>>51 Dark
―…なにしてるんですか?こんなところで、ぼんやりと。(昼を過ぎて少しした時分、食べることに忙しいのか通行の場所としか捉えられない廊下には人気もなく、昼だというのに静かな雰囲気になんとなく疲れを感じ誰もいないのを良いことに小さな溜め息を吐いて、ふと前方にへと向けた視線で捉えたのはグループ最年少の少女で、窓の外を眺めてぼんやりしている姿に目を細める。何か考え事でもしているのだろうか、話し掛けては邪魔になるだろうか…暫くそんなことを考えていたがやがてゆっくりとした歩調でさえ縮まって行く距離は明らかで、考えることを止めて不意に隣に並んで立ってみれば相手の視線の先に何があるのかと、暫く外に視線を這わせるかのように向けるが自身が興味を持つようなものはなく、ゆっくりと顔を向けては首を傾げては興味本位に問い掛けて)