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【ガーネット】「柘榴石の心(グラナート・クオーレ)」【クロウ】
57
:
第3話 繭玉の心
◆LglPwiPLEw
:2009/11/09(月) 18:27:07 ID:6AP6NM8.
「クスッ、お見舞いに行くのに、どうでもいいような物でいいの?」
「あぁ大丈夫、大して仲のいい知り合いでもないから」
「ウフフフッ!」
私は彼の言葉に笑った。
つい数分前の私だったら、絶対に笑うことなど出来なかったのに。
「私はイザベラ・ジャッロっていうの。あなたは?」
「俺? 俺はロッソ。ロッソ・アマランティーノだよ」
「ふ〜ん。ねえ、あなたの能力・・・スタンド・・・だっけ?
いつから使えるようになったの?」
私はロッソにこんな質問をした。
「あぁ、これはね、ごく最近なんだよ。
スタンド使いを見たのもつい最近で、いつの間にか俺も使えるようになってたんだ」
「そうなの? 私は生まれつき・・・
ちょっと気味が悪くて、あんまり使わないんだけどね」
「そうなんだ。俺なんかあんまり便利なもんで、手足としてこき使ってるよ」
「それじゃあ可哀想じゃない!」
私とロッソは笑った。
不思議だ・・・さっきまであんなに辛い気持ちだったのに、彼に出会った瞬間からそれが吹き飛んだ。
まるで、それが彼の“能力”であるかのように・・・
だが・・・私達の笑い声は、次の瞬間にかき消された。
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