいつの間にかどこかへ消えやり、口元は袖口で覆い眉間の皺も濃くなってゆく。それに比例して険しくなる足元の雑草に小さく溜息を吐きながらも、ふとたどり着いたのは喧騒から離れた寂れた寺。眼を凝らしてみればなにやら人影、こんなところで何をと思いつつも少々警戒しながらゆっくりと近付いていく。だらしなく着崩された着物に惜しげもなく晒された足、近付けば近付くほどはっきりしてくる相手の様子、それ加え先ほどから漂ってきていた香りの元凶もここかとやはり、となにかを合点したように大袈裟に溜息をついた。やれやれといった風に肩をすくめれば羽織ってきた羽織を脱ぐと相手へと無造作に投げつけた)
…どこにもいないと思ったら…貴方はなにがしたいんです、そんな姿晒して。襲われでもしたいんですか。
(思ったとおりだ、と気付いた頃には相手は既に酒が入っており、こちらの気苦労も知らないでと困ったように眉尻を下げた。別段男に興味があるわけでもないが薄暗くなってくる空模様に相手の白いからだが妙なコントラストを示していてその妖艶な雰囲気に、敵に回していたら厄介者だな、なんて仲間ながらに苦笑を漏らす。早く被ってくださいとでも言わんばかりに自分の放り投げた羽織を催促するように指差せば、大して許可を取ることもなく相手のとなりの縁側にゆっくりと腰を下ろし)
(p:絡ませていただきました!掴みどころのないキャラではございますが絡んでやってくださいまし><)


>>23さん
(p:やっていただけるのでしたら是非お願いいたします^^!甘味屋の方、という設定さえ確立していただけましたら性格容姿など詳しくはお任せいたします。こんなキャラの友人ということですが宜しくお願いしますノ)

27凛(鴇浅葱/三) ◆079RkC9j9Q:2011/01/23(日) 16:16:06
さて、今日はお日柄も良いことですしここで観察でもしましょうか…
(雪の香りが漂うある晴れた冬の日の午後。街も特に目立った事件もなくゆったりと時が流れていた。忙しなく走り回る商人に、上品に笑い妖艶に歩いていく遊女。平和だなぁ、なんて考えながら手に持つものは甘味屋から持ち帰ってきた団子の包み。どうやら平和ボケしているのは街の人々だけではないらしい。いつもはフル回転する脳の機能も今日は大して稼動もせず眼に映るのは手に持った包みと川原に聳え立ち丁度良く日を遮ってくれるほどの桜の木。今日はここにしようと桜の木に手を当ててそれを見上げれば冬を越えようと寒さに耐える芽。微笑ましさに目を細めればすとんと木を背にしその場に座り込んだ。過ぎ去る街の人には少々奇抜な目で見られることもあるが大して気にもせず、団子の包みを開けた。そこから流れてくる甘い香りにごくりと唾を飲み込み意気揚々と串の一つを口に含んだ。ほう、と美味さに嘆息を漏らし暫し団子を堪能しつつも、存分に堪能すればもくもくと団子を食べながらも待ち行く人を今や趣味というより日常の如く眺め始めた。もちろん、怪しい動きをする人間を見つければ取り押さえるつもりではあるが、これほどまでにゆったりとした昼下がりに気が抜けてしまっているもの事実であった。引き締めなければならないな、と思いつつも二本目の団子に手を伸ばせば、これを食べてからにしようと普段は緩むことのない頬を少々緩ませ至福のときを味わっていた。)
(p:絡み文投下しておきます><拙い文章で申し訳ありませんが絡んでやってくださいノ)

28誘(鴇浅葱/四) ◆q13XAvk0dw:2011/01/23(日) 16:38:21
>>22黒鉢

――へェ、非番なんてあるんだ……面白いじゃん。――――ハハ…ボクとしては、一日中呑んでいたいんだけどねェ――そうもいかない
(拒否を示せばあっさりと仕舞われた相手の得物。そのことの運びの良さに少しだけ驚いたけれど、相手の言葉を聞けば口元が緩んで。どうも相手は忍の方の出らしいが、非番なんて言葉があるとは可笑しかった。何だかいつでも臨戦態勢というか、勤務中のような印象があったから。己を眺める相手の視線を面白く感じながら受けて、気色悪いとか思ってんのかなァとか考えてみたり。差し出した盃を見て、こちらに歩んでくる相手に一瞬少しだけ身構えたが、本気で今日は何もしてくる気配がない。無駄に神経を使っていても体力の無駄だと判断して、警戒を解いた。それでも一応何かあった時のために帯に差した鉄扇を片手に持って、己を扇ぐように開いていた。肌寒くなってきた空気をかき混ぜると…まぁ、かなり寒かった。芝居染みた演出とはいえ、自分の行動の馬鹿さに呆れる。自分より離れた所で膝を立てて座る相手を見て、自分もいいかなァとか思い同じように膝を立てて。今更考えてみれば男相手にどこを見られようが結構関係ない、女性の心ではないから特に恥ずかしくもない。からかうような相手の言葉に声を立てて笑って、苦笑を浮かべた。一日中呑むなんて楽しそうじゃない?そう問いかけるように首を傾げて。のんびりだらだら皆で楽しく戯れて騒いでそれで最後には酔い潰れて眠ってしまって…なんて、酷く楽しそうじゃない。しかし彼のそんな楽しみが訪れるのはまだまだ先のことになりそうで、その原因を作っている一人がこの目の前に居るのだから、どうしても恨みがましいような視線を向けてしまう。皮肉気に、そうも…と呟いて笑みを向けて。自分もまだ飲み足りなかったのか、相手の方へと手を差し出して返せと要求。これは道具も中身も全て己のものだから、この場の主導権は己にあると言わんばかり。無言であれど、この我儘っぷりは伝わるだろう。片眉もついでにあげて催促、こんな生意気な仕草が妙に似合うのだからたちが悪い)
それでェ?暇人な錆浅葱の野郎がこんな所に何しに来たのさ…
(カクン、と首を傾げて問いかける。わざわざこんな所に足を運ぶ理由が分からない。もしかしたら、己の居場所がばれていたのかと少しだけ警戒していて。もしそうならば、これから酒を呑む場所は変えなければならない)

29黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/23(日) 18:14:33
>>14 伊織
(PL:本体から失礼しますー、なんだかふわついた仲間ですが宜しくお願いいたします^^*/こちらから絡ませていただいてもよろしいでしょうか?わくわくしております*)

>>27
――……おや、あれは確か…名前はなんだったかな(寒いのか羽織を着込んだ長身の青年が、黒い髪を右に左にゆらゆらさせながら日の元を歩いていた。あぁ、普段ならこんな天気の良い日に街中へ出ることはないのだが、如何せんお気に入りのお茶請けが切れてしまったのだ。燦々と降りそそぐ柔らかな冬の日差しを鬱陶しく思いながら、青白い顔はどうにか前を向いていた。ざり、ざり、と草鞋が地面を踏みつける音を聞きながらお気に入りの老舗菓子屋を目指して歩いていたが、ふと河原の木の下に人が座り込んで団子を食べているのが見えた。まだ花見の季節でもないというのに、随分物好きな人もいたもんだと心の中で呟きながらその顔をよくよく見てみれば、知った顔。嗚呼あれは確か――…鴇浅葱の一人だ。名前はやっぱり思い出せないが、随分と若い顔をしているので驚いた覚えがある。若い彼が自分たちを潰そうだなんて……まぁ、人を殺めるのに年齢も何もないのだがと考えては一人ほくそ笑む。まだ夜ではないとはいえ、随分と気の抜けた表情だ。……変なの、と自分の事は棚上げして小さく首をかしげるが、目的地に到達するまでにはどうしても彼の前を通らなければならない。鴇浅葱に見つかっては面倒なことになるが、どうしようかとゆっくりと歩きながら考える。まぁ、自分の普段の恰好を考えれば大丈夫だろうか、はて……と考えている内にだんだんと相手が近付いてきてしまった。もういいや、何かを考えているフリをしてやり過ごしてしまおうと思い立つと少し視線を落として、地面を視線でなぞりながら何やら考え込んでいるような表情で、すたすたと相手の前を通り過ぎて行ってしまおうとして)

(PL:初めまして、可愛い凛くんにウフウフしております^^←/なんだかふわふわした敵ですが宜しくお願い致します〜^^*)

30誘(鴇浅葱/四) ◆q13XAvk0dw:2011/01/23(日) 19:06:22
>>24伊織
(p:絡み感謝です^^*全力で全身全霊で可愛がらせていただきます!!こちらこそ我儘な奴ですが仲良くしてやって下さいませノシ)

――――うわっ……いきなりなんなの…吃驚させないでよ、驚いたついでに襲っちゃったらどーすんのさァ。心臓に悪い……色んな意味で余計に寒くなりましたァ
(酒が随分入っていて、それが随分回ってきたようで。頭がぼぅっとして、意識がそろそろ危ないか。また風邪でも引いたらみんなに怒られるんだろうなァとか思いながら、これからどうするかと考えているうちに瞼を閉じてしまっていた。当然、相手の存在なんて全く気付かない。普段から緊張感がないとよく言われるが、酔いが回っている時はよりそうなる。まず、気配に気づくのが遅れるというか全くできなくなる。誰も味方どころか人影すら一つも居ない外でそんな状態に陥るのは、命を自ら進んで捨てているようなものだ。何かが、体にかけられたような気がした。一瞬その温もりに頬を緩めて、誰か来てくれたのかなァとか思って目を開けてみたら―――錆浅葱のひとりだったわけで。そうとう吃驚したわけで。思わず間抜けに叫んで後ろに下がろうとして、背後の柱に頭をぶつけた。それも結構思い切り。ゴン、といういい音と一緒に古びた柱が折れなかっただけましといえようか。痛みに堪えるように頭を押さえて、しばらく絶句。呻き声すら上げられない。痛む頭を押さえながら、目の前のへらへらとしている相手に一瞬、異常なまでの殺意が芽生えた。驚き過ぎて若干飛び上がったりもしたので、姿勢も着物の着崩れ具合もまぁ凄いことになっていて。バサッと相手にかけられた羽織を蹴飛ばすように柱にもたれていた体を起して、帯から鉄扇を取り出すとビシッと相手に刺さんばかりの剣幕で向けた。しかし、紅い唇から洩れる声はかなり気だるげで目元も赤いし雰囲気も緩いし、完全に酔ったまま。"襲う"という言葉の意味は相手に危害を加えるという意味か、それとも得意の変態発言か。一応羽織は相手からの優しさだろうに、そんなことは構いもしない。猫だったら毛を逆立てて牙をむいている所だろう。恨みがましいジト目で上目づかいに相手を見ながら、寒くなったと吐き捨てる。その間にも鉄扇は相手に向けたまま、警戒を全く解こうとはしない。この相手のにこやかな笑顔は、どうにも慣れないというか本能的な恐怖を煽るらしい)

31誘(鴇浅葱/四) ◆q13XAvk0dw:2011/01/23(日) 19:22:05
>>26
(p:絡み感謝です^^本当に性格の悪い奴ですが、一応仲間ということで諦めてやって下さい;/大人げない奴ですが宜しくお願いします++)

――アハハ、なァんだ…凛チャンじゃないのさァ探しに来てくれたのん?――何がしたいって…酒が呑みたい、とにかく今のボクは酒が呑みたい。それだけ、それ以外には望まない。………心配してくれるのは有難いんだけどさァ、ボクが誰かを襲うことはあれど誰かに襲われるなんてあると思う?そんな悪い冗談、信じたくないねェ
(バサリと羽織を投げつけられて、それを追いかけるように呆れたような声が飛んできて。その聞き覚えのある声に頬を緩めて、満面の笑顔を向けた。笑顔といっても、それはかなり相手からすれば癪に障るようなからかいを含んだ性悪な笑顔で、ふざけたような言葉は相手を完全にからかって遊んでいるとしか思えない。眉間にしわが寄った不機嫌そうな顔の訳も知っているし、かといってその元凶を片付ける気もない。何をしているのか、そう問われれば答える言葉は一つしかないだろう。新たに盃に酒を満たして、相手に向けるようにして持ちながら、ただ呑みたいと連呼。最後の締めくくりの言葉はそれなりに恰好良いものなのだが、前半の言葉が"酒が呑みたい"ではどうも締まらない。要するに、恰好良いも何もない。一人でいることにそろそろ飽きてきた頃なので、人肌というか人の存在が恋しくなってきた頃。そんな時に丁度タイミングよく現れてくれた相手に、心の奥で感謝。盃に満たした酒を一気に煽りながら、横に座る相手に苦笑を向けて、己を指さした。確かに、心配してくれるのは有難いけれど、それが現実になるとは思えない。そう言って首をすくめた。わざわざ羽織を放ってくれたのは有難いが、肌寒いのは相手だって同じだろう。投げつけられたそれを意外と器用に丁重に畳んで相手へと返す。押し返されないうちにと己の尻の下から何かを取り出した)
大丈夫大丈夫、ボクちゃァんと羽織持ってるから
(古びて色々と危ない縁側に座るのはどうかと思ったので、とりあえず普段はろくに着ることもなく引っ掛けているだけの羽織を下敷きにしていたのだ。寒くなれば着るつもりでいて、だから今そうしようと思っている。こんな所を見せたらまた相手は怒るんだ追うなァとか思いながら苦笑を浮かべて自分の羽織を自分の肩に掛けた。うん、やはり結構長い間下敷きになっていた羽織はそれなりに温かい)

32黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/23(日) 20:16:56
>>28 誘

――…あー、非番というか…まぁいいか、それで。……そりゃあそんなことしてれば一日中呑むだなんて夢物語だ。(非番というか今日は自分に振り当てられる任務がなかっただけなのだが、わざわざ説明するのも億劫で有耶無耶に返事をして徳利をぐっと傾けて残っていた酒を飲み干してしまうと、ほぅと息をつく。普段は茶ばかりで呑み慣れないそれにじわりと胃が熱くなる。直ぐに口当てを引き上げて顔の半分を隠してしまうと、くるりと身体を反転させて相手と向かいあうと、寒いというのにわざわざ鉄扇で扇ぐ相手に笑ったのか何なのかは分からないが僅かに目を細めてみせて。皮肉めいた言葉にも一つ瞬きをしただけで、鴇浅葱の活動を「そんなこと」とさらりと言ってのけて、何かを否定するように頭を振れば結い上げられた黒い髪がさらりと揺れた。片眉を上げてみせるその表情がよく似合っていて妙に感心してしまいながら、請われるままに相手の手の上に徳利を乗せながら小さな声できちんと礼を言って)……何しに来たと言われてもなぁ……通りかかったところに君が居ただけの話だ。君こそ、もう少し賑やかな場所の方がいいんじゃないか?(頭巾と口当ての間から見える瞳は一時も相手から離すことはなく、声も平淡なままで「賑やかな場所」を勧めるあたり言外に物騒な意味を含んで、懐からまた苦無を取り出すと指先でくるくる弄んで沈んでいく日に鈍く光るそれを相手に翳し、問い掛けるように首を傾げてみせ)

33誘(鴇浅葱/四) ◆q13XAvk0dw:2011/01/23(日) 20:46:54
>>32黒鉢

―――うん?非番じゃないの?……まァ、ボクは皆に付き合ってるだけだからねェ。売られた喧嘩を買うくらいかな…自分からわざわざ刀を振ったりはしないさ、面倒臭い
(何だか言葉を濁す相手を不思議に思って、きょとんとした顔で首を傾げた。しかし流されてしまえば別に良いかと思い、それ以上の追及はしないことにして。基本的に自分の興味があること以外は話し半分どころか、五割に耳を傾けていればいい方だ。最悪右から左に十割聞き流していることすら多々ある。"そんなこと"で流されたって別に嫌な気はしない。というかはっきり言ってどうでもいい。一番正義という言葉が似合わない彼にとっては似合いの感情だろう。相手の言葉に鼻で笑って苦笑を浮かべて、付き合ってるだけ…だなんて断言。実際みんなと一緒にいつまでも居たいからこうしてわざわざ偽名を名乗って素性を隠してまで正義の集団とやらに属しているのだ。もし仲間が今とは違うことを始めようとしたとしても、普通についていっただろう。それが今と正反対の悪の道に染まり行くことだったとしても。適当そうな言葉の裏に、喧嘩を売られればいつでも買う用意はできていると言外に滲ませて。自分から動くのは面倒だけれど、人から動かされれば興に乗ってくるという何とも腰の重い奴だ。抗うことなく返された盃を満足そうに眺めて、また新たな酒を注いで自らの唇へ運ぶ。酒を飲んでいる時に限り、女装中の口紅を鬱陶しく感じたりする)
ふーん?…偶々、ってやつかァ………ん、そう?別に、アンタに言われなくてもボクが行きたいと思えばどこへでも行くさ
(適当に話を聞きながらも、その相槌は何だか裏があるように意味深げで。冷淡な瞳も声音も受け流すことなく平然と受け止めて、酒を煽る手は止まらない。物騒な意味合いを投げられても、どこ吹く風。フフンと強気に笑ってみせて、苦無の光で己の瞳を妖しく輝かせながらマイペースっぷりをアピール。人に指図されて簡単に動くほど従順じゃないし、見た目ほど可愛げのある奴でもない)

34千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/01/23(日) 20:52:50

名前:千渡 紡(セント ツムギ)
年齢:19歳
所属:錆浅葱
役柄:武器職人
容姿:華奢で身長も若干低い。ざんばらな黒髪は外に跳ね気味。若干幼さを残した顔立ちで、大きめの目は藍色。その日の気分などによって着流しの色と模様は変わり、作業時は薄汚れた着流しを着ている。
性格:笑顔で暴言を吐く気分屋。酷い時は秒刻みで態度が豹変する。しかし仕事の話の時は職人の顔となり、武器に関して語らせるとかなり長くなる。自分がしっかりしなくてはと常に気を張っている為、優しく接してくれる相手には弱い。
武器:武器職人という職業上様々な武器を持っているが、主に使うのは鎖鎌と短刀
備考:一人称は俺、二人称はあんた、名前呼び。若いものの腕は確かで稀代の武器職人と言われている。提示する値段は他の武器職人に比べ高いが、高額の料金を支払えばそれ相応の品を提供する。母親は病に蝕まれており、それを治す薬を手に入れる為金を集めている。数年前父親が辻切りに殺されたのに裏の人間に協力しているのは儲けがいいから。現在母親は実家にて静養中、彼は裏通りの工房で一人武器を作って暮らしている。

(pl/募集されていない協力者での参加は大丈夫でしょうか?一応プロフを載せておきますのでご検討よろしくお願いします(深礼)

35黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/23(日) 21:46:18
>>33
――……それなら、こちらに来ればいいのに。こちらの方がずっと自由も多いし、君の好きな楽しいことがたくさん出来るのに。表の世界なんて息苦しい事しかない……裏の方がずっと息がしやすい。(相手が盃を傾ける度に揺れる艶々とした藍色の髪が藍染の着物みたいで綺麗だなぁなんて苦無越しにぼんやりと思いながら、相手の意外な言葉に瞳をぱたぱたと瞬かせて相手をじっと見つめる。鴇浅葱の連中も血気盛んな人間たちばかりだと思っていたから意表を突かれたらしい。ゆったりとした口調で訥々と裏世界の人間らしいことを口にすると、病的に白い肌に浮かぶ黒い目をスッと細めてみせる。自分も彼と一緒で仲間だ絆だといったものに興味がなく、ただ唯々諾々と言われたことをやっているまでで、目の前の男を殺す理由だって仕事の邪魔である他にない。―…しかしこんなに近くでこの男を見たのは初めてだが、本当に女性のような恰好をしているのだなぁ…とその徹底ぶりに驚嘆する。変装する時に参考にしようとぼんやりとした視線で相手を眺めていたが、外見の美しさとは真反対の自己の強さをふんだんに盛り込んだ言葉に、一瞬驚愕の色をした瞳を僅かに見開くものの直ぐに普段の無機質な黒目に戻って)………そうか、君はあれだ、猫に少し似ている。……おい、飲みすぎては体に悪いぞ。酒は百薬の長と言っても、飲みすぎては意味がない。…酔い潰れたら知らんからな。(自由奔放な相手の言動に思ったことをそのまま口にして、手元でくるくるとしていた苦無の柄にこびりついていた黒く変色した血を指先で削り取っていたが、相手がどんどんと徳利を呷っていくのをどことなく抑止するような言葉を口にして、苦無で自らの首をとんとんと叩きながら発せられた最後の言葉で本気か否かは分からないが、酔い潰れたら首を掻き切るという牽制をして)

36神添 葛(甘党屋/鴇浅葱) ◆V1B3wBLmgo:2011/01/23(日) 22:14:52
【PF/協力者用】
名前:神添 葛(カミゾエ カズラ)
年齢:22
所属:鴇浅葱五人衆
役柄:甘党屋・市河 悠太郎の友人
容姿:ぱっと見の印象は目つきの悪いおじさん。見た目よりも少し老けて見える。若白髪なのか少し白が混じった黒髪を肩甲骨くらいまでのばしており、いつも後ろで軽く束ねている。元々一重なせいかいつも細められており、瞳があまり見えない。本人いわくちゃんと見えているらしいが他人からみるとちゃんと開いているのか?と問いかけたくなるほど細い。それにくわえ、少々つりあがっているため余計に目つきが悪い。身長
は177㎝と平均的な身長で華奢に見えるが結構筋肉質。肌の色は小麦色とまではいかないが、白いという訳でもなく少し焼けている。剃るのがめんどくさいのかは分からないがいつも無精髭を生やしている。服装はいたってシンプルなもので、無地で灰色の浴衣に似たものを着用しており、帯は紫色の無地。腰には黒色のエプロンをいつも巻いており、いつも下駄をはいている。
性格:のほほんとした平和主義者。顔に似合わず穏やかな性格をしており、うるさいものを好まず静かなものを好む。動物が大好きでお客が居ない時には、自分の所で飼っている犬と良く遊んでいる。何事にも慌てずのんびりと対応する有る意味冷静な面を持っている。結構な気分屋でその日によって店を開けたり閉めたりするマイペースな男。とにかく甘いものと地球儀を眺める時間が大好き。
武器:弓矢・短刀
備考:ある友人の影響で地球儀を眺める事が趣味になった。甘党屋をやっている理由は、甘いものが好きという事と作るのが好きだから。金儲けの為ではなく自分の趣味でやっているようなものなので、甘党屋は人通りの少ない、見つけにくい所にたてている。父親に小さい頃から弓矢を教えられていたため、たまに暇な時は場所を見つけて練習している。争い事は嫌いではあるが、万が一の為に短刀を懐に隠し持っている。

(p:>>23ですがこんなおじさんでも大丈夫でしょうか?)

37伊織(錆浅葱/四) ◆SoMc4ADrAs:2011/01/24(月) 01:14:48
>>29 黒鉢
(/もちろん!!絡んでいただけるとはッ^^宜しくお願いします/)

>>30 誘
―――そんな油断してっからじゃんかァ、俺のせいにしないでくれる?そっちが襲われちゃうよ?あ…心配ないかァ!心臓に悪いって…どうゆうことかなァ?ひどいねェ、せっかく寒そうだからって大切な羽織かけてやったのに…。そんな警戒しなくてもよくない?ただ此処に来たかっただけなんだしさァ?
(自分を見て頭をぶつけて痛がる相手を見てくすっと笑みがこぼれた。それは今までの笑みとは違って切ない表情は見えず、心の底から笑っているようで。どうも自分のせいで頭を痛めた様子を見せる相手に少し頬を膨らませて自分のせいではないと言い切った。だってそうであろう。自分は相手の事を気遣って羽織をかけてやっただけのことであって、自分を見て驚いたのは相手。悪いことなどしていない自分には悪気など全くなくへらへらと笑顔で冗談を言えるほど。しかし、心臓に悪いとまで言われて目つきが変わった。いくら敵であっても親切にした相手に対してそこまで言うかァ?と少しの怒りを見せた。まあそんな細かいことをいちいち気にしていては仕事にならない。仕方がないとため息をついておさめた。此処で感情なんて出してもどうにかなるものでもないと相手が目の前で警戒しているにも関わらず腕組をして目を瞑り、考え込む姿勢を見せた。隙ともいえるであろう、それはどこからでもどうぞ?と相手を挑発しているようにも伺えた。そして、目をパッと開けば一瞬で相手の後ろ側へまわりこんだ。相手の耳元で「ただ此処に来たかっただけなのに」と殺しに来たわけではないことを伝えた。最後にはフフっと笑みもこぼれ、相手を見つめてにこりと笑って見せた。相手にとっては屈辱的でうざったくて邪魔な存在かもしれない、でもあえてそんな存在でいることを好む。理由はそのほうが相手に強い印象を残させ、次会う時に自分を覚えてくれている確立が高い為、それだけのことで)

38絵巻 ◆q13XAvk0dw:2011/01/24(月) 06:41:20
>>34>>36
PFに不備はありませんので参加OKです
絡み文お待ちしております

39獅子尾(鴇浅葱/五) ◆HDdAlwQyTI:2011/01/24(月) 08:25:29
(p:申し訳ありません、トリップが違うかも…。問題点がなんか多くなってしまったと思うので訂正があれば言って下さいorzあとながいと怒られたのでわけます;)

【PF/鴇浅葱用】
偽名:獅子尾(シシオ)
本名:犬尾一太(イヌオイチタ)
年齢:21
役柄:鴇浅葱の五
容姿:顔は幼いというよりあどけなさが残っている感じ。パッと見た感じは好青年で普段の表情はニコニコとしている。しかしドジをやらかした時などしょっちゅう眉を下げたおどおどとした表情になることが多い。髪は色素が薄いのか茶色で両サイドを顎辺りまで伸ばしており、前髪は3:7でわけ、後ろはポニーテールのように縛っており、それで長さは首後ろ辺り。服装はきっちりとした侍の袴姿、上が白、下が黒。そこに仕事の時は赤い羽織りを着る。ずっと西の外来からここに入ってきた宗教を信仰しているらしく黒袴の腰辺りに鉄の鎖で繋がれた蛇に剣が刺さった形があしらわれているものを付けている。身体付きは鍛えているわりに筋肉は薄くしかついておらず頼りない身体。身長は165+下駄5センチで170センチほど。腰には刀と木刀をかけている。

40獅子尾(鴇浅葱/五) ◆HDdAlwQyTI:2011/01/24(月) 08:25:41
性格:感情がでやすく基本顔に出る。しかし怒りやイラつきなどといった方面の感情は全くといって見せないらしい。出るとしたら本気の時だけ。明るい性格であるが普段は気弱で一歩引き気味な謙虚。おまけにドジというあまりこのような仕事に向いているようには全く向いていなさそうに見える。自分がこのような性格のせいか人の良さを見つける事が上手く他人に対しては結構ポジティブて自分にはネガティブ。自分より他人が大切で正義感はかなり強いよう。基本的に誰でも敬語で礼儀正しく社交的で己が命をかけると決めた人(最近見つけたとか)ならば絶対の忠誠を近い、おまけに人なつっこいと犬のよう。ここまでなら特に問題はないが、問題があるのがいざという時に役に立つと言われる時。極限までに追い込まれると性格がまるで変わり外来の宗教を信仰する際にでも仕入れたのかスラングを使ったり剣に迷いが無くなったりと荒々しく冷静な性格に変わる。本人は極限状態でその時の事はあまり覚えていないらしい。
武器:刀と木刀。鞘の部分を縄で結び対になるようにしている。
備考:外来から仕入れた宗教に信仰があり、自分より人を優先する性格はそこからきたもの。あと辛いものが好き。
募集:一太が憧れている己が命をかけても構わないという剣の腕が立つ人(職業はなんでも良いです)を募集します。しかし錆浅葱側の協力者でありそれを一太は知らない設定でお願いいたします。

41黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/24(月) 15:31:10
>>34 >>36 >>39
(PL:わー宜しくお願いいたします!^^* かなり扱い辛いやつですがどうかお話ししてやってくださいませ〜/当Cのプロフィールは>>17になります。ご参考程度にしかなりませんが、どうぞ〜)

>>37 伊織
(人気のない場所にひっそりとたたずむ空き家の上にぼんやりと座り込み、曲者がごろついている街を見下ろしていた。何処かでは遊女がきゃぁきゃぁと甘い悲鳴を上げているし、また何処かでは怒号が響き渡っているし、今夜も血がたくさん流れているのだろうなぁと他人事のように考えていた。任務をさっさと終わらせてしまい、鮮血が光る短刀の刀身を布で磨いていた。――…今日の獲物は随分と呆気なくてつまらなかったな…せっかくならもっと楽しく仕事がしたい、と綺麗になった短刀を月明かりに翳しながら呟く。とある人間からの依頼で問丸の中堅を始末してきたのだが、特段抵抗もせず悲鳴もあげず喉を描き切られて果てた。…まぁ、悲鳴も抵抗もさせない内に自分が仕掛けてしまっただけの話なのだが。黒い瞳を細めて、それを懐の中の鞘にしまうと、瓦の上に膝を立てると肘を突いて眼下の道に見えるちらほらとした人影を目で追っていたが、その中にふと見知った姿があるのに気がついた。――…こんな場所で何をしているのだろうか?と首をひねったが、丁度日中に袂に忍ばせておく毒針を新しくしようと思っていたのを思い出す。道には彼以外に人影はないことを確認すると、音もなく屋根を蹴って空中に身を投げ出しくるりと身を反転させて、彼の目の前にしたっと猫のように着地して)
――……こんばんは、伊織。ちょっと頼みごとがあるのだが……今時間はあるだろうか。誰に頼んでも良いのだが…君に頼むのが一番いいだろうから。
(突然目の前に降り立っておいて今更挨拶とは中々滑稽だったが、この男は決してそれを欠かすことはなかった。年下だが腕の立つ彼だから、こうして頼ってしまう。口当て越しにくぐもった声で丁寧にお伺いを立てながら、答えを請うように僅かに頭を傾けて)

(PL:絡ませていただきました!ぼんにゃりした掴みづらいやつですが宜しくお願いいたします〜^^*)

42凛(鴇浅葱/三) ◆079RkC9j9Q:2011/01/24(月) 17:34:31
>>29黒鉢
…。やれやれ、ゆっくり食べる暇はなさそうですね…。そこのお兄さん、これ、落としましたよ。
(もくもくと団子を食べ進めてはいるものの、人間観察を怠っているわけではなくさらに言えば人なみはずれた雰囲気の人物を見逃すはずもなかった。そ知らぬ風に通り過ぎようとしている相手に微量ながらもただならぬ気配を感じ取り、自然と目で追っていく。どこかで見たことがあるような、と半ば動きかけていた記憶を辿り行き着いたのが自分たちと相対する相手、錆浅葱。直接の面識はなかったものの、やはり趣味が情報収集といったような自分にとってははずせない人物であった。こんな昼から街中で問題を起こしたくないというのが本音ではあったが、やすやすと見過ごすわけにもいかず食べかけの団子を口に放り込むとさっと立ち上がって気付かれないように相手の元へと近寄っていった。その短い時間の間に懐から常備している小さな手ぬぐいを取り出すと、さも相手が落とし拾ったものだとでも言うように相手の肩を叩く。明らかに気付かれているだろうなとは思いつつも市民のふりをしながら。当たり障りのないように表面上には笑みを浮かべてはいるが、警戒しているかのように細められた目は相手を射抜くように見つめ)
……俺が気付かないとでもお思いですか?随分となめられたものですね、錆浅葱さん。…いや、黒鉢さん。
(にっこりと笑みは浮かべつつも袂からは毒でも塗られているであろう針が日の光を浴びて小さく反射しておりその存在を明らかにし、次の瞬間には表情から笑みも消え声を潜めると皮肉ったように口角だけ小さく持ち上げると嫌味たらしく相手の名前を呼んでみせた)
(p:こちらこそキャラがつかみきれてないのでふわふわすることもあると思いますがうまくかわしてやってください笑)

43凛(鴇浅葱/三) ◆079RkC9j9Q:2011/01/24(月) 17:35:20
>>31
そんなに酒ばかり呑んでいると中毒になりますよ?なっても俺は助けませんからね。……貴方は緊張感というものがないんですか。この時代、文字通り天地がひっくり返ることだって造作ないんです。例えば俺が貴方を襲う、とか…まぁ冗談ですけど。
(はぁ、と呆れたように大袈裟な溜息を吐く。それは相手の行動や言動すべてに対して。仲間といえどもさすがにこれほどまでの酒の相手は自分には出来ないし、しようとも思わない。一応忠告の言葉を言うものの、相手は聞き流してしまうだろうとは思いつつやれやれといったように頭を掻いた。日もそこそこに暮れてきているというのに全く慌てようともしない相手、それでいて剣の腕が立つというのは男としての自分のプライドをずたずたにするのは簡単だった。本日二度目の溜息を吐いて相手の言葉を聞いていれば最早尊敬でも出来そうなほどいけしゃあしゃあと事を言う。少し身の程を知れとでも言うようにギシッと音を立てた床を気に止めることもなく相手の前へと進み出ると顎へと指をかけた。親指でゆっくり相手の酒に濡れた唇をなぞり目を細めて眺めていたが、今までのは全部演技だとけろっと言い放つとさっと相手から手を引きすとん、と座り込んだ。丁寧に畳まれた羽織を見れば俺も呑まれたか、などと苦笑を漏らし相手が自分の羽織を着たのを見て自分もゆっくりと畳まれた羽織に腕を通した。確かに相手に触れたぶんの微量な温かさは残っているものの先ほどの自分の行動を思い出し呆れたところ風にも吹かれ寒さに腕を擦った)
(p:誘さん色っぽくて私が呑まれそうです笑 こちらこそ生意気な仲間ですが愛想尽かさずお願いします^^;←)

>>34>>36>>39
(p:まとめてしまってすみません;ですが人が増えて嬉しい限りです^^*こちらのプロフィールは>>15、絡み文は>>27に投下してありますノ こちらに絡んでくださっても構いませんし、投下されれば全力で絡みに行きたいと思います+よろしくおねがいしますね〜)

44絵巻 ◆q13XAvk0dw:2011/01/24(月) 17:57:26
>>39-40
PFに不備はありませんので参加OKです
絡み文お待ちしております

45誘(鴇浅葱/四) ◆q13XAvk0dw:2011/01/24(月) 18:25:12
>>35黒鉢

―――うーん、ボクに悠々自適な生活を示してくれるってのは有難いお誘いだけどねェ……ほら、ボクって見かけによらず結構寂しがり屋だし?だから昔っからつるんでるアイツ等が居ないと無理なんだよねェ…情けないけどさァ
(酒を煽りながらゆるゆるとした時間の流れを感じるときほど怠惰で素敵な時間はないと思う。その時の同伴がまさか仲間ではなく敵だなんて昨日までは考えもしなかったけど。瞬く相手の瞳を面白がるように覗き込んで見つめながら、また新たな酒で己の紅い唇を潤す。本当に、茶か水のように酒を飲む男だ。どうやら裏の世界は楽しいことが一杯らしい。まぁ確かに力だけがものを言うような無法地帯ではそれなりの実力があれば好き勝手に暮らせるのだろう。相手の言葉は酷く魅力的だと本音で思いながらも、それに頷くことはできなくて。背後の柱に頭を預けて、苦笑と共に相手に視線をよこした。盃を片手で弄びながら、相手に向けてではなくただの独り言のように言葉を紡ぐ。好き勝手にできるのは幸せだろうし随分生きやすいだろう、けれどその生活の土台にはまず彼にとって信頼のおける、一緒になって馬鹿騒ぎのできる昔からの仲間が必要不可欠。彼らがいなくなってしまえばどんな享楽も無意味だと胸を張って断言できる。見かけによらずだなんて自分で言いながらも、普通に自他ともに認める寂しがり屋だと分かっているわけで。結構普段から仲間には迷惑がられるウザ絡みだって寂しがり屋の裏返し、構ってくれないと悪戯をけしかけるとは…まぁなんとも餓鬼っぽい奴だと我ながら。寒くなってきた外気に酒で火照った肌が触れて、寒いというよりもむしろ心地いと感じてしまう。この場に揃っているのが仲間内だけならば、普通にごろりとそこら辺で眠ってしまえるだろう)
……猫?あぁ、それよく言われるなァ…実はそんなにふらふらしているわけでもないんだけどね。――…別にボクは酒を薬だと思いこんで飲んでいるわけじゃあないよ。ちゃんと毒にもなる諸刃の剣だって分かってるさ……でもね、快楽と引き換えに毒を盛られるならそれもいいかなァなんて、ね………ちょっとちょっと、そんな物騒な物向けないでよ…ボクは気分じゃないんだから
(不意に己を動物に例えられてきょとんとした顔をする。首を傾げて言われた生き物を想像して、彼の頭に浮かんだのはそれはまぁ綺麗な毛並みをした艶やかな藍色の猫。まさに彼そのものといえるような姿だった。しかし、猫と言えば気まぐれだというイメージがあったのか苦笑を浮かべてゆるりと首を振って。ふらふらしているうちに仲間がいなくなってしまったら、はぐれてしまったらそれこそ嫌だ。だからふらふらしているように見えても実際は遠くまで行かない。きっと誰かが迎えに来てくれるような場所までしか足は運ばない。自分でも情けないけれど、実際の所は結構臆病者だったりする。酒を咎められれば、意外な気づかいに思わず柔らかな笑みが零れて。心配ないというように手をヒラヒラと振りながら首をすくめて。一瞬の快楽と引き換えに人生の全てを掛けるというのは愚か者だろうか。本当に、自分は裏の方が意外にやっていけるのかもしれないなとかぼんやりと思って、そんな考えを打ち消して。向けられる無苦に苦笑を浮かべて、拒否するように顔を背けた。気分じゃないなんて何とも気まぐれで我儘で、敵を目の前にして潰れるわけないじゃないと首をすくめて呟いてみたり)

46誘(鴇浅葱/四) ◆q13XAvk0dw:2011/01/24(月) 18:44:51
>>37伊織

―――ボクに、いつでもどこでも四六時中警戒していろと?…そんなことしてたら禿げるのも時間の問題になっちゃうでしょー。ボクに勝手に許可なく近づいた方が悪いのォ、異論は認めない。ボクにとってはアンタが十割方悪い。襲われる?そんな経験今のところ生きてて一度もないからなァ…この先もないんじゃない?――知らない。別に気を使ってくれなんて頼んでないし…大体、敵に心遣い見せるなんてさァ甘いんじゃないの?――――…気色悪い。離れて
(詫びれない相手の様子に思いきり遠慮なく不機嫌そうな不満げな仏頂面を向ける。鉄扇をゆらゆらと振りながら、片眉を上げて相手にどうなんだと問い詰めるように問いかけて。元々緊張感がないと言われるのに、その性格を直せだなんて誰に言われても無理だろう。禿げるなんてあと何十年先の話なんだ。頭の薄くなった己を想像して寒気が。自分で勝手に想像した癖に、相手に恨みがましい視線を向けた。悪くないと言われれば急に目つきが鋭くなって、ビシッと相手に鉄扇をつきつける。断言するような言葉は酷く威圧的で暴力的で有無言わさぬものだった。完全に相手の方が悪いだなんてあっさり言いきって、唇をへの字に曲げる姿は実際の年よりも、もっといえば相手よりも幼く見えて。冗談を言われれば逆に皮肉で返して、お返しにとばかりに"襲ってみる?"なんて流し目で誘ってみたりして。全然本気じゃない戯れだし、むしろ本気にされても困るのだけれど。急に変わった相手の目つきに一瞬内心ぎくりと体が反応したけれど、そんな素振りは全く見せずにフンとそっぽを向いて責任転嫁。横目で相手を見ながら、次々に言葉の暴力を施行。彼の本当の武器は暴言なんじゃないかと時折言われることもあるのだとか。それほど容赦なくて、本気で心の底からの本音の言葉だった。"甘いんじゃない?"最後の言葉は鼻で笑いながら、相手を嘲るように挑発するように、ひどく艶やかで好戦的。背後からの低い声での囁き。――正直ゾクゾクしてテンションが上がる。しかし、これで相手にいい気になられても嫌なので鬱陶しそうな視線を向けて離れろと命令。最後に要らん言葉までまた付け足して。どうやら本気で相手のことは苦手らしく、近づいて欲しくないと思っている様子。背中を取られるのが嫌なのか、自ら体勢を動かして相手と向かい合う形に座り直す。にこやかな笑顔を訝しげに見つめながら、今更礼儀も何もあるかという勢いで座り方は男らしく胡坐。着物に入れたスリットからは当然のように生足がのぞくが構うものかと思っていて。男の生足なんて気持ち悪いだけだろうから、これは相手に向けたささやかな無言の嫌がらせでもあって)

47千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/01/24(月) 20:20:53
………んー……うん、いい出来だなぁ…。
(人気が少ない裏通り。誰も目にとめない、意識して探したとしても見落としてしまいそうな工房。薄暗く日光があまり入らないそこで存在を主張するように煌めく銀の刃。それを目の前に掲げるようにして持っている影が一つあった。満足げに呟く声は若い。自身が丹精込めて作った刀をうっとりとした表情で見つめている青年が、知る人ぞ知る武器職人・千渡紬本人である。もし気紛れでここを覗いた者がいれば一生のトラウマとして記憶に残るであろう不気味すぎる笑顔でしばらく刀身を眺めていた彼は、傍らに置かれていた真新しい鞘を掴むとそっと刀を納めた。そしてぎゅうっと抱きしめる。本当は抜き身のまま抱きしめたいのだが、それをするといろいろと大変な事になる。元々注文されていた品だが客には別のものを作って渡そう。これはあの客の手に負えるものではない。人が武器を選んでいると思われているが、実際は武器が人を選んでいるのだという父の教えがある。己に不相応の武器を持つ者はいずれ身を滅ぼすのだ。工房の奥…これまで作ってきた様々な武器が相応しい者が現れるまで静かに眠っている空間に新たな住人が増えた。ぴょこぴょこと外に跳ねている黒髪を片手でかき回し、部屋を出ると奥に続いている戸を閉める。料紙やら帳面やらが散らばっている床を器用に縫って歩きながら今日の予定を確認したが、これといった予定はない。ふと床に適当に置かれた鎖鎌に目がとまり、久しぶりに手入れでもしようとそれを拾い上げて壁に寄りかかるように腰をおろし)

(pl/参加許可ありがとうございます。絡み文を置いておきます。なんか変人みたいになりましたが、武器に関することだけですのでご安心くださ…い?)

48黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/24(月) 20:52:57
>>42
――…おや、これはすまなかったね。折角君が美味しそうにお団子を食べていたのに……。「君たちのようなこと」をしているとゆっくりする時間もなかろうに。
(嗚呼面倒なことになった、これなら女にでも化けて出てくるのだったなぁと手遅れなことを考えながらゆったりと振り返る。結われていない真っ黒な髪がゆらりと揺れて、同じように黒い瞳が小さな手拭を差し出す相手を映す。口調と同じようにゆったりと瞬きを一つして、手拭を一応手にとってぺいっと相手に向かって投げ返してしまう。相手から発せられる殺気をするりするりと躱して、本心なのかどうかも分からない静かな口調で相手を気遣うような言葉を口にすると僅かに眉を下げてみせる。少し瞳にかかる長い前髪を払ってじぃっと興味深そうに相手を見つめていたが、皮肉と嫌みがてんこ盛りの声色で呼ばれた自分の名前―まぁ偽名なのだが―に虚を突かれたような表情をした後、珍しく口元を緩めて妙に嬉しそうな表情をした。「そうかぁ……」と何故か感慨深げに一つ呟いて、同じくらいの位置にある彼の瞳をまっすぐに見て)
…さすがだねぇ、君の情報網は。…あぁ、でも君の情報網に引っかかることが出来るなんてちょっと光栄だなぁ。……あ、で…君はこんな場所で私に何か用かい?
(僅かに顔を左右に揺らして髪をさらさらさせながら少し嬉しそうにそう言う姿は、夜は人を殺めることを仕事とする忍組の頭とは思えない仕草だったが、瞳は相手をしっかりと見たまま少しも逸らさなかった。そして、いかにもわざとらしい質問をしてみせる辺り、まだまだ余裕たっぷりといったところか。「こんな場所で」と、至って普通に人通りのある処で切り結んでも良いのかと言外に圧を掛ける。その気になれば一般人など赤子の手を捻るようなものだし、「彼ら」の性質的に好まざるものだろう。さぁ、どうする?と言わんばかりに相手の瞳から逸らさないまま、ゆっくり瞳を細めて)


(PL:すいません、長いと怒られたので分けさせていただきますorz;)

49黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/24(月) 21:03:44
>>45
――…へぇ、成程。そりゃあ此方の世界には向かないかもしれないな。……そうだな、それじゃあ君は、仲間が死んだら泣いてあげられるのか?その時に君は、どういう気持ちなんだい?
(少し、意外だった。彼の風貌や口調等から絆だとか仲間だとか、そう言ったものに頓着しない人間なのだと勝手ながらに思い込んでいた。気ままで、あちらこちらに出没するような気まぐれな猫のような人だと思っていた。生き辛いだろうなァ、だなんて大きなお世話だと言われそうなことを思っていたが、さもいいことを思いついたかのように少し身を乗り出して「仲間が死んだら」と、彼には大きな不幸である仮定を提案する。自分自身は幼い頃から忍とは何たるかを叩き込まれ、戦場で友が死のうと涙を見せてこなかった。心を乱さぬように努めてきた。彼ならば、死んだ友のために泣いてやるのだろうか?彼ならば、死んだ友のために祈ってやるのだろうか?…産湯は血に染まった赤い湯で、玩具は手裏剣だったと揶揄されるような生まれつきの裏に生きる人間には理解できないそれを、相手の中に見出そうとして彼にとっては考えるも酷であろう質問をして)
じゃあ…飼い猫だ。首輪に、少し長めの紐がついた、猫だ。……そうか、君が自分でそう理解しているなら構わない。…ただ、君は少し面白そうだから死なれては困るんだ。普通の人間を殺すより、君のような人間と切り結んだほうがずぅっと…やりがいがある。
(相手から視線を離さないまま、脳内では藍色の毛並みのいい猫が長い紐のついた赤い首輪をしていて、その紐の先には大きくて太い杭がある。にゃぁにゃぁ鳴きながら紐をぴんと張ったり緩めたりしながらうろうろする様子を想像して、可愛い……とほんのり目を緩めて。相手の「そんな気分じゃない」という言葉に少し残念そうにしながら苦無を仕舞い込むと、訥々とした口調でさらりと薄ら寒いことを口にした。人を手に掛ける、ということにやりがいを求めている辺り少し病んでいるのかもしれないが、これは自分なりに相手を褒めるような言葉なのであったが相手に伝わるだろうか)

50神添 葛(甘党屋/鴇浅葱) ◆V1B3wBLmgo:2011/01/24(月) 21:18:14
(p:許可感謝いたします^^絡み文を投下しておきますね♪絡みにくいという方は絡み文を置かれた場所を教えていただけましたら、即絡みに行きます^^変なおじさんですがよろしくお願いいたしますね♪)

(朝日が昇る前、まだ空が暗いが夜とはまた違う雰囲気のある時間。今日も営業の為に餡子などの準備を始めていた。まだ他の人間は夢見ている時間帯。平気そうに台所に立っているが実際は物凄く眠たい。朝しっかりと仕事をするために夜は早めに寝るものの、やはり眠たい。たまに立ったまま寝そうになりふらつくこともある。しかし、仕事をしっかりとしなければと思いの方が強いのかこける前に目が覚めて意識を取り戻す。目を覚ますために冷たい水を頭からかぶって目を覚ます。ごしごしと粗く頭を吹いて頭をふくと、すっきりした表情を浮かべて。そして引き続き準備に取り掛かった。初めはあまり匂いがしない。しかし、だんだんと甘い匂いが充満してくる。この瞬間が幸福な時間なのだ。そんな幸福の時間を楽しんでいると少しずつ日の光が中に入ってくるのを感じて。"もうこんな時間か"と思っていると、家で飼っている「豆助」と名付けられた柴犬が目を覚ましたのか足元に近寄ってくる。豆助の頭を軽くくしゃくしゃと撫でてやると、台所をでて暖簾をもって外へとでる。外はもうだいぶ明るくなっていた。暖簾を外にあるベンチ上に置くとぐーっとのびをして。そして空を見上げて独り言を呟いた。横に来た豆助の頭を撫でながらにっこりと笑みを浮かべた)
んー…いい天気だな。今日もお客さん来るかな?なぁ、豆助。

51黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/24(月) 21:18:15
>>47 千渡
(人通りも殆どない、薄暗い裏道に立ち並ぶ古い家屋の屋根の上を静かに走っていた。もうすぐ黄昏時で段々と光がなくなってきているとはいえ、この辺りの光の入らなさは少々異常といったものである。…しかし、この辺りは素情をあまり知られたくないような人間にとっては、根城を構えるにはもってこいの場所である。お目当ての家屋の屋根に到着すると、その周りに人の気配がないのを確認してから屋根から降り立つと、戸の端を軽く叩きながら「千渡、私だ」ときっちり一声掛けてからゆっくりと音をたてないように扉を引き開けて、中に相手がいるのを確認すると家の中に身を滑り込ませると後ろ手に戸を閉めた。まだ若いが腕の良い武器職人である彼には、色々と世話になっていた。ふぅ、と息を吐きだすと顔の半分を覆い隠す口当てに酷く白い指を掛けると、するりとその布を引き下げた。何だかんだで息苦しいらしく、はー…と溜息をついて僅かに微笑んだ。ゆったりとした歩調で壁に凭れかかる相手に近寄ると、懐から苦無三本と短刀を取り出して)
……申し訳ないが、これを研いでもらえないか。血はこまめに拭いていたのだが、脂が取りきれなくて…切れ味が鈍くなってしまったんだ
(この苦無やら短刀やらに掛かる人間は、基本的に酒やら高価な食い物やらで体を侵された人間ばかりで、そういった人間はどうしても血も汚い。錆びないようにと必ず刀身についた血液は拭きとっていたのだが、血液中に含まれる脂肪分は取りきれていなかったらしく、少し切れ味が衰えてきた。申し訳ないが…と無表情ながら礼儀を重んじる故かきっちりとそう言って)

(PL:絡ませていただきました*宜しくお願いいたします〜/何かと頼りにいっちゃうかと思いますが、どうか邪険にしないでやってくださいませ^^;)


(PL:三連レス失礼いたしましたorz)

52獅子尾(鴇浅葱/五) ◆YhhF25pwCs:2011/01/25(火) 08:22:31
(p:参加許可ありがとうございます!頼りないやつですが皆様よろしくしてやって下さいorz一応絡み文を出していた方には絡んだつもりですが見落としがあれば言って下さい、本当に申し訳ありませんorzあと連レス申し訳ありません;;)


>>19

あ、いたいた!故…あ、誘さーん!!へへ、やっぱりここにいた!お酒なんて飲んでいないで早く夜の見回りに行きましょう?
誘さんが酔ってても俺が守りますよ!
(誰も見向きもせず、刈られる事がなかった背の高い植物たち。もしも自分が犬だったら低い雑草ばかりの城下町でも、こんな風に大きく見えたのだろうか?ガサガサと葉が己の身体に当たる音、どんどん変わる緑の景色、木々の間からこちらを照らす木漏れ日…どれもが整備されてしまった城下町では味わえないもの。あまり人が訪れないため荒れ放題になった廃屋と化した神社の近くを胸を高鳴らせながら走り抜けるその理由は、集合時間になってもなかなか姿を現さない“彼”を探すため。大体の検討はついている、とその場所が頭の中に浮かんだ途端に足は既に動き始めていた。本当に相手がいたら嬉しいな!期待とほんの少し、例えるならあんこ一掬い分くらいの緊張を胸に少し開けた神社の前へと辿り着く。そしてすぐ、その茜色に染まる夕焼けが映りこんだ瞳が捕えたのは自分が探していた人物、吉良故。今の時間からは誘と名前は変化するが昔からの幼なじみ、気を抜いてしまえば思わず親しんだ名前が零れてしまう。それを逃がさないように口をきゅ、と結び改めて呼びなおせば堪えられい笑みを見せながら手をふって近寄り。やっぱり自分が予想した通りだ!と一方通行ではあるが近く感じる幼なじみとの距離にさらに笑顔。そんな子供のような純情さを見せる己とは裏腹に、妖艶な大人といった雰囲気を漂わせる彼の横にはさらにそれを思わせる盃が置かれている。こんな所でお酒を飲むのは素敵だけど…そんな気持ちを押し込めて、少ししか見えない手をぎゅっと掴めば頼りなさそうな幼さを残した顔で相手に対して意気込みを口にした。ぐっ、と力拳をいれる小さな手、それは寒さに小さく震えていた。/p:素敵スレに入れていただきありがとうございます><!!誘くんの色気がむんむんすぎてクラクラきてしまいます…名前通り…!!なんだかうざったい奴ですが、蹴り上げたりしていいのでよろしくお願いしますorz

53獅子尾(鴇浅葱/五) ◆YhhF25pwCs:2011/01/25(火) 08:22:45
>>27


(例えば大きくて姿が見えないどこかの誰かが、口を尖んがらせて息を山に吹き掛ければ雪は当たり前のように舞い踊り、城下町にふわふわと降り立つ。そんなふうに考えれば寒さも感じなくなるくらい楽しく思える自分は、こんな時代…誰からも教わってはいないはずなのにリズムよくスキップをするかのように上機嫌に前へと進む。それに合わせて左右に揺れる高く結ばれた茶色の髪はまるで犬が尻尾をふるように己の喜びを示していた。そんな飛び跳ねる気持ちも、誰かにぶつかりそうになるたびにすいません、と頭を深く下げるもんだからその度に小さくなっていた。終いにはほんの少しの俯きかげん。楽しげに揺れていた尻尾も今では静かになり、下駄を砂に軽く擦るように歩いてザッとなる音を楽しむだけ。ふう、と幸せを肺から間違って吐き出してしまえば白い息となって天に昇る。だから雪が降るのかな、なんて遠くの空を眺めていれば目に入るのは幼なじみである悠太郎の姿。急な出会いに後ろの髪はぴょんと揺れて楽しくなってきた自分の心を表した。ご機嫌に団子を口に含む姿はなんだか邪魔をしてはいけないような雰囲気…。しかしせっかく仲間にあったのに素通りするなんてもったいない!と後ろからそろりそろりと歩みを進める。少し鼻を誘惑する甘い団子の香りにごくん、と唾を飲むものもその気持ちは抑えたままにどんどん距離を縮めていく。冬の下で冷えてしまった手を素早く相手の瞳に覆わせればいつもと変わらぬ声で相手に質問を投げかけ。)――――!ふふ、俺は誰でしょう!


(p:初めまして!きっと一番頼りない仲間である獅子尾です´`;;頭脳明晰なのにお馬鹿さんなんてすごくおいしそうです!←すでに可愛らしい悠太郎くん、本体様よろしくお願いいたします!)

54獅子尾(鴇浅葱/五) ◆YhhF25pwCs:2011/01/25(火) 08:23:00
>>47
武器職人さん
可哀相に…あなたはまだこの世を全うしきれていないでしょう。――――…さて、掘るものが必要だな!
(表通り、開けた道にはこの世をまるで生き急ぐかのような幾数の人々が絶えない。裏通り、整備の余り行き届いとない道に人はたまに会えばよいもので。その二つは朝と夜のような関係であった。自分はその夜、といってもただ薄暗いだけの道を目的もなく/というか道に迷ったわけだが/歩いていた。そんな時に目に止まるのは道の端に置き去りにされたように何かが横たわっている。近寄れば見えたのは既に命が空っぽになってしまった雀の姿。見るからにまだ雛のようで羽根も柔らかそうに風が揺らしていた。まるで主に忠誠を誓うように片膝をついてそれを、見る表情は悲しみを少し含んだ無表情。腰にかけてある外来から仕入れた信仰の印を取って手を合わせれば教会というところで習ったようにお祈りをして。数秒、瞳を閉じれば少し心は軽くなる。この小鳥が天国に行くのを手助けできただろうか?そんな事が頭の隅に残るがスッと立ち上がり埋めてやろうと辺りを見回す。堅い土ばかりが広がる道に少し困り顔。振り返れば工房らしき建物が眼にうつる。見知らぬ人に話し掛けるだけで心臓は冷えた湖に沈めたみたいにきゅぅ、と締まるのに頼み事をするなんてさらに緊張の並がこちらへと向かう。工房の入り口に少し引き攣り顔を覗かせれば掠れるような、小さな声をその中に響かせて)…すいません、あの…えっと…土を掘るものを貸してはいただけないでしょうか…?

(p:初めまして!気分屋な紬くんにいったいどう当たられるのか楽しみですw罵倒でもうちの獅子尾はめげないのでどんどんして下さい←これからよろしくお願いしますね^^)

55獅子尾(鴇浅葱/五) ◆YhhF25pwCs:2011/01/25(火) 08:23:16
>>50
神添さん

早起きは三文の徳というけども、それは本当の事だなぁ。
(太陽がやっと眼を覚まして、今日一日の元気の源になる光を地上へと降らし始めたのが目に入る。その光景は神々しく、早起きという幼い子供がしたらお母さんに頭を撫でられちゃうくらい偉い事をした時にしか見れないもの。美しい、と身体の端から感じ思わず口元の表情は緩んでしまう。なんだか得した気分で足を進め続ければ野うさぎの親子を見かけたり、蜘蛛の巣に朝露が滴り宝石のように見えたり、いつもより多くの人に挨拶されたりと嬉しいが心を満たす朝はやっといつも己が活動しだすあたりの時刻へと変わりはじめた。太陽がやっとちゃんと働き始めたのか身体も次第に温まる。お店の人たちも用意を終えたのかいろんな香りが漂ってくる。なかでも一番目立つのは甘ーい匂いの甘味所。そこに視線を移せば一番に目についたのは可愛らしい犬の姿。すぐに駆け寄り頭をぽふぽふと撫でながら話しをかける。幸せな柴犬くん、毎日甘い匂いをかげてたくさんの人に出会えて嬉しいだろうに。なんて、傍から聞けば恥ずかしくなるような台詞を呟いた刹那、ふと見えたのは人の足。なぜ今まで気付かなかったのだろう、恥ずかしい、と固くなった表情の顔をびくびくとあげてぎこちない挨拶を相手にして。)やぁ、おはよう。俺が君の立場だったら同じようにぶんぶんと尻尾を振るだろうね。………あ、お、おはようございます…。


(p:初めまして!ほのぼのとした雰囲気の神添さんにこちらも幸せ気分になりました´`柴犬ってすごく可愛いです!本当に!一応獅子尾も柴犬をイメージしてたのですが可愛さがねえorzこんなやつですがよろしくお願いいたします!)

56神添 葛(甘党屋/鴇浅葱) ◆V1B3wBLmgo:2011/01/25(火) 13:52:20
>>獅子尾さん(p:初めまして^^こんなおっさんで良ければいつでも幸せにしますよ!←可愛いですよね(・ω・)bグッ獅子尾さんも可愛いですよ(≧∇≦)見てたらついつい笑顔になりますwこちらこそよろしくお願いしますね^^)

あっはっは。おはようございます。そいつ可愛いでしょう?ここの看板犬なんですよ。
(豆助から手を離して辺りを見渡した。日は登ったもののまだ早い時間だからだろうか、他の店の人たちは準備を終えて客を待っているが客足はどこも少ない。うちは客足が少なかろうと余り気にはしないため、少なくても別に良いのだが。そんな事を考えながら軽く身体を動かして朝に身体を慣らしていた。すると、少し離れた所から誰かが走ってくるような足音が耳に入った。うん?と思いそちらに顔を向けると見覚えのない人がこちらに走ってきていた。別に知り合いだからといって贔屓するわけではないのだが。その客がこちらに来そうだったので中に入って少し準備をしてこようと身を翻した。しかし、その客はどうやら甘いものが目当てではない様子。それは、彼の視線で分かった。彼の視線は自分の横にいる豆助の横に注がれている。案の定、彼は豆助の傍まで来た。自分には気づいていない様子で、豆助をなでて話しかける。その顔はとても幸せそうだった。"犬が好きなんだな"そんな事を思いながら相手の様子を優しい笑みを浮かべてずっと見つめていた。すると彼の動きが止まった。彼は自分の存在に気付いたのか顔をあげてぎこちなく挨拶をした。その様子がおかしかったのか思わず大きな声で笑ってしまった。そして挨拶を返すと、顔に合わない優しい笑みを浮かべて豆助をさして言った。すると、ふと思いついたような表情を浮かべて店の中を指差し言った)
なんなら中に入ってお茶でも飲んでいきませんか?そいつも遊んで欲しそうですしね。

57伊織(錆浅葱/四) ◆SoMc4ADrAs:2011/01/25(火) 16:33:27
>>41 黒鉢
―――おっとォ!俺に頼みかァ、嬉しい事言ってくれるねェ。それに俺に頼むのが一番良いだなんてさァ。お頼み申されましたよ
(急に声をかけられて一歩後ろへ下がった。言いかえれば驚いたとも言えるであろう。闇に潜み、生きる相手は仲間の自分でも、あまり遭遇することのない相手だった。自分が一人行動をするからかもしれないが、今の彼の気持ちはきっと喜んでいるに違いはない。理由は滅多見ることのない相手に会い、頼み事までされて気分は良く、普段仲間の前で出す素の自分とはまったく違い偽っている自分であった。しかし偽っているわけではなくあまり感じることのない「嬉しい」という感情のせいか、それとも腹に立ったことが裏の顔に出てしまう彼にとって今日はいい日だったのか…。自分を腕の利く良い奴と思ってくれているだろうなんて考えれば笑みが浮かばないはずがない。にこにことした表情で相手の話を聞いた。その表情は他人の前で見せる笑みではなく、本当の笑みだったのかもしれない。自由行動を好む自分には下されることが少ない頼みがされ、気分は絶好調だった。笑顔で振袖の部分からパイプ煙草を取り出すと暗い夜にポッと赤い灯だけが(マッチの火)浮かんだ。使ったマッチを地面に落とし灯が風で消えるのを眺めた。ほんの一瞬であったが彼はそれを見るとまた笑みを見せ「お頼み申された」と少し悪戯っぽく言った。彼にとって悪戯をしたのではなく気分が良かったからで彼なりに嬉しさをあらわした言い方で)

58伊織(錆浅葱/四) ◆SoMc4ADrAs:2011/01/25(火) 16:58:41
>>46 誘
―――うわッ…、ひっでェ…。大体殺しに行く時も「今から殺すよー」なんて言わないでしょ。言われなくても殺されないんでしょ?クスッ…。変わっ人お人だねェ、あんたも。心遣いという心を持っているイイ奴なの。それが、甘いとはねェ…。甘さを見せた分だけのスリルを求めてるんだよ。俺は。
(相手は聞いていた通りで容赦なく自分に毒舌を吐いた。けれどそんなことは気にもせず、笑い飛ばすほう。相手の自身さを見ていれば、結構な自信持ち。そのことを言えば、くすっと笑みを見せ、変わった人だと指摘して見せた。最後にあんたも、と付け足して。そして相手が心遣いなんて甘いと言われれば、そのような心を持っているイイ奴なんだと笑ってみせ、甘いのは確かだと思い、理由を説明した。自分が嫌いなのは重々知っている、だって団体的に言えば敵同士であり、嫌われているのも覚悟の上で近づいているわけだから。そして相手が無言で男の足を見せればすぐさま後ろを振り向き、ふうっと息をついて足から目をそらして)

(/うざかったら、即フルぼっこでいいんで(^▽^)b)

59黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/25(火) 19:45:54
>>50 神添
(山の端が白み始めているのが、遠くに見えた。まだ夜に冷やされた風が其処らをふわふわとうろついている中、人の気配はない。そんなしじまを切り裂いて、女物の羽織やら着物やらを着込んでふらりふらりと歩いていた。とある小金持ちの懐に女郎として忍び込み粗方片付けてきたところだった。今日はこの姿のまま帰るつもりだったからなるべく返り血を浴びないつもりでいたのに、口元に少々の返り血を受けてしまった。川で口元を濯げば引いていた紅が取れてしまったが、もう誰に見せるでもないのだから…と口元は薄い色をさせたままこうしてゆったりと帰路を歩いていた。今日は、疲れた。酒に酔った男の卑しい笑い声、噎せ返るような趣味の悪い香、体を這う汚い手。走って帰っても良いのだが、誰に見られていると分からない為に一応静々と歩いていた。あぁ、面倒だ、疲れた……とぐるぐると落ち込んだ考えが回っていたが、ふと鼻孔をくすぐる甘い匂いに沈み込んでいた心がふっと起き上がる。…餡子だ、餡子の匂いがする。鉄の臭いに侵された嗅覚が甘いそれを拾い上げて歓喜していた。…ちょっとくらいならいいかな、とその匂いにつられるようにふらふらと歩んでゆけば、長椅子に座る男が見えた。かわいらしい小さな犬も見える。今日のお茶請けにいいか、と楚々と其方に寄って)
――……もし、貴方、こちらのお店のお方?…もう開いていらっしゃるのかしら、よければお団子でもお譲り頂けません?
(相手がこちらを見ていないことを良いことに、わざわざ可愛らしい女の声を作って話しかける。任務中の細工などもう外してしまっていたから、これだけ近くから体つきを見れば男だと分かるだろうが、相手のびっくりした顔が見たいというちょっとした悪戯心だった)

(PL:絡ませていただきました!おじさま大好きなのでワクワクしております^^*/ふわふわしたよく分からんやつですがよろしくおねがいします〜)

60黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/25(火) 19:51:27
>>57 伊織
――…君はとても腕が良いから。…昼間に袂に入れておく毒針を新しくしようと思うのだが……君に助言を請おうと思ってね。なるべく細いものが欲しいんだ。
(相手の顔中に広がった笑顔に、思わずきょとんとする。まぁ自分はどちらかと言えば人に会わないように過ごすのが常だったから、相手に会うのもそんなに頻繁ではなかったが、自分の記憶の中にいる彼はこんな風に笑う人ではなかった気がする。―…まぁいい、今日は何かいいことがあったのだろうとあっさり流すと、するりと口当てを取って大きく深呼吸する。先程よりは幾分かは喋りやすくなった口で相手に用件を伝えると、懐から今使っている毒針を一本取り出すと指先でするすると弄んで。相手の煙管からふわりと立ち上がる煙を視線で追いかけながら、彼の口から発せられた悪戯っ子のような言葉に口元をふわりと緩めた。夜の黒を背景に空へ昇っていく煙をぼんやりと見上げながら、いつもの訥々とした口調で付け足して)
―…あぁ、勿論お礼はする。何が良い?煙草か、酒か?……君の欲しいものが分からないから、取りあえずなんでも言ってくれ。


(PL:連レス失礼しました〜)

61千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/01/25(火) 20:43:54
>>51 黒鉢
ん、そろそろ来るころだなーって思ってた。
(辺りが薄暗くなる頃、自分のお得意様達は訪れる。丁寧に汚れを取り終えた鎖鎌を無造作に放ると、それはヒュンッと空を裂いて藁の束を切り裂いた。鎖を惹くと鎌の柄は吸い寄せられるように手元に納まり、鎖がじゃらりと重い音を立てる。うん、今回もいい感じだ。さて部屋の掃除でもするかと思うと同時に戸の端を叩く音とかけられた声に鎖鎌を傍らに置く。入ってきた相手にまるで予知していたような顔で笑みを返し、よいしょと立ち上がると鈍く汚れた苦無と短刀を受け取る。今までに何度か手入れをしてきたこれらは、彼を認めているらしい。しっかりとその力を生かし彼に応えているのが分かった。研ぎ甲斐がありそうだと思いながら作業台にそれらを置き)

(pl/絡みありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。大丈夫です、じゃんじゃん頼ってください(笑)

62千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/01/25(火) 20:44:09
>>54 獅子尾
……………ごめん、手が滑った。
(忍ぶように開けられた戸目がけ、今まで手入れをしていた鎖鎌を反射的に投げつける。自分のところを訪ねてくる客は前もって連絡を入れてくるか、声をかけてくるはずだ。こんな風にこそこそとした訪ね方はしない。自分は戦闘を専門としているわけではない、先手必勝とばかりに行動したのだが…どうやら違ったようだ。戸口から覗いた顔は全く知らないものだったが、少なくとも自分が予想していた客ではなかったらしい。悪いとは全く思っていない、けろっとした顔で口を開くと鎖を引き抜き手元に戻す。掘るものなんて一体何に使うんだと思いながら立ち上がると、過去に作った失敗作…といってもそこらの物に比べれば格段にいい品なのだが…の苦無を取り、これしかないんだけど、と相手に突き出し)

(pl/初めまして。気紛れすぎて本体にも先が見えない息子ですが、敵同士よろしくお願いします←)

63千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/01/25(火) 20:44:21
>>27

なんでだろうな……?
(いつも工房に閉じこもっていては身体に悪いと、外に出たはいいものの友人もいなければ行くアテもない。
ぶらぶらと道を歩きながら時間を潰す。途中で店を覗いたりしたが、店主も客も自分を避けているように感じられた。それもそのはず、その手には何故か一振りの刀が握られている。出掛けになんとなく掴んで持ってきていたのだ。武器をこよなく愛す彼は気づいていなかったが、武器を持つ人間を下手に刺激したら最後どうなるのか知っている一般人、遠巻きにするのは当たり前のことである。しかも時折うっとりとした表情で刀を撫でるのだから…無自覚とは厄介なものである。さてそろそろ帰ろうかな、などと考えながら刀を担ぐようにして歩き)

(pl/絡ませていただきました。ちょっと武器に関して思考が危ない感じになってる子ですが、よろしくお願いします)

64千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/01/25(火) 20:49:32
(pl/連レスすみません。絡まれたら返す形でいこうと思うのですが…>>47の文に絡みづらいという方はどこに絡み文があるか教えてください……;)

65獅子尾(鴇浅葱/五) ◆YhhF25pwCs:2011/01/25(火) 21:07:58
(p:一応絡み文を作っていたので投下します!!まだ絡んでいない方は絡んでいただけたら嬉しいです^^)


そこにいるお方!一体何を…あっ…待てッ
(月が一番空高く昇る時間。山の上に雪女でも立ちすくんでいるのだろうか、肌に突き刺さるような冷たい風が服の袖から侵入し身体の隅々を氷のように化かしていった。星も雲に隠れてしまいこんな寂しいよるなのに何故外にいるのか、と問われれば見回りと答える他ない。この城下町は夜になると事件が溢れるように起きるという自分にとっては摩訶不思議な場所。夜にも目立たぬ赤い羽織りを腕に通し、今は犬尾一太ではなく獅子尾としてこの通りを歩いていた。腰には刀、手には新しくおろした蝋燭が入った提灯一つと警備には相応しい格好。一人の暗闇のせいで些か情けなくなった表情もその姿で少しは隠れた。少し歩けばぼんやりと己の回りを照らす提灯の先に人影が見える。数回瞬きをし、黒の中に目を凝らせば人様の家に無理矢理押し入ろうとする盗人が目に映る。恐さに負けぬよう声を張り上げて提灯を盗人に向けた、その刹那、相手は直ぐさま闇の中に身を隠そうと走り出す。それを追うように震える足を無理矢理動かし相手の跡を追うと耳に冷たい風の感触と音が纏わり付いた。猛スピードで変わる変わる景色を横目にただただ前へ突き進むがあるのはただの夜と己の足先だけ。…“取り逃がした”そんな言葉が頭に浮かぶ、まるで鉛のように押しかかる。肺があつく、氷のようだった身体は熱をもったが、瞳は光を失ったように荒み、眉を頼りなく下げた。今夜で悪人を取り逃がしたのは三回目…己の頼りない性格はやはり役に立たず自分自身を悩ませていた。自分を戒めるように目をぎゅっ、とつぶって悔しさを吐き出すが、小さな通りに虚しく響くだけであった。)――――…はぁ、はぁ…いつもそうだ……くそっ

66誘(鴇浅葱/四) ◆q13XAvk0dw:2011/01/25(火) 22:53:33
>>43
(p:あぁどうしましょう…凛様が可愛過ぎて苛めたくなってる誘がいます←殴/うざったくなったら蹴り飛ばしたって下さいノシ)

あははァ…大丈夫だいじょーぶ。なるんならもうなってるから。……緊張感?何それ、食べれるの?…ってのは嘘だけど、ボクに緊張感がないのは昔からでしょ。―――あー…天地がひっくり返ったら面白そうだねェ。凛チャン、ひっくり返してきてよ。…ん?何、襲いたいの?どーぞどーぞ、ほれほれ
(思いきり遠慮ない呆れ顔であっても、心配してくれている相手の想いは感じられる。それに甘えるようで申し訳ないがとても嬉しくて、忠告を聞き流す様な笑顔には安心感みたいなものも混じっている。そのせいで余計に緊張感がなくなっているのは無意識。盃をゆらゆらと揺らしながらにこにこと笑って、もう手遅れだとふざけ口調で。助けないと言いながらも本当にやばくなったら手を差し伸べてくれるのだろうという根拠無い信頼からの言葉。"緊張感"それは今彼らが毎夜毎夜やっていることに一番関わってくる感情ではないだろうか。しかし、当人は本気できょとんとしたような顔つきでふざけた言い返しの常套句を使って。そろそろ怒られそうだったので苦笑と共に冗談だと言いながらも、緊張感があるわけではないと断言して。今更そんな神経を使う芸当が身につくとは思っていないし、疲れるだけの技なんて身につけたくもない。敵が目の前に現れてから行き当たりばったりで応戦しても助かるときには助かるのだから。元々思考回路では大胆なことや大袈裟なことが好きなので、"天地がひっくり返る"ことを素直に面白そうだと口にした。想像でもしているのか視線は相手から逸れて夕闇がかかり始めている空を向いていて。ぼぅっとしていたかと思えば急にお面でも付け替えたかのようにパッと満面の無邪気そうな笑顔になって相手に無理なお願い。恐ろしいことに冗談ではなく殆ど素直に心からのお願い。簡単にひっくり返ると言ったのは相手の方なのだからと、その揶揄を本当に文字どうり鵜呑みにしてしまったらしい。一番年上の筈なのに、一番語彙力がないというか妙な所で素直というか。顎を持ち上げられて、真剣そうな眼差しの相手の瞳とご対面。まぁ嫌いな相手と向き合っているわけではないから悪い気はしない。あっさり手を離されて、少し自分の行動を後悔しているような相手が面白く悪戯心が起きた。四つん這いの姿勢でニヤニヤとした笑みを浮かべながら相手の方へと這っていって。心底楽しげに首を傾げながらじりじりと距離を詰めていく。ニヤニヤ笑いは相当相手の癪に障るはずだが、化粧をしているせいもあってか中々の妖艶美女に見えなくもない。けれどその真逆をいくようなハスキーボイスは結構耳に毒。誘うように、己の着物の襟元に指を掛けて)

67 ◆.hcMNJ9Zn2:2011/01/25(火) 22:55:27
(P:主様が募集している呉服屋をやらせていただいてもよろしいでしょうか?)

68誘(鴇浅葱/四) ◆q13XAvk0dw:2011/01/25(火) 23:13:53
>>47千渡
(p:絡ませていただきますね^^/かなり迷惑な野郎ですが構ってやって下さい←)

―――へーェ、結構いい刀じゃないの……それでアンタはボクに斬りかかってきたりするの?
(その薄暗い工房を見つけたのは最近。隠れ家的な感じが面白いなーと思っていたら、それが錆浅葱側の人間の仕事場だと後から知って余計に興味が湧いた。散歩ついでに足を伸ばしてみたら今度は工房の主がいるのを見つけたわけで。またこんなことをしたのがばれたら怒られるんだろうなァとか思いながらも好奇心を止める気はさらさらない。どうやら相手は相当刀の方へ意識を向けているらしく、外のことなんて全く気にしている様子がない。これは都合がいいということで足音を忍ばせて相手の真後ろまで歩み寄った。座ってこちらに背を向けている相手に対して、上から覗き込むような形で第一声。それは何とも気の抜けるような緩い感嘆で。笑みを含んだそれはいつのも用に緊張感なんてまるでなく、恰好だっていつも通りの着物姿だから警戒心すら起こさせないだろう。と本人が勝手に思っているだけ。逆に女装姿で刀を下げていれば余計に怪しいというか、警戒してしまうだろう。にこっと相手に無邪気な笑顔を向けて、刀を指さす。その後に続くのは物騒な言葉の羅列、そんなのを笑顔で言われてはたまらないだろう。何気に何かあった時のためにと帯から鉄扇は抜いて相手の首筋に後ろから当てているわけだが。別に相手側から何か仕掛けてこない限りこちらから動く気はない。あくまでも正当防衛を主張するという姑息な手段が彼の戦法。にっこりとほほ笑んだまま今更のように思い出したことがある。――挨拶をしていない)
…ハジメマシテ、鴇浅葱の誘と申す者ですゥ………以後、お見知りおきを
(妙に礼儀正しいというか格式ばった挨拶。けれどその語尾はまぁ何とも言えないほどに緩い。にこにこと笑う瞳の奥にはからかいと、敵の仲間にはこんな奴もいるのかという好奇心がない交ぜになって浮かんでいて)

69誘(鴇浅葱/四) ◆q13XAvk0dw:2011/01/25(火) 23:15:15
>>67
(p:こんな馬鹿の募集をやって下さるんですか!?ありがとうございますっぜひお願いします^^*)


(p:連レス、失礼いたしました)

70遠野雪彦(鴇浅葱/呉服屋) ◆.hcMNJ9Zn2:2011/01/25(火) 23:38:32
(P:いえいえそんなそんな!こんな私めでよろしければ!あと上目線というのがどうも難しくてこんな性格になってしまいましたがよろしかったでしょうか?不備があれば速攻で変えますんで、なにとぞよろしくお願いします)

【PF/協力者用】
名前:遠野 雪彦(トオノ ユキヒコ)
年齢:31歳
所属:鴇浅葱
役柄:老舗呉服問屋「雪屋」の若旦那
容姿:背中の中ほどまで長く伸びた黒髪を毛先20cmほどのところで白い紐でまとめており、それをいつも背中に垂らすか肩から前に垂らすかしている。前髪も顎の長さほどまであるが、額の真中で分けて両サイドに垂らしている。瞳の色は黒に近い茶色で切れ長で、顔立ちはやや童顔気味。常に柔和に微笑んでいる。着物は老舗の若旦那らしく品のいい少し渋めの色合いの小袖と羽織を着用している。一番よく着るのは松葉色と藍鼠色のもの。身長は高くもなく低くもない170を僅かに超える程度だが、体型は細く華奢。
性格:常に笑っていいと言えるほど笑顔を絶やさず、常時口元は上に上がっている。穏やかな容貌から店の者や周囲の人からは「若旦那」や「雪さん」と慕われているが、穏やかな顔と口調とは裏腹に自覚なしの天然腹黒で、数々の商売敵を口先だけで丸めこんだりしている結構したたかな商人らしい性格。幼いころから周りには大きな大人しかいない環境で育ったためか、年下をもれなく全員子供扱いするちょっと困った癖がある。例えひとつ年下なだけでも全力で可愛がるが、けして少年が好きなわけではない。年下が好きなだけ。
武器:煙管とか扇子とか。雪「刃物だなんてそんな物騒なもん、私には必要ないからね」
備考: 酒豪。懐には常にお菓子が入っている。一人称:私、三人称:名前(苗字)様、名前(苗字)殿

71絵巻 ◆q13XAvk0dw:2011/01/26(水) 00:09:53
>>70
PFに不備はありませんので参加OKです
絡み文お待ちしております
不備なんてあるわけないじゃないですか!!素敵キャラ様ありがとうございます++
誘は色々ウザい奴ですが可愛がってやって下さい(´ω`*)

72遠野雪彦(鴇浅葱/呉服屋) ◆.hcMNJ9Zn2:2011/01/26(水) 01:38:31
>>19吉良様
(P:ありがとうございます!早速絡ませていただきますね^^ウザいだなんてとんでもない!素敵なお方で動悸息切れきつけが…←)

ふう…ああ、いや何。何でもないさ―――……おんや、これは吉良様じゃあないですか。いったいどうしたんです?こんなところで。
(夕闇が迫る黄昏刻、それは隣の人の顔がよく見えなくなるほど暗くなった時刻のことを指す。普段ならこんな中途半端な時刻に出歩くことはまずない。もし出かけるとしても、もう少し遅い時間、そう、完全に宵闇になった頃に会合や宴会があった時に出かけるくらいだ。しかし今回はその逆でちょうど用事をこなして店に帰るところだった。こんなに遅くなるつもりはなかったのだが、お昼頃にお武家の姫様にお品を届けたら話し相手にと捕まってしまったのだ。話すことは嫌いではないし、愛想もいい方だから特に苦にはならなかったが、どうもお偉い様の相手は疲れると、やや疲れたような溜息が洩れた。その溜息を聞かれたのか、隣を歩く丁稚小僧が少し心配そうな顔でこちらを見上げてきたので、なんでもないよと頭を撫でてやる。菓子をやろうと懐の手を伸ばしたその時、ちょうど古びた寺の前を通り過ぎようとした時だ。かがんだ拍子に視界の端で見覚えのある着物の柄を見た気がした。彼が身にまとう夜に溶けるような藍色の着物を仕立てたのは、他でもない自分である。見間違えるはずなどない。お前は先にお帰り、と頭を撫でて丁稚小僧を返すとゆっくりと荒れた寺へと足を踏み入れた。そして、ああやっぱりと目を細めて笑いながら、ちょっと変わった注文をするお得意さんの名前を呼んだ。)

73遠野雪彦(鴇浅葱/呉服屋) ◆.hcMNJ9Zn2:2011/01/26(水) 02:04:46
>>27市河様
(P:初めまして^^ショタコ…げふんげふん、腹黒若旦那ですがよろしくお願いします)

――ちょいと旦那、団子と饅頭を十ほど包んでくれないかい?うちの小僧どもに土産をと思ってね。ああ、あと私にも団子をおくれ、ここで食べて行くから。隣、失礼してもよろしいですかい?
(冬のやや光の弱い太陽は店を出たころはまだ東にあったが、今はやや西に傾いている。正午を過ぎたあたりだろうか、昼時だというのに未だ喧噪の絶えない通りは活気にあふれていた。その中を人波を縫うようにして歩いて行く。今日はなかなか良い仕入れ先を見つけてきた。なんでも京で流行りの柄物を他よりも安くこちらに卸してくれるという。京物は品はいいが何分値が張るのがなかなか手を出しにくくはあるのだが、やはりそれは人気の品。安く多く扱いたいというのは、商人なら誰しも思うことだろう。今日はその品を見せてもらってきたところだ。確かにすばらしい京織物で、これならばお武家のお姫様から豪商の娘まで気に入ってもらえるだろうと、これから上がるであろう利益に満足そうな笑みを浮かべて歩いて行く。ふと見えた馴染みの茶屋に、そうだうちの丁稚小僧どもに菓子でも菓子でも買って言ってやろうと、懐の菓子がもう少なくなってきているのを思い出して、茶屋へと足を向けた。暖簾をあげてみると手狭な店の中は人でいっぱいで、かろうじて外の長椅子に一人分空いているような状態だった。奥にいる店主に向かって声をかけると、ちょっとすまなさそうに眉を下げ、相席よろしいかと先に座っていた青年に向かって尋ねた。)

74神添 葛(甘党屋/鴇浅葱) ◆V1B3wBLmgo:2011/01/26(水) 14:45:38
>>黒鉢さん(p:ありがとうございます!いやー…只のおじさんですよ^^/ふわふわ…可愛いですな←こちらこそよろしくお願いしますね^^)
あ、いらっしゃ―…おっと、すいません。あまりにも美しいもんですから見とれてしまいました。勿論、よろしいですよ。こちらへどうぞ。
(豆助の頭をなでながら時折辺りを見渡していた。えらく静かだなと思って。確かに朝も早いしまだ寝ている人も多いのだろうが。ふと自分が早く起きすぎたか?とも思ってしまう。しかし、ふっと自嘲的な笑みを浮かべた。まぁ、いいか。うちには関係ない。他の店の人が起きていようと起きていなかろうと、周りが静かであろうとなかろうと関係ない。うちはうち。客が来なかったらそれでもいいやと店の者らしくないような考えをもっていた。そんな事を考えながら豆助の頭を撫でていると、背中を向けた方向から女の様な高い声が聞こえた。しかし、他の女のキャーキャーしたような声ではない。なんと表したらいいのか分からないが、どこか違和感を感じた。しかし、客は客。愛想のいい笑みを浮かべながら立ち上がって振りかえり、あさつをした。いや、完全にしたとは言えないだろう。振りかえると先程の違和感がそのまま答えになったような人がいた。相手を見た瞬間動いていた口がとまった。笑みを浮かべたまま驚いた様子で相手を見つめていた。彼女…いや彼?声は確かに女声だったが、実際に相手を見てみると体格からしても男にしか見えない。ここまで体格のいい女性はいないだろう。そこで思考は途絶えた。はっとしたような表情を浮かべて首を左右に振った。こんな考え方したらいけない。しかも見つめたままとまってしまうなんて。お客様に失礼だ。そう思い自分を心の中で叱った。すぐに笑みを浮かべて謝ると、お世辞と分かるような言葉を並べて。するとすぐに店の中を指して相手を案内するように中に入って行った)

>>千渡さん(p:変なおっさんが絡ませていただきます^^)
(今日は久々の休み。といっても甘党屋に定休日などなく気まぐれに休んでいるだけなのだが。せっかくの休みなので家でのんびりしても良かったのだが、あまりにも暇すぎて出かけることにした。豆助の散歩を目的としたものだったので、豆助をリードのような物につないでついでに弓の練習も出来たらと思い店の片隅に置いてあった弓矢を手に取った。用心の為に懐には短刀を入れてある。その状態で豆助のリードを持ち外にでた。外は気持ちが良かった。風が心地よい。いつもの弓の練習場所へと向かうため歩き始めた。だが、散歩が元々の目的の為、豆助は自分を引っ張っていく。豆助のペースに付いていくのはきついが、少々走り気味に足を進めていった。そんな時ふとお得意様の言葉を思い出して。"いい武器職人が居る"との言葉。確かここらへんだったはず。あまり人気がない為、探すのを諦めようかどうか迷ったが探すことに決めた。お得意様は裏路地にある建物と言っていた。裏路地に行ってみようと足を進めて一軒の建物の前に立ち止まりドアを軽くたたいてさけんだ)
すいませーん!どなたかいらっしゃいませんか?

75遠野雪彦(鴇浅葱/呉服屋) ◆.hcMNJ9Zn2:2011/01/26(水) 15:13:49
>>47千渡殿
(P:初めまして、絡ませていただきますね!マイペース腹黒三十路ですがどうぞよしなに^^)

――ふむ…ここはいったいどこなんだろうねえ。……すみません、誰かおられますか?
(しばらく、といってもここ一月ほどなのだが籠りきりで色々忙しくしていたら、番頭や小僧たちに少し外の空気を吸ってきてくださいな、と駄賃を持たされて店の外に出されてしまった。自分としてはそこまで大変というわけでもなかったし、根を詰めていたわけでもなかったのだが、店の者からみれば少し心配だったらしい。まだまだ無理はできる年なのだけれどと内心不満に思うが、店の者に心配をかけるわけにもいくまい。仕方がないので、久しぶりにちょっと街をぶらついてみようと歩きだした。このことを今京にいる父上に知られたらこんなことでは跡は継げさせられないなと呆れられるに違いない。もう三十路は過ぎたというのに、周りは寄ってたかって自分を子供扱いするのだ。これでもそれなりに仕事はこなしているし、老舗の若旦那としてはなかなかのやり手と噂される程度にはなっているというのにだ。どうしたものかなと息を吐いた時、見回した辺りは知らない路地裏だった。考え事をしながら歩くものではないなあ、たぶんどこかの長屋の裏にでも迷い込んだのだろう。薄暗い辺りは知らない場所だった。三十年以上ここいらに住んではいるが、知らないところは指の数よりたくさんある。特にこんな裏通りにはあまり縁がなかった。困った困ったと、とりあえず道なりに歩いて行くが知った道へ出ることはない。しかも人っ子一人おらず、道を尋ねることもできない。この年にして迷子とは笑えない、これだから店の者たちに未だ子供扱いされるのだろうか。とぼとぼと、それでも道なりに歩いて行くと一軒の店らしき家を見つけた。ああ、これならば帰り方をきけるだろうか。そう思って、店の入り口から奥に向かって声をかけたのだった。)

76遠野雪彦(鴇浅葱/呉服屋) ◆.hcMNJ9Zn2:2011/01/26(水) 15:34:17
>>50甘党屋さん
(P:はじめまして!腹黒若旦那(ショタコry)が絡みますね^q^よろしくお願いします)

―すまんね甘党屋さん、もう店は開いているかい?練り菓子を三つほど包んでほしいのだけど。
(今日は朝から天気が良かった。門をくぐって見上げた空は、雲ひとつないほどの晴天だった。雨の日も風情はあるし嫌いではないが、晴れている方が出かけにいい。今日の予定は世話になった木綿屋の御隠居に会いに行くことだ。なんでも最近体調を崩したとかで、お見舞いに行こうというわけなのだ。彼はここいらの店のつなぎ役で、何かと恩がある。まだ父の仕事を手伝い始めた時分に、やっかいごとに巻き込まれそうになったのをなんとか収めてくれたことがあった。他にもいくつか店同士のいざこざでうちの店の者をかばってくれたりしたことがある。そんなご隠居に会いに行くのだ、それなら晴れの方がいい。そうだ、ご隠居が好きだという練り菓子を土産に持っていこう。そう思って、ある店へと足を向けた。その店は、店主の道楽でやっているような店で、開くのも商品もすべて店主の気分次第という一風変わった店だった。そのかわり味は絶品という、ちょっとした穴場のようなもので密かに人気がある。開いていればいいが、と思う反面開いているというどこか確信めいた思いがあった。少し大通りを外れたところにその店はあり、ひょいと脇道にはいると見えた店とゆれる暖簾と店主の姿に、やっぱり開いていたと満足げに笑う。そしてゆっくりと足を進めながらその店主へと声をかけた。)

77凛(鴇浅葱/三) ◆079RkC9j9Q:2011/01/26(水) 15:55:47
>>48黒鉢
よく白々しくそんなことが言えますね?俺たちの「ゆっくりした時間」は貴方たちのお陰でどんどん減っていっているんですよ
(直視するのは初めての相手。噂だけ聞いていればどんなに冷酷で恐ろしい人物かと思案していたのにもかかわらず、目の前の男は(確かに尋常ではない雰囲気を纏ってはいたが)いかにも普通のどこにでもいそうな青年であった。そんな風貌に呆気を取られるのもそこそこに投げ返された手ぬぐいを緩慢な動きで拾い上げるとあまりにもゆったりとした相手にどうしたものかとじっとり品定めのように見つめて小さく溜息を吐いてみせて)
俺にしてみれば嫌な獲物が引っかかりましたよ……願わくば穏便にいきたいものです。…場所を移しましょうか
(あくまでも集めた情報を元に作戦を立てる、というのが定石であるにもかかわらず予想外の出会いに少々驚いているところ。ましてや余裕綽々の相手を見る限りでは事は簡単に運びそうもないなと薄っすらと落胆の表情を見せる。噂を聞く限りでは相手と自分が一対一でやりあえばきっと自分の不利は必至、己の身を守ることで精一杯であろう。しかしここで見つけた敵をそう易々と逃すわけにもいかず、相手の思惑通りに事が進んでしまったことに忌々しく舌打ちをしながらもやはり周囲の人通りの多さを見れば答えはひとつしかなく、少々の変化ではあるが苛立ったように場所を移そうと建物の横の狭い路地を指差した。確か其処は人通りの少ない荒くれ者たちの多い通り。何かあればそこの混乱に乗じようという気持ちを持ちながら)

>>50神添
ふぁ…随分長い夜でしたね、早く帰りたいものです……。あ、葛さん!ずいぶん早いんですね?
(朝も明けきらぬ清清しい空気を胸いっぱいに吸い込んでようやく朝が来たことを身に染みて感じさせた。なにぶん昨日の夜からずっと休みもせず街中にはびこる悪と対峙していたためである。普段とは違う気の抜けた大きな欠伸を一つすると次々と口から出るのは年相応の弱音だった。確かにまだ二十歳という年齢ではあるものの一晩中動き回っていれば疲労は蓄積されるというもの。甘いものでも食べたいなぁと思ってみるものの如何せんまだ朝は早い、空いてるはずもないことをわかってはいるが無意識のうちに足はいつも通っている甘味屋のほうへと向いていた。しかし予想に反して朝靄の中に見えているシルエットはなにやら知り合いの様子。そう確信すれば今までの疲れは何処へやら相手の名前を大きく呼ぶと駆け足で相手のほうへと近寄って行き。もう開店しているのなら有難い、と嬉々として相手へと問いかける。その言葉の裏にはもう空いているなら団子を、というような欲望が見え隠れしていたが、それを押し隠すように肩を竦めて首を傾げてみせ)
(p:絡ませていただきました!おっさん大好物です^^← こちらこそ変人ですがよろしくおねがいしますノ)

78凛(鴇浅葱/三) ◆079RkC9j9Q:2011/01/26(水) 15:56:18
>>53獅子尾
んー…美味です、ひっ!……獅子尾さんでしょう、全く貴方は馬鹿ですか?そんな声じゃばればれですよ
(まったりまったり、と束の間の休息を味わっていた。どうせ今宵も仕事が待ち受けているのだろう、それならばとひとつひとつを確かめるように全力で団子を愉しんでいた。しかしそれに気を取られすぎていたのか昼だからと気を抜いていたのか後ろから近付いてくる気配に少しも気付くことはなかった。突然の目隠しにしまったと我に返らされ、さらに氷のように冷たい掌に肩を縮こまらせ短い悲鳴を上げた。まずい、と思ったすぐ後に聞こえてくるのは普段から聞きなれている仲間の一人の声。ほっとするのも束の間、次の瞬間には黒いオーラを身に纏い地を這うような低い声で相手の名前を言った。仲間に冷や冷やさせられたのと、己の至福の時間を邪魔されたのとが相まって被せられた手を離させると振り返ってキッと相手を威嚇するように睨みつけた。しかし相手が悪気がないのもわかってるし、寧ろこれほどまでにいつもどおりの口調で言われてしまえば怒る気にもなれず小さく溜息を吐くと、どーぞと一人分腰をずらすと自分の隣にスペースを少し空けた。)
(p:わんこな獅子尾くん可愛いです^^*こちらこそよろしくお願いしますノ)

>>63千渡
…なんですかあれは。大道芸、ではなさそうですね……。もし、貴方なにをなさっているのですか?
(団子を一つ口に含もうとした矢先、なにやら道行く人が異質な動きを遂げているのに気がついた。どうやら何かを避けているように見える。街の安全を第一に考える身、何が起こっているのかを調べないわけにはいかなかった。人々の合間を縫ってその渦中の人物を盗み見ればあまりの相手の異質さに食べていた団子の手も止まりあんぐりと口をあけたまま間抜けな格好で目を見開いていた。思わず口から飛び出た独り言に隣に立っていた街人も声をそろえて知らない、と呆然と首を振るだけであった。さてどうしたものかと思ってはいたがやはり早く刀を仕舞わせなければ大変なことになるな、と足早に相手に近寄り肩に手を掛けた。いつぞや斬りかかられるやもしれんと自らの刀にも手を置きつつ警戒しながら相手へと声を掛けた)

79遠野雪彦(鴇浅葱/呉服屋) ◆.hcMNJ9Zn2:2011/01/26(水) 19:01:57
>>65犬尾様
(P:変態くさい若旦那が絡ませていただきますね^^よろしければ相手してやってください)

まったく…白木屋の旦那も富士屋の旦那も皆ごうつくばかりで嫌になる…いらぬ恨みでも買わなければいいけれど。……もし、そこの方。何かあったのかい?
(空には細く光る月、風は身を切るほどに冷たい。足元を照らす提灯の光は、心もとなげにゆらゆらと揺れていた。その光を見つめながら、今夜の会合を思い返す。父が不在のため自分が出ることとなったが、あれは商人の会合ではない。あの会合はただの強欲共の集まりだ。自分も欲がない聖人君子を気取るつもりは毛頭ないが、あれほど酷いとは思いたくない。会合に参加した者たちのほとんどが、店の儲けではなく自分の儲けのことばかり。化け狸共とのやり取りをなんとか切り抜けたはいいが、たぶん可愛くない輩だと思われたに違いない。父の立場が悪くなりはしないかと思うが、父もたしかあの連中のことは良く思っていなかったからまあ大方大丈夫だろう。それに父はあの連中の二、三枚は上手だ。しかしこれからいくらかはあの狸たちと渡り合っていかねばならないことに、知らず知らず重々しい溜息がもれて白い息が空へと登っていく。黒色の襟巻を口元に手繰り寄せて、口に触れた寒さをやり過ごした。すると、奥の道の方からなにやら大きな声がするのを聞いた。同心の捕りものだろうかと、沈んでいた心情をわずかに浮上させるような好奇心が生まれて、その声のした方へと歩いて行く。しかしそこにいたのは、一人の男だけで。しかし好奇心はおさまらず、夜道にたたずむ男に声をかけたのだった。)

80遠野雪彦(鴇浅葱/呉服屋) ◆.hcMNJ9Zn2:2011/01/26(水) 19:14:51
(P:昨日からの連レス失礼しました><これで絡み文のある方には一通り絡めたと思いますが、見落とされている方がいましたら是非ご一報ください!絡みに行きます!!では、私の絡み文投下させていただきますね。絡み辛くて申し訳ない!)

――ああ、やっぱり冬の空が一番綺麗だねえ…酒の肴には上等すぎるくらいだ。
(縁側に腰をかけて見上げる夜空には満点の星が広がり、澄んだ空気がより一層星の煌めきを引き立てているように思う。手酌で徳利から自分の持つお猪口へと酒を移すと、それを一気に煽った。熱燗にしたそれは、外の冷たさと相まって心地よいのど越しだった。今の格好は普段のきっちりと着こなした着物姿ではなく、着流しと肩に引っ掛けた着物だけというゆったりとした装いだった。やや寒そうな格好ではあるが、隣に置いた火鉢と幾本かの熱燗がそれを帳消しにしている。いつもは一緒に酌をする父や番頭がいないため、一人でさびしく晩酌と決め込んだのだ。しかし、一人でというのもなかなか粋なものだと思う。酒を片手に月夜をつまむ、まるでこの夜空を独り占めしているような、そんな優越感に少し気取りすぎだろうか、と一人笑みをこぼした。どうせ明日は仕事がない。たまには夜更かしをしてみるのもまた一興と、空になった徳利を脇に置いて新しい徳利に持ちかえると、お猪口になみなみと注いで、今度はゆっくりと味を楽しむように口に酒を含んだのだった。)

81千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/01/26(水) 19:42:34
>>68
俺の魂こもった奴だからな。……って………は?
(上から降ってきた声に意気揚々と応える。なかなか見る目があるじゃないか、と思ってからはたと気づく。工房には自分一人がいるはずだ。数年くらい前までは家族三人で暮らしていたのだが、父親は殺され母親は病に倒れ田舎で静養している。藍の目を丸くさせて顔を上に向けると僅かに痛みが走った。きっと当てられている武器が皮膚を破ったのだろう。痛みに顔をしかめるより早く、藍色の髪を持つ無断侵入者を見てはっと目を見開いた。顔を元の位置に戻し、口元の手を当てて物思いに沈みかけるが相手の挨拶に再び顔を上に向け)
俺は武器職人、千渡紬。まぁ、よろしく。で、さっきの問いなんだけど、なんで斬りつけなきゃなんねーの?あんたを俺が殺すとでも思ってんのか?殺す理由ないのにわざわざ?本気で思ってるなら馬鹿だな、あんた。………それにこいつは俺が使うべきもんじゃないし。あ、こっちからも質問。あんたは俺を殺したいのか?
(簡単に自己紹介し、先程振って来た問いに暴言入りで返事を返す。これは相応しい者が現れるまで誰にも触れさせない。勿論誰の血にも汚させない。それに自分は初対面に斬り掛かるなどという無粋な真似はしない。自分の客が何なのかは知っている。鴇浅葱という集団も知っている。自分に相手を殺す理由は無いが、相手が敵対している集団に武器売っている自分を殺す理由は十分ある。殺すなら何個か条件があるんだけど、と相手の目を藍の目でじっと見つめ)

(/絡みありがとうございます。いえ、こっちも暴言さっそく吐いてますし……;)


>>74

いませーん。留守ですー。
(外からかかった声を聞いてはいるが、目の前の刀に完全に意識を向けている為適当に言葉を返す。最早その返事でいると言っているようなものだが、本人は全然気づいていない。刀をあらゆる角度から見つめてるんるんとした様子で鞘に納める。チン、と刀が納まると同時に平常モードに戻ったのか、先程かけられた声はなんだったんだと戸の方を見る。戸が叩かれたような気もするし、客かもしれない。一応鎖鎌を片手に立ち上がり戸を開けるも、そこにいたのは見慣れぬ男で)
えーっと………あんた誰?

(/おっさんって、まだ22歳じゃないですか(笑)年上でも誰に対してもあんた呼ばわりする息子ですが、よろしくお願いします)

82千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/01/26(水) 19:43:21
>>75 遠野

いるけど、何?
(鎖鎌の手入れも終わろうかという頃、外からかけられた声にふと顔を上げる。声は馴染みの客の者ではない。来客の予定はないし、裏通りの隠れるようにある工房だ、客は少ない。本来ならば無視しておいた方がいいのだろうが、なんとなく困っているような声音だった。攻撃してきたら研ぎたての鎌で応戦する事にしよう、弱いけど。手早く鎖を手繰り寄せるといつでも攻撃を防げるように警戒しながら戸を開け)

(/はじめまして。こちらもマイペースなのでお気になさらずに(笑)


>>78

…………散歩だけど。
(やっぱりなんか避けられているような気がする。歩くテンポに合わせ、髪がひょんひょんと跳ねた。それにしてもこの刀のよさに気づく者がいないとは世も末だな、とやれやれといった風に肩を竦める。この刀は、鍔は勿論刀身にまで意匠を施した品だ。確かに鞘は簡素だが、これだけの人数の人がいて…途中で刀を佩いた男とも数人すれ違ったのに誰一人も気づいてくれない。武器職人として、なんか泣きたくなってきた。まぁ…気づかないということは、ここらには己の作った武器に相応しい者はいないのだろう。深々と息をついたと同時に肩に手が乗せられ、なんだろうと足を止め振り返る。相手が臨戦態勢にあるのを見ると、自分の手にある刀を見て再び相手を見た。何をしているのかという問いに、見れば分かるだろうと言った表情で口を開き)



(/皆さん絡みありがとうございました(深礼)

83黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/26(水) 20:35:48
>>61 千渡
――…流石だねぇ、君には敵わない。…最近、何か変わったことはなかったか?「何か」邪魔があれば、取り除くが…
(彼にそれらを手渡すと上がりに腰を下ろし、頭巾もするりと下ろす。随分と寛いだ様子だったが、それは此処が人目につかない場所であることと自らの所属する錆浅葱の味方の家であるということが大きな要因だった。頭巾から零れおちた黒い髪を鬱陶しそうに払い除けて、じっと作業の準備に入る彼の手元を眺めていた。そして、ふと思い出したように質問を投げかけた。彼が錆浅葱の協力者である以上、商いが邪魔されたり危険が及んだりする可能性が非常に高い。生きる人を「何か邪魔なもの」と扱うような言葉を口にして、取り除くと言外に始末してくると訴えかけると、心配しているのかどうかも分かりづらい無感動な瞳でまっすぐ相手を見て)

>>65 獅子尾
(傍に聳える山から吹き下ろす風が酷く冷たく、さらりと髪を掻き乱して去っていった。普段血色の悪い肌が余計に青白く見えてしまうかもしれない。人気のない家の屋根に腰を下ろして、賑やかな街を眺めていた。―…おや、と視線を止める。あそこにいる盗人が家に入ろうともがいているのが見えた。手際が悪いところをみると新人と見えるが、助けてしまっては彼の将来のためにならない。…まぁ盗人である時点で将来も何もないのだが。そうこうしている内に提灯を持った青年が彼に声をかけ、逃げ出し、提灯の彼が肩を落とす人通りを眺めていた。確かあれは鴇浅葱の一人だったな、名前はやはり覚えていないけれど。提灯の彼が少し臆病らしいから新人盗人は助かったけれど、まぁ同じ裏に生きる人間の邪魔をされるのは快くない。よいしょ、と大儀そうに立ち上がると軽く屋根を蹴って立ち竦む彼の後ろに音もなく降り立つと、懐から取り出した苦無で相手の肩と首の境目辺りにひたりとそれを押し当てて)
――…一寸ごめんね。私自身は君には恨みはないんだけどさ…君のような人がいると、僕らが困るんだ。…あ、動いてはいけないよ。君は劣勢だということを存分に理解して行動したほうが良い。
(相手の首筋に凶器を押しつけているという状況にも関わらず、押し殺すような低い声でもなく高揚した声でもない至って平淡な声でその耳元に注ぎ込むように呟いて)

(PL:絡ませていただきました!黒鉢とは逆のタイプの獅子尾さんと絡むのが楽しみでした^^*/宜しくお願いしますー)

84千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/01/26(水) 20:46:50
>>83 黒鉢
その気になれば俺なんかあっさり殺せるクセに。んー…否、特に変わった事はないなー……。あ、君に関わる大きな出来事はあったな。
(敵わない、と言う相手に苦無を研ぎながら言い返す。別に自分は戦闘が得意というわけではないし、もし自分の言動が相手の勘に障ったなら一瞬でこの世からおさらばしているだろう。人間の命を物扱いできることに関しては特に触れず、くつろいでいる相手の様子に信頼されてるよなぁと目を細める。警戒されっ放しよりもいいのだろうが、そこまでくつろがれると逆に本当に大丈夫なのだろうかとこっちが心配になるのはなぜだろう。変わった事と言われて記憶を探るが、ここを訪れる者はほとんどいないし、役人などにも接触されなかった。が、ふと手元の苦無を見て思い出した様に言い)

85千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/01/26(水) 20:47:58
>>84
(pl/二人称ミス…"君"じゃなくて"あんた"です)

86黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/26(水) 21:31:06
>>74 神添
――…ふふ、すまないね。一寸からかってみたくなっただけなんだ。少し変わった職業をしていてね、気持ちが悪いかもしれないが我慢して欲しい。
(きょとんとした相手の瞳、自分に固定されたまま動かない視線に上手くいったと思わず小さく笑い声を零して、化粧で強調された切れ長の瞳を細めた。ゆっくりと顔を左右に振りながら普段の声で謝罪と、そして「詮索しないでほしい」という意味を込めた言葉を口にして申し訳なさそうに顔を伏せる。―…あれこれ詮索されるのは好きじゃないし、自分が忍組頭だと知れればこの店主を殺さなくてはならなくなる。それは面倒だし、何より美味しい甘味を作る人を殺すのはあまり気が進まないのだ。店の中に入っていく相手に付いて店内に入っていたが、ちょろちょろと付いて回る子犬が不思議そうに此方を見上げてくるのが可愛くて、よいしょとしゃがんでその小さな頭をそっと撫でてやるとまた立ち上がり店内へ急ぐ。大きくはないが趣味の良い甘味屋だった。その店内に満ちる優しい餡子の匂いに、身体のどこかに残っていた強張りが解けてゆくのを感じた。きょろりと周りを見渡してみれば、地球儀だといった少し不思議な品が目に付いた。立地条件といいおかしな店だなぁと思ったが、香ってくる餡子の匂いは上品に甘くて、きっと美味しいのだと確信させるものだった。)
えぇっと……そうだなぁ……店主さんのお勧めをいくつか包んでほしい。…あ、あと草団子があったらそれを一本、此処で食べていっても構わないだろうか…。
(任務中は締めていた帯が苦しくてあまり食べることができなかったし、ついでに此処で軽く団子でも食べていこうと思い立つものの、この店はまだ仕込み中のようだったし邪魔なら立ち去ろうと思い)

87黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/26(水) 21:43:45
>>77
―…そんなことを言われても困るなぁ。君たちだって生きる為に働くだろう?…その事をそんな風に言われてもどうしようもないじゃないか。
(じっとりと品定めするような視線を掬い上げるように此方から視線を合わせて、笑うでもなく威圧感を与えるようにゆっくりと目を細めて見せる。つらつらと口から流れ出るもっともらしく飾り立てた理由は、彼にはどう聞こえるかは分からないが自分としては心からそう思っているだけのことだった。生まれてきてから、自分には町人などになれる道は用意されていなかった。それだけの話だ。人を殺めることでしか生きることが出来ないのだ。さぁ、彼はどんな反応をするだろうかと無表情ながらに彼の様子を楽しみにして)
…まぁそう言ってくれるな、私だって君に好きで引っかかった訳じゃないんだ。……いいよ、さっさと終わらせてしまおうじゃないか。
(じめじめとして憂鬱になるような淀んだ空気が漂う裏道に視線を向けて、ふー……と息を吐きだすと袂に潜ませていた結紐を取り上げて高い位置で黒い髪を結いあげた。…はて、彼は何を考えているのだろうか。ここら辺は私のシマじゃないからまだいいが、此処が私のシマじゃあ彼は袋叩きにあって何処かへ売り飛ばされてしまうかもしれないのに。もしかしてシマの位置さえも把握されているのか、鴇浅葱とは優秀だなぁなんて何処か抜けたことを考えていたが、もう目元は僅かに血走っていた。隙有らば彼を始末してしまおう、と考えていた。暫くその裏路地を進んだところでくるりと振り返って)
……さ、どっからでも掛かってくるといい。…簡単に死なないでくれよ?私は競り合うほうが好きなんだ。

88黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/26(水) 23:02:57
>>80  遠野
――…通りゃんせ、通りゃんせー……っと。…いやはや、今日は随分冷えるな…。
(さて、今日は何処の屋根の上にお世話になろうか。今日は忍組に来る任務が酷く少なかった。近々政府の偵察やらなんやらが入るらしく、少々警戒気味になっているらしい。つまらないな、こんなに夜が美しい日なのに…と冴えた空気が黒を艶めかせ、月や星の輪郭を際立たせていた。民謡の屋根の上に腰を下ろして、鏢刀を取り出して月の光に透かして美しいなぁと目を楽しませていた。ふとそこから視線を外すと、少し遠くに人の影が見えた。こんな寒い夜に外で晩酌とは、また雅なことをする人だ。立てていた膝に肘を置いて、掌に顎を乗せてじっとその人影を見つめていた。……ふと、暇つぶし程度にと手をひらりひらりと振ってみた。今日は月の光がとても綺麗な夜だから、彼もこちらに気付いていればこの動きに気付くだろう。しかしそれに気が付くということは手を振っている人間が忍装束を着ていることにも気がつくだろう。普通の人なら驚くか、怯えるかして家の中に入ってしまうか此方に攻撃か何かをしてくるだろうが―…さて、あの影はどうだろうか)

(PL:絡ませていただきました!素敵で知的なおじさまに遠くからコンタクトを取ってみました←/宜しくお願いいたします〜^^*)

>>84 千渡
―…確かにそうだけれど、私は君を殺さないよ。…君にはこれからも世話になる予定だからね。……「私に関わる大きな出来事」?それは興味深いな…是非聞かせてくれ
(相手の言葉に不思議そうに瞳をぱちぱちとさせて、特に否定もせず。いくら彼が武器を扱うのが上手いとはいえ、自分は武器を使う側の人間である。その気になれば如何様にも彼を捻り潰せるだろう。そうしないのは、彼には才能があるからで。簡単にいえば「殺してしまっては勿体ない」のだ。そう直接は言わないものの、彼には伝わっているだろう。背中で結った黒髪をゆるゆると揺らしながら壁などに掛けられていた様々な武器を眺めていたが、聞こえた驚くべき言葉に思わず相手に視線を向ける。…はて、私は仕事で何かへまをしただろうか?それなら困ったことになる。自分に都合の悪い事なら、その大元を潰してしまおうと静かな瞳の奥で考えながら、彼にその内容を促し)

(PL:連レス失礼いたしましたorz)

89凛(鴇浅葱/三) ◆079RkC9j9Q:2011/01/27(木) 14:40:35
>>66
…誘さんは俺をコケにするのが得意らしいですね。そんなことばかり言ってると復讐、です。…え?ちょ、何本気にしてるんですか。ち、違いますよ。ていうかその不釣合いさ、どうにかしてください
(こうやっていつもあたふたするのは自分のほう。さして心配しなくても戦場で生き残れるほどの技量を持つ仲間たちではあるにもかかわらず、確かに自分は心配性とも呼べるほどお節介だと思うこともある。随分と窮屈な生き方をしていると思いつつ何度相手とこの問答をやってきただろうか。飽きるほど繰り返してきたこのやり取りに些か諦めたように眉尻を下げた。しかしやられっぱなし、というのも癪にさわるのか何か仕返ししてやろうと辺りを見渡す。すると相手の傍らに無造作に置かれた徳利を見つけ、悪戯っ子のように口角を上げると復讐と称して普段は殆ど手をつけない酒を一気に飲み干した。確かに少々の後悔はあったもののこれで相手の飲みものはなくなったと勝ち誇ったようににっこりと笑ってみせた。しかしゆらりゆらりと近寄ってくる相手に内心どぎまぎしたのも事実。その焦りを誤魔化すように軽く笑って受け流そうと衿に手を掛ける相手の手を制止させるが、妖艶な姿とは不釣合いな声色にぴたりと手を止めた。そのアンバランスさにおかげで鼓動も収まり寧ろ引き攣った笑みを浮かべていた)
(p:そんなこと言われたらいじめ返しちゃいますよ←)

90凛(鴇浅葱/三) ◆079RkC9j9Q:2011/01/27(木) 14:41:29
>>73遠野
世の中いろんな人がいるもんですねェ……。…え?ああ、どうぞ。今日は混んでますもんね
(移ろいゆく街並み。人通りのよい通りに面したこの場所は様々な感情が渦巻いている(自分にとって見れば混沌とした)ここは人間観察には持って来いの場所であった。ずず、とお茶を啜れば目の前を通り過ぎ店の中へと入っていく品のよさそうな一人の男性。どこかのお偉いさんの息子か何かかな、とまじまじと店内へと入っていくのを眺めていた。自分たちのような仕事をしているものも居れば、先ほどの男性のように生まれながらにして富を得ているものも居る。しみじみと空を仰げば、ふと聞こえた声。そちらに顔を向ければさっき店内へと入っていった男性。そっと後ろの店内の様子を見れば確かに混みあっている様子。気品漂う相手の立ち振る舞いに自然と自分も背筋が伸びているのを感じ、一人分スペースをあけようと半分ほど腰をずらして)
(p:腹黒…!大好物の響!← 変わり者の凛ですがよろしくお願いしますノ)

>>82千渡
…散歩といえど刀を抜いたまま、というのは感心しませんね。…自慢したくなる気持ちもわからなくはありませんが、今は危ないので仕舞ってはいただけませんか?
(こんなに刀を振り回しているのだからどれほどの悪人なのだろう、と覚悟して相手に問いかけるもいけしゃあしゃあと散歩だと応える相手に拍子抜けしてしまったのも事実。荒くれ者ではないならば何をしたいのだろうかと少々困ったように相手をまじまじと見つめる。しかし未だ鞘に収まらない刀を見れば町人たちも怯えてしまうだろうとまずは相手の刀を指差すと仕舞うように促す。が、品定めするように相手を眺めればいやでも不相応な刀に目がいく。日の光に反射するそれになにやら安物ではない様子。はっきりとした目利きができるわけではないがこちらも戦いの中に身をおいている。刀の価値がわからないわけではなかった。なるほどこの刀は自慢したくなるのもわかる。困ったように眉尻を下げると申し訳なさそうに提案して)

91遠野雪彦(鴇浅葱/呉服屋) ◆.hcMNJ9Zn2:2011/01/27(木) 17:26:51
>>82職人さん

あ、ええと、すみません。お恥ずかしいのですがどうやら道に迷ってしまったみたいで…ここから大きな通りに出る道を教えていただきたいのですが。
(乱雑に開けられた戸から出てきたのは、予想に反して自分よりもかなり年下の若い男。こんなところに店をかまえているものだから、もっと年老いた人がいるのだと思っていた。しかし、さっきの険のある声といい表情といい随分と警戒されているようだ。しかも相手の手には鎖鎌。これはいつザクリとやられてもおかしくはないだろう。できるだけ相手を刺激しないように、いつもよりもさらに気合をいれて困ったような笑顔を作る。ここで度胸を見せなきゃ商人じゃない!このくらいの修羅場をくぐれなきゃ老舗の若旦那なんてやってられない!と内心無駄に根性を出して、しかしそんなこと顔には一切も出さずに頬をかきながら相手を見下ろした。しかしそんな気合とは裏腹に出した声はなんとも情けない声で。ああ、この年で迷子なんて笑えない上にこんなことでは情けない。番頭さんたちに笑われる。しかも年下であろう、それに初対面の彼にこんな情けないことを頼むこともかなり恥ずかしい。そんな自分に、はは、と少し乾いた声で自嘲の笑みがこぼれた。)

>>88黒鉢殿
(P:絡みありがとうございます!知的とかそんなまさか…ただののほほんと見せかけた腹黒ですよ旦那!?そして黒さんを盗人と勘違いするおっさんすみません)

おやおや…月夜の晩に盗人かい?なんとまあ大胆な。まあ、それも一興というものかねえ。…どうだい、泥棒さん。私と一杯でも?
(ちょうど先ほど注いだお猪口の中身がなくなった時、月夜によぎる影を見かけて、影が動いた方へと首を向ける。少し離れたところの屋根だろうか、その上にたたずむ一つの人影。最初はその形しか分らなかったが、ようやく闇に目が慣れて月の光が彼を映す。こんな時間に、しかも人さまの屋根の上ということから、彼が普通の人ではないということは分っていたが、月明かりに照らされたその格好は忍びのような黒色の服。ああ、盗人かい。しかしこんなに月の明るい晩によくやるなあと感心して、振られた手ににこやかに振り返す。随分と陽気な盗人のようだ。その、ほんの少しのやり取りになんとなく楽しくなって、お猪口ももう一つあることだしと自分の隣の場所をポンポンと叩くと手招きをした。いつもの調子で酒の準備をしていたらお猪口を二つ用意してしまったのだ。それに、少しばかり一人で飲むのも寂しくなってきたところだった。都合のいいことに、店の者たちはすでに寝てしまっていて起きているのは自分ひとりきり。私さえ黙っていれば、彼のことなんて誰も分りはしないだろう。)

92遠野雪彦(鴇浅葱/呉服屋) ◆.hcMNJ9Zn2:2011/01/27(木) 17:39:24
>>90市河様

ああすみません、ありがとうございます。そうですねえ…ここの団子は絶品ですから。
(わざわざ自分のために座る場所を作ってくれた青年に、にこやかに会釈をしながらその場所へと座る。青年の言葉に相槌をうちながら、すぐさま出されたお茶を一口すすりほっと息を吐く。ああ、ここはお茶もうまい。それに団子もうまくて、看板娘は気立てのいい器量良しとくれば店がここまで混むのもうなずける。そういうわけで、店内には本来なら女子供が多いはずなのだが、他の店より男が多く感じる。そしてその視線はほぼ看板娘へと注がれていて。もしかして隣のこの青年も彼女が目当てなのだろうか?と少しばかりの好奇心がうずいて、団子がおいしいといいつつ、団子だけが目当てなんですか?というような意味ありげな視線で隣の青年をちろりとみてから、また往来の人々に視線を戻す。そして言ったあとで初対面の人に少し不躾な物言いだっただろうかと、わざわざ自分のために座る場所を作ってくれた心優しい青年の機嫌を損ねてしまったかななんて思ってしまって、またちろりと隣の様子をうかがった。)

931:2011/01/27(木) 17:52:23
ttp://www.draft-bbs.com/index.html

94千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/01/27(木) 19:46:05
>>88 黒鉢
ま、こっちも病気を治すまでは死ねないからなー。………別にあんたの非で起こったことじゃないぞ?これがあんたを認めたみたいでさぁ。
(一本の苦無を研ぎ終え、布で拭くと角度を変えて確認する。母親の病気を治す為に金を集め、その為に裏の人間相手に商売をしているのだ。薬を手に入れるまでは死んでも死ねないと言い、相手が自分を利用している事は大して気に留める様子はない。若干雰囲気が変わった相手にそうピリピリするなと言う様にひらひらと手を振り立ち上がると、うきうきとした様子で大きめの若干浅い木箱を二つ奥から持ってくる。簡素なそれらの蓋には適当に”狭霧”と書かれていた。書いてから時間が経っているらしく僅かに薄くなっている。相手の前に座るとそれの蓋を開く。苦無、忍刀、針、手裏剣…忍びが使用する武器一式が深緑の布の上にきちんと並べられており)
だいぶ前からあったんだけど、つい最近かなぁ。あんたの顔見て妙にこれが頭に浮かんでさ。あぁ、これはもしかしたらって思って。…………どうする?
(武器職人特有の直感、とでも言うのだろうか。武器に相応しい人間を見るとよくあることだ。だがしかし、勿論ただでくれてやるという事は絶対にしない。買うか買わないかは相手の勝手だし、別に目の前の相手でなくてはいけないという事は無い。買うなら説明してやるけど、と相手に問い)

>>90
んー………わかった。まぁ眺めるのは家でもいいか。どうせ自分で作ったもんだし。じゃ、忠告ありがとな。
(相手の感心しないという言葉にきょとんとした後、銀に光る刀を見る。まぁ確かに人にぶつかったら大惨事になるのも事実だし、逆らったらいろいろと大変な事になりそうだ。自分で作ったものだから誰かの手に渡るまでいつでも好きな時に眺められる。今眺めなくてはいけないというものでもない。鞘を持ってきていてよかったなーと思いながら刀を鞘に納める。相手の視線が微妙に気にいらなかったが、わざわざ触れる必要もないだろうと判断し相手に背を向け歩き出し)

>>91 遠野
……………迷……なんだ、ただの迷子か。あー、ここから……説明難しいから案内する。
(三十路に入る前か入って少しか。どっちにしろ自分よりも年上であろう相手の言葉に思わず唖然とする。その歳で迷子とは一体何なのか。服装を見るに随分と裕福そうだ。多少のほほんとしていても生活に支障は無い環境で育ったのだろう、羨ましいことだ。確かにここらへんは同じような建物が並んでいて人通りも少ない。彼のような者が立ち寄る事はほとんどないだろう場所だ。一応警戒を解くと通りの向こうを指差して説明しようとするが、すぐに連れて行った方が早いし確実だろうと思い外に出て)

95黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/27(木) 20:41:53
>>91 遠野
変な人――…いや、あの人も私に言われたくはないか。
(思わず目を見張った。てっきり家の中に引っ込んでしまうと思っていたから、愛想良くひらりひらりと手を振り返してくるその影。その上、あの影は座り込んでいる隣の空いた場所をぽんぽんと叩いては此方に向かって手招きをしていた。…はて、あれは罠だろうか?まぁ罠だとて自分がそこらへんの一般人の罠に負ける訳がないのだが。まぁ、あれが罠だろうがなんだろうが此方には丁度良い暇つぶしだ。ゆったりと立ち上がってお尻をぱんぱんと叩いて塵を落とし、ひらりと屋根の上から姿を消したと思うと相手から数歩離れた辺りに静かに降り立って、じぃっと相手を見つめて)
……随分と無防備だねぇ…ということは、本当に私を殺す気はないんだ。――…今日の夜は綺麗だねぇ、私、君のような風流のある人は嫌いじゃない。
(相手の随分寛いでいる状態に此方への殺意がないことを察すると、後ろ手に握りしめていた苦無を気付かれない内にとさっさと仕舞い込み、相手を観察するようにじっと見つめる。職業柄かひたひたと静かに歩み寄って、彼が先程叩いていた場所に腰を降ろした。そこから眺めた冬の空が美しくて、思わず口当ての下でほぅ…と息を吐いた。視界を狭める頭巾を押し上げて、ゆっくりと目を細めた。随分冷えた黒い髪が頬を撫でたが、気にならなかった。夜の空から相手に視線を移すと、「嫌いじゃない」と言うものの瞳は静かな湖の如く何も感情の色が読めず)

96黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/27(木) 21:49:22
>>94 千渡
――…そうか、では精々波風を立てぬように生きられれば良いな。
(心配しているのか無関心なのか分からない静かな声色でそう言うと、僅かに相手に視線をやって小さく首を傾げた。相手が何処からか少し色褪せた箱に思わず眉根を寄せるが、自分の前に座った相手が開いた箱の中から出てきた綺麗に研ぎ澄まされた忍具に、思わず吐息を出してしまう。美しい、と呟くと苦無を一本手に取ると光に透かしてみる。普段は誰に対しても冷徹とも取れるほどに静かな瞳が僅かに蕩け、熱を帯びていた。顔を天井の明りの方に向けている所為で、背中のあたりで黒い髪がゆらゆらと揺れていた。ふと我に返ったように目を見開いて、先程までとろんでいた瞳がいつものように冷えたそれになると、苦無を深い緑の布の上に返して)
―…いいモノだね、…うん、これになら幾ら出してもいい。言い値で買おう。是非譲ってくれ。
(人には向けない執着心をちらちらとさせながら、幾らでも出す、と。切れ長の瞳を僅かに細めて、小さく首を傾けて、声には出さず「幾らだ?」と問いかけて)

97遠野雪彦(鴇浅葱/呉服屋) ◆.hcMNJ9Zn2:2011/01/28(金) 18:45:01
>>91職人さん

迷子…もう子供といわれる歳は過ぎたつもりなんだがねえ。ああ、ありがたい、助かります。お礼を…といっても今はこんなものしかありませんが、どうぞ受け取ってください。
(迷ったということに少し驚いたように言われて、ですよねえとこちらも苦笑で返すしかなった。いくら誤魔化したところで、迷った事実は変えることはできないのだから。どう見たところで子供と呼ばれる歳はとうに過ぎているだろう大の男が、突然現れて「道に迷いました。帰り方を教えてください」だなんて言ってくれば、誰だって相手と同じ反応をするだろう。もしかしたら不審がるかもしれないのに、相手はわざわざ案内してくれるという。親切ないい若者ですねえ、なんて少し年寄りみたいなことを考えながら、その親切とやっと帰れるという安堵から顔をほころばせてお礼を言った。本当にいい若者だ。何かお礼をしようと思って探した懐の銭は、ふらふら歩いていた途中でよく行く店のお気に入りの練り菓子にいつの間にか変換されていた。いつ買ったのだろう。しかしそれくらいしかあげられる物は無く。まあ店の小僧たちはそれでも喜んでくれるから、これでもいいだろうと、にこにこ笑いながら相手に案内をしてくれるお礼として、練り菓子を差し出した。)

>>95黒鉢殿

姿を見られて、口封じに来ない盗人さんだからねえ。……私はいたって真面目な商人でね、荒事には向かないんですよ。だから盗人さんが風情が分る人でよかった。こんな月夜に血の匂いだなんて、無粋ですからねえ?
(いつの間にか庭先に移動していた盗人は、じっと窺うようにこちらを見てからゆっくりとこちらに近づいてきた。なんとなく野生動物のようだと笑ってから、招いた理由を新たな酒を注ぎながら述べる。理由は簡単、一人で飲むのに飽きてきたということと相手の存在が珍しかったから。普通相手のような職業の者は、姿を見られればほぼ間違いなく見たものを殺すだろう。そう、口封じのためだ。なのに相手にはその気配がない。そもそも月の明るい夜に盗みに入ること自体珍しいだろう。そんなわけで、年甲斐もなく発揮された好奇心を抑えることもなく行動した結果だ。こんなことが知れたら番頭さんはまた頭を抱えるのかな?まあ、言うつもりはないが、想像するだけで少し面白い。ふふ、とお猪口に口をつけながら笑う。お猪口を空にすると、隣に座った相手にもう一つのお猪口を渡し酒を注ぐ。静かなその瞳は静かな湖にも似て、しかしどこか今日の夜空にも似ていると思った。その瞳と同じような感情の少ない褒め言葉に、ありがとうございますとまた笑う。嫌いじゃないという言葉にからからと少しからかうように。相手に酒を注ぎ終わると、また自分のお猪口に酒を注いで一口ほど口に含む。さっきとはまた違った味がした気がした。)

98凛(鴇浅葱/三) ◆079RkC9j9Q:2011/01/28(金) 19:26:42
>>87黒鉢
…それでも。…俺はこんな時代に産まれたくなかった、願わくば貴方たちとも平和な時代でお会いしたかったものですよ…
(相手のいうことはごもっともであった。この時代を生きる自分たちにとってそれは紛れもない真実だったし、変えようのないものでもあった。それでも散々逃げ惑ってきた事実を突きつけられて少々声を荒げた。確かにこの時代や自分たちの立場も理解していたつもりだったが、まだ幼い自分の心はそれを受け入れていなかったようで。どれほど人を殺めても良心の呵責からは逃れられなかった。ぐ、と唇を噛み締めると握り締めた拳が震えた。時々、今日のように生き様に迷いが出ることがある。迷いが出た日は決まって怪我を負うなり窮地に立たされるなりの結果が出るのだがそれも下級浪士相手だったからだ。今日はかってが違う。すう、と息を吸い込めば口から出たのは今が平和だったならと切実な願いであった。そのときの表情は哀しいようにも見えたが、ざあっと吹いた風に言葉も表情もかきけされ、風がやんだ頃には相手を見据えて強い眼光を放っていた)
はは、随分と余裕ですね?…残念ですが、俺競り合いはおろか真剣勝負自体あまり好きではないんですよ
(まるで上からものを言うような相手の態度に、あえて下手に回ったように薄く笑みを浮かべた。危険な賭けだとはわかっていたがプライドも邪魔してそっと鞘に手を掛けると静かに刀を抜いて相手へと向けた。先ほどまでの揺らいだ瞳は何処へやら、しっかりと相手を見定め剣先に歪みもなかった。しかしこれ以上の挑発には乗るまいと相手のでかたを用心深く見つめ、暫く動かずきっちりと間合いを保っていた)

99千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/01/28(金) 19:42:20
>>96 黒鉢
あんたは、いくらの価値があると思う?
(相手からこぼれた呟きは、己が作った武器に相手が魅了されている事を如実に表したものだった。相手が苦無を手に取る様子をただ静かに見つめる。他の武器を一瞥するが、やはり自分の勘は当たっていたようだ。手入れの為に取り出した時と彼の前に出した今とでは、何かが確実に違う。まぁこの事をいくら語っても他の者には理解してもらえないのだが。高揚する気持ちを落ち着けて相手を見れば、我に返ったらしく蕩けていた目がいつものそれに切り替わっていた。その様子に思わず口元を片手で隠しくっくと笑う。どうやらお気に召したらしい。相手に値段を言おうとしたが、ふと何を思ったのか逆に問いかけ)

>>97 遠野
じゃあ迷った大人。別に散歩にもなるし、気にしなくていーぞ。練り菓子……ありがとな。
(子で駄目なら大人でいいだろう、と適当に言葉を返す。もうそろそろ薄暗くなってくる。この男を一人でいさせるのは物凄く危険だ。最近不審な影をよく見かけるから、ますます危険だ。一応鎖鎌と…懐に短刀を忍ばせておく。戸締りをすると礼を言う相手に気にするなと言い、ひらひらと手を振る。菓子にはほとんど縁がない為一瞬差し出された物にきょとんと藍の目を丸くしたが、すぐに嬉しそうな表情になって礼を言い)

100黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/28(金) 21:06:31
>>97 遠野
盗人―…いや、まぁ…うん、いいかそれで。…今日は多分ずっと静かだから、ゆっくりと酒を飲むといいよ。
(盗人、と自分とは少々違う職業を口にされて頭巾と口当ての間から覗く瞳をぱたぱたと瞬かせて否定しようと口をひらくものの面倒になったのかなんとなく濁してしまうと、渡されたお猪口を不思議そうな顔をして受け取る。そうこうしているとそこに酒が注がれてしまい、どうにも飲まなければならない展開になってしまった。忍といえど基本的に常識や礼儀を大切にする性分である故に、注がれた酒は飲むようにしている。ゆらゆらと酒が揺れるそこに映る月を眺めていたが、彼のちょっぴり皮肉めいた言葉にゆったりと相手に視線を向けて静かな声色でそう言う。「多分」とは、…まぁ万が一彼が何か自分に不都合なことでも仕掛けてきたら始末してしまうつもりだったから。しかし酒を飲むにはどうしても口当てを取らなければならないが…と色々思案するものの、動物のように酒に鼻を寄せてすんすんと匂いを嗅いで、ちらりと相手に視線を向けてから少々躊躇しつつ口当てをするりと下げた。ちょぴ、とお酒に口を付けて一口含む。ふわりと広がる芳醇な香りに、無感動な瞳が僅かに輝く。「美味しい……」と呟き、相手に視線を向けて感謝の意を込めて軽くペコリと頭を下げ)

>>99 千渡
そうだなぁ……九両か十両といったところだろうか……。いいよ、何両でも出すから。…あ、欲しいものがあればそれでも良い。君は何が欲しい?
(悩むように虚空に視線を向けて僅かに眉根を寄せていたが、高級な武器として有り得るだろう値段を口にするものの、見れば見るほど欲しくなってしまったのか何両でも、と付け足して相手側に少し身体を寄せる。滅多に人に見せることのない顔を相手に近付けて、じぃっと相手を見る。静かな湖面のような黒い瞳に相手が映っているだろう。お金じゃなくてもいい、何か欲しいものがあるならそれでもよいと言うと軽く首を傾けて問いかける。自分の欲しいものと言えば暗器とお茶とお茶請けだから、一般的に何が喜ばれるものなのか分からなかったから、不躾ながらも相手に直接それを問うて)

101黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/28(金) 21:08:05
>>98
――…くっ…ふふふ、そうだね。もっと別の時代で、別の形で出会えていたら…君と私は、お友達になれていたかもね。まぁ、今更言っても仕方ないことだ。君は私を殺そうとしているし、私は君を殺そうとしているのだから。
(相手の言葉に驚いたように目を見開いていたが、この男にしては珍しく声を零して笑った。軽く肩を揺らして、目を細めて。本当に面白いことを言う―…考えたこともなかったな、と心の中で呟いた。相手の話に乗っかるとしたら、もし別の時代で別の形で鴇浅葱の連中と出会っていたら、殺伐とした関係でなく表の世界でいう「友情」とやらを築けていたかもしれないのか、とそこまで想像してまた可笑しくなったのかくすくす笑った。その想像を打ち消すように軽く頭を振って、相手に現実を突きつけるような言葉を口にしながら懐から縄標を取り出してヒュンヒュンと慣れた手つきで回し始めて)
―…おや、随分なことを言うね。私はいつも真剣だから、全力で君を殺しにかかるよ?…縄標、見たことあるかい?
(青白い顔を相手に真っすぐ向けたまま、手元で回されている縄標の速度はどんどん上がっていき、口からはさらりと恐ろしい台詞が零れおちた。普段の生活ならまず見ることのないこの武器を振り回しながら、「こう使うんだ」と呟いて放るものの、先端の錘は彼に命中するには程遠い処に飛んでいく。しかし、縄をくいっと引っ張るとまるで蛇のような動きで錘が彼の髪を掠めて手元に戻ってきて。面白いだろう?と言わんばかりに相手を眺めながら肩をすくめて)

(PL:連レス申し訳ありませんでしたorz/レスの長さ規制の関係で順番が入れ替わっています、申し訳ありませんでした)

102千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/01/29(土) 20:18:05
>>100 黒鉢
ふーん…じゃあで十両売ってあげるよ。って、顔近い。なんかもうくっつきそうなんだけど。………欲しいもの、か。………………ないな。あ、毒薬おまけしておく。
(相手の予想に満足そうに笑うと、相手の言い値で売ってもいいと言う。武器の価値が分からない輩は無駄に高い値段を提示してくるものだ。武器職人として、そういう奴には絶対に売らない。つまり彼は合格ということだが、相手の顔の近さに今までこうして誰かと顔を近づける事がなかったからか僅かに身体を強張らせた。相手の目に自分の幼さが残る顔が映っているのを見て息をつきたくなる。どうして自分は童顔なのか。時として相手を油断させるのに便利だが、悩みの種の一つだ。相手の問いに藍の目を軽く見開くと、目を伏せてぽつりと呟く。思い浮かんだのはずっと前に手に入らないと理解したもの。なのに未だに自分は諦めていないらしい。一瞬自嘲するように笑みを浮かべ、特に欲しいものは無いといつも通りの表情を作った。しかし相手は絶対に見破るだろう。適当に理由をつけ、相手から離れる為立ち上がろうとし)

103 ◆J91IGQ1WU.:2011/01/29(土) 23:58:14
(p:獅子尾様の募集キャラが空いていればやらせて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?)

104獅子尾(鴇浅葱/五) ◆YhhF25pwCs:2011/01/30(日) 02:50:04
>>103
(p:ふあああああ!!貴方様がやってくださるのなら自分はぜひやっていただきたいです><嬉しくてテンション上がっちゃいます←)

105獅子尾(鴇浅葱/五) ◆YhhF25pwCs:2011/01/30(日) 19:24:18
>>56
神添さん
…ぁ、は、はいっ…とっても可愛いし、それに幸せそうです。――え、いいんですか?俺、今ちょうどあなたとお話したいと思って…だって、こんな素敵な出会いなかなかないでしょう?嬉しいなぁ…
(ふわふわで柔らかくて暖かいこの仔の名前は豆助というらしい。上から聞こえる声を頭の中の働く機能は恥ずかしさという障害をくぐり抜けながら理解に結びつける。自分の体温よりも遥かに温かな豆助の熱がこちらへ伝わったのか、いや、恥ずかしさで熱くなった頬を相手に見せぬよう俯きかげんで彼の言葉に答える。彼の声色、しゃべり方を聞くとこの仔を可愛がっていることがひしひしと伝わってくる。頭から尻尾の先あたりまでを丁寧に撫でる、目を細めて気持ち良さそうにしている相手を見る。幸せそうな顔…そりゃこんなにお日様が顔をだして地に光と恵を注ぐのを身体で感じて、あんこの甘い匂いを毎日嗅いで、いろんな色のお菓子を目にして、賑やかな話声、おいしいご飯をもらって…そして何よりこんなに優しそうなご主人といつも一緒にいれるんだから幸せだろう。犬の気持ちがこちらに伝わってきたかのように自然と出た笑みを犬の主人である相手に向けた時に聞こえた言葉に黒い瞳は一瞬大きくなる。なんとお茶に誘われたのだ、しかもこんな素敵な人に!驚く気持ちを隠せずに急に立ち上がれば色素の薄い髪がふわりと揺れる。まるでご機嫌な豆助の尻尾のように。込み上げるうれしさを言葉にしながら飼い主と飼い犬を交互に見て、なんだか仲良しさんの仲間に入れた気がして心がどきりと跳ねた気がした/p:
ぜひ幸せにしてくださいwwわんこは本当に愛おしい…だから獅子尾もわんこにしたつもりがただのべたんべたんな野郎です´`迷惑をかけるかもしれませんがほのぼのな雰囲気でカバーしてあげて下さい(^^)/←

106獅子尾(鴇浅葱/五) ◆YhhF25pwCs:2011/01/30(日) 19:24:43
>>62
武器職人さん
…わ、ぁ!すごい!…急にお邪魔してごめんなさい。…わぁ、とてもいいものなのに使っていいんですか?
(入口から顔を覗かせる。薄暗い道からのせいか、屋根がある工房の中はさらに闇に包まれているように暗かった。ここに幾数の星が瞬いていたならばそこはもう夜だろう、と思うほどに。しぃん…と音を感じない。静寂につつまれたそこに少し不安を感じて、それを吐き出すように肺に溜まった重い空気を外へと出す。聞こえるのは自分の息使いだけ、そうおもった。その刹那、奥のそのまた奥に小さく感じたのは、殺気。その途端にこちらへと向かう鈍く光る己の命をあの雀のように空っぽにしてしまう道具がこちらへと飛んでくる。早い、そう思ったのは自分の眼に一瞬だけとらえた時。とす、と。そんな呆気ない音をたてて鎖鎌は自分の纏まった髪を数本だけ奪い己の真横の木の柱におさまっていた。ここまでの流れは己が顔を見せてから数十秒もたっていない。事を間違えれば己の目立たぬ赤い羽織りは血で真っ赤になっているはずなのに、あまりに早い相手の反応に感動を覚えたのか恐さではなく感心の声をもらした。鎖鎌を投げられたことも気にせず、すぐに自分が悪いと頭をさげて一礼。父上に習ったように3秒数えてから顔を上げればやっと見えた声の主。姿を見ると自分よりも多分年下のようでさらに感心する気持ちが高まった。そして、彼のその手には苦無。突き出されたそれを両手で受け取ればなかなか上等なもの。暗闇で鈍く光るそれは貪欲に血を欲しがっているようにも見えた。しかし今穴を掘るのにこれを使えば殺しの道具よりも遥かに素敵なことなんだ、と少し嬉しそうな笑みを見せて。しかしだ。武器を穴掘り変わりに使っていいものなのか、彼の筋に反してはいけないともう一度確認を、と再び問い掛けた。/p:気分屋さんも魅力の一つだと思います(・ω・´)萌えです!

107獅子尾(鴇浅葱/五) ◆YhhF25pwCs:2011/01/30(日) 19:27:12
(p:連レスすいませんでしたorzとりあえずできた方から返レスしました;)

>>78

うああっ、邪魔しちゃってすいません…でも凜くんが幸せそうだから仲間に入りたく…ぁ、ありがとう!…ふふ、ばれちゃったのは凜くんが頭いいからです
(にこにこ、にこにこ。まるで餌をもらえる犬のように彼の回答を心臓がわくわくするのを抑えながら待つ。彼の体温が手の平へと伝わり、まるで太陽に向けているみたい。そんな事を考えながら呑気な表情を浮かべていれば、彼の声程にビクリと肩を揺らす。いつもより低いその声は仲間内だからわかる不機嫌な時によく聞いたもの。慌てて手を彼から名残惜しむ暇なしに離せばすぐに謝り。遠慮がちに彼に視線を向ければ、ふわりと冷たいけれど優しい風が吹き、ざわざわと葉の重ね合う木々の合唱が聞こえたり、お団子の匂いがこちらの鼻をくすぐった。日の光で髪の色が黒だったり茶だったりと不思議、不思議に変わりそれもとても楽しく感じて。だから…そこの幸せそうな空間に入りたかった、そう伝えようと頼りなく眉をさげたままうまく回らない口を回そうとした時、彼が自然と隣のスペースを開けてくれた。嬉しい、そんな桃色の気持ちが頬に集まったのかほんのり赤く染めればお礼をいってで隣に座り。気持ちは心に収まりきらないのか、声がふわふわと自分の胸元あたりから口へと出れば、先ほど自分と当てられた事について。幼なじみの中で一番頭が回る彼、だからだよ。と彼と同じ視線に座り、遠くをジっと見つめた。/p:凜くんのツンデレ/私が勝手に思っているだけかもしれないが←/加減には到底及びませんwもっと萌え萌えさせて下さいねbb)

108千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/01/30(日) 20:04:08
>>106 獅子尾
え、言うことそれなんだ。………いや、だってそれ失敗作だし…全然いいもんじゃねーよ?いいもんって言うのはこういうのでしょ。
(自分は武器を投げたというのに、返ってきたのは感心したような声。思わず思った事がそのまま言葉がこぼれた。自分の手が少しでも狂えば物言わぬ姿になっていたというのになんて呑気な、といっそ感心してしまう。それと同時に来客はこういった事に耐性がある人物だと勘づいた。一般人なら感心する暇などないだろう。混乱して無駄に騒ぐだけだ。もしかしたら厄介な客になるかもしれないなと思うも顔には出さず、今までの経験を生かして平常通りの顔で対応した。一体それのどこがいいものなんだ。相手の言葉にそれは絶対にない、と首を軽く振る。自分が武器職人になって間もない頃に作った駄作の一つだ。売り物にもならないし、かといって捨てるという選択も出来ずに今まで保管していた。それが誰かの役に立つというのなら、貸すくらい別にどうという事は無い。しかし、この苦無のような物がいい品として認識されるのはいただけない。相手の腰にある刀を見ると適当に刀を掴むとすらりと鞘から抜き、こういうのがいい武器というんだと切っ尖を相手の首ギリギリに添えて不敵に笑み)

(/萌え…いや、なんかもう既にやらかしちゃってるんですが!!←)

109獅子尾(鴇浅葱/五) ◆YhhF25pwCs:2011/01/31(月) 19:01:45
>>79
遠野さん
……こんな気持ちでいても仕方ないんだ、しっかりしよ…うああ!いや、だ、だだ大丈夫です!大丈夫なんです!ぁ、えっと、そんな事より夜中の一人は危ないですよ!俺、送りますッ
(音も聞こえない静寂な夜、いや、自分が音を聞くことを拒否しているのかもしれない。頭の中を丁度目の前に広がる闇みたいな色をした長い長い糸がぐるぐるとこんがらがるようなイメージ。弱い、使えない、守れない、そんな言葉が誰かの声になって頭に響く。……いけない。自分らしくないと濡れてしまった犬のように首をふって情けない考えを振り払った。しかし、暗闇のなか、提灯の明かりにぼんやりと照らされた顔はいつも笑顔を絶やさない表情は対照的に暗いもの。自分の情けなさを取り除くように、己自身に声をかけた。その瞬間である。急に聞こえた声にビクッと身体を震わせ情けなさの塊のような声を吐き出す。そのおかげなのか、人に会ったためか先程よりもいくらかマシになった顔をそちらに向ける。暗くてよくは見えないが優しそうな声に全く警戒心を抱かない。先程の情けない顔を見られてしまっただろうか?そんな心配からいつも以上の笑顔を見せ、うまく言葉がでない唇を無理矢理動かし彼に“大丈夫”でたあることを伝えた。しかしこんな必死な言い方、逆に怪しまれるのではないかと話を変えるように急に任務時の真面目な顔を見せ。夜の一人は危ないと、先程盗人を取り逃がした汚名返上しようと家までの用心棒を名乗りでた。/p:絡んで下さりありがとうございます!!腹黒天然で年下を可愛がる若旦那…なんておいしいんだ(^p^)優しそうな感じの雪さんにきっと懐く獅子尾ですが腹黒をだしてびびらせたって下さいwこれからよろしくお願いしますね^^)

110黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/01/31(月) 22:27:29
>>102 千渡
――……どうして嘘を吐く必要がある?欲しいものがあるなら素直に言えばいい。私は人が欲しがるものが分からないから、教えてほしい
(小さく首を捻って眉間に皺を寄せて、立ち上がった相手を視線で追いかけながら訥々とした言葉でそう言った。綺麗な緑色の布の上に並べられていた針を手にとって指先でくるくると遊ばせながら、やっぱり美しいなぁと嘆息する。これに見合う報酬は何だろうか?今の人が喜ぶものは何だろうかと考えるものの、如何せん世間知らずというか浮世離れしているので何も分からない。近かったのか、と反省しつつも自分から離れていく相手に言葉を掛けながら、背中の後ろ側の畳に手をついて少し反るような形になると、結った黒い髪が畳をさらさらとそこを撫でた。分からない時には素直に人に教えを請うのがこの男の性質で、口にしてしまってから答えづらい質問だったか…と少し後悔し)

111夜守(錆浅葱/情報屋) ◆J91IGQ1WU.:2011/02/01(火) 00:34:03
【PF/協力者用】
名前:夜守(ヨルモリ)
年齢:29歳
所属:錆浅葱
役柄:いろんな情報を金と取引する情報屋
容姿:昔は結構伸ばしていた黒髪は今では家と決別すると同時にばっさりと切られ、何ミリかは残っているが坊主頭にされている。瞳の色は黒だが異常に淀んで深い闇のようになっていて、左眉には刀傷が走っている。顎には少し顎髭。着物は黒い小袖と黒いシンプルな羽織を着用している。帯は着物に良くあった色をその日に合わせて付けている、靴は黒い鼻緒の下駄。刀は腰に差しており、刀はシンプルなデザインではあるが大分使っているのがわかる。身長は175程度だが、体型は少し筋肉のついた細めの体型。
性格:情報屋らしく頭も切れて面倒見が良いが、敵と認識したものには容赦なく殺気を向ける。努力で頑張ってきたものの家を継げなかったことにコンプレックスを抱いているのか負の部分がとても強く、他人を利用したり騙したりすることは厭わず人も協力関係にあったとしても信じているように口や態度で見せておいて一切信じていない。家の話をされると微妙な顔をした後嫌そうに話を逸らそうとするがそれでもしつこくされると静かにもの凄く怒る。
武器:腰に差している何十年も使っている少し重量のある日本刀
備考:ある商家の長男として生まれたが、家は父親の命で弟が継いだためそのまま家を出て名字を捨てた。 甘党でいつも何かしらお菓子を買っている。一人称:俺or私、三人称:名前(苗字)くん、名前(苗字)さん。味方をしている錆浅葱には素直に信頼して協力しているように見せてしていない、ただおもしろそうだから協力しているだけ。獅子尾とは一度剣を使っているところを見られて憧れられているが、仲良く接しながらも何か利用出来ないかなと考えている

(p:>>103ですがこんな感じのプロフで良かったでしょうか。獅子尾様も主様もなにかプロフに不備があったら教えてください、すぐになおしますので/これからよろしくお願いします)

112千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/02/01(火) 17:39:31
>>110 黒鉢
んー……欲しいって言ったところでこの先絶対に手に入らないからだな。客に余計なものを背負わせる気は無い。
(棚に並んだ数々の小箱と小筒。中に入っているのは薬草から毒草、多種多様な植物だ。山までてこてこと歩いて行き採取してくるには時間がかかる為、残り僅かなものもある。自分以外区別がつかないであろうそれらの中から毒薬を選び出す。眉を寄せている相手に少し考えてから口を開いた。素直に言えたらどんなにいいだろう。自分が心の底から欲しているものを思い浮かべると温かく、そして苦い思いが広がった。相手は優しい。しかしここで本音を吐露してしまえば情けない姿をさらす事になるだろう。自分は武器職人、相手はただの客の一人だと突き離すように言い)

>>111 夜守
(/初めまして、若造武器職人の千渡といいます。素敵な情報屋さんですね。絡める日を楽しみにしています)

113獅子尾(鴇浅葱/五) ◆YhhF25pwCs:2011/02/03(木) 21:34:48
>>111
(p:遅れてしまって申し訳ありませんorzとても素敵で魅力あるかただと思います!!勝手にシリアスを期待しちゃ/ry獅子尾の猛アタックがうざいとは思いますがよろしくお願いします!!)

114黒鉢(錆浅葱/五) ◆nFMdZYYfzo:2011/02/04(金) 18:30:36
>>112 千渡
……この世界に生きていると、手に入らないものはたくさんある。だから、我儘を言ったっていいじゃないのかなぁ……君は、私達に良くしてくれているしね。
(慣れた手つきで様々な毒の瓶を取り扱っている背中をぼんやりと眺める。自分にも分るものもあれば、何だか分からないものもある。しかし彼が扱うのだからきっと便利なものなのだろう。彼の何処か諦めたような言葉に、こちらも静かな口調で何処か悟ったようなことを口にする。欲しいものはたくさんあったし、傍にいてほしい人もたくさんいたけれど、叶わないことの方がずぅっと多かった。彼も我慢を繰り返してきたのだろう。そこらに転がっているような人間なら無視するところだが、彼は自分の所属する錆浅葱をよく助けてくれているし、まぁいいだろうと心の中でつぶやく。。薄幸そうだといえば薄幸そうな、冷ややかだといえば冷ややかなその青白い顔を僅かに緩めて、相手に「さぁ言いなさい」と無言で促して)

>>111
(PL:うぉぉぉドラマティックPC様キタコレ!←/不可解な奴ですがよろしくお願いいたします〜^^*)

115千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/02/06(日) 08:08:55
>>114 黒鉢
………過去を変える力。俺が望んでいるものなんて所詮夢物語だ。
(適当に選んだ二つの小筒の側面に毒草名を書きながら相手の言葉を聞く。確かに望んだのもが手に入る者はほとんどいない。願いが叶う確率は低いのだ。だからこそ人々は己の願いが叶った時に幸せや嬉しい等の感情を手に入れる。自分もかつては感じていた。例えば武器を上手く作れた時、それを見て褒めてくれた両親の顔を見た時。後少しで成人という年になってもまだ親離れ出来てないのかと自分自身に呆れた。我が儘を言ってもいいじゃないか、自分達によくしてくれるという言葉に、思わず理不尽な暴言を吐きそうになる。自分が武器を売るのはただ単に金を得るためだけだ。表の人間よりも裏の人間を相手にした方が集まる金額は高い。ただお互いに利用しているだけ、必要とあれば表の人間に裏の情報を売る事もあるだろう。利害が一致した、それだけのことだと。感情を落ちつけて相手を見れば、若干柔らかな表情に書かれている「言え」という言葉。たぶんここでだんまりと決め込んだところで無理矢理言わせられるに違いない。ならばさっさと言ってしまった方がいいと、今まで誰にも言わなかった自分の本当に欲しいものを口にした。家族三人で笑っていた時間。それは前触れもなく壊れて自分の手からこぼれ落ちた。それを取り戻したい、過ぎてしまった時間を、過去を覆す力が欲しい。我ながら相当いかれている。小袋に小筒を入れると相手の前に置き、今聞いた事は忘れろと言い)

116凛(鴇浅葱/三) ◆079RkC9j9Q:2011/02/06(日) 23:40:42
(p/突然PLすみませんorzお返事がたくさん溜まっているのですが、パソコンが壊れてしまいただいま使用不能となっております;たぶん今月中には直るとは思うのですが如何せん私自身が多忙なこともあり、お返事に時間がかかってしまうと思います>< ですが必ず返しますのでキープというような感じでお願いしたいですノ なかなか来れずすみませんでした)

117ななし:2011/02/06(日) 23:49:39
すいません、参加希望なのですが、何かあいているキャラはありますか?

118白銀 雪 ◆/ksZNYGY5I:2011/02/06(日) 23:56:13
(p/ちょっと調べてきました;やっとトリップ思い出しましたTT)

119白銀 雪 ◆/ksZNYGY5I:2011/02/06(日) 23:56:48
(p/すみません;場所間違えました;)

120 ◆9eGZjvU1aA:2011/02/07(月) 15:29:45
(PL/一応一通り過去レスをみてみていらっしゃらないようなので、錆浅葱五人衆一 予約させていただいても宜しいでしょうか?)

121千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/02/15(火) 16:28:41
(/上げます)

122凛(鴇浅葱/三) ◆079RkC9j9Q:2011/02/17(木) 11:48:45
(p:長らく顔を出せずすみませんでした;とりあえずパソコンの状態もある程度よくなったので返事していきたいと思います)

>>92遠野
美味しいから俺もよく来るんですよ、ここ。…え?ちょ、そんな意味はないですよ。貴方のほうこそどうなんです、見る限り初めての来店と言うわけではないのでしょう?
(やはり甘いもの好きには悪い人はいない、と持論を繰り広げにこにこしながら相手に向き直る。自分の好きなものを肯定されて終始機嫌がよい様子だった。が、相手の何かを含んだ視線の意図に気がついたのか一瞬ぽかんとするも苦笑を漏らしやんわりと否定の言葉を言い放った。確かに可愛らしい娘だとは思うが、今の自分にとって女は必要なかったし作る気もなかった。しかしそれを説明すれば仕事の話に飛躍してしまう恐れがあったためか、その話を相手へと振った。にやにやと面白がるような笑みを浮かべながら。相手の気に掛けられた視線を気にすることもなく、先ほど歩いてきた様子からこの店に来るのは初めてではないと踏んでいた。もしや相手こそが娘を気にかけているのではないかと首をかしげて見せた)

>>94千渡
…自分で作った?…あの、もしや貴方刀鍛冶か何かですか?
(きっちりと収められた刀にほっとするのは自分だけではなくその場の野次馬たちも胸を撫で下ろしていた。街人の注意もこちらに注がれなくなったとき、耳に飛び込んできたのは自分でつくっているという言葉。ここ最近自分の刀の切れ味が悪くなっているのを懸念している自分にとってここでの出会いは願ったり叶ったりであった。それに先ほどの刀を見る限り腕はそこそこだろう。思わず歩き出した相手の肩を掴むとやや慌てた様子で声を掛けなおした。あわよくばつくっているものを見せてもらいたいというような期待をこめて)

123凛(鴇浅葱/三) ◆079RkC9j9Q:2011/02/17(木) 11:49:22
>>101黒鉢
ははっ、皮肉ですよね。まぁでも此方としては貴方の情報は欲しいところですからね……。っ!
(先ほど口にした言葉は確かに本心ではあったが相手の言葉でこの時代に順応していくしかないことを改めて思い知らされた。目は相手から逸らさぬまま口元だけでカラカラと笑って見せるが、目や雰囲気は笑っては居なかった。確かに相手の情報が少ないのは確かだったし、これからお互い生き残っていれば出会う回数も増えてくるだろう事で鴇浅葱にとっても少しでも多くの情報が欲しいところだった。時間でも稼いで何か得られるものがあるかと思案していれば速度の上がっていくそれ。どこかの資料では見たことがあったものの実物を見るのは初めてだった。ましてやそれが自分に向けられるものだとは思わず、些か身体が堅くなるのがわかった。気付いたときには錘が身体の横を通過しており思わず片手を髪のほうへとやった。動かなかったのではない、動けなかった。予測するのが難しい縄の動きに翻弄されたというのが事実だった。)
…それ、密売でもして手に入れたんですか?それとも自前とか?…錆浅葱の方は随分ちんけな方ばかりですね
(厄介だな。それが一番の印象だった。飛び道具を使う相手に対して生憎今日の自分は飛び道具を持っていない。これじゃあ間合いを取った分不利だと小さく舌打ちをすると一か八かの賭けで相手の懐へと駆け出した。やや相手のほうが高いという身長差を利用して身体を低くして相手にとっての身体右下のほうから刀を構え斬りあげようとして)

(p:返せてない方はまた後で返します!)

124千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/02/25(金) 13:10:52
>>122
刀鍛冶……まぁ、そうだな。俺は武器職人だけど、それがどうかした?
(いきなり肩を掴まれて目を丸くするがすぐに相手を軽く見上げ、頭の片隅で身長ほしいなぁとどうでもいい事を考えながら口を開く。刀鍛冶でも合ってはいるが、自分が作るのは刀だけではない為武器職人と言い直し、それがどうかしたのかと言葉を繋ぎ)

125千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/03/06(日) 15:57:49
(/過疎してますが粘り強く…上げます!←
今回は勝手にキャラ表を作ってみました。プロフが提出されているキャラだけですが……
漏れがあったらすみません(深礼)

【鴇浅葱五人衆】
一、リーダー格。人一倍正義感の強い、見た目優男。年齢23歳
二、短気で豪快で人情に厚い強面。年齢22歳
三、凛(本名/市河悠太郎)>>15
四、誘(本名/吉良故) >>8(主様)
五、獅子尾(本名/犬尾一太) >>39-40

その他
神添葛(甘党屋) >>36
遠野雪彦(呉服屋) >>70


【錆浅葱五人衆】
一、リーダー格。冷血で残忍、目的のためなら手段は選ばない。年齢26歳
二、荒者を束ねる所の出身。単細胞馬鹿。年齢25歳
三、詐欺師を束ねる所の出身。頭がよく意地が悪い。年齢23歳
四、綾藤伊織 >>14
五、黒鉢 >>17

その他
千渡紬(武器職人) >>34
夜守(情報屋) >>111

126千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/03/19(土) 11:47:54
(/上げます!!)

127千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/06/05(日) 20:39:53
(/だいぶお久しぶりになってしまいましたが皆さん元気でしょうか?
地震もありましたし…ご無事でらっしゃる事を願います。
さて…今回もしつこく上げますね。そして息子のキャラを思い出す為にキャラ設定を読み返そうと思います←)

128千渡 紬(武器職人/錆浅葱) ◆M1j2yE73Rs:2011/06/06(月) 13:25:20
>>124
(/よくよく見てみたらロル短ッ!!……すみません、気づくの遅すぎですね。ルールでもあるので書き直します;)

……まぁ、そうだけど。
(正確には刀鍛冶じゃなくて武器職人なのだが、それはこの際どうでもいい。いきなり肩を掴まれ目を丸くするがすぐに相手を軽く見上げて頭の片隅で身長欲しいなぁと他者からみればある種微笑ましい、しかし当の本人にしてみれば至極真面目で深刻な願いを考えながら訝しげに返事をした。相手が何を期待しているのかは薄っすらと分かったが、いつ客が訪れるか分からない為簡単に招く事が出来ない。自分の元に訪れる客は普通とは少し離れた者ばかりで、彼らに法外な値段でも武器を提供している自分も結構危ない位置にいるんじゃないかという自覚はある。ふといつだったか客の中の一人が世間話のように話していたとある組織に所属している男の話を思い出し、改めて相手を見るといっそ笑いたくなるほど特徴が一致していて、今日は出歩かなければよかったと僅かな後悔が生まれた。しかしここで逃げれば怪しまれる、刀を持ち直すと「それがどうかしたか」と首を傾げて見せ)

129支援:2011/09/14(水) 17:51:09
過疎ってから大分立ってますが支援です><

上げますね↑


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