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肥満化小説・肥満化絵投下スレッド その3

204前スレ334:2013/06/28(金) 22:30:50 ID:xKcB8ifs0
少し余裕ができたので、少し早いですが29の日のSSを一本投稿します。

*
『…海東なつきさんの行方は未だ分かっておりません。警察は誘拐の線で捜査を進めています…』

テレビには、わざとらしく深刻そうな表情をしたニュースキャスターが、私の顔写真入りのパネルを手に持っていた。

男はテレビの画面を見た後、再び私にその濁った瞳を向けた。
「きみはなつきちゃんっていうんだね。良い名前だ」

私は嫌悪の念を込めて、男の痩せた顔を睨みつけた。
ビニール紐で何重にも縛られた両足が少し痛む。

「怖い顔をしないでくれよ。綺麗な顔が台無しだぜ」

私はその顔を直視したくないので、壁に貼られた少女の絵を見ていた。

モデルみたいに痩せた体躯で、身の丈ほどもある剣を構えている少女の絵だ。
確か、日曜の朝にテレビで放送されている、ファンタジー系アニメの主人公。
どことなく顔が私に似ているから覚えているのだ。

しかし、壁の少女は記憶の中の少女と違い…極度に太っていた。
丸々とした肥えた彼女は蛸のモンスターの触手に絡められ、顔を赤らめている。

その絵だけではない。
私が監禁されている部屋の壁には、様々なアニメキャラクターが太らされている絵がたくさん貼られている。
異様な光景だ。

「いまから、この顔がブクブクに膨れ上がると思うと興奮するなぁ…。リアルで肥満化ができるなんて…」
男は何やら独り言を言っているが、何の事を言っているのか理解できない。
私はこの状況がどうか夢であってくれとひたすら祈っていた。

**
夜道で車に連れ込まれ、どこかも分からない部屋で監禁される…。
まさか、自分がこんな目に遭うとは思わなかった。

いや、ただ監禁されるだけならどんなに良かっただろう。
私を誘拐した男は、私に食事を強要してくるのだ。

それも生半可な量ではない。
店屋物のカツ丼にピザ、コンビニで買ってきたシュークリームやケーキ、特用のチョコレート…
一日5食も6食も重たい食事が出された。

食べきれないと訴えると、男は烈火のごとく怒り、私に危害を加えた。
逃げることもできないので、私は泣く泣く供された食事を平らげるしかなかった。

不思議なもので、一週間もすると苦も無く食べきれるようになった。

***
太った…と気づいたのは、監禁1か月目のことだった。
きっかけは、誘拐された時に着ていたブラウスのボタンが、動いた拍子に弾け飛んだことだ。
はだけた布地の間からは、以前よりかなりふくよかになった私の胸が見えた。

悪いタイミングで、男が食事を持って部屋に入ってきた。
とっさに両手で体を隠した。

だが、男は口元を歪ませながらねっとりと私の肢体をねめまわした。
「いい体になってきたね。お腹にも、ほら、こんなに肉がついてきて…」

男の荒れた手が、私のお腹のマフィントップをはい回る。
不快だが、男の手つきは妙に慣れていて、贅肉を揉みしだかれているにも関わらず、薄くあえいでしまった。

「顎も二重になってきて、どんどん醜くなってきてるね…」
男は満足げにうなずくと部屋から出ていった。

その実験動物を見るような表情に底知れぬ恐怖を感じ、私はこの部屋から逃げられないのだと悟った。




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