【御伽噺の】Curse of fairy tale【アパートへ】

1：語り手 ◆tcxr.vnzYY：2010/12/18(土) 11:29:56: 【とある旅人の手記】

――あの街にある、とあるアパートには、御伽噺の呪いがかかっているんだって。
――へぇ、そうなんだぁ。

とある街で聞いた、とある少女達の会話。そんな会話に惹かれてか、私はそのアパートを探す事にした。
――行き着いた先は一軒の拾いアパート。なんでも、小さな洋館の跡地でそこに立てたらしい。
庭も充実し、其処に住んでいる住民達も人が良さそうだ。私はつられる様に、大家さんの部屋をノックしていた。
こっちの町に来てから、住居を探していた所だ。丁度空き部屋もあったらしく、その日から契約が決まった。

――ああ、噂は本当だったらしい。部屋に入った途端現れたのは――

――【fairy tale　hero（御伽噺の主人公）】

>>2世界観
>>3キャラ表
>>4入居届け
2：語り手：2010/12/18(土) 11:43:31: 【話】

とある街にある、一軒のアパート。外見は白い壁に覆われている極普通のアパート。
そんなアパートには、とある噂がかかっている。“此処の住人は御伽話の呪いに掛かっている”と。
何も知らずに入った住人達は、後々知ることになる。それは噂ではなく、本当だったと言う事に。
――【Curse of fairy tale（御伽噺の呪い）】が自らに降りかかる事に。
それは元はといえば、ここの元主――小さな洋館で暮らしていた少女のせい。童話が好きな少女だった。
少女は御伽噺が好きで好きで堪らず、御伽噺の主人公達を呼び寄せてしまったのだ。それはアパートになった今も変わらない。
一室に一人（二人も居る）という割合でアパートの部屋に住み着き、そこに定住した者に取り付く。
かつて愛をくれた少女のように、孤独な主人公達は愛を求めて。

【アパートの構造】
三階建てで、一階に五室、二階に五室、三階に五室ある。
部屋の構造は玄関に入ってすぐ廊下があり、少し進んで右手に寝室、左に小部屋、真っ直ぐ進めばリビング兼キッチン、リビングの右にユニットバス、といった風。
大家の部屋は一階の右突き当たり。アパートの前には庭があり、外からは柵で覆われている。
庭には芝生があり、花壇や木もある上に公園並に広かったりする。洗濯は各自、部屋の洗濯機を使い、裏手にある洗濯場で干す事。

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