[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
【オリスタ】 命知らずのマイ・ジェネレーション【SS】
8
:
名無しのスタンド使い
:2016/05/07(土) 15:23:41 ID:H1fQVkV60
h ttp://dl1.getuploader.com/g/orisuta/2365/20160507_120022.png
「僕たちを探していた・・・?一体どういうことですか?ファン・・・って訳でもないようですけど」
「ああ。スタンド使いを探している。ある『仕事』への協力を頼みたくてな。」
僕の質問に答えた男、林田 恵治はどうやらかなり『スタンド慣れ』しているようだ。スタンドを出していないにも関わらず、僕がスタンド使いであるとすでに気付いている。僕のスタンドに対する反応、僅かに洩れた緊張感からそれを見抜いたのだ。
「・・・えっと、林田 恵治さん、でしたっけ」
幽谷くんが口を開いた。まだ警戒して、スタンドは出したままにしている。
「ああ。呼ぶときは『リンダ』でいいぜ。知り合いからはそう呼ばれてるんでな。」
「じゃあリンダさん。貴方は僕たちの『敵』ではないということでいいんですね。」
「ん・・・?あ、ああ、そういうことか。悪かったな、コイツは君達を攻撃するために出していた訳じゃあない。」
「スタンド使いを見つけるため・・・ですよね。」
「そうだ。自分からスタンド使いだと申し出るような奴はほとんどいないからな。尋ねてまわるのも非効率な上に不自然だから、こちらがスタンドを出して反応を見ていたのだ。」
そう言って、リンダさんはスタンドを引っ込めた。
「先に言っておくが、今協力を求めている仕事はかなりの荒事だ。故に決して強制はしない。だがこの件は君達に、いや、この町・・・所葉町に住むスタンド使い達に大きく関係することだ。」
「・・・!!」
「もし協力してくれるというのなら着いて来てくれ。この町の中心地に『調査』のための拠点を置いている。」
そう言うと、リンダさんは路地の奥に止めてあるワゴン車に向かって歩き始めた。
「どうする?時任君。」
幽谷くんの問いに、僕は意気揚々と答える。
「もちろん行くよ。何しろ久しぶりのスリルだ。逃す手はないね。」
「だと思ったよ。まぁ好きにすればいいさ。僕は帰らせてもらうよ。面倒事は御免だ。」
幽谷くんは半ば呆れた様子で言った。
「君の漫画の感想は、また後日話すことにするよ。」
「悪いな、助かるよ。幽谷くん。」
「いいよ。よかったら体験談を今度会ったときに聞かせてくれ。」
「ああ、それj」
言葉は最後まで続かなかった。
ボコオォッ!!
突如僕の背後の地面が盛り上がり、スコップを持った少女が僕に向かって飛び掛かってきていた。
「・・・ッ!!」
「時任くん!」
「何・・・!!」
僕、幽谷くん、リンダさんがそれぞれ驚きの声を上げる。
「マイ・・・・ジェネレーションッ!!」
僕の声に合わせて、体中に歪んだダイヤマークの刻まれた緋色の装甲を纏う屈強な亜人のヴィジョンが姿を現し
『ゥルアァァッ!!』
少女の襲撃に対し、右ストレートで応戦する。
「ダンス・フロア・アンセム!!」
少女が強く声を発した。その声に答えるように、頭部にドリルを持ち手はスコップ、全身に靴あとの付いた少女のスタンドが現れ、マイ・ジェネレーションの右ストレートを手のスコップで弾く!
「ぐっ、コイツ・・・かなりのスタンドパワー!!」
「先生の・・・邪魔はさせないッ!!それが私の任務!!」
ザシュッ!!
少女のスタンドはその手のスコップで、僕の足下の石畳道を掘り返す!その直後発光し出す石畳道ッ!!
「な・・・何をするだぁーっ!」
バシュウッ!!
光が止み、
そこに僕の姿は無くなっていた。
跡形もなく、姿を消していた。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板