地獄館と静粛部 - 1275393978 - したらば掲示板

1：街角 ◆jMx3.IgzrU：2010/06/01(火) 21:06:18: 中世ヨーロッパのとある街
そこの裏路地にある一つの扉
古びた鉄格子の扉を開ければ目の前に広がるのは地下へ繋がる暗く長い階段
降りていくとアンティークが所狭しとガラクタのように積み上がっている部屋に辿り着く
その中央には大きな椅子と人影
椅子の背後に控えるのは五人の男と双子の少女
椅子に座るのは一人の少女
幼子とは思えない雰囲気を纏った彼女は裏世界で魔女と呼ばれる女
裏世界のほとんどの権力をその小さな掌に納めているという噂

「キミはお客さん？それとも……僕を殺しに来たの？」

楽しげに告げる言葉は常套句
お決まりの言葉で来訪者を出迎える
この店は表向きはただのアンティーク雑貨屋
本業の裏向きは怨み昇華屋、人呼んで"地獄館"
代償は金だったり新たな権力だったり店主の気分で変わる
その仕事の成功率は十割
現在のところ失敗したことはないという
彼女達の手によって何人もの人間が人知れぬ間に行方不明になっている

普段依頼を持ってくるのは契約を結んでいる情報屋たち
自ら依頼を持って来るほど切羽詰まった人間は滅多にいない
そういう面白い人間を店主は待っているらしいが

一方で、裏世界に顔を利かせ良いように世界を動かし始めている彼らを良しとしない者たちがいた
警察という組織の中でも更に正義感が強かった一人の男は決意する
己の"妹"の暴虐を止めてみせると
地獄館を潰すために男は自らある部署を作った　その名も"静粛部"
妹のためだけに上層部まで上り詰めた男は自ら行動を開始した
五人の同志と二人の補佐を連れて
夜の街裏の街を這いずり回って獲物の足跡を追う
そして、依頼人以外の人間には見つけられないはずのその店をついに見つけた

始まりはただの兄妹喧嘩から出来上がったこの二つの組織
それが周りの人間の人生も世界も未来も過去も巻き込んでいるだなんて知らずに
今ここで本当の決着の幕が切って落とされた

勝つのは正義か悪か
まずどちらが正義でどちらが悪か
それこそが曖昧な　慣れ合い　騙し合い　潰し合い　殺し合い　が始まる

>>2に続く
2：街角 ◆jMx3.IgzrU：2010/06/01(火) 21:10:39: ※いまさらですがここはダーク推奨スレとなっております、参加・閲覧の際はご注意ください

【序章】

あるところに二人の少し年の離れた兄妹がおりました
父親はなく、母親が一人で育てていました
どちらも特に悪さをする子ではなく
いたって普通な親思いの優しい子たちでした
しかし、ある日母親が誰かに殺されてしまいました
一般の家庭よりも幾分か貧しかった彼らの事を警察はろくに助けようとはしませんでした
既に成人への道に足を踏み出していた兄はその悔しさを糧に警察へ入ろうとし、その間違った組織を作りなおそうとします
けれどまだ幼かった妹の方はそうはいきません、復讐を考えます
そして起こってしまった兄妹喧嘩
兄は理論的に妹を諭そうとし、妹は決めてしまったものは曲げる気がありません
この先誰の人生が狂おうともまだ幼い少女にとってはどうでもいいこと

けれど結局なにも起さないままにある日いきなり妹は姿を消してしまいました
まるで霧のように存在していた気配さえ残さず

以後決して姿を見せることはなく十年余りの月日が経ちました
兄は見事に警察へ入りエリートとして出世の道を歩みます
妹は裏世界の掌握人として人々の怨みを歪んだ形で晴らします、他人の怨みを晴らしていつの日か自分が怨みを晴らすその時に神に咎められないように

はるか昔に仲の良かった兄妹の面影は何処へやら
やっと再開を果たした二人は背中合わせの世界に生きる者同士となっていましたとさ

>>3に続く
3：街角 ◆jMx3.IgzrU：2010/06/01(火) 21:14:22: 【地獄館詳細】
・店主はどう見ても子供にしか見えない素性不明の女
・店員達は全員店主に何らかの恩や義理がある者
・メイドは昔店主に孤児だったところを拾われている
・地獄館へ来るのは大体が情報屋で依頼人本人が来るのは稀
・依頼は完全遂行するが事後処理は殆ど請け負わない
・ここへ一歩足を踏み入れればこの先の人生がどうなるのか分らないので地獄という名が付いている
・報酬は金だったり能力だったり権力だったり物だったりと店主のその場の気分で変わり最悪は命
・一応裏工作で表向きは健全なアンティークショップとして違法な事はしていないことになっている

【静粛部】
・警察の捜査係の一つ
・店主の兄による完全な職権乱用によって作られた部
・地獄館を確実に潰すため部下は最小限に選抜されており、全員何らかの形で店員達に関係があるものばかり
・協力者たちは今までの全ての罪を見逃すという異例の措置で協力させている
・組織内では忌み嫌われている部で風当たりはきついが当人たちは気にしていない
・部下や補佐達はリーダーと店主の関係を知らない
・普段は裏路地を見回るという地道な作業で店員の足取りを掴もうとしている
・店主以外の者への攻撃は許可されている

>>4に続く
4：街角 ◆jMx3.IgzrU：2010/06/01(火) 21:15:32: 【規則】
・荒らし、中傷立ち入り禁止
・名無し様からの注意は素直に聞き入れる
・トリップ必須
・長ロル推奨、最低500文字
・ダーク推奨
・恋愛一応許可、ジャンル不問
・激グロ禁止
・名前の後に(役柄)記入必須
・予約者は三日以内にprofile提出必須
・profile提出後一週間以内に顔出しがなければリセット
・キャラリセは不定期
・キャラキープ有、連絡必須
・>>500を踏んだ人が次スレ作成

【profile】
Name：名前/英名のみ
Year：年齢/役柄設定に相応しく
Gender：性別/
Look：容姿/過度の美化禁止
Nature：性格/極力被らないように
Role：役柄/>>5より選択
Weapon：武器/刃物や銃器だけでなく話術や体術などもあり
Note：備考/一人称、過去など

>>5に続きます
5：街角 ◆jMx3.IgzrU：2010/06/01(火) 21:19:11: 【募集キャラ表】

『地獄館』

店主…幼い少女の姿をした者。年齢不詳　←すいません；主がやります

メイドⅠ…店主付き双子の姉。店主よりは年上に見える
メイドⅡ…店主付き双子の妹。二卵性なので双子の容姿は違う　

店員Ⅰ…依頼の実行員。フリーの情報工作屋の男
店員Ⅱ…依頼の実行員。無敵の詐欺師の男
店員Ⅲ…依頼の実行員。マフィアの元締めの男
店員Ⅳ…依頼の実行員。実権を握る政治家の男
店員Ⅴ…依頼の実行員。店主の護衛を務める殺し屋

情報屋…依頼の運び人。男女各三名づつ

『静粛部』

リーダー…若くして上層部入りした青年。店主の実の兄

補佐Ⅰ…部長に心酔している女。戦闘能力も上級
補佐Ⅱ…店主に怨みがある女。頭脳派で冷淡

部下Ⅰ…店員Ⅰのライバルだった男
部下Ⅱ…店員Ⅱを長年捕まえようとしている男
部下Ⅲ…店員Ⅲに昔裏切られた女
部下Ⅳ…店員Ⅳの右腕だった女
部下Ⅴ…店員Ⅴに恋人を殺された女

協力者…店主に怨みを持つ裏世界の住人男女各三名づつ

>>6より予約受付を開始します、皆様のご参加お待ちしています
6： ◆JzWUpKWqTA：2010/06/01(火) 21:25:37: 静粛部のリーダー予約
7： ◆ZFCxYsJaIA：2010/06/01(火) 21:45:56: メイドⅠを予約します。
8：街角 ◆jMx3.IgzrU：2010/06/01(火) 22:09:33: >>6-7様
予約承りました
Profile提出お待ちしています
9： ◆RhCSjLTopA：2010/06/01(火) 22:20:52: 店員V予約★
10：街角 ◆jMx3.IgzrU：2010/06/01(火) 22:27:39: >>9様
予約承りました
Profile提出お待ちしています
11： ◆OmmP3XWjMg：2010/06/01(火) 22:49:53: 部下V予約しますノ
12：街角 ◆jMx3.IgzrU：2010/06/01(火) 22:51:59: >>11様
予約承りました
Profile提出お待ちしています
13：キア＝フェベル ◆OmmP3XWjMg：2010/06/02(水) 01:23:09: 【profile】
Name(名前):キア＝フェベル
Year(年齢):21歳
Gender(性別):女
Look(容姿):闇の様な黒の髪色で、後ろで雑、大ざっぱに三つ編みをしていてゆるゆると今にも解けそう。瞳は銀色で少し気の強そうな印象を与えてしまいそうなくらいに目がキリッ、とつり上がっている。昔、殺された恋人から貰った、真面目そう且つ、何処か地味な感じの濃い紫色をした縁の眼鏡を常にかけている。そしてまたも貰った紅い色のガラス玉が真ん中に入れ込まれているクロス、十字架の形をしたネックレスも常に首からぶら下げている。服装は真っ白なブラウスに黒のネクタイ。下は黒の膝少し下までのスカートと少し地味。だがブラウスは一応ネックレスが見え隠れするくらい、上から一つ程ボタンを開けている。けどネクタイをキツキツに締めているのお陰で大胆には見えない。髪は戦闘になった時の為常に後ろへと下ろしている。
Natere(性格):一言で言えば真面目。とにかく責任感が強く、何があっても動じない、と言う冷静な場面を多く持つ。大切な人を傷つけられると普段の冷静さからは想像出来ない泣き顔を見せ、怒りをぶつけるかの如く好戦的になる。(※続
14： ◆ZvLEU5/JRA：2010/06/02(水) 01:32:33: 店員Ⅳ予約
15：キア＝フェベル ◆OmmP3XWjMg：2010/06/02(水) 01:50:19: ※続)あまり表には感情表現を見せないが、言動には少しばかり感情を出す。常に、誰に対しても敬語。年下でも同い年でも敬語で唯一タメ口になれたのは恋人だけだったと言う。笑顔を見せた事があまり無く、静粛部の中でも彼女の笑顔を見た人物は居ない。敬意ある者には礼儀正しく普段よりも堅くなる←。
Role(役柄):部下V。
Weapon(武器):腰辺りに二丁の拳銃を常備してあり、体術を得意とするので体術と組み合わせた銃さばきを得意とする。念のために簡単に外れる様になったホックの付いたポケット(?)を右側の膝付近の太股に巻き付け、そこに拳銃を予備に一丁常備している。因みに両利きらしく、一気に二丁両手に持ち戦闘する事が可能。
Note(備考):一人称『私』二人称『貴方』三人称『貴方達(貴方方)』。視力が余程悪いのか、それとも宝物だからか、眼鏡を取られる、ネックレスに触れる事を異常なまでに拒む。恋人の事を忘れたくなく、週に一度、必ず墓にお参りする程その彼を未だに想う心は強い。
(/p:PFです。pspからで途切れてしまいました;すいません;不備などがあれば仰って下さい。では。)
16：街角 ◆jMx3.IgzrU：2010/06/02(水) 06:27:20: >>13>>15様
Profileに不備はありませんので参加歓迎します
名前の後に役柄記入をお願いしますね
絡み文お待ちしています

>>14様
予約承りました
Profile提出お待ちしています
17： ◆xSh1lvRXQI：2010/06/02(水) 16:57:45: メイドⅡ予約させて頂きます。すいませんが、キープ宜しいですか？
18：街角 ◆jMx3.IgzrU：2010/06/02(水) 20:49:44: >>17様
予約承りました
Profile提出お待ちしています
キープはいつまでが宜しいでしょうか？
期限指定が無い場合は一週間とさせていただきますが
19：ジブリール(店主) ◆jMx3.IgzrU：2010/06/02(水) 20:54:55: (p:以下が主のProfileとなりますﾉｼかなり阿呆な小娘ですが皆様宜しくお願いします；/長いと怒られましたので分けさせていただきますorz)

【profile】
Name：ジブリール(偽名)
Year：正式年齢不詳・外見年齢9歳前後
Gender：女
Look：黒というよりも闇色と言った方がいいほどの漆黒の常に濡れているような、昔は異常なまでに長かった髪を現在はうなじに届く程度のショートカットにしている。元が軽い癖っ毛なのか短く梳いた前髪や毛先が好き勝手な方向に軽く寝癖のように跳ねている。瞳は猫のように大きく存在感を示すようにはっきりとしているが硝子球を嵌めこんだように無機質なので好感は受けない。色は藍色と紫色の微妙なオッドアイで左が藍色右が紫。唇にはいつも人を舐めているような上目線の笑みが張り付いていて滅多にそれが崩れることはない。肌は虚弱に見えない程度に色白で体つきは華奢、身長は140cmと小柄で体の凹凸も殆どないに等しい。服装は2パターンあり、地獄館の店主席にいるときは裸に直接男物の漆黒のロングコートだけを羽織り生足に深紅のハイヒールを履いている。それ以外の外出時は黒光りする革製の軍服を真似たスーツを愛用しており、サイズは体に完璧に合わせたオーダーメイド。上着は体の凹凸がないのをいいことにだらしなく前釦を全開にして裾だけをベルトに納めている。足には黒のベルトなどが無駄にたくさん付いたごついデザインのロングブーツで護身用にもなるようにつま先が鋭利で硬くなっている。丁寧に軍服に合わせたデザインの帽子も目深に被り、黒い扇子もお気に入りなのか常に持ち歩いている。両手には純白の手袋を嵌めており、耳飾りなどの装飾品は一切身につけていない
Nature：基本興味があること以外には失礼なまでに排他的で適当、自分のお気に入りの者の名前しか覚えないなど日常茶飯事。外見年齢よりも明らかに長く生きているはずだが容姿のままに幼く、我儘で無邪気であり残酷。人の不幸を楽しみはしないが興味津津、自分は直接手を下さずにあくまでも傍観者の立場でいるというのが信念。人や物の好みはうるさくかなり偏屈で頑固であり融通が利かない。大人という種族が嫌いで特に適当に投げやりに相手をし、全くまともに取り合おうとしない。執着心はかなり強く、歪んだ強い思いを抱くことも少なくない。自分の好きなものは節操なしに自分の物だと思い込んでいる。知識的に言えば頭は悪くないが精神年齢的言えばまったく成長しきっていない。自分が周りからのたくさんの怨みを買っていることは面白く思っており、自分の身に対する危機感は皆無。あくまでも人生楽しい物が見れれば満足。普段はかなりゆるゆるとしていて天真爛漫、お気楽主義という言葉がよく似合うが依頼などに興味を示すと異常なまでに細部まで拘り完璧に仕上げようとする。人の言うことを聞かない自己至上主義で周りを巻き込んでいることに気づいていながらしらを切りとおす性悪女。出来るだけ任務遂行は派手に行い跡形もなく片付けることを目標に課すなどかなり無理難題を言って人の困った顔を見るのが好き。飄々として掴み所がないが、結局は裏切られるのが怖くて本心を見せることができない怖がり
20：ジブリール(店主) ◆jMx3.IgzrU：2010/06/02(水) 20:55:45: >>19の続き

Role：店主
Weapon：護衛を武器と思っており、自ら武器は所有しない
Note：一人称は『僕』二人称は店員は『下僕』メイドは名前呼び、兄は『お兄様』警察は『犬/わんちゃん』と元々人の名前を覚える気がないのに加えてかなり扱いに差があり会話を重ねるごとに次第に名字呼びなどにランクが上がってくる。かなりの偏食で、酒と煙草(煙管)と紅茶を好み茶菓子には一切手をつけない。食べるものはほとんどなく、水分が運動源のような感じ。飴は好きでよく大きな飴を一人で何日もかけて食べている。空腹は感じないが喉の渇きは感じているらしい。容姿が変わらなくなったのは子供のままの無邪気な狂気を持ち続けたせいで、兄に再会しても狂気が薄れることはなくむしろ濃くなった模様。偽名の『ジブリール』とは大天使ガブリエルの別名で、周囲や自分への嘲笑を込めて名乗っている。自分と同じ年代の子は好きなようでメイドは人形のように可愛がっている。人が自分の犠牲になることは何とも思っておらず、店員は捨て駒程度に感じている。人の情などの感覚が分らず、それが原因の怨みはよく分らないままに対応している。喜怒哀楽の感情のうち『哀』の感情だけは殆ど有しておらず、主に出てくるのは『楽』のほう。散歩が趣味でその際には御供はつけずにお忍び感覚で一人歩きを楽しんでいる。武器への恐怖は全く感じないが、一人置き去りにされることは叫ぶほどの恐怖を覚える。金銭感覚がおかしく、本当に湯水のように浪費するが本人に全く悪気はなく全て自分の金だと思っているから。報酬として受け取った現金は店内の適当な棚や引き出しなど気分によってコロコロと変えながら保管してあり、そこから誰がどのくらい使おうとも元の金額かそれに上乗せするくらいに後日納めてあれば文句はないらしい
21： ◆xSh1lvRXQI：2010/06/03(木) 19:01:56: メイドⅡを予約させて頂いた者ですが、出来るだけ早く提出させていただきたいのですが、親が厳しくいつになるか分かりません…orz
申し訳ないのですが、１ヶ月宜しいでしょうか？
22：街角 ◆jMx3.IgzrU：2010/06/03(木) 20:55:54: >>21様
キープ了解しました
Profile提出お待ちしています