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避難所スレ(3代目)

100屋上モノ:2014/12/09(火) 03:13:27 ID:oUcnknCw
麻薬組織ブラッドウィンドがこの町を支配してから、もう幾年にもなる。もはや平和だった頃の面影はどこにもない。町の至る所では餓死者たちの死体が転がり、かろうじて生きている者たちの瞳も死人のように濁っている。
ブラッドウィンドの構成員によってもたらされた大量の麻薬が、この町を変えてしまった。既に麻薬なしでは生きられなくなっている住民たちに、ブラッドウィンドは法外な値段で麻薬を売り付け、彼らの少ない財産を根こそぎ奪っていく。住民たちも、このままでは駄目だ、ということは分かっているのだが、それでも目の前の麻薬への欲求に抗うことが出来ないのだ。ブラッドウィンドの支配そのものを覆そうと、武装蜂起した者もいたが、ブラッドウィンドの暴力の前にたちまち鎮圧されてしまった。
ブラッドウィンドは、元は港の商業都市を縄張りとしていた麻薬組織であったが、そこでの縄張り争いに敗れ、落ち延びるような形でこの町へとやって来た。めぼしい対抗勢力もいないこの町は、彼らにとっては天国のような場所である。構成員はほとんどが麻薬で頭をやられているという噂で、どんな非道な行いにも平気で手を染める。そこまで大した力を持っている組織でもないのだが、最近は調子に乗っており、町の支配者を気取っているという話だ。
そんなブラックウィンドに、天罰を下そうという旅人が二人。
相原マキナと相原ユウのカラテ家姉弟である。幼少時代から歴史あるカラテの道場で修行し、現在は武者修行の道中である二人は、カラテの腕は当然として、悪を許さぬ正義の心をその身に宿している。特に姉であるマキナの方は、悪人が相手ならば殺すことも厭わないほどの徹底ぶりだ。反面、弟であるユウには、まだまだ甘い所があるのだが――とにかく、二人は町を訪れ、そしてブラックウィンドの悪行を知った。マキナもユウも、あまりの非道さに身を震わせ、やがてブラックウィンドのアジトに乗り込むことを決意したのだった。

101屋上モノ:2014/12/09(火) 03:15:56 ID:oUcnknCw
ブラックウィンドのアジト、その屋上。
姉弟を取り囲むようにして、10数人の屈強な男たちが立ち並んでいた。
年の頃は、全員20代半ばから30代前半の間と言った所。服装はそれぞれ違うが、色調のみを黒一色で揃えている所が、ブラックウィンドの構成員たる証だ。一様に体つきは立派なのだが、それに相反するように、表情はふやけて締まりがない。麻薬中毒の弊害であった。彼らの中に、既に倫理観などというものはなく、例え相手が年端もいかぬ子供であろうとも、一切の容赦なく挽き肉と変えることに何のためらいもない。
「ぐへへっ、たった二人で俺達のアジトに乗り込んでくるとか、馬鹿じゃねぇの!?」
「子供だからって容赦しねぇぞ! 丁度いい、町のアホどもへの見せしめとして、せいぜい惨たらしく殺してやるぜ!」
「おい、見ろよ! 女の方は結構上物みてぇだ!」
「馬鹿野郎。まだガキじゃねぇか……が、売り物としちゃ使えるかもな、げへへっ!」
 男たちの話す言葉には、どこまでも品がなかった。
 姉弟の方は、対照的に純白の道着に身を包んでいる。姉がマキナで14歳、弟がユウで12歳だ。肩口までのポニーテールが特徴的なマキナは、優しさをたたえながらも芯の強そうな瞳を光らせており、一見少女と見紛うほどの中性的な容姿をしたユウは、年相応のあどけなさを残した表情を浮かべている。
「いい、ユウ。こいつらは町の人たちを苦しめてきた、屑の中の屑よ。生きていたって何の価値もない、他人に迷惑をかけるだけ……ここで纏めて葬らなければ、もっと多くの人が苦しむことになるわ」
「分かってるよお姉ちゃん……僕だって、いつまでも子供じゃないんだ」
 姉弟は、警戒を緩めずに言葉を交わす。しっかりとした口調で言い切ったユウに対し、しかしマキナはどこか不安そうである。マキナは弟の、尋常ならざるカラテの才は高く評価していたものの、敵に対して非情になりきれない優しさゆえの甘さがどうしても気がかりだった。真剣勝負の場では、そういった判断の遅れが一瞬で命取りになる。姉として、弟を守ってやることも出来ない。しかしいつまでも甘やかしてばかりだと、ユウがいつまで経っても成長しないことは確かなので、マキナはぐっと我慢して口をつぐむことにした。

102名無しさん:2014/12/09(火) 03:16:41 ID:GJOldW3Q
にした。
(………………)
 そして案の定、ユウの心中では、彼生来の甘さが顔を覗かせていた。
 彼は先ほどから、敵の一人をずっと凝視している。
 それは、若い女の構成員だった。ユウたちを取り囲んでいる集団の中では、唯一の女である。年の頃は20代の後半といった所で、首元までの真っ赤な髪が鮮血を連想させる。これでもかとばかりに化粧を塗りたくっているため判別がつきづらいが、目鼻立ちがはっきりとした中々に整った顔立ちをしている。服装は、他の構成員と同じく黒を基調としたもので、上下黒ビキニの上から黒の革ジャンを羽織り、そして黒のブーツを履いているという出で立ちだ。付け爪までもが黒く塗られている。挑戦的な笑みを浮かべながら振り回しているのは、先端にフックがついたチェーン状の武器。遠くの相手にフックを引っ掛け、こちらに引き寄せたり肉を抉ったりすることを目的とした、ザティスト好みの武器である。意識しているのかしていないのか、女がチェーンを振り回す度、ビキニから零れんばかりになっているたわわな爆乳が、扇動的にぶるんぶるんと揺れる。乳だけでなく、太もも、尻、そして腹周りと、どこもかしこにもいやらしい駄肉のついた(決して肥満というわけではない)肉感的な美女である。むっちりとした、という表現が正しくぴったりと当てはまる。
(……怖そうな女の人だ。化粧も濃いし……)
 ユウは姉のように、常に優しげな笑みを浮かべている清楚な異性が好みである。件の赤毛の女は、その対極と言っていい容貌だ。
(……それでも、出来ることなら助けてあげたい)
 ユウはどこまでも優しい少年である。例え相手がどんなに外道だろうとも、女の人は皆平等に助けてあげるべきだというのが、彼の中での考えであった。これは恐らく、普通の男ならば誰もが持っている考えだろう。男性兵士と女性兵士、どちらを殺す方が気楽かと各国の軍隊にアンケートを取れば、大差を付けて前者が圧倒するであろうことは想像に難くない。実際ユウは、これまで女性を殺したことはただの一度もなかったし(女盗賊に襲われたこともあったが、その際は余裕があったので倒した後に見逃してやった)、殺したいとも思っていない。だからこそ、何とか赤毛の女を助けてやることは出来ないかと、思考を巡らせているのだ。
(お姉ちゃんにこんなこと言っても、絶対に聞き入れてもらえないだろうし……僕があの女の人と闘って、気絶させるしか方法はない)
 ユウはグッ、と拳を握りしめ、集中力を高めた。油断さえなければ、彼はたかだか麻薬組織の下っ端戦闘員に遅れを取ったりはしない。迅速に赤毛の女を倒し、気絶させ、それから他の男どもを料理する。そのイメージが、ユウの頭の中でははっきりと浮かんでいた。

103名無しさん:2014/12/09(火) 03:17:23 ID:oUcnknCw
他の男どもを料理する。そのイメージが、ユウの頭の中でははっきりと浮かんでいた。
「やっちまえ!」
 男の一人が放った声で、遂に戦闘が開始される。
「やぁぁぁぁっっ!」
 最初に動いたのはマキナだった。彼女は滑るようにして目の前にいた男の懐に潜り込むと、相手が何の反応も出来ない内に強烈な正拳を叩き込んだ。少女の柔腕から放たれた筈の正拳は、男の内臓器官を風船のように破裂させ、一撃で絶命たらしめる。男は手に持っていた釘バットを地面に落とすと、訳の分からないという風に崩れ落ちた。
 慌てたように、左右にいた男がそれぞれ黒光りする拳銃を向けたが、マキナを相手取るにしては緩慢過ぎる動きだった。マキナは冷静に、左右の銃口の向きを確認すると、両手の人差し指をピンと伸ばして発砲に備えた。果たして、二度の撃鉄音と共に弾丸は発射される。この距離ならば、普通は外しようもない。弾丸はマキナの脳髄を容赦なく破壊する筈であった。しかし、マキナが予め立てておいた人差し指が、それを覆す。高速で運動するそれぞれの弾丸の表面に、人差し指で撫でるように力を加えることで、弾丸の軌道をずらしてしまったのだ。ずらされた弾丸は、勝利を確信して間抜けな笑みを浮かべている男たちの眉間に、そのまま叩き込まれ、そして脳髄を貫通した。
「まずは三人……今まで虐げてきた人々の、心の痛みを知りなさい!」
 マキナの身のこなしは、明らかに人間業ではない。4つの頃から過酷な修行に耐えてきたマキナのカラテは、齢14にして達人クラスと呼んで差支えの無いレベルに達している。あまりに身体を練り上げたせいで、胸の発達が遅れていることはマキナの心労の一つであるが――少女だと思って舐めてかかれば、たちまちの内に無残な屍と化すであろうことは間違いがない。

104屋上モノ:2014/12/09(火) 03:17:54 ID:oUcnknCw
そして、ユウの方はというと。
「あははっ、なによなによ、一目散にあたしの所に飛んできて。ぼーやは、そんなにおねーさんと遊びたいのかな?」
 とろけるような甘い媚声で、赤毛の女は目の前に立つユウを挑発していた。麻薬でいかれてしまっている彼女の視界には、マキナが自分の仲間を次々と屠っている所など見えていない。いかにこの、あどけなさの残るいたいけな少年を、残虐かつ凄惨な殺し方で殺したものだろうか? 赤毛の女の頭はそのことで一杯だった。真性のサディストである彼女の秘部は昂ぶりを抑えられないのか既に濡れ始めている。
「あ、最初に断っとくけどぉ……あたしは特に、あんたみたいな可愛いガキには容赦しないから。全身の皮っていう皮を剥いで、喉が潰れちゃうくらいに悲鳴を上げさせて、自分のお母さんの名前を泣きながらさえずるようになるまで、楽にしてあげないから覚悟しときなさい」
「…………」
 ゴクリ、とユウは生唾を飲み込む。実の所、赤毛の女の挑発など、ユウの耳には全くといっていいほど届いていなかった。彼の心を支配しているのは、間近で見ることでようやく気が付いた、赤毛の女の出で立ちとその色気である。つい半年前に精通を迎えたばかりのユウにとって、娼婦の如き赤毛の女の体つきは刺激的に過ぎるというもの。女の谷間が、臍が、太ももが、少年の男の部分を刺激し、股間を硬くさせていた。
(……お、おっぱい……お姉ちゃんとは全然違う……格好も、すごく、えっちだけど……変態さん、なのかな?)
 ここまで魅惑的な女の、それも痴態を見るのは、ユウにしてみれば当然だが生まれて初めての経験だった。不可抗力的に、視線は女の身体へと注がれてしまう。それに気づかない赤毛の女ではなかった。
「――へぇ、一丁前にいやらしーこと考えてるんだ。本当に可愛いわねあんた。こんな出会い方じゃなかったら、ベットの上でたっぷり甘えさせてあげたのに……ざーんねん」
 女は言って、自分で自分の乳房を揉みし抱いた。ふにゃりと、巨大な双丘が卑猥に歪む。見え見えの誘惑であったが、ユウに対しては打ってつけの攻撃である。
「――っっ!?」
 ユウは慌てて、ほとんど反射的に目を瞑る。見てはいけない、という、子供ならではの倫理観が働いた結果であった。
 真剣勝負の最中に目を瞑るなど、愚の骨頂。
 赤毛の女はその隙を見逃さず、
「ほらほらぁぁぁ! まずはその可愛いお耳を抉っちゃおっかなぁぁっ!」
 喊声を上げて、チェーンのフックをユウの顔面に向かって飛ばした。

105名無しさん:2014/12/09(火) 03:18:24 ID:oUcnknCw
「――うっ、うわぁぁぁぁ!?」
 自分がとんでもない失策を起こしたことに気付き、暫し我を忘れるユウ。これが実力者相手の闘いであったならば、もうこの時点で勝負は決していたことだろう。
 しかし相手は、どこまでいっても麻薬組織の下っ端である。その実力差は、天地ほどの開きがあった。
「――はっ!」
 ぱしっ! 無駄のない動きで、赤毛の女のチェーンがユウの掌に掴まれる。意識してやった動きではなく、本能で咄嗟の防御したのだ。この辺りは、流石天賦の才だという他ない。
「なっ、う、うそでしょ……?」
 驚愕し、目を見開く女。まさか自分の攻撃が、防がれるとは思っていなかった様子だ。
「やぁぁぁぁ!」
 ユウは間髪入れず、チェーンを握ったままで腕を思いきり引いた。当然の帰結として、向こう側でチェーンを握っている赤毛の女の身体も手前に引き寄せられる。女はあっけなく体勢を崩され、よろめいた。致命的な隙だ。ユウは跳躍すると、一瞬で女の鼻先へと移動する。
「ひっ!?」
 女の表情は既に、驚愕から恐怖へと変化している。何とかしなければ、と頭では思っているようだが、崩れた体勢ではどうすることも出来ない。怯えたままで、ユウに対して身を曝け出している格好だ。
 ――この段階でユウは、赤毛の女を殺すことが出来た。練習通りの正拳を繰り出すだけで、女の贅肉がたゆんだだらしない腹部は破壊され、麻薬でボロボロになった内臓も破裂していた。女は激痛によがりながらも、やがて膝を折り、だらしなく尻を突き出しながら痙攣し、そうして絶命したことだろう。ユウがもし甘さを捨てきっていたならば――これが『若く魅惑的な女』であるというだけの、ただの屑だということに気が付いていれば――ここで闘いは終わっていた。

106名無しさん:2014/12/09(火) 03:18:57 ID:oUcnknCw
しかし、ユウには殺せなかった。
「はっ!」
「――ぐえっ!?」
 ユウが放った正拳突きは、本来のそれよりも大分威力が抑えられており、女の内臓どころか、贅肉を貫くにも至らなかった。女の口から大量の唾液が飛び散り、ユウの顔面にぴしゃりとかかる。ユウは顔をしかめたが、流石にこの距離で目を瞑ったりするようなことはなかった。女はふらふらと後ろに後退し、やがて尻もちをつく。むにゅう、と女の巨尻が地面に触れていやらしくへこんだ。
「けほっ、けほっ……な、なんて強さよ……こんなの、敵うわけないじゃない」
「……そう思うのなら、お願いですから大人しく寝ておいてください」
 ユウは静かに告げる。まだ闘いが始まってから少ししか時間は経っていないが、マキナならばもうしばらくで敵を全滅させてしまうことだろう。その際に、この赤毛の女に意識があるような状況だと、かなりまずい(ユウにとっては、という話であるが)。ユウは姉を説得するような言葉など持ち合わせていないし、そもそもマキナは悪人を前にして聞く耳など持たないだろう。赤毛の女は確実に殺される。既に時間はギリギリだった。
(とにかく、早く気絶させないと――)
 ユウはそして、赤毛の女に意識を集中するあまり、周囲への警戒を怠ってしまっていた。
 後方から巨大なハンマーを持ったスキンヘッドの大男が、今にも襲い掛からんとしていることにも、直前まで全く気が付かないほどに。
「死ねガキがぁぁぁぁぁ!」
 幸いにも、男が大声を上げたおかげで、ユウは反射することが出来た。本人が状況を把握するよりも早く、ユウの身体は跳躍し、後ろ宙返りを決める。そして猛々しい叫び声を上げるスキンヘッドの大男の頭蓋を、勢いをつけたつま先蹴りで叩き割った。
「ごがっ!?」
 この一撃には容赦がなく、男は途端に絶命する。どさり、と巨体が崩れ落ち、遅れてユウは軽やかに着地した。しかしその額には、大量の汗が浮かんでいる。
(あ、危なかった……後一歩反応するのが遅ければ、やられてた……)
 ユウがいかに、優れた反射能力を有すると言っても、死角からの攻撃に対応することは出来ない。例えば今のように、完全に背後を取られてしまえば、天賦の本能もまるで役に立たないのである。であるからこそ、常に背後を取られないように警戒することが重要になるのだ。
(そういえば、残ってるのはあと何人くらいだろう?)
 ユウは落ち着くよりも先に、身体を翻し、自分の後ろ側に目を向けた。これは、今しがた背後へ取られたことに対する恐怖から、咄嗟に取ってしまった行動であった。
 先ほどまで闘いを繰り広げていた女が、武器を持ったままで自分の目の前にへたり込んでいたというのに。
 あろうことか、ユウは背を向けてしまったのである。

107名無しさん:2014/12/09(火) 23:32:29 ID:Vtz5AeJw
PIXIVEにもやられイラスト多いけどあまり爆発物はないなあ

108名無しさん:2014/12/10(水) 00:37:47 ID:35F6m8Ws
>>106
おお…つづき期待!

109名無しさん:2014/12/10(水) 06:02:11 ID:wfOn1xWk
最近敵女を屠るよりも敵女と愛し合いながら一緒に死ぬ妄想をするようになった

110名無しさん:2014/12/10(水) 06:05:40 ID:wfOn1xWk
最近敵女を屠るよりも敵女と愛し合いながら一緒に死ぬ妄想をするようになった

111名無しさん:2014/12/10(水) 16:24:49 ID:URPnCyqQ
最近敵女を屠るよりも敵女と愛し合いながら一緒に死ぬ妄想をするようになった

112名無しさん:2014/12/11(木) 19:54:50 ID:fHs9G3II
>>106
ぐ、ぐぐ…続きが気になる…これが焦らしプレイか…!

113名無しさん:2014/12/15(月) 02:29:50 ID:yFxRP4Cc
>>96-98
たまらん
やっぱりおねリョナは最高だぜ!

114名無しさん:2014/12/16(火) 20:36:55 ID:CHKEsFYw
>>59
思いっきり遅れましたがありがとうございます!

115屋上モノ:2014/12/19(金) 17:25:43 ID:zS0Vg0Uw
「――これで終わりよ!」
 甲高いマキナの叫びとともに、ブラックウィンドの男たちの、その最後の一人の頭蓋が砕かれた。
「はあっ…はあっ……流石に、数が多かったわね」
 額の汗を拭うマキナ。彼女の周囲には、既にこと切れた幾人もの屍が無残に転がっている。原型を留めていない者がほとんどだ。彼らが生前に行った悪行を鑑みれば、これは当然の報いと言える。
「だけど、やっぱり雑魚どもね。これなら、この前戦った兵隊崩れの方がまだマシだった――」
「――大人しくしなさい小娘!」
 その声が響いてきたのは、マキナの意識のまったく外の領域からだった。
「――っ!?」
 驚愕するマキナ。決して油断していた訳ではない。ただその方向は、たった今まで自分の弟に始末を任せていた場所であったのだ。
「お、お姉ちゃん……」
 そして――赤毛の女に首を絞められ拘束されているユウの口から洩れたのは、そんな情けのない言葉だった。
「ユ、ユウ!? な、なにしてるのあなた!?」
「お気の毒ねぇ! あんたの可愛い弟は、この通り、人質に取らさせてもらったわぁ!」
 赤毛の女の表情が、愉快そうに歪んでいる。楽しくて楽しくてしょうがない、といった感じだ。
「あらぁ? よく見たら、私以外はみーんな全滅してるじゃない。はんっ、揃いも揃ってだらしがないわ。所詮腕っぷしだけの男なんてこの程度ってことか――あんたのお姉ちゃん、中々強いみたいね」
「…………」
 ユウは答えられず、その頬は紅潮している。身長差的に、こうして立った状態で首を絞められてしまうと、ユウの頭が丁度赤毛の女の胸の谷間に密着してしまう。ユウにとっては初めての感触だ――毎晩姉と抱き合って寝ている彼だが、生憎と、姉の胸には柔らかさというものがない。
(は、はやく逃げないといけないのに…………柔らかい柔らかい柔らかい……なんだか変な匂いもする)
 それは、所謂『いい匂い』といった類のものではなく、完全に雌の匂いであった。赤毛の女の汗が、愛液が、媚薬のように、ユウの鼻孔をくすぐっているのだ。

116屋上モノ:2014/12/19(金) 17:26:25 ID:zS0Vg0Uw
「い、今すぐユウを離しなさい! もうあなたに勝ち目はないわ!」
「……とか言って、私がこのぼーやを解放した瞬間、あんた私を殺しちゃうつもりなんでしょ? そのくらい分かるわよ、ほら、あたしって、頭いーし」 
 頭の悪そうな喋り方で、女はそんな台詞を吐いた。しかし実際その通りである。この状況で、胸に抱えているユウの存在こそが、女にとっての唯一の命綱だ。
「お、お姉ちゃん! 僕のことはいいから、この人を――」
「あーちょっと余計なこと言わないでよね」
 むにゅう、とユウの顔が、赤毛の女の胸に強く押し付けられる。それだけでユウは、何も言えなくなってしまう――どころか、何も考えられなくなってしまう。
「あたしはこんな所で死ぬわけにはいかないのよぉ。それもあんた達みたいなガキに殺されるなんて、まっぴらごめん」
「……何が望み」
 押し殺したような声で、マキナは問い掛ける。
「決まってるでしょ。あたしを見逃すことよ」
「……承知したわ。あなたには何もしない。だからユウを解放して」
「――はっ、そんなの、信じられるわけないじゃない」
「…………」
「あんたの目を見れば分かる。あたしのことを屑だって、そんな風に見下している目よ。信用なんて出来る訳がない――こんなガキに見下されるなんて、屈辱だわ」
 赤毛の女が言ってから、ユウを抱えている方とは逆側の手――チェーンを握っている方の手を震わせた。ぱしぃん、と空気を切り裂く音を立て、チェーンがしなる。
「あんたには、ちょっと痛い目を見てもらうわ。殺しはしないけど――そうね、しばらく立てないくらいには、なってもらう。そうじゃないとあたしが逃げられないしね」
「……それであなたの気が済んだら――」
「分かってる分かってる。あんたの弟くんは、ちゃあんと解放してあげるわよ」
「……好きにしなさい」
「お姉ちゃん……」
 ユウは申し訳ない気持ちでいっぱいだった。自分の甘さのせいで、最愛の姉をこんな危険な目に遭わせている。その事実が、ユウをどこまでも悲痛に追い込んでいく。
「それじゃ、まずは服を脱いでもらおうかしら……飛び道具なんかを隠し持たれてたら、厄介だしね」
 赤毛の女は馬鹿だったが、本能で、自分の命の計算は立てられる女だった。

117屋上モノ:2014/12/19(金) 17:27:03 ID:zS0Vg0Uw
た。
「…………」
 マキナは黙ったまま、それに従う。
 やがて下着姿となった。
「色気のない下着ねぇあんた。起伏もないし……」
 しかし、赤毛の女の瞳には、僅かながらの嫉妬が浮かんでいる。マキナの身体は無駄なく引き締まり、その肌には瑞々しい若さが溢れていた。肉感的な魅力を備えているとはいえ、所々に駄肉の付いた赤毛の女と比べれば――男受けなどを度外視すれば――美しさが段違いであった。
「……ムカつくわ。その肌に、一生消えない痛い痛い傷を残してあげる」
 ぱしぃん、ぱしぃん、と、連続してチェーンがしなる音が響く。
「……っ!」
 流石のマキナも、これには顔をしかめた。人間はただでさえ皮膚への打撃に弱い。それをこんな半裸状態で、しかも高速でしなるチェーンに襲われてしまえば――並みの人間ならば、悲鳴を上げて泣き出している所だ。
「ふふっ、いい顔するじゃないあんた! あたし、女を虐めるのはあんまり趣味じゃないんだけど」
「……私はあなたみたいな人に、屈服したりしない!」
「…………ふぅん。その減らず口、一体いつまで叩けることかしらねっ!」
 ぱしぃん、ぱしぃん。
(…………どうしよう、僕がこんなドジを踏まなきゃ)
 ユウは泣き出しそうになっていた。胸に顔を埋めているため、姉がどんな仕打ちを受けているのか、直接は見えないのだが、しかし、チェーンが姉の柔肌をいたぶる音は、彼の耳にもしっかりと届いている。
「…………くそっ」
 やがてとうとう、痛みに耐えられなくなったのか、マキナの瞳に涙が浮かび始めた。唇は悔しそうに引き締まっている。
「――〜〜〜〜〜〜っっっ!?」
 それを見た赤毛の女は、だらしのない顔を更にふやけさせて、無意識にユウを抱き寄せる力を強くする。最早、密着しているのは頭の部分だけではない。ユウは全身で、赤毛の女の肉体を味わっていた。
(…………ふわぁ)
 ユウは何故か、幼い頃に死別した母親のことを思い出す。
「――そろそろ、いい感じに痛々しくなってきたわね」
「…………」
 マキナは蹲ってしまっていた。特に太ももの部分を重点的に痛めつけられたため、立つことすらもままならない。
「それじゃあ最後に、その綺麗なお顔に傷をつけて、終わりにしましょうか」

118屋上モノ:2014/12/19(金) 17:27:46 ID:zS0Vg0Uw
「……約束よ。ユウは――」
「心配しないで。約束は守るのよ、あたし」
 嘘である。
赤毛の女はそもそも、マキナを生かすつもりはない。
自分の身の安全のためには、この小娘は確実に殺しておくべきというのが、彼女の本能が導き出した答えであった。そして現在人質のユウも、赤毛の女は殺すつもりだ。
(ま、すぐには殺さないけどね……隠れ家にまで連れていって、気持ちいいことをした後に――存分に嬲り殺してあげるわ)
 女はもちろん、ユウの強さを忘れている訳ではない。普通に戦えば、自分には勝ち目のないことも理解している――が、敵である筈の自分を見逃そうとしたユウの甘さを、女はしっかりと憶えていた。そのような甘ちゃんならば、例えば目の前で姉が殺されでもしたら、しばらくは呆然として、抜け殻のようになるに違いない――果たして女のその予想は、正しい。
(…………)
 そして、件のユウはというと――
(……お姉ちゃんの顔に、傷が付く?)
 ようやくにして、我に返ろうとしていた。
(駄目だ、駄目だそんなこと――お姉ちゃんの綺麗な顔に、傷なんて付けちゃあ、いけない!)
 この少年はまだまだ甘い。
 敵が女というだけで情けをかけるなど、武人の風上にも置けない。
 しかし――姉に対する思いの深さだけは、本物だった。
「やあっ!」
「――えっ!?」
 そうしてユウが取った行動は――跳躍。
 赤毛の女の身体ごと、自分の身体ごと、後方へ強引に吹っ飛ばしたのである。
「えっ!? ちょ、えっ!?」
 いきなりのことに戸惑う赤毛の女。
(――やばい、蹴りすぎた)
 これで相手のバランスを崩し、拘束から逃れるつもりであったユウであるが、思いが強すぎたのか、どうやら跳躍の飛距離的に、このままでは楽勝で屋上を飛び出してしまう。
「ユ、ユウちゃん!?」
 姉が慌てて、姉弟水入らずの時にしか用いない呼称を叫んだときには――既に二人の身体は、屋上の向こう側の空へと、投げ出されてしまっていた。
「う、うわぁぁぁぁぁぁ!?」
「…………っ!」
「こ、このガキなんてことを――くそっ!」
 咄嗟の反応で、赤毛の女はチェーンを屋上に向かって放った。果たしてフックが縁の部分に引っかかり、女の落下が停止する。
「ふ、ふぅ……危なかった――ちょ、なにしてるのよ!?」
 そして女の太ももに、ユウはしがみついていた。
(……か、間一髪)

119名無しさん:2014/12/29(月) 17:06:27 ID:.3a6oSKg
誰か敵女が爆発するものかいてください

120名無しさん:2014/12/30(火) 12:37:17 ID:uW08/XcA
相手が人間だとすぷらったーになっちゃうからなぁ…
アンドロイドとかサイボーグとか改造生命体といった設定でお願いします。

121名無しさん:2014/12/30(火) 23:03:40 ID:Ls6BYylU
年の瀬の
手に暇あらぬ時なれば
己が手にてぞ疾く書くべきぞ

現代語約

年末で帰省や大掃除で手のすく間もないのですから
思いついたのなら自分でさっさと書くべきです。

122名無しさん:2015/01/04(日) 21:44:31 ID:FGnTgJ.c
『大晦日恒例(敵)女108斬り!』みたいな行事を町興しとしてどこかやってくれないかな
「女の子は今年一年の悪いことをバッサリ斬って貰おう!」みたいなノリでどんどん参加して貰ってバンバン斬られていくの
女の子が斬られた時は「うぐっ!?」「ああぁぁぁ〜っ!」と苦悶の声を上げて倒れされる方が
より来年は良い年になれるとか何とかいえば皆頑張って演技してくれるはず
晴れの着物姿で挑んで倒されるのもよし
最後のほうで動きやすい服装でくノ一っぽく戦って倒されるのもよし
仲良しグループでまとめて一太刀のもと倒されるのもよし
初詣ついでの新年初斬り行事も良いぞ!

123名無しさん:2015/01/28(水) 02:13:49 ID:OiOOBacE
ISUKAの大ムカデさんのやられが、もしこんな感じだったら。

それは学校帰り、暗い夜道を一人歩いているときのことだった。
「ん?」
 前方に人影が見える。
 コートを羽織った、赤い髪の女だ。
「…………」
 女は黙ったまま、俺を見つめてきている。
遠目で、それも暗いので解り辛いが、外見年齢は20代の後半といったところだろうか?
目鼻立ちの整った、綺麗な大人のおねーさんという感じだが――しかし、俺の知り合いにこんな人いたっけか?
と、そんな風に俺が思考していると、
「うふふ」
 おねーさんは突然、羽織っているコートの前を開いた。
 それだけならば別に、大した問題もなかったのだが――なんとコートの内側は、素っ裸だったのだ。
「うわっ!?」
 思わず叫んでしまう。
「うふふ」
 愉快そうに笑うおねーさんは、下着の類も何も、何一つ隠すものを身に着けていない。あらゆるものが、丸見えになってしまっている。
 大きな、そして形のいい胸だと思った。女性の胸を生で見たのは生まれて初めてだ。
「……っ」
 動揺して俺は、後ずさる。
 これが噂に聞く、露出狂って奴だろうか?
 女の人はコートを完全に脱ぎ捨てて、そのままゆっくりと、俺の方に近づいてくる。
「なっ……」
 綺麗な人だ――だが怖い。夜道で自分の全裸を見せびらかしてくるような異常者だ。実際に自分がこういった場面に遭遇すると、湧き上がってくるのは興奮ではなく、ただただ恐怖だけだった。
 逃げよう、そう思って俺は、踵を返そうとして、
(……っ? か、身体が……動かない!?)
 自分が金縛りにあっていることに気が付いた。
 どういうことだ!? 恐怖で脚が竦んでいるのか!?
 いやこれは、そういうレベルの問題じゃない気が――
「うふふ……」
 そしてそうこうしている内に、おねーさんはもう俺の目の前で立ち止まってしまっていた。
 近くで見ると、やっぱり美人。
 何より豊かな胸に、どうしても視線を奪われてしまう。
 見てはいけないと分かっているのに――いや、向こうから見せてきているのだから、見てもいいのか?
 と、そんなことを考えていたら――
 ――お姉さんの胸が、乳房が裂けて、中から獣の爪のようなものが這い出してきた。
「うわっ!?」
 化け物!?
 この人、人間じゃない!
「うふっ」
 人間の顔をした化け物は、呆然とする俺の背中に手を回してきた。
「……っ……っっ……」
 美人な女の人に手を回される。
 本来なら嬉しいシチュエーションの筈なのに――頭の中はそれどころじゃない。
「うふ……」
 そして今度は、化け物の腰の部分から爪が伸びて――俺の下半身を絡め取り。
 脚から尻までにかけてが――硬い甲殻のようなものに覆われていく。
「うわっ!?」
 悲鳴を上げた時には、もう遅かった。
「ぐあぁぁぁ!?」
 俺の身体はいつの間にか、とんでもなく下半身がせりあがった化け物に抱えられていた(下半身というのは正しい表現じゃないかもしれない。ほとんど百足だ)。
 化け物は俺の顔を眺めて、舌なめずりをしている。
「最高の快楽を味あわせてあげる……」
 化け物の顔が、至近距離に迫る。
「……あなたの精気と、引き換えに」
 そしてかろうじて人間の部分を保っていた化け物の顔は――見るも無残な、化け物のそれへと変貌していた。

124名無しさん:2015/01/28(水) 02:14:21 ID:OiOOBacE
――ヤバいヤバいヤバい!
 よく分かんないけどこれ、マンガとかでよくある――化け物に喰われる系の奴じゃないのか!?
 駄目だ駄目だ、何とかしないと!
 でもすごい力で締め付けられてて、自力で脱出は出来そうにない――腕の一本くらいなら抜け出せそうだけど。鞄を抱えていたおかげで、若干の隙間が出来ている。
 そういえばこの化け物、どう見ても百足だよな……百足、百足。
 そうだ! 確か鞄の中に――でもこんな化け物相手に効くのか?
 いや、やるしかない!
「――おりゃぁぁ!」
 俺は鞄の中に偶然入れてあった殺虫スプレーを取り出すと、それを化け物の顔に向けて噴射した。
「――!? なにっ!?」
 驚いたように顔を逸らす化け物だが、もう遅い――ん? なんか今顔の前を弓矢が通り過ぎたような。今化け物が顔を背けなかったら首筋辺りを貫いていたような。気のせいか?
「ぐぁぁぁぁぁっ!」
 顔を抑えて苦しそうに喚く化け物。信じられないことに効果があったらしい、半分自棄だったのに。
「うわぁっ!」
 俺は暴れる化け物に振りほどかれて、地面に尻もちをついた。痛い、だけど骨とかが折れた訳じゃないみたいだ。
「く、くそぉ……人間風情がぁ」
 と、化け物はダメージを受けたせいか、化け物から人間の姿へと戻りかけていた。太ももの下はまだ百足だが、太ももの上は完全に人間だ。
「い、今の内に逃げないと……」
「ちょっとあんた! 何余計なことしてくれてんのよ!」
 と、不意に横合いから女の子の声が飛んできた。
「あんたが邪魔したせいで仕留めそこなったじゃない!」
「は、はぁ!?」
 誰だこのツインテール少女? 弓とか持ってるし。
「まあいいわ。瀕死みたいだし、今すぐトドメを刺してあげる!」
「……黙れ小娘がぁ!」
 化け物が百足の部分をしならせる。そしてそれは、一直線に俺の方へと飛んできて――
「え?」
 いつの間にか俺は、再び化け物の囚われの身になっていた。
「ばっ、だから何してるのよあんたは!」
「う、うわぁぁぁ!?」
「うふふっ、人間を盾にすれば私は殺せないでしょ?」
 ぐるぐるぐる、百足の尻尾に、俺は化け物の身体ごと巻き込まれてしまう。
「……っっ」
 ちょうど胸の辺りに顔がくる状態で密着してしまったものだから、息が出来ない。
 いい匂いはするし、柔らかいけど。
「私は、こんな所で死ぬわけにはいかないのよ。悪いけど逃げさせてもらうわ」
「はっ、逃がすわけがないでしょ? こうなったら、その男ごとあんたの身体を貫いて――」
 恐ろしいことが聞こえてきた。脱出しないと。
 俺は藁にもすがる思いで、鼻先の少し大きめの乳首に勢いよくかぶりついた。
「――〜〜〜〜っ!?」
 化け物の身体が震える。よし、いいぞ! もっと激しくしゃぶるんだ!
「止めっ、止めなさい! この……このぉ!」
 しゅるしゅると、百足の拘束が緩んでいく。
「――! しめたっ、狙えるわっ!」
 そして少女の弓から、矢が放たれた。
「やっ、待って――もう人間食べないから!」
 矢は僕の頭上、怪物の喉笛を綺麗に貫く。
「かっ……はっ……まさか、この、私がぁ……」
 ばちんっ! 化け物の身体がバラバラに砕け散った。
「……た、助かった、のか?」
 身体にべっとりとついた肉片を剥がしながら、俺は呟く。
「まったく今日はとんだ災難だったわ。この程度の雑魚を仕留め損ねるだなんて」
 ツインテールの少女が何かを言っているが、俺の耳には入ってこない。
「…………」
 俺の目線の先に転がっているのは、化け物の生首だった。
 苦悶の表情を浮かべているそれは――どうみても人間にしか見えない。
 本当に殺すしかなかったのだろうか?
 例えばキスとかして名前を呼んだら、綺麗なお姉さんを何でもいいなりに出来た気が――いや、何を言ってるんだ俺は。そんなはずがないに決まってるだろ。

125名無しさん:2015/01/28(水) 02:15:09 ID:OiOOBacE
……流石に殺虫剤はないかな?
大ムカデさん本当に可愛いエロい筆おろしされたい

126名無しさん:2015/02/03(火) 15:43:16 ID:tHrMm9tA
新妹魔王の妹に主人公が容赦なかったら

127名無しさん:2015/02/10(火) 00:45:06 ID:D5202TLg
久しぶりの投稿。1レスの短編投下します。女幹部の屠りです。

128名無しさん:2015/02/10(火) 00:49:20 ID:D5202TLg
「ぼ、坊やの彼女に、そ、そう、ちょ、ちょっとしたイタズラをしただけじゃない」
胸元が大きく開き、Hカップの大きな乳房のほとんどを晒した扇情的なハイレグレオタードを着た女が声を震わせながら云う。

「乱暴な戦闘員達に散々に嬲られ……犯され……完全に心を壊したことを……お前はイタズラって云うんだ」
家族を殺されたばかりか、恋人であるアキナを拉致された挙げ句、精神が壊れるまで犯しぬかれた少年は怒りに震えていた。
少年――ガイの怒りを一身に受けているのが悪の犯罪組織ドギュラスの女幹部マニュリナである。
彼女は生来の残酷性をいかんなく発揮し、ドギュラスに刃向うガイの親しい人々の命を、心をすべて奪い尽くしたのだ。

復讐を誓った少年は不殺の誓いを、そして生前の父から継承した千年の歴史を持つ暗殺拳の封印を解いた。
そして、アキナを犯した戦闘員たちをその暗殺拳により惨殺、ついにマニュリナを追い詰めたのである。


「そ、それがどうしたっていうの、坊やみたいなゴミ共に何をしたって構わないんだから!」
開き直ったマニュリナが爆乳をブルルンと揺らしながら、茨の鞭をガイめがけて振るう。
しかし、鞭はガイの頬をわずかに裂いたに過ぎず、一瞬にして間合いを詰めたガイが繰り出した掌底が彼女の左乳房をたわませた。


「はっ………はぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁん!」
悲鳴ではなく、喘ぎ……それも絶頂を迎えたような嬌声をあげるマニュリナ。
淫乱な彼女が今まで数え切れぬほどしたオナニーや性行為、それらと比べることも愚かしいほどの快感が左乳房から全身に伝わったのだ。

しかし、それは体験したことのない地獄ともいえる痛みの前兆に過ぎなかった。
数秒ののちに、全身に針を突き刺したような激痛がマニュリナを襲う!
「あぎぃいぃぃぃいぎゃぁっぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっ……痛い、痛びぁぁっぁぁぁぁぁっぁぁぁっ!」

絶叫とともにマニュリナの美しい豊満な身体が異様なほどに蠢きはじめる。
なかでも彼女のHカップの乳房はまるで別の生き物のようにグニュルグニュルと伸縮を繰り返す。


「ゴミ共に何をしたって構わないんだったな、その言葉そっくりお前に返すよ!」
ガイはとどめと今度はマニュリナを右乳房に掌底を打ち込む。
人間の肉体を意のままに操るガイの暗殺拳のなかで、一番凄惨ともいわれる最期をもたらす奥義がその瞬間に極まった。

「あ、あぎぃぃぃぃぃいぃい、こんな、こんな坊やに……ま、まだ、死にた、死にたぐぎゃばぁぁぁぁぁっぁぶべぇぇっぇっ!」
醜い悲鳴がマニュリナの断末魔となった。美しく妖艶な顔が、柔らかくお椀型のHカップの乳房が、名器であった性器が……
彼女であったすべてが爆裂し、惨たらしい肉の塊がそこらじゅうにぶちまかれた。


「……ただ、汚いものをまき散らす……ゴミにふさわしい最期だ」
ガイにとって彼女はもはや人間でも、女でもなかった。
哀れな最期に同情のひとかけらもなく、また自らの手を血に染めたことにも何の呵責もなかった。


「皆……仇はとったよ……」
そういうと、ガイは一筋の涙を流し、女幹部や戦闘員であった肉の塊を冷たい眼で一瞥するとその場から何処へともなく姿を消した。

129名無しさん:2015/02/10(火) 00:51:00 ID:D5202TLg
以上です。衝動的にぱっと書いちゃいました。
悪女を屠ることに葛藤する少年も好きですが、一切の同情なく屠る少年も好きです。

130名無しさん:2015/02/12(木) 21:17:55 ID:Tn90.Aqo
うおっ、数日間目を離している間にSSがっ。

>>129
爆乳悪女の無様な散り様、ごちそうさまでした。
マニュリナさん、言葉通りにゴミ並の扱いで生ゴミになったんですね。
飛び散った肉体の中にはおっぱいや美脚の原形をとどめた部分もあるんだろうななどと思うと
(ヤバいなとは自覚しつつ)たぎる物があります。
一切の同情のない屠りは私も大好きです。ごちそうさまでした!

131名無しさん:2015/03/07(土) 01:01:50 ID:L5kMKdFU
初めてですが、6レスほど投下させていただきます。

132名無しさん:2015/03/07(土) 01:02:22 ID:L5kMKdFU

女兵士は剣を構えた。

女兵士「………」

ビュッ!!

通り過ぎる風で。
女兵士の長く、炎のように赤い髪が揺れる

133名無しさん:2015/03/07(土) 01:02:52 ID:L5kMKdFU

ボクは女兵士の剣を見据えた。

勇者「………」

赤い髪と、確かに人を殺す剣。
そして初めての実戦に体が震える

女兵士「怖いのか?」

女兵士は真顔で聞いて来た。
しかし、真顔ではあってもその女兵士の真顔には余裕を感じさせる

勇者「怖くないと言えば嘘になるかもね。
    でも、ボクは逃げない」

ここで逃げたら、一生戦えなくなるから。
駄目なボクのままだから

134名無しさん:2015/03/07(土) 01:03:26 ID:L5kMKdFU

ギュッ!!

ボクは剣を強く握りしめた。
お父さんが心をこめて作ってくれた剣、今力を貸してくれ!!

勇者「はぁっ!!」

ボクは女兵士に斬りかかる。

女兵士「素人同然の動きだな。」

女兵士は、ボクの剣撃をあっさりかわした。
し、しまった

女兵士「プロの剣さばきというものは、こうやるんだ!!」

女兵士がボクに斬りかかってくる。

勇者「がはっ!!」

ボクの肩から腹にかけて大きな切り傷が出来る

135名無しさん:2015/03/07(土) 01:04:24 ID:L5kMKdFU

女兵士「死ね!!」

女兵士はボクにさらに追撃をかけようと剣を動か…

勇者「ニコッ」

せない、ボクが女兵士の剣を掴んで居た。

女兵士「な、なに!!素手で剣を掴んだ!!」

剣を掴まれた兵士は驚愕、と言った表情を浮かべている。

勇者「勇気があれば素人同然でもプロに勝てる、君に勝てる!!」

勇気があれば、こんな事をして。
かけだし勇者がプロの兵士に勝つことだってある!!

136名無しさん:2015/03/07(土) 01:04:54 ID:L5kMKdFU

勇者「はぁっ!!」

ボクは掴んだ剣を女兵士の方に押す。

女兵士「きゃっ!!」

男と女の力の差があるから、プロの女兵士を男のボクが押せている

勇者「このまま押せば、剣は君の首に到達するね。」

女兵士「つっ!!」

ボクは掴んだ剣を女剣士の首の直前まで押す

女兵士「(こ、殺される!!)」

勇者「ふんす!!」

ボクは女兵士の首を刺した。

女兵士「!!!!」

137名無しさん:2015/03/07(土) 01:05:50 ID:L5kMKdFU

女兵士「ヒューヒュー」

女兵士はもう何も言葉らしい言葉を発する事は出来ない。
ごめん、君に罪はないのかもしれないけど、君の主は魔王に加担していたから

息が出来なくなった
女兵士はやがて地面に倒れた

女兵士は死んだ、女兵士の顔には涙が浮かんで居た

138名無しさん:2015/03/07(土) 01:09:25 ID:L5kMKdFU
以上です。

139名無しさん:2015/03/17(火) 07:55:32 ID:7BaKKTJA
「フロントジッパー競泳水着が流行ってる」との記事を見かけあまりの理想的な雑魚敵女コスぶりにヒャッハーしてたら
某ヤラレ職人達も神速で反応しててウケたw
職人達よこのビッグウェーブにのってフロントジッパー戦闘員屠り祭り(屮゜Д゜)屮カモーン

140旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 14:01:07 ID:Dnx2tLSY
ここにあるやられSSに登場する敵女のほとんどが巨乳、ケバいメイク
の熟女ばかりなので、ならばと自分の嗜好にあったSSを自分で書いていみました。
pixivに投稿したものをこちらにも投下します。
初めてですが長めになります。

ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=49583048
敵キャラはこんな感じ。

141旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 14:02:40 ID:Dnx2tLSY
旧校舎の怪物少女


「はぁ……ハァ……あっ……んっ……!はぁん……」
 深夜、カーテンの閉め切った薄暗い部屋の中で2つの人影がうごめいていた。
 一人は中肉中背のよくいる普通の中年男性。全裸のままで青いビニールを敷いた床に寝そべっている。
 もう一人は打って変わって目を引く外見をしており、銀髪のショートボブと細いハーフリムの眼鏡を掛けた金色の瞳が特徴の褐色肌の小柄な可愛らしい美少女だった。赤いラ
インの入った体操服と臙脂色のブルマ、黒のハイソックスに上履きという、その手の趣味の人達にとってはたまらない恰好をして、その中年男の上に跨っている。
「はぁ……はぁ……アハハッ!スゴイよおじさん……っ!おじさんの……が、ビクビクって、暴れ回って、ボクのアソコ……グチャグチャに、なっちゃった……よっ!」
 銀髪褐色肌の美少女は息を弾ませながらボーイッシュな喋り方で男に話しかける。
 少女の体操服は噴き出た発情汗でびっしょりと濡れて張り付く。スレンダーな体の線や、控えめだが形の良いおっぱいの形がくっきりと浮かび上がり、褐色の肌が体操服越し
に透けて見えた。ブラを付けていないため興奮でピンと立ったピンク色の乳首も丸分かりである。
 愛液でベトベトになり重く変色したブルマをずらし、露わになったツルツルの割れ目が男の肉棒をがっちり咥えこむ。激しい腰使いでクチュッ、ヌプッといやらしい水音を暗
い部屋の中に響かせて、既に部屋の中は汗と愛液の甘酸っぱい雌の匂いでいっぱいだった。
 既に男は何度か達したようで、外からは分からないが彼女の膣内は男の放った精が満ちていた。
「んくっ……ふぅ……。おじさんの精液で……膣内(ナカ)ドロドロぉ……。こんな可愛いブルマの女の子に、中出しできるなんて……おじさんは幸せ者だよね♪」
 銀髪美少女は汗で張り付いた髪をかき上げて幼さの残る可愛らしい顔立ちで笑う。彼女の表情は、年頃の娘とは思えないくらいに淫靡で蠱惑的だった。

 しかし、下になっている男の様子がおかしかった。
「ん゛ー!ん゛ー!」
「ふふっ……ねぇ……こんな可愛い女の子に……嬲られながら侵されるのって……どんな気分なんだい?」
 男は口に猿ぐつわを噛まされ恐怖に顔を引きつらせながらくぐもった叫びをあげていた。
 暗がりで分かりづらかったが、男の顔は血にまみれ痣だらけ、さらに両手両足は全てありえない方向に折れ曲がり、壊れた人形のように四方に投げ出されている。
 この少女の両手も真っ赤に染まっており、白い体操服にもぽつぽつと赤黒い斑点が付いていた。どれも返り血である。
「ん゛ー!ん゛う゛う゛ーッ!!」
「アハハ!いい年した男なのに泣き叫んじゃってなっさけないなぁ♪ホラ……んっ……!
もっと、射精しない……と……もっとボコボコにしちゃうよっ!」
 少女は嗜虐的な笑みを浮かべながら腰をグリグリ動かし、脅しとばかりに既に折れている男の右腕を持ち上げ、なんと片腕の握力だけでグシャリと握り潰した。
「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ーーーーーーーッ!!!!!!」
 声にならない絶叫を上げ、男は折れた四肢を振り回してもがく。だが小柄な少女に押さえつけられた体はびくともしない。その華奢な外見からは想像できない怪力をこの美少
女は持っていた。
「あんっ!…ふふふっ。いいよ、もっと抵抗してよ……。そうやって無様に生にしがみ付いてみっともなく足掻いているのをヤっちゃうのが最っ高に気持ちいいんだからね♪」
 銀髪美少女は上下運動をさらに早め、膣にギュッと力を入れて射精を促す。彼女の腰使いと部屋に満ちる甘酸っぱい匂い、そして生命の危機による種を残そうとする本能によ
ってか、男の意志とは関係なしに下半身の興奮は高まっていった。
 男根はギンギンにいきり立ち、彼女の膣内でさらに膨らみ、もう何度も射精したはずなのに精液が再び駆け上がって限界が近づいて来る。そして、少女の方も興奮と快楽の高
まりによって大きな絶頂が迫っていた。吐息はどんどん熱くなり、汗や愛液が飛び、膣はぎゅんぎゅんと締め付けるように収縮する。
「ああっ!き、来る!!来ちゃう!!ボク、スゴイの、来ちゃうよぉ!!!」
 少女は眼鏡がずれるのも気にせず腰を更に激しく動かし、ラストスパートをかける。それと同時に彼女は自分の両手をお祈りを捧げる時のような形で組み合わせ、自身の頭上
に高々と持ち上げた。
 それは彼女が最大級の快感を得るための最後の仕上げだった。
「はぁ……!はぁ……!ねぇ、わかる?これからボク……この手を振り下ろして、おじさんの頭をグチャグチャにするんだよっ!あはっ……おじさんの射精と一緒に、おじさん
の頭を……グチャグチャに潰して、ボクのお腹の中も、精子で……グチャグチャになるんだよっ!」

142旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 14:03:40 ID:Dnx2tLSY
「ん゛ん゛ー!?ん゛ん゛ん゛う゛う゛う゛ーッ!!!!」
 自身の死の近きを感じ、男は折れた四肢を必至に振り回し、最後の抵抗を試みる。しかし男は万力で固定されたように動けない。
 なす術もないまま、加速する少女の淫行に導かれるように精液が肉棒へ集まっていき、そして男と少女のリビドーが最高潮に達する時、遂に終わりがやって来た。
「ああっ!!イクっ!イクよっ!!おじさんグチャグチャにして、オマンコグチャグチャになって、みんなグチャグチャにしてボク、イっちゃう!!イっちゃううううぅぅぅぅ
ぅぅーーーーーーーっっっっっ!!!!!!!!」
「ん゛ん゛ん゛ん゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!」

グシャアッ
 少女の小さな拳が恐ろしい速度で振り下ろされ、男の頭部はスイカのように粉砕された。返り血の一部が彼女の柔らかそうな頬にかかる。
 命を絞り出すように放たれた最期の精液が彼女の膣内に叩き付けるように吐き出され、膣の許容限界を超えた精液は秘部の隙間からボタボタと溢れて褐色の太股や臙脂のブル
マを白く汚した。
「はっ…ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!」
プシャアァァァッ
 股間から濃厚な愛液が放出され、勢いよく潮まで噴き出し絶頂する殺人少女。相手の命を無残に奪う野蛮な興奮と射精による性的快感によって彼女は今日一番の絶頂を迎えた。
 舌を付き出し細い体をのけ反らせて、生の名残のように未だに勃起し続ける男根を快楽の最後の一片まで味わいつくように膣でギュッと締め付ける。失神しそうなほどの激感
を味わい、少女は1分ほど絶頂から降りてこられなかった。
「ふわぁ……。」
ショワァァァァァ……
 あまりの絶頂に少女は失禁までしてしまった。生暖かい黄金水が既に物言わぬ肉塊と化した男の体にかかり、それを彼女は恍惚とした表情を浮かべながら眺める。
「はぁん……やっぱり死ぬ直前のオチンチンは最高だね……ありがとね、おじさん♪」
小水を出し切り、体をぶるっと震わせてから秘部を陰茎から引き抜きブルマを直す。淫唇から出されに出された精液がゴボリと溢れ、ブルマから染み出ていた。
「あん……スゴイ量、ブルマじゃ抑えきれないみたいだね……。」
 銀髪美少女はうっとりとしながら、しばらくブルマ越しに性器をグチャグチャと名残惜しそうに弄っていた。

「さてと、そろそろ後片付けをしなきゃね……。はぁ……めんどくさいなぁ、でもさすが
にこのままにしておけないしね……。」
 少女はため息をつくと立ち上がり、辺りを見渡す。彼女の立つビニールシートの上には愛液と精液、そして男の血と肉片が散らばった凄惨な風景が広がっていた。
「さーてと、今日はどこに捨てようかなぁ…。あんまり同じ場所に捨てるのは良くないだろうし……」
 ブツブツと呟きながら男の死体を素手で折りたたみ、スポーツバッグ詰め込んだ。
 ふと、彼女は自分の格好を見た。
「着替えた方がいいかな?」
 汗で透けた体操服と愛液と精液に汚れたブルマ、そして返り血。様々な体液にまみれた少女の幼い肢体はとても危険で背徳的なエロスが漂っていた。
「でも着替えず行って…グチャグチャの体操服とブルマを見せつけて…掛かったオモチャでまた遊ぶのもいいなぁ…?」
 死体を片付けながらも邪まな考えをめぐらせ、銀髪美少女は頬に付いた血を指で取り、ペロリと舐める。ブルマの中では既に新たな愛液がジュンと溢れていた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

143名無しさん:2015/04/01(水) 14:04:20 ID:Dnx2tLSY
「警部、こちらです」
「またひでぇ有様だな、いったいこれで何件だ?」
 普段はほとんど人通りがない夜の路地裏で、通報で駆け付けた警察が発見された遺体を調べている、遺体は体中を折り曲げられ、頭部も潰されて顔も判別できない状態だっ
た。
「やはり例の噂、本当なんでしょうかね?」
「『怪物少女』って奴か?ハッ!馬鹿言え。だが、ここ最近の変死体は殺され方から見て同じ奴の犯行ってのは間違いないだろう。」
 そんな警察のやり取りを、この無残な死体を作った下手人である銀髪褐色肌の美少女は少し離れたビルの屋上から金色の瞳で眺めている。
 彼女の眼鏡は伊達のようで、遠くの暗い路地裏でも問題なく見えるほど優れた視力を彼女は持っていた。
「あはっ♪結局このままで来ちゃったよ。ふぅっ…うぅん……露出プレイみたいで凄い興奮しちゃうね……。」
 結局、邪まな考えが勝ち、男を殺した後も服を着替えず少女は外に出てきていた。
 彼女の格好は汗で張り付き肌の透けた体操服と愛液と精液で汚れ臙脂色を濃く変色させたブルマのままである。上履きも履きっぱなしで外の泥で黒く汚れていた。
「警察の人こっちに気づかないかなぁ?こんなすごい恰好で見つかって……あん……その後こんな格好で警察を皆殺しにしたらどんなに気持ち良いんだろうなぁ……。」
 銀髪美少女はやや前かがみになりながら片腕で体操服越しに乳首をコリコリと摘まみ、もう片方でびっしょりと濡れたブルマに食い込んだ縦スジを弄りクチュクチュと音を
立てる。自分が警官達を無残に嬲り殺す様を想像して、既にブルマはおもらしをしたかのように愛液が流れ、内股気味の細い足を伝い落ちて足元に淫靡な水溜りを作っていた。
「あぁん……いっそここから飛び降りて登場してみようかなぁ……。」
 彼女はここで警察に見つかることを恐れてはいなかった。見つかっても全員殺せばいいと考え、実際にそれができるほどの恐るべき力を持っているからである。
「んっ……それにしても『怪物少女』ダサい名前、もっと可愛い呼び名にしてほしかったなぁ……。」
 誰であっても容易く殺せるという余裕からか、少女は自慰行為を続けながら自分の世界に没頭していく。既に彼女の頭の中は快楽と虐殺のことでいっぱいであった。
「どうせなら『美少女殺人鬼』とか言ってほしいなぁ。闇夜に紛れ男共を殺す美しき乙女…なんてボクにぴったり……。」
「いいや、貴様は『怪物少女』がお似合いだ。」
 急に聞こえた声に「えっ?」っと振り向く前に銀髪美少女の背中が体操服ごと斜めに切り裂かれた。
 バッと花が咲くように血が吹き出て、濡れた体操服の小さな背中が真っ赤に染まる。
「がぁッ!?」
「くっ、浅かったかッ!!」
 謎の声の言うとおりに、切られた瞬間、銀髪美少女は本能で前方に跳び、ダメージを最小限に抑えていた。
 そのまま隣のビルに跳び移り、無様に転がりながら清掃行き届いていない汚れた屋上の地面をのた打ち回る。
「い、痛いぃぃぃーーーッ!!!!ボクの、ボクの背中があぁぁぁッ!!!!」
 ついさっきまでの余裕は既になく血と汗に濡れた体を泥で汚しながら、背中を傷つけられた痛みと怒りと屈辱で整った顔を歪めていた。
「どうやら自分が傷付くのには慣れていないようだな。」
 元いたビルの屋上から先ほどの声が聞こえた。
 銀髪美少女は金色の瞳に涙を浮かべながら眼鏡越しに自分を斬り裂いた人物をキッと睨みつける。
 その人物もこれまた美少女だった。銀髪褐色肌の彼女とは打って変わって白い肌、そして切れ長の黒い瞳と黒いストレートの長髪。黒いロングスカートのセーラー服に黒い
グローブとタイツを身に着け、柄から刃まで黒い刀を携え、黒い三度笠を被っていた。全身を闇に溶け込みそうな黒一色で覆い、唯一顔の白い肌だけ夜の闇でも際立って見え
た。
「うぐぅ……よくもボクの背中にぃ……。誰なんだよお前はぁッ!」
「詳しく話すと長くなるが、早い話が貴様のような奴らを狩る存在だ、『P.P.シスター』!」
 黒衣の美少女も隣のビルに跳び移り、背中を斬られて苦痛で悶える銀髪の美少女を淡々と見据える。
「なッ!?」
 黒衣の美少女の答えに『P.P.シスター』と呼ばれた銀髪美少女は驚愕した。

144名無しさん:2015/04/01(水) 14:05:28 ID:Dnx2tLSY
(こいつ……ボクを…P.P.シスターの事を知っている?)
 その言葉で彼女は瞬時に理解した、この女は自分のような存在を知る存在だと。
 だが、それを聞いても彼女は驚愕こそすれ、恐怖はしなかった。それだけ自分の、P.P.シスターとしての力に自信があったからだ。
「くっ!……ふ、ふぅん、ボクを狩るって?このボクを?」
 銀髪の美少女、P.P.シスターは痛みに耐えながら立ち上がり、体勢を立て直す。
 さっきのは不意打ちだ、そして傷は致命傷ではない、正面戦闘なら自身の力をもってすれば勝てると彼女は考えた。
「だまし討ちで一発当てたくらいでいい気にならないでよっ!」
 汚れた上履きを履いた足に力を込め、恐るべき速度で黒衣美少女に接近する。
「むッ!早いッ!」
 その脚力は凄まじく黒衣美少女の懐に一瞬で近づいてしまった。
「この距離ならカタナは使えないよねッ?」
 可愛いい顔に凶悪な笑みを浮かべながら銀髪のP.P.シスターは勝利を確信した。後は自分の怪力でこの女の体を破壊すれば良いと。
 だが―――
「甘いッ!」
 彼女が攻撃するより早く黒衣美少女は素早く彼女の腹部に肘を打ち込んだ。
「げはァッ!?」
 肘はヘソ辺りに深々と突き刺さり、彼女はカエルが潰れたような悲鳴を上げながら人形のように吹き飛ばされた。口から血の混じった吐瀉物を吐き出され、汗濡れの体操
服を更に汚す。ブルマの隙間から膣内に残っていた精液がゴボリと溢れて漏れ出した。
 再び屋上の地面を転がり小柄な少女の体がさらに泥にまみれる。
「ガハァッ!ゴ、ゴホッ……バ、バカなP.P.シスターの、ボクが……こんなこと……」
「言ったはずだ、貴様のような奴らを狩る存在だと。」
 完全に彼女の判断ミスだった。自身の力を過信し、相手の力量を図り切れていなかった。その結果が泥だらけで這いつくばる今の状態であった。
 銀髪P.P.シスターは歯を食いしばり、生まれたての小鹿のように四つん這いになりながらなんとか立ち上がろうとする。
 体液や吐瀉物、泥などで全身は汚れ、さっきの肘打ちで腹部には大きな痣が出来ていた。背中は斬り裂かれて血で真っ赤に染まり、汚れたブルマから溢れた精液がボタボ
タと地面に落ちている。
 哀れなほど酷い状態、それでもまだ彼女は、恐るべきタフネスで動くことができた。だが、受けたダメージも無視できるものではない。これ以上戦闘を続けるのは彼女に
とって得策ではなかった。
「くっ……!」
 P.P.シスターは痛む体に鞭打ち、全力で横に跳んで屋上の端の方へ向う。
「ッ!逃がさんっ!」
 黒衣美少女は一瞬出遅れたが相手の逃走に気付き、彼女に小刀を投げつけた。
「あぐっ!」
 小刀が彼女の左腿に突き刺さる。しかしP.P.シスター止まることなく全力疾走で進み、そのまま屋上から飛び降りた。
「覚えてなよ!次は八つ裂きにしてやるんだから!」
 捨て台詞を吐きながら彼女は夜の闇に落下し、消えていった。慌てて黒衣美少女もビルの下を覗きこむが、ビルの下には誰もおらず、己の不覚に顔をしかめた。逃げに関
しては相手の方が上手だった。
「くっ!取り逃してしまったか…」
ブゥゥゥゥゥン、ブゥゥゥゥゥン
 ふと、黒衣美少女は自分の携帯電話がマナーモードで振動していることに気づいた。ポケットからこれまた黒い携帯を取り出し通話ボタンを押して電話に出る。

145旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 14:06:30 ID:Dnx2tLSY
『小夜(さや)さん!全然電話に出なくて心配したんですよ!?』
「鋼太郎君か。すまない、少し立て込んでいて気付かなかった。」
 携帯から鋼太郎と呼ばれた若い男の声が聞こえた。それに対し小夜と呼ばれた黒衣の美少女も親しげな声色で応える。
『いったいどうしたんですか、急にいなくなって?』
「実は偶然奴を見つけた。例の『怪物少女』で間違いない。」
『ほ、本当ですか!それで、どうなりました?』
「すまない、手傷は負わせたが逃げられてしまった…。あの程度の傷では、しばらく経てば支障なく動けてしまうだろう。」
 小夜は申し訳なさそうな顔をしながら電話越しに鋼太郎に詫びた。
「予想以上に逃げ足の早い相手だった。私の認識が甘かったようだ。」
『落ち込んでても仕方ありません。とりあえず今日はいったん戻りましょう。』
「ああ、そうだな…。」
 その後、小夜は一言二言会話した後電話を切り、夜の屋上には誰もいなくなった。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

146旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 14:07:11 ID:Dnx2tLSY

数日後

 私立如月高校、広い敷地に幾つもの校舎棟が建ち並ぶ、この辺りでは一番規模の大きな学校である。その校舎棟の少し離れた場所に雑木林に半分埋もれるようにして建っ
ているひび割れたコンクリートの古びた校舎棟があった。
 この旧校舎棟はこの学校で一番古い校舎で、数年前に耐久性に欠陥が見つかったことで閉鎖された場所だった。現在は入り口も施錠され、立ち入りを禁止されたまま放置
されて廃墟のような状態となっている。
そんな場所に一つの影が動いていた。
「やっぱり夜の学校は雰囲気違うなぁ。…さて、何か見つかると良いが…。」
 影の名は吉田宗一、この私立校に通い新聞部に所属する男子生徒で、彼は最近噂になっている『怪物美少女』について調べていた。
 何でも、人通りのない場所を歩いていると、とてつもなく可愛い美少女が現れて、性的な仕草で誘惑をしてくるのだが、それに誘われ付いて行ってしまうと、その美少女
に人間離れしたとんでもない力で文字通り捻り潰されて殺されてしまうというのだと言う。
 何とも陳腐な都市伝説の一つだが、彼が独自の調査で得た情報によると、ここ最近、実際に奇妙な変死体が何体も発見されているという事だ。
 その死体はいずれも損傷がひどく、首がへし折れていたり、腕がグシャグシャにねじれ曲がっていたり、頭部が潰されていたりなど人間業じゃ有り得ない、非常に強い力
で破壊されている。それなのに、破壊跡からどう見ても人間の手によって折ったり捻じ曲げたような損傷の仕方をしてたのだと言うのだ。しかも、更に信じられないことに、
仮に人の手で行われていた場合、年若い女性の犯行であると考えられると言うのである。
 このことから、根も葉もないただの噂ではないと吉田は考え、彼は「怪物美少女」の真実を追うためにもっと調査を続けた。
 更に情報を集めて行くうちに、彼はあることに気付いた。遺体はなんと、自分たちの通うこの私立如月高校を中心に、その周辺で発見されているのである。
 ここには何かあると新聞部としての勘が告げた彼は、噂の真相に繋がる何かがないか人目につかぬよう真夜中に学校に侵入して確かめに来たのだった。
「やっぱり、廊下に足跡や何か引きずった跡がある。埃の後からしてまだ新しい。噂は本当だったか。」
 廊下を懐中電灯で照らしながら吉田は独り言を呟いた。彼が旧校舎棟に侵入したのは、『怪物少女』とは別にとある噂を聞いたからだ。
 最近生徒達の間で、学校で無人のはずの旧校舎棟の中で明かりが見えたり人影が動いているのを見たと言う話をよく聞いていた。これも一見良くある怪談めいた噂話だが、
この噂が広まりだしたのは丁度「怪物少女」の噂や変死体が発見され始めた時期と同じくらいだったのである。吉田自身も学校内で殺人を行うならば長年放置されているこ
こだろうという考えがあった。
「これを辿っていけば手がかりがあるかもしれないな……。」
 吉田は懐中電灯を奥に向け足跡を追跡しようとしたその時…

「ねえ…」
 不意に声を掛けられ、吉田は驚いて懐中電灯を向けた。
 そこにはダッフルコートを着た一人の少女が立っていた。高校生、下手をすれば中学生にも見えるくらいに小柄で、童顔だが整った顔立ちをしている。枝毛一つない銀髪
のショートボブと眼鏡を掛けた釣り目気味の猫のような大きな金色の瞳で、エキゾチックな褐色の肌と合わさって可愛らしさの中にどこかミステリアスな色気を放っていた。
吉田が今まで見た中で一番の美少女だった。
「な!いつの間にっ!?」
 こんなに早く人に見つかるとは彼は予想していなかった。自分と同じここの生徒だろうかと思ったが、学校でこんな美少女見たことがなかった。
「ねえキミ、こんなところで何してるのかな?」
 銀髪褐色肌の美少女は悪戯っぽい笑みを浮かべる。小悪魔的な可愛さに思わずドキッとして吉田は顔を赤くし、銀髪美少女はその反応にクスクスと笑った。
「学校に勝手に入っちゃって、いけない子だねキミは♪」
「そ、そう言う君は入ってきても良かったのか?」
 吉田は何とかこの場をごまかそうとに苦し紛れに少女に質問した。
「フフッ…そうだね、ホントはいけないよ。でも、いいんだ。だってボク、ここでいけないことするために来たんだから♪」
 そう言うと少女はおもむろにダッフルコートの前を開けた。

147旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 14:07:52 ID:Dnx2tLSY
「えっ!?」
 吉田は思わず目を剥いた。コートの中の彼女の体は何も身に着けていなかったのだ。スレンダーで瑞々しい褐色の裸体に、控えめだが形のいい胸とその先端のツンと立っ
たピンク色の乳首、そして毛の生えていないツルツルの恥丘を余すことなくさらけ出している。
「だからさ、キミもボクと一緒にいけないことしない?」
「なっ!?」
 少女の突然の痴態に吉田は混乱する。
「ボク……もうガマンできないんだ……。早く気持ちよくなりたくて、ホラ……ココ……スゴイことになってるんだよ……?」
 銀髪美少女は顔を上気させ金色の瞳を潤ませ、ぴっちり閉じた秘所から愛液が一筋の線を作って褐色の太股を伝っていた。甘酸っぱい匂いが漂い、吉田は頭がクラクラし
そうになる。
「はあぁん……ねえ、来てよ……んっ……キミも……一緒に気持ち良くなろうよ?」
 彼は淫気にあてられて彼女に欲情しそうになるが、残った理性が彼女に対して警鐘を鳴らして意識を引き戻した。
(まさか…この娘が『怪物少女』なのか?)
 我ながら馬鹿馬鹿しい考えだと思いながらも吉田はその考えを無視できなかった。
「い、いや遠慮しておくよ…」
 何とか理性が勝利し、吉田は後ずさりながら彼女から離れる。
「それじゃあ、俺はこの辺でっ!」
 嫌な予感がした彼はそのまま体を反転し背を向けて走り出した。噂の真相が気になるが自身の勘があの少女は危険だと感じていた。
「ダーメ、逃がさないよ♪」
 後ろから少女の鈴を転がすような声が聞こえた次の瞬間、吉田の頭上を軽々と飛び越して銀髪の美少女が目の前に着地して現れた。少女の華奢な体からは考えられない跳
躍力だった。
「くっ!」
 言い知れぬ恐怖を覚えた吉田はとっさに護身用に持ってきた催涙スプレー取り出そうとするが…
「遅い!」
 バシィッと乾いた音が響き吉田の手に激痛が走った、前を見れば少女が右足を上に真っ直ぐ掲げていた。褐色肌のしなやかな足と愛液に濡れた股間が丸見えになる。一瞬
何が起こったか分からなかったが、カランと言う音と地面に転がった催涙スプレーを見て、彼女が手に持ったスプレーを蹴りによって叩き落としたということを理解した。
(け、蹴りが全然見えなかった……)
 何の訓練も受けていないような幼い少女が放つ蹴りではなかった。唖然とする吉田の側頭部に少女はさらに目にも止まらぬ速さで回し蹴りを喰らわせる。
「がっ!!!」
 吉田の意識は一瞬で刈り取られ、闇に沈んでいってしまった。
「まさか、こんなところまでやって来る奴がいるとはおもわなかったよ……。でも、すぐには殺さないよ。ボクが気持ち良くなるために、いっぱいいっぱい遊んであげるん
だからさ♪」
 闇の中で少女の楽しそうな声だけが響いていた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

148旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 14:09:05 ID:Dnx2tLSY

「ん…ぐぅっ…」
 吉田が意識を取り戻すとそこは薄暗い教室の中だった。大量の椅子と机が部屋の片側にかためて積まれている。
 カーテンで閉め切った教室の中をコンセントにつないだアウトドア用のようなLEDランタンが照らし、先ほど自分を気絶させた銀髪美少女が背を向けてしゃがみ込んで
いるのが見えた。どうやら彼女自身のものらしきスポーツバッグの中を漁っているようだった。
 少女は着ていたダッフルコートを脱ぎ去っており、綺麗な褐色肌の背中が引き締まった臀部と共に眼前に広がっている。スラッとした四肢はテカテカと光るメタリックブ
ルーのニーソックスと長手袋で包まれ、首には同色のチョーカーが付けられていた。非常に扇情的な光景だったが、それよりも彼は彼女のある場所が目に入った。
「傷?」
 彼女の背中には右肩から左の腰にかけて大きく袈裟型に斬られたような痛々しい傷跡が
付いていた。
「あ、起きたんだ。もーちょっと待っててくれるかい?」
 声に気付いた銀髪美少女が首だけを動かして返事をする。
「ぐ、お前は…」
 吉田はようやく意識がはっきりしてきて体を動かそうとするがそこで違和感に気付いた。
「ん?な、何だこりゃ!?」
 彼の体は椅子に座らされ両手足を縄できつく縛られていた。身じろぎした程度では解けそうになく、吉田は自分が彼女に捕らえられたことがすぐに分かった。
「逃げられると面倒だったからキミ寝ている間にやらせてもらったよ。と…あった、あった。」
 お目当ての物が見つかったらしく銀髪美少女は吉田の方を振り向き、スポーツバッグから取り出したものを広げて見せた。
「じゃーん、吉田君はこう言うのは好きかな?」
 それは競泳水着だった。ニーソックスや長手袋と同質のテカテカしたメタリックブルーで、シルバーのサイドスラッシュが入っている。生地が薄く、競技用と言うよりコ
スプレとしての側面が強い衣装だった。
「フフッ、通販で気に入って買っちゃったんだ♪ボクはね、体操服とか、レオタードとか、こう言うフェチっぽいカッコで犯(ヤ)るのがすごい興奮するタイプなんだ。」
 彼女はそう言って競泳水着に足を入れ、下から順に着始める。
「んっ…!ちょっとキツいかな…?」
 少しサイズが小さかったらしく、少し苦戦しながら生地を上へ引っ張り、スレンダーな褐色の裸体をテカテカの競泳水着で窮屈に包んでいく。
「はぁん、凄い締め付け…。でもちょっと気持ちいいかな…。フフッ何かちょっと変態っぽいかもね♪」
 締め付けの感触に感じてしまい、少女は頬を高揚させる。その光景は非常に淫靡でこんな状況でなければ思わず欲情してしまいそうな程だった。
「はーい、お待たせ。どう、吉田君、似合うかな?」
 着終わった彼女はグラビアモデルのようにセクシーなポーズをとって自分の体を見せつける。
 サイズが小さく薄手の競泳水着は、露出度こそそれほど高くないが、スレンダーな体にぴっちりと張り付き身体の凹凸を余すこと無く見せている。小ぶりな胸の頂点にツ
ンと乳首が浮かび上がり、スラリとした細い腰にキュッと引き締まったお尻やツルリとした股間のスジまで全て丸分かりで、むしろ全裸よりもいやらしく感じるほどだった。
 四肢を包むニーソックスや長手袋が作る絶対領域には褐色のハリのある肌が覗き、LEDランプの照明でメタリックブルーで統一したコスチュームが妖しく反射する。
 アイドル顔負けの可愛らしい童顔に銀髪と金色の瞳も合わさって、とてもフェティッシュで蠱惑的な色気を放っていた。
 一瞬、吉田は縛られている状況も忘れて見とれそうになってしまったが、頭から邪念を振り払い少女に質問する。
「お、お前が『怪物少女』なのか?」
「むぅ、"怪物"なんてダサいよび方止めてほしいなぁ。ボクに全っ然似合わないし…」
 少女は腰を振りながら色っぽい仕草で吉田の前まで歩き、顔を近づける。
「美少女殺人鬼ニナちゃんって呼んでね♪」
 ニナと名乗った少女は愛らしくウィンクをして見せた。こんな状況じゃなければその可愛さに一目惚れしていたかもしれない。
「フフフッ、惚れちゃった?でもキミはメインディッシュだからもうちょっと待っててよね。」

149旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 14:09:44 ID:Dnx2tLSY
 そういってニナは吉田から見て右側へ向かって歩き出した、吉田もつられてそちらの方に目を向ける。
「なっ!?」
 自分のことで精いっぱいだったため今まで気付かなかったが、そこには自分以外にもう一人男がそこにいた。
 やや肥満気味で顔は袋を被せられていて分からず、気絶しているようで首をがっくりと項垂れさせている。全裸の状態で足枷をはめられ、両腕を吊り下げられて強制的に
立たされていて、その陰茎は何故か紐で縛られていた。
「キミ、さっきボクの傷を見たでしょ?ちょっと前に変な女に不意打ちでやられちゃってさぁ…ボクの背中にこんなもの付けたんだよ?こんな可愛い女の子を傷物にして酷
い奴だよねぇ。」
 ニナは水着から覗く背中の傷を指でなぞり顔をしかめる。彼女にとって相当腹に据えかねた事のようで言葉の端々に自身に手傷を負わせた相手への怒りを感じ取れた。
「だからね、何時もは一人くらいなんだけど背中の傷が疼く日はイライラするからいつもより多めに連れてきて発散してるんだ。」
 ニナは男の前に立ち、嗜虐的な笑みを浮かべながら話し続ける。
「コイツはキミが来る前に連れてきた奴でね。パンツ見せて誘ったら鼻の下伸ばして簡単に付いて来たんだ。顔がキモイから袋被せちゃったんけどさ♪」
 そう言いながらニナはメタリックブルーのニーソに包まれた足で男の腹にゲシゲシと蹴りを入れる。
「ムグッ!?ムウゥゥゥッ!」
 腹に加えられる痛みのため、男は訳も分からず目を覚ます。袋の中は猿ぐつわか何かを噛まされているようで言葉を発する事が出来ない状態のようだった。
「おはよー、ボクが誰だかわかるかい?キミが縞パン見てハァハァしてた可愛い女の子だよっ♪」
 そう言ってニナは長手袋に包まれた手で男の睾丸弄び、抱きつくようにテカテカの競泳水着を着た体を密着させる。突然の新たな感覚に混乱していた男も驚きの声を上げ
た。
「ムグッ!?」
「これからキミをオモチャにして遊んであげる。キミみたいなブタ野郎がボクのような美少女に使ってもらえるんだから感謝してよね。」
 空いているもう一方の手は男の背中に回して背筋を撫でるように触れ、男の腿を太股で挟みこんで股間をぷにっと擦り付けた。
「ムグゥ!ムウゥ…!」
「どう?手袋のツルツルした感じが気持ちいい?それに水着越しにボクの体温が伝わって来るでしょ。腿にはボクのオマンコが当たってるんだよ?」
 コスチュームの質感と柔らかな少女の肉体が男の肌の上を走り、密着した彼女の放つ甘酸っぱい汗の匂いと一緒に男の脳を犯して桃色に染め上げていく。
 最初は戸惑っていた男の声が、次第に気持ちよさそうに変わっていき、男の肉棒は一瞬で勃起した。
「アハハッ♪こんな状態で勃起しちゃうんだぁ!キミってどうしようもない変態だね!じゃあ、こんなのはどうだい?」
小馬鹿にしたような表情でケラケラと笑いながら、彼女は男根を掴むとしゃがみ込み、自身の小さな舌でチロチロと舐める。
「ムグォッ!?ムオォォォ……ッ!」
男は駆け巡る快楽に男のは大きな声を上げ、首をのけ反らせた。
「凄い"キク"でしょ?ボクの体液は強力な媚薬になるんだ。汗も、愛液も、もちろん唾液もね……んむっ」
 さらにニナが裏スジをなぞり上げるように舐め上げ、そのまま男根を咥えこんでフェラを始める。
 チュプッ、チュプッ、と淫らな水音が夜の教室に響いた。
「はぁん、結構大っきい……。レロッ……んっ!……チュポッ…ボクもちょっと……感じて…きちゃったかも……。」
 彼女自身も徐々に興奮し、フェラを続けながらもう片方の手で自分の乳首を弄り、内股をモジモジとすり合わせ始める。股間からは愛液が水着の脇から零れ、太股を伝い
ながら床に水滴を落としていた。
「ムグオオォォォォーーーッ!!!!」
 男は既に限界で肉棒は直ぐにでも射精しようと最大限まで膨らみ、暴発寸前でニナの口の中でビクンビクンとのた打ち回る。しかし、男根は紐で縛られて、射精すること
ができなかった。
 射精したくてもできない状態に男は半狂乱になり拘束された身体を動かして暴れ出す。
「ムグゥゥゥ!ムグゥゥゥ!ムグウウウゥゥゥーーーーッ!!!」
「ングッ!もぉー、暴れないでよ…。ブタの分際でガマンもできないのかい?」

150旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 14:10:23 ID:Dnx2tLSY
 暴れる男にニナは不機嫌そうな声を上げ、肉棒から口を放して立ち上がった。
「フンッ…でも、もうそろそろいいかな…?そんなに出したいなら出させてあげるよ。」
 そういって、ニナはいきり勃つ男根に縛り付けられた紐に手をかけた。
「フフフ…、でもさぁ、ただ射精させるんじゃつまらないよね?」
「お、おい何する気だ?」
 不穏な気配に唖然と見ていた吉田が声を掛けるが、ニナは答えず紐を引っ張って徐々に解いて行くき、それと同時に片脚を振りかぶるように後ろに引き上げていく。
 そして完全に紐が解けるその瞬間…
「盛大にドビュッと飛ばさないとね。最っ高に無様な姿で……ねっ!!」
 ニナは男に向かってその脚をプロサッカー選手も顔負けの速度で振り上げた。
 グチャァッ
 熟れた果物が潰れるような嫌な音が教室に響き渡る。紐を解くと同時にニナは男の股間を思い切り蹴り上げたのだ。男の睾丸は一撃で蹴り潰され、鮮血が教室内に飛び散
る。
「ムグアアアアアァァァァァァァァァーーーーーッッッッ!!!!!!!!!」
 断末魔のような男の悲鳴が上がり、それと同時に今まで貯め込んでいた精液が押し出されるように発射された。吹き上がった精液は、ニナの全身に降りかかり、銀髪や褐
色の肌、テカテカのメタリックブルーのコスチュームを白く汚していく。
「アハハハハハッすごいね!貯め込んだからいっぱい出たよ!まるでせーえきのスプリンクラーだねぇ!ハァッ……アンッ!ボクも、もうっ……イっちゃいそうっ!」
 ニナは精液を浴びながらそれを塗りたくるように手を動かし、そのまま乳首と股間を押さえて絶頂した。
 内股になりながら体をビクビクと痙攣させる。股間を押さえたメタリックブルーの長手袋の隙間から白く濁った濃厚な愛液がお漏らししたかのように吹き出して足元に水
溜りを作っていた。
 その姿は先の惨事を見ていなければ非常に淫らな光景に映っただっただろう。
「ハァ…ハァ…。んっ……良い叫び…。やっぱり人をグチャグチャに痛めつけながら射精させるのは止められないね……」
 身体をブルリと震わせて快楽の余韻を味わい終わったニナは、眼鏡に掛かった精液をす
くい、ペロリと舐めながら物騒なことを口にする。

「ふぅ、あぁ気持ち良かった………。それじゃ…"コレ"はもういらないかな?」
「へっ?」
 たった今目の前で行われた凄惨な光景に吉田は言葉を失っていたが、ニナの放った不穏なセリフに気の抜けた声を出してしまう。
 ニナは光沢長手袋の手で急所を潰されて瀕死の男の首を掴み、その細い腕に似合わぬ力で万力のように徐々に力を入れ始めた。
「ム、ムゴェ…。」
 男は既に意識がなかったが首を締め上げられていくうちに苦しげ声を上げる。
 そしてついに…
「それじゃ、バイバーイ♪」
「おい、止め…っ!!」
 ゴキリッ
 吉田の制止も空しく、ニナは男の首をいとも容易くへし折ってしまった。
 男はしばらくビクンビクンと痙攣していたが、それも次第に弱くなり、最期の生を絞り出すように精液がビュルリと飛び出して、ニナの太股にかかった後、完全に動かな
くなってしまった。
「はぁん……人の命がこと切れるこの瞬間、たまんないよぉ……。」
 ニナはウットリとした表情で身体を再び絶頂に震わせ、股布の食い込んだ縦スジからプチュリとさらに愛液放って褐色の太股とメタリックブルーのニーソをいやらしく濡
らした。

151旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 14:11:07 ID:Dnx2tLSY
「さぁて、お待たせ。次はキミの番だね♪」
 男を虫けらのように殺した怪物少女はいよいよ吉田を標的に定め彼の方を向き直る。
 愛液と精液に濡れたテカテカのコスチューム姿はとてもいやらしかったが睾丸を蹴り潰した時に付いたニーソックスの血痕が全て台無しにしていた。
「お、お前は何なんだよ!?いったい何が目的でこんなことを!?」
「目的?無いよそんなの。」
 形の良いお尻に食い込んだ水着を引っ張って直しながら吉田の問いにニナはあっけらかんと答える。
「なっ!?」
「だから言ったでしょ?キミ達で遊ぶために連れて来たって。それだけだよ。」
 まるで友達とする他愛もない世間話のように少女はあっさりと答える。戻した水着がお尻に当たってパチンと子気味良い音を立てた。
「ボクはね、相手を痛めつけながら犯すのが大好きなんだ。だからこの身体で誘惑してホイホイやって来た変態さんをこんな風に連れ込んでグチャグチャにしながら犯し殺
してきたんだ♪」
 ニナは物言わぬ肉塊と化した男の体にしなだれかかる。おそらくこの男も、そして今までの犠牲者も彼女が誘惑してここに連れてきたのだろう。
「ちょっと前まではボクもただのか弱ぁ〜い女の子だったからスタンガンとか薬とか使って大変だったんだけどねぇ……」
 興が乗ってきたのか、彼女は自慰をするかのように身体を擦り付けて男の死体に艶めかしく長手袋をした腕を這わせながら、聞いてもいないのに話を続ける。
「知らないオジさんに体を弄らせてもらってこーんな素敵な力をもらったんだ!」
 這わせた腕で男の袋を被せられた頭を掴むと少女はそのまま片手でグシャッといとも簡単に潰してしてしまった。やはり、常人ではありえない怪力である。
 ひしゃげた袋から赤黒い液体が漏れ出していて、中がどうなっているか想像はしたくなかった。
「時々、お仕事もらって殺したりもするんだけどね……ここで殺してるのは全部趣味かなぁ?」
 恐ろしいことを事もなげに語る美少女殺人鬼。
 恐怖で話の内容はほとんどは分からなかったが、吉田はこの少女は自分たちとは決定的に違う世界に生きる存在だということを思い知った。

「さて、お話もこれ位にして、そろそろ始めようかな。君はメインディッシュだからじっくり…ねっとり…壊してあげるね♪」
 話しを終えたニナは今度こそ吉田を嬲るために近づき、ジワジワと追い詰めるのを楽しむようにゆっくりと歩きながら距離を狭めていく。最後の抵抗と吉田は体をがむし
ゃらに動かすが、縄は緩みすらしなかった。
(ああ・・・俺はこんなとこで、こんな訳のわからない状態で殺されるのか?)
 吉田が自分に迫る死に絶望しかけ、目をつぶったその時である。
「待てっ!」
 突然、聞き覚えのない第三者の声が教室に響き、吉田が目を開けると目の前がいきなり真っ白い煙に包まれた。
「な、何っ!?うっ……!げほっ…!げほっ…!」
 ニナの方も予想外の出来事で白煙に咽ながら突然の事態に狼狽していた。
「ごほっ…これは一体?」
 吉田もこの事態に混乱していると、ブツリと音がして気付けば拘束していた縄が切られていた。そのことに気付いて唖然としているとそのまま見知らぬ誰かに腕を掴まれ
吉田は引っ張られる。
「な、何だ、何だ!?」
「こっちです!付いて来てください!」
腕の主は若い男の声だった。めぐるましく動く展開に頭が追い付かなくなっていた吉田は引っ張られるがままに足を進め、教室の外へ飛び出した。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

152旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 14:12:48 ID:Dnx2tLSY

 日野鋼太郎は『怪物少女』に捕まっていた同年齢くらいの少年―吉田を引っ張り、全力で逃走しながら何故今の状態に至ったのかを思い出していた。
 鋼太郎はとある事情により知り合いの『怪物少女』探しに協力していた。
 そして調査の結果、吉田と同じようにこの私立如月高校の旧校舎棟のことを突き止め、パートナーが到着まで遅れるようなので一足先に忍び込んだところ、先の惨状を見
つけたのである。
 彼は吉田が怪物少女の手にかかる寸前、咄嗟に未だ廊下に設置されていた消火器を使って教室内に即席の煙幕を張った。そして、煙に乗じて吉田の救出し、現在に至るの
である。
 2人はしばらく校舎内を走り続けた後、ニナが追って来てないことを確認すると一旦立ち止まって息を整える。
「お、おい、こんなところで止まって大丈夫なのか?外に出た方が……。」
 吉田は彼が自分を助けてくれたのだということを何となく理解し、おずおずと話しかける。
「僕たちの足じゃ、幾ら走ったって"アレ"からは逃げられません。開けた場所はかえって危険です。とりあえずどこかに身を潜めましょう。」
 性分なのか同年齢が相手でも鋼太郎は敬語で答え、周囲に隠れる場所が無いか探す。
 周りを見回して、一番近くにあった共用トイレに目を付けると、彼は男子トイレの方に吉田を引っ張って入った。
 中は一般的な学校の男子トイレの内装で、陶器製の小便器と木製の仕切りで分けられた大便器の個室トイレのドアがずらりと並んでいる。長年放置されているため、水気
は無かったが床は砂と埃で汚れ、辺りには水の腐ったような嫌な匂いが漂っていた。
 2人は一番奥の個室トイレまで行き、中に入ると息を潜めて隠れた。
「よりによって何でこんな所に…。」
「すみません、ここが一番隠れやすそうだと思って…。」
 吉田の不満に鋼太郎は困り顔で答える。場所が場所だけに他にも色々と言いたいことはあったが、それは置いといた。
 それよりもまず、吉田は鋼太郎に聞きたいことがあった。
「いったい、アンタは一体何者なんだ?アレは一体なんなのか知っているのか?」
 鋼太郎は少し考えた後、話すことを決心して質問に答えた。
「……僕は日野鋼太郎です。アレは『P.P.シスター』と呼ばれています。」
「『P.P.シスター』?」
 聞きなれぬ言葉に吉田は再び聞き返す。
「簡単に言えばアレは人が生み出した化け物です。僕達はアレを発見、そして倒すためにここにやってきました。」

 P.P.シスター
 とある巨大な犯罪組織が少女の肉体をベースに、遺伝子操作、薬物投与、ナノマシン技術など、自らが持つ高度な技術力によって作り上げた改造人間である。
 その力は凄まじく、ベースとなる少女はニナのように何れも凶悪な犯罪や違法行為に手を染めた人物を使用しているため、愛らしい美少女の姿をしていても、その性質は
どれも残虐で悪質な化物だ。
 鋼太郎達――正しくは鋼太郎のパートナーはそんな化け物達やそれを生み出す組織に対抗する勢力のエージェントで、ただの一般人だった鋼太郎は数奇な出会いから彼女
に協力しているのだが、それは別の話。

「改造人間…そんな馬鹿な……。」
 普段の吉田なら一笑に付すような話だったが、さっきまでのニナの異常な身体能力や催淫効果をもたらす体液などを目の当たりにしたのでは信じるしかなかった。
「はっきりいって、今の僕達では勝算はほとんどありません。こんなに早い遭遇は僕も想定外でしたし……。」
 鋼太郎はきっぱりと答える。だが、その瞳は絶望には染まっていない。
「とにかく隠れて時間を稼ぎましょう。もうすぐ僕の仲間もやって来くるはずです。」
「そうすれば何とかなるのか?」
「ええ、"彼女"ならアレを倒せます。」

153旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 14:13:29 ID:Dnx2tLSY
 鋼太郎は確信に満ちた声で返す。彼の言葉には彼女がいれば何とかなるという絶対的な信頼が感じ取れた。
(よほどその"彼女"ってのがそんなに強いのか…?)
 その言動からようやく助かる希望が見えてきたと吉田は少し安堵する。だがまだ不安は完全には消えていなかった。
「で、でもよぉ…もしその前に俺たちが見つかったら?」
 吉田が自身が懸念していることを口にしたその時である。

「そーだねぇ…ボクにグチャグチャに犯し殺されて校庭前に素敵なオブジェとして飾られるなんてのはどうかな?」
 急に真上から声がかかり吉田も鋼太郎も上を見上げた。
 そこには個室トイレの上から仕切り板の縁に掴まり覆いかぶさるようにして彼らを覗きこむ人影。メタリックブルーの競泳水着に身を包んだ銀髪褐色眼鏡の美少女、改造
人間P.P.シスター・ニナの姿があった。
「男の子2人で個室トイレに入ってそっちの趣味でもあるのかい?」
「なっ!?」
「何時の間にっ!?」
 そのことに反応した時にはニナはスルリと細い肢体を滑り込ませ、2人の前に着地していた。長手袋に包まれた華奢な両腕であっという間に2人の首を掴み、締め上げた
まま仕切り板に叩き付ける。
「がっ!?」
「ぐえっ!!」
「埃だらけの廊下で助かったよ、おかげでキミ達を簡単に見つける事が出来たんだ。」
(そ、そうだ…。忘れてた…!)
 長年放置され、清掃されていない校舎の床は埃で汚れていた。そんなところを歩けば足跡が付くのは当然でニナはそれを辿ってきたのである。逃げることに必死だった吉
田達はそのことを完全に失念していた。
「ボクのお楽しみを邪魔して、おまけにオモチャまで盗もうとするなんて、ミンチにされても文句は言えないよ……。」
 ニナは鋼太郎の方を睨みつけ、手の握力を強める。彼女の口元はニヤリと笑みを浮かべていたが目は全く笑っておらず、その瞳には静かな怒りが感じ取れた。
「うぐぐっ!」
「オマケにボクに消火器なんかぶっかけてさぁ…変な匂いが付いて取れないし、折角の気分が台無しなんだよね!」
 暗闇で分かり難かったが確かにニナの体は消火器の粉にまみれていた。多少手で払った跡が見えたが払い切れておらず、銀髪や褐色の肌、テカテカしたメタリックブルー
のコスチュームが白くくすみ、消火剤独特の匂いが彼女から漂っている。
「キミはムカつくから念入りにいたぶることにするよ。四肢を千切り取ってアソコを潰した後にお尻の穴から鉄パイプをぶっ刺してあげる。」
「ぐぅぅ!」
 そう言いながら鋼太郎の首を掴んでいる方の手の力を強めていく。苦しげなうめき声を上げながら鋼太郎は拘束から逃れようとニナの腕を掴むが、彼女の細腕は見た目と
裏腹にビクともせず手を放させる事が出来ない。
「や、やめろぉ!」
 吉田が抵抗とばかりに吊り下げられながらもニナに何度も蹴りを入れる。それなりに勢いに乗った彼の足が少女の引き締まった太腿に当たるが彼女は怯みもせず、絶対領
域から見える彼女の褐色の肌には痣ひとつ付いてなかった。
「鬱陶しいなぁ…キミみたいなただの人間がボクに敵うわけないで―――しょっ!」
 吉田の抵抗はニナにとって何のダメージもなかったが、何度も蹴りつけられるのが流石に煩わしかったらしく、吉田は個室ドアに向かって無造作に投げつけられた。
「がっはぁっ…!!」
 けたたましい音と共に吉田はドアを突き破り、その先にある小便器側の壁に激突する。痛みと衝撃で動けなくなった吉田はそのままズルズルと倒れ込んでしまった。
「キミは最後に殺すからそこで無様に転がってなよ。後でたっぷり可愛がってあげるからさ。」
 横たわる吉田を見下しながら、ニナは鋼太郎を掴んだまま近づいて苦痛に顔を歪める彼の顔を踏みつける。

154旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 14:14:06 ID:Dnx2tLSY
「ぐぅっ……クソぉ……。」
「アハハッ!トイレの床に転がってきったなーい♪ボクに一矢報いれるとでも思ったのかなぁ?」
 苦悶の表情で悔しがる吉田。そんな彼を水着食い込ませた割れ目を見せつけながら、埃などで汚れた光沢ニーソックスの足裏で横っ面をグリグリと踏みしめ見下す怪物少
女。倒れた弱者を圧倒的強さで虐げる優越感にニナはニヤニヤと笑いながら浸っていた。
 そして、その隙を彼、鋼太郎は見逃さなかった。
「今だ!」
 鋼太郎は自分の腕をニナの眼前に持って行き、手に持っている物体からシューッと何かを吹き付けた。
「あ゛あ゛ああああああああああぁぁぁーーーーーーーっっっ!!!」
 突然ニナは獣のような叫び声をあげ、鋼太郎を放して両手で顔を抑える。足が退けられた吉田は痛む体に鞭打って起き上がり、吉田の手に持っているものを見た。
「ああっ!俺の催涙スプレー!」
 それは吉田が持って来ていた催涙スプレーだった。あの時ニナに蹴り飛ばされ、廊下に放置されていたものを鋼太郎が道中で拾っていたのだった。
 至近距離で吹き付けた催涙スプレーは眼鏡など何の防御にもならずニナの顔面に命中し目の粘膜を刺すように刺激して激痛を与えた。
「ぐうううぅぅぅっ!!よくも、よくもこのボクにぃぃぃッッ!!!」
 ニナは両目から涙を流しながら激昂し、闇雲に腕を振り回して周りの物を手当たり次第に攻撃し始める。幸いにも催涙スプレーに目を潰されているおかげで2人に狙いを
付けられなかったが、無造作に放たれた拳は木製の個室トイレのドアをバラバラに粉砕し、コンクリート壁をハンマーで殴りつけたように蜘蛛の巣状の大きなヒビを入れて
くぼみができていた。
「い、今のうちに早く逃げましょう!」
 あまりの力に2人とも動く事が出来なかったが、いつまでもこうしておられず鋼太郎は吉田に声を掛ける。だが、ニナはその声を聞き逃さなかった。
「逃がさないっ!絶対に殺すぅぅぅぅぅぅっ!!」
 声のする方、吉田のいる方向を向き、ニナは文字通り殺人級のパンチを振り放った。
「危ねぇっ!」
 間一髪のところを鋼太郎が吉田を押し倒しニナの拳を避ける。拳はそのまま近くの小便器を粉々に砕き、繋がっていた水道管もまとめて破壊した。

バッシャアアアアアアッ
「うわっ…ぷっ!」
 破壊された水道管から大量の水が勢いよく噴き出し、ニナの顔面に浴びせかけた。
「わぷっ!何…これぇ、うぷ……く、臭いぃっ!うえぇ……!」
 長年放置され続けた水は泥のように濁り、咄嗟に出した腕では防ぎきれず、綺麗な銀髪や褐色肌、メタリックブルーのコスチュームを腐った匂いと共に茶色く汚していく。
場所がトイレと言うこともあり色や悪臭も合わさって彼女は嫌悪感に顔を歪めたが、突然のことに対応できず、彼女はそのまま顔から汚水を浴び続けていた。
(あの水圧…、まだ貯水タンクに水があるのか。そういえばこの校舎は閉鎖になったまま手付かずで放置されてたんだったな……)
「い、今のうちに早く!」
 噴き出る水道水を見て、吉田は潜入前に調べていた旧校舎の情報を思い出してたが、鋼太郎に呼びかけられ今は逃げるのが先決とハッとなった。
「あ、ああっ!」
 ニナが汚水を浴びて怯んでいる隙に2人は急いで立ち上がり男子トイレから脱出した。
 できるだけ距離を放すように廊下を走り抜け、少年たちは次にどうするかを考える。
「何とか…逃れられましたけど、次はどうすれば……。」
 とりあえず危機は脱したが状況は一切好転していない。催涙ガスもトイレの水もその場しのぎにしかならず、彼女の身体能力ならあっという間に追いついてしまうだろう。
おまけに埃だらけの校舎内ではすぐに見つかってしまい、さっき提案したような校舎内で隠れてやり過ごす方法は使えないことが分かってしまった。頼みの綱のパートナー
は未だ合流できていない、まさに絶体絶命な状態である。

155旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 14:14:41 ID:Dnx2tLSY
(く、仕方ありません、危険ですが校舎の外に逃げるしか……)
 鋼太郎が悩んでいると突然吉田が声を上げた。
「なぁ、アンタ!屋上へ向かわないか!」
「屋上!?そんなところに逃げたら余計に!」
 屋上に向かうドアはただ一つ、そんなところに逃げても返って追い詰められてしまう。
 吉田の発言に異議を唱えると彼はさらにとんでもないことを言い始めた。
「逃げるんじゃないんだ。も、もしかしたらアイツを倒せるかもしれないんだ。」
 あまりに突拍子もない発言に鋼太郎は足を止め、吉田を制止させる。
「馬鹿な真似は止めてください!相手はただの人間じゃ敵わない相手なんですよ!?」
「でも、どうせこのままじゃ追いつかれるんだろ。ダメもとでやってみないか?」
 鋼太郎は吉田の顔をじっと見る。その顔は絶望しておらず自棄になっているようには見えなかった。
 確かに今の自分たちが何をしようと追いつかれる。鋼太郎はしばし思考し、彼に賭けてみようと決断した。
「…何か考えがあるんですか?」
「ああ、俺の記憶が正しければ……。」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

156旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 14:15:51 ID:Dnx2tLSY
いったんここまで。

157旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 15:00:20 ID:Dnx2tLSY
続きを投下します。

158旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 15:01:30 ID:Dnx2tLSY

 旧校舎、夜の屋上を月明かりだけが照らしている。
 そんな屋上と校舎内を繋ぐ塔屋の扉からペタペタという足音が近づいて来る。やがて時間稼ぎにダメ元で鍵を掛けたドアをあっさりと蹴破り、怪物少女ニナが姿を表した。
「鬼ごっこはおしまい?じゃあ、今度こそ殺してあげるよ。」
 ニナはドアの縁辺りに仁王立ちし、獰猛な笑みを浮かべながら少年を睨みつける。
 彼女は先ほどの男子トイレで汚水を浴びたまま来たようで、汚れた銀髪が濡れてぺたりと顔に張り付き、褐色の肌や眼鏡、メタリックブルーのコスチュームの上を汚らし
い茶色い水の線が下へ流れ落ちポタポタと地面に雫を落としている。
「屋上に逃げるなんてバカと何とかはって奴なのかな?」
 表面上は平静を保っているが彼女の内心は二度も取り逃がした上に催涙スプレーを吹きかけられ、身体を汚水まみれにされたことで怒り心頭だった。
「……ん?もう一人はどこにいるんだい?」
 ニナの眼前には吉田1人しか存在せず、鋼太郎の姿が見当たらなかった。彼の真後ろにある大きな変電設備は屋上の端に設置してあるためその裏に隠れることも不可能だ。
「さぁな……俺を置いて逃げちまったよ。」
「下手な嘘は止めなよ。キミ達が2人ともここに来たっていうのは分かってるんだから。」
 彼らの足跡はどちらもこの屋上に続いており、そこから逃げるには彼女が立っている搭屋のドアを通る以外他ない。屋上からロープか何かで逃げようにも四方を囲む背の
高い落下防止用フェンスが外へ出るのを阻んでいる。
 ニナは吉田が妙な真似をしないよう用心しながら、辺りを見回すが、やはり鋼太郎姿はない。先に吉田だけでも始末しようかと思ったが、彼女はふと別の考えを思いつい
た。
「…ねえ、さっきの奴が何処にいるか教えなよ。今なら特別にキミだけ見逃してやってもいいよ?」
 ニナは吉田に交渉を持ちかけた。
「本当だよ?誓ってもいい…。そうだ!教えてくれるんならこんなのはどうかい?」
 そういってニナは小振りな胸を揉み上げ競泳水着の股布をずらし無毛の割れ目を露わにする。
「ボクの"ココ"をたっぷり味あわせてあげるよ…。自分でいうのも何だけど締りが良くて、最高に気持ちよくさせてあげられる。おっぱいだって小さ目だけど感度は最高な
んだ。」
 誘惑するニナの太腿を汚水以外の透明な液体が流れ、吉田の方に再び甘酸っぱい匂いが漂ってくる。
「ボクの体を生きたまま堪能するなんてキミが初めてだよ?見ず知らずの奴のために体を張って死ぬよりよっぽど良い思いができると思わないかい。」
 もちろんニナに約束を守る気などなく、聞き出した後に反故にして絶望させながらいたぶり殺すつもりだった。
 そして吉田もそんなことは分かっていた。催淫の香りを振り払い、吉田はニヤリと笑う。
「やけにアイツを用心してるな。そんなに怖いのか?」
「…あ?」
 予想していなかった突然の挑発に、ニナは一瞬何を言われたか理解できず言葉を失う。今まで獲物から命乞いや断末魔の悲鳴しか聞いてこなかった彼女は自分が馬鹿にさ
れたと気付くのに少し時間が掛かった。
「…お前、今、何て……。」
「そうだよなぁ…。どうやら今まで獲物に反撃されたことなんて無さそうだしな。それがただの人間に良いようにやられて、バカみてぇな水着姿で追いかけまわすハメにな
ったんだ。何されるか怖くて仕方ないんだろ?」
 吉田はニナに構わず罵倒を続ける。彼女の眉がピクピクと痙攣し、怒りで肩が震るわせているのが判った。全身から放たれる殺気に吉田は怖気づきそうになる。しかし作
戦を成功させるためにもここで怖気づくわけにはいかない。彼は勇気を奮い立たせ更に罵倒した。
「ハ、ハハッ。美少女殺人鬼?鏡を見てみなよ。便所の水で濡れて、ドブ臭いまで匂い漂わせて、まるでドブネズミだぜ。う、裏でコソコソ動いてる怪物少女のお前にはそ
の惨めな姿がお似合いだなぁっ!」
 ニナは暫く顔を伏せ、長手袋の手を固く握りしめて怒りに震えていたが、それがぴたりと止まった。今までと違う底冷えするような冷たい声でぽつり呟く。
「あー、もういいや……。」
 顔を上げたニナは今まで見せたことのなかった冷徹な眼差しを向け、吉田に近づき始めた。

159旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 15:02:13 ID:Dnx2tLSY
「キミからここで殺してあげるよ。死姦は反応無いからあんまり好きじゃないけど、ディルド代わり位にはなるよね……。」
 一歩一歩ゆっくりと、だが吉田が行動したらすぐに対応できるように意識を向けて彼との距離を狭めていく。
 屋上はそこまで広くなく、少し歩くだけでニナは塔屋と吉田の中間くらいの位置にまで差し掛かった。
 そしてそれは彼らの待っていた瞬間だった。
「今だ、日野っ!!」
 吉田の掛け声の次に突然、ニナの後方の上の辺りから
パァンッ
と軽い爆発音が鳴った。
「何っ!?」
と後ろを振り返ったニナの眼前には、先ほどのトイレで浴びたような茶色く濁った水が、前より強い勢いと量で突っ込んできた。
「うぶぇっ!?」
「良し!」
 水のやって来た方向、搭屋の屋根の上から鋼太郎は小さくガッツポーズを取る。彼の隣には巨大な貯水タンクが鎮座して、そのボディに大きな穴が開けて水を流し出して
いた。
 ニナを中心に辺りは水浸しになり、吉田は水に触れないように少し後ろに下がる。
「うぷっ!……ふん、また?馬鹿なのかい、こんなもの、もう効くわけ無いのが分からない?」
 またも汚水を浴びてしまったニナだったが、今回は催涙スプレーも喰らっていないため、彼女は冷静さを失ってはおらず、怒りを募らせながら冷ややかな目線を鋼太郎に
向ける。
「いいや、効くはずさコイツはなっ!」
 だが、2人の作戦はこれで終わりではなかった。ニナは再び吉田の方を向くと彼はその手に配線のようなものを持っていた。彼女がその配線を視線で追っていくと後ろの
変電設備に繋がっていることに気付く。配線の先端がパチッっとスパークするのが見えた。
(ま、まさか…。)
 吉田がやろうとしていることに気付きニナは焦りだす。
「ま、待って―――」
 彼女が止めようとしたときにはすでに遅く、吉田は配線をニナを中心に広がる水浸しの床に放り投げている瞬間だった。
「喰らえっ!」
 吉田の掛け声とともにカッと辺りが光り、床を伝って汚水まみれのニナの身体に変電設備からの高圧電流が襲いかかった。

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッ!!
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーッッッッ!!?」
 涙を浮かべた金色の瞳を限界までかっと見開き、喉も潰れんばかりに絶叫するニナ。
 バリバリバリッと音を立てて青い火花が散り、柳腰を背も折れんばかりに逸らして壊れた人形のようにガクガクと華奢な肢体をのたうち回らせる。
「あががががっががががががあががあああがああああががががががっがが!!!!!!」
 吉田が細工を施した変電設備は最大出力の電流をニナの体に流し込み全身の神経を焼き尽くす。今まで味わったことがないような激痛が脊髄を通して彼女の脳に直撃して
いた。
「ぐぎゃぎぎぎぎぎぎギィがぎゃあああぁぁああがががががギッイ゛ィいいイギィィィーーーッ!!!!」
 明滅する電光が夜の校舎を明るく照らし、可憐な見た目の美少女が発したとは思えないような声が響き渡る。
 女の子の肉体を内外から焼き焦がす電気刺激で全身の筋肉が突っ張り、スラリとした四肢に筋がくっきりと浮かび上がる。控えめな乳房は激痛電流で満々と張りつめ、先
端の乳首もビンビンに勃って体を締め付ける光沢競泳水着に抵抗するように押し上げていた。

160旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 15:02:50 ID:Dnx2tLSY
 乳首に負けじと、布越しに分かるほど完全勃起したクリトリスの下、股布を食い込ませた割れ目からはブシャァァァッと決壊したダムのごとく愛液や潮を止めどなくまき
散らす。焼かれる両脚を濡らし、汚水の水溜りに飛沫を上げながら雫を落としていた。
「があアアぁァぁあぁッがヒギィイイイィイイィイィイイいいいいぃぃぃッッッ!!!!」
 噴き出る汗が電熱で蒸発し、メタリックブルーのコスチュームに包まれた魅力的なスレンダーボディを凶悪電流が破壊する。ニナは白目をむいて舌を突き出しガクンガク
ンと痙攣させ、苦痛のダンスを踊り続けた。

 電流は数分間続き、彼女の小さな体からプスプスと白い煙が立ち上がり、辺りには髪と肉が焼けるような嫌な匂いが漂う。
「があぁ…あぐぁぁぁ……あ……ああぁ…ぁぁぁ……っっ!!!」
 次第に耳をつんざく様な断末魔の咆哮が弱くなり、体の動きも小さくなってくる。
 電流に耐え兼ね、変電設備がショートして電撃が収まった時には、彼女は体をピクピクと弱々しく痙攣させるだけになった。
「がっ……!あ……、はっ………ぁん……」
 鼻から抜ける喘ぐような声を上げた後、ニナは項垂れるように涙と涎でベトベトの顔を俯かせ、立ったまま完全に動かなくなった。
 シミ一つなかった瑞々しい褐色の肌は焼け焦げ、白煙を上げながら立ち尽くす銀髪美少女。
 身体を窮屈に覆ったテカテカの光沢を放つメタリックブルーの競泳水着や長手袋、ニーソックスは電撃の威力で焦げ付き破け、所々できたて穴から肌が露出。右胸や腹部
の部分からは形の良いヘソやツンと勃ったピンク色の乳首が丸見えになり、お尻の部分も穴の空いた個所から引き締まった尻肉が見え隠れしていた。
 ぷっくりと膨らんだクリトリスが浮かぶ股間からは黄色い小水がチョロチョロと力なく垂れ流れ、内股気味の細い脚を伝い落ちている。
 拷問のような電流地獄を受け、アイドル顔負けの可愛らしさを持ったエキゾチックな美少女殺人鬼の姿は見るも無残な姿に変わり果てていた。
「や、やった……のか?」
 自らが引き起こしたとはいえ電流のあまりの威力と見た目は幼い女の子がズタボロに破壊される凄惨な光景に吉田は少し罪悪感を感じる。
「ええ、手応えはあったと思います。本当に上手くいきましたね。」
 鋼太郎はこのような事態に慣れているのかこの惨状を冷静に把握し、ニナが完全沈黙したのを確認してから搭屋から降りてきた。
 今回の作戦は男子トイレでの催涙スプレーと水道管の水の噴出、教室で見たLEDランプ、そして事前に調べていた旧校舎の構造を思い出して吉田が考え付いたものだっ
た。
 あのLEDランプは教室のコンセントに繋がって光っていた、即ちこの旧校舎はまだ電気が生きている、またはニナが使えるようにしたと考えられた。それと男子トイレ
での件で貯水タンクにまだ水があることを合わせて、屋上にある変電設備を利用してニナを感電させようとしたのだ。催涙スプレーが効いたことから神経は普通の人間とさ
ほど変わりはないと考えられたのも理由の一つだった。
 かくして、ニナを屋上に追い詰められる振りをして誘い出し、鋼太郎の持っていた小型爆弾(工作用らしい)使って貯水タンクに穴をあけて彼女と周りを水浸しに。細工
を施した変電設備を使ってそこに漏電させたのである。

「…死んだのか?」
 動かなくなったニナの様子を確認するため吉田は恐る恐る近づく。
 物言わぬ美少女の痛々しい姿、破れて肌の露出したコスチュームや失禁に濡れた太腿が背徳的な色気を放つが、今までの彼女の蛮行を目の当たりにしている手前、流石に
劣情は湧かなかった。
「P.P.シスターといえどこれだけの電流を受ければ流石に……でも、用心してください。」
 鋼太郎も一緒に近づくが、少女の体は依然動く気配を見せない。
 吉田はいざと言うときのために催涙スプレーを構えながら思い切って彼女の肩に触れるが、焦げた銀髪が風に揺れるだけで何の反応もなかった。
「ピクリとも動かないな……。」
「気を付けてください吉田さん!死んだふりと言う可能性もあります。」
 吉田のうかつな行動を鋼太郎が咎めるが、やはりニナは電源の切れたロボットのように立ったまま死んだように動かなかった。その様子に吉田は徐々に余裕を取り戻し始
める。

161旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 15:03:25 ID:Dnx2tLSY
「流石に考え過ぎじゃないか?見た感じそんな演技ができるほど頭良さそうには感じなかったぜ。」
 少し気を緩めた吉田は顔を屈め、俯いたままのニナの顔を覗き込む。電流の衝撃かヒビの入った眼鏡越しに見える釣り目気味の大きな目は、血走った状態で上を向き、金
色の瞳は瞳孔が開いていた。口は半開きのまま涎が流れ、呼吸をしているようには見えなかった。
「ほら、やっぱり――――」
 と、吉田が言いかけた時である。白目をむいていたニナの瞳が突然、

ギョロリッ
と吉田の方を向いた。
「ひっ!」
 突然のことに吉田は小さく悲鳴を上げたが、次の瞬間ニナの腕が彼を掴み、ドッヂボールの球のようにフェンスに向かって思い切り投げつけた。
 まるでワイヤーアクションのように投げ飛ばされた吉田はフェンスに激突しても勢いを殺しきれず、そのままフェンスを突き破って屋上の外へ投げ出される。
「うわああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「吉田さんッ!」
 叫び声と共に落下し、夜の闇に消える吉田の姿。あまりに一瞬で起こった出来事に鋼太郎は彼の名を呼ぶことしか出来なかった。
「まず一人…」
「はっ!?」
 そして鋼太郎が視線を戻すと、すぐ目の前にニナの顔が映り、そのことに反応する前に鋼太郎の体は中を舞い、吹き飛んだ。彼が自分も吉田と同じように投げられたと理
解したのは搭屋の壁に激突してからだった。
「ぐっふぅっ!」
 コンクリートの壁に叩きつけられ肺の空気が強制的に吐き出される。全身を打ちのめされ沈み込む鋼太郎に、ぼろ雑巾のようなニナが目の前までヨロヨロと近づき、ガク
ッとくずおれるようにして立膝になった。
 破れかけた長手袋の両手で彼の肩を掴み、身体を跨るような体勢で鋼太郎を抑え込む。月明かりをバックにニナの影が鋼太郎を覆っていた。
「ハァッ……ハァッ……。ボクが……ここまでされるなん……て……初めてだよ……。」
 腰を下ろした状態の鋼太郎にはたから見るとこれから行為に及ぶような姿勢で目線を近づけ、口付けしそうな距離でニナは荒い息を吐きながら話しかける。ヒビの入った
眼鏡越しに見えるその眼はやっと獲物を捕らえた飢えた肉食獣のように爛々と輝いていた。
「ま、まさかまだ、動けるなんて……。」
「さすがに……ぐっ、さっき…のは…危なかった……よ……。ボクも…耐えられる……とは……思わなかった……。」
 実際彼女の体のダメージは小さくなく筋肉も内臓もズタズタで全身を激痛で苛まれていた。
「でも……ボクは……耐えきってやった……。ハァ…ハァ…後は…ボクの体の……治癒力で…動ける状態に…なるまで……じっと耐えたのさ…!」
 ニナは、改造人間P.P.シスターは常人よりはるかに優れた自然治癒力を持っていた。彼女はそれを彼ら悟られぬよう息を止め、死んだフリをして電流に焼き尽くされた
肉体を少しずつ癒していたのである。
 とはいえ、それでも完治とはいかず、その小さな体は黒焦げの見た目通りボロボロで、小さく震える四肢を気力で動かしている状態だった。
「フ、フフフッ……完全には……ほど…遠いけど…今のキミを…殺す…のには……十分だ。」
 息も絶え絶えの話し方だったが、その声からは今までの見下すような余裕は消えうせ、純粋な殺意を鋼太郎に向けていた。鋼太郎はどうにか逃げ出そうとするが肩をガッ
シリ掴まれて動く事が出来ない。
「そう…殺すんだ……。ハァ…ハァ…ハハッ……遊ぶのは…もういい……。キミ達……いや、キミは…今すぐ……ここで……殺す!」
 肩で息をしながらニナは右手を持ち上げる。その小さな手は手刀の形をして鋼太郎の心臓に狙いを定めていた。
「…じゃあ……死んでよ!」
 いたぶることもせず、手刀はシンプルで実直な死刑宣告と共に槍のように突き出された。その手は1秒もかかることなく自身の胸を貫くことは間違いなかった。
 絶体絶命の光景、絶対的な死が迫り、鋼太郎は近づくニナの手をスローモーションのように映る。

162旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 15:04:06 ID:Dnx2tLSY
(もう…ダメか……小夜さん……)
 逃げることも避けることも出来ない。完全に打つ手がなく、どうしようもなくなった鋼太郎は目をつむる。
 そして――――

 ブシュッ
 何かが突き刺さる音が聞こえた。
 しかし、鋼太郎の最後の時は何時までたっても訪れない。恐る恐る目を開けてみると、目の前のニナが手刀を止めて彼女の下半身の方を唖然と眺めていた。
 鋼太郎も釣られて目線を下に移すと彼にかかっていたニナの影から一本の黒い刃が生え、彼女の秘所の真ん中を深々と貫いていた。
「は…?えっ……?」
 ニナは自分に何が起きたのか理解できず、間の抜けた声を上げる。やがて自分の股間を刺し貫かれたのだということが分かると、股を抑えて泣き叫んだ。
「がっ!?ぐぎいいいいいいぃぃぃッッッ!?な、何でっ!ボクの……ボクのオマンコがああぁぁぁぁッッッ!!!」
黒い刃が影の中に戻るようにしてニナの股間から抜かれ、彼女は秘部から鮮血をボタボタと落としながら悶絶する。
「この刃は、あの人の"影送剣"!」
 絶望に染まっていた彼の表情が明るくなる。鋼太郎はこの黒い刃に見覚えがあった。
 スタッと上の方から何かが着地するような音が聞こえ、鋼太郎は搭屋の方を見上げる。
 搭屋に設置された貯水タンクの上に一つの人影が立っていた。
「すまない、鋼太郎君!待たせてしまった!」
 屋上に凛とした声が響き渡る。そこには黒い瞳と黒いストレートの長髪、黒いロングスカートのセーラー服に黒いグローブとタイツ、柄から刃まで黒い刀に黒い三度笠被
った全身黒ずくめの美少女が立っていた。
「小夜さんっ!!」
 鋼太郎に小夜と呼ばれた黒ずくめの美少女は貯水タンクから跳び、屋上の地面に華麗に着地する。
「私が来るまで待機してほしかったのだが、でもキミが無事で良かった。」
 その喋り方は堅苦しいながらも声色は優しく、話し方も親しげだった。
「それに"彼"もね…」
 そう言って彼女は小脇に抱えていたものを下ろす。人一人分くらいの大きさのそれは地面に無造作に落とされ、ぐえっとうめき声を上げた。
「吉田さん!」
「彼がいきなり上から落ちてきて驚いたよ。でも、お蔭でキミと合流する事が出来た。」

 少し時間を巻き戻す。
 鋼太郎と合流するため少し遅れて旧校舎の前にやって来た小夜は上の方でけたたましい音が鳴るのを聞き、上を見上げる。そこにはニナに屋上から投げ出され、落下する
吉田の姿があった。
「いけないっ!」
 それを見た彼女は人間離れした跳躍力で落下する吉田をキャッチする。彼は落下の恐怖で気を失っていた。
(屋上から人…。まさかもう何か起こっているのか!?)
 小夜は危機感を覚え、吉田を抱えたまま校舎の出っ張りなどを利用してさらに跳躍し、急いでそのまま彼が落ちてきた屋上に向った。
 給水タンクの上に着地した小夜の見た光景は今まさに鋼太郎がニナに殺されようとしている瞬間だった。
(ここからじゃ、間に合わない!仕方ない!)
 彼女は自身が持つ黒い刀を抜き、その刀身を自分の影に刺し込む。刀身は影の下の貯水タンクには刺さらず、まるで水に入れるかのよ影に飲み込まれた。
 彼女の一族が持つ特殊な剣技の一つ影送剣。影を介して刀身送り込み相手を刺し貫く人知を超えた秘剣によって、刀はニナの股間に突き刺さり、彼女の行動は阻止されの
だ。

163旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 15:04:41 ID:Dnx2tLSY

 そして間一髪で鋼太郎を救い出し、現在に至る。

「狙いを定めるのが難しい技だから、上手いこと"急所"に当たって良かった。」
 そう言って未だに痛みに悶える銀髪の少女、ニナを睨みつける。ニナは股間の痛みをこらえながら立ち上がって距離をとり、小夜を睨み返した。
「ぐうぅぅぅ、また……また、お前かあああぁぁぁぁっ!!!」
 背中を傷付けられた怨敵にまたもや不意打ちを食らい、おまけに今度は自身の秘部を無残に斬り裂かれたのだ。
 何人もの男のモノを咥えこみ死ぬまで搾り取りながらも綺麗な形を保った、彼女の密かな自慢だった名器を破壊され、ニナは激痛と屈辱に涙を流しながらも、吠えるよう
に激昂した。
「また、ボクの邪魔をして……。ボクの大事な……オマンコにこんなにっ……!!これじゃあ誰も犯せないじゃないかぁぁぁっ!!」
 傷付いた股間を両手で抑え、自分勝手な怒りで叫ぶニナ。
 股間の傷は深く、膣道を切り裂き、子宮の奥まで刃は突き刺さっていたようで、愛液が混じった血が止めどなく溢れて競泳水着の股布や股間を抑えた長手袋を赤く滲ませ
ている。痛みに耐えて内股気味に震える両足は流血で何筋もの赤い線が走り、足元の水溜りにもその赤色を混じらせていた。
「お前の汚らしい穴にはこの刀で十分だ。それに、もうそんな心配をする必要もない……。」
 鋼太郎とは対照的にニナに冷ややかな言葉を投げかけ、小夜は傷だらけの美少女に返り血の付いた黒刀を向ける。パートナーが傷つけられたこともあって彼女の方もその
瞳に静かな怒りを湛えていた。
「今日ここでお前は逝き果てるからだ。文字通りな……。」
 黒衣の美少女剣士と銀髪の美少女殺人鬼。こうして彼女達は夜の屋上で再び相対した。

「今度は逃がさない。最も、その傷ではもう逃げられないだろうがな。」
 小夜が言うまでもなく、今までのダメージでニナは満身創痍だった。P.P.シスターの回復力で、動けるようにはなっていたが、焼け焦げた肉体は未だ完治していない。
常に体中を熱した針で突き刺されるような激しい痛みが走り、刀何かに仕掛けがあったのか背中の傷と同様に刺し貫かれた秘部の傷は治りが遅く、失禁したように血が流れ
て止まる気配がない。もういつ倒れてもおかしくない状態だった。
「どいつもこいつもボクをコケにして……っ!ボクを!ボクを誰だと思ってるんだっ!ボクは最強の美少女殺人鬼P.P.シスター・ニナちゃんなんだぞっ!」
 だが、それでも彼女は電流に焼かれてなお可愛らしさの残る幼い美貌を歪め、歯を食いしばって立ち続ける。
「ただの人間なんかボクになす術もなく犯されてっ!射精してっ!搾り取られてっ!絶望しながらグチャグチャに殺されるだけの存在なのにッ!」
 体のどこの傷よりもあの日付けられた背中の斬り傷が疼く。ボロボロの怪物少女を動かすのは人を超えた力を持つ存在になったことへの優位性からくる自尊心と可愛いく
美しい自分を再三、散々痛めつけた彼らを絶対に惨殺するという殺意だった。
「殺してやるっ!ボクの楽しみをメチャメチャにした、お前らを……グチャグチャに殺してやるよおおおぉぉぉぉっっっ!!!」
 ニナは怒り食ったかのように叫び、傷付いた体に鞭打って小夜に突撃する。
「来るか!鋼太郎君は後ろに行くんだっ!」
 鋼太郎を下がらせ小夜もニナを迎え撃つために走り出た。
 お互いに相手に向かって猛然と駆ける2人。互いの距離がどんどん近づいていく。
3メートル
2メートル
1メートル
あわや激突となるような至近距離、突然、ニナはフェイントをかけて方向を変え小夜の横を通り過ぎた。
「何っ!?」
「アハハッ、バーカ!ボクの狙いはこっちだよっ!」
 振り返る小夜を嘲笑い、そのまま走るニナ。彼女の向かう方向には鋼太郎と気絶していて彼に引きずられて運ばれる吉田の姿があった。ニナは小夜と直接戦おうとはせず
彼らを人質にして、状況を有利に運ぶつもりだったのだ。

164旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 15:05:19 ID:Dnx2tLSY
(くっ、怒っていても我を忘れてはいなかったか……。)
 極限の状態でも残るニナの狡猾さに小夜は心の中で舌打ちしながら、後ろを向き直って彼女を追う。しかし、完全に一手遅れてしまい、既にニナは鋼太郎たちを目前に捕
らえていた。
「また影から出る刀を使ってみるかい?間に合う自信があるならね!」
 どちらにしろそれは出来なかった。小夜の影送剣は対象が動いてない時に影から攻撃する奇襲用の技。大きく動いている影では座標を決める事が出来ず、今のニナに使用
することはできなかった。
「コイツらを盾にしてどれくらい戦えるか見せてもらうよ!」
 鋼太郎は必死に意識のない吉田を引きずってニナから離れようとする。しかし、人一人を運びながらの歩みは例え相手が一般人でも追いつかれるほど遅かった。
「貰ったぁっ♪」
 彼らはもう逃れられない。獰猛な笑みを浮かべてニナは少年たちに右手を伸ばした。

 ところが、彼女の腕は彼らに触れることが出来きず、空を切る。
「……え?」
 突然自分の右手の感覚が無くなり、不思議に思ったニナは自分の右腕を見た。彼女の右腕は手首から先が綺麗に切断されていた。メタリックブルーの手袋に包まれた右手
が宙を舞い、ボトリと地面に転がる。
「うわあああああぁぁぁぁっ!?ボクの手ぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」
 切断された右手首からスプリンクラーのように血を噴き出させニナは悲鳴を上げる。痛みよりも、いつの間にか手を斬り落とされた驚愕の方が強かった。
(な、なんでボクの手が!?アイツの刀の届く距離じゃないのに!)
 慌ててニナが後ろを振り向き、さらに驚愕した。
「な、何なんだよそれぇ……。」
「"影伸剣"。さっきの影送剣は本当に緊急だったから使ったが、距離を埋めるのならば他にも方法はある。」
 そこには影のようにさらに黒くなった刀身が小夜の刀から長々と伸び、まるで蛇のように自在に動いているのが見えた。それを見てニナは、あの刃を伸ばして自分の右手
を切り落としたのだと言うことを知った。
「うぐうぅぅ、また変な技使ってきてぇぇぇ……。」
 せっかくのチャンスを奇怪な技で潰されて苦虫を噛み潰した表情で呻くニナ。そんな彼女の隙を見逃すはずもなく、小夜は瞬時にニナの懐に近づく。
「早く…2人から離れろっ!」
 小夜は刀を持っていない方の手を焼け焦げた肌がむき出しの右胸に当て、掌底を放った。
「げうっ!!」
 ズドンッと激しい音が鳴り、ニナの控えめな乳房がひしゃげ、勃起した乳首が潰される。
 銀髪少女の小柄な体はそのまま後ろへ吹き飛ばされ、鋼太郎たちから遠ざけられた。
 地面をゴロゴロ転がり傷付いた体を汚しながらもニナは体勢を立て直して立ち上がる。小夜の掌底によって彼女の右乳房は青紫色のアザが浮かび、衝撃で折られた肋骨が
肺を傷つけてむせるニナの薄い胸を口から溢れる吐血が濡らした。
「ゴホッ!ゴホッ!くそぉ!!調子に……。」
 その次のセリフをニナが言うことはできなかった。顔を上げた彼女の目の前には追撃を仕掛けようとする小夜の姿が迫っていたのである。これ以上下手な動きをさせない
ために小夜は接近戦を仕掛けたのだ。
「うわあぁっ!」
 ニナは破れかぶれに残った左腕で殴りかかった。人外的な速度を持った拳が迫る。しかし、小夜は最低限の動きであっさりこれを躱し、返す刀で今度はニナの左腕を二の
腕からバッサリと斬り落とした。穴の開いたメタリックブルーの長手袋が彼女の細い腕を包んだまま地に落ちる。
「ひぎゃあああぁぁぁぁぁぁーーーーーーっっっっ!!!!」

165旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 15:05:52 ID:Dnx2tLSY
 両手を失い血をまき散らしながら喚くニナ。しかし小夜はそんな彼女の痛々しい姿など歯牙にもかけなかった。この少女の為に何人もの犠牲者が出たのだているのである。
小夜に容赦する理由など微塵もなかった。
「これで、終わらせる!」
 小夜はトドメを刺すために黒刀を構えた。
「ぎっ…!舐めるなぁぁぁぁーーーーっっっ!!!」
 だが、怪物少女は諦めていなかった。ニナは必死の形相で右腕を振り、手首から吹き出す血を小夜の顔に目掛けてぶちまける。
「なっ!?くぅっ!」
 血の目つぶしが顔にかかり一瞬怯む小夜。その隙を見逃さずニナは最期の力を振り絞って、壊れかけた体を動かした。
「あああああぁぁぁっ!」
 小夜の刀を蹴り上げて落とし、ニナは小夜の顔に向かって飛びつく。股間を相手の顔にうずめるようにして小夜の頭を穴の開いたニーソの脚で挟み込み、そのまま太腿で
彼女の首を締め上げだした。
「ぐうぅぅ!離せ!」
 小夜の顔面をニナの血まみれの股間が押し付けられ、柔らかく湿った不快な感触が広がる。
 ニナの脚を掴み放そうとするが、死力を注いだP.P.シスターの力に、常人より優れた身体能力を持つ彼女でもビクともせず、その首が徐々に締まって言った。
「ア、アハハッ!このまま…ボクのオマンコを味あわせながら首をへし折ってやるよぉ!!」
「小夜さんっ!!」
 ニナは勝利を確信し全力で脚に力を入れる。血糊で目を塞がれ、刀を拾うことも出来ず、顔面をニナの股間が覆っているので目を拭くことも出来ない。苦しげにする小夜
に鋼太郎は悲痛な声を上げた。

 やがて小夜の両手がニナの脚から離れ、ダラリと垂れ下がった。
「やっ……!」
 ついに小夜が力尽きたと思いニナは思わず「やった」と声が出そうになる。
 だがそれは間違いだった。
「汚ならしいものを……押し付けるなっ!」
 小夜は袖口から小刀を取り出すと股間を押し付けるニナの肛門にそれを思い切り突き刺した。
「ぶぎいいいぃぃぃぃーーーーーーーっっっ!!?」
 下品な叫び声をあげてニナの身体が反り返る。予想外からの激痛に彼女の太股の拘束が緩んだ。
 小夜は再び脚を掴み、ニナの体を無理やり引きはがして思い切り地面に投げつける。
「ぶぎゅっ!」
 ニナはうつ伏せに地面に叩き付けられ、その衝撃で刺さっていた小刀が抜ける。まるで排便するように無様に血が噴き出し、銀髪少女のキュッと引き締まった可愛い臀部
も股間と同じように赤く染まっていった。
「ぐ、があああぁぁ…ボ、ボクのお尻ぃぃぃ」
 苦しみ悶えながら身体をのけ反らせ、肛門を手で押さえようとするが、両手は既に切断されているためそれさえできない。ニナは両手と下半身から血をまき散らしながら
ゴロゴロのた打ち回った。
 ふと、ニナの上に影が差す。彼女が見上げると、月をバックに黒衣の美少女、小夜が目の前に立って見下ろしていた。その手には拾い戻した黒刀が握られ、月光で反射し
ている。
「ひっ…!」
 打つ手の無くなったニナ。今までと違った怯えるような小さな悲鳴を上げ、両足だけで器用に起き上がると小夜から距離を取ろうと背を向けて逃げるように走り出した。
しかし、小夜はこれを逃がさない。

166旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 15:06:27 ID:Dnx2tLSY
「伸影剣!」
 蛇のように伸びる黒い刀身がニナの右太股を斬り飛ばす。バランスを崩したニナはそのまま地面に倒れ込んだ。
「ひぐっ!ひ、ひぃぃぃぃぃ!」
 それでも諦め悪くニナは死にかけの虫のように体を引きずりながら地面を這って逃げようとするが、それも屋上のフェンスに阻まれてしまった。
 仰向けになって振り返れば、自分を殺す黒衣の処刑人が迫ってくる。身体は焼き焦がされ、四肢の4分の3を失い、もう起き上がることも出来ない。世間を騒がせた、怪
物少女の命運は尽き、ただ殺されるのを待つばかりだった。
「ご、ごめんなさい…許してください……。」
 完全に心が折れてしまったニナは追い詰める小夜に涙を流して命乞いをする。血の滲んだ競泳水着の股間から再び失禁して、地面に広がる流血の赤を薄めていた。
「もうしませんから…。な、なんでも言うこと聞きます……。だからお願いだから殺さないで……。」
 今までと打って変わったしおらしい姿はまるで外見通りのか弱い少女を思わせるようだった。が、今さらそんなことで許すような小夜では当然なかった。
「そんな虫のいいことが通るわけが無いだろう……。私のやることに変わりはない!」
 小夜は片足を後ろに引き上げる。狙いはニナの股の間、色々な液体に濡れた彼女の秘部だ。
「い、嫌だっ!ボク、まだ死にたくない!こんな痛い思いして死ぬなんて嫌だっ!!た、助けて、嫌、嫌だぁぁぁぁぁーーーーーーっっっ!!!」
 小夜は片足を振り放ち、泣き叫ぶニナの股間を思い切り蹴り上げた。グシャリと彼女の恥丘は完全に潰れる。股間から零れる血と尿が尾を引きながら打ち上げられた無残
な体がフェンスを越えた。
「ぶげぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁっ!」
 不細工な声を上げながら月夜の空に舞う、破れたメタリックブルーのコスチュームに包まれたズタボロの銀髪美少女。そんな彼女を追うように小夜も跳躍しフェンスを足
場に、さらに高く跳び上がった。両手で持った黒刀を上段に構え唐竹割の要領で滞空していたニナの股間の割れ目に振り下ろす。

 ズシュッ
「がっ……げぅ……っ!」
 蓄積されたダメージでニナはもう声も出なかった。
 黒い刃が股間の半ばまで斬り込まれたまま、彼女は小夜と一緒に屋上から落下する。死が迫り、秘部を無残に引き裂かれながら地面に落ちる光景がニナにはスローモーシ
ョンで映った。
(ボクの…ボクの綺麗な体が……可愛い顔が……オマンコも…お尻もズタズタで……嘘だ…ボクは……無敵の存在になったはずなのに……これからも殺して…犯して……誰
もボクに勝てるはずないのに……こんな…こんな終わり方……っ!)

「嫌ぁ――げビぃっ!!」
 絶望に包まれながらニナは校庭の地面に頭から叩き付けられ、それと同時に小夜の黒刀が無毛の割れ目を、ヘソを、控えめな胸の中心を、チョーカーごと首を、銀髪で眼
鏡を掛けた童顔の可愛らしい顔を一気に真っ二つに斬り裂いた。
 2つに分かれた体はしばらく残った四肢をバタつかせて痙攣してたがやがて力尽きて動かなくなった。
 怪物少女、改造人間P.P.シスター・ニナ。美少女の姿をした殺人鬼の化け物はメタリックブルーの布きれが纏わりついたぼろ屑と化して完全に絶命した。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

167旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 15:07:01 ID:Dnx2tLSY
「ん……?」
 吉田が目を覚ますと旧校舎の入り口の前に寝かされていた。もうすぐ夜明けなのか東の空がうっすら白んでいる。
「お、目が覚めたみたいですね。」
 彼が起きたことに気付き鋼太郎が顔を覗き込む。すぐ隣には吉田が知らない黒づくめの美少女――小夜も立っていた。
「あんたは…?」
「私は小夜。彼、鋼太郎君の言ってた仲間だよ。」
 小夜は軽く自己紹介を済ませる。白い肌、長く滑らかな黒髪に切れ長の瞳、ニナに勝るほどの美少女に普段だったら目を奪われていたかもしれないが、今の吉田はそれよ
り現状の把握が優先だった。
「俺は…たしか屋上から落とされて……そうだ!アイツは?あの怪物少女は!?」
 目覚めたばかりで働いていなかった頭が段々と冴え、自分がどうなったのかを思い出す。吉田はあの銀髪の美少女殺人鬼がどうなったのか、鋼太郎と小夜に向かって尋ね
た。
「もう終わったよ…」
 そう言って小夜が吉田の隣にあるものを指さす。そこには合成繊維で出来た寝袋ほどの細長いバッグのようなものが置かれていた。バッグの膨らみから中に人一人分くら
いの"何か"が入っているのが見て取れ、彼女の台詞と合わせて、彼は全てが終わったことを悟った。
「あんたがやったのか……?」
「ああ、これでもう怪物少女の騒ぎは起こらないだろう。」
 小夜は事も無げに答える。吉田はその言葉を疑うことはなかった。見た目が当てにならないことは今回の件で痛いほど良く分かった。それに、気絶して現場は見ていない
が、自分が生きていること自体が何よりの証拠だった。この少女が鋼太郎の言うように本当にあの化け物を倒してしまったのだ。
「あんた達は、一体何者なんだ?」
 吉田は彼女たちに当然ともいえる質問をした。
「うーむ、我々のことなど知らない方が良いんだが…。」
「多少は教えた方が後で詮索されて危なくなるよりはいいと思いますよ。」
「むぅ、仕方ない…。」
  鋼太郎に促されて渋々、小夜は自分たちのこれまでの経緯を掻い摘んで話した。

「つまり、僕達は世界を守る秘密組織エージェンントみたいなもので――痛っ!」
「調子に乗るな、君は民間協力者。ただの一般人だろう!」
 茶化すように答える鋼太郎を小夜が小突く。その遠慮のなさは、まさに相棒と言った感じの親しさがあるようだと吉田は感じた。
「大体、私と合流せず先行して、もう少しで君も犠牲者になるところだったんだぞ!」
「で、でも、結果として彼を助けられたじゃないですか!」
「それだって私が間に合わなかったらどうなっていたことか。」
 2人で言い争い、と言うより小夜が説教をしているのを眺めながら、吉田はふとある疑問が浮かび上がった。
 それは即ち――、
「と、ところで俺はどうなるんでしょうか?」
 この裏の世界を覗いてしまった自分の処遇である。
「まあ、暫くは病院生活だろう。今は緊張がごまかしているが全身打撲で酷いものだぞ?」
 確かに緊張が解けて全身からじわじわと痛みが戻ってきているが吉田が今聞きたいのはそこではない。
「そうじゃなくて、俺、何か大変なことの目撃者になったんですよ。その…記憶処理とか見られたものは生かしておけないとかそう言うのがあるんじゃ…?」
「それを言ったら彼はここにはいないぞ。」
 小夜は民間協力者と呼んだ彼女の相棒を指す。指差された相棒は「僕も色々無茶しましたけどね」と呟きながら困った顔で笑っていた。

168旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 15:07:39 ID:Dnx2tLSY
「まあ、口止めはされるだろうが、よほどのことが無い限りそう言うことはしない方針なんだ。私も余りしたくはないしな……。君は物分りがよさそうだし、安心したまえ。」
「それにこんな話、誰も信じませんよ。頭を心配されるのがオチですから止めた方が良いと思います。」
 確かに鋼太郎が言うように例えこのことを校内新聞に報じても、信じる者はいないだろう。
 自身も無事に戻れる。だがそれはせっかく事件の真実にたどり着いたのに結局闇に葬られる事。自身の負傷もあって文字通り骨折り損のくたびれ儲けだった。
(でも、それでいいのかもしれないな…)
 今回の件は吉田には扱い切れる気がしなかった。専門の者がいるならそれに任せた方が良いのだろう。

「それじゃあ、そろそろお別れですね。」
「我々の息のかかった病院から救急車を呼んである。怪我の理由はこちらで決めておくから暫
くは安静にするように。」
 その後、幾つか他愛のない話をしていたが、それも終わりだった。件の怪物少女は倒され、3人にこの場所に居続ける意味はもうない。
 小夜たちは"彼女"の入った死体袋を担ぎこの場を後にしようとする。
「ま、待ってくれ!」
 立ち去ろうとする2人を吉田が引き止め、彼女たちは振り返った。
「本当にありがとう…あんた等がいなかったら助からなかった。」
 吉田の心からの感謝に、小夜も鋼太郎も少し照れくさそうにしていた。
「また会えるかな?」
 吉田は尋ねる。
「会わない方が幸せに過ごせると思うぞ?」
 黒衣の美少女は皮肉っぽく答え、それから2人は再び歩き出た。
 この夜に出会った奇妙な少年少女は歩き去っていくのを吉田はずっと見送っていようとしたが、ついに体の痛みと疲れがピークに達する。遠くから聞こえる救急車のサイレ
ンをBGMに彼は三度意識を失った。

169旧校舎の怪物少女:2015/04/01(水) 15:08:16 ID:Dnx2tLSY
以上です。長文失礼しました。

170名無しさん:2015/04/07(火) 09:27:04 ID:JSMcIzhw
非常に濃密なやられと内容、素晴らしい・・・が

>>140 を 言ったら 戦争!!

171名無しさん:2015/04/08(水) 14:30:12 ID:UGvIwNdk
敵女の首は柱に吊るされるのがお似合いだ!(パパパパパウワードドン)

でも実際、そんなにケバい系熟女に偏ってますかね?
2ch時代はともかく、避難所に移転したあたりからかなり多様性増えたように思いますが。

それはそれとして力作SSごっつぁんでした。
Pixivに投下されてた絵の子ですよね。やられシーンのイラストも期待してよいのでしょうか。

172>>169:2015/04/09(木) 13:31:22 ID:FoaPHWQk
>>171
まあ、私がそう感じただけですけど、ただ自分好みのシチュがなかなか見つからない
と言うのは事実です。コスチュームすぐ破って全裸にしたり。

やられシーンは描きたいですけどいつになるかは分かりません。

173名無しさん:2015/04/15(水) 23:33:52 ID:KwIxbD/2
ここってやられがあれば不殺でもOKですか?

174名無しさん:2015/04/16(木) 07:37:04 ID:EJkOGQWQ
不殺でもいいはず。

>>1
・スレタイは「屠る」となっていますが、
 屠るかどうか(死 or 戦闘不能)も書き手次第。
ってありますし。

175名無しさん:2015/04/17(金) 22:19:32 ID:m41pL9Lc
自分は殺OK派ですがむしろ不殺派のほうが多い気が?
なので気にしなくて大丈夫だと思いますよ

176名無しさん:2015/04/18(土) 00:49:02 ID:EjbdYaNo
 落下傘を投げ捨てながら、少年は整えられた芝生の上を一直線に走り去った。
 直後、落下傘がけたたましい銃声と共に襤褸切れと化し、芝生が鉛の雨に撃たれ土煙を上げる。
「本気で撃ってきやがる、あーの馬鹿ども」
 忌々しさの感じられない、呆れたような口調で少年は呟いた。黒一色の軍服に身を包んだ彼の背丈は、どう見ても150㎝代にすら届かないだろう。
今だ声変りも来ていないその少年は迂回せずに一直線に庭を突っ切り、白い大理石で覆われた屋敷の中に突入する。


 国際警察機構内の通称「鴉」こと特殊潜入格闘操作課に所属する少年捜査官、カリグラに依頼が届いたのはちょうど1週間前のことだった。
別の捜査部門の調査で槍玉に上がっていた、とある貿易商の屋敷への潜入捜査及び被疑者の不法行為の証拠調べである。表向きは加工食品の
運輸業を営んでいるその男は、どうも裏で禁制品の密輸に手を伸ばしているらしい。職場にも同時に秘密操作が入っているとのことであり、
自宅と彼の職場、2方面同時に叩くことで彼を豚箱へと確実に送り込む寸法であった。
 まだ子供であるカリグラが職場に忍び込むのはキツいと言うことで、彼は屋敷に、それも真昼間にヘリから飛び降りて潜入するハメになった。
夜に忍び込むよりも、昼間にハデに入り込んだ方が相手も反応して自らボロを出してくれる、と当局は考えたわけだが…。

「素人さんってのは怖いもんを知らないから厄介なんだよなあ」
 そう呟きつつ、建物の壁に隠れて屋上や窓からの発砲をやり過ごすと、カリグラは近くにあった窓枠に足をかけ、ひょいと換気口の蓋に
手を伸ばした。

 音もなく床板を外し、こっそりとズラすとカリグラはあたりを見回し、一気に降下した。
 辿り着いた先はどうも更衣室だったらしい。今の所誰もいないが、あれだけ派手に撃ってくるような連中が相手なら早々に決めた方がいい。
そう思いカリグラは革グローブで覆われた手で近くに有ったロッカーをこじ開け、
「うわっ」
小さく驚いた声を挙げた。
 中には大量のビキニとアンダーショーツがハンガーにかけられてさがっていた。
「何なんだよここは。まさか水着も貿易してんのか、あの会社」
 呆れたような口調でカリグラは周囲を物色するが、どれもビキニとバスタオル、乳液など、おおよそ禁制品とは関係ないものばかりだった。
しかも匂いからして、恐らく未使用品ではない。
「どうなってんだよ」
 呆れつつも適当にペンに偽装した小型デジタルカメラで写真を撮りつつ、少年は壁に背を付けて扉を開く。

 そこに、見知らぬ女が現れた。
「へ?」
 思わずカリグラも間抜けな声を挙げる。
 なぜなら、その女は先刻までカメラに収めていた無数の写真と全く同じビキニを着用していたからだ。
 女はカリグラの眼から見てもなかなかの美人だった。年頃は十代後半だろうか。まだ少女と呼んでも差し支えの無いその女は、カリグラの顔を
見てほぼカリグラと同じような表情になったものの、すぐに血相を変え、大きく息を吸った。
「くs___________」
「覇ッ!」
 直後、カリグラの神速の掌底が女の剥き出しの腹に突き刺さる。鍛え上げられた腹筋を衝撃が貫き、中の内臓を押し上げて女の身体を吹き飛ばした。
悲鳴すら上げずに女は壁に叩きつけられ、そのままぐったりと倒れ落ち、ピクリとも動かなくなる。

177名無しさん:2015/04/18(土) 00:52:10 ID:EjbdYaNo
「…なんだよこれ」
 ぶん殴っといてこの言いぐさは無いと思いながらもカリグラは思った通りの言葉を口にする。
 女の身体はほとんど濡れていなかった。ターゲットはかなり「表」の顔も女がらみのスキャンダルで知られてはいるものの、まさか水着姿の女を
侍らせているとは思いもしなかった。しかも未成年だとしたらえらいことではないのか。
 そんなことを考えていると、ドカドカと無数の足音が廊下を鳴らす。
(今の音で感づかれた…? 3人、いや4人か)
 五感を研ぎ澄ましてカリグラは周囲を見やる。廊下は左が行き止まり、右が回廊に繋がる先。せいぜい右端までは1〜2秒で到達できるだろう。
 倒れ伏した女を見やりもせずに、少年は地を蹴り駆けだす。だが回廊に足を踏み込むよりも早く、客は訪れた。
「更衣室前の廊下だ!!」
「始末しろ!」
 その高く澄んだ声は、まさしく若い女のそれだった。

「…マジかよ」
 回廊の先からドカドカ走ってくる姿を見て、カリグラは呆れ果てた。
 彼の目線の先に映し出されたのは、豊満な胸をたゆんたゆんと激しく揺らしながら一目散にこちらに向かってくる女たちの姿だった。その白い裸身を
覆うのは、勿論黒ビキニ一丁。足元の靴も同じ黒で揃えられていた。
「いたぞ!」
「捕えろ!」
 そういうが速いか、女たちはそのまま床を蹴り挑みかかる。素手で。
「へっ、どんだけ酔狂なヤツなんだよ、標的はよ!」
 軽く右拳で唇をこすると、カリグラも女たちめがけ走り出した。


【多分続く】

178名無しさん:2015/04/18(土) 00:53:08 ID:EjbdYaNo
以上、>>173がお送りいたしました。
元ネタはネット上で見かけた3Dイラストです。

179名無しさん:2015/04/19(日) 18:27:25 ID:XmrUqWyY
アイドルプロダクションの裏の顔が悪の組織とかいいですよねー。

180173:2015/04/19(日) 20:10:36 ID:zfiqVayc
>>177
 前方から押し寄せる女たちは計三人。左から順に黒のショートカット、紺のポニーテール、金のセミロングの髪をしていた。いずれも武器は手に持たず、
その白魚のような…というには少しごつい手を握りしめてカリグラへと向かう。
 少年は瞬時に肉薄すると、風のような速さで左に方向転換し、右手を抜き手にして叩き下ろす。
「ご「ぶべはぁ」っ!」
 直後、女の悲鳴が回廊に木霊する。
 カリグラは手刀を振り下ろすと同時に左足を打ち上げ、前傾体勢になっていた金髪の女兵士の顎に踵を叩き込んでいた。それと同時に黒髪の女は手刀を
首筋に叩き込まれて横転し、突進した勢いのままぶっ倒れて転がっていく。
「なっ」
 突然の出来事に動転する紺髪の女だったが、勢いを殺しきれるわけもなくそのままカリグラに突っ込んでしまう。
 体重差はさすがに殺しきれず、カリグラは吹き飛ばされるが、勿論衝突に伴い女の身体ものけ反る。
 それを予測していたかのようにカリグラは空中で一回転すると着地と同時に地を蹴り、そのままの勢いで拳を撃ち抜いた。
「ごぁっ!!」
 カリグラの右拳は女の豊満な胸を変形させながら心臓を打ち抜き、そのまま彼女を吹っ飛ばして地面に叩きつけた。
 足を止め、バッタリと倒れ伏す紺色の髪の女を見やり、カリグラは「あっ」と小さくつぶやいた。
「しまった。全員ぶっ倒したら内情が分からない」
 目を閉じて身もだえするビキニ姿の女たちをチラチラと見やるが、意識が残ってそうな奴はいない。
(参ったな…上からは殺すなと言われてたけど気絶させないようにするって難しいんだよなー)
 ポリポリと頬を掻きながら、「ごめんねー」と聞こえるはずもない謝罪の言葉をつぶやきつつ少年は女たちの身体を跨いでいく。
「まあ、お客さんもこれで打ち止めってわけじゃないだろうしな」
 嘲るようにカリグラは呟く。
 まるでそれに対応するかのように、天井からはドカドカと足音が響いた。
 先を急ぎ、カリグラは女たちのあられもない屍を振り向こうともせずに駆けだした。

181名無しさん:2015/04/19(日) 20:12:45 ID:zfiqVayc
「こんな子供一人に何を手間取っている! やれーっ!」
「うおーっ!!」
 回廊を抜けた先の大広間には、それはもう壮観な光景が広がっていた。
 四方の扉からは来るわ来るわ、たちまち学校の一クラスほどもありそうな人数のビキニ姿の女兵士たちが現れた。いずれも劣らぬ美女、美少女だらけで
あり、基本的にみな黒ビキニ姿ではあるが、さすまたや六尺棒、特殊警棒などを持っている女たちはなぜか燃えるような深紅のビキニを身に纏っていた。
「へぇ。なんだ、一丁前に階級なんかあるのか」
 押し寄せる女兵士たちを前に、カリグラは呟きながら突撃する。
 女兵士の軍勢にカリグラが突っ込んでいった瞬間、先頭を走っていた黒ビキニの黒人系の少女がぶっ飛ばされて天井まで車田飛びで討ちあがる。
 その直後にカリグラの手刀が、拳が、掌底が、蹴りが、襲い来る女兵士たちをものともせずに吹き飛ばし、薙ぎ倒していく。
「あああっ!!」
「きゃああっ!!」
「いやあああーっ!!」
 悲鳴と共に唾液や血の飛沫が飛び散り、女たちの肉の盾は徐々に道を開けるかのように分かれていく。
「どぉけええええ!!!」
 業を煮やした赤ビキニの女たちが、黒ビキニの雑兵どもをかき分けて襲い掛かる。
「やっとお出ましか」
「黙れ!」
 カリグラの軽口をはねのけ、さすまたと特殊警棒を持った女が左右両方から襲い来る。
 少年は身を低くしてまずさすまたを躱すと、特殊警棒を持った女の方に向き直る。今まさに振り下ろさんとするその右腕の下からカウンターの一撃を
振り抜き、少年の拳は女の顎下を正確に撃ち抜いた。
「ガ…ッ!」
 おおよそ十数㎝以上の身長差をものともせずに女の身体はのけ反って空中で回転し、どうと倒れ伏す。そのころには既にカリグラはさすまたの方に
向き直り、鳩尾に掌底を叩き込んでいた。
「ゴ…ボヘァッ」
 口から粘液質な唾液を吐き、ばったりと女は倒れ伏す。
 振り向くとそこにはヌンチャク、カリスティック、六尺棒、三節棍など様々な武器を抱えた数名の赤ビキニたちが戦意を剥き出しにしてカリグラを
囲んでおり、最早足止めにすらならない黒ビキニたちは遠巻きに見守るばかりだった。
「よせよ、時間の無駄だよお姉さんたち」
「五月蝿い!」
 六尺棒を手にしたアジア系の女が一括するや否や、赤いビキニの女たちは叫び声と共にカリグラへと突進した。
 小さく溜息をつくと、カリグラは腰を落とし、臨戦態勢に出るのだった。

【恐らく続く】

182名無しさん:2015/04/26(日) 16:21:33 ID:VtnvFO7c
「ハァァァーッ!」
 裂帛の気合いと共に、カリグラは三節棍を持った黒髪ロングの女に向かい全速で突撃する。反応させる暇も与えず回転蹴りが彼女のアゴを打ち抜き、
蛙が潰されたような声を挙げて三節棍の女は難なく弾き飛ばされた。
 そのままの勢いで横を振り向き、カリグラはドンと床を大きく踏む。
 眼前に迫る六尺棒を難なく見切って躱すと、床に叩きつけられる六尺棒の上に足を載せ、あろうことかそのまま平均台のようにのぼり始める。
「な…ッ!」
 六尺棒を構えていた赤毛の女は驚きの声を挙げるが、時すでに遅し。
 カリグラは右拳を打ち込んで彼女の顎を真上にへし上げ、一瞬で昏倒させた。
 邪魔だとばかりに彼女の豊満な胸の谷間に爪先を叩き込んで吹っ飛ばすと、その反動をいかし空中で回転しながらカリグラは着地する。
「くそっ!」
「終わりだ!」
 カリスティックとヌンチャクを構えた女は左右から挟撃をかけ、カリグラを叩こうとする。
 しかしその連撃を難なくカリグラは弾き落とし、がら空きの顔面にほぼ同時に裏拳を叩き込んだ。
「ごっ」「ばはぁっ」
 のけ反る彼女たちの腹に、カリグラは躊躇いなく肘を打ち込んだ。
 叫び声を挙げながら、赤ビキニの女たちは吹っ飛んで尻もちをつき、そのまま一回転して仰向けに倒れた。
「ふぃーっ」
 小さくカリグラは息を吐き、落としていた腰を上げて周囲の女たちを見やった。

「そ、そんな…6人のレッドを…20秒も立たずに…」
「レッドは1人1人がプロ格闘家にも匹敵する戦闘力なのに…」
 黒ビキニたちは大きく眼を見開き、赤ビキニたちの無残な骸を眺めて恐慌状態に陥っていた。
 くるり、とカリグラがこちらを振り向いたのを見て、彼女たちはいっせいに悲鳴を上げる。
「ひ、ひぃっ!」「殺される!」「ブラックがかなうわけないよォ!」
「あのー、お姉さんたち、一つ聞きたいことが…」
 カリグラはちょいちょい、と手招きしながら伺おうとする。が、最早真面目に聞いてくれるヤツなど一人たりともいなかった。
「た、退却ー!!」
『うわああああああああああ』
 その中の一番年長と思われる女が言うが速いか、黒ビキニたちは倒れた仲間を救い出そうとすらせず全員が逃走した。
「あ、ちょっと…」
 カリグラも追いかけようとするが、脱兎のごとく駆けだした彼女たちはたちまち散り散りになってしまった。
 あとには物言わぬ屍(だから死んでねえっての)と、カリグラだけが残された。
「…空しい」
 一人ガックリと肩を落としながら、カリグラはとぼとぼと屋敷の間取り図がわかる場所を捜しに、適当に女たちが逃げて行った場所をずいずい
ずっころばしで決め、再び歩を進めた。

【続くんじゃないかなあ】

183名無しさん:2015/04/28(火) 18:01:51 ID:vYDnc8x2
うpありがとー!

184名無しさん:2015/05/03(日) 22:32:38 ID:sOIC6pew
GWを利用し、ショッピングモールに来た多くの人々はまさに地獄にいた――

おぞましいほどの狂喜の叫びをあげながら無辜の人々を銃で撃ち殺し高笑うレオタードの女戦闘員たち。
ルグナスと自らを呼称する、政治的信念などなくただ殺人だけを目的とした集団の無差別テロである。

デカい乳房を銃の反動とともに揺らしつつ、彼女たちは嗜虐の笑みを浮かべ狂気の言葉を吐き出す。
「んんぁぁぁぁぁっ、き、気持ちいいのぉぉぉっ、人殺すのってサイコー!」

生まれて初めて無差別テロに参加した女戦闘員の悦びの声。
逝く前に……Hカップの爆乳が自慢の22歳になったばかりの彼女がこの世に遺した最期の言葉であった。

「逝きやがれ、外道っ!」
苦しむ隙も与えず、女戦闘員に忍び寄ったライダースーツの男は彼女の首をひねり折った。

ゴギンッ、という鈍い音とともに首をあらぬ方向に傾けた女戦闘員が崩れ落ちる。
オナニーでイク時より興奮していた彼女の殺人欲求は、その死とともに消滅した。

「ルグナスの女ども、信念もなく無差別テロを繰り返す貴様らを俺は絶対に許さん!」
電磁ナイフを手に持った男は、女戦闘員達の放つ銃弾を避けながら次から次へと彼女達を切りつける。
「ンギィィィィッ」「ひぎゃぁっぁぁ」「いやぁっ」「死に……たく」「や、やめっ、ひぐぅっ…」

呻くような叫びをあげる女戦闘員たち。ムッチリとした太股や割れ目の透ける股間、大きな乳房や恐怖に歪んだ顔が、
いとも容易く切り裂かれ、彼女たちの艶やかな肉体を惨たらしいものへと変えてゆく。。

命は特別なものなどないと、罪なき人々の命を奪った彼女達の命はライダースーツの男が摘み取っていった。

狂ったかのように人々を殺し尽くした女たちは誰に同情されることもなく、無惨な最期を迎えたのだった。

185名無しさん:2015/05/03(日) 22:33:21 ID:sOIC6pew
ゴールデンウィークなので、縦読み「ゴールデンウィーク×2」で1レス短編書いてみました。

186名無しさん:2015/05/04(月) 20:09:51 ID:H0XKxlsg
ワロタwww

187名無しさん:2015/05/05(火) 00:12:37 ID:sQtaz2xM
乙です!確かにゴールデンウィークで読める…これはすごいww

188名無しさん:2015/05/06(水) 18:59:01 ID:kT1vV3Sc
剣術、それは極めれば人を一刀両断することも可能である。
「んぎぃぃぃぃぃぃぃっ、い、いひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」

“ポイズンレディ”アナキアは身につけた毒々しいボディアーマーごと、縦に真っ二つに斬られた。

「うん……手ごたえありっ!秘剣“悪鬼両断”、毒女を間違いなく斬った!」
綺麗なアナキアの顔に、露わになった豊かな乳房の谷間や剃毛した陰部に、一筋の赤い線が浮かぶ。
寝込みを襲ったアナキアは、寝ていたはずの青年、剣崎茂流によって返り討ちにあったのだ。

「んんっ…ダメッ、ダメェェェッ、わたしの身体ずれちゃうっ……ずれちゃうぅぅぅぅっ!」
美女の恐怖の叫び、泣きそうな顔が哀れさを誘うが剣崎は同情するそぶりなど一切見せない。

味方や罪なき人々をアナキアの毒霧によって何千人も殺された剣崎の心にあるのは復讐心だけであった。

「ど、どんどん、ずれちゃうっ……いや、助けてっ、いや死にたく、死にたくないのぉぉぉぉっ!」
理由なき、いやただ殺人だけを目的とした無差別テロ集団ルグナスの幹部であるアナキアの断末魔であった。

脳裏には……剣崎の脳裏には彼女によって殺された仲間や無辜の人々の生前の笑顔が浮かんでは消えていた。
「ひどく時間がかかったけど、みんな、仇はとったよ、安らかに、どうか安らかに眠ってね」
ここに至るまでの辛酸の日々を想い、剣崎は一筋の涙を流す。

「ど、どうでもいい人間どもが死んで何だっていうの!涙を流す暇があったら、わたしを助けなさいっ!」
もはや誰が見ても助からぬ状態にもかかわらず、アナキアはそう剣崎にむかって叫ぶ。それが彼女の最期となった。

脳天から股間まで真っ二つとなったアナキアの半身が左右に血と内臓をぶちまけながら倒れこむ。

卑猥なアナキアの肉体は誰に哀れまれることもなく、みるも無惨な姿になり果てたのだった。

189名無しさん:2015/05/06(水) 19:01:52 ID:kT1vV3Sc
>>186
>>187
感想ありがとうございます。

最近、画像掲示板で真っ二つが流行ってるので、真っ二つネタで1レス短編書いてみました。
今回もGWということで、縦読み「憲法記念日」、「みどりの日」、「子どもの日」で作っています。

190名無しさん:2015/05/07(木) 01:35:58 ID:8e54ay4I
たっ 縦読みでこんな!すばらしい!ネタが!ごちそうさまです!

ほんと、種明かしがなかったら縦読みには全く気づかなかった…

1911:2015/05/08(金) 01:24:54 ID:PpoDKbfA
 ゴールデンウィーク後半の行楽を前に、買い出しの家族連れでごった返す休日の巨大ホ
ームセンターを狙った悪の組織・鮮血帝国ゲドグラージュのテロ作戦は、たまたまその場
に居合わせた家族戦隊である一色家の四人により、全く成果を上げぬうちに阻止されよう
としていた。被害を気にした家族戦隊の巧みな誘導で、一般人が巻き込まれる前に、戦場
はホームセンターのだだっ広い駐車場に移されていたのだ。
「ば、バカな……あんなに居た戦闘員が、一瞬で……!?」
ゲドグラージュの女幹部エリーザは、裸よりいやらしい露出度の高いボンテージに包ま
れたセクシーな肢体をわななかせた。駐車場には、焼け焦げ、斬り裂かれ、破れた戦闘服
から乳房や股間が剥き出しになった女戦闘員たちの死体の山が築かれている。
「ふっ、開けた場所で我らの力を全開にすれば、こんなものさ」
 真紅の強化スーツを纏ったファミダディが不敵に笑う。
「連休の行楽を楽しみにしている家族を襲うなんて、許せないわ……!」
 純白の強化スーツの下でファミマミーが怒りに震える。その家族には、自分たち一色家
も入っている。
「ってことさ! 俺たちもまだ買い物が残ってるんだ! エリーザ! お前も一瞬で終わ
らせてやるぜ! 行くぞ、ミナミ! フォーメーションXだ!!」
「ちょっと、変身した時は、ファミガールって呼んでって言ってるでしょ、タケシお兄ち
ゃん!!」
 青と黄の強化スーツを纏ったファミボーイとファミガールが、それぞれ、ダディとマミ
ーがお腹の前で組んだ両手の上に飛び乗った。
「頼むぞ、ボーイ!」
「お願いね、ガール!」
 ダディとマミーが、兄妹が載った両腕を大きく振り上げる。
「とうっ」
「えいっ」
「ひ……ッ」
 両親のサポートを得て大きく跳躍したボーイとガールが、ファミリアセイバーを振り上
げ、怯えるエリーザへと、左右から挟み込むようにして空中から襲いかかる。

1922:2015/05/08(金) 01:27:14 ID:PpoDKbfA
「「死ねーッ、エリーザーッ!!」」
「お、おのれえええええええええええええぇッ」
 兄妹のシンクロした声に、美貌を恐怖に歪めたエリーザが、苦し紛れに愛用の電磁鞭を
放つ。
「ふん!」
「えいっ!」
「そ、そんな……っ、て、鉄骨をもへし折る私のムチが、あ、あんな簡単に……ひ……
っ!?」
「「必殺ツインセイバー・クロススラ――ッシュ!!」」
 スバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァッ!!
「ひぎゃああああああああああああああああああああああああああぁ――――ッ!!」
 振り下ろされた二本の光刃は電磁鞭を斬り飛ばし、そのまま、エリーザの豊満な肉体を
左右から同時に袈裟懸けに引き裂いた。
「ば……馬鹿な……この私が……こんな……こんな……ぁ……ッ、あ……っ、あぁ………
…っ……ぁ…………」
 鞭を取り落とし、虚空を見上げ、泣きそうな顔で喘ぐエリーザの、X字型に斬り裂かれ
た肢体から、ボンテージが剥がれ落ちる。乳首をツンと勃たせた汗ばんだKカップの爆乳
と綺麗に剃毛された女陰が剥き出しになった。

1933:2015/05/08(金) 01:28:07 ID:PpoDKbfA
「ふう……終わった」
「やったね、お兄ちゃん!」
 死の痙攣にガクガク震えるエリーザの前で、ボーイとガールが刃を収め、踵を返す。
「よくやったな、二人とも!」
「うふふ、今夜はハンバーグよ」
 ボーイとガールを迎え入れながら、ダディとマミーが変身を解く。マスクの向こうから
現れた三十代と思しき美男美女の二人はもちろん、一色家の父セイジと母ショウコであ
る。
「ん、んぅ……ッ、ん、あッ!? ぅ……っ……」
 ぶしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃっ!!
「んびゃあああああああああああああああああああああああぁッッ!?」
 兄妹と向かい合う父母の傍らで、エリーザが裸身を思い切り反り返らせ、深すぎる胸の
谷間を中心にX字に引き裂かれた爆乳から、血飛沫をマグマのように迸らせる。だが、真
っ赤に染まった爆乳をぷるぷるわななかせているエリーザの淫らな姿は、背を向けている
ボーイとガールにはもちろん、子供たちに母の笑みを浮かべているショウコの目にも入っ
ておらず、愛妻家であるセイジは、妻以外の女の裸には見向きもしない。
「あひッ、あぎっ、ぎっ、いぎぃ……ッ」
「ちぇ、ハンバーグで喜ぶと思ってやがる。母さんは、いつまでも俺たちを子ども扱いな
んだから……」
「実際、タケシお兄ちゃんは子供でしょ?」
 びくん、びくんと死の痙攣を繰り返すエリーザを背景に、口を尖らせながら変身を解い
たボーイの隣で、これも素顔に戻ったガールが含み笑いをしている。共に十代前半の二人
は、一色家の長男タケシと長女ミナミである。
「だ、だめ、ば……爆発……爆発、しちゃう……っ」
 談笑する一色家の後ろで、エリーザが、苦しいのか、爆乳を、ぎゅうううう……っと、
搾乳するように掴みながら呻いた。
「ああ、好きなだけ爆発しなよ、おねーさん。そのために、この広い駐車場におびき出し
たんだからさ。それより母さん、早くしないとタイムセール終わっちゃうぜ!」
 タケシが、一瞬だけ全裸で悶えるエリーザを振り返ると、もう興味を失くしたように母
を急かす。まだ子供っぽく、性に目覚め切っていないタケシにとって、エリーザの裸はタ
イムセールの目玉になっている心躍るアウトドアグッズの数々以上に惹かれるものではな
かったのだ。そしてもっと幸いなことには、彼は、別の敵女のハニートラップにはまった
挙句、彼女を自らの手で倒すことで心に永遠に消えぬ傷を刻みつける前でもあった。
「そうね、タケシ、早く店に戻りましょう! 全く、月に一度の大チャンス、どの家族も
狙ってる大バーゲンの邪魔をするなんて、あの女、本当に許せないわ!」
「まあまあ、その女は僕がやっつけたんだから、機嫌直してよね、母さん」
「お。おおい、ち、ちょっと待ってくれよ、母さん、タケシ〜〜」
「うふふ、お父さんは、最近、戦いをお兄ちゃんに任せてばっかりで運動不足なんじゃな
い?」
 一目散にホームセンターの店内を目指して駆けていくショウコとタケシを、セイジとミ
ナミがどたどたと追いかけていく。
「い……いや……死ぬのはいや……死ぬのは……いや……ぁ……っ」
 騒々しくも和気あいあいと家族戦隊が走り去っていく後ろで、駐車場にたった一人取り
残されたエリーザが、膝をガクガク震わせながら、涙を浮かばせて呻いていた。

1944:2015/05/08(金) 01:28:41 ID:PpoDKbfA
「ば、爆発さえ……爆発さえ抑えられれば……っ、ン、んぅ……っ」
 エリーザが切なげな表情で胸元を見下ろし、白い爆乳をぐにゅりと歪ませながら、尖っ
た乳首を指の間に挟み込むようにして、両手で胸を鷲掴みにして押さえつける。肉体改造
を受けているゲドグラージュの幹部たちは、たとえ倒されたとしても、より多くの人間を
爆殺するために、致命傷を受けたと判断されれば、凄まじい爆発を起こすようプログラム
されている。しかし逆に言えば、爆発さえ堪えることが出来れば、強化された肉体は回復
を始めるのだ。
「いや…………死ぬのはイヤ……は、ぁ……ば……爆発……爆発したくない……死にたく
ない……ん、は、あぁァン……」
 恐怖から逃がれようとしてか、エリーザは頬を薄く染め、ぐにゅ、ぐにゅ、と血染めの
大きすぎる乳房をゆっくり揉みしだく。そうしながら、体内の奥深くから汗ばんだ肌へと
広がりつつある不気味な爆発の予熱を、懸命に押し戻そうとする。全精力を絞り尽くして
いるエリーザの股間からは愛液がとめどなく溢れ、怯えて細かく震えるむちりとした白い
太腿をしとどに濡らしていく。
「ん……ン……っ、い、イイ、イイわ……もう少し……もう少しで…………っ」
 苦しく切ないばかりだったエリーザの美貌にわずかな希望の光が射す。文字通り決死の
努力で、体中に広がっていた爆発の予熱が少しずつ退いていくのを感じていたのだ。
「あれ? おかーさん、見て、あのハダカの女の人。確か、この前テレビでやってた、悪
のソシキのカンブの人だよねー?」
 その時、小学校低学年ほどの男の子が、買い物袋を下げた若い母親と手を繋いで通りか
かった。彼らはゲドグラージュの襲撃前に買い物を済ませており、避難を終え家路に着く
ところだった。だが母親は、他の皆がそうしたように、家族戦隊からの伝言として一色家
が教えた店内からホームセンターの外に出る迂回路を選ばず、近道の駐車場を通ってエリ
ーザの前を横切ってしまっていたのだ。

1955:2015/05/08(金) 01:29:22 ID:PpoDKbfA
「しっ! ダメよ、ぼうや。目を合わせずに通り過ぎるのよ。早く帰って、休みの日なの
に会社に行ったパパにお夕飯作ってあげなきゃいけないんだから」
「でもさ、あの女の人、死にかけてるみたいだよ?」
「さっきの人たちが教えてくれた通り、家族戦隊が倒してくれたのね。だから、放って
おいても大丈夫よ」
「そうじゃないよ! 悪のソシキのコウセイインは、見つけたらすぐ殺した方がいいんで
しょ? そのためのホウリツもあるし、そうするのが、ヒガイをカクダイしないための、
ゼンリョウなシミンのギムだって、テレビの偉い人も言ってたよ! ケーサツからヒョウ
ショウしてもらえるって言ってたもん!!」
「ちょっと、ぼ、ぼうや!?」
「ボクがトドメを刺してやるんだっ」
 男の子は、母親の買い物袋から、買ったばかりの包丁を取り出した。幾重にも巻かれた
新聞紙を解き、ギラリと光る刃を露わにさせながらエリーザの元へと走っていく。
「ん……ん……っ、あ、あと少し……んぁッ、ン、ん……っ、あと少しで……この熱さえ
封じ込めたら…………」
 死が遠のいた安堵からか、むにゅむにゅと、いっそう夢中で爆乳を揉みしだきながら、
わずかに残った最後の爆発の予熱を封じ込めようとするエリーザは、足元に駆け寄った小
さな死神の影に気付かなかった。
 男の子は、目の前で悶える女体のうち、背の低い自分でも手が届き、致命的なダメージ
を与えられる場所を幼い頭で考え、ある一点に狙いを定めて包丁を構えた。
「しねー、あくのおんなめーっ」
幼い正義感と共に、包丁が濡れそぼつエリーザの秘所へと突き込まれる。
「うン……っ、う……ッ……うぅン、や、やったわ……こ、これでもう爆は……」
 スビュウッ!!
「っしなぃびゃッ!?」
 脂汗を滲ませながらも喜色を浮かべかけていたエリーザの表情が、一瞬で驚愕と恐怖へ
と変わる。

1966:2015/05/08(金) 01:30:41 ID:PpoDKbfA
「どうだ! セイギの力を思いしったか! あくのおんなめっ!!」
「あ……ッ? あッ! あぅッぁッあッぁンッあッぁッあッぁァアンッ!? だ、だめ、
ば、爆発、ばくは、ばくはつ、ばくはつしはゃううううううううううう――――ッ」
 ぶしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃっ!!
 ヒーローポーズを決める男の子の前で、エリーザは斬り裂かれた爆乳を下から持ち上げ
るようにして抱え、包丁が突き刺さった股間から大量の血と愛液の混ざった朱色の潮を勢
いよく吹き出させながら、天を仰いでぶるぶると震える。
「い、いやっ、いやよっ、あ、ン、ばくはついやっ、んッんッ、いやいやいやいやいやい
やいやいやいやいやぁ――――――ッ」
 もにゅもみゅもにゅもみゅもにゅもみゅもにゅもみゅもにゅもみゅもにゅ!
封じ込めていた爆発の予熱が、深々と貫かれた股間を中心に急速に突き上がり、最早抗
いようもなく全身を覆い尽し、逃れられぬ死神の熱い抱擁に錯乱したエリーザは、爆乳を
狂ったようにこねくり回す。
「ダメよ、離れなさい、ぼうやっ」
「お、おかあさん?」
 追いついてきた母親が、男の子を抱えた瞬間、
「ばくはついびゃああああああああああぁぁ――――――――――――――ッ!!」
 ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!
「ぐぶびゃぁッ」
 潰れた蛙のような悲鳴と共に、エリーザのいやらしい裸身は凄まじい爆発を起こして千
切れ飛んだ。サッカーコートよりも広い駐車場のほとんどを吹き飛ばした爆発で死んだの
は、エリーザと、男の子とその母親の三人だけだった。
 かくてゲドグラージュのホームセンター襲撃作戦は終結した。幹部であるエリーザを含
め、多大な犠牲を払ってゲドグラージュが女帝レリンザに捧げることが出来た生贄は、母
子のわずか二名であった。
 この失態の責任を取らされ、エリーザの上官である女将軍シングレアがファミリアV
と対峙することになるのは、この少し後のことである。

                             (了)

197名無しさん:2015/05/08(金) 01:35:18 ID:PpoDKbfA
長い上に読みにくくなってしまい、申し訳ありません。

189さんのGWネタに刺激を受けて思いついたのですが、あまりGW関係なくなりました汗
何でか最初に閃いたのが、巨大ホームセンターのだだっ広い駐車場で家族連れに
放置プレイを喰らう女幹部という光景でしたので、そのまま書いてみました。

198名無しさん:2015/05/08(金) 12:34:43 ID:39TqolXo
ここって流石にシーメールとかはアウトですよね?

199名無しさん:2015/05/08(金) 17:37:10 ID:hC05xMRs
シーメールとかは駄目です荒れます
それ以前にキモいです止めてください

200クレイバンの人:2015/05/08(金) 20:25:13 ID:Nitxoh2o
>>197
185、189でもありますが……

容赦のないヒーローたち、エロエロな爆乳女幹部の死の恐怖、
魅力的な美女がヒーローたちに全くその死を省みられない哀れさ(バーゲンの商品以下の扱い)、
助かったと思った瞬間に、とてもアレな教育をされた子どもにトドメを刺されるというオチ……
どれをとっても最高にハァハァできました!

>>そしてもっと幸いなことには、彼は、別の敵女のハニートラップにはまった
>>挙句、彼女を自らの手で倒すことで心に永遠に消えぬ傷を刻みつける前でもあった。

という描写がまたグッときました。
タケシ、あとで女戦闘員やエリーザを屠ったことを後悔しつつ、
オナニーに明け暮れたりするのかなぁ……とか想像しちゃいます。

ものすごく好みな作品でした。

201名無しさん:2015/05/09(土) 01:24:10 ID:zBIg.G5Q
>>シーメール
事前にその旨注意書きをした上で、見たくない人がNG指定できるよう名前欄に作品名を入れておけば問題ないと思います。
というか、過去スレで何度かシーメールやふたなりの作品出てましたよね?

202名無しさん:2015/05/09(土) 06:44:24 ID:vDWhqta2
>>201
ふたなりはともかくシーメールの作品なんてあったっけ?
話の構成を練ってる段階で屠る側がシーメールなんてのはあったけど

シーメールにせよ何にせよ、屠る側か屠られる側なのかにもよるが
まあ屠られる側ならキツいかもね

203名無しさん:2015/05/09(土) 23:06:36 ID:fB0tL0pg
「シーメール」や「男の娘」って事で男になっちゃいますからねぇ…。
せっかくヤッつけたのにそれが男だったと知ってしまった時の悲しさ。
(主人公は正義のヒーローなので「女性」には手出ししていませんぜ…って免罪なんでしょうけど…)

ふたなりは女の身体に、男のナニだけ付いてるって言う事にしておくことで回避できるんでまだ何とかなるのですけどね。

204名無しさん:2015/05/10(日) 00:01:10 ID:Sy0pwMFw
とりあえず他の板も先日まで色々と騒ぎになってたことだし
「シーメール」や「男の娘」みたいなのはアウトで宜しくお願いします

205名無しさん:2015/05/10(日) 00:29:16 ID:PzS3dMeo
例えば「ポイズン&ロキシー」は
1.正真正銘の女だよ
2.ニューハーフだけど何故か許せてしまう
3.その他
ここでの扱いはどうなるんでしょ…

206名無しさん:2015/05/10(日) 12:20:19 ID:Og7kVgFk
198です
そうですよね、敵「女」じゃないですもんね
pixivとかであげようと思います
変な話してすいませんでした

207197:2015/05/10(日) 19:39:24 ID:cTGcWlgg
>>クレイバンの人さま

ご感想ありがとうございます! 気に入って頂けたようで嬉しいです。
こちらこそ、長らく躊躇っていた投稿を踏み切ろうと思えるほどの傑作
をありがとうございます! アナキアの美女なのに醜い往生際が
しばらく忘れられそうにありません!

タケシのトラウマは私自身も妄想して楽しんでおりますw
最近あまりない、敵女幹部が優しげな女性に化けてヒーローが淡い
恋心をを抱く・・・みたいなシチュでいつか書いてみたいと思っています。

208名無しさん:2015/05/13(水) 23:55:49 ID:UDEwFd4w
眠れぬ夜にの作者さんと新タイツ仮面の作者さんは同じ人ですか?

209即ヤラレ2話「戦慄の鮮血皇女エカテリージャ登場!」1:2015/05/15(金) 23:36:19 ID:pCIfviuY
「あ、あァンッ!?」
 バキン、と、長いマントを纏った白銀のビキニアーマーが十字に切断され、小さく喘ぐスタイル抜群の
女の胸から剥がれ落ちた。死の恐怖にコリコリに尖ってわななく薄桃色の乳首と共に、透き通るように白
い爆乳がぷるるん、と飛び出すように派手にまろび出る。
「う、嘘ですわ、こんな……このわたくしが……剣姫将軍シングレアをも追い落とし、あとわずかで女帝
レリンザさまに換わってゲドグラージュの支配者になるはずのこのわたくしが……こ……こんなところで
…………」
 鮮血帝国ゲドグラージュの艶美参謀フェルミナは、家族戦隊ファミリアVの必殺技アンクスラッシュで、
ちょうど乳首の先端を結び、深すぎる胸の谷間を通るように十字に斬り裂かれた己の胸元を呆然と見下ろ
した。
「これで終わりだ、フェルミナ! フォーメーションXⅡ“アンクスラッシュ”……ファイナルエクスプ
ロージョン!」
 強化スーツに身を包んだ家族戦隊ファミリアVの四人の戦闘に立つファミボーイが、突き出した片腕の
先で親指を下に向ける。それに火を付けられたように、フェルミナの乳首ごと乳房を真横に斬り裂いて走
る傷と、その傷とクロスして縦に断ち割られている胸の谷間の傷から、禍々しい真っ赤な凶光が溢れ出る。
ファイナルエクスプロージョンは、致命傷を受けたと判断されると同時に大爆発を起こすゲドグラージュ
の幹部の最期の自爆を防ぐため、致命傷の一歩手前の斬撃から、自爆の暇を与えずその肉体を一気に爆散
させる必殺技である。
「あ、あぁッ、なにこれ、なにこれ、なにこれぇッ、あ、熱い、熱い、アツいひぃ、い、いや、いや、い
やァッ、いやはあああァンッ」
 肉体の内奥から肌へと一気に燃え広がっていく熱と痛みを感じ、フェルミナは恐怖から丸出しになって
いる大きすぎる乳房を狂ったように揉みしだく。
「い、いや、いや、いや、いや、いやああああああああああああああああぁッ」
だがその乳房を割り、谷間を裂く十字の傷は急激に紅の光を溢れ出させ、溶けた鉄のように赤熱化して
いく。やがて――。
「はああああああああああああああああああああああああああァンッッッ」
 ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォン!!
「ぶげぁァッ」
 絶頂に達したかのような鼻に抜ける切なげで色っぽい喘ぎと共に、フェルミナの豊満な白い裸身は胸に
刻まれた十字架を中心に四つの肉片となって弾け飛んだ。

210即ヤラレ2話「戦慄の鮮血皇女エカテリージャ登場!」2:2015/05/15(金) 23:37:17 ID:pCIfviuY
「あ、あァンッ!?」
 バキン、と、長いマントを纏った白銀のビキニアーマーが十字に切断され、小さく喘ぐスタイル抜群の
女の胸から剥がれ落ちた。死の恐怖にコリコリに尖ってわななく薄桃色の乳首と共に、透き通るように白
い爆乳がぷるるん、と飛び出すように派手にまろび出る。
「う、嘘ですわ、こんな……このわたくしが……剣姫将軍シングレアをも追い落とし、あとわずかで女帝
レリンザさまに換わってゲドグラージュの支配者になるはずのこのわたくしが……こ……こんなところで
…………」
 鮮血帝国ゲドグラージュの艶美参謀フェルミナは、家族戦隊ファミリアVの必殺技アンクスラッシュで、
ちょうど乳首の先端を結び、深すぎる胸の谷間を通るように十字に斬り裂かれた己の胸元を呆然と見下ろ
した。
「これで終わりだ、フェルミナ! フォーメーションXⅡ“アンクスラッシュ”……ファイナルエクスプ
ロージョン!」
 強化スーツに身を包んだ家族戦隊ファミリアVの四人の戦闘に立つファミボーイが、突き出した片腕の
先で親指を下に向ける。それに火を付けられたように、フェルミナの乳首ごと乳房を真横に斬り裂いて走
る傷と、その傷とクロスして縦に断ち割られている胸の谷間の傷から、禍々しい真っ赤な凶光が溢れ出る。
ファイナルエクスプロージョンは、致命傷を受けたと判断されると同時に大爆発を起こすゲドグラージュ
の幹部の最期の自爆を防ぐため、致命傷の一歩手前の斬撃から、自爆の暇を与えずその肉体を一気に爆散
させる必殺技である。
「あ、あぁッ、なにこれ、なにこれ、なにこれぇッ、あ、熱い、熱い、アツいひぃ、い、いや、いや、い
やァッ、いやはあああァンッ」
 肉体の内奥から肌へと一気に燃え広がっていく熱と痛みを感じ、フェルミナは恐怖から丸出しになって
いる大きすぎる乳房を狂ったように揉みしだく。
「い、いや、いや、いや、いや、いやああああああああああああああああぁッ」
だがその乳房を割り、谷間を裂く十字の傷は急激に紅の光を溢れ出させ、溶けた鉄のように赤熱化して
いく。やがて――。
「はああああああああああああああああああああああああああァンッッッ」
 ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォン!!
「ぶげぁァッ」
 絶頂に達したかのような鼻に抜ける切なげで色っぽい喘ぎと共に、フェルミナの豊満な白い裸身は胸に
刻まれた十字架を中心に四つの肉片となって弾け飛んだ。

211:即ヤラレ2話「戦慄の鮮血皇女エカテリージャ登場!」2:2015/05/15(金) 23:38:59 ID:pCIfviuY
※すみません210は誤爆で重複しました。

「よし、これで鮮血帝国ゲドグラージュの幹部は全員倒したぜ!!」
「やったね、お兄ちゃん! 後は、鮮血女帝レリンザを残すだけだねっ!」
 ガッツポーズを決めるファミボーイの肩を、彼の妹であるファミガールが嬉しげに叩いた時だった。
「……いいえ。お母さまは、このわたくしがお守りいたしますわ」
「え……っ?」
 空中から透き通るような、しかし身震いを覚えるほど冷たい声が降って来て、ファミガールが見上げる。
「危ない、ガール!!」
「退がって、ボーイ!!」
 二人の両親であるファミダディとファミマミーがガールとボーイに飛び付いた。
「お、お父さん……?」
 庇うように抱いてくれた父の強化スーツの肩越しに、ガールは、夜空に浮かぶ漆黒のお姫様のような姿
をした長い銀髪の少女が、薄笑いを浮かべながら、長手袋に覆われた手でヴァイオリンの弓を軽く振るの
が見えた。
「ダークネス・エクスプロージョン」
 そのあくまで静かな少女の声が響くと同時に、凄まじい爆発が四人を包み込む。
 ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!
「「「「ぐあああああああああああ――ッ!?」」」」
 四人は数十メートルも吹き飛ばされ、地を舐める。
「セイジさん、タケシ、ミナミ……み……みんな、大丈夫……?」
「あ、ああ、なんとか無事だ、母さん、子供たちも……。し、しかし、なんて威力なんだ……?」
「一発で、ファミリアスーツがこんなボロボロになるなんて……」
「くそ、俺たち四人を一瞬で……こんなの、力自慢のシングレアでも出来なかったぜ……? お前……一
体、何者なんだ!?」
 四人の思いを代弁して、ボーイがうつ伏せに倒れたまま首をねじ向け上空を見詰める。
「ほほほ……わたくしは鮮血皇女エカテリージャ。今のはほんの挨拶代り」
 エカテリージャと名乗った冷たい美貌の少女が、皇女というその二つ名そのままに優雅な仕草で、長い
銀髪を風になびかせて上品な黒のドレスのスカートの裾を摘んで挨拶してみせる。
「鮮血皇女……? ってことは、鮮血女帝レリンザの娘かよ……!?」
「まだ、そんなのが居たなんて……!」
「母親譲りとすれば、この凄まじい闇の力も納得できるが……。まずいな、もう一発あれを喰らったら、
ひとたまりもないぞ……!」
「あれが……本物のプリンセス……綺麗な……ヒト……」
 口々に苦々しく呟く中、ガールだけは闇のプリンセスともいうべき気品を纏ったエカテリージャの凛と
した佇まいに、どこか憧れの眼差しを向けていた。
「このまま皆さんを葬って差し上げても構わないのですが……。不穏な動きをしていたフェルミナを消し
てくれこと、このエカテリージャ、感謝しておりますの。なにせ、わたくしの高貴な手を、下賤の女の血
で穢さずに済みましたもの……。そのお礼に、今は生かせておいて差し上げましょう。では、ごきげんよ
う」
 月光に繊細に輝く銀髪を華麗に翻らせて背を向けると、エカテリージャの姿が夜空から掻き消える。
「た……助かった…………」
 思わずダディが漏らした安堵の声を、責める者は誰も居なかった。一対一ならともかく、一対四で、フ
ァミリアVがゲドグラージュに初めて喫した完敗であった。四人誰もが、恐るべき敵の登場に戦慄してい
たのだった。

212即ヤラレ2話「壮絶! 鮮血皇女エカテリージャの最期!!」1:2015/05/15(金) 23:41:55 ID:pCIfviuY
 数カ月後、エカテリージャは、万全の体勢から放ったダークネス・エクスプロージョンごとファミリア
Vの新必殺技フォーメションV“ヴィクトリースラッシュ”によって、黒いドレスを押し上げる豊かな胸
を無惨に斬り裂かれていた。
「ば、バカな、このわたくしが……鮮血女帝の娘……皇女であるこのわたくしがああああッ」
 漆黒のドレスの胸元がV字型に千切れ飛び、意外と大きな乳房の二つの乳首と股間を通るようにVを
描いて斬り裂かれた白い肌が露わになる。上品なドレスの前だけが引き裂かれて乳房と秘所が剥き出しに
なり、両腕も禁欲的な黒い長手袋に覆われてわななく姿は、高貴なオーラを纏っている分、たまらなくエ
ロティックであった。
「何故なの、どうしてこのわたくしが……っ、高貴なるこのわたくしが、こんな、こんな卑しい人間ども
に……ッ」
 エカテリージャは美貌を歪め、ファミリアVに憎悪を叩きつける。この数ヶ月でエカテリージャとファ
ミリアVの立場は逆転していた。一家の祖父であるファミキングの特訓に耐え抜き、武装もパワーアップ
したファミリアVの力は、エカテリージャを大きく上回っていたのだ。
「この数ヶ月で、私たちを倒すチャンスはいくつもあった……。でも、その度に自分の力に溺れて、私た
ちを弄んで……私たちの成長に気付かなかったのが貴女の敗因よ、千結(せんけつ)エリナさん……」
 ファミガールは、エカテリージャが漆黒のセーラー服に身を包んだ美少女転校生として自分と兄の学校
に現れた時の名前で呼んだ。後から気付けば当然だが、本物のプリンセスのエカテリージャに憧れを抱い
ていたファミガール=一色ミナミは、エカテリージャに似た絶世の美少女に夢中になった。そのエリナか
ら、魂の姉妹(スール)になりましょう、と迫られた時の胸の高鳴りが、そのまま痛みとなっては今はミ
ナミの心を締め上げている。
「す、少しばかり遊んであげたからって、随分な口の利き方ですわね……! ち……調子に乗るんじゃあ
りませんわ、この小娘があぁッ」
 数週間前、甘く優しい微笑で誘惑してくれた美少女の顔が憎悪で醜く歪み、ガールはいたたまれないよ
うに顔を背けた。
「お兄ちゃん……お願い……。もう……殺して……」
「ひ……ッ!? ふ、ふふ……ふざけるんじゃありませんわ……こ、こんな、この程度の傷など、わ、わ
たくしの力を以てすれば……んンぅうッ」
 ガールの死を告げる言葉に、エカテリージャの顔に恐怖が浮かぶ。その恐怖をプライドで懸命に塗りつ
ぶし、美貌を引き攣らせながら、薄桃色の乳首を尖らせた白く柔らかそうな乳房を長手袋に覆われた上品
な手で挟み込んで、ぎゅっと押し付け合い、V字の傷を塞ごうとする。
「オメガフォーメションV・ヴィクトリースラッシュ……」
 ファミボーイ=一色タケシは、クラスメイトになったエリナが授業中に貧血で倒れ、保健室に連れて行
った時のことを思い出し、マスクの下で辛そうな表情を浮かべながら、親指を立てた腕を突き出した。何
故か保険医が居なかった――後でエカテリージャに殺されていたことがわかるのだが――保健室のベッド
に横たわったエリナと沢山のことを話した。ゲドグラージュとの激しい戦いの中、少なからず心を通わせ
た美しい敵女たちをこの手にかけてしまい、深いトラウマを抱えていたタケシにとって、ずば抜けて綺麗
である他は普通の女の子――その時はそう思っていた――であるエリナとの他愛の無い会話は新鮮で、救
いでもあった。鈴を転がすような声で無邪気に笑うエリナが愛おしく、これが普通の恋なのだろうと思っ
た時にはもう、タケシは、ベッドの上のエリナに覆い被さっていた。長い銀髪を白いベッドに扇のように
広げ、潤んだ瞳を逸らしながら、“いいよ”と恥ずかしげに呟いたエリナの横顔を、タケシは一生忘れない
だろう。

213即ヤラレ2話「壮絶! 鮮血皇女エカテリージャの最期!!」2:2015/05/15(金) 23:42:57 ID:pCIfviuY
「み、認めない……認めませんわ……ほ、ほほっ、そ、そうよ、こんな……こんな、ベッドの上でわたく
しを満足させることも出来なかった童貞ボウヤに、このわたくしが逝かせられるもんですか……っ、ほほ
ほほ、イかせられるものならイかせるがいいわ、こ、このわたくしの高貴な……」
 タケシは、保健室のベッドで自分を優しくリードしてくれた清楚可憐な美少女の面影を断ち切るように
マスクの下で瞼を降ろし、親指を下へと向けた。
「……ファイナルエクスプロージョン!!」
「ごうぎなにぐだいがぁッ!?」
 エカテリージャの邪悪でも小鳥の鳴くような美しい声が潰れた蛙のように濁る。V字型の傷が紅い凶光
を溢れさせたのだ。
「がぁッ、がッ、ぐッ、がッぎゃぎ、がぎゃひゃぎゃぐぎぃッ」
 エカテリージャは最早人間以外の悲鳴を発しながら、長手袋に覆われた手で汗に濡れた巨乳を左右から
懸命に押し付け合い、灼熱と激痛と共にV字型に割り裂かれようとする己が肉体の形を保とうとする。
「あ……ぁ……」
 タケシは白く豊かな乳房を両手で左右から挟み込み、二つの乳肉を深い胸の谷間で押し付け合わせ、寄
せて上げながら楕円形を描くようにこね回すエカテリージャの姿に、保健室のベッドの上で、ギンギンに
勃起しながら上手く射精できない自分の肉棒を優しく挟み込んでくれたエリナのパイズリを思い出し、強
化スーツの下で、股間を痛いほど堅くした。
「ぎ、ぎひ……ッ、ど、どうッ、ですのぉ……ッ! がッ!? んぎぎひぃッ、ご、御覧なさ……い、ぎ
ッ、ぎぃッ!? き、傷が……ぁぐぎゃッ、ふ、塞がってきまして、よ……ぎぃあぁッ!?」
 脂汗を滲ませて浮かべた凄惨な笑みを、繰り返し激痛に断ち切られては美貌が歪む。だがその苦しげな
顔の下、エカテリージャの前だけが千切れ飛んだ黒いドレスから剥き出しになった乳首と股間を結んで刻
まれているV字型の傷が、彼女自身の手に乳房を左右から押されるままに、少しずつ閉じていく。
「ほ、ほほほ……わ、わたくしの……あがッぎゃッ、わ、わたくしの力を以てすれば……ん、ン……ッ、
あぎぃッ!? こ、この程度、ぎぎぎゃッこの程度の技などぉ……ッ」
「な、なんてヤツだ……。これまでのアンクスラッシュの十倍ものパワーを秘めたヴィクトリースラッシ
ュの爆発エネルギーが封じ込められていく……!」
「プリンセスのプライドが生み出した恐るべき執念とでも言うのかしら……」
一歩退いて見詰めていたダディとマミーがエカテリージャの執念に圧倒されたように呟く。両親にとっ
ては、新必殺技を喰らってなお倒れぬエカテリージャの生命力こそ脅威であったが、娘にとっては違って
いた。

214即ヤラレ2話「壮絶! 鮮血皇女エカテリージャの最期!!」3:2015/05/15(金) 23:44:03 ID:pCIfviuY
「あはははッ、あ、ぎひ、ぐびゃぁッ、こ、こんな傷、あッ!? がッ! がぎゃぎひぃッ、こんな傷な
どぶびゃァッ」
「い、いや……もう、いや……」
 プリンセスのプライドから生にしがみ付き、皮肉なことに、それ故になりふりかまわずプリンセスの高
貴さもかなぐり捨ててメスのケダモノのように悶え狂うエカテリージャの間近に立っているファミガール
が、わずかに後ずさりながら小さく首を振る。ファミガールにとっては、いや、少女・一色ミナミにとっ
ては、憧れのプリンセス、そしてひと時その身を委ねさえした魅惑のお姉さまが、獣のように絶叫し、鬼
女のような形相を浮かべていることこそ耐え難かった。
「もういい、お兄ちゃん……ッ! 私……私、もうこんなの見たくないッ! この人を殺して……! 早
く殺して! もう終わりにしてぇッ!!」
 ミナミが首を激しく振り、マスクの下で涙を散らせて叫ぶ。鮮血皇女エカテリージャを裁いたのは、正
義の怒りでも、数十万もの無辜の命を奪い母たる鮮血女帝に捧げた罪でもなく、憧れの人の醜い姿は見た
くないという、一人の少女の身勝手な失望であった。
「く……ッ」
 妹の叫びを受け、タケシは、保健室のベッドの上で不慣れな自分を宥めるように優しく微笑みながら彼
自身を包み込み、奉仕してくれた白く柔らかい乳房に向けて、両腕を突き出した。
 ぐにゅり、と、親指を立てた二つの拳が、コリコリに尖り敏感になっていた乳首を圧し潰しながら左右
の乳肉に埋まる。その柔らかく滑らかな感触が、かつて保健室のベッドで夢中で揉みしだいたものとまる
で同じで、タケシは感動とも虚しさともつかぬ切ない想いを抱いた。
「ふひゃァンッ!?」
 びくん! 突然、敏感になっていた胸を襲った快楽に、エカテリージャが一瞬だけその身をV字に割り
割く痛みも忘れて、可愛らしい悲鳴を上げて頬を赤らめる。その恥じらいの表情が、自分の年の割に大き
な肉棒を目の当たりにしたときのエリナのそれと全く同じで、タケシの胸が軋んだ。
 ――ダメだ、このままじゃ……このままじゃ、倒せなくなる……!
 タケシはただそれだけを恐れて、瞼をぎゅっと閉じて、エカテリージャの白い豊乳に埋まった二つの拳
を、潰した乳首ごと柔肉にねじ込むようにしながら親指を下へと差し向ける。
「ファイナルエクスプロージョン……ダブルインパクト!!」
 ぐにゅぐにゅりゅぅッ!!
「あひ……ッ、ふひゃぁンッ」
 勃起した乳首ごと乳房を抉られ、エカテリージャが鼻に抜けたように喘ぐ。だがその快感も、ほんのひ
とときのことだった。
「あ、あひ……ッ、あッ!? あ、あ、熱い、あついひぃッ!? な、な、何かが、何かがわたくしの高
貴な胸おっぱいに流れ込んで……あッぁッ、ま、また、また乳首勃っちゃうぅッ」
 エカテリージャが胸元を見下ろして、瞳を強張らせる。タケシ=ファミボーイの拳から乳房へと熱い奔
流が流れ込み、それに呼応するように拳の下で一度は無理矢理押し潰されていた乳首がムクムクと勃起し
始めていた。

215:即ヤラレ2話「壮絶! 鮮血皇女エカテリージャの最期!!」4:2015/05/15(金) 23:48:42 ID:pCIfviuY
「あッぁッあッおっぱい……おっぱい熱くて……おっぱい熱くて破裂しちゃうぅッ」
エカテリージャが頬を染め、乳首だけでなく全体が熱く張りつめていく釣鐘型の美乳を下から手のひら
で持ち上げて悶える。ダブルインパクトは、敵の身体に触れて爆発エネルギーを直接注ぎ込む奥の手で
ある。叩き込まれた膨大なエネルギーは瞬く間にプリンセスの体内に満ち溢れ――快楽に満ち溢れた肉
体という器の限界をあっという間に超えて突き破る。
「あァン、わたくしの美しいおっぱいが……わたくしのキレイなおまんこが、熱くて……とっても熱くて
……このままじゃ、わたくし……わたくし……」
 めり……っ、めりめりめりっ。
「イっぢゃぐうぅッ!?」
 絶頂へとゆっくりと昇っていた甘やかな吐息が唐突にひしゃげた。タケシの二つの拳の下の左右の乳首
を通って股間で繋がっているV字型の傷口が、凶悪な音を立てて開き始めていた。体内で荒れ狂う膨大な
エネルギーはプリンセスのプライドと執念を容易く打ち砕き、一度は塞がりかけていた傷口を再び押し広
げたのだ。
「あ……ッ? あッ!? な、なに、なんです、なんですの……ッ、ま……また、傷が……わ、わたくし
の力で塞いだはずの傷がああああぁッ!?」
エカテリージャの剥き出しの乳房と秘所を結んで白い肌に刻まれたV字型の傷口から、凶悪なまでに濃
密な紅蓮の光が溢れ出し、女体の亀裂(クレヴァス)を太く割り広げながらマグマのように迸っていく。
「あ……ッ? ぎッ!? ぐぎぃッ!! あがぎがぎゃうぎゃぎひゃァッ」
「タカシ! よくやった、ダブルインパクトは成功だ! さあ、早く離れるぞ!」
「ミナミもよ! さあ急いで!」
 ダディとマミーが、自身に刻まれたV字の閃光に包まれながらのたうち回るエカテリージャの前で呆然
と立ち尽くしているボーイとガールを後ろから抱き上げ、大きく跳躍して距離を取る。そのジャンプの最
中、
「い、いやッ、そ、そんな……そんな……わ、わたくしのからだが……うつくじいわたぐじの…………わ
だぐぢのうづぐじぃガラダびゃァッ!!」
 ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!
「ぐぶぅげぇァッ」
 いつものファイナルエクスプロージョンよりも数倍も凄まじい爆発が巻き起こり半裸のエカテリージャ
を包み込む。蛙が潰れたような悲鳴を上げて、それが数十万もの命を奪い、タケシとミナミの心を身体を
弄んだ妖しく美しい鮮血皇女エカテリージャの最期だった。
「やったな、二人とも!」
「鮮血皇女エカテリージャの最期ね!」
 激しい爆風に吹かれながら数十メートルも離れて着地したダディとマミィが、遠く広がる大爆発に快哉
を上げる。
「……さようなら……」
「……エリナさん……」
 子供たちの傷心も知らず勝利に浮かれる両親の傍らで、兄と妹は、振り返りたくない思い出ばかりが遺
る戦場から一刻も早く離れようとするかのように、視界を遮るほどうず高く燃え上がる赤黒い爆炎に背を
向けたのだった。

(了)

216名無しさん:2015/05/15(金) 23:54:00 ID:pCIfviuY
以上です。
即堕ち2コマのノリで、強敵として登場した敵女が、次の話でいきなりヤラレていたら
メチャシコでは…と思ったのですが、あまり即ヤラレになりませんでした。すみません。

ちなみに分かる方には分かるかと思いますがエカテリージャのイメージは最近プリンセス
プリキュアに出てきた女幹部トワイライトです。
久々にテレビで見た、ヤラレ姿を想像してゾクゾク出来る敵女ですが、既に善堕ちフラグ
が見え隠れしていて不安であります。

217クレイバンの人:2015/05/16(土) 11:05:35 ID:bB1ZueL.
>>216
今回も最高でした!
まずは艶美参謀フェルミナのヤラレ、相変わらず容赦ない家族戦隊の必殺技、
お嬢様言葉の爆乳女幹部が爆乳が惨たらしく逝く姿、わずか1レスなのにタマリませんでした。

そしてエカテリージャ、倒せたはずなのに油断、慢心で屠られるというのは、大好きなシチュです。
それも一度は抱いた女を複雑な感情のまま、タケシがトドメを刺すというのが良かったです。
「ファイナルエクスプロージョンダブルインパクト」がまたエロい!
必殺技を喰らってから屠られるまでが相変わらずエロエロで最高でした!


>>ゲドグラージュとの激しい戦いの中、少なからず心を通わせた
>>美しい敵女たちをこの手にかけてしまい、深いトラウマを抱えていたタケシ
また、タケシを中心とした敵女との絡み、そして屠りを読みたいです。

218216:2015/05/17(日) 02:12:35 ID:r5Ckgq3g
>>クレイバンの人さま

ご感想ありがとうございます! フェルミナは今回前座のはずでしたが、私も
相当好きなシチュになりましたw彼女がここまで追い詰められた元の
作戦も考えていますので、書いてみたいですね。

強敵は何かと理由を着けてヒーローを倒せるのに倒せないのは
一つの美学ですよねwそしてそれが致命傷になるという…。
戦隊敵女では案外そういうのが少ないのでやってみました。
ダブルインパクトは合法的に乳首が責められる素敵な必殺技
になりましたwタケシも屠るに女体を直接意識せざるを得ないの
でたっぷり悶えたもらたいと思いますw

このシリーズ(?)、やはりタケシと敵女の絡みが中心になり
そうです。「戦隊であったらいいな」なシチュを描いていきたい
と思います!

219名無しさん:2015/05/24(日) 04:34:46 ID:hqZEWSR2
妖怪裸女、裸男(はだかおんな、はだかおとこ)僕たちの一族は昔から人間たちにそういう名前で語り継がれている妖怪だ。
その名の通り素っ裸の女(男)の姿をした妖怪で、女(男)がこれに憑りつかれると露出狂になってしまうのだ。
ある日僕たちの一族に長…長裸(おさはだか)様が亡くなり、その娘の裸女が新しい長になった。
新しい長裸様は人間たちの世界への侵攻を掲げ、僕たちはその思想に賛同して僕は親しい裸女達と一緒に町を襲って人間達を露出狂に変えた。
そして街から遠く離れた荒地で次に襲う街をどこにするか話し合ってる僕たちの前に、ファッションジャーが現れた。

「やい!妖怪裸女に裸男!よくも町の人たちを次々に脱がしてくれたわね!覚悟しろ!」

ファッションジャーは2人組みの女で、僕たち一族の邪魔をする嫌な奴らだ。
彼女達はそれぞれ赤と青のドレスのような戦闘服を身に纏い、赤い服を着たファッションレッドは服と同じように赤く長い髪を靡かせ、怒りの感情を剥き出しにしている。

「人々を理性なき姿に変えた罪、償ってもらいます!」

青の服を着たファッションブルーは一見すると落ち着いてるように見えるが静かな怒りがその表情から感じ取れた。

僕たちの作戦はファッションジャーが邪魔する場合、ファッションジャーの抹殺任務に変わる。

「おーっほっほっほ!ワタクシ達の野望は邪魔させませんわ!」

クリーム色の長い髪を風に揺らし、高笑いするのは僕のお嫁さんの裸女、美煌(みき)だ。
今回の作戦を実行した裸女の中では一番の巨乳で、高飛車なところはあるけど僕の可愛いお嫁さんだ。

「さあ、みんな!ファッションジャーを殺ってしまいなさい!」

美煌が指示を出すと、僕と美煌の部下の4人の裸女がファッションジャーに襲い掛かる。
実は裸女と裸男は裸女の数が圧倒的に多く、今回の作戦も僕以外の5人はみんな裸女だ。
そして、裸男が複数の裸女と関係を持ってることも珍しくなく、美煌以外4人とも僕の愛人(美煌公認の)だ

少し青みがかったロングヘアで、みんなのお母さんのような立ち位置の蒼華(そうか)。
胸は良い形をした美乳で、良く一緒にお風呂に入った時は赤ん坊のように吸い付いていた。

茶髪のポニーテールの琥珀(こはく)は、有り余るくらい元気があり、一回のセックスでは満足せず、2度3度と連戦したがるちょっと困った子だ。

ピンク色のツインテールの柴音(しおん)はこのメンバーのなかでは最年少で、背も胸も小さい。
本人はそれを気にしているところがまた可愛く、メンバーのなかでもフェラがとても上手で、口の中に出した後、撫でてやると無邪気な笑顔を見せてくれる。

眼鏡をかけ、黄緑色の少し癖っ毛のある翠(みどり)はちょっと怖がりで妖怪なのに夜一人でトイレに行けない。
一緒にトイレにいってそのままヤったこともあった。

ええ、ここまで書いてたけど途中でオナって出してしまい一気に書く気力がダウンしました。

220名無しさん:2015/05/24(日) 08:09:19 ID:06p.IxzQ
ちょ、ここからがこのスレ敵に重要なんじゃないですかー。

221名無しさん:2015/05/24(日) 22:58:37 ID:qgYP09hA
オナってる場合か!!

222名無しさん:2015/05/25(月) 23:02:13 ID:gza1OSg6
続き期待

223名無しさん:2015/05/26(火) 06:34:57 ID:pgFACogA
裸女さん達どんなヤラレ方するんだろうね。
服を着せられると敏感な場所が刺激されすぎてイッちゃうとかなんだろうか?

224名無しさん:2015/05/26(火) 21:44:08 ID:SWT8gfOE
>>223
219の者です。
やられはカクレンジャーの第2話のような感じにしようと思ってます。
が、書く気力がしばらく上がりそうにありません。

225名無しさん:2015/05/27(水) 04:43:44 ID:9eKHJCeA
赤毛の女の続編。。勝手に書いても構わないでしょうか?
やられはなしですが、その後助かってソウタを拉致。。戦闘能力を強化して再度決戦を望み小便漏らして公衆便所みたいなのでよければ。。

226名無しさん:2015/05/27(水) 04:46:51 ID:jNRwn16U
また戦隊もののやられパターンでも同様に悪女一度助かり復讐を誓うパターンを途中まで書きたいと思っています。。
個人的にはやられもいいですが、情けない姿になる的なものを許容してもらえるなら書きます。。
クレイバンさんだとパクリになるのでペンネーム矢田啓太(やたけた)でお願いします。。

227名無しさん:2015/05/27(水) 23:15:19 ID:J5mOgrI.
「ひいぃぃっ!」「嫌ぁ!」「ふぇ!?」「んんっ」

決着は一瞬で付いてしまった。ファッションジャーのレーザーブレードで4人は一瞬の内に斬られてしまっていた。
蒼華はその美乳を乳首を境目に横一文字に、琥珀は右肩から左の腰へ袈裟切りに、紫音は首を、翠は胴を両断され、意識こそまだあるものの長くないのは目に見えて明らかだった。

「ああっ…そ、そんな、裸女の私が…だ、だめ…くっついてぇ…」

蒼華が自分の胸を揉むように押さえる。形がよく、僕が何度も吸い付いた胸はいやらしく形を変えるが、すぐに切れ目から母乳を吹き出す。

「あ…あぁ…わ、私のオッパイがぁ…ああぁっ!」

ボトリと蒼華の胸から上が地面に落ちる。もう蒼華の胸を吸うことが出来ないのかと思うとなんとも悲しくなる。

「わあぁぁっ!やだ!やだよぉ!もっと…もっとセックスしたいのに…やだぁ…」

琥珀は斜めにズレて行く体を必死に抑えるが、無情にもそのからだはズレていく
琥珀の絶望の表情は汗、涙、涎で汚れ、その目から光が失せるとその体は崩れ落ちた。
そういえば僕と琥珀との最後のセックスは1回で終わらせてしまった。こんなことなら彼女が満足するまでヤるべきだった激しい後悔が心に残る。

「痛っ…?なにこれ、しょっぱい?」

紫音の体はさっきまで我慢していたのか大量の尿を漏らして立ち尽くしている。
そしてその尿は地面に落ちた紫音の頭に降りかかっていた。尿を漏らす自分の体を見上げた紫音は自分に何が起こったか理解していないようだ。

「あ、あれ…これって私のオマンコ?なんで私のオマンコが…?なんで私の体…首がないの…?なんで、こんな…眠い…の…?」

現実を理解できなかったのか、それとも理解したくなかったのかは分からないが紫音は何が起きたかも分からないまま眠るように目を閉じて事切れる。
同時に尿を出し切った体が仰向けに大の字で倒れた。

「ひ…ぁ…いや…」

胴を両断された翠の上半身は仰向けに倒れて、血を吹きだしながらプルプルと震えながらもまだ立っている下半身を眺めていた。

やがて、4人の体が爆発を起こしてその体が消滅した。

「さあ、あとはあなた達だけよ!夫婦なかよくあの世へ送ってあげるわ!」

ファッションレッドがレーザーブレードを僕たちに向けて構える。
美煌はワナワナと震えて怒りの表情でふぇっしょんジャーたちに向かって叫んだ。

「キーッ!ワタクシ達の配下の裸女をよくも!こうなったら奥の手ですわ!」

そういってに美煌は僕のチ○チ○を手で包み、手を上下させていく。
美煌の手は冷たくヒンヤリとしていて、それでいてとても優しい手の動きに僕のチ○チ○は大きくなっていく。
チ○チ○だけじゃない。僕の体全体が巨大化していく、それに合わせて美煌の体巨大化していく。

「嘘!?巨大化しちゃってる!」

巨大化した僕と美煌が見下ろすとファッションジャーが慌てふためいている。
僕たち裸男(女)の奥の手の巨大化を知らなかったようだ。

「おーほっほっほ!踏み潰してあげますわ!」

悪いまた抜いてしまった。オナりながら書くものじゃないな。
あー続き書くの面倒臭くなる

228名無しさん:2015/05/29(金) 12:05:53 ID:MjCllFJQ
>>227
またいいところでwww
でもエロいやられGJでした

続きをひっそりと期待してます

229名無しさん:2015/05/29(金) 14:09:20 ID:O2ObYHzk
>>227
GJ!
思わせぶりに登場してあっさりっていいよね。

ところで、覚えてる人は少ないかもしれないが
肥大化したクリトリスの雌チンチンを持ったボクっ娘敵女が女始末人にやられるって話が
大分以前にあったんだけどあれどうなったんだろう……。

最終的にお持ち帰りする流れになったみたいだけど、あれ以来音信がなくてとても気になってる作品なんだよね……。

230名無しさん:2015/05/30(土) 21:33:17 ID:E0Gb02Ps
「させないわ!ギガントドレスアーップ!」

ファッションレッドがそう叫ぶと、レッドの体が赤く光りだす。
レッドを包む光は段々とおおきくなり、すぐに僕達と同じくらいの人型の光になる。
光が収まると、そこには人の形をした赤い巨大ロボが立っていた。

「まだ私のだけだけど巨大ロボ『ギガントドレス』を開発したのよ!覚悟しなさい!」

僕と美煌、ファッションレッドの戦いが幕を開けた。
手始めに正面から僕が襲い掛かると、ギガントドレスは強烈な蹴りをお見舞いしてくれた。
パワーは相当なもののようで、巨大化した僕が簡単に吹っ飛んでしまう。

今度は美煌が横から蹴りを加えようとしたが、ギガントドレスに足を掴まれて、思いきり放り投げられた。
投げられた美煌の裸女特有の毛の一本も生えていない綺麗で可愛いオマ○コは起き上がろうとした僕の顔面にぶつかって、僕たちは地面に倒れ伏した。

「すごいパワーねこのロボット!博士に感謝しなくっちゃ!」

「キーッ!ワタクシ達がこんな小娘に苦戦なんてありえませんわ!あなた、行きますわよ!」

立ち上がった美煌は両膝をついて、僕のチ○チ○を口に咥えた。
激しく動きこそしかないが、美煌の舌使いは丁寧で、僕のチ○チ○と肉体をパワーアップさせてくれる。

パワーアップした僕と美煌はギガントドレスに同時に攻撃を仕掛けた。肉体の強化がで力を上回り、今度はギガントドレスを吹っ飛ばして地面にダウンさせる。

「おーっほっほっほ!これがワタクシ達の力ですわ!体を包み隠さず、すべてを解放した裸女に人間が勝てるわけありませんわ!おーっほっほっほ!」

「残念でしたね。新兵器は一つじゃないですよ?」

勝利を確信していた僕と美煌の真下にファッションブルーがいつの間にか立っていた。
しかも、服装がさっきまでと違う、まるで重装備の甲冑のような服、そして右腕に抱えたまるで丸太のような銃を構えている。

「くらいなさい…ショーティングドレスアップ・ショット!」

瞬間、ファッションブルーの銃から青い光線が放たれ、僕のチ○チ○と美煌のオマ○コを直撃した。
裸男、裸女の性器は力の源であり、ここに強い攻撃を受けると弱体化してしまうのだ。
僕も美煌も、痛みこそなかったが、一瞬全身がしびれるような感覚が全身を走り、途端に体のバランスを崩す。
僕と美煌は体を支えようとしたのか、それとも弱点を攻撃さっれた不安や恐怖からか、抱きしめあう形で倒れこんだ。

「あぁ…ワタクシ達の性器が…おチ○チ○とオマ○コがぁ…こんな、こんなぁ…」

「さあ終わりよ!ファッショナブルスライサー!」

ギガントドレスが巨大なレーザーブレードをこちらにむけて構える。

「まだ、ですわ…ワタクシ達には最後の切り札がありますのよ!」

なんとか立ち上がった僕は美煌の体を持ち上げ、美煌の秘書に僕のチ○チ○を挿入し、セックスで言う駅弁の体位となった。
これは裸女、裸男達に伝わる戦闘用の合体形態。衛鬼遍(えきべん)だ。
互いの性器からエネルギーを交換し合い、体を回復させると同時に肉体も強化される便利な合体形態だ。
衛鬼遍の体制で僕は美煌と抱き合いながらレーザーブレードを構えるギガントドレスに突っ込んだ。

「はぁぁぁああっ!!」

「きゃああぁあぁあああっ!?」

しかし、勝負は一瞬だった。恐ろしい速さでギガントドレスのレーザーブレードは衛鬼遍で強化された僕たちの体を真っ二つに切り裂いたのだ。
僕の頭からチ○チ○にかけて違和感のようなものを感じ、自分の体を見ると正中線に赤い線が走ってるのが確認できた。
美煌の体も僕と一緒に頭からオマ○コまで赤い線が走っていた。僕たちにも最期の時がきたようだ。

「い、嫌…ワタクシの、ワタクシのオマ○コが、お尻が…あ、あなたのおチ○チ○がぁ…あなたぁ…」

僕と美煌はズレていく体を必死に支えるが、正直そんなことでどうにかなるダメージではなく容赦なく体が離れていく感覚が伝わってくる
まあ美煌と一緒に死ぬなら本望だ、蒼華達も待ってるだろう。

「や、やだ…離れ、ないでぇ…ワタクシ達は、永遠に、あ、ぁ…愛してますわぁぁああぁっ!」

僕と美煌の体が左右に大きく離れるのを感じた、そしてその直後の全身が破裂するような感覚を最期に僕と美煌は天国へと旅立った

231名無しさん:2015/05/30(土) 21:34:30 ID:E0Gb02Ps
ムラムラきたんでムラムラに任せて書きましたムラムラで書いたので色々とムラがありますがムラムラに任せて書いたのでお許しください。

232名無しさん:2015/06/01(月) 21:47:10 ID:XsvZfQBw
彼女達は肉奴隷とのセックスを最後までしなければ生き残るができる、そんな「験担ぎ」を信じていた。
奴隷である少年は彼女達――世界征服を企む秘密結社ドルメズの女戦闘員5人にいつも寸止めをされていた。

「フフ、坊や、つづきは明日の戦闘後にね」
イク寸前まで手コキで肉棒をしごいてやめた女戦闘員が少年に軽いキスをしながら言う。

「ボクのフェラも明日ね〜」
フェラチオを同じくイク寸前でとめた女戦闘員が明るく笑顔で言う。

「わたくしのパイズリも同じく、もちろん明日は最後までイカせて差し上げますからね」
5人のうちで一番大きな胸の女戦闘員、彼女も同じく少年がイク寸前でパイズリをやめていた。

「あたいの足コキも明日な、明日になったらあたい達がイカせまくるんだからオナニーなんてすんじゃないよ」」
そう言ったヤンチャそうな女が豪快に少年の肩を叩きながら言う。

「私もオマンコが疼いて疼いて仕方がないの、でも明日まで我慢するんだから、坊やもダメよ」
少年をイク寸前まで素股でしごいた5人のなかで一番年上の女戦闘員が妖艶に微笑みながら少年に語りかける。

「はい、皆さんの無事のお帰りをお待ちしています」
少年は我慢の限界だと思いながら、オナニーをせずに彼女たちを待つことにした。
一度、彼女達の帰還を我慢できずにオナニーをしてしまい、バレてこっぴどく怒られたことがあったのだ。



でも……彼女達は帰ってこなかった。復讐機関パニッシュの「処刑人」に殺されたのだ。

「せめてあいつらを想ってオナニーでもして、弔ってやりな」
彼女達の上司であり今回の戦いで生き残った女戦闘隊長はそう言って少年に一つのDVDを残し部屋を後にした。


そのDVDには彼女達の最期の瞬間がおさめられた映像がおさめられていた。


「地獄へ行け〜!」
処刑人の口癖なのか、五寸釘を持った男がその言葉とともに、
今日少年をイかせてくれるはずであった女戦闘員達を、ビキニ姿の美女たちを殺していた。

「ぎゃびぃぃぃぃっ」
手コキで少年をイかせてくれるはずだった5人のなかで一番整った顔立ちだった女戦闘員は、
処刑人にナイフで襲いかかろうとしたところ、返り討ちに遭い、額を五寸釘で貫かれ絶命した。

「ぐびゃぁっぁぁぁぁぁぁぁっ」
フェラが得意だった、少年にとってはボクという一人称が印象的だった女戦闘員は、
口腔から侵入した処刑人の五寸釘に脳髄を破壊され即死していた。

「わ、わたくしのオッパイ、オッパびぃぃぃぃぃっ」
爆乳といってよいほどに胸が大きく、今日パイズリで少年をイかせるはずだった女戦闘員は、
五寸釘に左の乳房ごと心臓を貫かれ、両乳房をすくいあげるように揉みあげながら逝った。

「お、お尻、あたいのお尻、いぎゃぁぁぁぁっぁっ、あ、ああっ……やめろっ……ぐぶぉっ……」
足コキで少年イかせるはずだった女戦闘員は、処刑人にまず羽交い絞めにされ五寸釘でお尻を貫かれ、
次に首を真横から貫かれ、ゴブゴブと自らの血に溺れながら死んだ。

「オマンコは今日坊やに……坊やに貫かれるはずだったのに、いや、いやっ、いやぁっぁぁぁぁっぎゃびぃっ!」
昨日、少年を素股でイク寸前にまでしごいた女戦闘員は五寸釘でオマンコを貫かれ、
叫びのたうちまわるうちに首を掴まれ、とどめとばかりに脳天に五寸釘を刺し込まれこの世に別れを告げた。


「お姉さん、お姉さんっ……」
少年は生前の彼女たちの魅力的な肉体を、快感で切なげに歪む美しい顔を思い出し、
そして壮絶な最期を哀しみつつ、律儀に1人ずつ想像して肉棒をシゴいた。

そして死んだ彼女達の人数と同じ回数、つまり5回逝ったあと気絶するように眠りについた。

233名無しさん:2015/06/01(月) 21:50:58 ID:XsvZfQBw
女ザコのやられがすごく書きたくなり、
衝動的に1レスの短編書いたので、投下します。

234名無しさん:2015/06/04(木) 21:45:49 ID:wkJXZO/o
>>229
確かに唐突に更新止まって残念ですよね、アイドル暗殺話もだが、三魔将軍を倒せ
など特にいい所で止まってしまったし・・・・。

>>232
永遠に切ない思い出になっちゃいそうですよね、少年。

235名無しさん:2015/06/07(日) 10:44:14 ID:JuARHfX.
人それをトラウマと呼ぶ、GJですー。
最近投稿が多くて嬉しいですね。

あっちでできないHな妄想でなんか書けないかなぁ…。

236:2015/06/18(木) 00:58:46 ID:t32DuftM
 部下の女戦闘員を引き連れて親子連れで賑わう休日の都心の自然公園を襲ったゲドグラ
ージュの大隊長ケリスは、数百人を虐殺したところで駆けつけたファミリアVと交戦し、追
い詰められていた。

「今よ、お兄ちゃん!」
「OK、ミナミ! ケリス、今日こそお前の最期だ! フォーメーションX!!」

 ファミダディとファミマミーが組んだ両手をそれぞれ踏み台にし、ファミボーイとファ
ミガールがファミリアセイバーを振り上げてケリスへと向けて大きく跳び上がる。

「「必殺ツインセイバー・クロススラ――ッシュ!!」」
「く……ッ、貴女、我が身を守る盾となりなさい!」
 ドン……ッ!
 マント付きのほとんど紐のようなボンテージに今にも弾け飛びそうないやらしい肉体を
ギチギチに押し込んだケリスは、迫りくる断罪の二つの刃へと向けて、ただ一人生き残って
いた部下の小隊長を突き飛ばした。
「え……ッ、け、ケリスさま……っ!?」
 ハイレグレオタードの大きく開いた胸元を、ふるるるんと揺らしながら、まだ若い小隊長
が、戸惑いのままに頭上から迫るファミボーイとファミガールの剣の前へと、まろび出る。

「ひ……ッ!? ふ、ファミリアVの剣が…………け、ケリスさま――――ッ!!」
 あまりに突然の裏切りに、哀れにも小隊長の喉を突いて出たのは、己を身代わりにした張
本人の名でしかなかった。
 ズバッ、ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァツ!!
「ぎ……ッ、ひぎゃああああああああああああああああああああああぁ――――――ッ」
 たゆん……! ケリスの代わりにX字型に斬り裂かれた小隊長の胸元で、元々谷間が露
わなほど大きく開いていたこともあいまって、べろりとレオタードが剥がれ、乳輪の小さな
清楚な巨乳がたわわに揺れながら零れ落ちる。

237:2015/06/18(木) 00:59:49 ID:t32DuftM
「ふふ、この美しい私の身代わりになれたのだから、感謝することねッ」
「そ……そん、な……ケリス……さ……ま…………」
「な、なんてヤツだ、部下を楯にするなんて……!」
 剥き出しになった巨乳をぷるぷるわななかせ、びくびくと死の痙攣に囚われた小隊長の
肩越しにケリスがほくそ笑み、あまりに卑劣な行為にファミボーイが憤る。
「ほほほ、利用される方が間抜けなのよ! じゃあね、ぼうやッ! 次こそはこの私が地獄
に送って差し上げますから覚えていなさい!」
「待て、逃がすと思うかッ!」
「ふふ、私に構っている暇があるのかしら? その女をよく見てご覧なさい」
「な……? こ、これは、爆弾ッ!? みんな、伏せろ!!」
 立ち尽くす小隊長の胸元に目をやったファミボーイがぎょっとして叫ぶ。小隊長の血と
冷たい汗にまみれ苦しげな呼吸に何か別の生き物のように上下する二つの乳肉の谷間に、
いつの間にか筒状の爆薬がパイズリするように押し込められていた。

「え……っ? ばく、だん……?」
 瀕死の小隊長は、ファミボーイの叫びを不幸にも耳にしてしまった。彼女は己の胸元に埋
められた爆薬に気付き、死までのわずかな数秒の時間を、余すことなく恐怖と絶望で塗り潰
すこととなった。
「い、いや、いや、いや、いやあああああああああああああぁ――――ッ、ケリスさま、ケ
リスさまああああああぁッ」
 ぷしゃあああああああああああああ……。恐怖のあまり、小隊長の股間のレオタードを突
き抜けて小水が漏れる。
「く……っ」
「い、いや、いやよ、こんな、こんなの、こんなの、いッ」
 ファミボーイたちが地に伏せ、小隊長が泣き叫びながら豊満な乳房をグニュリと卑猥に
歪ませて深すぎる柔肉の谷間に埋まっている爆薬を掴んだ刹那、

 ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!
「いやびゃぎゃああああああああああああああぁ――――――――ッ」
 小隊長の上半身を腰で水平に切断したように綺麗に吹き飛ばし、激しい爆炎が辺り一面
に広がった。

238:2015/06/18(木) 01:01:00 ID:t32DuftM
「くそ……っ! あの女、また逃げやがって……!」
 爆発が収まり、ファミボーイが身を起こした時、ケリスの姿はどこにも無かった。ただそ
こには、上半身だけ吹き飛び、下半身も爆発でレオタードが全て吹き飛んだ全裸の小隊長の
豊かな腰と艶めかしい白い足だけがまだそこに立っていて、やがて、ガクガク膝を震わせな
がら、ぷしゃああああああああああ……ッ、と、命の最期の一滴まで絞り出すかのように毛
の一本も生えていない剥き出しの秘所から勢いよく潮を吹くと、力尽きたように両膝を突
き、尻を誘うかのごとく、いやらしげに天高く突き上げるようにして前のめりに倒れた。
「部下にこんなことまでして……相変わらず自分が生き延びるためには手段を選ばない女
ね……」
 似たようなパターンで、これまで何度も取り逃がしているケリスに、ファミマミーが嫌悪
も露わに吐き捨てる。
 だが、ファミリアVの残る二人は冷静だった。

「ミナミ、ネットには?」
 ひとまず敵が居なくなったため、ファミガールを名前で呼びながらファミダディが何事
か確認する。
「ちょっと待ってね、父さん。えーと、タグは……“#サーチ&デストロイ法”、“#悪女発
見”、“#拡散希望”……と。よし、OK。今、ネットに位置(GPS)情報と画像付きで流
したわ。……わ、凄い! もの凄い勢いで拡散してる……この調子なら、きっと!」
 ファミガールがタブレットの画面でどんどん跳ね上がっていく数字に目を見張って歓声
を上げる。
 ネットに流れたわずか数行のメッセージと画像データがケリスを追い詰め、彼女が自然
公園を出ることすら叶わぬまま、自らが身代わりにした小隊長よりも無惨で淫らな最期を
迎えることとなるのは、このすぐ後のことであった―ー。

239名無しさん:2015/06/18(木) 01:08:08 ID:t32DuftM
以上です。
部下を自分の楯にするという、特撮ではありそうで意外と無いシチュを書いてみました。

これをやった女幹部は完全にド外道認定で、遠回りながら確実な死亡フラグになる上、
作劇上も犠牲にした部下よりも悲惨な最期を遂げるという流れが生まれる素敵なシチュ
だと思うんですが、あまり見かけないんですよね。漫画とかで、太ったマフィアの
ボスみたいなのがチンピラを楯にするみたいなのはよくあるんですが、何故悪女でや
らんのかと小一時間(

240名無しさん:2015/06/27(土) 23:22:56 ID:F/iOkLjc
「私の毒母乳をくらいなさぁい」
「僕の猛毒オマンコの力を味わえ!」
「アタシの毒尻攻めに耐えられえる?」

「いくぞ!全裸猛毒エロ怪人!性なる剣…セクスカリバー!」

ズバアアッ!

「あぁん、私の乳首が斬られちゃったぁ…おっぱい真っ二つにされちゃったわぁ!」
「んんっ!僕のオマンコをセクスカリバーが貫いちゃった!? 毒が浄化されて僕死んじゃうの!?」
「アタシのアナルが真っ二つに斬られちゃうなんて!し、しかもアナル斬られたのに痛いどころか気持ちいいぃぃ!」

「はぁんっ!私のからだが爆発しちゃう…」
「せ、セックスしながら死にたかったよお!」
「アナルを斬られて死ぬのがこんなに気持ちがいいなんて…」

ドカーン!

241名無しさん:2015/06/28(日) 04:46:29 ID:gUZ3xiA.
若い女の子にも容赦ないのがいいね

242名無しさん:2015/06/28(日) 06:20:16 ID:JZf1nnuY
敵女を安楽死させる屠る側ってのを思い付いた
敵女が眠ってる時に優しく屠ったりセックスして眠るように死ねる毒入りの精子を中に出したり
後は見せしめに最初に抵抗した敵女を激痛を伴う方法で屠って抵抗しないなら痛くしないよ?って脅して生きるのを諦めた敵女に優しく死ねる座薬を注入したりとか

243名無しさん:2015/06/29(月) 04:31:47 ID:eXfc.rco
激突! 伊賀忍 対 甲賀忍

〜あらすじ〜
ついに富士樹海にて対峙を果たした伊賀忍と甲賀忍。仇敵との邂逅に血気が盛る伊賀忍一同であったが、甲賀忍は対決を避けるようにバラバラに四散してしまう。このまま逃がす手はないと、四方に別れて追跡を開始する伊賀忍たち。今、富士樹海が血の赤に塗れようとしていた。

「おい! 止まれ甲賀の餓鬼!」
伊賀忍一の優男、『風車』の甚平は木々をくぐりながら声を張り上げた。
「ん? あっちゃぁ、追いつかれちゃったか」
能天気に足を止めたのは、甲賀忍の少女。髪の毛を左右に縛った、膝丈の短い忍装束が特徴的な忍である。年の頃は十五を少し超えたあたりだろうが、童顔に見合わず胸が大きい。
「馬鹿が、逃がすと思ったのかよ。甲賀の忍は全員ここで皆殺しだぜ」
 伊賀忍には退けぬ理由があった。幕府を転覆させ、この日ノ本を支配するという甲賀の壮大な野望。それを阻止できるのは伊賀忍しかいない。
「きゃはっ! 馬鹿だなぁ、一対一に誘い込まれたっていうのが分からないの?」
 少女はどこまでも余裕そうである。彼女は十人いる甲賀上忍の内の一人。見かけこそ幼いが、実力はかなりのものだ。甚平も気を引き締める。
「それにしても、お兄さんは運がいいや。甲賀上忍の紅一点、こんなに可愛い畦火(あぜひ)ちゃんを引き当てたっていうんだから。ぼくに殺されるだなんて、幸せ者だね」
「うるせぇよ餓鬼……無駄に乳がでかいからって威張ってんじゃねぇ」
 少女、畦火は自らの乳房を強調するように、胸元を大きく開けていた。畦火が呼吸をする度に、たわわな果実が細やかに揺れる。もしもここが町中であったなら、女好きの甚平は喜んで声を掛けにいったことだろうが……戦場、それも甲賀忍が相手となれば話は別である。
「きゃはっ、お兄さん殺し甲斐がありそうだなぁ……折角だからとっておきの術、『畦道花火(あぜみちはなび)』を使ってあげる」
 畦火は両手を引いて、構えた。甚平も警戒する。奇術使いが多いことで知られる甲賀忍だが、この少女がどのような忍なのか、彼は全く知らないのだ。だからどんな攻撃がきてもいいように、甚平は神経を研ぎ澄ませた。
 が。
「んんっ!?」
 結果的に、甚平が畦火から攻撃を受けることはなかった。
 突如として畦火の背後に現れた謎の青年が、彼女の首に腕を回して動きを封じたからである。
「だ、誰だてめぇは!?」
「……我は風魔忍」
 青年は重苦しい声で答えた。
「この無益な戦を終わらせるため……伊賀と甲賀を殲滅せしめるために参上した」
「ふ、風魔忍、だと……?」
 甚平は目を見開いて驚いている。予想だにしない、第三勢力の介入であった。
「んー! んー!」
 完全に動きを封じられている畦火は、指一本とも動かせず、呻く度に乳を揺らすことくらいしか出来ない。
「この女の命が惜しければ……貴様も降伏しろ。我も不要な殺生は好まん」
 青年は諭すように呼びかけた。
「……は?」
 しかしそれは、どうにも的を外している様子だった。
「いや、惜しいも何も……そいつ俺の敵なんだが」
「……なに?」
 青年の表情が固まった。
「俺は伊賀忍で、そいつは甲賀忍だ。今は絶賛殺し合い中って所だよ」
「……ではもしかして、この人質は、意味がない、のか?」
「意味ねぇっつうか、あんたが殺してくれたらむしろ助かるな」
「…………」
 青年は見る間に赤くなる。
「……ち、違う! 間違えたのではない! これはわざとだ!」
「なんのわざとだよ……お前もしかして馬鹿なのか?」
「ば、馬鹿とかいうな! 馬鹿とかいう方が馬鹿なのだ!」
 叫んでから青年は、無造作に、畦火の胸元に手刀を突き刺した。
「んぐっ!?」
 畦火から短い悲鳴が上がる。信じられないような瞳。青年の手刀は正確に彼女の心臓を貫いていた。
「……へぇ、鋭いな」
 見事な手際に、甚平は感心したような声を出す――が、青年の動作はそれだけに終わらなかった。
「――ふん! 爆ぜろ!」
 青年の腕から畦火の身体が離される。
「え、え? あれ? ぼく、どうなって……」
胸元から大量の血が噴き出し――それと同時に、畦火は風船のように膨らんだかと思うと、破裂した。
「ええええええええああああああああ――ぷげっ!?」
 血飛沫が富士の樹海に舞い散った。畦火の肉体は跡形も残らない。
「……それがお前の術か」
 甚平の目つきが険しくなった。甲賀上忍どころではない相手が現れたと、本能で感知したのである。
「別に風魔忍に敵意はねぇが、向かってくるなら相手するぜ」
「……愚かな男だ」
 こうして二人の忍の殺し合いが幕を開ける。
 その傍らで少女の亡骸は、誰にも省みられることがなかった。

244名無しさん:2015/06/29(月) 04:34:56 ID:eXfc.rco
いわゆる『別の敵のかませにされちゃう敵女ちゃん』です。

女性向けの、イケメンばっか出てくる漫画とかに多い気がします。

245名無しさん:2015/06/29(月) 07:18:12 ID:yJIxa9xA
まさかの展開w
かませにされちゃう畦火ちゃんカワウソス(´・ω・)
某漫画の如くイケメンの甚平ちゃんに壮絶な忍術合戦の末に追い詰められてはだけた忍装束から豊満なお乳と太ももを仇敵にさらしながら無様に忍殺されたかっただろうに…

246名無しさん:2015/07/04(土) 09:10:02 ID:Ju0ZqqHI
こーいうのを見てしまうと
「作者はイケメンの主人公に女殺しって言う外道な業を付けたくないんだな」
って思っちゃいますよね。読者が女性なわけですし。
なので悪いイケメン(にも限りませんが)は女に容赦なくて
それを倒す主人公は女の味方=「格好いい!!」って事に。

あと女だと思わせといて「実は男でした」とか。
下着まで女物使っておいて男かよ!!
ここまで期待したのに…。ってのがあります。

247名無しさん:2015/07/04(土) 09:19:54 ID:Ju0ZqqHI
>>242
自分の彼女に「毒入り精液を出されて悶絶死」する演技をしてもらい、
その恐怖で改心して貰うんですね。

最近の子には「ザ・ハングマン」ってわからないだろうなー。
稲川淳二って言ったら怖い話する人ってイメージしかないだろーなー。

248名無しさん:2015/07/04(土) 15:38:23 ID:oBAX2qww
>あと女だと思わせといて「実は男でした」とか。
やたら男の娘とかねじ込もうとするけどそういうのマジで気持ち悪いし要らないから

249名無しさん:2015/07/05(日) 10:58:58 ID:zhfiE40M
>>247
なんと激萎えシチュ、またハングマンか…

250名無しさん:2015/07/06(月) 11:34:52 ID:U1CFoBs6
正直、男の娘でも割とありだと思うんだけどなー

251名無しさん:2015/07/06(月) 12:40:46 ID:wJIXHRL.
うん、それ自体はいいと思うんだ…

後で主人公がネタばらしさえしなければ…

良い夢が見れたのに。

252名無しさん:2015/07/06(月) 14:09:31 ID:42ADeRcg
世の中男の娘でもシーメールでもふたなりでも少なからず好きな人はいるからねー
それを屠りたい人がいてもおかしくはないよね

253名無しさん:2015/07/06(月) 15:04:53 ID:/9jcPe5s
気色が悪いし吐き気しかしない
ホモは消えてくれと思う

254名無しさん:2015/07/06(月) 15:13:06 ID:/9jcPe5s
ゴールデンウィークあたりからキモいホモが寄生しだしたな
マジ消えてくれないかな
しつこいんだよ糞ホモ

255名無しさん:2015/07/06(月) 19:43:48 ID:U1CFoBs6
id出てるし分かりやすいな

256名無しさん:2015/07/07(火) 18:38:03 ID:6NL979Aw
「たぁぁっ!」裂帛の気合とともに、ギュウロが直剣でテンノカワメに斬りかかるが水撃で跳ね返される。 
「情けない斬撃ねぇ。ギュウロ、貴方オリメに逢いたいんじゃないの?そんなんじゃ、まるでダメ!」
罵倒しつつ、テンノカワメは着崩した着物からまろびでた大きな乳房の先端、乳首から乳白色の水撃を放つ。
「た、倒してやる、倒してオリメに……」水撃で吹っ飛ばされながらもギュウロは何とか立ち上がる。
「オッパイならオリメより私の方が大きいし、いくらでも揉ませてあげるのに」挑発するテンノカワメ。
「凛とした、控えめなオリメに胸に僕は魅かれたんだ、お前みたいな淫乱オッパイオバケじゃない!」
酷いギュウロの言葉に激昂したテンノワカメから「死ね!」という言葉とともに乳首からの水撃が放たれる。
「面胴一斬!」彼女の水撃を両断しつつ、ギュウロの必殺の真空斬がテンノワカメを襲う。
「ひ、ひぎゃぁぁっ……ああ、何で……こ、こんなギュウロなんて貧乳好きの男にやられるなんて……」
股間からは乳首と同じ乳白色の小水を盛大に漏らしつつ、テンノカワメの肉体に、縦に赤い線がはしる。
「僕を怒らせたことがお前の敗因だ!テンノカワメ、悪逆非道の限り、その死をもって贖え!」
「死にた……ぎゃばぁ」醜い悲鳴とともに、彼女の豊満な肉体が真っ二つとなり無惨な骸を晒すのだった……

257名無しさん:2015/07/07(火) 18:39:02 ID:SR0cjz.k
七夕なので「たなばたおりひめひこぼし」の縦読みで1レス短編書いてみました。

258名無しさん:2015/07/07(火) 18:44:19 ID:6NL979Aw
誤字が……

誤 「凛とした、控えめなオリメに胸に僕は魅かれたんだ(後略)」
正 「凛とした、控えめなオリメの胸に僕は魅かれたんだ(後略)」

7行目、8行目
誤 テンノワカメ
正 テンノカワメ

ワカメって……よろしくお願いします。

259名無しさん:2015/07/07(火) 23:01:49 ID:QiNmEO2U
>>256
GJ

260名無しさん:2015/07/11(土) 17:27:55 ID:XmndZffQ
ここって既存の作品のパロディはOK?
全部一次創作じゃないとダメかな?

261名無しさん:2015/07/11(土) 18:15:41 ID:XmndZffQ
 薄霧が立ち込める中、少女はただひたすら息をひそめて「それ」が来るのを待っていた。
 時刻は黄昏時、傾いた赤い日が夜の到来を告げていた。頭の上で一抱えもある鴉がカァと鳴き飛び立っていく。
表は外なんだから人が通るのは当たり前だ。問題は、それが誰かということだ。
 ちらりと物陰から顔を出し、少女はその存在の到来を確かめて頷いた。

 ちゃり、ちゃり、と低い金属音が響く。
 右手にランタンを携え、女兵士は周囲を見渡しながら歩を進めていた。
 銀色の兜に隠れ目は見えないものの、高い鼻や薄い唇、雪のように白い肌からなんとなく顔立ちはわかる。
夕日に照らされた金の髪は、背中に届くほど長く伸びていた。しかしながら彼女…いや、彼女たちを見て最初に
目が行くのはその顔などではないだろう。
 彼女たちの装甲は、胸と首にしかなかった。肩も上腕も太腿も剥き出しで、覆うのは右腕に装着された丸盾のみ。
その体を覆うインナーは、ウエストラインが完全に見えるほどのハイレグレオタード一丁だった。当然ながら後ろから
見れば臀部は完全に剥き出しであり、鼠蹊部のラインも露わになっていた。
 そんな兵士たちが何千何万とこの町では仕事についているというのだから、慣れとは恐ろしいものだ。

 軍靴の足音と、鞘鳴りの音が徐々に近づいてくる。
 少女は下げていた袋から空き缶と鈴を取り出し、缶の中に素早く小さな鈴を入れる。そしてタイミングを見計らって、
少女は缶を投げ捨てた。

 カランカランカラン。

 耳障りな金属音が路地に響く。
 目の前を通過した何者かに気を取られた女兵士は、思わずランタンを向けて右を向く。
 その刹那、少女は獣の速度で女兵士の長い金髪を掴んで裏路地に引きずり込んだ。
「な…ッ!!」
 思わず女兵士は声を荒らげて倒れ込むが、少女は情け容赦なく女兵士の緑のレオタードに包まれた腹に拳を打ち込む。
衝撃は女兵士の腹筋をぶち抜いて、肺の全ての空気を出したかのごとく女兵士は悶絶し膝をつく。
 少女はためらうことなく手首から取り出したワイヤーを女兵士の鎧に守られた白い首筋に通し、一気に引っ張る。
「_______!! _______!!!!」
 女兵士は苦悶の声を上げようとするも、一瞬で声帯ごと押し潰され、風を切る音ばかりがその喉から溢れ出る。
緑色の薄布は二つの肉壁をかき分けて深い谷間へとめり込んで行き、その間からは堤が切れたかのように滝が零れ落ちる。
あわを吹き、顔を青に染めていく女兵士は、ほんの数秒でピクリとも動かなくなり、がっくりと首を落とした。

262名無しさん:2015/07/11(土) 18:17:55 ID:XmndZffQ
 少女は女兵士の顎紐に手をかけて抜き去り、兜を手早く外す。続いて銅丸を外し、腰帯を解き、手袋も軍靴も脱がせていく。
「うっ。こいつ漏らしてるよぉ」
 立ち込める匂いの中に混じる薄いアンモニア臭に顔をしかめながら、少女は目を閉じて微動だにしない女兵士の背に回り、
彼女の首元に手をかける。
 レオタードの首元を広げると少女は一気にそれを剥し、肩口から両腕を抜き、高く隆起した胸まで一気にずり下ろす。
「うわー、大きい。Fくらいあるかも」
 露わになった女兵士の乳房に率直な感想をぶつけつつ、少女は女兵士の体を転がして股間から両足を抜いた。
 生まれたままの姿で倒れ伏す女兵士の口に亜麻布を巻いて、更に先刻のワイヤーで手首、足首を締め上げて完全に身動きを
封じると、少女は自らも服を脱ぎ始めた。
 女兵士たちの兵装が余りに軽いのもあり、下着を付けずに脱ぎたてのレオタードを羽織るのは嫌悪感があったが、
城内潜入捜査任務を受けている以上背に腹は代えられない。左程起伏は大きくもない、されど小鹿のようなのびやかな筋肉に
覆われた肢体が露わになり、少女は女兵士から奪い取ったレオタードの首元を広げて一気に足を通す。
「うああ、汗でべっとべとだよぉ、気持ち悪い」
 一回り大きい体格の女兵士の制服だったが、意外にもぴったり少女の体には合った。
 しかし少女の髪は黒く、しかも肩よりも短い。ここで少女はあらかじめ用意しておいた頭陀袋から金髪の鬘を取り出して
それを手早く被り、女兵士から奪い取った装備品を次々に着用していった。
「こいつ左利きなのよね」
 ぶつくさ文句言いながらも少女はブーツを履き、剣帯を占めて手早く腰で留める。そして銅丸を填め、手袋に手を通していく。
「わかっちゃいたけど夕方だから汗がひどいなあ…まあ、汚いオッサンに変装するよりは万倍マシだけど」
 最後に兜を被って顎紐を占め、用意していた手鏡で見回す。女兵士を捕獲してからここまで、わずか30秒の間の出来事だった。
「完璧」
 誰に言うまでもなくそう言って少女は女兵士に化け、警邏任務に戻ろうとする。踵を鳴らしてランタンを取り、用意していた
服を頭陀袋に突っ込んで行く中、少女は銅丸から何か落ちたことに気付く。
 拾って確かめてみると、そこにはロケットペンダントの中に、私服姿のその女兵士と、弟だか恋人だかわからないがとにかく
たのしそうな顔で一緒に写る少年の写真が入っていた。
「…」
 ちらりと全裸で倒れ伏す女兵士の姿を見る。
 力なく倒れたその女の股からは黄色い滝がちょろちょろと川を描き、頬にはうっすらと赤い色が差していた。
 はあ、と少女は溜息をつく。
「…こういうことやってるから私いつまでもギルドではヒラなんだろうな」
 
 頭陀袋の中から取り出した茶色い布を女兵士の体に毛布の様に掛けてやると、少女は再びランタンを手に街路へ走り去っていった。

263名無しさん:2015/07/11(土) 18:20:17 ID:XmndZffQ
以上です。

264名無しさん:2015/07/12(日) 03:53:17 ID:ZgTIjumY
 タイトル『敵女史』
 
 水の魔女クラリスの場合

 28年前、秘密結社ミストガルズ大幹部の一人娘として生を受ける。
 
 幼少期は何不自由なく、蝶よ花よと育てられる。彼女の周囲には当時から奴隷が何人もいた。奴隷たちはミストガルズによって捕えられた罪なき人々だったが、生きるために必死でクラリスの世話をした。その経験が、彼女に『自分は選ばれた人間なのだ』という思考を植え付けさせることとなる。
「うふふふふっ! どれーさんたち、わたくしにひざまづきなさい! わるいどれーさんは、おとーさまにいいつけて、はんばーぐにしちゃいますからね!」

 4歳の誕生日を境に、奴隷の拷問が趣味になる。面白半分に奴隷の四肢を引き千切ったり、眼球を抉ったりする彼女の趣味は、彼女の両親を大層喜ばせた(父親いわく、『娘は生来立派な悪人になる』)。またこの時、奴隷が命乞いするのを聞いて、初めて性的快感を覚える。
「ああ、やめられませんわ! どうしてひとがなきさけぶこえって、こんなにもここちいいのかしら!」

 10歳にして、殺した人間の数が三桁を超える。また初潮を迎え、後に彼女の象徴ともなる乳房が膨らみ始めた。奴隷への拷問は日に日に激しさを増していき、やがてそれを種に自慰にふけるようにもなっていた(といっても、当時の彼女は性知識が乏しかったため、枕に股間を擦り付けるのが精々だった)。
「んっ……はぁ……気持ちいぃ……気持ちいいよぉ……もっと……深く……まで……」

 11歳の冬。ミストガルズが崩壊。クラリスの両親が死亡。彼女は別の組織へと身を移す。この一件をきっかけに、正義を激しく憎むようになる。
「ぐすっ……お父さま、お母さま……わたくしが、絶対に仇を取って差し上げますわ!」

 12歳。身を移した別の組織にて、凄惨な虐めを受ける。彼女の美貌と、それを鼻にかける彼女の性格が、同年代の少女たち(クラリスと同じような、幹部の娘たち)の癪に障ったのだ。毎日のように野外排泄を強いられ、時には虫を食わされる毎日。処女膜もこの当時に、木の枝によって喪失した。慣れない新天地で、クラリスを守ってくれる人間は誰もいなかった。
「……もうやです……死にたいです……わたくしは、選ばれた人間の筈なのに……毎日がつらい……」

 13歳。クラリスは覚醒する。自分を虐めていた少女たち全員に薬を盛り、動けなくしてから嬲り殺しにした。クラリスの手に掛かって、原型を留めた少女は誰もいなかった。当然、この行動は組織の中で問題となり、クラリスは処刑されることとなったのだが――すんでの所で悪の天才科学者ワルギィスに助けられた。ワルギィスはクラリスの類稀なる素質にほれ込み、自分の実験材料にしようとしたのだ。
「あのゴキブリどもを駆除できたのはよかったのですけど……このワルギィスとかいうおじいさん、なんだか気持ち悪い人ですわね……あたくしのお胸ばかり見てくるし」

 ワルギィスに引き取られた日の夜、クラリスははじめて男と関係を持った。性行為に於いてクラリスが泣き叫び、嫌がる素振りを見せたのは、この一回きりである。以降は彼女も割り切って、ワルギィスという名の老人を満足させた。彼女の胸は肥大化し、14歳でEカップにまでなっていた。
「……我慢をするのは、今だけ、ですわ……わたくしが力をつけるまで……今だけ、我慢」

 ワルギィスによるクラリスの改造がはじまる。その苦痛は、15歳の少女の身体に余るものであった。彼女は何度も生死の境をさまよいながら、両親の仇をうつ力を手に入れるため、必死に堪えた。
「う、ううううああああっ! いたいいたいいたいいたいっ! もうやめっ……壊れるぅぅぅ!」

265名無しさん:2015/07/12(日) 03:58:15 ID:ZgTIjumY
クラリス18歳。ついにワルギィスの理論が完成。クラリスは水を意のままに操る水の魔女として生まれ変わる。と同時にワルギィスを殺害。ワルギィスの死体は、頭を吹き飛ばされ、睾丸を粉々に砕かれた状態だった。クラリスは晴れて自由となった。
「あははははっ! クソジジイ! 死ね! 汚ねぇキ○タマ破裂させて死んじまえですわ!」

 その後クラリスは数ある悪の組織の中でも名門と謡われた、イビルブラックスの戦闘員となる。当初はHカップという胸の大きさでしか注目されていなかった彼女だが、圧倒的な戦闘能力で手柄を立て、異例の速さで組織内を成り上がっていった。そして20歳にして、イビルブラックスの幹部になる。
「ようやくここまで来ましたわ、お父さま、お母さま……あとは正義の連中に復讐するだけです」
 
 しかし大きな権力を手にしたことで、クラリスは本来の目的を見失う。大嫌いなワルギィスと対極である可愛い少年たちを奴隷として飼い、一日中セックスに溺れるようになった。少年たちは性行為の度に首を絞められて殺されてしまうため、クラリスの部下たちは世界中から美少年をかき集めなければならなくなった。
「うふふふ……なんか、復讐とかもう、どうでもよくなってきましたわぁ……おとこのこのお○んちんがあれば、十分ですものぉ……」

 クラリスの成り上がりは尚も続いた。23歳にして大幹部、26歳で四天王にまで上り詰る。その昇進に比例するように、彼女のバストはJにまで達した。
「四天王の次は首領の座、ですわね。わたくしってやっぱり選ばれてますわ…………でもなんでしょう? なんだか不思議と、虚しい、ような……」

 28歳になったクラリスに、最期の時が訪れる。彼女を妬んだ同僚に嵌められて、ある実力派ヒーローと強制的に戦うこととなったのだ。そのヒーローは、例え相手が女であろうが一切の容赦をしない、冷酷な男だった。クラリスは逃げようとしたが、かなわず敗北。トドメを刺される寸前に、彼女は泣き叫んで命乞いをしたが、無為だった。
「なんで、ですの? あたくしこんなに可愛いのに……こんなにえっちな身体してるのに……どうして、助けて、くれないんですの?」

 クラリスの身体はハリを失い始めていた。胸や尻は荷重に耐えかねて垂れ下がり、肌艶も乏しかった。もしも彼女が全盛期の美貌を誇っていれば、その命乞いも聞き入れられていたかもしれないが――クラリスの一生は、こうして幕を閉じた。彼女を弔おうとするものは誰もおらず(友人らしい友人はいなかったし、部下にも慕われていなかったからだ)、屍は野晒しにされた。近隣に住む物乞いたちが冷やかし半分で屍を弄んだりもしたが、やがてクラリスの肉体は腐敗し、蛆が集り始めた。全身がブヨブヨになり、およそ人間とは呼べない状態――土へと還ったのだ。どこまでも哀れな、悪の女の末路である。

266名無しさん:2015/07/12(日) 22:18:46 ID:GEAUPtis
何歳の時のクラリスを倒すかを妄想するの楽しみ方ができるね

267先週見た夢:2015/07/13(月) 09:39:16 ID:EjAymhEg
「決着をつけるぞ、エキゼエル!!」
 津上兼正は、そう言って己の魔力で練り上げた大剣『大獄丸』の切っ先を突きつけた。
 その先に立つのは、黒いロングコートを羽織った金髪の男。年は精々20代後半といった所か。「凍りつくほどの」と
形容詞を付けても問題ないほどの美男子だが、そのどす黒い瞳からはまるで精気を感じさせなかった。
「…」
 無言で兼正を見据えるその眼は、地に落ちた羽虫を見るかのような侮蔑に満ちたものだった。
 その薄い唇が開かれる前に、傍らに立っていた女が声を上げた。
「決着ねぇ…」
 ニヤリ、と女は笑う。
 青のレディースーツに身を包むその女は、グロスの塗られたうるんだ唇を小さく舐めると、あざ笑うように告げる。
「つけられるのはキミじゃないかしら? 足、震えてるわよ?」
「…っ」
 思わず兼正は足踏みをし、鼻で笑ってから嘯いた。
「ああ…怖いさ。正直お前らみたいなバケモノと闘うのが、怖くて仕方ねえさ」
 けどな、と吐き捨てて、兼正は続ける。
「俺がここでお前を討ち漏らして、もっともっと怖い思いをする人が出てくることを考えれば、こんなものは武者震いにすぎない」
「…お前?」
 そのものいいに、柳眉を逆立てて女は反論する。
「ああ、恐れすぎて一文字抜いちゃったのね。動揺しすぎじゃない」
「『お前』で十分だ」
 ジロリとエキゼエルを見据え、兼正は告げた。
 その意を解したのか、エキゼエルはようやくその鉄面皮を崩す。
「フッ、大した自信だな。貴様に私が倒せるとでも?」
「ああ、少なくとも俺はそう思ってる!!」
 一歩だけ踏み出して、兼正はエキゼエルを睨み返した。

「…さっきから聞いてりゃ付け上がりやがって…!!」
 とうとう堪忍袋の緒が切れたのか、女が自らの肩口に手をかけ、叫ぶ。
「人間如きがこのシャムシール様を舐めんじゃねえぞドクズがあああああ!!!」
 レディーススーツが引き裂かれて飛散し、その豊満な肢体が露わになる。
 白い裸体を、乳房と股間のみがギリギリで隠れているような服で覆ったその女の背中からは、白い二枚の羽が生えていた。
「エキゼエル様は退避を…このゴミは私が片付けますから」
「いい心がけだ。やってみろ、ただし…」
 ポケットに手を突っ込んで、エキゼエルはニヤケながら告げる。
「もしそこまで大口叩いて人間に負けたらどうなるか…お前にわからないワケでもあるまい」
「そのようなことは万に一つも起こりえませんよ」
 そう言うが速いか、シャムシールの手に一対の双剣が現れる。それを見て兼定は腰を落とし、大獄丸を構える。
「死にな下等動物!!!」
 刹那にして音速にまで加速したシャムシールは、弾丸と化して兼正へと突撃する。

268先週見た夢(完):2015/07/13(月) 09:40:55 ID:EjAymhEg
「うおおおおおおおおおおおっ!!!」
 兼正はシャムシールが飛び出したと同時に地を蹴り、一気に大獄丸を振り抜いた。
「何ッ」
 気付いた時には、もう遅かった。
 風を切る音よりも早く振り抜かれた大獄丸の刃は、シャムシールの無防備な腹に深々とめり込んでいた。
「なが…っ」
「だあああああああっ!!!」
 大理石の床に罅が入るほどの踏込みに、一瞬遅れてビルの窓ガラスが粉々に弾け飛ぶ。
「ギャアアアアアアアッ」
 その美しい顔を醜くゆがめながら、シャムシールの体はゴム鞠のように吹き飛ばされた。
 窓の外まで吹き飛ばされた彼女の体は、直後に夜の闇を切り裂いて反対側のビルの窓ガラスをぶち破る。
「ゴアアアアアッ!!」
 そのまま鉄筋コンクリート製の壁を貫き、扉をぶち破り、エレベーターを打ち抜いて、彼女の体はなおも吹き飛ばされていった。
 すでに血だるまの肉塊と化していた彼女は、不運なことにちょうどその瞬間に目を覚ましてしまった。
「うぁ…うあああああああ!! エギゼエルざまあああああ!!! お助…」
 それが断末魔となった。
 彼女の体は鉄塔に叩きつけられ、その鉄骨で体を15の肉片にまで切り刻まれてやっと停止した。

「はーっ、がーっ、はぁぁーっ」
 荒く息をつく兼正。
 振り回した剣圧だけでビルの壁はズタズタに断たれ、周囲にはおびただしい量のシャムシールの血が散乱していた。
 その様子を見て、エキゼエルは優雅に手を叩いた。
「なぁかなかやるじゃないか、さすがだなあ。やっぱり島一つ焦土にした甲斐があったもんだ」
 おどけた口調のエキゼエルに対し、兼正はギロリと睨みつけて叫んだ。
「仲間じゃねえのか…! あの女をぶっ倒した俺に対して、一言の恨みも言わねえのか!!」
 その剣幕に怯みもせずに、エキゼエルは肩をすくめて返す。

「だから『なかなかやるじゃないか』と言ってるじゃないか。曲がりなりにも私の同族を倒したんだから褒めてやってるんだよ。
 それとも何かね? シャムシールごときのために私が涙流して花でも手向けてやれと? ははは、貴様は面白い冗談を言えるんだな」

「…っ!!!」
 ドン、と大獄丸が床を打つ。
 ビル全体が揺れるほどの振動が起き、一瞬で収まった。
「お前だけは…お前だけは絶対に許さねえ!!!」
「いい目だ…その目をした奴を叩き潰すのが私は大好きなんだよ!!!」
 直後にエキゼエルはロングコートを脱ぎ捨て、掌の中に長い突撃槍を生み出した。
 先刻のシャムシールなどとは比べものにもならないほどの巨大な翼が、両サイドの壁を突き破ってビルに風穴を開ける。
「さあ来い! 言っておくが私は、先刻の女の50倍の魔力を有するぞ!!」
「50倍だろうが100倍だろうが関係ねえ!! 行くぞおおおおっ!!!」
 叫び声と共に、二人の戦士が駆け出した。

269名無しさん:2015/07/13(月) 09:42:11 ID:wgcrfvCs
以上です。先週、なんかこういう夢を見てました。
こういう完膚なきまでに噛ませ犬にされる敵女が大好きです。
敵サイドからも全く悼まれず、完全に前座扱いされる感じの。

270名無しさん:2015/07/13(月) 13:55:09 ID:192EpLoI
GJであります

271モンスター娘好きの人:2015/07/14(火) 19:09:49 ID:ts.P/CA.
お久しぶりです。
先に謝っておくと、またしてもふたなりネタです。人外娘ネタがありません。
人外娘ネタ期待してる人がいたらごめんなさい。

272モンスター娘好きの人:2015/07/14(火) 19:10:33 ID:5Otq0ddc
「あうっ!!」
乾いたムチを振るう音と同時に、テミスの悲鳴が木霊する。

 とある廃工場―――かつての栄光の跡地にて、邪神ハーデスの腹心であるマキアの計略によりテミスとアテネは二手に分断されてしまい、テミスはマキアから一方的に嬲られていた。
「フフフ……二人であれば手ごわいけれど、一人一人に別たれてしまえばどうという事はなかったわね」
 マキアは苦痛に悶えるテミスの背中を足蹴にしながらせせら笑う。嗜虐趣味のある彼女にとって、今まで手を焼いていた二人組の片割れが目の前でひれ伏している光景は何よりもたまらないものであった。
 鞭を振るう手とは別の手が、知らず知らずのうちにそのハイレグの露出の高い衣装に包まれた豊満な胸を歪ませるように揉みしだいて悦に浸り始めている。

「くっ……アテネさえ来ればあなたなんて……!」
「アハハハッ! アテネは今頃50体の魔物を相手に、ボロボロになっているでしょうねえ? どうやってここに来れるというのかしらねっ!」
 残酷な宣言と同時に振るわれたムチがテミスの身体にまた一つ傷をつけていった。テミスの苦痛に悶える声が響き渡るが、テミスの目からは光がまだ宿っている。
「いいえ、来るわ! もし私が多くの魔物を相手にしていても、アテネの為なら必ず行くもの!」
「ハンッ! 随分と健気ね。それじゃあ、アテネが来た時の為にもっと傷つけてあげるわ! 傷だらけの姿を見たアテネの顔が思い浮かぶわね!」
 マキアのムチが何度も何度も振り下ろされ、テミスに襲い掛かる。常人なら耐えられないほどの激痛にテミスはただアテネを信じて耐え忍んでいた。
 そんな彼女の姿はマキアにとって溜まらないオナニーの対象として目に映っていた。その顔が絶望に染まった時を想像するだけで興奮のあまりに絶頂してしまいそうになりながらも鞭でテミスを攻める。
 ツンと先端が浮き彫りになっている胸をまさぐっていた手はだんだんと下へと移り、やがてじっとりと濡れはじめていた秘所を弄り始めた。

「んっ、あっ……ハァッ……ハァッ……良いわ、良いわよその表情! 苦痛に喘ぐ様をもっと見せて!」
 やがてムチを振るい続けた手も止まり、苦痛に悶え続けているテミスを眺めながら、両の手で自分の身体をマキアは慰める。その光景をテミスは激痛で朦朧とした意識の中で知らず知らずのうちに眺めていると、とあることに気付いた。
 秘所を弄る手のその少し上―――何かの膨らみが見て取れるのだ。その違和感の正体をテミスはすぐに知ることとなる。

273魔法少女アテネ&テミス〜マキアの奸計〜:2015/07/14(火) 19:14:14 ID:ts.P/CA.
「アンッ! もう我慢できない! これで犯してあげるわ!」
 布地をずらすと、そこには秘所とは別にまさしく男根がそそり立っていた。女を求めるソレは脈を打ち、マキアの手によってゆっくりと扱かれていた。
「そんな、男……女……?」
 混乱するテミスにマキアは、妖しく笑いかけながら答える。
「両性具有よ。女でありながら男の機能も果たせる……最高の身体だと思わない? 分かる?女も犯せるの、だから―――」
 マキアは扱く手を段々と激しくしていく。
「―――アハッ! ハァンッ……アウゥッ、アンッ!」
 短い喘ぎ声と同時に体を僅かに震わせると、マキアは自身の手の中で絶頂を迎えた。ペニスから放たれたドロリと白い白濁液、つまり精液をテミスに見せつけるようにしながらゆっくりと舐めとる。

「貴方の処女を奪うどころか、妊娠させることすらできるのよ? フフフッ、アハハハハッ! アテネが駆けつけて来た時に見るのは貴方が私に犯される姿、考えるだけでイってしまいそうね!」
 その言葉に笑い出すマキアを前に、テミスは目の前が真っ暗になってしまっていた。大切な相手の前で犯される姿を見られる―――想像すらできないほどの屈辱と絶望が訪れる事に彼女の心は屈しかけていた。
「アテネ……助けて……」
 目に涙を浮かべ、最愛の友人を思い浮かべる。絶望の底へと突き落とされそうになったテミスの脳裏に、ふとアテネの言葉がよみがえった。
”テミス。アタシがもし一緒に居れない時、そんな時に男に乱暴されそうになったら……股間を思いっきり蹴り上げるんだ。ほら、男のアレを……”

 真剣な顔をしてそんなことを話しているアテネがおかしくて冗談半分で聞き流していた、そんな会話がテミスの頭の中で再生される。
 相手が男じゃなくても、やれることをやらないよりはマシだ―――そう決心した彼女の目には再び闘志が芽生えていた。マキアに気付かれぬよう、魔力を右足へと集中させる。顔は両手で覆うように隠し、隙間から相手の出方を伺うように覗き込む。
 マキアは何も気がついていないのか、ゆっくりとテミスへと近づいていく。
「クスクス……ほら、手をどかして私に犯される瞬間の顔を見せて頂戴?」

 マキアが手を伸ばしたその瞬間―――

「えいっ!」
 可愛らしい掛け声と同時にテミスの蹴りが、マキアの男根へと直撃する。不意打ちとはいえ、魔力で増強された脚から放たれた蹴りはマキアを弾き飛ばすほどの威力を見せた。
「ギャアアアアアッ!?」
 悲鳴と同時に吹き飛ばされたマキアが地面に叩きつけられる。男性器への衝撃は痛みのあまり、体が快感と誤認識するほどであった。
「イヤアアッ!? 私の、私のペニスがあぁっっ!!」
 仰向けになったマキアの腰が跳ね上がり、男根からは壊れたように射精をし続け、それを止めるかのように彼女は両の手で男性器を掴んでいるが収まりを見えない。

「アテネ、ありがとう。あの時の話が本当に役に立つなんて……」
 テミスは過去のアテネに感謝をしたところで、アテネ自身も今戦いの真っ最中であることを思い出す。テミスは急いでマキアに止めを刺すべく両手に魔力を集中させ、ドンドンと膨れ上がる魔力の塊をマキアへとしっかりと狙いを定めると、自分を犯そうとした憎き相手を睨みつけた。
「これで終わりよ!」
 放たれた魔力は、身動きの取れないマキアを包み込む。強い光に包まれたマキアの身体が見えなくなると、辺り一面に埃の混じった煙がマキアの居た場所で立ち込めていた。

「お、終わった……のね。早くアテネを助けに行かないと!」

 廃工場を後に駈け出そうとしたテミスを、煙の中から飛び出した魔力の塊が彼女に襲い掛かる。

「―――!?」
 突如の事に躱すこともできず、テミスの身体は大きく吹き飛ばされる。彼女のぼやけた視界に映っていたのは、魔力によって身体の衣服を吹き飛ばされ、裸のマキアが憤怒の表情でテミスを睨みつけている光景であった。
「よくも……よくも私の美しい身体に傷を!首を締めながら犯し殺してあげる!」」

 テミスはじりじりと詰め寄るマキアから逃れようとするものの、身体に残ったダメージが思うように体を動かすことを許さない。
「ごめん、アテネ。今度という今度は……ダメみたい」
 どうしようもならない状態に、テミスが諦めて目を閉じたその瞬間。

274魔法少女アテネ&テミス〜マキアの奸計〜:2015/07/14(火) 19:16:04 ID:5Otq0ddc
待てっ!」
 
 一人の少女の声が工場の中に響き渡る。その声の持ち主は、まぎれもなくアテネであった。息を切らした彼女の身体は、あちこちに傷つけられており満身創痍という言葉がぴったりと当てはまるほどだ。
「そ、そんなっ……あれだけの数の魔物をたった一人で倒したというの!?」
 マキアが振り向きながら後ろを見ると、確かにアテネがそこに立っていた。間違いなく、一人で魔物を倒したのである。
「テミスの事を考えれば、あの数の魔物くらいどうってことなかったよ!」
 アテネの啖呵に、マキアの表情には焦りが生まれ始めていた。

「さあ、もう観念しな! さっきアンタが叫んだ言葉はアタシの耳にもしっかり届いていたからね!」
「くっ……」
 ゆっくりと歩き出したアテネに気圧され、マキアは後ずさりし始める。状況は不利だと判断したマキアが逃げ出そうとしたところを、テミスが後ろから羽交い絞めにした。

「なっ、放しなさい! このっ!」
「放さない! このまま死んだって放さないわ!」
 じたばたともがくマキアだが、あらん限りの力を込めたテミスの拘束から逃れることはできなかった。

275魔法少女アテネ&テミス〜マキアの奸計〜:2015/07/14(火) 19:16:36 ID:5Otq0ddc
「マキアァァァッ!」
 力強く握りしめた拳を振りかざし、アテネが駆け出す。
「ヒィッ!? ま、待って、許してっ!」
 マキアはもはや、動かせる首だけをイヤイヤと横に振りながら許しを乞う事しかできなかった。目の前に迫るアテネが、死がマキアの生殖本能に訴えかけて知らず知らずのうちにテミスに傷つけられた男根を大きく勃起させていた。

「……? なんだ、これ。男……?いや、アソコもある……?」
 マキアのソレに気付いたアテネの勢いが止まり、マキアの目の前で立ち止まってしまっていた。
「た、助け……許し……」
 命乞いをするマキアをよそ目に、アテネはマキアと彼女の男性器を交互に見つめる。

「なるほど、これでマキアを犯そうとしてたってわけか。一発で心臓をぶち抜いて楽にしてやろうかと思ったけど……やめた」
 アテネは握りこぶしを解き、マキアに背を向けた。
「た、助けてくれるの……?」
「……そんな訳ねえだろッ!!」
 拳を強く握り直したアテネは、先ほど以上に怒りに満ちた声を上げると身体を強くひねり込んでマキアの股間―――秘所に狙いを定めると、何の加減もない一撃がマキアの陰部を襲い掛かる。
 アテネの拳は勢いにまかせて強引に秘所からマキアの中へと入り込むと、まず恥骨を破壊し、どんどんと膣内を抉るように突き進むと子宮へと到達した。その衝撃は子宮どころか内臓器官にも大きなダメージを与え、マキアの口から空気と同時に血がこぼれ出た。

「ヒギャァァァァァッ!?!?」
 悲痛な叫びと同時にマキアの四肢は大きく痙攣した。その豊満な胸をフルフルと震わせる彼女は、また狂ったように男性器から射精させ、秘所からは強引に挿入された拳のせいで裂けて出た血がわずかに愛液と混ざり、潮を噴いていた。
 アテネはそのまま拳をマキアから抜き取らずに、腕に力を込めると、もう一度秘所の中で突き上げる。
「―――ッ!!!!」
 声にならない悲鳴を上げ、マキアの身体はアテネの拳一つだけで宙吊りの状態となった。愛液がアテネの腕を伝い、痛みのあまり失禁した尿や精液が彼女の顔に降りかかる。しかし、アテネは何も感じないかのようにマキアを見上げと、無造作に彼女を投げ捨てた。

 地面にたたきつけられ、ただ震えながら自分の意思とは関係なしに機械的に絶頂を繰り返すマキアにアテネはつかつかと歩み寄る。
「おい、聞いてるか」
 ペニスを軽く蹴り上げられたマキアは、体を震わせながら射精をした。それを返事と取ったアテネはそのままマキアを見下ろしながら口を開いた。
「女として、アタシが言ってやる。アンタなんか女じゃない、今のその身体がお似合いだね。二度とアタシのテミスに手を出すんじゃないよ。もし手を出したら……」
 アテネはマキアの男根を踏みつけるとゆっくりと体重を乗せていく。その度に苦しそうに震えるマキアを睨みつけると、彼女の男性器を指さした。
「今度はこっちもへし折ってやる」

「カヒュッ……ヒューッ……ヒューッ……」
 舌を突き出し、口から涎を垂らすマキア。かつての女でありながら男性器を兼ね備えた、倒錯的な美の持ち主は子宮を破壊され、ペニスを痛めつけられ、女として、男性を兼ね備えた両性具有としての誇りも大きく傷をつけられた、ただの肉塊と化していた。

 アテネは最愛の相手の手を取るとマキアに一瞥もやらずに、廃工場を後にする。
「行こう、テミス。怪我は?」
「ううん。大丈夫。でも、アテネの顔が汚れちゃってる」

 テミスがハンカチでアテネの顔についたマキアの体液をふき取ると、アテネは照れ臭そうに顔を赤くした。
「そんくらい一人でも大丈夫だよっ! ん、まあ……ありがと」
「私こそ……助けてくれてありがと。あの時のアテネ、カッコよかったよ」
 ゆっくりとお互いの手を取り、結ぶアテネとテミス。

 この時の二人は、辛うじて生き延びたマキアによる復讐が、そう遠くない未来に起きることは知る由もなかった―――。

                                                                          〜完〜

276モンスター娘好きの人:2015/07/14(火) 19:18:41 ID:5Otq0ddc
以上です。ふたなりですけど、あえてハニーブレイク―――急所攻撃による子宮破壊モノとかどうなんだろうな、と思って仕上げてみました。
突貫工事なので、どこかに誤字がありましたら申し訳ありません。

277名無しさん:2015/07/15(水) 15:47:16 ID:9r39RtOs
すばらしいです!
決着も期待してますね!

278名無しさん:2015/07/15(水) 17:54:56 ID:GxmGxDSo
いいですね!
痛みによる射精を繰り返す様は両性具有ならではの倒錯感があって物凄く興奮します。
怒りに燃えたマキアの復讐と最期に期待!

279名無しさん:2015/07/17(金) 03:27:05 ID:H5pmlppo
ところで皆は避難所のやられものでどれが一番好きだったりするの?

280名無しさん:2015/07/18(土) 14:21:01 ID:tR1MaBMk
>>279
人それぞれ好みはあるだろうけど、俺はファミリアVやヴォーグブレイカーとか、特撮系が好みだなぁ
昔巨大化した怪人が全裸美女だったら・・・なんてレスがあったけど、あれはツボだったwwww

281名無しさん:2015/07/18(土) 15:08:33 ID:l3abrVr.
>>279
避難所移転以降のものだと第二スレ>>669の【皇立特務軍】ですね
敵女兵士が主君に忠誠を尽くして力尽き泡と消えるシチュエーション、大変良いものだと思います

移転以前だとクレイバンの人氏が書いてた剣士カイル君のシリーズが思い出深いです
あの頃は悪女愛スレのほうと連動したりして色々やってましたから

282名無しさん:2015/07/18(土) 17:12:14 ID:3kpfkRJw
五寸釘はよかったなぁ……
最近だとバイクのやつ

283名無しさん:2015/07/18(土) 22:57:41 ID:ztVfDtOg
>>280
怪人にしろ何にしろ全裸美女をやっつけるのはいいですよね
生まれたままの姿で痙攣して動かなくなる全裸悪女
誰にも見せたことのない初々しい裸体を縦に切られる全裸悪女
体温の急激な上昇に喘ぎながらも立ち上がるけど耐えられず絶頂するように爆発する全裸悪女

284名無しさん:2015/07/19(日) 00:58:32 ID:DixZB5CA
巨大化した女怪人の膣に潜り込みたい。
何とか追い出そうと指で自分自身を弄り回し段々快楽に堕ちていく。

285名無しさん:2015/07/19(日) 06:35:39 ID:EAb8tEOE
兵器に敵女と一緒に乗り込んで撃墜されて脱出不可能になって爆発する兵器の中で敵女との全裸ラブラブセックスなんてのもいいかもしれない
あとは魔法少女のビーム系の攻撃で敵女とラブラブセックスしながら一緒に消滅したい

286名無しさん:2015/07/20(月) 10:31:00 ID:A2s/1RlA
美全裸悪女が襲い掛かってきたら喜んでやっつけちゃいますよね。
若い子なのかな…それとも年頃のお姉さんなのかな…。

恥ずかしげもなくHな処を晒して蹴りやパンチで襲い掛かってくるけど
大事な処に触られた時は、ハッと羞恥の表情を見せて女であることを自感する。
ハニーブレイクで大事なトコ抉られて…絶頂と絶望をいっしょに感じつつイキ逝く全裸悪女。

287名無しさん:2015/07/20(月) 13:42:57 ID:XY1qvK4.
黒ギャルの屠りが好きだなぁ

命乞いとかも良いけど、自分が屠られる対象とは知らずに最期を迎えるのは良い
死体の損壊が無い、若しくは少ないのがやっぱり好み

288名無しさん:2015/07/20(月) 16:31:43 ID:A2s/1RlA
外傷がなるべくないと言うとやはり背後から忍び寄っての首絞め落としですかねぇ…。
黒ギャルJK戦闘員が締め落とされてお漏らししながら絶息。

289名無しさん:2015/07/21(火) 16:05:48 ID:/O6ex7pA
>>288

それ良いな〜
ただし脱糞はNGで、おしっこ漏らしはOKてか窒息と小水はセットですよ

そういえば褐色の女戦闘員がシャワー室で屠られるのも良かったな〜死後の描写も結構良い感じだったし

290名無しさん:2015/07/21(火) 18:24:08 ID:9so2MRgU
>>褐色の女戦闘員がシャワー室で屠られる
座りたまえ詳しい話を聞こうじゃないか

291名無しさん:2015/07/21(火) 19:24:52 ID:n.3SkoH2
>>290
俺は>>289じゃないけど、前スレの>>332の奴か。
レズっ気のある良い戦闘員だったな。

ああいう感じのレズっ気のあるエロい戦闘員を、女もOKなハニートラップを主体にしたヒロインあたりに屠ってもらいたい。
誘い出したところで、巧みなテクニックで悶絶させて情報を体から聞いたりして手懐けるか、用済みなので始末するか。いずれにしても素晴らしいね。
(ふたなりモノやレズモノで似たようなのを書こうと思ったけれど、同じ事の繰り返し過ぎるんや……)

292名無しさん:2015/07/21(火) 20:50:19 ID:0PH3wibk
>>289
母にゅ…いや何でもないっす

293名無しさん:2015/07/21(火) 21:31:07 ID:chNuv3Sc
>>292
垂れ流されるのがふたなりの敵女の精液だろうと、妊娠してないのに出るマジカル母乳でも
出したくないのに自分の意思に反して出るモノのエロさはあるよね

294名無しさん:2015/07/21(火) 23:45:03 ID:tRZcMKbg
>>288
うん、スカはちょっとね…。
戦闘員さんは栄養飲料とサプリメントだけで生活して貰おう。
尿量が多いのもそれ(水分中心の生活)が原因だよね。

>>291
同じ事の繰り返しでもいい…是非その様子を。
ほら…ダンジョンとかでも同じような敵がずっと出てくるじゃないですか…。


>>292-293
そりゃあんだけ大きいんですもの。何か出てもおかしくないですよ。
(アルファベットでも真ん中辺のカップの巨乳を見やりつつ)
中の生食パック…とかじゃないよね…

295名無しさん:2015/07/22(水) 07:04:02 ID:twS6WMZ2
全裸敵女(若い子系)黒髪ロングの清楚なお嬢様系だけど全裸で悪事を働く敵女とか見てみたいな
オッパイビームやオシッコレーザーやアナルビームで攻撃してきてさ
それで胸やお尻やアソコを責められると弱くてダウンしてさ
弱体化したところでアイスラッガー的な必殺技を弱点に叩き込みたい

296名無しさん:2015/07/22(水) 07:26:25 ID:qxtbNZPA
>>295
ビームを出してくる所が実は弱点なのかな?
それともじゃんけんみたく一つずつずれてるのかな?

297名無しさん:2015/07/22(水) 07:31:38 ID:twS6WMZ2
>>296
ビームを撃つところかな
エネルギーが集まってるから敏感的な感じで

298名無しさん:2015/07/22(水) 07:38:04 ID:qxtbNZPA
ビームを撃つのにチャージが必要になって、その間が特に敏感になるのね…
普通×1
弱点×2
ビームチャージ中×3
みたいな。

299名無しさん:2015/07/22(水) 07:46:01 ID:twS6WMZ2
>>298
そうそう
性的に感じやすいから指や舌なんかで簡単にダウンできて
それでヨロヨロと立ち上がったところにアイスラッガーが弱点に…って感じが

300名無しさん:2015/07/22(水) 15:09:44 ID:qxtbNZPA
主人公がタッチすると溜まっていたエネルギーが暴走して女の子を襲うってのもいいかも…。

301名無しさん:2015/07/23(木) 19:02:52 ID:NZmpTHPw
>>299
ふたばで似たようなのあったな

302名無しさん:2015/07/23(木) 23:22:54 ID:4HgSqPTc
雑談はどうでもいいのでssの投下をよろしくお願いいたしますです

303名無しさん:2015/07/24(金) 00:24:17 ID:FHkC1PLw
雑談あってのSSでしょ
ていうかここは雑談とかSSとかを総合してるスレだし

304名無しさん:2015/07/24(金) 13:31:20 ID:BtHPLRoE
そんなssばっか欲しがってると、どこからともなくやってきてふたなりネタで埋め尽くすおじさんが来ますよ(震え声)

305名無しさん:2015/07/24(金) 17:59:01 ID:ANYOGTJE
↑は気に入らないレスは全て同一人物と思ってるらしい

306名無しさん:2015/07/24(金) 23:24:19 ID:D076dZHY
>>301
女怪人スレってやつだな
昔はそこそこ盛り上がってたけど文字コラ職人一人あたりの依頼量でかすぎて一気に寂れてしまった…
なかなかいい文字コラもあったけど今はもう見れないんだと思うと寂しくなる

307>>291:2015/07/27(月) 19:35:21 ID:eqlKizwE
とりあえず、前々言ってたハニートラップものができたので投下。
ふたなりモノとレズモノの2作の予定、とりあえず先にできたふたなりモノから

308ネペンテスの乙女達:2015/07/27(月) 19:36:13 ID:07f8tnnk
2XXX年―――
女性と両性具有しか存在しない、ヘルマー星から地球は”男という不完全な生命体の排除”を名目に宣戦布告を受けた。
各地に強襲揚陸した彼女達は瞬く間に主要な地域を占領。男は皆殺しにされ、女は犯されるという凄惨な光景が世界中で巻き起こされることになる。
そこで地球政府は女性のみによる対抗組織を結成。反撃に打って出た―――。

309ネペンテスの乙女達:2015/07/27(月) 19:37:43 ID:07f8tnnk
「ああ、もうイラつくねえっ!」
  一人のヘルマー人兵士がそう言いながら地面を蹴りあげると、砂埃が舞い上がった。
 彼女の名前はミラ。両性具有のヘルマー人であった。腰まで伸ばした髪、鍛え上げられて引き締まった体にふくよかな胸、そして身に包んだハイレグのような戦闘服にサイハイブーツやロンググローブという姿は人目で男を魅了するにふさわしい美貌であった。
元々美女揃いのヘルマー人の中でも彼女は美しく、しかしながら男であれば赤ん坊でも容赦なく打ち殺す程の冷酷さを兼ね備えている。
 ミラは仲間達と共に、ある街へと奇襲を仕掛けた。いつも通りに男は皆殺しにし、女は犯して奴隷にする筈であったが……。


「女はいないのかい!? せっかく男を殺して昂ったっていうのにっ……」
 瓦礫と化した街に女は一人も居なかったのだ。高まる欲求にミラは苛立ちを覚えていた。
 前線で戦うのは両性具有の彼女達の仕事。そして軍規上、行動中に仲間と交わるのは禁止されている。かといって、男のような劣等種を性欲のはけ口にするのは自分のプライドが許さない。自分の手でオナニーするなどもってのほかである。
 昂る欲求を前に、ミラの秘所は熱い愛液を零しては染みを作り、彼女の怒張はハイレグの中で大きくそそり立ちながら女を求めていた。

310名無しさん:2015/07/27(月) 19:40:25 ID:07f8tnnk
 銃を片手に彼女は瓦礫の街を徘徊する。たまに同僚と出あっては、犯したい衝動を抑えるためになるべく胸や股間に目をやらずに、情報を交換するが手がかりはない。
 気づけば彼女は一人、廃屋のトイレの中に立っていた。地球に来てまだ日の浅い彼女には、目の前のものがよく分かっていなかったが、彼女の性欲はもはや限界であった。知らず知らずのうちに空いてる片手は胸や秘所、ペニスをまさぐっては快楽を求めている。

「誰も見てない……ねっ、ンッ……アンッ」
 ミラは銃を床に置くと、自分の身体を弄り始める。ゆっくりと胸を両手で揉み、堅くなった乳房の頂点を摘まみ上げると電気が身体に走ったかのように震えた。
「ハァンッ! ああ、畜生っ……女が、女が欲しいっ!」
 彼女はハイレグをずらし、片手で男根を掴むとセックスのように腰を振る。そして濡れそぼる陰部に指を挿入し、快楽を貪った。故郷ではセックスの相手に困らない彼女にとって、自分で慰めるという行為は屈辱であったが、今となっては背徳感のある堪らないものであった。
 漏らすまい、漏らすまいと抑えていた声も次第に大きくなり、顔を紅潮させて目に涙を浮かべ、熱い吐息の音が部屋に響き渡る。

 しかし、それを邪魔するかのようにカツン、と足音がした。
「誰だいッ!?」
 我に返ったミラは素早く銃を手に取り、トイレの入り口に銃口を向ける。しばらくの沈黙の後、一人の女が現れた。
 くびれた腰、しかし出るところは出る―――そんな体のラインが浮き彫りになるようなボディスーツを身にまとっている。ミラと変わらぬほどに長く美しい黒髪。整った目鼻立ち。
 まさしく美女と呼ぶに相応しい女がミラの前に立っていた。

311ネペンテスの乙女達:2015/07/27(月) 19:41:13 ID:07f8tnnk
 その美貌に、何人もの美女を抱き、また自身も美しいと自負していたミラでさえ、言葉を忘れてただ見つめていた。女はカツン、カツン、と足音を鳴らしながらミラへと近づいていく。
「っ! 動くんじゃないよ!」
 ミラはとっさに銃を突きつけるが、女は彼女の銃を構えた手を取ると顔を近づける。
「セックスの相手が欲しいの……?」
 甘く、聞いた者の思考を焼き焦がすような声。彼女が人でなかったとすれば、間違いなく淫魔だろう。ミラは、目の前に居る女にまさしく釘付けであった。

「あ、ああっ。欲しい……」
 互いの吐息と吐息がかかる程近い距離。女はクスリと笑うとその手でミラの胸を優しく包み込むように愛撫する。蕩けてしまいそうになる快感がミラの胸を通して脳へと伝わっていく。
「ハァッ……フゥゥンッ……アンッ!」
 ミラの喘ぎ声が部屋を満たす。美女と美女が絡み合う、そんな淫靡な光景が人知れず行われていた。

「気持ちいい? もっと、私に身を委ねて……」
 女はミラの腰に手を添え、ゆっくりと押し倒していく。彼女の全身を女の手が撫でまわし、ミラの身体を更に敏感なものへと変化させた。
「気持ちいいっ、良いよぉっ……ハアンッ! もっと、もっとシてぇっ!」
 両性具有として、セックスの時では男の様に激しく荒々しい一面性を持っていたミラ。しかし今となっては目の前の女により、一人の女性の顔になって快楽を貪る喜びを感じていた。
 やがて、女の手がミラの両性具有たる象徴へとたどり着いた。ボディスーツに包まれた手はシルクのように滑らかな感触で、ミラの脳裏を激しく焼き焦がしていく。

312ネペンテスの乙女達:2015/07/27(月) 19:42:36 ID:07f8tnnk
「シて欲しい……? 手で、イきたい……?」
 女の声が、ミラの脳を犯していく。ツツツ、とペニスをなぞる指は、彼女にはより一層淫らなものに映って見えた。ミラは無意識にその指に男根を押し付けるように腰を動かす。
「な、なんでもするからっ……アンタのモノになってもいい! だから、思いっきり扱いて!」
 猫なで声のように甘い声でミラは快楽を求める。もはや彼女は女の手に堕ちたも同然だった。

「それじゃあ、貴女のお友達は何人かしら……?」
「ア、アタシを入れて12人っ……た、隊長も来てる。ねえ、お願いだよ。もっと気持ちよくしてっ!」
 そう話す彼女には、情報を漏らしたとは微塵も思っていない。今はただ、目の前の女から快楽を得たい。その一心で吐き出された言葉だった。
 股を開き、大きくそそり立つペニスや愛液を熱く迸らせる秘所を見せつけるミラ。女はそんな彼女の痴態を目にし、優しくペニスを手で包み込むと耳元で囁いた。
「優しくシてあげるね?」

 ゆっくりと、優しいストロークで愛撫が始まる。扱くだけでなく、もう片方の手は亀頭を包み込むように愛撫していく。
「ハァンッ! ああ、指が絡むぅっ! こ、腰が抜けそうだよ!」
 ミラは両腕で自身の体重を支えるのを助けながら、更に快感を求めようと腰をまた動かし始める。女はミラの姿を見つめ、艶やかな笑みを浮かべるとまた彼女の耳元で囁く。

313ネペンテスの乙女達:2015/07/27(月) 19:43:46 ID:07f8tnnk
「もっと気持ちよくしてあげる……」
 亀頭の愛撫する手が、秘所へと伸びていく。指が膣内へと潜り込み、掻きまわす。彼女の陰部は快感に反応し、女の指を男のモノであるかのように締め付けた。
「アヒィッ!? ああ、アアンッ! りょ、両方同時なんて頭がおかしくなりそうだよぉっ!」
 もはや自分を支えることすらできなくなったミラは、目にうっすらと涙を浮かべ、顔に手を当てて悶絶するのみであった。女の愛撫する手つきはだんだんと激しくなっていき、彼女には絶頂はそう遠くない。
「何も考えないで、ただ快楽に従って……」
 女はそう言いながら耳を甘噛みする。ミラの身体が大きく震え、愛撫されたペニスからは先走り液が、秘部からは愛液がとめどなく溢れていた。

「アウッ! ハアンッ! も、もうイくっ! イっちまうよおっ!」
 その直後、大きく体を震わせながらミラは絶頂へと達した。男根は小刻みに射精を繰り返しながらビクビクと痙攣し、秘所は女の指をペニスから精を搾り取るように締めつけながら大量の潮を噴く。舌を突き出したその顔は美しくも快楽に歪み、とても淫猥なものであった。
 ぐったりと、女に身体を預けて絶頂の余韻に浸るミラ。しかし、それも長くは続かなかった。

 ミラの身体にゆっくりと女の腕が絡みつく。腰から、胸、そしてゆっくりと彼女の首へと移動するが、ミラはまだ快楽の余韻に浸っていた。
 額に優しく触れた柔らかい唇。それがミラが最後に感じたものであった。

314ネペンテスの乙女達:2015/07/27(月) 19:44:21 ID:07f8tnnk
 女は瞬間的に腕に力を込め、身体を捻る。ミラの身体は一回大きく痙攣するとやがて物言わぬ骸となった。弛緩しきった秘所からは彼女の尿が漏れ、彼女自身の精液や愛液と混ざって床に広がっていく。
 完全に死んでいることを確認した女はミラの骸をトイレの個室に押し込める。その彼女の顔は、つい先ほどと変わらぬ恍惚とした表情だった。女はそっとミラの顔に手を当てると目を閉じさせる。

「こちらワルキューレ1。ヴァルハラ、聞こえるかしら」
 女は超小型無線機で連絡を取る。その声は、先ほどのような声と違い、凛々しさを感じるものであった。
「こちらヴァルハラ。ワルキューレ1、筋力増加スーツの調子はどうかしら」
 ヴァルハラと名乗った女の声も、まだまだ若々しく、しかし氷のような冷たさを感じるほどに淡々としている。

「ええ、良好ね。少なくとも首くらいなら簡単に折れるたわね。それと、偵察班の報告通り12人がいるようだけれど、捕虜は必要かしら」
「指揮官は必ず捕虜にしてください。残りはヘルマー人の調査のために、適宜捕虜にするかどうかを決めてください。くれぐれも、情に流されぬよう」
 そう言うと、無線の通信が切れる。女はため息をついてもう一度無線のスイッチを入れる。

315ネペンテスの乙女達:2015/07/27(月) 19:45:49 ID:07f8tnnk
「ワルキューレ1より各員に再度通達。目標は指揮官の捕捉。残党は調査のために適宜捕虜にするかを決めること。くれぐれも情に流されぬように、とのことよ」
 その後、続々と無線の返答が帰ってくる。ふと聞こえた喘ぎ声に耳を澄まし、女がトイレの窓から外の様子を伺うと、一人のヘルマー人兵士と、女と同じ恰好をした女性が交わっていた。
 ミラと劣らぬ美貌のヘルマー人の兵士が壁に手を突き、尻を突き出した状態で快楽に震えている。もう何度も絶頂を迎えたのか、地面は白濁液で汚れていた。もう一人の女性はヘルマー人兵士の背中に抱き付くようにしながらペニスを扱いている様子が見て取れた。

「ワルキューレ1よりワルキューレ3、あまり長く触れ合っていると情が移るわよ」
 女が無線で送ると、ワルキューレ3と呼ばれた女性が答える。
「も、申し訳ありません。ついその気に……」
 慌てた様子でワルキューレ3はヘルマー人兵士の首に手をかけようとするが、女は待ちなさい、と静止させる。

「その兵士は捕虜にしなさい、これは私の命令よ。行動不能にさせたのち、武装解除。銃は研究用に鹵獲すること」
「はっ。……ありがとうございます」
「命令に感謝するいわれは無いわ」
 無線を切ると、女は遠く空を見つめる。青く透き通った空だ。戦争が始まる前と何一つ変わらない蒼さで、どこまでも広がっている。

316ネペンテスの乙女達:2015/07/27(月) 19:46:27 ID:07f8tnnk

「アンタのモノになってもいい……ねえ」
 おもむろに、女は先ほどまで自分の手の中に感じていた存在の言葉を思い出す。快楽を求めたいがための言葉。あのヘルマー人がどれだけ地球人を虐殺し、残酷であったかを女に知るすべはない。
 しかしあの時の言葉は、他意はあろうとも”口に出された言葉”なのだ。どれだけあの言葉が本気であったか、それももう分からぬままである。
「……こんなやり方、上手く行きっこないわよ、絶対」
 女は吐き捨てるようにそう呟くと、ミラの持っていた銃を拾い上げてトイレを後にした。



 ―――選りすぐりの美女を集め、戦闘を担う両性具有のヘルマー人を誘惑するハニートラップ専門の部隊、通称”ネペンテスの乙女達”。彼女達は隊長である女の言葉とは裏腹に、多くのヘルマー人の畏怖の対象となり、ヘルマー人の生態や彼女らの科学技術分析に大きく貢献することになる。
 しかし、終戦を迎え、友好条約を結んだかの日には彼女らの存在も、活躍も、ひっそりと歴史から消されることとなるのであった。
                    (完)

317>>291:2015/07/27(月) 19:47:38 ID:07f8tnnk
以上、なんかちょっと暗い話になったけれどこんな感じで。
次のレズモノのハニートラップも現在執筆中、なるたけ早く完成させたいね

318名無しさん:2015/07/31(金) 19:12:20 ID:FZ3P0QuA

力作おつです!
毒花のように敵女を誘き寄せ、抱き殺す。まさにネペンテスの名に相応しい部隊ですね。
隊長さんの誠実さと無常観が、敵側宇宙人の儚さ・可愛らしさをより引き立てていて素敵だと思います。
私こういう儚くて健気で恋する乙女な敵女(でも一般人に対しては冷酷非道)ってドンピシャリなんですよ。
レズものの方も全力で期待させていただきます。

319朴里:2015/08/03(月) 21:59:43 ID:umV4xSks
どうも、朴里です。
気がつけば長い間SS上げてなくて半引退みたいな感じになってましたが……
先日、敵女Wikiを見ていたらちょっと刺激的なものを見まして、久々に創作意欲が高まってきた次第です。
暴走するリビドーをそのまま叩きつけたので読みにくい部分は多々ありますが、御笑覧いただければ幸いです。

なお以下の作品は、前スレ>>197-228で投下した『電霊少女マジカル・オラクル』の設定を引き継いでいます。
単独でも一応読めるようにはしましたが、キャラクターの説明など一部はしょっているので出来ればこちらを先に読んでいただけると助かります。
スレのほうの文章は投稿ミスにより順序がおかしくなっている部分があるので、Pixivに再掲したもののほうが読みやすいかと思います。
(こちら→ ttp://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5611784 )


また、名前欄に作品タイトルを入れておきますので、苦手な方はNG登録するなどご注意のほどお願いします。

320マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 01/36:2015/08/03(月) 22:01:22 ID:umV4xSks

  カタカタ、カタカタ、カタッ、ターン……

アパートの一室、夕日が差し込む薄暗い部屋の中で、大月弦人はいつものようにネット上の敵女系サイトの巡回をしていた。
個人サイト、共同Wiki、匿名掲示板、等々。もっぱらアニメと漫画を嗜む弦人にとって、映画や演劇など射程外の作品に登場する敵女の情報を集めるには、インターネットは欠かせないものだ。
とはいえ今日は特に収穫はなく、回線の向こうの同好の士と他愛もない会話を交わすのみであった。

文章を投稿し、サイトが再読み込みされる……すると、画面の上部に横長のバーが表示された。よくあるアダルト系ブラウザゲームの広告である。
普段の弦人なら気にも留めずに読み流すだろう――彼は通常のアダルト描写に興味を示さない。敵女にのみ性的興奮を覚え、敵女が死ぬ瞬間にのみオーガズムを求める根っからの敵女やられ志向者なのだ。

だが、今日の広告には目を惹きつけられた。
全裸にメガネだけをつけた女性が、快楽とも苦痛ともつかぬ表情を浮かべ、薄紫の長い髪を振り乱して悶えている――この手の広告ではよくある描写だ。
しかし、秘所と乳首の消し描写が一風変わっていた。モザイクや黒線による消しではなく、白い光が秘所と乳首から吹き出してそれらを隠していたのだ。

321マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 02/36:2015/08/03(月) 22:03:41 ID:7C6m.EL6
弦人の脳裏によぎる記憶があった――数年前、『魔法少女クリティカル☆サニー』の47話が放映されたときのことだ。
物語終盤にて、敵の本拠地である暗黒ワールドへ乗り込んだ主人公サニー。
それを迎え撃つべく、かつて倒された敵キャラクターたちが復活怪人となって立ちはだかった。
サニーは主君であり彼氏でもあるトーマス王子と共に、合体必殺技『愛の千本ノック』を放ってこれを撃退する。
それまでクール系イケメンとして澄ました振る舞いをしていたトーマス王子が、サニーの投げる魔法ボールを次から次へと打ち返して敵へぶつけていく様子はシュール極まりなく、作品中屈指のギャグシーンとして語り草となっている。

だが、敵女界隈の人間にとっては、別の理由で語り草になっているのだ。
次から次へと薙ぎ倒され光になって消えていく女怪人たち。ほんの十数秒のシーンなのだが、コマ送りにして細かく見てみると、怪人メガネスキーはおっぱいと股間にボールを叩き込まれているように見える。
おそらく制作側の意図したものではなく、怪人が苦しむ止め絵に命中エフェクトをランダムに被せていったら偶然そうなったにすぎないと思われる。
とはいえ、女怪人が乳首と秘所を痛撃され悶えながら消えていく――それも女児向けアニメの劇中で――という描写は、界隈にとって大変に尊い物件とみなされている。

322マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 03/36:2015/08/03(月) 22:05:02 ID:umV4xSks
画面の中の広告キャラクターが、弦人の目には怪人メガネスキーの生まれ変わりに見えた。
薄紫髪のロングストレートに下半縁の眼鏡をかけて、髪とおっぱいを振り乱して悶えている――原作との違いは表情がはっきり見えていることと全裸であることだが、それさえも彼のリビドーを大いに刺激した。

自分でもそうと気付かぬ間に、彼はズボンを脱いで怒張をまろびださせていた。
右手でそれを擦りながら、左手はマウスを繰って動画サイトを開こうとする。
当該シーンの悲鳴を聞きたい、今すぐ聞きたい。ボックスの奥からDVDを取り出す暇すら惜しい。
“critical sunny ep 47”と震える指で打ち込み、検索して……駄目だ、権利者通報で削除されている!
今から別サイトに回るか、それとも……ええいまだるっこしい、もう自分の記憶に頼るしかない!
思い出せ、悶え転げながら上げていたあの断末魔の声を……!

『うあっ、あぁっ、あはあぁぁーーーっっ!!』

想像の中の悲鳴が最高潮を迎えると同時、精液が近日まれに見る勢いでほとばしり出てティッシュに叩きつけられた。。
弦人は肩で息をしながらキーボードに突っ伏す。
思い出の中のメガネスキーの最期が、これで完全な形に補完された――彼の心中はそんな感慨に満たされていた。理路はまったく通っていないが、そんなことはおかまいなしに、満足感と達成感が後から後から湧き上がってくる。
誰が何と言おうと、彼の中ではこの広告イラストは『怪人メガネスキーの最期:完全版』となったのだ。

323マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 04/36:2015/08/03(月) 22:05:39 ID:umV4xSks
「普通のエロ絵で抜くなんて、めずらしいこともあるものねえ。とうとうノーマルになっちゃったのかしら?」

弦人の耳に妖艶な声が響く。顔を上げると、PC画面の中、イラストのウインドウの裏側から半身を乗り出すようにして一人の女が映っていた。
彼女の名はナイキスト――電脳世界のネットワークの中で生まれた悪魔、人間の欲望を糧として様々な姦計を廻らす悪しき存在。
弦人の同居人にして邪なフェティシズムの共有者、忌まわしくも離れがたい無二の相棒である。

「白々しいな。どうせ俺の欲望の中身、見えてるんだろう」

悪魔は宿主の欲望を叶え、そこから力を得る存在。言葉を交わさずともその内実は分かる。
わざわざとぼけて見せるのはナイキストなりの愛情表現であった。答える弦人のぶっきらぼうな口調も同様だ。

「そりゃまあねえ。で、どうするの? このブラウザゲーム、プレイしてみる?」
「いや、やめておくよ。自分の中のイメージを壊したくない」

弦人の妄想の中では身を捩じらせて散っていったメガネ女であるが、当然ながら、本来はブラウザゲームの広告絵である。
常識的に考えてこの子は敵キャラではないだろうし、仮に敵として出てきても最終的には仲間になるなどの展開のはずだ。
最期まで敵のまま倒されて死ぬような展開はまずありえないし、あったとしたら敵女界隈でとっくに話題になっているだろう。
だから当該ゲームについてはプレイもしないし、可能な限りその情報に触れないようにする。今日の鮮烈な印象を傷つけず保ち続けるために。

324マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 05/36:2015/08/03(月) 22:06:18 ID:umV4xSks
                                  エイリアス
「ふぅん。まぁいいわ。で、早速だけど『歪み』作りましょうか」

ナイキストが手をかざし、画面上に魔法陣を表示させる――『歪み』と称される魔物を生みだすための儀式。
漆黒のオーラが魔法陣から漂い出て、弦人の精液を包むティッシュの周りをさらに包み……黒い光球となって虚空に浮かぶ。

「湧きませり、湧きませり、紛いの命湧きませり。
 汝が親はゲントなり。汝が乳母はナイキストなり。
 求めよ、望め、欲せよ、どこまでも。
 汝が乳母はナイキストなり。汝が親はゲントなり……」

本来はここで一旦肉体の生成が止まり、弦人とナイキストが話し合いの末『歪み』の能力値配分を決め、外見面・性格面も吟味した上で作成の運びとなるのだが……
黒い光球はその段階をすっ飛ばし、うねうねと表面を波立たせて誕生シークエンスに入った。

「ちょ、ちょっと待って何これ、欲望が強すぎて制御できない!? ああっ……!」

ナイキストの制御の試みもむなしく、勝手に生誕の悦びに打ち震えて人型化していく黒球。
最後にひときわ強烈な暗黒光を放ち、それが収まると――

「おはようございます、お父様、お母様。エイリアス・メガネスキー、華麗に誕生いたしました!」

全裸に眼鏡の女怪人が、ぷるんとおっぱいを揺らしながら挨拶をしていた。

325マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 06/36:2015/08/03(月) 22:07:11 ID:umV4xSks
得意げにポーズを決めた愛娘を前にして、創造者の二人はあんぐりと口をあけて呆けていた。
ナイキストはその表情のまま、震えた声で尋ねる。

「あ、貴女、メガネスキーて……名前それでいいの……?」

女怪人答えて曰く、

「眼鏡を愛する、ただそのためだけに生まれた私に相応しい、素晴らしい名前ですわ。お父様、こんな素敵な名前を与えてくださって本当にありがとう」

一語一語を発するたびにポーズを変えながら、演劇女優のような抑揚をつけて。
芝居がかった仕草で答えるたび、覆うもののないおっぱいとロングストレートの髪がふるんふるんと揺れてさざめく。

「いやー……そういうつもりはなかったんだけど……君がそれでいいのなら、まあ……」

あまりのことに生返事を返すばかりの弦人。
そんな態度を目にし、メガネスキーの眉根に少しく皺が寄る。眼鏡の蔓を人差し指でずりあげながら、つかつかと彼の前に歩み寄る。

「お父様……私に眼鏡愛を植え付けてくださったのは貴方だというのに、何ですかその体たらくは!」

ずいっと顔を近づけると、自然、大きなおっぱいが弦人の胸に突き当たる。
彼は乳房のやわらかい感触と乳首の突出感に赤面するが、彼女はそんなことは気にも留めずに言葉を続ける。

「この世には眼鏡さえあればいい……服だの、ブラジャーだの、おぱんつだの、余分な装いは必要ない。ただ眼鏡さえあればいい……そう私に教えてくださったのは、お父様、貴方ではありませんか!」

(ああー……さっきの俺の妄想がそのまま無加工でこうなってしまったのか……)

心の中でそう呟く弦人。制御不能の欲望を叩き付けた結果、彼やナイキストのコントロールが効かない、異様に自主性の高い『歪み』が生まれてしまったのであった。
性格は『魔法少女クリティカル☆サニー』の女怪人と同様、眼鏡を異様に偏愛しそれを他者にも強要するというもの。
広告イラストでの全裸という性質がその上へ加わった結果『眼鏡に執着するあまり他の衣服・装身具をとことん蔑む』という斜め上の方向へかっ飛んでいってしまったのだ。
大げさなジェスチャーや言い回しも、サニー劇中の演出をそのまま受け継いだのであろう。

326マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 07/36:2015/08/03(月) 22:07:59 ID:umV4xSks
                                            グラス・ウルト
「口で言っても分からないのなら、こうですわ。《すべて眼鏡のために》!」

呪文を叫びながらメガネスキーが指を打ち鳴らすと、その瞬間、弦人の衣服が全て弾け飛び、代わりに顔に眼鏡が装着された!

「は? え、え、うえぇ!?」

事態を飲み込むまでの数秒の間、弦人はうろたえた。
ナイキストが大声を上げなかったら、もう三十秒くらい前後不覚になっていたことだろう。

「ちょっ、何よこれええええ! 私の服ぅぅぅ!」

見れば、画面の中の彼女も全裸に眼鏡のメガネスキースタイルと化していた。
違うのは、ナイキストは激しく恥じらっているが本家メガネスキーの方は得意げにふんぞり返っているところだ。
張りのあるおっぱいの、さらにツンと張った乳首も高々に上方を向いている。

「そのお姿で半日も過ごせば、お父様もお母様も眼鏡の素晴らしさ・それ以外の装いの不毛さをたっぷりと実感できることでしょう」
無論そんなはずはないのだが、メガネスキーの中では無謬の真実であるらしかった。
なお不毛といえば、彼女の秘所もまた綺麗さっぱりとした不毛の丘であった。

327マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 08/36:2015/08/03(月) 22:10:01 ID:umV4xSks

「……はっ! こうしてはいられませんわ。外の世界の愚かな人間どもにも、眼鏡の至高性を骨の髄まで教育しなければ!」

そう言うと、彼女は弦人の部屋を出ていってしまった。一糸まとわぬ姿のまま……否、眼鏡一つを友にして。弦人やナイキストが止めるのも聞かず。

「待て! もうちょっとこう、作戦会議とかあるだろ! 無策でマジカル・オラクルに挑むつもりか!」

「悔しいけどあいつ強いのよ! 悪いこと言わないから私たちの話を聞いてちょうだい! 五分だけでいいから!」

返ってくるのは天真爛漫自信満々の返事のみであった。

「ご心配には及びませんわー! マジカル・オラクルにも眼鏡の素晴らしさを心の底まで教え込んで差し上げますものー!」

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328マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 09/36:2015/08/03(月) 22:10:59 ID:umV4xSks
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「うぇー、あっづー……」

わたしの名前は日下部輝子。華の女学生よ。
普段はお淑やかなわたしだけど、今日は暑くて暑くて、もーフラフラ。ついつい変な声でちゃう。
え、そんなに暑いなら冷房あるとこ行けばいいじゃないって? そうもいかないのよね。だって今日は……

「あっあれ、呉井カントクじゃない!?」

前に並んでる人が大声出してる。ちょっと背伸びしないと見えないけど、とうとう来たのね!

わたしが好きな魔法少女アニメを含めて、たっくさんのアニメや特撮の制作を手掛けてる呉井カントク。
そんなカントクのトークイベントとサイン会を、わたしの住んでる町でやることになったの! もう参加するっきゃないでしょ!
よーし、一言も聞き逃さないように耳の穴かっぽじって集中しなきゃ!

(女の子が耳の穴かっぽじるとか言うもんじゃありません。まったく、デリカシーってものがないんだから)

頭の中に声が響いてくる。相棒の妖精シャノンのテレパシー。
他人に姿を見られたらいけないからカバンの中に入ってもらってるんだけど、アイスノンと水筒に囲まれてるから冷え冷えで余裕たっぷりなのよね。
そう思ったらなんか腹立ってきちゃった。

(口に出しては言ってませーん考えただけでーす)

そしたらもっと呆れたようなテレパシーが返ってきた。

(この前の朝礼で思い出し笑いして恥かいたときみたいに、うっかり口走っちゃっても知らないからね)

ぐぬぬ……人がせっかく忘れようとしてたことを……。

329マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 10/36:2015/08/03(月) 22:12:06 ID:umV4xSks

そんな風にわたしとシャノンがテレパシーでいがみあってた、そのとき……列の前のほうから悲鳴が聞こえてきた

「きゃああっ!!」
「うわあああああ!!」

いやいや、みんな嬉しいのはわかるけどそこまで金切り声上げなくても……

「助けてぇー!」
「早く逃げるんだー!」

って、これヤバいやつじゃないの! もしかして、敵の仕業!?
カバンを少し開けてシャノンの様子を見てみたら、もうアイスノン袋から出て変身の準備してた。

(もしかしなくても『歪み』の仕業! いくわよ輝子!)
「うん!」

逃げようとする人たちの波を掻き分け、物陰に入って……ここなら誰にも見られない。よし、変身っ!

「神託の機械よ、『歪み』を正すちからを、この手に――!」

呪文と共に、シャノンの眉間から空の彼方へ赤い光線が伸び……
一瞬遅れて、その空から降ってきた青いレーザー光がわたしの身体を包む。
そして、着ていた服が下から順に戦闘用コスチュームに置き換わってく……
最後に、レーザー光が凝縮して一本の魔法の杖になる。
それを手にして、くるりと回して、変身完了っ!

後は適当に高いとこ上って大見得切ったら戦闘開始!
せっかくのサイン会を台無しにしたこと、後悔させてあげるんだから!

330マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 11/36:2015/08/03(月) 22:12:48 ID:umV4xSks
「電霊少女マジカル・オラクル、参じょ……きゃああ!? やだー!」

近くの歩道橋の上へ行って、名乗りをあげようとしたんだけど、そしたら……
『歪み』のまわりで何人もの人たちが、裸で腰を抜かして倒れてる!
中にはお父さんと同じくらいの歳の男の人もいたりして……

「きゃー! きゃー! いやーっ!」

わたしが恥ずかしがって手で顔を覆ってると、シャノンが頭にツッコミチョップをいれてきた。

「乙女ぶってる場合じゃないでしょ! 肝心な時になるとすぐこれなんだから」

「なによう、乙女なんだから乙女ぶったっていーじゃないのさー」

「そんなこと言ってたら『歪み』にも呆れられるわよ。ほら、さっさとあの人たち助けないと」

指の間から薄目開けて見てみると、紫髪の全裸女が他の人の着衣を破って回ってる。
今日の敵は脱衣マニアなの? 普段にも増してひどい変態じゃない!
しかも何よ、あの……大きくて形よくて全然垂れてない、おっぱい……
自分の胸に手をあててみる。ぐぬぬ。

「おっ、やる気になってきたじゃない。その意気よその意気」

「あんたはいっつも一言多いのよ! シャノンのほうがよっぽどデリカシーないじゃない!」

ああもう本当に腹たってきた! この怒り、そのまま『歪み』に叩きつけてやるー!

331マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 12/36:2015/08/03(月) 22:13:25 ID:umV4xSks

「電霊少女マジカル・オラクル、参上!
 いたいけなアニメファンに不埒をはたらく悪い子ちゃんには、キッツいおしおきが待ってるわよ!」

あらためて登場名乗りをやりなおして、敵をずびしと指差す。
そしたら相手も他の人を襲うのをやめて、こっちに向き直った。

「現れましたね、マジカル・オラクル。このエイリアス・メガネスキーが、貴女に似合う最高に完璧で完成された眼鏡を選んで差し上げますわ」

「……は? いや、わたし眼鏡とかいらないけど。目が悪いとかそういうの全然ないから」

なんか敵が変なこと言い出した。自慢じゃないけど、近眼とか運動不足にはとことん無縁なのよわたし。
でも相手はそんなことにはお構いなしに……一息にジャンプして、わたしが居る歩道橋の上まですっ飛んできた!
そのまま顔をずいっと近づけてわたしの目を覗き込んでくる!

「きゃあっ! ちょっとちょっと何よ何なのよもう!」

「ふむ……両目とも健康で遠近眼も乱視もなく、水晶体も綺麗そのもの。小顔で童顔、髪は耳に掛けずもみあげもきちんと切り揃えていて眼鏡の蔓を妨げない。性格は単純快活で体型もスレンダー、と……」

目の次は顔、耳周り、さらに身体を上から下まで眺め回してくる。
って、あんたまでわたしの体型バカにするわけ!?

「離れなさいよこの変態!」

魔法の杖(ボードライン・シャフト)でぶん殴って跳びのいたけど、あんまり効いてないみたい。
眼鏡の蔓を指で押し上げてキラリと輝かせてる。

「貴女の眼鏡は軽量でスポーティな細身タイプね。おっちょこちょいでよくフレームを歪ませそうなことを考えると、多少なら元に戻せる形状記憶合金製がオススメかしら」

「こっ、このー! もう許さないんだからー!」

魔法の杖を剣形態にして、叩っ斬ってやる!
そう思った、そのとき……変態女のほうが一瞬先に呪文を唱えた。

    グラス・ウルト
「《すべて眼鏡のために》!」

332マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 13/36:2015/08/03(月) 22:14:36 ID:umV4xSks

バリッ。すちゃっ。

何かが破ける音が聞こえた。……音のした方、自分の身体を見下ろしてみたら……

「きゃあああああああああああ!?!?」

わたしも裸にされちゃってるぅー!?
しかも靴まで無くなってるから、足元のコンクリートが熱くて焼けそう!

「うわっ熱っあっつあっついー! もおやだー! シャノン助けてー!」

そしたらさすがにシャノンも真剣な目つきになって、敵のほうへ向かっていった。

「私が時間稼ぐから、とりあえず日陰まで逃げて!」

「ごめんね! 今度アイス奢るから!」

後ろ向いてジャンプ! ううっ、足の裏ひりひりするよぉー。
ひとっ跳びで屋根つきベンチのとこまで行って、振り向いたら、ちょうどシャノンが相手にビーム撃つところが見えた。

「正義の鉄槌うけてみなさい! シャノン・ビィーーム!」

人差し指の先から光線が出て変態女の顔面に直撃……って、あいつの眼鏡に吸収されちゃった!

「うそぉっ!?」

驚いてるシャノンに、敵が一瞬で近づいて、小さな身体を鷲掴みにしちゃった!
早く助けに行かなきゃ!
でも、そのまま飛び出したらまた足の裏焼けちゃうし、どうしたら……

そうだ! カバンの中に入れてある保冷剤、あれを足につけてスリッパ代わりにすれば!
急いで取り出して、予備のシュシュとゴムバンドで足にくくりつけて……と。

333マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 14/36:2015/08/03(月) 22:15:55 ID:umV4xSks
そうこうしてる間にも、変態女はシャノンの顔を覗き込んで眼鏡を光らせてる。

「あら貴女、結構な近眼ね。右目0.4の左目0.1、斜視乱視はないけれど左にやや緑内障の気があり……」

「悪かったわね! 私は魔法で視界補正できるから眼鏡なんて大きなお世話! パパみたいなお小言いわないでよ!」

えぇ、シャノンって目悪かったんだ。意外ー。

「大きなお世話は小さな親切。貴女には小さくて高性能で理知的な丸眼鏡がオススメ。物持ちがいいから、強度より見た目と掛け心地を重視しましょうか」

「だからいらないって言ってるでしょ! やめなさい、やめ……」

    グラス・ウルト
「《すべて眼鏡のために》!」

呪文の声が響いて、シャノンの服が破かれて……あれ、なんか顔に……眼鏡掛かってる?
あ、丸っこくてきらきらしててちょっと可愛い。
あれ? ってことは、あの呪文の効果ってもしかして、単に服を剥がすだけじゃなくて……

自分の目の周りを触ってみたら、やっぱり眼鏡掛かってた。
うわっ、いつの間に。今まで全然気付かなかった。
わたしってやっぱり鈍感なのかなあ。ちょっとショック。

334マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 15/36:2015/08/03(月) 22:16:26 ID:umV4xSks

と、ここで、『歪み』はシャノンを掴んでいた手を離して開放してくれた。
ありがたいけど、なんで……?

「ふぇーん、輝子ぉー」

半ベソかきながらふよふよ飛んで来るシャノンを抱きとめる。よかった、どこも怪我してないみたい。

「んん……やっぱり、光沢のあるフレームを使うと飛行時に輝いて綺麗になるわねぇ……」

変態女がそんなシャノンを見つめながらニヤニヤした表情でつぶやく。うわ、ほんとキモい。
けど、そのすぐ後に、わたしのほうを見て怒り顔になった。足元と右手の魔法の杖を交互に見て声を荒げてる。

「おのれマジカル・オラクル、わたくしがせっかく最高の眼鏡を用意して差し上げたというのに、また余分なものを身につけるだなんて!
 眼鏡は至高にして無欠なる唯一の装身具……それをけがす不純物なんて全て取り去って差し上げますわ!
              グラス・ウル
 受けなさい、《すべて眼鏡の……」

その手は桑名の焼き蛤! 魔法の杖を盾形態に変形させて、あんな術跳ね返してやるんだから!

「ボードライン・シールド!」

鏡のようにきらめく盾が魔力の波を跳ね返して、相手に直撃!
でもあいつはもともと眼鏡以外何もつけてないから、特に何の効果もなし。
そのかわり、後ろの遠くのほうで逃げ遅れてた呉井カントクに魔力波が当たって、服が破けちゃった。
もともと掛けてた四角い銀縁眼鏡もその場に落ちて、真新しい鼈甲の眼鏡に付け換わってる。

「ご、ごめんなさーい!」

一応謝ったけど、聞こえてるかなあ?

335マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 16/36:2015/08/03(月) 22:16:56 ID:umV4xSks

わたしが魔術を跳ね返したのを見て、変態女は地団駄踏んで悔しがってる。いい気味だわ。

「きぃーーっ、これだけやっても眼鏡の素晴らしさが分からないなんて……!
                                                        フォーカス・レンズ
 こうなったら力ずくで教育して差し上げますわ。受けなさい、《眼鏡に恋焦がれて》」

相手がまた別の呪文を唱えて、眼鏡がギラリと光って……その光がどんどん強くなって、ぶっとい熱線になって飛んできた!
あわてて盾を構えなおして、熱線を防いで、ホッと一息……つこうとした瞬間、シャノンの悲鳴が聞こえてきた。

「輝子、後ろ! よけて!」

ビルの窓ガラスで反射した熱線がわたしの背中に飛んでくる!

「きゃあああああ!!」

どうにか避けられたけど……

「わたくしの眼鏡への愛を思い知りなさい! 《眼鏡に恋焦がれて》! 《眼鏡に恋焦がれて》!」

次から次へと光線撃ってきて、しかもそれが周りのビルで乱反射して、もう大変! 勘弁してぇー!

336マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 17/36:2015/08/03(月) 22:17:37 ID:umV4xSks

相手の攻撃を避けてるうちにだんだん逃げ場を減らされていって、とうとう三方をビルに囲まれた駐車場の中まで追い込まれちゃった。

「そんなに素敵な眼鏡姿なのだから、履物も杖もいらないのに……どうして分かってもらえないの……?」

「いや、だから、地面熱いし履物ないと焼けちゃうってさっきから言ってるじゃない!
 足だけじゃなくて肌まで日焼けでヒリヒリしてきたし! むしろ、あんたそんな格好でよく平気ね!?」

「心頭眼鏡に捧げれば火もまた涼し、ですわ。
 焼け付くような夏の暑さも、凍えるような冬の寒さも、眼鏡一つと共にあらば、その痛みすら愛おしい。
 さあ、一緒に眼鏡を愛しましょう……? 硝子レンズの永遠の輝きに、全てを委ねましょう……?」

うっとりした表情でにじり寄ってくる全裸変態眼鏡女。うぅー、キモい! 暑いのに鳥肌立ってきちゃう!

「あんたがそう思うのは勝手だけど他人を巻き込まないでよー!」

そう叫び声を上げた、そのとき……わたしたちがいる駐車場に、一台の車が入ってきた。
ボンネットのところにビンテージものの眼鏡の絵がでかでかと描いてある車。
それだけじゃなくて、側面にも天板にも後方のナンバープレートの周りにも、多種多様な眼鏡とそれを掛けた俳優やアニメキャラクターが描かれてる。

シャノンがそれを見て驚く。

「なにあれ、痛車?」

でもわたしは、あの車を知ってる。ううん、呉井カントクのファンならみんな知ってる!
あの有名な『クレイバンのサングラス2499円事件』の人、目斗沢さんの車よ!

337マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 18/36:2015/08/03(月) 22:18:34 ID:umV4xSks

――今から三年前。チャリティーオークションに呉井カントクが一つのサングラスを出展したの。
それはカントクの出世作『宇宙戦士クレイバン』で主人公が愛用していたサングラス。
スタート価格は元値と同じ2499円だったんだけど、クレイバンファンの人たちがこぞって手を挙げて、値段はあっというまに数十万円まで吊り上がった。
熱心なファンの女の人が100万円と言い出して、そろそろ打ち止めになるかと思われたとき、一人のおじいさん――目斗沢さんが120万円って叫んだの。
想定をはるかに超えた値段に、主催者と呉井カントクは止めに入って、女の人と目斗沢さんを別室に連れて行って話し合うことになった。

話を聞いてみたら、目斗沢さんはクレイバンや他の呉井カントク作品にはあんまり詳しくなくて、ただ古今東西の眼鏡を集めてるコレクターだって言うじゃない。
それで女の人の方が怒ったの。

「あたしはずっとクレイバンという作品を愛してきたんです。作品への愛がない人にこのサングラスを持たれたくない」

って。それで、目斗沢さんが返した答えが凄くて。

「貴女の言うことはもっともじゃ。眼鏡にはそれぞれ背負ってきた来歴というもんがある。けんどもわしは、その来歴まで含めて眼鏡を愛したいんじゃ。
 今後、そのクレイバンという作品、使っていた俳優さんやスタッフたちの想い、貴女をはじめとした作品ファンの人たちの気持ち……
 それら全部を背負って、このサングラスを大事にしていくつもりでおる」

それを聞いた呉井カントクが感激して、女の人と目斗沢さん、両方をオークションの勝者にしたの。
示された値段の合計220万円をカントクが自腹でチャリティーに寄付して、二人には2499円でサングラスをもらう権利をあげて。
そして、新しく『劇場版:帰ってきた戦士クレイバン』を制作して、二つ目のクレイバンのサングラスを用意したってわけ。

二つのサングラスが並べられて、二人がそれを取りにきたとき、目斗沢さんはその女の人に負けないくらいクレイバンシリーズに詳しくなってて、作品について何時間も熱く語り合った――それが、『クレイバンのサングラス2499円事件』。

338マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 19/36:2015/08/03(月) 22:19:08 ID:umV4xSks

「って、ついつい説明口調になっちゃったけど……シャノン、わかった?」

説明を終わらせてシャノンのほうを見たら、すっごい呆れた表情してた。

「私にはついていけない世界だってことはよく分かったわ」

もー、そこまで言うことないじゃない。

……あれ? でも、この車、今来たってことは、中の目斗沢さんは何が起こってるかわかってないよね。
で、よく考えたら、わたし今素っ裸じゃない!

「きゃー! やだー! 見ないでー! 好きで裸になってるんじゃないのにー!」

物陰まで逃げ出そうとしたけど、シャノンに後ろ髪を引っ張られちゃった。

「私たちが逃げたら、その目斗沢さんまで『歪み』の餌食になっちゃうでしょ!」

そりゃそうだ。うぅー、恥ずかしいけど逃げちゃ駄目かー。

339マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 20/36:2015/08/03(月) 22:19:54 ID:umV4xSks

なんてことをやってる間に、目斗沢さんが車から降りちゃってた。
目元にはもちろんクレイバンのサングラスがつけられてる。
呉井カントクのトークショーに来たけど、都合でちょっと遅れてこの時間になったとかかな。

って、それ考えてる場合じゃない!
急いで車に戻って逃げるように言わないと!

でもそれより早く、『歪み』の変態女が目斗沢さんのそばに寄って、顔を眺め回してた。

「これは一体、何事かね?」

目斗沢さんの戸惑いにもお構いなしで、サングラスをずらして目を覗き込む『歪み』。
ぷるんぷるんのおっぱいがおじいさんの身体に当たって少しひしゃげてる。ぐぬぬ……。

「まあ、似合わないサングラスだこと。丸顔で好々爺の貴方には、もっとシックで落ち着いた雰囲気の眼鏡がお似合いでしょうに」

そういって右手を掲げて、指パッチンする――いけない、さっきの呪文使う気だ!

    グラス・ウルト
「《すべて眼鏡のために》!」

340マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 21/36:2015/08/03(月) 22:20:25 ID:umV4xSks

呪文とともに、おじいさんの服が弾け飛…………ばなかった。
サングラスもそのままで、新しい眼鏡がつけられてる様子もない。

「どうして……? わたくしの呪文が、このエイリアス・メガネスキーの愛が効かないなんて……」

呆然とする『歪み』に、目斗沢じいさんが話しかけた。

「お嬢さん、貴女『歪み』なのかね」

「いかにも、わたくしこそはエイリアス・メガネスキー。眼鏡に恋し、眼鏡を愛し、眼鏡以外の不要物を何もかも取り去るために生まれた存在」

変態女がまた名乗ったけど、わたしに向かって言ったときより心持ち元気がない感じ。
……って、目斗沢さん『歪み』のこと知ってるの? 一般人なのに?
シャノンのほうを向いてみたけど、「私にもわからない」と言わんばかりに首を振ってた。

わたしたちが戸惑ってる間にも、目斗沢じいさんと『歪み』の問答は続く。

「残念だが、その愛は間違っとるよ。お嬢さん」

「間違っている、ですって? ふふっ、お笑い種ですわ。
 不完全な身体で、暑さ寒さや痛覚に引きずられる人間には、わたくしのように眼鏡だけを装い眼鏡だけを愛することなんて出来やしない。
 そんな人間ごときがわたくしの愛をなじろうだなんて、不遜にもほどがあります!」

胸を揺らして……じゃなかった、胸を張ってそう断言する『歪み』。
でもそれを聞いて、目斗沢じいさんは悲しそうな声で答えた。

341マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 22/36:2015/08/03(月) 22:20:59 ID:umV4xSks

「違うんじゃよ。眼鏡には、それぞれ背負ってきた歴史っちゅうものがある。
 たとえば、このサングラスには映画クレイバンを撮った人たち、映画館でクレイバンを応援した子供達の気持ち、
 作品を愛したファンたちの気持ち。そういった沢山のものを引き継いでおるんじゃ。
 他の眼鏡だっておんなじじゃ。まつわる思い出、掛ける人の好みやこだわり、もろもろ。
 そんな重たい気持ちだけじゃのうて、ほれ、今日は赤いシャツと着合わせてみようとか、
 デートだからちょっと格好つけた眼鏡掛けてみようとかの。
 眼鏡には、人間のいろんな気分が引っ付いてきとるんじゃ」

「くだらない……眼鏡それ自体を愛せない、人間の不純な気持ちなんて……」

変態女は言葉では否定してるけど、目に見えて元気がなくなってく。
もしかして、目斗沢じいさんの説得が効いてるの?

「一番似合う最高で完璧の眼鏡がただ一つだけあって、他は何一つ必要ない……
 そんな風に考えておったら、たくさんの眼鏡を全部好きになることなんて出来んからのう。
 眼鏡を愛することは、それを作った人、流通に関わった人、掛けようと思った人、そのほか皆を愛することなんじゃ」

「わからない……わからない、わからない、わからない! 理解できない!
 眼鏡はただ眼鏡だけで完璧な存在! それを邪魔する不純物は一切必要ない!
 必要ない……その、はずなのに……!」

頭を抱え込んで膝立ちになって、イヤイヤとかぶりを振ってる。うっわ、効いてる効いてる。

「そうじゃな、分からんじゃろう。お嬢さんたち『歪み』の心は、それが分からんように出来ておる……」

でも目斗沢じいさんがそう言った途端、そいつはすっくと立ち上がって、イヤイヤもやめて顔を上げた。

342マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 23/36:2015/08/03(月) 22:21:32 ID:umV4xSks

「そうね、わたくしが愚かでしたわ――人間なんかに眼鏡の至高性を理解させようというのが、そもそもの間違いでした」

変態女の眼鏡が怪しく光る。やばい、さっきの熱線また使う気だ!

「人間など、眼鏡を掛ける台座としての価値すらない。貴方のご高説でそれがよく分かりましたわ。
                                                          フォーカス・レンズ
 素晴らしき眼鏡の光輝に焦がされて、消えてしまいなさい――《眼鏡に恋焦がれて》!」

熱線が目斗沢じいさんに向けて飛んでいく。でも、そんなことさせない!

「ボードライン・シールド! さっきと同じように、跳ね返してあげる!」

目斗沢さんの前に立って、盾で熱線を受け止めて……反射! 真っ赤な光線が『歪み』に直撃!
でも、それでも相手は涼しい顔でビームを撃ち続けてくる。

「心頭眼鏡に捧げれば火もまた涼し……そう言ったでしょう?
 愛する眼鏡から放たれた熱線なのだから、心地よいくらいですわ!」

そう言って、全身で熱線を受け止める『歪み』。恍惚とした表情がまたすごく気持ち悪い!
しかも、受け止め続けてる間にだんだん盾が熱くなってきたし!
今はまだ我慢できる程度だけど、そのうち火傷するレベルまで温度上がりそう。
それまでの間に何か方法を見つけなきゃ……

「眼鏡を狙うんじゃ! あ奴はあれに執着しておる!」

って、目斗沢さんが考えてくれちゃった。
よーし、盾の角度をちょっと上げて反射光が眼鏡に直撃するように……

「くっ! 眼鏡を狙うなんて卑怯ですわ!」

と、本格的に反射する前に熱線を止められちゃった。
でも、これで飛び道具は封じたわ! 接近戦になればこっちのもの!

「もー、おじいさん、作戦考えるのは私の仕事なんだから取らないでよぉー」

シャノンがぼやいてるけど、今は相手してる場合じゃない。さあ、行くわよ!

343マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 24/36:2015/08/03(月) 22:22:04 ID:umV4xSks

「ボードライン・ブレード! 覚悟しなさい!」

盾を杖形態に戻して、さらに剣形態に変形させる。そして大きくジャンプ!
剣を大上段に振りかぶって、変態女の眼鏡に向かって振り下ろす!

「たああああああああああっ!!」

「おのれ、眼鏡だけは傷つけさせない!」

手を交差して防御する『歪み』。どうしても眼鏡だけは守りたいみたい。
でも、その執着が命取りよ!

「――かかったわね!」

「くっ!?」

剣を引っ込めてそのまま着地、相手の目の前にしゃがみ込む!
見上げれば変態女は驚きの表情、そして下半身はガラ空き!

「とった! ええーいっ!」

そのまま股の間に、ぶすりと突き込む!
確かな手応えとともに、剣は柄のあたりまで相手の身体に入り込んだ。

「うああぁぁぁぁぁぁぁっっ! そ、んな、わたくし、の、なか、にぃ……!」

今までのすました態度と違う、苦痛に満ちた声。今度こそ大きなダメージを与えられたみたい。
でも、これだけじゃ致命傷になるとは限らない。だから……

344マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 25/36:2015/08/03(月) 22:22:50 ID:umV4xSks

「ボードライン・ガンモード、起動!」

剣を相手の身体に突き入れたまま、銃形態に変形させる!
電子の聖なる力を直接撃ち出せるガンモード。一番破壊力のある形態。
その分だけ大量のエネルギーを使うから、外したら大変なんだけど……
今なら、絶対外す心配はない!

「うぐ、やめて、えぐら、ないでぇぇ……!」

変形する部品が『歪み』の体内を動き回ってすごく苦しそう。
でもおあいにくさま。さっきわたしやシャノンが「やめて」って言ったとき、あんた一回もやめてくれなかったでしょ。

カチリと音が鳴って、変形完了。低い機械音とともに、神聖な魔力が充填されていく。

「ひっ……! いや……! なか、ひかりの、エネルギー、いやぁ……!」

照準器は使わなくていい。このまま引鉄を引く!

「アンチ・エイリアス・ショットアウト!」

「いやああああああああああああああああああああっっっ!!!」

魔力の銃弾を敵の体内へ叩き込む。そしたら、反動で銃床が地面に衝突。それでも反動は収まりきらないで、今度は『歪み』の身体のほうを浮かせて数メートル先まで追いやった。

「あぁ……うぁ、はぁぁ……わたくしの……あそこ、がぁ……」

涙声で細々とつぶやいてる。
……さっきは必死だったからあんまり考えなかったけど、女の子の大切なところを刺して撃っちゃったんだよね……。
撃った魔法銃に目を向けると、『歪み』の成分のどす黒いオーラが銃身にべっとりたっぷりこびりついてた。
そりゃ体内に突っ込んで変形までさせたからそうもなるけど……
人間の身体に置き換えたら、血とか肉片とか引っ付いてるのと同じ状態なのかぁ……
そう考えたら、おまたがヒュンとしちゃった。

345マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 26/36:2015/08/03(月) 22:23:37 ID:umV4xSks

さて、普段なら『アンチ・エイリアス・ショットアウト』で撃たれた敵はすぐに黒いオーラの霧になって消えちゃうはずなんだけど……

「うぅ……ぁはぁ、んくっ……まけない……! 眼鏡の、素晴らしさを、全世界、にぃ……!」

なんか頑張って耐えちゃってる。これ大丈夫なのかな……?
そのうちに、傷口のところ……大きく抉られた大切なところから、白い光が漏れ出してきた。
シャノンがそれ見てびっくりしてる。

「ちょっとヤバいよ。あれ、聖なるエネルギーを体外に排出しようとしてる」

え、マジ? そんなのあるの?

「大マジ。よっぽど強い欲望から生まれたやつだけができるんだけど、あいつの場合……
 あっ、見て。お股だけじゃなくて、乳房からも排出が始まってる」

言われて見てみたら、ほんとだ。おっぱいからも白い光が吹き出してる。
しかも、排出を促すためなのか、おっぱいを揉みしだいたりあそこに指を突っ込んで掻き出す動作とかしてる……
やだ、なんかすごくエロい。

「んん……あぁんっ! ん、はぁっ……! 眼鏡が、わたくしとともに、いてくれる、限り……誰にも、負けは……んはぁあ!」

ものすごい光景すぎて、わたしったら頭真っ白になってぼーっと見入っちゃってた。
目斗沢さんが声をかけてくれなかったら、そのまま何も出来ないでいたかもしれない。

「すまんが、あの子を介錯してやってくれんか。いくら『歪み』とはいえ、これ以上、苦しむのを見ちゃおれん。
 あの眼鏡を撃ち抜くのが一番早く済むじゃろう」

言われて、ハッと正気にもどった。銃を構えなおして照準器を覗き込む。
一日に二発ショットアウトを撃つのはすごく疲れて明日あさってまで響くからやりたくないけど……
さすがに剣形態で死ぬまで切り刻むとか可哀想すぎるし、放っといて復活されたら元も子もないし。

「そこで気付けするのも本当は私の仕事なんだけどー」

シャノンのぼやきTake2のおかげで、だんだん落ち着きを取り戻してきた。標的は小さな眼鏡だけど、これなら外すこともないと思う。

346マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 27/36:2015/08/03(月) 22:24:23 ID:umV4xSks

聖なるエネルギーを再充填して、のしかかってくる疲労感をグッとこらえて……

「アンチ・エイリアス……」

引鉄を引こうとした――ううん、ほとんど全部引いた、そのとき。
『歪み』と照準器越しに目が合った。

「させない……! 眼鏡だけは、絶対壊させない……!」

今までで一番真剣で辛らつな、刺すような視線。
背筋に冷や汗がつたった。なんかヤバい気がする。でももう引鉄を引いちゃってて、発射は止められない。

「……ショットアウト!」

わたしの肩にずっしりと反動が乗って、魔力の銃弾が飛んでいく。
その瞬間、『歪み』の眼鏡がいっそう強く輝いた。

                                            フォーカス・レンズ・スクィーズ
「眼鏡よ、わたくしに最後の力を与えて! ――《眼鏡に身焦がれ、恋焦がれて》!」

強烈な光が、さっきまでより10倍以上猛烈な光が放たれて、それをまともに見そうになって……

「輝子! あぶない!」

シャノンがとっさに目をふさいでくれなかったら、わたし、失明してたかもしれない。

347マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 28/36:2015/08/03(月) 22:25:13 ID:umV4xSks

20秒くらいたって、目を開けると……『歪み』はまだ生きてた。顔の眼鏡も無傷のまま。
ってことは、えっ、外しちゃった!? あたりを見回してみたら、『歪み』の近くの電柱に銃傷ができてた。
ヤバい! さすがに三発目を撃つのはムリだし、これだけ疲れてると剣で斬るのもかなりつらい!

「どーしよ! どーしよーシャノン!」

あわててシャノンに助けを求めたけど、やけに落ち着いた返事が返ってきた。

「心配しなくていいわ。……あいつ、最後の力を振り絞ったみたい」

そう言われて、わたしも落ち着いて見てみたら……『歪み』はもう、弱々しく震えることしかできないみたいだった。
さっきみたいな眼光もなくなって、うつろな目で宙を眺めてる。

「うふ、うふふふふふ……守り、きったわ……わたくしの、眼鏡……っく、あはぁっ!」

また苦しみだした。でもこれはさっきと違って、末期(まつご)の苦しみっていうやつだ。鈍感なわたしでもさすがに分かる。
目に涙をいっぱいに溜めて、本当に苦しそうな――それでいて、眼鏡を守りきったっていう達成感の喜びが混ざってる、複雑な表情。
なんか……ただの変態だと思ってたけど、本当に可哀想になってきちゃった。

「うあっ、あぁっ、あはあぁぁーーーっっ!!」

最期に、おっぱいとあそこから一際大きく光を放って、変態女は……エイリアス・メガネスキーは、黒い霧になって消えていった。
持ち主をなくした眼鏡がむなしく地面に転がる。


……そして、それを見届けたあと、わたしの身体にもものすごい疲れが襲い掛かってきた。

「あっ、やば……寝ちゃ、ダメ、なのに」

裸のままだし横に目斗沢さんいるし、メガネスキーに裸にされた人たちのフォローもしなきゃいけないのに。
やらなきゃいけないことは頭の中にはっきり浮かんでくるけど、身体がぜんぜん動かない。
シャノンが何か言ってるけど、それもろくすっぽ聞こえないまま……フッと意識が飛んでっちゃった。

………………
…………
……

348マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 29/36:2015/08/03(月) 22:26:34 ID:umV4xSks

……
…………
………………

がばっ。

目を覚ましたら、そこは……わたしの部屋のベッド。
ちゃんと服……パジャマ着てる。
時刻は朝6時30分。昨日から、半日ちょい寝てたみたい。

シャノンはどこだろ……あ、いつもの花壇のとこにいた。

「あっ、輝子! やっと起きたのね。よかった……」

心底安心したって感じで笑ってる。ありがたいけど、でもなーんか……

「んー、シャノンがそんな殊勝なこというなんて怪しいなあ。わたし、まだ夢見てるのかなあ」

「なによう、ひとがせっかく心配してあげたっていうのに! 鈍感、ポンコツ、おたんこなす!」

おー怒ってる怒ってる。うんうん、シャノンはやっぱりこうでないと。

「それでさー……あのあと、どうなったの?」

349マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 30/36:2015/08/03(月) 22:27:13 ID:umV4xSks

――シャノンが言うには、自分一人じゃ後始末が手に負えなくなったから、パパの妖精伯爵に泣きついたんだって。
裸にされちゃった人たちの記憶を操作して、心の傷が残らないようにして……
でも電柱の銃創だけはどうしようもなかったから、後で大騒ぎになっちゃった。
呉井カントクのトークショーもそのせいで無期限延期に。
わたしのことは、目斗沢さんが家まで運んだあと、シャノンがお母さん(わたしの)に催眠術掛けて、パジャマ着させて部屋まで運ばせたらしい。

「あー、目斗沢さんに運んでもらったんだ」

「車載の遮光カバーを毛布代わりにかけてくれてたから、必要以上には見られてないわよ」

もちろん変なことされたとかは疑ってないけど、やっぱり恥ずかしいなあ。

「そういえば目斗沢さん、『歪み』のこと知ってたし、わたしの魔法少女姿を見ても驚かなかったし、魔法に関係ある人なのかな?」

「パパの古い知り合いなんだって。詳しい話は長くなるから、また今度時間のあるときにって」

ふーん……ま、いいか。あんまりうじうじ考えてもしょーがないし。
ベッドから起き上がって身体を動かしてみる。んー、長い間寝てたせいかちょっとごわつくなあ。
軽く何か食べて、ちょっとジョギングでもしてこよっと。

350マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 31/36:2015/08/03(月) 22:30:19 ID:umV4xSks

準備をすませて出かけようとした、そのとき……
机の上に眼鏡がおいてあるのに気が付いた。

「あ、これって」

あのメガネスキーがわたしに掛けさせた眼鏡かな?
昨日は一回も外さないで戦ってたから、どんな形してるのか確認はしてないのよね。

「ねーシャノン、これ壊さなくて大丈夫かな? 呪いとか掛かってない?」

「パパが鑑定した限りでは、特に悪影響とかはない普通の伊達メガネだって」

「ふーん」

ひょいっと掛けて、鏡で確認……あら、結構いけてる。
最高の眼鏡がどうとか言ってたけど、案外、伊達や酔狂じゃなかったのかも。
しかも、ちょっとだけよく見えるようになったような……まあ気のせいだと思うけど。

351マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 32/36:2015/08/03(月) 22:31:00 ID:umV4xSks

「ふー、夏の朝ってやっぱり気持ちいいなー」

水辺のジョギングコースを走って学校の前を抜けて、アパート街を通って……
ちょうどそのとき、アパートの上階から弦人くんが降りてくるのが見えた。

「あ、弦人くーん! おはよー!」

「ああ、おはよう」

ゴミ出しに来てたみたい。でも、こんなにさわやかな朝なのに、ちょっと表情が暗いような……?

「日下部、お前、眼鏡かけるようになったのか?」

こっちが聞く前に、先に弦人くんに聞かれちゃった。

「ううん、これ伊達メガネなの。似合う?」

そしたら、ちょっと考え込んでから、

「いや、うん、普段のほうが……いいんじゃないかな」

って。ちぇー、せっかくおしゃれしたのに。

「弦人くん。こーいうときは嘘でも『似合ってます』って言ってよ」

あ、困ってる困ってる。まあ、わたしの心はインド洋より広いから、このくらいで勘弁してあげましょ。

「それでさ。わたし、今日予定ないんだけど……どこか遊びにいかない?」

勢いでデートの申し込みしちゃったけど、そしたら弦人くんはもっと困った顔して言った。

「ごめん。今日、ちょっと家族が病気しちゃって、看病にいくことになってるんだ」

「あー……こっちこそごめんね。何か手伝おうか?」

「いや、いいよ。身内のことだし」

それであんな顔してたのか。悪いことしちゃったなあ。
一人でどこか行く気にもなれないし、今日は撮り溜めた魔法少女アニメの消化でもするかなー。

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352マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 33/36:2015/08/03(月) 22:31:59 ID:umV4xSks

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「そりゃ、輝子なら呉井カントクのトークショーは絶対行くよなあ。
 それで最前列近くに行って、メガネスキーに出くわして、眼鏡与えられて……ってなるよなあ。
 はーーーーーっ……」

弦人は去っていく輝子の背中を見つめて、また一つ大きな溜息をついた。

部屋に戻ると、病気の身内――PC画面の中のナイキストが、全身をかきむしりながら悶えていた。

「あ゛ぁ゛ーーー痒い痒い痒い痒い痒い痒い痒い痒いもぉーーーーいやぁーーーーー!!!」

悪魔がこうして病気にかかるのは、病原体や不養生のせいではない。
自らの生み出した『歪み』が結果的に人間たちに恩恵を与え、善行を成してしまったことで、身体に蕁麻疹ができてしまったのだ。
彼女たちの種族にとって、善い行いをするのはときに死よりも耐え難い苦痛なのである。

問題はエイリアス・メガネスキーが人間たちにあたえた眼鏡にあった。
それらはいずれも、その人物の目の状態や顔の形状に完全に適合したものである。
目の悪い者にとっては猛烈に視界が良くなるし、目の良い者であっても、
人間の眼科医・眼鏡屋がまったく対処しないようなごく小さい視差傾向を改善してくれる優れものだ。
「最高に完璧で完成された眼鏡」という彼女の言は伊達や酔狂ではなかったのだ。

メガネスキーが生きて行動していた間は、被害者たちは裸にされたことで苦痛を感じており、
また眼鏡の恩恵に気付く余裕もなかったので、ナイキストもメガネスキー自身もなんともなかった。
しかしマジカル・オラクルがメガネスキーを倒し、シャノンと妖精伯爵が被害者の心の傷を癒したことで、
恩恵だけが残ってしまったのだ。そして今に至る。

とはいえ、せいぜい『いつもより眼鏡の度が良くなって助かったなあ』程度の恩恵だから被害がこれで済んでいるともいえる。
もし被害者の中に『極貧のあまり眼鏡なんて買えずろくに見えないまま暮らしていたが、偶然眼鏡を得たおかげで世界が変わり、
学業の喜びにも目覚め人生に希望が沸いてきた』みたいな人物が一人でも含まれていたら、
ナイキストのダメージは命に関わるレベルだったかもしれない。

弦人は画面の中の彼女を所在無げに見つめている。
助けられるものなら助けてやりたいが、これに関して彼にできることはほとんどない。

彼自身は眼鏡を使わず恩恵を受けないこと、たまたま知り合いである輝子にもメガネスキー製眼鏡(たぶん)を掛けないよう薦めることで、
ナイキストの苦痛を善行1、2人分だけ和らげる――それが精一杯であった。

353マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 34/36:2015/08/03(月) 22:33:09 ID:umV4xSks

それにしても……と弦人は思う。
メガネスキーの末期(まつご)、聖なるエネルギーを排出するために胸をもみしだき秘所を掻き回す痴態……思い返すだに興奮する。
それは死と隣り合わせの修羅場、彼女本人には何の快楽もなく苦痛ばかりがもたらされる性の演舞。
だが、仮に悪の女怪人でない普通の女性が同じ目にあっていたとしても、彼の性欲はぴくりとも反応しないだろう。
つくづく自分は、普通人とも単なるサディストとも違う、他の性的事象では起たない異常性癖者なのだと再確認させられる。
臀部に熱い衝動が生まれ、下着とズボンを押し上げ――と、普段ならここで欲望のまま自慰にふけるところだが。

「うぅ……痒いわぁ……いっそ殺して……」

がらにもなく弱音を吐く相棒を目にして、彼は欲望を押しとどめる。
そもそも、メガネスキーが命令を聞かず暴走する性質になったのは九割以上弦人のせいだ。
にもかかわらず、ナイキストは恨み言の一つも言わずに接してくれている。
そんな彼女を放っておいて、自ら快楽にふけることが出来るほどには、彼は割り切り上手ではなかった。

今自慰をしても『歪み』を作るのは不可能だし、精を無駄にすると彼女が残念がる。
明日か明後日までにはある程度回復するだろうから、それまで溜め込んでおこう……そう考えたのだ。

そもそもは欲望を満たすために手を組んだはずの二人。
だが、弦人はいつの間にか、悪魔の都合にあわせてその欲を抑えるほど彼女を信頼するようになっていた。

=========================================================================

354マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 35/36:2015/08/03(月) 22:34:11 ID:umV4xSks

=========================================================================

輝子や弦人が住んでいる町の郊外、山と平野の境目より少し山側に入ったあたり――

目斗沢老人は、自身の所有するその土地の一角に、自らの手で小さな墓を掘っていた。
人間ならざる少女を弔うために。

「ふぅ……こんなもんかの」

遺体もなければ白木の棺もない。彼女を象徴するただ一つの眼鏡だけが、ここに埋葬されるのだ。
――いや、棺はあった。目斗沢老人がそのコレクションの中でもっとも大事にしていたメガネケースに、その眼鏡は収められていた。

「お前さんが生きとったら、ケースも必要ないと言うたかもしれんがの。餞別だと思って受け取ってくれ」

目斗沢老人にとって、『歪み』の少女は他人とは思えない相手だった。
なんとなれば、若き日の目斗沢青年自身が、眼鏡を愛するあまり悪魔に魅入られ『歪み』を生み出していたからだ。
彼が生み出す『歪み』は少女の姿などしておらず、眼鏡を歪に巨大化・カリカチュアさせた邪悪な怪物たちだったが、
とはいえ心と魂を持つ命であることに変わりはなかった。

そうして他者から力ずくで眼鏡を奪い、コレクションを増やす暗い悦びにひたっていたとき――
精霊伯爵バベッジと、式霊少女マジカル・ラブレスに出会ったのだった。

355マジカル・オラクル〜怪人メガネスキー襲来! 36/36:2015/08/03(月) 22:35:52 ID:umV4xSks

目斗沢青年と式霊戦士たちとの戦いは足掛け四年に及び……
最後には、彼に取り付いていた悪魔が滅ぼされて終わった。
己の半身ともいうべき悪魔を失ったことで、彼はやけっぱちになり、いっそ殺してくれと懇願したが、伯爵はそれを拒否した。
代わりに罪を償い、まっとうなメガネ愛の道に生きるよう促したのだった。
そのときにマジカル・ラブレスにもらったのが、先のメガネケースである。

……『歪み』は人間のように反省し、罪を償うということができない。
悪をなすために誕まれ、悪をなして生き、悪をなし終えて死ぬ。それだけだ。
だから、あの『歪み』の少女がかつての目斗沢青年のように道を改め、
立派なメガネコレクターになるなどという可能性ははじめからなかった。

そんな理屈は、目斗沢老人にはよく分かっている。分かっているが、こう考えずにはいられない。

「とはいえ、のう……死んだ後くらい、好きなメガネに囲まれたってバチはあたるまいて」

メガネスキーが葬られた場所。そこは、のちに目斗沢老人のコレクションを収めた博物館を建てる予定地のすぐそばであった。




(了)

356名無しさん:2015/08/04(火) 15:53:34 ID:w0G6mUyM
乙です!
相変わらずのコネタ要素満載でニヤニヤしてしまいました。
こんな可愛いカーンデジファー様がいたら、毎日一緒に悪だくみしたい……。

357名無しさん:2015/08/08(土) 15:37:47 ID:4XCerBbs
大変乙でした
こういうおバカなノリでマジ死に系は大好物です!
自分的には人間が変化したのではなく欲望から生み出されたってのもイイっす

358名無しさん:2015/08/11(火) 18:04:33 ID:Q2m7Mj86
>>317

どうも
黒ギャルやシャワー室の話題を出した者です
SSの雰囲気が凄く良かったです、あまりフタナリは好きでは無いのですがコレは平気でした。
我儘を言うなら、屠る側がフタナリだと、屠られた敵女の亡骸のオマンコから中だしされた精液や愛液なんかが逆流して、垂れる描写とかも見てみたいかも。

359>>291:2015/08/11(火) 22:06:43 ID:Shf4KdIw
>>318 >>358
そう言ってもらえると、書いてて一番報われるよありがとう

>我儘をいうなら〜
しょうがないにゃあ……まあ、レズモノの方が停滞気味だからそっちとでやってみる(完成は期待しないでね)

360名無しさん:2015/08/12(水) 00:35:28 ID:f6UH3RsA
シャワー室いっぱいのフタナリ悪女達のアsコにシャワーを突っ込んで
いろんな体液を撒き散らかさせたいなぁ。

361名無しさん:2015/08/12(水) 00:37:48 ID:mgFS4ErA
>>360
やめてくれよ書きたくなるだろ……

362名無しさん:2015/08/12(水) 02:33:57 ID:JUvcj61w
話の流れが悪い方向に向かってないか?男の娘とかその内出しそうで怖い

363名無しさん:2015/08/12(水) 04:55:33 ID:0Z0MmyU.
>>360->>361
調子のりすぎ正直ホモキモい

364名無しさん:2015/08/12(水) 18:30:05 ID:qS9VsRkc
マジもんの「戦闘員ゲイ」という分野もある
あれはダメだと思うがフタナリや男の娘なら容認
容認だけども主流になるのは勘弁してほしい

蛇足だが個人的にはフタナリや男の娘よりも「ボクっ娘」が全くダメ

365名無しさん:2015/08/12(水) 19:58:07 ID:0Z0MmyU.
>>男の娘なら容認
だからさキモいんだよ糞ホモ野郎
なあ今までお前の大好きなゲイ戦闘員も男の娘もこのスレに出てこなかっただろ
突然湧きだして気色の悪い趣味押し付けんなよpixivでやれホモ

366名無しさん:2015/08/12(水) 20:06:42 ID:0Z0MmyU.
異常なスレ粘着で敵「女」スレにホモ戦闘員を既成事実化させようとして屑がいるな
まるでゴリ押し大好きの某国人みたいだな

蛇足だが個人的には「ボクっ娘」最高でホモ戦闘員や男の娘はきめえ吐きそう

367名無しさん:2015/08/12(水) 21:37:34 ID:qS9VsRkc
いやもちろん自分はその筋の人じゃないけどね

368名無しさん:2015/08/13(木) 03:09:20 ID:JhSa8Dzo
いきなり暴言吐く奴なんて十中八九荒らしだろうから触れんようにしようぜ

369名無しさん:2015/08/13(木) 03:48:40 ID:ya/nYsJM
やっぱりフタナリネタは嫌だな

370名無しさん:2015/08/13(木) 10:27:58 ID:0NNxbX5s
>>369
それ言い出したらアカンやろ
誰にだって受けつけない性的嗜好があるんだからそんなん言い出したらキリない

371名無しさん:2015/08/13(木) 12:51:26 ID:byUeadZY
でも流石に女戦士を屠るスレで男の屠りまで受け入れろというのは違うだろ
ふたなりは男か女かで認識が分かれる(男、女、どちらでもない、どちらでもある)以上、扱う対象が「女」である場で無条件に受け入れられる物じゃない
勿論スレの方針として受け入れることにすると言うなら話は別だけど、そうしたいならここでごり押しするんじゃなくて方針検討スレでちゃんと話し合って決めるべきだよ

372名無しさん:2015/08/13(木) 15:59:10 ID:BmFfkEeM
ふたなり専用の別スレ立てればいいのでは? 個人的にふたなりは女でいいと思うが。

男の娘とかシーメールは男だから完全に違う世界な気がする。
ポイズンみたいなメジャーキャラもいるけど、ポイズンは女性って解釈ができるし別格。

373名無しさん:2015/08/13(木) 16:41:54 ID:GBb45ERY
可能なら別立てでいいような気がする
フタナリ好きって実質それ専だったりするし

374名無しさん:2015/08/13(木) 19:11:31 ID:QsSDRE86
最近のヒーローは女の子ばかり、少年ヒーローもみたい

375名無しさん:2015/08/14(金) 05:44:55 ID:FrWoOTlo
過疎スレに性癖ねじ込むぐらいの行動力を自分でブログなり作ってSS書くとかに振り向ければみんな幸せなんだがな

376名無しさん:2015/08/14(金) 07:53:44 ID:Eok0z0/.
いや、前々からふたなりネタ投下されてきたのに
今更になってブログでやれってのもおかしな話だろ

377名無しさん:2015/08/14(金) 10:44:31 ID:zGPyut9E
前々からふたなりネタ投下されてきたけど嫌がっていた人はけっこう居たってこと
みんな投下主に配慮して黙ってたけどエスカレートして男の娘とかシーメールとかもねじ込もうとすりゃこうなるでしょ

378名無しさん:2015/08/14(金) 10:55:17 ID:Eok0z0/.
>>377
すまない、意味がわからない。どこからふたなりからシーメールや男の娘がねじ込まれるって流れが確定したの?
>>362の発言がまるで事実かのような言い方じゃないか、ちゃんとレスは読んだほうがいいぞ

379名無しさん:2015/08/14(金) 11:16:16 ID:oLqBaZF6
何が悲しくてち○ぽが屠られる話読まなきゃいけないんだよ

380名無しさん:2015/08/14(金) 17:33:50 ID:vCpJZe1.
別にふたなりくらいかまわんけどなぁ

381名無しさん:2015/08/14(金) 20:35:18 ID:Pmy9BpQ6
避難スレの前の2ch時代からのルールで、
女性器を持つ両性具有タイプの「ふたなり」はOKで、
男性器のみのおかま、シーメールはアウトと、さんざん語られてきたはず。
もう、ぶりかえさないで。

こんなことでレスを重ねるより、好みのタイプのSSが投下されたら、簡単でもGJしてあげようよ。

382名無しさん:2015/08/14(金) 22:38:42 ID:Eok0z0/.
>>381
そうだな、ちょっと熱くなりすぎたかも。議論でレス重ねるのは良くないよな、すまんかった

383名無しさん:2015/08/15(土) 14:40:40 ID:U/YOemuM
初めてSSを書いてみました
これまで作文用紙の半分も書けた事がありませんが、何とか出来上がったものです

384名無しさん:2015/08/15(土) 14:41:53 ID:U/YOemuM
帝国軍の卑劣な罠によって捕まり、薄暗い地下室の椅子に縛り付けられた男…ユートの前に
「ねぇ、さっさと喋っちまいなよ」
少し濃い色の乳輪がハミ出している乳首と股間だけを隠したビキニ、肘までを覆う黒い手袋にマントだけを纏った、腰まで届く真紅の髪に切れ長の眼、そしてゆうにKカップはあろうかという爆乳を見せつけるかのように腕を組む美女が立って居た。
「あんたもしぶといわね、聖域の場所を言えば楽になれるのに、それに…、ンッ」
女…エレーナは重量感のある乳房を下から掬い上げるように両手で揉み始める
「アッ、ンッ あん! ン はぁ…ンンッ…」
ビキニがずれて露になった乳首はピンと起っており、それを自ら舐め、咥え、吸う、淫靡なその姿にユートの股間も反応を始める、エレーナはそれを見ると妖しげに微笑みながら近寄り
「ハァ…、イイコトだって…ねぇ」
ユートに跨がり豊満な爆乳の谷間に男の顔を挟み込む
香水と女の汗が合わさった甘い匂いが鼻孔をくすぐる
「…断る」
男はまだ抵抗の意思を捨てず、女の言葉を拒否する。
「フゥン…話さないのなら、処刑の許可も下りてるし…後はアタシの好きにやらせてもらうとするかねぇ」

385名無しさん:2015/08/15(土) 14:42:46 ID:U/YOemuM
「…殺るならさっさと殺れ」
というユートに対し、エレーナは邪悪な笑みを浮かべて
「ええ、好きにヤらせてもらうわ」
そう言うなりエレーナは男の頭を己の爆乳から離し、真っ赤なルージュがひかれた唇を男に重ね、舌を入れる
「…んむっ ンッ…プハ…、フフッ ねぇ敵方の女に犯されるのはどんな気持ちかしら」
無言のユートに対して爆乳を揺らしながら立ち上がり、男の前にしゃがみこむとゆっくりとジッパー下げ肉棒を取り出す。
「コッチの方は正直ね」

半勃起ながらも反応している男性器にエレーナは気を良くし、普通より大きい肉棒を咥え込むと淫らな音が地下室に響き渡る
…ぐぼ…ぐちゅ、
「ングッ…チュパ…ンチュ…」また、前後に頭を振るだけでなく
亀頭から竿までをねっとりとした柔らかな舌使いで丹念に舐めあげる
「アアッ もう我慢出来ないっ、アンタも挿入れたくてたまんないだろ」
自慢のおっぱいを揉み、さらにフェラチオによって彼女の秘裂からは蜜が溢れでており、ビキニもグッショリと濡れていた。
エレーナはビチョビチョに濡れたビキニを脱ぎさると、逞しい肉棒を右手で掴み、空いた手でオマンコをくぱぁと拡げゆっくりとのみ込んでゆく
「ンン……ンッ…アァ…チンポ、オチンポ挿入ったー イイ、イイよ、 奥まで届いてるー」

386名無しさん:2015/08/15(土) 14:43:53 ID:U/YOemuM
エレーナはKカップの爆乳を盛大に揺らし嬌声をあげる
「ハァン、やっぱり…ンッ…アンタの、ンァ……ちんぽ…アンッ、最高っ、子宮も…ンンッ、よ…悦んで降りてきちゃた〜」唇の端から涎を垂らし、眼はトロ〜ンとしただらしない顔をしながらも激しく腰を振りキスをする
パァンパァンと肉がぶつかりあう音とエレーナの喘ぎ声が響き渡る中、不意にユートが「そろそろか…」と呟く

「アァン…もうダメ、また逝っちゃうの…ハァン……イクッイクッ…逝く〜」
一際大きい何度目かの絶頂に全身を震わすエレーナに、静かに最期のときが刻一刻と近づいていた。
「ほんと、アンタって最高よ、アタシを満足させられる男はそう居ないよ」
ユートに跨がり交わったままの結合部からは淫汁が零れ、その裸体を淫らな汗が流れ落ちる
「貴様もその肢体と性技だけは見事なものだ、使命を忘れて快楽に溺れてしまうほどにな」
ユートの言葉にエレーナは己の肉体に男が堕ちたと確信し、また最高の性奴隷を手に入れた事に歓喜した
「フフッ、アンタも欲望に正直になる素晴らしさに気づいたようだし、もっと気持ちよくしてあげる」
さらなる快楽を貪ろうと、エレーナが腰を浮かしかけた途端、鈍い痛みが乳房の奥から響いてきた、エレーナは爆乳を揉みしだき痛みをやわらげようとするがさしたる効果もなく、

387名無しさん:2015/08/15(土) 14:45:12 ID:U/YOemuM
段々と呼吸が乱れ額からは大粒の汗が止めどめなく流れ落ちる

「俺の奥歯には例え首だけになっても敵を殺せるように麻痺毒が仕込んであってな」いまだ繋がったままのエレーナにユートは淡々と語りかける
エレーナは知らなかった、最初のディープキスだけなら彼女を死に至らせる事は無かったが、騎乗位で犯しながら何度もキスし少しづつ毒を蓄積させた肉体は確実に死に近付いていったのだ
カチャリとユートは手錠を外す
「お前が夢中で腰を振ってるあいだに手錠もこのとおりだ」
エレーナは焦点の定まらない目をユートに向け、荒い呼吸を繰り返し、もはや乳房を揉む事も出来ず痙攣するたびにプルンップルンッと爆乳が跳ねる。
「タ……タス…ケ…テ、死に、死にた…く…無い…」
エレーナは必死に命乞いする、もっと犯したい、もっと殺したい、だから死にたくないと。
しかし、「駄目だ、お前はここで死ね」
イヤァ…と声にならない悲鳴が漏れる
「だが、これだけの肢体をこのままにするのも惜しい…」
そう言うと目の前に揺れる乳房をグニュリと潰れるほど揉み死への恐怖からビンビンに尖った乳首に吸い付き、力強くエレーナを突き上げる。
ユートの激しく乱暴な責めに死に瀕した肉体は本能的に膣を締め、最期の快楽を得ようとする

388名無しさん:2015/08/15(土) 14:46:32 ID:U/YOemuM
「…ガッ…」
短い断末魔と共に死の瞬間、強烈な締めつけで精液を搾りとるとエレーナはユートの厚い胸板にKカップの爆乳を押し付け、しなだれかかるようにその生涯を閉じた

事切れたエレーナを抱き抱え、部屋の隅に置かれた机に座らせると爆乳が力なく揺れる
締めつけの無くなった膣から、ちゅぽんっと肉棒を引き抜くと、ゴポ…コポッと死後硬直の痙攣に合わせて多くの男達を咥え込んできたオマンコからは淫液が零れ落ち濃密な淫臭があたりに漂う。


ユートは部屋を出る前にエレーナの顎に手をやり顔を持ち上げる、見開いた両眼には涙の流れ落ちた跡が、だらしなく突き出た舌に唇の端には粟立った涎の跡があったがそれでもなお男達を惑わす美しさをもっていた。
「…本当に極上の肢体だった、地獄で会ったらまたヤろうぜ」
そうしてキスをし、まだ温もりの残る彼女を抱き名残惜しそうに爆乳を揉むと、地下室を出て暗い廊下を駆け出した。

あとにのこされたのは糸の切れた人形のように机に座るエレーナの全裸死体、そして床にポタッ、ポタッと滴り落ちる淫液の音のみ…

389名無しさん:2015/08/15(土) 14:51:23 ID:U/YOemuM
以上です。
かなりメチャクチャな乱文な上、携帯からの投稿なので文章の区切りもなんだかなぁという感じです。

390名無しさん:2015/08/15(土) 18:30:06 ID:5EMzn2vE
GJです。
>>かなりメチャクチャな乱文な上
そんなことないですよ。連休最後に初投稿とは思えない見事なエレーナ嬢の毒殺頂きました。

391名無しさん:2015/08/17(月) 12:46:47 ID:tQd.cado
>>390
感想ありがとうございます
読むたびに書き直したくなる程ですが、職人の方々が投稿されるまでの繋ぎになればと思います。

392クレイバンの人:2015/08/23(日) 23:08:46 ID:ujyZDWfo
>>389
エレーナがエロくて、その死が勿体無くてタマらない作品でした。
ユートの彼女のエロさに魅力を感じながらも非情に徹する感じが好みです。

性欲を満たす対象としてユートを求める行動であるディープキスが、
裏目に出て死を迎える……いいシチュエーションですね。

次回の作品も楽しみにしています!

393名無しさん:2015/08/25(火) 11:28:17 ID:BEG2rpVg
やっぱりここって巨乳で二十歳以上の美女系敵女が主流なのかねぇ。

394名無しさん:2015/08/25(火) 12:56:39 ID:NC9QlioM
そりゃまあ、世間一般的に見ても巨乳のほうが人気というだけの話なのでは?
個人的にはロリ貧乳でも、悪くて可愛くておまけにエロければアリだなー。

395名無しさん:2015/08/25(火) 14:23:43 ID:BEG2rpVg
たまには美少女系の敵女も見たくなりますね。
後、ダメというわけではないけど、やっぱり文章だけだと表現しにくいからか
服装はボンテージとかレオタードとかイメージしやすいのが多くなるのかな?

396名無しさん:2015/08/25(火) 18:13:53 ID:DxOY5nKs
巨乳美女系敵女好きだけど水蜜は大好きだぞ

397名無しさん:2015/08/25(火) 19:02:59 ID:rDLTVEUA
>>392

おおっ! クレイバンの作者の方に評価して貰えるとはありがたいことです。

悪女の魅力溢れる肢体の前には、正義や友情・愛情といったものは紙くず同然!な思いで書いたら
悪女とHして男が快楽堕ちしただけの話が出来上がり没に(汗)

もう少し主人公の肉欲に負けそうな感じや悪女が毒を摂取し死んでしまう〜勿体無い〜の心理描写を書けていればと、今更ながら凹んでいます

398名無しさん:2015/08/25(火) 20:08:59 ID:y.EAvsuk
>>395
んー、服装は結構抽象的な感じになっちゃうからじゃないかなあ
かといって具体的にベビードールとかオープンクロッチなんて言っても想像しにくい場合もあるし
あとはまあ、レオタードとかは定番の衣装だったりするし

399名無しさん:2015/08/26(水) 01:27:03 ID:VKbx5WyI
全裸ならイメージ楽よ

400名無しさん:2015/08/26(水) 22:22:43 ID:jy3J2R4A
ググれば大抵画像が見つかるわけだし昔よりはイメージするのは楽かなぁ…。

>巨乳のお姉さん方がやられる
やっぱやられるのを見て判りやすいのが
「ボンキュッバーン」なお姉ちゃんだからそう言ったイメージはあるけど。

>オープンクロッチ
ここをやっつけてくださいと言わんばかりですね。
マ○グリ返しにして色々と突き立てたいです。

401名無しさん:2015/08/29(土) 12:36:20 ID:lwL.gaRY
質問ですが
SSの内容にエロだけで屠りが無いのはHスレかと思いますが、直接的な屠り描写が無いもの・後編で屠るつもりだが前編は屠り無しのものは此方に投下するのは問題ありますか?
前者は例として屠ろうとしていたが最後迷って終わる。
敵女の後ろに暗殺者の影が〜的で終わる。
この出来事が後に彼女の命運を別けることになるとは的ナレーションで終わる等して完結(後編や続編が投下する段階で想定されていない)

402名無しさん:2015/08/29(土) 12:50:42 ID:wUkv5TnQ
>>401
>>1をよく読んで考えて投下するかどうか決めて
俺個人としては前者も後者も特に構わないと思ってるけれど、あくまで俺個人の考えだから

403名無しさん:2015/08/29(土) 17:21:06 ID:C.P2y6nk
>>395
ここはほふるスレだしね
少女には抵抗があるのでは

404名無しさん:2015/08/29(土) 20:10:15 ID:lwL.gaRY
>>402
規約は読んだのですが
前者のパターンは敵女の死や末路を連想させる部分もあるのでHスレだと敬遠されてしまうのかなと。
後者は屠りがあるものの文字数が多くなったのと、どのような屠り描写にするか迷いながら書いているので場合によってはアンケートの形で知恵を借り完成させることが出来るかと思います。

いずれにしてもこのスレに相応しくないものであると管理人さんが判断されたら、削除していただければと考えています

405名無しさん:2015/08/29(土) 21:13:58 ID:z3W75CqU
>>404
結局俺たちあらすじだけで判断するわけだからね、前者はまあ見せない構図ならぬ
書かない構図ってので案外いいかもしれないし、正直あらすじのだけで判断は無理があるから
とりあえず投下してみろとしか言いようがないのが現状

後者は正直アンケとはいかないけど、観想兼雑談兼ねての知恵出しならできるかもしれないし
結局、前者にしろ後者にしろ、あらすじだけでセーフだなんだって言い切るのは正直無理があるから
とりあえず投下しろが俺個人としてはベストアンサーだと思うね

406名無しさん:2015/08/29(土) 21:57:20 ID:HwktwEWI
ただなんかネイキッドアサシンのあれと似たような予感がする…

407名無しさん:2015/08/30(日) 01:22:08 ID:oUVZkYAA
どうせ延々と何の罪も無い女の子殺しまくって最後にチョロッと敵女殺して終わりなんだろ?

408名無しさん:2015/08/30(日) 11:38:01 ID:rdc5pvY.
P.P.シスターの続編みたいです(>_<)

409名無しさん:2015/08/30(日) 14:52:56 ID:4kWIQ96g
とりあえず今書いているのは完成させてから投下します。

410名無しさん:2015/09/01(火) 01:51:00 ID:4b/q/mWw
東京にゾンビウイルスが蔓延してから一か月。

生き残った人々は、ゾンビから身を潜めつつ、何とか命を繋いでいた。

 少年・竜太もまた、そんな生き残りの一人である。あどけない顔立ちから窺えるように、彼はまだ12歳、子供だ。ゾンビ騒動が起きてから、両親の行方は知れず、一人で妹の面倒を見ている。彼の妹は更に幼く、また病弱で、この東京で未だ生き残っているのが奇跡と言えるほどだった。

 竜太にとって妹は、守るべき存在であると同時に、心の拠り所でもあった。この恐ろしい世界を一人で生きていくことの孤独に比べれば、妹の面倒を見ることなど些細なことだ。妹がにっこり笑っていてくれるだけで、自分は頑張ることが出来る。

 だが、そんな妹が風邪を引いてしまった。幸い、症状は軽いのだが、この状況下で薬を手に入れるのは難しい。普段なら簡単に治るような風邪でも、薬が手に入らなければ、あっけなく死んでしまう。目に見えて衰弱していく妹に、竜太は決意した。薬局に行って、薬を手に入れて来るのだ。

 バリケードを抜け出して、市街地へ向かうのは、危険な賭けだ。街にはゾンビが溢れているし、薬局に辿り着いても、竜太には薬の知識がない。唯一、妹がいつも服用している風邪薬だけは覚えていたが、それもなければ終わりだ――あったとしても今回の風邪に有効とは限らない。しかし竜太は、だからといって、何もせずにはいられなかった。妹を失って、一人ぼっちになりたくなかった。

「…………」

 竜太は今、薬局の陳列棚の死角で、じっと息を潜めている。ここまでは無事に辿り着けた。お目当ての薬は見つかった。しかし肝心な所で――

「……うー、うー」

 ゾンビに、遭遇してしまったのだ。

 数は一匹だけ。若い女だ。薬局に突然入ってきたと思ったら、ふらつく足取りで、店内を循環している。やり過ごせるか……いや無理だ。この一匹が出て行くのを待っている間に、他のゾンビがやってくるかもしれない。単独だし、向こうはこっちに気付いていない――やるとしたら、今だ。

「……ふー」

 竜太は息を小さく吐くと、自衛のために持ってきていたシャベルを力強く握りしめた。

 ゾンビは痛みを感じない。だから足や腕を引き千切ろうと、内臓を潰そうと殺すことは出来ない。たった一つ殺す方法は、脳みそを潰すこと。脳がほんの少しでも損壊すれば、ゾンビは途端に活動を停止し、ピクリとも動かなくなる。要するにシャベルで思い切り、後頭部を殴り付ければいいのだ。元々からして、ゾンビは身体が脆くなっている。不意をついて殺すことは、それほど難しくない。

「――やあっ!」

 竜太は反動をつけ、一思いにシャベルを振り抜く。

「……あっ!?」

 見事に命中した。女ゾンビはうめき声を短く挙げた後、糸の切れた人形のように前へ倒れた。そのまま指一本動かさなくなる。死んだのだ。後頭部がぱっくりと割れている。グロテスクな光景だが、竜太は慣れてしまっていた。死体など、そこら中に溢れ返っている。

411名無しさん:2015/09/01(火) 01:51:33 ID:4b/q/mWw
「……ふぅ、緊張した。他のゾンビが来る前に、早く戻らないと」

 竜太はポケットに薬を詰め込んだことを確認すると、すぐに薬局を出ようとした――が、踵を返す。そのまま女ゾンビの元へと向かう。携帯電話を持っていないかと考えたのだ。もしかしたら助けを呼べるかもしれない。竜太は両親から、携帯を持たされていなかった。

「…………あ」

 しかし、竜太は戻るべきではなかった。女ゾンビの死体を、じっくりと眺めるべきではなかった。

「……うああ」

 女子大生、だったのかもしれない。髪を明るく染めている。いかにも遊んでいそう、という感じ。下はデニムのホットパンツ。上は谷間が丸出しになっているタンクトップ。その表情に生気はなく、瞳は虚ろだ。はっきりいって、それほどの美人ではなかった。胸も大きいと言えば大きいが、目を惹くというほどでもない。タンクトップが捲れたせいで、たるんだ腹がだらしなく覗いていた。普段の竜太なら、『怖そうなお姉さんだ』と思うだけで、他に何も感じなかっただろう。

 しかし今の竜太は違う。彼は極限状態に追い込まれている。妹と二人、明日の命も知れない生活をもう一か月も続いている。窮地に陥った人間の性的欲求が跳ね上がるというのはよく知られた話だが、竜太にも同様のことが起こっていた。まさか妹に劣情を催す筈もなく、だから今まで気が付かなかっただけなのだ。女ゾンビの肉体は、竜太をたまらなく興奮させた。妹のことも、自分の安全も、彼の頭から消え失せる――残ったのは、『触りたい』という原始的な欲求だけだった。

 竜太は性の知識に乏しい。男女の交わりで子供が出来ることは知っているが、つまりそれが具体的に何を指しているのかという所までは、まだ知らない。だから最初は小学生らしく、先ずは乳房を拝もうとした。タンクトップをめくりあげて、首元までずらす。

 大きさは、BカップからCカップの間、と言った所だろう。重力に従って左右に広がる。服装や髪色にそぐわず、こじんまりとした可愛らしい乳首だった。生まれて初めて女性の胸を見た竜太の心臓が跳ね上がる。

「……ご、ごめんなさい」

 恐る恐る、掌を載せる。ひんやりとしていた。しかし柔らかいままだった。ゾンビと言えど先刻までは動いていたので、死後硬直も始まっていないのだ。竜太の小さい掌に、丁度収まる程度の大きさである。竜太は生唾を呑み込んで、それを揉みし抱きはじめる――しばらくして、片掌は両掌になった。一心不乱に両の乳房を味わっていく。思っていたのとは少し違った。しかしもう、かつてどういう感触を想像していたのか思い出せない。自分が悦んでいるのか、興奮しているのかどうかさえ分からない。掌に伝わる感触だけが、竜太の脳内を支配している。

 内臓などは、既に腐りきっているのだから、臭いなど相当の筈だ。しかし竜太は気にならなかった。むしろその激臭を、心地いいとまで感じ始めていた。

「…………んっ」

 やがて竜太は、乳首の先端にしゃぶりつく。誰も見ていないという今の状況が、竜太をどこまでも野性的にさせる。股の方は、もうすっかりと膨らみ切っていた。ズボンを貫かんばかりの勢いで張り詰めている。しかし竜太は、それをどう処理していいのか、分からない。

412名無しさん:2015/09/01(火) 01:52:03 ID:4b/q/mWw
「……俺、なんでこんなことしてるんだろう」

 胸の感触を一通り楽しんだ竜太は、束の間冷静になる。しかしすぐに、股間のどうしようもない疼きを『どうにかしたい』という気持ちに支配される。味わったことのない欲求だった。そしてそれは、このまま胸だけを揉んでいては満たされない類の欲求だ。何故だか竜太には、それが分かった。

「……このお姉さんのどこかに、どこかに……擦り付けたい」

 それも出来るだけ、柔らかい所に。

 竜太は女性器の存在を知らないのだ。だからその代わりとなる、自分の性を受け止めてくれる場所を探している――結果的にはそれが功を奏した。当然のことながら、女ゾンビの膣内は腐っていたからだ。性器を突っ込めば、こちらが腐ってしまうかもしれないほどに。

「……そ、そうだ、お尻!」

 女ゾンビは、胸はそれほどでなくても、腹から下はそれなりに肉づきのいい女だった。重量感のある尻に、むっちりとした太もも。竜太は訳も分からずそれに釘付けになる。『ここ』に擦り付けたいと、昂ぶりが抑えきれなくなる。

 竜太はズボンを下ろし、パンツを脱いで、下半身を露出させた。小学生としての平均値を、若干上回る程度の大きさだ。痛々しくも充血している。

 女ゾンビは身体の向きを変えられ、四つん這いとなった。尻を突き出す格好だ。ホットパンツが扇動的に、彼女の尻肉を強調する。竜太は早速脱がそうとしたが、寸前で思い止まった。ゾンビの下着の中というのは、大概がえげつないことになっているものだと、知っていたからだ。きっと今回も、汚いモノで塗れているに違いない。そんなものを見てしまっては、折角昂ぶった今の気持ちが、萎えてしまう。竜太は本能的に察知していた。

 竜太はまず、尻の割れ目で満足するか、それとも太ももに挟まれて満足するか、決めようとした。しかしどちらも気持ちよさそうで、決められない――一度達したあとに、もう一度昂ぶればいいのだ、なんていう発想は、亮太には当然浮かばなかった。

「……い、いっそ、両方」

 しかしどうやって? 竜太は迷わなかった。迷いのない動きで、女ゾンビの両脚を掴むと、そのまま背中の方へと押し込んでいく。みしみしと背骨の砕ける音が響くが、竜太は意に介さない。ありえない両脚の曲がり方。これならば、太ももに性器を挟みながら、尻の割れ目を楽しむことが出来る。

 竜太はそして、擦り付けた。前後に動くのではなく、ただただ体重をかけ続けたのだ。今までとは比較にならない刺激が亮太の脳を貫いた。そのまま女ゾンビの背中へとのしかかる。冷たい感触。久々の大人の感触。心の内で、ずっと誰かに甘えたがっていた竜太は、力一杯にそれを抱きしめる。歪な身体へと変貌した女ゾンビに、ただただ甘える。

「……う、うわっ!」

 やがて限界が訪れた。もっとも精通していないので、何が出るということもない。快感がピークに達し、性器が段々としぼんでいく。自分の中の熱い何かが、冷めていくのを、竜太は感じていた。

 その後、竜太は女ゾンビを持って帰ろうとした。落ち着いた場所でゆっくりと、彼女と愛し合いたかったのだ。しかしゾンビまみれの市街地を、死体を抱えて抜けられる訳がない。何より妹に説明が出来ない。名残惜しさを堪え切れず、竜太はべそを掻いた。それでも妹のために、元のバリケードに帰る決断をした。

 竜太が精通をするのは、その日の夜のこと。

 薬の甲斐あって、すっかり回復した妹と、亮太が犯してしまうのは、この10日後のことであった。

413名無しさん:2015/09/01(火) 01:53:28 ID:4b/q/mWw
……個人的にゾンビは敵女の範疇だと思うんですけど、スレ違いだったら本当にごめんなさい。

投下した後にいうのもなんですけどね

414名無しさん:2015/09/01(火) 18:03:34 ID:yMyxEZaA
>>413
GJ
ゾンビはまぁ確かにグロ系のゲームとかだと敵キャラとして殺されてるもんなw

415名無しさん:2015/09/01(火) 19:21:12 ID:rid/WOVY
GJ!
ゾンビは敵キャラの範疇だと思いますよ!
「物のように雑に扱われる感覚」と「女性として意識される感覚」が共存しているのがツボでした。
ショタ主人公だからこその展開かもしれませんね。

ゾンビと言えば、アニメのがっこうぐらしに出てきた、生前の生活を匂わせる女生徒ゾンビでちょっと来ました。
個人的に哀れな被害者枠はただただ可哀想になっちゃって萌えないのですが、敵キャラとしての属性も付いてると違うんですよね……。

416名無しさん:2015/09/01(火) 21:39:15 ID:UqzOkmLI
バイオ2の女ゾンビはエロくて良かった

417名無しさん:2015/09/02(水) 06:08:35 ID:j.Z7HKTE
乙です。
女神転生シリーズのボディコニアンからのエロゾンビファンです。

418名無しさん:2015/09/05(土) 00:22:28 ID:I18qb93E
書きかけのSSが絶賛ストップ中で投下出来ない為、気分転換にとりあえず数行のネタから短編を一つ。
舞台や背景等は脳内補完でお楽しみいただければと思います。

419名無しさん:2015/09/05(土) 00:23:06 ID:I18qb93E
「ね…ねぇ私のオッパイ、カタチも良いしIカップもあるのよ、それに…オマンコだって…観て、きれいなピンク色でしょ。だからお願い、殺さないで!」
20代前半の茶髪をポニーテールにした女戦闘員がハイレグにカットされ、むっちりとした太股をあらわにしたライダースーツのジッパーを下げると、窮屈そうに押し込まれていた爆乳がブルンッと勢いよく飛び出し、陰毛がきれいに剃られたオマンコを拡げ怯えながらも、目の前に立つ小太刀を握った男に晒して女の武器を使った命乞いをする。
その行動に反応したのか、半裸の女戦闘員に迫っていた男は足を止める。
(…助かった?)
サングラスで表情は読めないが、カラダを使った命乞いが通じたと安堵しこの場を凌ぐ為に策を練る
「フフッ、オッパイでキモチよくしてあげるね」
片手で下から胸を持ち上げて張りのある爆乳を揉み、拡げたオマンコには指を突きいれクチュクチュと掻き回しながら男に近付く。
今までも己の肉体を使い窮地を脱したり、罠に嵌めてきた彼女は…パイズリで男をイかせたその隙に小太刀を奪って殺す…そう考えた女戦闘員だがそれが叶うことは無かった…。

420名無しさん:2015/09/05(土) 00:24:31 ID:I18qb93E
女戦闘員が男に抱きつこうと両手をひろげた刹那、小太刀が吸い込まれるように爆乳の谷間につき入れられ心臓を貫く。
「えっ…?どう…し…て…」
信じられないといった表情で胸に刺さる小太刀を見つめ、抜こうと小太刀を掴むが力が入らず僅かに胸を揺らすだけであった、やがて膝をつき座り込むような姿勢で事切れる。
瞳からは光が消え腕は垂れ下がりスーツの前をはだけた半裸の死体から小太刀を引き抜くと、バランスが崩れて上半身が後ろに倒れるとIカップの爆乳が大きく揺れ、パックリと開いたオマンコからはチョロチョロと小水が流れる。
その様子を男は一瞥しただけで立ち去る。
カラダを武器に数多くの男達を虜にし破滅させてきた彼女の末路はその武器を使うことなく果てるのであった…

421アームズVSイノセント・ガールズ:2015/09/10(木) 15:09:04 ID:D92Aje4k
pixivに前に投稿したものですが、こちらにも投稿してみようと思います。一応pixivの方は挿絵付きです。

満天の星空と月明かりの下、1隻の小型の貨物船が海面上を航行していた。

 全長60m程であろうか、型はやや古いが船尾に船橋構造物を持つ一般的な貨物船。船前部の甲板に積荷を積載し静かな海原を往く様は、一見して何の変哲も無い一般貨物の海上輸送に見えるだろう。

 航行灯が点灯していないのと、甲板に見える複数の人影を除けば、であるが。




――――――――




 貨物船が外洋にでて暫く経った頃。甲板に小型のコンテナが整然と列べられている。コンテナの天井には小さな観音開きの蓋が設けられ、その内の1つの蓋が不意に開いた。

「……ふぅ。暑っくるしいったらありゃしない……」

 続いて聴こえたのは、低い男の声。

「よいしょっと」

 小声で言いながらも、空いた蓋の隙間からそれは音もなく降り立つ。月夜に照らされて映し出されたのは、白いタンクトップに紺色の胴着を穿いた1人の青年であった。

 歳は20歳を少し過ぎた頃。黒い髪を短く切り揃え、同色の黒い目はやや垂れ気味だ。背丈も平均かやや低いと言った所であり、傍目からはそこらの大学に通っていそうな好青年に見えなくもない。

 しかし、裏腹に着込んだ白いタンクトップから覗く二の腕は良く鍛えられており、胸板や腹筋も相応に厚い。腕や肩に刻まれた古傷は、修行や修羅場の上に付いたもので、この大人しそうな青年の“裏の姿”を物語っていた。

 青年の名は、『飛燕ひえん』と言う。勿論本名ではない。彼が属する組織によって付けられたコードネームの様なものだ。

 飛燕は、静かに蓋を閉めてコンテナとコンテナの間に隠れる。自分の背丈と同じくらいの高さがある小型コンテナは、隠れるには丁度いい大きさだった。彼は胴着の帯を閉め直すと、右ポケットに手を突っ込む。取り出したものを隙間から零れる月明かりにかざした。

「麻薬……か。やはりこの船で間違いない」

 かざしたもの――透明な袋に入れられた白い袋を見ながら、飛燕は呟いた。

 彼は所属する組織『アームズ』の指令によって、この船へと潜入していた。

 『アームズ』とは国連が秘密裏に保有する特殊治安組織であり、世界の裏に潜む犯罪組織を“公に出来ない手段”で処理する任を負った非合法の組織だ。

 飛燕は今回、秘密結社『イノセント・ガールズ』が保有する密輸船の調査を命令されている。調査、と言っても最終的には船内の敵勢力の殲滅も入った手荒なものであった。

422アームズVSイノセント・ガールズ:2015/09/10(木) 15:09:55 ID:D92Aje4k

「この船の規模から察するに、警備も含めて30〜40人って所か……証拠も手に入れた事だし」

 飛燕はそう言って、コンテナの隙間から這い出して甲板の通路に出る。そのままコンテナ群の脇を走り抜け、突き当たりで停止。気配を絶ちまるで忍の様な足運びは、周囲に全く音を感じさせない。

 彼が停止した理由は、突き当たりを曲がった先から年若い女の話し声が聴こえてきたからであった。

 飛燕がコンテナの影からそろりと覗くと、15m程先に2人の女が立って話をしていた。

「でさ、あの時貰った報酬で――」

「凄いなぁ。私もそれくらい貰いたいよ」

 2人の女は警戒心のけの字も無い様な様子で話している。女――と言っても、その姿はまだ少女と表した方が正しいだろう。

 歳は14〜5歳程であろうか。背の高さも150cmくらいで、笑い合うその表情はまだあどけなさの多分に残るもの。着用しているものも、その幼さが残る外見に見合った服であった。

 彼女達は黒色のセーラー襟と赤いネクタイ様のスカーフを持つ白いセーラー服を着て、同色のプリーツスカート、それに太股まで覆う黒いサイハイソックスを穿いていた。そこまで見れば普通の女子学生なのだが、良く見ると色々と違う。

 まず、黒い襟元に金色の糸で『I.G』という刺繍が施されている。着ているセーラー服も明らかに丈が短く、直立している状態でも健康的なおへそ周りが丸見えになっていた。またセーラー襟も下端が通常より少し長く、胸当てが着いていない。よって、彼女達の豊満なバストの谷間の上端が見えてしまっている。更にはスカートも肉付きの良い太股の一番上の部分まで見える短さで、歩くだけで後ろから下着が見えそうであった。

423続き:2015/09/10(木) 15:10:32 ID:D92Aje4k
「(本当に女の子なのか……)」

 彼女達の容姿をじっくりと見た飛燕は、心中で感嘆する。標的となった組織の戦闘員と遭遇するのは初めてだったが、上からの情報は正しかった。

 『イノセント・ガールズ』はほぼ全員が女性で構成された組織であり、名の示す通りその中核を成すのが10代の若い少女達だ。彼女達は幼い時に拉致されるか、試験管ベビーとして産み出される等の手法で組織の戦闘員となる。洗脳により犯罪や殺人への罪悪感が無くされ、DNAの改造により全員が美少女と言って良い外見と身体を持つのが特徴だった。

 故に、彼女達は可愛らしいながらも残酷な犯罪集団として裏の世界に知られていた。その外見で男達を躊躇させ、無慈悲に殺戮する戦闘員として。

「だから俺が選ばれたって訳か……」

 飛燕は彼女達に聴こえない様に小声で言うと、再び覗き込む。

「それにしても、こんなボロ船の警備なんてつまらないわね……」

「だよねぇ。私ももっと派手な事がしたいな。こう……血が顔に掛かる様な」

 水色の髪を後ろでツインテールにした少女が言うと、一緒にいる黒髪を腰程にまで伸ばした少女が笑った。

「あはは、こんな警備任務じゃ報酬もやっすいしねぇ。前にやったマフィア潰しは本当に楽しかったわ」

「うんうん、狩りも楽しかったしね。大体、私達に逆らうからいけないんだよ。あんなに威張ってたマフィアのおじちゃん達が恐くて震える姿……私、また興奮してきたかもぉ」

 水色髪のツインテールの少女が、頬を俄かに紅潮させて震える。浮かべる笑みは、年頃の少女が浮かべるそれではない。全く邪気を感じさせずに“嗤う”彼女達は、ある意味で組織名の直訳した『無邪気な少女達』に似合う姿だった。そう、無邪気に――悪意無しに殺しを楽しむ分、質が悪い。

 飛燕は彼女達を睨みつけると、頬を軽く叩いて気合いを入れる。姿勢を正すと、わざとコンテナの端を軽く叩いて音を鳴らした。

424続き:2015/09/10(木) 15:11:22 ID:D92Aje4k
「ん……?」

「今、何か音がしたわよね……?」

 物音に気付いた2人の少女は、やや警戒しながらも疾風のいる所へと近付いていく。彼女達の右太股にはベルトで付けられたホルダーがあるが、中に差されているナイフに手は掛けられていない。よもや侵入者がいるとは思っていないのだろう。

 水色髪の少女がコンテナの角に辿り着く。そして角から身体を出した瞬間、

「ぇ――――」

 視界の端から急速に迫り来るナニかに気付く。それは水色髪の少女に対応させる隙なく、彼女の鳩尾に突き刺さった。

「かふぁッ!?」

 剥き出しのへその上……セーラー服に覆われた部分にある鳩尾に深々と埋まるのは、男の鍛えぬかれた拳。振り抜かれたそれは横隔膜を引き裂き、体内の内臓を潰して深刻なダメージを与える。

「ぐふッ……」

 衝撃で水色髪少女の身体が一瞬浮き上がり、大きな瞳からは涙が散った。口から鮮血を吐き出させた彼女は身体を数度震わせると、膝を付いて甲板に身体を横たえた。

「なっ……」

 いきなり現れた男に黒い長髪の少女は身を引きながら、太股のホルダーに差されたナイフに手を掛ける。だが、まばたきをした瞬間男は目と鼻の先にいた。

「おま――むぐぅッ!?」

 言いきらない内に黒髪の少女は口を塞がれる形で顔を掴まれ、コンテナに叩き付けられる。激しい衝撃と痛みが背中に伝わるが、悶える暇もなく彼女は目を見開いた。

 満月が照らす下、感情の無い表情をした男が自らの右拳を振りかぶっていたから。

「んんッ……ふぐむぅッ!?」

 ズムッ! と黒髪の少女の鳩尾に飛燕の拳が埋まる。同時に塞がれた彼女の口からくぐもった悲鳴が聴こえた。

「んむっ、んッ……んぅッ……」

 ミシリ、ゴキ、と拳は少女の体内を押し潰す。少女の身体がその度にビクン、ビクンと大きく震えて一杯に開かれた目尻から涙が流れる。だが直ぐに震えは弱い痙攣へと変わり、身体からは力が抜けていった。
「ふん……」

 飛燕が拳を離して塞いでいた手を退けると、黒髪の少女はコンテナを背にしてズルズルと甲板に座り込んだ。半開きになった口の端からは紅い血が垂れていて、虚ろな瞳は瞳孔が開き光を映していない。彼が首筋に手を遣ると、既に拍動は感じられなくなっていた。

425続き:2015/09/10(木) 15:12:07 ID:D92Aje4k
彼は脇に身体を横にして倒れている水色髪の少女にも近付く。首筋に触れると、やはり既に絶命していた。

「それにしても……」

 少女にしては良い身体だ、と飛燕は思った。良く肉が付きむちっとした太股や腰周りを初め、2人はまだ発展途上ながらも男の肉欲を沸かせるに相応しい身体つきをしている。水色髪の少女を仰向けにさせると、その最もたる特徴である豊満な胸が目に付いた。

 決して大き過ぎず、彼女の身体に比して最大公倍数の大きさを持つそれに軽く触れる。柔らかくも指を押し返す絶妙な弾力。試しに短いセーラー服を捲り上げてみると、剥き出しの乳が彼の眼下に晒された。

「着けてないのか……」

 下着を着けていないのにも関わらず、全く垂れもせずに美しい丸みと膨らみを保つ双乳。これもDNAの改竄が成せる業か、と飛燕は嘆息する。

 彼は一通り彼女達を調査すると、ホルダーからナイフを抜いて立ち上がる。人並みの性欲を持つ彼だったが、今は任務中。屍姦の趣味も持ち合わせてはいない。

 飛燕は2振りのナイフを両手に持つと、再び走り出した。




――――――――




「ふぅ……交代の時間はまだかな」

 船内へと続く扉の脇にて、1人の少女が退屈そうに立っていた。肩口程で切り揃えられた黒髪。大きな瞳は眠たげに周囲の景色を映している。

「まだだよ。仕方ないじゃん、こんな夜中の警備なんて誰だってやりたかないよ」

 そう言ったのは、扉を挟んだ向こう側に立つ赤毛の少女だった。後ろで結われたポニーテールを揺らしながら、彼女も気だるげに伸びをする。反らされた背中に吊られて、短いセーラー服が鳩尾が見えるくらいにまでずり上がった。

「でも、ずっと船の上で立ちんぼなんて詰まらないじゃない……揺れるし」

 欠伸をしながら、黒髪少女は視線を真っ直ぐ正面に向ける。目の前には、船の前部まで延々と続く小型コンテナの群れ。先程前の方で物音がしたが、気のせいだろう。

「もう夏かぁ……早くお給料貰って、どっか泳ぎに行きたいな」

「久しぶりの休みだしね。あたしはゆっくり身体を休めるかな」

 この輸送任務が終われば、給料支払いの後に少し長めの『夏休み』を貰える事になっていた。無論、その給料の出所は麻薬や兵器の密売で得た富なのだが、彼女達にとってはそれが当たり前なのだ。

「ふぁ……それでも、やっぱり退屈「そんなに退屈なら今すぐ解放してやるよ」――え?」

 また欠伸が出そうになって手を口に遣った瞬間、不意に聴こえた男の声。気付けば、目の前に見知らぬ男が立っている。状況を理解する前に、男の手が然り気無く自分に向かって振られた。

426続き:2015/09/10(木) 15:12:37 ID:D92Aje4k
「ぁ……」

 続いて出たのは、声とも取れぬ息が一つ。刹那、彼女の首から大量の紅い液体が溢れ出した。

 瞳から光を失いながら、少女は糸の切れた人形の様に甲板に身を横たえる。未だ吹き出し続ける鮮血を視界の端に映しながら、飛燕はもう一人へ肉薄していた。

「し、侵入者!」

 間合いから逃れようと、赤毛のポニーテールの少女は身体を後退させようとして、

「ッ!?」

 出来なかった。壁を背にしていた事を失念していたからだ。そして、飛燕は生まれた致命的な隙を見逃さない。

 ヒュンッと空気を裂いて突きだされたナイフが、赤髪少女の左乳の僅か下に根本まで突き刺さる。ナイフは彼女の心臓を貫いて、背後の壁にまで達した。

「きゃうッ!?」

 甲高く短い悲鳴と共に、赤髪少女の身体が衝撃に揺れ動く。彼女の瞳が収縮し、豊かな乳が上下に大きく震えた。

 余韻をたっぷり残した後、飛燕はナイフを抜く。抜きながら勢い良く下方にナイフを振り、付いた血を落とした。

「ぅ……」

 赤髪少女は小さな呻きを残して、壁を背に崩れ落ちる。刺された所を中心に白いセーラー服が赤黒く染まり、足下へ急速に血溜まりが形成されていく。ほぼ即死であろう。


 鉄の臭いが拡がり初めた現場をよそに、飛燕は2人が護っていた扉に手を掛ける。目指すは船の心臓と言える船橋、そして機関部であった。




――――――――

427続き:2015/09/10(木) 15:13:17 ID:D92Aje4k
――――――――




「…………弱い」

 ゴゥンゴゥンとディーゼルエンジンの駆動音が響き渡る機関室内にて、飛燕は少し残念そうに溜め息を吐いた。

 目線を落とせば、機関室の床に転々と横たわるセーラー服の少女達が視界に入る。飛燕を中心にして8人の少女達が、四肢を床に投げ出して倒れていた。ピクリとも動かないそれらから既に生気は感じられない。いずれも頸動脈や心臓を一突きにされ、ほぼ瞬殺されている。仰向けに倒れる2人の左胸には、ナイフが突き刺さったままになっていた。

 そんな中で、あるものは捲れたスカートから縞模様のショーツを、またあるものは衝撃で捲り上がったセーラー服から剥き出しの乳房が露出している。残酷な光景の中で何と悩ましい景色であろうか。

 一通り眺めた所で、飛燕は自らの右腕に力を込めた。

「ふぅん……ぐぅぅッ!」

 合わせて聴こえたのは少女の苦しそうな呻き声。そう、彼は最後の少女を背後からスリーパーで以て絞め付けていたのである。

 鮮やかな金髪を肩ほどで切り揃えた少女は、首に回された飛燕の腕によって万力の如く首を絞め付けられる。彼女は何とか脱しようと身体を左右に振り、両手で飛燕の腕を掴み引き剥がそうとするが、全く効果はなかった。寧ろ気道を塞いだ腕が、彼女の抵抗を無視して問答無用に気道を潰す。

「んんッ……ぐぇぇ……!?」

 金髪少女から蛙が潰された様な声が漏れだし、半開きになった口から空気を求める様に舌が突き出される。目尻から涙が零れて頬を濡らしたが、飛燕は一切情けをかける事はしなかった。

 やがて抵抗が弱くなったのに気付いた飛燕は、試しに左手で金髪少女の右乳を掴んでみる。セーラー服の下に潜り込ませ、後ろから抱き締める様に鷲掴んだその生の乳房を、飛燕は乱暴に揉みほぐした。セーラー服を押し上げる巨乳は柔らかさと同時に、確かな弾力。そして首を絞められている事に関係しているのか、その頂点にある突起は硬くしこり立っていた。

「っと……あまり時間は掛けられないな」

 ふと頭上を見上げた飛燕は、戯れに揉んでいた生乳から手を離す。人並みの性欲はある彼だったが、仕事を放り出してそれに耽る事はない。

 左手を金髪少女の乳から頭へと移した飛燕は、首を締め上げたまま頭頂部を掴む。そのまま少女の頭を、強引に思い切り右へ回転させた。

「ふぐぇッ!?」

 ゴキィッと言う音と共に、金髪少女の頭が90度以上回転する。見開かれた瞳とつきだされた舌からは、それぞれ涙と涎が散った。飛燕が腕を離すと、彼女は床に両膝を着いて疾風に尻を付きだす形で俯せに倒れ込んだ。

428続き:2015/09/10(木) 15:13:49 ID:D92Aje4k
ビクビクと身体を痙攣させる彼女を尻目に、飛燕は駆け出す。海上の為に増援の心配は少ないが、任務を早く済ませるに越した事はない。

 飛燕は先程上から聴こえた微かな足音を感じとり、先んじる為に機関室から廊下へと飛び出す。カンカンカン、と金属の床を叩いて複数の足音がこちらへと近付いて来るのがわかる。

 広い機関室から、狭い廊下へ。居場所を移した飛燕は、人知れず笑みを深めた。




「侵入者はまだ排除できないのか!」

 船の頭脳である船橋に、うら若き少女の声が迸る。それは、船橋の前部中央に立っている少女から発せられていた。見た目16歳くらいの少女は苛立ちを隠せない様子で、窓の外から船橋内へと振り向く。今でこそ怒の感情に歪んでいるが、彼女は例に漏れず中々整った容姿をしていた。

 室内灯に照らされた肌は、程好く日焼けした健康的な小麦色。大きな青い瞳を持ち、細長の眉毛は怒りの為につり上がっている。黒く長い髪は頭の左側にサイドポニー式で纏められ、空調機の風で少し揺れていた。

 彼女は控える部下を睨むと、窓枠に背を預けて胸の下で腕を組む。セーラー服を盛り上げる豊かな膨らみがより強調され、スカートから覗く褐色の太股も、黒いサイハイソックスの間で室内灯を反射し光っている。だが、魅惑的な容姿を持つ少女は残念な事に、それを生かす余裕など持ち合わせていなかった。

「侵入者がどうやって入ったのかはともかく、一人なんだろう? 何故直ぐに排除出来ない」

 少女の問いに、控えていた同い年くらいの少女が答えた。

「は、ですが隊長……侵入者は予想以上に手強くて、増援に向かった者達からも通信が途絶しています。ここももう……」

 茶髪をショートヘアにし黄色いカチューシャを付けたその少女は、恐る恐る言う。緑色の瞳が、漠然とした“不安”に震えていた。本来ならば明確な“恐怖”を抱く筈だが、産まれる前から改造を受けた彼女はそうではなかった。本能的には恐怖でも、感覚的には“何となくの不安”程度のものだったのである。

 そしてそれは、目の前にいる隊長と呼ばれた黒髪サイドポニーの少女も同じ。

「ちっ……なら、お前達が時間を稼げ。私はそれまでに後始末を終わらせる」

 苦々しげに命令する彼女からは微塵も恐怖心などは感じられない。命令されたカチューシャを付けた茶髪の少女も、瞬時に敬礼で以て返した。

「は、了解しました!」

 任務に入ったカチューシャの少女は、直ぐにその場にいた数人を連れて船橋を後にする。

 その姿を見届けた隊長も行動を開始した。船橋内に唯一残った操舵手に機関の緊急停止措置を行うように指示すると、彼女は船橋に隣接する小部屋へと向かう。

429続き:2015/09/10(木) 15:14:26 ID:D92Aje4k
「予想外だな……」

 後ろ手で扉を閉め、呟く。そして直ぐに船長の執務室となっているその部屋の、中央奥にある執務机へ。引き出しを開け、中にある書類を全て取り出す。

「これが終われば、久々の休みが待ってると言うのに……」

 全く予想外だ。嘆く様に言うと、書類を最後に一瞥する。中には今回の取引先となる組織の名前や責任者の名前が記されていた。また別の書類には、この船と空輸を使って紛争地域へと細菌兵器を輸出する計画も書かれている。この計画が成功すれば、更に給料が割り増しになる予定であった。

 惜しいが、敵に渡る訳にはいかない。

 隊長の少女は金属質の床にそれらを纏めて置くと、別の引き出しからライターを引っ掴む。船窓を開けてから、それらの束に火を着けた。只の紙である為に、直ぐに炎は束全体を包み込む。

 これで証拠は炎と共に煙となって消えていくだろう。

 隊長はライターを床に捨てると、右太股に着けているベルトホルダーからナイフを抜く。これから始まる戦闘に興奮したのか、頬が僅かに紅潮する。

 室内灯に煌めく戦闘用ナイフを一振りして、彼女は部屋を後にした。



――――――――



「くっ、ここまで強いなんて……!」

 船橋へと続く狭い廊下の奥。上へ昇る階段の手前にいたカチューシャの少女が、苦虫を噛み潰した様な表情で戦況を眺めていた。その表情から察する通り、状況はかなり不利なものだった。

 人が2人すれ違えるくらいの廊下の床に、多数のセーラー服の少女達が横たわっている。ある者は俯せに、ある者は仰向けに、またある者は身体を横にしたり壁にもたれかかる様に倒れていた。そんな光景が、廊下の端から端までまるでひしめく様に繰り広げられている。廊下の端の角にも血痕が見える事から、同じ様な光景がその先にも拡がっているのだろう。

「まさか……全滅させる気?」

 カチューシャの少女は、その中に1人立つ青年を睨み付ける。手に血濡れのナイフを持ち、全身に返り血や吐瀉物を浴びたその姿。まるで悪鬼の様だが、その瞳は何処までも冷めていて睨み付けるカチューシャの少女を静かに見返す。

「っ……!」

 青年の冷めていて、それでも曇り一つない真っ直ぐな瞳。カチューシャの少女は、まるで自分のやっている事を全て否定されている様な気がした。

430続き:2015/09/10(木) 15:15:19 ID:D92Aje4k
「くっ……お前達、アイツを殺っちゃうよ! ここまでしておいて、絶対に生きて返さないんだから!」

 苛立ち、控える部下にそう叫んで太股のホルダーからナイフを引き抜く。同時に控えていた2人はナイフを抜いて、我先にと駆け出す。

 カチューシャの少女はそれを見届け、構える青年にナイフを向ける。

「『I.G』は、こんなモノじゃないんだから!」

 宣言する様に言った彼女は、猫の様な跳躍力で自らも侵入者を排除するべく走り出した。

 向かって来る3人の少女達。無機質な船内の廊下を叩く警戒な足音。急速に近付くその姿。

 飛燕はナイフを構えると、腰を落として少女達を見据える。完全に迎え撃つ構えだった。

「(残るはこの3人と、上だけか……)」

 彼女達はどれだけ斃されても、逃げる素振りを見せずに攻撃を仕掛け続けてきた。これも遺伝子操作の為せる業なのだろうが、それ故にやりやすい。一つの所にいれば、こうやって敵が集まって来るのだから。

「ええいッ!」

 少女の声に瞬時に飛燕は思考の海から戻る。既に目の前にはナイフを思いきり突き出してくる少女の姿があった。

「ふっ……」

 飛燕の額を狙うそれを、彼は軽く頭を捻り軽く腰を落として避ける。急所を狙う直線的な軌道は、転じて読み易くもある。

 そして自分の左肩の上を通りすぎる少女の腕を持ち上げた左腕で絡めとる。

「なっ……!」

 少女の小さな口から驚きの声が上がる。攻撃直後で硬直する身体。飛燕の右手に握られたナイフが灯りに怪しく輝く。

 少女がそれを視認した刹那、彼女の左胸に飛燕の右手が深く潜り込んでいた。

「はぅッ……!」

 飛燕の頭上から、消え入りそうな悲鳴が響く。彼が両手を放して一歩退さがると、硬直した少女の左乳房の少し下にナイフが刺さっていた。握りの部分しか見えない程深く刺さったナイフは、少女の心臓を串刺しているだろう。

「か……はふ……」

 少女は口から僅かに声を漏らすと、糸が切れた様に膝を付いて重くなった身体を床に横たえる。大量の鮮血が少女の胸から流れ出し、倒れた彼女を紅く彩っていった。

「よくも夕菜ゆうなを!」

 飛燕が顔を上げると、激昂した2人目の少女がナイフを振り上げる所だった。ナイフが辿るであろう軌跡の先には、飛燕の顔がある。だが、ナイフが振り下ろされる前に少女の顔が飛燕の右手に鷲掴みにされた。

「え――――」

 少女の呆けた声が聴こえるや否や、鷲掴みにした右腕を力の限り重力に従って振り下ろす。彼女の無防備な後頭部が、固い金属で出来た床に容赦なく叩き付けられた。

「がッ……!?」

 固い物同士がぶつかり合って壊れる様な鈍い衝撃音と共に、少女のくぐもった悲鳴が響く。床は少女の後頭部の形に沿って凹み、その周りには紅い水滴が放射状に散っていた。ビクンビクンと、少女の身体が波打つ様に震え出す。

 十分な手応えを感じた飛燕は鷲掴んだ手を放した。既に瞳孔が開き、唇の端から血を流して虚ろに天井を見上げる少女の顔が現れる。凹みには紅い液体が溜まっていき、少女の後ろで纏めた髪を入れた白いシニヨンが液体に染まっていった。

431続き:2015/09/10(木) 15:15:52 ID:D92Aje4k
後1人。直ぐさま顔を上げると、茶髪に黄色いカチューシャを付けた少女が目の前にまで迫っていた。

「ッ!」

 すかさず突き出されたナイフを上半身を捻って紙一重で避ける。必殺の一撃をかわされ、少女の目が見開くのを飛燕は捉えた。

「はッ!」

 隙を逃さず、飛燕は体勢を崩しながらも彼女の左脇腹へと右拳を突き出す。力は入らなかったが、拳は確かに少女の脇腹の肉にめり込んだ。

「くぅッ……!」

 少女が苦悶の声を漏らし、脇腹をナイフを持つ手で押さえながら飛び退く。廊下を抜け、そこそこ広い階段下の踊り場へ着地した。脇腹が痛み、冷や汗が額に滲む。それでも堪えて顔を上げると、直ぐ目の前に青年の姿があった。

「速ッ――!」

 取った間合いを瞬時にゼロにされ、再びカチューシャの少女の表情が驚愕に染まる。飛燕の両腕が彼女のセーラー襟の襟元を掴み、思いきり引き寄せられた。体勢が崩れた所で飛燕は彼女の懐に身体を潜り込ませ、180度反転させる。

「ふんッ!」

 飛燕の掛け声と同時。カチューシャの少女の身体が彼の右肩に乗せられ、いとも簡単に宙へ浮く。疾く、そして流れる様な動作に彼女は思考を働かせる事が出来ない。

 背負い投げをされたと気付いたのは、少女の身体が背中から硬い床に打ち付けられた後だった。

「あぅッ!?」

 少女の口から甲高い悲鳴が上がる。衝撃で身体は一度緩く跳ね上がり、取り落としたナイフは床を転がっていく。

 飛燕は床に落ちたナイフを拾うと、痛みで起き上がれない少女の下へ向かった。

「畜生……!」

「ほら、返すぞ」

 恨み節を吐く少女に近付くと、飛燕は持っていたナイフを下に向かって投げ下ろす。それは、起き上がろうともがいていた少女の胸部……二つの豊胸の谷間が形成され始める合流地点、鳩尾へと吸い込まれた。

「え、ひ……ふぁッ!」

 上体を起こしかけた少女の身体が再び床に縫い付けられる。カチューシャの少女は小さな悲鳴を上げ、自らの首と緑色の瞳を動かして胸を見る。男を惑わせる魅惑的な2つの膨らみ越しに、ナイフの柄尻が真っ直ぐに生えていた。白いセーラー服が、そして程よく日差しに焼けた肌が紅く染まって行く。

「あ…………」

 カチューシャの少女は瞳を見開きながら小刻みに震わせる。刃は背中側まで到達したらしく、背後の無機質な床へ急速に血溜まりが拡がって行った。やがて少女の瞳からは光が失われ、震えは痙攣となって体全体を揺らす。

 しかし、それも長くは続かない。血溜まりの拡大が収まる頃には、カチューシャの少女の身体は完全に動かなくなっていた。

 カチューシャの少女が死んだ事を確認すると、飛燕は立ち上がって踵を返す。視線の先には、船の船橋へと続く螺旋階段があった。

 ……この先を制圧すれば、任務は完了する。

 後ろを振り返れば、むせかえる様な血の臭いと一緒に多数の少女達の死体が廊下を埋め尽くしている。皆可愛らしい容姿をした美少女だが、それが敵を油断させる為に在る事を飛燕は知っていた。だから、飛燕は相手が美少女だろうと立ちはだかるのであれば容赦はしない。

 既に物言わなくなった20人程の彼女達を一瞥し、飛燕は再度螺旋階段へ向き直る。気合いを一つ入れ、一気にかけ上がり始めた。

432続き:2015/09/10(木) 15:17:11 ID:D92Aje4k
階段の一番上に着くと、正面のすぐ目の前に扉があった。船体と同じ材質で出来た固く重い扉だ。

 中に人がいる気配がする。同時に、僅かな殺気も。

 飛燕ならば、扉をぶち破る事も出来る。しかし余計な力は使うべきでは無い。目の前の殺気は怪人クラスにも及ばない、戦闘員に毛が生えた程度なのだから。

 飛燕は冷静に判断して、奇襲を警戒しつつ扉を開ける。

 船橋の中は左右に細長く、奥行きはあまり無かった。正面奥は一面に大きな船窓が張られ、右手には操舵輪が付いている。操舵輪の隣や左手には、様々な航海機器が乗った台座が存在していた。

 そして、飛燕から見て真正面の一番奥に、1人の少女が立っていた。

「ようこそ、我が船の頂点へ。まさか本当に1人に全滅させられるとはな」

 少女は背後の船窓に背を預けながら、飛燕へと笑みを浮かべる。

 黒いサイドテールに、青い瞳。健康的な小麦色の肌。豊満な膨らみの谷間が胸当ての無いセーラー服の襟元から覗き、むっちりとした太股がミニスカートとサイハイソックスの間で絶妙な領域を形成している。

 少女のそのエロさを滲ませる姿を見た飛燕は、ややあって鼻を鳴らした。

「……ふっ。今までのもそうだが、お前達はまるで男を誘っているみたいだな」

「それも武器の一つだからな。古のくノ一がそうであった様に、肉感的で若い身体から放つ色香は大体の男を虜にさせる。出来なくても、絶対に一瞬躊躇はする。そこを突くのさ」

「外見で欺く、か。忌々しいな……」

「立派な戦法と言って欲しいな。“こんな可愛い女の子達がこんな事する訳ない”。なぁんて、ステレオタイプに囚われる奴らを相手にするのは楽だったよ」

「今まで、何人そうやって毒牙に掛けて来た?」

 飛燕は表情を険しくして問う。

「さぁ……数えた事が無いな。しかし、毒牙とは人聞きの悪い。我ら『イノセント・ガールズ』の大いなる望みの礎となったんだ。感謝して貰わねばな」

 少女は全く悪びれる様子も無く答える。本当に悪意無く、その心は組織の名前通り『無邪気』だ。彼女達に悪い事をしているという認識自体、存在しない様であった。

 外見は可愛らしくても、やはり危険だ。この前戦った別組織の怪人も、外見だけは愛らしい幼女だった。それと目の前の少女に、飛燕は同じ臭いを感じていた。

 少女は船窓に背を預けたまま、目を細めて飛燕を見つめる。距離は10mも無く、仕掛ければいつでも仕掛けられる距離だ。船窓の縁には抜き身の軍用ナイフも置かれている。

 しかし、少女は一向に仕掛けては来なかった。

「……こちらも問いたい。本当に、お前1人なのか? 仲間はいないのか?」

「いない。俺が1人でやった」

「そうか……お前、強いんだな」

 少女は何故か感嘆の息を吐き、飛燕を眺める。どうやら、35人が1人に殲滅させられるのが余程信じられなかったらしい。

「さてと……」

 少女の謎めいた言動に内心でハテナを浮かべる飛燕だったが、彼女の次の行動に飛燕は今度こそ意味が解らなくなった。
 何故なら少女が自らのへそ出しセーラー服の裾に手を掛け、胸の上まで捲り上げたからである。

 小麦色の大きな果実が2つ、ブルンッと揺れながら室内灯の元に晒される。日焼け後は無く、元から色が濃い体質らしい。下着を付けていないにも関わらず重力に逆らいその丸みを保つ様は、流石若さが為せる技か。果実の中央にある2つの薄桃色の突起も、慎ましやかながらもその存在をはっきりと主張していた。

 揉めば、さぞ素晴らしい感触なのだろうか。

「……待て。何でいきなり脱ぐんだ」

「ん、戦う前に1発ヤらないかと誘おうと思って。好きに弄らせてやるぞ?」

 頬を染め、ニヤニヤと笑いながら少女は言う。

 その言葉に若干だけ揺らいだ飛燕。彼もエージェントだが、年頃の男子である。先程ちゃっかり揉んでしまったし、女体に興味が無いわけでもない。

 だが、それが彼女達の“武器”である事を彼はもう十分に知っている。だから、ここでは自らの邪な下心は消し去った。

「……断る。俺はお前達と戯れにここへ来たのではない」

「そうか。それは残念だな……」

 本当に残念そうに首を振り、少女はあっさりとセーラー服を下ろした。小麦色の乳は再び制服の下に隠れるが、服の下からでもはっきり分かる2つの膨らみは、何だか余計に強調された様に見える。そして相変わらず、へそ周りは丸見えだった。

 少女は服を下ろした後、寄りかかっていた船窓から離れてちゃんと2の脚で床を踏みしめる。船窓の縁に置かれていた軍用ナイフを掴み、おもむろに構えた。

433続き:2015/09/10(木) 15:18:05 ID:D92Aje4k
「仕方ない。私もタダでやられる気はないのでね。精一杯、抵抗はさせてもらおう」

 言葉と共に、少女はなんと手に持っていた軍用ナイフを宙に放り投げた。

 自らの武器を投げ捨てる行為。己の体術に余程自信があるのか、それとも武器を持たない飛燕に自らも合わせてくれているのか。飛燕は少女の出方を用心しつつ、腰を落として構えをとる。

 頭上へ放り投げられた軍用ナイフは回転しながら上昇し、重力に従い落ちていく。室内灯に銀の刃をキラキラと反射させながら、それは何事もなく床に落ちた。甲高い音が船橋内に響き渡る。

 瞬刻、正面では無く右方から猛烈な殺気。バタンッ、という扉の開く音と一緒に1人の少女が飛燕に飛び込んで来る。

「やあぁぁぁッ!」

 叫びながらナイフを力の限り突き出してくる少女。飛燕はそれを身体を少し横へずらす事で避けると、そのまま少女の鳩尾へ左膝蹴りを叩き込んだ。

「ぐふぅッ!?」

 吐き出される苦悶の声と胃液。左膝は少女の無防備な鳩尾を潰しながら、彼女の身体を宙へ持ち上げる。少女の後ろで2つ結びにされた黒髪が、上下に激しく揺れ動いた。

 次に彼は攻撃を休めず、膝を戻して右腕を少女の首へと回す。彼女の首を右脇に抱えると、万力の様に絞めながら、容赦無く首を強引に90度以上の角度で捻った。

「がふッ!?」

 何かが折れる嫌な音と、少女の断末魔が同時に聞こえた。

「くッ!」

 飛燕は少女の最期を確認する間もなく、腕を放して思いきり頭を後方へ反らす。その鼻先三寸を、右上段回し蹴りが通過していった。

 だが、体勢が崩れる。隊長の少女が右足を着地させ、身体全体を回転させて左後ろ回し蹴りを繰り出す。飛燕は反射的に左腕を固めてガードするが、振り抜かれた左脚は飛燕を横方向へ吹き飛ばした。

「うぐッ……!」

 床に転がりながらも直ぐに手を突き、起き上がって少女を見上げる。

「タダではやられんと言ったろう? 私はこれでも、体術には自信があるんだ」

「そうか……タダの雑魚では無いと言う事か。だが、まだまだ甘いな」

 嘯く少女に、飛燕は立ち上がりながら嘲る様に言う。少女の頬に、別の意味で赤みが射した。

 不意討ちを喰らってしまったが、然程ダメージは重くない。女ならまだ“アイツ”の方が鋭さがあった。飛燕は同僚である普段は物静かな少女を思い浮かべながら、目の前の少女へ人差し指を立て、自分の方へちょいちょいと動かした。

「ほら、もう一回蹴って来いよ」

「な、舐めるな……!」

 少女は脚を曲げ、床を蹴り込んで飛燕の方に突進してくる。解り易すぎる挑発だったが、あからさまだからこそ余計に彼女の感情を刺激した様だ。

 飛燕は呼吸を整え、自らの身体を破壊せんと突撃を掛ける少女を見据える。彼女の正中線と自分の正中線を合わせつつ、彼は両腕を降ろし自然体に構えた。

434続き:2015/09/10(木) 15:18:41 ID:D92Aje4k
「喰らえッ!」

 少女が叫びながら停止し、直後に右脚がしなる様に飛燕の左脇腹へ蹴り出される。

 勢いを付けた右中段回し蹴り。しかし飛燕は避けるでも防ぐでも無く、少女の右脚へと自ら飛び込んだ。

「何っ!?」

 ぱしん、という何とも腑抜けた音が少女の右脚から鳴り、回し蹴られた脚は標的に到達する前に空中で停まった。飛燕が少女の足許でしゃがみこみ、自分の左手で彼女の右太股をしっかりと鷲掴んでいた。

「所詮、蹴り技は膝から下の部位でしか本来の威力を発揮しない」

 呟く飛燕。蹴り技……特に回し蹴り等の脚全体が大きく動く技は強力な威力を持つ。だがあまり動かない太股を先に受け止めてしまえば、その威力は大幅に失われてしまうのである。

 唖然とする少女を尻目に、飛燕は鷲掴んだ太股を強かに握り込む。褐色の太股は張りがあり、室内灯に照らされ瑞々しい光沢を放っていた。隊長と言うだけの事はある。

 が、その感触を堪能する余裕は無い。

「痛ッ……しまっ――」

 少女が焦躁の声を上げる。太股を掴まれ、右脚が浮いた状態の身体は酷く不安定だ。そして、それは彼の攻撃に対して無防備だと言う事も意味していた。

 飛燕は太股を掴んだまま、右の拳を開いて掌底の形へと変える。脚をバネの様に上方へ伸ばしながら放たれた右掌底は、無防備な少女の鳩尾へ深く突き刺さった。

「はぐぁッ!?」

 斜め下から打ち上げられる様に放たれた一撃に、少女は口から盛大に胃液を吐き出す。太股を掴まれている為に倒れる事も出来ず、鳩尾に埋まった掌底は内包する力を余すこと無く彼女の体内へ送り込む。

「ぅ……えぷぅッ!?」

 胃液の次に吐き出されたのは、真っ赤な鮮血だった。掌底は、拳による打撃より体内に伝わる衝撃は大きい。たっぷり余韻を残した飛燕の右掌底が、少女の体内組織まで破壊したのだ。

 吐き出された血が飛燕に掛かり、彼の髪の毛や肩を朱く染めていく。飛燕が手を放して後ろに退がると、少女は日に焼けた端整な顔を苦痛に歪めながら床に倒れ込んだ。彼女は血を吐き出しながら横たえた身体を震わせていたが、それは直ぐに身体全体の微弱な痙攣へと変わっていった。飛燕は彼女の太股に半透明の液体と、少し黄色っぽい液体が一緒に流れ出したのに気付く。少女に近付いて、その瞳の瞳孔が開き切るのを確認すると、飛燕は何食わぬ顔で少女に背を向けて歩き出した。

435続き:2015/09/10(木) 15:19:19 ID:D92Aje4k
入口に立って見て、左端にある扉を潜った先に見張り台がある。船全体を見下ろせるその場所に飛燕は立つ。血や胃液等に染められたタンクトップや髪が、風を受けてはためいた。船橋にある緊急停止ボタンの覆いは割られ、ボタンは既に押されていた為に、船全体は不気味な程に静まりかえっている。

「涼しいな……」

 飛燕の呟きが、一際響く。腕を上に伸ばして伸びをしてみるが、まだまだ気は抜けない。この船も『I.G』も裏にある巨大な“組織”の下部でしかないのだから。

 不意に胴着の後ろから電子音がした。帯紐にきつく括り付けられていた小型端末が鳴ったのである。飛燕は腰に手を回して端末の結びを解くと、状態を受信に切り替えて耳に当てる。

『あ、飛燕。大丈夫?』

 端末の奥から聞こえたのは、大人しそうな少女の声。それが同僚であり戦友でもある“彼女”の声だと、飛燕は直ぐにわかった。

「レイか。もしかして、君が回収班にいるのか?」

『うん。最近は“組織”の戦闘員もあまり表立っては活動していないみたいだから』

「そうか……今、何処にいる?」

『ヘリで向かってる。多分……もう少しで着く』

 端末から耳を離すと、空の向こうから微かにローター音が聴こえて来る。端末に仕込んである発信機が飛燕の居場所をちゃんと教えている様だ。

「確認した。そのまま予定通り頼む」

『うん、わかった』

「あぁ、じゃあ一旦切るぞ」

『あ、飛燕……』

 切ろうとした矢先、レイの小さな声が飛燕の耳に入った。

「どうかしたのか?」

『ううん……飛燕、お疲れ様』

「ん……ありがとう」

『じゃあ、もう少しで着くから』

「一応、気を付けてな」

『了解』

 通信が切れる。ローター音は先程より大きくなってきていた。

 飛燕は胴着に開いたポケットに端末を突っ込む。

「お疲れ様、か……」

 呟いた後にふ、と小さな笑みが零れる。また大きく伸びをして気を引き締めた飛燕は、ヘリを受け入れる為に再び甲板へと戻っていった。



――――――――

436続き:2015/09/10(木) 15:19:49 ID:D92Aje4k
えー……うっそ、ホントにやられちゃったの?」

深夜。静謐な夜の帳の中、若い少女の声が響いた。

「ふうん……そうなんだ。まぁ、仕方ないかもねぇ」

 整備されグラウンドの様な草原。その隅の方に立つ一際大きな広葉樹の下から、その声は聴こえて来ていた。木の袂を見ると、黒い人影が座り込み何やら何処かと話をしているらしい。枝や葉が木陰となり人影の正体を隠していたが、声色からして幼い少女である事が判る。いや、もしかしたらまだ“幼女”に片足を突っ込んだままかもしれない。

「ん? あぁ、『アームズ』に襲撃されたんなら仕方ないかってね。アイツら、確かに普通の人間とよりは強いけど、私達と比べると弱いじゃん? 私だって10人くらいなら1人でも殺れるよ」

 クスクスと可笑しそうな笑い声が続いて響く。声は可愛らしい少女のものだが、内容は何とも物騒な話であった。

「え? あ、あれは油断してただけなんだから! 次は絶対に負けない!」

 何か相手が少女の気に触れたのか、突然人影は立ち上がって声を荒げた。その後、二言三言会話を交わして彼女は黙り込む。相手との話を終わらせた様だ。

「ふぅ……」

 一つ息を吐いて、人影は動き出す。草と土を踏む音が連続的に聞こえ、人影の姿が木陰から月の明かりへ照らされ露わになった。

 雲一つ無い月光の下、現れたのは特異な格好をした幼い少女であった。

 黒髪を肩口程で短く切り揃え、頭頂部には細く赤いリボン。セーラー襟とスカーフが付いたスクール水着状の特殊なボディスーツを身につけ、エナメル質のそれは光を反射して所々光沢を放っている。両足には太股まであるサイハイソックスを履いており、両腕は二の腕までを長手袋で被っていた。最後に、足許の雑草を踏むのは編み上げのブーツ。

 全てが黒色で構成されたその出で立ちは、幼い容姿と相俟って敵を油断させる事に他ならなかった。何故黒なのかは、彼女の『クロエ』という名前に関係があるのかも知れない。

「んー……!」

 幼い少女……クロエは両腕を組んで前に突きだし、身体全体を伸ばす。復活させて貰った身体の調子が漸く戻ってきた様だ。

 “組織”の上級戦闘員として生み出された彼女は、つい最近手痛い敗北を喫した。『アームズ』のエージェントに手も足も出せず、生命機能までも停止させられたのである。遺体も『アームズ』に焼却され、残ってはいない筈。

 だが、クロエは現に今ここに存在していて、ちゃんと“復活”していた。

 一通り身体を伸ばして、クロエはゆっくりと振り向く。先程まで背を預けていた大木の、更にその後に猫の様な瞳の焦点を合わせた。大木の背後に先程からいる2つの気配に、気付いていた。

「話は終わったよ。いるんでしょ? 出てきなさい」

437続き:2015/09/10(木) 15:20:26 ID:D92Aje4k
「ふふ、バレちゃってたんだ」

 クロエの声に反応し、大木の背後から別の声が聞こえた。ガサガサと茂みを踏み分け、幹の左右から2人の幼い少女が現れる。

「気配がもろバレ。わざとやってたんじゃない? サツキ」

「ま、そうだけどね」

 クロエから見て左側に立つ少女が頷く。歳の頃は11〜12歳程であろうか。彼女もまた、クロエと同等に特徴的で可愛らしい容姿をしていた。

「まずは、復活おめでとう。回復するまで長かったわね」

 サツキと呼ばれた少女はそう言いながら、クロエに歩み寄る。薄桃色の髪は頭の両脇でツインテールにされ、肩に掛かる程度に伸ばされている。大きな瞳は青く、猫の様であるクロエに比べ、やや吊り上がった眼を持っていた。

 着ている物もクロエと似てはいたが、明らかに異なっている。紺色のぴっちりとしたボディスーツの上に、セーラー服の上着を着ているのである。紺のセーラー襟と赤いスカーフを持つそれは一般的な物であったが、『I.G』の制服同様に正面からでも臍が見えるくらい丈が短くされたモノであった。脚にはクロエと同様に黒いサイハイソックス。靴はクロエのブーツとは違い、学生が履いている様な茶色のローファーだ。

 サツキの格好は、属に『セーラースク水』と言われている。違う所と言えば、スクール水着と酷似したボディスーツはクロエ同様身体に密着するタイプであり、更にエナメル質の為に光沢を放っている事くらいだろう。だがそれ故にむちっとした太股や胸が強調され、幼さの中にも何とも言えない妖艶さを醸し出している事も事実。クロエ達PPドールと呼ばれる戦闘員は、ボスの好みによって個々の装束が違っているのである。

 また、衣装以外にクロエとの最大の相違点はその“胸”にあった。

「お陰様で。アンタは、相変わらず良いモンぶら下げてるね」

 それを理解しているクロエが、近付くサツキを苦々しげに見た。

「ふふん、貴方は相変わらず貧相みたいじゃない」

 クロエの視線に気付いたサツキは誇らしげに胸を張って見せる。そこには、ボディスーツとセーラー服の生地を押し上げる2つの豊かな果実が踊っていた。

 うわ、おっきい。

 クロエは目の前の魅惑の膨らみに視線を奪われ、次いで自分の胸元に視線を落とす。ぺたぺたと触る。膨らみこそあるが、突き付けられた現実は非情で。

「む、胸なんかただの飾りだ! ボスにはそれがわからないんだ!」

 理解はしていても、納得はしていないクロエであった。

「まぁ、あの方の好み次第だからねぇ。自分の生まれの不運を嘆きなさいな」

「な、なな……!」

 勝ち誇った表情を浮かべるサツキに、クロエは頬を紅潮させて憤る。こんな奴、身体以外の戦闘能力では自分と変わりないのに! と。

 ぎりり、と歯を噛み締めるクロエを前に、サツキは表情を俄に引き締めた。

「所で、私達別に貴女をからかいに来た訳じゃないの」

「……じゃあ、何をしに私の所に?」

 サツキの雰囲気がおちゃらけた物から別の物へと変わるのに気付き、クロエも怒りを鎮める。

「ボク達に、とある人物について教えて欲しいんだ」

 クロエの問いに答えたのは、サツキでは無く別の人物であった。それは、彼女から見て大木の右に立っていた少女。いつの間にか、サツキの右隣にやってきていた。

 橙色の髪を頭の左側で一つに結んだ幼い少女。着ている物はサツキと同じだったが、スカーフだけは黄色の物を着用していた。全体的に勝ち気そうな雰囲気を出し、腕を組みながらクロエに問い掛ける。組まれた両腕の上で、サツキと同等の2つの膨らみが揺れ動いた。

438アームズVSイノセント・ガールズ 終:2015/09/10(木) 15:21:10 ID:D92Aje4k
「(このおっぱい娘共が……)カンナ……教えて欲しい人物?」

「そう。クロエを倒した人物……そいつについて、ボク達に教えてくれないかな?」

 挑戦的な笑みを浮かべながら、カンナと呼ばれた少女は再び問い掛ける。

「倒した人物……アンタ達、まさか」

「そのまさかさ」

 カンナはクロエの確信に笑みを深くして応えた。

「ボク達の“大事な仲間”であるクロエがやられたんだ。仇討ちをしてやるのが、人情ってもんだろう?」

 愕然とするクロエを前に、サツキとカンナ。2人の幼い少女が顔を見合わせ無垢に笑い合う。


 『アームズ』が平和を勝ち取るのは、まだ当分先の事かも知れない――――。

439名無しさん:2015/09/10(木) 15:21:42 ID:D92Aje4k
以上です。結構長いですが、もし良かったらお読みください。

440名無しさん:2015/09/12(土) 12:53:51 ID:FsKADTmc
GJでしたー。

441名無しさん:2015/09/14(月) 05:56:56 ID:.Xz65ZXU
乙乙乙!
GJGJGJ!!
格闘系打撃系大好き

442名無しさん:2015/09/17(木) 02:42:03 ID:bjakiT92
投下乙です。

隊長の、戦う前に1発ヤらないか、は油断狙い?それとも好奇心とかでしょうか?
真意は・・・・

443臨海疾風:2015/09/19(土) 01:50:46 ID:3DTyVAY2
作者です。
>>440
>>441
お読み下さりありがとう御座います。美少女系の臍出しセーラー服ザコがいなかったので自分で創ってみました。
一応、pixivには絵師さんに書いていただいた挿絵や設定画等もあります。私の名前で検索して頂ければ出てくると思います。

>>442 油断狙いかもしれませんし、好奇心かもしれません。色々、想像してみると楽しいかもしれません^^;

444名無しさん:2015/09/23(水) 15:25:43 ID:vRt1dx5U
敵女におちんちーんやいやーんやらいやらしい断末魔で爆発してほしい

445名無しさん:2015/09/23(水) 18:25:44 ID:Zw4zRBMo
画像掲示板にも黒ギャルが爆ぜてたけど爆発系ってやっぱいいよね

446名無しさん:2015/09/24(木) 14:25:13 ID:LJiGmdow
>>444
どういう状況なんだろう…

447名無しさん:2015/09/24(木) 19:23:47 ID:N6tTuDxs
>>446
ショタヒーローVSお姉さん怪人みたいな感じの話で
ショタヒーローの必殺技がおちんちんでお姉さんを斬ったりするとか?

448名無しさん:2015/09/26(土) 01:43:32 ID:CIyV30o6
>>445
爆発やられは私も好きです
その黒ギャル関係の詳細希望

449名無しさん:2015/09/26(土) 10:50:16 ID:0BnDJbDk
スゲーなw服引剥されて全裸を大勢に見られるという屈辱を味わいながらの爆発
俺が子供だったら間違いなく目覚めてたなw

450名無しさん:2015/09/27(日) 10:04:29 ID:8JLfVAe6
>>444
ショタっ子がお姉さん達に玩ばれた挙句、○チンチン千切られて
復讐の為にサイボーグペニスを付けておねーさん達にリベンジ
サイボーグペニスで色々蹂躙しまくった挙句、
最後はおねーさんの胎内に爆発するペニスを残してあげるっていう感じなのかも?

451名無しさん:2015/09/27(日) 19:08:49 ID:E/XPUz2k
>>449
何それエロいw
その画像掲示板ってふたばのこと?

452名無しさん:2015/09/30(水) 12:02:31 ID:64.arT0s
>>451
したらばの【女ザコ・敵女・悪女専用】画像掲示板の
漫画・一般コミック15の96〜100までのコトかな…。

コミックのタイトルは「リアルアカウント」って漫画らしい。
まだ単行本収録されてないトコロなのかな?

453名無しさん:2015/09/30(水) 18:33:46 ID:nisC.bvg
ていうかあのギャルは悪人なのかな?
なんか巻き込まれた一般人な感じがすごいんだけども

454名無しさん:2015/09/30(水) 19:21:46 ID:PtLDKQpI
ギャルはゲームの参加者で一応、前のステージでホストのフォロワーをゼロにしてホスト死亡。ランダムに入れ替わったスマホの内容を暴露して炎上させるステージでギャルのスマホは主人公の手に。
互いに殺しあうもので主人公の仲間じゃないから良いんじゃないかな、敵女悪女には微妙かもだけど

455名無しさん:2015/09/30(水) 19:57:27 ID:B.A9cJm2
このスレの住人なら敵女に脳内変換余裕でしょうが

456名無しさん:2015/10/01(木) 03:38:43 ID:r9QPd89.
その手のストーリーだとヒロインを決して裏切らない親友、誰かを傷付けるなんて出来ない優しい子・・・
可哀想に感じるのはそういう子だけ

余裕です!w

457名無しさん:2015/10/01(木) 15:34:31 ID:7BN7mI4Q
>>456
実はそんな子が……だったら…。

458名無しさん:2015/10/02(金) 02:56:51 ID:4sslRbIQ
もちろん仮面を被った悪い子は特別なお仕置きが必要
悲痛な命乞いでも許されないとなればガッツポーズです

459名無しさん:2015/10/02(金) 19:47:20 ID:tazCDZFY
特別なお仕置き…このくらいやって欲しいかなー
www.nicovideo.jp/watch/sm4636763

460名無しさん:2015/10/03(土) 19:43:13 ID:aCMzNAcs
「よし休憩だ。ここに布陣せよ」
 そう言うが速いか、レイチェルは近くにあった切り株に腰を下ろした。
 配下の女兵士たちは溜息をつき、用意していた兵站を広げていく。

 セバルスカ帝国軍第四師団は女性だけで構成された部隊である。しかし、彼女たちは「軍隊蟻」と呼ばれる程の勇猛さと残虐さを
併せ持つことで知られていた。元より大陸制覇の野心に満ちた帝国軍は、大陸八国の中でも最も危険な派閥として他国を恐れさせていたが、
こと『軍隊蟻』に関してはそれは顕著であった。
 完全無抵抗な住民を虐殺するのは日常茶飯事、捕虜は徹底した拷問の果てに裸で四つん這いにして車を轢かせ、捕まえた市民の生爪を
剥して染料で染め抜き装身具にするなど、彼女たちの覇道は常軌を逸していた。
 その中でも師団内の四天王が一角「歓喜」の異名を持つレイチェル将軍は、人々の悲鳴をBGM代わりに食事をし、一日に三人は
手に掛けないと気が済まないとされるほどの殺人嗜好症であり、愛剣「オラトリオ」の鞘には、今まで殺した人間の数だけ傷が
刻まれていた。
「良いか、明日も早い。今日は見張りを立てて仮眠を取ることにする。夜明けと共に出撃し、ヘンデルの街に駐屯した第七師団と
 正午までには合流するぞ。わかったな」
「はっ!」
 兵士長のカルマはそう言うが速いか、傘下の歩兵たちに命令を下し、天幕を張らせた。
 不意に一陣の風が吹き、森の木々が揺れた。女たちの鎧兜は男兵に比べれば格段にその装備が薄く、胴丸と呼ばれる胸元を覆う
短い丈の鎧と、腰回りを守る草擦、あとは手足を防護する手甲と脛巻だけだった。当然腹や太腿は剥き出しである。
 女たちはめいめいに篝火を焚き、保存食を持ち寄る。
 今日は満月、何事も無い穏やかな夜に思えた。

「では兵士長どの、見廻りに行ってまいります」
「よし、では月が南中したら代わりの者を起こせ、よいな」
 カルマに命じられた新兵は、槍を携え天幕から離れていった。
 敵国のゲリラに襲われる可能性は低いだろうが、物は備えだ。新兵はつかつかと歩を進め、本陣から100mほど離れた獣道の先で
足を止めた。
 不意に空を見上げると、満点の星々が月と共に大地を照らす。
「…」
 その空を見て、新兵の少女は溜息を洩らした。
 軍事費が国家予算の7割を占める超軍事国家のセバルスカにとって、軍人という職業はただ唯一の安定した仕事であった。15歳になって
上級国民学校に通う様になった他の友人たちを尻目に、貧しい家庭に生まれたその少女は軍人になることでしか家族に恩返しできる
すべは無かった。田舎で暮らしていた子供の頃、まだ肺病を患っていなかった母に連れられ、月見をしていたことを思い出す。
「オッカさん元気にしてるかなあ」
 小さくつぶやいた声は、たちまち風に煽られて消えていった。


『ふ、ふふふ、ひひひひひ』

「!!」
 突然森の中から聞こえたくぐもった声に、新兵はとっさに槍を構え叫んだ。
「な、何者だ!!」
 ガサガサと木々を揺らし、声の主は嬉しそうに答えた。

『ひさびさの、餌じゃぁ』

461名無しさん:2015/10/03(土) 19:44:13 ID:aCMzNAcs
 突如として、地面がせりあがった。
 否、大地は傷一つついていない。まるで影そのものが浮き上がったかのごとく、その黒い渦は姿を変えていった。ほんの数秒で、その
影は身の丈が2mほどもあろうかという巨蟹へと変化する。
「な…!!」
 思わず色を失う新兵に、【蟹】は告げた。
『餌じゃ、うまそうな餌じゃ。たんと食わにゃ、たんと食わにゃ。ぐひひひひひ』
 そう言うが速いか、【蟹】は鋏脚を振り上げた。
 瞬間、新兵の右腕に、その巨大な鋏が突き付けられる。
「ぎゃああああああ!!!」 
 肺が潰れるほどの悲鳴を上げ、新兵は槍を取り落とした。鋏はあっという間に新兵の柔肌をぶちりと引き裂き、筋繊維を引き裂きながら
骨へと到達した。上腕の動脈が斬られたことで、鮮血が飛び散る。
「いぎゃああ!! 腕があああ!! うでぎゃああああああ!!!」
『おうおう、ええの。その顔じゃ。わしらはその顔が、声が、大好きじゃからのぅ』
 新兵は挟まれていない左腕で【蟹】を殴ろうとするが、何発殴っても水枕を打つかのようにブヨリ、ブヨリと衝撃が殺されるばかりで、
何の抵抗にもなっていなかった。
『それ、ブッツン』
 フザケ気味な声と共に、【蟹】は新兵の腕を斬り落とした。
 鮮血と共に右腕が弾け飛び、新兵は海老反って倒れる。
「ああああぁぁあああぁー!!! 腕がぁぁ!! 死ぬー! 死ぬぅぅぅ!!」
『うむ、そうじゃのう。死ぬのう。わしに喰われて死ぬのう。うひ、うひひひ、嬉しいのぅ』
 斬り落とされた片腕を器用に挟むと、【蟹】はボリボリとその腕を噛み砕いた。鈍い音と共に、少女の腕は貪り食われていった。
「あ、ああ、ああああ」
 新兵は最早言葉を紡ぐことすらできなかった。既に膀胱は決壊し、滝のような小便を垂れ流していた。
 目の前に何の伏線も無く現れた怪物への恐怖。絶え間なく襲う激痛。得体のしれない怪物に喰われ屍と化す絶望。そのすべてが入り混じり、
彼女の見開かれた眼からはボタボタと大粒の涙が零れ落ちる。
『苦痛に歪み、血の気も凍る。そんな姿が、うしし、大好きじゃぁ。美味いからのぅ、まろやかだからのぅ。若い女子の肉は特にのう』
 そう言うと【蟹】は新兵の喉元を鋏で掴み、長楊枝の様に腕の骨を咥えながら、彼女の体を持ち上げた。
 喉が潰され、口から血の泡を噴き出す新兵の耳に最後に聞こえたのは、自らの首の骨が砕け散る音と、駐屯していた仲間達の断末魔だった。



 
 翌日、第七師団の元に訪れたのは、レイチェル隊全滅の報を伝える、一枚の手紙だけだった。

462名無しさん:2015/10/03(土) 19:46:08 ID:aCMzNAcs
とりあえず即興で書いてみました。
私今まで何回か投稿してますけど、一度も感想レスが来たことないです…
そんなに私って皆様の趣向から逸脱してるんでしょうか?

463名無しさん:2015/10/03(土) 20:52:52 ID:utyjuSdY
>>462
悪行が書かれているレイチェルじゃなくてなんか特に悪いこともしていなさそうなやむにやまれぬ事情で軍に入った新兵屠ってたらそりゃ逸脱してるよ
掲示板のほかの作品読んで自分の作品と比べてみたら自分がどれだけ趣向から外れてるかわかるんじゃない?
念には念を入れて言っておくけどここの趣向は『悪の(悪い奴、悪人であって悪の組織にかかわることが条件じゃない)女が屠られるのが好きであって』『ただ女を殺す』のが好きなわけじゃないんだ。
やってることは同じ『女を殺す』ことだけどあなたの作品とほかの作品じゃまったく趣向が違うってことを理解してほしい

464名無しさん:2015/10/03(土) 22:31:17 ID:pmSNUPuA
>>463
…そうだったのかッ!!!
いやあすまなんだ。わりとマジで理解できてなかった。ごめんなさい。

465名無しさん:2015/10/03(土) 22:31:48 ID:dTkShFUA
>>462
そうさな、まず一つ言うと"描写するべきポイントが違う"ってのが挙げられる
新兵ぶっ殺す描写がほとんどで、肝心のレイチェルは完全に読者のご想像にお任せしますになってんの。
逆だぜ、逆。本来はレイチェルをぶっ殺す描写をメインにして新兵がどう殺されたかを想像に任せるんだよ。
これって言ってみりゃAVのSEXの前に尺を割いて肝心のSEXはご想像にお任せしますって言ってるようなもん。

だから、俺なりに添削するとまずレイチェルが新兵の悲鳴を聞いて駆けつけると新兵が皆殺しにされてた。
レイチェルが切りかかっても刃がたたず、命乞いなりしながら死んでくってのがスレ的には最適解なんだわ。

はっきり言わせてもらうと、これが理解できないならちょっとここで投下するのは厳しいかな

466名無しさん:2015/10/03(土) 22:47:54 ID:UsIEFMZM
リョナラー大っ嫌い

467名無しさん:2015/10/03(土) 22:50:07 ID:aCMzNAcs
>>465
そのへんも後で書く予定だった。ただ集中力が切れたので…
新兵死亡〜全滅までも一応考えてます

・新兵の最初の悲鳴を聞いてごった返す陣中
・そこにウヨウヨ湧いて出る怪物
・怪物たちに喰われ、屠られ、踏み潰される雑兵たち
・怪物に突っかかっていくカルマ「隊長! お逃げを!」
・が、すぐに怪物たちにリンチされ貪り食われる
・色を失うレイチェルに先刻の蟹が辿り着いて嬲る
・怪物たちも我も我もと殺到
・生きたまま貪り食われ絶望の彼方に死んでいくレイチェル
・翌朝、後発部隊が血まみれの鎧や白骨を目にする

とかいう流れにする予定だったんスけど

468名無しさん:2015/10/03(土) 23:04:06 ID:vl8HYOc2
>>467
なにゆえ全て書かぬのじゃ。明らかに>>462でこれでおしまいみたいな雰囲気出してるし。
まあ、書けないならある程度推敲するこったね。描写自体は凝ってて頑張ってるんやし、期待してるで。

あとここのスレは屠るのはいいが極度にグロいのもちょっととっつきにくい節があるというのも言っておくぞよ。
ま、そこら辺は個人の自由なんで特に気にするこたぁないがね。

469名無しさん:2015/10/03(土) 23:12:53 ID:utyjuSdY
どこかの誰かの延々と善良な女を嬲り殺すだけのやつをと似た雰囲気があるんだよな
もしかしてネイキッドアサシンのアレ参考にしたのか?

470名無しさん:2015/10/03(土) 23:24:52 ID:mPxTxIcw
とりあえず>>461の続きは書かなくていい
どうせ無理矢理軍に入隊した悪くない女の子が屠られる描写がすっっっっっごく長くてレイチェルは1、2行の雑な描写で終わることが目に見えてる

471名無しさん:2015/10/03(土) 23:26:15 ID:UsIEFMZM
リョナスレにでも投稿すればいいのに
何故こっちに来るかな

472名無しさん:2015/10/03(土) 23:27:41 ID:UsIEFMZM
>>469
同一人物のかまってちゃん臭い

473名無しさん:2015/10/04(日) 02:37:33 ID:t5V1ttrk
難しいこと考えずに日曜朝の戦隊ヒーローのノリで素っ裸怪人(ロリ、JK、お姉さんタイプ三種)を真っ二つとかそんなのでいいんだよ

474名無しさん:2015/10/04(日) 09:17:43 ID:TVNfAlaU
言いたいことは双方あると思うけど礼儀は守ろうね

475461:2015/10/04(日) 14:06:47 ID:es4sSB0Q
>>472
ネイキッドアサシン? いや知りません

476名無しさん:2015/10/04(日) 16:53:51 ID:OM8iopPI
>>475
じゃ質問なんだけどさ
お前が過去に書いて感想付かなかった作品ってどれ?

477472:2015/10/04(日) 17:31:37 ID:CKn7ij7o
>>476
最近投稿がなくてイライラすんのはわかるけど礼儀は守ろうね

478名無しさん:2015/10/04(日) 18:00:01 ID:OM8iopPI
礼儀?ただ461の他の作品を知りたいだけだよ?

479名無しさん:2015/10/04(日) 21:52:55 ID:vV.Ab0IA
最近こんな感じの流ればっかりで作品書く職人が寄り付くわけないんだよなあ……

480名無しさん:2015/10/04(日) 22:27:14 ID:J7OK0Q8s
>>479
ここでこんな流れ窓辺の作品以外で見たことないぞ?

481名無しさん:2015/10/05(月) 01:05:56 ID:PQvZDvfU
>>480
>>401への>>406とか>>407へのレスとかさ。まあ例のアレがだいぶ酷いもんで繰り返したくないのは分かるんだが
もう少し落ち着いてくれと言いたくなる。簡単にアレと結びつけてレスしてやるな、と

482名無しさん:2015/10/05(月) 01:25:09 ID:G0AMZMuI
作品じゃねーじゃんそれ…

483名無しさん:2015/10/05(月) 01:31:17 ID:G0AMZMuI
ていうか>>401の内容がまさに>>461みたいな感じじゃん
これ許したらこの先も似たような話や前編とかいう名前の一話完結の屠りすら無しが大量に投下されるのが目に見えてるじゃん

484名無しさん:2015/10/05(月) 01:39:26 ID:PQvZDvfU
>>482
ちょっと言葉が足りなかったな、要はなんか怪しいレス見つけたらすぐに例の件と絡めるようなレスばっかせんでくれってことや

>>483
ちょいと極論だけどまあ確かにそうでもあるんだよな。だから俺も一応>>465とか>>468で注意喚起だけはしてるし、屠りなし未完結は投下すんなというのは同意だ。
マジで>>467は気をつけてくれってことで手打ちにしてくれやせんかね

485名無しさん:2015/10/05(月) 01:47:50 ID:G0AMZMuI
まあ手打ちにはするつもりだったけどさ>>475のレス見てどうしても気になったんだよね
ここって投下ペースが遅いから投下された作品そのものが貴重で多かれ少なかれ感想は割りと付いてたからいったい何を投下したのか気になったんだよね

486名無しさん:2015/10/05(月) 02:02:26 ID:PQvZDvfU
>>485
あー……なるほど。例のアレでも一応感想自体はGJと批判のないまぜだったから、まあ多分違うだろうけど
(ていうかそこまで厚顔無恥な奴でもないだろうと思っておきたい)
まあ実際たまにちょっとした作品でレス付かないのもあるわな。運が悪かったのかはわからんが。

んでまあ、できれば何作も投下してる人はコテというか名前名乗ってもらえると分かりやすくて良いんだがね。
他の住人に自分の作品がどれだか把握されやすいようにね。今回みたいなの防止のためにもなるとは思うんだわ
これが絶対、とかいう強制はしないが、自分の過去作の話をレスとかで出したりされても、誰?ってなりかねんしな

487名無しさん:2015/10/05(月) 03:56:35 ID:Abz8Ni86
久々に来てみたらアンカーつけまくったレスバトル展開されてて私は悲しい
や、意見を交換し合うのはいいことだとおもう
がもうちょっとこう和やかにだね…

488名無しさん:2015/10/05(月) 08:34:59 ID:PQvZDvfU
>>487
よし、じゃあレスバトルのスに濁点を付けてみよう。レズバトルになって
なんかヒロイン対レズの敵女のバトルになってそそる響きになるぞ……という冗談はさておき

んじゃ話題転換やな。2mくらいの身長がデフォルトな鬼女みたいな種族を相手に
ヒロインが隙を突いてそのお股に拳を捻りこませてKOとかさせてやりたい。
「おっ、お願いっ……!抜いて、抜いてぇっ!」って言ってるところをヒロインがニヤリと笑って
更にグリグリと腕を捻って子宮口まで捻り混ませて失禁と失神させて鬼退治完了!みたいなね、

489名無しさん:2015/10/05(月) 23:42:15 ID:5pzpyacg
よく映画とかで強さの表現で相手の胸を貫いて心臓を掴み出すなんてシーンがありますが…
そんな感じで子宮を……ってやったらちょっとグロ過ぎますかねぇ…。

>>488
鬼のぱんつは強いぱんつって事でぱんつごとめり込んでいくんですね。
でも生命力の強い鬼お姉さんはそれでも失神&失禁で耐えてしまう…。
宝探しをするヒロイン。
次は両手を子宮口まで突っ込んでこじ開けようとしたり尿道から膀胱を責めあげる。

みたいな…。

490名無しさん:2015/10/08(木) 18:24:53 ID:jV7UxuMI
>>442
はたして罠なのか是非隊長のの誘いにのって一回戦ヤってみたい

>>489
昔ワーキャット屠りの神作品に似たような展開が

491489:2015/10/14(水) 15:03:36 ID:CJ1Cylb.
>>490
きっと隊長さんの女の部分が「強い男の種が欲しい」って疼いちゃったんですよ。

同じような事を考える人がいたんですね。
どんな作品だったんでしょう…。

492名無しさん:2015/10/16(金) 00:40:46 ID:8TJ.gVjk
>>490
しょ、詳細希望…

493名無しさん:2015/10/16(金) 04:52:32 ID:iFTtHIS2
派生で一回ヤッた後戦って屠られるのも見てみたいかもしれない

494名無しさん:2015/10/18(日) 01:07:56 ID:KE041U0w
>>493
関係を持った相手を屠るか・・・確かにw
命乞いは有りか無しか!?

495名無しさん:2015/10/18(日) 01:25:54 ID:ObFw6hcA
ゲスい女性なら身体の関係を結んだ事を盾に命乞いするだろうね…
しっかりした女性だとHした後でも身繕いをした後、戦いに臨みそう。
「安心しろ、お前が死んだとしてもこの中にお前の種は残っている。
強いお前の子だ。きっと強い子になるのだろうな。
その子の為に私は生き延びさせて貰おう。お前を倒してな。」みたいな格好いいセリフを言って。

496名無しさん:2015/10/18(日) 03:05:14 ID:FtNlQzgQ
でも子宮を斬られるなりして
「あぁっ、漏れて、こぼれてしまう…貴方の種が…」って子宮を押さえてバタンと倒れるのもありな気がする
あるいは子宮を傷付けずに屠って「あ、赤ちゃんは…天国で産むわ…先に天国で待ってるわね…」って倒れて「この世に産んであげられなかてごめんね…」って涙を流して息絶える…
ここまでやると方向ずれるか?

497名無しさん:2015/10/18(日) 03:15:02 ID:FtNlQzgQ
後はお互い興奮しちゃって足腰立たなくなるまで激しくヤって
「も、もう、貴方になら本望だから…」って命を諦めちゃうとか
あとは相討ちになちゃって「ふふっ…お互い、ヤって良かったな…さ、最期に、またヤりたくなってしまったが…キスするのがやっとか…続きは、向こうで…やろ…ぅ…」ってのも
やっぱ方向ずれるか

498494:2015/10/19(月) 00:33:05 ID:WHpASLWk
>>495
ゲスいのも気高いのもイイネ!
格好いいセリフ言われるとトドメは許すか最後のお別れの一言が欲しくなるなー

>>496
天国で産むわ、とか殊勝なセリフも有りと思いますよ!勿体無い感増すと言うか・・・

499名無しさん:2015/10/22(木) 06:14:42 ID:Zm0SUt2k
アームズVSイノセント・ガールズの作者の人って腹パンリョナ専の人かと思ったらpixivで桔梗の神エロやられ書いた方じゃないですか
ぜひあのノリで>>493>>494みたいの書いてオレに桔梗依頼のトラウマを植え付けてほしい

500名無しさん:2015/10/22(木) 23:05:36 ID:V9EQrgco
あの神様には特に要望はないな
もうあのまま、思うがままに自分の欲望を書き殴ってほしい

501名無しさん:2015/10/24(土) 20:37:33 ID:vKVN93v6
ふと思ったんだけどここって既存の敵女じゃないキャラを敵女にして(洗脳、改造、原作からのif展開などで)
それを屠ったりするのってアリ?

502名無しさん:2015/10/25(日) 11:50:42 ID:atdrwtsA
>>501
どうなんでしょうねぇ…
私としてはアリなんですけど
(DoAとか鉄拳の女性キャラが洗脳されて襲い掛かってくるとか好きです)
手心を加えて、何故か洗脳が解けて仲間になっちゃうような消化不良も多いのよねぇ…。

503名無しさん:2015/10/28(水) 00:04:46 ID:uTb5zMnw
アイマスみたいな現役アイドルを怪人化とかしてみたい

504名無しさん:2015/10/28(水) 00:44:38 ID:uTb5zMnw
アイドルの体が爆発や溶解でこの世から消えてなくなったり
ナイスバディがただの肉塊になったりとか興奮するかもしれない
敵女化したアイドルにはエロい恰好させて「アイドルの身体…楽しみたくないの?」って命乞いさせるのもありだ

505臨海疾風:2015/10/28(水) 17:07:02 ID:f93KTSOg
>>499
えっと、それは誰か他の方と勘違いされておられるのでは無いでしょうか?
私自身、本格的なやられを書いたのはアームズvsイノセントガールズを書いたのが初めてでして、桔梗というのは全く知らないし書いた覚えもありませんよ。

506臨海疾風:2015/10/28(水) 17:14:10 ID:Mm4amxmg
>>499
確認しました。私が挿絵を依頼した絵師さんは確かにそれを書いていますね。
私が本文を渡して、絵師さんに投稿してもらうという形であったので間違えやすいかと思いますが、一応小説書いてるのは私なので・・・

507名無しさん:2015/10/28(水) 20:04:13 ID:Qg5khD5Q
もっとイノセントガールズやられ見たいお

508名無しさん:2015/10/29(木) 11:00:53 ID:Pu7noAUo
>>504

アイドルとかグラドルは良いな〜、芸能活動の裏で893な人の情婦をやっててヤクを仲間に勧めてシャブ漬けにしたり、他のアイドルに枕を強制してトップの座を守るとかして
だけど秘密がバレて口封じにカラダを使うが結局バレて社会的に死ぬか、893な人達に用済みだから始末されるとか。

509名無しさん:2015/11/01(日) 09:43:13 ID:pie7CtPQ
アイドルとかグラドルならコロコロするより快楽堕ちさせて欲しいかな。

キス一つでぱんつに浸み込みきれないほど体液漏らすくらいまで敏感にして…

510名無しさん:2015/11/03(火) 11:03:53 ID:Xv.etBnk
快楽堕ちで思ったんだが、正義のヒロイン(味方や一般人含めて)の悪堕ちもエロいし良いが、敵女・悪女が逆悪堕ちというか善堕ち?するのはどうかな
ヒーローや襲った一般人男に恋したり、カラダの相性抜群で善に目覚めないけど、組織や首領を裏切り男についてく的な。

511名無しさん:2015/11/03(火) 12:27:21 ID:p8wluI2g
男はターゲットを始末するべく豪邸の内部を探索する。
すると大きな扉を発見した。恐らくターゲットの部屋だろう。
しかし、部屋の前には一人の女が立っていた。
ターゲットが雇った護衛だろうと男は思ったが、女はとても奇抜な格好をしていた。
まず、その女の容姿だが茶色の長髪を腰まで伸ばし、肌の色は透き通る様に白く、切れ長の目が特徴の整った美しい顔立ちをしていた。
そして特筆すべきは、メロンの様に大きな爆乳とその爆乳を際立たせるようなビキニである。
男は扉の前の邪魔者を始末するべく歩を進める。
「あら、正面から堂々と入ってくるなんて…死にたいのかしら?」
女が男の存在に気付いた。
「貴様、そのふざけた格好は何だ?」
男は率直に疑問に思った事を述べる。
「決まってるじゃない、あんたのような侵入者を油断させるためよ」
「なるほど」
男は納得したようだ。
「さてと、悪いけどあんたにはここで死んでもらうわよっ!!」
女は脇に置いてあった日本刀を引き抜くと男に肉薄する。
が、男は同じ様に女に肉薄するととてつもない速さで女のたっぷりと脂肪の詰まった爆乳の谷間に掌底を叩き込んだ。
「ぐはぁっ!!」
掌底を受けた女のいやらしい身体はそのまま吹き飛んで行き、大きな扉に激突した。
しかし、大きな衝撃を受けたにも関わらず女の身体に外傷は皆無であった。

512名無しさん:2015/11/03(火) 12:28:03 ID:p8wluI2g
実はこの男は特殊な拳法の使い手であった。
その名も『堕地猥婦真拳』
この拳法は相手に外傷を一切与えずに内側のみを破壊する拳法である。
しかも、この拳法の技を受けて死んだ遺体は永久に腐ることが無くなるのだ。
元々は男の師匠が外道の女を殺すのはいいが、その艶かしい肉体まで殺して
しまうのは勿体ないと思い、編み出した拳法である。
「ごふっ…馬鹿な…この…私…が…」
外傷が無くとも女の身体の内部、特に心臓はズタボロに破壊されている。
女は小さく吐血すると事切れた。
がくっと項垂れた際にその巨大な乳房
がぷるぷると揺れる。
「さて、上物が手に入ったな」
男は女の肉体に興味が無いので、暗殺稼業の最中にこのような魅惑的な女を殺してはその亡骸をダッチワイフとして金持ちち売り付けるという副業もしている。
男は女の死体を抱き抱えるとターゲットを始末するため、扉の中に足を踏み入れた。

513名無しさん:2015/11/04(水) 19:10:34 ID:pA4K50tU
>>511
GJ

魅力的な肢体を持つ悪女を屠りながらも、その肉体に傷をつけない技…ナイス!

屠った直後の温かいカラダを蹂躙する背徳感まで、妄想が膨らみます。
きっと『堕地猥婦真拳』の師匠も屠った後はその場で頂いたり、持ち帰ってコレクションとしてたりしてるはず、いや自分なら絶対そうする!

514名無しさん:2015/11/06(金) 05:51:09 ID:ti.BWn0Q
乙です

515名無しさん:2015/11/07(土) 16:01:01 ID:wZTzKP.A
>>510
快楽墜ちでの花いちもんめですか…。
攫われて悪に染められ、救出されて正義に治療され、
悪に正義の繰り返し…

段々普通の性活じゃ済まなくなってイキそうですね。

516名無しさん:2015/11/16(月) 11:16:07 ID:HVPYhTKk
悪の魔法少女と少年ヒーロー

517名無しさん:2015/11/21(土) 10:59:15 ID:bSD.E58k
最近ヘルガールズの人小説かいてくれないな

518名無しさん:2015/11/21(土) 20:07:50 ID:PBKBxcw.
>>517
だったら自分で書けばいいじゃない!

519名無しさん:2015/11/22(日) 16:39:26 ID:3UKS6SkY
>>518
それなw

520名無しさん:2015/11/22(日) 22:28:53 ID:6D1nOB.k
>>519
わかるwww

521名無しさん:2015/11/23(月) 02:47:51 ID:0Dr2y5W.
>>517
リアルが忙しいとか色々あんだろ
独りよがりなこと言ってんなよ

522名無しさん:2015/12/24(木) 17:57:04 ID:Zzp15n.6
「サンタさん!? 本当にサンタさんなの!?」
僕はびっくりして、ベッドから転げ落ちてしまった。
真っ赤な服を着た、白い髭をたくわえたおじさんは、部屋の窓から床に降りてきて、困ったように笑う。
「おいおい坊や。ちゃんと寝ていなきゃ駄目じゃないか。プレゼントが欲しくないのかい?」
うわぁ、サンタさんって本当にいたんだ……僕は心の中で驚きながら、サンタさんに向かって靴下を差し出す。
「欲しいよ、僕。プレゼントが欲しいよ」
「ははっ、慌てなくてもプレゼントは逃げないよ……ええと、何なに? 君が欲しいのは、敵女でよかったかな?」
「うん! 僕、前髪ぱっつんロングでおっぱいの大きい、一見優しそうだけど弱者をいたぶるのが大好きな、西洋魔女風のですわ口調の敵女が欲しい!」
「ふふっ、そうかい。小学生らしい、いい趣味じゃないか……さて、今年は一年間よくいい子にしていたね。私からの、心ばかりのご褒美だよ」
「!? くれるの!? 敵女!?」
「ああ、あげるさ」
「ちゃんと屠れなきゃ嫌だよ!?」
「大丈夫、君のパンチ一発で死ぬようにしてある」
「と、年だって三十路ちょっと過ぎたくらいじゃないと……」
「それも大丈夫。32歳くらいの敵女だから」
「……わぁぁ」
僕は思わずため息をついてしまう。まさかこんな嬉しいことがあるだなんて。この一年間、いい子にしておいて本当によかった。
「じゃあ、私は他の子供にもプレゼントを配らなきゃいけないから。そろそろ行くね」
「他の子はどんなプレゼントなの?」
「他かい? ええと、次の子は……まな板ロリババアでプライドの高い褐色敵女だったかな?」
「へぇ!」
「プレゼントはここに置いていくからね……メリークリスマス!」
「うん! ありがとうサンタさん! メリークリスマス!」
サンタさんは窓から出て行った。
「おほほほほ! 弱者をいたぶりたいですわ! いたいけな子供とかをいたぶりたくてたまりませんわ!」
「わっ、敵女だ!」
それも僕の注文通りの敵女だ。
「あらっ、ちょうどいい所にショタがいますわ! これは凌辱! 凌辱ですわ!」
敵女は嬉しそうに言う。
「わ、悪い魔女め! 僕が成敗してやる!」
僕ははしゃいでパジャマを脱いだ。

おしまい

523名無しさん:2015/12/26(土) 08:34:53 ID:g/v7em1I
なんという扇情のクリスマス

524名無しさん:2015/12/26(土) 09:32:59 ID:McsPQS5A
>>522 >>523
高評価

525名無しさん:2015/12/31(木) 08:34:47 ID:BVGzfzNU
少年なんでパジャマを自分から脱ぐー…。
そこは脱がされそうになって、ピンチで突然力が発動するとかそういう展開だろう。

パンチ一発で死ぬけど…30分後には復活するんですかね?
一回こっきりとかもった無い過ぎる。

526名無しさん:2016/01/02(土) 00:55:23 ID:LL0diM9U
淫魔怪人がヒーローの倒され「おちんちーん」と叫びながら爆発

527名無しさん:2016/01/02(土) 01:13:44 ID:mnLB6jWw
大晦日になると煩悩を表した敵女を107回攻撃して弱らせ、正月を迎えたら最後の1回を必殺技として使って倒すところもあるらしい(ウソ)
やられっぷりの良さが新年の運が良くなることにもつながるので敵女も大変とかなんとか
>>525
多分良い子にしてたら再生怪人としてまた出てきてやられてくれそう

528名無しさん:2016/01/02(土) 15:31:17 ID:o8LQvb1Q
攻撃が107回とかダメージ調整難しそう…
格闘ゲームとかと違ってコンボ補正でダメージ減少とかないからねっ…って。

529:2016/01/20(水) 00:00:34 ID:vkGo5opI
 人影一つ無い、ゴーストタウンと化したビル街の道路(アスファルト)に、可憐な百合の花びらが散っ
ていた。その花びらに囲まれるように、清楚な白シャツと紺色のロングスカートをボロボロに切り裂かれ、
下着も露わになった少女が横たわっている。
ぴくりとも動かない少女を庇うように、緑の強化スーツを纏った戦士が怒りに燃えて仁王立ちしていた。
「お前だけは……お前だけは許さないぞ、イルフェラ!!」
生真面目で普段はもの静かなガイアグリーンが、震える腕で指差して絶叫する。
「うふふふ……」
 グリーンの指先、五メートルほどのところで、巨乳を見せつけるように両腕で大きく髪をかき上げ、豊
満な肉体で科(しな)を作ってみせながら妖しく笑っている美女は、侵略星団デスヴァイアの殺戮士(ジ
ェノサイダー)・銀河妖花イルフェラである。イルフェラは胸もお尻も大きいが、腰は極端に細い扇情的な
肢体に、ほとんどビキニのように胸元も背中も大きく露出し、臍の張り付いた引き締まったお腹もほとん
どが丸出しになっている真紅のレオタードを纏っている。濃い目の化粧を施した匂い立つような美貌で
艶然と微笑む様は、二ツ名の通りまさしく妖花であり、胸も尻も太腿も果汁が目いっぱい詰まっているか
のようにむっちりと張りつめた艶やかな女体(ボディ)を覆う白い肌に、真紅のレオタードが絡み付くよ
うに入り交じる肢体は、彼女自身をも死の静寂が支配する無人のビル街に咲き誇る大輪の食虫花のように
見せていた。半裸と言ってもいい姿だが、股間だけは、チャイナドレスのように長く伸びた前垂れに隠さ
れている。前垂れの左右では、結果的に腰骨までスリットが入った形になって、艶めかしい二本の白い足
がにょっきりと突き出している。どこか妖しい花の雌しべを思わせる前垂れは、密やかな部分をあく
まで隠しながらも、左右の剥き出しの生足との対比が異様にエロティックであった。
「どうして……どうしてユリさんを襲ったんだ! 街一つ全滅させただけでは満足できなかったとでも言
うのか!?」
 護星戦隊ガイアマンが駆けつけた時、イルフェラは、毒の花粉を上空から撒き散らす悪辣な作戦で既に
都市一つの住民全てを皆殺しにしていた。あまつさえ、都市壊滅を知らず、花を届けに来た花屋の娘――
少し前にガイアグリーンが偶然知り合い、好意を抱いていた優しい少女ユリをついでのように襲ったこと
で、彼の怒りは頂点に達していた。

530:2016/01/20(水) 00:01:27 ID:vkGo5opI
「あははっ、確かに、艶姫将アルネルラさまから下された指名は、この街の壊滅だけだった……。くく…
…けれど、その女がのこのこ持って来た、その花がいけなかったのさ!」
 イルフェラは嘲笑いながら横たわるユリの周りに散る白い花弁を指差した。
「は……花、だと……?」
「そうさ! 私より美しい女などこの宇宙に居るはずもないが、私より綺麗な花も存在してはならぬ。宇
宙に一輪だけの花は、私だけでいい……だから、この手で散らせてやったのよ!」
「お……お前……お前、それだけのために、ユリちゃんを……!」
 己の美しさを宇宙で最高にして唯一無二の存在と考えるナルシストであるイルフェラが当然のように告
げ、グリーンの怒りが爆発する。
「ははは、醜い地球人がいくら怒ったところで、この美しい私の花吹雪は破れまい! 斬り刻まれるがい
いわ、花刃嵐!!」
 愛剣ガイアブレードを引き抜くグリーンを嘲笑い、イルフェラが両手を振り上げる。
 ブワァッ! イルフェラの背から無数の花びらが渦を巻くように飛び出し、ユリをズタズタに引き裂い
た鋭い刃のごとき花の嵐がグリーンを襲った
「ほほほ、四方八方から襲いかかる私の花びらは、かわすことも逃げることも不可能よ!!」
 だが、自分を押し包むように迫り来る回避不能の恐るべき花嵐を前にして、グリーンは微動だにしない。
「かわすことも逃げることも必要……ない!!」
「な……ッ!?」
「来い、ジャイロガルーダ!!」
 ゴウ……ッ!! グリーンの叫びと共に、ステルスモードで密かに降下してきていたグリーンの愛機、
ジェットヘリのジャイロガルーダが彼の背後に巨大な姿を現した。地上スレスレにホバリングしたまま両
翼のジェットエンジンを反転させると、凄まじい風が吹き付けイルフェラの花びらの流れを逆転させる。
「きゃああああああああああああぁッ!?」
 両腕で美貌を庇い、肉厚の色っぽい唇から、それまでの妖艶な声を一転して可愛らしい悲鳴を漏らすイ
ルフェラを、逆流した大量の花びらが襲う。
 ザシュッ! ズシュッ! ザシュッ! ズシュッ! ザシュッ! 
「う……ッ? あ……ッ!? い……ッ! あぁ……ッ」
 怯えわななく白い肢体を、レオタードから零れそうな乳房を、無駄な肉の一片とて無い脇腹を、艶めか
しい太腿を、無数の鋭い花びらがかすめ、レオタードを破り取りながら紅い血の尾を引かせて斬り裂いて
いく。
「そんな……わ、私の花が私を……っ!? わ、私の……私の美しい身体が、私の花に…………っ」
 イルフェラのレオタードは引き裂かれ、片方の乳房は乳首まで剥き出しになり、股間を覆っていた雌し
べのような前垂れは半ば千切れてべろりと剥がれ、下着を着けていない彼女自身の濡れそぼつ花弁がキラ
キラ光る丁寧に切り揃えられたヘアもろとも露わになる。ただでさえ半裸のイルフェラであったが、
血塗れの豊満な肉体の白い肌の胸や腰だけに真紅のボロ布を纏わりつかせ悶え苦しむ様は凄まじく扇情的であった。

531:2016/01/20(水) 00:02:40 ID:vkGo5opI
「イルフェラぁあああああああああああぁ――――ッ!!」
「ひ……ッ」
 全身を斬り刻まれ息も絶え絶えのイルフェラに、烈風を背に受けたグリーンが、渦のように舞う花の中
を突っ切って猛然と駆けて来る。
「く……っ、くるなぁあああああああああああああああぁっ」
 ブワアアァッ! イルフェラの突き出した手のひらから鋭い花びらを勢いよく吹き出す。しかしそれ
らはジェット噴射に押し戻され、すぐさま儚くも虚しく宙にひらひらと舞い散るだけとなった。
「死ねぇーッ、エルフェラぁ――ッ!!」
 ざッ!! その可憐な花の壁を突き破り、花びらを纏わりつかせたガイアブレードの切っ先が、一直線
にイルフェラの胸元へと吸い込まれていった。
 どずうッ!!
「はう……ッ!?」
 片方だけ乳首をさらけ出した巨乳が、ぶるん、と揺れる。グリーンが突き込んだガイアブレードが、イ
ルフェラの豊満な胸の谷間に深々と突き刺さったのだ。
「き……っ、きゃあああああああああああああぁ…………っ」
ば……ッ! 
絹を裂くような悲痛な悲鳴と共に、どこかに隠し持っていたものか、串刺しにされたイルフェラの後ろ、
無数の花びらが大きく広がって散り、無惨に串刺しにされた女体を彩る。
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉッ!!」
 そのままグリーンは、ガイアブレードごとイルフェラの身体を後ろへと押し込んでいく。

532:2016/01/20(水) 00:03:17 ID:vkGo5opI
「あ……っ、はぁああぁぁっ、あはぁああぁぁぁ……っ」
ぽってりした唇から苦鳴が漏れる。乳房の狭間を無慈悲な刃に抉られながら、自らが散らした花に押し
包まれて後ろへと運ばれたイルフェラの背が、ビルの壁に思い切り叩きつけられた。
ドゴォッ!!
「あはぁあァン……ッ!」
「まだまだぁッ」
 グリーンはなおも止まらず、背中をビルに叩きつけられて悶えるイルフェラの汗ばんだ乳房の狭間へと、
なおも刃を押しこんでいく。
 ず、ぐ……ッ! ずぐッ! ずずずずずず……ッ!!
「ひぎ……ッ、ぁ……ッ!? あ、ぁぁぁぁあッ、ぁぅぁ、あ、ぁはぁあああああああァンッ!!」
 イルフェラが美貌を歪ませ、わななく両腕が押し付けられたビル壁に爪を立てた。
 ビキッ、ビキビキ……! グリーンが突き刺したガイアブレードごと顔を埋めるようにしているイルフ
ェラの胸の谷間、グリーンのマスクすぐ傍でイルフェラの乳首が痛みに真っ赤に勃起してく。
 どす……ッ!
「あぎゃぁッ!!」
 イルフェラの震える背中を突き破ったガイアブレードの切っ先がビル壁に刺ささると、グリーンはやっ
とガイアブレードの柄から手を離した。
「あ……うぁ……ば……ばかな……こ……この美しい私が……。宇宙で一番美しい私の身
体が…………」
 水平に突き出た釣鐘型の乳房の谷間から刃を生やしたイルフェラが涙を零し、苦しげな息を吐きながら、
信じられないという表情で天を仰ぐ。
「生きとし生けるもの、野に咲く花の美しさを否定する者に、美を語る資格はない!」
 グリーンはイルフェラを断罪しながら、横へと大きく飛び退いた。
「殺れ、ジャイロガルーダ! バニシングバスターだ!!」
「え……っ」
 呆けたように前を向いたイルフェラの顔を、眩い蒼の光が染め上げる。真正面で、ジャイロガルーダが、
機体下に展開した口径一メートルを超える大型レーザーキャノンをこちらに向けていた。
「い、いやぁあああああああああああああああああぁッ」
 イルフェラは逃れようと懸命にもがくが、ビル壁に深々と突き刺さったガイアブレードに縫い止められた肉体はビクともしない。
「だ、だめ、やめて、やめてぇぇぇっ、そ、そんな太いのもらったら、わ、私……私……っ、あッ!? ぁはぁああああああああああああああァンッ」
 ぷしゃあああああああああああああああああぁっ!! 恐怖のあまり、イルフェラの股間から、勢いよ
く小水が漏れ出した。片方だけ剥き出しになっている乳首が痛いほど勃起し、残る乳房もボロボロのレオ
タードの上に乳首の形をポッチリと浮き上がらせる。

533:2016/01/20(水) 00:03:58 ID:vkGo5opI
「この宇宙から跡形もなく消え去れ、イルフェラ! ファイヤァーッ!!」
「あ……っ、アルネルラさまああぁぁ――――――――――――ッ!!」
 凶悪に照りつける眩い光から懸命に顔を背け、乳首をビキビキに尖らせて上官である艶姫将アフレシア
の名を叫ぶイルフェラの全身に、極太のレーザーが叩きつけられる。
 ビシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァッ!!
「ああああぁぁぁぁぁっ、あッ、ぁ、はぁあぁぁっ、あああぁぁぁぁっあぁぁぁ――――っ、わ、私の…
…私の美しい身体がぁァ――――――ッ!?」
バニシングバスターの熱量の前に溶け落ちた化粧の下から現れたイルフェラの素顔は意外にも童顔で
あった。光の奔流の中で絶叫する彼女の身体から、わずかに残っていたレオタードの切れ端も一瞬で消
し飛ばされていく。遂に両乳首が露わになった、今にも母乳を吹き出しそうなほどパンパンに張り詰め
た二つの巨乳をデタラメにのたうち回る。股間ではヘアが燃え尽きてパイパンとなり、吹き出す小水が、
じゅうううううぅ……っと、一瞬で蒸発していく。
「あはぁンッ!?」
ばッ! イルフェラの両腕がレーザーの圧力に負けて左右に押し開かれた。まるで灼熱の狂光に自らを
生贄として差し出すかのように、恐怖で乳首がツンと尖た釣鐘型の乳房を斜め上に突き出した豊満な肢
体が反り返り、蒼いレーザー光の中、白く美しい裸身が大輪の花のように咲き開いた。
「わ……私の……私の……美しい……肉体………………っ、はぁン……っ」
光と熱の奔流の中、イルフェラは消えゆく我が身を惜しむナルシストの恐るべき精神力で両腕を動かし
た。片手で左の乳房を鷲掴みに、残る手を秘所へと下ろす。
「い……いやぁ……こ……この美しい肉体が消えるなんて、いやぁ……っ、んッ、あ、はぁン、あ、ん、
ぁあ……っ、わ、私の、んぅッ、綺麗なカラダ……んッんッ、宇宙で一番の……あン、ぁ、美しい花が
……ん、ぁッ……この肉体が消るなんてぇ……っ、あン、はぁン、あひゃああああン」
 谷間にガイアブレードが突き立つ巨乳をもにゅもにゅと揉みしだき、腰をくねらせながらくちゅくちゅ
と女陰を掻き回す。それは迫り来る死の恐怖と相まって異様な興奮を生み出し、あっという間にイルフェ
ラを絶頂へと導いていく。
 もにゅもみゅもにゅもみゅもにゅもみゅもにゅもみゅもにゅもみゅもにゅもみゅ!
 くちょくちゅくちょくちゅくちょくちゅくちょくちゅくちょくちゅくちょくちゅ!
「ん、ぁ、いや、消えるのいや、はぁ、ん、あン、いや、いや、あァン、わ、私は永遠に生きるの、んは、
わ、私の美しさは、あ、ん、え、永遠、にぃッ、はぁ、ぁ、あッ!? あッあッあッあッあッあッあッあ
ッあッあぁ――――――――――――――――――――――――ッ!!」
メリハリの効いた豊満な裸身を折れるほど反らせ、絶頂に達した刹那、
 ボゴォンッ!!
「ぁぐぁびゃァッ!?」
 ブシュァアアアアァッ!!
 蒼いレーザー光の中に、美しい真っ赤な大輪の花が咲いた。押し寄せる絶頂に耐えられなくなったかの
ように、イルフェラの扇情的な肉体が内部から爆ぜ、血と肉が大きく広がって散ったのだ。
 ビシャァァッ!! イルフェラを縫い止めていたガイアブレードの周り、ビル壁に彼女の形のままに血
と肉片が叩きつけられ、じゅうううう……とレーザーに焼かれて炭と化していく。
かくて、宇宙でも一二を争うと謳われたイルフェラの美貌と極上の肢体はこの世から肉片一つ残さず消
滅した。

534:2016/01/20(水) 00:06:04 ID:vkGo5opI
「ユリちゃん……仇は討ったよ…………」
 さりとて、ユリが生き返るわけでもない。元来、思慮深いガイアグリーンは、イルフェラが消えたビル
壁の傍らで、復讐の虚しさに立ち尽くす。
「……勝手に殺さないで下さい、グリーン。この娘(こ)、息はありますよ」
「え……っ!?」
突然の声に慌てて振り向いたグリーンの視線の先、戦隊メンバーのガイアブルーがユリを介抱していた。
瞼を降ろしている彼女の胸は、かすかに上下している。
「怪我はしていますが、かすり傷ですよ。あの女……本当に、この娘が持っていた花だけを狙ったようで
す。街一つを壊滅させたどうしようもない外道でしたが、己の美学には忠実だったようですね……」
 ブルーは、グリーンの傍らのビル壁に憐れみの視線を送った。ビル壁には、胸に突き刺さっていたガイ
アブレードを中心として、イルフェラの女神のごとき極上のスタイルが、黒い消し炭となってクッキリと
焼き付いている。それは、イルフェラが己の血肉を使ってこの世に遺した最期の美であったのかもしれな
い。まだ少年と呼べる年齢で、繊細な感性の持ち主であるブルーは、女性らしく最後まで美しさに拘った
イルフェラに感傷を抱いたが、ユリのことしか目に入っていないグリーンは気にも留めない。
「良かった……良かったよ、ユリさん……!」
「う……? こ……コーヘイ……さん……?」
 駆け寄ったグリーンに、ユリが薄く瞳を開け、彼の本名を呼んだ。
「え……っ!? ど、どうして僕のことが……?」
 グリーンは慌てた。顔は強化スーツのマスクに隠されているし、マスク越しの声はくぐもって元の声と
は似ても似つかない。もちろん、ユリには自分が護星戦隊ガイアマンのガイアグリーンだなどとは告げて
もいなかった。
「だって……私が差し上げた花の香りがしているもの……間違うはず、ありません……」
「あ……っ」
 グリーンは強化スーツの胸に手を当てる。その下のジャケットの胸ポケットには、ユリが渡してくれた
一輪の花が挿してあった。
「あり……がとう……私の……花の……騎士…………」
 力無く微笑むと、再びユリは意識を失った。
「……ユリさん……」
 グリーンはブルーからユリの身体を受け取り、彼女の寝顔を見詰めながら大切そうに抱き上げる。
「……おいおい聞いたか? 花の騎士だってよ!」
「れ、レッド!?」
「へぇ〜、あのカタブツのコーヘイが隅に置けないねぇ……」
「ぴ、ピンク!」
「コーヘイ……女の子泣かせたら、ダメ、絶対」
「イエローまで……!」
 毒の花粉の除染作業を終えて駆けつけた戦隊メンバーの声が、グリーンに次々と浴びせかけられた。
「お、お前ら……っ、お、俺とユリさんは、そ、そんなんじゃ……」
「あはは、赤くなってる〜! マスクの上からでもわかるわよ!」
「ち、ちが……っ」
「違うのかよ? だったら俺、ユリさんに目覚めのキスしちゃおうかな〜」
「それは絶対ダメだ!」
「冗談、冗談だって、お〜こわ、こんなコーヘイ、初めて見たぜ!」
「「「あはははははは」」」
 戦い終わった無人の街に、若い戦士たちの明るい笑顔の花が咲く。
「ちょっと……僕も入れて下さいよ……っ!」
 ガイアブルーもまた、気を取り直したように彼らの輪に加わると、イルフェラが己の命と肉体を
燃やしてビル壁に咲かせた最期の花を振り返る者は、もう誰も居なかった。

                               (了)

535名無しさん:2016/01/20(水) 00:07:39 ID:vkGo5opI
 某画像掲示板で話題になったダグオンのパイダ星人のヤラレフラグの立て方が芸術的なまでに素晴ら
しかったので、それをオマージュしてみました。

 1 一般市民を無差別に虐殺
 2 ヒーローが親しくなったゲストヒロインに手を出し怒りを買う
 3 ダメ押しにまるで反省せずにひたすら高笑い

 もう一ミリも助かる要素がありません。
 「悪の異星人とはいえ女性を殺す」ことの言い訳のために、これでもかと用意したようなこれらの要素。
特にゲストヒロインは、ある意味で彼女を殺すヒーローの正当化のために出されたようなものでパイダ星
人の哀れさが引き立ちます。
 しかも、パイダ星人が殺された後、ご都合主義的に実はヒロインは生きていたという展開がもう、作劇上
の偽善が大爆発していて股ぐらがいきり立ちます。
 こういう身も蓋も無い悪女ヤラレがまた見たいものです。

536名無しさん:2016/01/22(金) 06:33:52 ID:62AzZ2vQ
力作おつです。
イルフェラさんも可哀想にねえ、Hスレのほうだったらガイアブルーとロマンチックな逢瀬を楽しめたかもしれないのにw
でもブルーが情け心を見せてくれるあたりがまだ男子向け作品の良心というか、これセー○ー○ーンとかだと一切のフォローないよね、などと思ったり。

537名無しさん:2016/01/22(金) 12:44:39 ID:wax55O/E
ご感想ありがとうございます!
ですね、散った敵女へのある種の憐憫をわずかに遺すのが、ちょっと前までの
アニメ等の美学でしたが・・・最近はそうでもなくなってきてる気もします。

●ーラームー●は、原作はそうですが、アニメはメインどころのスタッフの
大半が男性なので、ちょっとそういう憐れみの描写があったりしますね。
エスメロードの死に際に醜いドラゴンから美しい人間の姿に一瞬だけ戻ったり、
テルルの死後に無邪気な生徒の頃の写真が貼ってある生徒手帳を拾ったり。

あと、真逆になりますが、ビリュイの敗北確定後、死ぬ前に亜美ちゃんが
説教するのは死体に鞭打つ感があって興奮しますねw
でも更にその後に、ビリュイの忘れ形見のブレスレットを拾い、それが
儚く砂になって崩れていく描写を入れるなどは中々のものだと思います。
デスバスターズ篇もリメイクのようですが、どうなることやら・・・

538名無しさん:2016/02/03(水) 21:39:27 ID:WMJcecbE
節分だしセクシーなわるーい鬼女をお仕置きするストーリーでも読みたいのお

539名無しさん:2016/02/04(木) 07:49:03 ID:wxxAS0nI
鬼女達の豆三点をチュクチュクしてもいいんじゃよ…

540名無しさん:2016/02/06(土) 12:27:27 ID:RF4lb3q6
>>538
書いてもいいのよ?

541名無しさん:2016/02/14(日) 08:54:16 ID:4u95PRFE
催眠術とかで操られてる子ってのはダメなんだっけ?
(バトスキの女子高生みたいな)

542バトルマニアレイ:2016/02/15(月) 11:45:19 ID:RotIXnuw

ボクは、レイ。
1人称はボクだが、れっきとした女だ。
バトルが大好きで悪い奴が大嫌いだ

今日は、この砂漠で強盗をしている女盗賊を退治しに来た。
名前はレオナ、部下を率いてたくさんの人を殺し、お金になりそうなものを奪って居る。



崖の上で女たちがレイを見下ろしている

「…あれは女の子だな。
 弱そうだし、私が出る必要はなさそうだ」

先頭の金髪ロングヘアーの女が言う
腰には剣をかけている、こいつがレオナだろう。
整った顔立ちでなかなかの巨乳だ

「…ならこのボク、リオンとアキナで盗みましょう。
  レイさんが出るまでもない」

自分をリオンと言う彼女は、水色髪ロングヘアーだ。
整った胸をしておりスタイルがいい。
何も装備しておらず素手で戦うようだ

「…おう、やれ。」

「行くよ、アキナ。」

「分かったわ、リオン」

アキナと呼ばれた女は、茶髪に眼鏡をかけている。
胸は貧乳で、貧相な体格だが顔は整っている。
腰には銃を掛けている

543名無しさん:2016/02/15(月) 11:45:51 ID:RotIXnuw

崖を滑り落ちるように、リオンとアキナが下りてきた

「…アンタらは」

「ボク達は盗賊だよ、お前の命と金目のものをいただきに来た」.

「…お前らが噂の盗賊か。」

なら遠慮する必要はないな。
ボクは拳を構えた



「オラオラオラオラ!!」

水色髪の女が物凄い速度で突きを突き出して来る。

「つっ!!」

ボクはなんとかそれを腕でガードする、こいつ強い!!



「ガードするとは、君素人じゃないね?」

「あぁ。
 こう見えても殺人拳を習って居る、1撃でも相手に入れれば相手を殺せるんだ。」

ボクの使う拳法は、殺人に特化した殺人拳。
一撃で相手の内臓に深刻なダメージを与える

544バトルマニアレイ:2016/02/15(月) 11:46:33 ID:RotIXnuw

「殺人拳だって!!
  なら接近戦は危ないか、アキナ。」

「…分かったわ、リオン。」

アキナと呼ばれた茶髪の女が銃を構える、なるほど遠距離戦に変える気か。
リオンと呼ばれた女はボクから離れて後ろに下がって行った。



…ボクはそこら辺の石を拾った。

「…殺人拳では、当然遠距離戦も想定される。
 殺人拳は近距離だけではない。」

「つっ!!」

アキナは引き金を引いた。

545バトルマニアレイ:2016/02/15(月) 11:47:13 ID:RotIXnuw

「アキナ!!」

ただし、銃は上を向いていた。
アキナは倒れていて、空を見ている

「え?」

胸の下、心臓の辺りには大きな穴が居ていた
ボクが投げた石が心臓を貫いたのだ



「嫌だ!!これじゃ死んじゃうわ!!」

「…お前は多くの人を殺したんだ、報いを受けろ。」

「…そんな!!そんなのいや…いや…ぃゃ…」

いやと言われても、心臓を貫かれては持たない。
アキナは力尽きた

546バトルマニア:2016/02/15(月) 11:47:43 ID:RotIXnuw

「お前よくもアキナを!!」

リオンが走ってボクに殴りかかって来る。
リオンの整った胸が揺れている。

「…すぐに君も、同じところに送ってやるよ」

ボクはリオンの腹に向けて拳を叩きこもうとした。
しかしリオンは跳んだ

「!!!!」

「当たってたまるか!!」

リオンは跳んで降りてくる勢いのままボクの頭にかかと落としを決める

「がっ!!」

「どうだ!!」

リオンはにやりと笑う

547バトルマニアレイ:2016/02/15(月) 11:48:27 ID:RotIXnuw

ボクはリオンの股間に手を、思いっきり突き刺した
子宮、胃まで衝撃が届く殺人拳の奥義
股間刺しだ

「つぅうううううううううううう!!」

「ボクは一撃食らわせれば殺せるんだ。
  君の方がケンカは強そうだけど、ボクは一撃食らっても大丈夫、君は一撃で終わり
   君はボクには勝てない」

ボクは股間から手を抜いた

「…はぁ…はぁ…」

リオンはよろよろと後ろに下がっていく

「アキナ…アキ…ナ」

リオンはアキナに乗りかかってうつ伏せに倒れた。
アキナとリオンの唇がくっついている

548バトルマニアレイ:2016/02/15(月) 11:48:57 ID:RotIXnuw

金髪巨乳の美女がやって来た

「…使えない部下だ、少女に負けるとは。」

「…お前がレオナだな。
 こいつらは強かった、悪ではあったが立派な戦士だった。」

…ボクはキスしながら倒れている2人を見た。
銃の腕に喧嘩の腕いずれも一流だった、1歩間違えば死んでいたのはこちらだったかもしれない
2人とも本気で友情を抱いていた、いや、この姿を見れば愛情すら抱いていたのではと疑う



「…戦いが終わって死んだ相手はもう敵じゃない、強敵(とも)だ。
  それを使えないと言う事は、ボクが許さないぞ!!」

「…使えないものは使えないんだから、仕方ないだろう?
 敗者は、無能だ、生きる価値もない無能だ。」

549バトルマニアレイ:2016/02/15(月) 11:49:33 ID:RotIXnuw

「お前、うぉおおおおおおおおお!!」

ボクはレオナに殴りかかる
レオナはあっさりかわした



「そんな単純な動き、すぐに見切れる」

レオナは剣を抜いた
そして斬りかかって来る

ボクは跳んでかわした

「なっ、跳んだ!!」

「はぁ!!」

そして、レオナの頭にかかと落としをお見舞いした。

「がっ!!」

550バトルマニアレイ:2016/02/15(月) 11:50:38 ID:RotIXnuw

「…ボクの拳法は、内臓は想定しても脳は想定して居ないけど。
  今の技は、リオンからパクらせてもらった。
   臨機応変ってね。」

「貴様ぁ!!
  よくもこの私の頭にかかと落としを、許さん!!」




レオナはひざをついた

「え?」

「そう言えば今の技はリオンの技だから、殺人拳ではないんだった。」

「…殺人拳?なんだそれは?」

「一撃当てるだけで、殺せる拳さ。
  ボクはそれを使って戦う。」




「一撃当てるだけで殺せるなら、剣と同じではないか。
  つまり武器は五分だな、リーチが長い分こっちが有利かもしれない。」

「…かもね、とりあえず殺人拳じゃないから君はまだ生きている。
 そう言う事だ、さぁ立って。ケリをつけよう」

551バトルマニアレイ:2016/02/15(月) 11:51:13 ID:RotIXnuw

レオナは立った、そしてこう考えた

(殺人拳なんて、まともにやりあったら命懸けではないか。
 そんなのは嫌だ、だから砂をかけてやる。
  目をくらませて殺す)

「行くぞ、そりゃ!!」

レオナはボクの目に砂をかけた
ボクは、レオナのたわわに実った巨乳に向けて拳を叩きつけた



「つっ!!」

「…君がまともに戦わないのは分かって居た。
  だからこうする事も予想済みだったよ、君の位置を完全に暗記して目をつぶらせてもらった」

ボクは目をつぶって居た

「助けて、嫌だ!!死にたくない!!」

「…君は死にたくないと言った人を助けた事があるのかい?
 おしかったね、普通に剣で戦えば勝てたかもしれないのに、こんな手に頼ったばっかりに。」

552バトルマニアレイ:2016/02/15(月) 11:53:21 ID:RotIXnuw

ボクは目を開けた。

「…はぁはぁ。」

「お前はもう、死んでいる。
 肺まで打撃を与えたから助からない、ろくに息が出来ず苦しみながら死ね。」

ボクは去って行った



「くそ…くそぉ!!この私がぁ!!この私がぁ!!
 うわぁあああああ!!」

レオナはわめき散らしていた。
だが10分後。

「…おぇ…がっ…ぐっ」

力尽きてろくに言葉も発せなくなり

「はっ…」

中途半端に息を吐こうとしたように言葉にならない言葉を発し、死んだ。

553名無しさん:2016/02/15(月) 12:00:02 ID:RotIXnuw
以上です。
自分は何と言うか、五分五分の熱い戦いをして死ぬ敵女が好きなんです。
実力では相手が上な事すらあるけど、ギリギリ勝てるというか。

今回の場合正々堂々剣で戦えば勝てるのに、砂をかけたばっかりに…と。
実力では上ですらあったかもしれない相手になんとか勝利です

554名無しさん:2016/02/23(火) 22:08:16 ID:b9hwchV6
>>553
乙です!

555名無しさん:2016/02/26(金) 18:31:16 ID:FbGkcGfE
負けた部下を無能と罵った幹部が、自らが敗れたときには無様に命乞いするのは、何度見ても良いものですのう

556モンスター娘好きの人:2016/03/02(水) 22:16:08 ID:C5vO4EcE
お久しぶりです。例のごとくふたなり注意です。ご了承ください

557〜セブン・レディ〜山奥の決闘:2016/03/02(水) 22:17:23 ID:C5vO4EcE
 ―――人気のない山奥。木々がなく、落盤の跡などが見受けられる開けた場所に、二人の女が対峙していた。

 一人は黒髪をたなびかせた女で、引き締まった身体は健康そのものである。
 彼女の名前は諸星レイ。ウルトラ警備隊の一員である彼女はもう一人の女を睨みつけていた。女はレイにも負けぬ美女で、何より特徴的なのはその銀色の長髪と豊かな胸であろう。
 女はレイに追われ、ここまで逃げてきたが行き止まりであった。逃げ道がないにもかかわらず、その顔は余裕そのものであった。

「追い詰めたわよ、ボーグ星人!また性懲りもなく地球に現れるなんてね!」
 レイがそう言うと、ボーグ星人の女はクスクスと笑いながら答える。
「ふふふ、つくづく能天気だこと。ここは私達ボーグ星人の同胞が一人、無残にもお前によって首を斬り落とされた場所……。追い詰められたわけではなく、ここがお前の墓場という事よレディ!」

 そう言うと、ボーグ星人は本来の姿へと戻る。甲冑のようなものを見に纏うその姿はまさしく以前にレイが見たものであったが、様々な変化があった。
 まず兜は口元が解放されており、彼女の唇がより妖艶に強調されている。そして甲冑は以前よりも体の線に沿われているようである。
「あれから私達は更に技術を進化させ、依然と同性能……いや、それ以上の防御力と機動力を得ることに成功したわ! フフフ……巨大化なんて品の無い事は私の趣味ではないの。この姿でお前を血祭りにしてやるわ」

 レイもそれに呼応するように胸のペンダントを握りしめると、光が彼女を包み込んだ。そして次の瞬間には、彼女の身体は赤いスーツに身に着け、額にはペンダントにはめ込まれていた宝石が輝いていた。頭には特徴的な形をした髪留めが銀色に光っている。
 これこそが彼女のもう一つの姿―――通称セブン・レディである。何を隠そう、諸星レイこそがセブン・レディであり、日夜地球を脅かす怪獣や宇宙人と戦う正義の味方だったのだ。

「良いわ、ここではっきりと決着をつけてやりましょう!ボーグ星人、行くわよ」
 そう言うと同時に、レイは駆け出した。しかしボーグ星人は口元を僅かに釣り上げるだけだ。レイの拳がボーグ星人を捉えようとしたその瞬間。

558〜セブン・レディ〜山奥の決闘:2016/03/02(水) 22:18:38 ID:C5vO4EcE
「遅いわね」
 レイの拳をかいくぐり、彼女の身体にボーグ星人の膝蹴りが突き刺さる。
「かはっ……!?」
 あまりの衝撃にレイの口から空気が吐き出される。ボーグ星人はそのまま両の拳を合わせ、ハンマーのように振りかざした。しかし、レイはとっさに後退し、この追撃を躱す。
「ふふっ、とっさに身を反らして私の蹴りの衝撃を和らげるだなんて。中々やるじゃない」
 口元に手を当て妖艶に微笑む彼女からは、未だに全力を出し切っていない、ということが容易に受け取れた。

「さあ、休憩してる暇はないわよ? 今度はこちらから行かせてもらうわ!」
ボーグ星人はビュォッ!と空を切り裂くほどの速さでレイの頭めがけてハイキックを放つ。
「はぁぁっ!」
 セブンは素早く左腕でガードすると、掛け声と共に無防備なボーグ星人の脇腹めがけて右フックでカウンターをする。
 しかし、ガギィン!という鈍い音がするだけでボーグ星人は顔色一つ変えていない。それどころか、レイの右拳がじんじんと痺れ、攻撃をしたレイの方がダメージは大きいようである。

「そ、そんなっ……私のパンチが通用しない……!?」
 驚きを隠せないレイを前に、ボーグ星人はクスリと笑う。
「―――私の蹴りにカウンターを入れられるなんて、本当に驚くことばかりだわ。でも、言ったでしょう? この鎧は以前の物とは比べものにならないと!」
 ボーグ星人は素早く足払いをかけ、レイを転ばせた。なんとか受け身をとったレイが次に目にしたのは迫りくるボーグ星人の踵だ。

「くぅっ!?」
 とっさに身体を転がし、踵落としを避けるとレイの頭があった場所に精確にボーグ星人の踵が落とされていた。直撃すれば彼女の命は容赦なく奪われていたであろう一撃に、レイは冷や汗をかきながらもその目の闘志は揺らぐことがない。

「いくら素早くたって動けなくなれば意味はない……。それに、あの鎧にだってどこか弱点がある筈―――だったら!」
 レイは改めて相手を見据えると、ファイティングポーズをとる。ボクシングのような構えのままレイはボーグ星人との距離を駆け足で詰めていく。
「馬鹿ね、その構えじゃ足元ががら空きよ!」
 ボーグ星人は素早く膝を捉えた蹴りを放つ。しかし、その蹴りはレイに届くことはなかった。

「馬鹿ね、誰も殴りに行くだなって言ってないわよ!」
 意趣返しのようにそう叫びながら、レイは文字通りボーグ星人の懐へと飛び込む。そのままレイはレスリングのタックルの要領でボーグ星人を地面に引き倒した。
「あぐぅっ!」
 甲冑では守り切れぬ衝撃がボーグ星人を襲い、口からうめき声が漏れ出る。レイはそのまま馬乗りになると、ボーグ星人のありとあらゆる場所を打ち付ける。

559〜セブン・レディ〜山奥の決闘:2016/03/02(水) 22:22:53 ID:C5vO4EcE
「随分硬い鎧ね、このっ……!」
 どこか装甲が薄い場所はないかと探すレイには、確実な焦りが見えた。ここでこの鎧の弱点を見抜けなければ、一方的に体力を削られて死を待つのみだ。
「くっ、いつまで私の上に乗るつもりなのっ!」
 ボーグ星人はレイの胸元を掴むと、巴投げのようにレイを投げ飛ばした。
「きゃあああっ!」
 悲鳴を上げながらレイは吹き飛ばされ、なだらかな坂に叩きつけられる。ボーグ星人も多少のダメージを受けていたのか、ところどころをかばうようにして立ち上がった。

「なかなかやるじゃない……でも、ここまでよ!」
 ボーグ星人は兜の額に指を添えると、兜からビーム光線が放たれる。しかし、狙いはレイではなかった。彼女の放ったビームは落盤直後のむき出しになった山肌に直撃すると、爆発の衝撃で発生した土砂崩れがレイを襲う。
「さあ、生き埋めになりなさい!」
 ボーグ星人は勝ち誇った表情でレイの最期を見届けていた。レイは成すすべもなく土砂崩れに巻き込まれると、辺り一帯で濃厚な土煙が巻き起こされる。

「フフフ……いくらセブン・レディといえども、ボーグ星人一の戦闘力を持つ私とこの鎧の前では相手にもならなかったようね」
 レイの死を確信したボーグ星人がその場を立ち去ろうとしたその瞬間。銀色に光る何かが空を切り土煙を裂くほどの素早さでボーグ星人めがけて飛んできたのだ。

「ハッ!?」
 彼女はとっさに両腕でガードする。しかし、その飛翔物体は不自然な動きでガードをかいくぐると、ボーグ星人の胸元めがけて突き刺さった。
「ば……馬鹿なっ!?」
 驚き戸惑うボーグ星人の胸元で、今にも甲冑を食い破らんとしていたのはレイの髪留めであった。とっさに彼女は身を反らすと、目標を見失った髪飾りは地面へと突き刺さった。

 まもなくして土煙が消え、視界がはっきりと広がると、そこに立っていたのはレイであった。息も絶え絶えで、立っているのが精一杯の状態。まさしく虫の息であった。
「そ、んな……私のアイスラッガーさえ弾くだなんて……」
 最後の隠し玉すらも通用しなかったという事実に、レイは崩れ落ちる。気力だけで立っていたものの、もう既に身体は限界を迎えていたのだ。

「土砂崩れすら生き延びるしぶとさ、そしてその心の強さ……でも、私の身体には―――」
 そう言った瞬間、ボーグ星人の胸で甲冑が異音が響き渡る。はじめは小さな音であったものの、軋むような音が大きくなった次の瞬間、大きな音を立て甲冑が割れた。
 そしてそれと同時にボーグ星人のたわわに実った胸がさらけ出される。
「信じられない……私の鎧が破壊されるなんて……。フフ、フフフッ……」

 始めこそは驚いていたボーグ星人であったが、次第にそれは笑い声へと変わっていった。そしてボーグ星人はレイの元へと近づいていくと、その身体を引き寄せる。
「認めてあげるわ、貴女は強者だと……。フフフッ……気に入ったわよ、レイ」
 ボーグ星人は破損した鎧をパージさせると、その引き締まった腰や綺麗に整えられた陰毛に、なだらかな恥丘や薄桃色の秘所を何の惜しげもなく露わにさせた。

 そしてボーグ星人はレイに見せつけるように自分の胸を慰め始める。
「ンッ……ああっ、ハァンッ……」
 くぐもった艶やかな声がボーグ星人から漏れ出る。意識をもうろうとさせていたレイは、目の前の唐突な行為が理解できずにいた。濡れそぼった秘所を弄り始めると、ボーグ星人は一瞬身を固める。すると、ちょうど陰核に近い部分からズルリ、と男性器が現れたのだ。
「あっ……え……?」
「フフフ、私達ボーグ星人にはこういう個体も居るのよ。もちろん交わる相手は女……ボーグ星人のテクを味わわせてあげる」

 そういいながら彼女はレイの首筋にキスをしながら動けぬ彼女の胸を愛撫し始める。絶妙な指捌きによる快感がレイの胸から襲い掛かった。
「あんっ! い、や……っ」
 ロクな抵抗もできないレイは首を横にイヤイヤと振ることしかできない。しかし、その反応とは別に快感によって彼女の身体は徐々に女の”それ”へと変わっていった。
 吐息は熱くなり、乳房の先端は堅くしこる。彼女の陰部では既にボーグ星人のペニスを受け入れるために愛液が蓄えられていた。

560〜セブン・レディ〜山奥の決闘:2016/03/02(水) 22:24:06 ID:C5vO4EcE
「身体は正直ね、レイ? どうかしら、コレが欲しい?」
 見せびらかせるように男根を手で扱きながら、ボーグ星人はレイに自身のモノを突きつける。
「私達同胞を殺した罪を悔い、ココに私への忠誠のキスをすれば……命だけは助けてあげるわ」
 そう言ってボーグ星人は男根の頂―――鈴口の辺りを指で撫でると、先走り液が飛び出した。
「さあ、キスなさい。可愛がってあげるわよ」
 妖艶に微笑むボーグ星人は、レイの顔をペニスに近づけさせる。

 彼女に残された選択肢は二つ。この目の前のボーグ星人に屈服し、ペットあるいは愛人に成り下がるか。それとも、それを拒み命を失うか。

「…………い」
 ボソボソと何かを呟くレイ。
「ふふふ、聞こえないわよ? もう一度、きちんと”はい”って言ってごらんなさい?」
 意地わるげな、しかし猫なで声でそう言うボーグ星人に、レイは深呼吸すると彼女を見据えて言葉を放った。
「嫌に決まってるじゃない、誰がアンタみたいな変態女に忠誠なんて! 願い下げよ」
 そう言うと、目の前の彼女のペニスにめがけて唾を吐いた。その瞬間、兜で表情が見えぬもののボーグ星人の唇が怒りに歪んだのをレイは見た。

「……そう、ならいいわ」
 底冷えのするような声でボーグ星人は呟いた。彼女は片手でレイの首を掴むと、もう片方の手でスーツを乱暴に切り裂く。
 ボクササイズで鍛えられた身体と共に、スーツのように鮮やかな赤い秘所がさらけ出される。先ほどの愛撫で十分に濡れている秘所にボーグ星人は荒々しく挿入した。

「ぐっ!?」
 首を絞められる苦しみと荒い挿入の苦しみにレイの喉から悲鳴が上がる。
「アハッ! 凄い締まりね、レイ。殺すのがもったいないくらいだわ! 私がイくまで逝ってしまわないよう頑張るのよ! 最後は私がイくのと同時に絞め殺してあげる!」
 容赦のない腰のストロークでボーグ星人はレイを犯していく。ジュプッ、ジュプッ!と卑猥な水音を立てながら腰を振る。
「アンッ、ハアッ、ハァンッ! 凄いわ、レイ! 首を締めあげるたびに貴女のアソコもきつく締まってッ……すぐにイっちゃいそうよぉっ! 」
 快感に身をくねらせながら、ボーグ星人はレイの秘所を楽しむ。知らず知らずのうちに快感に体が負け、レイの首を絞める力が弱まり、それよりもむしろ腰を振る力の方が強くなっていく。

「かはっ! くぅっ……はぁっ……はぁっ……」
 その隙を逃さずレイは新鮮な空気を吸い、なんとかボーグ星人の手を引きはがそうとするもののビクともしない。
「ね、ねぇっ……あぐっ!」
 レイが話しかけようとすると、途端に首を絞める力が元に戻り彼女は悲鳴を上げる。
「フフフッ……今更命乞いなんて遅いわよ。もうすぐイくから、その時が……アンッ! その時が貴女の最期よ、レイ」
 嗜虐的な笑みを浮かべ、ボーグ星人は更に首を絞めあげる。
 レイの意識はより一層と朦朧としていく。彼女のぼやけた視界の中で、ボーグ星人の豊かな胸が揺れているのが見えた。

561〜セブン・レディ〜山奥の決闘:2016/03/02(水) 22:25:07 ID:C5vO4EcE
 思わず、レイはボーグ星人の胸を掴んだ。といっても、意識の朦朧としていく中で特に理由もなしに掴む力は弱弱しく、苦痛を与えるには及ばなかった。
 しかしながら快感を与えるには十分な強さだ。
「ハァンッ!?」
 驚き交じりの喘ぎ声がボーグ星人から上がる。腕の力も弱まり、一瞬だが腰の動きも止まった。
(しめた!ここが弱いのね!)
 レイはそのままもう片方の手も使い両胸を揉みしだく。フニュフニュと形を歪ませる胸は震え、ボーグ星人に更に快感を与える。

「や、やめなさいっ……アウウッ! ハヒッ、ヒィンッ!」
 ボーグ星人は首を更に締め上げて抵抗するものの、今まで貪り続けてきた快感と性的弱点である胸を責められ、力が入らずにいた。力などまともに出ず、出るのは喘ぎ声ばかりだ。
「これでとどめよっ……んんんっ!」
 レイは手で胸を揉みながら、同時に秘所に力を込めてより一層強くボーグ星人のペニスを締めあげた。
「ハァァァンッ!!」
 ついに、ボーグ星人はレイの首から手を放してしまった。

「隙ありィッ!」
 その掛け声と同時にレイは力を振り絞り、ボーグ星人の胸を蹴り飛ばす。蹴りの痛みと衝撃と快感がまぜこぜになり、ボーグ星人の胸を襲う。
 ボーグ星人の身体が地面に叩きつけられる。そして、衝撃で今まで射精を堪えていたペニスが限界を突破し、絶頂を迎えた。
「ヒギッ……アンッ! あ、そんなっ! この私がこんなッ……アヒィッ! 屈辱ッ……空撃ちなんてッ」
 行き場を失った精液がボーグ星人自身へと降り注ぐ。腰を浮かせ、射精の快感に喘ぎながら狼狽する彼女めがけ、レイは走り出した。

「はぁぁぁぁぁっ!」
 絶頂で身動きの取れぬボーグ星人の無防備な腹部に、レイの全身全霊の一撃が叩きこまれる。
「ハァンッ、アンッ―――ガハァッ!?」
 ボーグ星人の口から鮮血が溢れ出る。あまりの激痛に気絶すらままならぬまま、ボーグ星人は体を震えさせる。その一撃に呼応するようにペニスは震え、更に精液を吐き出した。

「そ、んなっ……こ、の……私が……負け……」
 ボーグ星人の言葉はそこで途絶えた。レイは拳を握りしめてしばらく彼女の身体を眺めていたが、力を緩めた。
「ボーグ星人……恐ろしい相手だったわ。私も認めてあげる、強敵だったと。……もう聞こえていないでしょうけどね」
 そう言い捨てると、彼女は変身を解いた。先ほどのボーグ星人に破かれてしまったスーツではなく、きちんとした身なりの服に戻ると、彼女はその場を後にする。


 こうして、誰も知らぬうちにまた地球がすくわれたのである。
 ―――これからも彼女、諸星レイは戦い続けるだろう。真の平和が取り戻されるその日まで。
                                          完

562モンスター娘好きの人:2016/03/02(水) 22:27:46 ID:C5vO4EcE
以上です。なんとなくボーグ星人にしてみましたが、たまにはこういうのもいいかなと思い書きました。
腹部へのパンチで倒されるとかで倒される敵女っていいですよね。

563名無しさん:2016/03/04(金) 01:33:12 ID:8XxTT/0E
ありがとー!!
圧倒的に勝ってるのに一瞬のスキをつかれてやられちゃうのっていいよねー

564バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 22:57:27 ID:EBsYKcYU

ボクはレイ。
バトルマニアで、悪い奴が嫌いだ。
殺人拳を使う。

前回盗賊に苦戦したボクは、森で修行していた

「はぁっ!!はぁっ!!はぁっ!!」

ボクはれっきとした、拳法使い。
盗賊に苦戦するなんて、恥ずかしい。



「とりゃ!!とりゃ!!」

565バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 22:57:57 ID:EBsYKcYU

「…修行なんて、無意味な事を。」

覆面をした女が現れた。
水色髪ショートヘアーで、整った胸である。
仮面をしている。

「誰だ!!」

「…オレはリオ。
 強くなるために、ケンカの旅をしているものだ。」

リオは手を差し出した。

「………」

「お前と居ると、多くの強者と出会えそうな気がする。
  お前は正義の味方なんだろう?付き合いたい。」

「まぁ、面白そうだし。いいんじゃない♪」

「軽いな!!」

「軽いのがボク、レイだからね♪
  重くならず、軽く仲間に入れる、それがレイ流よ!!」

566バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 22:58:27 ID:EBsYKcYU

「…軽いのもいいが。
  オレは、お前を狙う、暗殺者かもしれないぞ?
  そうだったらどうする気だ?」

そんなの簡単じゃん!!

「もしそうだったら、君と戦える!!
 バトルマニアのボクとしては、それはそれで嬉しいかな?」

「…はぁ。(何て奴だ。オレが暗殺者だったとしても、楽しむとは。
       だが、それでこそ面白い。オレの敵としては、な。)」

567バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 22:58:58 ID:EBsYKcYU

レイは、リオの案内で、洞窟にやって来た。
少女達を殺して、死者蘇生の研究をしている、科学者が居るらしい。

「研究の為に、少女を殺すなんて!!
  許せない…」

「この中には、科学者が金で雇った傭兵が居る。
  気をつけろよ。」

「うん!!」



リオは背を向けた

「どうしたの?」

「オレは裏からまわる
  お前は表から行け。お前、表からの方が、好きそうだし。」

「表の方が好きって、よく分かったね。」

「バトルマニアは表の方が好き、誰だって分かる。
  オレもそうだが、今回は裏から行かなきゃいけない事情があるんでな。」

「事情?」

「気にするな!!
  とにかく、後で落ち合おう。」

568バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 22:59:32 ID:EBsYKcYU

洞窟の中(表)

赤髪ロングヘアー
巨乳の女、レトが話す。

「少女を拉致るだけで、金がもらえる。
  おいしい商売だよな。」

水色髪ショートヘアーの、メガネっ娘。
あまり胸がない女、ガネが答える。

「味方が戦死しませんからね。
  一方的に拉致するだけ、楽な商売ですよ。」

黒髪ロングヘアーの女
微乳のチャイが、洞窟の壁にもたれかかりながら、寝ている

「zzz…zzz…」

「こいつ、寝てやがるぜ?」

「まぁ、今の仕事はここに居るだけですし。
  1人ぐらい寝てたって、いいでしょう。」

569バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 23:00:03 ID:EBsYKcYU

「敵のお通りだよ!!
  いざ、勝負!!」

ボク、レイは、3人たむろしている敵の前に、堂々と現れた。

「少女!!」

「自分から、拉致されに来たんでしょうか?」



「少女を拉致する悪行、許すまじ!!
  お前らを倒す!!」

「こんな少女が、俺達を倒す?冗談だろ?」

赤ロングの巨乳が、ゆっくりとボクに近づいて来る。

「危ないですレトさん!!
  下がって!!」

水色ショートの、貧相な子が叫ぶ

「は?」

570バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 23:00:34 ID:EBsYKcYU

ボクは拳を放ち、一瞬で、レトと呼ばれた女の腹を貫いた。

「がっ!!
 嘘、だろ?」

レトの腹から、手を抜いた。

「…助け、て。
  死にたくない。
   助け、て。」

「お前は、助けてと言った子供を。
  拉致しなかった事があるのか?ないんだったらそのまま…」



銃声が鳴り響いた。

「がっ!!」

レトの心臓に、穴が開く。

「!!!!」

571バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 23:01:04 ID:EBsYKcYU

「ガネ、き、さま…」

「突撃して、やられるような馬鹿は、いらないです。
  さっさと死んでください。」

「うぐぅ…」

バタン!!

レトは、倒れ伏して、動かなくなった。



「仲間を殺すとは、酷いね。」

「馬鹿は仲間じゃないんで。
  全然酷くないですよ。」

水色ショートの貧相な女は、ハンドガンを構えた。

572バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 23:01:35 ID:EBsYKcYU

「次は貴女の番です。」

「………」

やばい、どうしよう?
銃を向けられたら、どうしようもない。
なんとか策を考えないと…



ボクは、レトの死体を見た。

「そうだ。」

ボクは、レトを盾にした

「!!!!」

「だぁあああああ!!」

そして、貧相な女に向かって、突っ込む。

573バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 23:02:05 ID:EBsYKcYU

貧相な女は銃を乱射する!!

「きゃぁああああああ!!」

しかし、そのすべてはレトに当たる。



ボクは、貧相な女の前に、たどり着いた。

「惜しかったね。あの時レトじゃなくて、ボクを撃って居れば勝てたのに。」

「助けて!!命だけは!!」

「い や だ」

ボクは、貧相な女に、連続突きをお見舞いした。

「ぎゃぁああああああああああ!!」

574バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 23:02:35 ID:EBsYKcYU

女は、全身穴だらけになって、倒れる。

「…死にたく、ない。」

「お前はもう、死んでいる。」

女は力尽きた。

575バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 23:03:05 ID:EBsYKcYU

「zzz…zzz…」

黒髪ロングヘアーの女は、寝ている。

「こんな状況で寝てるとは、たまげたなぁ。」

ボクは女に近づいた。

「…無防備な子を殺すのは、罪悪感が湧くから。
  君には社会的に死んでもらおう。」

ボクは、女の傭兵服と、下着を脱がせた。
スタイルのいいボディと、バランスのいい胸が露わになる。

「うわっ!!いい体。
  悪党じゃなかったら、嫁にしたいぐらいだよ。女だけど…」

ボクは、裸の女を洞窟の入り口に吊った。

「女の子にとってこれは、死以上に辛いよね?」

「zzz…zzz…」

576バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 23:03:35 ID:EBsYKcYU

オレリオ、いや、リオンは博士の前に立って居た。

博士は白衣を着て居る、緑髪の美少女だ。
巨乳で、名前はレイア

「おや、実験体じゃないですか。
  勝手に逃げ出して、どこに行ってたんです?」

「オレはオレの、好きなところに行く。
  お前の指図は受けない。」

リオンは、死んだはずだって?
オレは博士に拾われて、蘇生されたんだ。
それでゾンビとなり、生き返った。



「困るなぁ、貴女が唯一の成功作なんですから。
  勝手に行動されたら。」

「………」

577バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 23:04:11 ID:EBsYKcYU

大きなホルマリン入りの瓶に、全裸のアキナの死体が
茶髪の貧乳が入って居る。

「アキナが蘇らなくなっても、知りませんよ?」

「…くだらない理由かもしれないが、オレはこのままあいつと敵対したら。
  再生怪人のテンプレフラグを、立ててる気がするんだ。」

「はぁ?」

「再生怪人になって、ヒーローに敵対する事をやって、成功した奴は居ない。
  だからオレは、アキナが蘇るまで、逆をやろうと思う。」

「貴女は何を言って。」

「と言うのは建て前で。」

オレは、博士の顔面を、思いっきりぶん殴った

「がはっ!!」

博士の顔面が潰れた。

「お前が気に入らない。悪党が悪党を殴る理由なんて、気に入らないからで十分だ!!
  死ね!!」

博士の巨乳の体は、尻もちをつくように崩れ落ちた。

578バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 23:04:42 ID:EBsYKcYU

「…アキナの裸は、オレだけのもの。
  勝手に見るんじゃねぇよ。」



レイが、ここまでやって来た。

「こ、これは!!
 この前の盗賊?」

オレは、仮面を外して土下座した

「オレはリオじゃない、リオンだ!!」

「り、リオン!!
 ボクが殺したはずじゃ。」

「ここの施設で蘇生された。
  オレの体だけ、相性がよかったらしくてね
   少女の蘇生が、成功したんだ。」

「………」

579バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 23:05:13 ID:EBsYKcYU

「ここにいるアキナを、蘇生させたい!!
  もう悪さはしないから、協力してくれ!!」

「…いいよ。」

「…え?
 いいよって、そんな簡単に。」

「一度ケンカしたら、マブダチだ。
  ダチを蘇生させるのに、理由はいらない。
   そこに善悪は関係ない。だからいいよ♪」



「!!!!(こいつに頼んで、よかった。
        気に入らないからあの博士ぶん殴って、よかった。)」

「でも、アキナをどうやって蘇生させるつもりなの?
  ボク蘇生とか、出来ないけど。」

「オレも出来ない、どうしよう?」

「おい!!」

「でも頑張る!!
  オレはアキナを愛して居るからな。必ず蘇生する!!」

580バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 23:08:32 ID:EBsYKcYU

洞窟入口
黒髪ロングヘアーの女が、全裸だった

「きゃぁああああああああ!!」



「おぉ!!全裸の女だ!!」「写真に撮ろうぜ!!」

彼女は、大勢の観光客に、撮影された。
彼女の裸の写真は、ネット上に出回ったという。

581バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 23:15:18 ID:EBsYKcYU
以上です。
再生怪人は必ず死ぬって、有名過ぎますよね。
ならそれを恐れて、逆の行動をする人も、1人ぐらい居てもおかしくない。

再生怪人で主人公と戦って死ぬなら、戦わなければいいじゃない!!

582バトルマニアレイ2:2016/03/04(金) 23:16:16 ID:EBsYKcYU
彼女の場合は、それすら越えて、嫁の裸を見るなぁ!!で、ぶん殴った訳ですが。

583名無しさん:2016/04/09(土) 05:01:28 ID:OZY6Rxy.
>>564
最近スレ見れてなかったので反応遅れましたが、SS乙です。
倒された敵女が実は生きてた展開、商業作品ではよくありますがこのスレだと逆に新鮮ですねw

584名無しさん:2016/04/09(土) 22:55:14 ID:u/OkXRBk
久々に来てみたら投稿や感想が……。
素朴な文体がカワイイですな。敵女は(トドメ刺しちゃう場合は)基本的に一期一会だけど、愛着が湧いて復活させたいと思うことがありますよね……。
でも簡単に復活できる世界観だと、勿体なさが薄れるような気がして……。ままならないもんです。

585名無しさん:2016/04/10(日) 02:40:58 ID:9WeZLCKA
>>584
倒す→復活→また倒す→また復活以下繰り返しの地球に優しい持続可能な世界でもいいじゃない

586名無しさん:2016/04/13(水) 07:01:21 ID:l5.nkFhE
地球には優しいけど
何度も何度も殺される恐怖を味わう事になる悪い娘ちゃんはどう思うんだろう。
まあ殺される時に覚えるのが恐怖じゃなきゃいいんですが…。

簡単に復活できる世界…
例えば某ベルトコンベアアクションのポイズン・ロキシーとか…
格闘ゲームの女性キャラとかどうしてるんでしょうね…
すっごいダメージ受けるような事してもすぐに出てきますが…。

587名無しさん:2016/04/13(水) 09:46:00 ID:tX6fW6tk
簡単に復活できる世界…緊迫感に欠けて嫌だな
某女戦闘員モノがまさにソレで萎えたわ

588名無しさん:2016/04/13(水) 13:34:41 ID:x4XnYVLc
某女戦闘員モノが緊迫感に欠けるのは諸事情というかなんというか……
予算の都合上とはいえ実写ではあれが限界なのが仕方ないのか

590名無しさん:2016/04/17(日) 13:58:35 ID:jLddiDic
悪い敵女をやっつけてドロップアイテムを回収したい。
無限回収も苦にならなそう?

591名無しさん:2016/04/17(日) 18:18:02 ID:7zZb.E8E
露出度の高いレオタードやビキニ型アーマーにナイフや拳で襲いかかって来る悪の敵女達
容姿だけでなくドロップアイテムの豊富さも魅力の彼女達なのだが果たして何処にそんなモノを隠し持っているのだろうか?

592名無しさん:2016/04/20(水) 06:57:44 ID:gkrd.Uuk
そりゃもう…アレでしょ…。
倒したらクーポン券みたいなものくれてそれで色々交換…
ゴメンナサイ

ドロップアイテムって言ったら一番は身につけている物ですよね。
装備品から装飾品、穿いてるぱんつまで全部貰って行きましょう。

593名無しさん:2016/04/20(水) 12:07:41 ID:fEKSufog
なるほど…じゃあ露出の多い悪い敵女はたいしたドロップアイテムを持ってないのかorz
あっ今は無きブル○ラショップみたいなマニア店に持っていけばいいんだ生前の顔写真付きで

594名無しさん:2016/04/20(水) 23:07:46 ID:4ub/FOyI
>>592-593
それ実質アキバズトリップの特別衣装店じゃないかw
あの店、曖昧にぼかしてあるけど明らかにブルセラショップがモデルだよなあ……

>生前の顔写真付きで
女カゲヤシの顔写真撮ったつもりが誤って判別機作動させてて何も写ってない……とかやらかしそう

595名無しさん:2016/04/21(木) 06:36:35 ID:UsYymVKw
「悪いナースのイケナイぱんつ」(レアドロップ)とか
「悪いJKの3点セット」とか
の収集クエを受けるんですね。

596バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 09:36:16 ID:fVWaofOg

あれから1ヶ月。
ボクは、強くなるために、森で修行に励んで居た。

「101〜102〜103〜」

「朝から腕立てとは、精が出るな」

アキナの死体がある、研究所の方から、リオンがやって来る。



「盗賊や傭兵程度に、ギリギリの戦いをするのは、もう嫌だからね。
    正義の味方としては、雑魚には圧勝したい的な。」

ボクは、腕立てを止めて、リオンと話す

「この世界、警備兵の取り締まりが厳しいからな。
     それを倒せる奴しか、そう言う裏の職業は出来ない。
      だから、盗賊も傭兵も、普通の兵士より強いぞ?」

「マジで?」

「マジで」

それは驚きである。
てっきり、傭兵や盗賊は雑魚だと思っていた。
だって、この2つが雑魚なのが、物語の鉄則じゃん。

597バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 09:36:46 ID:fVWaofOg

「と言う事は、つえぇ奴と戦えるって事か!!
  盗賊とかは敵だから、嬉しいなぁ!!」

「…嬉しがるのは勝手だが、アキナの蘇生最優先だからな。
  俺もバトルマニアだが、好きな人の命が大事だ。」

若干、あきれるような口調で、リオンは言った。




「分かってるよ、リオン。
 でも、アキナが復活したら、もう悪さはしないでよ?」

「…もうしない、研究所の器具を売って暮らす」

「…まともに働く気はないのね。」

「…働きたくないでござる。」

今度はボクが、あきれた顔をしているだろう
まったく、こいつは
ボクもニートだけど。

598バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 09:37:16 ID:fVWaofOg

さらに1ヶ月経って、ボク達は反政府軍のアジトに来た。
この中に、政府の科学者が捕えられているらしい。

「科学者を助けて、アキナを蘇生してもらおう!!」

「…あぁ。
 政府の科学者なら、洞窟の科学者より、腕がいいだろうしな。
 アキナ、もうすぐ、会えるよ。」

リオンは、どこか遠い目をした。



レイ達は、まだ知らない。
このアジトが、反政府軍の中でも、最精鋭の部隊。
タイガー部隊のアジトである事を

599バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 09:37:46 ID:fVWaofOg

赤い血で、地面染まる拷問室

全裸の少女が、十字架のようなものに磔にされている。
貧乳で、子供のような、黒い髪の少女だ。

「博士、協力してくれる気になったかな?」

白髪ロングヘアーの、眼鏡をかけた。
微乳美女が、問いかける



「誰がなるか!!政府を、国民を!!私は裏切らないんだから!!」

博士と呼ばれた、子供のような少女が声を荒げた

「…まだ、気変わりせんか。
  私についてこれば、政府を乗っ取り、思うがまま出来るというのに。」

白髪美女は、分からない。
と言ったような表情をする

「…そんなことに、興味はない!!
 私はみんなの為に、研究が出来ればそれで…」

「…理解出来んな。
 理解出来ん人種とは、いくら話しても無駄だ」

600バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 09:38:19 ID:fVWaofOg

「あれを。」

「はい、大佐」

緑色の軍服を着た、黒髪ロングヘアーの女が現れる。
日本出身の、涼子少佐。
大佐の右腕である。



「それは、鞭!!
  なにを…」

「分かるだろ(ニヤリ」

「きゃっ!!やめて!!やめ…」



走って来る音が、聞こえる。

「なんだ?今いいところなのに。」

601バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 09:38:49 ID:fVWaofOg

赤髪ショートヘアーの、緑の軍服を着た、貧乳美少女が現れる。

「大変です大佐。
 侵入者が、部隊はほぼ壊滅しています。」

「…なんだと?
  我が精鋭部隊が、ほぼ壊滅?人数は?」

「…たったの、2人です。」

「たったの2人に、我が精鋭部隊が壊滅したというのか!!
  馬鹿な!!」

大佐は、信じられないという顔をする。



それとは対照的に、涼子は冷静に言った。

「精鋭部隊とは言っても、強いのは私達だけ。
 他は、雑魚でしょう」

「それもそうだな。」

大佐は冷静になった。

602バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 09:39:25 ID:fVWaofOg

「涼子、レト。出撃するぞ。
 この大佐が、2人で部隊を壊滅させた敵を、殺す。」

『はい。』

「…我が部隊を傷つけた、馬鹿達に。
 この世の悪夢を刻みつけてやるわ!!」



その頃、基地内部

「…こいつら、弱いね。」

「前の俺より、はるかに弱い。
  盗賊より弱い、反政府軍とは、一体…」

603バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 09:39:55 ID:fVWaofOg

大佐と涼子は、物陰でハンドガンを構えていた。

「涼子、股間をぶち抜いてやるぞ。
 そうすれば奴らは、最高の痛みを味わいながら、死ぬだろう。」

「はい、大佐。」

「今だ!!」

2人は物陰から飛び出した。



『え?』

銃声が、2つ響く。

604バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 09:40:25 ID:fVWaofOg

『!!!!』

2人の股間に、銃弾が当たった。

「つぅうううううう!!」

レイが、股間を抑えて地面に座り込む。
だが…

リオンは気にせず、突撃して居た



「…だから、どうした?」

「え?」

リオンは、大佐の顔に拳を打ち込んだ。

「………」

「大佐!」

涼子が、驚いた顔で大佐を見る

「顔が、顔がないじゃないッスか!!」

レトが、叫んだ。

605バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 09:40:58 ID:fVWaofOg

大佐は倒れた。
まだ、体は死んでないのか。
全身、ピクンピクン動いている



「これで終わりだぁ!!」

リオンは、パンチで涼子を殺そうとする。

「つっ!!」

涼子は、ギリギリかわした

「…やるじゃないか。」

「…威力だけで、技術は大したことないのね。」

「なんだと!!」

606バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 09:41:28 ID:fVWaofOg

リオンは我を忘れ、涼子をとにかく殴る
連続で、殴る

「フフフ…」

涼子はそれを、うまくかわす



レトは、リオンの後ろで、ニヤリと笑う

「私の事、忘れちゃ嫌っすよ。
  私も居るッス!!」

「!!!!
 しまった…」

「股間を撃たれて死なないとは、やばい奴ッス。
  頭を狙って、確実に殺すッスよ!!」

レトは、リオンの頭に、ハンドガンの銃口を向ける

バン!!

607バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 09:42:00 ID:fVWaofOg

レトの頭を、銃弾が貫いていた。

「な、なんでっす?」

「股間から銃弾を、取り出したんだよ。
  それを投げたんだ」

レイは、無理して笑う。



「そんな、馬鹿な。」

「ボクは、タフだからね。」

レトは、糸が切れた人形のように、倒れた。

608バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 10:01:49 ID:fVWaofOg

「…ちッ、不意打ちは失敗したか」

涼子は、ナイフを構える。

「降参したきゃ、してもいいんだぜ?」

「冗談、軍隊に降参はないわ。
 殺るか、殺られるかよ!!」

涼子は、リオンに斬りかかった。



リオンは食らうが、ほぼノーダメージだ。

「嘘!!」

「ゾンビだからね。
 頭を撃たれない限り、死なないのさ!!」

「そんなの反則よ!!
 嫌だ、死にたく…」

609バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 10:02:19 ID:fVWaofOg

リオンは、涼子の心臓に拳を撃ち込んだ

「とりゃ!!」

「がっ!!」

「お前が、殺るか、殺られるかって言ったんだぜ。
 言葉には、責任持てよ。」

「…嫌だ、嫌だ。
 死にたく…」

涼子は倒れた

「死にたく、ない…」

涼子は、永遠に意識を手放した。

610バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 10:02:49 ID:fVWaofOg

「大丈夫か、レイ?」

リオンは、心配そうにレイに声をかける。

「…鍛えているから、死にはしないよ。
 でも、ちょっと辛いかな?つっ!!」

レイは、股間の痛みでかなりつらそうだ。

「博士に会ったら、すぐ病院に行こう。」

「…そうだね。
 ゾンビの体が、うらやましい。」



リオンはおどけるように、笑って見せた

「自慰の快感も味わせないが、それでもこの体がうらやましいか?」

「…う〜ん、微妙?」

「…やっぱり女に、性は大事だからな。」

「…うん。」

611バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 10:03:21 ID:fVWaofOg

博士は、震えていた。

「やばい、このままだと鞭で叩かれる。
 全裸に鞭なんて、さいあ…」

『大丈夫か、博士!!』

股間を撃たれた、レイと。
さらにボロボロなリオンが、現れた!!



「お前らが、大丈夫か?」

思わず言った。
どう見ても、博士より2人の方がやばい

『タフだからね、大丈夫さ!!』

2人は、笑って見せた

「こいつら、化け物だ。」

612バトルマニアレイ3:2016/04/21(木) 10:04:31 ID:fVWaofOg
以上です

613名無しさん:2016/04/21(木) 21:36:20 ID:19yv3SDI
乙です。銃で撃たれても痛いだけで済んでいる主人公に、初期のドラゴンボールを思い出しました。

614名無しさん:2016/04/21(木) 21:45:07 ID:jmIxOzMg
新作乙
タイガー部隊なんて名前だし練度もプライドも高かっただろうに、たった二人に壊滅とは
やはりニンジャ反比例の法則は強力でしたな……

615名無しさん:2016/04/21(木) 23:36:43 ID:cGRvu9P.
投稿してくださる方は貴重。ありがたい……。
ここって今の住人数、どれくらいなんでしょうかねぇ。避難所に移ってから新しく増えてる人って居るんでしょうかね……。

617朴里:2016/04/26(火) 20:36:34 ID:X45HlukQ
すまない……全然新作書けてなくてすまない……
代わりと言ってはなんですが、過去に私が投下した作品『電霊少女マジカル・オラクル』の敵女キャラに、ネット声優さんに声を当てていただいたものを公開しております。

第1話 blog.livedoor.jp/theobaldus_phillips/archives/2016_03_21_2265406.html
第2話 blog.livedoor.jp/theobaldus_phillips/archives/2016_04_10_2664121.html

私の文章の出来はともかく、声優さんの演技は非常にエロ惨く素晴らしいものですので、良ければ一度聞いてみてください。

618名無しさん:2016/04/27(水) 23:58:32 ID:j5yucZhA
>>617

聞きました! ヤラレSSでも五指に入る大好きな作品が声でも
楽しめて超絶満足です!
声優さんいい仕事してますね。しかも、心なしか、ヤラレシーン
になってから熱の入り方が一段と上がったようなw
朴里さんと声優さんに感謝感謝です!

622名無しさん:2016/05/24(火) 02:20:17 ID:.znXr0fM
今ショタが悪いお姉さんに足コキされる話を書いたの
投下しようと思ったの
データが消失したの……
ごめんなさい、なんかあまりにもやり切れなくてこんな書き込みしました。
近いうちに別の何かを投下したいです。

623名無しさん:2016/05/29(日) 11:03:36 ID:ZTGPShBs
>>622
悪いお姉さんの悪戯かな?
懲らしめてあげないと…。
足コキモノを消したからには電気アンマ責めだね。
脚ガッて掴んで、お股に足押し当ててふみふみふみ…。

624臨海疾風:2016/06/05(日) 17:23:03 ID:MXHRNrBo
久しぶりに作品を投稿しようと思います。
こちらもpixivにて掲載していたもので、アームズvsイノセントガールズの続きとなります。

625路地裏強襲:2016/06/05(日) 17:25:32 ID:MXHRNrBo
某極東の島国。とある地方都市の裏路地。あまり人が寄り付かないそこに面して建っている3階建てのビルの前に、一人の少女……『アームズ』に所属する四条レイが立っていた。

「ここ……間違いない」

 普通に見れば、廃墟に見えなくもないビル。しかし、窓ガラスが割れておらず表のドアもしっかりしている。何より、中から複数の気配をレイは感じていた。路地は日影になっていて薄暗く人通りも少ないとあれば、地下組織が隠れるのには都合が良いだろう。

 先の輸送船拿捕から得られた情報により、このビルにあの『イノセント・ガールズ』の拠点があると高確率で特定されていたのだ。もっと大きな拠点の存在も示されていたものの、先ずは小さな物から確実にとレイが派遣されたのである。もっとも、今回の任務はレイ自身が志願した側面もあった。

 路地に面したドアに近付くレイ。彼女の服装は水色のTシャツに黒いぴっちりとしたスパッツ、更に黒いハイソックスに白いスニーカーとラフなものだった。ほぼ私服に近い服装をしているのは、一般人の多い場所を通って来た為である。

 鉄で出来たドアは小さな覗き窓があるだけの無骨な物。そのドアノブに手を掛けて開けようとするが、ドアはびくともしなかった。

「……鍵が掛かってる?」

 レイは首を傾げて不審に思い、辺りを見回す。すると、ドアの左脇の壁にインターホンが付いていた。何故かご丁寧に『御用のある方はインターホンを押して下さい』との注釈も。

 少し拍子抜けしながらもレイがインターホンを押すと、間の抜けた電子ベルの音が小さく響く。ややあって、ドアの向こうから足音が近付いて来た。

「誰? 今日は来客の予定は無い筈だけど」

 訝しげな声と共に出てきたのは、1人のセーラー服を着た少女。黒髪をツインテールに縛り、身長は小柄なレイと同程度。セーラー服は襟が広くて胸当てが無く、正面からでも彼女の豊かな谷間の上端が見える仕様だ。また臍がチラチラ見える丈の短い物で、スカートも同様に丈が短い。そして、襟元には金糸で『I.G』の刺繍がある。

 ただ輸送船拿捕の際と違うのは、セーラー襟とスカートが青色をしている事であった。

 一応の確認の必要があるが、

「ここ、『I.G』の事務所?」

 レイがしたのは単刀直入過ぎる質問だった。

「……はぁ? 分かって来てるんじゃないの? 服装見れば分かるでしょうが」

 あまりの事に、少女は呆れ顔で自分のセーラー服を指し示しながら答える。正直に答えてしまう。

「……そう、わかった」

「……は?」

 レイがそう言った直後、彼女は黒髪ツインテールの少女を押し退けて中へ入りドアを閉める。

 少女は右太股のベルトホルダーに付けられたナイフに手を遣りながら抗議しようとする。しかし……。

「ちょ……んむッ!?」

 レイの左手によって少女の整った唇が塞がれる。続いて有無を言わさず放たれた右掌底が彼女のセーラー服越しに鳩尾へと埋まる。

626路地裏強襲:2016/06/05(日) 17:26:45 ID:MXHRNrBo
「んん゛ッ!?」

 くぐもった悲鳴が少女の塞がれた口から漏れ、彼女の大きな瞳が収縮する。ドンッと放たれた気が少女の内臓を潰したのだ。その威力は、背中越しに当たっている壁に小さなひびが入った事から見てとれる。

「んッ……んぅ……」

 ビクビクと身体を痙攣させる少女。黒髪のツインテールが儚げに揺れ動く。レイが手を放すと大量の胃液を口の端から零れさせながら、彼女は壁を背にして崩れ落ちた。

「1人目……」

 レイが呟きながら進もうとすると、少女の股間からぷしぃッと何かが噴き出す音が聞こえた。少女に近付き首に手を当てるも、既に息は無い。スカートを試しに捲って見ると、剥き出しの秘部がレイの視界に入って来る。下着を穿いていないのは驚きだったが、そのつるつるとしてぷっくりした陰唇の隙間から大量の半透明な液体が漏れだしていた。音の正体はこれだろうか。

「失禁……?」

 試しに太股に伝う液体を掬い取ってみて、それが失禁では無いとレイは瞬時に悟った。何故なら、臭気が明らかに違い更に粘り気があるのだ。

 レイはスカートを戻すと、視線を上げる。少女のセーラー服を押し上げる豊満な膨らみに、明らかにそれと解る2つの突起が出来ていた。触ってみて、それらが硬くコリコリしているのを感じる。

「……逝くとイク?」

 立ち上がり、少女の死体を見下ろして結論を述べるレイ。しかし、彼女達の身体調査は自分の任務では無い。近付く気配に、レイは再び邪魔な考えを意識から消した。

「どうしたの? 今、何か物音が……」

 2階へと続く階段から降りて来る1人の少女。黒髪をショートにした彼女は、階段下の廊下に佇むレイと既に事切れている仲間を発見した。

「なっ……敵!?」

 彼女は慌てて右太股のホルダーからナイフを抜く。が、構える間もなくレイは流れる様な速さで彼女の懐に入り込んでいた。

「速ッ……うっ!」

 ナイフを握る腕と胸ぐらを掴まれ、黒髪少女は階段へ押し倒される。胸ぐらから右腕を離したレイは、再び気の籠った掌底を少女の鳩尾に叩き込んだ。

「がはッ!?」

 空気が爆ぜる重い音と共に、少女のつり目がちな瞳が見開かれる。レイは余韻を残しながら鳩尾から手を放すと、

「2人目……」

 そう呟きながら2階へと走った。階段には、断末魔の痙攣を遺す黒髪少女の身体が残るのみ。

 2階に達すると、廊下の先に木で出来た扉がある。レイはそれの前まで一気に走り寄る。不思議な事に、足音は殆ど響かない。扉を数回ノックすると、彼女は窓枠や壁を伝ってまるで忍者の様に天井へと張り付いた。

「ノックなんてする必要……ってあれ?」

 扉を開けて出てきたのは、癖のある茶髪をツインテールにした少女。レイより少し小さいくらいだが、その大きめな乳や肉付きの良い太股や腰周りはやはり『I.G』の戦闘員である故か。

 扉を閉めて、不思議そうに辺りを見回す茶髪少女。諦めて戻ろうとした時、レイは彼女の背後に降り立った。

「え……?」

「油断大敵」

 振り向いた茶髪少女は、腰を落として脚に力を込めるレイに気付く。何で目の前にいるのか、何処から現れたのか? 余計な思考は茶髪少女の身体を硬直させ、一方でレイの力は爆発手前まで溜まる。

「ひッ……!」

 丸く大きな瞳に涙を溜めながら、彼女はそこに至って漸く自らの太股に差さっている自動拳銃に手を掛けようとした。だが、レイに取っては酷く緩慢な行動にしか見えない。

「遅すぎ」

 小さく言ったレイが力を十分に溜めた前蹴りを放つ。空気を切り裂きながら迫る一撃は、茶髪少女が自動拳銃に手を掛ける前に彼女の臍の上辺りに突き刺さった。

「げぁッ!?」

 悲鳴と共に茶髪少女の小さな口が一杯に開かれ、体液と鮮血が入り交じったものが散る。彼女の小柄な身体は容易く浮き上がり、背後の扉に叩き付けられた。

 だが、それでも脚撃の勢いは止まらない。

「はぁッ!」

「ぐふぇッ!?」

 更に増強された脚力の前に、茶髪少女の腹が潰されていく。余りの力の前に先に限界を向かえたのは背後の扉の方であった。

 破壊された扉が勢い良く外れ、茶髪少女もろとも部屋の中へと吹っ飛ぶ。中央にあったソファーと机を蹴散らしながら、茶髪少女は扉と共に床に倒れ込む。赤黒く変色した腹を押さえながら、彼女は僅かに身体を震えさせ、やがて息絶えた。

627路地裏強襲:2016/06/05(日) 17:30:49 ID:MXHRNrBo

蹴り込んだ右脚を戻しながら、レイはオープンになった部屋の中を見渡す。中央には既に見るも無惨な状態になった机やソファー。右隅には本棚とティーポットの置かれた台。左隅には食器の入った棚があり、隣には次のフロアへ繋がる入口があった。

 そして、

「な、何だお前はッ!」

「何処の手の者よッ!?」

 狼狽しながら声をあらげる複数のセーラー服を着た少女達。どうやら、2階は彼女達の休憩所となっている様だ。

「……通りすがりの殴り込み」

「殺せッ!」

 少女の一人が言うと、部屋にいた少女達は一斉にホルダーから自動拳銃を抜き出して構える。部屋の灯りに反射して鈍く黒光りするそれは、旧ソ連製のトカレフTT33と言われる物だった。

 多数の銃口がレイに向けられる。少女達は勝利を確信するが、レイはそれでも全く動じた様子を見せなかった。それどころか、部屋の右側――ティーポットの台の前にいる少女に向かって突っ込んだのだ。

「えっ!?」

 狙われた少女は急いで銃口を向けるも、気付いた時にはレイは銃では近すぎる距離にまで迫っていた。間合いに入り、突き出されたレイの右膝が彼女の鳩尾に深々と埋まる。

「げはぅッ!?」

 少女の身体が右膝を支点にくの字に折れ曲がり、彼女の後ろで一つに纏めた黒い三つ編みが上下に揺れ動く。レイは右膝を戻さないまま、身体を丸めた少女の延髄に思い切り肘鉄を叩き込んだ。

「う゛ッ!?」

 首の骨を砕く嫌な音がして、レイは膝と肘を同時に戻す。少女は身体を横向けにして床に倒れるが、確認する間もなくレイは倒した少女の手から落ちたトカレフを拾って少女達に向けた。手動セフティが外れているのを確認し、ソファーの影から2度引き金を引く。

「ぁっ!?」

「えう゛ッ!?」

 乾いた音と共に発射された弾丸が、ソファーを挟んで向こう側にいた少女2人のそれぞれ眉間と首筋を正確に貫いた。小さな悲鳴を上げ、鮮血を噴き出させながら床に仰向けに崩れ落ちる2人。

「6……」

 レイは拳銃を床に置き、足下に倒れる黒髪三つ編みの少女を見る。スカートのポケットから、ナイフの柄が見える。彼女はそれを引っ付かんで鞘を抜いた。

「死ねッ!」

 叫び声に振り返れば正面右、食器棚の前にいた少女が拳銃をレイに向けていた。直後に放たれる銃弾。殺ったと確信した少女は次の瞬間驚愕に目を見開く。

 何故なら、レイが反射的に頭を横へ捻って銃弾を避けていたのだから。

「銃口の向きと軌道が分かれば、大体は避けれる」

 無表情で淡々と述べるレイは、言い終わらない内に手にしたナイフを少女に向かって投げつける。

「ひぅッ!?」

 銃弾より遅いそれは、逆に少女の鳩尾に精確に突き刺さった。食器棚に寄り掛かりながら倒れ伏す少女を尻目に、レイはソファーの影に隠れて置いたトカレフを再び拾う。隠れて直ぐに、隣の部屋の扉がバタンッと内側に開いた。

「今銃声が!」

「何があったの!?」

 飛び込んで来たのは3人の少女達。いずれもレイより身長は低く、顔付きも幼い。セーラー服を押し上げる胸も、他の少女達より少し控え目だ(それでも見た目からは間違いなく大きい部類に入るが)。

 3人が見たのは家具が散らばった室内に、紅い液体を流しながら横たわる複数の死体という酷い惨状。休憩所が一転して戦場へ変わった事に息を呑む。


 と、同時に出来た隙をレイが見逃す筈は無かった。

「ッ!?」

 目の前5m程先にあったソファーの影から飛び出す影。最初に気付いたのは、扉の左脇に立っていた茶髪を後ろで大きなポニーテールにした少女だった。反射的に手にした拳銃を向けるも、銃口が影に合わさる前に影から銃声が轟いていた。

「きゃうッ!?」

 茶髪少女から響いた甲高い悲鳴。銃弾は彼女の良く膨らんだ左乳の僅か下……即ち心臓を貫き、背後の壁に孔を開けていた。

「なッ……あぅッ!?」

「このっ……ひぁッ!?」

 続いて扉の右隣にいた金髪をショートにした少女にも、全く同じ箇所に赤黒い弾痕が穿たれる。最後に扉の前に立っていた赤髪ツインテールの少女も、銃弾を撃つ前にレイの速射によって鳩尾に2発銃弾を撃ち込まれた。

 3人の少女が床に倒れる音は、殆ど時間差が無かった。レイは拳銃を床に投げ捨てて近付く。

628路地裏強襲:2016/06/05(日) 17:34:14 ID:MXHRNrBo
「これで丁度10人目……」

 茶髪と金髪の少女は、扉の左右の壁を背にして寄り掛かる様に座り込んでいた。2人共に床へ四肢を投げ出し、開かれた太股の内股からは半透明の液体が伝い始めている。左乳の下には赤い孔が開き、孔を中心に白いセーラー服を朱に染める。朱は更に背後の壁に開いた弾痕から座り込んだ彼女達の下まで続いていた。一瞬の出来事だった様で、2人の開かれた大きな4つの虚ろな瞳からは涙すら流れていなかった。

 一方、2人の間……次のフロアへの境に仰向けに倒れている赤髪の少女は、刹那の余裕があったのか開かれた目尻に涙が浮かんでいる。しかし、その表情は信じられない事が起きたと言った様な状態で固まっていた。

「後は、この先だけ」

 ものの数分で制圧したレイは、床に血溜まりを作る赤髪少女を跨ぐとその先にある3階へ続く階段へと走り出す。

「いたぞッ! 侵入者だッ!」

 3階へ続く階段の上に敵少女戦闘員達の姿を見付け、レイは更に加速する。躊躇する素振りすら、彼女は見せなかった。




――――――――




「へぐッ!?」

「うぁッ!?」

「ふぐぅッ!?」

 3階の階段前の廊下。事務室やシャワールーム、更衣室などに続くそこも激しい戦闘の場と化していた。

 しかし、襲撃者であるレイの呻き声は一つも聞こえない。聞こえるのは強烈な打撃音と、続く少女達の悲鳴だけだ。

 レイは3人の少女を両腕と蹴りで仕留めると、更に前から襲い掛かってくる少女2人に視線を合わせる。1人が突き出してきたナイフを身体を落とす事で避けると、強力な拳を彼女の鳩尾に叩き込む。

「ぐっはッ!?」

 常時気を纏った一撃は、殴打でも鍛えられていない少女の体内に甚大なダメージを与えた。

 口から血を吐き出した少女を拳を抜いた腕で右脇に払うと、左からナイフを振り上げてきた少女の、ナイフを持つ手首を手刀で軽く叩く。

「うッ!」

 ナイフを取り落とした少女は手首を押さえて怯む。レイはそれを見ると素早くその腕を取って自らの右腕を少女の首に回し、彼女を羽交い締めにした。緑の髪を頭の左側でサイドテールにした少女は、シャワーを浴びたばかりなのかレイの鼻に良い匂いを嗅がせた。

「このっ……!」

「やめろ、味方に当たる!」

 前方にいる少女の1人が拳銃を抜いて構えるが、脇にいたもう1人がそれを制止した。

「くっ……!」

 仕方なしに拳銃を捨て、2人はナイフを抜いて構える。向かって来るのを見たレイは右腕に思い切り力を込めた。

「んぐッ、ぐぇえ……!」

 その細い腕からは想像し難い力により、緑髪少女の首は一気に絞まる。まるで筋骨隆々とした男性に絞められている様な力だ。レイがもう片方の腕で少女の頭を掴んで捻ると、いとも容易く彼女の首が変な方向へと折れ曲がった。

「くふぇッ!?」

 奇妙な悲鳴と共に、緑髪少女の身体が一度大きく震えた。レイが腕を放すと、少女は糸が切れた人形の様に床にくずおれる。

「21……」

「この化物がッ!」

「死んじゃえッ!」

 前から同時に迫る2人の少女に、レイは即座に構えを取る。腰を落とした状態から逆に前方へと飛ぶ。2人の少女が振るうナイフが届く前に、レイの両手の拳が少女2人の鳩尾に減り込んでいた。

「げふッ!?」

「ぐふぁッ!?」

 内包された気が2人の体内を暴れ回り、背中から抜けていく。十分な余韻を残してレイが拳を抜くと、2人の少女はナイフを手から落としながら彼女の左右に重くなった身体を横たえる。

 レイは2人が落としたナイフを拾うと、すぐさま前方へと投げる。直後に迫っていた2人の新たな少女にナイフは命中し、彼女達は短い悲鳴を上げながら倒れ込んだ。

 廊下に立つ者がレイだけになると、レイは小さく息を吐いて一息つく。既に彼女の顔やTシャツやスパッツは肉弾戦の結果、少女達から出された体液や血液によってかなり汚れてしまっている。それなのに、レイ自身は汗一つかいていないのが逆に少女達との力量差を如実に現していた。

 レイが振り返ると、階段や廊下には転々とセーラー服の少女達が転がっている。その良く肉が付いた肢体は死して尚、壊す事を躊躇する様な色香を放っていた。健全な男であれば、油断してしまうのも無理はないだろう。寧ろ、それこそが彼女達の魂胆であったりするのだが。

「…………」

 レイはそれらの死体を一瞥すると、手で顔に付いた血を拭い再び前を見据える。レイにとっては彼女達の身体がどうであろうと一切関係なかった。

 敵は容赦無く殲滅する。ただ、それだけだ。

629路地裏強襲:2016/06/05(日) 17:35:38 ID:MXHRNrBo
「あとは……あそこだけ」

 視線の先は、廊下の一番奥。3階事務室への扉がそこにあった。




――――――――




「全滅!? ウソでしょッ!?」

 その頃……3階事務室内では、1人の少女が自らのデスクを叩きながら脇に置いてある監視カメラのモニターに見入っていた。

 彼女の容姿は、今までの少女達より更に幾分程も幼い。外見から判断すると、年の頃は11〜2歳だろうか。艶のある黒い髪を頭の後ろで短いポニーテールに纏め、くりくりと大きな黒い瞳が特徴だ。外見に相応して胸の膨らみもまだまだ発展途上だったが、I.Gの特性からかそれでも膨らみがちゃんと判る位には成長していた。

 更に、彼女もまた戦闘員だからなのか、身体の肉付き自体は男の肉欲をそそるのに十分過ぎるものを持っている。

 着用している物も、セーラー服ではない。白い和服に紅い袴のそれは、日本の巫女装束そのものである。しかし、上着は白衣1枚で紅い袴はミニスカートばりに丈が短い。その分白い太股まであるソックスを穿き、袴は背中側に大きなリボン状の飾りが付く等、色気と可愛らしさに重視を置いたデザインになっていた。それでも、靴だけはセーラー服と同様のローファーであった。

 であるが、それらを主張する余裕など今の彼女には微塵も残っていなかった。

「侵入からまだ30分も経っていないのに……!」

 小さな拠点とは言え、30人近くは戦闘員がいた筈だ。それがこんな短時間で全滅するとは……。

 速すぎる。これでは重要物の処分すら出来ないではないか!

「撤退して、援軍を呼んだ方がいいのでは……?」

 脇に控える2人の少女の内、1人が提案する。彼女達の服装も巫女装束と同じく和風であったが、その露出度は更に強い物だった。

 1枚の白に紅の縁取りがなされた無地の着物に、2枚の垂布。構成はこの様に至ってシンプルであるが、着物の合わせは意図的に緩められている。細い帯も相俟って、彼女達の豊かな胸を半ばまでさらけ出している形だ。そして帯の下は着物に付随する垂布が前後2枚、身体の前と尻を隠すだけ。脇から見れば太股の全てが大胆に露出しており、風が吹けば女性に取って大事な箇所も例外では無いだろう。

 ……構造上、これを着る際は下着は一切着けない事になっているのだから。

 そんな少女が言った言葉を、巫女装束の少女はキッと睨み付けながら一蹴した。

「このバカチンが! 何も処分しないで逃げ帰って、タダで済むと思ってんの!?」

「では……?」

「こうなったら、侵入者を返り討ちにして……」


 その時、鍵が掛かっていた筈の扉が轟音と共に真ん中が大きくひしゃげて壁から外れた。

 バタンッと部屋の内側に倒れる扉。その後に入って来るのは、銀色の髪を持つ少女。

「それは、無理」

 返り討ちにする云々だけを聞いていたレイは、部屋に入りながら告げる。

「油断はしない。けれど、負けるつもりも無い」

 小さく抑揚の無いレイの声。それはいつも通りなのだが、内容からは彼女の厳然とした決意が感じられる。ただ全力で、悪人と戦う……と。

「ちッ……!」

 目の前にいる3人の少女達が即座に戦闘態勢を取る。装束がセーラー服では無いが、首の黒いチョーカーと襟元に黒い糸で縫い付けられた『I.G』の刺繍だけで判断は十分だった。

 レイは構えを取らず、デスクの後ろに立つ容姿的に幼女と言ってもいい巫女装束の黒髪少女を見据えた。

「貴女が、ここの隊長?」

「……一応はね。出向してきたばかりだけど」

「PPドール?」

「違うよ。ロリっていうのは中々便利なものだってボスが言ってた。私には良くわかんないけどね。で、質問しに来ただけ?」

 彼女は、デスクの上に置かれた刀に手を掛けながら逆に問う。彼女の体格に合わせ長さが短くされたそれは、拵えこそ打刀様式だが分類上は小太刀に相当する。

「ん、じゃあ最後に……降伏し全てを白状するなら、命だけは助ける。でも、抵抗するなら容赦はしない」

 レイは構えながら、声を低くして3人全体を見る。言葉自体は、『アームズ』による一応の定型文の様なもの。だが、それが通じるなら苦労はしていない。

「はいそうですか、で直ぐに従ったら国も警察も楽だよねぇ」

 案の定、黒髪の幼女は小太刀を抜き放って鞘を放り投げる。黒漆塗りの鞘が脇の床に落ちて小気味良い音を立てた。

「そう……なら、覚悟して」

「うっさい! 覚悟するのはお前の方だッ!」

630路地裏強襲:2016/06/05(日) 17:37:16 ID:MXHRNrBo
それが合図だった。脇に控えていた少女2人が帯の背中側に差されていた短刀を抜き、同時に迫る。

「速い……けど」

 レイが呟く。破壊された扉の所まで一歩退がると、扉の脇の壁に黒塗りの警棒が2本架かっているのに気付いた。

「たぁあッ!」

 気合いの叫びと共に、左から白い和装束の少女が短刀を降り下ろす。茶色い髪を後ろ頭の下で1本に縛り、露出度の高い和装束に短刀の組み合わせは魅力的なくノ一の様であったが……如何せんレイを惑わす事は出来なかった。

 冷静に太刀筋を見極め、レイは手刀を彼女の短刀を持つ右手首に食らわせた。

「ぁッ!?」

 パシンッと軽い打撃音がして少女の短い悲鳴が飛び、手に持っていた短刀が弾き飛ばされる。

「このッ!」

 直後にもう1人の少女が短刀を突き出す。彼女も長い黒髪を後ろで縛ったくノ一を思わせる出で立ちだったが、その突きは簡単にかわされ……、

「ぁぐッ!?」

 同じくレイによって短刀を叩き落とされる。衝撃により2人の少女は一瞬怯んで隙を見せるが、それは彼女達の命取りとなった。

「えッ……」

「なッ……」

 刹那の後、彼女達から一様に驚愕の声が漏れる。何故なら、少女達の白装束から露出した豊満な胸の谷間に、伸ばされた警棒が突き込まれていたからだ。

 相手を惑わす為に敢えて露出させているそのむっちりと張り詰めた果実に、冷たい金属の感触が伝わる。少女達がI.Gの指揮官用に作られたその警棒の特殊能力に気付くと同時に、レイは両手に持った警棒の柄にある小さなレバーを上げた。

 瞬間、青白い電流が警棒の先端から迸り、少女達の胸の谷間を通して身体全体に強力な電撃が浴びせられた。

「ふあぁうッ!?」

「ひぐぁあぁッ!?」

 少女達の体表面に閃光が幾度も走り、2人の甲高い声が室内に木霊する。流された時間は僅か数秒に過ぎないが、想像を絶する痛みは痛覚を通り越して快感へと姿を変える。

 スイッチを切った警棒が谷間から抜かれると、2人はよろめいて仰向けに床へと沈んだ。衝撃で2人の装束の合わせが乱れて乳房が零れ出し、前垂れも横に流れて秘部の陰唇が露になる。が、その無毛の秘裂からは2人の快感を示すかの様に愛液が溢れだしていた。

 レイはそれを見て近付くと、2人の卑猥な涎を垂れ流す淫唇へ無慈悲に警棒の先を突っ込む。そしてスイッチを先ほどより高く……最大出力へと入れる。

『あ゛ぅんッ!?』

 秘部を中心に再び閃光が走り、虫の息だった2人の口から飛び出したのは殆ど喘ぎ声に近い悲鳴であった。大電流が秘部から流れ出す愛液を逆に伝って膣内に侵入、子宮口を貫いて子宮内を焼き、更に有り余る力を以て彼女達の体内を一瞬にして焼き尽くしたのだ。

 悲鳴を確認するやいなや、レイはスイッチを切って2人の肉のカーテンを割り開いていた警棒を抜く。瞳を見開いて激しく断末魔の痙攣を起こしていた2人の身体は、全身が高圧電流によってまるで元からそうであったかの様な小麦色に焼けていた。しかし、色彩的に健康的になった彼女達は乳首を硬く勃起させ潮を噴き出しながら痙攣を続け…………やがて目と瞳孔を開かせたまま動かなくなった。

 レイは愛液に濡れた警棒を2本共無造作に投げ捨てると、前方を見据える。

「後……ひとり」

「くっ……このッ!」

 既に飛び出していた黒髪の幼女は、勢いそのままに手にした小太刀を振るう。両手で束を握り締め、渾身の力を込めた突きが目指すは、レイの額正面。

 だが、それすらレイは頭を横に捻る事で平然とさける。それは事前に打ち合わせをしたかの様に綺麗で、かすりもしない。

631路地裏強襲:2016/06/05(日) 17:37:53 ID:MXHRNrBo
「そんなッ!?」

 自身の最速の攻撃を簡単に避けられた事に、信じられないという表情を浮かべる幼女。刹那の後、拳を握り締めるレイの姿があった。

「ぐぶぅッ!?」

 正確無比なレイの右拳が、打ち上げ気味に幼女の白衣を巻き込みながら鳩尾に埋まる。彼女の瞳から涙が散り、身体はくの字に折れてすぼめられた口から胃液が飛ぶ。元々の体力自体は低いI.Gの幼女にそれは耐えられる一撃では無かったが……。

「がッ!?」

 倒れる事も叶わず、幼女の顔がレイによってがっしりと掴まれた。

「ぁっ、まっ……」

「問答無用」

 既に虫の息な幼女が何かを言おうとするが、投降を拒否した瞬間から、レイは救済の手段は捨てていた。故に、幼女の言葉に耳も貸さずに彼女は掴んだ腕を思い切り降り下ろす。前進しつつ降ろされた腕の先には、金属で出来たデスクがあった。

「うぁ゛ッ!?」

 デスクの端に激しく頭を叩き付けられる幼女。ゴシャッと何かが潰れる音と共にデスクがひしゃげ、その周りに血の花が円形に咲き誇る。衝撃は彼女の服の合わせを乱れさせ、発展途上の膨らみを露出させる程であった。

 幼女の手から短刀が滑り落ちて、床へ落下した。痙攣を確認すると、レイは手を放す。幼女の身体は歪んだデスクを背に、ずるずると崩れ落ちる。同時にガシャン、と右手から離れた小太刀が床に落ちた。

 座り込んだ彼女の後頭部から激しく出血し、虚ろになった瞳の瞳孔が開いていく。しゃがんで幼女の左胸に手を当てて見るが、拍動は既に感じられない。

「任務……終わり」

 3人の死体が転がる中、立ち上がったレイは拠点の制圧を宣言する。次いで、耳の穴に嵌めていた通信機を確認。取り合えず壊れていない事に安堵した。

 これから先は別の部署の仕事である。早めに制圧した為に、証拠や他の拠点の情報等も残っていそうだ。

 レイは通信機のスイッチを入れながら、目の前のデスクに寄り掛かる幼女の死体を見下ろす。乱れた巫女服の合わせからは膨らみかけの乳房が見え、袴の後ろのリボンも所々破けている。それでも勃起した乳首と露になった股間のつるつるとした肉唇から溢れ出す液体が、彼女もれっきとしたI.Gの戦闘員である事を物語っていた。

 可愛らしさを重視した外見に衣装。それに幼さを加えても、レイには意味を為さない。

「いくら外見を見繕っても……中身が腐ってれば関係ない」

 そう、レイは何の光も灯さない瞳で吐き捨てる。

 そのまま踵を返し、部屋を出ながらレイは通信を始めた。




――――――――




「――わかった。

取り合えずこっちも警備を強化する様に言っておくわ。……うん、それじゃね」

 板張りの薄暗い廊下に、幼い少女の声が響く。彼女は廊下の隅に置かれた電話を切って戻すと、少しつまらなそうに鼻を鳴らした。

「ふん、何であんな小さな所に行くのよ。てっきりここに来ると思ってたのに……」

 愚痴りながら廊下を歩き、光が漏れている障子の前まで来るとそれに手を掛ける。薄い和紙を透過して照らし出された桃色の髪は、頭の左右でツインテールに纏められていた。PPドールの1人である『カンナ』であった。

 カンナは室内に入ると、部屋の真ん中に座り込む。胡座をかき、腕を組んで室内を見回す。

「警備の戦闘員もそうだけど、まぁ見事に和風だ事」

 床一面に畳が敷かれ、部屋は土壁と障子で仕切られている。奥の一段上がった所にある壁には掛軸と花瓶に入った花が飾られており、掛軸には何故か『おもてなし』と書かれていた。

 カンナが今いる所は、『イノセント・ガールズ』の拠点の一つである。人里離れた山中に築かれ、築地塀と門に囲まれた幾つかの倉庫と屋敷から構成されている。全てが純和風に整えられたそれは、まるで時代劇に出てくるどこぞの大名屋敷の様だ。お陰で、2人は当初屋敷の構造が分からず迷い掛けた。

 戦闘員の服装も屋敷の外見に合わせたのか和風であり、ここへ着たカンナもサツキの提案により、新しく支給された彼女達専用の和装束を着させられている。だが、和風と言えど彼女達の組織の方針上少々普通とは異なっている。

 和風の黒い合わせの上着に紺色のブルマ。それが彼女の新しい装束であった。上着も細帯で留めてはいるが合わせは緩めであり、彼女の持つ外見にしては豊かな胸の谷間を正面からでも見る事が出来る。穿いているブルマもぴっちりとしていて、股間の割れ目の膨らみがわかる位のサイズとなっていた。

 着物を着た後は、黒いサイハイと両手に布製の手甲を着け、帯の後ろに刀を差せば完成である。

632路地裏強襲:2016/06/05(日) 17:38:23 ID:MXHRNrBo
「シノビ装束だったっけ? なんでこの組み合わせか解らないけど、まぁ新鮮でいいわね」

 改めて着直したカンナが、誰もいない室内でくるくると回ってみる。PPドールとして着ているあのボディスーツは、サイズが小さくて少し蒸れるのが欠点だったが、今回はそれがあまり無かった。ブルマが少しぴったりしているがまあ良いだろうと彼女は判断した。尚、一応胸に網状の帷子が付属しており防護能力もあるが、防御より攻撃を是とする彼女達はそれを付けていなかった。

 一人だけの鑑賞会が終わると、カンナは思い立った様に部屋の奥へ行くと飾られていた花瓶を退かす。すると、脇の床板がクルリと反転し中から電話機が現れた。屋敷用の内線電話だ。番号を入力して受話器を耳に当てると、少女の声が聞こえてきた。

『はい、こちら門前の哨所です』

「カンナよ。拠点の一つが落ちた。ここも嗅ぎ付けられるかも知れないから、警備を強化して。外周もね」

『は、はい! わかりました!』

 それだけ伝えると、カンナは手早く通話を終わらせる。

 十中八九、奴らは近い内にここへやって来るだろう。その為に2人は『ブラック・アリス』から増援としてここへ派遣されて来たのだから。

「まぁ……警備を強化した所で、何分持つかしらね。所詮、私達と違って外見しか求めていない“消耗品”。精々頑張ってもらわないと」

 鼻で笑うカンナは、戦闘員達を援護する気は全く無かった。サツキは何か訓練すると言って鍛練場まで行ったが、どうせ好き勝手に叩きのめして終わりだろう。150人近く詰めている戦闘員も、彼女に取っては捨て駒でしか無い。傷の一つでも負わせ、自分の元に来るまでに疲弊していればそれでいいのだ。

「さて、クロエが言ってたアイツが来てくれるのが一番いいんだけど」

 畳にゴロンと寝転がり、天井を見上げるカンナ。ここが見付かるまで、まだ暫く時はあるだろう。

 早くアームズと、出来ればレイと戦いたい。馬鹿なクロエより先に戦果を上げ、組織の更に上へ昇ってやるのだ。そして……。

「ふふふ……」

 人知れず意地の悪い笑みが零れる。彼女の小さな身体には、黒々とした野心がふつふつと湧き出しているのだった。

633臨海疾風:2016/06/05(日) 17:39:36 ID:MXHRNrBo
以上になります。
私の趣味や好みが全開なので、皆様の趣向に合うかはわかりませんが、お読みいただければ幸いです。
最後に、作品の挿絵を掲載致します。

634路地裏強襲 挿絵:2016/06/05(日) 17:48:46 ID:MXHRNrBo
ストーリー順に

ttps://gyazo.com/209cb3106406f3df4886c6f4d67258f8
ttps://gyazo.com/7255f720a2d1fd952937406332616e1b
ttps://gyazo.com/0d57486f76439c3f5e28da4bc3ab6a75
ttps://gyazo.com/d58f15efa3e3a03c906c2d91f21f9896
ttps://gyazo.com/42fd5df647042c8d01e28ee14bc4be80
ttps://gyazo.com/237e691824ce6a77d2dd9a28ddf5952b
ttps://gyazo.com/7ad2a8b40af6bc7c3e3350ed987b90d3
ttps://gyazo.com/d0d94dd4be3d6fccb123cbcb347a7b13

以上です。ソフトはgyazoを使っているので少し小さかったりしますが、多分見れると思います。

635名無しさん:2016/06/05(日) 23:15:10 ID:2xh87Ewc
GJでしたー…
眼福眼福

636名無しさん:2016/06/06(月) 00:48:18 ID:7x2sjYg.
乙です。
Pixiv初出の作品でも、こちらに投稿してくださると見落としがなくなるので非常に有難いです。

作品の感想ですが、個人的にはやはり、大切なところに電撃棒つっこまれた護衛の子達がお気に入りですね。
下心なくただ効率的に屠るためだけに急所攻撃されちゃうというシチュエーション凄く好きなので……

637臨海疾風:2016/06/06(月) 02:27:06 ID:TKgfCWgw
>>635
ありがとうございます。

>>636
そうですね、そう言って頂けると嬉しいです。私も割りとそういうのが好きだったので、今回描写してみました。
ただ、よくある様な子宮まで刺し貫くとか刃物を突き刺すと言った、血が噴き出す様な急所攻撃は苦手なので、個人的な好みである電撃で代用しています^^;

基本的にpixivで活動していますが、こちらでも定期的に投稿しようと思っています。ただ、私個人が遅筆な為に投稿間隔はとんでもなく空きそうですがorz

638名無しさん:2016/06/06(月) 11:13:32 ID:fA7ORJh2
イイねボタンがあったら100イイねしたい気分!

639路地裏強襲 設定画:2016/06/06(月) 12:03:29 ID:TKgfCWgw
>>638
ありがとうございます。高評価は本当に嬉しい限りです。

絵師さんの許可が出ましたので、今回やられたくノ一衣装の立ち絵を載せます。あくまで衣装だけで、着ている娘達は別の部隊に所属しており今回の戦いには参戦していません^^;

ttps://gyazo.com/4f8e19bf45aa7eed9d9ca46e36f586e3

640名無しさん:2016/06/06(月) 18:07:14 ID:QwwUsTOY
逝きイキっていいよね…。

でもどういう状況なんだろう…。

戦闘能力を高めるために脳内麻薬を大量に作り出すように作為されてるのか
少しでも生存確率を残す為に脳内麻薬を作り出して軽減しようとするも、
受けたダメージが大きすぎて耐えきれないのか…

まあなんにせよいいものです。

641名無しさん:2016/06/07(火) 17:20:08 ID:k52lXQNw
こんなにもHな身体がいっぱいあるのに勿体ないなぁ…。
潮噴きしちゃうような…乳首おっ立てちゃうような…。

次のトコは戦闘員150人もいるのか。
これは楽しみ。

642臨海疾風:2016/06/07(火) 23:20:56 ID:ZFavSiqE
>>640
彼女たちは、男を籠絡する為に性的快感を感じやすくなっているというのが一つあります。
もう一つは、恐怖や罪悪感を薄める為に一種の麻薬の様な物質が体内に存在しまして、それが致命傷となる様な傷を受けた時に漏れだして痛覚を快感に変える様な作用があります。
ですが、死ぬと同時に一気に絶頂する為(あまり激しい感じでもないです)、感じながら死ぬという訳でもないようです。
また、逝きイキした死体を相手に見せる事で、相手の戦意を削いで油断させたり躊躇させたり(もったいない感)という側面が強かったりします^^;

>>641

ありがとうございます。一種の勿体無いも魅力の一つだと考えています(苦笑
次の展開に関してですが、現在有料の同人誌を製作している為にこの先の見通しは全く経っていない状況です。続編は描く予定ですが、展開や設定の変更等がある可能性もあります。申し訳ありませんorz

643名無しさん:2016/07/04(月) 11:35:48 ID:AZ3ldn6c
お尻からビームを出せる敵女のやられが見たくなった

644名無しさん:2016/07/06(水) 17:44:49 ID:I9hmOryo
ビームの射出口が性感帯かどうかが見ものですね。
それともお尻全体からビームを放つんだろうか…。

ビームを放つと冷却の為むき出しになるアソコを責めて、次を撃てないようにしたい。
正面安地だったりして。
お尻を向けようとするなら、押し倒して腰を抑え込んでしまえばいいみたいな。

645名無しさん:2016/07/16(土) 13:41:35 ID:gItPoe9c
荷作り用の布団を叩いて埃を落とす仕事をやることになった…

布団を叩いていても気分は良くならないので…
女戦闘員のお尻をぶっ叩くお仕事だと思いこんで作業。

646名無しさん:2016/07/16(土) 22:01:33 ID:T/hE24.Q
>>645
そんな仕事あったんだ、知らんかった。

647名無しさん:2016/07/26(火) 15:08:16 ID:aQ16up.w
女性がいっぱい…悪い組織の隠れ蓑として使えそうなのは
1.古くからの定番、病院
2.これも定番でしょ、学校、それも女子校
3.最近はこれ? アイドル・モデル事務所
4.神職いえいえ実は… 巫女、シスター
5.女ばかりの部隊っていいよね 軍人
6.表は商売、裏は闇取引 メイド喫茶・水商売系
7.他に何かあれば

648名無しさん:2016/07/27(水) 17:27:45 ID:YWNcBjPA
>>592
特別なクーポン券をもらうために通常攻撃でも倒せる女ザコ相手にゲージ全部使用の超必殺技をオーバーキル目的でバンバン打ち込んだり
相手のHPが0になってもいくら喘がせるかという目的でお手玉のように攻撃して嬲り続けるんですねわかります
ゲームでたまにわざわざここまでしなくてもいいだろ!という主人公達の行動にもそういう目的があったのか…

649名無しさん:2016/07/28(木) 16:54:33 ID:1iqahr5M
ブラゲーで女の子たちが主人公の周りで戦うゲームが多いけど
(そしてダメージで脱げる)
その子達が敵だったらなぁ…

>>648
初期のザコに対して、ラスボスでも倒せるような一撃を与えるんですね。
(肉体を破壊しちゃうのは可哀想なので(勿体無いし)手加減しています)
賞金首だって、その人が判らない様に退治したら、賞金貰えないですし。

650名無しさん:2016/07/30(土) 01:28:01 ID:/MN8Yonw
>>647
同志!
一見、合法な会社
そして本性を暴いて乗り込んで行ったら襲ってくる従業員

そのシナリオに目覚めたのは白鳥智恵子の新82(ワニ)分署
今はDVDが出てて画質も改善されている・・・らしい
問題なのは、本当の初期のその映画では映っていたところが、後年に見た動画でカットされていたこと
フルオリジナルだと嬉しいんですが

井上晴美の82分署も敵ボスの護衛が水着美女3人っていう最高のエンディングでしたが、やられるその瞬間の描写がなくて非常に惜しい
でも展開的に「あなた今の3人明らかにぶっ◯しましたよね」という流れなので遠慮無くその瞬間を想像できる
死んでるんだかなんだかよく分からない展開だと妄想も中置半端になりますよね

651名無しさん:2016/07/31(日) 22:48:54 ID:9kabN7Co
ちょっと微妙に違うかもしれないけど
昔の漫画の「私設海上自衛隊SANDCRUISER」(にしき義統)だっけかで
女ばかりの組織に媚薬爆弾で相手を無力化して乗り込むとか…
「ヌーク」ってゲームの小説版で最後の最後で敵の本拠地に乗り込んだ時に
そこが全員女しかいないからその「ヌーク」って薬で色狂いにさせちゃうとか…
そういうのが好きですね。

652名無しさん:2016/08/03(水) 03:44:47 ID:Cu.HFmhE
斬首系のやられ考えてたんだけど
落ちた首にちょっとだけ意識が残っててその首にフェラしてもらうってシチュ考えたんだけどどうだろう?
無理矢理フェラさせるのもいいし「うぅ…お願い、死ぬ前の思い出に貴方の舐めさせてぇ…」なんてのもいいし

653名無しさん:2016/08/03(水) 12:24:02 ID:dMD0InIA
>>652
かなりニッチな所ですね
多分そこまで(落した首の口でフェラチオ)行くのであれば無理やりになってしまいそう。
切られてポカンと開けたままの口に…
(まあその気になるかどうかはちょっと想像が…)
後者はどっちかと言うと実は不死身の存在で、精液を元に復活しそうな気が…
(まあそうなったら、また倒すんですが…)

654名無しさん:2016/08/03(水) 18:33:26 ID:dMD0InIA
どっちかと言うと斬首よりかは、
後ろから襲って首をゴキッと180度反転…
更に顎も外して、その状態でイマラチオとかですかね。
(どっちもヒドイと言われればまあそれまでなんですが)

655名無しさん:2016/08/11(木) 16:22:58 ID:tZgG0ZxY
「山の日」らしいやっつけ方

…屍体山積み
…採石場

656名無しさん:2016/08/17(水) 16:13:05 ID:95rGYpYM
スマホゲームで敵女やられゲーム作れないかな
まずは横画面モードで敵女をタイミングよくタップ攻撃をしてHPを削る
ある程度相手HPを削ると縦画面の必殺技モードに突入!
選ばれた一人の敵女に連打で百裂拳を叩きこんだり
順番通りにマークされたところをタップすることで秘孔をついたりするゲーム
流石に敵女爆発はグロすぎるので悲鳴をあげて倒れるぐらいならどうか

657名無しさん:2016/08/17(水) 19:09:30 ID:pQ.eD1AU
>流石に敵女爆発はグロすぎるので悲鳴をあげて倒れるぐらいならどうか
うーむ・・・グロいか?爆発。
グロかったら日朝であの演出採用されないと思うが・・・

658名無しさん:2016/08/18(木) 10:39:07 ID:OxWRTYpA
爆発するよりはエロいヤラれ艶姿を晒してほしいなぁ…。

659名無しさん:2016/08/18(木) 18:51:13 ID:9avFa1D.
>爆発するよりはエロいヤラれ艶姿を晒してほしいなぁ…。
何に対する要望?>>656のスマホゲームにか?
皮算用だぜ

660名無しさん:2016/08/18(木) 19:34:28 ID:DLB/GL86
>>656
スマホ単体でお手軽にゲーム作成出来るアプリあるし、贅沢言わなきゃ作れるよ
ttp://i.imgur.com/1ZEp2Kt.jpg
ttp://i.imgur.com/7IgGrIo.jpg

661名無しさん:2016/08/20(土) 00:26:32 ID:9jDb9Ei2
ゴブリンスレイヤー並にストイックに敵女を狩っていく主人公希望
葛藤?なにそれ美味しいの

662名無しさん:2016/08/22(月) 12:17:48 ID:OHEuuaSU
鋼の鬼かな?

主人公ストイックにすると敵対する理由をどうするかなぁ…。

異教徒や反逆者の容赦ない狩り出しか…

663名無しさん:2016/08/22(月) 12:21:05 ID:OHEuuaSU
ヴォーゼンGC2さん、今も活動されてたらスマホアプリでゲーム作ってるんだろうか。

664名無しさん:2016/08/22(月) 20:21:19 ID:LfUdmD3c
どうだろねぇ
ヴォーゼン師が使ってたMMF2はエクスポーターでSWFの他にiOSやAndroidへの出力にも対応してたから、可能性は無くもないかな
ただ公式ストアの審査は通れるかどうか・・・

665名無しさん:2016/08/27(土) 07:02:29 ID:PZvsicYc
Androidなら一応ストア通さなくても公開できるよね。林檎はわからないけど。
ゲーム系だとR18ソシャゲがやられネタの穴場な気がする。
DMMのTOKYO天魔とかゲーム性は微妙だけど方向性が好き。
たまに敵悪魔を懲らしめる系のエロがあって良い。

666名無しさん:2016/08/27(土) 16:28:58 ID:uD0LA.eE
ある意味でDMMの「パンこれ(正式名称ゴクジョッ。奪!パンツこれくしょん)」はすごいゲームでしたな。
(もうサービス修了しちゃったけど…)
JKをやっつけて強制的にパンツ奪っちゃうなんて言う…しかもそれがR18でなかったという。

まあスレの趣旨にあって居なさそうだったのではありますが…。

667名無しさん:2016/08/29(月) 15:38:58 ID:T6Wpvysc
女性に一つある秘孔を衝いた。
貴女はもうイッている。


秘孔といっても経絡秘孔ではなさそう…。

668名無しさん:2016/09/04(日) 15:32:45 ID:UFY4Idkg
>>666
何その神ゲーw
敵女とかとは関係無さそうだけども、やってみたかったですそのゲーム。

669名無しさん:2016/09/24(土) 14:46:02 ID:K5Bgy55c
ふたなり戦闘員の群れを屠るとか良いなぁ
戦闘時になると興奮でぼ勃起してレオタードから浮き彫りになったりボロンとはみ出たりするの
ヒロインが最初はその見た目に赤面するけど容赦なく急所攻撃したり
それで生き残った戦闘員をエロ尋問したりするんだ

670名無しさん:2016/09/24(土) 14:54:00 ID:K5Bgy55c
(連投失礼)
それで>>667さんみたいにエロ秘孔を突いてイカせたり淫殺するとか
ソフトなやられっぽい感じのだとただイって戦闘不能になるだけだけど
屠る感じだと快感に耐えられず心臓発作を瞬時に起こし
アソコから潮吹いたり射精(あるいは潮吹きながら同時に射精)して息絶えるとか
怪人の場合はイった後なぜかド派手に爆発したり

671名無しさん:2016/09/24(土) 16:53:14 ID:AQpAPwIw
>勃起してレオタードから浮き彫りになったりボロンとはみ出たりするキンタマ
気色悪い…レオタードで女装した中年のおっさんを想像した

672名無しさん:2016/09/24(土) 20:39:16 ID:wmyJpj6M
玉アリか、玉無しで想像してた……勃起して竿がはみ出る感じ想像してた
あってもなくても大丈夫だけども

673名無しさん:2016/09/25(日) 22:37:42 ID:KsA5g5Hg
フタのエロ秘孔を突くと
自分のチン○で自分のマン○を犯しだすとか

674名無しさん:2016/09/26(月) 00:47:53 ID:9Rcb8rfE
超強力な毒を含む精液でヒロインを毒殺しようとするも
エロ秘孔を突かれて自滅or戦闘員同士で犯しあって同士討ちとか

675名無しさん:2016/10/04(火) 14:42:14 ID:Zz8x36a.
逆に絶頂を封じられるのもありかな。
イキたいのにイケない。
快楽が高まるばかりで引くことがない。

676名無しさん:2016/10/04(火) 22:33:38 ID:aKjmuB2w
>逆に絶頂を封じられるのもありかな。
いいな、そういうので尋問したりして情報吐かせるとか
それで話したら褒美に射精・潮吹きの絶頂地獄でソフトな感じだとその後快楽で動けなくなるだけだけど
ヤラレ.verだとそのまま絶頂死とか

677名無しさん:2016/10/04(火) 23:37:24 ID:aY02UCj6
個人的には付いてない悪女相手に1vs1のレズバトルがいいなぁ

絶頂を迎え、胸を震わせながら断末魔の嬌声をあげて動かなくなる悪女
指を秘所から引き抜くと、床に潮を撒き散らしながら力なく倒れる
次第に痙攣が弱まる亡骸を踏みつけながら、汚れた指を舐めて余韻に浸るヒロイン

みたいな
悪女の年齢はヒロインと同年代が好みだけど年上でもそれはそれで

678名無しさん:2016/10/05(水) 09:47:20 ID:6SUpLAgE
>>677
絶頂=死みたいなエロバトル良いよね
女vs女ならお互いにギリギリの所まで消耗しながらやっとヒロインが勝つとか
どっちかが生えてたら、一方的に責めることは可能だけど気を抜いたら直ぐに逆転しそうな危うさ

679名無しさん:2016/10/06(木) 14:15:13 ID:87u.HbcE
ギリギリの場合もいいけど無双もいいな。

この空間に男が居れば目のやり場に困り、堪えきれないであろう。
何十人もの女性たちが絶頂し、イキ、喘ぎ、淫臭が漂うこの場から一人の少女が立ち去ろうとしている。

黒づくめの女性達のサングラスの下の目は蕩け、黒のスラックスはお漏らしのように股の部分が濡れている。

うん…悪い黒づく女(め)ちゃん達を懲らしめるヒロインいいよね。

680殲魔巫女:2016/10/07(金) 04:05:56 ID:KvnTGZv.
「はぁ、はっ…んっ!」
「…あっ!ん…あんっ!」
薄暗い室内、あえぎ声が響く。
発しているのは2人の少女。お互いに向き合い抱き合い、一心不乱に相手の秘所を指で弄っている。
もう数時間はまぐわっているのだろう、2人の身体は汗と涎にまみれ、弄られる蜜壷からは愛液が絶えず滴っている。
だが、2人の間に愛情といったものは感じられなかった。

「んっ…!あら?もう限界そうね?所詮こんなものかしら」
長髪をおさげにした片方の少女が顔を上げる。芸術品のような端整な顔立ちに、嗜虐心に満ちた表情を浮かべるその瞳は、
人間ではありえないほど赤く輝いていた。
「人間の分際で…あっ…淫魔に勝とうなんてのが間違いなのよ」
そう、彼女は人間ではない。魔の力に魂を売り渡し、永遠の美と命を得た女、淫魔だ。
彼女達はその美貌を維持するために男女問わず人間を襲い、性交をすることによりその生命力を吸収する。
その性技はどんな娼婦でも敵わず、その体液は媚薬であり触れれば触れるほど身体は敏感になってしまう。
一度絶頂すれば最後、死ぬまで生命力を搾り取られる。
これまで何人もの罪無き人々が望まぬ快楽を与えられ、その身勝手な欲望のために餌とされてきた。
「ふふ、散々梃子摺らせられた分、とってもおいしそうね…さぁ、我慢せずにイキ狂え!」
淫魔は嘲り、相手の、セミショートの美しい黒髪をした少女を片手で抱き寄せる。獲物を逃がさぬ蜘蛛のように。
哀れ少女はこのまま狩られてしまうのか……否。彼女もまたただの人間ではない。
「…殲魔巫女をナメないでくれるかしら」
黒髪の少女も顔を上げる。微かに朱の刺した白い肌、童顔気味だが美しい顔、
その引き込まれるような黒い瞳は冷酷に、敵意を持って淫魔を見る。
殲魔巫女…淫魔に対抗すべく生まれ、数百年に渡って多くの淫魔と戦い葬ってきた巫女達。
「イキ狂うのはあなたよ。地獄に堕ちなさい、三ツ矢家の性技でね」
少女、三ツ矢ユリもまた、その1人だった。

681殲魔巫女:2016/10/07(金) 04:09:35 ID:KvnTGZv.
 勝っていたはずの淫魔にぶつかる、予想外の言葉、予想外の顔、予想外の敵意。
「えっ…?」
彼女の指が一瞬止まる。ユリはそれを見逃さない。
一気に顔を近づけ、瑞々しいその唇で、淫魔の艶かしい唇に吸い付いた。
「んっ…」
(んんっ!?)
唇をこじ開け、ユリの熱い舌が、唾液に構わず淫魔に侵入し、その舌に絡みつく。
(な、何を…んぅ!んっ!)
淫魔の体液は媚薬である。当然唾液も例外ではない。むしろ直接体内に流し込めることからその効果は強く、
多くの淫魔は獲物を仕留めるためにキスを使う。しかし、それは淫魔のキスの上手さを意味してはいなかった。
(ん!ん!えっ!?な、なにこれ?にゃにこれぇ!?)
巫女は淫魔の舌を舐め、口内を舐め、歯茎を舐め、さらには唾液を送り唇を擦り付ける。
それに対し淫魔は為すがまま。嗜虐的な表情は一気に崩れ快感が顔に浮かぶ。
そう、彼女らの殆どはキスを”する”経験はあっても、キスを”される”経験は少ない。
ましてや、媚薬効果をものともせず長時間攻められた経験などほぼ無い。
「んっ!?んぁっ!?あぁっ!!!」
ものの数秒で口内の弱い箇所を探られ攻められ続けた淫魔は、ついに巫女の秘所から指を抜いてしまう。
ユリはすかさず淫魔の腰にまわしていた手をのばし、指を絡め淫魔の片手を封じる。
「…っぱ。はぁ、あなたはこれまで一方的に相手を狩っていたのでしょうけど…」
唇を放し、少し肩で息をしながら、それでもなお冷徹にユリは言う。

「今度はあなたが一方的に狩られる番よ」
「は、放せ…んあぁぁ!!」
巫女は淫魔の秘所を思い切り指でかき混ぜる。それは今までより少し強い程度の刺激だったが、
キスによって快感のスイッチが入った淫魔には何倍もの刺激に感じられた。
「あ!んん!!あん!ひあぁ!!!」
喘ぎ声が響く。指は休まずにユリは頬を、耳を、首筋を、腋を、その舌先で舐める。そのたびに淫魔は声をあげてしまう。
ついにユリは淫魔の大きな胸に至り、その先端を器用に両方くわえると、丁寧に舐め上げていく。
「そこぉ!!あひっ!ひぃ!!!」
「…だらしないわね、さっきまでの虚勢はどこに行ったのかしら」
ちゅっ、と音を立て唇を離せば、そこにはぴんと尖った桃色の2つの乳首。ユリはそこに自らの乳房を向けた。
淫魔のものに負けぬ大きさのその先端もまた、快楽で尖っている。
「私ね、こっちのキスも得意なの。食らいなさい」
「まさか…そ、そんなことされたらぁ…や、やめ、やめてぇ!」
淫魔の必死の嘆願、だがユリは無慈悲に、その張りのある胸を淫魔に押し付けた。
「あ゛ぁぁぁあっ!!!」
淫魔の柔らかな胸はユリの胸につぶされぐにゃりと変形し、敏感な先端をユリの乳首が刺し貫くかのように押し込む。
まるで、矢のように。
「あ゛っ!あ゛っ!あ゛っ!あ゛っ!」
「ん…んっ……」
ユリもそこは敏感である。快感に顔がゆがむが、淫魔の比ではない。
既に目は焦点が合わず、口はだらしなく涎を垂らし、腰はガクガクと震えていた。そろそろ、頃合かしら?
「んっ…気持ち良さそう…」
「ひあぁ…」
淫魔の涙を舐めとり、耳に息を吹きかけながら、そこで囁く。
「でも…そろそろ終わりね」

682殲魔巫女:2016/10/07(金) 04:16:38 ID:KvnTGZv.
「え…?」
淫魔が目を見開く。そうだ、これは命を懸けた戦いなのだ。
噂ではあったが殲魔巫女がどんな存在か、淫魔も知っていた。
「……滅びよ、魔よ」
巫女がそう唱えれば、淫魔の秘所に伸びていた手、その甲に五芒星が浮かび上がる。
体内の生命力を聖なる力に変換するための印だ。
「ひ、ひぃ!?」
淫魔は怯える。全てを知っているわけではない。だが本能が、淫魔の力が警告を鳴らす。
子宮に存在する淫魔力の源、性交でそこを開かせ聖力を撃ちこみ破壊する。
淫魔を殺す唯一の方法だった。
「やらぁ!やめて!やめてぇ!!あっ!んっ!んあぁ!!」
どんどん光が強まる印。淫魔は自由な手で必死にユリの身体を押しのけようとする。
だが、今度は彼女が逃がさない番だった。あえて繋いでいたほうの片手を離すと軟体動物のように淫魔
の身体に絡みつき、胸での快楽を与えながら離れない。
「しにたくない!ひにたくないよぉ!!いや、んぅ!んぁ!んぷ…」
叫ぶ口を、ユリは再度キスで塞ぐ。丁寧に、容赦なく、口内を蹂躙する。
「んっ…ぷはっ!…はへ……」
もはや力も弱弱しく、蕩けた顔の淫魔。ユリは一度秘所から指を引き抜き、割れ目に再度あてがうと言った。
「…さようなら」
光る指先が、勢い良く、淫魔の膣内、一番敏感なところに突き刺さった瞬間、淫魔の身体を快感の濁流が襲う!
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!!」
それは胸を、全身を震わせ、指先まで流れ込み、秒単位で絶頂させる!
身体中の淫魔力が沸騰し、子宮が焼け、淫魔力の源が完全に破壊され…
…淫魔の意識は快楽と恐怖の中に掻き消えた。

断末魔の叫びが絶え静寂が訪れる。聞こえるのはユリの、吐息と鼓動の音のみ。
ゆっくりと秘所から指を引き抜くと、壊れた蛇口のように勢い良く潮が吹き出て床を汚していく。
淫魔は糸が切れた人形のように、汚した床の上に仰向けに倒れる。
その顔は蕩けきり、舌はだらしなく伸び、目は…赤い輝きが消え、何も写していなかった。
「…………」
なおも潮を吹き出し、微かに痙攣する身体。
ユリはその胸を踏みつけ、彼女を殺した指先を自らの口に持っていく。
舐めても、媚薬効果は無い。ただの、人間の愛液。
「…まっとうに生きていれば、こんな最期を迎えずにすんだのに」
淫魔を滅する巫女の身ながら、ユリは女の、柔らかな身体が好きだった。
その瞳に敵意は無く、むしろ哀れみをもって亡骸を見下ろしていた…。
…そのまま、しばし。物思いにふけっていたが、不意にびくりと腰がうずき、顔が苦悶に染まる。
「…やっぱり、耐えられないか…」
淫魔を斃したとはいえ、常人では一瞬で意識が飛ぶような媚薬と性技を浴び続けたのだ。
ユリの身体は快楽を求めていた。強く、強く。
「…んっ」
膝を落とすと、今だ流れる潮を身体に塗り、
それをローション代わりにして淫魔の亡骸に自らの身体を擦り付ける。ねちねちと、音が、一人分の喘ぎ声が響く。
「んっ!んっ!んんっ!……あぁぁ!!!」
吐息の流れぬ唇を奪い、体温のまだ残る身体を抱きしめ、ユリもまた絶頂を迎えたのだった。

683名無しさん:2016/10/07(金) 04:19:58 ID:KvnTGZv.
>>677です。結局自分で書きました。
なんかオリジナリティある巫女名考えたら語呂悪くなりました。

楽しんでいただければ幸いです。

684名無しさん:2016/10/08(土) 00:47:12 ID:KJ338TRM
力作乙です! 倒された淫魔も可愛らしいですが、主人公の三ツ矢ユリが『自分的理想の屠り手』という感じで最高でした。
己の使命と真剣に向かい合った結果、敵の死体で自涜するようになってしまった少女……あぁ、たまらない

685名無しさん:2016/10/09(日) 19:55:29 ID:lBvisOWs
女と女の一対一バトル大好きなんじゃ〜
逆転は何度あっても良いものだ
もっと流行ってほしい

686名無しさん:2016/10/10(月) 17:30:19 ID:39.KA/ig
良いよね、1対1も……
主人公対多数とかも好きだけど
エロバトルだとあっという間に片付ける必要あるから
1対1だとねっとりとした描写も期待できるし
ヒロイン対ふたなり敵女になるけど書いてみようかな……

687名無しさん:2016/10/10(月) 23:25:16 ID:w8UCHA82
いいんだぜ書くんだぜ
楽しみに待ってるぜ

688名無しさん:2016/10/16(日) 14:37:23 ID:wtF8zP1s
セックス対決もさることながら
手を下す相手に情を抱く、さらにそれが
女性同士というのが大好物です。

死体は残るみたいなんで、最後は一応埋葬でも
してるんですかね。

689名無しさん:2016/10/18(火) 18:21:58 ID:Tqix7I2Q
淫魔が元が人間だったとしたら…どうなるんだろう。
行方不明の扱いになるんだろうか。
ニュースにもならない、彼女が生きていた痕跡すら無くなってしまうのかな。

690名無しさん:2016/11/01(火) 05:37:36 ID:8BHKhI92
ある日突然、テレビゲームの世界に吸い込まれてしまった少年、御剣拓斗(みつるぎ たくと)。
 現実世界に戻るためには、ゲームをクリアしなくてはならない。
 もちろん、ゲームオーバーになれば、待っているのは死である。
 拓斗は、このデスゲームを生き延びることが出来るのか――?

 この世界ではHPゲージがゼロになると死ぬ。
 それは、敵モンスターはもちろんのこと、村の住民などのモブキャラ、そしてプレイヤーも例外ではない。

「――あんたね? 魔王様に歯向かおうなんて命知らずは」
 
 魔王軍上級兵士の一人、ティファニア。
 耳の長い、女性型のモンスターである。外見年齢は二十歳前後。プライドが高く、高圧的な性格をしている。自信過剰であり、魔王の判断を仰がず独断で動くことが多い。
 ゲームでは、中盤で闘うことになるボスキャラクターだ。主人公がワールドマップを移動しているところを、突然一匹で襲い掛かってくる。そんなに強敵ではない。ちゃんとレベル上げをしていなかったプレイヤーでも、ミスを犯さなければ勝てる相手だ。

「なによ――どんな屈強な男なのかと思えば、まだガキじゃない。期待して損したわ。こんな子供に、他の魔王軍の兵士どもはやられちゃったってわけ?」

「…………」

 拓斗は無言のまま、腰から剣を引き抜いた。
 彼はまだ小学六年生である。気弱そうに見えるが、芯の強い少年だ。突然この世界に吸い込まれてしまってから、今日まで、ずっと一人で生き抜いて来た。絶対にゲームをクリアして、元の世界に帰ってやるんだ、という強い意志を持っている。現在、攻略の進捗状況は全体の半分ほどと言った程度。ちょうど折り返しが近い。
 拓斗は一度、現実世界でこのRPGゲームをプレイしたことがあったので、クリアまでの大まかな流れを把握していた。

「言っておくけど、私は今までの相手のように甘くはないわよ? ガキ相手だからって容赦もしないわ。泣いて謝って、私のペットになるっていうなら、命だけは助けてやらなくもないけど?」

「……結構です」
 
 拓斗は毅然として答える。元よりそんな選択肢はないのだ。元のゲームでは、ここでティファニアと闘うのは強制イベントになっている。だから闘わずに見逃してもらうだとかは出来ない。ティファニアと闘って、勝つしかない。

「ふんっ、可愛くないガキ!」
 
 ティファニアは言って、攻撃を仕掛けてきた。拓斗はごくり、と生唾を呑み込む。

(落ち着け、大丈夫な筈だ……)

 ティファニアは強敵ではない。25〜30ほどまでレベルを上げておけば、まず苦労をしない相手だ。一度たりともゲームオーバーが許されない拓斗は、入念にレベル上げをしているので、現在では40に手が掛かるところまで来ている。負ける要素など万に一つもなかった。
 当のティファニアは、所詮はゲームキャラであるので、そんな実力差のことは理解出来ない。元のキャラクター設定通りに、拓斗のことを『自分より明らかに弱い相手』と見做している。

(…………)

 拓斗はそこで、複雑そうな表情で、ティファニアの頭上に浮かぶ緑色のゲージを眺めた。
 HPゲージ。
 これがゼロになれば、彼女は死ぬ。

「……行きます!」

 迷いを振り切るように、ぶんぶんと頭を振ってから、拓斗はティファニアに斬り掛かっていった。

691名無しさん:2016/11/01(火) 05:38:20 ID:8BHKhI92
「う、嘘……この私が、ここまで追い詰められるなんて」

 信じられない、という表情で、ティファニアは内股でへたり込んでいる。
 戦闘が開始されて、まだ二分と経っていない。

「…………」
 
 拓斗は剣を握ったまま、無言でティファニアを睨む。彼のHPゲージはほとんど減少していない。対してティファニアのHPゲージは酷いものだった。緑から黄色を通りこして、赤になってしまっているし、それももう残りほんの僅かだ。あと一撃でも攻撃されたら、ゼロになってしまうだろう。
 まず拓斗の方が、スピードが上だ。だから拓斗の攻撃はほぼ確実にティファニアに当たる。反対にティファニアの攻撃はほとんどが外れる。たまに当たっても、やはり拓斗の防御力はティファニアの攻撃力を遥かに上回っているため、ほんの僅かしかダメージを負わない。そして拓斗の攻撃力は、一撃で、ティファニアのHPゲージをごっそりと奪った。
 だから勝負は、驚くほどあっけなかった。

「ち、ちくしょう! なんで私があんたなんかに……あんたみたいな、ガキにっ!」
 
 悔しそうに喚くティファニア。もうここまで追い詰められたのなら、逃げるべきだが、それは拓斗が許さなかった。ただでさえ遅いティファニアの動きを、更に制限する魔法を、彼は使っていた。おかげで今のティファニアは、まともに立ち上がることすら出来ない。
 この辺りは実際のゲームとは違い、ボスとエンカウントした後であっても、プレイヤー・ボスキャラ問わず、決着がつく前に闘いを一時離脱することが出来るのだ。ティファニアに逃げられては敵わない拓斗は(それでも後日同じ場所にくれば、HP満タンのティファニアと闘い直すことになる)、だから予め逃走の手段を封じておく必要があった。

「……じゃあ、トドメを刺させてもらいます」
 
 拓斗はじり、とティファニアの方ににじり寄る。

「――っ、ちょ、ちょっと待ってよ! 待ちなさい! 近寄らないで!」
 
 慌てたように言いながら、ティファニアはへたり込んだまま後ずさる。先ほどまでの高圧的な態度はどこへやら、かなり怯んでいる様子だった。情けない声を上げながら、ずるずるとみっともなく後ずさる。

「ふ、ふん! いいわよ! 今日のところは、見逃してあげるわ……あ、ありがたく思いなさいよね!」
 
 口調だけは偉そうなティファニアである――しかしその顔には、『命だけは助けてください』と書いてある。

「…………」
 
 拓斗は表情を曇らせる。
 これがこのデスゲームの、恐ろしいポイントだった。この世界の敵キャラは、実際のゲーとは違って、倒そうとすると命乞いを始めるのだ。それを容赦なく切って捨てなければ、プレイヤーは前に進めない。
 ゲームと同じで、強制イベントをクリアしない限り、次のイベントには進めない仕様になっているのだ。仮にここでティファニアを無視して進んでも、次に起こるべきイベントが発生しないから、攻略はそこで止まってしまう。だから彼女の命乞いを聞くわけにはいかなかった。拓斗には、元の世界に帰るという悲願があるからだ。

692名無しさん:2016/11/01(火) 05:38:50 ID:8BHKhI92
「…………うう」
 
 聞くわけには行かなかったが、しかし――
 
 ティファニアに手を下すのは、普通のモンスターを殺すのとはわけが違った。ゴブリンやミノタウロスたちも、HPゲージがゼロに近づくと必死に命乞いをしてくるが、そうは言っても外見は人外だから後味の悪さも軽減できる。しかしティファニアは、外見だけで言えば完全に人間なのである。ボスキャラである上級兵士たちには、こういったタイプが多くいた。
 
 なによりティファニアは魅力的な容姿をしていた。腰まであるピンク色の美しい髪。元が二次元だからか、顔立ちも必要以上に整っている。そして現実ではまず有り得ないレベルの、抜群のスタイル。公式資料によると、3サイズは98―61―96であるのだと言う(ティファニアのような中ボスでさえ、詳細な公式データが存在しているのがこのゲームの特徴だった)。CVも有名声優が担当している。ゲロ甘のアニメ声だ。
 
 殺し合いに来ているというのに、その格好は痴女同然だ。ほとんど裸である。上半身は、首元によく分からないネックレスがかかっている以外は、ビキニのみ。下半身に至っては、布きれのようなものを巻いてあるだけで(しかも両側部にえげつないスリットが入っている)、下着すら履いていない。普通にしていたって中が見えてしまう。ゲームならば、現実には有り得ない影などを使ってぼかしたり、現実には有り得ない動きを布きれにさせて中を見えないようにしたりと、色々と出来るのだろうが、この世界では普通に丸見えだった。戦闘のたびにめくれて、ちらちらどころではないレベルで中身が見える。ティファニアが一切それを恥ずかしがる様子がないのは、羞恥心を植え付けてしまうとそもそもこの格好が成り立たなくなってしまうからだろう。その辺り、この世界はご都合主義のようなところがある。

「…………」
 
 拓斗は大人びた少年だった。小学生にして、既に思春期に突入していた。目の前にへたり込む悩ましい女性の姿から、目を離せない。どうしたって欲情してしまう。
 
 ――魔法で、相手の動きは封じている。反撃される恐れはない。
 
 ――いざとなれば一撃で、いつでも殺せる。

 ――強制イベント中だから、他のモンスターとエンカウントして、途中で邪魔されるということもないだろう。
 
 拓斗はティファニアのHPゲージを眺めながら、それらのことを順番に確認していく。

(…………ゲームをやったときから、思ってたんだ)
 
 拓斗は現実世界でのことを思い出す。このゲームでは戦闘シーンが終わると、既に倒された敵はもうイベントには出てこない。ティファニアを倒した後も、その後の会話などは存在せず、ただワールドマップに戻されただけだった。
そんな演出に、拓斗は切なくなったものだ。あんな綺麗な敵、自分なら絶対に殺さないで見逃してやるのに、と。
そして今、そのティファニアを好きに出来る権利が、彼にはある。

「…………毎日、必死にクリアしようと頑張っているんだから。このくらいの息抜きは許されるよね」

 自分に言い聞かせるように呟いてから、拓斗は、握っていた剣を地面に置いた。
 ――何も、初めてというわけではない。
 既に拓斗は、これと似たような状況で、童貞を捨てていた。
 この世界には法律が存在しない――何に乱暴を働こうが、誰にも見られていないし、咎められないのだ。

「…………な、なんなの?」
 
 拓斗のただならぬ雰囲気を感じ取ったのか、ティファニアが不安そうな声を上げる。
 しかし彼女の命運は、いずれにせよ既に尽きていた。

693名無しさん:2016/11/01(火) 05:40:11 ID:8BHKhI92
「あっ、あっ、あっ――や、止めてよ! 止めてってば!」
 
 近くの岩場に手を付いて、尻を突き出しながら、ティファニアは涙声で抗議する。

「信じられないっ! あんた――こんな乱暴っ、許さないんだからっ!」
 
 口調だけは威勢がいいが、それらは全て鼻声であり、弱弱しかった。

「ま、魔王軍上級兵士のこの私にっ、こんな真似――殺してやるっ! 絶対に殺してやるっ!」

「……うるさい」
 
 拓斗はピストン運動を続けたままで、ティファニアの首を軽く締める。

「――っ!? かひゅっ!」

「……もう少し力を入れるだけで、あなたのHPはゼロになるんですよ?」
 
 ティファニアの表情に絶望と焦りが生まれる。彼女のネックレスは既に千切られて、地面に四散していた。ビキニは腰の辺りまでずらされている。丸出しのたわわな胸が、これでもかと揺れているのは、拓斗の肉棒が彼女の子宮に激しく打ち付けられているためだ。腰に巻いた布きれもそのままだった。わざわざ脱がさなくても、挿入に支障はなかったからだ。

「……理解したなら、もう少し口を謹んでください」
 
 拓斗はそう言って、ティファニアの細い首から手を放すと、それを彼女の乳房へと移動させた。むぎゅう、と乱暴に揉みしだく。ティファニアからすれば気持ちよくもなんともないだろうが、元より相手のことを気遣うつもりなど拓斗はなかった。これは強姦なのだ。相手を殺す前の、ただの凌辱。現実世界でも紛争地帯では当たり前に行われていることだろう。現実と違うのは、拓斗が反撃を受ける可能性はほぼないという点だ。

(凄いっ、この人の締め付け……自分でするときも、こんなに強く刺激したことないのにっ!)
 
 拓斗が童貞を捨てた女モンスターは、年増だった。胸や尻は、ティファニアよりも大きかったが、性器の具合という点ではやはり老いを感じさせた。若い女と交わるのは、拓斗はこれが初めてである。その暴力的なまでの刺激は、彼を狂喜させた。

「……あっ、あっ……ちょ、ちょっと待ってよ。HP、そうよHPよ……」
 
 首絞めから解放されたティファニアは、暫くの間咳き込んで苦しんでいたが、不意に思い出したように声を上げた。掠れた声である。

「HP……私もうHPほとんど残ってないじゃない……」
 
 絶望的な声で、ティファニアは自分のHPゲージを見つめていた。敵キャラクターもHPゲージの視認は出来るのである。そうでないと、例えば敵が回復魔法を使ったりすることの説明がつかない。もはや彼女のHPゲージは消滅寸前だ。ゼロにするのに、あと一回の攻撃さえ不要だろう。そう、例えば――一度の性行為。それだけでも肉体にダメージを与えるには十分だ。

「ま、待って! 待ってってば! このままえっち続けたら、私死んじゃうからっ! ちょっと一回ストップしてよ! 抜いて! おちんちん抜いてっ!」
 
『えっち』だの、『おちんちん』だの、一々出て来る単語がどこか可愛らしいことに、拓斗は興奮を覚えた――それは彼の性器に、更なる快楽を与える。

「……っ、駄目ですよ! 最初からそうするつもりなんですから! あなたはここで死ぬんですっ! 助けてなんかっ……あげません!」

「ふ、ふざけないでっ!  やめて……やめなさいっ! ……い、今すぐ止めたら、特別に、許してあげないこともないわっ!」
 
 ティファニアのHPゲージは、こうしている内にも、徐々にだが減少していっている。このままピストンを続けていたら、全てが終わるまで――もう一分もかかららないだろう。

694名無しさん:2016/11/01(火) 05:48:06 ID:8BHKhI92
「いやぁぁぁ……」
 
 自分の余命が、もう一分を切っているという事実に、ティファニアは嗚咽を漏らす。綺麗な顔が、涙と鼻水でぐしゃぐしゃだった。ただでさえ強姦されていて、彼女の精神はボロボロなのだ。

(ゲージの残りから考えて、もう一分くらいしかないのか……早くイカないと!)
 
 拓斗はやや焦りを覚える。ちょうど、アダルトビデオの鑑賞中に、抜きたいタイミングに合わせて射精を早めようとする心理と同じだ。彼は早い方だったが、そもそもピストンを始めて、それこそまだ一分くらいしか経っていないのだ。

「……い、いやよ……待って……わ、私が悪かったから。お願いよ、やめて……死にたくないぃ……」
 
 ティファニアの口調が、強気なそれから、懇願するようなものへと変化した。
 切羽詰って、自尊心を維持することが困難になったのだろう。

「え、えっちがしたいなら、後でいくらでもさせてあげるからぁ……絶対に何でもいうこと聞くから、逆らわないからぁ……HPだけ回復させて、お願いぃ……」

「…………」
 
 拓斗はそれを無視する。かつての年増の女モンスターは、そう言って彼を誘惑した。彼はその誘いに乗った――だが結局、回復した後のモンスターに、再び襲われただけだった。つまり、敵から逃げることが出来ても、敵を犯すことが出来ても――敵と仲良くなることは、この世界では不可能なのだ。だから殺すしかない。攻略が行き詰まる以上、見逃すと言う選択肢もない。
 ティファニアは最初から、道すがらに殺されるような、そんな程度の価値しかないキャラクターなのだ。RPGのボスとして、強さがあるわけでもない。身体しか取り得がない、と言っても、全く差しさわりはなかった。

「…………っ!」
 
 そしてずっと強気だったティファニアの、縋るような命乞い――拓斗の性器の、一番深い部分が、それで完全にやられてしまった。
 睾丸のムズムズ感が、一気に増す。何かが奥からせり上がってくる感覚――射精が近い。

「ううううううっ!」
 
 拓斗は、それでもHPをゼロにしてしまわないよう、遠慮気味だったピストンの勢いを、更に強めた。もう全力だ。
 どうせなら、HP消滅と同時に射精したい。
 ゲージが、もうこれ以上ないというくらいに減少する――あと5秒ほどで、本当に空っぽになる。

「――!? いやっ、いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 
 自分の絶命を完全に悟ったティファニアが、絶叫する。認めたくないのだろうが――もうおしまいだ。

「いやっ、いやっ、いやぁぁぁ! やだっ! やだっ! やだっ! まって! やだっ!」

「ううううううううっ……!」
 
 5、4、3、2、1……0。

「ああああああああああああっ……!」

「うううううっ!」
 
 どぴゅっ、どぴゅっ、ぴゅっ……。
 
 鋭い刺激とともに、拓斗の肉棒から、数日溜めていた精子が解き放たれる。
 それと同時に、ティファニアのHPも底をついた。
 数秒のライムラグのあと――その肉体は、消滅した。

「…………はぁ、はぁ」
 
 射精後の気だるさに襲われながら、拓斗は一人立ちすくんだ。
 HPがゼロになったキャラクターは、服ごと、この世界から消滅してしまう。
 死体も残らない。

「…………」
 
 拓斗は何気なしに自分の性器を眺めた。精子はほぼ残っていない。これはティファニアの消滅と同時に、解き放った精子も消えてしまったと見るべきだろう。つまり彼の精子は全て、彼女の子宮に着床していたということだ。

「……僕は、なんてことを」
 
 熱が冷めて、拓斗を襲うのは強烈な罪悪感だ。敵モンスターとはいえ、女の人をあんな風に殺してしまった――現実世界にいたころの自分なら、まず考えられない所業だ。

(……でも、どうせまた、やるんだろうな)
 
 拓斗は、この殺伐とした世界において、今のような瞬間だけが自分に生の実感を与えてくれるのだと、気付き始めていた。
 何をしたって、誰も見ていないのだ――このくらいやらなければ、損だ。

「…………」
 
 拓斗は無言で服装を整えると、その場を立ち去った。
 
 ――甲高い、ティファニアの断末魔が、いつまでも、彼の耳に残った。

695名無しさん:2016/11/01(火) 12:29:06 ID:7FsMAQJw
最近なろう系にハマっている俺にタイムリーなネタw
まさにFFやロマサガやってたプレイヤーの誰もが夢見る極上シチュエーション
イベント関係で中ボスは倒さなければ先に進めないけど雑魚敵女は飽きるまでヤリまくれんのかな
ぜひ俺も召喚されたい

696名無しさん:2016/11/03(木) 02:48:13 ID:Jd8fhbyw
帝国は腐敗し切っていた。
 一部の特権階級が利権を貪り、その他大勢の市民たちが貧しい暮らしを強いられる――これはもう100年も前から続いている。
 それを変えようとする者たちがいた。
 その名も、秘密結社『リボルバーズ』。
 彼らは少数だったが、優秀な人間の集まりであり、帝国打倒の理想に燃えていた。
 ――つい先日、彼らは、帝国に大打撃を与える、大規模な作戦を計画した。
 上手くいけば、帝国は無事では済まない……彼らの悲願である『革命』に、大きく近づく。
 その作戦は、リボルバーズ結成以来で、最も重要なものだった――しかし。
 
 その作戦は失敗してしまった。
 メンバーの一人が、計画を事前に、帝国側に漏らしてしまったせいで。
 
 作戦決行の日、帝国に動きを読まれていたリボルバーズは、多大な損害を被った。
 メンバーの二人が殺された。
 そのまま全滅するのを避けるために、リボルバーズは仕方なく、地下に潜った。
 しばらくはそのまま息を潜めて、帝国兵たちの追撃をやり過ごさなければならない。
『革命』がさらに難しくなったのは明らかであった。
 
 そして、今さら遅いことではあったが――リボルバーズは隠れ家にて、裏切り者の処刑を執り行うことを決めた。

697名無しさん:2016/11/03(木) 02:48:48 ID:Jd8fhbyw
「……どうして裏切った? ロザリンド?」
 
 金髪の青年が重々しく尋ねる。
 そこは薄暗い洞窟だった。リボルバーズの隠れ家の一つである。帝都からはかなり離れているし、山の奥深くのかなり分かりにくいところにあるので、見つかる心配はほとんどない。
 その洞窟の奥深くで、リボルバーズの生き残り――8人の男女は、集結していた。
 裏切り者を、取り囲むようにして。

「……はっ。そんなの今訊いてどうしようってんですか?」
 
 ふてぶてしい口調で少女が答えた。
 くすんだ赤色の髪をした、二十歳の少女である。猫目で、真っ白な肌をしている。
 少女の名はロザリンド。
 リボルバーズのメンバー――だった少女だ、つい数日前まで。

「まさかそんなこと訊くために、私をわざわざ捕まえたんですか? 革命失敗の憂さ晴らしのつもりですか? 相変わらず面倒くさい人たちですね……いい迷惑ですよ、本当」
 
 ロザリンドは樽に詰められている。
 首から下までが、すっぽりと樽に入っているのだ。頭だけが外に出ていて、こうして会話しているという状態だ。当然身動きは取れない。彼女は今、捕らえられていた。

「……いいから答えるんだ」
 
 苛立ちを隠し切れない様子で、金髪の青年はロザリンドを睨み付ける。彼はリボルバーズのリーダーだった。実直な性格で、メンバーからの信頼も厚い。
 そんなリーダーを、ロザリンドは小馬鹿にしたような表情で睨み返す。

「ははっ……そんなの、お金のために決まってるじゃないですか」

「……金だと?」
 
 リーダーは呆気に取られたように口を開ける。

「お前は帝国の、スパイだったんじゃないのか?」

「はぁ? 何言ってんですか? 違いますよ。私は帝国とは何の関わりもありません。ただリボルバーズの立てた計画が、帝国の方に高く売れそうだったから、売っただけです。裏切る前までは、私だってちゃんとリボルバーズの一員でしたよ? ――まあ、どこかいいタイミングで売っぱらうつもりでしたけどね」
 
 ロザリンドはそう言って、またおかしそうに笑う。

「……金? 金だと? お前はそんなことのために、俺たちのことを裏切ったのか?」
 
 リーダーは、ロザリンドの発言が信じられない様子だった。

「……お前が俺たちを帝国に売ったせいで、革命が失敗した。これがどういう意味か分かっているのか? 帝国の腐敗がずっと続いていくんだぞ? 罪もない多くの人々がまた苦しむんだ。俺たちはそれをどうにかするために頑張ってきた筈だ――そんなことさえ、お前には理解出来ないのか?」

「……はぁ。理解できませんね、まったく」
 
 ロザリンドの表情が、うんざりしたようなそれに変わる。

「ええ、昔からこれっぽっちも、みなさんの言ってることは、私には解出来ませんでしたよ。革命? 罪のない人々を救う? 関係のない他人を助けて、自分たちに何か得があるんですか? 何も儲からないじゃないですか。まったく馬鹿みたいです。そんな馬鹿みたいなことをしているから、みなさんは私みたいな人間にいいように騙されてしまうんです」

「――っ、本気で言っているのか、ロザリンド? お前だってよく言っていたじゃないか。『帝国のやつらが許せない! みんなを助けてあげたい』、そう言っていたじゃないか!」

「だからそれは、みなさんに合わせてあげてたんですよ……内心では、うんざりしてましたけどね。だからみなさんを帝国に売ったときは、清々しました。ええ本当、胸がすっとしましたよ」

「…………」
 
 リーダーは意気消沈したように、黙り込んでしまった。「……嘘だろう? ロザリンド」口元から漏れた呟きも、弱弱しい。

698名無しさん:2016/11/03(木) 02:49:23 ID:Jd8fhbyw
「……っていうか、今気付きましたけど、人の数足りなくないですか? 確か、私を入れて11人、でしたよね? いないのは――クラウスさんとリンネさん、ですか。あはっ! 二人とも死んだんですか? 私が情報を売ったせいで? ざまぁないですね。特にリンネさんは、胸がでかいばっかりで、どんくさくて、前からムカついてたんですよ。そうですか、リンネさん死んじゃいましたか……まあ真っ先に死ぬとしたらあの人でしょうね。むしろあの豚女、今まで死んでないのが不思議なくらいにとろかったですもんね。博愛ぶっちゃって、隠れ家にいるときも、怪我してる小鳥とか介抱してあげたりして――あの小鳥の足は、私が憂さ晴らしに折ったんだっつーの! あははっ、馬鹿みたい!」
 
 愉快そうに捲し立てて行くロザリンド――溜めていた鬱憤を晴らさんとばかりに、舌を回している。ある種の興奮状態にあると言えた。
 そして興奮している彼女は気付かない――彼女が何か言うたびに、場の空気がどんどん張り詰めていっているということに。

「でも、クラウスさんが死んだのは意外ですね。リボルバーズの中じゃ、一番まともな人だったのに――ああ、そういえば、クラウスさんとリンネさんって恋人同士でしたね。なるほど、クラウスさんはリンネさんを庇ったわけですね? それで殺されてしまったと。へぇ、格好いいじゃないですか――それで豚の方もくたばっちゃってるわけですから、まったくの犬死になんですけどね! あひゃゃゃゃゃゃっ! やだぁ、面白い! お腹よじれる……っ、くふっ、くふふっ!」 
 
 笑いながら、ロザリンドは内心で思考していた。

(……さぁて、どうしようかな? さっさと逃げ出したい所だけど、今すぐは無理だもんね。まあでもこの樽、そこまでしっかりとした作りでもないし、時間さえかければ簡単に抜けられそうだから、焦る必要もないか……こんなので捕まえた気になるなんて、こいつらって本当間抜けだよ。帝国に喧嘩売るって時点でそもそもお花畑なんだよ。ご丁寧にがん首揃えやがってよ、そんなに私の可愛い顔が見たいのかよ、うける! ったく、こいつらの顔なんて二度と見たくなかったのに。こんなことになるならさっさと帝都から逃げとくんだった。まさかこいつらに捕まるだなんて思いもしなかった……)
 
 ロザリンドはやや顔をしかめる。そう、自分は捕まってしまったのだ。間抜けだと見下していた相手に。そして今、これ以上なく間抜けな格好をさせられている。

(……ムカつく。間抜けの分際で私の気分を害しやがって。この洞窟を出たら、帝都を離れるついでにここの場所も帝国兵に売ってやろう。流石に今攻められたらひとたまりもないだろうし、全滅とまではいかなくても、もう二、三人はくたばるよね――あははっ、そう考えたらまた愉しくなってきた!)
 
 にやにやと、下卑た笑みを浮かべるロザリンド。
それをリーダーは、軽蔑の目で見つめていた。

「……ロザリンド。他に言いたいことは、もう何もないか?」
 
 やがて、ゆっくりとした口調で、リーダーはロザリンドに問い掛ける――それは最後通告だった。

「……はぁ? いや、ありませんけど。何か言うことがあったのはみなさんの方でしょう? 私はもう、みなさんと話したいことなんてありませんから」

 ロザリンドはやはり臆面もなく答える。
 そこで彼女の命運は、決定された。

「…………分かった」
 
 リーダーはそう言ってから、他のメンバーに目配せをする。
 メンバーたちは一様に頷き――揃って、腰に差していた剣を抜いた。

「…………それではこれより、裏切り者の処刑を始める」
 
 必要以上の力で柄を握りしめながら、リーダーは号令した。

699名無しさん:2016/11/03(木) 02:49:55 ID:Jd8fhbyw
(…………?)
 
 きょとん、とした顔で、ロザリンドはかつての仲間たちを見つめる。

(……え? なに? 剣? なんでこんなとこで抜いてるの? 帝国兵が攻めてきたの?)
 
 それならとばっちりだ、早く逃げなければ――などと思ったところで、頭がだんだんと冴え始める。

(いやいや、そうじゃなくって……今、処刑って言った? 処刑? その剣で? 誰を? ――私を!?)
 
 ロザリンドの顔が青ざめた。

(い――いや、いやいやいや、有り得ないって。殺される? 私が? こいつらに?)
 
 まさか殺されはしないだろう。
 そう高を括っていたからこその、余裕の態度だった。
 
 ロザリンドがリボルバーズに入ったのは、一年前。
最初から小銭を稼ぐことしか頭になかったが、それでも怪しまれないように、ある程度の人付き合いはこなしてきたつもりだ。
実際彼女は、人に媚を売ったり、取り入ったりするのが天才的に上手かった。よく年上をからかう生意気な妹分、というのがロザリンドのキャラクターであり(この辺りは演技をしているわけではなく、素だ)、それはリボルバーズの面々にも受け入れられていた。
よく窘められながらも、基本的に彼女は、他のメンバーから可愛がられていたものだ。

「ちょ、ちょっと……処刑って、え? 冗談、ですよね?」
 
 引きつった笑みで、ロザリンドは尋ねる。
 それに答える人間は、もういなかった。
 彼女からは見えないのだが――彼女が捕らえられている樽には、8つの穴が空いている。
 ちょうど、剣が一本差し込めるくらいの穴だ。

「いや、だって……いつも私が悪戯しても、みなさん、笑って許してくれたじゃないですか」
 
 言いながらロザリンドは、必死に樽の中から出ようとする。
 が、すぐにどうにかなるような強度でもない。
 仮にこのまま、剣を向けられても――どこにも逃げられない。

「ひっ――!?」
 
 
 もしかして自分は、絶望的な状況に陥っているのではないか――?
 そんな考えが頭をよぎるが、彼女はすぐにそれを否定する。
 何故なら、納得がいかない。

(こいつらは甘っちょろい集団だ! ――裏切り者とはいえ、仲間を殺すだなんて、できるはずない!)
 
 ロザリンドには理解が出来なかった。
 確かに彼女は、メンバーから信用されていた。
 その信用を裏切ったからこそ、こういうことになっているのだ。
 それが彼女には理解出来ない。

700名無しさん:2016/11/03(木) 02:50:25 ID:Jd8fhbyw
「……まずは私からやりましょう」
 
 メンバーの中で、三十路手前くらいの女がそう言って、手を挙げた。
 リーダーは無言で頷いてみせる。

「く、クレアさん……!」

 女を見て、ロザリンドは生唾を呑み込む。

(ぜ、絶対にない――あ、あのクレアさんが私になにかするなんて、あるわけない!)
 
 女――クレアとロザリンドは、メンバーの中でも特に仲のいい二人だった。
 クレアは理知的な女性である。物腰が柔らかく、リボルバーズでは副リーダーを務めている。いつも穏やかな笑みを絶やさない彼女は、ロザリンドに、かつて亡くした妹の影を重ねていた。彼女の妹は、かつて帝国兵の乱暴によって殺されてしまったのだという。クレアはロザリンドによく構った。時々、ロザリンドが洒落にならない悪戯をして、皆が怒っても、クレアだけはロザリンドの味方をした。

「…………」
 
 そんなクレアの表情に、いつもの温和な笑みはない。
 ただ冷たい顔だ。そこに優しさや慈しみといったものを見出すことは出来ない。

「く、クレアさん! 待ってください! 違うんです!」
 
 ロザリンドは慌てて叫ぶ。

「わ、私、クレアさんだけは売ってません! 本当です! クレアさんだけは見逃してくれるようにって、帝国兵に頼んだんです!」

「………………」

「わ、私がクレアさんを裏切るわけないじゃないですか……! 嘘じゃありません! 信じてください!」
 
 当然、嘘である。今でさえ彼女は、この洞窟の場所を帝国兵に売ろうとしていたのだ。クレアの存在など端から考慮に入れていない――ただ、メンバーの中でクレアさえ味方につけておけば、自分に危険はないと、彼女は確信していた。だからそんな嘘をついた。
 クレアだけは何があっても自分を守ってくれる――そう思っていたからこそ、ロザリンドは自分が処刑されるだなんて可能性を考えもしなかったのだ。
 
 だが、彼女は知らない。
 そもそもこの処刑を、いの一番に提案したのが、クレアであるということを――

「――ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」
 
 洞窟に、絶叫が響く。
 樽の下の方にある穴に、剣が深々と突き刺さっていた。

「く、クレアさん、これ……こ、これ、アソコに、アソコに刺さってるぅぅ……」
 
 ロザリンドは苦痛に顔を歪めながら、クレアを見上げた――痛いに決まっている。剣の一本目はよりにもよって、彼女の子宮を破壊したのだから。

(嘘――嘘――嘘!? クレアさんが、クレアさんが、私を刺した!?)

 ロザリンドは絶望的な眼差しをクレアに向ける。

『ロザリンドちゃんがお母さんになったら、赤ちゃんの名前、私にも一緒に考えさせてね?』
 
 かつて一緒の毛布に包まって寝たときに、そんな会話をしたことを思い出す。
 
「…………」
 
 クレアは、まるで害虫を見るような目つきで、ロザリンドを見下ろすばかりだった。
 
 ここでようやく、頭の軽い彼女も理解した――理解せざるを得なかった。

(こ、殺される……! 私、ここで、死ぬ!)

701名無しさん:2016/11/03(木) 02:51:15 ID:Jd8fhbyw
「ぎゃぁぁぁぁぁっ! やめてっ! おなかっ、おなかさけちゃうぅぅぅっぅ!」

「あ、ああ、もう、やめて……中身たくさん出ちゃってるんですぅ……これ以上刺されたら、ほんとに死んじゃうからぁ……」

「お、お金あげますから! 私がもってるお金、全部あげますから!」

「ひっ……いっ……なんでこんな酷いことするんですかぁ!」

「なんで!? なんで!? 私なにも悪いことしてないのに!」

「やめてください……やめてください……私まだ二十歳なんです……人生これからなんです……!」

「あ、あはは……そうだ、これは夢なんだよ。だってこんなに血が出るわけないもん。こんなに血が出たら、もう絶対に助からないもん……」

「いやぁぁぁぁぁぁぁ! 誰かぁぁぁぁぁ! 助けてぇぇぇぇぇ!」

 処刑はつつがなく進行した。
 メンバーが突き刺した剣の切っ先は、ロザリンドの小さな身体の重要な器官を悉く破壊した。そのたび彼女は絶叫し、泣き喚いたが、当然のように誰も耳を貸さない。穴の隙間からおびただしい量の血が流れてくる。樽の周囲はすでに血の海だった。
 もう、今からどんな処置をしようが助からない。
 七本目までが刺さった時点ですでに、ロザリンドはそんな状態だった。

「あ……ああああ、ああ……」
 
 ロザリンドは虚ろな目で宙を見つめている。もう意識も薄れてきていた。血を流し過ぎたせいだ。そのおかげで痛みを感じずに済むようになったのは、彼女にとっては幸運と言えるかもしれない。

「……さあ、最後はお前だ、セシル」
 
 リーダーは最後の一人――セシルの肩を叩いて言った。
 線の細い少年だった。まだ十代だろう。中性的な容姿で、雪のような肌をしている。

「…………はい」
 
 少年は振り絞るようにして答えた――他のメンバーとは違い、その表情には迷いが窺える。

「せ、しる、くん……?」
 
 ぼやけた意識の中で、ロザリンドはその名前に反応する。

「せしる、くん…………せしるくん?」

「……そうだよ、ロザリンド。とどめを刺すのは僕だ」
 
 セシルは言って、剣を水平に構えた。残っている穴は一つ。心臓の部分だ。ここを貫かれれば、ロザリンドの息の根も止まるだろう。

「…………うう」
 
 しかしセシルは中々、その剣を突き出すことが出来なかった。
 剣先が震えて、安定しない。

「……せしるくんってさ。わたしのこと、すきだったよね?」
 
 そんなセシルの耳元に、ロザリンドの弱々しい囁きが響いてくる。

「――っ!?」
 
 セシルは息を呑んで固まってしまった。

「ねぇ、すきだったよね……? え、えへへ、だってせしるくん、わたしのこと、いっつもそういうめで、みてきてたもんね……?」

「ち、違う! そんなこと――!」

「いいよ……ねぇせしるくん。あとでわたしのこと、すきに、させてあげるから……わたしのこと、たすけてくれない?」

「……え?」
 
 セシルの声が上擦る。

「なんでも、してあげるよぉ……ねぇせしるくん、わたしとそういうこと、したかったんでしょ? させて、あげるからさ……ここから、だしてよ。いますぐけんをぬいて、ちをとめれば、まだ、たすかるかもしれないでしょ……?」

702名無しさん:2016/11/03(木) 02:51:51 ID:Jd8fhbyw
「…………」
 
 助かるわけがない。ロザリンドの傷はとっくに致命的だ。それに気付かないほど、彼女の意識は朦朧としているのだ。あるいは現実を受け入れられなくて、脳が考えるのを放棄しているのかもしれない。

「……おい、セシル」

「――大丈夫です」
 
 見かねたリーダーが、彼に代わろうとしたが、セシルは片手一本でそれを制す。

「ちゃんと、やれます……始末は、僕がつける」
 
 セシルは剣を構えなおした。今度は剣先がぶれない。両の瞳も、心臓の穴をしっかりと見据えている。

「――さよならっ、ロザリンド!」
 
 セシルは剣を突き出した。
 それはそのまま、ロザリンドの心臓へと穿たれる。

「――ごふっ!」
 
 ロザリンドが吐血する。口から溢れ出て、止まらない。
 彼女の命の、終わりが近い。

(あああ……あれ? わたし、しぬのかな?)
 
 塗りつぶされていく意識の中で、ロザリンドは漠然と思考する。

(やだなぁ……こわいなぁ……しにたくないなぁ)
 
「……ごめ、んな、さ、い…………」
 
 それが最期の言葉だった。
 ロザリンドは無様に舌を出して、絶命した。

「…………」
 
 クレアが無言でロザリンドに近づく――首筋を測って、脈を取る。

「……もう、死んでいます」
 
 そう静かに呟いた瞬間――クレアは顔をくしゃくしゃにして、へたりこんだ。

「……っ、これでもう、いいでしょう!? ロザリンドは罪を償いました! 早く剣を抜いてあげましょう……身体を綺麗にして、どこかに、お墓を…………」途中で途切れた。涙のせいで、次の言葉を継げなくなったからだ。

「…………」
 
 リーダーを始めとして、それぞれのメンバーたちも、悲痛な面持ちに変わる。
 
 ごめんなさいと一言言えば、命だけは助けてやるつもりだった。
 仲間が二人も死んでいる以上、ただで済ますつもりもなかったが――仲間を、ロザリンドを殺す、というのは、彼らにとって、出来ることなら避けたい選択だったのだ。
 きっと死んだクラウスやリンネにしたって、ロザリンドの死を望みはしないだろう。
 
「ロザリンド……馬鹿な子……! なんて馬鹿なのっ、あなたって子は……!」
 
 クレアの悲壮な叫び声だけが、洞窟に虚しく響いた。

703名無しさん:2016/11/05(土) 14:54:30 ID:Mr1u0Sz6
悪い子ちゃんだなぁ…ロザリンド…。
GJ
だけど処刑ってちょっと雰囲気変わるね。どうなんだろう。

704名無しさん:2016/11/05(土) 21:40:09 ID:kkj/tVbE
>>695 そうですね。自分も小学生時代、スターオーシャンのリメイク版のダースウィドウでそういう妄想しましたね(ダースウィドウ知名度低くて、二次創作とかほとんどないんですけど……)。
>>703 ちょっと可哀想すぎますかね……? 一応ロザリンドは性悪だし、敵女屠りの範疇からは外れてない、と自分では思ってるんですけど……スレの趣旨に会わないようなら、今度からはもっと清々しいのを上げるようにしますよ!

705名無しさん:2016/11/06(日) 00:03:21 ID:vGs91g3s
どちらかと言うと囲まれた上に身動き取れないレベルで捕まってるのに相手煽るロザリンドちゃんがちょっと馬鹿すぎる気が…

706名無しさん:2016/11/07(月) 18:05:33 ID:ZuU5zeHg
まあ自分が何とかすれば何とかなると思ってたんじゃないかな?>煽る
そう言う所が悪い子ちゃんらしくていいと思います。

相手が実直すぎたのがアカンかったわけで。

707臨海疾風:2016/11/14(月) 14:53:36 ID:6CI3F5U2
敵女系の同人誌が完成致しました。この場で宣伝しても宜しいでしょうか?

708名無しさん:2016/11/18(金) 18:56:23 ID:eGU3WmGQ
どうぞ

709名無しさん:2016/11/19(土) 02:34:28 ID:95tbon3Y
それではお言葉に甘えまして・・・


ttp://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ188531.html

イラストレーターさんと共同で初めての同人誌を発行致しました。美少女戦闘員一人を容赦なく叩いていくお話となっております。
もし気に入って頂けたら、読んで下さると嬉しいです^^;

710名無しさん:2016/12/22(木) 16:43:06 ID:edkHr6ts
ロマサガとかffの女モンスターを容赦なく屠るSS読んでみたい

711名無しさん:2016/12/22(木) 18:49:17 ID:Hrpzts1Y
そんな貴方に初代避難所スレに投稿されたウィズの屠りSSを紹介したい
ウィズの世界も忠実に再現してある良SS(若干の卑猥な描写あり)

712名無しさん:2016/12/25(日) 02:15:48 ID:Cp0cuiPk
□系の昔のゲームはドットすごい頑張ってるけど
やられ演出的にはやり難いのかな
フロア一面の妖精系モンスター(女性型の出やすいシンボル)を
全滅させても…うーん
ロマサガ3の小剣技のスクリュードライバーが女性型モンスに特効持ちってのを生かせれば…。

713名無しさん:2016/12/31(土) 21:28:04 ID:F9/53wxs
>>712 スクリュードライバーは股間に当たって見えるってのがありましてですね

714名無しさん:2017/01/03(火) 10:59:54 ID:1Ve3FuPY
つまり小剣でグリグリと…

715名無しさん:2017/01/05(木) 11:11:32 ID:6zR.Kozk
世界の平和を守るため女性型モンスターを屠って回る勇者様

716名無しさん:2017/01/08(日) 21:49:50 ID:WPtJIdes
世界の平和を守るため女性型モンスターを潮噴かせて回る湧者様

717朴里:2017/01/09(月) 04:32:32 ID:cRUIp92E
どうも、朴里です。お久し振りです。
スレの流れが女性型モンスターやられになってるので一作投下。
ちょっと期待されてるのと違う気もしますがまあ勘弁してください。
それでは、本年もよろしくお願いします。

718タクティカル・ソード・オンライン:2017/01/09(月) 04:34:04 ID:cRUIp92E
一人の少女が、VRヘッドセットを頭に被ってゲームを起動した。
『タクティカル・ソード・オンライン』、通称『TSO』。最近話題のVRオンラインゲームである。

このゲームには同業他社にない大きな特徴がある。
それは「ダメージを受けた際、その部位に痛みではなく快楽が発生する」という仕様である。

いわゆるエロゲーや成人向け乙女ゲーなどでは、性的快楽を与えるVR作品は珍しくない。
だが『TSO』運営陣は(実態としては明らかに性的快楽であるにもかかわらず)本作がプレイヤーに与える感覚を「ダメージを表すためのおしらせ反応です!」と強弁し続けている。
結果として『TSO』は「一般ゲーとしては滅茶苦茶エロい作品」としてカルト的な人気を博することとなった。

そして、このゲームにはもう一つ、とある噂が付きまとっている。
曰く「モブキャラクターが時折、AIっぽくない・意思があるかのような動きを見せる」という噂だ。
例えば、普段は話しかけても「ここはアテンの村です」しか言わない村人が、ごく稀に挨拶を返して普通に日常会話をしてくる。だが一度その場を離れて再び話しかけると「ここはアテンの村です」に戻っている、という具合である。
体験版サービス開始直後からこの話は出回っていたが、運営はこれに対して肯定も否定もせず黙殺し続けている。
運営の不可解な態度に噂はエスカレートし、中には「どこかの小説みたいに、ゲーム内に閉じ込められたプレイヤーがモブキャラに変えられてしまったんじゃないか」などと不穏なことを言う者もいる。
外面上のポップな雰囲気に似合わぬ不気味な風説は、上記のエロさと合わさって『TSO』にいかがわしい魅力を付け加えている。

719タクティカル・ソード・オンライン:2017/01/09(月) 04:35:04 ID:cRUIp92E
ゲーム世界へ入り込んだ少女の目の前に、起動画面が表示される。
【ログイン】【新規アカウント作成】【体験版を遊ぶ】【ゲーム終了】の4メニューの右に、通常のプレイヤーは選択することのできない項目があった――【モブロールプレイ】。
これこそが噂の真相。街の人や武器屋の店主・雑魚モンスターといった、本来プレイヤーが動かせないはずのモブキャラクターを動かせるモードである。
この機能を許されている人物は極めて限られている――ごく初期のスーパーテストからずっとプレイしている熟練者、デバッグや改善報告に尽力した人など。
いずれも運営から「この人なら自分勝手な行動でゲームの雰囲気を台無しにしたりしないだろう」と信頼されているプレイヤーたちだ。

少女は迷わず【モブロールプレイ】のウィンドウに右手を伸ばし――VRなので直接手を触れることで――選択した。
するとゲーム内に登場する大量のモブキャラが縮小アイコンで表示される。少女が【モンスター】の分類枠に触れると、他のモブが消滅しモンスターだけが残った。
さらに分類枠【碧玉の森】に触れると、他の場所に登場するモンスターのアイコンが消えて、森に登場するモンスター10種類が原寸表示で立ち現れた。
少女はその10種の中の一体、【ドリアード】に近付いて行った。
このゲームにおけるドリアードは樹木の妖精だ。木の根のような下半身の上に女の上半身が繋がっている。女性型の部分は全裸に近い姿をしていて、豊満な乳房はほとんど剥き出しだ。乳首の部分はかろうじて青緑色の長髪と細い蔦で覆われている。
下半身は人間の肌とは似ても似つかない木の根状のごつごつした肌目だが、かろうじて足の様相をとどめるかのように二股に分かれている。
そして分かれ目の付け根には、縦にした二枚貝のような花弁を持つ白い花が咲いている。

少女はその細い中指をドリアードの下腹に這わし、花弁の内側につぷりと差し入れた。
するとその横に無機質なメッセージウィンドウが浮かび上がる――【感覚オプション】と題された複数の項目を持つウィンドウの中から、少女は『弱点部位への攻撃を受けた場合に痛覚を発生させる』と『弱点属性による攻撃を受けた場合に痛覚を発生させる』のチェックボックスに○を入れた。
そう、この花がドリアードの弱点部位なのだ。

「よし」

これで全ての準備は整った。
少女は自らの額をドリアードの額にこつんと触れさせた。
機械音声がプレイ開始の合図を告げる。

「ゲームモード【モブロールプレイ】、登場位置【碧玉の森】、選択キャラクター【ドリアード】。痛覚オプションが一部設定されています。開始してよろしいですか?」

「始めて」

少女がそう言うや否や、彼女の体は足先から順に光の粒へと変化し、その粒子はドリアードの身体に取り込まれていった。
足のポリゴンが消えてなくなると同時に足の感覚も消え――地面へと伸びていく根っこの感触に取って代わられる。
同様に、腹部が元の服を着た状態から裸体の感触に置き換わり、胸元にもずっしりと乳房の重量感が感じられるようになる。
消滅が頭部に及んだ刹那、少女の意識は途切れ――

720タクティカル・ソード・オンライン:2017/01/09(月) 04:39:54 ID:cRUIp92E
次の瞬間少女は――ドリアードは、森の中に立っていた。
ゲーム内時間は昼間だが、木々の深い緑に囲まれた森は薄暗く、【夜目】か【森慣れ】の技能がないと周りを見るのにも一苦労であろう。
森の住人であるドリアードはもちろん【森慣れ】技能を持っている。
その目で周囲を見渡してみると……少し離れたところで、女性二人組の冒険者がモンスターと戦っているのを発見した。
レベルは13、【碧玉の森】の推奨レベル15よりやや低め。
動きぶりや使っているスキルから察するに、そろそろ初心者を卒業しかけの駆け出し冒険者といった風情か。

「そろそろアイテムも尽きてきたし、こいつら倒したら切り上げ時ね……あぁんっ!」

二人組の片割れ、剣士職と思しき冒険者は、盾でガイコツ魔人の打撃を防いでいたが、その隙に背後へ回り込んだフェアリーに攻撃されて嬌声を上げた。
すぐにもう一人の魔術師が援護に入る。

「ならばもうMPを温存する必要はないな。【フォース・ミサイル】!」

魔術師の指先から放たれた魔力の火箭が、フェアリーの小さな身体を容赦なく撃ち抜いた。

「ぐわぁっ!」

文字に起こすと苦しげな、しかし実際に聞くとどこか可愛らしい悲鳴を上げて、フェアリーは霧のように消えていった。
背中を気にする必要のなくなった剣士は、盾を投げ捨てて剣を両手持ちに切り替えた。

「サンキュー! さあ覚悟しなさい、1対1なら負けないわよ!」

ガイコツ魔人の無機質で機械的な動きを、剣士は慣れた手つきで捌いていく。
そして、ガイコツが強攻撃をしようと大きく振りかぶった瞬間、彼女は低い姿勢でその懐に潜り込み、脊椎の中心へ渾身の刺突を入れた。
その一撃で骨はバラバラになり、これまた光の粒となって消滅した。

「ふぃー、勝った勝った。探索もだいぶ進んだし今日はいい感じだったね」

剣士がすっかり気の抜けた様子で剣を鞘に納める。
魔術師はそれを咎めて言った。

「油断しすぎだ。そうやって腑抜けているとまた背後を取られるぞ」

そう、このゲームではモンスターも容赦なく不意討ちを仕掛けてくる。
注意を怠った者は死角から責められて情けなくも快楽の絶頂へ堕とされてしまうのだ――この魔術師のように。
ドリアードは魔術師の後ろに音もなく近寄ると、蔓を伸ばしてその胴体を絡め取った。

721タクティカル・ソード・オンライン:2017/01/09(月) 04:41:52 ID:cRUIp92E

「きゃああああぁっ!?」

なすすべなく悲鳴を上げる魔術師。
そんな相手に、少女=ドリアードは楽し気に声を掛けた。

「本当に、気を抜いてる駆け出し冒険者って可愛い。抱きしめたくなっちゃう」

そう言いながら、ドリアードは魔術師を後ろから羽交い絞めにし、さらに右手の指を口へ突き入れて呪文を唱えられなくした。

「ほ、ほのぉ! 何(はに)ほふふぅ!」

魔術師はその指を噛み切ろうと顎に力を入れるが、まったく歯が立たない。
それもそのはず、このゲームでは、噛み付き系スキルを持たない者の歯は攻撃力0として計算されてしまう。
現実世界でどれだけ強い咬合力を持っていようと(腕力や脚力と同様に)ゲームの世界には反映されない。

「このまま絞め続けて吊るされるのがいい? それとも尖った根や枝で串刺しにして晒されるのがいい? 選ばせてあげる。油断した腑抜けの冒険者さん」

「ほいふぅ! 馬鹿(はは)にひへぇ……!」

自分の腕の中で暴れもがく魔術師を見て、ドリアードの嗜虐心はどんどん刺激されていく。
――少女が普段冒険者として潜っている高レベルダンジョンの熟練プレイヤーならば、蔓に絡まれてから羽交い絞めにされるまでの僅かな間に、手で呪印を切るなり呪文を唱えるなりしてすぐ反撃してきたであろう。
それでこそ本当に「油断しない」ということだ。
この魔術師の女はそんなことも分かってない。なんて初々しく、可愛らしいのだろう。

一方、その様子を呆然と見ていた剣士は、ようやく我に返った様子で剣を構えた。

「え、えーと。ドリアードは確か正面の花が弱点だから……しまった、アイツの身体が盾になって狙えないじゃない! っていうか私の盾〜!」

剣士はドリアードに背を向けて、さっき投げ捨てた盾を拾いに行った。

「ほい貴様(ひはは)ぁ! 私(ははひ)を見捨(ひふ)へふ気(ひ)はぁ!」

「だってしょうがないじゃ〜ん!」

恨み言を言う魔術師、逃げていく剣士。
ドリアードは蔓のうちの一本を剣士に差し向けて、その背中をひっぱたいた。

「あぁん!」

ダメージの快楽によろばいながらも、彼女は盾のところにたどり着き、防御を固めてドリアードの方へ向き直った。

「あら怖い。そんな頑丈な盾を構えられたら私の攻撃なんて全然通らないわ。どうしましょ、どうしましょ」

全然怖がっていない声音で怯えてみせるドリアード。
一方の剣士は恐怖を含んだ声で呟いた。

「こいつ……普通のモンスターじゃない。まさか、最近噂になってる『中身入り』って奴……?」

それを聞いた魔術師のもがく動作が止まり――ぶるぶると震えだした。
その顔は青褪め、何か言いたげに口をもごもごさせている。
ドリアードはそれを察し、指を引き抜いた。
唇と指との間に唾液が細く糸を引く。

「ぷはっ、はぁ、はぁ……お前、『中身入り』って本当なのか……? 人間が中で操作してるって……」

「さぁ、どうかしら」

ドリアードは魔術師の質問をはぐらかして、その顎を――唾液に濡れたままの指で――撫でさすった。
そのねっとりした不快な感覚に身をよじらせながら、魔術師はさらに問いをつづけた。

「やり込み過ぎたプレイヤーがゲーム内に閉じ込められて、ずっとキャラクターの演技をさせられてるって噂は……」

樹木の魔物と化した少女は、答える代わりに魔術師の耳元へ口を寄せて、そっと囁いた。

「貴女も、私とおんなじにしてあげましょうか?」

「ひっ……!! やめろ、離せぇっ!」

魔術師は今度こそ渾身の力をこめて暴れだした。
さっきまでの攻撃的なそれとは違う、恐怖に突き動かされたでたらめな暴れ方。

(ちょっと怖がらせすぎちゃったかな)

ドリアードがそう思い始めた時、剣士が仲間の魔術師に向かって暴言を投げつけた。

「なにビビってるのよ! そんな奴の言葉一つでガタガタ震えちゃって、腑抜けなのはアンタの方なんじゃない!?」

刺々しい言葉は、しかし相棒の冷静さを取り戻させるに最も適したものであった。

「っ、この……! 貴様にだけは言われたくない!」

「へっ、だったら度胸見せてみてよ! ほらっ!」

そう言いながら剣士は、腰のアイテムポーチから瓶を取り出し、魔術師に向かって投げつけた。

722タクティカル・ソード・オンライン:2017/01/09(月) 04:45:41 ID:cRUIp92E
「うぷっ!?」

瓶が割れ中の液体が魔術師の顔に掛かる――MP回復アイテム【ハニービーの蜜:上質】だ。
1瓶全て飲めば500ポイントものMPを得られる薬で、彼女らのような駆け出し冒険者にとっては大変貴重なアイテムと言える。
なにせ、こうして口の周りにかかった分を舐めとるだけで40ポイントも回復するほどだ。
ついでにドリアードにもかかってMPが回復したが、もともと殆ど消費していなかったので意味がなかった。
単に顔と首筋と胸元がベトベトになっただけだ。

「嫌っ、何これぇ」

ドリアードはその不快感でつい――実際のところはわざと――羽交い絞めを緩めてしまった。
魔術師はその隙を見逃さず、戒めを振りほどいて両手で呪印を切った。

「くらえ、【ファイヤーボール】!」

「嘘、この距離でそんなことをすれば貴女も!」

口ではそう言いながら、ドリアードは魔術師の選択に内心納得していた。
炎属性はドリアードの弱点属性。そして、魔術師にとっての耐性属性でもある。
しかも彼女が装備している服は地水火風の四大元素系魔法によるダメージを30ポイント削減する【導師のローブ】だ。
密着した状態で炸裂させても、魔術師自身のダメージは相当少なく済むだろう。
そしてドリアードが受けるダメージと、快楽と苦痛の量は凄まじいものになる。

「やめなさい、やめて、お願い――」

迫りくる被虐の予感に表向きは怯えながら、内心は期待しながら、ドリアードが首を振った次の瞬間――爆炎が迸った。

「うあああああぁぁぁっっ!!」

ドリアードの上半身を魔力の炎がなぶっていく。
魔術師の身体を縛っていた蔓も、そしてドリアード自身の身体をわずかに覆っていた蔓も燃え落ちた。
乳房とその先端の桜色の乳首があらわとなり、それらもまた炎に炙られていく。

「あ、熱いぃぃ……! 焦げちゃうぅぅ……!」

焦げるといっても、このゲームではグロテスクな火傷表現がなされたりはしない。
コミカルな焦げ目がつくだけだ。
しかし熱さと痛みの感覚は真に迫っている。快楽を伴っていなければとても耐えられないほどだ。
ドリアードは涙目になりながら、髪についた火をかき消そうと頭を振る。

一方の魔術師は、爆発の反動で吹き飛ばされて剣士の近くに転げ落ちた。

「うはぁあん!」

こちらは痛みではなく純粋な快感で嬌声を上げた。
そもそも通常プレイヤーは痛覚オプションを使うことができないので、当たり前である。

「さっすがー、やるじゃん」

剣士が素直な褒め言葉を投げてよこすと、魔術師も口の端をニヤリと上げて応えた。

「っふ、そちらこそよく思い切ったな。吝嗇(けち)な貴様があんな道具の使い方を」

「まー勿体ないけど、噂であったじゃん。『中身入り』をやっつけたら超レアアイテムがドロップするって」

「ははっ、結局それか貴様は」

軽口を叩き合いながら、二人はドリアードに向き直った。
そう、彼女らはモンスターに追われて逃げ惑う哀れな一般人ではない。
ダンジョンに潜り、モンスターに挑み、宝物と名誉を追い求める冒険者なのだ。
恐怖を振り切り、狩人の目つきを湛(たた)えてドリアードを睨み据える。

723タクティカル・ソード・オンライン:2017/01/09(月) 04:48:13 ID:cRUIp92E
「……!!」

次に怯えるのはドリアードの番だった。

(私はこれから、この可愛らしくも鋭い目の冒険者たちに狩られて、激しい痛みと快楽の中で命を奪われてしまうんだ――)

ドリアードはぞくりと身を震わせた。恐怖と期待と焦燥とがない交ぜになった感情が、その背筋を貫く。
そして、そんな彼女の想いを知る由もなく、二人の冒険者は攻撃準備に入った。
剣士はその剣を日向(ひなた)にかざし、魔術師に呼びかけた。

「いつものヤツお願い!」

「任せろ。【フレイム・エンライトメント】!」

魔術師が呪印を切ると、降り注ぐ陽光の筋がねじ曲がり、剣に纏わり付いた。
近接武器に炎属性と攻撃力倍化を付与する呪文なのだ。

「さあ覚悟しなさい野菜女! こいつでみじん切りの野菜炒めにしてやるんだから!」

光り輝く炎の剣を下段に構え、剣士はドリアードにむかって走り出した。
一方のドリアードも、無論むざむざやられるつもりはない。
彼女は『激しい戦いの末に倒されてしまうモンスター』を演じたいのであって、一方的な被害者をやりたいわけではないのだ。

「みじん切りになるのはそっちの方! 風よ木の葉よ、憎き炎の使い手を切り裂け!【ブラッシュ・ウィンド】!」

呪文を唱えるや否や、逆巻く風が巻き起こり周囲の木の葉を巻き込んで激しい竜巻となる。
周囲に木々のある場所では威力と効果範囲が1.5倍になる強力な魔法だ。
これが当たればダメージもさることながら、剣に掛けられた炎付与の効果も吹き飛んでしまうだろう。
だが――

「させるかー!」

いつの間にか剣士の脇に駆け寄っていた魔術師が、彼女の盾を借り受けて前に出た。
そしてそのまま――

「悪しき風よ、かき消えて失せろ!【ディセイブル】!」

魔力消去の呪印を切りながら盾ごと体当たりした。
その甲斐あって竜巻を打ち消すことには成功したが、魔術師自身も少なからぬダメージを追った。

「あぐっ、あぁぁはぁっ……」

喘ぎを漏らす魔術師を追い抜いて、剣士はついにドリアードに肉薄する。

724タクティカル・ソード・オンライン:2017/01/09(月) 04:50:23 ID:cRUIp92E
「あぁ、嫌、来ないで! 嫌ぁっ!」

心にもないことを言いながら、ドリアードは下半身の木の根のうち尖った数本を剣士に対して差し向けた。
だがそれらは全て炎の剣に切り払われてしまう。

「ひぅっ、焼けちゃう……!」

木の根の先が焼き切れただけで、ドリアードの脳裏にのっぴきならない痛み/快楽が走る。
この程度でこれなら、あの剣で貫かれてしまったら一体どれほどのことになるのか……
想像しただけで怖くて、待ち遠しくてたまらない。
ドリアードは両手で我が身をかきいだき、股間の花弁をキュッと閉じさせた。
だがもちろん、その程度のことで剣を防げるはずもない。

「くらえぇぇーーーー!!」

剣士の渾身の突きが、ドリアードの大切な花を散らした。

「あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーーーーっっっ!!!」

痛みと、熱と、快楽。
それら三つの感覚に脳内全てを席巻されてしまう。
もはや演技どころか何かを考えることさえままならず、出来るのは遮二無二叫び続けることだけ。

「あ゛ぁ゛っ゛、ぁ゛ぅ゛、あ゛ぅ゛ぃ゛、い゛ぃ゛ひぃぃ……!!」

熱い、という言葉を紡ごうとして、それすらも叶わない。
ただ声を上げ、身をよじらせる。
その鬼気迫る叫びに、冒険者たちは一度振り切ったはずの恐怖を再び呼び起こされていた。

「ちょ、ちょっとこれ……ヤバ……」

剣士がその得物を引き抜いた。
途端、傷口から沸騰した樹液がゴボリと噴き出した。
そして抜かれる瞬間の衝撃も、ドリアードに更なる絶叫を上げさせた。

「あ゛ぅ゛ぁ゛あ゛っ゛!!」

しばらくそのまま直立で身を震わせていたドリアードだったが、すぐに仰向けに倒れ込んだ。

「あぁ、ぁぅ、あはぁぁあっっ……!!」

剣を抜かれた後も、彼女の身体は火傷による継続ダメージを受け続けていた。
そもそもドリアードのHPは450ポイントしかないのに対し、この攻撃で受けたダメージは600を超えており、さらに650、700、と加算されていく。
戦闘経験値やドロップアイテムを算出する際に最大与ダメージも考慮されるシステムのため、こんなオーバーキル状態でも律儀にダメージ計算が成されるのであった。
HPが0以下になったモンスターは死亡状態となるが、一瞬で消えるのではなく足先から順に少しずつ消滅していく仕様になっている。
消滅が完了するまでの間、ダメージ量は加算され続け――そしてもちろん、快楽や痛覚も積み増される。

「熱いぃぃ……! あそこ、熱いよぉ……! 焼けちゃうぅぅ……!」

ドリアードの口からそんな言葉が漏れる。
このゲームは一応は非エロゲーであり、ダメージ時に流れる快楽は『お知らせ反応』だし、女性型モンスターの下腹部にある弱点部位も決して女性器のメタファーなどではないという建前になっている。
もちろんドリアードを演じている少女もその建前に従う義務がある。
だが、そんなことを忘れてしまうほどに、今回の攻撃による痛みと淫蕩は激しかった。

725タクティカル・ソード・オンライン:2017/01/09(月) 04:53:15 ID:cRUIp92E

ドリアードの無残な悶え姿を見て、冒険者二人は呆気に取られていた。

「他のモンスターとはあまりに違い過ぎる。『中身入り』が本当に人間入りだという噂はやはり……」

「でもこれ私たちみたいに気持ち良くなってるんじゃなくて、明らかに痛がってるよね。これ人間がやってるんなら、酷……」

剣士と魔術師が深刻そうな顔で話し合っている間に、ドリアードの消滅過程は一つの区切りを迎えようとしていた。
根っこの先から段々進んでいった消滅が、ついに股間の傷口――かつて白い花弁のあった、今はもう散らされてしまった箇所――に到達するのだ。
もう何度もモンスターを演じている少女には分かっていた。その瞬間に『絶頂』が来ると。
しかも今回のように、弱点部位を的確に攻撃されて倒された場合のそれは一際凄まじいと。

「ぅぁ、あっ、ぁっ、嫌ぁ、きちゃう、やだ、来ちゃうよぉ! あっ、あっ、あ、あ、来る、ぅ、あっあっ……」

またさっきみたいに叫び声を上げてしまうだろう、そう予想して、彼女は大きく息を吸い込んでその時に備えた。
だがしかし。

「あ……!!!!」

強烈な『それ』は彼女に絶叫すら許さなかった。
短く詰まった吐息のあとは、口をぱくぱくさせて声にならない心の叫びをあげることしかできなかった。

永遠に続くのではと錯覚するほどの絶頂は、しかしその実すぐに過ぎ去ってしまった。
傷口部分が消滅したことでそれ以上ダメージが増えなくなり、急速に痛みと熱覚が引いていく。
後はもう、消滅進行中の箇所から穏やかな快楽が発されるだけだ。

(あぁ…………今日の、ほんと凄かったぁ…………)

今までのモンスター演技のなかでも屈指の経験に巡り合えたことを感謝しながら、ドリアードは意識を手放して消滅の眠りに落ちていく――
はずだったが、今回はもう一段階残っていた。
消滅が胸の部分まで差し掛かった瞬間、乳房がポンッ! と弾けてアイテム【樹精の果実:最上級】が飛び出したのだ。

「あはぁんっっ!!」

乳房は弱点部位ではないので痛みはない。
だが淫蕩の衝撃は、半ば途絶えかけていたドリアードの意識を無理矢理に引き戻した。

「あぁ……わたしの、おっぱいぃ……」

両手で乳房のあった場所を触ろうとしても、無論その手は空を切るばかり。
乳房の成れの果てである果実を拾おうにも、胴体のない体では這うことすらできない。
そして転がっていった二房の果実は、剣士と魔術師にそれぞれ拾われていった。

「コレ最上級ってマジ? 本当に超レアアイテムじゃん!」

「確か最終ダンジョンじゃないと通常ドロップしないと聞くが」

それまで深刻そうに眉根をひそめていた二人の顔がぱっと明るくなる。
現金な話だが、これも冒険者の性(さが)と言えよう。

「かえして……わたしのおっぱい、かえしてぇぇ……」

か細い声で呟きながら自らの肩を抱くドリアードを、もはや冒険者たちは気に留めていない。
仮に彼女らの気が変わったとしてもとうに手遅れである。
死亡モーションに入った雑魚モンスターを助ける方法はこのゲームには存在しないのだから。

「ぅぁ……きえちゃう、ょぉ……」

するうちに、その手も肩も、声を発する喉も唇までも光の粒となり、ついにドリアードの意識は消え果てた。

726タクティカル・ソード・オンライン:2017/01/09(月) 04:55:17 ID:cRUIp92E


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『ロールプレイ対象のキャラクターが消滅しました。モードを終了します』

無機質なシステム音声によって、少女は目を覚ました。
再び目の前に【ログイン】【新規アカウント作成】【体験版を遊ぶ】【ゲーム終了】【モブロールプレイ】の5メニューが表示された。
少女は息も絶え絶えになりながら【ゲーム終了】を選択した。

『ゲームを終了します。健康被害防止のため、VR離脱処置を待ってからヘッドセットを外してください。お疲れ様でした』

――現実世界に戻ってきた少女は、ぐったりした動きで机の脇のペットボトルを開け、水を飲み干した。
疲労と脱力感とびっちょりした汗の感触が全身をさいなむ。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……んっ……」

股間部分に残るわずかな幻痛。
先程までの体験を鮮烈に思い出して、少女は身を震わせた。
可愛い二人組の冒険者と戦い、一時は追い詰めるが逆転され、見事に倒される。
少女にとってほぼ完璧、理想通りのシチュエーションだった。

「あの二人には、感謝しないと……」

ゲーム内IDは戦闘ログから確認できる。
今度は表のアバターを使って、冒険者として会いに行こう。
もちろん、ドリアードを演じていた事実を明かすわけにはいかないので、初対面という体(てい)で会うことになるけれども、何かお礼をしなければ少女の気がおさまらない。

「まぁ、でも、また今度でいいか……」

今日は一日、さっきの体験を頭の中で反芻してゆっくり楽しむことにしよう。
どんなに素敵な思い出も、時間が経てば薄れてしまうだろうから――


(了)

727名無しさん:2017/01/10(火) 06:57:23 ID:TsawhmEg
GJでしたー
いいっすにゃー

728名無しさん:2017/01/24(火) 15:01:35 ID:2aFCepKE
>>711ありがとうございます

729名無しさん:2017/01/28(土) 21:48:51 ID:wKSuCMTk
爆乳と濡れそぼった肉壺を自らの手で揉みしだきつつ、化粧の濃い熟れた美女が鼻にかかった喘ぎを漏らす。
苦悶の声でもある彼女の喘ぎは生と死を同時に感じさせ、対峙する少年の股間を硬くさせていく。

憎むべき女戦闘員、友の仇である彼女に興奮してしまう少年、それほどまでに眼前の美熟女はいやらしかった。
許せぬはずの女に性的な昂ぶりを憶える己自身を彼は許せなかったが、仇討ちが成ったことへの歓びもあった。

「うぅ……あ……はっぁぁぁん、ダメ、疼きが止まらないの、このままじゃ、死んじゃう……んんあぁっぁぁ!」
悪の結社“ゲズグ”の構成員は致命傷を負えば、全身が性的快感で満たされるよう改造されている。
苦しみ抜いて逝く……それが本来在るべき姿にもかかわらず、彼女たちは絶頂のなかで死を迎えるのだ。

「じょ、冗談じゃないわ……んんっ……こ、こんな坊やに殺られて死ぬなんて……んひぃぃぃぃぃぃっ!」
洋物ポルノのような極上な姿態を晒しながら自慰にふけりつつ、それでも悪態を吐く美しく熟した女戦闘員。

ダメージを感じさせぬ外見の彼女であったが、少年の暗殺拳により、その内臓はグシャグシャに潰されていた。

「いひぃぃぃっ、イク、逝く、イッちゃう、逝きたくない……でも逝くの、イク、逝く、イク、いぐぶびゃぁっ!」

数分後、醜い断末魔とともに腰を浮かせ、股が開いて露わになった肉壺から潮を吹かせつつ事切れる美熟女戦闘員。
凶暴なまでに大きな彼女の乳房がその衝動でブルルンッと揺れたのを最後に、彼女の死に至る痴態は終焉を迎える。

抱きたい、犯したい、彼女を見つめつつそんな衝動に耐えていた少年は複雑な感情を抱えたままその場を去った……

730名無しさん:2017/01/28(土) 21:49:56 ID:wKSuCMTk
ばくにゅうあくじょだいすきだ という縦読みで久しぶりに1レス短編書いてみました。

731名無しさん:2017/02/02(木) 00:08:32 ID:TMVvBTc6
もう節分鬼退治の時期になっちゃったか…。

732名無しさん:2017/02/23(木) 16:43:03 ID:BjqI.Qf6
初投稿です。自分の趣味を詰め込みました。
ロリでややスカありです。

某小学校、ここでは女子が絶対的な権力を所持しており男子は女子のしもべとして肩身の狭い生活をしていた。
その女子の中でもトップのカーストに存在する白鷺姫華のグループがある。姫華のグループは万引きや恐喝、集団リンチなど日々悪事を働き男子たちや教師達から恐れられていた。
そんな噂を聞いた謎の仕置人:N子はこれを見過ごすはずもなく小学校へと向かった...
小学校に入るとそこには5人の女子のグループがいた。Nは彼女らに近づき「この小学校に白鷺姫華という少女がいると聞いたのだが...どこにいる?」
と聞くと、少女たちの1人は
「あら、姫華様に用事?あなたも姫華様のしもべになりたいのかしら」
と答える。Nは呆れた顔で
「しもべ?何を言っている。俺は白鷺姫華が悪事を働いてると聞いたので制裁しに来たのだ」
と言うと少女たちの表情が一瞬で険しくなる。その中のセミロングの少女が急に蹴りをNにかましてきた。Nはそれを風の如く回避する。「ほぅ...お前たちも白鷺の一味か?なら丁度いい。制裁してくれよう」
Nはセミロングの少女の髪を掴み、思い切り引っ張ると腹部めがけて強力な膝蹴りをいれた。少女は「ぐはっ...!」と嗚咽を漏らし胃液を吐いた。倒れ込んだ少女を庇うようにボブヘアーの小柄な少女とショートカットの小柄な少女が目前に現れた。Nは躊躇なく両手で2人の頭を掴み思い切りぶつけた。涙目で倒れこむ2人を蹴飛ばし壁にぶつかって倒れた。2人とも白目を剥いて失禁している。

あと残るは2人。手前のロングヘアの少女が「ひ、姫華様ぁ〜!どうしましょう...」ともう1人のツインテールの美少女に言うとNは「ほう、貴様が白鷺姫華か...!」と悪い笑顔を浮かべて指をポキポキ鳴らす。すると姫華は「あ、あたし達が悪かったよ!!だからもう許してくださぃ...お願いします!!」と涙目ながらに訴える。
当然Nは許すはずもなく「ダメだ、貴様は罪を犯しすぎた。制裁する」と言い2人に殴りかかる。ロングヘアの少女は真正面から顔面にパンチを受け、鼻血を出しながら吹っ飛び倒れた。
Nは「さぁ、とうとう白鷺姫華、残るはお前1人だ...」と姫華に近づく。
姫華は恐怖に顔を歪め「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」と連呼する。地面に水が垂れていたので股間を見てみると恐怖で失禁したらしく湿っていた。
Nは興奮し、姫華をとことんまで羞恥に追い込もうと決めた。

Nは姫華に近づき、一瞬で服を剥ぎ下着姿にした。姫華は何が起こったのか理解できず「えっ?えっ...!?」と困惑している。
「ガキのくせに一丁前な下着つけてるじゃねえかよ...!」というと小水で湿ったパンツを下ろし取って姫華の口に突っ込んだ。
姫華は泣きながらモゴモゴ言ってるが構わずNは姫華を四つん這いにさせる。
「まずは尻叩きだ。」というと姫華の年相応なプリっとしたお尻目がけて平手が飛ぶ。
パチーン!と音が響き姫華は苦痛に顔を歪める。その後も数十回叩き続けNは満足したところで「くらえ!」と肛門目がけて指で浣腸をする。姫華は痛みから飛び上がり、肛門を抑えながら悶絶する。
次にNは姫華の肛門に鉛筆を刺し始めた。10本目を超えたあたりから姫華の顔が青ざめ、冷や汗が流れ始めた。それから数本刺すと、限界なのか姫華が地面を手で叩き始めたので「なんだもう限界か?...しょうがねえなぁ」といい一気に鉛筆を引っこ抜く。すると姫華の肛門が鉛筆を大便と勘違いしたのだろう。肛門から勢いよく太ましいうんちが出てきた。姫華は羞恥のあまり顔を真っ赤にし、泣きながらモゴモゴ喚いていた。
最後に姫華の両足を掴み、股に足を当てる。何をされるのか予想できた姫華は必死に抵抗するがそれも束の間、Nの高速電気アンマが始まると白目を剥きビクビクしている。数分経ったところで姫華が勢いよく小水を出し、ビクンと跳ねた。姫華は小水にまみれながら失神し、Nの制裁が終わった...
Nは他の倒れている4人の少女の服も剥ぎ取り一糸まとわぬ少女達の手足を縛って体育館に放置した...

翌朝、朝会で体育館に集まった全校生徒が全裸の5人の姿を見て驚愕した。すると体育館の天井からモニターが降りてきて制裁の映像が上映された。意識が戻った5人は顔を真っ赤に染めて泣きながら「きゃあああ!!!」「見るな!見るなぁ〜!!!」「なんで!??なんで裸なの???」と喚く。
教師達は5人を体育館のステージ上に並べ、全校生徒の見てる前で尻叩きを始めた。もちろん肛門も性器も見え放題である。
5人は「許して!もうしません!!」と口々に言うが、教師達も今までの彼女らの悪事にはウンザリしてたらしく、お仕置きの手は止まない。
その後、彼女らは学校生活は常に全裸で過ごし、男子からのパシリは当たり前、トイレはガラス張りで外から丸見えの学校生活を送ったらしい...

733名無しさん:2017/03/31(金) 00:21:22 ID:ARHOCJUc
系統としては好きだけどさすがに小学生で興奮するやつとかやばすぎだろ
気持ち悪い

734名無しさん:2017/04/02(日) 21:47:50 ID:4G289vkk
ここで性癖に突っ込むとか面白いな

735名無しさん:2017/04/05(水) 12:09:54 ID:FShDTQLc
いやー…さすがに>>733に同意
俺はスカだけはご勘弁だけど

736名無しさん:2017/04/05(水) 20:59:30 ID:c08biO/s
受け入れがたいフェチがあるのは仕方がない、でもそれなら見なきゃいいだけだよね。
ここど変態の集会所なんだからさ。敵女の構成要件さえ満たしていれば投稿することに問題はないだろうよ。
ちょっと前に揉めた、そもそも敵でない女性のリョナと、あとはまあ男の娘・ふたなりくらいだろ、投稿して問題あるのは(男の娘・ふたなりもPixivでやる分には全然いいと思うよ。俺も好きだし)。
そんな風にスレ住民が排他的になったら、ただでさえ過疎ってるのに、誰も新作なんて上げなくなると思う。

737735:2017/04/06(木) 12:47:34 ID:nsWYnImo
そういわれれば、それもそうか…いや、小学生はちょっとガチ犯罪予備でマズイんじゃと思ってた
考えてみれば、いろんなフェチシチュが増えたもんだなー
巨乳でエロい程度のもったいないやられが好きです
巨乳でエロい程度のおバカ展開だけどガチ死にもったいないやられが好きです!(主張
自分で書けたらなぁ…書いてみようかなぁ…投稿してる人すごいわ、勇気いるわこれ

738名無しさん:2017/04/07(金) 03:52:25 ID:9Qw/Qwuw
話の内容はともかく主人公の名前が1行で変わっちゃうのはもうちょっと見直しをしっかりしたほうが…


悪幼女は強いほうがいいな
悪の組織の幹部格ぐらいの
主人公と互角以上に戦ってほしいし勝ちを確信してからの逆転負けとかいいと思います

739名無しさん:2017/04/08(土) 07:16:37 ID:8KcfaN7E
廃墟化が進む→颯爽と現れた意識高い系変態がトドメを刺す→慌てて後始末をする ←いまここ

740名無しさん:2017/04/08(土) 07:19:23 ID:8KcfaN7E
あと1日遅れてそれを書き込んでいたらまだエイプリルフールにでものせて流せたものを
たいしたやつだ

741名無しさん:2017/04/08(土) 17:29:28 ID:TIGNxzcU
「もったいない」は思われても「かわいそう」と思わせたらアカンかなぁ

742名無しさん:2017/04/08(土) 22:08:05 ID:YGzh8a72
そう敵女モノは「もったいない!」がいいんだよね
いかに自分のエロ煩悩を刺激するような敵女が殺られるのがいいんだよ
久々に自分の敵女の原点を再確認できた4月の夜
よし久々にMNLサイトに行ってみよう

743名無しさん:2017/04/25(火) 10:03:58 ID:GThiYDNs
逆転負けいいよね…
驚愕の顔ってのが美味しい

744名無しさん:2017/04/26(水) 15:02:07 ID:3v8AkmmY
逆転もいいけど
元々敵女の自信のある事をにチート的能力で蹂躙するのもいいよ。
「その腕前は世界では2番目さ」
「な、なんですって!!じゃあ1番は誰よ」みたいな

745名無しさん:2017/04/30(日) 17:11:19 ID:76JrWqSg
ちとここお借りさせてください
和風ファンタジーで一本書かせていただきました。
いわゆる女性が多くて男性があまりいない
男女比1対9位のご都合主義な世界です
あんまり悪女っぽくないかもしれませんが許して下さい。

746名無しさん:2017/04/30(日) 17:12:20 ID:76JrWqSg
時は戦国、各地で争いが絶えず混沌とした時代。
終わりが見えず、数々の戦や小競り合いで民は疲弊し、傭兵崩れや敗残兵が賊に身を落とし、治安は悪化していくばかり。
そのような中また、一つの村が山賊たちに襲われていた。

「行くぞ〜狩りの時間だ〜」
 この山賊たちは元は優秀な部隊だったのか、少々年若い娘が多く、甲冑を身に纏うものもおり、槍や刀も統一された品質のものを持っていた。

 そんな山賊に襲われては只の山村だったこの村はひとたまりもなく、ひどく荒らされていた。

「ほら、ほら、早く逃げないと死んじゃうよ〜」
楽しそうに粗末な衣服を着た少女を追いかける少女。
一見何でもない戯れのように見えるが追いかける少女の手には血塗られた刃が握られていた。
「助けて、誰か…」
息も絶え絶えに逃げていた少女だったが無我夢中だったせいか袋小路に遂に追い詰められてしまう。
「あ〜あ、残念でした。」
嬉しそうに笑いながら少女の髪をつかむと軽く持ち上げて後ろから喉を貫く。
少女は自らの喉を貫く刃を力なく握るがすぐにその手はだらんと垂れてしまう。
「あ〜、楽しかった」
甲冑を鳴らしながら袋小路から出ようとするとその先に一つの人影が立っていたことに気づく。
「あんた、誰?」
誰何の声をあげる少女に答えることなく近づく人影、逆光になっており判別はできないが危険を感じ構えようとする少女。
その隙を突き瞬時に近づくと、少女の足を払う。
「うわっ、イタッ」
仰向けに倒れる少女に馬乗りになり、腰から抜いた小太刀を振り下ろす人影。
少女は慌てて手放さなかった刀でその小太刀を受けとめる、が、人影の方が僅かに力が強く、少しずつ刃が進んでいく。
「いやあ、止めて」
じりじりと近づく刃に怯える少女、しかし刃が止まる様子を見せることは無かった。
「お前は命乞いを聞いたことがあるのか」
ぽつりと人影から少女よりは微かに低い声が漏れる、それと同時に切っ先が少女の喉に触れ
「た・・・す・・・」
鈍い音をあげながら沈んでいく。
幾ばくかもがいていたがそれも止まると人影は立ち上がった。
襤褸を身に纏うその人影はこの村を襲う少女たちとあまり変わらない背丈だが、十代半ばか後半、微かに低い声、細身ながらもがっしりとし始めている身体、判別しにくいが少女ではなく少年だった。
少年は少女を見下ろすと突き立った刃を引き抜き立ち上がる。
「主の為、ここの山賊は全て斬る」
そう呟くと静かに歩き始める、襤褸を脱ぎ捨てくすんだ銀髪、無機質な瞳、整った顔立ちを露わにして。

747名無しさん:2017/04/30(日) 17:13:09 ID:76JrWqSg

「いやあ、大猟だあ」
「思ったよりため込んでやがったなあ」
「本当だねえお姉ちゃん」
笑いあう三人の少女たち、心温まる風景だろう、少女たちの周りに骸が転がっていなければ。
そんな処に少年は歩いていた。
「あん、誰だ?」
真っ先に少年に気づき槍を構えて尋ねるのは恐らく一番年上の少女、上半身には革の胸当てだけを身に着け、その豊かな胸をさらしで押さえ付けている。
下半身も腰当などはなく短衣を履くのみという露出の多さ。
「中々かわいい顔してんな〜」
にやにやと笑う少女、肩口でそろえられた髪を揺らしながら品定めをしている。
この少女は鎧を纏うことなく小袖に身を包んでいる、近くに立てかけられている薙刀で戦うのだろう。
「・・・」
最後の少女は一番幼く少年と変わらないか、一つか二つ下と思われる。
一番上の姉を真似ているのか上半身は同じ胸当てにさらし、しかし残念ながら膨らみは乏しいようだ、下半身は異なり袴を身に着けその腰には二本の刀が履かれていた。
少女は、少年を見据えてからは一言もしゃべっていなかった。

少年はある程度近づくと刀と小太刀を構える。
「やる気かい」
「へえ、面白いじゃないか」
それぞれ槍と薙刀を構えると一番下の少女は
「あの・・・お姉ちゃん」
「ん、どうした?」
「あのお兄ちゃん飼ってもいい?」
とんでもないことを言い出した。
「はあ?」
「え、あれ好みだったの?」
「・・・・・・うん」
少年から視線を外すことなく言い合う姉妹、それでも隙を見せていないのは力量の証なのだろう。
「しょうがないねえ、可愛い妹の頼みだ」
「出来るだけ生け捕りにしましょうかね!」
「無理はしなくてもいいからね」
まずは槍を持った少女が切り込んで突き、払い、点と線の攻撃を的確に繰り出してくる。
少年は小太刀で自分にあたるものだけを軽く流し躱していく。
「防戦一方かい」
数合打ち合った後、交差すると少年は薙刀を持つ少女に向き合っていた。
「背見せるたあ、どういうつもりだ」
少年は肩越しに一瞥すると
「もう終わっている」
そう告げると少女の胸当てにスッと線が入る。
「えっ」
胸当てが落ちるとさらしもはらりと舞いそれに隠されていた胸が揺れながら露わになる。
「き、きゃあっ」
さっきまでの男勝りな口調と変わって可愛らしい悲鳴が漏れ必死に胸を両手で隠そうとする、隠しきれずに両手からこぼれているが。
「よ、よくも、あれ?」
肩口から腹部にかけて赤い線が走るとそこから血があふれ出す。
「う、嘘でしょ?」
そのまま少女は倒れ、その周りにはどんどんと血の海が広がっていった。
「え、お姉、ちゃん?」
呆然と血の海に横たわる姉を見つめる末妹。
「くそっ、よくも」
薙刀を振りかぶり走りくる少女に構える少年。
払いを多用し少年の間合いの外から切りかかる。
縦横無尽に振るわれる薙刀。
そこから一定のリズムを見出した少年は、一気に踏み込む。
「があっ」
その勢いのまま少女の腹部に膝を叩き込む。
「ごほっ、ごほっ」
腰が砕けペタンと座り込みせき込み苦しむ少女の背中に切っ先が突きつけられる。
「やめっ」
刃の感触に悲鳴を上げるがそのまま刃は少女の背中を貫き、その切っ先を胸から覗かせた。
「そ、んなあ」
刃が引き抜かれるとあふれ出した鮮血が少女の胸を濡らし、少女は胸を押さえたまま息絶えた。
「・・・お姉ちゃんの仇!」
ようやく正気に戻ったのか、二刀を構えて少女が襲い掛かってくる。
やはり姉妹というわけなのかそれとも怒りのせいか二人の姉に負けず劣らずの速さで刀をひらめかせる。
少年も小太刀と合わせて少女の剣戟をどうにかいなしていく。
何合か切り結んだあと、少しずつ少女の息が上がり始めていた。
「はあっ、いやあっ!」
両の刀で同時に振り下ろす少女。
ギィンと甲高い音が響き、少女の刀は弾き飛ばされていた。
「あ・・・」
其処に走りこんでくる少年の姿が少女の目に映る、無手の少女に防ぐ術はなく、
「かふっ…」
少年の刀が少女の露わになっている腹部を貫き背中まで抜けていた。
少女の腹部からはとめどなく血があふれ出し、口の端からも血がこぼれていた。
目の前に広がる少年の顔に振るえる手を伸ばし、
「やっぱり、かっこいいなあ・・・」
少年に顔を近づけ、唇を重ねた。
「えへへ、ちゅーしちゃった、ちょっ、と、気持ちよかった、かも・・・」
少女は最期に力なく微笑むとそのまま少年にもたれかかり、動かなくなった。
少年は唇に着いた血をぬぐうと少女を優しく横たえさせ、一度だけ見下ろすと次の敵にむかっていった。

748名無しさん:2017/04/30(日) 17:14:37 ID:76JrWqSg
いったん終了でございます、失礼しました。

749名無しさん:2017/05/02(火) 00:56:45 ID:e0RuIeAI
GJ!続き待ってますぜ!

750名無しさん:2017/05/05(金) 05:12:27 ID:rdOwii.g
続きができたので投下させていただきます。
チョイと頭おかしいのができてますが深夜に作ったということで許してください(土下座

751名無しさん:2017/05/05(金) 05:13:28 ID:rdOwii.g
村の一角にて戦装束の作務衣に袴を履いた三人の少女がそれぞれの柱に向かって小刀や苦無を投げつけている。
其処には村で暮らしていたであろう少女が一人づつ上半身をむき出しにされて後ろ手に括りつけられており、的にされていた。
「よしっ、当たり!」
「凄い、連続で当てたね。」
「私も負けてられないなあ。」
文字どおり練習相手なのだろう、自分と同い年くらいの的に向かって少女たちは楽しそうに得物を投げていた。
「あんまりうごかなくなっちゃったね。」
「そろそろ新しいの捕まえに行こうか。」
ほとんど動かなくなってしまった少女達から投げた得物を抜いていく。
的にされていた少女は微かに震えるだけでうめき声すら上がっていなかった。
「それにしても胸ばっか狙いすぎじゃない?」
小刀を引き抜きながら黒髪を短く切りそろえた少女が問いかけると
「・・・だって私より大きい。」
茶色い髪を背中のあたりまで伸ばした少女が俯きながら自分の胸をペタペタと触りながら答えた。
「いや、あんたより小さいのは中々いな・・・」
「時には告げてはいけないこともある。」
黒髪の少女の口を塞ぎ、同じく黒髪けれど対照的に背中まで長く伸ばした少女が重々しく答え、茶髪の少女を憐れみながら見ていた、ある一部を。
「何か言いたいことでも?」
それが聞こえていたのかそれとも憐みの視線が気に入らなかったのか茶髪の少女が二人を追いかけ始める。
「貴女達もそんなに変わんないじゃない。」
「それでも貴女よりはあるよ?」
「うんうん。」
「なんですって!?」

きゃいきゃいと戯れる少女たちを少年は民家の陰から覗いていた。
懐から小刀を取り出し、投げつけ、僅かに遅れて走り出した。

「ぎゃっ」
短い黒髪の少女の腹部と太腿のあたりに突き刺さり、うつ伏せに倒れこんだ。
「大丈夫!?」
茶髪の少女が倒れこんだ少女に近づき
「何奴!」
もう一人の黒髪の少女は走ってきた少年に気づき、小刀を投げる。
少年は飛来する小刀を掴み逆に投げ返す。
「何それ!?」
返された小刀を慌てて避ける少女、その時には少年は、少女の目の前まで踏み込んで刀に手をかけると抜き打ち一気に振り下ろす。
「いやああああ!」
甲高い叫びが響くと少女は袈裟懸けに切り捨てられていた。
「良くもやってくれたな!」
切り捨てられ崩れ落ちていく少女、それを切った少年目がけて茶髪の少女は苦無を投げる。
少年が刀を振ると金属音とともに投げられた苦無は落とされていく。
「出鱈目な奴ね。」
苦無を二本構えて少年を迎え撃とうとするが、少年は、あっさりと避ける。
苦無を躱した少年が刀をしまい、鍔鳴りがすると少女の腹部に赤い線が引かれる。
「えっ、かふっ」
少女は吐血しながら、腹部を押さえていたが倒れるともう起き上がることは無かった。
「ぐううう」
腹部と足から血を流し四つん這いで苦しむ少女に近づき、少女の太腿から小刀を抜くと素王女の後ろに回り顎を掴み、のけぞらせて喉を出させると其処に小刀を当てる。
「ひっ」
怯え苦しむ少女にも躊躇せず、小刀を横に引く。
勢いよく鮮血が噴き出し、辺りにまき散らされていき、また少女の身体を朱く染めていく。
勢いが収まると少女を離してやる。
そのまま少女はうつ伏せになって自らの鮮血の中に沈んだ。
少年は、手早く三人の山賊を始末すると縛られている亡骸を解放する。
その亡骸を民家の中に運び込むと手を合わせる。
「仇を取るなどとは言えぬが報いだけは受けさせる。」
少年は誰に言うでもなく告げると更に敵を求めていくのだった。

752名無しさん:2017/05/05(金) 05:15:04 ID:rdOwii.g
襲撃された村の民家の中で山賊に少女が襲われていた。
「まま、落ち着きなよ。」
甲冑を脱ぎ、薄い鎧下着姿になった十代後半になるくらいの金髪の少女が優しく微笑みかける。
「いや、お姉ちゃん、こないで。」
腰が抜けたのか、山賊の少女より年下の少女が仰向けに倒れたまま動くことすらできずに震えていた。
「・・・怯える姿も悪くないなあ」
そういうと少しずつ少女に近づいていく。
少女はもう声も出せないのか硬く目を閉じ、震えている。
「どうせだからちょっとくらい役得があってもいいよね」
震える少女の顎に手を添え僅かに上に向けると自分の口でで少女の口を塞ぐ。
目を見開いて驚く少女に頓着せずそのまま重ね続ける。
ある程度重ねていると少女の口が緩むのを感じそこにすかさず、舌を差し込んでいく。
「んんっ!」
わけもわからないまま初めて唇を奪われ更に舌を入れられていることに目を白黒させていると気が付けばがっちりと顔を抑え込まれてしまいより蹂躙されてしまう。
ぴちゃ、ねちゃと粘着質な音と時折すすり上げるような音が響く。
「ん〜〜っ!!」
少女はそのすすり上げる音とともに下腹部が熱く疼き、頭の中が真っ白になったことを感じた。
「プハッ。ありゃ、口づけだけでイっちゃったのかな?」
ニンマリと笑う金髪の少女だったが少女は赤い顔のまま不思議そうに呆けているだけだった。
「もしかしてイッたの初めて?口づけも初めてだった?」
半分放心していた少女だったが最後の問いだけにはこくりとうなずいた。
「そっか、・・・そっか〜♪」
嬉しそうに笑う金髪少女、相手に押し倒すように覆いかぶさり
「冥土の土産に、悦びを徹底的に教えてあげる。」
そう妖しく告げると少女に唇をもう一度重ねる。
口づけをしたまま、少女の着物の合わせから手を入れると平たい少女の胸に触る。
平たいながらも僅かな膨らみがあり、まずは撫でるように触れていく。
ピクリと少女が反応すると少女の着物を少しはだけさせて両手で少しずつ揉み始める。
そのたびにはねる少女の身体、その反応を見ながら桜色の中心に近づき、触れる。
ビクンと強い反応を示したのを確認するとその中心をつまみ、刺激していく。
「ふうっ、んんっ!」
少女の声にならない嬌声を唇越しに感じると、更にきつく攻めていく。
「ん〜〜っ!!」
背中をのけぞらせ、少女が達したことを確認すると、一度唇を離す。
途切れ途切れに息をつく少女を抱きしめると下半身を触わる。
足、太腿、その内側と少しずつ少女の秘部に近づいていく。
「う〜ん、もう下穿きが大変なことになってるね。」
もはや下穿きは意味をなさないほど少女の秘部は濡れており、下穿きの上から触れてもピチャピチャといやらしい音を響かせた。
「あ、ああっ」
下穿き越しとはいえ初めて秘部に触れられて先ほどとは比にならない快楽に思わず声を漏らしてしまう。
真っ赤になりながら快楽に翻弄される少女に更なる快感を与えようと強く刺激する。
「いやあ、いやあ。」
口では否定しながらもより強い快楽を求めてしまう少女、その様子を見て遂に下穿きの中に直接手を入れる。
「ひゃっ、あっ、あっ」
より強くなった快感にもはやあえぐことしかできないその様子を見てより早く強く触っていく。
「あっ、あっ、あっ」
自分の身体から響くいやらしい音に少女は高められていく。
「じゃあ、またイっちゃえ」
十分に高まった少女にダメ押しとばかりに秘芯を刺激する。
「ああ〜〜っ!」
秘部から飛沫をあげて少女は達してしまった。
荒い息をつく少女から下穿きを脱がすと、自分も湿った下穿きを脱ぎ
「じゃあ、今度は一緒に気持ちよくなろっか」
お互いの蜜にあふれた秘部同士をくっつけた。
「あっ、あっ」
また微妙に異なる快楽に襲われる少女、我慢しきれない声をあげる様子は金髪少女の嗜虐心を刺激し、より腰を速めていく。
「はあっ、どうっ、んっ、気持ちいい?」
自分も快楽の声をあげながら少女をひたすら攻め続けていく。
「ふあっ、もうっ、だめ、ですっ」
もう何度目かもわからない頭が真っ白になる感覚にとらわれ、応える。
「もう少しだけ堪えてっ私もイくからっ」
自分も昇りつめようと更に早く複雑に腰を使いお互いを刺激していく。
「は、あ、あ〜〜っ!」
共に嬌声をあげながらお互いに秘部から蜜をあふれさせるのだった。

753名無しさん:2017/05/05(金) 05:18:23 ID:rdOwii.g
放心したまま火照った体を横たえる少女に近づき囁く。
「最期にもう一回しよっか」
少女の返答を聞く間もなく少女の身体を抱え、対面するようにして合わせる。
突然の再開に驚くが少女の身体は反応してしまう。
「うん、あっつい」
まとめ上げていた髪を簪を外してほどき、綺麗な金髪が少女の背中に広がる。
明かりを受けてきらめくその髪に思わず見とれてしまう。
「あはっ、貴女凄くドキドキしてるね」
そっと少女の胸に触れて鼓動を感じる。
「じゃあこうするとどうなるかな。ん〜」
また少女の唇に重ね、腰をふる。
度重なる快楽に覚えたての少女の身体はすぐさま昇りつめてしまう。
「んっ」
左手で少女の後頭部から包み込むように押さえより深く口づけると少女は達してしまう。
「あっ…」
そうしてイっしまった少女の胸には簪が突き立っていた。
「ごめんね、今回は皆殺しなんだって」
少女から口を離すと軽く伝える。
「だから、せめてイったまま逝ってくれると嬉しいかな、私がイったら止め刺すから」
何でもないかのようにあっさりと伝えて再び腰を振り始める。
「あはっ、貴女の鼓動を感じる。」
簪から感じる鼓動に興奮し、更に少女を責め立てる。
「あんっ、ごめんね、もう少し楽しもうと思ったのだけどもう限界みたいっ」
興奮した息遣いで少女に伝える。
「最期に貴女の感触覚えさせて」
そういうと少女の唇を奪う。
「んむっ、んふっ」
荒々しい口づけに少女は為すがまま蹂躙され達してしまう。
「んんっ!!」
少し遅れて金髪少女も達し、簪が少女に突き刺さる。
「ん…」
少女の鼓動が弱くなっていくのを感じると最期に簪をひねり心臓を抉る。
「んむっ」
最後に身体がビクリとはねると金髪少女と身体と唇を重ねたまま死んだ。
「んん〜!」
少女の最後の痙攣と口に広がる少女の血に興奮しまたイってしまう。
「はあ、はあ、最高だったわ」
少女の死体を優しく抱きしめると額に口づけた。

「ふう、満足満足」
金髪少女が返り血にまみれた下着を着替えようと障子に手を伸ばすと
「えっ?」
障子を突き破って一本の刃が少女の胸を貫いていた。
「えっ、あっ」
刃が引き抜かれると鮮血が噴き出し障子を朱く染めあげる。
「はははっ」
自分の胸を眺めその場に力なく崩れ込むと少女はあっけなく息絶えていた。

少年は人影が動かなくなったのを見ると其処から立ち去るのだった。

754名無しさん:2017/05/05(金) 05:19:43 ID:rdOwii.g
たびたび申し訳ないがここで一旦終了なんだ。次出来たら最速であげまする。

755名無しさん:2017/05/07(日) 09:33:59 ID:CYsICLmc
gj!何時までもお待ちしておりますよ!

756名無しさん:2017/05/13(土) 15:14:15 ID:hxh1NKAI
全裸女におちんちーんとか下品な断末魔を叫ばして倒したい

757名無しさん:2017/05/14(日) 13:49:01 ID:tP0YTYqM
[仮面ライダー・ヘルクラス]

ここは女怪人組織「メドゾネス」に滅ぼされ廃墟と化した町。数少ない生き残りの人々が縄で縛られ、人外の女に連行されていた。
「とっとと歩け!下等な人間共め」
鞭をふるいながらハスキーな声をあげるのは女怪人・オーガール。
露出の高い軍服を着た長い銀髪と切れ長の瞳が特徴の、額から2本の角をはやした紅潮したような薄紅色の肌を持つ整った顔立ちをした豊満な胸をしたモデル体型の怪物女である。
「ククク、人間共が逃げぬようにしっかり見張っておれよ、ロリアリー。後で奴隷にするのだからな」
オーガールがグロスを塗ったような厚く艶のある唇をつり上げて命令するのは、5名の額から蟻の触覚をはやした少女達。
全員クローンのように全く同じ猫目の可愛らしい顔立ちをしていて、貧乳スレンダー体型で水着のような服を着ていた。
「アリィー!アリィー!」
ロリアリー達はその名の通りのロリコンが喜びそうな声(彼女らは知能が低く言葉を話せない)をあげ、捕まえた人間達の尻を蹴る。
「ひぃ、もうやめてくれぇ。あんたらには逆らわないよぉ」
中年の痩せた男が情けない声を出す。
その瞬間、オーガールの凛凛しい顔が悪意に歪んだ。
「おい、誰が発言を許可した。ククク、これは不良品だなぁ。処分せねば」
ニイィ、と三日月型に口元を変形させオーガールは男に歩みより

「シャアッ!」

奇声を発し長い爪で男の首をはねた。
ゴロゴロと転がる哀れな首。他の人々が恐怖で泣き出す。
「ククククク、アッハハハァ!無様、無様!
人間など所詮この程度!我らメドゾネスの敵では無いわ!」
下卑た快楽に紅い顔を更に紅潮させ笑うオーガール。しかしその悪事は永くは続かなかった。
「そこまでだ!悪党共」
ヒーローが現れたからだ。その者は金属のような皮膚を持つ、筋骨逞しい男だった。
「何者だ!?」
「アリィ!?」
女怪人共は突然現れた存在に驚き、少しの恐怖感でわずかにその心臓の鼓動を強めた。
「アマゾネスの末裔の怪物ある所、英雄の末裔は駆けつける!
ヘラクレスの血をひく仮面ライダー!ヘルクラス参上!!」

後編に続く!

758名無しさん:2017/05/14(日) 14:27:50 ID:jWb11rS2
>>756
どういう状況だよ…

まあ名古屋地方の方言で熱い事を「ちんちんやわー」とか言うけどさー。

759名無しさん:2017/05/14(日) 15:11:32 ID:tP0YTYqM
[ヘルクラス・後編]

「仮面ライダー・ヘルクラス、だとぉ?」
オーガールはその名を聞き思わず焦った声をもらす。

何人もの女怪人を葬ってきた、死神。
貴族令嬢女怪人・フロイラーネの鯖折り失禁殺害事件、魔女っ子女怪人マジシニアのキン肉バスター爆惨事件などはメドゾネスではあまりにも有名である。

その死神と対峙して、助かった命無し。

そんな言葉が記憶の中から呼び起こされ、オーガールの心臓の鼓動は急速に速くなる。
厚い唇からは熱の籠った吐息が漏れ、その姿はまるで性的に興奮しているようであった。

「アリィ!アリィ!」
「…はっ!?」
手下のロリアリー達の声でオーガールは正気に帰る。
(そ、そうだ!こいつらを戦わせて戦力を計り、敵わぬならば撤退すればよいのだ!)
身勝手な結論を出したオーガールは、無知の殺戮機械であるロリアリー達に普段の軍人口調で命令を下す。
「全員、奴に突撃せよ!ただちに抹殺するのだ!」
オーガールの振るった鞭に従い、判断力の鈍いロリアリー達は馬鹿正直にヘルクラスに襲いかかる。
「アリィーー!!」

しかし、ヘルクラスは冷静に構える。
「ふん、雑魚め…」
ヘルクラスは向かってくる殺戮者達に拳をつきだし、
「アタタタタ、ホタァ!!」
連続パンチを浴びせた。

「アリュッ!?」
「ヘリィッ!?」
「モッ!?」
「プッ!?」
「ペッ!?」

拳はすべてロリアリー達の股間に命中し、彼女らは5人共同じ猫目を最大限見開き、薄いピンクの唇から可愛らしい舌を内臓機械と共に吐き出した。
そのままゴミのように地面に投げ出され全員が絶命する。

「ばっッ、馬鹿なァ!?瞬殺だとォッ!?」
あまりの出来事に目玉を飛び出さんばかりに見開き、オーガールは逃げる暇すらなくその場に呆然と立ち尽くす。
「や、役立たず共めェ!クソッ!クソォ!!」
恐怖と苛立ちのあまりオーガールの毛の一本も生えていない秘所はみるみる内に濡れていく。

今日は女怪人にとってのいわゆる「生理」の日であり、股間から溢れる液体は蜂蜜に似た成分で構成され、飲食可能だがどうでもいい話だ。

「にぃィッ、逃げねばっ…はやくはやく速くウゥ」
もつれる足を必死に動かし、厚ぼったい唇から甘い吐息を吐きながら情けない逃走を計るオーガール。
しかし、それを許すヘルクラスでは無い。
「セイヤッ!」
いつの間にか彼女の背後に回り込んでいたヒーローは、その肉付きのいい尻にむけてローキックを放つ。

「いひぃィィィンッ!!?」

突然の衝撃にオーガールの軍服は弾け跳び、全裸で万歳をする格好で空中に投げ出される。
性的に敏感な部分の一つを刺激されたためか、プルっとした唇から長い舌を突き出し、恍惚とした間抜け面だ。
巨大な両乳房の先端はツンと立っていた。

「ライダー・スタンプ!!」

そのままヘルクラスは飛びあがり、オーガールのよく鍛えられた腹筋を踏みつける。

「あひっ!?」
自らに迫る死の恐怖に再び正気になるオーガール。まるで笑いすぎて泣いているような奇妙な表情だ。
ヘルクラスは勢いにまかせ、彼女の女体を地面に向かって蹴り潰した。

「ほぅんッ!!?」
胃液と血を噴水のように吐きながら、目を飛び出させ驚愕の顔をつくるオーガール。
衝撃のあまり股間からは様々な液体が、乳首からは母乳が漏れていた。

そのままビクビクと痙攣を続ける彼女を背に、歩き出すヘルクラス。

恐るべき女怪人は本当にこれで死んだのか!?
完結編に続く!

760名無しさん:2017/05/14(日) 17:12:30 ID:tP0YTYqM
【ヘルクラス・完結編】

(な…なんとか堪えることが出来たか)
だらしなく舌をたらし鋭い牙をのぞかせるオーガールの厚い唇からは、その整った鼻からは息は漏れていない。
しかし、彼女はかろうじてその邪悪な生命を維持していた。
人間を越えた生命力のオーガールにとって擬装死行動など朝飯前だ。
体内の無事な器官を使い気づかれぬよう肉体を修復する。
ヘルクラスは、こちらがまだ生きている事に気付かず後ろを向いて歩き出したように見える。
おそらく震えて動けない人間達を解放するつもりだろう。
(このまま隙を見て逃げる………いや、まて)
オーガールの心に欲が宿る。
(隙をつけば、あの死神を倒せるのではないか?そうすれば、私は今より出世できる!)
意図的に造り出した脳内麻薬により痛みを打ち消した彼女には余裕が生まれ、そのため愚かな判断をしてしまう。
(気づかれぬ、ように)
音をたてぬようにオーガールは立ち上がる。
息はまだ止めたままだ。
ノーメイクだがグロスのような唇をニタニタと歪ませる。腹にはまだ足型が残っているがダメージは回復した。
(今だ!死ね!)
ヘルクラスが人間の縄をほどく瞬間を見極め、拾い上げた鞭の先端を金棒に変形させて振るうオーガール。

だが、かわされた。
「!?」
驚きに目を開くオーガールを笑うように、ヘルクラスがゆっくりと振り返った。
「やはりな、お前達のやることは皆同じだ」

「く…だが私の体力もすでに回復したぞ!」
先程の情けなさを棚にあげ、脳内麻薬でハイになったオーガールは金棒鞭を再度振るう。
「アハハハァ!死ねっ!死ねぇっ!」
荒れ狂う鞭の嵐。ついでにそれを振る彼女の巨乳もゴムボールのように激しく揺れる。
乳首から漏れる雫が、霧のように飛び散る。
「ぬるいわ!フン!」
嵐を掻い潜り、オーガールへ接近したヘルクラスは、彼女の両乳首に両手の人差し指を突き刺す。
「おへぇェッ!!?」
たまらず唇をタコのように突き出し、目の飛び出した間抜けな顔をするオーガール 。

「おっ…おっ…おっおおゥ〜」
切れ長で凛々しかった目はだらしなく垂れ下がり、その瞳は左右別々の方向を向きグルグル回っている。
舌を天然グロスの口からデロリと垂らし、呼吸が荒くなっていく。

スポッ。

間抜けな音が響き、彼女の乳首から指が引き抜かれる。
瞬間、拡がった穴から母乳が勢いにまかせ吹き出た。
「あっ♥出ちゃったでちゃったあははあはァ〜」
羞恥心と痛みからもはやオーガールは笑うしかなかった。
怪物として生まれた彼女の18年の生涯の中でこんな恥ずかしい目に逢わされたのはこれが最初で…………

最期だった。
「ライダー・かかと落とし!」
ヘルクラスは笑うオーガールの額に強力な技を浴びせる。

「ほぺきョォ!?」
彼女の額は陥没し、衝撃で涙と鼻水と涎が飛び散る。たまらずオーガールは仰け反る。
そして…

「ばっひぃ、ばっひぃ、わキィ〜ガァァ……レロレロレロレ」

脳に深刻なダメージを受けた彼女は正気を失い、自身の無毛の腋を長い舌でなめ回しながら意味不明な言葉を呟く。
厚い唇から溢れる吐息は、内股でくねらせるその女体は、官能的で魅惑的だった。

だが、ヒーローには関係が無い。

「しぶとい奴め!とう!」
ヘルクラスはこれで最後と力を込め、オーガールの剥き出しの秘所3点「性器・尿道・肛門」に3本の指を突き入れた。

「わきギョォ!!!?」
思わず飛び上がるオーガール。
その攻撃は凄まじく彼女の体内の全てを破壊した。
卵巣を焼き、子宮を消滅させ心臓を停止させ脳にまで届く。

「あっ♥…………………………………………はっ!?」

しばらく苦痛という名の快楽に身を震わせたオーガールだったが、なんとこのタイミングで正気を取り戻した。
脳にダメージを再び受けたためか、脳内麻薬も止まり全身を死の激痛が襲う。
「ホゲエェェェェェエッ!!!?」
グロス唇の口からは長い舌と涎を、
切れ長の凛凛しい瞳からは涙を鼻からは鼻水を、巨乳の乳首からは母乳を股間からは色々混じった液体を飛び出させ……その紅き女体は断末魔にビクビクと痙攣する。

そして、ついに
「ワキゲヤァンッ!!?」
間の抜けた最期の言葉をのこしオーガールは爆発四散した。
恐るべき女怪人はついに完全に砕け散ったのだ。



761名無しさん:2017/05/14(日) 17:45:29 ID:tP0YTYqM
さすがに「おちんちん 」は無理でしたが、
こういうのはどうでしょう?
下品な最期になっているでしょうか

762名無しさん:2017/05/14(日) 17:46:45 ID:tP0YTYqM
>>756
よろしければ感想お願いします

763名無しさん:2017/05/14(日) 18:17:46 ID:tP0YTYqM
匿名投稿の為、ヘルクラスのキャラ、設定は自由に使って頂いてけっこうです
では

764名無しさん:2017/05/15(月) 17:25:38 ID:YW4O/LyU
やり過ぎだ…
※誉め言葉
オーガールの見た目はデイモン姉妹みたいなの想像しました!

765名無しさん:2017/05/15(月) 18:53:56 ID:cfiQFoeQ
腋は元々無毛だったのか、お手入れの時にチョロっと出てて気になったのが壊れた脳にフラッシュバックしたのか

気になりマスねー

766名無しさん:2017/05/19(金) 00:48:41 ID:T3fSG4UM
敵女をプレス機で倒したい
ショタっ子を従えてる敵女を愛するショタと一緒に処刑用プレス機に放り込んで愛し合ったままプレスさせたい

767名無しさん:2017/05/19(金) 11:43:29 ID:TL2TXL1E
流石にプレス機は生生しすぎて苦手かなー。

美少女(ただしでかい)のヒッププレスとかボディプレスなら
イメージ的にはアイマスの諸星きらりとか、リンドリの日向ひまわりとか。

768名無しさん:2017/05/19(金) 13:17:12 ID:9TO66D7E
こんなとこでリンドリ見かけるとは思わなかったぞw

769名無しさん:2017/05/19(金) 19:33:41 ID:5xmZfVok
まあプレス機でなくてもいいんだ
爆発する戦艦や基地に取り残されたとかそんなんでいいんだ
要は死を前にして愛で恐怖を紛らわそうとする敵女が見たいんだ

770名無しさん:2017/05/20(土) 05:43:32 ID:1.ppGdBE
ガンソードのファサリナさんとミハエル君みたいな感じか。

771名無しさん:2017/07/11(火) 22:58:59 ID:B0mP1OcM
ヤラれースイッチ君のはどこにあるんだろうー
見つけてあげるよー君だけのヤラれスイッチー

772名無しさん:2017/07/31(月) 15:57:14 ID:z1qcvGHQ
ペンダントとか言った装飾品に操られて襲い掛かってくる女性が良くあるので
パンティとかに操られる作品があってもいいかな?

1、原因がわからず女性を傷つけないように戦う。倒した後パンティから邪気が上がる。
2、主人公は操っている元凶がパンティだとわかり、それを狙って最初から攻撃する。
3、その他

773名無しさん:2018/05/11(金) 00:07:04 ID:yGonl.RA
過疎

774名無しさん:2018/05/11(金) 18:14:04 ID:IDwDKz4A
だからって上げてもなぁ……

775名無しさん:2018/05/13(日) 18:04:24 ID:GL.wGLf.
ここの住人はMNLのほうに移ったのかな

776名無しさん:2018/05/14(月) 07:27:26 ID:jtJJc2Zc
>>775
あっちもそれほどにぎわってる雰囲気もないなあぁ
みんなどこへ行ったー、見守らr(ry
あっちは一応(建前上)、エローな話はできないし。

777名無しさん:2018/05/16(水) 13:39:58 ID:bHr0.pFY
数々の作品で我々を盛り上げてくださった黒岩よしひろ先生が亡くなられたとの事で
お悔み申し上げます。

778名無しさん:2018/05/17(木) 22:19:11 ID:/mzmrHjE
えっ黒岩先生…そんな…

779名無しさん:2018/09/12(水) 11:51:48 ID:aZDQLtd6

【治療敵女 腹斬り 治療失敗編】

戦国編

黒髪ロングヘアーで、整った顔の微乳の、町娘風の女の子が武士に襲い掛かる。
武士は女の子の腹を斬った

「きゃっ!!」
「くのいちか、暗殺など小癪な」
「い、たい…」

女の子は地面に倒れる
武士は去って行った



戦国時代によく居た、藪医者がやって来た

「でェじょうぶか!!」
「た、助け、て…」

女の子は腹が切れて居る



「塩でも塗れば治るべ」

「きゃぁあああああああ!!」

藪医者は塩を塗る、女の子は叫ぶ

「叫んだ、こりゃダメだべ!!
  どうすればいいか、教えるべ!!」

「知るか…」

女の子が知る訳ない。
医者お前医者だろ、と突っ込みたいだろう



「知らないならいいべ、お前助けないべ!!」

藪医者は去って行った
血がどんどん出てきて、女の子の意識が薄れてくる

「期待、持たせ、ないでよ、やぶ、いしゃ…(ガクッ」

780名無しさん:2018/09/12(水) 11:54:15 ID:aZDQLtd6
【治療敵女 腹斬り 治療成功編】

現代編


黒髪ロングヘアーで、整った顔の微乳の、町娘風の女の子が武士に襲い掛かる。
武士は女の子の腹を斬った

「きゃっ!!」
「くのいちか、暗殺など小癪な」
「い、たい…」

女の子は地面に倒れる
武士は去って行った



気が付くと女の子は現代の手術室に居た。
国立病院の手術室だ

「もう大丈夫だからね。」

その言葉とともに、女の子は意識を失う。
麻酔である

医者は手際よく止血処置をする
傷ついた柔らかい腹が、結合されていく
壊れた腹が、戻っていく




女の子は気づくとベッドの中に居た

「なんだこれ、ふかふかだ。」

女の子はベッドを触りまくる、こんなふかふかの布団知らない。
しかも高い。

「身元不明、血は日本人だと思われますが。どうしますドクター?」

「まだ未成年だ、孤児院などに掛け合ってみよう
  せっかく命を拾ったんだ、いい暮らしが出来るといいね」

その後くのいちは孤児院に拾われ、現代社会で社会生活を営んだ。
悪代官の命令で何人もの人を殺したが、環境のせいでもあった
彼女は現代社会でまともな人になっていく。

781名無しさん:2018/09/12(水) 11:59:16 ID:aZDQLtd6
以前このスレでバトルマニアレイ、という作品を書いたものです。
だいぶ経ってるから内容忘れちゃって、新シリーズですね。

アニメ漫画やゲームの敵女のやられを見て、これ助かるんじゃね?ってのがいくつかありました。
だから助けてみよう、でもやられるところみたいから、最初はやられてもらおう。というのがこのシリーズのコンセプトです。
助からない例、適切な治療を受けて助かる例を投下してみます

782名無しさん:2018/09/18(火) 10:57:56 ID:0/xDMR2Q
>>781
ファンタジーアイテムの回復ポーションとか回復魔法とかありますもんね。
ああいうのってどうやって治すのかあまり触れられないですけど
どう見てもヒドイダメージなのにポーション幾つかで治っちゃったり。

街の道具屋とかで普通に売ってる回復アイテムを何故敵が使わないのかとか…
そういうのもありますかね?

783名無しさん:2018/09/22(土) 23:49:56 ID:oBpypWJk

>>782
ファンタジーは引き出しがありません
いずれ出来るかもですが、今はない。

【治療敵女 悪の武道家 失敗例】

緑髪ショートヘアーの、微乳な女の子は、男の武道家に死体の顔の上に乗っていた。

「ほらお股だよ、味わえて降伏でしょ?いや何も感じてないか?もう、ハハハ!!」



筋肉質の男がやって来た、金髪のマッチョだ。

「武道家を馬鹿にするなど、許せん!!」

「なんだい君、ボクに殺された…ごほっ!!」

ショートヘアーの女の子は、マッチョに腹を殴られた
腹が内蔵破裂する



「い、痛い…」

「…武道を馬鹿にした罰じゃ、苦しんで死ね」

マッチョは去っていく

784名無しさん:2018/09/22(土) 23:50:30 ID:oBpypWJk

「痛いよぉ、ボク死にたくないよぉ」

女の子は腹をおさえる。

「ごほっ!!ごほっ!!」

やがて女の子の口から血が出てくる、ろくにしゃべることもできない



女の子は死体の顔にまたをつけることも出来なくなり、仰向けに倒れた

「げぷっ!!」

妙な言葉を吐くと、女の子は命を散らした。
内臓崩壊に生命は、もう耐えられなかったらしい

785名無しさん:2018/09/22(土) 23:51:03 ID:oBpypWJk
【治療敵女 悪の武道家 成功例】

緑髪ショートヘアーの、微乳な女の子は、男の武道家に死体の顔の上に乗っていた。

「ほらお股だよ、味わえて降伏でしょ?いや何も感じてないか?もう、ハハハ!!」



筋肉質の男がやって来た、金髪のマッチョだ。

「武道家を馬鹿にするなど、許せん!!」

「なんだい君、ボクに殺された…ごほっ!!」

ショートヘアーの女の子は、マッチョに腹を殴られた
腹が内蔵破裂する



「い、痛い…」

「…武道を馬鹿にした罰じゃ、苦しんで死ね」

マッチョは去っていく

786名無しさん:2018/09/22(土) 23:51:36 ID:oBpypWJk

「このままじゃどう治療しても助からない
 こうなったら!!」

女の子は自分の胸下の秘孔をついた
女の子は何も考えられなくなり倒れる、そう仮死状態だ
誰かが助けてくれるまで女の子は、仮死状態になることにした

この場での治療では助からないけど、病院なら助けてくれる



女の子は気が付くと病院のベットの上に居た

「お目覚めですか?
  ひどかったですが、内臓移植で助けることが出来ました」

「よかった、助かった、助かった!!」

「移植代3000万円になります」

女の子に絶望が襲った、命は助かっても、生活は助からない
自業自得だが

787名無しさん:2019/01/31(木) 11:49:33 ID:snz3WGXU
あちらはR18な話題があまりできないらしいので
エチ責めで上下のお口から涎垂らして、ビクンビクンする女戦闘員さんのお話がこちらで読みたい。

788名無しさん:2019/02/15(金) 13:16:11 ID:/vANt3TU
イラマ死オ保守

789名無しさん:2019/06/26(水) 22:52:29 ID:Myc7.Z.w
「セ」で始まって「ス」で終わる4文字を武器に戦うヒロイン…

え、「セスタス」ですけどね。

790名無しさん:2019/06/29(土) 23:55:06 ID:2nr/RtBk
敵女をセックスでイカせ殺すヒロインでもいいんだぜ!

791名無しさん:2019/07/17(水) 13:56:50 ID:kKLlPyJk
イカせ殺した後の敵女のパンツって凄い事になってそう。
愛液と潮と小便とかいろいろ混ざったネチョネチョになってそう。
ヒロインはそういうのを好んで回収するのかな。

792名無しさん:2019/07/18(木) 17:11:39 ID:xn.UJvGE
ファンタジックな現代風VRMMO世界(スマホもあるけど魔法や剣もあるよ)で
そんな美女・美少女雑魚娘(ザココ)さん達とセ○○スバトルしたい。
イカせまくってぱんつ剥いで…でも雑魚娘さんとは「ホントのH」はできないの。
VRのモブだからアレだけど実際だったら欲求不満だろうな、みたいな。

ちなみに剥いだぱんつはいろんな魔法の触媒になったりするので結構いい値で売れたりするんです。

793名無しさん:2019/07/18(木) 23:46:47 ID:0WeRXHOg
いやもうセックスバトルなのだからヒロインの身体自体が敵女の今際の際の愛液でぐっしょり濡れてることでしょう
そうやって殺してきた敵女達の香りを纏ってヒロインは新たな戦いに赴くのだ…

794名無しさん:2019/07/19(金) 00:40:26 ID:Bb3hKoe.
何十人もの血…ではなく淫液を浴びてきたヒロイン。
その匂いに誘われ集まる敵女。
今宵も淫蕩なる淫闘が始まる。

ベッドの上でなんてお行儀の良いルールはない。
会えばそこでその場で貪り食い合う。
壁ドン、床に押し倒し、脚を持ち上げ、急所を狙う。
キス一つで脳内を快楽で支配され、上下の口から涎を垂らす女

795名無しさん:2019/07/20(土) 11:30:25 ID:CseDdifw
苦戦しつつも、諦めない心で最後は逆転勝利する正統派美少女ヒロイン
悪逆非道の悪女を、性技と言葉責めで心までへし折るドSお姉さんヒロイン
圧倒的な性技で情け容赦なく、悪女達を無慈悲に葬り去るクールビューティーヒロイン
淫闘を心から楽しみ敵女を屠った後も腰を振るのをやめられない変態ヒロイン

あなたの敵女はどんなヒロインにイカせ殺される?

796名無しさん:2019/07/22(月) 00:12:53 ID:4Edq/EDQ
全員、全員

4人のヒロインにイカされ続ける敵女。
1対1でも十分圧勝できるヒロイン4人が悪女を責め続ける。
オッパイにむしゃぶりつく正統派ヒロイン。
オマンコに細長い指を突き込んで行くクールビューティーヒロイン。
その様子を顔を舐めあげキスを続けながら、耳元で実況していくドSヒロイン。
イキ殺されて動けなくなった敵女を更に攻め続ける変態ヒロイン。

あかん、どっちが悪人か分からんくなってきそう。

797名無しさん:2019/08/01(木) 11:41:27 ID:W72KQJ8Q
戦隊モノだって5人で1体のボスと戦うんだしいいんじゃねーの。

798名無しさん:2019/08/09(金) 10:12:38 ID:jVoeDQcQ
なろうで見てると
「不遇職で〜〜」とか「使えないスキルを与えられましたが〜〜」的な作品もあるので
>>792みたいなのもあったりな。

799名無しさん:2019/10/19(土) 17:12:45 ID:I94oFtEE
異世界に行ってチートスキル貰って、倒した女達をハーレムに入れて楽しみたい。

800名無しさん:2019/11/11(月) 14:21:38 ID:87zW6z8U
>>799
チート勇者によって作られた勇者狂いのハーレム女性達を倒していく方がこのスレ向きかな?

801名無しさん:2020/01/19(日) 17:34:20 ID:c/cBsSzA
倒して自分のハーレムに加えていくとか?

802名無しさん:2020/01/22(水) 10:14:13 ID:Re7mlYXA
>>801
倒して自身のハーレム要員かー
「掌クルクル返し」してきた女性に対して、拒絶された過去を水に流せるかだよね。
それならあっさり倒して「ざまぁ」させた方がいいかな…。

803名無しさん:2020/01/23(木) 01:31:33 ID:WOPc048k
>>801
○ケモンゲットだぜ!的なノリ良いよね

804名無しさん:2020/01/26(日) 22:09:12 ID:7kOsea3o
〇ケマンゲットのためにあの子のミニスカートの中調べたい。

805朴里:2020/02/11(火) 22:28:56 ID:vCUBfatc
どうもお久し振りです。朴里でございます。
ずいぶん間が開いてしまいましたが、本日久々に敵女小説をアップしましたので、こちらのほうでも宣伝させていただきます。
METさんの往年の名作『アクアランサーヒトミ』の二次創作となります。なので、内容を直接張ることはせずリンクのみに留めておきます。

ttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12358701

スレ汚しすみません。

806バトルマニアレイ4:2020/03/05(木) 23:38:03 ID:qYYXLl8w

政府の科学者によって、アキナは蘇生された。
これからボクらは最後の戦いに挑む

「君たちが悪に落ちていた理由は、この屋敷にあるのか?」

「…そうよ、ここの屋敷の主に詐欺にかけられてね
  家族のお金を奪われて、盗賊に身を落としていた
   馬鹿よね…」

アキナは自虐的な笑いを浮かべる



「詐欺にかかった方が馬鹿なんじゃない、詐欺にかける方が悪い」

リオンは言う。

「ボクもそう思う、だからここで決着をつけよう」

807バトルマニアレイ4:2020/03/05(木) 23:38:57 ID:qYYXLl8w

マフィアの屋敷の、1番上の部屋
そこに王は居た、成り上がりの王。

銀髪ロングヘアーで長身、スタイルのいい女は椅子に座って机に脚をかける
ハクオウ、昔は下っ端詐欺師でも今はマフィアの王だ。
口のうまさもさすことながら、喧嘩の腕もすごい

「強者の気配がしますねぇ、よかった」

そう、彼女がアキナ達を詐欺にかけた理由は。
金目当てではない。
アキナ達を詐欺にかければ、復讐に強いやつが来る、占いの結果故に



「退屈だったんですよ、人をだますのも
  マフィアの王になるのも」

ハクオウは机の上の足を大きく開く、股間が少し浮き出るが
エロさというより、豪快さを感じる

「楽しめますかねぇ!!復讐者との闘いを!!」

808バトルマニアレイ4:2020/03/05(木) 23:39:28 ID:qYYXLl8w

門…
ボク達の前に、2メートルを超える
赤髪筋肉質の巨女が立ちふさがる

「お前ら、何者だ!!ここは通さないぞ」



「…はぁ、牛か
  ボクの拳は殺人拳、君の筋肉など的にすぎない」

「何…」

「てりゃ!!」

ボクは思いっきり、巨女を蹴る



巨女は、平気そうだ。

「あれ?」

アキナはあきれて叫ぶ

「的って言ったじゃん!!」

809バトルマニアレイ4:2020/03/05(木) 23:39:58 ID:qYYXLl8w

「思ったより硬くって!!」

巨女は笑う

「ハハハ、俺の筋肉は鉄より硬い
 どんな拳法も弾くのだ!!」



「少し相手が死ぬまで時間がかかった」

ボクは笑った

「え?」

アキナはあ然とする



巨女はの内臓に蹴りの威力が到達したらしい

「ごほっ!!…な、に?」

巨女は血を吐いた

810バトルマニアレイ4:2020/03/05(木) 23:40:32 ID:qYYXLl8w

リオンは予想通りだな、という顔だ
巨女は信じられないという顔だ

「お前のようなチビに、俺が、俺が…」

巨女は地面に膝をつく



「死にたくねぇよぉ…かあちゃん、かあちゃん…ガクッ」

巨女は倒れた
涙を浮かべながら、目を閉じる

ボクは少し同情の表情を浮かべた

「彼女も、ここのボスに騙されたのかも」

「…気にしても仕方ない、出来るのは終わりにすることだけだ」

リオンは言った、確かにその通りだ

811バトルマニアレイ4:2020/03/05(木) 23:41:04 ID:qYYXLl8w

雑魚を蹴散らしながら、ボク達は進んでいった
すると廊下にカラフルな3人が現れる

水色ショートヘアーの、貧乳美少女

「ぼくは水拳のレア!!」

ピンク髪ショートヘアーの、貧乳美少女

「私はお色気の、エナ!!」

金髪ショートヘアーの、貧乳美少女

「うちは熱拳の、ナンやで!!」

「「「ハクオウ様の元へはいかせない!!」」」



「…3人か、どうしようっか?」

ボクは言う

「1人につき、1人担当でいいだろう。
  殺るぞ」

812バトルマニアレイ4:2020/03/05(木) 23:41:34 ID:qYYXLl8w

レアは貧相な胸を張る

「ボクっ子同士、キャラがかぶってるよね
  キャラ被りってやつ?そういうのボク許せないたちでさ
   だから…死んでよ!!」

レアは元気よく突撃してくる



「はい」

ボクはレアの腹を思いっきり殴った

「ごへっ!!きゃぁああああああ!!」

窓が割れ、レアは庭の噴水に落ちていく



レアが浮かんでくる、レアのシャツは透き通っており
乳首が見える

「はぁはぁ…はぁはぁ…クソ、覚えて、ろ…ガクッ」

そういうが、レアはもう死んだようだ
体の全身から力が抜けている


「…やれやれだね」

813バトルマニアレイ4:2020/03/05(木) 23:42:04 ID:qYYXLl8w

「くらいなさい!!セクシー!!」

エナはオレのアタマにまたがる。
エナのスカートの中の、ピンク色のパンツがよく見える
ガキっぽい尻、ガキっぽい股間だ。



「死ね!!」

エナはオレの首を折った

「よし、これで!!」



「…パンツ見せてくれてありがとう、お礼だ」

オレはエナを持ち上げる

「へ?なんで…」

エナはあ然とする

814バトルマニアレイ4:2020/03/05(木) 23:42:34 ID:qYYXLl8w

オレはエナを地面に思いっきりたたきつけた

「つっ!!」

エナは衝撃に顔を歪める。
だけどエナの顔は、そのまま動かない
ショック死だ



「オレはゾンビなんでな、よいしょ」

オレは首を直した

815バトルマニアレイ4:2020/03/05(木) 23:43:04 ID:qYYXLl8w

私は銃を構える
ナンは警戒しているけど

「銃に人間は勝てないわ!!」

私は発砲する。



「…あっ」

ナンの胸に穴が開く

「おっぱいがぁ、うちのおっぱい!!」

罪悪感が少し沸くわね…

「いい子いい子、痛くないわよぉ」

私はナンのおっぱいを撫でてあげた、少し柔い…

「どこ触ってんの、ちょっとやめいや!!変態!!」

816バトルマニアレイ4:2020/03/05(木) 23:43:48 ID:qYYXLl8w

「何遊んでるの」

ボクはナンを手刀で気絶させた

「あうっ!!」

放っておけば出血多量で死ぬだろう
けどとどめはささない、なんかかわいそうだし


「つい柔らかくて…てへっ!!もうしないわ」

てへっ!!って…なんだよ、てへっ!!って…



「いよいよ、この上の階に詐欺師が居るんだな」

リオンは真剣な表情で言う

「2人が無理そうならボクが出る、2人だけで片づけることを祈るよ」

「「絶対片づける「わ」」

817バトルマニアレイ4:2020/03/05(木) 23:46:35 ID:qYYXLl8w
バトルマニア再開しました、次の5でラスト予定です
治療敵女はシリーズですが、あれシナリオないし
1話完結型みたいなもんですしね。

バトルマニアレイを完結させたら、なんか新しいやられSS投下したい

818バトルマニアレイファイナル:2020/03/06(金) 14:46:07 ID:b.Tk/ZSo
バトルマニアレイラスト行きます

819バトルマニアレイファイナル:2020/03/06(金) 14:46:37 ID:b.Tk/ZSo

ボクたちは雑魚を蹴散らしながら、3階に上る
目の前に、機関銃を持った緑髪ショートヘアーの巨乳メイドが現れた
顔が怒ってるように笑っていてやばい

「俺様は!!ハクオウ様の護衛だぁ!!
 ハクオウ様のところへは行かせない!!」

巨乳メイドは機関銃を構える



「「「やばい!!」」」

820バトルマニアレイファイナル:2020/03/06(金) 14:47:07 ID:b.Tk/ZSo

痛みはなかった、ただ目の前には
全身穴だらけのリオンが居た

もう表情はない

「そんな、嘘よ。
 リオン…」

「………」



「ひゃっはー!!汚物を消毒だぁ!!」

巨乳メイドは笑っている
突っ込みたいが、バトルマニアの体が拒否する!!
機関銃に拳では勝てない!!

「うわぁあああああああ!!」

アキナは銃を構えて突撃する

821バトルマニアレイファイナル:2020/03/06(金) 14:47:40 ID:b.Tk/ZSo

メイドは機関銃をアキナに当てる

「きゃっ!!ぎゃっ!!ぐっ!!」

アキナは穴だらけになる

「アキナ!!」



「ファックユー」

アキナは穴だらけで吹っ飛びながら鉄砲を1発だけ放つ

「きゃっ!!」

メイドの心臓のあたりに、穴が開いていた

822バトルマニアレイファイナル:2020/03/06(金) 14:48:13 ID:b.Tk/ZSo

「お、お前…はぁはぁ…」

メイドは苦しそうにおっぱいを揺らしながら、息をしつつ膝をつく

「ハクオウ様、ばんざ、い…」

メイドそのまま倒れ込み、死んだ



「アキナ、大丈夫?」

「はぁはぁ…私たち悪い事、してたから
 報い、なのかな?」

アキナは苦しそうに息をしながら、言う。
確かに最初であったとき、アキナとリオンは悪党だった
でも今ならわかる、本当は…

「しっかりして!!2人が居ないなんて、嫌だ
  もう1人は」

「リオン、今逝くわ、ね…」

アキナの全身から力が抜けていく、つっ!!
アキナは、死んだ。

823バトルマニアレイファイナル:2020/03/06(金) 14:48:43 ID:b.Tk/ZSo

「うわぁあああああああああ!!」

ボクは叫んだ

銀髪ロングヘアーの長身女が目の前に現れた

「憎しみでは、私まで到達できませんでしたか
 どこまでも小物な、2人でしたね」

こいつが…

「お前が、お前が詐欺師ハクオウか!!」

「はい、本業は喧嘩師ですが」




「うわぁああああああああ!!」

ボクはハクオウに殴りかかる
ハクオウは先にこっちを殴った

「きゃっ!!」

「遅い」

824バトルマニアレイファイナル:2020/03/06(金) 14:49:14 ID:b.Tk/ZSo

それから、恐ろしいほどの拳撃を食らう

「きゃっ!!ぎゃっ!!ぐわっ!!」

ボクかリオンじゃなきゃ、一撃で死んじゃうほどの攻撃!!



「退屈ですね、弱すぎる」

ハクオウは笑う
ボクはハクオウに殴りかかる!!

「だわっ!!」

「情けない声ですよ」

ハクオウは余裕でカウンターを仕掛けてきた

「きゃうっ!!」

ハクオウはボクの股間を蹴り上げた

825バトルマニアレイファイナル:2020/03/06(金) 14:49:44 ID:b.Tk/ZSo

ボクはうずくまるように座り込む
ハクオウは笑った

「…つまらないですね、あなたも
 とどめです」

「ぬぉおおおおおおおおお!!」

ボクは股間の痛みを我慢して、機関銃に飛びつく



「あらら…」

ハクオウは、楽しそうに笑う

「これなら!!」

ボクは機関銃をハクオウに撃った

「ふわぁぁぁぁぁ…」

ハクオウは指で機関銃の弾を弾いた

「嘘!!」

「銃なんかじゃ私は殺せませんよ」

826バトルマニアレイファイナル:2020/03/06(金) 14:50:14 ID:b.Tk/ZSo

ハクオウはボクの目の前に、高速で移動してきて
ボクの顔に、その整った顔を近づける

「!!!!」

「やっぱりつまらないです、死んで」

ハクオウは手刀を振り上げる



「…2人とも、今逝くよ」

ボクは全身の筋肉を100パーセント発揮する
ボクの服が破け、ズボンが破け、ボクは筋肉お化けになる

「!!!!」

ハクオウは驚いた顔をしている

ボクはハクオウの腹を超高速で殴った

827バトルマニアレイファイナル:2020/03/06(金) 14:50:44 ID:b.Tk/ZSo

「がはっ!!
 その筋肉で、その速度、面白い」

笑っている、耐久力にも自信があるんだろうけど

「ボクの拳は殺人拳、一撃当たれば必ず死ぬ  
 例外はない」



「がはっ!!」

ハクオウは血を吐いた

「胃を破壊されましたぁ、最高です  
  最高です、退屈が、あぁ癒され、る…」

ハクオウはうつぶせに地面に倒れる

「うにゃぁ…」

そして眠るように動かなくなった

828バトルマニアレイファイナル:2020/03/06(金) 14:51:15 ID:b.Tk/ZSo

ボクの筋肉が、元に戻る
ボクの特徴のない、若干筋肉質な裸体が月光で輝く

「なんて化け物だ、命をかけて
  ほぼ不意打ちで、やっと引き分け」



ボクは最後の力を振り絞って、リオンとアキナと手をつないだ

「来世では、もっといろいろなことしたいね  
 海で組手したい、山で組手したい、一緒にもっとご飯食べたい
  君たちを最初に殺したこと、ごめ、んね…」

ボクの、意識が薄れていく…筋肉開放は、命と引き換えの、技だ…
2人とも…大、好き…

829バトルマニアレイファイナル:2020/03/06(金) 14:51:45 ID:b.Tk/ZSo

「リオン、空手部の練習遅れちゃうよ!!」

制服の女子高生(1年生)、レイが叫ぶ


「ギリギリを追求するのがオレ流なんだよ」

水色髪ロングヘアーの女子高生(2年生)、リオンはダルそうに言う

「私もそうよ、ふわぁ…」

茶髪眼鏡でひんそーなアキナ(3年生)は、あくびをしながら言う

「アキナちゃんは先輩でしょ!!しっかりしたら?」



「先輩がしっかりするとか、偏見だと思うの
  しっかりしてない先輩がいてもいいし、しっかりしてない後輩が居てもいい」

それ単なるダメな人!!

ぼくたちは笑って走りながら、学校へ向かう
学校へ…

830バトルマニアレイファイナル:2020/03/06(金) 14:52:15 ID:b.Tk/ZSo

「あぁ、今のは死ぬ間際の夢オチじゃなくて
 来世でもない、あの後本当に学校に通ったのよ!!
  私が蘇生したんだからね!!」

貧乳で子供のような黒い髪の美少女が言う

「私を助けてよかったわね、ハッピーエンドよ!!」

さすが博士だ

831バトルマニアレイファイナル:2020/03/06(金) 14:53:01 ID:b.Tk/ZSo
以上です、
ヒーローサイドには砂糖のような甘い結末を

832名無しさん:2020/03/09(月) 07:02:06 ID:RjiGWH/E
GJ お疲れ様でやんした

833バトルシビアアキナ:2020/03/09(月) 12:51:47 ID:K613lEj6

バトルマニアレイから数年後
対悪女特殊部隊。
私、元盗賊の少女アキナは、罪滅ぼしのためにそこに所属することになる

茶髪眼鏡でひんそーなアキナだ
まな板のアキナだ
射撃と銃撃戦には自信があるけど、軍隊生活はだるそうだなぁとは思う。
まぁそれが罪滅ぼしなんだろうけど



「失礼します。」

私は対悪女特殊部隊の部屋に入る

緑髪ショートヘアーのボサボサヘアーで、雑な女が出迎える

「おう、らっしゃい!!」

八百屋の挨拶か。

「…隊長はどちらでしょうか?」

834バトルシビアアキナ:2020/03/09(月) 12:52:24 ID:K613lEj6

「隊長?そんなものいないよ、ここには。
  ここには階級もないし、だからその敬語もいらないよ」

は?

「階級がないってどういうこと?ここ軍隊よね」

ボサボサ女は笑った

「だってみんなすぐ死ぬんだもん!!
 だから階級なんていらない、みんな数回出撃するうちに死ぬから」

…え?



水色ショートヘアーの、ロリ体型少女が出てくる
育ちかけ、って感じの少女

「ここはこの国で、生贄が集められた部隊なの
  みんなテロとの最前線に行きたくない。
   だから、ここには最前線に行かされる生贄が集められてるの」

ロリ少女は、自称するような笑いを浮かべた

「そう、元悪女とか、ね」

悪女だからって、こんな小さい子まで!!

835バトルシビアアキナ:2020/03/09(月) 12:53:08 ID:K613lEj6

ボサボサ女は笑いながら言った

「ボクは、元悪女のボサ。
 罪状は公然わいせつ、ちょっと公園で裸になってて…」

…この人バカなのかな?

「あたしの名前はレミ
 あたしは発展途上国で、貧乏だからいろいろ悪さとかしてたのよ!!」

…まぁいろいろ事情がありそうね。
その外見でこんなとこいるぐらいだし



「君は?」

「私はアキナ、罪状は盗賊をやっていて、殺しとか。
  まぁいろいろかな?とりあえず…罪滅ぼしのために頑張りましょう
  英雄になりましょう、たとえすぐ死ぬとしても」

2人は言われるまでもない、という表情だ。
まぁ覚悟があるからここに居るんだろうし

836バトルシビアアキナ:2020/03/09(月) 12:54:00 ID:K613lEj6

私たち3人は、悪女が居るというアパートにやって来た
2階の、1番端の部屋に悪女は居る

悪女の罪状は殺人だ、この悪女は人を殺すことの快感を覚える
快楽殺人鬼なのだ



ボサがハンドガンを構えながら言う

「…それじゃあ、突入するよ」

私たちはうなずく
ボサは扉を開けた!!

その瞬間銃声が鳴り響いた

「…え?」

ボサの胸元に穴が開いていた

837バトルシビアアキナ:2020/03/09(月) 12:54:38 ID:K613lEj6

「…私1人で突入する。
  レミはボサの手当てを」

「ちょっと!!1番後輩なのに命令する気?」

レミはツンデレのように叫ぶ



「それしかないからね!!
  私なら確実にあいつを倒せる、バトルマニアたちと共闘してきたから!!」

私は部屋に踏み込んだ!!

「優しい子だな…」

ボサは穏やかな微笑みを浮かべた

838バトルシビアアキナ:2020/03/09(月) 12:56:17 ID:K613lEj6

ミルちゃんは〜、頭がいいのですぅ。
ミルちゃんはクローゼットに隠れてるのですぅ。

「こうすれば、敵が開けた瞬間撃てる!!
  絶対に負けるわけなぃ、マジ天才!!」

ミルちゃんはメロンのようにでかい、自慢のおっぱいを!!
ブルンブルン揺らしながら興奮する!!う〜ん…天才



「え?」

銃声がなって
ミルちゃんのおっぱいに、大きな穴が開いていた

「な、なんでぇ…」

ミルちゃんは前に倒れる、クローゼットの扉が開く


「…マジ天才!!とか言う声で、場所が分かったわ。」

「きゃー!!ミルちゃんしょっくぅ!!」

ミルちゃんはでかい尻をプリプリ動かす

839バトルシビアアキナ:2020/03/09(月) 12:56:52 ID:K613lEj6

「ショックね、ついでに死んでおけ」

私はミルの心臓を撃った

「あうっ!!」

ミルの体がぴくりと跳ねる



「はぁはぁ…はぁはぁ…
  強いのです、でも気を付けて」

「は?」

「悪女はそう簡単に、改心しないので、ごほっ!!」

ミルは血を履いて、四肢をぴくつかせだす
もうすぐ完全に死ぬだろう。

(ミルちゃんを殺しておいて、他の奴に殺されるなんて
  許さないです、よ…ガクッ)

悪女は、そう簡単に改心しない…

840バトルシビアアキナ:2020/03/09(月) 12:57:35 ID:K613lEj6

私は急いで玄関に戻った!!

レミが口をボサの口を塞いで、ボサを裸にして犯していた
レミも裸だ

「…え?」

レミは驚きの表情を浮かべる、私が勝つなんて予想外だったのだろう



ボサの呼吸は、止まってた

「違うのよ、これは、あたしは…」

レミは言い訳をする
私はとりあえず証拠写真を収めた

「あっ!!」

レミは驚きの表情を浮かべる

841バトルシビアアキナ:2020/03/09(月) 12:58:10 ID:K613lEj6

「…改心したふりをし、仲間を殺した悪女
  死すべし!!」

私はハンドガンでレミの右おっぱいを撃った

「あうっ!!」

左おっぱいも撃つ

「きゃっ!!」

レミは両胸を隠しながら、こっちを睨みつけて言う

「し、死んだらどうするのよ!!」


「…乳首に当たった100点、次は胸の心臓以外全部の箇所に当ててみようかな?」

「!!!!」

私は胸に向かって銃弾を撃つ

「きゃっ!!」

撃つ

「いやっ!!」

撃つ

「ひゃっ!!」

842バトルシビアアキナ:2020/03/09(月) 12:58:49 ID:K613lEj6

「うぅ…おっぱい穴だらけぇ!!」

レミのおっぱいと、それを庇った腕が穴だらけになっていた

「ごほっ!!ごほっ!!

レミは血を吐き出す



「うぅ…外道、め」

レミはボサに向かってうつぶせに倒れようとする

「そんな権利ないから」

私はレミを蹴飛ばした
レミはミルの家の中に入る

「きゃっ!!」

843バトルシビアアキナ:2020/03/09(月) 13:00:17 ID:K613lEj6

「はぁはぁ…はぁはぁ…
  なにこれ酷い、何も見えない…」

「…教えてあげる、私は悪女を許すかもしれない
  だけど裏切る悪女は許さない」

…仲間の大事さは分かってるから



「だから死ね、とびっきり無惨に死ね!!」

「だんだん、何も感じなく、なって、行く…ガクッ」

レミの全身から力が抜ける
レミは死んだだろう

844バトルシビアアキナ:2020/03/09(月) 13:01:15 ID:K613lEj6

ボサは死んでいる。
胸にある、形も大きさもちょうどいい乳房は
美しい

私は…

「これ隠していいのか?彼女露出狂よね?たぶん…」

※真剣に悩ん結果
 後から来た後続部隊の人が、ボサの胸を隠したそうな

845バトルシビアアキナ:2020/03/09(月) 13:02:40 ID:K613lEj6
終わりです、前に投下したバトルマニアレイのアキナを主人公にしたバージョン
バトルシビアの名前通り、展開がシビアです
それとミスしたので報告を、ええっとですね間違ってとばしちゃいましたが

>>836>>837の間にこれが入ります

846バトルシビアアキナ:2020/03/09(月) 13:03:12 ID:K613lEj6

ピンク髪ロングヘアーの、巨乳の女が部屋の中に居た
女はハンドガンを構えている!!

「1キルぅ♪」

女は快楽を感じ、笑みを浮かべていた



「つっ!!」

私は素早く銃を構える
だが女は即座に部屋の奥へ逃げた

「大丈夫!!」

私はボサに声をかける。

「はぁはぁ…はぁはぁ…
  ボクはもう助からない、だからあいつを追って…」

ボサは微乳な胸を揺らしながら、苦しそうに息をする

847バトルシビアアキナ:2020/03/09(月) 13:05:44 ID:K613lEj6
ミスすみません、ご覧いただきありがとうございました。
今作はやられ役の悪女を敵にも味方にも配置するスタイル

848名無しさん:2020/05/29(金) 21:34:51 ID:CoEsdIjM
十年以上探し認めた敵女真っ二つモノついについに手に入れたんだけど思ったほどじゃなくて悲しい
いやそれなりにいいものだと思うんだけど十年以上支払った労力のわりに大したことないというか
今だったら山口譲二氏のエイトドックスの真っ二つの方がはるかにインパクトあるし
記憶ってあてにならんな

849名無しさん:2020/05/30(土) 22:30:49 ID:x.1pCKvA
わかるよ…
意外とシチュエーションが拙いなとか絵があんまり…とかあるよね

850名無しさん:2020/05/31(日) 17:08:42 ID:tqBMXZXc
思い出補正ってあるんだろうなァ…。

851名無しさん:2020/12/31(木) 16:44:17 ID:yFsvJ3bI
明日からは牛娘戦闘員の年か…
でかいオッパイ堪能させてもらいたいね。

852名無しさん:2021/01/31(日) 02:02:31 ID:gHbP.Qe6
日本のレズフィストものってどっちかと言うと
サイコなレズの子が自分好みの子を従えるためにみたいな
ちょっと怖い所がある…気がする。
もっと海外みたいにあっけらかんとした
ネコの子の体を楽しむみたいなトコが欲しい。

まあフィストで女の隠し場所に隠されたものを探すネタがもっと増えて欲しいってことなんですがね…
昔から「女であれば秘密の隠し場所があるじゃろ」って会話があっても
実際にそれが実行されることがめったにないってことで。

853名無しさん:2021/02/15(月) 15:13:14 ID:yT0AHjvc
モンスター娘のアソコを探って
モンスター娘の「核」になっている「魔石」を回収。
するとモンスター娘に変えられていた女の子が人間に戻る。
エッチなことをしたレズヒロインはそそくさと立ち去ろうとするが…
ってのがいいんだけどなぁ…。

854名無しさん:2021/06/25(金) 08:35:07 ID:.ru/IrVs
プロポーションのいい女優さんが増えてきたけど
ルナークのベッチとか演じても見劣らないポルノ女優さんって誰だろう…
ポイズンとかスト3に出てコスプレとしても結構凄いの出てきてるから…

855名無しさん:2021/07/14(水) 01:27:12 ID:iTN/4YBs
先輩(♀)に特殊なサバイバルゲームに誘われた貴女(♀)
それは先輩たちが貴女を堕とそうと仕組んだ罠だった
1.先輩たちの思惑通り倒されてしまった貴女は…
2.実は貴女は凄い能力の持ち主で先輩たちを逆に…

856バトルヒストリー戦国:2021/08/26(木) 14:01:33 ID:mNBOtfzU
投下しますね

857バトルヒストリー戦国:2021/08/26(木) 14:02:03 ID:mNBOtfzU
バトルヒストリー戦国

戦国時代のことなんて、現代で正確に分かるわけがない
ひょっとしたら戦国時代は女も戦争していて、それを隠していてもおかしくはないのである

858バトルヒストリー戦国:2021/08/26(木) 14:02:33 ID:mNBOtfzU

金髪ロングヘアーの巨乳、公家のような白い服を着ている女が居た
名前は今川義元

「信長なんて楽勝ですわ、おほほ!!」

義元は女足軽の大軍を率いて、尾張を支配する大名
織田信長の軍を蹂躙していく



織田信長は遠くからそれを眺めていた
織田信長、茶髪でワイルドなマッチョ武将である

「あの大軍、正攻法では勝てない
  奇襲しかない、しかし奇襲をしてもバレてしまう
    どうしたものか。」

茶髪のお団子ヘアー、貧乳で猿のような動きをする美少女が目の前に現れた

「義元はお酒を飲み始めたようです」

「余裕ぶりおって」

信長は怒りをかみしめた、そのとき

天を覆うような雨が降った



「おぉ!!これは天の恵み。これなら奇襲をしてもバレぬ
 サル」

「はい!!」

信長は数千の兵を率い、迂回路に兵を進めた

859バトルヒストリー戦国:2021/08/26(木) 14:03:05 ID:mNBOtfzU

今回の話の主人公は織田信長でもサルでもない
毛利良勝という黒髪ロングヘアーの、少しひげが生えたおじさんである
人より少し強いだけのおじさんである



俺は良勝、信長様の側近だ
信長様に子供のころから仕えて、忠誠を誓っている

信長様と俺たちは馬に乗って、義元のところにかける
「進め、今川義元に奇襲をかけるのだ!!」



ピンク髪ロングでおっとりした、巨乳の足軽少女が目の前に現れる

「ほえ?」

足軽で見張りをしていたようだが、酔っぱらっていたらしい
反応できてない

「おらぁ!!」

俺は槍で少女の胸を切り裂いた

「きゃっ!!」

少女は胸を隠すように座り込む
だが出血がひどい、生き残れはしないだろう



「死ね」

「ちょっ!!まっ」

俺は槍で少女の腹をぶっ刺した

「あっ、かっ、くっ…」

少女はぴくんぴくんして、失禁している
もう助からないだろう



「進め、義元を打ち取るのだ!!」

信長様の命令で俺たちは進む
他の見張りの兵は仲間たちが殺していた

860バトルヒストリー戦国:2021/08/26(木) 14:03:35 ID:mNBOtfzU

水色ショートヘアーの巨乳少女、水色ロングヘアーの巨乳少女、水色髪の巨乳少女の3人が現れる
全員お姫様がきるような着物を着ている

「ボクたちは無敵の足軽3姉妹」

水色ショートの巨乳少女はタガーを2つかまえながら言う

「私たちは義元様の忠実な部下よ」

水色ロングの巨乳少女は長刀を構えながら言う

「アタイ達がここから先にはいかせないで!!」

水色髪の巨乳少女は刀を構えながら言う



強そうな3人だ、だが負ける気はない
俺は信長様に鍛えられた側近だからな


「とりゃぁ!!」

ショートヘアーの少女がタガーで斬りかかってきた
俺は槍で逆に斬ろうとする、だが

水色髪の少女が刀で俺の横に回る

「1対1だと思ったか、1対3やで!!」

確かに、1対3で不利だ



少女は3人で俺に襲い掛かってくる
俺は槍で応戦し互角に渡り合う

「くっ!!強いな」

「それはこっちのセリフよ、化け物か3人相手に」

861バトルヒストリー戦国:2021/08/26(木) 14:04:05 ID:mNBOtfzU

長刀を持った少女の顔が苦しそうだ

「大丈夫か?苦しそうだぞ、服が重いのではないか?
  脱ぐまで待ってやるぞ」

少女はにやりと笑いながら言った

「後悔しても知らないわよ」

少女はそう言いながら服を脱いだ



長刀の少女はまわしとサラシだけの姿になる
俺はサラシしか包むものがなくなった胸に、思わず見とれる

「どこ見てんのよ」

「変態だね」「変態屋やね」

つっ!!見てしまうものは仕方ない



長刀少女は斬りかかってきた

「こうなった以上私が有利、殺してやるわ」

俺は槍で長刀少女の腹を切り裂いた

「え?」



「1人だけ脱げば突出する、そうなると1対1になる
 1対1でお前らは俺に勝てない」

長刀少女は地面に転がる

「がっ、ぐっ。」

苦しんでいるようだ、致命傷だろう

862バトルヒストリー戦国:2021/08/26(木) 14:04:35 ID:mNBOtfzU

「お、お姉ちゃんをよくも!!」

タガーを持った少女はそう言いながら着物を脱ごうとする、が。
俺は無言で少女の首を斬った

少女の首から上が、驚いたような目で俺を見つめている



刀を持った少女は言う

「ひ、卑法もん!!」

「ここは戦場だ、服を脱いでる間何度も黙って見てる義理はないな」

「つっ!!」

刀を持った少女は怒りをかみしめるように、タガーを持っていた少女の首を持って逃げた
まぁいい、この3人は目的じゃない



信長様は叫んだ

「狙うは今川義元の首のみだ!!」



長刀を持っていた少女は腹を抑えながら、俺に言ってくる

「はぁはぁ、はぁはぁ。
 よしもとさまに、勝てるわけ、ない、つよい、ん、だか、らっ!!」

だろうな、東海一の弓取りと言われる女だ

少女は糸の切れた人形のようにぐったりして動かなくなった
少しは生きてるかもしれないが、もうすぐ完全に死ぬだろう

863バトルヒストリー戦国:2021/08/26(木) 14:05:05 ID:mNBOtfzU

今川義元が弓矢で織田の兵を殺しまくっている

「がはっ!!」「ぐはっ!!」

まさに無双だ



「織田の兵も大したことありませんわね」

同僚の服部が義元の腹を切った

「とりゃぁ!!やったぁ!!」

「きゃっ!!しまった、酔っていて不注意で
 クソ!!」

義元は刀に持ち替えて、服部の首を斬る
いい奴だった、そこまで親しくもなかったが



「重傷ですね、義元様」

俺は茶化すように言った

「あなた程度、この傷がちょうどいハンデです下郎」

義元はそう言いながら俺に斬りかかってくる
俺は反応することもできなかった

「がはっ!!」

俺の腹に切り傷が入る、浅い



「くっ!!その怪我と酔いで」

怪我と酔いとその服装で、これだけの速さで!!

「浅かった、こんな状態じゃなければ」

義元は悔しそうな表情を浮かべる

864バトルヒストリー戦国:2021/08/26(木) 14:05:35 ID:mNBOtfzU

義元と俺は槍と刀で打ち合う

「とりゃっ!!」「そりゃ!!」

10分ほど打ち合った


「はぁはぁ、はぁはぁ…」「はぁはぁ、はぁはぁ…」

お互い限界であった

「とりゃ!!」「そりゃ!!」

お互い力を込めて相手を斬る
俺たちは、地面であおむけになっていた



俺と義元の胸に切り傷が入っている、お互い致命傷だ

「お、見事です、わ。お名前は?」

「も、毛利、良勝だ。」



「はぁはぁ、実力では義元様が上でした。俺は、ただ」

俺は無言でキスをされた
な、なんで

「私を殺した男、フフフ。
   強い男と最後に戦えてよかったですわ、武将はこうやって死ななきゃ」

そう言って義元は俺の上に倒れこんだまま永遠に動かなくなる
俺も、意識が薄れてきた

「こんな死ならわるくは、ねぇな」

俺は永遠に意識を手放した

865バトルヒストリー戦国:2021/08/26(木) 14:09:36 ID:mNBOtfzU
以上です

史実では良勝さんは生き残ってますし、義元は当然男ですがいろいろアレンジしました
なんていうか自分は熱い戦いで戦死する敵女が好きなのです、悪女ではなく敵女の儚さに萌えるのです。
1人ぐらい助かる敵女が居てもいいよね、という考えでもあります。死ぬってわかってる話より、敵女が生き残るかものほうが好き。

866バトルヒストリー戦国:2021/08/26(木) 22:13:51 ID:mNBOtfzU
思ったんですが、さっき投下したのは実在人物NGに引っかかるかも
歴史上の人物の女体化もNGだとしたら
次投下するときは、名もなき足軽の話に再構成しますね。

867名無しさん:2021/08/26(木) 22:34:58 ID:VaQfuIDU
まあ流石に歴史上の人物はNGにはならんと思うな
あくまで自分の感覚としてはだけど

868バトルヒストリー戦国:2021/08/26(木) 22:45:33 ID:mNBOtfzU
>>867
まぁ恋姫とか戦国恋姫とか戦極姫とかなんなんだ、って話になりますしね。
問題ないっぽいなら普通に行きます

869バトルヒストリー戦国2:2021/08/26(木) 23:00:46 ID:mNBOtfzU
また投下します

870バトルヒストリー戦国2:2021/08/26(木) 23:01:16 ID:mNBOtfzU
バトルヒストリー戦国

戦国時代のことなんて、現代で正確に分かるわけがない
ひょっとしたら戦国時代は女も戦争していて、それを隠していてもおかしくはないのである


三方ヶ原の地で、徳川家康は武田信玄に突撃を仕掛けるが
迎撃されてしまう
武田家は2倍の兵で精鋭、徳川にとっての悪夢が広がる

だがその中に奮戦している徳川の足軽あり
今回の話の主人公、赤髪ショートの微乳美少女足軽である

871バトルヒストリー戦国2:2021/08/26(木) 23:01:46 ID:mNBOtfzU

ピンク髪ロングヘアーの巨乳少女の騎馬兵が突撃してくる
俺は馬の足を斬って、その少女兵を落とした

「がっ!!」

少女兵は馬に腹を踏まれた

「ごへっ!!」

骨が折れる音がした、まだ生きているだろうが長くはもたないだろう



黒髪ロングヘアーの並乳美女の騎馬兵が後ろから俺を斬る

「ぐっ!!」

俺は肩に切り傷を負う、だが気合を入れて反撃、馬を斬った
馬は倒れ、美女は落馬する

「きゃっ!!」

俺は落馬した美女の腹を刺した

「おげっ!!はぁはぁ…」

美女は苦しんでいるがかまっている場合はない
後ろから、甲冑を着込んだ顔の見えない女騎馬兵が2人やってくる
きりがないここは地獄だ!!

だが俺は意地にかけて逃げるわけにはいかない。

872バトルヒストリー戦国2:2021/08/26(木) 23:02:26 ID:mNBOtfzU

俺は笑った

「甲冑ごと切り裂いてやる」

女騎馬兵の1人の甲冑を縦に真っ二つに切り裂く



中から水色ショートヘアーの、貧乳で子供のような少女が現れた

「うわっ!!」

少女は服ごと斬られたため胸を隠す

「いやっ!!」

俺は少女を思いっきり蹴飛ばした

「とりゃあ」

思いっきり腹の骨が折れる音がし、少女は落馬する

「ごへっ!!」

ぴくん、ぴくんと震えている
もう長くはもたないだろう



もう片方の甲冑を着た兵士が、隙をついて俺の背中を斬る

「がっ!!」

俺は根性でその騎馬兵の武器をつかみ、武器事女騎馬兵を投げた

「おごっ!!」

873バトルヒストリー戦国2:2021/08/26(木) 23:02:56 ID:mNBOtfzU

女騎馬兵は地面に倒れる
俺はとどめを刺そうと近づく
だが、俺の後ろに敵の武将が居た



赤髪ロングヘアーの、筋肉質な女だ
胸にサラシ、下半身にはまわしのみのワイルドな。
武器は鉄球



鉄球が俺のいた場所に振り下ろされる、俺は転がってぎりぎりかわしていた

「危ない!!」

武将は感心したような表情を見せる

「やるではないか、だがその怪我ではつぎはかわせまい」

武将はさらに鉄球を投げてくる

俺の腹に鉄球がぶつかる

「がっ!!」「ぐっ!!」

だが敵も声をあげる、俺は敵武将に槍を投げつけていた
敵武将の腹には大きな穴が開いている



「やられた、かこのような有利な戦で死ぬとはな」

敵武将は座り込む
敵武将の体はぴくんぴくんと震えだす

「しんげん、さま、すみま、せん。」

874バトルヒストリー戦国2:2021/08/26(木) 23:03:30 ID:mNBOtfzU

俺は最後の力を振り絞り、敵武将の首を切り取った

「はぁはぁ、ぬぉ!!」

俺は笑った

「これで、これで家族を養える幸せにできる」



俺の、胸に穴が開いていた

「な、ん、で?」

さっき投げた甲冑の少女が、笑っていた
甲冑の顔の部分を脱ぎ、笑っていた
その顔は、俺が殺したもう1人の甲冑の少女とそっくりだった

水色髪ショートの子供っぽい少女

「妹の仇、とったよ」

俺は意識を手放した、俺の姉や妹を幸せにできなかった

875バトルヒストリー戦国2:2021/08/26(木) 23:05:26 ID:mNBOtfzU
以上です。

876名無しさん:2021/08/26(木) 23:29:12 ID:VaQfuIDU
GJでしたー

877バトルヒストリー戦国3:2021/08/27(金) 15:40:55 ID:NWw9.D.M
投下します

878バトルヒストリー戦国3:2021/08/27(金) 15:41:25 ID:NWw9.D.M
バトルヒストリー戦国

戦国時代のことなんて、現代で正確に分かるわけがない
ひょっとしたら戦国時代は女も戦争していて、それを隠していてもおかしくはないのである

さて、家康は武田信玄に負けている。
もしそれに織田家が勝ったら面目丸つぶれである
天下を家康がとったなら、歴史を隠蔽するのではないだろうか?



赤い甲冑を着た緑髪ロングヘアーのロリ、武田信玄は足を大きく広げる

「織田の小僧が、ここまで勢力を広げるとはね。
 けんけん(上杉謙信)が居なければ楽にあんなやつ倒せたのに」

赤い鎧を着た赤髪ロングヘアーの微乳美女、山県昌景は軽く笑った
山県昌景、赤備えと呼ばれる武田家最強の騎馬隊を率いる名将である

「お言葉ですが、御屋形様のほうが年下に見えますが」

信玄は鋭い眼光で昌景を睨みつけながら言った

「そういう体質だからね、ボクを子供扱いするなら殺すよ?」

昌景は軽く笑い流した
信玄の方も殺す気などないし昌景の方もそんなことできないのは分かってる
昌景は武田家でトップクラスの名将だ


馬場信春、昌景と同じ4天王
茶髪ロングヘアーのロリ巨乳は驚いている

「はわわ、昌景さんビビッてないなんてすごいですぅ。
  私ならちびってますよぉ、家康みたいに♪」

武田信玄は嘲笑した

「腹黒お化けめ、君がチビるわけないだろ」

信春不死身の鬼美濃と呼ばれる武将で
怪我1つ負ったことがない猛将だ



内藤昌豊
青髪ショートヘアーのロリは無言で納豆をかき混ぜている

「………」

信春は笑いながら言った

「昌豊ちゃんは変わってますね、相変わらず。」

昌景は笑った。
歴戦の猛者の余裕を感じさせる笑いだ

「変わっているが、強い。
  人間とは思えないぐらいな。」

信春は思った、それはあんたもでしょうがと。

4天王で参戦するのは昌景、信春、昌豊の3人だ。
高坂は今回の戦争には参加しない
武田信玄と4天王の3人が主な武田家主力

879バトルヒストリー戦国3:2021/08/27(金) 15:41:55 ID:NWw9.D.M

すっかり白髪がはえて、初老になったワイルドダンディ
織田信長はあきれた顔をした

「家康が逃げた?助けに来たのにか?」

茶髪のお団子ヘアー、貧乳
桶狭間に居た猿のような女、羽柴秀吉はあきれるように言った

「…はい」

羽柴秀吉、猿と言われるがその機転と優秀な部下たちのおかげで
各地の戦場で活躍する、織田信長の重臣である
それだけではないが



黒髪ムキムキマッチョで、胸にブラのような鎧
そしてパンツのような鎧、、それだけ着ている
柴田勝家、織田家一の猛将は言った

「…三方ヶ原の敗戦がトラウマなのか?どう思うひでひで」

「口を慎んだほうがいいよ、盟友様だ」

ひでひでこと羽柴秀吉と柴田勝家は親友だ
2人の不仲説は後世で家康がしたネガキャンだ



信長は聞かなかったことにする、と言わんばかりに肩を竦めた
そしてその後叫んだ

「馬防柵の後ろに隠れて、全軍前に出るな!!
  ひきつけて鉄砲で撃て」

『おー!!』

880バトルヒストリー戦国3:2021/08/27(金) 15:42:35 ID:NWw9.D.M

ボク、羽柴秀吉は馬防柵の後ろに立つ
3段撃ち、3000丁の鉄砲を3つにわけ、1000丁ずつ発砲させる作戦だ

ピンク色髪ショートヘアーの貧乳少女、鉄砲兵がおびえていた
相手は天下の武田軍、無理もないか

「おびえないで、かわいい子猫ちゃん。」

鉄砲兵は恐縮する

「ひ、秀吉様」

「そうそう恐縮しないで、大丈夫冷静にね
  柵の中に入ってきた敵はボクが必ず殺すから。」



敵の騎馬隊が突撃してくる、ものすごい轟音がする。
ボクは叫んだ

「鉄砲隊、撃てー!!」

1000丁の鉄砲が放たれる
だがまるで通用してないようだった



青髪ショートヘアーのロリが目の前に現れる。

「…我が名は内藤昌豊
 防弾鎧を装備している。」

対策されていた!!
さすがは信玄、だけど。



「負けたわけじゃない」

ボクは拳を構えた、ボクは体内の気を使った拳法の使い手
織田家でもそこそこに強い、1番はかっちゃん(柴田勝家)
ボクなんかより織田家には上には上が居るけど弱くはない

881バトルヒストリー戦国3:2021/08/27(金) 15:43:05 ID:NWw9.D.M

「あたぁ!!」

ボクは内藤の鎧に思いっきり蹴りを入れる
内藤の鎧が壊れる

サラシとまわししかない
ない胸とロリ体形の体が露になる

「…だから?」



内藤はボクの隙をついて地面に投げつけた

「がはっ!!」

そして騎馬で腹を踏んづける

「ごえっ!!」

内藤は怒った表情を浮かべた

「武田家の四天王を舐めないでほしい、猿程度が勝てる相手じゃない。」



ボクは笑いを浮かべた

「受け身ぐらいとれるっての、馬の蹴りでボクがやられるとでも?」

内藤はキレて馬から降りた
思いっきり連続拳撃をぶつけてくる

「ひゃっ!!きゃっ!!ぎゃっ!!ぎゃっ!!」

ボクはなんとか受け身を取る、1発1発が受け身なしなら致命傷になりえる

「とどめ。」

内藤はおもいっきり足を振り上げる

「サルはサル知恵が働くものでして、内藤殿」

「???」

ボクは笑った
ボクの指は、内藤には見えないように内藤を指さしていた

882バトルヒストリー戦国3:2021/08/27(金) 15:43:37 ID:NWw9.D.M

轟音が響く、鉄砲が内藤の右胸を貫いた

「ごえっ!!」

ピンク髪貧乳ショート少女、ボクが声をかけた少女が
鉄砲を構えていた。



ボクは思いっきり笑った

「もうお前に鎧はないだろ!!」

ボクは内藤に殴りかかる
内藤はなんとか応戦する

「図ったな、卑法者!!」

「サルはライオンには勝てないんでね、こうやって小細工を弄すしかないもので。」



ボクと内藤は殴り合う、今度は内藤は銃に当たらないように、うまくボクを馬防柵側に向ける

「騎馬隊突撃しろ。」

騎馬隊は突撃する
ボクはさらに笑った

「馬の足を狙え、落とせば鎧の重さで敵が死ぬ」

轟音が鳴り響いた

きゃー!!』

武田の女騎馬兵達は、落馬し次々と死んでいく

883バトルヒストリー戦国3:2021/08/27(金) 15:44:18 ID:NWw9.D.M

内藤は怒った

「さるぅううううううううう!!」

ボクは笑う

「おサルさんを舐めるなよ。」

ボクは拳を内藤の腹に当てる

「きゃっ!!おらぁ」

内藤は拳をボクの顔に当てる

「おごっ!!」



お互い衝撃で後ろに下がった

「互角かな?ボクときみ」

「胸がやられてなきゃ、お前なんて!!」



内藤のサラシがほどけ、子供のような胸が露になる

「え?」

内藤は胸を隠しはしないが、驚いている
内藤は膝をつく



「ボクの拳は気を操る、腹を殴ったときの威力は予想以上
  お前はもう死んでいる、まぁはじけ飛んだりしないけどね」

内藤はぴくんぴくんと体を震わせている

「楽にしてあげようか?」

内藤は立ち上がった

「いらない、最後まで戦う。
  武田家四天王、内藤昌豊を舐めるな!!」

884バトルヒストリー戦国3:2021/08/27(金) 15:44:48 ID:NWw9.D.M
内藤はふらつきながらも突撃してくる
まわしが脱げていて、まるっこい小さなお尻がぷるんぷるん。
興奮しちゃうな、っと



「それは失礼だよね」

ボクは突撃してくる内藤の左胸に思いっきり気を込めた拳を当てた

「がっ!!」

内藤は全裸で地面にあおむけになる
ぴくんぴくんと言っている、心臓が破壊されているからもう死ぬだろう



内藤はうつろな目で言った

「風林火山、ばんざーい、しんげ、ん、さ、ま。」

内藤のの目はどんどん集点を失って行き、やがて何も映さなくなった
内藤の目はもう何もうつさないだろう
いつかはボクもあぁなるのだろうか?いや

「信長様は天下を取る、あぁはならないさ。」

ボクは笑った

「さぁ、鉄砲隊撃て!!」

885バトルヒストリー戦国3:2021/08/27(金) 15:46:49 ID:NWw9.D.M
以上です。
登場人物全員バトルヒストリー1、2の主人公とはけた違いな実力差があります
秀吉で義元と互角ぐらいです

886バトルヒストリー戦国4:2021/08/31(火) 11:15:55 ID:oPoYFppg
投下します

887バトルヒストリー戦国4:2021/08/31(火) 11:16:25 ID:oPoYFppg

伝令は言う

「勝家様、信長様から命令が」

命令?あぁ、クソ

「前に出るなって言うんだろ」

伝令は言った

「いいえ、勝家様は前に出たほうが強い。
 突撃しろ、と」

俺、柴田勝家は笑った
信長様分かってる♪



「おい、野郎ども!!全軍突撃だ。
 敵大将を切り裂く!!」

俺はハンマー(通常サイズ)を2つ持って、馬に乗り突撃する

888バトルヒストリー戦国4:2021/08/31(火) 11:17:21 ID:oPoYFppg

全身に甲冑を着込んだ女足軽が2人突撃してくる

「よっと」

俺は両手を軽く伸ばし、女足軽2人の胸にハンマーを当てた
女足軽は落馬し、息絶える



水色髪ショートヘアーの並乳少女は、武将まではいかないけどリーダーっぽい少女は
驚いた顔をする
少女は顔は隠していないが、体には甲冑を装備している

「軽く触るだけで、嘘だ!!」

俺は笑った

「乳房ってのは衝撃に弱いんだ、鎧の外からつけば。
  楽に衝撃で女兵士を殺せる、俺ならな」



女足軽2人の鎧と甲冑が割れて、さらしにまわしだけの状態になる
女足軽2人は、よくいる黒髪ショートの美人だ、サラシがリンゴのように丸い乳房を守るように包んでいる。
文字通りリンゴだ、リンゴは1つしかない
2人の乳房の片方はつぶれて、パイのようになっている

「きゃっ!!鎧が割れた!!」

「鎧も柔いな」

水色髪ショート少女は土下座した

「どうか、どうか命だけは!!
  ボクはまだ死にたくないんです」

…まぁ命乞いしてる相手を殺すのは趣味じゃないし
俺は背中を向けた

「行け、見逃してやる」

889バトルヒストリー戦国4:2021/08/31(火) 11:17:51 ID:oPoYFppg

「あ、ありがとうございます!!」

水色髪ショートの少女は笑った。
そして去ろうとする

「ダメです♪敵前逃亡は」



水色髪ショートヘアーの少女の体は、いきなり下半身と上半身に分かれた
それぞれ2つの生物になってしまったかのように暴れだす
下半身は自分の主と離れてしまったことにまだ気づいてないようだ

「きゃ、きゃぁあああああああ!!」

ショートヘアーの少女は叫ぶ



「見逃してやってもよかったんじゃないのか?」

馬に乗った茶髪ロングヘアーのロリ巨乳は、笑った

「この馬場信春、敵前逃亡を許すほど甘くはないので
 軍隊の規律にかかわります」

小さい顔や体と反比例するような大きな乳房だ。
メロン、よりさらにでかいように思える
甲冑があるのにその存在がよくわかる



「おーい、どこ見てるんですか?」

「あぁすまない、でかい胸だと思って」

信春は怒った

「武田家四天王、信春を前にして胸を見るとはいい度胸ですね!!
  バカにしてるんですか!!」

バカにしてるつもりはないんだが



しゃべってる間に、信春に斬られた水色髪ショートヘアーの少女は動かなくなっていた
まだ意識は1粒の水滴ほどにはあるのかもしれないが、集点はあっていない。
もう俺たちに何かを伝えることはないだろう

890バトルヒストリー戦国4:2021/08/31(火) 11:18:25 ID:oPoYFppg

信春は両手に爪のような武器を構えた

「この爪のような武器で切り裂いてやります」

「我が名は柴田勝家!!織田家1番の猛将!!
 たかが爪で俺を殺せるものか!!」



信春は馬に乗って俺に向かって斬りかかってきた
俺はも馬に乗って信春を斬ろうとする
お互いの攻撃が交差した、並の武将には見えもしないだろう



信春の爪が折れ、信春は落馬した
信春はうつ伏せに倒れる。
胸と反比例するように、
まだ成熟してないようにも見える小振りなお尻が、さらしの上から強調されている

「お腹に、当てたのに、はじかれ、た」

俺は笑った

「鍛えてるからな」



俺は信春の乳房に、さっきのようにハンマーを当てた
信春はもう死んでいるはず

891バトルヒストリー戦国4:2021/08/31(火) 11:18:56 ID:oPoYFppg

信春は立ち上がった
信春からサラシがとれる
片方の胸はメロン以上にでかく、片方の胸はパイのようにつぶれている

「なっ!!」

俺は驚いた



「我が名は馬場信春、武田家四天王なり!!
  致命傷を負おうが、敵が見えるなら、体が動くなら
  死ぬまで戦おうぞ!!」

信春は叫んだ
小さい体に反比例するような大きな叫びだ

なんて気概だ。
もう動くことすらままならないだろうに



俺は感服してハンマーを握りつぶした。

「な、なにを。」

俺は真剣な顔で言った

「今まで手加減してたんだ、ハンマーより俺は拳のほうが固い。」

信春はマジかよ、と言った表情で笑った
絶望とあきらめの2つが入り混じっている。



「最後に胸をお借りします」

「来い」

信春は突撃してくる
俺は信春の腹を思いっきり殴った

892バトルヒストリー戦国4:2021/08/31(火) 11:19:31 ID:oPoYFppg

信春の内臓がつぶれたみかんのようになるのを、感じた
信春は地面にあおむけに倒れる

「お見事!!そなたは天下一のもののふなり!!」

そう言って信春は意識を永遠に手放した
それと同時につぶれていた乳房が、膨らむ
死と引き換えに大きな花が咲いたようだった



「正直そこまで強くは感じなかったが、天下一の気概だったぜ
  あっぱれ武田家四天王」

893バトルヒストリー戦国4:2021/08/31(火) 11:21:42 ID:oPoYFppg
以上です

もう長い間自分以外投下してないし、自分としてはクソ文章力の自分なんかより
他の人のSSが見たいかなって
誰か自信ない人でもいいから投下しておくれ

894名無しさん:2021/09/01(水) 15:46:14 ID:mrZpqJjY
最近の小説をここ向きにアレンジできたらいいんだろうけどねぇ…
ファンタジー世界に転生して女魔物だけを倒す勇者になったり
悪役令嬢をざまあするヒーローになったり
なんかちょっとした能力を手に入れてしまったり

895名無しさん:2021/09/20(月) 18:05:13 ID:bEz532n2
オチンチンチートを持ってヤってもいい女性とヤりまくるとかいいよなぁ

896名無しさん:2021/10/06(水) 15:37:03 ID:u5quOVQs
「武器を手から放せ、動くな、声を上げるな」
重厚な金属鎧を纏う女騎士と言っても下半身のそこを守るものは布一枚。
どんな世界を渡ってきてもそれは変わらなかった。
そこに指を当てられた女性は大人しくなるか、もしくは
「何者ッ!!」
戦士として鍛えられた体がそう叫ばせるのか、声の主であるオレを探そうとする。
だが動き出すより、こちらの方が早い…布に当たっていた指先を突き出す。
「***********」
声にならない悲鳴を上げる女騎士、
布越しにオレの左右の一刺し指が指の根元まで彼女の股間に突き刺さっている。
今回は尿道を貫いてしまったのかじんわりと生暖かい液体が伝ってくる。
腰を抜かした女騎士から指を抜くと、そこから尿が大量に湧き出してくる。
立哨してるから多分トイレ行けないよなぁ
指についた女騎士の尿を舐めようかどうか少しだけ考えたがとりあえずそこを離れる事にした。

オレに与えられたチートは両手の人差し指が硬くなる事だった。


んー、どうしよ…
「土下座で〇んでみた」みたく
どんなシチュでもカンチョーするチートみたいな感じで
彼の指にかかればどんな素材にも突き指することなくいけるんじゃないのかなー。

897名無しさん:2021/12/31(金) 22:32:04 ID:cL7uP6oM
さあ丑(乳)戦闘員を殲滅だ
明日からは寅戦闘員とのバトルの日々だ

898名無しさん:2022/03/28(月) 18:22:50 ID:XVjfFkws
なろう系小説で敵をやっつけて魔石とか討伐確認部位を持っていくシーンがあるが
それを全部女の子モンスターにしたらここ向きになるんだろうか…

899名無しさん:2022/03/28(月) 23:49:17 ID:GRs1KYyk
異世界転生したらモンスターで戦いを挑んでくるのは人間たち
(元の世界の知識があるので分かるだけでモンスターにとっては人間は退治しないといけない敵)
討伐確認部位は「男」だったら「チンコ」、「女」だったら「子袋」を持って帰ってこいと言われる。
みたいなの…
キツイか…

900名無しさん:2022/08/01(月) 07:10:58 ID:y2/Ldt2Y
海外のフィストものを見るに
倒した女敵のオマンコからモノを取り出すネタができそうだなぁと思ってしまう

901名無しさん:2022/12/21(水) 15:25:14 ID:JxpIekpY
強さの代償に性欲も強くなり自慰もしくは女同士の接触で発散させなければならない設定で
(更に男性的なものを受け入れてしまうとその力を失うという都合のいい設定)
性の発散中を狙って斃していく。
発情する時間は同じ時間に決まっており、その時間を見計らって

902名無しさん:2023/10/12(木) 03:03:30 ID:wkTkgopI
深夜残業していたら帰ったはずの同僚の女性たちが
こんな格好をしてやってきたと思ったら
pixiv.net/artworks/111783971 の1枚目から4枚目
突然襲い掛かってきたとか
実はその子達が正体を現すと
pixiv.net/artworks/112385070 こんなだったとか

903名無しさん:2024/07/27(土) 20:49:05 ID:kxgVfrtg
大都市エラネスシティでは10代の少年少女達で構成された犯罪組織『バッドティーン』による犯罪が蔓延っている。
殺人、強盗、麻薬の密売とあらゆる犯罪行為に手を染めるこの組織のとある末端グループの構成員にユイという17歳の少女がいた。
5人グループの紅一点であるユイは腰まである長い黒髪に透き通るように白い肌と切れ長のツリ目が特徴的な美しい顔立ちをしていた。
だが最も目を引くのはウォーターメロンに匹敵するほど大きな爆乳である。
黒いビキニの上にパーカーを羽織っただけという露出の激しい恰好から丸見えなその爆乳は彼女が何かの動作をするたびにプルンプルンといやらしく揺れる。
バスとサイズは100cmを余裕で超えているのにくびれのある美しくいやらしい身体つきをしていた。
これ程の大きさの爆乳は近年では滅多に見ることのない極上の爆乳である。
また、下着が見えそうなほど短いジーンズからはスラっとした白く美しい脚がのびている。
そんな彼女達のグループは公園に居たホームレスをリンチしていた。
これは彼女たちのグループが暇を持て余した時に行う遊びであり、周辺にはこの凄惨な遊びによって物言わぬ骸となったホームレスたちが数人転がっていた。

「きゃっはははは人を殺すのってたのしー!!」

ユイは狂気じみた笑みを浮かべながら金属バットでホームレスの頭を何度も何度も殴打する。
その度に巨大な爆乳がブルンブルンとビキニからこぼれ落ちそうなほどに激しく揺れる。
他の男たちも彼女と同じように楽しそうに凶器を振り回してホームレスを殴り殺している。
そんな状況の公園に一人の青年が現れた。

「相変わらず惨いことを平然とやるんだな…外道め」

「あ?誰だテメェは?」

青年の存在に気付いたグループのリーダーの男が尋ねる。

「質問するのはこちらだ貴様らバッドティーンのゴロツキ共だろう?上の連中のアジトを教えろ」

「素直に従えば命だけは見逃して警察に引き渡すだけで済ませよう」

この返答に対してリーダーの男は叫んだ。

「ふざけたこと抜かしてんじゃねーぞ!!ぶっ殺してやる!」

リーダーの叫びに呼応するように二人の男がリーダーの後に続いて青年に襲い掛かる。

「やれやれ…人がせっかく優しさを見せてやったというのにな」

青年はそう呟くとリーダーの首を捻じ折り、残りの二人の頭を右手と左手でグシャグシャに潰した。

「…は?」「ひぃぃぃぃ!!」

一瞬で殺された三人を前に生き残った男とユイは完全に戦意を喪失した。

「さて、もう一度同じ質問をしようか?」

「上の連中のアジトはどこだ?素直に従えば命だけは見逃して警察に引き渡すだけで済ませよう」

青年の質問に二人は即答する。

「お、教える!教えるから!!」「命だけは助けてくださぁい!」

二人は涙を流しながら必死に命乞いをする。

「うむ、だがアジトの場所を聞き出すのに二人も必要ないな…一人いれば十分だ」

青年はそう言うなりユイの胸の谷間に貫き手を叩きこんだ。

「ごっばぁぁっ!!!」

ユイは美しい顔を苦痛に歪ませながら吐血した。
青年の貫き手はユイの柔らかい爆乳の深すぎる谷間を通って心臓を貫通した。
ビキニの紐が貫き手によって裁断され、殺人の興奮によって勃起していた桜色の可愛らしい乳首が露わになった。

「そ…んな…ど…して…」

ユイは切れ長の美しい瞳から一筋の涙を流すとそのまま絶命した。
青年が腕をユイの谷間から引き抜くとユイの亡骸はそのまま青年に向かって倒れ込む。
その時、ユイの柔らかな極上の爆乳がグニュリと青年の身体に押しつぶされたが青年は死体の爆乳の柔らかな感触を意に介さずに払いのける。
その動作によって仰向けに倒れたユイの死体はその大きすぎる爆乳をブルルンと揺らした。
青年がユイの方を殺した理由はとても単純なものであった。
ただユイの立ち位置の方が青年に近かった。たったそれだけの理由で爆乳美少女のユイは青年に殺された。

「さて、話はこの場を離れてから聞こうか…下手な真似をしたら貴様もこの女達の後を追わせるぞ」

「わ、わかってる…!」

生き残った男と青年は公園を立ち去り、後には殺された男たちと
桜色の乳首を勃起させたもう誰にも揉まれることのない柔らかな爆乳を晒し深すぎる谷間からだくだくと血を流すユイの死体だけが残った。


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