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【命の】Xゲーム【やりとり】

1つる ◆yaIS9/48q.:2010/04/18(日) 09:52:48
※グロ表現有り 苦手な方はご注意下さい※

耳を塞いでも嫌でも聞こえてくる銃声
助けてと大きな声で叫んでも誰一人聞いて何て居ない
変わりに返って来るのは誰のものとも分からない悲鳴
それが怖くて、聞きたくなくて、見たくなくてその場に蹲ってすすり泣いたとしても「臆病者」と馬鹿にされて軽蔑の眼差しを向けられる
如何してこんな事になってしまったのか、そんな事を頭の中で考えても誰一人返事なんて返してくれなくて
蹲って泣きじゃくり、ただ無様に死んでいくのだけは嫌だから
だから、私は


(届けられた招待状の中に入っていた一枚の手紙は其処から文章が途切れていた)



                   Xゲーム(crossgame)


規則

一、荒しは来ないで下さい 来ても無視で
二、長文ロル推奨です 直決定方ロルは禁止です
三、主に戦闘、そしてストーリーメインです 死人もありです
恋愛はありとさせて頂きますが行き過ぎは禁止です
四、トリップは必須です ついでに点け方は自分の名前の後ろに#(半角)を入れた後お好きな文字を入れれば完成します
五、入る際にプロフは必須です 後程書き方を教えさせて頂きます
六、暫く顔を出さない方はキャラリセとなってしまいますのでご注意下さい
七、直記号の乱用は控えてください 本体同士の会話の中の自ツッコミなどでは構いませんがキャラに記号を使わせるのはおやめ下さい
八、以下のルールを全て守ってください もしも守っていない方がいたら即キャラリセをさせて頂きます

まだ書き込むことが有るので私がレス解禁と言うまで書き込みをしないで下さい

67   ◆/Rl35XlbnM:2010/08/08(日) 17:54:09
でもそれと同時に、身を襲うのは罪悪感。私の衣服に忍ばせている招待状のXの数は8。8人分、命を奪ったということ。それが私が望む望まないに限らず、奪った命であることは明白で、罪を贖う必要がありました。ここで全ての荷物を捨てれば、再び湖の外に出ることは可能でしょう。しかし、表情を取り戻した私に、一人のうのうと生きることはできマセン。私はすぅ、と目を閉じて、沈み続ける。トン、と体が何かの衝撃を感じて、私は水底についたのを理解すると同時に、手が何か柔らかいものに触れるのを感じマシた。反射的にそちらを見てみれば、そこには一人、胸の前で両腕を組んで眠りについた少女の姿。本の中の少女が、そこにいたのは何故なのかは分からないけれど、私も少女も、同じように水底で眠りにつキマス。少女は自分が偽の白月だと言いましたけれど、満月は月光を幻想の鏡に、その言葉も当てはまるような気がします。彼女はそっと手を伸ばして、組まれた手を握り、そして瞼を静かに閉じた。少女を起こさないように、とても静かに。本の最後のページに書かれていた言葉を思い出して、言葉を唇で形作り、口元に弧を描いて微笑んで、静かな声音で別れを告げた。 平八)

(p:本体から失礼いたします。突然で申し訳ございませんが、Xゲームに参加することはできなくなってしまいました。スレ主様からの参加許可さえいただけていない身分ではありますが、過去に参加させていただいていたこのスレに、何も告げずに消えるのは如何かと思いまして、平八の過去の片鱗も含めながらソロルを投下させていただきました。平八自身の視点と他者からの視点が混じっているために読み取りにくいと思います、最後の最後まで稚拙なロルで申し訳ありません。皆様とは戦いの日々――とはいってもあまり戦うことはなかったのですが、楽しさをいただきました。本当に感謝しております。ありがとうございました。)

68Arshirat=Sarasvaty ◆o8p9T3E4pc:2010/08/11(水) 01:28:00
(痛い。痛い。耳が痛くて痛くて仕方がない。そんな錯覚を覚えてしまう程の甲高い耳鳴り、そんな耳鳴りを起こしてしまう程の静寂。風さえ吹かず、自分のマントが空気を孕み揺れることもなく、ただただ揺れもせず鏡のような水面を保ち続ける湖に、視界に黒く線を引く髪の毛の隙間から視線を注ぐだけ。その紅い瞳をどこか陰らせて、端から見れば白けた視線のようにも見え、泣きそうにも見え、光がないようにも見えた。湖の水面を見ているんじゃない、その奥、もっと奥底に眠る――。一度会っただけで武器を向け合った彼女は、今この底で目を閉じているのだろう。もしかすれば、その口許には変わらぬ笑みが浮かべられているのかも知れない。別に自分に行動を咎める権利はない。咎めるつもりもない。ただ少し我が儘を言うのならば、自分の手で最期を迎えさせて見届けたかった。もうあの金色の髪も、人の命を刈り取り続けるチェーンソーも、その音も、自分の目には映らないし鼓膜を震わせはしないのだ。その事実は重く、だがそれでもストンと心の中に、最初から用意していたかのような隙間に静かに収まる。最初の戦慄はどこに行ったのか。それすら最初からなかったよう。それがまた不可解で、疑問で、恐ろしい。自分はこんな末路を予想なんてしていなかったのに。まるで予想していたようじゃないか。あの時だってそうだった、自分の大切な人が死んだって自分は涙を流さない。否、もしかすれば既に泣き方なんてものは忘れてしまったのかも知れない。だってこんなに胸の中は様々な感情がせめぎ合っているのに、それが言葉にも涙にもならないなんて。悲しみ怒り戸惑い恐怖哀れみ、訳の分からないものばかりだ。――ああ、自分にこんなものは似合わない。普段通り、今まで通り、「馬鹿」なんて吐き捨てて嘲笑ってやればいいんだよ。それで。それでいいのに。何なら今から自分が底に潜って、彼女の招待状を奪ったって。彼女のxを奪ったって。……それがどうしてもできない自分は、やはりただの人間らしい。だからさいごに、死神に憧れる凡人である自分から“彼女ら”に最後の手向けを。花束の一つも用意できない人間で悪いけど、これが一番自分らしい。人数分のタロットカードを取り出し、一度三日月の光に透かすようにして見る。刷られた絵柄は相変わらず。黒いローブを身に纏う骸骨は鎌を持って笑う。自分はそうなれない、憧憬を抱くしかなく、それでいて、無力だ。指を離せばその紙切れはふわふわと不規則に舞い落ち、水面に落ちてやっと湖の水面に波紋を生んだ。このカードが水底に届くことはないのだろう、それでもいい。だから、自分はもうこの言葉を贈って、この場を離れよう。開いた唇が、出した声が震えていたことに気付かない。気付けない。血のように赤い瞳を濡らし、視界を歪ませるそれにも気付かなかった。――“You must have the saving grace of God of death”、どうかあなた方に、死神様の御加護がありますように。)

(p.此方ではお久しぶりです。古典的な表現ではありますが、心臓が飛び出るかと思いました。こうしてソロルというものを書くのは初めてで、本当に拙い文章ですが俺とアーシラトなりのけじめ、そして長ったらしいお別れの言葉として受け取って頂けると幸いです。話した時間も短く、また新スレでは話すことも出来ませんでしたが、平八様がこのスレに居るというだけで嬉しく、楽しくもありました。もしも見て頂けた暁には、「キャラ違うなオイw」と笑い飛ばしてやって下さい。それでは、本当にお疲れ様でした。今までのロルや平八様の存在は、ずっと頭や心の何処かに留めておきたく思います。本当に有り難う御座いました。)

69Dark Wolf(案内人) ◆XH.VG.tp3c:2010/08/18(水) 21:52:04
(ズグリと今まで感じたことの無いような頭痛、痛い、痛い、鈍くて重い痛みに片手で頭を抱える。それと一緒に耳が痛くなるほどの静寂。痛みで歪んだ顔で湖を覗けば痛みは無かったかのように消えていった、何故?そう思った瞬間湖のことを思い出し全てを理解した――そうか此処は……――サングラスの下の瞳は珍しく感情を見せていて、何かに揺らいでいるようで。彼女と最初に出会ったのはそう…薄暗い路地、大事な「彼女」を馬鹿にされたのが始まりだった。あのとき浮かべていた狂ってはいたが楽しそうな笑顔も、チェーンソーの音ももう聞こえることも見えることもないのだろう…最悪な出会いだったがその終わりまでの道のりは余りにも自分には短くあっという間だった。もう少し付き合ってみれば彼女の良いところも見つけられたのかもしれない、そんな後悔が頭に過ぎる。けれど頭を振ってそれを消した、自分らしくないと思ったから。奥底にいる君は幸せなんだろう?ひとりっきりじゃないんだろう?言いたい言葉はたくさんあるが自分らしく別れを告げたい、ふと紙袋の中から二つの人形を取り出した。一つはチェーンソーを背負った少女、一つは――頭の中に浮かんで作り上げた満月のような少女…二つの人形と自分の大事な人形を片手に湖に近づくと静かに二つの人形を沈めた。これが自分なりの別れ…もうここに来ることはないだろう。狼の気づかぬうちに狼の頬に一筋の雫が通り、湖にぴちゃりと落ちた)

(p:お久しぶりです。久々にこのスレに顔を出して驚きました。ソロルを書くのは初めてで、下手な文章ですがお別れの言葉と受け取って頂ければ…。少ししか絡むことが出来なかった上に無愛想な狼でありましたが平八様との少ない会話、そして雰囲気楽しくて嬉しかったです。平八様の存在は忘れません。お疲れ様でした、そして本当に有り難うございました。 Dark Wolf本体)

70Dark Wolf(案内人) ◆XH.VG.tp3c:2010/08/18(水) 23:34:42
>>64アーシラト
拾ってやったのに何故私が持って行かなくてはいけない……そこまで譲歩する気はない。…ああ待っているから…早く来い
(彼にはまったくもって自分と「彼女」の時間を邪魔する気はないのだろう、しかし自分にとっては邪魔をされたと感じてしまうのだ。強風のせいもあるがカードを輪ゴムかなんかでまとめておかなかった方も悪いと思うと月を眺める相手を見た。確かに此処で見る月は他の場所で見る月より格段に美しい、知る人ぞ知る場所だろう、だから自分も「彼女」に見せたくて「彼女」を連れてここに来た。自分が届けに来てくれないことに気づいたのかまぬけた声が聞こえた、ぎゃあぎゃあいわれているが自分は渡しに行く気は一切無いしここから動く気もない。じーっと相手を眺めていれば相手が飛び降りるか迷いながらも待っていろと階段の方へと向かっていった。ここで飛び降りていたら下手をすれば大けがではすまなかっただろうから良い決断だと思う。ふぅと片手で頭を押さえながら溜息をつくと相手が出てくるであろう場所を見つめながら、相手が来るのを待つことにした。しかし今日は本当に良い月だななんておもいながら)
(p:こちらこそ遅れてしまい申し訳ないです; 人形になったらウルフが愛でてやりますz←)

71アーシラト=サラスヴァティー(参加者) ◆o8p9T3E4pc:2010/08/28(土) 16:30:08
>>70 Dark Wolf

…………クソッ、何が譲歩だ!
(屋上を出ようと錆の浮いた扉の取っ手に手をかけようとしたところで微かに聞こえてきた相手の声。「拾ってくれたからこそ届けるのが普通だろうが!」と叫んでしまいたい衝動に駆られるが、今はまずさっさと彼の元まで行くのが先だろう、とただただ悪態を吐くだけに留めておく。……何が譲歩だ、どこまでプライドが高いんだろうか。今更な事を思いながら、薄暗いどころか光源など全くないと言った方が正しいような階段を駆け下りていく。自分のブーツの底が階段とコンクリートに触れ合って起こる甲高い音。ブーツの底にヒールがある所為か、その音はかなり高く聞こえて仕方がなかった。少し面白がって履いてみただけのヒール――それも10センチ近いハイヒール付きのロングブーツだったが、もうこれを最後に履くのを止めてしまおうかとさえ思う。別に動きづらくはないのだが、音だ。音。煩い。そういう事も考えて靴を選べ、と数日前にこれを購入した自分の胸倉を掴んで言ってやりたい。だが恐らく、勿体ないから捨てることも売ることも出来ずにそのまま履き続けるのだろうな。自分は。鎌を肩に担ぎ、全力でビルの中を降りていく。もう足音を潜めよう、なんて事は考えられなかった。目の前に見えてきた、微かな月の光を差し込ませるビルの出入り口。その扉を蹴破らんばかりの勢いで外に飛び出し、担いでいた鎌を降ろして肩を上下させながら自分が悪態を吐いた相手を目線で探す。呼吸も荒くなり、自分の頬に汗が伝うのが嫌でもよく解った。……それにしても、戦闘時には全くこんな事はないのに、どうしてこういう時だけこんな風に呼吸が弾んでしまうのだろうか)
(p.いえいえ、俺も同じようなものですからorz 愛でられたいです、切実に!(真顔)

72Dark Wolf(案内人) ◆XH.VG.tp3c:2010/09/04(土) 01:05:50
>>71アーシラト

………遅かったな、ほらカードだ。今度は紐かなんかでまとめておけ……また私の時間を邪魔されても困る
……呼吸が荒いな…戦闘以外では息が切れやすい質か?
(上の方で扉が開かれ閉まる音が聞こえた。何が譲歩だなどと何やら呟く声が聞こえると、少し眉間に皺を寄せる。……確かに拾ったのは自分だ、だが相手に渡すまでの義理はない。だいたい落とした方が本当は拾いに行くべきなのだとぐるぐると思考を巡らせながらも、外まで聞こえてくるヒールの音に耳を傾ける。騒がしい程に相手の履いて居るであろうヒールの音は自分の耳まで届く、その音の間隔からどうやら相手は会談を急いで降りてきているようだ。ならばそろそろ降りてくるかもしれないと思うと扉の方を見る……数十秒後荒々しく開かれた扉の向こうには資料を見たり実際に何回もあってもう覚えきった相手の顔、呼吸の荒い相手を見てふんと笑うと相手の近くへ歩み寄って相手の手を取る。そのまま相手の掌にカードを置けばカードを紐で縛るように注意した。別に相手のためではなく再び自分の近くでこの様なことがあったら取りに行くのが面倒臭いからと言う自分のための相手への注意だった。人形を再び大事に存在を確認するように片手でぎゅっと軽く抱きしめれば相手を見て思ったことを口にした。少なくとも何回か監視した中では相手は戦闘中に息を切らしたこところを見たことがない。戦闘では呼吸が中々切れず、こういう事で呼吸が荒くなる…実に興味深いことだったのだ。)
(p.駄ロル申し訳ない…!orz うるふでよかったら愛でて上げますよ!←)

73アーシラト=サラスヴァティー(参加者) ◆o8p9T3E4pc:2010/09/16(木) 02:18:47
>>72 Dark wolf

……このビルの屋上からここまで降りてきたんだから、そりゃねェだろ……あァ、ありがとな。今度からそうしておく。――知るか、逆に俺が訊きてェくらいだ。
(ぜぇぜぇと嫌に自分の耳につく荒い呼吸音を響かせながらも深呼吸を繰り返し、何とか普通に話せる程度には呼吸を落ち着かせていく。額に汗が浮いているような感覚を感じ、不快感露わに舌打ちしてから額を拭って大きく息を吐いた。そんな言い分はないだろう、遅いなんて言われても仕方がない。ビルの屋上からここまで一度も立ち止まらずに駆け下りていく、というのがどれほど体力を消耗するのか、この男は理解できていないらしい。いや、別にいいんだけど。気の抜けたような声でがっくりと肩を落とし、項垂れたままで手を差し出してカードの束を受け取る。何となく軽くなっているのは、当然この傍にある血溜まりに数枚のカードが落ちた所為だろう。勿体ないことをしたな、と思いながらも彼に頷き、それをスラックスのポケットへと無造作に突っ込む。その様はどう考えても「反省して相手の意見を受け入れた」人間のする行動ではないように思えた。彼が大切にしている人形を抱え直して軽く抱き締めているのを見てほんの少し目を細めたものの、別に不快感は感じていない。他人は他人だ。人形を愛そうが、家族を愛そうが、死神を愛そうが、それは個人の自由なのだから。そこで自分ですら疑問に思う質問を投げかけられ、不機嫌になった様子で顔を背ける。こうして階段を駆け下りる、という行為自体今までにしたことの無かった行為だし、何故この程度で息が切れるのかも分からない。確かに最近は参加者とも会っていないし、その所為もあるのだろうか。……いや、結局どうなのか自分でも理解できない。自分はまだまだ若い筈なのに。ふいっ、と顔を背けたままでぼそぼそと、聴き取りづらい声でそんな不満を口にする。こっちが聞きたいくらいだ、と。それ口に出してからマントの裾を軽く払い、襟を正す。そのままでまた空を見上げれば、先程よりもかなり遠くなったように思える月に眼を細めて微かに笑みを浮かべた)
(p.いやいや、こちらの方が駄ロルどころか支離滅裂で申し訳ないですo...rz 俺もウルフを愛でるので愛でられた(ry)

74さあ:2010/09/26(日) 19:53:05
これは、たった3分でできるゲームです。試してみてください。
驚く結果をご覧いただけます。
このゲームを考えた本人は、メールを読んでからたった10分で願い事が
かなったそうです。このゲームは、おもしろく、かつ、あっと驚く結果を
貴方にもたらすでしょう。

約束してください。絶対に先を読まず、1行ずつ進む事。
たった3分ですから、ためす価値ありです。


まず、ペンと、紙をご用意下さい。
先を読むと、願い事が叶わなくなります。


①まず、1番から、11番まで、縦に数字を書いてください。
②1番と2番の横に好きな3〜7の数字をそれぞれお書き下さい。

③3番と7番の横に知っている人の名前をお書き下さい。(必ず、興味の
ある性別名前を書く事。男なら女の人、女なら男の人、ゲイなら同姓の名
前をかく)

必ず、1行ずつ進んでください。先を読むと、なにもかもなくなります。

④4,5,6番の横それぞれに、自分の知っている人の名前をお書き下さ
い。これは、家族の人でも知り合いや、友人、誰でも結構です。

まだ、先を見てはいけませんよ!!

⑤8、9、10、11番の横に、歌のタイトルをお書き下さい。

⑥最後にお願い事をして下さい。さて、ゲームの解説です。

1)このゲームの事を、2番に書いた数字の人に伝えて下さい。

2)3番に書いた人は貴方の愛する人です。

3)7番に書いた人は、好きだけれど叶わぬ恋の相手です。

4)4番に書いた人は、貴方がとても大切に思う人です。

5)5番に書いた人は、貴方の事をとても良く理解してくれる相手です。

6)6番に書いた人は、貴方に幸運をもたらしてくれる人です。

7)8番に書いた歌は、3番に書いた人を表す歌。

8)9番に書いた歌は、7番に書いた人を表す歌。

9)10番に書いた歌は、貴方の心の中を表す歌。

10)そして、11番に書いた歌は、貴方の人生を表す歌です。この書き
込みを読んでから、1時間以内に10個の掲示板にこの書き込みをコピー
して貼って下さい。そうすれば、あなたの願い事は叶うでしょう。もし、
貼らなければ、願い事を逆のことが起こるでしょう。とても奇妙ですが当
たってませんか?

75アーシラト=サラスヴァティー(参加者) ◆o8p9T3E4pc:2010/10/01(金) 20:41:55
(p.お久しぶり…でしょうか? お久しブリーh…いえ、お久しぶりです。ヒールを履いた長身男、アーシラトの本体です。
今回はキャラキープでも何でもなく、少し相談の為に書き込ませて頂きます。レス消費申し訳御座いませんorz チャットなどで交流している方も居るんだからそっちで聞けって? うん俺もそう思(ry失礼しました。
語ろうか掲示板に相談した内容をそのまま引っ張ってきてしまいますが、御了承ください。

Xゲームには現在主様が不在、という状態です。
現在はどうなっているのか俺には知る由もないのですが、どうやら外国の方で、ピコ森が外国からのアクセスを規制したことにより来ることが出来ないという感じではないかと考えています。違いましたら申し訳ありません、主様orz
そこで本題なのですが、主様が帰ってくるまでの間、俺が主代理を務めさせて頂きたいと思いました。
おこがましい事だ、図々しい、とは重々承知ですが、これ以上Xゲームが縮小化してしまうのが見ていられないもので、このように考えさせて頂きました。
あ、別に今居る参加者様の所為で過疎云々、という訳ではありませんので><

参加者様の意見も聞きたいと思い、こうして書き込ませて頂きました。…ど、どうでしょうか?(´・ω・`))

76Arshirat=Sarasvaty ◆o8p9T3E4pc:2010/11/18(木) 02:11:44
(――父さん母さん、そして死神様。俺は久々に夢を見ました。それは俺が産まれた頃とか子供時代のものだったんですけど、今の今まで、今日この日まで特に気に留めることもなく毎日を生きてきた気がします。走馬燈のように、やけにはっきりした夢を見たんだよ。――――生まれたときのことは当然覚えていない筈なのに、何故だか自分を産んですぐに母親が呆気なく死んで、日本人であるにも関わらず持ち合わせたこの血のように赫く毒々しい瞳と白い肌を気味悪く思った父親が自分を施設に送り出した事を“俺”は知っている。名前なんて与えられていなくて、ただ申し訳程度に用意されていたベビーベッドの上に横に寝かされて、父親に「お前が母さんを殺したんだろう」なんて蔑みの言葉を掛けられたことも知っている。施設の人達の手に抱き抱えられたときに父親に手を伸ばしたけど、躊躇いもなくその手を振り払って、振り返ることもせずに実の子供を手放したことも、全部、全部、全部! それでも施設のせんせい達は良くしてくれたし、院長先生だって自分に優しくしてくれた。自分と同じような境遇の子供ばっかりだったからか、自分の奇異な容姿を馬鹿にする子供も居なかった。ただ少し怖がっている子は居たようだったが、こちらから笑顔で近付いていけばすぐに友達になれたりして。自分の出生が特殊であることはこの頃、丁度4、5歳頃には知っていたから自分のような子供をわざわざ貰っていく物好きなんていないんだろうな、と思っていたのだ。彼は。それでも、自分を貰うという“物好き”もこの広い世界には居るわけで。綺麗な澄んだ空色の瞳を持つ外国人――後々分かったことだがどうやらイギリス人だったらしいが――の男と純日本人と表すのが的確であろう黒髪の女性。結局はその二人に引き取られて、ようやっと自分の存在を確固たる物にしてくれるであろう“名前”を手に入れたのだ。アーシラトって名前は何を意味するの? って母さんに聞いたら全ての神々を造り出したとされる女神の名前だ、なんて返ってきて、男なのにと思った事が懐かしい。それからは特に、何にもない普通の生活だったように思える。……丁度その頃だっただろうか、死神という神格に興味を持ち始めたのは。最初にその存在を知ったのは、自分に買い与えられた絵本から。恐らく悪いことをすればこうこうこうなるんですよ、なんて教訓の意味を込めての絵本だったのだろう。普通の子供であれば怖い怖いと言って泣いて、夜眠れないからと親の布団に潜り込んで一緒に寝るであろうそれ。それでも自分は逆に惹かれてしまったんです。その存在に。全ての生命を管理する死神様に。母親も、死神様に連れられて天国まで行って、今は楽しく暮らしている筈なんだよ、と。そんな夢のような妄想ばかり繰り返していた。尤も、その“妄想”も中学を卒業して高校に入って1回留年して必死に勉強して卒業式間近、という頃には跡形もなく消えていたのだが。所詮は餓鬼の頃の俺が考えた夢物語。……夢物語だとばかり、思っていた。

77Arshirat=Sarasvaty ◆o8p9T3E4pc:2010/11/18(木) 02:26:28
唐突に、父親が死んだ。自分をこの世に産んでくれた母親のように、彼もまた実に呆気なくその心臓の鼓動を、息を止めたのだ。それでも、不思議と涙は出ないままで。いつかはこうなるのだと思っていたし、そもそも「人間は生まれたら死ぬんだ」ということを生まれたときから骨の髄まで叩き込まれている自分だったからだろうか? 答えは否。死神が父親の魂を冥府まで連れて行ったのだと思ったから。苦痛もなく、ただその鎌を使って一瞬で父親を現世から切り離し、こっちだよと手を引いて安息の地へと連れて行ってくれたんだと。そう思っていたからなのだろうが、当然こんな事を母親に言えるわけもなく。だからただ母さんの隣でその肩を支えていた事を今でもはっきりと覚えている。それからバイトも見つからなかった自分は父親の経.営していたちょっと怪しげな雑貨店を継いで、数年ほど経った日に――と、そこで目が醒めたのだ。恐らく、夢で見た最後の日に自分の手にあったあの封筒が今の自分を人殺しへと成長させたんだろう。アーシラトは今まで自分が語り掛けていた父親の墓石から目を外し、スラックスのポケットに手を突っ込む。がさりと音を立てて取り出された紙は少し折り目が付いていたりするものの、紛れもなくあの招待状だった。最初こそは本当に驚いたし誰かの悪戯だろうとも思ったのだが、それが現実だと認識するまでさほど時間はかからなかった。木枯らしのような冷たい風が吹き、自分の黒いマントを揺らす。そういえばこのマントも、元々は店にある物だったか。思い出し笑いのようにくすりと笑ってから、今度はマントのポケットに入れていた携帯を取り出せば手慣れた手つきでボタンを押していく。相手と電話が繋がったことを確認すれば、先程父に語り掛けていた事を電話越しに、歩いて墓地を出ながら母親に笑いながら話し続けた。――……それが、数時間前だ。月明かりだけが自分の足場を照らしてくれる唯一の光源、というような状態でも足を止めることをせず、静まりかえった道にカツカツとヒールが触れ合う音を響かせていく。というか、自分ではできる限り足音を潜めようとはしているのだが、どうしてもこの程度の硬質な音は出てしまうのが現実だった。だがその音も不意に止み、彼は一軒の家の前で足を止めればその郵便受けに躊躇することもなく、かたん、と小さな音を立てて一枚の封筒を投函した。破り捨てられてしまえばそれまでだけれど、これが自分に出来る精一杯だろうから。それはただの言い訳で、ただの自己保身で、ただ、“彼女”の足枷になるだけなのかもしれないけど。ちなみに言っておくがストーキングなんてしていない。これも自己保身であり、自らの足枷だ。……それから彼はお気に入りの穴場であるビルの屋上に来ていた。本当にこのビルの屋上からは綺麗な月が見れるな、と微笑し、その紅い瞳を細める。ここで“彼”に会ったのはいつのことだっただろうか。随分前のような気もするし、少し前のような気もする。そんな回想じみた思考を繰り返しながら、彼に言われたとおりに紐で束ねた状態の死神のタロットカードを取り出した。その黒い紐を解けば、今まで自分の傍らには必ずあったそれを屋上から投げるようにして撒くようにして、手放した。そのタロットカードの絵柄の下部分には一つの英文が書いてあるらしいが、ただでさえ薄暗い中でその文字は顔を近付けて目をこらさない限り見えそうにもなかった。

78Arshirat=Sarasvaty ◆o8p9T3E4pc:2010/11/18(木) 02:27:32
それからすぐに、間髪入れずに自分の大鎌も同じようにして投げ捨てる。今までに何度も自分の傍で戦ってくれた相棒だったが、流石にこの後連れて行くには面倒がある。だから悪ィけど、ちょっとの間だけここで留守番でもしていてくれ、なんて。アーシラトはそのまま、自分の任務は完遂したと言わんばかりの満足げな表情でビルを後にした。となれば、次に向かうのは彼女らの眠るあの湖なのだろうが、――自分にその場に向かう資格はあるのか? 何度も繰り返した自問自答の末に得られた答えは「行かない」という選択肢で、ただ自分がはっきりと、あの金髪の少女の事を頭の片隅にでも置いて忘れなければそれでいいのだ、と自己満足とすら言える答えにも辿り着いたのだ。――――彼は今、恐ろしいほどに誰も乗っていない列車に揺られていた。だからといって一つの椅子を全て占領するような事もせず、優先席に座ることもせず、ただただ常識的に。ふあっ、と一度欠伸をすれば、窓の外にある街灯を眺める。代わり映えしない景色に飽きが来たらしく、マントを脱げばそれを掛け布団にするようにして身体にかける。そのまま背もたれに凭れて寝てしまおうと思ったところで、誰かが自分の隣に座ったことが理解できた。気怠げにその誰かを見てみれば、自分と同じように青白い肌と黒い髪。一瞬自分のそっくり参加とも思ったが、それは違う。彼の右目で、それは判断できた。その不思議な男とは何度か会話をしたのだが、その内容を全て頭に留めておけるほどのものではなかった。希薄すぎたのではなく、自分にとっては彼の話と質問と自分の出した答えが重すぎたのだ。…………その後も数時間は列車に揺られていたが、そろそろいいだろうという所で列車を降りた。自分が降りるよりも随分前に、あの男は消えていた。ただ彼も自分と同類であることは理解できたから、少し心配ではあったのだが。そう思いつつ、ベルトに差し込む形で所持している“それ”に触れる。刃渡りも小さく、今は草刈り鎌程度の大きさのそれ。とある男が自分の店に売りに来たもの……というよりは自分にくれたのだが、これがなかなかいい物品だった。持ち運びにもさほど苦労しない紅い大鎌を持って、見たこともない大地を踏んでいく。どこまできたか何て知らないし、帰りの電車だって何処にもないの。――だって、これでいいんだよ。自分が生まれ育ったあの場所にいても、自分は殺されるだけなのだから。

79Arshirat=Sarasvaty ◆o8p9T3E4pc:2010/11/18(木) 02:30:51
あの時投函したのは自分の招待状で、それは恐らく主催者からすれば“紛失”と処理されることだろう。そうなれば案内人達が自分を始末しに来るのも容易に予想できる。それを知っていてあんな事をしたのは、何とも言えない。ただ、この場にいるのは自分ではなくても良いのではないか。そんな感情に、あの時のdoll共々囚われただけなのだが。だから出来る限り自分のことを知らない人間ばかりの居る地域にまで逃げてきたわけだが。逃げるなんて馬鹿馬鹿しい。そう思えば、彼女の声が聞こえたような気がして。恐らくこんな姿を見られたら、彼女には叱咤されてしまうだろう。ああ、それも悪くない。悪くないよ。――でも、今更戻ることは出来ないから。だから今はひとまず姿を眩まして、さよならしよう。dollも便利屋も情報屋も王族も死神も、皆が同じ思考で繋がっているなんて彼には想像も出来なかった。――“You must have the saving grace of God of death”、どうかあなた方に、死神様の御加護がありますように。更にそれに続けてタロットカードの下に書き込んだ自分の言葉を載せる。自分を忘れないで、と虫の良い言葉を。そして、最後に。

――綾織史乃様。貴女に俺の全てのxを委託する事をお許し下さい。
どうか生きて下さいなんて言葉が似合わないのは言われなくても解っているから、せいぜい笑っていて下さい。
I Lave Youなんて台詞は言わないから。 ――Arshilat=Sarasvaty)

80Arshirat=Sarasvaty ◆o8p9T3E4pc:2010/11/18(木) 02:41:24
(p.合計5レスものレスを消費してしまい、申し訳ありません。死神マニア、アーシラトの本体です。この度俺はこのオリキャラ板での活動を停止し、一度オリキャラでのなりきりから手を引くことにしました。 >>75であんな大口を叩いておきながら、申し訳ありません。 他のスレにも書き込ませていただいたとおりの理由ですが、今の俺はなりきりを純粋に楽しんでいるとは言いづらい状態です。精神的にも不安定なことが多く、この状態で絡ませていただいても他の方に失礼であるという結論に達しました。 ですがどうしても、余程のことがなければこのスレは抜けたくはありませんでした。元は短ロルしか書けなかった初心者の俺を快く受け入れて下さり、俺が長ロルを書けるまでになったのはこのスレの主様、参加者様、そしてXゲームのおかげなのです。それでもやはり自分で決めたのだから、とこうしてアーシラトの過去、自分の感情、他キャラの事を交えてソロルを投下させて頂きました。長い割に内容の分からない稚拙なロルで申し訳ないです……が、その分、このスレ全体への愛は込めたつもりです。もしもまたいつか俺がなりきりを楽しめるようになったら、アーシラトはふらりと戻ってきて綾織様に招待状の返却をせびるかもしれませんが…その時は罵倒して頭でも踏んづけてやってください。

それでは、ここで区切らせて頂きます。
このような素晴らしいスレに一参加者として参加できたこと、このスレに巡り会えたこと、参加者様に会えた事に、心よりの感謝を。
ありがとうございました。

以下、私信です。

>>綾織様

自分から立候補しておきながらあっさりとこうして姿を眩ませてしまいます、ごめんなさい。
xの委託は自分でも「こりゃ有り得ないな、無理だな、承諾されないな」と思いながらの事ですので、本当に貴方の足枷になってしまうようでしたらこんな設定取っ払っちゃっても構いません。
ただ愛してるだけは受け取っ…いえ、失礼しました。
綾織様と御一緒できたこと、幸せでした。幸せな時間を有り難う御座いました。)

81綾織 史乃(参加者) ◆agaLEY0oT6:2011/02/13(日) 13:45:09

(丁度夜の八時が回ったところ、駅前通の喫茶店に入店した綾織は待ち合わせていた席へ着く。それから遅くなったことに詫びを入れ、灰色のピーコートを脱ぎ椅子へ掛ける。この女子高生の真向かいに座っている、至って普通なサラリーマンがXゲームの案内人だなんて誰も思わないだろう。テーブルへ注文を取りに来たウェイトレスに、アイスティーと短く頼めば学生鞄に手を入れ、数枚のプリントと参考書を取り出す。そして胸ポケットに指していたシャープペンシルを器用に回し、問題へと取り掛かる。何もしないまま案内人と会話を交わすなんて時間の無駄だと考えている綾織は手を動かす。その姿を見た案内人は溜息を漏らし、それからゆっくりと口を開いた。「Arshirat=Sarasvatyが失踪した。」その言葉にシャープペンシルの動きを一時止めた綾織だが、また何事も無かったかのようにシャープペンシルはノートの上を滑る。暫くして鼻で笑った綾織が気だるそうに反応した。「冗談はやめてくれない?私、期末テストが近くて、そんな冗談に付き合ってる暇なんてないのよ。」 案内人の言う事を冗談だと決め付けた綾織は心配した素振を全くさせず、プリントに目を向け続ける。案内人はこの反応を分かっていたと言うかのように、「これを見ても信じないか。」そう言い胸ポケットからタロットカードの様な物とXゲームの招待状を取り出した。それを見た綾織は思わず口を開け、震える手で驚きを隠そうとする。「嘘…、こんなの、嘘よ…。手の込んだ悪戯よ…!」何時だって強く気高く居たはずの綾織が驚愕の表情を浮かべ、震えの止まらないその手でタロットカードを手にする。其処に書かれた自分宛のメッセージを読み、事実を胸に突きつけられた。放心状態となってしまった綾織を横目に案内人は前髪を掻き揚げ親切な言葉を掛ける。「運良く私がそれを回収出来たから、この事は他には言わないでおくよ。」その言葉も頭に入って来ない中で色々な言葉と映像が飛び交う。唇を噛み締めた綾織は何かを否定するかの様に、頭を大きく横に振って、席から立ち上がった。彼の残した招待状とタロットカードを握り締め、店から走り去ろうとするが、「アイスティーをお持ちしました。」頼んでいたアイスティーを運んで来たウェイトレスと肩をぶつけ合う。バランスを崩したウェイトレスは床に尻餅をつき、アイスティーまでもを豪快にぶちまけたが、綾織は謝りもせず、ふらついた足元のまま店を飛び出した。「綾織!」案内人の呼ぶ声が聞こえたが振り返りもしなかった。今、名前を呼んで欲しいのは案内人でも、愛するパパとママでもないから。)

82綾織 史乃(参加者) ◆agaLEY0oT6:2011/02/13(日) 13:45:42
(彼女は今、恐ろしいほどに誰も乗っていない列車に揺られていた。何処かへ行く当てもなく、この列車が何処へ行くのかも知らずに、聞いたことのない地名行きの切符を買っていた。古い列車なのか暖房設備が悪く、椅子の座り心地も良いものではなかった。寒さに肩をきゅっと縮めさせ、到着するのをじっと長い時間待つ。そんなことをしていたら何時の間にか眠ってしまったのだろう。ガタンと列車の大きな揺れで目を覚ますと、辺りを見回すがまだ着いた雰囲気ではない。もう一度と椅子に深く座り込んだところ、目の前に座っている若い女性に気が付いた。何も手荷物を持っていない綾織とは異なり、女性は大きな荷物を両脇に抱えていた。日頃から嘘と疑いが飛び交うゲームをしているからか、人を観察する目がついてしまった。その目を察した女性は表情を変えないまま冷たく言い放つ。「今から実家へ帰るところよ。」綾織は聞いてしまったと顔を少し俯かせる。しかし女性はふっと息を漏らすと、窓に肘を掛け遠くを見つめるだけ。「離婚したわ。愛なんてなかった。くだらない話よ。」)

83綾織 史乃(参加者) ◆agaLEY0oT6:2011/02/13(日) 13:46:30

(駅のホームに降り立った時は彼女一人だった。人の居ない改札機を潜り抜け外へ出ると、雪の混じった寒い風がマフラーを蹴り飛ばす。それでも足を進め、知らない地の雪を踏み締める。道のないところの雪に自分だけの足跡を残して行く。それでも暫くして足が止まった。歩き続けなければ彼に会えることはないのに、冷たい雪の上に座り込んでしまった。白く何も見えない前を見過ごした様な瞳で呟く。「貴方がいなくなってから結構経つわ。…貴方の事だからすぐ帰って来るんだと思ってたのに。」誰が聞くこともない言葉を一人。「──本当に私の前から居なくなってしまったの。」ぼろぼろと不安が漏れ始め止まらなくなってしまう。「…ねえ、怖いの。私、自分でも驚く程怖がっているの、体の震えが止まらない。」両腕で自分の震える肩を包み込みながら必死に訴えかける。「私、貴方が居ないと駄目なの!貴方がいなきゃ、何も出来ないような奴になっちゃったの!」吹雪が綾織の叫び声を掻き消して行くが、それでも負けずと声を張り、無様な姿で聞いて欲しい彼に叫び続ける。「…好きよ……、好きよアーシラト!だから、帰って来て!お願い、私とずっと一緒に居て!」彼に戻って来て貰いたくて、今まで言えなかった言葉も喉から出て来る。こんな言葉を幾つ並べたところで無意味なのは知っている。「私頑張るから!もっと…、もっともっと女の子らしくなるから!貴方に好かれる様頑張るから!」女の子らしくなると言う綾織は街中を歩く綺麗な女子高生達とは似ても似つかない、ぼさぼさになった髪の毛で、大粒の涙を零す不細工な顔をしている。曇った眼鏡を投げ捨て、寒さで赤く染まった手を顔に当てる。雪は止むことなく降り続けた。彼女の声もその雪にそっと消えて行った。)
……───好きなの、…淋しい思いさせないでよ…バカ……。


(p/お久し振りです。pcを買い換えた為、トリップが違いますがご了承ください。色々な方のレスが溜まっていて本当にごめんなさい。今回は色々な繋がりがあったArshiratさんの本体さんが活動停止すると言われるので、一言お添えに来ました。気付くのが遅くなってしまってごめんなさい。その為、このレスは上げさせて頂きます。申し訳御座いません。)

>Arshirat=Sarasvaty様。
(p/Arshiratさんの様な素敵な方に相棒をして頂き、本当に嬉しかったです。xの委託はロルであるように引き受けます。綾織は帰って来てと叫んでおりますが、ゆっくりと休んで下さい。こちらこそ楽しくて幸せでした。有難う御座いました。)

84闇に生きる狼 ◆XH.VG.tp3c:2011/03/07(月) 00:41:25
(夜の9時を回ったころだろうか、案内人の集まるある建物の中で自分の執務室で仕事を片付ける一匹の狼がいた。狼の机の上では「彼女」と呼ばれる――…いや正確には「ルミエール(仏語で光を意味する)」と呼ばれる人形が可愛らしい薔薇が巻き付いた椅子に座っていた。狼は時折それを眺めながら「もうすぐ終わるからね」などあまり浮かべない幸せそうな表情をしながら語りかけている。すると狼の部屋に控えめなノックと共に、至って普通なサラリーマン風な男が入ってきた。だが普通のサラリーマンではない彼はXゲームの案内人なのだ、普通の人が見れば普通のサラリーマンにしか見えないけれど。狼は表情を戻し書類を書きながら目線も合わせず何用かと案内人に尋ねる、案内人は少し言い渋っていて狼は苛つきげに眉間に皺を寄せるとサングラスの奥で案内人を睨んだ。案内人は少し怯えたようにひっと小さく悲鳴を上げたが咳払いをすると書類に目を移して意を決したように口を開いた。その間にも狼は手を止めないひたすらに仕事を終わらせようと手を動かす、だがある言葉にその手は止まった。「Arshirat=Sarasvatyが失踪しました。」その言葉に絶え間なく動いていた手は止まった。そしてペンを叩き付けるように置くと、「その情報は事実か」と問いかけた。案内人は怯えながらも頷いた。それを見ると「そうか」と何も籠もらぬ声で呟くと、何も言わず執務室を後にした。いつも手にしている人形さえ忘れていた。無意識に狼が訪れたのは最近彼に最後にあった場所、そこには彼が愛用していた鎌が地面に刺さっていた。それにゆっくり触れるとゆっくりと彼がいなくなったのだと狼は実感し始めた、今思えば彼や周りの参加者のおかげで狼は少しずつその狂気と牙を失っていき周りが接しやすくなっていたのかもしれない。だが――…。ゆっくりと口に笑みを浮かばせると鎌を手に取り狼は小さく呟いた。――そして闇に生きる狼は再び牙と狂気を戻したのだ、また戻る時などないのだろうか。牙を失った狼最後の呟きは風に消えた)
馬鹿が……この鎌は預かっといてやるよ……戻ってきても容赦しないぞ。――……早く戻ってこい馬鹿野郎

(p:遅くなってすみません!納得出来るのをかきたかったんで…!いつか元気に戻ってくるのを待っています^^あと鎌を勝手に持ち帰ってすみません><いつでもお返ししますので!)

85Dark Wolf(案内人) ◆XH.VG.tp3c:2011/03/07(月) 14:28:21
名前:Dark Wolf【ダークウルフ】(本名:アルファ=レイスタード)
年齢:24歳
性別:男
性格:機械というほど表情の変化はほとんど無く、表情から読み取れる数少ない感情は「驚」「怒」「楽」。驚くという感情は持ち合わせているが、基本驚くことはほとんど無く常に冷静で参加者が暴れれば容赦なしにとどめさえさせられる冷徹さも持ち合わせている、最近はそれにさらに拍車がかかっている。怒は主に人形を傷つけようとしたとき。友人は少なく寧ろ一人のほうが楽なので空を高いところでぼんやりと見ていたり、本を読んでいたり最近では実験などをしていることが多い。しかし口を開けば冷静なのに何処か偉そうなので友人ができないのはこの性格が原因と思われる、その性格を直せばいいものを子供の頃から直す気はまったく無い。常に手にしている人形はかなり大切なのか丁寧に扱われていて、これを攻撃されそうになると先ほど簡単に説明したとおり怒り、さらに容赦なく攻撃するようになる。さらに質が悪いのが謝り命乞いをしようとも高確率で許さないところ、偶に許すこともあるらしいがかなりの低確率。最近狂気などを取り戻しつつあるようで狂気的な笑みを浮かべながら発狂者などを始末している姿が何回も目撃されている
容姿:ダークブロンドの髪の毛は項までの長さがあり、きれいにオールバックにしてそろえられている。アンバーと呼ばれる琥珀色の瞳は切れ長で少し吊りあがっている。普段は目の色を隠すのにサングラスをしている。表情の変化は驚いたときに片眉を上げたり、不快なときは眉間に皺を寄せたり、少し笑うときに唇の片端を上げるだけで他の表情は無いに等しい。背丈が190cmと無駄に大きくロングコートを着ているために筋肉の無い華奢な体見られがちだが、コートを脱ぐと結構筋肉はついている。体つきは太いというよりきちんと絞り込んでいるためどちらかと言うと細い。服装は体にフィットするタイプの紺のハイネックに黒色のズボンをはいている。そして黒色のロングコートはぶかぶかとした感じを与えず、体に合うように作られている。それに黒無地の指ぬきの革の手袋、黒革靴を履いている。最近は白衣を着ることが多々あり裾の長さはロングコートと同じぐらい。彼の風貌からかなり浮いた状態の少女の人形はゴスロリ風な黒と赤を基調にしたドレスを着ていて、栗色の髪の毛には赤いバラの髪飾りがついている、肌の色は白で目の色は青。
武器:護身用の麻酔弾が入った拳銃(オートマチック)。しかしほとんどは体術(中国拳法)を使う
役割:xゲーム案内人
備考:一人称は私、二人称は貴方又は貴様、基本呼び捨て。大好きだったおばあちゃんから貰った人形は大切に扱っていて、戦闘時に危険が及ばないところへ置く以外は決して手放すことが無い。サングラスをはずしたときに見える琥珀色の瞳と夜でも的確に暴走した参加者を止めること、その風貌から「闇の狼」とも呼ばれたこともあり、現在偽名として使わせてもらっている。実のところ案内人になる前は人形師でもあり理系大学出身の元科学者で最近再び薬品の調合や実験などを執務室を改造して始めているらしい。

(p:PFを少々変更させて頂きました!)

86クロイツ(一般人) ◆o8p9T3E4pc:2012/01/04(水) 01:12:34
プロフィール
名前:クロイツ/Arshilat=sarasvaty
性別:男
年齢:23
容姿:元は黒髪だが銀髪のウィッグを被っている所為で端から見れば銀髪。長さは腰の辺りまでと長いが前髪だけは頬の辺りまでで切り揃えて緩く右眼を隠すように流している。左側頭部に傾くようにして被った小さな黒いシルクハットには白や黒のレースなどが付けられていて顔の左半分を頬の辺りまで覆っている。前髪やレースで滅多に見えないか見えても見えづらい眼の色は赤。銀糸で刺繍がされた黒いマントの下はレースつきの白いシャツに白いスカーフ、青い薔薇の胸飾り。黒いスラックスにヒールの着いたブーツを履き、腰には武器である鋏を数本ほど収納するための黒いポーチ。身長は190センチにヒールの10センチを足したかなりの長身だがそれに見合わずかなり細い体付き。こんな突拍子もない格好をするようになった事については一切口にしないが本人は気に入っているらしい。
性格:以前とは全く違う落ち着きのある紳士的な性格。追っ手を撒く為に違う性格の人間を演じていたらいつのまにか癖になって抜けなくなった。自分が聞きたくない事ではとぼけたりはぐらかしたりする癖もおまけについてきて本人もこのままじゃ駄目だと思っているらしい。しかし行動理念や考え方などは全く変わっておらず後先考えずに行動しようとしたり自分が目立つことも全く気にしていなかったり。とはいえ見境無く刃物を振り回したり戦おうとしなくなっただけまだマシ。いくら抜けなくなったとはいえ元は作り物の性格故、時折ボロが出ては一人で勝手に焦っている。
武器:巨大なアンティーク調の鋏。真ん中の金具を外して二刀流の剣として使うことも可能。しかし狭い場所などでは扱いづらいとのことから同じようなアンティーク調の普通の鋏を数本持ち歩いている。
役柄:一般人
備考:一人称は「ワタシ」、二人称は「アナタ」。招待状等Xゲームに関するものをすべて紛失した参加者として抹殺されそうになっていたが、そこを逃げ足の速さで乗り切り今まで逃げ続けてきた。が、そろそろ逃亡生活にも嫌気が差してきたらしくそろそろ参加者に戻りたいと考えている節がある。が、最早他人の手に渡ってしまいどうなったかも分からない招待状などを探し出す事は不可能ではないかとも思っていていまいちどうするべきか悩んでいるらしい。

(p.お久しぶりです。1年以上このスレから姿を消していましたアーシラトの本体です。なりきりを心の底から楽しんでできていない、だなんて理由で脱退してしまいすみません。しかし今漸く余裕が出てきていて、今ならば皆様と楽しんでなりきりが出来るのではないかという結論に達し今書き込ませて頂いています。とはいえ、アーシラト自身既に自分から招待状やらカードを手放しているので参加者として堂々と表に出るわけに行かず、こうしてコソコソと隠者っぽくなってしまっていますが……。こんな自分でよろしければまたこのXゲームという世界で皆様と一緒にお話ししたい、と思っています。何方かいらっしゃったらお願いします。もし場違いだったりしましたらすぐに引っ込みますので……それでは、失礼します。)

87 ◆I94GMMnlgM:2012/01/04(水) 01:44:53
参加者男予約させてください。……空いてますかね?;;

あと多分ちょっとプロフ遅れます(´・ω・`)

88神山りく(参加者) ◆I94GMMnlgM:2012/01/04(水) 19:20:17
名前:神山りく
性別:男
年齢:17
容姿:眠たそうな半開きの目を常にしているため、やる気や生気は感じられない。そしてその目は見開くことはほとんどない。眉は細く、唇は薄い。なんとなくだらしない印象の顔。髪は染めず真っ黒で天然パーマで少し長めのため、ベリーショートの女の子と並ぶとこちらが女の子に見られてしまうくらい長い。前髪だけは短く額を見せているが、ほかは手入れをする気はないらしく天然パーマがイキイキと存在感をアピールしている。服装は動きやすさを追求した結果、まさかの学校の体育着。上は襟元がだるんだるんに伸びた白いトレーナーで胸元にはふざけたような字で「かみやま」と書いてあり、袖を肘までまくりあげ、下は紺のジャージでこれも膝したまでまくりあげて七分丈にしている。踝の靴下と、青地に黒のラインの入った運動靴が唯一のお洒落ポイント。手には黒い手袋。背中には深緑の何の変鉄もないリュック。中身は主におやつ。身長はあまり高くはなく、170くらい。体重は56キロ、細身。
性格:裏表のない元気なお調子者、と思わせて結構な天の邪鬼。しかしそれは己が敵と見なした相手や気に入らない相手に限る。勝てる相手と勝てない相手の見極めも得意で、日頃から苦手なものはさりげなく避けて生きている。表向きは人気者でとても積極的だがその裏ではズル賢く、こっそり利益を考えて動くタイプ。これらの二面性が彼の個性。勉強は出来ないけどIQは高いちょっと変わり者。今回ゲームに参加しようと思ったのは利益というより好奇心だけ。あと友達にのせられた。命懸けというわけでもなく本当にただのゲームをやる感覚で参加しているため、本当にヤバくなりそうな呆気なく降参出来るくらいのヘラヘラ具合。でも友達に買ったら何か奢ってもらう約束をしたので意地で続けている。
武器:鉄パイプ。長さは2メートルジャスト、太さは手でちょうど握れるくらい。他は忍者の如くロープやら煙玉やら非常食をリュックにつめていて、武器というよりはただのサバイバルグッズだがリュック内はお菓子が主のためサバイバルグッズの方がまだマシな方。
役柄:Xゲーム参加者
備考:彼の戦闘能力は10段階評価で以下の通り。
体力8、知能6、スピード10、攻撃力5、守備力3
よってまともな戦闘よりも不意討ちや泥棒のような感じでX を集める。
招待時のXは1個、その後盗みまくって3つ増え、友達2人にエロ本と交換してもらい2個増え、話術で交渉して降参させて2個増え、合計8個。最近泥棒か交渉人になった方がいいかもしれないと思い始めた。

(PL :昨夜予約した者です。時間があったのでプロフだけ書きました。何か不備がありましたらご指摘お願いします。)

89神山りく(参加者) ◆I94GMMnlgM:2012/01/05(木) 21:33:15
(PL :まだ参加OKもらえてないですが、絡み文おき逃げします。
プロフの不備があった場合は随時訂正していきます。
なんだかあまり掴めない感じのキャラで、しかも文章まとまらないので絡みづらく未熟さが溢れ出てますが、何卒宜しくお願いしますorz)



(このゲームに参加してどれくらい経つだろうか。振り返ればあっという間だったような気もするが、精神的には長かったような気もする。ゲームのルールも分からないし説明もなんだか難しいし、まだまだ終わりが見えずつい諦めたくなってしまった。しかしそれでは友人との賭けに負けたことになってしまうと考えては、暗い気持ちを振り払うかのようにブンブンと頭を振ってため息をついた。辺りを見渡せば冬の冷たい夜の公園。何しに来たのか覚えてもいないが、なんとなく強そうな奴から逃げて、落ち着いて休憩出来るような場所を探してあちこち歩き回った結果なのだ。ジャングルジムの天辺に登って腰掛けて、リュックを漁り、小袋に包装されたドーナツをかじる。夜の公園に一人ぼっち。なんだか寂しくなってきてしまった。学校にいれば友達と他愛もない話をしたりふざけて騒いで先生に怒られたり楽しい行事が盛りだくさんなのに、こんなところで自分は何をやってるんだろうかと考えてしまう。さっきから何のためにと考えているが答えは見つからない。面白そうだから参加したのに自分は最近何もなくてつまらない。かと言って、戦うのは好きじゃないから変に強すぎる人とかいて怖すぎる。結局はただのわがまま天の邪鬼なのだが、本人はこの矛盾に気づかないまま悶々としている、いつもの生気の感じられない半開きの目で、リュックに入っている招待状のXを数えては一向に減りも増えもしないこの状況に不満を感じた。ジャングルジムの冷たい鉄パイプと自分の持っている長い鉄パイプをぶつけて金属音をカンカンと鳴らしながら、何か面白いことはないかと退屈そうに目の前の空間を見据えていた。)
あー…暇。

90クロイツ(一般人) ◆o8p9T3E4pc:2012/02/04(土) 16:57:11
>>89 神山

(コツン、とヒールがアスファルトを蹴った。またここの地面を踏むことになるとは思わなかったな、と心の中で呟いて夜空を見上げた。冬場は空気が澄んでいる、故に夜空は他の季節よりも澄んで見えるのだという。まあ、どういう原理かはどうでもよく。ただ男は見上げた空に輝く星を見て、帽子に付けられた幾つものレースと銀色をした偽の前髪の隙間から微かに覗く赤い瞳を細めた。――さて、いつだっただろうか。全てを捨てて電車に飛び乗ったのは。ばらり解けた死神のタロットカードと投げ捨てた大鎌は、当然ながら既にそこにはなかった。ただそこに空いた細い穴が大鎌があったことを示すだけ。だから、まあ、誰かに拾われたんだろう。まさかあの凶器を交番に届けるような善人はいないだろうし質にでも入れられたか?そう思いながら、懐かしい空気を肺腑の奥まで吸い込んで歩いていた。歩く度にヒールの音が夜空に響くのが何だか懐かしくて、知らず知らずの内に口許が綻ぶ。と、同時に、ふとした胸の痛みを感じた。訝しげに眉を顰めて、「ああ」と思い至る。が、それを気にしないようにして知らず知らずの内に止まっていた足を再び動かして。一定の速度で歩きながら、力なく下げた腕に持ったアンティーク調の鋏を手持ち無沙汰に動かした。ちょきん、しゅきん、しゃきん。生憎と自分は逃亡者、以前まで住んでいた家には戻れなかったがそれでもこの場所に戻ってきてからずっと持ち歩いている巨大な鋏ではないそれを鳴らし、気紛れに通りかかった公園へと足を向けていた。ぱちぱち、切れかけていた外灯の映像が脳裏を過ぎる。当然ながらこの公園の外灯はしっかりと外灯の役割を果たしていたから公園の中もある程度普通に見回せた。ぐるりと公園内を見回してふとジャングルジムの上に人影を見付けた。薄暗い中でもはっきりと分かる漆黒の髪。その服装がどこかの学校の体操着であることまでは理解できた。ならば夜中に抜け出してきた学生だろうか?そう思って近付いていく。カンカン、という甲高い金属音は彼の所から聞こえてきていて、数メートルの距離を残したところで立ち止まる。ジャングルジムの天辺に腰掛けて何もない虚空を見据える彼を軽く見上げて小首を傾げた。そして取り繕いきった言葉を唇から零して。――こんな時間に外にいる事を、Xゲームの参加者じゃないか? と疑わない訳ではない。何かを仕掛ける事もしなかったのはただの、気紛れだった。)
――――学生さん、こんな時間に一人では危ないですよ。特に今は、ね。
(p.初めまして、絡ませて頂きましたー。遅れてしまってすみません…orz ちょっとドーナツ横から奪っちゃっていいですかね(真顔 これからよろしくお願いします!)

91神山りく(参加者) ◆I94GMMnlgM:2012/02/14(火) 19:40:46
>>90クロイツ
……んぉ?あー、俺は大丈夫。
(もぐもぐと口を動かしながら暗く冷たい空間をぼんやりと見ていると、どこかでシャキンシャキンと金属が擦れるような音が聞こえた気がした。耳鳴りの一種だろうかと一度は聞き流し気にせずにいたが、下から声をかけられたことでさっきの音は恐らくその人物から発せられたものだろうと納得がいった。それくらい辺りは静かで人の気配もなかったのだ。視線を下にやれば夜中だろうと目立つ銀髪の男がこちらを見上げている。ゲームの参加者だろうか。それにしても殺気などは感じられないし、その物腰の柔らかい口調にただの一般人なのかと解釈しておくことにして、警戒心の感じられない間抜けな口調で自分は大丈夫だとヘラッと笑った。食べていたドーナツの袋をリュックにしまって長い鉄パイプを片手に持つと、何のためらいもなくジャングルジムから飛び下りる。しゅたっと軽やかに着地した割には「イッテー」と呟き足を擦る姿は少し間抜けな印象があるが、カッコつけたいわけでもないらしく大して気にしていないようだ。足の痺れが収まったのか相手の前に来ては、愛想の良い笑みを浮かべながら相手こそ危ないのではないかと問いかけてみた。)
そういうお兄さんこそ、危ないんじゃない?


(PL :遅くなってすみませんorzこちらこそ宜しくお願いします!あ、ドーナツしまっちゃいました←)

92福井英一 ◆1XmsYbpRzk:2012/02/15(水) 18:03:39
プロフィール
名前:福井英一(フクイ・エイイチ
性別:男
年齢:19歳
容姿:童顔でニッと笑った時の八重歯が特徴的。髪は金色に染めていて長さはミディアム程度。ワックスで外側にツンツンはねている。前髪はピンでまとめて上にあげて常におでこを出している。目には瞳にうっすらと星の形が浮かんで見える青いコンタクトをつけている。ちなみに特注の品。緑色のノースリーブのパーカーを着ている。首にはゴツめのゴーグルをかけている。レンズはオレンジ色。バイクに乗った時や戦闘時につけている、目に砂埃などが入るのを防ぐためのもの。膝下丈のバギーパンツをはいている。くるぶし丈のソックスを履いて、白黄色緑紫のパステルカラーのハイカットシューズを履いている。靴底には星の形があしらわれている。手首に黒色をあしらったカーキ色のグローブをはめている。だいぶ古いもので本人も手放せないというお気に入りのもの。身長は170cm、細身ではあるが筋肉もついていて引き締まっている。白にカラフルな星がたくさんあしらわれたリュックサックを常にかついでおり、中には自分の武器が入っている。
性格:楽観的かつ陽気でいつも笑顔を絶やさないポジティブな性格の持ち主。感情表現豊かで声も大きいためよくうるさいと言われてしまう。他人に対しても対してもとても積極的で馴れ馴れしい面もある。あまり後先のことは考えない現在のことを重視するタイプ。自由奔放でやりたいときにやりたいことを自由にやる主義。そのために他人に物事を強制されるのが嫌い。正義感はあまり持ち合わせていない。Xゲームに関しては人を探し回って殺すというまで積極的ではないが、見つけたり見つかった後の展開で戦闘になれば逃げ出さずに応戦はする。戦いの際は大量所持しているジャックナイフを投げたり刺したりして使う。追い詰められた際には隠し持っている爆弾を使う、爆弾魔。高校を中退しているために学はないが、兄が化学実験などに詳しかった影響などもあり爆弾などの知識は少し深い。脚力があり足が速く、バック転などアクロバットな動きが得意星マークが大好きでコンタクトを特注してしまうほど。何かに名前をサインする時は姓と名の間に星マークを描くという謎の主義を持っている。ウインクするのが癖。男女に関わらず勝手にあだ名をつけて呼ぶが、ちょこちょこ変わったりしている。一人称は「俺」。人には「えーちゃん」と呼ばれたいらしい。
武器:鞄や服の内側にしこんだジャックナイフが合計20本以上入っている。鞄の中にはC4などの爆弾が入っている。
役柄:Xゲーム参加者
備考:xの数は最初1つで3つ奪って4つだったが以前一度戦闘の中追い詰められ弾丸を頭に打ちこまれてxを一つ失い、今は3つのxを持っている。

(pl:はじめまして、参加させていただきます!うっとおしい男ですがどうぞよろしくお願いします〜^^ 不備等ありましたらご指摘お願いします。)

93福井英一(参加者 ◆1XmsYbpRzk:2012/02/15(水) 18:50:27
>>ALL
(人の気配が全くなく建築物の隙間を吹く乾いた風の音だけが耳に入ってくる。もう少し歩いたら住宅街が広がるであろうこの場所には、崩れて鉄骨が剥き出しの建物だった物が数件並んでいる。壁も屋根も崩れて無くなっているから家に入ることは容易だった。建物の中、暫く足を進めると焦げた床の中に赤黒い液体の床に大きな染みが残る部屋に行き当たった。先ほど買ったばかりの温かいファーストフードの入った袋をその傍に無造作に落とすと、自分もその場に腰を落とした。そして一度赤黒い染みに目線をやると大きくため息を吐いた。数週間前の話ではあるが今ですらその時の情景がつい先刻の出来事だったのかのように思い出す事が出来る。というよりは、目の前に浮かんでしまうといった表現の方が正しいのかもしれない。あの時味わった自分が死ぬという感覚は忘れっぽいはずの自分の体に深く刻み込まれてしまったようだ。自分の仕掛けた爆弾で建て物が爆発に巻き込まれ崩れていく、火も建て物を少しずつ囲み始め俺は次第に逃げ場を失って、ついには襲ってきた相手に追い詰められてしまった。崩壊する音がうるさくて相手が叫んでいる言葉も聞き取れなかったが俺も殺されまいと必死でジャックナイフを投げてやろうと腕を振り上げた。その瞬間に高い音が耳を貫き視界は天井側に傾いたかと思うとそのまま何も見えなくなった。あとから俺が脳天をブチ抜かれたのだと知ったが、あの時の何も見えなくなってフッと意識が途絶える感覚、あれが死の感覚だと初めて知った。そして死ぬことのなかった俺の体、Xゲーム。なかなか信じがたいことだが俺は生きている。説明書通りxの数は減ったいたが。俺は面白い仕組みだなぁとしか思わないが、このxが欲しくて襲ってくる輩もまだいるのだろう、その時は爆弾の実験でもさせてもらおうか。暫くの間、珍しくもそんなことばかりをぼうっと考えていたがふいにお腹の音が鳴って自分が空腹だったことを思い出した。反響するその音に恥ずかしっと照れながら呟いた後ファーストフードの袋をバリッと豪快にあける。何も考えずに歩いて此処にたどり着いたわけだが、我ながら景色の悪いピクニックだと思った。だが新作のバーガーの包みを開けたときの美味しそうな匂いでそんな考えは吹っ飛んだ。目をきらきらと輝かせながら大きな口を開けた。)
自分の死に場所で昼飯とか俺って超悪趣味なんじゃね…?まぁいいけどさ…うわっやべぇ新しいバーガー超うまそ…!

(pl:絡み文章投下させていただきます!拙い文章ですがよろしくお願いします!^^*)

94クロイツ(一般人) ◆o8p9T3E4pc:2012/02/23(木) 01:13:18
(p.遅れてすみませんorz絡み文にも絡ませて頂きたいのですが未だ絡む文章が出来上がっておりませんのでまず神山さんへのレスを投稿させて頂きます><)

>>91 神山

おやおや。それでもまぁ、気を付けておく事に越したことはありませんよ……今の時代、何やら物騒なゲームが流行っているようですから、ねえ。
(自分が目を付けた彼が自分の存在に気付き、大丈夫と言いながらへらりと笑う。この緊張感のなさからして「ちょっと夜中に家を抜け出してみました」といった感じだろうか? それにしては彼の持っている長い鉄パイプはそんなイメージとは随分とミスマッチなように思える。それでもまあ彼が大丈夫というならその通りなんだろう、と思いわざとらしく肩を竦めて見せた。それから思わせぶり名言葉を吐き、銀色のウィッグと帽子のレースで辛うじて隠されていない口許をにやりと歪めた。そのまま鋏を持っていない手で小さな帽子の鍔を摘み目深に被り直す。もう片方の手に持っていた鋏をくるりと指先だけで回し、腰にあるポーチへと回せばそこに収めた。それから軽やかに着地した割りには痛みに声を上げる彼に思わずおかしそうに噴き出してしまう。そんな彼が笑顔でこちらへと近付いてきたことに気付き、彼の問いに手で口を覆えばくすりと笑い声を零した。そのまま彼からは殆ど見えていないであろう赤い瞳を細めて彼に答える。これでも伊達に参加者ではなかった――のだが、この言葉は失言だっただろうか。そう思えば心の中に沸き上がってくる不安に思わず口許を引きつらせながら早口で捲し立てる。そうだ、Xゲームに関係する人間は何も参加者だけではない。案内人という職の人間もいるのだ。ふとその記憶に懐かしさを覚えながらも鋏を収めたお陰で自由になった手でくしゃりと前髪を掴むように掻き上げた。この動作の所為で折角隠していた赤い眼は晒される事となってしまったが、今は夜中。さほどはっきりと見えるわけでもないだろうし、それに感付かれてもカラコンだと言っておけばいい。だから気にしなかった。)
いやあ、ワタシは慣れていますから大丈夫ですよ。――――夜道を歩くのは日常のようなモノですしまぁ、うん。
(p.こちらこそ随分と遅くなってしまいました……o...rzよろしくです! あらしまわれちゃったwwねだってもいいですk(ry)

95 ◆xvTC4Y/Rz6:2012/02/23(木) 14:11:30
(PL/こんにちは。あの、案内人を予約したいのですが、空いてますか…?)

96クロイツ(一般人) ◆o8p9T3E4pc:2012/02/23(木) 16:50:59
(p.まだ福井様への絡みレスができていないのですが本体から失礼します><)

>>95
(p.案内人の件ですが、空いていると思いますよー。今過去レスなどを見た結果案内人の枠は5人ありまして、以前レスをしていた方を見てもあと2人ほど空きがあると思われます。一介の参加者の自分がこんな事を言えるのかどうか分からないのですが、もし参加して下さるのなら是非是非。それでは!)

97 ◆xvTC4Y/Rz6:2012/02/23(木) 22:22:31
>>96
(PL/お返事ありがとうございます(^^)!!それでは、案内人を予約させてもらいます。出来るだけ早めにPFを提出しますので…)

98 ◆8B57ot44eI:2012/02/24(金) 17:24:21

(p/初めまして、こんにちはノ 
宜しければ参加者を予約させて頂きたいのですが、大丈夫でしょうか?)

99クロイツ(一般人) ◆o8p9T3E4pc:2012/02/25(土) 00:56:21
(p.ひぃぃ時間が無くて返レスもままならない……! この土日で何とか! またまた申し訳ありませんが、答えさせて頂きますね!)

>>98
(p.本体から失礼しますねー。参加者は無制限ですので問題ないと思いますよ!)

100クロイツ(一般人) ◆o8p9T3E4pc:2012/02/25(土) 17:17:34
(p.ようやく返レスが出来上がりましたー! 遅れてしまいましたが投稿させて頂きます(`・ω・´))

>>93 福井

(自分がXゲームの参加者だったとか、xの数が7個だったとか、大鎌を持っていただとか、そういうことは全て昔の話だ。勝手に逃げて勝手に戻ってきた馬鹿な逃亡者故堂々と街中を歩くわけにも行かず変装してみたり、暇さえあれば少しばかり自分のxを探してみたりなんかして。その過程で案内人に見つかるようなこともなく――職務質問なら何度か受けた訳だが――今までこうして逃げてこられた。とはいえ時折ふとXゲームに戻りたいという思いが湧き上がって来るわけで。そんなことを悶々と考えながら、手には先程購入したばかりの林檎を携えて廃墟じみた建物が並ぶ一角を歩いていた。巨大な鋏は現在持ち歩いてはいないが、今誰かに襲われてもある程度逃げられるくらいの自信はある。だからこそ鼻歌を歌いながらアスファルトの上を調子よく歩き、ふと眼に飛び込んできた壁やら屋根が崩れ落ちた建物へと躊躇なく足を踏み入れた。じゃりっ、と砕けたコンクリートの破片で出来た小石や砂を踏み締めながら歩を進めていくと、ふとどこからか声が聞こえてくる。自分の顔上半分を覆い隠す程のレースを指先で摘んで持ち上げ、眼だけでぐるりと辺りを見回す。そうすれば自分の視界に飛び込んできた金色に思わず目を見開いた。このような場所に足を踏み入れるのは初めてではないし、このような場所で人に出会ったことも初めてではない。それでも驚いてしまったのは恐らく懐かしさからで。すぐにレースを摘み上げていた指を離し、銀髪のウィッグを手櫛で適当に直せばその人影へと歩み寄る。当然、奇襲を仕掛けるわけでもないから足音を潜めることも、気配を隠すこともせず。そして彼との間合いが数メートルというには短く、かといって数十センチというには長い微妙な距離になってから軽く屈み、林檎を持っていない手で彼の隣を指差した。)
…………隣、よろしいですか?
(p.遅れてしまいすみませんorz絡ませて頂きました! 童顔可愛いです……寧ろ爆弾投げられたい← よろしくお願いします!)

101Crimson Ripper(参加者) ◆JgAvrvBKU6:2012/02/26(日) 16:20:16
プロフィール
名前:Crimson Ripper(クリムゾン リッパー)/本名:Alois=Kirkland(アロイス=カークランド)
性別:男
年齢:27歳
容姿:比較的落ち着いたワインレッドの髪に、それに比べて遥かに鮮やかな濃紅の瞳の持ち主。肌が白めである為必然的に際立つ両眼は切れ長く、髪は顎を少し過ぎる程度のサイドを残し襟足で揃えているが左サイドの一部のみを肩につく程度まで伸ばし、細い三つ編みにして小さな丸い金具で留めている。顔立ちは中性的だが、女性と間違われる程ではない。服装は黒と白を基調とした燕尾服で、白いシャツと手袋…ベストは深い紅色。それ以外の布地は黒で統一され、全てのボタンにルビーがあしらわれている。身長178cmで体重もそれなりだが、全体的にすらりとした細身の体。その為、打撃力が乏しい分素早さに長けている。アクセサリーは右耳にある逆十字のピアスのみ。
性格:常に穏やか且つ丁寧な物腰だが非常に計算高く、柔らかな印象をあたえる笑みの裏では様々な智謀が巡らされている。元とはいえ長年執事として働く身であった為敬語は癖のようなもので、相手方がどんな立場にある者だろうと崩れず戦闘中でさえ紳士的な態度に変化は無い。元々は純粋な笑顔を絶やさない…文字通りの好青年だったが、Xゲームを知り深く関わるごとに歪んでいき現在に至った。今ではすっかり好戦的で退屈を嫌い、繰り広げられる〝殺し合い〟そのものが退屈凌ぎとなっている。強者との交戦を望み、明らかな弱者・雑魚が相手等のつまらない戦いは早々に終わらせる主義。自身が愉しめさえすればそれで良く、友人や親族等も例外なく獲物とする。
武器:右腕に内蔵された全長30cm程の剣と、左手の銃器機能。銃弾は指先から放たれ、手首を回転させることで乱射可能。他にも数種類の武器を携えるが、基本は体術をメインにしたり上着の内ポケットに備える拳銃を使ったりと普通の戦闘法を用いる。
役柄:Xゲーム参加者
備考:一人称は「私」、二人称は「貴方(貴女)、〜様」が基本。かつてとある名家に仕えていた執事で、体の約50%(頭、首、胴の右半分、左足)が生身、残りは合金の半人型戦闘機。金属部分は普段服や手袋等で隠れている為、一見しただけでは普通の人間と変わらない。戦闘で損傷した場合は専門の職人に修理を頼むが、出来る限り自分で直している。改造した張本人である当主が亡くなったのと同時期にその家を離れ、それからはあらゆる場所を転々としていた。そんな日々に嫌気が差し始めた頃Xゲームに出会い、一気に入れ込み現在に至る。xの数は、初期から4つ増えた6つ。Crimson Ripperは〝紅の切り裂き魔〟の意を持ち、いつの間にかそう呼ばれていた為偽名とした。願いは今の時点では特に考えておらず、そもそも暇潰しに近い気持ちで参加している為興味自体が薄い。家族構成は両親と弟が一人だが執事として実家を出てからは連絡が途絶えており、分かっているのは何処かで生存しているという事だけ。(誠に勝手ながら、アロイスの弟を募集させて頂きたく思います←男性で年下の方であれば、参加者でも一般人でも構いませんノシ)

(p/トリップ違いますが、>>98の者です;ノ >>99様、お返事有難う御座いました^^遅くなりましたがPFを提出させて頂きますね。不備等がありましたら御指摘下さい。もし問題が無ければ、時間が掛かると思いますが順々に絡ませて頂いた後此方の文を投下したいと思いますノシ)

102クロイツ(一般人) ◆o8p9T3E4pc:2012/02/26(日) 22:30:24
>>101
(p.一参加者からの意見ですが不備などは見当たりませんし大丈夫だと思いますよー! 主様がいらっしゃらないので仮参加という形になってしまうとは思うのですが、これからよろしくお願いします!)

>>ALL
(p.漸く出来上がりましたので絡み文を投下します><土日中に返レスと絡み文投下のミッション成功した……!)

(ぱさり、とシルクハットが落ちた。途端明瞭になった視界に眼を細めその場に屈みシルクハットを掴む。それを手に再び立ち上がって辺りを見回してみれば先程自分にぶつかってきた人間は既に素知らぬ顔でさっさと歩き去ろうとしていて。苛立ちに任せてその背中に怒鳴ってやろうと思ったが頭の片隅に残った“逃亡者”としての理性がそれを阻む。今この場に、Xゲームの関係者――特に案内人が紛れ込んでいないとも限らない。そんな中で怒鳴れば目立ってしまうのは当然のこと、感付かれるかも知れない。そう考えて、中途半端に開いた口から零れそうになった言葉をすんでの所で呑み込んだ。その代わり苛立ちを解消しようとでもするように盛大に舌打ちして、頭から落ちたシルクハットを被り直した。それからマントの襟を正し、自分にぶつかってきた人間とは別の方向へと方向転換する。ヒールを鳴らしながら歩いていれば自分にまとわりついてくる視線にシルクハットのレースを摘んで引き寄せ、自分の顔を隠すように俯いた。前からずっと奇異な格好はしていたから好奇の目で見られることには慣れている。だから特に見られることに関しては構わないのだが――如何せん、その視線に案内人や参加者達の視線が混じっていたらと思うと落ち着かなかった。参加者であった頃は後ろから切り掛かられても、撃たれても、特に気にも留めなかったのに。そんな事を考えながら、何の宛もなく歩いた先にあったのは道端にあるベンチで。シルクハットに手を置いて、そのベンチに歩み寄り腰掛けてふぅ、と息を吐いた。ああ、暇だ。一般人――逃亡者の癖に一般人というのも何だか矛盾している気がするが――としての生活はこんなにも暇なものだったんだな。そのまま道を行き交う人々や車を眺め見て銀色のウィッグを掻き乱すように頭を掻いた。)

103Dark Wolf(案内人) ◆F4ZPlKcEB2:2012/03/02(金) 21:50:30
名前:Dark Wolf【ダークウルフ】(本名:アルファ=レイスタード)
年齢:24歳
性別:男
性格:機械というほど表情の変化はほとんど無く、表情から読み取れる数少ない感情は「驚」「怒」「楽」。驚くという感情は持ち合わせているが、基本驚くことはほとんど無く常に冷静で参加者が暴れれば容赦なしにとどめさえさせられる冷徹さも持ち合わせている、最近はそれにさらに拍車がかかっている。怒は主に人形を傷つけようとしたとき。友人は少なく寧ろ一人のほうが楽なので空を高いところでぼんやりと見ていたり、本を読んでいたり最近では実験などをしていることが多い。しかし口を開けば冷静なのに何処か偉そうなので友人ができないのはこの性格が原因と思われる、その性格を直せばいいものを子供の頃から直す気はまったく無い。常に手にしている人形はかなり大切なのか丁寧に扱われていて、これを攻撃されそうになると先ほど簡単に説明したとおり怒り、さらに容赦なく攻撃するようになる。さらに質が悪いのが謝り命乞いをしようとも高確率で許さないところ、偶に許すこともあるらしいがかなりの低確率。最近狂気などを取り戻しつつあるようで狂気的な笑みを浮かべながら発狂者などを始末している姿が何回も目撃されている
容姿:ダークブロンドの髪の毛は項までの長さがあり、きれいにオールバックにしてそろえられている。アンバーと呼ばれる琥珀色の瞳は切れ長で少し吊りあがっている。普段は目の色を隠すのにサングラスをしている。表情の変化は驚いたときに片眉を上げたり、不快なときは眉間に皺を寄せたり、少し笑うときに唇の片端を上げるだけで他の表情は無いに等しい。背丈が190cmと無駄に大きくロングコートを着ているために筋肉の無い華奢な体見られがちだが、コートを脱ぐと結構筋肉はついている。体つきは太いというよりきちんと絞り込んでいるためどちらかと言うと細い。服装は体にフィットするタイプの紺のハイネックに黒色のズボンをはいている。そして黒色のロングコートはぶかぶかとした感じを与えず、体に合うように作られている。それに黒無地の指ぬきの革の手袋、黒革靴を履いている。最近は白衣を着ることが多々あり裾の長さはロングコートと同じぐらい。彼の風貌からかなり浮いた状態の少女の人形はゴスロリ風な黒と赤を基調にしたドレスを着ていて、栗色の髪の毛には赤いバラの髪飾りがついている、肌の色は白で目の色は青。布に包んだ大きな鎌は人通りの多い場所を歩く際は、人通りの少ないところに隠しており、人通りの少ないところを歩く際は手に持つか背負っている。
武器:金属製の身の丈以上の大鎌、体術(中国拳法)
役割:xゲーム案内人
備考:一人称は私、二人称は貴方又は貴様、基本呼び捨て。大好きだったおばあちゃんから貰った人形は大切に扱っていて、戦闘時に危険が及ばないところへ置く以外は決して手放すことが無い。サングラスをはずしたときに見える琥珀色の瞳と夜でも的確に暴走した参加者を止めること、その風貌から「闇の狼」とも呼ばれたこともあり、現在偽名として使わせてもらっている。実のところ案内人になる前は人形師でもあり理系大学出身の元科学者で最近再び薬品の調合や実験などを執務室を改造して始めているらしい。最近武器を銃から鎌に増やしたが、新調した武器ではなくある参加者が使っていたものを回収したものである。

(p:PFを少々変更させて頂きました!武器に関しては相手の親御様から了承を得ました)

104Dark Wolf(案内人) ◆F4ZPlKcEB2:2012/03/02(金) 21:51:31
>>89 神山
…御機嫌よう、参加者神山りく…体調はいかがかな?
(宵闇に溶け込むように黒衣を夜風に靡かせながらコツリコツリと歩く。偶に立ち止まり夜空を見上げれば空気が澄んでいるのか、星空がよく見え…今日は満月なのか綺麗な丸い月が辺りを月光で照らしている。――サングラスの奥の琥珀の瞳を細めれば、片手に持つ鎌を強く握り直す。参加者が一人いなくなったのもこの様な満月だったか―…と遠い日の思い出を思い出していれば遠くから何か鉄の音が聞こえる。何かと音の発信源を探せば近くにある公園からでその公園にあるジャングルジムの頂上には既に男が一人いた。その体操着姿を見れば誰なのかを判断し、ゆっくりとジャングルジムに近づき器用にジャングルジムの頂上へと登り、頂上で立つ。参加者に見下ろされるのは嫌だったからもあるが…相手を背後から見下ろすとまん丸い満月を背景に相手に声を掛けた)
(p:初めまして、絡ませて頂きました。遅れてしまって申し訳ございません…これからよろしくお願いしますね!)

>>93 福井
(とーんとーん、ガラガラガラ…不規則な足音と何かを引きずる音が屋根の崩れ去った建物へと近づいていく。何かあったという訳でもないXゲームの案内人として発狂者が居ないか見回っているだけであるが―最近の自分は発狂者が居て欲しいと案内人としてあるまじき感情を抱いているような気がする。なんて考えを浮かべているのだ職務に集中せねばと頭を横に振る事によってその考えを断ち切ると建物へ入っていく。古く所々ひび割れた中へと入っていけば底にいたのは参加者である男、確か奴はここで―…とこの間見たデータを思い出すと相手の前に立ち先程から引きずっていた、布に包まれた物を肩に担ぎ思った事を口に出した。その際人形を愛おしく片手で抱きしめるのも忘れずに。)
……参加者福井英一―…頭に弾丸を喰らったというのにしぶとく生き残ったな…
(p:初めまして、絡ませて頂きました!絡みのが遅れて申し訳ないです…!これから宜しくお願いしますね!)

105Dark Wolf(案内人) ◆F4ZPlKcEB2:2012/03/02(金) 21:52:00
>>102 クロイツ
――…ああ…例のXゲーム逃亡者を発見した…これより排除に移る…
――…少し、人気のないところに来てもらおうか…?「クラウツ」…
(ピリリとシンプルな音が携帯から鳴り響く。携帯をポケットから取り出せば電話に出る…相手は自分の上司のようななんと言えばいいのだろう、同じ案内人の男だった。話の内容を聞けばどうやらこのゲームから逃げた男が見つかったかという事らしく、またかと相手に聞こえぬよう小さく溜息をついた。確かに奴に最後に会った案内人は自分だが此処までしつこく聞かれるといい加減嫌になってくる。所詮電話の相手は自分が偉くなりたいために逃亡者である奴を捕まえたい、もしくは消したいのだ。適当に相槌を打って携帯を切ろうとしたがふと前に視線を移すとベンチに誰か座っている。その誰かを見た瞬間一瞬呼吸が止まり世界も止まったような錯覚に陥った。格好は大分変わっているが間違いない、あの男だと心が歓喜の声を上げる。普段は笑みもあまり浮かべぬ顔にニイッと妖しい笑みを浮かべれば、押し黙っていた自分に苛ついたのか電話の相手が何かを言っている。どうでもいい、電話の相手に排除を開始すると言った後場所は何処だだの言っていた気もするが気にせず携帯の電話を切った。それをポケットに仕舞ったあと腕の中に愛しく収まる人形を見る。―ああリュミエールやっと奴を見つけたよ…そう心の中で話しかけると足取り軽やかに相手の背後へと近寄り、相手へ背を向けた状態で立つとボソリと相手に聞こえる声で呟いたのだった)
(p:うああああ!お帰りなさいませ!絡み文に絡むのが遅れてしまいましたが、絡ませて頂きました!これからまた宜しくお願いしますね!)

106 ◆UEtJ.EKG.s:2012/03/02(金) 23:00:23
(/一般人だけど特殊な人間・・・で予約しても宜しいでしょうか?)

107Crimson Ripper(参加者) ◆JgAvrvBKU6:2012/03/03(土) 00:12:08
(p/案の定遅くなってしまい申し訳ありません、許可有難う御座います。お言葉に甘えて、今は仮として参加させて頂きますね^^基本亀ペースですが、気長にお付き合い下さると嬉しいですノシ/それでは今から絡ませて頂いた分と此方の文を投下していきますので、連レス失礼します;)


>>89 神山様
(昼間――…太陽の光に満ちた空間とはまた違う美しさを見せる、夜の街。気候の関係もあり、普段と変わらない鴉(カラス)のような燕尾服の上にロングコートを纏い街中を歩いていた。〝完全〟ではないにしろ、己も所詮半分は人間……まだ寒さや温もりを感じる〝感覚〟ぐらいは機能しているようで。ネオンに彩られた繁華街に鬱陶しさは感じず、ただ行き交う人の群れに眩暈に似たものを覚えた。酔ったのだろうか――今更、この私が?…主に尽くし〝人の生〟を捨てたあの日から数えて、随分久し振りの感覚に思える。いつの間にか身体に習い、心までも〝人ならざるもの〟となっていたらしい。元より特定の拠点を持たず、現在はこの日本国内を転々としている身――故に此処でこれ以上無駄な時間を過ごす必要は無い為、早々に離れ人混みを避けるように足を進めた。やがて行き着いたのは、夜の闇に包まれた公園。入口から踏み入り遊具が並ぶ中央へと行く途中、鼓膜が微かな音を捉え軽く首を巡らせる。子供達の笑い声は愚か――…声自体が全く無い空間に響く〝金属音〟を辿り、ジャングルジムの上に座った状態の人影へと距離を詰めた。白い月明かりの中、涼風に煽られる黒い裾。一メートル程空けて立ち止まると鮮やかな〝紅〟を主張する瞳で相手を見つめ、クスリと小さな笑みを零して)
――…こんばんは、このような時間に貴方のような子供が居るとは驚きです。今の世は大変危険ですよ?……それなりの力を有する場合を別としては、ね。
(p/初めまして、絡ませて頂きました^^初っ端から若干(?)不審者チックですが、どうぞ宜しくお願い致しますノシ)


>>93 福井様
(屋根が無く、壁も崩れたガラクタ同然の建築物――…既に鉄臭を纏わせた身体、瞳が遠目にそれを捉えた。〝鉄臭〟…と言っても付着した朱は左頬を汚す少量だけで、殆ど〝匂い〟のみが染み付いた状態だが。別に不快ではない……しかし決して心地良い訳でもないそれが鼻腔を掠めるのを感じながら足を進め、目前に迫った廃墟の辛うじて残っている壁の陰から中を除き見た。その片腕には、つい先程まで役割を果たしていた――愛用の黒コート〝だった〟物。今より数分前の戦闘にて蜂の巣のように裂かれてしまったコートは最早何の機能も持たないただの布で、新調しなければなりませんね――…とこの場にそぐわない呟きが脳内を巡る。最もそうしたところで、すぐに今のようにボロ雑巾同様になるのは目に見えているのだが。その事実に少々溜息を落とすも目に入った姿に口元を歪め、弧を描いた。そのまま瓦礫を上手く避けながら、前方に見える後ろ姿へと歩み寄る。存在を隠す気は微塵も無い為その足取りに遠慮は無く、充分に声が届く程度まで距離を縮めた頃…――同時に相手の手にある食べ物、所謂〝ファーストフード”の存在に気付いた。今まで感じていた無機質な異臭とは違う……素直に〝良い〟と思える香りに赤い両眼をそっと細め、既に気付かれているか否か――その場に腰を下ろしている相手の右上から言葉を投げ掛け)
―――…このような環境でお食事とは、面白い神経をお持ちですね。
(p/初めまして、遅ればせながら絡ませて頂きました!典型的な似非紳士ですが、宜しくして下さると嬉しいです^^)

108Crimson Ripper(参加者) ◆JgAvrvBKU6:2012/03/03(土) 00:14:57

>>102 クロイツ様
(都会の街とは、何故こんなにも雑踏に溢れているのだろう――…体を掠めるぎりぎりの位置を通り過ぎていく影を幾度も見送り生じた呟きは、誰に届くでもなく薄暗い空に溶けた。行き交う人々も何処か無機質で、まるで〝機械〟を見ているような感覚になる。機械――更に詳しく言えば〝戦闘兵器〟という道具なのは己の方だというのに、不思議なものだ。そんな中不意に背中へそれなりの衝撃を受け、同時に鼓膜が小さく高い悲鳴を拾った。どうやら、少し考え込んでいた所為で周囲への配慮が薄れてしまっていたらしい。「申し訳ありません、少々考え事を――…お怪我は御座いませんか?」瞬時にそう告げて身を屈め、尻餅をついている女性へ手を差し出した。戦闘時他者の命を脅かす金属の腕も、白い手袋に包まれている今はその鋭さを無くしている。何の疑いもなくそれを取った彼女を壊れ物のように――騎士が姫を扱うように立たせてやれば、目の前の綺麗な顔は見る見るうちに赤に染まった。それについては特に触れず口元を軽く緩めるのみに留めると、改めて相手を見やり怪我の有無を確認する。どうやら問題無さそうだ……そう判断した時「だ…、大丈夫ですっ」と言って半ば逃げるように走り去ってしまった女性を黙って見送り、小さく息を吐いた。落胆ではない、単なる疲れだ。その原因の一つである人混みから離れる為方向転換し、一先ず道端に寄ってコートを軽くほろった。それからふと目に留まった姿に、ほう…と小さく音のような声を漏らす。少し離れたベンチに腰掛けるその人物は他に比べて妙に目を惹き、自然と口元の弧が深まった。それを上手く抑えてから歩み寄り、丁寧な物腰で声を掛けて)
―――…失礼、暫しの間隣へお邪魔しても宜しいでしょうか?
(p/大分遅れてしまいましたが、絡ませて頂きましたノ/ロル、キャラ共に暴走気味ですが、どうぞ宜しくお願いしますね^^)

109Crimson Ripper(参加者) ◆JgAvrvBKU6:2012/03/03(土) 00:18:39

>>ALL
(嗚呼、何故こんな面倒な事に――…目の前に立ち塞がるガラの悪い数人の視線を全身で受けながら、心中でそう呟く。十数人の男(しかも大柄な者ばかり)に包囲された今の状況は、はっきり言って危険だ。しかしそれはあくまで〝何の力も持たない一般人であれば〟の話であり、その範囲外に位置する己には適用されない。いつもの如く人気の無い裏路地を歩いていたところあっという間に出てきた複数の影に絡まれ、この狭い場所で――…一体何処にその大きな体を潜ませていたのか……と少々ずれた事を考えつつただただ、溜息を漏らした。その理由は考えるまでもなく一つ…――面倒以外の何物でもないからだ。xゲームに参加してから、既に短いとは言えない時間が過ぎている。現在(いま)の自身にとって〝最大の娯楽〟である殺し合い――そして、それを共にする事が出来る〝自分以外のxゲーム参加者〟という存在。意味を持つのは〝それら〟だけであり、見たところ何の関わりも無い輩に時間を費やしたくはなくて。…かれこれ四十分はこの状態なのだが、獲物を追い詰めた肉食獣のような男達が立ち去る気配は無い。懐の銃で脅すのも一つの手だが――…ふとそんな考えが脳内に浮かび、紅の両眼を静かに細める。この類の輩は、凶暴な外見を裏切り酷く臆病である事が多い……故に数年の経験から〝脅して場を辞す〟という選択肢が生じた訳だが、正直何もかもが億劫な今の状態では〝実行に移す〟までは至らず。結局別の方法を検討する事にし、改めて集団の男一人ひとりの顔を確認するように見た。不良らしく髪を奇抜な色に染め上げている者、此方へ睨みを利かせた鋭い瞳を光らせる者――…そして、耳や鼻をはじめとし顔のあらゆる箇所を金属のピアスで彩っている者……そればかりが目に入る。日本へ来て初めて彼らのような者を目にした時は、〝なんて滑稽な姿だろう〟と内心で笑んだものだ。さて――そろそろ本格的に、〝不良に集られた執事〟などという馬鹿げた状況を脱したい。そう思い始めた時……一向に取り乱さない己の態度が気に障ったのか、集団のリーダー格だろう人物が明らかな〝殺気〟を放ち出した。が、それでもこのポーカーフェイスの崩壊は訪れず、〝殺気に満ちた裏路地〟という空間で大袈裟な溜息を吐き出し殺気が増すのも構わずぼそりと呟いて)
はぁ―――…どう処理すべきでしょうね、躾のなっていない獣は。


(p/予告した通り一応↑が絡み文になります。連レス失礼しましたノ)

110クロイツ(一般人) ◆o8p9T3E4pc:2012/03/03(土) 18:57:28
(p.そういえば今日は雛祭りですね。どうでもいいですが自分はうぐいすより桜餅派です← というわけで、返レスさせていただきますね! 連レス失礼します><)

>>105 Dark Wolf

(最初思ったのは“しくじった”、それだけだった。その数秒後に感じたのは驚愕で、シルクハットのレースに指をかけて自分の目元を隠すようにする。そのまま俯く動作が正に怪しかったのだが、本人が気付くわけもなく。自分の背後に立つ懐かしい男の気配に思わず背中に冷や汗が流れる気がした。ぼそりと聴き取りづらい声ではあったが、それでも解る。彼だ、と。よくまあ解ったなという感心と何で解ったんだ畜生という悔しさが綯い交ぜになった感情を抱えながら肩越しに振り返ってみれば、やはり見覚えのある背中がそこにはあって。ふう、と息を吐き、ベンチの背もたれにもたれ掛かりながら思う。彼には自分の今の名前もばれているらしい。どこから漏れだしたのやら、と内心苦笑して。自分は逃げ切れていると思っていたが、本当はそうではなくただXゲームの案内人達の掌の上で踊らされていただけなのかも知れない。そんな考えが思考の端をちらちらと掠めながらも、腕を組んで首を傾げて見せた。彼は今自分に背を向けている。背中合わせになるようにして座っている以上自分のこの動作も見られては居ないのだろうが――。それでもやはり自分が関わってきた人間を騙しきれる自信がなくて、ふとすれば掠れたり震えたり本来の言葉が出てきてしまいそうになる。それを無理矢理に喉の奥で潰して空気ごと飲み干して、彼にしか聞こえないくらいの声で呟き返した。それから敢えて彼にくるりと身体ごと、座ったまま器用に向き直ってみせる。そのまま一言、人違いじゃあないかと。いやこんな突飛な格好してる馬鹿他に居ないぞ、と、自分の中でそんな突っ込みが聞こえた。)
…………さて、一体何のことでしょう? ワタシには解りかねますねえ……。人違いじゃあ、ありませんか?
(p.うわあああ! ありがとうございます! 絡んで下さり有り難う御座います、またお話できて嬉しいですヒャフー! こちらこそこれからもよろしく御願いします><)

111クロイツ(一般人) ◆o8p9T3E4pc:2012/03/03(土) 18:58:19

>>108 Crimson Ripper

(ベンチの背もたれにもたれ掛かればぎしり、と気が軋む音が聞こえた。その音に一瞬ひやりとしながらも身体から力を抜き、ベンチに身を委ねながら人混みを眺めていた。あの人混みの中を堂々と歩き回って、堂々と街中で鎌を振り回していたのは一体いつの事だったか。今となっては何故Xゲームから離れようと思ったのかすら解らないのだが、一体あの時の自分は何を考えていたのやら。まあそんな過ぎ去ったことはどうでもよくて、今思うのはほんの1年程度離れていただけでこんなに懐かしくなるんだな、ということで。内心苦笑して、銀色のウィッグを手で整えるように梳いた。しかしその所為で少しばかりウィッグがずれてしまい自分の視界に本来の色である黒髪がちらつく。まずいまずい、と焦って直せばふう、と安堵の息を吐いた。いっそ地毛から色を抜いてしまおうか、と考えながら前髪とレースの間からぐるりと人混みと自分の周囲に眼を向けて、ふと気付く。自分に近付いてくる人影に思わず訝しげに首を傾げて、ベンチの背もたれから背を離した。そしてその人影が近付くに連れて解るのは落ち着いたワインレッドの髪とその細身の身体に纏った燕尾服。どこかの執事だろうか? と考えながら自分の傍にまで歩み寄ってきた相手を見上げる。普段であれば長身故自分が誰かを見下ろすことが多いから、こうして誰かを見上げるというのは少し新鮮だ。執事だろうか、という推測を確固たるものにしそうなくらいには丁寧な物腰の彼に思わず尋ねてしまう。しかし流石に出会って数秒で相手に執事かと訊くのは失礼だっただろうか、と思って「失礼」と軽く手を上げて謝罪する。それから口許に笑みを浮かべ、自分で良ければと口にした。
おや、執事様でいらっしゃいますか……? ワタシで宜しければ、構いませんよ。
(p.絡んで下さり有り難う御座いますー! こちらこそ復帰してから結構経った筈なのに未だに暴走気味です……orz こちらこそよろしく御願いします!)

(p.連レス失礼しました)

112クロイツ(一般人) ◆o8p9T3E4pc:2012/03/03(土) 18:59:36
(p.やってしまった…orz >>111のロルの最後に括弧閉じをつけるのを忘れていました……訂正失礼しました。そして無駄レスすみません;)

113福井英一(参加者 ◆1XmsYbpRzk:2012/03/03(土) 23:41:06
>>100 クロイツ
(人がコンクリートの壁に爪を立てる。そんなことをしたらきっと爪が割れ血が流れてしまうことだろう。そんな人間の何十分の一に値する大きさのソレは一瞬で壁を破壊し、壁にに囲まれていた日陰に光をさすことが出来る。光だの影だのは所詮話の後付けではあるが、人間が長い時間を築きあげてきた建物だけではない文化や様々なものを一瞬で一掃してしまう、そこに自分は美学を感じていた。芸術は爆発だ!誰が言ったのかは知らないが、なんとも的を獲た言葉だろうと心の底から感心している。人が創り上げたものを芸術と呼ぶのなら、人の生きるこの社会こそ芸術なのだろう。芸術の行きつく美しき終点、もっとも相応しいのは。こんな考えはおそらく一般人の感覚からはかけ離れているのだろう、ねじれてしまっている。いつからそうなったのかは分からないがその捻じれこそが今の自分の生の基準なのだ。Xゲームという不可解な催事に巻き込まれ一度は死んだ自分だが、殺した相手を探して報復…などということは頭になかった。ただあの時の、生きたいがためか美学のためかはわからないが自分を襲う相手の肢体を吹き飛ばそうと血眼になっていた自分自身の感覚が忘れられなかった。日常生活では決して感じられないあの感覚は一体。そこまで考えていたところでオートセーブではない脳のメモリは真っ白になった。隠す気もないのか響く足音が此方に向かってきていることに気がついた。誰だろう、警察か?そう思ってそちらの方に体をひねって目線を注ぐ。コンクリートの影から現れたのは黒ずくしの男。俺と正反対じゃんと能天気に考えていると彼は隣に座りたいと自分の隣を指さした。害の無さそうなところを確認するとにぱっと八重歯が光る笑顔で隣に座るよう促した。)
いいよいいよ!俺今から昼飯食うんだ〜お前それ昼ごはん?そんなんで足りる?
(pl:絡みありがとうございます!こちらから行けなくて申し訳ないです!うるさい男がですがよろしくおねがいします^^*)

114福井英一(参加者 ◆1XmsYbpRzk:2012/03/04(日) 00:30:01
>>104 Dark Wolf
(手の中にある新作のバーガーの美味しそうな香りに鼻をヒクヒクとさせる。あの大混雑の中で手に入れたのだからこでなくちゃ困る。大口をあけようやく舌が待ち望んでいたものを頬張ろうとした瞬間、誰かの足音と何かを引きずるような音に気がついた。しかもだいぶ近い。自分自身が周囲の物事の察知能力が低いのは理解しているがここまでの接近を許してしまうなんて。どうしようかと考えている間もなくその男は柱の影から現れた。人形を愛おしそうに抱くその姿にきょとんとしてしまうが、彼の口にした情報を耳にした時、あの時この場所で体験したあの感覚が蘇るようで心臓がバクバクと音を立てた。すっと立ち上がると心音を隠し子供っぽい笑みを浮かべて言葉を発した。)
んー、お兄さん!そんなことよりさ!ここ爆弾魔がでるらしいから気をつけた方がいいよ!
(pl:絡みありがとうございます!子供っぽい男ですがよろしくお願いします^^)

>>107 Crimson Ripper
(鼻歌を歌いながらとても上機嫌な様子で新作のバーガーを口の中いっぱいいっぱいに頬張る。なんて幸せなんだろう…と口の周りにソースをべったりとつけた笑顔を溢れさせていた。ゴクンと喉を鳴らし、一口目が大きすぎたせいでもう半分と少しぐらいしかないそれにもう一度かぶりついた。己の小さな幸せにどっぷりつかっていると、ふいに遠慮のない足音がまっすぐ此方に向かってきているのに気がついた。「誰?」と問いかけようにもすでに二口目のバーガーで口がいっぱいいっぱいなためにモガモガとこもりきって何を言っているのか分からない。わたわたと慌てきっているうちに足音の主が目の前で立ち止まった。口の中のものを飲み込みながら突然現れた紳士風の男をじっと凝視する。何の用だろうかと問いかけようかと開いた口は彼の言葉によって制止させられた。この自分の手によってくずれたこの美しい廃墟で食事する自分のことを物好きな変人だと言われているような気分になりムッとしてしまう。ほんの少し早口でまとまっていない日本をを相手に浴びせていく。その途中でまるでその爆弾魔を養護している風に聞かれるんじゃないかとはっとする。自分が爆弾魔とばれればこの素性のしれない男がどういう行動を起こすか分からない。ぱっと笑顔を浮かべながらてへっと舌を出した。)
んな…ッ!何言ってんの!この奇麗な爆発が芸術で!一度として同じにはならないこの芸術がわからな……なんつって〜!
(pl:絡みありがとうございます!紳士素敵です…!//お馬鹿な子ですがよろしくおねがいします〜!)

115クロイツ(一般人) ◆o8p9T3E4pc:2012/03/04(日) 20:04:38
>>106
(p.見逃してしまいすみませんorz 特殊な人間、とのことですが、流石に世界観から考えると悪魔等と人間のハーフなどの設定は無理だと思われますが、サイボーグなどの設定でありましたら問題はないと思われます。そのようなものではなく、もし職業(一般人だけど殺し屋など)の件で特殊な人間となると少し自分にも解りませんが、例ではありますが設定として「Xゲームの参加者ではないが職業は殺し屋」というものでありましたら大丈夫だと個人的には思います。自分も一般人ではありますが特殊ですしw 答えになっていないような気がしますが、少しでも>>106様のお力になれましたら幸いです><)

>>ALL
(p.返レスですが本体が絶賛風邪っぴきでして、長ロルを書く際頭が働かなく……orz この状況ではロルがグダグダになり悲惨な結果になることが容易に想像できますので、風邪が治るまでちょっと返レスはお待ちください><それでは、本体からでしたが失礼します。)

116おすすめ:2019/03/20(水) 00:41:45
h ttp://nanos.jp/rabbit59/
帯なりでーす


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