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疑似家族
1
:
主
◆poDQcwcGXk
:2010/09/12(日) 15:48:32
『新しい家族が欲しくありませんか?』
それは無作為に選ばれた掲示板に掲載されていたたった一行の書き込み
そしてその言葉に動かされた九名の男女がとあるマンションに集った
性別、年齢、出身地、過去、彼らのどこをとっても今までの人生で交わるところなどない
ただ一つ共通するのが
『新しい家族が欲しい』
その思いだけ
自分が生まれ堕ちたこの家族とは別に自分にはもっと相応しい家族があるはずなんだと確信している彼ら
果たしてその確信は正しいものなのか…
『疑似家族』という名の集団で九名の男女の奇妙な共同生活が始まる
*規則*
・荒らし、中傷などはお止め下さい。名無し様からの注意もできるだけ言葉を選んでいただきたいです
・トリップは偽者出没防止のため付けることを必須とします
・ロルは中〜長ロルです。短すぎず、気負って長ロルを頑張ることなく気楽に楽しんでいければと
・名前の横に必ず役柄の記入をお願いします
・キャラの人数に制限がありますので予約制となります。予約期限は一週間、それを過ぎると自動的にリセットします
・キャラリセなどは主の方で不定期にお知らせして、その一週間後に実行いたします
・
>>500
を踏んだ人が次スレ作成をお願いします
>>2
に続く
2
:
主
◆poDQcwcGXk
:2010/09/12(日) 16:15:00
*設定*
・掲示板の書き込みに賛同して集った九名の男女の住居はとあるマンションの最上階
・それぞれ元の家族からは逃げ出しているが、会社や学校などはそのまま続けている者もいる
・時代背景は現代、場所背景は日本のとある都会のど真ん中
*募集キャラ*※年齢・役柄設定が若干おかしいのですが気にせずにお願い致します
父親
・35歳、男性、会社員
・元の家族構成:本人、妻、娘三人、女性至上主義家庭
・家族の中で男一人であったため存在感が薄く発言権が弱く妻の尻に敷かれっぱなし。本当は亭主関白な家庭を持ちたかったらしい
母親
・24歳、男性、フリーター
・元の家族構成:父、母、本人(長男)、弟二人、姉、妹、巨大財閥の当主一家
・元々女性になりたかったのだがそれが叶わず、大学を出たとたんに政略結婚をされそうになり冗談じゃないと家出して現在に至る
長男
・27歳、男性、ゲームプログラマー
・元の家族構成:父、母、本人、一般家庭
・所謂オタクで若干引き籠り気味な所があり、実家が居づらくなったので親離れ。兄弟に対して変態的な暴走気味の愛情を注ぐ
次男←主が頂きます
・18歳、女性、高校中退
・元の家族構成:父、母、姉三人、本人、妹、親馬鹿家庭
・女らしくという言葉が大嫌いだったが女子高に入れられ、例の掲示板を見た後に我慢が利かなくなり勝手に中退&家出。男として家族になった
三男
・15歳、男性、受験生
・元の家族構成:父、母、兄、本人、教育一家
・勉強勉強の毎日が嫌になり、若干病みかけていた頃に例の掲示板を発見し家出を決意。新しい家族のメンバーには異常なほど懐き、甘えたがる
長女
・22歳、女性、大学生
・元の家族構成:母、本人、妹、弟、母子家庭
・成績優秀ないい子ちゃんだったが、ずっと母親の傍にいたのでいい加減自分で生活してみたいと思い参加を決意。面倒見がよく己にも誰にでも優しく厳しい
次女
・13歳、女性、中校生
・元の家族構成:父、母、兄三名、本人、妹、弟、放任一家
・構われることなく放っておかれていたので、一度は構って欲しいという我儘から家出をし現在に至る。かなりの不良娘で喧嘩っ早く、頭の出来はざんねん
三女
・9歳、女性、小学生
・元の家族構成:父、母、姉二人、兄二人、本人、超お金持ち一家
・何も考えずにふらふらと散歩をしていたらいつの間にかこの街に来てしまっており、行く当てもないので参加中。天才児で電子機器も使えるが、かなりの不思議っ子
飼い猫
・29歳、女性、OL
・元の家族構成、一人暮らし
・家にいるときくらいは自由気ままに暮らしてみたいという意味不明な我儘からこの役を希望。年齢、恋愛に関する事は地雷の自称キャリアウーマン
>>3
にPFの書き方
3
:
主
◆poDQcwcGXk
:2010/09/12(日) 16:21:26
*参加届* ※こちらは
>>2
で募集されているキャラのPFです
名前:現在の家族での偽名、名字は『新家(ニイヤ)』
本名:元の家族での名前
役柄:
容姿:
性格:
備考:
募集:友人や元の兄弟など募集したい役柄はこちらに
*参加届* ※こちらは↑の人からの募集キャラのPFです
名前:
年齢:
性別:
役柄:
容姿:
性格:
備考:
それではさっそく
>>4
より予約受付を開始します
4
:
◆rsDfwt5DH6
:2010/09/12(日) 16:24:15
長女予約します。
5
:
◆rsDfwt5DH6
:2010/09/12(日) 16:31:01
すみません;
>>4
の予約を、長女から次女に変更します;;
6
:
主
◆poDQcwcGXk
:2010/09/12(日) 16:35:51
>>4-5
様
予約了解です
PF提出お待ちしています
7
:
◆zszeKwA71I
:2010/09/12(日) 17:30:47
三女予約します
8
:
主
◆poDQcwcGXk
:2010/09/12(日) 19:01:05
>>7
様
予約了解です
以下が主のPFとなります↓
名前:新家 刹那(ニイヤ セツナ)
本名:黒神 雪那(クロカミ ユキナ)
役柄:次男
容姿:漆黒の髪を切るのが面倒くさいからという理由で伸ばしっぱなしにしており、その長さは現在背中を全て覆い隠してしまうほど。それを項の所で適当に紐だったり輪ゴムだったりでとりあえず纏めており下ろすことは風呂上り以外は滅多にしない。前髪は右側に髪が多くなるような分け方で、長さは胸下辺りまであるので鬱陶しいらしい。瞳は普通に漆黒で切れ長吊り目なのでかなり目つきは悪く、お世辞にも愛想がいいとは言えない。身長は170cmと女子にしては長身で、体つきは華奢だがなよなよしていないので脆弱には見えない。服装は何故か既に学生の身分ではないというのに何処から持ってきたのか黒の学ランを年がら年中季節感なしに着用している。それが殆ど普段着のようなものになっていて、家での寝間着などは適当に家族の男組のシャツなどを勝手に拝借してそれだけをワンピース代わりにして歩きまわっている
性格:女らしくするのが嫌だから学校も辞めてやるときっぱり言えるほど自己主張が強いときもあるが、それは一部の彼女にとって何があっても譲れないものが来た時だけで、普段は結構周りに好きなように適当に流されるのを好む。どうでもいいような己の生死に関わらないこと、利害が特に感じられないことは基本的に周りに任せて自分は命令される側に回る。自由気ままな人生を送りたいと思っており束縛されるのが嫌い、なので滅多に家族の言うことなどは聞かず機嫌が悪いと最悪指図されると苛立つ。常に一歩引いて物事を見る癖があり、誰かが馬鹿な真似をしているのを見ると笑うのではなく本気で引いたような表情を浮かべていることがある。何に対してもあまり執着心が無いので、好き嫌いなどは大体その場その時その状況によってころころと変わる
備考:一人称「オレ」二人称「アンタ、呼び捨て、兄貴、姉様、母親、父親…等」口調は基本的に男のように雑だが、同級生などに会った時には最低限自分なりに気を使う。自分のことには基本無関心で、髪も適当だしお化粧やお洒落なんて興味なし。実は年下が苦手なので自分よりも下の兄弟に対してはどう接すればいいのか分かっていない。学ランの入手先は不明、部屋着として拝借しているのは日替わりで男組のシャツ。女組や母親から服を借りようという気はさらさらなく、女のこの恰好をさせられそうになると全力で逃げるか全力で怒る。かつての女子高の同級生と会うと、口調や態度で気は使うがはっきりと相手に対して拒絶の色を示すことが多くあの頃のことは自分の中で封印してしまっている
募集:女子高時代に仲の良かった人を募集させていただきたいです。お嬢様系で彼女と正反対の雰囲気の方だとありがたいですが基本的に好きなように設定していただいて結構です
9
:
◆0YKiTvjPJ2
:2010/09/12(日) 20:30:02
三女予約します
10
:
◆0YKiTvjPJ2
:2010/09/12(日) 20:31:10
良く見ていなくて申し訳ございません。既にいらっしゃったので三男を予約します
11
:
◆fQKcm2yBGQ
:2010/09/12(日) 20:57:25
(p:長女予約しますノ
12
:
◆74Vs4Bmj/g
:2010/09/12(日) 22:24:56
(/p:主様の募集キャラをやらせていただいても宜しいでしょうか?)
>>主様
13
:
主
◆poDQcwcGXk
:2010/09/13(月) 06:31:44
>>10-11
様
予約了解です
PF提出お待ちしています
>>12
様
予約了解です
ぜひお願い致します
PFお待ちしていますね
14
:
◆pqGBuKPr5k
:2010/09/13(月) 13:09:13
母親予約します
15
:
◆xRfuOJk3h.
:2010/09/13(月) 16:28:52
飼い猫予約します。
16
:
主
◆poDQcwcGXk
:2010/09/13(月) 22:01:35
>>14-15
様
予約了解です
PF提出お待ちしています
17
:
新家 憂(次女)
◆rsDfwt5DH6
:2010/09/17(金) 22:02:32
*参加届*
名前:新家 憂(ニイヤ ウイ)
本名:葛城 憂 (カツラギ-)
役柄:次女
容姿:毛繕いの十分に出来ていない、焦げ茶色の髪は肩まであって、常に後ろの高い位置で一つに束ねている。近頃の流行を気にしてか前髪の両側だけは長めに残し、後は目に掛からない程度のぱっつん。猫の目のように丸く端の吊り上がった目の色は、髪よりも明るい茶色。お洒落に関心はあるが、無駄にふりふり、装飾の多いものは好まずシンプルなものばかり身につける。よってアクセサリーも愛用するのは簡素なデザインのシルバーアクセ。家ではフードの付きの桃色で、可愛らしいキャラクターのプリントが付いた、だぼっとしたサイズの大きいパーカーにデニムのミニスカ姿で居る事が多い。制服はブラウスに赤のネクタイ、紺色のベストにスカートとお洒落には些か不自由なものだが、スカートは折って、長いシャツの袖は捲り、ネクタイにはピンを差したりと微妙にアレンジはしているものの大して効果はない。最近の発育のいい学友に比べ身長は低く、150ギリギリ。胸も当然だがまだ成長の見られない、ふんわりと盛り上がっている程度。
性格:人当たりは良いが決定的にカルシウムが足りてなく、気に入らない事があればすぐ暴力に走る不良娘。機嫌が良い時は好意的で親切なくせに、悪い時とのギャップがひどいので余計に性質が悪い。全く娘の世話をしない親とは反対に、友達に対してはお節介を焼くのが好きで心の底では年上に構って貰いたがり。普段はツンと澄ました生意気な態度ばかり取る。まだまだ子どもなので素直になるのが嫌い。負けるのも嫌い。仲間はずれにされるのも嫌い。の三拍子が揃い、中に入りたい一心で大人の話にも顔を突っ込む悪癖も持つ。頭は残念な出来だが悪知恵ばかり働く。特に漢字が苦手で、国語的な表現などもさっぱり。辛うじて人並みのちょっと下になれるのは数学と、大好きな体育だけ。つまり体力馬鹿。自分の考えをハッキリに言うことは出来るが、無条件に人を認めたり、懐いたり、自分が弱いと思われるような言動はできない。
備考:一人称は「あたし」二人称は「おとーさん(おかーさん)」「○○姉ぇ」「○○兄ぃ」など。誰にでも意地を張っているが、年が近めで不思議っ子な三女、又、年が離れて過ぎる飼い猫役へは複雑に思っているため少々ぎこちなかったり。でも、元の家族とは違って他人である自分でさえ特殊な愛情をくれる今の家族を、口には出さなくとも好いている。
募集:特に無し
(/予約をした者です。もしPFに支障がありましたらご指摘くださいノシ)
18
:
主
◆poDQcwcGXk
:2010/09/17(金) 22:23:52
>>17
様
PFに不備はありませんので参加歓迎します
絡み文を投下して下さい
19
:
新家 憂(次女)
◆rsDfwt5DH6
:2010/09/17(金) 22:59:07
(/絡み文です。変に気合が入って冗長なロルになってしまいましたが、初回という事でこれからは時間の関係もありますし短くなりますorz/乱暴でぶきっちょな子どもですが、どうか皆様よろしくお願いします!)
(さらり。吹き抜ける秋風に、少女の束ねた焦げ茶色の髪が攫われる。かといって寒さが身を襲う訳でもなくむんわりとした熱気が運ばれる訳でもない。丁度いい位の気持ち良い風が肌を撫でては去っていく。葛城憂改め、新家憂は、見慣れた下校ルートを歩きながらぼんやり空を眺めていた。こつ、こつ、と固い靴が地面とぶつかる音が続くていく。視野を過ぎ去っていく見慣れた景色にはいつもと何ら変わらない、彼女の下校風景が広がっていた。疎らな人の通りに、石畳で舗装された道の両脇には大きな樹がこの道の終わりまでアーチのように続いていて、道が終わってから小道に入って抜ければちょっとの距離で家に着く。ふと、耳に馴染みのある携帯電話のメール着信音が鳴り浮遊しかけていた意識を呼び戻されると、背後に手を回して緩く口の紐を締めたリュックに右手を突っ込み中身も見ずに携帯電話を探す。どうせ教科書もノートも詰まっていない、何冊ものマンガが詰まったカバンだ。授業に必要な物は全て学校に放置しているから支障は無く、見えなくても、簡単に指先に固い何かが触れ目当ての携帯電話が見つかった。どこか億劫そうでもあり緩慢な動作でスライド式の携帯を操作し、メールボックスに目を通して無意識に舌打ちが漏れる。大して読む気にもならないメルマガだった。自分が心待ちにしていた物とは違う。未だに元の家族からのメールは来ない。とっくに自分の家出には気付いているだろうに、捜索願は出すだけ出して放置なのか、それとも出すも無いのか。込み上げる落胆と、苛立ちに、携帯をスカートのポケットに仕舞い込んでからもう一度舌を打つと、自然と歩みの速度が上がる。こつこつ、から、すたすた、に音が変わる位に。やがて舗装された道が終わり、狭い小道に入って行っても憂いは一向に晴れず。むす、と無愛想に唇を引き結び、すたすた歩いていく。畜生、畜生と口の中で呟きながら。家の前に着く頃にはもう空にも微かなオレンジ色が滲んでいて。鍵を回し、玄関の扉を開く前に少し立ち止まって重たげな息を吐く。あたしは、葛城じゃない、新家、憂。そう言い聞かせるように強く思えば、ノブを握った手を捻り“我が家”への帰宅を確認するかのように大きな声で、)――ただいまっ!
20
:
新家 刹那(次男)
◆poDQcwcGXk
:2010/09/18(土) 07:30:20
>>19
憂
(p:絡ませていただきますね^^可愛い妹ちゃんにメロメロの本体です+←/なかなか愛想の悪い兄貴(?)ですが宜しくお願いします!!)
(学校というものは人間関係が難しくて面倒臭くて耐えきれなかったのであと少しで卒業という所まで来て結局辞めてしまった。後悔というものは全くないが、そのため現在はもろフリーターなので朝は何かと家事を手伝ったりすればいいが午後ははっきり言って暇だった。暇人となり果ててしまってはどうしようもなく、今日は父親役の人の箪笥から勝手に拝借してきた白シャツを身に纏っていた。それはワンピースとして着用するには彼女の身長があり過ぎるような気もしたが、所詮家の中にいるのは"家族"という括りの中の人間だけなので問題ないと勝手に解釈。元よりこんな男として生活している彼女がこんな恰好でいいのだろうかと突っ込みたくなるが本人は何も変だと感じていないらしかった。冷蔵庫から飲み物を取り出そうとして畳に寝転がっていた女性にしては長身な体を気だるそうに起こす。ダラダラと歩いていけば普段の倍以上の時間をかけて冷蔵庫に辿り着きその扉を開けた。冷たい冷気に目を細めながら中を詮索していくも、どうやら目当てのものは見つからなかったらしい。うんざりと諦めと面倒の表情を浮かべながらそれを買いに行くことに決めたらしい。普段は適当そうだが意外とおかしなところで頑固だったりするのが彼女の性分だった。そのまま冷蔵庫の扉を閉めると玄関の方へ行くために廊下へと出た。その前に下に何か履けと突っ込んでくれる人がいないのが午後の新家家だった。このまま外に出てしまっては何かと問題が起きそうな窮地に陥った彼女は全くその危機に気づいていない。玄関に辿り着くと適当に転がっていた誰かのサンダルを引っ掛けてドアノブに手をかけようとした。その一瞬先に扉の方が何故か開き、体勢を崩しかけたので慌てて横にあった壁に手をついて体を支えた。大きく元気な少女の声がはっきり言って耳に痛い。誰かと思えば現在自分の妹となっている次女の姿があり、やっと今日も学校という集団生活の檻から解放されてきたのだろうかと安堵する。一瞬生命の危機を感じたせいで心拍数の上がっている心臓を落ち着かせるために一つ溜息を吐いて、苦笑を浮かべながら言葉をかけた)
―――おかえり、憂
21
:
新家 憂(次女)
◆rsDfwt5DH6
:2010/09/18(土) 09:23:04
(/あら、素敵なおね…お兄様が(´ω`*)←いえいえ、愚妹ですが此方こそよろしくお願いしますノシ)
あら、刹那…兄ぃじゃない。わざわざあたしのお出迎え?――それとも、どこかにお出掛け?
(扉を開いてまず視界に飛び込んだのは見覚えのある顔だった。それも当然だろう、だって家族なのだから。血縁はなくても絆で繋がっている、そんな自分の家族。…先程も、自分は葛城じゃなくて新家の人間だと心に誓いを立てたばかりじゃないか。そう思い、引き結ばれていた唇を僅かに緩ませた笑み浮かべれば穏やかに彼女の名を口にして。実の所、相手の役は兄であるがれっきとした女性なので、名前を呼ぶ時にいつも一寸の躊躇してしまうのは秘密。まあいつかは慣れていくだろうと大して気にも介さないが。それから口端を軽く持ち上げ、わざとらしい所作で腰に手を置けばほんの少し嫌味ったらしくも取れる、語尾の弾むような口調で首を傾げつつ自分の迎えなのかと問い。これもつい意地を張ってしまう彼女にとっては、精一杯の頑張りと甘えであるが相手に伝わりはしないだろう。放任主義な家庭で育った憂にとって、素直な甘え方は分からないし、教えられてもいない。けれど、自分は間違いなく目の前の彼女も含め、今の新家の家族を好いているし、これからも良好な関係を維持していきたいと心から思う。しかしそう思っていても口から出る言葉は相手の逆鱗に触れるか触れないか微妙な所の、生意気な台詞ばかりで。…本当はすっごく、今にも抱き着いて構って貰いたいくらいなのに。少女の軽口が終え、暫らくそんな風に考えていると何秒かの沈黙が二人の世界を支配して、そこでやっと次の言葉も発して場を凌ぐべきだと残念な出来の頭が判断した。ちらり、と透けた茶色の目を泳がせて相手の身なりを確認する。いつもと変わらない彼女の部屋着に、手に持っているのは財布らしきもの、爪先にはデザインの渋さから多分この家の男性陣の私物かな、なんて邪推のできるサンダルを引っ掛け、今現在の体勢についても加味して、相手がここまで来ていた本当の理由を察する。拙いながらも頭の中で揃った情報を繋げていき、結果、近所への買い物だと結論付け、少しきょとんとした顔をすると先程より深く首を傾げ確認してみた。そして言い終えてから直ぐに少女の顔には、何か期待しているように、緩んだ表情が浮かんでいて。まだまだ子どもだからか、つい願望に堪え切れず口を開けば、)
――ねぇねぇ、あたしも付き合ってあげてもいいけど?別に、一緒に行きたい訳じゃないけどさっ。
22
:
◆isMWtN67p2
:2010/09/18(土) 20:26:46
(p;長男空いてましたら予約します。)
23
:
主
◆poDQcwcGXk
:2010/09/18(土) 22:46:02
>>22
様
予約了解です
PFお待ちしていますね
*現在の募集キャラ*
父親
・35歳、男性、会社員
・元の家族構成:本人、妻、娘三人、女性至上主義家庭
・家族の中で男一人であったため存在感が薄く発言権が弱く妻の尻に敷かれっぱなし。本当は亭主関白な家庭を持ちたかったらしい
24
:
新家 刹那(次男)
◆poDQcwcGXk
:2010/09/19(日) 10:07:32
>>21
憂
(p:ツンツンな妹ちゃん!!本体が遊んであげたい←Σ/いつか素直に甘えてくれる日を待ってますノシ)
本当はお出掛けだったんだけど…ま、可愛い可愛い俺の妹である憂のお出迎えということにしておいてやるか
(目の前で一瞬唖然としているような驚いた顔をしているのは今現在一緒に暮らしている妹の姿で、きっと自分自身彼女と同じような顔をしているんだろうと思う。ドアを開けようと手を伸ばしたのに先にドアの方から開いてしまえば驚くのも無理はないだろう。なんとか体勢を元の位置に、壁から手を離して普通に立つと改めて妹と向き合った。彼女の生意気な言葉遣いに最初の頃こそ一瞬苛立ったりもしたが、長く暮していればそれなりに相手の言葉の裏も分かるようになる。わざとらしい態度を示す相手に付き合うように、わざとらしく頭を片手で掻きながら残念そうな表情で相手を見下ろす。本当は買い物に行くつもりだった、なんてどうしてそこまで正直にあっさりと言ってしまうんだろうか。素直じゃない相手にお仕置きとばかりに逆に素直すぎるくらいの言葉をわざとらしい意地悪な笑みと共に。しかしさすがに苛め過ぎるのはよくない、この年頃の女の子は繊細なんだと分かっているからこそ程ほどにしておく。頭をかいていた方の手を相手の明るい色の髪に伸ばして柔らかなその髪を梳く。しょうがない、というような表情で相手の出迎えだと言って薄く笑った。己の頭を掻いたり手を伸ばすとどうしてもシャツの裾が上がってしまい、元から太腿の半分以上が露わになっているのにさらにそろそろ下着まで危なくなってくる。こんな恰好で外に出ようとしている彼女は天然を通り越して常識が無いようだった。沈黙の中で相手の視線が自分の身の回りを眺めているのを感じる。適当に引っ掛けたサンダルや、財布を見た彼女の無理矢理掻き消すような言葉に笑いそうになる。本当に素直に連れていってほしいならそうと言えばいいのに、こんなに甘え方を知らな過ぎる彼女が少しだけ可哀想で自分だけにでも甘えてくれればいいのにと切に願う。期待しているような既にはしゃいでいる相手に苦笑を向けながら首を傾げて意地悪なことを問いかけてみた。どうやら彼女は自分の服装の不備に気づかないまま外へ出ようとしているらしい)
―――憂が連れてって欲しいってんなら、優しい優しいお兄様が連れていってあげてもいいけど…お前、宿題どーすんの?
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